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章別会話/極上のひとときを
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*極上のひとときを [#y0519137]
#contents
**極上のひとときを [#e9f593c9]
***オープニング [#s7cbed48]
:[サイラス]|
伝説の茶葉…?~
なんだかたいそうな名前だな。~
なんだってそいつが必要なんだ?▼~
:[フローラ]|
日頃、お世話になっている~
ヴァイス・ブレイヴの皆様がたに~
癒しのティータイムを催したいのです。▼~
そのために必要なのが、伝説の茶葉…~
アスク王国の辺境の地で採取できると~
アンナ隊長から伺いました。▼~
伝説の茶葉を使った一杯があれば~
日々の疲れも霧散するような~
極上の歓待ができるのではないか、と。▼~
:[オフェリア]|
なるほどっ、話は聞かせてもらったわ!~
疲弊した魂たちをいたわる献身的な想い…~
清廉な心のきらめきを感じる!▼~
紅茶には私もうるさいの。琥珀色の奇跡…~
【アンバーミラクル】を手に入れるため~
この宵闇のオフェリアも力を貸すわ!▼~
:[サイラス]|
世話になっている人たちに恩を返す、か。~
そうだな、戦い以外でも貢献できることが~
あれば、それは喜ばしいことだ。▼~
気に入った。俺も同行させてもらおう。~
道案内はアルフォンスに頼もうか!▼~
:[アルフォンス]|
そうだね…まだ君たちは~
この世界の地理に疎いだろうし、~
詳しい人間がいた方がいいだろうね。▼~
:[サイラス]|
じゃあ決まりだな!~
よろしく頼む、アルフォンス!▼~
:[エポニーヌ]|
…………▼~
…騎士と王子…~
互いに肩に回した手と信頼のまなざし。~
この組み合わせは…アリね!▼~
ふふ…あたしもこっそりついていこうかしら。~
樽の中に隠れて、あの二人の関係性が~
どう変わっていくのか見守るのよ…!▼~
:[アルフォンス]|
目指すのは北方の連山か。~
敵と遭遇する可能性も高い…~
気をつけて進まないとね。▼~
:[オフェリア]|
問題ないわ…! この選ばれし乙女…~
宵闇のオフェリアがともにある限り~
すべての障害は灰塵に帰すのみ!▼~
うっ…! さっそく私の中の宵闇の力が~
溢れ出てしまいそう! まだ、まだよ…~
時が来るまで闇の力を練り上げるの!▼~
:[エポニーヌ]|
…あたし、知ってるわ。~
あれってリライブとかでは~
治らない厄介なヤツね…▼~
なんでもイイけど、~
あたしの妄想の邪魔だけは~
しないでほしいわ…▼~
:[サイラス]|
よし、それじゃあ出発だ!~
アルフォンスの言うとおり~
気を引き締めていこう。▼~
:[フローラ]|
皆様がた…お力添え、ありがとうございます。~
それではさっそく参りましょう。~
極上のティータイムのために。▼~
***C [#o9c09b8a]
:[サイラス]|
アルフォンスの言うとおりだったな。~
行く先々で敵兵に~
出くわすことになるとは…▼~
:[フローラ]|
今回は戦うことが目的ではありません。~
できれば可能なかぎり平和裏に、かつ~
速やかに目的を達したいのですが…▼~
:[オフェリア]|
これは試練ね! 困難を乗り越えてこそ~
私たちのオーラはさらに輝きを増すはずよ。~
選ばれし頂きに至るには避けて通れぬ道…▼~
でも油断は禁物…イヤな予感がするの。~
この度に出てから、星たちが~
妙にざわついているのよ…▼~
:[サイラス]|
イヤな予感…?~
なにか気になることでもあるのか?▼~
:[オフェリア]|
言うなれば、そうね…~
背筋に冷たいものを感じたり~
私の柔肌が寒さに凍えることがあるの。▼~
むっ…!? い、今も感じるわっ!~
みんな、気をつけて…! これは間違いなく~
永久凍土より出でし氷の精霊の警告!▼~
:[フローラ]|
それはもしかして…~
私のせいではないでしょうか。▼~
:[オフェリア]|
え? どういうこと?▼~
:[フローラ]|
私たち氷の部族は~
もともと体温が極端に低いのです。~
それも、周囲の気温を下げるほどに。▼~
ためしに…~
私の肌に触れてみてください。▼~
:[オフェリア]|
ホ、ホントだ! すっごく冷たい!~
ひんやりしてるぅーっ!▼~
:[サイラス]|
じゃあ、オフェリアが感じていた~
イヤな予感ってのは…~
近くにフローラがいたから?▼~
:[オフェリア]|
ふっ、ふふふ…~
脅威は去ったようね!▼~
迷える星々の羅針盤はここに定まれり!~
私たちの崇高な使命は誰にも阻めないことを~
あらためて宣誓するわ!▼~
:[サイラス]|
謎のポーズをとってごまかしているけど~
危険はないってことか。▼~
…って、アルフォンス。~
気難しい顔をしてなにか考え事か?▼~
:[アルフォンス]|
いやその…冷気とは別に~
なにか妙な視線を感じるんだ…▼~
:[サイラス]|
視線? 誰かが俺たちを~
見張っているとでも言うのか?▼~
:[エポニーヌ]|
……▼~
:[サイラス]|
まわりには特に怪しい人影もないし~
近くには樽が置いてあるくらいだ。▼~
:[アルフォンス]|
うん、樽が置いてあるくらいだね…~
僕の考え過ぎかな?▼~
:[エポニーヌ]|
ほっ…▼~
:[サイラス]|
心配するな。俺がみんなを守り抜く。~
騎士の誓いにかけてな…!▼~
:[アルフォンス]|
頼りにしているよ。~
僕も気を抜くことなく~
みんなを案内しよう。▼~
:[エポニーヌ]|
…ああ、ひとつの目的に向かい深まる絆!~
さらに強固に結ばれる男の子同士の友情!~
コレっ! コレを見たかったのよ!▼~
ふふふ…この調子で~
二人にはもっと~
イイ感じになってもらうわよ…!▼~
***B [#r2e330b0]
:[エポニーヌ]|
…オフェリア、ちょっといい?▼~
:[オフェリア]|
うわっ!? え? え? エポニーヌ、~
樽の中から当然のように登場したけど~
まさか今までそこに隠れていたわけ!?▼~
:[エポニーヌ]|
そんなことはどうでもイイの。~
少し…お願いがあるのよ。▼~
あなたが…心と身体を入れ替える~
秘術を使えるって~
風の噂で聞いたの。▼~
:[オフェリア]|
え、ええ、一応、使えるけど…~
それがどうかしたの?▼~
:[エポニーヌ]|
…使ってみてほしいのよ。~
あの二人の心と身体を~
入れ替えてほしいの。▼~
:[オフェリア]|
…は? ど、どういうこと?~
私の宵闇の力をもってしても~
その意図が掴めないんだけど…▼~
:[エポニーヌ]|
俺がアイツでアイツが俺で……~
入れ替わりネタはお宝本の定番。~
一度は見たいと思うのが普通じゃない?▼~
:[オフェリア]|
…なにを言ってるのか~
まったくわからないし~
期待に添えず申し訳ないけれど…▼~
その秘術は、私自身と対象者の~
心と身体を入れ替えるものなの。~
だから、他人同士を入れ替えたりは…▼~
:[エポニーヌ]|
…そう、それは残念だわ。▼~
私はまた樽の中に戻って~
彼らを温かく見守ることにするから。~
このことは秘密にしてちょうだい。▼~
:[オフェリア]|
ちょ、ちょっとエポニーヌ!▼~
