[広告]
台詞集/絆会話/シオン
をテンプレートにして作成
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
[[台詞集/絆会話]]
*シオン [#q2a2a9d0]
#contents
**リアン [#edf592c4]
:[リアン]|
ちょっと、あんた!&br;
また私のお菓子食べたでしょ!▼&br;
せっかくリズさんにもらったのに!▼&br;
:[シオン]|
あれ、リズが作ったお菓子だったのか……。▼&br;
:[リアン]|
何よ、変な顔して。▼&br;
:[シオン]|
正直、食べたオレに感謝してほしいぜ。&br;
リズには悪いが、美味しくなかった……。▼&br;
:[リアン]|
味の問題じゃないでしょ!&br;
勝手に食べたことを怒ってるのよ!▼&br;
:[シオン]|
結果的にはオレが犠牲になったんだから、&br;
いいじゃないか。▼&br;
ん? あっちで何か光ったような……。▼&br;
:[リアン]|
結果がよくても、過程がよくないのよ。&br;
だからね……って、ちょっと待ちなさいよ!▼&br;
:(暗転)|
:[シオン]|
ホタルだったのか!&br;
すげえ!▼&br;
:[リアン]|
あんた、いい加減に…………あれ?&br;
ホタルよね? きれい……。▼&br;
……そういえば、昔、お母様と3人で、&br;
たくさんのホタルを見たわね。▼&br;
あの時、はしゃいだ私が川に落ちて、&br;
足を怪我しちゃって……。▼&br;
:[シオン]|
覚えてるよ。オレが守る!って言って、&br;
無理やり姉さんをおぶって帰ろうとした。▼&br;
どう考えても、そんなことできる&br;
年じゃなかったよなあ……。▼&br;
:[リアン]|
あら、今ならできるって言うの?▼&br;
:[シオン]|
できるさ! それに、オレが姉さんを&br;
守ったら、そんな怪我だってさせない。▼&br;
:[リアン]|
そうね……。あんたは強くなったものね。&br;
たくさんの戦いに、たくさんの仲間。▼&br;
ただ剣を振り回していた頃のあんたからは、&br;
まったく想像できないくらいよ。▼&br;
:[シオン]|
急に何だよ。&br;
姉さんだって、強くなったじゃん。▼&br;
戦場じゃ、いつもオレの無茶を&br;
止めてくれるし。▼&br;
作戦を考えたり、仲間に指示を出したり……&br;
ずいぶん頼もしくなったと思うぜ?▼&br;
:[リアン]|
私だって不安なのよ。自分の立てた作戦で&br;
仲間が犠牲になったらって考えると。▼&br;
私は、ちゃんと成長できてるのかしら?&br;
私の行いは、正しいのかしら?▼&br;
:[シオン]|
オレだって、この手で、全部守り切れるか、&br;
不安だよ。仲間も、姉さんも、この国も。▼&br;
でも、姉さんは強くなったよ。成長してる。&br;
それだけはわかる。▼&br;
生まれたときから、ずっと一緒にいる弟の&br;
言葉だぜ? 信じてくれていいと思うよ。▼&br;
:[リアン]|
そうね。信じるわ。&br;
あんたの成長も、私が保証してあげる。▼&br;
:[シオン]|
よし! なんか腹減ってきたし、&br;
ふたりでおやつでも食おうぜ!▼&br;
:[リアン]|
ええ、いいわね。……って、そういえば&br;
あんた! 私のお菓子!▼&br;
:[シオン]|
げっ、しまった……。&br;
もうその話は忘れようよ!▼&br;
:[リアン]|
忘れるわけないでしょ!&br;
今日という今日は……!▼&br;
:[シオン]|
あっ、そういえばオレ、えっと……&br;
やらなきゃいけないことがあるんだった!▼&br;
じゃ、先に戻ってるから!▼&br;
:[リアン]|
こら、ちょっと!&br;
また……待ちなさーーい!!▼
~
**マルス [#wd2a962d]
:[マルス]|
君は前に、王になりたくないと言ったよね。&br;
どうしてなんだ?▼&br;
:[シオン]|
そんなの、王が弱いからに決まってるだろ?▼&br;
いつだって、みんなに守られて、&br;
ひとりじゃ何もできないじゃん。▼&br;
オレは強い騎士になって、この剣で、&br;
王やみんなを守ってやるんだ!▼&br;
:[マルス]|
王はひとりじゃ何もできない、か……。&br;
それはそのとおりだと、ぼくも思う。▼&br;
でも、それは弱いということなのかな?&br;
少し考えてみてほしい。▼&br;
例えば君が味方を守るために戦う相手にも、&br;
家族や大事な人がいるよね。▼&br;
そういう存在を守るために戦う人たちを&br;
戦場で斬ることは本当に正しいんだろうか?▼&br;
相手を斬ることで誰かが悲しむと知っても、&br;
君は迷わず剣を振るうことができるかい?▼&br;
:[シオン]|
……できるよ! 戦場であれこれ考えてたら&br;
自分が守りたいものを守れなくなる。▼&br;
姉さんとか、この国とか……、大切なものを&br;
守りたいって気持ちさえあれば……。▼&br;
オレは、この剣を振るうことを&br;
迷ったりしない!▼&br;
:[マルス]|
そうだね。戦場で迷いなく剣を振るうには&br;
決して揺るがない強い気持ちが必要だ。▼&br;
それは、何があっても守りたいと思う、&br;
大切な人たちとの絆、と言いかえてもいい。▼&br;
そして、ひとりひとりが大切にしている&br;
絆を紡ぎ、支えているのが王なんだよ。▼&br;
:[シオン]|
絆を紡ぎ、支える……?▼&br;
:[マルス]|
うん。王は人々の絆をひとつに束ね上げ、&br;
強固にすることで国を守っているんだ。▼&br;
国を守りたいという、君たちの強い気持ちが&br;
ぼくたちを集めたのと同じようにね。▼&br;
ぼくたちが共に戦うことを選び、今ここに&br;
いるのは……君の紡いだ絆の力なんだから。▼&br;
:[シオン]|
……!&br;
それは……。▼&br;
:[マルス]|
仲間たちの絆がひとつに束ねられたとき、&br;
その力は計り知れないものとなる。▼&br;
それでも君は、王という存在を&br;
弱いものと決めつけるのかい?▼&br;
力が弱くても、前線で戦わなくても、王は&br;
誰よりも多くの人たちを守っているんだ。▼&br;
:[シオン]|
……それでもオレはみんなと共に戦いたい。&br;
王にはオレより姉さんのほうが向いてるよ。▼&br;
:[マルス]|
ははは、すまない。ぼくは君に王になれと&br;
言ってるわけじゃないよ。▼&br;
ただ、何のために王がいるのかを、&br;
伝えておきたかったんだ。▼&br;
そしてぼくも、人々の絆を大事にできる&br;
立派な王になりたいと思っているよ。▼&br;
:[シオン]|
そっか。オレはまだわかんないけど、&br;
マルスなら絶対になれると思うぜ!▼&br;
:[マルス]|
ありがとう。まだまだ遠い道のりだからね、&br;
気を引き締めて頑張るよ。▼&br;
もし君が将来、やっぱり王になりたいと、&br;
考えを変えることがあれば……。▼&br;
そのときは、ぼくの姿を思い出してくれ。▼&br;
王を目指していたぼくが、&br;
どんな戦いをしていたかをね。▼&br;
:[シオン]|
ああ、それならばっちりだぜ! これまで&br;
ずっとマルスと一緒に戦ってきたからな。▼&br;
マルスは大切な仲間だ。&br;
その勇姿を、忘れたりしないよ!▼&br;
:[マルス]|
ぼくも、君を見守り続けているからね。&br;
ぼくたちは、ずっと絆で結ばれた仲間だ。▼&br;
**ルフレ(男) [#x1e16672]
:[ルフレ]|
やったね、僕たちの勝ちだよ。&br;
作戦が上手くいってよかった。▼&br;
:[シオン]|
作戦じゃなくて、オレの働きのおかげだろ?&br;
敵をいっぱいやっつけたからな!▼&br;
:[ルフレ]|
君は、まだ僕の作戦を信用してないの?&br;
僕のことを認めてくれたと思ったんだけど。▼&br;
:[シオン]|
いや、ルフレのことは、認めてるよ。&br;
ちゃんと戦場に出て一緒に戦うし。▼&br;
だけど、作戦を立てる軍師より、実際に&br;
戦って勝つ騎士のほうがかっこいいじゃん!▼&br;
:[ルフレ]|
うーん、君はまだ戦術の重要性を&br;
理解できていないみたいだね。▼&br;
一度、戦術を学んでみないかい?&br;
何か気づくことがあるかもしれない。▼&br;
:[シオン]|
騎士になるのに、戦術なんていらないだろ?&br;
それより訓練してもっと強くならなきゃな!▼&br;
:[ルフレ]|
残念だな。君は立派な騎士になるだけの&br;
素質を持ってるのに……。▼&br;
真っ向から戦うだけなら戦術は不要だけど、&br;
そういう戦いばかりじゃない。▼&br;
例えば……。▼&br;
こちらに強い騎士がいたとしても、敵軍に&br;
十倍の兵がいたら、勝利は難しいだろう?▼&br;
:[シオン]|
それは、そうだけど……。▼&br;
