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章別会話/目覚めし新星たち
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*目覚めし新星たち [#v7951be1]
#contents
**目覚めし新星たち [#jedd3070]
***オープニング [#afd5b8d3]
:[シャロン]|
そうそう! みなさんのお父さまも~
ヴァイス・ブレイヴのメンバーとして~
アスク王国を助けてくれているんですよ!▼~
戦いはもちろん、王国のお祭りとかにも~
積極的に協力くださっています!▼~
:[マトイ]|
はい、父さんからも~
そのように聞いてます。▼~
:[シャロン]|
おや? マトイさんって近くで見ると~
ツバキさんによく似てらっしゃいますね。~
凛々しいところなんて特に!▼~
:[マトイ]|
そ、そんな…まだまだです。~
あたしは父さんの背中を追って~
精進している最中ですから。▼~
:[シャロン]|
キサラギさんは弓を引く姿が~
タクミ王子にそっくりですよ!▼~
:[キサラギ]|
シャロン王女にはそう見えるの?~
僕も父上みたいになりたいから~
なんだかうれしいよ。▼~
:[シャロン]|
ディーアさんの淹れてくれた珈琲も~
とっても美味しかったです!~
淹れ方はジョーカーさん譲りですか?▼~
:[ディーア]|
シャロン王女、ひとつ教えておくよ…~
父さんに執事の技術は叩き込まれたけど~
珈琲を淹れる腕前は俺が上だよ、確実に…▼~
:[シャロン]|
覚えておきます、ディーアさん!~
ところで、オフェリアさんの~
装束と魔道書も気になりますね。▼~
お父さまのオーディンさん風に言うと~
「秘められし力を感じる…」~
ってやつでしょうか?▼~
:[オフェリア]|
………………▼~
:[シャロン]|
あ、あれ? オフェリアさん?~
ごめんなさい。わたし一人で~
しゃべり過ぎちゃいましたよね?▼~
:[オフェリア]|
わかった。~
わかりすぎてしまった…~
今、私は完全に理解したわ。▼~
なぜ私の手に強大な力を秘めし~
魔道書が握られていたのか…。▼~
なぜ終わらぬ戦乱の歴史を紡ぎ続ける~
アスク王国に降臨したのかを!▼~
:[キサラギ]|
えーっとマトイ。~
オフェリアはどうしちゃったの?▼~
:[マトイ]|
なにを言っているのかわからない…~
ということだけはわかるわ。▼~
:[ディーア]|
アスク王国に来るときに~
頭でもぶつけたんじゃね…?▼~
:[オフェリア]|
シャロン王女の話を聞いて~
私は確信したわ…▼~
英雄たちと仲良しごっこをしている~
ヴァイス・ブレイヴに世界は救えない!▼~
:[シャロン]|
え? え? オフェリアさん~
それはどういう意味でしょうか?▼~
:[オフェリア]|
言葉のとおりよ。~
開かれし王国の王女…。▼~
迫りくる存亡の危機を目の前にして~
やれ祭りだ、海だ、山だ、行楽だの…~
そのような行事にかまけている場合?▼~
:[シャロン]|
たしかにお祭りは多いかもしれませんけど~
海とか山とか行楽の話までは…▼~
いえ、みんな必死に頑張っていますよ!▼~
:[オフェリア]|
口ではなんとでも言えるわ。▼~
だが、時は待ってくれない。~
このままでは滅びのあぎとが~
無慈悲にアスク王国を飲み込むわ。▼~
:[キサラギ]|
それをなんとかするために~
僕たちが呼ばれたんじゃないの?▼~
:[オフェリア]|
たしかに私たちの使命は~
この世界を救済すること…。▼~
だが、惰弱なヴァイス・ブレイヴには~
それは叶わぬ夢!▼~
:[マトイ]|
……▼~
:[オフェリア]|
私はここに宣言するわ。~
もうこの世界に~
ヴァイス・ブレイヴは必要ない!▼~
この世界は宵闇のオフェリア…~
いいえ、新たなる力を得た~
超新星のオフェリアが導くのだから!▼~
***C [#lf73c004]
:[キサラギ]|
もうこの世界に~
ヴァイス・ブレイヴは必要ない!~
超新星のオフェリアが導くのだから!▼~
えーっと、オフェリアの身振りは~
左手がこうで右手はこうだったっけ…▼~
:[ディーア]|
いちいちポーズまで~
再現しなくてもいいだろ…▼~
:[マトイ]|
オフェリアが姿を消してもう1週間…~
いったいどこにいったのかしら。▼~
:[キサラギ]|
ヴァイス・ブレイヴの人たち…~
僕は頑張ってると思うんだけどなあ。▼~
:[ディーア]|
俺たちにそう見えても~
オフェリアには不満があるんじゃね…?▼~
:[マトイ]|
だからと言ってオフェリアを~
放っておくことはできないわよ。▼~
:[ディーア]|
……▼~
:[マトイ]|
ねえ、ディーア。~
今、目をそらしたでしょう?▼~
:[ディーア]|
別に…▼~
:[キサラギ]|
オフェリアのこと、なにか知ってるの?▼~
:[ディーア]|
城の門番に聞いたんだよ。▼~
北の山を超えたあたり…~
そこらへんを根城にする盗賊たちが~
助けを求めて次々と投降しているって…▼~
:[マトイ]|
助けを求めて?▼~
:[ディーア]|
なんでも派手な魔道を使うやつが~
片っ端から盗賊を成敗してるって…▼~
:[キサラギ]|
それ絶対、オフェリアだよ!~
どうして黙っていたの!▼~
:[ディーア]|
言えば面倒になるだろ…▼~
:[マトイ]|
だけどディーアは~
一人で調べてくれていたのよね?~
オフェリアの動向を。▼~
:[ディーア]|
たまたま聞いただけだ。~
言っただろ。面倒はごめんだって。▼~
:[キサラギ]|
とにかく行ってみようよ!~
オフェリアを探しに。▼~
(暗転)~
:[オフェリア]|
味わいなさい、この禁忌の力。~
必殺! ブリリアント・ノヴァ!▼~
堕落せし者たちよ、命までは取らないわ。~
これに懲りたら真っ当に生きることね!▼~
フフッ、この力も馴染んできたわ。~
やはり私は星に選ばれた運命の戦士。~
特別な宿命を背負う者なのね!▼~
うふっ、うふふふっ! 慣れてきたら~
もっとキラっとしてドカーンって感じに~
大活躍できるかも!▼~
:[キサラギ]|
あっ! いた!~
やっぱりオフェリアだ!▼~
:[オフェリア]|
キサラギ!? マトイたちまで。▼~
こほんっ、どうしたの?~
そんなに血相を変えて。▼~
:[マトイ]|
どうしたもこうしたもないわよ。~
あなたを探していたのよ。~
1週間もなにをしていたの?▼~
:[オフェリア]|
知れたこと。魔道書の力を~
完全に自分のものにするために~
修行を重ねていたのよ。▼~
:[ディーア]|
盗賊退治も兼ねてってことか…▼~
:[キサラギ]|
ねえ、オフェリア。~
城に戻って一緒に戦おうよ。~
僕はそれが一番だと思うけど。▼~
:[オフェリア]|
残念だけど答えは…否よ。~
なぜなら世界を導く存在は~
ひとつでいいから。▼~
:[マトイ]|
それならなおのこと~
ヴァイス・ブレイヴと力を合わせて…▼~
:[オフェリア]|
勘違いしないでもらえるかしら。~
惰弱なヴァイス・ブレイヴに
世界は任せておけない。▼~
ならば、やるべきことはひとつ…~
ヴァイス・ブレイヴを壊滅させる!~
この私が世界の導き手となるの。▼~
:[キサラギ]|
え、ええーっ!?▼~
:[オフェリア]|
時を同じくして導かれた~
宿命の星の下に集う者たちよ…~
私に力を貸しなさい!▼~
***B [#u3db87ce]
:[キサラギ]|
ヴァイス・ブレイヴを壊滅させるって~
なんてこと言うの、オフェリア!▼~
いくら一緒に召喚された仲だって~
そんなことに手は貸せないよ!▼~
:[ディーア]|
……。▼~
:[キサラギ]|
ディーアも黙ってないで~
なにか言ってよ!▼~
:[ディーア]|
いいぜ…。手を貸しても…▼~
:[キサラギ]|
うんうんそうだね。~
…って、ええーっ!?~
ディーアまでどうしちゃったの?▼~
:[ディーア]|
父さんたちに任せてたんじゃ~
いつまでたっても埒が明かない…▼~
決めてやろうじゃん。~
俺たちの手で世界の命運をさ…▼~
:[マトイ]|
ヴァイス・ブレイヴと戦う。~
それは父さんたちと戦うと言うこと…▼~
あたしの力がどこまで通用するか~
試してみたい気持ちは確かにあるわ。▼~
:[キサラギ]|
マトイまで、なにを言い出すの!?▼~
:[オフェリア]|
フフッ、さすがは~
宿命の星の下に集う選ばれし輝きたち。~
道理を理解しているようね。▼~
よし、我々は~
ヴァイス・ブレイヴの拠点を強襲する!▼~
裁きの時は来た。~
皆、私に続くがいいわ!▼~
:[キサラギ]|
ちょ、ちょっとオフェリア!▼~
:[ディーア]|
キサラギ、耳を貸せ…。~
いいからマトイもだ…▼~
:[キサラギ]|
え? うん…▼~
:[ディーア]|
オフェリアはおそらく~
妙な力を得て舞い上がってるだけだ…。~
自分に酔っているみたいな…▼~
:[キサラギ]|
そ、そうなの?~
言われてみればそんな感じかも。▼~
:[ディーア]|
話を合わせて満足させれば~
そのうち正気に戻るだろう…▼~
:[キサラギ]|
話を合わせる…。~
だから味方のフリをしたんだね!▼~
:[マトイ]|
え? ヴァイス・ブレイヴと~
本当に戦うつもりじゃなかったの?▼~
:[ディーア]|
真顔で言われても困るんだけど…▼~
:[マトイ]|
……▼~
:[オフェリア]|
早く行くわよ。~
荒野を走る疾風の如く!▼~
:[キサラギ]|
だ、大丈夫かな。~
まさか本当にヴァイス・ブレイヴを~
攻撃しちゃったりして…▼~
:[ディーア]|
心配すんな…~
まあ、なんとかなるんじゃね…?▼~
:[オフェリア]|
待ってなさい、ヴァイス・ブレイヴ。~
アスク王国の歴史は~
超新星の輝きで大きく動くのよ!▼~
***A [#n88b69a0]
:[オフェリア]|
ヴァイス・ブレイヴの主力は~
訓練場に集まっているようね。~
この機を逃さないわ!▼~
宵闇のオフェリア改め…~
超新星のオフェリアとその仲間たち。~
ここに参上!▼~
:[シャロン]|
オフェリアさん!~
帰ってきてくれたんですね。▼~
:[アルフォンス]|
しばらく姿を見なかったから~
心配していたんだ。無事ならよかった。▼~
:[オフェリア]|
……。▼~
:[アンナ]|
帰ってきて早々に訓練場に~
顔を出すとはいい心がけじゃない。▼~
:[オフェリア]|
フッ、なにか勘違いしているようね。~
あなたたちと足並みを揃えるつもりはない。▼~
これより私はヴァイス・ブレイヴを~
壊滅させるのだから!▼~
:[シャロン]|
えーっ!?~
じょ、冗談ですよねっ?▼~
:[オフェリア]|
冗談かどうかは己の魂に聞くがいい。~
死にたくなければ運命に抗ってみせなさい!▼~
はぁぁぁ…っ!~
必殺! ブリリアント・ノヴァ!▼~
:[アルフォンス]|
オフェリア、これはいったい?~
どうして僕たちを攻撃するんだ!▼~
:[オフェリア]|
問答無用!~
手加減は一切しないわよ!▼~
