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台詞集/絆会話/ミネルバ
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[[台詞集/絆会話]]
*ミネルバ [#qe01c29d]
#contents
**リョウマ [#bbbe33ec]
:[リョウマ]|
ミネルバ王女、先の戦闘でサクラを&br;
かばってくれたこと、礼を言わせてくれ。▼&br;
:[ミネルバ]|
いえ、そんな……リョウマ王子は本当に&br;
きょうだい思いでいらっしゃるのですね。▼&br;
:[リョウマ]|
兄が妹を案じるのは当然のことだ。&br;
……ミネルバ王女に、ごきょうだいは?▼&br;
:[ミネルバ]|
兄と妹がいますが……私の兄・ミシェイルは&br;
リョウマ王子とはまったく違う酷い兄です。▼&br;
実の父を殺め、あまつさえ何の罪もない&br;
妹までも人質として敵国に引き渡して……!▼&br;
:[リョウマ]|
そんなことが……!? ……だが、&br;
何か深い事情があってのことではないのか?▼&br;
:[ミネルバ]|
確かに、国を守るため兄なりに考えた末に&br;
取った行動とは思います。▼&br;
ですが、他にも手段はあったはず……!&br;
私には到底、受け入れられません!▼&br;
……だから私は、兄と決別し、&br;
祖国と敵対する道を選んだのです。▼&br;
:[リョウマ]|
そうか……事が事だけに、&br;
あなたが頑なになるのも無理はない。▼&br;
しかし、あなたの兄は本当に&br;
ただ非道なだけの男なのだろうか?▼&br;
王子としての立場と兄としての立場、&br;
二つの立場を常に両立できるとは限らない。▼&br;
王子の立場を優先せざるを得なかったのなら&br;
兄としても苦渋の決断だったはずだ。▼&br;
:[ミネルバ]|
リョウマ王子は、&br;
兄を責めるべきではないと……?▼&br;
:[リョウマ]|
いや……兄上の行いのすべてを&br;
受け入れるべきだと言うつもりはない。▼&br;
俺は兄上の立場も理解できるが、&br;
あなたの信念にも好感を持っている。▼&br;
:[ミネルバ]|
そう言っていただけると……嬉しいです。▼&br;
:[リョウマ]|
だから、あなたのその信念を、&br;
兄上にぶつけてみてほしいのだ。▼&br;
いつか兄上と闘うつもりなら尚さら、&br;
一度本音で語り合うべきじゃないか?▼&br;
:[ミネルバ]|
私の信念を、ミシェイルに……?▼&br;
:[リョウマ]|
そうだ。あなたは王女でありながら&br;
祖国と敵対する道を選んだ。▼&br;
しかし今でもあなたは、祖国を救いたいと&br;
思っている……そうだろう?▼&br;
:[ミネルバ]|
はい……私が戦っているのは、&br;
そのためですから。▼&br;
:[リョウマ]|
祖国を思う気持ちが同じなら、&br;
あなたの言葉はきっと兄上の心に届く。▼&br;
しかも、他ならぬ妹の言葉だ。真っ直ぐ&br;
ぶつかれば必ず受け止めてくれるはずだ。▼&br;
:[ミネルバ]|
……わかりました。▼&br;
次に兄と出会ったときには、&br;
私の信念をぶつけてみようと思います。▼&br;
同じ道は歩めなくても、たとえ戦うことに&br;
なっても……悔いを残すことがないように。▼&br;
:[リョウマ]|
ああ……わかってくれて、ありがとう。&br;
ミネルバ王女ならばきっと上手くいく。▼&br;
:[ミネルバ]|
お礼を言いたいのは私のほうです。&br;
兄のことは、ずっと悩んでいたので……。▼&br;
王子としても兄としても立派であられる&br;
リョウマ王子の言葉は、とても貴重でした。▼&br;
:[リョウマ]|
ははは、俺はそこまで立派な人間じゃない。▼&br;
だが、ミネルバ王女がそう言ってくれるなら&br;
それに相応しい振る舞いをしないとな。▼&br;
:[ミネルバ]|
リョウマ王子は、今でも十分ご立派です。&br;
今度また話を聞いてくださいますか……?▼&br;
:[リョウマ]|
ああ、よかったら次は俺の話も聞いてくれ。&br;
あなたなら妹側の気持ちもわかるだろう?▼&br;
:[ミネルバ]|
もちろん、私でよろしければ喜んで。&br;
これからたくさん話ができるといいですね。▼&br;
**ヒノカ [#r324622e]
:[ミネルバ]|
ヒノカ王女、訓練に付き合っていただき&br;
ありがとうございました。▼&br;
:[ヒノカ]|
こちらこそ。ミネルバ王女の素晴らしい&br;
手綱さばきを拝見できて光栄だった。▼&br;
:[ミネルバ]|
ヒノカ王女も見事なものでした。&br;
小さい頃から武芸の稽古を?▼&br;
:[ヒノカ]|
ああ、武人の道を歩もうと決めてからは&br;
兄にもよく稽古をつけてもらったな。▼&br;
:[ミネルバ]|
リョウマ王子に……。&br;
私も昔は、兄とよく稽古をしたものです。▼&br;
:[ヒノカ]|
ほう、ミネルバ王女にも兄上が?▼&br;
:[ミネルバ]|
はい……かつての兄は、&br;
私の師であり、目標でもありました。▼&br;
:[ヒノカ]|
なるほど……?&br;
それで今、兄上は?▼&br;
:[ミネルバ]|
今は……。あの、それよりも、&br;
ヒノカ王女は、なぜ武人の道を?▼&br;
:[ヒノカ]|
……そうか。私が武を志したのは、カムイが&br;
暗夜に誘拐されたことがきっかけなんだ。▼&br;
カムイを連れ去った暗夜と、それを見逃した&br;
自分自身が、どうしても許せなかった。▼&br;
:[ミネルバ]|
では、カムイ様を連れ戻すために……。▼&br;
:[ヒノカ]|
天馬でなら暗夜にも飛んで行ける……&br;
そう思って天馬武者を志すようになった。▼&br;
だが、最初はなかなか相棒に&br;
