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台詞集/絆会話
シーダ†
- [シーダ]
- ゼロさん、素晴らしい戦果でしたね。
怪我はないですか?▼
- [ゼロ]
- 俺なら大丈夫ですよ。シーダ様のほうこそ、
ナニごともなかったようで良かったです。▼
抱いてもすり抜けてイキそうな、あなたの
肌がキズモノになったら大変ですからね。▼
- [シーダ]
- 気遣ってくれてありがとう。
ふふ……傷つかないように気をつけます。▼
- [ゼロ]
- ………………。▼
- [シーダ]
- どうかしたの?▼
- [ゼロ]
- いえ、前から思っていたんですが、
俺の言葉に顔色一つ変えないんですね。▼
それはそれでクるものがありますが、
俺としては少し残念です。▼
- [シーダ]
- 確かにあなたの言い方は独特だけど、理由が
あって、その言い方をしているのでしょ?▼
今だって、私の肌を褒めて気遣ってくれて、
私は嬉しかったの。変かしら。▼
- [ゼロ]
- いえ。しかしですね。▼
俺はその白い頬が羞恥で紅く染まるのを、
この目で見たいと思っていたのですが……。▼
返ってくるのが感謝の言葉だったので、
どうしたらイイのかと……。▼
- [シーダ]
- 打ちひしがれるゼロさんを見るのは、
新鮮ですね……。▼
- [ゼロ]
- はあ……。
これが心の美しさの違いってやつか?▼
この際、俺の熱く脈打つ心を裸にして、
全部シーダ様に見ていただきたいぜ。▼
- [シーダ]
- うーん、お断りします。▼
- [ゼロ]
- つれないですね。▼
その清らかさのおかげで、黒く膨らんだ
欲望がすっかり萎えてしまいました。▼
- [シーダ]
- 変な話し方でなくて、普通に話してくれても
いいんですよ。そういう時もあるでしょ?▼
もちろん、変な話し方でもいいですけど。
自分らしくあるのが、一番だと思います。▼
- [ゼロ]
- シーダ様があまりに可憐で、人を疑わない
ような顔をしてるものですから……。▼
その頬を羞恥に染めるのは容易いと、
勝手に思い込んでいましたよ。▼
しかし、タダの育ちのイイ王女様じゃあ
ないようですね。なかなかどうして……。▼
- [シーダ]
- ふふ……私はただの、タリス国の王女です。▼
でも、王女だからといって、こうと決められた
育ち方をするとは限らないのでは?▼
- [ゼロ]
- ええ、仰るとおりですね。▼
無垢な心のナカに入り込んで、たっぷりと
責め立てようと思ってましたが……。▼
シーダ様には、
他のやり方が必要みたいですね。▼
- [シーダ]
- 他のやり方、ですか。例えば?▼
- [ゼロ]
- そうですねえ。
ストレートに誘ってみましょうか。▼
互いの心をさらけ出すために、
熱い言葉をかけ合って盛り上がりませんか?▼
- [シーダ]
- それは……私と一緒に話したいという
ことでしょうか? いいですよ。▼
ストレートとは言いがたいですが、
あなたらしい誘い方で良いと思います。▼
- [ゼロ]
- ったく……シーダ様には敵いませんよ。▼
ルフレ(男)†
- [ゼロ]
- よう。
自称、記憶喪失のルフレさん。▼
- [ルフレ]
- ゼロか。自称じゃないってば……。
いつになったら信じてくれるんだ。▼
まあ、フレデリクにも、初めて
会ったときには相当疑われたけど……。▼
- [ゼロ]
- そりゃあ、記憶喪失だってのにクロム王子の
名前を知ってたんだ。疑われて当然だろう。▼
- [ルフレ]
- そうなんだよね。なぜかクロムの
名前だけ……。あれ、何で知ってるの!?▼
- [ゼロ]
- くくく……ちょっと
調べさせてもらっただけだ。▼
