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台詞集/絆会話/ナバール
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[[台詞集/絆会話]]
*ナバール [#u96fe1fc]
#contents
**カムイ(女) [#j8553039]
:[カムイ]|
ナバールさんの剣術、相変わらず見事です!&br;
一緒に闘っていて心強かったですよ。▼&br;
:[ナバール]|
お前の剣も、相当のものだ。&br;
……いつか本気でやり合うか。▼&br;
:[カムイ]|
ええっ? 冗談ですよね?&br;
ナバールさんったら……。▼&br;
それにしても、一日でも早く、&br;
この闘いが終わるといいですね。▼&br;
:[ナバール]|
フン……。&br;
戦いの終わりになど興味はない。▼&br;
:[カムイ]|
じゃあ、ナバールさんは何のために&br;
戦場に立っているんですか?▼&br;
:[ナバール]|
戦いそのもののためだ。&br;
戦いの中で、強者と戦い、強さを磨く。▼&br;
そして、戦いが終われば、&br;
次の戦場を探すだけだ。▼
:[カムイ]|
次の戦場、ですか?&br;
ずっと闘い続けるつもりなんですか?▼&br;
:[ナバール]|
それ以外に何がある。▼&br;
:[カムイ]|
そんな悲しいこと言わないでください。&br;
戦争が終われば、平和が訪れるんです。▼&br;
私はこの世界でも、元の世界でも……&br;
平和を求めて闘っているんですよ。▼&br;
:[ナバール]|
平和、か。&br;
つまらん世界だな。▼&br;
:[カムイ]|
私は、つまらなくてもいいと思います。▼&br;
それに、強さを求めて闘った結果、&br;
平和が訪れることもあるのでは?▼&br;
あなたにとって望ましい結果とは&br;
思えませんが、それでも闘うんですよね。▼&br;
:[ナバール]|
今の俺はアリティア軍の一員だからな。&br;
マルス王子に従うだけだ。▼&br;
あいつの戦いが終われば、&br;
俺はまた別の軍に属し、戦うことだろう。▼&br;
戦いなんぞ、人のいるところには、&br;
どこにだってある。▼&br;
山賊に加担するかもしれないし、&br;
闘技場の闘士になったっていい。▼&br;
:[カムイ]|
……あの、勘違いだったらすみませんが、&br;
ナバールさんって……。▼&br;
わざと他の人と距離を取るような生き方を&br;
してますよね?▼&br;
:[ナバール]|
馴れ合いは、強くなるのに&br;
不要なものだからな。▼&br;
:[カムイ]|
誰かのために闘うことで、強さを得る&br;
可能性だってありますよ!▼&br;
:[ナバール]|
それはお前のことか?&br;
俺には真似できんし、する気も起こらん。▼&br;
お前はそうして強くなってきたんだろうが&br;
……俺には関係ない。▼&br;
:[カムイ]|
……そう、ですね。自分の道は、&br;
自分の意志で選ぶものですから。▼&br;
でも、せめて私は、&br;
ナバールさんに見せたいと思います。▼&br;
互いに学び合って成長したり、&br;
気遣いながら闘ったり……。▼&br;
そういう繋がりから、ナバールさんも&br;
強さを得ることができるんだって。▼&br;
:[ナバール]|
余計なお世話だ。&br;
まあ、見せるくらい好きにすればいいがな。▼&br;
:[カムイ]|
ありがとうございます。&br;
だから、お願いです!▼&br;
今は……この闘いが終わるまでは、&br;
あなたのすぐそばにいさせてください。▼&br;
:[ナバール]|
……うるさくしないならな。&br;
だが生き方を変えるつもりはないぞ。▼&br;
:[カムイ]|
ええ、大丈夫です!▼&br;
あなたはどんなことがあっても、間違った&br;
道には進まないと信じていますから!▼&br;
**カムイ(男) [#w3e7aed6]
:[カムイ]|
ナバールの剣術、相変わらず見事だね!&br;
一緒に闘っていて心強かったよ。▼&br;
:[ナバール]|
お前の剣も、相当のものだ。&br;
……いつか本気でやり合うか。▼&br;
:[カムイ]|
ええっ? 冗談だよね?&br;
ナバールってば……。▼&br;
それにしても、一日でも早く、&br;
この闘いが終わるといいよね。▼&br;
:[ナバール]|
フン……。&br;
戦いの終わりになど興味はない。▼&br;
:[カムイ]|
じゃあ、ナバールは何のために&br;
戦場に立っているんだい?▼&br;
:[ナバール]|
戦いそのもののためだ。&br;
戦いの中で、強者と戦い、強さを磨く。▼&br;
そして、戦いが終われば、&br;
次の戦場を探すだけだ。▼
:[カムイ]|
次の戦場って……&br;
ずっと闘い続けるつもりなの?▼&br;
:[ナバール]|
それ以外に何がある。▼&br;
:[カムイ]|
そんな悲しいこと言わないでよ。&br;
戦争が終われば、平和が訪れるんだ。▼&br;
僕はこの世界でも、元の世界でも……&br;
平和を求めて闘ってるんだよ。▼&br;
:[ナバール]|
平和、か。&br;
つまらん世界だな。▼&br;
:[カムイ]|
僕は、つまらなくてもいいと思う。▼&br;
それに、強さを求めて闘った結果、&br;
平和が訪れることもあるんじゃないの?▼&br;
君にとって望ましい結果とは&br;
思えないけど、それでも闘うんだよね。▼&br;
:[ナバール]|
今の俺はアリティア軍の一員だからな。&br;
マルス王子に従うだけだ。▼&br;
あいつの戦いが終われば、&br;
俺はまた別の軍に属し、戦うことだろう。▼&br;
戦いなんぞ、人のいるところには、&br;
どこにだってある。▼&br;
山賊に加担するかもしれないし、&br;
闘技場の闘士になったっていい。▼&br;
:[カムイ]|
……ええと、勘違いだったら悪いけど、&br;
ナバールって……。▼&br;
わざと他の人と距離を取るような生き方を&br;
してるよね?▼&br;
:[ナバール]|
馴れ合いは、強くなるのに&br;
不要なものだからな。▼&br;
:[カムイ]|
誰かのために闘うことで、強さを得る&br;
可能性だってあるよ!▼&br;
:[ナバール]|
それはお前のことか?&br;
俺には真似できんし、する気も起こらん。▼&br;
お前はそうして強くなってきたんだろうが&br;
……俺には関係ない。▼&br;
:[カムイ]|
……そう、だね。&br;
自分の道は、自分の意志で選ぶものだから。▼&br;
でも、せめて僕は、&br;
ナバールに見せたいと思う。▼&br;
互いに学び合って成長したり、&br;
気遣いながら闘ったり……。▼&br;
そういう繋がりから、ナバールだって&br;
強さを得ることができるんだって。▼&br;
:[ナバール]|
余計なお世話だ。&br;
まあ、見せるくらい好きにすればいいがな。▼&br;
:[カムイ]|
ありがとう!&br;
だから、お願いだよ。▼&br;
今は……この闘いが終わるまでは、&br;
君のすぐそばにいさせてくれ。▼&br;
:[ナバール]|
……うるさくしないならな。&br;
だが生き方を変えるつもりはないぞ。▼&br;
:[カムイ]|
うん、大丈夫だよ!▼&br;
君はどんなことがあっても、&br;
間違った道には進まないって信じてるから!▼&br;
**リョウマ [#tc9ccfdd]
:[リョウマ]|
ナバール。やはりお前の強さは、&br;
並々ならぬものだな。▼&br;
戦場での剣さばき、我が父である&br;
スメラギ王を彷彿とさせたぞ。▼&br;
:[ナバール]|
ほう……。&br;
お前の父親も、剣士だったか。▼&br;
お前と父親とでは、どちらが強いのだ?▼&br;
:[リョウマ]|
俺の技は、すべて父から教わったもの……。▼&br;
それに、父は武芸のみならず、&br;
軍略にも通じていた。偉大な武人だ。▼&br;
:[ナバール]|
お前より強い男か……。&br;
いずれ刃を交えたいものだ。▼&br;
:[リョウマ]|
父上が存命であれば、&br;
俺も手合わせを願っただろうな。▼&br;
:[ナバール]|
!&br;
すでに故人だったか。▼&br;
:[リョウマ]|
