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章別会話/6章 噓を重ねて真実に
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[[章別会話]]
*第6部 6章 嘘を重ねて真実に [#n2a342d0]
#contents
**6章1節 監獄要塞 [#w737e601]
***オープニング [#q884c02c]
:[シャロン]|
ヴェロニカ皇女の処刑…!?▼~
そ、そんなことさせません!~
わたしたちで絶対助けましょう!▼~
:[アルフォンス]|
ザカリア。~
彼女を救い出す方法は…▼~
:[ブルーノ]|
ヴェロニカが囚われている~
監獄要塞は難攻不落…▼~
要塞を守る兵たちの~
エンブラ帝国への忠誠心も~
極めて高い。▼~
英雄たちの力なら勝利はできるだろうが…~
彼らは最後の一兵まで決して降伏しない。▼~
戦えば、~
何千ものエンブラ兵を~
皆殺しにすることになるだろう。▼~
:[アンナ]|
じゃあ、少数精鋭で~
要塞に潜入するしか…▼~
:[ブルーノ]|
…いや。~
監獄要塞の警備は堅牢…~
蟻の入る隙もない。▼~
誰が挑んだとしても、~
潜入は不可能だ。▼~
:[シャロン]|
そんなあ…~
じゃあ、打つ手なしって~
ことですか?▼~
:[ブルーノ]|
いや…~
それでも、まだ手はある。▼~
俺はしばらく別行動をとる。~
アルフォンス、すまないが、~
【呪詛部隊】との戦いを頼む。▼~
:[アルフォンス]|
何か策があるんだね?▼~
:[ブルーノ]|
ああ。~
妹は、必ず救い出す。▼~
:(場面転換。戦闘マップへ)|
:[アルフォンス]|
敵の攻撃は~
相変わらず止むことがない…▼~
ヴェロニカ皇女を救出させないよう~
僕たちをこの地に~
縛りつけておく意図か…▼~
:[アンナ]|
ヴェロニカ皇女のことは~
ザカリアを信じるしかないわ。~
私たちは敵を防ぎ切るわよ!▼~
***クリア後 [#i5aa3e91]
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[エルム]|
『すべての黒幕は、レティシア』…▼~
:[レティシア]|
…なんですって?▼~
:[エルム]|
聞こえたかい?~
帝国内で~
妙な噂が広がってるそうだよ。▼~
『ヴェロニカ皇女は無実』~
『陰謀によって陥れられた』▼~
『すべての黒幕は、レティシア』~
ってね。▼~
:[レティシア]|
…くだらない。~
下賤な愚民どもの噂話なんて~
どうでもいいわ。▼~
:[エルム]|
へえ、ずいぶん余裕だね。~
噂というか、~
全部真実だと思うけど。▼~
:[レティシア]|
真実ですって?~
それは違うわ。~
一つ大切なことを教えてあげる。▼~
真実とは――~
みんなが信じた嘘のこと。▼~
敵がどんな噂を流したところで、~
私は大量の嘘でそれを塗り潰し、~
真実を変えるだけよ。▼~
:[エルム]|
ということは、~
何か手はあるんだろうね。▼~
:[レティシア]|
各地に潜ませている密偵に扇動させ、~
愚民どもに、ヴェロニカが~
真の罪人だと信じ込ませる…▼~
この工作には、~
私の持つ手駒のすべてを使うわ。▼~
嘘は、私の独壇場。~
叩き潰してあげるわ。▼~
:[エルム]|
ご立派。~
それなら心配なさそうだね。~
未来の皇帝陛下?▼~
**6章2節 囚われの皇女 [#wed86d3e]
***オープニング [#y0aeb5b4]
:[ティニー]|
このペンダント?~
母様の形見よ。▼~
***クリア後 [#i8de35dc]
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[ヴェロニカ]|
