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**ナレーション [#w4184dc7]
(ワールドマップ)
ベグニオン帝国は~
女神アスタルテを奉る宗教国家であり、~
巨大な版図を持つ大陸最大の国家でもある。▼
(サナキのイラストが表示される)
その頂点に君臨する皇帝は~
世界を導くために~
女神から、つかわされた使者――【神使】と呼ばれ、▼
神の代理人として、国民からの~
敬愛と崇拝を一身に受けていた。▼
その下、七人の有力公爵より構成される~
元老院が、神使を補佐して政務を担当、▼
この体制が、数百年の長きに渡って~
ベグニオンを支え、動かしてきた。▼
計らずも神使サナキを助けたアイクたちは、~
神使親衛隊の案内をうけ~
帝都シエネに招かれる。▼
(背景:帝都の風景の一枚絵)
上級貴族はすなわち~
聖職者というこの国の特徴から▼
貴族たちの住居は~
そのほとんどが神殿の形をとる。▼
街の中央には、女神アスタルテが~
そこから世界を見守るといわれる~
【導きの塔】があり、▼
そのまわりを、大小の神殿が~
秩序立てて並んでいる。▼
その中でも、ひときわ大きくそびえる~
神使の住む大神殿マナイルに~
足を踏み入れたアイクたちは、▼
クリミアで自由気ままに暮らしてきた自分たちとは~
あまりにも異なる文化や生活習慣に~
大きなとまどいを感じるのだった。▼
**オープニング [#r9e67636]
***屈辱の謁見 [#ua0945f3]
【大神殿マナイル】
(背景:神殿内の玉座の間)
(中央左:サナキ 中央右:エリンシア)
:[サナキ](中央左)|
……こほん。▼~
では、そなたが~
クリミア王ラモンの遺児~
エリンシア姫だというのじゃな?▼
:[エリンシア](中央右)|
はい。▼
:[サナキ]|
確かに…~
故クリミア王に、陰の王女ありとの~
報告は聞いている。▼~
しかし、そのほうが~
まことその王女であるやいなかは、~
それはまた別の話。▼~
なんぞ身の証となるようなものはないのか?▼
:[エリンシア]|
それが……▼~
デイン王の魔手より逃れることが~
精一杯で…証とするものは~
なにひとつ…持っておりません……▼
:[サナキ]|
ふぅむ。~
クリミア王弟レニングも亡くなったいま、~
そなたの顔を知る者とておらぬ。▼~
どうしたものかの……▼
(右端にアイク登場)
:[アイク](右端)|
俺が保証する。▼
:[エリンシア]|
アイク様!▼
:[アイク]|
エリンシア姫は、間違いなく~
クリミアの王女だ。▼
:[サナキ]|
ほぅ…なにをもってして~
そう言いきるのじゃ?▼~
生まれ落ちてよりこれまで、~
1度たりと外部と接触したことのない姫ぞ。▼~
それを、一介の傭兵ふぜいが~
なぜ本物であると断言できる?▼
:[アイク]|
…デイン軍が、血眼になって~
彼女を追っている。▼~
これまで何度も~
『クリミア王女を引き渡せ』と~
俺たちに要求してきたんだ。▼~
これ以上の証拠はないだろう。▼
:[サナキ]|
…それが、しかるべき~
地位にある者の言であれば~
立派な証となるであろうな。▼~
じゃが、おまえ自身…姓ももたぬ、~
素性も不確かな平民ではないか。▼~
平民はその貧しさゆえ、~
金を積まれれば、どんなホラ話であっても~
その片棒をかつぐのであろう?▼
:[アイク]|
……▼
:[サナキ]|
それともそなた、実は貴族の~
子息であるとでも申すのか?▼~
いや、それはさすがにないとして、~
クリミアの近衛騎士であるとでも?▼
:[アイク]|
俺は、貴族でも騎士でもない。~
王宮とのかかわりもいっさいない。▼~
だが、俺は…どんなに金を積まれても、~
自分の信念にそむくような嘘はつかん。▼~
エリンシアからは、~
護衛としての報酬をもらっている。~
それだけだ。▼~
俺と…俺の仲間たちは、~
彼女が嘘をつくような女じゃないと~
信じられるからこそ、ここまでいっしょにきたんだ。▼~
おまえがどんなに偉い存在かは知らん。~
だが、俺たちとエリンシアの間にある信頼を~
侮辱するようなことは許せん。▼
:[エリンシア]|
アイク様…▼
(左端にルカン登場)
:[ルカン](左端)|
な、な…~
神使様にたいし、なんという口のききかた…▼~
衛兵! この者どもをひったてよ!!~
不敬罪で、極刑に処するのだ!▼
:[サナキ]|
やめい!▼~
……ぷ くくくく~
セフェランの報告どおりじゃ。~
おまえは、ほんに面白いの。▼
:[ルカン]|
し、神使様!?▼
:[アイク]|
セフェラン…?▼~
あの巡礼僧のことか?▼
:[サナキ]|
巡礼僧…~
あやつめ、そう名乗ったのか。~
相変わらず読めぬ男よ。▼~
よいか、ぺルシス公セフェランは、~
我が片腕たる宰相ぞ。▼~
各国の情勢を把握するなどと申し…~
ここ数ヶ月の間、国をあけておるがな。▼
(ルカンと入れ替わりにシグルーン登場)
:[シグルーン](左端)|
クリミア王女、そして~
その護衛につく傭兵団のことなどは、~
逐一、国に報告されておりました。▼
:[エリンシア]|
それで、私が訪れることを…~
ご存知だったのですね?▼
:[サナキ]|
うむ。試すようなまねをして悪かった。▼~
じゃが、宮廷というところは、~
ほんに面白みのないところでな。~
わたしは、いつも退屈しておるのじゃ。▼~
此度の問答は、姫の護衛のおかげで、~
なかなかに楽しめる余興となったぞ。~
誉めてつかわす。▼
(シグルーンと入れ替わりにオリヴァー登場)
:[オリヴァー](左端)|
お、おぉ、そういうことでしたか。~
神使様らしい、気の利いたお遊び。▼~
このタナス公オリヴァー、~
すっかりだまされるところでしたぞ。~
のぉ、ルカン殿。▼
(オリヴァーと入れ替わりにルカン登場)
:[ルカン](左端)|
ご、ごほん。~
そういうことでしたか。~
…神使様もお人のお悪い。▼~
いやしかし、確かに…暇つぶしの余興としては~
悪くないものでしたかな?▼~
ヘッツェル殿。▼
(ルカンと入れ替わりにヘッツェル登場)
:[ヘッツェル](左端)|
ホッホッ まことに。▼~
クリミアの姫よ。~
そなたたちは、どうやら神使様の~
お気に召したようですぞ。▼~
光栄に思われるのですな。 ホッホッホ▼
:[エリンシア]|
……あ…~
…は、はい…▼
:[アイク]|
…………▼
(アイク消える)
:[サナキ]|
そうそう、うっかり忘れるところじゃ。~
そなたの身元は、すでに~
セフェランが保証しておる。▼~
これ以上ない証といえような。~
安心するがよいぞ。▼
:[エリンシア]|
…感謝…いたしま…~
(アイクが中央右に割り込む、エリンシアは右端へ移動)
:[アイク](中央右)|
…ちょっと待て。▼
:[サナキ]|
ん?▼
:[アイク]|
いったい、どういうつもりだ?~
エリンシアがクリミア王女だと~
わかった上で、不安をあおっておいて…▼~
余興だ? 気の利いたお遊びだ?~
ふざけるなっ!▼
:[サナキ]|
…………▼
:[アイク]|
エリンシアは、国も家族も…~
全てを失った。▼~
頼る者がいないから、危険を冒して~
やっとここまでたどり着いた。▼~
それを…人の苦労を笑い話にして、~
何が楽しい!?~
悪趣味にもほどがある!▼~
おまえたちは最低だ!!~
エリンシアに、もっとちゃんと詫びろ!▼
:[エリンシア](右端)|
ア、アイク様……▼
(左端にルカン登場)
:[ルカン](左端)|
こ、こやつ、~
まだ懲りずに神使様への侮辱行為を…!▼
:[サナキ]|
控えよ、ガデュス公ルカン!▼
:[ルカン]|
し、しかし!▼
:[サナキ]|
わたしが話しておるのじゃ、黙るがいい。▼
:[ルカン]|
ぐ……ぅ……▼
(ルカン消える)
:[サナキ]|
さて、アイクよ。~
そなたの気持ちはよくわかった。▼~
まこと、麗しき主従の情じゃ。~
我が臣下どもにも見習わせたいほどのな。▼~
……じゃが、~
いいかげんにするのは、そなたのほうじゃ。▼~
これ以上大声で吠え立てるのは、~
王女の立場を悪くするだけだと、なぜわからん。▼
:[アイク]|
なんだとっ!?▼
:[サナキ]|
エリンシア姫が、たとえ、~
本物の王女だとしても、~
しょせんは亡国の主でしかない。▼~
ベグニオンの後ろ盾なくして、~
国の再興などありえぬ。ちがうか?▼
:[アイク]|
!!▼
:[サナキ]|
いかに気分を害そうとも、~
そなたたちは祖国再興のため、▼~
我がベグニオンの機嫌を~
とっておかねばならぬ立場であると~
気づく頭も持ち合わせぬのか?▼
:[アイク]|
……くっ▼
:[サナキ]|
よく考えてみるのじゃな。▼~
では、わたしは退座するぞ。▼~
クリミアについての件は、~
元老院にて協議をはかったのち~
おって沙汰する。▼~
それまでは、ゆるりとくつろぐがよいぞ。▼
(画面暗転)
***頼れる存在 [#t8de2068]
(背景:神殿内の廊下)
(中央右:アイク)
:[アイク](中央右)|
なんだ、あれは!~
人の弱みにつけこむような~
ものの言い方をして…!▼~
皇帝だか神使だかしらんが気にくわん!▼~
(中央左にティアマト登場)
:[ティアマト](中央左)|
ねえ、アイク。~
神使は…むしろ、あなたを~
救ってくれたんじゃないかしら?▼
:[アイク]|
…何?▼
(左端にナーシル登場)
:[ナーシル](左端)|
そのとおりだよ。~
ベグニオンは古来のしきたりに~
とらわれる国。▼~
その象徴ともいえる神使を侮辱して~
今、こうして命があることは奇跡なんだ。▼
:[アイク]|
!▼
:[ナーシル]|
そしてもちろん、君の行為は~
雇い手であるエリンシア姫の責任ともなる。▼~
もし本当に、神使を怒らせてしまったら、~
クリミア王国再興は~
夢と消えるところだった……▼
:[アイク]|
そんなバカな…▼
(右端にセネリオ登場)
:[セネリオ](右端)|
アイク…納得できないでしょうが、~
馬鹿なことが平気でまかりとおるのが…~
貴族の世界なんです。▼~
同じベオクの中でも身分差があり、~
そこに差別は存在する。▼~
平民に生まれた時点で、生涯…~
貴族に逆らうことは許されない……▼
(ナーシル、ティアマト、セネリオ消える)
(中央左にエリンシア登場)
:[アイク]|
……エリンシア姫、~
その…すまなかった。▼~
知らなかったとはいえ、うかつなことをした。~
…………本当にすまん。▼
:[エリンシア](中央左)|
いいえ。私…~
アイク様が私のことを、あんな風に~
考えてくださっていたのだと知って……▼~
とても、うれしかった。▼
:[アイク]|
!▼
:[エリンシア]|
私のために怒ってくださった…~
その言葉1つ1つが……~
心にしみわたりました。▼
:[アイク]|
…そんな~
たいそうなことじゃない。▼
:[エリンシア]|
