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[[章別会話]]
*それぞれの相愛 [#ght4e2az]
#contents
**それぞれの相愛 [#samefwko]
***オープニング [#j6tm408n]
:[ブシュロン]|
くっ…! なんて泣ける物語なんだ…~
ジェーデ、あんたは天才だ。~
こんなに感動的な物語を書くなんて!▼~
:[ジェーデ]|
お褒めに預かり光栄だけれど…~
それは戯話なのよ。~
ブシュロン。▼~
爆笑必死の展開を詰め込んだつもりなのに~
どこでそんなに泣いているのか~
理解ができない……▼~
:[ブシュロン]|
なに? そうなのか?~
主人公が武術大会で優勝したところなど~
感動の涙を禁じえなかったが。▼~
そのあと故郷の皆が信じてくれなくて~
アルパカに乗って涙を乾かすところは~
思わずもらい泣きをしてしまった。▼~
しかも降りた瞬間に~
アルパカに唾を吐きかけられるんだぞ!?~
こんなに泣けることがあるか。ううっ……!▼~
:[ジェーデ]|
…『おとぼけ☆アンバーくん』の第十九話。~
ディアマンド様にお見せした時には~
その展開の全てを笑ってくださったのに。▼~
人の反応は、千差万別で面白いわ。~
とても勉強になる…▼~
:[ブシュロン]|
ああ、泣いた泣いた。~
ところで…討伐対象の賊が現れないな。▼~
特務機関として初めての任務だ、~
何とか武勲を上げて帰還したいものだが~
まさか待機場所を間違えたのか…?▼~
:[ジェーデ]|
その点については、大丈夫。~
あなたが明後日の方向に歩き出そうとするのを~
私が何度も正して辿り着いたのだから。▼~
:[ブシュロン]|
ありがとう、ジェーデ。~
俺一人だったら道に迷って、~
いまだに森を徘徊していたことだろう。▼~
:[ジェーデ]|
森を徘徊する涙脆い大男…~
面白いわ。~
次の話の参考にしようかしら…▼~
…! 待って、人の気配がする。~
武装しているようだわ。▼~
:[ブシュロン]|
件の賊かもしれないな。~
ジェーデ、俺の後ろに。▼~
:[ジェーデ]|
いいえ、貴方が後ろに。~
私は重騎士…そして鉄壁のジェーデ。~
守りは私の役目だわ。▼~
:[ブシュロン]|
だ、だがしかし…!~
他国の騎士に守ってもらったのでは、~
フィレネの騎士の名折れだ。▼~
:[ジェーデ]|
武勇を示したいのね…~
その意気、ブロディアの者として理解できる。~
では、ここは力を合わせて戦いましょう。▼~
:[ブシュロン]|
ああ!~
共に背中を預け合おう!▼~
***C [#xcmtev0w]
:[ブシュロン]|
ふうっ。~
何とか退けたようだな。▼~
:[ジェーデ]|
でも油断は禁物…~
情報よりも敵の数が少なかった。▼~
:[ブシュロン]|
まだ潜んでいる賊がいるかも~
しれないということか。▼~
…?~
何か、足音が聞こえるぞ。▼~
:[ジェーデ]|
さっそく次の敵が?▼~
:[ブシュロン]|
いや、音が小さくて、軽い。~
何かの動物のような…~
妙に聞き覚えのあるような…▼~
:[リュール(男)(姿なし)]|
ソラ!~
危険です!~
一人で先に行ってはいけませんよ!▼~
:[ジェーデ]|
この声は……▼~
:[リュール(男)]|
捕まえた!~
気を付けてください、ソラ。~
ここはソラネルではなく戦場なのですから。▼~
:[ブシュロン]|
神竜様!?▼~
:[リュール(男)]|
ブシュロン、ジェーデ!~
良かった、探していたんですよ。~
ここからは私も加勢します。▼~
:[ジェーデ]|
加勢…~
それは有難いのですが、その…▼~
:[リュール(男)]|
服装の事ですね?~
ソラネルで過ごす平服で来てしまいましたが~
戦闘に支障はありません。▼~
この特務機関には、~
もっと軽装で戦う英雄すら~
存在するようですから。▼~
:[ブシュロン]|
ええと…~
お召し物も気にはなったのですが~
どちらかといえば、腕の中の…▼~
:[リュール(男)]|
すみません、ソラのことでしたか!~
私も驚いたんです。~
まさか、一緒に来てしまうだなんて。▼~
ソラネルで撫でている最中に召喚されたので~
巻き込んでしまったのかもしれません。▼~
ですが、こちらも心配無用です。~
ソラも戦う力を有していますので、~
私たちを助けてくれますよ。▼~
:[ジェーデ]|
神竜様がそう仰るのであれば~
安心しました。~
ソラ、この地でもよろしくお願いします。▼~
:[リュール(男)]|
ふふ、頼ってもらえて嬉しそうです。~
頑張りましょうね、ソラ。▼~
ところで、二人に報告が。~
今回の任務ですが、~
少し風向きが変わってきました。▼~
賊たちはただの略奪が目的ではなく~
特務機関の動向を探る勢力である~
可能性が浮上したそうです。▼~
:[ブシュロン]|
それは捨て置けませんね。しかし、~
我々は既に交戦し、退けた後です。~
今からでも後を追いかけましょうか。▼~
:[リュール(男)]|
その必要はありません。~
私たちのことを探るつもりなら~
必ずまた現れる筈……▼~
暫くここで待つことにしましょう。▼~
:[ジェーデ]|
先程の敵は小手調べでしか~
無かったのかもしれませんね。~
数が少なかったのも道理です。▼~
:[リュール(男)]|
私はその情報を二人に伝えるようにと~
アンナ隊長の指示でここに……~
…?▼~
ソラ、どうしましたか。▼~
:[ブシュロン]|
周囲をしきりに見回しています。~
虫や鳥が気になるのか…?▼~
:[ジェーデ]|
違うようだわ、ブシュロン。~
これは…警戒している。~
新たな敵が近づいているわ。▼~
:[リュール(男)]|
教えてくれて助かりました、ソラ。~
二人とも、戦闘準備を!▼~
***B [#sftmei23]
:[リュール(男)]|
くっ…!~
敵の数が多いですね。▼~
:[ジェーデ]|
形勢不利だわ。このままだと、~
押し負けるかもしれない…▼~
:[ブシュロン]|
おい、囲まれたぞ!~
まずい、神竜様に攻撃が集中して…!▼~
:[ミカヤ(紋章士)]|
させないわ!~
はあっ!▼~
:(白く光る)|
:[ロイ(紋章士)]|
くらえ……~
獅子紅蓮焔舞!!▼~
:(白く光る)|
:[ブシュロン]|
紋章士ミカヤ、ロイ!~
助けに来てくれたのか!▼~
:[リュール(女)]|
無事ですか、みんな!▼~
:[ジェーデ]|
神竜様…!?▼~
:[リュール(男)]|
来てくれたのですね、リュール!▼~
:[リュール(女)]|
すみません、リュール!~
出撃に手間取りました!▼~
:[ブシュロン]|
神竜様がお二人!?~
これがアンナ隊長から聞いていた、~
姿の違う同じ英雄か!▼~
:[ジェーデ]|
知識として知っていても…~
実際に見ると、不思議な気持ちだわ。▼~
:[リュール(女)]|
ここからは私たちと共に!~
敵を殲滅しましょう!▼~
:[ブシュロン]|
はい!▼~
:(暗転)|
:[ロイ(紋章士)]|
片付いたようだね。~
敵の情報を得るため、~
数人は捕縛しておいた。▼~
:[ミカヤ(紋章士)]|
これで任務完了ね。~
全員、無事で良かったわ。▼~
:[ジェーデ]|
援軍感謝します。~
紋章士ロイ殿、ミカヤ殿。~
それから…神竜様方。▼~
:[リュール(女)]|
礼には及びませんよ。▼~
:[ジェーデ]|
…………▼~
:[ブシュロン]|
ジェーデ、神竜様方のことを見過ぎだ。~
不躾だぞ。▼~
:[ジェーデ]|
! ごめんなさい…▼~
:[リュール(男)]|
ふふっ、構いませんよ。~
私も、もう一人の自分のことを~
つい見てしまいますから。▼~
同じ名で姿の違う英雄が~
一人ずつ同時期に召喚に応じることは、~
比較的珍しいようですね。▼~
:[リュール(女)]|
みんなのいたエレオスでは、~
私はどちらの姿だったでしょうか。▼~
私たちからはブシュロンもジェーデも、~
紋章士ミカヤとロイも、~
元いた世界と同じに感じますけれど。▼~
:[ブシュロン]|
つまり神竜様は…いえ、~
隣にいるジェーデも、俺と同じ世界から~
来たとは限らないというわけですか。▼~
:[リュール(男)]|
そういうところになりますね。~
勿論同じ世界から来ている場合が~
殆どだと思いますが。▼~
:[ジェーデ]|
…面白いわ。~
考えを整理するためには~
瞑想が必要かもしれない…▼~
:[ロイ(紋章士)]|
それは本陣に帰ってからにしようか、~
ジェーデ。~
ここに留まっていては危険だよ。▼~
:[ミカヤ(紋章士)]|
私たちも気持ちはわかるわ。~
本当なら、元の世界の自分自身になんて~
会うことは無かったのだもの。▼~
:[ロイ(紋章士)]|
元の世界の仲間たちにもね。~
この姿を見せたらみんな驚いてくれるから~
少しだけ楽しくなってしまうんだ。▼~
:[ミカヤ(紋章士)]|
うふふ。ロイったら。~
驚かすのもほどほどにね。▼~
:[リュール(女)]|
さあ、急ぎ帰還しましょう!▼~
***A [#hhmrntew]
:[アルフォンス]|
みんな、お疲れ様。~
見事敵を退けてくれてありがとう。▼~
捕縛した賊から本陣の場所を聞き、~
該当地点に別動隊を向かわせた。~
これで完全に殲滅できるだろう。▼~
:[アンナ]|
みんなのお陰よ。~
来たばかりの英雄もいる中、~
本当によくやってくれたわ。▼~
この件は、エクラにも~
報告しないと。それじゃあ、~
ゆっくり体を休めてちょうだい!▼~
:[ブシュロン]|
良かった。~
初の任務を成功で終えられて~
涙が出そうだ……▼~
:[ジェーデ]|武勲を上げられてよかったわ。~
でも、私たちだけでは成し得なかった。~
援軍があったお陰です。▼~
:[リュール(女)]|
到着が遅れてすみませんでした。~
リュールがどうしても、紋章士は~
ミカヤとロイが良いと言うものですから。▼~
:[リュール(男)]|
そのせいで遅れてしまったのですか!?~
ごめんなさい。▼~
でも、ブシュロンとジェーデに~
加勢するのなら、その祖国に託した~
紋章士がいた方が心強いではないですか。▼~
:[リュール(女)]|
無論それには同意ですが、~
だからといって~
サッと出撃できるわけではありません。▼~
現にフィレネに託したもう一人の紋章士、~
セリカは別の任務に出ていて~
当任務への参加は不可でしたし…▼~
フィレネとブロディアに~
託した紋章士である以上は、~
各国の王族に確認を取らないと。▼~
出撃前に、特務機関内にいる~
全てのアルフレッドとディアマンドに~
許可を取って回ったのですよ。▼~
:[リュール(男)]|
全員にですか!?▼~
:[リュール(女)]|
はい。まさかエレオスにいた頃、~
リュールはいつも無断で~
各国の指輪を使っていたのですか?▼~
:[リュール(男)]|
そんなことはないですけど、~
ある程度は臨機応変にすべきでは?▼~
出撃が遅れた結果、~
軍に被害が出た場合~
その責任は取れるのですか?▼~
:[ブシュロン]|
神竜様同士で揉めておられる。~
貴重な光景だ。▼~
:[ジェーデ]|
指輪の運用方法は各エレオスごとに~
特色があるようね。~
面白いわ……▼~
:[ミカヤ(紋章士)]|
はい、そこまで。~
リュール同士でけんかをしないの。~
挟まれたソラが困っているわ。▼~
:[リュール(女)]|
あ、すみません…▼~
:[リュール(男)]|
ごめんなさい、ソラ。▼~
:[ロイ(紋章士)]|
任務は成功したのだし、~
ひとまずは良しとしておこう。▼~
それに僕はブロディアの紋章士として~
自国の騎士に助力できたのなら~
とても誇らしいよ。▼~
:[ジェーデ]|
紋章士ロイ殿……~
光栄だわ。▼~
:[ミカヤ(紋章士)]|
それを言うなら私も、~
フィレネの騎士と共に戦えて~
嬉しかったわ。▼~
:[ブシュロン]|
ミ、ミカヤ…!~
なんたる勿体なきお言葉。~
このブシュロン、感無量だ…!▼~
:[リュール(女)]|
いくらか苦労はありましたが~
仲間たちのこの笑顔が見られたので~
良しとしましょう。▼~
あなたの采配のお陰ですよ。~
ありがとうございます、リュール。▼~
:[リュール(男)]|
いえ。~
紋章士たちを出陣させるために~
奔走してくれたのはあなたです。▼~
こちらこそ、ありがとうございます。~
リュール。▼~
:[ジェーデ]|
神竜様たちが仲直りをしている…~
良かったわ。▼~
:[ブシュロン]|
では皆で戻って、~
ゆっくり体を休めるとするか。~
…ええと、帰り道は…▼~
:[リュール(男)]|
こっちですよ、ブシュロン!~
ソラが案内してくれるようです。▼~
:[リュール(女)]|
愛らしいですね。~
なんだか私の世界にいたソラに~
会いたくなってきましたが…▼~
それはこの剣で平和を掴んでからです。~
頑張りますよ!▼~
**ソラと一緒に リュール [#g53es593]
***C [#h3em530s]
:[ルーテ]|
見つけました。~
あなたがエレオス大陸の英雄、~
神竜リュールですね?▼~
:[リュール(男)]|
は、はい。そうですが。~
あなたは?▼~
:[ルーテ]|私はマギ・ヴァル大陸のルーテ。~
是非とも話を伺いたく、~
方々を探し回っていました。▼~
あなたは私と同様に、~
魔物を従えて召喚された英雄だとか。▼~
:[リュール(男)]|
ま、魔物!? 違います!~
ソラは私たちのいた、~
浮遊島ソラネルの守り神ですよ!▼~
:[ルーテ]|
守り神…この小さく丸い生き物が?~
我々が一般的に想像する神とは~
随分違う姿。興味深いです。▼~
情報に相違があったようですので、~
認識を改めます。▼~
:[リュール(男)]|
先程の話によると、~
ルーテのお供は魔物なのですね?~
強そうな見た目をしています。▼~
:[ルーテ]|
ビグルという種族です。~
この個体は温厚ですが、本来気性が荒く、~
元いた世界では敵対していました。▼~
:[リュール(男)]|
敵対…~
戦う相手だったということですか?▼~
:[ルーテ]|
概ねその認識で相違ありません。~
強烈な魔法攻撃を浴びせ、~
愛をもって屠ることもありました。▼~
ですが今は魔道の力で、~
この通り従えることを可能にしています。~
私、優秀ですから。▼~
:[リュール(男)]|
私たちの世界で言うと、異形兵を~
飼い慣らしているようなものでしょうか。▼~
でもこの子は、~
よく見ると可愛いです。~
丸っこくて、目が大きくて。▼~
:[ルーテ]|
目には魔力が宿っています。~
魔法耐性がない場合はお気をつけて。▼~
:[リュール(男)]|
ひえ…~
撫でるのはやめておきましょう。▼~
:[ルーテ]|
可愛いというのなら、~
あなたの連れている神の方が~
その言葉に相応しいように思います。▼~
できるだけ客観的に判断しても~
三十二段階の二十八番目くらいには~
愛らしいのではないでしょうか。▼~
少し、触れさせて貰っても?▼~
:[リュール(男)]|
構いませんよ。▼~
わあ…~
撫でるの、お上手なんですね。~
ソラが気持ちよさそうにしています。▼~
:[ルーテ]|
表面の状態は滑らか。~
体毛色の違いで手触りに相違は無し。▼~
:[リュール(男)]|
あ、表面の確認でしたか。▼~
:[ルーテ]|
…? 神が震え始めました。~
この動きは一体…▼~
! 臀部から、~
青く光る結晶が…!?▼~
:[リュール(男)]|
わあっ、ソラ!~
絆のかけらを出してくれたのですね。▼~
すごいです、ルーテ。~
やはり撫でるのが上手かったようです。~
ソラは嬉しくなるとこれを出すのですよ!▼~
:[ルーテ]|
なんと興味深い…~
私の知識には無い、未知の鉱物のようです。~
一つ頂いても構いませんか?▼~
:[リュール(男)]|
え、ええ。~
この世界での使い道は無さそうですが…~
よろしければ、どうぞ。▼~
:[ルーテ]|
ありがとうございます。~
あなたの神は私の知的好奇心を大いに~
満たしてくれました。▼~
***B [#ft4e0sim]
:[リュール(男)]|
お散歩楽しいですね、ソラ。~
今日は拠点から少し足を延ばして~
森の中に来ましたが、気持ちが良いです。▼~
…? あれ?~
向こうに誰かいますね。▼~
:[クリス(男)]|
ああ……~
また同じ場所に出てしまった。~
これでもう何度目だ。▼~
こんなことでは第七小隊の仲間たちにも~
面目が立たない。▼~
:[リュール(男)]|
あの。~
どうかしたのですか?▼~
:[クリス(男)]|
はっ、人がいたのか。実は…~
演練場所までの道に迷ってしまって。▼~
おれはクリス。~
アリティア王国の騎士で、~
マルス様の近衛をつとめている者です。▼~
:[リュール(男)]|
!~
マルスの近衛騎士の方でしたか。~
お会いできてうれしいです。▼~
:[クリス(男)]|
あなたは、~
マルス様のお知り合いなのですか?▼~
:[リュール(男)]|
はい。~
私はエレオス大陸の神竜リュール。~
この子は守り神のソラといいます。▼~
マルス自身の知り合いというよりは…~
元いた世界で、紋章士のマルスと共に~
戦った経緯がありまして。▼~
:[クリス(男)]|
そうでしたか!~
紋章士のマルス様は、おれたちにも~
会いに来てくださったことがあります。▼~
正直、感無量でした。~
異界でも偉大な英雄王として語られ…~
ご活躍をされているなんて。▼~
…っと、話が逸れましたね。~
失礼しました。▼~
:[リュール(男)]|
いえ、マルスが懐かしそうに話していた~
アリティア騎士の方とお話ができて、~
私も嬉しいです。▼~
それで…演練場所への道ですが、~
生憎、私はその場所を知らなくて。~
地図はあるのですか?▼~
:[クリス(男)]|
あ、はい。これです。~
この図だと、今おれたちは~
どこにいることになるのでしょうか?▼~
:[リュール(男)]|
……これは、この森の地図では~
ない気がしますね。▼~
:[クリス(男)]|
…………▼~
:[リュール(男)]|
ええと。気を落とさないでください。~
一旦拠点に戻って、~
正しい地図を持ってきましょう。▼~
:[クリス(男)]|
そうします。~
地図が間違っていることがわかって~
助かりました。▼~
仲間からも以前「迷ったら人に聞くこと」と~
助言されたのですが…~
本当にその通りですね。▼~
:[リュール(男)]|
拠点までは私が一緒に行くとして…~
正しい地図があれば、~
もう大丈夫そうですか?▼~
:[クリス(男)]|
はい。…と言いたいのですが、~
同じ道をぐるぐる回ってしまいそうなので~
辿った道に目印を置いて進みたいです。▼~
もし何か、ほどよく光ってくれて~
動物に食べられないような目印があれば~
ちょうど良いのですが。▼~
:[リュール(男)]|
ほどよく光る…~
動物に食べられない目印…▼~
:[クリス(男)]|
でもそんな都合の良いもの、~
拠点にもあるわけないですよね。▼~
:[リュール(男)]|
…………~
出そうと思えば出せるかもしれませんが。~
あまりソラに無理をさせるわけには…▼~
…!? ソラ?▼~
:[クリス(男)]|
えっ!?~
何ですか、この青い結晶は…!~
守り神様が出されたのですか!?▼~
:[リュール(男)]|
そ、そうですね。~
クリスの力になりたかったようです。~
私も、びっくりしました。▼~
:[クリス(男)]|
ありがとうございます
!~
これで次は演練場所までなんとか~
辿り着けそうな気がします。▼~
:[リュール(男)]|
お役に立てて嬉しいです。~
ではクリス、新しい地図を取りに~
拠点まで急ぎましょう。▼~
***A [#h39msn9g]
:[アスレイ]|
