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章別会話/解放の希望を胸に
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*解放の希望を胸に [#bbdt7wjw]
#contents
**解放の希望を胸に [#vve57wik]
***オープニング [#ee68em57]
:[リーフ]|
みんな、久しぶりだね。~
アスク王国に召喚されて以来だけど~
なにか気付いたことはあるかい?▼~
:[マチュア]|
外敵の脅威に絶えず晒されながら~
それでもこの国には活気があります。▼~
みな、希望を失っておらず~
懸命に生きている気がします。▼~
:[ホメロス]|
そうだな、召喚される前に~
脱出したターラに比べると~
城下町もずいぶんにぎやかだな。▼~
:[リノアン]|
私も城下町を歩いてみましたが~
英雄たちに対する厚い信頼を~
人々から感じました。▼~
:[マチュア]|
リーフ王子…~
アスク王国に召喚されたのは~
よい機会かもしれません。▼~
帝国と対決するには~
私たちはまだまだ力不足。▼~
この地で修行を重ね~
力をつけて北トラキアに戻れば~
おそらく戦況を覆せるのでは?▼~
:[リーフ]|
実はぼくもマチュアと~
同じことを考えていたんだ。▼~
北トラキアの解放…~
そしてトラキア半島の統一のため~
このアスクの地で鍛錬に励みたい。▼~
:[リノアン]|
……。▼~
:[リーフ]|
リノアン?~
どうかしたのかい?▼~
:[リノアン]|
い、いえ…~
帝国に立ち向かうために~
鍛錬は必要なことだと思います。▼~
:[リーフ]|
ここには偉大な英雄たちがいる。~
彼らからさまざまなことを学び~
腕を磨かせてもらおう。▼~
:[ホメロス]|
ちょ、ちょっと待ってくれよ!~
異界に来てまで軍や規律に縛られるなんて~
俺はまっぴらごめんだぜ。▼~
もとの世界では成り行きで~
あんたらを手伝うことにはなったが~
俺はしがない吟遊詩人だからな!▼~
:[リーフ]|
もちろん強制はしないよ。~
おのおの、今の自分に必要な~
行動をとってほしい。▼~
:[ホメロス]|
ああ、そうさせてもらえると~
ありがたいね。▼~
:[リノアン]|
……。~
今の自分に必要なこと…▼~
***C [#u67yubn5]
:[リーフ]|
はあっ! せいっ!▼~
:(白く光る)|
:[リーフ]|
ふう…。~
もう太陽があんなに高い。~
少し休憩しよう。▼~
:[マチュア]|
リーフ王子、ずいぶん訓練に~
熱が入っているようですね。▼~
:[リーフ]|
うん、英雄たちと共に~
汗を流すだけでも学びが多いよ。▼~
:[マチュア]|
同感です。ここで力をつけ、~
レイドリックを必ずや打ち倒しましょう。▼~
:[リーフ]|
そのためにもまずは鍛錬だ。~
アスク王国で過ごす時間は~
一刻たりとも無駄にはしない。▼~
:[リノアン]|
あの、リーフ王子…。~
少しお話があるのですが。▼~
:[リーフ]|
どうしたんだい、リノアン?~
ぼくも君に聞きたいことがあるんだ。▼~
アスク王国に来てからなにか~
思い悩んでいるようだったから。▼~
:[リノアン]|
すみません、ご心配をおかけして。~
実は、ターラに残してきた~
市民のことを考えていたのです。▼~
アスク王国とトラキアでは~
時の流れが違うとも聞きましたが…~
それでも気になってしまうのです。▼~
私を頼り、召喚してくれた~
エクラ様には~
申し訳ないのですが…。▼~
トラキアに還してもらえるよう~
頼もうと思っています。▼~
:[リーフ]|
そうか…。~
それが君の決断なんだね?▼~
:[マチュア]|
為政者として立派な心掛けだと思います。~
あなたとともに戦えないのは残念ですが~
致し方ありません。▼~
:[リノアン]|
ありがとう、マチュア。~
私もアスク王国のために~
戦いたいとは思うのですが…。▼~
:[リーフ]|
リノアンの考えを尊重するよ。~
君の気持ちはわかるからね。▼~
:[リノアン]|
ありがとうございます、リーフ王子。▼~
:[ホメロス]|
それがターラの市長様の選択か…。~
皆様方がお揃いでちょうどよかったぜ。~
俺も伝えておきたいことがあったんだ。▼~
:[リーフ]|
なにかな?~
遠慮なく話してほしい。▼~
:[ホメロス]|
悪いが俺もアスク王国にいる間~
好きにさせてもらおうと思ってさ。▼~
:[リーフ]|
この世界でなにか~
やりたいことでもあるのかい?▼~
:[ホメロス]|
俺は吟遊詩人だ。~
風任せにこの世界を旅してみたい。~
うまい酒を片手にな。▼~
***B [#e4e5wjw4]
:[マチュア]|
おはようございます、リーフ王子。~
今日も訓練に向かわれるのですか?~
朝から精が出ますね。▼~
:[リーフ]|
ああ。今できることは~
精一杯やっておきたいからね。▼~
そう言うマチュアだって~
ずいぶん早いじゃないか?▼~
:[マチュア]|
はい、さきほどリノアン様が~
エクラに~
会いに行くのをお送りしましたので。▼~
:[リーフ]|
そうか。ホメロスも今ごろは~
気ままな旅に出たんだろうね。~
本当は彼を引き留めたかったけど…▼~
:[マチュア]|
リーフ王子はご立派です。~
北トラキア解放のため、命を懸けて~
戦われているではありませんか。▼~
:[リーフ]|
いや、アスク王国で力をつけて~
北トラキアのために戦おうと言ったのは~
間違いだったのかもしれない。▼~
まずはアスク王国を平和にするために~
力をあわせようと伝え、~
みんなをまとめるべきだった。▼~
そうすればホメロスだって~
一緒に残ってくれたかもしれない。~
ぼくの器量が足りないせいだ。▼~
:[マチュア]|
リーフ王子…。▼~
:[リーフ]|
ホメロスだけじゃない。~
リノアンにもアスク王国に残って~
力を貸してほしかった…。▼~
彼女の気持ちを尊重しつつ~
ぼくもそうした本心を~
伝えるべきだったのかもしれない…。▼~
:[マチュア]|
……?~
リーフ王子、お話の途中ですが~
なにやらあちらが騒がしいような…。▼~
:[リーフ]|
うん、なにかあったみたいだね。~
ぼくたちも行ってみよう。▼~
:(暗転)|
:[リノアン]|
エクラ様…~
どこにいらっしゃるのでしょう。▼~
どなたか、居場所を知っている方が~
いればよいのだけど…。▼~
:[シャロン]|
あっ! リノアンさん!~
ちょうどよかったです!▼~
:[リノアン]|
シャロン王女?~
ずいぶん慌てていらっしゃいますが~
なにかあったのでしょうか?▼~
:[シャロン]|
辺境の村に盗賊の集団が~
押し寄せてきたとの報告が!▼~
ヴァイス・ブレイヴの本隊が~
出払っているのを見越して~
村を襲ったに違いありません!▼~
:[リノアン]|
これから~
救援に向かわれるのですか?▼~
:[シャロン]|
もちろんです!~
アスク王国の民を守ることが~
私たちの役目ですから!▼~
:[リノアン]|
……。~
シャロン王女、ご一緒させてください。~
微力ながら力添えさせていただきます。▼~
***A [#dry683c2]
:[盗賊]|
ゲハハハ!~
金目のものは片っ端から巻き上げちまえ!~
村から一人も逃すんじゃねえぞ!▼~
:[ホメロス]|
まったくついてないぜ。~
気ままな一人旅に出たと思ったら~
さっそくケチがつくなんてな。▼~
おいっ! 爺さん!~
そっちは行っちゃダメだ!~
盗賊たちが待ち伏せしてるぞ!▼~
くそっ、仕方ねえ!~
おい! ケチな盗賊ども!~
お宝はこっちだぜ!▼~
:[盗賊]|
ああん? なんだてめえは!~
お前ら! あの優男をとっ捕まえろ!▼~
:[ホメロス]|
そうだ、俺を追ってこい!~
この隙に一人でも多く~
逃げてくれるといいんだがな!▼~
ほら、こっちこっち!▼~
:(暗転)|
:[ホメロス]|
ちっ! 盗賊どもが次から次へと…~
うおっ、あぶねえ!?▼~
:(白く光る)|
:[盗賊]|
ゲハハハ!~
追い詰めたぞ優男!~
てめえはここで終わりだ!▼~
:[ホメロス]|
品のない笑い方をするのは~
どの世界の盗賊も一緒だな。▼~
:[盗賊]|
ぬかしやがれ。てめえは~
その盗賊に殺されちまうんだ。~
もうどこにも逃げ場はねえぜ!▼~
:[ホメロス]|
囲まれたか。~
どうやらここまでのようだ。~
慣れないことはするもんじゃねえな…。▼~
:[???]|
やあっ!!▼~
:(白く光る)|
:[盗賊]|
げぇっ!? な、なんだぁ!?▼~
:[リーフ]|
大丈夫かい、ホメロス!▼~
:[ホメロス]|
誰かと思えばリーフ王子かい?~
それにマチュアも!▼~
:[マチュア]|
ホメロス!~
ここからは私たちに任せて!▼~
:[リノアン]|
ケガ人はいますか?~
いたら、すぐに手当てを!!▼~
:[ホメロス]|
リノアン様!?~
還ったんじゃないのか?▼~
俺の運はまだ尽きてなかったみたいだな。▼~
:(暗転)|
:[盗賊]|
ずらかるぞ!~
てめえら、覚えてやがれ!▼~
:[ホメロス]|
ふぅ、どこの世界の盗賊も~
捨て台詞は似たり寄ったりだな。~
独創性に欠けるねぇ。▼~
:[マチュア]|
盗賊はすべて撃退したようね。~
村人も全員無事みたい。▼~
:[リーフ]|
ホメロス、ありがとう。~
君が一人で村を守ってくれなければ~
きっと犠牲者が出ていただろうね。▼~
:[ホメロス]|
たいしたことはしてねえよ。~
下品な連中に好き勝手されるのが~
気に食わなかっただけさ。▼~
それはさておき…~
なんでリノアン様がここにいる?~
トラキアへ還るんじゃなかったのか?▼~
:[リノアン]|
そのつもりでしたが…~
この世界で助けを求める人たちを~
どうして見捨てられましょう。▼~
:[マチュア]|
リノアン様、私も同じ考えです。~
アスク王国の民の期待に応え~
まずはその心に寄り添うこと。▼~
それがリーフ王子の望みでもあります。▼~
:[リーフ]|
ホメロス、改めてお願いしたい。~
アスク王国を守るために~
君の力を貸してくれないか。▼~
ぼくはまだ英雄としても~
指導者としても未熟…。~
だからこそ仲間の力が必要なんだ。▼~
:[ホメロス]|
はぁ、揃いも揃って~
底抜けのお人よしばかりだな。▼~
仕方ねえ…。~
俺も一肌脱がせてもらうとするか。~
リーフ王子、よろしく頼むぜ。▼~
:[リーフ]|
ありがとう、ホメロス。~
そしてリノアンも…。▼~
アスク王国に残ってくれた~
二人の決意は無駄にはしないよ。▼~
一刻も早くアスク王国の平和を取り戻し~
北トラキアの民を助けに行こう。▼~
:[リノアン]|
はい。私も全力を尽くします。▼~
:[リーフ]|
ぼくたち四人が力を合わせれば~
どんな困難も乗り越えられるはず。~
アスク王国とトラキアのために共に戦おう。▼~
**疾風の女剣士 マチュア [#erge83mw]
***C [#vdtr6e6f]
:[マチュア]|
ふん! はっ! せいっ!▼~
:[シャロン]|
マチュアさん、すごい!~
あんなに大きな丸太を~
軽々と持ち上げちゃうなんて!▼~
:[マチュア]|
こんにちは、シャロン王女。~
丸太相手になにをやってるかと言うと~
これは訓練の一環なの。地味だけどね。▼~
:[シャロン]|
地味どころか、すごい迫力ですよ!~
これって、トラキアに伝わる~
鍛え方なんですか?▼~
:[マチュア]|
そういうわけではないんだけど…~
どんな効果があるかは~
実践してみせたほうが早そうね。▼~
失礼します、シャロン王女。はあっ!▼~
:(白く光る)|
:[シャロン]|
わわっ!? わたしの身体が~
簡単に持ち上げられてしまいました!▼~
あわ、あわわ、すごい力!?~
まったく身動きが取れません!▼~
:(暗転)|
:[マチュア]|
これでわかってもらえたかしら?▼~
:[シャロン]|
えーっと、つまり…~
どういうことでしょうか?▼~
:[マチュア]|