…だけど、1つだけ訂正させてください。▼~
確かに、私は家族を亡くし…国も失いました。▼~
……だけど、頼る相手はいます。~
アイク様と傭兵団のみなさんが~
いっしょにいてくださる……▼~
エリンシアは…とても……~
とても幸せだと、そう思っています。▼
:[アイク]|
エリンシア姫…▼
:[エリンシア]|
アイク様…~
どうか、エリンシアとお呼びください。▼
:[アイク]|
? それはまずいだろう。~
あんたは俺たちの雇い主なんだし…▼
:[エリンシア]|
さっきは、呼び捨てにしてくださいました。▼
:[アイク]|
俺が? 本当に?▼
:[エリンシア]|
お気づきでなかったのですか?▼
:[アイク]|
いや…そうか。~
悪かった、今後気をつける。▼~
じゃあ、とりあえず行こう。~
部屋を用意してくれているらしいしな。▼
(アイク消える)
:[エリンシア]|
あ、アイク様……~
…………▼
(戦闘結果報告表示)
(拠点メニューへ)
**【情報】 [#y83c3823]
***召使い ☆☆ [#ub770b1a]
(背景:神殿内)
(中央左:召使い 中央右:アイク)
:[召使い](中央左)|
…あ ねえねえ、聞いてよ。▼~
最近こんな噂があるの。~
霧の深い河の近くに時々…~
虎の半獣がでるんですって。▼~
:[アイク](中央右)|
………▼
:[召使い]|
あら、あんまり驚いてないわね。▼~
じゃあ、これはどう?~
…その半獣ってずっと~
化身しっぱなしで、元に戻らないんだって。▼~
怖いでしょ!?▼~
私たち人間が、~
野蛮なあいつらを倒そうと思ったら…~
化身してない時を狙うしなないのにね。▼~
どうやって戦えってのよ! って思わない?▼
:[アイク]|
………▼
:[召使い]|
…や~だ。まだ無反応ね。~
じゃあね、とっておきの情報、教えちゃう。▼~
軍人の彼に聞いたんだけど、~
虎とか猫とか4つ足の半獣には~
炎の魔法が効くらしいわよ。▼~
すごいでしょ? あたしって物知り~。▼
(左端におばさん登場)
:[おばさん](左端)|
あ、あんた…~
そんな馴れ馴れしい態度をして…▼
:[召使い]|
な、なによ…~
この人、新入りの下働きでしょ?▼
:[おばさん]|
ちがうよ! バカな子だね。▼
:[召使い]|
…… …… ……~
なに…? クリミア王女の護衛…▼~
…神使様の…お客…!?~
う、うそっ……!!~
し、し、失礼しました!!▼
:[アイク]|
………▼
(アイク消える)
:[召使い]|
ど、どうしよぉ~~
怒ってるみたい。~
あたし…辞めさせられるかも……▼
***ガトリー ☆ [#n99be441]
(背景:城の中庭)
(中央左:ガトリー)
:[ガトリー](中央左)|
おっ、アイクじゃないか!~
散歩か?▼
(中央右にアイク登場)
:[アイク](中央右)|
ガトリーか。~
あのやたらに飾り立てられて部屋に~
じっとしてると、気がめいるからな。▼~
あんたもか?▼
:[ガトリー]|
いや、おれは違う。~
花を愛でていたんだ。▼
:[アイク]|
…確かに、そこらじゅうに咲いてるな。▼
:[ガトリー]|
その花じゃなく、あっちの花だって。▼
:[アイク]|
…………~
おれには、廊下と~
『侍女』とかいう女どもしか見えんが。▼
:[ガトリー]|
それそれ!~
さすが違うよな~~
宮仕えの子たちは、キレイだよな~▼
:[アイク]|
……▼
(アイク消える)
:[ガトリー]|
なぁ、アイク。~
おまえの好みの子はいるか?~
おれは、あの栗毛のカワイコちゃんが…▼~
…って、アイク?~
ちぇっ まだまだガキだよな。▼
***ステラ ☆ [#nddff899]
(背景:城の廊下)
(中央右:ステラ)
:[ステラ](中央右)|
あ……アイクさん。▼
(中央左にアイク登場)
:[アイク](中央左)|
ん?~
ああ、あんたか。▼
:[ステラ]|
アイクさんも気分転換ですか?▼
:[アイク]|
そうだな……そんなところだ。~
散歩ついでに~
ちょっと1人で考え事をしていた。▼~
ベグニオンってのは、よくわからん国だな。▼
:[ステラ]|
……そう、かも知れませんね。▼~
形式や伝統にがんじがらめにされて……~
もっと大切なことを見落としている国……~
そんな気がします。▼
:[アイク]|
…………▼~
あんたはこの国の伯爵令嬢なんだろ?~
それが…なんでまた、騎士になろうと?▼
:[ステラ]|
その伯爵家から逃れるため……~
いえ、逃げるのではなく、立ち向かうため。~
私は、私自身の力と意思で生きたいのです。▼
:[アイク]|
…………何か理由があるんだな。▼
:[ステラ]|
はい……~
……騎士になる、と言いながら……~
時おり、弓を持つ手が震えるのです。▼~
私が強くなりたいと願うのは、~
むしろ心なのかも知れません。▼~
アイクさんは、絶望的な戦いでも~
決して諦めなかったと聞きました。▼~
お願いします、アイクさん。~
このまま、共に戦わせてください。▼~
私はあなたたちと共にあれば、~
強くなれる気がします。▼
:[アイク]|
……あんたの弓は、見事な腕だった。~
その申し出を断る理由はない。~
よろしく頼む。▼
:[ステラ]|
は…はい!~
ありがとうございます!▼
***マーシャ ☆ [#d4d87ae0]
(背景:神殿内)
(中央左:マーシャ)
:[マーシャ]|
はぁ~~~……▼
(中央右にアイク登場)
:[アイク]|
盛大なため息だな。▼
:[マーシャ]|
! やだ、アイクさん!~
聞いてたんですか!?▼
:[アイク]|
いつものあんたらしくないな。~
どうかしたのか?▼
:[マーシャ]|
いえ……その。~
ちょっと……~
ベグニオンには、居づらくって……▼
:[アイク]|
居づらい?~
確か、あんたはここの~
天馬騎士だったんだろ?▼~
知り合いとかに会えて~
嬉しいんじゃないのか?▼
:[マーシャ]|
逆です!~
もぉ、恥ずかしくって…~
ずっと顔が上げられないんですよ~!▼
:[アイク]|
??▼
:[マーシャ]|
……聖天馬騎士団を辞めた理由……~
アイクさんに言いましたよね?▼
:[アイク]|
ああ、兄さんを捜してるんだろう?▼
:[マーシャ]|
その兄のせいで……~
私は… 私は……~
はぁ~~~~~……▼
:[アイク]|
……そっとしておいた方がいいか?▼
:[マーシャ]|
…………~
本っ当に…すみません……▼
:[アイク]|
いや。~
……あんまり考えすぎるなよ。▼
:[マーシャ]|
ありがとうございます……▼
(アイクが消える)
:[マーシャ]|
…………同じ兄でも……~
アイクさんと兄さん…~
どうしてあんなに違うのかな……▼~
…………兄さんのバカ……▼
**オープニング-2 [#nbd065e1]
***ヒマ [#j93867e0]
(背景:神殿室内、中央左:ミスト、中央右:アイク)
:[ミスト]|
ヒ、マ、だ、よぉ~!~
ここにきてもう5日…~
なにもすることがないんだよ!?▼~
宮廷の中も、行っていいとこは~
全部見ちゃったし…~
あきたよ~!▼
(右端にティアマト登場)
:[ティアマト]|
エリンシア姫は、今日も~
社交会に連れ出されているし…~
することがないのは辛いわね。▼
:[アイク]|
…剣の鍛錬でもするか。▼
(ミスト消え、左端にナーシル登場)
:[ナーシル]|
アイク、~
神使親衛隊の隊長さんがお見えだよ。▼
(ナーシル消え、左端にシグルーン登場)
:[シグルーン]|
失礼します。~
傭兵団のみなさん、~
ベグニオンの暮らしはどうですか?▼~
なにか不自由はありませんか?▼
:[アイク]|
毎日、やることがなくてつまらん。▼
(中央左にミスト登場)
:[ミスト]|
お、お兄ちゃん!?~
なんてこと言うのよ!▼
:[アイク]|
おまえもさっきから~
ぼやいてたじゃないか。~
ヒマだとか、飽きたとか。▼
:[ミスト]|
ひっどい! どうしてそんな~
ほんとのこと言っちゃうの…って▼~
も、もぅ!~
お兄ちゃんのバカ!!▼
(ミスト消える)
:[ティアマト]|
…ごめんなさい。2人とも~
悪気はまったくないんですけど。▼
:[シグルーン]|
はい、わかっております。~
どうかお気になさらず。▼
:[アイク]|
俺たちになにか用か?▼
:[シグルーン]|
サナキ様の命により、~
お仕事の依頼に参りました。▼
:[アイク]|
神使の!?▼
(暗転)
***神使の依頼 [#hfd713f3]
(背景:霧の森、中央左:ティアマト、中央右:アイク)
:[ティアマト]|
…意外だわ。▼
:[アイク]|
なにがだ?▼
:[ティアマト]|
アイクのことだから、~
『神使の頼みなんか請けるもんか!』って~
言うかと思ったのに。▼
:[アイク]|
……エリンシア姫は、~
あいつらのご機嫌うかがいのため、~
毎日行きたくもない会合に参加しているんだ。▼~
俺たちも、神使のために働いてやって~
点数を稼ぐ手伝いぐらいしてやるさ。▼
:[ティアマト]|
…アイク。▼
(左端にセネリオ登場)
:[セネリオ]|
アイク、見えてきましたよ。▼
:[アイク]|
ここで待ち伏せしてればいいんだな?▼
:[セネリオ]|
はい。神使の依頼は―――▼~
『この旧街道を通りかかる~
商人に身をやつした一団の撃退。▼~
あわせて、その積荷の押収』~
というものでしたから。▼
:[アイク]|
よし、どんな奴らか知らんが、~
請け負ったからにはきっちり働くか!▼
(暗転)
【旧街道】
(背景:霧の森、中央左:ガシラマ)
:[ガシラマ]|
…今回は不作だったな。▼~
猫、虎、それにカラス…~
労働用のやつばっかりじゃないか。~
これじゃあ、たいした金にならんぞ。▼
(中央右に行商団登場)
:[行商団]|
苦労して集めたんだがなぁ。~
そんなにダメなものか?▼
:[ガシラマ]|
おれはこの道25年だがな、~
やはり1番高値がつくのは~
鑑賞用の“サギ”だ。▼~
それも王族の白羽なら、~
金に糸目をつけないという~
好事家ばかりだしな。▼
:[行商団]|
じゃあ、次は~
セリノスの森に行くか?~
何匹か残ってるかもしれんぞ。▼
:[ガシラマ]|
バカだな、おまえは!~
どうしてサギが高く売れると思う?~
ほとんどいないからだ。▼~
もう20年も前の話だ。~
暴徒どもが、セリノスの森を焼いて~
サギどもをぜーんぶやっちまったんだ。▼~
まったく、今思い返しても~
正気の沙汰じゃねえや。~
あんなお宝を、消しちまうなんざ…▼
:[行商団]|
へえぇ、そんなお宝なら、~
1度お目にかかってみたいもんだなぁ。~
そしたらとっつかまえて、オリにいれて…▼
:[ガシラマ]|
お、おい!▼
:[行商団]|
手に入れたゴールドでなにをするか…~
やっぱ酒だ。それからうまい食い物と、~
おおっと、いい女も忘れちゃいけねえ……▼
:[ガシラマ]|
