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**オープニング [#nefd0ea3]
~~ 第17章 黎明 ~~
***鷹王、動く [#j9fd48fb]
(暗転、フェニキス城)
:[ティバーン]|
……▼
:[ニアルチ]|
…で、ありまして……▼~
タナス公爵の館から~
脱出を果たされたリュシオン様は、~
無事セリノスの森へ逃れられたようです。▼~
ただ…タナス公爵が~
リュシオン様を捕獲するための部隊を編成し~
森に突入したとの報告もございまして…▼~
もはや、一刻の猶予もございません。▼~
【タカ王】ティバーン様のお力をもちまして、~
“ニンゲン”どもを出し抜き、~
リュシオン様をお救いいただきたく…!▼~
どうか、どうか、~
よろしくお願い致します!▼
:[ティバーン]|
……ネサラは、~
どうして来ない?▼
:[ニアルチ]|
…その……我が王は~
こちらに姿を現すわけには~
いきませんので…その……▼
:[ヤナフ]|
どういううことだ、じいさん!?▼~
キルヴァス王は【白の王子】の~
ご友人なんだろ?▼
:[ニアルチ]|
いえ…なんと申しますか…~
ふ、複雑な事情がございまして……▼
:[ティバーン]|
どんな事情かは知らんが、~
リュシオンの身に何かあったら…~
ただではおかんぞ。▼
:[ニアルチ]|
い、いえ、その!~
その点は心配ありません。▼~
タナス公爵の美術品に対する~
執着は異常ともいえるほど…▼~
それゆえ、リュシオン様に~
危害を加えるどころか▼~
まともにふれることすら~
できないだろうと、ぼっちゃ…~
王は、そう申されておりました。▼~
だからこそ、今回の取引に~
応じましたので……▼
:[ウルキ]|
取引……?▼
:[ニアルチ]|
あっ…!~
あわわわ…▼
:[ヤナフ]|
ちょっとまてよ!▼~
つまり、おまえたちカラスの民が~
王子をはめたってことか!?▼
:[ニアルチ]|
は、はめた・・・というか~
その……~
も、申し訳ございませんっ!!▼
:[ティバーン]|
そういうことか…▼~
ネサラはリュシオンのことを~
品物としてニンゲンに~
売り渡したというんだな?▼
:[ニアルチ]|
いえ、その…~
品物と申してるのは~
相手の方でして、その……▼
:[ティバーン]|
同じことだっ!▼~
同属であるリュシオンを~
取引材料として利用したことに~
何らかわりないっ!!▼
:[ニアルチ]|
ひぃっ……▼
:[ティバーン]|
ネサラのことだ、▼~
リュシオンが自ら逃げ出さなければ、~
ほとぼりが冷めた頃に~
助け出すつもりだったんだろう。▼~
だがな、友を信じてついて行った~
リュシオンの気持ちを…▼~
あいつは踏みにじったんだ。~
俺は、それが許せん!▼
:[ニアルチ]|
どうか、どうか…~
お怒りをお静め下さい……▼~
この爺を、哀れとおぼしめください。~
どうか、このとおりでございます……▼
:[ヤナフ]|
信じらんねー。~
…なんだってカラスってのは、~
こうも後ろ暗い生き方してんのかね。▼~
おれたちには、さっぱりわかんないぜ。~
なぁ、じいさん。▼
:[ニアルチ]|
……我が国には~
我が国なりの…事情があるのです。▼~
それよりも、時間がございません。~
一刻も早くリュシオン様を…!▼~
その後であれば、どんな責めも~
この爺めが、受けましょう。▼~
八つ裂きにして下さって~
結構ですから……▼~
ですから…リュシオン様を…~
お願いします…!▼
:[ティバーン]|
おまえに頼まれなくとも、~
リュシオンは俺たちが助け出す。▼~
…キルヴァスに帰って~
ネサラに伝えろ。~