受け入れてもらえなくてな……。▼&br;
:[ミネルバ]|
そうなんですか……?&br;
なんだか意外な気がしますが。▼&br;
:[ヒノカ]|
乗り手として未熟だったのだろう。&br;
強引に操ろうとして何度振り落とされたか。▼&br;
いろいろ無茶もさせたし、私のせいで&br;
傷を負わせたこともしょっちゅうだからな。▼&br;
:[ミネルバ]|
ですが、今はすっかりヒノカ王女のことを&br;
信頼しているようですね。▼&br;
ヒノカ王女の役に立ててうれしい……&br;
あのペガサスは、そんな顔をしています。▼&br;
:[ヒノカ]|
ミネルバ王女は天馬にも詳しいようだが、&br;
乗っていたことがあるのか?▼&br;
:[ミネルバ]|
はい、私が率いていた白騎士団は、&br;
本来ペガサスナイトの部隊でしたから。▼&br;
ペガサスに不満はありませんでした。&br;
機動性を活かした戦術は戦力として十分。▼&br;
私の部下、パオラ、カチュア、エストも&br;
ペガサス三姉妹として名を馳せたものです。▼&br;
ですが……私は王族の一人として、&br;
さらに強くあらねばなりませんでした。▼&br;
私の国では竜騎士団こそが強さの象徴……。&br;
それゆえ、乗り換えるしかなかったのです。▼&br;
あのとき手放したペガサスは、&br;
きっと私を恨んでいることでしょう……。▼&br;
:[ヒノカ]|
そんなことはあるまい。ペガサスというのは&br;
乗り手の心の奥底まで見抜いているものだ。▼&br;
今でも気にかけているミネルバ王女の思いも&br;
必ずや届いていることだろう。▼&br;
:[ミネルバ]|
……! ありがとうございます。&br;
ヒノカ王女がそう言うなら、信じられます。▼&br;
森に放してしまったあのペガサスが、&br;
今も元気でいてくれるといいのですが……。▼&br;
:[ヒノカ]|
気になるなら、会いに行ってあげればいい。&br;
きっと喜んでくれるさ。▼&br;
……そうだ、私にも会わせてくれないか?▼&br;
武名高き赤い竜騎士が最初に選んだ相棒だ。&br;
どれほどの天馬なのか、興味がある。▼&br;
:[ミネルバ]|
ふふ。いつか私の世界を訪れてくれたなら、&br;
喜んでお連れしましょう。▼&br;
そのときは、皆で並んで&br;
空を駆けてみたいですね。▼&br;
:[ヒノカ]|
そうだな! 約束だぞ、ミネルバ王女。▼&br;
**サクラ [#a4f21b48]
:[サクラ]|
あ、あの……ミネルバさん。先ほどのような&br;
闘い方は、少し危ないのではないかと……。▼&br;
:[ミネルバ]|
サクラ王女、心配をおかけしてすみません。&br;
戦場に出ると気が急いてしまって……。▼&br;
:[サクラ]|
頼れる仲間がたくさんいるんですから、&br;
一人で頑張ろうとしなくても……。▼&br;
……あっ、私じゃあまり頼りには&br;
ならないと思いますけど。▼&br;
:[ミネルバ]|
いえ、そんなこと。サクラ王女が側にいて&br;
くだされば、私も安心して戦えます。▼&br;
それに……サクラ王女を見ていると&br;
つい妹の、マリアのことを思い出すんです。▼&br;
:[サクラ]|
マリアさん、ですか?▼&br;
:[ミネルバ]|
サクラ王女のように優しい子です。&br;
あの子には、いつも励まされてきました。▼&br;
ですが、兄のミシェイルによって&br;
敵国に人質として送られてしまって……。▼&br;
:[サクラ]|
そんな……。▼&br;
:[ミネルバ]|
私の手で、一日でも早く、&br;
妹を救い出さなければ……!▼&br;
マリアは、私がなかなか現れないのを&br;
恨みに思っているかもしれません。▼&br;
それを思うと焦燥感にかられて、&br;
戦場ではつい気が急いてしまうのです。▼&br;
:[サクラ]|
あの……マリアさんは、ミネルバさんを&br;
恨んでなんていないと思います……!▼&br;
:[ミネルバ]|
え……? ですが……。▼&br;
:[サクラ]|
私なら、どんなに辛い境遇でも、自分を&br;
思ってくれる人を恨んだりしませんから。▼&br;
:[ミネルバ]|
サクラ王女……。▼&br;
:[サクラ]|
マリアさんは、ミネルバさんに会える日を&br;
心待ちにしていると思います。でも……。▼&br;
それ以上に、ミネルバさんの無事を&br;
願っているのではないでしょうか……?▼&br;
会えないことより、ミネルバさんが傷つく&br;
ことのほうが、ずっと悲しいはずですから。▼&br;
:[ミネルバ]|
……ありがとうございます、サクラ王女。&br;
あなたの言葉で、気持ちが楽になりました。▼&br;
:[サクラ]|
それならもう、あまり無茶な闘い方は、&br;
やめにしませんか……?▼&br;
いつか元気な姿で、&br;
マリアさんを迎えに行けるように……。▼&br;
:[ミネルバ]|
……わかりました、心掛けてみます。▼&br;
:[サクラ]|
ミネルバさん……ありがとうございます!▼&br;
:[ミネルバ]|
いえ、お礼を言うのは私のほうです。▼&br;
私のことを、こんなにも心配してくれて……&br;
本当に嬉しく思います。▼&br;
:[サクラ]|
私は、心配することくらいしか……。▼&br;
だから話を聞いてもらえて、&br;
私も本当に嬉しいです。▼&br;
:[ミネルバ]|
ふふ、本当にお優しいんですね。&br;
無茶せず仲間を頼ること、お約束します。▼&br;
もちろん、サクラ王女にも&br;
頼らせてもらいますね。▼&br;
:[サクラ]|
は、はい……! 私でお役に立てるなら、&br;
喜んで力をお貸しします!▼&br;
:[ミネルバ]|
あなたの力をお借りする分、私の力も&br;
存分にお役立ていただければ幸いです。▼&br;
傷を癒し、心を癒してくれるあなたは、&br;
かけがえのない仲間ですから。▼&br;