:[ルフレ]|
でも、戦術を駆使すれば大軍にも勝てる。&br;
奇襲、挟撃、陽動……手札は無数にあるよ。▼&br;
どうかな? 武器を持って戦うのと&br;
同じくらい、戦術も重要だと思わないかい?▼&br;
:[シオン]|
だとしても! それを考えるのは&br;
軍師の仕事で、騎士には関係ないだろ?▼&br;
:[ルフレ]|
いや、大いに関係があるんだよ。なぜなら、&br;
軍師が示す戦術は常に未完成だからね。▼&br;
戦況は刻一刻と変わる。だから、前線では&br;
状況に応じて戦術を変える必要がある。▼&br;
そんなとき、前線の騎士が適切な判断を&br;
してくれないと、戦術は上手くいかないよ。▼&br;
:[シオン]|
う……騎士も、ただ軍師の指示どおりに&br;
動くだけじゃダメってことか……。▼
:[ルフレ]|
うん。軍師は戦術の大筋しか示せない。&br;
実際に戦う者が戦術を完成させるんだよ。▼&br;
剣で仲間を守れる騎士が、さらに戦術でも&br;
仲間を守れるようになったら……?▼&br;
:[シオン]|
まさか……!▼&br;
:[ルフレ]|
軍師の戦術を理解し、武だけでなく頭脳でも&br;
仲間を守れる騎士……。▼&br;
そう、それこそが、最高の騎士だよ!▼&br;
:[シオン]|
最高の騎士……! 良い響きだ!&br;
よし、オレはそいつになってやるぜ!▼&br;
:[ルフレ]|
その意気だ。君ならなれる……&br;
いや、君にしかできないよ!▼&br;
:[シオン]|
そうと決まれば、オレに戦術を教えてくれ!▼&br;
:[ルフレ]|
もちろんだとも。&br;
僕の知る限りの戦術を教えるよ。▼&br;
まず戦術とは何かから始まり、戦闘形態や&br;
陣形、兵科の特性、兵力の運用方法……。▼&br;
:[シオン]|
ま、待った! そんなに覚えるのか?&br;
もうちょっと簡単なやり方は……。▼&br;
:[シオン]|
そうか……君の騎士への情熱はその程度か。&br;
最高の騎士への道が示されたっていうのに。▼&br;
:[シオン]|
むむ……ルフレにそう言われちゃ、&br;
引けないぜ! よーし、やってやる!▼&br;
しっかし、ルフレは本当に何でも&br;
知ってるんだな。それこそ、最高の軍師だ!▼&br;
:[ルフレ]|
何でも知ってるわけじゃないよ。僕だって、&br;
まだ最高の軍師を目指して勉強中さ。▼&br;
:[シオン]|
それなら、一緒になろうぜ!&br;
最高の軍師と、最高の騎士に!▼&br;
:[ルフレ]|
うん……。君なら絶対になれるよ。&br;
騎士だけじゃない。立派な王にだって。▼&br;
:[シオン]|
ん? 何だって?▼&br;
:[ルフレ]|
何でもないよ。&br;
さあ、早速、始めよう!▼&br;
**ルフレ(女) [#r9588325]
:[ルフレ]|
やりましたね、私たちの勝ちです。&br;
作戦が上手くいってよかったです。▼&br;
:[シオン]|
作戦じゃなくて、オレの働きのおかげだろ?&br;
敵をいっぱいやっつけたからな!▼&br;
:[ルフレ]|
まだ私の作戦を信用してないんですか?&br;
私のことを認めてくれたと思ったんですが。▼&br;
:[シオン]|
いや、ルフレのことは、認めてるよ。&br;
ちゃんと戦場に出て一緒に戦うし。▼&br;
だけど、作戦を立てる軍師より、実際に&br;
戦って勝つ騎士のほうがかっこいいじゃん!▼&br;
:[ルフレ]|
うーん、あなたはまだ戦術の重要性を&br;
理解できていないようですね。▼&br;
一度、戦術を学んでみませんか?&br;
何か気づくことがあるかもしれません。▼&br;
:[シオン]|
騎士になるのに、戦術なんていらないだろ?&br;
それより訓練してもっと強くならなきゃな!▼&br;
:[ルフレ]|
残念ですね。立派な騎士になるだけの素質を&br;
あなたは持ってるのに……。▼&br;
真っ向から戦うだけなら戦術は不要ですが、&br;
戦いはそれだけじゃないんですよ。▼&br;
例えば……。▼&br;
こちらに強い騎士がいたとしても、敵軍に&br;
十倍の兵がいたら、勝利は難しいでしょう?▼&br;
:[シオン]|
それは、そうだけど……。▼&br;
:[ルフレ]|
でも、戦術を駆使すれば大軍にも勝てます。&br;
奇襲、挟撃、陽動……手札は無数ですよ。▼&br;
どうですか? 武器を持って戦うのと&br;
同じくらい、戦術も重要だと思いません?▼&br;
:[シオン]|
だとしても! それを考えるのは&br;
軍師の仕事で、騎士には関係ないだろ?▼&br;
:[ルフレ]|
いえ、大いに関係があるんです。なぜなら、&br;
軍師が示す戦術は常に未完成なんですから。▼&br;
戦況は刻一刻と変わりますから……。前線では&br;
状況に応じて戦術を変える必要があります。▼&br;
そんなとき、前線の騎士が適切な判断を&br;
してくれないと、戦術は上手くいきません。▼&br;
:[シオン]|
う……騎士も、ただ軍師の指示どおりに&br;
動くだけじゃダメってことか……。▼
:[ルフレ]|
ええ。軍師は戦術の大筋しか示せません。&br;
実際に戦う者が戦術を完成させるんですよ。▼&br;
剣で仲間を守れる騎士が、さらに戦術でも&br;
仲間を守れるようになったら……?▼&br;
:[シオン]|
まさか……!▼&br;
:[ルフレ]|
軍師の戦術を理解し、武だけでなく頭脳でも&br;
仲間を守れる騎士……。▼&br;
そう、それこそが、最高の騎士です!▼&br;
:[シオン]|
最高の騎士……! 良い響きだ!&br;
よし、オレはそいつになってやるぜ!▼&br;
:[ルフレ]|
その意気です。あなたならなれる……&br;
いや、あなたにしかできません!▼&br;
:[シオン]|
そうと決まれば、オレに戦術を教えてくれ!▼&br;
:[ルフレ]|
もちろんです。&br;
私の知る限りの戦術を教えましょう。▼&br;
まず戦術とは何かから始まり、戦闘形態や&br;
陣形、兵科の特性、兵力の運用方法……。▼&br;
:[シオン]|
ま、待った! そんなに覚えるのか?&br;
もうちょっと簡単なやり方は……。▼&br;
:[シオン]|
あなたの騎士への情熱はその程度ですか。&br;
最高の騎士への道が示されたっていうのに。▼&br;
:[シオン]|
むむ……ルフレにそう言われちゃ、&br;
引けないぜ! よーし、やってやる!▼&br;
しっかし、ルフレは本当に何でも&br;
知ってるんだな。それこそ、最高の軍師だ!▼&br;
:[ルフレ]|
何でも知っているわけでは……。私だって、&br;
まだ最高の軍師を目指して勉強中です。▼&br;
:[シオン]|
それなら、一緒になろうぜ!&br;
最高の軍師と、最高の騎士に!▼&br;
:[ルフレ]|
ええ……。あなたなら絶対になれますよ。&br;
騎士だけじゃなく……立派な王にだって。▼&br;
:[シオン]|
ん? 何だって?▼&br;
:[ルフレ]|
何でもありませんよ。&br;
さあ、早速、始めましょう!▼&br;
**ルキナ [#v0c6c846]
:[シオン]|
ほっ、やっ、はっ!▼&br;
……今日の訓練はここまでにしとくか。▼&br;
:[ルキナ]|
ここにいましたか。&br;
剣の鍛錬、ですか?▼&br;
疲れが溜まっているのではと&br;
思って探していたのですが……。▼&br;
今の様子を見るに、大丈夫そうですね。▼&br;
:[シオン]|
おう、全然余裕だぜ!&br;
ルキナこそ、平気なのか?▼&br;
:[ルキナ]|
平気です。戦いが続く生活は、&br;
元の世界でも慣れていましたから。▼&br;
:[シオン]|
そうか……。ルキナのいた世界は、&br;
大変な状況だったんだよな。▼&br;
:[ルキナ]|
はい……とても言葉だけでは、&br;
伝えきれないほどの惨状でした。▼&br;
:[シオン]|
なら、一刻も早く、この事態を解決して、&br;
元の世界に戻れるようにしなきゃな!▼&br;
:[ルキナ]|
そうですね、&br;
それを願っています。▼&br;
:[シオン]|
それにしても、過去に戻るって不思議な&br;
経験だよな。▼&br;
自分の父親があんなに若くて、&br;
違和感はないのか?▼&br;
:[ルキナ]|
うーん、まあ、多少はありますね。▼&br;
でもそれよりは、お父様が生きていることの&br;
喜びのほうが強くて、気になりません。▼&br;
あ、私のいた世界では……その、お父様は&br;
すでに亡くなっていたので……。▼&br;
:[シオン]|
そうだったのか……!&br;
変なこと聞いて、ごめん、ルキナ。▼&br;
:[ルキナ]|
いいんですよ。そうならないために、&br;
私が今、ここにいるんですから。▼&br;
:[シオン]|
ん、でも、未来から来たルキナが、過去を&br;
変えると、ルキナ自身はどうなるんだ?▼&br;
:[ルキナ]|
