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会話集/支援会話/フェリクス(ファーガス神聖王国)
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[[会話集/支援会話]]
*フェリクスの支援会話 [#s419ed33]
#contents
**ディミトリ [#bf1d50a0]
[[ディミトリのページへ>../ディミトリ(ファーガス神聖王国)#...
**ドゥドゥー [#i17dfac3]
[[ドゥドゥーのページへ>../ドゥドゥー(ファーガス神聖王国)#...
**アッシュ [#tbf057ac]
***支援C [#m57cb6cb]
(※支援会話なし)
***支援B [#sdee41c7]
:[アッシュ]|……あれ、フェリクス?~
こんなところでどうしたんですか?▼~
:[フェリクス]|少しばかり王都に用があったのでな。~
……そう言えば、お前も奴の騎士だったか。▼~
:[アッシュ]|奴って……ああ、陛下のことですか。▼~
:[フェリクス]|そうだ。面倒臭い主君を持って、~
さぞや苦労していることだろう。▼~
:[アッシュ]|フェリクス、いくら何でも口が過ぎますよ。~
面倒臭いだなんて思っていませんし……。▼~
むしろ、本来僕たちがやるべき仕事まで~
片づけてしまわれるくらいですよ、陛下は。▼~
~
《EP.8以降》
:[アッシュ]|まあ……近頃は、頑張って僕たちの~
手を借りようとしてくれてはいますけど。▼~
~
《共通》
:[フェリクス]|そういうところが面倒臭いと言っている。~
たまには強引に仕事を奪い取ってやれ。▼~
:[アッシュ]|………………。▼~
:[フェリクス]|しかし、王城も随分と変わったものだ。~
奴の即位から、もう2年か。▼~
騎士の連中にも、平民出身の者が~
格段に増えたように見える。▼~
:[アッシュ]|それはまちがいないですね。一長一短では~
あるって、陛下は仰っていましたけど……。▼~
ほら、平民出の騎士は貴族出身の騎士に~
比べて、礼儀なんかはぞんざいですし……▼~
最近はだいぶ減ってきたとはいえ、~
平民と貴族とで揉めることもあります。▼~
:[フェリクス]|……平民と貴族、か。お前はどっちなんだ。~
ロナート卿の推挙で騎士になったのだろう。▼~
:[アッシュ]|僕は……うーん、どちらでもないですね。~
我ながら、結構変わった境遇なので……。▼~
でも、そういう立場だからこそ~
出来る事があるんだって感じてますよ。▼~
それに、いざという時は、陛下や~
ドゥドゥーも力を貸してくれますから。▼~
:[フェリクス]|……ドゥドゥーもか。▼~
:[アッシュ]|はい。今や騎士団の人たちからも、~
一目置かれる存在なんですよ。▼~
料理をやらせたら右に出る者はいませんし、~
手先は器用、戦場でも大活躍だし……▼~
いつか僕も、ドゥドゥーみたいに~
なれたらいいんですけどね。▼~
:[フェリクス]|フン、あれが同じ城に2人もいてたまるか。▼~
特にあの忠義心。あれは行き過ぎだ。~
真似れば戦場に命を捨てる羽目になるぞ。▼~
:[アッシュ]|……心配してくれてるんですね。~
ありがとうございます、フェリクス。▼~
前から思っていましたけど……~
君って、本当に友達想いですよね!▼~
:[フェリクス]|……はあ?▼~
:[アッシュ]|口は悪いけど、結局他人を~
放っておけない性格っていうか。▼~
僕のことも、陛下やドゥドゥーのことも~
すごく気にかけてくれますし。▼~
:[フェリクス]|チッ……お前たちに何かあれば~
こちらの苦労が増えるというだけだ。▼~
ただでさえ忙しいというのに、これ以上~
面倒事を増やされるのはごめんだからな。▼~
:[アッシュ]|わかってますよ。君に迷惑をかけない~
ように、僕も頑張りますから。▼~
:[フェリクス]|……フン、まあ、お前ならば心配せずとも~
連中をよく支えてくれると思ってはいるが。▼~
精々力を尽くすことだ。時々であれば、~
手を貸してやらんこともない。▼~
:[アッシュ]|ありがとうございます、フェリクス。~
君のこと、頼りにしてるんですからね。▼~
**シルヴァン [#f7cce919]
***支援C [#e9e11df6]
:[シルヴァン]|まったく……馬鹿なことするよなあ。~
兵士同士の喧嘩に首を突っ込むなんてさ。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[シルヴァン]|まさかそのまま乱闘騒ぎとは……。~
お前もまだガキってか、フェリクス。▼~
下手な真似したら、フラルダリウス公爵家の~
名声が失墜しかねない。それに……▼~
お前を公爵として登用してる陛下にまで、~
余計な悪評が立つかもしれないんだぜ。▼~
:[フェリクス]|……わかっている。▼~
:[シルヴァン]|ほんとかあ? そう言ってる割には~
すごく不貞腐れてるように見えるけどなあ。▼~
:[フェリクス]|チッ……お前に説教されると腹が立つ~
お前はいつも説教される側だっただろう。▼~
:[シルヴァン]|何言ってんだよ。お前だって、~
最初から説教される側だったろ。▼~
:[フェリクス]|俺は毎度お前の悪巧みに~
巻き込まれていただけだ、阿呆。▼~
:[シルヴァン]|ええ、本当かなあ……まあ、何でもいいが。~
で? 何でまたあんな騒ぎを起こしたんだ?▼~
:[フェリクス]|……別に。首を突っ込んだ以上、~
引っ込みがつかなくなっただけだ。▼~
:[シルヴァン]|気を付けてくれよな。……ったくもう、~
首にまでアザが出来てるじゃないか。▼~
公爵閣下に何かあったら、これからの~
ファーガスはどうなるかわからないんだぜ?▼~
:[フェリクス]|俺がいなくとも回るとまでは言わんが、~
戦場で死ぬのは常に想定しているつもりだ。▼~
:[シルヴァン]|いやお前なあ……今お前がいなくなったら、~
ファーガスは、それに陛下はどうなるんだ?▼~
ただでさえあの人にはやるべき仕事が多い。~
その上、全部を独りでやろうとする性質だ。▼~
帝国との戦争、フォドラの外との戦い、~
国内統治に、いろんな制度の改革……。▼~
お前みたいな奴が隣にいてやらないと、~
とても回らないと思うけどなあ。▼~
:[フェリクス]|何を他人事のように言っている。~
それはお前も同じだろうが。▼~
いずれはゴーティエ辺境伯の嫡男として、~
家督を継ぐのだろう。自覚はあるのか。▼~
:[シルヴァン]|わかってる、わかってる。自覚はあります。~
この清廉潔白な振る舞いがその証拠だ。な!▼~
:[フェリクス]|清廉潔白、か。まあ確かに、~
多少は日頃の素行も改まったようだが……▼~
:[シルヴァン]|何だよ。お前にしては歯切れが悪いな。~
そこはもっとこう、褒めるとこだろ。▼~
:[フェリクス]|フン。褒めるも何も、赤子がようやく~
立って歩き始めたようなものだろう。▼~
お前がどれだけ立派なことを言って~
これまでの素行を悔い改めようが……▼~
その程度では簡単には拭い去れんほどの~
前科があるのだと、自覚するんだな。▼~
:[シルヴァン]|ああ、相変わらず毒舌だなあ……~
まあお前らしいっちゃらしいけどさあ。▼~
:[フェリクス]|……まあ業腹ではあるが、お前の~
言葉どおり今回は少しばかり軽率だった。▼~
……それだけは、反省するとしよう。▼~
***支援B [#e4763dac]
(※支援会話なし)
***支援A [#t1f0dd2d]
:[シルヴァン]|フェリクス、捜させやがって!~
お前、何で言ってくれなかったんだよ。▼~
:[フェリクス]|チッ……いきなり何だ。▼~