:[サクラ]|
私にとっても、ミネルバさんは&br;
大切な仲間です。一緒に頑張りましょう!▼&br;
:[ミネルバ]|
ええ、共に助け合いながら&br;
進んでいきましょう!▼&br;
**マルス [#df2cc94e]
:[ミネルバ]|
たあっ! やあっ! はあっ!▼&br;
:[マルス]|
あの、ミネルバ王女、&br;
もうすぐ軍議が始まりますよ!▼&br;
:[ミネルバ]|
あ……もうそんな時間でしたか!&br;
すみません、マルス王子。▼&br;
:[マルス]|
それにしても素晴らしい気迫でしたね!&br;
つい見入ってしまいました。▼&br;
ぼくは、ミネルバ王女ほどの武勇は&br;
ありませんから、羨ましい限りです。▼&br;
:[ミネルバ]|
そんな……私こそ、マルス王子を&br;
羨ましく思っているのです。▼&br;
多くの臣下を率いるあなたの力は、&br;
本当に素晴らしいものですから。▼&br;
いつかマケドニアを解放できた時には&br;
私も多くの者を導いていかねば、と……。▼&br;
:[マルス]|
あなたのように勇敢な方なら、&br;
人々を導く力も十分にあると思いますが。▼&br;
:[ミネルバ]|
戦うのみならば多少の自信はありますが、&br;
その先のこととなりますと……。▼&br;
:[マルス]|
そうですね。国の統治は大仕事ですから、&br;
不安に思う気持ちはよくわかります。▼&br;
ぼくも将来、自分の国を取り戻したときに、&br;
しっかり治められる自信はありません。▼&br;
:[ミネルバ]|
マルス王子も、ですか?▼&br;
:[マルス]|
ただ……ぼくは不安と同時に、&br;
大きな期待も持っています。▼&br;
:[ミネルバ]|
え……?&br;
それは、どのようなことでしょう?▼&br;
:[マルス]|
ぼくひとりではできないことも、仲間となら&br;
必ず成し遂げられると信じているんです。▼&br;
同じ目標に向かって進む仲間がいれば、&br;
どんな困難なことも乗り越えられる、と。▼&br;
:[ミネルバ]|
……今の私は困難な目標に向かって、&br;
仲間と力を合わせて戦っています。▼&br;
それが戦いでなくなろうと、目標に向かう&br;
という意味では同じなのでしょうか……?▼&br;
:[マルス]|
ええ、ぼくはそう思います。&br;
もちろん確証なんてありませんが……。▼&br;
:[ミネルバ]|
けれど、そうであれば、どうすればいいか、&br;
その筋道が見えてきそうな気がします。▼&br;
統治の方法を、国の理想像を、&br;
仲間と共有しなくてはいけない。▼&br;
自分の考えを伝えるだけでなく、&br;
周りの皆の考えもしっかりと聞いて……。▼&br;
意見が違えば、どちらが良いかを考える。&br;
軍議と同じなのですね!▼&br;
:[マルス]|
はい。そうすれば本当の意味でみんなが&br;
目的を共有できるのではないでしょうか。▼&br;
ミネルバ王女には、ぼくにない、&br;
国を守るだけの強い力があります。▼&br;
あなたを支えてくれる仲間と一緒なら、&br;
その力を正しく使えると信じていますよ。▼&br;
:[ミネルバ]|
ええ! 何だか心が軽くなった気がします。&br;
……けれど、過信は禁物ですね。▼&br;
私は仲間を信頼するあまり、すれ違いに&br;
気付けず戦いに敗れることもありました。▼&br;
そのようなことのないように、&br;
視野を広げて努力していきたいと思います。▼&br;
マケドニア解放へのその道……&br;
仲間と共に進んでみせましょう!▼&br;
:[マルス]|
それでこそ「赤い竜騎士」です!&br;
ミネルバ王女は、やはり頼もしいですね。▼&br;
また、ぼくとも鍛錬してください。&br;
あなたの強さを見習いたいんです。▼&br;
二人でそれぞれの目標に向かって、&br;
高め合っていきましょう!▼&br;
:[ミネルバ]|
ええ、よろしくお願いします!&br;
そうと決まれば軍議に向かいますか?▼&br;
皆の知恵と力を借りる大事な時間……&br;
でしょう? マルス王子!▼&br;
:[マルス]|
はい、その意気です!&br;
ミネルバ王女、行きましょう!▼&br;
**リンダ [#p262a168]
:[ミネルバ]|
……リンダ。何か心配事か?&br;
物思いにふけっていたようだが。▼&br;
:[リンダ]|
あ、ミネルバ様。その……ニーナ様の&br;
ことを思い出していたんです。▼&br;
:[ミネルバ]|
アカネイアのニーナ王女か……。▼&br;
そういえばリンダも、アカネイアの&br;
パレスで暮らしていたのだったな。▼&br;
:[リンダ]|
はい、父ミロアが大司祭として&br;
王宮に仕えていましたので……。▼&br;
あの日……ドルーア帝国の侵攻を受けて&br;
パレスはめちゃくちゃにされました。▼&br;
:[ミネルバ]|
……王族も皆、捕らえられて&br;
殺されてしまったのだろう?▼&br;
:[リンダ]|
はい、ただ一人、&br;
ニーナ様を除いては……。▼&br;
:[ミネルバ]|
アカネイアの王族が生き残ったとて……。&br;
彼らは皆、信用ならぬ者ばかりだった。▼&br;
自分の保身しか考えず……ドルーア帝国に&br;
襲われたのも自業自得と言えなくもない。▼&br;
:[リンダ]|
ニーナ様は、そんな方じゃありません!&br;
ニーナ様は……優しく、強い方です。▼&br;
あの日から、アカネイアの民にとって&br;
ニーナ様は唯一の希望となりました。▼&br;
:[ミネルバ]|
希望、か……。つまりニーナ王女は、&br;
自分たちの未来を託すに足るほどの方だと?▼&br;
:[リンダ]|
はい。ご自分も悲しい目に遭っているのに、&br;
国のため民のために気丈に前を向いて……。▼&br;
そんなニーナ様だから、わたしたちは&br;
