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章別会話/王なき王都
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** ナレーション [#saf1ac86]
(大陸地図 デイン王国周辺にフォーカス)
<ナレーター>
ダルレカ水門での戦いは~
アイクたちに~
現実を叩きつけた。▼
クリミア軍が進軍する先は~
当然、戦場となる。▼
そして戦場となれば、その地は~
大きな損害をこうむることになる。▼
水害によって倒壊した家屋、~
土を流された田畑。~
雪の中、呆然と立ち尽くす村人たち。▼
彼らにとってクリミア軍は~
紛れもなく侵略者であった。▼
しかし、自分たちにも~
救わねばならない祖国がある。▼
志なかばにして~
果てた者たちのためにも~
歩みを止めるわけにはいかない。▼
アイクたちクリミア軍が、~
デインの人々のために~
今、できることは、▼
一刻も早く~
デイン王都ネヴァサに辿り着き~
この戦いを終結させることだけだった。▼
(地図が2回に分かれて白くなる。2回目で完全な白。)
「第21章 王なき王都」
** オープニング [#b7ee1a66]
*** 狂王の真意 [#scffac14]
(「デイン王城」の絵が数秒間表示された後、城内の背景)
~(中央左:カサタイ 右向き 右端:デイン兵 左向き)
:[カサタイ]|
ええい! まだか!?~
まだ…陛下はお戻りにならぬのか!?▼
:[デイン兵]|
はっ! 何度となく~
使者を送ってはおりますが、~
明確な答えを得られることはなく……▼
:[カサタイ]|
クリミア軍勢は、もう~
そこまで迫ってきておるというのに……~
陛下はなにを考えておられるのだ。▼~
王都を死守するため…せめて指揮官には、~
【四駿】クラスの将を配していただかなければ…~
万が一ということにもなりかねぬ………▼
~(右端人物変更→イナ 左向き)
:[イナ]|
………これで十分と、~
王はお考えなのでしょう。▼
:[カサタイ]|
イナ殿…! あなたは、よく…~
そんなに落ち着いていられ…▼
:[イナ]|
デインの兵は、~
大陸一とうたわれる精鋭ばかり……▼~
数にしても…いまだクリミア軍を~
はるかに上回っていますから。▼
:[カサタイ]|
し、しかしですな!▼~
ここはデインの王都なのですぞ!?~
他国に陥落させられる恐れがあるなら、~
どんなことをしても守るべき場所!▼~
私や…失礼だがイナ殿、~
あなた程度の将では…~
とても勤まらぬ大役であると考えるが!?▼
:[イナ]|
……それは…そのとおりだと思います。▼
:[カサタイ]|
で、では…!~
あなたは、なぜ…この役を任じられた時に、~
強硬に辞さなかったのだ!?▼
:[イナ]|
………あなたなら、できますか?~
王の勅命と聞かされ…それに背くことが?▼
:[カサタイ]|
…うぅ…▼
:[イナ]|
………………~
1つ、私が気づいたことを~
お話ししておきましょう。▼~
…もし、私たちが~
王都を守りきれなかったとしても……~
王は…心を大きくは動かされないでしょう。▼~
……王は、デインという国そのものには…~
執着を持っておられませんから……▼
:[カサタイ]|
!?▼~
…な、なにを…言っておるのだ!?~
そなた…自分の口にしておることを~
ちゃんと理解しているか…?▼
:[イナ]|
……はい。▼
:[カサタイ]|
バカな!!~
どこの世界に、自国の陥落に~
心を動かさぬ王がいるのだ!?▼~
…そんな非常識なことがあってたまるものか!▼
:[イナ]|
……カサタイ将軍。&br;
真実から目をそらさないでください。▼
:[カサタイ]|
真実!? ハッ 何が真実かっ!&br;
そなたの勝手な当て推量ではないか…っ!!▼
:[イナ]|
ではなぜ、王は突然…クリミアを攻めたのでしょう?▼
:[カサタイ]|
そ、それは…&br;
あの国が、邪悪なる半獣どもと&br;
手を組んだことへの制裁としてだろうて。▼
:[イナ]|
確かに…表向きはそうなっています。▼&br;
でも、おかしいと思われませんか?&br;
制裁であれば、まず宗主国である&br;
ベグニオンに訴え出るべきでしょう。▼&br;
ベグニオンに協力と理解を乞い、&br;
それを得た上で宣戦布告するべきです……▼&br;
この手順を無視すれば、&br;
文明社会の秩序を乱す輩として…&br;
後に、他国につけ入る隙を与えてしまいます。▼&br;
それを…王はあえて『奇襲』という&br;
最悪の形をとられた……▼&br;
……王は、武力によってクリミア王都を&br;
陥落させた後、王城を乗っ取られました。▼&br;
そして今…それを足がかりに&br;
ガリア攻略を開始されている……▼&br;
つまり…王の目的は、初めから&br;
クリミア侵略などではなかったのです。▼&br;
ガリアをつけば、遠からず&br;
フェニキス、キルヴァス、ゴルドア……&br;
ラグズ勢の参戦は容易に想像できます。▼&br;
その情勢に持ち込めれば、ベグニオンも&br;
デインにつかざるを得ない。▼&br;
大陸中を巻き込む戦乱……&br;
それこそが…王の望みなのではないでしょうか。▼
:[カサタイ]|
………た、確かに……&br;
そう考えれば…辻褄があってくる……▼&br;
が、しかし……そのために…&br;
クリミアを…同じ人間の国を犠牲にするなど……&br;
正気の沙汰とは…思え…ない……▼
:[イナ]|
……話を、戻しましょう。&br;
野望を叶えるため…&br;
王は新たな居城を手に入れられました…▼&br;
もはや…デインの地は…民は……&br;
顧みられぬ存在なのです……▼&br;
…王は…ご自身のおられる場所こそが&br;
己の王国たらんとお考えなのかも知れません。▼
:[カサタイ]|
……だが! 世界に覇を唱えるならば&br;
兵力はどんなにあろうとも困らぬはず…!▼&br;
元から持っている力を、むざむざ&br;
捨てるような真似は…愚の骨頂だ……▼
:[イナ]|
………ですから、これが&br;
デインに与えられた…1度きりの機会なのです。▼&br;
……ここでクリミア軍を止め……&br;
王の求めるような価値を示さぬ限り………&br;
この地は、間違いなく王に見放されます。▼
:[カサタイ]|
そんな…ばかなことが……▼
:[イナ]|
援軍はきません。&br;
全力で戦い、自分で生を勝ち取る以外に……&br;
私たちに生き残る術は残されていないのです。▼
:[カサタイ]|
…………そ、そんな……&br;
そんな………▼
:[イナ]|
しっかりしてください。&br;
それでも王は…この王都のために&br;
1つだけ…『切り札』を用意しました。▼&br;
それを使って…&br;
この危機を乗り切るのです。▼&br;
『切り札』を使うためには……&br;
カサタイ将軍、あなたの協力が不可欠です…&br;
勝つために…私を信用して下さい。▼
:[カサタイ]|
………………………………&br;
………………わかりました…&br;
この際、どんなわずかな希望にもすがりましょう。▼&br;
イナ殿…いえイナ将軍。&br;
……あなたを信じますぞ。▼
*** 裏切り [#wc0638b4]
(画面フェードアウト→背景 雪がふるテント 中央左:アイク...
