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章別会話/輝く決意と共に
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*輝く決意と共に [#aox3a5ls]
#contents
**輝く決意と共に [#l6e2iwm5]
***オープニング [#su2ej3j5]
:[アルム]|
あっ、マルス王子!▼~
:[マルス]|
やあ、アルム。~
君も招待状を受け取ったんだね。▼~
:[アルム]|
はい。シャロン王女から届いた招待状。~
英友1000人を突破した記念パーティーを~
開くので、奮って参加してほしいと。▼~
:[シーダ]|
英雄の友だちだから英友…ふふ。~
シャロン王女らしい表現ですね。▼~
:[セリカ]|
でも、どうして~
会場が修練の塔なのかしら。~
お城の大広間でもいいのに。▼~
:[リーフ]|
セリス様、見てください。~
すごい数の英雄が塔に集っています。▼~
:[セリス]|
こうして見ると壮観ですね。~
アスク王国には~
英雄たちがこんなにいたんだ。▼~
:[ベルクト]|
ふん。場をわきまえぬヤツらばかりだな。~
パーティーといえばそれ相応の身なりで~
臨むのが当然だろうに。▼~
:[リネア]|
私は…ベルクトさまとご一緒できるだけで~
光栄です。▼~
:[アイラ]|
どうした、ホリン。~
その顔…なにか心配事でもあるのか?▼~
:[ホリン]|
気のせいならいいのだが…~
大変なパーティーになる予感がする…▼~
:[???]|
あーあー。~
聞こえますか、英雄のみなさん!▼~
:[ロイ]|
この声…シャロン王女だ。▼~
:[リリーナ]|
でも、姿が見えないわね。▼~
:[シャロン(姿なし)]|
本日は英友1000人突破記念パーティーに~
お集まりいただき、ありがとうございます!▼~
英雄のみなさんには日々~
アスク王国のためにご尽力いただき~
感謝のことばもありません!▼~
:[イレース]|
パーティー…~
パーティーの料理…~
お腹が空いて…倒れそう…▼~
:[シャロン(姿なし)]|
修練の塔にお集まり頂いたのは~
理由があります!▼~
試練を突破し、最上階までお越しください!~
見事たどり着いた英雄さんには~
特別な報酬を用意しております!▼~
:[イレース]|
……▼~
:[シャンブレー]|
ひいっ!? イレースが~
立ったまま気絶してる!~
空腹で絶滅しちゃいそうなのか?▼~
:[シャロン(姿なし)]|
私は最上階でお待ちしております!~
それではみなさんの健闘を~
お祈りしておりますー!▼~
:[アンナ]|
驚いた。シャロンが~
こんな催しを用意してたなんて。▼~
:[アルフォンス]|
なにか準備していたのは知っていたけど~
僕も詳しくは聞いていなかったよ。▼~
:[リン]|
これって塔の最上階…~
10階まで辿り着けないと~
パーティーはお預けってこと?▼~
:[エリウッド]|
そうみたいだね。~
簡単にはパーティーに~
参加させてもらえないらしい。▼~
:[ヘクトル]|
面白えじゃねえか!~
どんな試練が待ってようが~
突破してやるぜ。▼~
:[リオン]|
みんな塔を上り始めたね。~
僕たちも行こうか。▼~
:[エイリーク]|
兄上、どうされたのですか?▼~
:[エフラム]|
いや、これだけ英雄がいると~
手合わせのし甲斐もあると思ってな。▼~
:(暗転)|
:[バアトル]|
わしら斧の会が~
2階に一番乗りじゃ!▼~
:[ガイア]|
くっ…!~
俺たち甘味同好会は二番手か。~
ん? あいつは…▼~
:[ベレト]|
…来たか。▼~
ここを通りたければ~
勝負してもらおう。▼~
***C [#i52nlpg8]
:[バアトル]|
勝負か?~
腕が鳴るぞ!~
この斧を存分に振るう時!▼~
:[ベレト]|
いや、第一の試練である~
自分との勝負に武器は必要ない。▼~
:[ドルカス]|
…説明してもらえるか?▼~
:[ベレト]|
塔の中に、英雄たちにまつわる~
落とし物がばら撒かれている。▼~
それを先に見つけて~
拾い集めたほうが勝ちだ。▼~
:[ドルカス]|
…なるほど、そういう勝負か。~
バアトル、斧の出番はなさそうだぞ。▼~
:[バアトル]|
なんじゃとぉぉ!?▼~
:[ガイア]|
戦闘がないのは、~
甘味同好会にとっちゃ好都合かもな。▼~
:[ラファール]|
で、落とし物とは何だ。~
菓子でもあると嬉しいのだが。▼~
:[ベレト]|
どこになにが落ちているのかは~
自分にもわからない。▼~
勝負するのは何人でもいい。~
準備ができたら始めよう。▼~
:[クロード]|
なあ…ひょっとすると~
これちょっとマズいんじゃないか?▼~
:[ディミトリ]|
ああ、落とし物を拾わせたら~
フォドラで先生の右に出る者はいない。▼~
:[エーデルガルト]|
シャロン王女…~
ずいぶんと手応えのある~
試練を用意してくれたものね。▼~
:[ナンナ]|
あ、あの…ベレトさん…。▼~
:[ベレト]|
なにか質問でも?▼~
:[ミスト]|
これ、ここに来るまでに~
落とし物を拾い集めたの。~
英雄みんなのアクセサリーだよね?▼~
:[フローラ]|
散らかっていたので~
先に拾っておきました。▼~
:[ベレト]|
……。~
自分の負けだ。通って構わない。▼~
:[ヒルダ]|
決着はやっ!?▼~
:[ヒューベルト]|
これは予想外の展開です。~
戦わずして先生が勝ちを譲るとは。▼~
:[アッシュ]|
ヴァイス・ブレイヴに気が利いて~
綺麗好きな英雄が多くてよかった…▼~
:[ドロテア]|
勝ちは勝ちよね。~
通らせてもらうわね、先生!▼~
:[ベレト]|
この先の試練は一筋縄ではいかない。~
気をつけて進むといい。▼~
:[ベロア]|
あの…わたしも落とし物、拾っておきました。~
見てください。▼~
:[ベレト]|
…残念だけど、それは落とし物ではなく~
ただのガラクタかもしれないな。▼~
:(暗転)|
:[リカード]|
5階に到着~と。~
特別な報酬ってなにかな?~
気になるよね、ジュリアンのアニキ!▼~
:[ジュリアン]|
特別って言うくらいだから~
そりゃあ…特別なお宝なんだろうな。▼~
:[キャス]|
お宝あるところに怪盗キャスの姿あり!~
最初に頂くのはあたしだよ!▼~
:[ゼロ]|
宝箱いっぱいにイイものが~
詰まっているといいんだがな。▼~
:[エポニーヌ]|
もしやヴァイス・ブレイヴの~
男の子たちが主役のお宝本とか!?~
だったら…うふ、うふふ…。▼~
:[エイクスルニル]|
よく来たな。~
俺が第二の試練だ。▼~
:[エポニーヌ]|
ひぃぃっ!~
あ、あなたがお宝本の…!?▼~
:[エイクスルニル]|
お宝本?~
何を言ってるのかわからんが~
通りたければ俺と勝負するがいい。▼~
***B [#c3lemm46]
:[ルフレ(男)]|
クロム、気をつけて。~
さっきの試練から推測すると、~
今回も変わった勝負になりそうだ。▼~
:[クロム]|
エイクスルニル…~
勝負の内容を教えてもらおうか。▼~
:[エイクスルニル]|
俺との戦いに必要なのは~
鍛え上げた肉体。~
来い、腕相撲で勝負だ。▼~
:[クロム]|
ずいぶんとまっとうな勝負だな。▼~
:[ヴェイク]|
ここは俺様に任せとけ!~
腕力勝負なら自信が…。▼~
:[エイクスルニル]|
ふんぬ!▼~
:[ヴェイク]|
いってぇ!?▼~
:[ミリエル]|
瞬殺されましたね…。~
油断しすぎでしょう。▼~
:[ボーレ]|
次はおれが相手だ!~
子どもと思ってナメんなよ!▼~
:[エイクスルニル]|
その心意気やよし。だが!▼~
:[ボーレ]|
うわあああっ!▼~
:(暗転)|
:[ロス]|
ぐっ! おりゃぁぁ!▼~
くっそぉ! 負けちまった!▼~
:[エイクスルニル]|
次だ。かかってくるがいい。▼~
:[ライ]|
すごいな…。~
ヴァイス・ブレイヴの力自慢が~
次々のされちまってる。▼~
:[アイク]|
…次は俺が出る。▼~
:[セネリオ]|
待ってください、アイク。~
いくら腕に覚えがあるあなたでも~
苦戦は免れないでしょう。▼~
このままでは皆が無駄に消耗してしまう。~
僕に策があります。▼~
:[ティアマト]|
策? 聞かせてもらえる?▼~
:[セネリオ]|
筋肉には筋肉を。~
エイクスルニルには~
エイクスルニルをぶつけるのです。▼~
:[アイク]|
どういう意味だ?▼~
:[セネリオ]|
ヴァイス・ブレイヴには~
異界から召喚された~
ほかのエイクスルニルがいます。▼~
:(暗転)|
:[エイクスルニル]|
……。▼~
:[エイクスルニル(冬)]|
……。▼~
:[エイクスルニル]|
まさか、自分自身と~
勝負をすることになるとはな。▼~
:[エイクスルニル(冬)]|
それはこちらのセリフだ。~
手加減はせんぞ、異界の俺。▼~
:[エイクスルニル(夏)]|
この勝負、俺が立会人となろう。~
それでははじめ!▼~
:(暗転)|
:[エイクスルニル]|
おおおおおっ!▼~
:[エイクスルニル(冬)]|
ふぬうぅぅ!▼~
:[エイクスルニル]|
まだまだ! くおおぉっ!▼~
:[エイクスルニル(冬)]|
ここからだ! おおおっ!▼~
:[ミカヤ]|
…ずいぶん長い勝負ね。▼~
:[サザ]|
二人ともすごい体力だな。▼~
:[エイクスルニル(夏)]|
この勝負、しばらく決着はつくまい。~
お前たちは先に行け。▼~
:[ユリシーズ]|
それがよさそうですな。~
お言葉に甘えるとしましょうか。▼~
:[エイクスルニル]|
うおおぉぉぉぉ!▼~
:[エイクスルニル(冬)]|
なんの! おおおおっ!▼~
:[ラタトスク]|
ごごご、ごめんなさい!~
先に行くね!~
どっちのお兄ちゃんも頑張って!▼~
:(暗転)|
:[カムイ(男)]|
7階か…そろそろ~
次の試練が出てきそうだね。▼~
:[アクア]|
カムイ、あれを!▼~
:[バルドル]|
おーっほっほっほっ!~
ようやくここまで来ましたわね。▼~
私は天日の神、バルドル!~
第三の試練はそう簡単に~
超えることはできなくってよ!▼~
***A [#p5wo3j1m]
:[バルドル]|
あなたたちの進撃もここまでですわ!~
このバルドルの前には~
すべての抵抗は無駄なこと!▼~
天日の神たる私は、~
今まで一度たりとも~
敗北を喫したことはありませんわ!▼~
:[カムイ(女)]|
な、なんという闘気でしょう…~
前に立つだけで圧倒されそうです。▼~
:[バルドル]|
ここに高らかに誓いますわ!~
どんな勝負でも、~
私はすべて勝利すると!▼~
:[バルタザール]|
なら、金貨投げで勝負といこうぜ!~
今日はツイてる気がしててな。~
負ける気がしねえぜ!▼~
:[バルドル]|
ふふっ、哀れですわ。~
運さえも私の味方だということを~
思い知らせてあげますわ!▼~
:[バルタザール]|
じゃあ、金貨を投げるぜ。~
せいっ! こいつは…裏だ!▼~
:[バルドル]|
表ですわ!▼~
:[ユーリス]|
金貨は表、だな。~
お前の負けだ、バルタザール。▼~
:[バルタザール]|
ぐあああ!~
今日はツイてると思ったのによ!▼~
:[バルドル]|
おーっほっほっほっ!~
さあ、どんどん~
かかってくるがいいですわ!▼~
:(暗転)|
:[ヨシュア]|
表だ、間違いねえ!▼~
:[バルドル]|
裏ですわ!▼~
:[ヨシュア]|
俺の負けだ。~
くそっ、どうなってやがんだ!▼~
:[リュール(女)]|
…すごいですね。~
運の力比べは、神竜であっても~
どうこうできるものではありません。▼~
:[ヴェイル]|
だけど、勝たないと~
塔の最上階に行けないね…。~
パーティーがお預けになっちゃう。▼~
:[エル]|
ヴェイルの言う通りです。~
誰か、運に自信のある者は~
いないのですか?▼~
:[セレスティア]|
ここは私が…と言いたいところですが、~
運に関しては生憎自身がありませんわね。▼~
よし! この方に託します!▼~
:[スタルーク]|
えーっ! ぼ、僕ですかああ!?▼~
:[ディアマンド]|
成程。スタルークは目が良い。~
金貨が隠れる直前の状態を目視すれば~
運など関係ないということか。▼~
:[バルドル]|
投げましたわ! どちらですの!?▼~
:[スタルーク]|
う…うううう裏です!▼~
:[バルドル]|
残念! 表ですわ!!▼~
:[スタルーク]|
うわーっ! すみませんんん!!~
僕のカスみたいな眼球には~
荷が重すぎましたーっ!▼~
:[フォガート]|
落ち込まないで、スタルーク王子!~
でも不思議だなあ。~
俺も裏に見えたけどなー?▼~
:[アイビー]|
紋章士のような超常の力で、~
盤面を有利にしているのかしら。▼~