:[シルヴァン]|何だも何も……前に、お前が兵士の喧嘩に~
首を突っ込んだって話があったろ。▼~
:[フェリクス]|あったな。……心配しなくても、~
もう同じような真似はしていない。▼~
:[シルヴァン]|そうじゃなくてさ。うちの兵士から詳しい~
話を聞いたんだ。お前、口止めしてたな。▼~
お前んとこの兵士が、ゴーティエの嫡子……~
つまりは俺を馬鹿にしてたんだって?▼~
で、そいつが近くにいたやつに絡み、~
そこにお前が乱入していった、と。▼~
:[フェリクス]|フン。本当に馬鹿馬鹿しい真似をした。~
もうやらん。▼~
兵に道理を説くのも責務だと思って、~
出て行ったまではいいが……▼~
知ってのとおり、俺は口よりも先に~
手が出る性分でな。悪癖もいいところだ。▼~
:[シルヴァン]|にしたって、何でまた秘密にしてたんだ?~
俺に聞かせたくない理由でもあったのかよ。▼~
:[フェリクス]|……聞くに堪えんような雑言を、~
わざわざ伝えてやる義理もないと思った。▼~
:[シルヴァン]|そう言われると逆に気になっちまうが。~
……まあ、悪かったよ。勝手なこと言って。▼~
:[フェリクス]|……いや。謝罪すべきは俺のほうだ。~
お前の話だったから、つい公私を混同した。▼~
:[シルヴァン]|気にすんなよ。俺が軽んじられるのは、~
言っちゃなんだが当然のことなんだろうし。▼~
俺はそれだけ遊び歩いてきたからな。~
数えきれないくらいの人に迷惑をかけた。▼~
悪いのはお前でも、お前んとこの~
兵士でもない。他ならぬ過去の俺さ。▼~
:[フェリクス]|わかっているなら、なぜ幼い頃のうちに~
振る舞いをどうこうしようと思わなかった。▼~
:[シルヴァン]|そうやってちゃらんぽらんに~
振るまっていないと、俺は……▼~
……駄目になっちまう性分でなあ。~
いやあ……良くないとは思ってたんだが!▼~
:[フェリクス]|はあ……。まあいい。お前が馬鹿に~
されるのは、当然なのかもしれんが……▼~
お前のことを何一つ知らん人間が、~
勝手な話をしているのが気に食わなかった。▼~
お前はまだ家督を継いだわけではないが、~
何だかんだ言って皆の役に立っている。▼~
猪も……俺も、お前にはそれなりに~
助けられていない……わけではないからな。▼~
:[シルヴァン]|えっ、いきなり何だよ、照れるな。~
……何でお前まで顔真っ赤なんだよ。▼~
:[フェリクス]|チッ、うるさい、このド阿呆め。~
いちいち茶化さねば人の話も聞けんのか!▼~
……お前は……それなりに頭も舌も回る。~
軍略でも内政でも、勝る者はそういまい。▼~
いつかお前が言ったように、国内外を問わず~
解決すべき問題は山積しているが……▼~
お前の力があれば……少なからず~
状況も前に進む、と思っている。▼~
:[シルヴァン]|なに言ってんだ。そんな大きな問題、~
俺一人には荷が重すぎるっての。▼~
確かに、俺はお前よりもちょっとばかり~
悪知恵が働くかもしれないが、それだけだ。▼~
俺とお前で、足りないところを補い合って~
ファーガスを、陛下を支えてやるのさ。▼~
:[フェリクス]|……そうだな。▼~
その……今後も、頼む。認めたくはないが、▼~
俺にはお前が必要なのだろう。たぶんな。▼~
それに……お前がいなくては▼~
どいつもこいつも辛気臭くてかなわん。▼~
:[シルヴァン]|わかってるよ。わざわざ言われなくたって、~
俺はずっと、お前と一緒にいるからさ。▼~
**メルセデス [#vb3cbc61]
***支援C [#xea21a68]
:[フェリクス]|……メルセデスか。~
丁度いいところにいたな。▼~
:[メルセデス]|フェリクス? ……あらあら?~
その猫、どうしたのかしら~……?▼~
:(猫)|
:[フェリクス]|……拾った。▼~
:[メルセデス]|拾ったって……まあ!~
その子、足を怪我してるじゃない。▼~
ちょっと貸してみてちょうだい。~
私の魔法で治してあげられるかも~。▼~
:(暗転、魔法の音)|
:[メルセデス]|……ふう。これで大丈夫かしら~。~
:[フェリクス]|礼を言う。世話をかけたな。▼~
:[メルセデス]|いいのよ~。……ふふ、だけどあなたが~
猫を連れてくるなんて思わなかったわ~。▼~
何だか、子供の頃に弟が猫を~
拾ってきた時のことを思い出しちゃった。▼~
~
《イエリッツァ加入前》
:[フェリクス]|……そういえば、父親の違う弟がいると~
言っていたな。▼~
~
《イエリッツァ加入後》
:[フェリクス]|……お前の弟と言えば、~
イエリッツァ先生のことか。▼~
~
《共通》
:[メルセデス]|ええ。あれは、まだ私がバルテルスのお家に~
いた頃だから……もうずっと昔のことね。▼~
弟が、怪我をした子猫を拾ってきたの。~
怪我が治った後、お屋敷に住み着いて……▼~
家の人たちには知られないように、~
こっそり食べ物を分けてあげたりしたわ。▼~
:[フェリクス]|隠れて餌をやる必要があったのか。~
別段恥じるようなことでもあるまい。▼~
:[メルセデス]|絶対に知られちゃいけなかったのよ。~
あの家には、怖い人たちばかりだったから。▼~
もしも知られたら、あの猫は~
殺されてしまっていたかもしれない。▼~
弟を置いて家を出て、それきり二度と~
バルテルス家には帰らなかったけれど……▼~
ずっと気がかりなの。~
あの猫は無事でいたのかしら、って……。▼~
:[フェリクス]|獣は独りでも生きていけるものだ。~
居心地が悪ければ、勝手に出ていくだろう。▼~
:[メルセデス]|……そうよね。きっとそうだわ。▼~
:(猫の鳴き声)|
:[フェリクス]|む……もう怪我は治ったのだし、~
元の場所に戻してこなければな。▼~
:[メルセデス]|ふふ、大丈夫かしら~?~
その子、随分あなたに懐いてそうだけれど。▼~
:[フェリクス]|そうかもしれんが、飼うわけにもいかん。~
この小ささだ、親猫がいる可能性もある。▼~
:[メルセデス]|確かに、それはそうよね。~
返してきてあげた方がいいと思うわ。▼~
:(フェリクス、立ち去る)|
:[フェリクス]|……おい、さっさと行け。~
チッ……だから行けと言っているだろうが。▼~
ええい、まとわりつくな!~
餌か。餌が欲しいのか、お前は!▼~
:[メルセデス]|ふふ……じゃれつかれてるみたいね~。~
よっぽど気に入られていたのかしら。▼~
自分を助けてくれた優しい人のことは、~
あの子たちもわかってるんでしょうね~。▼~
:(フェリクス、戻ってくる)|
:[フェリクス]|メルセデス。どうにかしてくれ。~
あの猫、まったく去る様子がない。▼~
:[メルセデス]|残念だけれど、どうにもできないわ~。~
その子が帰りたくなるのを待ちましょう。▼~
:[フェリクス]|はあ……。▼~
:[メルセデス]|あら、そう溜め息なんてついちゃ駄目よ~。~
猫に好かれるのなんて嬉しいことじゃない。▼~
~
《イエリッツァ加入》
:[メルセデス]|私の弟は昔から猫が大好きなのに、近頃は~
懐いてもらえないって落ち込んでいたわ~。▼~
:[フェリクス]|……よくわからん方だな。~
ともかく今は、そういう問題ではない……。▼~
~
《イエリッツァ未加入・死亡》
:[フェリクス]|そういう問題ではない……。▼~
~
《共通》
:[メルセデス]|ふふふ。それじゃ、お喋りでもして~
気長に待っていましょうか~。▼~
**アネット [#gc6c88b3]
***支援C [#m2558fad]
(※支援会話なし)
***支援B [#ybc9ff21]
:[フェリクス]|……おい、アネット。この間の……~
踊る猛獣の歌の続きはどうなったんだ。((シルヴァン&アネッ...