:[アイク]|
とうとうたどり着いたな。&br;
ここがデイン王都か…▼&br;
国王アシュナード…&br;
奴さえ討てれば、&br;
この戦は終わるんだな?▼
~(右端:ナーシル 左向き 登場)
:[ナーシル]|
……アイク、ここには…▼
:[アイク]|
なんだ、ナーシル?▼
:[ナーシル]|
王都を攻めるには…&br;
人数が少なすぎはしないか?▼&br;
相手は…狂王と呼ばれるほどの男…&br;
どんな卑劣な罠を用意しているか…▼
~(中央右:ティアマト 左向き 登場)
:[ティアマト]|
その可能性はありそうね。▼&br;
クリミア軍が攻めてきた報は&br;
伝わっているでしょうに…&br;
あまりにも静か過ぎるわ。▼
~(左端:セネリオ 右向き 登場)
:[セネリオ]|
どうやら、戦える者はすべて&br;
兵力として駆りだされたようですね。▼&br;
女子供は…戦を避けて&br;
地方に避難したというところでしょう。▼
:[アイク]|
俺たちは侵略者じゃない。&br;
民間の者には手出しは……▼
:[セネリオ]|
そんなことは、相手には&br;
分かりません。▼&br;
みな、自分の国の軍が&br;
クリミアの民に何をしたか知っている。▼&br;
その仕返しをされると思えば&br;
動作も機敏になるというものです。
~(右端人物変更 ナーシル→エリンシア 左向き)
:[エリンシア]|
クリミアの民が……&br;
どうなったというのです?▼&br;
牢獄に捕らえられているのは、兵士だけでは?▼
:[セネリオ]|
……あなたは、本当に&br;
国を統べる者としての教育を&br;
受けていないのですね。▼&br;
戦に負けた国がどうなるか…▼&br;
家、土地、畑、全てを荒らされ、&br;
その国の民は……&br;
もはや同じ人間としては扱われない。▼&br;
クリミアの民も…&br;
特にデインの支配力が強い&br;
王都近郊では、▼&br;
半獣…ラグズ以下の扱いを&br;
うけていることでしょう……▼
:[エリンシア]|
……そんな……&br;
どうしてそんな……&br;
ひどい……▼
:[セネリオ]|
それがわかっているから、&br;
自分達を守るものとして&br;
民衆は国に税を納めているんです。▼&br;
…国民を守る王族や貴族が&br;
戦に敗れるというのは、&br;
それだけ罪深いものなのですよ。▼&br;
民に対する裏切りに他ならない。▼
:[エリンシア]|
……う……&br;
… … … ……▼
:[アイク]|
セネリオ、もうよせ!▼
:[セネリオ]|
…………▼
:[ティアマト]|
姫…それでも、&br;
国民の多くは王家の復活を願っています。▼&br;
もう1度、自分達の平和な生活を&br;
取り戻してくれることを信じて。▼
:[アイク]|
俺たちにできるのは、一刻も早く&br;
デイン国王を討ち、クリミアから&br;
デイン軍を追い出すことだ。▼&br;
それができるのは、あんただけなんだ。&br;
…わかるだろう?▼
:[エリンシア]|
……は…はい…▼&br;
私…私が……&br;
………クリミアの民を…救います。必ず……▼
~(人物変更 エリンシア→ナーシル 左向き)
:[アイク]|
ティアマト、セネリオ、&br;
それからナーシル。▼&br;
聞いての通りだ。&br;
俺は、ここで退くことはせん。▼&br;
罠があるなら&br;
それごと打ち破ってやる。&br;
この戦は、ここで終わらせる!▼
:[ティアマト]|
ええ、そうしましょう!▼
:[セネリオ]|
…全ては、あなたの望むままに。&br;
僕も全力を尽くします。▼
:[ナーシル]|
………▼
~(暗転)
~(戦績報告)
~(拠点での進撃準備開始)
** 【情報】 [#p25ee897]
*** <難民 ☆> [#sa9c51c4]
(背景:降雪中の雪原、左端:アイク、中央右:ジル)~
:[ジル]|
…あの、将軍……~
ありがとうございました。▼
:[アイク]|
ん?▼
: [ジル]|
敵であるダルレカの領民に…~
ご厚情を…賜り……~
…本当に……なんとお礼を……▼
:[アイク] |
兵糧のことか…▼~
とても十分といえる量じゃないが、~
できるだけのことはしたかった。~
あんたが気にすることはない。▼
:[ジル]|
アイク将軍……▼
:[???](声のみ)|
お、お嬢様!~
フィザット家のお嬢様じゃないですか!▼
:[ジル]|
!?▼
~(ジル中央左に移動して右を向く。中央右に女性登場)
:[女性]|
ああ、やっぱり!~
シハラム様のお嬢様だ。~
よかった…生きておられたんですね?▼
:[ジル]|
…あなた…ダルレカの…▼
:[女性]|
はい。▼~
ルマ村のソフィーです!~
村では暮らせなくなったんで…~
妹と2人で王都まで逃げてきました。▼~
あの戦いで…~
シハラム様たちといっしょに~
お嬢様も戦死されたのかとばかり……▼~
よかった…本当によかった…▼
:[ジル]|
…………▼
:[アイク]|
………▼
:[女性]|
そちらは…護衛の傭兵さんですか?~
お嬢様のこと、よろしくお願いします。▼~
シハラム様の大切なお嬢様です。~
クリミア軍なんかに捕まらないよう…~
ぜったいに守ってあげてくださいね!▼
:[アイク]|
!▼
:[ジル]|
あ、あの…~
私たちは……▼
:[女性]|
いいですか、お嬢様!▼ ~
水門のこと…わたしはわかってます。~
シハラム様は、戦に勝つためとはいえ~
あんなことをご自分の意志でなさる方じゃない。▼ ~
仕事の合間に、部下の方々と~
野良仕事を手伝ってくださったり…▼ ~
私の妹が重い病になった時も~
ご自分の騎竜に乗せて王都の~
お医者さまのところへ運んでくださった……▼ ~
あんなに私たち領民1人1人のために~
心を砕いてくださった方はいません。▼
:[ジル]|
…………▼
:[女性]|
憎いのは、クリミア軍です!▼~
あいつらがデインに来なければ…~
戦いは起きなかった。~
シハラム様を失わずに済んだ…▼~
わたしは…▼
~(右端に女の子登場)
:[女の子]|
ねえちゃん…~
おなか…すいた……▼
~(女性、妹の方を振り返る)
:[女性]|
…いい子ね。▼~
後で姉ちゃんが食べるものを~
探してくるから。~
あと少し、我慢するのよ。▼
:[女の子]|
これ… あっちの~
へいたいさん…くれた。~
あたし…たべていい?▼
:[女性]|
ばか!~
そんなもの捨てなさいっ!▼~
クリミアから施しを受けるくらいなら、~
餓死するほうがましなんだから!!▼
:[女の子]|
…うっぇ うええっ……▼
~(女の子消え、女性はジルの方を振り向く)
:[女性]|
……お嬢様!▼~
逃げて…生き延びてくださいね。~
わたしたちも、泥をすすって~
草を食べてでも生きていきます。▼~
そしていつか…~
クリミア軍に思い知らせてやるんだ。▼~
私には無理でも、私の子が…~
子が無理なら孫が……いつかかならず……▼~
……じゃあ、失礼します。▼~
お嬢様、約束ですよ。~
シハラム様のためにも…~
ぜったい死なないでくださいね!▼
~(女性消える)
:[ジル]|
……あ……!▼
:[アイク]|
………▼
:[ジル]|
………………~
……す、すみま…せん。~
…………………………▼
:[アイク]|
…いや。~
………………▼
*** <ミスト ☆> [#l9ded8bd]
(背景:降雪中の天幕前、中央左:アイク)
:[アイク]|
ミスト。▼
~(中央右にミスト登場)
:[ミスト]|
……お兄ちゃん。▼
:[アイク]|
…………平気か?▼
:[ミスト]|
………▼ ~
ここまで……来れたね。~
