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章別会話/未来へ繋がる地図
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*未来へ繋がる地図 [#f1838e81]
#contents
**未来へ繋がる地図 [#a790ca52]
***オープニング [#m21fcd33]
:[ケント]|
地図を作成する任務、ですか?▼~
:[アンナ]|
そう。あなたたちには~
アスク王国南西の険所に行ってほしいの。▼~
本来なら、ヴァイス・ブレイヴが~
出張るような任務じゃないんだけどね。▼~
現地は深い森と切り立った岩場。~
そこが盗賊たちの根城に~
なっているらしいのよ。▼~
:[ギィ]|
なるほどな。地図を作るついでに~
盗賊たちも懲らしめとくってわけか。▼~
:[アンナ]|
これが以前の地図ね。~
といっても50年ほど前に作られたもので~
地形は地震で変わってしまったようだけど。▼~
:[セイン]|
最後に作られたのが50年前か。~
あまりアテにならなそうですね。▼~
:[ケント]|
その任務、お受けいたしましょう。▼~
地図を作成することは~
アスク王国にとって~
役立つことでしょうし。▼~
:[セイン]|
こういう地味な任務を~
愚痴ひとつこぼさずやり遂げる俺は~
きっと好印象に映るはず…▼~
ヴァイス・ブレイヴの女性たちに~
俺のことを覚えてもらう~
いいきっかけになりますよ!▼~
:[ギィ]|
おれも問題ないぜ。~
盗賊ごときに後れを取るようじゃ~
サカ一番の剣士なんて名乗れないしな。▼~
いい腕試しだ。~
任せてくれよ、アンナ隊長。▼~
:[フロリーナ]|
あ、あの、私も…行きます。▼~
空を飛ぶことで正確な地形を~
把握できると思いますし…▼~
:[ケント]|
そうだな。空を翔けることができる~
フロリーナがいてくれると~
非常に助かる。▼~
:[フロリーナ]|
が、頑張ります…▼~
:[レギン]|
はーい!~
私も同行するの!▼~
私のグリンブルスティは~
岩場も楽々動けるから~
きっと役に立つの!▼~
:[セイン]|
いいですねぇ…!~
女性が増えるのは大歓迎ですよ~
レギン王女!▼~
:[ケント]|
セイン、行楽するわけではないぞ。▼~
アスク王国に召喚されて~
はじめての本格的な任務。~
気を引き締めてかかることだ。▼~
…レギン王女、もしセインが少しでも~
不穏な動きをすれば私が始末します。~
どうかご安心ください。▼~
:[レギン]|
そ、そうなの?~
よくわからないけどよろしくお願いするの。▼~
:[セイン]|
とほほ…~
アスク王国に来ても~
俺って信用ないなぁ…▼~
:[ギィ]|
よっし! んじゃ、さっそく支度しようぜ。~
ちょっとした遠征になりそうだからな。▼~
:[フロリーナ]|
は、はい…。~
足手まといにならないようにならないように~
頑張ります。▼~
***C [#u89c0006]
:[フロリーナ]|
これで…えいっ!▼~
:[ギィ]|
よし、向こうの洞窟にいた奴らも~
全員追い払ったぜ!▼~
:[セイン]|
これであらかた片付いたかな。~
しかし到着早々、盗賊たちに囲まれるとは。▼~
:[レギン]|
でも、みんな武器を捨てて逃げていったの!~
もう悪いことはできないの。▼~
:[ケント]|
みなもケガはないか?▼~
:[フロリーナ]|
は、はい、なんとか…▼~
:[セイン]|
しかし、驚いたな…~
フロリーナさんの弓、~
百発百中じゃないですか!▼~
あれだけ弓を怖がっていたのに。~
足手まといどころか一番~
戦果を挙げたんじゃないですか?▼~
:[レギン]|
ここぞというときに矢が飛んできて~
とっても助かったの!▼~
:[ギィ]|
その弓は草原の民のものだろ?~
使いこなすのにかなりの技量が必要なのに~
たいしたもんだぜ。▼~
:[フロリーナ]|
い、いえ…~
褒められるようなものでは…▼~
:[ケント]|
我々が出会ったばかりのフロリーナは~
まだ道半ば…天馬騎士としては~
駆け出しだった。▼~
だが、今のフロリーナは~
英雄として花開いた印象を受ける。~
よい経験を積んだのだろう。▼~
:[ギィ]|
はじめてフロリーナに出会ったとき~
敵軍の頭上を飛んで、おれたちに~
救援を求めてきたことがあったよな?▼~
:[セイン]|
ああ、エリウッド様たちが~
キアランの城に救援に~
駆けつけられたときだよな。▼~
:[ギィ]|
そのときから、フロリーナは~
度胸があるなって思ってたんだよ。~
成長できたのは当然かもな。▼~
:[フロリーナ]|
そ、そう…なのでしょうか。~
自分ではあまり、その…~
実感がなくて…▼~
&br;''(暗転)''~
:[ギィ]|
よし、今日の成果はこんな感じだな!▼~
:[ケント]|
盗賊も追い払うことができましたし~
明日はもっと効率よく~
地図が作れるはずです。▼~
:[フロリーナ]|
邪魔が入らないことを祈りましょう…▼~
:[セイン]|
ところで、フロリーナさんは~
俺たちが知っている時代よりも先の世界…~
未来から召喚されたってことなんですよね?▼~
:[フロリーナ]|
みなさんのお話を聞く限り~
そ、そうみたい、ですね…▼~
す、すみません。~
まだ男の人と話すのは~
あまり得意ではなくて…▼~
:[セイン]|
…腕を上げたみたいだけど~
そこは変わってないんだな…▼~
:[ギィ]|
未来かぁ…。~
きっとおれはサカで一番の剣士…▼~
いや、エレブ大陸一番の剣士に~
近づいてるだろうな!▼~
:[セイン]|
それなら俺だって~
大陸すべての女性が恋焦がれるような~
聖騎士になってるはずだな。▼~
:[ケント]|
お前の未来には~
そんな目標しかないのか…▼~
:[レギン]|
私は未来のニザヴェリルを~
素敵な国にするの!▼~
みんなが心のよりどころに~
してくれるような、~
必要とされる女王になりたいの!▼~
:[ケント]|
それは、よき目標だと思います。~
レギン王女のまっすぐな信念は~
きっと民にも伝わることでしょう。▼~
私はこのままキアランの民のために~
忠義の剣を振るい続けたい。▼~
フロリーナにもあるんだろう?~
英雄としての目標…~
自らが目指すべきものが。▼~
:[フロリーナ]|
えっ!?~
わ、私は…そのっ…▼~
……▼~
***B [#f122089d]
:[フロリーナ]|
……▼~
:[レギン]|
……!?~
フロリーナ、危ないの!▼~
:[フロリーナ]|
て、敵がこんなに近くに…~
えいっ!▼~
&br;''(暗転)''~
:[ギィ]|
ここらにはまだまだ~
盗賊が残ってやがったか。▼~
:[レギン]|
ふぅ、危なかったの。▼~
フロリーナ、どうかしたの?~
なんだか、ぼーっと~
していたみたいだけど。▼~
:[フロリーナ]|
す、すみません、レギン王女。~
危ないところを助かりました…▼~
:[ケント]|
気のせいであればいいのだが~
どうやらフロリーナの体調が~
昨夜から優れないように見える。▼~
:[フロリーナ]|
い、いえ、そうではないんです。~
すみません…戦いの場で~
集中力を乱してしまって…▼~
:[ギィ]|
集中力が乱れるってことは~
なにか気がかりなことが~
あるってことだろ?▼~
:[セイン]|
乙女の悩みは放っておけません!~
このセインに相談してみては?▼~
:[フロリーナ]|
……。~
昨夜の…話のことです。▼~
:[レギン]|
それってみんなが~
未来について話していたこと?▼~
:[フロリーナ]|
はい…▼~
みなさん、英雄として~
目指すべき目標や歩むべき未来を~
しっかりと見据えていました。▼~
:[セイン]|
そんな立派なものではありませんが…~
こうありたい、というような話は~
しましたね。▼~
:[フロリーナ]|
ですが、私にはそうした~
目標や未来が…ないんです…▼~
:[ギィ]|
でも、なにか目指すものがあったからこそ~
フロリーナは成長したんじゃないのか?▼~
:[ケント]|
そうだな。旅を続けるだけで~
そこまで強くなれるとは思えない。▼~
君の成長を後押しした~
理由があると思うのだが。▼~
:[フロリーナ]|
私が強くなりたいと思ったのは…~
リンの力になりたかったから。▼~
:[ケント]|
リンディス様の…。▼~
:[フロリーナ]|
私には国同士の争いとか~
よくわからなくって…▼~
大切な友だちの助けになりたい。~
ただ、それだけの理由で~
戦ってきたの。▼~
英雄としてどう成長するべきなのか。~
みなさんのように未来につながる地図を~
私は持っていないんです。▼~
:[レギン]|
……▼~
:[ギィ]|
……▼~
:[ケント]|
……▼~
:[セイン]|
それのどこが悪いんですか?▼~
:[フロリーナ]|
…え?▼~
:[セイン]|
英雄はこうでなくてはいけないという~
決まりはないと思いますが。▼~
:[ギィ]|
だな。誰かのために強くなるってのは~
悪いことじゃないだろ。▼~
おれだって、カレル師匠の~
剣の相手になりたいって理由だけで~
ずっと修行を続けていたんだぜ。▼~
:[ケント]|
リンディス様はキアランの…~
エレブ大陸の平和を願われていた。▼~
リンディス様の力になりたいと願い~
成長してきたならば…▼~
結果として、エレブ大陸の民の未来に~
寄与しているんじゃないのかい?▼~
:[フロリーナ]|
私が、民の未来に…▼~
***A [#j1d2a480]
:[フロリーナ]|
この大岩の向こうは崖で~
その先は進めないようです。▼~
:[ケント]|
そうか。では、空白の箇所は埋まった。~
これで地図はあらかた~
完成したと言えるだろう。▼~
:[レギン]|
よかったのー!~
任務成功なの!▼~
:[セイン]|
ふぅ~、なんとかなったな。▼~
:[ギィ]|
根城にしていた盗賊も追い出せたし~
一石二鳥だったな。▼~
:[フロリーナ]|
みなさん、その…~
お、お疲れ様でした。▼~
:[ケント]|
フロリーナ、君には助けられたよ。~
ケガ人も出さずに任務を遂げられたのは~
君が頑張ってくれたおかげだ。▼~
:[フロリーナ]|
い、いえ…~
私はただ自分にできることを~
その、やっただけで…▼~
:[ギィ]|
今日のフロリーナはすごかったな。~
集中力が半端ないって感じで。▼~
:[レギン]|
フロリーナの気合が~
こっちにまで伝わってきていたの!~
すっごく助けられたの!▼~
:[フロリーナ]|
そ、そうでしょうか…~
それなら…よかったです。▼~
:[ケント]|
我らもいつか~
アスク王国での役割を終え~
この世界を離れることになるだろう。▼~
だが、我々が作った地図は~
いつまでもアスク王国に残り~
人々の生活を支えてくれるはずだ。▼~
:[レギン]|
ふふっ。アスク王国に来て~
なにかを残すことができてよかったの!▼~
:[ギィ]|
国の未来のために役立つ、か。~
こういうのも悪くないな。▼~
:[セイン]|
フロリーナさんもしっかりと~
思い描くことができたんじゃないですか?~
自分なりに、未来に繋がる地図を。▼~
:[フロリーナ]|
は、はい…。▼~
みなさんのおかげでこの先も…~
リンの力になりたいという気持ちで~
戦い続けられそうです…▼~
:[ケント]|
その想いの強さがきっと~
多くの人々の助けになるはずだ。▼~
:[ギィ]|
そうそう、なんら恥じる必要はないさ。~
自信をもって、その弓を引けばいい。▼~
:[レギン]|
フロリーナはもっともっと~