:[アネット]|猛獣じゃなくておっきな熊!~
もうっ、折角可愛い歌詞なのに。▼~
:[フェリクス]|可愛い……かは知らんが……。▼~
あんな歌を聴いたのは初めてだ。~
訓練の最中も、頭にこびりついて離れん。▼~
:[アネット]|そんなこと言われても、~
続きなんて作ってないし……。▼~
ほら、歌劇とか、見に行ってみたら?~
もっと素敵な歌詞の曲がたくさんあるよ。▼~
:[フェリクス]|……歌劇か。前々から興味はあったが、~
ほとんど見たことはなかったな。▼~
:[アネット]|あ、そうだったんだ。確かにあたしも、~
ファーガスでは見たことなかったかも。▼~
でも今は、カムロスに教団が来てるでしょ?~
有志の人たちが定期的に歌劇をやってるの。▼~
あたしもたまにドロテアたちと手伝ってて、~
いろいろ歌を教えてもらってるんだ。▼~
:[フェリクス]|折角だ、何か歌ってみてくれ。~
お前の覚えている曲でいい。▼~
:[アネット]|任せて! じゃあ、あたしが一番~
気に入ってる曲を聞かせてあげるね!▼~
ん、んん。▼~
赤き命燃やし、炎の血を宿し……~
……熱々の体で、お風呂に入ろう……♪▼~
のぼせかけたら、ちょっと休もう……~
復活したら、もう一回、入ってみよう……♪▼~
………………。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
体が熱いのに風呂にまで入るとは……。~
見上げた根性だ。見習わねばならんな。▼~
:[アネット]|………………。▼~
:[フェリクス]|しかし……のぼせかけた後も。~
わざわざ休んでもう一度入るとは……。▼~
……よほど風呂が好きなのか?▼~
:[アネット]|………………。▼~
:[フェリクス]|興味が湧いた。歌劇というのは、~
やはり次々と予想を超える展開が起こ……▼~
:[アネット]|違うの! 教わったのが昔だったから!~
うろ覚えだったの!▼~
本当はお風呂の歌とかじゃなくて!~
もっとこう、かっこいい歌なの!▼~
:[フェリクス]|風呂の歌ではないのか。~
なんだ、つまらん……。▼~
:[アネット]|ちょっと、そこで興味を失わないでよ!~
……わかった、今度本物を見に行こう!▼~
聴いたらきっとびっくりするよ。~
歌劇が大好きになっちゃうかも!▼~
:[フェリクス]|いいだろう。だが、その楽しみは~
この戦争が終わってからにとっておく。▼~
お前がそこまで良い歌だと言うんだ。~
すべてを片付けて、落ち着いて聴きたい。▼~
:[アネット]|……そうだね。じゃあ、約束!~
絶対、一緒に見に行こうね!▼~
**イングリット [#v02420b2]
***支援C [#ydf5f925]
:[イングリット]|ごめんなさい、フェリクス。~
仕事の邪魔をしちゃったかしら。▼~
:[フェリクス]|構わん。一段落したところだからな。~
それで、わざわざ何の用だ。▼~
:[イングリット]|訓練場でこれを拾ったから~
あなたに届けなくちゃと思って。▼~
:[フェリクス]|……兄上の拍車か。~
失くしたものと思っていたが。▼~
:[イングリット]|まったく……王家の紋章が入ってたから、~
騎士の方々に聞きまわる羽目になったわ。▼~
駄目よ、こんな大事なものを失くしたら。~
グレンが先王陛下から賜った品でしょう?▼~
:[フェリクス]|ああ。▼~
:[イングリット]|ああじゃないわよ、もう。~
……でも、ちょっと意外だわ。▼~
これをずっと持ち歩いていたなんてね。~
あなた、そういう柄じゃないと思ってた。▼~
:[フェリクス]|別に……。いつか、何かの役に~
立つかもしれんと思って持っていただけだ。▼~
:[イングリット]|……あなたがそう言うならそれでいいけど。~
とにかく、もう落とさないようにね。▼~
:[フェリクス]|………………~
おい、イングリット。▼~
:[イングリット]|何?▼~
:[フェリクス]|この拍車は、お前にやる。▼~
:[イングリット]|……えっ?▼~
ちょっと待ちなさい。~
そんな大事なもの、受け取れないわよ。▼~
:[フェリクス]|先王陛下から叙任を受けた兄上が、~
騎士としての姿を、誰に見せたかったか……▼~
それは弟や父親ではなく、お前だ。~
ならばその拍車は、お前に渡すべきだろう。▼~
:[イングリット]|いや、ならばって……そんな。▼~
:[フェリクス]|元々、お前にやろうと思っていた品だ。~
これまで機会を逸してきたがな。▼~
:[イングリット]|まあ……そこまで言うなら、~
ありがたく受け取っておくけれど……。▼~
:[フェリクス]|だが、間違えるなよ、イングリット。▼~
これは、お前をくだらん感傷に~
浸らせるために渡すわけじゃない。▼~
:[イングリット]|……わかったわよ、肝に銘じておく。~
あなたはそういうの、嫌いだものね。▼~
じゃあ、もう行くわ。~
もうすぐ会議の時間だから。▼~
***支援B [#wa15337b]
(※支援会話なし)
***支援A [#te24c0eb]
:[フェリクス]|……おい、報告は終わったのか。▼~
:[イングリット]|ええ。……あっ、私に何か用があったの?、~
待たせてしまって悪いわね。▼~
:[フェリクス]|用というほどのことでもない。~
単にお前を労おうと思っただけだ。▼~
戦況はかなり厳しかったと聞いたが、~
よく無事に戻ったものだ。▼~
:[イングリット]|ええ、ただの盗賊退治のはずが、~
こんなに苦戦するなんてね……。▼~
:[フェリクス]|怪我は。▼~
:[イングリット]|このとおり無事よ。部隊のみんなもね。▼~
:(グレンの拍車が表示)|
:[イングリット]|……これのおかげで、~
あの戦場でも希望を見失わずに済んだわ。▼~
:[フェリクス]|兄上の……。そんな鉄の塊が、~
何の役に立ったと言うんだ。▼~
:[イングリット]|何かの役に立ったってわけじゃないけど~
心の支えになった、と言えばいいのかしら。▼~
……これはあの人の誇りと、~
果たせなかった責務の象徴でしょう?▼~
そんな大事なものが懐にあるっていうのに、~
諦めるなんて情けない真似は出来ない。▼~
そう思ったら、もう少し踏ん張ろうって~
勇気が湧いてきたのよね……。▼~
:[フェリクス]|……わからんな、俺には。▼~
死んだ者を想うのは構わんが、~
行き過ぎた情は剣を鈍らせるだけだ。▼~
想ったところで、彼らが戻るわけではない。~
……俺はそう考えてしまうのだがな。▼~
:[イングリット]|フェリクスは割り切りが良すぎるのよ。~
そこがあなたの強さなんでしょうけど……。▼~
でも、いつかあなたにもわかるわ。~
想いが人を支えることもあるんだって。▼~
:[フェリクス]|……生者が死者に支えられる、か。▼~
:[イングリット]|それじゃあ、そろそろ私は戻るわね。~
はあ、久しぶりに安心して眠れるわ。▼~
:[フェリクス]|待て、イングリット。一つ頼みがある。▼~
:[イングリット]|あら、何かしら?~
あなたが私に頼み事なんて珍しいわね。▼~
:[フェリクス]|……そのうち、兄上に顔を見せに~
行ってやってくれ。▼~
これからも戦争が続けば、今回のような~
厳しい戦いがいつ起きるかわからん。▼~
死者が生者を支えるというのなら……~
花を手向けるくらい、損にはならんだろう。▼~
:[イングリット]|グレンの……。~
ええ、そうね。構わないわ。▼~
もちろんあなたも一緒に来るんでしょう?~
そうだ、折角だし陛下もお呼びしましょう。▼~