一緒に戦っていこうと決めたんです!▼&br;
:[ミネルバ]|
……そう、か。リンダがそこまで言うなら、&br;
私もニーナ王女を信じてみよう。▼&br;
:[リンダ]|
ミネルバ様……!▼&br;
:[ミネルバ]|
……リンダ。実は私は、&br;
あなたのことを少し避けていた。▼&br;
:[リンダ]|
アカネイアの人間だから……ですか?▼&br;
:[ミネルバ]|
ああ。私は立場上、アカネイアと&br;
敵対していただろう……?▼&br;
そのことで、あなたも私のことを&br;
恨んでいるのではないかと思ったのだ。▼&br;
だが、あなたと何度か話すうちに、&br;
それが誤解だとわかった。▼&br;
:[リンダ]|
……ごめんなさい、わたしも同じです。&br;
ミネルバ様のことを誤解していました。▼&br;
ドルーア帝国に味方したマケドニアに&br;
良い印象を持てなくて……。▼&br;
:[ミネルバ]|
それは仕方あるまい。&br;
実際に敵として対峙していたのだから。▼&br;
:[リンダ]|
……ですが、先ほどミネルバ様は&br;
ニーナ様を信じると言ってくださいました。▼&br;
それならマケドニアの人たちとわたしたちが&br;
共に歩める未来も、あるに違いありません。▼&br;
:[ミネルバ]|
ありがとう、リンダ。&br;
そう思ってくれたのなら嬉しい。▼&br;
いつか、私がマケドニアを解放できたら&br;
そんな未来を一緒に作ろう。▼&br;
私たちがこうして親しくなれたのなら、&br;
アカネイアとマケドニアの友好も……。▼&br;
:[リンダ]|
はい! きっと叶うはずです!▼&br;
わたしもニーナ様のお側で、&br;
大陸の平和のために頑張ってみます!▼&br;
:[ミネルバ]|
ふふ、あなたのような頼もしい魔道士が&br;
側にいれば、ニーナ王女も安心だな。▼&br;
先は長いが、私たちなら大丈夫。&br;
そうだろう、リンダ?▼&br;
:[リンダ]|
はい、これからも手を携えて&br;
一緒に戦っていきましょう!▼&br;
**オリヴィエ [#qeeb2a57]
:[オリヴィエ]|
ミネルバ様……戦場では助けていただき&br;
ありがとうございました。▼&br;
:[ミネルバ]|
戦場で仲間を助けるのは当然のこと。&br;
礼など無用だ、オリヴィエ。▼&br;
それに……、あなたの踊りを&br;
間近で見られて良かった。▼&br;
:[オリヴィエ]|
えっ、私の踊りを見ていたんですか……?▼&br;
:[ミネルバ]|
ああ、私にとって踊りというのは&br;
とても新鮮なものなのだ。▼&br;
今まで、あまり踊りというものに&br;
関わってこなかったからな。▼&br;
:[オリヴィエ]|
そ、そうなんですか……?▼&br;
ミネルバ様は王女様でいらっしゃるから&br;
踊る機会もあったのでは……?▼&br;
:[ミネルバ]|
マケドニアは軍事で成った国だから、&br;
華やかな文化とは縁遠かったのだ。▼&br;
私自身、兄と一緒に武芸の稽古ばかり&br;
していて、他に興味も持たなかった。▼&br;
:[オリヴィエ]|
以前、私が旅した国々にも、そんな国が&br;
ありましたので想像はできます……。▼&br;
:[ミネルバ]|
正直に言えば、踊りなんて一部の者たちの&br;
単なる道楽だと思って敬遠していたのだ。▼&br;
しかし、今は違う。&br;
あなたの踊りを見て考え方が変わった。▼&br;
:[オリヴィエ]|
私の踊りで、ですか……?▼&br;
:[ミネルバ]|
ああ、あなたの踊りを見ていると、&br;
不思議と元気や勇気が湧いてくるのだ。▼&br;
踊りにそんな力があるとは、&br;
少しも知らなかった。▼&br;
:[オリヴィエ]|
そうなんです! 踊りには、見る人に&br;
元気や勇気を与える力があるんです!▼&br;
:[ミネルバ]|
加えて、見目麗しいオリヴィエが踊ることで&br;
その力がなおさら引き立つのだろうな。▼&br;
:[オリヴィエ]|
そ、そんな……! そこまで言われると、&br;
その、恥ずかしいです……。▼&br;
でも、踊りを知らなかった人たちにも、&br;
興味を持ってもらえたら……。▼&br;
私たち踊り手にとって、&br;
こんなに幸せなことはありません!▼&br;
あ……私、つい力が入ってしまって……&br;
恥ずかしい……!▼&br;
:[ミネルバ]|
構わぬ。むしろ、もっと堂々と踊りの&br;
素晴らしさを主張したほうがいい。▼&br;
私のように踊りを敬遠している者たちが&br;
世界にはまだたくさんいるはずだからな。▼&br;
:[オリヴィエ]|
ありがとうございます……! 私も、&br;
もっと踊りを世界に広めたいんです。▼&br;
あ、あの……よかったらミネルバ様も、&br;
踊ってみませんか……?▼&br;
:[ミネルバ]|
えっ……私が踊りを!?▼&br;
:[オリヴィエ]|
ミネルバ様が美しく舞い踊る姿、&br;
見てみたいんです……。▼&br;
:[ミネルバ]|
し、しかし、無骨な私には……。▼&br;
:[オリヴィエ]|
それに、戦場で皆さんを鼓舞できれば&br;
士気もぐーんと上がるのでは……?▼&br;
:[ミネルバ]|
……そうだな、それで皆に元気や勇気を&br;
与えられるなら、やる価値はあるかもしれぬ。▼&br;
今は戦乱の最中で、さすがに踊りの&br;
稽古をする余裕はないが……。▼&br;
いつか戦いが終息したら、&br;
その時は挑戦してみよう。▼&br;
:[オリヴィエ]|
はい、その時は、&br;
ぜひ一緒にお稽古しましょう!▼&br;
ミネルバ様が踊る姿、&br;
早く見てみたいです……!▼&br;
:[ミネルバ]|
恥ずかしい気もするが……、&br;
いつかあなたに披露すると約束しよう。▼&br;
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#fdtnuy60]
