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章別会話/自由気ままな熱砂
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[[章別会話]]
*自由気ままな熱砂 [#k7c25191]
#contents
**自由気ままな熱砂 [#edtuw56n]
***オープニング [#m5m55rno]
:[ミスティラ]|
せいっ! はあっ!~
そっち行ったよ! フォガート!▼~
:[フォガート]|
はーい、姉さん!~
とどめは任せて!▼~
:[パンドロ]|
こっちも行くぜー!~
懺悔しやがれ、賊ども!!▼~
:[メリン]|
ンッフフ、逃がさない!~
僕と遊ぼうよ!▼~
:(暗転)|
:[ミスティラ]|
よーし!~
賊の討伐任務完了ー!~
ソルム自警団、お手柄だね!▼~
:[フォガート]|
姉さん姉さん、~
今の俺たちは、自警団じゃなくて~
特務機関ヴァイス・ブレイヴだよ。▼~
:[ミスティラ]|
あっ、そうだった。~
じゃあ特務機関ヴァイス・ブレイヴ所属~
ソルム自警団の英雄たちってことで!▼~
:[フォガート]|
んー、なんか長くなっちゃったね…▼~
すっごくいいと思う!▼~
:[パンドロ]|
いいのかよ!▼~
:[フォガート]|
だって俺たちは自由の国、~
ソルム王国の英雄だよ?~
いいと思ったら、なんでもアリさ!▼~
:[パンドロ]|
ま、そーだな。~
我が主君フォガートが寛容なお陰で~
オレも夜な夜な教会で宴ができるんだし。▼~
:[メリン]|
僕も、我が姫が奔放なお陰で~
思う存分珍獣たちを愛でながら~
騎士として仕えられているからね。▼~
:[ミスティラ]|
うんうん、みんな好きに生きてて良し!~
さすがはあたしたちの臣下だね。~
あ、臣下といえば…▼~
パネトネとボネも自由だよね。~
パネトネはあたしたちよりも先に、~
アスクまで単身で乗り込んじゃうし!▼~
:[フォガート]|
逆にボネは一緒に来なかったし!~
新しい料理考えてるって言ってたから~
調理場から動きたくなかったのかなー?▼~
:[パンドロ]|
また片っ端から薬草の味見でも~
してるんじゃねえか?~
ったく、オレたちに寂しい思いさせやがって。▼~
:[ミスティラ]|
まあまあ、来るも来ないも、~
前乗りしちゃうのも自由だから。~
みんな揃うのを気長に待とうよ。▼~
:[メリン]|
…姫、背後から気配が。~
どうやら、賊の残党がこちらに~
近づいているようです。▼~
:[ミスティラ]|
全員討伐したと思ったのに。~
まだ仲間がいたの?▼~
:[パンドロ]|
そのようですね。~
どうするフォガート、迎え撃つか。▼~
:[フォガート]|
当然! どんな世界であれ、~
俺たちは平和を守らないと。▼~
:[ミスティラ]|
では、特務機関ヴァイス・ブレイヴ所属~
ソルム自警団の英雄たち…~
参ります!!▼~
***C [#md565nww]
:[ミスティラ]|
ふうっ。~
今度こそおしまいかな?▼~
:[メリン]|
だといいのですが…~
今の戦闘で、フォガート様と~
パンドロとはぐれてしまいましたね。▼~
:[ミスティラ]|
あの二人のことだから~
心配はないと思うけど、~
早く合流した方がいいよね。▼~
戦力が分散された状態だと、~
敵が追加でわんさか来た時に~
捌ききれないかもしれないし。▼~
:[メリン]|
いつ増援が来てもお守りしますよ、姫。▼~
僕は騎士となったあの時から、~
我が姫の為であれば~
命に替えても戦うと決めているのですから。▼~
:[ミスティラ]|
…ありがとう、メリン。~
その気持ちはとっても嬉しいけれど、~
命には替えちゃダメだよ。▼~
:[アイク]|
ミスティラ、メリン。~
無事か?▼~
:[ミスティラ]|
アイク!~
応援に来てくれたの?▼~
:[アイク]|
ああ。~
二人とも、怪我はないな。▼~
アンナ隊長から伝令だ。~
今回の賊の討伐任務だが、~
想定よりも数が多い……▼~
そこで特務機関内で新たな部隊を結成、~
先行しているソルム自警団にも~
逐次戦力を投入することになった。▼~
:[メリン]|
それで君が来てくれたということだね。▼~
:[アイク]|
来て日が浅いあんたたちと俺が、~
なぜか良く連携が取れているからとの~
判断だそうだ。▼~
:[ミスティラ]|
紋章士アイクの~
元になった存在だーって、~
みんなで纏わりついちゃったせいかな?▼~
ごめんねアイク。~
ここに来るなり宴に誘ったり~
手合わせに誘ったりしちゃって。▼~
:[アイク]|
構わん。~
異界の強者との交流は、~
得るものが多い。▼~
:[ミスティラ]|
でも、アイクがこっちに来てくれたとなると~
フォガートとパンドロのところには~
援軍がいないってことだよね。▼~
やっぱり早く合流しなきゃ。▼~
:[アイク]|
その点は心配ない。~
自警団が離れて戦っていることに気付いて、~
こちらも二手に分かれた。▼~
もう一方の援軍も、~
今頃フォガートたちと合流しているだろう。~
奴になら、任せられる。▼~
:[メリン]|
へえ、信頼しているんだね。~
相当強い英雄なのかい?▼~
:[アイク]|
強い。~
万が一にも、負ける心配はない。▼~
:[ミスティラ]|
アイクがそこまで言うなんて!~
ものすごい強者が~
ついてくれてるみたいだね。▼~
これはあたしたちも負けていられない!~
新手の敵も近づいてきたことだし…~
行こう、アイク、メリン!▼~
:[アイク]|
ああ!▼~
:[メリン]|
我が姫、そして友の為に!▼~
***B [#kro3nnam]
:[ミスティラ]|
フォガート、パンドロ、無事!?▼~
:[フォガート]|
姉さん! もちろんだよ!~
敵はみーんなやっつけちゃった。▼~
:[パンドロ]|
そちらもご無事で何よりです!▼~
:[フォガート]|
あ、アイクもいるー!~
君も援軍に来てくれていたんだね、~
ありがとうー!▼~
:[アイク]|
礼には及ばん。~
援軍の必要がなかった程に、~
二人とも強かった。▼~
:[メリン]|
アイクからのご評価、光栄だよ。~
それで…~
こちらに来たという援軍はどこに?▼~
:[パンドロ]|
見て驚くなよ。~
オレたちはまあまあ驚いたが、~
来てくださった援軍はこのお方だ!▼~
:[アイク(紋章士)]|
久しぶりだな。▼~
:[ミスティラ]|
ああーっ!?~
あなたは…~
紋章士アイク!?▼~
:[メリン]|
成程、これは英雄アイクが~
認めていたわけだね…!▼~
:[アイク(紋章士)]|
あんたたちが来たことは聞いていたが、~
改めて顔を出すのが~
どうにも気恥ずかしくてな。▼~
挨拶が遅れて悪かった。~
こちらの世界でも、よろしく頼む。▼~
:[ミスティラ]|
ううっ、なんだか感激しちゃう!~
よろしく、紋章士アイク!▼~
…でもあたし召喚される直前まで、~
あなたと一緒にいたような…▼~
まあいいか!~
ここでも会えて嬉しいよー!▼~
:[フォガート]|
姉さん、抱き着いても~
紋章士には…!▼~
:[ミスティラ]|
あ、そうだった、~
紋章士には触れられな……▼~
…うぶっ!!▼~
:[アイク(紋章士)]|
なかなかの体当たりだな。▼~
:[フォガート]|
触れられた!?~
エレオスじゃすり抜けちゃうのに!▼~
:[アイク(紋章士)]|
召喚師の力で実体を得た。~
お陰で、ここでは単独でも戦える。▼~
今の俺であれば~
共に食事もできるぞ。▼~
:[ミスティラ]|
えーっ、うれしい!~
あたし、紋章士アイクとお肉食べるのが~
ずっと夢だったんだよー!▼~
野営で肉を焼いてると、~
いつも羨ましそうな目で~
見てたもんね!▼~
:[アイク(紋章士)]|
そ、そうだったか…▼~
:[メリン]|
ああ、まるでお腹を空かせた~
ソルムニャンコのようだったよ。▼~
:[アイク]|
ふっ…紋章士である俺の話を~
もう少し聞きたいところだが…▼~
…皆、構えろ。敵が来るぞ。▼~
:[フォガート]|
あらら、結構な数だね。~
折角合流できたところだから、~
ゆっくり話したかったのになあ。▼~
:[パンドロ]|
いいじゃねえか、さっさと終わらせて~
積もる話は宴で、ってな!~
うぇーい!▼~
:[メリン]|
僕たちには英雄と紋章士、~
ふたりのアイクがついてるんだ。~
負けるわけがないよ!▼~
:[ミスティラ]|
なんだかこうしていると、~
紋章士アイクとはじめて会った時を~
思い出しちゃうな。▼~
ねえアイク。~
こっちの世界でも、みんなと…~
あたしと一緒に戦ってくれる?▼~
:[アイク(紋章士)]|
答えるまでもない質問だ。▼~
行くぞ、ミスティラ。~
俺の力があれば、行く道は切り開ける!▼~
***A [#em456nk3]
:[ミスティラ]|
今度こそ本当に、~
全員倒して戻ってこれたね。~
みんなありがとーっ!▼~
特務機関ヴァイス・ブレイヴ所属~
ソルム自警団の英雄たち…~
これにて任務完了!▼~
:[フォガート]|
だーい好きなみんなが、~
全員無事でよかったよー!▼~
:[パンドロ]|
今夜は任務完遂を祝しての~
盛大な宴を開催しないとな!~
さっそく準備に取り掛かるぜ!▼~
:[メリン]|
僕も手伝おう。~
食事に、装飾に、皆が楽しめる催しを~
大至急考えないとね。▼~
:[ミスティラ]|
アイクたちも、助力ありがとう!▼~
:[アイク]|
礼には及ばん。~
俺はもう行くが、~
戦があればまた呼べ。▼~
:[アイク(紋章士)]|
また同じ任務に就けると~
いいんだがな。▼~
:[マルス(紋章士)]|
みんな、お疲れ様。▼~
:[セリカ(紋章士)]|
さすがはソルム自警団ね。~
この地でも頼りになるわ。▼~
:[ミスティラ]|
紋章士マルス、紋章士セリカ!~
二人も来ていたんだ!▼~
:[リュール]|
紹介が遅れてすみません、ミスティラ。~
皆別々の任務に出ていて~
なかなか揃うことができず。▼~
:[セリーヌ]|
わたしたちがアスクに来た時には~
まだ紋章士たちはいなかったのですが~
続々と召喚されて、今ではこの通りです。▼~
:[ミスティラ]|
じゃあ他の紋章士たちも~
ここに来るかもしれないんだね!~
一緒にいたみんなとまた会えるのかー!▼~
:[リュール]|
それについてですが…▼~
:[ミスティラ]|
神竜様、どうしたの?▼~
:[リュール]|
この紋章士たちは、元の世界にいた~
彼らとは少し違う存在のようです。▼~
その証拠にと言っては何ですが、~
エレオスにいた彼らよりも~
私たちに近しい気配を感じませんか。▼~
:[フォガート]|
! 確かに…~
戦場では気づかなかったけど、~
こうしていると…▼~
:[ミスティラ]|
ここでは、あたしたちも紋章士も~
同じ「英雄」っていう存在だから?▼~
:[リュール]|
だと考えています。▼~
ここにいるのは、~
エクラの力によって~
顕現に近しいことを行った紋章士。▼~
私の力で顕現していない以上、~
また別の存在と考えたほうが~
良さそうです。▼~
エレオスを離れたこの地で~
姿を保っていられることも、~
召喚師の力が関係しているのでしょう。▼~
食事ができる等の違いも、~
その影響かもしれませんね。▼~
:[ミスティラ]|
言われてみれば…~
あたしはここに来る直前まで~
紋章士アイクと共にいたはずなのに、▼~
ここにいる紋章士アイクは~
すでに特務機関で戦を重ねていて、~
あたしたちより先に来てるみたいだった。▼~
同じ紋章士だって考えると、~
ちょっと矛盾があるよね。▼~
:[アイク(紋章士)]|
だが、俺にも確かに、~
ミスティラやソルムの皆と共にいて~
エレオスで戦った記憶はある。▼~
:[マルス(紋章士)]|
僕たちからしても、目の前の君たちと、~
エレオスで共にいた君たちは~
殆ど同じだという感覚なんだ。▼~
:[フォガート]|
記憶は同じで、思い出話もできるってことか。~
まあ、水着だったり婚礼衣装だったり~
兎耳のついた仲間たちを見ていると、▼~
違うけど同じだっていうその感覚は~
わかるような気もするなあ。▼~
:[マルス(紋章士)]|
暫くは混乱するかもしれないけれど、~
利点もあるんだよ。▼~
神竜や邪竜の力が新たに作用しないから、~
邪竜の力で顕現し直されることはない。▼~
僕たちはこの地にいる限り~
神竜側の顕現に近い、意思疎通のできる~
紋章士でいられるということだ。▼~
:[セリーヌ]|
それを聞いて安心したわ。~
闇の力に染まって、話ができなくなるのは~
とても恐ろしく…辛いことだもの。▼~
もう影の原野や、燃えたフルルの港のような~
悲しい戦いを、あなたたちとしたくないわ。▼~
:[セリカ(紋章士)]|
セリーヌ…~
そうね、ここでは私たち、~
離れることなく仲間でいましょう。▼~
:[リュール]|
私も、ここで出会った紋章士たちは~
元いた世界の紋章士たちと~
同じように大切に思っていますよ。▼~
:[マルス(紋章士)]|
ああ。~
僕もだよ、リュール。▼~
:[ミスティラ]|
そういうことなら気にせず、~
思う存分絆を深めちゃおう!▼~
例えばこれから紋章士アイクが~
何十人、何百人来たって、~
もれなく全員と仲良くしちゃう!▼~
改めて、~
これからもよろしくね、アイク!▼~
:[アイク(紋章士)]|
ああ。よろしく頼む。▼~
…何百人もの俺には、~
さすがに来てほしくないかもしれんが。▼~
**麗しの珍獣騎士 メリン [#vc57b26a]
***C [#a0895e7b]
:[メリン]|
わあ、見たことがない鳥だ。~
図鑑によると、アスクスズメかあ。~
あっちにはアスクコバトの群れもいる!▼~
エレオスハットーに似ていながら、~
翼の色が全く違う。~
何て美しいんだ!▼~
アンナ隊長は彼らのことを、~
珍しくもない普通の鳥よと言っていたけど…~
僕にとっては初めて見る子ばかり。▼~
異界に来たおかげで、~
この世界にいる動物全てが~
僕にとっては珍獣なんだ。▼~
ンッフッフ! 素晴らしい!~
アスクは素晴らしい珍獣王国だよ!▼~
召喚されて良かったああーーーー!!▼~
:[ベルベット]|
騒がしいわね。▼~
:[メリン]|
!?▼~
あっ、すまない。人がいたのか…!▼~
:[ベルベット]|
まったく。~
これではゆっくり昼寝できないわ。▼~
:[メリン]|
うう…!~
本当にごめんよ。▼~
:[ベルベット]|
まあ、私もこんなところで~
寝ていたのが悪いわね。~
場所を変えるわ。▼~
いつもの岩場であれば、~
変身すればすぐだから。▼~
:[メリン]|
変身?▼~
:[ベルベット]|
それじゃあね。▼~
…………▼~
:(白く光る)|
:[メリン]|
!!~
ひ、人がっ!~
動物になった!?▼~
エレオスに竜族はいたけれど、~
他の動物になる種族はいなかった…▼~
これは何だ? あの長い耳…~
目にも留まらない速さで跳ねていく、~
あの動きは……▼~
う、ウサギだーーーーっ!!~
かわいいーーーーっ!▼~
もっとよく見たい!!~
ま、待って! 待ってくれ!!▼~
大きいウサギさん、待ってくれーーっ!!▼~
***B [#r9450d48]
:[メリン]|
ぜえ、はあ…!~
や、やっと追いついた…!~
大きいウサギの君…!!▼~
:[ベルベット]|
あなたは、さっきの…~
ここまで走ってきたの?~
人の身で?▼~
いえ、よく見ると尻尾があるわ。~
まさか、タグエルに似た種族…?▼~
:[メリン]|
この尻尾は偽物さ。~
僕は残念ながら普通の人間でね。▼~
その、タグエルっていうのは~
君たちの種族名かい?▼~
:[ベルベット]|
ええ。イーリスでは私のような~
兎に姿を変える種族のことを~
タグエルというの。▼~
:[メリン]|
そうなんだね…!~
教えてくれてありがとう。▼~
僕はメリン。~
良かったら種族名だけじゃなくて~
君自身の名前も聞いていいかい?▼~
:[ベルベット]|
…ベルベットよ。▼~
:[メリン]|
ベルベット!! 素敵な名前だ!!~
愛らしさもあり、凛とした響きもある。~
まるで野を駆けるしなやかな姿のような…▼~
ああ…ウサギに姿を変えられるなんて、~
なんと素晴らしい存在なんだ!▼~
いいなあ…~
僕のこの尻尾も、~