ああ……卑劣な騙し討ちに遭い、&br;
命を落とした。▼&br;
だが、今の白夜王国があるのは、&br;
父上の遺したもののおかげだ。▼&br;
:[ナバール]|
……話を聞く限り、&br;
俺とは似ても似つかぬ男だぞ。▼&br;
俺は他人を信じない。&br;
だから騙し討ちにも遭わん。▼&br;
それに、死んで何かを遺すなど……&br;
くだらないことだ。▼&br;
:[リョウマ]|
そうか……。父上もお前も、&br;
ひたすら強さを追求する者に見える。▼&br;
だからどうも、似ているように&br;
感じてしまったのだが……。▼&br;
その根底にあるものは、&br;
それぞれ異なるのかもしれんな。▼&br;
:[ナバール]|
ああ、お前の言うとおりだ。▼&br;
お前の父は、武人として、あるいは&br;
王や父として、強さを求めたのだろう。▼&br;
だが、俺は違う。&br;
俺はただの人殺しだ。▼&br;
人を殺すためだけに、腕を磨く。▼&br;
:[リョウマ]|
ナバール……お前には、強くなった&br;
その先の未来は、何もないのか?▼&br;
:[ナバール]|
更なる強者を求めるだけだ。▼&br;
:[リョウマ]|
なるほどな……。▼&br;
:[ナバール]|
お前は、己の行いが導く先を&br;
真っ直ぐに見届けられるはずだ。▼&br;
俺のように……&br;
日の当たらぬ道を歩くなよ。▼&br;
:[リョウマ]|
承知した……とは言えんな。▼&br;
俺には、お前が自分で言うような男には&br;
見えてはいない。▼&br;
お前が剣で斬り開いた先にあるのは、&br;
強さだけか?▼&br;
:[ナバール]|
そんなことは知らん。&br;
俺にできるのは剣で斬ることだけだ。▼&br;
だが、お前は違う。&br;
人を斬らずとも大事を成せる強さがある。▼&br;
:[リョウマ]|
ふっ……仮にもし、そうだとするならば、&br;
やはりお前はただの人殺しではない。▼&br;
剣を通じて人の強さを、そしてその人の&br;
成し得る未来を、見通すことができる。▼&br;
ただの人殺しにできることではあるまい。&br;
それは本当の意味での、お前の強さだ。▼&br;
:[ナバール]|
フン……お前の言葉だ、&br;
とりあえず聞いておいてやろう。▼&br;
:[リョウマ]|
ああ、それでいい。お前の答えは……&br;
その剣を見れば、わかる。▼&br;
**ヒノカ [#s228c4af]
:[ヒノカ]|
おい、ナバール。&br;
先程の闘いは何だ!?▼&br;
:[ナバール]|
何の話だ……。▼&br;
:[ヒノカ]|
敵兵をひとり、見逃しただろう!&br;
そのせいで味方に被害が出たらどうする!?▼&br;
:[ナバール]|
………………。▼&br;
:[ヒノカ]|
なぜ見逃した!?&br;
何とか言ったらどうなんだ!▼&br;
:[ナバール]|
……女だったからだ。&br;
俺は女を斬りつける剣は持っていない。▼&br;
:[ヒノカ]|
な、何だと……!?▼&br;
敵の女が助かれば、仲間は傷ついても&br;
構わないということか!?▼&br;
:[ナバール]|
……騒がしいヤツだ。&br;
自分の身くらい自分で守ればいい。▼&br;
:[ヒノカ]|
そういう問題じゃない!&br;
お前の力の使い方の問題だ!▼&br;
お前は強い……。&br;
多くの仲間を守れるだけの力を持っている。▼&br;
それなのに、仲間を守るどころか、&br;
逆に傷つけるような振る舞いをする……。▼&br;
:[ナバール]|
俺の剣は、敵を殺すためだけにある。&br;
仲間のことなど知らん。▼&br;
:[ヒノカ]|
ならば選り好みせず、敵を倒したらどうだ。&br;
それが仲間を守ることにもなる。▼&br;
しかし、お前が自分の力を正しく使えないと&br;
言うなら……、仕方ない。▼&br;
その分、私が強くなって、&br;
仲間を守るしかないようだな。▼&br;
お前の剣を、私に教えてもらおう。▼&br;
:[ナバール]|
ほう……人殺しの技をか。▼&br;
:[ヒノカ]|
一振りの剣が、ただの人殺しに使われるか、&br;
多くの命を救うかは、持ち主による。▼&br;
剣の技も同じ……&br;
どう使うかは、使い手次第だ。▼&br;
:[ナバール]|
………………。&br;
俺がお前と訓練してやれば、それで満足か?▼&br;
:[ヒノカ]|
ああ。ただし、&br;
本気で付き合ってもらわないと困る。▼&br;
お前の分まで仲間たちを&br;
守ってやらないといけないからな。▼&br;
:[ナバール]|
……いいだろう。▼&br;
お前が使おうと、人殺しの技では&br;
人殺ししかできん。身をもって知れ。▼&br;
:[ヒノカ]|
どうだろうな。&br;
私はお前以上に技を使いこなし……▼&br;
お前の剣技が、人を守れるもので&br;
あることを証明するつもりだ。▼&br;
そして、それをお前に見せつけることが、&br;
お前の生き方を変える術になる。▼&br;
:[ナバール]|
俺の生き方を変える、だと?&br;
……おかしなヤツだ。▼&br;
:[ヒノカ]|
おかしなヤツで構わない。&br;
さっきはああ言ったが、お前も仲間だ。▼&br;
お前の剣技を学ぶことが、いずれお前を&br;
守ることに繋がると思えば……。▼&br;
私はここで引くことなどできん。▼&br;
:[ナバール]|
ふっ……勝手にしろ。▼&br;
ただし、やるからには今より&br;
はるかに腕を上げて、俺の相手をしろ。▼&br;
そのくらいでないと、つまらんからな。▼&br;
:[ヒノカ]|
もちろんだ。腕を磨き……&br;
その剣技と、お前に応えてやる。▼&br;
**サクラ [#z78f9d3a]
:[サクラ]|
きゃ!&br;
……あ、ナバールさん、でしたか。▼&br;
:[ナバール]|
……?&br;
何を怯えている。▼&br;
:[サクラ]|
ごめんなさい、&br;
つい、雰囲気に圧されてしまって……。▼&br;
……あの、闘いの後のナバールさんって、&br;
すごく殺気立っていますよね。▼&br;
闘いの間もですけど、命を命とも思わない&br;
感じで……ちょっと、怖いんです。▼&br;
:[ナバール]|
……怖いなら近づくな。俺は行くぞ。▼&br;
:[サクラ]|
待ってください!&br;
あの……お願いがあるんです。▼&br;
できることなら……その……、&br;
もう少し、情けを持つというか……。▼&br;
いたずらに命を奪い合うのではなくて、&br;
傷つく人を減らす闘い方をしませんか?▼&br;
ナバールさんほどの剣士なら、&br;
それができると思うんです……。▼&br;
:[ナバール]|
……断る。&br;
戦い方を変えるつもりはない。▼&br;
:[サクラ]|
で、でも! あの……確かに、ちょっと&br;
怖いと思うときもありますけど……。▼&br;
私、ナバールさんのこと、&br;
悪い人じゃないと思ってますから!▼&br;
:[ナバール]|
………………。▼&br;
:[サクラ]|
いつもひとりで戦うのは、自分の闘いに&br;
仲間が巻き込まれないようにですよね?▼&br;
:[ナバール]|
……勘違いもほどほどにしておけ。▼&br;
:[サクラ]|
いえ、勘違いなんかじゃありません!&br;
ナバールさんは、皆さんのために……!▼&br;
:[ナバール]|
俺は昔、盗賊に雇われていたこともある。&br;
それでもお前は、俺が善人だと言うのか?▼&br;
もしもお前らきょうだいの敵に雇われれば、&br;
俺は迷わずお前らを斬るだろう。▼&br;
:[サクラ]|
そうやって闘い続けて……その先に&br;
いったい何があるというんですか……。▼&br;
:[ナバール]|
なに?▼&br;
:[サクラ]|
そんなの、自分の命をただ縮めている&br;
だけじゃありませんか!▼&br;
:[ナバール]|
戦いの果てに、戦場で命を落とすなら、&br;
それでいい。▼&br;
:[サクラ]|
命を落として、それでいい?&br;
何でそんな悲しいことを言うんですか……!▼&br;
落としていい命なんて、一つもありません!&br;
ナバールさんだって、他の皆さんも……!▼&br;
それに……、私にはどうしても&br;
ナバールさんが悪い人とは思えないんです。▼&br;
