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章別会話/光へ歩む者たち
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[[章別会話]]
*光へ歩む者たち [#lp60ujyi]
#contents
**光へ歩む者たち [#mn95qj27]
***オープニング [#kgj968yu]
:[エーディン]|
!~
こんなところにまで敵が…!▼~
:[ブリギッド]|
エーディン、下がって!~
はっ!▼~
:(白く光る)|
:[ブリギッド]|
大丈夫? ケガはない?▼~
:[エーディン]|
助かりました。~
ありがとうございます、お姉様。▼~
:[デュー]|
あっ! あそこ!~
木の陰にも敵が!▼~
:[ミデェール]|
お下がりください!~
ブリギッド様、エーディン様!▼~
:(白く光る)|
:[ブリギッド]|
あんなところにも隠れていたのね。~
ありがとうデュー、ミデェール。~
助かったわ。▼~
:[デュー]|
慣れないアスク王国の夜の森…~
どこから敵に襲われるか~
わかったもんじゃないよ。▼~
:[ミデェール]|
この場に留まり戦い続けるのは~
危険かと思います。▼~
:[ブリギッド]|
そうね、早く森を抜けて~
味方と合流しましょう。▼~
:[デュー]|
向かうならヴァイス・ブレイヴが~
陣を敷いていた西の湖のほうだね。▼~
おいらが先行して偵察するから~
エーディンたちは~
後ろからついて来てよ。▼~
:[エーディン]|
はい、参りましょう。~
無理はせず、慎重に…。▼~
:(白く光る)|
:[デュー]|
うわっ! こっちはダメだ。~
見てあの崖の上!~
待ち伏せされてる。▼~
:[ミデェール]|
となると、来た道を~
戻ったほうがよさそうですね。▼~
:[ブリギッド]|
待って!~
向こうの茂みが揺れて…。▼~
後ろをつけられていた…?▼~
:[エーディン]|
このままでは~
挟み撃ちにされてしまいます…▼~
:[デュー]|
エーディンとブリギッドは~
崖から離れて走って!~
おいらが敵を引きつける!▼~
:[ミデェール]|
デューだけでは危険です!~
私も行きます!▼~
ブリギッド様とエーディン様は~
お急ぎを! 私たちも~
あとから必ず追いつきます!▼~
:[エーディン]|
で、ですが~
それではあなた方だけを~
危険に晒すことに…。▼~
:[ブリギッド]|
エーディン、ここは~
デューの考えに従いましょう。▼~
デュー、ミデェール、~
無理はしないで!▼~
:[デュー]|
任せてよ!~
敵を引っ搔き回すのは~
得意だからね!▼~
:(暗転)|
:[ブリギッド]|
はあ…はあ…~
ここまでくれば少しは休めそうね。~
エーディン、ケガはない?▼~
:[エーディン]|
私は大丈夫です。~
ですが、ミデェールとデューは…。▼~
:[ブリギッド]|
彼らならきっと無事よ。~
さあ、先に進みましょう。▼~
***C [#dtr6jwhk]
:[エーディン]|
どんどん森が~
深くなってきますね…。~
先がまったく見通せません。▼~
:[ブリギッド]|
オーガヒルの海賊だった頃も~
こんなに真っ暗な森を歩くことは~
めったになかったわね。▼~
:[エーディン]|
ユングヴィにもここまで~
深い森はありませんでした。▼~
:[ブリギッド]|
ユングヴィ…私の故郷…~
行ってみたいわ。▼~
:[エーディン]|
……。~
あの、ブリギッド姉様…。▼~
さきほどデューの策に乗ったのは~
戦えない私を守るためだったの?▼~
:[ブリギッド]|
それもあったけれど~
あの場面では二手に分かれるほうが~
有効だと思ったの。▼~
:[エーディン]|
ごめんなさい。~
私にもみんなと同じように~
戦える力があったら…。▼~
:[ブリギッド]|
気に病むことはないわ。~
エーディンの癒しの力には~
みんな助けられているのだから。▼~
大丈夫。~
不安でしょうけれど~
心配しないで。▼~
あなたには、私がついています。~
あなたのことは~
私が命に代えても守るから…。▼~
:[エーディン]|
えっ…?~
そんなのダメです、お姉様!~
それはいけません。▼~
:[ブリギッド]|
エーディン…?▼~
:[エーディン]|
これまでお姉様と私は~
離ればなれに暮らしてきました。▼~
ですが、私はいつだって~
お姉様の身を案じていたのです。▼~
こうして再会できたのに~
もう一度離ればなれになるなんて~
私はイヤです!▼~
:[ブリギッド]|
……。▼~
:[エーディン]|
お姉様が危ないときは~
私も支えになりましょう。▼~
ですから、自分が犠牲になるなんて~
どうかおやめください、お姉様…。▼~
:[ブリギッド]|
ごめんなさい、エーディン。~
悲しませてしまったわね。▼~
そうよね…~
やっと再会できたのに~
どうかしていたわ。▼~
あなたの言うとおりよ。~
互いに助け合って進みましょう。~
生き残るなら二人一緒ね。▼~
:[エーディン]|
はい…必ず…~
二人一緒に!▼~
:[ブリギッド]|
もちろん~
ミデェールとデューも一緒よ。▼~
私たちは縁あって~
アスク王国に召喚されて~
ともに戦っているのですから。▼~
みんなで生き残って~
ユグドラル大陸に帰りましょう。▼~
***B [#k00697u2]
:[デュー]|
なんとか切り抜けたけど…~
エーディンたちと~
はぐれちゃったね。▼~
:[ミデェール]|
由々しき事態です。~
一刻も早く探し出さねば…▼~
:[デュー]|
二人のことも~
もちろん心配だけどさ…~
おいらたちも迷っちゃってない?▼~
西ってどっちだっけ?~
方角もわからないし…。▼~
:[ミデェール]|
いや、それは~
デューがあちらこちらへ~
走り回ったからでしょう…。▼~
:[デュー]|
えーっ?~
敵を攪乱するためなんだから~
仕方ないでしょ。▼~
:[ミデェール]|
責めているわけではありませんよ。~
機嫌を直してください。▼~
:[デュー]|
別に拗ねてなんかないよーだ!~
あーあ、どうせはぐれるなら~
エーディンと一緒がよかったなあ。▼~
ミデェールだっておいらじゃなく~
エーディンかブリギッドと~
一緒がよかったんじゃない?▼~
:[ミデェール]|
お二人の近くで~
お守りできないのは不本意ですが…。▼~
デューのことも全力で守ります。~
それが私の成すべきことですから。▼~
:[デュー]|
ふーん、しがない盗賊だってのに~
おいらを守ってくれるってのかい?~
なんの得があるっていうのさ。▼~
:[ミデェール]|
私は…~
シグルド様に恩があるのです。▼~
:[デュー]|
シグルドに?▼~
:[ミデェール]|
シグルド様は~
エーディン様をお救いくださり~
私まで助けてくださった…。▼~
そんなシグルド様に~
あなたは危険を承知で~
力を貸してくれています。▼~
:[デュー]|
まあ、成り行きというか~
ほかに行くところも~
なかったというか…。▼~
:[ミデェール]|
理由はどうあれ~
あなたは命を懸けて~
シグルド様とともに戦っています。▼~
ならば、デューも私にとって大切な存在。~
守るべき仲間です。▼~
:[デュー]|
なんだか堅苦しいなあ。でも…~
あんたがいい人だってことはわかるよ。~
ごめん、ミデェール。▼~
:[ミデェール]|
改まってどうしたんですか?▼~
:[デュー]|
さっきの言葉。~
ちょっとトゲがあったと思ってさ。▼~
:[ミデェール]|
気にしないでください。~
さあ、先を急ぎましょう。~
月を見れば大体の方角は割り出せます。▼~
:[デュー]|
うん!~
エーディンたちと合流して~
この森を抜けだそう!▼~
***A [#ko6l62iz]
:[ブリギッド]|
かなり進んだわね…~
エーディン、疲れていない?▼~
:[エーディン]|
そうですね、少しだけ…~
ですが、まだまだ歩けますよ。▼~
お姉様こそ目を凝らしながら歩いて~
きっとお疲れでしょう?▼~
:[ブリギッド]|
月も出ているから~
思ったより見通せるわ。~
これならデューたちともすぐに…。▼~
……!?~
待って、この物音は…!▼~
:[エーディン]|
お姉様! 後ろから追っ手が…!▼~
:[ブリギッド]|
走るわよ、エーディン!~
ここで囲まれたら~
切り抜けるのは難しくなるわ!▼~
:[エーディン]|
は、はいっ!~
お姉様もお気をつけて…!▼~
:(白く光る)|
:[ブリギッド]|
くっ! この矢の数…敵が多い。▼~
:[エーディン]|
お姉様、腕にケガを!?~
杖でお治しします!▼~
:[ブリギッド]|
大丈夫よ、エーディン。~
足を止めずに走って!▼~
:[エーディン]|
で、ですが、このままでは!▼~
:[ブリギッド]|
私たち二人だけなら厳しいわ…。~
でも、四人なら!▼~
:[ミデェール]|
そこです! せいっ!▼~
:(白く光る)|
:[デュー]|
あらよっと!▼~
:(白く光る)|
:[エーディン]|
ミデェール! デュー!~
無事だったのですね!▼~
:[ミデェール]|
ブリギッド様、エーディン様!~
遅くなってしまい~
申し訳ございません!▼~
:[デュー]|
ブリギッドとエーディンの~
髪は綺麗で目立つからね!~
夜の森でも見つけやすかったよ。▼~
:[ブリギッド]|
これなら反撃できます。~
敵の戦力を削いだあと~
この森を抜けましょう!▼~
:[ミデェール]|
お任せください!!▼~
:(暗転)|
:[ブリギッド]|
助かったわ…。~
ミデェール、デューのおかげで~
この場を切り抜けられた。▼~
:[エーディン]|
お姉様は、お二人が来ることを~
見越していらっしゃったのですね。▼~
:[ミデェール]|
本来はお守りせねばならぬところを~
はぐれてしまい~
申し訳ございませんでした。▼~
ですが、ご無事でなにより。~
きっと、お二人で力を合わせ~
困難を切り抜けられたのでしょう。▼~
:[デュー]|
ま、おいらたちも~
力を合わせたから~
ここまでこれたんだけどね。▼~
:[ブリギッド]|
一人より二人。~
そして二人より四人…▼~
右も左もわからない異界に召喚されて~
どうなることかと思ったけど…。▼~
エーディン、そしてデューや~
ミデェールが一緒だったから~
私はなんとか戦えているわ。▼~
:[エーディン]|
はい。それは私も同じです。▼~
:[ミデェール]|
今日の戦いは~
支え合うことの大切さを~
あらためて知る機会となりました。▼~
:[デュー]|
へへっ、おいらも~
みんなの役に立ててうれしいよ。▼~
:[ブリギッド]|
私たちの一番の武器は~
聖なる武器でも強力な魔道でもない。▼~
みんなで力を合わせること。~
そのことを実感しました。▼~
もうすぐ夜も明けます。~
皆で森を抜け~
必ずアスクの城へと帰りましょう!▼~
**陽気な盗賊 デュー [#z598yjt8]
***C [#nro68702]
:[デュー]|
へー。もともとラタトスクは~
アスク王国と敵対してたんだ?▼~
:[ラタトスク]|
うんっ!~
あたしは最初、【葬り手】として~
アスク王国に来たんだ。▼~
:[ブリギッド]|
そうだったのですか…~
はじめからヴァイス・ブレイヴに~
いたわけではないのですね。▼~
:[ミデェール]|
つまり、この国は~
王子を暗殺しようとした者を~
仲間として迎え入れたと…?▼~
:[ラタトスク]|
いいいい、いろいろあって~
仲間になったのっ!▼~
密偵のそのまた密偵をやって~
あとは、ええーっと…。▼~
ととととにかくっ、今はあたしは~
ヴァイス・ブレイヴの一員なの。▼~
それで、迷惑かけちゃった分~
【癒し手】として恩返しするのが~
あたしの目標なんだ。▼~
:[エーディン]|
恩に報いるために…~
立派な心掛けだと思います。▼~
:[ラタトスク]|
そそそそうかなっ?~
そう言われると~
なんだか照れくさいかも…。▼~
:[ブリギッド]|
【癒し手】として恩返しをする。~
しっかりした目標があるのは~
とてもいいことですね。▼~
そうだ、私たちもアスク王国で~
なにを成し遂げたいのか~
目標を立ててみるのはどうでしょう。▼~
:[ミデェール]|
それは素晴らしいですね。~
目標を決めれば、なにをすべきか~
おのずと見えてくるというもの。▼~
:[エーディン]|
ふふっ。それでは、おのおので~
考えておくことにしましょうか。▼~
:[ブリギッド]|
ええ、そうしましょう。▼~
:[デュー]|
成し遂げたい目標かぁ。~
目標ねえ…。▼~
