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会話集/支援会話/ドゥドゥー(ファーガス神聖王国)
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[[会話集/支援会話]]
*ドゥドゥーの支援会話 [#t350d4f7]
#contents
**ディミトリ [#aacd8d6e]
[[ディミトリのページへ>../ディミトリ(ファーガス神聖王国)#...
**フェリクス [#r71d6da8]
***支援C [#c35c7bd9]
(※支援会話なし)
***支援B [#m62a221b]
:(数人の王国兵とディミトリと共に会議するドゥドゥーとフェ...
:[ディミトリ]|……さて、以前議題に挙げた作戦について~
皆の意見を聞かせてもらいたい。▼~
俺としては、やはり兵力を集めて、~
一息に砦を攻め落とすべきだと思うが……。▼~
:[フェリクス]|ハッ、相変わらずの猪突猛進ぶりだな。~
小勢で兵站拠点を狙えば、事足りるだろう。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[フェリクス]|……おい、何か言いたげだな。~
考えがあるなら言え。▼~
:[ドゥドゥー]|いや……特に、そういうわけではない。▼~
:[フェリクス]|ほう、自分の考えはないと?~
賛成か反対かくらい、口にしたらどうだ。▼~
:[ディミトリ]|あまり食ってかかるな、フェリクス。~
それよりも、話の続きを聞かせてくれ。▼~
:[フェリクス]|正面から攻めずとも、少数で忍び込んで~
食料庫を焼けば痛手を与えられる。▼~
:[ディミトリ]|……兵糧の奪取を諦めることにはなるが、~
他に兵力を回す余裕が作れる、か。▼~
だが、哨戒を掻い潜って火を放つなど、~
そう容易くはないだろう。俺が手勢を……▼~
:[フェリクス]|俺が、その役割を引き受ける。~
それならば文句はあるまい。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:(暗転)|
:[ディミトリ]|……さて、作戦もだいぶまとまってきたな。~
そろそろ一度、休憩にしようか。▼~
:(画面が明るくなる。ドゥドゥーとフェリクスの二人)|
:[フェリクス]|しかし何なんだ、貴様は。~
先程から物言いたげな顔をして。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前がいて、よかったと考えていた。▼~
:[フェリクス]|は?▼~
:[ドゥドゥー]|悪意も遠慮もない、~
純粋な反論を陛下にぶつける者は、稀有だ。▼~
そういった者がいるからこそ、~
軍議が円滑に進む。▼~
:[フェリクス]|チッ……俺とて、賛成できる時はしている。~
何にでも食ってかかっているわけではない。▼~
:[ドゥドゥー]|そう、だろうか……。▼~
:[フェリクス]|昔から、奴は危なっかしいところがある。~
誰かが止めねば、何をしでかすかわからん。▼~
何しろ誰かのためだと吹き込めば、大喜びで~
己の命を投げ捨てるような男だからな。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだな。▼~
:[フェリクス]|だが、奴に死なれては困る。~
ファーガスも聖教会も諸共に滅ぶだけだ。▼~
だから俺が、この役を買って出た。~
王の命を……この国を守る役をな。▼~
:[ドゥドゥー]|ふ……“王の盾”か。▼~
:[フェリクス]|おい……何だその顔は!~
だいたいお前も自分の意見があるのなら……▼~
:[ドゥドゥー]|軍議の度、そう言ってくれるのも~
おれを気遣ってくれているからだろう。▼~
感謝している、フェリクス。▼~
:[フェリクス]|……フン、それくらいは当然だろう。~
俺たちは同じ王を戴く、同胞なのだからな。▼~
:(ディミトリが戻ってくる)|
:[ディミトリ]|待たせたな、そろそろ再開しよう。▼~
しかし、随分と話し込んでいたようだが、~
いったい何の話をしていたんだ?▼~
:[ドゥドゥー]|は……。~
陛下、フェリクスが……▼~
:[フェリクス]|阿呆! それ以上口を開くな!~
さっさと続きを始めるぞ!▼~
**アッシュ [#sca4be76]
***支援C [#j31d66c0]
:[アッシュ]|ふう……遅くなっちゃったな。~
寄り道するつもりはなかったんだけど……。▼~
:(ドゥドゥーが現れる)|
:[ドゥドゥー]|……今戻ったのか。遅かったな。▼~
:[アッシュ]|あっ、ドゥドゥー。~
心配させちゃったかな。ごめんね。▼~
:[ドゥドゥー]|いや……。街に行っていた、と聞いたが。▼~
:[アッシュ]|うん。物資の買いつけに行ってたんだけど、~
帰り道にこれがたくさん咲いてて、つい。▼~
:(白い花)|
:[ドゥドゥー]|この花は……。▼~
:[アッシュ]|傷薬の材料にも使われてる花でね。~
傷口に葉っぱを貼っても効くんだけど……▼~
これを酒精に漬けて出来た汁からは、~
すごく良い膏薬が作れるんだよ。▼~
まあ、白魔法が使えるならそっちのほうが~
手っ取り早いかもしれないんだけどね。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。詳しいんだな。▼~
:[アッシュ]|元々、ロナート様が詳しかったんだ。~
僕は少し聞きかじっただけだよ。▼~
:[ドゥドゥー]|ロナート殿が、か?▼~
:[アッシュ]|うん。部屋にはいろんな書物が並んでてさ。~
植物の図鑑みたいなものもあったなあ。▼~
あの方はお花が好きで、ガスパール城にも~
ちょっとした薬草園を作っていたんだよ。▼~
そういえばドゥドゥーも、~
花を育てるのが好きだよね。▼~
ガルグ=マクにいた頃は、~
よく温室の花に水をあげていたなと思って。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだな。~
薬についての知識はなかったが。▼~
:[アッシュ]|そっか。花を育てるための知識と~
薬草の知識とは別物なんだろうな……。▼~
:[ドゥドゥー]|……だが、そんなおれの目から見ても、~
大修道院の温室は宝の山のようだった。▼~
:[アッシュ]|あっ、それは僕も同感。ガスパール城の~
薬草園にはなかった花がたくさんあったよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……その薬草園とやらも、~
いずれ見てみたいものだ。▼~
:[アッシュ]|今度行ってみよう。紆余曲折あったけど……~
今は僕の弟たちが管理してるはずだからさ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。▼~
しかし……ロナート殿が~
薬草に詳しかったとは、意外だ。▼~
:[アッシュ]|ロナート様は、昔リュファス様の従者を~
務めていたこともあったみたいだから……▼~
もしかするとその時に、王都や近くの~
修道院なんかで勉強したのかもしれない。▼~
:[ドゥドゥー]|……あり得るな。▼~
:[アッシュ]|……あ、ごめん。つい長話しちゃったね。~
僕、そろそろ食糧庫の人と話してくるよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。▼~
:(アッシュが去る)|
:[ドゥドゥー]|……薬草、か。▼~
***支援B [#p9842aac]
:[ドゥドゥー]|……アッシュ良いところに来たな。▼~
:[アッシュ]|どうしたの? それは……お茶だよね。~
もしかして、休憩の邪魔をしちゃったかな。▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。気にするな。~
それよりもこの茶を、お前に飲んでほしい。▼~
:[アッシュ]|え、いいけど……あっ。もしかして~
この薬草茶、ドゥドゥーが作ったの?▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。興味が湧いて、~
薬草について少し調べてみた。▼~
陛下にお出ししようと思って、~
試しにくつか作ってみたんだが……▼~
お前に、率直な意見をもらいたい。▼~
:[アッシュ]|なるほど、そういうことだったんだ。~
それじゃあ、ありがたく頂こうかな。▼~
:(暗転)|
:[アッシュ]|………………。
この味は……。▼~
:(画面が明るくなる。)|
:[ドゥドゥー]|……どうだ。▼~
:[アッシュ]|ドゥドゥー。~
この薬草って、もしかして……▼~
:[ドゥドゥー]|以前、お前が採ってきたのと同じ花だ。~