お前の記憶喪失がホンモノかどうか、
確かめるためにな。▼
ま、確たる証拠は見つからなかったが、
本当だったら、まったく羨ましい話だ。▼
- [ルフレ]
- 羨ましいのかい? 僕は、記憶がないのは、
悲しいことだと思うけど。▼
- [ゼロ]
- 失った記憶がイイものかどうかなんて、
わからないぜ、ルフレ?▼
むしろ、イケない記憶ばかりだから、
忘れようとしてるのかもしれないぜ。▼
- [ルフレ]
- 確かに、その可能性もあるね。僕には、
クロムと出会う前の記憶はないから。▼
もしかしたら、過去にとんでもない悪事を
しでかしているかもしれないし……。▼
誰かに恨まれるような
人間だったかもしれない。▼
それでも、僕は思い出したいんだ。▼
- [ゼロ]
- イイねえ。そう断言できる人間なら、
記憶を取り戻しても後悔しそうにないな。▼
俺は記憶喪失になれるもんなら、
悦んでなっちまうぜ。▼
貧民街に蠢く、金と血に塗れたクズども。
ヤツらが垂れ流す嘘と裏切り……。▼
俺の記憶は、ロクでもないもんばかりで、
掃き溜めを覗いてるみたいだからな。▼
- [ルフレ]
- そうか……。君は、誰よりも、
人の醜い面を見て生きてきたんだね……。▼
でも、だからこそ、美しい面だって、
誰よりも理解できるんじゃないか?▼
君には、美しい思い出は……。
忘れたくないことは、ないの?▼
- [ゼロ]
- ……ああ、あるぜ。
レオン様との出会いだ。▼
レオン様と出会ってからの記憶は
ひとつ残らず、俺の宝物だ。▼
あの人が、俺に生きる場所を
与えてくれたんだよ。▼
俺には過去の記憶はいらない。
レオン様と生きる今の記憶があればいい。▼
- [ルフレ]
- 過去の記憶より、今の記憶、か……。
それは、そうかもしれないね。▼
クロムたちと出会ってからの記憶は、
僕にとって、かけがえのないものだ。▼
それに、ここで出会ったみんなも、
同じように受け入れてくれている。▼
僕も、過去の記憶にこだわっていないで、
今に感謝して生きていくべきだね。▼
- [ゼロ]
- ルフレ……お前は胡散臭いヤツだな。▼
- [ルフレ]
- ゼロ?▼
- [ゼロ]
- それなのに……悔しいが、
不思議と認めたくなっちまう。▼
お前との記憶も、忘れたくないモノに
数えてやってもいいぜ。▼
- [ルフレ]
- ありがとう、ゼロ。▼
僕にとっても、君との記憶は
忘れたくない大切なものだよ。▼
この世界で結ばれた絆……、
僕らは決して忘れはしないさ。▼
ルフレ(女)†
- [ゼロ]
- よう。
自称、記憶喪失のルフレさん。▼
- [ルフレ]
- ゼロさん、自称じゃないですってば……。
いつになったら信じてくれるんですか。▼
まあ、フレデリクさんにも、初めて
会ったときには相当疑われましたが……。▼
- [ゼロ]
- そりゃあ、記憶喪失だってのにクロム王子の
名前を知ってたんだ。疑われて当然だろう。▼
- [ルフレ]
- そうなんですよね。なぜかクロムさんの
名前だけ……って、なぜ、そのことを!?▼
- [ゼロ]
- くくく……ちょっと
調べさせてもらっただけだ。▼
お前の記憶喪失がホンモノかどうか、
確かめるためにな。▼
ま、確たる証拠は見つからなかったが、
本当だったら、まったく羨ましい話だ。▼
- [ルフレ]
- 羨ましいんですか? 私は、記憶がないのは
悲しいことだと思いますが……。▼
- [ゼロ]
- 失った記憶がイイものかどうかなんて、
わからないぜ、ルフレ?▼
むしろ、イケない記憶ばかりだから、
忘れようとしてるのかもしれないぜ。▼
- [ルフレ]
- 確かに、その可能性もありますね。私には、
クロムさんと出会う前の記憶はないですし。▼
