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*共に手を重ねて [#ernr69e5]
#contents
**共に手を重ねて [#h35m395f]
***オープニング [#rftfu706]
:[エリンシア]|
アスク王国…ここは素敵な国ですね。▼~
長きに渡る戦乱の渦中にあっても~
国民は希望を失ってはいない…~
彼らの笑顔を見るとそう感じます。▼~
:[ルキノ]|
なによりこの地には自由があります。▼~
デインに占領されている~
我がクリミアを思うと~
あまりにもまぶしい光景です。▼~
:[セネリオ]|
アスク王国は外敵が多いという話でしたが~
荒廃した様子もありませんね。▼~
特務機関ヴァイス・ブレイヴ…~
彼らの活躍で表向きは~
平和が保たれているのかもしれません。▼~
:[ソーンバルケ]|
ヴァイス・ブレイヴには~
腕の立つ英雄が揃っているのだろう。▼~
人間だけでなく~
さまざまな種族が集うとも聞く。~
とても興味深い組織だ。▼~
:[ボーレ]|
さまざまな種族が集うっていえば、~
クリミア軍も…▼~
:[エリンシア]|
はい。様々な方から~
国を取り戻すために~
お力添えを頂いております。▼~
:[セネリオ]|
……▼~
:[ソーンバルケ]|
私は当面、ヴァイス・ブレイヴに~
手を貸そうと思うが~
皆はどうするつもりだ?▼~
:[エリンシア]|
私はアスク王国の民に請われ~
平和を守るために~
この地に喚ばれたと理解しております。▼~
ヴァイス・ブレイヴの英雄たちも~
おそらく同じ気持ちでしょう。~
もちろん協力いたします。▼~
:[ルキノ]|
私もエリンシア様と共に参ります。▼~
:[ボーレ]|
おれもだ! ここでなら~
傭兵として腕を磨けそうだしな。~
で、セネリオはどうするんだ?▼~
:[セネリオ]|
僕もそのつもりです。~
先にこの地に来ていたアイクに~
頼まれましたから。▼~
ただ、さまざまな種族がいる~
この組織で軍略を練るには…▼~
これまでとは違う視点が~
必要になるかもしれません。▼~
:[ソーンバルケ]|
ベオクにラグズ…~
それに未知の種族もいる。▼~
それぞれの力を活かして戦うことが~
ここでは求められるのだろうな。▼~
:[エリンシア]|
あらゆる異界から集った多彩な顔触れ。~
どんな英雄たちと出会えるのでしょう。~
私もとても楽しみです。▼~
:(暗転)|
:[ボーレ]|
ここにもいねえなあ…。~
うーん、どこいっちまったんだ?▼~
:[ルキノ]|
どうしたの、ボーレ。~
誰かを探しているの?▼~
:[ボーレ]|
実は昨日の夜から~
セネリオの姿が見えないんだ。▼~
:[ソーンバルケ]|
セネリオか?~
詳しく話を聞かせてくれ。▼~
***C [#e55n4w9u]
:[ボーレ]|
セネリオが単独行動を取るのは~
珍しくもないんだけどさ。▼~
まだ右も左もわからない~
アスク王国で姿を消すなんてなあ…▼~
:[エリンシア]|
それは心配ですね…。▼~
:[ソーンバルケ]|
ふむ、セネリオに~
変わった様子はなかったか?▼~
:[ボーレ]|
変わった様子はねぇ。~
昨日、城にいたラグズたちを見て~
なんか考え込んでるみたいだったな。▼~
:[ソーンバルケ]|
……。▼~
:[ボーレ]|
あっ、その後でえーと…~
アシュだっけか、~
そいつと話してるのを見たぞ。▼~
:[ルキノ]|
では彼女に聞きましょう。~
なにか手掛かりがあるかもしれないわ。▼~
:(暗転)|
:[アシュ]|
セネリオ様…でありますか?~
はい、たしかに~
お話しさせていただきました。▼~
:[エリンシア]|
どんなことを話したのか~
伺ってもよろしいでしょうか?▼~
:[アシュ]|
ヴァイス・ブレイヴにいる~
英雄たちについて色々と~
尋ねられた次第でありまして。▼~
そうですね、~
テリウス大陸のラグズ以外にも~
化身できる英雄がいるか、とか…▼~
:[ソーンバルケ]|
化身できる英雄…か。▼~
:[アシュ]|
そうした英雄は大勢おりますと~
お答えしました。~
かくいう不肖私もできますので。▼~
:[ボーレ]|
あっ! わかった!~
アシュは牛に化身するんだろ?▼~
:[アシュ]|
ご明察です。戦場では~
牛の姿に化身し力を振るうのが~
私の戦い方でございます。▼~
:[ボーレ]|
やっぱそうか。その角を見て~
そうじゃねえかなあと思ったんだ。~
あと、尻尾な。▼~
:[アシュ]|
人だけでなく、~
竜に化身できる方や妖精さんがいたり~
果ては神様まで名を連ねている…。▼~
多様な種族が集まっていることは~
ヴァイス・ブレイヴの~
強さでもあります。▼~
セネリオ様にはそうお話ししたのですが~
なにか不都合なことでも~
ございましたでしょうか。▼~
:[ソーンバルケ]|
なるほど…。~
話の内容そのものに問題はない。▼~
だが、姿を消した理由とは~
無関係ではないかもしれない。▼~
:[エリンシア]|
どういうことでしょう?▼~
:[ソーンバルケ]|
私は故あって、ベオクやラグズに~
良い感情を抱いてはいない。~
だからこそわかるのだ。▼~
セネリオもラグズに対して~
複雑な感情を抱えているだろうと。▼~
:[ルキノ]|
アシュから化身する英雄の話を聞いて~
セネリオにも思うところがあった、と?▼~
:[ボーレ]|
それはあるかもな。~
あいつ、ラグズに対しては~
妙に突っ掛かるしなあ。▼~
:[アシュ]|
私の発言が何か~
セネリオ様のお気に障ったかも~
しれないと…?▼~
それが原因でセネリオ様が~
いずこかへ姿を消されたと…▼~
:[ソーンバルケ]|
まだそうと決まったわけではない。~
ここはセネリオを探し~
本人に話を聞いてみるべきだと思う。▼~
:[エリンシア]|
私も賛成です。~
さっそく手分けして探しましょう。▼~
:[アシュ]|
では、私も同行させて頂けますか?~
もしも私の言葉が原因でありましたら~
私も何らかの責任を免れ得ぬものかと…▼~
:[ボーレ]|
なんだか大事になっちまったな。~
ったく、どこ行っちまったんだか…▼~
***B [#nr804e4n]
:[ボーレ]|
ここがアスク王国の城下町か。~
これだけ広い町でセネリオを~
見つけるのは難しそうだぜ。▼~
:[アシュ]|
おや? あそこにいらっしゃるのは~
セネリオ様では?▼~
:[ボーレ]|
いやいや、これだけの人だぜ。~
そう簡単に見つかるわけが…▼~
ありゃ!? 本当にセネリオだ!▼~
:[セネリオ]|
ボーレにアシュ…~
珍しい組み合わせですね。~
どうかしましたか?▼~
:[ボーレ]|
しましたかじゃねえっての!~
連絡もなしに急にいなくなるから~
みんなで手分けして探してたんだよ!▼~
:[セネリオ]|
大げさですね…~
僕は子供ではありません。▼~
:[アシュ]|
セネリオ様、すみませんでした!~
何とお詫びを申し上げればよいか…▼~
:[セネリオ]|
…いきなりなんですか?~
心当たりがありません。▼~
:[アシュ]|
私がセネリオ様に何か~
気に障る発言をしたことが原因で~
城を出られたのではないかと…▼~
:[セネリオ]|
……。▼~
たしかにアシュから話を伺ったあと~
僕は城下町に足を運びました。▼~
でも、それは気分を~
害したからではありませんよ。▼~
:[ボーレ]|
でもお前…~
アスク王国に来て~
難しい顔してたじゃねえか。▼~
なにかラグズのことで~
悩んでるのかと思ってさ。▼~
:[セネリオ]|
自分なりに考えていたのです。~
グレイル傭兵団とは違う~
新しい組織での戦い…▼~
アスク王国でアイクの力になるには~
どう振る舞えばいいのか、と。▼~
:[ボーレ]|
じゃあ、ラグズと一緒に~
戦うのが気に食わないとか~
そういうことじゃないんだな?▼~
:[セネリオ]|
ひと言でも~
僕がそんなことを~
言いましたか?▼~
:[ボーレ]|
うっ、それはその…~
おれたちの早とちりか。すまねえ。▼~
:[アシュ]|
先ほどセネリオ様は~
私と話したあと、ここに足を運んだと~
おっしゃいましたが…。▼~
:[セネリオ]|
あなたは教えてくれました。~
多様な種族が集まっていることが~
ヴァイス・ブレイヴの強さだと。▼~
ヴァイス・ブレイヴには~
化身できる者もいれば~
久遠の時を生きる種族もいる。▼~
人ならざる力を持つ英雄たち…~
そんな彼らをアスク王国の人々は~
どのように見ているのか…▼~
それを確かめるために~
ここに来ただけです。▼~
:[ボーレ]|
なんだよ、人騒がせだな。~
とにかくセネリオが見つかったこと~
姫さんたちにも伝えなきゃ!▼~
:[アシュ]|
そうでございましたか。~
安心いたしました。▼~
それで、セネリオ様から見た~
アスク王国の人々は~
いかがだったのでありますでしょうか?▼~
:[セネリオ]|
アスク王国の平和のために戦う~
英雄たちに純粋に感謝しているようです。~
彼らの言葉の端々からそう感じました。▼~
たとえ種族が違っても~
人々はなんの偏見もありません。▼~
この国はまたの名を~
「開かれた国」というそうですが~
その名に偽りはありませんでした。▼~
あらゆる種族に門戸を開く国…~
少なくとも僕はそう感じました。▼~
***A [#be673m9s]
:[ソーンバルケ]|
…先ほど戦った敵は~
本隊ではなく囮だったようだな。~
どうする、セネリオ?▼~
:[セネリオ]|
問題ありません。~
敵本隊の位置は読めました。~
機動力でかき回しましょう。▼~
ベルベットとニシキ、頼めますか?~
あなた方の足を活かして~
敵部隊を分断させてください。▼~
:[ベルベット]|
ふうん、あなた…~
タグエルをよくわかっているじゃない。~
お安いご用だわ、任せてちょうだい。▼~
:[ニシキ]|
うんうん、ちょうどいい機会だから~
朴の毛並みを披露してやろうかな。~
妖狐は世界一美しい種族だからね!▼~
:[セネリオ]|
アシュは崖の上に待機。~
敵本隊の隊列が乱れたのを見計らい~
側面から突撃してください。▼~
:[アシュ]|
委細承知致しました!~
皆さまのお役に立てますよう~
微力を尽くす次第でございます。▼~
:[ルキノ]|
状況に応じた的確な判断…~
さすがはアイク将軍を支える参謀ね。▼~
私たちも参りましょう、エリンシア様。~
セネリオの策のおかげで~
勝ち筋は見えております。▼~
:[エリンシア]|
…ねえ、ルキノ。~
私はクリミア王家の生き残りとして~
国の未来のために尽くしてきました。▼~
一人ではなにもできない私が~
挫けずにやってこられたのは~
アイク様たちやガリアの人々がいたからよ。▼~
今、そのことを実感しているわ。▼~
:[ルキノ]|
はい。アスク王国に来て~
私も同じ気持ちでおります。▼~
:[エリンシア]|
平和を望む心に種族の違いは関係ない。~
私たちが目指す未来は~
きっと同じなのでしょうね。▼~
:(暗転)|
:[セネリオ]|
お疲れさまでした、皆さん。▼~
:[ボーレ]|
セネリオのおかげで大勝だったぜ!~