わかりません……。▼&br;
元の世界に戻るのか、それとも、&br;
過去で身を隠し生きていくのか……。▼&br;
いずれにせよ、過去を変えたからといって、&br;
私のいた未来が変わる保証はありません。▼&br;
:[シオン]|
ええ!? 保証はないの? そしたら、&br;
ルキナのいた世界は救えないのか?▼&br;
:[ルキナ]|
そうかもしれません。あの地はずっと、&br;
私たちが去った後の焼け野原のまま……。▼&br;
そう思うと、胸が痛みますが。▼&br;
:[シオン]|
じゃあ、オレたちが行くよ!▼&br;
:[ルキナ]|
え……?▼&br;
:[シオン]|
この世界が平和になったら、&br;
次はルキナの世界の番だ!▼&br;
焼け野原のままでいいはずないよ。&br;
みんなで頑張って元に戻そうぜ!▼&br;
:[ルキナ]|
私の世界は、すでに滅びかけている世界。&br;
そんなところへ行かせるわけには……。▼&br;
:[シオン]|
ルキナたちは、今、この国のために&br;
たくさん頑張ってくれてるじゃないか!▼&br;
オレはそれと同じことがしたいだけだ。&br;
助け合うのが仲間だろ!?▼&br;
:[ルキナ]|
……ありがとうございます。▼&br;
あなたなら、もしかしたら本当に&br;
来てくれるかもしれませんね。▼&br;
:[シオン]|
だろ!&br;
騎士は嘘をつかないからな!▼&br;
:[ルキナ]|
ですが……、&br;
あなたはこの国を導く立場の人間です。▼&br;
気持ちはとても嬉しいのですが、&br;
その使命を捨ててはいけません。▼&br;
:[シオン]|
だけど……!▼&br;
:[ルキナ]|
どうかこの世界で頑張ってください。&br;
私たちも、私たちの世界で頑張りますから。▼&br;
:[シオン]|
…………わかった!&br;
なら、絶対に負けるなよ、ルキナ!▼&br;
:[ルキナ]|
もちろんです!&br;
あなたも、負けないでくださいね。▼&br;
**タクミ [#ma4d35ef]
:[シオン]|
タクミ! 今日のオレの戦い、見たか?&br;
無敵の騎士っぷりだったよな!▼&br;
:[タクミ]|
いや、まだまだだね。▼&br;
:[シオン]|
何だって!?▼&br;
:[タクミ]|
例えば敵の大将に斬りかかっていったとき、&br;
射手を警戒した? 隙だらけだったよ。▼&br;
:[シオン]|
い、いやそれは、仲間が狙われないように&br;
わざと隙を……。▼&br;
:[タクミ]|
それに鎧を着込んだ相手を斬るときは、&br;
刃が滑らないように継ぎ目を狙わないと。▼&br;
:[シオン]|
ぐぐ……。それはそうだけど、&br;
倒せたんだからいいじゃないか!▼&br;
:[タクミ]|
もっと強い相手が出てきたら&br;
どうするんだよ。次は気をつけて。▼&br;
:[シオン]|
また、次は、かあ! タクミは&br;
いつになったら認めてくれるんだよ!▼&br;
:[タクミ]|
それは、強くなるしかないだろ。▼&br;
:[シオン]|
強くなるしかない、か……。▼&br;
:[タクミ]|
そう、強くなるしかないんだ……。&br;
認めてもらうためには……。▼&br;
強ささえあれば、比べられることもない。&br;
誰にも引け目を感じたりしない……。▼&br;
兄さんや姉さんだって、僕のことを……。▼&br;
:[シオン]|
単純だけど、難しいな。&br;
タクミはどうやって強く……?▼&br;
:[タクミ]|
………………。▼&br;
:[シオン]|
タクミ? 大丈夫か!?▼&br;
:[タクミ]|
!!&br;
あ、ああ。ごめん、ぼうっとしてた。▼&br;
僕も、自分の強さに満足はしていない&br;
からね……悩みは尽きないよ……。▼&br;
:[シオン]|
そうなのか……。なら、そうだ! オレと&br;
ふたりで強くなろうぜ! まずは、勝負だ!▼&br;
:[タクミ]|
お前と勝負?&br;
何で僕が……。▼&br;
:[シオン]|
オレは強くなってタクミに認めてほしいし、&br;
タクミだって強くなりたいんだろ?▼&br;
一石二鳥ってやつだよ!▼&br;
:[タクミ]|
いや、勝負したからって&br;
強くはならないと思うけど……。▼&br;
:[シオン]|
なら、オレの不戦勝だな!&br;
オレを認めたってことでいいんだよな?▼&br;
:[タクミ]|
何でそうなるんだよ……。そこまで言うなら&br;
力の差を思い知らせてやるしかないね。▼&br;
:[シオン]|
そう上手くいくか? 剣と弓じゃ、&br;
勝負にならないかもしれないぞ!▼&br;
:[タクミ]|
ふん……確かに、一対一の接近戦に限れば、&br;
弓より剣のほうが有利だろうね。▼&br;
だけど、僕が弓しか使わないと、&br;
いつ言った?▼&br;
:[シオン]|
ま、まさか!?▼&br;
:[タクミ]|
王子たるもの、白夜の武芸くらいは&br;
ひととおり修めていて当然だろ。▼&br;
お前の甘い剣術、僕の刀で&br;
叩き伏せてあげてもいいけど?▼&br;
:[シオン]|
あれだけの弓の腕を持ちながら、刀も&br;
使いこなすなんて……タクミ、流石だぜ!▼&br;
しかも、それに満足せずに、強くなろうと&br;
がんばるなんて……オレも見習わなくちゃ!▼&br;
:[タクミ]|
た、大したことじゃないよ。じゃあ、今日は&br;
もう休むから。勝負は明日してやるよ。▼&br;
:[シオン]|
おう! 明日、勝負だ!&br;
絶対に認めさせてやるからな!▼&br;
:[タクミ]|
やれやれ、ま、本当は認めてもいいけど……&br;
あいつとの勝負は楽しそうだしな。▼&br;
**マークス [#ubbd57cf]
:[シオン]|
はっ……!(攻撃SE)▼&br;
:[マークス]|
ふっ、どうした?&br;
ぬるいぞ!(攻撃SE)▼&br;
:[シオン]|
うわっ……!▼&br;
:[マークス]|
はは、まだまだだな、踏み込みがまだ甘い。&br;
それでは、私には届かんぞ。▼&br;
:[シオン]|
つ、強い……。勝てる気がしない。&br;
マークスは、どうしてそんなに強いんだ?▼&br;
:[マークス]|
それは、私がお前と同じように&br;
訓練を積んできたからだ。▼&br;
お前もこのまま訓練を重ねれば&br;
さらに強くなれるだろう。▼&br;
:[シオン]|
じゃ、じゃあ、いつかはマークスに&br;
勝てるかな!?▼&br;
:[マークス]|
ああ。お前は筋がいい……。&br;
きっと私などすぐに超えられる。▼&br;
:[シオン]|
そうか……! ははっ、オレ、頑張るよ!&br;
もっと訓練して、もっと強くなる!▼&br;
:[マークス]|
……お前はなぜ、&br;
そこまで強さを求めるのだ。▼&br;
:[シオン]|
決まってる。オレは皆を守れるような&br;
強くてかっこいい騎士になるんだ!▼&br;
:[マークス]|
ほう……それは立派な夢だな。だが、&br;
お前は王子だろう? 王にはならないのか?▼&br;
:[シオン]|
ならないよ。&br;
王は、弱くてかっこ悪いからイヤだ。▼&br;
オレは、父上のような、みんなに守って&br;
もらうばかりの弱い王なんてごめんなんだ。▼&br;
だからオレは剣を磨いて騎士になる。&br;
王位を継ぐのは姉さんでいい。▼&br;
:[マークス]|
……私は先代の王のことを知らないが、&br;
果たして、本当に弱かったのか?▼&br;
:[シオン]|
当たり前だろ。いつも病気がちで、&br;
武器もろくに扱えなかったって聞いたぞ。▼&br;
:[マークス]|
……武器の扱いなど大した問題ではない。&br;
人の強さとは、もっと内面的なものだ。▼&br;
どれほどの戦巧者でも、貫くべき信念もなく&br;
前へ進む覚悟もない者なら強いとは言えん。▼&br;
:[シオン]|
信念や、覚悟……?▼&br;
:[マークス]|
私には、先王が弱い人だったとは思えない。&br;
今のアイトリスの村や民を見ればわかる。▼&br;
敬うべき王だったからこそ、民は王に従い、&br;
お前の母君は、王を支えたのではないか?▼&br;
:[シオン]|
……でも、オレは自分の力で、&br;
みんなを守れる強い男になりたいんだ!▼&br;
マークスの言いたいことはわかるけど、&br;
オレは父上を目標になんてできないよ。▼&br;
:[マークス]|
父君をそのように言うな。それに、&br;
お前の目標は、騎士でなくとも達せられる。▼&br;
王として国を治めながら、ひとたび戦場に&br;
出れば、自ら前線に立って兵と共に戦う。▼&br;
そのような強い王もいる。&br;
私の父、ガロン王は、そういう王だった。▼&br;
:[シオン]|
マークスの父上が……。&br;
戦う、王か……。▼&br;
:[マークス]|
ああ、強く、厳しくも、&br;
民そして国を導いてくれる王だった。▼&br;