:[フローラ]|
…どうかなさいましたか?▼~
:[オフェリア]|
あ…その、えーと…~
なんかリライブとかでは治せない~
重篤な魂に触れてしまい…▼~
:[サイラス]|
誰かと話していたような気がするが…~
ふむ、樽があるだけだな。▼~
:[アルフォンス]|
うん、樽があるだけだね…▼~
:[エポニーヌ]|
……▼~
:[サイラス]|
それよりフローラ、お茶会を開くのに~
どうしても伝説の茶葉が必要なのか?~
普通の茶葉ではダメなのかと思ってさ。▼~
:[フローラ]|
お茶会を開くのは~
私ではなく妹のフェリシアに~
お願いするつもりです。▼~
姉の私が言うのもなんですが…~
メイドとしてのフェリシアは粗相が多く~
自信を失いかけています。▼~
ですが、お茶会でお出しするのが~
伝説の茶葉なら…▼~
妹も自信をもって、皆様がたに~
お茶を振る舞えると思うのです。▼~
:[アルフォンス]|
なるほど…~
フェリシアのために~
伝説の茶葉が必要だったんだね。▼~
:[サイラス]|
なんて妹想いの姉なんだ…~
よしっ、なんとしてでも伝説の茶葉を~
手に入れよう。なあ、アルフォンス!▼~
:[アルフォンス]|
うん、目的地まではあともう一息だ。~
みんなで頑張ろう!▼~
:[エポニーヌ]|
…そうよ、頑張ってちょうだい~
イロイロとね…! ふふふ…▼~
***A [#jcb11956]
:[サイラス]|
くそっ! ここも火の手が回ってる!~
みんな、大丈夫か!?▼~
:[アルフォンス]|
ああ、みんな無事のようだね。~
エクラの~
指揮で命拾いしたよ…▼~
:[サイラス]|
まさか敵が~
茶畑一帯に火をかけて~
撤退するとはな…▼~
:[オフェリア]|
せっかく目的地に到着したというのに~
茶葉のすべてが獄炎に巻かれてしまうとは…~
なんという悲劇!▼~
この卑劣なる所業、許し難し!~
究極奥義、煉獄のミステルトィン改で~
浅慮なる罪人たちに暗紅の裁きを…!~
:[フローラ]|
…火の手が強まっています。~
敵を追うことよりも、~
まずは安全を確保しましょう。▼~
:[オフェリア]|
で、でも、せっかくここまで来たのに~
悔しくないの…!?▼~
:[フローラ]|
伝説の茶葉よりも…~
皆様がたの安全のほうが何倍も大切です。~
さあ、こちらに…▼~
(場面転換)~
:[サイラス]|
結局…茶葉は~
全部燃えてしまったな…▼~
:[フローラ]|
……▼~
:[オフェリア]|
くやしいよー! 皆で魂を高め合い~
想いを集めながら、約束の地まで~
たどり着いたのに…▼~
:[アルフォンス]|
ん…?▼~
なんだろう、この樽?~
この前からずっと見かけるけど…▼~
:[サイラス]|
お、おい! この中に詰まってるの~
これは紅茶の茶葉じゃないのか!?▼~
:[フローラ]|
…!▼~
:[オフェリア]|
茶葉から立ち昇る豊潤な香り…~
これは間違いなく、命の葉より生まれし~
琥珀色の奇跡。伝説の茶葉に相違なし!▼~
:[アルフォンス]|
いったい、誰がこんな…▼~
もしかして、~
エクラが~
集めてくれたのかい?~
:[フローラ]|
エクラさんでも~
ないのなら、いったい誰が…▼~
:[サイラス]|
まあ、いいじゃないか!~
誰ひとり欠けることなく~
こうして茶葉は手に入った。▼~
:[アルフォンス]|
作戦は成功というわけだね。▼~
:[オフェリア]|
あ、あれ…? そういやこの樽って~
エポニーヌが入っていたはつじゃ…▼~
:[フローラ]|
ありがとうございます、見知らぬ恩人。~
これで妹と一緒に極上のティータイムを~
催すことができそうです。▼~
皆様がたも…危険を冒してまで~
お力添え頂きありがとうございました。~
このご恩はいつかお返しいたします。▼~
:[サイラス]|
気にしないでくれ。~
お互い支え合うのが仲間だしな。~
そうだろう、アルフォンス。▼~
:[アルフォンス]|
そうだね。~
それじゃあ、城まで帰るとしよう。~
極上の茶葉を持って。▼~
:[エポニーヌ]|
……コレっ、コレよ! 困難を克服し~
その先にある成功体験を経て~
さらに深まる二人の絆…!▼~
焼かれる前に茶葉を集められてよかったわ。~
義賊生活で鍛えた素早さが~
こんなところで活きるとはね…!▼~
二人の距離がどれだけ近くなるのか…~
これは帰り道も目が離せない…!~
…うふふ…うふふふふ!▼~
**氷のメイド フローラ [#me0d7ea9]
***C [#c31bab26]
:[フローラ]|
エクラさん、~
お忙しいときは、ぜひ私に~
雑務を申し付けください。▼~
私はカムイ様のメイドですが~
あなたはこの世界の運命を~
握っている大切なお方。▼~
双子の妹であるフェリシアともども~
助力になることができれば~
幸いと考えております。▼~
それで、その…~
フェリシアは貴方に~
ご迷惑をかけていませんでしょうか?▼~
フェリシアはやる気はあるのですが~
その…ときおり空回りを~
してしまうことがあって…▼~
もし、妹がなにか~
粗相することがありましたら~
遠慮なく私にお報せください。▼~
できうる限り、私が~
フォローさせていただきます。▼~
本当は、私の支えがなくとも~
フェリシア自身の力でご奉仕できれば~
それが一番なのですが…▼~
***B [#qd794bb8]
:[フローラ]|
フェリシアの手助けをすることは~
私にとって苦痛ではありません。▼~
フェリシアは、幼い頃から~
一緒に過ごしてきた大切な妹。~
私の半身とも言える存在…▼~
妹の力に…支えになれることに~
私はうれしさを感じます。~
しかし…▼~
フェリシアを助けることで~
彼女の成長を阻害してはいないか…~
そのことが心配なのです。▼~
私の助け舟を~
当たり前だと思ってしまうのではないか…~
そう、危惧しているのです。▼~
妹の失敗を助けるよりも~
相応の叱責をしたほうが~
彼女のためになるのでは…▼~
…申し訳ありません、~
エクラさん。~
つい、話し込んでしまいました。▼~
難しい…ですね。~
他人の成長を願うということは。▼~
***A [#h2ebff92]
:[フローラ]|
以前にもフェリシアが失敗したとき~
きつく叱責してみようと~
考えたことがありました。▼~
しかし、フェリシアは失敗したくて~
失敗したわけではないのです。▼~
彼女はいつも全力で一生懸命。~
頑張った結果…残念ながら~
失敗してしまっただけなのです。▼~
彼女は絶対に手を抜きません。~
どんなに苦手な家事でも…▼~
私はいつも彼女を間近で見てきました。~
だから、わかるのです。~
妹は全力で頑張っている…▼~
しかし、いまのままでは…~
彼女から成長の機会を奪っている~
可能性もある。▼~
こういうとき…~
エクラさんなら~
どういう道を選ばれるのでしょうね。▼~
…申し訳ありません、~
また話し込んでしまいました。▼~
よければまた…~
お時間があるときにでも~
相談にのってもらえると幸いです。▼~
***S [#ve94aac3]
:[フローラ]|
ちゃんと成長…している?~
エクラさんには~
フェリシアはそう見えるのですね。▼~
エクラさんは~
先ほど言われましたね。▼~
人の成長速度はそれぞれに違う。~
そして、成長する方法も~
