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会話集/支援会話/クロード(レスター諸侯同盟)
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[[会話集/支援会話]]
*クロードの支援会話 [#idaf30fa]
#contents
**ヒルダ [#p499c0af]
***支援C [#y18482fd]
(※支援会話なし)
***支援B [#v6edd856]
:[クロード]|………………。▼~
帝国とは局所的な戦いでは~
勝利を収められているものの……▼~
総合的な戦力、国力では相変わらずだ。~
戦い続けても勝ち目はないってのにな。▼~
この戦い、さっさと終わらせなくて~
いいのか?▼~
(ヒルダが現れる)
:[ヒルダ]|クロードくん、大丈夫ー?~
だいぶ悩んでるみたいだけど……。▼~
そうやって眉間に皺を寄せてると、~
跡がついちゃうよー。▼~
:[クロード]|気遣いどうも。けど、足りないって言われる~
威厳が増えてちょうどいいんじゃないか?▼~
:[ヒルダ]|またまたー、若く溌剌としてたほうが良いに~
決まってるじゃない。▼~
:[クロード]|そうか。円卓会議も、若く溌剌とした戦略を~
立てさせてくれればいいんだがなあ。▼~
保守的で利己的で場当たり的で……となれば~
俺の皺だって留まることを望んじまうさ。▼~
:[ヒルダ]|そうよ。皺は油断するとすぐに勢力を~
拡大しようとしちゃうんだから……。▼~
小皺だらけの目つきの悪い盟主様になんて~
ならないよう気をつけて?▼~
:[クロード]|ヒルダには敵わないな、まったく。▼~
:[ヒルダ]|クロードくん、あたしの言いたいこと、~
わかってないでしょー。▼~
皺なんか吹き飛ばす勢いで、あなたの好きな~
ようにやったらー?って言ってるの。▼~
:[クロード]|おいおい、いいのか、そんなこと言って。~
同盟がどうなっても知らないぞ?▼~
:[ヒルダ]|どうにかするつもりなの?~
それはちょっと困っちゃうけど……。▼~
でも、やりたいことやったら、~
クロードくんの眉間から皺が消えて……▼~
今のこの状況だって、打開できる手を~
打てるって思ってるんでしょ?▼~
:[クロード]|……ははっ、敵わないな、本当に。~
全部お見通しってことか。▼~
:[ヒルダ]|あなたの顔に全部書いてあるだけよー?~
あたしが読むまでもないっていうか。▼~
:[クロード]|そうか。それじゃ、皺を消すためにも~
しっかり顔を洗っておかないとな。▼~
:[ヒルダ]|そうそう、そうしたらいいわー。▼~
:[クロード]|……ヒルダ、俺は正直迷ってる。~
俺のやり方を取っていいのか。▼~
レスターのこれまでを否定するようで……~
誰かの大事なものを奪ってしまいそうで。▼~
俺を焚き付けたこと、後悔しないか?▼~
:[ヒルダ]|そんなのわからないわよ。~
後悔するかもしれないし、怒っちゃうかも。▼~
でも、あなたが盟主として頑張ってきたの、~
あたしは知ってるからね。▼~
誰よりも賢い盟主様なら、誰よりも良い~
方法を、思いついてくれるでしょ?▼~
***支援A [#r9fa1d69]
:[ヒルダ]|ねー、クロードくん。▼~
:[クロード]|とうした? ヒルダ。▼~
:[ヒルダ]|最近、会議続きよねー。~
しかも長引く会議ばっかり。▼~
:[クロード]|飽きたか?~
確かに俺も、少し疲れたかな。▼~
けど、レスター諸侯同盟は姿を変え、~
レスター連邦国になったんだ。▼~
やり方をすべて変えるってわけじゃないが、~
会議で決めておかなきゃいけないことも……▼~
今は多くなっちまうってのは、わかるだろ?▼~
:[ヒルダ]|もう十分にわかってるわよー。~
円卓会議より大変かも。▼~
まさかあのクロードくんが国王なんかに~
なるなんて思ってもみなかったから……▼~
なんていうか、不思議よね。▼~
:[クロード]|みんなにいろいろ言われたからな。~
その中で出した結論がこれだった。▼~
今の乱世に、円卓会議じゃ対応できない。~
強烈な指導者が、必要だと思ったんだよ。▼~
:[ヒルダ]|言いたいことはわかるけど、そもそも~
レスターに国王がいるって感覚が……▼~
不思議というか、むずむずしそうって~
いうか……。▼~
:[クロード]|気持ちはわかる。だが俺は王として、~
やるべきことをやるだけさ。▼~
:[ヒルダ]|……ねえ、クロードくん。~
これが、あなたのやりたいことだったの?▼~
レスターの王に、クロードくんは~
なりたかったの?▼~
:[クロード]|………………。▼~
:[ヒルダ]|クロードくんってもっと自由に振る舞って、~
それこそ誰かに王様の地位も押しつけて……▼~
自分のやりたいことを好きにやり切っちゃう~
ような、そんな人に見えてたの。▼~
今のクロードくんは、立場や責任に~
がんじがらめにされて見えちゃう。▼~
:[クロード]|いや、俺は「王」になりたかったよ。~
それは確かなんだ。▼~
でも、お前にはそう見えちまうか、~
ヒルダ……。▼~
:[ヒルダ]|だって、クロードくんは一人じゃない。~
あたしたちがいるじゃない。▼~
なのに、一人で王様になって……~
あたしたちって足手まといかな?▼~
:[クロード]|そんなことあるわけないだろ? 俺が王に~
なると決めたのは、お前らがいたからだ。▼~
お前らなら俺を支えたくれる。~
そう思って、この場所に立ったんだよ。▼~
:[ヒルダ]|………………。▼~
そう思ってるなら、~
もっと頼ってほしいんですけどー?▼~
こう見えてあたし、結構頼り甲斐のある~
正確してるのよ?▼~
:[クロード]|……わかった。~
もっと頼らせてもらうよ。▼~
俺としちゃ頼っていたつもりだったが、~
きっと足りなかった。▼~
:[ヒルダ]|全然足りないわよー。~
頼り上手のヒルダちゃんを見習って?▼~
:[クロード]|ああ、見習わせてもらおう。それに関しちゃ~
ヒルダの右に出る者はいないからな。▼~
**ローレンツ [#xc29d613]
***支援C [#h4fb193b]
:[クロード]|待たせたな、ローレンツ。~
何だよ、俺に話って。まさか恋の悩みか?▼~
:[ローレンツ]|違う。ミルディン大橋の一件から連なる、~
諸々の戦略についての話だ。▼~
:[クロード]|そのことか……謝罪ならいくらでもするよ。~
お前にも、お前の親父さんにもな。▼~
名門グロスタール伯爵家に裏切者の~
汚名をかぶせちまった。申し訳ない。▼~
:[ローレンツ]|よせ、謝罪ならすでに受けている。~
それに父とも合意の上だったのだろう?▼~
幸い、僕自身は清廉なままだ。~
家名についた傷もすぐに返上してやるさ。▼~
:[クロード]|それなら何の話だっていうんだ?▼~
:[ローレンツ]|……君に、確かめておきたいことがある。~
レスター諸侯同盟領の未来に関わる話だ。▼~
:[クロード]|………………。▼~
:[ローレンツ]|クロード、僕らは君を信じて~
本当にいいのだろうな?▼~
確かに、ここまでの君の働きによって、~
同盟領は窮地を脱することができた。▼~
しかし、僕は昔から君が信用ならない。~
今もだ。信用したいが、できないでいる。▼~
不安なのだよ。どこから来たのかも曖昧な、~
君のような男に頼るしかないのだからな。▼~
:[クロード]|……相変わらず手厳しいな、ローレンツ。▼~
まあ、お前の気持ちは理解できるよ。~
俺だって、俺みたいな男は信用ならない。▼~
:[ローレンツ]|ふん……。▼~
:[クロード]|こんな奴に、自分や大切な家族の未来を~
託せるかと聞かれれば、答えは否だな。▼~
:[ローレンツ]|ずいぶんと自分を卑下するのだな。▼~
:[クロード]|いやいや、ちょっと言い過ぎた。▼~
俺はそこまで酷くないよな?▼~
だが……俺は全知全能の女神様じゃない。~
未来を見通す力なんざ欠片もないんだ。▼~
だから、あらゆる可能性に備えて、~
手札を増やしておくことしかできない。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
:[クロード]|可能性は無限にある。いくら手札を~
増やしたって不安を完全には拭えない。▼~
自分を信用できないと言ったのは、~
そういうことだよ。毎日が綱渡りで……▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
:[クロード]|おい、ローレンツ。さっきから黙っているが~
俺の話をちゃんと聞いてるのか?▼~
:[ローレンツ]|……君が僕に胸中の不安を吐露するなど、~
意外過ぎて言葉が出なかった。▼~
まさか、これも君の謀略の一つか?~
この僕を誑かして、いったい何を……▼~
:[クロード]|待て待て。落ち着け。~
話を振ってきたのはお前だろうが。▼~
正直に答えてやったってのに、~
その態度は流石に酷いんじゃないか?▼~
:[ローレンツ]|いや、しかしだな。~
調子が狂うというか、いや……困ったな。▼~
:[クロード]|困ってるのはこっちだっつうの……。▼~
***支援B [#x51dc41a]
(※支援会話なし)
***支援A [#zfd78bb7]
:[ローレンツ]|クロード、我々レスターの諸侯は帝国と~
協調していくことになったわけだが……▼~
我がグロスタール家は、以前から帝国との~
友好関係を重視していた。▼~
