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章別会話/駆けよ理想と共に
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*駆けよ理想と共に [#b178a597]
#contents
**駆けよ理想と共に [#o517902f]
***オープニング [#md2b0d70]
:[ウルフ]|
なるほどな…~
アスク王国の状況は理解した。▼~
:[ザガロ]|
異界から絶え間なく~
敵の勢力が現れる、か…▼~
:[ロシェ]|
大変な戦いを~
ずっと続けてきたんだね。▼~
:[ビラク]|
これほどまでに豊かな国だ。~
狙われるのは無理もない。▼~
:[ピアニー]|
エクラさんも~
この国のことを思って~
あなたたちに助けを求めたと思うの。▼~
:[アルフォンス]|
アスク王国を守るために~
今は一人でも多くの英雄に~
力を貸してほしいんだ。▼~
困難を伴う申し出であるのはわかってる。~
そのうえで、みんなの協力を~
お願いできないだろうか?▼~
:[マリス]|
俺は構わないぜ。~
金払いのいい雇い主なら~
喜んで働かせてもらう。▼~
:[ロシェ]|
戦争が続いているってことは~
当然、親を失った子どもたちも~
たくさんいるってことだよね。▼~
ウルフ、ぼくたちも…▼~
:[ウルフ]|
……▼~
わかった、我ら【狼騎士団】も~
ヴァイス・ブレイヴに力を貸そう。▼~
:[ピアニー]|
ほんとに!? ありがとう…!▼~
:[ウルフ]|
だが、我らが主と仰ぐのは~
ハーディン様のみ。▼~
協力はするが、主への忠誠を~
違えるつもりはない。▼~
:[ロシェ]|
あっ、ウルフ…!~
ザガロもビラクも待ってよ。~
アルフォンス王子、失礼します…▼~
:[ピアニー]|
……。~
行っちゃった…▼~
:[マリス]|
騎士ってのは、いろいろと~
背負っているものがあるんだろうが~
なんだか生きづらそうだな。▼~
:[ピアニー]|
あの、アルフォンスさん…~
彼らが慕うハーディン様って?▼~
:[アルフォンス]|
うん。彼はウルフたちより前に~
アスク王国に召喚されているよ。▼~
でも、マルス王子とともに戦い~
【草原の狼】と呼ばれていた~
ハーディン王子ではない。▼~
この世界にいるのは~
闇のオーブで暗黒皇帝となった~
ハーディンなんだ…▼~
***C [#f92a3137]
:[ビラク]|
待たせたな。~
情報を集めてきたぞ。▼~
:[ザガロ]|
どうだ、ハーディン様について~
なにかわかったか?▼~
:[ビラク]|
噂は本当だった。▼~
この世界にいるのは~
アカネイア神聖帝国皇帝の~
ハーディン様のようだな。▼~
:[ウルフ]|
……。▼~
:[ビラク]|
だが、所在は誰も知らないらしい。~
戦いとともに現れ、またいずこかへ~
姿を消されるということだ。▼~
:[ロシェ]|
ハーディン様…~
戦いに呼び寄せられているのかな。▼~
:[ザガロ]|
で、どうする。ウルフ?~
【狼騎士団】の長はお前だ。~
俺たちはお前の決定に従う。▼~
:[ビラク]|
アルフォンス王子に伝えたとおり~
ハーディン様に付き従うことを~
なによりも優先させるか…▼~
:[ロシェ]|
それとも、それぞれが一人の英雄として~
アスク王国の民のために戦うのか。▼~
:[ウルフ]|
……▼~
:[ピアニー]|
あっ! いたいた。~
【狼騎士団】のみんな!▼~
:[ロシェ]|
ええと、君はピアニーだっけ。~
本物の妖精…なんだよね?▼~
:[ウルフ]|
我々にいったい、なんの用だ?▼~
:[ピアニー]|
えっとね…ちょっと話を~
聞かせてほしいなって思ったの。▼~
みんなが忠誠を誓っている~
ハーディン様のこと。▼~
:[ビラク]|
ハーディン様の…話?▼~
:[マリス]|
そいつは俺も聞きたいね。▼~
一緒にアスクに呼ばれたよしみ…~
戦場では、お前らに背中を預けることに~
なるかもしれないしな。▼~
:[ウルフ]|
……▼~
***B [#ha94bbc1]
:[ウルフ]|
俺たち草原の民は~
長い間、虐げられてきた。▼~
そんな俺たちを助けてくれたのが~
ハーディン様なのだ。▼~
:[ザガロ]|
ハーディン様は、身体の弱い兄王を支え~
国と民のために全身全霊を尽くされてきた。▼~
そして、暗黒竜メディウスとの戦いでは~
占領されたオレルアンを~
マルス王子とともに奪還されたのだ。▼~
:[ビラク]|
ハーディン様は~
我ら【狼騎士団】を率い~
つねに先陣を切られた…▼~
王族の誇りと民への慈愛。~
そして、武人としての高潔さ。▼~
ハーディン様はそれらすべてを~
兼ね備えたお方だ。▼~
:[ピアニー]|
わ、すごい人。~
聞けば聞くほど、~
すごい英雄なのね。▼~
:[マリス]|
稼いだ金を片っ端から博打でスッちまう~
ウチの親父とはえらい違いだぜ。~
いや、比較するのも失礼だな。▼~
:[ロシェ]|
ぼくたちは元々孤児だったんだ。~
それをハーディン様が目をかけて~
騎士にまで取り立ててくれた。▼~
:[ザガロ]|
ハーディン様がいなければ~
とうの昔にのたれ死んでいたかもな。▼~
:[ビラク]|
一生かかっても返せないほど~
俺たちが受けた恩義は大きい。▼~
:[ピアニー]|
とても大切な恩人なんだね。▼~
:[ウルフ]|
ハーディン様は俺たちに~
家族のように接してくれた。▼~
いや、俺たちだけではない。~
オレルアンの民すべてが~
ハーディン様の家族だった。▼~
:[マリス]|
けどな、俺が聞いてた~
皇帝ハーディンの噂は~
ちょっと違うような感じがするぜ?▼~
アカネイアのニーナ王女と結婚して~
皇帝に即位されてからだったか。~
悪い噂ばかり聞くようになった…▼~
:[ウルフ]|
……▼~
:[マリス]|
あ、悪いな。~
お前たちが尊敬する方を~
悪く言うつもりはないんだが…▼~
:[ロシェ]|
…確かにハーディン様は~
お変わりになったと思う。▼~
:[ウルフ]|
ロシェ…!▼~
:[ロシェ]|
みんな、口にはしなかったけど~
感じていたはずだよ。▼~
大陸の平和を願われていた~
ハーディン様の優しさが…~
失われてしまったことを。▼~
:[ピアニー]|
大陸の平和…~
それがハーディン様の夢なの?▼~
:[ビラク]|
そうだ。それがハーディン様の夢。~
陛下はつねに平和を願われていた。▼~
:[ピアニー]|
ハーディン様の夢か…▼~
でもね。夢っていうのは~
一人で見るだけじゃないと思うの。▼~
みんなで見る夢。~
みんなと一緒に目指す夢。~
みんなと叶える夢だってあるの。▼~
きっと【狼騎士団】のみんなの夢も~
ハーディン様が見ていた夢と~
同じだったでしょう?▼~
:[ウルフ]|
……▼~
:[ザガロ]|
我らはハーディン様とともに~
たくさんの戦場を駆けた。▼~
それは覇道のためではなく~
ハーディン様の夢を形にするため…▼~
:[ロシェ]|
ウルフ、ぼくたちは~
なんのために大地を駆けてきたのか。~
忘れてはいけないと思うんだ…。▼~
:[ウルフ]|
国のためでも王族のためでもなく~
民のためにこそ血を流せ、か。▼~
……。▼~
***A [#pb33c0f5]
:[ロシェ]|
ふぅ、激しい戦いだったな。~
マリス、さっきはありがとう。~
助かったよ。▼~
:[マリス]|
礼はアルフォンス王子に言いな。~
俺は報酬の分、働いているだけだ。▼~
:[ビラク]|
ウルフ。西の戦場に~
ハーディン様のお姿が…!▼~
:[ウルフ]|
なにっ!?▼~
:(暗転)|
:[ウルフ]|
ハーディン様…!▼~
:[ハーディン]|
……▼~
:[ロシェ]|
…アスク王国に召喚されていたのは~
以前のハーディン様じゃない…▼~
:[ウルフ]|
ウルフ以下、我ら【狼騎士団】。~
遅ればせながら馳せ参じました。▼~
:[ザガロ]|
ザガロ、ここに。▼~
:[ビラク]|
ビラク、参上しました。▼~
:[ロシェ]|
……▼~
:[ハーディン]|
……▼~
:[ウルフ]|
ハーディン様にお願いがございます。▼~
我ら【狼騎士団】一同、この地に~
生きる人々の未来のために…。▼~
アスクの民のために~
血を流し、大地を駆けることを~
なによりも重んじる旨をお許しください。▼~
:[ハーディン]|
…………▼~
:[ウルフ]|
…ハーディン様…?▼~
:[ザガロ]|
ハーディン様!▼~
:[ビラク]|
……。~
行ってしまわれた…~
何も仰ることなく…▼~
:[マリス]|
はー、近くで見ると~
なんだかすげえ威圧感だったな!▼~
何も言わないってことは~
お前らで勝手にやれってことか?~
ざっくりまとめるとさ。▼~
:[ザガロ]|