わたしたち……~
デイン王に勝てるのかな……▼
:[アイク]|
もちろん、勝つさ。▼~
俺たちが負ければ……~
クリミアは~
もう2度と蘇らないかもしれない……▼
:[ミスト]|
…………~
どうしよう、お兄ちゃん……~
わたし……怖い……▼~
お守りがわりだったメダリオンが~
なくなっちゃったせいで……~
すごく、不安なの……▼
:[アイク]|
ミスト……▼
:[ミスト]|
ずっと…メダリオンのこと……~
お母さんだと思って、話しかけてたの。▼~
…お父さんが…いなくなってからは……~
2人ともに話してる…気持ちで……▼~
どこに…いっちゃったんだろう……▼
:[アイク]|
……きっと見つけてやるから。▼~
大丈夫だ。あれがなくったって~
親父も母さんも……~
俺たちを見守っててくれるさ。▼
:[ミスト]|
…………~
そうだよね……ごめんなさい。▼~
心の中に…お父さん、お母さん……~
それから、傍には…~
お兄ちゃんと…みんなが居てくれる。▼~
だから、メダリオンがなくても…~
わたしは平気。▼~
きっと…大丈夫。うん。▼
:[アイク]|
…その調子だ。▼
~(右端にナーシル登場)
:[ナーシル]|
アイク、ミスト。~
2人とも、話をするなら~
中に入ったらどうだい?▼~
雪は解けかけていても、まだ外は冷えるよ。▼
~(ミスト左端に移動し、ナーシルの方を向く)
:[ミスト]|あ、ナーシルさん!▼
:[アイク]|
確かに、体が冷えたな。~
天幕に戻るか?▼
:[ミスト]|
うん! 行こ、お兄ちゃん!~
ナーシルさん!▼
~(ミスト・アイク消える)
:[ナーシル]|
…………~
すまない……▼
~(左端にミスト現れる)
:[ミスト]|
ナーシルさん、どうしたの?~
早く早く!▼
:[ナーシル]|
……あ、ああ。▼~
(ミスト消える)~
………………▼
** 進撃前 [#i7776e88]
(拠点メニュー後)
(背景:降雪中城門前、左端:ベグニオン兵、中央右:アイク)
:[ベグニオン兵]|
アイク将軍!~
王城の門が開かれました!!▼
:[アイク]|
なにっ!?▼~
どういうつもりだ…?▼
~(ベグニオン兵消え、右端にエリンシア登場)
:[エリンシア]|
これが、敵の罠でしょうか?▼
~(中央左にセネリオ登場)
:[セネリオ]|
…予想外の展開です。~
篭城するほうが圧倒的に~
優位であるはずなのに……▼~
敵の策が…まったく読めません。▼
~(左端にティアマト登場)
:[ティアマト]|
でも、私たちは退かない。~
そうよね、アイク?▼
:[アイク]|
ああ、どうせ読めないんなら~
どう攻めても同じことだ。~
策なら、戦いながら立てればいい。▼~
いくぞ!~
クリミア軍、出撃っ!!▼
~(暗転)
~(マップ画面:城内の各所が映し出され、玉座前で停止)
:[デイン兵A](中段)|
て、敵兵進入っ!▼
:[カサタイ](下段)|
…なんと!~
もう、動いたのか!?▼~
無謀な……罠であると~
勘ぐりもしなかったというのか?~
まさか本当に…乗ってくるとは…▼
:[イナ](上段)|
……クリミア軍を率いる~
アイクという将軍は…▼~
ろくな兵法も用いず、~
本能のまま戦う手合いであるとか。▼
:[カサタイ](下段)|
豪胆というか…型破りというか……~
まったく…信じられませんな……▼
:[イナ](上段)|
では、予定通り…~
城門を閉ざし彼らの退路を塞いで下さい。~
ここで一気に勝負をつけましょう。▼
:[カサタイ](下段)|
…で、では、そろそろ……▼
イナ殿がおっしゃっていた―――~
陛下がこの城に残された『切り札』とやらを~
お見せ願えますかな?▼
奴等をここにおびき寄せさえすれば、~
一網打尽にできるほどの…『切り札』とは~
いったいどのようなものが…?▼
:[イナ](上段)|
……カサタイ将軍…▼
これから何を見ても……~
驚かないで下さいね。~
必ず…私を信じると…▼
:[カサタイ](下段)|
誓いましょう。~
…デイン王宮騎士の名にかけ~
私はイナ殿を裏切りはしない。▼
:[イナ](上段)|
ありがとうございます…▼~
………▼
~(マップ画面:イナ、竜に化身する)
:[カサタイ](下段)|
イ、イナ将軍…!?~
あなたは……▼
:[イナ](上段)|
……………▼
:[カサタイ](下段)|
ひっ…!▼
:[イナ](上段)|
カサタイ将軍!~
約束を…お忘れですか…?▼
なにがあろうと…~
この王都を…守りぬくのですよね?▼
:[カサタイ](下段)|
……あ…あぁ…………~
…そうだ…そのとおり……~
しかし…なるほど…▼
……それで陛下は……~
あなたに王都を……~
……イナ将軍……………▼
:[イナ](上段)|
………▼
~(消える)
:[カサタイ](下段)|
この戦い…勝てるぞ!~
幻のゴルドア竜が…~
我らの側についておるのだ!!▼~
これは吉兆だ!~
デインは敗れぬ!!▼~
デイン王国軍は不滅だ!~
クリミア軍など蹴散らすのだ!!▼
~(消える)
:[デイン兵B](中段)|
デイン軍万歳!▼
:[デイン兵A](下段)|
デイン軍に勝利あれ!!
~(歓声があがる)
~(暗転)
~(背景:城内廊下、左端:ベグニオン兵)
:[ベグニオン兵A]|
報告します!~
後方にて、城門が閉じられました!▼
~(ベグニオン兵A消える、左端に別のベグニオン兵現れる)
:[ベグニオン兵B]|
我が軍は、完全に城内に~
閉じ込められましたっ!!▼
~(ベグニオン兵B消え、中央左にベグニオンA登場)
:[ベグニオン兵A]|
敵襲っ! 敵襲っ!!!▼
~(ベグニオン兵消え、中央左にアイク登場)
:[アイク]|
みんな、落ち着け!~
うろたえるな!!▼
~(中央右にティアマト登場)
:[ティアマト]|
アイク! ここにいたのね…▼
:[アイク]|
ティアマト!~
エリンシア姫たちは!?▼
:[ティアマト]|
大丈夫よ。~
姫も、補給部隊も…~
護衛部隊が守っているわ。▼
:[アイク]|
セネリオ、これが敵の罠だと思うか?▼
~(右端にセネリオ登場)
:[セネリオ]|
……おそらく…▼
:[ティアマト]|
罠だとすれば、その目的は?▼
:[セネリオ]|
………クリミア軍を分断し、~
戦力を削ぐことが目的でないとすれば…▼~
相手は…どんな策を弄してでも~
ここで我々を一網打尽にしようという~
目論見だと思われます。▼
:[ティアマト]|
…となると、デイン側には~
相当な切り札があると考えられるわね。▼~
もしここで私たちクリミア軍が勝利すれば…~
デイン王国は陥落することになるもの。▼
:[アイク]|
…必ず潰す自信があるということか?~
デイン王アシュナード……~
俺たちを甘く見たことを…後悔させてやる。▼
:[セネリオ]|
いずれにせよ、慎重にいかなくては。▼~
王女を守るための兵は惜しまず、~
少数精鋭で特攻部隊を編成し、~
玉座に向かわせましょう。▼~
特攻部隊の人選は、慎重に行なってください。▼
:[アイク]|
わかった。▼
~(マップ画面)
~【デイン王城】
~(出撃開始)
** 進撃後 [#a46a33b3]
*** カサタイ初戦時 [#s5c130f9]
:[カサタイ](上段)|
我らにも後がない。~
もはや下がることなどできぬ!▼ ~
なんとしてもクリミア軍を壊滅させ、~
陛下にお戻りいただくのだ!▼
*** カサタイをタウロニオで攻撃 [#r05c21d0]
:[カサタイ]|
タウロニオ殿!?~
まさか貴方が裏切るとは…▼
:[タウロニオ]|
…許せ。▼
:[カサタイ]|
…この痴れ者が!!▼
*** カサタイ撃破時 [#bbe68b1b]
:[カサタイ](上段)|
勢いは……止められぬか……▼~
