目次

地名

アスク王国 / エンブラ帝国
[Askr / Embla] 北欧神話における最初の人間の男女の名で、アスクが男性、エンブラが女性。
この二人がすべての人間の祖先とされる。聖書のアダムとイブに相当。(名前が若干似てるのは偶然で、語源は全く異なる)
ニフル / ムスペル
[Nifl / Muspel]北欧神話の9つの世界・3つの層の最下層に属する二国、極寒の地ニヴルヘイム(Niflheimr)と火の国ムスペルヘイム(Muspellzheimr)が由来か。
ニヴルヘイムは世界樹の根の一つが伸びているが、常に氷に覆われており、逆にムスペルヘイムは炎が燃え上がる熱く明るい土地で、その地に生まれた者以外には近づくことも出来ないという。
  • ムスペルヘイムに棲み、ラグナロクで神々と戦った巨人の一族を「ムスペル」と称する文献も存在する。
  • 「ニフルの氷花」「ムスペルの炎花」もこれが由来と思われる。
  • 異伝4での会話の通り「9つの世界」「死の国」からすると北欧神話が由来であるとするのが妥当か。死の国の元ネタであろう「ヘルヘイム」は、北欧神話においてはロキが治めているとされる。
ヘル
[Hel]北欧神話の9つの世界の一つ・ヘルヘイム(Helheim)から。
ユグドラシルの地下にある死者の国、いわゆる冥界であり、ヘルが統治している。
ミズガルズ
[Midgard]北欧神話の9つの世界の一つで、人間が住まう領域。「中央の囲い」を意味し、このため「中つ国」とも呼ばれる。
アルフ / スヴァルトアルフ
[Alfheim / Svartalfheim]9つの世界の一つである光の妖精の国アルフヘイムと闇の妖精の国スヴァルトアルフヘイムから。
ニザヴェリル
[Niðavellir]9つの世界の一つにも数えられる小人族の世界。
ヨトゥン
[Jotunheim]巨人族が暮らす世界。ミズガルズの人々やアースガルズの神々の脅威とされていた。
ユーミル
[Ymir]北欧神話『スノッリのエッダ』に出てくる巨人。
「ユミル」の表記もあり、「新・暗黒竜と光の剣」「新・紋章の謎」にも同名のキャラが登場している。
ヴァナ
[Vanaheimr]ヴァン神族がすむ世界。