:[クロード]|ああ……お前の親父さんが、親帝国派の~
旗頭だったからな。▼~
:[ローレンツ]|まあそれも、君の腹黒い策によって、~
一度は完全に途切れたわけだが。▼~
:[クロード]|おいおい、まだそれを言うのか?~
潔く謝罪しただろうが。▼~
:[ローレンツ]|ふっ、事実を言ったまでだ。~
別に責めてなどいないさ。▼~
僕が言いたいのは、当家には先見の明があり~
君はその後追いをしているということだ。▼~
:[クロード]|まあ、強引な理屈に聞こえるが、~
そう見ることもできなくもない。▼~
:[ローレンツ]|とするならば、レスター連邦国の王位に~
相応しいのはリーガン家ではなく……▼~
グロスタール家であるという意見が~
出るのも疑いようのない事実。▼~
:[クロード]|いや、そこはお前の願望であって、~
事実じゃないだろう……。▼~
:[ローレンツ]|誤解するな。僕は君が国王となったことに~
異論があるわけではない。今のところはな。▼~
だが、君の王位は円卓会議の合議によって~
定められた……言わば”選ばれし王”だ。▼~
言い換えるならば”臨時の王”。この先、~
リーガン家の世襲が約された地位ではない。▼~
次の王として名が挙がるのは、当然……~
ローレンツ=ヘルマン=グロスタールだ!▼~
君が失策をしでかそうものなら、すぐにでも~
この僕を王座に、という声が方々から……▼~
:[クロード]|いやいや、また願望が入ってるっての。▼~
だが……世襲じゃない王ってのは~
面白いかもしれないな。▼~
:[ローレンツ]|そうだろう? この発想こそが、~
僕が王に相応しいという証であり……▼~
:[クロード]|だが、また円卓会議で決めるってのは、~
うんざりだ。同盟の頃に戻っちまう。▼~
:[ローレンツ]|ほう?~
ならば、どう決めようというのだ。▼~
:[クロード]|例えば、そうだな……領内の平民たちに~
選んでもらったらどうだ?▼~
彼らは、自分を一番守ってくれそうな奴を~
次の王に選ぶはずだ。名案じゃないか?▼~
:[ローレンツ]|それは流石に荒唐無稽な話だと思うが……~
本気で言っているのか?▼~
まあ、そのやり方なら、領民からの信頼厚い~
グロスタール家が圧倒的有利なわけだが。▼~
:[クロード]|それは願望じゃなく真実かもな。だが、~
王を選ぶのはレスター全土の平民だぞ?▼~
:[ローレンツ]|問題ない。当家の善政はフォドラ全土に~
あまねく知られている……はずだ。▼~
……いや、その話は今はいい。僕が君に~
伝えたかったのは、そんなことじゃない。▼~
この連邦国の王位は、いまだ不安定だ。~
心してかかれ。でないとすぐに崩壊するぞ。▼~
:[クロード]|……確かにな。隣の王国や帝国のように、~
主の加護を得て建国されたわけでもない。▼~
人の意志のみによって作られた、脆い王だ。~
お前の言うとおり、心してかかるよ。▼~
……ありがとう。お前が側にいる限り、~
俺は自分を見失わずに済みそうだ。▼~
:[ローレンツ]|勘違いしないでくれ給えよ。僕はただ、~
この国が失望で覆われてほしくないだけだ。▼~
:[クロード]|ああ、これからも遠慮なく俺に文句を言いに~
来てくれ。頼んだぞ、ローレンツ。▼~
~
(クロードとローレンツが握手する一枚絵)
**ラファエル [#la47bce5]
***支援C [#x3d1a907]
:[ラファエル]|クロードくん、美味そうな肉だなあ。~
どこで手に入れたんだ?▼~
:[クロード]|よう、ラファエル。~
この前、制圧した拠点から頂戴したんだ。▼~
傷みかけてるんで、軍の食料にするわけにも~
いかない。だから……▼~
:[ラファエル]|オデにくれるのか!?~
おっしゃあああ!!▼~
:[クロード]|待て待て落ち着け……流石のお前でも、~
この量を一人じゃ食いきれないだろ。▼~
みんなでパーっと食っちまおうと思ってな。~
準備を手伝ってくれるか?▼~
:[ラファエル]|もちろんだぞ! 量は減っちまうが~
みんなで食ったほうが、うんめえもんなあ!▼~
そんじゃ後はオデに任せてくれ!~
大急ぎで肉祭りの準備をしてくるぞ!▼~
:[クロード]|おーい! その肉は食堂まで~
運ぶんだぞー……っと、聞こえたか?▼~
(食堂)
:[クロード]|なんて手際の良さだよ。~
ラファエル、お前ってヤツは……▼~
:[ラファエル]|クロードくん、傷みかけって言ってただろ?~
だから急いで捌いて焼いたんだ。~
:[クロード]|そんな僅かな時間で腐らないだろ……。~
まあ助かったよ。ありがとな。▼~
しっかし、凄い量の肉だったはずだが、~
こうして皆で分けると一瞬だな。▼~
:[ラファエル]|そうなんだよ。余ったら爺ちゃんやマーヤも~
呼んで、一緒に食いたかったんだけどな。▼~
:[クロード]|待て待て。ここに来るまで何日だ?~
流石に腐っちまうって。▼~
……そもそも、年寄りや子供が~
気軽に遠出できるご時世でもないしな。▼~
:[ラファエル]|そうかあ……そうだよなあ……。▼~
:[クロード]|いつかそんな日が来るといいんだがな。▼~
:[ラファエル]|うん?▼~
:[クロード]|お前の祖父さんや妹を気軽に呼んで、~
宴を開ける日が来りゃいいなって話さ。▼~
ま、この戦争が終わらない限り、~
とても無理だけどな。▼~
:[ラファエル]|……クロードくん! それだああ!▼~
:[クロード]|おお? 急に大声出してどうした?▼~
:[ラファエル]|こうやってうんめえ肉食ってても、~
なんか足りねえ気がしてたんだ。▼~
やっぱ、平和になってみんなで楽しく~
肉は食わねえとな! それが一番だ!▼~
戦争の心配しながら食ったんじゃあ、~
肉を心から楽しめねえもんなあ!▼~
:[クロード]|……ああ、お前の言うとおりだよ。▼~
戦争をしなきゃ開けない宴なんかより……~
平和な世で好きに宴を開くのが一番だ。▼~
巨大な肉塊を獣たちで奪い合うんじゃなく、~
分け合える未来を実現しなくちゃな。▼~
:[ラファエル]|肉塊!? まだ肉があんのか!?▼~
:[クロード]|いいや、ただの喩えさ。~
鷲と獅子が奪い合うものの、ね。▼~
さーて、葉を食べて満足な鹿たちは、~
どこへ向かって進むのか……。▼~
**イグナーツ [#uad20027]
***支援C [#v6779cc2]
(※支援会話なし)
***支援B [#gf9254ca]
:[クロード]|よう! イグナーツ。~
ここで何してるんだ?▼~
:[イグナーツ]|あ、クロードくん。~
この辺りの景色を眺めていました。▼~
ここ一帯は自然に囲まれているので、~
たまに見に来るんです。▼~
綺麗ですよね。~
自然を眺めていると、気分が落ち着きます。▼~
:[クロード]|そうだな。俺もよく木陰で~
昼寝してたもんだ。▼~
:[イグナーツ]|あはは。それは気持ちよさそうですね。▼~
:[クロード]|………………。▼~
……イグナーツ。お前、本当は~
絵描きになりたかったんだってな。▼~
:[イグナーツ]|えっ? ええ、そうですけど……。~
どうしてそのことを?▼~
:[クロード]|俺はお前のことなら何でもお見通しだぜ?~
……なんてな。▼~
:[イグナーツ]|は、はあ……。▼~
:[クロード]|ま、誰にでもできる推察さ。お前に昔、~
なりたいものがあったって話を聞いてね。▼~
こうして景色を眺めている姿を何度か~
見かけることがあったもんだから……▼~
一つの答えが導き出されたわけだ。絵描きの~
道を夢半ばで諦めたんだろうってな。▼~
:[イグナーツ]|……騎士になったのは、父の希望では~
ありますが、ボクが決めたことなので。▼~
それについてはもういいんです。▼~
今はそんな話よりも、~
同盟諸侯が不安定ですから……▼~
ボクは騎士として、~
みんなの役に立たないといけません。▼~
:[クロード]|確かに、シャハドが攻めてきて以来、~
同盟はガタついてばかりだ。▼~
各諸侯を糾合して乗り切らなきゃ~
ならないんだが、どうにもな……。▼~
:[イグナーツ]|ボクにも、もっと何かできることが~
あればいいんですけど……。▼~
:[クロード]|そうだな……。~
それなら、偵察任務に就かないか?▼~
:[イグナーツ]|えっ?▼~
:[クロード]|いろいろな場所を、時には街の中も偵察し、~
多くの物事を見聞きして記録する。▼~
お前には、似合いの任務だろ?▼~
:[イグナーツ]|その任務、ボクでいいんですか?▼~
:[クロード]|ああ、お前に任せたい。~
その目で外の世界を見て回るんだ。▼~
:[イグナーツ]|………………。▼~
ボク、絵描きの夢はもう終わったって、~
諦めて生きようって思っていましたが……▼~
戦争が収まったら、~
もう一度目指してみたくなりました。▼~
:[クロード]|ああ、そうしてくれ。夢なんて、~
簡単に捨てられるもんじゃないだろ?▼~
:[イグナーツ]|ありがとうございます、クロードくん。▼~
約束します。ボクが絵描きになったら、~
クロードくんの肖像画を描きますからね。▼~
:[クロード]|そりゃいいな。~
後世に残るような肖像画を、描いてくれよ?▼~
:[イグナーツ]|ええ、もちろんです。▼~
**リシテア [#pbdbc6e2]
***支援C [#o1e842ab]
(※支援会話なし)
***支援B [#y0cd1a6f]
:[クロード]|リシテア、ちょっといいか?~
話しておきたいことがあるんだが。▼~
:[リシテア]|……構いませんが、手短にお願いします。~
わたし、こう見えて忙しいので。▼~