:[マルス(紋章士)]|
では僕が力を貸そう。もう一度…▼~
…ん? バルドルの前に、~
誰かが仁王立ちしている?▼~
:[ハロルド]|
ハハハ!~
ここは暗夜王国のヒーローである~
このハロルドに任せてもらおう!▼~
:[エリーゼ]|
金貨投げ勝負なのに大丈夫?~
ハロルドってその…~
運がよくないのに勝てるのかな?▼~
:[ハロルド]|
エリーゼ様、勝負というのは~
やってみなければわからないもの。▼~
そう、ヒーローたるもの~
どんな勝負からも逃げてはいけない!▼~
:[バルドル]|
御託は結構ですわ!~
勝負するなら受けて立ちますの。~
さあ、金貨を投げなさい!▼~
:[ハロルド]|
うむ。この勝利、エリーゼ様に捧げる!~
せいっ! お、おや?▼~
:[エリーゼ]|
あ、あれっ?~
金貨が…落ちてこないね。▼~
:[キサラギ]|
見て! コウモリが~
金貨を咥えて飛んでいっちゃった!▼~
:[ハロルド]|
くそっ、不運め…~
今度はそうきたか!▼~
:[バルドル]|
な、なんですの…~
これでは裏表がわかりませんわね。~
ではもう一度…▼~
:[ブルーノ]|
いや、待ってもらおう。▼~
:[アルフォンス]|
ザカリア!~
君も来てくれたのか!▼~
:[ブルーノ]|
私が何者かはともかく…~
天日の神バルドルよ。▼~
さきほど、貴方は誓ったはずだ…~
どんな勝負でもすべて勝利すると。▼~
:[バルドル]|
ええ、たしかに言いましたわ。▼~
:[ブルーノ]|
だが、ハロルドとの勝負はつかなかった。~
つまり、すべて勝利するという~
誓いは破られた…▼~
:[バルドル]|
そ、そんなのは屁理屈ですわ!▼~
:[カチュア]|
でも…バルドルさん~
勝ってないよね?▼~
:[パオラ]|
そうね、その通りね…▼~
:[エスト]|
じーっ。▼~
:[バルドル]|
…ふん! 通りたければ通りなさい。~
ですが、私が負けたわけでは~
ありませんから!▼~
:[アルフォンス]|
助かったよ、ザカリア!~
さあみんな、最上階に急ごう!▼~
:[ブルーノ]|
だから私はザカリアではないと…▼~
:(暗転)|
:[シャロン]|
みなさん、最上階へようこそ!~
必ず辿り着いてくださると~
信じておりました!▼~
お料理もたくさん用意しましたよ。~
さあ、パーティーを楽しんでください!▼~
:[リンカ]|
なんというご馳走の山…~
これを全部食べてもいいのか!?▼~
:[イングリット]|
ほ、ほかの英雄のみなさんのぶんも~
残しておかなければ…!▼~
:[アイク(紋章士)]|
ふむ…うまいな。▼~
:[シグルド(紋章士)]|
ああ。再び食事ができる体となったこと、~
改めて喜ばしく思う。▼~
:[アンナ]|
もぐもぐ…ところでシャロン。~
用意した特別な報酬ってなんなの?▼~
:[シャロン]|
それはですね…~
最上階に辿り着いた英雄のみなさんは~
その報酬をすでに手にされています!▼~
:[ヴェロニカ]|
それは…どういう意味?▼~
:[シャロン]|
特別な報酬というのは~
ヴァイス・ブレイヴの仲間である~
みなさんとの絆です!▼~
どんな試練が立ちはだかっても~
仲間との絆があれば乗り越えられる。▼~
それこそが特別な報酬…~
英友1000人を記録したわたしが~
言うんだから間違いありません!▼~
:[ファリナ]|
え~っ!? そんなぁ!▼~
:[パティ]|
あーあ、はりきったのに…▼~
:[アルフォンス]|
はは、シャロンに一本取られたね。▼~
でも、これまでアスク王国が生き残れたのは~
異界から来た仲間たちの絆のおかげだ。~
この得難い宝…▼~
これからも大切にしないと。▼~
:[シャロン]|
はいっ、お兄様!~
英友との絆は永遠ですからね!▼~
**希望のよすが ベレト [#l6da6gjp]
***C [#q2mtw2g4]
:[門番]|
天気は快晴!~
アスク王国の城門は~
本日も異常なしでありま…。▼~
ん? んんんっ!?~
あれはいったい?▼~
:[ベレト]|
……。▼~
:[門番]|
見慣れぬ生徒と思いきや~
先生でありましたか!▼~
:[ベレト]|
お勤め、ご苦労様。▼~
:[門番]|
いやー、いつもと違う格好なので~
ビックリしましたよ!▼~
自分が知らない~
ガルグ=マクの生徒さんが~
召喚されてきたのかと思いました。▼~
ところで、どうして士官学校の~
制服を着てらっしゃるんです?▼~
:[ベレト]|
ちょうど着替えがなくてね。~
今着られるのが~
この制服しかなかったんだ。▼~
:[門番]|
なるほど、そうでありましたか!~
ですが、ふむふむ…~
これはなかなか…。▼~
:[ベレト]|
やはり変だろうか。▼~
:[門番]|
いえいえ、とんでもありません!~
制服を着た先生の姿が新鮮で~
つい観察してしまったのであります!▼~
そういえば先生も学生として~
学校に通われていたのですか?▼~
:[ベレト]|
いや、士官学校で教師をする前は~
傭兵としてフォドラを旅していた。▼~
読み書きや戦い方は学校じゃなく~
父やほかの傭兵から教わったんだ。▼~
:[門番]|
本当でありますか?~
いきなり教師になったとは思えぬほど~
堂に入っておりましたので。▼~
きっと教師の才能が~
あったのでしょうなあ。▼~
:[ベレト]|
どうだろう。~
自分ではよくわからない。▼~
:[門番]|
多くの生徒に慕われているのが~
なによりの証拠であります!▼~
門番が天職だと自分が感じるように~
先生も天職に巡り合われたのですなあ。▼~
:[ベレト]|
天職…か。▼~
***B [#j4r123nu]
:[ワユ(幼少)]|
せい! やあっ!~
どう、ベレト先生?▼~
:[ベレト]|
基本はしっかりできているが~
腕に力が入りすぎている。▼~
剣は上半身だけで振るんじゃない。~
下半身の踏ん張りも意識するんだ。▼~
:[ワユ(幼少)]|
はい!~
なるほど、下半身か…▼~
:[ヘクトル(幼少)]|
先生、俺の素振りも見てくれよ!~
うおおおお! せいっ!▼~
:[ベレト]|
斧を拳ひとつ分、短く持つ。~
それで振りが安定するはずだ。▼~
:[ヘクトル(幼少)]|
拳ひとつ分というと、このくらいか?~
もう一回! せいやぁ!▼~
おおおお!~
すごくいい感じに斧が振れたぜ!▼~
:[エリウッド(幼少)]|
先生、僕の素振りも~
見ていただけますか?▼~
:[ミネルバ(幼少)]|
先生、先週教えて頂いた兵法について~
質問があるのですが…。▼~
:[ヘクトル(幼少)]|
先生!~
俺の素振りをもう一回見てくれよ!~
コツが掴めてきたんだ!▼~
:[ベレト]|
わかった。でも、その前に~
少し休憩したほうがいいだろう。▼~
:[エリウッド(幼少)]|
わかりました。~
ではまたあとで、ベレト先生。▼~
:[セシリア]|
ふふ…ベレト先生。~
すっかり子どもたちの人気者ね。~
本当に教えるのが上手なのね。▼~
:[ベレト]|
自分はただの傭兵あがりだ。~
たいしたことは教えていない。▼~
これまで経験したことや~
見聞きしたことを自分なりに解釈して~
話しているだけなんだ。▼~
:[セシリア]|
謙遜することはないわ。~
あなたが教えるところを見ていて~
気付いたことがあるの。▼~
あなたは生徒の知りたい情報を~
的確に見抜いている。▼~
それをあなたなりの言葉で伝えて~
生徒たちの成長を促しているのよ。▼~
それは教える者として~
一番大事な才能だと私は思うわ。▼~
:[ベレト]|
…そういうものなのだろうか。▼~
:[ヘクトル(幼少)]|
先生! まだー?~
早く見てくれよ、俺の新必殺技!▼~
:[セシリア]|
あら、ごめんなさい!~
邪魔してしまったわね。▼~
私のことはいいから~
早く子どもたちを見てあげて。~
頑張ってね、ベレト先生。▼~
:[ベレト]|
ああ、セシリアも。▼~
***A [#a6v5e1l4]
:[マリク]|
すっかり夜もふけてしまったな。~
調べ物に夢中になっていたら~
もうこんな時間だ。▼~
ん? 魔道書の書庫に灯りが?~
こんな時間に誰だろう。▼~
:[ベレト]|
……。▼~
:[マリク]|
誰かと思えばベレトだったのか…。▼~
:[ベレト]|
その声はマリクか。~
もしかして閉館の時間か?▼~
:[マリク]|
いやいや!~
好きなだけいてもらって構わないよ。▼~
アスク王国の大図書館は~
昼夜を問わず開いているから。▼~
それはさておき、こんな時間まで~
なにを調べていたんだい?~
ずいぶんと熱心な様子だったけど…。▼~
:[ベレト]|
異界の魔道のことを調べていたんだ。▼~
最近、子どもたちから~
フォドラ以外の魔道について~
よく質問されるからね。▼~
:[マリク]|
なるほど、それでこんな時間まで…。▼~
:[ベレト]|
自分の知識は、皆が~
思っているほど広いわけじゃない。▼~
だが、子どもたちの~
学びの意欲が高まっているなら~
教師として応えてあげたい。▼~
:[マリク]|
さすがベレト。~
生徒たちが慕う理由がよくわかるよ。~
まさに教師の鑑、だね。▼~
:[ベレト]|
持ち上げられるほどのことじゃない。~
毎日、子どもたちと向き合っていると~
無知を思い知らされる。▼~
自分に教師の資格はあるのかと~
自問自答する日々だ。▼~
:[マリク]|
わかるよ!~
その気持ちは本当によくわかるよ!▼~
子どもたちは~
ぼくたち大人が当然のものとして~
受け入れているものにも…。▼~
素朴な疑問を投げかけ~
答えを得ようとするからね。▼~
:[ベレト]|
素朴な疑問ほど、答えるのが難しい。▼~
自分はわかった気になっていただけで~
実はなにもわかっていなかったんだと~
子どもたちは気付かせてくれる。▼~
:[マリク]|
我々教える立場にある人間も~
まだまだ学びの途中、ということだね。▼~
:[ベレト]|
子どもたちこそが~
学びの機会をくれる教師のような存在。~
あながち間違っていない気がする…。▼~
***S [#ksv96e24]
:[ベレト]|
ご苦労様。~
今日も城の守りに精が出るね。▼~
:[門番]|
あ、先生! こんにちは!~
本日もアスク城の城門は~
異常なしであります!▼~
ところで先生…~
どうして士官学校の制服を~
まだ着ているのでありますか?▼~
:[ベレト]|
理由…強いて言えば~
初心を忘れないため、だな。▼~
:[門番]|
初心でありますか?▼~
:[ベレト]|
先生などと呼ばれてはいるが~
まだまだ経験の浅い若輩者に過ぎない。▼~
生徒たちと同じく、~
自分も学びの途中である。▼~
それを忘れないために~
この服を着ているんだ。▼~
:[門番]|
私のような者からすると先生は~
完全無欠の存在のようにも思えますが~
まだまだ満足されていないのですね。▼~
いやはやなんとも…~
感心する次第です!▼~
:[ベレト]|
どう学べば満足できるかわからないが~
満足にはほど遠いということは~
よくわかっているよ。▼~
:[門番]|
なんという意識の高さ…~
感服いたします!▼~
しかし、先生から教えを授かる~
生徒たちは幸せものですなあ~。~
うーむ、うらやましい!▼~
はぁ~、私も先生の生徒に~
なりたかったですなぁ。▼~
:[ベレト]|
学びに早いも遅いもない。~
学びたいと思ったときが~
そのときだと自分は思っている。▼~
:[門番]|
え? それって…。▼~
:[ベレト]|
もしなにか学びたいことがあるなら~
いつでも自分のところに来てくれ。▼~
教えられることであれば~
指南させてもらおう。▼~
:[門番]|
ほ、ほ、ほ、本当でありますか!?~
ではさっそく次の非番に~
お邪魔する所存であります!▼~
実は最近、城門付近で見かける~
犬猫の健康が気になっておりまして…。▼~
なにか身体にいい食べ物を~
作ってやれないかと悩んでいたのです。▼~
先生は料理にも明るいと聞きました。~
よい物を教えていただければと!▼~
:[ベレト]|
料理か、それも人間以外の…。~
これはまた手ごわい調べ物になりそうだな。▼~
**決意の鍛錬 エイクスルニル [#n3l478bm]
***C [#kl3ma5jc]
:[エイクスルニル]|
よい天気だ。~
気温も申し分なし。~
実に鍛錬日和といえる。▼~
さっそく今日も~
肉体を鍛え上げ…~
む? あれは…?▼~
:(暗転)|
:[アルフレッド]|
いち、に、さん、し…~
さあ、もっと元気よく動かして!▼~
:[セリーヌ]|
待ってください、お兄様…~
少しペースが…早すぎるわ!▼~
本当に…お兄様は…~
王子の皮をかぶった、~
蛮族なのですから…!▼~
:[アルフレッド]|
はっはっは…ふんっ、ふんっ!~
身内だからって褒め過ぎだ、~
セリーヌ!▼~
お望み通りペースを落としても~
いいけれど…ふんっ!~