人名

エクラ
日本語版でのプレイヤーのデフォルト名。 これが由来と断定はできないが、フランス語・英語に「éclat」という単語がある。
フランス語では「輝き」「鮮やか」、英語では「華々しさ」「喝采」「誇示」という意味を持つ。
フィヨルム
[Fjörm] 北欧神話の九つの世界の最下層、極寒の地ニヴルヘイムを流れる河川の名前。
フヴェルゲルミルという泉から流れる川の一つで、同じ水源を持つ11の川の総称が「エリヴァーガル(Élivágar)」である。
スリーズ
[Slíðr] 妹フィヨルムの名前と同様、エリヴァーガルの11の川の一つを由来に持つ。
海外版での名前「Gunnthrá」も、同じくエリヴァーガルの一つである。
スルト
[Surtr] 北欧神話に登場する巨人で、その名は「黒」「黒い者」の意を持つ。
神々の黄昏ラグナロクにおいて、軍団を率いてアスガルドを襲い、豊穣の神フレイを倒し、放った炎で世界を焼き尽くしたという。
レーヴァテイン
[Lævateinn] 北欧神話での武器の名前。一般的には剣とされるが、どんな武器か明らかにした話がなく、槍、矢、細枝という説もある。
この武器で世界樹の頂にいる雄鶏ヴィゾーヴニルを殺せるが、入手するにはそのヴィゾーヴニルの尾羽が必要という、堂々巡りの謎かけが有名。
  • 「ヴィゾーヴニル(Víðófnir)」には様々な日本語表記があり、「聖魔の光石」に登場する槍「ヴィドフニル」もその一つ。
    本作でも、ターナが所持する武器として登場している。
ロキ
[Loki] 北欧神話の姦計と知略の神。名前は「閉ざす者」「終わらせる者」という意味で、狡猾で悪戯好きとされる。
美しい外見とは裏腹に邪悪な気質を持ち、得意の変身術も駆使して他者を陥れたり、謀殺したりしている。
数多の神話伝承に登場しており、神々の黄昏ラグナロクでは巨人族を率いて出陣、オーディンらアース神族と敵対したという。
  • 異名の一つ「ロプト」は「聖戦の系譜」に登場する教団組織に、彼の妻シギュンは同作の主要人物・ディアドラの生母の名前に採用されている。
レーギャルン
[Lægjarn] 「悪を愛する者」「狡猾な」の意。前述の武器レーヴァテインを収める匣に、この名が付いている。
ヘルビンディ
[Helbindi]ロキの兄弟とされており、本作での装備品「ビューレイスト」も同じくロキの兄弟とされている。「ヘルブリンディ」などの日本語表記あり。
ユルグ
[Ylgr]エリヴァーガルの項参照。
メニヤ
北欧神話に登場する巨人の女奴隷。北欧神話ではフェニヤとセットで描かれるため、おそらくヘルビンディの家族にはフェニヤという人物もいるのではないかと思われる。
願ったものを生み出すと言われる石臼を不眠不休でひき続けさせられ、雇い主を(石臼からひき出した)軍勢で殺し、石臼を乗せた船を塩の重量で沈めたとされる。
フリーズ
[Hríd]エリヴァーガルの項参照。
エイル
[Eir] アース神族の女神、ヴァルキュリアのひとり。古ノルド語で「援助」や「慈悲」 という意味がある。
リーヴ / スラシル
[Líf / Thrasir]ラグナロクのあとに生まれた男女「リーヴ」と「リーヴスラシル」より。
トール
[Thor]北欧神話の中でもとりわけ有名な雷神で、鎚「ミョルニル」を扱うことで知られる。
ミョルニルには「トールハンマー」という呼称があり、FEでもイシュタルが持っている魔法としても登場している。
原子番号90の元素「トリウム」や木曜日の「Thursday」に名前がとられている。
アルフォズル
[Alfaðör]要するにオーディンのこと。オーディンには数多くのあだ名がつけられており、アルフォズルの他にも例えば片眼の英雄(ハール)などがある。実際FEに登場するハールも眼帯をしていて片眼しか見えていない。
ピアニー
[Peony]
フロージ
[Frodi]フレイの別名。海外版では「Freyr」となっている。
スカビオサ
[Scabiosa]
プルメリア
[Plumeria]
フレイヤ
[Freyja]フレイの双子の妹とされるヴァン神族の女神。別称に「ヴァンたちの女神」という意味の「ヴァナディース」(Vanadis)がある。
原典ではスヴァルトアルフとの関連性はない。
ルピナス
[Lupinus]
レギン
[Regin]ドヴェルグの男性でフレイズマルの三男。元ネタでもファフニールおよびオッテルを兄に持つ。シグルドの剣グラムを鍛えた鍛冶師であった。
オッテル
[Ótr]フレイズマルの次男。
ファフニール
[Fafnir]フレイズマルの長男。黄金に目がくらんで父を殺し、竜の姿になって黄金を守ったが、グラムを携えたシグルドに倒された。
エイトリ
[Eitri]小人族の職人。ブロックとの兄弟職人であった。(ブロックは下記「魔銃ブロック」参照)
ダグ
[Dagr]北欧神話における昼の神であり、昼の神格化とされる。
ノート
[Nott]北欧神話における夜の神であり、夜の神格化とされる。
フヴェル
ニフルの会話内でたびたび言及している、ニフル王国の初代王。
[Hvergel]ニフルヘイムにある泉「フヴェルゲルミル」から。エリヴァーガル11河川の源泉とされる。
アールヴリック/ドヴァリン/ベルリング/グレール
ニザヴェリルの過去の魔道科学者として言及されている人物。
[Alfrik / Dvallin / Billingr /Grer] 「ソルリの話」においてオーディンの宮殿の近くに住んでいたとされる、4人の小人族。優れた技術者であったという。ブリーシンガルの首飾りも彼らの手によるもの。
アシュ
[Ash]
エルム
[Elm]
レティシア
[Letizia]
ガングレト
[Ganglöt]ヘルの召使いの女性。
ニョルズ
[Njord]ヴァン神族からアース神族の一員となった神。
フレイ・フレイヤの父。
セイズ
[Seidr]グルヴェイグが使う魔法のひとつ。
ヘイズ
[Heidr]グルヴェイグの偽名。
グルヴェイグ
[Gullveig]ヴァン神族の女神。ヴァン神族とアース神族との間に起こった「ヴァン戦争」を引き起こしたとされる。
ネルトゥス
[Nerþuz]

