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台詞集/絆会話/マルス
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[[台詞集/絆会話]]
*マルス [#ab6dc748]
#contents
**シオン [#i111adf3]
[[→シオンのページへ>台詞集/絆会話/シオン#wd2a962d]]
**シーダ [#vb02640e]
:[シーダ]|
マルス様……。&br;
ご無事ですか?▼&br;
:[マルス]|
うん、大丈夫。こんなところで&br;
やられるわけにはいかないよ。▼&br;
君のほうこそ、怪我がなくてよかった。▼&br;
君にもしものことがあったら、&br;
タリス王に申し訳が立たないからね。▼&br;
:[シーダ]|
そんなこと……。▼&br;
:[マルス]|
それに、君を無事に元の世界ヘ送り届けたい&br;
というのは、ぼくの願いでもある。▼&br;
本音を言えば、こんな敵の多い戦場に&br;
君が出撃するのだって、反対したいんだ。▼&br;
:[シーダ]|
でも……マルス様、&br;
今は一兵だって惜しい状況です。▼&br;
わたし、戦力になっていませんか?▼&br;
:[マルス]|
いや……すごく立派に戦えていると思う。▼&br;
:[シーダ]|
よかった。なら……。▼&br;
:[マルス]|
だからこそ、心配なんだよ。▼&br;
君が有能であればあるほど、前線に出て&br;
戦い……誰かを傷つけることになる。▼&br;
それは、戦いを嫌う君にとって、&br;
耐えがたいことなんじゃないかなって……。▼&br;
:[シーダ]|
そんなこと、言わないでください……!▼&br;
わたしは、マルス様のそばで、マルス様の&br;
ために戦えることを幸せに感じています!▼&br;
:[マルス]|
シーダ……。嬉しいけど、前線に立つって&br;
ことは危険な目に遭う可能性だって……。▼&br;
:[シーダ]|
それなら、わたしだけ安全な場所から&br;
見ていろって言うんですか!?▼&br;
:[マルス]|
そうは言ってないよ。でも、君がそれで&br;
傷ついたら、ぼくは堪えられないんだ!▼&br;
:[シーダ]|
それならマルス様は、わたしやみんなが&br;
戦っている間、城で待っていられますか!?▼&br;
:[マルス]|
それは! そんなことは、&br;
できるわけないじゃないか……!▼&br;
君や……みんなが傷つくかもしれないのに、&br;
自分だけただ待っているなんて……!▼&br;
:[シーダ]|
わたしだって同じです!▼&br;
:[マルス]|
……!&br;
シーダ……。▼&br;
:[シーダ]|
……わたしがおそばにいないせいで、&br;
マルス様が倒れるようなことがあれば……。▼&br;
わたしは……、自分自身を&br;
絶対に許すことができないと思います。▼&br;
:[マルス]|
………………そうだね。ぼくも同じだ。&br;
だからこうして、一緒に戦っている。▼&br;
:[シーダ]|
はい……。決して、マルス様の気持ちが&br;
わからないわけじゃないんです。▼&br;
感情的になってしまって、ごめんなさい。▼&br;
:[マルス]|
いいんだ、すまない。&br;
ぼくも、言葉が強くなってしまった。▼&br;
君のそばで、君を守りながら戦いたい。&br;
それが、今のぼくの願いだよ。▼&br;
:[シーダ]|
私の願いも同じです。マルス様のために、&br;
マルス様のおそばで戦い続け……。▼&br;
一日でも早くこの戦いを終わらせる。▼&br;
:[マルス]|
シーダ、ぼくたちの想いは、同じだ。&br;
手を取り合って、前ヘと進もう。▼&br;
ぼくたちの力で……&br;
この戦いを終わらせよう!▼&br;
:[シーダ]|
ええ。&br;
マルス様、喜んでお供します。▼&br;
**チキ [#jd527413]
:[チキ]|
見て! ふしぎなお家! チキたちの世界と&br;
いろいろちがって、おもしろいなあ!▼&br;
:[マルス]|
ぼくたちの世界とは大きく違うみたいだね。&br;
改めて、異世界だと感じさせられるよ。▼&br;
:[チキ]|
おじいちゃまも、こんな景色、&br;
見たことないよね?▼&br;
:[マルス]|
そうだね。▼&br;
いくら長生きのバヌトゥとはいえ、&br;
ここに来たことはないだろうな。▼&br;
:[チキ]|
いっしょだったら、よかったのに。&br;
見せてあげたかったな……。▼&br;
:[マルス]|
チキが、バヌトゥの分もいっぱい見て、&br;
帰ってから話してあげればいいんだよ。▼&br;
チキのお土産話、バヌトゥもすごく&br;
喜ぶと思うよ。▼&br;
:[チキ]|
うん!&br;
いっぱい見て、いっぱい話してあげる!▼&br;
あ……でも、いつになったら&br;
帰れるのかな……。▼&br;
そのあいだ、おじいちゃま、チキが&br;
いなくって、さみしくないかな?▼&br;
:[マルス]|
うーん、バヌトゥも&br;
寂しがっているとは思うよ。▼&br;
:[チキ]|
やっぱり……。▼&br;
:[マルス]|
でも、バヌトゥのそばには、&br;
今は仲間がいっぱいいる。▼&br;
ぼくたちの、頼りになる仲間、友達がね。&br;
だから、きっと平気だよ。▼&br;
チキはどうだい?&br;
寂しいかな。▼&br;
:[チキ]|
チキも……さみしい。&br;
でも、おじいちゃまと、おんなじ!▼&br;
マルスおにいちゃんがいっしょだから、&br;
だいじょうぶ!▼&br;
……ずっと、いっしょだよね?▼&br;
:[マルス]|
ああ、もちろん。&br;
ぼくたちは、ずっと一緒だよ。▼&br;
それにバヌトゥだって、みんなと一緒に&br;
ぼくたちの帰りを待っているさ。▼&br;
:[チキ]|
わかった! それなら、&br;
早くいっしょに帰れるようにしよう!▼&br;
:[マルス]|
その意気だよ、チキ。▼&br;
敵の勢いは増すばかりで、&br;
これから先も激しい戦いになるだろう。▼&br;
この国の人たちに協力して、&br;
早くこの戦いを終わらせよう。▼&br;
:[チキ]|
うん! わたし、竜に変身して、&br;
敵をやっつけちゃうもん!▼&br;
:[マルス]|
はは、ぼくも負けていられないね。&br;
一緒に力を尽くそう。▼&br;
みんなで立ち向かえば、&br;
どんな強敵だって倒せるはずだから。▼&br;
:[チキ]|
マルスのおにいちゃんがいっしょなら、▼&br;
こわくなんてないよ!▼&br;
おにいちゃんも、チキがいれば&br;
こわくない?▼&br;
:[マルス]|
ああ。チキは戦いになれば&br;
すごく心強いからね。▼&br;
異世界に来て、チキが一緒だと&br;
わかったとき……少しほっとしたよ。▼&br;
:[チキ]|
わたしも、おにいちゃんがいっしょで&br;
よかったなー。▼&br;
おにいちゃんといっしょに旅ができるのは、&br;
たのしいから!▼&br;
:[マルス]|
そう言ってくれると、嬉しいな。&br;
この異世界の旅……楽しく乗り越えよう!▼&br;
**クロム [#r3843fcf]
:[クロム]|
くっ……前に出過ぎたか?▼&br;
:[マルス]|
クロム!&br;
無事かい!▼&br;
:[クロム]|
ああ、すまない。&br;
……! マルス、後ろだ!▼&br;
:(クロムが異形の者を倒す)|
:[マルス]|
ありがとう。&br;
助けにきたのに、逆に助けられてしまって。▼&br;
:[クロム]|
いや、元はと言えば俺のせいだ。▼&br;
:[マルス]|
クロムのせいでは……。&br;
ともかく、今はここを切り抜けよう!▼&br;
:[クロム]|
ああ!▼&br;
:(暗転)|
:[クロム]|
先程は助かった。どうも俺は戦いとなると、&br;
先走ってしまってな。▼&br;
それに引き換え、マルスは常に仲間を&br;
気づかって動いてくれている。▼&br;
:[マルス]|
ぼくはただ、共に戦う仲間が犠牲になるのを&br;
見過ごせないだけだよ。▼&br;
クロムこそ戦場では、&br;
いつも勇敢じゃないか。▼&br;
まるで、アリティアの建国者、&br;
アンリ王その人のようだよ。▼&br;
:[クロム]|
アンリ王……?▼&br;
そんな存在と比較されるのは、畏れ多いな。&br;
とても俺はそんな器じゃないが……。▼&br;
:[マルス]|
いや、きっと、アンリ王のように、&br;