この早さが筋肉には…最適なんだよ!▼~
:[エーティエ]|
ほっ、ほっ…そうですわ!~
遅くすると効果も半減して…~
ほっ、しまいますわ…ほっ!▼~
:[セリーヌ]|
わ、わかったわ…!~
けれど、二人とも…~
あまり無理をしては駄目よ。▼~
:[アルフレッド]|
勿論さ!~
過度な負荷こそ筋肉の友!▼~
強靭な肉体のために!▼~
:[エーティエ]|
強靭な肉体のために!▼~
:(暗転)|
:[エイクスルニル]|
ふむ、彼らも鍛錬しているのか。~
実に考え抜かれた動きをしているな。~
効率的で、なにより気迫が感じられる。▼~
:[アルフレッド]|
ん? あの人は…?▼~
立派な筋肉を持つ、そこの君。~
筋肉体操に興味がおありかな?▼~
:[エイクスルニル]|
ほう、これは筋肉体操というのか。~
見事な鍛錬方法だと感心していたところだ。▼~
:[アルフレッド]|
ありがとう。~
そう言ってもらえるとうれしいよ。▼~
どうかな。君も僕たちと一緒に~
身体を動かしてみないかい?▼~
:[エイクスルニル]|
望むところだ。~
どれほど過酷な鍛錬であろうと~
覚悟はできている。▼~
:[アルフレッド]|
なんという意欲!~
よき魂と筋肉の躍動を感じるよ!~
これは教え甲斐がありそうだ。▼~
***B [#c31gjm5t]
:[ギリアム]|
よろしいですか、エイクスルニル殿。~
私が見本となりますので~
同じ動きをしてください。▼~
指を強く握ってから…緩める。~
そしてまた強く! もっと強く!▼~
:[エイクスルニル]|
うむ。こうして…~
これで…よいのだな?▼~
:[ギリアム]|
そうです。そして感じてください。~
指に集まった熱が~
全身に広がっていくのを。▼~
:[エイクスルニル]|
おお! 感じるぞ!~
全身の筋肉に熱が走っていく!▼~
:[ギリアム]|
いい調子です。~
キツいかもしれませんが、~
これを交互に続けますよ!▼~
:[エイクスルニル]|
ううむ…たしかにこの動きは~
筋肉の鍛錬に効果的だな。▼~
指の一本一本までもが、~
徹底的に鍛え上げられていく!▼~
:[ギリアム]|
まさにその通り。~
この鍛錬の狙いはそこにあります。▼~
筋肉とは人体の部位を繋ぐ糸。~
指一本とておろそかにしてはならぬ。~
それがフレリア式筋肉鍛錬術なのです!▼~
:[エイクスルニル]|
先日教わった筋肉体操といい、~
異界には多様な鍛錬法があるのだな。▼~
そのどれもがなんと~
筋肉を躍動させることか。▼~
:[ギリアム]|
お気に召されたようですな。~
さあ、私のあとに続いてください。~
まだまだここからですよ!▼~
:[エイクスルニル]|
ああ、望むところだ!▼~
:(暗転)|
:[エイクスルニル]|
ギリアムのおかげで~
充実した鍛錬に励むことができた。▼~
明日はどのような鍛錬に出会えるか…~
む? あれはアルフレッド。▼~
:[アルフレッド]|
ふんっ、ふんっ、ふんっ!▼~
:[エイクスルニル]|
やはり筋肉体操の動きは美しいな。▼~
:[アルフレッド]|
おや?~
誰かと思えば~
エイクスルニルじゃないか。▼~
:[エイクスルニル]|
このような時間まで~
一人で鍛錬を続けるとは…▼~
意気込みは感じるが~
過度な鍛錬は身体に毒だぞ。▼~
:[アルフレッド]|
心配してくれてありがとう。~
妹にもよくそう言われるのだけれど、~
暇になるとつい鍛えてしまうんだ。▼~
クセってやつかもしれないね。▼~
:[エイクスルニル]|
ふむ…▼~
***A [#x62p1jm4]
:[エイクスルニル]|
仲間とともに鍛錬に励み~
一人でもまた鍛錬に励むか。▼~
お前は肉体を鍛えることに~
執着しているように見える。▼~
:[アルフレッド]|
ははは。そうかい?~
たしかに鍛錬は大好きだけれど……▼~
:[エイクスルニル]|
アルフレッドよ。なぜお前は~
そこまで筋肉の成長に心血を注ぐ?~
なにか理由があるのではないか?▼~
:[アルフレッド]|
そうだね…ここではあまり~
意識しなくなっていたのだけれど。▼~
おそらく、過去の出来事が~
関係しているのだろうね。▼~
:[エイクスルニル]|
聞かせてもらえるか?▼~
:[アルフレッド]|
別に隠しているわけじゃないさ。~
もともと僕は身体がとても弱くてね。▼~
幼い頃はいつも、~
体調を崩しては寝込んでいた。▼~
些細なことがきっかけで~
何日も伏せってしまって~
まわりに心配ばかりかけてきたんだ。▼~
:[エイクスルニル]|
今の姿からは想像がつかんな。▼~
:[アルフレッド]|
ある時、フィレネ王国の前王…~
父上が流行り病で亡くなってしまってね。▼~
残された母上が女王となり、~
フィレネ王国を支えてくださったのだけれど~
僕になにかあれば国が傾きかねない。▼~
妹のセリーヌも母上や僕を支えるため~
強くあらねばと気を張っていたようでね。~
ずいぶんと苦労を掛けたことだろう。▼~
それで決意したのさ。~
皆に迷惑をかけることのないよう、~
病に負けない強い身体を作ろうと。▼~
:[エイクスルニル]|
図らずも~
大きな転機が訪れたというわけか。▼~
:[アルフレッド]|
家族のため、民のため、国の未来のため…~
僕は強くありたいと願った。~
願うだけではなく行動に移した。▼~
それが終わりなき鍛錬に邁進する~
きっかけとなったんだよ。▼~
:[エイクスルニル]|
そうだったのか…~
驚いたぞ、アルフレッド。~
俺とお前は同じだ。▼~
:[アルフレッド]|
同じ?~
それはどういう意味だい?▼~
:[エイクスルニル]|
俺の過去の記憶には~
複雑な事情があるが…今はあえて、~
俺の過去として話をさせてもらう。▼~
俺も昔は、~
強い身体の持ち主ではなかった。▼~
いつ倒れてもおかしくはない。~
死がすぐ間際にあるような~
そんな弱々しい命だったのだ。▼~
***S [#k2o3gwj5]
:[アルフレッド]|
信じられないね。~
芸術品のような肉体を持つ君に~
そんな過去があったなんて…▼~
:[エイクスルニル]|
俺が命を繋ぐことができたのは~
【癒し手】の長である~
レーラズ様のおかげだ。▼~
身体の弱かった俺には~
身体を鍛えること…~
筋肉の大切さがよくわかる。▼~
アルフレッド。~
お前は家族や民、国のために~
身体を鍛え、病弱な体質を克服した。▼~
病から自信を守るだけでなく~
大切なものを守ることができる~
最強にして万能の鎧、それが筋肉だ。▼~
:[アルフレッド]|
万能の鎧か、ふふっ。~
エイクスルニルの言う通りだね。▼~
:[エイクスルニル]|
かくいう俺も今では~
九の世界の人々に~
鍛錬による癒しを指南している。▼~
彼らを救うことは尊敬するレーラズ様を~
お支えすることにも繋がる。~
すべては筋肉のおかげなのだ。▼~
:[アルフレッド]|
僕たちはただの鍛錬好きじゃない。~
似た者同士でもあったんだね。▼~
:[エイクスルニル]|
お前も気付いているはずだ。~
鍛錬が未来を大きく変えることを!▼~
:[アルフレッド]|
ああ。大切なものを守るため、~
これからも筋肉を育み続けるさ!▼~
:[エイクスルニル]|
もちろん、休息を取るのも鍛錬のうちだ。~
くれぐれも忘れぬようにな。▼~
:[アルフレッド]|
心配してくれてありがとう。~
似た者同士、お互い筋肉の高みを目指そう。▼~
:[エイクスルニル]|
ああ、筋肉はすべてを解決する。~
たゆまぬ鍛錬へと身を捧げ~
輝く未来を手に入れようぞ!▼~
:[アルフレッド]|
強靭な肉体のために!▼~
:[エイクスルニル]|
強靭な肉体のために!▼~
**希望を抱く王女 シャロン [#oe298lag]
***C [#i23n1lxm]
:[シャロン]|
みなさん、気をつけてください!~
敵の攻撃が激しくなってきました!▼~
:[フィヨルム]|
シャロン王女、そちらに敵が!▼~
:[シャロン]|
任せてください!~
させませんよ、ええいっ!▼~
:(白く光る)|
:[シャロン]|
ふぅ…なんとか押し返せましたね。~
今日はなんだかいつもの戦いより~
緊張しちゃいました…。▼~
新しく仕立てたこの装束に見合った~
活躍ができていればよいのですが。▼~
:[フィヨルム]|
シャロン王女、さきほどの戦い~
とても頼もしかったですよ。▼~
:[シャロン]|
そ、そうでしょうか?~
だけど、どうしても~
不安になっちゃうんですよね。▼~
この装束、実は~
ヘンリエッテお母様の装束を参考に~
仕立ててもらったんです。▼~
:[ピアニー]|
やっぱり!~
ヘンリエッテ女王みたいで~
素敵だなーって思ってたの!▼~
:[シャロン]|
でも、ちょっぴり思うんです。~
この装束に負けてないかなーって。▼~
もっと頑張らないと~
お母様にも申し訳ないって…~
そんなことを考えてしまうんです。▼~
:[ピアニー]|
シャロンなら大丈夫。~
とっても似合ってるんだから~
もっと自信を持たなくっちゃ!▼~
:[エイル]|
ええ。数々の試練を乗り越えて~
あなたは成長してきた。~
胸を張っていいわ。▼~
:[シャロン]|
ありがとうございます!~
そう言ってもらえて~
自信が湧いてきました!▼~
わたしもお母様のように~
もっと立派な英雄にならなくっちゃ!~
よーし、頑張るぞーっ!▼~
:[フィヨルム]|
あっ! シャロン王女!~
一人で飛び出してはダメですよ!~
まだ敵が残っている可能性が…▼~
:[シャロン]|
わわっ!? ま、待ち伏せ!?~
て、敵に囲まれてしまいました!~
きゃぁぁぁっ!▼~
:(白く光る)|
:[レギン]|
シャロン王女、あぶなーい!▼~
:[アシュ]|
私たちにお任せいただけましたら…▼~
:(暗転)|
:[シャロン]|
レギン王女! アシュさん!~
た、助かりました!▼~
:[レギン]|
ふーっ、間一髪だったの!▼~
:[アシュ]|
シャロン王女の御身に何事もなく~
幸いでございます。▼~
:[シャロン]|
あ、ありがとうございます。~
わたし、まわりのことも考えずに~
一人で飛び出しちゃって…▼~
:[レギン]|
反省はあと!~
ほかにも敵がいないか確認しなきゃ!▼~
:[シャロン]|
は、はいっ!▼~
***B [#f3m221p4]
:[シャロン]|
はあ…先日はみなさんに~
迷惑をかけてしまいました。▼~
レギン王女やアシュさんがいなかったら~
今ごろどうなっていたことか。▼~
戦場でのうかつな行動は~
仲間を危険にさらすことと同じです。~
わたしだけの問題ではなかったのに。▼~
この装束に見合う活躍をしなければ…~
お母様のように立派に~
ならなければ…▼~
その考えが気負い過ぎに~
繋がったのでしょうか。▼~
わたしはまだまだ未熟です。~
お母様みたいな装束を着るなんて~
やっぱり早かったみたいですね。▼~
仕方がありません。~
わたしがもっと成長するまで~
この装束はしまって…▼~
:[ヴェロニカ]|
シャロン王女…▼~
:[シャロン]|
わ、わわっ! ヴェロニカ皇女!?~
いつからそこに?▼~
:[ヴェロニカ]|
偶然通りかかったの…~
珍しいわね。いつものあなたと違って~
悩んでいるみたい…▼~
:[シャロン]|
な、悩んでいると言いますか~
考えごとをしていたと言いますか…▼~
:[ヴェロニカ]|
その装束…~
とても似合っているわ。▼~
:[シャロン]|
ありがとうございます。~
でも、しばらくは着ないでおこうかと~
考えていまして…▼~
:[ヴェロニカ]|
どうして?~
あなたも気に入っているでしょ…?▼~
:[シャロン]|
は、はいっ! もちろんです!~
ですが、この装束に袖を通すには~
わたしはまだ未熟というか…▼~
先日も張り切りすぎたせいで~
みなさんにご迷惑をかけてしまい…▼~
:[ヴェロニカ]|
シャロン王女、そんなの~
あなたらしくないと思う…▼~
***A [#kan3st2w]
:[ヴェロニカ]|
いつもはすごく前向きなのに~
今日はなんだか弱気なのね…?▼~
:[シャロン]|
よ、弱気…~
でも、ご迷惑をかけたのは事実ですし。▼~
この装束に負けないように~
少しでもお母様に近づかないと。~
そう思って頑張ったのですが…。▼~
:[ヴェロニカ]|
その装束を着たから失敗した…~
だからもう着ない、っていうの?▼~
:[シャロン]|
この装束のせいではありません!~
わたしの未熟さが原因で失敗を…▼~
:[ヴェロニカ]|
失敗なら…~
あたしだって何度も重ねてきた。▼~
アスク王国にも攻め入って…~
あなたたちにも迷惑をかけた。~
本当に、何度謝っても足りない…▼~
:[シャロン]|
そ、そんな! 顔を上げてください!~
だけど今は、お互いに手を~
取り合っているじゃないですか!▼~
:[ヴェロニカ]|