フェニキス王ティバーンが▼~
後で必ず挨拶に行くとな。▼
:[ニアルチ]|
……は、ははぁっ!▼
:[ヤナフ]|
……あー…~
なんか、年寄り~
いじめたみたいで気分悪ぃ。▼
:[ウルキ]|
……王よ、~
どう動きましょうか?▼
:[ティバーン]|
ウルキ、おまえの耳で~
リュシオンの羽音を聞き分け、~
その方向を示せ。▼
:[ウルキ]|
はっ!▼
:[ティバーン]|
ヤナフ、おまえの目で~
木々の割れ目から道を探り出せ。▼
:[ヤナフ]|
おまかせを!▼
:[ティバーン]|
ニンゲンどもめ…▼~
20年前の過ちを~
また繰り返そうって腹なら…容赦しねえ!▼
***予感 [#p10ec9bc]
(暗転、べグニオン、マナイル大神殿)
:[アイク]|
!…セネリオか?~
ずいぶん早起きだな。▼
:[セネリオ]|
おはようございます。~
僕はいつも、こんなものですよ。▼
:[アイク]|
そうか。▼
:[セネリオ]|
アイクこそ…~
今朝は、お早いですね。▼
:[アイク]|
今日こそ任務完了、と~
いきたいからな。~
気合をいれてみたってところだ。▼
:[セネリオ]|
そうですね…~
昨日、一昨日のセリノス捜索では、~
サギの民を見つけられませんでした…~
あの森の中にいることは~
間違いないと思うのですが……▼
:[アイク]|
ああ。代わりに出くわす~
タナス公とその配下が~
まだ森の中で頑張っているようだからな。▼
:[セネリオ]|
残すは森の中心部付近です。~
今日の捜索で…何らかの進展があるでしょう。▼
:[アイク]|
長い一日になりそうだな。▼
~(暗転、セネリオの結果報告画面へ)
~(暗転、拠点メニュー画面へ)
**情報 [#beee823c]
***(召使☆☆) [#qb81393f]
:[タニス]|
アイク殿!▼~
先日捕えたタナス公の召使いが~
貴殿にどうしても~
話したいことがあるそうだ。▼
~(タニス消え、代わりに召使いの文官が登場)
:[アイク]|
…なんだ?▼
:[文官]|
あの…傭兵殿。~
あなたがたは…その……~
タナス公を追って…▼~
セリノスの森を~
探索なさってると伺いました。▼
:[アイク]|
それが、どうしたんだ?▼
:[文官]|
……タナス公は…~
領地が隣接していることもあり……~
セリノスの森を熟知しています。▼~
かなり以前より、▼~
何度も何度も、私兵を投じては、~
サギの生き残りがいないかどうか…~
調べさせていました。▼
:[アイク]|
そうか…、それで、あいつの兵は~
森を自由自在に動き回れるのか。▼
:[文官]|
実は私も…森の奥に~
連れていかれたことがあります。▼
:[アイク]|
あんたみたいな神官を?▼
:[文官]|
…神に仕える者が呼びかければ、~
サギが姿を現すと考えたようです。▼~
数十人の清らかな乙女を~
連れて行って試したりもしていました。▼
:[アイク]|
……もちろん、~
見つからなかったんだな?▼
:[文官]|
はい。~
それだけに、今回…▼~
法外な金額を払ってセリノスの王族を…~
手に入れた時の喜びようは…~
常軌を逸したものでした。▼~
でもまさか…~
神使様にまで楯突かれるなどと~
なんと…罰当たりな。▼
:[アイク]|
それで…あんたは、▼~
あいつを裏切ってでも、~
森について知っている事を~
教えてくれようと思ったんだな?▼
:[文官]|
はい。~
まず、森の最奥部は…~
大きく何層かに分かれています。▼~
確か…3つか…~
もう少しあったように思います。▼~
色を失くした森は、~
見通しが悪く…泥に足をとられ、~
思うように進めませんでした。▼~
同行した兵士たちの話では、▼~