お前も化身する英雄たちと~
仲良くなったみたいだし、これで一安心だ。▼~
:[セネリオ]|
馴れ合うつもりはありません。~
戦場での適切な指示伝達を~
行っただけのことです。▼~
:[ソーンバルケ]|
しかし、この世界に来たとき~
わだかまりもあったのではないか?▼~
思うところがあったのは事実です。~
ですが、ここにいる英雄たちは~
皆、同じ志で戦っています。▼~
足並みは揃っていたほうがいい。~
ならば僕もそうするまでです。▼~
:[ルキノ]|
守るもののために~
種族を超えて手を取り合う。~
私もそれでいいと思うわ。▼~
:[エリンシア]|
持てる力を集めて未来を切り開く…~
素晴らしいことですね。▼~
:[ボーレ]|
おれには難しいことはわからねえけど~
いろんな奴がいて~
みんなで戦えるのは面白いと思うぜ!▼~
:[ソーンバルケ]|
ふむ。~
アスク王国に身を置くことは~
私にとっても意義深いものになりそうだ…▼~
**比翼の清き心 エリンシア [#ktt70llr]
***C [#wserb368]
:[ジョフレ]|
エリンシア姫!~
アスク王国でもお仕えできること~
臣下として無上の喜びです。▼~
:[ユリシーズ]|
姫とともにルキノ殿まで~
アスク王国に喚ばれるとは。▼~
我輩も麗しの君との再会に~
此の上ない喜びを感じておりますぞ。▼~
:[エリンシア]|
あなたたちと異界で会えるなんて~
なんだか不思議な気持ちね。▼~
:[ルキノ]|
はい。まるでここが~
クリミアの城かと錯覚しそうです。▼~
:[ユリシーズ]|
我輩、姫の勇壮な姿に~
これは夢かと驚きましたぞ。~
本当にご立派になられましたな。▼~
:[ジョフレ]|
たしかに。~
一軍の将の~
風格が感じられます。▼~
:[エリンシア]|
風格…本当ですか?~
これもご指導のおかげでしょうか。▼~
:[ユリシーズ]|
ほほう…姫はどなたかに~
師事されたということですかな?▼~
:[ルキノ]|
エリンシア様は~
ベグニオン帝国のタニス殿のもとで~
修練を積まれたのよ。▼~
:[ユリシーズ]|
なんと! 神使親衛隊の副隊長殿ですと?~
なれば納得もできようもの。~
努力されましたな、姫。▼~
:[エリンシア]|
ありがとう。でも、まだまだだわ。~
私はアスク王国でも修練を重ねて~
クリミア王国再興に尽くすつもりよ。▼~
:[ルキノ]|
エリンシア様…。▼~
:[ジョフレ]|
このジョフレも王宮騎士として~
粉骨砕身の覚悟でお支えしましょう。▼~
:[ユリシーズ]|
我輩も姫の臣下として~
お力になることを約束いたしますぞ。▼~
:[ルキノ]|
私は…~
今でこそエリンシア様のお側で~
こうしてお守りできていますが…。▼~
ひとときでも離ればなれになったこと~
今も悔やんでなりません。▼~
これからは片時も離れることなく~
護衛にあたることを誓いましょう。▼~
:[エリンシア]|
ええ。クリミア王国の希望は~
あなたたちと共にあります。~
これからもよろしく頼みますね。▼~
***B [#bse567un]
:[ルキノ]|
おはようございます、エリンシア様。▼~
:[エリンシア]|
おはよう、ルキノ。今日もいい朝ね。~
さあ、今日は座学だったわね。~
始めましょう。▼~
:(暗転)|
:[ルキノ]|
エリンシア様。~
そろそろ次のご予定が…。▼~
:[エリンシア]|
あら、もうこんな時間だったのね…。▼~
:(暗転)|
:[ルキノ]|
エリンシア様。~
明日の予定をまとめておきました。▼~
:[エリンシア]|
ありがとう、ルキノ。~
いつも助かるわ。▼~
:[ルキノ]|
いえ、臣下として当然のことです。▼~
:[ジョフレ]|
……。▼~
:(暗転)|
:[ジョフレ]|
ユリシーズ、今いいか?~
相談したいことがあるのだが。▼~
:[ユリシーズ]|
なんなりと、我が友よ。~
して相談とは?▼~
:[ジョフレ]|
最近の姉さんの振る舞いを~
どう思う?▼~
:[ユリシーズ]|
ずいぶん熱心にエリンシア様を~
お世話をしている様子であるな。▼~
:[ジョフレ]|
熱心どころか~
四六時中ついて回ってるようだ。▼~
さすがにエリンシア姫も~
窮屈に感じられるのではないか?▼~
:[ユリシーズ]|
なるほど…。~
では姫にお伺いするとしよう。▼~
:(暗転)|
:[ユリシーズ]|
…というわけで話を伺いに参った次第。~
突然の来訪、ご容赦いただけますと。▼~
:[エリンシア]|
えーと、ルキノは私のために~
誠心誠意尽くしてくれていますよ?▼~
:[ジョフレ]|
エリンシア姫はお優しい。~
たとえ姉さんの行動に問題があっても~
お言葉にはされないだろう。▼~
:[ルキノ]|
あら? まるで私に~
問題があるような言い方ね。▼~
:[ジョフレ]|
問題というより、姉さんの世話が~
少しばかり過剰ではないかと…▼~
:[エリンシア]|
あ、あの…~
二人とも落ち着いて…。▼~
:[ユリシーズ]|
ではルキノ殿、日にちを決めて~
ジョフレと代わってみるというのは~
いかがですかな?▼~
:[ルキノ]|
ジョフレの能力を疑う訳じゃないけど…~
エリンシア様のお世話は私の役目。~
ここは譲れないわ。▼~
:[エリンシア]|
ルキノ…。▼~
:[ジョフレ]|
姉さん、自分と手合わせしてくれないか。~
こちらが一本取ることができたら~
ユリシーズの言う通りにしてほしい。▼~
:[ルキノ]|
…そこまでの覚悟ならいいでしょう。~
受けて立つわ。▼~
***A [#bvsve6wq]
:[ユリシーズ]|
これより執り行われたるは~
ルキノ殿とジョフレによる手合わせ。~
一撃加えたほうを勝者としますぞ。▼~
では…始め!▼~
:[ジョフレ]|
はああっ!▼~
:(白く光る)|
:[ルキノ]|
やるわね、ジョフレ。~
だけど、勢いだけで崩せるほど~
私は甘くないわよ。▼~
:[ジョフレ]|
この槍が届かぬというのなら~
届くまで振るい続けるのみ!▼~
:(白く光る)|
:[ルキノ]|
エリンシア様を~
お世話するのは私の役目!~
届かせるわけにはいかないわ!▼~
:[ジョフレ]|
俺もエリンシア姫の力になりたい!~
そうあらねばならないっ!▼~
:[ルキノ]|
エリンシア様のお側こそ~
私の忠義を示す場所!~
二度と離れないと誓ったのよっ!!▼~
:(白く光る)|
:[ユリシーズ]|
これは両者とも~
いささか力が入りすぎておりますな。~
ケガをしなければよいのですが…。▼~
:[エリンシア]|
二人とも! そこまでです!▼~
:[ジョフレ]|
…!▼~
:[ルキノ]|
エリンシア様…▼~
***S [#r5469v31]
:[エリンシア]|
二人がこの私を案じ~
守ろうとしてくれる気持ちは~
嬉しく思います。▼~
ですが、そのことで争っては~
意味がありません。▼~
二人と私と、三人で仲良く…~
それが私の幸福なのですから。▼~
:[ジョフレ]|
エリンシア姫…~
申し訳ありません…▼~
:[ルキノ]|
姫様のお気持ちも考えず、~
私たち姉弟は~
なんと愚かな振る舞いを…▼~
:[ユリシーズ]|
エリンシア様を~
お守りしたい想いは皆同じ。▼~
ならばその想いと責任も~
分かち合っていきましょうぞ。▼~
:[ルキノ]|
そうね、ユリシーズの言う通りだわ。~
ごめんなさい、ジョフレ。~
私は意固地になっていたみたい。▼~
:[ジョフレ]|
いや、姉さんだけじゃない。~
俺も大切なことを見失っていた。~
…すまない。▼~
:[ルキノ]|
さっきの戦いぶりを見て、安心したわ。~
もし私に万が一のことがあっても…~
あなたにならエリンシア様を任せられる。▼~
:[ジョフレ]|
俺もだ。~
姐さんが傍にいてくれる限り、~
エリンシア姫はご無事だと確信できた。▼~
:[エリンシア]|
二人とも…▼~
:[ユリシーズ]|
いやはや…。~
我らが麗しの姫はまことに~
臣下から愛されておいでですなあ。▼~
この絆をもってクリミアの未来を~
盛り立てていきましょうぞ!▼~
**隠れ里の剣士 ソーンバルケ [#sr56r6a4]
***C [#he59ekme]
:[モゥディ]|
…?~
物陰に…ナにがイる…。~
ダれだ?▼~
:[ソーンバルケ]|
おっと…~
こんな簡単に見つかるとはな。▼~
はじめて出会ったとき~
砂塵の中で私に気づいた~
勘の鋭さを思い出すぞ、モゥディ。▼~
:[モゥディ]|
ソーン!~
お前もアスク王国に召喚されたのか。~
マた会えてウれしいゾ。▼~
:[ソーンバルケ]|
もう会うこともないと思っていたが~
お前とは縁があるようだ。~
こちらでもよろしく頼む。▼~
:[モゥディ]|
オぉ!~
モゥディもヨろしく頼む!▼~
ムっ…思い出しタ…。▼~
:[ソーンバルケ]|
ん? どうかしたのか?▼~
:[モゥディ]|
お前と同じような~
武器を使うヤツを見タ!▼~
:[ソーンバルケ]|
私のヴァーグ・カティと?~
それはたしかに気になるな。~
テリウス大陸の英雄なのか?▼~
:[モゥディ]|
チがう。ドこか…別の大陸…~
別の異界からキたとイっていた。▼~
:[ソーンバルケ]|
私の剣と似た武器を使う英雄、か。~
祖先かと思ったが、~
違う異界の者か…▼~
モゥディ、その英雄には~
どこで会える?▼~
***B [#ktl679wa]
:[ソーンバルケ]|
緑が深く、澄んだ空気だ。~
この森にヴァーグ・カティに~
似た剣を使う者がいるのか?▼~
:[モゥディ]|
コっちダ。~
この時間なラ修行ヲ…▼~
:[ソーンバルケ]|
むっ、あれは…。▼~
:[リン]|
はぁぁぁ!~
せい! やぁっ!▼~
:[ソーンバルケ]|
あの娘の持っている剣…~
たしかにヴァーグ・カティに似ている。~
それに太刀筋も…▼~
:[リン]|
……。~
そこに…誰かいるわね?~
隠れてないで出てきなさい。▼~
:[モゥディ]|
リン、敵じゃナい。~
モゥディ、ダ。▼~
:[リン]|
あら、あなただったのね。~
えーと、隣にいるのは?~
見たことがない顔だけど…。▼~
:[ソーンバルケ]|
私はソーンバルケ。~
モゥディと同じく、~
テリウス大陸から来た。▼~
:[モゥディ]|
ソーンはモゥディのトモダチ。~
イイやつ。▼~
:[リン]|
私はロルカ族のリン。~
エレブ大陸から来たの。~
よろしくね、ソーンバルケ。▼~
:[ソーンバルケ]|
やはり、テリウス大陸とは~
異なる地の英雄か…▼~
:[リン]|
それが…どうかしたの?▼~
:[ソーンバルケ]|
モゥディから私のものと~
似た剣を使う者がいると聞いたのだ。▼~
確かに似ている…~
形より、剣に宿る力そのものが…▼~
:[リン]|
確かにそうね。~
あなたの剣…~
私のソール・カティとそっくり。▼~
どうして違う異界、違う大陸に~
同じような剣があるのかしら?~
うーん…。▼~
:[モゥディ]|
リン、ドうした?~
ナにか気になるのカ?▼~
:[リン]|
気になることはたくさんあるけど…。▼~
:[ソーンバルケ]|
答えられることであればなんでも答えよう。~
遠慮なく聞いてくれ。▼~
:[リン]|