だが…まだ…負けたわけではない……~
……イナ将…軍……~
…王都を…守りたまえ………▼
*** タウロニオ初戦時 [#j1d315df]
:[タウロニオ](上段)|
来いっ!~
わしを見事打ち倒し、~
屍を踏み越えてみせよ!▼
*** 子供(サザやトパック等)で攻撃時 [#aaae03be]
:[タウロニオ](上段)|
なんと……~
このような幼子まで~
戦に出ねばならんとは……▼
*** タウロニオ撃破時 [#z6c3172f]
:[タウロニオ](上段)|
…………戦いに生き……~
……戦いに…死す………▼
*** 会話(アイク→タウロニオ) [#m2f0dd56]
:[アイク](上段)|
……なんだ…?~
…あんたは、どうして~
そんな顔で俺を見ている…!?▼
:[タウロニオ](下段)|
わしはタウロニオ。~
デイン王国の将だ。▼~
……クリミアの若き将よ、~
そなたに1つ聞きたい。▼~
そなたのその剣技……~
誰に師事したものだ?▼~
わしの知る限り…それは、~
我が友1人のものであった。▼
:[アイク](上段)|
…親父だ。~
剣の扱いは親父に習った。▼
:[タウロニオ](下段)|
……そうか。~
そなたガウェインの子か……▼
:[アイク](上段)|
! あんたは~
親父の知り合いなのか?▼
:[タウロニオ](下段)|
…古い友だ。~
奴は、どうしておる?▼
:[アイク](上段)|
…………▼~
親父は…もういない。~
デインの将に敗れて…~
……死んだ……▼
:[タウロニオ](下段)|
まさか…!?~
あのガウェインを破るとは…~
そのような使い手が…▼
:[アイク](上段)|
……全身に…~
黒い鎧をまとった騎士だった……▼
:[タウロニオ](下段)|
漆黒の騎士…か……~
あの男の力……~
…まさか…それほどとは……▼
:[アイク](上段)|
……………▼
:[タウロニオ](下段)|
…そなた、他に兄弟は?▼
:[アイク](上段)|
妹が1人…▼
:[タウロニオ](下段)|
ならば、そなたとは戦えんな。▼~
その剣技…失われるには~
あまりに惜しいものだ。▼~
―――わしは投降する。~
投獄なり処刑なり…~
好きにするがいい。▼
:[アイク](上段)|
正気か!?▼
:[タウロニオ](下段)|
……いたって。~
どの道、この戦を~
死に場所と定めておったのだ。▼~
わしは先代の王の御世より長く~
この国に仕えてきた。▼~
だが恐怖で民を縛り…~
ただ戦を繰り返すばかりの~
現王には……もはや従えぬ。▼
:[アイク](上段)|
……死ぬぐらいなら、~
俺たちの仲間になってくれ。~
あんたの力こそ、惜しい。▼
:[タウロニオ](下段)|
デインの将であった者を~
使うというのか……?▼~
それはできぬ。~
クリミアの者たちが~
到底、納得すまい。▼
:[アイク](上段)|
そんな綺麗事を言ってられるほど、~
俺たちの軍に余裕はない。▼~
……頼む。力を貸してくれ。▼
:[タウロニオ](下段)|
………承知した。▼~
1度は捨てた命だ。~
そなたが拾うというなら~
好きに使うがいい。▼
*** アイクが玉座の間の入り口に到達した時 [#yf4d408d]
:[アイク](下段)|
アシュナード……~
どこだ!?▼
:[イナ](上段)|
…………▼
:[アイク](下段)|
!!~
……ゴルドアの…~
竜鱗族………!?▼
:[イナ](上段)|
……お待ちしていました。~
あなたが~
アイク将軍ですね?▼
:[アイク](下段)|
!~
……おまえは?▼
:[イナ](上段)|
…イナと申します。~
王に命じられ、この王都を守る者……▼
:[アイク](下段)|
…退け。~
無駄な戦いをする気はない。▼
:[イナ](上段)|
残念ながら、ここに王はいません。▼
:[アイク](下段)|
!?▼
:[イナ](上段)|
王とデイン軍は、~
クリミア王都を陥落させた後、~
そのまま、そこに留まられています。▼
:[アイク](下段)|
なんだと…!?~
王都を放棄してか?▼
:[イナ](上段)|
………………▼~
戦いの終結を望む気持ちは…~
こちらも同じこと……▼~
ならば、あなたが王を討つため~
クリミアへ向かうよりも▼~
私がここであなたを討ち、~
クリミア軍を撃破するほうが~
ずっと早いと思いますが?▼
:[アイク](下段)|
…確かに、それも一理ある。▼~
かといってクリミアを~
おまえたちの好きにさせたままにはできん!▼
:[イナ](上段)|
…両方を立てることはできません。~
互いの利を主張すればこそ~
戦いがおきる……▼~
どちらも退けないのであれば…~
強者が生き残るまで。▼~
私は私の利を持って…~
あなたを倒します。▼
:[アイク](下段)|
!▼
*** イナ初戦時 [#w11efd3d]
:[イナ](上段)|
その短い命を~
少しでも長らえたいのであれば……▼~
あなたは私に、~
近づくべきではありませんでした。▼
*** アイクvsイナ [#g916b716]
:[アイク](上段)|
どうして、竜鱗族のあんたが……~
デイン王に仕えているんだ!?▼
:[イナ](下段)|
……私は……~
愛する人の…~
お傍にいたいだけです……▼~
…あの方は…私の全て……▼~
だから…あなたを倒さなければ……~
………私は…私は……▼
*** ミストvsイナ [#l8abe82b]
:[ミスト](上段)|
あ、あなたは…~
竜鱗族の方ですよね?▼~
わたしたち…~
南の海で困っている時に、~
竜の王子さまに助けてもらったんです。▼~
……だから…あなたとは~
戦いたくないんだけど……~
………やっぱり…ダメですか?▼
:[イナ](下段)|
……クルトナーガ様に~
お会いになられたのですね。▼~
私も…クルト様が~
助けられた者の命を……~
この手で奪いたくはありません……▼
:[ミスト](上段)|
じゃあ…!▼
:[イナ](下段)|
………ごめんなさい…~
…それでも…やはり……~
戦いをやめることはできない……▼
*** 獣牙族vsイナ [#s594a6fa]
:[イナ](上段)|
獣牙族……~
あなた方に1度だけ忠告します。~
化身を解いて逃げてください。▼~
何者も…竜に勝つことはできません。▼
*** 鳥翼族vsイナ [#s0f46895]
:[イナ](上段)|
フェニキスの鳥翼族ですか……▼~
あなた方は、我々~
竜鱗族の力を知りながら……~
あえて、向かってくるというのですね?▼
*** リュシオンをイナの攻撃対象にさせた場合 [#u303afad]
:[イナ](上段)|
…セリノスの王子……~
そのように不用意に姿をさらして……~
………死にたいのですか?▼
*** イナ撃破時 [#z28ac569]
:[イナ](上段)|
…………▼
** クリア後 [#f3145561]
(背景:玉座前、中央左:イナ)
:[イナ]|
……強い、ですね。~
私の負けです。▼
~(中央右にアイク登場)
:[アイク]|
おとなしく降伏しろ。~
命まではとらない。▼
:[イナ]|
…それは…………できません。▼
:[アイク]|
なに!?▼
:[イナ]|
私は…~
あの方の元へ戻らなくては……▼
~(イナ消える)
:[アイク]|
! 待てっ!▼
~(マップ画面:イナが玉座の間の入り口に走り出すと、イナの...
:[アイク](上段)|
ナーシル!~
よかった、そいつを捕まえてくれ。▼
:[ナーシル](下段)|
………▼
~(マップ画面:ナーシル、イナをかわしてアイクの方を見る)
:[ナーシル](下段)|
……すまない。▼
:[アイク](上段)|
ナーシル!?▼
~(マップ画面:アイク、ナーシルの面前まで進むとナーシルに...