成長できるって思うの。▼~
誰かのために強くなりたいって~
頑張っているフロリーナは~
とっても輝いて見えるから!▼~
:[フロリーナ]|
ありがとうございます。~
みなさんの優しい言葉…~
すごく心に響きました。▼~
私も、立ち止まることなく~
前に進んで行こうと思います。▼~
心の中に描くことができた~
未来に繋がる地図を持って…▼~
**キアランの紅騎士 ケント [#z9e12d94]
***C [#x0c2fb85]
:[リン]|
ケント、あなたが~
アスク王国に来てくれて~
とっても心強いわ。▼~
:[ケント]|
リンディス様のご期待を裏切らぬよう~
精進する所存です。▼~
このアスク王国の地においても~
キアランの騎士として~
おそばで働かせて頂ければと。▼~
:[リン]|
ふふっ、リンディス傭兵団時代からの~
顔なじみが集まってきて~
なんだかとっても懐かしいわね。▼~
:[ケント]|
セインは、置いてきたほうが~
よかった気もしますが…▼~
:[リン]|
ううん、あなたたちは二人揃ってこそ~
その実力を発揮できると思うの。▼~
きっと、エクラも~
それを見込んで二人一緒に呼んだのよ。▼~
:[ケント]|
もったいないお言葉…~
心に染み入ります。▼~
:[リン]|
アスク王国でも活躍を期待しているわね!~
じゃあ、またあとで!▼~
:[ケント]|
……。~
リンディス様はアスク王国の窮状を~
深く案じられていた。▼~
戦いの場がエレブ大陸から~
アスク王国に変わったとしても~
私がなすべきことはひとつ。▼~
誇り高いキアランの騎士として~
忠義の剣を振るうことだ。▼~
:[リン(選挙)]|
ケント! あなたも~
アスク王国に来てくれたのね!▼~
:[ケント]|
……!?~
リ、リンディス様!?▼~
いや、リンディス様は先ほど~
訓練場のほうに向かわれたはず。~
それに、お召し物も違うような…▼~
:[リン(選挙)]|
ああ、それはきっと~
異界の私じゃないかしら。▼~
:[ケント]|
異界の…リンディス様?▼~
:[リン(選挙)]|
そう、この世界には~
いろいろな異界から召喚された~
私がいるのよ。▼~
エクラが~
言うにはね。私たちが見知った~
エレブ大陸はひとつじゃない…。▼~
いくつもの異界が存在し、その数だけ~
異なるエレブ大陸があるらしいの。▼~
:[ケント]|
しょ、少々お待ちください。~
頭の整理が追いつきません。▼~
先ほどリンディス様は~
アスク王国にはいろいろな自分が存在すると~
おっしゃられた気がしますが…▼~
つまり、アスク王国には~
ほかにもリンディス様が!?▼~
:[リン(愛の祭)]|
ケント!~
あなたもアスク王国に来てくれたのね!▼~
:[リン(伝承)]|
ケントじゃない!~
あなたが来るのを待っていたわ!▼~
:[ケント]|
……!?▼~
:[リン(花嫁)]|
ケント!~
あなたなら召喚に応じてくれると~
信じていたの!▼~
:[ケント]|
リ、リンディス様が…~
リンディス様が…~
群れを…なして…▼~
***B [#o6b5666b]
:[セイン]|
リンディス様が何人もいらっしゃる世界。~
夢のような場所だな、アスク王国は!▼~
:[ケント]|
……▼~
:[セイン]|
俺はもうすべてのリンディス様に~
ご挨拶してきたけどな。▼~
いやー、どのリンディス様も麗しい!~
特にあの花嫁姿! ありがたくて~
思わず拝んでしまったぜ!▼~
:[ケント]|
セイン。~
お前は能天気な奴だな。▼~
我々はアスク王国の窮状を救うために~
この地に呼ばれた。▼~
しかし、キアランの公女である~
リンディス様をお守りするのも~
大切な役目。▼~
:[セイン]|
ああ、もちろんそのお役目は~
忘れちゃいないさ。▼~
:[ケント]|
仮にだ。もし二人のリンディス様が~
戦場に立たれて…▼~
時同じくして窮地に陥られた場合~
どちらを助けるべきか~
お前は答えを出せるのか?▼~
:[セイン]|
一人は俺、もう一人はケントが~
助ければいいんじゃないか?▼~
:[ケント]|
お前は問題の本質を~
理解していないようだな…▼~
:[セイン]|
まあまあ、とりあえず~
俺たちはアスク王国では新参者。~
この世界に慣れることを考えよう。▼~
考えても答えが出ないことを~
考えすぎると、老けるぞ?▼~
:[ケント]|
ぐっ…▼~
&br;''(暗転)''~
:[ケント]|
せいっ! はぁぁっ!▼~
……。~
ダメだ。集中力が削がれて~
訓練に身が入らない。▼~
まさかこのような悩みに~
気を取られることになるとは…▼~
ひとつの世界に複数存在する~
リンディス様。▼~
私はいったい、どのリンディス様に~
忠義の剣を捧げればよいのだ…▼~
:[ゼト]|
訓練の最中、失礼する。~
私はルネス王国に仕える騎士~
ゼトと申す者。▼~
:[ケント]|
ゼト殿。これはご丁寧に。▼~
私はリキア同盟~
キアラン侯爵領の騎士~
ケントと申します。何用ですかな?▼~
:[ゼト]|
差し出がましいようでありますが~
あなたが今、思い悩まれている問題。▼~
そのことについて、我らでよければ~
一助を担いたく。こうして~
声をかけさせて頂いた次第です。▼~
:[ケント]|
……▼~
***A [#t48dbf26]
:[フィン]|
私はレンスターの騎士~
フィンと申します。~
お見知りおきを、ケント殿。▼~
:[フレデリク]|
私はフレデリク。▼~
イーリス聖王国の騎士にして~
クロム様率いる自警団の~
副長を務めております。▼~
:[ケント]|
よろしく、フィン殿、~
フレデリク殿。▼~
:[フィン]|
……▼~
:[フレデリク]|
……▼~
:[ケント]|
…不思議ですね。~
はじめてお目にかかるのに~
はじめて会った気がしません。▼~
:[フレデリク]|
同感です。気を悪くしたら~
申し訳ありませんが~
まるで映し鏡を見ているようです。▼~
:[フィン]|
我々は似ているのでしょう。~
姿形ではなく、その生き方が…▼~
:[ゼト]|
ケント殿…~
あなたが今、抱えている悩みは~
我々も同じように通った道でした。▼~
:[ケント]|
通った道…ですか?▼~
:[フィン]|
この世界には私の主であるキュアン様~
そしてリーフ王子が複数存在しています。▼~
知ってのとおり、異なる異界から~
召喚された方々です。▼~
:[ケント]|
……。▼~
:[フレデリク]|
私の主であるクロム様、リズ様も~
合わせて10人に迫るほど~
この世界に存在されております。▼~
:[ケント]|
10人!?▼~
:[フィン]|
私も最初は悩みました。~
この槍が守るべきは誰なのかと。▼~
:[フレデリク]|
主の姿は複数あれど、我が身は一人。~
同時に出陣なさった場合~
そのすべてを守ることは難しい。▼~
:[ケント]|
わかります。~
私の頭を悩ませているのは~
まさにそのことなのです。▼~
いったいどのような形で~
忠義を示せばいいのか~
皆目見当がつかない状態なのです。▼~
:[フレデリク]|
このアスク王国には~
異界から集まられた主が~
複数存在しております。▼~
しかし…その魂は~
ひとつなのですよ。▼~
:[ケント]|
魂はひとつ?▼~
:[フィン]|
そのとおり。我々は主の魂そのものに~
忠誠を誓っているのです。▼~
:[フレデリク]|
クロム様、リズ様たちが~
この地で望まれているのは~
アスク王国の平和。▼~
同じ魂だからこそ、想いもひとつ。~
我々はその想いに寄り添い~
忠義を捧げる次第です。▼~
:[ケント]|
……▼~
:[ゼト]|
エフラム様、エイリーク様が~
この世界に何人おいでになっても~
主の望みはただひとつ。▼~
それは、あなたの主でもある~
リンディス殿も~
同じではないでしょうか。▼~
***S [#t8f1c926]
:[ケント]|
魂に、想いに寄り添う…▼~
なるほど。私は姿形に囚われて~
一番大切なものを~
見失っていたようです。▼~
たとえ、リンディス様が~
何人いらっしゃろうとも…▼~
リンディス様たちが願われているのは~
アスク王国の平和。▼~
私はその想いを支え~
忠義の剣を捧げるべきなのですね。▼~
:[ゼト]|
自分一人で、すべての主を~
守らなくてはならない、と~
気負う必要もありません。▼~
:[フィン]|
我々を、皆を頼ってください。▼~
:[フレデリク]|
ヴァイス・ブレイヴの仲間たちは~
そのためにいるのですから。▼~
:[ケント]|
ゼト殿、フィン殿、フレデリク殿。~
心の中のもやが晴れました。▼~
私も粉骨砕身、アスク王国のため~
主の想いを支えるため~
この剣を振るう所存です。▼~
&br;''(暗転)''~
:[セイン]|
ケント。もうアスク王国にも~
すっかり馴染んだみたいだな。▼~
:[ケント]|
お前は馴染みすぎだ。~
食堂で何人の女性に声をかけているんだ。~
まったく…。▼~
:[セイン]|
まあまあ、俺たちも早く手柄を立てて~
リンディス様たちに~
いいところを見せないと!▼~
:[ケント]|
前にお前に聞いたな。~
二人のリンディス様が同時に~
危機に陥ったとき、どうするかと。▼~
:[セイン]|
ああ。覚えてるぜ。▼~
:[ケント]|
そのとき、お前は言ったな。~
一人は私が救って~
もう一人は自分が救うと。▼~
あのときの答えは~
正鵠を射ていたのかもしれないな。▼~
:[セイン]|
え? どういうことだ?~
ケントが俺を褒めるなんて珍しい!~
どういう風の吹きまわしだ!?▼~
:[ケント]|
この世界でも気を抜かずに~
キアラン騎士の誇りを持って~
働けということだ。▼~
:[セイン]|
は? どういうことだよ!?~
説明しろ!▼~
:[ケント]|
私の剣と、お前の槍で~
この世界のリンディス様たちを~
支えていくということだ。▼~
リンディス様の魂と想いに~
寄り添えるようにな。▼~
**晴れ空の天馬騎士 フロリーナ [#c8384f74]
***C [#f1b00ae0]
:[フロリーナ]|
フィオーラお姉ちゃん!~
ファリナお姉ちゃん!▼~
:[フィオーラ]|
聞いたわよ、フロリーナ。~
アスク王国に召喚されてきたのね。▼~
:[ファリナ]|
ん? なんか私の知ってる~
フロリーナよりも~
立派になっている気がする!▼~
:[フロリーナ]|
そ、そうかな…?~
自分ではよくわからないんだけど…▼~
:[フィオーラ]|
私たちにはちゃんとわかるわよ。▼~
あなたがよい経験を積んで~
天馬騎士として立派に~
成長したってことがね。▼~
:[フロリーナ]|
ありがとう、フィオーラお姉ちゃん。▼~
:[ファリナ]|
あの泣き虫だったフロリーナが~
こんなに成長するなんて…~
うんうん、私もうれしいよ。▼~
:[フロリーナ]|
な、泣き虫なのは昔の話だもん!▼~
けど、アスク王国でも~
ファリナお姉ちゃんがちゃんと~
元気でいてくれてよかった…▼~
:[ファリナ]|
ん? それってどういうこと?▼~
:[フロリーナ]|
ファリナお姉ちゃんは~
遠いところに行っちゃったって~
フィオーラお姉ちゃんに聞いてたから…▼~
:[ファリナ]|
ちょっと!~
姉貴、どこの異界でも~
似たようなこと言ってんの!?▼~
:[フィオーラ]|
い、異界の私の発言まで~
責任は持てないわよ。▼~
:[ファリナ]|
ところで、それって~
草原の民の弓よね?▼~
:[フロリーナ]|
うん。~
サカ地方のロルカ族の…▼~
:[ファリナ]|
ってことはフロリーナ…~
もしかしてサカにお嫁に行ったとか?▼~