今のあたしはアスク王国と~
エンブラ帝国の架け橋になるために~
できることを毎日考えてる…▼~
でも、この考えに辿りつけたのは~
過去の失敗が戒めになっているから。▼~
たくさんの失敗があったから…~
今のあたしがいるの。▼~
:[シャロン]|
な、なるほど…。▼~
:[ヴェロニカ]|
シャロン王女…~
あなたにもできるはずよ。~
失敗を糧に成長することが。▼~
:[シャロン]|
失敗を糧に…そ、そうですよね!~
ありがとうございます~
ヴェロニカ皇女。▼~
わたしは失敗するのが怖くて~
この装束を脱ごうとしたのかもしれません。▼~
でも、わたしがすべきことは~
この装束を脱ぐことではなく…▼~
失敗を恐れず装束とともに~
進むことだったんですね!▼~
:[ヴェロニカ]|
ええ…~
そのほうがあなたらしいわ。▼~
:[シャロン]|
うじうじと弱気になって~
大切なことを見失うところでした!▼~
よーし、やりますよ!~
わたしはもう逃げません!▼~
この装束にふさわしい王族に~
なってみせますね!▼~
***S [#i2eo1x65]
:[シャロン]|
えっと…お母様…~
いかがでしょうか?▼~
:[ヘンリエッテ]|
まあ、まあまあまあ!~
素敵だわ~、シャロン!~
とっても似合ってるわよ!▼~
うふふ、私の若いころみたい。~
なんだか不思議な気分がするわ。▼~
:[シャロン]|
昔のお母様に似てますか?~
わたしもうれしいです。~
ちょっと照れちゃいますけど。▼~
でも、この姿をお母様に~
見ていただけてよかったです!▼~
:[ヘンリエッテ]|
あらあら。~
シャロンがこの装束に袖を通したと聞いて~
私もすぐに会いにいったのよ?▼~
なのに、あなたったら~
一目散に戦場へ向かっちゃって。~
やっと目にすることができたわ。▼~
:[シャロン]|
えへへ、ごめんなさい。▼~
:[ヘンリエッテ]|
でも、私も若いころは~
無茶ばかりしてたから~
あまり責められないわね。▼~
:[シャロン]|
えっ? そうだったんですか!?▼~
:[ヘンリエッテ]|
ふふっ、まわりのみんなにも~
心配をかけて困らせてしまったわ。▼~
:[シャロン]|
そ、それじゃあ…その…~
無茶なことをして~
失敗したこともありますか?▼~
:[ヘンリエッテ]|
あるわよ。~
それもう数えきれないほど。▼~
だけどね。~
無茶や失敗を重ねたからこそ~
今の自分がいるの。▼~
大切なのは、いろいろな経験を積むこと。~
経験がその人の財産になるのよ。▼~
:[シャロン]|
…いつも失敗ばかりしていると~
仲間の迷惑になりませんか?▼~
:[ヘンリエッテ]|
そうねえ。~
誰かに助けてもらったあとは~
今度は助けてあげる番になればいいの。▼~
互いに支え合う、それが仲間というものよ?~
迷惑なんてことはないわ。▼~
:[シャロン]|
助けられたら今度はわたしが助ける…~
それでいいんですね?▼~
:[ヘンリエッテ]|
そうして手を取り合うことで~
人は成長していくのだと思うわ。▼~
:[シャロン]|
お母様のような立派な王族になるには~
まだまだ足りないものが多すぎます。▼~
でも、失敗してそれを糧にしながら~
お母様に一歩ずつ近づいていきます!▼~
:[ヘンリエッテ]|
ふふっ、あなたの成長…~
楽しみにしてるわね。▼~
:[シャロン]|
はい! 歩みは遅いかもしれないけど…~
いつかきっと、この装束に恥じない~
立派な王族になってみせます!▼~
**天日の裁き バルドル [#gja3u1sw]
***C [#l32isuw2]
:[バルドル]|
ヘズ…つまり、あなたは~
人間たちに協力すると~
言うのですわね?▼~
:[ヘズ]|
う、うん…。~
人間たちっていうか~
ヴァイス・ブレイヴに、かな。▼~
:[バルドル]|
ミズガルズの人の子の国…~
アスク王国の特務機関…~
ずいぶん肩入れしているのですね?▼~
:[ヘズ]|
彼らは自分たちの正義のために、~
そして大切なものを守るために~
命をかける勇気と優しさがある…▼~
わ、私はそんな彼らに~
少しでもいいから手を貸したいの。▼~
:[バルドル]|
……▼~
:[ヘズ]|
せ、せっかくだから~
姉様も一緒に手を貸してくれたら~
うれしいなって…▼~
:[バルドル]|
どうして私が人間に~
肩入れしなくてはいけませんの?▼~
:[ヘズ]|
や、やっぱり無理だよね?~
ううん、いいの。~
姉様には姉様の考えが…▼~
:[バルドル]|
…と言いたいところですが~
大切な妹の頼みとあれば~
仕方がありませんわ。▼~
ヘズ、あなたが肩入れする者たちが~
真に信頼に足る存在か否か…~
この私が見極めて差し上げますわ!▼~
:[ヘズ]|
そ、それじゃあ…?▼~
:[バルドル]|
ええ。あなたと共に~
ヴァイス・ブレイヴに参りましょう。▼~
この私が手を貸すのですわ。~
人間たちもさぞ心強いことでしょう。~
おーっほっほっほっ!▼~
***B [#xxn32pt4]
:[バルドル]|
ここがアスク王国の城。~
人間が造ったにしては~
なかなか美しい城ですわね。▼~
:[ヘズ]|
姉様が協力すること、~
特務機関のみんなも喜んでたね…▼~
:[バルドル]|
当然ですわ、この天日の神~
バルドルが手を貸すのですから!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[???]|
おーっほっほっほっ!▼~
:[ヘズ]|
えっ? どこからか~
姉様によく似た笑い声が…▼~
:[バルドル]|
誰ですの?~
私の笑い方を真似するのは。▼~
そこのあなた!~
少しいいかしら?▼~
:[コンスタンツェ]|
あら? なにかご用かしら?~
ずいぶんと派手な格好ね。~
ハピ、貴方のお知り合い?▼~
:[ハピ]|
…全然、知らないよ。▼~
:[バルドル]|
知らなければ~
教えてさしあげてよ!▼~
私の名はバルドル!~
天の国アースガルズの女神ですわ!▼~
こちらは妹のヘズ!~
同じくアースガルズの女神ですわ!▼~
:[ヘズ]|
よ、よろしくお願いします…▼~
:[バルドル]|
私たち姉妹がヴァイス・ブレイヴに~
加入してさしあげますわ。感謝なさい。~
おーっほっほっほっ!▼~
:[コンスタンツェ]|
ご紹介痛み入りますわ!~
私はコンスタンツェ=フォン=ヌーヴェル!▼~
以後、お見知りおきくださいませ!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[バルドル]|
コンスタンツェ、よき名前ですわね。~
覚えてさしあげますわ。~
おーっほっほっほっ!▼~
:[ハピ]|
笑い声が…こだましてるみたい…▼~
:[バルドル]|
コンスタンツェ!~
あなたの笑い方には~
自信が満ちあふれていますわ!▼~
悪くなくてよ、悪くなくてよ!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[コンスタンツェ]|
貴方こそ笑い方に~
気品があふれていますわ!▼~
高貴なる者だけができる所作~
素敵でいらっしゃいますわね!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[バルドル]|
わかってらっしゃいますわね!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[ハピ]|
なんかコニーが二人に増えたみたい。~
む、胸焼けしそう…▼~
***A [#ul23n24p]
:[バルドル]|
コンスタンツェ、こたびの~
お茶の誘い、うれしく思いますわ!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[コンスタンツェ]|
私こそ貴方とお話しできる機会を~
楽しみにしておりましたの!~
おーっほっほっほっ!▼~
一目見て感じましたの。~
貴方とはなにかの縁で~
繋がっているんじゃないかと。▼~
:[バルドル]|
あら。奇遇ですわね。~
私もですわ!▼~
笑い方だけではありませんの。~
コンスタンツェのその巻き髪…~
とてもよい感性をしていますわ!▼~
:[コンスタンツェ]|
巻き髪は淑女のたしなみですわ!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[フィン]|
レンスターの騎士、フィンと申します。~
本日は給仕として~
お茶をご用意させていただきます。▼~
:[コンスタンツェ]|
お願いしますわ。~
とっておきのお茶、期待しておりますの。▼~
:(暗転)|
:[コンスタンツェ]|
美味しい紅茶ですわね。~
気心の知れた方と飲むと~
風味もさらに増す気がしますわ。▼~
:[バルドル]|
私も感心しているところですの。~
この味わい、九の世界でも~
なかなか出会えぬ逸品ですわね。▼~
:[コンスタンツェ]|
喜んでいただき光栄ですわ。~
お誘いした甲斐がありましたの!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[バルドル]|
ふふ、その自信に満ちた笑い方は~
私まで勇気づけられる思いですわ。▼~
あなたが歩まれてきた人生も~
さぞ輝いていたのでしょうね?▼~
:[コンスタンツェ]|
以前はそうだったかもしれませんけど~
今の私は光の届かぬ地下におりますの。▼~
:[バルドル]|
光の届かぬ地下…~
どういったことですの?▼~
:[コンスタンツェ]|
栄華を誇った我がヌーヴェル家は~
戦いで多くの一族を失い~
お取り潰しになりましたの。▼~
アスク王国に召喚される直前まで~
私は光が届かぬ地下世界…~
アビスで命を繋いでおりましたの。▼~
:[バルドル]|
あなたにそんな過去があったなんて。~
意外ですわ…▼~
***S [#kcw23kmi]
:[バルドル]|
あなたの自信に満ちた笑い方は~
積み上げた栄光と勝利によるもの…。~
私はそう感じていましたわ。▼~
:[コンスタンツェ]|
栄光と勝利…~
たとえ今、それらを失ったとしても~
どうして下を向く必要がありましょう?▼~
私は貴族。その誇りを失うことなく~
必ずやヌーヴェル家を再興してみせます。▼~
今は栄光と勝利を手にする途中!~
だからこそ私は高らかに笑うのですわ!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[バルドル]|
……▼~
:[フィン]|
お話し中、よろしいでしょうか。▼~
:[コンスタンツェ]|
あら、なにかしら?▼~
:[フィン]|
私も以前、取り返しのつかない~
敗北を経験しました。▼~
大切なものを数えきれないほど失い~
絶望が心を埋め尽くしました。▼~
:[コンスタンツェ]|
……▼~
:[フィン]|
ですが…~
すべてを失ったわけではありません。~
希望と未来が残っていたのです。▼~
栄光と勝利を手にすることを信じ~
一歩一歩、前に進んでいる。~
二度と大切なものを奪われないように。▼~
:[コンスタンツェ]|
私のように、たとえ負けても~
誇りを失っていないのですね?▼~
:[バルドル]|
……▼~
九の世界の加護によって~
一度たりとも負けたことはない。~
それが私の誇りであり自信ですわ。▼~
でも、あなたたちは~
苦難や敗北に見舞われながらも~
誇りを捨ててはいない、というのですわね?▼~
:[コンスタンツェ]|
その通りですわ。もしかして~
あきらめの悪さに呆れました?▼~
:[バルドル]|
いいえ、その精神に~
気高さと強さを感じましたわ!▼~
二人とも~
興味深い話を聞かせてくれて~
感謝いたしますわ。▼~
:[フィン]|
お茶のお代わりをお持ちしましょうか。▼~
:[バルドル]|
ええ、まだまだ話は弾みそうですわ!~
おーっほっほっほっ!▼~
:(暗転)|
:[ヘズ]|
…あっ、姉様。~
どうかな? アスク王国の暮らしは。~
不自由とかしていない?▼~
:[バルドル]|
ヘズの誘いに乗って正解でしたわ。~
人の子も、彼らの世界も~
捨てたものではありませんわね。▼~
:[ヘズ]|
えっ? う、うん…。~
お茶に呼ばれてたみたいだけど~
なにかあったの?▼~
:[バルドル]|
勝利こそが絶対。~
勝ち続けなければ意味はない。▼~
無敵であり無敗であることが~
己を支え続けるものだと~
私は考えていましたわ。▼~
ですが、それだけがすべてではない。~
人の持つ気高さ、誇りに触れて~
新たな価値観を知ることができましたの。▼~
:[ヘズ]|
姉様…とてもうれしそう。~
よかった、~
勇気を出して誘ってみて…▼~
:[バルドル]|
彼らはとても興味深く~
私を驚かせてくれますわ!▼~
次はどんな英雄に出会えるのか~
楽しみですわね!~