:[アイク](上段)|
くっ……!▼
~(マップ画面:ティアマトとセネリオがアイクに近寄る)
:[セネリオ](下段)|
アイク!▼
:[ティアマト](中段)|
ナーシル!~
あなた、何を…!?▼
~(ナーシル、イナの方を振り返る)
:[ナーシル](下段)|
早く逃げろ…▼
:[イナ](上段)|
…………▼
~(マップ画面:イナ逃げる)
~(暗転)
~(背景:玉座前、中央左:ナーシル、中央右:アイク)
:[アイク]|
……あんたが~
裏切り者だったのか?▼
:[ナーシル]|
…………▼
:[アイク]|
敵に情報を漏らしていたのは…~
あんただっていうのか?~
…まさか…ミストのメダリオンも…?▼
:[ナーシル]|
…………▼
:[アイク]|
……どうして黙っている!?▼~
あんたは、元々、~
デイン王の配下だったっていうのか?~
ラグズのあんたが…どうして?▼
:[ナーシル]|
…………▼
:[アイク]|
くそっ…!▼
:[ナーシル]|
…………▼
:[アイク]|
…疑いが晴れるまで、~
あんたの身柄を拘束する。▼~
(左端にベグニオン兵登場)~
尋問はしない…~
自分から話したくなったら~
…俺を呼べ。▼
:[ナーシル]|
……▼
~(ナーシル・ベグニオン兵消える)
:[アイク]|
………▼
~(暗転)
~(背景:マップ画面)
:[ナーシル](上段)|
……バルメニー神殿を~
調べてくれ…▼
:[アイク](上段)|
…なんだって!?▼
:[ナーシル](下段)|
…………▼
:[アイク](上段)|
…………▼
~(暗転)
【クリミア王城】
(背景:玉座前、中央左:アシュナード、右端:プラハ)
:[アシュナード]|
王都がおちたか…~
くく、なんとも無様なものだ。▼~
どんなに強固に育てた軍とても、~
戦がなくばすぐに鈍る。▼~
戦という餌のない~
兵の存在とはなんだろうな?▼
:[プラハ]|
お、お言葉ながら陛下…~
デイン軍の主力は~
ほぼこちらに移っておりますので……▼
:[アシュナード]|
兵力は十分に残した。~
それでしのげぬとは…~
イナには期待しすぎたかもしれんな。▼~
竜鱗族といっても、~
しょせんその程度ということか。▼
:[プラハ]|
は……▼
:[アシュナード]|
それよりも、漆黒の騎士…~
あやつはどうした。~
王都で会ったのだろう?▼
:[プラハ]|
はっ。~
陛下に、これをと……▼
:[アシュナード]|
とうとう我が手に戻ったか。~
包みを解いて、中を見せろ。▼
:[プラハ]|
は…はい……▼
:[アシュナード]|
くく…直接触れぬよう、~
注意するのだぞ。▼
:[プラハ]|
……こちらに……▼
:[アシュナード]|
これは…見事なものだ。~
我の起こした戦いの気に~
よく反応しておる。▼
:[プラハ]|
……こ、これが、~
エルランのメダリオン……▼
:[アシュナード]|
そうだ。~
かつて、世界に~
大洪水をおこし…▼~
テリウス以外の大陸を全て~
水の底に沈めた邪神が封じられている。▼
:[プラハ]|
……この蒼白い光は…▼
:[アシュナード]|
この王宮…そして我自身やそなた…~
もろもろが放つ、負の気によるものだ。~
邪神はすなわち負そのもの。▼~
互いに呼応してこのような光を発するのだ。▼~
それゆえ、『炎の紋章』なる~
俗称で呼ぶ学者もいると聞くな。▼
:[プラハ]|
…………▼
:[アシュナード]|
くくく 震えておるのか?~
確かに、この光は人を魅了する。▼~
…負の衝動のまま、~
全ての生物を斬り殺すとは……~
どのような心地がするものかと。▼~
まるで誘っているようではないか。▼
:[プラハ]|
…そ、その……~
報告が…まだ残っておりますが……▼
:[アシュナード]|
おい!▼
~(左端にデイン兵登場)
:[デイン兵]|
はっ!▼
:[アシュナード]|
メダリオンを包みに戻し、~
宝物庫に入れておくのだ。▼
:[デイン兵]|
はっ!▼
~(デイン兵消える)
:[アシュナード]|
…続けろ。▼
:[プラハ]|
はっ……!▼~
…漆黒の騎士は、陛下のご要望通り、~
セリノスの王女を手に入れるべく~
動いております。▼~
フェニキスに向かうと申しておりました。▼
:[アシュナード]|
ほぅ、~
王子ではなく王女をと、決めたか。~
…理由を聞いたか?▼
:[プラハ]|
はい。学者に調べさせたところ、▼~
20年もの間、世俗より断たれていた~
王女の方が、より効果の高い呪歌謡い~
であろうという見解でしたので。▼
:[アシュナード]|
しかし…~
フェニキスのタカ王を出し抜いて、~
王女をさらうことができるのか?▼
:[プラハ]|
……タカ王とて、常に~
王女の側にいるわけではありません。▼~
ご存知の通り、漆黒の騎士は~
怪しげな“転移の粉”を持っています。▼~
あれほどの使い手が、神出鬼没なれば…~
この世界に敵う者がおりましょうか……▼~
もちろん…我が陛下という例外を~
除いての話でございますが。▼
:[アシュナード]|
クククク あやつとは1度、~
やりあわねばならん。▼~
しかし、それはまだ先の話だ。~
あれほどの手駒は、そうは手に入らぬからな。▼
:[プラハ]|
確かに……▼
:[アシュナード]|
…して、プラハよ。~
このところ失策続きのおまえは~
自分の価値をどう示す?▼~
我の手駒でい続けるには、~
それなりの成果を上げてもらわねばな。▼~
…おまえも、このラジャイオンの~
餌になりたいか?▼
~(ガオーという獣の声)
:[プラハ]|
……め、滅相もありません。▼
:[アシュナード]|
くくく~
我はどちらでも構わん。~
せいぜいあがいてみせよ。▼
:[プラハ]|
はっ……~
で、では、これにて……▼
:[アシュナード]|
……1つ聞き忘れたな。~
王都陥落の後、イナはどうした。▼
:[プラハ]|
使いの者の話では、~
敵の手をからくも逃れ…~
行方知れずということです。▼~
ですが……~
あの者のことです、~
必ず陛下の元へ戻るのでは…▼
:[アシュナード]|
始末しろ。▼
:[プラハ]|
!?▼
:[アシュナード]|
あやつは用済みだ。~
おまえの手に余るようなら~
だまして捕まえるだけでもよい。▼
:[プラハ]|
ぎ…御意……▼
*コメント [#e4ad795e]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
#contents
----
** ナレーション [#saf1ac86]
(大陸地図 デイン王国周辺にフォーカス)
<ナレーター>
ダルレカ水門での戦いは~
アイクたちに~
現実を叩きつけた。▼
クリミア軍が進軍する先は~
当然、戦場となる。▼
そして戦場となれば、その地は~
大きな損害をこうむることになる。▼
水害によって倒壊した家屋、~