何かを成し遂げる力を持っているよ。▼&br;
:[クロム]|
それを言うなら、マルスも&br;
古の英雄王たる立派な人物だと思う。▼&br;
:[マルス]|
そうかな……。▼&br;
:[クロム]|
ああ。帰ったらみんなに自慢できるぞ。&br;
俺はあのマルスと共に戦ったんだ、と。▼&br;
:[マルス]|
でもぼくは、先程もあなたを助けることに&br;
夢中で、自分の危険に気付けなかった。▼&br;
みんなの思う英雄王として、相応しい&br;
働きができず申し訳ないと思う。▼&br;
:[クロム]|
それは違う!!▼&br;
:[マルス]|
クロム……? ごめん、&br;
気に障ることを言ったのなら──▼&br;
:[クロム]|
いや、謝るのは俺のほうだ。▼&br;
俺は、俺たちは、英雄王という名前や、&br;
伝説に期待しているんじゃない。▼&br;
今のマルス自身を見て、信じているんだ。&br;
お前は英雄王たる人物だと。▼&br;
だから、そんなことを言わないでくれ。▼&br;
:[マルス]|
クロム……。ありがとう。そんな事を&br;
言ってくれたのはあなたが初めてだ。▼&br;
それでも、今のぼくはその伝説の英雄王には&br;
まだ、遠く及ばないと思うんだ。▼&br;
:[クロム]|
マルス……▼&br;
:[マルス]|
でも、それを申し訳ないと思ったり、&br;
君たちに遠慮したりするのはもうやめるよ。▼&br;
そして、いつか英雄王という名に恥じない&br;
人間になってみせる。▼&br;
それを、今ここで誓うよ。&br;
ぼくの目の前にいる、あなたに。▼&br;
:[クロム]|
ああ……! 俺も誓おう。お前のように、&br;
優しく、勇敢な人間になることを。▼&br;
時代を越えた、お前との絆があれば、&br;
きっと成し遂げられる。▼&br;
互いの未来のため……&br;
次の戦いも、力を合わせて勝とう!▼&br;
:[マルス]|
ああ、ぼくらの剣で、&br;
道を切りひらいていこう!▼&br;
~
**フレデリク [#l31ee748]
:[フレデリク]|
マルス王子。&br;
それは私が片づけておきましょう。▼&br;
:[マルス]|
ああ、頼んだよ。▼&br;
……あ、すまない!&br;
このくらいのこと、自分でやらないとね。▼&br;
:[フレデリク]|
そんな、お気遣いなく。&br;
このような仕事には慣れておりますので。▼&br;
:[マルス]|
ははは、ありがとう。&br;
いつもの習慣でつい頼んでしまったんだ。▼&br;
:[フレデリク]|
……なるほど、マルス王子のお側には&br;
優秀な従者がおられたのですね。▼&br;
:[マルス]|
え? どうしてそう思うんだい?▼&br;
:[フレデリク]|
信ずるに値する者が側にいればこそ、&br;
憂いなく身辺のことを頼むことができます。▼&br;
おそらくマルス王子には、気が置けない&br;
素晴らしい従者がいたのでしょう。▼&br;
:[マルス]|
そういうことか。確かにぼくの周りには、&br;
優秀な騎士たちがいるよ。▼&br;
後見役のジェイガン、猪突猛進なカインと&br;
冷静沈着なアベルの二人組……。▼&br;
ぼくがここまでやってこれたのは、すべて&br;
みんなが頑張ってくれているおかげなんだ。▼&br;
:[フレデリク]|
カイン殿とアベル殿というのは、もしや&br;
伝説の”猛牛”と”黒豹”では……?▼&br;
古の英雄王に仕えた、二人の騎士として&br;
私の時代にもその名が語り継がれています。▼&br;
マルス王子と騎士の方々を結ぶ絆も、&br;
並々ならぬものだったのですね……!&br;
:[マルス]|
それはよかったよ。二人とも伝説に名を&br;
残すに相応しい、素晴らしい騎士なんだ。▼&br;
でも、フレデリクも彼らに匹敵するくらい、&br;
優秀で信頼に足る従者だと思うけどね。▼&br;
君とクロムの関係も理想的じゃないかな。&br;
息が合っていて素晴らしい主従だよ。▼&br;
:[フレデリク]|
こ、光栄です……! しかし、理想という&br;
意味ではマルス王子も負けておられません。▼&br;
主としての度量、そして他者を認める立派な&br;
お心は、まさに理想の主君と言えましょう。▼&br;
:[マルス]|
褒め過ぎだよ、フレデリク。でも主君と共に&br;
この世界に来た君が、少しだけ羨ましいな。▼&br;
:[フレデリク]|
確かに、その点は幸運でしたね……。▼&br;
せめて、この世界にいる間は、マルス王子の&br;
従者に代わってお世話をさせてください。▼&br;
たとえ主従でなくとも、私とマルス王子の&br;
間の信頼は不変のものですからね。▼&br;
:[マルス]|
ありがとう。&br;
それじゃあ頼むよ。▼&br;
……あ、今のは&br;
つい頼んだわけじゃないからね。▼&br;
仲間として、君に力を貸してほしい&br;
ということだよ。▼&br;
:[フレデリク]|
はっ、わかっておりますとも。&br;
微力ながら尽くさせていただきます!▼&br;
:[マルス]|
その代わり、ぼくも君のために&br;
何かさせてほしいな。▼&br;
君の仕事を手伝ったり、戦場では&br;
共に戦い、助け合ったり……。▼&br;
従者としての君でなく、仲間としての君と&br;
共に歩んでいきたいんだ。▼&br;
:[フレデリク]|
……!&br;
ありがとうございます!▼&br;
マルス王子にそう言っていただけて&br;
光栄です。▼&br;
これからも欠かさずお世話をさせて&br;
いただきます! もちろん、仲間として。▼&br;
:[マルス]|
ははは、ありがとう。よろしく頼むよ。&br;
これからも力を合わせ、乗り越えていこう。▼&br;
:[フレデリク]|
はい。&br;
仲間として、共に励みましょう!▼&br;
**ルキナ [#f19e0e65]
:[ルキナ]|
マ、マルス様!&br;
先程は、救援ありがとうございました!▼&br;
流石は伝説の英雄王……&br;
同じ戦場に立てて、私、光栄です!▼&br;
:[マルス]|
ルキナ……そんなに大したことは&br;
していないよ。▼&br;
:[ルキナ]|
いえ、私が危機に陥るや否や、颯爽と&br;
駆けつけてくださったではありませんか。▼&br;
仲間を助け、敵を討つ……その姿は&br;
まさに英雄王そのものでした。▼&br;
数多の味方に慕われるだけでなく、&br;
時には敵さえも魅了したという……。▼&br;
:[マルス]|
待ってくれ、ルキナ。&br;
いくらなんでもその伝説は誇張だろう。▼&br;
:[ルキナ]|
誇張などではありません!&br;
私はこの伝説が真実だと思います。▼&br;
マルス様は皆の希望そのものでした。&br;
だからこそ私は……。▼&br;
マルス様のお姿を借り、その名に&br;
希望を懸けて戦い続けてきたんですから。▼&br;
:[マルス]|
そ、そうか。でも、伝説とは違ったことも&br;
あるんじゃないか?▼&br;
:[ルキナ]|
え? そ、そうですね……確かに、&br;
人柄は想像していたものと違いました。▼&br;
邪悪な竜を滅ぼしたと聞いていたせいか、&br;
厳しい武人のような方と思っていたんです。▼&br;
でも実際には、とても穏やかで、&br;
優しくて、仲間思いで……。▼&br;
お話するだけで心が温かくなる、&br;
素敵な方だということがわかりました。▼&br;
:[マルス]|
そこまで言われると……。照れくさいのを&br;
通り越して、不思議な気分だよ……。▼&br;
:[ルキナ]|
ふふっ、そうやって飾らないお人柄なのも&br;
素晴らしいと思います。▼&br;
:[マルス]|
だといいけど……。そういえば、何で&br;
ルキナはぼくの名を使っていたんだ?▼&br;
君だって立派な王女だったはずだ。▼&br;
名を偽らなくとも、&br;
人々を導けたんじゃないかな。▼&br;
:[ルキナ]|
あの世界では、圧倒的な希望になれる&br;
ような存在でなけれぱダメだったんです。▼&br;
私のいた世界は邪竜に支配され、&br;
絶望に覆われてしまっていて……。▼&br;
民や仲間の士気を上げるためには、&br;
そのお名前にすがるしかなかったんです。▼&br;
先程言ったとおり、マルス様は……&br;
その伝説は、希望そのものでしたから。▼&br;
:[マルス]|
そうか……。ルキナは、&br;
本当に苦しい戦いを、経験してきたんだね。▼&br;
:[ルキナ]|
ですが、マルス様のお名前に&br;
一番救われていたのは……。▼&br;