………………~
……ぅ……▼~
:[レティシア]|
元気だったかしら?~
私の小さなヴェロニカ。▼~
おなかすいた?~
かわいそうに。もう何日も~
何も口にしてないんですって?▼~
それそうよね。~
だって、私が命じたんですもの。~
水一滴も与えるな、って。▼~
:[ヴェロニカ]|
…………▼~
:[レティシア]|
処刑の日は明後日。~
もうすぐよ、~
楽しみで待ちきれないわね?▼~
ねえ、何か言ってごらんなさい。~
私に言いたいことがあるでしょう?~
ほら。▼~
:[ヴェロニカ]|
……お姉様……▼~
…お姉様の、望みは何…?▼~
:[レティシア]|
決まっているでしょう。~
あなたたちからすべてを奪うの。~
富も権力も命もね。▼~
あなたを処刑した後、~
あなたの母が座る皇帝の座も~
すぐに奪ってあげるわ。▼~
:[ヴェロニカ]|
…それから…?▼~
:[ヴェロニカ]|
……。~
それから…?▼
:[ヴェロニカ]|
皇帝になって…それから…~
お姉様はどうしたいの…?▼~
:[レティシア]|
…………▼~
:[ヴェロニカ]|
あたし…前は…~
国とか民とか…~
そんなこと、どうでもよかった…▼~
でも…ある人に言われたわ。~
王は、民のためにあるものだって。~
あたしは、ただのわがままだって…▼~
アルフォンス王子や~
シャロン王女と~
何度も会って…▼~
くやしいけど…おもったの…~
あの人たちは、ほんとうに~
民たちのことを思ってる…▼~
あたしも…いつか、~
あんなふうに…▼~
:[レティシア]|
…………▼
:[ヴェロニカ]|
お姉様…あなたは…?▼~
:[レティシア]|
っ…黙りなさい!~
この私に向かって~
偉そうな口を!▼~
衛兵!~
この小娘を鞭打ちなさい!▼~
気を失うまで止めることは許さない。~
さあ、やりなさい!▼~
:[ヴェロニカ]|
…あたしのことは…どうでもいい…~
…すきにして…▼~
でも、お姉様…~
この国の…みんなのことは…~
大切にしてあげて…▼~
**6章3節 嘘の形勢 [#x7189c7a]
***オープニング [#zb4e91d6]
:[アーサー]|
俺の母は、~
解放軍の魔法戦士だったんだ。▼~
***クリア後 [#s1918fd0]
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[エルム]|
レティシア。~
例の噂のことだけれど…▼~
:[レティシア]|
…あなたから聞くまでもないわ。~
この国にあふれる愚民どもの様子は~
常に監視してる。▼~
レティシアか、ヴェロニカか、~
どちらが真実か…~
現状は、六対四で私の優勢よ。▼~
:[エルム]|
お見事。~
嘘で塗り潰せば、それが真実になる…~
結局、君の言う通りだったね。▼~
:[レティシア]|
…………▼~
:[エルム]|
どうかした?▼~
:[レティシア]|
…本来なら、~
私が圧倒的に勝っているはずだったわ。~
それほどの工作を仕掛けたのだから。▼~
なのに、なぜ…~
こんなわずかな優勢でしかないの?~
なぜヴェロニカを信じる者がいるの?▼~
あんな愚民どもが…~
真実に気づけるはずないのに!▼~
:[エルム]|
…さあね。▼~
:[レティシア]|
もっとヴェロニカの悪事を…~
醜聞を作らないと…~
ええ、私にとっては造作もないことよ。▼~
愚民どもの真実を決めるのは私…~
それを教えてあげるわ、ヴェロニカ…▼~
**6章4節 あなたが決める [#uc1ab5ef]
***オープニング [#b45e6e9e]
:[イシュタル]|
私は…~
ユリウス様を愛しております…▼~