:[フロリーナ]|
ち、違うよっ!~
お嫁になんて行ってないから!▼~
だ、第一、まだ男の人と~
ちゃんと話せないし…▼~
:[ファリナ]|
…そこは昔のままなんだ。▼~
:[フィオーラ]|
なんにせよ、大事な妹が~
こうして自分の道を歩めているのは~
とても喜ばしいことね。▼~
じゃあ、フロリーナ。~
天馬騎士の先輩として~
ひとつだけあなたに忠告を。▼~
なにがあったとしても~
それがたとえ、自分の命を~
危険にさらす任務だとしても…▼~
:[フロリーナ]|
一度請け負った仕事を~
投げ出してはダメ、だよね?▼~
:[フィオーラ]|
あら? もう聞いていたの?▼~
ふふっ、さすが異界の私。~
伝えるべきことは~
ちゃんと伝えていたのね。▼~
:[ファリナ]|
さっきは異界の自分の発言まで~
責任持てないと言ってたのにさー。▼~
***B [#v3709109]
:[リン]|
なるほどね。その弓は~
異界の私が用意したんだ。▼~
うん、とても似合っているわよ!~
素敵だわ、フロリーナ。▼~
:[フロリーナ]|
ありがとう、リン。~
私もとっても気に入っているの。▼~
:[リン]|
なんだか思い出すわね。~
二人で過ごしたサカの草原の日々を。▼~
:[フロリーナ]|
うん。あの頃は~
こんなふうに長い旅に出るなんて~
思ってもいなかった。▼~
:[リン]|
……。▼~
:[フロリーナ]|
あ、ごめんね。~
リンは旅に出たくて~
出たわけじゃないのに。▼~
:[リン]|
いいのよ。私が旅に出たのは~
きっと精霊の導きだったのよ。▼~
あのとき、一歩を踏み出したからこそ~
【マーニ・カティ】の加護も得られたし~
おじいさまに会うこともできた。▼~
そして、たくさんの大切な人々とも~
絆を紡ぐこともできた。▼~
:[フロリーナ]|
リン…▼~
:[リン]|
旅立つきっかけをくれたマークと~
寄り添ってくれたフロリーナには~
本当に感謝しているわ。▼~
再会したとき、うっかり山賊の~
頭の上に降りたって話を聞いたときは~
びっくりしちゃったけどね。▼~
:[フロリーナ]|
も、もう…その話は忘れて!▼~
:[リン]|
……?~
フロリーナ。その指は…▼~
:[フロリーナ]|
あ、これは…その…~
毎日、弓の練習をやっていたら~
こんなふうになっちゃって…▼~
***A [#d230e858]
:[リン]|
頑張ったのね、フロリーナ。~
指がそんなになるまで~
弓の練習を重ねるなんて…▼~
その指は努力の証。~
とても綺麗だと私は思うわ。▼~
:[フロリーナ]|
そ、そういってもらえると~
恥ずかしいけど、うれしいな。~
前は弓を見るだけで怖かったけど…▼~
リンみたいに強くなりたい~
リンの力になりたいって思って~
練習をはじめたの。▼~
:[リン]|
そういえば最初は~
ウィルが持っていた弓を見て~
怯えていたものね。▼~
:[フロリーナ]|
さ、最初はぜんぜんダメだったの。~
弦はうまく引けないし~
的にも当たらないし。▼~
そもそも力がなくて~
矢だって飛んでいかない…▼~
:[リン]|
わかるわ。私も最初は~
まったく矢を飛ばせなかったもの。▼~
:[フロリーナ]|
でも、毎日少しずつ練習して~
だんだん矢も前に飛ぶようになって…▼~
はじめて的に矢が刺さったときは~
うれしくて泣いちゃったな。▼~
:[リン]|
それは泣き虫の涙じゃないわね。~
自分が成長できたことに対する~
喜びの涙だったと思うわ。▼~
:[フロリーナ]|
リンや草原の民が自信を持って弦を引き~
目標を射抜く姿に、私は憧れていたの。▼~
苦手だった弓を手に取ったのは~
形だけじゃなく中身も~
成長したかったから…▼~
努力を重ねる強い心を持てば~
私自身が成長できると思ったの。▼~
:[リン]|
わかるわ、フロリーナ。~
あなたが強い決意で志したってことが。▼~
:[フロリーナ]|
そして、リンからもらった~
この坂の弓と装飾品が~
今の私を支えてくれている。▼~
私が頑張れたのは~
全部リンのおかげなんだよ。~
本当に…ありがとう。▼~
:[リン]|
ううん、私の存在は~
きっかけのひとつに過ぎないと思う、▼~
強くなれたのは~
フロリーナ自身の努力の結果。▼~
誇るべきは、強くなりたいと願い~
それを形にしたフロリーナの~
意思の力だと思うわ。▼~
:[フロリーナ]|
リン…▼~
***S [#nfa62f50]
:[フロリーナ]|
なんだかうれしいな。~
今までの努力が報われた気がする。▼~
キアラン侯爵家にお仕えしたときも~
うれしかったけど…。▼~
こうしてリンに認められるのも~
同じくらいにうれしいかも。▼~
:[リン]|
気のせいかな…。~
ううん、気のせいじゃないわね。▼~
今のフロリーナからは~
サカの風を感じるの。▼~
:[フロリーナ]|
サカの風?▼~
:[リン]|
サカの風は~
ときに厳しくときに穏やかに~
大地を、空を渡っていく。▼~
種子を運び、雲を運び~
大地を豊かにする風は~
いつも未来に向かって吹いている。▼~
今のフロリーナはサカの風と同じ。~
目指すべき明日に~
未来に向かって吹いている。▼~
:[フロリーナ]|
それはリンだって同じだよ。~
私もずっとリンから~
草原の風を感じてたもん!▼~
:[リン]|
じゃあ、私たちは~
同じってことね。ふふっ。▼~
アスク王国を平和にしたあと~
エレブ大陸の混乱を収めて~
必ずサカに帰りましょう。▼~
そこに私たちの未来が~
きっと広がっていると思うから。▼~
:[フロリーナ]|
うん! 草原に吹く風を~
身体に受けながら~
二人で未来に進みたい!▼~
…リン、あなたからもらった~
この弓に恥じぬように…~
これからも努力を続けるね。▼~
…自信を持って未来を~
射ぬけるように…▼~
…同じ風が吹く未来に~
一緒に歩いていけるように…▼~
**クトラの戦士 ギィ [#u44f1897]
***C [#x8387cf0]
:[ギィ]|
うーん、カレル師匠~
ここにもいないかぁ…▼~
:[フィヨルム]|
アスク王国にいらっしゃるのは~
確実なのですが…▼~
私も数回、戦場で~
姿をお見かけしたことが~
ありますし。▼~
:[ギィ]|
でもなあ、師匠は強い剣士を見ると~
斬らずにはいられない人なんだよ。▼~
ヴァイス・ブレイヴには強そうな剣士が~
たくさんいるみたいだから…▼~
ここにいないのが~
正解なのかもしれないな。▼~
:[フィヨルム]|
そ、そうなのですね…▼~
カレルさんは【剣魔】という~
異名で知られているとお伺いしましたが…▼~
まさに剣の道に妥協のない~
生き方をなさっているのですね。▼~
:[ギィ]|
しょうがない、師匠探しは~
また明日にするかな。▼~
フィヨルム王女、つきあってくれて~
助かったよ。まだ、この城にも~
アスク王国にも不慣れなもんでね。▼~
:[フィヨルム]|
なにかお力になれることがありましたら~
遠慮なく言ってくださいね!▼~
:[フィル]|
あの、少しよろしいでしょうか!▼~
先日、アスク王国にいらっしゃった~
ギィさん…ですよね?~
私、フィルと言います!▼~
:[ギィ]|
その顔つきは…あんたも草原の民か?~
見たことのない顔だけど~
どこの部族だ?▼~
:[フィル]|
え、えーと…私は部族とか~
そういうのはよくわからないのですが…▼~
ギィさんはサカで一番の剣士を~
目指されていると伺いました!~
ぜひ、私と手合わせを!▼~
:[ギィ]|
そういうことか。~
なら、受けてたつぜ。▼~
熱くなり過ぎたら困るんで~
フィヨルム王女に立会いを~
お願いできるかい?▼~
:[フィヨルム]|
わ、わかりました!~
私が手合わせの立会いをしますね!▼~
:[フィル]|
ありがとうございます。~
それではギィさん…~
いざ、参ります!▼~
***B [#r42e64e9]
:[フィヨルム]|
そこまで…!▼~
:[フィル]|
はぁっ、はぁっ…~
あ、ありがとうございました!▼~
:[ギィ]|
ふぅ、いい手合わせだったな!~
一瞬でも気を抜いたら~
おれのほうがやられてたぜ。▼~
でも、あんたの剣…どこかで…~
そうだ。どことなく~
師匠の太刀筋に似てるんだ。▼~
:[フィル]|
師匠? もしかして~
カレル伯父上のことですか?▼~
:[ギィ]|
カレル師匠が伯父上だって!?~
もしかしてあんたの母さんは…▼~
:[フィル]|
カアラと言います。~
母上はサカ地方の出身だと聞きました。▼~
:[ギィ]|
あの【剣姫】カアラの娘…~
どうりで…▼~
:[フィヨルム]|
ちなみに、フィルさんの~
お父様はバアトルさんですね。▼~
:[ギィ]|
嘘だろ!? こんな上品な子が~
あの荒くれの娘だって!?▼~
:[フィル]|
あ、ギィさんは若い頃の~
父上をご存知なんですよね。▼~
:[ギィ]|
いやあ…あんた、母さんに似て~
本当によかったな。▼~
:[フィル]|
では、私はこれで!~
また機会がありましたら~
手合わせ、よろしくお願いします!▼~
:[ギィ]|
いやあ、アスク王国はすごいところだな。~
時間や大陸を越えて達人たちが~
集まってるってわけか。▼~
:[フィヨルム]|
お師匠様、見つかるとよいですね。▼~
:[ギィ]|
占い師のばあさんがいたら~
50ゴールド払って居場所を~
占ってもらうんだがなぁ…▼~
人探しとかが上手い知り合いもいるけど~
できれば会いたくないんだよなぁ。▼~
:[マシュー]|
人探しの上手い知り合いってのは~
もしかしておれのことか?▼~
:[ギィ]|
げっ!?▼~
:[マシュー]|
できれば会いたくないなんて~
ずいぶんつれないじゃないか。▼~
:[ギィ]|
やっぱりあんたも~
アスク王国にいたのかよ!?~
そんな気がしてたんだよなぁ…▼~
:[マシュー]|
ま、これも縁ってやつだな。▼~
:[フィヨルム]|
お二人は仲がよろしいのですね。~
感動の再会…なのでしょうか!▼~
:[ギィ]|
完全な腐れ縁だよ!~
こいつのせいで、いつも~
厄介ごとに巻き込まれるんだ!▼~
:[マシュー]|
おいおい、命の恩人に向かって~
その言い方はないんじゃないか?▼~
そういや、さっきの手合わせ~
なかなかいい試合だったな。▼~
:[ギィ]|
なんだ、見てたのかよ…▼~
:[マシュー]|
すごいだろ、ヴァイス・ブレイヴは。~
いろんな異界の~
最強の使い手が集まっているのさ。▼~
そのうえでもう一度聞くが~
ギィは前に言ってたよな。~
サカで一番の剣士になるって。▼~
それはお前の夢なのか。~
それとも目的なのか。~
今はどう思ってるんだ?▼~
***A [#b4f6fa5b]
:[マシュー]|
前にも言ったが…~
サカで一番の剣士を目指すのが夢なら~
それは夢のままにしておいたほうがいい。▼~
それが目指すべき目標なら~
お前はこの世界で~
壁にぶつかり続けることになるぜ。▼~
:[ギィ]|
……▼~
:[マシュー]|
ヴァイス・ブレイヴに集まった英雄には~
それこそ歴史に名を刻むような剣士もいる。▼~
:[フィヨルム]|
は、はい。~
神器バルムンクの使い手、シャナン王子や~
神剣エタルドを振るわれるゼルギウスさん。▼~
白夜王国のリョウマ王子…~
タリス王国のオグマさん…~
ナバールさんにレンハさん。▼~
と、とにかく~
たくさんいらっしゃいますね!▼~
:[マシュー]|
ギィ、お前が最強の剣士を目指すなら~
アスク王国にいるすべての剣士を~
越えていかなきゃならない。▼~
:[ギィ]|
わかってるさ。その壁が~
とてつもなく高いってことくらいは。▼~