土を流された田畑。~
雪の中、呆然と立ち尽くす村人たち。▼
彼らにとってクリミア軍は~
紛れもなく侵略者であった。▼
しかし、自分たちにも~
救わねばならない祖国がある。▼
志なかばにして~
果てた者たちのためにも~
歩みを止めるわけにはいかない。▼
アイクたちクリミア軍が、~
デインの人々のために~
今、できることは、▼
一刻も早く~
デイン王都ネヴァサに辿り着き~
この戦いを終結させることだけだった。▼
(地図が2回に分かれて白くなる。2回目で完全な白。)
「第21章 王なき王都」
** オープニング [#b7ee1a66]
*** 狂王の真意 [#scffac14]
(「デイン王城」の絵が数秒間表示された後、城内の背景)
~(中央左:カサタイ 右向き 右端:デイン兵 左向き)
:[カサタイ]|
ええい! まだか!?~
まだ…陛下はお戻りにならぬのか!?▼
:[デイン兵]|
はっ! 何度となく~
使者を送ってはおりますが、~
明確な答えを得られることはなく……▼
:[カサタイ]|
クリミア軍勢は、もう~
そこまで迫ってきておるというのに……~
陛下はなにを考えておられるのだ。▼~
王都を死守するため…せめて指揮官には、~
【四駿】クラスの将を配していただかなければ…~
万が一ということにもなりかねぬ………▼
~(右端人物変更→イナ 左向き)
:[イナ]|
………これで十分と、~
王はお考えなのでしょう。▼
:[カサタイ]|
イナ殿…! あなたは、よく…~
そんなに落ち着いていられ…▼
:[イナ]|
デインの兵は、~
大陸一とうたわれる精鋭ばかり……▼~
数にしても…いまだクリミア軍を~
はるかに上回っていますから。▼
:[カサタイ]|
し、しかしですな!▼~
ここはデインの王都なのですぞ!?~
他国に陥落させられる恐れがあるなら、~
どんなことをしても守るべき場所!▼~
私や…失礼だがイナ殿、~
あなた程度の将では…~
とても勤まらぬ大役であると考えるが!?▼
:[イナ]|
……それは…そのとおりだと思います。▼
:[カサタイ]|
で、では…!~
あなたは、なぜ…この役を任じられた時に、~
強硬に辞さなかったのだ!?▼
:[イナ]|
………あなたなら、できますか?~
王の勅命と聞かされ…それに背くことが?▼
:[カサタイ]|
…うぅ…▼
:[イナ]|
………………~
1つ、私が気づいたことを~
お話ししておきましょう。▼~
…もし、私たちが~
王都を守りきれなかったとしても……~
王は…心を大きくは動かされないでしょう。▼~
……王は、デインという国そのものには…~
執着を持っておられませんから……▼
:[カサタイ]|
!?▼~
…な、なにを…言っておるのだ!?~
そなた…自分の口にしておることを~
ちゃんと理解しているか…?▼
:[イナ]|
……はい。▼
:[カサタイ]|
バカな!!~
どこの世界に、自国の陥落に~
心を動かさぬ王がいるのだ!?▼~
…そんな非常識なことがあってたまるものか!▼
:[イナ]|
……カサタイ将軍。&br;
真実から目をそらさないでください。▼
:[カサタイ]|
真実!? ハッ 何が真実かっ!&br;
そなたの勝手な当て推量ではないか…っ!!▼
:[イナ]|
ではなぜ、王は突然…クリミアを攻めたのでしょう?▼
:[カサタイ]|
そ、それは…&br;
あの国が、邪悪なる半獣どもと&br;
手を組んだことへの制裁としてだろうて。▼
:[イナ]|
確かに…表向きはそうなっています。▼&br;
でも、おかしいと思われませんか?&br;
制裁であれば、まず宗主国である&br;
ベグニオンに訴え出るべきでしょう。▼&br;
ベグニオンに協力と理解を乞い、&br;
それを得た上で宣戦布告するべきです……▼&br;
この手順を無視すれば、&br;
文明社会の秩序を乱す輩として…&br;
後に、他国につけ入る隙を与えてしまいます。▼&br;
それを…王はあえて『奇襲』という&br;
最悪の形をとられた……▼&br;
……王は、武力によってクリミア王都を&br;
陥落させた後、王城を乗っ取られました。▼&br;
そして今…それを足がかりに&br;
ガリア攻略を開始されている……▼&br;
つまり…王の目的は、初めから&br;
クリミア侵略などではなかったのです。▼&br;
ガリアをつけば、遠からず&br;
フェニキス、キルヴァス、ゴルドア……&br;
ラグズ勢の参戦は容易に想像できます。▼&br;
その情勢に持ち込めれば、ベグニオンも&br;
デインにつかざるを得ない。▼&br;
大陸中を巻き込む戦乱……&br;
それこそが…王の望みなのではないでしょうか。▼
:[カサタイ]|
………た、確かに……&br;
そう考えれば…辻褄があってくる……▼&br;
が、しかし……そのために…&br;
クリミアを…同じ人間の国を犠牲にするなど……&br;
正気の沙汰とは…思え…ない……▼
:[イナ]|
……話を、戻しましょう。&br;
野望を叶えるため…&br;
王は新たな居城を手に入れられました…▼&br;
もはや…デインの地は…民は……&br;
顧みられぬ存在なのです……▼&br;
…王は…ご自身のおられる場所こそが&br;
己の王国たらんとお考えなのかも知れません。▼
:[カサタイ]|
……だが! 世界に覇を唱えるならば&br;
兵力はどんなにあろうとも困らぬはず…!▼&br;
元から持っている力を、むざむざ&br;
捨てるような真似は…愚の骨頂だ……▼
:[イナ]|
………ですから、これが&br;
デインに与えられた…1度きりの機会なのです。▼&br;
……ここでクリミア軍を止め……&br;
王の求めるような価値を示さぬ限り………&br;
この地は、間違いなく王に見放されます。▼
:[カサタイ]|
そんな…ばかなことが……▼
:[イナ]|
援軍はきません。&br;
全力で戦い、自分で生を勝ち取る以外に……&br;
私たちに生き残る術は残されていないのです。▼
:[カサタイ]|
…………そ、そんな……&br;
そんな………▼
:[イナ]|
しっかりしてください。&br;
それでも王は…この王都のために&br;
1つだけ…『切り札』を用意しました。▼&br;
それを使って…&br;
この危機を乗り切るのです。▼&br;
『切り札』を使うためには……&br;
カサタイ将軍、あなたの協力が不可欠です…&br;
勝つために…私を信用して下さい。▼
:[カサタイ]|
………………………………&br;
………………わかりました…&br;
この際、どんなわずかな希望にもすがりましょう。▼&br;
イナ殿…いえイナ将軍。&br;
……あなたを信じますぞ。▼
*** 裏切り [#wc0638b4]
(画面フェードアウト→背景 雪がふるテント 中央左:アイク...