こらっ!~
妄想にふけってないで、~
前見ろ、前っ!!▼
:[行商団]|
な、なんだぁ?~
あいつらいったい何者だっ!?▼
:[ガシラマ]|
ちっ……~
気をいれろよ、相棒!~
あいつら、只者じゃねえぞ!!▼
(暗転)
**進撃前 [#wf184135]
(マップ画面:アイクたちの陣営)
:[アイク](上段)|
現れたな。~
ティアマト、やつらに間違いないか?▼
:[ティアマト](下段)|
霧で見えにくいけど…~
人相、風体…どれも教えられたとおりだわ。~
間違いなさそうね。▼
(消える)
:[セネリオ](下段)|
…相手もこちらに気づいたようですね。~
武器を持って警戒しています。▼
:[アイク](上段)|
よし…全員、戦闘配備だ。▼
(出撃開始)
**進撃後 [#zf66dae0]
***1ターン目敵軍フェーズ [#g0455f7e]
(背景:霧の森、中央左:マカロフ)
:[マカロフ]|
あ~…~
ついてないなぁ。▼~
おれの勘が、今日こそ~
快晴だって告げてたんだが。▼
(中央右に行商団登場)
:[行商団]|
ほら、愚痴っても~
賭けはチャラになんねーぞ。~
さっさと負けた分払いな。▼
:[マカロフ]|
払いたいのは山々だけど、~
あいにく今は手持ちがなくて。▼
:[行商団]|
またか! おまえ~
ここの用心棒やってんのも~
借金の返済がわりだろう?▼~
とにかく、アジトに戻ったら~
ちゃんと取り立てるからなぁ。~
逃げたらただじゃおかねえぞ!!▼
(行商団消える)
:[マカロフ]|
……そうすごまれてもな~~
ないもんはないんだし…▼~
どうするかな~~
妹に頭を下げるしかないか。▼~
また泣かれるかな~~
けど、兄の命と引き換えになら~
ちょっとぐらい助けてくれるよな。▼~
よーし、~
今夜にでも、聖天馬騎士団の~
営舎を訪ねてみるとするか。▼
***建物訪問(画面下側) [#w292d85a]
(背景:室内、中央左:カリル)
:[カリル]|
……困ったねぇ。~
あれこれ買い物したはいいけど~
こんなにたくさん持てやしないよ。▼~
ラルゴときたらもう、あたしを置いて~
どこ行っちゃったのさ……▼
(右端に訪問者登場)
:[訪問者]|
?▼
:[カリル]|
あら、あんた。~
今日はついてたね、~
ちょうどいいとこに来たよ。▼~
あんたにね、いいものをあげるよ。~
たくさん買い物をしたってんで~
タダでもらった物だけどね。▼~
ああ、いいんだよお礼なんて。~
あたしくらいの女になるとね、~
金と男には不自由しないもんなのさ。▼~
じゃあね。~
それ、一生の宝物にするんだよ。▼~
<精霊の粉を手に入れた>
***建物訪問(画面上・右側) [#h7e745d3]
(背景:室内、中央左:おばあさん、右端:訪問者)
:[おばあさん]|
戦いだって?~
この辺りも危ないのかい?~
弱ったねえ。困ったねえ。▼~
ああ、そうそう。~
これ…物置で眠ってたシロモノなんだけどねぇ。▼~
あたしには、よくわからないけど……~
けっこう値打ちモノなんじゃないかねぇ?▼~
もったいないけど、この書…あんたにあげるよ。~
だからさ、この家に被害が出ないよう~
何とかしておくれよね? わかったね?▼~
<待ち伏せの書を手に入れた>
***建物訪問(画面上・左側) [#j1e70851]
(背景:室内、中央左:女の子、右端:訪問者)
:[女の子]|
これね、そこの川でひろったの。~
だけど…おかあさんが、~
ばっちいからポイしてきなさいって。▼~
…これ、ほしい?▼~
そう。だったら、あげるよ!~
だいじにしてね?▼~
<秘伝の書を手に入れた>
***マカロフ初戦時 [#a9c7a4c8]
:[マカロフ](上段)|
あんたたちも傭兵かい?~
お互い雇われの身はつらいよなあ。▼~
悪いとは思うんだけどさ。~
おれも借金返さなきゃ~
妹に叱られちまうんだよ……▼
***マカロフvsマーシャ [#pff95029]
:[マカロフ](上段)|
あれ…あれれ…?~
おまえ、まさか……!?▼
:[マーシャ](下段)|
えっ!~
やだ、もしかして~
マカロフ兄さんなの!?▼
***マカロフ対マーシャ マーシャ死亡時 [#nb3dde47]
:[マーシャ]|
にいさ…ん…~
どうして……?▼
:[マカロフ]|
マーシャ! しっかりしろ!!~
だめだ… 死なないでくれ……~
マーシャっ!!!▼
***マカロフ撃破 [#fd1w21f2]
:[マカロフ]|
あぁ、ごめんなマーシャ……▼
***会話(マーシャ→マカロフ) [#y4c3b525]
:[マーシャ](上段)|
に、兄さん!▼
:[マカロフ](下段)|
…って、マーシャか。~
いやあ、久しぶりだなあ。▼~
ちょうどおまえに会いに行こうと~
思ってたんだ。▼
:[マーシャ](上段)|
『いやあ、久しぶり』じゃないわ!~
いったいどこへ行ってたの?▼~
借金作って~
いなくなっちゃうなんて、~
ひどいじゃない。▼~
おかげで~
私は、聖天馬騎士団を~
やめるはめになったのよ。▼
:[マカロフ](下段)|
え? どうしてだ?▼
:[マーシャ](上段)|
借金取りが~
毎日営舎にやって来るのよ。▼~
いられるわけないじゃない!▼
:[マカロフ](下段)|
いやあ、面目ない。▼~
ほら、借金を返すために~
新しく借りた金を増やそうとしたら~
いつの間にかなくなってさ。▼~
それを何回かくりかえしたら~
貸してくれるところまで~
なくなってさ… ハッハッハッ▼
:[マーシャ](上段)|
まったく、これだもの…~
とにかく一緒に来て。▼
:[マカロフ](下段)|
いっしょって…~
どうするんだよ?▼
:[マーシャ](上段)|
私たちの軍に参加するの。~
1度、その根性を~
アイクさんに叩き直してもらわないと。▼
:[マカロフ](下段)|
いや、でも、~
今はここの連中に~
雇われているわけだし。▼~
いきなり敵の軍にってのは~
色々とまずいんじゃ…▼
:[マーシャ](上段)|
ゴチャゴチャ言わずに~
さっさと来る!!▼
:[マカロフ](下段)|
はっ、はいっ!▼
***台詞イベント [#a3c50f32]
(背景:霧の森、中央:ガシラマ)
:[ガシラマ]|
や、やりやがる…~
こいつら…王宮騎士でもねえのに~
バケモノみてえに強ぇ……▼~
へ…へへ だがな~
どんなに強くても~
本物のバケモノにはかなわねえはずだ!▼~
おい! 誰か!~
【なりそこない】の檻を開けろっ!▼~
へへ…~
頭からバリバリ喰われちまいな!▼
***ガシラマ視界範囲に入った時 [#t657c36f]
(と思われる)
***ガシラマ視界範囲に入った時(と思われる) [#zcad849b]
:[アイク](上段)|
おい、おまえたち。~
いい加減、降参したらどうだ?▼~
そんな構えで、俺たちに~
勝てるとでも思っているのか?▼
:[ガシラマ](下段)|
うるせえっ!~
どいつの差し金かしらねえが、▼~
積荷を奪われたら~
おまんまの食い上げなんだよ!!▼
:[アイク](上段)|
だったら、仕方ない。~
手加減はせんからな!▼
***ガシラマ初戦時 [#m0420f7e]
:[ガシラマ](上段)|
て、てめえらだって、~
馬に乗ったり肉食ったり~
してるじゃねえか!▼~
人間を使うわけじゃねえんだ!~
半獣で商売して何が悪い!▼
***アイクvsガシラマ [#nb98e72c]
:[ガシラマ](上段)|
俺たちの積荷を奪おうってんだ…~
てめえらもカタギじゃねえな!▼~
こっちの客には貴族もいるんだ!~
後でてめえらも~
タダじゃすまねえぞ!▼
:[アイク](下段)|
なんだと……?~
積荷の中身がどうした?▼
:[ガシラマ](上段)|
とぼけやがって!~
これでもくらいやがれ!▼
***レテvsガシラマ [#t1953dbe]
:[ガシラマ](上段)|
雌猫か、雌ならいいぜ。▼~
趣味のあう奴に~
たかく売れるからなあ。▼
:[レテ](下段)|
……私はニンゲンが嫌いだ。~
だがきさまにたいしてだけは、~
そんな言葉では到底足りん。▼~
同胞の痛みを、苦しみを……~
貴様のその身に刻んでやる!▼
***モゥディvsガシラマ [#k52d440e]
:[ガシラマ]|
げえっ 虎か!?~
虎はやばい!~
なんとかだまして薬を飲まさねえと……▼
:[モゥディ]|
オオオオオオオーー!▼
***レテで【なりそこない】攻撃時 [#d2d35db5]
:[レテ](上段)|
お、おいっ!~
おまえ獣牙族だろう!?~
どうしてベオクの護衛などしている!▼
:[ガリア兵](下段)|
ガ ガ ガルルルァ▼
:[レテ](上段)|
おまえ…~
正気じゃないのか…?~
なにをされた……?▼
:[ガリア兵](下段)|
ガルルルァ ガルルルルルル▼
:[レテ](上段)|
……っ!▼~
せめて…~
私の手で倒す……▼
***モゥディで【なりそこない】攻撃時 [#m9b7a2b4]
:[モゥディ]|
オまえは獣牙族。~
モゥディと同じ虎の兄弟……▼
:[ガリア兵]|
ガ ガ ガルルルァ▼
:[モゥディ]|
……ダけど、モうオまえは……~
モゥディのコとが…ワからない。▼
:[ガリア兵]|
ガルルルァ ガルルルルルル▼
:[モゥディ]|
……~
モゥディは、オまえを倒す。~
スまない……▼
***ガシラマ撃破 [#fd10a272]
:[ガシラマ]|
なんてこった……~
これじゃ大損だぜ……▼
**クリア後 [#vc7feb8e]
***詮索無用 [#m391e49a]
:[アイク](上段)|
任務完了だ。~
積荷を押収して引き上げるぞ!▼
(暗転)
(背景:城の回廊、中央右:アイク)
:[アイク]|
グレイル傭兵団、今戻った。▼
(中央左にシグルーン登場)
:[シグルーン]|
ご苦労さまでした。任務成功の報は、~
押収された積荷とともに既に届いております。~
よくやってくださいましたね。▼~
それで、報酬の件ですが…▼
:[アイク]|
…あの積荷についてなんだが、~
あれの中身がなんなのか、教えてくれないか?▼
:[シグルーン]|
それは……▼
(右端にタニス登場)
:[タニス]|
…あなたがたの仕事は、~
積荷を届けるところまでだ…詮索は無用。▼
:[アイク]|
だが…!▼
:[タニス]|
エリンシア姫が部屋に戻られている。~
こんなところでぐずぐずせず、~
早く顔を見せて安心させてやるがいい。▼
(タニス消える)
:[アイク]|
…………▼
:[シグルーン]|
報酬については…明日、~
神使さま自らお支払いになられるそうです。~
お話はまた、その時に。▼~
では、失礼します。▼
(シグルーン消える)
:[アイク]|
………▼
(暗転)
***ラグズサミット [#nf57ee5f]
(ムービー画面:砂漠の城に各種のラグズが集結する)
(ムービー、ゴルドア会議:砂漠の城に各種のラグズが集結す...