本物だったらなあ…▼~
:[ベルベット]|
本物の尻尾が欲しいの?~
もしかして、それを理由に私を狩る気?▼~
:[メリン]|
か、狩るだって!?~
どうしてそんな…!▼~
:[ベルベット]|
私たちの毛皮は珍しくて、~
お金になるそうだから。▼~
元いた世界では昔…タグエルは~
人間たちに獣以下の扱いを受けていた。~
毛皮を売られた仲間もいたと聞くもの。▼~
:[メリン]|
そ、そんなひどいこと…とんでもない!~
僕はそんなこと思っていないよ!▼~
こうして追いかけてきたのも、~
ただ君と話がしたかったからだ。▼~
僕は無類の動物好きでね。~
元いた世界でも様々な動物たちや~
竜である神竜様に敬意を捧げていた。▼~
君のようなタグエルも、~
僕にとっては心から~
信仰したい程の存在だよ……!▼~
:[ベルベット]|
…………▼~
嘘は言っていないようね。▼~
思えばさっき、大声を上げる前も~
動物のことばかりブツブツと~
ひとりで話し続けていたし。▼~
:[メリン]|
あ、あれ、聞こえていたのかい?▼~
:[ベルベット]|
タグエルは耳がいいのよ。▼~
…メリンは、~
本当に動物が好きなのね。▼~
:[メリン]|
動物も、ベルベットも大好きさ。~
是非もっと話をさせてほしい。~
もちろん、君が不快でなければだけど。▼~
:[ベルベット]|
…わかったわ。~
そういうことであれば、来なさい。▼~
仲間を紹介してあげる。▼~
:[メリン]|
な、仲間だって…!?▼~
***A [#w7b71e70]
:[ベルベット]|
さあメリン、着いたわよ。▼~
:[メリン]|
うわあ……!~
動物がこんなに!▼~
:[ベルベット]|
私の仲間たちよ。~
天気が良い日はこの岩場に~
集まることが多いの。▼~
:[メリン]|
ね、ねこ…!~
大きい猫ちゃんがいる!▼~
:[レテ]|
猫ちゃんなどと呼ぶのはやめろ。~
正しくは獣牙族のラグズだ。▼~
ベルベットが認めたのなら仕方がないが、~
私は人間のことは~
すぐに信用しないからな。▼~
:[リィレ]|
レテ、まだそんなこと言って。~
なんだかんだ、ここに来たベオクとは~
仲良くなるくせにー。▼~
:[ライ]|
メリンといったか。~
ここまでよく来たな。~
ゆっくりしていくといいさ。▼~
:[メリン]|
ありがとう。~
急にお邪魔して申し訳ないけれど、~
会えてとっても嬉しいよ!▼~
:[ベルベット]|
彼らはレテ、リィレ、ライ。~
よく一緒に昼寝をしているのよ。▼~
:[メリン]|
猫と兎…いや、~
ラグズとタグエルが一緒に昼寝を?~
想像しただけで眼福すぎる…!▼~
:[レテ]|
…………▼~
:[メリン]|
先程は無礼な呼び方をしてすまない。~
僕はラグズと仲良くなりたいし、~
もっと知りたいと思っているんだ。▼~
:[レテ]|
…此処にはあまり来ないが、~
ラグズは他にも鷹や鴉、鷺、~
それから獅子に、狼も…▼~
:[メリン]|
狼だって?~
それは是非会いたかったな。▼~
僕は故郷で、狼と友達でね。~
いつか狼のラグズとも、~
出会えるといいんだけれど。▼~
:[フランネル]|
待て待て!~
狼ならここにもいるぞ!▼~
:[メリン]|
え?▼~
:[フランネル]|
俺はフランネル。気高きガルーだ。~
カイエン峰で最も狩りの上手かった~
雄々しい姿、特別に見せてやるよ!▼~
うおお…!!▼~
:(白く光る)|
:[メリン]|
へ、変身した!!~
僕の知っている狼とは違うけど、~
大きくてかっこいい!!!!▼~
:[ニシキ]|
おや、お客さんかい?~
それなら妖狐の姿も~
お見せしなくてはね!▼~
はあっ!▼~
:(白く光る)|
:[メリン]|
今度は狐!?~
なんてしなやかで美しいんだ!~
しかも、あんなにモフモフしている…!▼~
:[キヌ]|
えへへー。~
アタシの父さんの毛並み、~
綺麗でしょー?▼~
:[ベロア]|
わたしのパパの毛並みのほうが素敵です……~
ほら見てください。尻尾の先に、~
あんなに丸いホコリが……▼~
:[メリン]|
父さん、パパ…?~
そうか、君たちは親子なんだね。▼~
兄妹に見えてしまうぐらい~
父親が若い気もするけど、~
それも種族の特色ということかな?▼~
ガルーと妖狐の父娘なんて、~
貴重なものを拝ませてもらったよ。▼~
:[ベルベット]|
あら、親子連れが見たかった?~
私にも息子がいるわよ。~
怯えて木陰から出てこないけど…▼~
ほら。▼~
:[シャンブレー]|
知らない奴とうっかり話すと、~
絶滅するー!▼~
:[メリン]|
………かわいい。▼~
:[ベルベット]|
今いる顔ぶれはこれくらいね。~
どうかしら。~
私の仲間たちは。▼~
:[メリン]|
素晴らしいよ!▼~
ラグズにガルーに妖狐、~
それからタグエルとも…~
こんなに近くで話ができるだなんて!▼~
ありがとう、ベルベット…!~
君を心の友と呼ばせてくれ!!▼~
:[ベルベット]|
大げさね。~
でも、喜んでくれたなら嬉しいわ。▼~
私たちは見ての通り、~
元いた世界でも珍しい種族。▼~
メリンのような善い人間になら、~
存在を知ってもらえることも~
覚えておいてもらえることも…▼~
利益のあることだから。▼~
特にタグエルは…いつ種が絶えても~
おかしくないもの。▼~
:[メリン]|
ベルベット…▼~
もし許してくれるのなら僕は、~
君たちのような種族のことを、~
エレオスの皆にも広めるよ。▼~
そうだ。お礼になるかわからないけれど、~
香りの良い野菜やお菓子を詰めた~
お弁当があるんだ。▼~
もしよかったら……!▼~
:[ベルベット]|
あら、そのお弁当、ニンジンも入ってる。~
一つ貰うわね。▼~
…うん、おいしい。▼~
:[メリン]|
はわ…食べている姿も可憐だ!~
今日は最高の一日だよ!▼~
***S [#a3f3dffe]
:[パネトネ]|
まあ…!~
いろんな種族の方々とお友達に?~
素敵なことがありましたですのね。▼~
:[ミスティラ]|
ラグズに、タグエルに、~
妖狐に、ガルーかあ。すごーい!▼~
特務機関の書庫で記述は読んだけど、~
まだ詳しくは知らなくて。~
ねえメリン、もっと教えてよ!▼~
:[メリン]|
ンッフッフ、そう仰るかと思って…~
彼らの情報や変身後の姿を~
詳細に書き記しておいたんだ。▼~
どうぞ、我が姫。パネトネ。▼~
:[ミスティラ]|
やったー! ありがとう!~
さっそく読もうー!▼~
…って、うわあっ!?▼~
:[パネトネ]|
す、すごい風ですます!▼~
:[メリン]|
しまった、紙束が!~
早く拾いに行かないと!▼~
………ん?▼~
飛ばされた先で…~
誰かが拾ってくれてるみたいだ。~
あれって…▼~
ま、まさか…竜!?▼~
竜が1、2、3…いっぱいいるうううう!!▼~
:(白く光る)|
:[チキ]|
はい。これ、あなたのでしょ?▼~
:[メリン]|
…!~
あ、ありがとう!▼~
:[ミルラ]|
こちらにも飛ばされてきました…!▼~
:[ファ]|
ファもひろったー!▼~
:[ノノ]|
ノノもノノもーっ!~
これって、紙を拾う遊び?▼~
:[ンン]|
違うですよお母さん、~
あの人の紙束が飛ばされたのです。~
早く返しに行くですよ!▼~
:[メリン]|
わ、わわわ…!~
みんな竜から、人の姿に…!▼~
:[ミスティラ]|
あれ、マムクートだよ!~
異界の竜族!▼~
:[パネトネ]|
竜族…ルミエル様のような、~
竜に変身する種族ということで~
ございますですか!▼~
:[メリン]|
マムクート……~
この方々が……▼~
:[カンナ(女)]|
はいっ。これで最後だよ!▼~
:[カンナ(男)]|
あんまり遠くまで飛ばなくて~
よかったね!▼~
:[メリン]|
あ…ありがとう…ございます。▼~
:[パネトネ]|
たいへん助かりましたですわ。~
あっという間に集めてくださって、~
流石は竜の為せる技ですます。▼~
:[ミスティラ]|
こんなにたくさんのマムクートと~
いっぺんに出会えるなんてラッキーだね!~
ね。メリン!▼~
…メリン?▼~
:[メリン]|
竜、竜が……~
大好きな竜が……▼~
こんなに大勢…………~
幸せすぎて…………▼~
うーーーん…………▼~
:[ミスティラ]|
あ、倒れた。▼~
:[チキ]|
し、しっかりして!~
おねえちゃん、大丈夫なの!?▼~
:[ミスティラ]|
だいじょうぶだいじょうぶ。▼~
そうだ! 竜の姿で囲んでくれたら~
早く目が覚めるかもしれないから…~
良かったら、お願いできないかな?▼~
:[カンナ(男)]|
わかった!~
お安い御用だよ!▼~
:[カンナ(女)]|
みんなで竜おしくらまんじゅうだね!▼~
:[パネトネ]|
ひ、姫様ったら…なんてことを。~
これでは、メリンが目を開けた時に~
また卒倒してしまいますですわ。▼~
:[ミスティラ]|
いーのいーの。~
こんな幸せ、せっかくだから~
味わいつくさなきゃ!▼~
あたしたちも囲んじゃお、パネトネ!▼~
:(暗転)|
:[ベルベット]|
…………▼~
異常な数の羽音が聞こえてきたから~
来てみたけれど…▼~
竜が…団子状に密集しているわ。▼~
中央にいるのは…メリン?~
よくわからないけれど、~
目が覚めたら喜びそうね。▼~
ふふ…良かったわね、メリン。~
また、みんなでお話ししましょ。▼~
**パーティー聖者 パンドロ [#o02df202]
***C [#t5250c99]
:[パンドロ]|
神竜様…~
今朝も変わらぬ光が拝めることに~
感謝いたします…▼~
加護を受けしエレオス大陸より~
遠く離れたこの地でも…~
どうか皆をお守りください…▼~
…………▼~
よし、朝の祈りは終わりだ。~
特務機関にも教会があってよかったぜ。~
戻る前に祭壇の清掃をして……ん?▼~
!~
召喚師様。~
あなたもお祈りに?▼~
施設の見回り…そうでしたか。~
お忙しい中、頭の下がる思いです。~
日々のお勤めお疲れ様でございます。▼~
そうだ。~
以前からお伺いしたかったのですが、~
異界にはどんな教会があるのでしょう。▼~
数多の英雄との絆深き召喚師様なら、~
異界の教会にも造詣が深いのでは?~
是非お聞かせ願いたいです。▼~
ふむ、ふむふむ……▼~
どこもエレオスとはそう変わらない~
形態のようですね。~
竜信仰が多いのも同じです。▼~
え? 少し変わった教会もある?~
ガルグ=マク大修道院…?▼~
国境に作られた巨大な建物で、~
士官学校が併設され、~
大聖堂が存在する…!?▼~
オレには考えが及びませんが、~
聖地リトスにイルシオンの学園が~
あるような形なのでしょうか。▼~
たいへん興味深いです。~
是非もっとお話しを!▼~
…ええと、~
それなら本人たちから聞くと良い?~
確かに、仰る通りです。▼~
実際にその場所にいた~
士官学校の方々なら、~
より詳しいことをご存知ですよね!▼~
ありがとうございます、召喚師様。~
このパンドロ、ソルムの聖職者の名に懸けて~
大修道院の情報を自力で集めます!▼~
うえーーーい!!!▼~
***B [#td3d74d4]
:[パンドロ]|
士官学校の方、士官学校の方…~
中々見つからないな。▼~
召喚師様は、~
生徒たちは黒い制服を着ているから~
すぐわかると仰っていたが、▼~
黒い服の英雄も多いし、逆に~
全然違う服を着た生徒もいるみたいで、~
今のところ全然わからねえ…!▼~
さっきも黒い服の若そうなやつに~
「うぇーい! こんにちはー!~
士官学校の生徒さんですかー!?」って、▼~
声を掛けたらすげー睨まれたし…~
はあ…ちょっと疲れたな…~
そこの日陰で休むか。▼~
誰もいないだろうけど、~
お邪魔しまー…▼~
:[ベルナデッタ]|
びゃあああああああ!?▼~
:[パンドロ]|
わーーーーっ!!!!~
悪い、先客がいたのか!~
すぐに場所を変え…おお!?▼~
その黒い制服、それって…!~
アンタ、士官学校の生徒か!?▼~
:[ベルナデッタ]|
そ、そうですけど……▼~
:[パンドロ]|
うぇーい!! やったーーー!!~
これこそ神のお導きだ!!▼~
オレはソルム王国のパンドロ!~
アンタは?▼~
:[ベルナデッタ]|
うう……~
ベルナデッタ=フォン=ヴァーリです……▼~
:[パンドロ]|
ベルナデッタさん!~
オレ、大修道院のことが知りたいんだ。~
良かったら色々教えてくれないか!?▼~
ここじゃ話しにくいなら、~
こんど宴を開くからそこでどうだ!?~
友達も大勢呼んでくれて構わないし…▼~
:[ベルナデッタ]|
う、ううううう……▼~
:[パンドロ]|
ん?~
どうしたんだ、小刻みに震えて。~
はっ! 体調が悪いなら治療を…▼~
:[ベルナデッタ]|
いりませええん!!▼~
ベルは静かに過ごしたかったのに~
突然押し掛けてきたうえに、うぇーいとか~
言っちゃって何なんですかあ!?▼~
無理です! 宴はもっと無理です!~
もう他の場所に行きますので!~
ベルのことはどうかこのまま忘れて下さい!▼~
:[パンドロ]|
………行っちまった。▼~
そりゃそうか。知らない奴に~
突然馴れ馴れしくされたら驚くよな。~
悪いことしたぜ。▼~
神竜様…~
異界の英雄様の御心を乱したこと~
どうかお許しください…▼~
でもまあ、一人は見つけられた。~
この調子で他の生徒も探してみよう。~
ん? 奥にも誰かいるな…?▼~
:[スタルーク]|
ひ、ひええええええ!!!▼~
:[パンドロ]|
おわーーーーーっ!!?▼~
あ、ス、スタルーク王子!?~
このような日陰で何を!?▼~
:[スタルーク]|
何もしていません……~
いえ、呼吸はしていましたね…▼~
僕なんかがアスクの貴重な空気を~
許可なく吸い続けてごめんなさい…▼~
ここには偉大な英雄様が多くいらして~
気後れしてしまうので、よくここで~
日陰と同化しているんです…▼~
:[パンドロ]|
はあ…先程のベルナデッタさんと~
一緒にですか?▼~
:[スタルーク]|
ベルナデッタさんと仰るのですね…~
僕の行く先々でよくお見掛けするのですが、~
特にお互い交流しないので…▼~
偶に、あの制服を着た方々が~
この先の泉に集まっているのですが、~
僕は怖くて近づけません…▼~
:[パンドロ]|
泉に、士官学校の生徒たちが…!?~
素晴らしい情報をありがとうございます!▼~
それではオレはこれで。~
良き時間をお過ごしください。▼~
スタルーク王子、うぇーい!▼~
:[スタルーク]|
うぇーい…▼~
***A [#n0ac120c]
:[パンドロ]|
スタルーク王子によると、この辺りに~
士官学校の生徒たちが集まってるって~
いうことだったんだが…▼~
うーん。~
今日は誰もいないみたいだな。~
仕方ない、出直すか。▼~
:[ベレス]|
そこの君、落とし物だ。▼~
:[パンドロ]|
え? あーっ!~
オレの聖書!~
ありがとうございます!▼~
:[ベレス]|
構わない。~
落とし物を拾うのには慣れている。▼~
:[パンドロ]|
普段から善行を積まれているのですね…▼~
あの、迷惑ついでにお伺いしたいのですが、~
この辺りで士官学校の生徒たちが~
いそうな場所ってご存じないですか?▼~
:[ベレス]|
いくつか心当たりがある。~
自分の教え子たちに会いたいのか。▼~
:[パンドロ]|
教え子?~
じゃあもしかして、あなたは…▼~
:[ベレス]|
士官学校の教師をしている。~
ベレスという。▼~
:[パンドロ]|
学校のご関係者だーっ!▼~
何たる幸運!~
これぞ神の思し召し!~
神竜様のご加護に感謝を…▼~
…おっと、祈っている場合じゃない。~
ベレス先生。~
オレはパンドロと申します。▼~
ソルム王国で聖職者をしており、~
異界の大修道院の話に感銘を受けました。▼~
詳しく話を聞きたいと思い~
士官学校の生徒たちを探していましたが、~
よろしければ先生からお話を伺いたく。▼~
:[ベレス]|
自分に教えられることであれば。~
何が知りたいの?▼~
:[パンドロ]|
ありがとうございます!~
ではまず大修道院の規模と設備、~
雰囲気や人々の様子などを……▼~
:(暗転)|
:[パンドロ]|
たいへん勉強になりました、先生!~
お陰様でイメージを掴めました。~
親切に地図までお描きいただいて。▼~
:[ベレス]|