:[クロード]|ああ、お前が暇そうにしてるのは~
見たことないもんな。▼~
じゃあ、できるだけ手短に話すが……~
この前の戦いのことだ。▼~
正直、褒められた戦い方じゃなかった。~
お前らしくもないと思ってな。▼~
:[リシテア]|……あんたが言う「らしくない」って~
何ですか?▼~
戦いを最短で終わらせるには、~
ああするのが最善だったんです。▼~
結果的に、被害も最小限に抑えられた。~
文句を言われる筋合いはないと思いますが。▼~
:[クロード]|……今回はな。▼~
失敗に終わる可能性も小さくなかった。~
俺ならあんな運に任せた戦い方はしない。▼~
最悪、お前らの部隊は壊滅してた。~
将兵全員、主に召されちまっていたんだぞ。▼~
勝つべくして勝つってのが戦術の常道だろ?~
優秀なお前なら、それくらいのこと……▼~
:[リシテア]|はいはい、お説教はもうたくさんです。~
わかってますよ、それくらいのこと……。▼~
ですが、あの場面でわたしの部隊が無茶を~
しなければ、確実に戦いは長引いたはず。▼~
決着は翌日に持ち越され、一夜明けて敵の~
布陣が変わっていれば作戦の練り直しです。▼~
状況によっては、決着がつくまでに~
更に数日を要する可能性もありました。▼~
わたしが正しかったとは言いませんが、~
考えた末の行動です。失敗も覚悟の上で。▼~
:[クロード]|……要らぬ覚悟だな。▼~
確かに戦いが数日長引けば、他の戦局にも~
深刻な影響が出ていただろうさ。▼~
だが、それがどうした? 天秤にかけりゃ、~
お前の命のほうがよっぽど重いんだ。▼~
頼む、リシテア。もうあんな~
無茶な戦い方はしないと約束してくれ。▼~
:[リシテア]|……ごめんなさい、約束はできません。▼~
:[クロード]|
お前だけじゃない、お前が率いる兵も~
危険に晒してるんだぞ? そんなんじゃ……▼~
:[リシテア]|将としては失格、ですか。~
ええ、そうかもしれませんね。▼~
わたしに将は務まらないと思うのなら、~
軍から外してもらって構いません。▼~
あんたにはその権限があるんですから。~
好きにしたらいいでしょう。▼~
:[クロード]|………………。▼~
:[リシテア]|それまでは、わたしも好きなように~
やらせてもらいます。……じゃ、失礼。▼~
(リシテアが立ち去る)
:[クロード]|やれやれ……何か抱えてるんだろうが、~
ああも頑なじゃ、どうしようもないな。▼~
やり方を変えてくれないってんなら、~
どうにか守ってやるしかない、か?▼~
***支援A [#rc251653]
:[リシテア]|クロード、ちょっと話があるんですけど。▼~
:[クロード]|ああ、構わないが、手短に頼むよ。~
こう見えて忙しい身の上でね。▼~
:[リシテア]|む……いつもそう答えているわたしへの~
当てつけですか。▼~
:[クロード]|怒るなって、冗談だよ。~
どんな長話にでも付き合うぜ?▼~
:[リシテア]|手短に話しますので結構です。~
父からの言付けを伝えに来ただけですから。▼~
:[クロード]|コーデリア伯か。~
ああ、心して聞くよ。▼~
帝国の侵攻の次は、賊の大暴動だもんな。~
王に文句の一つも言いたくなるだろう。▼~
俺が“闇に蠢く者”の動きに、もっと~
警戒してりゃ、あんなことには……▼~
:[リシテア]|ちょっと待って。何か勘違いしてます?~
特に文句は言付かってませんけど。▼~
王国との戦いを切り上げて、暴動鎮圧に~
駆けつけてくれたことに感謝している……▼~
今後も陛下の政策に協力は惜しまないから、~
何でも命じてほしい、とのことでした。▼~
:[クロード]|……ありがたいな。お前の親父さんの~
懐の深さには、いつも助けられてるよ。▼~
:[リシテア]|あの、伝えるだけは伝えましたけど、~
あまり父に負担はかけないでもらえますか。▼~
長年の心労が祟って、近頃は体もあまり~
言うことを聞かなくなってきているんです。▼~
:[クロード]|そうらしいな。無茶な対応を強いることは~
しないから安心してくれ。▼~
:[リシテア]|ありがとうございます。父に代わって、~
わたしが他の人の何倍も働きますので。▼~
:[クロード]|おいおい、お前は今だって働き過ぎなんだ。~
これ以上頑張ろうとしないでいいっての。▼~
:[リシテア]|そうはいきません。レスターの他の諸侯に~
後れを取るわけにはいきませんし。▼~
何より、この戦争をさっさと終わらせて、~
領内の安定を図らないと……▼~
:[クロード]|気持ちはわかるが、お前の体だって~
実は悲鳴を上げてるんじゃないのか?▼~
:[リシテア]|大丈夫です。短命とは言いましたけど、~
今日明日で死ぬようなことはないですし。▼~
普段はこのとおり、元気ですから。▼~
:[クロード]|元気そうに見えても、その裏で目に見えない~
負荷が常に体にかかってるんだろ?▼~
これ以上、無理に無理を重ねれば、~
いつぶっ倒れるかわからないぞ。▼~
:[リシテア]|でも……▼~
:[クロード]|聞けよ、リシテア。俺はこの戦争を~
最短で終わらせようと思ってる。▼~
その後で、“闇に蠢く者”のことも、~
きっちり片をつけるつもりだ。▼~
つまり、俺についてきてくれさえすれば、~
それがお前にとっても最善の道になる。▼~
:[リシテア]|………………。▼~
:[クロード]|これは王としての命令だ。~
もう生き急ぐような戦い方はやめろ。▼~
で、この戦争が終わってからも、~
お前の力を貸してほしい。いいな?▼~
:[リシテア]|……王の命令、ということなら~
仕方ないですね。わかりました。▼~
じゃ、これで失礼します。~
わたし、こう見えて忙しいので。▼~
(リシテアが立ち去る)
:[クロード]|ほんとにわかったのかよ? ……さて俺も、~
さっさと戦争を終わらせに行かないとな。▼~
**マリアンヌ [#g4a467c3]
***支援C [#pd851779]
(※支援会話なし)
***支援B [#z6885b9f]
(※支援会話なし)
***支援A [#icda7214]
:[マリアンヌ]|………………。▼~
私、一体どうしたら……。▼~
:[クロード]|「どうしたら」って何かあったのか?~
女神様の代わりに俺が聞くぜ?▼~
:[マリアンヌ]|ク、クロードさん!?▼~
:[クロード]|悪い。盗み聞きするつもりじゃ~
なかったんだが……。▼~
通りかかった時に、~
たまたま聞こえちまってな。▼~
:[マリアンヌ]|あ、いえ……。私のほうこそすみません。▼~
:[クロード]|ははっ。お前まで謝るなよ。~
……で、どうかしたのか?▼~
それに、手に持っているのは手紙か?▼~
:[マリアンヌ]|は、はい……義父からです。~
義父が手紙を送るなんて珍しくて……。▼~
………………。▼~
:[クロード]|……その割には嬉しそうじゃないな。▼~
差し支えなければその手紙、~
読んでもいいか?▼~
:[マリアンヌ]|は、はい……。どうぞ……。▼~
:[クロード]|ありがとう。それでは拝読させてもらうよ。~
………………。▼~
……なるほどな。~
『レスター同盟諸侯が結束した今……』▼~
『我々エドマンド家も意思を~
示すべきではないか』……ね。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[クロード]|親父さんの気持ちはわかる。▼~
ゴネリル公もグロスタール伯も~
後継に繋いだからな。▼~
お前にも家を継いでほしいんだろう。▼~
:[マリアンヌ]|私なんかが後を継ぐなんて~
考えられなくて……。▼~
義父の期待に応えられるかどうか~
わかりませんし……。▼~
:[クロード]|先のことは見えないから不安になるよな。~
俺にもそんな時期があったなあ。▼~
:[マリアンヌ]|えっ……。ク、クロードさんでも~
不安に思うことがあったんですか……?▼~
:[クロード]|もちろんさ。俺も人の子だからな。▼~
だが、俺はあるものを手に入れて~
その不安を払拭した!▼~
:[マリアンヌ]|あるもの……?▼~
:[クロード]|ああ。マリアンヌ、お前にもあるはずだ。▼~
:[マリアンヌ]|私にも……? な、なんでしょう……。▼~
:[クロード]|それは覚悟さ。~
お前は今見失っちまってるようだが。▼~
:[マリアンヌ]|覚悟、ですか……。▼~
:[クロード]|お前の持つ紋章のことは承知の上だ。~
だから隠さなくてもいい。▼~
後は覚悟を手にするだけだ。~
必要とあらば俺も手伝うさ。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
そうだったんですね……。▼~
ありがとうございます、クロードさん。~
私の覚悟、見つかった気がします……。▼~
**レオニー [#xeaee31c]
***支援C [#n09406ce]
(※支援会話なし)
***支援B [#kac9b5c1]
:[レオニー]|うーん……。▼~
:[クロード]|どうした、レオニー? 悩まし気だな。~
狩りで失敗でもしたか?▼~
:[レオニー]|ん、クロードか。何言ってるんだ?~
わたしがそうそう失敗するわけないだろ。▼~
そうじゃなくて、今の同盟の状況を~
考えていたんだよ。▼~
:[クロード]|お前が? それは興味深いな。▼~
:[レオニー]|リーガン領やグロスタール領が何度か~
戦場になっただろ?▼~
そこの人たちと話す機会もあったけど、~
やっぱり今年の収穫は厳しいみたいでさ。▼~
踏み荒らされた田畑もあれば、~
