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章別会話/ふたりの魔女
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*ふたりの魔女 [#off6a958]
#contents
**ふたりの魔女 [#m1b443a2]
***オープニング [#a2f3e0b2]
:[インバース]|
ふふ、エクラと~
今日も親交を深めようかしら。~
念入りに…ね。▼~
:[ロキ]|
あら、エクラの~
姿が見えないわ。私の目の届かない~
ところに行くなんて、いけない子ねえ?▼~
:[クリフ]|
ねぇ、インバースとロキって~
ひょっとして姉妹かなにか?~
血のつながりがあったりするの?▼~
:[インバース]|
坊や…その目は飾りかしら?~
この女とこの私…~
似ても似つかないでしょ?▼~
:[クリフ]|
だって雰囲気が似てるっていうか…~
性格もそっくりだし。▼~
:[ロキ]|
あらん、そう?~
でも、二人には~
とっても大きな違いがあるの。▼~
だって、エクラの~
本当のお気に入りは~
一人だけ…だもの、ねえ?▼~
:[インバース]|
あら…?~
それは、自分の方が上だって~
言いたいのかしらぁ?▼~
:[ロキ]|
エクラに~
ふさわしいのは私…~
そこは譲れないところよねえ。▼~
だって、強くて魅力的な相手の方が~
エクラにとっても~
良いことよねえ?▼~
:[インバース]|
ふぅん…~
じゃあ、どちらが強いか…~
試してみるのはどうかしら?▼~
:[ロキ]|
あらん。~
それは、エクラを~
あなたと奪い合うということ?▼~
残念、ねえ。~
あなたを殺さないと~
いけないみたい…▼~
:[ウード]|
ま、待て待て!~
味方同士で殺し合おうとするな!▼~
その荒んだ精神に反応し~
怨恨の邪霊たちが顕現してしまう!▼~
:[ロキ]|
??~
ちょっと何言ってるか~
わからないけれど…▼~
:[インバース]|
ウード、あなたも召喚されてたのね。~
この世界に来てもその痛々しい性格は~
変わらないのね…▼~
:[ウード]|
選ばれし勇者に~
痛々しいとか言うのは~
やめてもらおうか!▼~
ともかく! 俺たちは同じ旗のもとに~
集う仲間。互いを傷つけ合うような~
愚かしい真似はやめるんだ!▼~
仲間同士が競うなら~
エクラのために~
戦場で武功を立てればいい!▼~
:[ロキ]|
ふふ、戦場で武功を競う~
勝負というわけ…?~
面白そうな遊び、ねえ?▼~
:[インバース]|
もちろん、~
私も受けて立つわよ。▼~
:[ウード]|
決まりだな! どちらが活躍できるか~
闇の戦士の俺と光の村人のクリフが~
判定してやろう!▼~
:[クリフ]|
は? なんで僕まで…~
関わりたくないんだけど。~
っていうか、光の村人ってなに?▼~
:[ウード]|
光の村人は~
神に選ばれし村人の称号だ。~
ありがたく拝命するがいい。▼~
今回そもそも、ふたりが張り合う~
原因を作ったのはお前だろう?~
責任をもって付き合ってもらうぞ。▼~
:[クリフ]|
ええー…▼~
***C [#c8da12ef]
:[インバース]|
ふん、そんな単純な陣形で~
攻め入るなんて、倒してくださいって~
言ってるのかしらぁ?▼~
:[ロキ]|
さあ、次の敵はどこかしら。~
一人残らず、~
可愛がってあげないと、ねえ…?▼~
:[アンナ]|
す、すごいわね、あのふたり。~
まるで張り合うようにして~
敵を蹴散らしてるけど。▼~
:[アルフォンス]|
それが…~
戦場でどちらが活躍できるか~
競っているらしく…▼~
:[シャロン]|
なんでも勝った方が~
エクラさんの想いを~
手に入れられるらしいです!▼~
:[アンナ]|
な、なによそれ…!?~
いつの間にそんな話に…▼~
でも、まあ…~
あれだけの力を持つ英雄が~
やる気になってくれるのは良いわね。▼~
いいわ!~
エクラには内緒で~
このままどんどん行きましょ!▼~
:[アルフォンス]|
ただ、敵軍の動きには~
不可解な点があります。~
警戒を怠らないようにしましょう。▼~
:[アンナ]|
確かに、油断は禁物ね。~
警戒を怠らずに~
どんどん行くわよ!▼~
(場面転換)~
:[クリフ]|
…ウードはどうしてこんな~
面倒くさいことをやらせるの?▼~
別に、お互い気に食わないっていうなら~
好きにさせればいいのに。▼~
:[ウード]|
ふっ…彼女たちの~
闘争心をうまく活かせば~
荒れ狂う力となって敵を蹂躙する…▼~
負けたくないという気持ちが~
平時よりも苛烈な力を引き出し~
活火山のごとき相乗効果を生むのだ!▼~
このような闇の策略は~
漆黒のウードならではのもの!▼~
:[クリフ]|
でもいいの?~
エクラのこと~
賞品みたいにしちゃって。▼~
:[ウード]|
戦いには犠牲がつきもの…~
エクラも~
覚悟しているはず。問題ない!▼~
:[クリフ]|
いや、あるでしょ。~
本当にうまくいくのかな…?▼~
***B [#e9048abe]
:[ロキ]|
さてと…~
これでだいたいの敵は~
倒し終わったようねえ?▼~
:[インバース]|
そろそろ、どちらが上なのか~
判定してもらえるかしらぁ?▼~
:[ウード]|
いやぁ…~
えーと、そのぉ…▼~
ぐっ…邪悪な黒き霧が~
俺の頭を覆い、~
思考を妨害している…!▼~
い、今の俺には公正な判断を~
下すことができない…光の村人クリフよ!~
お前にすべての審判を託そう…▼~
:[クリフ]|
ええ!? どうして僕が…▼~
:[インバース]|
さぁ、早く聞かせてちょうだい。~
考えるまでもないでしょう?▼~
:[ロキ]|
そうねえ、あなたが感じている~
ありのままを伝えて…~
わかるでしょう…ねえ?▼~
:[クリフ]|
ちょ、ちょっと、ふたりとも~
そんなに寄らないでよ…!▼~
:[シャロン]|
みなさん、大変ですっ!~
一大事ですっ!▼~
:[ロキ]|
あらん。~
こっちも今~
取り込み中なのだけれど…▼~
:[シャロン]|
エクラさんが…~