装備は、やりすぎだと思うほどに~
しておくと間違いないとのことでした。▼~
一度足を踏み入れたら、~
そう簡単には出て来れないからと……▼
:[アイク]|
…タナス公の私兵団の~
特徴を教えてくれるか?▼
:[文官]|
…とにかく大勢……~
様々な兵種を揃えていました。▼~
特に、騎馬部隊と魔道士部隊…~
この二つが強力だと聞いたように思います。▼~
きっとどこかでぶつかるでしょうから~
最低限、彼らに対する備えだけは~
しておく事をお勧めします。▼
:[アイク]|
ありがとう。▼
:[文官]|
………私の両親は…~
セリノスの大虐殺に参加しました。▼~
老人となった今でも、~
あの夜のことを思い出しては~
夜中に泣きながら祈っています。▼~
…私は…両親の助けになりたくて~
聖職についたというのに…~
雇われた先が、タナス公の館で……▼~
あの方の悪事を知りながらも~
元老院議員という地位が恐ろしく…~
これまで何もできませんでした。▼~
傭兵殿…どうか、あの~
セリノスの若者を救ってあげて下さい。~
どうか……お願いします。▼
:[アイク]|
わかっている。~
あんな奴の手に~
みすみす渡すつもりはない。▼
***(ジル☆) [#z6f892eb]
:[アイク]|
ここにいたのか。▼
:[ジル]|
……▼
:[アイク]|
ベグニオンに着いて、~
ずいぶん日が経つ。~
なのに、どうしてここに残っている…?▼~
俺たちの仲間になった素振りで、~
なにか企んでいるのか?▼
:[ジル]|
…………▼~
私は、何も知らなかったんだ。▼~
デインの片田舎の…~
ダルレカ地方で生まれ…育ち……▼~
軍人の父を見て…~
いつか私も……父が誇れるような~
立派な軍人になるのだと……▼~
……疑うこともなく…生きてきた。▼
:[アイク]|
…………▼
:[ジル]|
デインの学問所では、~
最初に何を教えられるか…知っているか?▼~
『半獣は悪だ』~
『半獣は敵だ』~
『半獣は…抹殺すべし』▼~
デイン軍は、定期的に~
半獣狩りを行う。▼~
ベグニオンからの逃亡者が……~
山や森に…隠れているから……▼
:[アイク]|
……▼
:[ジル]|
でも、それは…~
デインでは、当然のことなんだ。▼~
【ラグズ】なんて言葉…~
誰も、教えてはくれなかった!▼~
半獣が…あんな者たちだなんて…~
誰も……▼
:[アイク]|
…………▼
:[ジル]|
海で…鳥の半獣を見たとき……~
私は確信した。何もかも教えられたとおりだ。~
半獣は悪だ。人間を脅かす者どもだと…▼~
……だけど…あの後……~
船を押し出していた竜たちを見て…~
…わからなくなった。▼~
………胸が苦しくて…壊れそうだった。▼~
私が信じてきたものは…~
すべて偽りだったのではないか…?~
その不安は…広がるばかりで……▼
:[アイク]|
…それで、変な理屈をこねて~
船に居座ってたのか。▼
:[ジル]|
…わかっていたのか?▼
:[アイク]|
俺が見てきた『軍人』って奴らは、~
みんな、自分の誇りを守るためなら~
敵の施しなど受けないって奴ばかりだった。▼~
あんたも、そうだと思ったから…~
それを抑えてまで、~
残りたい事情があるんだろうってな。▼
:[ジル]|
………そうか…▼
~(目を伏せる)
:[アイク]|
それで、結論はでたのか?~
あんたは…これからどうしたい?▼
:[ジル]|
……私は、ここにいたい。~
海では…過去の自分を守るために…~
半獣の粗探しをするつもりで…いた。▼~
でも、今は違う。▼~
半じゅ………~
………いや、ラグズだな。▼~
ラグズとはどういう者たちなのか…~
自分の目に映るものを信じ…~
…受け止めたいと思う。▼
