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章別会話/11章 刃の【葬り手】
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[[10章 命の取引>章別会話/10章 命の取引]] → 11章 刃の【葬...
*第8部 11章 刃の【葬り手】 [#lab4eb1d]
#contents
**1節 姉妹の再会 [#i24e67a3]
***オープニング [#re9d3793]
:[アルフォンス]|
急ごう、僕たちの体の~
毒が回りきる前に~
ヘイズルーンのもとへ…▼~
!▼~
:[フレスベルグ]|
……。~
私は任務を果たす。~
父さんに与えられた任務を…▼~
私たちは、家族だから…▼~
:[ラタトスク]|
お姉ちゃん、聞いて!~
あたしたちは…▼~
:[フレスベルグ]|
…ラタトスク…~
…ごめんなさい。▼~
私は【葬り手】…~
任務を果たさなければ…▼~
私か、あなた…~
どちらかは倒れて…~
もう二度と会えなく…なる…▼~
でも、それが…~
父さんの命令だから…▼~
:[ラタトスク]|
…お姉ちゃんっ…!▼~
:(場面転換。戦闘マップへ)|
:[フレスベルグ]|
私は刃の【葬り手】…~
父さんのために、家族のために…▼~
***クリア後 [#drynq504]
:[フレスベルグ]|
まだ…私は戦える。~
父さんのために…▼~
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[ヘイズルーン]|
あら、ラタトスク…~
皆さんも、どうされたのですか?▼~
:[ラタトスク]|
おおおお姉ちゃんっ!~
ききき聞いてっ!▼~
:[アルフォンス]|
手短に話すよ。~
レーラズの毒を受けた。▼~
:[ヘイズルーン]|
そんな…▼~
:[アルフォンス]|
君の蜜をお願いしたい。~
エクラを~
救ってくれた時のように…▼~
:[ヘイズルーン]|
わかりました。~
私の蜜で誰かを癒せるなら…~
喜んでお手伝い致します。▼~
:(暗転)|
:[ヘイズルーン]|
いかがでしょうか?~
身体の具合は…▼~
:[アルフォンス]|
ありがとう。~
さっきより体が動く…~
効いているみたいだ。▼~
:[シャロン]|
はい、なんだか~
いけそうな気がしてきました!▼~
:[ヘイズルーン]|
良かった…~
ですが、おそらく効果は~
一時的なものです。▼~
その効果が切れる前に、~
お父様の毒を~
完全に解毒しなくては…▼~
:[アルフォンス]|
…わかった。~
ところで、彼…~
エイクスルニルは?▼~
:[ヘイズルーン]|
あちらへ…~
根の方へ戻ると言っていました。~
詳しいことは私も…▼~
**2節 麗しの珍獣騎士 [#m7726534]
***オープニング [#mdet0ht8n]
:[メリン]|
僕の相棒のオオカミは、~
我が姫より賜った大切な存在なのです。▼~
**3節 みんな大好き [#zf2421d1]
***オープニング [#fry6549h]
:[レーラズ]|
…………▼~
:[王]|
どうだ、レーラズよ。~
わしの命を永らえる術は~
見つかったか?▼~
急げ。急がねば明日の朝、~
たった一人残った~
お前の最後の子の首が飛ぶぞ。▼~
:[レーラズ]|
…やめてくれ…やめて……▼~
…もう…~
…もうお許しを…▼~
私はすべてを話した。~
私の知る癒しの術のすべてを~
あなたに伝えた…▼~
これ以上、私から得られるものはない。~
あなたを不老不死にすることなど、~
私にはできない…▼~
できないのだ!~
できるのなら、とっくにやっている!~
あの子たちを殺される前に!▼~
なのに…~
なのにどうして…まだ私を…!▼~
:[王]|
良いか、レーラズよ。~
お前がいかに嘆こうと訴えようと、~
わしには何の痛痒もない。▼~
お前の心も、~
お前たちの大切な子の命も、~