それからロドリグ殿と、シルヴァンに~
ギュスタヴ殿、この軍にいる人たちも……▼~
:[フェリクス]|待て、阿呆、そこまでは言っていない。~
聖堂の中で宴でも始めるつもりか。▼~
:[イングリット]|さすがにそんな事はしないわよ。~
ああでも、宴っていうのは良いわね。▼~
きっと息抜きにはちょうどいいだろうし、~
何より彼、賑やかなのが好きだったもの。▼~
:[フェリクス]|だとしてもだな……いや、まあいい。~
それまでくだらん戦場で命を落とすなよ。▼~
わざわざ呼び止めて悪かったな。~
今日は肉でも食べてゆっくり寝ることだ。▼~
:[イングリット]|ふふ……ありがとう、フェリクス。▼~
**ロドリグ [#q0cb8110]
***支援C [#ib0ab5cf]
:[フェリクス]|おい。▼~
:[ロドリグ]|まったく、爵位を退いたとはいえ……~
父親に向かって「おい」とは何だ。▼~
:[フェリクス]|御託はいい。あんたに一つ聞きたい。~
フラルダリウス領南部の城主らについてだ。▼~
:[ロドリグ]|南部……おっと、やはりお前も連中の~
対処に追われる事になったか。▼~
おおかた、物資の供出を渋っているか、~
出兵を拒んでいるといったところだろう。▼~
:[フェリクス]|……なぜわかった。▼~
:[ロドリグ]|なぜも何も、かつての私が~
踏んできた轍だからなあ。▼~
:[フェリクス]|南部の兵は質で劣るが、数は多い。~
何としても協力の約束を取り付けたいが……▼~
連中は一向に首を縦に振らん。~
どうしたら連中を説き伏せられる。▼~
:[ロドリグ]|なに、難しいことなどあるものか。~
恐らく彼らにも彼らの事情があるのだ。▼~
:[フェリクス]|事情だと?▼~
:[ロドリグ]|スレン征伐のための援軍を断られた時などは~
家督を巡って対立しつつあったようでな。▼~
どこか一つの家が援軍を遣ったと知れ渡れば~
他家が情け容赦なくその隙を突いてくる……▼~
書簡を読んだだけでは、そうした細かい~
情勢まで窺い知ることはかなわなかった。▼~
:[フェリクス]|……つまりは自分の足で、~
領内を回ってみろと言いたいのだな。▼~
:[ロドリグ]|とはいえ、今は戦いの最中なのだし、~
無理にとは言わんがな。▼~
:[フェリクス]|フン……月並みな助言ではあるが、~
参考になった。試してみよう。▼~
:[ロドリグ]|……ふふ▼~
:[フェリクス]|何がおかしい。▼~
:[ロドリグ]|いやあ、お前も今では、立派に公爵として~
務めを果たしているのだと思ってなあ。▼~
:[フェリクス]|は? 当たり前だろうが。~
俺に家督を譲ったのは他でもないあんただ。▼~
:[ロドリグ]|それはそうだが。私が家督を継いだのは、~
お前よりも年を取ってからだった。▼~
お前はその年でよく頑張っているよ。~
本当に、私の子は出来た息子ばかりだな。▼~
:[フェリクス]|息子ばかり、だと? あんたはまた、兄上の~
死にざまを「見事だ」などと言うつもりか。▼~
:[ロドリグ]|……フェリクス。▼~
:[フェリクス]|かつてのあんたと同じように王に仕え、~
多くの騎士を従えるようになって……▼~
少しはあんたの気持ちも分かったつもりだ。~
……だがな。▼~
俺は、まだあの日のあんたの言葉に~
納得したわけではない。▼~
:(フェリクス去る)|
:[ロドリグ]|……また余計なことを言ってしまった。~
上手くいかんものだな、本当に……。▼~
グレンが生きていたら、大人げないとでも~
言われてしまっただろうか……。▼~
***支援B [#i59e4714]
(※支援会話なし)
***支援A [#y9977897]
:[ロドリグ]|フェリクス、そこに座れ。▼~
:[フェリクス]|俺は忙しい。先に要件を言え。▼~
:[ロドリグ]|お前という奴は……まあいい。お前とは~
改めて、話をしておくべきだと思ってな。▼~
互いに明日の無事も知れん身の上なのだ。~
後悔のないように振る舞わなくてはならん。▼~
:[フェリクス]|チッ、縁起でもない。~
……それで、何だ。▼~
:[ロドリグ]|グレンのことを、謝ろうと思ってな。~
あの時は……すまなかった。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[ロドリグ]|あれは少なくとも、お前の目の前で~
口に出すべき言葉ではなかった。▼~
:[フェリクス]|……フン、申し開きがしたいのなら~
聞いてやらんこともないが。▼~
:[ロドリグ]|悪いな。では遠慮なく話させてくれ。~
……私とて、グレンの死は無念だったさ。▼~
壮絶な死だったのだろう。……だがそれは、~
あいつが選んだ生き方であり、死に方だ。▼~
最期の血の一滴まで、グレンは友を、~
ファーガスの未来を守るために戦ったのだ。▼~
グレン自身が選んだ死に方を、~
父親の私が認めてやらずにどうする。▼~
:[フェリクス]|なぜ、それが兄上自身の選択だとわかる。~
俺にもあんたにもわからんことだろう。▼~
まあ猪ならば知っているのかもしれんが、~
奴は自分が死なせたとしか言わんからな……▼~
:[ロドリグ]|そうだな。グレンが何を考え、どんな思いで~
死んだのかは、推し量る事しかできん。▼~
だが惨劇の場に居合わせたのが私ならば、~
そしてお前ならば、何を選んだと思う?▼~
生き延びるために陛下を置いて逃げたか?~
それとも最期まで戦うことを選んだか?▼~
私ならば必ず陛下を守る。~
グレンも逃げ出すような性格ではなかった。▼~
:[フェリクス]|あんたの尺度で物事を測るな。~
少なくとも俺なら前者も後者も選ばん。▼~
生きるか死ぬかの時に、いちいち~
最期までどうたらなどと考えていられるか。▼~
俺は俺の意志で、俺の思うまま戦う。~
そうして……奴と共に生き延びてやる。▼~
:[ロドリグ]|……ふっ。まったく、強欲なものだ。~
そう言ってのけるお前を、誇らしく思うぞ。▼~
私があの戦場に居合わせても、そんな~
無茶を通そうとは思えなかっただろうよ。▼~
あいつのために死ねるのならば、~
それが一番だとさえ思ったかもしれん。▼~
:[フェリクス]|……あんたの考えも理解はできる。~
いや……最初からわかってはいた。▼~
ただ、美辞麗句で飾られた死が、~
どうしても認められなかっただけだ。▼~
:[ロドリグ]|すまなかったな、フェリクス。▼~
:[フェリクス]|もういい。~
……こうしてあんたと話せてよかった。▼~
それから、その……後悔をしないように~
振る舞わなければならん、と言っていたな。▼~
だったら謝っておく。~
あの時はぶん殴って悪かった。……父上。▼~
:[ロドリグ]|ああ、あの時の! あれは本当に効いたな。~
戦場で受けたどんな一撃よりも効いたぞ。▼~
:[フェリクス]|うるさい。もう謝ったからな。~
話が終わったのなら、俺はもう行く。▼~
:(フェリクス去る)|
:[ロドリグ]|………………。~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#ye7ff418]
#comment
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[[会話集/支援会話]]
*フェリクスの支援会話 [#s419ed33]
#contents
**ディミトリ [#bf1d50a0]
[[ディミトリのページへ>../ディミトリ(ファーガス神聖王国)#...