…今のハーディン様は~
我らのことを憶えておられないのか、~
それとも…▼~
:[ロシェ]|
ぼくたちの想いをお許し下さったのか…~
ぼくは、そう信じたい。▼~
ぼくの中にはまだ残っているんだ。~
あの日、ハーディン様と見た~
夢のかけらが…▼~
:[ビラク]|
俺たちはその夢に…~
誰よりも速く、誰よりも強く~
理想に向かって駆け続ければいい▼~
:[マリス]|
…ふぅん。~
騎士の連中は余計なものを背負って~
生きづらそうだなと思っていたが…▼~
それがあんたらを強くする~
力の源なのかもな。▼~
:[ウルフ]|
……▼~
我ら【狼騎士団】は、これより~
ヴァイス・ブレイヴの一員として~
民のためにこの地を駆ける。▼~
それが、あの日ともに夢見た~
ハーディン様の理想に~
重なると信じて…▼~
**剣舞の傭兵 マリス [#g78af883]
***C [#va30a450]
:[バルタザール]|
うぉぉぉ! また負けた!~
なんで勝てねぇんだ!~
もう一回だ! 次こそ勝つ!▼~
:[ヒルダ]|
バル兄、もうやめときなよー。~
軍資金だってもうないんでしょー?▼~
:[バルタザール]|
そりゃそうだけどよ。~
このままじゃ引っ込みがつかねえ。▼~
次こそは勝つ! 勝てる気がする!~
だからヒルダ…~
ちいとばかし種銭を貸してくれ!▼~
:[ヒルダ]|
はぁ、そうやってどんどん~
沼にはまるのがわかんないかなー。▼~
:[マリス]|
悪いな。横から口出させてもらうぜ。~
バクチは胴元が勝つようにできてんだ。~
ほどほどにしときなよ。▼~
:[バルタザール]|
ん? あんたは…?▼~
:[マリス]|
俺はマリス。安くない傭兵さ。~
今はアスク王国に世話になってる。▼~
心配してくれる奴がいるってのに~
まだ深みにハマるつもりなのかい?~
そいつはいただけねえな。▼~
:[バルタザール]|
お、おう。まあなんだ。~
おれも熱くなりすぎたみたいだな。▼~
:[マリス]|
それでいい。~
お節介かと思ったが放っておけなくてさ。~
じゃあ、またな。▼~
:[バルタザール]|
ああ、ありがとよ。▼~
:[ヒルダ]|
マリスさんか。~
バル兄、今の話…~
ちゃんと心に刻んでおいてよ。▼~
:[バルタザール]|
わかったわかった。~
ま、あいつの言う通りかもしれん。~
ちと頭を冷やしてくるか…▼~
***B [#cddad03e]
:[ヒルダ]|
あっ! マリスさ~ん!!▼~
:[マリス]|
あんたは…この間の…▼~
あいつのことを兄と呼んでたが~
兄妹なのに、全然似てねえな。▼~
:[ヒルダ]|
バル兄って呼んでますけど~
ほんとの兄妹じゃないんですよー。▼~
あたしのほんとの兄さんは~
もっとキリッとしてますから!▼~
:[マリス]|
ふーん。~
まあ仲がいいのはいいことさ。~
んじゃな。▼~
:[ヒルダ]|
ちょ、ちょっと待ってください!~
この間はありがとうございました。~
ちゃんとお礼が言いたくて…▼~
:[マリス]|
あんた、見かけによらず義理堅いな。~
俺も黙って見てればよかったのに~
ついお節介しちまった。▼~
ま、本当にダメな奴は~
外からやいのやいのいっても~
絶対にやめねえだろうし。▼~
聞く耳もってるぶん~
まだマシだよ。▼~
:[ヒルダ]|
でも、バル兄はあたしが言っても~
全然聞いてくれないんで~
とっても困ってたんですよー。▼~
あの、もしかしてマリスさんも~
賭け事に詳しいんですか?▼~
賭け事は胴元がなんとか~とか~
言ってたと思うんですけど。▼~
:[マリス]|
俺はやらねえよ。▼~
でも、勝負事はからっきしなくせに~
三度の飯より博打が好きなやつが~
身内にいるんだよ。▼~
:[ヒルダ]|
あー、それでバル兄を見て~
黙っていられなかった…みたいな。▼~
なんだかあたしたち~
境遇が似てるかも!▼~
また、機会があったら~
相談に乗ってもらえると嬉しいです!▼~
:[マリス]|
金を取るぜ…と言いてえところだが~
知り合ったのもなにかの縁だ。~
俺でよければ相談に乗ってやるよ。▼~
:[ヒルダ]|
本当ですか!?~
ありがとうございますー!▼~
***A [#oa821327]
:[マリス]|
あいつに本格的に~
博打を辞めさせたい?▼~
:[ヒルダ]|
そうなんです。気晴らしなら~
問題ないとは思うんですけど…。▼~
なんかもー最近は~
アスク王国に博打をやりにきたのかって~
言うくらいに没頭しちゃって!▼~
:[マリス]|
…重症だな。▼~
:[ヒルダ]|
元々フォドラでも~
賭け事で借金とか作りすぎて~
肩身の狭い思いをしてたのに…▼~
アスク王国に召喚されて~
最初はいろいろ張り切ってたのに~
また賭け事にのめり込んじゃって。▼~
もー、どうすればいいのか~
わかんないんですよー!~
なにか良い方法ないですかね?▼~
:[マリス]|
ねえな。▼~
:[ヒルダ]|
結論早っ!?▼~
:[マリス]|
いい助言のひとつでもあればいいが~
俺だって親父に賭け事を~
やめさせることはできなかったしな。▼~
:[ヒルダ]|
賭け事が好きな身内って…~
お父さんのことだったんですね。▼~
うーん、やっぱり賭け事を~
やめさせるのは難しいのかー。▼~
:[マリス]|
まあ、俺の場合は~
もう諦めちまったけどな。▼~
っていうか、博打をやめさせたら~
親父は親父じゃなくなっちまう…~
そんな気がしてな。▼~
:[ヒルダ]|
……。▼~
:[マリス]|
ダメな親父だけど、たった一人の肉親だ。~
好きなことをやって~
いつも笑っていてほしいんだよ。▼~
しょっちゅう金をスッちまうけど~
賭け事をやっているときは~
本当に楽しそうなんだ。▼~
スッちまった金はまた稼げばいい。~
だけど親父の笑顔は金じゃ買えねえ。▼~
きっとああいうやつらはさ、~
大金が欲しいんじゃねえんだよ。▼~
賭けているときの緊張感や駆け引き、~
そういうのがたまんねえんだろうな。▼~
:[ヒルダ]|
な、なるほどー。▼~
:[マリス]|
賭け事は好きじゃねえけどな。~
俺は親父の好きなことを~
やらせてやりたいだけさ。▼~
:[ヒルダ]|
賭け事をやめるとらしくなくなる、か。~
そう言われると~
なんだか難しいですね…▼~
***S [#q6614fbf]
:[バルタザール]|
くっそーっ!~
また負けたー!▼~
だが問題ねえ、流れは来ている。~
次こそは…。▼
:[ヒルダ]|
……。▼~
:[バルタザール]|
あ、あれ? 珍しいな。~
ヒルダのお小言はなしか?▼
:[ヒルダ]|
本当は怒りたいんだけど?▼~
でも、賭け事を我慢している~
バル兄はバル兄らしくないしなー。~
はぁー、複雑。▼
:[バルタザール]|
そうか。ようやくわかってくれたか!~
やっぱおれといえば博打。この瞬間に~
おれの魂は一番光り輝くからな!▼~
そこでものは相談だが~
ちいとばかし種銭を…って。~
いてっ! いてててて!▼~
だ、誰だ! レスターの~
格闘王の首根っこを掴むヤツは!?▼
:[マリス]|
博打の種銭くらい自分で稼ぎな!~
ダメなところは親父にそっくりだ。~
他人とは思えねえな。▼~
:[ヒルダ]|
マリスさん…!▼~
:[バルタザール]|
ちょ…あんたはこの間の…~
ぐっ…首! いて、いてて!~
首が変な方向に曲がっちまう!?▼~
:[マリス]|
今しがた、アンナ商会に~
傭兵の仕事を回してもらったんだ。▼~
ほらっ、お前も一緒に来な!~
たっぷり稼がせてやるぜ!▼
:[バルタザール]|
いてっ、いててててっ!~
きょ、強制連行かよ。~
おれに選択の余地はねえのか?▼
:[ヒルダ]|
バル兄、汗水流して稼いだお金なら~
きっと無駄遣いはしないよね?~
頑張って稼いできてね。▼~
:[バルタザール]|
くそっ! 次こそ勝てる勝負なのに!~
やめろー! 返せー!▼
:[ヒルダ]|
…いや、ないわ。~
やっぱ、稼いだそばから~
無駄遣いするかも…▼~
**忠義の狼 ウルフ [#wbcf8887]
***C [#o864def1]
:[ウルフ]|
せいっ…!▼~
:[シャロン]|
すごい!~
またど真ん中に命中ですよ!▼~
:[アンナ]|
馬上からあんなに正確に~
的を射ることができるなんて。~
さすが【狼騎士団】の長ね。▼~
:[シャロン]|
いやー、訓練の手を止めて~
つい見惚れてしまいますっ!▼~
:[ウルフ]|
…よし。~
弓の調子は問題ないな。▼~
? あれは…?▼~
:[ラス]|
……▼~
:[シャロン]|
向こうではラスさんも~
弓の訓練をやっていますね。▼~
ラスさんの弓の腕前も見事ですね。~
まさに百発百中ですよ!▼~
:[アンナ]|
的のほうから~
当たりに行ってるって感じね。▼~