武器

第一部より実装

フォルクヴァング
[Fólkvangr] 北欧神話の地名から。女神フレイヤの宮殿の名前。
愛と豊饒の女神であり戦神でもある彼女は、この城の広場で、戦死した勇敢な戦士を選び取るらしい。
フェンサリル
[Fensalir] 北欧神話における、女神フリッグの宮殿の名前。
歌謡集「エッダ」によると、主神オーディンの正妻の座所らしく、喩えようもなく豪華な場所だという。
ノーアトゥーン
[Nóatún] 北欧神話の海神ニョルズの屋敷の名。
船や港、貿易、漁業に関係が深い神らしく、「港」「船のつく地」を意味する名である。
エリヴァーガル
[Élivágar] 北欧神話に登場する川の名前で、正確には11の川の総称。
九つの世界の下層にある極寒の地ニヴルヘイムを流れており、凍りながら北のギンヌンガガプ(巨大で空虚な裂け目)へ至る。
一緒に流れる泡に毒気が含まれており、神々の敵である霜の巨人も、ここで出来た霜から生まれたらしい。
  • 11の川の中に、2部に登場するキャラクターの名前「フィヨルム」や彼女の武器「レイプト」もある。また、フィヨルムの家族「スリーズ」「フリーズ」「ユルグ」及びユルグの専用武器「スュルグ」、フリーズの専用武器「ギョッル」もエリヴァーガルの川の1つである。
ヴラスキャルヴ
[Valaskjálf] 北欧神話の主神オーディンの宮殿の名前。
神々が作った物で輝く銀に覆われており、オーディンはこの宮殿にある高座フリズスキャールヴから全世界を見渡したと言われる。
ゲイルスケグル
[Geirskögul] 北欧神話の戦乙女(ヴァルキューレ、ヴァルキュリア)の一人。
歌謡集「エッダ」の最初の一編かつ最も有名な「巫女の予言」にも登場しており、「槍の戦」という意味を持つ。
ウルズ
[Urðr, Urthr] 北欧神話における運命の女神ノルニル(複数形、単体ではノルン)の一人。三姉妹の最年長で「過去」を司る。
浄化作用を持つウルズの泉の水で世界樹ユグドラシルの樹精を保ちつつ、木片にルーン文字を刻み、運命を決定するとされる。
グリモワール
[grimoire] フランス語で「魔術の書物」の意。中世から近代にかけてのヨーロッパで、識字層の間で流布した魔術書を指す。
「ソロモンの鍵」のように儀式で悪魔などを呼び出して願いを叶える物から恋愛成就といったおまじないの類まで、内容も多種多様。
ちなみにEchoesにも「グリモワール」というアイテムが登場しているが、こちらは指輪であり、また本作でこの武器を所有しているノノの出典は覚醒なのでおそらく何の関係もない。
ファーストバイト
[first bite] 『目指せ玉の輿 シャーロッテ』の初期習得武器。
結婚披露宴において、ケーキカットの後に新郎新婦がケーキをお互いに一口ずつ食べさせ合うというセレモニーのこと。