あ、あの。こんにちは。~
リュール様、守り神様。▼~
:[リュール(男)]|
こんにちは。~
ええと…あなたは?▼~
:[アスレイ]|
私はアスレイ。~
ルネス王国の修道士です。~
ルーテさんから話を聞いてまいりました。▼~
何でも、リュール様のお連れになっている~
守り神様は、星屑のような青い結晶を~
出すことができるのだとか。▼~
:[リュール(男)]|
はい、その通りですが…▼~
:[アスレイ]|
突然このようなことを~
お願いするのは忍びないのですが、~
それをお恵みいただけませんでしょうか。▼~
冬祭りの飾り付けをしていたところ~
青い星が足りなくなってしまいまして。▼~
通りかかったルーテさんが~
見せてくださった結晶が、~
ちょうど良い見た目と大きさだったもので…▼~
飾り付けを楽しみにしている~
小さな英雄たちの為にも、~
何卒お願いいたします…!▼~
:[リュール(男)]|
ど、どうしましょう。ソラ?~
かけらを出せるのは私ではありません。~
無理をしてはいけませんよ。▼~
:[アスレイ]|
…守り神様が~
小刻みに震え始めました。▼~
! これは…!~
件の青い結晶ですね。なんと美しい…!~
私に授けてくださるということでしょうか。▼~
:[リュール(男)]|
はい、ソラはアスレイのために~
頑張ってくれたようです。▼~
:[アスレイ]|
ああ、ありがとうございます。~
リュール様、守り神様…!~
このご恩は忘れません…!▼~
:[リュール(男)]|
どういたしまして。~
素敵な冬祭りになりますように。▼~
…すごい速さで戻って行かれました。~
ソラは優しいですね。~
お陰であんなに喜んでくれましたよ。▼~
そうだ、この先にリンゴの木があります。~
先程がんばったご褒美に、~
一緒に食べに行きましょうか。▼~
この辺りの森は、~
以前クリスと会った場所の近くですね。~
……ん?▼~
:[カタリナ]|
ああ……~
ありません。どこにも。~
既に風に飛ばされてしまったのでしょうか。▼~
:[リュール(男)]|
…また誰かいるみたいです。~
探し物をしているようですね。~
あのー、そこの方。▼~
:[カタリナ]|
!? な、なんでしょう。▼~
:[リュール(男)]|
急に声をかけてすみません。~
以前、ここで迷っていた方を見かけたので~
心配になってしまって。▼~
:[カタリナ]|
迷っていた方?~
それって、もしかして…~
クリスという名の騎士でしょうか。▼~
:[リュール(男)]|
ええ、そうです。▼~
:[カタリナ]|
では、あなたがその時助けてくださった、~
リュール様とソラ様ですね…!▼~
申し遅れました、私はカタリナ。~
クリスと同じ第七小隊に配属され、~
今は共にマルス様をお守りしています。▼~
:[リュール(男)]|
あなたもマルスの騎士でしたか!~
お会いできて嬉しいです。もしかして、~
カタリナも演練場所の地図を探して?▼~
:[カタリナ]|
いえ、クリスの持っていた、~
青い結晶を探していました。▼~
:[リュール(男)]|
えっ。▼~
:[カタリナ]|
何でも、道に迷った時に賜った~
結晶のお陰で、無事に演練場所まで~
辿り着けたとの話を聞きまして。▼~
クリスが一人で目的地に辿り着けるなど~
本当に珍しいことなんです。~
それに、あんなに嬉しそうにしていて…▼~
私もクリスと同じものが欲しい…~
ではなくて、クリスを救ったという~
青い結晶を、是非私も手にしたいのです。▼~
:[リュール(男)]|
それでこの場所を探していたと~
いうことですね。今日は何の因果か、~
かけらを求める方が多いようです。▼~
カタリナ。~
丁度、先程出したかけらの残りがあります。~
少しだけでもよろしければ、これを。▼~
:[カタリナ]|
! ありがとうございます…!~
クリスと同じ結晶、一生大切にします。~
ここでお会いできてよかった。▼~
それに、不思議なのですが…~
リュール様からはクリスととてもよく似た~
雰囲気を感じるのです…▼~
何かお礼をさせてください。~
私、あなた方のためなら~
何でもします。▼~
:[リュール(男)]|
な、何でも…ですか?▼~
:[カタリナ]|
は、はい…~
…何でも…します…▼~
:[リュール(男)]|
そうですね。~
ではこの先の木から、~
リンゴを取るお手伝いを頼めますか?▼~
:[カタリナ]|
え…そんなことで~
良いのですか?▼~
:[リュール(男)]|
はい。人がいた方が~
たくさんリンゴを取れますから。▼~
:[カタリナ]|
わかりました。~
じゃあご一緒しますね。▼~
***S [#qq49mrwg]
:[マルス(紋章士)]|
…………~
どういうことだ…?▼~
最近、特務機関の者達が~
青い結晶を持って「神に救われた」と~
言っているのを見かけるけれど…▼~
あれはどう見ても、~
ソラが出した絆のかけらではないかな。~
真相を確かめてみないと。▼~
リュール! ソラー!▼~
:[リュール(男)]|
ここですよ、マルスー!▼~
:[マルス(紋章士)]|
ああ、そこにいたのか。~
少し聞きたいことが……▼~
って、えー!?~
ど、どうしたの、この人だかりは!?▼~
:[クリス(男)]|
紋章士のマルス様!~
あなたもいらしていたのですか。▼~
:[カタリナ]|
ここでお会いできるとは光栄です。▼~
:[マルス(紋章士)]|
クリス、カタリナ!~
何をしているんだい?▼~
:[カタリナ]|
以前私たちのことを~
助けてくださったリュール様と守り神様に、~
改めてお礼をと思いまして。▼~
:[クリス(男)]|
守り神様はリンゴが好物と聞いて、~
焼いたリンゴを持ってきたんです。▼~
料理を作ると悉く鋼の味となる~
おれですが…村に伝わるこれだけは、~
上手く作れるので。▼~
:[マルス(紋章士)]|
そうだったね、チキから聞いた事があるよ。~
よく見ると、他にもお供え物がたくさん~
並んでいるようだけれど…▼~
:[パンドロ]|
はーい! 並んで!~
神竜様とソラ様へのお参りとお供え物は~
こちらの列にお願いしまーす!▼~
滞りのない運営のご協力、~
まことにありがとうございまーす!~
うぇーい!▼~
:[マルス(紋章士)]|
…列整理までしているのか?▼~
リュール。~
一体どういうことだい?~
絆のかけらで何を始めてしまったんだ?▼~
:[リュール(男)]|
実はですね、マルス。~
アスク王国に来てからというものの、~
ソラが……▼~
:(暗転)|
:[マルス(紋章士)]|
そういうことだったんだね。~
絆のかけらで英雄たちの問題を~
解決して回っていたら、こんなことに…▼~
:[リュール(男)]|
そうなんです。~
口伝で広まってしまい、~
もはやどうすることもできません。▼~
今では「持っていると幸せになれる」とまで~
言われていて、かけらを求める英雄が~
後を絶たないんです。▼~
さすがに数が足りなくて、~
たくさん配れなくなってしまい、~
今日は1英雄につき、1個までです。▼~
:[マルス(紋章士)]|
個数制限があるのか…▼~
:[リュール(男)]|
手に入りづらくなれば、~
自然消滅するかと思ったのですが~
今度は希少価値が上がってしまって。▼~
皆さんのお気持ちは嬉しいです。~
ソラも喜んでいます。ですが、~
出せるかけらには限界がありますし、▼~
皆さんには申し訳ないのですが~
そろそろ、やめ時かと……▼~
:[リュール(男/冬)(姿なし)]|
その必要はありません。~
私たちがいますよ、リュール!▼~
:[リュール(男)]|え?▼
~
:[リュール(男/冬)]|同じ冬祭りの使者であるアスレイから~
話を聞きました。絆のかけらを使って~
人助けをしているそうですね!▼~
:[リュール(男)]|
冬祭りの私と…~
冬祭りのソラ!?▼~
:[リュール(女/冬)]|リュール同士だというのに~
頼ってくれないだなんて、~
水臭いではないですか!▼~
幸い、私たちのところにもソラがいます。~
これで出せるかけらの数は2倍です。~
力を合わせて皆の期待に応えましょう!▼~
:[リュール(男)]|
に、2倍……▼~
どうしましょう。マルス。~
違う姿の私たちも、ソラたちも、~
やる気に満ち溢れています…▼~
折角やめる流れだったのに、~
すごく言いづらいのは私だけでしょうか…!▼~
:[マルス(紋章士)]|
確かに、これは断りづらいね。~
並んでいるみんなも楽しそうだし、~
クリスやカタリナも喜んでいたし…▼~
もう少し続けてみるのも良いと思うけれど、~
リュールがもし本当に嫌だったら~
僕から皆に、やめることを言おうか?▼~
:[リュール(男)]|
いえ! その役目をマルスに~
押し付けるわけにはいきませんよ。
▼~
……仕方がありません。~
もうしばらく続けることにしましょう。~
ソラたち、冬祭りの私たち、いいですね?▼~
:[リュール(男/冬)]|
勿論です、リュール!▼~
:[リュール(男)]|
ただし毎日ではなくて、~
期間限定とさせてください。▼~
本日以降は毎月、満月の日にのみ~
希望者にかけらを配布することとします!▼~
:[マルス(紋章士)]|
なるほど。日を限定することで~
リュールたちとソラたちの負担を減らしつつ~
入手機会は失わせないようにするんだね。▼~
良い落としどころではないかな。▼~
:[リュール(男)]|
では…パンドロ!~
皆に周知をお願いできますか!▼~
:[パンドロ]|
承知しました!▼~
えー、お並びの皆さん!~
急ですが大切なお知らせがあります!~
まず、かけらの配布日につきまして……▼~
:[ルーテ]|
…………~
聞きましたか、アスレイ。この結晶も、~
随分と入手困難な品になったものです。▼~
貴重なサンプルとして事前に~
一つ頂いておいて正解でした。…が、~
もう少し数があっても良かったですね。▼~
:[アスレイ]|
私の頂いた分は全て、~
小さな英雄たちに差し上げてしまい…~
お力になれずすみません。▼~
:[ルーテ]|では、来月は共に並んでください。▼~
:[アスレイ]|
え…?▼~
:[ルーテ]|
二人で並べば、一度に倍の量が手に入ります。~
毎月何個配布されるのかも興味深いですし、~
協力者がいると助かるのですが。▼~
:[アスレイ]|
ふふ、ルーテさんはらしいですね。~
いいですよ、では次の満月の日に~
またここで落ち合いましょう。▼~
アスク王国に、~
毎月の楽しみができましたね。▼~
**平服の剣戟 リュール [#xcms9aoo]
***C [#bb534042]
:[リュール(女)]|
ふんっ、はっ!
~
えいっ!!▼~
:[フラン]|きゃーっ! 神竜様!~
鍛錬されるお姿もかっこいーい!▼~
:[クラン]|平服で剣を振るわれることは、~
元いた世界では滅多にありませんでした。~
はぁ…眼福で卒倒しそうです…!▼~
:[リュール(女)]|
応援ありがとうございます。~
フラン、クラン。▼~
このクラドホルグは重いので、~
訓練しないと中々うまく扱えなくて。~
戦場で後れを取るわけにはいきません。▼~
:[フラン]|
見れば見るほど大きな剣ですね。~
ルミエル様より継承された、~
リベラシオンとはまた違う魅力です!▼~
:[クラン]|
確か文献によると、~
千年前のエレオス大陸の戦争でも~
使用されていたそうですね。▼~
神竜様ではなく、邪竜側で…~
ではありますが。▼~
:[リュール(女)]|
…もしかしたら母さんも、~
この件と対峙したことがあるかも~
しれませんね。▼~
ですが、この剣に罪はありません。~
魔竜族に伝わる、由緒ある剣だと~
ヴァンドレからは聞いています。▼~
:[セレスティア]|
あら、神竜様!~
今、魔竜族と仰いましたか?▼~
:[イドゥン]|
…………▼~
:[リュール(女)]|
セレスティア、イドゥン!~
二人でお散歩ですか?▼~
:[セレスティア]|
はい!~
今日は少し足を延ばして、~
湖畔のほうまで行こうかなと。▼~
:[リュール(女)]|
今、魔竜族に伝わる剣の話を~
していたんです。二人の世界にも、~
このクラドホルグはあったのでしょうか。▼~
:[セレスティア]|
名前は聞き及んでおりますわ。~
凄まじい切れ味の名剣だと。▼~
でも、見たのはこれが初めてです。~
仲間の誰かが持っていたのかも~
しれませんが…▼~
村が襲撃された際、~
ソンブルによって仲間ごと、~
焼かれた可能性が高いかと。▼~
:[イドゥン]|
…セレスティア。▼~
:[セレスティア]|
あっ…~
心配してくださってすみません。~
私は大丈夫ですわ。▼~
むしろ今、こうやって本物を~
拝見できて嬉しい気持ちです。~
イドゥンさんは何かご存じですか?▼~
:[イドゥン]|
いいえ…~
私の世界には、ありませんでした。▼~
でも、この剣がどう使われて~
いたとしても……悪い気は感じません。▼~
神竜のもとで大切にすれば、~
きっと応えてくれるでしょう。▼~
:[リュール(女)]|
ありがとうございます、イドゥン。~
あなたがそう言ってくれると嬉しいです。~
心強い、この世界の相棒ですからね。▼~
折角ですので、~
もう少し鍛錬をすることにしましょう。~
! あっ、剣が倒れそうに……▼~
ひゃああっ!!▼~
:[クラン]|
神竜様!?▼~
:[リュール(女)]|
いたた…!~
すみません。~
転んで足を挫いてしまいました。▼~
:[フラン]|
すぐに治療を……!▼~
…あっ、しまった。今の私は、~
斧しか持っていないんだった!~
ごめんなさい神竜様…!▼~
:[エスリン]|
あの!~
お怪我をされているのなら、~
私が回復いたします。▼~
:[リュール(女)]|
あなたは……▼~
***B [#fffm3snm]
:[エスリン]|
リュール様。
~
その後、お加減は如何ですか?▼~
:[リュール(女)]|
エスリン!~
すっかり良くなりました。~
本当にありがとうございます。▼~
何もないところで転ぶなんて、~
お恥ずかしいところをお見せして~
申し訳ありませんでした。▼~
:[エスリン]|
この様に大きな武器をお持ちでは~
仕方のないことです。▼~
私の夫も、大きな槍を携えていて…~
怪我が絶えないものですから、~
いつもはらはらしているんですよ。▼~
:[リュール(女)]|
そうなのですか?~
ですが、きっと私よりも格段に優れた~
使い手なのでしょうね。▼~
私の世界にも、~
どんな種類の武器でも使いこなす~
頼もしい紋章士がいたんです。▼~
紋章士リーフ…~
私も彼のようになれたら…▼~
:[エスリン]|
リーフ?~
それはユグドラル大陸の、~
レンスター王国のリーフでしょうか。▼~
:[リュール(女)]|
! 仰る通りです。~
もしかして、ご存じなんですか?▼~
:[エスリン]|
はい。リーフは、~
私の息子ですから。▼~
:[リュール(女)]|
えっ。▼~
ええーっ!~
では、エスリンは、~
紋章士リーフのお母様!?▼~
言われてみれば面差しが少し~
似ているような気が!▼~
挨拶がすっかり遅れてしまいました。~
ご子息にはエレオス大陸で、~
たいへんお世話になっております。▼~
:[エスリン]|
なんだか不思議な気持ちです。~
私が知らないあの子と、~
仲良くしてくださっていたのね。▼~
:[リュール(女)]|
仲良く、と言うには烏滸がましいですが、~
不甲斐ない私のことを~
いつも助けてくれました。▼~
見た目は少年のようでありながら逞しく、~
リーフと一緒なら、どんな相手にも~
絶対に勝てると思ったものです。▼~
:[エスリン]|
それは…~
親として誇らしい気持ちです。▼~
:[リュール(女)]|
確かリーフには、~
お姉さんがいらっしゃるのですよね。~
これは仲間から聞いたのですが…▼~
きょうだいの話題になった時に、~
「姉上のために力になりたい」と~
言っていたそうですよ。▼~
:[エスリン]|
うふふ。~
それはアルテナのことね。~
リーフったら……ふふ。▼~
神竜様に対してこんなことを思うのは~
いけないのかもしれませんが、~
こうしていると、▼~
リーフのお友達と話しているみたいで~
うれしい気持ちになってしまいます。▼~
どうかこれからも、~
違う世界で生きるあの子のこと、~
よろしくお願いしますね。▼~
:[リュール(女)]|
はい…!▼~
:[エスリン]|
…………~
ところで、リーフは…▼~
私や夫…キュアンのことは、~
何か言っていたでしょうか。▼~
:[リュール(女)]|
ご両親のことですか?~
私は詳しくは聞いた事が~
ないかもしれません。▼~
ですが、私の仲間たちなら~
何か聞いている可能性がありますので、~
時間をくだされば情報を集めて…▼~
:[エスリン]|
や、やっぱりいいです!▼~
すみません。
~
変なことを聞いてしまって。▼~
:[リュール(女)]|
…?~
エスリン?▼~
:[エスリン]|
あ…ええと。~
リュール様にお手数をおかけしては~
悪いと思いまして。▼~
今言ったことはどうかお忘れください。~
貴重なお話を聞かせていただき、~
本当にありがとうございました。▼~
それでは、また。▼~
:[リュール(女)]|
…どうしたんでしょうか。~
少し、様子が変でした。▼~
***A [#saaaa4n9]
:[シグルド(紋章士)]|
そうか…エスリンと、~
そんな話をしたんだな。▼~
:[リュール(女)]|
はい。~
エスリンとシグルドは、~
きょうだい関係なのですよね?▼~
確かリーフはシグルドの甥だと~
記憶していましたので。▼~
:[シグルド(紋章士)]|
エスリンは、私の妹だ。~
昔は本当におてんばで、~
父上や母上が気を揉むほどだった。▼~
だが、我が友キュアンと結ばれ、~
アルテナとリーフを産んだ後は、~
随分落ち着いた女性となったものだ。▼~
:[リュール(女)]|
彼女は紋章士二人と~
血縁にある稀有な英雄です。▼~
この前…~
様子がおかしかったのも、~
何か深い事情があるのではと思って。▼~
まずはシグルドに話を聞きたいと~
思ったのですが。▼~
:[シグルド(紋章士)]|
頼ってくれて嬉しく思う。~
だが、どうやら今回は、~
私から話をする必要はなさそうだ。▼~
:[リュール(女)]|
え…?▼~
:[エスリン]|
リュール様。~
それから…兄上。▼~
:[リュール(女)]|
エスリン!▼~
:[シグルド(紋章士)]|
その様子だと、~
リュールのことを探していたんだろう?▼~
:[エスリン]|
ええ、リュール様と二人で~
お話がしたくて。~
兄上…よろしいでしょうか?▼~
:[シグルド(紋章士)]|
勿論、問題ないよ。~
私は席を外すことにしよう。~
ではまた。▼~
:[エスリン]|
……すみません。~
せっかく兄上と話されていたのに、~
割り込むようなことを。▼~
この前のことをきちんと、~
説明しておきたいと思いまして。▼~
:[リュール(女)]|
私も、その件でシグルドに~
相談していたんです。▼~
リーフがご両親のことを~
話しているかどうかについて…~
何か事情がおありなんですね?▼~
:[エスリン]|
事情という程のものではありません。~
ただ…~
怖かっただけなんです。▼~
私が、いつまで我が子たちと~
一緒にいられるのか…~
その答えを、知ってしまう気がして。▼~
:[リュール(女)]|
答え、というのは?▼~
:[エスリン]|
私がいつ、あの子たちを置いて~
命を落とすのかということです。▼~
:[リュール(女)]|
! そ、そんな。~
確かに紋章士は自身の運命の~
全てを知ったうえで顕現しています。▼~
ですが、それは見た目の年齢とは~
関係がありません。▼~