だからこそ、何があっても父についていくと&br;
私は決めたのだ。何があっても……。▼&br;
王子として生を受けたお前にとって、&br;
王になることは無理な道ではないだろう。▼&br;
お前の目的のために、何をすべきか。&br;
何になるべきかを……よく考えるといい。▼&br;
:[シオン]|
………………。▼&br;
:[マークス]|
……さあ、休憩はここまでにしよう。&br;
全力でかかってこい!▼&br;
:[シオン]|
マークス……。……おう!&br;
今度こそ、一本取ってみせるぜ!▼&br;
**エリーゼ [#m47bee81]
:[エリーゼ]|
あーっ! いたいた!&br;
みーっけ!▼&br;
:[シオン]|
来たな、エリーゼ!&br;
今日もオレと対決するか?▼&br;
昨日の鬼ごっこはオレの圧勝だったからな。&br;
今日は何で勝負する?▼&br;
:[エリーゼ]|
あはは! やる気だね?&br;
今日の遊びは……かくれんぼだよ!▼&br;
:[シオン]|
かくれんぼか……いいだろう!&br;
今日もちょちょいのちょいで勝ってやる!▼&br;
:[エリーゼ]|
ふふーん、それはどうかな?&br;
あたしだって、今日は負けないんだから!▼&br;
:[シオン]|
よーし! じゃ、オレが30数えてる間に&br;
エリーゼは隠れてこいよ。▼&br;
:[エリーゼ]|
はーい!&br;
ちゃんと目つむっててよね!▼&br;
&br;
:(暗転)|
:[シオン]|
……あいつどこ行ったんだ?&br;
お、こっちの部屋か!? ……いないな。▼&br;
&br;
:(暗転)|
:[シオン]|
エリーゼ! おーい!&br;
こっちか……? ここにもいないのか。▼&br;
&br;
:(暗転)|
:[シオン]|
はあ、もう夕方だ……。あまり遅くなると&br;
また姉さんに文句を言われるだろうし……。▼&br;
あー、でも、降参するのは悔しいな……。&br;
おーい、エリーゼー?▼&br;
:[エリーゼ]|
ねえ、まだ見つけられないの?&br;
もう降参しちゃったら?▼&br;
:[シオン]|
うわっ! エリーゼの声?!&br;
どこだ、どこにいる……?▼&br;
……くそーっ! 参ったよ。&br;
オレの負けだ。▼&br;
:[エリーゼ]|
やったー! あたしの勝ち!&br;
これで一勝一敗、おあいこだね!▼&br;
:[シオン]|
おわっ! エリーゼ!&br;
くそー、いったいどこにいたんだ!?▼&br;
:[エリーゼ]|
ふっふっふー。&br;
どこでしょー?▼&br;
:[シオン]|
悔しいが、オレの完敗だ。ちょちょいの&br;
ちょいなんて言って悪かったぜ。▼&br;
だから、どこに隠れてたのか、&br;
教えてくれよ!▼&br;
:[エリーゼ]|
いいよ! 実はね、ずっと後をつけながら、&br;
物陰とかに隠れてたんだ!▼&br;
:[シオン]|
何だって……!?&br;
全っ然、気が付かなかった!▼&br;
:[エリーゼ]|
あたし、かくれんぼは昔から得意なの!&br;
他にも、いろんな隠れ方知ってるよ。▼&br;
:[シオン]|
そうなのかー。エリーゼ、オレにも&br;
かくれんぼのコツを教えてくれよ!▼&br;
:[エリーゼ]|
えっ? うーん……。&br;
教えたら、また一緒に遊んでくれる?▼&br;
:[シオン]|
ああ! 負けっぱなしってわけには&br;
いかないからな!▼&br;
コツを掴んでから、もう一度、&br;
かくれんぼで勝負させてくれよ!▼&br;
:[エリーゼ]|
やったあ! それなら、もちろんいいよ!&br;
例えばねー……。▼&br;
アーマーナイトの鎧の中に隠れたり、&br;
町娘に変装したり……。▼&br;
:[シオン]|
す、すごいな……。オレだったら、&br;
絶対そんなの思いつかないって!▼&br;
:[エリーゼ]|
でも、代わりにすごい足が速かったじゃん!&br;
そうだ! 早く走るコツを教えてよ!▼(原文ママ)&br;
あたしだって、&br;
追いかけっこで勝ちたーい!▼&br;
:[シオン]|
もちろんいいぜ!&br;
じゃあ今度、教えてやる!▼&br;
:[エリーゼ]|
やったー、ありがとう!&br;
約束ね!▼&br;
:[シオン]|
おう! よろしくな!&br;
また明日も勝負しようぜ、エリーゼ!▼&br;
:[エリーゼ]|
うん!&br;
明日も絶対に負けないよっ!▼&br;
**セリカ [#n0f057b4]
:[シオン]|
やっ! ていっ! はあっ! ……ふう。&br;
あれ、セリカ? いつからそこにいたの?▼&br;
:[セリカ]|
ふふふ、さっきからいらわ。&br;
稽古に夢中で気づかなかったのね。▼&br;
:[シオン]|
なんだよ、声を掛けてくれたらいいのに!▼&br;
:[セリカ]|
稽古はもうおしまい?&br;
少し、お話してもいいかしら。▼&br;
:[シオン]|
うん、もう終わろうと思ってとこだけど。(原文ママ)&br;
オレに聞きたいことでもあるの?▼&br;
:[セリカ]|
ええ……あなたは、強くなるために&br;
とても頑張っているけれど、どうして?▼&br;
:[シオン]|
オレは、騎士になりたいんだ!&br;
騎士が弱っちかったら意味ないだろ?▼&br;
:[セリカ]|
でも、強い騎士になったら、&br;
戦いに出る機会が増えてしまうわ。▼&br;
:[シオン]|
え? 騎士が戦うのは当たり前じゃん。▼&br;
:[セリカ]|
強くなれば強くなった分だけ、&br;
危険な戦いに身を置くことになるのよ?▼&br;
:[シオン]|
危ないからって逃げ回ってたら、&br;
誰も守れないよ。そんなの騎士じゃない!▼&br;
強敵に立ち向かえる強さがあるからこそ、&br;
騎士は騎士の役目を果たせるんだ。▼&br;
:[セリカ]|
そうよね……ごめんなさい。&br;
ちょっと心配になってしまって。▼&br;
:[シオン]|
心配……? なんで?▼&br;
:[セリカ]|
私にはアルムという幼なじみがいてね、&br;
あなたに少し似ているの。▼&br;
アルムは幼い頃から、とても勇敢だったわ。▼&br;
でも……強く成長した彼は、&br;
自ら戦いに身を投じてしまった。▼&br;
そればかりか……その戦いの先で、&br;
とてもつらい思いをさせてしまったの。▼&br;
私には、アルムを止められなかった。&br;
もう二度と、あんなことは……。▼&br;
:[シオン]|
ふうん……。&br;
だけど、オレはそんなことにはならないぞ。▼&br;
:[セリカ]|
え……?&br;
どうして、そう言い切れるの?▼&br;
:[シオン]|
オレには口うるさい姉さんがいるからね。&br;
姉さんはオレと違って慎重派なんだ。▼&br;
いつもオレにくだらない文句を言ってきて&br;
ケンカになったりもするんだけど……。▼&br;
オレが間違ったことをしようとすれば、&br;
姉さんは必ず止めてくれる。▼&br;
そういうときは、俺もわかるんだ。&br;
これは姉さん本気で言ってるぞってね!▼&br;
:[セリカ]|
そう……お姉さまを信頼しているのね。&br;
でも彼女がいないときは、どうするの?▼&br;
:[シオン]|
心配ないよ。そんなときは、&br;
他の仲間が俺に忠告してくれるから。▼&br;
例えば……セリカとかね!▼&br;
:[セリカ]|
え、私?▼&br;
:[シオン]|
今だって、オレを心配してくれただろ?&br;
オレの性格だってわかってくれてるしさ。▼&br;
どこに行くにしても、セリカが一緒に&br;
ついて来てくれれば、絶対に大丈夫だぜ!▼&br;
:[セリカ]|
……! ……そうよね。一緒に行けば……。&br;
じゃあ……、お願い。約束してくれる?▼&br;
私が止めたら、絶対に無茶はしないって。▼&br;
アルムのように……&br;
つらい思いをしてほしくないの。▼&br;
:[シオン]|
いいぜ! 約束する!&br;
セリカのこと、信頼してるからな!▼&br;
もしも俺が暴走しそうになったら、(原文ママ)&br;
遠慮なく言ってくれ!▼&br;
その代わり、俺はもっと強くなって、(原文ママ)&br;
セリカやみんなを必ず守ってみせるよ!▼&br;
:[セリカ]|
ふふふ、ありがとう!&br;
約束したこと、忘れないでね……。▼&br;
**DLCキャラクター [#a336ced0]
***オボロ [#s65b6a74]
[[→オボロのページへ>台詞集/絆会話/オボロ#g900a743]]
~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#dd5a8997]
- ルフレ男やりました。誤字脱字あったら訂正お願いします。 ...
- ルフレ女もやりました。男のコピペなので誤字があるかも知...
- ルキナ・タクミ・マークスやりました。誤字脱字あったら訂...
- エリーゼ・セリカもやりました。誤字脱字訂正お願いします...