わしにはどうでもいいこと。▼~
わしを不老不死とせよ。~
できぬなら明日、~
お前の最後の子の首を刎ねる。▼~
:[レーラズ]|
…王…▼~
:[王]|
わしを癒さねば良かった、か?~
【癒し手】よ。▼~
わしを救いになど来なければ、~
お前の子たちは死ぬことはなかった…~
今もお前と共に幸せに暮らせたであろうな。▼~
:[レーラズ]|
…………▼~
:[王]|
だが、【癒し手】の望みは、~
あらゆる世界の苦しむ人々を~
みな癒すこと…だったな?▼~
ならば、これはお前自身が招いたこと。~
己を恨め。~
お前が殺した子らに詫びるがいい…▼~
:[レーラズ]|
……王……▼~
今から…~
三つ数える。▼~
:[王]|
…何?▼~
:[レーラズ]|
三つ数えると、~
あなたはその両手で~
あなたの両目を抉り取る。▼~
1…~
2…▼~
:[王]|
ば、ばかげた脅しを…~
まさか、あり得ぬ…▼~
ユグドラシルの【癒し手】は、~
その存在ゆえ~
決して人を傷つけることは…▼~
:[レーラズ]|
私はもう、【癒し手】ではない。~
お前が、人間が…そう変えた。▼~
…3。▼~
:(白く光る)|
:[王]|
ぎゃああああぁぁぁぁっ…!▼~
:[レーラズ]|
私の子をここへ。~
さもなくば、お前を殺す。▼~
:[王]|
…あ…がぁぁ…~
…ば…馬鹿な…こんな…▼~
:[レーラズ]|
急げ。~
死にたくなければ、~
私の子をこの手に戻せ。▼~
:[王]|
そ、それは…できぬ…~
…できぬのだ…▼~
:[レーラズ]|
何…?▼~
:[王]|
お前の子を~
捕らえたというのは…~
嘘だ…▼~
はじめから、~
皆殺しにしてやったわ…~
もう一人も生きてはおらん…▼~
:[レーラズ]|
……………………▼~
お前は殺す。~
考え得る限り、~
最も惨たらしい方法で。▼~
だが…その後…~
私は…どうすればいい…?▼~
私は…▼~
:(白く光る)|
:(場面転換。戦闘マップへ)|
:[フォガート]|
いつも城を放って旅をしているけど…~
今回は、ちょっと遠くまで~
来すぎちゃったかもなあ。▼~
**4節 闘いの熱砂 [#p5b6f0e5]
***オープニング [#w3ee42rv]
:[ミスティラ]|
我がソルム王国には、~
紋章士アイクの宿る指輪が~
託されていたの。▼~
**5節 家族 [#k453560f]
***オープニング [#k2077243]
:[ラタトスク]|
あ、あああそこ!~
お兄ちゃんは、~
いつもあそこで鍛錬を…▼~
:[アルフォンス]|
!~
ラタトスク、危ない…!▼~
:(白く光る)|
:[フレスベルグ]|
…………▼~
:[ラタトスク]|
お姉ちゃん…▼~
:[フレスベルグ]|
ラタトスク…~
もう、私を姉と呼ぶのはやめて…▼~
私の刃が…~
鈍ってしまうから…▼~
:[ラタトスク]|
…お姉ちゃん…▼~
:[フレスベルグ]|
私は、心を決めている。~
父さんの命令に従う。~
一番大切なのは、家族だから…▼~
:[エイクスルニル]|
…それは違う、フレスベルグ。▼~
:[フレスベルグ]|
…兄さん…?▼~
邪魔をしないで。~
父さんの命令に背くなら、~
たとえ兄さんでも…▼~
:[エイクスルニル]|
…フレスベルグ。~
レーラズ様は、~
お前の家族ではない。▼~
:[フレスベルグ]|
…え…?▼~
:[ラタトスク]|
え?▼~
:[エイクスルニル]|
…………▼~
:[フレスベルグ]|
…何を言ってるの?~
そんな言葉で~
私が動揺すると…▼~
:[エイクスルニル]|
お前だけではない。~
俺も、ラタトスクも皆…~
あの方の子供ではない。▼~
:[ラタトスク]|
お兄…ちゃん…?▼~
:[エイクスルニル]|
あの方は、~
家族を取り戻すのだと言った。~
その家族とは誰のことだ?▼~
フレスベルグ、~
お前は知っているか?▼~
:[フレスベルグ]|
…………▼~
:[エイクスルニル]|
俺は知っている…~