パンドロの役に立てたのなら、良かった。▼~
:[パンドロ]|
敷地内に犬や猫がいるというのが~
良い意味で意外でしたね。▼~
我々の拠点である聖地ソラネルにも~
動物たちがいるので、~
似た点があって嬉しく思います。▼~
もしかして、釣り池などもあったり?▼~
:[ベレス]|
あるよ。▼~
:[パンドロ]|
おお…!~
では、プールは?▼~
:[ベレス]|
それは……なかった気がするね。▼~
:[パンドロ]|
何もかも同じというわけでは~
ないですよね。~
失礼しました。▼~
:[ベレス]|
謝らなくていいよ。~
パンドロの教えてくれた、~
ソラネルの話は興味深く思っている。▼~
信仰対象である神竜様は、~
そこで釣りをしたり泳いだり~
しているんだね。▼~
:[パンドロ]|
あ、遊んでおられるわけではないですよ?▼~
武器や道具などの装備を整えたり、~
一緒に食事をしたり、~
贈り物を下さったりもします!▼~
:[ベレス]|
ふっ……▼~
:[パンドロ]|
ベレス先生?▼~
:[ベレス]|
少し、親近感がわくと思った。~
自分も教え子たちに対して、~
よくそんなことをしていたから。▼~
:[パンドロ]|
そうでしたか…!▼~
親近感と言えば、オレもベレス先生に~
どこかで会ったような感覚が。~
ええと……▼~
…そうだ。~
紋章士ベレト様に、すごく似ているんだ。▼~
:[ベレス]|
ベレトに?~
姿は違うが、彼は自分と同じ存在だ。▼~
:[パンドロ]|
ええっ!!~
ではベレス先生も実質、紋章士様!?▼~
:[ベレス]|
同じ存在を元にした英雄は、~
特務機関に多くいる。~
ここでは、特段驚くことではないよ。▼~
パンドロもいつか、姿や性格が違う~
自分自身と出会うかもしれない。▼~
:[パンドロ]|
それは少し楽しみです。▼~
:[ベレス]|
こっちに来るといい。~
次は教え子たちのところに案内しよう。▼~
折角、大修道院を知ってもらう機会だ。~
自分からの話だけではなく、~
彼らからの話も聞くといい。▼~
:[パンドロ]|
は、はい!~
ありがとうございます!▼~
大修道院の話を聞けただけでなく、~
紋章士様と同じ存在に会えるだなんて。~
落とし物を拾ってもらって良かった…!▼~
うぇーい!!▼~
:[ベレス]|
うぇーい……?▼~
***S [#f64194b8]
:[パンドロ]|
あっ、召喚師様…!~
はい、あのあと無事に~
大修道院の話を聞くことができました。▼~
エレオスにいた紋章士様と~
姿の異なる同じ存在、ベレス様に~
お会いすることが出来たおかげで、▼~
生徒さんたちをご紹介いただき~
各施設の広さや用途など、~
体験に基づく情報が得られたのです。▼~
それにしても、~
紋章士の元となった存在だけでなく~
姿の違う英雄も存在するとは…▼~
数多の世界から英雄を呼び出す~
召喚師様のお力、~
改めて凄まじいものだと認識しました。▼~
…え?~
姿が違う存在を認識してくれたなら、~
紹介したい人がいる、と…?▼~
ええと、どなたなのでしょう。▼~
:[リュール(女)]|
パンドロ!~
会えて嬉しいです!▼~
:[リュール(男)]|
あなたも召喚されたのですね。~
とても心強いです!▼~
:[パンドロ]|
し、信仰対象が二人ーーーー!!?▼~
:[リュール(男)]|
私たちも異界に、~
姿の違う同じ存在がいたのです。~
他にも、強力な装備の私たちがいますよ。▼~
:[リュール(女)]|
私には水着の私もいます。~
今度紹介させてくださいね。▼~
:[パンドロ]|
ま、まま待ってください、混乱してきました。~
理解はしていたつもりでしたが、~
いざ目の前に複数おわしますとちょっと…!▼~
エレオスに戻ったら神竜様の人数分の~
教会を建てるべきでしょうか。▼~
であれば先にそちらを考えないと。~
この計画は一旦中断して…▼~
:[リュール(女)]|
計画?~
もしかして、この紙束ですか?▼~
:[リュール(男)]|
! すごいです。~
ガルグ=マク大修道院の地図に、~
施設の概要がびっしりと…!▼~
:[パンドロ]|
聖職者としては異界の大教会に~
たいへん興味がありまして、~
情報を集めていたんです。▼~
そう…~
いつか、ここでできたら~
良いなと思ったんです…▼~
大規模な宴を!!▼~
:[リュール(女)]|
宴、ですか?▼~
:[パンドロ]|
はい!▼~
ソルム王国でも、教会に人を集め~
信者たちを楽しませるために定期的に~
宴を開いていましたが、▼~
この規模の教会で開催したことはありません。~
装飾のし甲斐がありそうですし、~
人も大勢集まって騒げます。▼~
何故か落とし物が多いそうなので~
宴会場の入り口付近には、~
落とし物を保管しておく台を設置して…▼~
……あれ?~
召喚師様??~
渋い顔をされてどうしたのですか?▼~
ええと…そこでの宴は、~
やめておいた方が良いかも…?▼~
:[リュール(男)]|
どうしてでしょう。~
楽しそうで良い計画に思えますが…▼~
:[リュール(女)]|
あ、ちょうど良いところに~
セテスさんが。パンドロ、~
彼にこの計画書を見せてみましょう!▼~
:[パンドロ]|
おお?~
召喚師様が更に~
渋い顔に…!?▼~
だがオレはこの宴を開催したい…!~
セテスさーん! すみませーん!~
この計画書をご覧ください!▼~
:[セテス]|
計画書だと?▼~
これは、大修道院の施設について~
記載されたものか。~
ほう……よくまとめられている。▼~
異界の英雄がここまでよく調べたものだ。~
素直に感心するが、一体何の計画を……▼~
……宴だと!?▼~
大聖堂の飾りつけ!?~
皆で歌い踊り、夜を明かす!?~
ベレス、ベレトによる舞踏指導!?▼~
:[パンドロ]|
ベレス様からは許可いただいております。▼~
:[セテス]|
こ、これは……~
概要は分かる、だが余りにも……~
許容しがたい……▼~
…………▼~
:[リュール(男)]|
セテスさんが立ったまま気絶された!?▼~
:[リュール(女)]|
パンドロ、すぐに杖を!▼~
:[パンドロ]|
す、すみません!~
やはり細部の詰めが甘かったでしょうか!▼~
召喚師様のご反応で~
気付くべきでした…▼~
ですが、神竜様も増えられたことですし~
もう少し派手に楽しい計画に整え、~
再度提出いたします。!▼~
今後ともどうか見守っていてください。~
神竜様方、そして、~
召喚師様!▼~
**みんな大好き フォガート [#w95a411b]
***C [#r88b1610]
:[フォガート]|
いたたた…~
不覚を取ったよ。~
狩りをしてて、足を踏み外すなんて。▼~
せっかく異界に来たからって、~
よく知らない森の奥まで~
入ったのが失敗だったなあ。▼~
獲物には逃げられるし、~
拠点からはかなり離れちゃったし、~
はあ…どうしようー…▼~
:[リズ]|
あなた、大丈夫?~
ケガしてるの?▼~
:[フォガート]|
え? わあっ!~
君は…▼~
:[リズ]|
驚かせてごめんね。~
わたしはリズっていうの。▼~
他の英雄さんから、~
探し物をしてほしいってお願いをされて~
ここまで来たんだけど…▼~
しゃがみ込んでる人がいるし、~
動けないみたいだったから~
心配になって見に来ちゃった。▼~
:[フォガート]|
そうだったのか、ありがとう!~
俺はフォガート。~
エレオス大陸から来たんだ。▼~
獲物を追いかけて~
足元見ずに走ってたら、~
踏み外しちゃってこの通りだよ。▼~
:[リズ]|
足を捻っちゃってるね。~
痛そう…~
待ってて、すぐに回復してあげる。▼~
癒しの輝き…ライブ!▼~
:(白く光る)|
:[フォガート]|
助かったよ、リズ!~
すっかり痛みが引いた!~
君は命の恩人だよー!▼~
:[リズ]|
そんな、大げさだよ。気にしないで。~
困っている人は助けなきゃ。~
わたしは、正義の味方…▼~
クロム自警団なんだもん!▼~
:[フォガート]|
自警団?▼~
:[リズ]|
そう!~
どんなお悩みも、~
ずきゅーんときて、ズバッと解決しちゃう!▼~
これからも何かお困りごとがあったら~
わたしや、自警団のみんなに~
相談してね!▼~
:[マリアベル]|
リズ、見つかりましたわよ。~
竜のぬいぐるみですわ!▼~
如何ですこと、ソールさん?▼~
:[ソール]|
うんうん、依頼者の失くし物と~
特徴が一致しているね。~
間違いないと思うよ。▼~
:[リズ]|
やったあ!~
これで任務完了だね。~
早く持ち主に知らせてあげなきゃ。▼~
それじゃあ、わたしたちは戻るけど~
フォガートも気をつけてね。~
あんまり無理しちゃダメだよー!▼~
:[フォガート]|
うん、ありがとうー!▼~
…………~
この世界にもいたんだ。~
自警団をしてる英雄。▼~
それにしても、探し物の依頼かあ。~
俺達もよくソルムの民に頼まれて~
色んなことしてたなあ。▼~
なんだか親近感わいちゃった。~
今度改めて、お礼を言わないと!▼~
***B [#i1845dac]
:[フォガート]|
見つけたー!~
ここがクロム自警団の天幕か。▼~
入り口に大きい垂れ幕がかけてあって~
わかりやすくて助かるなあ。▼~
ん? こっちにも垂れ幕がある。~
…クロム様…絶対…死守…?~
何かの標語かな。▼~
:[リズ]|
あれ? あなたはこの前の…~
フォガート?▼~
:[フォガート]|
リズ!~
良かった、また会えて!~
お礼がしたくて探していたんだ。▼~
この前は助けてくれてありがとう。~
これ、町に行って買ってきたお菓子。~
良かったら自警団の皆で食べてー!▼~
:[リズ]|
こんなに沢山!?~
気にしないでって言ったのに。~
でもみんな喜ぶよ、ありがとう!▼~
:[フォガート]|
自警団の天幕、目立っててすごくいいね。~
俺、こういうの大好きー!▼~
あ、こっちにも標語がある。~
リズ様絶対死守…これって君のこと?~
様付けってことは、もしかして…▼~
:[リズ]|
うん。一応、イーリス聖王国の~
王女なんだ、わたし。▼~
:[フォガート]|
そうだったんだ!~
実は俺も! ソルム王国の王子で、~
自警団を結成しているんだよー!▼~
:[リズ]|
ほんとに!?~
異界にもいたんだ…!~
自警団を結成してる王族の人!▼~
:[フォガート]|
あはは、俺も同じこと思った!▼~
王女ってことはさ~
リズはいつかイーリスの女王になるの?▼~
:[リズ]|
ううん。~
王位はお兄ちゃんが継ぐから。▼~
:[フォガート]|
そっかそっか。~
ソルムは女王制だからつい。~
こっちは、姉さんが継ぐ予定。▼~
立場も同じだし、~
リズと俺はすごく似てるねー!▼~
:[リズ]|
ほんと、そっくり。~
知り合えてよかったよー!~
自警団のみんなにも紹介したいな。▼~
…あれ? 近くで見ると、~
フォガートの瞳…変わった光り方してる。~
きらきらしててきれいだね。▼~
:[フォガート]|
褒めてくれて嬉しいな。~
この瞳は砂漠の星空を思わせる…って~
身内の間では評判なんだ!▼~
その分、お忍びでどこか行くときには~
目元隠さないといけないから~
ちょっと苦労するけど。▼~
:[リズ]|
見られちゃいけないものなの?▼~
:[フォガート]|
公式の場以外では、あまりね。~
これはソルム王族に発現する、~
しるしみたいなものだからさ。▼~
:[リズ]|
それって、聖痕……~
ソルムにもあるんだ……▼~
:[フォガート]|
イーリスでは聖痕って言うんだね。~
もしかしなくても、リズにもあるの?~
良かったら見せてよー!▼~
:[リズ]|
!~
わ、わたしには…その…▼~
:[フォガート]|
ん?▼~
:[リズ]|
あ……ごめんね、フォガート。~
わたし、自警団のお仕事あったの忘れてた。~
すぐ行かなきゃ…!▼~
またゆっくり話そう! じゃあね!▼~
:[フォガート]|
え? あれれ…▼~
…俺、何か気分を害すること~
言っちゃった…のかな。▼~
***A [#v2c9af14]
:[フォガート]|
リズ、やっと見つけた!▼~
:[リズ]|
フォガート…▼~
:[フォガート]|
この前はごめん。~
別れ際の様子がおかしかったから、~
俺が何かしたなら教えて欲しいんだ。▼~
:[リズ]|
…フォガートは悪くないよ。~
謝るのはわたしのほう。~
急に立ち去ってごめんなさい。▼~
聖痕の話になったから、つい。~
あのね、フォガートには~
話しておこうと思うんだけど…▼~
わたしには…聖痕がないの。▼~
:[フォガート]|
……そうだったんだ。▼~
:[リズ]|
昔はこのことで、~
すごく悩んだ時期があってね。~
わたしだけ家族じゃないのかも、とか。▼~
色々あってその疑念は晴れたんだけど、~
今でもわたし自身に~
聖痕がないのは事実だから。▼~
えへへ…フォガートのこと、~
羨ましいなって思っちゃって。▼~
:[フォガート]|
本当にごめん~
事情も知らずに、俺は…▼~
:[リズ]|
ううん! わたしこそ、~
フォガートがわたしたちのこと、~
似てるって言ってくれて嬉しかったの。▼~
でもね…~
フォガートが似てるのはわたしじゃない。~
わたしのお兄ちゃんの方だよ。▼~
王子で、自警団で…▼~
:[フォガート]|
聖痕を持ってるから?▼~
確かにそこは同じだけど…~
俺はやっぱり、似てないと思う。▼~
:[リズ]|
どうして?▼~
:[フォガート]|
俺は国王にはならないからさ。▼~
:[リズ]|
あ…▼~
:[フォガート]|
王になる人とならない人には、~
結構大きな線引きがあると思ってるんだ。~
俺には、王の責務や重圧はわからないし…▼~
それを背負うのは姉さんだから。~
俺には傍で、家族として、~
それを支えるしかできないから。▼~
王族で、自警団で、~
いずれ国王になるきょうだいがる…~
俺達が一番似ているって思ってるよ。▼~
:[リズ]|
そっか…そうだね。~
フォガートはお姉さんを、~
わたしはお兄ちゃんを支えるんだもんね。▼~
:[フォガート]|
うん。それとさ、さっきリズは俺のこと~
羨ましいって言ってくれたけど、~
俺もリズのこと羨ましいって思ってる。▼~
:[リズ]|
え!? な、なんで!?▼~
:[フォガート]|
しるしが無いと、危険を回避できるから。~
俺は遠目だと気付かれにくいけど…~
近づいて話すときは苦労するんだ。▼~
下手に賢い相手に気付かれた時は~
攫われそうになったり、~
殺されそうになったりしてさ。▼~
:[リズ]|
…そんなことが…▼~
:[フォガート]|
この瞳は気に入っているけど、~
俺の役割を思うと~
使いづらい一面もあるんだ。▼~
何度か考えたことさえあるよ。~
このしるしが無かったらなあ、って。▼~
そうしたらもっと、姉さんのために~
陰で動けるのに。▼~
:[リズ]|
…………▼~
考えたことなかった。~
聖痕があることで、~
危険に巻き込まれるかもしれないって。▼~
それでも、わたしはやっぱり~
聖痕があったらいいなって、~
そう思っちゃうんだけど…でも、▼~
フォガートはもしも瞳のしるしが~
なかったら、もっとお姉さんのために~
動けるって言ってた。▼~
だから、わたしがお兄ちゃんのために、~
陰で動ける利点を持っているのなら、~
それは…誇らしい気持ちだよ。▼~
:[フォガート]|
うん。それは、~
俺にとっては欲しくても得られないものだ。▼~
俺もリズの話を聞いて~
この瞳のこと、~
ちゃんと大切にしようと思った。▼~
話してくれてありがとう、リズ。▼~
:[リズ]|
わたしこそ、ありがとう。▼~
:[フォガート]|
じゃあこれで、~
俺たちのわだかまりも~
解けたってことでいいのかな…?▼~
:[リズ]|
もちろん!~
わたし、もっとフォガートと~
色々話したいな。▼~
今度はお互いの自警団のこと~
紹介し合うのはどう?▼~
:[フォガート]|
それ、すっごく楽しそう!~
いつか皆で宴もできるといいな。▼~
綿密な計画を練るためにも、~
みんなのこと教えてよ、リズ!▼~
***S [#y8a9443e]
:[フォガート]|
ふうっ、会場は盛り上がってるね。~
宴は楽しめてる? リズ。▼~
:[リズ]|
すっごく楽しい!~
ソルムの自警団のみんなとも、~
仲良くなれて良かったよー!▼~
:[フォガート]|