紋章士リーフの姿は確かに~
まだ若かったですが、~
例え両親の死を知っていたとしても…▼~
それがエスリンが早逝する未来とは~
必ずしも繋がりませんよ。▼~
:[エスリン]|
いいえ。~
ある程度は、わかっているのです。▼~
兄上やキュアン…~
そして自身が辿る運命のことは。▼~
アスク王国では仕方のないことです。~
以前アルテナと言葉を交わした時に~
知ったのですが、▼~
私は母親として、アルテナと過ごせた~
時間は短かったらしいのです。~
なら、リーフとの時間は、もっと……▼~
母親として、~
そのことを悔やまない日は~
ありません。▼~
:[リュール(女)]|
エスリン…▼~
:[エスリン]|
きっと、私は自分が思っているより早く~
あの子たちのもとを去るのでしょう。▼~
いついなくなるのか。~
どこまで共にいられるのかは…~
怖くて確かめられていないのですが。▼~
だからこの前、リュール様が~
情報を集めてきてくださると仰ったときに~
固辞してしまったんです。▼~
ごめんなさい。~
…臆病ですね、私は。▼~
:[リュール(女)]|
そんなことはありません!~
誰だって、大切な人と離れるのは~
苦しくて、辛いことですから。▼~
言葉にするのは勇気が要るのに、~
話してくれてありがとうございます。▼~
:[エスリン]|
これは私自身の問題です。~
リュール様はどうか今まで通り~
紋章士リーフと接してあげてください。▼~
ただ…一つだけお願いが。~
もし何か決定的な話を聞いても、~
私には伏せておいていただけますか。▼~
:[リュール(女)]|
もちろんです。~
そのことだけは、必ず…約束します。▼~
あの、以前、エスリンは私のことを、~
リーフの友達のようだと~
言ってくれましたね。私は…▼~
今の話を聞いて、何だか、~
私の母さんのことを思ってしまいました。▼~
:[エスリン]|
まあ。~
リュール様のお母君と…?▼~
***S [#w5033mes]
:[リュール(女)]|
エスリンは、~
子と過ごせる時間が短いことを~
悔やまない日はないと言いましたね。▼~
その言葉を聞いて…~
私の母さんも、もしかしたら同じことを~
考えていたのではと思いました。▼~
:[エスリン]|
リュール様のお母君も?~
どのような方だったのですか?▼~
:[リュール(女)]|
母さんは、~
エレオス大陸を統べる神竜王でした。▼~
千年前の戦争で傷を負い、~
長い眠りについてしまった私に~
ずっと力を与え続けてくれて…▼~
そのお陰で私は再び~
目覚めることができたのですが、~
やっと会えた日の夜に、母さんは…▼~
敵の襲撃で、命を落としました。▼~
:[エスリン]|
……そんな。▼~
:[リュール(女)]|
私には、目覚める前の記憶がありません。~
私にとって母さんと過ごした時間は、~
ほんの僅かな時間です。▼~
だからきっと母さんも、~
私に残せた時間が短かったことを~
悔やんだのだろうかと思って…▼~
:[エスリン]|
ごめんなさい。~
私が弱音を吐いたせいで…▼~
リュール様にお辛いことを~
思い出させてしまいましたね。▼~
:[リュール(女)]|
いいえ。私は自分のことばかりで、~
母さんの気持ちに思い至ることが~
できずにいたんです。▼~
ありがとうございます、エスリン。~
あなたが話をしてくれたお陰です。▼~
:[エスリン]|
親の気持ちを慮るお志は~
とても立派だと思います。~
けれど、無理をしていませんか…?▼~
:[リュール(女)]|
…本音を言うと、~
今でもふとした時に~
苦しくなることはあるんです。▼~
母さんはあんなに私を愛してくれたのに、~
私は何も返せなかった…と。▼~
:[エスリン]|
返さなくても良いのですよ。~
親は子が生きていてくれるだけで、~
それ以上何も望まないのですから。▼~
リュール様が無事に目覚められたことが~
神竜王様は何より嬉しかったと思います。~
でも、それでもお辛いと感じるのなら…▼~
その感謝の想いは…口にされると良いです。~
きっと何処かで、リュール様のお母君は~
聞いていてくださいますから。▼~
:[リュール(女)]|
!~
その言葉…▼~
ふふっ。▼~
:[エスリン]|
どうかされましたか?▼~
:[リュール(女)]|
紋章士リーフも同じことを~
私に言ってくれたんですよ。~
二人は、そっくりなのですね。▼~
:[エスリン]|リーフが?~
まあ、そんなことが…▼~
:[リュール(女)]|
彼の中には、~
エスリンの想いが根付いている。~
今はっきりとそう思いました。▼~
これは子の立場からの~
話になってしまいますが…~
過ごせた時間の長さは関係ないと思います。▼~
私は母さんとの時間は短かった。けれど~
過ごせた日のことを、これから何千年も、~
一生、覚えたままでいます。▼~
たとえ過ごせる時間は短くとも、~
あなたが母であった事は…~
子供にとって一生の誇りだと思いますよ。▼~
:[エスリン]|
一生の誇り……▼~
もしも、そうであれば、~
私は嬉しいです。▼~
:[リュール(女)]|
私はこのことを、あの時喪った母さんに~
伝えることは叶いません。ですが、~
エスリンに聞いてもらえてよかったです。▼~
どうか、元の世界に戻ったら~
エスリンの本当の子どもたちと、~
愛する旦那様と…▼~
一緒に話して、お散歩をして、~
ご飯を食べて、家族での時間を~
大切にされてください。▼~
:[エスリン]|
ええ。キュアンと、アルテナと、~
いつかあなたの知る紋章士となる~
リーフに…私の愛の全てを伝えます。▼~
こんなに愛おしいと思っていることを~
何処かに残せることを願って。▼~
:[リュール(女)]|
素敵です。~
私もいつか、そう思えるような~
後継者に逢えるでしょうか。▼~
:[エスリン]|
リュール様には、既に心に決めた方は~
いらっしゃるのかしら?▼~
:[リュール(女)]|
え!?~
ええっと、それは……▼~
:[エスリン]|
うふふ。すぐに答えなくても構いません。~
いつか気が向いたら、~
私に教えていただけると嬉しいです。▼~
リュール様の選んだ方は、~
きっととても素晴らしい方でしょうから。▼~
:[リュール(女)]|
そ、そうですね。~
エスリンとキュアンのように~
仲睦まじい関係になれるよう頑張ります。▼~
:[エスリン]|
リュール様。~
改めてお礼を。▼~
此度は紋章士リーフの言葉や、~
親を想うこの気持ちを教えてくださり~
ありがとうございます。▼~
あなたは紋章士となった兄上、~
そして我が子の大事な方なのです。▼~
あなたの大切な母君の~
代わりには到底なれませんが、~
私にもリュール様を守らせてください。▼~
:[リュール(女)]|
ありがとうございます。~
私も、エスリンを必ず守ってみせます。~
あなたを待つ、子供たちのためにも。▼~
:[エスリン]|
私が元の世界で散る日が来ても~
アスク王国で出会った皆にその報せが~
届くことはないでしょう。▼~
けれど…覚えていてください。~
ここで一時、あなたと共に戦った私のことを。~
一人の、子を想う母親がいたことを。▼~
:[リュール(女)]|
エスリン……▼~
ええ、覚えています。~
元の世界に戻っても、ずっと。▼~
紋章士シグルドの妹君、~
紋章士リーフの偉大なる母、そして…~
私の大切な友人である、あなたのことを。▼~
**宝石の守護者 ジェーデ [#w53msnzo]
***C [#kjk64m0r]
:[ジェーデ]|
ディアマンド様。~
遅くなりましたが、このジェーデ、~
アスク王国に馳せ参じました。▼~
:[ディアマンド]|
歓迎するぞ、ジェーデ。~
こちらの世界でもよろしく頼む。▼~
:[アルフォンス]|
良かったね、ディアマンド王子。~
待ち焦がれた臣下のお出ましだ。~
心から祝福するよ。▼~
:[ディアマンド]|
ありがとう、アルフォンス王子。▼~
:[アルフォンス]|
シャロンも挨拶に来たがっていたけれど、~
生憎都合がつかなくてね。~
お詫びに今度、宴を開くと言っていた。▼~
:[ジェーデ]|
それは…たいへん有難いのですが、~
またの機会でもよろしいでしょうか。▼~
今はまだ、アンバーが~
来ていないようですから。▼~
:[ディアマンド]|
ジェーデ…▼~
:[アルフォンス]|
そうだね。~
では宴は三人揃った時にと~
シャロンにも伝えておこう。▼~
:[ジェーデ]|
ありがとうございます。~
シャロン王女には折を見て、~
私からご挨拶に馳せ参じます。▼~
:[ディアマンド]|
その時は私も同行しよう。~
臣下が傍にいるというのは、~
何とも心強い気持ちだな。▼~
ここに来てすぐの頃は、アルフレッド王子に~
私が寂しがっていることを見抜かれて~
臨時臣下を得たこともあるが…▼~
:[ジェーデ]|
臨時臣下…?▼~
:[ディアマンド]|
アルフォンス王子とシャロン王女が~
束の間、臣下となってくれたんだ。▼~
:[アルフォンス]|
ああ、そうだった。~
懐かしいね。▼~
:[ジェーデ]|
ええと、私の認識違いでなければ、~
お二人とも王族ですが…?▼~
:[アルフォンス]|
その点はディアマンド王子も~
指摘してくれたよ。けれど、~
シャロンが押し切ってしまってね。▼~
:[ディアマンド]|
二人は私の寂しさを埋めようと、~
私の臣下を模倣すると言って…▼~
シャロン王女はジェーデを、~
アルフォンス王子はアンバーを~
真似て行動してくれた。▼~
:[ジェーデ]|
シャロン王女が…私の模倣を?~
畏れ多いです。▼~
ただ…そのことよりも、~
アルフォンス王子がアンバーを~
真似たというのが気になるのですが。▼~
:[アルフォンス]|
あはは。それは…~
僕の口から言うのは気恥ずかしい。~
ディアマンド王子、お願いするよ。▼~
:[ディアマンド]|
行く先々で珍騒動を起こすのは~
無理だと悟ったアルフォンス王子が、▼~
自ら切欠を作ろうと、~
自分で作った落とし穴に落ちていたのだ。~
いつも身綺麗な王子が泥まみれでな…▼~
私の為に申し訳ないと思いながら~
笑いが止まらなかったのを覚えている。~
ジェーデにも見せてやりたがったな。▼~
:[アルフォンス]|
僕は、あの姿を見せることがなくて~
良かったと思っているけれどね…▼~
:[ジェーデ]|
…ふふ。▼~
:[ディアマンド]|
おお。~
近年稀に見るジェーデの大笑いだ。▼~
:[ジェーデ]|
想像しただけでも、素晴らしい光景だと~
理解できます。アスク王国には…~
沢山の愉快事がありそうですね。▼~
:[アルフォンス]|
ああ。ジェーデもこれから、~
アスク王国のことを好きになってくれると~
嬉しいよ。▼~
:[ジェーデ]|
はい…楽しみです。▼~
***B [#nmm40eny]
:[ジェーデ]|
この前の臨時臣下の話…~
とても面白かったわ。~
次の戯話の参考になりそう。▼~
ああいう話を、また聞きたいものだけれど…~
…あら?▼~
:[セレナ]|
よし、買い出しはこれで終わりね!~
まだ時間があるから、~
装飾品でも見に行きましょうよ!▼~
:[ロラン]|
駄目ですよ、セレナ。~
あなたはそう言っていつもいつも、いっつも~
無駄遣いをするのですから!▼~
:[ジェーデ]|
…………▼~
:[ンン]|
え…
?~
な、なんだか怖い顔で~
こっちを見ている人がいるのです。▼~
:[セレナ]|
本当だわ。~
ちょっとあんた、あたしたちに何か用?▼~
:[ジェーデ]|
別に…用は無いの。~
面白そうな気配がして、つい~
目が向いてしまって失礼したわ。▼~
私はエレオス大陸から来た…~
ブロディア王国の騎士、ジェーデ。~
敵ではないから安心して。▼~
:[ンン]|
そうだったのですか。こちらこそ、~
警戒してすみませんでした。▼~
私はンンと申しますです。~
それからこちらは、セレナと、ロラン。▼~
:[ロラン]|
三人とも、イーリス大陸から来た者です。~
以後、お見知りおきを。▼~
:[ジェーデ]|
イーリス大陸…?▼~
では…貴方達はもしかして、~
紋章士ルキナやクロム、ルフレと~
共に戦った戦士…?▼~
:[セレナ]|
そうよ。特にルキナに関しては、~
最初にいた世界からずっと一緒の、~
大事な親友ってところかしら。▼~
:[ジェーデ]|
ルキナ殿には随分世話になったわ。▼~
戦闘での連携技もそうだけれど~
私の書いた物語を読んで、~
沢山笑ってくれたのが思い出深い…▼~
それも、完全に想定外の…~
どこに笑いを見出しているのか~
書き手が苦悩するような箇所で…▼~
:[セレナ]|
あの子の笑いのツボはわけわかんないから~
納得だわ。ルキナったら、紋章士に~
なってもそんな感じだったのね。▼~
:[ロラン]|
ジェーデさんは~
物語を執筆しておられるのですね。~
たいへん興味深いです。▼~
:[ジェーデ]|
ありがとう…~
それで、参考になる話を色々知りたくて。▼~
もしよかったら、何か…~
アスク王国で起こった~
面白い話を聞かせてくれないかしら?▼~
:[ンン]|
面白い話ですか。~
うーん…▼~
:[セレナ]|
ロランの眼鏡が寒暖差で~
割れたことじゃない?▼~
ほらこの前、炎の戦場から~
間髪入れずに雪の戦場に出陣した時、~
突然、パリーン!って音がして…!▼~
:[ロラン]|
ちょっ…セレナ!!▼~
:[ジェーデ]|
ふふっ……▼~
:[ロラン]|
それを言うならセレナだって以前の出陣で~
足を滑らせ、丘陵地のてっぺんから下まで~
お尻で滑り降りていったではないですか!▼~
それがもの凄い速度を叩き出し、~
経路上の敵を全て弾き飛ばしましたよね!▼~
:[セレナ]|
ちょっと!~
言わないでって言ったのに!▼~
:[ジェーデ]|
…ふふふ。▼~
この子たち……~
なかなかの~
才能がありそうだわ……▼~
:[ンン]|
うーん…これは手ごわいですね。~
私の何か爆笑エピソードを提供したいですが~
ここまでのものはありません。▼~
:[ジェーデ]|
考えてくれてありがとう。~
面白いことが難しいなら、~
楽しかったことでも構わないわ…▼~
:[ンン]|
楽しかったこと…!~
それなら、いっぱいあるのです!▼~
***A [#wq402mwn]
:[ジェーデ]|
次は、ンンの楽しかった話を~
聞いても良いかしら…?▼~
:[ンン]|
はい。~
この前お母さんと、特務機関の物資を~
買い出しに行った時の話ですが…▼~
お店のおじさんが、私たちを見て~
「おつかいに来て偉いね」って~
おまけをつけてくれたのです。▼~
でも、私はまだしも…お母さんは~
千年とちょっと生きているマムクートなので~
「ノノのほうがお姉さんなんだよ」って、▼~
急に年上面を始めて、お店のおじさんに~
「おまけしてくれて偉いね」って~
よしよしして帰って来たのです。▼~
頭を撫でられるおじさんが妙に可愛くて…~
私、帰り道はずっとずっと~
笑ってしまったのです。▼~
:[ジェーデ]|
微笑ましい光景だわ。~
ンンのお母君はお若く見えるのね。▼~
聞かせてくれてありがとう。~
それで、おまけは返したの…?▼~
:[ンン]|
いえ、~
お母さんが貰っておこうと言ったのです。~
とっても美味しいお菓子でした。▼~
:[ジェーデ]|
ふふ。~
ちゃっかりしてる…▼~
:[ロラン]|
ノノさんらしいですね。▼~
そうだ、ジェーデさん。ミリエルという~
英雄を見かけたら僕の母ですので、~
何卒よろしくお願いいたします。▼~
:[セレナ]|
あたしの母さんはティアモよ。~
すごく美人だから、見惚れちゃうかも?▼~
:[ジェーデ]|
ロランもセレナも、~
お母君が英雄としてここに?~
すごいわ…▼~
みんな親子二代にわたって武勲を上げ、~
英雄に成ったということよね。~
それは、尊敬に値する武勇だわ。▼~
:[ンン]|
えへへ…ありがとうです。▼~
:[ジェーデ]|
もっと話を聞きたいわ…~
物語の参考にもなりそう。▼~
幼い頃から、ここに来るまで…~
親子でどんな風に過ごして、~
どんな風に活躍してきたの?▼~
:[セレナ]|
えーっと…悪いけど、~
その話は難しいかもしれないわね。▼~
ずっと一緒には過ごしてないの。~
ここにいる母さんとあたしは…~
厳密には、親子じゃないから。▼~
:[ジェーデ]|
…?~
それは、どういう……▼~
:[セレナ]|
あたしの本当の母さんは、~
幼い頃に死んじゃったわ。~
戦争に行って、戻ってこなかったの。▼~
英雄としてここにいるティアモは、~
死んだ母さんの、過去の姿なのよ。▼~
:[ジェーデ]|
え…?▼~
:[ロラン]|
僕とンンも同じです。~
それから、ジェーデさんの知るルキナも。~
みんな元いた世界で両親を喪って…▼~
その後まもなく世界が滅んでしまい、~
僕たちは時間を遡って~
その運命を変えようと戦っているんです。▼~
:[ンン]|
ごめんなさいなのです。~
最初に言えば良かったですが、ここにいる~
お母さんたちは、同じ姿の別人なのです。▼~
本当のお母さんは…英雄ではなく、~
ここに来ることもなく…~
二度と逢うことはできません。▼~
:[ジェーデ]|
…………そう。~
謝るのは、私の方だわ。~
ごめんなさい…▼~
私、物語のためと言って、軽々しく…▼~
:[ロラン]|
いいえ、ジェーデさん。~
僕たちの事情が特殊ゆえ、~
想定するのは無理なことです。▼~
本来であれば未来から時間を遡り、~
過去を変えることなど~
到底あり得ない事象なのですから。▼~
:[セレナ]|
そうそう!~
わかったら、これ以上~
謝るのも気にするのも無し!▼~
折角ジェーデさんが~
話を聞きたいって言ってくれたのに、~
これじゃあ台無しだわ!▼~
:[ンン]|
私、今度は~
ジェーデさんのお話も~
聞きたいのです!▼~
:[ロラン]|
そうですね、人の話を聞くのも良いですが~
話した方が考えを整理されるでしょう。~
物語のためにも、如何ですか?▼~
:[ジェーデ]|
え、ええ。~
皆が良いのであれば…▼~
:[セレナ]|
じゃあ決まりね!~
次はジェーデさんの~
面白い話を聞かせなさい!▼~
:[ジェーデ]|
ええと……そうね。~
あれは私が祖国の武術大会に~
出場した時だったわ……▼~
決勝戦へと駒を進めた局面で…~
私の前には金色の髪の、~
どこか愉快な雰囲気の男が現れて…▼~
それから……▼~
***S [#sr6430me]
:[ジェーデ]|
…………▼~
:[ディアマンド]|
ジェーデ、どうした。~
元気がないようだが。▼~
:[ジェーデ]|
…ディアマンド様。▼~
先日、臨時臣下のお話を伺った後、~
もっと愉快な話があるのではと…~
英雄たちに話を聞いて回っていたのです。▼~
:[ディアマンド]|
成程な。~
それで笑い疲れていたというわけか?▼~
流石はジェーデ。~
余計な心配をしてしまったな。▼~
:[ジェーデ]|
いえ…~
違うのです。▼~
私は、ある英雄たちと出会い、~
貴重な話を聞くことができました。▼~
数々の愉快な話や、~
親子での微笑ましく楽しい話を聞き……▼~
そして、その英雄たちの親は全員、~
戦で亡くなったことを聞きました。▼~
今、英雄として傍にいる親は…~
死んでしまった者とは別の存在なのだと。~
本当の親とは、もう逢えないのだと。▼~
:[ディアマンド]|
…………▼~
:[ジェーデ]|
私は、浅はかでした。▼~
異界であれば、エレオスでは~
聞いたことのない愉快話が聞けるのではと、~
根拠のない期待をしていました。▼~
けれど、それは愉快事ばかりではない。~
エレオスの道理では測れないほどの~
絶望も内包することを…▼~
私は失念していました。▼~
:[ディアマンド]|
…そうか。▼~