:[マシュー]|
案外、辛いもんだぜ。~
自分が選ばれし者でもなんでもなく~
その他大勢の一人だったって気づくのはな。▼~
:[フィヨルム]|
……▼~
:[マシュー]|
それでも~
お前は目指せるのか?~
剣を振るい続けることができるのか?▼~
:[ギィ]|
……▼~
***S [#qc32d273]
:[ギィ]|
確かに、今の俺の腕前じゃ~
その他大勢の一人かもしれねえ。~
でも、おれの人生の主役はおれなんだ。▼~
おれは自分の生き方に妥協したくない。~
草原の民は、噓をつくことが~
一番嫌いなんだ!▼~
:[フィヨルム]|
ギィさん…▼~
:[ギィ]|
越えるべき壁がいっぱいあるのは~
逆にありがたいぜ!▼~
おれは絶対にあきらめない。~
師匠に追いつこうと~
越えていこうとしたときみたいに…▼~
這いつくばってでも~
おれは前に進んでみせるからな!▼~
:[マシュー]|
なるほどな。~
そいつはよかった。▼~
:[ギィ]|
へ? それはどういう意味だ?▼~
:[マシュー]|
いやー、お前がアスク王国に来て~
へこんでいないかと心配してたのさ。▼~
厳しい現実に直面して~
使い物にならなくなるんじゃないかって。▼~
:[ギィ]|
な、なんだよそりゃあ!?▼~
:[マシュー]|
ま、この調子なら大丈夫だな。~
アスク王国でも、おれのために~
きりきり働いてもらうぜ。▼~
あと、肉3切れぶんと勝負のぶんの~
貸しが残っていたはずだからな。▼~
:[ギィ]|
くそっ! この世界でも~
取り立てるつもりかよ!▼~
:[フィヨルム]|
ギィさん、その…▼~
:[ギィ]|
フィヨルム王女、おれは大丈夫だよ。▼~
さっき王女が名前をあげた剣士たちにも~
おれは追いつき、追い越してみせる。~
もちろん、カレル師匠にもな…!▼~
:[フィヨルム]|
頑張ってください!~
私も応援していますから!▼~
:[マシュー]|
おれも応援しているぜ。~
この証文が早くチャラになるようにな。▼~
:[ギィ]|
言われなくてもそのつもりだよ!~
ぐぐ…▼~
**キアランの碧騎士 セイン [#offc642c]
***C [#i31ea729]
:[セイン]|
アスク王国に咲き誇る~
麗しの花たち!▼~
ここはなんて素晴らしい国なんだ!~
召喚してくれた~
エクラ殿に感謝!▼~
:[アズール]|
異界を代表する美女が~
集まっているんじゃないかと~
錯覚しちゃうよね。▼~
:[シルヴァン]|
いやあ、歴史に名を残す王女や姫が~
一同に会す場に立ち会えるなんて~
実に光栄だなあ。▼~
:[ソレイユ]|
どっちを向いてもいい匂いがするから~
幸せだよね~。▼~
:[サウル]|
この地もきっと…~
神の祝福を受けし場所なのでしょう。▼~
:[ガトリー]|
やる気もでるよな!~
いいところ見せたくなっちゃうし。▼~
:[セイン]|
このセイン、誠心誠意をもって~
全力で尽くしますよ!▼~
アスク王国で暮らす女性たちの~
笑顔を守るためにもね!▼~
:[ソレイユ]|
騎士って人たちはみーんな~
お堅い人たちばっかりだと~
思ってたけど…▼~
セインさんやシルヴァンさんみたいに~
女の子のために~
頑張る人もいるんだねー。▼~
:[シルヴァン]|
美しい花を散らさぬように命を賭けるのも~
騎士の務めのうちと、俺は思うがね。~
それはセインさんも同じでしょ?▼~
:[セイン]|
ああ、もちろんだとも!~
シルヴァンくん、騎士として~
君とは実に気が合いそうだ!▼~
:[ガトリー]|
頼もしい仲間が加わって~
心強い限りだな!▼~
:[サウル]|
ええ。この出会いに感謝を。~
出会いといえば~
ひとつ気がかりなことが…▼~
:[アズール]|
気がかりなこと?▼~
:[サウル]|
ヴァイス・ブレイヴに~
麗しの花が増えていくのは~
実に喜ばしいことなのですが…▼~
日々、新しい出会いの機会に~
数多く恵まれすぎて…▼~
:[ソレイユ]|
うれしい苦労だけど、大変だよねー。~
これだけ大勢の女の子がいると~
顔と名前を一致させるの。▼~
:[セイン]|
ん? そんなに大変なことかな?▼~
:[ガトリー]|
いや、大変だろ!~
今いる女性だけでも~
何百人もいるんだぜ?▼~
:[セイン]|
俺はもう全員覚えてしまったが。~
ヴァイス・ブレイヴにいる~
女性の顔と名前。▼~
:[アズール]|
えーっ!?▼~
***B [#m7fe4fd1]
:[ガトリー]|
女性全員の名前を覚えたって?~
まだ、アスク王国に召喚されて~
日も浅いのに…?▼~
:[セイン]|
ああ、アンナ隊長に聞いたり~
マシューに情報をもらってりしてな。▼~
人となりも一通りはおぼえているんで~
なんだったら、聞いてみてくれ。▼~
:[シルヴァン]|
…よし、それじゃあ、~
アドラステア帝国の皇女といえば?▼~
:[セイン]|
エーデルガルト=フォン=フレスベルグ。~
皇女にふさわしい凛々しさと~
可愛さを持ち合わせている逸材!▼~
:[ソレイユ]|
すごい…フルネームで覚えてる!▼~
:[サウル]|
ふむ…それでは、~
セシリアさんのことはご存じですか?▼~
:[セイン]|
エトルリア王国の三軍将がひとり、~
魔道軍将セシリア殿だろ?▼~
ロイ殿やリリーナ殿の~
師匠にあたるお方で、~
優しさと厳しさを併せ持つと聞く。▼~
:[アズール]|
すごい…▼~
:[ガトリー]|
じゃ、じゃあ、次はだな…!▼~
&br;''(暗転)''~
:[アズール]|
……▼~
:[ソレイユ]|
……▼~
:[サウル]|
これは驚きましたね…▼~
:[シルヴァン]|
本当に、ヴァイス・ブレイヴに~
所属するほとんどの女性を~
覚えてしまっているなんて…▼~
:[セイン]|
愛のなせる力、というやつかな!▼~
:[ガトリー]|
いや、本当にすごいぜ。~
ただの女好きかと思ったら~
実は相当な切れ者なんじゃ!?▼~
&br;''(暗転)''
:[ルフレ]|
あの、すみません。~
セインさんはこちらに~
おいででしょうか。▼~
:[セイン]|
あなたは…おお!~
イーリス聖王国の軍師~
ルフレ殿ですね!▼~
可愛さと知性が同居したその瞳!~
このセイン、一瞬で~
引き込まれてしまいました!▼~
:[ルフレ]|
私のこともすでにご存知とは…~
やはり、噂は本当だったのですね。▼~
あなたのお力を見込んで~
お願いがあります。▼~
:[セイン]|
はいはい、なんなりと!~
このセイン、誠心誠意尽くす所存です!▼~
:[ルフレ]|
セインさんにヴァイス・ブレイヴの~
作戦会議に参加して欲しいのです。~
お願いできますでしょうか。▼~
***A [#cecd7ba8]
:[アルフォンス]|
よく来てくれたね、セイン。▼~
:[アンナ]|
ヴァイス・ブレイヴの~
作戦会議室へようこそ。▼~
:[セイン]|
これは…~
軍師のみなさんがお揃いで。~
どうして俺がここに?▼~
:[ギュンター]|
英雄たちの配置や采配について~
助言を頂けますかな。▼~
:[セイン]|
助言? 俺がですか?▼~
:[セネリオ]|
はい。僕たちもヴァイス・ブレイヴに~
所属する英雄たちについて~
把握しようと日々努めています。▼~
:[ルフレ]|
しかし、いかんせん数が数だけに~
見落としもあると思うのです。▼~
:[ヒューベルト]|
貴殿は、こちらに来たばかりなのに~
ほぼすべての英雄たちの人となりを~
短期間で覚えてしまったとか。▼~
:[アウグスト]|
その稀有な才能を、是非とも~
作戦会議の場で活かしてもらいたい。▼~
:[セイン]|
ベ、別にそれは構いませんけど~
ほぼすべてというわけでは…▼~
:[アンナ]|
とりあえず、会議をはじめましょう!~
セインも、遠慮せずに発言してね!▼~
&br;''(暗転)''~
:[ギュンター]|
ふむ、この西の戦場に陽動役がいれば~
本隊の前進もかなり容易となるでしょうな。▼~
:[アウグスト]|
問題は誰に任せるかだが…▼~
:[セイン]|
それならハタリ王国の~
ニケ女王はどうでしょう?▼~
この地形なら女王の俊敏さを~
活かせますよ。▼~
こちらの街道に通じる道には…~
そうですね、暗夜王国のピエリ殿、~
シャーロッテ殿が適任かと。▼~
派手に暴れてもらうなら~
彼女たちがうってつけだと思います。▼~
:[アルフォンス]|
さすがだね、セイン。~
そんなに流暢に~
英雄たちの名前が出てくるなんて…▼~
:[アンナ]|
すごいじゃない!~
隊長の私ですら、~
全員を完全に把握するのは一苦労よ!▼~
:[セイン]|
いやあ、恐縮です。▼~
:[ルフレ]|
続いて、我らの拠点となる南の砦。~
ここは補給物資を集めているため~
守りをおろそかにはできません。▼~
:[ヒューベルト]|
防御に秀でる英雄を、少数精鋭で~
守備に当たらせるべきですな。▼~
:[セイン]|
それなら、グラド軍のアメリア殿~
オスティアのウェンディ殿に~
任せてはどうでしょう?▼~
:[セネリオ]|
ちょっと待ってください。~
守りという点ではアーダン、~
バルボの両名も選択肢に入るのでは。▼~
:[セイン]|
アーダン殿、バルボ殿…~
ええと、どなたでしたっけ?▼~
:[アウグスト]|
お二方ともかなりの巨躯。~
目立つことこのうえなしと思われるが。▼~
:[セイン]|
じ、実はですね…~
自分、女性以外の英雄については~
あまり存じ上げておりませんので…▼~
:[ギュンター]|
…なんと申された?▼~
:[アウグスト]|
すると、なんですかな。~
セイン殿が把握されているのは~
女性の英雄のみ、だと。▼~
:[セイン]|
ええ、おっしゃる通りです!~
いやー、なかなか言い出せなくて!▼~
:[ルフレ]|
……▼~
***S [#t2ea1ac8]
:[セイン]|
…と、いうことがあったのさ。~
なんかおかしな形で~
噂が広まってたみたいでね。▼~
:[ガトリー]|
それは…なんというか~
災難だったな。▼~
:[セイン]|
いいんだ。ルフレ殿の目が~
どことなく冷たかったのには~
心が傷んでしまったが。▼~
:[シルヴァン]|
まあ、女の子以外の顔と名前は~
そう簡単に覚えられないよな。▼~
:[ソレイユ]|
あたしも、かわいい女の子を~
覚えるほうが得意だな。▼~
ヴァイス・ブレイヴに~
可愛いメンバーが何人増えても~
頑張って覚えなきゃね!▼~
:[アズール]|
けどさ、アスク王国にはこれからも~
可愛い女の子が召喚されてくると~
思うけど…▼~
それってつまり、アスク王国の戦いが~
続いてるってことだよね?▼~
:[サウル]|
新しい出会いには期待したいですが~
私たちに課せられた役目は~
この地を平和にすること…▼~
:[セイン]|
そうだな、そこは絶対に~
履き違えないようにしないとな!▼~
:[ガトリー]|
おれたちが頑張れば頑張るほど~
アスク王国は平和に近づくし~
女の子の注目も集まる!▼~
:[シルヴァン]|
まずは目の前の戦いに~
集中することにしますか。▼~
:[ソレイユ]|
異議なーし!▼~
&br;''(暗転)''~
:[アンナ]|
なんか妙に盛り上がっているわね…~
動機は不純だけど~
やる気があるならいいか。▼~
:[ルフレ]|
戦う理由は人それぞれですからね。~
問題は、どうやって戦意を保ち~
戦場に立ち続けることができるか、です。▼~
明確な戦う理由を持つ英雄は~
強いと思いますよ。▼~
&br;''(暗転)''~
:[セイン]|
このセインの活躍にご期待ください!~
ヴァイス・ブレイヴに集う~
麗しの花々よ!▼~