敵にさらわれてしまいました!▼~
:[インバース]|
な、なんですって…!?▼~
:[シャロン]|
いま、アンナ隊長とお兄様が~
エクラさんを乗せた~
馬車を追っているところです。▼~
敵の動きが妙だと思っていたら~
エクラさんを~
狙っていたなんて…▼~
:[ロキ]|
あらん、大変。~
じゃあすぐに追いかけましょう。▼~
:[インバース]|
待って。私たちが追うことも~
敵の想定のうちのはず…~
うかつに動くのは危険よ。▼~
この付近の地図はあるかしら?▼~
:[シャロン]|
は、はい。~
これです!▼~
:[インバース]|
…なるほどね。この地形…~
山岳地帯を突っ切れば~
少人数でも追いつけるわね。▼~
:[ロキ]|
…それってもしかして、~
あなたの策だと、ここで~
私の力が必要になるのかしら…?▼~
:[インバース]|
ええ、そのとおりよ。~
ウード、クリフ、~
あなたたちも来なさい。▼~
:[ウード]|
あ、ああ。~
この漆黒のウードの力~
存分に使うがいい!▼~
:[クリフ]|
しょうがないな…~
で、何すればいいの?▼~
***A [#p553638a]
:[ロキ]|
追いついた…あの馬車ねえ。~
あなたの読んだ~
進路どおりだったわねえ?▼~
:[インバース]|
じゃあ、馬車を止めるわよ。~
あなたの力、~
存分に発揮してもらうわ。▼~
:[ロキ]|
ええ、見てて…こうして、~
エクラの姿を~
思い浮かべて、形を重ねると…▼~
(白く明滅する)~
:[インバース]|
ふふ、上出来じゃない。~
うまく化けたわね。~
それじゃあ…行くわよ!▼~
(場面転換)~
:[クリフ]|
…! あれがロキの変身…?~
エクラに~
そっくりなんだけど…▼~
:[ウード]|
見ろ! エクラが~
ふたり現れたせいで~
敵も混乱している…!▼~
:[クリフ]|
自分たちがさらった~
エクラが~
偽物だと思ってるのかな?▼~
:[ウード]|
敵の動きが止まっている…!~
よし、作戦どおりだ。~
この隙をつくぞ!▼~
(場面転換)~
:[アンナ]|
ふぅ…~
一時はどうなることかと思ったけど~
なんとか事態を収拾できたようね。▼~
:[ウード]|
エクラも~
助け出せたし敵軍も壊滅したし~
終わりよければすべてよしだ!▼~
:[クリフ]|
でもさ…力を合わせて戦う~
インバースとロキ、すごかったよ。▼~
そんなに~
エクラが大切なら~
最初からそうすればいいのに。▼~
:[ウード]|
そうだぞ、想いに貴賤なし…!▼~
同じエクラの~
召喚に応じた闇の同胞二人が~
心を重ねし時、それこそが真の…▼~
:[ロキ]|
そうねえ。~
ちょっと何言ってるか~
わからないけれど…▼~
でも、インバース。~
あなたのことは認めてあげたく~
なっちゃったわ…ねえ?▼~
:[インバース]|
それは、光栄ですこと。~
ロキ…私も同じ気持ちよ。▼~
偉大なるギムレー様には及ばないけれど…~
あなたのことは、認めるしかないわ。▼~
:[ロキ]|
ふふ。エクラなら、~
お気に入りが二人いても~
別に構わないわよ、ねえ?▼~
:[アルフォンス]|
…相変わらず、~
エクラの話を聞かずに~
話が進んでいるようだけれど…▼~
:[シャロン]|
あ、待ってください!~
わたしも三人目になりたいです!▼~
:[アンナ]|
ちょ、ちょっとシャロン、~
また話がややこしいことに…▼~
さ、さあ、任務はまだ途中よ!~
エクラの想いが~
欲しい人は最後までがんばって!▼~
**悪戯好き ロキ [#v7949dab]
***C [#s34df3a8]
:[ロキ]|
ふふっ……~
今思い出しても笑いがこみ上げて~
きちゃうわ…ねえ?▼~
エクラに~
召喚された私を見た時の~
アルフォンス王子たちの驚いた顔。▼~
でも、あなたと…~
ここに集った多くの英雄たちは~
私を受け入れてくれた。▼~
それどころか~
仲間として信頼してくれている。~
ふふっ、本当に面白い人たちねえ。▼~
こう見えても、私は義理堅い性格なの。~
あなたから寄せられた気持ちには~
応えてあげるわ。▼~
ふふっ…毎日が楽しくて仕方がないわ。~
私を召喚してくれてありがとう、~
エクラ…▼~
こんな素敵な世界に~
私を召喚してくれるなんてね…~
ふふふ……▼~
***B [#ub01c006]
:[ロキ]|
あらん。~
不思議そうな顔をするのね~
エクラ。▼~
私がどうしてそんなに~
楽しそうにしているのか…~
知りたいの?▼~
ふふっ…だって、今のアスク王国…~
いえ、この世界が置かれた状況って~
なかなか楽しそうじゃない?▼~
これだけの英雄がいるのに~
なおも戦乱は広がり~
世界は混乱を深めていく…▼~
気を抜くと、すぐにやってくる破滅。~
まったく先の見えない未来。~
ふふ…最高じゃない。▼~
あらん、エクラ。~
そんな心配そうな顔をしないでぇ。▼~
私が目指す場所は~
あなたが目指す場所。▼~
あなたが戦いを終わらせたい…~
そう願うなら、全身全霊をもって~
力になってあげるわよ。▼~
だって、私の身も心も、~
あなたのものだもの…~
ふふふ…▼~
***A [#y571a4fe]
:[ロキ]|
私ね、この世界で~
楽しみにしていることがあるのよ。▼~
それは、~
この世界にいるロキ…~
もうひとりの自分と戦うこと。▼~
前から一度、~
自分自身と戦ってみたかったのよ。~
ふふふっ…▼~
よく言うわよねえ?~
自分と向き合うことや修行することを~
『自分との戦い』って。▼~
でもそれはあくまで、ものの例え。~
実際に命のやりとりをする~
勝負じゃないわよ…ねえ?▼~
でもこの世界なら~
私は正真正銘、『自分との戦い』を~
楽しむことができるの。▼~
力が同等な自分と戦って~
敗北した方は死ぬ…~
ふふ、面白そうねえ?▼~
でもね、負ける気はしないの。~
私にはエクラが~
ついているから…▼~
この世界のロキに勝つことは~
きっとあなたの望む~
平和な世界にも繋がる…▼~
私は私に勝つわ。そして~
必ずあなたの願いを叶えてあげる。~
ふふふ…▼~
***S [#x1eea782]
:[ロキ]|