こうやって敵を捕らえて~
自由を奪うことで降伏させる…。~
トラキアに伝わる戦い方のひとつなの。▼~
:[シャロン]|
な、なるほど!~
無駄な血を流すことなく勝敗を決する…~
目から鱗が落ちました!▼~
:(暗転)|
:[???]|
大地に根を張る巨木のような安定感。~
なるほど、よい足腰をしている。~
面白い逸材が召喚されてきたものだ。▼~
***B [#aaw43qh9]
:[マチュア]|
ふっ! はっ!▼~
こうして丸太を持ち上げていれば~
たしかに力は身につくけど…。▼~
はっ! ふんっ!~
やっぱり動く相手じゃないと~
戦いの勘は鈍ってしまうわね。▼~
:[リンカ]|
生身の相手が欲しいのか?~
そういうことならあたしが~
あんたの力になれるぞ。▼~
:[マチュア]|
その鋼のような身体…。~
ひと目見ただけで惚れ惚れするわね。~
あなたは…?▼~
:[リンカ]|
あたしは白夜王国から来た~
炎の部族のリンカだ。▼~
丸太を持ち上げている~
あんたの姿を見て興味が湧いてな。▼~
:[マチュア]|
ありがとう。~
でも、力になれるというのは?▼~
:[リンカ]|
マチュア、あんたのその力を~
存分に活かせる場所に案内したい。~
そこならあんたの望む訓練ができる。▼~
:[マチュア]|
……。▼~
:(暗転)|
:[リンカ]|
着いたぞ。~
ここがあたしたちの稽古場だ。▼~
あたしたちはここで日々~
肉体を鍛え上げているんだ。▼~
:[マチュア]|
土を固めて作られた舞台?~
このような場所があったとは…。▼~
:[ムスペル]|
どらあっ!▼~
:(白く光る)|
:[モゥディ]|
ドっセいっ!▼~
:(白く光る)|
:[マチュア]|
な、なんという激しさ!~
目の覚めるような力のぶつかり合い。~
これはいったい!?▼~
***A [#cxze6qkw]
:[マチュア]|
リンカ、彼らはなにをしているの?~
ただの力比べじゃなさそうだけど…。▼~
:[リンカ]|
こいつは相撲といってな。~
あたしたち炎の部族の神聖な闘技だ。▼~
限界まで鍛え上げた肉体をぶつけ合い~
神に豊穣を感謝しているんだ。▼~
:[ムスペル]|
おらぁっ!~
もっと本気でこんかい!▼~
:(白く光る)|
:[モゥディ]|
ガァァァッ!~
ブんナげるっ!▼~
:(白く光る)|
:[リンカ]|
この盛り土を固めた舞台…~
土俵から相手を押し出したり~
足裏以外を地面に触れさせれば勝ちだ。▼~
:[マチュア]|
殴り合ったりするのではなく~
正面からぶつかり合って~
力で圧倒すればいいのね?▼~
:[リンカ]|
ふふ、l興味を持ったみたいだな。~
どうだ、あんたもやってみるか?▼~
:[マチュア]|
限りなく実戦に近い力比べ…~
これこそ私が求めていたものよ!~
ぜひ、お願いするわ!▼~
:(暗転)|
:[マチュア]|
はああっ!▼~
:(白く光る)|
:[ターナ]|
マチュアが仕掛けたわね。~
リンカはどう出るのかしら?▼~
:[リンカ]|
なんのっ!~
だらぁぁぁっ!▼~
:(白く光る)|
:[リン]|
さすがリンカね。~
冷静に上手を切ったわ。▼~
:[マチュア]|
ぐっ…まだまだっ!!▼~
:(白く光る)|
:[ピアニー]|
マチュアさんも負けてないわ。~
二人とも頑張ってー!▼~
:(暗転)|
:[マチュア]|
はあ、はあ!▼~
:[リンカ]|
いい気迫だったぞ、マチュア。~
鍛えれば、もっと伸びそうだ。▼~
:[リン]|
やるじゃない、マチュア。~
リンカが連れてきただけあって~
とっても筋がいいわ!▼~
:[マチュア]|
ふふっ、ありがとう。~
次はあなたと勝負できるかしら?▼~
:[リン]|
ええ、もちろん。~
好敵手が増えて私もうれしいわ!▼~
***S [#ft769ms4]
:[シャロン]|
あっ、マチュアさーんっ!~
これから訓練ですか?▼~
:[マチュア]|
シャロン王女!~
ええ、今日も全力で鍛えるつもりよ。▼~
:[シャロン]|
ん? マチュアさん~
なんかいいことあったんですか?~
お顔がなんだか明るいです。▼~
:[マチュア]|
ここ最近、リンカの誘いで~
相撲の稽古に励んでいるの。▼~
:[シャロン]|
相撲って~
炎の部族の力比べですね?▼~
:[マチュア]|
丸太相手と違って~
相撲は互いにぶつかり合うからね。~
おかげで訓練も充実しているの。▼~
これなら敵をどんどん持ち上げて~
アスク王国の脅威を取り除けるわ!▼~
:[シャロン]|
えっ?▼~
:[マチュア]|
相撲の稽古のおかげで~
身体のキレも絶好調だし。▼~
今ならどんなに大きい相手でも~
軽々と持ち上げられる気がするわ!▼~
:[シャロン]|
あ、あのー。▼~
:[マチュア]|
どうかしましたか、シャロン王女。▼~
:[シャロン]|
その…とても申し上げにくいのですが~
この世界の敵は~
持ち上げただけでは降伏しないんです…。▼~
:[マチュア]|
えっ?▼~
:[シャロン]|
す、すみません! まさか戦場で~
敵を持ち上げるつもりだったとは~
思ってもみなかったんです。▼~
丸太を持ち上げているのも~
あくまでトレーニングの~
一環に過ぎないのかと…。▼~
:[マチュア]|
そ、そんな!?~
じゃあ、私がやっていた訓練は…。▼~
:[シャロン]|
わわっ、がっかりしないでください!~
それにマチュアさんは立派な剣を~
お持ちではないですか!▼~
鍛えた腕力をその剣で振るえば~
どんな強敵だって倒せますよ!▼~
:[マチュア]|
すっかり相撲に熱中してたけど~
まず鍛えるべきは剣術だったのね…。▼~
こ、こうしてはいられない!~
すぐに訓練場で剣を特訓しなきゃ!~
失礼します、シャロン王女!!▼~
:[シャロン]|
おおっ!猛烈な勢い!▼~
足腰は鍛え上げられているようですし~
相撲の稽古も無駄ではないと思いますよ!▼~
**ターラの公女 リノアン [#q354wjw9]
***C [#de5e5whq]
:[リノアン]|
ここがアスク王国のお城…。~
なんだか自由だった頃のターラと~
雰囲気が似ている気がします。▼~
ここには異界の英雄の皆さんが~
たくさん集まっているそうですが~
私が知ってる人に会えるのかしら。▼~
:[アリオーン]|
リノアン!~
探したぞ。~
変わらず元気そうだな。▼~
:[リノアン]|
アリオーン様!? お久しぶりです。~
まさかこの地でお会いできるなんて。~
そちらもお元気そうでなによりです。▼~
……。▼~
:[アリオーン]|
どうかしたのか?~
私の顔をまじまじと見て。▼~
:[リノアン]|
いえ、なんだか少し雰囲気が~
変わられたような気がして~
表情から険が取れた印象です。▼~
:[アリオーン]|
そうか。それはきっと私が~
リノアンより少し先の未来から~
召喚されたからだろうな。▼~
城塞都市ターラを~
トラキアが占領した後~
私にもいろいろとあってな…。▼~
:[リノアン]|
そうだったんですね。~
私の知らない未来がある、と…。▼~
:[アリオーン]|
積もる話もあるが、~
それはまたにしよう。~
よければ明日、城を案内しよう。▼~
アルテナも会いたがっていた。▼~
:[リノアン]|
アルテナ様も~
アスク王国にいらっしゃるのですか?▼~
:[アリオーン]|
シアルフィのセリス公子や~
勇者セティも~
ヴァイス・ブレイヴの一員だ。▼~
かつて私にとっては敵だったが~
今はアスク王国のために共に戦う~
心強い味方となってくれている。▼~
ん? どうしたんだ?~
浮かない顔をしているが…。▼~
:[リノアン]|
あの、私のような者が~
そのような英雄たちとご一緒しても~
大丈夫なのでしょうか。▼~
そもそも戦う力のない私が~
アスク王国に貢献できることが~
あるのでしょうか?▼~
:[アリオーン]|
君は城塞都市ターラの市長として~
立派に務めを果たしてきた。~
その経験はアスク王国でも活きるはず。▼~
自分が役に立てるかどうかよりも~
この先、忙しくなりすぎることを~
心配したほうがいい。▼~
なにせ、ここの連中は~
人使いが荒いからな…▼~
***B [#ny04w5mw]
:[リノアン]|
ヴァイス・ブレイヴの隊長との面会…~
さすがに緊張します。~
厳しいご鞭撻をいただくかも…。▼~
:[アリオーン]|
大丈夫だ、かしこまらなくていい。~
彼女はとても気さくな人物だ。▼~
:[アンナ]|
あらー、いらっしゃい!~
あなたがリノアンね?~
アリオーン王子から聞いているわ。▼~
:[リノアン]|
はじめまして、アンナ隊長。~
これからお世話になります。▼~
私のような戦う力がない者でも~
皆さんのお力になれるのでしょうか?▼~
:[アンナ]|
もちろんよ!~
戦場に立つだけが英雄の仕事じゃないわ。~
ヴァイス・ブレイヴにはいろいろな…。▼~
:[アーダン]|
おーい、アンナ隊長!~
うちの部隊の武器が足りねえんだ。~
補充を頼めるか?▼~
:[アンナ]|
了解! あとで手配しておくわ。▼~
:[セネリオ]|
アンナ隊長、次の作戦での~
部隊編成と行軍予定表になります。~
皆に周知しておいて頂けますか。▼~
:[アンナ]|
はいはいー! そこの机に置いといて!▼~
えーと、なんの話してたっけ?~
そうそう! 仕事の話ね?▼~
:[エリーゼ]|
アンナたいちょうー!~
あのねあのね、たいへんなの!▼~
お城の近くにある木から~
猫さんがおりられなくなってるの!~
助けてあげて!▼~
:[アンナ]|
それは門番さんに頼みなさーい!~
ぜぇ…ぜぇ…。▼~
:[リノアン]|
た、大変なのですね。~
ヴァイス・ブレイヴ隊長のお仕事は…。▼~
:[アリオーン]|
もはや軍務の枠から~
はみ出ている気もするな。▼~
:[アンナ]|
ご覧の通り、ここには~
細かい仕事がたっくさんあるわけよ!▼~
と・い・う・わ・け・で~
さっそく手伝ってもらえない?▼~
:[リノアン]|
はい、もちろんです!~
私にできることなら~
なんでもお申し付けください。▼~
:[アンナ]|
ありがとう、助かるわ!~
どこに行ってもらおうかしら。~
人手が足りないところと言えば…。▼~
:[アリオーン]|
アンナ隊長。~
私にひとつ考えがあるのだが~
聞いてもらえるだろうか?▼~
:[アンナ]|
なになに…ふむふむ…。▼~
ほほう! なるほど!~
たしかにあそこなら適任かもね!▼~
:(暗転)|
:[リノアン]|
アリオーン様、あの教会が~
アスク王国での私の仕事場ですか?▼~
:[アリオーン]|
そうだ。もしかしたら王国でも~
一番忙しい仕事場かもしれない。▼~
:[ナターシャ]|
あ、あ、あ…! ダメですよ!~
そんなに走っちゃ転んじゃいます!▼~
:[レナ]|
泥なんか口に入れてはいけません!~
吐き出してください!~
ほら、ぺっ!…て。▼~
:[チャド]|
おーい、チビども! 勉強の時間だぞ。~
ルゥの言うことをちゃんと聞いて…~
おい! そっちに行くな!▼~
:[ルゥ]|
怒ったらダメだよ、チャド!~
さあ、みんな。~
いい子だから席について。▼~
:[リノアン]|
元気な子がたくさんいますね。▼~
:[アリオーン]|
この教会では、~
さまざまな理由で家族を失った~
子どもたちを預かっている。▼~
アスク王国は戦乱のさなかにある。~
そして争いのしわ寄せは~
いつも弱き者に及ぶ…▼~
:[リノアン]|
……。▼~
:[アリオーン]|
戦いが続く限り~
不幸な子どもたちが~
減ることはないだろう。▼~
:[エメリナ]|
あら、あなたは?~
新しい方がいらっしゃると~
聞いていましたが、もしかして…。▼~
:[リノアン]|
はい、リノアンと申します。~
よろしくお願いいたします。▼~
***A [#mt6335hc]
:[リノアン]|
うーん…なるほど…~
ここがこうで…ふむふむ…~
ということは…。▼~
:[エメリナ]|
まあ、リノアン。~
まだ起きていたのですか?▼~
あなた、ここに来てから~
毎日朝から晩まで働きづめで…。▼~