:[アイク]|
…そうか。~
じゃあ、いたいだけいればいい。▼
:[ジル]|
……感謝する。~
おまえたちに出会えて…よかった。▼
***(ダラハウ☆) [#dda5fdf9]
:[ダラハウ]|
はは~ん~
はっは~ん、は~ん。▼
:[アイク]|
…………~
おい、あんた。~
ちょっといいか?▼
:[ダラハウ]|
あら、隊長さん。~
ごきげんいかが~?▼
:[アイク]|
“団長”だ。~
……やけに楽しそうだな?▼
:[ダラハウ]|
ここのお庭がステキだからよ~。~
ダラハウ、花も緑も大好きなのよ~。~
団長さんはどんな感じ~?▼
:[アイク]|
普通な感じだな。▼
:[ダラハウ]|
それはちょっと悲しいのね~。▼~
『普通』と『つまらない』は~
とっても近い感覚なのよ~。~
団長さんは、もっと感動しなきゃ~。▼~
見慣れたものでも、よ~く見れば、~
小さな発見あるものよ~。~
発見があれば、感動があるはずよ~。▼~
それが人生!ダラハウそう思うのよ~。▼
:[アイク]|
…………~
それは、そうかもしれん。▼~
クリミアにいて…親父がいた時だったら、~
もっと共感できたかもな。~
けどな…今の俺に、そんな余裕はない。▼~
本当は…すぐにでもデインの奴らを~
潰しに行きたいぐらいなんだ。~
花を見てる暇なんかない。▼
:[ダラハウ]|
……そんな風に焦ってる間は、~
デインに勝てるわけないのね~。▼
:[アイク]|
なんだと?▼
:[ダラハウ]|
戦いはまだこれからなのよ~。~
準備の間にそんなんだったら、~
戦う頃には、くたくたよ~。▼
~(消える)
:[アイク]|
…待て!~
……………▼
*コメント [#gaf740ec]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
#contents
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**オープニング [#nefd0ea3]
~~ 第17章 黎明 ~~
***鷹王、動く [#j9fd48fb]
(暗転、フェニキス城)
:[ティバーン]|
……▼
:[ニアルチ]|
…で、ありまして……▼~
タナス公爵の館から~
脱出を果たされたリュシオン様は、~
無事セリノスの森へ逃れられたようです。▼~
ただ…タナス公爵が~
リュシオン様を捕獲するための部隊を編成し~
森に突入したとの報告もございまして…▼~
もはや、一刻の猶予もございません。▼~
【タカ王】ティバーン様のお力をもちまして、~
“ニンゲン”どもを出し抜き、~
リュシオン様をお救いいただきたく…!▼~
どうか、どうか、~
よろしくお願い致します!▼
:[ティバーン]|
……ネサラは、~
どうして来ない?▼
:[ニアルチ]|
…その……我が王は~
こちらに姿を現すわけには~
いきませんので…その……▼
:[ヤナフ]|
どういううことだ、じいさん!?▼~
キルヴァス王は【白の王子】の~
ご友人なんだろ?▼
:[ニアルチ]|
いえ…なんと申しますか…~
ふ、複雑な事情がございまして……▼
:[ティバーン]|
どんな事情かは知らんが、~
リュシオンの身に何かあったら…~
ただではおかんぞ。▼
:[ニアルチ]|
い、いえ、その!~
その点は心配ありません。▼~
タナス公爵の美術品に対する~
執着は異常ともいえるほど…▼~
それゆえ、リュシオン様に~
危害を加えるどころか▼~
まともにふれることすら~
できないだろうと、ぼっちゃ…~
王は、そう申されておりました。▼~
だからこそ、今回の取引に~
応じましたので……▼
:[ウルキ]|
取引……?▼
:[ニアルチ]|