#comment
終了行:
[[台詞集/絆会話]]
*ミネルバ [#qe01c29d]
#contents
**リョウマ [#bbbe33ec]
:[リョウマ]|
ミネルバ王女、先の戦闘でサクラを&br;
かばってくれたこと、礼を言わせてくれ。▼&br;
:[ミネルバ]|
いえ、そんな……リョウマ王子は本当に&br;
きょうだい思いでいらっしゃるのですね。▼&br;
:[リョウマ]|
兄が妹を案じるのは当然のことだ。&br;
……ミネルバ王女に、ごきょうだいは?▼&br;
:[ミネルバ]|
兄と妹がいますが……私の兄・ミシェイルは&br;
リョウマ王子とはまったく違う酷い兄です。▼&br;
実の父を殺め、あまつさえ何の罪もない&br;
妹までも人質として敵国に引き渡して……!▼&br;
:[リョウマ]|
そんなことが……!? ……だが、&br;
何か深い事情があってのことではないのか?▼&br;
:[ミネルバ]|
確かに、国を守るため兄なりに考えた末に&br;
取った行動とは思います。▼&br;
ですが、他にも手段はあったはず……!&br;
私には到底、受け入れられません!▼&br;
……だから私は、兄と決別し、&br;
祖国と敵対する道を選んだのです。▼&br;
:[リョウマ]|
そうか……事が事だけに、&br;
あなたが頑なになるのも無理はない。▼&br;
しかし、あなたの兄は本当に&br;
ただ非道なだけの男なのだろうか?▼&br;
王子としての立場と兄としての立場、&br;
二つの立場を常に両立できるとは限らない。▼&br;
王子の立場を優先せざるを得なかったのなら&br;
兄としても苦渋の決断だったはずだ。▼&br;
:[ミネルバ]|
リョウマ王子は、&br;
兄を責めるべきではないと……?▼&br;
:[リョウマ]|
いや……兄上の行いのすべてを&br;
受け入れるべきだと言うつもりはない。▼&br;
俺は兄上の立場も理解できるが、&br;
あなたの信念にも好感を持っている。▼&br;
:[ミネルバ]|
そう言っていただけると……嬉しいです。▼&br;
:[リョウマ]|
だから、あなたのその信念を、&br;
兄上にぶつけてみてほしいのだ。▼&br;
いつか兄上と闘うつもりなら尚さら、&br;
一度本音で語り合うべきじゃないか?▼&br;
:[ミネルバ]|
私の信念を、ミシェイルに……?▼&br;
:[リョウマ]|
そうだ。あなたは王女でありながら&br;
祖国と敵対する道を選んだ。▼&br;
しかし今でもあなたは、祖国を救いたいと&br;
思っている……そうだろう?▼&br;
:[ミネルバ]|
はい……私が戦っているのは、&br;
そのためですから。▼&br;
:[リョウマ]|
祖国を思う気持ちが同じなら、&br;
あなたの言葉はきっと兄上の心に届く。▼&br;
しかも、他ならぬ妹の言葉だ。真っ直ぐ&br;
ぶつかれば必ず受け止めてくれるはずだ。▼&br;
:[ミネルバ]|
……わかりました。▼&br;
次に兄と出会ったときには、&br;
私の信念をぶつけてみようと思います。▼&br;
同じ道は歩めなくても、たとえ戦うことに&br;
なっても……悔いを残すことがないように。▼&br;
:[リョウマ]|
ああ……わかってくれて、ありがとう。&br;
ミネルバ王女ならばきっと上手くいく。▼&br;
:[ミネルバ]|
お礼を言いたいのは私のほうです。&br;
兄のことは、ずっと悩んでいたので……。▼&br;
王子としても兄としても立派であられる&br;
リョウマ王子の言葉は、とても貴重でした。▼&br;
:[リョウマ]|
ははは、俺はそこまで立派な人間じゃない。▼&br;
だが、ミネルバ王女がそう言ってくれるなら&br;
それに相応しい振る舞いをしないとな。▼&br;
:[ミネルバ]|
リョウマ王子は、今でも十分ご立派です。&br;
今度また話を聞いてくださいますか……?▼&br;
:[リョウマ]|
ああ、よかったら次は俺の話も聞いてくれ。&br;
あなたなら妹側の気持ちもわかるだろう?▼&br;
:[ミネルバ]|
もちろん、私でよろしければ喜んで。&br;
これからたくさん話ができるといいですね。▼&br;
**ヒノカ [#r324622e]
:[ミネルバ]|
ヒノカ王女、訓練に付き合っていただき&br;
ありがとうございました。▼&br;
:[ヒノカ]|
こちらこそ。ミネルバ王女の素晴らしい&br;
手綱さばきを拝見できて光栄だった。▼&br;
:[ミネルバ]|
ヒノカ王女も見事なものでした。&br;
小さい頃から武芸の稽古を?▼&br;
:[ヒノカ]|
ああ、武人の道を歩もうと決めてからは&br;
兄にもよく稽古をつけてもらったな。▼&br;
:[ミネルバ]|
リョウマ王子に……。&br;
私も昔は、兄とよく稽古をしたものです。▼&br;
:[ヒノカ]|
ほう、ミネルバ王女にも兄上が?▼&br;
:[ミネルバ]|
はい……かつての兄は、&br;
私の師であり、目標でもありました。▼&br;
:[ヒノカ]|
なるほど……?&br;
それで今、兄上は?▼&br;
:[ミネルバ]|
今は……。あの、それよりも、&br;
ヒノカ王女は、なぜ武人の道を?▼&br;
:[ヒノカ]|
……そうか。私が武を志したのは、カムイが&br;
暗夜に誘拐されたことがきっかけなんだ。▼&br;
カムイを連れ去った暗夜と、それを見逃した&br;
自分自身が、どうしても許せなかった。▼&br;
:[ミネルバ]|
では、カムイ様を連れ戻すために……。▼&br;
:[ヒノカ]|
天馬でなら暗夜にも飛んで行ける……&br;
そう思って天馬武者を志すようになった。▼&br;
だが、最初はなかなか相棒に&br;
受け入れてもらえなくてな……。▼&br;
:[ミネルバ]|
そうなんですか……?&br;
なんだか意外な気がしますが。▼&br;
:[ヒノカ]|