おーっほっほっほっ!▼~
*コメント [#comment]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
*輝く決意と共に [#aox3a5ls]
#contents
**輝く決意と共に [#l6e2iwm5]
***オープニング [#su2ej3j5]
:[アルム]|
あっ、マルス王子!▼~
:[マルス]|
やあ、アルム。~
君も招待状を受け取ったんだね。▼~
:[アルム]|
はい。シャロン王女から届いた招待状。~
英友1000人を突破した記念パーティーを~
開くので、奮って参加してほしいと。▼~
:[シーダ]|
英雄の友だちだから英友…ふふ。~
シャロン王女らしい表現ですね。▼~
:[セリカ]|
でも、どうして~
会場が修練の塔なのかしら。~
お城の大広間でもいいのに。▼~
:[リーフ]|
セリス様、見てください。~
すごい数の英雄が塔に集っています。▼~
:[セリス]|
こうして見ると壮観ですね。~
アスク王国には~
英雄たちがこんなにいたんだ。▼~
:[ベルクト]|
ふん。場をわきまえぬヤツらばかりだな。~
パーティーといえばそれ相応の身なりで~
臨むのが当然だろうに。▼~
:[リネア]|
私は…ベルクトさまとご一緒できるだけで~
光栄です。▼~
:[アイラ]|
どうした、ホリン。~
その顔…なにか心配事でもあるのか?▼~
:[ホリン]|
気のせいならいいのだが…~
大変なパーティーになる予感がする…▼~
:[???]|
あーあー。~
聞こえますか、英雄のみなさん!▼~
:[ロイ]|
この声…シャロン王女だ。▼~
:[リリーナ]|
でも、姿が見えないわね。▼~
:[シャロン(姿なし)]|
本日は英友1000人突破記念パーティーに~
お集まりいただき、ありがとうございます!▼~
英雄のみなさんには日々~
アスク王国のためにご尽力いただき~
感謝のことばもありません!▼~
:[イレース]|
パーティー…~
パーティーの料理…~
お腹が空いて…倒れそう…▼~
:[シャロン(姿なし)]|
修練の塔にお集まり頂いたのは~
理由があります!▼~
試練を突破し、最上階までお越しください!~
見事たどり着いた英雄さんには~
特別な報酬を用意しております!▼~
:[イレース]|
……▼~
:[シャンブレー]|
ひいっ!? イレースが~
立ったまま気絶してる!~
空腹で絶滅しちゃいそうなのか?▼~
:[シャロン(姿なし)]|
私は最上階でお待ちしております!~
それではみなさんの健闘を~
お祈りしておりますー!▼~
:[アンナ]|
驚いた。シャロンが~
こんな催しを用意してたなんて。▼~
:[アルフォンス]|
なにか準備していたのは知っていたけど~
僕も詳しくは聞いていなかったよ。▼~
:[リン]|
これって塔の最上階…~
10階まで辿り着けないと~
パーティーはお預けってこと?▼~
:[エリウッド]|
そうみたいだね。~
簡単にはパーティーに~
参加させてもらえないらしい。▼~
:[ヘクトル]|
面白えじゃねえか!~
どんな試練が待ってようが~
突破してやるぜ。▼~
:[リオン]|
みんな塔を上り始めたね。~
僕たちも行こうか。▼~
:[エイリーク]|
兄上、どうされたのですか?▼~
:[エフラム]|
いや、これだけ英雄がいると~
手合わせのし甲斐もあると思ってな。▼~
:(暗転)|
:[バアトル]|
わしら斧の会が~
2階に一番乗りじゃ!▼~
:[ガイア]|
くっ…!~
俺たち甘味同好会は二番手か。~
ん? あいつは…▼~
:[ベレト]|
…来たか。▼~
ここを通りたければ~
勝負してもらおう。▼~
***C [#i52nlpg8]
:[バアトル]|
勝負か?~
腕が鳴るぞ!~
この斧を存分に振るう時!▼~
:[ベレト]|
いや、第一の試練である~
自分との勝負に武器は必要ない。▼~
:[ドルカス]|
…説明してもらえるか?▼~
:[ベレト]|
塔の中に、英雄たちにまつわる~
落とし物がばら撒かれている。▼~
それを先に見つけて~
拾い集めたほうが勝ちだ。▼~
:[ドルカス]|
…なるほど、そういう勝負か。~
バアトル、斧の出番はなさそうだぞ。▼~
:[バアトル]|
なんじゃとぉぉ!?▼~
:[ガイア]|
戦闘がないのは、~
甘味同好会にとっちゃ好都合かもな。▼~
:[ラファール]|
で、落とし物とは何だ。~
菓子でもあると嬉しいのだが。▼~
:[ベレト]|
どこになにが落ちているのかは~
自分にもわからない。▼~
勝負するのは何人でもいい。~
準備ができたら始めよう。▼~
:[クロード]|
なあ…ひょっとすると~
これちょっとマズいんじゃないか?▼~
:[ディミトリ]|
ああ、落とし物を拾わせたら~
フォドラで先生の右に出る者はいない。▼~
:[エーデルガルト]|
シャロン王女…~
ずいぶんと手応えのある~
試練を用意してくれたものね。▼~
:[ナンナ]|
あ、あの…ベレトさん…。▼~
:[ベレト]|
なにか質問でも?▼~
:[ミスト]|
これ、ここに来るまでに~
落とし物を拾い集めたの。~
英雄みんなのアクセサリーだよね?▼~
:[フローラ]|
散らかっていたので~
先に拾っておきました。▼~
:[ベレト]|
……。~
自分の負けだ。通って構わない。▼~
:[ヒルダ]|
決着はやっ!?▼~
:[ヒューベルト]|
これは予想外の展開です。~
戦わずして先生が勝ちを譲るとは。▼~
:[アッシュ]|
ヴァイス・ブレイヴに気が利いて~
綺麗好きな英雄が多くてよかった…▼~
:[ドロテア]|
勝ちは勝ちよね。~
通らせてもらうわね、先生!▼~
:[ベレト]|
この先の試練は一筋縄ではいかない。~
気をつけて進むといい。▼~
:[ベロア]|
あの…わたしも落とし物、拾っておきました。~
見てください。▼~
:[ベレト]|
…残念だけど、それは落とし物ではなく~
ただのガラクタかもしれないな。▼~
:(暗転)|
:[リカード]|
5階に到着~と。~
特別な報酬ってなにかな?~
気になるよね、ジュリアンのアニキ!▼~
:[ジュリアン]|
特別って言うくらいだから~
そりゃあ…特別なお宝なんだろうな。▼~
:[キャス]|
お宝あるところに怪盗キャスの姿あり!~
最初に頂くのはあたしだよ!▼~
:[ゼロ]|
宝箱いっぱいにイイものが~
詰まっているといいんだがな。▼~
:[エポニーヌ]|
もしやヴァイス・ブレイヴの~
男の子たちが主役のお宝本とか!?~
だったら…うふ、うふふ…。▼~
:[エイクスルニル]|
よく来たな。~
俺が第二の試練だ。▼~
:[エポニーヌ]|
ひぃぃっ!~
あ、あなたがお宝本の…!?▼~
:[エイクスルニル]|
お宝本?~
何を言ってるのかわからんが~
通りたければ俺と勝負するがいい。▼~
***B [#c3lemm46]
:[ルフレ(男)]|
クロム、気をつけて。~
さっきの試練から推測すると、~
今回も変わった勝負になりそうだ。▼~
:[クロム]|
エイクスルニル…~
勝負の内容を教えてもらおうか。▼~
:[エイクスルニル]|
俺との戦いに必要なのは~
鍛え上げた肉体。~
来い、腕相撲で勝負だ。▼~
:[クロム]|
ずいぶんとまっとうな勝負だな。▼~
:[ヴェイク]|
ここは俺様に任せとけ!~
腕力勝負なら自信が…。▼~
:[エイクスルニル]|
ふんぬ!▼~
:[ヴェイク]|
いってぇ!?▼~
:[ミリエル]|
瞬殺されましたね…。~
油断しすぎでしょう。▼~
:[ボーレ]|
次はおれが相手だ!~
子どもと思ってナメんなよ!▼~
:[エイクスルニル]|
その心意気やよし。だが!▼~
:[ボーレ]|
うわあああっ!▼~
:(暗転)|
:[ロス]|
ぐっ! おりゃぁぁ!▼~
くっそぉ! 負けちまった!▼~
:[エイクスルニル]|
次だ。かかってくるがいい。▼~
:[ライ]|
すごいな…。~
ヴァイス・ブレイヴの力自慢が~
次々のされちまってる。▼~
:[アイク]|
…次は俺が出る。▼~
:[セネリオ]|
待ってください、アイク。~
いくら腕に覚えがあるあなたでも~
苦戦は免れないでしょう。▼~
このままでは皆が無駄に消耗してしまう。~
僕に策があります。▼~
:[ティアマト]|
策? 聞かせてもらえる?▼~
:[セネリオ]|
筋肉には筋肉を。~
エイクスルニルには~
エイクスルニルをぶつけるのです。▼~
:[アイク]|
どういう意味だ?▼~
:[セネリオ]|
ヴァイス・ブレイヴには~
異界から召喚された~
ほかのエイクスルニルがいます。▼~
:(暗転)|
:[エイクスルニル]|
……。▼~
:[エイクスルニル(冬)]|
……。▼~
:[エイクスルニル]|
まさか、自分自身と~
勝負をすることになるとはな。▼~
:[エイクスルニル(冬)]|
それはこちらのセリフだ。~
手加減はせんぞ、異界の俺。▼~
:[エイクスルニル(夏)]|
この勝負、俺が立会人となろう。~
それでははじめ!▼~
:(暗転)|
:[エイクスルニル]|
おおおおおっ!▼~
:[エイクスルニル(冬)]|
ふぬうぅぅ!▼~
:[エイクスルニル]|
まだまだ! くおおぉっ!▼~
:[エイクスルニル(冬)]|
ここからだ! おおおっ!▼~
:[ミカヤ]|
…ずいぶん長い勝負ね。▼~
:[サザ]|
二人ともすごい体力だな。▼~
:[エイクスルニル(夏)]|
この勝負、しばらく決着はつくまい。~
お前たちは先に行け。▼~
:[ユリシーズ]|
それがよさそうですな。~
お言葉に甘えるとしましょうか。▼~
:[エイクスルニル]|
うおおぉぉぉぉ!▼~
:[エイクスルニル(冬)]|
なんの! おおおおっ!▼~
:[ラタトスク]|
ごごご、ごめんなさい!~
先に行くね!~
どっちのお兄ちゃんも頑張って!▼~
:(暗転)|
:[カムイ(男)]|
7階か…そろそろ~
次の試練が出てきそうだね。▼~
:[アクア]|
カムイ、あれを!▼~
:[バルドル]|
おーっほっほっほっ!~
ようやくここまで来ましたわね。▼~
私は天日の神、バルドル!~
第三の試練はそう簡単に~
超えることはできなくってよ!▼~
***A [#p5wo3j1m]
:[バルドル]|
あなたたちの進撃もここまでですわ!~
このバルドルの前には~
すべての抵抗は無駄なこと!▼~
天日の神たる私は、~
今まで一度たりとも~
敗北を喫したことはありませんわ!▼~
:[カムイ(女)]|
な、なんという闘気でしょう…~
前に立つだけで圧倒されそうです。▼~
:[バルドル]|
ここに高らかに誓いますわ!~
どんな勝負でも、~
私はすべて勝利すると!▼~
:[バルタザール]|
なら、金貨投げで勝負といこうぜ!~
今日はツイてる気がしててな。~
負ける気がしねえぜ!▼~
:[バルドル]|
ふふっ、哀れですわ。~
運さえも私の味方だということを~
思い知らせてあげますわ!▼~
:[バルタザール]|
じゃあ、金貨を投げるぜ。~
せいっ! こいつは…裏だ!▼~
:[バルドル]|
表ですわ!▼~
:[ユーリス]|
金貨は表、だな。~
お前の負けだ、バルタザール。▼~
:[バルタザール]|
ぐあああ!~
今日はツイてると思ったのによ!▼~
:[バルドル]|
おーっほっほっほっ!~
さあ、どんどん~
かかってくるがいいですわ!▼~
:(暗転)|
:[ヨシュア]|
表だ、間違いねえ!▼~
:[バルドル]|
裏ですわ!▼~
:[ヨシュア]|
俺の負けだ。~
くそっ、どうなってやがんだ!▼~
:[リュール(女)]|
…すごいですね。~
運の力比べは、神竜であっても~
どうこうできるものではありません。▼~
:[ヴェイル]|
だけど、勝たないと~
塔の最上階に行けないね…。~
パーティーがお預けになっちゃう。▼~
:[エル]|
ヴェイルの言う通りです。~
誰か、運に自信のある者は~
いないのですか?▼~
:[セレスティア]|
ここは私が…と言いたいところですが、~
運に関しては生憎自身がありませんわね。▼~
よし! この方に託します!▼~
:[スタルーク]|
えーっ! ぼ、僕ですかああ!?▼~
:[ディアマンド]|
成程。スタルークは目が良い。~
金貨が隠れる直前の状態を目視すれば~
運など関係ないということか。▼~
:[バルドル]|
投げましたわ! どちらですの!?▼~
:[スタルーク]|
う…うううう裏です!▼~
:[バルドル]|
残念! 表ですわ!!▼~
:[スタルーク]|
うわーっ! すみませんんん!!~
僕のカスみたいな眼球には~
荷が重すぎましたーっ!▼~
:[フォガート]|
落ち込まないで、スタルーク王子!~
でも不思議だなあ。~
俺も裏に見えたけどなー?▼~
:[アイビー]|
紋章士のような超常の力で、~
盤面を有利にしているのかしら。▼~
:[マルス(紋章士)]|
では僕が力を貸そう。もう一度…▼~