私自身だったのかもしれません。▼&br;
マルスと名乗るだけで、まるで本当の&br;
英雄王になったように勇気が出たんです。▼&br;
……ごめんなさい。お会いしたときから、&br;
ずっと謝らなければと思っていました。▼&br;
未来のためとはいえ、&br;
お名前を勝手に使ってしまったこと……。▼&br;
:[マルス]|
気にしないでよ。ぼくの名前が、君たちに&br;
とって役立つものであったなら、よかった。▼&br;
それに、君の活躍はきっと……いや、必ずや&br;
英雄王の名に恥じないものだったと思う。▼&br;
:[ルキナ]|
!&br;
ありがとうございます……。▼&br;
マルス様の存在は、私たちにとって&br;
本当に強い支えだったんです。今も……。▼&br;
:[マルス]|
でも、今の君を見ると、もうぼくの名前は&br;
必要なさそうに思えるな。▼&br;
君の持つ強さや、人としての魅力の前では、&br;
伝説も霞んでしまうよ。▼&br;
:[ルキナ]|
そ、そんなことは……。▼&br;
:[マルス]|
ぼくも、君が目標とした英雄王に近づくため&br;
努力しないといけないね。▼&br;
この先に何が待つのかはわからないけれど、&br;
そのすべてを、乗り越えるためにも。▼&br;
:[ルキナ]|
はい、ありがとうございます。私も、&br;
こうして共に戦わせていただく以上は……。▼&br;
マルス様に少しでも近づけるように、&br;
精一杯、努力します。▼&br;
:[マルス]|
うん、共に頑張ろう。&br;
お互いの未来のために!▼
~
**リョウマ [#ac865d1a]
:[リョウマ]|
マルス王子は、若いのに&br;
立ち振る舞いがしっかりとしているな。▼&br;
剣の腕も立つし……王族として&br;
非の打ち所がない。▼&br;
:[マルス]|
リョウマ王子……!&br;
いいえ、とんでもありません。▼&br;
こちらの世界に来てからも、&br;
己の未熟さを痛感してばかりで……。▼&br;
あなたのような強い王子になれるよう、&br;
努力しなくてはと思っていたところです。▼&br;
実は……ぼくは元の世界で祖国を奪われ、&br;
父と姉上すら失いました……。▼&br;
ぼくに何も力がないばかりに、罪もない&br;
多くの者が……死んでいったんです。▼&br;
戦う力と覚悟があれば……&br;
防げたかもしれないのに……!▼&br;
:[リョウマ]|
……! マルス王子も家族を&br;
失っていたのか。……俺と同じだ。▼&br;
俺は幼い頃、目の前で父を失い……。&br;
カムイも奪われてしまった。▼&br;
俺がもっと強ければ、そんなことは&br;
起こらなかったはずだ。▼&br;
マルス王子の気持ちは痛いほどわかる。&br;
あのとき俺に、力があれば……!▼&br;
……あの後、俺は誓った。&br;
皆を守れるような強い人間になると。▼&br;
その誓いが、大切な白夜ときょうだいたちを&br;
守り抜くという覚悟を形作っているんだ。▼&br;
:[マルス]|
リョウマ王子も、父君を……。&br;
申し訳ありません。▼&br;
ぼくは自分のことばかりで、あなたに&br;
そんな過去があったとは知らずに……。▼&br;
:[リョウマ]|
いや、いいんだ。&br;
あのときの経験が、今の俺に繋がっている。▼&br;
:[マルス]|
話してくださってありがとうございます。&br;
リョウマ王子、やはりあなたは強い方だ。▼&br;
力だけでなく心も……。僕はそんなあなたを&br;
目標にして、頑張っていきたい。▼&br;
:[リョウマ]|
そうか。こうしてお前ほどの男に&br;
目標としてもらえるようになれたなら……。▼&br;
俺も少しは強くなれたということだろう。&br;
ありがとう、マルス王子。▼&br;
お前は、間違いなく立派な王になれる。&br;
俺が保証するまでもない。▼&br;
:[マルス]|
そう言っていただけで、嬉しいです。&br;
あなたに言われると、希望が湧いてきます。▼&br;
:[リョウマ]|
マルス王子は俺より、ずっと立派な人物だ。▼&br;
その若さで人を束ね、見事に軍を率い、&br;
闘いにおいても仲間を思うことを忘れない。▼&br;
俺のほうがマルス王子を手本として、&br;
成長しなければと感じるくらいだ。▼&br;
:[マルス]|
リョウマ王子に手本にしてもらうなんて、&br;
そんな……。▼&br;
:[リョウマ]|
いいではないか。互いに&br;
学ぶべきところがあるということだろう?▼&br;
俺は素晴らしい関係だと思うがな。▼&br;
:[マルス]|
……! そうですね。&br;
そのとおりだと思います。▼&br;
:[リョウマ]|
俺たちは二人とも、若くして父を失った。&br;
己の道は己で切り拓いていかねばならん。▼&br;
これからも切磋琢磨し、&br;
お互いを高め合える仲でいようではないか。▼&br;
:[マルス]|
はい、望むところです!&br;
よろしくお願いします、リョウマ王子!▼&br;
生まれた世界は違えど、境遇の似た&br;
ぼくたちが出会い、仲間となった……。▼&br;
この絆は運命に違いありません。&br;
ふたりで歩んでいきましょう!▼&br;
:[リョウマ]|
ああ、共に王位を継がんとする身……、&br;
困難にも力を合わせて打ち克とう!▼&br;
**マークス [#edf449a7]
:[マルス]|
マークス王子、何をしているんですか?▼&br;
戦いも終わったばかりだというのに、&br;
そんなふうに書類に筆を走らせて……。▼&br;
:[マークス]|
む、マルス王子か。&br;
これは、先程の闘いを記録しているのだ。▼&br;
王族として相応しい立ち振る舞いが&br;
できていたか、確認する意味もある。▼&br;
:[マルス]|
ぼくには、すばらしい立ち振る舞いを&br;
しているように見えましたよ。▼&br;
そもそも、マークス王子の王族らしからぬ&br;
姿なんて、見たことがありません。▼&br;
戦場でも、戦場以外でも、あなたの立派な&br;
立ち振る舞いは、ぼくにとって手本です。▼&br;
:[マークス]|
そう言ってもらえると、ありがたいが……&br;
自分ではなかなか満足がいかなくてな。▼&br;
立派だった父、ガロン王の姿を思い出すと、&br;
私などまだ未熟だと感じてしまう。▼&br;
:[マルス]|
へえ……では、あなたの父君は、&br;
あなた以上に立派な方なんですね。▼&br;
:[マークス]|
ああ。先頭に立って皆を率いていく、&br;
力強い王だった。▼&br;
戦場でも常に最前線で闘い、&br;
しっかりと国を守っていたんだ。▼&br;
:[マルス]|
目標とすべき素晴らしい父君が&br;
側におられるなんて、羨ましい限りです。▼&br;
:[マークス]|
そうだな……。&br;
今はもう、昔の話だが。▼&br;
:[マルス]|
え?▼&br;
:[マークス]|
マルス王子の父君はどうなんだ?▼&br;
マルス王子の立ち振る舞いを見る限り、&br;
父君もさぞかし立派な王なのだろう?▼&br;
:[マルス]|
実は……父は数年前、同盟国の救援に&br;
向かい、そのまま帰らぬ人に……。▼&br;
:[マークス]|
……!&br;
では、父君はすでに……。▼&br;
そうとは知らず、浅はかなことを&br;
言ってしまったな……すまない。▼&br;
:[マルス]|
浅はかだなんて、とんでもない。&br;
どうか気になさらないでください。▼&br;
:[マークス]|
……しかし、父君が立派な王だった&br;
というのは当たっていたようだな。▼&br;
己の命を投げ打ってでも、民のために&br;
闘えるとは、まさに真の王だ。▼&br;
そしてその意志は、間違いなく&br;
マルス王子の中に生き続けている。▼&br;
仲間のため、アイトリスのため、&br;
自分の身を省みず闘っているではないか。▼&br;
父君もきっと、その成長を&br;
頼もしく見守っているに違いない。▼&br;
:[マルス]|
ありがとうございます……!▼&br;
父を尊敬し、目標にしてきたので、&br;
もしそうだったら嬉しいです。▼&br;
:[マークス]|
私も、まだまだ努力を重ねなくては。&br;
マルス王子を見習ってな。▼&br;
:[マルス]|
ですがマークス王子も、&br;
とても立派な方だと思います。▼&br;
先程の戦いでも、まさにあなたの話す&br;
ガロン王そのものの活躍でしたから。▼&br;
:[マークス]|
そうか……。&br;