いくつか他の薬草を混ぜて、蒸らした。▼~
王都の薬師がよく作るとも書いてあった。~
……口に、合わなかっただろうか。▼~
:[アッシュ]|ううん、その逆だよ!~
なんだか、懐かしい味がして……▼~
ああ……そうだ。これ、僕がロナート様に~
引き取っていただいた頃、飲んでいたんだ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ロナート殿が、淹れていたのか。▼~
:[アッシュ]|うん……。あの頃のことはまだ覚えてる。~
ほら、僕、貴族とは無縁の生まれだから……▼~
ロナート様と一緒に暮らし始めた頃は、~
何をするにも緊張しちゃって、大変だった。▼~
そんな時、あの方が淹れてくださった~
お茶を飲んだらすごく落ち着いたんだよね。▼~
:[ドゥドゥー]|この茶には、気分を落ち着かせて~
緊張を解く効果があるとも記されていた。▼~
ロナート殿は、お前が安心できるよう~
手を尽くしていたのかもしれん。▼~
:[アッシュ]|うん……ロナート様のことだから、~
きっと僕を慮ってくれたんだろうと思う。▼~
本当に小さい頃の話だから、このお茶が~
どんなものなのかも聞かなかったけど……▼~
そうか……こういうお茶だったんだね。~
2年も王都にいたのに、知らなかったよ。▼~
ロナート様は、リュファス様にも~
このお茶を振る舞っていたのかな。▼~
:[ドゥドゥー]|……本人から、話を聞いてはいないのか。▼~
:[アッシュ]|うん。ずっと昔、リュファス様と~
仲違いしてしまったみたいで……▼~
僕、あの方が王都にいた時の話は~
全然聞いたことがないんだ。▼~
でも、薬草に造詣が深いのは、~
君が陛下を気遣っているのと同じように……▼~
リュファス様に、何かしてあげたいと~
思ったからだったのかもね。想像だけど。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうかもしれんな。▼~
:[アッシュ]|……さて。ごちそうさま、ドゥドゥー!~
美味しかったし、すごく心が軽くなったよ。▼~
よければ作り方を教えてくれないかな。~
これ、僕もみんなに振る舞ってあげたい。▼~
:[ドゥドゥー]|ああ……もちろんだ、アッシュ。▼~
**シルヴァン [#d951e180]
***支援C [#g3951348]
(※支援会話なし)
***支援B [#l3f7b054]
:[シルヴァン]|……じゃあ、その話は俺が片づけよう。~
君は父上に手紙を届けておいてくれ。▼~
:[王国兵]|はっ、承知いたしました。▼~
:(王国兵が去る)|
:(ドゥドゥーが現れる)|
:[シルヴァン]|おっと、ドゥドゥー。~
どうした、何か用か?▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。通りかかっただけだ。▼~
:[シルヴァン]|そうなのか? それにしちゃあ、~
何か言いたそうな顔をしてるみたいだが。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前の様子を見て、感心していた。▼~
:[シルヴァン]|感心? 何でまた。▼~
:[ドゥドゥー]|士官学校にいた頃は、~
お前の悪い話をよく耳にした。▼~
女遊びにかまけ、訓練も怠りがち……~
陸下もよく頭を痛めておられた。▼~
:[シルヴァン]|……申し開きのしようもございません。▼~
いやいや、でも今はこのとおり、~
ちゃーんと真面目に働いてるだろ?▼~
:[ドゥドゥー]|当たり前のことだ。▼~
:[シルヴァン]|はい……。▼~
:[ドゥドゥー]|……だが、お前が心を変えた~
理由に興味が湧いた。▼~
:[シルヴァン]|心を変えるだなんて、そんな大げさな。~
もっと単純明快な理由だよ。▼~
ほら、今じゃ陛下もフェリクスの奴も、~
立派に自分の仕事をこなしてるんだ。▼~
弟分が頑張ってるってのに、俺だけ仕事を~
放り出して遊んでるわけにはいかないだろ。▼~
:[ドゥドゥー]|……弟分。▼~
:[シルヴァン]|そうそう。今のあいつらには、あんまり~
格好悪いところを見せたくないんだ。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。▼~
おれにも、妹がいた。~
お前の気持ちは、理解できる。▼~
:[シルヴァン]|妹が「いた」……ね。▼~
なあ、もし良かったら聞かせてくれよ。~
お前の妹さんがどんな子だったのかをさ。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだな。花が、好きだった。~
よく冠を作ってやった。▼~
それから……一度これと決めたら~
最後まで貫く、頑固なところがあったな。▼~
:[シルヴァン]|なるほどな。さぞかし可憐で、~
しっかり者のお嬢さんだったんだろう。▼~
:[ドゥドゥー]|……いくらお前でも、~
死んだ女は口説けんぞ。▼~
:[シルヴァン]|口説くも何も、~
俺は素直な感想を言っただけだぜ。▼~
けど、もし生きていたら、今の俺でも~
口説くことを諦められなかったかもな。▼~
で、妹想いの優しくも怖ーい兄貴に~
ぶっ飛ばされていたところだろうさ。▼~
:[ドゥドゥー]|ふ……そうかもしれん。▼~
シルヴァン。この戦いが終わったら、~
ダスカーの地を訪れてみるといい。▼~
粗末ではあるが……墓がある。~
機会があれば、案内しよう。▼~
:[シルヴァン]|そりゃあいい。その時には~
とびきり大きな花束を用意していくよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。~
きっと、妹も喜ぶだろう。▼~
**メルセデス [#k3b21a67]
***支援C [#lacfa405]
(※支援会話なし)
***支援B [#z69176cf]
:[子供(女の子)]|お姉ちゃん、お姉ちゃん!~
次はお料理を教えて!▼~
:[メルセデス]|いいわよ~。とっておきを教えてあげる。~
教会の人たちも、きっと驚くわ~。▼~
:(ドゥドゥーが現れる)|
:[ドゥドゥー]|……メルセデス。~
陛下がお前を捜しておられた。▼~
:[子供(女の子)]|……!▼~
:(子供が逃げる)|
:[メルセデス]|あらあら、どうしちゃったのかしら~。~
走っていっちゃったわ……。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれのせいだろう。~
昔から、子供と動物には怖がられる。▼~
おれの体格のせいか、おれが~
ダスカーの民だからかは知らんが……▼~
:[メルセデス]|少なくとも動物は、“ダスカーの悲劇”の~
ことなんか知らないと思うけれど~。▼~
とにかく、そういうことなら~
任せてちょうだい。私に考えがあるわ~。▼~
:[ドゥドゥー]|……考え。▼~
:[メルセデス]|この教会にはね、家や家族を亡くして~
周りを怖がっている子たちが多いから……▼~
無口で大柄なあなたは、確かに~
ちょっと怖く見えるのかもしれないわ。▼~
だからね、怖くないんだって~
わかってもらえばいいのよ~。▼~
:[ドゥドゥー]|……具体的には、何をすればいい。▼~
:[メルセデス]|う~ん……じゃあ、明日またここへ来て。~
その時のお楽しみってことで~。▼~
:[ドゥドゥー]|……? ……わかった。▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。子供たちとドゥドゥー)|
:(花冠)|
:[ドゥドゥー]|……できたぞ。花冠だ。▼~
:[子供(女の子)]|わあ! お兄ちゃん、すごいすごい!~
メルセデスお姉ちゃんのと一緒だー!▼~
:[子供(男の子)]|兄ちゃんすっげえ!~
こんな立派な花かんむり見たことないよ!▼~
:[子供(女の子)]|ねー!ほんとに王様のかんむりみたーい!~
わたしにも作って、作って!▼~
:[ドゥドゥー]|……作ってやってもいいが。~
自分で作ってみるのも、悪くない。▼~
:[子供(女の子)]|ええっ。でも、あたしぶきっちょだし……~
たぶんうまく作れないと思う……。▼~
:[ドゥドゥー]|手先が不器用でも……~
練習すれば皆、作れるようになる。▼~
……いや、皆ではないな。難しければ、~
友人……友達に手伝ってもらえ。▼~
:[子供(女の子)]|……わかった。ちょっとがんばってみる。~
えっと、始めはどうするんだっけ……?▼~
:[ドゥドゥー]|……そこに茎を巻きつけて、~
1周させてみろ。力は入れ過ぎるな。▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。ドゥドゥーとメルセデス)|
:[メルセデス]|あらあら、すっかり打ち解けたみたいね~。~