*コメント [#e830b674]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
*未来へ繋がる地図 [#f1838e81]
#contents
**未来へ繋がる地図 [#a790ca52]
***オープニング [#m21fcd33]
:[ケント]|
地図を作成する任務、ですか?▼~
:[アンナ]|
そう。あなたたちには~
アスク王国南西の険所に行ってほしいの。▼~
本来なら、ヴァイス・ブレイヴが~
出張るような任務じゃないんだけどね。▼~
現地は深い森と切り立った岩場。~
そこが盗賊たちの根城に~
なっているらしいのよ。▼~
:[ギィ]|
なるほどな。地図を作るついでに~
盗賊たちも懲らしめとくってわけか。▼~
:[アンナ]|
これが以前の地図ね。~
といっても50年ほど前に作られたもので~
地形は地震で変わってしまったようだけど。▼~
:[セイン]|
最後に作られたのが50年前か。~
あまりアテにならなそうですね。▼~
:[ケント]|
その任務、お受けいたしましょう。▼~
地図を作成することは~
アスク王国にとって~
役立つことでしょうし。▼~
:[セイン]|
こういう地味な任務を~
愚痴ひとつこぼさずやり遂げる俺は~
きっと好印象に映るはず…▼~
ヴァイス・ブレイヴの女性たちに~
俺のことを覚えてもらう~
いいきっかけになりますよ!▼~
:[ギィ]|
おれも問題ないぜ。~
盗賊ごときに後れを取るようじゃ~
サカ一番の剣士なんて名乗れないしな。▼~
いい腕試しだ。~
任せてくれよ、アンナ隊長。▼~
:[フロリーナ]|
あ、あの、私も…行きます。▼~
空を飛ぶことで正確な地形を~
把握できると思いますし…▼~
:[ケント]|
そうだな。空を翔けることができる~
フロリーナがいてくれると~
非常に助かる。▼~
:[フロリーナ]|
が、頑張ります…▼~
:[レギン]|
はーい!~
私も同行するの!▼~
私のグリンブルスティは~
岩場も楽々動けるから~
きっと役に立つの!▼~
:[セイン]|
いいですねぇ…!~
女性が増えるのは大歓迎ですよ~
レギン王女!▼~
:[ケント]|
セイン、行楽するわけではないぞ。▼~
アスク王国に召喚されて~
はじめての本格的な任務。~
気を引き締めてかかることだ。▼~
…レギン王女、もしセインが少しでも~
不穏な動きをすれば私が始末します。~
どうかご安心ください。▼~
:[レギン]|
そ、そうなの?~
よくわからないけどよろしくお願いするの。▼~
:[セイン]|
とほほ…~
アスク王国に来ても~
俺って信用ないなぁ…▼~
:[ギィ]|
よっし! んじゃ、さっそく支度しようぜ。~
ちょっとした遠征になりそうだからな。▼~
:[フロリーナ]|
は、はい…。~
足手まといにならないようにならないように~
頑張ります。▼~
***C [#u89c0006]
:[フロリーナ]|
これで…えいっ!▼~
:[ギィ]|
よし、向こうの洞窟にいた奴らも~
全員追い払ったぜ!▼~
:[セイン]|
これであらかた片付いたかな。~
しかし到着早々、盗賊たちに囲まれるとは。▼~
:[レギン]|
でも、みんな武器を捨てて逃げていったの!~
もう悪いことはできないの。▼~
:[ケント]|
みなもケガはないか?▼~
:[フロリーナ]|
は、はい、なんとか…▼~
:[セイン]|
しかし、驚いたな…~
フロリーナさんの弓、~
百発百中じゃないですか!▼~
あれだけ弓を怖がっていたのに。~
足手まといどころか一番~
戦果を挙げたんじゃないですか?▼~
:[レギン]|
ここぞというときに矢が飛んできて~
とっても助かったの!▼~
:[ギィ]|
その弓は草原の民のものだろ?~
使いこなすのにかなりの技量が必要なのに~
たいしたもんだぜ。▼~
:[フロリーナ]|
い、いえ…~
褒められるようなものでは…▼~
:[ケント]|
我々が出会ったばかりのフロリーナは~
まだ道半ば…天馬騎士としては~
駆け出しだった。▼~
だが、今のフロリーナは~
英雄として花開いた印象を受ける。~
よい経験を積んだのだろう。▼~
:[ギィ]|
はじめてフロリーナに出会ったとき~
敵軍の頭上を飛んで、おれたちに~
救援を求めてきたことがあったよな?▼~
:[セイン]|
ああ、エリウッド様たちが~
キアランの城に救援に~
駆けつけられたときだよな。▼~
:[ギィ]|
そのときから、フロリーナは~
度胸があるなって思ってたんだよ。~
成長できたのは当然かもな。▼~
:[フロリーナ]|
そ、そう…なのでしょうか。~
自分ではあまり、その…~
実感がなくて…▼~
&br;''(暗転)''~
:[ギィ]|
よし、今日の成果はこんな感じだな!▼~
:[ケント]|
盗賊も追い払うことができましたし~
明日はもっと効率よく~
地図が作れるはずです。▼~
:[フロリーナ]|
邪魔が入らないことを祈りましょう…▼~
:[セイン]|
ところで、フロリーナさんは~
俺たちが知っている時代よりも先の世界…~
未来から召喚されたってことなんですよね?▼~
:[フロリーナ]|
みなさんのお話を聞く限り~
そ、そうみたい、ですね…▼~
す、すみません。~
まだ男の人と話すのは~
あまり得意ではなくて…▼~
:[セイン]|
…腕を上げたみたいだけど~
そこは変わってないんだな…▼~
:[ギィ]|
未来かぁ…。~
きっとおれはサカで一番の剣士…▼~
いや、エレブ大陸一番の剣士に~
近づいてるだろうな!▼~
:[セイン]|
それなら俺だって~
大陸すべての女性が恋焦がれるような~
聖騎士になってるはずだな。▼~
:[ケント]|
お前の未来には~
そんな目標しかないのか…▼~
:[レギン]|
私は未来のニザヴェリルを~
素敵な国にするの!▼~
みんなが心のよりどころに~
してくれるような、~
必要とされる女王になりたいの!▼~
:[ケント]|
それは、よき目標だと思います。~
レギン王女のまっすぐな信念は~
きっと民にも伝わることでしょう。▼~
私はこのままキアランの民のために~
忠義の剣を振るい続けたい。▼~
フロリーナにもあるんだろう?~
英雄としての目標…~
自らが目指すべきものが。▼~
:[フロリーナ]|
えっ!?~
わ、私は…そのっ…▼~
……▼~
***B [#f122089d]
:[フロリーナ]|
……▼~
:[レギン]|
……!?~
フロリーナ、危ないの!▼~
:[フロリーナ]|
て、敵がこんなに近くに…~
えいっ!▼~
&br;''(暗転)''~
:[ギィ]|
ここらにはまだまだ~
盗賊が残ってやがったか。▼~
:[レギン]|
ふぅ、危なかったの。▼~
フロリーナ、どうかしたの?~
なんだか、ぼーっと~
していたみたいだけど。▼~
:[フロリーナ]|
す、すみません、レギン王女。~
危ないところを助かりました…▼~
:[ケント]|
気のせいであればいいのだが~
どうやらフロリーナの体調が~
昨夜から優れないように見える。▼~
:[フロリーナ]|
い、いえ、そうではないんです。~
すみません…戦いの場で~
集中力を乱してしまって…▼~
:[ギィ]|
集中力が乱れるってことは~
なにか気がかりなことが~
あるってことだろ?▼~
:[セイン]|
乙女の悩みは放っておけません!~
このセインに相談してみては?▼~
:[フロリーナ]|
……。~
昨夜の…話のことです。▼~
:[レギン]|
それってみんなが~
未来について話していたこと?▼~
:[フロリーナ]|
はい…▼~
みなさん、英雄として~
目指すべき目標や歩むべき未来を~
しっかりと見据えていました。▼~
:[セイン]|
そんな立派なものではありませんが…~
こうありたい、というような話は~
しましたね。▼~
:[フロリーナ]|
ですが、私にはそうした~
目標や未来が…ないんです…▼~
:[ギィ]|
でも、なにか目指すものがあったからこそ~
フロリーナは成長したんじゃないのか?▼~
:[ケント]|
そうだな。旅を続けるだけで~
そこまで強くなれるとは思えない。▼~
君の成長を後押しした~
理由があると思うのだが。▼~
:[フロリーナ]|
私が強くなりたいと思ったのは…~
リンの力になりたかったから。▼~
:[ケント]|
リンディス様の…。▼~
:[フロリーナ]|
私には国同士の争いとか~
よくわからなくって…▼~
大切な友だちの助けになりたい。~
ただ、それだけの理由で~
戦ってきたの。▼~
英雄としてどう成長するべきなのか。~
みなさんのように未来につながる地図を~
私は持っていないんです。▼~
:[レギン]|
……▼~
:[ギィ]|
……▼~
:[ケント]|
……▼~
:[セイン]|
それのどこが悪いんですか?▼~
:[フロリーナ]|
…え?▼~
:[セイン]|
英雄はこうでなくてはいけないという~
決まりはないと思いますが。▼~
:[ギィ]|
だな。誰かのために強くなるってのは~
悪いことじゃないだろ。▼~
おれだって、カレル師匠の~
剣の相手になりたいって理由だけで~
ずっと修行を続けていたんだぜ。▼~
:[ケント]|
リンディス様はキアランの…~
エレブ大陸の平和を願われていた。▼~
リンディス様の力になりたいと願い~
成長してきたならば…▼~
結果として、エレブ大陸の民の未来に~
寄与しているんじゃないのかい?▼~
:[フロリーナ]|
私が、民の未来に…▼~
***A [#j1d2a480]
:[フロリーナ]|
この大岩の向こうは崖で~
その先は進めないようです。▼~
:[ケント]|
そうか。では、空白の箇所は埋まった。~
これで地図はあらかた~
完成したと言えるだろう。▼~
:[レギン]|
よかったのー!~
任務成功なの!▼~
:[セイン]|
ふぅ~、なんとかなったな。▼~
:[ギィ]|
根城にしていた盗賊も追い出せたし~
一石二鳥だったな。▼~
:[フロリーナ]|
みなさん、その…~
お、お疲れ様でした。▼~
:[ケント]|
フロリーナ、君には助けられたよ。~
ケガ人も出さずに任務を遂げられたのは~
君が頑張ってくれたおかげだ。▼~
:[フロリーナ]|
い、いえ…~
私はただ自分にできることを~
その、やっただけで…▼~
:[ギィ]|
今日のフロリーナはすごかったな。~
集中力が半端ないって感じで。▼~
:[レギン]|
フロリーナの気合が~
こっちにまで伝わってきていたの!~
すっごく助けられたの!▼~
:[フロリーナ]|
そ、そうでしょうか…~
それなら…よかったです。▼~
:[ケント]|
我らもいつか~
アスク王国での役割を終え~
この世界を離れることになるだろう。▼~
だが、我々が作った地図は~
いつまでもアスク王国に残り~
人々の生活を支えてくれるはずだ。▼~
:[レギン]|
ふふっ。アスク王国に来て~
なにかを残すことができてよかったの!▼~
:[ギィ]|
国の未来のために役立つ、か。~
こういうのも悪くないな。▼~
:[セイン]|
フロリーナさんもしっかりと~
思い描くことができたんじゃないですか?~
自分なりに、未来に繋がる地図を。▼~
:[フロリーナ]|
は、はい…。▼~
みなさんのおかげでこの先も…~
リンの力になりたいという気持ちで~
戦い続けられそうです…▼~
:[ケント]|
その想いの強さがきっと~
多くの人々の助けになるはずだ。▼~
:[ギィ]|
そうそう、なんら恥じる必要はないさ。~
自信をもって、その弓を引けばいい。▼~
:[レギン]|
フロリーナはもっともっと~
成長できるって思うの。▼~
誰かのために強くなりたいって~
頑張っているフロリーナは~
