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会話集/支援会話/アネット(レスター諸侯同盟)
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[[会話集/支援会話]]
*アネットの支援会話 [#g95ea301]
#contents
**ローレンツ [#ucfab8de]
***支援C [#ye5fa8f1]
:[ローレンツ]|やあ、アネットさん。ごきげんよう。~
今日も君は溌剌として、可憐な花のようだ。▼~
:[アネット]|…………。~
……ごきげんよう、ローレンツ!▼~
:[ローレンツ]|アネットさん?急に不機嫌になって、~
どうしたのかね?▼~
:[アネット]|別に……不機嫌とかじゃないけど。~
ただ、ちょっと昔の出来事を思い出したの。▼~
魔道学院にいた頃、貴族の子に~
馬鹿にされたことがあったなあって……。▼~
:[ローレンツ]|なに? いったい誰がそんなことを?▼~
君ほどの才媛を捕まえて、馬鹿にするような~
貴族がいたら、顔を見て笑ってやるとも。▼~
:[アネット]|ふうん……じゃあ、ローレンツは~
鏡を見て笑わなきゃいけないね……。▼~
:[ローレンツ]|……む、それはどういうことだね。~
まさか君を馬鹿にしたのが、この僕だと?▼~
:[アネット]|そうだよ。魔道学院で初対面のあたしを~
馬鹿にしたこと、覚えてるんだからね。▼~
『おや、こんな子供がいるとは迷子かね。~
親御さんはどこかわかるかな。』……▼~
『名門と名高い王都の魔道学院に、場違いの~
町娘がいたら馬鹿にされてしまうよ』って!▼~
:[アネット]|はあ……何が迷子よ。~
これは流石に怒っていいよね、あたし?▼~
:[ローレンツ]|む、おぼろげながら思い出してきたぞ。~
そうか、君があの時の町娘か!▼~
ああ、いや……君は町娘などではなく、~
ドミニク男爵の姪御だったのだな。▼~
これは本当に申し訳ないことをした。~
僕の無礼をどうか許してほしい。▼~
:[アネット]|……ま、まあ、別にいいけど。~
根に持ってるのも馬鹿馬鹿しいし……。▼~
:[ローレンツ]|学院の中で、再び君と話す機会でもあれば~
その時に誤解が解けたとは思うのだが……▼~
おそらくその日を最後に君と学院で~
顔を合わせる機会はなかったからな。▼~
:[アネット]|言われてみれば、その日以来~
学院でローレンツを見かけなかったかも。▼~
:[ローレンツ]|あの後、すぐに同盟領へと~
帰還するよう父に言われたのだ。▼~
国王の崩御に伴って、王国内の情勢が~
不安定になってしまったからね。▼~
:[アネット]|ああそっか、なるほど……。~
“ダスカーの悲劇”、だね……。▼~
:[ローレンツ]|万一のことがあっては、王国と同盟、~
両者の関係にもひびが入りかねない。▼~
そういった事情から、やむを得ず短期間で~
学院を辞めることになってしまったのさ。▼~
:[アネット]|そうだったんだ……それが今、こうして~
また一緒にいるなんて、不思議な縁だね。▼~
:[ローレンツ]|ああ、魔道学院、士官学校と続いて、~
三度目の縁となる。よろしく頼むよ。▼~
:[アネット]|うん! ……あ、でもまたあたしのことを~
子供とか言ったら、今度は許さないからね。▼~
:[ローレンツ]|そんなことは二度とないと約束するとも。~
それにあの時の詫びと言ってはなんだが……▼~
何かあれば必ず君の力になると約束しよう。~
必要とあらばいつでも呼んでくれまえ。▼~
この僕……ローレンツ=ヘルマン=~
グロスタールが、すぐに駆かけつけよう!▼~
はーっはっはっはっは!▼~
:[アネット]|あ、あははは……。▼~
***支援B [#xa9113cc]
:[ローレンツ]|アネットさん、ごきげんよう。~
やはりここにいたのだね。▼~