しかも、こんな遅くまで~
なにをなさっているのですか?▼~
:[リノアン]|
いえ、子どもたちのお世話で~
私なりに気になったことを~
書き留めているんです。▼~
:[エメリナ]|
孤児院に出入りする英雄の名簿…~
子どもたちに出す食材の一覧…~
それに建物の修理に関するメモ…。▼~
こんなに細かいところまで~
まとめてくださったのですね。▼~
:[リノアン]|
はい、倉庫の床板もかなり傷んでいます。~
このまま放っておくと、誰かが誤って~
踏み抜いてしまうかもしれません。▼~
:[エメリナ]|
あそこは子どもたちが~
いつもかくれんぼをする場所ですね。▼~
よく気付いてくれました。~
早急に修理いたしましょう。▼~
:[リノアン]|
エメリナ様、あとはこれを…。~
孤児院運営に関する~
改善案をまとめてみました。▼~
:[エメリナ]|
まあ、これは!?~
私たちが見落としていたことが~
こんなにもたくさん…。▼~
リノアン、あなたに~
折り入ってお願いがあります。▼~
この孤児院をより良くするために~
あなたにリーダーシップを~
とってほしいのです。▼~
大変なお仕事となりますが~
引き受けてもらえませんか?▼~
:[リノアン]|
そんな…いいのでしょうか?~
まだ召喚されて日が浅い私が~
そんな大役を任されるだなんて…。▼~
:[エメリナ]|
あなたが善良で優秀であることは~
ここにいる誰もが気付いています。~
みなさん、快く協力してくれますよ。▼~
:[リノアン]|
わかりました。僭越ながら~
その役目、お受けいたします。▼~
***S [#zxe6kekd]
:[ゴンザレス]|
たのまれた、~
木、きってきた。~
ここにおけばいいか?▼~
:[リノアン]|
はい、いつもありがとうございます。▼~
:[ゴンザレス]|
お、おお。~
…またこどもたちと~
あそんでもいいか?▼~
:[リノアン]|
もちろんです。~
ゴンザレスさんが来てくれると~
子どもたちも喜ぶんですよ。▼~
:[ゴンザレス]|
おれ、いってくる!~
まきわりもやっておくぞ!▼~
:[ジュリアン]|
ははは、ゴンザレスのやつ!~
うれしそうに走っていったな。▼~
孤児院の補修も手伝ってくれて~
子どもたちの世話もしてくれる。~
本当に助かるぜ。▼~
:[リノアン]|
ええ。お力をお借りできて~
本当に良かったです。▼~
:[ジュリアン]|
それにしてもリノアンさんが来てから~
この孤児院の雰囲気が変わったな。~
前よりもずっと明るくなった。▼~
:[レナ]|
はい。子どもたちも~
より元気になったと思います。▼~
:[サウル]|
おお、リノアンさん!~
今日も輝くような美しさですね!▼~
:[リノアン]|
神父様、お願いしていた件~
どうなっていますでしょうか?▼~
:[サウル]|
ええ、アスク王国の方々から~
寄付が集まっておりますよ。~
子どもたちは国の宝ですからね。▼~
:[リノアン]|
まあ! それはなによりです。▼~
:[サウル]|
そうでしょう! そうでしょう!~
それもこのサウルが身を粉にして~
働きましたので!▼~
つきましては~
その労をねぎらうために~
一緒にお茶でもどうでしょう?▼~
:[ドロシー]|
神父さま!~
そういうお話は控えてください。▼~
今日はここの子どもたちに~
文字を教える約束でしょう?▼~
:[サウル]|
うっ、そういえばそうでした。~
お茶はまた次の機会に…。▼~
:[チャド]|
あの方もすっかりタジタジだな。~
リノアンさんはきっと~
人の扱い方が上手なんだな。▼~
:[ルゥ]|
リノアンさんは出会った人のことを~
よく見ているんだと思う。▼~
その人がどんな性格で~
どんなことが得意なのか…~
それを見抜く力がすごいんだね。▼~
:[エメリナ]|
ふふ、リノアンが来てくれて~
本当に助かりました。▼~
:[リノアン]|
みなさん、褒めすぎですよ!~
たまたまターラ市長としての経験が~
役に立っているだけで…。▼~
:[エメリナ]|
大人である私たちの誉め言葉よりも~
子どもたちが見せる笑顔が~
あなたの優秀さを物語っていますよ。▼~
:[リノアン]|
戦う力のない私に~
この国でなにができるのか~
悩みましたが…。▼~
自分が役に立つ場所があるのなら~
こんなにうれしいことはありません。▼~
ターラと変わらずアスク王国でも~
子どもたちの笑顔が増えるよう~
精一杯、頑張りますね。▼~
**救国の誓い リーフ [#ge47wnz2]
***C [#m0rhqnq4]
:[リーフ]|
フィン、こうして異界の地でも~
再会できたことをうれしく思う。▼~
:[フィン]|
…リーフ王子。~
私も同じ想いです。▼~
:[リーフ]|
思えばフィンとは~
長く辛い時間を過ごしてきたな。▼~
:[フィン]|
帝国の手からの逃避行…~
気の休まることのない日々。▼~
まだ幼いリーフ王子にとっては~
さぞ厳しかったことでしょう。▼~
:[リーフ]|
フィンこそ、幼いぼくを抱えて~
苦労も多かったはずだ。▼~
厳しい旅だったとは言え~
ぼくは一度として~
空腹にあえいだことはない。▼~
それはフィンが自分を差し置いて~
食べ物をわけてくれたからだろう。~
迷惑を掛けたな。▼~
:[フィン]|
とんでもありません。~
リーフ王子の存在こそが~
レンスターの希望なのです。▼~
私は成すべきことをしたまで。~
どうぞお気になさらないでください。▼~
:[リーフ]|
フィンに恩返しするためにも…~
今度はぼくがフィンの助けになりたい。▼~
そのために、ぼくには力が必要だ。~
どんな敵にも負けない力が…。▼~
だから、ぼくはこのアスク王国で~
さらに成長してみせるよ。▼~
***B [#s467wjmz]
:[フィン]|
リーフ王子、大丈夫ですか!▼~
:[ラタトスク]|
あっ、良かった!~
ちょうど今、リーフ王子が~
目を覚ましたところで…▼~
:[リーフ]|
フィン、すまない…。~
訓練所で倒れたところを、ここにいる~
ラタトスクに助けてもらったようで…。▼~
:[ラタトスク]|
びびび、びっくりしちゃった…~
フラフラしてると思ったら~
いきなり倒れちゃって…。▼~
:[フィン]|
ラタトスク、恩に着る。~
リーフ王子のことは~
私が引き継ごう。▼~
:(暗転)|
:[リーフ]|
ぼくは焦っていたのかもしれないな…~
早く強くならなくてはと思って。▼~
ヴァイス・ブレイヴにいる~
ほかの英雄たちと比べると~
ぼくは本当にまだまだ未熟だ。▼~
:[フィン]|
お気持ちはわかりますが~
身体を壊しては元も子もありません。▼~
:[リーフ]|
でも、このままでは~
いつまで経っても~
フィンに恩が返せない…。▼~
ぼくにもっと力があれば~
フィンの助けになれるのに。▼~
:[フィン]|
リーフ王子のお考えになる力とは~
どのようなものなのでしょうか?▼~
:[リーフ]|
えっ?▼~
:[フィン]|
相手を圧倒するような武の力。~
戦術をめぐらせ敵を陥れる知の力。~
力には、さまざまな種類があります。▼~
いったいリーフ王子が欲しているのは~
どのような力でしょうか?▼~
:[リーフ]|
ぼくが欲している力…。~
武を鍛えればフィンの力になれると~
思っていたの事実だ。▼~
いや、その方法しか思いつかなかった。~
もしかすると、ほかのやり方で~
力を得る方法があるのだろうか。▼~
:[フィン]|
アスク王国には~
さまざまな英雄がいます。▼~
もしかすると彼らの中に~
王子が求める答えを持っている~
英雄がいるかもしれません。▼~
:[リーフ]|
そうだね…。~
偉大な英雄の言葉に耳を傾けることで~
足りないものが見えるかもしれない。▼~
フィン、手間を取らせるが~
是非とも紹介してもらえないか?~
ぼくに足りない力を持つ英雄を…▼~
***A [#ol9887jw]
:[リーフ]|
はじめまして。~
レンスターの王子リーフと申します。▼~
:[マルス]|
ぼくはアリティアの王子マルス。~
君のことはフィンから聞いているよ。▼~
:[フィン]|
マルス王子は~
戦乱の大陸を平和へと導いた~
英雄王と呼ばれるお方。▼~
リーフ王子の求める力を~
知りえる人物かと思います。▼~
:[リーフ]|
ぜひ知りたいんです。~
なにがマルス王子を支え~
宿願を果たす後押しになったのか。▼~
ぼくにも必要なんです。~
レンスターに…いやトラキア全土に~
平和をもたらす強い力が!▼~
:[マルス]|
リーフ王子、君にはぼくが~
凄腕の剣士や、~
強い魔力の使い手に見えるかい?▼~
:[リーフ]|
…正直に申し上げて~
そのようには見えません。▼~
むしろ、とてもお優しい方に見えます。~
その瞳から感じるのも慈しみの光です。▼~
:[マルス]|
うん、ぼくは特別な力を~
持っていたわけではないんだ。▼~
ぼくは、自分のもとに集った~
仲間を信じて戦ってきただけだよ。▼~
:[リーフ]|
仲間を…信じて…。▼~
:[マルス]|
些細なことだと思うかもしれない。~
だけど、仲間を信じる力なら~
誰にも負けるつもりはないよ。▼~
そして、仲間たちも~
ぼくの信頼に応えるように力を尽くし~
戦い抜いてくれた。▼~
:[リーフ]|
信じる力…。▼~
確かにそうです。~
ぼくが今日まで生き残れたのは~
フィンのことを信じていたから…。▼~
同じように~
ほかの仲間たちを信じることで絆を育み~
それを強さに変えることができます。▼~
:[マルス]|
ときには誰かに~
裏切られることもあるかもしれない。▼~
それでも信じるんだ。~
まずは自分から相手のことを。~
その先にきっと希望は見えるはずだよ。▼~
:[リーフ]|
ありがとうございます、マルス王子。~
英雄の力とはなんなのか…。▼~
おぼろげながら~
ぼくにも見えてきた気がします。▼~
:[マルス]|
それはよかった。~
君の支えになれてうれしいよ。▼~
フィンをはじめ、君のまわりには~
素晴らしい仲間たちがいる。▼~
彼らを信じ抜くことで~
必ず未来は拓けるはずだよ。▼~
***S [#kl087jex]
:[フィン]|
いかがでしたか?~
あれが英雄王と呼ばれる~
マルス王子です。▼~
:[リーフ]|
引き合わせてくれてありがとう、フィン。~
ぼくの中でもやもやとしていたものが~
はっきりと見えてきた気がする。▼~
ぼくの求める力…それは~
希望にあふれた未来を信じる力だ。~
今ならそう断言できるよ。▼~
武の力だけを求めてはダメだ。~
仲間を信じ、それぞれの力を~
ひとつにまとめていく…。▼~
それは必ずぼくたちの…~
フィンの助けになるはずだ。▼~
:[フィン]|
素晴らしいお考えです。~
その未来への道程~
どこまでもお供いたします。▼~
:[リーフ]|
ありがとう、フィン。▼~
:[キュアン]|
リーフ…~
よい経験を積めたようだな。▼~
:[エスリン]|
ええ、本当に…。▼~
:[リーフ]|
あなたは父上!~
それに…母上!?▼~
:[キュアン]|
不思議なものだ。~
異界で成長したお前の姿を~
目にすることができるとはな。▼~
:[エスリン]|
リーフ…~
生きていてくれただけでも~
私たちにとっては幸せなことです。▼~
:[リーフ]|
父上! 母上!~
本当なら、ぼくの口から~
もっとよい報告を伝えたかった。▼~
だけど、ぼくの戦いはまだ道半ば。~
英雄としてもまだまだ未熟…。▼~
:[キュアン]|
顔をあげてくれ、リーフ。~
私たちはお前を信じている。▼~
トラキア半島の民のために~
成すべきことを成し~
必ずやり遂げてくれるとな。▼~
:[エスリン]|
ええ。私も信じています。~
あなたの歩む先に必ず希望があると。▼~
:[リーフ]|
父上、母上…ぼくは、~
あなたたちに恥じぬ生き方が~
できているのでしょうか?▼~
:[キュアン]|
もちろんだ。今のお前なら~
トラキア半島の未来を託すことができる。▼~
これからもフィンと力を合わせ~
ともに困難を…▼~
:[エスリン]|
あら?