:[キサラギ]|
わ、わわわっ!~
本当に始めちゃった…▼~
:[マトイ]|
ど、どうするの!?~
このまま本当に父さんたちと~
戦うことになったら…▼~
ディーアの姿が見えないけど~
大変なときにどこにいったのよ!▼~
:[キサラギ]|
用事があるってどこかに…▼~
:[アンナ]|
うわっ! ちょっとやめなさい!~
オフェリア! 私たちは味方でしょ!?▼~
:[オフェリア]|
馴れ合うつもりはない!~
マトイとキサラギも本気でかかりなさい!▼~
:[キサラギ]|
ど、どど、どうしよう!▼~
:[マトイ]|
くっ、ここは全力で~
オフェリアを止めるべきか!▼~
:[オフェリア]|
ククク…いいわよ、力を感じる!~
超新星の波動が身体を駆け巡って~
今の私なら城ごと吹き飛ばせるわ!▼~
ステラ・ノヴァ・グローリアスの輝きよ~
今ここに集え…。▼~
:[アルフォンス]|
空気が震えている!?~
こ、これは…。▼~
:[アンナ]|
ダメよ! その一撃を放っては!▼~
:[オフェリア]|
もう遅い! 食らいなさい!~
はぁぁぁぁーっ!▼~
:[オーディン]|
オフェリア! いい加減にしないか!▼~
:[オフェリア]|
……!?~
父さん、どうしてここに!▼~
って、わ、わわっ!~
集めた魔力が行き場を失って…~
きゃぁぁぁぁーっ!▼~
:[アンナ]|
じ、自爆した!?▼~
:[キサラギ]|
オフェリア! だ、大丈夫!?▼~
:[マトイ]|
しっかりして!~
今すぐ手当てを…▼~
:[ディーア]|
手当てなら俺の杖を使う…~
大丈夫じゃね? これくらいの傷なら…▼~
:[キサラギ]|
ディーア! どこに行ってたの?▼~
:[ディーア]|
呼びに行ったんだよ…~
オフェリアの父さんを…▼~
:[オーディン]|
オフェリア!~
ヴァイス・ブレイヴを滅ぼすなど、~
なぜそんなことを!▼~
:[オフェリア]|
父さん…。▼~
私はヴァイス・ブレイヴの~
壁に…なりたかったの。~
彼らの前に立ちはだかる強大な壁に。▼~
そして、困難を乗り越えた~
ヴァイス・ブレイヴはより強固な存在に~
なるはず…なの…くぅっ!▼~
:[キサラギ]|
オフェリア!~
それが本心だったの!?▼~
:[マトイ]|
でも、どうしてあなたが~
自分を犠牲にしてそんな役目を?▼~
:[オフェリア]|
こういうダークな…役回り…~
一度やって…みたかったの…▼~
現実じゃ無理だけど~
夢の世界ならできると思って…▼~
:[オーディン]|
ここは夢の世界じゃなくて異界だ。~
つまり、現実だぞ?▼~
:[オフェリア]|
え?▼~
:[オーディン]|
現実。リアルワールドだ、娘よ。▼~
:[オフェリア]|
えええーっ!?~
ここって夢の世界じゃないの!?▼~
:[シャロン]|
えーと、アスク王国の近くには~
本物の夢の国もあるんですけど…▼~
:[アンナ]|
この世界は間違いなく現実よ。~
物語でも夢の中でもなく、ね。▼~
:[オフェリア]|
あわ、あわわわ…~
ど、どうりで長い夢だと思ったら~
ま、まま、まさか…▼~
:[ディーア]|
正真正銘、現実らしいぞ…▼~
:[オフェリア]|
ど、どど、どどど、どうしよう!~
私、ヴァイス・ブレイヴを~
壊滅させるとか言っちゃって!▼~
:[マトイ]|
超新星の輝きで~
歴史が動くとも言っていたわね。▼~
:[キサラギ]|
城ごと吹き飛ばすって言っていたよ。▼~
:[オフェリア]|
ひぃっ!?▼~
:[オーディン]|
我が娘ながらなんと闇が深い…▼~
:[オフェリア]|
と、取り返しのつかないことを…~
このまま死なせてぇぇぇっ!▼~
:[ディーア]|
そうはいくか。バッチリ治してやる…~
キリキリ働いてもらうぞ、超新星…▼~
:[オフェリア]|
調子にのってごめんなさい!~
ご迷惑をおかけしたぶん~
真面目に頑張りますから!▼~
伝説になるどころか~
シュンとしてガクーンな感じになるなんて~
とほほ…!▼~
**選ばれし星の乙女 オフェリア [#xd9659cf]
***C [#u07bac34]
:[オフェリア]|
ここがアスク王国…。▼~
さすがさまざまな異界が交わる~
開かれし王国ね。~
感じるわ、眠りし神器の存在を!▼~
あら、お店があるわ。~
どれどれ…▼~
わっ! あの石、とっても不思議!~
わわっ! あの織物、すっごいきれい!~
どっちも絶対に映えそう!▼~
はっ!? つい宵闇の加護が外れて~
秘匿すべき魂が漏れ出てしまった…。▼~
誰が見ているかわからないから~
気を抜いてはダメよ、オフェリア。~
って、ん? 子供が泣いてる…▼~
迷子かな?~
それとも転んで泣いただけかな?▼~
ともあれ放っとけないわね。~
ちょっとあなた…。▼~
:[リズ]|
大丈夫?~
大ケガなら杖で治してあげるけど~
こんなのツバつけとけば治るよ!▼~
そんな痛み、しゃきーんとすれば~
どこかにぴゅーん! だよ!▼~
:[オフェリア]|
……!?▼~
:[リズ]|
いい子いい子。~
ちゃんと前を見て走るんだよ。▼~
:[オフェリア]|
しゃきーんとすればどこかにぴゅーん…。~
こ、このワードセンス!▼~
:[リズ]|
じゃあね。ケガしたところは~
お水で洗っとくといいよ!▼~
:[オフェリア]|
ちょっと待って!~
あなたの名前を…。▼~
うう、人が多くて通れな…いっ!~
あれ? 見失っちゃった…。▼~
あの女の子は何者なんだろう。~
アスク王国の民にしては~
変わった雰囲気の子だったけど…▼~
***B [#xf2dcd04]
:[オフェリア]|
しゃきーんとすればどこかにぴゅーん。~
あの卓越したワードセンス…~
間違いなく我が一族の血を感じる。▼~
でも、どうして?~
アスクの民と我が一族になにか関係が…。▼~
:[リズ]|
よーし、カエルも捕まえたし~
誰にイタズラしようかな〜。▼~
:[オフェリア]|
あーっ! あなたはっ!▼~
:[リズ]|
うひゃっ!? な、なに!~
イタズラしようとしてたのバレた?▼~
:[オフェリア]|
ヴァイス・ブレイヴの一員だったのね。~
アスクの民っぽくないとは思ったけれど…▼~
:[リズ]|
えーと、あなたは?~
わたしはイーリス聖王国のリズだよ。▼~
:[オフェリア]|
じゃあ私も名乗らせてもらうわ。~
幾星霜の時を超えて~
連綿と受け継がれてきた奇跡の血統…▼~
ロイヤルブラッドとも称されるその血は~
星々の祝福を受け、なお煌めきを増し…▼~
:[リズ]|
長くなりそうなら~
名前聞くの今度でいい?▼~
:[オフェリア]|
オ、オフェリアです!~
暗夜王国から来ました!▼~
:[リズ]|
よろしくね、オフェリア。▼~
:[オフェリア]|
城下町で転んだ子どもを助けた~
あなたを見て…▼~
:[リズ]|
この間の…あなたもいたんだ?~
あの子、泣いてたけど~
大したケガじゃなくてよかったね。▼~
:[オフェリア]|
この魔眼が一部始終を見届けたわ。~
てっきりアスクの民かと思ったら~
ヴァイス・ブレイヴだったのね。▼~
む…よく見ると、リズのオーラは~
なんだかぴかーっとして~
きゅっと凝縮されているような…▼~
ぴかーっとしてきゅっ?~
なんだかわかる気がする!▼~
***A [#j3362d06]
:[オフェリア]|
私の魂の言葉に反応するとは~
あなたは間違いなく~
我が一族の血を汲む者!▼~
私の奥底でざわめく狂気の深淵、~
マッド・アビスが同胞との邂逅に~
ざわめいているわ!▼~
:[リズ]|
マ、マッド? ど、同胞?~
言われてみれば、わたしたち~
髪の毛の感じとか似てるかも?▼~
:[オフェリア]|
あなたが我が一族の血統なら~
星に選ばれし証があるはず!▼~
身体のどこかに聖なる文様…~
ロイヤルブラッディ・マークはない?▼~
:[リズ]|
うーん、わたしにはその~
ロイヤルなんとかマークはないかなあ▼~
だって、わたしのいたイーリス聖王国と~
オフェリアのいた世界は違うんでしょ?▼~
:[オフェリア]|
そ、そうね。言われてみれば…。▼~
でも、あなたとは不思議な運命を感じる。~
これからも絆を紡ぎましょう。~
よろしくね。▼~
:[リズ]|
こっちこそよろしくー!~
それじゃあ、お近づきの印に~
さっき捕まえたカエルをあげる。▼~
:[オフェリア]|
えっ…~
きゃああああぁぁーっ!!▼~
(暗転)~
:[リズ]|
お兄ちゃん!~
今日、面白い子に会ったよー!▼~
:[クロム]|
ほう、どんな子だ?▼~
:[リズ]|
変わった話し方をするんだけど~
髪の毛の感じとか、わたしに似てるんだー。▼~
:[クロム]|
リズに似ている…~
その子はイーリス聖王国から来た~
新しい英雄なのか?▼~
:[リズ]|
ううん、暗夜王国って言ってたよ。~
身体のどこかにロイヤルなんとか…~
聖なる文様がないかって聞かれたよ。▼~
:[クロム]|
聖なる文様…~
それは俺や姉さんにある聖痕?▼~
いや、暗夜王国の者なら~
イーリス王家とは関係ないか…。▼~
:[リズ]|
オフェリアって言うの、その子!~
どんなマークか気になるから~
今度見せてもらおうかな!▼~
***S [#de8d5a98]
:[オフェリア]|
父さん、ここにいたのね。▼~
:[オーディン]|
オフェリアか。~
お前が召喚されたときに~
携えてきた力について調べていたんだ。▼~
:[オフェリア]|
携えてきた力…~
この魔道書のこと?▼~
:[オーディン]|
どうやら、その魔道書は~
暗夜竜に由来するようだが…▼~
なぜお前がその力を携えて~
この世界に召喚されてきたのか~
それがわからなくてな。▼~
:[オフェリア]|
星に選ばれた存在だから…で~
説明がつかない?▼~
:[オーディン]|
そんな羨ましい設定、父さんが許さない!~
…いや、悪い影響が出ないか心配なんだ。▼~
:[オフェリア]|
大丈夫よ。私はこの力を使いこなし~
アスク王国の役に立ってみせるわ。▼~
…ところでね。~
今日変わった英雄に出会ったの。▼~
:[オーディン]|
変わった英雄…~
お前がそう評するくらいだから~
よっぽどの変わり者なんだろうな?▼~
:[オフェリア]|
ワードセンスがすっごく似ていて~
我が一族の血統かと思ったの!▼~
名前はえーと~
リズとか言ったかしら?▼~
:[オーディン]|
は、話したのか?~
その…母さ…いや、リズという娘と。▼~
:[オフェリア]|
とっても優しい子だったわ。~
髪の毛の感じもちょっと似てたし!▼~
:[オーディン]|
……。~
オフェリア、今はとある事情で~
お前に真実を話すことはできない。▼~
しかし、いつかちゃんと話すからな。~
それまで待っていてくれ。▼~
:[オフェリア]|
それって、なにかの封印が~
解かれる日が来るってことよね?~
フフッ、それなら私も待つとするわ。▼~
己の内よりあふれ出るオーラを~
ぴかーっとしてしゃきーんと~
輝かせながら…▼~
**無気力な杖使い ディーア [#u7174f68]
***C [#v0787f4c]
:[ジョーカー]|