:[アネット]|こんにちは、ローレンツ。何か用?▼~
:[ローレンツ]|いやなに、君にぜひとも~
伝えたい言葉があったのだよ。▼~
:[アネット]|……え、何? もしかしてまた、~
よくわからない口説き文句が飛んでくるの?▼~
:[ローレンツ]|いいや違う。僕は君の努力と活躍を、~
大いに褒め称えたいと思ったのだ。▼~
:[アネット]|え? ああ……うん。ありがとう?~
……何? どうしたの、いきなり?▼~
:[ローレンツ]|戦場で、そして戦場の外でさえも、~
君は素晴らしい活躍を見せている。▼~
その力は、弛まぬ努力によって~
培われてきたものなのだろう。▼~
その素晴らしさは、君が貴族であろうと、~
たとえ町娘であろうと変わりはしない。▼~
:[アネット]|………………。▼~
:[ローレンツ]|どうしたのだね?~
鳩が風魔法を受けたような顔をして。▼~
:[アネット]|いや、誰だってびっくりするでしょ。~
いきなりそんなふうに褒められたら。▼~
:[ローレンツ]|そこまで驚かれるというのも、~
悲しい気がするが……▼~
僕はただ、己の本心を伝えたかったのだ。~
君との間には、長らく誤解もあった。▼~
思っていることは、顔を合わせているうちに~
きちんと伝えておかねばなるまい。▼~
:[アネット]|……ぷっ。あはは! ああ、おかしい!▼~
:[ローレンツ]|今度は笑い出して、いったい何だね?~
僕におかしいところなどないだろう。▼~
:[アネット]|ごめんごめん。ただ、ローレンツって~
こう見えて本当に真面目だなあと思って!▼~
:[ローレンツ]|む、こう見えて、というのは心外だが……~
君に嫌な思いをさせたくはないからな。▼~
:[アネット]|……それにね。やっぱり、自分の努力を~
認めてもらえるっていうのは嬉しいよ。▼~
昔、子供呼ばわりされて怒ったのも、~
努力を否定されたようだったからで………▼~
あなたに認めてもらったら、ずっともやもや~
していたものが、すっきりした気がする。▼~
:[アネット]|ローレンツって、ちゃんと人のことを見て、~
評価してくれるんだね。▼~
:[ローレンツ]|当然だ。周りの者を正しく評価するのが、~
上に立つ貴族の役目なのだからな。▼~
:[アネット]|役目か。……あたしも貴族の端くれだし、~
そういうところは真似していかなくちゃ。▼~
:[ローレンツ]|それがいい。では互いの貴族像について~
語り合うために、ここは食事でも……▼~
:[アネット]|ああでも、そういうお誘いは遠慮しておく。~
また幻滅しちゃうことがあったら困るし!▼~
:[ローレンツ]|そ、そうか。仕方あるまい。~
では機会を改めて……▼~
:[アネット]|それじゃ、あたしはそろそろ行くよ。~
今ならもっと頑張れる気がする!▼~
:(アネットが立ち去る)|
:[ローレンツ]|………………。▼~
……まあ、いいだろう。仕方あるまい。~
僕も彼女に倣って、諦めずに努力をするさ。▼~
それこそが、ローレンツ=ヘルマン=~
グロスタールのあるべき姿だからね。▼~
はーっはっはっはっはっは!▼~
**イグナーツ [#oaca7b00]
***支援C [#pdc7d330]
:[イグナーツ]|………………。▼~
ボクは騎士として役に立って~
いるのかな……?▼~
役に立つどころか、みんなの足を~
引っ張っているんじゃ……。▼~
:[アネット]|あれ、イグナーツ。どうしたの?~
何だか元気なさそうだけど……。▼~
:[イグナーツ]|あ、アネットさん。~
すみません、ご心配をおかけして……。▼~
ちょっと考え事をしていただけなので、~
ボクのことは気にしないで……▼~
……あっ。そういえば、アネットさんって~
あのギュスタヴさんの娘……でしたよね?▼~
:[アネット]|えっ? うん、そうだけど。▼~
:[イグナーツ]|そうか、ファーガスでも随一と言われる~
騎士のギュスタヴさんだったら……!▼~