農作業に滞りが出た村もある。▼~
-~EP.8
:[レオニー]|中には盟主様に不満たらたらの人たちも~
いたよ。▼~
-EP.9~
:[レオニー]|中にはレスターの王様に不満たらたらの~
人たちもいたよ。▼~
《共通》
:[クロード]|そうだよな……。~
帝国と戦うことを決めたのは俺だ。▼~
もうレスターが戦地になることはないと~
思いたいが……物事に絶対はない。▼~
……そう言えば、お前の出身のサウィン村は~
どうなんだ? あの辺は無事だったよな。▼~
:[レオニー]|ああ、幸いにも大丈夫だよ。▼~
:[クロード]|良かった。もし被害を受けてたら、~
お前も気が気じゃなかったろう。▼~
:[レオニー]|……なあ、クロード。▼~
わたしは正直、戦争の目的とか、国同士の~
関係とか、どうでもいいと思うこともある。▼~
でも、あんたが見据えてる未来が良いもの~
なんじゃないかって……▼~
そう感じるのも確かなんだ。~
学のないわたしは、勘だよりだけどな。▼~
:[クロード]|それはありがたい言葉だが……~
「どうでもいい」っていうのもわかるよ。▼~
平民にとっちゃ、今の生活が、明日の収穫が~
すべてなんだ。それはわかってる。▼~
そんな連中を、俺の描く未来に巻き込んで、~
戦うことを強いている。▼~
:[レオニー]|けど、それは……▼~
:[クロード]|
ああ。それは、戦わなければ、もっと~
犠牲者が増えちまうからだよ。▼~
でも、戦ったって犠牲者は出る。~
最も多く死ぬのは、平民だ……。▼~
:[レオニー]|………………。▼~
:[クロード]|レオニー、これからも、~
お前の力を貸してくれないか。▼~
傭兵としての腕だけじゃない。~
お前の目線が、欲しいんだ。▼~
:[レオニー]|わたしの目線?▼~
:[クロード]|農家連中の話を聞いて、俺に不満があるって~
ことまで引き出せるんだろ?▼~
そういうことは俺にはできない。~
立場も、許さないしな。▼~
:[レオニー]|まあ、それはそうかもな。▼~
:[クロード]|だから、俺の視界からこぼれていったり、~
俺の耳に入ってこなかったり……▼~
そういう連中の、そういう話を、~
俺に教えてくれないか。▼~
戦争に勝つことより何より、大事にしていき~
たいんだ。レスターを治める者として、な。▼~
:[レオニー]|わかった。~
喜んで請け負うよ。▼~
-~EP.8
:[レオニー]|本当に貴族らしくない奴だよな、あんた。~
それが盟主なんだから……▼~
-EP.9~
:[レオニー]|本当に貴族らしくない奴だよな、あんた。~
それが王様なんだから……▼~
《共通》
:[レオニー]|きっとレスターは良くなる。~
わたしはそう、思うよ。▼~
**ホルスト [#td76f62e]
***支援C [#o8d11c6d]
:[クロード]|おっと、ホルストさん直々に~
兵の調練をしてくれているのか。▼~
……それにしても、みんなの気合の入り様が~
違うな。流石はホルストさんだ。▼~
:[ホルスト]|私がどうかしたか? 盟主殿。▼~
(ホルストが現れる)
:[クロード]|これはホルストさん。~
いや、あんたの調練を見ていたのさ。▼~
普段よりみんな気合が入ってるな、と。~
たぶん、あんたに見られてるからだろうな。▼~
:[ホルスト]|……聞き捨てならんな。つまり普段は、~
今より気合が入っていないのか。▼~
調練はいかに実戦に近づけるかで成果が~
決まる。緊張感に欠けるようでは無駄だ。▼~
すぐにでも日頃の調練のやり方を~
改善せねばなるまい。▼~
:[クロード]|お手柔らかに頼むよ。別に普段だって~
みんな手を抜いてるわけじゃない。▼~
だが、あんたを目の前にすると、~
いつもより更に奮い立っちまうんだろう。▼~
生きるレスターの英傑、紋章を持たずして~
万夫不当の勇を見せる最強の武人……▼~
そんな人と一緒に鍛え、共に戦場に出る。~
兵士にとっちゃ嬉しいことこの上ないさ。▼~
:[ホルスト]|はははっ、やけに持ち上げるな。▼~
私と人の身、十傑のような英雄と比べては~
引けを取ってしまうだろう。▼~
もちろん、ただで負けるつもりはないがね。~
たとえ独りで挑もうと、腕の1本や2本……▼~
:[クロード]|あっはっは、十傑と良い勝負ができる時点で~
人知を超えた強さな気がするよ。▼~
かくいう俺も、兵士たちと同じ思いなんだ。~
あんたと共にいるだけで、奮い立てる。▼~
:[ホルスト]|……君や、皆の励みになれているのなら、~
私がここにいる甲斐があるというものだ。▼~
だが、皆は私以上に、君のことを信頼し、~
心を奮い立たせていると思う。▼~
そうでなければ、この同盟が、~
これほどまでにまとまることはない。▼~
:[クロード]|いつもはまとまらないのが当然ってのも、~
困ったもんなんだがな……。▼~
ホルストさん、俺たちに力を貸してくれて~
改めて感謝するよ。▼~
:[ホルスト]|私としては、ゴネリル家の嫡子として~
当然の使命を果たしているまでだ。▼~
すべてはレスター諸侯同盟のため、~
力を惜しむ理由はない。▼~
それに何より……君の側にはヒルダがいる。~
簡単にここを離れるわけにもいかないさ。▼~
:[クロード]|ということは、俺はむしろヒルダに~
感謝しなきゃいけないのかもしれないな。▼~
:[ホルスト]|はは、そうだ。~
感謝して、しっかりヒルダを守ってくれ。▼~
私には“フォドラの喉元”を死守するという~
別の使命もある。▼~
万一、パルミラが不穏な動きを見せれば、~
私はすぐにでも戻らねばならない。▼~
:[クロード]|ああ。だがそうなったは、~
俺たちも一緒にパルミラ軍と戦うさ。▼~
次に攻めてくれば、恐らくフォドラの~
命運を懸けた戦いになりそうだからな。▼~
***支援B [#id96e111]
(※支援会話なし)
***支援A [#t3e391d0]
:[ホルスト]|陛下、忙しいところ申し訳ないが少し~
時間を貰えるか。重要な話だ。▼~
:[クロード]|あんたに重要な話があると言われたら、~
聞かないわけにいかないだろ。▼~
それで、何の話だ? 思い当たることが~
ありすぎて逆に見当がつかないんだが。▼~
:[ホルスト]|我々はレスターの旧き盟約を脱ぎ捨てて~
連邦国として再出発を果たした。▼~
更には帝国との共闘を約し、王国を打倒して~
中央協会を排除せんとしている。▼~
:[クロード]|そのとおりだが……それについては、~
ホルストさんも納得してくれてるんだろ?▼~
:[ホルスト]|無論な。いやむしろ、陛下にとって~
一番の理解者たらんと決意しているほどだ。▼~
:[クロード]|ありがたいね。あんたが支持してくれる限り~
俺の王位は安泰だろうさ。▼~
:[ホルスト]|君ならばきっと戦争の目的を達することが~
できるだろう。だが……問題はその先だ。▼~
君はこのフォドラから中央協会の権威を~
排除し、秩序を作り直したいと言う。▼~
:[クロード]|ああ、今のフォドラを縛っている秩序は、~
すべて教団が意図的に作り上げたものだ。▼~
いいところもないわけじゃないが、結局は~
セイロス教の権威を守ることが目的さ。▼~
そんなものを有難がっている限り、~
フォドラは先に進めない。そうだろう?▼~
:[ホルスト]|だから戦後は、既存の貴族制や~
信仰の在り方を一から見直し……▼~
異教徒や異民族とも積極的に交流する。~
……という認識で間違っていないな?▼~
:[クロード]|ああ、理解していてくれて嬉しいよ。~
俺は、今の閉鎖的な状況を打破したいんだ。▼~
:[ホルスト]|つまり……例えばフォドラの喉元を開き、~
パルミラとも友好的な関係を築くつもりか?▼~
:[クロード]|ああ、もちろんだ。向こうの態度次第では~
あるが、そうしたいという希望はあるよ。▼~
:[ホルスト]|ならばその一手として、長らくパルミラの~
宿敵と目されていた我がゴネリル家……▼~
その一人娘と、パルミラ王家の婚姻を~
成立させるようなこともあり得ると?▼~
:[クロード]|へ? それってヒルダのことか?▼~
:[ホルスト]|まあ、そうなる。当家の一人娘といえば~
ヒルダしかいないからな。▼~
:[クロード]|ははーん。ホルストさんが気にしているのは~
ヒルダの将来か。▼~
心配しないでくれ、いくらレスター王でも~
他人の家の嫁ぎ先にまで口は出さないよ。▼~
:[ホルスト]|だが、次のパルミラ王が実は悪くない男で、~
ヒルダのほうが気に入ってしまったら?▼~
:[クロード]|はあ? そりゃヒルダが嫁ぎたいってんなら~
俺は止めないが……何の話だ?▼~
:[ホルスト]|ああ、すまない。少し妄想が過ぎたようだ。~
……私とて、ヒルダが望むなら止められん。▼~
:[クロード]|いや、まだ妄想が続いているようだが……。▼~
:[ホルスト]|私はただ、レスターの未来と同じくらい、~
いやそれ以上にヒルダの将来が心配なのだ。▼~
:[クロード]|承知してるって。……ホルストさん、~
これだけは伝えておくよ。▼~
俺はレスターの未来も、ヒルダの未来も、~
明るいものになると信じている。▼~
だからホルストさんも、俺を信じてほしい。▼~
:[ホルスト]|……その言葉、このホルストの胸に~
しかと刻み付けたぞ。▼~
陛下、これからもヒルダのことを頼む。▼~
:[クロード]|ああ、わかった。~
しかし何だか、その言葉が妙に重いな……。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#w87020b6]