喜ばしい言葉をありがとう、マルス王子。▼&br;
:[マルス]|
いえ、感じたままを言っただけです。▼&br;
マークス王子、これからも、ぼくと王族の&br;
あるべき姿を語り合ってもらえませんか?▼&br;
あなたの話はためになりますし、&br;
何より、ぼくとあなたであれば……。▼&br;
互いに高め合うことで、王族としても&br;
もっと成長できる気がするんです。▼&br;
:[マークス]|
喜んで付き合おう。私にも、&br;
もっとマルス王子の話を聞かせてほしい。▼&br;
互いのことをさらに理解し合い、&br;
共に前に進みたいものだな。▼&br;
**リン [#y15b61f7]
:[リン]|
マルスって、絵に描いたような&br;
王子様よね。白馬に跨ってそう。▼&br;
:[マルス]|
突然どうしたんだ、リンディス?▼&br;
:[リン]|
あ、全然悪い意味じゃないからね。&br;
ただ、振る舞いが立派だなあって思って。▼&br;
どうしても自分と比べてしまうのよね。&br;
私って、草原育ちだから。▼&br;
公女とは名ばかりで、&br;
貴族らしさのかけらもないじゃない?▼&br;
:[マルス]|
そうは思わないけど……、もしそうだと&br;
しても、気にする必要はないよ。▼&br;
リンディスは、人の上に立つ者としての&br;
資質を立派に備えているから。▼&br;
:[リン]|
ほんとに?&br;
正直に言っていいのよ。▼&br;
:[マルス]|
君には、誰にも負けない意志の強さや&br;
弱者の気持ちを思いやる優しさがある。▼&br;
それらは、見かけの礼儀作法なんかより、&br;
よっぽど大切なものだと思うよ。▼&br;
:[リン]|
……ありがとう。&br;
マルスに言われると、すごく心強い。▼&br;
:[マルス]|
君の父君は、立派な長だったんだろう?&br;
その資質を、君も譲り受けたんだろうね。▼&br;
:[リン]|
そうだったら、嬉しいな……。▼&br;
後は、母さんのおしとやかさや美しさも、&br;
譲り受けていたら文句なしだったのにね!▼&br;
:[マルス]|
おしとやかさとは違うかもしれないけど、&br;
リンディスも美しいと思う。▼&br;
君の戦う姿は、草原を吹き渡る風のようで、&br;
まるで美しい舞を見ているようだよ。▼&br;
:[リン]|
………………。▼&br;
:[マルス]|
リンディス……?&br;
気を悪くしたなら、すまない。▼&br;
:[リン]|
ううん、してないから大丈夫!&br;
ちょっとびっくりしたの。▼&br;
私の、大切な仲間のひとりと&br;
同じようなことを言うものだから。▼&br;
:[マルス]|
よかった。その仲間というのは、&br;
元の世界の……?▼&br;
:[リン]|
ええ、エリウッドっていうの。&br;
貴族なんだけど、思いやりがある人で……。▼&br;
身分の怪しい私を最初から信じてくれて、&br;
いろいろ助けてくれた恩人なのよ。▼&br;
私は貴族があんまり好きじゃなかったけど、&br;
エリウッドと知り合って変わったわ。▼&br;
:[マルス]|
たぶん彼も、リンディスと出会ってすぐに&br;
君が持つ魅力に気付いたんだと思うよ。▼&br;
仲間になれば、なおさら強く感じられる。&br;
君を美しいと言ったのも本心からだ。▼&br;
ぼくも、その人も、君を大切な仲間だと&br;
思うからこそ、出た言葉なんじゃないかな。▼&br;
:[リン]|
照れくさいことを、さらっと言うのね!▼&br;
……あなたがたくさんの仲間に&br;
慕われているのも、わかる気がする。▼&br;
ねえ、マルス。&br;
私、あなたを目標にしていいかしら。▼&br;
やっぱり貴族らしい振る舞いも&br;
身につけなきゃいけないし……。▼&br;
何より、自分のためじゃない、仲間のために&br;
振るうその剣を、私は目指したい。▼&br;
:[マルス]|
突然だね。……それなら、&br;
ぼくも君を目標にしてもいいかな。▼&br;
君の剣はしなやかで力強いし、その自由で&br;
強靭な意思を、ぼくは尊敬しているから。▼&br;
:[リン]|
……いいわよ。それじゃ、これからは&br;
お互いを目標にして頑張りましょ?▼&br;
:[マルス]|
うん。共に戦い、共に強くなろう。&br;
これからもよろしく……リンディス。▼&br;
**セリカ [#e18dc865]
:[セリカ]|
マルス、あなたの国は&br;
アカネイア大陸にあるのよね?▼&br;
:[マルス]|
そうだけど……セリカは、アカネイアを&br;
知っているのかい?▼&br;
:[セリカ]|
偶然かもしれなけれど、&br;
私の世界にも同じ名前の大陸があるの。▼&br;
今は戦争は起きていないはずだけど……。&br;
マルスの世界は今、大変な状況なのよね?▼&br;
:[マルス]|
うん……。&br;
大変どころではない、深刻な状況だよ。▼&br;
大陸全土を巻き込んだ戦争が起きていてね、&br;
ぼくの国も滅ぼされてしまった……。▼&br;
なんとしても、自分の国を取り戻し、&br;
他の国々も救わないと……!▼&br;
:[セリカ]|
やっぱり、マルスが戦っているのは&br;
暗黒戦争なの……?▼&br;
:[マルス]|
……え?▼&br;
:[セリカ]|
あ、ううん……なんでもないわ。&br;
単なる思い違いかもしれないから……。▼&br;
ただ、私が知っているアカネイア大陸でも&br;
少し前に大きな戦いがあったらしいの。▼&br;
それは何年も続いた悲惨な戦いで、&br;
たくさんの人が犠牲になったそうよ。▼&br;
あなたも同じように戦うつもりみたいだけど&br;
本当にそれが最善の手段なのかしら……。▼&br;
戦いは必ず犠牲を生むわ。&br;
何か戦わずに収める方法はないの?▼&br;
:[マルス]|
そうだね。&br;
それができれば良かったんだけど……。▼&br;
残念ながら、話し合いに応じるような&br;
相手じゃないんだ。▼&br;
アカネイアを救うため、ぼくの父は&br;
戦いに出て、命を落としてしまった。▼&br;
だから、皆の希望をつなぐために、&br;
ぼくは戦わなければならない。▼&br;
アリティアの王子として生まれた以上、&br;
父の意志は、ぼくが継がないと……!▼&br;
:[セリカ]|
どんな身分で生まれようとも、&br;
マルスはマルスじゃない!▼&br;
あなたが戦うことで、新たな争いが生まれ、&br;
それが悲劇につながることだってあるわ。▼&br;
それに、あなた自身&br;
無事では済まないかもしれない……!▼&br;
:[マルス]|
セリカ……。&br;
それでもぼくは、戦うことを選ぶ。▼&br;
:[セリカ]|
あなたを止めることは、できないの……?▼&br;
:[マルス]|
大切な人を守るため、&br;
立ち止まることはできないよ。▼&br;
だけど……セリカは、大切なことを&br;
ぼくに気づかせてくれたみたいだ。▼&br;
:[セリカ]|
……え?▼&br;
:[マルス]|
戦いは必ず犠牲を生む。巻き込まれた民は&br;
希望どころか命すら失う危険にさらされる。▼&br;
……長く戦場に身を置くうちに、僕はそんな&br;
当たり前にことを忘れていたかもしれない。▼&br;
今は戦うしかないけれど、戦わないことの&br;
大切さも、しっかりと肝に銘じておくよ。▼&br;
:[セリカ]|
マルス……!&br;
そう言ってもらえると私もうれしい。▼&br;
あなたのように民を思いやれる人なら、&br;
戦いの先に必ず平穏を取り戻せるわ。▼&br;
私には何もできないけれど、&br;
せめて祈らせて。▼&br;
あなたが無事に、&br;
目的を成し遂げられるように。▼&br;
:[マルス]|
ありがとう、セリカ。&br;
君の想いに応えられるように頑張るよ。▼&br;
**DLCキャラクター [#vfb909b2]
***アクア [#bf77399f]
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***ナバール [#q214071c]
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***ミネルバ [#x1f2a004]
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***リンダ [#u3c11f77]