***B [#md6487wj]
:[ブリギッド]|
今日の戦いは~
私たち四人に加え~
ラタトスクにも力を貸してもらいます。▼~
:[ラタトスク]|
ケガしたらすぐに言ってね。~
あたしが癒してあげるから!▼~
:[エーディン]|
頼りにしていますね、ラタトスク。▼~
:[ミデェール]|
敵が現れると予想される~
時間まで、まだ少しありますね。▼~
:[ブリギッド]|
そうですね…~
では、この時間を使って~
この前の話の続きをしましょうか。▼~
:[デュー]|
ええーっ?~
それって目標が~
どうとかってやつでしょ?▼~
:[エーディン]|
お姉様はどのような~
目標を立てられたのでしょうか?~
とても興味深いです。▼~
:[ブリギッド]|
私の目標は…この弓よ。~
かつて十二聖戦士の一人~
弓使いウルが扱ったとされる弓。▼~
エーディンが私に預けてくれた~
この神の弓【イチイバル】を~
使いこなすことが目標です。▼~
:[ミデェール]|
ブリギッド様であれば~
すぐに達成されてしまいそうですね。▼~
:[エーディン]|
ええ。きっとその力を~
引き出されると信じております。▼~
:[ブリギッド]|
ありがとう。~
エーディンはどのような~
目標を立てたのかしら?▼~
:[エーディン]|
私の成すべきことは~
異界でも同じだと思います。▼~
傷ついた方々を癒し、助けること。~
今日もラタトスクと協力して~
皆の支えになることができれば…▼~
:[ミデェール]|
では、私はエーディン様や~
ブリギッド様のことを~
命を賭して守りましょう。▼~
騎士の目標として~
これ以上のものはありません。▼~
:[エーディン]|
ミデェール…。~
ありがとうございます。▼~
:[ブリギッド]|
気持ちはうれしく思いますが~
無理はしないようにしてください。~
さて、最後はデューですが…。▼~
:[デュー]|
う、うん。~
目標…おいらの目標は…~
そのー…。▼~
えーと…そうそう、~
喉まで出かかっているんだけど…。▼~
:[エーディン]|
大丈夫ですよ。~
急いで答えを出す必要はありません。▼~
:[ラタトスク]|
そうだよ。~
ゆっくり考えてもいいと思う!▼~
:[デュー]|
う、うん…▼~
***A [#mmoe50uz]
:[ラタトスク]|
あっ、デューさん!~
良かった、ここにいたんだね。▼~
:[デュー]|
どうしたのラタトスク。~
おいらになにか用かい?▼~
:[ラタトスク]|
うん。だってこの前、~
元気なさそうに見えたから。~
なにか悩んでいるのかなって。▼~
:[デュー]|
ありがと、ラタトスク。~
おいらを心配してくれたんだね。▼~
:[ラタトスク]|
もしかして…その…~
目標が見つからないのを~
気にしているの?▼~
:[デュー]|
ん-、おいらさ~
前にエーディンと約束したんだ。~
「盗賊から足を洗う」って。▼~
:[ラタトスク]|
それっていいことだと思う!~
人からモノを盗っちゃうのは~
よくないことだし。▼~
:[デュー]|
でもさ、盗賊をやめたおいらに~
なにが残るんだろう…って思ったら~
ちょっとモヤモヤしちゃってさ。▼~
騎士や剣士のようには戦えないし~
魔道の才能もからっきしだしなあ。▼~
:[ラタトスク]|
自分を変えるのって難しい…よね。~
その悩み、あたしと似ているかも。▼~
:[デュー]|
似てる?~
おいらとラタトスクが?▼~
:[ラタトスク]|
あたしもね、【癒し手】じゃなくて~
【葬り手】として戦いなさいって~
言われたことがあったんだ。▼~
でも、人を傷つけるなんてできなくて…~
結局あたしは【癒し手】にしか~
なれなかったの。▼~
:[デュー]|
それって、おいらは盗賊以外じゃ~
やっていけないってこと?▼~
:[ラタトスク]|
そ、そういうわけじゃなくて!▼~
デューさんがやってきたことを~
全部なかったことにしなくても~
いいってこと!▼~
【葬り手】になれなくても、あたしには~
【癒し手】としてできることがある。~
だからデューさんも…▼~
今まで磨いてきた技とか努力には、~
きっとこれからに活かせそうなものも~
あるんじゃないかなーって。▼~
:[デュー]|
盗賊の技を活かすかぁ。~
うん、そう言われると~
なんだか希望が見えてきたぞ。▼~
みんなのために~
できることがないか…~
おいらも考えてみるよ。▼~
:[ラタトスク]|
うんっ!~
それがいいと思う!▼~
***S [#zgfdj75w]
:[デュー]|
ラタトスク!~
ちょうどよかった、探してたんだ!▼~
:[ラタトスク]|
デューさん?~
あ、あれっ!?~
今日は元気そうだね。▼~
なんというか~
憑き物が落ちたような~
晴れやかな顔…。▼~
:[デュー]|
いつまでも悩んでるのも~
おいららしくないし。▼~
あれからラタトスクに言われたこと~
おいらなりに考えてみたんだ。▼~
:[ラタトスク]|
あ…、ごめんね。~
なんだかえらそうなこと~
言っちゃったかなーって…。▼~
:[デュー]|
謝ることなんてないよ。~
むしろおいらは感謝してるんだ。▼~
やっぱりおいらは~
根っからの盗賊なんだよね。▼~
悪いことをして捕まったのは事実だし~
そのことは、これからも~
反省しなきゃって思うけどさ…。▼~
エーディンとは約束したけれど~
盗賊から足を洗っちゃったら~
おいらにはなにも残らないよ。▼~
:[ラタトスク]|
うん…。生き方はなかなか~
変えられないよね。▼~
:[デュー]|
でもさ、騎士や剣士、魔道士にも~
悪いやつがいるように…。▼~
盗賊だって悪い奴ばかりじゃなくて~
正義の盗賊がいてもいいよね?~
いわゆる義賊ってやつ!▼~
だからおいらは正義の盗賊…~
義賊を目指すことにしたよ!▼~
:[ラタトスク]|
ぎぎぎ義賊!?~
な、なんだか格好いいっ!▼~
:[デュー]|
困っている人や~
真面目に暮らしている人からは~
絶対に盗まない。▼~
だけど、人を苦しめる悪い奴は…~
義賊として懲らしめてもいいよね?▼~
:[ラタトスク]|
そ、それなら盗んでも…~
ギリギリ許されるの…かな?▼~
:[デュー]|
あと、戦いは得意じゃなくても~
偵察したり、敵を引っ掻き回したり~
するのは得意だしさ。▼~
盗賊として培ってきた技術を活かす!~
これがおいらの目標ってことで!▼~
:[ラタトスク]|
うん、すごくいいと思う!▼~
:[デュー]|
へへへー。~
やっぱりそう思うでしょ!▼~
よーし、さっそく悪者を探して~
屋敷に忍び込んでくるか!▼~
:[ラタトスク]|
えええええーっ!?~
行動が早すぎない!?▼~
:[デュー]|
善は急げっていうじゃない。~
あ、ラタトスクも一緒に来ない?~
一緒に義賊デビューしちゃう?▼~
:[ラタトスク]|
え、ええええ遠慮します!~
あたしは【癒し手】として~
頑張るからー!▼~
**ユングヴィの公女 エーディン [#v5ejjean]
***C [#mt7o0wjw]
:[ジャムカ]|
エーディン!~
この異界の地で~
きみに巡り会えるとは…。▼~
:[エーディン]|
ジャムカ王子!~
あなたもアスク王国に~
いらっしゃっていたのですね。▼~
:[デュー]|
へへ、ジャムカってば~
すっかり鼻の下が伸びてら!▼~
エーディン!~
一緒に召喚されたよしみで~
おいらのことも頼ってくれよ。▼~
:[エーディン]|
もちろんです、デュー。~
頼りにしていますよ。▼~
:[アゼル]|
困ったことはありませんか?~
なにかあったら遠慮なく相談してください。~
いつでも話し相手になります。▼~
:[エーディン]|
ありがとう、アゼル。~
あなたにはずっと~
助けてもらっているわね。▼~
:[ミデェール]|
み、皆さん!~
そう一度にエーディン様に~
話しかけられては…。▼~
:[エーディン]|
ふふふ…。~
ありがとう、ミデェール。~
私なら大丈夫ですよ。▼~
アスク王国に召喚されて~
少々とまどっておりましたが…。▼~
見知った顔と会うことで~
いくぶん緊張もほぐれました。▼~
皆さん、これからも~
よろしくお願いいたします。▼~
:[ジャムカ]|
ああ、こちらこそ!▼~
:[アゼル]|
たとえ世界が変わっても~
変わらずエーディン様の力になります。▼~
:[デュー]|
おいらもエーディンが~
よろこびそうなもの~
探してくるからさ!▼~
:(暗転)|
:[ドロテア]|
……。▼~
:[シャーロッテ]|
…………。▼~
い、いったいなんなの?~
召喚されてくるなり~
あんなにもてはやされて!▼~
:[ドロテア]|
あのお姫様…~
ただ者じゃないわね。▼~
いったい彼女のなにが~
みんなを惹きつけているのかしら?▼~
:[シャーロッテ]|
もちろん超がつくほどの美人だけど~
あのモテ方は反則よね。▼~
でも、美人と言えば~
私だって負けてなくない!?▼~
:[ドロテア]|
…まあ、そうね。▼~
:[シャーロッテ]|
あっれぇ!?~
今一瞬、間がなかった!?▼~
:[ドロテア]|
ともかく…~
あのお姫様のことは~
すっごく気になるわよね?▼~
:[シャーロッテ]|
そうね。彼女を観察すれば~
玉の輿に乗るための秘訣が~
わかりそうな気がするわ…。▼~
***B [#vcve568q]
:[エーディン]|
ここがお城の食堂…~
とても美味しそうな香りが~
漂っていますね。▼~
好きなものを自分で選んで~
食べていいとのことですが~
どうやって選べば…。▼~
:[シャーロッテ]|
こんにちは~!▼~
:[ドロテア]|
なにかお困りですか?▼~
:[エーディン]|
え? あ、あの…。~
あなた方は…。▼~
:[シャーロッテ]|
最近、召喚された~
エーディン様ですよねぇ?▼~
私、暗夜王国から来た~
シャーロッテって言いますぅ。▼~
:[ドロテア]|
私はフォドラから参りました~
ドロテア=アールノルトと申します。~
よろしければ以後、お見知りおきを。▼~
:[エーディン]|
はじめまして。~
ユングヴィの第二公女、エーディンです。~
こちらこそよろしくお願いします。▼~
:[シャーロッテ]|
…うっ! 天然モノの~
公女スマイルがまぶしすぎる!▼~
:[ドロテア]|
気後れしちゃダメよ!~
お近づきにならなきゃ!▼~
あの、エーディン様。~
よかったら私たちと~
お食事をご一緒しませんか?▼~
:[エーディン]|
まぁ、なんて優しい方々…▼~
ずっと自室で~
お食事を頂いていたのですが~
食堂にも足を運んでみたいと思い…▼~
こうして足を踏み入れたものの~
勝手がわからず、困っておりました。▼~
:[シャーロッテ]|
よかった!~
わからないことがあれば~
なんでも聞いてくださいねぇ☆▼~
:[エーディン]|
まあ、ありがとうございます!~
新たな出会いに感謝します。▼~
:(暗転)|
:[ドロテア]|
…で、どうだった?~
エーディン様は。▼~
:[シャーロッテ]|
いやあ…なんというか…。▼~
:[ドロテア]|
絵本や歌劇に出てくるお姫様みたい…~
一言でいえばそういう感想よね?▼~
:[シャーロッテ]|
遠くから見ても美人だけど~
近くにいると輝いちゃっているし。▼~
:[ドロテア]|
みんな夢中になるのもわかるわ。~
私たちですらクラっとするんだもん。▼~
:[シャーロッテ]|
そしてなにより、あの性格…。▼~
:[ドロテア]|
寄ってくる異性たちを指して~
「平和のために戦う頼れる方々」って~
言っていたわよね?▼~
:[シャーロッテ]|
いやいやいや!~
みんなエーディン様狙いでしょ!~
わかりやすいっつーの!▼~
:[ドロテア]|
でも、あの発言…~
彼女にとって本心よね。▼~
:[シャーロッテ]|
だね…。~
打算も計算も一切ない~
真心からの言葉だったし。▼~
あーあ、なんか嫌になっちゃうなぁ。~
あの公女様からモテる秘訣を~
勉強するつもりだったのに…。▼~
:[ドロテア]|
ただただ器の違いを~
見せつけられた気分よね。▼~
:[シャーロッテ]|
玉の輿…遠いなあ…。▼~
***A [#nke0759u]
:[シャーロッテ]|
クソっ!~
なめんじゃねぞ、オラぁ!▼~
はぁ、はぁっ…。~
今日の敵はやたら気合入ってんな。▼~
か弱い女の子相手に~
殺意高めで殺到しやがって…。▼~
って、大ケガしてんじゃねーか私!?~
なんかフラフラすると思ったら~
こりゃまずいかも…。▼~
:[エーディン]|
シャーロッテ!~
しっかりしてください!▼~
:(白く光る)|
:[シャーロッテ]|
エ、エーディン様!?▼~
:[エーディン]|