私の作戦が功を奏したかしら。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだな。お前のおかげだ。▼~
:[メルセデス]|まあ、私はあなたに作ってもらった花冠を~
みんなに自慢しただけなんだけれどね~。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前が、きっかけを~
作ってくれたからだ。▼~
:[メルセデス]|おおげさよ~。私は何もしてないわ~。~
あなたの優しさが、ちゃんと伝わっただけ。▼~
:[ドゥドゥー]|……優しいのは、お前だ。~
礼を……言わせてくれ。▼~
:(女の子が走ってくる)|
:[子供(女の子)]|あ、お姉ちゃん、お兄ちゃん、見て!~
ここまでできたよー!▼~
:[メルセデス]|まあ! すごいじゃない!~
ドゥドゥー、私にも作り方を教えて~。▼~
:[ドゥドゥー]|……もちろんだ。お前の頼みならばな。▼~
**アネット [#l26c85f2]
***支援C [#m6a80708]
(※支援会話なし)
***支援B [#h2cb89bd]
:[アネット]|うーん……どうしたらいいんだろう……。▼~
:[ドゥドゥー]|……アネット。何をしている。▼~
:[アネット]|あっ、ドゥドゥー! 良いところに。~
ちょっと相談に乗ってくれる?▼~
これの扱いが難しくって……。~
どうしたらいいんだろうって困ってたの。▼~
:(打ち砕くもの)|
:[ドゥドゥー]|これは……“英雄の遺産”か。▼~
:[アネット]|うん、“打ち砕くもの”。可愛いでしょ。~
伯父さんに譲ってもらったんだけど……▼~
見てのとおり、すっごく重いの!~
持っていられないほどじゃないんだけど……▼~
思いっきり振り回そうとすると、~
体ごと持っていかれそうになって。▼~
:[ドゥドゥー]|む……確かに、重いな。▼~
遺産の力がなくても、この重さなら~
鎧などものともしないだろう。▼~
:[アネット]|やっぱり体を鍛えるべきなのかなあ。~
一朝一夕じゃどうしようもない気がするし。▼~
はあ、あたしもドゥドゥーみたいに、~
背が大きかったらよかったんだけど。▼~
:[ドゥドゥー]|……背丈は、どうしようもない。~
だが、体格がすべてでもない。▼~
:[アネット]|……うーん。そういえば、前に~
父さんも似たようなこと言ってたかも。▼~
ちょっといろいろ試してみたいかも。~
ドゥドゥー、付き合ってくれないかな。▼~
:[ドゥドゥー]|……わかった。▼~
:[アネット]|ありがとう、助かるよ! ……って、~
遺産を使って立ち合いは良くないよね。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれはよく、訓練用の斧に~
石の入った袋を括り付けて稽古をしている。▼~
:[アネット]|なるほど……! それなら大丈夫そう。~
よろしくね、ドゥドゥー!▼~
:(暗転)|
:[ドゥドゥー]|……体全体を使え。~
腕だけで振るから、振り回される。▼~
:[アネット]|体全体で……うん、やってみる!~
こんな感じかな……えいっ!▼~
:[ドゥドゥー]|……その調子だ。▼~
:(画面が明るくなる。)|
:[アネット]|……はあ、いい汗かいたー!▼~
何だか、ちょっと掴めた気がするよ。~
ドゥドゥーのおかげだね。ありがとう!▼~
:[ドゥドゥー]|いや……役に立てたなら何よりだ。▼~
:[アネット]|正直、あたしに英雄の遺産なんて~
使えるのかなって不安だったけど……▼~
あなたのおかげで、もうちょっと~
頑張ってみようって気持ちになれたよ。▼~
あたし、絶対みんなの役に立ってみせる。~
よしっ……見ててね、ドゥドゥー!▼~
:[ドゥドゥー]|………………。~
……ああ。わかった。▼~
:[アネット]|……?▼~
***支援A [#l93e213f]
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[アネット]|……あれ? ドゥドゥー?~
何してるの、そんなところで。▼~
:[ドゥドゥー]|……アネット。~
少し…………稽古をしていた。▼~
:[アネット]|そっか。~
お疲れ様、ドゥドゥー。▼~
けどもう食事の時間だし、そろそろ~
切り上げたほうがいいんじゃないかな。▼~
:[ドゥドゥー]|……もう少し、続けたい。~
今のままでは……不十分だからな。▼~
:[アネット]|不十分って……斧の腕前の話?~
今でも十分凄いと思うけどな。▼~
:[ドゥドゥー]|フェリクスたちも、お前も、~
遺産の力を振るって活躍している。▼~
……遺産を振るうことのできん力不足を、~
補わねばならん。▼~
どれだけ腕を磨こうと、及ばん。~
少しでも、その差を埋めなければ……。▼~
……正直、おれはお前が羨ましい。~
“英雄の遺産”を振るい、戦えるお前が。▼~
:[アネット]|何だか……珍しいね?~
ドゥドゥーが弱音を吐くなんて。▼~
:[ドゥドゥー]|……すまん。聞き流してくれ。▼~
:[アネット]|ううん、あたしは嬉しいんだよ!~
ドゥドゥーと仲良くなれた気がして!▼~
だけど、ドゥドゥーはそのままでも~
十分みんなの役に立ててると思うよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……そう、だろうか。▼~
:[アネット]|うんうん。遺産なんてなくたって、~
ドゥドゥーはすっごく頼りになるけどな。▼~
紋章や遺産が役に立つのなんて、~
せいぜい戦争の時くらいだし……▼~
あたしはむしろ、お料理やお裁縫が得意な~
ドゥドゥーが羨ましいって思うの。▼~
:[アネット]|それに体が大きくて、重たい斧だって~
軽々振り回せるし、それも羨ましい!▼~
:[ドゥドゥー]|……互いにないものねだりということか。▼~
:[アネット]|そういうこと。というか、ドゥドゥーが~
遺産まで使いこなせちゃったら……▼~
もう完璧すぎて、いよいよあたしたちの~
いる意味がなくなっちゃう。▼~
たくさん訓練するのは良いことだけど、~
そうやって自分を追い込んじゃ駄目だよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前は強いな。アネット。▼~
その明るさは、おれだけでなく▼~
周囲の皆を、いつも前向きにしてくれる。~
:[アネット]|えへへ……そう言われると照れちゃうかも。~
まあ、これがあたしの取り柄だからね。▼~
少しでもドゥドゥーの~
役に立てたなら、嬉しいな。▼~
……さ、もう戻ろう!~
今日の夕食は、あたしが作ったんだよ!▼~
:[アネット]|実は途中でお鍋の底が抜けちゃって、~
どうなることかとは思ったんだけど……▼~
:[ドゥドゥー]|……鍋の、底が?▼~
:[アネット]|でも、何だかんだで美味しく作れたから~
ドゥドゥーにもたくさん食べてほしいんだ!▼~
:[ドゥドゥー]|鍋の底……いや、まあ、いい。~
料理が冷める前に、食べるとしよう。▼~
**イングリット [#u849a751]
***支援C [#af1f7597]
(※支援会話なし)
***支援B [#k97cd954]
(※支援会話なし)
***支援A [#eaec3145]
:[ドゥドゥー]|……差し入れだ、イングリット。▼~
:(お菓子)|
:[イングリット]|ドゥドゥー。ありがとうございます。~
あら、美味しそうなお菓子ですね!▼~
:[イングリット]|助かります。ちょうど作業が、~
行き詰まっていたところでしたので。▼~
:[ドゥドゥー]|作業……それは、報告書か。▼~
:[イングリット]|はい。先日、ダスカー地方での戦闘が~
あったでしょう。その時の報告です。▼~
……大変な戦いでしたよね。ダスカーの~
安定には、まだまだ時間がかかりそうです。▼~
もちろん、あの事件に関与した者を~
捕らえられたのは喜ばしいことですが。▼~
:[ドゥドゥー]|……ダスカーの民にも、~
いろいろな者がいるからな。▼~
:[イングリット]|わかっています。彼らも、私たちのような~
王国の民と何も変わらないのですから……▼~
善人も、悪人もいるでしょう。……問題は、~
悪人の咎を善人にまで押しつけたことです。▼~
:[ドゥドゥー]|……仕方のない話だ。~
人とは……そういうものだと思う。▼~
おれも……故郷を焼いたファーガスの~
者たちが憎くないと言えば、嘘になる。▼~
だが、陛下とともにファーガスで~
過ごすうち、いろいろな者がいると知った。▼~
:[イングリット]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|おれだけでなく陛下にまで石を投げ、~
罵倒するような者たちもいれば……▼~
ダスカーの民であるおれに、~