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~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#e23c136e]
#comment
終了行:
[[台詞集/絆会話]]
*マルス [#ab6dc748]
#contents
**シオン [#i111adf3]
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**シーダ [#vb02640e]
:[シーダ]|
マルス様……。&br;
ご無事ですか?▼&br;
:[マルス]|
うん、大丈夫。こんなところで&br;
やられるわけにはいかないよ。▼&br;
君のほうこそ、怪我がなくてよかった。▼&br;
君にもしものことがあったら、&br;
タリス王に申し訳が立たないからね。▼&br;
:[シーダ]|
そんなこと……。▼&br;
:[マルス]|
それに、君を無事に元の世界ヘ送り届けたい&br;
というのは、ぼくの願いでもある。▼&br;
本音を言えば、こんな敵の多い戦場に&br;
君が出撃するのだって、反対したいんだ。▼&br;
:[シーダ]|
でも……マルス様、&br;
今は一兵だって惜しい状況です。▼&br;
わたし、戦力になっていませんか?▼&br;
:[マルス]|
いや……すごく立派に戦えていると思う。▼&br;
:[シーダ]|
よかった。なら……。▼&br;
:[マルス]|
だからこそ、心配なんだよ。▼&br;
君が有能であればあるほど、前線に出て&br;
戦い……誰かを傷つけることになる。▼&br;
それは、戦いを嫌う君にとって、&br;
耐えがたいことなんじゃないかなって……。▼&br;
:[シーダ]|
そんなこと、言わないでください……!▼&br;
わたしは、マルス様のそばで、マルス様の&br;
ために戦えることを幸せに感じています!▼&br;
:[マルス]|
シーダ……。嬉しいけど、前線に立つって&br;
ことは危険な目に遭う可能性だって……。▼&br;
:[シーダ]|
それなら、わたしだけ安全な場所から&br;
見ていろって言うんですか!?▼&br;
:[マルス]|
そうは言ってないよ。でも、君がそれで&br;
傷ついたら、ぼくは堪えられないんだ!▼&br;
:[シーダ]|
それならマルス様は、わたしやみんなが&br;
戦っている間、城で待っていられますか!?▼&br;
:[マルス]|
それは! そんなことは、&br;
できるわけないじゃないか……!▼&br;
君や……みんなが傷つくかもしれないのに、&br;
自分だけただ待っているなんて……!▼&br;
:[シーダ]|
わたしだって同じです!▼&br;
:[マルス]|
……!&br;
シーダ……。▼&br;
:[シーダ]|
……わたしがおそばにいないせいで、&br;
マルス様が倒れるようなことがあれば……。▼&br;
わたしは……、自分自身を&br;
絶対に許すことができないと思います。▼&br;
:[マルス]|
………………そうだね。ぼくも同じだ。&br;
だからこうして、一緒に戦っている。▼&br;
:[シーダ]|
はい……。決して、マルス様の気持ちが&br;
わからないわけじゃないんです。▼&br;
感情的になってしまって、ごめんなさい。▼&br;
:[マルス]|
いいんだ、すまない。&br;
ぼくも、言葉が強くなってしまった。▼&br;
君のそばで、君を守りながら戦いたい。&br;
それが、今のぼくの願いだよ。▼&br;
:[シーダ]|
私の願いも同じです。マルス様のために、&br;
マルス様のおそばで戦い続け……。▼&br;
一日でも早くこの戦いを終わらせる。▼&br;
:[マルス]|
シーダ、ぼくたちの想いは、同じだ。&br;
手を取り合って、前ヘと進もう。▼&br;
ぼくたちの力で……&br;
この戦いを終わらせよう!▼&br;
:[シーダ]|
ええ。&br;
マルス様、喜んでお供します。▼&br;
**チキ [#jd527413]
:[チキ]|
見て! ふしぎなお家! チキたちの世界と&br;
いろいろちがって、おもしろいなあ!▼&br;
:[マルス]|
ぼくたちの世界とは大きく違うみたいだね。&br;
改めて、異世界だと感じさせられるよ。▼&br;
:[チキ]|
おじいちゃまも、こんな景色、&br;
見たことないよね?▼&br;
:[マルス]|
そうだね。▼&br;
いくら長生きのバヌトゥとはいえ、&br;
ここに来たことはないだろうな。▼&br;
:[チキ]|
いっしょだったら、よかったのに。&br;
見せてあげたかったな……。▼&br;
:[マルス]|
チキが、バヌトゥの分もいっぱい見て、&br;
帰ってから話してあげればいいんだよ。▼&br;
チキのお土産話、バヌトゥもすごく&br;
喜ぶと思うよ。▼&br;
:[チキ]|
うん!&br;
いっぱい見て、いっぱい話してあげる!▼&br;
あ……でも、いつになったら&br;
帰れるのかな……。▼&br;
そのあいだ、おじいちゃま、チキが&br;
いなくって、さみしくないかな?▼&br;
:[マルス]|
うーん、バヌトゥも&br;
寂しがっているとは思うよ。▼&br;
:[チキ]|
やっぱり……。▼&br;
:[マルス]|
でも、バヌトゥのそばには、&br;
今は仲間がいっぱいいる。▼&br;
ぼくたちの、頼りになる仲間、友達がね。&br;
だから、きっと平気だよ。▼&br;
チキはどうだい?&br;
寂しいかな。▼&br;
:[チキ]|
チキも……さみしい。&br;
でも、おじいちゃまと、おんなじ!▼&br;
マルスおにいちゃんがいっしょだから、&br;
だいじょうぶ!▼&br;
……ずっと、いっしょだよね?▼&br;
:[マルス]|
ああ、もちろん。&br;
ぼくたちは、ずっと一緒だよ。▼&br;
それにバヌトゥだって、みんなと一緒に&br;
ぼくたちの帰りを待っているさ。▼&br;
:[チキ]|
わかった! それなら、&br;
早くいっしょに帰れるようにしよう!▼&br;
:[マルス]|
その意気だよ、チキ。▼&br;
敵の勢いは増すばかりで、&br;
これから先も激しい戦いになるだろう。▼&br;
この国の人たちに協力して、&br;
早くこの戦いを終わらせよう。▼&br;
:[チキ]|
うん! わたし、竜に変身して、&br;
敵をやっつけちゃうもん!▼&br;
:[マルス]|
はは、ぼくも負けていられないね。&br;
一緒に力を尽くそう。▼&br;
みんなで立ち向かえば、&br;
どんな強敵だって倒せるはずだから。▼&br;
:[チキ]|
マルスのおにいちゃんがいっしょなら、▼&br;
こわくなんてないよ!▼&br;
おにいちゃんも、チキがいれば&br;
こわくない?▼&br;
:[マルス]|
ああ。チキは戦いになれば&br;
すごく心強いからね。▼&br;
異世界に来て、チキが一緒だと&br;
わかったとき……少しほっとしたよ。▼&br;
:[チキ]|
わたしも、おにいちゃんがいっしょで&br;
よかったなー。▼&br;
おにいちゃんといっしょに旅ができるのは、&br;
たのしいから!▼&br;
:[マルス]|
そう言ってくれると、嬉しいな。&br;
この異世界の旅……楽しく乗り越えよう!▼&br;
**クロム [#r3843fcf]
:[クロム]|
くっ……前に出過ぎたか?▼&br;
:[マルス]|
クロム!&br;
無事かい!▼&br;
:[クロム]|
ああ、すまない。&br;
……! マルス、後ろだ!▼&br;
:(クロムが異形の者を倒す)|
:[マルス]|
ありがとう。&br;
助けにきたのに、逆に助けられてしまって。▼&br;
:[クロム]|
いや、元はと言えば俺のせいだ。▼&br;
:[マルス]|
クロムのせいでは……。&br;
ともかく、今はここを切り抜けよう!▼&br;
:[クロム]|
ああ!▼&br;
:(暗転)|
:[クロム]|
先程は助かった。どうも俺は戦いとなると、&br;
先走ってしまってな。▼&br;
それに引き換え、マルスは常に仲間を&br;
気づかって動いてくれている。▼&br;
:[マルス]|
ぼくはただ、共に戦う仲間が犠牲になるのを&br;
見過ごせないだけだよ。▼&br;
クロムこそ戦場では、&br;
いつも勇敢じゃないか。▼&br;
まるで、アリティアの建国者、&br;
アンリ王その人のようだよ。▼&br;
:[クロム]|
アンリ王……?▼&br;
そんな存在と比較されるのは、畏れ多いな。&br;
とても俺はそんな器じゃないが……。▼&br;
:[マルス]|
いや、きっと、アンリ王のように、&br;