***クリア後 [#hbec9480]
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[エンブラ兵]|
ヴェロニカ様…▼~
:[ヴェロニカ]|
…………?▼~
:[エンブラ兵]|
…お召し上がりください。~
粗末な食事と水で~
申し訳ありませんが…▼~
凶悪な死刑囚さえ、~
最期はせめて豪華な食事を許されます。~
このままではあまりに不憫…▼~
:[ヴェロニカ]|
…いらない。~
お姉様から…~
水もあげるなって言われてるでしょ…▼~
ばれたら、~
あなたがばつを受けるわ。~
だから、いらない…▼~
:[エンブラ兵]|
……。~
ヴェロニカ様…▼~
:[ヴェロニカ]|
…なに…?▼~
:[エンブラ兵]|
帝国は今、二つに割れております。~
あなたか、レティシア様か、~
どちらに真実があるのか…▼~
民たちも、我々兵も…~
迷っております。▼~
お教えください。~
ヴェロニカ様は、~
本当にあのような罪を…?▼~
:[ヴェロニカ]|
いいえ。~
あたしはそんなことしてない。▼~
:[エンブラ兵]|
……。~
では、やはり…▼~
:[ヴェロニカ]|
まって。~
あたしだけじゃなく…~
お姉様にもきいて。▼~
:[エンブラ兵]|
レティシア様にも…?▼~
:[ヴェロニカ]|
あたしがうそをついて、~
あなたをだまそうとしてるのかも~
しれないでしょう。▼~
あなたたちが信じるべき~
真実はどちらか…▼~
かんたんに決めないで。~
あたしを処刑した後でいい…~
よく考えて。▼~
あたしの言葉だけじゃない。~
なるべくたくさん知って、考えて…~
それから、あなたが決めて。▼~
エンブラの未来は…~
あたしやお姉様みたいな皇族貴族が~
決めるものじゃない。▼~
未来は、~
あなたたちが決めるの。▼~
:[エンブラ兵]|
…………▼~
**6章5節 処刑の日 [#g62f4ec0]
***オープニング [#pe017c4d]
:[レティシア]|
ごきげんよう、アスクの皆様。~
今日は待ちに待った~
ヴェロニカ処刑の日です。▼~
もうまもなく、~
あの太陽が真上に昇る時、~
刑は執行されます。▼~
:[シャロン]|
お兄様…~
ザカリアさんは…▼
:[アルフォンス]|
大丈夫だ。~
ザカリアなら、きっと…▼~
:[レティシア]|
ああ、そうそう。~
ヴェロニカに一目会いたいのなら、~
ぜひそう仰ってくださいませ。▼~
処刑の後、~
ヴェロニカの首を~
こちらにお持ち致しましょう。▼~
:[シャロン]|
ひ、ひどい…許せません!▼~
***クリア後 [#h9e09363]
:[レティシア]|
撤退しましょうか。~
ですが、これは勝利の撤退…▼~
アルフォンス王子…~
おわかりでしょう?~
あなたの敗北なのです。▼~
結局、あなた方は~
ヴェロニカを救うことは~
できなかった…▼~
:[アルフォンス]|
…………▼~
:[レティシア]|
さて。~
それでは約束通り、~
ヴェロニカの首を…▼~
:[エンブラ兵]|
報告!~
報告致します!▼~
先ほど監獄要塞の兵が~
ヴェロニカ皇女を…▼~
:[レティシア]|
ええ。~
無事済んだかしら?▼~
:[エンブラ兵]|
ヴェロニカ皇女を解放しました!▼~
:[レティシア]|
…は?▼~
どういう…こと?▼~
解放した…ですって?~
この私が処刑を命じたのよ。~
この私が!▼~
なのに…どうして…!?~
あの愚民ども、役立たずどもが!▼~
:[ブルーノ]|
…それが、お前の失策だ。~
レティシア。▼~
:[レティシア]|
!?~
あなたは…!▼~
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[ブルーノ]|
レティシア。~
お前の嘘は、強大な力だ。▼~
大量の嘘は、~