(背景:城郭前、左端:カイネギス)
:[カイネギス]|
…よくぞ集まってくれた、~
我が同胞、ラグズの王たちよ。▼~
各国の王が一同に会することは、~
実に数十年ぶりのこととなる。▼~
まずは、わしの求めに応じ、▼~
快くこの場を提供してくれた~
ゴルドア王デギンハンザー殿に~
感謝を述べたいと思う。▼
(右端にデギンハンザー登場)
:[デギンハンザー]|
……▼
(デギンハンザー消える)
:[カイネギス]|
さて、ラグズの王たちよ。▼~
すでに聞き及んでおろうが、~
デイン王国がクリミア王国を急襲し~
その支配下においた。▼~
クリミアはベオクの国ながら…▼~
その成り立ちの時より、~
我々ラグズに対し友好的態度を~
取り続けてきたのはご存知のとおりだ。▼~
特に、ラモンという傑出した人物が~
王となってからの30年ほどは―――▼~
我がガリアと、互いの国民を交換しあうなど~
さまざまな試みを意欲的におこなってきた。▼~
しかし、それをよしとしない輩がいたのだ。▼~
…デイン国王アシュナード―――~
あやつが何ゆえ、突如~
行動を起こしたのかはわからん。▼~
しかし、その蛮行により、~
クリミアという国が滅んだのは事実。▼~
そして…デイン軍はその勢いのまま、~
我がガリアへも~
兵を絶え間なく送り込んできておる。▼
(右端にティバーン登場)
:[ティバーン]|
それは、獅子王よ。~
あんたの国がクリミア王の遺児を~
保護したからだって聞いているぜ?▼
:[カイネギス]|
うむ。いまだ我が国にクリミア王女ありと~
考えての行動であろうな。▼
:[ティバーン]|
…だが、王女は~
もうガリアにはいないんだよな?▼
:[カイネギス]|
さすがに早耳だな、フェニキス王ティバーン。~
確かに王女は既にガリアを脱出し、~
ベグニオンへ向かって旅立った。▼
:[ティバーン]|
つい先日、クリミア王女の船が~
ベグニオンの神使が乗った船を~
助ける現場ってのに出くわしただけだ。▼
:[カイネギス]|
おお、では~
エリンシア姫は無事、▼~
ベグニオン皇帝と接触を~
果たしたというわけか!▼~
それは朗報だ。▼
:[ティバーン]|
デインもまだ、その情報を~
入手していないだろうから…▼~
ベグニオンから正式に~
クリミア王女保護の報がでれば~
デインもガリア侵攻をやめるかもしれんな。▼
(カイネギス消え、中央左にネサラ登場)
:[ネサラ]|
あんたにしちゃ情報が遅いなタカ王。~
ご自慢の『目』と『耳』は休暇中かい?▼
:[ティバーン]|
何がいいたい?▼
(ネサラ消え、左端にカイネギス登場)
:[カイネギス]|
どういうことか説明してもらえんか?~
キルヴァス王ネサラよ。▼
(カイネギス消え、中央左にネサラ登場)
:[ネサラ]|
…クリミア王女は、命からがら、~
なんとかガリアに逃げ込んだ。▼~
しかし、頼りにしていた獅子王からは~
援助を受けられないときた。▼
(ネサラ消え、左端にカイネギス登場)
:[カイネギス]|
!▼
(カイネギス消え、中央左にネサラ登場)
:[ネサラ]|
他に頼るものもない王女様ご一行は、~
わらにもすがる思いのまま、~
ふた月に及ぶ航海を経て―――▼~
数日前に無事ベグニオン入りを果たした。▼~
そして当のデイン側は、とっくにその事実を~
知っていて、王女を亡きものとするための~
追っ手を送り出している。▼~
…とまあ、これが最新情報ってわけだ。▼
(ネサラ消え、左端にカイネギス登場)
:[カイネギス]|
デインがすでに、王女がベグニオンに~
いることを知っているだと!?▼~
キルヴァス王よ、そなたはいったい~
どうやってそこまでの情報を得たのだ!?▼
(カイネギス消え、中央左にネサラ登場)
:[ネサラ]|
なに、たいしたことじゃない。~
平素から周囲へ目を向けていれば~
自然と情報は耳に入ってくるものさ。▼
:[ティバーン]|
ただ通過しただけで、~
デイン側の情報まで把握できるたぁ~
妙な話だな、ネサラ?▼
:[ネサラ]|
そうかい?~
情報収集のやり方1つにも~
コツがあってね。▼~
よかったら伝授してやろうか?▼
:[ティバーン]|
ニンゲンどもと通じる方法なら、~
遠慮しておこう。▼~
ラグズの誇りを捨てるような真似、~
俺にはできそうもないからな。▼
:[ネサラ]|
! ……そうやって~
なけなしの誇りにしがみつくのが、~
フェニキス流だよな。▼~
『ベグニオン船以外は襲わぬ』とか言って、~
他にまわすほどの兵がないって~
素直に認めたらどうだい?▼
:[ティバーン]|
……なんだと?▼
(ティバーン消え、右端にデギンハンザー登場)
:[デギンハンザー]|
両者ともよさぬか!▼~
…キルヴァス王ネサラよ。~
確かに、そなたの最近の行動は、~
目に余るところがある。▼
:[ネサラ]|
ゴルドアの黒竜王が、いったい~
我が国のなにをご存知だというので?~
是非、お聞かせ願いたいものだ。▼
:[デギンハンザー]|
先日、フェニキスの領海にて~
ベオクの船を襲い、我がゴルドアの地に~
接岸させた件…忘れたとはいわさぬぞ。▼
:[ネサラ]|
!!▼
(デギンハンザー消え、中央右にティバーン登場)
:[ティバーン]|
ネサラ、てめえ…~
まだこそこそと、俺らのなわばりを~
荒らしてやがったのか!?▼
(ティバーン消え、右端にデギンハンザー登場)
:[デギンハンザー]|
我が息子クルトナーガから、~
その船にクリミア王女らしき~
ベオクが乗っていたという報告を受けている。▼
(中央右にクルトナーガ登場)
:[クルトナーガ]|
……▼
(ネサラ・クルトナーガ消え、左端にカイネギス登場)
:[カイネギス]|
なんと!~
キルヴァス王よ、そなた…▼
(カイネギス消え、中央左にネサラ登場)
:[ネサラ]|
…俺はいつまでもちっちぇ島国の~
王で収まってる気はない。▼~
機会さえあれば、それをガッチリ掴んで~
一気に強国に名をつらねる。▼~
そのための資金は、~
いくらあっても足りないぐらいだ。~
ベオクだとかラグズだとか関係ない。▼~
仕事に応じた報酬を払ってくれれば、~
どんな汚いことだってやってやる。▼
:[デギンハンザー]|
その野心を止めるつもりはないが、~
手段は慎重に選ぶがいい。▼~
いざ、領土を拡げたが周囲は~
すべて敵という状況に陥らぬような。▼
:[ネサラ]|
……一応、心に留めておきますよ。▼
(ネサラ消え、中央左にティバーン登場)
:[デギンハンザー]|
…同じく、フェニキス王よ、~
そなたもいい加減に~
ベグニオン船への海賊行為は控えてはどうだ?▼~
このままでは、いつ戦いが始まるとも知れぬ。▼
:[ティバーン]|
ベグニオンの奴らが、俺たちの同胞~
サギの民にしたことを~
詫びぬ限り、それはできない相談だ。▼
(左端にリュシオン登場)
:[デギンハンザー]|
セリノスのリュシオン王子、~
そなたも同意見か?▼
:[リュシオン]|
セリノスの森を焼き、~
サギをことごとく死に追いやった奴ら…~
ベグニオンへの復讐心は消えません。▼~
我が兄弟、我が国民の仇をとり、~
今は寝たきりとなった父王を森に連れて戻りたい。▼~
……戦う術をもたぬ私に代わり、~
フェニキス王は行動してくださっている。▼~
その行為に対して感謝こそすれ、~
やめてほしいだなどと、思うはずがない。▼
:[デギンハンザー]|
そうか……▼~
だが、心せよ。~
復讐はさらなる復讐をもたらすだけ。▼~
決して終わることのない~
戦いの輪をつなげるだけなのだ。▼
:[リュシオン]|
…………▼
(リュシオンとティバーン消え、左端にカイネギス登場)
:[デギンハンザー]|
最後に…獅子王よ。~
そなたのガリアはどうするつもりだ?▼~
デインのガリアに対する牽制は、~
次の戦いへの布石だとわかった今…~
そなたのガリアはどう動く?▼
:[カイネギス]|
あちらが本格的に宣戦布告ないし~
それに準ずるような行動をせぬかぎり、~
様子を見ようと思う。▼
(デギンハンザー消え、中央右にティバーン登場)
:[ティバーン]|
ニンゲンどもを根絶やしにする~
第一歩として、▼~
デインをぶっ潰すってんなら~
フェニキスも力を貸すぜ?▼
:[カイネギス]|
いや、各国とも~
こと本格的な戦争となるまで~
手出しは控えてほしいのだ。▼~
ガリアに樹海あるかぎり、~
やつらの攻撃を凌ぐことは可能。▼
(ティバーン消え、右端にネサラ登場)
:[ネサラ]|
さすが大国は言うことが違う。~
領土拡大の好機を棒にふり、~
防衛に徹して現状維持ときたものだ。▼
(カイネギス・ネサラ消え、中央にデギンハンザー登場)
:[デギンハンザー]|
私も獅子王の意見に賛成だ。▼~
…ラグズの国だけで連合軍をつくり~
デインに対した場合、▼~
ベグニオン帝国はデインに~
つかざるを得なくなるだろう。▼~
それだけは避けねばならぬ。▼~
…戦火を不必要に広げてはならぬ。▼~
今は所在が知れずとも……~
エルランのメダリオンがあるかぎり、▼~
大陸全土を巻き込むような戦乱を~
起こしてはならぬのだ。▼~
よいな、ラグズの王たちよ。~
決して忘れてはならぬぞ。▼~
** コメント [#t87fda91]
- マカロフが敵の時の死亡セリフは 「あぁ、ごめんなマーシャ...