あら?そういえば~
フィンはどこに行ったのかしら。▼~
:[キュアン]|
親子水入らずの再会…~
フィンも気を利かせてくれたのだろう。▼~
:(暗転)|
:[フィン]|
トラキアでは決して叶わぬ再会。~
きっとリーフ王子の力に~
なってくれると思います。▼~
:[アルテナ]|
ありがとう、フィン殿。~
あなたにはこれからも見守ってほしいの。~
弟の…リーフの成長を。▼~
:[フィン]|
もちろんです、アルテナ様。~
リーフ王子の信頼に応え~
ともに戦い抜くことを誓います。▼~
**旅の吟遊詩人 ホメロス [#aqqw453w]
***C [#gy870ejw]
:[ホメロス]|
そこのお嬢さん…~
ちょっといいかな?▼~
:[フロリーナ]|
え? 私…ですか?▼~
:[ホメロス]|
ああ、麗しの君よ…。~
異界に浮かぶ月の下で~
俺と宴を楽しまないか?▼~
:[フロリーナ]|
あ、あの…私…~
その…ご、ごめんなさい!▼~
:[ホメロス]|
ありゃ、行っちまった。~
気に障ることでも言ったかね…。▼~
:[ファリナ]|
あーダメだよ、お兄さん!~
あの子、男の人が苦手みたいだからさ。▼~
その点、私はイケる口だし宴も大歓迎!~
奢ってくれるなら、いつでもご一緒に…~
って、あれ? いないし!?▼~
:(暗転)|
:[ホメロス]|
もし!? そこのお嬢さん!~
俺と一緒に宴でも…。▼~
:[ニーズヘッグ]|
宴~?~
あたしはね~この実さえあれば~
ご機嫌なのよ~。ひぃっく。▼~
:[ホメロス]|
おっと、完全に出来上がってるな。~
うっかり関わると~
面倒なことになりそうだ。▼~
:[ジスト]|
どうしたよ、大将?~
宴の相手が見つからねえのか。▼~
:[ホメロス]|
えっ? ああ。いや…~
今日は巡り合わせが悪いっていうか。▼~
:[ドズラ]|
ならば、わしらの卓に来い。~
こっちも宴の真っ最中だ!~
遠慮はいらんぞ、ガハハハハ!▼~
***B [#zfeds6wb]
:[ドズラ]|
なんじゃ若いの、早く座らんか。~
ほれほれ、ここじゃここ!▼~
:[ホメロス]|
う~ん、野郎と卓を囲んでもなあ。~
飲んだところで味も三割落ちだ。▼~
…けどまあ、~
空腹は一番の調味料っていうしな。~
騙されたと思って付き合うか。▼~
:(暗転)|
:[ジスト]|
おお! なかなかの飲みっぷりだな。~
じゃあ次はこいつはどうだ?~
アスク王国でもとびきりの一杯だぜ。▼~
:[ホメロス]|
…いい色だな。それに香りもいい。~
おおっ!? こいつは見事な味だ!▼~
驚いたな。アスク王国には~
こんな極上の一杯があるのか!?▼~
:[ジスト]|
気に入ってもらえたようだな。~
遠慮はいらねえ。~
じゃんじゃん飲め。▼~
:[ドズラ]|
むうっ?~
肝心の飲み物がすっかり空のようじゃ。~
今日の宴はもう終いかのう…。▼~
:[ホメロス]|
なんだって?~
まだ飲み始めたばかりなのに。~
これじゃ全然足りねえな。▼~
:[ドズラ]|
新しい仲間が気に入ってくれたんじゃ。~
なんとかならんものかの?▼~
:[ジスト]|
食堂に卸す食材や飲み物は~
マリナスのじいさんが~
管理しているはずだが…。▼~
:[ドズラ]|
だったらマリナスに相談すれば~
なんとかなるかもしれんぞ?▼~
:[ホメロス]|
よし、俺が直談判してくるぜ!~
そのじいさんにはどこで会える?~
極上の一杯を譲ってもらってくるぜ。▼~
***A [#re56e5d9]
:[マリナス]|
ふう、これで在庫の確認は終わり。~
あとは不足分の手配じゃが…む?▼~
:[ホメロス]|
おっ、いたいた。~
あんたが食堂に飲み物を卸している~
マリナスじいさんだな?▼~
:[マリナス]|
いかにも、わしがマリナスじゃ。~
見知らぬ顔じゃな? 新入りかの?▼~
:[ホメロス]|
俺は吟遊詩人のホメロス。~
食堂で飲んだ極上の一杯…~
あれを譲ってもらえないか?▼~
:(暗転)|
:[ホメロス]|
なんだって!~
譲れないってのはどういう了見だ!?~
金ならちゃんと払うぜ!▼~
:[マリナス]|
さっきも説明したじゃろ?~
金の問題ではないじゃ。▼~
:[ホメロス]|
そこの樽に入ってんだろ?~
たくさんあるみたいだし、少しくらい~
融通してくれてもいいじゃねえか!▼~
:[マリナス]|
食材は毎日決められた量を~
食堂に卸すようにしている。▼~
英雄の中にはおぬしのように~
底なしに求めるやつもいるからの。▼~
なんと言われようと~
決まった量しか出せんのじゃ。▼~
:[ホメロス]|
話のわからないじいさんだな。~
なんでこんな偏屈なやつが~
英雄として召喚されたんだ?▼~
:[マリナス]|
わしは自分を英雄と思っておらんし~
おぬしにどう思われようと構わん。▼~
じゃが、英雄たちを支える仕事には~
誇りを持って取り組んておる。▼~
:[ホメロス]|
……。▼~
:[マリナス]|
まだ用があるのかの?▼~
:[ホメロス]|
いや、騒がせたな。~
今日は帰ることにするよ。▼~
マリナスじいさん、さっきは~
あんなことを言って済まなかったな。▼~
***S [#r578eks4]
:[ホメロス]|
よう、マリナスじいさん。~
相変わらず精が出るな。▼~
:[マリナス]|
なんじゃ、またおぬしか。~
頼みなら聞けんぞ。~
さっさと持ち場に戻らぬか。▼~
:[ホメロス]|
まあまあ、そう邪険にするなって。~
今日は極上の一杯をせびるんじゃなく~
代わりにいい話を持ってきたんだ。▼~
:[マリナス]|
いい話? なんだか胡散臭いのう…。▼~
:[ホメロス]|
俺は吟遊詩人だ。~
吟遊詩人の仕事はわかるよな?▼~
:[マリナス]|
おぬしのように軽口を叩いたり~
真面目に倉庫の整理をしている~
年寄りの邪魔をすることか?▼~
:[ホメロス]|
まったく誤解もいいところだぜ。~
各地に残る伝説や英雄の物語を歌い~
人々の心に残すのが吟遊詩人の仕事だ。▼~
:[マリナス]|
で、その吟遊詩人がこの年寄りに~
いったいなんの用があるのかの?▼~
:[ホメロス]|
ああ、話は簡単だ。~
あんたの歌を作ってやろうと思ってな。▼~
:[マリナス]|
ふむふむ、そうかそうか…。~
あんたの歌…わ、わしの歌を作る?~
なにを言っとるんじゃ、おぬしは!?▼~
:[ホメロス]|
俺があんたを讃える歌を作る。~
それを聞いて気に入ってくれたら~
例の極上の一杯を譲るってのはどうだ?▼~
:[マリナス]|
わしの仕事は英雄を支えること。~
いわば裏方ということじゃ。▼~
そんな地味な仕事を歌ったところで~
面白くもなんともないじゃろ?▼~
:[ホメロス]|
いいや、だからこそだ。~
英雄を讃える歌はそこらに溢れている。▼~
だが、それを支える裏方の歌ってのは~
正直、俺も聴いたことがない。▼~
:[マリナス]|
……。▼~
:[ホメロス]|
マリナスじいさんも言っただろ?~
英雄たちを支える仕事に~
誇りを持って取り組んでるってさ。▼~
それは英雄たちになんら見劣りはしない。~
少なくとも俺はそう感じたよ。▼~
:[マリナス]|
ふん、ずいぶんと風変わりな~
吟遊詩人もいたものじゃの。▼~
:[ホメロス]|
それにさ、ほかの吟遊詩人が~
歌わないような歌を奏でれば…。▼~
「不思議な歌を歌うのね!」なーんて~
美人に褒められるかもしれねえしな。▼~
:[マリナス]|
……。▼~
:[ホメロス]|
さあ、どうする?~
よければさっそく歌うぜ?▼~
:[マリナス]|
いいや、わしの歌なぞ誰も喜ばん。~
だったらエリウッド様の~
活躍を歌にしてくれ。▼~
:[ホメロス]|
遠慮するなって!~
俺はみんなのために頑張る~
マリナスじいさんの歌を歌いたいんだよ!▼~
:[マリナス]|
まったく変わったやつじゃ…。~
まあ、気持ちだけは受け取っておくかの。▼~
おぬしの目的は取引じゃろ?~
だったら倉庫の整理を手伝っとくれ。~
少しなら目当ての品も分けてやる。▼~
:[ホメロス]|
本当か!? 力仕事は苦手だが~
背に腹は代えられねえな。▼~
俺は見た目以上に繊細で~
身体も頑丈じゃないからな。~
あんまりこき使わないでくれよ!▼~
*コメント [#comment]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
*解放の希望を胸に [#bbdt7wjw]
#contents
**解放の希望を胸に [#vve57wik]
***オープニング [#ee68em57]
:[リーフ]|
みんな、久しぶりだね。~
アスク王国に召喚されて以来だけど~
なにか気付いたことはあるかい?▼~
:[マチュア]|
外敵の脅威に絶えず晒されながら~
それでもこの国には活気があります。▼~
みな、希望を失っておらず~
懸命に生きている気がします。▼~
:[ホメロス]|
そうだな、召喚される前に~
脱出したターラに比べると~
城下町もずいぶんにぎやかだな。▼~
:[リノアン]|
私も城下町を歩いてみましたが~
英雄たちに対する厚い信頼を~
人々から感じました。▼~
:[マチュア]|
リーフ王子…~
アスク王国に召喚されたのは~
よい機会かもしれません。▼~
帝国と対決するには~
私たちはまだまだ力不足。▼~
この地で修行を重ね~
力をつけて北トラキアに戻れば~
おそらく戦況を覆せるのでは?▼~
:[リーフ]|
実はぼくもマチュアと~
同じことを考えていたんだ。▼~
北トラキアの解放…~
そしてトラキア半島の統一のため~
このアスクの地で鍛錬に励みたい。▼~
:[リノアン]|
……。▼~
:[リーフ]|
リノアン?~
どうかしたのかい?▼~
:[リノアン]|
い、いえ…~
帝国に立ち向かうために~
鍛錬は必要なことだと思います。▼~
:[リーフ]|
ここには偉大な英雄たちがいる。~
彼らからさまざまなことを学び~
腕を磨かせてもらおう。▼~
:[ホメロス]|
ちょ、ちょっと待ってくれよ!~
異界に来てまで軍や規律に縛られるなんて~
俺はまっぴらごめんだぜ。▼~
もとの世界では成り行きで~
あんたらを手伝うことにはなったが~
俺はしがない吟遊詩人だからな!▼~
:[リーフ]|
もちろん強制はしないよ。~
おのおの、今の自分に必要な~
行動をとってほしい。▼~
:[ホメロス]|
ああ、そうさせてもらえると~
ありがたいね。▼~
:[リノアン]|
……。~
今の自分に必要なこと…▼~
***C [#u67yubn5]
:[リーフ]|
はあっ! せいっ!▼~
:(白く光る)|
:[リーフ]|
ふう…。~
もう太陽があんなに高い。~
少し休憩しよう。▼~
:[マチュア]|
リーフ王子、ずいぶん訓練に~
熱が入っているようですね。▼~
:[リーフ]|
うん、英雄たちと共に~
汗を流すだけでも学びが多いよ。▼~
:[マチュア]|
同感です。ここで力をつけ、~
レイドリックを必ずや打ち倒しましょう。▼~
:[リーフ]|
そのためにもまずは鍛錬だ。~
アスク王国で過ごす時間は~
一刻たりとも無駄にはしない。▼~