もしかしたら、過去にとんでもない悪事を
しでかしているかもしれません……。▼
あるいは、恨まれるような
人間だったかもしれません。▼
それでも、私は思い出したいんです。▼
- [ゼロ]
- イイねえ。そう断言できる人間なら、
記憶を取り戻しても後悔しそうにないな。▼
俺は記憶喪失になれるもんなら、
悦んでなっちまうぜ。▼
貧民街に蠢く、金と血に塗れたクズども。
ヤツらが垂れ流す嘘と裏切り……。▼
俺の記憶は、ロクでもないもんばかりで、
掃き溜めを覗いてるみたいだからな。▼
- [ルフレ]
- そうですか……。あなたは、誰よりも、
人の醜い面を見て生きてきたんですね……。▼
でも、だからこそ、美しい面だって、
誰よりも理解できるのではありませんか?▼
あなたには、美しい思い出は……。
忘れたくないことは、ないのですか?▼
- [ゼロ]
- ……ああ、あるぜ。
レオン様との出会いだ。▼
レオン様と出会ってからの記憶は
ひとつ残らず、俺の宝物だ。▼
あの人が、俺に生きる場所を
与えてくれたんだよ。▼
俺には過去の記憶はいらない。
レオン様と生きる今の記憶があればいい。▼
- [ルフレ]
- 過去の記憶より、今の記憶、ですか……。
それは、そうかもしれませんね。▼
クロムさんたちと出会ってからの記憶は、
私にとって、かけがえのないものです。▼
それに、ここで出会った皆さんも、
同じように受け入れてくれています。▼
私も、過去の記憶にこだわっていないで、
今に感謝して生きていくべきですね。▼
- [ゼロ]
- ルフレ……お前は胡散臭いヤツだな。▼
- [ルフレ]
- ゼロさん?▼
- [ゼロ]
- それなのに……悔しいが、
不思議と認めたくなっちまう。▼
お前との記憶も、忘れたくないモノに
数えてやってもいいぜ。▼
- [ルフレ]
- ありがとうございます、ゼロさん。▼
私にとっても、あなたとの記憶は
忘れたくない大切なものですよ。▼
この世界で結ばれた絆……、
私たちは、忘れたりはしません。▼
フレデリク†
- [ゼロ]
- ちっ。フレデリクか。▼
- [フレデリク]
- ちっ、ではありませんよ、ゼロさん。
少しお話したいことがあってですね。▼
- [ゼロ]
- なんだ、イケない話か? そういうことなら
盛り場にくり出して、ねっとり話そうぜ。▼
- [フレデリク]
- いいえ、くり出しません。話というのは、
ゼロさんの言葉遣いについてです。▼
いいですか、皆さんも困惑させる
その言葉遣いを、やめていただきたい。▼
- [ゼロ]
- なるほどね……。 おおかた
お前に苦情が入ったんだろ?▼
それはな、そいつらが俺を当て馬にして、
フレデリクに話しかけているだけなんだ。▼
俺の言葉遣いの話になれば、堅物のあんたと
堂々といやらしい話ができるからな。▼
- [フレデリク]
- なるほど……と私が言うとでも?▼
私個人としても貴方の言葉遣いが、臣下に
相応しいものであるとは、到底思えません。▼
- [ゼロ]
- つれないねえ。
残念ながら直すつもりはない。▼
- [フレデリク]
- 理由をお聞きしてもいいですか?▼
- [ゼロ]
- 俺は温室育ちで幸せそうにしている者を
見ると、無情に苦しませたくなる性分でね。▼
これでも我慢しているんだぜ。
レオン様のためにな。▼
- [フレデリク]
- レオン王子のために……?▼
- [ゼロ]
- 俺が誰かを本気で
傷つけるようなことがあれば……。▼
俺の主君であるレオン様も非難される。
それだけは困るんだよ。▼
- [フレデリク]
- ……少々意外でした。貴方も主君のことを
きちんと考えていらっしゃるのですね。▼
- [ゼロ]
- だから、俺は本気で相手を苦しませるような