**ドゥドゥー [#i17dfac3]
[[ドゥドゥーのページへ>../ドゥドゥー(ファーガス神聖王国)#...
**アッシュ [#tbf057ac]
***支援C [#m57cb6cb]
(※支援会話なし)
***支援B [#sdee41c7]
:[アッシュ]|……あれ、フェリクス?~
こんなところでどうしたんですか?▼~
:[フェリクス]|少しばかり王都に用があったのでな。~
……そう言えば、お前も奴の騎士だったか。▼~
:[アッシュ]|奴って……ああ、陛下のことですか。▼~
:[フェリクス]|そうだ。面倒臭い主君を持って、~
さぞや苦労していることだろう。▼~
:[アッシュ]|フェリクス、いくら何でも口が過ぎますよ。~
面倒臭いだなんて思っていませんし……。▼~
むしろ、本来僕たちがやるべき仕事まで~
片づけてしまわれるくらいですよ、陛下は。▼~
~
《EP.8以降》
:[アッシュ]|まあ……近頃は、頑張って僕たちの~
手を借りようとしてくれてはいますけど。▼~
~
《共通》
:[フェリクス]|そういうところが面倒臭いと言っている。~
たまには強引に仕事を奪い取ってやれ。▼~
:[アッシュ]|………………。▼~
:[フェリクス]|しかし、王城も随分と変わったものだ。~
奴の即位から、もう2年か。▼~
騎士の連中にも、平民出身の者が~
格段に増えたように見える。▼~
:[アッシュ]|それはまちがいないですね。一長一短では~
あるって、陛下は仰っていましたけど……。▼~
ほら、平民出の騎士は貴族出身の騎士に~
比べて、礼儀なんかはぞんざいですし……▼~
最近はだいぶ減ってきたとはいえ、~
平民と貴族とで揉めることもあります。▼~
:[フェリクス]|……平民と貴族、か。お前はどっちなんだ。~
ロナート卿の推挙で騎士になったのだろう。▼~
:[アッシュ]|僕は……うーん、どちらでもないですね。~
我ながら、結構変わった境遇なので……。▼~
でも、そういう立場だからこそ~
出来る事があるんだって感じてますよ。▼~
それに、いざという時は、陛下や~
ドゥドゥーも力を貸してくれますから。▼~
:[フェリクス]|……ドゥドゥーもか。▼~
:[アッシュ]|はい。今や騎士団の人たちからも、~
一目置かれる存在なんですよ。▼~
料理をやらせたら右に出る者はいませんし、~
手先は器用、戦場でも大活躍だし……▼~
いつか僕も、ドゥドゥーみたいに~
なれたらいいんですけどね。▼~
:[フェリクス]|フン、あれが同じ城に2人もいてたまるか。▼~
特にあの忠義心。あれは行き過ぎだ。~
真似れば戦場に命を捨てる羽目になるぞ。▼~
:[アッシュ]|……心配してくれてるんですね。~
ありがとうございます、フェリクス。▼~
前から思っていましたけど……~
君って、本当に友達想いですよね!▼~
:[フェリクス]|……はあ?▼~
:[アッシュ]|口は悪いけど、結局他人を~
放っておけない性格っていうか。▼~
僕のことも、陛下やドゥドゥーのことも~
すごく気にかけてくれますし。▼~
:[フェリクス]|チッ……お前たちに何かあれば~
こちらの苦労が増えるというだけだ。▼~
ただでさえ忙しいというのに、これ以上~
面倒事を増やされるのはごめんだからな。▼~
:[アッシュ]|わかってますよ。君に迷惑をかけない~
ように、僕も頑張りますから。▼~
:[フェリクス]|……フン、まあ、お前ならば心配せずとも~
連中をよく支えてくれると思ってはいるが。▼~
精々力を尽くすことだ。時々であれば、~
手を貸してやらんこともない。▼~
:[アッシュ]|ありがとうございます、フェリクス。~
君のこと、頼りにしてるんですからね。▼~
**シルヴァン [#f7cce919]
***支援C [#e9e11df6]
:[シルヴァン]|まったく……馬鹿なことするよなあ。~
兵士同士の喧嘩に首を突っ込むなんてさ。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[シルヴァン]|まさかそのまま乱闘騒ぎとは……。~
お前もまだガキってか、フェリクス。▼~
下手な真似したら、フラルダリウス公爵家の~
名声が失墜しかねない。それに……▼~
お前を公爵として登用してる陛下にまで、~
余計な悪評が立つかもしれないんだぜ。▼~
:[フェリクス]|……わかっている。▼~
:[シルヴァン]|ほんとかあ? そう言ってる割には~
すごく不貞腐れてるように見えるけどなあ。▼~
:[フェリクス]|チッ……お前に説教されると腹が立つ~
お前はいつも説教される側だっただろう。▼~
:[シルヴァン]|何言ってんだよ。お前だって、~
最初から説教される側だったろ。▼~
:[フェリクス]|俺は毎度お前の悪巧みに~
巻き込まれていただけだ、阿呆。▼~
:[シルヴァン]|ええ、本当かなあ……まあ、何でもいいが。~
で? 何でまたあんな騒ぎを起こしたんだ?▼~
:[フェリクス]|……別に。首を突っ込んだ以上、~
引っ込みがつかなくなっただけだ。▼~
:[シルヴァン]|気を付けてくれよな。……ったくもう、~
首にまでアザが出来てるじゃないか。▼~
公爵閣下に何かあったら、これからの~
ファーガスはどうなるかわからないんだぜ?▼~
:[フェリクス]|俺がいなくとも回るとまでは言わんが、~
戦場で死ぬのは常に想定しているつもりだ。▼~
:[シルヴァン]|いやお前なあ……今お前がいなくなったら、~
ファーガスは、それに陛下はどうなるんだ?▼~
ただでさえあの人にはやるべき仕事が多い。~
その上、全部を独りでやろうとする性質だ。▼~
帝国との戦争、フォドラの外との戦い、~
国内統治に、いろんな制度の改革……。▼~
お前みたいな奴が隣にいてやらないと、~
とても回らないと思うけどなあ。▼~
:[フェリクス]|何を他人事のように言っている。~
それはお前も同じだろうが。▼~
いずれはゴーティエ辺境伯の嫡男として、~
家督を継ぐのだろう。自覚はあるのか。▼~
:[シルヴァン]|わかってる、わかってる。自覚はあります。~
この清廉潔白な振る舞いがその証拠だ。な!▼~
:[フェリクス]|清廉潔白、か。まあ確かに、~
多少は日頃の素行も改まったようだが……▼~
:[シルヴァン]|何だよ。お前にしては歯切れが悪いな。~
そこはもっとこう、褒めるとこだろ。▼~
:[フェリクス]|フン。褒めるも何も、赤子がようやく~
立って歩き始めたようなものだろう。▼~
お前がどれだけ立派なことを言って~
これまでの素行を悔い改めようが……▼~
その程度では簡単には拭い去れんほどの~
前科があるのだと、自覚するんだな。▼~
:[シルヴァン]|ああ、相変わらず毒舌だなあ……~
まあお前らしいっちゃらしいけどさあ。▼~
:[フェリクス]|……まあ業腹ではあるが、お前の~
言葉どおり今回は少しばかり軽率だった。▼~
……それだけは、反省するとしよう。▼~
***支援B [#e4763dac]
(※支援会話なし)
***支援A [#t1f0dd2d]
:[シルヴァン]|フェリクス、捜させやがって!~
お前、何で言ってくれなかったんだよ。▼~
:[フェリクス]|チッ……いきなり何だ。▼~
:[シルヴァン]|何だも何も……前に、お前が兵士の喧嘩に~
首を突っ込んだって話があったろ。▼~
:[フェリクス]|あったな。……心配しなくても、~
もう同じような真似はしていない。▼~
:[シルヴァン]|そうじゃなくてさ。うちの兵士から詳しい~