気安く話しかけてくる者たちもいた。▼~
:[イングリット]|……私は、それすら知ろうとしなかった。~
本当に……。▼~
あなたと出会わなければ、たとえ陛下が~
あなたたちの無実を訴えても……▼~
私は、いまだ頑なにあなたたちを憎み、~
恐れ続けていたかもしれません。▼~
:[ドゥドゥー]|……だが、お前はそうならなかった。~
一歩を踏み出し、歩み寄ってくれた。▼~
おれが言うべきことではないだろうが……~
お前は、立派だと思う。▼~
:[イングリット]|いえ、立派だなんて。~
今の私はまだまだ未熟者ですよ。▼~
……あ、そうだ。この作業が終わった後、~
ちょっと街へ食事に行きませんか?▼~
:[ドゥドゥー]|ああ。構わんが……。▼~
:[イングリット]|実は先日、美味しい食事を出す宿場へ~
陸下が連れていってくださったんです。▼~
宿場の主人がダスカーの方なのですが、~
どの料理も絶品で……。▼~
もしドゥドゥーが嫌でなければ、~
ぜひ一緒に行ってみませ……▼~
:[ドゥドゥー]|待て、イングリット。▼~
:[イングリット]|は、はい。嫌……でしたか?~
それとも何か他の予定があったとか。▼~
:[ドゥドゥー]|……いや、そういうわけではない。だが、~
陛下が連れていってくださったと言ったな。▼~
:[イングリット]|えっ? はい。陛下にとっては、~
随分と馴染みの宿場だったようですよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……作業が終わり次第、呼んでくれ。~
おれは……陛下と話してくる。▼~
イングリットと一緒だとはいえ、あまり~
軽率に出歩かれないようお伝えしなければ。▼~
:(ドゥドゥーが去る)|
:[イングリット]|……秘密にしておくべきだったかしら。~
すみません、陛下……。▼~
**カトリーヌ [#s924ffb1]
***支援C [#t890f634]
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[カトリーヌ]|お、ドゥドゥーか。~
ここで会えるとは運が良かったよ!▼~
……って何だよ、そんな硬い顔して。~
アタシらに何かあるのか?▼~
:[ドゥドゥー]|……この街に暮らしているのは、~
ダスカーの人間ばかりだ。▼~
王領の中とはいえ、修道院も教会もない。~
わざわざそんな街を訪れた理由は、何だ。▼~
:[カトリーヌ]|……ん? ディミトリやレア様から~
話が行ってないのか?▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。▼~
:[カトリーヌ]|そいつは困ったな。みんな忙しくしてるとは~
いえ、どこで止まってんのやら……。▼~
街で大火事があったんだろ?~
片づけを手伝ってやれって、レア様がね。▼~
それに、食糧も持ってきた。~
いくらあっても困らないだろうし。▼~
主の御名に誓って、アンタたちに危害は~
加えないから安心してくれ。▼~
:[ドゥドゥー]|確かに、復興のために人手が欲しいと~
陛下にお伝えしたところだったが……▼~
……手伝いに来たのが、~
まさかあんたたちとはな。▼~
:[カトリーヌ]|ははっ、困った時はお互い様だよ。~
アタシらはファーガスに恩があるからな。▼~
教団を受け入れ、帝国と戦うことになった~
王国を思えば、この程度、何でもないさ。▼~
:[ドゥドゥー]|……セイロス騎士団の戦力には~
すでに十分助けられているが。▼~
:[カトリーヌ]|そりゃ確かに騎士は働いてるが、修道士や~
学者の連中も何かさせろって聞かなくてね。▼~
そこに、火事の話が入ってきたもんだから、~
レア様が是非にと申し出たみたいだね。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだったのか。▼~
:[カトリーヌ]|セイロス教徒じゃないダスカーの民からして~
みたら、心配事もあるのかもしれないが……▼~
大丈夫さ。目の前で困ってる奴がいたら~
放っておくわけにはいかないだろ?▼~
それがレア様と、レア様を慕い、~
付き従ってる連中の考えだからね。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[カトリーヌ]|それでも信用できないってんなら、~
監視をつけてくれても構わないが……。▼~
:[ドゥドゥー]|……いや、いい。~
あんたの言葉に、嘘偽りはなさそうだ。▼~
:[ドゥドゥー]|以前、陛下も同じようなことを仰っていた。~
意に沿わん指示ではないだろう。▼~
:[カトリーヌ]|助かったよ、ドゥドゥー。回れ右して帰れ、~
って言われたらどうしようかと。▼~
よし、ついでにアタシらに指示をくれ。~
カ仕事だろうと何だろうと任せなよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……廃材の片づけと、炊き出しを頼む。~
おれは、街の者に経緯を説明してこよう。▼~
:[カトリーヌ]|悪いな、よろしく頼む。~
アンタのほうが意思疎通が早そうだ。▼~
***支援B [#z5529455]
:[カトリーヌ]|なあ、ドゥドゥー。~
ファーガスも変わったな。▼~
:[ドゥドゥー]|……どういう意味だ?▼~
:[カトリーヌ]|この街にいると、そう感じるんだよ。~
アンタにはわからないか?▼~
何だかんだ、皆がアンタを信頼してる。~
憎むべきファーガスの王の従者を……だ。▼~
アンタらの努力の結果だろ。~
良かったじゃないか。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれの手柄ではない。~
陛下が長らく努力されてきたからだ。▼~
:[カトリーヌ]|ふーん……やっぱり、アイツなりに~
前から考えてたことがあったんだろうな。▼~
昔は、ダスカー人のアンタを従者にして、~
気でも触れたのかって言われてたが……。▼~
:[ドゥドゥー]|王城にも、そうした~
口さがない者たちばかりだった。▼~
:[ドゥドゥー]|それで一度、何のためにおれを助けたのかと~
陛下にお尋ねしたことがある。▼~
……陛下は、助けたいという思いの前に~
信じる神や生まれなど関係ないと仰った。▼~
:[カトリーヌ]|はは、レア様と同じことを言ったわけか。▼~
アンタがディミトリに助けられたように、~
アタシも昔、レア様に救われたんだ。▼~
特に信心深いわけでもなかったアタシを、~
あの人は二度も助けてくださった……。▼~
きっと二人とも、傷ついて困ってる奴を~
放っとけない性質なんだろうな。▼~
:[ドゥドゥー]|……陛下も大司教様も、~
似た者同士なのかもしれん。▼~
:[カトリーヌ]|ああたまに立場を気にしないような~
振る舞いをするところなんかも似てる。▼~
:[ドゥドゥー]|……どういうことだ?▼~
:[カトリーヌ]|レア様は、大司教の立場なんか構いなしに、~
孤児の遊び相手をしたりするんだよ。▼~
アイツもそういう奴だろ? この間は城下の~
ガキどもに剣を教えてやったと聞いたぞ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。▼~
おれとしては、たまの休暇の時くらいは~
落ち着いて休んでもらいたいのだが……▼~
:[カトリーヌ]|それが休息になってるんだろ?~
他人面倒を見るのが。▼~
休ませるのが部下の仕事なら、~
好きにしてもらうのもそうだろうさ。▼~
:[ドゥドゥー]|……確かにそうだな。~
あんたの話は、参考になる。▼~
:[カトリーヌ]|よく似た主君に仕える者同士なんだ、~
共感できる部分も多いのかもな。▼~
:[ドゥドゥー]|おれとあんたも、似た者同士なのだろうか。▼~
:[カトリーヌ]|さあな。~
けど、アンタとは話が合いそうだ。▼~
苦労も、それが報われる喜びも、~
きっと同じものを感じてきた二人だろ。▼~
二人の主が同じ方向を向いてる限り、~
仲良くできるさ。▼~
:[ドゥドゥー]|……同感だ。~
だがもしも、互いの主が道を違えた時は……▼~
:[カトリーヌ]|おっと、わざわざ言わなくたっていい。~
万一あの二人が剣を向け合ったとしても……▼~
アタシたちは躊躇なく殺し合える。~
似た者同士なら、そうだよな?▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#d26b3b4e]
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*ドゥドゥーの支援会話 [#t350d4f7]
#contents
**ディミトリ [#aacd8d6e]
[[ディミトリのページへ>../ディミトリ(ファーガス神聖王国)#...