じっとしてください!~
癒しの杖を使います。▼~
:[シャーロッテ]|
ど、どうして~
こんなところにいるんですか?▼~
前線のまっただ中ですよ?~
護衛もなしに危険すぎます!▼~
:[エーディン]|
シャーロッテが敵の増援を~
一人で食い止めていると聞いたのです。▼~
心配で居ても立ってもいられなくなり~
飛び出してきてしまいました。▼~
:[シャーロッテ]|
わ、私のために…?▼~
:[エーディン]|
戦う力がない私は~
癒すことでしか力になれません。~
それでも皆さんを支えたいのです。▼~
:[シャーロッテ]|
エーディン…様…。▼~
:[エーディン]|
傷はふさがりました。~
でも、無理はしないでくださいね。▼~
:[シャーロッテ]|
なるほどね…~
見た目の華やかさや血筋じゃなく~
その優しさにみんなは惹かれるのね…。▼~
:[エーディン]|
え? なにか言いましたか?▼~
:[シャーロッテ]|
いや、なんでもありませんわ!~
助けてくださり~
ありがとうございますぅ。▼~
さてと、元気も出てきたことだし~
もうひと踏ん張りしてこようかな。~
エーディン様の想いに応えないとね!▼~
***S [#by6jwazo]
:[ドロテア]|
こんにちは、エーディンちゃん!~
昨日は助かったわ!▼~
部隊は撤退寸前だったのに~
エーディンちゃんのおかげで~
立て直すことができたわ。▼~
:[エーディン]|
ふふっ~
みなさんがご無事でなによりです。▼~
:[シャーロッテ]|
あれっ!?~
エーディン様への呼び方が~
ちゃん付けになってる!?▼~
:[エーディン]|
私から頼んだのです。~
皆さんと同じように~
もっと親しみを込めて呼んでほしいと…▼~
:[ドロテア]|
どう? 私が一歩~
先行した感じかしら。▼~
:[シャーロッテ]|
別に私たちがエーディン様を~
取り合う理由はねーし!▼~
ええと…エーディン様ぁ~
こんなところで立ち話もなんですし~
これから食堂でも行きませんかぁ?▼~
:[エーディン]|
ええ、よろこんで。▼~
:(暗転)|
:[デュー]|
ねえねえ、ジャムカ!~
あれ見てよ、あれ!▼~
:[ジャムカ]|
ん? どうした?▼~
:[ドロテア]|
もうね、聞いてエーディンちゃん!~
シャーロッテちゃんったら…。▼~
:[シャーロッテ]|
いやいやいや!~
ちょっと待ってドロテア!~
あのときはあんたが…。▼~
:[エーディン]|
ふふふ、お二人は~
本当に仲がよいのですね。▼~
:[デュー]|
……。~
エーディンを慕う英雄が増えてる。~
しかも、今度は女の子か。▼~
:[ジャムカ]|
彼女の美しさと優しさ…~
そして、芯に秘めた強さは~
みなの心を引きつける。▼~
それはユグドラル大陸であっても~
アスク王国であっても~
変わらないということだ。▼~
:[デュー]|
そんな冷静ぶってるうちに~
ライバルが増えちゃうよ?▼~
エーディンにアタックするなら~
早いほうがいいんじゃない?▼~
:[ジャムカ]|
な、なにを…~
俺はエーディンをそんなふうに見ては…~
おい、待て! 話はまだ…!▼~
:[デュー]|
待たないよーだ!~
へへへ、ジャムカをからかうのは~
面白いなぁ!▼~
:(暗転)|
:[ドロテア]|
あら、いけない!~
話し込んじゃってもうこんな時間!~
また今度ね、エーディンちゃん。▼~
:[シャーロッテ]|
抜け駆けはなしよ、ドロテア!~
私ともお話してくださいね、~
エーディン様!▼~
:[エーディン]|
皆さんに助けられて、~
今の私があります。▼~
どうか大切な皆さんに~
神のご加護があらんことを。▼~
**目覚めし神弓 ブリギッド [#no640qaz]
***C [#nxb5r9th]
:[ブリギッド]|
ありがとうございます、フィヨルム王女。~
お忙しいところ、城を案内してくださって。▼~
:[フィヨルム]|
気にしないでくださいね。~
このお城はとても広いですから~
迷われる方も多いんです。▼~
訓練場と図書館はお見せしたので~
次は食堂ですね、こちらへどうぞ。▼~
:(暗転)|
:[ダロス]|
えっほ、えっほ…~
よし、ここの床は~
磨き終わったな。▼~
:[フィヨルム]|
ダロスさん、こんにちは。~
今日もお掃除、ご苦労様です。▼~
すごいですね!~
まるで磨き上げられた鏡のようです!▼~
:[ブリギッド]|
?~
…潮の香り…~
フィヨルム王女、この方は?▼~
:[フィヨルム]|
こちらはアカネイア大陸からいらした~
海賊のダロスさんです。▼~
:[ダロス]|
おっと、勘弁してくれよ。~
正確には、おいらは元海賊だ。▼~
マルス王子と出会って~
海賊稼業から足を洗ったからな。▼~
:[フィヨルム]|
し、失礼しました!~
ついうっかり…。▼~
:[ブリギッド]|
私はブリギッド。~
ユグドラル大陸から参りました。~
あなたと同じ…元海賊ですね。▼~
:[ダロス]|
えっ!? 本当かい?~
てっきりどこかのお姫様かと思ったよ。▼~
:[フィヨルム]|
ダロスさんは訓練の合間をぬって~
城の掃除をしてくれているんです。~
いつもありがとうございます。▼~
:[ダロス]|
好きでやってることだしさ。~
海賊だった頃も荒事より~
甲板掃除が性に合ってたんだ。▼~
:[ブリギッド]|
海賊に限らず、海の男は~
荒くれ者が多い印象がありますが~
なんだか珍しいですね。▼~
:[ダロス]|
ははは…。~
昔から変わり者だと言われるよ。▼~
おっと、いけねえ!~
次は図書館の掃除をやらなきゃ。~
じゃあ、また!▼~
:[ブリギッド]|
真面目な方ですね。~
いろいろな海賊に会いましたが~
ダロスさんのような方ははじめてです。▼~
:[フィヨルム]|
ダロスさんは気遣いが細やかで~
本当に素晴らしい方。~
あの姿勢、私も見習いたいです。▼~
ヴァイス・ブレイヴには~
ほかにも現役の海賊や元海賊の方が~
たくさんいらっしゃいます。▼~
ダロスさんのように~
どなたも個性的な英雄ばかりですよ。▼~
:[ブリギッド]|
個性的な海賊…~
ぜひ会ってみたいものです。▼~
***B [#neoi5u8j]
:[ブリギッド]|
アスク王国の港は立派ですね。~
活気もあって賑わっています。▼~
:[フィヨルム]|
これから紹介する海賊さんは~
あの桟橋にいらっしゃいます。▼~
戦いだけじゃなく~
海路を使ってさまざまな荷物を~
運んでもらっているんです。▼~
あ、こちらに気づいたみたいですよ!~
ファーガスさん!▼~
:[ファーガス]|
おう、よく来たなフィヨルム王女。~
そんなところに突っ立ってないで~
こっちこいよ。▼~
:[フィヨルム]|
はい、よろしくお願いします!~
行きましょうか、ブリギッドさん。▼~
:[ファーガス]|
おおっと、いつも言ってるが~
足下には気を付けるんだぞ!▼~
:[フィヨルム]|
はい、もちろん!▼~
あっ!? あああ…!▼~
:[ブリギッド]|
危ない、フィヨルム王女!▼~
:[フィヨルム]|
きゃっ!~
あ、ありがとうございます。~
危うく転んでしまうところでした。▼~
:[ファーガス]|
まったく…。~
ヒヤヒヤさせやがって。~
ところでこっちの嬢ちゃんは…。▼~
:[ブリギッド]|
はじめまして。~
ユグドラル大陸から来た~
ブリギッドと申します。▼~
:[ファーガス]|
んん? どこかで見た顔だな?~
まあ、気のせいか…。▼~
しかし、その慣れた足取り。~
嬢ちゃんも船乗りか?▼~
いや、違うな。嬢ちゃんからは~
オレと同じ雰囲気を感じるぜ?▼~
:[ブリギッド]|
仰りたいことはわかります…。~
私も昔、オーガヒルで~
海賊の頭目をやっていました。▼~
今は…~
海賊から足を洗いましたが。▼~
:[ファーガス]|
元海賊ってわけか。~
なんだか訳ありみてえだな。~
よかったら、話を聞かせてくれよ。▼~
:(暗転)|
:[ファーガス]|
…なるほどな。~
ガキの頃に記憶をなくして、~
先代の頭目に拾われたってわけか。▼~
:[ブリギッド]|
育ての親は立派な義賊でしたが~
海賊団の中には~
私利私欲に走る者もいて…。▼~
先代が亡くなり私が後を継ぐと~
海賊団を乗っ取ろうとしたのです。▼~
:[ファーガス]|
とんだ災難だな。世話になった~
先代の娘を手にかけようなんざ~
義賊の風上にもおけねえやつらだぜ!▼~
:[ブリギッド]|
不思議ですね…~
ファーガスさんと話していると~
先代が生きていた頃を思い出します。▼~
:[ファーガス]|
そうかい?~
オレもお前と話していると~
なんだか懐かしさを感じるぜ。▼~
実はな、うちの海賊団にも~
お前と同じようなヤツがいたんだ。▼~
:[ブリギッド]|
私と同じ、というと…?▼~
:[ファーガス]|
頭に大ケガをして~
記憶をなくしちまってなあ。▼~
自分がどこの誰かも~
わからねえって言うから~
面倒見てやったのさ。▼~
:[フィヨルム]|
記憶をなくされた海賊…~
ブリギッドさんと同じですね!▼~
:[ファーガス]|
威勢だけはいい若造で~
「オレがファーガス海賊団の特攻隊長だ」~
って息巻いてやがったよ。▼~
どの世界の海にも困ってる奴や~
虐げられている奴はたくさんいる。~
オレはそんなやつらの力になりてえのさ。▼~
:[ブリギッド]|
ふふ、ふふふ…。▼~
:[ファーガス]|
ん? なんだ?~
今の話、そんなに面白かったか?▼~
:[ブリギッド]|
やはりファーガスさんからは先代…~
私の育ての親と同じ匂いがします。▼~
興味深い話を聞かせて頂き~
ありがとうございました。▼~
:[ファーガス]|
おう。なにかあれば力になるぜ。~
遠慮なく頼ってくれ!▼~
***A [#mnnds06j]
:[ブリギッド]|
ここは古地図を扱っている店ですか?~
次に紹介してくれる海賊は~
こちらにいらっしゃるのですね?▼~
:[フィヨルム]|
はい。アスク王国でも~
一攫千金の夢見て~
宝の地図を探しているんですって。▼~
あ、噂をすれば…~
お店から出てきましたよ!▼~
:[ギース]|
ちくしょう、あの強欲店主め!~
足下見やがって…。▼~
はあああ…貧乏はつれえなあ…。~
異界に来ても~
隙間風が懐にしみるぜ…。▼~
:[フィヨルム]|
ギースさん! こんにちは!▼~
:[ギース]|
おう、フィヨルム王女か。~
ん? そっちの美人さんは…。▼~
どこかで見たことある気がするが~
期のせいかな。新入りかい?▼~
:[ブリギッド]|
ユグドラル大陸から来た~
ブリギッドと申します。▼~
以前、あなたと同じく~
海賊をやっていました。~
よろしくお願いします。▼~
:[ギース]|
ええ!?~
こんな貴族のご令嬢みたいな人が~
海賊だってのかい?▼~
あ、いや、悪い。~
ちょっと意外だったわけで、~
悪口ってわけじゃねえんだ。▼~
:[フィヨルム]|
ふふ、間違いじゃないですよ。~
実はブリギッドさんは~
貴族のご令嬢でもあるんです。▼~
:[ギース]|
海賊で貴族のご令嬢?~
なんか複雑そうだな…~
どういうことだ?▼~
:[フィヨルム]|
それはですね…。▼~
:(暗転)|
:[ギース]|
なるほどなぁ…。~
あんた、見かけによらず~
苦労したんだな。▼~
:[ブリギッド]|
戦乱の時代です…~
私より苦労なさっている方は~
大勢いらっしゃいます。▼~
私は恵まれていました。~
生き残るために戦う術を~
育ての親から教えられましたから。▼~
:[ギース]|育てのおやっさん…~
いい海賊だったんだろうな。▼~
:[ブリギッド]|
はい。ところでギースさんは~
アスク王国に来る前から~
宝の地図を探していらしたのですか?▼~
:[ギース]|
ああ、俺の実家はもともと~
海運業を営む商会だったんだ。▼~
本当は兄貴が継ぐはずだったのに~
家出しちまったから~
弟の俺が仕方なく継いだんだが…。▼~
運が悪いことに戦争が始まって~
商売どころじゃなくなっちまったんだ。▼~
:[フィヨルム]|
知りませんでした。~
ギースさんははじめから~
海賊ではなかったのですね…。▼~
:[ギース]|
海運業は商売あがったりで~
仕方なく海賊に鞍替えしたが~
仲間はみんなが気のいい船乗りばかり。▼~
どいつもこいつも~
戦ったり奪ったりは苦手なもんでな…。▼~
海賊とはいっても名ばかりだ。~
人や荷物を運ぶほうが得意なのさ。▼~
:[ブリギッド]|
異界の海賊にも~
それぞれの事情があるのですね。▼~
:[ギース]|
本当のことを言うと~
俺は商会を立て直して~
まっとうな海運業をやりてえんだ。▼~
そして、デカい山を当てて~