先程から、怖いことばかり言うけれど、&br;
私を怖い目に遭わせようとはしない……。▼&br;
それは、あなたが優しい人だからです……!▼&br;
:[ナバール]|
しつこい奴だ。▼&br;
:[サクラ]|
しつこい奴で構いません。私にとって、&br;
ナバールさんは大切な仲間なんです。▼&br;
だから……私の言ったこと、少しでも&br;
心に留めておいてくださいませんか。▼&br;
:[ナバール]|
……サクラ、お前は思った以上に&br;
強情らしい。その意気だけは認めてやる。▼&br;
:[サクラ]|
ナバールさん……!&br;
私、あなたを信じていますから!▼&br;
:[ナバール]|
フン……勝手にしろ。▼&br;
**マルス [#y495da6c]
:[マルス]|
ナバール、&br;
こんなところで修行していたのか。▼&br;
君は、こっちの世界でもひとりで&br;
いることが多いんだね。▼&br;
:[ナバール]|
そうだな。▼&br;
:[マルス]|
こんなことに巻き込んでしまって、&br;
すまなかったよ。▼&br;
ぼくと一緒にいなければ、異世界に&br;
来るなんてなかっただろうから。▼&br;
:[ナバール]|
フン……別にお前のせいではない。▼&br;
それに、異界の英雄とやらは&br;
強者揃いだからな。退屈はせん。▼&br;
:[マルス]|
それならよかったよ。▼&br;
確かに、異界の仲間たちは、みんな強いし、&br;
何より立派な人たちばかりだよね。▼&br;
ぼくたちの仲間に、優るとも劣らない、&br;
心強い仲間だ。▼&br;
ねえ、ナバール……君は、ぼくの戦いが&br;
終わったら、どこかへ行ってしまうのか?▼&br;
:[ナバール]|
!&br;
……なぜそう思う。▼&br;
:[マルス]|
何となく、そんな気がするんだ。▼&br;
:[ナバール]|
……相変わらず、よく気づくヤツだ。&br;
お前の言うとおり、俺は出ていくだろう。▼&br;
:[マルス]|
やっぱりそうか。&br;
ぼくは、ずっと君にいてほしい。▼&br;
みんなのため、アリティアのために、&br;
ぼくやシーダに、力を貸してほしいんだ。▼&br;
強さを求めるなら、アリティアの騎士団に&br;
入っても剣の修行はできるだろうし……。▼&br;
自分の身を危険にさらすのは、&br;
おしまいにしてもいいんじゃないか?▼&br;
:[ナバール]|
できん相談だな。▼&br;
:[マルス]|
なぜか、理由を聞いてもいいかい?▼&br;
:[ナバール]|
剣が鈍る。▼&br;
ひとところに留まっていると、&br;
心の中に余計な感情が生まれてしまう。▼&br;
:[マルス]|
それではダメなのか?&br;
人間とは、そういうものじゃないか。▼&br;
:[ナバール]|
これが俺の生き方だからな。&br;
ただの人殺しの……。▼&br;
:[マルス]|
そうか。……だけど、&br;
これだけは言わせてくれ。▼&br;
君は人殺しなんかじゃない。▼&br;
仲間を一度だって傷つけたことはないし、&br;
常に前線で戦って、守ってくれている。▼&br;
ぼくの、かけがえのない仲間のひとりで、&br;
とても大切な友だよ。▼&br;
:[ナバール]|
……お前はいつもそういうことを言う。▼&br;
まあいい。お前の戦いに&br;
決着がつくまでは、去るつもりもない。▼&br;
:[マルス]|
ありがとう。ぼくたちは目的を果たすまで、&br;
絶対に負けられないから……。▼&br;
:[ナバール]|
せいぜい勝ち続けて、&br;
俺が戦える機会を増やしてくれ。▼&br;
:[マルス]|
うん、もちろんだよ。そのためには、君の&br;
力が欠かせないから、よろしく頼むよ。▼&br;
そして、ぼくたちの戦いが終わったときに、&br;
もう一度考えてみてくれ。▼&br;
:[ナバール]|
いいだろう。結論は変わらんがな。▼&br;
**シーダ [#hda46988]
:[シーダ]|
ナバール、さっきはありがとう。▼&br;
わたしを狙った弓兵を倒してくれたでしょ?&br;
おかげで助かったわ。▼&br;
:[ナバール]|
知らん。&br;
たまたまだ。▼&br;
:[シーダ]|
またそんな言い方して……。▼&br;
あなたのような強い人に守られているから、&br;
わたしは安心して戦えるのよ。▼&br;
:[ナバール]|
俺は邪魔な敵を倒しただけだ。▼&br;
お前を守るのは、&br;
……ヤツだけで十分だろう。▼&br;
:[シーダ]|
ふふっ……そうね。オグマがいれば、&br;
きっとわたしのことを守ろうとするわね。▼&br;
でも、彼がいなくても心配ないわ、&br;
あなたが一緒にいるんだもの。▼&br;
:[ナバール]|
俺はお前を守ったりしないぞ。▼&br;
:[シーダ]|
でも、どんな強敵が現れても、&br;
あなたは負けないでしょ?▼&br;
あなたがいれば、わたしたちはきっと&br;
元の世界に無事に帰れるわ。▼&br;
:[ナバール]|
その言葉は、マルス王子にでも&br;
言ってやれ。▼&br;
それに、他の連中も俺やマルス王子に&br;
負けずとも劣らない強者ばかりだ。▼&br;
そいつらに守ってもらうんだな。▼&br;
:[シーダ]|
そうね。わたしも、とても頼もしい&br;
仲間たちだと思うわ。▼&br;
中でも一番頼りになるのは、&br;
素直じゃない凄腕の剣士なんだけど。▼&br;
:[ナバール]|
………………。▼&br;
:[シーダ]|
もう……。そんなに睨まないで。▼&br;
あなたのことを頼りにしているのは、&br;
本当なんだから、仕方ないじゃない。▼&br;
:[ナバール]|
フン……もういい。&br;
好きにしろ。▼&br;
これからも、俺は好きに戦うだけだ。▼&br;
:[シーダ]|
……わたしは、こんなふうに考えているの。▼&br;
わたしたちがこの世界に呼ばれたのは、&br;
この世界で成すべきことがあるからだって。▼&br;
そのための役割が、きっとわたしたちには&br;
それぞれあるんだって……。▼&br;
:[ナバール]|
ほう……。▼&br;
:[シーダ]|
わたしの役割は、マルス様を支えること。&br;
あなたの役割は……。▼&br;
きっと、その強さで、&br;
皆を守ることだと、思うわ。▼&br;
あなたは、本当はとっても優しい人だもの。▼&br;
:[ナバール]|
勝手なことを……。▼&br;
俺は強い敵と戦って、勝つだけだ。&br;
役割など知らん。▼&br;
:[シーダ]|
それで十分よ。&br;
元の世界に、無事に帰れるといいわね。▼&br;
:[ナバール]|
ああ、そうだな。&br;
元の世界にも戦いは待っている。▼&br;
:[シーダ]|
ありがとう、ナバール。&br;
頼りにしているわ。▼&br;
**チキ [#t29fb558]
:[チキ]|
ねえねえ!&br;
ナバールは、女の子をきらないんだよね?▼&br;
:[ナバール]|
その話、どこから……シーダか。▼&br;
:[チキ]|
うん! わたしは女の子だけど、&br;
竜になったら? 竜のチキは、きるの?▼&br;
:[ナバール]|
くだらん話だ。▼&br;
:[チキ]|
知りたいんだもん。竜になったチキが&br;
おそってきたら、どうするの?▼&br;
:[ナバール]|
……さあな。少なくとも、&br;
俺は強い相手にしか興味がない。▼&br;
:[チキ]|
じゃあ、わたし、きられるんだね……。&br;
だって竜になったチキ、つよいもん。▼&br;
:[ナバール]|
……フン、お前が強いだと?&br;
子どものくせに、うぬぼれるな。▼&br;
俺は数えきれないほどの戦場で&br;
死線を搔い潜ってきた。▼&br;
たいして場数を踏んでもいないお前では、&br;
竜になったところで俺の相手など務まらん。▼&br;
:[チキ]|
うー、きられたくはないけど、なんだか、&br;
そう言われるのもくやしい……!▼&br;
:[ナバール]|
諦めろ、チキ。▼&br;
:[チキ]|
そんなのイヤだもん!&br;
ぜったい、ナバールとたたかう!▼&br;
:[ナバール]|
まったく……。▼&br;
いいか、お前はマルス王子の大事な仲間だ。&br;
だから俺から剣を向けることはない。▼&br;
:[チキ]|
おにいちゃんの?&br;