:[ウルフ]|
ヴァイス・ブレイヴにも~
腕のよい英雄がいるのだな。~
だが…!▼~
:[ウルフ]|
ヴァイス・ブレイヴにも~
腕のよい英雄がいるのだな。~
だが…!▼~
:[シャロン]|
ひゃあああ!~
あんなに速く馬を走らせても~
命中するなんて!▼~
:[ラス]|
……!▼~
:[アンナ]|
ラスも飛ばしてる。~
もしかしてあの二人…~
張り合ってる?▼~
:[ウルフ]|
せいっ、はぁっ!▼~
:[ラス]|
…………!▼~
:(暗転)|
:[シャロン]|
うーん、両者ともに甲乙つけがたく~
引き分けという感じでしたね!▼~
:[アンナ]|
ほかの英雄たちも勝負が気になって~
訓練が中断しちゃってたみたい。▼~
:[ウルフ]|
…馬に乗りながら~
これほどまで鋭い矢を放つとは~
…只者ではないな…▼~
:[ラス]|
……▼~
***B [#t71fb95b]
:[ウルフ]|
……。▼~
:[ラス]|
……。▼~
:[ウルフ]|
お前は…この間の…~
よい腕をしているな。~
実に見事な弓術だった。▼~
:[ラス]|
…そちらもな。▼~
:[ウルフ]|
俺はオレルアンの大地で育った草原の民。~
【狼騎士団】のウルフだ。よろしく頼む。▼~
:[ラス]|
クトラ族のラス。~
サカの大草原で生まれた。▼~
:[ウルフ]|
サカの大草原…~
よい土地なのだろうな。▼~
:[ラス]|
そうだ。天と地の恵みに感謝しながら~
いくつもの部族が暮らしていた。▼~
クトラ族もそのひとつ…~
風とともに誇り高く命を繋いできた。▼~
:[ウルフ]|
風とともに誇り高く…か。~
そうだな、我らもかつて…▼~
:[ラス]|
……。~
なにか事情があるようだな。~
よければ、聞かせてくれ…。▼~
:[ウルフ]|
……。~
俺たち草原の民は~
長い間、虐げられて生きてきた。▼~
草原は炎で焼かれ~
争いによって人と人との絆は~
断ち切られた。▼~
:[ラス]|
……▼~
:[ウルフ]|
草原は大国に占領され~
俺たちは誇りを持つどころか~
明日をもしれぬ日々を送っていた。▼~
だが、そんな俺たちに~
未来をくれた英雄がいた。~
それが…ハーディン様なのだ。▼~
***A [#x22ca645]
:[ウルフ]|
ハーディン様の手によって~
草原の民は~
誇りを取り戻すことができた。▼~
そして身寄りのなかった俺たちを~
ハーディン様は草原の戦士へと~
成長させてくれたのだ。▼~
:[ラス]|
その出会いが…~
天の導きだったというわけか。▼~
:[ウルフ]|
ハーディン様は草原の民に~
生きる道を与えてくれた。▼~
俺たちはハーディン様の背中を見て~
幾多の戦場を駆け抜け…。▼~
はじめて草原の民としての~
生き方を実感することができたのだ。▼~
:[ラス]|
人生においてそのような~
存在がいることは幸せだ。▼~
命は受け継がれ~
誇りは未来へと繋がる。▼~
季節が巡り、草原が何度も蘇るように~
人々の想いも脈々と受け継がれていく。▼~
:[ウルフ]|
……。~
だが、ハーディン様は~
変わられてしまった。▼~
力による大陸平定を望まれ~
俺たちを救ってくれた優しさは~
失われてしまった…▼~
:[ラス]|
それはかつて~
お前たちを抑圧した大国と~
同じ道を歩もうとしているのではないか?▼~
:[ウルフ]|
…たとえどのようなことがあろうとも~
ハーディン様に付き従うのが務め。~
それが【狼騎士団】のあり方…▼~
:[ラス]|
……▼~
:[ウルフ]|
だがハーディン様はこうも~
おっしゃられていた。▼~
もし自身が過ちを犯すことがあれば~
お前たち【狼騎士団】の手で~
正してほしい、とも…▼~
***S [#i06dd64f]
:[ラス]|
同族の命を守るのが~
サカの戦士の掟。我々は決して~
同胞を見捨てたりはしない。▼~
:[ウルフ]|
……▼~
:[ラス]|
守るのは命だけでない。~
生き様や誇りを守り抜くこと。~
それもまた、同族の務めだ…▼~
:[ウルフ]|
生き様や誇り…▼~
:[ラス]|
お前がどう生きるかは~
俺が口を出せることではない。~
だが、もしも俺たちのサカの民なら…▼~
真に守るべきのものはなんなのか、~
それを考えるだろう。▼~
:[ウルフ]|
真に守るべきもの、か。▼~
ラス、礼を言う。~
【狼騎士団】が駆けるべき明日が~
おぼろげながらに見えてきた。▼~
:[ラス]|
俺の前にも【灰色の狼】という~
偉大な先達が駆けていた。~
俺はその生き方に習ったに過ぎない。▼~
:[ウルフ]|
あの日すでに、俺たちの心に~
託されていたのかもしれんな。~
ハーディン様の理想と希望が。▼~
:[ラス]|
迷ったときは風に聞くといい。▼~
草原を駆け抜ける風に~
つねに未来に向かって吹いている。~
過去に吹くことはないのだ。▼~
風は我らの魂に~
進むべき道を教えてくれるのだから。▼~
:[ウルフ]|
そうだな、その通りだ。▼~
アスク王国に吹く風にも~
俺は懐かしい匂いを感じる。▼~
草原の民としての誇りを守るべく~
俺たちは未来へと駆けるとしよう。▼~
:[ラス]|
祈らせてもらおう。~
父なる天と、母なる大地の恵みが~
お前たちの未来にあらんことを。▼~
**律儀の狼 ビラク [#w54df397]
***C [#r81eaeb4]
:[フィヨルム]|
ビラクさん、ここにもいませんね。~
もしかして、西の戦場に~
一人で向かわれたのでしょうか。▼~
あっ、スーさん!~
ビラクさんを見ませんでしたか?▼~
:[スー]|
フィヨルム王女、~
ビラクを探しているの?▼~
…いたわ。~
西の戦場に向かって単騎で走ってる。~
ほら、あそこ…。▼~
:[フィヨルム]|
ええっ!?~
あの豆粒みたいに小さい姿が~
ビラクさんだとわかるのですか?▼~
:[スー]|
私たちクトラ族は目がいいから。~
でも…突出しすぎね。~
あれでは敵に囲まれてしまうわ。▼~
:[フィヨルム]|
た、助けに行かないと!~
でも、ほかの【狼騎士団】のみなさんは~
東の戦場で陽動作戦に出ていて…▼~
:[スー]|
歩兵では追いつけない…私が行く。▼~
:[フィヨルム]|
あっ、スーさん…!~
私たちもすぐに駆けつけますから!▼~
:(暗転)|
:[フィヨルム]|
はぁ、はぁ…よ、よかった。~
間に合いました…。▼~
:[ビラク]|
…助かった。礼を言う。▼~
:[フィヨルム]|
いえいえ、ビラクさんも~
怪我がなくてなによりでした。▼~
:[スー]|
……。~
単騎で敵陣に切り込む~
勇気は認める。▼~
でも、命を顧みないような~
戦い方は賛同できないわ。▼~
:[ビラク]|
……。~
ああ、心に留めておく。~
失礼する…▼~
:[フィヨルム]|
命を顧みない…。~
確かにビラクさんの戦い方は~
無理をしている気がしますね。▼~
:[スー]|
……▼~
***B [#nb7160ad]
:[スー]|
フィヨルム王女…~
この場を任せても?▼~
:[フィヨルム]|
え? は、はい、大丈夫です!~
もう敵の数も減っていますし~
なんとか支えられるかと。▼~
でも、どうされました?~
なにか問題でも?▼~
:[スー]|
あそこを…。~
またビラクが突出している。▼~
:[フィヨルム]|
……!~
ぜ、ぜんぜん見えませんが~
土煙が上がっているのはわかります。▼~
:[スー]|
…急げば間に合うわ。▼~
:(暗転)|
:[ビラク]|
周囲に敵影なし…~
賊は追い返せたようだな。▼~
:[フィヨルム]|
はぁ、はぁ…。~
な、なんとかなりましたね。▼~
:[ビラク]|
今日も助けられたな、礼を言う。▼~
:[スー]|
……。~
ビラク、どうしてあなたは~
危険な戦い方を?▼~
:[ビラク]|
……。~
俺の役目は、誰よりも早く~
敵陣に切り込むことだ。▼~
:[スー]|
……。~
私も部族の仲間を逃がすために~
敵陣に一人で切り込んだことがある。▼~
自分の命と引き換えにしてでも~
仲間の命を守ろうとした。▼~
でも、私が戦った相手は囮で~
仲間が逃げた先に敵の本隊が…~
結局、私は誰も救えなかった…▼~
:[フィヨルム]|
スーさん…▼~
:[スー]|
命を犠牲にするような戦い方では~
天も地も味方してくれない。▼~
私はもう仲間の命を失いたくない。~
誰一人、失われていい命なんてない…▼~
:[ビラク]|
心配をかけてすまない…▼~
だが、誤解されているようだが~
俺は死ぬつもりで戦ってはいない。▼~
みんなで生き残るために~
俺は俺にできることを~
全力でやっているつもりなんだ。▼~
***A [#b8684d0a]
:[ビラク]|
【狼騎士団】の戦いは、一撃離脱…~
本隊の攻撃と同時に攻めることで~
真価を発揮できる。▼~