ことはナニもしていないつもりだ。▼
せいぜい恥ずかしがらせたり、驚かせたり
ってところだぜ。▼
- [フレデリク]
- 恥ずかしがらせたり、驚かせたりするだけで
十分に問題です。▼
本当に主君のためというなら、
すべて我慢してもいいくらいですよ。▼
- [ゼロ]
- レオン様には俺のありのままを
受け入れてもらってるんだ。▼
そこを変える必要がないだろう。▼
- [フレデリク]
- どうしてもやめていただけないのであれば、
レオン王子に掛け合って禁じてもらいます。▼
- [ゼロ]
- そいつは困るな……。
なら、こういうのはどうだ?▼
これからは、誰かを困らせたくなったとき、
代わりにあんたに話しかけるようにする。▼
- [フレデリク]
- なぜそうなるのですか……!?▼
- [ゼロ]
- そうすれば、仲間が俺の言葉遣いを
気にするコトが少なくなるだろ?▼
- [フレデリク]
- そ、それは確かにそのとおりですが……。▼
- [ゼロ]
- 他の奴らの耳に入らないように近づいて、
溶けそうに熱い言葉をかけてやるよ……。▼
- [フレデリク]
- くっ……。しかしそれで皆さんの被害が
なくなるなら……甘んじて受けましょう。▼
- [ゼロ]
- イイ心がけだ。▼
これから、あんたの困り顔をたっぷり
楽しめると思うと、ゾクゾクするぜ。▼
タクミ†
- [タクミ]
- ! ゼロ……!▼
- [ゼロ]
- 人の顔をを見るなり逃げ出そうとするなんて、
イイ性格ですね、タクミ王子。▼
- [タクミ]
- それは、あんたがいつも僕に
近寄ってくるからだ。▼
僕もあんたたちみたいな人間なんて嫌いだし、
信用もしていないんだからな。▼
- [ゼロ]
- へえ……俺たちが嫌い?
怖い、の間違いではありませんか?▼
- [タクミ]
- なっ!?
怖いわけないだろ!▼
- [ゼロ]
- 俺にはそうは見えませんがねえ。戦場では
俺やレオン様を避けているようですし……。▼
普段でさえ、不自然なまでに
関わらないようにしてらっしゃいますよね?▼
- [タクミ]
- ぐっ……そ、それは……。
というか、何でそこまで見てるんだ!?▼
- [ゼロ]
- 念のため、監視していたんですよ。▼
レオン様の敵となる可能性のある相手は
徹底的に調べる必要があるんでね。▼
ところが他のごきょうだいに比べて、タクミ
王子は逃げ回るばかり……拍子ヌケです。▼
- [タクミ]
- 逃げ回ってなんかいない!▼
それに僕だって、いつか兄さんや
姉さんのように強くなるんだ……。▼
- [ゼロ]
- 強くなって、どうするんです?
ごきょうだいに認めてもらうんですか?▼
- [タクミ]
- それは……。▼
- [ゼロ]
- 結局、タクミ王子はごきょうだいに
褒められたいだけの甘ったれですからね。▼
- [タクミ]
- 甘ったれ、だって……!?▼
- [ゼロ]
- ごきょうだいに直接言えばいいんですよ。
褒めてくださいって。……ですが。▼
あなたはごきょうだいからも逃げている。
それじゃ永遠に甘ったれのまんまです。▼
- [タクミ]
- いい加減にしてくれ!
そんなみっともない真似はできない!▼
あんた、そうやって僕に言いたい放題言って
何がしたいんだ?▼
- [ゼロ]
- 俺は、タクミ王子に興味があるんですよ。▼
- [タクミ]
- は……?▼
- [ゼロ]
- 王子の、その温室育ちの甘っちょろい
考え方は、大嫌いなんですがね。▼
恐れや妬み、劣等感で歪んでいるところは、
俺と同じような臭いを感じるんです。▼
何も信じられず、誰も助けてくれない
地獄を生きてきた者の、臭いがね。▼
- [タクミ]
- 僕が、あんたと同じだって?