話を聞いたんだ。お前、口止めしてたな。▼~
お前んとこの兵士が、ゴーティエの嫡子……~
つまりは俺を馬鹿にしてたんだって?▼~
で、そいつが近くにいたやつに絡み、~
そこにお前が乱入していった、と。▼~
:[フェリクス]|フン。本当に馬鹿馬鹿しい真似をした。~
もうやらん。▼~
兵に道理を説くのも責務だと思って、~
出て行ったまではいいが……▼~
知ってのとおり、俺は口よりも先に~
手が出る性分でな。悪癖もいいところだ。▼~
:[シルヴァン]|にしたって、何でまた秘密にしてたんだ?~
俺に聞かせたくない理由でもあったのかよ。▼~
:[フェリクス]|……聞くに堪えんような雑言を、~
わざわざ伝えてやる義理もないと思った。▼~
:[シルヴァン]|そう言われると逆に気になっちまうが。~
……まあ、悪かったよ。勝手なこと言って。▼~
:[フェリクス]|……いや。謝罪すべきは俺のほうだ。~
お前の話だったから、つい公私を混同した。▼~
:[シルヴァン]|気にすんなよ。俺が軽んじられるのは、~
言っちゃなんだが当然のことなんだろうし。▼~
俺はそれだけ遊び歩いてきたからな。~
数えきれないくらいの人に迷惑をかけた。▼~
悪いのはお前でも、お前んとこの~
兵士でもない。他ならぬ過去の俺さ。▼~
:[フェリクス]|わかっているなら、なぜ幼い頃のうちに~
振る舞いをどうこうしようと思わなかった。▼~
:[シルヴァン]|そうやってちゃらんぽらんに~
振るまっていないと、俺は……▼~
……駄目になっちまう性分でなあ。~
いやあ……良くないとは思ってたんだが!▼~
:[フェリクス]|はあ……。まあいい。お前が馬鹿に~
されるのは、当然なのかもしれんが……▼~
お前のことを何一つ知らん人間が、~
勝手な話をしているのが気に食わなかった。▼~
お前はまだ家督を継いだわけではないが、~
何だかんだ言って皆の役に立っている。▼~
猪も……俺も、お前にはそれなりに~
助けられていない……わけではないからな。▼~
:[シルヴァン]|えっ、いきなり何だよ、照れるな。~
……何でお前まで顔真っ赤なんだよ。▼~
:[フェリクス]|チッ、うるさい、このド阿呆め。~
いちいち茶化さねば人の話も聞けんのか!▼~
……お前は……それなりに頭も舌も回る。~
軍略でも内政でも、勝る者はそういまい。▼~
いつかお前が言ったように、国内外を問わず~
解決すべき問題は山積しているが……▼~
お前の力があれば……少なからず~
状況も前に進む、と思っている。▼~
:[シルヴァン]|なに言ってんだ。そんな大きな問題、~
俺一人には荷が重すぎるっての。▼~
確かに、俺はお前よりもちょっとばかり~
悪知恵が働くかもしれないが、それだけだ。▼~
俺とお前で、足りないところを補い合って~
ファーガスを、陛下を支えてやるのさ。▼~
:[フェリクス]|……そうだな。▼~
その……今後も、頼む。認めたくはないが、▼~
俺にはお前が必要なのだろう。たぶんな。▼~
それに……お前がいなくては▼~
どいつもこいつも辛気臭くてかなわん。▼~
:[シルヴァン]|わかってるよ。わざわざ言われなくたって、~
俺はずっと、お前と一緒にいるからさ。▼~
**メルセデス [#vb3cbc61]
***支援C [#xea21a68]
:[フェリクス]|……メルセデスか。~
丁度いいところにいたな。▼~
:[メルセデス]|フェリクス? ……あらあら?~
その猫、どうしたのかしら~……?▼~
:(猫)|
:[フェリクス]|……拾った。▼~
:[メルセデス]|拾ったって……まあ!~
その子、足を怪我してるじゃない。▼~
ちょっと貸してみてちょうだい。~
私の魔法で治してあげられるかも~。▼~
:(暗転、魔法の音)|
:[メルセデス]|……ふう。これで大丈夫かしら~。~
:[フェリクス]|礼を言う。世話をかけたな。▼~
:[メルセデス]|いいのよ~。……ふふ、だけどあなたが~
猫を連れてくるなんて思わなかったわ~。▼~
何だか、子供の頃に弟が猫を~
拾ってきた時のことを思い出しちゃった。▼~
~
《イエリッツァ加入前》
:[フェリクス]|……そういえば、父親の違う弟がいると~
言っていたな。▼~
~
《イエリッツァ加入後》
:[フェリクス]|……お前の弟と言えば、~
イエリッツァ先生のことか。▼~
~
《共通》
:[メルセデス]|ええ。あれは、まだ私がバルテルスのお家に~
いた頃だから……もうずっと昔のことね。▼~
弟が、怪我をした子猫を拾ってきたの。~
怪我が治った後、お屋敷に住み着いて……▼~
家の人たちには知られないように、~
こっそり食べ物を分けてあげたりしたわ。▼~
:[フェリクス]|隠れて餌をやる必要があったのか。~
別段恥じるようなことでもあるまい。▼~
:[メルセデス]|絶対に知られちゃいけなかったのよ。~
あの家には、怖い人たちばかりだったから。▼~
もしも知られたら、あの猫は~
殺されてしまっていたかもしれない。▼~
弟を置いて家を出て、それきり二度と~
バルテルス家には帰らなかったけれど……▼~
ずっと気がかりなの。~
あの猫は無事でいたのかしら、って……。▼~
:[フェリクス]|獣は独りでも生きていけるものだ。~
居心地が悪ければ、勝手に出ていくだろう。▼~
:[メルセデス]|……そうよね。きっとそうだわ。▼~
:(猫の鳴き声)|
:[フェリクス]|む……もう怪我は治ったのだし、~
元の場所に戻してこなければな。▼~
:[メルセデス]|ふふ、大丈夫かしら~?~
その子、随分あなたに懐いてそうだけれど。▼~
:[フェリクス]|そうかもしれんが、飼うわけにもいかん。~
この小ささだ、親猫がいる可能性もある。▼~
:[メルセデス]|確かに、それはそうよね。~
返してきてあげた方がいいと思うわ。▼~
:(フェリクス、立ち去る)|
:[フェリクス]|……おい、さっさと行け。~
チッ……だから行けと言っているだろうが。▼~
ええい、まとわりつくな!~
餌か。餌が欲しいのか、お前は!▼~
:[メルセデス]|ふふ……じゃれつかれてるみたいね~。~
よっぽど気に入られていたのかしら。▼~
自分を助けてくれた優しい人のことは、~
あの子たちもわかってるんでしょうね~。▼~
:(フェリクス、戻ってくる)|
:[フェリクス]|メルセデス。どうにかしてくれ。~
あの猫、まったく去る様子がない。▼~
:[メルセデス]|残念だけれど、どうにもできないわ~。~
その子が帰りたくなるのを待ちましょう。▼~
:[フェリクス]|はあ……。▼~
:[メルセデス]|あら、そう溜め息なんてついちゃ駄目よ~。~
猫に好かれるのなんて嬉しいことじゃない。▼~
~
《イエリッツァ加入》
:[メルセデス]|私の弟は昔から猫が大好きなのに、近頃は~
懐いてもらえないって落ち込んでいたわ~。▼~
:[フェリクス]|……よくわからん方だな。~
ともかく今は、そういう問題ではない……。▼~
~
《イエリッツァ未加入・死亡》
:[フェリクス]|そういう問題ではない……。▼~
~
《共通》
:[メルセデス]|ふふふ。それじゃ、お喋りでもして~
気長に待っていましょうか~。▼~
**アネット [#gc6c88b3]
***支援C [#m2558fad]
(※支援会話なし)
***支援B [#ybc9ff21]
:[フェリクス]|……おい、アネット。この間の……~
踊る猛獣の歌の続きはどうなったんだ。((シルヴァン&アネッ...