#comment
終了行:
#contents
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**ナレーション [#w4184dc7]
(ワールドマップ)
ベグニオン帝国は~
女神アスタルテを奉る宗教国家であり、~
巨大な版図を持つ大陸最大の国家でもある。▼
(サナキのイラストが表示される)
その頂点に君臨する皇帝は~
世界を導くために~
女神から、つかわされた使者――【神使】と呼ばれ、▼
神の代理人として、国民からの~
敬愛と崇拝を一身に受けていた。▼
その下、七人の有力公爵より構成される~
元老院が、神使を補佐して政務を担当、▼
この体制が、数百年の長きに渡って~
ベグニオンを支え、動かしてきた。▼
計らずも神使サナキを助けたアイクたちは、~
神使親衛隊の案内をうけ~
帝都シエネに招かれる。▼
(背景:帝都の風景の一枚絵)
上級貴族はすなわち~
聖職者というこの国の特徴から▼
貴族たちの住居は~
そのほとんどが神殿の形をとる。▼
街の中央には、女神アスタルテが~
そこから世界を見守るといわれる~
【導きの塔】があり、▼
そのまわりを、大小の神殿が~
秩序立てて並んでいる。▼
その中でも、ひときわ大きくそびえる~
神使の住む大神殿マナイルに~
足を踏み入れたアイクたちは、▼
クリミアで自由気ままに暮らしてきた自分たちとは~
あまりにも異なる文化や生活習慣に~
大きなとまどいを感じるのだった。▼
**オープニング [#r9e67636]
***屈辱の謁見 [#ua0945f3]
【大神殿マナイル】
(背景:神殿内の玉座の間)
(中央左:サナキ 中央右:エリンシア)
:[サナキ](中央左)|
……こほん。▼~
では、そなたが~
クリミア王ラモンの遺児~
エリンシア姫だというのじゃな?▼
:[エリンシア](中央右)|
はい。▼
:[サナキ]|
確かに…~
故クリミア王に、陰の王女ありとの~
報告は聞いている。▼~
しかし、そのほうが~
まことその王女であるやいなかは、~
それはまた別の話。▼~
なんぞ身の証となるようなものはないのか?▼
:[エリンシア]|
それが……▼~
デイン王の魔手より逃れることが~
精一杯で…証とするものは~
なにひとつ…持っておりません……▼
:[サナキ]|
ふぅむ。~
クリミア王弟レニングも亡くなったいま、~
そなたの顔を知る者とておらぬ。▼~
どうしたものかの……▼
(右端にアイク登場)
:[アイク](右端)|
俺が保証する。▼
:[エリンシア]|
アイク様!▼
:[アイク]|
エリンシア姫は、間違いなく~
クリミアの王女だ。▼
:[サナキ]|
ほぅ…なにをもってして~
そう言いきるのじゃ?▼~
生まれ落ちてよりこれまで、~
1度たりと外部と接触したことのない姫ぞ。▼~
それを、一介の傭兵ふぜいが~
なぜ本物であると断言できる?▼
:[アイク]|
…デイン軍が、血眼になって~
彼女を追っている。▼~
これまで何度も~
『クリミア王女を引き渡せ』と~
俺たちに要求してきたんだ。▼~
これ以上の証拠はないだろう。▼
:[サナキ]|
…それが、しかるべき~
地位にある者の言であれば~
立派な証となるであろうな。▼~
じゃが、おまえ自身…姓ももたぬ、~
素性も不確かな平民ではないか。▼~
平民はその貧しさゆえ、~
金を積まれれば、どんなホラ話であっても~
その片棒をかつぐのであろう?▼
:[アイク]|
……▼
:[サナキ]|
それともそなた、実は貴族の~
子息であるとでも申すのか?▼~
いや、それはさすがにないとして、~
クリミアの近衛騎士であるとでも?▼
:[アイク]|
俺は、貴族でも騎士でもない。~
王宮とのかかわりもいっさいない。▼~
だが、俺は…どんなに金を積まれても、~
自分の信念にそむくような嘘はつかん。▼~
エリンシアからは、~
護衛としての報酬をもらっている。~
それだけだ。▼~
俺と…俺の仲間たちは、~
彼女が嘘をつくような女じゃないと~
信じられるからこそ、ここまでいっしょにきたんだ。▼~
おまえがどんなに偉い存在かは知らん。~
だが、俺たちとエリンシアの間にある信頼を~
侮辱するようなことは許せん。▼
:[エリンシア]|
アイク様…▼
(左端にルカン登場)
:[ルカン](左端)|
な、な…~
神使様にたいし、なんという口のききかた…▼~
衛兵! この者どもをひったてよ!!~
不敬罪で、極刑に処するのだ!▼
:[サナキ]|
やめい!▼~
……ぷ くくくく~
セフェランの報告どおりじゃ。~
おまえは、ほんに面白いの。▼
:[ルカン]|
し、神使様!?▼
:[アイク]|
セフェラン…?▼~
あの巡礼僧のことか?▼
:[サナキ]|
巡礼僧…~
あやつめ、そう名乗ったのか。~
相変わらず読めぬ男よ。▼~
よいか、ぺルシス公セフェランは、~
我が片腕たる宰相ぞ。▼~
各国の情勢を把握するなどと申し…~
ここ数ヶ月の間、国をあけておるがな。▼
(ルカンと入れ替わりにシグルーン登場)
:[シグルーン](左端)|
クリミア王女、そして~
その護衛につく傭兵団のことなどは、~
逐一、国に報告されておりました。▼
:[エリンシア]|
それで、私が訪れることを…~
ご存知だったのですね?▼
:[サナキ]|
うむ。試すようなまねをして悪かった。▼~
じゃが、宮廷というところは、~
ほんに面白みのないところでな。~
わたしは、いつも退屈しておるのじゃ。▼~
此度の問答は、姫の護衛のおかげで、~
なかなかに楽しめる余興となったぞ。~
誉めてつかわす。▼
(シグルーンと入れ替わりにオリヴァー登場)
:[オリヴァー](左端)|
お、おぉ、そういうことでしたか。~
神使様らしい、気の利いたお遊び。▼~
このタナス公オリヴァー、~
すっかりだまされるところでしたぞ。~
のぉ、ルカン殿。▼
(オリヴァーと入れ替わりにルカン登場)
:[ルカン](左端)|
ご、ごほん。~
そういうことでしたか。~
…神使様もお人のお悪い。▼~
いやしかし、確かに…暇つぶしの余興としては~
悪くないものでしたかな?▼~
ヘッツェル殿。▼
(ルカンと入れ替わりにヘッツェル登場)
:[ヘッツェル](左端)|
ホッホッ まことに。▼~
クリミアの姫よ。~
そなたたちは、どうやら神使様の~
お気に召したようですぞ。▼~
光栄に思われるのですな。 ホッホッホ▼
:[エリンシア]|
……あ…~
…は、はい…▼
:[アイク]|
…………▼
(アイク消える)
:[サナキ]|
そうそう、うっかり忘れるところじゃ。~
そなたの身元は、すでに~
セフェランが保証しておる。▼~
これ以上ない証といえような。~
安心するがよいぞ。▼
:[エリンシア]|
…感謝…いたしま…~
(アイクが中央右に割り込む、エリンシアは右端へ移動)
:[アイク](中央右)|
…ちょっと待て。▼
:[サナキ]|
ん?▼
:[アイク]|
いったい、どういうつもりだ?~
エリンシアがクリミア王女だと~
わかった上で、不安をあおっておいて…▼~
余興だ? 気の利いたお遊びだ?~
ふざけるなっ!▼
:[サナキ]|
…………▼
:[アイク]|
エリンシアは、国も家族も…~
全てを失った。▼~
頼る者がいないから、危険を冒して~
やっとここまでたどり着いた。▼~
それを…人の苦労を笑い話にして、~
何が楽しい!?~
悪趣味にもほどがある!▼~
おまえたちは最低だ!!~
エリンシアに、もっとちゃんと詫びろ!▼
:[エリンシア](右端)|
ア、アイク様……▼
(左端にルカン登場)
:[ルカン](左端)|
こ、こやつ、~
まだ懲りずに神使様への侮辱行為を…!▼
:[サナキ]|
控えよ、ガデュス公ルカン!▼
:[ルカン]|
し、しかし!▼
:[サナキ]|
わたしが話しておるのじゃ、黙るがいい。▼
:[ルカン]|
ぐ……ぅ……▼
(ルカン消える)
:[サナキ]|
さて、アイクよ。~
そなたの気持ちはよくわかった。▼~
まこと、麗しき主従の情じゃ。~
我が臣下どもにも見習わせたいほどのな。▼~
……じゃが、~
いいかげんにするのは、そなたのほうじゃ。▼~
これ以上大声で吠え立てるのは、~
王女の立場を悪くするだけだと、なぜわからん。▼
:[アイク]|
なんだとっ!?▼
:[サナキ]|
エリンシア姫が、たとえ、~
本物の王女だとしても、~
しょせんは亡国の主でしかない。▼~
ベグニオンの後ろ盾なくして、~
国の再興などありえぬ。ちがうか?▼
:[アイク]|
!!▼
:[サナキ]|
いかに気分を害そうとも、~
そなたたちは祖国再興のため、▼~
我がベグニオンの機嫌を~
とっておかねばならぬ立場であると~
気づく頭も持ち合わせぬのか?▼
:[アイク]|
……くっ▼
:[サナキ]|
よく考えてみるのじゃな。▼~
では、わたしは退座するぞ。▼~
クリミアについての件は、~
元老院にて協議をはかったのち~
おって沙汰する。▼~
それまでは、ゆるりとくつろぐがよいぞ。▼
(画面暗転)
***頼れる存在 [#t8de2068]
(背景:神殿内の廊下)
(中央右:アイク)
:[アイク](中央右)|
なんだ、あれは!~
人の弱みにつけこむような~
ものの言い方をして…!▼~
皇帝だか神使だかしらんが気にくわん!▼~
(中央左にティアマト登場)
:[ティアマト](中央左)|
ねえ、アイク。~
神使は…むしろ、あなたを~
救ってくれたんじゃないかしら?▼
:[アイク]|
…何?▼
(左端にナーシル登場)
:[ナーシル](左端)|
そのとおりだよ。~
ベグニオンは古来のしきたりに~
とらわれる国。▼~
その象徴ともいえる神使を侮辱して~
今、こうして命があることは奇跡なんだ。▼
:[アイク]|
!▼
:[ナーシル]|
そしてもちろん、君の行為は~
雇い手であるエリンシア姫の責任ともなる。▼~
もし本当に、神使を怒らせてしまったら、~
クリミア王国再興は~
夢と消えるところだった……▼
:[アイク]|
そんなバカな…▼
(右端にセネリオ登場)
:[セネリオ](右端)|
アイク…納得できないでしょうが、~
馬鹿なことが平気でまかりとおるのが…~
貴族の世界なんです。▼~
同じベオクの中でも身分差があり、~
そこに差別は存在する。▼~
平民に生まれた時点で、生涯…~
貴族に逆らうことは許されない……▼
(ナーシル、ティアマト、セネリオ消える)
(中央左にエリンシア登場)
:[アイク]|
……エリンシア姫、~
その…すまなかった。▼~
知らなかったとはいえ、うかつなことをした。~
…………本当にすまん。▼
:[エリンシア](中央左)|
いいえ。私…~
アイク様が私のことを、あんな風に~
考えてくださっていたのだと知って……▼~
とても、うれしかった。▼
:[アイク]|
!▼
:[エリンシア]|
私のために怒ってくださった…~
その言葉1つ1つが……~
心にしみわたりました。▼
:[アイク]|
…そんな~