…ん? バルドルの前に、~
誰かが仁王立ちしている?▼~
:[ハロルド]|
ハハハ!~
ここは暗夜王国のヒーローである~
このハロルドに任せてもらおう!▼~
:[エリーゼ]|
金貨投げ勝負なのに大丈夫?~
ハロルドってその…~
運がよくないのに勝てるのかな?▼~
:[ハロルド]|
エリーゼ様、勝負というのは~
やってみなければわからないもの。▼~
そう、ヒーローたるもの~
どんな勝負からも逃げてはいけない!▼~
:[バルドル]|
御託は結構ですわ!~
勝負するなら受けて立ちますの。~
さあ、金貨を投げなさい!▼~
:[ハロルド]|
うむ。この勝利、エリーゼ様に捧げる!~
せいっ! お、おや?▼~
:[エリーゼ]|
あ、あれっ?~
金貨が…落ちてこないね。▼~
:[キサラギ]|
見て! コウモリが~
金貨を咥えて飛んでいっちゃった!▼~
:[ハロルド]|
くそっ、不運め…~
今度はそうきたか!▼~
:[バルドル]|
な、なんですの…~
これでは裏表がわかりませんわね。~
ではもう一度…▼~
:[ブルーノ]|
いや、待ってもらおう。▼~
:[アルフォンス]|
ザカリア!~
君も来てくれたのか!▼~
:[ブルーノ]|
私が何者かはともかく…~
天日の神バルドルよ。▼~
さきほど、貴方は誓ったはずだ…~
どんな勝負でもすべて勝利すると。▼~
:[バルドル]|
ええ、たしかに言いましたわ。▼~
:[ブルーノ]|
だが、ハロルドとの勝負はつかなかった。~
つまり、すべて勝利するという~
誓いは破られた…▼~
:[バルドル]|
そ、そんなのは屁理屈ですわ!▼~
:[カチュア]|
でも…バルドルさん~
勝ってないよね?▼~
:[パオラ]|
そうね、その通りね…▼~
:[エスト]|
じーっ。▼~
:[バルドル]|
…ふん! 通りたければ通りなさい。~
ですが、私が負けたわけでは~
ありませんから!▼~
:[アルフォンス]|
助かったよ、ザカリア!~
さあみんな、最上階に急ごう!▼~
:[ブルーノ]|
だから私はザカリアではないと…▼~
:(暗転)|
:[シャロン]|
みなさん、最上階へようこそ!~
必ず辿り着いてくださると~
信じておりました!▼~
お料理もたくさん用意しましたよ。~
さあ、パーティーを楽しんでください!▼~
:[リンカ]|
なんというご馳走の山…~
これを全部食べてもいいのか!?▼~
:[イングリット]|
ほ、ほかの英雄のみなさんのぶんも~
残しておかなければ…!▼~
:[アイク(紋章士)]|
ふむ…うまいな。▼~
:[シグルド(紋章士)]|
ああ。再び食事ができる体となったこと、~
改めて喜ばしく思う。▼~
:[アンナ]|
もぐもぐ…ところでシャロン。~
用意した特別な報酬ってなんなの?▼~
:[シャロン]|
それはですね…~
最上階に辿り着いた英雄のみなさんは~
その報酬をすでに手にされています!▼~
:[ヴェロニカ]|
それは…どういう意味?▼~
:[シャロン]|
特別な報酬というのは~
ヴァイス・ブレイヴの仲間である~
みなさんとの絆です!▼~
どんな試練が立ちはだかっても~
仲間との絆があれば乗り越えられる。▼~
それこそが特別な報酬…~
英友1000人を記録したわたしが~
言うんだから間違いありません!▼~
:[ファリナ]|
え~っ!? そんなぁ!▼~
:[パティ]|
あーあ、はりきったのに…▼~
:[アルフォンス]|
はは、シャロンに一本取られたね。▼~
でも、これまでアスク王国が生き残れたのは~
異界から来た仲間たちの絆のおかげだ。~
この得難い宝…▼~
これからも大切にしないと。▼~
:[シャロン]|
はいっ、お兄様!~
英友との絆は永遠ですからね!▼~
**希望のよすが ベレト [#l6da6gjp]
***C [#q2mtw2g4]
:[門番]|
天気は快晴!~
アスク王国の城門は~
本日も異常なしでありま…。▼~
ん? んんんっ!?~
あれはいったい?▼~
:[ベレト]|
……。▼~
:[門番]|
見慣れぬ生徒と思いきや~
先生でありましたか!▼~
:[ベレト]|
お勤め、ご苦労様。▼~
:[門番]|
いやー、いつもと違う格好なので~
ビックリしましたよ!▼~
自分が知らない~
ガルグ=マクの生徒さんが~
召喚されてきたのかと思いました。▼~
ところで、どうして士官学校の~
制服を着てらっしゃるんです?▼~
:[ベレト]|
ちょうど着替えがなくてね。~
今着られるのが~
この制服しかなかったんだ。▼~
:[門番]|
なるほど、そうでありましたか!~
ですが、ふむふむ…~
これはなかなか…。▼~
:[ベレト]|
やはり変だろうか。▼~
:[門番]|
いえいえ、とんでもありません!~
制服を着た先生の姿が新鮮で~
つい観察してしまったのであります!▼~
そういえば先生も学生として~
学校に通われていたのですか?▼~
:[ベレト]|
いや、士官学校で教師をする前は~
傭兵としてフォドラを旅していた。▼~
読み書きや戦い方は学校じゃなく~
父やほかの傭兵から教わったんだ。▼~
:[門番]|
本当でありますか?~
いきなり教師になったとは思えぬほど~
堂に入っておりましたので。▼~
きっと教師の才能が~
あったのでしょうなあ。▼~
:[ベレト]|
どうだろう。~
自分ではよくわからない。▼~
:[門番]|
多くの生徒に慕われているのが~
なによりの証拠であります!▼~
門番が天職だと自分が感じるように~
先生も天職に巡り合われたのですなあ。▼~
:[ベレト]|
天職…か。▼~
***B [#j4r123nu]
:[ワユ(幼少)]|
せい! やあっ!~
どう、ベレト先生?▼~
:[ベレト]|
基本はしっかりできているが~
腕に力が入りすぎている。▼~
剣は上半身だけで振るんじゃない。~
下半身の踏ん張りも意識するんだ。▼~
:[ワユ(幼少)]|
はい!~
なるほど、下半身か…▼~
:[ヘクトル(幼少)]|
先生、俺の素振りも見てくれよ!~
うおおおお! せいっ!▼~
:[ベレト]|
斧を拳ひとつ分、短く持つ。~
それで振りが安定するはずだ。▼~
:[ヘクトル(幼少)]|
拳ひとつ分というと、このくらいか?~
もう一回! せいやぁ!▼~
おおおお!~
すごくいい感じに斧が振れたぜ!▼~
:[エリウッド(幼少)]|
先生、僕の素振りも~
見ていただけますか?▼~
:[ミネルバ(幼少)]|
先生、先週教えて頂いた兵法について~
質問があるのですが…。▼~
:[ヘクトル(幼少)]|
先生!~
俺の素振りをもう一回見てくれよ!~
コツが掴めてきたんだ!▼~
:[ベレト]|
わかった。でも、その前に~
少し休憩したほうがいいだろう。▼~
:[エリウッド(幼少)]|
わかりました。~
ではまたあとで、ベレト先生。▼~
:[セシリア]|
ふふ…ベレト先生。~
すっかり子どもたちの人気者ね。~
本当に教えるのが上手なのね。▼~
:[ベレト]|
自分はただの傭兵あがりだ。~
たいしたことは教えていない。▼~
これまで経験したことや~
見聞きしたことを自分なりに解釈して~
話しているだけなんだ。▼~
:[セシリア]|
謙遜することはないわ。~
あなたが教えるところを見ていて~
気付いたことがあるの。▼~
あなたは生徒の知りたい情報を~
的確に見抜いている。▼~
それをあなたなりの言葉で伝えて~
生徒たちの成長を促しているのよ。▼~
それは教える者として~
一番大事な才能だと私は思うわ。▼~
:[ベレト]|
…そういうものなのだろうか。▼~
:[ヘクトル(幼少)]|
先生! まだー?~
早く見てくれよ、俺の新必殺技!▼~
:[セシリア]|
あら、ごめんなさい!~
邪魔してしまったわね。▼~
私のことはいいから~
早く子どもたちを見てあげて。~
頑張ってね、ベレト先生。▼~
:[ベレト]|
ああ、セシリアも。▼~
***A [#a6v5e1l4]
:[マリク]|
すっかり夜もふけてしまったな。~
調べ物に夢中になっていたら~
もうこんな時間だ。▼~
ん? 魔道書の書庫に灯りが?~
こんな時間に誰だろう。▼~
:[ベレト]|
……。▼~
:[マリク]|
誰かと思えばベレトだったのか…。▼~
:[ベレト]|
その声はマリクか。~
もしかして閉館の時間か?▼~
:[マリク]|
いやいや!~
好きなだけいてもらって構わないよ。▼~
アスク王国の大図書館は~
昼夜を問わず開いているから。▼~
それはさておき、こんな時間まで~
なにを調べていたんだい?~
ずいぶんと熱心な様子だったけど…。▼~
:[ベレト]|
異界の魔道のことを調べていたんだ。▼~
最近、子どもたちから~
フォドラ以外の魔道について~
よく質問されるからね。▼~
:[マリク]|
なるほど、それでこんな時間まで…。▼~
:[ベレト]|
自分の知識は、皆が~
思っているほど広いわけじゃない。▼~
だが、子どもたちの~
学びの意欲が高まっているなら~
教師として応えてあげたい。▼~
:[マリク]|
さすがベレト。~
生徒たちが慕う理由がよくわかるよ。~
まさに教師の鑑、だね。▼~
:[ベレト]|
持ち上げられるほどのことじゃない。~
毎日、子どもたちと向き合っていると~
無知を思い知らされる。▼~
自分に教師の資格はあるのかと~
自問自答する日々だ。▼~
:[マリク]|
わかるよ!~
その気持ちは本当によくわかるよ!▼~
子どもたちは~
ぼくたち大人が当然のものとして~
受け入れているものにも…。▼~
素朴な疑問を投げかけ~
答えを得ようとするからね。▼~
:[ベレト]|
素朴な疑問ほど、答えるのが難しい。▼~
自分はわかった気になっていただけで~
実はなにもわかっていなかったんだと~
子どもたちは気付かせてくれる。▼~
:[マリク]|
我々教える立場にある人間も~
まだまだ学びの途中、ということだね。▼~
:[ベレト]|
子どもたちこそが~
学びの機会をくれる教師のような存在。~
あながち間違っていない気がする…。▼~
***S [#ksv96e24]
:[ベレト]|
ご苦労様。~
今日も城の守りに精が出るね。▼~
:[門番]|
あ、先生! こんにちは!~
本日もアスク城の城門は~
異常なしであります!▼~
ところで先生…~
どうして士官学校の制服を~
まだ着ているのでありますか?▼~
:[ベレト]|
理由…強いて言えば~
初心を忘れないため、だな。▼~
:[門番]|
初心でありますか?▼~
:[ベレト]|
先生などと呼ばれてはいるが~
まだまだ経験の浅い若輩者に過ぎない。▼~
生徒たちと同じく、~
自分も学びの途中である。▼~
それを忘れないために~
この服を着ているんだ。▼~
:[門番]|
私のような者からすると先生は~
完全無欠の存在のようにも思えますが~
まだまだ満足されていないのですね。▼~
いやはやなんとも…~
感心する次第です!▼~
:[ベレト]|
どう学べば満足できるかわからないが~
満足にはほど遠いということは~
よくわかっているよ。▼~
:[門番]|
なんという意識の高さ…~
感服いたします!▼~
しかし、先生から教えを授かる~
生徒たちは幸せものですなあ~。~
うーむ、うらやましい!▼~
はぁ~、私も先生の生徒に~
なりたかったですなぁ。▼~
:[ベレト]|
学びに早いも遅いもない。~
学びたいと思ったときが~
そのときだと自分は思っている。▼~
:[門番]|
え? それって…。▼~
:[ベレト]|
もしなにか学びたいことがあるなら~
いつでも自分のところに来てくれ。▼~
教えられることであれば~
指南させてもらおう。▼~
:[門番]|
ほ、ほ、ほ、本当でありますか!?~
ではさっそく次の非番に~
お邪魔する所存であります!▼~
実は最近、城門付近で見かける~
犬猫の健康が気になっておりまして…。▼~
なにか身体にいい食べ物を~
作ってやれないかと悩んでいたのです。▼~
先生は料理にも明るいと聞きました。~
よい物を教えていただければと!▼~
:[ベレト]|
料理か、それも人間以外の…。~
これはまた手ごわい調べ物になりそうだな。▼~
**決意の鍛錬 エイクスルニル [#n3l478bm]
***C [#kl3ma5jc]
:[エイクスルニル]|
よい天気だ。~
気温も申し分なし。~
実に鍛錬日和といえる。▼~
さっそく今日も~
肉体を鍛え上げ…~
む? あれは…?▼~
:(暗転)|
:[アルフレッド]|
いち、に、さん、し…~
さあ、もっと元気よく動かして!▼~
:[セリーヌ]|
待ってください、お兄様…~
少しペースが…早すぎるわ!▼~
本当に…お兄様は…~
王子の皮をかぶった、~
蛮族なのですから…!▼~
:[アルフレッド]|
はっはっは…ふんっ、ふんっ!~
身内だからって褒め過ぎだ、~
セリーヌ!▼~
お望み通りペースを落としても~
いいけれど…ふんっ!~
この早さが筋肉には…最適なんだよ!▼~
:[エーティエ]|