敵陣を切り崩し、~
今戦っている仲間たちが~
戦いやすい状況をつくる…▼~
仲間たちを信じているからこそ~
俺は勇気を持って切り込めるんだ。▼~
:[スー]|
……▼~
仲間たちを信じているからこそ~
勇気をもって敵陣に切り込める…~
あなたはそう言ったわね?▼~
:[ビラク]|
ああ…。▼~
:[スー]|
その言葉は本心から出たものね。~
風が…教えてくれたわ。▼~
:[ビラク]|
おお、お前も風の声が聞こえるのか。~
なるほどな。~
俺たち草原の民に近いようだ。▼~
:[フィヨルム]|
よい仲間に恵まれたからこそ~
ビラクさんはそういった思い切った~
戦い方ができるのですね。▼~
:[ビラク]|
ああ。~
【狼騎士団】の仲間は強い。~
俺の命を預けられるほどに。▼~
無論、~
ヴァイス・ブレイヴも同じだと、~
俺は思っている。▼~
:[スー]|
……▼~
***S [#p3d18976]
:[スー]|
ビラク!▼~
:[ビラク]|
スー、どうした?~
俺はこれから敵陣に…▼~
:[スー]|
あなたが攻撃を仕掛けるときは、~
【狼騎士団】の仲間たちも~
連携していたと聞いたわ。▼~
だから、私が行く。~
あなたと一緒に。▼
:[ビラク]|
……。▼~
:[スー]|
私も草原の民よ。~
馬の扱いには慣れている。▼~
あなたの馬についていけるのは~
私たちクトラ族くらいだと思うから。▼
:[ビラク]|
……。~
ならば、ともに行こう。~
よろしく頼む。異界の草原の民よ。▼~
:(暗転)|
:[ビラク]|
せいっ!▼~
:[スー]|
はぁっ!▼~
:[アルフォンス]|
向こうで戦っているのは~
ビラクとスーかな?~
ずいぶん息が合っているようだね。▼
:[フィヨルム]|
二人とも草原の民ですからね!▼~
:[アルフォンス]|
馬を手足のように操り~
緩急をつけた攻撃…~
人馬一体とはこのことか。▼
:[フィヨルム]|
ええ、不思議ですね。~
あの二人の後ろに広大な草原が~
見える気がします。▼~
:[アルフォンス]|
よし…敵陣が大きく崩れた!~
ビラクとスーの勇敢さに~
今度はこちらが応える番だ!▼
:[フィヨルム]|
はい! 仲間を信じて命を~
賭けてくれるビラクさんたちの~
頑張りを無駄にはしません!▼~
:[ビラク]|
戦う世界が変わろうと~
俺のやることは変わらない。▼~
仲間を信じて~
誰よりも速く駆けるのみ!▼~
**信義の狼 ロシェ [#h1466eb5]
***C [#s091556f]
:[ロシェ]|
ここかな。例の孤児院は…。▼~
:[エスリン]|
あら? あなたは?▼~
:[セーラ]|
んんっ? 見ない顔ね?~
この孤児院になにか用?▼~
:[ロシェ]|
あっ、あのっ…!~
怪しい者ではありません。~
ぼくは最近、召喚されてきた…。▼~
:[レナ]|
まあ、あなたはオレルアンの…▼~
:[ロシェ]|
シスターレナ…~
お久しぶりです!▼~
:[レナ]|
みなさん、安心してください。~
この方はれっきとした英雄です。▼~
:[リズ]|
なーんだ、~
そうだったんだー。▼~
:[ロシェ]|
す、すみません~
いきなり訪ねてしまって。▼~
ヴァイス・ブレイヴのみなさんで~
世話をしている孤児院があると聞いて~
覗きに来てみたんです。▼~
:[ルゥ]|
みんな!~
マリナスさんから新鮮なお野菜を~
分けてもらってきたよ。▼~
:[チャド]|
? 見ない顔だな…▼~
:[レナ]|
ルゥ、チャド。~
この方は【狼騎士団】のロシェ。~
つい最近、アスク王国にいらしたの。▼~
:[ルゥ]|
はじめまして! ぼくはルゥ。~
こっちのチャドと一緒に~
この孤児院の手伝いをしてるんだ。▼~
:[チャド]|
チャドだ。~
で、騎士様がこんなところに~
なんの用だ?▼~
***B [#jcca4516]
:[ルゥ]|
ロシェさん、~
なにを読んでいるんですか?~
手紙…ですか?▼~
:[ロシェ]|
これは、ぼくが世話をしていた~
オレルアンの子どもたちから~
もらった手紙だよ。▼~
召喚されたときに~
失くさないでよかった…▼~
:[チャド]|
へえ。ニヤけてるから~
恋人からの手紙かと思った。▼~
:[ルゥ]|
ダメだよ、チャド。~
茶化したりしたら…▼~
:[ロシェ]|
覚えたての字で~
一生懸命に書いてくれたんだろうな。~
これは、ぼくの宝物だよ。▼~
:[ルゥ]|
ぼくたちも孤児だったから~
優しくしてくれる人への~
感謝の気持ち、よくわかるよ。▼~
:[ロシェ]|
え? ぼくたちということは~
チャドも…?▼~
:[チャド]|
ああ、ヴァイス・ブレイヴには~
レイっていうルゥの双子の弟もいる。▼~
オレたちはリキアの孤児院で~
とびきりお人好しな院長先生に~
育ててもらったんだ。▼~
:[ロシェ]|
じゃあ、ぼくと同じだね。~
ぼくたち【狼騎士団】は~
戦争で家族を失っているんだ。▼~
そんなぼくたちに~
ハーディン様が手を差し伸べてくれて~
騎士にまで取り立ててくれて…▼~
:[ルゥ]|
いい出会いをしたんですね。▼~
:[ロシェ]|
だけど、子どもの頃の~
辛い記憶はやっぱりまだ残っている。▼~
時々、夢で見ることがあるんだ。~
寒い夜、ひもじくて~
涙が止まらなかった記憶。▼~
だから、くじけそうになったときは~
この手紙を読んで元気を出すんだ。▼~
ハーディン様のようになれなくても~
せめて少しでも子どもたちを~
助けてあげることができてらって。▼~
:[チャド]|
あんたがお人好しだってことは~
よくわかった。▼~
それに…オレたちと同じ目線で~
世界を見ている人間だってこともな。▼~
***A [#f475bdcc]
:[ロシェ]|
でも、こう言われたことがあるんだ。~
お前のやっていることは偽善だ。~
戦場で人を殺しているくせにって。▼~
:[ルゥ]|
……。▼~
:[ロシェ]|
確かにぼくは罪悪感から逃げるために~
子どもたちに手を差しのべようと~
していたのかもしれない。▼~
:[チャド]|
それのどこが悪いんだ?▼~
:[ロシェ]|
…え?▼~
:[チャド]|
偽善でもなんでも…~
あんたのおかげで子どもたちは~
腹を満たし、文字を覚えたりしたんだろ?▼~
オレたちは、~
そういう人のおかげで~
生きてこれたんだ。▼~
:[ロシェ]|
……。▼~
:[チャド]|
オレたちが孤児院にいた頃~
戦争がはじまって、食うものも~
着るものもなくなっちまった。▼~
物乞いみたいなこともやったし~
院長先生に隠れて、盗みもやった。▼~
そうでもしないと…~
食っていけなかったからな。▼~
けど、人の好意を~
偽善だなんだと決めつける奴らが~
なにをしてくれたんだ?▼~
:[ルゥ]|
チャド…。▼~
:[チャド]|
あのとき、オレたちにパンをくれた~
お人好しのおかげでオレたちは今~
こうして生きていられるんだ。▼~
:[ルゥ]|
うん、そうだね。▼~
そこにパンがあって~
あったかい服があれば~
ぼくたちはそれだけで笑顔になれた。▼~
ロシェさんの想いは~
きっと子どもたちにも~
伝わっていると思うな。▼~
:[ロシェ]|
そうか…~
うん、そうだといいね。▼~
***S [#q7bae4f9]
:[ルゥ]|
アスクの平和を脅かす敵と戦うことは~
英雄の立派な使命だと思う。▼~
でも、戦争のせいで辛い目に遭っている~
子どもたちに手を差し伸べることも~
英雄の使命じゃないのかな。▼
:[ロシェ]|
そうだね。ぼくもそう思うよ。▼~
孤児院を世話している~
シスターたちを見ても~
一生懸命さは伝わってくるしね。▼~
戦場以外でも~
シスターたちは戦っているんだって。▼~
:[チャド]|
ま、一番いいのはとっとと~
戦争を終わらせて、オレたちのような~
孤児を増やさないことだ。▼~
:[ルゥ]|
うん。たぶんレイもそのことを~
わかっているんじゃないかな。▼~
だから、魔道の研究に~
あんなに一生懸命なんだろうね。▼
:[チャド]|
いや、それはちょっと~
あいつのことを好意的に~
評価しすぎじゃないのか…?▼~
:[ロシェ]|
ぼくは戦いが好きじゃないけど~
子どもたちを守るためなら~
頑張ることができるよ。▼~
ルゥ、チャド、これから~
ぼくと一緒に戦ってくれるかい?▼
:[ルゥ]|
はい! アスク王国で~
あなたのような優しい人に~
出会えてよかったです。▼~
:[ロシェ]|
…ぼくは、ハーディン様のような~
英雄にはなれないけれど…▼~
家族のいない子どもたちを~
一人でも多く笑顔にしたい…▼~
それがハーディン様への~
ぼくなりの恩返しだと思っています…▼~
涙じゃなくて~
子どもたちの笑顔がこぼれる未来。~
そんな明日にぼくは駆けていきたい…▼