:[ジェーデ]|
私は浮かれていたようです、~
浮かれていて、新しい仲間たちに…~
辛い話をさせてしまいました。▼~
皆、とても良い方たちでした。~
悲しい過去を笑って話して…▼~
私に気を遣わせないよう、~
こちらの話まで聞いてくれて。▼~
…………▼~
すみません、ディアマンド様。~
私は…暫く筆を置こうと思います。▼~
:[ディアマンド]|
今は何を書いても~
面白くないということか?~
エレオスで、一度筆を置いた時のように。▼~
:[ジェーデ]|
そういうわけでは…~
ただ、自分への戒めとして…▼~
:[ディアマンド]|
であれば、書け。~
今のその気持ちも全てだ。~
全て、物語の糧としろ。▼~
:[ジェーデ]|
え…!? しかし……▼~
:[ディアマンド]|
悲しむために、彼らに話を聞いたのか?~
糧としなければそれこそ、~
聞いた話は無駄となるぞ。▼~
:[ジェーデ]|
!▼~
:[ディアマンド]|
全てを笑い話にしろと言っているのではない。~
そこから学んだ気持ちを、~
物語へと昇華させろ。▼~
それに…私もいつか彼らと~
同じ気持ちを味わうかもしれない。▼~
亡くなられた父上がこの地に召喚され…~
別人だと知りながらも話をする日が、~
来るかもしれないのだからな。▼~
:[ジェーデ]|
…モリオン様と…?▼~
:[ディアマンド]|
ああ、そうだ。~
会えて嬉しいと思いながらも、あの時喪った~
父上ではないという気持ちに苦しむだろう。▼~
その時はきっと…お前の書いた物語が~
何よりの慰めになるのだと思う。▼~
思わず破顔するような一節で、~
面白可笑しい台詞回しで、~
私は涙を忘れることができる筈だ。▼~
:[ジェーデ]|
ディアマンド様…そんな。~
私の戯話では、力不足かと…▼~
:[ディアマンド]|
そんなことはない。~
お前の言う通り、この世界の闇は深い。~
だが…▼~
そのような世だからこそ、~
お前の書く戯話は輝くのだ。▼~
書き続けてくれ、ジェーデ。~
私がいつかこの心を沈ませてしまった時、~
戦の中で憎しみに囚われてしまった時、▼~
たとえそれが独りの時でも、~
頭の中にあるだけで~
心を引き上げてくれるような…▼~
明るい光のような物語を私に与え続けろ。~
その光があれば、私は先の未来でも~
王として輝き続けられるだろう。▼~
:[ジェーデ]|
…………~
なんという、身に余るお言葉でしょう。~
ありがとうございます。▼~
ですが、畏れながら~
ディアマンド様の予想には~
一つ、欠けているものがあります。▼~
:[ディアマンド]|
? なんだ。▼~
:[ジェーデ]|
アルパカに乗った勇者の存在です。~
彼の一挙手一投足も、貴方様の御心を~
強すぎる光で照らし続けるでしょう。▼~
:[ディアマンド]|
ははは! それは間違いないな。~
調子が戻ってきて何よりだ、ジェーデ。▼~
次の話も期待しているぞ。~
出来上がったらいつでもいい…▼~
一番最初に、私に見せてくれ。▼~
:[ジェーデ]|
はい、仰せのままに。~
ディアマンド様。▼~
**逞しき涙斧 ブシュロン [#bb964mw0]
***C [#g64k9mew]
:[アルフレッド]|
いやあ、喜ばしいね。
~
ついにこの時が……▼~
よく来てくれたブシュロン!~
アスク王国にようこそ!!▼~
:[エーティエ]|
ようこそですわ、ブシュロンさん!▼~
:[ブシュロン]|
ありがとうございます、~
アルフレッド様、エーティエ。~
お出迎えくださって嬉しいです。▼~
:[アルフレッド]|
当たり前じゃないか!~
僕たちはずっと待っていたのだから。~
ブシュロンのことを!▼~
:[エーティエ]|
そうですわ!~
来たと聞いたからには、こうして~
取り囲まずにはいられません!▼~
:[アルフレッド]|
フィレネの国宝たる筋肉も健在のようだ。~
久しぶりに触れても良いかい?▼~
:[ブシュロン]|
ええ、もちろんです。▼~
:[アルフレッド]|
ぺたぺた…ぺたぺた…~
ああ、やはり素晴らしいよ!!▼~
:[エーティエ]|
ずるいですわ、アルフレッド様!~
あたくしも……▼~
…? こちらに誰かが…~
あの方は、レオナルドさん?▼~
:[レオナルド]|
失礼します、エーティエさん。~
盛り上がっているところ悪いのですが、~
そろそろ出撃の時間です。ご準備を。▼~
:[エーティエ]|
! もうそんな時間でしたの?~
すみません。あたくし、~
任務に行ってまいりますわ!▼~
:[シャロン]|
アルフレッドさーん!~
次の出陣についてなのですがー!▼~
:[アルフレッド]|
おっと、僕もお呼びがかかったようだ。~
再会の折にすまない、ブシュロン。~
またゆっくり話をしよう。▼~
:[ブシュロン]|
承知しました。また改めて。▼~
…………▼~
:[ルイ]|
ブシュロンさん。▼~
:[ブシュロン]|
ルイ。~
お前も来ていたのか!▼~
:[ルイ]|
ええ、少し前に。~
また一人、フィレネの同胞が増えて~
僕は嬉しいですよ。▼~
:[ブシュロン]|
特務機関は忙しそうなところなのだな。~
アルフレッド様もエーティエも、~
すぐに招集されてしまった。▼~
:[ルイ]|
お二人はここに来てから~
長いようですので。~
戦力として、ある程度は致し方ないかと。▼~
:[ブシュロン]|
妙な気分だ。~
召喚前も三人一緒にいたから~
ここでの時間に差はない感覚だが…▼~
実際はかなりの時間の差が~
できていたのだな。▼~
:[ルイ]|
わかります。僕もそうですよ。~
セリーヌ様とクロエさんは先に来ていて、~
僕は少し遅れて来たようなのですが…▼~
確認したところ、僕がいない間に~
忍者やら茶会の恰好をした~
様々なセリーヌ様が増えていらした上に、▼~
クロエさんは異界の天馬騎士と~
二人で仲睦まじく兎の恰好をして~
戦っていたそうなんですよ。▼~
:[ブシュロン]|
二人で、兎の…?▼~
:[ルイ]|
まあ、すぐに慣れます。▼~
それに、なかなか良いものですよ。~
いなかった頃の皆さんについて~
思いを巡らせることは…………▼~
:[ブシュロン]|
う、うん…?~
ルイのその思考はよくわからないが、~
色々教えてくれて感謝する。▼~
そうだな、すぐに慣れる。~
俺は俺にできることを積み上げ、~
ゆくゆくは三人揃って出陣するぞ!▼~
***B [#saam4wsm]
:[ブシュロン]|
ふんっ、ふんっ、はあっ!!▼~
ふうっ。~
素振りはこれぐらいにするか。▼~
…あれから、~
アルフレッド様とエーティエと~
話す時間が殆ど取れていない。▼~
俺はここに来て日が浅い。対して、~
二人はかなりの時間を過ごしている。~
実力差による配置の違いもあるのだろう。▼~
だが…二人とも、声をかけても~
すぐに話を切り上げてしまう気がする。~
それにいつも、何か用事があるのだと。▼~
…もしかして、俺と話すのが~
嫌になってしまったのか?~
他に、もっと頼れる誰かができて……▼~
いや! きっとそんなことはない!~
気を取り直して鍛錬の続きだ!~
ふんんっ!!▼~
……あっ。~
斧が、泉に落ちてしまった。▼~
…何もかもうまくいかないな。~
はあ……▼~
…………▼~
:[アクア]|
あなたの落とした斧はこれかしら。▼~
:[ブシュロン]|
うわーーーーっ!?~
泉から人が!!?▼~
:[アクア]|
あなたの落とした斧はこれかしらと~
聞いているの。▼~
:[ブシュロン]|
え!?~
あ、ああ。間違いない。~
拾ってくれてありがとう。▼~
だがその…大丈夫なのか?~
泉の中から現れたが。~
水着ではないようだし、まさか身投げを…▼~
:[アクア]|
泉には自分の意思で入ったの。~
心配は無用よ。▼~
:[ブシュロン]|
そうか。~
なら良かった。~
……良かったのか?▼~
:[アクア]|
あなた、思いつめた顔をしているわね。~
それこそ、あなたの方が~
泉に身を投げてしまいそうなくらい。▼~
心配だわ。~
良かったら、事情を話してみない?▼~
:[ブシュロン]|
申し出は嬉しいが…~
あなたが誰かもわからないのに、~
身の上話など聞かせては申し訳ない。▼~
:[アクア]|
それもそうね。~
私はアクアというの。~
白夜王国…そして暗夜王国の王女よ。▼~
:[ブシュロン]|
王女だって!?~
無礼な発言を失礼しました!▼~
:[アクア]|
気にしないで。~
それより、さっきの様子…~
やはり尋常ではなかったわ。▼~
私もかつて、人に言えない事情を抱え込んで~
随分と仲間に心配をかけたものだから…~
迷惑でなければ、力になりたいの。▼~
:[ブシュロン]|
そうでしたか…~
…では、お言葉に甘えて、お願いします。▼~
申し遅れましたが、俺はブシュロン。~
フィレネ王国の騎士をしております。~
実は、ここに来てからというもの……▼~
:(暗転)|
:[アクア]|
…成程。~
隊の中で自分だけ、~
距離を感じるということね。▼~
:[ブシュロン]|
はい……~
ですが、仲間に相談するのも~
気が引けてしまい……▼~
:[アクア]|
自分で何とか解決をしようって、~
そう思ってしまうのよね。~
理解できるわ、すごく。▼~
けれど、その件に関しては私よりも~
仲間たちのほうが詳しそうね。▼~
私のいた白夜王国でも、主君一人に~
臣下を二人つけるのが習わしだったの。~
彼らに話を聞くのはどうかしら。▼~
:[ブシュロン]|
異界にも同じ形態の隊が?~
それは是非、話を聞けると有難いです。▼~
:[アクア]|
わかったわ。~
声をかけてくるから少し時間を頂戴。▼~
:[ブシュロン]|
ありがとうございます!▼~
:[アクア]|
ところでブシュロン。あなた…~
見えざる斧の会には興味があるかしら?▼~
:[ブシュロン]|
…?~
どんな会だかよくわかりませんが、~
俺が参加してよいものであれば。▼~
:[アクア]|
…見込みがありそうね。~
この件については別途話をしましょう。~
それじゃあ、また声をかけるから。▼~
***A [#dhme0sm4]
:[アクア]|
お待たせしたわね、ブシュロン。~
白夜王国の臣下たちに声をかけて~
何人かに集まってもらったわ。▼~
:[ブシュロン]|
ありがとうございます、アクア王女。▼~
:[アクア]|
皆、自己紹介をお願い。▼~
:[カゲロウ]|
リョウマ様の臣下、カゲロウだ。~
事情はアクア様から伺っている。~
よろしく頼む。▼~
:[ツバキ]|
サクラ様の臣下、ツバキ。~
悩み相談なら、~
完璧にこなしてみせるよー。▼~
:[カザハナ]|同じく
サクラ様の臣下、~
カザハナよ!~
よろしくね。▼~
:[カゲツ]|
そして余はアイビー様の臣下、~
カゲツじゃ!▼~
:[ブシュロン]|
…ん!?~
何でカゲツが混じってるんだ?▼~
:[カゲツ]|
白夜王国の者達と意気投合してのう!~
美味いおにぎりの具など~
議論していたところに…▼~
アクア王女がやってきて、~
ブシュロンが悩んでおる話をされてな。~
心配じゃったので、ついて来た!▼~
:[ブシュロン]|
そ、そうか。~
エレオスの仲間の耳に入ったのは~
少し気恥ずかしいが…心強い。▼~
みんな、よろしく。▼~
:[カゲロウ]|
早速だがブシュロンは~
アスク王国に来てから、~
隊の者と距離を感じるとのことであったな。▼~
特務機関所属後に戦術の変更があり、~
主君が敢えて別行動を~
所望されているということはないか?▼~
:[ブシュロン]|
別行動?~
カゲロウの隊もそういったことが?▼~
:[カゲロウ]|
我が隊の臣下は共に忍。~
基本的に各個人で動く。~
それゆえ戦場以外では別行動が常だが…▼~
ここに来た直後は情報収集のため、~
特に諜報に重きを置いたことがあってな。~
ブシュロンの隊も同様なのではと考えた。▼~
:[ブシュロン]|
一時的な隊の方針変更か…~
生憎、俺は別行動せよとの命を~
賜った記憶はないな。▼~
それに、アルフレッド様とエーティエは~
二人でいるところをよく見かけるし…▼~
:[ツバキ]|
じゃあ、単純に残り二人が、~
すごく仲良しなだけってことはないー?▼~
うちの隊は、サクラ様とカザハナが~
昔からの親友同士だから~
よく二人で一緒にいるよねー。▼~
:[カザハナ]|
そうね。お買い物に行ったり~
甘味処に行ったりしてるわ。でもツバキを~
仲間外れにしてるわけじゃないわよ。▼~
:[ツバキ]|
それはわかってるよー。~
いつも三人でいる必要もないんだし、~
気にせず楽しんできてー。▼~
:[ブシュロン]|
ふむ…親友か。~
アルフレッド様とエーティエがそんな風に~
特別親しいということはない筈だ。▼~
:[カゲツ]|
何か気に障ることでもしたのではないか?~
余はアイビー様の逆鱗に触れた時、~
何日も完全無視されるぞ!▼~
:[ブシュロン]|
気に障るようなことは何も…~
だが、それが一番あり得そうで怖いな。~
俺が気づいていないだけかもしれない。▼~
:[カザハナ]|じゃあいっそのこと、~
剣と剣でぶつかり合って解消はどう?~
悩みの解消には手合わせが一番!▼~
相手の剣を受け止めているうちに、~
考えていることもわかるってものよ!~
試しにあたしと切り結んでみる?▼~
:[ツバキ]|
カザハナ…~
それもう相談じゃなくて~
カザハナのやりたいことだよねー…▼~
:[カゲロウ]|
しかし、一理あるぞ。~
手合わせとまではいかずとも、~
主君と腹を割って話しては如何か。▼~
:[ブシュロン]|
アルフレッド様と?▼~
:[ツバキ]|
確かにねー。~
構成が同じでも結局、俺たちには~
当人同士のこと完璧にはわからないんだし。▼~
:[カザハナ]|
まあ、そう言っちゃうと…~
折角相談してくれたのに、~
元も子もなくて申し訳ないんだけど。▼~
:[ブシュロン]|
いや、皆の言う通りだ。~
ありがとう!▼~
確かに、憶測で考えても仕方ない。~
一度、アルフレッド様と話してみよう。▼~
:[カゲツ]|
うむ! 粉骨砕身!~
当たって砕けろじゃな!▼~
:[アクア]|
…砕けたらだめよ。~
絶対に。▼~
***S [#d640wm70]
:[ブシュロン]|
…アルフレッド様。▼~
:[アルフレッド]|
やあ、ブシュロン。~
どうしたんだい、そんなに改まって。▼~
:[ブシュロン]|
少し、お話をさせていただきたいのです。▼~
:[アルフレッド]|
勿論構わないさ。~
ただ、このあと少し用があってね。~
短い間も良ければ。▼~
:[ブシュロン]|
…………~
やはり…俺は何かアルフレッド様の~
お気に障ることをしたのでしょうか。▼~
:[アルフレッド]|
え…?▼~
:[ブシュロン]|
アスク王国に来てからというものの、~
俺はアルフレッド様やエーティエに~
避けられている気がしまして。▼~
:[アルフレッド]|
! それは……▼~
:[ブシュロン]|
否定されないのですね。~
すみません…その理由もわからぬ俺は~
不甲斐ない臣下です。▼~
ここに来てから、考えておりました。~
俺は元の世界の立場に甘んじ、~
あなたのお傍にい続けるべきなのかと。▼~
エレオスでは、エーティエと共に、~
その役目が自分のものだと信じていました。▼~
ですが、ここにはもっと腕の立つ、~
あなたをお守りするに相応しい英雄が…~
俺以外に、沢山います。▼~
共に来ること叶わなかった俺が~
疎遠となるのは致し方ない事なのでしょう。~
ご迷惑をかけぬよう、これからは離れて…▼~
:[アルフレッド]|
ま、待ってくれ!~
確かに君の言う通り、以前のような~
三人の時間を取れなかったのは事実だ。▼~
だけど君が力不足だとか、~
そういう理由では断じてない。▼~
:[ブシュロン]|
そうなのですか…?▼~
:[アルフレッド]|
ああ。だから離れるなんて言わないでくれ。~
すまない。まさかブシュロンが、~
そんなことまで思って…▼~
…………▼~
:[ブシュロン]|
…!~
泣いておられるのですか…?▼~
:[アルフレッド]|
臣下に…いや、大切な友人に、~
辛い思いをさせた自分が不甲斐なくてね。▼~
ブシュロンは、本当に悲しい時には…~
泣かないんだね。▼~
:[ブシュロン]|
…………▼~
:[アルフレッド]|
申し開きはたくさんあるのだけれど、~
ちょっと…~
ちょっと待っていてくれ、ほんの少し。▼~
…すー…▼~
エーティエーーー!!!!~
計画は変更だ!~
決行は今、この時にしよう!!▼~
:[エーティエ(姿なし)]|
承知しましたわー!!▼~
:[ブシュロン]|
ん? エーティエの声?~
な…なんだ?~
すごい荷物を持って走ってきたぞ…!?▼~
:[エーティエ]|
はあ、はあ……よいしょっと!~
とりあえず今集まっている分は、~
全部運んでまいりましたわ!!▼~
並べる時間はありませんが、~
よろしいですわね!?▼~
:[アルフレッド]|
ああ。この花だけ持って、~
言葉を言ったら看板の布を外す。~
それでいこう。せーの!▼~
ブシュロン!!~
改めてアスク王国へようこそ!!▼~
:[エーティエ]|
これより!~
歓迎会を行わせていただきますわ!▼~
:[ブシュロン]|
え……!?▼~
:[エーティエ]|
こちらアスク王国のお菓子に筋肉増強剤、~
ブシュロンさんのお好きそうなお水や~
釣り竿なんかも用意しましたの!▼~
:[アルフレッド]|
本当にすまない、ブシュロン!~
実は君が来てからずっと、~
内緒で歓迎会の準備をしていたんだ。▼~
でもそのせいで、ブシュロンに~
さみしい思いをさせていたなんて…!▼~
:[エーティエ]|
ごめんなさい。~
驚かせようとこっそり動いていて、~
不安にさせてしまいましたわね。▼~
:[ブシュロン]|
アルフレッド様、エーティエ…~
そういうことだったのですか。~
なのに、俺ときたら……▼
~
:[アルフレッド]|
不甲斐ない臣下だとか言っていたが、~
そんなわけないだろう!~
大切でなければ、こんなことはしない!▼~
全てはブシュロンに、~
これからもずっと傍にいて欲しいから…~
君に喜んでほしいからしたことなんだ!▼~
:[エーティエ]|
それから、朗報がありますの。~
アンナ隊長に交渉して、あたくしたち~
同じ部隊での任務が決まりましたの!▼~
またエレオスでの時のように~
三人揃って戦えますのよ!▼~
:[ブシュロン]|
ほ、本当か!~
交渉をしてくれてありがとう、エーティエ。~
ありがとうございます、アルフレッド様…!▼~
勘違いをしてすまない。~
ううっ!!▼~
:[アルフレッド]|
あはは、感激した時は~
すぐに泣くんだね、ブシュロン!~
僕も、もらい泣きしてしまいそうだ!▼~
:[エーティエ]|
なんだかあたくしも、涙が…!!▼~
:[ブシュロン]|
俺は幸せ者だ!~
うおお…!▼~
:[アクア]|
…………▼~
ええと。~
心配して見に来たけれど、~
これは…解決したということかしら。▼~
:[ツバキ]|完璧に、そうですねー。
~
俺たち来る必要なかったかもー?▼~
:[カザハナ]|
あはは。~
三人で、団子になって号泣してる。▼~
:[カゲロウ]|
仲睦まじくて良い隊ではないか。▼~
:[カゲツ]|
うむ。意気消沈しておったら、~
「きっす」でもして励ましてやろうと~
思ったが…必要なさそうじゃ!▼~
これにて一件落着じゃな!~
余たちも歓迎会に乗り込もうぞ!~
ブシュローーン!!▼~
:[ブシュロン]|
! 皆も来てくれたのか。~
ありがとう……~
これも全て、皆のお陰だ▼~
このブシュロン、アスク王国でも~
大切な主君…そしてかけがえのない~
仲間たちの為に、この斧を捧げよう!▼~
*コメント [#comment]
#comment