やめてくれよ。僕は……!▼
- [ゼロ]
- いいえ、同じですよ。ごきょうだいを
見ているときの、あなたの瞳は……。▼
俺のような人間が、泥をすすりながら温かな
家庭を見たときの瞳と、よく似ている。▼
- [タクミ]
- そんなことっ……!
………………くっ。▼
……あんたには付き合ってられない。
僕はもう行く。▼
- [ゼロ]
- おや、イイんですか?
無防備な背中、俺から狙い放題ですよ。▼
- [タクミ]
- いいんだよ。あんたが言うように、
僕とあんたが同族なら撃てるはずがない。▼
自分の大切な人からの信頼を失うようなこと
……僕なら絶対にしないから。▼
- [ゼロ]
- ……!
くくく……。へえ、そうきたか。▼
流石は歪んでいる者の台詞だ。
タクミ王子……。▼
次に会ったときは、
どんなカオを見せてくれるだろうな……?▼
レオン†
- [レオン]
- 次は軍議か。急いで用意しないと。▼
そういえば武器の手配を頼まれてたな。
軍議が始まる前に、片づけておくか……。▼
- [ゼロ]
- レオン様、お忙しそうですね。
武器の手配は俺がやっておきますよ。▼
- [レオン]
- ゼロ……でも、お前も忙しいだろう?
いろいろ雑用を頼んでいるし。▼
- [ゼロ]
- 少しでもレオン様の負担を減らせるなら、
多少の苦労なんて悦びでしかありません。▼
- [レオン]
- そうか、助かるよ。
この世界ではゼロひとりしかいないからね。▼
せめてオーディンがいれば、
もう少しお前も楽ができただろうに。▼
- [ゼロ]
- あいつに頼るのは癪ですが、
一理ありますね。▼
どんな無理難題を押し付けても、
喜々としてヤってしまう奴ですから。▼
- [レオン]
- ああ。異界の英雄を集わせ、炎の盾に眠る
神の力を呼び覚ませ、なんて言ったら……。▼
もう狂喜乱舞して取り掛かっただろうな。▼
- [ゼロ]
- せいぜい奴が悔しがりそうな経験をして、
帰ってから自慢してやりましょう。▼
この世界に来てから、あいつにちょっと
確かめたいことも出来ましたしね。▼
- [レオン]
- 確かめたいこと……ああ、彼のことだね?▼
ウードという剣士……
あれはオーディンに似過ぎている。▼
- [ゼロ]
- はい。それはもう、兄弟か、
過去のあいつ自身かと思うほどには。▼
いくら調べても素性がわからなかった
理由とも関わりがあるかもしれません。▼
- [レオン]
- だけど、無理に問いただしたりは
しないであげなよ。▼
オーディンの事情は知らないけど……。▼
僕にとっては大事な臣下だし、
それはずっと変わらない。▼
- [ゼロ]
- ええ、わかっています。あいつのレオン様を
想う気持ちも、知ってますからね。▼
何にせよ、元の世界に戻ってからの話です。
今はあいつの分まで働くだけですよ。▼
- [レオン]
- ああ、ひとりじゃ大変だろうけど……。▼
- [ゼロ]
- おっと、お気遣いはいりませんよ?