あっ…!~
あわわわ…▼
:[ヤナフ]|
ちょっとまてよ!▼~
つまり、おまえたちカラスの民が~
王子をはめたってことか!?▼
:[ニアルチ]|
は、はめた・・・というか~
その……~
も、申し訳ございませんっ!!▼
:[ティバーン]|
そういうことか…▼~
ネサラはリュシオンのことを~
品物としてニンゲンに~
売り渡したというんだな?▼
:[ニアルチ]|
いえ、その…~
品物と申してるのは~
相手の方でして、その……▼
:[ティバーン]|
同じことだっ!▼~
同属であるリュシオンを~
取引材料として利用したことに~
何らかわりないっ!!▼
:[ニアルチ]|
ひぃっ……▼
:[ティバーン]|
ネサラのことだ、▼~
リュシオンが自ら逃げ出さなければ、~
ほとぼりが冷めた頃に~
助け出すつもりだったんだろう。▼~
だがな、友を信じてついて行った~
リュシオンの気持ちを…▼~
あいつは踏みにじったんだ。~
俺は、それが許せん!▼
:[ニアルチ]|
どうか、どうか…~
お怒りをお静め下さい……▼~
この爺を、哀れとおぼしめください。~
どうか、このとおりでございます……▼
:[ヤナフ]|
信じらんねー。~
…なんだってカラスってのは、~
こうも後ろ暗い生き方してんのかね。▼~
おれたちには、さっぱりわかんないぜ。~
なぁ、じいさん。▼
:[ニアルチ]|
……我が国には~
我が国なりの…事情があるのです。▼~
それよりも、時間がございません。~
一刻も早くリュシオン様を…!▼~
その後であれば、どんな責めも~
この爺めが、受けましょう。▼~
八つ裂きにして下さって~
結構ですから……▼~
ですから…リュシオン様を…~
お願いします…!▼
:[ティバーン]|
おまえに頼まれなくとも、~
リュシオンは俺たちが助け出す。▼~
…キルヴァスに帰って~
ネサラに伝えろ。~
フェニキス王ティバーンが▼~
後で必ず挨拶に行くとな。▼
:[ニアルチ]|
……は、ははぁっ!▼
:[ヤナフ]|
……あー…~
なんか、年寄り~
いじめたみたいで気分悪ぃ。▼
:[ウルキ]|
……王よ、~
どう動きましょうか?▼
:[ティバーン]|
ウルキ、おまえの耳で~
リュシオンの羽音を聞き分け、~
その方向を示せ。▼
:[ウルキ]|
はっ!▼
:[ティバーン]|
ヤナフ、おまえの目で~
木々の割れ目から道を探り出せ。▼
:[ヤナフ]|
おまかせを!▼
:[ティバーン]|
ニンゲンどもめ…▼~
20年前の過ちを~
また繰り返そうって腹なら…容赦しねえ!▼
***予感 [#p10ec9bc]
(暗転、べグニオン、マナイル大神殿)
:[アイク]|
!…セネリオか?~
ずいぶん早起きだな。▼
:[セネリオ]|
おはようございます。~
僕はいつも、こんなものですよ。▼
:[アイク]|
そうか。▼
:[セネリオ]|
アイクこそ…~
今朝は、お早いですね。▼
:[アイク]|
今日こそ任務完了、と~
いきたいからな。~
気合をいれてみたってところだ。▼
:[セネリオ]|
そうですね…~
昨日、一昨日のセリノス捜索では、~
サギの民を見つけられませんでした…~
あの森の中にいることは~
間違いないと思うのですが……▼
:[アイク]|
ああ。代わりに出くわす~
タナス公とその配下が~
まだ森の中で頑張っているようだからな。▼
:[セネリオ]|
残すは森の中心部付近です。~
今日の捜索で…何らかの進展があるでしょう。▼
:[アイク]|
長い一日になりそうだな。▼
~(暗転、セネリオの結果報告画面へ)
~(暗転、拠点メニュー画面へ)
**情報 [#beee823c]
***(召使☆☆) [#qb81393f]
:[タニス]|
アイク殿!▼~