俺たち新参者だから、まだ人数が少なくて。~
殆どは自警団じゃなくて、~
神竜軍の仲間たちなんだけどね。▼~
これからの人員にも期待しててよ。~
すっごく美味しい料理を作る~
俺の親友もいるから!▼~
:[リズ]|
ほんと? 楽しみ!~
ミスティラさんが振舞ってくれた~
お肉も、おいしかったなあ。▼~
わたし、熊肉は苦手なんだけど~
今回のはぜんぜん平気だった。▼~
:[フォガート]|
あれはラピスが仕留めた熊だって~
言ってたから、~
血抜きの方法が上手かったのかも?▼~
フレデリクさんは、~
すごい勢いで逃げ回ってたけど…▼~
:[リズ]|
あはは! でもお兄ちゃんと~
ルフレさんが熊肉大好きだから、~
そのぶんいっぱい食べられて喜んでたよ。▼~
:[フォガート]|
そっか。クロムとルフレ…~
いや、クロムさんとルフレさんが~
楽しめていて良かったよ。▼~
実はね、俺たちの世界では~
腕輪に宿った紋章士として~
二人が力を貸してくれていて。▼~
その時に紋章士クロムと話したんだ。~
いつかみんなで集まって~
宴なんかできたら楽しそうだね、って。▼~
今夜は…~
それが叶ったみたいで嬉しいよ。▼~
:[リズ]|
二人がエレオスに!?~
すごいすごい!~
身内として鼻が高いよ!▼~
:[フォガート]|
…………▼~
:[リズ]|
どしたの、フォガート?▼~
:[フォガート]|
みんなに出会えて、宴が楽しくて、~
少しだけ忘れていたけど…~
俺たちは戦の最中にいるんだなって。▼~
ここでの戦が終わったら、また…~
リズたちと別れて元の世界で~
戦うんだと思うと、寂しいね。▼~
:[リズ]|
その気持ち、わかるよ。~
わたしもたまに思うんだ。~
みんなとお別れするのやだなーって。▼~
でも、先のこと考えて~
今この時を楽しまないのはもったいないよ。~
特に今日は宴なんだし!▼~
:[フォガート]|
そうだよね。~
暗い顔して、みんなを心配させたら~
台無しになっちゃう。▼~
:[リズ]|
ふふふ、さてはフォガートも、~
明るく見えて思い悩むタイプと見た!~
そういうところもわたしと似てるね。▼~
:[フォガート]|
リズは、こういう時どうしてるの?▼~
:[リズ]|
うーん。戦いのない時に、思いっきり~
息抜きするかな。息抜きにかけては、~
わたしの右に出る人はちょっといないよ。▼~
あとはね、~
思い切っていたずらしちゃう。~
誰かの背中にカエルを入れるとか!▼~
:[フォガート]|
それは思いつかなかった!~
今度真似しちゃおうかな。~
神竜様にしたら、怒られちゃうかな?▼~
:[リズ]|
怒られてもいいんだよ。~
うわーって逃げて騒いでたら、~
気分が明るくなってくるんだから!▼~
:[フォガート]|
あはは、確かに。~
逃げ回ってるリズを想像すると、~
なんだか元気が出てきた。▼~
良かったらこの先もさ、~
色々と相談に乗ってくれない?~
ね、頼むよリズ先輩!▼~
:[リズ]|
も…もう~。仕方がないなあ。~
英雄の先輩として、このリズ様に~
どどーんと任せてくれていいよ!▼~
:[フォガート]|
ありがとう!~
頼りにさせてもらっちゃうよー!▼~
じゃあそろそろ宴に戻ろうか。~
今日の宴は今日だけのものなんだ。~
最高の思い出にしよう!▼~
:[リズ]|
会えなくなっても忘れないよ、~
エレオスのみんなとの宴のこと。▼~
瞳がきらっとして、ばーんと明るい~
友達がいたこと!▼~
:[フォガート]|
俺も俺も! クロム自警団や~
リズのこと忘れない。▼~
ずっと、だーい好きだよ!▼~
**闘いの熱砂 ミスティラ [#h9ace987]
***C [#n93d75d7]
:[ミスティラ]|
よいしょ…っと!~
焚き火用の薪はこれぐらいあれば~
じゅうぶんかなー。▼~
今日もいっぱいお肉を焼いて、~
みんなで食べて、歌って、~
楽しまなきゃね!▼~
…っと、あわわ、バランスが。~
ちょっと欲張りすぎたかも…!▼~
わ、わわわ…!▼~
:[ティアマト]|
危ない!▼~
:[ミスティラ]|
あ…支えてくれてありがとう!▼~
:[ティアマト]|
間に合って良かったわ。~
欲張る気持ちはわかるけれど、~
薪は一気に運ぶと危険よ。▼~
ええと、あなたは…見ない顔ね。▼~
:[ミスティラ]|
あたし、最近来たばかりなの。~
エレオス大陸にあるソルム王国の、~
第一王女ミスティラ! よろしくね。▼~
:[ティアマト]|
!~
異界とはいえ王女殿下とは知らず、~
失礼を…▼~
:[ミスティラ]|
そんな、畏まらないで!~
あたしの方が新参者なんだから!~
それに、助けてもらっちゃったし。▼~
:[ティアマト]|
申し遅れました。~
私はグレイル傭兵団の副長、~
ティアマトと申します。▼~
:[ミスティラ]|
ティアマトさんかあ、よろしくね!▼~
ん? 待って。グレイル傭兵団…~
どこかで聞いたことがあるような。▼~
…………▼~
あああーーーーっ!!!!▼~
:[ティアマト]|
ど、どうされましたか!?▼~
:[ミスティラ]|
思い出した、アイクの傭兵団だ!~
うわわ、感動…!▼~
:[ティアマト]|
ミスティラ王女は、~
アイクと知り合いなのですか?▼~
:[ミスティラ]|
うん! エレオス大陸では、~
アイクはものすごい力を持った~
紋章士として顕現されていたの。▼~
紋章士アイクの宿った指輪は~
我が国ソルムに託されてたんだ。~
傭兵団のこと、よく話してくれたよ。▼~
村を襲う盗賊を追い払ったり、~
王女に頼まれて侵略者を倒したり…~
困ってる人を放っておけなかったんだって。▼~
話してる時のアイクは~
とっても優しい顔をしてて、~
大事にしてることが凄く伝わってきた。▼~
:[ティアマト]|
アイクが、そんなことを…▼~
:[ミスティラ]|
いつか会いたいって思ってたから、~
こんな風に叶うなんて感激!!▼~
そうだ。~
今からお肉を焼こうと思うんだけど、~
是非おもてなしさせてよ!▼~
夕刻頃に、この先の湖畔に来て欲しいな。▼~
:[ティアマト]|
お招きありがとうございます。~
必ず伺いますね。▼~
アイクの話も勿論ですけれど、~
ミスティラ王女のお話も是非~
お聞かせいただきたく存じます。▼~
:[ミスティラ]|
勿論! あたしも、~
ティアマトさんと沢山お話ししたい!▼~
***B [#xe838e03]
:[ミスティラ]|
ふふん、ふん、ふん~♪~
お肉~♪~
お肉の下ごしらえ~♪▼~
同じ大きさに切って~♪~
串に刺して~♪▼~
:[イレース]|
ぐううーーーーーー。▼~
:[ミスティラ]|
な、なに今の!?~
あたしのお腹の音!?~
いや、違うみたい…▼~
:[イレース]|
美味しそうですね……▼~
:[ミスティラ]|
うわっ!~
い、いつの間に。▼~
もしかして今の音、あなたの?▼~
:[イレース]|
はい……私……~
とってもお腹が空いていて……▼~
美味しそうな匂いにつられて、~
来てしまいました……▼~
:[ミスティラ]|
まだ焼いてないのに?~
生肉の匂いで来たってこと?▼~
:[イレース]|
もう我慢できません……~
いただきます……▼~
:[ミスティラ]|
わーーーーっ!~
ダメダメ! 生肉はダメ!~
お腹痛くなっちゃうから!!▼~
:[イレース]|
お腹が空いているよりも……~
お腹が痛い方がましです……▼~
止めないでください……~
お肉…お肉……▼~
:[ミスティラ]|
この子、すごい力だ!~
ちょっと誰か! 誰かーーっ!▼~
:[ワユ]|
助っ人参上っ! せやっ!▼~
:[イレース]|
うっ。▼~
:[ミスティラ]|
あっ、気絶した。▼~
ありがとう、助かったよ!~
ええと、あなたは?▼~
:[ワユ]|
グレイル傭兵団のワユ!~
うちの団員がごめんね。▼~
:[ミスティラ]|
またアイクの傭兵団の…!~
ええと…~
しかも、この子も?▼~
:[ワユ]|
その子はイレース。~
お腹がすくと凄い力を発揮するの。▼~
理性を失った時は剣の柄で~
なるべく優しく、~
首の後ろをこうするしか。▼~
:[ミスティラ]|
あはは、慣れてる感じだ。~
二人は仲良しなんだね!▼~
ねえ、ワユ。~
あなたはお肉好き?▼~
:[ワユ]|
好き好き! だーい好き!▼~
:[ミスティラ]|
じゃあお肉が焼ける頃、~
イレースを連れて遊びに来てよ!▼~
生肉食べちゃうのは困るけど、~
お肉好きな人は大歓迎!▼~
あたしはソルム王国のミスティラ。~
さっきティアマトさんもご招待したから、~
みんなで話せると嬉しいな!▼~
:[ワユ]|
ティアマトさんも!?~
わあ、楽しそう!~
お招きありがとうー!▼~
:[イレース]|
うう……▼~
:[ワユ]|
いけない、目覚めかけてる!▼~
じゃああたしはこれで!~
お肉がしっかり焼けるまで、~
イレースのことは遠ざけておくねー!▼~
:[ミスティラ]|
お願いしまーす!▼~
***A [#o4f92007]
:[ミスティラ]|
ふふん、ふん、ふん~♪~
お肉~♪~
やっとお肉が焼けるよ~♪~
火起こしをしてじゅうじゅう~♪~
なんかこうしてると~♪~
ソルムの砂漠を思い出すなあ~♪~
:[セネリオ]|
…そこのあなた。▼~
:[ミスティラ]|
ん?▼~
:[セネリオ]|
大声で歌うのは皆の迷惑ですよ。▼~
焚火も感心しませんね。~
敵襲があれば格好の的になります。▼~
:[ミスティラ]|
! あなた…~
グレイル傭兵団の人ね。▼~
:[セネリオ]|
…ええ。~
あなた、ここにいる英雄の所属を~
全て記憶しているのですか?▼~
:[ミスティラ]|
あはは、まさか!▼~
お肉の準備をしてたら傭兵団の人が~
何故かじゃんじゃん集まってくるから、~
あなたもそうなのかなーって!▼~
:[セネリオ]|
ただの予想でしたか…~
誰が来たのか知りませんが、~
一緒にしないでください。▼~
:[ミスティラ]|
敵襲のことなら安心して。~
一応、地形的に死角になる場所を~
選んだつもりだから。▼~
心許ないなら、~
ここで一緒にお肉食べる?~
戦力が増えて懸念が小さくなるよ!▼~
:[セネリオ]|
お断りします。~
もう戻りますので。▼~
:[ミスティラ]|
そっか、残念。▼~
それにしてもこんなに沢山、~
グレイル傭兵団の人が来てくれるのは~
どうしてなんだろう?▼~
ソルムにいた頃、~
アイクの指輪をずっとしてたせいかな?▼~
:[セネリオ]|
アイクの…?▼~
…………▼~
:[ミスティラ]|
あれ、戻るんじゃなかったの?▼~
:[セネリオ]|
気が変わりました。~
あなた方の世界の紋章士には、~
少し興味がありますので。▼~
その指輪は、ここにはないのですか?▼~
:[ミスティラ]|
少なくともあたしは持ってないよ。~
アスクに召喚された時には、~
着けてなかったし。▼~
:[セネリオ]|
どんな指輪だったのです?▼~
:[ミスティラ]|
幅が広い大ぶりの指輪で、~
地金に彫刻が施されてたよ。~
あと、青い宝石がついてた!▼~
:[セネリオ]|
装着すると紋章士の力を~
借りられるとは、どんな感覚なのです?~
出せる力は、技は、体の変化は?▼~
:[ミスティラ]|
え、ええと。▼~
:[セネリオ]|
もっとも気になるのは、~
紋章士との意思疎通についてですね。▼~
アイクとは何を話したのですか?~
傭兵団のことをどのように?~
どこまでの記憶を持っていたのです?▼~
:[ミスティラ]|
…………▼~
ぷっ、あはは!▼~
:[セネリオ]|
何ですか。▼~
:[ミスティラ]|セネリオったら!~
もっと口数少ないのかと思ったら~
すごく饒舌じゃない!▼~
口を開けばアイクのことばっかり。~
元のあなたも、アイクのこと、~
本当に大好きなんだね!▼~
:[セネリオ]|
好きとか嫌いとか…~
そんな軽々しい言葉に興味はありません。▼~
……ん?~
待ってください。~
僕、名乗りましたか?▼~
それに、「元のあなたも」とは…▼~
:[ミスティラ]|
ふふふ。グレイル傭兵団が~
うるさいぐらい賑やかだって話、~
ほんとだったね。▼~
:[セネリオ]|
それも、アイクが?▼~
:[ミスティラ]|
別の紋章士から聞いたの。~
指輪じゃなくて腕輪に宿ってて、~
中々仲間にできなくて大変だったなあ。▼~
その人もグレイル傭兵団所属でね。~
凄腕の参謀だって聞いてたよ。~
名前は……▼~
紋章士セネリオ。▼~
:[セネリオ]|
…………▼~
…………▼~
…………▼~
え?▼~
:[ミスティラ]|
わーん、セネリオー!~
ここで会えて嬉しいよ!!~
また聞かせて、傭兵団の話!▼~
:[セネリオ]|
えええ……▼~
ぼ、僕が、紋章士……?~
理解に、苦しみます……▼~
***S [#y2cc8a4b]
:[ミスティラ]|
ふふん、ふん、ふん~♪~
お肉~♪~
ついに焼けたよ~♪▼~
みんなで美味しいお肉を囲んで~♪~
アスク王国でも~♪~
とびっきりの宴~♪▼~
:[ティアマト]|
中々個性的…いえ、~
素敵な歌声です、ミスティラ王女。▼~
:[ワユ]|
うーん! 焼きたてのお肉、~
とっても美味しい!~
絶妙な火加減だよ!▼~
:[イレース]|
はぐ……はぐ……~
もぐ……むしゃ……~
いくらでも……入りそうです……▼~
:[ミスティラ]|
あはは、いい食べっぷり!~
ティアマトさんも、ワユも、イレースも~
約束通り来てくれてありがとう!▼~
アイクから聞いてた仲間たちと~
こうして焚火を囲めるなんて、~
ほんとに幸せだよー!▼~
:[ティアマト]|
私たちこそ、ミスティラ王女と~
こうして親交を深められて~
嬉しく思います。▼~
:[ワユ]|
セネリオもいるのが意外だったなあ。~
さっきから、なんか~
思い悩んでるみたいだけど。▼~
:[セネリオ]|
僕が…紋章士……~
いつの間にそんなことに……▼~
:[ミスティラ]|
ちょっと衝撃が大きかったのかも。~
お肉が焼きあがるまで、~
ずっとこの調子だったから。▼~
どうしよう。~
神竜様に来てもらって話を…▼~
:[セネリオ]|
いえ、それには及びません。▼~
:[ミスティラ]|
おお、立ち上がった。▼~
:[セネリオ]|
よく考えてみれば…認識していない間に~
別の自分が存在していることなど、~
アスクでは至極当たり前のことです。▼~
それが別形態の英雄であるか、~
紋章士であるかは些細なこと。▼~
アイクと同じ存在となり、~
エレオス大陸でも彼を支えていたのならば~
それは寧ろ喜ぶべきことです。▼~
:[ミスティラ]|
うんうん!~
あたしもセネリオがいてくれたこと、~
とっても嬉しかったよ!▼~
:[ティアマト]|
ええと…~
よくわからないけれど、~
二人が仲良くなっていて良かったわ。▼~
:[ワユ]|
じゃ、お悩みは解決したってことで!~
セネリオもお肉を食べなよ。~
ほいほいっと。▼~
:[セネリオ]|
こんなに沢山要りません。▼~
:[イレース]|
では、私が……~
もぐもぐ。▼~
:[セネリオ]|
…………▼~
全部要らないとも言っていません。▼~
:[ミスト]|
わあ、いい匂い。~
みんなで野営をしてるの?▼~
:[ヨファ]|
楽しそう!~
僕たちも混ぜてよ!▼~
:[ティアマト]|
あら、ミストにヨファ。~
任務の帰りかしら。▼~
:[キルロイ]|
はい。少々強敵でしたが、~
皆、大きな怪我もなく。▼~
:[ワユ]|
あ、キルロイさんもいるー!▼~
:[ミスティラ]|
わああ…!~
また傭兵団のみんなが来てくれた!~
あたしのお肉と歌声、さっすがー!▼~
…って言いたいけど、~
たぶん違うね。~
これは紋章士アイクがくれた絆なのかも。▼~
ソルムで一緒だった指輪が、~
今はこの指に無くても…~
見えない加護みたいなものを感じるもん。▼~
:[セネリオ]|
…?~
何をニヤニヤしているんですか。▼~
:[ミスティラ]|
みんなと一緒にいられて嬉しいの!▼~
いつか元の世界に戻って…~
いつもの紋章士アイクとセネリオに会えたら~
この夜のこと、話して聞かせたいな。▼~
そうだ!~
人数も増えたことだし、~
新しい歌でも披露しちゃおうかな!▼~
えー、それでは…~
グレイル傭兵団に会えて嬉しいの歌、~
第1番!▼~
ミスティラ、心を込めて…~
歌います!!▼~
:[セネリオ]|
全く…~
…騒がしい夜になりそうですね。▼~