何かを成し遂げる力を持っているよ。▼&br;
:[クロム]|
それを言うなら、マルスも&br;
古の英雄王たる立派な人物だと思う。▼&br;
:[マルス]|
そうかな……。▼&br;
:[クロム]|
ああ。帰ったらみんなに自慢できるぞ。&br;
俺はあのマルスと共に戦ったんだ、と。▼&br;
:[マルス]|
でもぼくは、先程もあなたを助けることに&br;
夢中で、自分の危険に気付けなかった。▼&br;
みんなの思う英雄王として、相応しい&br;
働きができず申し訳ないと思う。▼&br;
:[クロム]|
それは違う!!▼&br;
:[マルス]|
クロム……? ごめん、&br;
気に障ることを言ったのなら──▼&br;
:[クロム]|
いや、謝るのは俺のほうだ。▼&br;
俺は、俺たちは、英雄王という名前や、&br;
伝説に期待しているんじゃない。▼&br;
今のマルス自身を見て、信じているんだ。&br;
お前は英雄王たる人物だと。▼&br;
だから、そんなことを言わないでくれ。▼&br;
:[マルス]|
クロム……。ありがとう。そんな事を&br;
言ってくれたのはあなたが初めてだ。▼&br;
それでも、今のぼくはその伝説の英雄王には&br;
まだ、遠く及ばないと思うんだ。▼&br;
:[クロム]|
マルス……▼&br;
:[マルス]|
でも、それを申し訳ないと思ったり、&br;
君たちに遠慮したりするのはもうやめるよ。▼&br;
そして、いつか英雄王という名に恥じない&br;
人間になってみせる。▼&br;
それを、今ここで誓うよ。&br;
ぼくの目の前にいる、あなたに。▼&br;
:[クロム]|
ああ……! 俺も誓おう。お前のように、&br;
優しく、勇敢な人間になることを。▼&br;
時代を越えた、お前との絆があれば、&br;
きっと成し遂げられる。▼&br;
互いの未来のため……&br;
次の戦いも、力を合わせて勝とう!▼&br;
:[マルス]|
ああ、ぼくらの剣で、&br;
道を切りひらいていこう!▼&br;
~
**フレデリク [#l31ee748]
:[フレデリク]|
マルス王子。&br;
それは私が片づけておきましょう。▼&br;
:[マルス]|
ああ、頼んだよ。▼&br;
……あ、すまない!&br;
このくらいのこと、自分でやらないとね。▼&br;
:[フレデリク]|
そんな、お気遣いなく。&br;
このような仕事には慣れておりますので。▼&br;
:[マルス]|
ははは、ありがとう。&br;
いつもの習慣でつい頼んでしまったんだ。▼&br;
:[フレデリク]|
……なるほど、マルス王子のお側には&br;
優秀な従者がおられたのですね。▼&br;
:[マルス]|
え? どうしてそう思うんだい?▼&br;
:[フレデリク]|
信ずるに値する者が側にいればこそ、&br;
憂いなく身辺のことを頼むことができます。▼&br;
おそらくマルス王子には、気が置けない&br;
素晴らしい従者がいたのでしょう。▼&br;
:[マルス]|
そういうことか。確かにぼくの周りには、&br;
優秀な騎士たちがいるよ。▼&br;
後見役のジェイガン、猪突猛進なカインと&br;
冷静沈着なアベルの二人組……。▼&br;
ぼくがここまでやってこれたのは、すべて&br;
みんなが頑張ってくれているおかげなんだ。▼&br;
:[フレデリク]|
カイン殿とアベル殿というのは、もしや&br;
伝説の”猛牛”と”黒豹”では……?▼&br;
古の英雄王に仕えた、二人の騎士として&br;
私の時代にもその名が語り継がれています。▼&br;
マルス王子と騎士の方々を結ぶ絆も、&br;
並々ならぬものだったのですね……!&br;
:[マルス]|
それはよかったよ。二人とも伝説に名を&br;
残すに相応しい、素晴らしい騎士なんだ。▼&br;
でも、フレデリクも彼らに匹敵するくらい、&br;
優秀で信頼に足る従者だと思うけどね。▼&br;
君とクロムの関係も理想的じゃないかな。&br;
息が合っていて素晴らしい主従だよ。▼&br;
:[フレデリク]|
こ、光栄です……! しかし、理想という&br;
意味ではマルス王子も負けておられません。▼&br;
主としての度量、そして他者を認める立派な&br;
お心は、まさに理想の主君と言えましょう。▼&br;
:[マルス]|
褒め過ぎだよ、フレデリク。でも主君と共に&br;
この世界に来た君が、少しだけ羨ましいな。▼&br;
:[フレデリク]|
確かに、その点は幸運でしたね……。▼&br;
せめて、この世界にいる間は、マルス王子の&br;
従者に代わってお世話をさせてください。▼&br;
たとえ主従でなくとも、私とマルス王子の&br;
間の信頼は不変のものですからね。▼&br;
:[マルス]|
ありがとう。&br;
それじゃあ頼むよ。▼&br;
……あ、今のは&br;
つい頼んだわけじゃないからね。▼&br;
仲間として、君に力を貸してほしい&br;
ということだよ。▼&br;
:[フレデリク]|
はっ、わかっておりますとも。&br;
微力ながら尽くさせていただきます!▼&br;
:[マルス]|
その代わり、ぼくも君のために&br;
何かさせてほしいな。▼&br;
君の仕事を手伝ったり、戦場では&br;
共に戦い、助け合ったり……。▼&br;
従者としての君でなく、仲間としての君と&br;
共に歩んでいきたいんだ。▼&br;
:[フレデリク]|
……!&br;
ありがとうございます!▼&br;
マルス王子にそう言っていただけて&br;
光栄です。▼&br;
これからも欠かさずお世話をさせて&br;
いただきます! もちろん、仲間として。▼&br;
:[マルス]|
ははは、ありがとう。よろしく頼むよ。&br;
これからも力を合わせ、乗り越えていこう。▼&br;
:[フレデリク]|
はい。&br;
仲間として、共に励みましょう!▼&br;
**ルキナ [#f19e0e65]
:[ルキナ]|
マ、マルス様!&br;
先程は、救援ありがとうございました!▼&br;
流石は伝説の英雄王……&br;
同じ戦場に立てて、私、光栄です!▼&br;
:[マルス]|
ルキナ……そんなに大したことは&br;
していないよ。▼&br;
:[ルキナ]|
いえ、私が危機に陥るや否や、颯爽と&br;
駆けつけてくださったではありませんか。▼&br;
仲間を助け、敵を討つ……その姿は&br;
まさに英雄王そのものでした。▼&br;
数多の味方に慕われるだけでなく、&br;
時には敵さえも魅了したという……。▼&br;
:[マルス]|
待ってくれ、ルキナ。&br;
いくらなんでもその伝説は誇張だろう。▼&br;
:[ルキナ]|
誇張などではありません!&br;
私はこの伝説が真実だと思います。▼&br;
マルス様は皆の希望そのものでした。&br;
だからこそ私は……。▼&br;
マルス様のお姿を借り、その名に&br;
希望を懸けて戦い続けてきたんですから。▼&br;
:[マルス]|
そ、そうか。でも、伝説とは違ったことも&br;
あるんじゃないか?▼&br;
:[ルキナ]|
え? そ、そうですね……確かに、&br;
人柄は想像していたものと違いました。▼&br;
邪悪な竜を滅ぼしたと聞いていたせいか、&br;
厳しい武人のような方と思っていたんです。▼&br;
でも実際には、とても穏やかで、&br;
優しくて、仲間思いで……。▼&br;
お話するだけで心が温かくなる、&br;
素敵な方だということがわかりました。▼&br;
:[マルス]|
そこまで言われると……。照れくさいのを&br;
通り越して、不思議な気分だよ……。▼&br;
:[ルキナ]|
ふふっ、そうやって飾らないお人柄なのも&br;
素晴らしいと思います。▼&br;
:[マルス]|
だといいけど……。そういえば、何で&br;
ルキナはぼくの名を使っていたんだ?▼&br;
君だって立派な王女だったはずだ。▼&br;
名を偽らなくとも、&br;
人々を導けたんじゃないかな。▼&br;
:[ルキナ]|
あの世界では、圧倒的な希望になれる&br;
ような存在でなけれぱダメだったんです。▼&br;
私のいた世界は邪竜に支配され、&br;
絶望に覆われてしまっていて……。▼&br;
民や仲間の士気を上げるためには、&br;
そのお名前にすがるしかなかったんです。▼&br;
先程言ったとおり、マルス様は……&br;
その伝説は、希望そのものでしたから。▼&br;
:[マルス]|
そうか……。ルキナは、&br;
本当に苦しい戦いを、経験してきたんだね。▼&br;
:[ルキナ]|
ですが、マルス様のお名前に&br;
一番救われていたのは……。▼&br;