……アネットさん!~
やっぱり、ボクの話を聞いてくれますか?▼~
:[アネット]|もちろん! 困ってる時はお互い様だもん。~
話してみてよ、イグナーツ。▼~
:[イグナーツ]|ありがとうございます。~
実は、最近悩んでいることがあって。▼~
ボクは騎士として、~
みんなの役に立てているのかな……と。▼~
:[アネット]|十分立ててると思うけどなあ。~
みんなイグナーツを頼りにしてるよ?▼~
:[イグナーツ]|そんなこと……ボクは騎士なのに、特別~
武芸に優れているわけでもありませんし。▼~
だから、その……アネットさんのお父上の~
話を参考にさせてほしいんです!▼~
ギュスタヴさんは、歴代のファーガス王に~
仕えてきた伝説の騎士ですからね!▼~
:[アネット]|そ、そこまで父さんが褒められてると~
何だかあたしまで照れちゃうなあ……。▼~
もちろん、あたしの知ってることなら~
何でも教えてあげるよ。▼~
:[イグナーツ]|助かります! じゃあ早速聞きますが、~
普段はどんな訓練をされているんですか?▼~
:[アネット]|剣や槍の稽古は今でも毎日欠かしてないよ。~
たぶん、昔からずっと続けてるんだと思う。▼~
:[イグナーツ]|なるほど……やっぱりその努力が認められて~
王家の騎士に取り立てられたんでしょうか?▼~
:[アネット]|努力っていうより……えっと、この話は~
伯父さんの冗談かもしれないんだけど……▼~
父さん、今のあたしたちより若い頃から~
王城付きの兵士として働いてたのね。▼~
で、40年くらい前かな。まだ小さかった~
先王陛下が、城壁から落ちたのを見て……▼~
咄嗟に槍を投げて、服を城壁に縫い留めて~
助けたのがきっかけだったって聞いたよ。▼~
:[イグナーツ]|え、ええ……。でも……冗談とも~
言い切れない妙な説得力がありますね……。▼~
:[アネット]|以来、槍を投げて、木から落ちる葉っぱを~
幹に縫い留める訓練を1日に何百回も……▼~
:[イグナーツ]|そんな訓練を……。~
……とても無理ですね。▼~
すみません、アネットさん……ボクには少し~
高すぎる目標だったかもしれません……。▼~
***支援B [#v1e78d77]
:[アネット]|イグナーツ、この間はごめんね。~
力になってあげられなくて。▼~
:[イグナーツ]|ああいえ、とんでもないです!~
すごく参考になりましたし。▼~
何より、ギュスタヴさんの話を聞いて~
確信に至れたんです。ボクに……▼~
:[アネット]|「ボクに騎士は向いてない」~
……って、言おうとしてる?▼~
:[イグナーツ]|……はい。あはは、アネットさんには~
何でもお見通しですね……。▼~
:[アネット]|そっか……あたしの話が誤解を招いたなら、~
ちゃんとそれを解かないと、だよね。▼~
:[イグナーツ]|えっ、誤解ですか?▼~
:[アネット]|うん。父さんは確かにすごい騎士だし、~
いろんな人からもそう言われてるけど……▼~
みんながみんな父さんみたいな騎士だったら~
戦争なんてやってられないと思うの。▼~
ああ見えて自分のことは結構適当だし、~
頭が固いところもあるし、心配性だし……▼~
:[イグナーツ]|でも、騎士は戦うのが仕事なんですし~
武芸に長けているのが一番なんじゃ……?▼~
:[アネット]|うーん、そうとも限らないと思うけどな。~
父さんの部下にも、いろんな人がいるよ。▼~
真面目なのに武芸の類いはからっきしで、~
馬にも乗れない騎士の人とかね。▼~
でも父さんは、その人を他の部下と~
同じように信頼して、背中を預けてる。▼~
:[イグナーツ]|ええっ、どういうことなんでしょうか?~
何もできないのに、信頼されてるんですか?▼~
:[アネット]|その騎士の人はね、戦いはいまいちでも~
お料理や食材についての知識は凄いんだ。▼~
行軍の途中、あと少しってところで敵襲を~
受けて、食糧が尽きそうになった時……▼~