たいそうなことじゃない。▼
:[エリンシア]|
…だけど、1つだけ訂正させてください。▼~
確かに、私は家族を亡くし…国も失いました。▼~
……だけど、頼る相手はいます。~
アイク様と傭兵団のみなさんが~
いっしょにいてくださる……▼~
エリンシアは…とても……~
とても幸せだと、そう思っています。▼
:[アイク]|
エリンシア姫…▼
:[エリンシア]|
アイク様…~
どうか、エリンシアとお呼びください。▼
:[アイク]|
? それはまずいだろう。~
あんたは俺たちの雇い主なんだし…▼
:[エリンシア]|
さっきは、呼び捨てにしてくださいました。▼
:[アイク]|
俺が? 本当に?▼
:[エリンシア]|
お気づきでなかったのですか?▼
:[アイク]|
いや…そうか。~
悪かった、今後気をつける。▼~
じゃあ、とりあえず行こう。~
部屋を用意してくれているらしいしな。▼
(アイク消える)
:[エリンシア]|
あ、アイク様……~
…………▼
(戦闘結果報告表示)
(拠点メニューへ)
**【情報】 [#y83c3823]
***召使い ☆☆ [#ub770b1a]
(背景:神殿内)
(中央左:召使い 中央右:アイク)
:[召使い](中央左)|
…あ ねえねえ、聞いてよ。▼~
最近こんな噂があるの。~
霧の深い河の近くに時々…~
虎の半獣がでるんですって。▼~
:[アイク](中央右)|
………▼
:[召使い]|
あら、あんまり驚いてないわね。▼~
じゃあ、これはどう?~
…その半獣ってずっと~
化身しっぱなしで、元に戻らないんだって。▼~
怖いでしょ!?▼~
私たち人間が、~
野蛮なあいつらを倒そうと思ったら…~
化身してない時を狙うしなないのにね。▼~
どうやって戦えってのよ! って思わない?▼
:[アイク]|
………▼
:[召使い]|
…や~だ。まだ無反応ね。~
じゃあね、とっておきの情報、教えちゃう。▼~
軍人の彼に聞いたんだけど、~
虎とか猫とか4つ足の半獣には~
炎の魔法が効くらしいわよ。▼~
すごいでしょ? あたしって物知り~。▼
(左端におばさん登場)
:[おばさん](左端)|
あ、あんた…~
そんな馴れ馴れしい態度をして…▼
:[召使い]|
な、なによ…~
この人、新入りの下働きでしょ?▼
:[おばさん]|
ちがうよ! バカな子だね。▼
:[召使い]|
…… …… ……~
なに…? クリミア王女の護衛…▼~
…神使様の…お客…!?~
う、うそっ……!!~
し、し、失礼しました!!▼
:[アイク]|
………▼
(アイク消える)
:[召使い]|
ど、どうしよぉ~~
怒ってるみたい。~
あたし…辞めさせられるかも……▼
***ガトリー ☆ [#n99be441]
(背景:城の中庭)
(中央左:ガトリー)
:[ガトリー](中央左)|
おっ、アイクじゃないか!~
散歩か?▼
(中央右にアイク登場)
:[アイク](中央右)|
ガトリーか。~
あのやたらに飾り立てられて部屋に~
じっとしてると、気がめいるからな。▼~
あんたもか?▼
:[ガトリー]|
いや、おれは違う。~
花を愛でていたんだ。▼
:[アイク]|
…確かに、そこらじゅうに咲いてるな。▼
:[ガトリー]|
その花じゃなく、あっちの花だって。▼
:[アイク]|
…………~
おれには、廊下と~
『侍女』とかいう女どもしか見えんが。▼
:[ガトリー]|
それそれ!~
さすが違うよな~~
宮仕えの子たちは、キレイだよな~▼
:[アイク]|
……▼
(アイク消える)
:[ガトリー]|
なぁ、アイク。~
おまえの好みの子はいるか?~
おれは、あの栗毛のカワイコちゃんが…▼~
…って、アイク?~
ちぇっ まだまだガキだよな。▼
***ステラ ☆ [#nddff899]
(背景:城の廊下)
(中央右:ステラ)
:[ステラ](中央右)|
あ……アイクさん。▼
(中央左にアイク登場)
:[アイク](中央左)|
ん?~
ああ、あんたか。▼
:[ステラ]|
アイクさんも気分転換ですか?▼
:[アイク]|
そうだな……そんなところだ。~
散歩ついでに~
ちょっと1人で考え事をしていた。▼~
ベグニオンってのは、よくわからん国だな。▼
:[ステラ]|
……そう、かも知れませんね。▼~
形式や伝統にがんじがらめにされて……~
もっと大切なことを見落としている国……~
そんな気がします。▼
:[アイク]|
…………▼~
あんたはこの国の伯爵令嬢なんだろ?~
それが…なんでまた、騎士になろうと?▼
:[ステラ]|
その伯爵家から逃れるため……~
いえ、逃げるのではなく、立ち向かうため。~
私は、私自身の力と意思で生きたいのです。▼
:[アイク]|
…………何か理由があるんだな。▼
:[ステラ]|
はい……~
……騎士になる、と言いながら……~
時おり、弓を持つ手が震えるのです。▼~
私が強くなりたいと願うのは、~
むしろ心なのかも知れません。▼~
アイクさんは、絶望的な戦いでも~
決して諦めなかったと聞きました。▼~
お願いします、アイクさん。~
このまま、共に戦わせてください。▼~
私はあなたたちと共にあれば、~
強くなれる気がします。▼
:[アイク]|
……あんたの弓は、見事な腕だった。~
その申し出を断る理由はない。~
よろしく頼む。▼
:[ステラ]|
は…はい!~
ありがとうございます!▼
***マーシャ ☆ [#d4d87ae0]
(背景:神殿内)
(中央左:マーシャ)
:[マーシャ]|
はぁ~~~……▼
(中央右にアイク登場)
:[アイク]|
盛大なため息だな。▼
:[マーシャ]|
! やだ、アイクさん!~
聞いてたんですか!?▼
:[アイク]|
いつものあんたらしくないな。~
どうかしたのか?▼
:[マーシャ]|
いえ……その。~
ちょっと……~
ベグニオンには、居づらくって……▼
:[アイク]|
居づらい?~
確か、あんたはここの~
天馬騎士だったんだろ?▼~
知り合いとかに会えて~
嬉しいんじゃないのか?▼
:[マーシャ]|
逆です!~
もぉ、恥ずかしくって…~
ずっと顔が上げられないんですよ~!▼
:[アイク]|
??▼
:[マーシャ]|
……聖天馬騎士団を辞めた理由……~
アイクさんに言いましたよね?▼
:[アイク]|
ああ、兄さんを捜してるんだろう?▼
:[マーシャ]|
その兄のせいで……~
私は… 私は……~
はぁ~~~~~……▼
:[アイク]|
……そっとしておいた方がいいか?▼
:[マーシャ]|
…………~
本っ当に…すみません……▼
:[アイク]|
いや。~
……あんまり考えすぎるなよ。▼
:[マーシャ]|
ありがとうございます……▼
(アイクが消える)
:[マーシャ]|
…………同じ兄でも……~
アイクさんと兄さん…~
どうしてあんなに違うのかな……▼~
…………兄さんのバカ……▼
**オープニング-2 [#nbd065e1]
***ヒマ [#j93867e0]
(背景:神殿室内、中央左:ミスト、中央右:アイク)
:[ミスト]|
ヒ、マ、だ、よぉ~!~
ここにきてもう5日…~
なにもすることがないんだよ!?▼~
宮廷の中も、行っていいとこは~
全部見ちゃったし…~
あきたよ~!▼
(右端にティアマト登場)
:[ティアマト]|
エリンシア姫は、今日も~
社交会に連れ出されているし…~
することがないのは辛いわね。▼
:[アイク]|
…剣の鍛錬でもするか。▼
(ミスト消え、左端にナーシル登場)
:[ナーシル]|
アイク、~
神使親衛隊の隊長さんがお見えだよ。▼
(ナーシル消え、左端にシグルーン登場)
:[シグルーン]|
失礼します。~
傭兵団のみなさん、~
ベグニオンの暮らしはどうですか?▼~
なにか不自由はありませんか?▼
:[アイク]|
毎日、やることがなくてつまらん。▼
(中央左にミスト登場)
:[ミスト]|
お、お兄ちゃん!?~
なんてこと言うのよ!▼
:[アイク]|
おまえもさっきから~
ぼやいてたじゃないか。~
ヒマだとか、飽きたとか。▼
:[ミスト]|
ひっどい! どうしてそんな~
ほんとのこと言っちゃうの…って▼~
も、もぅ!~
お兄ちゃんのバカ!!▼
(ミスト消える)
:[ティアマト]|
…ごめんなさい。2人とも~
悪気はまったくないんですけど。▼
:[シグルーン]|
はい、わかっております。~
どうかお気になさらず。▼
:[アイク]|
俺たちになにか用か?▼
:[シグルーン]|
サナキ様の命により、~
お仕事の依頼に参りました。▼
:[アイク]|
神使の!?▼
(暗転)
***神使の依頼 [#hfd713f3]
(背景:霧の森、中央左:ティアマト、中央右:アイク)
:[ティアマト]|
…意外だわ。▼
:[アイク]|
なにがだ?▼
:[ティアマト]|
アイクのことだから、~
『神使の頼みなんか請けるもんか!』って~
言うかと思ったのに。▼
:[アイク]|
……エリンシア姫は、~
あいつらのご機嫌うかがいのため、~
毎日行きたくもない会合に参加しているんだ。▼~
俺たちも、神使のために働いてやって~
点数を稼ぐ手伝いぐらいしてやるさ。▼
:[ティアマト]|
…アイク。▼
(左端にセネリオ登場)
:[セネリオ]|
アイク、見えてきましたよ。▼
:[アイク]|
ここで待ち伏せしてればいいんだな?▼
:[セネリオ]|
はい。神使の依頼は―――▼~
『この旧街道を通りかかる~
商人に身をやつした一団の撃退。▼~
あわせて、その積荷の押収』~
というものでしたから。▼
:[アイク]|
よし、どんな奴らか知らんが、~
請け負ったからにはきっちり働くか!▼
(暗転)
【旧街道】
(背景:霧の森、中央左:ガシラマ)
:[ガシラマ]|
…今回は不作だったな。▼~
猫、虎、それにカラス…~
労働用のやつばっかりじゃないか。~
これじゃあ、たいした金にならんぞ。▼
(中央右に行商団登場)
:[行商団]|
苦労して集めたんだがなぁ。~
そんなにダメなものか?▼
:[ガシラマ]|
おれはこの道25年だがな、~
やはり1番高値がつくのは~
鑑賞用の“サギ”だ。▼~
それも王族の白羽なら、~
金に糸目をつけないという~
好事家ばかりだしな。▼
:[行商団]|
じゃあ、次は~
セリノスの森に行くか?~
何匹か残ってるかもしれんぞ。▼
:[ガシラマ]|
バカだな、おまえは!~
どうしてサギが高く売れると思う?~
ほとんどいないからだ。▼~
もう20年も前の話だ。~
暴徒どもが、セリノスの森を焼いて~
サギどもをぜーんぶやっちまったんだ。▼~
まったく、今思い返しても~
正気の沙汰じゃねえや。~
あんなお宝を、消しちまうなんざ…▼
:[行商団]|
へえぇ、そんなお宝なら、~
1度お目にかかってみたいもんだなぁ。~
そしたらとっつかまえて、オリにいれて…▼
:[ガシラマ]|
お、おい!▼
:[行商団]|
手に入れたゴールドでなにをするか…~
やっぱ酒だ。それからうまい食い物と、~
おおっと、いい女も忘れちゃいけねえ……▼