ナバールの、仲間、じゃないの?▼&br;
:[ナバール]|
さあな。▼&br;
:[チキ]|
でも、ナバールはマルスのおにいちゃんの&br;
仲間だよね?▼&br;
わたしも、おにいちゃんの仲間……。&br;
ってことは、チキとナバールは仲間だ!▼&br;
:[ナバール]|
……そう思いたければ、好きにしろ。▼&br;
:[チキ]|
えへへ、うれしいな!&br;
わたしも、ナバールはだいじな仲間!▼&br;
:[ナバール]|
満足したか?&br;
なら俺はいくぞ。▼&br;
:[チキ]|
まってよー! だいじな仲間なら、&br;
わたしと遊んでよ!▼&br;
今からナバールが相手してくれれば、&br;
チキ、きっとすぐにつよくなるよ!▼&br;
:[ナバール]|
まだ戦うつもりだったのか……。▼&br;
:[チキ]|
すっごくつよい、おとなの竜になったら、&br;
ナバールなんて負かしちゃうんだから!▼&br;
:[ナバール]|
とてもそうは思えんな。&br;
遊びだろうと弱い相手は斬らん。▼&br;
:[チキ]|
それはどうかな?&br;
ふっふーん!▼&br;
おとなの竜になったら、ふつうの剣じゃ&br;
キズなんかつかないんだから……。▼&br;
ナバールくらいつよくたって、&br;
カキーンってはじいちゃうんだよ!▼&br;
:[ナバール]|
なに……俺の剣で斬れないというのか?▼&br;
………………。&br;
いいだろう、相手をしてやる。▼&br;
:[チキ]|
ほんと!? やったー!&br;
じゃあ早くあそぼうよ!▼&br;
:[ナバール]|
今すぐ相手をするとは言ってないぞ、チキ。&br;
お前が大人になるまで、あと何年かかる?▼&br;
:[チキ]|
うーん……。&br;
千年か……、二千年?▼&br;
:[ナバール]|
……大人になったら戦ってやろう。&br;
俺が生きていればな。▼&br;
**リン [#s6a21bf5]
:[リン]|
ナバール!&br;
今日こそ、ちゃんと答えて!▼&br;
:[ナバール]|
……修行中は話しかけるなと言ったはずだ。▼&br;
:[リン]|
だって、終わったら、いつもふらりと&br;
どこかへ行っちゃうじゃない。▼&br;
あなたの故郷は、本当に草原じゃないの?▼&br;
:[ナバール]|
知らん。故郷なんて忘れた。▼&br;
:[リン]|
でも、あなたからは不思議な風を感じるの。&br;
他の人とは違った、強い風を……。▼&br;
:[ナバール]|
気のせいだ。▼&br;
:[リン]|
もう!&br;
いつもそんな返事ばっかり!▼&br;
ずっと一緒に戦ってきた仲間なんだから、&br;
少しくらい打ち解けても……。▼&br;
:[ナバール]|
だが、俺もお前に感じているものはある。&br;
……その剣だ。▼&br;
俺と同じ……、ただ強くなるため、敵を&br;
殺すためだけに鍛えられた技。違うか?▼&br;
:[リン]|
……!&br;
違うわ! ……少なくとも、今は違う。▼&br;
私は、おじいさまや、仲間のため、&br;
みんなのために、剣を振るっているの!▼&br;
:[ナバール]|
そう思い込みたいのか? だがお前の剣は、&br;
いまだ憎しみにとらわれている。▼&br;
それを、仲間のためなどというぬるい言葉で&br;
覆い隠し、誤魔化しているに過ぎん。▼&br;
:[リン]|
……だとしても、&br;
それはあなたも同じよ。▼&br;
:[ナバール]|
なに?▼&br;
:[リン]|
剣を振るう目的は……理由は、&br;
一つじゃない。▼&br;
後から生まれたものが、元々あったものより&br;
大きくなっていくこともあるわ。▼&br;
あなたは、きっと強い相手を倒すためだけに&br;
腕を磨いたんでしょうね。▼&br;
でも今は違う。&br;
あなたの剣は、多くの仲間を救っている。▼&br;
そしてそれは、&br;
マルスやシーダたちと出会ったおかげ。▼&br;
今の仲間と出会ってから振るわれたあなたの&br;
剣は、違う意味を生み出しているはずよ。▼&br;
:[ナバール]|
それはただの結果だ。&br;
目の前の敵を殺してきたことのな。▼&br;
:[リン]|
あら、あなたの剣が、みんなの助けに&br;
なっていることは、否定しないのね!▼&br;
やっぱり、あなたの剣は敵を殺す以外の&br;
目的を持ってきているんだわ。▼&br;
:[ナバール]|
……リン、的外れな詮索はよせ。▼&br;
:[リン]|
そう? 私は間違ったことは言っていない。&br;
あなたの剣を見れば、わかるもの。▼&br;
:[ナバール]|
ならば、お前の剣で試すか?▼&br;
:[リン]|
……! 珍しいわね。&br;
あなたが、そんなことを言うなんて。▼&br;
:[ナバール]|
怖気づくなら……。▼&br;
:[リン]|
まさか! 受けて立つわ! 私の心配より、&br;
自分の心配をしたらどうかしら!▼&br;
私の剣で、あなたのすべてを&br;
引きずり出してみせる!▼&br;
:[ナバール]|
いいだろう。&br;
後は、お前の剣で語れ……!▼&br;
**ウード [#caacc3a1]
:[ウード]|
俺は漆黒の剣士……ウードだ。&br;
よくぞ俺の前に現れたな、紅の剣士よ。▼&br;
:[ナバール]|
……お前はいつも突然だな。▼&br;
:[ウード]|
俺は待っていた……お前を倒せる日を。&br;
漆黒の闇となりて、紅の炎の消し去る日を!▼&br;
:[ナバール]|
何の話だ。▼&br;
:[ウード]|
隠す必要はないぞ、最強との呼び声高い&br;
紅の剣士よ。貴様の正体はわかっている。▼&br;
今、俺たちに必要なのは、&br;
互いの剣で語り合うことのみ……!▼&br;
:[ナバール]|
…………。&br;
これ以上騒ぐようなら、永遠に黙らせるぞ。▼&br;
:[ウード]|
フッ。この俺を黙らせることができるのは&br;
俺自身のみ……って、えっ?▼&br;
さ、殺気……!?▼&br;
ま、待て!えーっと、はっ! 剣が!&br;
くっ……俺の力に抗うというのか……!▼&br;
:[ナバール]|
何……?▼&br;
:[ウード]|
我が漆黒の剣は、古の世より伝わる&br;
神の力を宿せし秘剣……!▼&br;
それゆえ持ち主でも、完全には支配できず、&br;
このように戦いを拒絶することも……!▼&br;
紅の剣士との因縁には決着をつけたいが、&br;
剣がこのような状態では勝負など……。▼&br;
:[ナバール]|
剣の状態などどうでもいい。&br;
戦え。でなければ、死ね。▼&br;
:[ウード]|
うおおお……ナバールさんの殺気、&br;
絶対ホンモノだって……!▼&br;
ど、どうすりゃいいんだ……?&br;
このままじゃ本当に斬られちまう……。▼&br;
:[ナバール]|
来ないならこちらから行く。▼&br;
:[ウード]|
ま、まま待ってください!!&br;
ナバールさん、俺の話を聞いてくださいよ!▼&br;
俺が漆黒の剣士っていうのは嘘なんです!▼&br;
だ、だから俺……&br;
その、これにて失礼します!▼&br;
:[ナバール]|
待て。▼&br;
:[ウード]|
は、はい!▼&br;
:[ナバール]|
剣を抜け。死ぬぞ。▼&br;
:[ウード]|
ええーーーっ!!&br;
くそっ! うりゃっ!! たあっ! とおっ!▼&br;
&br;
:(斬りかかる音に一時反転)|
&br;
あ、危ねぇ……!▼&br;
&br;
うわーっ! も、もうダメだーっ!&br;
………………あれ?▼&br;
:[ナバール]|
……ウード。&br;
お前はふざけた奴だが、その力は本物だ。▼&br;
くだらんことばかりやっていないで、&br;
もっと腕を磨け。次は剣を止めんぞ。▼&br;
:[ウード]|
…………! は、はっはっは!&br;
ようやく俺の力に気付いたようだな!▼&br;
貴様もなかなかの腕だったぞ、紅の剣士。&br;
次こそは真の決着を……はっ!▼&br;
:[ナバール]|
…………。▼&br;
:[ウード]|
あ、あはは……冗談ですってばー。だから&br;
剣はしまってくださ……抜いている!?▼&br;
:[ナバール]|
やはり斬るか。▼&br;
:[ウード]|
うわあああああ!&br;
お騒がせしてすみませんでしたあああ!▼&br;