その人の指示で、森で集めた食材を使って~
保存食をたくさん作って凌いだんだって。▼~
:[イグナーツ]|なるほど……その時に、~
ギュスタヴさんの信頼を勝ち得たんですね。▼~
:[アネット]|人に得手不得手があるのは当然で、それを~
見抜いて上手く指示を出すのが上官の仕事。▼~
……って、父さんの受け売りだけどね。~
イグナーツも悲観することないと思うな。▼~
前線で武器を振り回すだけが、~
騎士の仕事ってわけじゃないんだし。▼~
:[イグナーツ]|つまりはボクも、騎士として何かの形で~
みんなの役に立てるってことでしょうか?▼~
:[アネット]|うん。絵が上手いとか、美術品の知識が~
あるとか、周りをよく観察してるとか……▼~
長所はたくさんあるんだし、向いてない、で~
片づけちゃうのはもったいない気がするよ。▼~
:[イグナーツ]|そうか……そうですよね。この軍にも、~
いろんな人が集まっているんですし……。▼~
アネットさん。ボク……もう少しだけ、~
騎士として頑張ってみようと思います。▼~
:[アネット]|本当?そう言ってもらえてよかった。~
なんだか他人事みたいな気がしなくって。▼~
……ほら、あたしって気を抜くとすぐに~
とんでもないことを仕出かすじゃない?▼~
みんなの力になるどころか、足を引っ張って~
ばかりだなあって悩んだ時もあったから。▼~
:[イグナーツ]|いや、そんな……。アネットさんはいつも、~
ボクたちを助けてくれてるじゃないですか!▼~
今もアネットさんが励ましてくれなかったら~
ボクは騎士を辞めていたかもしれませんし。▼~
:[アネット]|えへへ、そう言ってもらえると嬉しいな。~
イグナーツの役に立ててよかった。▼~
お互い悩むこともあるけど、~
これからも一緒に頑張ろうよ!▼~
:[イグナーツ]|……はい! アネットさんとなら、~
頑張れる気がします!▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#rb726ec1]
#comment
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[[会話集/支援会話]]
*アネットの支援会話 [#g95ea301]
#contents
**ローレンツ [#ucfab8de]
***支援C [#ye5fa8f1]
:[ローレンツ]|やあ、アネットさん。ごきげんよう。~
今日も君は溌剌として、可憐な花のようだ。▼~
:[アネット]|…………。~
……ごきげんよう、ローレンツ!▼~
:[ローレンツ]|アネットさん?急に不機嫌になって、~
どうしたのかね?▼~
:[アネット]|別に……不機嫌とかじゃないけど。~
ただ、ちょっと昔の出来事を思い出したの。▼~
魔道学院にいた頃、貴族の子に~
馬鹿にされたことがあったなあって……。▼~
:[ローレンツ]|なに? いったい誰がそんなことを?▼~
君ほどの才媛を捕まえて、馬鹿にするような~
貴族がいたら、顔を見て笑ってやるとも。▼~
:[アネット]|ふうん……じゃあ、ローレンツは~
鏡を見て笑わなきゃいけないね……。▼~
:[ローレンツ]|……む、それはどういうことだね。~
まさか君を馬鹿にしたのが、この僕だと?▼~
:[アネット]|そうだよ。魔道学院で初対面のあたしを~
馬鹿にしたこと、覚えてるんだからね。▼~
『おや、こんな子供がいるとは迷子かね。~
親御さんはどこかわかるかな。』……▼~
『名門と名高い王都の魔道学院に、場違いの~
町娘がいたら馬鹿にされてしまうよ』って!▼~
:[アネット]|はあ……何が迷子よ。~
これは流石に怒っていいよね、あたし?▼~
:[ローレンツ]|む、おぼろげながら思い出してきたぞ。~
そうか、君があの時の町娘か!▼~
ああ、いや……君は町娘などではなく、~
ドミニク男爵の姪御だったのだな。▼~
これは本当に申し訳ないことをした。~