:[リノアン]|
あの、リーフ王子…。~
少しお話があるのですが。▼~
:[リーフ]|
どうしたんだい、リノアン?~
ぼくも君に聞きたいことがあるんだ。▼~
アスク王国に来てからなにか~
思い悩んでいるようだったから。▼~
:[リノアン]|
すみません、ご心配をおかけして。~
実は、ターラに残してきた~
市民のことを考えていたのです。▼~
アスク王国とトラキアでは~
時の流れが違うとも聞きましたが…~
それでも気になってしまうのです。▼~
私を頼り、召喚してくれた~
エクラ様には~
申し訳ないのですが…。▼~
トラキアに還してもらえるよう~
頼もうと思っています。▼~
:[リーフ]|
そうか…。~
それが君の決断なんだね?▼~
:[マチュア]|
為政者として立派な心掛けだと思います。~
あなたとともに戦えないのは残念ですが~
致し方ありません。▼~
:[リノアン]|
ありがとう、マチュア。~
私もアスク王国のために~
戦いたいとは思うのですが…。▼~
:[リーフ]|
リノアンの考えを尊重するよ。~
君の気持ちはわかるからね。▼~
:[リノアン]|
ありがとうございます、リーフ王子。▼~
:[ホメロス]|
それがターラの市長様の選択か…。~
皆様方がお揃いでちょうどよかったぜ。~
俺も伝えておきたいことがあったんだ。▼~
:[リーフ]|
なにかな?~
遠慮なく話してほしい。▼~
:[ホメロス]|
悪いが俺もアスク王国にいる間~
好きにさせてもらおうと思ってさ。▼~
:[リーフ]|
この世界でなにか~
やりたいことでもあるのかい?▼~
:[ホメロス]|
俺は吟遊詩人だ。~
風任せにこの世界を旅してみたい。~
うまい酒を片手にな。▼~
***B [#e4e5wjw4]
:[マチュア]|
おはようございます、リーフ王子。~
今日も訓練に向かわれるのですか?~
朝から精が出ますね。▼~
:[リーフ]|
ああ。今できることは~
精一杯やっておきたいからね。▼~
そう言うマチュアだって~
ずいぶん早いじゃないか?▼~
:[マチュア]|
はい、さきほどリノアン様が~
エクラに~
会いに行くのをお送りしましたので。▼~
:[リーフ]|
そうか。ホメロスも今ごろは~
気ままな旅に出たんだろうね。~
本当は彼を引き留めたかったけど…▼~
:[マチュア]|
リーフ王子はご立派です。~
北トラキア解放のため、命を懸けて~
戦われているではありませんか。▼~
:[リーフ]|
いや、アスク王国で力をつけて~
北トラキアのために戦おうと言ったのは~
間違いだったのかもしれない。▼~
まずはアスク王国を平和にするために~
力をあわせようと伝え、~
みんなをまとめるべきだった。▼~
そうすればホメロスだって~
一緒に残ってくれたかもしれない。~
ぼくの器量が足りないせいだ。▼~
:[マチュア]|
リーフ王子…。▼~
:[リーフ]|
ホメロスだけじゃない。~
リノアンにもアスク王国に残って~
力を貸してほしかった…。▼~
彼女の気持ちを尊重しつつ~
ぼくもそうした本心を~
伝えるべきだったのかもしれない…。▼~
:[マチュア]|
……?~
リーフ王子、お話の途中ですが~
なにやらあちらが騒がしいような…。▼~
:[リーフ]|
うん、なにかあったみたいだね。~
ぼくたちも行ってみよう。▼~
:(暗転)|
:[リノアン]|
エクラ様…~
どこにいらっしゃるのでしょう。▼~
どなたか、居場所を知っている方が~
いればよいのだけど…。▼~
:[シャロン]|
あっ! リノアンさん!~
ちょうどよかったです!▼~
:[リノアン]|
シャロン王女?~
ずいぶん慌てていらっしゃいますが~
なにかあったのでしょうか?▼~
:[シャロン]|
辺境の村に盗賊の集団が~
押し寄せてきたとの報告が!▼~
ヴァイス・ブレイヴの本隊が~
出払っているのを見越して~
村を襲ったに違いありません!▼~
:[リノアン]|
これから~
救援に向かわれるのですか?▼~
:[シャロン]|
もちろんです!~
アスク王国の民を守ることが~
私たちの役目ですから!▼~
:[リノアン]|
……。~
シャロン王女、ご一緒させてください。~
微力ながら力添えさせていただきます。▼~
***A [#dry683c2]
:[盗賊]|
ゲハハハ!~
金目のものは片っ端から巻き上げちまえ!~
村から一人も逃すんじゃねえぞ!▼~
:[ホメロス]|
まったくついてないぜ。~
気ままな一人旅に出たと思ったら~
さっそくケチがつくなんてな。▼~
おいっ! 爺さん!~
そっちは行っちゃダメだ!~
盗賊たちが待ち伏せしてるぞ!▼~
くそっ、仕方ねえ!~
おい! ケチな盗賊ども!~
お宝はこっちだぜ!▼~
:[盗賊]|
ああん? なんだてめえは!~
お前ら! あの優男をとっ捕まえろ!▼~
:[ホメロス]|
そうだ、俺を追ってこい!~
この隙に一人でも多く~
逃げてくれるといいんだがな!▼~
ほら、こっちこっち!▼~
:(暗転)|
:[ホメロス]|
ちっ! 盗賊どもが次から次へと…~
うおっ、あぶねえ!?▼~
:(白く光る)|
:[盗賊]|
ゲハハハ!~
追い詰めたぞ優男!~
てめえはここで終わりだ!▼~
:[ホメロス]|
品のない笑い方をするのは~
どの世界の盗賊も一緒だな。▼~
:[盗賊]|
ぬかしやがれ。てめえは~
その盗賊に殺されちまうんだ。~
もうどこにも逃げ場はねえぜ!▼~
:[ホメロス]|
囲まれたか。~
どうやらここまでのようだ。~
慣れないことはするもんじゃねえな…。▼~
:[???]|
やあっ!!▼~
:(白く光る)|
:[盗賊]|
げぇっ!? な、なんだぁ!?▼~
:[リーフ]|
大丈夫かい、ホメロス!▼~
:[ホメロス]|
誰かと思えばリーフ王子かい?~
それにマチュアも!▼~
:[マチュア]|
ホメロス!~
ここからは私たちに任せて!▼~
:[リノアン]|
ケガ人はいますか?~
いたら、すぐに手当てを!!▼~
:[ホメロス]|
リノアン様!?~
還ったんじゃないのか?▼~
俺の運はまだ尽きてなかったみたいだな。▼~
:(暗転)|
:[盗賊]|
ずらかるぞ!~
てめえら、覚えてやがれ!▼~
:[ホメロス]|
ふぅ、どこの世界の盗賊も~
捨て台詞は似たり寄ったりだな。~
独創性に欠けるねぇ。▼~
:[マチュア]|
盗賊はすべて撃退したようね。~
村人も全員無事みたい。▼~
:[リーフ]|
ホメロス、ありがとう。~
君が一人で村を守ってくれなければ~
きっと犠牲者が出ていただろうね。▼~
:[ホメロス]|
たいしたことはしてねえよ。~
下品な連中に好き勝手されるのが~
気に食わなかっただけさ。▼~
それはさておき…~
なんでリノアン様がここにいる?~
トラキアへ還るんじゃなかったのか?▼~
:[リノアン]|
そのつもりでしたが…~
この世界で助けを求める人たちを~
どうして見捨てられましょう。▼~
:[マチュア]|
リノアン様、私も同じ考えです。~
アスク王国の民の期待に応え~
まずはその心に寄り添うこと。▼~
それがリーフ王子の望みでもあります。▼~
:[リーフ]|
ホメロス、改めてお願いしたい。~
アスク王国を守るために~
君の力を貸してくれないか。▼~
ぼくはまだ英雄としても~
指導者としても未熟…。~
だからこそ仲間の力が必要なんだ。▼~
:[ホメロス]|
はぁ、揃いも揃って~
底抜けのお人よしばかりだな。▼~
仕方ねえ…。~
俺も一肌脱がせてもらうとするか。~
リーフ王子、よろしく頼むぜ。▼~
:[リーフ]|
ありがとう、ホメロス。~
そしてリノアンも…。▼~
アスク王国に残ってくれた~
二人の決意は無駄にはしないよ。▼~
一刻も早くアスク王国の平和を取り戻し~
北トラキアの民を助けに行こう。▼~
:[リノアン]|
はい。私も全力を尽くします。▼~
:[リーフ]|
ぼくたち四人が力を合わせれば~
どんな困難も乗り越えられるはず。~
アスク王国とトラキアのために共に戦おう。▼~
**疾風の女剣士 マチュア [#erge83mw]
***C [#vdtr6e6f]
:[マチュア]|
ふん! はっ! せいっ!▼~
:[シャロン]|
マチュアさん、すごい!~
あんなに大きな丸太を~
軽々と持ち上げちゃうなんて!▼~
:[マチュア]|
こんにちは、シャロン王女。~
丸太相手になにをやってるかと言うと~
これは訓練の一環なの。地味だけどね。▼~
:[シャロン]|
地味どころか、すごい迫力ですよ!~
これって、トラキアに伝わる~
鍛え方なんですか?▼~
:[マチュア]|
そういうわけではないんだけど…~
どんな効果があるかは~
実践してみせたほうが早そうね。▼~
失礼します、シャロン王女。はあっ!▼~
:(白く光る)|
:[シャロン]|
わわっ!? わたしの身体が~
簡単に持ち上げられてしまいました!▼~
あわ、あわわ、すごい力!?~
まったく身動きが取れません!▼~
:(暗転)|
:[マチュア]|
これでわかってもらえたかしら?▼~
:[シャロン]|
えーっと、つまり…~
どういうことでしょうか?▼~
:[マチュア]|
こうやって敵を捕らえて~
自由を奪うことで降伏させる…。~
トラキアに伝わる戦い方のひとつなの。▼~
:[シャロン]|
な、なるほど!~
無駄な血を流すことなく勝敗を決する…~
目から鱗が落ちました!▼~
:(暗転)|
:[???]|
大地に根を張る巨木のような安定感。~
なるほど、よい足腰をしている。~
面白い逸材が召喚されてきたものだ。▼~
***B [#aaw43qh9]
:[マチュア]|
ふっ! はっ!▼~
こうして丸太を持ち上げていれば~
たしかに力は身につくけど…。▼~
はっ! ふんっ!~
やっぱり動く相手じゃないと~
戦いの勘は鈍ってしまうわね。▼~
:[リンカ]|
生身の相手が欲しいのか?~
そういうことならあたしが~
あんたの力になれるぞ。▼~
:[マチュア]|
その鋼のような身体…。~
ひと目見ただけで惚れ惚れするわね。~
あなたは…?▼~
:[リンカ]|
あたしは白夜王国から来た~
炎の部族のリンカだ。▼~
丸太を持ち上げている~
あんたの姿を見て興味が湧いてな。▼~
:[マチュア]|
ありがとう。~
でも、力になれるというのは?▼~
:[リンカ]|
マチュア、あんたのその力を~
存分に活かせる場所に案内したい。~
そこならあんたの望む訓練ができる。▼~
:[マチュア]|
……。▼~
:(暗転)|
:[リンカ]|
着いたぞ。~
ここがあたしたちの稽古場だ。▼~
あたしたちはここで日々~
肉体を鍛え上げているんだ。▼~
:[マチュア]|
土を固めて作られた舞台?~
このような場所があったとは…。▼~
:[ムスペル]|
どらあっ!▼~
:(白く光る)|
:[モゥディ]|
ドっセいっ!▼~
:(白く光る)|
:[マチュア]|
な、なんという激しさ!~
目の覚めるような力のぶつかり合い。~
これはいったい!?▼~
***A [#cxze6qkw]
:[マチュア]|
リンカ、彼らはなにをしているの?~
ただの力比べじゃなさそうだけど…。▼~