都合の悪い真実を覆い隠し、~
塗り変えてしまう。▼~
嘘を操り、自分の思うがままに、~
世界を支配できる気にさえ~
なったことだろう。▼~
:[レティシア]|
…………▼~
:[ブルーノ]|
だが、違うのだ。~
いくら分厚く塗り固めたところで、~
嘘は、脆い。▼~
嘘と真実の違いが大きいほど、~
嘘は、些細なきっかけで剥がれる。~
そして、その下の真実が露わになる…▼~
:[レティシア]|
何が言いたいの!?▼~
:[ブルーノ]|
お前は大量の嘘を流すために~
あまりに多勢を動かしすぎた。▼~
精鋭ばかりではない~
多勢を動かせば、~
中には隙のある者も出る…▼~
俺に捕らえられ、~
兵たちの前で~
真実を洗いざらい吐く者も…▼~
:[レティシア]|
なっ…▼~
:[ブルーノ]|
無論、その者が吐いた言葉が~
真実である証拠などない。~
お前もそう軽んじていたのだろう。▼~
だが、~
一度疑いが芽生えれば…~
人は迷う。▼~
ヴェロニカか、レティシアか、~
どちらに真実があるのか…?~
監獄要塞の兵たちも迷った。▼~
そして…~
彼らはみずからの力で、~
真実を選び取ったのだ。▼~
:[レティシア]|
っ…!~
っ…っ…っ…!▼~
:[ブルーノ]|
レティシア。~
早く逃げ去ることだ。▼~
ヴェロニカと監獄要塞の軍勢は~
まもなくここへ来る…~
挟撃されたくなければな。▼
:[レティシア]|
この…このっ…!▼~
憶えておきなさい…!~
この恨みは…必ず…!▼
:[ブルーノ]|
…………▼~
:[シャロン]|
ザカリアさん!▼~
:[アルフォンス]|
ありがとう、ザカリア。~
また君に助けられたよ。▼~
:[ブルーノ]|
礼を言うのはこちらの方だ。~
だが…▼~
帝国内の勢力は、二分された。~
ヴェロニカ派とレティシア派…▼~
戦いはまだ~
終わっていない。▼~
*コメント [#ofb4a0a4]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
*第6部 6章 嘘を重ねて真実に [#n2a342d0]
#contents
**6章1節 監獄要塞 [#w737e601]
***オープニング [#q884c02c]
:[シャロン]|
ヴェロニカ皇女の処刑…!?▼~
そ、そんなことさせません!~
わたしたちで絶対助けましょう!▼~
:[アルフォンス]|
ザカリア。~
彼女を救い出す方法は…▼~
:[ブルーノ]|
ヴェロニカが囚われている~
監獄要塞は難攻不落…▼~
要塞を守る兵たちの~
エンブラ帝国への忠誠心も~
極めて高い。▼~
英雄たちの力なら勝利はできるだろうが…~
彼らは最後の一兵まで決して降伏しない。▼~
戦えば、~
何千ものエンブラ兵を~
皆殺しにすることになるだろう。▼~
:[アンナ]|
じゃあ、少数精鋭で~
要塞に潜入するしか…▼~
:[ブルーノ]|
…いや。~
監獄要塞の警備は堅牢…~
蟻の入る隙もない。▼~
誰が挑んだとしても、~
潜入は不可能だ。▼~
:[シャロン]|
そんなあ…~
じゃあ、打つ手なしって~
ことですか?▼~
:[ブルーノ]|
いや…~
それでも、まだ手はある。▼~
俺はしばらく別行動をとる。~
アルフォンス、すまないが、~
【呪詛部隊】との戦いを頼む。▼~
:[アルフォンス]|
何か策があるんだね?▼~
:[ブルーノ]|
ああ。~
妹は、必ず救い出す。▼~
:(場面転換。戦闘マップへ)|
:[アルフォンス]|
敵の攻撃は~
相変わらず止むことがない…▼~
ヴェロニカ皇女を救出させないよう~
僕たちをこの地に~
縛りつけておく意図か…▼~
:[アンナ]|
ヴェロニカ皇女のことは~
ザカリアを信じるしかないわ。~
私たちは敵を防ぎ切るわよ!▼~