ここはまさに~
私が望んでいた世界…▼~
次々と現れる争いごと…~
どっちが勝つかわからない戦い…▼~
それに~
エクラという~
素敵なご主人様もいるんですもの。▼~
私を召喚してくれて~
本当に感謝しているわ、~
エクラ。▼~
私はあなたに会うために~
長い旅をしてきたのかも…▼~
私の身体と心はあなたのもの。~
あなたが望むなら~
なんだってしてあげる。▼~
これから私にどんな世界を~
見せてくれるのかしら。~
ふふっ…楽しみねえ。▼~
**暗闇の遊女 インバース [#b9bddc78]
***C [#b1f792ea]
:[インバース]|
エクラ、~
あなたは本当に面白い人ねぇ。▼~
虫も殺さないような優しい顔を~
していると思ったら、戦場では~
容赦ない采配を振るう…▼~
森羅万象すべてを知っているような~
素振りをすることもあれば、なにも~
知らないような純粋さも見せる…▼~
そしてなにより…~
あなたは私を信頼してくれている。~
そこが一番、興味深いわぁ。▼~
この世界では元いた世界で~
敵だった英雄たちもいるわ。~
なのに、私を受け入れてくれている。▼~
それはきっと、あなたが私を~
信頼してくれているからねぇ。▼~
私ったら、この世界に来てから~
どんどんあなたに魅せられている…▼~
んふふっ、この気持ちは~
どこから来るのかしらぁ…?▼~
私の心の奥底にあるもの?~
それとも…▼~
***B [#le4e3d72]
:[インバース]|
なにか心配事でもあるのかって?~
ずいぶん面白い質問をするのねぇ。▼~
ふふっ、大丈夫よぉ。~
いつもどおり、あなたのために~
思いっきり力を振るえるわ。▼~
でも、あなたって本当に優しいのねぇ。~
私の些細な変化を見逃さないように~
いつも気にしてくれている。▼~
もしかして…~
私が裏切るかもしれないから~
目を光らせているのかしらぁ?▼~
…冗談よ。あなたが私に~
信頼を寄せてくれているのは~
その目を見ればわかるわ。▼~
気づかってくれてありがとう。~
本当に心配事ができたら~
あなたに相談することにするわ。▼~
この世界で…~
私が一番信頼できるのは~
あなたなのだから。▼~
***A [#ta14545f]
:[インバース]|
エクラ、~
少し話を聞いてくれるかしら…▼~
私はこの世界に来る前に~
記憶を操られ…言われるがままに~
戦乱を引き起こしてしまったの。▼~
そのときの自分は~
偽りの記憶を真実と思い込んで~
取り返しのつかないことをした…▼~
だから、今もときどき不安になるの。~
自分の中にある想いや記憶が~
誰かに作られたものじゃないかって。▼~
この世界に召喚されてから~
私はあなたに魅せられているわ。▼~
でも、その気持ちも~
作られたものだとしたら…▼~
…………▼~
優しいのね、エクラ。~
まるで自分のことのように~
一緒に悩んでくれるなんて。▼~
それでも…▼~
あなたが悪い人だなんて、~
絶対にあるはずがないと~
わかっていても…▼~
忘れられないあの出来事が~
私をひどく不安にさせるのよ。~
今も、ね…▼~
***S [#i61418ab]
:[インバース]|
エクラ、~
心配かけたわね。~
私はもう大丈夫よ。▼~
私、気付いたの。~
あなたに召喚されたけど~
なにかを強要されたことはないって。▼~
あなたはどんなときでも~
私の心を尊重してくれた。▼~
そんなあなたの態度を見て~
私は力を貸そうと決めたの。~
そして、惹かれていったのよ。▼~
あなたは私が悩んでいるときに~
励ましてくれた…▼~
私の心は私のものだって。~
すべては自分が決めていいんだって。▼~
だから私は、自分の意志で決めるわ。~
ほかの誰にも強要されず~
どんな力にも従わず。▼~
あなたとともに歩み~
あなたを支えていきたい。~
これが私の嘘いつわりない心よ。▼~
んふふっ…あなたがどこに行こうが~
ずっとそばにいるわ。~
私の意思で、ね。▼~
**力を封印せし者 ウード [#i958d796]
***C [#r5eb45c6]
:[ウード]|
た、大変です!~
エクラさん!▼~
さっき城を歩いていたら~
俺と瓜二つの英雄がいたんだ!▼~
名前はオーディンだとか?~
顔も姿もそっくりだけど~
あれはまさしく別人…▼~
も、もしかして俺は~
もう一人の闇の自分というやつを~
見てしまったのか!?▼~
えっ? 安心していい?~
そ、そうですか…▼~
…しかし、あの英雄も俺も、~
エクラさんの~
神器で呼ばれたんですよね?▼~
その神器…~
ブレイザブリクには~
二つ名はないんですか?▼~
すごい力を秘めた神器だし~
二つ名は絶対にあった方がいいです!~
なんだったらこの漆黒のウードが考えますよ。▼~
いや、遠慮しなくていいですって!~
これは完全に我が得意分野!▼~
汝の神器…~
その真名は我が制定する!~
フッ…震えて待つがいい!▼~
***B [#iffaaf4f]
:[ウード]|
エクラさん、~
考えてきましたよ!~
ブレイザブリクの二つ名!▼~
あまりのかっこよさに~
自分でも気を失いそうになりました。~
腰を…抜かさないでくださいよ!▼~
まずはひとつ目は…~
『超絶覇天ブレイザブリク』!▼~
…えっ、なんですか?~
その微妙そうな顔は…~
ならば、次の神託を…!▼~
『静謐を破りし堕天の号砲』!~
魂を揺さぶるこの響き…~
もうこれで決まりでしょう!▼~
ついでに言うと、~
武器だけでなく必殺技にも~
名前を付けるのがオススメです。▼~
見たいか、数多ある~
俺の必殺技のひとつ…行くぜ!~
聖魔剣・ホーリーデビルソ-ド!▼~
せやっ! そして返す刀で~
蒼炎剣・ブルーフレイムソード!~
くぉぉ! 燃え盛れ俺の魂!▼~
ってあれ?~
エクラさん、~
どこに行くんですかー!▼~
***A [#eabcf7b4]
:[ウード]|
どうして俺が名前にこだわるのか…~
その秘められし謎を~
ついに明かしましょう。▼~
俺が使っているこの剣…~
切れ味はそのへんにある~
鋼の剣と変わりません。▼~