*コメント [#j5e75b42]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
*駆けよ理想と共に [#b178a597]
#contents
**駆けよ理想と共に [#o517902f]
***オープニング [#md2b0d70]
:[ウルフ]|
なるほどな…~
アスク王国の状況は理解した。▼~
:[ザガロ]|
異界から絶え間なく~
敵の勢力が現れる、か…▼~
:[ロシェ]|
大変な戦いを~
ずっと続けてきたんだね。▼~
:[ビラク]|
これほどまでに豊かな国だ。~
狙われるのは無理もない。▼~
:[ピアニー]|
エクラさんも~
この国のことを思って~
あなたたちに助けを求めたと思うの。▼~
:[アルフォンス]|
アスク王国を守るために~
今は一人でも多くの英雄に~
力を貸してほしいんだ。▼~
困難を伴う申し出であるのはわかってる。~
そのうえで、みんなの協力を~
お願いできないだろうか?▼~
:[マリス]|
俺は構わないぜ。~
金払いのいい雇い主なら~
喜んで働かせてもらう。▼~
:[ロシェ]|
戦争が続いているってことは~
当然、親を失った子どもたちも~
たくさんいるってことだよね。▼~
ウルフ、ぼくたちも…▼~
:[ウルフ]|
……▼~
わかった、我ら【狼騎士団】も~
ヴァイス・ブレイヴに力を貸そう。▼~
:[ピアニー]|
ほんとに!? ありがとう…!▼~
:[ウルフ]|
だが、我らが主と仰ぐのは~
ハーディン様のみ。▼~
協力はするが、主への忠誠を~
違えるつもりはない。▼~
:[ロシェ]|
あっ、ウルフ…!~
ザガロもビラクも待ってよ。~
アルフォンス王子、失礼します…▼~
:[ピアニー]|
……。~
行っちゃった…▼~
:[マリス]|
騎士ってのは、いろいろと~
背負っているものがあるんだろうが~
なんだか生きづらそうだな。▼~
:[ピアニー]|
あの、アルフォンスさん…~
彼らが慕うハーディン様って?▼~
:[アルフォンス]|
うん。彼はウルフたちより前に~
アスク王国に召喚されているよ。▼~
でも、マルス王子とともに戦い~
【草原の狼】と呼ばれていた~
ハーディン王子ではない。▼~
この世界にいるのは~
闇のオーブで暗黒皇帝となった~
ハーディンなんだ…▼~
***C [#f92a3137]
:[ビラク]|
待たせたな。~
情報を集めてきたぞ。▼~
:[ザガロ]|
どうだ、ハーディン様について~
なにかわかったか?▼~
:[ビラク]|
噂は本当だった。▼~
この世界にいるのは~
アカネイア神聖帝国皇帝の~
ハーディン様のようだな。▼~
:[ウルフ]|
……。▼~
:[ビラク]|
だが、所在は誰も知らないらしい。~
戦いとともに現れ、またいずこかへ~
姿を消されるということだ。▼~
:[ロシェ]|
ハーディン様…~
戦いに呼び寄せられているのかな。▼~
:[ザガロ]|
で、どうする。ウルフ?~
【狼騎士団】の長はお前だ。~
俺たちはお前の決定に従う。▼~
:[ビラク]|
アルフォンス王子に伝えたとおり~
ハーディン様に付き従うことを~
なによりも優先させるか…▼~
:[ロシェ]|
それとも、それぞれが一人の英雄として~
アスク王国の民のために戦うのか。▼~
:[ウルフ]|
……▼~
:[ピアニー]|
あっ! いたいた。~
【狼騎士団】のみんな!▼~
:[ロシェ]|
ええと、君はピアニーだっけ。~
本物の妖精…なんだよね?▼~
:[ウルフ]|
我々にいったい、なんの用だ?▼~
:[ピアニー]|
えっとね…ちょっと話を~
聞かせてほしいなって思ったの。▼~
みんなが忠誠を誓っている~
ハーディン様のこと。▼~
:[ビラク]|
ハーディン様の…話?▼~
:[マリス]|
そいつは俺も聞きたいね。▼~
一緒にアスクに呼ばれたよしみ…~
戦場では、お前らに背中を預けることに~
なるかもしれないしな。▼~
:[ウルフ]|
……▼~
***B [#ha94bbc1]
:[ウルフ]|
俺たち草原の民は~
長い間、虐げられてきた。▼~
そんな俺たちを助けてくれたのが~
ハーディン様なのだ。▼~
:[ザガロ]|
ハーディン様は、身体の弱い兄王を支え~
国と民のために全身全霊を尽くされてきた。▼~
そして、暗黒竜メディウスとの戦いでは~
占領されたオレルアンを~
マルス王子とともに奪還されたのだ。▼~
:[ビラク]|
ハーディン様は~
我ら【狼騎士団】を率い~
つねに先陣を切られた…▼~
王族の誇りと民への慈愛。~
そして、武人としての高潔さ。▼~
ハーディン様はそれらすべてを~
兼ね備えたお方だ。▼~
:[ピアニー]|
わ、すごい人。~
聞けば聞くほど、~
すごい英雄なのね。▼~
:[マリス]|
稼いだ金を片っ端から博打でスッちまう~
ウチの親父とはえらい違いだぜ。~
いや、比較するのも失礼だな。▼~
:[ロシェ]|
ぼくたちは元々孤児だったんだ。~
それをハーディン様が目をかけて~
騎士にまで取り立ててくれた。▼~
:[ザガロ]|
ハーディン様がいなければ~
とうの昔にのたれ死んでいたかもな。▼~
:[ビラク]|
一生かかっても返せないほど~
俺たちが受けた恩義は大きい。▼~
:[ピアニー]|
とても大切な恩人なんだね。▼~
:[ウルフ]|
ハーディン様は俺たちに~
家族のように接してくれた。▼~
いや、俺たちだけではない。~
オレルアンの民すべてが~
ハーディン様の家族だった。▼~
:[マリス]|
けどな、俺が聞いてた~
皇帝ハーディンの噂は~
ちょっと違うような感じがするぜ?▼~
アカネイアのニーナ王女と結婚して~
皇帝に即位されてからだったか。~
悪い噂ばかり聞くようになった…▼~
:[ウルフ]|
……▼~
:[マリス]|
あ、悪いな。~
お前たちが尊敬する方を~
悪く言うつもりはないんだが…▼~
:[ロシェ]|
…確かにハーディン様は~
お変わりになったと思う。▼~
:[ウルフ]|
ロシェ…!▼~
:[ロシェ]|
みんな、口にはしなかったけど~
感じていたはずだよ。▼~
大陸の平和を願われていた~
ハーディン様の優しさが…~
失われてしまったことを。▼~
:[ピアニー]|
大陸の平和…~
それがハーディン様の夢なの?▼~
:[ビラク]|
そうだ。それがハーディン様の夢。~
陛下はつねに平和を願われていた。▼~
:[ピアニー]|
ハーディン様の夢か…▼~
でもね。夢っていうのは~
一人で見るだけじゃないと思うの。▼~
みんなで見る夢。~
みんなと一緒に目指す夢。~
みんなと叶える夢だってあるの。▼~
きっと【狼騎士団】のみんなの夢も~
ハーディン様が見ていた夢と~
同じだったでしょう?▼~
:[ウルフ]|
……▼~
:[ザガロ]|
我らはハーディン様とともに~
たくさんの戦場を駆けた。▼~
それは覇道のためではなく~
ハーディン様の夢を形にするため…▼~
:[ロシェ]|
ウルフ、ぼくたちは~
なんのために大地を駆けてきたのか。~
忘れてはいけないと思うんだ…。▼~
:[ウルフ]|
国のためでも王族のためでもなく~
民のためにこそ血を流せ、か。▼~
……。▼~
***A [#pb33c0f5]
:[ロシェ]|
ふぅ、激しい戦いだったな。~
マリス、さっきはありがとう。~
助かったよ。▼~
:[マリス]|
礼はアルフォンス王子に言いな。~
俺は報酬の分、働いているだけだ。▼~
:[ビラク]|
ウルフ。西の戦場に~
ハーディン様のお姿が…!▼~
:[ウルフ]|
なにっ!?▼~
:(暗転)|
:[ウルフ]|
ハーディン様…!▼~
:[ハーディン]|
……▼~
:[ロシェ]|
…アスク王国に召喚されていたのは~
以前のハーディン様じゃない…▼~
:[ウルフ]|
ウルフ以下、我ら【狼騎士団】。~
遅ればせながら馳せ参じました。▼~
:[ザガロ]|
ザガロ、ここに。▼~
:[ビラク]|
ビラク、参上しました。▼~
:[ロシェ]|
……▼~
:[ハーディン]|
……▼~
:[ウルフ]|
ハーディン様にお願いがございます。▼~
我ら【狼騎士団】一同、この地に~
生きる人々の未来のために…。▼~
アスクの民のために~
血を流し、大地を駆けることを~
なによりも重んじる旨をお許しください。▼~
:[ハーディン]|
…………▼~
:[ウルフ]|
…ハーディン様…?▼~
:[ザガロ]|
ハーディン様!▼~
:[ビラク]|
……。~
行ってしまわれた…~
何も仰ることなく…▼~
:[マリス]|
はー、近くで見ると~
なんだかすげえ威圧感だったな!▼~
何も言わないってことは~
お前らで勝手にやれってことか?~
ざっくりまとめるとさ。▼~
:[ザガロ]|
…今のハーディン様は~
我らのことを憶えておられないのか、~
それとも…▼~
:[ロシェ]|
ぼくたちの想いをお許し下さったのか…~