それぞれ違う…と。▼~
エクラさんの~
言うとおり、フェリシアが~
ちゃんと成長しているとしたら…▼~
私はいまの距離感で~
彼女を支えていこうと思います。▼~
厳しい言葉を用いずとも~
彼女はきっと成長してくれる。~
私もそう…信じます。▼~
私は、自分がフェリシアよりも~
優れている人間だとは~
微塵も思っていません。▼~
家事は私のほうが得意ですが~
戦いにおいては、私よりも~
妹のほうが数段優れています。▼~
父に褒められるフェリシアを見て~
嫉妬したこともありました。~
しかし…▼~
それぞれに得手不得手あるからこそ~
私たちは深く結びつき~
互いを必要とする…▼~
私がフェリシアを~
支える行為こそが~
絆の証だと…そう思うのです。▼~
フェリシアは確かに成長している…~
エクラさんの~
その言葉、とてもうれしかったです。▼~
私はフェリシアを尊敬し~
フェリシアも私を慕ってくれています。▼~
これからも私は大切な妹…~
フェリシアを支え続けようと思います。~
ともに、成長していくために。▼~
**邪な空想 エポニーヌ [#fc9e56f5]
***C [#ta588ead]
:[エポニーヌ]|
ううっ…私としたことが~
よりによってあんな大切なものを~
落としてしまうなんて…▼~
弓と矢は非の打ちどころのない~
尊い組み合わせ…でも最近は~
矛と盾にも深い可能性を感じる…▼~
そんなことを空想しながら~
歩いていたから、うっかり~
落としてしまったのね…▼~
あっ、エクラ~
いいところに。▼~
こ、このあたりにそのっ…~
なにか落ちてなかった?~
たとえば、薄い本のような…▼~
って! そ、それよぉっ!~
エクラが~
今、手に持ってるヤツ!!▼~
それをこっちによこしなさいっ!~
はやくっ! 今すぐにっ!~
はぁはぁはぁっ…▼~
も、もしかして中身…見た?▼~
ちょ、ちょっと! なんなのよ~
その微妙な表情は!?~
どっちにとればいいのよっ!?▼~
も、もしこの本の~
中身を見ていたとしても~
絶対に口外は無用よ!▼~
このことが他人に知れたら~
私は身の破滅を迎えてしまう~
可能性もあるんだから!▼~
***B [#l61146cd]
:[エポニーヌ]|
あ、あの…エクラ~
すこしいい?▼~
このあいだは…ごめんなさい。~
大切なものを拾ってくれたのに~
お礼も言わなくて。▼~
き、気にしないでって言われても~
その…私はずっと気になってたの。~
遅くなって悪かったわ。▼~
もしかして貴方はあの本の中身を~
見ちゃったかもしれないけど…▼~
そうよ。あれは男の子同士の~
友情を描いたお宝本…~
私の大切な愛読書なの。▼~
びっくり…したわよね。~
あまり、世間に出回ってるような~
本じゃないし…▼~
え? 貴方は驚かないの?~
もしかして貴方も…!▼~
い、いや…なんでもないわ。普通の人を~
無理して沼に引きずり込むようなことは~
しちゃいけないわよね…▼~
ごめんなさい、この話は忘れて。▼~
あと、私がここにいるってこと…~
樽の中に隠れて、後をつけてるってことは~
みんなには秘密にしておいてね。▼~
私はね…尊いものは~
遠くからそっと見守りたいの。▼~
***A [#r9e6acb4]
:[エポニーヌ]|
え? 趣味を持つのは自由?~
隠す必要はないって…▼~
貴方はそう言ってくれるけど…~
内容が内容だから、みんなの共感を~
得られないのはわかってる。▼~
でも自分は…男の子同士の仲が~
深まっていくことで紡がれる物語が~
本当に好きなの。▼~
男の子同士であるからこそ~
より純粋な関係を思い描ける。~
想像の翼を羽ばたかせることができる。▼~
いまさら、この趣味は変えられないわ。~
私は誰にも迷惑をかけないように…~
ひっそりとこの世界を楽しむから。▼~
私…なにを言ってるんだろう。~
こんなこと、人に話したことないのに。▼~
貴方だから…かしら。貴方には不思議と~
壁のようなものを感じない。~
なぜか、気を許せてしまうのよ。▼~
…え? このことを~
アンナ隊長に話していいかって?▼~
ちょっ、ちょっと待ってよ…!~
いきなり、なにを言い出すわけ!?▼~
アンナ隊長ならなんとかしてくれるって…~
彼女の顔が広いのは知ってるけど~
そんな簡単に…▼~
……▼~
わかったわ。貴方のその真剣な顔には~
なにかイイ考えが…あるのね。▼~
エクラに任せるわ。▼~
想像の翼をもっと広い世界に~
羽ばたかせることができるなら…~
その可能性に賭けてみてもイイかも。▼~
***S [#s0afb27f]
:[エポニーヌ]|
聞いて、エクラ!~
さっきアンナ隊長から~
連絡があったの!▼~
今度、同行の士が集まって~
お宝本を取引する催しを~
紹介してもらえることになったの!▼~
アンナ隊長が独自のネットワークを~
駆使して、ひっそりと開催されていた~
催しを見つけ出してくれたのよ!▼~
私は、ひとりじゃなかった…▼~
私のように男の子同士の友情で~
妄想を爆発させている同じ趣味の人が~
ほかにも大勢いたの!▼~
そうよね、お宝本があるってことは~
それを描いている人間もいる。~
そして読者もいるってこと…▼~
みんなに理解してもらえるような~
趣味じゃないけど…~
私はひとりじゃない。▼~
それがわかっただけでも、~
私は迷わずこの道を歩いていける。~
空想の羽根を広げながら!▼~
ありがとう、エクラ。~
私の背中を押してくれて。▼~
この戦いが終わったら~
お宝本の催しの場所を聞いて~
急行しなきゃ。▼~
ふふっ…急に世界が輝き出した気がする。~
やっぱり、男の子同士の友情って~
最高にイイわぁ!▼~
**乙女心の躍動 オフェリア [#d60b3577]
***C [#t691b10f]
:[オフェリア]|
ここにいたのね、~
召喚の名を冠する選ばれし者よ…!▼~
お願いがあるの! 貴方の神器~
ブレイザブリクを私に貸して!~
ねっねっ、少しでいいからー!▼~
…え? 貸してくれるの?~
ありがとー!▼~
ふむふむ…これが貴方を~
唯一無二の大英雄たらしめている~
偉大な神器ね…▼~
しかし! この私も輝きを持つ~
選ばれし者! 貴方にできて~
私にできないはずがなーい!▼~
いくわよ! はぁぁぁぁぁぁっ!~
今こそ私の呼びかけに応えよ、~
神器ブレイザブリクよ…!▼~
せいっ! ぐぬっ! うぬぬぬ…!~
…ど、どういうこと!?~
まったく引き金が動かないよーっ!▼~
…最終手段よ。私の腕に刻まれた聖痕~
ロイヤルブラッディ・マークの~
封印を解くよりほかはない…!▼~
はぁぁぁぁーーっ! いまこそ唸れ、~
私の中に渦巻く宵闇のチカラーっ!~
この手に奇跡を顕現させたまえ!▼~
…………~
……~
…▼~
ふ、ふん…どうやら今日は~
星の巡りが悪いみたい。~
これ、返すわね。▼~
星々に選ばれた戦士である私は、~
こんなことではあきらめない…~
次こそ、輝いてみせるんだからーっ!▼~
***B [#f7374ee9]
:[オフェリア]|
むー…! 納得いかないわ!~
異界から英雄を召喚できる貴方こそが~
この世界の選ばれし者じゃない!▼~
どうしてその役割が~
この宵闇のオフェリアじゃないのか…~
やっぱり納得がいかなーい!▼~