失礼します、シャロン王女。▼~
:[シャロン]|
ジョーカーさん、こんにちは!▼~
:[ジョーカー]|
先日、私の息子がアスク王国に~
召喚されたと聞いたのですが…。▼~
:[シャロン]|
ディーアさんですね?▼~
今日はマトイさんやキサラギさんと~
訓練に行くって仰ってたのに~
姿を見ませんねー。▼~
:[ジョーカー]|
……。~
ディーアめ、またどこか~
ほっつき歩いているのではあるまいな?▼~
(暗転)~
:[ディーア]|
はぁ、訓練なんて疲れるだけじゃん…。~
珈琲でも飲んで平和にいこうぜ…▼~
:[フィヨルム]|
おや、ディーアさん。~
これから訓練ですか?▼~
:[ディーア]|
フィヨルム王女…。▼~
訓練っていうかサボれる…~
いや、精神統一できるような~
静かな場所を探してたんだ…▼~
:[フィヨルム]|
強くなるためには~
心を鍛えることも必要ですものね!▼~
そういうことでしたら~
西の森がおすすめですよ。▼~
そこはとても静かなところで~
たくさんの動物たちがいるんです。▼~
私もときどき動物たちと戯れて~
癒してもらっているんですよ!▼~
:[ディーア]|
動物はいなくてもいいんだけど…。~
まあ、静かでひと気がないっていうなら~
サボれ…精神統一できるじゃん…。▼~
いい場所を教えてくれて助かったよ…~
ありがとう、フィヨルム王女。▼~
:[フィヨルム]|
お力になれて幸いです。~
心の鍛錬、頑張ってくださいね!▼~
:[ディーア]|
……。~
ああも素直に応援されると~
ちょっとだけ罪悪感あるじゃん…▼~
***B [#z48e709b]
:[ディーア]|
ここが西の森…。~
フィヨルム王女の言うとおり~
静かでいい場所じゃん…▼~
ん? なんかサボってくれと~
言わんばかりの小屋があるな…~
失礼しますよっと…。▼~
:[パイソン]|
なんだ? フォルスか?▼~
:[ディーア]|
先客がいたのか…。▼~
:[パイソン]|
誰あんた。見ない顔だな。▼~
:[ディーア]|
アスク王国に召喚されたばかりだし~
見ない顔なのは当然じゃん…。~
俺はディーア。一応よろしく…。▼~
:[パイソン]|
パイソンだ。~
名前は覚えても忘れてくれても~
どっちでもいいぜ。▼~
:[ディーア]|
ところで、ここでなにを…~
いや聞くだけ野暮ってやつか…。▼~
:[パイソン]|
見てのとおり、俺の武器は弓だ。▼~
弓ってのはツルを張り続けると~
すぐダメになっちまう…。~
適度に緩めることが大切なのよ。▼~
:[ディーア]|
で、今のあんたは~
次の戦いに備えて緩んだ状態だと…?▼~
:[パイソン]|
そういうこと。▼~
:[ディーア]|
いや、いい感じのたとえ話を~
出されたけどさ…。~
要するにサボりじゃん…。▼~
別に俺はサボってるあんたを~
責めるつもりはないんだけど…。▼~
:[パイソン]|
ははっ、ヴァイス・ブレイヴが~
あんたみたいな連中ばかりなら~
楽でいいのになあ。▼~
んじゃ、俺は寝直すから。▼~
:[ディーア]|
どうぞご自由に…▼~
:[パイソン]|
そうそう…フォルスっていう~
カタッ苦しい騎士が俺を捜してたら~
知らないふりしといて。▼~
:[ディーア]|
……▼~
***A [#y8d6ca8f]
:[ルピナス]|
むにゃ…くーくー。~
くーくー…▼~
:[ディーア]|
……▼~
背中に羽…妖精か…?~
アスク王国は人間以外にも~
いろんな種族がいるんだな…。▼~
:[ルピナス]|
むにゃ…アスク王国を守るため…~
ヴァイス・ブレイヴは…負けませんよぉ…~
たぶん…ぐぅ…▼~
:[ディーア]|
ヴァイス・ブレイヴの一員なのか…?~
起こすと面倒になりそうじゃん…。~
別の場所を探すとするか…。▼~
(暗転)~
:[ディーア]|
ずいぶんとデカい木だな…。~
登ってみるとするか。よっと…▼~
うわっ…! ここにも~
寝ているやつがいるじゃねえか…!~
:[ハール]|
なんだ? 騒がしいな…▼~
:[ディーア]|
悪かったな…。起こしてしまって。~
先客がいるとは思わなくてさ…。▼~
:[ハール]|
先客ってことは、おまえも~
昼寝する場所を探してたってことか。▼~
:[ディーア]|
それにしても、すげえ器用じゃん…。~
木の上で熟睡できるなんてさ…。▼~
:[ハール]|
木の上だろうと飛竜の上だろうと~
俺はどこでも眠れるんだ。▼~
:[ディーア]|
その出で立ち…、あんたも~
ヴァイス・ブレイヴの一員か…?▼~
:[ハール]|
食っていくために傭兵の真似事や~
運び屋みたいなこともやっているが~
どうやら一員ってことらしい。▼~
まあ、仕事がないときは~
こうして好きに寝ているってわけだ。▼~
:[ディーア]|
ずいぶんと規律が緩いみたいだけど…~
大丈夫なのか、ヴァイス・ブレイヴは…▼~
:[ハール]|
さあな。俺みたいなやつを~
遊ばせとく余裕ぐらいはあるんだろ?▼~
:[ディーア]|
……。▼~
:[ハール]|
そうそう…髪の毛を後ろで結んだ~
赤い鎧の女竜騎士が俺を探してたら…。▼~
:[ディーア]|
知らないふりをしろって言うんだろ…?~
はいはい、わかったよ…。▼~
俺一人ぐらいサボっても…と思いきや~
どいつもこいつもサボってばかりじゃん…~
アスク王国、大丈夫なのか…?▼~
***S [#sb1e7177]
:[ジョーカー]|
ディーア、探したぞ!~
訓練もせずどこに行っていた?▼~
:[ディーア]|
訓練ならこれからやるよ…。~
言われなくてもさ…。▼~
:[ジョーカー]|
ほう、自分からやる気を見せるとは。~
面倒臭がりのお前もようやく~
英雄の自覚に芽生えたか。▼~
:[ディーア]|
……。▼~
なあ、父さん…。~
ヴァイス・ブレイヴって~
その…大丈夫、なのか…?▼~
:[ジョーカー]|
意図を計りかねる質問だな。▼~
お前が危惧しているのは~
ヴァイス・ブレイヴの戦力か?~
それとも組織のあり方か?▼~
:[ディーア]|
……。▼~
:[ジョーカー]|
大丈夫だ。心配はいらない。~
戦力はもちろん~
組織としても信用するに値する。▼~
さまざまな異界を代表する英雄が集い~
カムイ様も力を貸されている。~
それがなによりの答えだろう?▼~
:[ディーア]|
ま、俺は楽できればそれでいいんだけど…~
なんかそうもいかないっぽいんだよな…。▼~
:[シャロン]|
ディーアさん!~
今日は訓練に参加されるのですね!▼~
:[ディーア]|
まあ一応…▼~
:[シャロン]|
訓練が終わったら~
また珈琲をお願いできませんか?▼~
先日、振る舞っていただいた一杯~
とっても美味しかったです!▼~
:[ジョーカー]|
む…~
シャロン王女、私ならもっと~
美味しい珈琲をお出しできますよ?▼~
次の機会ではぜひお申し付けください。~
ディーアではなく、このジョーカーに!▼~
:[ディーア]|
父さん、アスク王国でも~
俺と張り合うつもりかよ…▼~
はぁ、また面倒臭いところに来たな…~
楽させてくれそうにないじゃん。~
このアスク王国ってところは…▼~
**前向きな弓使い キサラギ [#ab786a11]
***C [#n9183c08]
:[キサラギ]|
へー。それじゃキヌは~
だいぶ前にアスク王国に来てたんだ!▼~
:[キヌ]|
うん! アタシは父さんやベロアたちと~
アスク王国に召喚されたんだ。▼~
:[キサラギ]|
じゃあ、ここではキヌが先輩だね。~
僕は右も左もわからないから~
いろいろと教えてほしいな!▼~
:[キヌ]|
任せて! アタシが教えてあげる!~
城の近くのとっておきの狩り場とか!▼~
:[キサラギ]|
お城の近くに狩り場があるの?~
今度行ってみたいな。▼~
:[キヌ]|
いいよ! 案内してあげる!~
キサラギと狩りするのアタシも楽しみ!▼~
&br;''(暗転)''~
:[キヌ]|
とうちゃーく!~
ここがオススメの狩り場だよ!▼~
:[キサラギ]|
へー、緑が深い場所だね。~
果実がなっているのも見えるし~
獲物の気配もたくさん感じるよ!▼~
:[キヌ]|
なんだか秘境を思い出すんだよねー。~
アスク王国の狩り場って。▼~
:[キサラギ]|
じゃあ、久しぶりに競争する?~
どちらが先に獲物を仕留められるか。▼~
:[キヌ]|
いいよー! やろうやろう!~
ここではアタシが先輩だけど~
手は抜かないからねー!▼~
:[キサラギ]|
いつでもはじめられるよ。▼~
それじゃあ位置について…。▼~
:[キヌ]|
キサラギ、ちょっと待って!~
向こうの木の陰になにかいるよ!▼~
:[キサラギ]|
本当だ。誰か人がいるみたいだね。▼~
:[キヌ]|
この匂いは…~
アタシの知ってる人だー!▼~
:[キサラギ]|
ちょっと、キヌ!~
いきなり走ると危ないよ!▼~
:[キヌ]|
やっほー! こんにちは!▼~
:[ネイミー]|
ひゃぁぁぁっ! だ、誰っ!?▼~
:[キヌ]|
やっぱりネイミーだった!~
キヌだよー!▼~
:[ネイミー]|
び、びっくりした…。~
怖い獣が出たのかと…ぐすっ。▼~
:[キサラギ]|
ご、ごめんなさい!~
脅かすつもりはなかったんです!▼~
***B [#odb421a7]
:[キサラギ]|
はじめまして!~
僕は白夜王国のキサラギです。▼~
:[ネイミー]|
は、はじめまして、ネイミーです。~
こめんなさい。~
さっきは悲鳴を上げちゃって。▼~
:[キヌ]|
ネイミーも狩りをするんだよ!~
ときどき一緒に狩りしてるんだー。▼~
:[キサラギ]|
じゃあ、僕たちはみんな~
狩り仲間ってやつだね。▼~
:[ネイミー]|
わ、私は狩りの腕前なんかまだまだで~
いつもキヌに助けてもらってて…ぐすっ…。▼~
:[キヌ]|
大丈夫だよ! ネイミー、頑張ってるもん!~
弓の腕前だってぐんぐん上達してるし!▼~
:[キサラギ]|
ネイミーも弓を使うんだね。~
同じ弓使い同士、よろしくね!▼~
:[ネイミー]|
こ、こちらこそ~
よろしくお願いします。▼~
:[キサラギ]|
ところで手持ちの矢が少ないみたいだけど~
もう帰るところだった?▼~
:[ネイミー]|
え、ええと、私は狩りに行くとき~
あまり矢を持っていかないから…。▼~
:[キヌ]|
ネイミーのおじいちゃん、すごいんだよ!~
狩りにはいつも矢を一本しか~
持っていかないんだって!▼~
:[キサラギ]|
一本だけ?~
外したらどうするの?▼~
:[ネイミー]|
外さなかったみたいです。~
一本で必ず獲物を仕留めていた、と。▼~
:[キサラギ]|
それはすごいね。~
集中するためにあえて一本しか~
持っていかなかったのかな?▼~
:[ネイミー]|
はい。おじいちゃんは~
【一本矢のゼルヅァ】という~
二つ名で呼ばれていたそうです。▼~
:[キサラギ]|
ネイミーにはそんなすごい~
おじいちゃんがいたんだね!▼~
:[ネイミー]|
私もヴァイス・ブレイヴの力になりたくて~
こうして弓を練習しているんですけど…。▼~
さすがに一本だけじゃ難しいから~