:[ガシラマ]|
こらっ!~
妄想にふけってないで、~
前見ろ、前っ!!▼
:[行商団]|
な、なんだぁ?~
あいつらいったい何者だっ!?▼
:[ガシラマ]|
ちっ……~
気をいれろよ、相棒!~
あいつら、只者じゃねえぞ!!▼
(暗転)
**進撃前 [#wf184135]
(マップ画面:アイクたちの陣営)
:[アイク](上段)|
現れたな。~
ティアマト、やつらに間違いないか?▼
:[ティアマト](下段)|
霧で見えにくいけど…~
人相、風体…どれも教えられたとおりだわ。~
間違いなさそうね。▼
(消える)
:[セネリオ](下段)|
…相手もこちらに気づいたようですね。~
武器を持って警戒しています。▼
:[アイク](上段)|
よし…全員、戦闘配備だ。▼
(出撃開始)
**進撃後 [#zf66dae0]
***1ターン目敵軍フェーズ [#g0455f7e]
(背景:霧の森、中央左:マカロフ)
:[マカロフ]|
あ~…~
ついてないなぁ。▼~
おれの勘が、今日こそ~
快晴だって告げてたんだが。▼
(中央右に行商団登場)
:[行商団]|
ほら、愚痴っても~
賭けはチャラになんねーぞ。~
さっさと負けた分払いな。▼
:[マカロフ]|
払いたいのは山々だけど、~
あいにく今は手持ちがなくて。▼
:[行商団]|
またか! おまえ~
ここの用心棒やってんのも~
借金の返済がわりだろう?▼~
とにかく、アジトに戻ったら~
ちゃんと取り立てるからなぁ。~
逃げたらただじゃおかねえぞ!!▼
(行商団消える)
:[マカロフ]|
……そうすごまれてもな~~
ないもんはないんだし…▼~
どうするかな~~
妹に頭を下げるしかないか。▼~
また泣かれるかな~~
けど、兄の命と引き換えになら~
ちょっとぐらい助けてくれるよな。▼~
よーし、~
今夜にでも、聖天馬騎士団の~
営舎を訪ねてみるとするか。▼
***建物訪問(画面下側) [#w292d85a]
(背景:室内、中央左:カリル)
:[カリル]|
……困ったねぇ。~
あれこれ買い物したはいいけど~
こんなにたくさん持てやしないよ。▼~
ラルゴときたらもう、あたしを置いて~
どこ行っちゃったのさ……▼
(右端に訪問者登場)
:[訪問者]|
?▼
:[カリル]|
あら、あんた。~
今日はついてたね、~
ちょうどいいとこに来たよ。▼~
あんたにね、いいものをあげるよ。~
たくさん買い物をしたってんで~
タダでもらった物だけどね。▼~
ああ、いいんだよお礼なんて。~
あたしくらいの女になるとね、~
金と男には不自由しないもんなのさ。▼~
じゃあね。~
それ、一生の宝物にするんだよ。▼~
<精霊の粉を手に入れた>
***建物訪問(画面上・右側) [#h7e745d3]
(背景:室内、中央左:おばあさん、右端:訪問者)
:[おばあさん]|
戦いだって?~
この辺りも危ないのかい?~
弱ったねえ。困ったねえ。▼~
ああ、そうそう。~
これ…物置で眠ってたシロモノなんだけどねぇ。▼~
あたしには、よくわからないけど……~
けっこう値打ちモノなんじゃないかねぇ?▼~
もったいないけど、この書…あんたにあげるよ。~
だからさ、この家に被害が出ないよう~
何とかしておくれよね? わかったね?▼~
<待ち伏せの書を手に入れた>
***建物訪問(画面上・左側) [#j1e70851]
(背景:室内、中央左:女の子、右端:訪問者)
:[女の子]|
これね、そこの川でひろったの。~
だけど…おかあさんが、~
ばっちいからポイしてきなさいって。▼~
…これ、ほしい?▼~
そう。だったら、あげるよ!~
だいじにしてね?▼~
<秘伝の書を手に入れた>
***マカロフ初戦時 [#a9c7a4c8]
:[マカロフ](上段)|
あんたたちも傭兵かい?~
お互い雇われの身はつらいよなあ。▼~
悪いとは思うんだけどさ。~
おれも借金返さなきゃ~
妹に叱られちまうんだよ……▼
***マカロフvsマーシャ [#pff95029]
:[マカロフ](上段)|
あれ…あれれ…?~
おまえ、まさか……!?▼
:[マーシャ](下段)|
えっ!~
やだ、もしかして~
マカロフ兄さんなの!?▼
***マカロフ対マーシャ マーシャ死亡時 [#nb3dde47]
:[マーシャ]|
にいさ…ん…~
どうして……?▼
:[マカロフ]|
マーシャ! しっかりしろ!!~
だめだ… 死なないでくれ……~
マーシャっ!!!▼
***マカロフ撃破 [#fd1w21f2]
:[マカロフ]|
あぁ、ごめんなマーシャ……▼
***会話(マーシャ→マカロフ) [#y4c3b525]
:[マーシャ](上段)|
に、兄さん!▼
:[マカロフ](下段)|
…って、マーシャか。~
いやあ、久しぶりだなあ。▼~
ちょうどおまえに会いに行こうと~
思ってたんだ。▼
:[マーシャ](上段)|
『いやあ、久しぶり』じゃないわ!~
いったいどこへ行ってたの?▼~
借金作って~
いなくなっちゃうなんて、~
ひどいじゃない。▼~
おかげで~
私は、聖天馬騎士団を~
やめるはめになったのよ。▼
:[マカロフ](下段)|
え? どうしてだ?▼
:[マーシャ](上段)|
借金取りが~
毎日営舎にやって来るのよ。▼~
いられるわけないじゃない!▼
:[マカロフ](下段)|
いやあ、面目ない。▼~
ほら、借金を返すために~
新しく借りた金を増やそうとしたら~
いつの間にかなくなってさ。▼~
それを何回かくりかえしたら~
貸してくれるところまで~
なくなってさ… ハッハッハッ▼
:[マーシャ](上段)|
まったく、これだもの…~
とにかく一緒に来て。▼
:[マカロフ](下段)|
いっしょって…~
どうするんだよ?▼
:[マーシャ](上段)|
私たちの軍に参加するの。~
1度、その根性を~
アイクさんに叩き直してもらわないと。▼
:[マカロフ](下段)|
いや、でも、~
今はここの連中に~
雇われているわけだし。▼~
いきなり敵の軍にってのは~
色々とまずいんじゃ…▼
:[マーシャ](上段)|
ゴチャゴチャ言わずに~
さっさと来る!!▼
:[マカロフ](下段)|
はっ、はいっ!▼
***台詞イベント [#a3c50f32]
(背景:霧の森、中央:ガシラマ)
:[ガシラマ]|
や、やりやがる…~
こいつら…王宮騎士でもねえのに~
バケモノみてえに強ぇ……▼~
へ…へへ だがな~
どんなに強くても~
本物のバケモノにはかなわねえはずだ!▼~
おい! 誰か!~
【なりそこない】の檻を開けろっ!▼~
へへ…~
頭からバリバリ喰われちまいな!▼
***ガシラマ視界範囲に入った時 [#t657c36f]
(と思われる)
***ガシラマ視界範囲に入った時(と思われる) [#zcad849b]
:[アイク](上段)|
おい、おまえたち。~
いい加減、降参したらどうだ?▼~
そんな構えで、俺たちに~
勝てるとでも思っているのか?▼
:[ガシラマ](下段)|
うるせえっ!~
どいつの差し金かしらねえが、▼~
積荷を奪われたら~
おまんまの食い上げなんだよ!!▼
:[アイク](上段)|
だったら、仕方ない。~
手加減はせんからな!▼
***ガシラマ初戦時 [#m0420f7e]
:[ガシラマ](上段)|
て、てめえらだって、~
馬に乗ったり肉食ったり~
してるじゃねえか!▼~
人間を使うわけじゃねえんだ!~
半獣で商売して何が悪い!▼
***アイクvsガシラマ [#nb98e72c]
:[ガシラマ](上段)|
俺たちの積荷を奪おうってんだ…~
てめえらもカタギじゃねえな!▼~
こっちの客には貴族もいるんだ!~
後でてめえらも~
タダじゃすまねえぞ!▼
:[アイク](下段)|
なんだと……?~
積荷の中身がどうした?▼
:[ガシラマ](上段)|
とぼけやがって!~
これでもくらいやがれ!▼
***レテvsガシラマ [#t1953dbe]
:[ガシラマ](上段)|
雌猫か、雌ならいいぜ。▼~
趣味のあう奴に~
たかく売れるからなあ。▼
:[レテ](下段)|
……私はニンゲンが嫌いだ。~
だがきさまにたいしてだけは、~
そんな言葉では到底足りん。▼~
同胞の痛みを、苦しみを……~
貴様のその身に刻んでやる!▼
***モゥディvsガシラマ [#k52d440e]
:[ガシラマ]|
げえっ 虎か!?~
虎はやばい!~
なんとかだまして薬を飲まさねえと……▼
:[モゥディ]|
オオオオオオオーー!▼
***レテで【なりそこない】攻撃時 [#d2d35db5]
:[レテ](上段)|
お、おいっ!~
おまえ獣牙族だろう!?~
どうしてベオクの護衛などしている!▼
:[ガリア兵](下段)|
ガ ガ ガルルルァ▼
:[レテ](上段)|
おまえ…~
正気じゃないのか…?~
なにをされた……?▼
:[ガリア兵](下段)|
ガルルルァ ガルルルルルル▼
:[レテ](上段)|
……っ!▼~
せめて…~
私の手で倒す……▼
***モゥディで【なりそこない】攻撃時 [#m9b7a2b4]
:[モゥディ]|
オまえは獣牙族。~
モゥディと同じ虎の兄弟……▼
:[ガリア兵]|
ガ ガ ガルルルァ▼
:[モゥディ]|
……ダけど、モうオまえは……~
モゥディのコとが…ワからない。▼
:[ガリア兵]|
ガルルルァ ガルルルルルル▼
:[モゥディ]|
……~
モゥディは、オまえを倒す。~
スまない……▼
***ガシラマ撃破 [#fd10a272]
:[ガシラマ]|
なんてこった……~
これじゃ大損だぜ……▼
**クリア後 [#vc7feb8e]
***詮索無用 [#m391e49a]
:[アイク](上段)|
任務完了だ。~
積荷を押収して引き上げるぞ!▼
(暗転)
(背景:城の回廊、中央右:アイク)
:[アイク]|
グレイル傭兵団、今戻った。▼
(中央左にシグルーン登場)
:[シグルーン]|
ご苦労さまでした。任務成功の報は、~
押収された積荷とともに既に届いております。~
よくやってくださいましたね。▼~
それで、報酬の件ですが…▼
:[アイク]|
…あの積荷についてなんだが、~
あれの中身がなんなのか、教えてくれないか?▼
:[シグルーン]|
それは……▼
(右端にタニス登場)
:[タニス]|
…あなたがたの仕事は、~
積荷を届けるところまでだ…詮索は無用。▼
:[アイク]|
だが…!▼
:[タニス]|
エリンシア姫が部屋に戻られている。~
こんなところでぐずぐずせず、~
早く顔を見せて安心させてやるがいい。▼
(タニス消える)
:[アイク]|
…………▼
:[シグルーン]|
報酬については…明日、~
神使さま自らお支払いになられるそうです。~
お話はまた、その時に。▼~
では、失礼します。▼
(シグルーン消える)
:[アイク]|
………▼
(暗転)
***ラグズサミット [#nf57ee5f]
(ムービー画面:砂漠の城に各種のラグズが集結する)
(ムービー、ゴルドア会議:砂漠の城に各種のラグズが集結す...