僕の無礼をどうか許してほしい。▼~
:[アネット]|……ま、まあ、別にいいけど。~
根に持ってるのも馬鹿馬鹿しいし……。▼~
:[ローレンツ]|学院の中で、再び君と話す機会でもあれば~
その時に誤解が解けたとは思うのだが……▼~
おそらくその日を最後に君と学院で~
顔を合わせる機会はなかったからな。▼~
:[アネット]|言われてみれば、その日以来~
学院でローレンツを見かけなかったかも。▼~
:[ローレンツ]|あの後、すぐに同盟領へと~
帰還するよう父に言われたのだ。▼~
国王の崩御に伴って、王国内の情勢が~
不安定になってしまったからね。▼~
:[アネット]|ああそっか、なるほど……。~
“ダスカーの悲劇”、だね……。▼~
:[ローレンツ]|万一のことがあっては、王国と同盟、~
両者の関係にもひびが入りかねない。▼~
そういった事情から、やむを得ず短期間で~
学院を辞めることになってしまったのさ。▼~
:[アネット]|そうだったんだ……それが今、こうして~
また一緒にいるなんて、不思議な縁だね。▼~
:[ローレンツ]|ああ、魔道学院、士官学校と続いて、~
三度目の縁となる。よろしく頼むよ。▼~
:[アネット]|うん! ……あ、でもまたあたしのことを~
子供とか言ったら、今度は許さないからね。▼~
:[ローレンツ]|そんなことは二度とないと約束するとも。~
それにあの時の詫びと言ってはなんだが……▼~
何かあれば必ず君の力になると約束しよう。~
必要とあらばいつでも呼んでくれまえ。▼~
この僕……ローレンツ=ヘルマン=~
グロスタールが、すぐに駆かけつけよう!▼~
はーっはっはっはっは!▼~
:[アネット]|あ、あははは……。▼~
***支援B [#xa9113cc]
:[ローレンツ]|アネットさん、ごきげんよう。~
やはりここにいたのだね。▼~
:[アネット]|こんにちは、ローレンツ。何か用?▼~
:[ローレンツ]|いやなに、君にぜひとも~
伝えたい言葉があったのだよ。▼~
:[アネット]|……え、何? もしかしてまた、~
よくわからない口説き文句が飛んでくるの?▼~
:[ローレンツ]|いいや違う。僕は君の努力と活躍を、~
大いに褒め称えたいと思ったのだ。▼~
:[アネット]|え? ああ……うん。ありがとう?~
……何? どうしたの、いきなり?▼~
:[ローレンツ]|戦場で、そして戦場の外でさえも、~
君は素晴らしい活躍を見せている。▼~
その力は、弛まぬ努力によって~
培われてきたものなのだろう。▼~
その素晴らしさは、君が貴族であろうと、~
たとえ町娘であろうと変わりはしない。▼~
:[アネット]|………………。▼~
:[ローレンツ]|どうしたのだね?~
鳩が風魔法を受けたような顔をして。▼~
:[アネット]|いや、誰だってびっくりするでしょ。~
いきなりそんなふうに褒められたら。▼~
:[ローレンツ]|そこまで驚かれるというのも、~
悲しい気がするが……▼~
僕はただ、己の本心を伝えたかったのだ。~
君との間には、長らく誤解もあった。▼~
思っていることは、顔を合わせているうちに~
きちんと伝えておかねばなるまい。▼~
:[アネット]|……ぷっ。あはは! ああ、おかしい!▼~
:[ローレンツ]|今度は笑い出して、いったい何だね?~
僕におかしいところなどないだろう。▼~
:[アネット]|ごめんごめん。ただ、ローレンツって~
こう見えて本当に真面目だなあと思って!▼~
:[ローレンツ]|む、こう見えて、というのは心外だが……~
君に嫌な思いをさせたくはないからな。▼~
:[アネット]|……それにね。やっぱり、自分の努力を~
認めてもらえるっていうのは嬉しいよ。▼~
昔、子供呼ばわりされて怒ったのも、~
努力を否定されたようだったからで………▼~
あなたに認めてもらったら、ずっともやもや~
していたものが、すっきりした気がする。▼~