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*クロードの支援会話 [#idaf30fa]
#contents
**ヒルダ [#p499c0af]
***支援C [#y18482fd]
(※支援会話なし)
***支援B [#v6edd856]
:[クロード]|………………。▼~
帝国とは局所的な戦いでは~
勝利を収められているものの……▼~
総合的な戦力、国力では相変わらずだ。~
戦い続けても勝ち目はないってのにな。▼~
この戦い、さっさと終わらせなくて~
いいのか?▼~
(ヒルダが現れる)
:[ヒルダ]|クロードくん、大丈夫ー?~
だいぶ悩んでるみたいだけど……。▼~
そうやって眉間に皺を寄せてると、~
跡がついちゃうよー。▼~
:[クロード]|気遣いどうも。けど、足りないって言われる~
威厳が増えてちょうどいいんじゃないか?▼~
:[ヒルダ]|またまたー、若く溌剌としてたほうが良いに~
決まってるじゃない。▼~
:[クロード]|そうか。円卓会議も、若く溌剌とした戦略を~
立てさせてくれればいいんだがなあ。▼~
保守的で利己的で場当たり的で……となれば~
俺の皺だって留まることを望んじまうさ。▼~
:[ヒルダ]|そうよ。皺は油断するとすぐに勢力を~
拡大しようとしちゃうんだから……。▼~
小皺だらけの目つきの悪い盟主様になんて~
ならないよう気をつけて?▼~
:[クロード]|ヒルダには敵わないな、まったく。▼~
:[ヒルダ]|クロードくん、あたしの言いたいこと、~
わかってないでしょー。▼~
皺なんか吹き飛ばす勢いで、あなたの好きな~
ようにやったらー?って言ってるの。▼~
:[クロード]|おいおい、いいのか、そんなこと言って。~
同盟がどうなっても知らないぞ?▼~
:[ヒルダ]|どうにかするつもりなの?~
それはちょっと困っちゃうけど……。▼~
でも、やりたいことやったら、~
クロードくんの眉間から皺が消えて……▼~
今のこの状況だって、打開できる手を~
打てるって思ってるんでしょ?▼~
:[クロード]|……ははっ、敵わないな、本当に。~
全部お見通しってことか。▼~
:[ヒルダ]|あなたの顔に全部書いてあるだけよー?~
あたしが読むまでもないっていうか。▼~
:[クロード]|そうか。それじゃ、皺を消すためにも~
しっかり顔を洗っておかないとな。▼~
:[ヒルダ]|そうそう、そうしたらいいわー。▼~
:[クロード]|……ヒルダ、俺は正直迷ってる。~
俺のやり方を取っていいのか。▼~
レスターのこれまでを否定するようで……~
誰かの大事なものを奪ってしまいそうで。▼~
俺を焚き付けたこと、後悔しないか?▼~
:[ヒルダ]|そんなのわからないわよ。~
後悔するかもしれないし、怒っちゃうかも。▼~
でも、あなたが盟主として頑張ってきたの、~
あたしは知ってるからね。▼~
誰よりも賢い盟主様なら、誰よりも良い~
方法を、思いついてくれるでしょ?▼~
***支援A [#r9fa1d69]
:[ヒルダ]|ねー、クロードくん。▼~
:[クロード]|とうした? ヒルダ。▼~
:[ヒルダ]|最近、会議続きよねー。~
しかも長引く会議ばっかり。▼~
:[クロード]|飽きたか?~
確かに俺も、少し疲れたかな。▼~
けど、レスター諸侯同盟は姿を変え、~
レスター連邦国になったんだ。▼~
やり方をすべて変えるってわけじゃないが、~
会議で決めておかなきゃいけないことも……▼~
今は多くなっちまうってのは、わかるだろ?▼~
:[ヒルダ]|もう十分にわかってるわよー。~
円卓会議より大変かも。▼~
まさかあのクロードくんが国王なんかに~
なるなんて思ってもみなかったから……▼~
なんていうか、不思議よね。▼~
:[クロード]|みんなにいろいろ言われたからな。~
その中で出した結論がこれだった。▼~
今の乱世に、円卓会議じゃ対応できない。~
強烈な指導者が、必要だと思ったんだよ。▼~
:[ヒルダ]|言いたいことはわかるけど、そもそも~
レスターに国王がいるって感覚が……▼~
不思議というか、むずむずしそうって~
いうか……。▼~
:[クロード]|気持ちはわかる。だが俺は王として、~
やるべきことをやるだけさ。▼~
:[ヒルダ]|……ねえ、クロードくん。~
これが、あなたのやりたいことだったの?▼~
レスターの王に、クロードくんは~
なりたかったの?▼~
:[クロード]|………………。▼~
:[ヒルダ]|クロードくんってもっと自由に振る舞って、~
それこそ誰かに王様の地位も押しつけて……▼~
自分のやりたいことを好きにやり切っちゃう~
ような、そんな人に見えてたの。▼~
今のクロードくんは、立場や責任に~
がんじがらめにされて見えちゃう。▼~
:[クロード]|いや、俺は「王」になりたかったよ。~
それは確かなんだ。▼~
でも、お前にはそう見えちまうか、~
ヒルダ……。▼~
:[ヒルダ]|だって、クロードくんは一人じゃない。~
あたしたちがいるじゃない。▼~
なのに、一人で王様になって……~
あたしたちって足手まといかな?▼~
:[クロード]|そんなことあるわけないだろ? 俺が王に~
なると決めたのは、お前らがいたからだ。▼~
お前らなら俺を支えたくれる。~
そう思って、この場所に立ったんだよ。▼~
:[ヒルダ]|………………。▼~
そう思ってるなら、~
もっと頼ってほしいんですけどー?▼~
こう見えてあたし、結構頼り甲斐のある~
正確してるのよ?▼~
:[クロード]|……わかった。~
もっと頼らせてもらうよ。▼~
俺としちゃ頼っていたつもりだったが、~
きっと足りなかった。▼~
:[ヒルダ]|全然足りないわよー。~
頼り上手のヒルダちゃんを見習って?▼~
:[クロード]|ああ、見習わせてもらおう。それに関しちゃ~
ヒルダの右に出る者はいないからな。▼~
**ローレンツ [#xc29d613]
***支援C [#h4fb193b]
:[クロード]|待たせたな、ローレンツ。~
何だよ、俺に話って。まさか恋の悩みか?▼~
:[ローレンツ]|違う。ミルディン大橋の一件から連なる、~
諸々の戦略についての話だ。▼~
:[クロード]|そのことか……謝罪ならいくらでもするよ。~
お前にも、お前の親父さんにもな。▼~
名門グロスタール伯爵家に裏切者の~
汚名をかぶせちまった。申し訳ない。▼~
:[ローレンツ]|よせ、謝罪ならすでに受けている。~
それに父とも合意の上だったのだろう?▼~
幸い、僕自身は清廉なままだ。~
家名についた傷もすぐに返上してやるさ。▼~
:[クロード]|それなら何の話だっていうんだ?▼~
:[ローレンツ]|……君に、確かめておきたいことがある。~
レスター諸侯同盟領の未来に関わる話だ。▼~
:[クロード]|………………。▼~
:[ローレンツ]|クロード、僕らは君を信じて~
本当にいいのだろうな?▼~
確かに、ここまでの君の働きによって、~
同盟領は窮地を脱することができた。▼~
しかし、僕は昔から君が信用ならない。~
今もだ。信用したいが、できないでいる。▼~
不安なのだよ。どこから来たのかも曖昧な、~
君のような男に頼るしかないのだからな。▼~
:[クロード]|……相変わらず手厳しいな、ローレンツ。▼~
まあ、お前の気持ちは理解できるよ。~
俺だって、俺みたいな男は信用ならない。▼~
:[ローレンツ]|ふん……。▼~
:[クロード]|こんな奴に、自分や大切な家族の未来を~
託せるかと聞かれれば、答えは否だな。▼~
:[ローレンツ]|ずいぶんと自分を卑下するのだな。▼~
:[クロード]|いやいや、ちょっと言い過ぎた。▼~
俺はそこまで酷くないよな?▼~
だが……俺は全知全能の女神様じゃない。~
未来を見通す力なんざ欠片もないんだ。▼~
だから、あらゆる可能性に備えて、~
手札を増やしておくことしかできない。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
:[クロード]|可能性は無限にある。いくら手札を~
増やしたって不安を完全には拭えない。▼~
自分を信用できないと言ったのは、~
そういうことだよ。毎日が綱渡りで……▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
:[クロード]|おい、ローレンツ。さっきから黙っているが~
俺の話をちゃんと聞いてるのか?▼~
:[ローレンツ]|……君が僕に胸中の不安を吐露するなど、~
意外過ぎて言葉が出なかった。▼~
まさか、これも君の謀略の一つか?~
この僕を誑かして、いったい何を……▼~
:[クロード]|待て待て。落ち着け。~
話を振ってきたのはお前だろうが。▼~
正直に答えてやったってのに、~
その態度は流石に酷いんじゃないか?▼~
:[ローレンツ]|いや、しかしだな。~
調子が狂うというか、いや……困ったな。▼~
:[クロード]|困ってるのはこっちだっつうの……。▼~
***支援B [#x51dc41a]
(※支援会話なし)
***支援A [#zfd78bb7]
:[ローレンツ]|クロード、我々レスターの諸侯は帝国と~
協調していくことになったわけだが……▼~
我がグロスタール家は、以前から帝国との~
友好関係を重視していた。▼~
:[クロード]|ああ……お前の親父さんが、親帝国派の~
旗頭だったからな。▼~
:[ローレンツ]|まあそれも、君の腹黒い策によって、~
一度は完全に途切れたわけだが。▼~