聞きたいことはいろいろあるんだけど~
その前に…。▼~
せっかく剣士が二人いるんだし、~
まずは手合わせをお願いしてもいいかしら。▼~
***A [#sa3647m8]
:[モゥディ]|
手合わせ…?~
ナゼ二人とも剣を構える?~
仲間同士ダ。▼~
:[ソーンバルケ]|
私たちは剣士だ。~
言葉よりも剣を交わすほうが~
手っ取り早くわかり合える。▼~
:[リン]|
その通り。~
話が早くて助かるわ。~
それじゃ行くわよ!▼~
:[ソーンバルケ]|
よい気迫だ。来い!▼~
:(暗転)|
:[リン]|
はぁ、はぁ…~
強い…!~
あと一歩が攻め込めない…▼~
:[ソーンバルケ]|
…リン、ここまでにしておこう。~
これ以上は、~
命のやりとりになる。▼~
:[リン]|
そうね…。~
じゃあ今日は引き分けってことで。▼~
:[モゥディ]|
イい勝負だったゾ!~
二人とモ、頑張っタな!▼~
:[リン]|
気のせいかしら…~
私たち、剣だけじゃなく~
戦い方も似てたわね。▼~
:[ソーンバルケ]|
ああ、細かな違いはあるが~
太刀筋や基本的な剣技は近いように~
私も感じた。▼~
:[リン]|
ところで、あなたの剣は~
ずいぶん古い物のようだけど~
どのくらい歴史があるものなの?▼~
:[ソーンバルケ]|
定かにはわからぬが…~
ヴァーグ・カティは神話の時代から~
先祖代々受け継がれた剣だ。▼~
さまざまな使い手に渡り~
戦いの歴史を刻んできた。~
未来を切り開くためにな。▼~
見たところ、お前の剣も~
かなりの年代物のようだな?▼~
:[リン]|
ソール・カティは精霊の宿る剣…~
サカにはほかにもよく似た剣があるの。~
名前はマーニ・カティ。▼~
マーニ・カティは~
旅の安全を祈願する剣として~
草原の民に崇められていたの。▼~
:[ソーンバルケ]|
草原の民…。▼~
:[リン]|
私たち草原の民は~
風と草木とともに生き~
自然との対話を尊ぶの。▼~
だから自然を愛するモゥディに~
親しみを感じるのよ。▼~
:[モゥディ]|
ありガとウ。~
モゥディもリンのこトが好きだゾ。▼~
:[ソーンバルケ]|
エレブ大陸にもラグズ…~
獣の姿に変身する種族はいるのか?▼~
:[リン]|
竜に変身する英雄はいるけど~
モゥディみたいに虎の姿になる~
人は見たことないわ。▼~
:[ソーンバルケ]|
リンはラグズが怖くないのか?▼~
:[リン]|
ふふっ、変なこと聞くのね。~
怖いわけないじゃない。▼~
モゥディもラグズのみんなも~
同じ大地に生きる大切な仲間よ。▼~
:[ソーンバルケ]|
……。~
同じ大地に生きる仲間か…。▼~
***S [#e790sm3n]
:[モゥディ]|
ソーン!~
コんなところにイたのカ?~
モうすぐメシの時間だゾ。▼~
:[ソーンバルケ]|
ああ、少し考え事をしていた。~
すぐに行く。▼~
:[モゥディ]|
モう、アスク王国にはナれたカ?▼~
:[ソーンバルケ]|
おかげさまでな。~
この国はなかなか居心地がいい。▼~
:[モゥディ]|
もしかシて、まタ~
リンの剣のこトを考えテいタのカ?▼~
:[ソーンバルケ]|
ああ、考えれば考えるほど不思議だ。~
剣だけでなく、太刀筋まで似ているとは。▼~
もしかすると~
テリウス大陸とエレブ大陸は遠い昔、~
どこかで繋がっていたのかもしれない。▼~
例えば、この~
アスク王国のような世界を介して…▼~
:[モゥディ]|
そうダったのカ!▼~
:[ソーンバルケ]|
いや、モゥディ。~
今のは私の推測にすぎない。~
だが、たとえそうでなくても…▼~
自分と似た剣と技を使う英雄が~
別の種族であるラグズを~
仲間と認めてくれているのは快かった。▼~
:[モゥディ]|
リンはイいヤツだ。~
ソーンもリンのことが好きだと~
モゥディもウれしいゾ。▼~
:[ソーンバルケ]|
私とリンは違う異界に生まれ~
それぞれ違う人生を歩んできた。▼~
それでも剣を通じて互いを理解し~
わかり合うことができる。▼~
:[モゥディ]|
リンは大切ナ仲間ダ。▼~
いや、モゥディには~
ヴァイス・ブレイヴのみんなガ~
大切ナ仲間ダ。▼~
:[ソーンバルケ]|
種族が違っても互いを尊重し~
ともに手を携えることができる…。▼~
それが、私がこの国に感じている~
居心地のよさのひとつなのだろうな…▼~
**臆せぬ戦士 ボーレ [#ner9rkwo]
***C [#mdt904j4]
:[ヨファ]|
あーっ!~
ボーレがアスク王国にいる!▼~
:[オスカー]|
よく来たな、ボーレ。~
変わらず元気そうでなによりだ。▼~
:[ボーレ]|
うおっ!? なんだ、~
兄貴とチビもこっちにいたのかよ!~
って、その格好はなんだ?▼~
:[ヨファ]|
これはその…~
アスク王国のお祭りの衣装だよ。~
それにチビって言わないでよ!▼~
:[ボーレ]|
ははっ、おれが来たって聞きつけて~
わざわざ迎えに来てくれたのか?▼~
:[オスカー]|
いや、お前は目を離すと~
考えなしに動くというか…~
行き当たりばったりだからなあ。▼~
放っておくのが心配で~
急いで迎えにきたんだ。▼~
:[ボーレ]|
またまた、~
おれがいなくて寂しかったんだろ?~
はっはっは!▼~
とにかくこれで三兄弟が揃ったわけだ。~
大船に乗ったつもりでいてくれよ!▼~
:[オスカー]|
あ、ああ、まあ…そうだな…。▼~
:[ヨファ]|
う、うん、そうだね。~
そうかもしれないなー。▼~
:[ボーレ]|
なんだその気まずそうな顔は…。~
おれが来る前になにかあったのか?▼~
:[オスカー]|
隠すようなことでもないか。~
遅かれ早かれ、わかることだしな。▼~
:[ヨファ]|
あのね、アスク王国にはもう~
別のボーレが来てるんだよ。▼~
:[オスカー]|
お前がいたテリウス大陸とは~
別の異界から喚ばれたボーレだ。▼~
:[ボーレ]|
な、なにーっ!?~
先を越されてたのか!~
そのボーレをすぐに連れてきやがれ!!▼~
:(暗転)|
:[ボーレ(幼少)]|
なんだ、こいつ。~
ずいぶんと締まりのない顔の~
英雄が来たもんだな。▼~
:[ヨファ]|
あのね、小さいボーレ。~
こっちは未来の君…~
成長したボーレなんだよ。▼~
:[ボーレ(幼少)]|
えっ? 大きくなったおれ!?~
この締まりのないヤツが?▼~
:[ボーレ]|
み、見覚えあるぞ、この顔!~
もしかして異界のおれって~
チビだった頃のおれなのか!?▼~
***B [#mr68jwn9]
:[ボーレ]|
なんでチビのおれが~
おれより先に来てんだよ。~
物事には順序ってもんがあるだろ。▼~
:[オスカー]|
召喚は異界の力によるもの…~
私たちには計り知れない~
理由があってのことだろう。▼~
:[ボーレ]|
だけど、まだチビじゃねえか。▼~
:[ヨファ]|
僕だって子供だけど召喚されてるよ?▼~
:[ボーレ]|
横から口を挟んで話を~
ややこしくするんじゃねえよ。▼~
とにかく、どう考えたって~
おれが先に喚ばれるべきだろ!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
お前が頼りなさそうだから~
後回しにされたんじゃねえか?▼~
お前がしっかりしてりゃあ~
エクラさんだって~
とっとと召喚してたんじゃねえの?▼~
:[ボーレ]|
なっ!? おい、聞いたか!?~
口の利き方を知らねえチビだな!~
こんな生意気なヤツ見たことないぜ!▼~
:[オスカー]|
昔のお前自身だろう?~
生意気なところもそのままじゃないか。▼~
:[ボーレ(幼少)]|
はぁ、やっぱり頼りねえなあ。▼~
:[ボーレ]|
くぅぅぅ! なんだその呆れ顔は?~
いいか! 戦場でおれの活躍を見れば~
その生意気な口もきけなくなるはずだ!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
……。▼~
:(暗転)|
:[ボーレ]|
うーしっ! こんなに早く~
活躍のチャンスが来るなんてな!▼~
いいか、チビのおれ。~
この活躍をそのちっこい目に~
しっかりと焼き付けとけよ!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
…どうだか。▼~
:[ボーレ]|
さっそく敵のお出ましだな。~
うおおおおおっ!!~
おれが蹴散らしてやるぜ!▼~
:[オスカー]|
あっ! おい、ボーレ!~
一人で前に出るんじゃない!!▼~
:[ボーレ]|
し、しまった!~
敵に囲まれちまった…!▼~
:(白く光る)|
:[ボーレ]|
ぐ、ぐわあっ!~
なんの! まだまだっ!!▼~
:[ティアマト]|
なにをやってるのボーレ!~
はあっ!!▼~
:(白く光る)|
:[ティアマト]|
大丈夫、ボーレ?~
一人で突出するのは危険よ。▼~
:[ミスト]|
傷を見せて。すぐに治すから。▼~
:[ボーレ]|
す、すまねえ。~
助かったよ、二人とも。▼~
:[ティアマト]|
身勝手な行動は仲間に危険を及ぼすわ。~
ちゃんと足並みを揃えて進みなさい。▼~
:[ミスト]|
みんなで力を合わせて戦うのが~
グレイル傭兵団の戦い方。~
アスク王国でもそれは変わらないわ。▼~
:[ボーレ]|
はい、気を付けます…。▼~
:[ボーレ(幼少)]|
なにやってんだよ、あいつ。~
傭兵団のみんなに~
助けられてばかりじゃねえか…。▼~
***A [#vse645iw]
:[ボーレ]|
ちくしょう、~
こんなはずじゃなかったのに…。▼~
:[オスカー]|
なんだボーレ。~
珍しく落ち込んでいるみたいだな。▼~
:[ボーレ]|
おれだってたまには失敗して~
落ち込むこともあるんだよ!▼~
あのあとセネリオにも怒られたし~
踏んだり蹴ったりだぜ…。▼~
おれの活躍をみればチビのおれだって~
見直すと思ったんだけどなあ。▼~
:[オスカー]|
なあボーレ。自分のことより~
あの小さいボーレのことを~
考えてやってはどうだい?▼~
:[ボーレ]|
どういう意味だよ?▼~
:[オスカー]|
ああ見えて小さいボーレも~
いろいろと悩んでいるようだった。▼~
どうして子供の自分が~
先に召喚されたんだろうってな。▼~
:[ボーレ]|
……。▼~
:[オスカー]|
あの子はまだ子供だ。~
アスク王国に喚ばれた理由もわからず~
きっと不安に思っているはずだ。▼~
:[ボーレ]|
そうか…。~
そうかもしれねえな。▼~
:[オスカー]|
あれぐらいの年頃だった自分を~
思い出してみたらどうだ。~
少しは気持ちがわかるんじゃないか?▼~
:[ボーレ]|
あの頃のおれは…~
早く一人前になりたくて~
がむしゃらに頑張ってた。▼~
親もいなくなって、これから先は~
兄弟だけで生きていかなきゃならねえ。~
おれはその不安と必死に戦ってたんだ。▼~
そんな不安を抱えたままあいつは~
この世界に召喚されたんだ。~
戸惑うに決まってるよな…。▼~
:[オスカー]|
しかも、アスク王国には~
自分が知るよりも成長した~
兄と弟の姿があったんだ。▼~
あの子なりに兄弟との差を埋めようと~