仲間を食わしてやりてえ。~
だが、それには元手が必要だ。▼~
:[ブリギッド]|
宝の地図を探しているのは~
商会再建のためなんですね?▼~
:[ギース]|
俺にとって海は争う場所じゃねえ。~
夢を叶える場所だ。~
必ず大金を手に入れてみせる。▼~
そして、夕日を受けて~
黄金色に輝く大海原を眺めながら、~
こう叫ぶんだ…。▼~
「おーい、野郎ども見てるか!~
俺はやったぞ! やりきったぞ!~
やっぱり海は最高だぞ!」ってな。▼~
:[ブリギッド]|
どんな荒波にもくじけず~
夢を追い求める姿勢…~
素敵だと思います。▼~
:[フィヨルム]|
ギースさんのその夢~
いつか叶うといいですね!▼~
***S [#zdmj0wwz]
:[ブリギッド]|
いろいろとありがとうございます。~
フィヨルム王女。▼~
おかげでヴァイス・ブレイヴには~
素晴らしい海賊が~
たくさんいることがわかりました。▼~
:[フィヨルム]|
それはよかったです!~
ご案内した甲斐がありました。▼~
:[ブリギッド]|
義賊としての誇り~
そして、荒波に立ち向かう覚悟…。▼~
出会った皆さんは~
海とともに生きる勇敢な海賊でした。▼~
皆さんが力を合わせれば~
きっとアスク王国の~
大きな支えとなると思います。▼~
:[ファーガス]|
ほお、そいつはうれしいこと~
言ってくれるじゃねえか。▼~
:[ブリギッド]|
ファーガスさん!?~
それに…海賊の皆さんも。▼~
:[ギース]|
金よりもまずは平和だ。~
平和あってこそ安心して~
商売を営めるってもんだからな。▼~
:[ダロス]|
海賊から足を洗った身だけど~
おいらでよければ力になるよ。▼~
:[ファーガス]|
なあ、ブリギッド。~
ひとつ提案があるんだが~
オレたちで海賊団を作らねえか?▼~
:[ギース]|
みんなで力を合わせるなら~
そのほうがいいよな。▼~
:[ダロス]|
甲板掃除なら任せてくれよ!▼~
:[ブリギッド]|
アスク海賊団結成、というわけですね。~
で、あればファーガスさんに~
団長をお任せするのがよいのでは?▼~
:[ファーガス]|
ははっ!~
買ってくれるのはありがたいが~
そいつは遠慮しとくぜ。▼~
オレは好き勝手に暴れて~
敵のドタマをカチ割るほうが向いてる。~
団長はおまえに任せるぜ、ブリギッド。▼~
:[ブリギッド]|
ですが、海賊だった頃の私は~
部下をまとめきれずに~
裏切りを招いてしまった身…▼~
:[ブリギッド(海賊)]|
話は聞かせてもらったよ!▼~
:[ブリギッド]|
わ、私が…もう一人!?~
あなたは…?▼~
:[ブリギッド(海賊)]|
ふふん。~
あたしは別の異界から来た~
ブリギッドさ。▼~
:[フィヨルム]|
だ、大事な方をご紹介するのを~
忘れていました!▼~
この方はアスク王国で催される~
海賊の祭りにお見えになった~
海賊時代のブリギッドさんです!▼~
:[ファーガス]|
なるほどな、どうりで~
見覚えがあると思ったら…。▼~
:[ギース]|
海賊の祭りで見たんだな。~
雰囲気があまりに違うんで~
気付かなかったぜ。▼~
:[ブリギッド(海賊)]|
ねえ、もう一人のあたし。~
あたりたち二人で団長を~
やるってのはどうだい?▼~
半人前の団長でも~
二人ならなんとかなると~
思わないかい?▼~
:[ブリギッド]|
それならば、なんとかなりそうです。~
お願いできますか、もう一人の私。▼~
ともに海賊団をまとめ上げ~
アスク王国の海に平和を取り戻しましょう。▼~
:[ブリギッド(海賊)]|
んじゃあ、決まりだ!~
アスク海賊団、ここに旗揚げだよ!▼~
:[ダロス]|
ブリギッドたちが~
率いてくれるのなら文句ないよ。~
よろしくな。▼~
:[ギース]|
ああ。女神が二人もいるんだ。~
特上のお宝が見つかる予感がするぜ。▼~
:(暗転)|
:[リフィス]|
おかしい、おかしいぞ!~
なんでだ!?▼~
新入りの美女が海賊たちに~
声をかけて回っていると聞いて~
楽しみに待っていたのに…。▼~
なんでオレのところには来ないんだ!~
どうなっているんだよ、アウグスト?▼~
:[アウグスト]|
いちいち、私に聞きにくるな。~
策を立てているのに忙しいのだ。~
戯言に付き合っている暇はない。▼~
強いて言うなら…~
お前の普段の素行と~
その性格のせいではないのか。▼~
:[リフィス]|
かーっ! どいつもこいつも~
くそったればかりだぜー!▼~
**ユングヴィの弓騎士 ミデェール [#x5uu7wjs]
***C [#mor760u8]
:[ミデェール]|
はっ!▼~
:(白く光る)|
:[ミデェール]|
まだまだ、狙いが甘い…次!▼~
:(白く光る)|
:[シャロン]|
ん? あれは、ミデェールさん。~
最近はずっと、訓練場に詰めて~
弓の訓練に励まれているのですね。▼~
:[ミデェール]|
まだだ…まだ足りない。~
こんなことでは、肝心なときに~
姫様たちの力になれない…。▼~
もっと…もっと腕を上げなくては…~
はぁっ!▼~
:(白く光る)|
:[シャロン]|
ずいぶんと集中されていますね。~
鬼気迫る…そんな感じもします。▼~
:[ロナン]|
こんにちは、シャロン王女。~
王女も訓練に来られたのですか?▼~
:[シャロン]|
こんにちは、ロナンさん。~
あれ? カシムさんにネイミーさんも…。▼~
:[ネイミー]|
こ、こんにちは、シャロン王女。▼~
:[カシム]|
シャロン王女~
この前もお話しましたが~
実は母が病気で薬代が必要で…。▼~
:[ロナン]|
カシム、その話はまた今度に…。~
僕たちはミデェールさんに~
用があってきたんです。▼~
:[ネイミー]|
あ、あのっ! ミデェールさん!~
訓練中、失礼します。▼~
:[ミデェール]|
おや…? あなたがたは弓使いの…~
それにシャロン王女まで。~
いかがなされました?▼~
:[シャロン]|
わたしは偶然居合わせたのですが~
みなさん、ミデェールさんに~
ご用があるそうです。▼~
:[ミデェール]|
私に…ですか?▼~
:[ロナン]|
実はミデェールさんを~
狩りに誘おうかと思って。▼~
:[カシム]|
城の近くの山にいい狩場があるんだ。▼~
:[ネイミー]|
夕飯のおかずにしたいって~
食堂からも頼まれてて…。▼~
ミデェールさんも~
気分転換になるかなって。▼~
:[ミデェール]|
気分転換…ですか。▼~
:[シャロン]|
それならわたしも~
ついていっていいですか!?~
狩りの様子、ぜひ拝見したいですっ!▼~
:[ミデェール]|
……。▼~
***B [#zf76wk98]
:[カシム]|
やあっ!▼~
:(白く光る)|
:[シャロン]|
ああっ、惜しい!~
避けられちゃいましたね!▼~
:[カシム]|
うまくいかないなあ…~
久しぶりだと狩りも難しいね。▼~
:[ロナン]|
そうなのかい?~
僕と同じ猟師出身と聞いたけど…。▼~
:[カシム]|
うん、そうなんだけど~
あまりお金にならないから~
やめちゃったんだよね…はは。▼~
:[ネイミー]|
やあっ!▼~
:(白く光る)|
:[ロナン]|
ネイミーさん、さすがだね。~
あんなに素早い鳥を仕留めるなんて。▼~
:[ネイミー]|
え、えへへ…~
おじいちゃんの教えのおかげかな…。▼~
:[ミデェール]|
みなさん、見事な腕ですね。~
私も負けていられません…はあっ!▼~
:(白く光る)|
:[カシム]|
す、すごいな…~
ミデェールさんも一発で仕留めたぞ!▼~
:[シャロン]|
はーい、皆さん!~
そろそろ休憩にしましょう!▼~
:(暗転)|
:[ミデェール]|
なるほど…ネイミーのおじい様は~
弓の使い手だったのですね。~
その腕前は、おじい様譲りなのでしょう。▼~
:[ネイミー]|
小さい頃、~
おじいちゃんに~
教わったおかげで…▼~
ミデェールさんも~
すごくお上手ですよね。▼~
:[ミデェール]|
ありがとうございます。~
私も幼い騎士見習いの頃、~
弓を教わりました。▼~
あの頃は、まだ未熟で…~
今思い出すと~
恥ずかしいのですが。▼~
:[シャロン]|
よかった…。~
ミデェールさん~
表情が明るくなりましたよ!▼~
最近、訓練場で~
根を詰められているようで~
少し心配していたんです。▼~
:[ミデェール]|
ご心配おかけして申し訳ありません。~
あの頃は…~
弓を引くことがとても楽しかった。▼~
ですが、いつからか~
弓を引くことに責任の重さを~
感じるようになりました。▼~
:[ロナン]|
やっていることは同じでも~
立場や身分が変われば~
心にのしかかる重さが変わるのですね。▼~
:[カシム]|
んっ…?~
今、草がこすれる音がしなかったか?▼~
:[ロナン]|
たしかに。~
いったいどこから…。▼~
:[ネイミー]|
そ、そこです!~
草むらの奥に、なにかいます!▼~
***A [#fnds56u0]
:[カシム]|
う、うわああああっ!!~
で、出たぁぁ、熊だぁっ!▼~
:[???]|
ガァァァァッ!▼~
:[ロナン]|
気づくのが遅れるなんて!▼~
:[シャロン]|
わわっ!~
この山にこんなに大きい~
熊さんがいるなんて!?▼~
:[ネイミー]|
シャロン王女、驚いている場合じゃ…~
あぶないっ!!▼~
:[シャロン]|
きゃああっ!▼~
:[ミデェール]|
伏せてください!~
はぁぁっ!▼~
:(白く光る)|
:[???]|
ガアッ!? グォォ…。▼~
:[シャロン]|
あ、あれっ?~
わたし、助かっちゃいました?▼~
:[ロナン]|
なんと…眉間への一撃で~
巨大な熊を仕留めるとは!▼~
:[シャロン]|
は、はああ~~
助かりましたよ、ミデェールさん。~
あなたは命の恩人さんですっ!▼~
:[ミデェール]|
い、いえ、そんな…。~
ただ身体が勝手に動いただけで…。▼~
:[カシム]|
あの状況で急所を狙って~
正確に射抜ける人がいるなんて。~
本当にすごい。▼~
:[ネイミー]|
一撃で仕留めるなんて~
私のおじいちゃんみたい。~
すごいです、ミデェールさん!▼~
:[ミデェール]|
不思議です。~
シャロン王女を守らなければと思ったら…。▼~
無心で矢をつがえ~
弓を引き絞っていました。~
なにかに導かれるように。▼~
:[ロナン]|
ミデェールさん…。▼~
:[ミデェール]|
そうか…。~
なんとなくわかった気がします。▼~
ロナン、カシム、ネイミー~
それにシャロン王女。▼~
あなたたちの狩りに~
連れ出してくれたおかげで~
大切なことを思い出しました。▼~
***S [#fctyu7w5]
:[ミデェール]|
そこだ! はあっ!▼~
:(白く光る)|
:[ミデェール]|
いける! せいっ!▼~
:(白く光る)|
:[シャロン]|
ミデェールさん!~
今日も大活躍ですね!▼~
:[ミデェール]|
ご無事でしたか、シャロン王女。~
この戦いも勝てそうですね。~
このまま押し切りましょう。▼~
:[シャロン]|
気のせいか~
ミデェールさんの表情から~
険が消えた気がします。▼~
アスク王国に来てから~
ずっと訓練に打ち込んで~
自分を追い込んでいらしたようなので…。▼~
:[ミデェール]|
……。アスク王国に来る前~
私は大切な役目を果たせず~
手痛い敗北を味わいました。▼~
なので、もっと強くなるために~
過酷な訓練を自分に課そうと~
躍起になっていたのです。▼~
:[シャロン]|
それでずっと訓練場に…。▼~
:[ミデェール]|
ですが、いくら弓を引き続けても~
なにも変わりませんでした。▼~
自分はなんのために弓を引くのか?~
それは、守りたいものがあるから。~
守るべきものがあるから。▼~
そのことを忘れ、~
やみくもに強さだけを求めても~
弓は応えてくれなかったのです。▼~
:[シャロン]|
先日の狩りで~
気づきがあったんですね?▼~
:[ミデェール]|
はい。シャロン王女を~
お助けせねばと身体が動いた…▼~
あの時、私は自分が成すべきことを~
思い出したのです。▼~
こんな私を案じてくれたシャロン王女に~
感謝しなくてはいけませんね。▼~
もちろん、狩りに連れ出してくれた~
ロナンやカシム、ネイミーにも。▼~
:[シャロン]|
感謝なんてとんでもない!!~
助けてもらったのは、わたしです。~
改めて、ありがとうございました!▼~
:[ミデェール]|
ふふ、弓は私の願いを叶える~
大切な相棒です。▼~
ブリギッド様やエーディン様~
そして、新しく絆を繋いだ~
アスク王国の大切な仲間のため…▼~
私はこの相棒とともに~
強くなっていこうと思います。▼~