***クリア後 [#i5aa3e91]
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[エルム]|
『すべての黒幕は、レティシア』…▼~
:[レティシア]|
…なんですって?▼~
:[エルム]|
聞こえたかい?~
帝国内で~
妙な噂が広がってるそうだよ。▼~
『ヴェロニカ皇女は無実』~
『陰謀によって陥れられた』▼~
『すべての黒幕は、レティシア』~
ってね。▼~
:[レティシア]|
…くだらない。~
下賤な愚民どもの噂話なんて~
どうでもいいわ。▼~
:[エルム]|
へえ、ずいぶん余裕だね。~
噂というか、~
全部真実だと思うけど。▼~
:[レティシア]|
真実ですって?~
それは違うわ。~
一つ大切なことを教えてあげる。▼~
真実とは――~
みんなが信じた嘘のこと。▼~
敵がどんな噂を流したところで、~
私は大量の嘘でそれを塗り潰し、~
真実を変えるだけよ。▼~
:[エルム]|
ということは、~
何か手はあるんだろうね。▼~
:[レティシア]|
各地に潜ませている密偵に扇動させ、~
愚民どもに、ヴェロニカが~
真の罪人だと信じ込ませる…▼~
この工作には、~
私の持つ手駒のすべてを使うわ。▼~
嘘は、私の独壇場。~
叩き潰してあげるわ。▼~
:[エルム]|
ご立派。~
それなら心配なさそうだね。~
未来の皇帝陛下?▼~
**6章2節 囚われの皇女 [#wed86d3e]
***オープニング [#y0aeb5b4]
:[ティニー]|
このペンダント?~
母様の形見よ。▼~
***クリア後 [#i8de35dc]
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[ヴェロニカ]|
………………~
……ぅ……▼~
:[レティシア]|
元気だったかしら?~
私の小さなヴェロニカ。▼~
おなかすいた?~
かわいそうに。もう何日も~
何も口にしてないんですって?▼~
それそうよね。~
だって、私が命じたんですもの。~
水一滴も与えるな、って。▼~
:[ヴェロニカ]|
…………▼~
:[レティシア]|
処刑の日は明後日。~
もうすぐよ、~
楽しみで待ちきれないわね?▼~
ねえ、何か言ってごらんなさい。~
私に言いたいことがあるでしょう?~
ほら。▼~
:[ヴェロニカ]|
……お姉様……▼~
…お姉様の、望みは何…?▼~
:[レティシア]|
決まっているでしょう。~
あなたたちからすべてを奪うの。~
富も権力も命もね。▼~
あなたを処刑した後、~
あなたの母が座る皇帝の座も~
すぐに奪ってあげるわ。▼~
:[ヴェロニカ]|
…それから…?▼~
:[ヴェロニカ]|
……。~
それから…?▼
:[ヴェロニカ]|
皇帝になって…それから…~
お姉様はどうしたいの…?▼~
:[レティシア]|
…………▼~
:[ヴェロニカ]|
あたし…前は…~
国とか民とか…~
そんなこと、どうでもよかった…▼~
でも…ある人に言われたわ。~
王は、民のためにあるものだって。~
あたしは、ただのわがままだって…▼~
アルフォンス王子や~
シャロン王女と~
何度も会って…▼~
くやしいけど…おもったの…~
あの人たちは、ほんとうに~
民たちのことを思ってる…▼~
あたしも…いつか、~
あんなふうに…▼~
:[レティシア]|
…………▼
:[ヴェロニカ]|
お姉様…あなたは…?▼~
:[レティシア]|
っ…黙りなさい!~
この私に向かって~
偉そうな口を!▼~
衛兵!~
この小娘を鞭打ちなさい!▼~
気を失うまで止めることは許さない。~
さあ、やりなさい!▼~
:[ヴェロニカ]|
…あたしのことは…どうでもいい…~
…すきにして…▼~
でも、お姉様…~
この国の…みんなのことは…~