**フェリクス [#r71d6da8]
***支援C [#c35c7bd9]
(※支援会話なし)
***支援B [#m62a221b]
:(数人の王国兵とディミトリと共に会議するドゥドゥーとフェ...
:[ディミトリ]|……さて、以前議題に挙げた作戦について~
皆の意見を聞かせてもらいたい。▼~
俺としては、やはり兵力を集めて、~
一息に砦を攻め落とすべきだと思うが……。▼~
:[フェリクス]|ハッ、相変わらずの猪突猛進ぶりだな。~
小勢で兵站拠点を狙えば、事足りるだろう。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[フェリクス]|……おい、何か言いたげだな。~
考えがあるなら言え。▼~
:[ドゥドゥー]|いや……特に、そういうわけではない。▼~
:[フェリクス]|ほう、自分の考えはないと?~
賛成か反対かくらい、口にしたらどうだ。▼~
:[ディミトリ]|あまり食ってかかるな、フェリクス。~
それよりも、話の続きを聞かせてくれ。▼~
:[フェリクス]|正面から攻めずとも、少数で忍び込んで~
食料庫を焼けば痛手を与えられる。▼~
:[ディミトリ]|……兵糧の奪取を諦めることにはなるが、~
他に兵力を回す余裕が作れる、か。▼~
だが、哨戒を掻い潜って火を放つなど、~
そう容易くはないだろう。俺が手勢を……▼~
:[フェリクス]|俺が、その役割を引き受ける。~
それならば文句はあるまい。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:(暗転)|
:[ディミトリ]|……さて、作戦もだいぶまとまってきたな。~
そろそろ一度、休憩にしようか。▼~
:(画面が明るくなる。ドゥドゥーとフェリクスの二人)|
:[フェリクス]|しかし何なんだ、貴様は。~
先程から物言いたげな顔をして。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前がいて、よかったと考えていた。▼~
:[フェリクス]|は?▼~
:[ドゥドゥー]|悪意も遠慮もない、~
純粋な反論を陛下にぶつける者は、稀有だ。▼~
そういった者がいるからこそ、~
軍議が円滑に進む。▼~
:[フェリクス]|チッ……俺とて、賛成できる時はしている。~
何にでも食ってかかっているわけではない。▼~
:[ドゥドゥー]|そう、だろうか……。▼~
:[フェリクス]|昔から、奴は危なっかしいところがある。~
誰かが止めねば、何をしでかすかわからん。▼~
何しろ誰かのためだと吹き込めば、大喜びで~
己の命を投げ捨てるような男だからな。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだな。▼~
:[フェリクス]|だが、奴に死なれては困る。~
ファーガスも聖教会も諸共に滅ぶだけだ。▼~
だから俺が、この役を買って出た。~
王の命を……この国を守る役をな。▼~
:[ドゥドゥー]|ふ……“王の盾”か。▼~
:[フェリクス]|おい……何だその顔は!~
だいたいお前も自分の意見があるのなら……▼~
:[ドゥドゥー]|軍議の度、そう言ってくれるのも~
おれを気遣ってくれているからだろう。▼~
感謝している、フェリクス。▼~
:[フェリクス]|……フン、それくらいは当然だろう。~
俺たちは同じ王を戴く、同胞なのだからな。▼~
:(ディミトリが戻ってくる)|
:[ディミトリ]|待たせたな、そろそろ再開しよう。▼~
しかし、随分と話し込んでいたようだが、~
いったい何の話をしていたんだ?▼~
:[ドゥドゥー]|は……。~
陛下、フェリクスが……▼~
:[フェリクス]|阿呆! それ以上口を開くな!~
さっさと続きを始めるぞ!▼~
**アッシュ [#sca4be76]
***支援C [#j31d66c0]
:[アッシュ]|ふう……遅くなっちゃったな。~
寄り道するつもりはなかったんだけど……。▼~
:(ドゥドゥーが現れる)|
:[ドゥドゥー]|……今戻ったのか。遅かったな。▼~
:[アッシュ]|あっ、ドゥドゥー。~
心配させちゃったかな。ごめんね。▼~
:[ドゥドゥー]|いや……。街に行っていた、と聞いたが。▼~
:[アッシュ]|うん。物資の買いつけに行ってたんだけど、~
帰り道にこれがたくさん咲いてて、つい。▼~
:(白い花)|
:[ドゥドゥー]|この花は……。▼~
:[アッシュ]|傷薬の材料にも使われてる花でね。~
傷口に葉っぱを貼っても効くんだけど……▼~
これを酒精に漬けて出来た汁からは、~
すごく良い膏薬が作れるんだよ。▼~
まあ、白魔法が使えるならそっちのほうが~
手っ取り早いかもしれないんだけどね。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。詳しいんだな。▼~
:[アッシュ]|元々、ロナート様が詳しかったんだ。~
僕は少し聞きかじっただけだよ。▼~
:[ドゥドゥー]|ロナート殿が、か?▼~
:[アッシュ]|うん。部屋にはいろんな書物が並んでてさ。~
植物の図鑑みたいなものもあったなあ。▼~
あの方はお花が好きで、ガスパール城にも~
ちょっとした薬草園を作っていたんだよ。▼~
そういえばドゥドゥーも、~
花を育てるのが好きだよね。▼~
ガルグ=マクにいた頃は、~
よく温室の花に水をあげていたなと思って。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだな。~
薬についての知識はなかったが。▼~
:[アッシュ]|そっか。花を育てるための知識と~
薬草の知識とは別物なんだろうな……。▼~
:[ドゥドゥー]|……だが、そんなおれの目から見ても、~
大修道院の温室は宝の山のようだった。▼~
:[アッシュ]|あっ、それは僕も同感。ガスパール城の~
薬草園にはなかった花がたくさんあったよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……その薬草園とやらも、~
いずれ見てみたいものだ。▼~
:[アッシュ]|今度行ってみよう。紆余曲折あったけど……~
今は僕の弟たちが管理してるはずだからさ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。▼~
しかし……ロナート殿が~
薬草に詳しかったとは、意外だ。▼~
:[アッシュ]|ロナート様は、昔リュファス様の従者を~
務めていたこともあったみたいだから……▼~
もしかするとその時に、王都や近くの~
修道院なんかで勉強したのかもしれない。▼~
:[ドゥドゥー]|……あり得るな。▼~
:[アッシュ]|……あ、ごめん。つい長話しちゃったね。~
僕、そろそろ食糧庫の人と話してくるよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。▼~
:(アッシュが去る)|
:[ドゥドゥー]|……薬草、か。▼~
***支援B [#p9842aac]
:[ドゥドゥー]|……アッシュ良いところに来たな。▼~
:[アッシュ]|どうしたの? それは……お茶だよね。~
もしかして、休憩の邪魔をしちゃったかな。▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。気にするな。~
それよりもこの茶を、お前に飲んでほしい。▼~
:[アッシュ]|え、いいけど……あっ。もしかして~
この薬草茶、ドゥドゥーが作ったの?▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。興味が湧いて、~
薬草について少し調べてみた。▼~
陛下にお出ししようと思って、~
試しにくつか作ってみたんだが……▼~
お前に、率直な意見をもらいたい。▼~
:[アッシュ]|なるほど、そういうことだったんだ。~
それじゃあ、ありがたく頂こうかな。▼~
:(暗転)|
:[アッシュ]|………………。
この味は……。▼~
:(画面が明るくなる。)|
:[ドゥドゥー]|……どうだ。▼~
:[アッシュ]|ドゥドゥー。~
この薬草って、もしかして……▼~
:[ドゥドゥー]|以前、お前が採ってきたのと同じ花だ。~
いくつか他の薬草を混ぜて、蒸らした。▼~
王都の薬師がよく作るとも書いてあった。~
……口に、合わなかっただろうか。▼~
:[アッシュ]|ううん、その逆だよ!~
なんだか、懐かしい味がして……▼~
ああ……そうだ。これ、僕がロナート様に~