いや、知ってしまった…~
知らぬ方が良いことを。▼~
かつて、レーラズ様は子を失った。~
暴虐の王によって、~
子を皆殺しにされたのだ…▼~
:[フレスベルグ]|
皆殺し…?~
何の話…?~
私たちはこうして生きて…▼~
:[エイクスルニル]|
違う。~
子は殺された…~
もうこの世にはいない。▼~
:[フレスベルグ]|
何を…言ってるの…?▼~
では私たちは~
いったい誰だと…▼~
:[エイクスルニル]|
レーラズ様は、~
心を植えつけることができる…▼~
自分を模した心を~
ヘンリエッテ女王に~
植えつけることも…▼~
亡くなった子供を模した心を~
赤の他人に~
植えつけることも…▼~
:[フレスベルグ]|
…………!▼~
:[エイクスルニル]|
俺たちは皆、誰でもない…~
まがいものなのだ。▼~
レーラズ様の子供…~
そう思い込むように~
心を植えつけられた…▼~
:[フレスベルグ]|
……あ…あ……▼~
:[エイクスルニル]|
自分たちは家族と信じていた、~
哀れな人形たちだ…▼~
:(場面転換。戦闘マップへ)|
:[フレスベルグ]|
そんな…~
そんなこと…信じないわ。~
私たちは家族…▼~
父さんは私たちを育ててくれた、~
私たちに微笑んでくれた…~
【癒し手】のあるべき姿を教えてくれた…▼~
私は憶えている…!~
この胸に、確かに記憶が…~
思い出がある…!▼~
:[エイクスルニル]|
俺も憶えている。~
だがそれこそ、レーラズ様が~
植えつけた偽りの心だ…▼~
俺たちには、~
本当はそんな過去はない。~
死んだ別人の思い出に過ぎない…▼~
:[フレスベルグ]|
…そんな…▼~
:[エイクスルニル]|
それだけではない。レーラズ様は、~
心を植えつけた偽りの子たちに命じてきた。~
暗殺成功の後、みずからの命を絶て、と。▼~
【癒し手】が【葬り手】と変わってから…~
これまで暗殺は何度も行われてきた。~
そして、偽りの子たちは…▼~
俺たちは、~
何人目だと思う…?▼~
:[フレスベルグ]|
嘘…う…そ…▼~
:[エイクスルニル]|
俺もお前も皆…~
あの方の子の代わりですらない。▼~
心を植えつけられ、~
用済みとなって~
捨てられてきた者たちと同じ…▼~
やがて、俺たちも捨てられる。~
そして心を植えつけられた別の者たちが~
新たな家族を演じる…▼~
:[フレスベルグ]|
…嘘…~
…嘘を…つかないで…!▼~
***クリア後 [#dsyun46z]
:[フレスベルグ]|
そんなはず…ない…~
父さんは…いつも優しくて…▼~
私に…~
微笑んで…くれた…▼~
:[ラタトスク]|
お姉ちゃん…!~
待って…もうやめて…!▼~
あたしはお姉ちゃんに~
生きててほしいの!~
そのためにあたしは…あたしは…!▼~
:[フレスベルグ]|
ああ…~
ラタトスク…あなたは…~
私の…大切な妹…▼~
私たちはみんな…~
家族…▼~
:[ラタトスク]|
うん…うん…!~
だから…だからもうやめよう、~
こんなこと!▼~
:[フレスベルグ]|
…………~
ラタトスク…▼~
わかったわ…~
あなたの…言う通りに…▼~
:[ラタトスク]|
良かった…~
お姉ちゃんっ…!▼~
:[レーラズ]|
おや、残念だね。▼~
:[アルフォンス]|
!?▼~
:[フレスベルグ]|
…父さん…~
ごめんなさい…~
私は…もう…▼~
:[レーラズ]|
フレスベルグ、君は私に背いた。~
もう私の家族ではないということだね。~
それなら…▼~
君はもう、いらない。▼~
:(白く光る)|
:[フレスベルグ]|
…………▼~
……ぁ……ぁ……~
…………▼~
:[ラタトスク]|
お姉ちゃん…!?~
お姉ちゃんっ…!▼~
:[アルフォンス]|
レーラズ、何を…!?▼~
:[レーラズ]|
誤解しないでくれたまえ。~
私は何もしていない。~
ただ、元に戻してあげただけだよ。▼~
植えつけた偽りの心を消し去り、~
かつての本物の心に~
戻してあげたんだ。▼~