~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#en4e5yha]
#comment
終了行:
[[台詞集/絆会話]]
*ナバール [#u96fe1fc]
#contents
**カムイ(女) [#j8553039]
:[カムイ]|
ナバールさんの剣術、相変わらず見事です!&br;
一緒に闘っていて心強かったですよ。▼&br;
:[ナバール]|
お前の剣も、相当のものだ。&br;
……いつか本気でやり合うか。▼&br;
:[カムイ]|
ええっ? 冗談ですよね?&br;
ナバールさんったら……。▼&br;
それにしても、一日でも早く、&br;
この闘いが終わるといいですね。▼&br;
:[ナバール]|
フン……。&br;
戦いの終わりになど興味はない。▼&br;
:[カムイ]|
じゃあ、ナバールさんは何のために&br;
戦場に立っているんですか?▼&br;
:[ナバール]|
戦いそのもののためだ。&br;
戦いの中で、強者と戦い、強さを磨く。▼&br;
そして、戦いが終われば、&br;
次の戦場を探すだけだ。▼
:[カムイ]|
次の戦場、ですか?&br;
ずっと闘い続けるつもりなんですか?▼&br;
:[ナバール]|
それ以外に何がある。▼&br;
:[カムイ]|
そんな悲しいこと言わないでください。&br;
戦争が終われば、平和が訪れるんです。▼&br;
私はこの世界でも、元の世界でも……&br;
平和を求めて闘っているんですよ。▼&br;
:[ナバール]|
平和、か。&br;
つまらん世界だな。▼&br;
:[カムイ]|
私は、つまらなくてもいいと思います。▼&br;
それに、強さを求めて闘った結果、&br;
平和が訪れることもあるのでは?▼&br;
あなたにとって望ましい結果とは&br;
思えませんが、それでも闘うんですよね。▼&br;
:[ナバール]|
今の俺はアリティア軍の一員だからな。&br;
マルス王子に従うだけだ。▼&br;
あいつの戦いが終われば、&br;
俺はまた別の軍に属し、戦うことだろう。▼&br;
戦いなんぞ、人のいるところには、&br;
どこにだってある。▼&br;
山賊に加担するかもしれないし、&br;
闘技場の闘士になったっていい。▼&br;
:[カムイ]|
……あの、勘違いだったらすみませんが、&br;
ナバールさんって……。▼&br;
わざと他の人と距離を取るような生き方を&br;
してますよね?▼&br;
:[ナバール]|
馴れ合いは、強くなるのに&br;
不要なものだからな。▼&br;
:[カムイ]|
誰かのために闘うことで、強さを得る&br;
可能性だってありますよ!▼&br;
:[ナバール]|
それはお前のことか?&br;
俺には真似できんし、する気も起こらん。▼&br;
お前はそうして強くなってきたんだろうが&br;
……俺には関係ない。▼&br;
:[カムイ]|
……そう、ですね。自分の道は、&br;
自分の意志で選ぶものですから。▼&br;
でも、せめて私は、&br;
ナバールさんに見せたいと思います。▼&br;
互いに学び合って成長したり、&br;
気遣いながら闘ったり……。▼&br;
そういう繋がりから、ナバールさんも&br;
強さを得ることができるんだって。▼&br;
:[ナバール]|
余計なお世話だ。&br;
まあ、見せるくらい好きにすればいいがな。▼&br;
:[カムイ]|
ありがとうございます。&br;
だから、お願いです!▼&br;
今は……この闘いが終わるまでは、&br;
あなたのすぐそばにいさせてください。▼&br;
:[ナバール]|
……うるさくしないならな。&br;
だが生き方を変えるつもりはないぞ。▼&br;
:[カムイ]|
ええ、大丈夫です!▼&br;
あなたはどんなことがあっても、間違った&br;
道には進まないと信じていますから!▼&br;
**カムイ(男) [#w3e7aed6]
:[カムイ]|
ナバールの剣術、相変わらず見事だね!&br;
一緒に闘っていて心強かったよ。▼&br;
:[ナバール]|
お前の剣も、相当のものだ。&br;
……いつか本気でやり合うか。▼&br;
:[カムイ]|
ええっ? 冗談だよね?&br;
ナバールってば……。▼&br;
それにしても、一日でも早く、&br;
この闘いが終わるといいよね。▼&br;
:[ナバール]|
フン……。&br;
戦いの終わりになど興味はない。▼&br;
:[カムイ]|
じゃあ、ナバールは何のために&br;
戦場に立っているんだい?▼&br;
:[ナバール]|
戦いそのもののためだ。&br;
戦いの中で、強者と戦い、強さを磨く。▼&br;
そして、戦いが終われば、&br;
次の戦場を探すだけだ。▼
:[カムイ]|
次の戦場って……&br;
ずっと闘い続けるつもりなの?▼&br;
:[ナバール]|
それ以外に何がある。▼&br;
:[カムイ]|
そんな悲しいこと言わないでよ。&br;
戦争が終われば、平和が訪れるんだ。▼&br;
僕はこの世界でも、元の世界でも……&br;
平和を求めて闘ってるんだよ。▼&br;
:[ナバール]|
平和、か。&br;
つまらん世界だな。▼&br;
:[カムイ]|
僕は、つまらなくてもいいと思う。▼&br;
それに、強さを求めて闘った結果、&br;
平和が訪れることもあるんじゃないの?▼&br;
君にとって望ましい結果とは&br;
思えないけど、それでも闘うんだよね。▼&br;
:[ナバール]|
今の俺はアリティア軍の一員だからな。&br;
マルス王子に従うだけだ。▼&br;
あいつの戦いが終われば、&br;
俺はまた別の軍に属し、戦うことだろう。▼&br;
戦いなんぞ、人のいるところには、&br;
どこにだってある。▼&br;
山賊に加担するかもしれないし、&br;
闘技場の闘士になったっていい。▼&br;
:[カムイ]|
……ええと、勘違いだったら悪いけど、&br;
ナバールって……。▼&br;
わざと他の人と距離を取るような生き方を&br;
してるよね?▼&br;
:[ナバール]|
馴れ合いは、強くなるのに&br;
不要なものだからな。▼&br;
:[カムイ]|
誰かのために闘うことで、強さを得る&br;
可能性だってあるよ!▼&br;
:[ナバール]|
それはお前のことか?&br;
俺には真似できんし、する気も起こらん。▼&br;
お前はそうして強くなってきたんだろうが&br;
……俺には関係ない。▼&br;
:[カムイ]|
……そう、だね。&br;
自分の道は、自分の意志で選ぶものだから。▼&br;
でも、せめて僕は、&br;
ナバールに見せたいと思う。▼&br;
互いに学び合って成長したり、&br;
気遣いながら闘ったり……。▼&br;
そういう繋がりから、ナバールだって&br;
強さを得ることができるんだって。▼&br;
:[ナバール]|
余計なお世話だ。&br;
まあ、見せるくらい好きにすればいいがな。▼&br;
:[カムイ]|
ありがとう!&br;
だから、お願いだよ。▼&br;
今は……この闘いが終わるまでは、&br;
君のすぐそばにいさせてくれ。▼&br;
:[ナバール]|
……うるさくしないならな。&br;
だが生き方を変えるつもりはないぞ。▼&br;
:[カムイ]|
うん、大丈夫だよ!▼&br;
君はどんなことがあっても、&br;
間違った道には進まないって信じてるから!▼&br;
**リョウマ [#tc9ccfdd]
:[リョウマ]|
ナバール。やはりお前の強さは、&br;
並々ならぬものだな。▼&br;
戦場での剣さばき、我が父である&br;
スメラギ王を彷彿とさせたぞ。▼&br;
:[ナバール]|
ほう……。&br;
お前の父親も、剣士だったか。▼&br;
お前と父親とでは、どちらが強いのだ?▼&br;
:[リョウマ]|
俺の技は、すべて父から教わったもの……。▼&br;
それに、父は武芸のみならず、&br;
軍略にも通じていた。偉大な武人だ。▼&br;
:[ナバール]|
お前より強い男か……。&br;
いずれ刃を交えたいものだ。▼&br;
:[リョウマ]|
父上が存命であれば、&br;
俺も手合わせを願っただろうな。▼&br;
:[ナバール]|
!&br;
すでに故人だったか。▼&br;
:[リョウマ]|
ああ……卑劣な騙し討ちに遭い、&br;
命を落とした。▼&br;
だが、今の白夜王国があるのは、&br;