だいたい、ここには選ばれし者が~
多すぎるわよ! 王子に王女、~
王様に女王様が多すぎじゃない!?▼~
右を向いても左を向いても~
まとってるオーラがまるで違う~
キラキラした人たちが歩いてるし…▼~
おまけに数千年生きてる伝説の竜人たちや~
それを統べる神話級の王女もいるとか…~
存在感ありすぎて私が霞んじゃうよー!▼~
しかも、彼らを召喚したのが貴方だと思うと~
ますます唯一無二感が際立つ…うう。▼~
え? 自分はただ召喚するだけで…~
実際に世界の運命を変えるのは~
私たち英雄ひとり一人の…ちから?▼~
そう言われても、私はその他大勢じゃなく~
運命に選ばれし乙女に…~
唯一無二の輝きになりたいの…!▼~
みんなを守れるような~
特別な力を持ったまばゆい輝き…▼~
いつか父さんのように~
本物の輝ける星になりたいのよ!▼~
***A [#u52d33c6]
:[オフェリア]|
どうしたの?~
じーっと夜空を見上げて。▼~
貴方も私と同じように~
天空を彩る悠久の輝きから~
力を得ているのかしら。▼~
……▼~
…そうね、夜空には~
たくさんの星がある。▼~
そして貴方が言うとおり~
同じ星はひとつとしてなく…~
それぞれが唯一無二の輝きをもっている。▼~
私たち英雄も…~
あの星たちと同じ…なのかな。▼~
それぞれに違う輝きがあり~
地位や身分、過去に関わらず…~
いまこの瞬間、英雄として光を放ってる。▼~
ひょっとして私たちは~
今ここにいるという時点で~
すでに選ばれし者になってるの…かな。▼~
…………▼~
私たちは星の導き…~
貴方とこうして~
この地で出会った。▼~
それは偶然じゃなく~
この世界で成すべきことのため…~
運命により導かれたと貴方は言うのね。▼~
なるほど、わかってきた…~
私がこの世界でどうあるべきか、~
どう輝くべきか…!▼~
ふふ…そうよね。~
私は私の内にある闇の力に従えば~
よかったんだよね。▼~
礼を言おう、召喚師よ…!~
私の中の情熱が~
再び躍動しはじめたわ!▼~
***S [#x054db67]
:[オフェリア]|
迷いをもたらせし暗雲は去り~
私は進むべき真理の道を見い出した。~
そう…!▼~
私たり英雄ひとり一人が~
それぞれ唯一無二の輝きを持つ…!▼~
そしてみんなの輝きを集めれば…~
それはもっと大きなきらめきとなる。▼~
私たちは平和という光で~
この地を照らすとめに集まった者。~
全員が選ばれし闇の同胞たちなの!▼~
…え? 闇じゃない? それはほら~
言葉の勢いってやつね。▼~
誰かがメインだとか、その多大勢だとか~
そういう定義は必要ない。▼~
それぞれの輝きは、平和を紡ぐために~
必要な輝き。欠けていい輝きなんて~
ひとつとしてない…▼~
唯一無二の輝きだけに~
みんなを守れる力が~
あるわけじゃない。▼~
今はささやかな輝きでも…~
きっとなにかを…自分のまわりだけでも~
照らすことはできるはず!▼~
以前、我が父より~
賜った言葉があるの。▼~
たとえ自分が選ばれし者ではなくとも~
選ばれし者を支えることはできる…▼~
そして、脇役がかっこよければいいほど~
主役の輝きは増していくと…!▼~
私は貴方を支え~
宵闇の力でこの地に平和を導くわ。▼~
貴方に降り掛かる災いのすべてを~
この私が駆逐してあげる。▼~
うっ…真なる使命に目覚めた瞬間~
私の中の宵闇の力がざわめきはじめた…~
この力、かつてない猛りを感じる…!▼~
さあ、ともに輝きましょう…!~
選ばれし者として~
その責務を果たすために…!▼~
**友情の騎士 サイラス [#e0568e6c]
***C [#i7d41c38]
:[サイラス]|
よう、エクラ。~
なにか困っていることはないか?▼~
些細なことでもいい。~
気になることがあれば言ってくれ。~
俺は、お前の力になりたいんだ。▼~
え? 俺の寝ぐせが~
気になっているって?▼~
こ、これは寝ぐせじゃない。~
れっきとした髪型だ!~
き、気にしなくていいからな。▼~
…そうか、今は別に~
困っていることはないんだな。▼~
俺は騎士として~
ひとりでも多くの人の役に立ちたい。~
そう、誓いを立てているんだ。▼~
だから困っている人を見逃せないし~
自分の力を人のために~
役立てていきたい。▼~
そういうわけで~
エクラ、~
遠慮することはないぞ。▼~
困ったことがあれば、俺を頼ってくれ。~
必ず力になるからな!▼~
***B [#ie5fb099]
:[サイラス]|
親友というのは素晴らしい存在だ。~
ときに剣や鎧よりも、強い力となって~
自分たちを支えてくれる…▼~
だから俺は~
エクラと~
親友になりたいんだ。▼~
ただ、一緒に戦うだけの仲間ではなく~
なんでも話せるような親友にな。▼~
俺は幼いころにカムイと出会い~
親友となったことで運命が変わり~
こうして騎士にもなれた。▼~
親友という存在は~
運命を好転させてくれる~
きっかけにもなると思うんだ。▼~
だけど俺は、まだ騎士としても~
ひとりの人間としても未熟者だ…▼~
だからこそ、互いに切磋琢磨し支え合い~
一緒に歩んでいける親友が必要だ。~
昨日の自分よりも強く…なるためにも。▼~
え? 俺がなんだか…~
焦っているようにも見える?▼~
そ、そうか…~
エクラには~
そう見えるのか。▼~
助けるよ、エクラ。~
そういうふうに忌憚のない~
意見を言ってくれて。▼~
そうか…~
焦り、か…~
……▼~
***A [#u131adb4]
:[サイラス]|
どうした、エクラ~
心配そうな顔をして。▼~
困っていることがあれば言えって?~
ふふっ、これじゃあこの前と逆だな。▼~
そうだな…お前に言われたとおり~
俺は焦っているのかもしれない。▼~
この世界に来たものの、~
新人騎士の自分に比べて~
まわりは名だたる英雄ばかり…▼~
暗夜や白夜の大英雄だけでなく~
伝説にその名を刻んでいる~
異界の英雄までいる…▼~
その中にあって~
俺の力が必要とされているのか…~
そのことが不安だったのかもしれない。▼~
エクラとの~
距離を縮めたいと~
強く思っていたのも…▼~
誰かに必要とされたいと~
無意識に焦っていた…~
そのせいかもしれないな。▼~
すまないな。逆に心配を~
かけてしまって。▼~
もっと強くならないとな。~
なにがあっても揺るがない~
たくましい心が持てるように…▼~
***S [#o5bbac57]
:[サイラス]|
エクラ~
俺になにか話があるって?▼~
…そうか…▼~
…英雄に貴賤などない…~
ひとり一人が大切な仲間であり~
かけがえのない存在…▼~
お前は…~
そう言いたいんだな。▼~
そうだよな…~
名だたる英雄たちの中にあっても~
俺にしかできないことはあるはず。▼~
お前は……そいつを一緒に~
探してくれるのか?▼~
エクラ、~
ありがとう。やっぱりお前は~
俺にとって大事な親友だ…!▼~
いまはまだおぼろげでも~
俺がこの世界に呼ばれた意味は~
きっと見つかるはずだ。▼~
力を蓄え、心を磨いて…~
その使命を俺は必ず果たしてみせる。~
騎士の誓いにかけてな。▼~
俺は絶対に~
お前の想いに応えてみせる。~
親友として胸を張れるように。▼~
これからも共に歩もう。~
エクラ!▼~
