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台詞集/絆会話
リアン†
シオン†
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シーダ†
- [シーダ]
- お疲れ様! 怪我はしてない?▼
- [リアン]
- はい、大丈夫です。
シーダさんも、お疲れ様でした。▼
- [シーダ]
- わたしは、みんなほど疲れていないわ。
戦場ではペガサスに乗っているし……。▼
- [リアン]
- ふふっ……。▼
- [シーダ]
- ……え? どうかした?▼
- [リアン]
- シーダさんは王女なのに、気さくで
すっごく話しやすいな、って……。▼
- [シーダ]
- あら、王女らしくなかったかしら。わたしの
国は辺境の小国で歴史も浅いから……。▼
- [リアン]
- あ、ごめんなさい。仲良くしてくれて
嬉しいなって思っただけなんです。▼
あの、良かったらシーダさんの国のこと、
もっと教えてくれませんか?▼
- [シーダ]
- ふふ、興味を持ってくれて嬉しいわ。
わたしが住んでいた国は、タリスというの。▼
アカネイア大陸の東にある島国で、
大陸に七つある王国の中では一番若い国よ。▼
- [リアン]
- 王国が七つも……。マルスさんは確か、
アリティア王国の王子でしたよね。▼
- [シーダ]
- そうよ。豊かで平和な国だったわ……。
タリス王国とは友好関係にあったの。▼
その縁で、マルス様は
タリス王国に亡命してきたのよ。▼
- [リアン]
- 亡命……戦争でアリティア王国が
滅ぽされてしまったんでしたね。▼
- [シーダ]
- ええ。それで、いつ追手に襲われるか
わからないマルス様を匿っていたの。▼
……だけど、結果的に助けられたのは
わたしたちのほうだった。▼
タリスが海賊に襲われたとき、マルス様が
アリティアの騎士を率いて助けてくれたの。▼
だから、マルス様が兵を挙げて旅立つとき、
次は私がマルス様を支えたいって思ったの。▼
- [リアン]
- お互いに助け合って、支え合って……。
おふたりは本当に、素敵な関係ですね!▼
なんだか、うらやましいです。
私には、あんな弟しかいませんから……。▼
- [シーダ]
- あら、あなたたちだって同じでしょう?
助け合って、支え合って、素敵な姉弟だわ。▼
- [リアン]
- え!? シーダさんたちとは
全然違いますよ!▼
私たちなんて、いつもケンカばっかり。
弟はマルスさんと違ってバカですし……。▼
- [シーダ]
- お互いを深く信頼しているからこそ、
本音でぶつかり合えるのよ。▼
その点、わたしとマルス様は、
まだそこまでの関係では……。▼
- [リアン]
- シーダさんは、マルスさんに……その……、
本当の想いは、まだ伝えていないんですか?▼
- [シーダ]
- ええ……こういう気持ちって、自然と伝わる
ものだと思っていたのだけれど……。▼
- [リアン]
- それなら、シーダさんもマルスさんに
本音をぶつけてみましょうよ!▼
私と弟が平気なんだから、
お二人なら絶対に大丈夫です!▼
- [シーダ]
- ……そうね。
ありがとう、前向きにやってみるわ!▼
- [リアン]
- ……ふふふっ。▼
- [シーダ]
- あら、どうしたの?
急に笑い出したりして。▼
- [リアン]
- ごめんなさい、こういう話ができる友達が
今までいなかったので嬉しくなっちゃって。▼
- [シーダ]
- ふふ、そうなの? じゃあ、これからも
相談に乗ってもらってもいいかしら。▼
- [リアン]
- もちろんです!
たくさんお話を聞かせてくださいね!▼
クロム†
- [リアン]
- クロムさん!