俺はいまの境遇を幸運だと思ってますから。▼
- [レオン]
- 幸運?▼
- [ゼロ]
- レオン様がどこかに消えてしまえば、
俺の居場所はなくなってしまいます。▼
ですが、どういうわけだか……、
こうして異世界でもお供できている。▼
あなたのお傍を離れずに済んだことは、
幸運としか言いようがありませんよ。▼
- [レオン]
- ……ありがとう。僕だって、優秀な臣下が
一緒にいてくれて、本当に心強いんだ。▼
- [ゼロ]
- ……勿体ないお言葉です。▼
- [レオン]
- ゼロ、これからも僕を支えてくれ。▼
無事に暗夜に戻るにも、まずはこの世界に
平和を取り戻さなくちゃいけない。▼
そのためにも……僕には、
お前の力が必要なんだ。▼
- [ゼロ]
- 勿論です。あなたを守り抜き、そして
暗夜王国へと無事に戻れるように……。▼
この命に代えて、お仕えいたします。▼
リンダ†
- [リンダ]
- えっと、ここがこうなって……。
前で、留める……あれ、違うわね。▼
- [ゼロ]
- おや、流石はイイとこのお嬢様だ。
マントの着け方もわからないとはね。▼
- [リンダ]
- ゼロ? いつの間に……。
わたしだってマントくらいつけられるわ。▼
アイトリスのマントは、わたしの世界の
ものと少し違うから、戸惑っただけよ。▼
- [ゼロ]
- そうか?
どうせ、いつも従者に頼んでいたんだろ?▼
- [リンダ]
- 確かにパレスにいた頃は、そういう
お世話をしてくれる人はいたわ。でも……。▼
- [ゼロ]
- デモもナニもないな。俺は苦労を知らずに
育ったような奴は気に食わないんだ。▼
確か、有名な大司祭の娘だったんだよな?
ご立派な父親がいてさぞ誇らしいだろう。▼
- [リンダ]
- 親を誇りに思うのは当然のことじゃない。
あなたは違うっていうの?▼
- [ゼロ]
- 俺が生まれる前に逃げた親父と、
物心つく前に俺を捨てたお袋のことか?▼
そんな親の、どこを誇ればいいんだろうな?▼
- [リンダ]
- ……!
その……ごめんなさい。▼
あなたも、家族を失っているのね。
わたしよりもずっと前から一人で………。▼
- [ゼロ]
- 一人? それはどういう意味だ。▼
- [リンダ]
- あなたの言うとおり、子供の頃のわたしは
幸せだった。でも……。▼
父が闇の魔導士のガーネフに殺されて、
わたしの生活は一変したわ。▼
- [ゼロ]
- ……なに?▼
- [リンダ]
- あの頃のわたしが勝てる相手ではなかった。
だから逃げるのが精いっぱいで……。▼
家も家族も仲間も、何もかも失って、
本当に苦しみながら、生きてきたわ。▼
見つからないように男の格好をしたし、
口には出せないようなこともあった……。▼
だから、マントだってちゃんと一人で
着けられるの。わかった?▼
- [ゼロ]
- ……ああ、わかった。
さっきの言葉は取り消すよ。▼
- [リンダ]
- わたしもあなたのこと、誤解していたわ。
ただ口が悪いだけじゃなかった。▼
あなたは人の痛みをわかって、
励ましてくれるのね。▼
- [ゼロ]
- そうじゃない。単に自分が間違ったことを
言っていたのが気に食わないだけだ。▼
- [リンダ]
- それなら、そういうことにしておくわ。
ふふ……。▼
- [ゼロ]
- 何がおかしいんだ?▼
- [リンダ]
- いいえ、おかしいんじゃないの。▼
実は、戦場であなたを見かけるたびに、
わけもなく守らなきゃ……って感じてたの。▼
その理由がわかった気がして。わたしと同じ
家族のいない身なんだと、感じたんだわ。▼
- [ゼロ]
- そうか……。なら、俺がお前を守りたいと
感じたのも、気の迷いじゃなかったんだな。▼
- [リンダ]
- えっ?▼
- [ゼロ]
- お前は苦労知らずなんかじゃない。
つらさを乗り越えて強く生きている。▼
……酷いことを言った詫びに、
お前のことを守ってやる。わかったな。▼
- [リンダ]
- それなら、わたしだって魔道の力で
あなたを守るわ。これからも、よろしくね。▼
- [ゼロ]
- ちっ。
……ああ、よろしくな。▼
ウード†
- [ゼロ]
- ……つまり、お前とルキナ王女は
いとこ同士で、一緒に未来から来たのか。▼
- [ウード]
- そうだ。聖なる紅き血潮で繋がりし、時を
超えた同胞。その絆はこの異界でも……。▼
- [ゼロ]
- わかったからもうイイ。話は変わるが、
レオン様が俺に新しい剣を下さったんだ。▼
これに名前を付けようと思うんだが……。▼
- [ウード]
- 武器の名前を考える、だって……!?