少しずつ矢の数を減らして~
狩りをしているの。▼~
:[キサラギ]|
手持ちの矢が少ないのは~
そういう理由があったんだね。▼~
いろいろな狩りのやり方があるんだ。~
勉強になるなあ…。▼~
***A [#re966d5c]
:[キサラギ]|
ロナン、あの大きな木の陰!~
さっきのイノシシがいるよ!▼~
:[ロナン]|
ここからじゃ距離があるな。~
もう少し近寄ってみよう。~
ここからなら…せいっ!▼~
:[キサラギ]|
やった! 命中した!~
大物を仕留めたよ!▼~
&br;''(暗転)''~
:[ロナン]|
すごいよ、キサラギ。~
あんなに離れている場所から~
獲物を見つけるなんて。▼~
:[キサラギ]|
えへへ。目には自信があるんだ。▼~
ロナンだってすごいよ!~
草むらから獣道を見つけて~
着実に獲物を追い詰めるんだもん。▼~
:[ロナン]|
小さい頃から猟師として~
野山を駆けた経験があるだけだよ。~
じゃあ、今日はここらで引き上げようか。▼~
:[キサラギ]|
え? まだ時間もあるし~
矢や罠も余っているよ?▼~
:[ロナン]|
みんなで食べるぶんは獲れたからね。~
生き物を必要以上に殺めるのは~
よくないと思うんだ。▼~
:[キサラギ]|
そっか。これだけ大きな獲物なら~
しばらく食べるのには困らないよね。▼~
:[ロナン]|
うん。僕たちは生き物の~
命をもらうことで生きている。▼~
だけど、生きるために必要な数だけ~
もらえばいいんだ。▼~
:[キサラギ]|
生きるために必要な数だけ…。▼~
:[ロナン]|
僕たちは自然とともに生き~
自然に生かされているんだ。~
その感謝を忘れないようにしないとね。▼~
:[キサラギ]|
ロナンの言うとおりだよ!~
キヌに友だちを紹介してもらってよかった。~
えへへっ、学ぶことがいっぱいだ!▼~
***S [#p6a0d0e4]
:[キサラギ]|
キヌ、そっちにいったよ!▼~
:[キヌ]|
やっちゃうよー! たぁぁっ!▼~
:[キサラギ]|
よしっ、仕留めた!~
やったねキヌ。ケガはない?▼~
:[キヌ]|
大丈夫だよ、ふふっ!~
キサラギとする狩りは楽しいなー!▼~
:[キサラギ]|
キヌは白夜王国にいた頃より~
狩りが上手になったね!▼~
:[キヌ]|
キサラギも上手になっているよ!~
獲物を見つけるのも早くなってるし。▼~
:[キサラギ]|
ネイミーやロナンに教えてもらった~
知識が役に立ってるんじゃないかな。~
じゃあ、今日がもう引き上げようか。▼~
:[キヌ]|
生きるために必要な獲物は獲れたしねー。▼~
:[キサラギ]|
……。▼~
:[キヌ]|
どうしたの、キサラギ。~
なんか気になることでもあるの?▼~
:[キサラギ]|
アスク王国っていいところだね。~
緑も豊かだし、動物もたくさんいて~
みんな自然に感謝して暮らしている。▼~
:[キヌ]|
うん、アタシもアスク王国が大好きだよ。~
妖狐でも怖がらずに遊んでくれるもん。▼~
:[キサラギ]|
僕はこの素晴らしい国が~
戦いで失われるのイヤだな。▼~
だから父上たちと一緒に~
この国を守らなきゃって思うんだ。▼~
:[キヌ]|
うん! アタシも頑張る!~
みんなと力を合わせて!▼~
:[キサラギ]|
よーし、もっともっと修行するぞー!▼~
:[キヌ]|
じゃあ、どっちが先に強くなれるか~
アタシと競争だー!▼~
:[キサラギ]|
うん。父上のように風神弓を使いこなして~
皆を守れる英雄になってみせるよ。~
絶対にねっ!▼~
**完璧を追う翼 マトイ [#aecfac0f]
***C [#la88a241]
:[マトイ]|
はっ! せいっ!~
はぁぁぁっ!▼~
ダメだ。足りないわ…~
こんなことじゃ、完璧な父さんに~
追いつくことなんて夢のまた夢。▼~
ただでさえヴァイス・ブレイヴは~
異界の英雄たちが集う特務機関。▼~
ひよっこのあたしが力になるには~
修行を重ねるしかない!~
せいっ! やぁっ!▼~
:[ティアモ]|
あの、少しいいかしら?▼~
:[マトイ]|
はい、なんでしょうか?~
って、ええっ!?▼~
:[ティアモ]|
驚いた…。本当に似ているわね。~
あたしはイーリス聖王国の~
天馬騎士団に所属しているティアモよ。▼~
:[マトイ]|
はじめまして。~
白夜王国のマトイと申します。▼~
:[ティアモ]|
ヴァイス・ブレイヴで噂になってたの。~
あたしにそっくりな子が召喚されたって。▼~
異界のあたしかと思ったら~
まったくの別人だって言うから~
気になっていたのよ。▼~
:[マトイ]|
あ、あたしも驚いています。~
かおだけでなく…その…~
体型まで似ているというか。▼~
:[ティアモ]|
訓練中だったかしらね。~
悪いわね、邪魔をしちゃって。▼~
:[マトイ]|
いえ、お気になさらず。~
ヴァイス・ブレイヴの力になるため~
修練を重ねる身ですから。▼~
:[ティアモ]|
あら。それならあたしに~
手伝いをさせてもらえないかしら。▼~
:[マトイ]|
え? よろしいのですか?▼~
:[ティアモ]|
これもなにかの縁。~
修行ぐらいならつけられるわよ。▼~
:[マトイ]|
あたしには完璧な父さんに~
追いつくという目標があります…。▼~
そのための努力はいとわぬつもりです。~
ご指導よろしくお願いします!▼~
***B [#ad650dba]
:[ティアモ]|
今日の訓練は~
これくらいにしましょうか。▼~
:[マトイ]|
ありがとうございました…。~
ううん。ありがとうティアモ。▼~
:[ティアモ]|
そうそう、それでいいの。~
アスク王国じゃ先輩かもしれないけど…。▼~
歳だってそう変わらないんだし~
敬語で話す必要はないわよ。▼~
:[マトイ]|
うん。それにしてもさすがね。~
イーリス聖王国天馬騎士団はじまって~
以来の天才と呼ばれるだけあって。▼~
ヴァイス・ブレイヴのみんなも~
ティアモの腕前を高く評価しているし。▼~
:[ティアモ]|
それ、ほんとかしら?~
「使っている手槍がダサい」って誰か~
悪口でも言ってたんじゃないの?▼~
:[マトイ]|
そういう話は聞いてないけど…~
でも、天才の名に偽りなしってことは~
修行をつけてもらって実感したわ。▼~
:[ティアモ]|
そんなに持ち上げないでよ。~
ここには強者がたくさんいるわ。▼~
あなたのお父さん、~
ツバキだって指折りの英雄よ。▼~
:[マトイ]|
……。~
実はさっき、ティアモに~
父さんの姿を重ねてしまっていたの。▼~
ティアモを天才と称するなら~
父さんは完璧な人。▼~
父親としても天馬武者としても~
すべてにおいて非の打ちどころのない~
完璧な存在なの。▼~
:[ティアモ]|
そ、そうなんだ。~
なんでも器用にこなせるけど~
マイペースな人とばかり思ってた…▼~
でも、娘のあなたがそう言うなら~
きっとそうなのでしょうね。▼~
:[マトイ]|
父さんに比べると~
あたしはすべて中途半端。▼~
槍の腕前も兵法も天馬の扱いも~
遠く及ばないわ。▼~
:[ティアモ]|
……。▼~
:[マトイ]|
持って生まれた才だけでは~
追いつくことは叶わない。▼~
凡人のあたしが~
一人前の天馬武者になるには~
修練を重ねる以外、道はないのよ。▼~
***A [#qf2a5508]
:[ティアモ]|
あたしにはマトイも十分~
才能があるように見えるけど。~
むしろ才能の塊に思えるわ。▼~
:[マトイ]|
え? そうなの?▼~
:[ティアモ]|
自分に厳しすぎるというか~
イメージする目標が大きすぎて~
自己評価が低いだけかも。▼~
:[マトイ]|
……。▼~
:[ティアモ]|
お父さんに追いつきたい…~
その目標は立派だと思うわ。▼~
でも才能にあふれる、あなたなら~
まったく違う可能性もあると思うの。▼~
:[マトイ]|
それは…どういう意味?▼~
:[ティアモ]|
お父さんに追いつくのは難しいから~
別の道を勧めるって話ではないのよ。▼~
そうね、ヴァイス・ブレイヴには~
いろいろな才能を持った~
英雄がいるじゃない?▼~
:[マトイ]|
それはあたしも感じたわ。~
異界の広さを知ったというか…。▼~
:[ティアモ]|
幾多の戦場を潜り抜けてきた英雄たちに~
見習うべきところはたくさんあるわ。▼~
戦場で役に立つ技能だけじゃない。~
人としてのあり方や~
信念を曲げない生き方…。▼~
それらを学ぶことで~
あたしたちは成長できると思うの。▼~
:[マトイ]|
異界の英雄たちを見習うことが~
成長のきっかけになる…そういうこと?▼~
:[ティアモ]|
そうね。マトイも視野を広くして~
ツバキ以外の英雄たちから~
なにか吸収してみてはどうかしら。▼~
きっと今まで知らなかった~
戦いの技術や修行の方法を~
習得できるかもしれないわ。▼~
:[マトイ]|
視野を広くする…~
あたしにできるのかしら?▼~
:[ティアモ]|
あなたは間違いなく努力の天才よ。~
持ち上げるつもりはないけれど。▼~
:[マトイ]|
できるできないを論じるぐらいなら~
行動してみるのが吉か…。~
ティアモの言うとおり試してみるわ。▼~
***S [#a1e91e88]
:[マトイ]|
ティアモ!▼~
:[ティアモ]|
マトイ、聞いたわよ。~
ずいぶん活躍しているそうじゃない?▼~
:[マトイ]|
まだまだ、この程度じゃ~
完璧な天馬武者にはなれないわ。▼~
:[ティアモ]|
あいかわらず自分に厳しいのね。~
ほんと完璧主義なんだから。▼~
:[マトイ]|
ティアモに言われたとおり~
いろんな英雄たちと交流を深めてみたの。▼~
彼らと比べて、はっきりしたのは~
やっぱり自分は未熟だってこと。▼~
:[ティアモ]|
……。▼~
:[マトイ]|
でも未熟ってことは、言い換えれば~
伸び代があるってことなのよね。▼~
自分にはまだまだ可能性があるって思えて~
少し気持ちが楽になったのよ。▼~
:[ティアモ]|
そう思えたならよかった。~
目標はひとつでなくてもいいわ。▼~
それに予想もしない才能に~
目覚める可能性だってあるんだしね。▼~
:[マトイ]|
でも、どうしてティアモはあたしに~
ここまで親身になってくれるの?▼~
ただ、見た目が似ているからって~
話でもないでしょう?▼~
:[ティアモ]|
……。▼~
見た目の話ではないんだけれど~
マトイと似ている子が近くにいるのよ。▼~
特別な才能があるのに真っ直ぐ過ぎて~
ひとつのことに気を取られている子がね。~
だからマトイをほっとけなかったのよ。▼~
&br;''(暗転)''~
:[セレナ]|
くしゅん!!~
また誰か、あたしのこと噂してる…。~
どうせ、ひねくれ者とか言ってるんでしょ!▼~
&br;''(暗転)''~
:[マトイ]|
予想もしない才能に~
目覚める可能性、か。▼~
あたしの目標は~
完璧な父さんに追いつくこと。~
だけど、妥協せずに試してみるわ。▼~
父さんを超えた先にいる~
あたしの想像を超えた~
あたしに出会えるように!▼~