先程は、ありがとうございました。▼
私ひとりじゃ危なかったです。クロムさんに
また助けられてしまいましたね。▼
- [クロム]
- ああ、無事で何よりだ。▼
- [リアン]
- クロムさんには、最初に出会ってから
ずっと助けられっぱなしです。▼
何度感謝しても、し足りません。▼
- [クロム]
- いや、俺だって何度も助けられているし、
ずっとということはないと思うが……。▼
まあ、困っている人がいれば、
助けるのは当然だろう。▼
- [リアン]
- そうかもしれませんけど、
クロムさんは行動が早いですよね。▼
私は、自分が助けるべきなのか、
どうやって助ければいいのか、とか……。▼
つい、いろいろ考え込んでしまって、
なかなか行動に移せないんです。▼
こういう性格を直したいな、
とは、思っているんですけど……。▼
- [クロム]
- うーん……。
それは直す必要があるのか?▼
- [リアン]
- だって、このままではクロムさんのように
人を助けることなんてできませんから。▼
どんなときも迷わず行動し、当然のように
人助けをする姿……尊敬します!▼
こんな私では無理でしょうか……。▼
- [クロム]
- 無理だと言いたいわけじゃない。
だが、俺を手本にするのは勧めないぞ。▼
俺が考えなしに突っ込みすぎだ、と
言われているのはお前も知ってるだろ?▼
目の前にいる人を助ける分には、
それでいいのかもしれないが……。▼
より多くの人々を助けたいと思うなら、
やはり思慮深さが必要なんだろうな。▼
- [リアン]
- それは、そうかも……。▼
- [クロム]
- その点、お前はよく考えて行動ができる。
それは俺には真似のできない長所だ。▼
お前はお前のやり方で、俺は俺のやり方で
みんなを助ければ、それでいいだろう?▼
- [リアン]
- ……ふふっ、確かにクロムさんは
危なっかしいところもありますもんね?▼
- [クロム]
- おいおい、励ましてやってるのに
お前までそういうこと言うのか?▼
- [リアン]
- ふふっ、ごめんなさい。でも、おかげで、
少し自分に自信が持てた気がします。▼
クロムさんが目の前の問題を片づける間に、
私が全体の問題を慎重に考えれば……。▼
それぞれのやり方に全力で取り組める!
そういうことですよね?▼
- [クロム]
- ああ。つまり俺たちが力を合わせることで、
最大限の人を助けられるようになるわけだ。▼
- [リアン]
- ……私、焦っていたのかも。私たちの仲間は
素晴らしい人たちばかりですからね。▼
- [クロム]
- そうだな。
確かにみんな、すごい奴らばかりだ。▼
- [リアン]
- すごいのは、クロムさんもですよ。
いえ、特にクロムさんが、かもしれません。▼
クロムさんたちとの出会いは、
私たちにとって、一生忘れられない宝物です!▼
- [クロム]
- 俺も、異世界で出会ったこの国の王女が、
お前でよかったと思っている。▼
元の世界に戻っても、
お前との絆を忘れたりはしない。▼
- [リアン]
- ふふ……でも、まだ戦いは終わってません。
これからも、たっくさん考えて考えて……。▼
クロムさんが安心して目の前の人を助けて
あげられるように、私、頑張りますね!▼
- [クロム]
- では俺は、みんなを助けようとする
お前を、全力で助けよう。▼
カムイ(女)†
カムイ(男)†
リョウマ†
- [リアン]
- リョウマさん、ありがとうございます!
白夜の歴史の話、勉強になりました!▼
- [リョウマ]
- そうか、よかった。
こちらからもひとつ、聞いていいだろうか?▼
- [リアン]
- ええ、もちろん。
何でしょうか?▼
- [リョウマ]
- 何故、お前は王になりたくないんだ?▼
- [リアン]
- うっ……、それは……。
私に向いてないからです。▼
- [リョウマ]
- ほう……俺にはそうは思えんが。
どういうところが向いていないんだ?▼
- [リアン]
- 性格とか、資質、でしょうか……。▼
弟みたいに、皆を引っ張ってゆける人が
王になるべきだと思うんです。▼
- [リョウマ]
- なるほどな。▼
俺は王子で、お前たちと同じ立場だ。
偉そうなことは言えんが……。▼
確かに王たる者は、人々を導いて
いかねばならんと考えている。▼
- [リアン]
- そうですよね!