俺に任せてくれ。▼
使い手であるお前の心を震わせ、技量さえも
天の高みへと到達させる名前を考えてやる!▼
- [ゼロ]
- ……やはり似ているな。▼
- [ウード]
- レオン王子から授かったなら、闇や暗黒の
雰囲気は外せない。それに、剣だから……。▼
深淵……いや、晦冥にしよう。
晦冥のナイトメアソード……!▼
- [ゼロ]
- いや、すまん、ウード。
やっぱり武器に名前をつけるのはナシだ。▼
- [ウード]
- 何でだよー!?▼
- [ゼロ]
- 実は、レオン様の臣下、つまり俺の同僚にも
名前を考えるのが大好きなヤツがいてな。▼
レオン様に、そいつに名前を考えさせてやれ
って言われてたのを忘れてたんだ。▼
- [ウード]
- 残念だ。なら俺の考えた名前を薦めてくれ。
晦冥のデスナイトメアソード……最高だろ?▼
- [ゼロ]
- ……おかしな反応はない、か。
ナニか隠しているような素振りもない。▼
クク……いいだろう。さっきと名前が違う
気もするが、伝えといてやるぜ。▼
- [ウード]
- 頼んだぜ、ゼロ!▼
- [ゼロ]
- 下手な小細工よりも、お前には
直接聞いたほうが早い気がしてきたな。▼
- [ウード]
- まだ何か聞き足りなかったか? そこまで
俺のことが気になるとは……まさか!?▼
ゼロ……お前も俺と同じ闇に属する者……、
いや、もしや真なる力を秘めし存在なのか?▼
- [ゼロ]
- ウード、今はそういうのはいい。▼
- [ウード]
- お、おう、すまん。▼
- [ゼロ]
- では聞くが……。
お前、魔法は使えないのか?▼
- [ウード]
- うーん、使えないことはないぜ。
だが俺は……未来にいた頃から剣一筋だ。▼
- [ゼロ]
- そうか。実は、さっき話に出た俺の同僚、
名をオーディンというんだが……。▼
お前にそっくりでな。ただしお前は剣士で、
あいつは呪術師……そこは違う。▼
- [ウード]
- そういうことだったのか!
悪いけど、まったく心当たりはないぜ。▼
だが、呪術師オーディン……か。
昏き痣を抱えた漆黒の名、圧巻の一言だ。▼
- [ゼロ]
- そいつはどうかな……。まあ、
お前は嘘をついてはいないように見える。▼
ただし、お前の正体を確信できるまでは、
今まで以上にねっとり貼りついてヤるよ。▼
- [ウード]
- 別にいいけど、つけ回すとかじゃなくて、
なんかこう普通に接してくれよ?▼
ゼロは腕も立つし、俺の闇の言霊をどうやら
理解してくれてるみたいだからな!▼
戦闘でも、それ以外でも、俺たち、
良い相棒になれそうじゃないか?▼
- [ゼロ]
- 良い相棒ねえ……。まったく、ナニから
ナニまでオーディンを思い出させる奴だ。▼
仕方ない、付き合ってやるか。
ただし、レオン様の護衛が最優先だぞ。▼
- [ウード]
- ああ、お前が守るのなら、共に守ってやる。
この漆黒のウードがな!▼
コメント(情報投稿・誤字脱字の報告)†
- ゼロとウードの会話だろ!見たいのは! 何を言いたいのか、分かってるはずだぜオーディ(ry --
- こんな途中でやる気なくしたみたいな一つの支援会話もやりきれないならこのページいらんやろ --
- 加筆・修正しました --
Last-modified: 2023-06-18 (日) 17:35:46