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章別会話/色褪せぬ絆を胸に
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[[章別会話]]
*色褪せぬ絆を胸に [#b9760d71]
#contents
**色褪せぬ絆を胸に [#e57c80fc]
***オープニング [#ob5659bf]
:[ミスト]|
ジル…! ジルも~
アスク王国に来てくれたんだね!▼~
:[ジル]|
ミスト…! 久しぶりね。~
ほかのみんなは元気かしら?▼~
:[ミスト]|
うん! 変わらず元気だよ!~
今、お兄ちゃんたちは遠征に出てるけど、~
もうすぐ帰ってくるんじゃないかな。▼~
:[イレース]|
グレイル傭兵団のご飯は~
おいしかったです。~
また…お世話になります。▼~
:[ガトリー]|
おれとシノンさんもいるぜ!▼~
:[ミスト]|
みんなも来てくれたんだ!~
グレイル傭兵団のみんな、~
どんどん集まってきたね!▼~
:[シノン]|
おい、ミスト。~
この世界には団長…~
グレイル団長はいるのか?▼~
:[ミスト]|
う、うん。一応…~
いることはいるみたいなんだけど…▼~
前にお祭りのときに少しだけ姿を見せて~
それからまた、いなくなっちゃったの…▼~
:[シノン]|
ってことは…~
今も団長をやってるのは~
アイクの野郎ってことか…▼~
:[シャロン]|
それでは、本格的な訓練は~
明日からになると思いますので~
今日はゆっくり身体を休めてくださいね。▼~
:[ミスト]|
それじゃジル~
わたしも城の手伝いがあるから~
またあとで!▼~
:[ジル]|
ええ。頑張ってね、ミスト。▼~
:[シノン]|
……▼~
:[ガトリー]|
アスク王国かあ。~
シャロン王女も愛らしいし~
ほかにも可愛い英雄がたくさんいそうだし…▼~
:[シノン]|
おい、ジル、イレース…ガトリー。~
お前ら、オレに力を貸せ。▼~
:[ジル]|
力を貸せ…?~
何を藪から棒に…▼~
:[シノン]|
オレたちはこの世界の新参者だ。~
実力を知らしめるためには~
手柄を立てる必要がある。▼~
:[イレース]|
新参者…~
でも、焦って手柄を立てる必要は~
ないと思いますが…▼~
頑張りすぎると…~
お腹も減りますし。▼~
:[シノン]|
オレはな…~
この世界でもアイツが…▼~
アイクの野郎が、団長の代わりを~
やってるってのが我慢できねえんだよ。▼~
だから、試してやるのさ。~
アイクぼうやが本当に~
団長にふさわしいかをな…▼~
***C [#e330e5ac]
:[シノン]|
ジル、お前は~
母国デインに弓を引いた身だ。▼~
そんなお前が居場所を作るには…~
手柄を立てて、周囲に実力を~
認めさせるしかねえだろ。▼~
:[ジル]|
……▼~
:[シノン]|
イレース、手柄さえ立てれば~
腹いっぱいメシが食えるぞ。▼~
誰にも遠慮することなく~
後ろ指をさされることなくな。▼~
:[イレース]|……▼~
:[シノン]|
ガトリー、もちろんお前は問答無用だ。~
オレについてこい。▼~
:[ガトリー]|
ええっ!? ま、まあ…~
シノンさんには逆らえないっすけど。▼~
:[シノン]|
アスク王国では訓練や任務は~
四人小隊で挑むことが~
多いそうじゃねえか。▼~
この面子で手柄を立てりゃ~
オレたちの実力を否が応でも~
認めざるをえなくなる。▼~
違うか…?▼~
:[ジル]|
…わかったわ。▼~
功を焦るつもりはないけど~
この国の窮状を~
放っておくつもりはない。▼~
:[イレース]|
ごはんを食べられなくなるのは…~
困りますから。▼~
:[シノン]|
よし、決まりだな!~
オレ様とアイク…~
どちらが上か、はっきりさせてやるさ。▼~
(暗転)~
:[シャロン]|
ミストさん、聞きましたか!?~
今日の演習、シノンさんたちの小隊が~
一位だったらしいですよ。▼~
強い英雄のみなさんに力を貸してもらえて~
わたしも心強いです…!▼~
:[ミスト]|
みんな、~
グレイル傭兵団の一員で~
腕は確かだから。▼~
だけど…~
今の戦い方を~
見ていると心配なの。▼~
なんだか、必要以上に~
頑張りすぎているみたいで…▼~
***B [#h86f16d2]
:[シノン]|
くっ、ううっ…~
こ、ここは…▼~
:[イレース]|
城の医務所です…~
シノンさんは演習で倒れて~
ここに運ばれました…▼~
となりで豪快に寝息を立てているのは~
ガトリーさんで…先ほどまで~
ケガの手当てを受けていました…▼~
:[シノン]|
チッ…~
これしきのことで~
倒れちまうとは不甲斐ねえ…▼~
:[イレース]|
あまり…~
寝てないのではないですか?▼~
深夜までずっと~
何か考え事をされてると…~
ガトリーさんから聞きました。▼~
:[シノン]|
……▼~
:[イレース]|
どうしてシノンさんは~
そこまでアイク団長に~
こだわるのでしょうか。▼~
:[シノン]|
アイクが団を継いだのは~
団長の息子だったって理由…~
それだけだ。▼~
実力もねえくせに~
親の七光りだけで団を継がれちゃ…~
大切な傭兵団を潰されちゃ困るんだよ。▼~
この世界でも~
単にアイクのほうが~
オレより早く召喚されていただけだ。▼~
それで団長ヅラするなんて…~
オレは認めねえ。▼~
:[イレース]|
……▼~
私は、食べることが好きです。▼~
:[シノン]|
知ってるよ。~
それがどうした?▼~
:[イレース]|
私は…料理を作ってくれる人に~
格別の感謝をしています。▼~
でもご飯をおいしく食べられるのは~
調理してくれる人だけの成果では…~
ありません。▼~
材料を作る人。材料を運ぶ人。~
調味料を作る人。調理場を用意した人…▼~
出される料理のうしろには~
いろんな人たちがいて…~
私は、そのすべてに感謝したいのです。▼~
:[シノン]|
はあ?~
なにが言いたい…?▼~
:[イレース]|
誰がどんな役割を果たすかではなく…~
それぞれがちゃんと自分の役割を果たせば~
ちゃんと、料理は出来上がります。▼~
:[シノン]|
……▼~
:[イレース]|
あ…~
そろそろ夕食の時間です…~
私はこれで…▼~
:[シノン]|
くそっ…~
さっぱりわからねえ…▼~
(暗転)~
:[ガトリー]|
うーん、むにゃむにゃ…~
このお城には美人がいっぱいっす。~
お姫様に踊り子…しあわせっす。▼~
:[シノン]|
なんだよ。ガトリーのやつは…~
大したケガじゃなさそうだな。▼~
けど、オレが無理をさせたせいで…~
ちっ、なにをやってんだよ…▼~
***A [#rb357dad]
:[ミスト]|
シノン!~
ちょっと話があるのっ!▼~
:[シノン]|
なんだよ急に。~
オレたちはこれから任務だ。~
おら、行くぞガトリー。▼~
:[ミスト]|
話はそのことっ!~
シノン、最近無理してるでしょ!▼~
:[シノン]|
無理なんかしてねえ!~
オレはやるべきことをやってるだけだ。▼~
:[ミスト]|
シノンはお兄ちゃんのこと~
嫌いかもしれないけど…でも、~
わたしたちグレイル傭兵団は家族だよね?▼~
家族が仲良くできないのを知ったら~
お父さんは絶対に悲しむよ!▼~
:[ガトリー]|
そうだよなぁ…~
グレイル団長は~
そういう人だったよなぁ。▼~
:[シノン]|
おい待てガトリー!~
お前はどっちの味方なんだよ!?▼~
:[アイク]|
シノン、そしてみんな…~
久しぶりだな。▼~
:[ミスト]|
あっ、お兄ちゃん…!~
遠征から帰ってきたんだね。▼~
:[ティアマト]|
あら…~
懐かしい顔が揃っているわね。▼~
:[シノン]|
アイク…▼~
:[アイク]|
……▼~
:[シノン]|
この世界でもすっかり団長ヅラか?~
言っとくが、オレはここで~
てめえに使われてやる気は…▼~
:[アイク]|
シノン…~
あんたが俺を~
認めていないことは知ってる。▼~
それは当然だ。~
親父に比べれば、~
俺は信用に値しないだろう。▼~
:[シノン]|
ああ…?▼~
:[アイク]|
俺がまだひよっこだった頃から…~
あんたはグレイル傭兵団の主力だった。~
親父がどんな団長だったか…よく知ってた。▼~
だから、親父が死ぬまで、~
グレイル傭兵団のために~
命がけで戦ってくれた…▼~
:[シノン]|
…当たり前だ。~
一緒に死線をくぐってなけりゃ~
あの人の本当の強さはわからねえ。▼~
戦いの腕だけじゃねえ。~
信頼なんてクソの役にも立たねえ傭兵稼業で~
オレは団長の命令なら信じられた…▼~
だから…▼~
:[アイク]|
…俺も、親父を尊敬していた。~
ガキの頃から親父が目標だった。~
それは、今も変わらない。▼~
だから、あんたが俺に教えてくれ。~
親父の強さと、俺の未熟を。~
俺が親父のような団長になるために。▼~
:[シノン]|
はぁ?~
てめえがなれるってのかよ!?~
あのグレイル団長に…▼~
:[アイク]|
それが団長を継いだ俺の役目だ。▼~
:[シノン]|
…………▼~
ちっ…ならせいぜい覚悟してな。~
腑抜けた様子見せやがったら、~
後ろからその頭撃ち抜いてやるぜ。▼~
おらっ、行くぞガトリー!▼~
:[ガトリー]|
あっ!~
待ってくれよシノンさん!▼~
アイク…~
シノンさんはああ言っているけど~