第二部より実装

レイプト
[Leiptr] 極寒の地ニヴルヘイムを流れる11の川「エリヴァーガル」の一つ。(エリヴァーガルについては前述)
水源はフヴェルゲルミルの泉で、同じエリヴァーガルの一つ「フィヨルム」も水源を共にする。
セック
[Þökk (Thökk)] ロキ(下記参照)が変装した女巨人。
光の神バルドルが殺害された折、死の国の女神ヘルは「全世界の者が彼のために泣いているなら生き返らせる」と約束した。
だが彼女一人が泣かなかったためにバルドルの生還は叶わず、やがては神々の黄昏ラグナロクに繋がってゆく。
シンモラ
[Sinmora, Sinmara] スルト(下記参照)の妻。
古ノルド詩「フョルスヴィーズルの言葉」によると、武器レーヴァテイン(後述)は彼女が保管しているとされる。
ブリザード
[Blizzard] しばしば雪が降っている現象として描かれがち(蒼炎の軌跡などでも激しい降雪のアニメーションが見られる)だが、実際には地吹雪と呼ばれ、地面にある雪が強風で舞い上がり視界不良になる現象である。そのため雪は降っていない
雪が降った時は、ブリザードが発生していても天候はである。
なお、ブリザードという武器自体は「聖戦の系譜」「トラキア776」「蒼炎の軌跡」「暁の女神」で風の遠距離魔法として登場していた。
グラーティア
[Gratia] ラテン語で「恵み、好意、感謝」といった意味がある。
カサブランカ
[(Lilium) Casa Blanca] ブーケや贈り物として人気があるユリの品種。「ユリの女王」とも称される。
封印の剣のマーカス←→リリーナの支援、「極寒の高地にしか咲かぬ白い花、奥さまの好きだったその一輪をたずさえて」が元ネタと思われる。
  • 実在するカサブランカは、近畿地方の緑地に生えるヤマユリと鹿児島県口之島固有種のタモトユリの交配種。
    1970年代にオランダで作出された、いわゆる園芸品種(栽培種)である。
ニーウ
[Níu]アイスランド語で「9」を意味する。北欧神話のレーギャルンは9つの鍵がかけられているため、この名称になったと思われる。
フギンの魔卵 / ムニンの魔卵
[Huginn / Muninn] フギンとムニンは、北欧神話に登場するオーディンに属するカラス。フギンは「思考」、ムニンは「記憶」を意味する。
なお小笠原諸島の植物には「ムニン」と名がつくものが多いが、これは「無人島」を意味する「無人」であり、フギンと対にならないのでこれは由来ではないと思われる。
フリズスキャルヴ
[Hliðskjálf]全世界を視界にとらえることができるといわれるオーディンの高座。
ビューレイスト
[Býleistr]ロキの兄弟とされており、本作での装備者「ヘルビンディ」も同じくロキの兄弟とされている。
愛のケーキサーバ
[(Cake) Server] サーバといえば特にソシャゲにおいてはゲームデータの統括に必要な機器であるが、この他にも「取り分けの際に必要な食器」という意味がある。
花嫁イベント、ケーキサーバということで、「ウェディングケーキを切った後」「各人に取り分ける」ための食器であろう。
スクルド
[Skuld]
トリレンマ
[trilemma] 3個の相反する前提で思い悩むこと。有名な言葉「ジレンマ」がdi+lemma(2個+前提)という成り立ちであるように、トリレンマもtri+lemma(3個+前提)という成り立ちであり、相性激化の追加効果も三すくみを意識しているものと思われる。
夢幻の書 / 泡影の書
それぞれ『夢幻の花 カミラ』『幼き歌姫 アクア』の専用武器。
合わせると「夢幻泡影(むげんほうよう)」という仏教に関連する言葉になる。夢、幻、泡、影、いずれも儚いものであることから、生や世の儚さを例える言葉として使われる。
ギョッル
[Gjöll]エリヴァーガルに含まれる11の川の中でもとりわけ重要な川で、この川はニヴルヘイムとヘルヘイムを分ける川として描かれている。