大切にしてあげて…▼~
**6章3節 嘘の形勢 [#x7189c7a]
***オープニング [#zb4e91d6]
:[アーサー]|
俺の母は、~
解放軍の魔法戦士だったんだ。▼~
***クリア後 [#s1918fd0]
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[エルム]|
レティシア。~
例の噂のことだけれど…▼~
:[レティシア]|
…あなたから聞くまでもないわ。~
この国にあふれる愚民どもの様子は~
常に監視してる。▼~
レティシアか、ヴェロニカか、~
どちらが真実か…~
現状は、六対四で私の優勢よ。▼~
:[エルム]|
お見事。~
嘘で塗り潰せば、それが真実になる…~
結局、君の言う通りだったね。▼~
:[レティシア]|
…………▼~
:[エルム]|
どうかした?▼~
:[レティシア]|
…本来なら、~
私が圧倒的に勝っているはずだったわ。~
それほどの工作を仕掛けたのだから。▼~
なのに、なぜ…~
こんなわずかな優勢でしかないの?~
なぜヴェロニカを信じる者がいるの?▼~
あんな愚民どもが…~
真実に気づけるはずないのに!▼~
:[エルム]|
…さあね。▼~
:[レティシア]|
もっとヴェロニカの悪事を…~
醜聞を作らないと…~
ええ、私にとっては造作もないことよ。▼~
愚民どもの真実を決めるのは私…~
それを教えてあげるわ、ヴェロニカ…▼~
**6章4節 あなたが決める [#uc1ab5ef]
***オープニング [#b45e6e9e]
:[イシュタル]|
私は…~
ユリウス様を愛しております…▼~
***クリア後 [#hbec9480]
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[エンブラ兵]|
ヴェロニカ様…▼~
:[ヴェロニカ]|
…………?▼~
:[エンブラ兵]|
…お召し上がりください。~
粗末な食事と水で~
申し訳ありませんが…▼~
凶悪な死刑囚さえ、~
最期はせめて豪華な食事を許されます。~
このままではあまりに不憫…▼~
:[ヴェロニカ]|
…いらない。~
お姉様から…~
水もあげるなって言われてるでしょ…▼~
ばれたら、~
あなたがばつを受けるわ。~
だから、いらない…▼~
:[エンブラ兵]|
……。~
ヴェロニカ様…▼~
:[ヴェロニカ]|
…なに…?▼~
:[エンブラ兵]|
帝国は今、二つに割れております。~
あなたか、レティシア様か、~
どちらに真実があるのか…▼~
民たちも、我々兵も…~
迷っております。▼~
お教えください。~
ヴェロニカ様は、~
本当にあのような罪を…?▼~
:[ヴェロニカ]|
いいえ。~
あたしはそんなことしてない。▼~
:[エンブラ兵]|
……。~
では、やはり…▼~
:[ヴェロニカ]|
まって。~
あたしだけじゃなく…~
お姉様にもきいて。▼~
:[エンブラ兵]|
レティシア様にも…?▼~
:[ヴェロニカ]|
あたしがうそをついて、~
あなたをだまそうとしてるのかも~
しれないでしょう。▼~
あなたたちが信じるべき~
真実はどちらか…▼~
かんたんに決めないで。~
あたしを処刑した後でいい…~
よく考えて。▼~
あたしの言葉だけじゃない。~
なるべくたくさん知って、考えて…~
それから、あなたが決めて。▼~
エンブラの未来は…~
あたしやお姉様みたいな皇族貴族が~
決めるものじゃない。▼~
未来は、~
あなたたちが決めるの。▼~
:[エンブラ兵]|
…………▼~
**6章5節 処刑の日 [#g62f4ec0]
***オープニング [#pe017c4d]
:[レティシア]|
ごきげんよう、アスクの皆様。~
今日は待ちに待った~
ヴェロニカ処刑の日です。▼~