*コメント [#comment]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
*光へ歩む者たち [#lp60ujyi]
#contents
**光へ歩む者たち [#mn95qj27]
***オープニング [#kgj968yu]
:[エーディン]|
!~
こんなところにまで敵が…!▼~
:[ブリギッド]|
エーディン、下がって!~
はっ!▼~
:(白く光る)|
:[ブリギッド]|
大丈夫? ケガはない?▼~
:[エーディン]|
助かりました。~
ありがとうございます、お姉様。▼~
:[デュー]|
あっ! あそこ!~
木の陰にも敵が!▼~
:[ミデェール]|
お下がりください!~
ブリギッド様、エーディン様!▼~
:(白く光る)|
:[ブリギッド]|
あんなところにも隠れていたのね。~
ありがとうデュー、ミデェール。~
助かったわ。▼~
:[デュー]|
慣れないアスク王国の夜の森…~
どこから敵に襲われるか~
わかったもんじゃないよ。▼~
:[ミデェール]|
この場に留まり戦い続けるのは~
危険かと思います。▼~
:[ブリギッド]|
そうね、早く森を抜けて~
味方と合流しましょう。▼~
:[デュー]|
向かうならヴァイス・ブレイヴが~
陣を敷いていた西の湖のほうだね。▼~
おいらが先行して偵察するから~
エーディンたちは~
後ろからついて来てよ。▼~
:[エーディン]|
はい、参りましょう。~
無理はせず、慎重に…。▼~
:(白く光る)|
:[デュー]|
うわっ! こっちはダメだ。~
見てあの崖の上!~
待ち伏せされてる。▼~
:[ミデェール]|
となると、来た道を~
戻ったほうがよさそうですね。▼~
:[ブリギッド]|
待って!~
向こうの茂みが揺れて…。▼~
後ろをつけられていた…?▼~
:[エーディン]|
このままでは~
挟み撃ちにされてしまいます…▼~
:[デュー]|
エーディンとブリギッドは~
崖から離れて走って!~
おいらが敵を引きつける!▼~
:[ミデェール]|
デューだけでは危険です!~
私も行きます!▼~
ブリギッド様とエーディン様は~
お急ぎを! 私たちも~
あとから必ず追いつきます!▼~
:[エーディン]|
で、ですが~
それではあなた方だけを~
危険に晒すことに…。▼~
:[ブリギッド]|
エーディン、ここは~
デューの考えに従いましょう。▼~
デュー、ミデェール、~
無理はしないで!▼~
:[デュー]|
任せてよ!~
敵を引っ搔き回すのは~
得意だからね!▼~
:(暗転)|
:[ブリギッド]|
はあ…はあ…~
ここまでくれば少しは休めそうね。~
エーディン、ケガはない?▼~
:[エーディン]|
私は大丈夫です。~
ですが、ミデェールとデューは…。▼~
:[ブリギッド]|
彼らならきっと無事よ。~
さあ、先に進みましょう。▼~
***C [#dtr6jwhk]
:[エーディン]|
どんどん森が~
深くなってきますね…。~
先がまったく見通せません。▼~
:[ブリギッド]|
オーガヒルの海賊だった頃も~
こんなに真っ暗な森を歩くことは~
めったになかったわね。▼~
:[エーディン]|
ユングヴィにもここまで~
深い森はありませんでした。▼~
:[ブリギッド]|
ユングヴィ…私の故郷…~
行ってみたいわ。▼~
:[エーディン]|
……。~
あの、ブリギッド姉様…。▼~
さきほどデューの策に乗ったのは~
戦えない私を守るためだったの?▼~
:[ブリギッド]|
それもあったけれど~
あの場面では二手に分かれるほうが~
有効だと思ったの。▼~
:[エーディン]|
ごめんなさい。~
私にもみんなと同じように~
戦える力があったら…。▼~
:[ブリギッド]|
気に病むことはないわ。~
エーディンの癒しの力には~
みんな助けられているのだから。▼~
大丈夫。~
不安でしょうけれど~
心配しないで。▼~
あなたには、私がついています。~
あなたのことは~
私が命に代えても守るから…。▼~
:[エーディン]|
えっ…?~
そんなのダメです、お姉様!~
それはいけません。▼~
:[ブリギッド]|
エーディン…?▼~
:[エーディン]|
これまでお姉様と私は~
離ればなれに暮らしてきました。▼~
ですが、私はいつだって~
お姉様の身を案じていたのです。▼~
こうして再会できたのに~
もう一度離ればなれになるなんて~
私はイヤです!▼~
:[ブリギッド]|
……。▼~
:[エーディン]|
お姉様が危ないときは~
私も支えになりましょう。▼~
ですから、自分が犠牲になるなんて~
どうかおやめください、お姉様…。▼~
:[ブリギッド]|
ごめんなさい、エーディン。~
悲しませてしまったわね。▼~
そうよね…~
やっと再会できたのに~
どうかしていたわ。▼~
あなたの言うとおりよ。~
互いに助け合って進みましょう。~
生き残るなら二人一緒ね。▼~
:[エーディン]|
はい…必ず…~
二人一緒に!▼~
:[ブリギッド]|
もちろん~
ミデェールとデューも一緒よ。▼~
私たちは縁あって~
アスク王国に召喚されて~
ともに戦っているのですから。▼~
みんなで生き残って~
ユグドラル大陸に帰りましょう。▼~
***B [#k00697u2]
:[デュー]|
なんとか切り抜けたけど…~
エーディンたちと~
はぐれちゃったね。▼~
:[ミデェール]|
由々しき事態です。~
一刻も早く探し出さねば…▼~
:[デュー]|
二人のことも~
もちろん心配だけどさ…~
おいらたちも迷っちゃってない?▼~
西ってどっちだっけ?~
方角もわからないし…。▼~
:[ミデェール]|
いや、それは~
デューがあちらこちらへ~
走り回ったからでしょう…。▼~
:[デュー]|
えーっ?~
敵を攪乱するためなんだから~
仕方ないでしょ。▼~
:[ミデェール]|
責めているわけではありませんよ。~
機嫌を直してください。▼~
:[デュー]|
別に拗ねてなんかないよーだ!~
あーあ、どうせはぐれるなら~
エーディンと一緒がよかったなあ。▼~
ミデェールだっておいらじゃなく~
エーディンかブリギッドと~
一緒がよかったんじゃない?▼~
:[ミデェール]|
お二人の近くで~
お守りできないのは不本意ですが…。▼~
デューのことも全力で守ります。~
それが私の成すべきことですから。▼~
:[デュー]|
ふーん、しがない盗賊だってのに~
おいらを守ってくれるってのかい?~
なんの得があるっていうのさ。▼~
:[ミデェール]|
私は…~
シグルド様に恩があるのです。▼~
:[デュー]|
シグルドに?▼~
:[ミデェール]|
シグルド様は~
エーディン様をお救いくださり~
私まで助けてくださった…。▼~
そんなシグルド様に~
あなたは危険を承知で~
力を貸してくれています。▼~
:[デュー]|
まあ、成り行きというか~
ほかに行くところも~
なかったというか…。▼~
:[ミデェール]|
理由はどうあれ~
あなたは命を懸けて~
シグルド様とともに戦っています。▼~
ならば、デューも私にとって大切な存在。~
守るべき仲間です。▼~
:[デュー]|
なんだか堅苦しいなあ。でも…~
あんたがいい人だってことはわかるよ。~
ごめん、ミデェール。▼~
:[ミデェール]|
改まってどうしたんですか?▼~
:[デュー]|
さっきの言葉。~
ちょっとトゲがあったと思ってさ。▼~
:[ミデェール]|
気にしないでください。~
さあ、先を急ぎましょう。~
月を見れば大体の方角は割り出せます。▼~
:[デュー]|
うん!~
エーディンたちと合流して~
この森を抜けだそう!▼~
***A [#ko6l62iz]
:[ブリギッド]|
かなり進んだわね…~
エーディン、疲れていない?▼~
:[エーディン]|
そうですね、少しだけ…~
ですが、まだまだ歩けますよ。▼~
お姉様こそ目を凝らしながら歩いて~
きっとお疲れでしょう?▼~
:[ブリギッド]|
月も出ているから~
思ったより見通せるわ。~
これならデューたちともすぐに…。▼~
……!?~
待って、この物音は…!▼~
:[エーディン]|
お姉様! 後ろから追っ手が…!▼~
:[ブリギッド]|
走るわよ、エーディン!~
ここで囲まれたら~
切り抜けるのは難しくなるわ!▼~
:[エーディン]|
は、はいっ!~
お姉様もお気をつけて…!▼~
:(白く光る)|
:[ブリギッド]|
くっ! この矢の数…敵が多い。▼~
:[エーディン]|
お姉様、腕にケガを!?~
杖でお治しします!▼~
:[ブリギッド]|
大丈夫よ、エーディン。~
足を止めずに走って!▼~
:[エーディン]|
で、ですが、このままでは!▼~
:[ブリギッド]|
私たち二人だけなら厳しいわ…。~
でも、四人なら!▼~
:[ミデェール]|
そこです! せいっ!▼~
:(白く光る)|
:[デュー]|
あらよっと!▼~
:(白く光る)|
:[エーディン]|
ミデェール! デュー!~
無事だったのですね!▼~
:[ミデェール]|
ブリギッド様、エーディン様!~
遅くなってしまい~
申し訳ございません!▼~
:[デュー]|
ブリギッドとエーディンの~
髪は綺麗で目立つからね!~
夜の森でも見つけやすかったよ。▼~
:[ブリギッド]|
これなら反撃できます。~
敵の戦力を削いだあと~
この森を抜けましょう!▼~
:[ミデェール]|
お任せください!!▼~
:(暗転)|
:[ブリギッド]|
助かったわ…。~
ミデェール、デューのおかげで~
この場を切り抜けられた。▼~
:[エーディン]|
お姉様は、お二人が来ることを~
見越していらっしゃったのですね。▼~
:[ミデェール]|
本来はお守りせねばならぬところを~
はぐれてしまい~
申し訳ございませんでした。▼~
ですが、ご無事でなにより。~
きっと、お二人で力を合わせ~
困難を切り抜けられたのでしょう。▼~
:[デュー]|
ま、おいらたちも~
力を合わせたから~
ここまでこれたんだけどね。▼~
:[ブリギッド]|
一人より二人。~
そして二人より四人…▼~
右も左もわからない異界に召喚されて~
どうなることかと思ったけど…。▼~
エーディン、そしてデューや~
ミデェールが一緒だったから~
私はなんとか戦えているわ。▼~
:[エーディン]|
はい。それは私も同じです。▼~
:[ミデェール]|
今日の戦いは~
支え合うことの大切さを~
あらためて知る機会となりました。▼~
:[デュー]|
へへっ、おいらも~
みんなの役に立ててうれしいよ。▼~
:[ブリギッド]|
私たちの一番の武器は~
聖なる武器でも強力な魔道でもない。▼~
みんなで力を合わせること。~
そのことを実感しました。▼~
もうすぐ夜も明けます。~
皆で森を抜け~
必ずアスクの城へと帰りましょう!▼~
**陽気な盗賊 デュー [#z598yjt8]
***C [#nro68702]
:[デュー]|
へー。もともとラタトスクは~
アスク王国と敵対してたんだ?▼~
:[ラタトスク]|
うんっ!~
あたしは最初、【葬り手】として~
アスク王国に来たんだ。▼~
:[ブリギッド]|
そうだったのですか…~
はじめからヴァイス・ブレイヴに~
いたわけではないのですね。▼~
:[ミデェール]|
つまり、この国は~
王子を暗殺しようとした者を~
仲間として迎え入れたと…?▼~
:[ラタトスク]|
いいいい、いろいろあって~
仲間になったのっ!▼~
密偵のそのまた密偵をやって~
あとは、ええーっと…。▼~
ととととにかくっ、今はあたしは~
ヴァイス・ブレイヴの一員なの。▼~
それで、迷惑かけちゃった分~
【癒し手】として恩返しするのが~
あたしの目標なんだ。▼~
:[エーディン]|
恩に報いるために…~
立派な心掛けだと思います。▼~
:[ラタトスク]|
そそそそうかなっ?~
そう言われると~
なんだか照れくさいかも…。▼~
:[ブリギッド]|
【癒し手】として恩返しをする。~
しっかりした目標があるのは~
とてもいいことですね。▼~
そうだ、私たちもアスク王国で~
なにを成し遂げたいのか~
目標を立ててみるのはどうでしょう。▼~
:[ミデェール]|
それは素晴らしいですね。~
目標を決めれば、なにをすべきか~
おのずと見えてくるというもの。▼~
:[エーディン]|
ふふっ。それでは、おのおので~
考えておくことにしましょうか。▼~
:[ブリギッド]|
ええ、そうしましょう。▼~
:[デュー]|
成し遂げたい目標かぁ。~
目標ねえ…。▼~
***B [#md6487wj]
:[ブリギッド]|
今日の戦いは~
私たち四人に加え~