人一倍、傭兵団のことを気にしてるんだ。▼~
:[アイク]|
わかっている…▼~
:[ガトリー]|
それをわかってくれているんなら~
おれはもう何も言わねえ。~
また、この世界でもよろしくな!▼~
おおーい、シノンさんっ!~
張り切りすぎると~
また倒れちまうっすよー!▼~
:[ジル]|
なんだかんだ言っても~
グレイル傭兵団に集った人間は…~
家族のような絆で結ばれているのね。▼~
:[ティアマト]|
ええ。それが私たちの~
一番の強みでもあるから。▼~
:[イレース]|
家族みんなで食べるご飯は…~
一番おいしいですからね。▼~
:[アイク]|
親父が遺してくれた絆は~
この世界でもちゃんと生きている。▼~
俺たちは誰一人賭けることなく~
アスク王国を救い、未来へ進む。▼~
:[ミスト]|
うん…!~
頑張ろうね、お兄ちゃん。~
グレイル傭兵団はみんな家族だから…▼~
**辛辣皮肉の射手 シノン [#o460b526]
***C [#l8c973ee]
:[パイソン]|
そらよっ…と。▼~
なんとか当たったか。~
ま、訓練でマジになるこたないし、~
こんなモンでしょ。▼~
:[シノン]|
……▼~
:[パイソン]|
ん? なんだよその目は。~
なんか文句ある?~
ちゃんと的には当てただろ?▼~
:[シノン]|
腕前に文句つけるつもりはねえよ。~
だけどな…▼~
そんな気の抜けたような弓を~
使ってんじゃねえ。▼~
良さそうな弓なのに~
てんで手入れがなっちゃいねえ。▼~
:[パイソン]|
なに?~
はあ、めんどくせえ奴…▼~
……!~
そうか、お前がシノンか…▼~
こほん…~
いやー、俺って弓の手入れが苦手でさー。~
なんなら、ちょっと見てもらえない?▼~
:[シノン]|
貸してみろ…▼~
チッ…~
なんだよ、この弦の張り方は…~
まったくなっちゃいねえな…▼~
グリップの部分も~
すり切れちまってるじゃねえか…▼~
ほらよ…~
簡単だが補修しておいた。~
引いてみろ。▼~
:[パイソン]|
おっ、悪いね。~
んじゃ試しに…▼~
おおっ! すげえなこれ。~
さっきまでと大違いだ。~
弦の張りが全然違うじゃーん。▼~
:[シノン]|
弓は剣のように刃こぼれしねえが~
一発撃つごとに弦が緩んでいくんだ。▼~
キチっと手入れしてやれば~
槍や斧よりもずっと長く使える。▼~
:[パイソン]|
助かったぜ、ありがとさん。~
またガタがきたら頼むぜ。▼~
:[シノン]|
人任せにしてんじゃねえよ!~
チッ、まったくよ…▼~
***B [#r5852246]
:[レオ]|
うーん、弓のお手入れって大変よね。~
指先が荒れちゃうわ。▼~
:[シノン]|
……▼~
:[レオ]|
弦の張り替えも手間がかかるし…~
んもう、爪が割れちゃいそう!▼~
:[シノン]|
ちっ、見てらんねぇ。~
ちょっと貸してみろ…!▼~
:[レオ]|
あら? あんたは…~
アスク王国に召喚された~
新人の英雄さんね?▼~
弓の手入れをやってくれるの?~
助かるわぁ。▼~
:[シノン]|
あんたを助けるために~
やってるわけじゃねえよ。▼~
手入れがなってねえ弓で~
戦場に出られるとオレが困るんだよ。▼~
:[レオ]|
あらっ、いい手際ね…~
まるで職人さんみたい。▼~
:[シノン]|
こいつはいい弓じゃねえか。~
きちんと手入れしてやらねえと~
宝の持ち腐れだ。▼~
:[レオ]|
まあっ!~
弦の張りが見違えちゃったわ!▼~
ありがとね。~
バルボの兄貴にはかなわないけど~
あんたもなかなかいい男ねぇ。▼~
:[シノン]|
礼を言われる筋合いはねえ。~
さっきも言ったとおり、オレは自分に~
被害が及ばねえようにやっただけだ。▼~
この城の英雄どもは~
弓の手入れもできねえのか。~
まあいい。あばよ…▼~
:[レオ]|
ふふっ…口は悪いけどいい人ね。~
もしかして今の彼が~
噂のシノンさんかしら?▼~
***A [#dc9c3450]
:[???]|
もし…~
そこを行くお方…▼~
:[シノン]|
……?~
な、なんだ?~
どこからか声が聞こえやがる…?▼~
:[???]|
あなたの…後ろ。~
足元に穴が空いている…▼~
:[シノン]|
げっ、なんだよこの穴…!~
人が落ちてるじゃねえか!?~
そらっ、掴まれ…!▼~
:[セツナ]|
わー、助かったー。~
ありがとうございます。▼~
弓の手入れをしようとしていたら~
穴に落ちてしまって…▼~
:[シノン]|
弓の手入れをしようとして~
穴に落ちるやつが~
どの世界にいるんだよ…▼~
:[セツナ]|
あなたの目の前に…▼~
でも、私の腕では~
弓の手入れはここまでが限界…▼~
誰か私の代わりに~
弓の調子を見てくれる人は…~
チラッチラッ。▼~
:[シノン]|
なんだよその目は…~
どうしてオレが弓の手入れを~
手伝わなきゃいけねえんだよ。▼~
先日も成り行きで~
他人の弓の手入れをする~
羽目になっちまったし…▼~
:[セツナ]|
残念…もしかすると私はまた~
穴に落ちてしまうかも…▼~
ヒノカ様。~
先立つ不幸をお許しください…▼~
:[シノン]|
ちっ…! 貸せよ!~
まったくどいつもこいつも…▼~
なんだってオレが他人の~
面倒をみなくちゃいけねえんだ!▼~
***S [#ta3bd64c]
:[ヨファ]|
シノンさん!▼~
:[シノン]|
おっ、ヨファじゃねえか。~
なんだぁ?~
その浮かれた格好は。▼~
:[ヨファ]|
これ、アスク王国の~
秋のお祭りの衣装なんだよ!~
お気に入りで、いつも着てるんだ。▼~
:[シノン]|
それはそうと…~
オレがいない間~
ちゃんと弓の練習はしてたのか?▼~
:[ヨファ]|
もちろん!~
シノンさんに教わったことは~
ちゃんと練習してたよ!▼~
おかげで、僕の弓でも~
ヴァイス・ブレイヴの活躍に~
貢献できたと思うよ!▼~
:[シノン]|
上等だ。~
オレの弟子ともなれば~
それくらいはやってみせねえとな。▼~
:[ヨファ]|
あとね。~
弓を使う英雄のみんなにも~
シノンさんのこと、話しておいたよ。▼~
:[シノン]|
は…?~
オレのことを話しておいたって~
そりゃどういうことだ?▼~
:[ヨファ]|
えーっと~
僕のお師匠様のシノンさんは~
弓を作ったり手入れするのが得意…▼~
シノンさんがアスク王国に来たときは~
弓を使う人はぜひ頼ってねって。▼~
:[シノン]|
なっ…!? 知らない奴らが~
次々と頼ってくると思ったら~
全部お前の仕業だったのか!▼~
:[ヨファ]|
えっ? えっ?~
僕、なにか悪いことした?▼~
:[シノン]|
まったくお前は~
素直すぎるっつーかなんというか…~
まあいい…▼~
オレがアスク王国に来たからには~
もっと厳しくビシビシ鍛えてやるぜ。~
途中で音を上げんなよ?▼~
:[ヨファ]|
はいっ! お願いします!▼~
:[シノン]|
ったく、妙な世界に来ちまったぜ。▼~
でもまあ、オレ様の力が~
必要とされているのなら…~
やってやろうじゃねえか。▼~
アイクの野郎に~
負けるわけにはいかねえからな…!▼~
**空腹の魔道士 イレース [#r9bab105]
***C [#ab6e983e]
:[イレース(収穫祭)]|
えー、本日は~
私たち【大盛り軍団】に~
新しいメンバーが加わりました…▼~
別の異界から来た私こと~
イレースさんです…▼~
:[イレース]|
どうも、イレースです…▼~
:[エルフィ]|
よろしく、イレース。▼~
:[リンカ]|
よろしく頼む…って、おいっ!~
その前にちょっといいか!?▼~
なんだその大盛り軍団ってのは!?~
あたしはそんな軍団に入って覚えはないし~
慣れ合うつもりもない!▼~
:[エルフィ]|
でも、私たちが~
大食いなのは事実…▼~
ここにいるメンバーは~
普通の人間の数倍は食べる…▼~
:[リンカ]|
うっ…!~
た、確かにそれは…~
人よりは食べるかもしれないが。▼~
:[エルフィ]|
数倍食べるなら、人の数倍は~
活躍しないと…▼~
そうでないと無駄飯食らいと~
言われてしまう…▼~
:[イレース(収穫祭)]|
エルフィさんの言うとおりです。~
大盛り軍団はおいしいご飯を~
お腹いっぱい食べるため…▼~
私たちは互いに協力し~
成果を上げねばなりません。▼~
:[リンカ]|
今一つ釈然としないが~
言ってることは筋が通っている…▼~
:[イレース]|
私はまだアスク王国に来たばかり…~
右も左も…~
食堂や台所の場所もわかりません…▼~
私もぜひ大盛り軍団の~
末席に加えてください…▼~
:[イレース(収穫祭)]|
もちろん歓迎します。~
そして、頑張りましょう。~
おいしいご飯のために…▼~
:[エルフィ]|
お腹いっぱい食べるために…▼~
:[リンカ]|
わ、わかった、そんな目で見るな!~
あたしも協力すればいいのだろう。~
食いっぱぐれないようにな!▼~
:[イレース(収穫祭)]|
では、町へ向かいましょう。~
おいしい食堂の情報を~
皆で共有しておくために…▼~
***B [#t482f061]
:[イレース]|
ここがアスクの城下町ですか…▼~
:[イレース(収穫祭)]|
活気があって…よい町です。~
おいしい食堂も軒を連ねています…▼~
:[イレース]|
たしかに食欲を刺激する~
いい香りが漂っています…▼~
:[???]|
うわっ! 大変だ!~
大盛り軍団が来たぞー!▼~
:[???]|