*コメント [#pc683129]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
*極上のひとときを [#y0519137]
#contents
**極上のひとときを [#e9f593c9]
***オープニング [#s7cbed48]
:[サイラス]|
伝説の茶葉…?~
なんだかたいそうな名前だな。~
なんだってそいつが必要なんだ?▼~
:[フローラ]|
日頃、お世話になっている~
ヴァイス・ブレイヴの皆様がたに~
癒しのティータイムを催したいのです。▼~
そのために必要なのが、伝説の茶葉…~
アスク王国の辺境の地で採取できると~
アンナ隊長から伺いました。▼~
伝説の茶葉を使った一杯があれば~
日々の疲れも霧散するような~
極上の歓待ができるのではないか、と。▼~
:[オフェリア]|
なるほどっ、話は聞かせてもらったわ!~
疲弊した魂たちをいたわる献身的な想い…~
清廉な心のきらめきを感じる!▼~
紅茶には私もうるさいの。琥珀色の奇跡…~
【アンバーミラクル】を手に入れるため~
この宵闇のオフェリアも力を貸すわ!▼~
:[サイラス]|
世話になっている人たちに恩を返す、か。~
そうだな、戦い以外でも貢献できることが~
あれば、それは喜ばしいことだ。▼~
気に入った。俺も同行させてもらおう。~
道案内はアルフォンスに頼もうか!▼~
:[アルフォンス]|
そうだね…まだ君たちは~
この世界の地理に疎いだろうし、~
詳しい人間がいた方がいいだろうね。▼~
:[サイラス]|
じゃあ決まりだな!~
よろしく頼む、アルフォンス!▼~
:[エポニーヌ]|
…………▼~
…騎士と王子…~
互いに肩に回した手と信頼のまなざし。~
この組み合わせは…アリね!▼~
ふふ…あたしもこっそりついていこうかしら。~
樽の中に隠れて、あの二人の関係性が~
どう変わっていくのか見守るのよ…!▼~
:[アルフォンス]|
目指すのは北方の連山か。~
敵と遭遇する可能性も高い…~
気をつけて進まないとね。▼~
:[オフェリア]|
問題ないわ…! この選ばれし乙女…~
宵闇のオフェリアがともにある限り~
すべての障害は灰塵に帰すのみ!▼~
うっ…! さっそく私の中の宵闇の力が~
溢れ出てしまいそう! まだ、まだよ…~
時が来るまで闇の力を練り上げるの!▼~
:[エポニーヌ]|
…あたし、知ってるわ。~
あれってリライブとかでは~
治らない厄介なヤツね…▼~
なんでもイイけど、~
あたしの妄想の邪魔だけは~
しないでほしいわ…▼~
:[サイラス]|
よし、それじゃあ出発だ!~
アルフォンスの言うとおり~
気を引き締めていこう。▼~
:[フローラ]|
皆様がた…お力添え、ありがとうございます。~
それではさっそく参りましょう。~
極上のティータイムのために。▼~
***C [#o9c09b8a]
:[サイラス]|
アルフォンスの言うとおりだったな。~
行く先々で敵兵に~
出くわすことになるとは…▼~
:[フローラ]|
今回は戦うことが目的ではありません。~
できれば可能なかぎり平和裏に、かつ~
速やかに目的を達したいのですが…▼~
:[オフェリア]|
これは試練ね! 困難を乗り越えてこそ~
私たちのオーラはさらに輝きを増すはずよ。~
選ばれし頂きに至るには避けて通れぬ道…▼~
でも油断は禁物…イヤな予感がするの。~
この度に出てから、星たちが~
妙にざわついているのよ…▼~
:[サイラス]|
イヤな予感…?~
なにか気になることでもあるのか?▼~
:[オフェリア]|
言うなれば、そうね…~
背筋に冷たいものを感じたり~
私の柔肌が寒さに凍えることがあるの。▼~
むっ…!? い、今も感じるわっ!~
みんな、気をつけて…! これは間違いなく~
永久凍土より出でし氷の精霊の警告!▼~
:[フローラ]|
それはもしかして…~
私のせいではないでしょうか。▼~
:[オフェリア]|
え? どういうこと?▼~
:[フローラ]|
私たち氷の部族は~
もともと体温が極端に低いのです。~
それも、周囲の気温を下げるほどに。▼~
ためしに…~
私の肌に触れてみてください。▼~
:[オフェリア]|
ホ、ホントだ! すっごく冷たい!~
ひんやりしてるぅーっ!▼~
:[サイラス]|
じゃあ、オフェリアが感じていた~
イヤな予感ってのは…~
近くにフローラがいたから?▼~
:[オフェリア]|
ふっ、ふふふ…~
脅威は去ったようね!▼~
迷える星々の羅針盤はここに定まれり!~
私たちの崇高な使命は誰にも阻めないことを~
あらためて宣誓するわ!▼~
:[サイラス]|
謎のポーズをとってごまかしているけど~
危険はないってことか。▼~
…って、アルフォンス。~
気難しい顔をしてなにか考え事か?▼~
:[アルフォンス]|
いやその…冷気とは別に~
なにか妙な視線を感じるんだ…▼~
:[サイラス]|
視線? 誰かが俺たちを~
見張っているとでも言うのか?▼~
:[エポニーヌ]|
……▼~
:[サイラス]|
まわりには特に怪しい人影もないし~
近くには樽が置いてあるくらいだ。▼~
:[アルフォンス]|
うん、樽が置いてあるくらいだね…~
僕の考え過ぎかな?▼~
:[エポニーヌ]|
ほっ…▼~
:[サイラス]|
心配するな。俺がみんなを守り抜く。~
騎士の誓いにかけてな…!▼~
:[アルフォンス]|
頼りにしているよ。~
僕も気を抜くことなく~
みんなを案内しよう。▼~
:[エポニーヌ]|
…ああ、ひとつの目的に向かい深まる絆!~
さらに強固に結ばれる男の子同士の友情!~
コレっ! コレを見たかったのよ!▼~
ふふふ…この調子で~
二人にはもっと~
イイ感じになってもらうわよ…!▼~
***B [#r2e330b0]
:[エポニーヌ]|
…オフェリア、ちょっといい?▼~
:[オフェリア]|
うわっ!? え? え? エポニーヌ、~
樽の中から当然のように登場したけど~
まさか今までそこに隠れていたわけ!?▼~
:[エポニーヌ]|
そんなことはどうでもイイの。~
少し…お願いがあるのよ。▼~
あなたが…心と身体を入れ替える~
秘術を使えるって~
風の噂で聞いたの。▼~
:[オフェリア]|
え、ええ、一応、使えるけど…~
それがどうかしたの?▼~
:[エポニーヌ]|
…使ってみてほしいのよ。~
あの二人の心と身体を~
入れ替えてほしいの。▼~
:[オフェリア]|
…は? ど、どういうこと?~
私の宵闇の力をもってしても~
その意図が掴めないんだけど…▼~
:[エポニーヌ]|
俺がアイツでアイツが俺で……~
入れ替わりネタはお宝本の定番。~
一度は見たいと思うのが普通じゃない?▼~
:[オフェリア]|
…なにを言ってるのか~
まったくわからないし~
期待に添えず申し訳ないけれど…▼~
その秘術は、私自身と対象者の~
心と身体を入れ替えるものなの。~
だから、他人同士を入れ替えたりは…▼~
:[エポニーヌ]|
…そう、それは残念だわ。▼~
私はまた樽の中に戻って~
彼らを温かく見守ることにするから。~
このことは秘密にしてちょうだい。▼~
:[オフェリア]|
ちょ、ちょっとエポニーヌ!▼~
:[フローラ]|
…どうかなさいましたか?▼~
:[オフェリア]|
あ…その、えーと…~
なんかリライブとかでは治せない~