*コメント [#jefd2039]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
*目覚めし新星たち [#v7951be1]
#contents
**目覚めし新星たち [#jedd3070]
***オープニング [#afd5b8d3]
:[シャロン]|
そうそう! みなさんのお父さまも~
ヴァイス・ブレイヴのメンバーとして~
アスク王国を助けてくれているんですよ!▼~
戦いはもちろん、王国のお祭りとかにも~
積極的に協力くださっています!▼~
:[マトイ]|
はい、父さんからも~
そのように聞いてます。▼~
:[シャロン]|
おや? マトイさんって近くで見ると~
ツバキさんによく似てらっしゃいますね。~
凛々しいところなんて特に!▼~
:[マトイ]|
そ、そんな…まだまだです。~
あたしは父さんの背中を追って~
精進している最中ですから。▼~
:[シャロン]|
キサラギさんは弓を引く姿が~
タクミ王子にそっくりですよ!▼~
:[キサラギ]|
シャロン王女にはそう見えるの?~
僕も父上みたいになりたいから~
なんだかうれしいよ。▼~
:[シャロン]|
ディーアさんの淹れてくれた珈琲も~
とっても美味しかったです!~
淹れ方はジョーカーさん譲りですか?▼~
:[ディーア]|
シャロン王女、ひとつ教えておくよ…~
父さんに執事の技術は叩き込まれたけど~
珈琲を淹れる腕前は俺が上だよ、確実に…▼~
:[シャロン]|
覚えておきます、ディーアさん!~
ところで、オフェリアさんの~
装束と魔道書も気になりますね。▼~
お父さまのオーディンさん風に言うと~
「秘められし力を感じる…」~
ってやつでしょうか?▼~
:[オフェリア]|
………………▼~
:[シャロン]|
あ、あれ? オフェリアさん?~
ごめんなさい。わたし一人で~
しゃべり過ぎちゃいましたよね?▼~
:[オフェリア]|
わかった。~
わかりすぎてしまった…~
今、私は完全に理解したわ。▼~
なぜ私の手に強大な力を秘めし~
魔道書が握られていたのか…。▼~
なぜ終わらぬ戦乱の歴史を紡ぎ続ける~
アスク王国に降臨したのかを!▼~
:[キサラギ]|
えーっとマトイ。~
オフェリアはどうしちゃったの?▼~
:[マトイ]|
なにを言っているのかわからない…~
ということだけはわかるわ。▼~
:[ディーア]|
アスク王国に来るときに~
頭でもぶつけたんじゃね…?▼~
:[オフェリア]|
シャロン王女の話を聞いて~
私は確信したわ…▼~
英雄たちと仲良しごっこをしている~
ヴァイス・ブレイヴに世界は救えない!▼~
:[シャロン]|
え? え? オフェリアさん~
それはどういう意味でしょうか?▼~
:[オフェリア]|
言葉のとおりよ。~
開かれし王国の王女…。▼~
迫りくる存亡の危機を目の前にして~
やれ祭りだ、海だ、山だ、行楽だの…~
そのような行事にかまけている場合?▼~
:[シャロン]|
たしかにお祭りは多いかもしれませんけど~
海とか山とか行楽の話までは…▼~
いえ、みんな必死に頑張っていますよ!▼~
:[オフェリア]|
口ではなんとでも言えるわ。▼~
だが、時は待ってくれない。~
このままでは滅びのあぎとが~
無慈悲にアスク王国を飲み込むわ。▼~
:[キサラギ]|
それをなんとかするために~
僕たちが呼ばれたんじゃないの?▼~
:[オフェリア]|
たしかに私たちの使命は~
この世界を救済すること…。▼~
だが、惰弱なヴァイス・ブレイヴには~
それは叶わぬ夢!▼~
:[マトイ]|
……▼~
:[オフェリア]|
私はここに宣言するわ。~
もうこの世界に~
ヴァイス・ブレイヴは必要ない!▼~
この世界は宵闇のオフェリア…~
いいえ、新たなる力を得た~
超新星のオフェリアが導くのだから!▼~
***C [#lf73c004]
:[キサラギ]|
もうこの世界に~
ヴァイス・ブレイヴは必要ない!~
超新星のオフェリアが導くのだから!▼~
えーっと、オフェリアの身振りは~
左手がこうで右手はこうだったっけ…▼~
:[ディーア]|
いちいちポーズまで~
再現しなくてもいいだろ…▼~
:[マトイ]|
オフェリアが姿を消してもう1週間…~
いったいどこにいったのかしら。▼~
:[キサラギ]|
ヴァイス・ブレイヴの人たち…~
僕は頑張ってると思うんだけどなあ。▼~
:[ディーア]|
俺たちにそう見えても~
オフェリアには不満があるんじゃね…?▼~
:[マトイ]|
だからと言ってオフェリアを~
放っておくことはできないわよ。▼~
:[ディーア]|
……▼~
:[マトイ]|
ねえ、ディーア。~
今、目をそらしたでしょう?▼~
:[ディーア]|
別に…▼~
:[キサラギ]|
オフェリアのこと、なにか知ってるの?▼~
:[ディーア]|
城の門番に聞いたんだよ。▼~
北の山を超えたあたり…~
そこらへんを根城にする盗賊たちが~
助けを求めて次々と投降しているって…▼~
:[マトイ]|
助けを求めて?▼~
:[ディーア]|
なんでも派手な魔道を使うやつが~
片っ端から盗賊を成敗してるって…▼~
:[キサラギ]|
それ絶対、オフェリアだよ!~
どうして黙っていたの!▼~
:[ディーア]|
言えば面倒になるだろ…▼~
:[マトイ]|
だけどディーアは~
一人で調べてくれていたのよね?~
オフェリアの動向を。▼~
:[ディーア]|
たまたま聞いただけだ。~
言っただろ。面倒はごめんだって。▼~
:[キサラギ]|
とにかく行ってみようよ!~
オフェリアを探しに。▼~
(暗転)~
:[オフェリア]|
味わいなさい、この禁忌の力。~
必殺! ブリリアント・ノヴァ!▼~
堕落せし者たちよ、命までは取らないわ。~
これに懲りたら真っ当に生きることね!▼~
フフッ、この力も馴染んできたわ。~
やはり私は星に選ばれた運命の戦士。~
特別な宿命を背負う者なのね!▼~
うふっ、うふふふっ! 慣れてきたら~
もっとキラっとしてドカーンって感じに~
大活躍できるかも!▼~
:[キサラギ]|
あっ! いた!~
やっぱりオフェリアだ!▼~
:[オフェリア]|
キサラギ!? マトイたちまで。▼~
こほんっ、どうしたの?~
そんなに血相を変えて。▼~
:[マトイ]|
どうしたもこうしたもないわよ。~
あなたを探していたのよ。~
1週間もなにをしていたの?▼~
:[オフェリア]|
知れたこと。魔道書の力を~
完全に自分のものにするために~
修行を重ねていたのよ。▼~
:[ディーア]|
盗賊退治も兼ねてってことか…▼~
:[キサラギ]|
ねえ、オフェリア。~
城に戻って一緒に戦おうよ。~
僕はそれが一番だと思うけど。▼~
:[オフェリア]|
残念だけど答えは…否よ。~
なぜなら世界を導く存在は~
ひとつでいいから。▼~
:[マトイ]|
それならなおのこと~
ヴァイス・ブレイヴと力を合わせて…▼~
:[オフェリア]|
勘違いしないでもらえるかしら。~
惰弱なヴァイス・ブレイヴに
世界は任せておけない。▼~
ならば、やるべきことはひとつ…~
ヴァイス・ブレイヴを壊滅させる!~
この私が世界の導き手となるの。▼~
:[キサラギ]|
え、ええーっ!?▼~
:[オフェリア]|
時を同じくして導かれた~
宿命の星の下に集う者たちよ…~
私に力を貸しなさい!▼~
***B [#u3db87ce]
:[キサラギ]|
ヴァイス・ブレイヴを壊滅させるって~
なんてこと言うの、オフェリア!▼~
いくら一緒に召喚された仲だって~
そんなことに手は貸せないよ!▼~
:[ディーア]|
……。▼~
:[キサラギ]|
ディーアも黙ってないで~
なにか言ってよ!▼~
:[ディーア]|
いいぜ…。手を貸しても…▼~
:[キサラギ]|
うんうんそうだね。~
…って、ええーっ!?~
ディーアまでどうしちゃったの?▼~
:[ディーア]|
父さんたちに任せてたんじゃ~
いつまでたっても埒が明かない…▼~
決めてやろうじゃん。~
俺たちの手で世界の命運をさ…▼~
:[マトイ]|
ヴァイス・ブレイヴと戦う。~
それは父さんたちと戦うと言うこと…▼~
あたしの力がどこまで通用するか~
試してみたい気持ちは確かにあるわ。▼~
:[キサラギ]|
マトイまで、なにを言い出すの!?▼~
:[オフェリア]|
フフッ、さすがは~
宿命の星の下に集う選ばれし輝きたち。~
道理を理解しているようね。▼~
よし、我々は~
ヴァイス・ブレイヴの拠点を強襲する!▼~
裁きの時は来た。~
皆、私に続くがいいわ!▼~
:[キサラギ]|
ちょ、ちょっとオフェリア!▼~
:[ディーア]|
キサラギ、耳を貸せ…。~
いいからマトイもだ…▼~
:[キサラギ]|
え? うん…▼~
:[ディーア]|
オフェリアはおそらく~
妙な力を得て舞い上がってるだけだ…。~
自分に酔っているみたいな…▼~
:[キサラギ]|
そ、そうなの?~
言われてみればそんな感じかも。▼~
:[ディーア]|
話を合わせて満足させれば~
そのうち正気に戻るだろう…▼~
:[キサラギ]|
話を合わせる…。~
だから味方のフリをしたんだね!▼~
:[マトイ]|
え? ヴァイス・ブレイヴと~
本当に戦うつもりじゃなかったの?▼~
:[ディーア]|
真顔で言われても困るんだけど…▼~
:[マトイ]|
……▼~
:[オフェリア]|
早く行くわよ。~
荒野を走る疾風の如く!▼~
:[キサラギ]|
だ、大丈夫かな。~
まさか本当にヴァイス・ブレイヴを~
攻撃しちゃったりして…▼~
:[ディーア]|
心配すんな…~
まあ、なんとかなるんじゃね…?▼~
:[オフェリア]|
待ってなさい、ヴァイス・ブレイヴ。~
アスク王国の歴史は~
超新星の輝きで大きく動くのよ!▼~
***A [#n88b69a0]
:[オフェリア]|
ヴァイス・ブレイヴの主力は~
訓練場に集まっているようね。~
この機を逃さないわ!▼~
宵闇のオフェリア改め…~
超新星のオフェリアとその仲間たち。~
ここに参上!▼~
:[シャロン]|
オフェリアさん!~
帰ってきてくれたんですね。▼~
:[アルフォンス]|
しばらく姿を見なかったから~
心配していたんだ。無事ならよかった。▼~
:[オフェリア]|
……。▼~
:[アンナ]|
帰ってきて早々に訓練場に~
顔を出すとはいい心がけじゃない。▼~
:[オフェリア]|
フッ、なにか勘違いしているようね。~
あなたたちと足並みを揃えるつもりはない。▼~
これより私はヴァイス・ブレイヴを~
壊滅させるのだから!▼~
:[シャロン]|
えーっ!?~
じょ、冗談ですよねっ?▼~
:[オフェリア]|
冗談かどうかは己の魂に聞くがいい。~
死にたくなければ運命に抗ってみせなさい!▼~
はぁぁぁ…っ!~
必殺! ブリリアント・ノヴァ!▼~
:[アルフォンス]|
オフェリア、これはいったい?~
どうして僕たちを攻撃するんだ!▼~
:[オフェリア]|
問答無用!~
手加減は一切しないわよ!▼~
:[キサラギ]|
わ、わわわっ!~
本当に始めちゃった…▼~
:[マトイ]|
ど、どうするの!?~
このまま本当に父さんたちと~