#comment
終了行:
[[台詞集/絆会話]]
*シオン [#q2a2a9d0]
#contents
**リアン [#edf592c4]
:[リアン]|
ちょっと、あんた!&br;
また私のお菓子食べたでしょ!▼&br;
せっかくリズさんにもらったのに!▼&br;
:[シオン]|
あれ、リズが作ったお菓子だったのか……。▼&br;
:[リアン]|
何よ、変な顔して。▼&br;
:[シオン]|
正直、食べたオレに感謝してほしいぜ。&br;
リズには悪いが、美味しくなかった……。▼&br;
:[リアン]|
味の問題じゃないでしょ!&br;
勝手に食べたことを怒ってるのよ!▼&br;
:[シオン]|
結果的にはオレが犠牲になったんだから、&br;
いいじゃないか。▼&br;
ん? あっちで何か光ったような……。▼&br;
:[リアン]|
結果がよくても、過程がよくないのよ。&br;
だからね……って、ちょっと待ちなさいよ!▼&br;
:(暗転)|
:[シオン]|
ホタルだったのか!&br;
すげえ!▼&br;
:[リアン]|
あんた、いい加減に…………あれ?&br;
ホタルよね? きれい……。▼&br;
……そういえば、昔、お母様と3人で、&br;
たくさんのホタルを見たわね。▼&br;
あの時、はしゃいだ私が川に落ちて、&br;
足を怪我しちゃって……。▼&br;
:[シオン]|
覚えてるよ。オレが守る!って言って、&br;
無理やり姉さんをおぶって帰ろうとした。▼&br;
どう考えても、そんなことできる&br;
年じゃなかったよなあ……。▼&br;
:[リアン]|
あら、今ならできるって言うの?▼&br;
:[シオン]|
できるさ! それに、オレが姉さんを&br;
守ったら、そんな怪我だってさせない。▼&br;
:[リアン]|
そうね……。あんたは強くなったものね。&br;
たくさんの戦いに、たくさんの仲間。▼&br;
ただ剣を振り回していた頃のあんたからは、&br;
まったく想像できないくらいよ。▼&br;
:[シオン]|
急に何だよ。&br;
姉さんだって、強くなったじゃん。▼&br;
戦場じゃ、いつもオレの無茶を&br;
止めてくれるし。▼&br;
作戦を考えたり、仲間に指示を出したり……&br;
ずいぶん頼もしくなったと思うぜ?▼&br;
:[リアン]|
私だって不安なのよ。自分の立てた作戦で&br;
仲間が犠牲になったらって考えると。▼&br;
私は、ちゃんと成長できてるのかしら?&br;
私の行いは、正しいのかしら?▼&br;
:[シオン]|
オレだって、この手で、全部守り切れるか、&br;
不安だよ。仲間も、姉さんも、この国も。▼&br;
でも、姉さんは強くなったよ。成長してる。&br;
それだけはわかる。▼&br;
生まれたときから、ずっと一緒にいる弟の&br;
言葉だぜ? 信じてくれていいと思うよ。▼&br;
:[リアン]|
そうね。信じるわ。&br;
あんたの成長も、私が保証してあげる。▼&br;
:[シオン]|
よし! なんか腹減ってきたし、&br;
ふたりでおやつでも食おうぜ!▼&br;
:[リアン]|
ええ、いいわね。……って、そういえば&br;
あんた! 私のお菓子!▼&br;
:[シオン]|
げっ、しまった……。&br;
もうその話は忘れようよ!▼&br;
:[リアン]|
忘れるわけないでしょ!&br;
今日という今日は……!▼&br;
:[シオン]|
あっ、そういえばオレ、えっと……&br;
やらなきゃいけないことがあるんだった!▼&br;
じゃ、先に戻ってるから!▼&br;
:[リアン]|
こら、ちょっと!&br;
また……待ちなさーーい!!▼
~
**マルス [#wd2a962d]
:[マルス]|
君は前に、王になりたくないと言ったよね。&br;
どうしてなんだ?▼&br;
:[シオン]|
そんなの、王が弱いからに決まってるだろ?▼&br;
いつだって、みんなに守られて、&br;
ひとりじゃ何もできないじゃん。▼&br;
オレは強い騎士になって、この剣で、&br;
王やみんなを守ってやるんだ!▼&br;
:[マルス]|
王はひとりじゃ何もできない、か……。&br;
それはそのとおりだと、ぼくも思う。▼&br;
でも、それは弱いということなのかな?&br;
少し考えてみてほしい。▼&br;
例えば君が味方を守るために戦う相手にも、&br;
家族や大事な人がいるよね。▼&br;
そういう存在を守るために戦う人たちを&br;
戦場で斬ることは本当に正しいんだろうか?▼&br;
相手を斬ることで誰かが悲しむと知っても、&br;
君は迷わず剣を振るうことができるかい?▼&br;
:[シオン]|
……できるよ! 戦場であれこれ考えてたら&br;
自分が守りたいものを守れなくなる。▼&br;
姉さんとか、この国とか……、大切なものを&br;
守りたいって気持ちさえあれば……。▼&br;
オレは、この剣を振るうことを&br;
迷ったりしない!▼&br;
:[マルス]|
そうだね。戦場で迷いなく剣を振るうには&br;
決して揺るがない強い気持ちが必要だ。▼&br;
それは、何があっても守りたいと思う、&br;
大切な人たちとの絆、と言いかえてもいい。▼&br;
そして、ひとりひとりが大切にしている&br;
絆を紡ぎ、支えているのが王なんだよ。▼&br;
:[シオン]|
絆を紡ぎ、支える……?▼&br;
:[マルス]|
うん。王は人々の絆をひとつに束ね上げ、&br;
強固にすることで国を守っているんだ。▼&br;
国を守りたいという、君たちの強い気持ちが&br;
ぼくたちを集めたのと同じようにね。▼&br;
ぼくたちが共に戦うことを選び、今ここに&br;
いるのは……君の紡いだ絆の力なんだから。▼&br;
:[シオン]|
……!&br;
それは……。▼&br;
:[マルス]|
仲間たちの絆がひとつに束ねられたとき、&br;
その力は計り知れないものとなる。▼&br;
それでも君は、王という存在を&br;
弱いものと決めつけるのかい?▼&br;
力が弱くても、前線で戦わなくても、王は&br;
誰よりも多くの人たちを守っているんだ。▼&br;
:[シオン]|
……それでもオレはみんなと共に戦いたい。&br;
王にはオレより姉さんのほうが向いてるよ。▼&br;
:[マルス]|
ははは、すまない。ぼくは君に王になれと&br;
言ってるわけじゃないよ。▼&br;
ただ、何のために王がいるのかを、&br;
伝えておきたかったんだ。▼&br;
そしてぼくも、人々の絆を大事にできる&br;
立派な王になりたいと思っているよ。▼&br;
:[シオン]|
そっか。オレはまだわかんないけど、&br;
マルスなら絶対になれると思うぜ!▼&br;
:[マルス]|
ありがとう。まだまだ遠い道のりだからね、&br;
気を引き締めて頑張るよ。▼&br;
もし君が将来、やっぱり王になりたいと、&br;
考えを変えることがあれば……。▼&br;
そのときは、ぼくの姿を思い出してくれ。▼&br;
王を目指していたぼくが、&br;
どんな戦いをしていたかをね。▼&br;
:[シオン]|
ああ、それならばっちりだぜ! これまで&br;
ずっとマルスと一緒に戦ってきたからな。▼&br;
マルスは大切な仲間だ。&br;
その勇姿を、忘れたりしないよ!▼&br;
:[マルス]|
ぼくも、君を見守り続けているからね。&br;
ぼくたちは、ずっと絆で結ばれた仲間だ。▼&br;
**ルフレ(男) [#x1e16672]
:[ルフレ]|
やったね、僕たちの勝ちだよ。&br;
作戦が上手くいってよかった。▼&br;
:[シオン]|
作戦じゃなくて、オレの働きのおかげだろ?&br;
敵をいっぱいやっつけたからな!▼&br;
:[ルフレ]|
君は、まだ僕の作戦を信用してないの?&br;
僕のことを認めてくれたと思ったんだけど。▼&br;
:[シオン]|
いや、ルフレのことは、認めてるよ。&br;
ちゃんと戦場に出て一緒に戦うし。▼&br;
だけど、作戦を立てる軍師より、実際に&br;
戦って勝つ騎士のほうがかっこいいじゃん!▼&br;
:[ルフレ]|
うーん、君はまだ戦術の重要性を&br;
理解できていないみたいだね。▼&br;
一度、戦術を学んでみないかい?&br;
何か気づくことがあるかもしれない。▼&br;
:[シオン]|
騎士になるのに、戦術なんていらないだろ?&br;
それより訓練してもっと強くならなきゃな!▼&br;
:[ルフレ]|
残念だな。君は立派な騎士になるだけの&br;
素質を持ってるのに……。▼&br;
真っ向から戦うだけなら戦術は不要だけど、&br;
そういう戦いばかりじゃない。▼&br;
例えば……。▼&br;
こちらに強い騎士がいたとしても、敵軍に&br;
十倍の兵がいたら、勝利は難しいだろう?▼&br;
:[シオン]|
それは、そうだけど……。▼&br;
:[ルフレ]|
でも、戦術を駆使すれば大軍にも勝てる。&br;
奇襲、挟撃、陽動……手札は無数にあるよ。▼&br;