父上の遺したもののおかげだ。▼&br;
:[ナバール]|
……話を聞く限り、&br;
俺とは似ても似つかぬ男だぞ。▼&br;
俺は他人を信じない。&br;
だから騙し討ちにも遭わん。▼&br;
それに、死んで何かを遺すなど……&br;
くだらないことだ。▼&br;
:[リョウマ]|
そうか……。父上もお前も、&br;
ひたすら強さを追求する者に見える。▼&br;
だからどうも、似ているように&br;
感じてしまったのだが……。▼&br;
その根底にあるものは、&br;
それぞれ異なるのかもしれんな。▼&br;
:[ナバール]|
ああ、お前の言うとおりだ。▼&br;
お前の父は、武人として、あるいは&br;
王や父として、強さを求めたのだろう。▼&br;
だが、俺は違う。&br;
俺はただの人殺しだ。▼&br;
人を殺すためだけに、腕を磨く。▼&br;
:[リョウマ]|
ナバール……お前には、強くなった&br;
その先の未来は、何もないのか?▼&br;
:[ナバール]|
更なる強者を求めるだけだ。▼&br;
:[リョウマ]|
なるほどな……。▼&br;
:[ナバール]|
お前は、己の行いが導く先を&br;
真っ直ぐに見届けられるはずだ。▼&br;
俺のように……&br;
日の当たらぬ道を歩くなよ。▼&br;
:[リョウマ]|
承知した……とは言えんな。▼&br;
俺には、お前が自分で言うような男には&br;
見えてはいない。▼&br;
お前が剣で斬り開いた先にあるのは、&br;
強さだけか?▼&br;
:[ナバール]|
そんなことは知らん。&br;
俺にできるのは剣で斬ることだけだ。▼&br;
だが、お前は違う。&br;
人を斬らずとも大事を成せる強さがある。▼&br;
:[リョウマ]|
ふっ……仮にもし、そうだとするならば、&br;
やはりお前はただの人殺しではない。▼&br;
剣を通じて人の強さを、そしてその人の&br;
成し得る未来を、見通すことができる。▼&br;
ただの人殺しにできることではあるまい。&br;
それは本当の意味での、お前の強さだ。▼&br;
:[ナバール]|
フン……お前の言葉だ、&br;
とりあえず聞いておいてやろう。▼&br;
:[リョウマ]|
ああ、それでいい。お前の答えは……&br;
その剣を見れば、わかる。▼&br;
**ヒノカ [#s228c4af]
:[ヒノカ]|
おい、ナバール。&br;
先程の闘いは何だ!?▼&br;
:[ナバール]|
何の話だ……。▼&br;
:[ヒノカ]|
敵兵をひとり、見逃しただろう!&br;
そのせいで味方に被害が出たらどうする!?▼&br;
:[ナバール]|
………………。▼&br;
:[ヒノカ]|
なぜ見逃した!?&br;
何とか言ったらどうなんだ!▼&br;
:[ナバール]|
……女だったからだ。&br;
俺は女を斬りつける剣は持っていない。▼&br;
:[ヒノカ]|
な、何だと……!?▼&br;
敵の女が助かれば、仲間は傷ついても&br;
構わないということか!?▼&br;
:[ナバール]|
……騒がしいヤツだ。&br;
自分の身くらい自分で守ればいい。▼&br;
:[ヒノカ]|
そういう問題じゃない!&br;
お前の力の使い方の問題だ!▼&br;
お前は強い……。&br;
多くの仲間を守れるだけの力を持っている。▼&br;
それなのに、仲間を守るどころか、&br;
逆に傷つけるような振る舞いをする……。▼&br;
:[ナバール]|
俺の剣は、敵を殺すためだけにある。&br;
仲間のことなど知らん。▼&br;
:[ヒノカ]|
ならば選り好みせず、敵を倒したらどうだ。&br;
それが仲間を守ることにもなる。▼&br;
しかし、お前が自分の力を正しく使えないと&br;
言うなら……、仕方ない。▼&br;
その分、私が強くなって、&br;
仲間を守るしかないようだな。▼&br;
お前の剣を、私に教えてもらおう。▼&br;
:[ナバール]|
ほう……人殺しの技をか。▼&br;
:[ヒノカ]|
一振りの剣が、ただの人殺しに使われるか、&br;
多くの命を救うかは、持ち主による。▼&br;
剣の技も同じ……&br;
どう使うかは、使い手次第だ。▼&br;
:[ナバール]|
………………。&br;
俺がお前と訓練してやれば、それで満足か?▼&br;
:[ヒノカ]|
ああ。ただし、&br;
本気で付き合ってもらわないと困る。▼&br;
お前の分まで仲間たちを&br;
守ってやらないといけないからな。▼&br;
:[ナバール]|
……いいだろう。▼&br;
お前が使おうと、人殺しの技では&br;
人殺ししかできん。身をもって知れ。▼&br;
:[ヒノカ]|
どうだろうな。&br;
私はお前以上に技を使いこなし……▼&br;
お前の剣技が、人を守れるもので&br;
あることを証明するつもりだ。▼&br;
そして、それをお前に見せつけることが、&br;
お前の生き方を変える術になる。▼&br;
:[ナバール]|
俺の生き方を変える、だと?&br;
……おかしなヤツだ。▼&br;
:[ヒノカ]|
おかしなヤツで構わない。&br;
さっきはああ言ったが、お前も仲間だ。▼&br;
お前の剣技を学ぶことが、いずれお前を&br;
守ることに繋がると思えば……。▼&br;
私はここで引くことなどできん。▼&br;
:[ナバール]|
ふっ……勝手にしろ。▼&br;
ただし、やるからには今より&br;
はるかに腕を上げて、俺の相手をしろ。▼&br;
そのくらいでないと、つまらんからな。▼&br;
:[ヒノカ]|
もちろんだ。腕を磨き……&br;
その剣技と、お前に応えてやる。▼&br;
**サクラ [#z78f9d3a]
:[サクラ]|
きゃ!&br;
……あ、ナバールさん、でしたか。▼&br;
:[ナバール]|
……?&br;
何を怯えている。▼&br;
:[サクラ]|
ごめんなさい、&br;
つい、雰囲気に圧されてしまって……。▼&br;
……あの、闘いの後のナバールさんって、&br;
すごく殺気立っていますよね。▼&br;
闘いの間もですけど、命を命とも思わない&br;
感じで……ちょっと、怖いんです。▼&br;
:[ナバール]|
……怖いなら近づくな。俺は行くぞ。▼&br;
:[サクラ]|
待ってください!&br;
あの……お願いがあるんです。▼&br;
できることなら……その……、&br;
もう少し、情けを持つというか……。▼&br;
いたずらに命を奪い合うのではなくて、&br;
傷つく人を減らす闘い方をしませんか?▼&br;
ナバールさんほどの剣士なら、&br;
それができると思うんです……。▼&br;
:[ナバール]|
……断る。&br;
戦い方を変えるつもりはない。▼&br;
:[サクラ]|
で、でも! あの……確かに、ちょっと&br;
怖いと思うときもありますけど……。▼&br;
私、ナバールさんのこと、&br;
悪い人じゃないと思ってますから!▼&br;
:[ナバール]|
………………。▼&br;
:[サクラ]|
いつもひとりで戦うのは、自分の闘いに&br;
仲間が巻き込まれないようにですよね?▼&br;
:[ナバール]|
……勘違いもほどほどにしておけ。▼&br;
:[サクラ]|
いえ、勘違いなんかじゃありません!&br;
ナバールさんは、皆さんのために……!▼&br;
:[ナバール]|
俺は昔、盗賊に雇われていたこともある。&br;
それでもお前は、俺が善人だと言うのか?▼&br;
もしもお前らきょうだいの敵に雇われれば、&br;
俺は迷わずお前らを斬るだろう。▼&br;
:[サクラ]|
そうやって闘い続けて……その先に&br;
いったい何があるというんですか……。▼&br;
:[ナバール]|
なに?▼&br;
:[サクラ]|
そんなの、自分の命をただ縮めている&br;
だけじゃありませんか!▼&br;
:[ナバール]|
戦いの果てに、戦場で命を落とすなら、&br;
それでいい。▼&br;
:[サクラ]|
命を落として、それでいい?&br;
何でそんな悲しいことを言うんですか……!▼&br;
落としていい命なんて、一つもありません!&br;
ナバールさんだって、他の皆さんも……!▼&br;
それに……、私にはどうしても&br;
ナバールさんが悪い人とは思えないんです。▼&br;
先程から、怖いことばかり言うけれど、&br;
私を怖い目に遭わせようとはしない……。▼&br;