早く店を閉めろ!~
また食材を食い尽くされちまう…!▼~
:[リンカ]|
お、おいっ!~
あたしたちは上客のはずだろ!?~
どうして店を閉めるんだ!▼~
:[エルフィ]|
それはたぶん…~
私たちの食べる勢いに~
調理が追いつかないからでは…▼~
:[イレース(収穫祭)]|
それと食材はもちろん~
調味料や砂糖一粒に至るまで~
私たちが食べつくしますから…▼~
:[イレース]|
そういうことでしたか…▼~
:[リンカ]|
おかしいな。そんなに~
暴食はしていないはずだが…▼~
:[イレース]|
このような状況で~
私たちを迎え入れてくれる~
食堂があるのでしょうか…▼~
:[エルフィ]|
安心して…▼~
これから行く【明星の騎士亭】は~
私たちの胃袋を受け止めてくれる~
気前のいい老夫婦が営む食堂よ…▼~
&br;''(暗転)''
:[リンカ]|
いやあ、食った食った!~
味もいいし量もあるし~
大満足だな!▼~
:[イレース(収穫祭)]|
ええ、素晴らしいです。~
軍団認定の食堂にしましょう…▼~
:[イレース]|
アスク王国に来て早々~
こんなおいしい食事にありつけるとは。~
私は今、幸せを感じています…▼~
:[リンカ]|
城に戻ったら~
あたしもいいことを教えてやる。▼~
:[イレース]|
それは楽しみです…~
城に戻る頃にはきっと~
お腹が空いていると思うので…▼~
***A [#ef4ee28c]
:[リンカ]|
いいか、野外で訓練したり~
長期の任務に就くときは~
英雄が飯を作ることもある。▼~
そのときに…~
食事を作るのは誰なのか。~
当番がとても重要だ。▼~
:[イレース]|
ふむふむ…▼~
:[リンカ]|
グレイル傭兵団のオスカー…~
暗夜王国のピエリ…~
そしてタリス王国のシーダ王女…▼~
三人が当番のときは当たりだ。~
遠慮なくお代わりしろ。▼~
:[イレース]|
オスカーさんのご飯は~
私も知ってます。~
とってもおいしいです…▼~
:[リンカ]|
逆にヤバいのが~
イーリス聖王国のソワレ、デジェル…~
メイドのフェリシア…▼~
こいつらが当番の時は~
餓死しそうな状況を除いて~
絶対にお代わりするな。▼~
:[イレース]|
なるほど、命にかかわる…と。▼~
当番…ということは、~
私たちに回ってくることも~
あるんですね…▼~
大盛り軍団が当番の時も、~
たくさんおかわりできそうです…▼~
:[リンカ]|
あ、いや…~
あたしが当番のときも~
お代わりはしないほうがいい。▼~
:[エルフィ]|
食べられないことはないけれど~
個性的な味…▼~
:[イレース]|
なるほど、そんな罠が…~
大盛り軍団の教え、奥深いです…▼~
***S [#xc5b9c51]
:[イレース]|
この国…アスク王国は~
素晴らしいところですね。▼~
特に食べ物のことを知れば知るほど~
やる気が出てきます…▼~
:[イレース(収穫祭)]|
さすが異界の私…~
キャンディをひとつあげましょう…▼~
:[イレース]|
ありがとうございます…~
異界の私。▼~
:[エルフィ]|
あとはこのメンバーで~
戦場に出て手柄を立てれば…▼~
:[リンカ]|
ああ。~
食った分は戦場で返せば~
文句はないだろうしな。▼~
:[イレース(収穫祭)]|
アスク王国には~
まだまだ私たちの知らない~
食べ物やご飯がたくさんあります…▼~
これからも気を緩めずに~
おいしいものを発掘していきましょう。▼~
それだけではありません…~
これから先、もっと料理の上手な英雄が~
召喚されてくる可能性もあるのです。▼~
:[イレース]|
そうですね…~
その逸材がやってくるまで~
なんとしてもアスク王国を守らないと。▼~
:[リンカ]|
まあ、あたしたち英雄が必要とされない~
平和な世の中になるのが一番だが…▼~
:[イレース]|
頑張りましょう…~
アスク王国に平和をもたらし~
私たちの胃袋を満たすために…▼~
:[リンカ]|
ああ。慣れ合うのはごめんだが~
同じ目的に向かって協力するのは~
やぶさかではないからな。▼~
:[イレース(収穫祭)]|
結束が固まったところで…~
小腹を満たしにいきませんか。▼~
今日は野外の訓練場で~
オスカーさんが~
食事当番をやっているはずです…▼~
:[エルフィ]|
異議なし。▼~
:[リンカ]|
よし、鍛錬も兼ねて競争だ…!▼~
:[イレース(収穫祭)]|
あの…リンカさん…~
お城の中を走ると~
怒られますよ…▼~
:[イレース]|
大盛り軍団…~
よい仲間に恵まれて~
わたしの胃袋も喜んでいます。▼~
みなで力を合わせれば~
誰もが飢えることない世界を~
目指せるはずです…▼~
そして、平和な世界が訪れたら~
満面の笑顔で「ごちそうさま」を~
言いたいですね…▼~
**忠信の赤い竜騎士 ジル [#u8f643ec]
***C [#rdd3942f]
:[ジル]|
ハールさん!~
ハールさん…いるんですよね!?~
ハールさん…!▼~
:[ハール]|
ここだ…▼~
お前な、アスク王国に来てまで~
人の名前を野菜売りみたいに~
連呼するな。▼~
:[ジル]|
木の上で居眠りなんか~
しているからですよ。▼~
それよりも…~
このヴァイス・ブレイヴで~
ちゃんとやれてましたか?▼~
:[ハール]|
大丈夫だ…▼~
:[ジル]|
……▼~
:[ハール]|
まあ、それなりに。▼~
:[ジル]|
心配です。ハールさんは~
父上の前以外では、てんで~
だらしがなかったですから…▼~
:[ハール]|
お前なあ…~
仮にも以前の上官を捕まえて~
その言い方はどうかと思うぞ。▼~
お前こそ気をつけろ。~
この世界で待ってるのは戦いに次ぐ戦い。~
それも…あきれるような強敵揃いだ。▼~
:[ジル]|
……▼~
:[ハール]|
ま、しばらくは訓練を重ねて~
この世界の戦い方を知るといい。▼~
:[ジル]|
はい…!~
英雄として呼ばれたからには~
その務め、果たしてみせます。▼~
***B [#f1bd47c4]
:[ミネルバ]|
ジル、そろそろ休憩しよう。▼~
:[ジル]|
はい、ミネルバ王女!▼~
:[ミネルバ]|
よく鍛えられているな。~
一体になるかのような飛竜の乗りこなし…~
学ばせてもらった。▼~
:[ジル]|
こちらこそ学ばせていただきました。~
ミネルバ王女が使われているその武器も~
かなりの業物だと思いますが…▼~
実に見事に使いこなされて~
感服しました。▼~
:[ミネルバ]|
このオートクレールは~
マケドニアに伝わる伝説の斧…▼~
しかし、オートクレールは~
本来私にふさわしくない。~
ミシェイル兄上が持つべきだった…▼~
:[ジル]|
……▼~
:[ミネルバ]|
兄上は己の野望のために父王を殺め~
ドルーア帝国と手を組み~
世界に覇道を敷こうとした。▼~
私はそんな兄上を許せずに~
マケドニアを裏切り~
マルス王子とともに戦ったのだ。▼~
:[ジル]|
ミネルバ王女も祖国と戦う立場に~
身を置かれたのですね…▼~
:[ミネルバ]|
だが、一番辛かったのは~
妹のマリアだろう。▼~
実の兄と姉が争うさまを~
その狭間で見守らなくては~
ならなかったのだから…▼~
:[ジル]|
……▼~
:[ミネルバ]|
そして、マリアの立場は~
マケドニアの民とも重なるのだ。▼~
王家の人間同士が矛を交えるさまを~
目にせねばならなかった。~
その心情は…察するにあまりある。▼~
:[ジル]|
しかし、ミネルバ王女は~
自らの選択に正義を見出したからこそ~
辛い道を歩まれた…▼~
オートクレールを手にして。▼~
:[ミネルバ]|
そうだな。私は自分が選びうる~
最善の道を歩んだ…そう信じたい。▼~
話が長くなってしまったな。~
休憩が終わったら訓練を再開しよう。▼~
***A [#v47c826f]
:[アルテナ]|
この子はよい飛竜ですね。~
あなたによく懐いている。▼~
:[ジル]|
お褒めいただき、ありがとうございます。~
幾多の戦場をともにくぐり抜けてきた~
頼れる相棒です。▼~
:[ミネルバ]|
飛竜は乗り手とともに成長していくもの。~
なにより積み上げた信頼関係は~
一番の強みとなる…▼~
:[ジル]|
はい、その通りだと思います。▼~
私に飛竜を用意してくれたのも~
竜騎士としての心構えを~
教えてくれたのも父でした。▼~
ですが私は…その父に背き~
祖国に剣を向ける道を~
選んでしまいました。▼~
:[アルテナ]|
自らを育んでくれた国と~
戦うことの辛さは~
私にもよくわかります…▼~
ですがあなたの中には~
譲ることのできない理由が~
あったのでしょう?▼~
:[ジル]|
私は…父上から半獣の民~
ラグズは共存できぬ存在だと~
教えられて育ちました。▼~
しかし、彼らと接してわかったのです。~
彼らは決して悪しき存在ではない。▼~
死に絶えた森が~
彼らの歌声で光を放ち~
息を吹き返したとき…▼~
私は自分の過ちを~
認めざるを得ませんでした。▼~
:[アルテナ]|
正しきものを正しいと~
真実を見極められる目…▼~
それもまた~
あなたの父君が与えてくれた~
大切な財産なのでしょう。▼~
:[ジル]|
……▼~
:[アルテナ]|
たとえ歩む道を違えてしまっても~
父君が託した想いは、あなたの中に~
しっかりと生きている。▼~
あなたの飛竜と同じように~
未来へと翔ける翼となって~
くれることでしょう。▼~