頑張っていたんじゃないか?▼~
:[ボーレ]|
生意気な口を利いていたけど~
本当は焦ったり、心細かったり~
したのかもしれねえな…。▼~
なのに、おれは自分を大きく~
見せようとしてばかりで…。▼~
:[オスカー]|
そうだな。虚勢を張るよりも~
大切なことがあるはずだ。▼~
:[ボーレ]|
ああ。一人で頑張ってきたあいつを~
支えてやらなくちゃな。▼~
まずはおれのことを、~
頼れる仲間だって~
信頼してもらわねえと!▼~
***S [#uyityo0i]
:[ボーレ(幼少)]|
今日もあんたと一緒に戦場か…。~
大丈夫なんだろうな?▼~
:[ボーレ]|
ああ、問題ねえよ。~
お前は好きなように動いていいぞ。▼~
:[ボーレ(幼少)]|
好きに動けって…~
仲間と足並みを揃えて~
戦えって言われただろ?▼~
ティアマトさんに怒られても~
知らねえからな。▼~
:[ボーレ]|
大丈夫だ。お前のことは~
ばっちりフォローしてやるからさ!▼~
:(暗転)|
:[ボーレ(幼少)]|
たあっ!~
せいっ!▼~
:(白く光る)|
:[ボーレ(幼少)]|
へへっ、どうだ!~
おれだって…▼~
:[ボーレ]|
後ろだ!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
!?▼~
:[ボーレ]|
やらせねえぜ、あらよっと!▼~
:(白く光る)|
:[ボーレ(幼少)]|
……!!~
た、助かった…▼~
:[ボーレ]|
礼なんかいらねえよ。~
さあ、敵を片付けようぜ!▼~
あ、ちょっと待て。~
調子に乗って強そうな奴に~
一人で突っ込もうとするなよ。▼~
:[ボーレ(幼少)]|
な、なんで…?▼~
:[ボーレ]|
ははっ! 昔の自分のことだからな。~
次にどう動くかなんて~
手に取るようにわかるってもんだ!▼~
:(暗転)|
:[ボーレ(幼少)]|
はぁはぁ、はぁ…。~
やった、勝てたぞ!▼~
:[ボーレ]|
ああ、おれたちの圧勝だ!~
頑張ったな!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
あ、ありがとう…な。~
今日はいろいろ助けてくれて。▼~
:[ボーレ]|
お前、なかなか筋が良いぜ。~
さすがはおれだな!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
……。▼~
おれさ、早く強くなりたいんだ。~
じゃないと、まだ小さいヨファを~
守ってやれねえからさ。▼~
:[ボーレ]|
知ってるよ。その気持ちが~
背中を押してくれたから~
おれはここまで強くなれたんだ。▼~
:[ボーレ(幼少)]|
じゃあ、おれも~
あんたみたいになれる…?▼~
:[ボーレ]|
もちろんだ! そのためには~
兄貴の料理をたくさん食べて~
身体をデカくしないといけねえ!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
うん! おれ、がんばるぜ!▼~
:[オスカー]|
だったら腕によりをかけて~
どんどん料理を作ろう。▼~
:[ボーレ]|
うわっ兄貴!~
なんだよ、聞いてたのか!▼~
:[ヨファ]|
オスカーおにいちゃんの料理は~
とってもおいしいもんね!▼~
:[ボーレ]|
はっはっは、違いねえ!~
兄貴の料理は最高だ。~
お前も知ってるだろ?▼~
お前もアスク王国では大事な兄弟だ!~
これからも仲良くやっていこうな!▼~
**孤影の参謀 セネリオ [#be50eokd]
***C [#nf906ken]
:[セネリオ]|
強大な力を秘めた雷の魔道書…~
これを使いこなせるかどうかで~
アスク王国での戦い方は大きく変わる。▼~
:[イレース]|
……▼~
:[セネリオ]|
イレース、あなたもいたのですね。~
僕になにか用ですか?▼~
:[イレース]|
用と言うか…~
お困りみたいだったので…▼~
幸いご飯を食べたばかりで~
お腹もいっぱいなので…~
なにかお力になれるかと思って…▼~
:[セネリオ]|
……。▼~
:[イレース]|
それは…レクスボルト?~
雷の魔道書…ですね。~
とても強力な魔法です。▼~
その魔道書が~
困っている理由ですか…?▼~
:[セネリオ]|
せっかく手に入れたこの魔道書…~
どうすれば使いこなせるのだろうと~
思案していたのです。▼~
:[イレース]|
そういうことなら…~
心配はいらないと思います…。▼~
ヴァイス・ブレイヴには~
さまざまな異界の英雄が~
集っていますから…。▼~
雷の魔道が得意な英雄もたくさんいますから~
彼らの話を聞けば使いこなすきっかけが~
掴めるのでは…?▼~
:[セネリオ]|
なるほど…。~
悪くないですね。▼~
:[イレース]|
私の知り合いにも~
何人かいます…~
紹介しましょうか…?▼~
:[セネリオ]|
ありがとうございます。~
ぜひよろしくお願いします。▼~
…ところで、~
あなたは教えてくれないんですか?▼~
:[イレース]|
お話ししている間に~
もうお腹が空いてきたので…~
教えるのは…無理かと…▼~
:[セネリオ]|
……そうですか。▼~
***B [#d580oks3]
:[イシュタル]|
あなたがセネリオですね。~
話はイレースから聞いています。~
雷の魔道を学びたいとか…▼~
:[セネリオ]|
はい。雷の魔道に関しては~
あなたはヴァイスブレイヴでも~
屈指の使い手だと伺っています。▼~
:[イシュタル]|
まずはあなたの力を見せてください。~
あの岩に向けて…▼~
:[セネリオ]|
わかりました。轟け…雷よ!▼~
:(白く光る)|
:[セネリオ]|
想定ほどの威力が出ない…~
まだ魔道書の力を~
引き出せていないのか。▼~
:[イシュタル]|
いえ、あなた自身の魔力も~
魔道書の力も~
目を見張るものがあります。▼~
魔力の操り方を少し変えれば~
おのずと威力も上がるでしょう。▼~
:[セネリオ]|
操り方、ですか?▼~
:[イシュタル]|
見ていてください。~
狙いを定め、魔力を一点に集中する…~
雷よ!▼~
:(白く光る)|
:[セネリオ]|
凄まじい威力だ…。~
あの巨大な岩が跡形もなく…▼~
これが【雷神】イシュタル王女の力…~
まさに桁違いだ。▼~
:[イシュタル]|
トールハンマーは私の祖先~
魔法騎士トードが~
神から授かったもの。▼~
そして、あなたが持つ~
その魔道書も~
破格の力を秘めています。▼~
あなたほどの魔道士なら~
使いこなすことができるでしょう。▼~
:[セネリオ]|
そう願いたいものです。~
努力は惜しみません。▼~
:[イシュタル]|
…ですが、ひとつだけ~
気をつけてほしいことがあります。▼~
あなたがこれから身に付ける力…~
それを正しいことに使ってください。。▼~
:[セネリオ]|
……。▼~
:[イシュタル]|
かつて私は…~
力を持つ者としての責任を~
十分に果たせませんでした。▼~
ですからあなたには、~
世界をよりよくするために~
力を使ってほしいのです。▼~
:[セネリオ]|
…わかりました。約束します。▼~
:[イシュタル]|
あなたの修練が~
うまくいくことを祈っています。。~
それから…▼~
私の副官だったラインハルトも~
【トードの再来】と呼ばれる雷の使い手。~
彼にも会っておくといいでしょう。▼~
***A [#mfr79skw]
:[ラインハルト]|
はじめまして、、セネリオ殿。~
フリージの将、ラインハルトと申します。▼~
お話はイシュタル様から伺っています。~
雷の魔道を学んでおられると。▼~
:[セネリオ]|
はい。イシュタル王女がおっしゃるには~
あなたの雷の魔道からも~
学べることがあるだろうと…。▼~
:[ラインハルト]|
イシュタル様のあとに私ごときが~
口を出すなど赤面の至りですが、~
少しでもお役に立てれば幸いです。▼~
では、さっそく~
我が魔道をお見せしましょう。~
はぁっ!▼~
:(白く光る)|
:[セネリオ]|
一瞬で二つの雷を…!?~
しかも、二つとも同じ的に…▼~
この速さと正確さ…~
相当の修練を積まれたのでしょう。▼~
:[ラインハルト]|
たしかに魔道を修めるには~
修練の積み重ねが必要でした。▼~
しかしそれよりも私自身~
大切にしていたものがあります。。▼~
:[セネリオ]|
大切なもの? それは…。▼~
:[ラインハルト]|
正しき目的のために力を振るうという~
強い信念です。▼~
そう信じることで迷いを断ち切り~
集中力を高めるのです。▼~
扱う力が大きくなればなるほど~
使う者の心には迷いが生まれます。▼~
:[セネリオ]|
……。▼~
:[ラインハルト]|
自分にとっての正しき目的とはなにか。~
それは大切なものを命を懸けて~
守り抜くことだと思うのです。▼~
人それぞれに守るべきものがある。~
セネリオ殿も思い浮かべてください。~
守るべき大切なものを。▼~
:[セネリオ]|
ええ。僕にもあります。~
守るべきもの、守りたいものが。▼~
:[ラインハルト]|
ふふ…、その目を見るにあなたは~
すでに強い信念をお持ちのようですね。▼~
それをどうか大切にしてください。~
魔道書も応えてくれることでしょう。▼~
***S [#n590rldt]
:[シノン]|
前方に敵影ありだ。~
数は…予想の二割増しってとこか。~
さてどうする?▼~
:[アイク]|
予定通り、正面から叩き潰す。▼~
:[セネリオ]|
後方の魔法部隊がやっかいですね。~
敵の前衛にいる重騎士は僕が倒します。~
アイクたちは後衛の魔道士を。▼~
:[アイク]|
わかった。~
グレイル傭兵団、、出撃するぞ!▼~
:(暗転)|
:[ボーレ]|
うおおおお!~
命が惜しくないヤツから~
かかってこ…って、うひゃぁぁっ!?▼~
:(白く光る)|
:[ボーレ]|
うわっ! あっぶねえ!~
セネリオ、おれの近くに~
雷を落とすんじゃねえ!▼~
:[セネリオ]|
味方に当てたりしませんよ。~
安心して前進してください。▼~
:[ボーレ]|
そ、そうか?~
その言葉、信じるからな!▼~
:[ガトリー]|
セネリオ…~
なんだか頼もしくなったっすね。▼~
あの雷の魔法を使いこなすようになって~
大魔道士っぽい風格が出てきたような…▼~
:[シノン]|
アイクの野郎も~
後ろはセネリオに任せて~
思うままに暴れてやがる。▼~
:[ガトリー]|
雷の隙間を縫うように~
大暴れしてるっすね!▼~
よっぽど肝が据わってるのか~
セネリオを信頼してるのか…。▼~
:[ティアマト]|
ふふ、両方でしょうね。~
私たちもおしゃべりしてないで~
アイクの背中に続きましょう!▼~
:[セネリオ]|
敵が怯んでいます。~
この機に総攻撃を!~
押し切れば我々の勝利です。▼~
:[アイク]|
援護は任せたぞ、セネリオ。~
総員突撃だ!▼~
:[セネリオ]|
……。~
…あなたは振り向かなくていい。~
あなたの背中は僕が守ります。▼~
前を走るあなたを守るためなら…~
僕はどこまでも強くなれる…。~
いや、強くなってみせる…!▼~