ですが、名を冠することで、~
世界に一本だけの…~
選ばれし剣となる!▼~
要は気分が上がるってことです。▼~
あなたは正真正銘の選ばれし者~
機関の英霊使い、ブレイヴマスター…▼~
ならば使っている神器にも~
格好いい二つ名が~
あるべきだと思いませんか?▼~
まぁ、要は選ばれし者だけの~
高揚感を味わってほしかったんです。▼~
しかし、人にはそれぞれ~
定められた運命がある…▼~
それをねじ曲げる力は~
今の俺にはありません。▼~
エクラさんが~
二つ名が必要ないと言うなら~
俺はその選択を尊重しましょう…▼~
***S [#uf0266eb]
:[ウード]|
はっ!?~
そ…そうか…~
そういうこと…だったのか…▼~
ブレイザブリクには~
秘められし二つ名が~
確かに存在していた…!▼~
だが、禁忌の言葉ゆえ~
その名を口にすれば~
世界に歪みが生じてしまう…!▼~
くぅぅっ!~
だから、俺の前では二つ名を~
明かさなかったのか…!▼~
いい、実にいい…!~
この設定、いやこの秘密は~
格好良いじゃないですか!▼~
さすが俺のマスターとなるべき~
希代の召喚師!~
天よ、この巡り合わせに感謝しよう!▼~
ほらほら、~
エクラさんも~
ポーズを決めてくださいよ!▼~
この漆黒のウード、~
これからも主のもとで力を振るい~
ともに伝説を築くことを誓おう!▼~
:[アンナ]|
…………▼~
:[アルフォンス]|
…………▼~
ブレイザブリクに~
そんな伝承…ありました?▼~
:[アンナ]|
ううん…たぶんないと思う。~
いや、絶対ないと思うわ…▼~
**目覚めた好奇心 クリフ [#ycb1ca47]
***C [#u95ab21d]
:[クリフ]|
あ、エクラ…~
どうしたの、こんなところで。▼~
へー、見回りなんてしてるんだ。~
真面目だね。▼~
僕? 僕は…~
戦いや訓練がないときは~
こうしてみんなを観察してるんだ。▼~
だって、これってすごいことだよね?~
違う世界や異なる文明で育った英雄が~
こうして集まってるなんて。▼~
僕ら平民が口もきけないような王族や~
絵物語に出てくるような伝説級の英雄も~
ここには大勢いる…▼~
こんな風景、ほかじゃまず見られないよ。~
きっと元の世界に帰っても~
誰も信じてくれないだろうね。▼~
でも、本当にすごいのは…~
彼らを召喚してひとつにまとめた~
エクラの力かもね。▼~
そんなに謙遜しなくてもいいんじゃない?~
エクラのすごさは~
みんなが認めてるし。▼~
でも、わからないなあ…~
こんなに英雄たちが揃っているのに~
どうして僕まで召喚したの?▼~
あ、いや…なんでもない。~
気にしないで。▼~
…別に、深い意味はないよ。~
ちょっとそう思っただけ。▼~
***B [#y2a8623f]
:[クリフ]|
僕はさ。ラムの村っていう~
小さい村で育った、まあ、~
ただの村人だよ。▼~
解放軍に参加したのも~
退屈な村の暮らしに~
うんざりしてたってだけ。▼~
それまで貴族や王族なんかとは~
無縁だったよ。~
村人だから当然だよね。▼~
僕には伝説の武器もなければ~
課せられた使命や宿命もない。~
勇者の血を引いてる訳でもない。▼~
僕には何もないんだ。~
ま、僕に限らず世の中大半の人が~
普通そんなもんじゃない?▼~
そんな僕が何で~
異世界に呼ばれたのか~
ちょっとわからないんだよね。▼~
そう…エクラは~
身分なんかに~
こだわるなって言うんだ。▼~
でもそれはさ。~
高いところにいる人間だから~
言えるんじゃないの?▼~
僕ら平民が口にしたって~
鼻で笑われるのが関の山だよ。▼~
…別に君に文句がある訳じゃないよ。~
僕がモヤモヤしてるだけさ。▼~
……▼~
***A [#hfe07423]
:[クリフ]|
僕、何でモヤモヤしてたか~
わかった気がする。▼~
ここにいる英雄のみんなは~
たとえ王族や貴族でも~
僕を下に見たりしない。▼~
…まあ、たまに例外はいるけど。▼~
大抵の人は~
僕をひとりの英雄として~
分け隔てなく接してくる。▼~
だから、身分の違いというより~
器の違いを感じちゃったんだよ。▼~
何だか~
そんなことを気にしてた~
僕がバカみたいじゃない?▼~
まあ正直、~
異世界を救うなんて大仕事…▼~
ただの平民の僕が~
何でやらなきゃいけないんだとは~
今でも思ってるよ。▼~
でも、エクラは~
身分で召喚する~
英雄を選んでるわけじゃないし。▼~
ただの偶然とか~
縁っていうやつなんだろうけど。▼~
だからって手ぶらで帰るのも~
なんか悔しいよね。▼~
英雄として僕に何ができるのか。~
何をなすべきなのか…▼~
エクラに~
召喚されたその理由…~
少しは考えてもいいかもね。▼~
***S [#tcb01019]
:[クリフ]|
ああ、エクラ。~
調子はどうだって?▼~
別に普通だよ。~
よくも悪くもないけど。▼~
…え?~
よさそうに見える?~
気のせいじゃない。▼~
いや…うーん。~
調子がいいって訳じゃないけど~
ちょっと気分はいいかな。▼~
この間少し話したでしょ。~
どうせ召喚されたんなら~
何か持って帰らないと損だって。▼~
だからこの環境を~
利用させてもらおうと~
思ってさ。▼~
伝説の英雄たちから~
技や知識を盗む~
またとない機会だもんね。▼~
それに…ふふ。~
気づいたんだけど。▼~
僕は勇者の血を引いてもいないし~
伝説の剣もすごい魔道書も持ってない。~
だけど僕には未来がある。▼~
学び、世界を知り、~
成長できる伸びしろがある。~
もしかしたら僕も…▼~
後の世には英雄なんて~
呼ばれるようになるのかも~
しれないって。▼~
ひょっとして~
エクラは~
そこに目をつけたんじゃない?▼~
…いや、きっとその通りだって…~
信じないでよ。~
冗談なんだからさ。▼~
でも…エクラが言うと~
ちょっと信じられる気がするよ。~
ほんのちょっとだけどね。▼~
ま、せいぜい期待してよ。~
僕は王様でも~
伝説の勇者でもないけど…▼~
最強の村人には~
なれるかもしれないからさ。~
ふふっ…▼~