:[ジル]|
はい…!~
私もそう信じたいです。▼~
:[アルテナ]|
譲れぬ決意を持って戦う~
人間の心はなによりも強い…▼~
ジル、あなたとともに~
戦えることをうれしく思います。▼~
***S [#o5bf7bf4]
:[ハール]|
よお、どうだ。~
訓練はうまくいっているか。▼~
:[ジル]|
ハールさん!~
はい、得るものが多く~
毎日が学びの連続です!▼~
:[ハール]|
そいつはよかった。~
まあ、ヴァイス・ブレイヴは~
いいところだよ。▼~
俺たちのような人間でも~
受け入れてくれるし~
何より居心地がいい。▼~
:[ジル]|
……~
あの、ハールさん。▼~
もしかして…~
ミネルバ王女やアルテナ王女と~
訓練できるように手配してくれたのは…▼~
:[ハール]|
ん?▼~
:[ジル]|
自分の正義を信じ~
運命に立ち向かったのは~
私一人じゃない…▼~
そのことがわかっただけでも~
心強く感じました。▼~
:[ハール]|
そうか…▼~
:[ジル]|
私が祖国に弓を引いた~
事実は変わりません。▼~
ですが、戦いの先に光があるのなら~
多くの民を救うことができるのなら~
私はこの世界でも戦えます。▼~
:[ハール]|
裏切者というなら~
俺だって同じさ。▼~
百人の英雄がいるのなら~
百の正義がある。▼~
たとえ、どこにいようとも~
それぞれが信じた道を行くしかないのさ。~
たぶん…な。▼~
:[ジル]|
はい…▼~
**惚れっぽい重歩兵 ガトリー [#qa9dacb5]
***C [#q5948d22]
:[ガトリー]|
そこの麗しい姫君!~
ぜひお付き合いを~!▼~
:[フィヨルム]|
す、すみませんごめんなさい!▼~
:[ガトリー]|
あ、あれっ!? ちょっと!?▼~
取って食うわけでもなし~
全速力で逃げなくても…▼~
:[シノン]|
なにしてんだ、ガトリー。~
また女の子に声かけてんのか?~
懲りねえ奴だな。▼~
:[ガトリー]|
あっ、シノンさん…▼~
いやぁ、この城は~
可愛い子が多いんすけど~
お近づきになるのは難しいっすねぇ。▼~
:[シノン]|
おいおい…あんまり女の尻を追いかけて~
気を抜いてると~
いつか大けがするぜ。▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
とは言ってもなぁ…~
やっぱり彼女は欲しいしな―。▼~
いや、彼女じゃなくたって~
一緒におしゃべりしたり~
お茶するぐらいの友だちでいいから…▼~
:[???]|
……▼~
:[ガトリー]|
んっ? んんっ!?▼~
顔ははっきり見えなかったけど~
勘でわかる! 絶対にイイ女だ!~
確かこっちのほうに…▼~
:[???]|
……▼~
:[ガトリー]|
そ、そこのお嬢さん!~
少しお話を…▼~
って、あれっ?~
いない…?▼~
おっかしいなあ…~
確かにこっちのほうに~
歩いていったはずなのに…▼~
***B [#f84fe6a2]
:[ガトリー]|
おっかしいなあ…~
このあたりを見張っていれば~
きっと会えると思ったのに…▼~
:[バルボ]|
おう、ガトリー。~
誰か探しているのか?▼~
:[ガトリー]|
バルボの旦那!~
昨日の訓練では世話になったっす!▼~
:[バルボ]|
なあに、分厚い鎧を愛する者同士~
遠慮は無用だ。なにか困りごとか?~
俺でよければ力になるぜ。▼~
:[ガトリー]|
実は人探しをしてるんですけど…▼~
髪の色は銀色で~
スタイルがすげーよくて…▼~
:[バルボ]|
ふむ、念のために聞くが~
探しているのは女性だよな?▼~
:[ガトリー]|
当たり前っすよ!▼~
あと、目元を隠すような~
マスクをつけていたような…▼~
:[バルボ]|
うーん、銀色の髪といえば~
何人か思い浮かぶが~
マスクをしているとなると…▼~
:[ガトリー]|
おれ、別の場所を探してみるっす!~
バルボの旦那もなにかわかったら~
教えてくれると助かるっす!▼~
:[バルボ]|
おう、わかった。~
頑張れよ!▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
この間はこのあたりで~
見かけたんだよな…▼~
:[???]|
……▼~
:[ガトリー]|
い、いたー!~
先日見た麗しの君!▼~
このチャンスを逃すもんか!~
こっちを曲がったよな…▼~
ま、待ってくれ!~
おれの名前はガトリー!~
君に話が…!▼~
:[アルフォンス]|
……!?▼~
:[ガトリー]|
あ、あれ?~
アルフォンス王子がどうしてここに?~
なにやってんすか?▼~
:[アルフォンス]|
なにをやってるのかって~
それは僕のセリフのような…▼~
さっきまで~
エクラと一緒に~
見回りをしていたんだ。▼~
:[ガトリー]|
あ、あのっ、今こっちに~
女の人が来なかったっすか?~
銀色の髪の…▼~
:[アルフォンス]|
女の人…?~
こっちには誰も来なかったし~
すれ違ってもいないよ。▼~
:[ガトリー]|
うーん、おっかっしいなあ…~
すみません、アルフォンス王子。~
引き止めてしまって…▼~
:[アルフォンス]|
いや、大丈夫だよ。~
ちなみにこの先は行き止まりだから~
誰もいないと思うけど…▼~
:[ガトリー]|
……▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
おれの気のせいなのかな…~
あまりに彼女が欲しすぎて~
幻覚を見たのかも…▼~
:[???]|
……▼~
:[ガトリー]|
や、やっぱりいたー!~
おれの見間違いじゃなかったんだ!▼~
:[???]|
私に…なにか用なの?▼~
***A [#vc19cf7e]
:[ガトリー]|
あなたは、えーと、えーっと…▼~
:[スラシル]|
スラシル…▼~
:[ガトリー]|
スラシルさんっすね!~
いい名前っす!~
うん、響きがいい!▼~
:[スラシル]|
おかしな人…~
世界には~
風変わりな英雄もいるのね。▼~
:[ガトリー]|
いやあ、そんなに褒められると~
照れるっす!▼~
:[スラシル]|
別に褒めてはいないわ…▼~
:[ガトリー]|
おれの名前はガトリー!~
ガトちゃんって呼んでもらって~
オッケーです!▼~
さっそくですが~
一目惚れしました!~
お付き合いしてください!▼~
:[スラシル]|
言っている意味が~
わからないわ…▼~
:[ガトリー]|
えーと、一緒にお茶したり~
楽しくおしゃべりしたり~
デートする仲になりたいってことっす!▼~
:[スラシル]|
無理よ…▼~
私はもうこの世界とは~
交わらない存在…~
そう、亡霊のようなもの。▼~
:[ガトリー]|
え? 問題ないっすよ。~
今もこうやって話せているし!▼~
:[スラシル]|
あなたと私の大きな違いを~
ひとつ教えてあげる。▼~
あなたには未来がある。~
でも、私には未来がない…▼~
:[ガトリー]|
そんなの簡単に解決できるっすよ。~
未来がないなら~
作ればいいじゃないすか!▼~
:[スラシル]|
……▼~
:[ガトリー]|
ああ、ちょっと!~
ま、待ってください!▼~
また明日、おれとここで~
会ってもらえますか?~
約束っす。未来の約束っすよ!▼~
***S [#i105c2ac]
:[ガトリー]|
スラシルさん、今日も~
来てくれるっすかね…▼~
よしっ!~
鏡で髪型をチェックだ!▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
うーん、今日はスラシルさん~
来ないみたいだな。▼~
また明日に来てみるっす!▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
スラシルさん、美人だったなあ。~
もっといろいろとお話ししたいなあ。~
好きな食べ物とか好みの顔とか…▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
うん、きっと急用ができたんだな。~
おれはあきらめないっすよ!~
また明日の夜に来るっす!▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
…………▼~
はぁ…~
あれはもしかして~
幻だったのかなあ。▼~
:[シノン]|
おいおいガトリー。~
ここんところ~
腑抜けてるんじゃねえか?▼~
なにがあったか知らねえが~
しっかりしてもらわねえと困るぜ。▼~
:[ガトリー]|
シノンさん…~
大丈夫っす!▼~
おれ、約束したっすよ。~
未来もひっくるめて~
スラシルさんを守ってやるって。▼~
だからおれは今よりも~
強くならなきゃいけないんすよ。~
もっと、もっと!▼~
:[シノン]|
スラシルさんってのが誰かは知らねえが~
お前は下を向いているより~
前を向くほうが似合ってるぜ。▼~
:[ガトリー]|
はいっ!~
おれ、頑張るっすよ…!▼~
&br;''(暗転)''
:[スラシル]|
…時は巻き戻せない。~
前へ前へと流れ続ける…▼~
そしてそれは…~
死せる魂も同じかもしれない。~
たとえその先に救いはなくとも…▼~
……。~
未来がなければ~
作ればいい、か。▼~
アルフォンス…~
あの日交わした約束が~
果たされる日は来なくても…▼~
約束を交わした者たちの思いは、~
未来へつながっていく…~