:[アネット]|ローレンツって、ちゃんと人のことを見て、~
評価してくれるんだね。▼~
:[ローレンツ]|当然だ。周りの者を正しく評価するのが、~
上に立つ貴族の役目なのだからな。▼~
:[アネット]|役目か。……あたしも貴族の端くれだし、~
そういうところは真似していかなくちゃ。▼~
:[ローレンツ]|それがいい。では互いの貴族像について~
語り合うために、ここは食事でも……▼~
:[アネット]|ああでも、そういうお誘いは遠慮しておく。~
また幻滅しちゃうことがあったら困るし!▼~
:[ローレンツ]|そ、そうか。仕方あるまい。~
では機会を改めて……▼~
:[アネット]|それじゃ、あたしはそろそろ行くよ。~
今ならもっと頑張れる気がする!▼~
:(アネットが立ち去る)|
:[ローレンツ]|………………。▼~
……まあ、いいだろう。仕方あるまい。~
僕も彼女に倣って、諦めずに努力をするさ。▼~
それこそが、ローレンツ=ヘルマン=~
グロスタールのあるべき姿だからね。▼~
はーっはっはっはっはっは!▼~
**イグナーツ [#oaca7b00]
***支援C [#pdc7d330]
:[イグナーツ]|………………。▼~
ボクは騎士として役に立って~
いるのかな……?▼~
役に立つどころか、みんなの足を~
引っ張っているんじゃ……。▼~
:[アネット]|あれ、イグナーツ。どうしたの?~
何だか元気なさそうだけど……。▼~
:[イグナーツ]|あ、アネットさん。~
すみません、ご心配をおかけして……。▼~
ちょっと考え事をしていただけなので、~
ボクのことは気にしないで……▼~
……あっ。そういえば、アネットさんって~
あのギュスタヴさんの娘……でしたよね?▼~
:[アネット]|えっ? うん、そうだけど。▼~
:[イグナーツ]|そうか、ファーガスでも随一と言われる~
騎士のギュスタヴさんだったら……!▼~
……アネットさん!~
やっぱり、ボクの話を聞いてくれますか?▼~
:[アネット]|もちろん! 困ってる時はお互い様だもん。~
話してみてよ、イグナーツ。▼~
:[イグナーツ]|ありがとうございます。~
実は、最近悩んでいることがあって。▼~
ボクは騎士として、~
みんなの役に立てているのかな……と。▼~
:[アネット]|十分立ててると思うけどなあ。~
みんなイグナーツを頼りにしてるよ?▼~
:[イグナーツ]|そんなこと……ボクは騎士なのに、特別~
武芸に優れているわけでもありませんし。▼~
だから、その……アネットさんのお父上の~
話を参考にさせてほしいんです!▼~
ギュスタヴさんは、歴代のファーガス王に~
仕えてきた伝説の騎士ですからね!▼~
:[アネット]|そ、そこまで父さんが褒められてると~
何だかあたしまで照れちゃうなあ……。▼~
もちろん、あたしの知ってることなら~
何でも教えてあげるよ。▼~
:[イグナーツ]|助かります! じゃあ早速聞きますが、~
普段はどんな訓練をされているんですか?▼~
:[アネット]|剣や槍の稽古は今でも毎日欠かしてないよ。~
たぶん、昔からずっと続けてるんだと思う。▼~
:[イグナーツ]|なるほど……やっぱりその努力が認められて~
王家の騎士に取り立てられたんでしょうか?▼~
:[アネット]|努力っていうより……えっと、この話は~
伯父さんの冗談かもしれないんだけど……▼~
父さん、今のあたしたちより若い頃から~
王城付きの兵士として働いてたのね。▼~
で、40年くらい前かな。まだ小さかった~
先王陛下が、城壁から落ちたのを見て……▼~
咄嗟に槍を投げて、服を城壁に縫い留めて~
助けたのがきっかけだったって聞いたよ。▼~
:[イグナーツ]|え、ええ……。でも……冗談とも~
言い切れない妙な説得力がありますね……。▼~
:[アネット]|以来、槍を投げて、木から落ちる葉っぱを~
幹に縫い留める訓練を1日に何百回も……▼~
:[イグナーツ]|そんな訓練を……。~