戦うことになったら…▼~
ディーアの姿が見えないけど~
大変なときにどこにいったのよ!▼~
:[キサラギ]|
用事があるってどこかに…▼~
:[アンナ]|
うわっ! ちょっとやめなさい!~
オフェリア! 私たちは味方でしょ!?▼~
:[オフェリア]|
馴れ合うつもりはない!~
マトイとキサラギも本気でかかりなさい!▼~
:[キサラギ]|
ど、どど、どうしよう!▼~
:[マトイ]|
くっ、ここは全力で~
オフェリアを止めるべきか!▼~
:[オフェリア]|
ククク…いいわよ、力を感じる!~
超新星の波動が身体を駆け巡って~
今の私なら城ごと吹き飛ばせるわ!▼~
ステラ・ノヴァ・グローリアスの輝きよ~
今ここに集え…。▼~
:[アルフォンス]|
空気が震えている!?~
こ、これは…。▼~
:[アンナ]|
ダメよ! その一撃を放っては!▼~
:[オフェリア]|
もう遅い! 食らいなさい!~
はぁぁぁぁーっ!▼~
:[オーディン]|
オフェリア! いい加減にしないか!▼~
:[オフェリア]|
……!?~
父さん、どうしてここに!▼~
って、わ、わわっ!~
集めた魔力が行き場を失って…~
きゃぁぁぁぁーっ!▼~
:[アンナ]|
じ、自爆した!?▼~
:[キサラギ]|
オフェリア! だ、大丈夫!?▼~
:[マトイ]|
しっかりして!~
今すぐ手当てを…▼~
:[ディーア]|
手当てなら俺の杖を使う…~
大丈夫じゃね? これくらいの傷なら…▼~
:[キサラギ]|
ディーア! どこに行ってたの?▼~
:[ディーア]|
呼びに行ったんだよ…~
オフェリアの父さんを…▼~
:[オーディン]|
オフェリア!~
ヴァイス・ブレイヴを滅ぼすなど、~
なぜそんなことを!▼~
:[オフェリア]|
父さん…。▼~
私はヴァイス・ブレイヴの~
壁に…なりたかったの。~
彼らの前に立ちはだかる強大な壁に。▼~
そして、困難を乗り越えた~
ヴァイス・ブレイヴはより強固な存在に~
なるはず…なの…くぅっ!▼~
:[キサラギ]|
オフェリア!~
それが本心だったの!?▼~
:[マトイ]|
でも、どうしてあなたが~
自分を犠牲にしてそんな役目を?▼~
:[オフェリア]|
こういうダークな…役回り…~
一度やって…みたかったの…▼~
現実じゃ無理だけど~
夢の世界ならできると思って…▼~
:[オーディン]|
ここは夢の世界じゃなくて異界だ。~
つまり、現実だぞ?▼~
:[オフェリア]|
え?▼~
:[オーディン]|
現実。リアルワールドだ、娘よ。▼~
:[オフェリア]|
えええーっ!?~
ここって夢の世界じゃないの!?▼~
:[シャロン]|
えーと、アスク王国の近くには~
本物の夢の国もあるんですけど…▼~
:[アンナ]|
この世界は間違いなく現実よ。~
物語でも夢の中でもなく、ね。▼~
:[オフェリア]|
あわ、あわわわ…~
ど、どうりで長い夢だと思ったら~
ま、まま、まさか…▼~
:[ディーア]|
正真正銘、現実らしいぞ…▼~
:[オフェリア]|
ど、どど、どどど、どうしよう!~
私、ヴァイス・ブレイヴを~
壊滅させるとか言っちゃって!▼~
:[マトイ]|
超新星の輝きで~
歴史が動くとも言っていたわね。▼~
:[キサラギ]|
城ごと吹き飛ばすって言っていたよ。▼~
:[オフェリア]|
ひぃっ!?▼~
:[オーディン]|
我が娘ながらなんと闇が深い…▼~
:[オフェリア]|
と、取り返しのつかないことを…~
このまま死なせてぇぇぇっ!▼~
:[ディーア]|
そうはいくか。バッチリ治してやる…~
キリキリ働いてもらうぞ、超新星…▼~
:[オフェリア]|
調子にのってごめんなさい!~
ご迷惑をおかけしたぶん~
真面目に頑張りますから!▼~
伝説になるどころか~
シュンとしてガクーンな感じになるなんて~
とほほ…!▼~
**選ばれし星の乙女 オフェリア [#xd9659cf]
***C [#u07bac34]
:[オフェリア]|
ここがアスク王国…。▼~
さすがさまざまな異界が交わる~
開かれし王国ね。~
感じるわ、眠りし神器の存在を!▼~
あら、お店があるわ。~
どれどれ…▼~
わっ! あの石、とっても不思議!~
わわっ! あの織物、すっごいきれい!~
どっちも絶対に映えそう!▼~
はっ!? つい宵闇の加護が外れて~
秘匿すべき魂が漏れ出てしまった…。▼~
誰が見ているかわからないから~
気を抜いてはダメよ、オフェリア。~
って、ん? 子供が泣いてる…▼~
迷子かな?~
それとも転んで泣いただけかな?▼~
ともあれ放っとけないわね。~
ちょっとあなた…。▼~
:[リズ]|
大丈夫?~
大ケガなら杖で治してあげるけど~
こんなのツバつけとけば治るよ!▼~
そんな痛み、しゃきーんとすれば~
どこかにぴゅーん! だよ!▼~
:[オフェリア]|
……!?▼~
:[リズ]|
いい子いい子。~
ちゃんと前を見て走るんだよ。▼~
:[オフェリア]|
しゃきーんとすればどこかにぴゅーん…。~
こ、このワードセンス!▼~
:[リズ]|
じゃあね。ケガしたところは~
お水で洗っとくといいよ!▼~
:[オフェリア]|
ちょっと待って!~
あなたの名前を…。▼~
うう、人が多くて通れな…いっ!~
あれ? 見失っちゃった…。▼~
あの女の子は何者なんだろう。~
アスク王国の民にしては~
変わった雰囲気の子だったけど…▼~
***B [#xf2dcd04]
:[オフェリア]|
しゃきーんとすればどこかにぴゅーん。~
あの卓越したワードセンス…~
間違いなく我が一族の血を感じる。▼~
でも、どうして?~
アスクの民と我が一族になにか関係が…。▼~
:[リズ]|
よーし、カエルも捕まえたし~
誰にイタズラしようかな〜。▼~
:[オフェリア]|
あーっ! あなたはっ!▼~
:[リズ]|
うひゃっ!? な、なに!~
イタズラしようとしてたのバレた?▼~
:[オフェリア]|
ヴァイス・ブレイヴの一員だったのね。~
アスクの民っぽくないとは思ったけれど…▼~
:[リズ]|
えーと、あなたは?~
わたしはイーリス聖王国のリズだよ。▼~
:[オフェリア]|
じゃあ私も名乗らせてもらうわ。~
幾星霜の時を超えて~
連綿と受け継がれてきた奇跡の血統…▼~
ロイヤルブラッドとも称されるその血は~
星々の祝福を受け、なお煌めきを増し…▼~
:[リズ]|
長くなりそうなら~
名前聞くの今度でいい?▼~
:[オフェリア]|
オ、オフェリアです!~
暗夜王国から来ました!▼~
:[リズ]|
よろしくね、オフェリア。▼~
:[オフェリア]|
城下町で転んだ子どもを助けた~
あなたを見て…▼~
:[リズ]|
この間の…あなたもいたんだ?~
あの子、泣いてたけど~
大したケガじゃなくてよかったね。▼~
:[オフェリア]|
この魔眼が一部始終を見届けたわ。~
てっきりアスクの民かと思ったら~
ヴァイス・ブレイヴだったのね。▼~
む…よく見ると、リズのオーラは~
なんだかぴかーっとして~
きゅっと凝縮されているような…▼~
ぴかーっとしてきゅっ?~
なんだかわかる気がする!▼~
***A [#j3362d06]
:[オフェリア]|
私の魂の言葉に反応するとは~
あなたは間違いなく~
我が一族の血を汲む者!▼~
私の奥底でざわめく狂気の深淵、~
マッド・アビスが同胞との邂逅に~
ざわめいているわ!▼~
:[リズ]|
マ、マッド? ど、同胞?~
言われてみれば、わたしたち~
髪の毛の感じとか似てるかも?▼~
:[オフェリア]|
あなたが我が一族の血統なら~
星に選ばれし証があるはず!▼~
身体のどこかに聖なる文様…~
ロイヤルブラッディ・マークはない?▼~
:[リズ]|
うーん、わたしにはその~
ロイヤルなんとかマークはないかなあ▼~
だって、わたしのいたイーリス聖王国と~
オフェリアのいた世界は違うんでしょ?▼~
:[オフェリア]|
そ、そうね。言われてみれば…。▼~
でも、あなたとは不思議な運命を感じる。~
これからも絆を紡ぎましょう。~
よろしくね。▼~
:[リズ]|
こっちこそよろしくー!~
それじゃあ、お近づきの印に~
さっき捕まえたカエルをあげる。▼~
:[オフェリア]|
えっ…~
きゃああああぁぁーっ!!▼~
(暗転)~
:[リズ]|
お兄ちゃん!~
今日、面白い子に会ったよー!▼~
:[クロム]|
ほう、どんな子だ?▼~
:[リズ]|
変わった話し方をするんだけど~
髪の毛の感じとか、わたしに似てるんだー。▼~
:[クロム]|
リズに似ている…~
その子はイーリス聖王国から来た~
新しい英雄なのか?▼~
:[リズ]|
ううん、暗夜王国って言ってたよ。~
身体のどこかにロイヤルなんとか…~
聖なる文様がないかって聞かれたよ。▼~
:[クロム]|
聖なる文様…~
それは俺や姉さんにある聖痕?▼~
いや、暗夜王国の者なら~
イーリス王家とは関係ないか…。▼~
:[リズ]|
オフェリアって言うの、その子!~
どんなマークか気になるから~
今度見せてもらおうかな!▼~
***S [#de8d5a98]
:[オフェリア]|
父さん、ここにいたのね。▼~
:[オーディン]|
オフェリアか。~
お前が召喚されたときに~
携えてきた力について調べていたんだ。▼~
:[オフェリア]|
携えてきた力…~
この魔道書のこと?▼~
:[オーディン]|
どうやら、その魔道書は~
暗夜竜に由来するようだが…▼~
なぜお前がその力を携えて~
この世界に召喚されてきたのか~
それがわからなくてな。▼~
:[オフェリア]|
星に選ばれた存在だから…で~
説明がつかない?▼~
:[オーディン]|
そんな羨ましい設定、父さんが許さない!~
…いや、悪い影響が出ないか心配なんだ。▼~
:[オフェリア]|
大丈夫よ。私はこの力を使いこなし~
アスク王国の役に立ってみせるわ。▼~
…ところでね。~
今日変わった英雄に出会ったの。▼~
:[オーディン]|
変わった英雄…~
お前がそう評するくらいだから~
よっぽどの変わり者なんだろうな?▼~
:[オフェリア]|
ワードセンスがすっごく似ていて~
我が一族の血統かと思ったの!▼~
名前はえーと~
リズとか言ったかしら?▼~
:[オーディン]|
は、話したのか?~
その…母さ…いや、リズという娘と。▼~
:[オフェリア]|
とっても優しい子だったわ。~
髪の毛の感じもちょっと似てたし!▼~
:[オーディン]|
……。~
オフェリア、今はとある事情で~
お前に真実を話すことはできない。▼~
しかし、いつかちゃんと話すからな。~
それまで待っていてくれ。▼~
:[オフェリア]|
それって、なにかの封印が~
解かれる日が来るってことよね?~
フフッ、それなら私も待つとするわ。▼~
己の内よりあふれ出るオーラを~
ぴかーっとしてしゃきーんと~
輝かせながら…▼~
**無気力な杖使い ディーア [#u7174f68]
***C [#v0787f4c]
:[ジョーカー]|
失礼します、シャロン王女。▼~
:[シャロン]|
ジョーカーさん、こんにちは!▼~
:[ジョーカー]|