*コメント [#comment]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
*共に手を重ねて [#ernr69e5]
#contents
**共に手を重ねて [#h35m395f]
***オープニング [#rftfu706]
:[エリンシア]|
アスク王国…ここは素敵な国ですね。▼~
長きに渡る戦乱の渦中にあっても~
国民は希望を失ってはいない…~
彼らの笑顔を見るとそう感じます。▼~
:[ルキノ]|
なによりこの地には自由があります。▼~
デインに占領されている~
我がクリミアを思うと~
あまりにもまぶしい光景です。▼~
:[セネリオ]|
アスク王国は外敵が多いという話でしたが~
荒廃した様子もありませんね。▼~
特務機関ヴァイス・ブレイヴ…~
彼らの活躍で表向きは~
平和が保たれているのかもしれません。▼~
:[ソーンバルケ]|
ヴァイス・ブレイヴには~
腕の立つ英雄が揃っているのだろう。▼~
人間だけでなく~
さまざまな種族が集うとも聞く。~
とても興味深い組織だ。▼~
:[ボーレ]|
さまざまな種族が集うっていえば、~
クリミア軍も…▼~
:[エリンシア]|
はい。様々な方から~
国を取り戻すために~
お力添えを頂いております。▼~
:[セネリオ]|
……▼~
:[ソーンバルケ]|
私は当面、ヴァイス・ブレイヴに~
手を貸そうと思うが~
皆はどうするつもりだ?▼~
:[エリンシア]|
私はアスク王国の民に請われ~
平和を守るために~
この地に喚ばれたと理解しております。▼~
ヴァイス・ブレイヴの英雄たちも~
おそらく同じ気持ちでしょう。~
もちろん協力いたします。▼~
:[ルキノ]|
私もエリンシア様と共に参ります。▼~
:[ボーレ]|
おれもだ! ここでなら~
傭兵として腕を磨けそうだしな。~
で、セネリオはどうするんだ?▼~
:[セネリオ]|
僕もそのつもりです。~
先にこの地に来ていたアイクに~
頼まれましたから。▼~
ただ、さまざまな種族がいる~
この組織で軍略を練るには…▼~
これまでとは違う視点が~
必要になるかもしれません。▼~
:[ソーンバルケ]|
ベオクにラグズ…~
それに未知の種族もいる。▼~
それぞれの力を活かして戦うことが~
ここでは求められるのだろうな。▼~
:[エリンシア]|
あらゆる異界から集った多彩な顔触れ。~
どんな英雄たちと出会えるのでしょう。~
私もとても楽しみです。▼~
:(暗転)|
:[ボーレ]|
ここにもいねえなあ…。~
うーん、どこいっちまったんだ?▼~
:[ルキノ]|
どうしたの、ボーレ。~
誰かを探しているの?▼~
:[ボーレ]|
実は昨日の夜から~
セネリオの姿が見えないんだ。▼~
:[ソーンバルケ]|
セネリオか?~
詳しく話を聞かせてくれ。▼~
***C [#e55n4w9u]
:[ボーレ]|
セネリオが単独行動を取るのは~
珍しくもないんだけどさ。▼~
まだ右も左もわからない~
アスク王国で姿を消すなんてなあ…▼~
:[エリンシア]|
それは心配ですね…。▼~
:[ソーンバルケ]|
ふむ、セネリオに~
変わった様子はなかったか?▼~
:[ボーレ]|
変わった様子はねぇ。~
昨日、城にいたラグズたちを見て~
なんか考え込んでるみたいだったな。▼~
:[ソーンバルケ]|
……。▼~
:[ボーレ]|
あっ、その後でえーと…~
アシュだっけか、~
そいつと話してるのを見たぞ。▼~
:[ルキノ]|
では彼女に聞きましょう。~
なにか手掛かりがあるかもしれないわ。▼~
:(暗転)|
:[アシュ]|
セネリオ様…でありますか?~
はい、たしかに~
お話しさせていただきました。▼~
:[エリンシア]|
どんなことを話したのか~
伺ってもよろしいでしょうか?▼~
:[アシュ]|
ヴァイス・ブレイヴにいる~
英雄たちについて色々と~
尋ねられた次第でありまして。▼~
そうですね、~
テリウス大陸のラグズ以外にも~
化身できる英雄がいるか、とか…▼~
:[ソーンバルケ]|
化身できる英雄…か。▼~
:[アシュ]|
そうした英雄は大勢おりますと~
お答えしました。~
かくいう不肖私もできますので。▼~
:[ボーレ]|
あっ! わかった!~
アシュは牛に化身するんだろ?▼~
:[アシュ]|
ご明察です。戦場では~
牛の姿に化身し力を振るうのが~
私の戦い方でございます。▼~
:[ボーレ]|
やっぱそうか。その角を見て~
そうじゃねえかなあと思ったんだ。~
あと、尻尾な。▼~
:[アシュ]|
人だけでなく、~
竜に化身できる方や妖精さんがいたり~
果ては神様まで名を連ねている…。▼~
多様な種族が集まっていることは~
ヴァイス・ブレイヴの~
強さでもあります。▼~
セネリオ様にはそうお話ししたのですが~
なにか不都合なことでも~
ございましたでしょうか。▼~
:[ソーンバルケ]|
なるほど…。~
話の内容そのものに問題はない。▼~
だが、姿を消した理由とは~
無関係ではないかもしれない。▼~
:[エリンシア]|
どういうことでしょう?▼~
:[ソーンバルケ]|
私は故あって、ベオクやラグズに~
良い感情を抱いてはいない。~
だからこそわかるのだ。▼~
セネリオもラグズに対して~
複雑な感情を抱えているだろうと。▼~
:[ルキノ]|
アシュから化身する英雄の話を聞いて~
セネリオにも思うところがあった、と?▼~
:[ボーレ]|
それはあるかもな。~
あいつ、ラグズに対しては~
妙に突っ掛かるしなあ。▼~
:[アシュ]|
私の発言が何か~
セネリオ様のお気に障ったかも~
しれないと…?▼~
それが原因でセネリオ様が~
いずこかへ姿を消されたと…▼~
:[ソーンバルケ]|
まだそうと決まったわけではない。~
ここはセネリオを探し~
本人に話を聞いてみるべきだと思う。▼~
:[エリンシア]|
私も賛成です。~
さっそく手分けして探しましょう。▼~
:[アシュ]|
では、私も同行させて頂けますか?~
もしも私の言葉が原因でありましたら~
私も何らかの責任を免れ得ぬものかと…▼~
:[ボーレ]|
なんだか大事になっちまったな。~
ったく、どこ行っちまったんだか…▼~
***B [#nr804e4n]
:[ボーレ]|
ここがアスク王国の城下町か。~
これだけ広い町でセネリオを~
見つけるのは難しそうだぜ。▼~
:[アシュ]|
おや? あそこにいらっしゃるのは~
セネリオ様では?▼~
:[ボーレ]|
いやいや、これだけの人だぜ。~
そう簡単に見つかるわけが…▼~
ありゃ!? 本当にセネリオだ!▼~
:[セネリオ]|
ボーレにアシュ…~
珍しい組み合わせですね。~
どうかしましたか?▼~
:[ボーレ]|
しましたかじゃねえっての!~
連絡もなしに急にいなくなるから~
みんなで手分けして探してたんだよ!▼~
:[セネリオ]|
大げさですね…~
僕は子供ではありません。▼~
:[アシュ]|
セネリオ様、すみませんでした!~
何とお詫びを申し上げればよいか…▼~
:[セネリオ]|
…いきなりなんですか?~
心当たりがありません。▼~
:[アシュ]|
私がセネリオ様に何か~
気に障る発言をしたことが原因で~
城を出られたのではないかと…▼~
:[セネリオ]|
……。▼~
たしかにアシュから話を伺ったあと~
僕は城下町に足を運びました。▼~
でも、それは気分を~
害したからではありませんよ。▼~
:[ボーレ]|
でもお前…~
アスク王国に来て~
難しい顔してたじゃねえか。▼~
なにかラグズのことで~
悩んでるのかと思ってさ。▼~
:[セネリオ]|
自分なりに考えていたのです。~
グレイル傭兵団とは違う~
新しい組織での戦い…▼~
アスク王国でアイクの力になるには~
どう振る舞えばいいのか、と。▼~
:[ボーレ]|
じゃあ、ラグズと一緒に~
戦うのが気に食わないとか~
そういうことじゃないんだな?▼~
:[セネリオ]|
ひと言でも~
僕がそんなことを~
言いましたか?▼~
:[ボーレ]|
うっ、それはその…~
おれたちの早とちりか。すまねえ。▼~
:[アシュ]|
先ほどセネリオ様は~
私と話したあと、ここに足を運んだと~
おっしゃいましたが…。▼~
:[セネリオ]|
あなたは教えてくれました。~
多様な種族が集まっていることが~
ヴァイス・ブレイヴの強さだと。▼~
ヴァイス・ブレイヴには~
化身できる者もいれば~
久遠の時を生きる種族もいる。▼~
人ならざる力を持つ英雄たち…~
そんな彼らをアスク王国の人々は~
どのように見ているのか…▼~
それを確かめるために~
ここに来ただけです。▼~
:[ボーレ]|
なんだよ、人騒がせだな。~
とにかくセネリオが見つかったこと~
姫さんたちにも伝えなきゃ!▼~
:[アシュ]|
そうでございましたか。~
安心いたしました。▼~
それで、セネリオ様から見た~
アスク王国の人々は~
いかがだったのでありますでしょうか?▼~
:[セネリオ]|
アスク王国の平和のために戦う~
英雄たちに純粋に感謝しているようです。~
彼らの言葉の端々からそう感じました。▼~
たとえ種族が違っても~
人々はなんの偏見もありません。▼~
この国はまたの名を~
「開かれた国」というそうですが~
その名に偽りはありませんでした。▼~
あらゆる種族に門戸を開く国…~
少なくとも僕はそう感じました。▼~
***A [#be673m9s]
:[ソーンバルケ]|
…先ほど戦った敵は~
本隊ではなく囮だったようだな。~
どうする、セネリオ?▼~
:[セネリオ]|
問題ありません。~
敵本隊の位置は読めました。~
機動力でかき回しましょう。▼~
ベルベットとニシキ、頼めますか?~
あなた方の足を活かして~
敵部隊を分断させてください。▼~
:[ベルベット]|
ふうん、あなた…~
タグエルをよくわかっているじゃない。~
お安いご用だわ、任せてちょうだい。▼~
:[ニシキ]|
うんうん、ちょうどいい機会だから~
朴の毛並みを披露してやろうかな。~
妖狐は世界一美しい種族だからね!▼~
:[セネリオ]|
アシュは崖の上に待機。~
敵本隊の隊列が乱れたのを見計らい~
側面から突撃してください。▼~
:[アシュ]|
委細承知致しました!~
皆さまのお役に立てますよう~
微力を尽くす次第でございます。▼~
:[ルキノ]|
状況に応じた的確な判断…~
さすがはアイク将軍を支える参謀ね。▼~
私たちも参りましょう、エリンシア様。~
セネリオの策のおかげで~
勝ち筋は見えております。▼~
:[エリンシア]|
…ねえ、ルキノ。~
私はクリミア王家の生き残りとして~
国の未来のために尽くしてきました。▼~
一人ではなにもできない私が~
挫けずにやってこられたのは~
アイク様たちやガリアの人々がいたからよ。▼~
今、そのことを実感しているわ。▼~
:[ルキノ]|
はい。アスク王国に来て~
私も同じ気持ちでおります。▼~
:[エリンシア]|
平和を望む心に種族の違いは関係ない。~
私たちが目指す未来は~
きっと同じなのでしょうね。▼~
:(暗転)|
:[セネリオ]|
お疲れさまでした、皆さん。▼~
:[ボーレ]|
セネリオのおかげで大勝だったぜ!~