第三部より実装

リフィア
[Lyfjaberg]エイルが住む山の名前から。
セクヴァベク
[Sökkvabekkr]アース神族の女神サーガが住む宮殿の名前から。
イーヴィングル
[Ífingr]アースガルズとヨトゥンヘイムを隔てる川の名前から。
グリトニル
[Glitnir]「輝けるもの」を意味し、フォルセティの住まう宮殿とされている。
諍いを持ち込んだ者がこの場で全員和解して帰るため、「最高の法廷」とされている。
セーフリムニル、エルドフリムニル
[Sæhrímnir / Eldhrímnir]セーフリムニルは北欧神話に登場するイノシシ。どれだけ肉を食べられても夕方にはもとに戻るとされる。セーフリムニルは、アンドフリムニルという料理人により、エルドフリムニルという鍋で調理されるのだという。
ギャッラルブルー
[Gjallarbrú]ギョッル川に架かる橋。単に「ギョッル橋」とも呼ばれる。
光の神であるバルドルが殺されてヘルヘイムに連れ去られたとき、彼を取り戻すためにこの橋を渡ることになる。黄金の橋で、作中きっての目立つ建造物らしい。
サングリズル
[Sanngriðr]北欧神話のヴァルキュリアのひとり。
ヴァフスルーズニル、メグスラシル
[Vafþrúðnir / Mögþrasir]ヴァフスルーズニルは物知りな巨人。オーディンはヴァフスルーズニルから知識を得るため知恵比べをし、ヴァフスルーズニルを打ち負かす。
途中で首を賭けることになったため、ヴァフスルーズニルは最終的に死んでしまう。
この知恵比べの過程で出てくる言葉としてメグスラシル、アウルゲルミル(ifで登場する斧)が登場する。
メグスラシルの正体ははっきりしていないが、一説にはノルン(ウルズ、スクルド、ヴェルザンディ)の親ではないかとされている。
ヴェルザンディ
[Verðandi]運命の女神ノルンのひとり。「現在」を意味する。
メランコリー
[melancholy]憂鬱の意。うつ病のことを指すこともある。メランコリア等の日本語表記あり。奥義発動可能の炎マーク(興奮状態)が沈んでいく様はまさにメランコリーといえよう。

第四部より実装

タングリスニ
[Tanngrisnir]トールが所有する魔法のヤギのこと。もう一匹はタングニョースト(Tanngnjóstr)という。
ランドグリーズ
[Randgríðr]北欧神話のヴァルキュリアのひとり。「盾を壊す者」の意味があり、重装特効はそこからきているものと思われる。

第五部より実装

リュングヘイズ
[Lyngheiðr]フレイズマルの娘の名で、レギンの妹にあたる人物。
ロヴンヘイズ
[Lofnheiðr]同じくフレイズマルの娘の名で、オッテルの妹であった。
フリスト
[Hrist]ヴァルキュリアの一人で「とどろかすもの」「震える者」を意味する。
フレイズマル
[Hreiðmarr]小人族の魔法使いで、ファフニールやオッテル、レギン、リュングヘイズ、ロヴンヘイズの父親であった。
シャールヴィ
[Þjálfi]アースガルズに住む人間の女性。
  • 表記ゆれの「シアルフィ」は「聖戦の系譜」においてユグドラル大陸のグランベル6公爵家のひとつに名称が使用されている。
スキンファクシ
[Skinfaxi]ダグが騎乗する馬。
フリムファクシ
[Hrímfaxi]ノートが騎乗する馬。
魔銃ブロック
[Grim Brokkr]ドヴェルグ兄弟のエイトリの弟。