とっても輝いて見えるから!▼~
:[フロリーナ]|
ありがとうございます。~
みなさんの優しい言葉…~
すごく心に響きました。▼~
私も、立ち止まることなく~
前に進んで行こうと思います。▼~
心の中に描くことができた~
未来に繋がる地図を持って…▼~
**キアランの紅騎士 ケント [#z9e12d94]
***C [#x0c2fb85]
:[リン]|
ケント、あなたが~
アスク王国に来てくれて~
とっても心強いわ。▼~
:[ケント]|
リンディス様のご期待を裏切らぬよう~
精進する所存です。▼~
このアスク王国の地においても~
キアランの騎士として~
おそばで働かせて頂ければと。▼~
:[リン]|
ふふっ、リンディス傭兵団時代からの~
顔なじみが集まってきて~
なんだかとっても懐かしいわね。▼~
:[ケント]|
セインは、置いてきたほうが~
よかった気もしますが…▼~
:[リン]|
ううん、あなたたちは二人揃ってこそ~
その実力を発揮できると思うの。▼~
きっと、エクラも~
それを見込んで二人一緒に呼んだのよ。▼~
:[ケント]|
もったいないお言葉…~
心に染み入ります。▼~
:[リン]|
アスク王国でも活躍を期待しているわね!~
じゃあ、またあとで!▼~
:[ケント]|
……。~
リンディス様はアスク王国の窮状を~
深く案じられていた。▼~
戦いの場がエレブ大陸から~
アスク王国に変わったとしても~
私がなすべきことはひとつ。▼~
誇り高いキアランの騎士として~
忠義の剣を振るうことだ。▼~
:[リン(選挙)]|
ケント! あなたも~
アスク王国に来てくれたのね!▼~
:[ケント]|
……!?~
リ、リンディス様!?▼~
いや、リンディス様は先ほど~
訓練場のほうに向かわれたはず。~
それに、お召し物も違うような…▼~
:[リン(選挙)]|
ああ、それはきっと~
異界の私じゃないかしら。▼~
:[ケント]|
異界の…リンディス様?▼~
:[リン(選挙)]|
そう、この世界には~
いろいろな異界から召喚された~
私がいるのよ。▼~
エクラが~
言うにはね。私たちが見知った~
エレブ大陸はひとつじゃない…。▼~
いくつもの異界が存在し、その数だけ~
異なるエレブ大陸があるらしいの。▼~
:[ケント]|
しょ、少々お待ちください。~
頭の整理が追いつきません。▼~
先ほどリンディス様は~
アスク王国にはいろいろな自分が存在すると~
おっしゃられた気がしますが…▼~
つまり、アスク王国には~
ほかにもリンディス様が!?▼~
:[リン(愛の祭)]|
ケント!~
あなたもアスク王国に来てくれたのね!▼~
:[リン(伝承)]|
ケントじゃない!~
あなたが来るのを待っていたわ!▼~
:[ケント]|
……!?▼~
:[リン(花嫁)]|
ケント!~
あなたなら召喚に応じてくれると~
信じていたの!▼~
:[ケント]|
リ、リンディス様が…~
リンディス様が…~
群れを…なして…▼~
***B [#o6b5666b]
:[セイン]|
リンディス様が何人もいらっしゃる世界。~
夢のような場所だな、アスク王国は!▼~
:[ケント]|
……▼~
:[セイン]|
俺はもうすべてのリンディス様に~
ご挨拶してきたけどな。▼~
いやー、どのリンディス様も麗しい!~
特にあの花嫁姿! ありがたくて~
思わず拝んでしまったぜ!▼~
:[ケント]|
セイン。~
お前は能天気な奴だな。▼~
我々はアスク王国の窮状を救うために~
この地に呼ばれた。▼~
しかし、キアランの公女である~
リンディス様をお守りするのも~
大切な役目。▼~
:[セイン]|
ああ、もちろんそのお役目は~
忘れちゃいないさ。▼~
:[ケント]|
仮にだ。もし二人のリンディス様が~
戦場に立たれて…▼~
時同じくして窮地に陥られた場合~
どちらを助けるべきか~
お前は答えを出せるのか?▼~
:[セイン]|
一人は俺、もう一人はケントが~
助ければいいんじゃないか?▼~
:[ケント]|
お前は問題の本質を~
理解していないようだな…▼~
:[セイン]|
まあまあ、とりあえず~
俺たちはアスク王国では新参者。~
この世界に慣れることを考えよう。▼~
考えても答えが出ないことを~
考えすぎると、老けるぞ?▼~
:[ケント]|
ぐっ…▼~
&br;''(暗転)''~
:[ケント]|
せいっ! はぁぁっ!▼~
……。~
ダメだ。集中力が削がれて~
訓練に身が入らない。▼~
まさかこのような悩みに~
気を取られることになるとは…▼~
ひとつの世界に複数存在する~
リンディス様。▼~
私はいったい、どのリンディス様に~
忠義の剣を捧げればよいのだ…▼~
:[ゼト]|
訓練の最中、失礼する。~
私はルネス王国に仕える騎士~
ゼトと申す者。▼~
:[ケント]|
ゼト殿。これはご丁寧に。▼~
私はリキア同盟~
キアラン侯爵領の騎士~
ケントと申します。何用ですかな?▼~
:[ゼト]|
差し出がましいようでありますが~
あなたが今、思い悩まれている問題。▼~
そのことについて、我らでよければ~
一助を担いたく。こうして~
声をかけさせて頂いた次第です。▼~
:[ケント]|
……▼~
***A [#t48dbf26]
:[フィン]|
私はレンスターの騎士~
フィンと申します。~
お見知りおきを、ケント殿。▼~
:[フレデリク]|
私はフレデリク。▼~
イーリス聖王国の騎士にして~
クロム様率いる自警団の~
副長を務めております。▼~
:[ケント]|
よろしく、フィン殿、~
フレデリク殿。▼~
:[フィン]|
……▼~
:[フレデリク]|
……▼~
:[ケント]|
…不思議ですね。~
はじめてお目にかかるのに~
はじめて会った気がしません。▼~
:[フレデリク]|
同感です。気を悪くしたら~
申し訳ありませんが~
まるで映し鏡を見ているようです。▼~
:[フィン]|
我々は似ているのでしょう。~
姿形ではなく、その生き方が…▼~
:[ゼト]|
ケント殿…~
あなたが今、抱えている悩みは~
我々も同じように通った道でした。▼~
:[ケント]|
通った道…ですか?▼~
:[フィン]|
この世界には私の主であるキュアン様~
そしてリーフ王子が複数存在しています。▼~
知ってのとおり、異なる異界から~
召喚された方々です。▼~
:[ケント]|
……。▼~
:[フレデリク]|
私の主であるクロム様、リズ様も~
合わせて10人に迫るほど~
この世界に存在されております。▼~
:[ケント]|
10人!?▼~
:[フィン]|
私も最初は悩みました。~
この槍が守るべきは誰なのかと。▼~
:[フレデリク]|
主の姿は複数あれど、我が身は一人。~
同時に出陣なさった場合~
そのすべてを守ることは難しい。▼~
:[ケント]|
わかります。~
私の頭を悩ませているのは~
まさにそのことなのです。▼~
いったいどのような形で~
忠義を示せばいいのか~
皆目見当がつかない状態なのです。▼~
:[フレデリク]|
このアスク王国には~
異界から集まられた主が~
複数存在しております。▼~
しかし…その魂は~
ひとつなのですよ。▼~
:[ケント]|
魂はひとつ?▼~
:[フィン]|
そのとおり。我々は主の魂そのものに~
忠誠を誓っているのです。▼~
:[フレデリク]|
クロム様、リズ様たちが~
この地で望まれているのは~
アスク王国の平和。▼~
同じ魂だからこそ、想いもひとつ。~
我々はその想いに寄り添い~
忠義を捧げる次第です。▼~
:[ケント]|
……▼~
:[ゼト]|
エフラム様、エイリーク様が~
この世界に何人おいでになっても~
主の望みはただひとつ。▼~
それは、あなたの主でもある~
リンディス殿も~
同じではないでしょうか。▼~
***S [#t8f1c926]
:[ケント]|
魂に、想いに寄り添う…▼~
なるほど。私は姿形に囚われて~
一番大切なものを~
見失っていたようです。▼~
たとえ、リンディス様が~
何人いらっしゃろうとも…▼~
リンディス様たちが願われているのは~
アスク王国の平和。▼~
私はその想いを支え~
忠義の剣を捧げるべきなのですね。▼~
:[ゼト]|
自分一人で、すべての主を~
守らなくてはならない、と~
気負う必要もありません。▼~
:[フィン]|
我々を、皆を頼ってください。▼~
:[フレデリク]|
ヴァイス・ブレイヴの仲間たちは~
そのためにいるのですから。▼~
:[ケント]|
ゼト殿、フィン殿、フレデリク殿。~
心の中のもやが晴れました。▼~
私も粉骨砕身、アスク王国のため~
主の想いを支えるため~
この剣を振るう所存です。▼~
&br;''(暗転)''~
:[セイン]|
ケント。もうアスク王国にも~
すっかり馴染んだみたいだな。▼~
:[ケント]|
お前は馴染みすぎだ。~
食堂で何人の女性に声をかけているんだ。~
まったく…。▼~
:[セイン]|
まあまあ、俺たちも早く手柄を立てて~
リンディス様たちに~
いいところを見せないと!▼~
:[ケント]|
前にお前に聞いたな。~
二人のリンディス様が同時に~
危機に陥ったとき、どうするかと。▼~
:[セイン]|
ああ。覚えてるぜ。▼~
:[ケント]|
そのとき、お前は言ったな。~
一人は私が救って~
もう一人は自分が救うと。▼~
あのときの答えは~
正鵠を射ていたのかもしれないな。▼~
:[セイン]|
え? どういうことだ?~
ケントが俺を褒めるなんて珍しい!~
どういう風の吹きまわしだ!?▼~
:[ケント]|
この世界でも気を抜かずに~
キアラン騎士の誇りを持って~
働けということだ。▼~
:[セイン]|
は? どういうことだよ!?~
説明しろ!▼~
:[ケント]|
私の剣と、お前の槍で~
この世界のリンディス様たちを~
支えていくということだ。▼~
リンディス様の魂と想いに~
寄り添えるようにな。▼~
**晴れ空の天馬騎士 フロリーナ [#c8384f74]
***C [#f1b00ae0]
:[フロリーナ]|
フィオーラお姉ちゃん!~
ファリナお姉ちゃん!▼~
:[フィオーラ]|
聞いたわよ、フロリーナ。~
アスク王国に召喚されてきたのね。▼~
:[ファリナ]|
ん? なんか私の知ってる~
フロリーナよりも~
立派になっている気がする!▼~
:[フロリーナ]|
そ、そうかな…?~
自分ではよくわからないんだけど…▼~
:[フィオーラ]|
私たちにはちゃんとわかるわよ。▼~
あなたがよい経験を積んで~
天馬騎士として立派に~
成長したってことがね。▼~
:[フロリーナ]|
ありがとう、フィオーラお姉ちゃん。▼~
:[ファリナ]|
あの泣き虫だったフロリーナが~
こんなに成長するなんて…~
うんうん、私もうれしいよ。▼~
:[フロリーナ]|
な、泣き虫なのは昔の話だもん!▼~
けど、アスク王国でも~
ファリナお姉ちゃんがちゃんと~
元気でいてくれてよかった…▼~
:[ファリナ]|
ん? それってどういうこと?▼~
:[フロリーナ]|
ファリナお姉ちゃんは~
遠いところに行っちゃったって~
フィオーラお姉ちゃんに聞いてたから…▼~
:[ファリナ]|
ちょっと!~
姉貴、どこの異界でも~
似たようなこと言ってんの!?▼~
:[フィオーラ]|
い、異界の私の発言まで~
責任は持てないわよ。▼~
:[ファリナ]|
ところで、それって~
草原の民の弓よね?▼~
:[フロリーナ]|
うん。~
サカ地方のロルカ族の…▼~
:[ファリナ]|
ってことはフロリーナ…~
もしかしてサカにお嫁に行ったとか?▼~
:[フロリーナ]|
ち、違うよっ!~
お嫁になんて行ってないから!▼~
だ、第一、まだ男の人と~