お前も化身する英雄たちと~
仲良くなったみたいだし、これで一安心だ。▼~
:[セネリオ]|
馴れ合うつもりはありません。~
戦場での適切な指示伝達を~
行っただけのことです。▼~
:[ソーンバルケ]|
しかし、この世界に来たとき~
わだかまりもあったのではないか?▼~
思うところがあったのは事実です。~
ですが、ここにいる英雄たちは~
皆、同じ志で戦っています。▼~
足並みは揃っていたほうがいい。~
ならば僕もそうするまでです。▼~
:[ルキノ]|
守るもののために~
種族を超えて手を取り合う。~
私もそれでいいと思うわ。▼~
:[エリンシア]|
持てる力を集めて未来を切り開く…~
素晴らしいことですね。▼~
:[ボーレ]|
おれには難しいことはわからねえけど~
いろんな奴がいて~
みんなで戦えるのは面白いと思うぜ!▼~
:[ソーンバルケ]|
ふむ。~
アスク王国に身を置くことは~
私にとっても意義深いものになりそうだ…▼~
**比翼の清き心 エリンシア [#ktt70llr]
***C [#wserb368]
:[ジョフレ]|
エリンシア姫!~
アスク王国でもお仕えできること~
臣下として無上の喜びです。▼~
:[ユリシーズ]|
姫とともにルキノ殿まで~
アスク王国に喚ばれるとは。▼~
我輩も麗しの君との再会に~
此の上ない喜びを感じておりますぞ。▼~
:[エリンシア]|
あなたたちと異界で会えるなんて~
なんだか不思議な気持ちね。▼~
:[ルキノ]|
はい。まるでここが~
クリミアの城かと錯覚しそうです。▼~
:[ユリシーズ]|
我輩、姫の勇壮な姿に~
これは夢かと驚きましたぞ。~
本当にご立派になられましたな。▼~
:[ジョフレ]|
たしかに。~
一軍の将の~
風格が感じられます。▼~
:[エリンシア]|
風格…本当ですか?~
これもご指導のおかげでしょうか。▼~
:[ユリシーズ]|
ほほう…姫はどなたかに~
師事されたということですかな?▼~
:[ルキノ]|
エリンシア様は~
ベグニオン帝国のタニス殿のもとで~
修練を積まれたのよ。▼~
:[ユリシーズ]|
なんと! 神使親衛隊の副隊長殿ですと?~
なれば納得もできようもの。~
努力されましたな、姫。▼~
:[エリンシア]|
ありがとう。でも、まだまだだわ。~
私はアスク王国でも修練を重ねて~
クリミア王国再興に尽くすつもりよ。▼~
:[ルキノ]|
エリンシア様…。▼~
:[ジョフレ]|
このジョフレも王宮騎士として~
粉骨砕身の覚悟でお支えしましょう。▼~
:[ユリシーズ]|
我輩も姫の臣下として~
お力になることを約束いたしますぞ。▼~
:[ルキノ]|
私は…~
今でこそエリンシア様のお側で~
こうしてお守りできていますが…。▼~
ひとときでも離ればなれになったこと~
今も悔やんでなりません。▼~
これからは片時も離れることなく~
護衛にあたることを誓いましょう。▼~
:[エリンシア]|
ええ。クリミア王国の希望は~
あなたたちと共にあります。~
これからもよろしく頼みますね。▼~
***B [#bse567un]
:[ルキノ]|
おはようございます、エリンシア様。▼~
:[エリンシア]|
おはよう、ルキノ。今日もいい朝ね。~
さあ、今日は座学だったわね。~
始めましょう。▼~
:(暗転)|
:[ルキノ]|
エリンシア様。~
そろそろ次のご予定が…。▼~
:[エリンシア]|
あら、もうこんな時間だったのね…。▼~
:(暗転)|
:[ルキノ]|
エリンシア様。~
明日の予定をまとめておきました。▼~
:[エリンシア]|
ありがとう、ルキノ。~
いつも助かるわ。▼~
:[ルキノ]|
いえ、臣下として当然のことです。▼~
:[ジョフレ]|
……。▼~
:(暗転)|
:[ジョフレ]|
ユリシーズ、今いいか?~
相談したいことがあるのだが。▼~
:[ユリシーズ]|
なんなりと、我が友よ。~
して相談とは?▼~
:[ジョフレ]|
最近の姉さんの振る舞いを~
どう思う?▼~
:[ユリシーズ]|
ずいぶん熱心にエリンシア様を~
お世話をしている様子であるな。▼~
:[ジョフレ]|
熱心どころか~
四六時中ついて回ってるようだ。▼~
さすがにエリンシア姫も~
窮屈に感じられるのではないか?▼~
:[ユリシーズ]|
なるほど…。~
では姫にお伺いするとしよう。▼~
:(暗転)|
:[ユリシーズ]|
…というわけで話を伺いに参った次第。~
突然の来訪、ご容赦いただけますと。▼~
:[エリンシア]|
えーと、ルキノは私のために~
誠心誠意尽くしてくれていますよ?▼~
:[ジョフレ]|
エリンシア姫はお優しい。~
たとえ姉さんの行動に問題があっても~
お言葉にはされないだろう。▼~
:[ルキノ]|
あら? まるで私に~
問題があるような言い方ね。▼~
:[ジョフレ]|
問題というより、姉さんの世話が~
少しばかり過剰ではないかと…▼~
:[エリンシア]|
あ、あの…~
二人とも落ち着いて…。▼~
:[ユリシーズ]|
ではルキノ殿、日にちを決めて~
ジョフレと代わってみるというのは~
いかがですかな?▼~
:[ルキノ]|
ジョフレの能力を疑う訳じゃないけど…~
エリンシア様のお世話は私の役目。~
ここは譲れないわ。▼~
:[エリンシア]|
ルキノ…。▼~
:[ジョフレ]|
姉さん、自分と手合わせしてくれないか。~
こちらが一本取ることができたら~
ユリシーズの言う通りにしてほしい。▼~
:[ルキノ]|
…そこまでの覚悟ならいいでしょう。~
受けて立つわ。▼~
***A [#bvsve6wq]
:[ユリシーズ]|
これより執り行われたるは~
ルキノ殿とジョフレによる手合わせ。~
一撃加えたほうを勝者としますぞ。▼~
では…始め!▼~
:[ジョフレ]|
はああっ!▼~
:(白く光る)|
:[ルキノ]|
やるわね、ジョフレ。~
だけど、勢いだけで崩せるほど~
私は甘くないわよ。▼~
:[ジョフレ]|
この槍が届かぬというのなら~
届くまで振るい続けるのみ!▼~
:(白く光る)|
:[ルキノ]|
エリンシア様を~
お世話するのは私の役目!~
届かせるわけにはいかないわ!▼~
:[ジョフレ]|
俺もエリンシア姫の力になりたい!~
そうあらねばならないっ!▼~
:[ルキノ]|
エリンシア様のお側こそ~
私の忠義を示す場所!~
二度と離れないと誓ったのよっ!!▼~
:(白く光る)|
:[ユリシーズ]|
これは両者とも~
いささか力が入りすぎておりますな。~
ケガをしなければよいのですが…。▼~
:[エリンシア]|
二人とも! そこまでです!▼~
:[ジョフレ]|
…!▼~
:[ルキノ]|
エリンシア様…▼~
***S [#r5469v31]
:[エリンシア]|
二人がこの私を案じ~
守ろうとしてくれる気持ちは~
嬉しく思います。▼~
ですが、そのことで争っては~
意味がありません。▼~
二人と私と、三人で仲良く…~
それが私の幸福なのですから。▼~
:[ジョフレ]|
エリンシア姫…~
申し訳ありません…▼~
:[ルキノ]|
姫様のお気持ちも考えず、~
私たち姉弟は~
なんと愚かな振る舞いを…▼~
:[ユリシーズ]|
エリンシア様を~
お守りしたい想いは皆同じ。▼~
ならばその想いと責任も~
分かち合っていきましょうぞ。▼~
:[ルキノ]|
そうね、ユリシーズの言う通りだわ。~
ごめんなさい、ジョフレ。~
私は意固地になっていたみたい。▼~
:[ジョフレ]|
いや、姉さんだけじゃない。~
俺も大切なことを見失っていた。~
…すまない。▼~
:[ルキノ]|
さっきの戦いぶりを見て、安心したわ。~
もし私に万が一のことがあっても…~
あなたにならエリンシア様を任せられる。▼~
:[ジョフレ]|
俺もだ。~
姐さんが傍にいてくれる限り、~
エリンシア姫はご無事だと確信できた。▼~
:[エリンシア]|
二人とも…▼~
:[ユリシーズ]|
いやはや…。~
我らが麗しの姫はまことに~
臣下から愛されておいでですなあ。▼~
この絆をもってクリミアの未来を~
盛り立てていきましょうぞ!▼~
**隠れ里の剣士 ソーンバルケ [#sr56r6a4]
***C [#he59ekme]
:[モゥディ]|
…?~
物陰に…ナにがイる…。~
ダれだ?▼~
:[ソーンバルケ]|
おっと…~
こんな簡単に見つかるとはな。▼~
はじめて出会ったとき~
砂塵の中で私に気づいた~
勘の鋭さを思い出すぞ、モゥディ。▼~
:[モゥディ]|
ソーン!~
お前もアスク王国に召喚されたのか。~
マた会えてウれしいゾ。▼~
:[ソーンバルケ]|
もう会うこともないと思っていたが~
お前とは縁があるようだ。~
こちらでもよろしく頼む。▼~
:[モゥディ]|
オぉ!~
モゥディもヨろしく頼む!▼~
ムっ…思い出しタ…。▼~
:[ソーンバルケ]|
ん? どうかしたのか?▼~
:[モゥディ]|
お前と同じような~
武器を使うヤツを見タ!▼~
:[ソーンバルケ]|
私のヴァーグ・カティと?~
それはたしかに気になるな。~
テリウス大陸の英雄なのか?▼~
:[モゥディ]|
チがう。ドこか…別の大陸…~
別の異界からキたとイっていた。▼~
:[ソーンバルケ]|
私の剣と似た武器を使う英雄、か。~
祖先かと思ったが、~
違う異界の者か…▼~
モゥディ、その英雄には~
どこで会える?▼~
***B [#ktl679wa]
:[ソーンバルケ]|
緑が深く、澄んだ空気だ。~
この森にヴァーグ・カティに~
似た剣を使う者がいるのか?▼~
:[モゥディ]|
コっちダ。~
この時間なラ修行ヲ…▼~
:[ソーンバルケ]|
むっ、あれは…。▼~
:[リン]|
はぁぁぁ!~
せい! やぁっ!▼~
:[ソーンバルケ]|
あの娘の持っている剣…~
たしかにヴァーグ・カティに似ている。~
それに太刀筋も…▼~
:[リン]|
……。~
そこに…誰かいるわね?~
隠れてないで出てきなさい。▼~
:[モゥディ]|
リン、敵じゃナい。~
モゥディ、ダ。▼~
:[リン]|
あら、あなただったのね。~
えーと、隣にいるのは?~
見たことがない顔だけど…。▼~
:[ソーンバルケ]|
私はソーンバルケ。~
モゥディと同じく、~
テリウス大陸から来た。▼~
:[モゥディ]|
ソーンはモゥディのトモダチ。~
イイやつ。▼~
:[リン]|
私はロルカ族のリン。~
エレブ大陸から来たの。~
よろしくね、ソーンバルケ。▼~
:[ソーンバルケ]|
やはり、テリウス大陸とは~
異なる地の英雄か…▼~
:[リン]|
それが…どうかしたの?▼~
:[ソーンバルケ]|
モゥディから私のものと~
似た剣を使う者がいると聞いたのだ。▼~
確かに似ている…~
形より、剣に宿る力そのものが…▼~
:[リン]|
確かにそうね。~
あなたの剣…~
私のソール・カティとそっくり。▼~
どうして違う異界、違う大陸に~
同じような剣があるのかしら?~
うーん…。▼~
:[モゥディ]|
リン、ドうした?~
ナにか気になるのカ?▼~
:[リン]|
気になることはたくさんあるけど…。▼~
:[ソーンバルケ]|
答えられることであればなんでも答えよう。~
遠慮なく聞いてくれ。▼~
:[リン]|