*コメント [#md40133f]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
*ふたりの魔女 [#off6a958]
#contents
**ふたりの魔女 [#m1b443a2]
***オープニング [#a2f3e0b2]
:[インバース]|
ふふ、エクラと~
今日も親交を深めようかしら。~
念入りに…ね。▼~
:[ロキ]|
あら、エクラの~
姿が見えないわ。私の目の届かない~
ところに行くなんて、いけない子ねえ?▼~
:[クリフ]|
ねぇ、インバースとロキって~
ひょっとして姉妹かなにか?~
血のつながりがあったりするの?▼~
:[インバース]|
坊や…その目は飾りかしら?~
この女とこの私…~
似ても似つかないでしょ?▼~
:[クリフ]|
だって雰囲気が似てるっていうか…~
性格もそっくりだし。▼~
:[ロキ]|
あらん、そう?~
でも、二人には~
とっても大きな違いがあるの。▼~
だって、エクラの~
本当のお気に入りは~
一人だけ…だもの、ねえ?▼~
:[インバース]|
あら…?~
それは、自分の方が上だって~
言いたいのかしらぁ?▼~
:[ロキ]|
エクラに~
ふさわしいのは私…~
そこは譲れないところよねえ。▼~
だって、強くて魅力的な相手の方が~
エクラにとっても~
良いことよねえ?▼~
:[インバース]|
ふぅん…~
じゃあ、どちらが強いか…~
試してみるのはどうかしら?▼~
:[ロキ]|
あらん。~
それは、エクラを~
あなたと奪い合うということ?▼~
残念、ねえ。~
あなたを殺さないと~
いけないみたい…▼~
:[ウード]|
ま、待て待て!~
味方同士で殺し合おうとするな!▼~
その荒んだ精神に反応し~
怨恨の邪霊たちが顕現してしまう!▼~
:[ロキ]|
??~
ちょっと何言ってるか~
わからないけれど…▼~
:[インバース]|
ウード、あなたも召喚されてたのね。~
この世界に来てもその痛々しい性格は~
変わらないのね…▼~
:[ウード]|
選ばれし勇者に~
痛々しいとか言うのは~
やめてもらおうか!▼~
ともかく! 俺たちは同じ旗のもとに~
集う仲間。互いを傷つけ合うような~
愚かしい真似はやめるんだ!▼~
仲間同士が競うなら~
エクラのために~
戦場で武功を立てればいい!▼~
:[ロキ]|
ふふ、戦場で武功を競う~
勝負というわけ…?~
面白そうな遊び、ねえ?▼~
:[インバース]|
もちろん、~
私も受けて立つわよ。▼~
:[ウード]|
決まりだな! どちらが活躍できるか~
闇の戦士の俺と光の村人のクリフが~
判定してやろう!▼~
:[クリフ]|
は? なんで僕まで…~
関わりたくないんだけど。~
っていうか、光の村人ってなに?▼~
:[ウード]|
光の村人は~
神に選ばれし村人の称号だ。~
ありがたく拝命するがいい。▼~
今回そもそも、ふたりが張り合う~
原因を作ったのはお前だろう?~
責任をもって付き合ってもらうぞ。▼~
:[クリフ]|
ええー…▼~
***C [#c8da12ef]
:[インバース]|
ふん、そんな単純な陣形で~
攻め入るなんて、倒してくださいって~
言ってるのかしらぁ?▼~
:[ロキ]|
さあ、次の敵はどこかしら。~
一人残らず、~
可愛がってあげないと、ねえ…?▼~
:[アンナ]|
す、すごいわね、あのふたり。~
まるで張り合うようにして~
敵を蹴散らしてるけど。▼~
:[アルフォンス]|
それが…~
戦場でどちらが活躍できるか~
競っているらしく…▼~
:[シャロン]|
なんでも勝った方が~
エクラさんの想いを~
手に入れられるらしいです!▼~
:[アンナ]|
な、なによそれ…!?~
いつの間にそんな話に…▼~
でも、まあ…~
あれだけの力を持つ英雄が~
やる気になってくれるのは良いわね。▼~
いいわ!~
エクラには内緒で~
このままどんどん行きましょ!▼~
:[アルフォンス]|
ただ、敵軍の動きには~
不可解な点があります。~
警戒を怠らないようにしましょう。▼~
:[アンナ]|
確かに、油断は禁物ね。~
警戒を怠らずに~
どんどん行くわよ!▼~
(場面転換)~
:[クリフ]|
…ウードはどうしてこんな~
面倒くさいことをやらせるの?▼~
別に、お互い気に食わないっていうなら~
好きにさせればいいのに。▼~
:[ウード]|
ふっ…彼女たちの~
闘争心をうまく活かせば~
荒れ狂う力となって敵を蹂躙する…▼~
負けたくないという気持ちが~
平時よりも苛烈な力を引き出し~
活火山のごとき相乗効果を生むのだ!▼~
このような闇の策略は~
漆黒のウードならではのもの!▼~
:[クリフ]|
でもいいの?~
エクラのこと~
賞品みたいにしちゃって。▼~
:[ウード]|
戦いには犠牲がつきもの…~
エクラも~
覚悟しているはず。問題ない!▼~
:[クリフ]|
いや、あるでしょ。~
本当にうまくいくのかな…?▼~
***B [#e9048abe]
:[ロキ]|
さてと…~
これでだいたいの敵は~
倒し終わったようねえ?▼~
:[インバース]|
そろそろ、どちらが上なのか~
判定してもらえるかしらぁ?▼~
:[ウード]|
いやぁ…~
えーと、そのぉ…▼~
ぐっ…邪悪な黒き霧が~
俺の頭を覆い、~
思考を妨害している…!▼~
い、今の俺には公正な判断を~
下すことができない…光の村人クリフよ!~
お前にすべての審判を託そう…▼~
:[クリフ]|
ええ!? どうして僕が…▼~
:[インバース]|
さぁ、早く聞かせてちょうだい。~
考えるまでもないでしょう?▼~
:[ロキ]|
そうねえ、あなたが感じている~
ありのままを伝えて…~
わかるでしょう…ねえ?▼~
:[クリフ]|
ちょ、ちょっと、ふたりとも~
そんなに寄らないでよ…!▼~
:[シャロン]|
みなさん、大変ですっ!~
一大事ですっ!▼~
:[ロキ]|
あらん。~
こっちも今~
取り込み中なのだけれど…▼~
:[シャロン]|
エクラさんが…~
敵にさらわれてしまいました!▼~
:[インバース]|
な、なんですって…!?▼~
:[シャロン]|
いま、アンナ隊長とお兄様が~