ぼくは、そう信じたい。▼~
ぼくの中にはまだ残っているんだ。~
あの日、ハーディン様と見た~
夢のかけらが…▼~
:[ビラク]|
俺たちはその夢に…~
誰よりも速く、誰よりも強く~
理想に向かって駆け続ければいい▼~
:[マリス]|
…ふぅん。~
騎士の連中は余計なものを背負って~
生きづらそうだなと思っていたが…▼~
それがあんたらを強くする~
力の源なのかもな。▼~
:[ウルフ]|
……▼~
我ら【狼騎士団】は、これより~
ヴァイス・ブレイヴの一員として~
民のためにこの地を駆ける。▼~
それが、あの日ともに夢見た~
ハーディン様の理想に~
重なると信じて…▼~
**剣舞の傭兵 マリス [#g78af883]
***C [#va30a450]
:[バルタザール]|
うぉぉぉ! また負けた!~
なんで勝てねぇんだ!~
もう一回だ! 次こそ勝つ!▼~
:[ヒルダ]|
バル兄、もうやめときなよー。~
軍資金だってもうないんでしょー?▼~
:[バルタザール]|
そりゃそうだけどよ。~
このままじゃ引っ込みがつかねえ。▼~
次こそは勝つ! 勝てる気がする!~
だからヒルダ…~
ちいとばかし種銭を貸してくれ!▼~
:[ヒルダ]|
はぁ、そうやってどんどん~
沼にはまるのがわかんないかなー。▼~
:[マリス]|
悪いな。横から口出させてもらうぜ。~
バクチは胴元が勝つようにできてんだ。~
ほどほどにしときなよ。▼~
:[バルタザール]|
ん? あんたは…?▼~
:[マリス]|
俺はマリス。安くない傭兵さ。~
今はアスク王国に世話になってる。▼~
心配してくれる奴がいるってのに~
まだ深みにハマるつもりなのかい?~
そいつはいただけねえな。▼~
:[バルタザール]|
お、おう。まあなんだ。~
おれも熱くなりすぎたみたいだな。▼~
:[マリス]|
それでいい。~
お節介かと思ったが放っておけなくてさ。~
じゃあ、またな。▼~
:[バルタザール]|
ああ、ありがとよ。▼~
:[ヒルダ]|
マリスさんか。~
バル兄、今の話…~
ちゃんと心に刻んでおいてよ。▼~
:[バルタザール]|
わかったわかった。~
ま、あいつの言う通りかもしれん。~
ちと頭を冷やしてくるか…▼~
***B [#cddad03e]
:[ヒルダ]|
あっ! マリスさ~ん!!▼~
:[マリス]|
あんたは…この間の…▼~
あいつのことを兄と呼んでたが~
兄妹なのに、全然似てねえな。▼~
:[ヒルダ]|
バル兄って呼んでますけど~
ほんとの兄妹じゃないんですよー。▼~
あたしのほんとの兄さんは~
もっとキリッとしてますから!▼~
:[マリス]|
ふーん。~
まあ仲がいいのはいいことさ。~
んじゃな。▼~
:[ヒルダ]|
ちょ、ちょっと待ってください!~
この間はありがとうございました。~
ちゃんとお礼が言いたくて…▼~
:[マリス]|
あんた、見かけによらず義理堅いな。~
俺も黙って見てればよかったのに~
ついお節介しちまった。▼~
ま、本当にダメな奴は~
外からやいのやいのいっても~
絶対にやめねえだろうし。▼~
聞く耳もってるぶん~
まだマシだよ。▼~
:[ヒルダ]|
でも、バル兄はあたしが言っても~
全然聞いてくれないんで~
とっても困ってたんですよー。▼~
あの、もしかしてマリスさんも~
賭け事に詳しいんですか?▼~
賭け事は胴元がなんとか~とか~
言ってたと思うんですけど。▼~
:[マリス]|
俺はやらねえよ。▼~
でも、勝負事はからっきしなくせに~
三度の飯より博打が好きなやつが~
身内にいるんだよ。▼~
:[ヒルダ]|
あー、それでバル兄を見て~
黙っていられなかった…みたいな。▼~
なんだかあたしたち~
境遇が似てるかも!▼~
また、機会があったら~
相談に乗ってもらえると嬉しいです!▼~
:[マリス]|
金を取るぜ…と言いてえところだが~
知り合ったのもなにかの縁だ。~
俺でよければ相談に乗ってやるよ。▼~
:[ヒルダ]|
本当ですか!?~
ありがとうございますー!▼~
***A [#oa821327]
:[マリス]|
あいつに本格的に~
博打を辞めさせたい?▼~
:[ヒルダ]|
そうなんです。気晴らしなら~
問題ないとは思うんですけど…。▼~
なんかもー最近は~
アスク王国に博打をやりにきたのかって~
言うくらいに没頭しちゃって!▼~
:[マリス]|
…重症だな。▼~
:[ヒルダ]|
元々フォドラでも~
賭け事で借金とか作りすぎて~
肩身の狭い思いをしてたのに…▼~
アスク王国に召喚されて~
最初はいろいろ張り切ってたのに~
また賭け事にのめり込んじゃって。▼~
もー、どうすればいいのか~
わかんないんですよー!~
なにか良い方法ないですかね?▼~
:[マリス]|
ねえな。▼~
:[ヒルダ]|
結論早っ!?▼~
:[マリス]|
いい助言のひとつでもあればいいが~
俺だって親父に賭け事を~
やめさせることはできなかったしな。▼~
:[ヒルダ]|
賭け事が好きな身内って…~
お父さんのことだったんですね。▼~
うーん、やっぱり賭け事を~
やめさせるのは難しいのかー。▼~
:[マリス]|
まあ、俺の場合は~
もう諦めちまったけどな。▼~
っていうか、博打をやめさせたら~
親父は親父じゃなくなっちまう…~
そんな気がしてな。▼~
:[ヒルダ]|
……。▼~
:[マリス]|
ダメな親父だけど、たった一人の肉親だ。~
好きなことをやって~
いつも笑っていてほしいんだよ。▼~
しょっちゅう金をスッちまうけど~
賭け事をやっているときは~
本当に楽しそうなんだ。▼~
スッちまった金はまた稼げばいい。~
だけど親父の笑顔は金じゃ買えねえ。▼~
きっとああいうやつらはさ、~
大金が欲しいんじゃねえんだよ。▼~
賭けているときの緊張感や駆け引き、~
そういうのがたまんねえんだろうな。▼~
:[ヒルダ]|
な、なるほどー。▼~
:[マリス]|
賭け事は好きじゃねえけどな。~
俺は親父の好きなことを~
やらせてやりたいだけさ。▼~
:[ヒルダ]|
賭け事をやめるとらしくなくなる、か。~
そう言われると~
なんだか難しいですね…▼~
***S [#q6614fbf]
:[バルタザール]|
くっそーっ!~
また負けたー!▼~
だが問題ねえ、流れは来ている。~
次こそは…。▼
:[ヒルダ]|
……。▼~
:[バルタザール]|
あ、あれ? 珍しいな。~
ヒルダのお小言はなしか?▼
:[ヒルダ]|
本当は怒りたいんだけど?▼~
でも、賭け事を我慢している~
バル兄はバル兄らしくないしなー。~
はぁー、複雑。▼
:[バルタザール]|
そうか。ようやくわかってくれたか!~
やっぱおれといえば博打。この瞬間に~
おれの魂は一番光り輝くからな!▼~
そこでものは相談だが~
ちいとばかし種銭を…って。~
いてっ! いてててて!▼~
だ、誰だ! レスターの~
格闘王の首根っこを掴むヤツは!?▼
:[マリス]|
博打の種銭くらい自分で稼ぎな!~
ダメなところは親父にそっくりだ。~
他人とは思えねえな。▼~
:[ヒルダ]|
マリスさん…!▼~
:[バルタザール]|
ちょ…あんたはこの間の…~
ぐっ…首! いて、いてて!~
首が変な方向に曲がっちまう!?▼~
:[マリス]|
今しがた、アンナ商会に~
傭兵の仕事を回してもらったんだ。▼~
ほらっ、お前も一緒に来な!~
たっぷり稼がせてやるぜ!▼
:[バルタザール]|
いてっ、いててててっ!~
きょ、強制連行かよ。~
おれに選択の余地はねえのか?▼
:[ヒルダ]|
バル兄、汗水流して稼いだお金なら~
きっと無駄遣いはしないよね?~
頑張って稼いできてね。▼~
:[バルタザール]|
くそっ! 次こそ勝てる勝負なのに!~
やめろー! 返せー!▼
:[ヒルダ]|
…いや、ないわ。~
やっぱ、稼いだそばから~
無駄遣いするかも…▼~
**忠義の狼 ウルフ [#wbcf8887]
***C [#o864def1]
:[ウルフ]|
せいっ…!▼~
:[シャロン]|
すごい!~
またど真ん中に命中ですよ!▼~
:[アンナ]|
馬上からあんなに正確に~
的を射ることができるなんて。~
さすが【狼騎士団】の長ね。▼~
:[シャロン]|
いやー、訓練の手を止めて~
つい見惚れてしまいますっ!▼~
:[ウルフ]|
…よし。~
弓の調子は問題ないな。▼~
? あれは…?▼~
:[ラス]|
……▼~
:[シャロン]|
向こうではラスさんも~
弓の訓練をやっていますね。▼~
ラスさんの弓の腕前も見事ですね。~
まさに百発百中ですよ!▼~
:[アンナ]|
的のほうから~
当たりに行ってるって感じね。▼~
:[ウルフ]|
ヴァイス・ブレイヴにも~
腕のよい英雄がいるのだな。~
だが…!▼~
:[ウルフ]|
ヴァイス・ブレイヴにも~