聞きたいことはいろいろあるんだけど~
その前に…。▼~
せっかく剣士が二人いるんだし、~
まずは手合わせをお願いしてもいいかしら。▼~
***A [#sa3647m8]
:[モゥディ]|
手合わせ…?~
ナゼ二人とも剣を構える?~
仲間同士ダ。▼~
:[ソーンバルケ]|
私たちは剣士だ。~
言葉よりも剣を交わすほうが~
手っ取り早くわかり合える。▼~
:[リン]|
その通り。~
話が早くて助かるわ。~
それじゃ行くわよ!▼~
:[ソーンバルケ]|
よい気迫だ。来い!▼~
:(暗転)|
:[リン]|
はぁ、はぁ…~
強い…!~
あと一歩が攻め込めない…▼~
:[ソーンバルケ]|
…リン、ここまでにしておこう。~
これ以上は、~
命のやりとりになる。▼~
:[リン]|
そうね…。~
じゃあ今日は引き分けってことで。▼~
:[モゥディ]|
イい勝負だったゾ!~
二人とモ、頑張っタな!▼~
:[リン]|
気のせいかしら…~
私たち、剣だけじゃなく~
戦い方も似てたわね。▼~
:[ソーンバルケ]|
ああ、細かな違いはあるが~
太刀筋や基本的な剣技は近いように~
私も感じた。▼~
:[リン]|
ところで、あなたの剣は~
ずいぶん古い物のようだけど~
どのくらい歴史があるものなの?▼~
:[ソーンバルケ]|
定かにはわからぬが…~
ヴァーグ・カティは神話の時代から~
先祖代々受け継がれた剣だ。▼~
さまざまな使い手に渡り~
戦いの歴史を刻んできた。~
未来を切り開くためにな。▼~
見たところ、お前の剣も~
かなりの年代物のようだな?▼~
:[リン]|
ソール・カティは精霊の宿る剣…~
サカにはほかにもよく似た剣があるの。~
名前はマーニ・カティ。▼~
マーニ・カティは~
旅の安全を祈願する剣として~
草原の民に崇められていたの。▼~
:[ソーンバルケ]|
草原の民…。▼~
:[リン]|
私たち草原の民は~
風と草木とともに生き~
自然との対話を尊ぶの。▼~
だから自然を愛するモゥディに~
親しみを感じるのよ。▼~
:[モゥディ]|
ありガとウ。~
モゥディもリンのこトが好きだゾ。▼~
:[ソーンバルケ]|
エレブ大陸にもラグズ…~
獣の姿に変身する種族はいるのか?▼~
:[リン]|
竜に変身する英雄はいるけど~
モゥディみたいに虎の姿になる~
人は見たことないわ。▼~
:[ソーンバルケ]|
リンはラグズが怖くないのか?▼~
:[リン]|
ふふっ、変なこと聞くのね。~
怖いわけないじゃない。▼~
モゥディもラグズのみんなも~
同じ大地に生きる大切な仲間よ。▼~
:[ソーンバルケ]|
……。~
同じ大地に生きる仲間か…。▼~
***S [#e790sm3n]
:[モゥディ]|
ソーン!~
コんなところにイたのカ?~
モうすぐメシの時間だゾ。▼~
:[ソーンバルケ]|
ああ、少し考え事をしていた。~
すぐに行く。▼~
:[モゥディ]|
モう、アスク王国にはナれたカ?▼~
:[ソーンバルケ]|
おかげさまでな。~
この国はなかなか居心地がいい。▼~
:[モゥディ]|
もしかシて、まタ~
リンの剣のこトを考えテいタのカ?▼~
:[ソーンバルケ]|
ああ、考えれば考えるほど不思議だ。~
剣だけでなく、太刀筋まで似ているとは。▼~
もしかすると~
テリウス大陸とエレブ大陸は遠い昔、~
どこかで繋がっていたのかもしれない。▼~
例えば、この~
アスク王国のような世界を介して…▼~
:[モゥディ]|
そうダったのカ!▼~
:[ソーンバルケ]|
いや、モゥディ。~
今のは私の推測にすぎない。~
だが、たとえそうでなくても…▼~
自分と似た剣と技を使う英雄が~
別の種族であるラグズを~
仲間と認めてくれているのは快かった。▼~
:[モゥディ]|
リンはイいヤツだ。~
ソーンもリンのことが好きだと~
モゥディもウれしいゾ。▼~
:[ソーンバルケ]|
私とリンは違う異界に生まれ~
それぞれ違う人生を歩んできた。▼~
それでも剣を通じて互いを理解し~
わかり合うことができる。▼~
:[モゥディ]|
リンは大切ナ仲間ダ。▼~
いや、モゥディには~
ヴァイス・ブレイヴのみんなガ~
大切ナ仲間ダ。▼~
:[ソーンバルケ]|
種族が違っても互いを尊重し~
ともに手を携えることができる…。▼~
それが、私がこの国に感じている~
居心地のよさのひとつなのだろうな…▼~
**臆せぬ戦士 ボーレ [#ner9rkwo]
***C [#mdt904j4]
:[ヨファ]|
あーっ!~
ボーレがアスク王国にいる!▼~
:[オスカー]|
よく来たな、ボーレ。~
変わらず元気そうでなによりだ。▼~
:[ボーレ]|
うおっ!? なんだ、~
兄貴とチビもこっちにいたのかよ!~
って、その格好はなんだ?▼~
:[ヨファ]|
これはその…~
アスク王国のお祭りの衣装だよ。~
それにチビって言わないでよ!▼~
:[ボーレ]|
ははっ、おれが来たって聞きつけて~
わざわざ迎えに来てくれたのか?▼~
:[オスカー]|
いや、お前は目を離すと~
考えなしに動くというか…~
行き当たりばったりだからなあ。▼~
放っておくのが心配で~
急いで迎えにきたんだ。▼~
:[ボーレ]|
またまた、~
おれがいなくて寂しかったんだろ?~
はっはっは!▼~
とにかくこれで三兄弟が揃ったわけだ。~
大船に乗ったつもりでいてくれよ!▼~
:[オスカー]|
あ、ああ、まあ…そうだな…。▼~
:[ヨファ]|
う、うん、そうだね。~
そうかもしれないなー。▼~
:[ボーレ]|
なんだその気まずそうな顔は…。~
おれが来る前になにかあったのか?▼~
:[オスカー]|
隠すようなことでもないか。~
遅かれ早かれ、わかることだしな。▼~
:[ヨファ]|
あのね、アスク王国にはもう~
別のボーレが来てるんだよ。▼~
:[オスカー]|
お前がいたテリウス大陸とは~
別の異界から喚ばれたボーレだ。▼~
:[ボーレ]|
な、なにーっ!?~
先を越されてたのか!~
そのボーレをすぐに連れてきやがれ!!▼~
:(暗転)|
:[ボーレ(幼少)]|
なんだ、こいつ。~
ずいぶんと締まりのない顔の~
英雄が来たもんだな。▼~
:[ヨファ]|
あのね、小さいボーレ。~
こっちは未来の君…~
成長したボーレなんだよ。▼~
:[ボーレ(幼少)]|
えっ? 大きくなったおれ!?~
この締まりのないヤツが?▼~
:[ボーレ]|
み、見覚えあるぞ、この顔!~
もしかして異界のおれって~
チビだった頃のおれなのか!?▼~
***B [#mr68jwn9]
:[ボーレ]|
なんでチビのおれが~
おれより先に来てんだよ。~
物事には順序ってもんがあるだろ。▼~
:[オスカー]|
召喚は異界の力によるもの…~
私たちには計り知れない~
理由があってのことだろう。▼~
:[ボーレ]|
だけど、まだチビじゃねえか。▼~
:[ヨファ]|
僕だって子供だけど召喚されてるよ?▼~
:[ボーレ]|
横から口を挟んで話を~
ややこしくするんじゃねえよ。▼~
とにかく、どう考えたって~
おれが先に喚ばれるべきだろ!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
お前が頼りなさそうだから~
後回しにされたんじゃねえか?▼~
お前がしっかりしてりゃあ~
エクラさんだって~
とっとと召喚してたんじゃねえの?▼~
:[ボーレ]|
なっ!? おい、聞いたか!?~
口の利き方を知らねえチビだな!~
こんな生意気なヤツ見たことないぜ!▼~
:[オスカー]|
昔のお前自身だろう?~
生意気なところもそのままじゃないか。▼~
:[ボーレ(幼少)]|
はぁ、やっぱり頼りねえなあ。▼~
:[ボーレ]|
くぅぅぅ! なんだその呆れ顔は?~
いいか! 戦場でおれの活躍を見れば~
その生意気な口もきけなくなるはずだ!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
……。▼~
:(暗転)|
:[ボーレ]|
うーしっ! こんなに早く~
活躍のチャンスが来るなんてな!▼~
いいか、チビのおれ。~
この活躍をそのちっこい目に~
しっかりと焼き付けとけよ!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
…どうだか。▼~
:[ボーレ]|
さっそく敵のお出ましだな。~
うおおおおおっ!!~
おれが蹴散らしてやるぜ!▼~
:[オスカー]|
あっ! おい、ボーレ!~
一人で前に出るんじゃない!!▼~
:[ボーレ]|
し、しまった!~
敵に囲まれちまった…!▼~
:(白く光る)|
:[ボーレ]|
ぐ、ぐわあっ!~
なんの! まだまだっ!!▼~
:[ティアマト]|
なにをやってるのボーレ!~
はあっ!!▼~
:(白く光る)|
:[ティアマト]|
大丈夫、ボーレ?~
一人で突出するのは危険よ。▼~
:[ミスト]|
傷を見せて。すぐに治すから。▼~
:[ボーレ]|
す、すまねえ。~
助かったよ、二人とも。▼~
:[ティアマト]|
身勝手な行動は仲間に危険を及ぼすわ。~
ちゃんと足並みを揃えて進みなさい。▼~
:[ミスト]|
みんなで力を合わせて戦うのが~
グレイル傭兵団の戦い方。~
アスク王国でもそれは変わらないわ。▼~
:[ボーレ]|
はい、気を付けます…。▼~
:[ボーレ(幼少)]|
なにやってんだよ、あいつ。~
傭兵団のみんなに~
助けられてばかりじゃねえか…。▼~
***A [#vse645iw]
:[ボーレ]|
ちくしょう、~
こんなはずじゃなかったのに…。▼~
:[オスカー]|
なんだボーレ。~
珍しく落ち込んでいるみたいだな。▼~
:[ボーレ]|
おれだってたまには失敗して~
落ち込むこともあるんだよ!▼~
あのあとセネリオにも怒られたし~
踏んだり蹴ったりだぜ…。▼~
おれの活躍をみればチビのおれだって~
見直すと思ったんだけどなあ。▼~
:[オスカー]|
なあボーレ。自分のことより~
あの小さいボーレのことを~
考えてやってはどうだい?▼~
:[ボーレ]|
どういう意味だよ?▼~
:[オスカー]|
ああ見えて小さいボーレも~
いろいろと悩んでいるようだった。▼~
どうして子供の自分が~
先に召喚されたんだろうってな。▼~
:[ボーレ]|
……。▼~
:[オスカー]|
あの子はまだ子供だ。~
アスク王国に喚ばれた理由もわからず~
きっと不安に思っているはずだ。▼~
:[ボーレ]|
そうか…。~
そうかもしれねえな。▼~
:[オスカー]|
あれぐらいの年頃だった自分を~
思い出してみたらどうだ。~
少しは気持ちがわかるんじゃないか?▼~
:[ボーレ]|
あの頃のおれは…~
早く一人前になりたくて~
がむしゃらに頑張ってた。▼~
親もいなくなって、これから先は~
兄弟だけで生きていかなきゃならねえ。~
おれはその不安と必死に戦ってたんだ。▼~
そんな不安を抱えたままあいつは~
この世界に召喚されたんだ。~
戸惑うに決まってるよな…。▼~
:[オスカー]|
しかも、アスク王国には~
自分が知るよりも成長した~
兄と弟の姿があったんだ。▼~
あの子なりに兄弟との差を埋めようと~