それは、あなたが優しい人だからです……!▼&br;
:[ナバール]|
しつこい奴だ。▼&br;
:[サクラ]|
しつこい奴で構いません。私にとって、&br;
ナバールさんは大切な仲間なんです。▼&br;
だから……私の言ったこと、少しでも&br;
心に留めておいてくださいませんか。▼&br;
:[ナバール]|
……サクラ、お前は思った以上に&br;
強情らしい。その意気だけは認めてやる。▼&br;
:[サクラ]|
ナバールさん……!&br;
私、あなたを信じていますから!▼&br;
:[ナバール]|
フン……勝手にしろ。▼&br;
**マルス [#y495da6c]
:[マルス]|
ナバール、&br;
こんなところで修行していたのか。▼&br;
君は、こっちの世界でもひとりで&br;
いることが多いんだね。▼&br;
:[ナバール]|
そうだな。▼&br;
:[マルス]|
こんなことに巻き込んでしまって、&br;
すまなかったよ。▼&br;
ぼくと一緒にいなければ、異世界に&br;
来るなんてなかっただろうから。▼&br;
:[ナバール]|
フン……別にお前のせいではない。▼&br;
それに、異界の英雄とやらは&br;
強者揃いだからな。退屈はせん。▼&br;
:[マルス]|
それならよかったよ。▼&br;
確かに、異界の仲間たちは、みんな強いし、&br;
何より立派な人たちばかりだよね。▼&br;
ぼくたちの仲間に、優るとも劣らない、&br;
心強い仲間だ。▼&br;
ねえ、ナバール……君は、ぼくの戦いが&br;
終わったら、どこかへ行ってしまうのか?▼&br;
:[ナバール]|
!&br;
……なぜそう思う。▼&br;
:[マルス]|
何となく、そんな気がするんだ。▼&br;
:[ナバール]|
……相変わらず、よく気づくヤツだ。&br;
お前の言うとおり、俺は出ていくだろう。▼&br;
:[マルス]|
やっぱりそうか。&br;
ぼくは、ずっと君にいてほしい。▼&br;
みんなのため、アリティアのために、&br;
ぼくやシーダに、力を貸してほしいんだ。▼&br;
強さを求めるなら、アリティアの騎士団に&br;
入っても剣の修行はできるだろうし……。▼&br;
自分の身を危険にさらすのは、&br;
おしまいにしてもいいんじゃないか?▼&br;
:[ナバール]|
できん相談だな。▼&br;
:[マルス]|
なぜか、理由を聞いてもいいかい?▼&br;
:[ナバール]|
剣が鈍る。▼&br;
ひとところに留まっていると、&br;
心の中に余計な感情が生まれてしまう。▼&br;
:[マルス]|
それではダメなのか?&br;
人間とは、そういうものじゃないか。▼&br;
:[ナバール]|
これが俺の生き方だからな。&br;
ただの人殺しの……。▼&br;
:[マルス]|
そうか。……だけど、&br;
これだけは言わせてくれ。▼&br;
君は人殺しなんかじゃない。▼&br;
仲間を一度だって傷つけたことはないし、&br;
常に前線で戦って、守ってくれている。▼&br;
ぼくの、かけがえのない仲間のひとりで、&br;
とても大切な友だよ。▼&br;
:[ナバール]|
……お前はいつもそういうことを言う。▼&br;
まあいい。お前の戦いに&br;
決着がつくまでは、去るつもりもない。▼&br;
:[マルス]|
ありがとう。ぼくたちは目的を果たすまで、&br;
絶対に負けられないから……。▼&br;
:[ナバール]|
せいぜい勝ち続けて、&br;
俺が戦える機会を増やしてくれ。▼&br;
:[マルス]|
うん、もちろんだよ。そのためには、君の&br;
力が欠かせないから、よろしく頼むよ。▼&br;
そして、ぼくたちの戦いが終わったときに、&br;
もう一度考えてみてくれ。▼&br;
:[ナバール]|
いいだろう。結論は変わらんがな。▼&br;
**シーダ [#hda46988]
:[シーダ]|
ナバール、さっきはありがとう。▼&br;
わたしを狙った弓兵を倒してくれたでしょ?&br;
おかげで助かったわ。▼&br;
:[ナバール]|
知らん。&br;
たまたまだ。▼&br;
:[シーダ]|
またそんな言い方して……。▼&br;
あなたのような強い人に守られているから、&br;
わたしは安心して戦えるのよ。▼&br;
:[ナバール]|
俺は邪魔な敵を倒しただけだ。▼&br;
お前を守るのは、&br;
……ヤツだけで十分だろう。▼&br;
:[シーダ]|
ふふっ……そうね。オグマがいれば、&br;
きっとわたしのことを守ろうとするわね。▼&br;
でも、彼がいなくても心配ないわ、&br;
あなたが一緒にいるんだもの。▼&br;
:[ナバール]|
俺はお前を守ったりしないぞ。▼&br;
:[シーダ]|
でも、どんな強敵が現れても、&br;
あなたは負けないでしょ?▼&br;
あなたがいれば、わたしたちはきっと&br;
元の世界に無事に帰れるわ。▼&br;
:[ナバール]|
その言葉は、マルス王子にでも&br;
言ってやれ。▼&br;
それに、他の連中も俺やマルス王子に&br;
負けずとも劣らない強者ばかりだ。▼&br;
そいつらに守ってもらうんだな。▼&br;
:[シーダ]|
そうね。わたしも、とても頼もしい&br;
仲間たちだと思うわ。▼&br;
中でも一番頼りになるのは、&br;
素直じゃない凄腕の剣士なんだけど。▼&br;
:[ナバール]|
………………。▼&br;
:[シーダ]|
もう……。そんなに睨まないで。▼&br;
あなたのことを頼りにしているのは、&br;
本当なんだから、仕方ないじゃない。▼&br;
:[ナバール]|
フン……もういい。&br;
好きにしろ。▼&br;
これからも、俺は好きに戦うだけだ。▼&br;
:[シーダ]|
……わたしは、こんなふうに考えているの。▼&br;
わたしたちがこの世界に呼ばれたのは、&br;
この世界で成すべきことがあるからだって。▼&br;
そのための役割が、きっとわたしたちには&br;
それぞれあるんだって……。▼&br;
:[ナバール]|
ほう……。▼&br;
:[シーダ]|
わたしの役割は、マルス様を支えること。&br;
あなたの役割は……。▼&br;
きっと、その強さで、&br;
皆を守ることだと、思うわ。▼&br;
あなたは、本当はとっても優しい人だもの。▼&br;
:[ナバール]|
勝手なことを……。▼&br;
俺は強い敵と戦って、勝つだけだ。&br;
役割など知らん。▼&br;
:[シーダ]|
それで十分よ。&br;
元の世界に、無事に帰れるといいわね。▼&br;
:[ナバール]|
ああ、そうだな。&br;
元の世界にも戦いは待っている。▼&br;
:[シーダ]|
ありがとう、ナバール。&br;
頼りにしているわ。▼&br;
**チキ [#t29fb558]
:[チキ]|
ねえねえ!&br;
ナバールは、女の子をきらないんだよね?▼&br;
:[ナバール]|
その話、どこから……シーダか。▼&br;
:[チキ]|
うん! わたしは女の子だけど、&br;
竜になったら? 竜のチキは、きるの?▼&br;
:[ナバール]|
くだらん話だ。▼&br;
:[チキ]|
知りたいんだもん。竜になったチキが&br;
おそってきたら、どうするの?▼&br;
:[ナバール]|
……さあな。少なくとも、&br;
俺は強い相手にしか興味がない。▼&br;
:[チキ]|
じゃあ、わたし、きられるんだね……。&br;
だって竜になったチキ、つよいもん。▼&br;
:[ナバール]|
……フン、お前が強いだと?&br;
子どものくせに、うぬぼれるな。▼&br;
俺は数えきれないほどの戦場で&br;
死線を搔い潜ってきた。▼&br;
たいして場数を踏んでもいないお前では、&br;
竜になったところで俺の相手など務まらん。▼&br;
:[チキ]|
うー、きられたくはないけど、なんだか、&br;
そう言われるのもくやしい……!▼&br;
:[ナバール]|
諦めろ、チキ。▼&br;
:[チキ]|
そんなのイヤだもん!&br;
ぜったい、ナバールとたたかう!▼&br;
:[ナバール]|
まったく……。▼&br;
いいか、お前はマルス王子の大事な仲間だ。&br;
だから俺から剣を向けることはない。▼&br;
:[チキ]|
おにいちゃんの?&br;
ナバールの、仲間、じゃないの?▼&br;
:[ナバール]|
さあな。▼&br;