腕のよい英雄がいるのだな。~
だが…!▼~
:[シャロン]|
ひゃあああ!~
あんなに速く馬を走らせても~
命中するなんて!▼~
:[ラス]|
……!▼~
:[アンナ]|
ラスも飛ばしてる。~
もしかしてあの二人…~
張り合ってる?▼~
:[ウルフ]|
せいっ、はぁっ!▼~
:[ラス]|
…………!▼~
:(暗転)|
:[シャロン]|
うーん、両者ともに甲乙つけがたく~
引き分けという感じでしたね!▼~
:[アンナ]|
ほかの英雄たちも勝負が気になって~
訓練が中断しちゃってたみたい。▼~
:[ウルフ]|
…馬に乗りながら~
これほどまで鋭い矢を放つとは~
…只者ではないな…▼~
:[ラス]|
……▼~
***B [#t71fb95b]
:[ウルフ]|
……。▼~
:[ラス]|
……。▼~
:[ウルフ]|
お前は…この間の…~
よい腕をしているな。~
実に見事な弓術だった。▼~
:[ラス]|
…そちらもな。▼~
:[ウルフ]|
俺はオレルアンの大地で育った草原の民。~
【狼騎士団】のウルフだ。よろしく頼む。▼~
:[ラス]|
クトラ族のラス。~
サカの大草原で生まれた。▼~
:[ウルフ]|
サカの大草原…~
よい土地なのだろうな。▼~
:[ラス]|
そうだ。天と地の恵みに感謝しながら~
いくつもの部族が暮らしていた。▼~
クトラ族もそのひとつ…~
風とともに誇り高く命を繋いできた。▼~
:[ウルフ]|
風とともに誇り高く…か。~
そうだな、我らもかつて…▼~
:[ラス]|
……。~
なにか事情があるようだな。~
よければ、聞かせてくれ…。▼~
:[ウルフ]|
……。~
俺たち草原の民は~
長い間、虐げられて生きてきた。▼~
草原は炎で焼かれ~
争いによって人と人との絆は~
断ち切られた。▼~
:[ラス]|
……▼~
:[ウルフ]|
草原は大国に占領され~
俺たちは誇りを持つどころか~
明日をもしれぬ日々を送っていた。▼~
だが、そんな俺たちに~
未来をくれた英雄がいた。~
それが…ハーディン様なのだ。▼~
***A [#x22ca645]
:[ウルフ]|
ハーディン様の手によって~
草原の民は~
誇りを取り戻すことができた。▼~
そして身寄りのなかった俺たちを~
ハーディン様は草原の戦士へと~
成長させてくれたのだ。▼~
:[ラス]|
その出会いが…~
天の導きだったというわけか。▼~
:[ウルフ]|
ハーディン様は草原の民に~
生きる道を与えてくれた。▼~
俺たちはハーディン様の背中を見て~
幾多の戦場を駆け抜け…。▼~
はじめて草原の民としての~
生き方を実感することができたのだ。▼~
:[ラス]|
人生においてそのような~
存在がいることは幸せだ。▼~
命は受け継がれ~
誇りは未来へと繋がる。▼~
季節が巡り、草原が何度も蘇るように~
人々の想いも脈々と受け継がれていく。▼~
:[ウルフ]|
……。~
だが、ハーディン様は~
変わられてしまった。▼~
力による大陸平定を望まれ~
俺たちを救ってくれた優しさは~
失われてしまった…▼~
:[ラス]|
それはかつて~
お前たちを抑圧した大国と~
同じ道を歩もうとしているのではないか?▼~
:[ウルフ]|
…たとえどのようなことがあろうとも~
ハーディン様に付き従うのが務め。~
それが【狼騎士団】のあり方…▼~
:[ラス]|
……▼~
:[ウルフ]|
だがハーディン様はこうも~
おっしゃられていた。▼~
もし自身が過ちを犯すことがあれば~
お前たち【狼騎士団】の手で~
正してほしい、とも…▼~
***S [#i06dd64f]
:[ラス]|
同族の命を守るのが~
サカの戦士の掟。我々は決して~
同胞を見捨てたりはしない。▼~
:[ウルフ]|
……▼~
:[ラス]|
守るのは命だけでない。~
生き様や誇りを守り抜くこと。~
それもまた、同族の務めだ…▼~
:[ウルフ]|
生き様や誇り…▼~
:[ラス]|
お前がどう生きるかは~
俺が口を出せることではない。~
だが、もしも俺たちのサカの民なら…▼~
真に守るべきのものはなんなのか、~
それを考えるだろう。▼~
:[ウルフ]|
真に守るべきもの、か。▼~
ラス、礼を言う。~
【狼騎士団】が駆けるべき明日が~
おぼろげながらに見えてきた。▼~
:[ラス]|
俺の前にも【灰色の狼】という~
偉大な先達が駆けていた。~
俺はその生き方に習ったに過ぎない。▼~
:[ウルフ]|
あの日すでに、俺たちの心に~
託されていたのかもしれんな。~
ハーディン様の理想と希望が。▼~
:[ラス]|
迷ったときは風に聞くといい。▼~
草原を駆け抜ける風に~
つねに未来に向かって吹いている。~
過去に吹くことはないのだ。▼~
風は我らの魂に~
進むべき道を教えてくれるのだから。▼~
:[ウルフ]|
そうだな、その通りだ。▼~
アスク王国に吹く風にも~
俺は懐かしい匂いを感じる。▼~
草原の民としての誇りを守るべく~
俺たちは未来へと駆けるとしよう。▼~
:[ラス]|
祈らせてもらおう。~
父なる天と、母なる大地の恵みが~
お前たちの未来にあらんことを。▼~
**律儀の狼 ビラク [#w54df397]
***C [#r81eaeb4]
:[フィヨルム]|
ビラクさん、ここにもいませんね。~
もしかして、西の戦場に~
一人で向かわれたのでしょうか。▼~
あっ、スーさん!~
ビラクさんを見ませんでしたか?▼~
:[スー]|
フィヨルム王女、~
ビラクを探しているの?▼~
…いたわ。~
西の戦場に向かって単騎で走ってる。~
ほら、あそこ…。▼~
:[フィヨルム]|
ええっ!?~
あの豆粒みたいに小さい姿が~
ビラクさんだとわかるのですか?▼~
:[スー]|
私たちクトラ族は目がいいから。~
でも…突出しすぎね。~
あれでは敵に囲まれてしまうわ。▼~
:[フィヨルム]|
た、助けに行かないと!~
でも、ほかの【狼騎士団】のみなさんは~
東の戦場で陽動作戦に出ていて…▼~
:[スー]|
歩兵では追いつけない…私が行く。▼~
:[フィヨルム]|
あっ、スーさん…!~
私たちもすぐに駆けつけますから!▼~
:(暗転)|
:[フィヨルム]|
はぁ、はぁ…よ、よかった。~
間に合いました…。▼~
:[ビラク]|
…助かった。礼を言う。▼~
:[フィヨルム]|
いえいえ、ビラクさんも~
怪我がなくてなによりでした。▼~
:[スー]|
……。~
単騎で敵陣に切り込む~
勇気は認める。▼~
でも、命を顧みないような~
戦い方は賛同できないわ。▼~
:[ビラク]|
……。~
ああ、心に留めておく。~
失礼する…▼~
:[フィヨルム]|
命を顧みない…。~
確かにビラクさんの戦い方は~
無理をしている気がしますね。▼~
:[スー]|
……▼~
***B [#nb7160ad]
:[スー]|
フィヨルム王女…~
この場を任せても?▼~
:[フィヨルム]|
え? は、はい、大丈夫です!~
もう敵の数も減っていますし~
なんとか支えられるかと。▼~
でも、どうされました?~
なにか問題でも?▼~
:[スー]|
あそこを…。~
またビラクが突出している。▼~
:[フィヨルム]|
……!~
ぜ、ぜんぜん見えませんが~
土煙が上がっているのはわかります。▼~
:[スー]|
…急げば間に合うわ。▼~
:(暗転)|
:[ビラク]|
周囲に敵影なし…~
賊は追い返せたようだな。▼~
:[フィヨルム]|
はぁ、はぁ…。~
な、なんとかなりましたね。▼~
:[ビラク]|
今日も助けられたな、礼を言う。▼~
:[スー]|
……。~
ビラク、どうしてあなたは~
危険な戦い方を?▼~
:[ビラク]|
……。~
俺の役目は、誰よりも早く~
敵陣に切り込むことだ。▼~
:[スー]|
……。~
私も部族の仲間を逃がすために~
敵陣に一人で切り込んだことがある。▼~
自分の命と引き換えにしてでも~
仲間の命を守ろうとした。▼~
でも、私が戦った相手は囮で~
仲間が逃げた先に敵の本隊が…~
結局、私は誰も救えなかった…▼~
:[フィヨルム]|
スーさん…▼~
:[スー]|
命を犠牲にするような戦い方では~
天も地も味方してくれない。▼~
私はもう仲間の命を失いたくない。~
誰一人、失われていい命なんてない…▼~
:[ビラク]|
心配をかけてすまない…▼~
だが、誤解されているようだが~
俺は死ぬつもりで戦ってはいない。▼~
みんなで生き残るために~
俺は俺にできることを~
全力でやっているつもりなんだ。▼~
***A [#b8684d0a]
:[ビラク]|
【狼騎士団】の戦いは、一撃離脱…~
本隊の攻撃と同時に攻めることで~
真価を発揮できる。▼~
敵陣を切り崩し、~
今戦っている仲間たちが~
戦いやすい状況をつくる…▼~
仲間たちを信じているからこそ~
俺は勇気を持って切り込めるんだ。▼~