だから、王になるのは弟が……。▼
- [リョウマ]
- 待て。俺が言いたいのは……人々を導く
方法は、ひとつではないということだ。▼
皆を率先して引っ張っていく王もいれば、
自然と皆がついていきたくなる王もいる。▼
- [リアン]
- それはそうかもしれませんけど……。▼
- [リョウマ]
- お前にはお前の、弟には弟の、良さがある。
同じやり方では、上手くいかない。▼
可能なら、ふたりで手を取り合って王位に
就けば良さそうだが、それは無理だからな。▼
- [リアン]
- その……アイトリスでは、ふたりで王になる
こともできますよ。前例もあるみたいです。▼
- [リョウマ]
- なに……? ははっ、できるのか。
なら、丁度いいじゃないか。▼
白夜でも暗夜でも、そういった決め事は
ないからな。できないと思い込んでいた。▼
- [リアン]
- 普通は、できないんだと思います。
グストンでも聞いたことはありませんし。▼
でも、私と弟が一緒に王になるなんて……。
性格だって合いませんよ?▼
- [リョウマ]
- いや、性格が違うからこそ、
互いに支え合えるというものだ。▼
お前は慎重に物事を考えることができる。
視野も広く、状況の分析も的確だ。▼
一方、お前の弟は勇敢で行動力があるが、
お前のような思慮深さはないだろう?▼
- [リアン]
- まあ、そうですね……。
弟は突っ走りがちなので……。▼
- [リョウマ]
- それでもお前の弟が力を発揮できるのは、
後ろにお前がいるからこそだ。▼
まあ、ゆっくり考えてみるといい。
すべてはこの国を取り戻した後のことだ。▼
- [リアン]
- 他ならぬリョウマさんの言うことですから、
しっかり考えてみます。▼
- [リョウマ]
- しかし、二人同時に王になれるとはな。
そんなこと、考えたこともなかったぞ。▼
しきたりを当たり前と思わず、国のために
何が最善かを考えるべきなのかもしれんな。▼
そう、戦以外の方法で、手を取り合い、
解決できるようなことがあるのかもしれん。▼
- [リアン]
- ええ! きっとリョウマさんなら、
より良い形を見つけられると思います!▼
素晴らしい王になって、
みんなと仲良くやっていけますよ!▼
- [リョウマ]
- お前こそ、弟と支え合うことができれば、
立派に国を導くことができると思うぞ。▼
ともあれ、俺たちの未来は俺たち次第だ。
これからも、互いに精進していこう。▼
- [リアン]
- はい! 前を向いて、
頑張っていきましょう!▼
サクラ†
- [サクラ]
- ! あなた、足にお怪我を……!
待っていてください。今、手当します。▼
- [リアン]
- いえいえ、大丈夫です!
このくらい、何ともありませんから。▼
- [サクラ]
- えっ、ほ、本当ですか?
私には、そうは見えませんけど……。▼
- [リアン]
- ええ、本当に平気……つっ!!▼
- [サクラ]
- や、やっぱり痛そうですよ……!
嫌だと言っても、手当てしますからね!▼
- [リアン]
- わっ! ご、ごめんなさい!
じっとしてますので、お願いします……。▼
- (暗転)
- [サクラ]
- ふう、これで大丈夫です。でもどうして、
何ともないって嘘をついたんですか?▼
- [リアン]
- それは、その……。
迷惑かなと思って……。▼
- [サクラ]
- 迷惑……?
どうしてそんなふうに思ったんですか?▼
- [リアン]
- 実は……今日の戦いで、
私はあまり役に立てなかったんです。▼
それなのに怪我だけしてしまって、
皆さんの足を引っ張っているみたいで……。▼
- [サクラ]
- だ、だからって痛いのを我慢するなんて、
そんなの、絶対に駄目です……!▼
- [リアン]
- す、すみません、サクラさん!
心配させてしまいましたね……。▼
今日の自分があまりに不甲斐なくて、
つい言い出しづらくなってしまって……。▼
- [サクラ]
- あ、足を引っ張ってなんかいません!
お兄様たちも仰っていました……。▼
あなたが戦況を的確に教えてくれるから、
俺たちは迷わずに戦えるんだ、って。▼
だから自信を持ってください。
あなたに何かあったら、悲しいです。▼
- [リアン]
- サクラさん……ありがとう。
あなたのおかげで、勇気が出ました。▼
- [サクラ]
- ほ、本当ですか?
ふふ……嬉しいです。▼
- [リアン]
- ……サクラさんがいてくれて
本当によかったです。▼
仲間の皆さんも、サクラさんがいるから、
怪我を怖がらずに戦えるんだと思います!▼
- [サクラ]
- え、そ、そうでしょうか?