ラタトスクにも力を貸してもらいます。▼~
:[ラタトスク]|
ケガしたらすぐに言ってね。~
あたしが癒してあげるから!▼~
:[エーディン]|
頼りにしていますね、ラタトスク。▼~
:[ミデェール]|
敵が現れると予想される~
時間まで、まだ少しありますね。▼~
:[ブリギッド]|
そうですね…~
では、この時間を使って~
この前の話の続きをしましょうか。▼~
:[デュー]|
ええーっ?~
それって目標が~
どうとかってやつでしょ?▼~
:[エーディン]|
お姉様はどのような~
目標を立てられたのでしょうか?~
とても興味深いです。▼~
:[ブリギッド]|
私の目標は…この弓よ。~
かつて十二聖戦士の一人~
弓使いウルが扱ったとされる弓。▼~
エーディンが私に預けてくれた~
この神の弓【イチイバル】を~
使いこなすことが目標です。▼~
:[ミデェール]|
ブリギッド様であれば~
すぐに達成されてしまいそうですね。▼~
:[エーディン]|
ええ。きっとその力を~
引き出されると信じております。▼~
:[ブリギッド]|
ありがとう。~
エーディンはどのような~
目標を立てたのかしら?▼~
:[エーディン]|
私の成すべきことは~
異界でも同じだと思います。▼~
傷ついた方々を癒し、助けること。~
今日もラタトスクと協力して~
皆の支えになることができれば…▼~
:[ミデェール]|
では、私はエーディン様や~
ブリギッド様のことを~
命を賭して守りましょう。▼~
騎士の目標として~
これ以上のものはありません。▼~
:[エーディン]|
ミデェール…。~
ありがとうございます。▼~
:[ブリギッド]|
気持ちはうれしく思いますが~
無理はしないようにしてください。~
さて、最後はデューですが…。▼~
:[デュー]|
う、うん。~
目標…おいらの目標は…~
そのー…。▼~
えーと…そうそう、~
喉まで出かかっているんだけど…。▼~
:[エーディン]|
大丈夫ですよ。~
急いで答えを出す必要はありません。▼~
:[ラタトスク]|
そうだよ。~
ゆっくり考えてもいいと思う!▼~
:[デュー]|
う、うん…▼~
***A [#mmoe50uz]
:[ラタトスク]|
あっ、デューさん!~
良かった、ここにいたんだね。▼~
:[デュー]|
どうしたのラタトスク。~
おいらになにか用かい?▼~
:[ラタトスク]|
うん。だってこの前、~
元気なさそうに見えたから。~
なにか悩んでいるのかなって。▼~
:[デュー]|
ありがと、ラタトスク。~
おいらを心配してくれたんだね。▼~
:[ラタトスク]|
もしかして…その…~
目標が見つからないのを~
気にしているの?▼~
:[デュー]|
ん-、おいらさ~
前にエーディンと約束したんだ。~
「盗賊から足を洗う」って。▼~
:[ラタトスク]|
それっていいことだと思う!~
人からモノを盗っちゃうのは~
よくないことだし。▼~
:[デュー]|
でもさ、盗賊をやめたおいらに~
なにが残るんだろう…って思ったら~
ちょっとモヤモヤしちゃってさ。▼~
騎士や剣士のようには戦えないし~
魔道の才能もからっきしだしなあ。▼~
:[ラタトスク]|
自分を変えるのって難しい…よね。~
その悩み、あたしと似ているかも。▼~
:[デュー]|
似てる?~
おいらとラタトスクが?▼~
:[ラタトスク]|
あたしもね、【癒し手】じゃなくて~
【葬り手】として戦いなさいって~
言われたことがあったんだ。▼~
でも、人を傷つけるなんてできなくて…~
結局あたしは【癒し手】にしか~
なれなかったの。▼~
:[デュー]|
それって、おいらは盗賊以外じゃ~
やっていけないってこと?▼~
:[ラタトスク]|
そ、そういうわけじゃなくて!▼~
デューさんがやってきたことを~
全部なかったことにしなくても~
いいってこと!▼~
【葬り手】になれなくても、あたしには~
【癒し手】としてできることがある。~
だからデューさんも…▼~
今まで磨いてきた技とか努力には、~
きっとこれからに活かせそうなものも~
あるんじゃないかなーって。▼~
:[デュー]|
盗賊の技を活かすかぁ。~
うん、そう言われると~
なんだか希望が見えてきたぞ。▼~
みんなのために~
できることがないか…~
おいらも考えてみるよ。▼~
:[ラタトスク]|
うんっ!~
それがいいと思う!▼~
***S [#zgfdj75w]
:[デュー]|
ラタトスク!~
ちょうどよかった、探してたんだ!▼~
:[ラタトスク]|
デューさん?~
あ、あれっ!?~
今日は元気そうだね。▼~
なんというか~
憑き物が落ちたような~
晴れやかな顔…。▼~
:[デュー]|
いつまでも悩んでるのも~
おいららしくないし。▼~
あれからラタトスクに言われたこと~
おいらなりに考えてみたんだ。▼~
:[ラタトスク]|
あ…、ごめんね。~
なんだかえらそうなこと~
言っちゃったかなーって…。▼~
:[デュー]|
謝ることなんてないよ。~
むしろおいらは感謝してるんだ。▼~
やっぱりおいらは~
根っからの盗賊なんだよね。▼~
悪いことをして捕まったのは事実だし~
そのことは、これからも~
反省しなきゃって思うけどさ…。▼~
エーディンとは約束したけれど~
盗賊から足を洗っちゃったら~
おいらにはなにも残らないよ。▼~
:[ラタトスク]|
うん…。生き方はなかなか~
変えられないよね。▼~
:[デュー]|
でもさ、騎士や剣士、魔道士にも~
悪いやつがいるように…。▼~
盗賊だって悪い奴ばかりじゃなくて~
正義の盗賊がいてもいいよね?~
いわゆる義賊ってやつ!▼~
だからおいらは正義の盗賊…~
義賊を目指すことにしたよ!▼~
:[ラタトスク]|
ぎぎぎ義賊!?~
な、なんだか格好いいっ!▼~
:[デュー]|
困っている人や~
真面目に暮らしている人からは~
絶対に盗まない。▼~
だけど、人を苦しめる悪い奴は…~
義賊として懲らしめてもいいよね?▼~
:[ラタトスク]|
そ、それなら盗んでも…~
ギリギリ許されるの…かな?▼~
:[デュー]|
あと、戦いは得意じゃなくても~
偵察したり、敵を引っ掻き回したり~
するのは得意だしさ。▼~
盗賊として培ってきた技術を活かす!~
これがおいらの目標ってことで!▼~
:[ラタトスク]|
うん、すごくいいと思う!▼~
:[デュー]|
へへへー。~
やっぱりそう思うでしょ!▼~
よーし、さっそく悪者を探して~
屋敷に忍び込んでくるか!▼~
:[ラタトスク]|
えええええーっ!?~
行動が早すぎない!?▼~
:[デュー]|
善は急げっていうじゃない。~
あ、ラタトスクも一緒に来ない?~
一緒に義賊デビューしちゃう?▼~
:[ラタトスク]|
え、ええええ遠慮します!~
あたしは【癒し手】として~
頑張るからー!▼~
**ユングヴィの公女 エーディン [#v5ejjean]
***C [#mt7o0wjw]
:[ジャムカ]|
エーディン!~
この異界の地で~
きみに巡り会えるとは…。▼~
:[エーディン]|
ジャムカ王子!~
あなたもアスク王国に~
いらっしゃっていたのですね。▼~
:[デュー]|
へへ、ジャムカってば~
すっかり鼻の下が伸びてら!▼~
エーディン!~
一緒に召喚されたよしみで~
おいらのことも頼ってくれよ。▼~
:[エーディン]|
もちろんです、デュー。~
頼りにしていますよ。▼~
:[アゼル]|
困ったことはありませんか?~
なにかあったら遠慮なく相談してください。~
いつでも話し相手になります。▼~
:[エーディン]|
ありがとう、アゼル。~
あなたにはずっと~
助けてもらっているわね。▼~
:[ミデェール]|
み、皆さん!~
そう一度にエーディン様に~
話しかけられては…。▼~
:[エーディン]|
ふふふ…。~
ありがとう、ミデェール。~
私なら大丈夫ですよ。▼~
アスク王国に召喚されて~
少々とまどっておりましたが…。▼~
見知った顔と会うことで~
いくぶん緊張もほぐれました。▼~
皆さん、これからも~
よろしくお願いいたします。▼~
:[ジャムカ]|
ああ、こちらこそ!▼~
:[アゼル]|
たとえ世界が変わっても~
変わらずエーディン様の力になります。▼~
:[デュー]|
おいらもエーディンが~
よろこびそうなもの~
探してくるからさ!▼~
:(暗転)|
:[ドロテア]|
……。▼~
:[シャーロッテ]|
…………。▼~
い、いったいなんなの?~
召喚されてくるなり~
あんなにもてはやされて!▼~
:[ドロテア]|
あのお姫様…~
ただ者じゃないわね。▼~
いったい彼女のなにが~
みんなを惹きつけているのかしら?▼~
:[シャーロッテ]|
もちろん超がつくほどの美人だけど~
あのモテ方は反則よね。▼~
でも、美人と言えば~
私だって負けてなくない!?▼~
:[ドロテア]|
…まあ、そうね。▼~
:[シャーロッテ]|
あっれぇ!?~
今一瞬、間がなかった!?▼~
:[ドロテア]|
ともかく…~
あのお姫様のことは~
すっごく気になるわよね?▼~
:[シャーロッテ]|
そうね。彼女を観察すれば~
玉の輿に乗るための秘訣が~
わかりそうな気がするわ…。▼~
***B [#vcve568q]
:[エーディン]|
ここがお城の食堂…~
とても美味しそうな香りが~
漂っていますね。▼~
好きなものを自分で選んで~
食べていいとのことですが~
どうやって選べば…。▼~
:[シャーロッテ]|
こんにちは~!▼~
:[ドロテア]|
なにかお困りですか?▼~
:[エーディン]|
え? あ、あの…。~
あなた方は…。▼~
:[シャーロッテ]|
最近、召喚された~
エーディン様ですよねぇ?▼~
私、暗夜王国から来た~
シャーロッテって言いますぅ。▼~
:[ドロテア]|
私はフォドラから参りました~
ドロテア=アールノルトと申します。~
よろしければ以後、お見知りおきを。▼~
:[エーディン]|
はじめまして。~
ユングヴィの第二公女、エーディンです。~
こちらこそよろしくお願いします。▼~
:[シャーロッテ]|
…うっ! 天然モノの~
公女スマイルがまぶしすぎる!▼~
:[ドロテア]|
気後れしちゃダメよ!~
お近づきにならなきゃ!▼~
あの、エーディン様。~
よかったら私たちと~
お食事をご一緒しませんか?▼~
:[エーディン]|
まぁ、なんて優しい方々…▼~
ずっと自室で~
お食事を頂いていたのですが~
食堂にも足を運んでみたいと思い…▼~
こうして足を踏み入れたものの~
勝手がわからず、困っておりました。▼~
:[シャーロッテ]|
よかった!~
わからないことがあれば~
なんでも聞いてくださいねぇ☆▼~
:[エーディン]|
まあ、ありがとうございます!~
新たな出会いに感謝します。▼~
:(暗転)|
:[ドロテア]|
…で、どうだった?~
エーディン様は。▼~
:[シャーロッテ]|
いやあ…なんというか…。▼~
:[ドロテア]|
絵本や歌劇に出てくるお姫様みたい…~
一言でいえばそういう感想よね?▼~
:[シャーロッテ]|
遠くから見ても美人だけど~
近くにいると輝いちゃっているし。▼~
:[ドロテア]|
みんな夢中になるのもわかるわ。~
私たちですらクラっとするんだもん。▼~
:[シャーロッテ]|
そしてなにより、あの性格…。▼~
:[ドロテア]|
寄ってくる異性たちを指して~
「平和のために戦う頼れる方々」って~
言っていたわよね?▼~
:[シャーロッテ]|
いやいやいや!~
みんなエーディン様狙いでしょ!~
わかりやすいっつーの!▼~
:[ドロテア]|
でも、あの発言…~
彼女にとって本心よね。▼~
:[シャーロッテ]|
だね…。~
打算も計算も一切ない~
真心からの言葉だったし。▼~
あーあ、なんか嫌になっちゃうなぁ。~
あの公女様からモテる秘訣を~
勉強するつもりだったのに…。▼~
:[ドロテア]|
ただただ器の違いを~
見せつけられた気分よね。▼~
:[シャーロッテ]|
玉の輿…遠いなあ…。▼~
***A [#nke0759u]
:[シャーロッテ]|
クソっ!~
なめんじゃねぞ、オラぁ!▼~
はぁ、はぁっ…。~
今日の敵はやたら気合入ってんな。▼~
か弱い女の子相手に~
殺意高めで殺到しやがって…。▼~
って、大ケガしてんじゃねーか私!?~
なんかフラフラすると思ったら~
こりゃまずいかも…。▼~
:[エーディン]|
シャーロッテ!~
しっかりしてください!▼~
:(白く光る)|
:[シャーロッテ]|
エ、エーディン様!?▼~
:[エーディン]|
じっとしてください!~
癒しの杖を使います。▼~
:[シャーロッテ]|
ど、どうして~
こんなところにいるんですか?▼~