ほっ、ほっ…そうですわ!~
遅くすると効果も半減して…~
ほっ、しまいますわ…ほっ!▼~
:[セリーヌ]|
わ、わかったわ…!~
けれど、二人とも…~
あまり無理をしては駄目よ。▼~
:[アルフレッド]|
勿論さ!~
過度な負荷こそ筋肉の友!▼~
強靭な肉体のために!▼~
:[エーティエ]|
強靭な肉体のために!▼~
:(暗転)|
:[エイクスルニル]|
ふむ、彼らも鍛錬しているのか。~
実に考え抜かれた動きをしているな。~
効率的で、なにより気迫が感じられる。▼~
:[アルフレッド]|
ん? あの人は…?▼~
立派な筋肉を持つ、そこの君。~
筋肉体操に興味がおありかな?▼~
:[エイクスルニル]|
ほう、これは筋肉体操というのか。~
見事な鍛錬方法だと感心していたところだ。▼~
:[アルフレッド]|
ありがとう。~
そう言ってもらえるとうれしいよ。▼~
どうかな。君も僕たちと一緒に~
身体を動かしてみないかい?▼~
:[エイクスルニル]|
望むところだ。~
どれほど過酷な鍛錬であろうと~
覚悟はできている。▼~
:[アルフレッド]|
なんという意欲!~
よき魂と筋肉の躍動を感じるよ!~
これは教え甲斐がありそうだ。▼~
***B [#c31gjm5t]
:[ギリアム]|
よろしいですか、エイクスルニル殿。~
私が見本となりますので~
同じ動きをしてください。▼~
指を強く握ってから…緩める。~
そしてまた強く! もっと強く!▼~
:[エイクスルニル]|
うむ。こうして…~
これで…よいのだな?▼~
:[ギリアム]|
そうです。そして感じてください。~
指に集まった熱が~
全身に広がっていくのを。▼~
:[エイクスルニル]|
おお! 感じるぞ!~
全身の筋肉に熱が走っていく!▼~
:[ギリアム]|
いい調子です。~
キツいかもしれませんが、~
これを交互に続けますよ!▼~
:[エイクスルニル]|
ううむ…たしかにこの動きは~
筋肉の鍛錬に効果的だな。▼~
指の一本一本までもが、~
徹底的に鍛え上げられていく!▼~
:[ギリアム]|
まさにその通り。~
この鍛錬の狙いはそこにあります。▼~
筋肉とは人体の部位を繋ぐ糸。~
指一本とておろそかにしてはならぬ。~
それがフレリア式筋肉鍛錬術なのです!▼~
:[エイクスルニル]|
先日教わった筋肉体操といい、~
異界には多様な鍛錬法があるのだな。▼~
そのどれもがなんと~
筋肉を躍動させることか。▼~
:[ギリアム]|
お気に召されたようですな。~
さあ、私のあとに続いてください。~
まだまだここからですよ!▼~
:[エイクスルニル]|
ああ、望むところだ!▼~
:(暗転)|
:[エイクスルニル]|
ギリアムのおかげで~
充実した鍛錬に励むことができた。▼~
明日はどのような鍛錬に出会えるか…~
む? あれはアルフレッド。▼~
:[アルフレッド]|
ふんっ、ふんっ、ふんっ!▼~
:[エイクスルニル]|
やはり筋肉体操の動きは美しいな。▼~
:[アルフレッド]|
おや?~
誰かと思えば~
エイクスルニルじゃないか。▼~
:[エイクスルニル]|
このような時間まで~
一人で鍛錬を続けるとは…▼~
意気込みは感じるが~
過度な鍛錬は身体に毒だぞ。▼~
:[アルフレッド]|
心配してくれてありがとう。~
妹にもよくそう言われるのだけれど、~
暇になるとつい鍛えてしまうんだ。▼~
クセってやつかもしれないね。▼~
:[エイクスルニル]|
ふむ…▼~
***A [#x62p1jm4]
:[エイクスルニル]|
仲間とともに鍛錬に励み~
一人でもまた鍛錬に励むか。▼~
お前は肉体を鍛えることに~
執着しているように見える。▼~
:[アルフレッド]|
ははは。そうかい?~
たしかに鍛錬は大好きだけれど……▼~
:[エイクスルニル]|
アルフレッドよ。なぜお前は~
そこまで筋肉の成長に心血を注ぐ?~
なにか理由があるのではないか?▼~
:[アルフレッド]|
そうだね…ここではあまり~
意識しなくなっていたのだけれど。▼~
おそらく、過去の出来事が~
関係しているのだろうね。▼~
:[エイクスルニル]|
聞かせてもらえるか?▼~
:[アルフレッド]|
別に隠しているわけじゃないさ。~
もともと僕は身体がとても弱くてね。▼~
幼い頃はいつも、~
体調を崩しては寝込んでいた。▼~
些細なことがきっかけで~
何日も伏せってしまって~
まわりに心配ばかりかけてきたんだ。▼~
:[エイクスルニル]|
今の姿からは想像がつかんな。▼~
:[アルフレッド]|
ある時、フィレネ王国の前王…~
父上が流行り病で亡くなってしまってね。▼~
残された母上が女王となり、~
フィレネ王国を支えてくださったのだけれど~
僕になにかあれば国が傾きかねない。▼~
妹のセリーヌも母上や僕を支えるため~
強くあらねばと気を張っていたようでね。~
ずいぶんと苦労を掛けたことだろう。▼~
それで決意したのさ。~
皆に迷惑をかけることのないよう、~
病に負けない強い身体を作ろうと。▼~
:[エイクスルニル]|
図らずも~
大きな転機が訪れたというわけか。▼~
:[アルフレッド]|
家族のため、民のため、国の未来のため…~
僕は強くありたいと願った。~
願うだけではなく行動に移した。▼~
それが終わりなき鍛錬に邁進する~
きっかけとなったんだよ。▼~
:[エイクスルニル]|
そうだったのか…~
驚いたぞ、アルフレッド。~
俺とお前は同じだ。▼~
:[アルフレッド]|
同じ?~
それはどういう意味だい?▼~
:[エイクスルニル]|
俺の過去の記憶には~
複雑な事情があるが…今はあえて、~
俺の過去として話をさせてもらう。▼~
俺も昔は、~
強い身体の持ち主ではなかった。▼~
いつ倒れてもおかしくはない。~
死がすぐ間際にあるような~
そんな弱々しい命だったのだ。▼~
***S [#k2o3gwj5]
:[アルフレッド]|
信じられないね。~
芸術品のような肉体を持つ君に~
そんな過去があったなんて…▼~
:[エイクスルニル]|
俺が命を繋ぐことができたのは~
【癒し手】の長である~
レーラズ様のおかげだ。▼~
身体の弱かった俺には~
身体を鍛えること…~
筋肉の大切さがよくわかる。▼~
アルフレッド。~
お前は家族や民、国のために~
身体を鍛え、病弱な体質を克服した。▼~
病から自信を守るだけでなく~
大切なものを守ることができる~
最強にして万能の鎧、それが筋肉だ。▼~
:[アルフレッド]|
万能の鎧か、ふふっ。~
エイクスルニルの言う通りだね。▼~
:[エイクスルニル]|
かくいう俺も今では~
九の世界の人々に~
鍛錬による癒しを指南している。▼~
彼らを救うことは尊敬するレーラズ様を~
お支えすることにも繋がる。~
すべては筋肉のおかげなのだ。▼~
:[アルフレッド]|
僕たちはただの鍛錬好きじゃない。~
似た者同士でもあったんだね。▼~
:[エイクスルニル]|
お前も気付いているはずだ。~
鍛錬が未来を大きく変えることを!▼~
:[アルフレッド]|
ああ。大切なものを守るため、~
これからも筋肉を育み続けるさ!▼~
:[エイクスルニル]|
もちろん、休息を取るのも鍛錬のうちだ。~
くれぐれも忘れぬようにな。▼~
:[アルフレッド]|
心配してくれてありがとう。~
似た者同士、お互い筋肉の高みを目指そう。▼~
:[エイクスルニル]|
ああ、筋肉はすべてを解決する。~
たゆまぬ鍛錬へと身を捧げ~
輝く未来を手に入れようぞ!▼~
:[アルフレッド]|
強靭な肉体のために!▼~
:[エイクスルニル]|
強靭な肉体のために!▼~
**希望を抱く王女 シャロン [#oe298lag]
***C [#i23n1lxm]
:[シャロン]|
みなさん、気をつけてください!~
敵の攻撃が激しくなってきました!▼~
:[フィヨルム]|
シャロン王女、そちらに敵が!▼~
:[シャロン]|
任せてください!~
させませんよ、ええいっ!▼~
:(白く光る)|
:[シャロン]|
ふぅ…なんとか押し返せましたね。~
今日はなんだかいつもの戦いより~
緊張しちゃいました…。▼~
新しく仕立てたこの装束に見合った~
活躍ができていればよいのですが。▼~
:[フィヨルム]|
シャロン王女、さきほどの戦い~
とても頼もしかったですよ。▼~
:[シャロン]|
そ、そうでしょうか?~
だけど、どうしても~
不安になっちゃうんですよね。▼~
この装束、実は~
ヘンリエッテお母様の装束を参考に~
仕立ててもらったんです。▼~
:[ピアニー]|
やっぱり!~
ヘンリエッテ女王みたいで~
素敵だなーって思ってたの!▼~
:[シャロン]|
でも、ちょっぴり思うんです。~
この装束に負けてないかなーって。▼~
もっと頑張らないと~
お母様にも申し訳ないって…~
そんなことを考えてしまうんです。▼~
:[ピアニー]|
シャロンなら大丈夫。~
とっても似合ってるんだから~
もっと自信を持たなくっちゃ!▼~
:[エイル]|
ええ。数々の試練を乗り越えて~
あなたは成長してきた。~
胸を張っていいわ。▼~
:[シャロン]|
ありがとうございます!~
そう言ってもらえて~
自信が湧いてきました!▼~
わたしもお母様のように~
もっと立派な英雄にならなくっちゃ!~
よーし、頑張るぞーっ!▼~
:[フィヨルム]|
あっ! シャロン王女!~
一人で飛び出してはダメですよ!~
まだ敵が残っている可能性が…▼~
:[シャロン]|
わわっ!? ま、待ち伏せ!?~
て、敵に囲まれてしまいました!~
きゃぁぁぁっ!▼~
:(白く光る)|
:[レギン]|
シャロン王女、あぶなーい!▼~
:[アシュ]|
私たちにお任せいただけましたら…▼~
:(暗転)|
:[シャロン]|
レギン王女! アシュさん!~
た、助かりました!▼~
:[レギン]|
ふーっ、間一髪だったの!▼~
:[アシュ]|
シャロン王女の御身に何事もなく~
幸いでございます。▼~
:[シャロン]|
あ、ありがとうございます。~
わたし、まわりのことも考えずに~
一人で飛び出しちゃって…▼~
:[レギン]|
反省はあと!~
ほかにも敵がいないか確認しなきゃ!▼~
:[シャロン]|
は、はいっ!▼~
***B [#f3m221p4]
:[シャロン]|
はあ…先日はみなさんに~
迷惑をかけてしまいました。▼~
レギン王女やアシュさんがいなかったら~
今ごろどうなっていたことか。▼~
戦場でのうかつな行動は~
仲間を危険にさらすことと同じです。~
わたしだけの問題ではなかったのに。▼~
この装束に見合う活躍をしなければ…~
お母様のように立派に~
ならなければ…▼~
その考えが気負い過ぎに~
繋がったのでしょうか。▼~
わたしはまだまだ未熟です。~
お母様みたいな装束を着るなんて~
やっぱり早かったみたいですね。▼~
仕方がありません。~
わたしがもっと成長するまで~
この装束はしまって…▼~
:[ヴェロニカ]|
シャロン王女…▼~
:[シャロン]|
わ、わわっ! ヴェロニカ皇女!?~
いつからそこに?▼~
:[ヴェロニカ]|
偶然通りかかったの…~
珍しいわね。いつものあなたと違って~
悩んでいるみたい…▼~
:[シャロン]|
な、悩んでいると言いますか~
考えごとをしていたと言いますか…▼~
:[ヴェロニカ]|
その装束…~
とても似合っているわ。▼~
:[シャロン]|
ありがとうございます。~
でも、しばらくは着ないでおこうかと~
考えていまして…▼~
:[ヴェロニカ]|
どうして?~
あなたも気に入っているでしょ…?▼~
:[シャロン]|
は、はいっ! もちろんです!~
ですが、この装束に袖を通すには~
わたしはまだ未熟というか…▼~
先日も張り切りすぎたせいで~
みなさんにご迷惑をかけてしまい…▼~
:[ヴェロニカ]|
シャロン王女、そんなの~
あなたらしくないと思う…▼~
***A [#kan3st2w]
:[ヴェロニカ]|
いつもはすごく前向きなのに~
今日はなんだか弱気なのね…?▼~
:[シャロン]|
よ、弱気…~
でも、ご迷惑をかけたのは事実ですし。▼~
この装束に負けないように~
少しでもお母様に近づかないと。~
そう思って頑張ったのですが…。▼~
:[ヴェロニカ]|
その装束を着たから失敗した…~
だからもう着ない、っていうの?▼~
:[シャロン]|
この装束のせいではありません!~
わたしの未熟さが原因で失敗を…▼~
:[ヴェロニカ]|
失敗なら…~
あたしだって何度も重ねてきた。▼~
アスク王国にも攻め入って…~
あなたたちにも迷惑をかけた。~
本当に、何度謝っても足りない…▼~
:[シャロン]|
そ、そんな! 顔を上げてください!~
だけど今は、お互いに手を~
取り合っているじゃないですか!▼~
:[ヴェロニカ]|
今のあたしはアスク王国と~
エンブラ帝国の架け橋になるために~