どうかな? 武器を持って戦うのと&br;
同じくらい、戦術も重要だと思わないかい?▼&br;
:[シオン]|
だとしても! それを考えるのは&br;
軍師の仕事で、騎士には関係ないだろ?▼&br;
:[ルフレ]|
いや、大いに関係があるんだよ。なぜなら、&br;
軍師が示す戦術は常に未完成だからね。▼&br;
戦況は刻一刻と変わる。だから、前線では&br;
状況に応じて戦術を変える必要がある。▼&br;
そんなとき、前線の騎士が適切な判断を&br;
してくれないと、戦術は上手くいかないよ。▼&br;
:[シオン]|
う……騎士も、ただ軍師の指示どおりに&br;
動くだけじゃダメってことか……。▼
:[ルフレ]|
うん。軍師は戦術の大筋しか示せない。&br;
実際に戦う者が戦術を完成させるんだよ。▼&br;
剣で仲間を守れる騎士が、さらに戦術でも&br;
仲間を守れるようになったら……?▼&br;
:[シオン]|
まさか……!▼&br;
:[ルフレ]|
軍師の戦術を理解し、武だけでなく頭脳でも&br;
仲間を守れる騎士……。▼&br;
そう、それこそが、最高の騎士だよ!▼&br;
:[シオン]|
最高の騎士……! 良い響きだ!&br;
よし、オレはそいつになってやるぜ!▼&br;
:[ルフレ]|
その意気だ。君ならなれる……&br;
いや、君にしかできないよ!▼&br;
:[シオン]|
そうと決まれば、オレに戦術を教えてくれ!▼&br;
:[ルフレ]|
もちろんだとも。&br;
僕の知る限りの戦術を教えるよ。▼&br;
まず戦術とは何かから始まり、戦闘形態や&br;
陣形、兵科の特性、兵力の運用方法……。▼&br;
:[シオン]|
ま、待った! そんなに覚えるのか?&br;
もうちょっと簡単なやり方は……。▼&br;
:[シオン]|
そうか……君の騎士への情熱はその程度か。&br;
最高の騎士への道が示されたっていうのに。▼&br;
:[シオン]|
むむ……ルフレにそう言われちゃ、&br;
引けないぜ! よーし、やってやる!▼&br;
しっかし、ルフレは本当に何でも&br;
知ってるんだな。それこそ、最高の軍師だ!▼&br;
:[ルフレ]|
何でも知ってるわけじゃないよ。僕だって、&br;
まだ最高の軍師を目指して勉強中さ。▼&br;
:[シオン]|
それなら、一緒になろうぜ!&br;
最高の軍師と、最高の騎士に!▼&br;
:[ルフレ]|
うん……。君なら絶対になれるよ。&br;
騎士だけじゃない。立派な王にだって。▼&br;
:[シオン]|
ん? 何だって?▼&br;
:[ルフレ]|
何でもないよ。&br;
さあ、早速、始めよう!▼&br;
**ルフレ(女) [#r9588325]
:[ルフレ]|
やりましたね、私たちの勝ちです。&br;
作戦が上手くいってよかったです。▼&br;
:[シオン]|
作戦じゃなくて、オレの働きのおかげだろ?&br;
敵をいっぱいやっつけたからな!▼&br;
:[ルフレ]|
まだ私の作戦を信用してないんですか?&br;
私のことを認めてくれたと思ったんですが。▼&br;
:[シオン]|
いや、ルフレのことは、認めてるよ。&br;
ちゃんと戦場に出て一緒に戦うし。▼&br;
だけど、作戦を立てる軍師より、実際に&br;
戦って勝つ騎士のほうがかっこいいじゃん!▼&br;
:[ルフレ]|
うーん、あなたはまだ戦術の重要性を&br;
理解できていないようですね。▼&br;
一度、戦術を学んでみませんか?&br;
何か気づくことがあるかもしれません。▼&br;
:[シオン]|
騎士になるのに、戦術なんていらないだろ?&br;
それより訓練してもっと強くならなきゃな!▼&br;
:[ルフレ]|
残念ですね。立派な騎士になるだけの素質を&br;
あなたは持ってるのに……。▼&br;
真っ向から戦うだけなら戦術は不要ですが、&br;
戦いはそれだけじゃないんですよ。▼&br;
例えば……。▼&br;
こちらに強い騎士がいたとしても、敵軍に&br;
十倍の兵がいたら、勝利は難しいでしょう?▼&br;
:[シオン]|
それは、そうだけど……。▼&br;
:[ルフレ]|
でも、戦術を駆使すれば大軍にも勝てます。&br;
奇襲、挟撃、陽動……手札は無数ですよ。▼&br;
どうですか? 武器を持って戦うのと&br;
同じくらい、戦術も重要だと思いません?▼&br;
:[シオン]|
だとしても! それを考えるのは&br;
軍師の仕事で、騎士には関係ないだろ?▼&br;
:[ルフレ]|
いえ、大いに関係があるんです。なぜなら、&br;
軍師が示す戦術は常に未完成なんですから。▼&br;
戦況は刻一刻と変わりますから……。前線では&br;
状況に応じて戦術を変える必要があります。▼&br;
そんなとき、前線の騎士が適切な判断を&br;
してくれないと、戦術は上手くいきません。▼&br;
:[シオン]|
う……騎士も、ただ軍師の指示どおりに&br;
動くだけじゃダメってことか……。▼
:[ルフレ]|
ええ。軍師は戦術の大筋しか示せません。&br;
実際に戦う者が戦術を完成させるんですよ。▼&br;
剣で仲間を守れる騎士が、さらに戦術でも&br;
仲間を守れるようになったら……?▼&br;
:[シオン]|
まさか……!▼&br;
:[ルフレ]|
軍師の戦術を理解し、武だけでなく頭脳でも&br;
仲間を守れる騎士……。▼&br;
そう、それこそが、最高の騎士です!▼&br;
:[シオン]|
最高の騎士……! 良い響きだ!&br;
よし、オレはそいつになってやるぜ!▼&br;
:[ルフレ]|
その意気です。あなたならなれる……&br;
いや、あなたにしかできません!▼&br;
:[シオン]|
そうと決まれば、オレに戦術を教えてくれ!▼&br;
:[ルフレ]|
もちろんです。&br;
私の知る限りの戦術を教えましょう。▼&br;
まず戦術とは何かから始まり、戦闘形態や&br;
陣形、兵科の特性、兵力の運用方法……。▼&br;
:[シオン]|
ま、待った! そんなに覚えるのか?&br;
もうちょっと簡単なやり方は……。▼&br;
:[シオン]|
あなたの騎士への情熱はその程度ですか。&br;
最高の騎士への道が示されたっていうのに。▼&br;
:[シオン]|
むむ……ルフレにそう言われちゃ、&br;
引けないぜ! よーし、やってやる!▼&br;
しっかし、ルフレは本当に何でも&br;
知ってるんだな。それこそ、最高の軍師だ!▼&br;
:[ルフレ]|
何でも知っているわけでは……。私だって、&br;
まだ最高の軍師を目指して勉強中です。▼&br;
:[シオン]|
それなら、一緒になろうぜ!&br;
最高の軍師と、最高の騎士に!▼&br;
:[ルフレ]|
ええ……。あなたなら絶対になれますよ。&br;
騎士だけじゃなく……立派な王にだって。▼&br;
:[シオン]|
ん? 何だって?▼&br;
:[ルフレ]|
何でもありませんよ。&br;
さあ、早速、始めましょう!▼&br;
**ルキナ [#v0c6c846]
:[シオン]|
ほっ、やっ、はっ!▼&br;
……今日の訓練はここまでにしとくか。▼&br;
:[ルキナ]|
ここにいましたか。&br;
剣の鍛錬、ですか?▼&br;
疲れが溜まっているのではと&br;
思って探していたのですが……。▼&br;
今の様子を見るに、大丈夫そうですね。▼&br;
:[シオン]|
おう、全然余裕だぜ!&br;
ルキナこそ、平気なのか?▼&br;
:[ルキナ]|
平気です。戦いが続く生活は、&br;
元の世界でも慣れていましたから。▼&br;
:[シオン]|
そうか……。ルキナのいた世界は、&br;
大変な状況だったんだよな。▼&br;
:[ルキナ]|
はい……とても言葉だけでは、&br;
伝えきれないほどの惨状でした。▼&br;
:[シオン]|
なら、一刻も早く、この事態を解決して、&br;
元の世界に戻れるようにしなきゃな!▼&br;
:[ルキナ]|
そうですね、&br;
それを願っています。▼&br;
:[シオン]|
それにしても、過去に戻るって不思議な&br;
経験だよな。▼&br;
自分の父親があんなに若くて、&br;
違和感はないのか?▼&br;
:[ルキナ]|
うーん、まあ、多少はありますね。▼&br;
でもそれよりは、お父様が生きていることの&br;
喜びのほうが強くて、気になりません。▼&br;
あ、私のいた世界では……その、お父様は&br;
すでに亡くなっていたので……。▼&br;
:[シオン]|
そうだったのか……!&br;
変なこと聞いて、ごめん、ルキナ。▼&br;
:[ルキナ]|
いいんですよ。そうならないために、&br;
私が今、ここにいるんですから。▼&br;
:[シオン]|
ん、でも、未来から来たルキナが、過去を&br;
変えると、ルキナ自身はどうなるんだ?▼&br;
:[ルキナ]|
わかりません……。▼&br;
元の世界に戻るのか、それとも、&br;
過去で身を隠し生きていくのか……。▼&br;