乗り手として未熟だったのだろう。&br;
強引に操ろうとして何度振り落とされたか。▼&br;
いろいろ無茶もさせたし、私のせいで&br;
傷を負わせたこともしょっちゅうだからな。▼&br;
:[ミネルバ]|
ですが、今はすっかりヒノカ王女のことを&br;
信頼しているようですね。▼&br;
ヒノカ王女の役に立ててうれしい……&br;
あのペガサスは、そんな顔をしています。▼&br;
:[ヒノカ]|
ミネルバ王女は天馬にも詳しいようだが、&br;
乗っていたことがあるのか?▼&br;
:[ミネルバ]|
はい、私が率いていた白騎士団は、&br;
本来ペガサスナイトの部隊でしたから。▼&br;
ペガサスに不満はありませんでした。&br;
機動性を活かした戦術は戦力として十分。▼&br;
私の部下、パオラ、カチュア、エストも&br;
ペガサス三姉妹として名を馳せたものです。▼&br;
ですが……私は王族の一人として、&br;
さらに強くあらねばなりませんでした。▼&br;
私の国では竜騎士団こそが強さの象徴……。&br;
それゆえ、乗り換えるしかなかったのです。▼&br;
あのとき手放したペガサスは、&br;
きっと私を恨んでいることでしょう……。▼&br;
:[ヒノカ]|
そんなことはあるまい。ペガサスというのは&br;
乗り手の心の奥底まで見抜いているものだ。▼&br;
今でも気にかけているミネルバ王女の思いも&br;
必ずや届いていることだろう。▼&br;
:[ミネルバ]|
……! ありがとうございます。&br;
ヒノカ王女がそう言うなら、信じられます。▼&br;
森に放してしまったあのペガサスが、&br;
今も元気でいてくれるといいのですが……。▼&br;
:[ヒノカ]|
気になるなら、会いに行ってあげればいい。&br;
きっと喜んでくれるさ。▼&br;
……そうだ、私にも会わせてくれないか?▼&br;
武名高き赤い竜騎士が最初に選んだ相棒だ。&br;
どれほどの天馬なのか、興味がある。▼&br;
:[ミネルバ]|
ふふ。いつか私の世界を訪れてくれたなら、&br;
喜んでお連れしましょう。▼&br;
そのときは、皆で並んで&br;
空を駆けてみたいですね。▼&br;
:[ヒノカ]|
そうだな! 約束だぞ、ミネルバ王女。▼&br;
**サクラ [#a4f21b48]
:[サクラ]|
あ、あの……ミネルバさん。先ほどのような&br;
闘い方は、少し危ないのではないかと……。▼&br;
:[ミネルバ]|
サクラ王女、心配をおかけしてすみません。&br;
戦場に出ると気が急いてしまって……。▼&br;
:[サクラ]|
頼れる仲間がたくさんいるんですから、&br;
一人で頑張ろうとしなくても……。▼&br;
……あっ、私じゃあまり頼りには&br;
ならないと思いますけど。▼&br;
:[ミネルバ]|
いえ、そんなこと。サクラ王女が側にいて&br;
くだされば、私も安心して戦えます。▼&br;
それに……サクラ王女を見ていると&br;
つい妹の、マリアのことを思い出すんです。▼&br;
:[サクラ]|
マリアさん、ですか?▼&br;
:[ミネルバ]|
サクラ王女のように優しい子です。&br;
あの子には、いつも励まされてきました。▼&br;
ですが、兄のミシェイルによって&br;
敵国に人質として送られてしまって……。▼&br;
:[サクラ]|
そんな……。▼&br;
:[ミネルバ]|
私の手で、一日でも早く、&br;
妹を救い出さなければ……!▼&br;
マリアは、私がなかなか現れないのを&br;
恨みに思っているかもしれません。▼&br;
それを思うと焦燥感にかられて、&br;
戦場ではつい気が急いてしまうのです。▼&br;
:[サクラ]|
あの……マリアさんは、ミネルバさんを&br;
恨んでなんていないと思います……!▼&br;
:[ミネルバ]|
え……? ですが……。▼&br;
:[サクラ]|
私なら、どんなに辛い境遇でも、自分を&br;
思ってくれる人を恨んだりしませんから。▼&br;
:[ミネルバ]|
サクラ王女……。▼&br;
:[サクラ]|
マリアさんは、ミネルバさんに会える日を&br;
心待ちにしていると思います。でも……。▼&br;
それ以上に、ミネルバさんの無事を&br;
願っているのではないでしょうか……?▼&br;
会えないことより、ミネルバさんが傷つく&br;
ことのほうが、ずっと悲しいはずですから。▼&br;
:[ミネルバ]|
……ありがとうございます、サクラ王女。&br;
あなたの言葉で、気持ちが楽になりました。▼&br;
:[サクラ]|
それならもう、あまり無茶な闘い方は、&br;
やめにしませんか……?▼&br;
いつか元気な姿で、&br;
マリアさんを迎えに行けるように……。▼&br;
:[ミネルバ]|
……わかりました、心掛けてみます。▼&br;
:[サクラ]|
ミネルバさん……ありがとうございます!▼&br;
:[ミネルバ]|
いえ、お礼を言うのは私のほうです。▼&br;
私のことを、こんなにも心配してくれて……&br;
本当に嬉しく思います。▼&br;
:[サクラ]|
私は、心配することくらいしか……。▼&br;
だから話を聞いてもらえて、&br;
私も本当に嬉しいです。▼&br;
:[ミネルバ]|
ふふ、本当にお優しいんですね。&br;
無茶せず仲間を頼ること、お約束します。▼&br;
もちろん、サクラ王女にも&br;
頼らせてもらいますね。▼&br;
:[サクラ]|
は、はい……! 私でお役に立てるなら、&br;
喜んで力をお貸しします!▼&br;
:[ミネルバ]|
あなたの力をお借りする分、私の力も&br;
存分にお役立ていただければ幸いです。▼&br;
傷を癒し、心を癒してくれるあなたは、&br;
かけがえのない仲間ですから。▼&br;
:[サクラ]|
私にとっても、ミネルバさんは&br;
大切な仲間です。一緒に頑張りましょう!▼&br;
:[ミネルバ]|
ええ、共に助け合いながら&br;