できることを毎日考えてる…▼~
でも、この考えに辿りつけたのは~
過去の失敗が戒めになっているから。▼~
たくさんの失敗があったから…~
今のあたしがいるの。▼~
:[シャロン]|
な、なるほど…。▼~
:[ヴェロニカ]|
シャロン王女…~
あなたにもできるはずよ。~
失敗を糧に成長することが。▼~
:[シャロン]|
失敗を糧に…そ、そうですよね!~
ありがとうございます~
ヴェロニカ皇女。▼~
わたしは失敗するのが怖くて~
この装束を脱ごうとしたのかもしれません。▼~
でも、わたしがすべきことは~
この装束を脱ぐことではなく…▼~
失敗を恐れず装束とともに~
進むことだったんですね!▼~
:[ヴェロニカ]|
ええ…~
そのほうがあなたらしいわ。▼~
:[シャロン]|
うじうじと弱気になって~
大切なことを見失うところでした!▼~
よーし、やりますよ!~
わたしはもう逃げません!▼~
この装束にふさわしい王族に~
なってみせますね!▼~
***S [#i2eo1x65]
:[シャロン]|
えっと…お母様…~
いかがでしょうか?▼~
:[ヘンリエッテ]|
まあ、まあまあまあ!~
素敵だわ~、シャロン!~
とっても似合ってるわよ!▼~
うふふ、私の若いころみたい。~
なんだか不思議な気分がするわ。▼~
:[シャロン]|
昔のお母様に似てますか?~
わたしもうれしいです。~
ちょっと照れちゃいますけど。▼~
でも、この姿をお母様に~
見ていただけてよかったです!▼~
:[ヘンリエッテ]|
あらあら。~
シャロンがこの装束に袖を通したと聞いて~
私もすぐに会いにいったのよ?▼~
なのに、あなたったら~
一目散に戦場へ向かっちゃって。~
やっと目にすることができたわ。▼~
:[シャロン]|
えへへ、ごめんなさい。▼~
:[ヘンリエッテ]|
でも、私も若いころは~
無茶ばかりしてたから~
あまり責められないわね。▼~
:[シャロン]|
えっ? そうだったんですか!?▼~
:[ヘンリエッテ]|
ふふっ、まわりのみんなにも~
心配をかけて困らせてしまったわ。▼~
:[シャロン]|
そ、それじゃあ…その…~
無茶なことをして~
失敗したこともありますか?▼~
:[ヘンリエッテ]|
あるわよ。~
それもう数えきれないほど。▼~
だけどね。~
無茶や失敗を重ねたからこそ~
今の自分がいるの。▼~
大切なのは、いろいろな経験を積むこと。~
経験がその人の財産になるのよ。▼~
:[シャロン]|
…いつも失敗ばかりしていると~
仲間の迷惑になりませんか?▼~
:[ヘンリエッテ]|
そうねえ。~
誰かに助けてもらったあとは~
今度は助けてあげる番になればいいの。▼~
互いに支え合う、それが仲間というものよ?~
迷惑なんてことはないわ。▼~
:[シャロン]|
助けられたら今度はわたしが助ける…~
それでいいんですね?▼~
:[ヘンリエッテ]|
そうして手を取り合うことで~
人は成長していくのだと思うわ。▼~
:[シャロン]|
お母様のような立派な王族になるには~
まだまだ足りないものが多すぎます。▼~
でも、失敗してそれを糧にしながら~
お母様に一歩ずつ近づいていきます!▼~
:[ヘンリエッテ]|
ふふっ、あなたの成長…~
楽しみにしてるわね。▼~
:[シャロン]|
はい! 歩みは遅いかもしれないけど…~
いつかきっと、この装束に恥じない~
立派な王族になってみせます!▼~
**天日の裁き バルドル [#gja3u1sw]
***C [#l32isuw2]
:[バルドル]|
ヘズ…つまり、あなたは~
人間たちに協力すると~
言うのですわね?▼~
:[ヘズ]|
う、うん…。~
人間たちっていうか~
ヴァイス・ブレイヴに、かな。▼~
:[バルドル]|
ミズガルズの人の子の国…~
アスク王国の特務機関…~
ずいぶん肩入れしているのですね?▼~
:[ヘズ]|
彼らは自分たちの正義のために、~
そして大切なものを守るために~
命をかける勇気と優しさがある…▼~
わ、私はそんな彼らに~
少しでもいいから手を貸したいの。▼~
:[バルドル]|
……▼~
:[ヘズ]|
せ、せっかくだから~
姉様も一緒に手を貸してくれたら~
うれしいなって…▼~
:[バルドル]|
どうして私が人間に~
肩入れしなくてはいけませんの?▼~
:[ヘズ]|
や、やっぱり無理だよね?~
ううん、いいの。~
姉様には姉様の考えが…▼~
:[バルドル]|
…と言いたいところですが~
大切な妹の頼みとあれば~
仕方がありませんわ。▼~
ヘズ、あなたが肩入れする者たちが~
真に信頼に足る存在か否か…~
この私が見極めて差し上げますわ!▼~
:[ヘズ]|
そ、それじゃあ…?▼~
:[バルドル]|
ええ。あなたと共に~
ヴァイス・ブレイヴに参りましょう。▼~
この私が手を貸すのですわ。~
人間たちもさぞ心強いことでしょう。~
おーっほっほっほっ!▼~
***B [#xxn32pt4]
:[バルドル]|
ここがアスク王国の城。~
人間が造ったにしては~
なかなか美しい城ですわね。▼~
:[ヘズ]|
姉様が協力すること、~
特務機関のみんなも喜んでたね…▼~
:[バルドル]|
当然ですわ、この天日の神~
バルドルが手を貸すのですから!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[???]|
おーっほっほっほっ!▼~
:[ヘズ]|
えっ? どこからか~
姉様によく似た笑い声が…▼~
:[バルドル]|
誰ですの?~
私の笑い方を真似するのは。▼~
そこのあなた!~
少しいいかしら?▼~
:[コンスタンツェ]|
あら? なにかご用かしら?~
ずいぶんと派手な格好ね。~
ハピ、貴方のお知り合い?▼~
:[ハピ]|
…全然、知らないよ。▼~
:[バルドル]|
知らなければ~
教えてさしあげてよ!▼~
私の名はバルドル!~
天の国アースガルズの女神ですわ!▼~
こちらは妹のヘズ!~
同じくアースガルズの女神ですわ!▼~
:[ヘズ]|
よ、よろしくお願いします…▼~
:[バルドル]|
私たち姉妹がヴァイス・ブレイヴに~
加入してさしあげますわ。感謝なさい。~
おーっほっほっほっ!▼~
:[コンスタンツェ]|
ご紹介痛み入りますわ!~
私はコンスタンツェ=フォン=ヌーヴェル!▼~
以後、お見知りおきくださいませ!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[バルドル]|
コンスタンツェ、よき名前ですわね。~
覚えてさしあげますわ。~
おーっほっほっほっ!▼~
:[ハピ]|
笑い声が…こだましてるみたい…▼~
:[バルドル]|
コンスタンツェ!~
あなたの笑い方には~
自信が満ちあふれていますわ!▼~
悪くなくてよ、悪くなくてよ!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[コンスタンツェ]|
貴方こそ笑い方に~
気品があふれていますわ!▼~
高貴なる者だけができる所作~
素敵でいらっしゃいますわね!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[バルドル]|
わかってらっしゃいますわね!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[ハピ]|
なんかコニーが二人に増えたみたい。~
む、胸焼けしそう…▼~
***A [#ul23n24p]
:[バルドル]|
コンスタンツェ、こたびの~
お茶の誘い、うれしく思いますわ!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[コンスタンツェ]|
私こそ貴方とお話しできる機会を~
楽しみにしておりましたの!~
おーっほっほっほっ!▼~
一目見て感じましたの。~
貴方とはなにかの縁で~
繋がっているんじゃないかと。▼~
:[バルドル]|
あら。奇遇ですわね。~
私もですわ!▼~
笑い方だけではありませんの。~
コンスタンツェのその巻き髪…~
とてもよい感性をしていますわ!▼~
:[コンスタンツェ]|
巻き髪は淑女のたしなみですわ!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[フィン]|
レンスターの騎士、フィンと申します。~
本日は給仕として~
お茶をご用意させていただきます。▼~
:[コンスタンツェ]|
お願いしますわ。~
とっておきのお茶、期待しておりますの。▼~
:(暗転)|
:[コンスタンツェ]|
美味しい紅茶ですわね。~
気心の知れた方と飲むと~
風味もさらに増す気がしますわ。▼~
:[バルドル]|
私も感心しているところですの。~
この味わい、九の世界でも~
なかなか出会えぬ逸品ですわね。▼~
:[コンスタンツェ]|
喜んでいただき光栄ですわ。~
お誘いした甲斐がありましたの!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[バルドル]|
ふふ、その自信に満ちた笑い方は~
私まで勇気づけられる思いですわ。▼~
あなたが歩まれてきた人生も~
さぞ輝いていたのでしょうね?▼~
:[コンスタンツェ]|
以前はそうだったかもしれませんけど~
今の私は光の届かぬ地下におりますの。▼~
:[バルドル]|
光の届かぬ地下…~
どういったことですの?▼~
:[コンスタンツェ]|
栄華を誇った我がヌーヴェル家は~
戦いで多くの一族を失い~
お取り潰しになりましたの。▼~
アスク王国に召喚される直前まで~
私は光が届かぬ地下世界…~
アビスで命を繋いでおりましたの。▼~
:[バルドル]|
あなたにそんな過去があったなんて。~
意外ですわ…▼~
***S [#kcw23kmi]
:[バルドル]|
あなたの自信に満ちた笑い方は~
積み上げた栄光と勝利によるもの…。~
私はそう感じていましたわ。▼~
:[コンスタンツェ]|
栄光と勝利…~
たとえ今、それらを失ったとしても~
どうして下を向く必要がありましょう?▼~
私は貴族。その誇りを失うことなく~
必ずやヌーヴェル家を再興してみせます。▼~
今は栄光と勝利を手にする途中!~
だからこそ私は高らかに笑うのですわ!~
おーっほっほっほっ!▼~
:[バルドル]|
……▼~
:[フィン]|
お話し中、よろしいでしょうか。▼~
:[コンスタンツェ]|
あら、なにかしら?▼~
:[フィン]|
私も以前、取り返しのつかない~
敗北を経験しました。▼~
大切なものを数えきれないほど失い~
絶望が心を埋め尽くしました。▼~
:[コンスタンツェ]|
……▼~
:[フィン]|
ですが…~
すべてを失ったわけではありません。~
希望と未来が残っていたのです。▼~
栄光と勝利を手にすることを信じ~
一歩一歩、前に進んでいる。~
二度と大切なものを奪われないように。▼~
:[コンスタンツェ]|
私のように、たとえ負けても~
誇りを失っていないのですね?▼~
:[バルドル]|
……▼~
九の世界の加護によって~
一度たりとも負けたことはない。~
それが私の誇りであり自信ですわ。▼~
でも、あなたたちは~
苦難や敗北に見舞われながらも~
誇りを捨ててはいない、というのですわね?▼~
:[コンスタンツェ]|
その通りですわ。もしかして~
あきらめの悪さに呆れました?▼~
:[バルドル]|
いいえ、その精神に~
気高さと強さを感じましたわ!▼~
二人とも~
興味深い話を聞かせてくれて~
感謝いたしますわ。▼~
:[フィン]|
お茶のお代わりをお持ちしましょうか。▼~
:[バルドル]|
ええ、まだまだ話は弾みそうですわ!~
おーっほっほっほっ!▼~
:(暗転)|
:[ヘズ]|
…あっ、姉様。~
どうかな? アスク王国の暮らしは。~
不自由とかしていない?▼~
:[バルドル]|
ヘズの誘いに乗って正解でしたわ。~
人の子も、彼らの世界も~
捨てたものではありませんわね。▼~
:[ヘズ]|
えっ? う、うん…。~
お茶に呼ばれてたみたいだけど~
なにかあったの?▼~
:[バルドル]|
勝利こそが絶対。~
勝ち続けなければ意味はない。▼~
無敵であり無敗であることが~
己を支え続けるものだと~
私は考えていましたわ。▼~
ですが、それだけがすべてではない。~
人の持つ気高さ、誇りに触れて~
新たな価値観を知ることができましたの。▼~
:[ヘズ]|
姉様…とてもうれしそう。~
よかった、~
勇気を出して誘ってみて…▼~
:[バルドル]|
彼らはとても興味深く~
私を驚かせてくれますわ!▼~
次はどんな英雄に出会えるのか~
楽しみですわね!~
おーっほっほっほっ!▼~
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