引き取っていただいた頃、飲んでいたんだ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ロナート殿が、淹れていたのか。▼~
:[アッシュ]|うん……。あの頃のことはまだ覚えてる。~
ほら、僕、貴族とは無縁の生まれだから……▼~
ロナート様と一緒に暮らし始めた頃は、~
何をするにも緊張しちゃって、大変だった。▼~
そんな時、あの方が淹れてくださった~
お茶を飲んだらすごく落ち着いたんだよね。▼~
:[ドゥドゥー]|この茶には、気分を落ち着かせて~
緊張を解く効果があるとも記されていた。▼~
ロナート殿は、お前が安心できるよう~
手を尽くしていたのかもしれん。▼~
:[アッシュ]|うん……ロナート様のことだから、~
きっと僕を慮ってくれたんだろうと思う。▼~
本当に小さい頃の話だから、このお茶が~
どんなものなのかも聞かなかったけど……▼~
そうか……こういうお茶だったんだね。~
2年も王都にいたのに、知らなかったよ。▼~
ロナート様は、リュファス様にも~
このお茶を振る舞っていたのかな。▼~
:[ドゥドゥー]|……本人から、話を聞いてはいないのか。▼~
:[アッシュ]|うん。ずっと昔、リュファス様と~
仲違いしてしまったみたいで……▼~
僕、あの方が王都にいた時の話は~
全然聞いたことがないんだ。▼~
でも、薬草に造詣が深いのは、~
君が陛下を気遣っているのと同じように……▼~
リュファス様に、何かしてあげたいと~
思ったからだったのかもね。想像だけど。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうかもしれんな。▼~
:[アッシュ]|……さて。ごちそうさま、ドゥドゥー!~
美味しかったし、すごく心が軽くなったよ。▼~
よければ作り方を教えてくれないかな。~
これ、僕もみんなに振る舞ってあげたい。▼~
:[ドゥドゥー]|ああ……もちろんだ、アッシュ。▼~
**シルヴァン [#d951e180]
***支援C [#g3951348]
(※支援会話なし)
***支援B [#l3f7b054]
:[シルヴァン]|……じゃあ、その話は俺が片づけよう。~
君は父上に手紙を届けておいてくれ。▼~
:[王国兵]|はっ、承知いたしました。▼~
:(王国兵が去る)|
:(ドゥドゥーが現れる)|
:[シルヴァン]|おっと、ドゥドゥー。~
どうした、何か用か?▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。通りかかっただけだ。▼~
:[シルヴァン]|そうなのか? それにしちゃあ、~
何か言いたそうな顔をしてるみたいだが。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前の様子を見て、感心していた。▼~
:[シルヴァン]|感心? 何でまた。▼~
:[ドゥドゥー]|士官学校にいた頃は、~
お前の悪い話をよく耳にした。▼~
女遊びにかまけ、訓練も怠りがち……~
陸下もよく頭を痛めておられた。▼~
:[シルヴァン]|……申し開きのしようもございません。▼~
いやいや、でも今はこのとおり、~
ちゃーんと真面目に働いてるだろ?▼~
:[ドゥドゥー]|当たり前のことだ。▼~
:[シルヴァン]|はい……。▼~
:[ドゥドゥー]|……だが、お前が心を変えた~
理由に興味が湧いた。▼~
:[シルヴァン]|心を変えるだなんて、そんな大げさな。~
もっと単純明快な理由だよ。▼~
ほら、今じゃ陛下もフェリクスの奴も、~
立派に自分の仕事をこなしてるんだ。▼~
弟分が頑張ってるってのに、俺だけ仕事を~
放り出して遊んでるわけにはいかないだろ。▼~
:[ドゥドゥー]|……弟分。▼~
:[シルヴァン]|そうそう。今のあいつらには、あんまり~
格好悪いところを見せたくないんだ。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。▼~
おれにも、妹がいた。~
お前の気持ちは、理解できる。▼~
:[シルヴァン]|妹が「いた」……ね。▼~
なあ、もし良かったら聞かせてくれよ。~
お前の妹さんがどんな子だったのかをさ。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだな。花が、好きだった。~
よく冠を作ってやった。▼~
それから……一度これと決めたら~
最後まで貫く、頑固なところがあったな。▼~
:[シルヴァン]|なるほどな。さぞかし可憐で、~
しっかり者のお嬢さんだったんだろう。▼~
:[ドゥドゥー]|……いくらお前でも、~
死んだ女は口説けんぞ。▼~
:[シルヴァン]|口説くも何も、~
俺は素直な感想を言っただけだぜ。▼~
けど、もし生きていたら、今の俺でも~
口説くことを諦められなかったかもな。▼~
で、妹想いの優しくも怖ーい兄貴に~
ぶっ飛ばされていたところだろうさ。▼~
:[ドゥドゥー]|ふ……そうかもしれん。▼~
シルヴァン。この戦いが終わったら、~
ダスカーの地を訪れてみるといい。▼~
粗末ではあるが……墓がある。~
機会があれば、案内しよう。▼~
:[シルヴァン]|そりゃあいい。その時には~
とびきり大きな花束を用意していくよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。~
きっと、妹も喜ぶだろう。▼~
**メルセデス [#k3b21a67]
***支援C [#lacfa405]
(※支援会話なし)
***支援B [#z69176cf]
:[子供(女の子)]|お姉ちゃん、お姉ちゃん!~
次はお料理を教えて!▼~
:[メルセデス]|いいわよ~。とっておきを教えてあげる。~
教会の人たちも、きっと驚くわ~。▼~
:(ドゥドゥーが現れる)|
:[ドゥドゥー]|……メルセデス。~
陛下がお前を捜しておられた。▼~
:[子供(女の子)]|……!▼~
:(子供が逃げる)|
:[メルセデス]|あらあら、どうしちゃったのかしら~。~
走っていっちゃったわ……。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれのせいだろう。~
昔から、子供と動物には怖がられる。▼~
おれの体格のせいか、おれが~
ダスカーの民だからかは知らんが……▼~
:[メルセデス]|少なくとも動物は、“ダスカーの悲劇”の~
ことなんか知らないと思うけれど~。▼~
とにかく、そういうことなら~
任せてちょうだい。私に考えがあるわ~。▼~
:[ドゥドゥー]|……考え。▼~
:[メルセデス]|この教会にはね、家や家族を亡くして~
周りを怖がっている子たちが多いから……▼~
無口で大柄なあなたは、確かに~
ちょっと怖く見えるのかもしれないわ。▼~
だからね、怖くないんだって~
わかってもらえばいいのよ~。▼~
:[ドゥドゥー]|……具体的には、何をすればいい。▼~
:[メルセデス]|う~ん……じゃあ、明日またここへ来て。~
その時のお楽しみってことで~。▼~
:[ドゥドゥー]|……? ……わかった。▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。子供たちとドゥドゥー)|
:(花冠)|
:[ドゥドゥー]|……できたぞ。花冠だ。▼~
:[子供(女の子)]|わあ! お兄ちゃん、すごいすごい!~
メルセデスお姉ちゃんのと一緒だー!▼~
:[子供(男の子)]|兄ちゃんすっげえ!~
こんな立派な花かんむり見たことないよ!▼~
:[子供(女の子)]|ねー!ほんとに王様のかんむりみたーい!~
わたしにも作って、作って!▼~
:[ドゥドゥー]|……作ってやってもいいが。~
自分で作ってみるのも、悪くない。▼~
:[子供(女の子)]|ええっ。でも、あたしぶきっちょだし……~
たぶんうまく作れないと思う……。▼~
:[ドゥドゥー]|手先が不器用でも……~
練習すれば皆、作れるようになる。▼~
……いや、皆ではないな。難しければ、~
友人……友達に手伝ってもらえ。▼~
:[子供(女の子)]|……わかった。ちょっとがんばってみる。~
えっと、始めはどうするんだっけ……?▼~
:[ドゥドゥー]|……そこに茎を巻きつけて、~
1周させてみろ。力は入れ過ぎるな。▼~
:(暗転)|
:(画面が明るくなる。ドゥドゥーとメルセデス)|
:[メルセデス]|あらあら、すっかり打ち解けたみたいね~。~
私の作戦が功を奏したかしら。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだな。お前のおかげだ。▼~