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[[章別会話]]
*それぞれの相愛 [#ght4e2az]
#contents
**それぞれの相愛 [#samefwko]
***オープニング [#j6tm408n]
:[ブシュロン]|
くっ…! なんて泣ける物語なんだ…~
ジェーデ、あんたは天才だ。~
こんなに感動的な物語を書くなんて!▼~
:[ジェーデ]|
お褒めに預かり光栄だけれど…~
それは戯話なのよ。~
ブシュロン。▼~
爆笑必死の展開を詰め込んだつもりなのに~
どこでそんなに泣いているのか~
理解ができない……▼~
:[ブシュロン]|
なに? そうなのか?~
主人公が武術大会で優勝したところなど~
感動の涙を禁じえなかったが。▼~
そのあと故郷の皆が信じてくれなくて~
アルパカに乗って涙を乾かすところは~
思わずもらい泣きをしてしまった。▼~
しかも降りた瞬間に~
アルパカに唾を吐きかけられるんだぞ!?~
こんなに泣けることがあるか。ううっ……!▼~
:[ジェーデ]|
…『おとぼけ☆アンバーくん』の第十九話。~
ディアマンド様にお見せした時には~
その展開の全てを笑ってくださったのに。▼~
人の反応は、千差万別で面白いわ。~
とても勉強になる…▼~
:[ブシュロン]|
ああ、泣いた泣いた。~
ところで…討伐対象の賊が現れないな。▼~
特務機関として初めての任務だ、~
何とか武勲を上げて帰還したいものだが~
まさか待機場所を間違えたのか…?▼~
:[ジェーデ]|
その点については、大丈夫。~
あなたが明後日の方向に歩き出そうとするのを~
私が何度も正して辿り着いたのだから。▼~
:[ブシュロン]|
ありがとう、ジェーデ。~
俺一人だったら道に迷って、~
いまだに森を徘徊していたことだろう。▼~
:[ジェーデ]|
森を徘徊する涙脆い大男…~
面白いわ。~
次の話の参考にしようかしら…▼~
…! 待って、人の気配がする。~
武装しているようだわ。▼~
:[ブシュロン]|
件の賊かもしれないな。~
ジェーデ、俺の後ろに。▼~
:[ジェーデ]|
いいえ、貴方が後ろに。~
私は重騎士…そして鉄壁のジェーデ。~
守りは私の役目だわ。▼~
:[ブシュロン]|
だ、だがしかし…!~
他国の騎士に守ってもらったのでは、~
フィレネの騎士の名折れだ。▼~
:[ジェーデ]|
武勇を示したいのね…~
その意気、ブロディアの者として理解できる。~
では、ここは力を合わせて戦いましょう。▼~
:[ブシュロン]|
ああ!~
共に背中を預け合おう!▼~
***C [#xcmtev0w]
:[ブシュロン]|
ふうっ。~
何とか退けたようだな。▼~
:[ジェーデ]|
でも油断は禁物…~
情報よりも敵の数が少なかった。▼~
:[ブシュロン]|
まだ潜んでいる賊がいるかも~
しれないということか。▼~
…?~
何か、足音が聞こえるぞ。▼~
:[ジェーデ]|
さっそく次の敵が?▼~
:[ブシュロン]|
いや、音が小さくて、軽い。~
何かの動物のような…~
妙に聞き覚えのあるような…▼~
:[リュール(男)(姿なし)]|
ソラ!~
危険です!~
一人で先に行ってはいけませんよ!▼~
:[ジェーデ]|
この声は……▼~
:[リュール(男)]|
捕まえた!~
気を付けてください、ソラ。~
ここはソラネルではなく戦場なのですから。▼~
:[ブシュロン]|
神竜様!?▼~
:[リュール(男)]|
ブシュロン、ジェーデ!~
良かった、探していたんですよ。~
ここからは私も加勢します。▼~
:[ジェーデ]|
加勢…~
それは有難いのですが、その…▼~
:[リュール(男)]|
服装の事ですね?~
ソラネルで過ごす平服で来てしまいましたが~
戦闘に支障はありません。▼~
この特務機関には、~
もっと軽装で戦う英雄すら~
存在するようですから。▼~
:[ブシュロン]|
ええと…~
お召し物も気にはなったのですが~
どちらかといえば、腕の中の…▼~
:[リュール(男)]|
すみません、ソラのことでしたか!~
私も驚いたんです。~
まさか、一緒に来てしまうだなんて。▼~
ソラネルで撫でている最中に召喚されたので~
巻き込んでしまったのかもしれません。▼~
ですが、こちらも心配無用です。~
ソラも戦う力を有していますので、~
私たちを助けてくれますよ。▼~
:[ジェーデ]|
神竜様がそう仰るのであれば~
安心しました。~
ソラ、この地でもよろしくお願いします。▼~
:[リュール(男)]|
ふふ、頼ってもらえて嬉しそうです。~
頑張りましょうね、ソラ。▼~
ところで、二人に報告が。~
今回の任務ですが、~
少し風向きが変わってきました。▼~
賊たちはただの略奪が目的ではなく~
特務機関の動向を探る勢力である~
可能性が浮上したそうです。▼~
:[ブシュロン]|
それは捨て置けませんね。しかし、~
我々は既に交戦し、退けた後です。~
今からでも後を追いかけましょうか。▼~
:[リュール(男)]|
その必要はありません。~
私たちのことを探るつもりなら~
必ずまた現れる筈……▼~
暫くここで待つことにしましょう。▼~
:[ジェーデ]|
先程の敵は小手調べでしか~
無かったのかもしれませんね。~
数が少なかったのも道理です。▼~
:[リュール(男)]|
私はその情報を二人に伝えるようにと~
アンナ隊長の指示でここに……~
…?▼~
ソラ、どうしましたか。▼~
:[ブシュロン]|
周囲をしきりに見回しています。~
虫や鳥が気になるのか…?▼~
:[ジェーデ]|
違うようだわ、ブシュロン。~
これは…警戒している。~
新たな敵が近づいているわ。▼~
:[リュール(男)]|
教えてくれて助かりました、ソラ。~
二人とも、戦闘準備を!▼~
***B [#sftmei23]
:[リュール(男)]|
くっ…!~
敵の数が多いですね。▼~
:[ジェーデ]|
形勢不利だわ。このままだと、~
押し負けるかもしれない…▼~
:[ブシュロン]|
おい、囲まれたぞ!~
まずい、神竜様に攻撃が集中して…!▼~
:[ミカヤ(紋章士)]|
させないわ!~
はあっ!▼~
:(白く光る)|
:[ロイ(紋章士)]|
くらえ……~
獅子紅蓮焔舞!!▼~
:(白く光る)|
:[ブシュロン]|
紋章士ミカヤ、ロイ!~
助けに来てくれたのか!▼~
:[リュール(女)]|
無事ですか、みんな!▼~
:[ジェーデ]|
神竜様…!?▼~
:[リュール(男)]|
来てくれたのですね、リュール!▼~
:[リュール(女)]|
すみません、リュール!~
出撃に手間取りました!▼~
:[ブシュロン]|
神竜様がお二人!?~
これがアンナ隊長から聞いていた、~
姿の違う同じ英雄か!▼~
:[ジェーデ]|
知識として知っていても…~
実際に見ると、不思議な気持ちだわ。▼~
:[リュール(女)]|
ここからは私たちと共に!~
敵を殲滅しましょう!▼~
:[ブシュロン]|
はい!▼~
:(暗転)|
:[ロイ(紋章士)]|
片付いたようだね。~
敵の情報を得るため、~
数人は捕縛しておいた。▼~
:[ミカヤ(紋章士)]|
これで任務完了ね。~
全員、無事で良かったわ。▼~
:[ジェーデ]|
援軍感謝します。~
紋章士ロイ殿、ミカヤ殿。~
それから…神竜様方。▼~
:[リュール(女)]|
礼には及びませんよ。▼~
:[ジェーデ]|
…………▼~
:[ブシュロン]|
ジェーデ、神竜様方のことを見過ぎだ。~
不躾だぞ。▼~
:[ジェーデ]|
! ごめんなさい…▼~
:[リュール(男)]|
ふふっ、構いませんよ。~
私も、もう一人の自分のことを~
つい見てしまいますから。▼~
同じ名で姿の違う英雄が~
一人ずつ同時期に召喚に応じることは、~
比較的珍しいようですね。▼~
:[リュール(女)]|
みんなのいたエレオスでは、~
私はどちらの姿だったでしょうか。▼~
私たちからはブシュロンもジェーデも、~
紋章士ミカヤとロイも、~
元いた世界と同じに感じますけれど。▼~
:[ブシュロン]|
つまり神竜様は…いえ、~
隣にいるジェーデも、俺と同じ世界から~
来たとは限らないというわけですか。▼~
:[リュール(男)]|
そういうところになりますね。~
勿論同じ世界から来ている場合が~
殆どだと思いますが。▼~
:[ジェーデ]|
…面白いわ。~
考えを整理するためには~
瞑想が必要かもしれない…▼~
:[ロイ(紋章士)]|
それは本陣に帰ってからにしようか、~
ジェーデ。~
ここに留まっていては危険だよ。▼~
:[ミカヤ(紋章士)]|
私たちも気持ちはわかるわ。~
本当なら、元の世界の自分自身になんて~
会うことは無かったのだもの。▼~
:[ロイ(紋章士)]|
元の世界の仲間たちにもね。~
この姿を見せたらみんな驚いてくれるから~
少しだけ楽しくなってしまうんだ。▼~
:[ミカヤ(紋章士)]|
うふふ。ロイったら。~
驚かすのもほどほどにね。▼~
:[リュール(女)]|
さあ、急ぎ帰還しましょう!▼~
***A [#hhmrntew]
:[アルフォンス]|
みんな、お疲れ様。~
見事敵を退けてくれてありがとう。▼~
捕縛した賊から本陣の場所を聞き、~
該当地点に別動隊を向かわせた。~
これで完全に殲滅できるだろう。▼~
:[アンナ]|
みんなのお陰よ。~
来たばかりの英雄もいる中、~
本当によくやってくれたわ。▼~
この件は、エクラにも~
報告しないと。それじゃあ、~
ゆっくり体を休めてちょうだい!▼~
:[ブシュロン]|
良かった。~
初の任務を成功で終えられて~
涙が出そうだ……▼~
:[ジェーデ]|武勲を上げられてよかったわ。~
でも、私たちだけでは成し得なかった。~
援軍があったお陰です。▼~
:[リュール(女)]|
到着が遅れてすみませんでした。~
リュールがどうしても、紋章士は~
ミカヤとロイが良いと言うものですから。▼~
:[リュール(男)]|
そのせいで遅れてしまったのですか!?~
ごめんなさい。▼~
でも、ブシュロンとジェーデに~
加勢するのなら、その祖国に託した~
紋章士がいた方が心強いではないですか。▼~
:[リュール(女)]|
無論それには同意ですが、~
だからといって~
サッと出撃できるわけではありません。▼~
現にフィレネに託したもう一人の紋章士、~
セリカは別の任務に出ていて~
当任務への参加は不可でしたし…▼~
フィレネとブロディアに~
託した紋章士である以上は、~
各国の王族に確認を取らないと。▼~
出撃前に、特務機関内にいる~
全てのアルフレッドとディアマンドに~
許可を取って回ったのですよ。▼~
:[リュール(男)]|
全員にですか!?▼~
:[リュール(女)]|
はい。まさかエレオスにいた頃、~
リュールはいつも無断で~
各国の指輪を使っていたのですか?▼~
:[リュール(男)]|
そんなことはないですけど、~
ある程度は臨機応変にすべきでは?▼~
出撃が遅れた結果、~
軍に被害が出た場合~
その責任は取れるのですか?▼~
:[ブシュロン]|
神竜様同士で揉めておられる。~
貴重な光景だ。▼~
:[ジェーデ]|
指輪の運用方法は各エレオスごとに~
特色があるようね。~
面白いわ……▼~
:[ミカヤ(紋章士)]|
はい、そこまで。~
リュール同士でけんかをしないの。~
挟まれたソラが困っているわ。▼~
:[リュール(女)]|
あ、すみません…▼~
:[リュール(男)]|
ごめんなさい、ソラ。▼~
:[ロイ(紋章士)]|
任務は成功したのだし、~
ひとまずは良しとしておこう。▼~
それに僕はブロディアの紋章士として~
自国の騎士に助力できたのなら~
とても誇らしいよ。▼~
:[ジェーデ]|
紋章士ロイ殿……~
光栄だわ。▼~
:[ミカヤ(紋章士)]|
それを言うなら私も、~
フィレネの騎士と共に戦えて~
嬉しかったわ。▼~
:[ブシュロン]|
ミ、ミカヤ…!~
なんたる勿体なきお言葉。~
このブシュロン、感無量だ…!▼~
:[リュール(女)]|
いくらか苦労はありましたが~
仲間たちのこの笑顔が見られたので~
良しとしましょう。▼~
あなたの采配のお陰ですよ。~
ありがとうございます、リュール。▼~
:[リュール(男)]|
いえ。~
紋章士たちを出陣させるために~
奔走してくれたのはあなたです。▼~
こちらこそ、ありがとうございます。~
リュール。▼~
:[ジェーデ]|
神竜様たちが仲直りをしている…~
良かったわ。▼~
:[ブシュロン]|
では皆で戻って、~
ゆっくり体を休めるとするか。~
…ええと、帰り道は…▼~
:[リュール(男)]|
こっちですよ、ブシュロン!~
ソラが案内してくれるようです。▼~
:[リュール(女)]|
愛らしいですね。~
なんだか私の世界にいたソラに~
会いたくなってきましたが…▼~
それはこの剣で平和を掴んでからです。~
頑張りますよ!▼~
**ソラと一緒に リュール [#g53es593]
***C [#h3em530s]
:[ルーテ]|
見つけました。~
あなたがエレオス大陸の英雄、~
神竜リュールですね?▼~
:[リュール(男)]|
は、はい。そうですが。~
あなたは?▼~
:[ルーテ]|私はマギ・ヴァル大陸のルーテ。~
是非とも話を伺いたく、~
方々を探し回っていました。▼~
あなたは私と同様に、~
魔物を従えて召喚された英雄だとか。▼~
:[リュール(男)]|
ま、魔物!? 違います!~
ソラは私たちのいた、~
浮遊島ソラネルの守り神ですよ!▼~
:[ルーテ]|
守り神…この小さく丸い生き物が?~
我々が一般的に想像する神とは~
随分違う姿。興味深いです。▼~
情報に相違があったようですので、~
認識を改めます。▼~
:[リュール(男)]|
先程の話によると、~
ルーテのお供は魔物なのですね?~
強そうな見た目をしています。▼~
:[ルーテ]|
ビグルという種族です。~
この個体は温厚ですが、本来気性が荒く、~
元いた世界では敵対していました。▼~
:[リュール(男)]|
敵対…~
戦う相手だったということですか?▼~
:[ルーテ]|
概ねその認識で相違ありません。~
強烈な魔法攻撃を浴びせ、~
愛をもって屠ることもありました。▼~
ですが今は魔道の力で、~
この通り従えることを可能にしています。~
私、優秀ですから。▼~
:[リュール(男)]|
私たちの世界で言うと、異形兵を~
飼い慣らしているようなものでしょうか。▼~
でもこの子は、~
よく見ると可愛いです。~
丸っこくて、目が大きくて。▼~
:[ルーテ]|
目には魔力が宿っています。~
魔法耐性がない場合はお気をつけて。▼~
:[リュール(男)]|
ひえ…~
撫でるのはやめておきましょう。▼~
:[ルーテ]|
可愛いというのなら、~
あなたの連れている神の方が~
その言葉に相応しいように思います。▼~
できるだけ客観的に判断しても~
三十二段階の二十八番目くらいには~
愛らしいのではないでしょうか。▼~
少し、触れさせて貰っても?▼~
:[リュール(男)]|
構いませんよ。▼~
わあ…~
撫でるの、お上手なんですね。~
ソラが気持ちよさそうにしています。▼~
:[ルーテ]|
表面の状態は滑らか。~
体毛色の違いで手触りに相違は無し。▼~
:[リュール(男)]|
あ、表面の確認でしたか。▼~
:[ルーテ]|
…? 神が震え始めました。~
この動きは一体…▼~
! 臀部から、~
青く光る結晶が…!?▼~
:[リュール(男)]|
わあっ、ソラ!~
絆のかけらを出してくれたのですね。▼~
すごいです、ルーテ。~
やはり撫でるのが上手かったようです。~
ソラは嬉しくなるとこれを出すのですよ!▼~
:[ルーテ]|
なんと興味深い…~
私の知識には無い、未知の鉱物のようです。~
一つ頂いても構いませんか?▼~
:[リュール(男)]|
え、ええ。~
この世界での使い道は無さそうですが…~
よろしければ、どうぞ。▼~
:[ルーテ]|
ありがとうございます。~
あなたの神は私の知的好奇心を大いに~
満たしてくれました。▼~
***B [#ft4e0sim]
:[リュール(男)]|
お散歩楽しいですね、ソラ。~
今日は拠点から少し足を延ばして~
森の中に来ましたが、気持ちが良いです。▼~
…? あれ?~
向こうに誰かいますね。▼~
:[クリス(男)]|
ああ……~
また同じ場所に出てしまった。~
これでもう何度目だ。▼~
こんなことでは第七小隊の仲間たちにも~
面目が立たない。▼~
:[リュール(男)]|
あの。~
どうかしたのですか?▼~
:[クリス(男)]|
はっ、人がいたのか。実は…~
演練場所までの道に迷ってしまって。▼~
おれはクリス。~
アリティア王国の騎士で、~
マルス様の近衛をつとめている者です。▼~
:[リュール(男)]|
!~
マルスの近衛騎士の方でしたか。~
お会いできてうれしいです。▼~
:[クリス(男)]|
あなたは、~
マルス様のお知り合いなのですか?▼~
:[リュール(男)]|
はい。~
私はエレオス大陸の神竜リュール。~
この子は守り神のソラといいます。▼~
マルス自身の知り合いというよりは…~
元いた世界で、紋章士のマルスと共に~
戦った経緯がありまして。▼~
:[クリス(男)]|
そうでしたか!~
紋章士のマルス様は、おれたちにも~
会いに来てくださったことがあります。▼~
正直、感無量でした。~
異界でも偉大な英雄王として語られ…~
ご活躍をされているなんて。▼~
…っと、話が逸れましたね。~
失礼しました。▼~
:[リュール(男)]|
いえ、マルスが懐かしそうに話していた~
アリティア騎士の方とお話ができて、~
私も嬉しいです。▼~
それで…演練場所への道ですが、~
生憎、私はその場所を知らなくて。~
地図はあるのですか?▼~
:[クリス(男)]|
あ、はい。これです。~
この図だと、今おれたちは~
どこにいることになるのでしょうか?▼~
:[リュール(男)]|
……これは、この森の地図では~
ない気がしますね。▼~
:[クリス(男)]|
…………▼~
:[リュール(男)]|
ええと。気を落とさないでください。~
一旦拠点に戻って、~
正しい地図を持ってきましょう。▼~
:[クリス(男)]|
そうします。~
地図が間違っていることがわかって~
助かりました。▼~
仲間からも以前「迷ったら人に聞くこと」と~
助言されたのですが…~
本当にその通りですね。▼~
:[リュール(男)]|
拠点までは私が一緒に行くとして…~
正しい地図があれば、~
もう大丈夫そうですか?▼~
:[クリス(男)]|
はい。…と言いたいのですが、~
同じ道をぐるぐる回ってしまいそうなので~
辿った道に目印を置いて進みたいです。▼~
もし何か、ほどよく光ってくれて~
動物に食べられないような目印があれば~
ちょうど良いのですが。▼~
:[リュール(男)]|
ほどよく光る…~
動物に食べられない目印…▼~
:[クリス(男)]|
でもそんな都合の良いもの、~
拠点にもあるわけないですよね。▼~
:[リュール(男)]|
…………~
出そうと思えば出せるかもしれませんが。~
あまりソラに無理をさせるわけには…▼~
…!? ソラ?▼~
:[クリス(男)]|
えっ!?~
何ですか、この青い結晶は…!~
守り神様が出されたのですか!?▼~
:[リュール(男)]|
そ、そうですね。~
クリスの力になりたかったようです。~
私も、びっくりしました。▼~
:[クリス(男)]|
ありがとうございます
!~
これで次は演練場所までなんとか~
辿り着けそうな気がします。▼~
:[リュール(男)]|
お役に立てて嬉しいです。~
ではクリス、新しい地図を取りに~
拠点まで急ぎましょう。▼~
***A [#h39msn9g]
:[アスレイ]|