先日、私の息子がアスク王国に~
召喚されたと聞いたのですが…。▼~
:[シャロン]|
ディーアさんですね?▼~
今日はマトイさんやキサラギさんと~
訓練に行くって仰ってたのに~
姿を見ませんねー。▼~
:[ジョーカー]|
……。~
ディーアめ、またどこか~
ほっつき歩いているのではあるまいな?▼~
(暗転)~
:[ディーア]|
はぁ、訓練なんて疲れるだけじゃん…。~
珈琲でも飲んで平和にいこうぜ…▼~
:[フィヨルム]|
おや、ディーアさん。~
これから訓練ですか?▼~
:[ディーア]|
フィヨルム王女…。▼~
訓練っていうかサボれる…~
いや、精神統一できるような~
静かな場所を探してたんだ…▼~
:[フィヨルム]|
強くなるためには~
心を鍛えることも必要ですものね!▼~
そういうことでしたら~
西の森がおすすめですよ。▼~
そこはとても静かなところで~
たくさんの動物たちがいるんです。▼~
私もときどき動物たちと戯れて~
癒してもらっているんですよ!▼~
:[ディーア]|
動物はいなくてもいいんだけど…。~
まあ、静かでひと気がないっていうなら~
サボれ…精神統一できるじゃん…。▼~
いい場所を教えてくれて助かったよ…~
ありがとう、フィヨルム王女。▼~
:[フィヨルム]|
お力になれて幸いです。~
心の鍛錬、頑張ってくださいね!▼~
:[ディーア]|
……。~
ああも素直に応援されると~
ちょっとだけ罪悪感あるじゃん…▼~
***B [#z48e709b]
:[ディーア]|
ここが西の森…。~
フィヨルム王女の言うとおり~
静かでいい場所じゃん…▼~
ん? なんかサボってくれと~
言わんばかりの小屋があるな…~
失礼しますよっと…。▼~
:[パイソン]|
なんだ? フォルスか?▼~
:[ディーア]|
先客がいたのか…。▼~
:[パイソン]|
誰あんた。見ない顔だな。▼~
:[ディーア]|
アスク王国に召喚されたばかりだし~
見ない顔なのは当然じゃん…。~
俺はディーア。一応よろしく…。▼~
:[パイソン]|
パイソンだ。~
名前は覚えても忘れてくれても~
どっちでもいいぜ。▼~
:[ディーア]|
ところで、ここでなにを…~
いや聞くだけ野暮ってやつか…。▼~
:[パイソン]|
見てのとおり、俺の武器は弓だ。▼~
弓ってのはツルを張り続けると~
すぐダメになっちまう…。~
適度に緩めることが大切なのよ。▼~
:[ディーア]|
で、今のあんたは~
次の戦いに備えて緩んだ状態だと…?▼~
:[パイソン]|
そういうこと。▼~
:[ディーア]|
いや、いい感じのたとえ話を~
出されたけどさ…。~
要するにサボりじゃん…。▼~
別に俺はサボってるあんたを~
責めるつもりはないんだけど…。▼~
:[パイソン]|
ははっ、ヴァイス・ブレイヴが~
あんたみたいな連中ばかりなら~
楽でいいのになあ。▼~
んじゃ、俺は寝直すから。▼~
:[ディーア]|
どうぞご自由に…▼~
:[パイソン]|
そうそう…フォルスっていう~
カタッ苦しい騎士が俺を捜してたら~
知らないふりしといて。▼~
:[ディーア]|
……▼~
***A [#y8d6ca8f]
:[ルピナス]|
むにゃ…くーくー。~
くーくー…▼~
:[ディーア]|
……▼~
背中に羽…妖精か…?~
アスク王国は人間以外にも~
いろんな種族がいるんだな…。▼~
:[ルピナス]|
むにゃ…アスク王国を守るため…~
ヴァイス・ブレイヴは…負けませんよぉ…~
たぶん…ぐぅ…▼~
:[ディーア]|
ヴァイス・ブレイヴの一員なのか…?~
起こすと面倒になりそうじゃん…。~
別の場所を探すとするか…。▼~
(暗転)~
:[ディーア]|
ずいぶんとデカい木だな…。~
登ってみるとするか。よっと…▼~
うわっ…! ここにも~
寝ているやつがいるじゃねえか…!~
:[ハール]|
なんだ? 騒がしいな…▼~
:[ディーア]|
悪かったな…。起こしてしまって。~
先客がいるとは思わなくてさ…。▼~
:[ハール]|
先客ってことは、おまえも~
昼寝する場所を探してたってことか。▼~
:[ディーア]|
それにしても、すげえ器用じゃん…。~
木の上で熟睡できるなんてさ…。▼~
:[ハール]|
木の上だろうと飛竜の上だろうと~
俺はどこでも眠れるんだ。▼~
:[ディーア]|
その出で立ち…、あんたも~
ヴァイス・ブレイヴの一員か…?▼~
:[ハール]|
食っていくために傭兵の真似事や~
運び屋みたいなこともやっているが~
どうやら一員ってことらしい。▼~
まあ、仕事がないときは~
こうして好きに寝ているってわけだ。▼~
:[ディーア]|
ずいぶんと規律が緩いみたいだけど…~
大丈夫なのか、ヴァイス・ブレイヴは…▼~
:[ハール]|
さあな。俺みたいなやつを~
遊ばせとく余裕ぐらいはあるんだろ?▼~
:[ディーア]|
……。▼~
:[ハール]|
そうそう…髪の毛を後ろで結んだ~
赤い鎧の女竜騎士が俺を探してたら…。▼~
:[ディーア]|
知らないふりをしろって言うんだろ…?~
はいはい、わかったよ…。▼~
俺一人ぐらいサボっても…と思いきや~
どいつもこいつもサボってばかりじゃん…~
アスク王国、大丈夫なのか…?▼~
***S [#sb1e7177]
:[ジョーカー]|
ディーア、探したぞ!~
訓練もせずどこに行っていた?▼~
:[ディーア]|
訓練ならこれからやるよ…。~
言われなくてもさ…。▼~
:[ジョーカー]|
ほう、自分からやる気を見せるとは。~
面倒臭がりのお前もようやく~
英雄の自覚に芽生えたか。▼~
:[ディーア]|
……。▼~
なあ、父さん…。~
ヴァイス・ブレイヴって~
その…大丈夫、なのか…?▼~
:[ジョーカー]|
意図を計りかねる質問だな。▼~
お前が危惧しているのは~
ヴァイス・ブレイヴの戦力か?~
それとも組織のあり方か?▼~
:[ディーア]|
……。▼~
:[ジョーカー]|
大丈夫だ。心配はいらない。~
戦力はもちろん~
組織としても信用するに値する。▼~
さまざまな異界を代表する英雄が集い~
カムイ様も力を貸されている。~
それがなによりの答えだろう?▼~
:[ディーア]|
ま、俺は楽できればそれでいいんだけど…~
なんかそうもいかないっぽいんだよな…。▼~
:[シャロン]|
ディーアさん!~
今日は訓練に参加されるのですね!▼~
:[ディーア]|
まあ一応…▼~
:[シャロン]|
訓練が終わったら~
また珈琲をお願いできませんか?▼~
先日、振る舞っていただいた一杯~
とっても美味しかったです!▼~
:[ジョーカー]|
む…~
シャロン王女、私ならもっと~
美味しい珈琲をお出しできますよ?▼~
次の機会ではぜひお申し付けください。~
ディーアではなく、このジョーカーに!▼~
:[ディーア]|
父さん、アスク王国でも~
俺と張り合うつもりかよ…▼~
はぁ、また面倒臭いところに来たな…~
楽させてくれそうにないじゃん。~
このアスク王国ってところは…▼~
**前向きな弓使い キサラギ [#ab786a11]
***C [#n9183c08]
:[キサラギ]|
へー。それじゃキヌは~
だいぶ前にアスク王国に来てたんだ!▼~
:[キヌ]|
うん! アタシは父さんやベロアたちと~
アスク王国に召喚されたんだ。▼~
:[キサラギ]|
じゃあ、ここではキヌが先輩だね。~
僕は右も左もわからないから~
いろいろと教えてほしいな!▼~
:[キヌ]|
任せて! アタシが教えてあげる!~
城の近くのとっておきの狩り場とか!▼~
:[キサラギ]|
お城の近くに狩り場があるの?~
今度行ってみたいな。▼~
:[キヌ]|
いいよ! 案内してあげる!~
キサラギと狩りするのアタシも楽しみ!▼~
&br;''(暗転)''~
:[キヌ]|
とうちゃーく!~
ここがオススメの狩り場だよ!▼~
:[キサラギ]|
へー、緑が深い場所だね。~
果実がなっているのも見えるし~
獲物の気配もたくさん感じるよ!▼~
:[キヌ]|
なんだか秘境を思い出すんだよねー。~
アスク王国の狩り場って。▼~
:[キサラギ]|
じゃあ、久しぶりに競争する?~
どちらが先に獲物を仕留められるか。▼~
:[キヌ]|
いいよー! やろうやろう!~
ここではアタシが先輩だけど~
手は抜かないからねー!▼~
:[キサラギ]|
いつでもはじめられるよ。▼~
それじゃあ位置について…。▼~
:[キヌ]|
キサラギ、ちょっと待って!~
向こうの木の陰になにかいるよ!▼~
:[キサラギ]|
本当だ。誰か人がいるみたいだね。▼~
:[キヌ]|
この匂いは…~
アタシの知ってる人だー!▼~
:[キサラギ]|
ちょっと、キヌ!~
いきなり走ると危ないよ!▼~
:[キヌ]|
やっほー! こんにちは!▼~
:[ネイミー]|
ひゃぁぁぁっ! だ、誰っ!?▼~
:[キヌ]|
やっぱりネイミーだった!~
キヌだよー!▼~
:[ネイミー]|
び、びっくりした…。~
怖い獣が出たのかと…ぐすっ。▼~
:[キサラギ]|
ご、ごめんなさい!~
脅かすつもりはなかったんです!▼~
***B [#odb421a7]
:[キサラギ]|
はじめまして!~
僕は白夜王国のキサラギです。▼~
:[ネイミー]|
は、はじめまして、ネイミーです。~
こめんなさい。~
さっきは悲鳴を上げちゃって。▼~
:[キヌ]|
ネイミーも狩りをするんだよ!~
ときどき一緒に狩りしてるんだー。▼~
:[キサラギ]|
じゃあ、僕たちはみんな~
狩り仲間ってやつだね。▼~
:[ネイミー]|
わ、私は狩りの腕前なんかまだまだで~
いつもキヌに助けてもらってて…ぐすっ…。▼~
:[キヌ]|
大丈夫だよ! ネイミー、頑張ってるもん!~
弓の腕前だってぐんぐん上達してるし!▼~
:[キサラギ]|
ネイミーも弓を使うんだね。~
同じ弓使い同士、よろしくね!▼~
:[ネイミー]|
こ、こちらこそ~
よろしくお願いします。▼~
:[キサラギ]|
ところで手持ちの矢が少ないみたいだけど~
もう帰るところだった?▼~
:[ネイミー]|
え、ええと、私は狩りに行くとき~
あまり矢を持っていかないから…。▼~
:[キヌ]|
ネイミーのおじいちゃん、すごいんだよ!~
狩りにはいつも矢を一本しか~
持っていかないんだって!▼~
:[キサラギ]|
一本だけ?~
外したらどうするの?▼~
:[ネイミー]|
外さなかったみたいです。~
一本で必ず獲物を仕留めていた、と。▼~
:[キサラギ]|
それはすごいね。~
集中するためにあえて一本しか~
持っていかなかったのかな?▼~
:[ネイミー]|
はい。おじいちゃんは~
【一本矢のゼルヅァ】という~
二つ名で呼ばれていたそうです。▼~
:[キサラギ]|
ネイミーにはそんなすごい~
おじいちゃんがいたんだね!▼~
:[ネイミー]|
私もヴァイス・ブレイヴの力になりたくて~
こうして弓を練習しているんですけど…。▼~
さすがに一本だけじゃ難しいから~
少しずつ矢の数を減らして~
狩りをしているの。▼~
:[キサラギ]|
手持ちの矢が少ないのは~
そういう理由があったんだね。▼~