:[チキ]|
でも、ナバールはマルスのおにいちゃんの&br;
仲間だよね?▼&br;
わたしも、おにいちゃんの仲間……。&br;
ってことは、チキとナバールは仲間だ!▼&br;
:[ナバール]|
……そう思いたければ、好きにしろ。▼&br;
:[チキ]|
えへへ、うれしいな!&br;
わたしも、ナバールはだいじな仲間!▼&br;
:[ナバール]|
満足したか?&br;
なら俺はいくぞ。▼&br;
:[チキ]|
まってよー! だいじな仲間なら、&br;
わたしと遊んでよ!▼&br;
今からナバールが相手してくれれば、&br;
チキ、きっとすぐにつよくなるよ!▼&br;
:[ナバール]|
まだ戦うつもりだったのか……。▼&br;
:[チキ]|
すっごくつよい、おとなの竜になったら、&br;
ナバールなんて負かしちゃうんだから!▼&br;
:[ナバール]|
とてもそうは思えんな。&br;
遊びだろうと弱い相手は斬らん。▼&br;
:[チキ]|
それはどうかな?&br;
ふっふーん!▼&br;
おとなの竜になったら、ふつうの剣じゃ&br;
キズなんかつかないんだから……。▼&br;
ナバールくらいつよくたって、&br;
カキーンってはじいちゃうんだよ!▼&br;
:[ナバール]|
なに……俺の剣で斬れないというのか?▼&br;
………………。&br;
いいだろう、相手をしてやる。▼&br;
:[チキ]|
ほんと!? やったー!&br;
じゃあ早くあそぼうよ!▼&br;
:[ナバール]|
今すぐ相手をするとは言ってないぞ、チキ。&br;
お前が大人になるまで、あと何年かかる?▼&br;
:[チキ]|
うーん……。&br;
千年か……、二千年?▼&br;
:[ナバール]|
……大人になったら戦ってやろう。&br;
俺が生きていればな。▼&br;
**リン [#s6a21bf5]
:[リン]|
ナバール!&br;
今日こそ、ちゃんと答えて!▼&br;
:[ナバール]|
……修行中は話しかけるなと言ったはずだ。▼&br;
:[リン]|
だって、終わったら、いつもふらりと&br;
どこかへ行っちゃうじゃない。▼&br;
あなたの故郷は、本当に草原じゃないの?▼&br;
:[ナバール]|
知らん。故郷なんて忘れた。▼&br;
:[リン]|
でも、あなたからは不思議な風を感じるの。&br;
他の人とは違った、強い風を……。▼&br;
:[ナバール]|
気のせいだ。▼&br;
:[リン]|
もう!&br;
いつもそんな返事ばっかり!▼&br;
ずっと一緒に戦ってきた仲間なんだから、&br;
少しくらい打ち解けても……。▼&br;
:[ナバール]|
だが、俺もお前に感じているものはある。&br;
……その剣だ。▼&br;
俺と同じ……、ただ強くなるため、敵を&br;
殺すためだけに鍛えられた技。違うか?▼&br;
:[リン]|
……!&br;
違うわ! ……少なくとも、今は違う。▼&br;
私は、おじいさまや、仲間のため、&br;
みんなのために、剣を振るっているの!▼&br;
:[ナバール]|
そう思い込みたいのか? だがお前の剣は、&br;
いまだ憎しみにとらわれている。▼&br;
それを、仲間のためなどというぬるい言葉で&br;
覆い隠し、誤魔化しているに過ぎん。▼&br;
:[リン]|
……だとしても、&br;
それはあなたも同じよ。▼&br;
:[ナバール]|
なに?▼&br;
:[リン]|
剣を振るう目的は……理由は、&br;
一つじゃない。▼&br;
後から生まれたものが、元々あったものより&br;
大きくなっていくこともあるわ。▼&br;
あなたは、きっと強い相手を倒すためだけに&br;
腕を磨いたんでしょうね。▼&br;
でも今は違う。&br;
あなたの剣は、多くの仲間を救っている。▼&br;
そしてそれは、&br;
マルスやシーダたちと出会ったおかげ。▼&br;
今の仲間と出会ってから振るわれたあなたの&br;
剣は、違う意味を生み出しているはずよ。▼&br;
:[ナバール]|
それはただの結果だ。&br;
目の前の敵を殺してきたことのな。▼&br;
:[リン]|
あら、あなたの剣が、みんなの助けに&br;
なっていることは、否定しないのね!▼&br;
やっぱり、あなたの剣は敵を殺す以外の&br;
目的を持ってきているんだわ。▼&br;
:[ナバール]|
……リン、的外れな詮索はよせ。▼&br;
:[リン]|
そう? 私は間違ったことは言っていない。&br;
あなたの剣を見れば、わかるもの。▼&br;
:[ナバール]|
ならば、お前の剣で試すか?▼&br;
:[リン]|
……! 珍しいわね。&br;
あなたが、そんなことを言うなんて。▼&br;
:[ナバール]|
怖気づくなら……。▼&br;
:[リン]|
まさか! 受けて立つわ! 私の心配より、&br;
自分の心配をしたらどうかしら!▼&br;
私の剣で、あなたのすべてを&br;
引きずり出してみせる!▼&br;
:[ナバール]|
いいだろう。&br;
後は、お前の剣で語れ……!▼&br;
**ウード [#caacc3a1]
:[ウード]|
俺は漆黒の剣士……ウードだ。&br;
よくぞ俺の前に現れたな、紅の剣士よ。▼&br;
:[ナバール]|
……お前はいつも突然だな。▼&br;
:[ウード]|
俺は待っていた……お前を倒せる日を。&br;
漆黒の闇となりて、紅の炎の消し去る日を!▼&br;
:[ナバール]|
何の話だ。▼&br;
:[ウード]|
隠す必要はないぞ、最強との呼び声高い&br;
紅の剣士よ。貴様の正体はわかっている。▼&br;
今、俺たちに必要なのは、&br;
互いの剣で語り合うことのみ……!▼&br;
:[ナバール]|
…………。&br;
これ以上騒ぐようなら、永遠に黙らせるぞ。▼&br;
:[ウード]|
フッ。この俺を黙らせることができるのは&br;
俺自身のみ……って、えっ?▼&br;
さ、殺気……!?▼&br;
ま、待て!えーっと、はっ! 剣が!&br;
くっ……俺の力に抗うというのか……!▼&br;
:[ナバール]|
何……?▼&br;
:[ウード]|
我が漆黒の剣は、古の世より伝わる&br;
神の力を宿せし秘剣……!▼&br;
それゆえ持ち主でも、完全には支配できず、&br;
このように戦いを拒絶することも……!▼&br;
紅の剣士との因縁には決着をつけたいが、&br;
剣がこのような状態では勝負など……。▼&br;
:[ナバール]|
剣の状態などどうでもいい。&br;
戦え。でなければ、死ね。▼&br;
:[ウード]|
うおおお……ナバールさんの殺気、&br;
絶対ホンモノだって……!▼&br;
ど、どうすりゃいいんだ……?&br;
このままじゃ本当に斬られちまう……。▼&br;
:[ナバール]|
来ないならこちらから行く。▼&br;
:[ウード]|
ま、まま待ってください!!&br;
ナバールさん、俺の話を聞いてくださいよ!▼&br;
俺が漆黒の剣士っていうのは嘘なんです!▼&br;
だ、だから俺……&br;
その、これにて失礼します!▼&br;
:[ナバール]|
待て。▼&br;
:[ウード]|
は、はい!▼&br;
:[ナバール]|
剣を抜け。死ぬぞ。▼&br;
:[ウード]|
ええーーーっ!!&br;
くそっ! うりゃっ!! たあっ! とおっ!▼&br;
&br;
:(斬りかかる音に一時反転)|
&br;
あ、危ねぇ……!▼&br;
&br;
うわーっ! も、もうダメだーっ!&br;
………………あれ?▼&br;
:[ナバール]|
……ウード。&br;
お前はふざけた奴だが、その力は本物だ。▼&br;
くだらんことばかりやっていないで、&br;
もっと腕を磨け。次は剣を止めんぞ。▼&br;
:[ウード]|
…………! は、はっはっは!&br;
ようやく俺の力に気付いたようだな!▼&br;
貴様もなかなかの腕だったぞ、紅の剣士。&br;
次こそは真の決着を……はっ!▼&br;
:[ナバール]|
…………。▼&br;
:[ウード]|
あ、あはは……冗談ですってばー。だから&br;
剣はしまってくださ……抜いている!?▼&br;
:[ナバール]|
やはり斬るか。▼&br;
:[ウード]|
うわあああああ!&br;
お騒がせしてすみませんでしたあああ!▼&br;
~
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