:[クロード]|おいおい、まだそれを言うのか?~
潔く謝罪しただろうが。▼~
:[ローレンツ]|ふっ、事実を言ったまでだ。~
別に責めてなどいないさ。▼~
僕が言いたいのは、当家には先見の明があり~
君はその後追いをしているということだ。▼~
:[クロード]|まあ、強引な理屈に聞こえるが、~
そう見ることもできなくもない。▼~
:[ローレンツ]|とするならば、レスター連邦国の王位に~
相応しいのはリーガン家ではなく……▼~
グロスタール家であるという意見が~
出るのも疑いようのない事実。▼~
:[クロード]|いや、そこはお前の願望であって、~
事実じゃないだろう……。▼~
:[ローレンツ]|誤解するな。僕は君が国王となったことに~
異論があるわけではない。今のところはな。▼~
だが、君の王位は円卓会議の合議によって~
定められた……言わば”選ばれし王”だ。▼~
言い換えるならば”臨時の王”。この先、~
リーガン家の世襲が約された地位ではない。▼~
次の王として名が挙がるのは、当然……~
ローレンツ=ヘルマン=グロスタールだ!▼~
君が失策をしでかそうものなら、すぐにでも~
この僕を王座に、という声が方々から……▼~
:[クロード]|いやいや、また願望が入ってるっての。▼~
だが……世襲じゃない王ってのは~
面白いかもしれないな。▼~
:[ローレンツ]|そうだろう? この発想こそが、~
僕が王に相応しいという証であり……▼~
:[クロード]|だが、また円卓会議で決めるってのは、~
うんざりだ。同盟の頃に戻っちまう。▼~
:[ローレンツ]|ほう?~
ならば、どう決めようというのだ。▼~
:[クロード]|例えば、そうだな……領内の平民たちに~
選んでもらったらどうだ?▼~
彼らは、自分を一番守ってくれそうな奴を~
次の王に選ぶはずだ。名案じゃないか?▼~
:[ローレンツ]|それは流石に荒唐無稽な話だと思うが……~
本気で言っているのか?▼~
まあ、そのやり方なら、領民からの信頼厚い~
グロスタール家が圧倒的有利なわけだが。▼~
:[クロード]|それは願望じゃなく真実かもな。だが、~
王を選ぶのはレスター全土の平民だぞ?▼~
:[ローレンツ]|問題ない。当家の善政はフォドラ全土に~
あまねく知られている……はずだ。▼~
……いや、その話は今はいい。僕が君に~
伝えたかったのは、そんなことじゃない。▼~
この連邦国の王位は、いまだ不安定だ。~
心してかかれ。でないとすぐに崩壊するぞ。▼~
:[クロード]|……確かにな。隣の王国や帝国のように、~
主の加護を得て建国されたわけでもない。▼~
人の意志のみによって作られた、脆い王だ。~
お前の言うとおり、心してかかるよ。▼~
……ありがとう。お前が側にいる限り、~
俺は自分を見失わずに済みそうだ。▼~
:[ローレンツ]|勘違いしないでくれ給えよ。僕はただ、~
この国が失望で覆われてほしくないだけだ。▼~
:[クロード]|ああ、これからも遠慮なく俺に文句を言いに~
来てくれ。頼んだぞ、ローレンツ。▼~
~
(クロードとローレンツが握手する一枚絵)
**ラファエル [#la47bce5]
***支援C [#x3d1a907]
:[ラファエル]|クロードくん、美味そうな肉だなあ。~
どこで手に入れたんだ?▼~
:[クロード]|よう、ラファエル。~
この前、制圧した拠点から頂戴したんだ。▼~
傷みかけてるんで、軍の食料にするわけにも~
いかない。だから……▼~
:[ラファエル]|オデにくれるのか!?~
おっしゃあああ!!▼~
:[クロード]|待て待て落ち着け……流石のお前でも、~
この量を一人じゃ食いきれないだろ。▼~
みんなでパーっと食っちまおうと思ってな。~
準備を手伝ってくれるか?▼~
:[ラファエル]|もちろんだぞ! 量は減っちまうが~
みんなで食ったほうが、うんめえもんなあ!▼~
そんじゃ後はオデに任せてくれ!~
大急ぎで肉祭りの準備をしてくるぞ!▼~
:[クロード]|おーい! その肉は食堂まで~
運ぶんだぞー……っと、聞こえたか?▼~
(食堂)
:[クロード]|なんて手際の良さだよ。~
ラファエル、お前ってヤツは……▼~
:[ラファエル]|クロードくん、傷みかけって言ってただろ?~
だから急いで捌いて焼いたんだ。~
:[クロード]|そんな僅かな時間で腐らないだろ……。~
まあ助かったよ。ありがとな。▼~
しっかし、凄い量の肉だったはずだが、~
こうして皆で分けると一瞬だな。▼~
:[ラファエル]|そうなんだよ。余ったら爺ちゃんやマーヤも~
呼んで、一緒に食いたかったんだけどな。▼~
:[クロード]|待て待て。ここに来るまで何日だ?~
流石に腐っちまうって。▼~
……そもそも、年寄りや子供が~
気軽に遠出できるご時世でもないしな。▼~
:[ラファエル]|そうかあ……そうだよなあ……。▼~
:[クロード]|いつかそんな日が来るといいんだがな。▼~
:[ラファエル]|うん?▼~
:[クロード]|お前の祖父さんや妹を気軽に呼んで、~
宴を開ける日が来りゃいいなって話さ。▼~
ま、この戦争が終わらない限り、~
とても無理だけどな。▼~
:[ラファエル]|……クロードくん! それだああ!▼~
:[クロード]|おお? 急に大声出してどうした?▼~
:[ラファエル]|こうやってうんめえ肉食ってても、~
なんか足りねえ気がしてたんだ。▼~
やっぱ、平和になってみんなで楽しく~
肉は食わねえとな! それが一番だ!▼~
戦争の心配しながら食ったんじゃあ、~
肉を心から楽しめねえもんなあ!▼~
:[クロード]|……ああ、お前の言うとおりだよ。▼~
戦争をしなきゃ開けない宴なんかより……~
平和な世で好きに宴を開くのが一番だ。▼~
巨大な肉塊を獣たちで奪い合うんじゃなく、~
分け合える未来を実現しなくちゃな。▼~
:[ラファエル]|肉塊!? まだ肉があんのか!?▼~
:[クロード]|いいや、ただの喩えさ。~
鷲と獅子が奪い合うものの、ね。▼~
さーて、葉を食べて満足な鹿たちは、~
どこへ向かって進むのか……。▼~
**イグナーツ [#uad20027]
***支援C [#v6779cc2]
(※支援会話なし)
***支援B [#gf9254ca]
:[クロード]|よう! イグナーツ。~
ここで何してるんだ?▼~
:[イグナーツ]|あ、クロードくん。~
この辺りの景色を眺めていました。▼~
ここ一帯は自然に囲まれているので、~
たまに見に来るんです。▼~
綺麗ですよね。~
自然を眺めていると、気分が落ち着きます。▼~
:[クロード]|そうだな。俺もよく木陰で~
昼寝してたもんだ。▼~
:[イグナーツ]|あはは。それは気持ちよさそうですね。▼~
:[クロード]|………………。▼~
……イグナーツ。お前、本当は~
絵描きになりたかったんだってな。▼~
:[イグナーツ]|えっ? ええ、そうですけど……。~
どうしてそのことを?▼~
:[クロード]|俺はお前のことなら何でもお見通しだぜ?~
……なんてな。▼~
:[イグナーツ]|は、はあ……。▼~
:[クロード]|ま、誰にでもできる推察さ。お前に昔、~
なりたいものがあったって話を聞いてね。▼~
こうして景色を眺めている姿を何度か~
見かけることがあったもんだから……▼~
一つの答えが導き出されたわけだ。絵描きの~
道を夢半ばで諦めたんだろうってな。▼~
:[イグナーツ]|……騎士になったのは、父の希望では~
ありますが、ボクが決めたことなので。▼~
それについてはもういいんです。▼~
今はそんな話よりも、~
同盟諸侯が不安定ですから……▼~
ボクは騎士として、~
みんなの役に立たないといけません。▼~
:[クロード]|確かに、シャハドが攻めてきて以来、~
同盟はガタついてばかりだ。▼~
各諸侯を糾合して乗り切らなきゃ~
ならないんだが、どうにもな……。▼~
:[イグナーツ]|ボクにも、もっと何かできることが~
あればいいんですけど……。▼~
:[クロード]|そうだな……。~
それなら、偵察任務に就かないか?▼~
:[イグナーツ]|えっ?▼~
:[クロード]|いろいろな場所を、時には街の中も偵察し、~
多くの物事を見聞きして記録する。▼~
お前には、似合いの任務だろ?▼~
:[イグナーツ]|その任務、ボクでいいんですか?▼~
:[クロード]|ああ、お前に任せたい。~
その目で外の世界を見て回るんだ。▼~
:[イグナーツ]|………………。▼~
ボク、絵描きの夢はもう終わったって、~
諦めて生きようって思っていましたが……▼~
戦争が収まったら、~
もう一度目指してみたくなりました。▼~
:[クロード]|ああ、そうしてくれ。夢なんて、~
簡単に捨てられるもんじゃないだろ?▼~
:[イグナーツ]|ありがとうございます、クロードくん。▼~
約束します。ボクが絵描きになったら、~
クロードくんの肖像画を描きますからね。▼~
:[クロード]|そりゃいいな。~
後世に残るような肖像画を、描いてくれよ?▼~
:[イグナーツ]|ええ、もちろんです。▼~
**リシテア [#pbdbc6e2]
***支援C [#o1e842ab]
(※支援会話なし)
***支援B [#y0cd1a6f]
:[クロード]|リシテア、ちょっといいか?~
話しておきたいことがあるんだが。▼~
:[リシテア]|……構いませんが、手短にお願いします。~
わたし、こう見えて忙しいので。▼~
:[クロード]|ああ、お前が暇そうにしてるのは~
見たことないもんな。▼~
じゃあ、できるだけ手短に話すが……~
この前の戦いのことだ。▼~