頑張っていたんじゃないか?▼~
:[ボーレ]|
生意気な口を利いていたけど~
本当は焦ったり、心細かったり~
したのかもしれねえな…。▼~
なのに、おれは自分を大きく~
見せようとしてばかりで…。▼~
:[オスカー]|
そうだな。虚勢を張るよりも~
大切なことがあるはずだ。▼~
:[ボーレ]|
ああ。一人で頑張ってきたあいつを~
支えてやらなくちゃな。▼~
まずはおれのことを、~
頼れる仲間だって~
信頼してもらわねえと!▼~
***S [#uyityo0i]
:[ボーレ(幼少)]|
今日もあんたと一緒に戦場か…。~
大丈夫なんだろうな?▼~
:[ボーレ]|
ああ、問題ねえよ。~
お前は好きなように動いていいぞ。▼~
:[ボーレ(幼少)]|
好きに動けって…~
仲間と足並みを揃えて~
戦えって言われただろ?▼~
ティアマトさんに怒られても~
知らねえからな。▼~
:[ボーレ]|
大丈夫だ。お前のことは~
ばっちりフォローしてやるからさ!▼~
:(暗転)|
:[ボーレ(幼少)]|
たあっ!~
せいっ!▼~
:(白く光る)|
:[ボーレ(幼少)]|
へへっ、どうだ!~
おれだって…▼~
:[ボーレ]|
後ろだ!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
!?▼~
:[ボーレ]|
やらせねえぜ、あらよっと!▼~
:(白く光る)|
:[ボーレ(幼少)]|
……!!~
た、助かった…▼~
:[ボーレ]|
礼なんかいらねえよ。~
さあ、敵を片付けようぜ!▼~
あ、ちょっと待て。~
調子に乗って強そうな奴に~
一人で突っ込もうとするなよ。▼~
:[ボーレ(幼少)]|
な、なんで…?▼~
:[ボーレ]|
ははっ! 昔の自分のことだからな。~
次にどう動くかなんて~
手に取るようにわかるってもんだ!▼~
:(暗転)|
:[ボーレ(幼少)]|
はぁはぁ、はぁ…。~
やった、勝てたぞ!▼~
:[ボーレ]|
ああ、おれたちの圧勝だ!~
頑張ったな!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
あ、ありがとう…な。~
今日はいろいろ助けてくれて。▼~
:[ボーレ]|
お前、なかなか筋が良いぜ。~
さすがはおれだな!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
……。▼~
おれさ、早く強くなりたいんだ。~
じゃないと、まだ小さいヨファを~
守ってやれねえからさ。▼~
:[ボーレ]|
知ってるよ。その気持ちが~
背中を押してくれたから~
おれはここまで強くなれたんだ。▼~
:[ボーレ(幼少)]|
じゃあ、おれも~
あんたみたいになれる…?▼~
:[ボーレ]|
もちろんだ! そのためには~
兄貴の料理をたくさん食べて~
身体をデカくしないといけねえ!▼~
:[ボーレ(幼少)]|
うん! おれ、がんばるぜ!▼~
:[オスカー]|
だったら腕によりをかけて~
どんどん料理を作ろう。▼~
:[ボーレ]|
うわっ兄貴!~
なんだよ、聞いてたのか!▼~
:[ヨファ]|
オスカーおにいちゃんの料理は~
とってもおいしいもんね!▼~
:[ボーレ]|
はっはっは、違いねえ!~
兄貴の料理は最高だ。~
お前も知ってるだろ?▼~
お前もアスク王国では大事な兄弟だ!~
これからも仲良くやっていこうな!▼~
**孤影の参謀 セネリオ [#be50eokd]
***C [#nf906ken]
:[セネリオ]|
強大な力を秘めた雷の魔道書…~
これを使いこなせるかどうかで~
アスク王国での戦い方は大きく変わる。▼~
:[イレース]|
……▼~
:[セネリオ]|
イレース、あなたもいたのですね。~
僕になにか用ですか?▼~
:[イレース]|
用と言うか…~
お困りみたいだったので…▼~
幸いご飯を食べたばかりで~
お腹もいっぱいなので…~
なにかお力になれるかと思って…▼~
:[セネリオ]|
……。▼~
:[イレース]|
それは…レクスボルト?~
雷の魔道書…ですね。~
とても強力な魔法です。▼~
その魔道書が~
困っている理由ですか…?▼~
:[セネリオ]|
せっかく手に入れたこの魔道書…~
どうすれば使いこなせるのだろうと~
思案していたのです。▼~
:[イレース]|
そういうことなら…~
心配はいらないと思います…。▼~
ヴァイス・ブレイヴには~
さまざまな異界の英雄が~
集っていますから…。▼~
雷の魔道が得意な英雄もたくさんいますから~
彼らの話を聞けば使いこなすきっかけが~
掴めるのでは…?▼~
:[セネリオ]|
なるほど…。~
悪くないですね。▼~
:[イレース]|
私の知り合いにも~
何人かいます…~
紹介しましょうか…?▼~
:[セネリオ]|
ありがとうございます。~
ぜひよろしくお願いします。▼~
…ところで、~
あなたは教えてくれないんですか?▼~
:[イレース]|
お話ししている間に~
もうお腹が空いてきたので…~
教えるのは…無理かと…▼~
:[セネリオ]|
……そうですか。▼~
***B [#d580oks3]
:[イシュタル]|
あなたがセネリオですね。~
話はイレースから聞いています。~
雷の魔道を学びたいとか…▼~
:[セネリオ]|
はい。雷の魔道に関しては~
あなたはヴァイスブレイヴでも~
屈指の使い手だと伺っています。▼~
:[イシュタル]|
まずはあなたの力を見せてください。~
あの岩に向けて…▼~
:[セネリオ]|
わかりました。轟け…雷よ!▼~
:(白く光る)|
:[セネリオ]|
想定ほどの威力が出ない…~
まだ魔道書の力を~
引き出せていないのか。▼~
:[イシュタル]|
いえ、あなた自身の魔力も~
魔道書の力も~
目を見張るものがあります。▼~
魔力の操り方を少し変えれば~
おのずと威力も上がるでしょう。▼~
:[セネリオ]|
操り方、ですか?▼~
:[イシュタル]|
見ていてください。~
狙いを定め、魔力を一点に集中する…~
雷よ!▼~
:(白く光る)|
:[セネリオ]|
凄まじい威力だ…。~
あの巨大な岩が跡形もなく…▼~
これが【雷神】イシュタル王女の力…~
まさに桁違いだ。▼~
:[イシュタル]|
トールハンマーは私の祖先~
魔法騎士トードが~
神から授かったもの。▼~
そして、あなたが持つ~
その魔道書も~
破格の力を秘めています。▼~
あなたほどの魔道士なら~
使いこなすことができるでしょう。▼~
:[セネリオ]|
そう願いたいものです。~
努力は惜しみません。▼~
:[イシュタル]|
…ですが、ひとつだけ~
気をつけてほしいことがあります。▼~
あなたがこれから身に付ける力…~
それを正しいことに使ってください。。▼~
:[セネリオ]|
……。▼~
:[イシュタル]|
かつて私は…~
力を持つ者としての責任を~
十分に果たせませんでした。▼~
ですからあなたには、~
世界をよりよくするために~
力を使ってほしいのです。▼~
:[セネリオ]|
…わかりました。約束します。▼~
:[イシュタル]|
あなたの修練が~
うまくいくことを祈っています。。~
それから…▼~
私の副官だったラインハルトも~
【トードの再来】と呼ばれる雷の使い手。~
彼にも会っておくといいでしょう。▼~
***A [#mfr79skw]
:[ラインハルト]|
はじめまして、、セネリオ殿。~
フリージの将、ラインハルトと申します。▼~
お話はイシュタル様から伺っています。~
雷の魔道を学んでおられると。▼~
:[セネリオ]|
はい。イシュタル王女がおっしゃるには~
あなたの雷の魔道からも~
学べることがあるだろうと…。▼~
:[ラインハルト]|
イシュタル様のあとに私ごときが~
口を出すなど赤面の至りですが、~
少しでもお役に立てれば幸いです。▼~
では、さっそく~
我が魔道をお見せしましょう。~
はぁっ!▼~
:(白く光る)|
:[セネリオ]|
一瞬で二つの雷を…!?~
しかも、二つとも同じ的に…▼~
この速さと正確さ…~
相当の修練を積まれたのでしょう。▼~
:[ラインハルト]|
たしかに魔道を修めるには~
修練の積み重ねが必要でした。▼~
しかしそれよりも私自身~
大切にしていたものがあります。。▼~
:[セネリオ]|
大切なもの? それは…。▼~
:[ラインハルト]|
正しき目的のために力を振るうという~
強い信念です。▼~
そう信じることで迷いを断ち切り~
集中力を高めるのです。▼~
扱う力が大きくなればなるほど~
使う者の心には迷いが生まれます。▼~
:[セネリオ]|
……。▼~
:[ラインハルト]|
自分にとっての正しき目的とはなにか。~
それは大切なものを命を懸けて~
守り抜くことだと思うのです。▼~
人それぞれに守るべきものがある。~
セネリオ殿も思い浮かべてください。~
守るべき大切なものを。▼~
:[セネリオ]|
ええ。僕にもあります。~
守るべきもの、守りたいものが。▼~
:[ラインハルト]|
ふふ…、その目を見るにあなたは~
すでに強い信念をお持ちのようですね。▼~
それをどうか大切にしてください。~
魔道書も応えてくれることでしょう。▼~
***S [#n590rldt]
:[シノン]|
前方に敵影ありだ。~
数は…予想の二割増しってとこか。~
さてどうする?▼~
:[アイク]|
予定通り、正面から叩き潰す。▼~
:[セネリオ]|
後方の魔法部隊がやっかいですね。~
敵の前衛にいる重騎士は僕が倒します。~
アイクたちは後衛の魔道士を。▼~
:[アイク]|
わかった。~
グレイル傭兵団、、出撃するぞ!▼~
:(暗転)|
:[ボーレ]|
うおおおお!~
命が惜しくないヤツから~
かかってこ…って、うひゃぁぁっ!?▼~
:(白く光る)|
:[ボーレ]|
うわっ! あっぶねえ!~
セネリオ、おれの近くに~
雷を落とすんじゃねえ!▼~
:[セネリオ]|
味方に当てたりしませんよ。~
安心して前進してください。▼~
:[ボーレ]|
そ、そうか?~
その言葉、信じるからな!▼~
:[ガトリー]|
セネリオ…~
なんだか頼もしくなったっすね。▼~
あの雷の魔法を使いこなすようになって~
大魔道士っぽい風格が出てきたような…▼~
:[シノン]|
アイクの野郎も~
後ろはセネリオに任せて~
思うままに暴れてやがる。▼~
:[ガトリー]|
雷の隙間を縫うように~
大暴れしてるっすね!▼~
よっぽど肝が据わってるのか~
セネリオを信頼してるのか…。▼~
:[ティアマト]|
ふふ、両方でしょうね。~
私たちもおしゃべりしてないで~
アイクの背中に続きましょう!▼~
:[セネリオ]|
敵が怯んでいます。~
この機に総攻撃を!~
押し切れば我々の勝利です。▼~
:[アイク]|
援護は任せたぞ、セネリオ。~
総員突撃だ!▼~
:[セネリオ]|
……。~
…あなたは振り向かなくていい。~
あなたの背中は僕が守ります。▼~
前を走るあなたを守るためなら…~
僕はどこまでも強くなれる…。~
いや、強くなってみせる…!▼~
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