みずから死を望むほどの重傷を負い…~
あまりの痛みに耐えきれず~
廃人同然となっていた心に…ね。▼~
:[ラタトスク]|
…そん…な…~
お姉ちゃんっ!▼~
:[フレスベルグ]|
…………~
…………▼~
:[レーラズ]|
君の声はもう聞こえないよ。~
もう彼女は何も見えない、聞こえない、~
話すこともできない。▼~
虚ろな目で天井を見上げるだけの…~
ただ、息をしているだけの死人だ。▼~
かわいそうに。~
君たちが、いっそ一想いに~
殺してやってはどうかね?▼~
:[アルフォンス]|
レーラズっ!▼~
:[レーラズ]|
また会いに来るよ。~
エクラ。~
君が私の望みを叶えてくれるまで…▼~
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[エイクスルニル]|
…………▼~
:[ラタトスク]|
お兄ちゃん…本当…なの?▼~
お兄ちゃんも、~
お姉ちゃんも、~
あたしも…▼~
あたしたちみんな…~
家族でも…~
なんでもなかったの…?▼~
仲良しだった…~
たくさんの思い出も…~
全部…嘘だったの…?▼~
:[エイクスルニル]|
…そうだ。▼~
:[ラタトスク]|
あたしたちは…~
ほんとは誰なの?▼~
:[エイクスルニル]|
瀕死の傷を負った者…~
重い病を患った者…~
心が壊れた者…▼~
もはや助かる見込みはなく、~
意識すら戻ることもなかった、~
死体同然の者たち…▼~
レーラズ様は~
俺たちを癒し、~
ユグドラシルの力を与え…▼~
そして、俺たちに~
偽りの心を植えつけた。▼~
:[ラタトスク]|
…………▼~
:[エイクスルニル]|
お前たちには知らせたくなかった。~
知らずに生きていけるなら…~
その方が良かった。▼~
俺たちは皆…~
既に亡くなった子供を~
演じる人形…▼~
レーラズ様の望みは、本物の家族。~
代用品の俺たちのことなど、~
愛してはいない…▼~
そんなことは…~
知らなければ良かった…▼~
*コメント [#kda7f5ea]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
[[10章 命の取引>章別会話/10章 命の取引]] → 11章 刃の【葬...
*第8部 11章 刃の【葬り手】 [#lab4eb1d]
#contents
**1節 姉妹の再会 [#i24e67a3]
***オープニング [#re9d3793]
:[アルフォンス]|
急ごう、僕たちの体の~
毒が回りきる前に~
ヘイズルーンのもとへ…▼~
!▼~
:[フレスベルグ]|
……。~
私は任務を果たす。~
父さんに与えられた任務を…▼~
私たちは、家族だから…▼~
:[ラタトスク]|
お姉ちゃん、聞いて!~
あたしたちは…▼~
:[フレスベルグ]|
…ラタトスク…~
…ごめんなさい。▼~
私は【葬り手】…~
任務を果たさなければ…▼~
私か、あなた…~
どちらかは倒れて…~
もう二度と会えなく…なる…▼~
でも、それが…~
父さんの命令だから…▼~
:[ラタトスク]|
…お姉ちゃんっ…!▼~
:(場面転換。戦闘マップへ)|
:[フレスベルグ]|
私は刃の【葬り手】…~
父さんのために、家族のために…▼~
***クリア後 [#drynq504]
:[フレスベルグ]|
まだ…私は戦える。~
父さんのために…▼~
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[ヘイズルーン]|
あら、ラタトスク…~
皆さんも、どうされたのですか?▼~
:[ラタトスク]|
おおおお姉ちゃんっ!~
ききき聞いてっ!▼~
:[アルフォンス]|
手短に話すよ。~
レーラズの毒を受けた。▼~
:[ヘイズルーン]|
そんな…▼~
:[アルフォンス]|
君の蜜をお願いしたい。~
エクラを~
救ってくれた時のように…▼~
:[ヘイズルーン]|
わかりました。~
私の蜜で誰かを癒せるなら…~