そう、信じていいかしら…▼~
*コメント [#rbcdf241]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
*色褪せぬ絆を胸に [#b9760d71]
#contents
**色褪せぬ絆を胸に [#e57c80fc]
***オープニング [#ob5659bf]
:[ミスト]|
ジル…! ジルも~
アスク王国に来てくれたんだね!▼~
:[ジル]|
ミスト…! 久しぶりね。~
ほかのみんなは元気かしら?▼~
:[ミスト]|
うん! 変わらず元気だよ!~
今、お兄ちゃんたちは遠征に出てるけど、~
もうすぐ帰ってくるんじゃないかな。▼~
:[イレース]|
グレイル傭兵団のご飯は~
おいしかったです。~
また…お世話になります。▼~
:[ガトリー]|
おれとシノンさんもいるぜ!▼~
:[ミスト]|
みんなも来てくれたんだ!~
グレイル傭兵団のみんな、~
どんどん集まってきたね!▼~
:[シノン]|
おい、ミスト。~
この世界には団長…~
グレイル団長はいるのか?▼~
:[ミスト]|
う、うん。一応…~
いることはいるみたいなんだけど…▼~
前にお祭りのときに少しだけ姿を見せて~
それからまた、いなくなっちゃったの…▼~
:[シノン]|
ってことは…~
今も団長をやってるのは~
アイクの野郎ってことか…▼~
:[シャロン]|
それでは、本格的な訓練は~
明日からになると思いますので~
今日はゆっくり身体を休めてくださいね。▼~
:[ミスト]|
それじゃジル~
わたしも城の手伝いがあるから~
またあとで!▼~
:[ジル]|
ええ。頑張ってね、ミスト。▼~
:[シノン]|
……▼~
:[ガトリー]|
アスク王国かあ。~
シャロン王女も愛らしいし~
ほかにも可愛い英雄がたくさんいそうだし…▼~
:[シノン]|
おい、ジル、イレース…ガトリー。~
お前ら、オレに力を貸せ。▼~
:[ジル]|
力を貸せ…?~
何を藪から棒に…▼~
:[シノン]|
オレたちはこの世界の新参者だ。~
実力を知らしめるためには~
手柄を立てる必要がある。▼~
:[イレース]|
新参者…~
でも、焦って手柄を立てる必要は~
ないと思いますが…▼~
頑張りすぎると…~
お腹も減りますし。▼~
:[シノン]|
オレはな…~
この世界でもアイツが…▼~
アイクの野郎が、団長の代わりを~
やってるってのが我慢できねえんだよ。▼~
だから、試してやるのさ。~
アイクぼうやが本当に~
団長にふさわしいかをな…▼~
***C [#e330e5ac]
:[シノン]|
ジル、お前は~
母国デインに弓を引いた身だ。▼~
そんなお前が居場所を作るには…~
手柄を立てて、周囲に実力を~
認めさせるしかねえだろ。▼~
:[ジル]|
……▼~
:[シノン]|
イレース、手柄さえ立てれば~
腹いっぱいメシが食えるぞ。▼~
誰にも遠慮することなく~
後ろ指をさされることなくな。▼~
:[イレース]|……▼~
:[シノン]|
ガトリー、もちろんお前は問答無用だ。~
オレについてこい。▼~
:[ガトリー]|
ええっ!? ま、まあ…~
シノンさんには逆らえないっすけど。▼~
:[シノン]|
アスク王国では訓練や任務は~
四人小隊で挑むことが~
多いそうじゃねえか。▼~
この面子で手柄を立てりゃ~
オレたちの実力を否が応でも~
認めざるをえなくなる。▼~
違うか…?▼~
:[ジル]|
…わかったわ。▼~
功を焦るつもりはないけど~
この国の窮状を~
放っておくつもりはない。▼~
:[イレース]|
ごはんを食べられなくなるのは…~
困りますから。▼~
:[シノン]|
よし、決まりだな!~
オレ様とアイク…~
どちらが上か、はっきりさせてやるさ。▼~
(暗転)~
:[シャロン]|
ミストさん、聞きましたか!?~
今日の演習、シノンさんたちの小隊が~
一位だったらしいですよ。▼~
強い英雄のみなさんに力を貸してもらえて~
わたしも心強いです…!▼~
:[ミスト]|
みんな、~
グレイル傭兵団の一員で~
腕は確かだから。▼~
だけど…~
今の戦い方を~
見ていると心配なの。▼~
なんだか、必要以上に~
頑張りすぎているみたいで…▼~
***B [#h86f16d2]
:[シノン]|
くっ、ううっ…~
こ、ここは…▼~
:[イレース]|
城の医務所です…~
シノンさんは演習で倒れて~
ここに運ばれました…▼~
となりで豪快に寝息を立てているのは~
ガトリーさんで…先ほどまで~
ケガの手当てを受けていました…▼~
:[シノン]|
チッ…~
これしきのことで~
倒れちまうとは不甲斐ねえ…▼~
:[イレース]|
あまり…~
寝てないのではないですか?▼~
深夜までずっと~
何か考え事をされてると…~
ガトリーさんから聞きました。▼~
:[シノン]|
……▼~
:[イレース]|
どうしてシノンさんは~
そこまでアイク団長に~
こだわるのでしょうか。▼~
:[シノン]|
アイクが団を継いだのは~
団長の息子だったって理由…~
それだけだ。▼~
実力もねえくせに~
親の七光りだけで団を継がれちゃ…~
大切な傭兵団を潰されちゃ困るんだよ。▼~
この世界でも~
単にアイクのほうが~
オレより早く召喚されていただけだ。▼~
それで団長ヅラするなんて…~
オレは認めねえ。▼~
:[イレース]|
……▼~
私は、食べることが好きです。▼~
:[シノン]|
知ってるよ。~
それがどうした?▼~
:[イレース]|
私は…料理を作ってくれる人に~
格別の感謝をしています。▼~
でもご飯をおいしく食べられるのは~
調理してくれる人だけの成果では…~
ありません。▼~
材料を作る人。材料を運ぶ人。~
調味料を作る人。調理場を用意した人…▼~
出される料理のうしろには~
いろんな人たちがいて…~
私は、そのすべてに感謝したいのです。▼~
:[シノン]|
はあ?~
なにが言いたい…?▼~
:[イレース]|
誰がどんな役割を果たすかではなく…~
それぞれがちゃんと自分の役割を果たせば~
ちゃんと、料理は出来上がります。▼~
:[シノン]|
……▼~
:[イレース]|
あ…~
そろそろ夕食の時間です…~
私はこれで…▼~
:[シノン]|
くそっ…~
さっぱりわからねえ…▼~
(暗転)~
:[ガトリー]|
うーん、むにゃむにゃ…~
このお城には美人がいっぱいっす。~
お姫様に踊り子…しあわせっす。▼~
:[シノン]|
なんだよ。ガトリーのやつは…~
大したケガじゃなさそうだな。▼~
けど、オレが無理をさせたせいで…~
ちっ、なにをやってんだよ…▼~
***A [#rb357dad]
:[ミスト]|
シノン!~
ちょっと話があるのっ!▼~
:[シノン]|
なんだよ急に。~
オレたちはこれから任務だ。~
おら、行くぞガトリー。▼~
:[ミスト]|
話はそのことっ!~
シノン、最近無理してるでしょ!▼~
:[シノン]|
無理なんかしてねえ!~
オレはやるべきことをやってるだけだ。▼~
:[ミスト]|
シノンはお兄ちゃんのこと~
嫌いかもしれないけど…でも、~
わたしたちグレイル傭兵団は家族だよね?▼~
家族が仲良くできないのを知ったら~
お父さんは絶対に悲しむよ!▼~
:[ガトリー]|
そうだよなぁ…~
グレイル団長は~
そういう人だったよなぁ。▼~
:[シノン]|
おい待てガトリー!~
お前はどっちの味方なんだよ!?▼~
:[アイク]|
シノン、そしてみんな…~
久しぶりだな。▼~
:[ミスト]|
あっ、お兄ちゃん…!~
遠征から帰ってきたんだね。▼~
:[ティアマト]|
あら…~
懐かしい顔が揃っているわね。▼~
:[シノン]|
アイク…▼~
:[アイク]|
……▼~
:[シノン]|
この世界でもすっかり団長ヅラか?~
言っとくが、オレはここで~
てめえに使われてやる気は…▼~
:[アイク]|
シノン…~
あんたが俺を~
認めていないことは知ってる。▼~
それは当然だ。~
親父に比べれば、~
俺は信用に値しないだろう。▼~
:[シノン]|
ああ…?▼~
:[アイク]|
俺がまだひよっこだった頃から…~
あんたはグレイル傭兵団の主力だった。~
親父がどんな団長だったか…よく知ってた。▼~
だから、親父が死ぬまで、~
グレイル傭兵団のために~
命がけで戦ってくれた…▼~
:[シノン]|
…当たり前だ。~
一緒に死線をくぐってなけりゃ~
あの人の本当の強さはわからねえ。▼~
戦いの腕だけじゃねえ。~
信頼なんてクソの役にも立たねえ傭兵稼業で~
オレは団長の命令なら信じられた…▼~
だから…▼~
:[アイク]|
…俺も、親父を尊敬していた。~
ガキの頃から親父が目標だった。~
それは、今も変わらない。▼~
だから、あんたが俺に教えてくれ。~
親父の強さと、俺の未熟を。~
俺が親父のような団長になるために。▼~
:[シノン]|
はぁ?~
てめえがなれるってのかよ!?~
あのグレイル団長に…▼~
:[アイク]|
それが団長を継いだ俺の役目だ。▼~
:[シノン]|
…………▼~
ちっ…ならせいぜい覚悟してな。~
腑抜けた様子見せやがったら、~
後ろからその頭撃ち抜いてやるぜ。▼~
おらっ、行くぞガトリー!▼~
:[ガトリー]|
あっ!~
待ってくれよシノンさん!▼~
アイク…~
シノンさんはああ言っているけど~
人一倍、傭兵団のことを気にしてるんだ。▼~
:[アイク]|
わかっている…▼~
:[ガトリー]|
それをわかってくれているんなら~