第六部より実装

ケルムト
[Körmt]トールがユグドラシルのそばの裁きの場に判決を下しに行くときに毎日渡っている川。
「守り」という意味があり、エルムト(枝分かれするもの)と対になっている。
ゲイルドリヴル
[Geirdriful]北欧神話にみられるヴァルキュリアのひとり。「槍を投げる者」の意。
エリューズニル
[Éljúðnir]ニフルヘイムにあるヘルの居館。ヘルの使用人であるガングレトやガングラティも暮らしていた。

第7部より実装

ナーストレンド
[Náströnd]北欧神話における死者の世界のこと。

闘技場の称号

階級ごとの称号は、シリーズ作品に登場する騎士団や将軍職等の名称に由来する。

階級称号名称の由来出典元
階級称号名称の由来出典元
1見習い騎士第七小隊アリティア王国騎士団の一部隊新・紋章の謎
2白騎士団マケドニア王国の飛兵部隊暗黒竜と光の剣・紋章の謎
3竜騎士団マケドニア王国の竜騎士団
4ブラックナイツグルニア王国の騎士団
5ランスリッターレンスター王国の騎士団聖戦の系譜
6グリューンリッターシアルフィ公国の聖騎士団
7ヴァイスリッターグランベル王家直属の近衛騎士団
8弓軍将エトルリア王国の三軍将になぞらえて、
クラリーネがクレインを呼称したもの
封印の剣
9魔道軍将エトルリア王国の三軍将の一つ封印の剣・烈火の剣
10騎士軍将
11大軍将
12三竜将ベルン軍の頂点である三人の将軍封印の剣
13八神将人竜戦役において神将器を扱った戦士たち封印の剣・烈火の剣
14帝国六将グラド帝国軍の要である六人の将軍聖魔の光石
15四駿デイン王国軍の中でも特別な四人の将軍蒼炎の軌跡・暁の女神
16神使親衛隊ベグニオン帝国の歴代神使に仕える聖天馬騎士親衛隊
17十二魔将(※)神話時代にグラン共和国を滅亡させたロプト教団の戦士たち聖戦の系譜・トラキア776
ギムレーが操る屍兵の中でも強力な十二体覚醒
18白夜の血族白夜王国の王族if
19暗夜の血族暗夜王国の王族
20神祖竜白夜王族や暗夜王族等の祖先と言われている竜

(※該当単語が登場するシリーズ作品が複数あるので併記する)

飛空城の称号

階級称号名称の由来
階級称号名称の由来
1~5トロポス対流圏(troposphere)
6~10ストラトス成層圏(stratosphere)
11~15メゾス中間圏(mesosphere)
16~20テロモス熱圏(thermosphere)
21~30エグゾス外気圏(exosphere)
31~アースガルズ
トロポス(対流圏)
地表から0~11kmまでの高度のこと。一般に雲ができやすい領域とされている。
対流圏の中でも地表から0~1,2kmのあたりを大気境界層、1,2km~11kmのあたりを自由大気層といって区別する。
大気境界層は地層表面の影響(海水であるとかアスファルトであるとか)を受けやすいが、自由大気層ではそういった影響は受けない。
ストラトス(成層圏)
地表から11~50kmまでの高度のこと。一般にオゾン層がある領域とされている。
オゾン層は生物にとって有害な紫外線を吸収することで知られ、フロンガスによる破壊による環境問題は召喚士の皆様もご存知だろう。
また、成層圏内では高度が上昇するに従い温度が上昇するという性質もある。
余談だがオゾン自体は腐食性が高く有毒で、光化学スモッグの原因の物質でもある。
メゾス(中間圏)
地表から50~80kmまでの高度のこと。「中間圏」の名の通り、成層圏と熱圏の中間にあたり、成層圏・熱圏とは逆に高度が上昇するに従い温度が下降するという性質がある。
温度の低いところでは-90℃にも達すると言われている。
ここでも紫外線の吸収自体はあるが、オゾン層の紫外線の吸収とは反応が異なり、原子や分子が電子を放出するため大気が電離する「電離層」が発生している。中間圏にはD層と呼ばれる電離層がある。太陽フレアの影響を受ける「デリンジャー現象」はこのあたりの電離層の異常が原因で発生する。ただしここの電離層は、より上の層(熱圏などに発生するE層やF層)と異なり昼間にしか発生しない。
テロモス(熱圏)
地表から80~800kmまでの高度のこと。
このあたりでは太陽からの電磁波などを吸収し大気の電離が中間圏より活発になるため温度が非常に高くなる。
また活発な電離は有名な光現象の「オーロラ」を引き起こすとされている。
メゾスの項でも述べたがここには電離層のE層、F層があり、電波通信において重要な役割を果たしており、ラジオ通信などに異常をきたす「スポラディックE層」のE層とはこのE層のことである。
なお、地表から100kmあたりを「カーマン・ライン」と呼び、ここから上を宇宙空間とする定義もある。つまり、熱圏の中でもごく一部を除いては宇宙空間ともいえる。
この他、人工衛星が周回する領域も含まれており、多数の人工衛星が存在する。また、国際宇宙ステーションはこの層(400kmあたり)にある。
エグゾス(外圏)
地表から800~10000kmまでの高度のこと。
一応扱いの上では大気圏ではある。
大気はほとんどが電離していて、また宇宙空間へと流出していく原子も多い。
もちろんこの層にも人工衛星はあるが、いわゆる静止衛星と呼ばれるものは更に外側(約36000km)を周回している。
アースガルズ
[Ásgarðr]アース神族の住む王国。