進んでいきましょう!▼&br;
**マルス [#df2cc94e]
:[ミネルバ]|
たあっ! やあっ! はあっ!▼&br;
:[マルス]|
あの、ミネルバ王女、&br;
もうすぐ軍議が始まりますよ!▼&br;
:[ミネルバ]|
あ……もうそんな時間でしたか!&br;
すみません、マルス王子。▼&br;
:[マルス]|
それにしても素晴らしい気迫でしたね!&br;
つい見入ってしまいました。▼&br;
ぼくは、ミネルバ王女ほどの武勇は&br;
ありませんから、羨ましい限りです。▼&br;
:[ミネルバ]|
そんな……私こそ、マルス王子を&br;
羨ましく思っているのです。▼&br;
多くの臣下を率いるあなたの力は、&br;
本当に素晴らしいものですから。▼&br;
いつかマケドニアを解放できた時には&br;
私も多くの者を導いていかねば、と……。▼&br;
:[マルス]|
あなたのように勇敢な方なら、&br;
人々を導く力も十分にあると思いますが。▼&br;
:[ミネルバ]|
戦うのみならば多少の自信はありますが、&br;
その先のこととなりますと……。▼&br;
:[マルス]|
そうですね。国の統治は大仕事ですから、&br;
不安に思う気持ちはよくわかります。▼&br;
ぼくも将来、自分の国を取り戻したときに、&br;
しっかり治められる自信はありません。▼&br;
:[ミネルバ]|
マルス王子も、ですか?▼&br;
:[マルス]|
ただ……ぼくは不安と同時に、&br;
大きな期待も持っています。▼&br;
:[ミネルバ]|
え……?&br;
それは、どのようなことでしょう?▼&br;
:[マルス]|
ぼくひとりではできないことも、仲間となら&br;
必ず成し遂げられると信じているんです。▼&br;
同じ目標に向かって進む仲間がいれば、&br;
どんな困難なことも乗り越えられる、と。▼&br;
:[ミネルバ]|
……今の私は困難な目標に向かって、&br;
仲間と力を合わせて戦っています。▼&br;
それが戦いでなくなろうと、目標に向かう&br;
という意味では同じなのでしょうか……?▼&br;
:[マルス]|
ええ、ぼくはそう思います。&br;
もちろん確証なんてありませんが……。▼&br;
:[ミネルバ]|
けれど、そうであれば、どうすればいいか、&br;
その筋道が見えてきそうな気がします。▼&br;
統治の方法を、国の理想像を、&br;
仲間と共有しなくてはいけない。▼&br;
自分の考えを伝えるだけでなく、&br;
周りの皆の考えもしっかりと聞いて……。▼&br;
意見が違えば、どちらが良いかを考える。&br;
軍議と同じなのですね!▼&br;
:[マルス]|
はい。そうすれば本当の意味でみんなが&br;
目的を共有できるのではないでしょうか。▼&br;
ミネルバ王女には、ぼくにない、&br;
国を守るだけの強い力があります。▼&br;
あなたを支えてくれる仲間と一緒なら、&br;
その力を正しく使えると信じていますよ。▼&br;
:[ミネルバ]|
ええ! 何だか心が軽くなった気がします。&br;
……けれど、過信は禁物ですね。▼&br;
私は仲間を信頼するあまり、すれ違いに&br;
気付けず戦いに敗れることもありました。▼&br;
そのようなことのないように、&br;
視野を広げて努力していきたいと思います。▼&br;
マケドニア解放へのその道……&br;
仲間と共に進んでみせましょう!▼&br;
:[マルス]|
それでこそ「赤い竜騎士」です!&br;
ミネルバ王女は、やはり頼もしいですね。▼&br;
また、ぼくとも鍛錬してください。&br;
あなたの強さを見習いたいんです。▼&br;
二人でそれぞれの目標に向かって、&br;
高め合っていきましょう!▼&br;
:[ミネルバ]|
ええ、よろしくお願いします!&br;
そうと決まれば軍議に向かいますか?▼&br;
皆の知恵と力を借りる大事な時間……&br;
でしょう? マルス王子!▼&br;
:[マルス]|
はい、その意気です!&br;
ミネルバ王女、行きましょう!▼&br;
**リンダ [#p262a168]
:[ミネルバ]|
……リンダ。何か心配事か?&br;
物思いにふけっていたようだが。▼&br;
:[リンダ]|
あ、ミネルバ様。その……ニーナ様の&br;
ことを思い出していたんです。▼&br;
:[ミネルバ]|
アカネイアのニーナ王女か……。▼&br;
そういえばリンダも、アカネイアの&br;
パレスで暮らしていたのだったな。▼&br;
:[リンダ]|
はい、父ミロアが大司祭として&br;
王宮に仕えていましたので……。▼&br;
あの日……ドルーア帝国の侵攻を受けて&br;
パレスはめちゃくちゃにされました。▼&br;
:[ミネルバ]|
……王族も皆、捕らえられて&br;
殺されてしまったのだろう?▼&br;
:[リンダ]|
はい、ただ一人、&br;
ニーナ様を除いては……。▼&br;
:[ミネルバ]|
アカネイアの王族が生き残ったとて……。&br;
彼らは皆、信用ならぬ者ばかりだった。▼&br;
自分の保身しか考えず……ドルーア帝国に&br;
襲われたのも自業自得と言えなくもない。▼&br;
:[リンダ]|
ニーナ様は、そんな方じゃありません!&br;
ニーナ様は……優しく、強い方です。▼&br;
あの日から、アカネイアの民にとって&br;
ニーナ様は唯一の希望となりました。▼&br;
:[ミネルバ]|
希望、か……。つまりニーナ王女は、&br;
自分たちの未来を託すに足るほどの方だと?▼&br;
:[リンダ]|
はい。ご自分も悲しい目に遭っているのに、&br;
国のため民のために気丈に前を向いて……。▼&br;
そんなニーナ様だから、わたしたちは&br;
一緒に戦っていこうと決めたんです!▼&br;
:[ミネルバ]|
……そう、か。リンダがそこまで言うなら、&br;
私もニーナ王女を信じてみよう。▼&br;