私自身だったのかもしれません。▼&br;
マルスと名乗るだけで、まるで本当の&br;
英雄王になったように勇気が出たんです。▼&br;
……ごめんなさい。お会いしたときから、&br;
ずっと謝らなければと思っていました。▼&br;
未来のためとはいえ、&br;
お名前を勝手に使ってしまったこと……。▼&br;
:[マルス]|
気にしないでよ。ぼくの名前が、君たちに&br;
とって役立つものであったなら、よかった。▼&br;
それに、君の活躍はきっと……いや、必ずや&br;
英雄王の名に恥じないものだったと思う。▼&br;
:[ルキナ]|
!&br;
ありがとうございます……。▼&br;
マルス様の存在は、私たちにとって&br;
本当に強い支えだったんです。今も……。▼&br;
:[マルス]|
でも、今の君を見ると、もうぼくの名前は&br;
必要なさそうに思えるな。▼&br;
君の持つ強さや、人としての魅力の前では、&br;
伝説も霞んでしまうよ。▼&br;
:[ルキナ]|
そ、そんなことは……。▼&br;
:[マルス]|
ぼくも、君が目標とした英雄王に近づくため&br;
努力しないといけないね。▼&br;
この先に何が待つのかはわからないけれど、&br;
そのすべてを、乗り越えるためにも。▼&br;
:[ルキナ]|
はい、ありがとうございます。私も、&br;
こうして共に戦わせていただく以上は……。▼&br;
マルス様に少しでも近づけるように、&br;
精一杯、努力します。▼&br;
:[マルス]|
うん、共に頑張ろう。&br;
お互いの未来のために!▼
~
**リョウマ [#ac865d1a]
:[リョウマ]|
マルス王子は、若いのに&br;
立ち振る舞いがしっかりとしているな。▼&br;
剣の腕も立つし……王族として&br;
非の打ち所がない。▼&br;
:[マルス]|
リョウマ王子……!&br;
いいえ、とんでもありません。▼&br;
こちらの世界に来てからも、&br;
己の未熟さを痛感してばかりで……。▼&br;
あなたのような強い王子になれるよう、&br;
努力しなくてはと思っていたところです。▼&br;
実は……ぼくは元の世界で祖国を奪われ、&br;
父と姉上すら失いました……。▼&br;
ぼくに何も力がないばかりに、罪もない&br;
多くの者が……死んでいったんです。▼&br;
戦う力と覚悟があれば……&br;
防げたかもしれないのに……!▼&br;
:[リョウマ]|
……! マルス王子も家族を&br;
失っていたのか。……俺と同じだ。▼&br;
俺は幼い頃、目の前で父を失い……。&br;
カムイも奪われてしまった。▼&br;
俺がもっと強ければ、そんなことは&br;
起こらなかったはずだ。▼&br;
マルス王子の気持ちは痛いほどわかる。&br;
あのとき俺に、力があれば……!▼&br;
……あの後、俺は誓った。&br;
皆を守れるような強い人間になると。▼&br;
その誓いが、大切な白夜ときょうだいたちを&br;
守り抜くという覚悟を形作っているんだ。▼&br;
:[マルス]|
リョウマ王子も、父君を……。&br;
申し訳ありません。▼&br;
ぼくは自分のことばかりで、あなたに&br;
そんな過去があったとは知らずに……。▼&br;
:[リョウマ]|
いや、いいんだ。&br;
あのときの経験が、今の俺に繋がっている。▼&br;
:[マルス]|
話してくださってありがとうございます。&br;
リョウマ王子、やはりあなたは強い方だ。▼&br;
力だけでなく心も……。僕はそんなあなたを&br;
目標にして、頑張っていきたい。▼&br;
:[リョウマ]|
そうか。こうしてお前ほどの男に&br;
目標としてもらえるようになれたなら……。▼&br;
俺も少しは強くなれたということだろう。&br;
ありがとう、マルス王子。▼&br;
お前は、間違いなく立派な王になれる。&br;
俺が保証するまでもない。▼&br;
:[マルス]|
そう言っていただけで、嬉しいです。&br;
あなたに言われると、希望が湧いてきます。▼&br;
:[リョウマ]|
マルス王子は俺より、ずっと立派な人物だ。▼&br;
その若さで人を束ね、見事に軍を率い、&br;
闘いにおいても仲間を思うことを忘れない。▼&br;
俺のほうがマルス王子を手本として、&br;
成長しなければと感じるくらいだ。▼&br;
:[マルス]|
リョウマ王子に手本にしてもらうなんて、&br;
そんな……。▼&br;
:[リョウマ]|
いいではないか。互いに&br;
学ぶべきところがあるということだろう?▼&br;
俺は素晴らしい関係だと思うがな。▼&br;
:[マルス]|
……! そうですね。&br;
そのとおりだと思います。▼&br;
:[リョウマ]|
俺たちは二人とも、若くして父を失った。&br;
己の道は己で切り拓いていかねばならん。▼&br;
これからも切磋琢磨し、&br;
お互いを高め合える仲でいようではないか。▼&br;
:[マルス]|
はい、望むところです!&br;
よろしくお願いします、リョウマ王子!▼&br;
生まれた世界は違えど、境遇の似た&br;
ぼくたちが出会い、仲間となった……。▼&br;
この絆は運命に違いありません。&br;
ふたりで歩んでいきましょう!▼&br;
:[リョウマ]|
ああ、共に王位を継がんとする身……、&br;
困難にも力を合わせて打ち克とう!▼&br;
**マークス [#edf449a7]
:[マルス]|
マークス王子、何をしているんですか?▼&br;
戦いも終わったばかりだというのに、&br;
そんなふうに書類に筆を走らせて……。▼&br;
:[マークス]|
む、マルス王子か。&br;
これは、先程の闘いを記録しているのだ。▼&br;
王族として相応しい立ち振る舞いが&br;
できていたか、確認する意味もある。▼&br;
:[マルス]|
ぼくには、すばらしい立ち振る舞いを&br;
しているように見えましたよ。▼&br;
そもそも、マークス王子の王族らしからぬ&br;
姿なんて、見たことがありません。▼&br;
戦場でも、戦場以外でも、あなたの立派な&br;
立ち振る舞いは、ぼくにとって手本です。▼&br;
:[マークス]|
そう言ってもらえると、ありがたいが……&br;
自分ではなかなか満足がいかなくてな。▼&br;
立派だった父、ガロン王の姿を思い出すと、&br;
私などまだ未熟だと感じてしまう。▼&br;
:[マルス]|
へえ……では、あなたの父君は、&br;
あなた以上に立派な方なんですね。▼&br;
:[マークス]|
ああ。先頭に立って皆を率いていく、&br;
力強い王だった。▼&br;
戦場でも常に最前線で闘い、&br;
しっかりと国を守っていたんだ。▼&br;
:[マルス]|
目標とすべき素晴らしい父君が&br;
側におられるなんて、羨ましい限りです。▼&br;
:[マークス]|
そうだな……。&br;
今はもう、昔の話だが。▼&br;
:[マルス]|
え?▼&br;
:[マークス]|
マルス王子の父君はどうなんだ?▼&br;
マルス王子の立ち振る舞いを見る限り、&br;
父君もさぞかし立派な王なのだろう?▼&br;
:[マルス]|
実は……父は数年前、同盟国の救援に&br;
向かい、そのまま帰らぬ人に……。▼&br;
:[マークス]|
……!&br;
では、父君はすでに……。▼&br;
そうとは知らず、浅はかなことを&br;
言ってしまったな……すまない。▼&br;
:[マルス]|
浅はかだなんて、とんでもない。&br;
どうか気になさらないでください。▼&br;
:[マークス]|
……しかし、父君が立派な王だった&br;
というのは当たっていたようだな。▼&br;
己の命を投げ打ってでも、民のために&br;
闘えるとは、まさに真の王だ。▼&br;
そしてその意志は、間違いなく&br;
マルス王子の中に生き続けている。▼&br;
仲間のため、アイトリスのため、&br;
自分の身を省みず闘っているではないか。▼&br;
父君もきっと、その成長を&br;
頼もしく見守っているに違いない。▼&br;
:[マルス]|
ありがとうございます……!▼&br;
父を尊敬し、目標にしてきたので、&br;
もしそうだったら嬉しいです。▼&br;
:[マークス]|
私も、まだまだ努力を重ねなくては。&br;
マルス王子を見習ってな。▼&br;
:[マルス]|
ですがマークス王子も、&br;
とても立派な方だと思います。▼&br;
先程の戦いでも、まさにあなたの話す&br;
ガロン王そのものの活躍でしたから。▼&br;
:[マークス]|
そうか……。&br;