重篤な魂に触れてしまい…▼~
:[サイラス]|
誰かと話していたような気がするが…~
ふむ、樽があるだけだな。▼~
:[アルフォンス]|
うん、樽があるだけだね…▼~
:[エポニーヌ]|
……▼~
:[サイラス]|
それよりフローラ、お茶会を開くのに~
どうしても伝説の茶葉が必要なのか?~
普通の茶葉ではダメなのかと思ってさ。▼~
:[フローラ]|
お茶会を開くのは~
私ではなく妹のフェリシアに~
お願いするつもりです。▼~
姉の私が言うのもなんですが…~
メイドとしてのフェリシアは粗相が多く~
自信を失いかけています。▼~
ですが、お茶会でお出しするのが~
伝説の茶葉なら…▼~
妹も自信をもって、皆様がたに~
お茶を振る舞えると思うのです。▼~
:[アルフォンス]|
なるほど…~
フェリシアのために~
伝説の茶葉が必要だったんだね。▼~
:[サイラス]|
なんて妹想いの姉なんだ…~
よしっ、なんとしてでも伝説の茶葉を~
手に入れよう。なあ、アルフォンス!▼~
:[アルフォンス]|
うん、目的地まではあともう一息だ。~
みんなで頑張ろう!▼~
:[エポニーヌ]|
…そうよ、頑張ってちょうだい~
イロイロとね…! ふふふ…▼~
***A [#jcb11956]
:[サイラス]|
くそっ! ここも火の手が回ってる!~
みんな、大丈夫か!?▼~
:[アルフォンス]|
ああ、みんな無事のようだね。~
エクラの~
指揮で命拾いしたよ…▼~
:[サイラス]|
まさか敵が~
茶畑一帯に火をかけて~
撤退するとはな…▼~
:[オフェリア]|
せっかく目的地に到着したというのに~
茶葉のすべてが獄炎に巻かれてしまうとは…~
なんという悲劇!▼~
この卑劣なる所業、許し難し!~
究極奥義、煉獄のミステルトィン改で~
浅慮なる罪人たちに暗紅の裁きを…!~
:[フローラ]|
…火の手が強まっています。~
敵を追うことよりも、~
まずは安全を確保しましょう。▼~
:[オフェリア]|
で、でも、せっかくここまで来たのに~
悔しくないの…!?▼~
:[フローラ]|
伝説の茶葉よりも…~
皆様がたの安全のほうが何倍も大切です。~
さあ、こちらに…▼~
(場面転換)~
:[サイラス]|
結局…茶葉は~
全部燃えてしまったな…▼~
:[フローラ]|
……▼~
:[オフェリア]|
くやしいよー! 皆で魂を高め合い~
想いを集めながら、約束の地まで~
たどり着いたのに…▼~
:[アルフォンス]|
ん…?▼~
なんだろう、この樽?~
この前からずっと見かけるけど…▼~
:[サイラス]|
お、おい! この中に詰まってるの~
これは紅茶の茶葉じゃないのか!?▼~
:[フローラ]|
…!▼~
:[オフェリア]|
茶葉から立ち昇る豊潤な香り…~
これは間違いなく、命の葉より生まれし~
琥珀色の奇跡。伝説の茶葉に相違なし!▼~
:[アルフォンス]|
いったい、誰がこんな…▼~
もしかして、~
エクラが~
集めてくれたのかい?~
:[フローラ]|
エクラさんでも~
ないのなら、いったい誰が…▼~
:[サイラス]|
まあ、いいじゃないか!~
誰ひとり欠けることなく~
こうして茶葉は手に入った。▼~
:[アルフォンス]|
作戦は成功というわけだね。▼~
:[オフェリア]|
あ、あれ…? そういやこの樽って~
エポニーヌが入っていたはつじゃ…▼~
:[フローラ]|
ありがとうございます、見知らぬ恩人。~
これで妹と一緒に極上のティータイムを~
催すことができそうです。▼~
皆様がたも…危険を冒してまで~
お力添え頂きありがとうございました。~
このご恩はいつかお返しいたします。▼~
:[サイラス]|
気にしないでくれ。~
お互い支え合うのが仲間だしな。~
そうだろう、アルフォンス。▼~
:[アルフォンス]|
そうだね。~
それじゃあ、城まで帰るとしよう。~
極上の茶葉を持って。▼~
:[エポニーヌ]|
……コレっ、コレよ! 困難を克服し~
その先にある成功体験を経て~
さらに深まる二人の絆…!▼~
焼かれる前に茶葉を集められてよかったわ。~
義賊生活で鍛えた素早さが~
こんなところで活きるとはね…!▼~
二人の距離がどれだけ近くなるのか…~
これは帰り道も目が離せない…!~
…うふふ…うふふふふ!▼~
**氷のメイド フローラ [#me0d7ea9]
***C [#c31bab26]
:[フローラ]|
エクラさん、~
お忙しいときは、ぜひ私に~
雑務を申し付けください。▼~
私はカムイ様のメイドですが~
あなたはこの世界の運命を~
握っている大切なお方。▼~
双子の妹であるフェリシアともども~
助力になることができれば~
幸いと考えております。▼~
それで、その…~
フェリシアは貴方に~
ご迷惑をかけていませんでしょうか?▼~
フェリシアはやる気はあるのですが~
その…ときおり空回りを~
してしまうことがあって…▼~
もし、妹がなにか~
粗相することがありましたら~
遠慮なく私にお報せください。▼~
できうる限り、私が~
フォローさせていただきます。▼~
本当は、私の支えがなくとも~
フェリシア自身の力でご奉仕できれば~
それが一番なのですが…▼~
***B [#qd794bb8]
:[フローラ]|
フェリシアの手助けをすることは~
私にとって苦痛ではありません。▼~
フェリシアは、幼い頃から~
一緒に過ごしてきた大切な妹。~
私の半身とも言える存在…▼~
妹の力に…支えになれることに~
私はうれしさを感じます。~
しかし…▼~
フェリシアを助けることで~
彼女の成長を阻害してはいないか…~
そのことが心配なのです。▼~
私の助け舟を~
当たり前だと思ってしまうのではないか…~
そう、危惧しているのです。▼~
妹の失敗を助けるよりも~
相応の叱責をしたほうが~
彼女のためになるのでは…▼~
…申し訳ありません、~
エクラさん。~
つい、話し込んでしまいました。▼~
難しい…ですね。~
他人の成長を願うということは。▼~
***A [#h2ebff92]
:[フローラ]|
以前にもフェリシアが失敗したとき~
きつく叱責してみようと~
考えたことがありました。▼~
しかし、フェリシアは失敗したくて~
失敗したわけではないのです。▼~
彼女はいつも全力で一生懸命。~
頑張った結果…残念ながら~
失敗してしまっただけなのです。▼~
彼女は絶対に手を抜きません。~
どんなに苦手な家事でも…▼~
私はいつも彼女を間近で見てきました。~
だから、わかるのです。~
妹は全力で頑張っている…▼~
しかし、いまのままでは…~
彼女から成長の機会を奪っている~
可能性もある。▼~
こういうとき…~
エクラさんなら~
どういう道を選ばれるのでしょうね。▼~
…申し訳ありません、~
また話し込んでしまいました。▼~
よければまた…~
お時間があるときにでも~
相談にのってもらえると幸いです。▼~
***S [#ve94aac3]
:[フローラ]|
ちゃんと成長…している?~
エクラさんには~
フェリシアはそう見えるのですね。▼~
エクラさんは~
先ほど言われましたね。▼~
人の成長速度はそれぞれに違う。~
そして、成長する方法も~
それぞれ違う…と。▼~
エクラさんの~
言うとおり、フェリシアが~
ちゃんと成長しているとしたら…▼~
私はいまの距離感で~