:[メルセデス]|まあ、私はあなたに作ってもらった花冠を~
みんなに自慢しただけなんだけれどね~。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前が、きっかけを~
作ってくれたからだ。▼~
:[メルセデス]|おおげさよ~。私は何もしてないわ~。~
あなたの優しさが、ちゃんと伝わっただけ。▼~
:[ドゥドゥー]|……優しいのは、お前だ。~
礼を……言わせてくれ。▼~
:(女の子が走ってくる)|
:[子供(女の子)]|あ、お姉ちゃん、お兄ちゃん、見て!~
ここまでできたよー!▼~
:[メルセデス]|まあ! すごいじゃない!~
ドゥドゥー、私にも作り方を教えて~。▼~
:[ドゥドゥー]|……もちろんだ。お前の頼みならばな。▼~
**アネット [#l26c85f2]
***支援C [#m6a80708]
(※支援会話なし)
***支援B [#h2cb89bd]
:[アネット]|うーん……どうしたらいいんだろう……。▼~
:[ドゥドゥー]|……アネット。何をしている。▼~
:[アネット]|あっ、ドゥドゥー! 良いところに。~
ちょっと相談に乗ってくれる?▼~
これの扱いが難しくって……。~
どうしたらいいんだろうって困ってたの。▼~
:(打ち砕くもの)|
:[ドゥドゥー]|これは……“英雄の遺産”か。▼~
:[アネット]|うん、“打ち砕くもの”。可愛いでしょ。~
伯父さんに譲ってもらったんだけど……▼~
見てのとおり、すっごく重いの!~
持っていられないほどじゃないんだけど……▼~
思いっきり振り回そうとすると、~
体ごと持っていかれそうになって。▼~
:[ドゥドゥー]|む……確かに、重いな。▼~
遺産の力がなくても、この重さなら~
鎧などものともしないだろう。▼~
:[アネット]|やっぱり体を鍛えるべきなのかなあ。~
一朝一夕じゃどうしようもない気がするし。▼~
はあ、あたしもドゥドゥーみたいに、~
背が大きかったらよかったんだけど。▼~
:[ドゥドゥー]|……背丈は、どうしようもない。~
だが、体格がすべてでもない。▼~
:[アネット]|……うーん。そういえば、前に~
父さんも似たようなこと言ってたかも。▼~
ちょっといろいろ試してみたいかも。~
ドゥドゥー、付き合ってくれないかな。▼~
:[ドゥドゥー]|……わかった。▼~
:[アネット]|ありがとう、助かるよ! ……って、~
遺産を使って立ち合いは良くないよね。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれはよく、訓練用の斧に~
石の入った袋を括り付けて稽古をしている。▼~
:[アネット]|なるほど……! それなら大丈夫そう。~
よろしくね、ドゥドゥー!▼~
:(暗転)|
:[ドゥドゥー]|……体全体を使え。~
腕だけで振るから、振り回される。▼~
:[アネット]|体全体で……うん、やってみる!~
こんな感じかな……えいっ!▼~
:[ドゥドゥー]|……その調子だ。▼~
:(画面が明るくなる。)|
:[アネット]|……はあ、いい汗かいたー!▼~
何だか、ちょっと掴めた気がするよ。~
ドゥドゥーのおかげだね。ありがとう!▼~
:[ドゥドゥー]|いや……役に立てたなら何よりだ。▼~
:[アネット]|正直、あたしに英雄の遺産なんて~
使えるのかなって不安だったけど……▼~
あなたのおかげで、もうちょっと~
頑張ってみようって気持ちになれたよ。▼~
あたし、絶対みんなの役に立ってみせる。~
よしっ……見ててね、ドゥドゥー!▼~
:[ドゥドゥー]|………………。~
……ああ。わかった。▼~
:[アネット]|……?▼~
***支援A [#l93e213f]
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[アネット]|……あれ? ドゥドゥー?~
何してるの、そんなところで。▼~
:[ドゥドゥー]|……アネット。~
少し…………稽古をしていた。▼~
:[アネット]|そっか。~
お疲れ様、ドゥドゥー。▼~
けどもう食事の時間だし、そろそろ~
切り上げたほうがいいんじゃないかな。▼~
:[ドゥドゥー]|……もう少し、続けたい。~
今のままでは……不十分だからな。▼~
:[アネット]|不十分って……斧の腕前の話?~
今でも十分凄いと思うけどな。▼~
:[ドゥドゥー]|フェリクスたちも、お前も、~
遺産の力を振るって活躍している。▼~
……遺産を振るうことのできん力不足を、~
補わねばならん。▼~
どれだけ腕を磨こうと、及ばん。~
少しでも、その差を埋めなければ……。▼~
……正直、おれはお前が羨ましい。~
“英雄の遺産”を振るい、戦えるお前が。▼~
:[アネット]|何だか……珍しいね?~
ドゥドゥーが弱音を吐くなんて。▼~
:[ドゥドゥー]|……すまん。聞き流してくれ。▼~
:[アネット]|ううん、あたしは嬉しいんだよ!~
ドゥドゥーと仲良くなれた気がして!▼~
だけど、ドゥドゥーはそのままでも~
十分みんなの役に立ててると思うよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……そう、だろうか。▼~
:[アネット]|うんうん。遺産なんてなくたって、~
ドゥドゥーはすっごく頼りになるけどな。▼~
紋章や遺産が役に立つのなんて、~
せいぜい戦争の時くらいだし……▼~
あたしはむしろ、お料理やお裁縫が得意な~
ドゥドゥーが羨ましいって思うの。▼~
:[アネット]|それに体が大きくて、重たい斧だって~
軽々振り回せるし、それも羨ましい!▼~
:[ドゥドゥー]|……互いにないものねだりということか。▼~
:[アネット]|そういうこと。というか、ドゥドゥーが~
遺産まで使いこなせちゃったら……▼~
もう完璧すぎて、いよいよあたしたちの~
いる意味がなくなっちゃう。▼~
たくさん訓練するのは良いことだけど、~
そうやって自分を追い込んじゃ駄目だよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前は強いな。アネット。▼~
その明るさは、おれだけでなく▼~
周囲の皆を、いつも前向きにしてくれる。~
:[アネット]|えへへ……そう言われると照れちゃうかも。~
まあ、これがあたしの取り柄だからね。▼~
少しでもドゥドゥーの~
役に立てたなら、嬉しいな。▼~
……さ、もう戻ろう!~
今日の夕食は、あたしが作ったんだよ!▼~
:[アネット]|実は途中でお鍋の底が抜けちゃって、~
どうなることかとは思ったんだけど……▼~
:[ドゥドゥー]|……鍋の、底が?▼~
:[アネット]|でも、何だかんだで美味しく作れたから~
ドゥドゥーにもたくさん食べてほしいんだ!▼~
:[ドゥドゥー]|鍋の底……いや、まあ、いい。~
料理が冷める前に、食べるとしよう。▼~
**イングリット [#u849a751]
***支援C [#af1f7597]
(※支援会話なし)
***支援B [#k97cd954]
(※支援会話なし)
***支援A [#eaec3145]
:[ドゥドゥー]|……差し入れだ、イングリット。▼~
:(お菓子)|
:[イングリット]|ドゥドゥー。ありがとうございます。~
あら、美味しそうなお菓子ですね!▼~
:[イングリット]|助かります。ちょうど作業が、~
行き詰まっていたところでしたので。▼~
:[ドゥドゥー]|作業……それは、報告書か。▼~
:[イングリット]|はい。先日、ダスカー地方での戦闘が~
あったでしょう。その時の報告です。▼~
……大変な戦いでしたよね。ダスカーの~
安定には、まだまだ時間がかかりそうです。▼~
もちろん、あの事件に関与した者を~
捕らえられたのは喜ばしいことですが。▼~
:[ドゥドゥー]|……ダスカーの民にも、~
いろいろな者がいるからな。▼~
:[イングリット]|わかっています。彼らも、私たちのような~
王国の民と何も変わらないのですから……▼~
善人も、悪人もいるでしょう。……問題は、~
悪人の咎を善人にまで押しつけたことです。▼~
:[ドゥドゥー]|……仕方のない話だ。~
人とは……そういうものだと思う。▼~
おれも……故郷を焼いたファーガスの~
者たちが憎くないと言えば、嘘になる。▼~
だが、陛下とともにファーガスで~
過ごすうち、いろいろな者がいると知った。▼~
:[イングリット]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|おれだけでなく陛下にまで石を投げ、~