:[リンカ]|
こいつは相撲といってな。~
あたしたち炎の部族の神聖な闘技だ。▼~
限界まで鍛え上げた肉体をぶつけ合い~
神に豊穣を感謝しているんだ。▼~
:[ムスペル]|
おらぁっ!~
もっと本気でこんかい!▼~
:(白く光る)|
:[モゥディ]|
ガァァァッ!~
ブんナげるっ!▼~
:(白く光る)|
:[リンカ]|
この盛り土を固めた舞台…~
土俵から相手を押し出したり~
足裏以外を地面に触れさせれば勝ちだ。▼~
:[マチュア]|
殴り合ったりするのではなく~
正面からぶつかり合って~
力で圧倒すればいいのね?▼~
:[リンカ]|
ふふ、l興味を持ったみたいだな。~
どうだ、あんたもやってみるか?▼~
:[マチュア]|
限りなく実戦に近い力比べ…~
これこそ私が求めていたものよ!~
ぜひ、お願いするわ!▼~
:(暗転)|
:[マチュア]|
はああっ!▼~
:(白く光る)|
:[ターナ]|
マチュアが仕掛けたわね。~
リンカはどう出るのかしら?▼~
:[リンカ]|
なんのっ!~
だらぁぁぁっ!▼~
:(白く光る)|
:[リン]|
さすがリンカね。~
冷静に上手を切ったわ。▼~
:[マチュア]|
ぐっ…まだまだっ!!▼~
:(白く光る)|
:[ピアニー]|
マチュアさんも負けてないわ。~
二人とも頑張ってー!▼~
:(暗転)|
:[マチュア]|
はあ、はあ!▼~
:[リンカ]|
いい気迫だったぞ、マチュア。~
鍛えれば、もっと伸びそうだ。▼~
:[リン]|
やるじゃない、マチュア。~
リンカが連れてきただけあって~
とっても筋がいいわ!▼~
:[マチュア]|
ふふっ、ありがとう。~
次はあなたと勝負できるかしら?▼~
:[リン]|
ええ、もちろん。~
好敵手が増えて私もうれしいわ!▼~
***S [#ft769ms4]
:[シャロン]|
あっ、マチュアさーんっ!~
これから訓練ですか?▼~
:[マチュア]|
シャロン王女!~
ええ、今日も全力で鍛えるつもりよ。▼~
:[シャロン]|
ん? マチュアさん~
なんかいいことあったんですか?~
お顔がなんだか明るいです。▼~
:[マチュア]|
ここ最近、リンカの誘いで~
相撲の稽古に励んでいるの。▼~
:[シャロン]|
相撲って~
炎の部族の力比べですね?▼~
:[マチュア]|
丸太相手と違って~
相撲は互いにぶつかり合うからね。~
おかげで訓練も充実しているの。▼~
これなら敵をどんどん持ち上げて~
アスク王国の脅威を取り除けるわ!▼~
:[シャロン]|
えっ?▼~
:[マチュア]|
相撲の稽古のおかげで~
身体のキレも絶好調だし。▼~
今ならどんなに大きい相手でも~
軽々と持ち上げられる気がするわ!▼~
:[シャロン]|
あ、あのー。▼~
:[マチュア]|
どうかしましたか、シャロン王女。▼~
:[シャロン]|
その…とても申し上げにくいのですが~
この世界の敵は~
持ち上げただけでは降伏しないんです…。▼~
:[マチュア]|
えっ?▼~
:[シャロン]|
す、すみません! まさか戦場で~
敵を持ち上げるつもりだったとは~
思ってもみなかったんです。▼~
丸太を持ち上げているのも~
あくまでトレーニングの~
一環に過ぎないのかと…。▼~
:[マチュア]|
そ、そんな!?~
じゃあ、私がやっていた訓練は…。▼~
:[シャロン]|
わわっ、がっかりしないでください!~
それにマチュアさんは立派な剣を~
お持ちではないですか!▼~
鍛えた腕力をその剣で振るえば~
どんな強敵だって倒せますよ!▼~
:[マチュア]|
すっかり相撲に熱中してたけど~
まず鍛えるべきは剣術だったのね…。▼~
こ、こうしてはいられない!~
すぐに訓練場で剣を特訓しなきゃ!~
失礼します、シャロン王女!!▼~
:[シャロン]|
おおっ!猛烈な勢い!▼~
足腰は鍛え上げられているようですし~
相撲の稽古も無駄ではないと思いますよ!▼~
**ターラの公女 リノアン [#q354wjw9]
***C [#de5e5whq]
:[リノアン]|
ここがアスク王国のお城…。~
なんだか自由だった頃のターラと~
雰囲気が似ている気がします。▼~
ここには異界の英雄の皆さんが~
たくさん集まっているそうですが~
私が知ってる人に会えるのかしら。▼~
:[アリオーン]|
リノアン!~
探したぞ。~
変わらず元気そうだな。▼~
:[リノアン]|
アリオーン様!? お久しぶりです。~
まさかこの地でお会いできるなんて。~
そちらもお元気そうでなによりです。▼~
……。▼~
:[アリオーン]|
どうかしたのか?~
私の顔をまじまじと見て。▼~
:[リノアン]|
いえ、なんだか少し雰囲気が~
変わられたような気がして~
表情から険が取れた印象です。▼~
:[アリオーン]|
そうか。それはきっと私が~
リノアンより少し先の未来から~
召喚されたからだろうな。▼~
城塞都市ターラを~
トラキアが占領した後~
私にもいろいろとあってな…。▼~
:[リノアン]|
そうだったんですね。~
私の知らない未来がある、と…。▼~
:[アリオーン]|
積もる話もあるが、~
それはまたにしよう。~
よければ明日、城を案内しよう。▼~
アルテナも会いたがっていた。▼~
:[リノアン]|
アルテナ様も~
アスク王国にいらっしゃるのですか?▼~
:[アリオーン]|
シアルフィのセリス公子や~
勇者セティも~
ヴァイス・ブレイヴの一員だ。▼~
かつて私にとっては敵だったが~
今はアスク王国のために共に戦う~
心強い味方となってくれている。▼~
ん? どうしたんだ?~
浮かない顔をしているが…。▼~
:[リノアン]|
あの、私のような者が~
そのような英雄たちとご一緒しても~
大丈夫なのでしょうか。▼~
そもそも戦う力のない私が~
アスク王国に貢献できることが~
あるのでしょうか?▼~
:[アリオーン]|
君は城塞都市ターラの市長として~
立派に務めを果たしてきた。~
その経験はアスク王国でも活きるはず。▼~
自分が役に立てるかどうかよりも~
この先、忙しくなりすぎることを~
心配したほうがいい。▼~
なにせ、ここの連中は~
人使いが荒いからな…▼~
***B [#ny04w5mw]
:[リノアン]|
ヴァイス・ブレイヴの隊長との面会…~
さすがに緊張します。~
厳しいご鞭撻をいただくかも…。▼~
:[アリオーン]|
大丈夫だ、かしこまらなくていい。~
彼女はとても気さくな人物だ。▼~
:[アンナ]|
あらー、いらっしゃい!~
あなたがリノアンね?~
アリオーン王子から聞いているわ。▼~
:[リノアン]|
はじめまして、アンナ隊長。~
これからお世話になります。▼~
私のような戦う力がない者でも~
皆さんのお力になれるのでしょうか?▼~
:[アンナ]|
もちろんよ!~
戦場に立つだけが英雄の仕事じゃないわ。~
ヴァイス・ブレイヴにはいろいろな…。▼~
:[アーダン]|
おーい、アンナ隊長!~
うちの部隊の武器が足りねえんだ。~
補充を頼めるか?▼~
:[アンナ]|
了解! あとで手配しておくわ。▼~
:[セネリオ]|
アンナ隊長、次の作戦での~
部隊編成と行軍予定表になります。~
皆に周知しておいて頂けますか。▼~
:[アンナ]|
はいはいー! そこの机に置いといて!▼~
えーと、なんの話してたっけ?~
そうそう! 仕事の話ね?▼~
:[エリーゼ]|
アンナたいちょうー!~
あのねあのね、たいへんなの!▼~
お城の近くにある木から~
猫さんがおりられなくなってるの!~
助けてあげて!▼~
:[アンナ]|
それは門番さんに頼みなさーい!~
ぜぇ…ぜぇ…。▼~
:[リノアン]|
た、大変なのですね。~
ヴァイス・ブレイヴ隊長のお仕事は…。▼~
:[アリオーン]|
もはや軍務の枠から~
はみ出ている気もするな。▼~
:[アンナ]|
ご覧の通り、ここには~
細かい仕事がたっくさんあるわけよ!▼~
と・い・う・わ・け・で~
さっそく手伝ってもらえない?▼~
:[リノアン]|
はい、もちろんです!~
私にできることなら~
なんでもお申し付けください。▼~
:[アンナ]|
ありがとう、助かるわ!~
どこに行ってもらおうかしら。~
人手が足りないところと言えば…。▼~
:[アリオーン]|
アンナ隊長。~
私にひとつ考えがあるのだが~
聞いてもらえるだろうか?▼~
:[アンナ]|
なになに…ふむふむ…。▼~
ほほう! なるほど!~
たしかにあそこなら適任かもね!▼~
:(暗転)|
:[リノアン]|
アリオーン様、あの教会が~
アスク王国での私の仕事場ですか?▼~
:[アリオーン]|
そうだ。もしかしたら王国でも~
一番忙しい仕事場かもしれない。▼~
:[ナターシャ]|
あ、あ、あ…! ダメですよ!~
そんなに走っちゃ転んじゃいます!▼~
:[レナ]|
泥なんか口に入れてはいけません!~
吐き出してください!~
ほら、ぺっ!…て。▼~
:[チャド]|
おーい、チビども! 勉強の時間だぞ。~
ルゥの言うことをちゃんと聞いて…~
おい! そっちに行くな!▼~
:[ルゥ]|
怒ったらダメだよ、チャド!~
さあ、みんな。~
いい子だから席について。▼~
:[リノアン]|
元気な子がたくさんいますね。▼~
:[アリオーン]|
この教会では、~
さまざまな理由で家族を失った~
子どもたちを預かっている。▼~
アスク王国は戦乱のさなかにある。~
そして争いのしわ寄せは~
いつも弱き者に及ぶ…▼~
:[リノアン]|
……。▼~
:[アリオーン]|
戦いが続く限り~
不幸な子どもたちが~
減ることはないだろう。▼~
:[エメリナ]|
あら、あなたは?~
新しい方がいらっしゃると~
聞いていましたが、もしかして…。▼~
:[リノアン]|
はい、リノアンと申します。~
よろしくお願いいたします。▼~
***A [#mt6335hc]
:[リノアン]|
うーん…なるほど…~
ここがこうで…ふむふむ…~
ということは…。▼~
:[エメリナ]|
まあ、リノアン。~
まだ起きていたのですか?▼~
あなた、ここに来てから~
毎日朝から晩まで働きづめで…。▼~
しかも、こんな遅くまで~
なにをなさっているのですか?▼~
:[リノアン]|
いえ、子どもたちのお世話で~
私なりに気になったことを~
書き留めているんです。▼~
:[エメリナ]|
孤児院に出入りする英雄の名簿…~
子どもたちに出す食材の一覧…~
それに建物の修理に関するメモ…。▼~
こんなに細かいところまで~
まとめてくださったのですね。▼~
:[リノアン]|
はい、倉庫の床板もかなり傷んでいます。~
このまま放っておくと、誰かが誤って~
踏み抜いてしまうかもしれません。▼~
:[エメリナ]|
あそこは子どもたちが~
いつもかくれんぼをする場所ですね。▼~
よく気付いてくれました。~
早急に修理いたしましょう。▼~
:[リノアン]|
エメリナ様、あとはこれを…。~
孤児院運営に関する~
改善案をまとめてみました。▼~
:[エメリナ]|
まあ、これは!?~
私たちが見落としていたことが~
こんなにもたくさん…。▼~