あ、あの。こんにちは。~
リュール様、守り神様。▼~
:[リュール(男)]|
こんにちは。~
ええと…あなたは?▼~
:[アスレイ]|
私はアスレイ。~
ルネス王国の修道士です。~
ルーテさんから話を聞いてまいりました。▼~
何でも、リュール様のお連れになっている~
守り神様は、星屑のような青い結晶を~
出すことができるのだとか。▼~
:[リュール(男)]|
はい、その通りですが…▼~
:[アスレイ]|
突然このようなことを~
お願いするのは忍びないのですが、~
それをお恵みいただけませんでしょうか。▼~
冬祭りの飾り付けをしていたところ~
青い星が足りなくなってしまいまして。▼~
通りかかったルーテさんが~
見せてくださった結晶が、~
ちょうど良い見た目と大きさだったもので…▼~
飾り付けを楽しみにしている~
小さな英雄たちの為にも、~
何卒お願いいたします…!▼~
:[リュール(男)]|
ど、どうしましょう。ソラ?~
かけらを出せるのは私ではありません。~
無理をしてはいけませんよ。▼~
:[アスレイ]|
…守り神様が~
小刻みに震え始めました。▼~
! これは…!~
件の青い結晶ですね。なんと美しい…!~
私に授けてくださるということでしょうか。▼~
:[リュール(男)]|
はい、ソラはアスレイのために~
頑張ってくれたようです。▼~
:[アスレイ]|
ああ、ありがとうございます。~
リュール様、守り神様…!~
このご恩は忘れません…!▼~
:[リュール(男)]|
どういたしまして。~
素敵な冬祭りになりますように。▼~
…すごい速さで戻って行かれました。~
ソラは優しいですね。~
お陰であんなに喜んでくれましたよ。▼~
そうだ、この先にリンゴの木があります。~
先程がんばったご褒美に、~
一緒に食べに行きましょうか。▼~
この辺りの森は、~
以前クリスと会った場所の近くですね。~
……ん?▼~
:[カタリナ]|
ああ……~
ありません。どこにも。~
既に風に飛ばされてしまったのでしょうか。▼~
:[リュール(男)]|
…また誰かいるみたいです。~
探し物をしているようですね。~
あのー、そこの方。▼~
:[カタリナ]|
!? な、なんでしょう。▼~
:[リュール(男)]|
急に声をかけてすみません。~
以前、ここで迷っていた方を見かけたので~
心配になってしまって。▼~
:[カタリナ]|
迷っていた方?~
それって、もしかして…~
クリスという名の騎士でしょうか。▼~
:[リュール(男)]|
ええ、そうです。▼~
:[カタリナ]|
では、あなたがその時助けてくださった、~
リュール様とソラ様ですね…!▼~
申し遅れました、私はカタリナ。~
クリスと同じ第七小隊に配属され、~
今は共にマルス様をお守りしています。▼~
:[リュール(男)]|
あなたもマルスの騎士でしたか!~
お会いできて嬉しいです。もしかして、~
カタリナも演練場所の地図を探して?▼~
:[カタリナ]|
いえ、クリスの持っていた、~
青い結晶を探していました。▼~
:[リュール(男)]|
えっ。▼~
:[カタリナ]|
何でも、道に迷った時に賜った~
結晶のお陰で、無事に演練場所まで~
辿り着けたとの話を聞きまして。▼~
クリスが一人で目的地に辿り着けるなど~
本当に珍しいことなんです。~
それに、あんなに嬉しそうにしていて…▼~
私もクリスと同じものが欲しい…~
ではなくて、クリスを救ったという~
青い結晶を、是非私も手にしたいのです。▼~
:[リュール(男)]|
それでこの場所を探していたと~
いうことですね。今日は何の因果か、~
かけらを求める方が多いようです。▼~
カタリナ。~
丁度、先程出したかけらの残りがあります。~
少しだけでもよろしければ、これを。▼~
:[カタリナ]|
! ありがとうございます…!~
クリスと同じ結晶、一生大切にします。~
ここでお会いできてよかった。▼~
それに、不思議なのですが…~
リュール様からはクリスととてもよく似た~
雰囲気を感じるのです…▼~
何かお礼をさせてください。~
私、あなた方のためなら~
何でもします。▼~
:[リュール(男)]|
な、何でも…ですか?▼~
:[カタリナ]|
は、はい…~
…何でも…します…▼~
:[リュール(男)]|
そうですね。~
ではこの先の木から、~
リンゴを取るお手伝いを頼めますか?▼~
:[カタリナ]|
え…そんなことで~
良いのですか?▼~
:[リュール(男)]|
はい。人がいた方が~
たくさんリンゴを取れますから。▼~
:[カタリナ]|
わかりました。~
じゃあご一緒しますね。▼~
***S [#qq49mrwg]
:[マルス(紋章士)]|
…………~
どういうことだ…?▼~
最近、特務機関の者達が~
青い結晶を持って「神に救われた」と~
言っているのを見かけるけれど…▼~
あれはどう見ても、~
ソラが出した絆のかけらではないかな。~
真相を確かめてみないと。▼~
リュール! ソラー!▼~
:[リュール(男)]|
ここですよ、マルスー!▼~
:[マルス(紋章士)]|
ああ、そこにいたのか。~
少し聞きたいことが……▼~
って、えー!?~
ど、どうしたの、この人だかりは!?▼~
:[クリス(男)]|
紋章士のマルス様!~
あなたもいらしていたのですか。▼~
:[カタリナ]|
ここでお会いできるとは光栄です。▼~
:[マルス(紋章士)]|
クリス、カタリナ!~
何をしているんだい?▼~
:[カタリナ]|
以前私たちのことを~
助けてくださったリュール様と守り神様に、~
改めてお礼をと思いまして。▼~
:[クリス(男)]|
守り神様はリンゴが好物と聞いて、~
焼いたリンゴを持ってきたんです。▼~
料理を作ると悉く鋼の味となる~
おれですが…村に伝わるこれだけは、~
上手く作れるので。▼~
:[マルス(紋章士)]|
そうだったね、チキから聞いた事があるよ。~
よく見ると、他にもお供え物がたくさん~
並んでいるようだけれど…▼~
:[パンドロ]|
はーい! 並んで!~
神竜様とソラ様へのお参りとお供え物は~
こちらの列にお願いしまーす!▼~
滞りのない運営のご協力、~
まことにありがとうございまーす!~
うぇーい!▼~
:[マルス(紋章士)]|
…列整理までしているのか?▼~
リュール。~
一体どういうことだい?~
絆のかけらで何を始めてしまったんだ?▼~
:[リュール(男)]|
実はですね、マルス。~
アスク王国に来てからというものの、~
ソラが……▼~
:(暗転)|
:[マルス(紋章士)]|
そういうことだったんだね。~
絆のかけらで英雄たちの問題を~
解決して回っていたら、こんなことに…▼~
:[リュール(男)]|
そうなんです。~
口伝で広まってしまい、~
もはやどうすることもできません。▼~
今では「持っていると幸せになれる」とまで~
言われていて、かけらを求める英雄が~
後を絶たないんです。▼~
さすがに数が足りなくて、~
たくさん配れなくなってしまい、~
今日は1英雄につき、1個までです。▼~
:[マルス(紋章士)]|
個数制限があるのか…▼~
:[リュール(男)]|
手に入りづらくなれば、~
自然消滅するかと思ったのですが~
今度は希少価値が上がってしまって。▼~
皆さんのお気持ちは嬉しいです。~
ソラも喜んでいます。ですが、~
出せるかけらには限界がありますし、▼~
皆さんには申し訳ないのですが~
そろそろ、やめ時かと……▼~
:[リュール(男/冬)(姿なし)]|
その必要はありません。~
私たちがいますよ、リュール!▼~
:[リュール(男)]|え?▼
~
:[リュール(男/冬)]|同じ冬祭りの使者であるアスレイから~
話を聞きました。絆のかけらを使って~
人助けをしているそうですね!▼~
:[リュール(男)]|
冬祭りの私と…~
冬祭りのソラ!?▼~
:[リュール(女/冬)]|リュール同士だというのに~
頼ってくれないだなんて、~
水臭いではないですか!▼~
幸い、私たちのところにもソラがいます。~
これで出せるかけらの数は2倍です。~
力を合わせて皆の期待に応えましょう!▼~
:[リュール(男)]|
に、2倍……▼~
どうしましょう。マルス。~
違う姿の私たちも、ソラたちも、~
やる気に満ち溢れています…▼~
折角やめる流れだったのに、~
すごく言いづらいのは私だけでしょうか…!▼~
:[マルス(紋章士)]|
確かに、これは断りづらいね。~
並んでいるみんなも楽しそうだし、~
クリスやカタリナも喜んでいたし…▼~
もう少し続けてみるのも良いと思うけれど、~
リュールがもし本当に嫌だったら~
僕から皆に、やめることを言おうか?▼~
:[リュール(男)]|
いえ! その役目をマルスに~
押し付けるわけにはいきませんよ。
▼~
……仕方がありません。~
もうしばらく続けることにしましょう。~
ソラたち、冬祭りの私たち、いいですね?▼~
:[リュール(男/冬)]|
勿論です、リュール!▼~
:[リュール(男)]|
ただし毎日ではなくて、~
期間限定とさせてください。▼~
本日以降は毎月、満月の日にのみ~
希望者にかけらを配布することとします!▼~
:[マルス(紋章士)]|
なるほど。日を限定することで~
リュールたちとソラたちの負担を減らしつつ~
入手機会は失わせないようにするんだね。▼~
良い落としどころではないかな。▼~
:[リュール(男)]|
では…パンドロ!~
皆に周知をお願いできますか!▼~
:[パンドロ]|
承知しました!▼~
えー、お並びの皆さん!~
急ですが大切なお知らせがあります!~
まず、かけらの配布日につきまして……▼~
:[ルーテ]|
…………~
聞きましたか、アスレイ。この結晶も、~
随分と入手困難な品になったものです。▼~
貴重なサンプルとして事前に~
一つ頂いておいて正解でした。…が、~
もう少し数があっても良かったですね。▼~
:[アスレイ]|
私の頂いた分は全て、~
小さな英雄たちに差し上げてしまい…~
お力になれずすみません。▼~
:[ルーテ]|では、来月は共に並んでください。▼~
:[アスレイ]|
え…?▼~
:[ルーテ]|
二人で並べば、一度に倍の量が手に入ります。~
毎月何個配布されるのかも興味深いですし、~
協力者がいると助かるのですが。▼~
:[アスレイ]|
ふふ、ルーテさんはらしいですね。~
いいですよ、では次の満月の日に~
またここで落ち合いましょう。▼~
アスク王国に、~
毎月の楽しみができましたね。▼~
**平服の剣戟 リュール [#xcms9aoo]
***C [#bb534042]
:[リュール(女)]|
ふんっ、はっ!
~
えいっ!!▼~
:[フラン]|きゃーっ! 神竜様!~
鍛錬されるお姿もかっこいーい!▼~
:[クラン]|平服で剣を振るわれることは、~
元いた世界では滅多にありませんでした。~
はぁ…眼福で卒倒しそうです…!▼~
:[リュール(女)]|
応援ありがとうございます。~
フラン、クラン。▼~
このクラドホルグは重いので、~
訓練しないと中々うまく扱えなくて。~
戦場で後れを取るわけにはいきません。▼~
:[フラン]|
見れば見るほど大きな剣ですね。~
ルミエル様より継承された、~
リベラシオンとはまた違う魅力です!▼~
:[クラン]|
確か文献によると、~
千年前のエレオス大陸の戦争でも~
使用されていたそうですね。▼~
神竜様ではなく、邪竜側で…~
ではありますが。▼~
:[リュール(女)]|
…もしかしたら母さんも、~
この件と対峙したことがあるかも~
しれませんね。▼~
ですが、この剣に罪はありません。~
魔竜族に伝わる、由緒ある剣だと~
ヴァンドレからは聞いています。▼~
:[セレスティア]|
あら、神竜様!~
今、魔竜族と仰いましたか?▼~
:[イドゥン]|
…………▼~
:[リュール(女)]|
セレスティア、イドゥン!~
二人でお散歩ですか?▼~
:[セレスティア]|
はい!~
今日は少し足を延ばして、~
湖畔のほうまで行こうかなと。▼~
:[リュール(女)]|
今、魔竜族に伝わる剣の話を~
していたんです。二人の世界にも、~
このクラドホルグはあったのでしょうか。▼~
:[セレスティア]|
名前は聞き及んでおりますわ。~
凄まじい切れ味の名剣だと。▼~
でも、見たのはこれが初めてです。~
仲間の誰かが持っていたのかも~
しれませんが…▼~
村が襲撃された際、~
ソンブルによって仲間ごと、~
焼かれた可能性が高いかと。▼~
:[イドゥン]|
…セレスティア。▼~
:[セレスティア]|
あっ…~
心配してくださってすみません。~
私は大丈夫ですわ。▼~
むしろ今、こうやって本物を~
拝見できて嬉しい気持ちです。~
イドゥンさんは何かご存じですか?▼~
:[イドゥン]|
いいえ…~
私の世界には、ありませんでした。▼~
でも、この剣がどう使われて~
いたとしても……悪い気は感じません。▼~
神竜のもとで大切にすれば、~
きっと応えてくれるでしょう。▼~
:[リュール(女)]|
ありがとうございます、イドゥン。~
あなたがそう言ってくれると嬉しいです。~
心強い、この世界の相棒ですからね。▼~
折角ですので、~
もう少し鍛錬をすることにしましょう。~
! あっ、剣が倒れそうに……▼~
ひゃああっ!!▼~
:[クラン]|
神竜様!?▼~
:[リュール(女)]|
いたた…!~
すみません。~
転んで足を挫いてしまいました。▼~
:[フラン]|
すぐに治療を……!▼~
…あっ、しまった。今の私は、~
斧しか持っていないんだった!~
ごめんなさい神竜様…!▼~
:[エスリン]|
あの!~
お怪我をされているのなら、~
私が回復いたします。▼~
:[リュール(女)]|
あなたは……▼~
***B [#fffm3snm]
:[エスリン]|
リュール様。
~
その後、お加減は如何ですか?▼~
:[リュール(女)]|
エスリン!~
すっかり良くなりました。~
本当にありがとうございます。▼~
何もないところで転ぶなんて、~
お恥ずかしいところをお見せして~
申し訳ありませんでした。▼~
:[エスリン]|
この様に大きな武器をお持ちでは~
仕方のないことです。▼~
私の夫も、大きな槍を携えていて…~
怪我が絶えないものですから、~
いつもはらはらしているんですよ。▼~
:[リュール(女)]|
そうなのですか?~
ですが、きっと私よりも格段に優れた~
使い手なのでしょうね。▼~
私の世界にも、~
どんな種類の武器でも使いこなす~
頼もしい紋章士がいたんです。▼~
紋章士リーフ…~
私も彼のようになれたら…▼~
:[エスリン]|
リーフ?~
それはユグドラル大陸の、~
レンスター王国のリーフでしょうか。▼~
:[リュール(女)]|
! 仰る通りです。~
もしかして、ご存じなんですか?▼~
:[エスリン]|
はい。リーフは、~
私の息子ですから。▼~
:[リュール(女)]|
えっ。▼~
ええーっ!~
では、エスリンは、~
紋章士リーフのお母様!?▼~
言われてみれば面差しが少し~
似ているような気が!▼~
挨拶がすっかり遅れてしまいました。~
ご子息にはエレオス大陸で、~
たいへんお世話になっております。▼~
:[エスリン]|
なんだか不思議な気持ちです。~
私が知らないあの子と、~
仲良くしてくださっていたのね。▼~
:[リュール(女)]|
仲良く、と言うには烏滸がましいですが、~
不甲斐ない私のことを~
いつも助けてくれました。▼~
見た目は少年のようでありながら逞しく、~
リーフと一緒なら、どんな相手にも~
絶対に勝てると思ったものです。▼~
:[エスリン]|
それは…~
親として誇らしい気持ちです。▼~
:[リュール(女)]|
確かリーフには、~
お姉さんがいらっしゃるのですよね。~
これは仲間から聞いたのですが…▼~
きょうだいの話題になった時に、~
「姉上のために力になりたい」と~
言っていたそうですよ。▼~
:[エスリン]|
うふふ。~
それはアルテナのことね。~
リーフったら……ふふ。▼~
神竜様に対してこんなことを思うのは~
いけないのかもしれませんが、~
こうしていると、▼~
リーフのお友達と話しているみたいで~
うれしい気持ちになってしまいます。▼~
どうかこれからも、~
違う世界で生きるあの子のこと、~
よろしくお願いしますね。▼~
:[リュール(女)]|
はい…!▼~
:[エスリン]|
…………~
ところで、リーフは…▼~
私や夫…キュアンのことは、~
何か言っていたでしょうか。▼~
:[リュール(女)]|
ご両親のことですか?~
私は詳しくは聞いた事が~
ないかもしれません。▼~
ですが、私の仲間たちなら~
何か聞いている可能性がありますので、~
時間をくだされば情報を集めて…▼~
:[エスリン]|
や、やっぱりいいです!▼~
すみません。
~
変なことを聞いてしまって。▼~
:[リュール(女)]|
…?~
エスリン?▼~
:[エスリン]|
あ…ええと。~
リュール様にお手数をおかけしては~
悪いと思いまして。▼~
今言ったことはどうかお忘れください。~
貴重なお話を聞かせていただき、~
本当にありがとうございました。▼~
それでは、また。▼~
:[リュール(女)]|
…どうしたんでしょうか。~
少し、様子が変でした。▼~
***A [#saaaa4n9]
:[シグルド(紋章士)]|
そうか…エスリンと、~
そんな話をしたんだな。▼~
:[リュール(女)]|
はい。~
エスリンとシグルドは、~
きょうだい関係なのですよね?▼~
確かリーフはシグルドの甥だと~
記憶していましたので。▼~
:[シグルド(紋章士)]|
エスリンは、私の妹だ。~
昔は本当におてんばで、~
父上や母上が気を揉むほどだった。▼~
だが、我が友キュアンと結ばれ、~
アルテナとリーフを産んだ後は、~
随分落ち着いた女性となったものだ。▼~
:[リュール(女)]|
彼女は紋章士二人と~
血縁にある稀有な英雄です。▼~
この前…~
様子がおかしかったのも、~
何か深い事情があるのではと思って。▼~
まずはシグルドに話を聞きたいと~
思ったのですが。▼~
:[シグルド(紋章士)]|
頼ってくれて嬉しく思う。~
だが、どうやら今回は、~
私から話をする必要はなさそうだ。▼~
:[リュール(女)]|
え…?▼~
:[エスリン]|
リュール様。~
それから…兄上。▼~
:[リュール(女)]|
エスリン!▼~
:[シグルド(紋章士)]|
その様子だと、~
リュールのことを探していたんだろう?▼~
:[エスリン]|
ええ、リュール様と二人で~
お話がしたくて。~
兄上…よろしいでしょうか?▼~
:[シグルド(紋章士)]|
勿論、問題ないよ。~
私は席を外すことにしよう。~
ではまた。▼~
:[エスリン]|
……すみません。~
せっかく兄上と話されていたのに、~
割り込むようなことを。▼~
この前のことをきちんと、~
説明しておきたいと思いまして。▼~
:[リュール(女)]|
私も、その件でシグルドに~
相談していたんです。▼~
リーフがご両親のことを~
話しているかどうかについて…~
何か事情がおありなんですね?▼~
:[エスリン]|
事情という程のものではありません。~
ただ…~
怖かっただけなんです。▼~
私が、いつまで我が子たちと~
一緒にいられるのか…~
その答えを、知ってしまう気がして。▼~
:[リュール(女)]|
答え、というのは?▼~
:[エスリン]|
私がいつ、あの子たちを置いて~
命を落とすのかということです。▼~
:[リュール(女)]|
! そ、そんな。~
確かに紋章士は自身の運命の~
全てを知ったうえで顕現しています。▼~
ですが、それは見た目の年齢とは~
関係がありません。▼~
紋章士リーフの姿は確かに~