なら……もう怪我を隠しちゃだめですよ。▼
……でも、どうしても隠したいときは、
私にだけ、こっそり教えてください。▼
- [リアン]
- ……ん? こっそり、ですか?▼
- [サクラ]
- はい、怪我を隠したいと思う気持ち、
私にもわかりますから。▼
- [リアン]
- え……?▼
- [サクラ]
- 皆さん、頼もしい方々ばかりですし、
足を引っ張りたくないのは私も同じで……。▼
他の人には言いづらくても、同じ気持ちを
持っている私になら言えるでしょう?▼
- [リアン]
- サクラさん……。
本当に優しいんですね、サクラさんって。▼
- [サクラ]
- あ、いえ、そんなことは……。ただ、
私と似たところがあるなって思って。▼
- [リアン]
- ううん、サクラさんは私なんかと違って、
思いやりのある、素敵な人ですよ。▼
話していると、心も体も癒やされるから……
きっと皆さんも、感謝しているはずです!▼
- [サクラ]
- そ、そんな、照れちゃいますよ……。
でも、ありがとうございます。▼
あなたとお話しできて、
私も自分に自信が持てそうです……!▼
- [リアン]
- そんな、お礼を言いたいのは私のほうです。
サクラさんとお話できて、よかったです!▼
これからも、またこうやって、
たくさんお話させてくださいね!▼
レオン†
- [レオン]
- 思ってたんだけど、
双子の王子と王女って、珍しいよね。▼
- [リアン]
- うーん、そうでしょうか?▼
暗夜や白夜みたいに、きょうだいが
大勢いるほうが、珍しい気もしますが……。▼
- [レオン]
- 大勢いるっていっても、
僕らはそれぞれ、母親が違うからね。▼
そういう形の王宮って、
よくあるものだと思うよ。▼
- [リアン]
- へえ……アイトリスやグストンでは、王族の
配偶者は1人と定められていますから……。▼
- [レオン]
- それは暗夜王国も同じだよ。
王妃以外の母親は、みんな妾だし。▼
- [リアン]
- め、妾って……。
もしかして、レオンさんのお母様も!?▼
- [レオン]
- ああ。
マークス兄さん以外の母親は、ね。▼
- [リアン]
- でもあの、お母さんたちは、
みんなで仲良く暮らしてたんですよね?▼
- [レオン]
- 仲良く?
ふっ……そんなわけないだろ。▼
暗夜では妾の子にも王位継承権が
あるからね。母親たちの仲は険悪だよ。▼
少しでも王に気に入られようとして、
妾同士、争いが絶えなかったんだ。▼
- [リアン]
- 王位を継承するだけなのに、
そんな争いが起こるんですね!▼
- [レオン]
- 継承するだけって……、アイトリスでは、
王位争いは起こらないのか?▼
例えば弟とあんたじゃ、王位継承権は、
姉であるあんたのほうが上位なんだろ?▼
- [リアン]
- 王位争いなんて、とてもとても。▼
姉のほうが
継承権は上位みたいですけど……。
そういうときも、アイトリスでは
男が王になることが多いんですよ。▼
私たちだって、弟が継げばいいんです。
なのに、あいつと来たら!▼
- [レオン]
- はは、あんたたちは、
いつも王位を押し付け合ってるね。▼
まったく、平和なものだよ。
羨ましくなってくる。▼
- [リアン]
- でも、仲の良いレオンさんたち
きょうだいと比べると……。▼
私は弟と、よくケンカしちゃいますから、
そこは素敵だと思います。▼
- [レオン]
- 別に、あんたたち姉弟も
仲が悪いようには見えないけど?▼
ケンカしてしまうのは、
本音で言い合えてるからだろ?▼
- [リアン]
- それはそうですけど……。やっぱり年上の
きょうだいには憧れちゃいます。▼
- [レオン]
- 確かに、僕らきょうだいはマークス兄さんが
引っ張ってくれてる感じだからね。▼
他のみんなも、形は違えど
すごくきょうだい思いだし。▼
- [リアン]
- ええ、皆さん素晴らしい人たちです。
もちろんレオンさんも……。▼
怖い王宮の話が、
信じられないくらいですよ。▼
- [レオン]
- 信じられないっていうなら、
王宮の権謀術数を教えてあげようか?▼
……なんて、この国の王宮には
必要なさそうなことだけど。▼
それに、あんたには似合わないよ。
擦れてないところが長所だと思うし。▼
- [リアン]
- 擦れてない……?