正直、褒められた戦い方じゃなかった。~
お前らしくもないと思ってな。▼~
:[リシテア]|……あんたが言う「らしくない」って~
何ですか?▼~
戦いを最短で終わらせるには、~
ああするのが最善だったんです。▼~
結果的に、被害も最小限に抑えられた。~
文句を言われる筋合いはないと思いますが。▼~
:[クロード]|……今回はな。▼~
失敗に終わる可能性も小さくなかった。~
俺ならあんな運に任せた戦い方はしない。▼~
最悪、お前らの部隊は壊滅してた。~
将兵全員、主に召されちまっていたんだぞ。▼~
勝つべくして勝つってのが戦術の常道だろ?~
優秀なお前なら、それくらいのこと……▼~
:[リシテア]|はいはい、お説教はもうたくさんです。~
わかってますよ、それくらいのこと……。▼~
ですが、あの場面でわたしの部隊が無茶を~
しなければ、確実に戦いは長引いたはず。▼~
決着は翌日に持ち越され、一夜明けて敵の~
布陣が変わっていれば作戦の練り直しです。▼~
状況によっては、決着がつくまでに~
更に数日を要する可能性もありました。▼~
わたしが正しかったとは言いませんが、~
考えた末の行動です。失敗も覚悟の上で。▼~
:[クロード]|……要らぬ覚悟だな。▼~
確かに戦いが数日長引けば、他の戦局にも~
深刻な影響が出ていただろうさ。▼~
だが、それがどうした? 天秤にかけりゃ、~
お前の命のほうがよっぽど重いんだ。▼~
頼む、リシテア。もうあんな~
無茶な戦い方はしないと約束してくれ。▼~
:[リシテア]|……ごめんなさい、約束はできません。▼~
:[クロード]|
お前だけじゃない、お前が率いる兵も~
危険に晒してるんだぞ? そんなんじゃ……▼~
:[リシテア]|将としては失格、ですか。~
ええ、そうかもしれませんね。▼~
わたしに将は務まらないと思うのなら、~
軍から外してもらって構いません。▼~
あんたにはその権限があるんですから。~
好きにしたらいいでしょう。▼~
:[クロード]|………………。▼~
:[リシテア]|それまでは、わたしも好きなように~
やらせてもらいます。……じゃ、失礼。▼~
(リシテアが立ち去る)
:[クロード]|やれやれ……何か抱えてるんだろうが、~
ああも頑なじゃ、どうしようもないな。▼~
やり方を変えてくれないってんなら、~
どうにか守ってやるしかない、か?▼~
***支援A [#rc251653]
:[リシテア]|クロード、ちょっと話があるんですけど。▼~
:[クロード]|ああ、構わないが、手短に頼むよ。~
こう見えて忙しい身の上でね。▼~
:[リシテア]|む……いつもそう答えているわたしへの~
当てつけですか。▼~
:[クロード]|怒るなって、冗談だよ。~
どんな長話にでも付き合うぜ?▼~
:[リシテア]|手短に話しますので結構です。~
父からの言付けを伝えに来ただけですから。▼~
:[クロード]|コーデリア伯か。~
ああ、心して聞くよ。▼~
帝国の侵攻の次は、賊の大暴動だもんな。~
王に文句の一つも言いたくなるだろう。▼~
俺が“闇に蠢く者”の動きに、もっと~
警戒してりゃ、あんなことには……▼~
:[リシテア]|ちょっと待って。何か勘違いしてます?~
特に文句は言付かってませんけど。▼~
王国との戦いを切り上げて、暴動鎮圧に~
駆けつけてくれたことに感謝している……▼~
今後も陛下の政策に協力は惜しまないから、~
何でも命じてほしい、とのことでした。▼~
:[クロード]|……ありがたいな。お前の親父さんの~
懐の深さには、いつも助けられてるよ。▼~
:[リシテア]|あの、伝えるだけは伝えましたけど、~
あまり父に負担はかけないでもらえますか。▼~
長年の心労が祟って、近頃は体もあまり~
言うことを聞かなくなってきているんです。▼~
:[クロード]|そうらしいな。無茶な対応を強いることは~
しないから安心してくれ。▼~
:[リシテア]|ありがとうございます。父に代わって、~
わたしが他の人の何倍も働きますので。▼~
:[クロード]|おいおい、お前は今だって働き過ぎなんだ。~
これ以上頑張ろうとしないでいいっての。▼~
:[リシテア]|そうはいきません。レスターの他の諸侯に~
後れを取るわけにはいきませんし。▼~
何より、この戦争をさっさと終わらせて、~
領内の安定を図らないと……▼~
:[クロード]|気持ちはわかるが、お前の体だって~
実は悲鳴を上げてるんじゃないのか?▼~
:[リシテア]|大丈夫です。短命とは言いましたけど、~
今日明日で死ぬようなことはないですし。▼~
普段はこのとおり、元気ですから。▼~
:[クロード]|元気そうに見えても、その裏で目に見えない~
負荷が常に体にかかってるんだろ?▼~
これ以上、無理に無理を重ねれば、~
いつぶっ倒れるかわからないぞ。▼~
:[リシテア]|でも……▼~
:[クロード]|聞けよ、リシテア。俺はこの戦争を~
最短で終わらせようと思ってる。▼~
その後で、“闇に蠢く者”のことも、~
きっちり片をつけるつもりだ。▼~
つまり、俺についてきてくれさえすれば、~
それがお前にとっても最善の道になる。▼~
:[リシテア]|………………。▼~
:[クロード]|これは王としての命令だ。~
もう生き急ぐような戦い方はやめろ。▼~
で、この戦争が終わってからも、~
お前の力を貸してほしい。いいな?▼~
:[リシテア]|……王の命令、ということなら~
仕方ないですね。わかりました。▼~
じゃ、これで失礼します。~
わたし、こう見えて忙しいので。▼~
(リシテアが立ち去る)
:[クロード]|ほんとにわかったのかよ? ……さて俺も、~
さっさと戦争を終わらせに行かないとな。▼~
**マリアンヌ [#g4a467c3]
***支援C [#pd851779]
(※支援会話なし)
***支援B [#z6885b9f]
(※支援会話なし)
***支援A [#icda7214]
:[マリアンヌ]|………………。▼~
私、一体どうしたら……。▼~
:[クロード]|「どうしたら」って何かあったのか?~
女神様の代わりに俺が聞くぜ?▼~
:[マリアンヌ]|ク、クロードさん!?▼~
:[クロード]|悪い。盗み聞きするつもりじゃ~
なかったんだが……。▼~
通りかかった時に、~
たまたま聞こえちまってな。▼~
:[マリアンヌ]|あ、いえ……。私のほうこそすみません。▼~
:[クロード]|ははっ。お前まで謝るなよ。~
……で、どうかしたのか?▼~
それに、手に持っているのは手紙か?▼~
:[マリアンヌ]|は、はい……義父からです。~
義父が手紙を送るなんて珍しくて……。▼~
………………。▼~
:[クロード]|……その割には嬉しそうじゃないな。▼~
差し支えなければその手紙、~
読んでもいいか?▼~
:[マリアンヌ]|は、はい……。どうぞ……。▼~
:[クロード]|ありがとう。それでは拝読させてもらうよ。~
………………。▼~
……なるほどな。~
『レスター同盟諸侯が結束した今……』▼~
『我々エドマンド家も意思を~
示すべきではないか』……ね。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[クロード]|親父さんの気持ちはわかる。▼~
ゴネリル公もグロスタール伯も~
後継に繋いだからな。▼~
お前にも家を継いでほしいんだろう。▼~
:[マリアンヌ]|私なんかが後を継ぐなんて~
考えられなくて……。▼~
義父の期待に応えられるかどうか~
わかりませんし……。▼~
:[クロード]|先のことは見えないから不安になるよな。~
俺にもそんな時期があったなあ。▼~
:[マリアンヌ]|えっ……。ク、クロードさんでも~
不安に思うことがあったんですか……?▼~
:[クロード]|もちろんさ。俺も人の子だからな。▼~
だが、俺はあるものを手に入れて~
その不安を払拭した!▼~
:[マリアンヌ]|あるもの……?▼~
:[クロード]|ああ。マリアンヌ、お前にもあるはずだ。▼~
:[マリアンヌ]|私にも……? な、なんでしょう……。▼~
:[クロード]|それは覚悟さ。~
お前は今見失っちまってるようだが。▼~
:[マリアンヌ]|覚悟、ですか……。▼~
:[クロード]|お前の持つ紋章のことは承知の上だ。~
だから隠さなくてもいい。▼~
後は覚悟を手にするだけだ。~
必要とあらば俺も手伝うさ。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
そうだったんですね……。▼~
ありがとうございます、クロードさん。~
私の覚悟、見つかった気がします……。▼~
**レオニー [#xeaee31c]
***支援C [#n09406ce]
(※支援会話なし)
***支援B [#kac9b5c1]
:[レオニー]|うーん……。▼~
:[クロード]|どうした、レオニー? 悩まし気だな。~
狩りで失敗でもしたか?▼~
:[レオニー]|ん、クロードか。何言ってるんだ?~
わたしがそうそう失敗するわけないだろ。▼~
そうじゃなくて、今の同盟の状況を~
考えていたんだよ。▼~
:[クロード]|お前が? それは興味深いな。▼~
:[レオニー]|リーガン領やグロスタール領が何度か~
戦場になっただろ?▼~
そこの人たちと話す機会もあったけど、~
やっぱり今年の収穫は厳しいみたいでさ。▼~
踏み荒らされた田畑もあれば、~
農作業に滞りが出た村もある。▼~
-~EP.8
:[レオニー]|中には盟主様に不満たらたらの人たちも~
いたよ。▼~
-EP.9~