リノアン、あなたに~
折り入ってお願いがあります。▼~
この孤児院をより良くするために~
あなたにリーダーシップを~
とってほしいのです。▼~
大変なお仕事となりますが~
引き受けてもらえませんか?▼~
:[リノアン]|
そんな…いいのでしょうか?~
まだ召喚されて日が浅い私が~
そんな大役を任されるだなんて…。▼~
:[エメリナ]|
あなたが善良で優秀であることは~
ここにいる誰もが気付いています。~
みなさん、快く協力してくれますよ。▼~
:[リノアン]|
わかりました。僭越ながら~
その役目、お受けいたします。▼~
***S [#zxe6kekd]
:[ゴンザレス]|
たのまれた、~
木、きってきた。~
ここにおけばいいか?▼~
:[リノアン]|
はい、いつもありがとうございます。▼~
:[ゴンザレス]|
お、おお。~
…またこどもたちと~
あそんでもいいか?▼~
:[リノアン]|
もちろんです。~
ゴンザレスさんが来てくれると~
子どもたちも喜ぶんですよ。▼~
:[ゴンザレス]|
おれ、いってくる!~
まきわりもやっておくぞ!▼~
:[ジュリアン]|
ははは、ゴンザレスのやつ!~
うれしそうに走っていったな。▼~
孤児院の補修も手伝ってくれて~
子どもたちの世話もしてくれる。~
本当に助かるぜ。▼~
:[リノアン]|
ええ。お力をお借りできて~
本当に良かったです。▼~
:[ジュリアン]|
それにしてもリノアンさんが来てから~
この孤児院の雰囲気が変わったな。~
前よりもずっと明るくなった。▼~
:[レナ]|
はい。子どもたちも~
より元気になったと思います。▼~
:[サウル]|
おお、リノアンさん!~
今日も輝くような美しさですね!▼~
:[リノアン]|
神父様、お願いしていた件~
どうなっていますでしょうか?▼~
:[サウル]|
ええ、アスク王国の方々から~
寄付が集まっておりますよ。~
子どもたちは国の宝ですからね。▼~
:[リノアン]|
まあ! それはなによりです。▼~
:[サウル]|
そうでしょう! そうでしょう!~
それもこのサウルが身を粉にして~
働きましたので!▼~
つきましては~
その労をねぎらうために~
一緒にお茶でもどうでしょう?▼~
:[ドロシー]|
神父さま!~
そういうお話は控えてください。▼~
今日はここの子どもたちに~
文字を教える約束でしょう?▼~
:[サウル]|
うっ、そういえばそうでした。~
お茶はまた次の機会に…。▼~
:[チャド]|
あの方もすっかりタジタジだな。~
リノアンさんはきっと~
人の扱い方が上手なんだな。▼~
:[ルゥ]|
リノアンさんは出会った人のことを~
よく見ているんだと思う。▼~
その人がどんな性格で~
どんなことが得意なのか…~
それを見抜く力がすごいんだね。▼~
:[エメリナ]|
ふふ、リノアンが来てくれて~
本当に助かりました。▼~
:[リノアン]|
みなさん、褒めすぎですよ!~
たまたまターラ市長としての経験が~
役に立っているだけで…。▼~
:[エメリナ]|
大人である私たちの誉め言葉よりも~
子どもたちが見せる笑顔が~
あなたの優秀さを物語っていますよ。▼~
:[リノアン]|
戦う力のない私に~
この国でなにができるのか~
悩みましたが…。▼~
自分が役に立つ場所があるのなら~
こんなにうれしいことはありません。▼~
ターラと変わらずアスク王国でも~
子どもたちの笑顔が増えるよう~
精一杯、頑張りますね。▼~
**救国の誓い リーフ [#ge47wnz2]
***C [#m0rhqnq4]
:[リーフ]|
フィン、こうして異界の地でも~
再会できたことをうれしく思う。▼~
:[フィン]|
…リーフ王子。~
私も同じ想いです。▼~
:[リーフ]|
思えばフィンとは~
長く辛い時間を過ごしてきたな。▼~
:[フィン]|
帝国の手からの逃避行…~
気の休まることのない日々。▼~
まだ幼いリーフ王子にとっては~
さぞ厳しかったことでしょう。▼~
:[リーフ]|
フィンこそ、幼いぼくを抱えて~
苦労も多かったはずだ。▼~
厳しい旅だったとは言え~
ぼくは一度として~
空腹にあえいだことはない。▼~
それはフィンが自分を差し置いて~
食べ物をわけてくれたからだろう。~
迷惑を掛けたな。▼~
:[フィン]|
とんでもありません。~
リーフ王子の存在こそが~
レンスターの希望なのです。▼~
私は成すべきことをしたまで。~
どうぞお気になさらないでください。▼~
:[リーフ]|
フィンに恩返しするためにも…~
今度はぼくがフィンの助けになりたい。▼~
そのために、ぼくには力が必要だ。~
どんな敵にも負けない力が…。▼~
だから、ぼくはこのアスク王国で~
さらに成長してみせるよ。▼~
***B [#s467wjmz]
:[フィン]|
リーフ王子、大丈夫ですか!▼~
:[ラタトスク]|
あっ、良かった!~
ちょうど今、リーフ王子が~
目を覚ましたところで…▼~
:[リーフ]|
フィン、すまない…。~
訓練所で倒れたところを、ここにいる~
ラタトスクに助けてもらったようで…。▼~
:[ラタトスク]|
びびび、びっくりしちゃった…~
フラフラしてると思ったら~
いきなり倒れちゃって…。▼~
:[フィン]|
ラタトスク、恩に着る。~
リーフ王子のことは~
私が引き継ごう。▼~
:(暗転)|
:[リーフ]|
ぼくは焦っていたのかもしれないな…~
早く強くならなくてはと思って。▼~
ヴァイス・ブレイヴにいる~
ほかの英雄たちと比べると~
ぼくは本当にまだまだ未熟だ。▼~
:[フィン]|
お気持ちはわかりますが~
身体を壊しては元も子もありません。▼~
:[リーフ]|
でも、このままでは~
いつまで経っても~
フィンに恩が返せない…。▼~
ぼくにもっと力があれば~
フィンの助けになれるのに。▼~
:[フィン]|
リーフ王子のお考えになる力とは~
どのようなものなのでしょうか?▼~
:[リーフ]|
えっ?▼~
:[フィン]|
相手を圧倒するような武の力。~
戦術をめぐらせ敵を陥れる知の力。~
力には、さまざまな種類があります。▼~
いったいリーフ王子が欲しているのは~
どのような力でしょうか?▼~
:[リーフ]|
ぼくが欲している力…。~
武を鍛えればフィンの力になれると~
思っていたの事実だ。▼~
いや、その方法しか思いつかなかった。~
もしかすると、ほかのやり方で~
力を得る方法があるのだろうか。▼~
:[フィン]|
アスク王国には~
さまざまな英雄がいます。▼~
もしかすると彼らの中に~
王子が求める答えを持っている~
英雄がいるかもしれません。▼~
:[リーフ]|
そうだね…。~
偉大な英雄の言葉に耳を傾けることで~
足りないものが見えるかもしれない。▼~
フィン、手間を取らせるが~
是非とも紹介してもらえないか?~
ぼくに足りない力を持つ英雄を…▼~
***A [#ol9887jw]
:[リーフ]|
はじめまして。~
レンスターの王子リーフと申します。▼~
:[マルス]|
ぼくはアリティアの王子マルス。~
君のことはフィンから聞いているよ。▼~
:[フィン]|
マルス王子は~
戦乱の大陸を平和へと導いた~
英雄王と呼ばれるお方。▼~
リーフ王子の求める力を~
知りえる人物かと思います。▼~
:[リーフ]|
ぜひ知りたいんです。~
なにがマルス王子を支え~
宿願を果たす後押しになったのか。▼~
ぼくにも必要なんです。~
レンスターに…いやトラキア全土に~
平和をもたらす強い力が!▼~
:[マルス]|
リーフ王子、君にはぼくが~
凄腕の剣士や、~
強い魔力の使い手に見えるかい?▼~
:[リーフ]|
…正直に申し上げて~
そのようには見えません。▼~
むしろ、とてもお優しい方に見えます。~
その瞳から感じるのも慈しみの光です。▼~
:[マルス]|
うん、ぼくは特別な力を~
持っていたわけではないんだ。▼~
ぼくは、自分のもとに集った~
仲間を信じて戦ってきただけだよ。▼~
:[リーフ]|
仲間を…信じて…。▼~
:[マルス]|
些細なことだと思うかもしれない。~
だけど、仲間を信じる力なら~
誰にも負けるつもりはないよ。▼~
そして、仲間たちも~
ぼくの信頼に応えるように力を尽くし~
戦い抜いてくれた。▼~
:[リーフ]|
信じる力…。▼~
確かにそうです。~
ぼくが今日まで生き残れたのは~
フィンのことを信じていたから…。▼~
同じように~
ほかの仲間たちを信じることで絆を育み~
それを強さに変えることができます。▼~
:[マルス]|
ときには誰かに~
裏切られることもあるかもしれない。▼~
それでも信じるんだ。~
まずは自分から相手のことを。~
その先にきっと希望は見えるはずだよ。▼~
:[リーフ]|
ありがとうございます、マルス王子。~
英雄の力とはなんなのか…。▼~
おぼろげながら~
ぼくにも見えてきた気がします。▼~
:[マルス]|
それはよかった。~
君の支えになれてうれしいよ。▼~
フィンをはじめ、君のまわりには~
素晴らしい仲間たちがいる。▼~
彼らを信じ抜くことで~
必ず未来は拓けるはずだよ。▼~
***S [#kl087jex]
:[フィン]|
いかがでしたか?~
あれが英雄王と呼ばれる~
マルス王子です。▼~
:[リーフ]|
引き合わせてくれてありがとう、フィン。~
ぼくの中でもやもやとしていたものが~
はっきりと見えてきた気がする。▼~
ぼくの求める力…それは~
希望にあふれた未来を信じる力だ。~
今ならそう断言できるよ。▼~
武の力だけを求めてはダメだ。~
仲間を信じ、それぞれの力を~
ひとつにまとめていく…。▼~
それは必ずぼくたちの…~
フィンの助けになるはずだ。▼~
:[フィン]|
素晴らしいお考えです。~
その未来への道程~
どこまでもお供いたします。▼~
:[リーフ]|
ありがとう、フィン。▼~
:[キュアン]|
リーフ…~
よい経験を積めたようだな。▼~
:[エスリン]|
ええ、本当に…。▼~
:[リーフ]|
あなたは父上!~
それに…母上!?▼~
:[キュアン]|
不思議なものだ。~
異界で成長したお前の姿を~
目にすることができるとはな。▼~
:[エスリン]|
リーフ…~
生きていてくれただけでも~
私たちにとっては幸せなことです。▼~
:[リーフ]|
父上! 母上!~
本当なら、ぼくの口から~
もっとよい報告を伝えたかった。▼~
だけど、ぼくの戦いはまだ道半ば。~
英雄としてもまだまだ未熟…。▼~
:[キュアン]|
顔をあげてくれ、リーフ。~
私たちはお前を信じている。▼~
トラキア半島の民のために~
成すべきことを成し~
必ずやり遂げてくれるとな。▼~
:[エスリン]|
ええ。私も信じています。~
あなたの歩む先に必ず希望があると。▼~
:[リーフ]|
父上、母上…ぼくは、~
あなたたちに恥じぬ生き方が~
できているのでしょうか?▼~
:[キュアン]|
もちろんだ。今のお前なら~
トラキア半島の未来を託すことができる。▼~
これからもフィンと力を合わせ~
ともに困難を…▼~
:[エスリン]|
あら?