喜んでお手伝い致します。▼~
:(暗転)|
:[ヘイズルーン]|
いかがでしょうか?~
身体の具合は…▼~
:[アルフォンス]|
ありがとう。~
さっきより体が動く…~
効いているみたいだ。▼~
:[シャロン]|
はい、なんだか~
いけそうな気がしてきました!▼~
:[ヘイズルーン]|
良かった…~
ですが、おそらく効果は~
一時的なものです。▼~
その効果が切れる前に、~
お父様の毒を~
完全に解毒しなくては…▼~
:[アルフォンス]|
…わかった。~
ところで、彼…~
エイクスルニルは?▼~
:[ヘイズルーン]|
あちらへ…~
根の方へ戻ると言っていました。~
詳しいことは私も…▼~
**2節 麗しの珍獣騎士 [#m7726534]
***オープニング [#mdet0ht8n]
:[メリン]|
僕の相棒のオオカミは、~
我が姫より賜った大切な存在なのです。▼~
**3節 みんな大好き [#zf2421d1]
***オープニング [#fry6549h]
:[レーラズ]|
…………▼~
:[王]|
どうだ、レーラズよ。~
わしの命を永らえる術は~
見つかったか?▼~
急げ。急がねば明日の朝、~
たった一人残った~
お前の最後の子の首が飛ぶぞ。▼~
:[レーラズ]|
…やめてくれ…やめて……▼~
…もう…~
…もうお許しを…▼~
私はすべてを話した。~
私の知る癒しの術のすべてを~
あなたに伝えた…▼~
これ以上、私から得られるものはない。~
あなたを不老不死にすることなど、~
私にはできない…▼~
できないのだ!~
できるのなら、とっくにやっている!~
あの子たちを殺される前に!▼~
なのに…~
なのにどうして…まだ私を…!▼~
:[王]|
良いか、レーラズよ。~
お前がいかに嘆こうと訴えようと、~
わしには何の痛痒もない。▼~
お前の心も、~
お前たちの大切な子の命も、~
わしにはどうでもいいこと。▼~
わしを不老不死とせよ。~
できぬなら明日、~
お前の最後の子の首を刎ねる。▼~
:[レーラズ]|
…王…▼~
:[王]|
わしを癒さねば良かった、か?~
【癒し手】よ。▼~
わしを救いになど来なければ、~
お前の子たちは死ぬことはなかった…~
今もお前と共に幸せに暮らせたであろうな。▼~
:[レーラズ]|
…………▼~
:[王]|
だが、【癒し手】の望みは、~
あらゆる世界の苦しむ人々を~
みな癒すこと…だったな?▼~
ならば、これはお前自身が招いたこと。~
己を恨め。~
お前が殺した子らに詫びるがいい…▼~
:[レーラズ]|
……王……▼~
今から…~
三つ数える。▼~
:[王]|
…何?▼~
:[レーラズ]|
三つ数えると、~
あなたはその両手で~
あなたの両目を抉り取る。▼~
1…~
2…▼~
:[王]|
ば、ばかげた脅しを…~
まさか、あり得ぬ…▼~
ユグドラシルの【癒し手】は、~
その存在ゆえ~
決して人を傷つけることは…▼~
:[レーラズ]|
私はもう、【癒し手】ではない。~
お前が、人間が…そう変えた。▼~
…3。▼~
:(白く光る)|
:[王]|
ぎゃああああぁぁぁぁっ…!▼~
:[レーラズ]|
私の子をここへ。~
さもなくば、お前を殺す。▼~
:[王]|
…あ…がぁぁ…~
…ば…馬鹿な…こんな…▼~
:[レーラズ]|
急げ。~
死にたくなければ、~
私の子をこの手に戻せ。▼~
:[王]|
そ、それは…できぬ…~
…できぬのだ…▼~
:[レーラズ]|
何…?▼~
:[王]|
お前の子を~
捕らえたというのは…~
嘘だ…▼~
はじめから、~
皆殺しにしてやったわ…~
もう一人も生きてはおらん…▼~
:[レーラズ]|
……………………▼~
お前は殺す。~
考え得る限り、~
最も惨たらしい方法で。▼~
だが…その後…~
私は…どうすればいい…?▼~
私は…▼~
:(白く光る)|
:(場面転換。戦闘マップへ)|
:[フォガート]|
いつも城を放って旅をしているけど…~
今回は、ちょっと遠くまで~