:[アイク]|
とうとうたどり着いたな。&br;
ここがデイン王都か…▼&br;
国王アシュナード…&br;
奴さえ討てれば、&br;
この戦は終わるんだな?▼
~(右端:ナーシル 左向き 登場)
:[ナーシル]|
……アイク、ここには…▼
:[アイク]|
なんだ、ナーシル?▼
:[ナーシル]|
王都を攻めるには…&br;
人数が少なすぎはしないか?▼&br;
相手は…狂王と呼ばれるほどの男…&br;
どんな卑劣な罠を用意しているか…▼
~(中央右:ティアマト 左向き 登場)
:[ティアマト]|
その可能性はありそうね。▼&br;
クリミア軍が攻めてきた報は&br;
伝わっているでしょうに…&br;
あまりにも静か過ぎるわ。▼
~(左端:セネリオ 右向き 登場)
:[セネリオ]|
どうやら、戦える者はすべて&br;
兵力として駆りだされたようですね。▼&br;
女子供は…戦を避けて&br;
地方に避難したというところでしょう。▼
:[アイク]|
俺たちは侵略者じゃない。&br;
民間の者には手出しは……▼
:[セネリオ]|
そんなことは、相手には&br;
分かりません。▼&br;
みな、自分の国の軍が&br;
クリミアの民に何をしたか知っている。▼&br;
その仕返しをされると思えば&br;
動作も機敏になるというものです。
~(右端人物変更 ナーシル→エリンシア 左向き)
:[エリンシア]|
クリミアの民が……&br;
どうなったというのです?▼&br;
牢獄に捕らえられているのは、兵士だけでは?▼
:[セネリオ]|
……あなたは、本当に&br;
国を統べる者としての教育を&br;
受けていないのですね。▼&br;
戦に負けた国がどうなるか…▼&br;
家、土地、畑、全てを荒らされ、&br;
その国の民は……&br;
もはや同じ人間としては扱われない。▼&br;
クリミアの民も…&br;
特にデインの支配力が強い&br;
王都近郊では、▼&br;
半獣…ラグズ以下の扱いを&br;
うけていることでしょう……▼
:[エリンシア]|
……そんな……&br;
どうしてそんな……&br;
ひどい……▼
:[セネリオ]|
それがわかっているから、&br;
自分達を守るものとして&br;
民衆は国に税を納めているんです。▼&br;
…国民を守る王族や貴族が&br;
戦に敗れるというのは、&br;
それだけ罪深いものなのですよ。▼&br;
民に対する裏切りに他ならない。▼
:[エリンシア]|
……う……&br;
… … … ……▼
:[アイク]|
セネリオ、もうよせ!▼
:[セネリオ]|
…………▼
:[ティアマト]|
姫…それでも、&br;
国民の多くは王家の復活を願っています。▼&br;
もう1度、自分達の平和な生活を&br;
取り戻してくれることを信じて。▼
:[アイク]|
俺たちにできるのは、一刻も早く&br;
デイン国王を討ち、クリミアから&br;
デイン軍を追い出すことだ。▼&br;
それができるのは、あんただけなんだ。&br;
…わかるだろう?▼
:[エリンシア]|
……は…はい…▼&br;
私…私が……&br;
………クリミアの民を…救います。必ず……▼
~(人物変更 エリンシア→ナーシル 左向き)
:[アイク]|
ティアマト、セネリオ、&br;
それからナーシル。▼&br;
聞いての通りだ。&br;
俺は、ここで退くことはせん。▼&br;
罠があるなら&br;
それごと打ち破ってやる。&br;
この戦は、ここで終わらせる!▼
:[ティアマト]|
ええ、そうしましょう!▼
:[セネリオ]|
…全ては、あなたの望むままに。&br;
僕も全力を尽くします。▼
:[ナーシル]|
………▼
~(暗転)
~(戦績報告)
~(拠点での進撃準備開始)
** 【情報】 [#p25ee897]
*** <難民 ☆> [#sa9c51c4]
(背景:降雪中の雪原、左端:アイク、中央右:ジル)~
:[ジル]|
…あの、将軍……~
ありがとうございました。▼
:[アイク]|
ん?▼
: [ジル]|
敵であるダルレカの領民に…~
ご厚情を…賜り……~
…本当に……なんとお礼を……▼
:[アイク] |
兵糧のことか…▼~
とても十分といえる量じゃないが、~
できるだけのことはしたかった。~
あんたが気にすることはない。▼
:[ジル]|
アイク将軍……▼
:[???](声のみ)|
お、お嬢様!~
フィザット家のお嬢様じゃないですか!▼
:[ジル]|
!?▼
~(ジル中央左に移動して右を向く。中央右に女性登場)
:[女性]|
ああ、やっぱり!~
シハラム様のお嬢様だ。~
よかった…生きておられたんですね?▼
:[ジル]|
…あなた…ダルレカの…▼
:[女性]|
はい。▼~
ルマ村のソフィーです!~
村では暮らせなくなったんで…~
妹と2人で王都まで逃げてきました。▼~
あの戦いで…~
シハラム様たちといっしょに~
お嬢様も戦死されたのかとばかり……▼~
よかった…本当によかった…▼
:[ジル]|
…………▼
:[アイク]|
………▼
:[女性]|
そちらは…護衛の傭兵さんですか?~
お嬢様のこと、よろしくお願いします。▼~
シハラム様の大切なお嬢様です。~
クリミア軍なんかに捕まらないよう…~
ぜったいに守ってあげてくださいね!▼
:[アイク]|
!▼
:[ジル]|
あ、あの…~
私たちは……▼
:[女性]|
いいですか、お嬢様!▼ ~
水門のこと…わたしはわかってます。~
シハラム様は、戦に勝つためとはいえ~
あんなことをご自分の意志でなさる方じゃない。▼ ~
仕事の合間に、部下の方々と~
野良仕事を手伝ってくださったり…▼ ~
私の妹が重い病になった時も~
ご自分の騎竜に乗せて王都の~
お医者さまのところへ運んでくださった……▼ ~
あんなに私たち領民1人1人のために~
心を砕いてくださった方はいません。▼
:[ジル]|
…………▼
:[女性]|
憎いのは、クリミア軍です!▼~
あいつらがデインに来なければ…~
戦いは起きなかった。~
シハラム様を失わずに済んだ…▼~
わたしは…▼
~(右端に女の子登場)
:[女の子]|
ねえちゃん…~
おなか…すいた……▼
~(女性、妹の方を振り返る)
:[女性]|
…いい子ね。▼~
後で姉ちゃんが食べるものを~
探してくるから。~
あと少し、我慢するのよ。▼
:[女の子]|
これ… あっちの~
へいたいさん…くれた。~
あたし…たべていい?▼
:[女性]|
ばか!~
そんなもの捨てなさいっ!▼~
クリミアから施しを受けるくらいなら、~
餓死するほうがましなんだから!!▼
:[女の子]|
…うっぇ うええっ……▼
~(女の子消え、女性はジルの方を振り向く)
:[女性]|
……お嬢様!▼~
逃げて…生き延びてくださいね。~
わたしたちも、泥をすすって~
草を食べてでも生きていきます。▼~
そしていつか…~
クリミア軍に思い知らせてやるんだ。▼~
私には無理でも、私の子が…~
子が無理なら孫が……いつかかならず……▼~
……じゃあ、失礼します。▼~
お嬢様、約束ですよ。~
シハラム様のためにも…~
ぜったい死なないでくださいね!▼
~(女性消える)
:[ジル]|
……あ……!▼
:[アイク]|
………▼
:[ジル]|
………………~
……す、すみま…せん。~
…………………………▼
:[アイク]|
…いや。~
………………▼
*** <ミスト ☆> [#l9ded8bd]
(背景:降雪中の天幕前、中央左:アイク)
:[アイク]|
ミスト。▼
~(中央右にミスト登場)
:[ミスト]|
……お兄ちゃん。▼
:[アイク]|
…………平気か?▼
:[ミスト]|
………▼ ~
ここまで……来れたね。~
わたしたち……~
デイン王に勝てるのかな……▼
:[アイク]|
もちろん、勝つさ。▼~
俺たちが負ければ……~
クリミアは~
もう2度と蘇らないかもしれない……▼
:[ミスト]|
…………~
どうしよう、お兄ちゃん……~
わたし……怖い……▼~
お守りがわりだったメダリオンが~
なくなっちゃったせいで……~
すごく、不安なの……▼
:[アイク]|
ミスト……▼
:[ミスト]|
ずっと…メダリオンのこと……~
お母さんだと思って、話しかけてたの。▼~