ちゃんと話せないし…▼~
:[ファリナ]|
…そこは昔のままなんだ。▼~
:[フィオーラ]|
なんにせよ、大事な妹が~
こうして自分の道を歩めているのは~
とても喜ばしいことね。▼~
じゃあ、フロリーナ。~
天馬騎士の先輩として~
ひとつだけあなたに忠告を。▼~
なにがあったとしても~
それがたとえ、自分の命を~
危険にさらす任務だとしても…▼~
:[フロリーナ]|
一度請け負った仕事を~
投げ出してはダメ、だよね?▼~
:[フィオーラ]|
あら? もう聞いていたの?▼~
ふふっ、さすが異界の私。~
伝えるべきことは~
ちゃんと伝えていたのね。▼~
:[ファリナ]|
さっきは異界の自分の発言まで~
責任持てないと言ってたのにさー。▼~
***B [#v3709109]
:[リン]|
なるほどね。その弓は~
異界の私が用意したんだ。▼~
うん、とても似合っているわよ!~
素敵だわ、フロリーナ。▼~
:[フロリーナ]|
ありがとう、リン。~
私もとっても気に入っているの。▼~
:[リン]|
なんだか思い出すわね。~
二人で過ごしたサカの草原の日々を。▼~
:[フロリーナ]|
うん。あの頃は~
こんなふうに長い旅に出るなんて~
思ってもいなかった。▼~
:[リン]|
……。▼~
:[フロリーナ]|
あ、ごめんね。~
リンは旅に出たくて~
出たわけじゃないのに。▼~
:[リン]|
いいのよ。私が旅に出たのは~
きっと精霊の導きだったのよ。▼~
あのとき、一歩を踏み出したからこそ~
【マーニ・カティ】の加護も得られたし~
おじいさまに会うこともできた。▼~
そして、たくさんの大切な人々とも~
絆を紡ぐこともできた。▼~
:[フロリーナ]|
リン…▼~
:[リン]|
旅立つきっかけをくれたマークと~
寄り添ってくれたフロリーナには~
本当に感謝しているわ。▼~
再会したとき、うっかり山賊の~
頭の上に降りたって話を聞いたときは~
びっくりしちゃったけどね。▼~
:[フロリーナ]|
も、もう…その話は忘れて!▼~
:[リン]|
……?~
フロリーナ。その指は…▼~
:[フロリーナ]|
あ、これは…その…~
毎日、弓の練習をやっていたら~
こんなふうになっちゃって…▼~
***A [#d230e858]
:[リン]|
頑張ったのね、フロリーナ。~
指がそんなになるまで~
弓の練習を重ねるなんて…▼~
その指は努力の証。~
とても綺麗だと私は思うわ。▼~
:[フロリーナ]|
そ、そういってもらえると~
恥ずかしいけど、うれしいな。~
前は弓を見るだけで怖かったけど…▼~
リンみたいに強くなりたい~
リンの力になりたいって思って~
練習をはじめたの。▼~
:[リン]|
そういえば最初は~
ウィルが持っていた弓を見て~
怯えていたものね。▼~
:[フロリーナ]|
さ、最初はぜんぜんダメだったの。~
弦はうまく引けないし~
的にも当たらないし。▼~
そもそも力がなくて~
矢だって飛んでいかない…▼~
:[リン]|
わかるわ。私も最初は~
まったく矢を飛ばせなかったもの。▼~
:[フロリーナ]|
でも、毎日少しずつ練習して~
だんだん矢も前に飛ぶようになって…▼~
はじめて的に矢が刺さったときは~
うれしくて泣いちゃったな。▼~
:[リン]|
それは泣き虫の涙じゃないわね。~
自分が成長できたことに対する~
喜びの涙だったと思うわ。▼~
:[フロリーナ]|
リンや草原の民が自信を持って弦を引き~
目標を射抜く姿に、私は憧れていたの。▼~
苦手だった弓を手に取ったのは~
形だけじゃなく中身も~
成長したかったから…▼~
努力を重ねる強い心を持てば~
私自身が成長できると思ったの。▼~
:[リン]|
わかるわ、フロリーナ。~
あなたが強い決意で志したってことが。▼~
:[フロリーナ]|
そして、リンからもらった~
この坂の弓と装飾品が~
今の私を支えてくれている。▼~
私が頑張れたのは~
全部リンのおかげなんだよ。~
本当に…ありがとう。▼~
:[リン]|
ううん、私の存在は~
きっかけのひとつに過ぎないと思う、▼~
強くなれたのは~
フロリーナ自身の努力の結果。▼~
誇るべきは、強くなりたいと願い~
それを形にしたフロリーナの~
意思の力だと思うわ。▼~
:[フロリーナ]|
リン…▼~
***S [#nfa62f50]
:[フロリーナ]|
なんだかうれしいな。~
今までの努力が報われた気がする。▼~
キアラン侯爵家にお仕えしたときも~
うれしかったけど…。▼~
こうしてリンに認められるのも~
同じくらいにうれしいかも。▼~
:[リン]|
気のせいかな…。~
ううん、気のせいじゃないわね。▼~
今のフロリーナからは~
サカの風を感じるの。▼~
:[フロリーナ]|
サカの風?▼~
:[リン]|
サカの風は~
ときに厳しくときに穏やかに~
大地を、空を渡っていく。▼~
種子を運び、雲を運び~
大地を豊かにする風は~
いつも未来に向かって吹いている。▼~
今のフロリーナはサカの風と同じ。~
目指すべき明日に~
未来に向かって吹いている。▼~
:[フロリーナ]|
それはリンだって同じだよ。~
私もずっとリンから~
草原の風を感じてたもん!▼~
:[リン]|
じゃあ、私たちは~
同じってことね。ふふっ。▼~
アスク王国を平和にしたあと~
エレブ大陸の混乱を収めて~
必ずサカに帰りましょう。▼~
そこに私たちの未来が~
きっと広がっていると思うから。▼~
:[フロリーナ]|
うん! 草原に吹く風を~
身体に受けながら~
二人で未来に進みたい!▼~
…リン、あなたからもらった~
この弓に恥じぬように…~
これからも努力を続けるね。▼~
…自信を持って未来を~
射ぬけるように…▼~
…同じ風が吹く未来に~
一緒に歩いていけるように…▼~
**クトラの戦士 ギィ [#u44f1897]
***C [#x8387cf0]
:[ギィ]|
うーん、カレル師匠~
ここにもいないかぁ…▼~
:[フィヨルム]|
アスク王国にいらっしゃるのは~
確実なのですが…▼~
私も数回、戦場で~
姿をお見かけしたことが~
ありますし。▼~
:[ギィ]|
でもなあ、師匠は強い剣士を見ると~
斬らずにはいられない人なんだよ。▼~
ヴァイス・ブレイヴには強そうな剣士が~
たくさんいるみたいだから…▼~
ここにいないのが~
正解なのかもしれないな。▼~
:[フィヨルム]|
そ、そうなのですね…▼~
カレルさんは【剣魔】という~
異名で知られているとお伺いしましたが…▼~
まさに剣の道に妥協のない~
生き方をなさっているのですね。▼~
:[ギィ]|
しょうがない、師匠探しは~
また明日にするかな。▼~
フィヨルム王女、つきあってくれて~
助かったよ。まだ、この城にも~
アスク王国にも不慣れなもんでね。▼~
:[フィヨルム]|
なにかお力になれることがありましたら~
遠慮なく言ってくださいね!▼~
:[フィル]|
あの、少しよろしいでしょうか!▼~
先日、アスク王国にいらっしゃった~
ギィさん…ですよね?~
私、フィルと言います!▼~
:[ギィ]|
その顔つきは…あんたも草原の民か?~
見たことのない顔だけど~
どこの部族だ?▼~
:[フィル]|
え、えーと…私は部族とか~
そういうのはよくわからないのですが…▼~
ギィさんはサカで一番の剣士を~
目指されていると伺いました!~
ぜひ、私と手合わせを!▼~
:[ギィ]|
そういうことか。~
なら、受けてたつぜ。▼~
熱くなり過ぎたら困るんで~
フィヨルム王女に立会いを~
お願いできるかい?▼~
:[フィヨルム]|
わ、わかりました!~
私が手合わせの立会いをしますね!▼~
:[フィル]|
ありがとうございます。~
それではギィさん…~
いざ、参ります!▼~
***B [#r42e64e9]
:[フィヨルム]|
そこまで…!▼~
:[フィル]|
はぁっ、はぁっ…~
あ、ありがとうございました!▼~
:[ギィ]|
ふぅ、いい手合わせだったな!~
一瞬でも気を抜いたら~
おれのほうがやられてたぜ。▼~
でも、あんたの剣…どこかで…~
そうだ。どことなく~
師匠の太刀筋に似てるんだ。▼~
:[フィル]|
師匠? もしかして~
カレル伯父上のことですか?▼~
:[ギィ]|
カレル師匠が伯父上だって!?~
もしかしてあんたの母さんは…▼~
:[フィル]|
カアラと言います。~
母上はサカ地方の出身だと聞きました。▼~
:[ギィ]|
あの【剣姫】カアラの娘…~
どうりで…▼~
:[フィヨルム]|
ちなみに、フィルさんの~
お父様はバアトルさんですね。▼~
:[ギィ]|
嘘だろ!? こんな上品な子が~
あの荒くれの娘だって!?▼~
:[フィル]|
あ、ギィさんは若い頃の~
父上をご存知なんですよね。▼~
:[ギィ]|
いやあ…あんた、母さんに似て~
本当によかったな。▼~
:[フィル]|
では、私はこれで!~
また機会がありましたら~
手合わせ、よろしくお願いします!▼~
:[ギィ]|
いやあ、アスク王国はすごいところだな。~
時間や大陸を越えて達人たちが~
集まってるってわけか。▼~
:[フィヨルム]|
お師匠様、見つかるとよいですね。▼~
:[ギィ]|
占い師のばあさんがいたら~
50ゴールド払って居場所を~
占ってもらうんだがなぁ…▼~
人探しとかが上手い知り合いもいるけど~
できれば会いたくないんだよなぁ。▼~
:[マシュー]|
人探しの上手い知り合いってのは~
もしかしておれのことか?▼~
:[ギィ]|
げっ!?▼~
:[マシュー]|
できれば会いたくないなんて~
ずいぶんつれないじゃないか。▼~
:[ギィ]|
やっぱりあんたも~
アスク王国にいたのかよ!?~
そんな気がしてたんだよなぁ…▼~
:[マシュー]|
ま、これも縁ってやつだな。▼~
:[フィヨルム]|
お二人は仲がよろしいのですね。~
感動の再会…なのでしょうか!▼~
:[ギィ]|
完全な腐れ縁だよ!~
こいつのせいで、いつも~
厄介ごとに巻き込まれるんだ!▼~
:[マシュー]|
おいおい、命の恩人に向かって~
その言い方はないんじゃないか?▼~
そういや、さっきの手合わせ~
なかなかいい試合だったな。▼~
:[ギィ]|
なんだ、見てたのかよ…▼~
:[マシュー]|
すごいだろ、ヴァイス・ブレイヴは。~
いろんな異界の~
最強の使い手が集まっているのさ。▼~
そのうえでもう一度聞くが~
ギィは前に言ってたよな。~
サカで一番の剣士になるって。▼~
それはお前の夢なのか。~
それとも目的なのか。~
今はどう思ってるんだ?▼~
***A [#b4f6fa5b]
:[マシュー]|
前にも言ったが…~
サカで一番の剣士を目指すのが夢なら~
それは夢のままにしておいたほうがいい。▼~
それが目指すべき目標なら~
お前はこの世界で~
壁にぶつかり続けることになるぜ。▼~
:[ギィ]|
……▼~
:[マシュー]|
ヴァイス・ブレイヴに集まった英雄には~
それこそ歴史に名を刻むような剣士もいる。▼~
:[フィヨルム]|
は、はい。~
神器バルムンクの使い手、シャナン王子や~
神剣エタルドを振るわれるゼルギウスさん。▼~
白夜王国のリョウマ王子…~
タリス王国のオグマさん…~
ナバールさんにレンハさん。▼~
と、とにかく~
たくさんいらっしゃいますね!▼~
:[マシュー]|
ギィ、お前が最強の剣士を目指すなら~
アスク王国にいるすべての剣士を~
越えていかなきゃならない。▼~
:[ギィ]|
わかってるさ。その壁が~
とてつもなく高いってことくらいは。▼~
:[マシュー]|
案外、辛いもんだぜ。~
自分が選ばれし者でもなんでもなく~