いずれにせよ、過去を変えたからといって、&br;
私のいた未来が変わる保証はありません。▼&br;
:[シオン]|
ええ!? 保証はないの? そしたら、&br;
ルキナのいた世界は救えないのか?▼&br;
:[ルキナ]|
そうかもしれません。あの地はずっと、&br;
私たちが去った後の焼け野原のまま……。▼&br;
そう思うと、胸が痛みますが。▼&br;
:[シオン]|
じゃあ、オレたちが行くよ!▼&br;
:[ルキナ]|
え……?▼&br;
:[シオン]|
この世界が平和になったら、&br;
次はルキナの世界の番だ!▼&br;
焼け野原のままでいいはずないよ。&br;
みんなで頑張って元に戻そうぜ!▼&br;
:[ルキナ]|
私の世界は、すでに滅びかけている世界。&br;
そんなところへ行かせるわけには……。▼&br;
:[シオン]|
ルキナたちは、今、この国のために&br;
たくさん頑張ってくれてるじゃないか!▼&br;
オレはそれと同じことがしたいだけだ。&br;
助け合うのが仲間だろ!?▼&br;
:[ルキナ]|
……ありがとうございます。▼&br;
あなたなら、もしかしたら本当に&br;
来てくれるかもしれませんね。▼&br;
:[シオン]|
だろ!&br;
騎士は嘘をつかないからな!▼&br;
:[ルキナ]|
ですが……、&br;
あなたはこの国を導く立場の人間です。▼&br;
気持ちはとても嬉しいのですが、&br;
その使命を捨ててはいけません。▼&br;
:[シオン]|
だけど……!▼&br;
:[ルキナ]|
どうかこの世界で頑張ってください。&br;
私たちも、私たちの世界で頑張りますから。▼&br;
:[シオン]|
…………わかった!&br;
なら、絶対に負けるなよ、ルキナ!▼&br;
:[ルキナ]|
もちろんです!&br;
あなたも、負けないでくださいね。▼&br;
**タクミ [#ma4d35ef]
:[シオン]|
タクミ! 今日のオレの戦い、見たか?&br;
無敵の騎士っぷりだったよな!▼&br;
:[タクミ]|
いや、まだまだだね。▼&br;
:[シオン]|
何だって!?▼&br;
:[タクミ]|
例えば敵の大将に斬りかかっていったとき、&br;
射手を警戒した? 隙だらけだったよ。▼&br;
:[シオン]|
い、いやそれは、仲間が狙われないように&br;
わざと隙を……。▼&br;
:[タクミ]|
それに鎧を着込んだ相手を斬るときは、&br;
刃が滑らないように継ぎ目を狙わないと。▼&br;
:[シオン]|
ぐぐ……。それはそうだけど、&br;
倒せたんだからいいじゃないか!▼&br;
:[タクミ]|
もっと強い相手が出てきたら&br;
どうするんだよ。次は気をつけて。▼&br;
:[シオン]|
また、次は、かあ! タクミは&br;
いつになったら認めてくれるんだよ!▼&br;
:[タクミ]|
それは、強くなるしかないだろ。▼&br;
:[シオン]|
強くなるしかない、か……。▼&br;
:[タクミ]|
そう、強くなるしかないんだ……。&br;
認めてもらうためには……。▼&br;
強ささえあれば、比べられることもない。&br;
誰にも引け目を感じたりしない……。▼&br;
兄さんや姉さんだって、僕のことを……。▼&br;
:[シオン]|
単純だけど、難しいな。&br;
タクミはどうやって強く……?▼&br;
:[タクミ]|
………………。▼&br;
:[シオン]|
タクミ? 大丈夫か!?▼&br;
:[タクミ]|
!!&br;
あ、ああ。ごめん、ぼうっとしてた。▼&br;
僕も、自分の強さに満足はしていない&br;
からね……悩みは尽きないよ……。▼&br;
:[シオン]|
そうなのか……。なら、そうだ! オレと&br;
ふたりで強くなろうぜ! まずは、勝負だ!▼&br;
:[タクミ]|
お前と勝負?&br;
何で僕が……。▼&br;
:[シオン]|
オレは強くなってタクミに認めてほしいし、&br;
タクミだって強くなりたいんだろ?▼&br;
一石二鳥ってやつだよ!▼&br;
:[タクミ]|
いや、勝負したからって&br;
強くはならないと思うけど……。▼&br;
:[シオン]|
なら、オレの不戦勝だな!&br;
オレを認めたってことでいいんだよな?▼&br;
:[タクミ]|
何でそうなるんだよ……。そこまで言うなら&br;
力の差を思い知らせてやるしかないね。▼&br;
:[シオン]|
そう上手くいくか? 剣と弓じゃ、&br;
勝負にならないかもしれないぞ!▼&br;
:[タクミ]|
ふん……確かに、一対一の接近戦に限れば、&br;
弓より剣のほうが有利だろうね。▼&br;
だけど、僕が弓しか使わないと、&br;
いつ言った?▼&br;
:[シオン]|
ま、まさか!?▼&br;
:[タクミ]|
王子たるもの、白夜の武芸くらいは&br;
ひととおり修めていて当然だろ。▼&br;
お前の甘い剣術、僕の刀で&br;
叩き伏せてあげてもいいけど?▼&br;
:[シオン]|
あれだけの弓の腕を持ちながら、刀も&br;
使いこなすなんて……タクミ、流石だぜ!▼&br;
しかも、それに満足せずに、強くなろうと&br;
がんばるなんて……オレも見習わなくちゃ!▼&br;
:[タクミ]|
た、大したことじゃないよ。じゃあ、今日は&br;
もう休むから。勝負は明日してやるよ。▼&br;
:[シオン]|
おう! 明日、勝負だ!&br;
絶対に認めさせてやるからな!▼&br;
:[タクミ]|
やれやれ、ま、本当は認めてもいいけど……&br;
あいつとの勝負は楽しそうだしな。▼&br;
**マークス [#ubbd57cf]
:[シオン]|
はっ……!(攻撃SE)▼&br;
:[マークス]|
ふっ、どうした?&br;
ぬるいぞ!(攻撃SE)▼&br;
:[シオン]|
うわっ……!▼&br;
:[マークス]|
はは、まだまだだな、踏み込みがまだ甘い。&br;
それでは、私には届かんぞ。▼&br;
:[シオン]|
つ、強い……。勝てる気がしない。&br;
マークスは、どうしてそんなに強いんだ?▼&br;
:[マークス]|
それは、私がお前と同じように&br;
訓練を積んできたからだ。▼&br;
お前もこのまま訓練を重ねれば&br;
さらに強くなれるだろう。▼&br;
:[シオン]|
じゃ、じゃあ、いつかはマークスに&br;
勝てるかな!?▼&br;
:[マークス]|
ああ。お前は筋がいい……。&br;
きっと私などすぐに超えられる。▼&br;
:[シオン]|
そうか……! ははっ、オレ、頑張るよ!&br;
もっと訓練して、もっと強くなる!▼&br;
:[マークス]|
……お前はなぜ、&br;
そこまで強さを求めるのだ。▼&br;
:[シオン]|
決まってる。オレは皆を守れるような&br;
強くてかっこいい騎士になるんだ!▼&br;
:[マークス]|
ほう……それは立派な夢だな。だが、&br;
お前は王子だろう? 王にはならないのか?▼&br;
:[シオン]|
ならないよ。&br;
王は、弱くてかっこ悪いからイヤだ。▼&br;
オレは、父上のような、みんなに守って&br;
もらうばかりの弱い王なんてごめんなんだ。▼&br;
だからオレは剣を磨いて騎士になる。&br;
王位を継ぐのは姉さんでいい。▼&br;
:[マークス]|
……私は先代の王のことを知らないが、&br;
果たして、本当に弱かったのか?▼&br;
:[シオン]|
当たり前だろ。いつも病気がちで、&br;
武器もろくに扱えなかったって聞いたぞ。▼&br;
:[マークス]|
……武器の扱いなど大した問題ではない。&br;
人の強さとは、もっと内面的なものだ。▼&br;
どれほどの戦巧者でも、貫くべき信念もなく&br;
前へ進む覚悟もない者なら強いとは言えん。▼&br;
:[シオン]|
信念や、覚悟……?▼&br;
:[マークス]|
私には、先王が弱い人だったとは思えない。&br;
今のアイトリスの村や民を見ればわかる。▼&br;
敬うべき王だったからこそ、民は王に従い、&br;
お前の母君は、王を支えたのではないか?▼&br;
:[シオン]|
……でも、オレは自分の力で、&br;
みんなを守れる強い男になりたいんだ!▼&br;
マークスの言いたいことはわかるけど、&br;
オレは父上を目標になんてできないよ。▼&br;
:[マークス]|
父君をそのように言うな。それに、&br;
お前の目標は、騎士でなくとも達せられる。▼&br;
王として国を治めながら、ひとたび戦場に&br;
出れば、自ら前線に立って兵と共に戦う。▼&br;
そのような強い王もいる。&br;
私の父、ガロン王は、そういう王だった。▼&br;
:[シオン]|
マークスの父上が……。&br;
戦う、王か……。▼&br;
:[マークス]|
ああ、強く、厳しくも、&br;
民そして国を導いてくれる王だった。▼&br;
だからこそ、何があっても父についていくと&br;
私は決めたのだ。何があっても……。▼&br;