うーん、あまり自覚はありませんけど。▼
レオンさんは、一見冷徹だけど、優しくて、
頼りになるお兄さんって感じですよ!▼
- [レオン]
- な、何だよそれ。
あんたから見ると、そんなふうなのか。▼
……まあでも、悪い気はしないかな。▼
今度また、ゆっくり話をしよう。▼
次はアイトリスのことをもっと
聞かせてくれると嬉しいんだけど。▼
- [リアン]
- 喜んで! 私も、レオンさんたちの話を
もっと聞いてみたいです!▼
- [リアン]
- リンさん、前から聞きたかったんですけど、
ひとりでこの世界に来たんですよね。▼
私たちと出会うまで、
大変じゃありませんでしたか?▼
- [リン]
- 心配してくれたの? ありがと。
でも全然、平気よ。▼
一時期は、草原にひとりで
暮らしてたこともあったんだから。
- [リアン]
- 草原に……ひとりで!?
リンさんって、公女なんですよね?▼
- [リン]
- 一応ね。母さんは公女だったんだけど、
父さんと出会って駆け落ちしたの。▼
父さんは草原の遊牧民、
ロルカ族の長だったから……。▼
私は草原の民として育ったのよ。
自分の出生のことは知らずにね。▼
- [リアン]
- 駆け落ちですか。
想像できません……。▼
- [リン]
- けど山賊団に襲われて、父も母も死んで……
ロルカ族はバラバラになっちゃった。▼
それからしばらくの間、
私はずっとひとりで生きていたの。▼
- [リアン]
- そんなことが……。立ち入ったことを
聞いて、ごめんなさい。▼
- [リン]
- いいの。
昔の話だから、気にしないでね。▼
- [リアン]
- でも、リンさんが草原で暮らしてたって
知って、なんだか腑に落ちました。▼
- [リン]
- 腑に落ちたって? やっぱり
貴族らしくなかった? そうよね……。▼
- [リアン]
- ああっ、そうじゃなくてですね……。
リンさんが素敵だなって思ってたんです!▼
私も自分を偽ったりせず、リンさんみたいに
真っ直ぐ向かっていきたいなって……。▼
私、いつも、王女や姉として、
ちゃんとやらなきゃって考えちゃうんです。▼
それで逆に失敗しちゃったり、自分の行いは
正しいのかって悩み込んじゃったり……。
- [リン]
- なるほどね。私も、あなたは公女です、って
いきなり言われたときには、戸惑ったわ。▼
公女として何をするのが正しいのか、
私自身が何を目指せばいいのか……。▼
- [リアン]
- リンさんも、私と同じような悩みを……?▼
- [リン]
- ええ。でもね、旅をしていくうちに、
大事な仲間たちと出会えたの。▼
頼れる軍師、面白い騎士のコンビ、
昔からの友達のペガサスナイト……。▼
リンディス傭兵団、なんて
名乗っちゃってね。▼
私が、自分の生きる道を決められたのは、
全部その仲間たちのおかげよ。▼
- [リアン]
- ……そっか。
私、わかりました。▼
リンさんに傭兵団の仲間がいたように、
私にも、たくさんの仲間がいます。▼
だから、王女という立場からじゃなくって、
仲間として、もっと頼ればいいんですよね?▼
- [リン]
- そのとおりよ! 仲間には、
身分も、強さや弱さも、関係ない。▼
困ったり、悩んだりしているときは、
いつだって助け合うのが仲間でしょ!▼
- [リアン]
- ええ、そうですね……! そんな当たり前の
ことが、できていなかったなんて……。▼
- [リン]
- 何言ってるのよ。
もう、あなたはできているじゃない。▼
今こうして、私を頼ってくれてるでしょ?
仲間として、これ以上嬉しいことはないわ。▼
- [リアン]
- ……ありがとうございます。
リンさんは、私の、大切な仲間です!▼
- [リン]
- 私にとっても、あなたは大切な仲間よ。
何があっても……これからも、ずっと!▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
Last-modified: 2024-01-14 (日) 16:25:54