喜ばしい言葉をありがとう、マルス王子。▼&br;
:[マルス]|
いえ、感じたままを言っただけです。▼&br;
マークス王子、これからも、ぼくと王族の&br;
あるべき姿を語り合ってもらえませんか?▼&br;
あなたの話はためになりますし、&br;
何より、ぼくとあなたであれば……。▼&br;
互いに高め合うことで、王族としても&br;
もっと成長できる気がするんです。▼&br;
:[マークス]|
喜んで付き合おう。私にも、&br;
もっとマルス王子の話を聞かせてほしい。▼&br;
互いのことをさらに理解し合い、&br;
共に前に進みたいものだな。▼&br;
**リン [#y15b61f7]
:[リン]|
マルスって、絵に描いたような&br;
王子様よね。白馬に跨ってそう。▼&br;
:[マルス]|
突然どうしたんだ、リンディス?▼&br;
:[リン]|
あ、全然悪い意味じゃないからね。&br;
ただ、振る舞いが立派だなあって思って。▼&br;
どうしても自分と比べてしまうのよね。&br;
私って、草原育ちだから。▼&br;
公女とは名ばかりで、&br;
貴族らしさのかけらもないじゃない?▼&br;
:[マルス]|
そうは思わないけど……、もしそうだと&br;
しても、気にする必要はないよ。▼&br;
リンディスは、人の上に立つ者としての&br;
資質を立派に備えているから。▼&br;
:[リン]|
ほんとに?&br;
正直に言っていいのよ。▼&br;
:[マルス]|
君には、誰にも負けない意志の強さや&br;
弱者の気持ちを思いやる優しさがある。▼&br;
それらは、見かけの礼儀作法なんかより、&br;
よっぽど大切なものだと思うよ。▼&br;
:[リン]|
……ありがとう。&br;
マルスに言われると、すごく心強い。▼&br;
:[マルス]|
君の父君は、立派な長だったんだろう?&br;
その資質を、君も譲り受けたんだろうね。▼&br;
:[リン]|
そうだったら、嬉しいな……。▼&br;
後は、母さんのおしとやかさや美しさも、&br;
譲り受けていたら文句なしだったのにね!▼&br;
:[マルス]|
おしとやかさとは違うかもしれないけど、&br;
リンディスも美しいと思う。▼&br;
君の戦う姿は、草原を吹き渡る風のようで、&br;
まるで美しい舞を見ているようだよ。▼&br;
:[リン]|
………………。▼&br;
:[マルス]|
リンディス……?&br;
気を悪くしたなら、すまない。▼&br;
:[リン]|
ううん、してないから大丈夫!&br;
ちょっとびっくりしたの。▼&br;
私の、大切な仲間のひとりと&br;
同じようなことを言うものだから。▼&br;
:[マルス]|
よかった。その仲間というのは、&br;
元の世界の……?▼&br;
:[リン]|
ええ、エリウッドっていうの。&br;
貴族なんだけど、思いやりがある人で……。▼&br;
身分の怪しい私を最初から信じてくれて、&br;
いろいろ助けてくれた恩人なのよ。▼&br;
私は貴族があんまり好きじゃなかったけど、&br;
エリウッドと知り合って変わったわ。▼&br;
:[マルス]|
たぶん彼も、リンディスと出会ってすぐに&br;
君が持つ魅力に気付いたんだと思うよ。▼&br;
仲間になれば、なおさら強く感じられる。&br;
君を美しいと言ったのも本心からだ。▼&br;
ぼくも、その人も、君を大切な仲間だと&br;
思うからこそ、出た言葉なんじゃないかな。▼&br;
:[リン]|
照れくさいことを、さらっと言うのね!▼&br;
……あなたがたくさんの仲間に&br;
慕われているのも、わかる気がする。▼&br;
ねえ、マルス。&br;
私、あなたを目標にしていいかしら。▼&br;
やっぱり貴族らしい振る舞いも&br;
身につけなきゃいけないし……。▼&br;
何より、自分のためじゃない、仲間のために&br;
振るうその剣を、私は目指したい。▼&br;
:[マルス]|
突然だね。……それなら、&br;
ぼくも君を目標にしてもいいかな。▼&br;
君の剣はしなやかで力強いし、その自由で&br;
強靭な意思を、ぼくは尊敬しているから。▼&br;
:[リン]|
……いいわよ。それじゃ、これからは&br;
お互いを目標にして頑張りましょ?▼&br;
:[マルス]|
うん。共に戦い、共に強くなろう。&br;
これからもよろしく……リンディス。▼&br;
**セリカ [#e18dc865]
:[セリカ]|
マルス、あなたの国は&br;
アカネイア大陸にあるのよね?▼&br;
:[マルス]|
そうだけど……セリカは、アカネイアを&br;
知っているのかい?▼&br;
:[セリカ]|
偶然かもしれなけれど、&br;
私の世界にも同じ名前の大陸があるの。▼&br;
今は戦争は起きていないはずだけど……。&br;
マルスの世界は今、大変な状況なのよね?▼&br;
:[マルス]|
うん……。&br;
大変どころではない、深刻な状況だよ。▼&br;
大陸全土を巻き込んだ戦争が起きていてね、&br;
ぼくの国も滅ぼされてしまった……。▼&br;
なんとしても、自分の国を取り戻し、&br;
他の国々も救わないと……!▼&br;
:[セリカ]|
やっぱり、マルスが戦っているのは&br;
暗黒戦争なの……?▼&br;
:[マルス]|
……え?▼&br;
:[セリカ]|
あ、ううん……なんでもないわ。&br;
単なる思い違いかもしれないから……。▼&br;
ただ、私が知っているアカネイア大陸でも&br;
少し前に大きな戦いがあったらしいの。▼&br;
それは何年も続いた悲惨な戦いで、&br;
たくさんの人が犠牲になったそうよ。▼&br;
あなたも同じように戦うつもりみたいだけど&br;
本当にそれが最善の手段なのかしら……。▼&br;
戦いは必ず犠牲を生むわ。&br;
何か戦わずに収める方法はないの?▼&br;
:[マルス]|
そうだね。&br;
それができれば良かったんだけど……。▼&br;
残念ながら、話し合いに応じるような&br;
相手じゃないんだ。▼&br;
アカネイアを救うため、ぼくの父は&br;
戦いに出て、命を落としてしまった。▼&br;
だから、皆の希望をつなぐために、&br;
ぼくは戦わなければならない。▼&br;
アリティアの王子として生まれた以上、&br;
父の意志は、ぼくが継がないと……!▼&br;
:[セリカ]|
どんな身分で生まれようとも、&br;
マルスはマルスじゃない!▼&br;
あなたが戦うことで、新たな争いが生まれ、&br;
それが悲劇につながることだってあるわ。▼&br;
それに、あなた自身&br;
無事では済まないかもしれない……!▼&br;
:[マルス]|
セリカ……。&br;
それでもぼくは、戦うことを選ぶ。▼&br;
:[セリカ]|
あなたを止めることは、できないの……?▼&br;
:[マルス]|
大切な人を守るため、&br;
立ち止まることはできないよ。▼&br;
だけど……セリカは、大切なことを&br;
ぼくに気づかせてくれたみたいだ。▼&br;
:[セリカ]|
……え?▼&br;
:[マルス]|
戦いは必ず犠牲を生む。巻き込まれた民は&br;
希望どころか命すら失う危険にさらされる。▼&br;
……長く戦場に身を置くうちに、僕はそんな&br;
当たり前にことを忘れていたかもしれない。▼&br;
今は戦うしかないけれど、戦わないことの&br;
大切さも、しっかりと肝に銘じておくよ。▼&br;
:[セリカ]|
マルス……!&br;
そう言ってもらえると私もうれしい。▼&br;
あなたのように民を思いやれる人なら、&br;
戦いの先に必ず平穏を取り戻せるわ。▼&br;
私には何もできないけれど、&br;
せめて祈らせて。▼&br;
あなたが無事に、&br;
目的を成し遂げられるように。▼&br;
:[マルス]|
ありがとう、セリカ。&br;
君の想いに応えられるように頑張るよ。▼&br;
**DLCキャラクター [#vfb909b2]
***アクア [#bf77399f]
[[→アクアのページへ>台詞集/絆会話/アクア#a51d732b]]
***ナバール [#q214071c]
[[→ナバールのページへ>台詞集/絆会話/ナバール#y495da6c]]
***ミネルバ [#x1f2a004]
[[→ミネルバのページへ>台詞集/絆会話/ミネルバ#df2cc94e]]
***リンダ [#u3c11f77]
[[→リンダのページへ>台詞集/絆会話/リンダ#z6a61ab9]]
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