あら?そういえば~
フィンはどこに行ったのかしら。▼~
:[キュアン]|
親子水入らずの再会…~
フィンも気を利かせてくれたのだろう。▼~
:(暗転)|
:[フィン]|
トラキアでは決して叶わぬ再会。~
きっとリーフ王子の力に~
なってくれると思います。▼~
:[アルテナ]|
ありがとう、フィン殿。~
あなたにはこれからも見守ってほしいの。~
弟の…リーフの成長を。▼~
:[フィン]|
もちろんです、アルテナ様。~
リーフ王子の信頼に応え~
ともに戦い抜くことを誓います。▼~
**旅の吟遊詩人 ホメロス [#aqqw453w]
***C [#gy870ejw]
:[ホメロス]|
そこのお嬢さん…~
ちょっといいかな?▼~
:[フロリーナ]|
え? 私…ですか?▼~
:[ホメロス]|
ああ、麗しの君よ…。~
異界に浮かぶ月の下で~
俺と宴を楽しまないか?▼~
:[フロリーナ]|
あ、あの…私…~
その…ご、ごめんなさい!▼~
:[ホメロス]|
ありゃ、行っちまった。~
気に障ることでも言ったかね…。▼~
:[ファリナ]|
あーダメだよ、お兄さん!~
あの子、男の人が苦手みたいだからさ。▼~
その点、私はイケる口だし宴も大歓迎!~
奢ってくれるなら、いつでもご一緒に…~
って、あれ? いないし!?▼~
:(暗転)|
:[ホメロス]|
もし!? そこのお嬢さん!~
俺と一緒に宴でも…。▼~
:[ニーズヘッグ]|
宴~?~
あたしはね~この実さえあれば~
ご機嫌なのよ~。ひぃっく。▼~
:[ホメロス]|
おっと、完全に出来上がってるな。~
うっかり関わると~
面倒なことになりそうだ。▼~
:[ジスト]|
どうしたよ、大将?~
宴の相手が見つからねえのか。▼~
:[ホメロス]|
えっ? ああ。いや…~
今日は巡り合わせが悪いっていうか。▼~
:[ドズラ]|
ならば、わしらの卓に来い。~
こっちも宴の真っ最中だ!~
遠慮はいらんぞ、ガハハハハ!▼~
***B [#zfeds6wb]
:[ドズラ]|
なんじゃ若いの、早く座らんか。~
ほれほれ、ここじゃここ!▼~
:[ホメロス]|
う~ん、野郎と卓を囲んでもなあ。~
飲んだところで味も三割落ちだ。▼~
…けどまあ、~
空腹は一番の調味料っていうしな。~
騙されたと思って付き合うか。▼~
:(暗転)|
:[ジスト]|
おお! なかなかの飲みっぷりだな。~
じゃあ次はこいつはどうだ?~
アスク王国でもとびきりの一杯だぜ。▼~
:[ホメロス]|
…いい色だな。それに香りもいい。~
おおっ!? こいつは見事な味だ!▼~
驚いたな。アスク王国には~
こんな極上の一杯があるのか!?▼~
:[ジスト]|
気に入ってもらえたようだな。~
遠慮はいらねえ。~
じゃんじゃん飲め。▼~
:[ドズラ]|
むうっ?~
肝心の飲み物がすっかり空のようじゃ。~
今日の宴はもう終いかのう…。▼~
:[ホメロス]|
なんだって?~
まだ飲み始めたばかりなのに。~
これじゃ全然足りねえな。▼~
:[ドズラ]|
新しい仲間が気に入ってくれたんじゃ。~
なんとかならんものかの?▼~
:[ジスト]|
食堂に卸す食材や飲み物は~
マリナスのじいさんが~
管理しているはずだが…。▼~
:[ドズラ]|
だったらマリナスに相談すれば~
なんとかなるかもしれんぞ?▼~
:[ホメロス]|
よし、俺が直談判してくるぜ!~
そのじいさんにはどこで会える?~
極上の一杯を譲ってもらってくるぜ。▼~
***A [#re56e5d9]
:[マリナス]|
ふう、これで在庫の確認は終わり。~
あとは不足分の手配じゃが…む?▼~
:[ホメロス]|
おっ、いたいた。~
あんたが食堂に飲み物を卸している~
マリナスじいさんだな?▼~
:[マリナス]|
いかにも、わしがマリナスじゃ。~
見知らぬ顔じゃな? 新入りかの?▼~
:[ホメロス]|
俺は吟遊詩人のホメロス。~
食堂で飲んだ極上の一杯…~
あれを譲ってもらえないか?▼~
:(暗転)|
:[ホメロス]|
なんだって!~
譲れないってのはどういう了見だ!?~
金ならちゃんと払うぜ!▼~
:[マリナス]|
さっきも説明したじゃろ?~
金の問題ではないじゃ。▼~
:[ホメロス]|
そこの樽に入ってんだろ?~
たくさんあるみたいだし、少しくらい~
融通してくれてもいいじゃねえか!▼~
:[マリナス]|
食材は毎日決められた量を~
食堂に卸すようにしている。▼~
英雄の中にはおぬしのように~
底なしに求めるやつもいるからの。▼~
なんと言われようと~
決まった量しか出せんのじゃ。▼~
:[ホメロス]|
話のわからないじいさんだな。~
なんでこんな偏屈なやつが~
英雄として召喚されたんだ?▼~
:[マリナス]|
わしは自分を英雄と思っておらんし~
おぬしにどう思われようと構わん。▼~
じゃが、英雄たちを支える仕事には~
誇りを持って取り組んておる。▼~
:[ホメロス]|
……。▼~
:[マリナス]|
まだ用があるのかの?▼~
:[ホメロス]|
いや、騒がせたな。~
今日は帰ることにするよ。▼~
マリナスじいさん、さっきは~
あんなことを言って済まなかったな。▼~
***S [#r578eks4]
:[ホメロス]|
よう、マリナスじいさん。~
相変わらず精が出るな。▼~
:[マリナス]|
なんじゃ、またおぬしか。~
頼みなら聞けんぞ。~
さっさと持ち場に戻らぬか。▼~
:[ホメロス]|
まあまあ、そう邪険にするなって。~
今日は極上の一杯をせびるんじゃなく~
代わりにいい話を持ってきたんだ。▼~
:[マリナス]|
いい話? なんだか胡散臭いのう…。▼~
:[ホメロス]|
俺は吟遊詩人だ。~
吟遊詩人の仕事はわかるよな?▼~
:[マリナス]|
おぬしのように軽口を叩いたり~
真面目に倉庫の整理をしている~
年寄りの邪魔をすることか?▼~
:[ホメロス]|
まったく誤解もいいところだぜ。~
各地に残る伝説や英雄の物語を歌い~
人々の心に残すのが吟遊詩人の仕事だ。▼~
:[マリナス]|
で、その吟遊詩人がこの年寄りに~
いったいなんの用があるのかの?▼~
:[ホメロス]|
ああ、話は簡単だ。~
あんたの歌を作ってやろうと思ってな。▼~
:[マリナス]|
ふむふむ、そうかそうか…。~
あんたの歌…わ、わしの歌を作る?~
なにを言っとるんじゃ、おぬしは!?▼~
:[ホメロス]|
俺があんたを讃える歌を作る。~
それを聞いて気に入ってくれたら~
例の極上の一杯を譲るってのはどうだ?▼~
:[マリナス]|
わしの仕事は英雄を支えること。~
いわば裏方ということじゃ。▼~
そんな地味な仕事を歌ったところで~
面白くもなんともないじゃろ?▼~
:[ホメロス]|
いいや、だからこそだ。~
英雄を讃える歌はそこらに溢れている。▼~
だが、それを支える裏方の歌ってのは~
正直、俺も聴いたことがない。▼~
:[マリナス]|
……。▼~
:[ホメロス]|
マリナスじいさんも言っただろ?~
英雄たちを支える仕事に~
誇りを持って取り組んでるってさ。▼~
それは英雄たちになんら見劣りはしない。~
少なくとも俺はそう感じたよ。▼~
:[マリナス]|
ふん、ずいぶんと風変わりな~
吟遊詩人もいたものじゃの。▼~
:[ホメロス]|
それにさ、ほかの吟遊詩人が~
歌わないような歌を奏でれば…。▼~
「不思議な歌を歌うのね!」なーんて~
美人に褒められるかもしれねえしな。▼~
:[マリナス]|
……。▼~
:[ホメロス]|
さあ、どうする?~
よければさっそく歌うぜ?▼~
:[マリナス]|
いいや、わしの歌なぞ誰も喜ばん。~
だったらエリウッド様の~
活躍を歌にしてくれ。▼~
:[ホメロス]|
遠慮するなって!~
俺はみんなのために頑張る~
マリナスじいさんの歌を歌いたいんだよ!▼~
:[マリナス]|
まったく変わったやつじゃ…。~
まあ、気持ちだけは受け取っておくかの。▼~
おぬしの目的は取引じゃろ?~
だったら倉庫の整理を手伝っとくれ。~
少しなら目当ての品も分けてやる。▼~
:[ホメロス]|
本当か!? 力仕事は苦手だが~
背に腹は代えられねえな。▼~
俺は見た目以上に繊細で~
身体も頑丈じゃないからな。~
あんまりこき使わないでくれよ!▼~
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