罵倒するような者たちもいれば……▼~
ダスカーの民であるおれに、~
気安く話しかけてくる者たちもいた。▼~
:[イングリット]|……私は、それすら知ろうとしなかった。~
本当に……。▼~
あなたと出会わなければ、たとえ陛下が~
あなたたちの無実を訴えても……▼~
私は、いまだ頑なにあなたたちを憎み、~
恐れ続けていたかもしれません。▼~
:[ドゥドゥー]|……だが、お前はそうならなかった。~
一歩を踏み出し、歩み寄ってくれた。▼~
おれが言うべきことではないだろうが……~
お前は、立派だと思う。▼~
:[イングリット]|いえ、立派だなんて。~
今の私はまだまだ未熟者ですよ。▼~
……あ、そうだ。この作業が終わった後、~
ちょっと街へ食事に行きませんか?▼~
:[ドゥドゥー]|ああ。構わんが……。▼~
:[イングリット]|実は先日、美味しい食事を出す宿場へ~
陸下が連れていってくださったんです。▼~
宿場の主人がダスカーの方なのですが、~
どの料理も絶品で……。▼~
もしドゥドゥーが嫌でなければ、~
ぜひ一緒に行ってみませ……▼~
:[ドゥドゥー]|待て、イングリット。▼~
:[イングリット]|は、はい。嫌……でしたか?~
それとも何か他の予定があったとか。▼~
:[ドゥドゥー]|……いや、そういうわけではない。だが、~
陛下が連れていってくださったと言ったな。▼~
:[イングリット]|えっ? はい。陛下にとっては、~
随分と馴染みの宿場だったようですよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……作業が終わり次第、呼んでくれ。~
おれは……陛下と話してくる。▼~
イングリットと一緒だとはいえ、あまり~
軽率に出歩かれないようお伝えしなければ。▼~
:(ドゥドゥーが去る)|
:[イングリット]|……秘密にしておくべきだったかしら。~
すみません、陛下……。▼~
**カトリーヌ [#s924ffb1]
***支援C [#t890f634]
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[カトリーヌ]|お、ドゥドゥーか。~
ここで会えるとは運が良かったよ!▼~
……って何だよ、そんな硬い顔して。~
アタシらに何かあるのか?▼~
:[ドゥドゥー]|……この街に暮らしているのは、~
ダスカーの人間ばかりだ。▼~
王領の中とはいえ、修道院も教会もない。~
わざわざそんな街を訪れた理由は、何だ。▼~
:[カトリーヌ]|……ん? ディミトリやレア様から~
話が行ってないのか?▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。▼~
:[カトリーヌ]|そいつは困ったな。みんな忙しくしてるとは~
いえ、どこで止まってんのやら……。▼~
街で大火事があったんだろ?~
片づけを手伝ってやれって、レア様がね。▼~
それに、食糧も持ってきた。~
いくらあっても困らないだろうし。▼~
主の御名に誓って、アンタたちに危害は~
加えないから安心してくれ。▼~
:[ドゥドゥー]|確かに、復興のために人手が欲しいと~
陛下にお伝えしたところだったが……▼~
……手伝いに来たのが、~
まさかあんたたちとはな。▼~
:[カトリーヌ]|ははっ、困った時はお互い様だよ。~
アタシらはファーガスに恩があるからな。▼~
教団を受け入れ、帝国と戦うことになった~
王国を思えば、この程度、何でもないさ。▼~
:[ドゥドゥー]|……セイロス騎士団の戦力には~
すでに十分助けられているが。▼~
:[カトリーヌ]|そりゃ確かに騎士は働いてるが、修道士や~
学者の連中も何かさせろって聞かなくてね。▼~
そこに、火事の話が入ってきたもんだから、~
レア様が是非にと申し出たみたいだね。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだったのか。▼~
:[カトリーヌ]|セイロス教徒じゃないダスカーの民からして~
みたら、心配事もあるのかもしれないが……▼~
大丈夫さ。目の前で困ってる奴がいたら~
放っておくわけにはいかないだろ?▼~
それがレア様と、レア様を慕い、~
付き従ってる連中の考えだからね。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[カトリーヌ]|それでも信用できないってんなら、~
監視をつけてくれても構わないが……。▼~
:[ドゥドゥー]|……いや、いい。~
あんたの言葉に、嘘偽りはなさそうだ。▼~
:[ドゥドゥー]|以前、陛下も同じようなことを仰っていた。~
意に沿わん指示ではないだろう。▼~
:[カトリーヌ]|助かったよ、ドゥドゥー。回れ右して帰れ、~
って言われたらどうしようかと。▼~
よし、ついでにアタシらに指示をくれ。~
カ仕事だろうと何だろうと任せなよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……廃材の片づけと、炊き出しを頼む。~
おれは、街の者に経緯を説明してこよう。▼~
:[カトリーヌ]|悪いな、よろしく頼む。~
アンタのほうが意思疎通が早そうだ。▼~
***支援B [#z5529455]
:[カトリーヌ]|なあ、ドゥドゥー。~
ファーガスも変わったな。▼~
:[ドゥドゥー]|……どういう意味だ?▼~
:[カトリーヌ]|この街にいると、そう感じるんだよ。~
アンタにはわからないか?▼~
何だかんだ、皆がアンタを信頼してる。~
憎むべきファーガスの王の従者を……だ。▼~
アンタらの努力の結果だろ。~
良かったじゃないか。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれの手柄ではない。~
陛下が長らく努力されてきたからだ。▼~
:[カトリーヌ]|ふーん……やっぱり、アイツなりに~
前から考えてたことがあったんだろうな。▼~
昔は、ダスカー人のアンタを従者にして、~
気でも触れたのかって言われてたが……。▼~
:[ドゥドゥー]|王城にも、そうした~
口さがない者たちばかりだった。▼~
:[ドゥドゥー]|それで一度、何のためにおれを助けたのかと~
陛下にお尋ねしたことがある。▼~
……陛下は、助けたいという思いの前に~
信じる神や生まれなど関係ないと仰った。▼~
:[カトリーヌ]|はは、レア様と同じことを言ったわけか。▼~
アンタがディミトリに助けられたように、~
アタシも昔、レア様に救われたんだ。▼~
特に信心深いわけでもなかったアタシを、~
あの人は二度も助けてくださった……。▼~
きっと二人とも、傷ついて困ってる奴を~
放っとけない性質なんだろうな。▼~
:[ドゥドゥー]|……陛下も大司教様も、~
似た者同士なのかもしれん。▼~
:[カトリーヌ]|ああたまに立場を気にしないような~
振る舞いをするところなんかも似てる。▼~
:[ドゥドゥー]|……どういうことだ?▼~
:[カトリーヌ]|レア様は、大司教の立場なんか構いなしに、~
孤児の遊び相手をしたりするんだよ。▼~
アイツもそういう奴だろ? この間は城下の~
ガキどもに剣を教えてやったと聞いたぞ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。▼~
おれとしては、たまの休暇の時くらいは~
落ち着いて休んでもらいたいのだが……▼~
:[カトリーヌ]|それが休息になってるんだろ?~
他人面倒を見るのが。▼~
休ませるのが部下の仕事なら、~
好きにしてもらうのもそうだろうさ。▼~
:[ドゥドゥー]|……確かにそうだな。~
あんたの話は、参考になる。▼~
:[カトリーヌ]|よく似た主君に仕える者同士なんだ、~
共感できる部分も多いのかもな。▼~
:[ドゥドゥー]|おれとあんたも、似た者同士なのだろうか。▼~
:[カトリーヌ]|さあな。~
けど、アンタとは話が合いそうだ。▼~
苦労も、それが報われる喜びも、~
きっと同じものを感じてきた二人だろ。▼~
二人の主が同じ方向を向いてる限り、~
仲良くできるさ。▼~
:[ドゥドゥー]|……同感だ。~
だがもしも、互いの主が道を違えた時は……▼~
:[カトリーヌ]|おっと、わざわざ言わなくたっていい。~
万一あの二人が剣を向け合ったとしても……▼~
アタシたちは躊躇なく殺し合える。~
似た者同士なら、そうだよな?▼~
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