もうまもなく、~
あの太陽が真上に昇る時、~
刑は執行されます。▼~
:[シャロン]|
お兄様…~
ザカリアさんは…▼
:[アルフォンス]|
大丈夫だ。~
ザカリアなら、きっと…▼~
:[レティシア]|
ああ、そうそう。~
ヴェロニカに一目会いたいのなら、~
ぜひそう仰ってくださいませ。▼~
処刑の後、~
ヴェロニカの首を~
こちらにお持ち致しましょう。▼~
:[シャロン]|
ひ、ひどい…許せません!▼~
***クリア後 [#h9e09363]
:[レティシア]|
撤退しましょうか。~
ですが、これは勝利の撤退…▼~
アルフォンス王子…~
おわかりでしょう?~
あなたの敗北なのです。▼~
結局、あなた方は~
ヴェロニカを救うことは~
できなかった…▼~
:[アルフォンス]|
…………▼~
:[レティシア]|
さて。~
それでは約束通り、~
ヴェロニカの首を…▼~
:[エンブラ兵]|
報告!~
報告致します!▼~
先ほど監獄要塞の兵が~
ヴェロニカ皇女を…▼~
:[レティシア]|
ええ。~
無事済んだかしら?▼~
:[エンブラ兵]|
ヴェロニカ皇女を解放しました!▼~
:[レティシア]|
…は?▼~
どういう…こと?▼~
解放した…ですって?~
この私が処刑を命じたのよ。~
この私が!▼~
なのに…どうして…!?~
あの愚民ども、役立たずどもが!▼~
:[ブルーノ]|
…それが、お前の失策だ。~
レティシア。▼~
:[レティシア]|
!?~
あなたは…!▼~
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[ブルーノ]|
レティシア。~
お前の嘘は、強大な力だ。▼~
大量の嘘は、~
都合の悪い真実を覆い隠し、~
塗り変えてしまう。▼~
嘘を操り、自分の思うがままに、~
世界を支配できる気にさえ~
なったことだろう。▼~
:[レティシア]|
…………▼~
:[ブルーノ]|
だが、違うのだ。~
いくら分厚く塗り固めたところで、~
嘘は、脆い。▼~
嘘と真実の違いが大きいほど、~
嘘は、些細なきっかけで剥がれる。~
そして、その下の真実が露わになる…▼~
:[レティシア]|
何が言いたいの!?▼~
:[ブルーノ]|
お前は大量の嘘を流すために~
あまりに多勢を動かしすぎた。▼~
精鋭ばかりではない~
多勢を動かせば、~
中には隙のある者も出る…▼~
俺に捕らえられ、~
兵たちの前で~
真実を洗いざらい吐く者も…▼~
:[レティシア]|
なっ…▼~
:[ブルーノ]|
無論、その者が吐いた言葉が~
真実である証拠などない。~
お前もそう軽んじていたのだろう。▼~
だが、~
一度疑いが芽生えれば…~
人は迷う。▼~
ヴェロニカか、レティシアか、~
どちらに真実があるのか…?~
監獄要塞の兵たちも迷った。▼~
そして…~
彼らはみずからの力で、~
真実を選び取ったのだ。▼~
:[レティシア]|
っ…!~
っ…っ…っ…!▼~
:[ブルーノ]|
レティシア。~
早く逃げ去ることだ。▼~
ヴェロニカと監獄要塞の軍勢は~
まもなくここへ来る…~
挟撃されたくなければな。▼
:[レティシア]|
この…このっ…!▼~
憶えておきなさい…!~
この恨みは…必ず…!▼
:[ブルーノ]|
…………▼~
:[シャロン]|
ザカリアさん!▼~
:[アルフォンス]|
ありがとう、ザカリア。~
また君に助けられたよ。▼~
:[ブルーノ]|
礼を言うのはこちらの方だ。~
だが…▼~
帝国内の勢力は、二分された。~
ヴェロニカ派とレティシア派…▼~
戦いはまだ~
終わっていない。▼~
*コメント [#ofb4a0a4]
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