(背景:城郭前、左端:カイネギス)
:[カイネギス]|
…よくぞ集まってくれた、~
我が同胞、ラグズの王たちよ。▼~
各国の王が一同に会することは、~
実に数十年ぶりのこととなる。▼~
まずは、わしの求めに応じ、▼~
快くこの場を提供してくれた~
ゴルドア王デギンハンザー殿に~
感謝を述べたいと思う。▼
(右端にデギンハンザー登場)
:[デギンハンザー]|
……▼
(デギンハンザー消える)
:[カイネギス]|
さて、ラグズの王たちよ。▼~
すでに聞き及んでおろうが、~
デイン王国がクリミア王国を急襲し~
その支配下においた。▼~
クリミアはベオクの国ながら…▼~
その成り立ちの時より、~
我々ラグズに対し友好的態度を~
取り続けてきたのはご存知のとおりだ。▼~
特に、ラモンという傑出した人物が~
王となってからの30年ほどは―――▼~
我がガリアと、互いの国民を交換しあうなど~
さまざまな試みを意欲的におこなってきた。▼~
しかし、それをよしとしない輩がいたのだ。▼~
…デイン国王アシュナード―――~
あやつが何ゆえ、突如~
行動を起こしたのかはわからん。▼~
しかし、その蛮行により、~
クリミアという国が滅んだのは事実。▼~
そして…デイン軍はその勢いのまま、~
我がガリアへも~
兵を絶え間なく送り込んできておる。▼
(右端にティバーン登場)
:[ティバーン]|
それは、獅子王よ。~
あんたの国がクリミア王の遺児を~
保護したからだって聞いているぜ?▼
:[カイネギス]|
うむ。いまだ我が国にクリミア王女ありと~
考えての行動であろうな。▼
:[ティバーン]|
…だが、王女は~
もうガリアにはいないんだよな?▼
:[カイネギス]|
さすがに早耳だな、フェニキス王ティバーン。~
確かに王女は既にガリアを脱出し、~
ベグニオンへ向かって旅立った。▼
:[ティバーン]|
つい先日、クリミア王女の船が~
ベグニオンの神使が乗った船を~
助ける現場ってのに出くわしただけだ。▼
:[カイネギス]|
おお、では~
エリンシア姫は無事、▼~
ベグニオン皇帝と接触を~
果たしたというわけか!▼~
それは朗報だ。▼
:[ティバーン]|
デインもまだ、その情報を~
入手していないだろうから…▼~
ベグニオンから正式に~
クリミア王女保護の報がでれば~
デインもガリア侵攻をやめるかもしれんな。▼
(カイネギス消え、中央左にネサラ登場)
:[ネサラ]|
あんたにしちゃ情報が遅いなタカ王。~
ご自慢の『目』と『耳』は休暇中かい?▼
:[ティバーン]|
何がいいたい?▼
(ネサラ消え、左端にカイネギス登場)
:[カイネギス]|
どういうことか説明してもらえんか?~
キルヴァス王ネサラよ。▼
(カイネギス消え、中央左にネサラ登場)
:[ネサラ]|
…クリミア王女は、命からがら、~
なんとかガリアに逃げ込んだ。▼~
しかし、頼りにしていた獅子王からは~
援助を受けられないときた。▼
(ネサラ消え、左端にカイネギス登場)
:[カイネギス]|
!▼
(カイネギス消え、中央左にネサラ登場)
:[ネサラ]|
他に頼るものもない王女様ご一行は、~
わらにもすがる思いのまま、~
ふた月に及ぶ航海を経て―――▼~
数日前に無事ベグニオン入りを果たした。▼~
そして当のデイン側は、とっくにその事実を~
知っていて、王女を亡きものとするための~
追っ手を送り出している。▼~
…とまあ、これが最新情報ってわけだ。▼
(ネサラ消え、左端にカイネギス登場)
:[カイネギス]|
デインがすでに、王女がベグニオンに~
いることを知っているだと!?▼~
キルヴァス王よ、そなたはいったい~
どうやってそこまでの情報を得たのだ!?▼
(カイネギス消え、中央左にネサラ登場)
:[ネサラ]|
なに、たいしたことじゃない。~
平素から周囲へ目を向けていれば~
自然と情報は耳に入ってくるものさ。▼
:[ティバーン]|
ただ通過しただけで、~
デイン側の情報まで把握できるたぁ~
妙な話だな、ネサラ?▼
:[ネサラ]|
そうかい?~
情報収集のやり方1つにも~
コツがあってね。▼~
よかったら伝授してやろうか?▼
:[ティバーン]|
ニンゲンどもと通じる方法なら、~
遠慮しておこう。▼~
ラグズの誇りを捨てるような真似、~
俺にはできそうもないからな。▼
:[ネサラ]|
! ……そうやって~
なけなしの誇りにしがみつくのが、~
フェニキス流だよな。▼~
『ベグニオン船以外は襲わぬ』とか言って、~
他にまわすほどの兵がないって~
素直に認めたらどうだい?▼
:[ティバーン]|
……なんだと?▼
(ティバーン消え、右端にデギンハンザー登場)
:[デギンハンザー]|
両者ともよさぬか!▼~
…キルヴァス王ネサラよ。~
確かに、そなたの最近の行動は、~
目に余るところがある。▼
:[ネサラ]|
ゴルドアの黒竜王が、いったい~
我が国のなにをご存知だというので?~
是非、お聞かせ願いたいものだ。▼
:[デギンハンザー]|
先日、フェニキスの領海にて~
ベオクの船を襲い、我がゴルドアの地に~
接岸させた件…忘れたとはいわさぬぞ。▼
:[ネサラ]|
!!▼
(デギンハンザー消え、中央右にティバーン登場)
:[ティバーン]|
ネサラ、てめえ…~
まだこそこそと、俺らのなわばりを~
荒らしてやがったのか!?▼
(ティバーン消え、右端にデギンハンザー登場)
:[デギンハンザー]|
我が息子クルトナーガから、~
その船にクリミア王女らしき~
ベオクが乗っていたという報告を受けている。▼
(中央右にクルトナーガ登場)
:[クルトナーガ]|
……▼
(ネサラ・クルトナーガ消え、左端にカイネギス登場)
:[カイネギス]|
なんと!~
キルヴァス王よ、そなた…▼
(カイネギス消え、中央左にネサラ登場)
:[ネサラ]|
…俺はいつまでもちっちぇ島国の~
王で収まってる気はない。▼~
機会さえあれば、それをガッチリ掴んで~
一気に強国に名をつらねる。▼~
そのための資金は、~
いくらあっても足りないぐらいだ。~
ベオクだとかラグズだとか関係ない。▼~
仕事に応じた報酬を払ってくれれば、~
どんな汚いことだってやってやる。▼
:[デギンハンザー]|
その野心を止めるつもりはないが、~
手段は慎重に選ぶがいい。▼~
いざ、領土を拡げたが周囲は~
すべて敵という状況に陥らぬような。▼
:[ネサラ]|
……一応、心に留めておきますよ。▼
(ネサラ消え、中央左にティバーン登場)
:[デギンハンザー]|
…同じく、フェニキス王よ、~
そなたもいい加減に~
ベグニオン船への海賊行為は控えてはどうだ?▼~
このままでは、いつ戦いが始まるとも知れぬ。▼
:[ティバーン]|
ベグニオンの奴らが、俺たちの同胞~
サギの民にしたことを~
詫びぬ限り、それはできない相談だ。▼
(左端にリュシオン登場)
:[デギンハンザー]|
セリノスのリュシオン王子、~
そなたも同意見か?▼
:[リュシオン]|
セリノスの森を焼き、~
サギをことごとく死に追いやった奴ら…~
ベグニオンへの復讐心は消えません。▼~
我が兄弟、我が国民の仇をとり、~
今は寝たきりとなった父王を森に連れて戻りたい。▼~
……戦う術をもたぬ私に代わり、~
フェニキス王は行動してくださっている。▼~
その行為に対して感謝こそすれ、~
やめてほしいだなどと、思うはずがない。▼
:[デギンハンザー]|
そうか……▼~
だが、心せよ。~
復讐はさらなる復讐をもたらすだけ。▼~
決して終わることのない~
戦いの輪をつなげるだけなのだ。▼
:[リュシオン]|
…………▼
(リュシオンとティバーン消え、左端にカイネギス登場)
:[デギンハンザー]|
最後に…獅子王よ。~
そなたのガリアはどうするつもりだ?▼~
デインのガリアに対する牽制は、~
次の戦いへの布石だとわかった今…~
そなたのガリアはどう動く?▼
:[カイネギス]|
あちらが本格的に宣戦布告ないし~
それに準ずるような行動をせぬかぎり、~
様子を見ようと思う。▼
(デギンハンザー消え、中央右にティバーン登場)
:[ティバーン]|
ニンゲンどもを根絶やしにする~
第一歩として、▼~
デインをぶっ潰すってんなら~
フェニキスも力を貸すぜ?▼
:[カイネギス]|
いや、各国とも~
こと本格的な戦争となるまで~
手出しは控えてほしいのだ。▼~
ガリアに樹海あるかぎり、~
やつらの攻撃を凌ぐことは可能。▼
(ティバーン消え、右端にネサラ登場)
:[ネサラ]|
さすが大国は言うことが違う。~
領土拡大の好機を棒にふり、~
防衛に徹して現状維持ときたものだ。▼
(カイネギス・ネサラ消え、中央にデギンハンザー登場)
:[デギンハンザー]|
私も獅子王の意見に賛成だ。▼~
…ラグズの国だけで連合軍をつくり~
デインに対した場合、▼~
ベグニオン帝国はデインに~
つかざるを得なくなるだろう。▼~
それだけは避けねばならぬ。▼~
…戦火を不必要に広げてはならぬ。▼~
今は所在が知れずとも……~
エルランのメダリオンがあるかぎり、▼~
大陸全土を巻き込むような戦乱を~
起こしてはならぬのだ。▼~
よいな、ラグズの王たちよ。~
決して忘れてはならぬぞ。▼~
** コメント [#t87fda91]
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