まだ若かったですが、~
例え両親の死を知っていたとしても…▼~
それがエスリンが早逝する未来とは~
必ずしも繋がりませんよ。▼~
:[エスリン]|
いいえ。~
ある程度は、わかっているのです。▼~
兄上やキュアン…~
そして自身が辿る運命のことは。▼~
アスク王国では仕方のないことです。~
以前アルテナと言葉を交わした時に~
知ったのですが、▼~
私は母親として、アルテナと過ごせた~
時間は短かったらしいのです。~
なら、リーフとの時間は、もっと……▼~
母親として、~
そのことを悔やまない日は~
ありません。▼~
:[リュール(女)]|
エスリン…▼~
:[エスリン]|
きっと、私は自分が思っているより早く~
あの子たちのもとを去るのでしょう。▼~
いついなくなるのか。~
どこまで共にいられるのかは…~
怖くて確かめられていないのですが。▼~
だからこの前、リュール様が~
情報を集めてきてくださると仰ったときに~
固辞してしまったんです。▼~
ごめんなさい。~
…臆病ですね、私は。▼~
:[リュール(女)]|
そんなことはありません!~
誰だって、大切な人と離れるのは~
苦しくて、辛いことですから。▼~
言葉にするのは勇気が要るのに、~
話してくれてありがとうございます。▼~
:[エスリン]|
これは私自身の問題です。~
リュール様はどうか今まで通り~
紋章士リーフと接してあげてください。▼~
ただ…一つだけお願いが。~
もし何か決定的な話を聞いても、~
私には伏せておいていただけますか。▼~
:[リュール(女)]|
もちろんです。~
そのことだけは、必ず…約束します。▼~
あの、以前、エスリンは私のことを、~
リーフの友達のようだと~
言ってくれましたね。私は…▼~
今の話を聞いて、何だか、~
私の母さんのことを思ってしまいました。▼~
:[エスリン]|
まあ。~
リュール様のお母君と…?▼~
***S [#w5033mes]
:[リュール(女)]|
エスリンは、~
子と過ごせる時間が短いことを~
悔やまない日はないと言いましたね。▼~
その言葉を聞いて…~
私の母さんも、もしかしたら同じことを~
考えていたのではと思いました。▼~
:[エスリン]|
リュール様のお母君も?~
どのような方だったのですか?▼~
:[リュール(女)]|
母さんは、~
エレオス大陸を統べる神竜王でした。▼~
千年前の戦争で傷を負い、~
長い眠りについてしまった私に~
ずっと力を与え続けてくれて…▼~
そのお陰で私は再び~
目覚めることができたのですが、~
やっと会えた日の夜に、母さんは…▼~
敵の襲撃で、命を落としました。▼~
:[エスリン]|
……そんな。▼~
:[リュール(女)]|
私には、目覚める前の記憶がありません。~
私にとって母さんと過ごした時間は、~
ほんの僅かな時間です。▼~
だからきっと母さんも、~
私に残せた時間が短かったことを~
悔やんだのだろうかと思って…▼~
:[エスリン]|
ごめんなさい。~
私が弱音を吐いたせいで…▼~
リュール様にお辛いことを~
思い出させてしまいましたね。▼~
:[リュール(女)]|
いいえ。私は自分のことばかりで、~
母さんの気持ちに思い至ることが~
できずにいたんです。▼~
ありがとうございます、エスリン。~
あなたが話をしてくれたお陰です。▼~
:[エスリン]|
親の気持ちを慮るお志は~
とても立派だと思います。~
けれど、無理をしていませんか…?▼~
:[リュール(女)]|
…本音を言うと、~
今でもふとした時に~
苦しくなることはあるんです。▼~
母さんはあんなに私を愛してくれたのに、~
私は何も返せなかった…と。▼~
:[エスリン]|
返さなくても良いのですよ。~
親は子が生きていてくれるだけで、~
それ以上何も望まないのですから。▼~
リュール様が無事に目覚められたことが~
神竜王様は何より嬉しかったと思います。~
でも、それでもお辛いと感じるのなら…▼~
その感謝の想いは…口にされると良いです。~
きっと何処かで、リュール様のお母君は~
聞いていてくださいますから。▼~
:[リュール(女)]|
!~
その言葉…▼~
ふふっ。▼~
:[エスリン]|
どうかされましたか?▼~
:[リュール(女)]|
紋章士リーフも同じことを~
私に言ってくれたんですよ。~
二人は、そっくりなのですね。▼~
:[エスリン]|リーフが?~
まあ、そんなことが…▼~
:[リュール(女)]|
彼の中には、~
エスリンの想いが根付いている。~
今はっきりとそう思いました。▼~
これは子の立場からの~
話になってしまいますが…~
過ごせた時間の長さは関係ないと思います。▼~
私は母さんとの時間は短かった。けれど~
過ごせた日のことを、これから何千年も、~
一生、覚えたままでいます。▼~
たとえ過ごせる時間は短くとも、~
あなたが母であった事は…~
子供にとって一生の誇りだと思いますよ。▼~
:[エスリン]|
一生の誇り……▼~
もしも、そうであれば、~
私は嬉しいです。▼~
:[リュール(女)]|
私はこのことを、あの時喪った母さんに~
伝えることは叶いません。ですが、~
エスリンに聞いてもらえてよかったです。▼~
どうか、元の世界に戻ったら~
エスリンの本当の子どもたちと、~
愛する旦那様と…▼~
一緒に話して、お散歩をして、~
ご飯を食べて、家族での時間を~
大切にされてください。▼~
:[エスリン]|
ええ。キュアンと、アルテナと、~
いつかあなたの知る紋章士となる~
リーフに…私の愛の全てを伝えます。▼~
こんなに愛おしいと思っていることを~
何処かに残せることを願って。▼~
:[リュール(女)]|
素敵です。~
私もいつか、そう思えるような~
後継者に逢えるでしょうか。▼~
:[エスリン]|
リュール様には、既に心に決めた方は~
いらっしゃるのかしら?▼~
:[リュール(女)]|
え!?~
ええっと、それは……▼~
:[エスリン]|
うふふ。すぐに答えなくても構いません。~
いつか気が向いたら、~
私に教えていただけると嬉しいです。▼~
リュール様の選んだ方は、~
きっととても素晴らしい方でしょうから。▼~
:[リュール(女)]|
そ、そうですね。~
エスリンとキュアンのように~
仲睦まじい関係になれるよう頑張ります。▼~
:[エスリン]|
リュール様。~
改めてお礼を。▼~
此度は紋章士リーフの言葉や、~
親を想うこの気持ちを教えてくださり~
ありがとうございます。▼~
あなたは紋章士となった兄上、~
そして我が子の大事な方なのです。▼~
あなたの大切な母君の~
代わりには到底なれませんが、~
私にもリュール様を守らせてください。▼~
:[リュール(女)]|
ありがとうございます。~
私も、エスリンを必ず守ってみせます。~
あなたを待つ、子供たちのためにも。▼~
:[エスリン]|
私が元の世界で散る日が来ても~
アスク王国で出会った皆にその報せが~
届くことはないでしょう。▼~
けれど…覚えていてください。~
ここで一時、あなたと共に戦った私のことを。~
一人の、子を想う母親がいたことを。▼~
:[リュール(女)]|
エスリン……▼~
ええ、覚えています。~
元の世界に戻っても、ずっと。▼~
紋章士シグルドの妹君、~
紋章士リーフの偉大なる母、そして…~
私の大切な友人である、あなたのことを。▼~
**宝石の守護者 ジェーデ [#w53msnzo]
***C [#kjk64m0r]
:[ジェーデ]|
ディアマンド様。~
遅くなりましたが、このジェーデ、~
アスク王国に馳せ参じました。▼~
:[ディアマンド]|
歓迎するぞ、ジェーデ。~
こちらの世界でもよろしく頼む。▼~
:[アルフォンス]|
良かったね、ディアマンド王子。~
待ち焦がれた臣下のお出ましだ。~
心から祝福するよ。▼~
:[ディアマンド]|
ありがとう、アルフォンス王子。▼~
:[アルフォンス]|
シャロンも挨拶に来たがっていたけれど、~
生憎都合がつかなくてね。~
お詫びに今度、宴を開くと言っていた。▼~
:[ジェーデ]|
それは…たいへん有難いのですが、~
またの機会でもよろしいでしょうか。▼~
今はまだ、アンバーが~
来ていないようですから。▼~
:[ディアマンド]|
ジェーデ…▼~
:[アルフォンス]|
そうだね。~
では宴は三人揃った時にと~
シャロンにも伝えておこう。▼~
:[ジェーデ]|
ありがとうございます。~
シャロン王女には折を見て、~
私からご挨拶に馳せ参じます。▼~
:[ディアマンド]|
その時は私も同行しよう。~
臣下が傍にいるというのは、~
何とも心強い気持ちだな。▼~
ここに来てすぐの頃は、アルフレッド王子に~
私が寂しがっていることを見抜かれて~
臨時臣下を得たこともあるが…▼~
:[ジェーデ]|
臨時臣下…?▼~
:[ディアマンド]|
アルフォンス王子とシャロン王女が~
束の間、臣下となってくれたんだ。▼~
:[アルフォンス]|
ああ、そうだった。~
懐かしいね。▼~
:[ジェーデ]|
ええと、私の認識違いでなければ、~
お二人とも王族ですが…?▼~
:[アルフォンス]|
その点はディアマンド王子も~
指摘してくれたよ。けれど、~
シャロンが押し切ってしまってね。▼~
:[ディアマンド]|
二人は私の寂しさを埋めようと、~
私の臣下を模倣すると言って…▼~
シャロン王女はジェーデを、~
アルフォンス王子はアンバーを~
真似て行動してくれた。▼~
:[ジェーデ]|
シャロン王女が…私の模倣を?~
畏れ多いです。▼~
ただ…そのことよりも、~
アルフォンス王子がアンバーを~
真似たというのが気になるのですが。▼~
:[アルフォンス]|
あはは。それは…~
僕の口から言うのは気恥ずかしい。~
ディアマンド王子、お願いするよ。▼~
:[ディアマンド]|
行く先々で珍騒動を起こすのは~
無理だと悟ったアルフォンス王子が、▼~
自ら切欠を作ろうと、~
自分で作った落とし穴に落ちていたのだ。~
いつも身綺麗な王子が泥まみれでな…▼~
私の為に申し訳ないと思いながら~
笑いが止まらなかったのを覚えている。~
ジェーデにも見せてやりたがったな。▼~
:[アルフォンス]|
僕は、あの姿を見せることがなくて~
良かったと思っているけれどね…▼~
:[ジェーデ]|
…ふふ。▼~
:[ディアマンド]|
おお。~
近年稀に見るジェーデの大笑いだ。▼~
:[ジェーデ]|
想像しただけでも、素晴らしい光景だと~
理解できます。アスク王国には…~
沢山の愉快事がありそうですね。▼~
:[アルフォンス]|
ああ。ジェーデもこれから、~
アスク王国のことを好きになってくれると~
嬉しいよ。▼~
:[ジェーデ]|
はい…楽しみです。▼~
***B [#nmm40eny]
:[ジェーデ]|
この前の臨時臣下の話…~
とても面白かったわ。~
次の戯話の参考になりそう。▼~
ああいう話を、また聞きたいものだけれど…~
…あら?▼~
:[セレナ]|
よし、買い出しはこれで終わりね!~
まだ時間があるから、~
装飾品でも見に行きましょうよ!▼~
:[ロラン]|
駄目ですよ、セレナ。~
あなたはそう言っていつもいつも、いっつも~
無駄遣いをするのですから!▼~
:[ジェーデ]|
…………▼~
:[ンン]|
え…
?~
な、なんだか怖い顔で~
こっちを見ている人がいるのです。▼~
:[セレナ]|
本当だわ。~
ちょっとあんた、あたしたちに何か用?▼~
:[ジェーデ]|
別に…用は無いの。~
面白そうな気配がして、つい~
目が向いてしまって失礼したわ。▼~
私はエレオス大陸から来た…~
ブロディア王国の騎士、ジェーデ。~
敵ではないから安心して。▼~
:[ンン]|
そうだったのですか。こちらこそ、~
警戒してすみませんでした。▼~
私はンンと申しますです。~
それからこちらは、セレナと、ロラン。▼~
:[ロラン]|
三人とも、イーリス大陸から来た者です。~
以後、お見知りおきを。▼~
:[ジェーデ]|
イーリス大陸…?▼~
では…貴方達はもしかして、~
紋章士ルキナやクロム、ルフレと~
共に戦った戦士…?▼~
:[セレナ]|
そうよ。特にルキナに関しては、~
最初にいた世界からずっと一緒の、~
大事な親友ってところかしら。▼~
:[ジェーデ]|
ルキナ殿には随分世話になったわ。▼~
戦闘での連携技もそうだけれど~
私の書いた物語を読んで、~
沢山笑ってくれたのが思い出深い…▼~
それも、完全に想定外の…~
どこに笑いを見出しているのか~
書き手が苦悩するような箇所で…▼~
:[セレナ]|
あの子の笑いのツボはわけわかんないから~
納得だわ。ルキナったら、紋章士に~
なってもそんな感じだったのね。▼~
:[ロラン]|
ジェーデさんは~
物語を執筆しておられるのですね。~
たいへん興味深いです。▼~
:[ジェーデ]|
ありがとう…~
それで、参考になる話を色々知りたくて。▼~
もしよかったら、何か…~
アスク王国で起こった~
面白い話を聞かせてくれないかしら?▼~
:[ンン]|
面白い話ですか。~
うーん…▼~
:[セレナ]|
ロランの眼鏡が寒暖差で~
割れたことじゃない?▼~
ほらこの前、炎の戦場から~
間髪入れずに雪の戦場に出陣した時、~
突然、パリーン!って音がして…!▼~
:[ロラン]|
ちょっ…セレナ!!▼~
:[ジェーデ]|
ふふっ……▼~
:[ロラン]|
それを言うならセレナだって以前の出陣で~
足を滑らせ、丘陵地のてっぺんから下まで~
お尻で滑り降りていったではないですか!▼~
それがもの凄い速度を叩き出し、~
経路上の敵を全て弾き飛ばしましたよね!▼~
:[セレナ]|
ちょっと!~
言わないでって言ったのに!▼~
:[ジェーデ]|
…ふふふ。▼~
この子たち……~
なかなかの~
才能がありそうだわ……▼~
:[ンン]|
うーん…これは手ごわいですね。~
私の何か爆笑エピソードを提供したいですが~
ここまでのものはありません。▼~
:[ジェーデ]|
考えてくれてありがとう。~
面白いことが難しいなら、~
楽しかったことでも構わないわ…▼~
:[ンン]|
楽しかったこと…!~
それなら、いっぱいあるのです!▼~
***A [#wq402mwn]
:[ジェーデ]|
次は、ンンの楽しかった話を~
聞いても良いかしら…?▼~
:[ンン]|
はい。~
この前お母さんと、特務機関の物資を~
買い出しに行った時の話ですが…▼~
お店のおじさんが、私たちを見て~
「おつかいに来て偉いね」って~
おまけをつけてくれたのです。▼~
でも、私はまだしも…お母さんは~
千年とちょっと生きているマムクートなので~
「ノノのほうがお姉さんなんだよ」って、▼~
急に年上面を始めて、お店のおじさんに~
「おまけしてくれて偉いね」って~
よしよしして帰って来たのです。▼~
頭を撫でられるおじさんが妙に可愛くて…~
私、帰り道はずっとずっと~
笑ってしまったのです。▼~
:[ジェーデ]|
微笑ましい光景だわ。~
ンンのお母君はお若く見えるのね。▼~
聞かせてくれてありがとう。~
それで、おまけは返したの…?▼~
:[ンン]|
いえ、~
お母さんが貰っておこうと言ったのです。~
とっても美味しいお菓子でした。▼~
:[ジェーデ]|
ふふ。~
ちゃっかりしてる…▼~
:[ロラン]|
ノノさんらしいですね。▼~
そうだ、ジェーデさん。ミリエルという~
英雄を見かけたら僕の母ですので、~
何卒よろしくお願いいたします。▼~
:[セレナ]|
あたしの母さんはティアモよ。~
すごく美人だから、見惚れちゃうかも?▼~
:[ジェーデ]|
ロランもセレナも、~
お母君が英雄としてここに?~
すごいわ…▼~
みんな親子二代にわたって武勲を上げ、~
英雄に成ったということよね。~
それは、尊敬に値する武勇だわ。▼~
:[ンン]|
えへへ…ありがとうです。▼~
:[ジェーデ]|
もっと話を聞きたいわ…~
物語の参考にもなりそう。▼~
幼い頃から、ここに来るまで…~
親子でどんな風に過ごして、~
どんな風に活躍してきたの?▼~
:[セレナ]|
えーっと…悪いけど、~
その話は難しいかもしれないわね。▼~
ずっと一緒には過ごしてないの。~
ここにいる母さんとあたしは…~
厳密には、親子じゃないから。▼~
:[ジェーデ]|
…?~
それは、どういう……▼~
:[セレナ]|
あたしの本当の母さんは、~
幼い頃に死んじゃったわ。~
戦争に行って、戻ってこなかったの。▼~
英雄としてここにいるティアモは、~
死んだ母さんの、過去の姿なのよ。▼~
:[ジェーデ]|
え…?▼~
:[ロラン]|
僕とンンも同じです。~
それから、ジェーデさんの知るルキナも。~
みんな元いた世界で両親を喪って…▼~
その後まもなく世界が滅んでしまい、~
僕たちは時間を遡って~
その運命を変えようと戦っているんです。▼~
:[ンン]|
ごめんなさいなのです。~
最初に言えば良かったですが、ここにいる~
お母さんたちは、同じ姿の別人なのです。▼~
本当のお母さんは…英雄ではなく、~
ここに来ることもなく…~
二度と逢うことはできません。▼~
:[ジェーデ]|
…………そう。~
謝るのは、私の方だわ。~
ごめんなさい…▼~
私、物語のためと言って、軽々しく…▼~
:[ロラン]|
いいえ、ジェーデさん。~
僕たちの事情が特殊ゆえ、~
想定するのは無理なことです。▼~
本来であれば未来から時間を遡り、~
過去を変えることなど~
到底あり得ない事象なのですから。▼~
:[セレナ]|
そうそう!~
わかったら、これ以上~
謝るのも気にするのも無し!▼~
折角ジェーデさんが~
話を聞きたいって言ってくれたのに、~
これじゃあ台無しだわ!▼~
:[ンン]|
私、今度は~
ジェーデさんのお話も~
聞きたいのです!▼~
:[ロラン]|
そうですね、人の話を聞くのも良いですが~
話した方が考えを整理されるでしょう。~
物語のためにも、如何ですか?▼~
:[ジェーデ]|
え、ええ。~
皆が良いのであれば…▼~
:[セレナ]|
じゃあ決まりね!~
次はジェーデさんの~
面白い話を聞かせなさい!▼~
:[ジェーデ]|
ええと……そうね。~
あれは私が祖国の武術大会に~
出場した時だったわ……▼~
決勝戦へと駒を進めた局面で…~
私の前には金色の髪の、~
どこか愉快な雰囲気の男が現れて…▼~
それから……▼~
***S [#sr6430me]
:[ジェーデ]|
…………▼~
:[ディアマンド]|
ジェーデ、どうした。~
元気がないようだが。▼~
:[ジェーデ]|
…ディアマンド様。▼~
先日、臨時臣下のお話を伺った後、~
もっと愉快な話があるのではと…~
英雄たちに話を聞いて回っていたのです。▼~
:[ディアマンド]|
成程な。~
それで笑い疲れていたというわけか?▼~
流石はジェーデ。~
余計な心配をしてしまったな。▼~
:[ジェーデ]|
いえ…~
違うのです。▼~
私は、ある英雄たちと出会い、~
貴重な話を聞くことができました。▼~
数々の愉快な話や、~
親子での微笑ましく楽しい話を聞き……▼~
そして、その英雄たちの親は全員、~
戦で亡くなったことを聞きました。▼~
今、英雄として傍にいる親は…~
死んでしまった者とは別の存在なのだと。~
本当の親とは、もう逢えないのだと。▼~
:[ディアマンド]|
…………▼~
:[ジェーデ]|
私は、浅はかでした。▼~
異界であれば、エレオスでは~
聞いたことのない愉快話が聞けるのではと、~
根拠のない期待をしていました。▼~
けれど、それは愉快事ばかりではない。~
エレオスの道理では測れないほどの~
絶望も内包することを…▼~
私は失念していました。▼~
:[ディアマンド]|
…そうか。▼~
:[ジェーデ]|