:[レオニー]|中にはレスターの王様に不満たらたらの~
人たちもいたよ。▼~
《共通》
:[クロード]|そうだよな……。~
帝国と戦うことを決めたのは俺だ。▼~
もうレスターが戦地になることはないと~
思いたいが……物事に絶対はない。▼~
……そう言えば、お前の出身のサウィン村は~
どうなんだ? あの辺は無事だったよな。▼~
:[レオニー]|ああ、幸いにも大丈夫だよ。▼~
:[クロード]|良かった。もし被害を受けてたら、~
お前も気が気じゃなかったろう。▼~
:[レオニー]|……なあ、クロード。▼~
わたしは正直、戦争の目的とか、国同士の~
関係とか、どうでもいいと思うこともある。▼~
でも、あんたが見据えてる未来が良いもの~
なんじゃないかって……▼~
そう感じるのも確かなんだ。~
学のないわたしは、勘だよりだけどな。▼~
:[クロード]|それはありがたい言葉だが……~
「どうでもいい」っていうのもわかるよ。▼~
平民にとっちゃ、今の生活が、明日の収穫が~
すべてなんだ。それはわかってる。▼~
そんな連中を、俺の描く未来に巻き込んで、~
戦うことを強いている。▼~
:[レオニー]|けど、それは……▼~
:[クロード]|
ああ。それは、戦わなければ、もっと~
犠牲者が増えちまうからだよ。▼~
でも、戦ったって犠牲者は出る。~
最も多く死ぬのは、平民だ……。▼~
:[レオニー]|………………。▼~
:[クロード]|レオニー、これからも、~
お前の力を貸してくれないか。▼~
傭兵としての腕だけじゃない。~
お前の目線が、欲しいんだ。▼~
:[レオニー]|わたしの目線?▼~
:[クロード]|農家連中の話を聞いて、俺に不満があるって~
ことまで引き出せるんだろ?▼~
そういうことは俺にはできない。~
立場も、許さないしな。▼~
:[レオニー]|まあ、それはそうかもな。▼~
:[クロード]|だから、俺の視界からこぼれていったり、~
俺の耳に入ってこなかったり……▼~
そういう連中の、そういう話を、~
俺に教えてくれないか。▼~
戦争に勝つことより何より、大事にしていき~
たいんだ。レスターを治める者として、な。▼~
:[レオニー]|わかった。~
喜んで請け負うよ。▼~
-~EP.8
:[レオニー]|本当に貴族らしくない奴だよな、あんた。~
それが盟主なんだから……▼~
-EP.9~
:[レオニー]|本当に貴族らしくない奴だよな、あんた。~
それが王様なんだから……▼~
《共通》
:[レオニー]|きっとレスターは良くなる。~
わたしはそう、思うよ。▼~
**ホルスト [#td76f62e]
***支援C [#o8d11c6d]
:[クロード]|おっと、ホルストさん直々に~
兵の調練をしてくれているのか。▼~
……それにしても、みんなの気合の入り様が~
違うな。流石はホルストさんだ。▼~
:[ホルスト]|私がどうかしたか? 盟主殿。▼~
(ホルストが現れる)
:[クロード]|これはホルストさん。~
いや、あんたの調練を見ていたのさ。▼~
普段よりみんな気合が入ってるな、と。~
たぶん、あんたに見られてるからだろうな。▼~
:[ホルスト]|……聞き捨てならんな。つまり普段は、~
今より気合が入っていないのか。▼~
調練はいかに実戦に近づけるかで成果が~
決まる。緊張感に欠けるようでは無駄だ。▼~
すぐにでも日頃の調練のやり方を~
改善せねばなるまい。▼~
:[クロード]|お手柔らかに頼むよ。別に普段だって~
みんな手を抜いてるわけじゃない。▼~
だが、あんたを目の前にすると、~
いつもより更に奮い立っちまうんだろう。▼~
生きるレスターの英傑、紋章を持たずして~
万夫不当の勇を見せる最強の武人……▼~
そんな人と一緒に鍛え、共に戦場に出る。~
兵士にとっちゃ嬉しいことこの上ないさ。▼~
:[ホルスト]|はははっ、やけに持ち上げるな。▼~
私と人の身、十傑のような英雄と比べては~
引けを取ってしまうだろう。▼~
もちろん、ただで負けるつもりはないがね。~
たとえ独りで挑もうと、腕の1本や2本……▼~
:[クロード]|あっはっは、十傑と良い勝負ができる時点で~
人知を超えた強さな気がするよ。▼~
かくいう俺も、兵士たちと同じ思いなんだ。~
あんたと共にいるだけで、奮い立てる。▼~
:[ホルスト]|……君や、皆の励みになれているのなら、~
私がここにいる甲斐があるというものだ。▼~
だが、皆は私以上に、君のことを信頼し、~
心を奮い立たせていると思う。▼~
そうでなければ、この同盟が、~
これほどまでにまとまることはない。▼~
:[クロード]|いつもはまとまらないのが当然ってのも、~
困ったもんなんだがな……。▼~
ホルストさん、俺たちに力を貸してくれて~
改めて感謝するよ。▼~
:[ホルスト]|私としては、ゴネリル家の嫡子として~
当然の使命を果たしているまでだ。▼~
すべてはレスター諸侯同盟のため、~
力を惜しむ理由はない。▼~
それに何より……君の側にはヒルダがいる。~
簡単にここを離れるわけにもいかないさ。▼~
:[クロード]|ということは、俺はむしろヒルダに~
感謝しなきゃいけないのかもしれないな。▼~
:[ホルスト]|はは、そうだ。~
感謝して、しっかりヒルダを守ってくれ。▼~
私には“フォドラの喉元”を死守するという~
別の使命もある。▼~
万一、パルミラが不穏な動きを見せれば、~
私はすぐにでも戻らねばならない。▼~
:[クロード]|ああ。だがそうなったは、~
俺たちも一緒にパルミラ軍と戦うさ。▼~
次に攻めてくれば、恐らくフォドラの~
命運を懸けた戦いになりそうだからな。▼~
***支援B [#id96e111]
(※支援会話なし)
***支援A [#t3e391d0]
:[ホルスト]|陛下、忙しいところ申し訳ないが少し~
時間を貰えるか。重要な話だ。▼~
:[クロード]|あんたに重要な話があると言われたら、~
聞かないわけにいかないだろ。▼~
それで、何の話だ? 思い当たることが~
ありすぎて逆に見当がつかないんだが。▼~
:[ホルスト]|我々はレスターの旧き盟約を脱ぎ捨てて~
連邦国として再出発を果たした。▼~
更には帝国との共闘を約し、王国を打倒して~
中央協会を排除せんとしている。▼~
:[クロード]|そのとおりだが……それについては、~
ホルストさんも納得してくれてるんだろ?▼~
:[ホルスト]|無論な。いやむしろ、陛下にとって~
一番の理解者たらんと決意しているほどだ。▼~
:[クロード]|ありがたいね。あんたが支持してくれる限り~
俺の王位は安泰だろうさ。▼~
:[ホルスト]|君ならばきっと戦争の目的を達することが~
できるだろう。だが……問題はその先だ。▼~
君はこのフォドラから中央協会の権威を~
排除し、秩序を作り直したいと言う。▼~
:[クロード]|ああ、今のフォドラを縛っている秩序は、~
すべて教団が意図的に作り上げたものだ。▼~
いいところもないわけじゃないが、結局は~
セイロス教の権威を守ることが目的さ。▼~
そんなものを有難がっている限り、~
フォドラは先に進めない。そうだろう?▼~
:[ホルスト]|だから戦後は、既存の貴族制や~
信仰の在り方を一から見直し……▼~
異教徒や異民族とも積極的に交流する。~
……という認識で間違っていないな?▼~
:[クロード]|ああ、理解していてくれて嬉しいよ。~
俺は、今の閉鎖的な状況を打破したいんだ。▼~
:[ホルスト]|つまり……例えばフォドラの喉元を開き、~
パルミラとも友好的な関係を築くつもりか?▼~
:[クロード]|ああ、もちろんだ。向こうの態度次第では~
あるが、そうしたいという希望はあるよ。▼~
:[ホルスト]|ならばその一手として、長らくパルミラの~
宿敵と目されていた我がゴネリル家……▼~
その一人娘と、パルミラ王家の婚姻を~
成立させるようなこともあり得ると?▼~
:[クロード]|へ? それってヒルダのことか?▼~
:[ホルスト]|まあ、そうなる。当家の一人娘といえば~
ヒルダしかいないからな。▼~
:[クロード]|ははーん。ホルストさんが気にしているのは~
ヒルダの将来か。▼~
心配しないでくれ、いくらレスター王でも~
他人の家の嫁ぎ先にまで口は出さないよ。▼~
:[ホルスト]|だが、次のパルミラ王が実は悪くない男で、~
ヒルダのほうが気に入ってしまったら?▼~
:[クロード]|はあ? そりゃヒルダが嫁ぎたいってんなら~
俺は止めないが……何の話だ?▼~
:[ホルスト]|ああ、すまない。少し妄想が過ぎたようだ。~
……私とて、ヒルダが望むなら止められん。▼~
:[クロード]|いや、まだ妄想が続いているようだが……。▼~
:[ホルスト]|私はただ、レスターの未来と同じくらい、~
いやそれ以上にヒルダの将来が心配なのだ。▼~
:[クロード]|承知してるって。……ホルストさん、~
これだけは伝えておくよ。▼~
俺はレスターの未来も、ヒルダの未来も、~
明るいものになると信じている。▼~
だからホルストさんも、俺を信じてほしい。▼~
:[ホルスト]|……その言葉、このホルストの胸に~
しかと刻み付けたぞ。▼~
陛下、これからもヒルダのことを頼む。▼~
:[クロード]|ああ、わかった。~
しかし何だか、その言葉が妙に重いな……。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#w87020b6]
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