来すぎちゃったかもなあ。▼~
**4節 闘いの熱砂 [#p5b6f0e5]
***オープニング [#w3ee42rv]
:[ミスティラ]|
我がソルム王国には、~
紋章士アイクの宿る指輪が~
託されていたの。▼~
**5節 家族 [#k453560f]
***オープニング [#k2077243]
:[ラタトスク]|
あ、あああそこ!~
お兄ちゃんは、~
いつもあそこで鍛錬を…▼~
:[アルフォンス]|
!~
ラタトスク、危ない…!▼~
:(白く光る)|
:[フレスベルグ]|
…………▼~
:[ラタトスク]|
お姉ちゃん…▼~
:[フレスベルグ]|
ラタトスク…~
もう、私を姉と呼ぶのはやめて…▼~
私の刃が…~
鈍ってしまうから…▼~
:[ラタトスク]|
…お姉ちゃん…▼~
:[フレスベルグ]|
私は、心を決めている。~
父さんの命令に従う。~
一番大切なのは、家族だから…▼~
:[エイクスルニル]|
…それは違う、フレスベルグ。▼~
:[フレスベルグ]|
…兄さん…?▼~
邪魔をしないで。~
父さんの命令に背くなら、~
たとえ兄さんでも…▼~
:[エイクスルニル]|
…フレスベルグ。~
レーラズ様は、~
お前の家族ではない。▼~
:[フレスベルグ]|
…え…?▼~
:[ラタトスク]|
え?▼~
:[エイクスルニル]|
…………▼~
:[フレスベルグ]|
…何を言ってるの?~
そんな言葉で~
私が動揺すると…▼~
:[エイクスルニル]|
お前だけではない。~
俺も、ラタトスクも皆…~
あの方の子供ではない。▼~
:[ラタトスク]|
お兄…ちゃん…?▼~
:[エイクスルニル]|
あの方は、~
家族を取り戻すのだと言った。~
その家族とは誰のことだ?▼~
フレスベルグ、~
お前は知っているか?▼~
:[フレスベルグ]|
…………▼~
:[エイクスルニル]|
俺は知っている…~
いや、知ってしまった…~
知らぬ方が良いことを。▼~
かつて、レーラズ様は子を失った。~
暴虐の王によって、~
子を皆殺しにされたのだ…▼~
:[フレスベルグ]|
皆殺し…?~
何の話…?~
私たちはこうして生きて…▼~
:[エイクスルニル]|
違う。~
子は殺された…~
もうこの世にはいない。▼~
:[フレスベルグ]|
何を…言ってるの…?▼~
では私たちは~
いったい誰だと…▼~
:[エイクスルニル]|
レーラズ様は、~
心を植えつけることができる…▼~
自分を模した心を~
ヘンリエッテ女王に~
植えつけることも…▼~
亡くなった子供を模した心を~
赤の他人に~
植えつけることも…▼~
:[フレスベルグ]|
…………!▼~
:[エイクスルニル]|
俺たちは皆、誰でもない…~
まがいものなのだ。▼~
レーラズ様の子供…~
そう思い込むように~
心を植えつけられた…▼~
:[フレスベルグ]|
……あ…あ……▼~
:[エイクスルニル]|
自分たちは家族と信じていた、~
哀れな人形たちだ…▼~
:(場面転換。戦闘マップへ)|
:[フレスベルグ]|
そんな…~
そんなこと…信じないわ。~
私たちは家族…▼~
父さんは私たちを育ててくれた、~
私たちに微笑んでくれた…~
【癒し手】のあるべき姿を教えてくれた…▼~
私は憶えている…!~
この胸に、確かに記憶が…~
思い出がある…!▼~
:[エイクスルニル]|
俺も憶えている。~
だがそれこそ、レーラズ様が~
植えつけた偽りの心だ…▼~
俺たちには、~
本当はそんな過去はない。~
死んだ別人の思い出に過ぎない…▼~
:[フレスベルグ]|
…そんな…▼~
:[エイクスルニル]|
それだけではない。レーラズ様は、~
心を植えつけた偽りの子たちに命じてきた。~
暗殺成功の後、みずからの命を絶て、と。▼~
【癒し手】が【葬り手】と変わってから…~
これまで暗殺は何度も行われてきた。~
そして、偽りの子たちは…▼~
俺たちは、~
何人目だと思う…?▼~
:[フレスベルグ]|
嘘…う…そ…▼~
:[エイクスルニル]|