彼女を支えていこうと思います。▼~
厳しい言葉を用いずとも~
彼女はきっと成長してくれる。~
私もそう…信じます。▼~
私は、自分がフェリシアよりも~
優れている人間だとは~
微塵も思っていません。▼~
家事は私のほうが得意ですが~
戦いにおいては、私よりも~
妹のほうが数段優れています。▼~
父に褒められるフェリシアを見て~
嫉妬したこともありました。~
しかし…▼~
それぞれに得手不得手あるからこそ~
私たちは深く結びつき~
互いを必要とする…▼~
私がフェリシアを~
支える行為こそが~
絆の証だと…そう思うのです。▼~
フェリシアは確かに成長している…~
エクラさんの~
その言葉、とてもうれしかったです。▼~
私はフェリシアを尊敬し~
フェリシアも私を慕ってくれています。▼~
これからも私は大切な妹…~
フェリシアを支え続けようと思います。~
ともに、成長していくために。▼~
**邪な空想 エポニーヌ [#fc9e56f5]
***C [#ta588ead]
:[エポニーヌ]|
ううっ…私としたことが~
よりによってあんな大切なものを~
落としてしまうなんて…▼~
弓と矢は非の打ちどころのない~
尊い組み合わせ…でも最近は~
矛と盾にも深い可能性を感じる…▼~
そんなことを空想しながら~
歩いていたから、うっかり~
落としてしまったのね…▼~
あっ、エクラ~
いいところに。▼~
こ、このあたりにそのっ…~
なにか落ちてなかった?~
たとえば、薄い本のような…▼~
って! そ、それよぉっ!~
エクラが~
今、手に持ってるヤツ!!▼~
それをこっちによこしなさいっ!~
はやくっ! 今すぐにっ!~
はぁはぁはぁっ…▼~
も、もしかして中身…見た?▼~
ちょ、ちょっと! なんなのよ~
その微妙な表情は!?~
どっちにとればいいのよっ!?▼~
も、もしこの本の~
中身を見ていたとしても~
絶対に口外は無用よ!▼~
このことが他人に知れたら~
私は身の破滅を迎えてしまう~
可能性もあるんだから!▼~
***B [#l61146cd]
:[エポニーヌ]|
あ、あの…エクラ~
すこしいい?▼~
このあいだは…ごめんなさい。~
大切なものを拾ってくれたのに~
お礼も言わなくて。▼~
き、気にしないでって言われても~
その…私はずっと気になってたの。~
遅くなって悪かったわ。▼~
もしかして貴方はあの本の中身を~
見ちゃったかもしれないけど…▼~
そうよ。あれは男の子同士の~
友情を描いたお宝本…~
私の大切な愛読書なの。▼~
びっくり…したわよね。~
あまり、世間に出回ってるような~
本じゃないし…▼~
え? 貴方は驚かないの?~
もしかして貴方も…!▼~
い、いや…なんでもないわ。普通の人を~
無理して沼に引きずり込むようなことは~
しちゃいけないわよね…▼~
ごめんなさい、この話は忘れて。▼~
あと、私がここにいるってこと…~
樽の中に隠れて、後をつけてるってことは~
みんなには秘密にしておいてね。▼~
私はね…尊いものは~
遠くからそっと見守りたいの。▼~
***A [#r9e6acb4]
:[エポニーヌ]|
え? 趣味を持つのは自由?~
隠す必要はないって…▼~
貴方はそう言ってくれるけど…~
内容が内容だから、みんなの共感を~
得られないのはわかってる。▼~
でも自分は…男の子同士の仲が~
深まっていくことで紡がれる物語が~
本当に好きなの。▼~
男の子同士であるからこそ~
より純粋な関係を思い描ける。~
想像の翼を羽ばたかせることができる。▼~
いまさら、この趣味は変えられないわ。~
私は誰にも迷惑をかけないように…~
ひっそりとこの世界を楽しむから。▼~
私…なにを言ってるんだろう。~
こんなこと、人に話したことないのに。▼~
貴方だから…かしら。貴方には不思議と~
壁のようなものを感じない。~
なぜか、気を許せてしまうのよ。▼~
…え? このことを~
アンナ隊長に話していいかって?▼~
ちょっ、ちょっと待ってよ…!~
いきなり、なにを言い出すわけ!?▼~
アンナ隊長ならなんとかしてくれるって…~
彼女の顔が広いのは知ってるけど~
そんな簡単に…▼~
……▼~
わかったわ。貴方のその真剣な顔には~
なにかイイ考えが…あるのね。▼~
エクラに任せるわ。▼~
想像の翼をもっと広い世界に~
羽ばたかせることができるなら…~
その可能性に賭けてみてもイイかも。▼~
***S [#s0afb27f]
:[エポニーヌ]|
聞いて、エクラ!~
さっきアンナ隊長から~
連絡があったの!▼~
今度、同行の士が集まって~
お宝本を取引する催しを~
紹介してもらえることになったの!▼~
アンナ隊長が独自のネットワークを~
駆使して、ひっそりと開催されていた~
催しを見つけ出してくれたのよ!▼~
私は、ひとりじゃなかった…▼~
私のように男の子同士の友情で~
妄想を爆発させている同じ趣味の人が~
ほかにも大勢いたの!▼~
そうよね、お宝本があるってことは~
それを描いている人間もいる。~
そして読者もいるってこと…▼~
みんなに理解してもらえるような~
趣味じゃないけど…~
私はひとりじゃない。▼~
それがわかっただけでも、~
私は迷わずこの道を歩いていける。~
空想の羽根を広げながら!▼~
ありがとう、エクラ。~
私の背中を押してくれて。▼~
この戦いが終わったら~
お宝本の催しの場所を聞いて~
急行しなきゃ。▼~
ふふっ…急に世界が輝き出した気がする。~
やっぱり、男の子同士の友情って~
最高にイイわぁ!▼~
**乙女心の躍動 オフェリア [#d60b3577]
***C [#t691b10f]
:[オフェリア]|
ここにいたのね、~
召喚の名を冠する選ばれし者よ…!▼~
お願いがあるの! 貴方の神器~
ブレイザブリクを私に貸して!~
ねっねっ、少しでいいからー!▼~
…え? 貸してくれるの?~
ありがとー!▼~
ふむふむ…これが貴方を~
唯一無二の大英雄たらしめている~
偉大な神器ね…▼~
しかし! この私も輝きを持つ~
選ばれし者! 貴方にできて~
私にできないはずがなーい!▼~
いくわよ! はぁぁぁぁぁぁっ!~
今こそ私の呼びかけに応えよ、~
神器ブレイザブリクよ…!▼~
せいっ! ぐぬっ! うぬぬぬ…!~
…ど、どういうこと!?~
まったく引き金が動かないよーっ!▼~
…最終手段よ。私の腕に刻まれた聖痕~
ロイヤルブラッディ・マークの~
封印を解くよりほかはない…!▼~
はぁぁぁぁーーっ! いまこそ唸れ、~
私の中に渦巻く宵闇のチカラーっ!~
この手に奇跡を顕現させたまえ!▼~
…………~
……~
…▼~
ふ、ふん…どうやら今日は~
星の巡りが悪いみたい。~
これ、返すわね。▼~
星々に選ばれた戦士である私は、~
こんなことではあきらめない…~
次こそ、輝いてみせるんだからーっ!▼~
***B [#f7374ee9]
:[オフェリア]|
むー…! 納得いかないわ!~
異界から英雄を召喚できる貴方こそが~
この世界の選ばれし者じゃない!▼~
どうしてその役割が~
この宵闇のオフェリアじゃないのか…~
やっぱり納得がいかなーい!▼~
だいたい、ここには選ばれし者が~
多すぎるわよ! 王子に王女、~
王様に女王様が多すぎじゃない!?▼~
右を向いても左を向いても~