*コメント [#comment]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
*自由気ままな熱砂 [#k7c25191]
#contents
**自由気ままな熱砂 [#edtuw56n]
***オープニング [#m5m55rno]
:[ミスティラ]|
せいっ! はあっ!~
そっち行ったよ! フォガート!▼~
:[フォガート]|
はーい、姉さん!~
とどめは任せて!▼~
:[パンドロ]|
こっちも行くぜー!~
懺悔しやがれ、賊ども!!▼~
:[メリン]|
ンッフフ、逃がさない!~
僕と遊ぼうよ!▼~
:(暗転)|
:[ミスティラ]|
よーし!~
賊の討伐任務完了ー!~
ソルム自警団、お手柄だね!▼~
:[フォガート]|
姉さん姉さん、~
今の俺たちは、自警団じゃなくて~
特務機関ヴァイス・ブレイヴだよ。▼~
:[ミスティラ]|
あっ、そうだった。~
じゃあ特務機関ヴァイス・ブレイヴ所属~
ソルム自警団の英雄たちってことで!▼~
:[フォガート]|
んー、なんか長くなっちゃったね…▼~
すっごくいいと思う!▼~
:[パンドロ]|
いいのかよ!▼~
:[フォガート]|
だって俺たちは自由の国、~
ソルム王国の英雄だよ?~
いいと思ったら、なんでもアリさ!▼~
:[パンドロ]|
ま、そーだな。~
我が主君フォガートが寛容なお陰で~
オレも夜な夜な教会で宴ができるんだし。▼~
:[メリン]|
僕も、我が姫が奔放なお陰で~
思う存分珍獣たちを愛でながら~
騎士として仕えられているからね。▼~
:[ミスティラ]|
うんうん、みんな好きに生きてて良し!~
さすがはあたしたちの臣下だね。~
あ、臣下といえば…▼~
パネトネとボネも自由だよね。~
パネトネはあたしたちよりも先に、~
アスクまで単身で乗り込んじゃうし!▼~
:[フォガート]|
逆にボネは一緒に来なかったし!~
新しい料理考えてるって言ってたから~
調理場から動きたくなかったのかなー?▼~
:[パンドロ]|
また片っ端から薬草の味見でも~
してるんじゃねえか?~
ったく、オレたちに寂しい思いさせやがって。▼~
:[ミスティラ]|
まあまあ、来るも来ないも、~
前乗りしちゃうのも自由だから。~
みんな揃うのを気長に待とうよ。▼~
:[メリン]|
…姫、背後から気配が。~
どうやら、賊の残党がこちらに~
近づいているようです。▼~
:[ミスティラ]|
全員討伐したと思ったのに。~
まだ仲間がいたの?▼~
:[パンドロ]|
そのようですね。~
どうするフォガート、迎え撃つか。▼~
:[フォガート]|
当然! どんな世界であれ、~
俺たちは平和を守らないと。▼~
:[ミスティラ]|
では、特務機関ヴァイス・ブレイヴ所属~
ソルム自警団の英雄たち…~
参ります!!▼~
***C [#md565nww]
:[ミスティラ]|
ふうっ。~
今度こそおしまいかな?▼~
:[メリン]|
だといいのですが…~
今の戦闘で、フォガート様と~
パンドロとはぐれてしまいましたね。▼~
:[ミスティラ]|
あの二人のことだから~
心配はないと思うけど、~
早く合流した方がいいよね。▼~
戦力が分散された状態だと、~
敵が追加でわんさか来た時に~
捌ききれないかもしれないし。▼~
:[メリン]|
いつ増援が来てもお守りしますよ、姫。▼~
僕は騎士となったあの時から、~
我が姫の為であれば~
命に替えても戦うと決めているのですから。▼~
:[ミスティラ]|
…ありがとう、メリン。~
その気持ちはとっても嬉しいけれど、~
命には替えちゃダメだよ。▼~
:[アイク]|
ミスティラ、メリン。~
無事か?▼~
:[ミスティラ]|
アイク!~
応援に来てくれたの?▼~
:[アイク]|
ああ。~
二人とも、怪我はないな。▼~
アンナ隊長から伝令だ。~
今回の賊の討伐任務だが、~
想定よりも数が多い……▼~
そこで特務機関内で新たな部隊を結成、~
先行しているソルム自警団にも~
逐次戦力を投入することになった。▼~
:[メリン]|
それで君が来てくれたということだね。▼~
:[アイク]|
来て日が浅いあんたたちと俺が、~
なぜか良く連携が取れているからとの~
判断だそうだ。▼~
:[ミスティラ]|
紋章士アイクの~
元になった存在だーって、~
みんなで纏わりついちゃったせいかな?▼~
ごめんねアイク。~
ここに来るなり宴に誘ったり~
手合わせに誘ったりしちゃって。▼~
:[アイク]|
構わん。~
異界の強者との交流は、~
得るものが多い。▼~
:[ミスティラ]|
でも、アイクがこっちに来てくれたとなると~
フォガートとパンドロのところには~
援軍がいないってことだよね。▼~
やっぱり早く合流しなきゃ。▼~
:[アイク]|
その点は心配ない。~
自警団が離れて戦っていることに気付いて、~
こちらも二手に分かれた。▼~
もう一方の援軍も、~
今頃フォガートたちと合流しているだろう。~
奴になら、任せられる。▼~
:[メリン]|
へえ、信頼しているんだね。~
相当強い英雄なのかい?▼~
:[アイク]|
強い。~
万が一にも、負ける心配はない。▼~
:[ミスティラ]|
アイクがそこまで言うなんて!~
ものすごい強者が~
ついてくれてるみたいだね。▼~
これはあたしたちも負けていられない!~
新手の敵も近づいてきたことだし…~
行こう、アイク、メリン!▼~
:[アイク]|
ああ!▼~
:[メリン]|
我が姫、そして友の為に!▼~
***B [#kro3nnam]
:[ミスティラ]|
フォガート、パンドロ、無事!?▼~
:[フォガート]|
姉さん! もちろんだよ!~
敵はみーんなやっつけちゃった。▼~
:[パンドロ]|
そちらもご無事で何よりです!▼~
:[フォガート]|
あ、アイクもいるー!~
君も援軍に来てくれていたんだね、~
ありがとうー!▼~
:[アイク]|
礼には及ばん。~
援軍の必要がなかった程に、~
二人とも強かった。▼~
:[メリン]|
アイクからのご評価、光栄だよ。~
それで…~
こちらに来たという援軍はどこに?▼~
:[パンドロ]|
見て驚くなよ。~
オレたちはまあまあ驚いたが、~
来てくださった援軍はこのお方だ!▼~
:[アイク(紋章士)]|
久しぶりだな。▼~
:[ミスティラ]|
ああーっ!?~
あなたは…~
紋章士アイク!?▼~
:[メリン]|
成程、これは英雄アイクが~
認めていたわけだね…!▼~
:[アイク(紋章士)]|
あんたたちが来たことは聞いていたが、~
改めて顔を出すのが~
どうにも気恥ずかしくてな。▼~
挨拶が遅れて悪かった。~
こちらの世界でも、よろしく頼む。▼~
:[ミスティラ]|
ううっ、なんだか感激しちゃう!~
よろしく、紋章士アイク!▼~
…でもあたし召喚される直前まで、~
あなたと一緒にいたような…▼~
まあいいか!~
ここでも会えて嬉しいよー!▼~
:[フォガート]|
姉さん、抱き着いても~
紋章士には…!▼~
:[ミスティラ]|
あ、そうだった、~
紋章士には触れられな……▼~
…うぶっ!!▼~
:[アイク(紋章士)]|
なかなかの体当たりだな。▼~
:[フォガート]|
触れられた!?~
エレオスじゃすり抜けちゃうのに!▼~
:[アイク(紋章士)]|
召喚師の力で実体を得た。~
お陰で、ここでは単独でも戦える。▼~
今の俺であれば~
共に食事もできるぞ。▼~
:[ミスティラ]|
えーっ、うれしい!~
あたし、紋章士アイクとお肉食べるのが~
ずっと夢だったんだよー!▼~
野営で肉を焼いてると、~
いつも羨ましそうな目で~
見てたもんね!▼~
:[アイク(紋章士)]|
そ、そうだったか…▼~
:[メリン]|
ああ、まるでお腹を空かせた~
ソルムニャンコのようだったよ。▼~
:[アイク]|
ふっ…紋章士である俺の話を~
もう少し聞きたいところだが…▼~
…皆、構えろ。敵が来るぞ。▼~
:[フォガート]|
あらら、結構な数だね。~
折角合流できたところだから、~
ゆっくり話したかったのになあ。▼~
:[パンドロ]|
いいじゃねえか、さっさと終わらせて~
積もる話は宴で、ってな!~
うぇーい!▼~
:[メリン]|
僕たちには英雄と紋章士、~
ふたりのアイクがついてるんだ。~
負けるわけがないよ!▼~
:[ミスティラ]|
なんだかこうしていると、~
紋章士アイクとはじめて会った時を~
思い出しちゃうな。▼~
ねえアイク。~
こっちの世界でも、みんなと…~
あたしと一緒に戦ってくれる?▼~
:[アイク(紋章士)]|
答えるまでもない質問だ。▼~
行くぞ、ミスティラ。~
俺の力があれば、行く道は切り開ける!▼~
***A [#em456nk3]
:[ミスティラ]|
今度こそ本当に、~
全員倒して戻ってこれたね。~
みんなありがとーっ!▼~
特務機関ヴァイス・ブレイヴ所属~
ソルム自警団の英雄たち…~
これにて任務完了!▼~
:[フォガート]|
だーい好きなみんなが、~
全員無事でよかったよー!▼~
:[パンドロ]|
今夜は任務完遂を祝しての~
盛大な宴を開催しないとな!~
さっそく準備に取り掛かるぜ!▼~
:[メリン]|
僕も手伝おう。~
食事に、装飾に、皆が楽しめる催しを~
大至急考えないとね。▼~
:[ミスティラ]|
アイクたちも、助力ありがとう!▼~
:[アイク]|
礼には及ばん。~
俺はもう行くが、~
戦があればまた呼べ。▼~
:[アイク(紋章士)]|
また同じ任務に就けると~
いいんだがな。▼~
:[マルス(紋章士)]|
みんな、お疲れ様。▼~
:[セリカ(紋章士)]|
さすがはソルム自警団ね。~
この地でも頼りになるわ。▼~
:[ミスティラ]|
紋章士マルス、紋章士セリカ!~
二人も来ていたんだ!▼~
:[リュール]|
紹介が遅れてすみません、ミスティラ。~
皆別々の任務に出ていて~
なかなか揃うことができず。▼~
:[セリーヌ]|
わたしたちがアスクに来た時には~
まだ紋章士たちはいなかったのですが~
続々と召喚されて、今ではこの通りです。▼~
:[ミスティラ]|
じゃあ他の紋章士たちも~
ここに来るかもしれないんだね!~
一緒にいたみんなとまた会えるのかー!▼~
:[リュール]|
それについてですが…▼~
:[ミスティラ]|
神竜様、どうしたの?▼~
:[リュール]|
この紋章士たちは、元の世界にいた~
彼らとは少し違う存在のようです。▼~
その証拠にと言っては何ですが、~
エレオスにいた彼らよりも~
私たちに近しい気配を感じませんか。▼~
:[フォガート]|
! 確かに…~
戦場では気づかなかったけど、~
こうしていると…▼~
:[ミスティラ]|
ここでは、あたしたちも紋章士も~
同じ「英雄」っていう存在だから?▼~
:[リュール]|
だと考えています。▼~
ここにいるのは、~
エクラの力によって~
顕現に近しいことを行った紋章士。▼~
私の力で顕現していない以上、~
また別の存在と考えたほうが~
良さそうです。▼~
エレオスを離れたこの地で~
姿を保っていられることも、~
召喚師の力が関係しているのでしょう。▼~
食事ができる等の違いも、~
その影響かもしれませんね。▼~
:[ミスティラ]|
言われてみれば…~
あたしはここに来る直前まで~
紋章士アイクと共にいたはずなのに、▼~
ここにいる紋章士アイクは~
すでに特務機関で戦を重ねていて、~
あたしたちより先に来てるみたいだった。▼~
同じ紋章士だって考えると、~
ちょっと矛盾があるよね。▼~
:[アイク(紋章士)]|
だが、俺にも確かに、~
ミスティラやソルムの皆と共にいて~
エレオスで戦った記憶はある。▼~
:[マルス(紋章士)]|
僕たちからしても、目の前の君たちと、~
エレオスで共にいた君たちは~
殆ど同じだという感覚なんだ。▼~
:[フォガート]|
記憶は同じで、思い出話もできるってことか。~
まあ、水着だったり婚礼衣装だったり~
兎耳のついた仲間たちを見ていると、▼~
違うけど同じだっていうその感覚は~
わかるような気もするなあ。▼~
:[マルス(紋章士)]|
暫くは混乱するかもしれないけれど、~
利点もあるんだよ。▼~
神竜や邪竜の力が新たに作用しないから、~
邪竜の力で顕現し直されることはない。▼~
僕たちはこの地にいる限り~
神竜側の顕現に近い、意思疎通のできる~
紋章士でいられるということだ。▼~
:[セリーヌ]|
それを聞いて安心したわ。~
闇の力に染まって、話ができなくなるのは~
とても恐ろしく…辛いことだもの。▼~
もう影の原野や、燃えたフルルの港のような~
悲しい戦いを、あなたたちとしたくないわ。▼~
:[セリカ(紋章士)]|
セリーヌ…~
そうね、ここでは私たち、~
離れることなく仲間でいましょう。▼~
:[リュール]|
私も、ここで出会った紋章士たちは~
元いた世界の紋章士たちと~
同じように大切に思っていますよ。▼~
:[マルス(紋章士)]|
ああ。~
僕もだよ、リュール。▼~
:[ミスティラ]|
そういうことなら気にせず、~
思う存分絆を深めちゃおう!▼~
例えばこれから紋章士アイクが~
何十人、何百人来たって、~
もれなく全員と仲良くしちゃう!▼~
改めて、~
これからもよろしくね、アイク!▼~
:[アイク(紋章士)]|
ああ。よろしく頼む。▼~
…何百人もの俺には、~
さすがに来てほしくないかもしれんが。▼~
**麗しの珍獣騎士 メリン [#vc57b26a]
***C [#a0895e7b]
:[メリン]|
わあ、見たことがない鳥だ。~
図鑑によると、アスクスズメかあ。~
あっちにはアスクコバトの群れもいる!▼~
エレオスハットーに似ていながら、~
翼の色が全く違う。~
何て美しいんだ!▼~
アンナ隊長は彼らのことを、~
珍しくもない普通の鳥よと言っていたけど…~
僕にとっては初めて見る子ばかり。▼~
異界に来たおかげで、~
この世界にいる動物全てが~
僕にとっては珍獣なんだ。▼~
ンッフッフ! 素晴らしい!~
アスクは素晴らしい珍獣王国だよ!▼~
召喚されて良かったああーーーー!!▼~
:[ベルベット]|
騒がしいわね。▼~
:[メリン]|
!?▼~
あっ、すまない。人がいたのか…!▼~
:[ベルベット]|
まったく。~
これではゆっくり昼寝できないわ。▼~
:[メリン]|
うう…!~
本当にごめんよ。▼~
:[ベルベット]|
まあ、私もこんなところで~
寝ていたのが悪いわね。~
場所を変えるわ。▼~
いつもの岩場であれば、~
変身すればすぐだから。▼~
:[メリン]|
変身?▼~
:[ベルベット]|
それじゃあね。▼~
…………▼~
:(白く光る)|
:[メリン]|
!!~
ひ、人がっ!~
動物になった!?▼~
エレオスに竜族はいたけれど、~
他の動物になる種族はいなかった…▼~
これは何だ? あの長い耳…~
目にも留まらない速さで跳ねていく、~
あの動きは……▼~
う、ウサギだーーーーっ!!~
かわいいーーーーっ!▼~
もっとよく見たい!!~
ま、待って! 待ってくれ!!▼~
大きいウサギさん、待ってくれーーっ!!▼~
***B [#r9450d48]
:[メリン]|
ぜえ、はあ…!~
や、やっと追いついた…!~
大きいウサギの君…!!▼~
:[ベルベット]|
あなたは、さっきの…~
ここまで走ってきたの?~
人の身で?▼~
いえ、よく見ると尻尾があるわ。~
まさか、タグエルに似た種族…?▼~
:[メリン]|
この尻尾は偽物さ。~
僕は残念ながら普通の人間でね。▼~
その、タグエルっていうのは~
君たちの種族名かい?▼~
:[ベルベット]|
ええ。イーリスでは私のような~
兎に姿を変える種族のことを~
タグエルというの。▼~
:[メリン]|
そうなんだね…!~
教えてくれてありがとう。▼~
僕はメリン。~
良かったら種族名だけじゃなくて~
君自身の名前も聞いていいかい?▼~
:[ベルベット]|
…ベルベットよ。▼~
:[メリン]|
ベルベット!! 素敵な名前だ!!~
愛らしさもあり、凛とした響きもある。~
まるで野を駆けるしなやかな姿のような…▼~
ああ…ウサギに姿を変えられるなんて、~
なんと素晴らしい存在なんだ!▼~
いいなあ…~
僕のこの尻尾も、~
本物だったらなあ…▼~
:[ベルベット]|
本物の尻尾が欲しいの?~
もしかして、それを理由に私を狩る気?▼~