その他大勢の一人だったって気づくのはな。▼~
:[フィヨルム]|
……▼~
:[マシュー]|
それでも~
お前は目指せるのか?~
剣を振るい続けることができるのか?▼~
:[ギィ]|
……▼~
***S [#qc32d273]
:[ギィ]|
確かに、今の俺の腕前じゃ~
その他大勢の一人かもしれねえ。~
でも、おれの人生の主役はおれなんだ。▼~
おれは自分の生き方に妥協したくない。~
草原の民は、噓をつくことが~
一番嫌いなんだ!▼~
:[フィヨルム]|
ギィさん…▼~
:[ギィ]|
越えるべき壁がいっぱいあるのは~
逆にありがたいぜ!▼~
おれは絶対にあきらめない。~
師匠に追いつこうと~
越えていこうとしたときみたいに…▼~
這いつくばってでも~
おれは前に進んでみせるからな!▼~
:[マシュー]|
なるほどな。~
そいつはよかった。▼~
:[ギィ]|
へ? それはどういう意味だ?▼~
:[マシュー]|
いやー、お前がアスク王国に来て~
へこんでいないかと心配してたのさ。▼~
厳しい現実に直面して~
使い物にならなくなるんじゃないかって。▼~
:[ギィ]|
な、なんだよそりゃあ!?▼~
:[マシュー]|
ま、この調子なら大丈夫だな。~
アスク王国でも、おれのために~
きりきり働いてもらうぜ。▼~
あと、肉3切れぶんと勝負のぶんの~
貸しが残っていたはずだからな。▼~
:[ギィ]|
くそっ! この世界でも~
取り立てるつもりかよ!▼~
:[フィヨルム]|
ギィさん、その…▼~
:[ギィ]|
フィヨルム王女、おれは大丈夫だよ。▼~
さっき王女が名前をあげた剣士たちにも~
おれは追いつき、追い越してみせる。~
もちろん、カレル師匠にもな…!▼~
:[フィヨルム]|
頑張ってください!~
私も応援していますから!▼~
:[マシュー]|
おれも応援しているぜ。~
この証文が早くチャラになるようにな。▼~
:[ギィ]|
言われなくてもそのつもりだよ!~
ぐぐ…▼~
**キアランの碧騎士 セイン [#offc642c]
***C [#i31ea729]
:[セイン]|
アスク王国に咲き誇る~
麗しの花たち!▼~
ここはなんて素晴らしい国なんだ!~
召喚してくれた~
エクラ殿に感謝!▼~
:[アズール]|
異界を代表する美女が~
集まっているんじゃないかと~
錯覚しちゃうよね。▼~
:[シルヴァン]|
いやあ、歴史に名を残す王女や姫が~
一同に会す場に立ち会えるなんて~
実に光栄だなあ。▼~
:[ソレイユ]|
どっちを向いてもいい匂いがするから~
幸せだよね~。▼~
:[サウル]|
この地もきっと…~
神の祝福を受けし場所なのでしょう。▼~
:[ガトリー]|
やる気もでるよな!~
いいところ見せたくなっちゃうし。▼~
:[セイン]|
このセイン、誠心誠意をもって~
全力で尽くしますよ!▼~
アスク王国で暮らす女性たちの~
笑顔を守るためにもね!▼~
:[ソレイユ]|
騎士って人たちはみーんな~
お堅い人たちばっかりだと~
思ってたけど…▼~
セインさんやシルヴァンさんみたいに~
女の子のために~
頑張る人もいるんだねー。▼~
:[シルヴァン]|
美しい花を散らさぬように命を賭けるのも~
騎士の務めのうちと、俺は思うがね。~
それはセインさんも同じでしょ?▼~
:[セイン]|
ああ、もちろんだとも!~
シルヴァンくん、騎士として~
君とは実に気が合いそうだ!▼~
:[ガトリー]|
頼もしい仲間が加わって~
心強い限りだな!▼~
:[サウル]|
ええ。この出会いに感謝を。~
出会いといえば~
ひとつ気がかりなことが…▼~
:[アズール]|
気がかりなこと?▼~
:[サウル]|
ヴァイス・ブレイヴに~
麗しの花が増えていくのは~
実に喜ばしいことなのですが…▼~
日々、新しい出会いの機会に~
数多く恵まれすぎて…▼~
:[ソレイユ]|
うれしい苦労だけど、大変だよねー。~
これだけ大勢の女の子がいると~
顔と名前を一致させるの。▼~
:[セイン]|
ん? そんなに大変なことかな?▼~
:[ガトリー]|
いや、大変だろ!~
今いる女性だけでも~
何百人もいるんだぜ?▼~
:[セイン]|
俺はもう全員覚えてしまったが。~
ヴァイス・ブレイヴにいる~
女性の顔と名前。▼~
:[アズール]|
えーっ!?▼~
***B [#m7fe4fd1]
:[ガトリー]|
女性全員の名前を覚えたって?~
まだ、アスク王国に召喚されて~
日も浅いのに…?▼~
:[セイン]|
ああ、アンナ隊長に聞いたり~
マシューに情報をもらってりしてな。▼~
人となりも一通りはおぼえているんで~
なんだったら、聞いてみてくれ。▼~
:[シルヴァン]|
…よし、それじゃあ、~
アドラステア帝国の皇女といえば?▼~
:[セイン]|
エーデルガルト=フォン=フレスベルグ。~
皇女にふさわしい凛々しさと~
可愛さを持ち合わせている逸材!▼~
:[ソレイユ]|
すごい…フルネームで覚えてる!▼~
:[サウル]|
ふむ…それでは、~
セシリアさんのことはご存じですか?▼~
:[セイン]|
エトルリア王国の三軍将がひとり、~
魔道軍将セシリア殿だろ?▼~
ロイ殿やリリーナ殿の~
師匠にあたるお方で、~
優しさと厳しさを併せ持つと聞く。▼~
:[アズール]|
すごい…▼~
:[ガトリー]|
じゃ、じゃあ、次はだな…!▼~
&br;''(暗転)''~
:[アズール]|
……▼~
:[ソレイユ]|
……▼~
:[サウル]|
これは驚きましたね…▼~
:[シルヴァン]|
本当に、ヴァイス・ブレイヴに~
所属するほとんどの女性を~
覚えてしまっているなんて…▼~
:[セイン]|
愛のなせる力、というやつかな!▼~
:[ガトリー]|
いや、本当にすごいぜ。~
ただの女好きかと思ったら~
実は相当な切れ者なんじゃ!?▼~
&br;''(暗転)''
:[ルフレ]|
あの、すみません。~
セインさんはこちらに~
おいででしょうか。▼~
:[セイン]|
あなたは…おお!~
イーリス聖王国の軍師~
ルフレ殿ですね!▼~
可愛さと知性が同居したその瞳!~
このセイン、一瞬で~
引き込まれてしまいました!▼~
:[ルフレ]|
私のこともすでにご存知とは…~
やはり、噂は本当だったのですね。▼~
あなたのお力を見込んで~
お願いがあります。▼~
:[セイン]|
はいはい、なんなりと!~
このセイン、誠心誠意尽くす所存です!▼~
:[ルフレ]|
セインさんにヴァイス・ブレイヴの~
作戦会議に参加して欲しいのです。~
お願いできますでしょうか。▼~
***A [#cecd7ba8]
:[アルフォンス]|
よく来てくれたね、セイン。▼~
:[アンナ]|
ヴァイス・ブレイヴの~
作戦会議室へようこそ。▼~
:[セイン]|
これは…~
軍師のみなさんがお揃いで。~
どうして俺がここに?▼~
:[ギュンター]|
英雄たちの配置や采配について~
助言を頂けますかな。▼~
:[セイン]|
助言? 俺がですか?▼~
:[セネリオ]|
はい。僕たちもヴァイス・ブレイヴに~
所属する英雄たちについて~
把握しようと日々努めています。▼~
:[ルフレ]|
しかし、いかんせん数が数だけに~
見落としもあると思うのです。▼~
:[ヒューベルト]|
貴殿は、こちらに来たばかりなのに~
ほぼすべての英雄たちの人となりを~
短期間で覚えてしまったとか。▼~
:[アウグスト]|
その稀有な才能を、是非とも~
作戦会議の場で活かしてもらいたい。▼~
:[セイン]|
ベ、別にそれは構いませんけど~
ほぼすべてというわけでは…▼~
:[アンナ]|
とりあえず、会議をはじめましょう!~
セインも、遠慮せずに発言してね!▼~
&br;''(暗転)''~
:[ギュンター]|
ふむ、この西の戦場に陽動役がいれば~
本隊の前進もかなり容易となるでしょうな。▼~
:[アウグスト]|
問題は誰に任せるかだが…▼~
:[セイン]|
それならハタリ王国の~
ニケ女王はどうでしょう?▼~
この地形なら女王の俊敏さを~
活かせますよ。▼~
こちらの街道に通じる道には…~
そうですね、暗夜王国のピエリ殿、~
シャーロッテ殿が適任かと。▼~
派手に暴れてもらうなら~
彼女たちがうってつけだと思います。▼~
:[アルフォンス]|
さすがだね、セイン。~
そんなに流暢に~
英雄たちの名前が出てくるなんて…▼~
:[アンナ]|
すごいじゃない!~
隊長の私ですら、~
全員を完全に把握するのは一苦労よ!▼~
:[セイン]|
いやあ、恐縮です。▼~
:[ルフレ]|
続いて、我らの拠点となる南の砦。~
ここは補給物資を集めているため~
守りをおろそかにはできません。▼~
:[ヒューベルト]|
防御に秀でる英雄を、少数精鋭で~
守備に当たらせるべきですな。▼~
:[セイン]|
それなら、グラド軍のアメリア殿~
オスティアのウェンディ殿に~
任せてはどうでしょう?▼~
:[セネリオ]|
ちょっと待ってください。~
守りという点ではアーダン、~
バルボの両名も選択肢に入るのでは。▼~
:[セイン]|
アーダン殿、バルボ殿…~
ええと、どなたでしたっけ?▼~
:[アウグスト]|
お二方ともかなりの巨躯。~
目立つことこのうえなしと思われるが。▼~
:[セイン]|
じ、実はですね…~
自分、女性以外の英雄については~
あまり存じ上げておりませんので…▼~
:[ギュンター]|
…なんと申された?▼~
:[アウグスト]|
すると、なんですかな。~
セイン殿が把握されているのは~
女性の英雄のみ、だと。▼~
:[セイン]|
ええ、おっしゃる通りです!~
いやー、なかなか言い出せなくて!▼~
:[ルフレ]|
……▼~
***S [#t2ea1ac8]
:[セイン]|
…と、いうことがあったのさ。~
なんかおかしな形で~
噂が広まってたみたいでね。▼~
:[ガトリー]|
それは…なんというか~
災難だったな。▼~
:[セイン]|
いいんだ。ルフレ殿の目が~
どことなく冷たかったのには~
心が傷んでしまったが。▼~
:[シルヴァン]|
まあ、女の子以外の顔と名前は~
そう簡単に覚えられないよな。▼~
:[ソレイユ]|
あたしも、かわいい女の子を~
覚えるほうが得意だな。▼~
ヴァイス・ブレイヴに~
可愛いメンバーが何人増えても~
頑張って覚えなきゃね!▼~
:[アズール]|
けどさ、アスク王国にはこれからも~
可愛い女の子が召喚されてくると~
思うけど…▼~
それってつまり、アスク王国の戦いが~
続いてるってことだよね?▼~
:[サウル]|
新しい出会いには期待したいですが~
私たちに課せられた役目は~
この地を平和にすること…▼~
:[セイン]|
そうだな、そこは絶対に~
履き違えないようにしないとな!▼~
:[ガトリー]|
おれたちが頑張れば頑張るほど~
アスク王国は平和に近づくし~
女の子の注目も集まる!▼~
:[シルヴァン]|
まずは目の前の戦いに~
集中することにしますか。▼~
:[ソレイユ]|
異議なーし!▼~
&br;''(暗転)''~
:[アンナ]|
なんか妙に盛り上がっているわね…~
動機は不純だけど~
やる気があるならいいか。▼~
:[ルフレ]|
戦う理由は人それぞれですからね。~
問題は、どうやって戦意を保ち~
戦場に立ち続けることができるか、です。▼~
明確な戦う理由を持つ英雄は~
強いと思いますよ。▼~
&br;''(暗転)''~
:[セイン]|
このセインの活躍にご期待ください!~
ヴァイス・ブレイヴに集う~
麗しの花々よ!▼~
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