:[アネット]|猛獣じゃなくておっきな熊!~
もうっ、折角可愛い歌詞なのに。▼~
:[フェリクス]|可愛い……かは知らんが……。▼~
あんな歌を聴いたのは初めてだ。~
訓練の最中も、頭にこびりついて離れん。▼~
:[アネット]|そんなこと言われても、~
続きなんて作ってないし……。▼~
ほら、歌劇とか、見に行ってみたら?~
もっと素敵な歌詞の曲がたくさんあるよ。▼~
:[フェリクス]|……歌劇か。前々から興味はあったが、~
ほとんど見たことはなかったな。▼~
:[アネット]|あ、そうだったんだ。確かにあたしも、~
ファーガスでは見たことなかったかも。▼~
でも今は、カムロスに教団が来てるでしょ?~
有志の人たちが定期的に歌劇をやってるの。▼~
あたしもたまにドロテアたちと手伝ってて、~
いろいろ歌を教えてもらってるんだ。▼~
:[フェリクス]|折角だ、何か歌ってみてくれ。~
お前の覚えている曲でいい。▼~
:[アネット]|任せて! じゃあ、あたしが一番~
気に入ってる曲を聞かせてあげるね!▼~
ん、んん。▼~
赤き命燃やし、炎の血を宿し……~
……熱々の体で、お風呂に入ろう……♪▼~
のぼせかけたら、ちょっと休もう……~
復活したら、もう一回、入ってみよう……♪▼~
………………。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
体が熱いのに風呂にまで入るとは……。~
見上げた根性だ。見習わねばならんな。▼~
:[アネット]|………………。▼~
:[フェリクス]|しかし……のぼせかけた後も。~
わざわざ休んでもう一度入るとは……。▼~
……よほど風呂が好きなのか?▼~
:[アネット]|………………。▼~
:[フェリクス]|興味が湧いた。歌劇というのは、~
やはり次々と予想を超える展開が起こ……▼~
:[アネット]|違うの! 教わったのが昔だったから!~
うろ覚えだったの!▼~
本当はお風呂の歌とかじゃなくて!~
もっとこう、かっこいい歌なの!▼~
:[フェリクス]|風呂の歌ではないのか。~
なんだ、つまらん……。▼~
:[アネット]|ちょっと、そこで興味を失わないでよ!~
……わかった、今度本物を見に行こう!▼~
聴いたらきっとびっくりするよ。~
歌劇が大好きになっちゃうかも!▼~
:[フェリクス]|いいだろう。だが、その楽しみは~
この戦争が終わってからにとっておく。▼~
お前がそこまで良い歌だと言うんだ。~
すべてを片付けて、落ち着いて聴きたい。▼~
:[アネット]|……そうだね。じゃあ、約束!~
絶対、一緒に見に行こうね!▼~
**イングリット [#v02420b2]
***支援C [#ydf5f925]
:[イングリット]|ごめんなさい、フェリクス。~
仕事の邪魔をしちゃったかしら。▼~
:[フェリクス]|構わん。一段落したところだからな。~
それで、わざわざ何の用だ。▼~
:[イングリット]|訓練場でこれを拾ったから~
あなたに届けなくちゃと思って。▼~
:[フェリクス]|……兄上の拍車か。~
失くしたものと思っていたが。▼~
:[イングリット]|まったく……王家の紋章が入ってたから、~
騎士の方々に聞きまわる羽目になったわ。▼~
駄目よ、こんな大事なものを失くしたら。~
グレンが先王陛下から賜った品でしょう?▼~
:[フェリクス]|ああ。▼~
:[イングリット]|ああじゃないわよ、もう。~
……でも、ちょっと意外だわ。▼~
これをずっと持ち歩いていたなんてね。~
あなた、そういう柄じゃないと思ってた。▼~
:[フェリクス]|別に……。いつか、何かの役に~
立つかもしれんと思って持っていただけだ。▼~
:[イングリット]|……あなたがそう言うならそれでいいけど。~
とにかく、もう落とさないようにね。▼~
:[フェリクス]|………………~
おい、イングリット。▼~
:[イングリット]|何?▼~
:[フェリクス]|この拍車は、お前にやる。▼~
:[イングリット]|……えっ?▼~
ちょっと待ちなさい。~
そんな大事なもの、受け取れないわよ。▼~
:[フェリクス]|先王陛下から叙任を受けた兄上が、~
騎士としての姿を、誰に見せたかったか……▼~
それは弟や父親ではなく、お前だ。~
ならばその拍車は、お前に渡すべきだろう。▼~
:[イングリット]|いや、ならばって……そんな。▼~
:[フェリクス]|元々、お前にやろうと思っていた品だ。~
これまで機会を逸してきたがな。▼~
:[イングリット]|まあ……そこまで言うなら、~
ありがたく受け取っておくけれど……。▼~
:[フェリクス]|だが、間違えるなよ、イングリット。▼~
これは、お前をくだらん感傷に~
浸らせるために渡すわけじゃない。▼~
:[イングリット]|……わかったわよ、肝に銘じておく。~
あなたはそういうの、嫌いだものね。▼~
じゃあ、もう行くわ。~
もうすぐ会議の時間だから。▼~
***支援B [#wa15337b]
(※支援会話なし)
***支援A [#te24c0eb]
:[フェリクス]|……おい、報告は終わったのか。▼~
:[イングリット]|ええ。……あっ、私に何か用があったの?、~
待たせてしまって悪いわね。▼~
:[フェリクス]|用というほどのことでもない。~
単にお前を労おうと思っただけだ。▼~
戦況はかなり厳しかったと聞いたが、~
よく無事に戻ったものだ。▼~
:[イングリット]|ええ、ただの盗賊退治のはずが、~
こんなに苦戦するなんてね……。▼~
:[フェリクス]|怪我は。▼~
:[イングリット]|このとおり無事よ。部隊のみんなもね。▼~
:(グレンの拍車が表示)|
:[イングリット]|……これのおかげで、~
あの戦場でも希望を見失わずに済んだわ。▼~
:[フェリクス]|兄上の……。そんな鉄の塊が、~
何の役に立ったと言うんだ。▼~
:[イングリット]|何かの役に立ったってわけじゃないけど~
心の支えになった、と言えばいいのかしら。▼~
……これはあの人の誇りと、~
果たせなかった責務の象徴でしょう?▼~
そんな大事なものが懐にあるっていうのに、~
諦めるなんて情けない真似は出来ない。▼~
そう思ったら、もう少し踏ん張ろうって~
勇気が湧いてきたのよね……。▼~
:[フェリクス]|……わからんな、俺には。▼~
死んだ者を想うのは構わんが、~
行き過ぎた情は剣を鈍らせるだけだ。▼~
想ったところで、彼らが戻るわけではない。~
……俺はそう考えてしまうのだがな。▼~
:[イングリット]|フェリクスは割り切りが良すぎるのよ。~
そこがあなたの強さなんでしょうけど……。▼~
でも、いつかあなたにもわかるわ。~
想いが人を支えることもあるんだって。▼~
:[フェリクス]|……生者が死者に支えられる、か。▼~
:[イングリット]|それじゃあ、そろそろ私は戻るわね。~
はあ、久しぶりに安心して眠れるわ。▼~
:[フェリクス]|待て、イングリット。一つ頼みがある。▼~
:[イングリット]|あら、何かしら?~
あなたが私に頼み事なんて珍しいわね。▼~
:[フェリクス]|……そのうち、兄上に顔を見せに~
行ってやってくれ。▼~
これからも戦争が続けば、今回のような~
厳しい戦いがいつ起きるかわからん。▼~
死者が生者を支えるというのなら……~