俺もお前も皆…~
あの方の子の代わりですらない。▼~
心を植えつけられ、~
用済みとなって~
捨てられてきた者たちと同じ…▼~
やがて、俺たちも捨てられる。~
そして心を植えつけられた別の者たちが~
新たな家族を演じる…▼~
:[フレスベルグ]|
…嘘…~
…嘘を…つかないで…!▼~
***クリア後 [#dsyun46z]
:[フレスベルグ]|
そんなはず…ない…~
父さんは…いつも優しくて…▼~
私に…~
微笑んで…くれた…▼~
:[ラタトスク]|
お姉ちゃん…!~
待って…もうやめて…!▼~
あたしはお姉ちゃんに~
生きててほしいの!~
そのためにあたしは…あたしは…!▼~
:[フレスベルグ]|
ああ…~
ラタトスク…あなたは…~
私の…大切な妹…▼~
私たちはみんな…~
家族…▼~
:[ラタトスク]|
うん…うん…!~
だから…だからもうやめよう、~
こんなこと!▼~
:[フレスベルグ]|
…………~
ラタトスク…▼~
わかったわ…~
あなたの…言う通りに…▼~
:[ラタトスク]|
良かった…~
お姉ちゃんっ…!▼~
:[レーラズ]|
おや、残念だね。▼~
:[アルフォンス]|
!?▼~
:[フレスベルグ]|
…父さん…~
ごめんなさい…~
私は…もう…▼~
:[レーラズ]|
フレスベルグ、君は私に背いた。~
もう私の家族ではないということだね。~
それなら…▼~
君はもう、いらない。▼~
:(白く光る)|
:[フレスベルグ]|
…………▼~
……ぁ……ぁ……~
…………▼~
:[ラタトスク]|
お姉ちゃん…!?~
お姉ちゃんっ…!▼~
:[アルフォンス]|
レーラズ、何を…!?▼~
:[レーラズ]|
誤解しないでくれたまえ。~
私は何もしていない。~
ただ、元に戻してあげただけだよ。▼~
植えつけた偽りの心を消し去り、~
かつての本物の心に~
戻してあげたんだ。▼~
みずから死を望むほどの重傷を負い…~
あまりの痛みに耐えきれず~
廃人同然となっていた心に…ね。▼~
:[ラタトスク]|
…そん…な…~
お姉ちゃんっ!▼~
:[フレスベルグ]|
…………~
…………▼~
:[レーラズ]|
君の声はもう聞こえないよ。~
もう彼女は何も見えない、聞こえない、~
話すこともできない。▼~
虚ろな目で天井を見上げるだけの…~
ただ、息をしているだけの死人だ。▼~
かわいそうに。~
君たちが、いっそ一想いに~
殺してやってはどうかね?▼~
:[アルフォンス]|
レーラズっ!▼~
:[レーラズ]|
また会いに来るよ。~
エクラ。~
君が私の望みを叶えてくれるまで…▼~
:(場面転換。会話シーンへ)|
:[エイクスルニル]|
…………▼~
:[ラタトスク]|
お兄ちゃん…本当…なの?▼~
お兄ちゃんも、~
お姉ちゃんも、~
あたしも…▼~
あたしたちみんな…~
家族でも…~
なんでもなかったの…?▼~
仲良しだった…~
たくさんの思い出も…~
全部…嘘だったの…?▼~
:[エイクスルニル]|
…そうだ。▼~
:[ラタトスク]|
あたしたちは…~
ほんとは誰なの?▼~
:[エイクスルニル]|
瀕死の傷を負った者…~
重い病を患った者…~
心が壊れた者…▼~
もはや助かる見込みはなく、~
意識すら戻ることもなかった、~
死体同然の者たち…▼~
レーラズ様は~
俺たちを癒し、~
ユグドラシルの力を与え…▼~
そして、俺たちに~
偽りの心を植えつけた。▼~
:[ラタトスク]|
…………▼~
:[エイクスルニル]|
お前たちには知らせたくなかった。~
知らずに生きていけるなら…~
その方が良かった。▼~
俺たちは皆…~
既に亡くなった子供を~
演じる人形…▼~
レーラズ様の望みは、本物の家族。~
代用品の俺たちのことなど、~
愛してはいない…▼~
そんなことは…~
知らなければ良かった…▼~
*コメント [#kda7f5ea]
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