先日捕えたタナス公の召使いが~
貴殿にどうしても~
話したいことがあるそうだ。▼
~(タニス消え、代わりに召使いの文官が登場)
:[アイク]|
…なんだ?▼
:[文官]|
あの…傭兵殿。~
あなたがたは…その……~
タナス公を追って…▼~
セリノスの森を~
探索なさってると伺いました。▼
:[アイク]|
それが、どうしたんだ?▼
:[文官]|
……タナス公は…~
領地が隣接していることもあり……~
セリノスの森を熟知しています。▼~
かなり以前より、▼~
何度も何度も、私兵を投じては、~
サギの生き残りがいないかどうか…~
調べさせていました。▼
:[アイク]|
そうか…、それで、あいつの兵は~
森を自由自在に動き回れるのか。▼
:[文官]|
実は私も…森の奥に~
連れていかれたことがあります。▼
:[アイク]|
あんたみたいな神官を?▼
:[文官]|
…神に仕える者が呼びかければ、~
サギが姿を現すと考えたようです。▼~
数十人の清らかな乙女を~
連れて行って試したりもしていました。▼
:[アイク]|
……もちろん、~
見つからなかったんだな?▼
:[文官]|
はい。~
それだけに、今回…▼~
法外な金額を払ってセリノスの王族を…~
手に入れた時の喜びようは…~
常軌を逸したものでした。▼~
でもまさか…~
神使様にまで楯突かれるなどと~
なんと…罰当たりな。▼
:[アイク]|
それで…あんたは、▼~
あいつを裏切ってでも、~
森について知っている事を~
教えてくれようと思ったんだな?▼
:[文官]|
はい。~
まず、森の最奥部は…~
大きく何層かに分かれています。▼~
確か…3つか…~
もう少しあったように思います。▼~
色を失くした森は、~
見通しが悪く…泥に足をとられ、~
思うように進めませんでした。▼~
同行した兵士たちの話では、▼~
装備は、やりすぎだと思うほどに~
しておくと間違いないとのことでした。▼~
一度足を踏み入れたら、~
そう簡単には出て来れないからと……▼
:[アイク]|
…タナス公の私兵団の~
特徴を教えてくれるか?▼
:[文官]|
…とにかく大勢……~
様々な兵種を揃えていました。▼~
特に、騎馬部隊と魔道士部隊…~
この二つが強力だと聞いたように思います。▼~
きっとどこかでぶつかるでしょうから~
最低限、彼らに対する備えだけは~
しておく事をお勧めします。▼
:[アイク]|
ありがとう。▼
:[文官]|
………私の両親は…~
セリノスの大虐殺に参加しました。▼~
老人となった今でも、~
あの夜のことを思い出しては~
夜中に泣きながら祈っています。▼~
…私は…両親の助けになりたくて~
聖職についたというのに…~
雇われた先が、タナス公の館で……▼~
あの方の悪事を知りながらも~
元老院議員という地位が恐ろしく…~
これまで何もできませんでした。▼~
傭兵殿…どうか、あの~
セリノスの若者を救ってあげて下さい。~
どうか……お願いします。▼
:[アイク]|
わかっている。~
あんな奴の手に~
みすみす渡すつもりはない。▼
***(ジル☆) [#z6f892eb]
:[アイク]|
ここにいたのか。▼
:[ジル]|
……▼
:[アイク]|
ベグニオンに着いて、~
ずいぶん日が経つ。~
なのに、どうしてここに残っている…?▼~
俺たちの仲間になった素振りで、~
なにか企んでいるのか?▼
:[ジル]|
…………▼~
私は、何も知らなかったんだ。▼~
デインの片田舎の…~
ダルレカ地方で生まれ…育ち……▼~
軍人の父を見て…~
いつか私も……父が誇れるような~
立派な軍人になるのだと……▼~
……疑うこともなく…生きてきた。▼
:[アイク]|
…………▼
:[ジル]|