:[メリン]|
か、狩るだって!?~
どうしてそんな…!▼~
:[ベルベット]|
私たちの毛皮は珍しくて、~
お金になるそうだから。▼~
元いた世界では昔…タグエルは~
人間たちに獣以下の扱いを受けていた。~
毛皮を売られた仲間もいたと聞くもの。▼~
:[メリン]|
そ、そんなひどいこと…とんでもない!~
僕はそんなこと思っていないよ!▼~
こうして追いかけてきたのも、~
ただ君と話がしたかったからだ。▼~
僕は無類の動物好きでね。~
元いた世界でも様々な動物たちや~
竜である神竜様に敬意を捧げていた。▼~
君のようなタグエルも、~
僕にとっては心から~
信仰したい程の存在だよ……!▼~
:[ベルベット]|
…………▼~
嘘は言っていないようね。▼~
思えばさっき、大声を上げる前も~
動物のことばかりブツブツと~
ひとりで話し続けていたし。▼~
:[メリン]|
あ、あれ、聞こえていたのかい?▼~
:[ベルベット]|
タグエルは耳がいいのよ。▼~
…メリンは、~
本当に動物が好きなのね。▼~
:[メリン]|
動物も、ベルベットも大好きさ。~
是非もっと話をさせてほしい。~
もちろん、君が不快でなければだけど。▼~
:[ベルベット]|
…わかったわ。~
そういうことであれば、来なさい。▼~
仲間を紹介してあげる。▼~
:[メリン]|
な、仲間だって…!?▼~
***A [#w7b71e70]
:[ベルベット]|
さあメリン、着いたわよ。▼~
:[メリン]|
うわあ……!~
動物がこんなに!▼~
:[ベルベット]|
私の仲間たちよ。~
天気が良い日はこの岩場に~
集まることが多いの。▼~
:[メリン]|
ね、ねこ…!~
大きい猫ちゃんがいる!▼~
:[レテ]|
猫ちゃんなどと呼ぶのはやめろ。~
正しくは獣牙族のラグズだ。▼~
ベルベットが認めたのなら仕方がないが、~
私は人間のことは~
すぐに信用しないからな。▼~
:[リィレ]|
レテ、まだそんなこと言って。~
なんだかんだ、ここに来たベオクとは~
仲良くなるくせにー。▼~
:[ライ]|
メリンといったか。~
ここまでよく来たな。~
ゆっくりしていくといいさ。▼~
:[メリン]|
ありがとう。~
急にお邪魔して申し訳ないけれど、~
会えてとっても嬉しいよ!▼~
:[ベルベット]|
彼らはレテ、リィレ、ライ。~
よく一緒に昼寝をしているのよ。▼~
:[メリン]|
猫と兎…いや、~
ラグズとタグエルが一緒に昼寝を?~
想像しただけで眼福すぎる…!▼~
:[レテ]|
…………▼~
:[メリン]|
先程は無礼な呼び方をしてすまない。~
僕はラグズと仲良くなりたいし、~
もっと知りたいと思っているんだ。▼~
:[レテ]|
…此処にはあまり来ないが、~
ラグズは他にも鷹や鴉、鷺、~
それから獅子に、狼も…▼~
:[メリン]|
狼だって?~
それは是非会いたかったな。▼~
僕は故郷で、狼と友達でね。~
いつか狼のラグズとも、~
出会えるといいんだけれど。▼~
:[フランネル]|
待て待て!~
狼ならここにもいるぞ!▼~
:[メリン]|
え?▼~
:[フランネル]|
俺はフランネル。気高きガルーだ。~
カイエン峰で最も狩りの上手かった~
雄々しい姿、特別に見せてやるよ!▼~
うおお…!!▼~
:(白く光る)|
:[メリン]|
へ、変身した!!~
僕の知っている狼とは違うけど、~
大きくてかっこいい!!!!▼~
:[ニシキ]|
おや、お客さんかい?~
それなら妖狐の姿も~
お見せしなくてはね!▼~
はあっ!▼~
:(白く光る)|
:[メリン]|
今度は狐!?~
なんてしなやかで美しいんだ!~
しかも、あんなにモフモフしている…!▼~
:[キヌ]|
えへへー。~
アタシの父さんの毛並み、~
綺麗でしょー?▼~
:[ベロア]|
わたしのパパの毛並みのほうが素敵です……~
ほら見てください。尻尾の先に、~
あんなに丸いホコリが……▼~
:[メリン]|
父さん、パパ…?~
そうか、君たちは親子なんだね。▼~
兄妹に見えてしまうぐらい~
父親が若い気もするけど、~
それも種族の特色ということかな?▼~
ガルーと妖狐の父娘なんて、~
貴重なものを拝ませてもらったよ。▼~
:[ベルベット]|
あら、親子連れが見たかった?~
私にも息子がいるわよ。~
怯えて木陰から出てこないけど…▼~
ほら。▼~
:[シャンブレー]|
知らない奴とうっかり話すと、~
絶滅するー!▼~
:[メリン]|
………かわいい。▼~
:[ベルベット]|
今いる顔ぶれはこれくらいね。~
どうかしら。~
私の仲間たちは。▼~
:[メリン]|
素晴らしいよ!▼~
ラグズにガルーに妖狐、~
それからタグエルとも…~
こんなに近くで話ができるだなんて!▼~
ありがとう、ベルベット…!~
君を心の友と呼ばせてくれ!!▼~
:[ベルベット]|
大げさね。~
でも、喜んでくれたなら嬉しいわ。▼~
私たちは見ての通り、~
元いた世界でも珍しい種族。▼~
メリンのような善い人間になら、~
存在を知ってもらえることも~
覚えておいてもらえることも…▼~
利益のあることだから。▼~
特にタグエルは…いつ種が絶えても~
おかしくないもの。▼~
:[メリン]|
ベルベット…▼~
もし許してくれるのなら僕は、~
君たちのような種族のことを、~
エレオスの皆にも広めるよ。▼~
そうだ。お礼になるかわからないけれど、~
香りの良い野菜やお菓子を詰めた~
お弁当があるんだ。▼~
もしよかったら……!▼~
:[ベルベット]|
あら、そのお弁当、ニンジンも入ってる。~
一つ貰うわね。▼~
…うん、おいしい。▼~
:[メリン]|
はわ…食べている姿も可憐だ!~
今日は最高の一日だよ!▼~
***S [#a3f3dffe]
:[パネトネ]|
まあ…!~
いろんな種族の方々とお友達に?~
素敵なことがありましたですのね。▼~
:[ミスティラ]|
ラグズに、タグエルに、~
妖狐に、ガルーかあ。すごーい!▼~
特務機関の書庫で記述は読んだけど、~
まだ詳しくは知らなくて。~
ねえメリン、もっと教えてよ!▼~
:[メリン]|
ンッフッフ、そう仰るかと思って…~
彼らの情報や変身後の姿を~
詳細に書き記しておいたんだ。▼~
どうぞ、我が姫。パネトネ。▼~
:[ミスティラ]|
やったー! ありがとう!~
さっそく読もうー!▼~
…って、うわあっ!?▼~
:[パネトネ]|
す、すごい風ですます!▼~
:[メリン]|
しまった、紙束が!~
早く拾いに行かないと!▼~
………ん?▼~
飛ばされた先で…~
誰かが拾ってくれてるみたいだ。~
あれって…▼~
ま、まさか…竜!?▼~
竜が1、2、3…いっぱいいるうううう!!▼~
:(白く光る)|
:[チキ]|
はい。これ、あなたのでしょ?▼~
:[メリン]|
…!~
あ、ありがとう!▼~
:[ミルラ]|
こちらにも飛ばされてきました…!▼~
:[ファ]|
ファもひろったー!▼~
:[ノノ]|
ノノもノノもーっ!~
これって、紙を拾う遊び?▼~
:[ンン]|
違うですよお母さん、~
あの人の紙束が飛ばされたのです。~
早く返しに行くですよ!▼~
:[メリン]|
わ、わわわ…!~
みんな竜から、人の姿に…!▼~
:[ミスティラ]|
あれ、マムクートだよ!~
異界の竜族!▼~
:[パネトネ]|
竜族…ルミエル様のような、~
竜に変身する種族ということで~
ございますですか!▼~
:[メリン]|
マムクート……~
この方々が……▼~
:[カンナ(女)]|
はいっ。これで最後だよ!▼~
:[カンナ(男)]|
あんまり遠くまで飛ばなくて~
よかったね!▼~
:[メリン]|
あ…ありがとう…ございます。▼~
:[パネトネ]|
たいへん助かりましたですわ。~
あっという間に集めてくださって、~
流石は竜の為せる技ですます。▼~
:[ミスティラ]|
こんなにたくさんのマムクートと~
いっぺんに出会えるなんてラッキーだね!~
ね。メリン!▼~
…メリン?▼~
:[メリン]|
竜、竜が……~
大好きな竜が……▼~
こんなに大勢…………~
幸せすぎて…………▼~
うーーーん…………▼~
:[ミスティラ]|
あ、倒れた。▼~
:[チキ]|
し、しっかりして!~
おねえちゃん、大丈夫なの!?▼~
:[ミスティラ]|
だいじょうぶだいじょうぶ。▼~
そうだ! 竜の姿で囲んでくれたら~
早く目が覚めるかもしれないから…~
良かったら、お願いできないかな?▼~
:[カンナ(男)]|
わかった!~
お安い御用だよ!▼~
:[カンナ(女)]|
みんなで竜おしくらまんじゅうだね!▼~
:[パネトネ]|
ひ、姫様ったら…なんてことを。~
これでは、メリンが目を開けた時に~
また卒倒してしまいますですわ。▼~
:[ミスティラ]|
いーのいーの。~
こんな幸せ、せっかくだから~
味わいつくさなきゃ!▼~
あたしたちも囲んじゃお、パネトネ!▼~
:(暗転)|
:[ベルベット]|
…………▼~
異常な数の羽音が聞こえてきたから~
来てみたけれど…▼~
竜が…団子状に密集しているわ。▼~
中央にいるのは…メリン?~
よくわからないけれど、~
目が覚めたら喜びそうね。▼~
ふふ…良かったわね、メリン。~
また、みんなでお話ししましょ。▼~
**パーティー聖者 パンドロ [#o02df202]
***C [#t5250c99]
:[パンドロ]|
神竜様…~
今朝も変わらぬ光が拝めることに~
感謝いたします…▼~
加護を受けしエレオス大陸より~
遠く離れたこの地でも…~
どうか皆をお守りください…▼~
…………▼~
よし、朝の祈りは終わりだ。~
特務機関にも教会があってよかったぜ。~
戻る前に祭壇の清掃をして……ん?▼~
!~
召喚師様。~
あなたもお祈りに?▼~
施設の見回り…そうでしたか。~
お忙しい中、頭の下がる思いです。~
日々のお勤めお疲れ様でございます。▼~
そうだ。~
以前からお伺いしたかったのですが、~
異界にはどんな教会があるのでしょう。▼~
数多の英雄との絆深き召喚師様なら、~
異界の教会にも造詣が深いのでは?~
是非お聞かせ願いたいです。▼~
ふむ、ふむふむ……▼~
どこもエレオスとはそう変わらない~
形態のようですね。~
竜信仰が多いのも同じです。▼~
え? 少し変わった教会もある?~
ガルグ=マク大修道院…?▼~
国境に作られた巨大な建物で、~
士官学校が併設され、~
大聖堂が存在する…!?▼~
オレには考えが及びませんが、~
聖地リトスにイルシオンの学園が~
あるような形なのでしょうか。▼~
たいへん興味深いです。~
是非もっとお話しを!▼~
…ええと、~
それなら本人たちから聞くと良い?~
確かに、仰る通りです。▼~
実際にその場所にいた~
士官学校の方々なら、~
より詳しいことをご存知ですよね!▼~
ありがとうございます、召喚師様。~
このパンドロ、ソルムの聖職者の名に懸けて~
大修道院の情報を自力で集めます!▼~
うえーーーい!!!▼~
***B [#td3d74d4]
:[パンドロ]|
士官学校の方、士官学校の方…~
中々見つからないな。▼~
召喚師様は、~
生徒たちは黒い制服を着ているから~
すぐわかると仰っていたが、▼~
黒い服の英雄も多いし、逆に~
全然違う服を着た生徒もいるみたいで、~
今のところ全然わからねえ…!▼~
さっきも黒い服の若そうなやつに~
「うぇーい! こんにちはー!~
士官学校の生徒さんですかー!?」って、▼~
声を掛けたらすげー睨まれたし…~
はあ…ちょっと疲れたな…~
そこの日陰で休むか。▼~
誰もいないだろうけど、~
お邪魔しまー…▼~
:[ベルナデッタ]|
びゃあああああああ!?▼~
:[パンドロ]|
わーーーーっ!!!!~
悪い、先客がいたのか!~
すぐに場所を変え…おお!?▼~
その黒い制服、それって…!~
アンタ、士官学校の生徒か!?▼~
:[ベルナデッタ]|
そ、そうですけど……▼~
:[パンドロ]|
うぇーい!! やったーーー!!~
これこそ神のお導きだ!!▼~
オレはソルム王国のパンドロ!~
アンタは?▼~
:[ベルナデッタ]|
うう……~
ベルナデッタ=フォン=ヴァーリです……▼~
:[パンドロ]|
ベルナデッタさん!~
オレ、大修道院のことが知りたいんだ。~
良かったら色々教えてくれないか!?▼~
ここじゃ話しにくいなら、~
こんど宴を開くからそこでどうだ!?~
友達も大勢呼んでくれて構わないし…▼~
:[ベルナデッタ]|
う、ううううう……▼~
:[パンドロ]|
ん?~
どうしたんだ、小刻みに震えて。~
はっ! 体調が悪いなら治療を…▼~
:[ベルナデッタ]|
いりませええん!!▼~
ベルは静かに過ごしたかったのに~
突然押し掛けてきたうえに、うぇーいとか~
言っちゃって何なんですかあ!?▼~
無理です! 宴はもっと無理です!~
もう他の場所に行きますので!~
ベルのことはどうかこのまま忘れて下さい!▼~
:[パンドロ]|
………行っちまった。▼~
そりゃそうか。知らない奴に~
突然馴れ馴れしくされたら驚くよな。~
悪いことしたぜ。▼~
神竜様…~
異界の英雄様の御心を乱したこと~
どうかお許しください…▼~
でもまあ、一人は見つけられた。~
この調子で他の生徒も探してみよう。~
ん? 奥にも誰かいるな…?▼~
:[スタルーク]|
ひ、ひええええええ!!!▼~
:[パンドロ]|
おわーーーーーっ!!?▼~
あ、ス、スタルーク王子!?~
このような日陰で何を!?▼~
:[スタルーク]|
何もしていません……~
いえ、呼吸はしていましたね…▼~
僕なんかがアスクの貴重な空気を~
許可なく吸い続けてごめんなさい…▼~
ここには偉大な英雄様が多くいらして~
気後れしてしまうので、よくここで~
日陰と同化しているんです…▼~
:[パンドロ]|
はあ…先程のベルナデッタさんと~
一緒にですか?▼~
:[スタルーク]|
ベルナデッタさんと仰るのですね…~
僕の行く先々でよくお見掛けするのですが、~
特にお互い交流しないので…▼~
偶に、あの制服を着た方々が~
この先の泉に集まっているのですが、~
僕は怖くて近づけません…▼~
:[パンドロ]|
泉に、士官学校の生徒たちが…!?~
素晴らしい情報をありがとうございます!▼~
それではオレはこれで。~
良き時間をお過ごしください。▼~
スタルーク王子、うぇーい!▼~
:[スタルーク]|
うぇーい…▼~
***A [#n0ac120c]
:[パンドロ]|
スタルーク王子によると、この辺りに~
士官学校の生徒たちが集まってるって~
いうことだったんだが…▼~
うーん。~
今日は誰もいないみたいだな。~
仕方ない、出直すか。▼~
:[ベレス]|
そこの君、落とし物だ。▼~
:[パンドロ]|
え? あーっ!~
オレの聖書!~
ありがとうございます!▼~
:[ベレス]|
構わない。~
落とし物を拾うのには慣れている。▼~
:[パンドロ]|
普段から善行を積まれているのですね…▼~
あの、迷惑ついでにお伺いしたいのですが、~
この辺りで士官学校の生徒たちが~
いそうな場所ってご存じないですか?▼~
:[ベレス]|
いくつか心当たりがある。~
自分の教え子たちに会いたいのか。▼~
:[パンドロ]|
教え子?~
じゃあもしかして、あなたは…▼~
:[ベレス]|
士官学校の教師をしている。~
ベレスという。▼~
:[パンドロ]|
学校のご関係者だーっ!▼~
何たる幸運!~
これぞ神の思し召し!~
神竜様のご加護に感謝を…▼~
…おっと、祈っている場合じゃない。~
ベレス先生。~
オレはパンドロと申します。▼~
ソルム王国で聖職者をしており、~
異界の大修道院の話に感銘を受けました。▼~
詳しく話を聞きたいと思い~
士官学校の生徒たちを探していましたが、~
よろしければ先生からお話を伺いたく。▼~
:[ベレス]|
自分に教えられることであれば。~
何が知りたいの?▼~
:[パンドロ]|
ありがとうございます!~
ではまず大修道院の規模と設備、~
雰囲気や人々の様子などを……▼~
:(暗転)|
:[パンドロ]|
たいへん勉強になりました、先生!~
お陰様でイメージを掴めました。~
親切に地図までお描きいただいて。▼~
:[ベレス]|
パンドロの役に立てたのなら、良かった。▼~
:[パンドロ]|
敷地内に犬や猫がいるというのが~
良い意味で意外でしたね。▼~