前線のまっただ中ですよ?~
護衛もなしに危険すぎます!▼~
:[エーディン]|
シャーロッテが敵の増援を~
一人で食い止めていると聞いたのです。▼~
心配で居ても立ってもいられなくなり~
飛び出してきてしまいました。▼~
:[シャーロッテ]|
わ、私のために…?▼~
:[エーディン]|
戦う力がない私は~
癒すことでしか力になれません。~
それでも皆さんを支えたいのです。▼~
:[シャーロッテ]|
エーディン…様…。▼~
:[エーディン]|
傷はふさがりました。~
でも、無理はしないでくださいね。▼~
:[シャーロッテ]|
なるほどね…~
見た目の華やかさや血筋じゃなく~
その優しさにみんなは惹かれるのね…。▼~
:[エーディン]|
え? なにか言いましたか?▼~
:[シャーロッテ]|
いや、なんでもありませんわ!~
助けてくださり~
ありがとうございますぅ。▼~
さてと、元気も出てきたことだし~
もうひと踏ん張りしてこようかな。~
エーディン様の想いに応えないとね!▼~
***S [#by6jwazo]
:[ドロテア]|
こんにちは、エーディンちゃん!~
昨日は助かったわ!▼~
部隊は撤退寸前だったのに~
エーディンちゃんのおかげで~
立て直すことができたわ。▼~
:[エーディン]|
ふふっ~
みなさんがご無事でなによりです。▼~
:[シャーロッテ]|
あれっ!?~
エーディン様への呼び方が~
ちゃん付けになってる!?▼~
:[エーディン]|
私から頼んだのです。~
皆さんと同じように~
もっと親しみを込めて呼んでほしいと…▼~
:[ドロテア]|
どう? 私が一歩~
先行した感じかしら。▼~
:[シャーロッテ]|
別に私たちがエーディン様を~
取り合う理由はねーし!▼~
ええと…エーディン様ぁ~
こんなところで立ち話もなんですし~
これから食堂でも行きませんかぁ?▼~
:[エーディン]|
ええ、よろこんで。▼~
:(暗転)|
:[デュー]|
ねえねえ、ジャムカ!~
あれ見てよ、あれ!▼~
:[ジャムカ]|
ん? どうした?▼~
:[ドロテア]|
もうね、聞いてエーディンちゃん!~
シャーロッテちゃんったら…。▼~
:[シャーロッテ]|
いやいやいや!~
ちょっと待ってドロテア!~
あのときはあんたが…。▼~
:[エーディン]|
ふふふ、お二人は~
本当に仲がよいのですね。▼~
:[デュー]|
……。~
エーディンを慕う英雄が増えてる。~
しかも、今度は女の子か。▼~
:[ジャムカ]|
彼女の美しさと優しさ…~
そして、芯に秘めた強さは~
みなの心を引きつける。▼~
それはユグドラル大陸であっても~
アスク王国であっても~
変わらないということだ。▼~
:[デュー]|
そんな冷静ぶってるうちに~
ライバルが増えちゃうよ?▼~
エーディンにアタックするなら~
早いほうがいいんじゃない?▼~
:[ジャムカ]|
な、なにを…~
俺はエーディンをそんなふうに見ては…~
おい、待て! 話はまだ…!▼~
:[デュー]|
待たないよーだ!~
へへへ、ジャムカをからかうのは~
面白いなぁ!▼~
:(暗転)|
:[ドロテア]|
あら、いけない!~
話し込んじゃってもうこんな時間!~
また今度ね、エーディンちゃん。▼~
:[シャーロッテ]|
抜け駆けはなしよ、ドロテア!~
私ともお話してくださいね、~
エーディン様!▼~
:[エーディン]|
皆さんに助けられて、~
今の私があります。▼~
どうか大切な皆さんに~
神のご加護があらんことを。▼~
**目覚めし神弓 ブリギッド [#no640qaz]
***C [#nxb5r9th]
:[ブリギッド]|
ありがとうございます、フィヨルム王女。~
お忙しいところ、城を案内してくださって。▼~
:[フィヨルム]|
気にしないでくださいね。~
このお城はとても広いですから~
迷われる方も多いんです。▼~
訓練場と図書館はお見せしたので~
次は食堂ですね、こちらへどうぞ。▼~
:(暗転)|
:[ダロス]|
えっほ、えっほ…~
よし、ここの床は~
磨き終わったな。▼~
:[フィヨルム]|
ダロスさん、こんにちは。~
今日もお掃除、ご苦労様です。▼~
すごいですね!~
まるで磨き上げられた鏡のようです!▼~
:[ブリギッド]|
?~
…潮の香り…~
フィヨルム王女、この方は?▼~
:[フィヨルム]|
こちらはアカネイア大陸からいらした~
海賊のダロスさんです。▼~
:[ダロス]|
おっと、勘弁してくれよ。~
正確には、おいらは元海賊だ。▼~
マルス王子と出会って~
海賊稼業から足を洗ったからな。▼~
:[フィヨルム]|
し、失礼しました!~
ついうっかり…。▼~
:[ブリギッド]|
私はブリギッド。~
ユグドラル大陸から参りました。~
あなたと同じ…元海賊ですね。▼~
:[ダロス]|
えっ!? 本当かい?~
てっきりどこかのお姫様かと思ったよ。▼~
:[フィヨルム]|
ダロスさんは訓練の合間をぬって~
城の掃除をしてくれているんです。~
いつもありがとうございます。▼~
:[ダロス]|
好きでやってることだしさ。~
海賊だった頃も荒事より~
甲板掃除が性に合ってたんだ。▼~
:[ブリギッド]|
海賊に限らず、海の男は~
荒くれ者が多い印象がありますが~
なんだか珍しいですね。▼~
:[ダロス]|
ははは…。~
昔から変わり者だと言われるよ。▼~
おっと、いけねえ!~
次は図書館の掃除をやらなきゃ。~
じゃあ、また!▼~
:[ブリギッド]|
真面目な方ですね。~
いろいろな海賊に会いましたが~
ダロスさんのような方ははじめてです。▼~
:[フィヨルム]|
ダロスさんは気遣いが細やかで~
本当に素晴らしい方。~
あの姿勢、私も見習いたいです。▼~
ヴァイス・ブレイヴには~
ほかにも現役の海賊や元海賊の方が~
たくさんいらっしゃいます。▼~
ダロスさんのように~
どなたも個性的な英雄ばかりですよ。▼~
:[ブリギッド]|
個性的な海賊…~
ぜひ会ってみたいものです。▼~
***B [#neoi5u8j]
:[ブリギッド]|
アスク王国の港は立派ですね。~
活気もあって賑わっています。▼~
:[フィヨルム]|
これから紹介する海賊さんは~
あの桟橋にいらっしゃいます。▼~
戦いだけじゃなく~
海路を使ってさまざまな荷物を~
運んでもらっているんです。▼~
あ、こちらに気づいたみたいですよ!~
ファーガスさん!▼~
:[ファーガス]|
おう、よく来たなフィヨルム王女。~
そんなところに突っ立ってないで~
こっちこいよ。▼~
:[フィヨルム]|
はい、よろしくお願いします!~
行きましょうか、ブリギッドさん。▼~
:[ファーガス]|
おおっと、いつも言ってるが~
足下には気を付けるんだぞ!▼~
:[フィヨルム]|
はい、もちろん!▼~
あっ!? あああ…!▼~
:[ブリギッド]|
危ない、フィヨルム王女!▼~
:[フィヨルム]|
きゃっ!~
あ、ありがとうございます。~
危うく転んでしまうところでした。▼~
:[ファーガス]|
まったく…。~
ヒヤヒヤさせやがって。~
ところでこっちの嬢ちゃんは…。▼~
:[ブリギッド]|
はじめまして。~
ユグドラル大陸から来た~
ブリギッドと申します。▼~
:[ファーガス]|
んん? どこかで見た顔だな?~
まあ、気のせいか…。▼~
しかし、その慣れた足取り。~
嬢ちゃんも船乗りか?▼~
いや、違うな。嬢ちゃんからは~
オレと同じ雰囲気を感じるぜ?▼~
:[ブリギッド]|
仰りたいことはわかります…。~
私も昔、オーガヒルで~
海賊の頭目をやっていました。▼~
今は…~
海賊から足を洗いましたが。▼~
:[ファーガス]|
元海賊ってわけか。~
なんだか訳ありみてえだな。~
よかったら、話を聞かせてくれよ。▼~
:(暗転)|
:[ファーガス]|
…なるほどな。~
ガキの頃に記憶をなくして、~
先代の頭目に拾われたってわけか。▼~
:[ブリギッド]|
育ての親は立派な義賊でしたが~
海賊団の中には~
私利私欲に走る者もいて…。▼~
先代が亡くなり私が後を継ぐと~
海賊団を乗っ取ろうとしたのです。▼~
:[ファーガス]|
とんだ災難だな。世話になった~
先代の娘を手にかけようなんざ~
義賊の風上にもおけねえやつらだぜ!▼~
:[ブリギッド]|
不思議ですね…~
ファーガスさんと話していると~
先代が生きていた頃を思い出します。▼~
:[ファーガス]|
そうかい?~
オレもお前と話していると~
なんだか懐かしさを感じるぜ。▼~
実はな、うちの海賊団にも~
お前と同じようなヤツがいたんだ。▼~
:[ブリギッド]|
私と同じ、というと…?▼~
:[ファーガス]|
頭に大ケガをして~
記憶をなくしちまってなあ。▼~
自分がどこの誰かも~
わからねえって言うから~
面倒見てやったのさ。▼~
:[フィヨルム]|
記憶をなくされた海賊…~
ブリギッドさんと同じですね!▼~
:[ファーガス]|
威勢だけはいい若造で~
「オレがファーガス海賊団の特攻隊長だ」~
って息巻いてやがったよ。▼~
どの世界の海にも困ってる奴や~
虐げられている奴はたくさんいる。~
オレはそんなやつらの力になりてえのさ。▼~
:[ブリギッド]|
ふふ、ふふふ…。▼~
:[ファーガス]|
ん? なんだ?~
今の話、そんなに面白かったか?▼~
:[ブリギッド]|
やはりファーガスさんからは先代…~
私の育ての親と同じ匂いがします。▼~
興味深い話を聞かせて頂き~
ありがとうございました。▼~
:[ファーガス]|
おう。なにかあれば力になるぜ。~
遠慮なく頼ってくれ!▼~
***A [#mnnds06j]
:[ブリギッド]|
ここは古地図を扱っている店ですか?~
次に紹介してくれる海賊は~
こちらにいらっしゃるのですね?▼~
:[フィヨルム]|
はい。アスク王国でも~
一攫千金の夢見て~
宝の地図を探しているんですって。▼~
あ、噂をすれば…~
お店から出てきましたよ!▼~
:[ギース]|
ちくしょう、あの強欲店主め!~
足下見やがって…。▼~
はあああ…貧乏はつれえなあ…。~
異界に来ても~
隙間風が懐にしみるぜ…。▼~
:[フィヨルム]|
ギースさん! こんにちは!▼~
:[ギース]|
おう、フィヨルム王女か。~
ん? そっちの美人さんは…。▼~
どこかで見たことある気がするが~
期のせいかな。新入りかい?▼~
:[ブリギッド]|
ユグドラル大陸から来た~
ブリギッドと申します。▼~
以前、あなたと同じく~
海賊をやっていました。~
よろしくお願いします。▼~
:[ギース]|
ええ!?~
こんな貴族のご令嬢みたいな人が~
海賊だってのかい?▼~
あ、いや、悪い。~
ちょっと意外だったわけで、~
悪口ってわけじゃねえんだ。▼~
:[フィヨルム]|
ふふ、間違いじゃないですよ。~
実はブリギッドさんは~
貴族のご令嬢でもあるんです。▼~
:[ギース]|
海賊で貴族のご令嬢?~
なんか複雑そうだな…~
どういうことだ?▼~
:[フィヨルム]|
それはですね…。▼~
:(暗転)|
:[ギース]|
なるほどなぁ…。~
あんた、見かけによらず~
苦労したんだな。▼~
:[ブリギッド]|
戦乱の時代です…~
私より苦労なさっている方は~
大勢いらっしゃいます。▼~
私は恵まれていました。~
生き残るために戦う術を~
育ての親から教えられましたから。▼~
:[ギース]|育てのおやっさん…~
いい海賊だったんだろうな。▼~
:[ブリギッド]|
はい。ところでギースさんは~
アスク王国に来る前から~
宝の地図を探していらしたのですか?▼~
:[ギース]|
ああ、俺の実家はもともと~
海運業を営む商会だったんだ。▼~
本当は兄貴が継ぐはずだったのに~
家出しちまったから~
弟の俺が仕方なく継いだんだが…。▼~
運が悪いことに戦争が始まって~
商売どころじゃなくなっちまったんだ。▼~
:[フィヨルム]|
知りませんでした。~
ギースさんははじめから~
海賊ではなかったのですね…。▼~
:[ギース]|
海運業は商売あがったりで~
仕方なく海賊に鞍替えしたが~
仲間はみんなが気のいい船乗りばかり。▼~
どいつもこいつも~
戦ったり奪ったりは苦手なもんでな…。▼~
海賊とはいっても名ばかりだ。~
人や荷物を運ぶほうが得意なのさ。▼~
:[ブリギッド]|
異界の海賊にも~
それぞれの事情があるのですね。▼~
:[ギース]|
本当のことを言うと~
俺は商会を立て直して~
まっとうな海運業をやりてえんだ。▼~
そして、デカい山を当てて~
仲間を食わしてやりてえ。~
だが、それには元手が必要だ。▼~
:[ブリギッド]|
宝の地図を探しているのは~