王子として生を受けたお前にとって、&br;
王になることは無理な道ではないだろう。▼&br;
お前の目的のために、何をすべきか。&br;
何になるべきかを……よく考えるといい。▼&br;
:[シオン]|
………………。▼&br;
:[マークス]|
……さあ、休憩はここまでにしよう。&br;
全力でかかってこい!▼&br;
:[シオン]|
マークス……。……おう!&br;
今度こそ、一本取ってみせるぜ!▼&br;
**エリーゼ [#m47bee81]
:[エリーゼ]|
あーっ! いたいた!&br;
みーっけ!▼&br;
:[シオン]|
来たな、エリーゼ!&br;
今日もオレと対決するか?▼&br;
昨日の鬼ごっこはオレの圧勝だったからな。&br;
今日は何で勝負する?▼&br;
:[エリーゼ]|
あはは! やる気だね?&br;
今日の遊びは……かくれんぼだよ!▼&br;
:[シオン]|
かくれんぼか……いいだろう!&br;
今日もちょちょいのちょいで勝ってやる!▼&br;
:[エリーゼ]|
ふふーん、それはどうかな?&br;
あたしだって、今日は負けないんだから!▼&br;
:[シオン]|
よーし! じゃ、オレが30数えてる間に&br;
エリーゼは隠れてこいよ。▼&br;
:[エリーゼ]|
はーい!&br;
ちゃんと目つむっててよね!▼&br;
&br;
:(暗転)|
:[シオン]|
……あいつどこ行ったんだ?&br;
お、こっちの部屋か!? ……いないな。▼&br;
&br;
:(暗転)|
:[シオン]|
エリーゼ! おーい!&br;
こっちか……? ここにもいないのか。▼&br;
&br;
:(暗転)|
:[シオン]|
はあ、もう夕方だ……。あまり遅くなると&br;
また姉さんに文句を言われるだろうし……。▼&br;
あー、でも、降参するのは悔しいな……。&br;
おーい、エリーゼー?▼&br;
:[エリーゼ]|
ねえ、まだ見つけられないの?&br;
もう降参しちゃったら?▼&br;
:[シオン]|
うわっ! エリーゼの声?!&br;
どこだ、どこにいる……?▼&br;
……くそーっ! 参ったよ。&br;
オレの負けだ。▼&br;
:[エリーゼ]|
やったー! あたしの勝ち!&br;
これで一勝一敗、おあいこだね!▼&br;
:[シオン]|
おわっ! エリーゼ!&br;
くそー、いったいどこにいたんだ!?▼&br;
:[エリーゼ]|
ふっふっふー。&br;
どこでしょー?▼&br;
:[シオン]|
悔しいが、オレの完敗だ。ちょちょいの&br;
ちょいなんて言って悪かったぜ。▼&br;
だから、どこに隠れてたのか、&br;
教えてくれよ!▼&br;
:[エリーゼ]|
いいよ! 実はね、ずっと後をつけながら、&br;
物陰とかに隠れてたんだ!▼&br;
:[シオン]|
何だって……!?&br;
全っ然、気が付かなかった!▼&br;
:[エリーゼ]|
あたし、かくれんぼは昔から得意なの!&br;
他にも、いろんな隠れ方知ってるよ。▼&br;
:[シオン]|
そうなのかー。エリーゼ、オレにも&br;
かくれんぼのコツを教えてくれよ!▼&br;
:[エリーゼ]|
えっ? うーん……。&br;
教えたら、また一緒に遊んでくれる?▼&br;
:[シオン]|
ああ! 負けっぱなしってわけには&br;
いかないからな!▼&br;
コツを掴んでから、もう一度、&br;
かくれんぼで勝負させてくれよ!▼&br;
:[エリーゼ]|
やったあ! それなら、もちろんいいよ!&br;
例えばねー……。▼&br;
アーマーナイトの鎧の中に隠れたり、&br;
町娘に変装したり……。▼&br;
:[シオン]|
す、すごいな……。オレだったら、&br;
絶対そんなの思いつかないって!▼&br;
:[エリーゼ]|
でも、代わりにすごい足が速かったじゃん!&br;
そうだ! 早く走るコツを教えてよ!▼(原文ママ)&br;
あたしだって、&br;
追いかけっこで勝ちたーい!▼&br;
:[シオン]|
もちろんいいぜ!&br;
じゃあ今度、教えてやる!▼&br;
:[エリーゼ]|
やったー、ありがとう!&br;
約束ね!▼&br;
:[シオン]|
おう! よろしくな!&br;
また明日も勝負しようぜ、エリーゼ!▼&br;
:[エリーゼ]|
うん!&br;
明日も絶対に負けないよっ!▼&br;
**セリカ [#n0f057b4]
:[シオン]|
やっ! ていっ! はあっ! ……ふう。&br;
あれ、セリカ? いつからそこにいたの?▼&br;
:[セリカ]|
ふふふ、さっきからいらわ。&br;
稽古に夢中で気づかなかったのね。▼&br;
:[シオン]|
なんだよ、声を掛けてくれたらいいのに!▼&br;
:[セリカ]|
稽古はもうおしまい?&br;
少し、お話してもいいかしら。▼&br;
:[シオン]|
うん、もう終わろうと思ってとこだけど。(原文ママ)&br;
オレに聞きたいことでもあるの?▼&br;
:[セリカ]|
ええ……あなたは、強くなるために&br;
とても頑張っているけれど、どうして?▼&br;
:[シオン]|
オレは、騎士になりたいんだ!&br;
騎士が弱っちかったら意味ないだろ?▼&br;
:[セリカ]|
でも、強い騎士になったら、&br;
戦いに出る機会が増えてしまうわ。▼&br;
:[シオン]|
え? 騎士が戦うのは当たり前じゃん。▼&br;
:[セリカ]|
強くなれば強くなった分だけ、&br;
危険な戦いに身を置くことになるのよ?▼&br;
:[シオン]|
危ないからって逃げ回ってたら、&br;
誰も守れないよ。そんなの騎士じゃない!▼&br;
強敵に立ち向かえる強さがあるからこそ、&br;
騎士は騎士の役目を果たせるんだ。▼&br;
:[セリカ]|
そうよね……ごめんなさい。&br;
ちょっと心配になってしまって。▼&br;
:[シオン]|
心配……? なんで?▼&br;
:[セリカ]|
私にはアルムという幼なじみがいてね、&br;
あなたに少し似ているの。▼&br;
アルムは幼い頃から、とても勇敢だったわ。▼&br;
でも……強く成長した彼は、&br;
自ら戦いに身を投じてしまった。▼&br;
そればかりか……その戦いの先で、&br;
とてもつらい思いをさせてしまったの。▼&br;
私には、アルムを止められなかった。&br;
もう二度と、あんなことは……。▼&br;
:[シオン]|
ふうん……。&br;
だけど、オレはそんなことにはならないぞ。▼&br;
:[セリカ]|
え……?&br;
どうして、そう言い切れるの?▼&br;
:[シオン]|
オレには口うるさい姉さんがいるからね。&br;
姉さんはオレと違って慎重派なんだ。▼&br;
いつもオレにくだらない文句を言ってきて&br;
ケンカになったりもするんだけど……。▼&br;
オレが間違ったことをしようとすれば、&br;
姉さんは必ず止めてくれる。▼&br;
そういうときは、俺もわかるんだ。&br;
これは姉さん本気で言ってるぞってね!▼&br;
:[セリカ]|
そう……お姉さまを信頼しているのね。&br;
でも彼女がいないときは、どうするの?▼&br;
:[シオン]|
心配ないよ。そんなときは、&br;
他の仲間が俺に忠告してくれるから。▼&br;
例えば……セリカとかね!▼&br;
:[セリカ]|
え、私?▼&br;
:[シオン]|
今だって、オレを心配してくれただろ?&br;
オレの性格だってわかってくれてるしさ。▼&br;
どこに行くにしても、セリカが一緒に&br;
ついて来てくれれば、絶対に大丈夫だぜ!▼&br;
:[セリカ]|
……! ……そうよね。一緒に行けば……。&br;
じゃあ……、お願い。約束してくれる?▼&br;
私が止めたら、絶対に無茶はしないって。▼&br;
アルムのように……&br;
つらい思いをしてほしくないの。▼&br;
:[シオン]|
いいぜ! 約束する!&br;
セリカのこと、信頼してるからな!▼&br;
もしも俺が暴走しそうになったら、(原文ママ)&br;
遠慮なく言ってくれ!▼&br;
その代わり、俺はもっと強くなって、(原文ママ)&br;
セリカやみんなを必ず守ってみせるよ!▼&br;
:[セリカ]|
ふふふ、ありがとう!&br;
約束したこと、忘れないでね……。▼&br;
**DLCキャラクター [#a336ced0]
***オボロ [#s65b6a74]
[[→オボロのページへ>台詞集/絆会話/オボロ#g900a743]]
~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#dd5a8997]
- ルフレ男やりました。誤字脱字あったら訂正お願いします。 ...
- ルフレ女もやりました。男のコピペなので誤字があるかも知...
- ルキナ・タクミ・マークスやりました。誤字脱字あったら訂...
- エリーゼ・セリカもやりました。誤字脱字訂正お願いします...
#comment
ページ名:
[広告]
Amazon.co.jp