エクラさんを乗せた~
馬車を追っているところです。▼~
敵の動きが妙だと思っていたら~
エクラさんを~
狙っていたなんて…▼~
:[ロキ]|
あらん、大変。~
じゃあすぐに追いかけましょう。▼~
:[インバース]|
待って。私たちが追うことも~
敵の想定のうちのはず…~
うかつに動くのは危険よ。▼~
この付近の地図はあるかしら?▼~
:[シャロン]|
は、はい。~
これです!▼~
:[インバース]|
…なるほどね。この地形…~
山岳地帯を突っ切れば~
少人数でも追いつけるわね。▼~
:[ロキ]|
…それってもしかして、~
あなたの策だと、ここで~
私の力が必要になるのかしら…?▼~
:[インバース]|
ええ、そのとおりよ。~
ウード、クリフ、~
あなたたちも来なさい。▼~
:[ウード]|
あ、ああ。~
この漆黒のウードの力~
存分に使うがいい!▼~
:[クリフ]|
しょうがないな…~
で、何すればいいの?▼~
***A [#p553638a]
:[ロキ]|
追いついた…あの馬車ねえ。~
あなたの読んだ~
進路どおりだったわねえ?▼~
:[インバース]|
じゃあ、馬車を止めるわよ。~
あなたの力、~
存分に発揮してもらうわ。▼~
:[ロキ]|
ええ、見てて…こうして、~
エクラの姿を~
思い浮かべて、形を重ねると…▼~
(白く明滅する)~
:[インバース]|
ふふ、上出来じゃない。~
うまく化けたわね。~
それじゃあ…行くわよ!▼~
(場面転換)~
:[クリフ]|
…! あれがロキの変身…?~
エクラに~
そっくりなんだけど…▼~
:[ウード]|
見ろ! エクラが~
ふたり現れたせいで~
敵も混乱している…!▼~
:[クリフ]|
自分たちがさらった~
エクラが~
偽物だと思ってるのかな?▼~
:[ウード]|
敵の動きが止まっている…!~
よし、作戦どおりだ。~
この隙をつくぞ!▼~
(場面転換)~
:[アンナ]|
ふぅ…~
一時はどうなることかと思ったけど~
なんとか事態を収拾できたようね。▼~
:[ウード]|
エクラも~
助け出せたし敵軍も壊滅したし~
終わりよければすべてよしだ!▼~
:[クリフ]|
でもさ…力を合わせて戦う~
インバースとロキ、すごかったよ。▼~
そんなに~
エクラが大切なら~
最初からそうすればいいのに。▼~
:[ウード]|
そうだぞ、想いに貴賤なし…!▼~
同じエクラの~
召喚に応じた闇の同胞二人が~
心を重ねし時、それこそが真の…▼~
:[ロキ]|
そうねえ。~
ちょっと何言ってるか~
わからないけれど…▼~
でも、インバース。~
あなたのことは認めてあげたく~
なっちゃったわ…ねえ?▼~
:[インバース]|
それは、光栄ですこと。~
ロキ…私も同じ気持ちよ。▼~
偉大なるギムレー様には及ばないけれど…~
あなたのことは、認めるしかないわ。▼~
:[ロキ]|
ふふ。エクラなら、~
お気に入りが二人いても~
別に構わないわよ、ねえ?▼~
:[アルフォンス]|
…相変わらず、~
エクラの話を聞かずに~
話が進んでいるようだけれど…▼~
:[シャロン]|
あ、待ってください!~
わたしも三人目になりたいです!▼~
:[アンナ]|
ちょ、ちょっとシャロン、~
また話がややこしいことに…▼~
さ、さあ、任務はまだ途中よ!~
エクラの想いが~
欲しい人は最後までがんばって!▼~
**悪戯好き ロキ [#v7949dab]
***C [#s34df3a8]
:[ロキ]|
ふふっ……~
今思い出しても笑いがこみ上げて~
きちゃうわ…ねえ?▼~
エクラに~
召喚された私を見た時の~
アルフォンス王子たちの驚いた顔。▼~
でも、あなたと…~
ここに集った多くの英雄たちは~
私を受け入れてくれた。▼~
それどころか~
仲間として信頼してくれている。~
ふふっ、本当に面白い人たちねえ。▼~
こう見えても、私は義理堅い性格なの。~
あなたから寄せられた気持ちには~
応えてあげるわ。▼~
ふふっ…毎日が楽しくて仕方がないわ。~
私を召喚してくれてありがとう、~
エクラ…▼~
こんな素敵な世界に~
私を召喚してくれるなんてね…~
ふふふ……▼~
***B [#ub01c006]
:[ロキ]|
あらん。~
不思議そうな顔をするのね~
エクラ。▼~
私がどうしてそんなに~
楽しそうにしているのか…~
知りたいの?▼~
ふふっ…だって、今のアスク王国…~
いえ、この世界が置かれた状況って~
なかなか楽しそうじゃない?▼~
これだけの英雄がいるのに~
なおも戦乱は広がり~
世界は混乱を深めていく…▼~
気を抜くと、すぐにやってくる破滅。~
まったく先の見えない未来。~
ふふ…最高じゃない。▼~
あらん、エクラ。~
そんな心配そうな顔をしないでぇ。▼~
私が目指す場所は~
あなたが目指す場所。▼~
あなたが戦いを終わらせたい…~
そう願うなら、全身全霊をもって~
力になってあげるわよ。▼~
だって、私の身も心も、~
あなたのものだもの…~
ふふふ…▼~
***A [#y571a4fe]
:[ロキ]|
私ね、この世界で~
楽しみにしていることがあるのよ。▼~
それは、~
この世界にいるロキ…~
もうひとりの自分と戦うこと。▼~
前から一度、~
自分自身と戦ってみたかったのよ。~
ふふふっ…▼~
よく言うわよねえ?~
自分と向き合うことや修行することを~
『自分との戦い』って。▼~
でもそれはあくまで、ものの例え。~
実際に命のやりとりをする~
勝負じゃないわよ…ねえ?▼~
でもこの世界なら~
私は正真正銘、『自分との戦い』を~
楽しむことができるの。▼~
力が同等な自分と戦って~
敗北した方は死ぬ…~
ふふ、面白そうねえ?▼~
でもね、負ける気はしないの。~
私にはエクラが~
ついているから…▼~
この世界のロキに勝つことは~
きっとあなたの望む~
平和な世界にも繋がる…▼~
私は私に勝つわ。そして~
必ずあなたの願いを叶えてあげる。~
ふふふ…▼~
***S [#x1eea782]
:[ロキ]|
ここはまさに~
私が望んでいた世界…▼~
次々と現れる争いごと…~
どっちが勝つかわからない戦い…▼~