我々の拠点である聖地ソラネルにも~
動物たちがいるので、~
似た点があって嬉しく思います。▼~
もしかして、釣り池などもあったり?▼~
:[ベレス]|
あるよ。▼~
:[パンドロ]|
おお…!~
では、プールは?▼~
:[ベレス]|
それは……なかった気がするね。▼~
:[パンドロ]|
何もかも同じというわけでは~
ないですよね。~
失礼しました。▼~
:[ベレス]|
謝らなくていいよ。~
パンドロの教えてくれた、~
ソラネルの話は興味深く思っている。▼~
信仰対象である神竜様は、~
そこで釣りをしたり泳いだり~
しているんだね。▼~
:[パンドロ]|
あ、遊んでおられるわけではないですよ?▼~
武器や道具などの装備を整えたり、~
一緒に食事をしたり、~
贈り物を下さったりもします!▼~
:[ベレス]|
ふっ……▼~
:[パンドロ]|
ベレス先生?▼~
:[ベレス]|
少し、親近感がわくと思った。~
自分も教え子たちに対して、~
よくそんなことをしていたから。▼~
:[パンドロ]|
そうでしたか…!▼~
親近感と言えば、オレもベレス先生に~
どこかで会ったような感覚が。~
ええと……▼~
…そうだ。~
紋章士ベレト様に、すごく似ているんだ。▼~
:[ベレス]|
ベレトに?~
姿は違うが、彼は自分と同じ存在だ。▼~
:[パンドロ]|
ええっ!!~
ではベレス先生も実質、紋章士様!?▼~
:[ベレス]|
同じ存在を元にした英雄は、~
特務機関に多くいる。~
ここでは、特段驚くことではないよ。▼~
パンドロもいつか、姿や性格が違う~
自分自身と出会うかもしれない。▼~
:[パンドロ]|
それは少し楽しみです。▼~
:[ベレス]|
こっちに来るといい。~
次は教え子たちのところに案内しよう。▼~
折角、大修道院を知ってもらう機会だ。~
自分からの話だけではなく、~
彼らからの話も聞くといい。▼~
:[パンドロ]|
は、はい!~
ありがとうございます!▼~
大修道院の話を聞けただけでなく、~
紋章士様と同じ存在に会えるだなんて。~
落とし物を拾ってもらって良かった…!▼~
うぇーい!!▼~
:[ベレス]|
うぇーい……?▼~
***S [#f64194b8]
:[パンドロ]|
あっ、召喚師様…!~
はい、あのあと無事に~
大修道院の話を聞くことができました。▼~
エレオスにいた紋章士様と~
姿の異なる同じ存在、ベレス様に~
お会いすることが出来たおかげで、▼~
生徒さんたちをご紹介いただき~
各施設の広さや用途など、~
体験に基づく情報が得られたのです。▼~
それにしても、~
紋章士の元となった存在だけでなく~
姿の違う英雄も存在するとは…▼~
数多の世界から英雄を呼び出す~
召喚師様のお力、~
改めて凄まじいものだと認識しました。▼~
…え?~
姿が違う存在を認識してくれたなら、~
紹介したい人がいる、と…?▼~
ええと、どなたなのでしょう。▼~
:[リュール(女)]|
パンドロ!~
会えて嬉しいです!▼~
:[リュール(男)]|
あなたも召喚されたのですね。~
とても心強いです!▼~
:[パンドロ]|
し、信仰対象が二人ーーーー!!?▼~
:[リュール(男)]|
私たちも異界に、~
姿の違う同じ存在がいたのです。~
他にも、強力な装備の私たちがいますよ。▼~
:[リュール(女)]|
私には水着の私もいます。~
今度紹介させてくださいね。▼~
:[パンドロ]|
ま、まま待ってください、混乱してきました。~
理解はしていたつもりでしたが、~
いざ目の前に複数おわしますとちょっと…!▼~
エレオスに戻ったら神竜様の人数分の~
教会を建てるべきでしょうか。▼~
であれば先にそちらを考えないと。~
この計画は一旦中断して…▼~
:[リュール(女)]|
計画?~
もしかして、この紙束ですか?▼~
:[リュール(男)]|
! すごいです。~
ガルグ=マク大修道院の地図に、~
施設の概要がびっしりと…!▼~
:[パンドロ]|
聖職者としては異界の大教会に~
たいへん興味がありまして、~
情報を集めていたんです。▼~
そう…~
いつか、ここでできたら~
良いなと思ったんです…▼~
大規模な宴を!!▼~
:[リュール(女)]|
宴、ですか?▼~
:[パンドロ]|
はい!▼~
ソルム王国でも、教会に人を集め~
信者たちを楽しませるために定期的に~
宴を開いていましたが、▼~
この規模の教会で開催したことはありません。~
装飾のし甲斐がありそうですし、~
人も大勢集まって騒げます。▼~
何故か落とし物が多いそうなので~
宴会場の入り口付近には、~
落とし物を保管しておく台を設置して…▼~
……あれ?~
召喚師様??~
渋い顔をされてどうしたのですか?▼~
ええと…そこでの宴は、~
やめておいた方が良いかも…?▼~
:[リュール(男)]|
どうしてでしょう。~
楽しそうで良い計画に思えますが…▼~
:[リュール(女)]|
あ、ちょうど良いところに~
セテスさんが。パンドロ、~
彼にこの計画書を見せてみましょう!▼~
:[パンドロ]|
おお?~
召喚師様が更に~
渋い顔に…!?▼~
だがオレはこの宴を開催したい…!~
セテスさーん! すみませーん!~
この計画書をご覧ください!▼~
:[セテス]|
計画書だと?▼~
これは、大修道院の施設について~
記載されたものか。~
ほう……よくまとめられている。▼~
異界の英雄がここまでよく調べたものだ。~
素直に感心するが、一体何の計画を……▼~
……宴だと!?▼~
大聖堂の飾りつけ!?~
皆で歌い踊り、夜を明かす!?~
ベレス、ベレトによる舞踏指導!?▼~
:[パンドロ]|
ベレス様からは許可いただいております。▼~
:[セテス]|
こ、これは……~
概要は分かる、だが余りにも……~
許容しがたい……▼~
…………▼~
:[リュール(男)]|
セテスさんが立ったまま気絶された!?▼~
:[リュール(女)]|
パンドロ、すぐに杖を!▼~
:[パンドロ]|
す、すみません!~
やはり細部の詰めが甘かったでしょうか!▼~
召喚師様のご反応で~
気付くべきでした…▼~
ですが、神竜様も増えられたことですし~
もう少し派手に楽しい計画に整え、~
再度提出いたします。!▼~
今後ともどうか見守っていてください。~
神竜様方、そして、~
召喚師様!▼~
**みんな大好き フォガート [#w95a411b]
***C [#r88b1610]
:[フォガート]|
いたたた…~
不覚を取ったよ。~
狩りをしてて、足を踏み外すなんて。▼~
せっかく異界に来たからって、~
よく知らない森の奥まで~
入ったのが失敗だったなあ。▼~
獲物には逃げられるし、~
拠点からはかなり離れちゃったし、~
はあ…どうしようー…▼~
:[リズ]|
あなた、大丈夫?~
ケガしてるの?▼~
:[フォガート]|
え? わあっ!~
君は…▼~
:[リズ]|
驚かせてごめんね。~
わたしはリズっていうの。▼~
他の英雄さんから、~
探し物をしてほしいってお願いをされて~
ここまで来たんだけど…▼~
しゃがみ込んでる人がいるし、~
動けないみたいだったから~
心配になって見に来ちゃった。▼~
:[フォガート]|
そうだったのか、ありがとう!~
俺はフォガート。~
エレオス大陸から来たんだ。▼~
獲物を追いかけて~
足元見ずに走ってたら、~
踏み外しちゃってこの通りだよ。▼~
:[リズ]|
足を捻っちゃってるね。~
痛そう…~
待ってて、すぐに回復してあげる。▼~
癒しの輝き…ライブ!▼~
:(白く光る)|
:[フォガート]|
助かったよ、リズ!~
すっかり痛みが引いた!~
君は命の恩人だよー!▼~
:[リズ]|
そんな、大げさだよ。気にしないで。~
困っている人は助けなきゃ。~
わたしは、正義の味方…▼~
クロム自警団なんだもん!▼~
:[フォガート]|
自警団?▼~
:[リズ]|
そう!~
どんなお悩みも、~
ずきゅーんときて、ズバッと解決しちゃう!▼~
これからも何かお困りごとがあったら~
わたしや、自警団のみんなに~
相談してね!▼~
:[マリアベル]|
リズ、見つかりましたわよ。~
竜のぬいぐるみですわ!▼~
如何ですこと、ソールさん?▼~
:[ソール]|
うんうん、依頼者の失くし物と~
特徴が一致しているね。~
間違いないと思うよ。▼~
:[リズ]|
やったあ!~
これで任務完了だね。~
早く持ち主に知らせてあげなきゃ。▼~
それじゃあ、わたしたちは戻るけど~
フォガートも気をつけてね。~
あんまり無理しちゃダメだよー!▼~
:[フォガート]|
うん、ありがとうー!▼~
…………~
この世界にもいたんだ。~
自警団をしてる英雄。▼~
それにしても、探し物の依頼かあ。~
俺達もよくソルムの民に頼まれて~
色んなことしてたなあ。▼~
なんだか親近感わいちゃった。~
今度改めて、お礼を言わないと!▼~
***B [#i1845dac]
:[フォガート]|
見つけたー!~
ここがクロム自警団の天幕か。▼~
入り口に大きい垂れ幕がかけてあって~
わかりやすくて助かるなあ。▼~
ん? こっちにも垂れ幕がある。~
…クロム様…絶対…死守…?~
何かの標語かな。▼~
:[リズ]|
あれ? あなたはこの前の…~
フォガート?▼~
:[フォガート]|
リズ!~
良かった、また会えて!~
お礼がしたくて探していたんだ。▼~
この前は助けてくれてありがとう。~
これ、町に行って買ってきたお菓子。~
良かったら自警団の皆で食べてー!▼~
:[リズ]|
こんなに沢山!?~
気にしないでって言ったのに。~
でもみんな喜ぶよ、ありがとう!▼~
:[フォガート]|
自警団の天幕、目立っててすごくいいね。~
俺、こういうの大好きー!▼~
あ、こっちにも標語がある。~
リズ様絶対死守…これって君のこと?~
様付けってことは、もしかして…▼~
:[リズ]|
うん。一応、イーリス聖王国の~
王女なんだ、わたし。▼~
:[フォガート]|
そうだったんだ!~
実は俺も! ソルム王国の王子で、~
自警団を結成しているんだよー!▼~
:[リズ]|
ほんとに!?~
異界にもいたんだ…!~
自警団を結成してる王族の人!▼~
:[フォガート]|
あはは、俺も同じこと思った!▼~
王女ってことはさ~
リズはいつかイーリスの女王になるの?▼~
:[リズ]|
ううん。~
王位はお兄ちゃんが継ぐから。▼~
:[フォガート]|
そっかそっか。~
ソルムは女王制だからつい。~
こっちは、姉さんが継ぐ予定。▼~
立場も同じだし、~
リズと俺はすごく似てるねー!▼~
:[リズ]|
ほんと、そっくり。~
知り合えてよかったよー!~
自警団のみんなにも紹介したいな。▼~
…あれ? 近くで見ると、~
フォガートの瞳…変わった光り方してる。~
きらきらしててきれいだね。▼~
:[フォガート]|
褒めてくれて嬉しいな。~
この瞳は砂漠の星空を思わせる…って~
身内の間では評判なんだ!▼~
その分、お忍びでどこか行くときには~
目元隠さないといけないから~
ちょっと苦労するけど。▼~
:[リズ]|
見られちゃいけないものなの?▼~
:[フォガート]|
公式の場以外では、あまりね。~
これはソルム王族に発現する、~
しるしみたいなものだからさ。▼~
:[リズ]|
それって、聖痕……~
ソルムにもあるんだ……▼~
:[フォガート]|
イーリスでは聖痕って言うんだね。~
もしかしなくても、リズにもあるの?~
良かったら見せてよー!▼~
:[リズ]|
!~
わ、わたしには…その…▼~
:[フォガート]|
ん?▼~
:[リズ]|
あ……ごめんね、フォガート。~
わたし、自警団のお仕事あったの忘れてた。~
すぐ行かなきゃ…!▼~
またゆっくり話そう! じゃあね!▼~
:[フォガート]|
え? あれれ…▼~
…俺、何か気分を害すること~
言っちゃった…のかな。▼~
***A [#v2c9af14]
:[フォガート]|
リズ、やっと見つけた!▼~
:[リズ]|
フォガート…▼~
:[フォガート]|
この前はごめん。~
別れ際の様子がおかしかったから、~
俺が何かしたなら教えて欲しいんだ。▼~
:[リズ]|
…フォガートは悪くないよ。~
謝るのはわたしのほう。~
急に立ち去ってごめんなさい。▼~
聖痕の話になったから、つい。~
あのね、フォガートには~
話しておこうと思うんだけど…▼~
わたしには…聖痕がないの。▼~
:[フォガート]|
……そうだったんだ。▼~
:[リズ]|
昔はこのことで、~
すごく悩んだ時期があってね。~
わたしだけ家族じゃないのかも、とか。▼~
色々あってその疑念は晴れたんだけど、~
今でもわたし自身に~
聖痕がないのは事実だから。▼~
えへへ…フォガートのこと、~
羨ましいなって思っちゃって。▼~
:[フォガート]|
本当にごめん~
事情も知らずに、俺は…▼~
:[リズ]|
ううん! わたしこそ、~
フォガートがわたしたちのこと、~
似てるって言ってくれて嬉しかったの。▼~
でもね…~
フォガートが似てるのはわたしじゃない。~
わたしのお兄ちゃんの方だよ。▼~
王子で、自警団で…▼~
:[フォガート]|
聖痕を持ってるから?▼~
確かにそこは同じだけど…~
俺はやっぱり、似てないと思う。▼~
:[リズ]|
どうして?▼~
:[フォガート]|
俺は国王にはならないからさ。▼~
:[リズ]|
あ…▼~
:[フォガート]|
王になる人とならない人には、~
結構大きな線引きがあると思ってるんだ。~
俺には、王の責務や重圧はわからないし…▼~
それを背負うのは姉さんだから。~
俺には傍で、家族として、~
それを支えるしかできないから。▼~
王族で、自警団で、~
いずれ国王になるきょうだいがる…~
俺達が一番似ているって思ってるよ。▼~
:[リズ]|
そっか…そうだね。~
フォガートはお姉さんを、~
わたしはお兄ちゃんを支えるんだもんね。▼~
:[フォガート]|
うん。それとさ、さっきリズは俺のこと~
羨ましいって言ってくれたけど、~
俺もリズのこと羨ましいって思ってる。▼~
:[リズ]|
え!? な、なんで!?▼~
:[フォガート]|
しるしが無いと、危険を回避できるから。~
俺は遠目だと気付かれにくいけど…~
近づいて話すときは苦労するんだ。▼~
下手に賢い相手に気付かれた時は~
攫われそうになったり、~
殺されそうになったりしてさ。▼~
:[リズ]|
…そんなことが…▼~
:[フォガート]|
この瞳は気に入っているけど、~
俺の役割を思うと~
使いづらい一面もあるんだ。▼~
何度か考えたことさえあるよ。~
このしるしが無かったらなあ、って。▼~
そうしたらもっと、姉さんのために~
陰で動けるのに。▼~
:[リズ]|
…………▼~
考えたことなかった。~
聖痕があることで、~
危険に巻き込まれるかもしれないって。▼~
それでも、わたしはやっぱり~
聖痕があったらいいなって、~
そう思っちゃうんだけど…でも、▼~
フォガートはもしも瞳のしるしが~
なかったら、もっとお姉さんのために~
動けるって言ってた。▼~
だから、わたしがお兄ちゃんのために、~
陰で動ける利点を持っているのなら、~
それは…誇らしい気持ちだよ。▼~
:[フォガート]|
うん。それは、~
俺にとっては欲しくても得られないものだ。▼~
俺もリズの話を聞いて~
この瞳のこと、~
ちゃんと大切にしようと思った。▼~
話してくれてありがとう、リズ。▼~
:[リズ]|
わたしこそ、ありがとう。▼~
:[フォガート]|
じゃあこれで、~
俺たちのわだかまりも~
解けたってことでいいのかな…?▼~
:[リズ]|
もちろん!~
わたし、もっとフォガートと~
色々話したいな。▼~
今度はお互いの自警団のこと~
紹介し合うのはどう?▼~
:[フォガート]|
それ、すっごく楽しそう!~
いつか皆で宴もできるといいな。▼~
綿密な計画を練るためにも、~
みんなのこと教えてよ、リズ!▼~
***S [#y8a9443e]
:[フォガート]|
ふうっ、会場は盛り上がってるね。~
宴は楽しめてる? リズ。▼~
:[リズ]|
すっごく楽しい!~
ソルムの自警団のみんなとも、~
仲良くなれて良かったよー!▼~
:[フォガート]|
俺たち新参者だから、まだ人数が少なくて。~
殆どは自警団じゃなくて、~
神竜軍の仲間たちなんだけどね。▼~
これからの人員にも期待しててよ。~