:[リンダ]|
ミネルバ様……!▼&br;
:[ミネルバ]|
……リンダ。実は私は、&br;
あなたのことを少し避けていた。▼&br;
:[リンダ]|
アカネイアの人間だから……ですか?▼&br;
:[ミネルバ]|
ああ。私は立場上、アカネイアと&br;
敵対していただろう……?▼&br;
そのことで、あなたも私のことを&br;
恨んでいるのではないかと思ったのだ。▼&br;
だが、あなたと何度か話すうちに、&br;
それが誤解だとわかった。▼&br;
:[リンダ]|
……ごめんなさい、わたしも同じです。&br;
ミネルバ様のことを誤解していました。▼&br;
ドルーア帝国に味方したマケドニアに&br;
良い印象を持てなくて……。▼&br;
:[ミネルバ]|
それは仕方あるまい。&br;
実際に敵として対峙していたのだから。▼&br;
:[リンダ]|
……ですが、先ほどミネルバ様は&br;
ニーナ様を信じると言ってくださいました。▼&br;
それならマケドニアの人たちとわたしたちが&br;
共に歩める未来も、あるに違いありません。▼&br;
:[ミネルバ]|
ありがとう、リンダ。&br;
そう思ってくれたのなら嬉しい。▼&br;
いつか、私がマケドニアを解放できたら&br;
そんな未来を一緒に作ろう。▼&br;
私たちがこうして親しくなれたのなら、&br;
アカネイアとマケドニアの友好も……。▼&br;
:[リンダ]|
はい! きっと叶うはずです!▼&br;
わたしもニーナ様のお側で、&br;
大陸の平和のために頑張ってみます!▼&br;
:[ミネルバ]|
ふふ、あなたのような頼もしい魔道士が&br;
側にいれば、ニーナ王女も安心だな。▼&br;
先は長いが、私たちなら大丈夫。&br;
そうだろう、リンダ?▼&br;
:[リンダ]|
はい、これからも手を携えて&br;
一緒に戦っていきましょう!▼&br;
**オリヴィエ [#qeeb2a57]
:[オリヴィエ]|
ミネルバ様……戦場では助けていただき&br;
ありがとうございました。▼&br;
:[ミネルバ]|
戦場で仲間を助けるのは当然のこと。&br;
礼など無用だ、オリヴィエ。▼&br;
それに……、あなたの踊りを&br;
間近で見られて良かった。▼&br;
:[オリヴィエ]|
えっ、私の踊りを見ていたんですか……?▼&br;
:[ミネルバ]|
ああ、私にとって踊りというのは&br;
とても新鮮なものなのだ。▼&br;
今まで、あまり踊りというものに&br;
関わってこなかったからな。▼&br;
:[オリヴィエ]|
そ、そうなんですか……?▼&br;
ミネルバ様は王女様でいらっしゃるから&br;
踊る機会もあったのでは……?▼&br;
:[ミネルバ]|
マケドニアは軍事で成った国だから、&br;
華やかな文化とは縁遠かったのだ。▼&br;
私自身、兄と一緒に武芸の稽古ばかり&br;
していて、他に興味も持たなかった。▼&br;
:[オリヴィエ]|
以前、私が旅した国々にも、そんな国が&br;
ありましたので想像はできます……。▼&br;
:[ミネルバ]|
正直に言えば、踊りなんて一部の者たちの&br;
単なる道楽だと思って敬遠していたのだ。▼&br;
しかし、今は違う。&br;
あなたの踊りを見て考え方が変わった。▼&br;
:[オリヴィエ]|
私の踊りで、ですか……?▼&br;
:[ミネルバ]|
ああ、あなたの踊りを見ていると、&br;
不思議と元気や勇気が湧いてくるのだ。▼&br;
踊りにそんな力があるとは、&br;
少しも知らなかった。▼&br;
:[オリヴィエ]|
そうなんです! 踊りには、見る人に&br;
元気や勇気を与える力があるんです!▼&br;
:[ミネルバ]|
加えて、見目麗しいオリヴィエが踊ることで&br;
その力がなおさら引き立つのだろうな。▼&br;
:[オリヴィエ]|
そ、そんな……! そこまで言われると、&br;
その、恥ずかしいです……。▼&br;
でも、踊りを知らなかった人たちにも、&br;
興味を持ってもらえたら……。▼&br;
私たち踊り手にとって、&br;
こんなに幸せなことはありません!▼&br;
あ……私、つい力が入ってしまって……&br;
恥ずかしい……!▼&br;
:[ミネルバ]|
構わぬ。むしろ、もっと堂々と踊りの&br;
素晴らしさを主張したほうがいい。▼&br;
私のように踊りを敬遠している者たちが&br;
世界にはまだたくさんいるはずだからな。▼&br;
:[オリヴィエ]|
ありがとうございます……! 私も、&br;
もっと踊りを世界に広めたいんです。▼&br;
あ、あの……よかったらミネルバ様も、&br;
踊ってみませんか……?▼&br;
:[ミネルバ]|
えっ……私が踊りを!?▼&br;
:[オリヴィエ]|
ミネルバ様が美しく舞い踊る姿、&br;
見てみたいんです……。▼&br;
:[ミネルバ]|
し、しかし、無骨な私には……。▼&br;
:[オリヴィエ]|
それに、戦場で皆さんを鼓舞できれば&br;
士気もぐーんと上がるのでは……?▼&br;
:[ミネルバ]|
……そうだな、それで皆に元気や勇気を&br;
与えられるなら、やる価値はあるかもしれぬ。▼&br;
今は戦乱の最中で、さすがに踊りの&br;
稽古をする余裕はないが……。▼&br;
いつか戦いが終息したら、&br;
その時は挑戦してみよう。▼&br;
:[オリヴィエ]|
はい、その時は、&br;
ぜひ一緒にお稽古しましょう!▼&br;
ミネルバ様が踊る姿、&br;
早く見てみたいです……!▼&br;
:[ミネルバ]|
恥ずかしい気もするが……、&br;
いつかあなたに披露すると約束しよう。▼&br;
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#fdtnuy60]
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