おれはもう何も言わねえ。~
また、この世界でもよろしくな!▼~
おおーい、シノンさんっ!~
張り切りすぎると~
また倒れちまうっすよー!▼~
:[ジル]|
なんだかんだ言っても~
グレイル傭兵団に集った人間は…~
家族のような絆で結ばれているのね。▼~
:[ティアマト]|
ええ。それが私たちの~
一番の強みでもあるから。▼~
:[イレース]|
家族みんなで食べるご飯は…~
一番おいしいですからね。▼~
:[アイク]|
親父が遺してくれた絆は~
この世界でもちゃんと生きている。▼~
俺たちは誰一人賭けることなく~
アスク王国を救い、未来へ進む。▼~
:[ミスト]|
うん…!~
頑張ろうね、お兄ちゃん。~
グレイル傭兵団はみんな家族だから…▼~
**辛辣皮肉の射手 シノン [#o460b526]
***C [#l8c973ee]
:[パイソン]|
そらよっ…と。▼~
なんとか当たったか。~
ま、訓練でマジになるこたないし、~
こんなモンでしょ。▼~
:[シノン]|
……▼~
:[パイソン]|
ん? なんだよその目は。~
なんか文句ある?~
ちゃんと的には当てただろ?▼~
:[シノン]|
腕前に文句つけるつもりはねえよ。~
だけどな…▼~
そんな気の抜けたような弓を~
使ってんじゃねえ。▼~
良さそうな弓なのに~
てんで手入れがなっちゃいねえ。▼~
:[パイソン]|
なに?~
はあ、めんどくせえ奴…▼~
……!~
そうか、お前がシノンか…▼~
こほん…~
いやー、俺って弓の手入れが苦手でさー。~
なんなら、ちょっと見てもらえない?▼~
:[シノン]|
貸してみろ…▼~
チッ…~
なんだよ、この弦の張り方は…~
まったくなっちゃいねえな…▼~
グリップの部分も~
すり切れちまってるじゃねえか…▼~
ほらよ…~
簡単だが補修しておいた。~
引いてみろ。▼~
:[パイソン]|
おっ、悪いね。~
んじゃ試しに…▼~
おおっ! すげえなこれ。~
さっきまでと大違いだ。~
弦の張りが全然違うじゃーん。▼~
:[シノン]|
弓は剣のように刃こぼれしねえが~
一発撃つごとに弦が緩んでいくんだ。▼~
キチっと手入れしてやれば~
槍や斧よりもずっと長く使える。▼~
:[パイソン]|
助かったぜ、ありがとさん。~
またガタがきたら頼むぜ。▼~
:[シノン]|
人任せにしてんじゃねえよ!~
チッ、まったくよ…▼~
***B [#r5852246]
:[レオ]|
うーん、弓のお手入れって大変よね。~
指先が荒れちゃうわ。▼~
:[シノン]|
……▼~
:[レオ]|
弦の張り替えも手間がかかるし…~
んもう、爪が割れちゃいそう!▼~
:[シノン]|
ちっ、見てらんねぇ。~
ちょっと貸してみろ…!▼~
:[レオ]|
あら? あんたは…~
アスク王国に召喚された~
新人の英雄さんね?▼~
弓の手入れをやってくれるの?~
助かるわぁ。▼~
:[シノン]|
あんたを助けるために~
やってるわけじゃねえよ。▼~
手入れがなってねえ弓で~
戦場に出られるとオレが困るんだよ。▼~
:[レオ]|
あらっ、いい手際ね…~
まるで職人さんみたい。▼~
:[シノン]|
こいつはいい弓じゃねえか。~
きちんと手入れしてやらねえと~
宝の持ち腐れだ。▼~
:[レオ]|
まあっ!~
弦の張りが見違えちゃったわ!▼~
ありがとね。~
バルボの兄貴にはかなわないけど~
あんたもなかなかいい男ねぇ。▼~
:[シノン]|
礼を言われる筋合いはねえ。~
さっきも言ったとおり、オレは自分に~
被害が及ばねえようにやっただけだ。▼~
この城の英雄どもは~
弓の手入れもできねえのか。~
まあいい。あばよ…▼~
:[レオ]|
ふふっ…口は悪いけどいい人ね。~
もしかして今の彼が~
噂のシノンさんかしら?▼~
***A [#dc9c3450]
:[???]|
もし…~
そこを行くお方…▼~
:[シノン]|
……?~
な、なんだ?~
どこからか声が聞こえやがる…?▼~
:[???]|
あなたの…後ろ。~
足元に穴が空いている…▼~
:[シノン]|
げっ、なんだよこの穴…!~
人が落ちてるじゃねえか!?~
そらっ、掴まれ…!▼~
:[セツナ]|
わー、助かったー。~
ありがとうございます。▼~
弓の手入れをしようとしていたら~
穴に落ちてしまって…▼~
:[シノン]|
弓の手入れをしようとして~
穴に落ちるやつが~
どの世界にいるんだよ…▼~
:[セツナ]|
あなたの目の前に…▼~
でも、私の腕では~
弓の手入れはここまでが限界…▼~
誰か私の代わりに~
弓の調子を見てくれる人は…~
チラッチラッ。▼~
:[シノン]|
なんだよその目は…~
どうしてオレが弓の手入れを~
手伝わなきゃいけねえんだよ。▼~
先日も成り行きで~
他人の弓の手入れをする~
羽目になっちまったし…▼~
:[セツナ]|
残念…もしかすると私はまた~
穴に落ちてしまうかも…▼~
ヒノカ様。~
先立つ不幸をお許しください…▼~
:[シノン]|
ちっ…! 貸せよ!~
まったくどいつもこいつも…▼~
なんだってオレが他人の~
面倒をみなくちゃいけねえんだ!▼~
***S [#ta3bd64c]
:[ヨファ]|
シノンさん!▼~
:[シノン]|
おっ、ヨファじゃねえか。~
なんだぁ?~
その浮かれた格好は。▼~
:[ヨファ]|
これ、アスク王国の~
秋のお祭りの衣装なんだよ!~
お気に入りで、いつも着てるんだ。▼~
:[シノン]|
それはそうと…~
オレがいない間~
ちゃんと弓の練習はしてたのか?▼~
:[ヨファ]|
もちろん!~
シノンさんに教わったことは~
ちゃんと練習してたよ!▼~
おかげで、僕の弓でも~
ヴァイス・ブレイヴの活躍に~
貢献できたと思うよ!▼~
:[シノン]|
上等だ。~
オレの弟子ともなれば~
それくらいはやってみせねえとな。▼~
:[ヨファ]|
あとね。~
弓を使う英雄のみんなにも~
シノンさんのこと、話しておいたよ。▼~
:[シノン]|
は…?~
オレのことを話しておいたって~
そりゃどういうことだ?▼~
:[ヨファ]|
えーっと~
僕のお師匠様のシノンさんは~
弓を作ったり手入れするのが得意…▼~
シノンさんがアスク王国に来たときは~
弓を使う人はぜひ頼ってねって。▼~
:[シノン]|
なっ…!? 知らない奴らが~
次々と頼ってくると思ったら~
全部お前の仕業だったのか!▼~
:[ヨファ]|
えっ? えっ?~
僕、なにか悪いことした?▼~
:[シノン]|
まったくお前は~
素直すぎるっつーかなんというか…~
まあいい…▼~
オレがアスク王国に来たからには~
もっと厳しくビシビシ鍛えてやるぜ。~
途中で音を上げんなよ?▼~
:[ヨファ]|
はいっ! お願いします!▼~
:[シノン]|
ったく、妙な世界に来ちまったぜ。▼~
でもまあ、オレ様の力が~
必要とされているのなら…~
やってやろうじゃねえか。▼~
アイクの野郎に~
負けるわけにはいかねえからな…!▼~
**空腹の魔道士 イレース [#r9bab105]
***C [#ab6e983e]
:[イレース(収穫祭)]|
えー、本日は~
私たち【大盛り軍団】に~
新しいメンバーが加わりました…▼~
別の異界から来た私こと~
イレースさんです…▼~
:[イレース]|
どうも、イレースです…▼~
:[エルフィ]|
よろしく、イレース。▼~
:[リンカ]|
よろしく頼む…って、おいっ!~
その前にちょっといいか!?▼~
なんだその大盛り軍団ってのは!?~
あたしはそんな軍団に入って覚えはないし~
慣れ合うつもりもない!▼~
:[エルフィ]|
でも、私たちが~
大食いなのは事実…▼~
ここにいるメンバーは~
普通の人間の数倍は食べる…▼~
:[リンカ]|
うっ…!~
た、確かにそれは…~
人よりは食べるかもしれないが。▼~
:[エルフィ]|
数倍食べるなら、人の数倍は~
活躍しないと…▼~
そうでないと無駄飯食らいと~
言われてしまう…▼~
:[イレース(収穫祭)]|
エルフィさんの言うとおりです。~
大盛り軍団はおいしいご飯を~
お腹いっぱい食べるため…▼~
私たちは互いに協力し~
成果を上げねばなりません。▼~
:[リンカ]|
今一つ釈然としないが~
言ってることは筋が通っている…▼~
:[イレース]|
私はまだアスク王国に来たばかり…~
右も左も…~
食堂や台所の場所もわかりません…▼~
私もぜひ大盛り軍団の~
末席に加えてください…▼~
:[イレース(収穫祭)]|
もちろん歓迎します。~
そして、頑張りましょう。~
おいしいご飯のために…▼~
:[エルフィ]|
お腹いっぱい食べるために…▼~
:[リンカ]|
わ、わかった、そんな目で見るな!~
あたしも協力すればいいのだろう。~
食いっぱぐれないようにな!▼~
:[イレース(収穫祭)]|
では、町へ向かいましょう。~
おいしい食堂の情報を~
皆で共有しておくために…▼~
***B [#t482f061]
:[イレース]|
ここがアスクの城下町ですか…▼~
:[イレース(収穫祭)]|
活気があって…よい町です。~
おいしい食堂も軒を連ねています…▼~
:[イレース]|
たしかに食欲を刺激する~
いい香りが漂っています…▼~
:[???]|
うわっ! 大変だ!~
大盛り軍団が来たぞー!▼~
:[???]|
早く店を閉めろ!~
また食材を食い尽くされちまう…!▼~
:[リンカ]|
お、おいっ!~