:[スー]|
……▼~
仲間たちを信じているからこそ~
勇気をもって敵陣に切り込める…~
あなたはそう言ったわね?▼~
:[ビラク]|
ああ…。▼~
:[スー]|
その言葉は本心から出たものね。~
風が…教えてくれたわ。▼~
:[ビラク]|
おお、お前も風の声が聞こえるのか。~
なるほどな。~
俺たち草原の民に近いようだ。▼~
:[フィヨルム]|
よい仲間に恵まれたからこそ~
ビラクさんはそういった思い切った~
戦い方ができるのですね。▼~
:[ビラク]|
ああ。~
【狼騎士団】の仲間は強い。~
俺の命を預けられるほどに。▼~
無論、~
ヴァイス・ブレイヴも同じだと、~
俺は思っている。▼~
:[スー]|
……▼~
***S [#p3d18976]
:[スー]|
ビラク!▼~
:[ビラク]|
スー、どうした?~
俺はこれから敵陣に…▼~
:[スー]|
あなたが攻撃を仕掛けるときは、~
【狼騎士団】の仲間たちも~
連携していたと聞いたわ。▼~
だから、私が行く。~
あなたと一緒に。▼
:[ビラク]|
……。▼~
:[スー]|
私も草原の民よ。~
馬の扱いには慣れている。▼~
あなたの馬についていけるのは~
私たちクトラ族くらいだと思うから。▼
:[ビラク]|
……。~
ならば、ともに行こう。~
よろしく頼む。異界の草原の民よ。▼~
:(暗転)|
:[ビラク]|
せいっ!▼~
:[スー]|
はぁっ!▼~
:[アルフォンス]|
向こうで戦っているのは~
ビラクとスーかな?~
ずいぶん息が合っているようだね。▼
:[フィヨルム]|
二人とも草原の民ですからね!▼~
:[アルフォンス]|
馬を手足のように操り~
緩急をつけた攻撃…~
人馬一体とはこのことか。▼
:[フィヨルム]|
ええ、不思議ですね。~
あの二人の後ろに広大な草原が~
見える気がします。▼~
:[アルフォンス]|
よし…敵陣が大きく崩れた!~
ビラクとスーの勇敢さに~
今度はこちらが応える番だ!▼
:[フィヨルム]|
はい! 仲間を信じて命を~
賭けてくれるビラクさんたちの~
頑張りを無駄にはしません!▼~
:[ビラク]|
戦う世界が変わろうと~
俺のやることは変わらない。▼~
仲間を信じて~
誰よりも速く駆けるのみ!▼~
**信義の狼 ロシェ [#h1466eb5]
***C [#s091556f]
:[ロシェ]|
ここかな。例の孤児院は…。▼~
:[エスリン]|
あら? あなたは?▼~
:[セーラ]|
んんっ? 見ない顔ね?~
この孤児院になにか用?▼~
:[ロシェ]|
あっ、あのっ…!~
怪しい者ではありません。~
ぼくは最近、召喚されてきた…。▼~
:[レナ]|
まあ、あなたはオレルアンの…▼~
:[ロシェ]|
シスターレナ…~
お久しぶりです!▼~
:[レナ]|
みなさん、安心してください。~
この方はれっきとした英雄です。▼~
:[リズ]|
なーんだ、~
そうだったんだー。▼~
:[ロシェ]|
す、すみません~
いきなり訪ねてしまって。▼~
ヴァイス・ブレイヴのみなさんで~
世話をしている孤児院があると聞いて~
覗きに来てみたんです。▼~
:[ルゥ]|
みんな!~
マリナスさんから新鮮なお野菜を~
分けてもらってきたよ。▼~
:[チャド]|
? 見ない顔だな…▼~
:[レナ]|
ルゥ、チャド。~
この方は【狼騎士団】のロシェ。~
つい最近、アスク王国にいらしたの。▼~
:[ルゥ]|
はじめまして! ぼくはルゥ。~
こっちのチャドと一緒に~
この孤児院の手伝いをしてるんだ。▼~
:[チャド]|
チャドだ。~
で、騎士様がこんなところに~
なんの用だ?▼~
***B [#jcca4516]
:[ルゥ]|
ロシェさん、~
なにを読んでいるんですか?~
手紙…ですか?▼~
:[ロシェ]|
これは、ぼくが世話をしていた~
オレルアンの子どもたちから~
もらった手紙だよ。▼~
召喚されたときに~
失くさないでよかった…▼~
:[チャド]|
へえ。ニヤけてるから~
恋人からの手紙かと思った。▼~
:[ルゥ]|
ダメだよ、チャド。~
茶化したりしたら…▼~
:[ロシェ]|
覚えたての字で~
一生懸命に書いてくれたんだろうな。~
これは、ぼくの宝物だよ。▼~
:[ルゥ]|
ぼくたちも孤児だったから~
優しくしてくれる人への~
感謝の気持ち、よくわかるよ。▼~
:[ロシェ]|
え? ぼくたちということは~
チャドも…?▼~
:[チャド]|
ああ、ヴァイス・ブレイヴには~
レイっていうルゥの双子の弟もいる。▼~
オレたちはリキアの孤児院で~
とびきりお人好しな院長先生に~
育ててもらったんだ。▼~
:[ロシェ]|
じゃあ、ぼくと同じだね。~
ぼくたち【狼騎士団】は~
戦争で家族を失っているんだ。▼~
そんなぼくたちに~
ハーディン様が手を差し伸べてくれて~
騎士にまで取り立ててくれて…▼~
:[ルゥ]|
いい出会いをしたんですね。▼~
:[ロシェ]|
だけど、子どもの頃の~
辛い記憶はやっぱりまだ残っている。▼~
時々、夢で見ることがあるんだ。~
寒い夜、ひもじくて~
涙が止まらなかった記憶。▼~
だから、くじけそうになったときは~
この手紙を読んで元気を出すんだ。▼~
ハーディン様のようになれなくても~
せめて少しでも子どもたちを~
助けてあげることができてらって。▼~
:[チャド]|
あんたがお人好しだってことは~
よくわかった。▼~
それに…オレたちと同じ目線で~
世界を見ている人間だってこともな。▼~
***A [#f475bdcc]
:[ロシェ]|
でも、こう言われたことがあるんだ。~
お前のやっていることは偽善だ。~
戦場で人を殺しているくせにって。▼~
:[ルゥ]|
……。▼~
:[ロシェ]|
確かにぼくは罪悪感から逃げるために~
子どもたちに手を差しのべようと~
していたのかもしれない。▼~
:[チャド]|
それのどこが悪いんだ?▼~
:[ロシェ]|
…え?▼~
:[チャド]|
偽善でもなんでも…~
あんたのおかげで子どもたちは~
腹を満たし、文字を覚えたりしたんだろ?▼~
オレたちは、~
そういう人のおかげで~
生きてこれたんだ。▼~
:[ロシェ]|
……。▼~
:[チャド]|
オレたちが孤児院にいた頃~
戦争がはじまって、食うものも~
着るものもなくなっちまった。▼~
物乞いみたいなこともやったし~
院長先生に隠れて、盗みもやった。▼~
そうでもしないと…~
食っていけなかったからな。▼~
けど、人の好意を~
偽善だなんだと決めつける奴らが~
なにをしてくれたんだ?▼~
:[ルゥ]|
チャド…。▼~
:[チャド]|
あのとき、オレたちにパンをくれた~
お人好しのおかげでオレたちは今~
こうして生きていられるんだ。▼~
:[ルゥ]|
うん、そうだね。▼~
そこにパンがあって~
あったかい服があれば~
ぼくたちはそれだけで笑顔になれた。▼~
ロシェさんの想いは~
きっと子どもたちにも~
伝わっていると思うな。▼~
:[ロシェ]|
そうか…~
うん、そうだといいね。▼~
***S [#q7bae4f9]
:[ルゥ]|
アスクの平和を脅かす敵と戦うことは~
英雄の立派な使命だと思う。▼~
でも、戦争のせいで辛い目に遭っている~
子どもたちに手を差し伸べることも~
英雄の使命じゃないのかな。▼
:[ロシェ]|
そうだね。ぼくもそう思うよ。▼~
孤児院を世話している~
シスターたちを見ても~
一生懸命さは伝わってくるしね。▼~
戦場以外でも~
シスターたちは戦っているんだって。▼~
:[チャド]|
ま、一番いいのはとっとと~
戦争を終わらせて、オレたちのような~
孤児を増やさないことだ。▼~
:[ルゥ]|
うん。たぶんレイもそのことを~
わかっているんじゃないかな。▼~
だから、魔道の研究に~
あんなに一生懸命なんだろうね。▼
:[チャド]|
いや、それはちょっと~
あいつのことを好意的に~
評価しすぎじゃないのか…?▼~
:[ロシェ]|
ぼくは戦いが好きじゃないけど~
子どもたちを守るためなら~
頑張ることができるよ。▼~
ルゥ、チャド、これから~
ぼくと一緒に戦ってくれるかい?▼
:[ルゥ]|
はい! アスク王国で~
あなたのような優しい人に~
出会えてよかったです。▼~
:[ロシェ]|
…ぼくは、ハーディン様のような~
英雄にはなれないけれど…▼~
家族のいない子どもたちを~
一人でも多く笑顔にしたい…▼~
それがハーディン様への~
ぼくなりの恩返しだと思っています…▼~
涙じゃなくて~
子どもたちの笑顔がこぼれる未来。~
そんな明日にぼくは駆けていきたい…▼
*コメント [#j5e75b42]
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