いろいろな狩りのやり方があるんだ。~
勉強になるなあ…。▼~
***A [#re966d5c]
:[キサラギ]|
ロナン、あの大きな木の陰!~
さっきのイノシシがいるよ!▼~
:[ロナン]|
ここからじゃ距離があるな。~
もう少し近寄ってみよう。~
ここからなら…せいっ!▼~
:[キサラギ]|
やった! 命中した!~
大物を仕留めたよ!▼~
&br;''(暗転)''~
:[ロナン]|
すごいよ、キサラギ。~
あんなに離れている場所から~
獲物を見つけるなんて。▼~
:[キサラギ]|
えへへ。目には自信があるんだ。▼~
ロナンだってすごいよ!~
草むらから獣道を見つけて~
着実に獲物を追い詰めるんだもん。▼~
:[ロナン]|
小さい頃から猟師として~
野山を駆けた経験があるだけだよ。~
じゃあ、今日はここらで引き上げようか。▼~
:[キサラギ]|
え? まだ時間もあるし~
矢や罠も余っているよ?▼~
:[ロナン]|
みんなで食べるぶんは獲れたからね。~
生き物を必要以上に殺めるのは~
よくないと思うんだ。▼~
:[キサラギ]|
そっか。これだけ大きな獲物なら~
しばらく食べるのには困らないよね。▼~
:[ロナン]|
うん。僕たちは生き物の~
命をもらうことで生きている。▼~
だけど、生きるために必要な数だけ~
もらえばいいんだ。▼~
:[キサラギ]|
生きるために必要な数だけ…。▼~
:[ロナン]|
僕たちは自然とともに生き~
自然に生かされているんだ。~
その感謝を忘れないようにしないとね。▼~
:[キサラギ]|
ロナンの言うとおりだよ!~
キヌに友だちを紹介してもらってよかった。~
えへへっ、学ぶことがいっぱいだ!▼~
***S [#p6a0d0e4]
:[キサラギ]|
キヌ、そっちにいったよ!▼~
:[キヌ]|
やっちゃうよー! たぁぁっ!▼~
:[キサラギ]|
よしっ、仕留めた!~
やったねキヌ。ケガはない?▼~
:[キヌ]|
大丈夫だよ、ふふっ!~
キサラギとする狩りは楽しいなー!▼~
:[キサラギ]|
キヌは白夜王国にいた頃より~
狩りが上手になったね!▼~
:[キヌ]|
キサラギも上手になっているよ!~
獲物を見つけるのも早くなってるし。▼~
:[キサラギ]|
ネイミーやロナンに教えてもらった~
知識が役に立ってるんじゃないかな。~
じゃあ、今日がもう引き上げようか。▼~
:[キヌ]|
生きるために必要な獲物は獲れたしねー。▼~
:[キサラギ]|
……。▼~
:[キヌ]|
どうしたの、キサラギ。~
なんか気になることでもあるの?▼~
:[キサラギ]|
アスク王国っていいところだね。~
緑も豊かだし、動物もたくさんいて~
みんな自然に感謝して暮らしている。▼~
:[キヌ]|
うん、アタシもアスク王国が大好きだよ。~
妖狐でも怖がらずに遊んでくれるもん。▼~
:[キサラギ]|
僕はこの素晴らしい国が~
戦いで失われるのイヤだな。▼~
だから父上たちと一緒に~
この国を守らなきゃって思うんだ。▼~
:[キヌ]|
うん! アタシも頑張る!~
みんなと力を合わせて!▼~
:[キサラギ]|
よーし、もっともっと修行するぞー!▼~
:[キヌ]|
じゃあ、どっちが先に強くなれるか~
アタシと競争だー!▼~
:[キサラギ]|
うん。父上のように風神弓を使いこなして~
皆を守れる英雄になってみせるよ。~
絶対にねっ!▼~
**完璧を追う翼 マトイ [#aecfac0f]
***C [#la88a241]
:[マトイ]|
はっ! せいっ!~
はぁぁぁっ!▼~
ダメだ。足りないわ…~
こんなことじゃ、完璧な父さんに~
追いつくことなんて夢のまた夢。▼~
ただでさえヴァイス・ブレイヴは~
異界の英雄たちが集う特務機関。▼~
ひよっこのあたしが力になるには~
修行を重ねるしかない!~
せいっ! やぁっ!▼~
:[ティアモ]|
あの、少しいいかしら?▼~
:[マトイ]|
はい、なんでしょうか?~
って、ええっ!?▼~
:[ティアモ]|
驚いた…。本当に似ているわね。~
あたしはイーリス聖王国の~
天馬騎士団に所属しているティアモよ。▼~
:[マトイ]|
はじめまして。~
白夜王国のマトイと申します。▼~
:[ティアモ]|
ヴァイス・ブレイヴで噂になってたの。~
あたしにそっくりな子が召喚されたって。▼~
異界のあたしかと思ったら~
まったくの別人だって言うから~
気になっていたのよ。▼~
:[マトイ]|
あ、あたしも驚いています。~
かおだけでなく…その…~
体型まで似ているというか。▼~
:[ティアモ]|
訓練中だったかしらね。~
悪いわね、邪魔をしちゃって。▼~
:[マトイ]|
いえ、お気になさらず。~
ヴァイス・ブレイヴの力になるため~
修練を重ねる身ですから。▼~
:[ティアモ]|
あら。それならあたしに~
手伝いをさせてもらえないかしら。▼~
:[マトイ]|
え? よろしいのですか?▼~
:[ティアモ]|
これもなにかの縁。~
修行ぐらいならつけられるわよ。▼~
:[マトイ]|
あたしには完璧な父さんに~
追いつくという目標があります…。▼~
そのための努力はいとわぬつもりです。~
ご指導よろしくお願いします!▼~
***B [#ad650dba]
:[ティアモ]|
今日の訓練は~
これくらいにしましょうか。▼~
:[マトイ]|
ありがとうございました…。~
ううん。ありがとうティアモ。▼~
:[ティアモ]|
そうそう、それでいいの。~
アスク王国じゃ先輩かもしれないけど…。▼~
歳だってそう変わらないんだし~
敬語で話す必要はないわよ。▼~
:[マトイ]|
うん。それにしてもさすがね。~
イーリス聖王国天馬騎士団はじまって~
以来の天才と呼ばれるだけあって。▼~
ヴァイス・ブレイヴのみんなも~
ティアモの腕前を高く評価しているし。▼~
:[ティアモ]|
それ、ほんとかしら?~
「使っている手槍がダサい」って誰か~
悪口でも言ってたんじゃないの?▼~
:[マトイ]|
そういう話は聞いてないけど…~
でも、天才の名に偽りなしってことは~
修行をつけてもらって実感したわ。▼~
:[ティアモ]|
そんなに持ち上げないでよ。~
ここには強者がたくさんいるわ。▼~
あなたのお父さん、~
ツバキだって指折りの英雄よ。▼~
:[マトイ]|
……。~
実はさっき、ティアモに~
父さんの姿を重ねてしまっていたの。▼~
ティアモを天才と称するなら~
父さんは完璧な人。▼~
父親としても天馬武者としても~
すべてにおいて非の打ちどころのない~
完璧な存在なの。▼~
:[ティアモ]|
そ、そうなんだ。~
なんでも器用にこなせるけど~
マイペースな人とばかり思ってた…▼~
でも、娘のあなたがそう言うなら~
きっとそうなのでしょうね。▼~
:[マトイ]|
父さんに比べると~
あたしはすべて中途半端。▼~
槍の腕前も兵法も天馬の扱いも~
遠く及ばないわ。▼~
:[ティアモ]|
……。▼~
:[マトイ]|
持って生まれた才だけでは~
追いつくことは叶わない。▼~
凡人のあたしが~
一人前の天馬武者になるには~
修練を重ねる以外、道はないのよ。▼~
***A [#qf2a5508]
:[ティアモ]|
あたしにはマトイも十分~
才能があるように見えるけど。~
むしろ才能の塊に思えるわ。▼~
:[マトイ]|
え? そうなの?▼~
:[ティアモ]|
自分に厳しすぎるというか~
イメージする目標が大きすぎて~
自己評価が低いだけかも。▼~
:[マトイ]|
……。▼~
:[ティアモ]|
お父さんに追いつきたい…~
その目標は立派だと思うわ。▼~
でも才能にあふれる、あなたなら~
まったく違う可能性もあると思うの。▼~
:[マトイ]|
それは…どういう意味?▼~
:[ティアモ]|
お父さんに追いつくのは難しいから~
別の道を勧めるって話ではないのよ。▼~
そうね、ヴァイス・ブレイヴには~
いろいろな才能を持った~
英雄がいるじゃない?▼~
:[マトイ]|
それはあたしも感じたわ。~
異界の広さを知ったというか…。▼~
:[ティアモ]|
幾多の戦場を潜り抜けてきた英雄たちに~
見習うべきところはたくさんあるわ。▼~
戦場で役に立つ技能だけじゃない。~
人としてのあり方や~
信念を曲げない生き方…。▼~
それらを学ぶことで~
あたしたちは成長できると思うの。▼~
:[マトイ]|
異界の英雄たちを見習うことが~
成長のきっかけになる…そういうこと?▼~
:[ティアモ]|
そうね。マトイも視野を広くして~
ツバキ以外の英雄たちから~
なにか吸収してみてはどうかしら。▼~
きっと今まで知らなかった~
戦いの技術や修行の方法を~
習得できるかもしれないわ。▼~
:[マトイ]|
視野を広くする…~
あたしにできるのかしら?▼~
:[ティアモ]|
あなたは間違いなく努力の天才よ。~
持ち上げるつもりはないけれど。▼~
:[マトイ]|
できるできないを論じるぐらいなら~
行動してみるのが吉か…。~
ティアモの言うとおり試してみるわ。▼~
***S [#a1e91e88]
:[マトイ]|
ティアモ!▼~
:[ティアモ]|
マトイ、聞いたわよ。~
ずいぶん活躍しているそうじゃない?▼~
:[マトイ]|
まだまだ、この程度じゃ~
完璧な天馬武者にはなれないわ。▼~
:[ティアモ]|
あいかわらず自分に厳しいのね。~
ほんと完璧主義なんだから。▼~
:[マトイ]|
ティアモに言われたとおり~
いろんな英雄たちと交流を深めてみたの。▼~
彼らと比べて、はっきりしたのは~
やっぱり自分は未熟だってこと。▼~
:[ティアモ]|
……。▼~
:[マトイ]|
でも未熟ってことは、言い換えれば~
伸び代があるってことなのよね。▼~
自分にはまだまだ可能性があるって思えて~
少し気持ちが楽になったのよ。▼~
:[ティアモ]|
そう思えたならよかった。~
目標はひとつでなくてもいいわ。▼~
それに予想もしない才能に~
目覚める可能性だってあるんだしね。▼~
:[マトイ]|
でも、どうしてティアモはあたしに~
ここまで親身になってくれるの?▼~
ただ、見た目が似ているからって~
話でもないでしょう?▼~
:[ティアモ]|
……。▼~
見た目の話ではないんだけれど~
マトイと似ている子が近くにいるのよ。▼~
特別な才能があるのに真っ直ぐ過ぎて~
ひとつのことに気を取られている子がね。~
だからマトイをほっとけなかったのよ。▼~
&br;''(暗転)''~
:[セレナ]|
くしゅん!!~
また誰か、あたしのこと噂してる…。~
どうせ、ひねくれ者とか言ってるんでしょ!▼~
&br;''(暗転)''~
:[マトイ]|
予想もしない才能に~
目覚める可能性、か。▼~
あたしの目標は~
完璧な父さんに追いつくこと。~
だけど、妥協せずに試してみるわ。▼~
父さんを超えた先にいる~
あたしの想像を超えた~
あたしに出会えるように!▼~
*コメント [#jefd2039]
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