すっごく美味しい料理を作る~
俺の親友もいるから!▼~
:[リズ]|
ほんと? 楽しみ!~
ミスティラさんが振舞ってくれた~
お肉も、おいしかったなあ。▼~
わたし、熊肉は苦手なんだけど~
今回のはぜんぜん平気だった。▼~
:[フォガート]|
あれはラピスが仕留めた熊だって~
言ってたから、~
血抜きの方法が上手かったのかも?▼~
フレデリクさんは、~
すごい勢いで逃げ回ってたけど…▼~
:[リズ]|
あはは! でもお兄ちゃんと~
ルフレさんが熊肉大好きだから、~
そのぶんいっぱい食べられて喜んでたよ。▼~
:[フォガート]|
そっか。クロムとルフレ…~
いや、クロムさんとルフレさんが~
楽しめていて良かったよ。▼~
実はね、俺たちの世界では~
腕輪に宿った紋章士として~
二人が力を貸してくれていて。▼~
その時に紋章士クロムと話したんだ。~
いつかみんなで集まって~
宴なんかできたら楽しそうだね、って。▼~
今夜は…~
それが叶ったみたいで嬉しいよ。▼~
:[リズ]|
二人がエレオスに!?~
すごいすごい!~
身内として鼻が高いよ!▼~
:[フォガート]|
…………▼~
:[リズ]|
どしたの、フォガート?▼~
:[フォガート]|
みんなに出会えて、宴が楽しくて、~
少しだけ忘れていたけど…~
俺たちは戦の最中にいるんだなって。▼~
ここでの戦が終わったら、また…~
リズたちと別れて元の世界で~
戦うんだと思うと、寂しいね。▼~
:[リズ]|
その気持ち、わかるよ。~
わたしもたまに思うんだ。~
みんなとお別れするのやだなーって。▼~
でも、先のこと考えて~
今この時を楽しまないのはもったいないよ。~
特に今日は宴なんだし!▼~
:[フォガート]|
そうだよね。~
暗い顔して、みんなを心配させたら~
台無しになっちゃう。▼~
:[リズ]|
ふふふ、さてはフォガートも、~
明るく見えて思い悩むタイプと見た!~
そういうところもわたしと似てるね。▼~
:[フォガート]|
リズは、こういう時どうしてるの?▼~
:[リズ]|
うーん。戦いのない時に、思いっきり~
息抜きするかな。息抜きにかけては、~
わたしの右に出る人はちょっといないよ。▼~
あとはね、~
思い切っていたずらしちゃう。~
誰かの背中にカエルを入れるとか!▼~
:[フォガート]|
それは思いつかなかった!~
今度真似しちゃおうかな。~
神竜様にしたら、怒られちゃうかな?▼~
:[リズ]|
怒られてもいいんだよ。~
うわーって逃げて騒いでたら、~
気分が明るくなってくるんだから!▼~
:[フォガート]|
あはは、確かに。~
逃げ回ってるリズを想像すると、~
なんだか元気が出てきた。▼~
良かったらこの先もさ、~
色々と相談に乗ってくれない?~
ね、頼むよリズ先輩!▼~
:[リズ]|
も…もう~。仕方がないなあ。~
英雄の先輩として、このリズ様に~
どどーんと任せてくれていいよ!▼~
:[フォガート]|
ありがとう!~
頼りにさせてもらっちゃうよー!▼~
じゃあそろそろ宴に戻ろうか。~
今日の宴は今日だけのものなんだ。~
最高の思い出にしよう!▼~
:[リズ]|
会えなくなっても忘れないよ、~
エレオスのみんなとの宴のこと。▼~
瞳がきらっとして、ばーんと明るい~
友達がいたこと!▼~
:[フォガート]|
俺も俺も! クロム自警団や~
リズのこと忘れない。▼~
ずっと、だーい好きだよ!▼~
**闘いの熱砂 ミスティラ [#h9ace987]
***C [#n93d75d7]
:[ミスティラ]|
よいしょ…っと!~
焚き火用の薪はこれぐらいあれば~
じゅうぶんかなー。▼~
今日もいっぱいお肉を焼いて、~
みんなで食べて、歌って、~
楽しまなきゃね!▼~
…っと、あわわ、バランスが。~
ちょっと欲張りすぎたかも…!▼~
わ、わわわ…!▼~
:[ティアマト]|
危ない!▼~
:[ミスティラ]|
あ…支えてくれてありがとう!▼~
:[ティアマト]|
間に合って良かったわ。~
欲張る気持ちはわかるけれど、~
薪は一気に運ぶと危険よ。▼~
ええと、あなたは…見ない顔ね。▼~
:[ミスティラ]|
あたし、最近来たばかりなの。~
エレオス大陸にあるソルム王国の、~
第一王女ミスティラ! よろしくね。▼~
:[ティアマト]|
!~
異界とはいえ王女殿下とは知らず、~
失礼を…▼~
:[ミスティラ]|
そんな、畏まらないで!~
あたしの方が新参者なんだから!~
それに、助けてもらっちゃったし。▼~
:[ティアマト]|
申し遅れました。~
私はグレイル傭兵団の副長、~
ティアマトと申します。▼~
:[ミスティラ]|
ティアマトさんかあ、よろしくね!▼~
ん? 待って。グレイル傭兵団…~
どこかで聞いたことがあるような。▼~
…………▼~
あああーーーーっ!!!!▼~
:[ティアマト]|
ど、どうされましたか!?▼~
:[ミスティラ]|
思い出した、アイクの傭兵団だ!~
うわわ、感動…!▼~
:[ティアマト]|
ミスティラ王女は、~
アイクと知り合いなのですか?▼~
:[ミスティラ]|
うん! エレオス大陸では、~
アイクはものすごい力を持った~
紋章士として顕現されていたの。▼~
紋章士アイクの宿った指輪は~
我が国ソルムに託されてたんだ。~
傭兵団のこと、よく話してくれたよ。▼~
村を襲う盗賊を追い払ったり、~
王女に頼まれて侵略者を倒したり…~
困ってる人を放っておけなかったんだって。▼~
話してる時のアイクは~
とっても優しい顔をしてて、~
大事にしてることが凄く伝わってきた。▼~
:[ティアマト]|
アイクが、そんなことを…▼~
:[ミスティラ]|
いつか会いたいって思ってたから、~
こんな風に叶うなんて感激!!▼~
そうだ。~
今からお肉を焼こうと思うんだけど、~
是非おもてなしさせてよ!▼~
夕刻頃に、この先の湖畔に来て欲しいな。▼~
:[ティアマト]|
お招きありがとうございます。~
必ず伺いますね。▼~
アイクの話も勿論ですけれど、~
ミスティラ王女のお話も是非~
お聞かせいただきたく存じます。▼~
:[ミスティラ]|
勿論! あたしも、~
ティアマトさんと沢山お話ししたい!▼~
***B [#xe838e03]
:[ミスティラ]|
ふふん、ふん、ふん~♪~
お肉~♪~
お肉の下ごしらえ~♪▼~
同じ大きさに切って~♪~
串に刺して~♪▼~
:[イレース]|
ぐううーーーーーー。▼~
:[ミスティラ]|
な、なに今の!?~
あたしのお腹の音!?~
いや、違うみたい…▼~
:[イレース]|
美味しそうですね……▼~
:[ミスティラ]|
うわっ!~
い、いつの間に。▼~
もしかして今の音、あなたの?▼~
:[イレース]|
はい……私……~
とってもお腹が空いていて……▼~
美味しそうな匂いにつられて、~
来てしまいました……▼~
:[ミスティラ]|
まだ焼いてないのに?~
生肉の匂いで来たってこと?▼~
:[イレース]|
もう我慢できません……~
いただきます……▼~
:[ミスティラ]|
わーーーーっ!~
ダメダメ! 生肉はダメ!~
お腹痛くなっちゃうから!!▼~
:[イレース]|
お腹が空いているよりも……~
お腹が痛い方がましです……▼~
止めないでください……~
お肉…お肉……▼~
:[ミスティラ]|
この子、すごい力だ!~
ちょっと誰か! 誰かーーっ!▼~
:[ワユ]|
助っ人参上っ! せやっ!▼~
:[イレース]|
うっ。▼~
:[ミスティラ]|
あっ、気絶した。▼~
ありがとう、助かったよ!~
ええと、あなたは?▼~
:[ワユ]|
グレイル傭兵団のワユ!~
うちの団員がごめんね。▼~
:[ミスティラ]|
またアイクの傭兵団の…!~
ええと…~
しかも、この子も?▼~
:[ワユ]|
その子はイレース。~
お腹がすくと凄い力を発揮するの。▼~
理性を失った時は剣の柄で~
なるべく優しく、~
首の後ろをこうするしか。▼~
:[ミスティラ]|
あはは、慣れてる感じだ。~
二人は仲良しなんだね!▼~
ねえ、ワユ。~
あなたはお肉好き?▼~
:[ワユ]|
好き好き! だーい好き!▼~
:[ミスティラ]|
じゃあお肉が焼ける頃、~
イレースを連れて遊びに来てよ!▼~
生肉食べちゃうのは困るけど、~
お肉好きな人は大歓迎!▼~
あたしはソルム王国のミスティラ。~
さっきティアマトさんもご招待したから、~
みんなで話せると嬉しいな!▼~
:[ワユ]|
ティアマトさんも!?~
わあ、楽しそう!~
お招きありがとうー!▼~
:[イレース]|
うう……▼~
:[ワユ]|
いけない、目覚めかけてる!▼~
じゃああたしはこれで!~
お肉がしっかり焼けるまで、~
イレースのことは遠ざけておくねー!▼~
:[ミスティラ]|
お願いしまーす!▼~
***A [#o4f92007]
:[ミスティラ]|
ふふん、ふん、ふん~♪~
お肉~♪~
やっとお肉が焼けるよ~♪~
火起こしをしてじゅうじゅう~♪~
なんかこうしてると~♪~
ソルムの砂漠を思い出すなあ~♪~
:[セネリオ]|
…そこのあなた。▼~
:[ミスティラ]|
ん?▼~
:[セネリオ]|
大声で歌うのは皆の迷惑ですよ。▼~
焚火も感心しませんね。~
敵襲があれば格好の的になります。▼~
:[ミスティラ]|
! あなた…~
グレイル傭兵団の人ね。▼~
:[セネリオ]|
…ええ。~
あなた、ここにいる英雄の所属を~
全て記憶しているのですか?▼~
:[ミスティラ]|
あはは、まさか!▼~
お肉の準備をしてたら傭兵団の人が~
何故かじゃんじゃん集まってくるから、~
あなたもそうなのかなーって!▼~
:[セネリオ]|
ただの予想でしたか…~
誰が来たのか知りませんが、~
一緒にしないでください。▼~
:[ミスティラ]|
敵襲のことなら安心して。~
一応、地形的に死角になる場所を~
選んだつもりだから。▼~
心許ないなら、~
ここで一緒にお肉食べる?~
戦力が増えて懸念が小さくなるよ!▼~
:[セネリオ]|
お断りします。~
もう戻りますので。▼~
:[ミスティラ]|
そっか、残念。▼~
それにしてもこんなに沢山、~
グレイル傭兵団の人が来てくれるのは~
どうしてなんだろう?▼~
ソルムにいた頃、~
アイクの指輪をずっとしてたせいかな?▼~
:[セネリオ]|
アイクの…?▼~
…………▼~
:[ミスティラ]|
あれ、戻るんじゃなかったの?▼~
:[セネリオ]|
気が変わりました。~
あなた方の世界の紋章士には、~
少し興味がありますので。▼~
その指輪は、ここにはないのですか?▼~
:[ミスティラ]|
少なくともあたしは持ってないよ。~
アスクに召喚された時には、~
着けてなかったし。▼~
:[セネリオ]|
どんな指輪だったのです?▼~
:[ミスティラ]|
幅が広い大ぶりの指輪で、~
地金に彫刻が施されてたよ。~
あと、青い宝石がついてた!▼~
:[セネリオ]|
装着すると紋章士の力を~
借りられるとは、どんな感覚なのです?~
出せる力は、技は、体の変化は?▼~
:[ミスティラ]|
え、ええと。▼~
:[セネリオ]|
もっとも気になるのは、~
紋章士との意思疎通についてですね。▼~
アイクとは何を話したのですか?~
傭兵団のことをどのように?~
どこまでの記憶を持っていたのです?▼~
:[ミスティラ]|
…………▼~
ぷっ、あはは!▼~
:[セネリオ]|
何ですか。▼~
:[ミスティラ]|セネリオったら!~
もっと口数少ないのかと思ったら~
すごく饒舌じゃない!▼~
口を開けばアイクのことばっかり。~
元のあなたも、アイクのこと、~
本当に大好きなんだね!▼~
:[セネリオ]|
好きとか嫌いとか…~
そんな軽々しい言葉に興味はありません。▼~
……ん?~
待ってください。~
僕、名乗りましたか?▼~
それに、「元のあなたも」とは…▼~
:[ミスティラ]|
ふふふ。グレイル傭兵団が~
うるさいぐらい賑やかだって話、~
ほんとだったね。▼~
:[セネリオ]|
それも、アイクが?▼~
:[ミスティラ]|
別の紋章士から聞いたの。~
指輪じゃなくて腕輪に宿ってて、~
中々仲間にできなくて大変だったなあ。▼~
その人もグレイル傭兵団所属でね。~
凄腕の参謀だって聞いてたよ。~
名前は……▼~
紋章士セネリオ。▼~
:[セネリオ]|
…………▼~
…………▼~
…………▼~
え?▼~
:[ミスティラ]|
わーん、セネリオー!~
ここで会えて嬉しいよ!!~
また聞かせて、傭兵団の話!▼~
:[セネリオ]|
えええ……▼~
ぼ、僕が、紋章士……?~
理解に、苦しみます……▼~
***S [#y2cc8a4b]
:[ミスティラ]|
ふふん、ふん、ふん~♪~
お肉~♪~
ついに焼けたよ~♪▼~
みんなで美味しいお肉を囲んで~♪~
アスク王国でも~♪~
とびっきりの宴~♪▼~
:[ティアマト]|
中々個性的…いえ、~
素敵な歌声です、ミスティラ王女。▼~
:[ワユ]|
うーん! 焼きたてのお肉、~
とっても美味しい!~
絶妙な火加減だよ!▼~
:[イレース]|
はぐ……はぐ……~
もぐ……むしゃ……~
いくらでも……入りそうです……▼~
:[ミスティラ]|
あはは、いい食べっぷり!~
ティアマトさんも、ワユも、イレースも~
約束通り来てくれてありがとう!▼~
アイクから聞いてた仲間たちと~
こうして焚火を囲めるなんて、~
ほんとに幸せだよー!▼~
:[ティアマト]|
私たちこそ、ミスティラ王女と~
こうして親交を深められて~
嬉しく思います。▼~
:[ワユ]|
セネリオもいるのが意外だったなあ。~
さっきから、なんか~
思い悩んでるみたいだけど。▼~
:[セネリオ]|
僕が…紋章士……~
いつの間にそんなことに……▼~
:[ミスティラ]|
ちょっと衝撃が大きかったのかも。~
お肉が焼きあがるまで、~
ずっとこの調子だったから。▼~
どうしよう。~
神竜様に来てもらって話を…▼~
:[セネリオ]|
いえ、それには及びません。▼~
:[ミスティラ]|
おお、立ち上がった。▼~
:[セネリオ]|
よく考えてみれば…認識していない間に~
別の自分が存在していることなど、~
アスクでは至極当たり前のことです。▼~
それが別形態の英雄であるか、~
紋章士であるかは些細なこと。▼~
アイクと同じ存在となり、~
エレオス大陸でも彼を支えていたのならば~
それは寧ろ喜ぶべきことです。▼~
:[ミスティラ]|
うんうん!~
あたしもセネリオがいてくれたこと、~
とっても嬉しかったよ!▼~
:[ティアマト]|
ええと…~
よくわからないけれど、~
二人が仲良くなっていて良かったわ。▼~
:[ワユ]|
じゃ、お悩みは解決したってことで!~
セネリオもお肉を食べなよ。~
ほいほいっと。▼~
:[セネリオ]|
こんなに沢山要りません。▼~
:[イレース]|
では、私が……~
もぐもぐ。▼~
:[セネリオ]|
…………▼~
全部要らないとも言っていません。▼~
:[ミスト]|
わあ、いい匂い。~
みんなで野営をしてるの?▼~
:[ヨファ]|
楽しそう!~
僕たちも混ぜてよ!▼~
:[ティアマト]|
あら、ミストにヨファ。~
任務の帰りかしら。▼~
:[キルロイ]|
はい。少々強敵でしたが、~
皆、大きな怪我もなく。▼~
:[ワユ]|
あ、キルロイさんもいるー!▼~
:[ミスティラ]|
わああ…!~
また傭兵団のみんなが来てくれた!~
あたしのお肉と歌声、さっすがー!▼~
…って言いたいけど、~
たぶん違うね。~
これは紋章士アイクがくれた絆なのかも。▼~
ソルムで一緒だった指輪が、~
今はこの指に無くても…~
見えない加護みたいなものを感じるもん。▼~
:[セネリオ]|
…?~
何をニヤニヤしているんですか。▼~
:[ミスティラ]|
みんなと一緒にいられて嬉しいの!▼~
いつか元の世界に戻って…~
いつもの紋章士アイクとセネリオに会えたら~
この夜のこと、話して聞かせたいな。▼~
そうだ!~
人数も増えたことだし、~
新しい歌でも披露しちゃおうかな!▼~
えー、それでは…~
グレイル傭兵団に会えて嬉しいの歌、~
第1番!▼~
ミスティラ、心を込めて…~
歌います!!▼~
:[セネリオ]|
全く…~
…騒がしい夜になりそうですね。▼~
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