デインの学問所では、~
最初に何を教えられるか…知っているか?▼~
『半獣は悪だ』~
『半獣は敵だ』~
『半獣は…抹殺すべし』▼~
デイン軍は、定期的に~
半獣狩りを行う。▼~
ベグニオンからの逃亡者が……~
山や森に…隠れているから……▼
:[アイク]|
……▼
:[ジル]|
でも、それは…~
デインでは、当然のことなんだ。▼~
【ラグズ】なんて言葉…~
誰も、教えてはくれなかった!▼~
半獣が…あんな者たちだなんて…~
誰も……▼
:[アイク]|
…………▼
:[ジル]|
海で…鳥の半獣を見たとき……~
私は確信した。何もかも教えられたとおりだ。~
半獣は悪だ。人間を脅かす者どもだと…▼~
……だけど…あの後……~
船を押し出していた竜たちを見て…~
…わからなくなった。▼~
………胸が苦しくて…壊れそうだった。▼~
私が信じてきたものは…~
すべて偽りだったのではないか…?~
その不安は…広がるばかりで……▼
:[アイク]|
…それで、変な理屈をこねて~
船に居座ってたのか。▼
:[ジル]|
…わかっていたのか?▼
:[アイク]|
俺が見てきた『軍人』って奴らは、~
みんな、自分の誇りを守るためなら~
敵の施しなど受けないって奴ばかりだった。▼~
あんたも、そうだと思ったから…~
それを抑えてまで、~
残りたい事情があるんだろうってな。▼
:[ジル]|
………そうか…▼
~(目を伏せる)
:[アイク]|
それで、結論はでたのか?~
あんたは…これからどうしたい?▼
:[ジル]|
……私は、ここにいたい。~
海では…過去の自分を守るために…~
半獣の粗探しをするつもりで…いた。▼~
でも、今は違う。▼~
半じゅ………~
………いや、ラグズだな。▼~
ラグズとはどういう者たちなのか…~
自分の目に映るものを信じ…~
…受け止めたいと思う。▼
:[アイク]|
…そうか。~
じゃあ、いたいだけいればいい。▼
:[ジル]|
……感謝する。~
おまえたちに出会えて…よかった。▼
***(ダラハウ☆) [#dda5fdf9]
:[ダラハウ]|
はは~ん~
はっは~ん、は~ん。▼
:[アイク]|
…………~
おい、あんた。~
ちょっといいか?▼
:[ダラハウ]|
あら、隊長さん。~
ごきげんいかが~?▼
:[アイク]|
“団長”だ。~
……やけに楽しそうだな?▼
:[ダラハウ]|
ここのお庭がステキだからよ~。~
ダラハウ、花も緑も大好きなのよ~。~
団長さんはどんな感じ~?▼
:[アイク]|
普通な感じだな。▼
:[ダラハウ]|
それはちょっと悲しいのね~。▼~
『普通』と『つまらない』は~
とっても近い感覚なのよ~。~
団長さんは、もっと感動しなきゃ~。▼~
見慣れたものでも、よ~く見れば、~
小さな発見あるものよ~。~
発見があれば、感動があるはずよ~。▼~
それが人生!ダラハウそう思うのよ~。▼
:[アイク]|
…………~
それは、そうかもしれん。▼~
クリミアにいて…親父がいた時だったら、~
もっと共感できたかもな。~
けどな…今の俺に、そんな余裕はない。▼~
本当は…すぐにでもデインの奴らを~
潰しに行きたいぐらいなんだ。~
花を見てる暇なんかない。▼
:[ダラハウ]|
……そんな風に焦ってる間は、~
デインに勝てるわけないのね~。▼
:[アイク]|
なんだと?▼
:[ダラハウ]|
戦いはまだこれからなのよ~。~
準備の間にそんなんだったら、~
戦う頃には、くたくたよ~。▼
~(消える)
:[アイク]|
…待て!~
……………▼
*コメント [#gaf740ec]
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