商会再建のためなんですね?▼~
:[ギース]|
俺にとって海は争う場所じゃねえ。~
夢を叶える場所だ。~
必ず大金を手に入れてみせる。▼~
そして、夕日を受けて~
黄金色に輝く大海原を眺めながら、~
こう叫ぶんだ…。▼~
「おーい、野郎ども見てるか!~
俺はやったぞ! やりきったぞ!~
やっぱり海は最高だぞ!」ってな。▼~
:[ブリギッド]|
どんな荒波にもくじけず~
夢を追い求める姿勢…~
素敵だと思います。▼~
:[フィヨルム]|
ギースさんのその夢~
いつか叶うといいですね!▼~
***S [#zdmj0wwz]
:[ブリギッド]|
いろいろとありがとうございます。~
フィヨルム王女。▼~
おかげでヴァイス・ブレイヴには~
素晴らしい海賊が~
たくさんいることがわかりました。▼~
:[フィヨルム]|
それはよかったです!~
ご案内した甲斐がありました。▼~
:[ブリギッド]|
義賊としての誇り~
そして、荒波に立ち向かう覚悟…。▼~
出会った皆さんは~
海とともに生きる勇敢な海賊でした。▼~
皆さんが力を合わせれば~
きっとアスク王国の~
大きな支えとなると思います。▼~
:[ファーガス]|
ほお、そいつはうれしいこと~
言ってくれるじゃねえか。▼~
:[ブリギッド]|
ファーガスさん!?~
それに…海賊の皆さんも。▼~
:[ギース]|
金よりもまずは平和だ。~
平和あってこそ安心して~
商売を営めるってもんだからな。▼~
:[ダロス]|
海賊から足を洗った身だけど~
おいらでよければ力になるよ。▼~
:[ファーガス]|
なあ、ブリギッド。~
ひとつ提案があるんだが~
オレたちで海賊団を作らねえか?▼~
:[ギース]|
みんなで力を合わせるなら~
そのほうがいいよな。▼~
:[ダロス]|
甲板掃除なら任せてくれよ!▼~
:[ブリギッド]|
アスク海賊団結成、というわけですね。~
で、あればファーガスさんに~
団長をお任せするのがよいのでは?▼~
:[ファーガス]|
ははっ!~
買ってくれるのはありがたいが~
そいつは遠慮しとくぜ。▼~
オレは好き勝手に暴れて~
敵のドタマをカチ割るほうが向いてる。~
団長はおまえに任せるぜ、ブリギッド。▼~
:[ブリギッド]|
ですが、海賊だった頃の私は~
部下をまとめきれずに~
裏切りを招いてしまった身…▼~
:[ブリギッド(海賊)]|
話は聞かせてもらったよ!▼~
:[ブリギッド]|
わ、私が…もう一人!?~
あなたは…?▼~
:[ブリギッド(海賊)]|
ふふん。~
あたしは別の異界から来た~
ブリギッドさ。▼~
:[フィヨルム]|
だ、大事な方をご紹介するのを~
忘れていました!▼~
この方はアスク王国で催される~
海賊の祭りにお見えになった~
海賊時代のブリギッドさんです!▼~
:[ファーガス]|
なるほどな、どうりで~
見覚えがあると思ったら…。▼~
:[ギース]|
海賊の祭りで見たんだな。~
雰囲気があまりに違うんで~
気付かなかったぜ。▼~
:[ブリギッド(海賊)]|
ねえ、もう一人のあたし。~
あたりたち二人で団長を~
やるってのはどうだい?▼~
半人前の団長でも~
二人ならなんとかなると~
思わないかい?▼~
:[ブリギッド]|
それならば、なんとかなりそうです。~
お願いできますか、もう一人の私。▼~
ともに海賊団をまとめ上げ~
アスク王国の海に平和を取り戻しましょう。▼~
:[ブリギッド(海賊)]|
んじゃあ、決まりだ!~
アスク海賊団、ここに旗揚げだよ!▼~
:[ダロス]|
ブリギッドたちが~
率いてくれるのなら文句ないよ。~
よろしくな。▼~
:[ギース]|
ああ。女神が二人もいるんだ。~
特上のお宝が見つかる予感がするぜ。▼~
:(暗転)|
:[リフィス]|
おかしい、おかしいぞ!~
なんでだ!?▼~
新入りの美女が海賊たちに~
声をかけて回っていると聞いて~
楽しみに待っていたのに…。▼~
なんでオレのところには来ないんだ!~
どうなっているんだよ、アウグスト?▼~
:[アウグスト]|
いちいち、私に聞きにくるな。~
策を立てているのに忙しいのだ。~
戯言に付き合っている暇はない。▼~
強いて言うなら…~
お前の普段の素行と~
その性格のせいではないのか。▼~
:[リフィス]|
かーっ! どいつもこいつも~
くそったればかりだぜー!▼~
**ユングヴィの弓騎士 ミデェール [#x5uu7wjs]
***C [#mor760u8]
:[ミデェール]|
はっ!▼~
:(白く光る)|
:[ミデェール]|
まだまだ、狙いが甘い…次!▼~
:(白く光る)|
:[シャロン]|
ん? あれは、ミデェールさん。~
最近はずっと、訓練場に詰めて~
弓の訓練に励まれているのですね。▼~
:[ミデェール]|
まだだ…まだ足りない。~
こんなことでは、肝心なときに~
姫様たちの力になれない…。▼~
もっと…もっと腕を上げなくては…~
はぁっ!▼~
:(白く光る)|
:[シャロン]|
ずいぶんと集中されていますね。~
鬼気迫る…そんな感じもします。▼~
:[ロナン]|
こんにちは、シャロン王女。~
王女も訓練に来られたのですか?▼~
:[シャロン]|
こんにちは、ロナンさん。~
あれ? カシムさんにネイミーさんも…。▼~
:[ネイミー]|
こ、こんにちは、シャロン王女。▼~
:[カシム]|
シャロン王女~
この前もお話しましたが~
実は母が病気で薬代が必要で…。▼~
:[ロナン]|
カシム、その話はまた今度に…。~
僕たちはミデェールさんに~
用があってきたんです。▼~
:[ネイミー]|
あ、あのっ! ミデェールさん!~
訓練中、失礼します。▼~
:[ミデェール]|
おや…? あなたがたは弓使いの…~
それにシャロン王女まで。~
いかがなされました?▼~
:[シャロン]|
わたしは偶然居合わせたのですが~
みなさん、ミデェールさんに~
ご用があるそうです。▼~
:[ミデェール]|
私に…ですか?▼~
:[ロナン]|
実はミデェールさんを~
狩りに誘おうかと思って。▼~
:[カシム]|
城の近くの山にいい狩場があるんだ。▼~
:[ネイミー]|
夕飯のおかずにしたいって~
食堂からも頼まれてて…。▼~
ミデェールさんも~
気分転換になるかなって。▼~
:[ミデェール]|
気分転換…ですか。▼~
:[シャロン]|
それならわたしも~
ついていっていいですか!?~
狩りの様子、ぜひ拝見したいですっ!▼~
:[ミデェール]|
……。▼~
***B [#zf76wk98]
:[カシム]|
やあっ!▼~
:(白く光る)|
:[シャロン]|
ああっ、惜しい!~
避けられちゃいましたね!▼~
:[カシム]|
うまくいかないなあ…~
久しぶりだと狩りも難しいね。▼~
:[ロナン]|
そうなのかい?~
僕と同じ猟師出身と聞いたけど…。▼~
:[カシム]|
うん、そうなんだけど~
あまりお金にならないから~
やめちゃったんだよね…はは。▼~
:[ネイミー]|
やあっ!▼~
:(白く光る)|
:[ロナン]|
ネイミーさん、さすがだね。~
あんなに素早い鳥を仕留めるなんて。▼~
:[ネイミー]|
え、えへへ…~
おじいちゃんの教えのおかげかな…。▼~
:[ミデェール]|
みなさん、見事な腕ですね。~
私も負けていられません…はあっ!▼~
:(白く光る)|
:[カシム]|
す、すごいな…~
ミデェールさんも一発で仕留めたぞ!▼~
:[シャロン]|
はーい、皆さん!~
そろそろ休憩にしましょう!▼~
:(暗転)|
:[ミデェール]|
なるほど…ネイミーのおじい様は~
弓の使い手だったのですね。~
その腕前は、おじい様譲りなのでしょう。▼~
:[ネイミー]|
小さい頃、~
おじいちゃんに~
教わったおかげで…▼~
ミデェールさんも~
すごくお上手ですよね。▼~
:[ミデェール]|
ありがとうございます。~
私も幼い騎士見習いの頃、~
弓を教わりました。▼~
あの頃は、まだ未熟で…~
今思い出すと~
恥ずかしいのですが。▼~
:[シャロン]|
よかった…。~
ミデェールさん~
表情が明るくなりましたよ!▼~
最近、訓練場で~
根を詰められているようで~
少し心配していたんです。▼~
:[ミデェール]|
ご心配おかけして申し訳ありません。~
あの頃は…~
弓を引くことがとても楽しかった。▼~
ですが、いつからか~
弓を引くことに責任の重さを~
感じるようになりました。▼~
:[ロナン]|
やっていることは同じでも~
立場や身分が変われば~
心にのしかかる重さが変わるのですね。▼~
:[カシム]|
んっ…?~
今、草がこすれる音がしなかったか?▼~
:[ロナン]|
たしかに。~
いったいどこから…。▼~
:[ネイミー]|
そ、そこです!~
草むらの奥に、なにかいます!▼~
***A [#fnds56u0]
:[カシム]|
う、うわああああっ!!~
で、出たぁぁ、熊だぁっ!▼~
:[???]|
ガァァァァッ!▼~
:[ロナン]|
気づくのが遅れるなんて!▼~
:[シャロン]|
わわっ!~
この山にこんなに大きい~
熊さんがいるなんて!?▼~
:[ネイミー]|
シャロン王女、驚いている場合じゃ…~
あぶないっ!!▼~
:[シャロン]|
きゃああっ!▼~
:[ミデェール]|
伏せてください!~
はぁぁっ!▼~
:(白く光る)|
:[???]|
ガアッ!? グォォ…。▼~
:[シャロン]|
あ、あれっ?~
わたし、助かっちゃいました?▼~
:[ロナン]|
なんと…眉間への一撃で~
巨大な熊を仕留めるとは!▼~
:[シャロン]|
は、はああ~~
助かりましたよ、ミデェールさん。~
あなたは命の恩人さんですっ!▼~
:[ミデェール]|
い、いえ、そんな…。~
ただ身体が勝手に動いただけで…。▼~
:[カシム]|
あの状況で急所を狙って~
正確に射抜ける人がいるなんて。~
本当にすごい。▼~
:[ネイミー]|
一撃で仕留めるなんて~
私のおじいちゃんみたい。~
すごいです、ミデェールさん!▼~
:[ミデェール]|
不思議です。~
シャロン王女を守らなければと思ったら…。▼~
無心で矢をつがえ~
弓を引き絞っていました。~
なにかに導かれるように。▼~
:[ロナン]|
ミデェールさん…。▼~
:[ミデェール]|
そうか…。~
なんとなくわかった気がします。▼~
ロナン、カシム、ネイミー~
それにシャロン王女。▼~
あなたたちの狩りに~
連れ出してくれたおかげで~
大切なことを思い出しました。▼~
***S [#fctyu7w5]
:[ミデェール]|
そこだ! はあっ!▼~
:(白く光る)|
:[ミデェール]|
いける! せいっ!▼~
:(白く光る)|
:[シャロン]|
ミデェールさん!~
今日も大活躍ですね!▼~
:[ミデェール]|
ご無事でしたか、シャロン王女。~
この戦いも勝てそうですね。~
このまま押し切りましょう。▼~
:[シャロン]|
気のせいか~
ミデェールさんの表情から~
険が消えた気がします。▼~
アスク王国に来てから~
ずっと訓練に打ち込んで~
自分を追い込んでいらしたようなので…。▼~
:[ミデェール]|
……。アスク王国に来る前~
私は大切な役目を果たせず~
手痛い敗北を味わいました。▼~
なので、もっと強くなるために~
過酷な訓練を自分に課そうと~
躍起になっていたのです。▼~
:[シャロン]|
それでずっと訓練場に…。▼~
:[ミデェール]|
ですが、いくら弓を引き続けても~
なにも変わりませんでした。▼~
自分はなんのために弓を引くのか?~
それは、守りたいものがあるから。~
守るべきものがあるから。▼~
そのことを忘れ、~
やみくもに強さだけを求めても~
弓は応えてくれなかったのです。▼~
:[シャロン]|
先日の狩りで~
気づきがあったんですね?▼~
:[ミデェール]|
はい。シャロン王女を~
お助けせねばと身体が動いた…▼~
あの時、私は自分が成すべきことを~
思い出したのです。▼~
こんな私を案じてくれたシャロン王女に~
感謝しなくてはいけませんね。▼~
もちろん、狩りに連れ出してくれた~
ロナンやカシム、ネイミーにも。▼~
:[シャロン]|
感謝なんてとんでもない!!~
助けてもらったのは、わたしです。~
改めて、ありがとうございました!▼~
:[ミデェール]|
ふふ、弓は私の願いを叶える~
大切な相棒です。▼~
ブリギッド様やエーディン様~
そして、新しく絆を繋いだ~
アスク王国の大切な仲間のため…▼~
私はこの相棒とともに~
強くなっていこうと思います。▼~
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