あたしたちは上客のはずだろ!?~
どうして店を閉めるんだ!▼~
:[エルフィ]|
それはたぶん…~
私たちの食べる勢いに~
調理が追いつかないからでは…▼~
:[イレース(収穫祭)]|
それと食材はもちろん~
調味料や砂糖一粒に至るまで~
私たちが食べつくしますから…▼~
:[イレース]|
そういうことでしたか…▼~
:[リンカ]|
おかしいな。そんなに~
暴食はしていないはずだが…▼~
:[イレース]|
このような状況で~
私たちを迎え入れてくれる~
食堂があるのでしょうか…▼~
:[エルフィ]|
安心して…▼~
これから行く【明星の騎士亭】は~
私たちの胃袋を受け止めてくれる~
気前のいい老夫婦が営む食堂よ…▼~
&br;''(暗転)''
:[リンカ]|
いやあ、食った食った!~
味もいいし量もあるし~
大満足だな!▼~
:[イレース(収穫祭)]|
ええ、素晴らしいです。~
軍団認定の食堂にしましょう…▼~
:[イレース]|
アスク王国に来て早々~
こんなおいしい食事にありつけるとは。~
私は今、幸せを感じています…▼~
:[リンカ]|
城に戻ったら~
あたしもいいことを教えてやる。▼~
:[イレース]|
それは楽しみです…~
城に戻る頃にはきっと~
お腹が空いていると思うので…▼~
***A [#ef4ee28c]
:[リンカ]|
いいか、野外で訓練したり~
長期の任務に就くときは~
英雄が飯を作ることもある。▼~
そのときに…~
食事を作るのは誰なのか。~
当番がとても重要だ。▼~
:[イレース]|
ふむふむ…▼~
:[リンカ]|
グレイル傭兵団のオスカー…~
暗夜王国のピエリ…~
そしてタリス王国のシーダ王女…▼~
三人が当番のときは当たりだ。~
遠慮なくお代わりしろ。▼~
:[イレース]|
オスカーさんのご飯は~
私も知ってます。~
とってもおいしいです…▼~
:[リンカ]|
逆にヤバいのが~
イーリス聖王国のソワレ、デジェル…~
メイドのフェリシア…▼~
こいつらが当番の時は~
餓死しそうな状況を除いて~
絶対にお代わりするな。▼~
:[イレース]|
なるほど、命にかかわる…と。▼~
当番…ということは、~
私たちに回ってくることも~
あるんですね…▼~
大盛り軍団が当番の時も、~
たくさんおかわりできそうです…▼~
:[リンカ]|
あ、いや…~
あたしが当番のときも~
お代わりはしないほうがいい。▼~
:[エルフィ]|
食べられないことはないけれど~
個性的な味…▼~
:[イレース]|
なるほど、そんな罠が…~
大盛り軍団の教え、奥深いです…▼~
***S [#xc5b9c51]
:[イレース]|
この国…アスク王国は~
素晴らしいところですね。▼~
特に食べ物のことを知れば知るほど~
やる気が出てきます…▼~
:[イレース(収穫祭)]|
さすが異界の私…~
キャンディをひとつあげましょう…▼~
:[イレース]|
ありがとうございます…~
異界の私。▼~
:[エルフィ]|
あとはこのメンバーで~
戦場に出て手柄を立てれば…▼~
:[リンカ]|
ああ。~
食った分は戦場で返せば~
文句はないだろうしな。▼~
:[イレース(収穫祭)]|
アスク王国には~
まだまだ私たちの知らない~
食べ物やご飯がたくさんあります…▼~
これからも気を緩めずに~
おいしいものを発掘していきましょう。▼~
それだけではありません…~
これから先、もっと料理の上手な英雄が~
召喚されてくる可能性もあるのです。▼~
:[イレース]|
そうですね…~
その逸材がやってくるまで~
なんとしてもアスク王国を守らないと。▼~
:[リンカ]|
まあ、あたしたち英雄が必要とされない~
平和な世の中になるのが一番だが…▼~
:[イレース]|
頑張りましょう…~
アスク王国に平和をもたらし~
私たちの胃袋を満たすために…▼~
:[リンカ]|
ああ。慣れ合うのはごめんだが~
同じ目的に向かって協力するのは~
やぶさかではないからな。▼~
:[イレース(収穫祭)]|
結束が固まったところで…~
小腹を満たしにいきませんか。▼~
今日は野外の訓練場で~
オスカーさんが~
食事当番をやっているはずです…▼~
:[エルフィ]|
異議なし。▼~
:[リンカ]|
よし、鍛錬も兼ねて競争だ…!▼~
:[イレース(収穫祭)]|
あの…リンカさん…~
お城の中を走ると~
怒られますよ…▼~
:[イレース]|
大盛り軍団…~
よい仲間に恵まれて~
わたしの胃袋も喜んでいます。▼~
みなで力を合わせれば~
誰もが飢えることない世界を~
目指せるはずです…▼~
そして、平和な世界が訪れたら~
満面の笑顔で「ごちそうさま」を~
言いたいですね…▼~
**忠信の赤い竜騎士 ジル [#u8f643ec]
***C [#rdd3942f]
:[ジル]|
ハールさん!~
ハールさん…いるんですよね!?~
ハールさん…!▼~
:[ハール]|
ここだ…▼~
お前な、アスク王国に来てまで~
人の名前を野菜売りみたいに~
連呼するな。▼~
:[ジル]|
木の上で居眠りなんか~
しているからですよ。▼~
それよりも…~
このヴァイス・ブレイヴで~
ちゃんとやれてましたか?▼~
:[ハール]|
大丈夫だ…▼~
:[ジル]|
……▼~
:[ハール]|
まあ、それなりに。▼~
:[ジル]|
心配です。ハールさんは~
父上の前以外では、てんで~
だらしがなかったですから…▼~
:[ハール]|
お前なあ…~
仮にも以前の上官を捕まえて~
その言い方はどうかと思うぞ。▼~
お前こそ気をつけろ。~
この世界で待ってるのは戦いに次ぐ戦い。~
それも…あきれるような強敵揃いだ。▼~
:[ジル]|
……▼~
:[ハール]|
ま、しばらくは訓練を重ねて~
この世界の戦い方を知るといい。▼~
:[ジル]|
はい…!~
英雄として呼ばれたからには~
その務め、果たしてみせます。▼~
***B [#f1bd47c4]
:[ミネルバ]|
ジル、そろそろ休憩しよう。▼~
:[ジル]|
はい、ミネルバ王女!▼~
:[ミネルバ]|
よく鍛えられているな。~
一体になるかのような飛竜の乗りこなし…~
学ばせてもらった。▼~
:[ジル]|
こちらこそ学ばせていただきました。~
ミネルバ王女が使われているその武器も~
かなりの業物だと思いますが…▼~
実に見事に使いこなされて~
感服しました。▼~
:[ミネルバ]|
このオートクレールは~
マケドニアに伝わる伝説の斧…▼~
しかし、オートクレールは~
本来私にふさわしくない。~
ミシェイル兄上が持つべきだった…▼~
:[ジル]|
……▼~
:[ミネルバ]|
兄上は己の野望のために父王を殺め~
ドルーア帝国と手を組み~
世界に覇道を敷こうとした。▼~
私はそんな兄上を許せずに~
マケドニアを裏切り~
マルス王子とともに戦ったのだ。▼~
:[ジル]|
ミネルバ王女も祖国と戦う立場に~
身を置かれたのですね…▼~
:[ミネルバ]|
だが、一番辛かったのは~
妹のマリアだろう。▼~
実の兄と姉が争うさまを~
その狭間で見守らなくては~
ならなかったのだから…▼~
:[ジル]|
……▼~
:[ミネルバ]|
そして、マリアの立場は~
マケドニアの民とも重なるのだ。▼~
王家の人間同士が矛を交えるさまを~
目にせねばならなかった。~
その心情は…察するにあまりある。▼~
:[ジル]|
しかし、ミネルバ王女は~
自らの選択に正義を見出したからこそ~
辛い道を歩まれた…▼~
オートクレールを手にして。▼~
:[ミネルバ]|
そうだな。私は自分が選びうる~
最善の道を歩んだ…そう信じたい。▼~
話が長くなってしまったな。~
休憩が終わったら訓練を再開しよう。▼~
***A [#v47c826f]
:[アルテナ]|
この子はよい飛竜ですね。~
あなたによく懐いている。▼~
:[ジル]|
お褒めいただき、ありがとうございます。~
幾多の戦場をともにくぐり抜けてきた~
頼れる相棒です。▼~
:[ミネルバ]|
飛竜は乗り手とともに成長していくもの。~
なにより積み上げた信頼関係は~
一番の強みとなる…▼~
:[ジル]|
はい、その通りだと思います。▼~
私に飛竜を用意してくれたのも~
竜騎士としての心構えを~
教えてくれたのも父でした。▼~
ですが私は…その父に背き~
祖国に剣を向ける道を~
選んでしまいました。▼~
:[アルテナ]|
自らを育んでくれた国と~
戦うことの辛さは~
私にもよくわかります…▼~
ですがあなたの中には~
譲ることのできない理由が~
あったのでしょう?▼~
:[ジル]|
私は…父上から半獣の民~
ラグズは共存できぬ存在だと~
教えられて育ちました。▼~
しかし、彼らと接してわかったのです。~
彼らは決して悪しき存在ではない。▼~
死に絶えた森が~
彼らの歌声で光を放ち~
息を吹き返したとき…▼~
私は自分の過ちを~
認めざるを得ませんでした。▼~
:[アルテナ]|
正しきものを正しいと~
真実を見極められる目…▼~
それもまた~
あなたの父君が与えてくれた~
大切な財産なのでしょう。▼~
:[ジル]|
……▼~
:[アルテナ]|
たとえ歩む道を違えてしまっても~
父君が託した想いは、あなたの中に~
しっかりと生きている。▼~
あなたの飛竜と同じように~
未来へと翔ける翼となって~
くれることでしょう。▼~
:[ジル]|
はい…!~
私もそう信じたいです。▼~
:[アルテナ]|
譲れぬ決意を持って戦う~