それに~
エクラという~
素敵なご主人様もいるんですもの。▼~
私を召喚してくれて~
本当に感謝しているわ、~
エクラ。▼~
私はあなたに会うために~
長い旅をしてきたのかも…▼~
私の身体と心はあなたのもの。~
あなたが望むなら~
なんだってしてあげる。▼~
これから私にどんな世界を~
見せてくれるのかしら。~
ふふっ…楽しみねえ。▼~
**暗闇の遊女 インバース [#b9bddc78]
***C [#b1f792ea]
:[インバース]|
エクラ、~
あなたは本当に面白い人ねぇ。▼~
虫も殺さないような優しい顔を~
していると思ったら、戦場では~
容赦ない采配を振るう…▼~
森羅万象すべてを知っているような~
素振りをすることもあれば、なにも~
知らないような純粋さも見せる…▼~
そしてなにより…~
あなたは私を信頼してくれている。~
そこが一番、興味深いわぁ。▼~
この世界では元いた世界で~
敵だった英雄たちもいるわ。~
なのに、私を受け入れてくれている。▼~
それはきっと、あなたが私を~
信頼してくれているからねぇ。▼~
私ったら、この世界に来てから~
どんどんあなたに魅せられている…▼~
んふふっ、この気持ちは~
どこから来るのかしらぁ…?▼~
私の心の奥底にあるもの?~
それとも…▼~
***B [#le4e3d72]
:[インバース]|
なにか心配事でもあるのかって?~
ずいぶん面白い質問をするのねぇ。▼~
ふふっ、大丈夫よぉ。~
いつもどおり、あなたのために~
思いっきり力を振るえるわ。▼~
でも、あなたって本当に優しいのねぇ。~
私の些細な変化を見逃さないように~
いつも気にしてくれている。▼~
もしかして…~
私が裏切るかもしれないから~
目を光らせているのかしらぁ?▼~
…冗談よ。あなたが私に~
信頼を寄せてくれているのは~
その目を見ればわかるわ。▼~
気づかってくれてありがとう。~
本当に心配事ができたら~
あなたに相談することにするわ。▼~
この世界で…~
私が一番信頼できるのは~
あなたなのだから。▼~
***A [#ta14545f]
:[インバース]|
エクラ、~
少し話を聞いてくれるかしら…▼~
私はこの世界に来る前に~
記憶を操られ…言われるがままに~
戦乱を引き起こしてしまったの。▼~
そのときの自分は~
偽りの記憶を真実と思い込んで~
取り返しのつかないことをした…▼~
だから、今もときどき不安になるの。~
自分の中にある想いや記憶が~
誰かに作られたものじゃないかって。▼~
この世界に召喚されてから~
私はあなたに魅せられているわ。▼~
でも、その気持ちも~
作られたものだとしたら…▼~
…………▼~
優しいのね、エクラ。~
まるで自分のことのように~
一緒に悩んでくれるなんて。▼~
それでも…▼~
あなたが悪い人だなんて、~
絶対にあるはずがないと~
わかっていても…▼~
忘れられないあの出来事が~
私をひどく不安にさせるのよ。~
今も、ね…▼~
***S [#i61418ab]
:[インバース]|
エクラ、~
心配かけたわね。~
私はもう大丈夫よ。▼~
私、気付いたの。~
あなたに召喚されたけど~
なにかを強要されたことはないって。▼~
あなたはどんなときでも~
私の心を尊重してくれた。▼~
そんなあなたの態度を見て~
私は力を貸そうと決めたの。~
そして、惹かれていったのよ。▼~
あなたは私が悩んでいるときに~
励ましてくれた…▼~
私の心は私のものだって。~
すべては自分が決めていいんだって。▼~
だから私は、自分の意志で決めるわ。~
ほかの誰にも強要されず~
どんな力にも従わず。▼~
あなたとともに歩み~
あなたを支えていきたい。~
これが私の嘘いつわりない心よ。▼~
んふふっ…あなたがどこに行こうが~
ずっとそばにいるわ。~
私の意思で、ね。▼~
**力を封印せし者 ウード [#i958d796]
***C [#r5eb45c6]
:[ウード]|
た、大変です!~
エクラさん!▼~
さっき城を歩いていたら~
俺と瓜二つの英雄がいたんだ!▼~
名前はオーディンだとか?~
顔も姿もそっくりだけど~
あれはまさしく別人…▼~
も、もしかして俺は~
もう一人の闇の自分というやつを~
見てしまったのか!?▼~
えっ? 安心していい?~
そ、そうですか…▼~
…しかし、あの英雄も俺も、~
エクラさんの~
神器で呼ばれたんですよね?▼~
その神器…~
ブレイザブリクには~
二つ名はないんですか?▼~
すごい力を秘めた神器だし~
二つ名は絶対にあった方がいいです!~
なんだったらこの漆黒のウードが考えますよ。▼~
いや、遠慮しなくていいですって!~
これは完全に我が得意分野!▼~
汝の神器…~
その真名は我が制定する!~
フッ…震えて待つがいい!▼~
***B [#iffaaf4f]
:[ウード]|
エクラさん、~
考えてきましたよ!~
ブレイザブリクの二つ名!▼~
あまりのかっこよさに~
自分でも気を失いそうになりました。~
腰を…抜かさないでくださいよ!▼~
まずはひとつ目は…~
『超絶覇天ブレイザブリク』!▼~
…えっ、なんですか?~
その微妙そうな顔は…~
ならば、次の神託を…!▼~
『静謐を破りし堕天の号砲』!~
魂を揺さぶるこの響き…~
もうこれで決まりでしょう!▼~
ついでに言うと、~
武器だけでなく必殺技にも~
名前を付けるのがオススメです。▼~
見たいか、数多ある~
俺の必殺技のひとつ…行くぜ!~
聖魔剣・ホーリーデビルソ-ド!▼~
せやっ! そして返す刀で~
蒼炎剣・ブルーフレイムソード!~
くぉぉ! 燃え盛れ俺の魂!▼~
ってあれ?~
エクラさん、~
どこに行くんですかー!▼~
***A [#eabcf7b4]
:[ウード]|
どうして俺が名前にこだわるのか…~
その秘められし謎を~
ついに明かしましょう。▼~
俺が使っているこの剣…~
切れ味はそのへんにある~
鋼の剣と変わりません。▼~
ですが、名を冠することで、~
世界に一本だけの…~
選ばれし剣となる!▼~
要は気分が上がるってことです。▼~
あなたは正真正銘の選ばれし者~