私は浮かれていたようです、~
浮かれていて、新しい仲間たちに…~
辛い話をさせてしまいました。▼~
皆、とても良い方たちでした。~
悲しい過去を笑って話して…▼~
私に気を遣わせないよう、~
こちらの話まで聞いてくれて。▼~
…………▼~
すみません、ディアマンド様。~
私は…暫く筆を置こうと思います。▼~
:[ディアマンド]|
今は何を書いても~
面白くないということか?~
エレオスで、一度筆を置いた時のように。▼~
:[ジェーデ]|
そういうわけでは…~
ただ、自分への戒めとして…▼~
:[ディアマンド]|
であれば、書け。~
今のその気持ちも全てだ。~
全て、物語の糧としろ。▼~
:[ジェーデ]|
え…!? しかし……▼~
:[ディアマンド]|
悲しむために、彼らに話を聞いたのか?~
糧としなければそれこそ、~
聞いた話は無駄となるぞ。▼~
:[ジェーデ]|
!▼~
:[ディアマンド]|
全てを笑い話にしろと言っているのではない。~
そこから学んだ気持ちを、~
物語へと昇華させろ。▼~
それに…私もいつか彼らと~
同じ気持ちを味わうかもしれない。▼~
亡くなられた父上がこの地に召喚され…~
別人だと知りながらも話をする日が、~
来るかもしれないのだからな。▼~
:[ジェーデ]|
…モリオン様と…?▼~
:[ディアマンド]|
ああ、そうだ。~
会えて嬉しいと思いながらも、あの時喪った~
父上ではないという気持ちに苦しむだろう。▼~
その時はきっと…お前の書いた物語が~
何よりの慰めになるのだと思う。▼~
思わず破顔するような一節で、~
面白可笑しい台詞回しで、~
私は涙を忘れることができる筈だ。▼~
:[ジェーデ]|
ディアマンド様…そんな。~
私の戯話では、力不足かと…▼~
:[ディアマンド]|
そんなことはない。~
お前の言う通り、この世界の闇は深い。~
だが…▼~
そのような世だからこそ、~
お前の書く戯話は輝くのだ。▼~
書き続けてくれ、ジェーデ。~
私がいつかこの心を沈ませてしまった時、~
戦の中で憎しみに囚われてしまった時、▼~
たとえそれが独りの時でも、~
頭の中にあるだけで~
心を引き上げてくれるような…▼~
明るい光のような物語を私に与え続けろ。~
その光があれば、私は先の未来でも~
王として輝き続けられるだろう。▼~
:[ジェーデ]|
…………~
なんという、身に余るお言葉でしょう。~
ありがとうございます。▼~
ですが、畏れながら~
ディアマンド様の予想には~
一つ、欠けているものがあります。▼~
:[ディアマンド]|
? なんだ。▼~
:[ジェーデ]|
アルパカに乗った勇者の存在です。~
彼の一挙手一投足も、貴方様の御心を~
強すぎる光で照らし続けるでしょう。▼~
:[ディアマンド]|
ははは! それは間違いないな。~
調子が戻ってきて何よりだ、ジェーデ。▼~
次の話も期待しているぞ。~
出来上がったらいつでもいい…▼~
一番最初に、私に見せてくれ。▼~
:[ジェーデ]|
はい、仰せのままに。~
ディアマンド様。▼~
**逞しき涙斧 ブシュロン [#bb964mw0]
***C [#g64k9mew]
:[アルフレッド]|
いやあ、喜ばしいね。
~
ついにこの時が……▼~
よく来てくれたブシュロン!~
アスク王国にようこそ!!▼~
:[エーティエ]|
ようこそですわ、ブシュロンさん!▼~
:[ブシュロン]|
ありがとうございます、~
アルフレッド様、エーティエ。~
お出迎えくださって嬉しいです。▼~
:[アルフレッド]|
当たり前じゃないか!~
僕たちはずっと待っていたのだから。~
ブシュロンのことを!▼~
:[エーティエ]|
そうですわ!~
来たと聞いたからには、こうして~
取り囲まずにはいられません!▼~
:[アルフレッド]|
フィレネの国宝たる筋肉も健在のようだ。~
久しぶりに触れても良いかい?▼~
:[ブシュロン]|
ええ、もちろんです。▼~
:[アルフレッド]|
ぺたぺた…ぺたぺた…~
ああ、やはり素晴らしいよ!!▼~
:[エーティエ]|
ずるいですわ、アルフレッド様!~
あたくしも……▼~
…? こちらに誰かが…~
あの方は、レオナルドさん?▼~
:[レオナルド]|
失礼します、エーティエさん。~
盛り上がっているところ悪いのですが、~
そろそろ出撃の時間です。ご準備を。▼~
:[エーティエ]|
! もうそんな時間でしたの?~
すみません。あたくし、~
任務に行ってまいりますわ!▼~
:[シャロン]|
アルフレッドさーん!~
次の出陣についてなのですがー!▼~
:[アルフレッド]|
おっと、僕もお呼びがかかったようだ。~
再会の折にすまない、ブシュロン。~
またゆっくり話をしよう。▼~
:[ブシュロン]|
承知しました。また改めて。▼~
…………▼~
:[ルイ]|
ブシュロンさん。▼~
:[ブシュロン]|
ルイ。~
お前も来ていたのか!▼~
:[ルイ]|
ええ、少し前に。~
また一人、フィレネの同胞が増えて~
僕は嬉しいですよ。▼~
:[ブシュロン]|
特務機関は忙しそうなところなのだな。~
アルフレッド様もエーティエも、~
すぐに招集されてしまった。▼~
:[ルイ]|
お二人はここに来てから~
長いようですので。~
戦力として、ある程度は致し方ないかと。▼~
:[ブシュロン]|
妙な気分だ。~
召喚前も三人一緒にいたから~
ここでの時間に差はない感覚だが…▼~
実際はかなりの時間の差が~
できていたのだな。▼~
:[ルイ]|
わかります。僕もそうですよ。~
セリーヌ様とクロエさんは先に来ていて、~
僕は少し遅れて来たようなのですが…▼~
確認したところ、僕がいない間に~
忍者やら茶会の恰好をした~
様々なセリーヌ様が増えていらした上に、▼~
クロエさんは異界の天馬騎士と~
二人で仲睦まじく兎の恰好をして~
戦っていたそうなんですよ。▼~
:[ブシュロン]|
二人で、兎の…?▼~
:[ルイ]|
まあ、すぐに慣れます。▼~
それに、なかなか良いものですよ。~
いなかった頃の皆さんについて~
思いを巡らせることは…………▼~
:[ブシュロン]|
う、うん…?~
ルイのその思考はよくわからないが、~
色々教えてくれて感謝する。▼~
そうだな、すぐに慣れる。~
俺は俺にできることを積み上げ、~
ゆくゆくは三人揃って出陣するぞ!▼~
***B [#saam4wsm]
:[ブシュロン]|
ふんっ、ふんっ、はあっ!!▼~
ふうっ。~
素振りはこれぐらいにするか。▼~
…あれから、~
アルフレッド様とエーティエと~
話す時間が殆ど取れていない。▼~
俺はここに来て日が浅い。対して、~
二人はかなりの時間を過ごしている。~
実力差による配置の違いもあるのだろう。▼~
だが…二人とも、声をかけても~
すぐに話を切り上げてしまう気がする。~
それにいつも、何か用事があるのだと。▼~
…もしかして、俺と話すのが~
嫌になってしまったのか?~
他に、もっと頼れる誰かができて……▼~
いや! きっとそんなことはない!~
気を取り直して鍛錬の続きだ!~
ふんんっ!!▼~
……あっ。~
斧が、泉に落ちてしまった。▼~
…何もかもうまくいかないな。~
はあ……▼~
…………▼~
:[アクア]|
あなたの落とした斧はこれかしら。▼~
:[ブシュロン]|
うわーーーーっ!?~
泉から人が!!?▼~
:[アクア]|
あなたの落とした斧はこれかしらと~
聞いているの。▼~
:[ブシュロン]|
え!?~
あ、ああ。間違いない。~
拾ってくれてありがとう。▼~
だがその…大丈夫なのか?~
泉の中から現れたが。~
水着ではないようだし、まさか身投げを…▼~
:[アクア]|
泉には自分の意思で入ったの。~
心配は無用よ。▼~
:[ブシュロン]|
そうか。~
なら良かった。~
……良かったのか?▼~
:[アクア]|
あなた、思いつめた顔をしているわね。~
それこそ、あなたの方が~
泉に身を投げてしまいそうなくらい。▼~
心配だわ。~
良かったら、事情を話してみない?▼~
:[ブシュロン]|
申し出は嬉しいが…~
あなたが誰かもわからないのに、~
身の上話など聞かせては申し訳ない。▼~
:[アクア]|
それもそうね。~
私はアクアというの。~
白夜王国…そして暗夜王国の王女よ。▼~
:[ブシュロン]|
王女だって!?~
無礼な発言を失礼しました!▼~
:[アクア]|
気にしないで。~
それより、さっきの様子…~
やはり尋常ではなかったわ。▼~
私もかつて、人に言えない事情を抱え込んで~
随分と仲間に心配をかけたものだから…~
迷惑でなければ、力になりたいの。▼~
:[ブシュロン]|
そうでしたか…~
…では、お言葉に甘えて、お願いします。▼~
申し遅れましたが、俺はブシュロン。~
フィレネ王国の騎士をしております。~
実は、ここに来てからというもの……▼~
:(暗転)|
:[アクア]|
…成程。~
隊の中で自分だけ、~
距離を感じるということね。▼~
:[ブシュロン]|
はい……~
ですが、仲間に相談するのも~
気が引けてしまい……▼~
:[アクア]|
自分で何とか解決をしようって、~
そう思ってしまうのよね。~
理解できるわ、すごく。▼~
けれど、その件に関しては私よりも~
仲間たちのほうが詳しそうね。▼~
私のいた白夜王国でも、主君一人に~
臣下を二人つけるのが習わしだったの。~
彼らに話を聞くのはどうかしら。▼~
:[ブシュロン]|
異界にも同じ形態の隊が?~
それは是非、話を聞けると有難いです。▼~
:[アクア]|
わかったわ。~
声をかけてくるから少し時間を頂戴。▼~
:[ブシュロン]|
ありがとうございます!▼~
:[アクア]|
ところでブシュロン。あなた…~
見えざる斧の会には興味があるかしら?▼~
:[ブシュロン]|
…?~
どんな会だかよくわかりませんが、~
俺が参加してよいものであれば。▼~
:[アクア]|
…見込みがありそうね。~
この件については別途話をしましょう。~
それじゃあ、また声をかけるから。▼~
***A [#dhme0sm4]
:[アクア]|
お待たせしたわね、ブシュロン。~
白夜王国の臣下たちに声をかけて~
何人かに集まってもらったわ。▼~
:[ブシュロン]|
ありがとうございます、アクア王女。▼~
:[アクア]|
皆、自己紹介をお願い。▼~
:[カゲロウ]|
リョウマ様の臣下、カゲロウだ。~
事情はアクア様から伺っている。~
よろしく頼む。▼~
:[ツバキ]|
サクラ様の臣下、ツバキ。~
悩み相談なら、~
完璧にこなしてみせるよー。▼~
:[カザハナ]|同じく
サクラ様の臣下、~
カザハナよ!~
よろしくね。▼~
:[カゲツ]|
そして余はアイビー様の臣下、~
カゲツじゃ!▼~
:[ブシュロン]|
…ん!?~
何でカゲツが混じってるんだ?▼~
:[カゲツ]|
白夜王国の者達と意気投合してのう!~
美味いおにぎりの具など~
議論していたところに…▼~
アクア王女がやってきて、~
ブシュロンが悩んでおる話をされてな。~
心配じゃったので、ついて来た!▼~
:[ブシュロン]|
そ、そうか。~
エレオスの仲間の耳に入ったのは~
少し気恥ずかしいが…心強い。▼~
みんな、よろしく。▼~
:[カゲロウ]|
早速だがブシュロンは~
アスク王国に来てから、~
隊の者と距離を感じるとのことであったな。▼~
特務機関所属後に戦術の変更があり、~
主君が敢えて別行動を~
所望されているということはないか?▼~
:[ブシュロン]|
別行動?~
カゲロウの隊もそういったことが?▼~
:[カゲロウ]|
我が隊の臣下は共に忍。~
基本的に各個人で動く。~
それゆえ戦場以外では別行動が常だが…▼~
ここに来た直後は情報収集のため、~
特に諜報に重きを置いたことがあってな。~
ブシュロンの隊も同様なのではと考えた。▼~
:[ブシュロン]|
一時的な隊の方針変更か…~
生憎、俺は別行動せよとの命を~
賜った記憶はないな。▼~
それに、アルフレッド様とエーティエは~
二人でいるところをよく見かけるし…▼~
:[ツバキ]|
じゃあ、単純に残り二人が、~
すごく仲良しなだけってことはないー?▼~
うちの隊は、サクラ様とカザハナが~
昔からの親友同士だから~
よく二人で一緒にいるよねー。▼~
:[カザハナ]|
そうね。お買い物に行ったり~
甘味処に行ったりしてるわ。でもツバキを~
仲間外れにしてるわけじゃないわよ。▼~
:[ツバキ]|
それはわかってるよー。~
いつも三人でいる必要もないんだし、~
気にせず楽しんできてー。▼~
:[ブシュロン]|
ふむ…親友か。~
アルフレッド様とエーティエがそんな風に~
特別親しいということはない筈だ。▼~
:[カゲツ]|
何か気に障ることでもしたのではないか?~
余はアイビー様の逆鱗に触れた時、~
何日も完全無視されるぞ!▼~
:[ブシュロン]|
気に障るようなことは何も…~
だが、それが一番あり得そうで怖いな。~
俺が気づいていないだけかもしれない。▼~
:[カザハナ]|じゃあいっそのこと、~
剣と剣でぶつかり合って解消はどう?~
悩みの解消には手合わせが一番!▼~
相手の剣を受け止めているうちに、~
考えていることもわかるってものよ!~
試しにあたしと切り結んでみる?▼~
:[ツバキ]|
カザハナ…~
それもう相談じゃなくて~
カザハナのやりたいことだよねー…▼~
:[カゲロウ]|
しかし、一理あるぞ。~
手合わせとまではいかずとも、~
主君と腹を割って話しては如何か。▼~
:[ブシュロン]|
アルフレッド様と?▼~
:[ツバキ]|
確かにねー。~
構成が同じでも結局、俺たちには~
当人同士のこと完璧にはわからないんだし。▼~
:[カザハナ]|
まあ、そう言っちゃうと…~
折角相談してくれたのに、~
元も子もなくて申し訳ないんだけど。▼~
:[ブシュロン]|
いや、皆の言う通りだ。~
ありがとう!▼~
確かに、憶測で考えても仕方ない。~
一度、アルフレッド様と話してみよう。▼~
:[カゲツ]|
うむ! 粉骨砕身!~
当たって砕けろじゃな!▼~
:[アクア]|
…砕けたらだめよ。~
絶対に。▼~
***S [#d640wm70]
:[ブシュロン]|
…アルフレッド様。▼~
:[アルフレッド]|
やあ、ブシュロン。~
どうしたんだい、そんなに改まって。▼~
:[ブシュロン]|
少し、お話をさせていただきたいのです。▼~
:[アルフレッド]|
勿論構わないさ。~
ただ、このあと少し用があってね。~
短い間も良ければ。▼~
:[ブシュロン]|
…………~
やはり…俺は何かアルフレッド様の~
お気に障ることをしたのでしょうか。▼~
:[アルフレッド]|
え…?▼~
:[ブシュロン]|
アスク王国に来てからというものの、~
俺はアルフレッド様やエーティエに~
避けられている気がしまして。▼~
:[アルフレッド]|
! それは……▼~
:[ブシュロン]|
否定されないのですね。~
すみません…その理由もわからぬ俺は~
不甲斐ない臣下です。▼~
ここに来てから、考えておりました。~
俺は元の世界の立場に甘んじ、~
あなたのお傍にい続けるべきなのかと。▼~
エレオスでは、エーティエと共に、~
その役目が自分のものだと信じていました。▼~
ですが、ここにはもっと腕の立つ、~
あなたをお守りするに相応しい英雄が…~
俺以外に、沢山います。▼~
共に来ること叶わなかった俺が~
疎遠となるのは致し方ない事なのでしょう。~
ご迷惑をかけぬよう、これからは離れて…▼~
:[アルフレッド]|
ま、待ってくれ!~
確かに君の言う通り、以前のような~
三人の時間を取れなかったのは事実だ。▼~
だけど君が力不足だとか、~
そういう理由では断じてない。▼~
:[ブシュロン]|
そうなのですか…?▼~
:[アルフレッド]|
ああ。だから離れるなんて言わないでくれ。~
すまない。まさかブシュロンが、~
そんなことまで思って…▼~
…………▼~
:[ブシュロン]|
…!~
泣いておられるのですか…?▼~
:[アルフレッド]|
臣下に…いや、大切な友人に、~
辛い思いをさせた自分が不甲斐なくてね。▼~
ブシュロンは、本当に悲しい時には…~
泣かないんだね。▼~
:[ブシュロン]|
…………▼~
:[アルフレッド]|
申し開きはたくさんあるのだけれど、~
ちょっと…~
ちょっと待っていてくれ、ほんの少し。▼~
…すー…▼~
エーティエーーー!!!!~
計画は変更だ!~
決行は今、この時にしよう!!▼~
:[エーティエ(姿なし)]|
承知しましたわー!!▼~
:[ブシュロン]|
ん? エーティエの声?~
な…なんだ?~
すごい荷物を持って走ってきたぞ…!?▼~
:[エーティエ]|
はあ、はあ……よいしょっと!~
とりあえず今集まっている分は、~
全部運んでまいりましたわ!!▼~
並べる時間はありませんが、~
よろしいですわね!?▼~
:[アルフレッド]|
ああ。この花だけ持って、~
言葉を言ったら看板の布を外す。~
それでいこう。せーの!▼~
ブシュロン!!~
改めてアスク王国へようこそ!!▼~
:[エーティエ]|
これより!~
歓迎会を行わせていただきますわ!▼~
:[ブシュロン]|
え……!?▼~
:[エーティエ]|
こちらアスク王国のお菓子に筋肉増強剤、~
ブシュロンさんのお好きそうなお水や~
釣り竿なんかも用意しましたの!▼~
:[アルフレッド]|
本当にすまない、ブシュロン!~
実は君が来てからずっと、~
内緒で歓迎会の準備をしていたんだ。▼~
でもそのせいで、ブシュロンに~
さみしい思いをさせていたなんて…!▼~
:[エーティエ]|
ごめんなさい。~
驚かせようとこっそり動いていて、~
不安にさせてしまいましたわね。▼~
:[ブシュロン]|
アルフレッド様、エーティエ…~
そういうことだったのですか。~
なのに、俺ときたら……▼
~
:[アルフレッド]|
不甲斐ない臣下だとか言っていたが、~
そんなわけないだろう!~
大切でなければ、こんなことはしない!▼~
全てはブシュロンに、~
これからもずっと傍にいて欲しいから…~
君に喜んでほしいからしたことなんだ!▼~
:[エーティエ]|
それから、朗報がありますの。~
アンナ隊長に交渉して、あたくしたち~
同じ部隊での任務が決まりましたの!▼~
またエレオスでの時のように~
三人揃って戦えますのよ!▼~
:[ブシュロン]|
ほ、本当か!~
交渉をしてくれてありがとう、エーティエ。~
ありがとうございます、アルフレッド様…!▼~
勘違いをしてすまない。~
ううっ!!▼~
:[アルフレッド]|
あはは、感激した時は~
すぐに泣くんだね、ブシュロン!~
僕も、もらい泣きしてしまいそうだ!▼~
:[エーティエ]|
なんだかあたくしも、涙が…!!▼~
:[ブシュロン]|
俺は幸せ者だ!~
うおお…!▼~
:[アクア]|
…………▼~
ええと。~
心配して見に来たけれど、~
これは…解決したということかしら。▼~
:[ツバキ]|完璧に、そうですねー。
~
俺たち来る必要なかったかもー?▼~
:[カザハナ]|
あはは。~
三人で、団子になって号泣してる。▼~
:[カゲロウ]|
仲睦まじくて良い隊ではないか。▼~
:[カゲツ]|
うむ。意気消沈しておったら、~
「きっす」でもして励ましてやろうと~
思ったが…必要なさそうじゃ!▼~
これにて一件落着じゃな!~
余たちも歓迎会に乗り込もうぞ!~
ブシュローーン!!▼~
:[ブシュロン]|
! 皆も来てくれたのか。~
ありがとう……~
これも全て、皆のお陰だ▼~
このブシュロン、アスク王国でも~
大切な主君…そしてかけがえのない~
仲間たちの為に、この斧を捧げよう!▼~
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