人間の心はなによりも強い…▼~
ジル、あなたとともに~
戦えることをうれしく思います。▼~
***S [#o5bf7bf4]
:[ハール]|
よお、どうだ。~
訓練はうまくいっているか。▼~
:[ジル]|
ハールさん!~
はい、得るものが多く~
毎日が学びの連続です!▼~
:[ハール]|
そいつはよかった。~
まあ、ヴァイス・ブレイヴは~
いいところだよ。▼~
俺たちのような人間でも~
受け入れてくれるし~
何より居心地がいい。▼~
:[ジル]|
……~
あの、ハールさん。▼~
もしかして…~
ミネルバ王女やアルテナ王女と~
訓練できるように手配してくれたのは…▼~
:[ハール]|
ん?▼~
:[ジル]|
自分の正義を信じ~
運命に立ち向かったのは~
私一人じゃない…▼~
そのことがわかっただけでも~
心強く感じました。▼~
:[ハール]|
そうか…▼~
:[ジル]|
私が祖国に弓を引いた~
事実は変わりません。▼~
ですが、戦いの先に光があるのなら~
多くの民を救うことができるのなら~
私はこの世界でも戦えます。▼~
:[ハール]|
裏切者というなら~
俺だって同じさ。▼~
百人の英雄がいるのなら~
百の正義がある。▼~
たとえ、どこにいようとも~
それぞれが信じた道を行くしかないのさ。~
たぶん…な。▼~
:[ジル]|
はい…▼~
**惚れっぽい重歩兵 ガトリー [#qa9dacb5]
***C [#q5948d22]
:[ガトリー]|
そこの麗しい姫君!~
ぜひお付き合いを~!▼~
:[フィヨルム]|
す、すみませんごめんなさい!▼~
:[ガトリー]|
あ、あれっ!? ちょっと!?▼~
取って食うわけでもなし~
全速力で逃げなくても…▼~
:[シノン]|
なにしてんだ、ガトリー。~
また女の子に声かけてんのか?~
懲りねえ奴だな。▼~
:[ガトリー]|
あっ、シノンさん…▼~
いやぁ、この城は~
可愛い子が多いんすけど~
お近づきになるのは難しいっすねぇ。▼~
:[シノン]|
おいおい…あんまり女の尻を追いかけて~
気を抜いてると~
いつか大けがするぜ。▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
とは言ってもなぁ…~
やっぱり彼女は欲しいしな―。▼~
いや、彼女じゃなくたって~
一緒におしゃべりしたり~
お茶するぐらいの友だちでいいから…▼~
:[???]|
……▼~
:[ガトリー]|
んっ? んんっ!?▼~
顔ははっきり見えなかったけど~
勘でわかる! 絶対にイイ女だ!~
確かこっちのほうに…▼~
:[???]|
……▼~
:[ガトリー]|
そ、そこのお嬢さん!~
少しお話を…▼~
って、あれっ?~
いない…?▼~
おっかしいなあ…~
確かにこっちのほうに~
歩いていったはずなのに…▼~
***B [#f84fe6a2]
:[ガトリー]|
おっかしいなあ…~
このあたりを見張っていれば~
きっと会えると思ったのに…▼~
:[バルボ]|
おう、ガトリー。~
誰か探しているのか?▼~
:[ガトリー]|
バルボの旦那!~
昨日の訓練では世話になったっす!▼~
:[バルボ]|
なあに、分厚い鎧を愛する者同士~
遠慮は無用だ。なにか困りごとか?~
俺でよければ力になるぜ。▼~
:[ガトリー]|
実は人探しをしてるんですけど…▼~
髪の色は銀色で~
スタイルがすげーよくて…▼~
:[バルボ]|
ふむ、念のために聞くが~
探しているのは女性だよな?▼~
:[ガトリー]|
当たり前っすよ!▼~
あと、目元を隠すような~
マスクをつけていたような…▼~
:[バルボ]|
うーん、銀色の髪といえば~
何人か思い浮かぶが~
マスクをしているとなると…▼~
:[ガトリー]|
おれ、別の場所を探してみるっす!~
バルボの旦那もなにかわかったら~
教えてくれると助かるっす!▼~
:[バルボ]|
おう、わかった。~
頑張れよ!▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
この間はこのあたりで~
見かけたんだよな…▼~
:[???]|
……▼~
:[ガトリー]|
い、いたー!~
先日見た麗しの君!▼~
このチャンスを逃すもんか!~
こっちを曲がったよな…▼~
ま、待ってくれ!~
おれの名前はガトリー!~
君に話が…!▼~
:[アルフォンス]|
……!?▼~
:[ガトリー]|
あ、あれ?~
アルフォンス王子がどうしてここに?~
なにやってんすか?▼~
:[アルフォンス]|
なにをやってるのかって~
それは僕のセリフのような…▼~
さっきまで~
エクラと一緒に~
見回りをしていたんだ。▼~
:[ガトリー]|
あ、あのっ、今こっちに~
女の人が来なかったっすか?~
銀色の髪の…▼~
:[アルフォンス]|
女の人…?~
こっちには誰も来なかったし~
すれ違ってもいないよ。▼~
:[ガトリー]|
うーん、おっかっしいなあ…~
すみません、アルフォンス王子。~
引き止めてしまって…▼~
:[アルフォンス]|
いや、大丈夫だよ。~
ちなみにこの先は行き止まりだから~
誰もいないと思うけど…▼~
:[ガトリー]|
……▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
おれの気のせいなのかな…~
あまりに彼女が欲しすぎて~
幻覚を見たのかも…▼~
:[???]|
……▼~
:[ガトリー]|
や、やっぱりいたー!~
おれの見間違いじゃなかったんだ!▼~
:[???]|
私に…なにか用なの?▼~
***A [#vc19cf7e]
:[ガトリー]|
あなたは、えーと、えーっと…▼~
:[スラシル]|
スラシル…▼~
:[ガトリー]|
スラシルさんっすね!~
いい名前っす!~
うん、響きがいい!▼~
:[スラシル]|
おかしな人…~
世界には~
風変わりな英雄もいるのね。▼~
:[ガトリー]|
いやあ、そんなに褒められると~
照れるっす!▼~
:[スラシル]|
別に褒めてはいないわ…▼~
:[ガトリー]|
おれの名前はガトリー!~
ガトちゃんって呼んでもらって~
オッケーです!▼~
さっそくですが~
一目惚れしました!~
お付き合いしてください!▼~
:[スラシル]|
言っている意味が~
わからないわ…▼~
:[ガトリー]|
えーと、一緒にお茶したり~
楽しくおしゃべりしたり~
デートする仲になりたいってことっす!▼~
:[スラシル]|
無理よ…▼~
私はもうこの世界とは~
交わらない存在…~
そう、亡霊のようなもの。▼~
:[ガトリー]|
え? 問題ないっすよ。~
今もこうやって話せているし!▼~
:[スラシル]|
あなたと私の大きな違いを~
ひとつ教えてあげる。▼~
あなたには未来がある。~
でも、私には未来がない…▼~
:[ガトリー]|
そんなの簡単に解決できるっすよ。~
未来がないなら~
作ればいいじゃないすか!▼~
:[スラシル]|
……▼~
:[ガトリー]|
ああ、ちょっと!~
ま、待ってください!▼~
また明日、おれとここで~
会ってもらえますか?~
約束っす。未来の約束っすよ!▼~
***S [#i105c2ac]
:[ガトリー]|
スラシルさん、今日も~
来てくれるっすかね…▼~
よしっ!~
鏡で髪型をチェックだ!▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
うーん、今日はスラシルさん~
来ないみたいだな。▼~
また明日に来てみるっす!▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
スラシルさん、美人だったなあ。~
もっといろいろとお話ししたいなあ。~
好きな食べ物とか好みの顔とか…▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
うん、きっと急用ができたんだな。~
おれはあきらめないっすよ!~
また明日の夜に来るっす!▼~
&br;''(暗転)''
:[ガトリー]|
…………▼~
はぁ…~
あれはもしかして~
幻だったのかなあ。▼~
:[シノン]|
おいおいガトリー。~
ここんところ~
腑抜けてるんじゃねえか?▼~
なにがあったか知らねえが~
しっかりしてもらわねえと困るぜ。▼~
:[ガトリー]|
シノンさん…~
大丈夫っす!▼~
おれ、約束したっすよ。~
未来もひっくるめて~
スラシルさんを守ってやるって。▼~
だからおれは今よりも~
強くならなきゃいけないんすよ。~
もっと、もっと!▼~
:[シノン]|
スラシルさんってのが誰かは知らねえが~
お前は下を向いているより~
前を向くほうが似合ってるぜ。▼~
:[ガトリー]|
はいっ!~
おれ、頑張るっすよ…!▼~
&br;''(暗転)''
:[スラシル]|
…時は巻き戻せない。~
前へ前へと流れ続ける…▼~
そしてそれは…~
死せる魂も同じかもしれない。~
たとえその先に救いはなくとも…▼~
……。~
未来がなければ~
作ればいい、か。▼~
アルフォンス…~
あの日交わした約束が~
果たされる日は来なくても…▼~
約束を交わした者たちの思いは、~
未来へつながっていく…~
そう、信じていいかしら…▼~
*コメント [#rbcdf241]
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