……とても無理ですね。▼~
すみません、アネットさん……ボクには少し~
高すぎる目標だったかもしれません……。▼~
***支援B [#v1e78d77]
:[アネット]|イグナーツ、この間はごめんね。~
力になってあげられなくて。▼~
:[イグナーツ]|ああいえ、とんでもないです!~
すごく参考になりましたし。▼~
何より、ギュスタヴさんの話を聞いて~
確信に至れたんです。ボクに……▼~
:[アネット]|「ボクに騎士は向いてない」~
……って、言おうとしてる?▼~
:[イグナーツ]|……はい。あはは、アネットさんには~
何でもお見通しですね……。▼~
:[アネット]|そっか……あたしの話が誤解を招いたなら、~
ちゃんとそれを解かないと、だよね。▼~
:[イグナーツ]|えっ、誤解ですか?▼~
:[アネット]|うん。父さんは確かにすごい騎士だし、~
いろんな人からもそう言われてるけど……▼~
みんながみんな父さんみたいな騎士だったら~
戦争なんてやってられないと思うの。▼~
ああ見えて自分のことは結構適当だし、~
頭が固いところもあるし、心配性だし……▼~
:[イグナーツ]|でも、騎士は戦うのが仕事なんですし~
武芸に長けているのが一番なんじゃ……?▼~
:[アネット]|うーん、そうとも限らないと思うけどな。~
父さんの部下にも、いろんな人がいるよ。▼~
真面目なのに武芸の類いはからっきしで、~
馬にも乗れない騎士の人とかね。▼~
でも父さんは、その人を他の部下と~
同じように信頼して、背中を預けてる。▼~
:[イグナーツ]|ええっ、どういうことなんでしょうか?~
何もできないのに、信頼されてるんですか?▼~
:[アネット]|その騎士の人はね、戦いはいまいちでも~
お料理や食材についての知識は凄いんだ。▼~
行軍の途中、あと少しってところで敵襲を~
受けて、食糧が尽きそうになった時……▼~
その人の指示で、森で集めた食材を使って~
保存食をたくさん作って凌いだんだって。▼~
:[イグナーツ]|なるほど……その時に、~
ギュスタヴさんの信頼を勝ち得たんですね。▼~
:[アネット]|人に得手不得手があるのは当然で、それを~
見抜いて上手く指示を出すのが上官の仕事。▼~
……って、父さんの受け売りだけどね。~
イグナーツも悲観することないと思うな。▼~
前線で武器を振り回すだけが、~
騎士の仕事ってわけじゃないんだし。▼~
:[イグナーツ]|つまりはボクも、騎士として何かの形で~
みんなの役に立てるってことでしょうか?▼~
:[アネット]|うん。絵が上手いとか、美術品の知識が~
あるとか、周りをよく観察してるとか……▼~
長所はたくさんあるんだし、向いてない、で~
片づけちゃうのはもったいない気がするよ。▼~
:[イグナーツ]|そうか……そうですよね。この軍にも、~
いろんな人が集まっているんですし……。▼~
アネットさん。ボク……もう少しだけ、~
騎士として頑張ってみようと思います。▼~
:[アネット]|本当?そう言ってもらえてよかった。~
なんだか他人事みたいな気がしなくって。▼~
……ほら、あたしって気を抜くとすぐに~
とんでもないことを仕出かすじゃない?▼~
みんなの力になるどころか、足を引っ張って~
ばかりだなあって悩んだ時もあったから。▼~
:[イグナーツ]|いや、そんな……。アネットさんはいつも、~
ボクたちを助けてくれてるじゃないですか!▼~
今もアネットさんが励ましてくれなかったら~
ボクは騎士を辞めていたかもしれませんし。▼~
:[アネット]|えへへ、そう言ってもらえると嬉しいな。~
イグナーツの役に立ててよかった。▼~
お互い悩むこともあるけど、~
これからも一緒に頑張ろうよ!▼~
:[イグナーツ]|……はい! アネットさんとなら、~
頑張れる気がします!▼~
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