機関の英霊使い、ブレイヴマスター…▼~
ならば使っている神器にも~
格好いい二つ名が~
あるべきだと思いませんか?▼~
まぁ、要は選ばれし者だけの~
高揚感を味わってほしかったんです。▼~
しかし、人にはそれぞれ~
定められた運命がある…▼~
それをねじ曲げる力は~
今の俺にはありません。▼~
エクラさんが~
二つ名が必要ないと言うなら~
俺はその選択を尊重しましょう…▼~
***S [#uf0266eb]
:[ウード]|
はっ!?~
そ…そうか…~
そういうこと…だったのか…▼~
ブレイザブリクには~
秘められし二つ名が~
確かに存在していた…!▼~
だが、禁忌の言葉ゆえ~
その名を口にすれば~
世界に歪みが生じてしまう…!▼~
くぅぅっ!~
だから、俺の前では二つ名を~
明かさなかったのか…!▼~
いい、実にいい…!~
この設定、いやこの秘密は~
格好良いじゃないですか!▼~
さすが俺のマスターとなるべき~
希代の召喚師!~
天よ、この巡り合わせに感謝しよう!▼~
ほらほら、~
エクラさんも~
ポーズを決めてくださいよ!▼~
この漆黒のウード、~
これからも主のもとで力を振るい~
ともに伝説を築くことを誓おう!▼~
:[アンナ]|
…………▼~
:[アルフォンス]|
…………▼~
ブレイザブリクに~
そんな伝承…ありました?▼~
:[アンナ]|
ううん…たぶんないと思う。~
いや、絶対ないと思うわ…▼~
**目覚めた好奇心 クリフ [#ycb1ca47]
***C [#u95ab21d]
:[クリフ]|
あ、エクラ…~
どうしたの、こんなところで。▼~
へー、見回りなんてしてるんだ。~
真面目だね。▼~
僕? 僕は…~
戦いや訓練がないときは~
こうしてみんなを観察してるんだ。▼~
だって、これってすごいことだよね?~
違う世界や異なる文明で育った英雄が~
こうして集まってるなんて。▼~
僕ら平民が口もきけないような王族や~
絵物語に出てくるような伝説級の英雄も~
ここには大勢いる…▼~
こんな風景、ほかじゃまず見られないよ。~
きっと元の世界に帰っても~
誰も信じてくれないだろうね。▼~
でも、本当にすごいのは…~
彼らを召喚してひとつにまとめた~
エクラの力かもね。▼~
そんなに謙遜しなくてもいいんじゃない?~
エクラのすごさは~
みんなが認めてるし。▼~
でも、わからないなあ…~
こんなに英雄たちが揃っているのに~
どうして僕まで召喚したの?▼~
あ、いや…なんでもない。~
気にしないで。▼~
…別に、深い意味はないよ。~
ちょっとそう思っただけ。▼~
***B [#y2a8623f]
:[クリフ]|
僕はさ。ラムの村っていう~
小さい村で育った、まあ、~
ただの村人だよ。▼~
解放軍に参加したのも~
退屈な村の暮らしに~
うんざりしてたってだけ。▼~
それまで貴族や王族なんかとは~
無縁だったよ。~
村人だから当然だよね。▼~
僕には伝説の武器もなければ~
課せられた使命や宿命もない。~
勇者の血を引いてる訳でもない。▼~
僕には何もないんだ。~
ま、僕に限らず世の中大半の人が~
普通そんなもんじゃない?▼~
そんな僕が何で~
異世界に呼ばれたのか~
ちょっとわからないんだよね。▼~
そう…エクラは~
身分なんかに~
こだわるなって言うんだ。▼~
でもそれはさ。~
高いところにいる人間だから~
言えるんじゃないの?▼~
僕ら平民が口にしたって~
鼻で笑われるのが関の山だよ。▼~
…別に君に文句がある訳じゃないよ。~
僕がモヤモヤしてるだけさ。▼~
……▼~
***A [#hfe07423]
:[クリフ]|
僕、何でモヤモヤしてたか~
わかった気がする。▼~
ここにいる英雄のみんなは~
たとえ王族や貴族でも~
僕を下に見たりしない。▼~
…まあ、たまに例外はいるけど。▼~
大抵の人は~
僕をひとりの英雄として~
分け隔てなく接してくる。▼~
だから、身分の違いというより~
器の違いを感じちゃったんだよ。▼~
何だか~
そんなことを気にしてた~
僕がバカみたいじゃない?▼~
まあ正直、~
異世界を救うなんて大仕事…▼~
ただの平民の僕が~
何でやらなきゃいけないんだとは~
今でも思ってるよ。▼~
でも、エクラは~
身分で召喚する~
英雄を選んでるわけじゃないし。▼~
ただの偶然とか~
縁っていうやつなんだろうけど。▼~
だからって手ぶらで帰るのも~
なんか悔しいよね。▼~
英雄として僕に何ができるのか。~
何をなすべきなのか…▼~
エクラに~
召喚されたその理由…~
少しは考えてもいいかもね。▼~
***S [#tcb01019]
:[クリフ]|
ああ、エクラ。~
調子はどうだって?▼~
別に普通だよ。~
よくも悪くもないけど。▼~
…え?~
よさそうに見える?~
気のせいじゃない。▼~
いや…うーん。~
調子がいいって訳じゃないけど~
ちょっと気分はいいかな。▼~
この間少し話したでしょ。~
どうせ召喚されたんなら~
何か持って帰らないと損だって。▼~
だからこの環境を~
利用させてもらおうと~
思ってさ。▼~
伝説の英雄たちから~
技や知識を盗む~
またとない機会だもんね。▼~
それに…ふふ。~
気づいたんだけど。▼~
僕は勇者の血を引いてもいないし~
伝説の剣もすごい魔道書も持ってない。~
だけど僕には未来がある。▼~
学び、世界を知り、~
成長できる伸びしろがある。~
もしかしたら僕も…▼~
後の世には英雄なんて~
呼ばれるようになるのかも~
しれないって。▼~
ひょっとして~
エクラは~
そこに目をつけたんじゃない?▼~
…いや、きっとその通りだって…~
信じないでよ。~
冗談なんだからさ。▼~
でも…エクラが言うと~
ちょっと信じられる気がするよ。~
ほんのちょっとだけどね。▼~
ま、せいぜい期待してよ。~
僕は王様でも~
伝説の勇者でもないけど…▼~
最強の村人には~
なれるかもしれないからさ。~
ふふっ…▼~
*コメント [#md40133f]
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