会話

「私は以前、松の木で戦ったこともある…」
戦渦の連戦「新たな年を拓く者」でのアクアのセリフより。
『if』には「松の木」という、命中が低いが威力が高い武器があり、原作では技の成長率の高かったアクアに持たせるというプレイヤーも少なからずいた。
「儚げなヒロインが木を振り回す」という光景がシュールだったからか、原作プレイヤーの間ではしばしばネタにされる。

その他

ラウア、ブラー、グルン
それぞれ赤、青、緑の魔導書の名前に付く接頭語。
[rauðr] [blár] [grœnn] 古ノルド語でそれぞれ「赤い」「青い」「緑の」を意味する形容詞。
英語版ではラウアとブラーは同じスペルが使われているが、グルンのみ[gronn]という表記になっている。
インファナル、アビサル
本作から初登場となる難易度表記。
[infernal] 「ひどい」「地獄のような」「極悪非道」といった意味がある。
[abyssal] 「abyss」+「al」という成り立ちのように、「深淵の」「奈落の」といった意味がある。難易度からして奈落の底、とでも言うべきだろうか。
言語を中国語に変更すると、インファナルは「地獄」、アビサルは「深淵」と表記されている。
ブレイザブリク
召喚師=プレイヤーが持っている神器。
[Breiðablic] 北欧神話の光の神バルドルの館で、その場所には災いがないとされた。
また「スノッリのエッダ」では、ここより美しい場所はないと述べられている。
第二部一章1~4節のタイトル
北欧神話の「ラグナロク(Ragnarök、神々の黄昏)」に着想を得たと思われる。
グリンカムビの角笛
グリンカムビ[Gullinkambi]は世界樹ユグドラシルの頂にとまっている鶏。
ブリーシンガルの首飾り
[Brisingamen]北欧神話の女神フレイヤが持つ首飾りのこと。
グリンブルスティ
[Gullinbursti]フレイが乗り物として使っていた黄金に輝く猪。ブロックとエイトリがロキとの賭けにおいてドラウプニルやミョルニルとともに鍛造した神器の一つであるらしい。
ヤールングレイプル
「扉を壊す神器」。
[Járngreipr]トールが所持する「鉄の手袋」。ミョルニルを掴み損じないためにはめているという。
グラム
[Gram]シグルドの愛剣。竜化したファフニールを討伐した武器である。

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Last-modified: 2023-03-16 (木) 20:38:52