花を手向けるくらい、損にはならんだろう。▼~
:[イングリット]|グレンの……。~
ええ、そうね。構わないわ。▼~
もちろんあなたも一緒に来るんでしょう?~
そうだ、折角だし陛下もお呼びしましょう。▼~
それからロドリグ殿と、シルヴァンに~
ギュスタヴ殿、この軍にいる人たちも……▼~
:[フェリクス]|待て、阿呆、そこまでは言っていない。~
聖堂の中で宴でも始めるつもりか。▼~
:[イングリット]|さすがにそんな事はしないわよ。~
ああでも、宴っていうのは良いわね。▼~
きっと息抜きにはちょうどいいだろうし、~
何より彼、賑やかなのが好きだったもの。▼~
:[フェリクス]|だとしてもだな……いや、まあいい。~
それまでくだらん戦場で命を落とすなよ。▼~
わざわざ呼び止めて悪かったな。~
今日は肉でも食べてゆっくり寝ることだ。▼~
:[イングリット]|ふふ……ありがとう、フェリクス。▼~
**ロドリグ [#q0cb8110]
***支援C [#ib0ab5cf]
:[フェリクス]|おい。▼~
:[ロドリグ]|まったく、爵位を退いたとはいえ……~
父親に向かって「おい」とは何だ。▼~
:[フェリクス]|御託はいい。あんたに一つ聞きたい。~
フラルダリウス領南部の城主らについてだ。▼~
:[ロドリグ]|南部……おっと、やはりお前も連中の~
対処に追われる事になったか。▼~
おおかた、物資の供出を渋っているか、~
出兵を拒んでいるといったところだろう。▼~
:[フェリクス]|……なぜわかった。▼~
:[ロドリグ]|なぜも何も、かつての私が~
踏んできた轍だからなあ。▼~
:[フェリクス]|南部の兵は質で劣るが、数は多い。~
何としても協力の約束を取り付けたいが……▼~
連中は一向に首を縦に振らん。~
どうしたら連中を説き伏せられる。▼~
:[ロドリグ]|なに、難しいことなどあるものか。~
恐らく彼らにも彼らの事情があるのだ。▼~
:[フェリクス]|事情だと?▼~
:[ロドリグ]|スレン征伐のための援軍を断られた時などは~
家督を巡って対立しつつあったようでな。▼~
どこか一つの家が援軍を遣ったと知れ渡れば~
他家が情け容赦なくその隙を突いてくる……▼~
書簡を読んだだけでは、そうした細かい~
情勢まで窺い知ることはかなわなかった。▼~
:[フェリクス]|……つまりは自分の足で、~
領内を回ってみろと言いたいのだな。▼~
:[ロドリグ]|とはいえ、今は戦いの最中なのだし、~
無理にとは言わんがな。▼~
:[フェリクス]|フン……月並みな助言ではあるが、~
参考になった。試してみよう。▼~
:[ロドリグ]|……ふふ▼~
:[フェリクス]|何がおかしい。▼~
:[ロドリグ]|いやあ、お前も今では、立派に公爵として~
務めを果たしているのだと思ってなあ。▼~
:[フェリクス]|は? 当たり前だろうが。~
俺に家督を譲ったのは他でもないあんただ。▼~
:[ロドリグ]|それはそうだが。私が家督を継いだのは、~
お前よりも年を取ってからだった。▼~
お前はその年でよく頑張っているよ。~
本当に、私の子は出来た息子ばかりだな。▼~
:[フェリクス]|息子ばかり、だと? あんたはまた、兄上の~
死にざまを「見事だ」などと言うつもりか。▼~
:[ロドリグ]|……フェリクス。▼~
:[フェリクス]|かつてのあんたと同じように王に仕え、~
多くの騎士を従えるようになって……▼~
少しはあんたの気持ちも分かったつもりだ。~
……だがな。▼~
俺は、まだあの日のあんたの言葉に~
納得したわけではない。▼~
:(フェリクス去る)|
:[ロドリグ]|……また余計なことを言ってしまった。~
上手くいかんものだな、本当に……。▼~
グレンが生きていたら、大人げないとでも~
言われてしまっただろうか……。▼~
***支援B [#i59e4714]
(※支援会話なし)
***支援A [#y9977897]
:[ロドリグ]|フェリクス、そこに座れ。▼~
:[フェリクス]|俺は忙しい。先に要件を言え。▼~
:[ロドリグ]|お前という奴は……まあいい。お前とは~
改めて、話をしておくべきだと思ってな。▼~
互いに明日の無事も知れん身の上なのだ。~
後悔のないように振る舞わなくてはならん。▼~
:[フェリクス]|チッ、縁起でもない。~
……それで、何だ。▼~
:[ロドリグ]|グレンのことを、謝ろうと思ってな。~
あの時は……すまなかった。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[ロドリグ]|あれは少なくとも、お前の目の前で~
口に出すべき言葉ではなかった。▼~
:[フェリクス]|……フン、申し開きがしたいのなら~
聞いてやらんこともないが。▼~
:[ロドリグ]|悪いな。では遠慮なく話させてくれ。~
……私とて、グレンの死は無念だったさ。▼~
壮絶な死だったのだろう。……だがそれは、~
あいつが選んだ生き方であり、死に方だ。▼~
最期の血の一滴まで、グレンは友を、~
ファーガスの未来を守るために戦ったのだ。▼~
グレン自身が選んだ死に方を、~
父親の私が認めてやらずにどうする。▼~
:[フェリクス]|なぜ、それが兄上自身の選択だとわかる。~
俺にもあんたにもわからんことだろう。▼~
まあ猪ならば知っているのかもしれんが、~
奴は自分が死なせたとしか言わんからな……▼~
:[ロドリグ]|そうだな。グレンが何を考え、どんな思いで~
死んだのかは、推し量る事しかできん。▼~
だが惨劇の場に居合わせたのが私ならば、~
そしてお前ならば、何を選んだと思う?▼~
生き延びるために陛下を置いて逃げたか?~
それとも最期まで戦うことを選んだか?▼~
私ならば必ず陛下を守る。~
グレンも逃げ出すような性格ではなかった。▼~
:[フェリクス]|あんたの尺度で物事を測るな。~
少なくとも俺なら前者も後者も選ばん。▼~
生きるか死ぬかの時に、いちいち~
最期までどうたらなどと考えていられるか。▼~
俺は俺の意志で、俺の思うまま戦う。~
そうして……奴と共に生き延びてやる。▼~
:[ロドリグ]|……ふっ。まったく、強欲なものだ。~
そう言ってのけるお前を、誇らしく思うぞ。▼~
私があの戦場に居合わせても、そんな~
無茶を通そうとは思えなかっただろうよ。▼~
あいつのために死ねるのならば、~
それが一番だとさえ思ったかもしれん。▼~
:[フェリクス]|……あんたの考えも理解はできる。~
いや……最初からわかってはいた。▼~
ただ、美辞麗句で飾られた死が、~
どうしても認められなかっただけだ。▼~
:[ロドリグ]|すまなかったな、フェリクス。▼~
:[フェリクス]|もういい。~
……こうしてあんたと話せてよかった。▼~
それから、その……後悔をしないように~
振る舞わなければならん、と言っていたな。▼~
だったら謝っておく。~
あの時はぶん殴って悪かった。……父上。▼~
:[ロドリグ]|ああ、あの時の! あれは本当に効いたな。~
戦場で受けたどんな一撃よりも効いたぞ。▼~
:[フェリクス]|うるさい。もう謝ったからな。~
話が終わったのなら、俺はもう行く。▼~
:(フェリクス去る)|
:[ロドリグ]|………………。~
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