まとってるオーラがまるで違う~
キラキラした人たちが歩いてるし…▼~
おまけに数千年生きてる伝説の竜人たちや~
それを統べる神話級の王女もいるとか…~
存在感ありすぎて私が霞んじゃうよー!▼~
しかも、彼らを召喚したのが貴方だと思うと~
ますます唯一無二感が際立つ…うう。▼~
え? 自分はただ召喚するだけで…~
実際に世界の運命を変えるのは~
私たち英雄ひとり一人の…ちから?▼~
そう言われても、私はその他大勢じゃなく~
運命に選ばれし乙女に…~
唯一無二の輝きになりたいの…!▼~
みんなを守れるような~
特別な力を持ったまばゆい輝き…▼~
いつか父さんのように~
本物の輝ける星になりたいのよ!▼~
***A [#u52d33c6]
:[オフェリア]|
どうしたの?~
じーっと夜空を見上げて。▼~
貴方も私と同じように~
天空を彩る悠久の輝きから~
力を得ているのかしら。▼~
……▼~
…そうね、夜空には~
たくさんの星がある。▼~
そして貴方が言うとおり~
同じ星はひとつとしてなく…~
それぞれが唯一無二の輝きをもっている。▼~
私たち英雄も…~
あの星たちと同じ…なのかな。▼~
それぞれに違う輝きがあり~
地位や身分、過去に関わらず…~
いまこの瞬間、英雄として光を放ってる。▼~
ひょっとして私たちは~
今ここにいるという時点で~
すでに選ばれし者になってるの…かな。▼~
…………▼~
私たちは星の導き…~
貴方とこうして~
この地で出会った。▼~
それは偶然じゃなく~
この世界で成すべきことのため…~
運命により導かれたと貴方は言うのね。▼~
なるほど、わかってきた…~
私がこの世界でどうあるべきか、~
どう輝くべきか…!▼~
ふふ…そうよね。~
私は私の内にある闇の力に従えば~
よかったんだよね。▼~
礼を言おう、召喚師よ…!~
私の中の情熱が~
再び躍動しはじめたわ!▼~
***S [#x054db67]
:[オフェリア]|
迷いをもたらせし暗雲は去り~
私は進むべき真理の道を見い出した。~
そう…!▼~
私たり英雄ひとり一人が~
それぞれ唯一無二の輝きを持つ…!▼~
そしてみんなの輝きを集めれば…~
それはもっと大きなきらめきとなる。▼~
私たちは平和という光で~
この地を照らすとめに集まった者。~
全員が選ばれし闇の同胞たちなの!▼~
…え? 闇じゃない? それはほら~
言葉の勢いってやつね。▼~
誰かがメインだとか、その多大勢だとか~
そういう定義は必要ない。▼~
それぞれの輝きは、平和を紡ぐために~
必要な輝き。欠けていい輝きなんて~
ひとつとしてない…▼~
唯一無二の輝きだけに~
みんなを守れる力が~
あるわけじゃない。▼~
今はささやかな輝きでも…~
きっとなにかを…自分のまわりだけでも~
照らすことはできるはず!▼~
以前、我が父より~
賜った言葉があるの。▼~
たとえ自分が選ばれし者ではなくとも~
選ばれし者を支えることはできる…▼~
そして、脇役がかっこよければいいほど~
主役の輝きは増していくと…!▼~
私は貴方を支え~
宵闇の力でこの地に平和を導くわ。▼~
貴方に降り掛かる災いのすべてを~
この私が駆逐してあげる。▼~
うっ…真なる使命に目覚めた瞬間~
私の中の宵闇の力がざわめきはじめた…~
この力、かつてない猛りを感じる…!▼~
さあ、ともに輝きましょう…!~
選ばれし者として~
その責務を果たすために…!▼~
**友情の騎士 サイラス [#e0568e6c]
***C [#i7d41c38]
:[サイラス]|
よう、エクラ。~
なにか困っていることはないか?▼~
些細なことでもいい。~
気になることがあれば言ってくれ。~
俺は、お前の力になりたいんだ。▼~
え? 俺の寝ぐせが~
気になっているって?▼~
こ、これは寝ぐせじゃない。~
れっきとした髪型だ!~
き、気にしなくていいからな。▼~
…そうか、今は別に~
困っていることはないんだな。▼~
俺は騎士として~
ひとりでも多くの人の役に立ちたい。~
そう、誓いを立てているんだ。▼~
だから困っている人を見逃せないし~
自分の力を人のために~
役立てていきたい。▼~
そういうわけで~
エクラ、~
遠慮することはないぞ。▼~
困ったことがあれば、俺を頼ってくれ。~
必ず力になるからな!▼~
***B [#ie5fb099]
:[サイラス]|
親友というのは素晴らしい存在だ。~
ときに剣や鎧よりも、強い力となって~
自分たちを支えてくれる…▼~
だから俺は~
エクラと~
親友になりたいんだ。▼~
ただ、一緒に戦うだけの仲間ではなく~
なんでも話せるような親友にな。▼~
俺は幼いころにカムイと出会い~
親友となったことで運命が変わり~
こうして騎士にもなれた。▼~
親友という存在は~
運命を好転させてくれる~
きっかけにもなると思うんだ。▼~
だけど俺は、まだ騎士としても~
ひとりの人間としても未熟者だ…▼~
だからこそ、互いに切磋琢磨し支え合い~
一緒に歩んでいける親友が必要だ。~
昨日の自分よりも強く…なるためにも。▼~
え? 俺がなんだか…~
焦っているようにも見える?▼~
そ、そうか…~
エクラには~
そう見えるのか。▼~
助けるよ、エクラ。~
そういうふうに忌憚のない~
意見を言ってくれて。▼~
そうか…~
焦り、か…~
……▼~
***A [#u131adb4]
:[サイラス]|
どうした、エクラ~
心配そうな顔をして。▼~
困っていることがあれば言えって?~
ふふっ、これじゃあこの前と逆だな。▼~
そうだな…お前に言われたとおり~
俺は焦っているのかもしれない。▼~
この世界に来たものの、~
新人騎士の自分に比べて~
まわりは名だたる英雄ばかり…▼~
暗夜や白夜の大英雄だけでなく~
伝説にその名を刻んでいる~
異界の英雄までいる…▼~
その中にあって~
俺の力が必要とされているのか…~
そのことが不安だったのかもしれない。▼~
エクラとの~
距離を縮めたいと~
強く思っていたのも…▼~
誰かに必要とされたいと~
無意識に焦っていた…~
そのせいかもしれないな。▼~
すまないな。逆に心配を~
かけてしまって。▼~
もっと強くならないとな。~
なにがあっても揺るがない~
たくましい心が持てるように…▼~
***S [#o5bbac57]
:[サイラス]|
エクラ~
俺になにか話があるって?▼~
…そうか…▼~
…英雄に貴賤などない…~
ひとり一人が大切な仲間であり~
かけがえのない存在…▼~
お前は…~
そう言いたいんだな。▼~
そうだよな…~
名だたる英雄たちの中にあっても~
俺にしかできないことはあるはず。▼~
お前は……そいつを一緒に~
探してくれるのか?▼~
エクラ、~
ありがとう。やっぱりお前は~
俺にとって大事な親友だ…!▼~
いまはまだおぼろげでも~
俺がこの世界に呼ばれた意味は~
きっと見つかるはずだ。▼~
力を蓄え、心を磨いて…~
その使命を俺は必ず果たしてみせる。~
騎士の誓いにかけてな。▼~
俺は絶対に~
お前の想いに応えてみせる。~
親友として胸を張れるように。▼~
これからも共に歩もう。~
エクラ!▼~
*コメント [#pc683129]
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