…お父さんが…いなくなってからは……~
2人ともに話してる…気持ちで……▼~
どこに…いっちゃったんだろう……▼
:[アイク]|
……きっと見つけてやるから。▼~
大丈夫だ。あれがなくったって~
親父も母さんも……~
俺たちを見守っててくれるさ。▼
:[ミスト]|
…………~
そうだよね……ごめんなさい。▼~
心の中に…お父さん、お母さん……~
それから、傍には…~
お兄ちゃんと…みんなが居てくれる。▼~
だから、メダリオンがなくても…~
わたしは平気。▼~
きっと…大丈夫。うん。▼
:[アイク]|
…その調子だ。▼
~(右端にナーシル登場)
:[ナーシル]|
アイク、ミスト。~
2人とも、話をするなら~
中に入ったらどうだい?▼~
雪は解けかけていても、まだ外は冷えるよ。▼
~(ミスト左端に移動し、ナーシルの方を向く)
:[ミスト]|あ、ナーシルさん!▼
:[アイク]|
確かに、体が冷えたな。~
天幕に戻るか?▼
:[ミスト]|
うん! 行こ、お兄ちゃん!~
ナーシルさん!▼
~(ミスト・アイク消える)
:[ナーシル]|
…………~
すまない……▼
~(左端にミスト現れる)
:[ミスト]|
ナーシルさん、どうしたの?~
早く早く!▼
:[ナーシル]|
……あ、ああ。▼~
(ミスト消える)~
………………▼
** 進撃前 [#i7776e88]
(拠点メニュー後)
(背景:降雪中城門前、左端:ベグニオン兵、中央右:アイク)
:[ベグニオン兵]|
アイク将軍!~
王城の門が開かれました!!▼
:[アイク]|
なにっ!?▼~
どういうつもりだ…?▼
~(ベグニオン兵消え、右端にエリンシア登場)
:[エリンシア]|
これが、敵の罠でしょうか?▼
~(中央左にセネリオ登場)
:[セネリオ]|
…予想外の展開です。~
篭城するほうが圧倒的に~
優位であるはずなのに……▼~
敵の策が…まったく読めません。▼
~(左端にティアマト登場)
:[ティアマト]|
でも、私たちは退かない。~
そうよね、アイク?▼
:[アイク]|
ああ、どうせ読めないんなら~
どう攻めても同じことだ。~
策なら、戦いながら立てればいい。▼~
いくぞ!~
クリミア軍、出撃っ!!▼
~(暗転)
~(マップ画面:城内の各所が映し出され、玉座前で停止)
:[デイン兵A](中段)|
て、敵兵進入っ!▼
:[カサタイ](下段)|
…なんと!~
もう、動いたのか!?▼~
無謀な……罠であると~
勘ぐりもしなかったというのか?~
まさか本当に…乗ってくるとは…▼
:[イナ](上段)|
……クリミア軍を率いる~
アイクという将軍は…▼~
ろくな兵法も用いず、~
本能のまま戦う手合いであるとか。▼
:[カサタイ](下段)|
豪胆というか…型破りというか……~
まったく…信じられませんな……▼
:[イナ](上段)|
では、予定通り…~
城門を閉ざし彼らの退路を塞いで下さい。~
ここで一気に勝負をつけましょう。▼
:[カサタイ](下段)|
…で、では、そろそろ……▼
イナ殿がおっしゃっていた―――~
陛下がこの城に残された『切り札』とやらを~
お見せ願えますかな?▼
奴等をここにおびき寄せさえすれば、~
一網打尽にできるほどの…『切り札』とは~
いったいどのようなものが…?▼
:[イナ](上段)|
……カサタイ将軍…▼
これから何を見ても……~
驚かないで下さいね。~
必ず…私を信じると…▼
:[カサタイ](下段)|
誓いましょう。~
…デイン王宮騎士の名にかけ~
私はイナ殿を裏切りはしない。▼
:[イナ](上段)|
ありがとうございます…▼~
………▼
~(マップ画面:イナ、竜に化身する)
:[カサタイ](下段)|
イ、イナ将軍…!?~
あなたは……▼
:[イナ](上段)|
……………▼
:[カサタイ](下段)|
ひっ…!▼
:[イナ](上段)|
カサタイ将軍!~
約束を…お忘れですか…?▼
なにがあろうと…~
この王都を…守りぬくのですよね?▼
:[カサタイ](下段)|
……あ…あぁ…………~
…そうだ…そのとおり……~
しかし…なるほど…▼
……それで陛下は……~
あなたに王都を……~
……イナ将軍……………▼
:[イナ](上段)|
………▼
~(消える)
:[カサタイ](下段)|
この戦い…勝てるぞ!~
幻のゴルドア竜が…~
我らの側についておるのだ!!▼~
これは吉兆だ!~
デインは敗れぬ!!▼~
デイン王国軍は不滅だ!~
クリミア軍など蹴散らすのだ!!▼
~(消える)
:[デイン兵B](中段)|
デイン軍万歳!▼
:[デイン兵A](下段)|
デイン軍に勝利あれ!!
~(歓声があがる)
~(暗転)
~(背景:城内廊下、左端:ベグニオン兵)
:[ベグニオン兵A]|
報告します!~
後方にて、城門が閉じられました!▼
~(ベグニオン兵A消える、左端に別のベグニオン兵現れる)
:[ベグニオン兵B]|
我が軍は、完全に城内に~
閉じ込められましたっ!!▼
~(ベグニオン兵B消え、中央左にベグニオンA登場)
:[ベグニオン兵A]|
敵襲っ! 敵襲っ!!!▼
~(ベグニオン兵消え、中央左にアイク登場)
:[アイク]|
みんな、落ち着け!~
うろたえるな!!▼
~(中央右にティアマト登場)
:[ティアマト]|
アイク! ここにいたのね…▼
:[アイク]|
ティアマト!~
エリンシア姫たちは!?▼
:[ティアマト]|
大丈夫よ。~
姫も、補給部隊も…~
護衛部隊が守っているわ。▼
:[アイク]|
セネリオ、これが敵の罠だと思うか?▼
~(右端にセネリオ登場)
:[セネリオ]|
……おそらく…▼
:[ティアマト]|
罠だとすれば、その目的は?▼
:[セネリオ]|
………クリミア軍を分断し、~
戦力を削ぐことが目的でないとすれば…▼~
相手は…どんな策を弄してでも~
ここで我々を一網打尽にしようという~
目論見だと思われます。▼
:[ティアマト]|
…となると、デイン側には~
相当な切り札があると考えられるわね。▼~
もしここで私たちクリミア軍が勝利すれば…~
デイン王国は陥落することになるもの。▼
:[アイク]|
…必ず潰す自信があるということか?~
デイン王アシュナード……~
俺たちを甘く見たことを…後悔させてやる。▼
:[セネリオ]|
いずれにせよ、慎重にいかなくては。▼~
王女を守るための兵は惜しまず、~
少数精鋭で特攻部隊を編成し、~
玉座に向かわせましょう。▼~
特攻部隊の人選は、慎重に行なってください。▼
:[アイク]|
わかった。▼
~(マップ画面)
~【デイン王城】
~(出撃開始)
** 進撃後 [#a46a33b3]
*** カサタイ初戦時 [#s5c130f9]
:[カサタイ](上段)|
我らにも後がない。~
もはや下がることなどできぬ!▼ ~
なんとしてもクリミア軍を壊滅させ、~
陛下にお戻りいただくのだ!▼
*** カサタイをタウロニオで攻撃 [#r05c21d0]
:[カサタイ]|
タウロニオ殿!?~
まさか貴方が裏切るとは…▼
:[タウロニオ]|
…許せ。▼
:[カサタイ]|
…この痴れ者が!!▼
*** カサタイ撃破時 [#bbe68b1b]
:[カサタイ](上段)|
勢いは……止められぬか……▼~
だが…まだ…負けたわけではない……~
……イナ将…軍……~
…王都を…守りたまえ………▼
*** タウロニオ初戦時 [#j1d315df]
:[タウロニオ](上段)|
来いっ!~
わしを見事打ち倒し、~
屍を踏み越えてみせよ!▼
*** 子供(サザやトパック等)で攻撃時 [#aaae03be]
:[タウロニオ](上段)|
なんと……~
このような幼子まで~
戦に出ねばならんとは……▼
*** タウロニオ撃破時 [#z6c3172f]
:[タウロニオ](上段)|
…………戦いに生き……~
……戦いに…死す………▼
*** 会話(アイク→タウロニオ) [#m2f0dd56]
:[アイク](上段)|
……なんだ…?~
…あんたは、どうして~
そんな顔で俺を見ている…!?▼
:[タウロニオ](下段)|
わしはタウロニオ。~
デイン王国の将だ。▼~
……クリミアの若き将よ、~
そなたに1つ聞きたい。▼~
そなたのその剣技……~
誰に師事したものだ?▼~
わしの知る限り…それは、~
我が友1人のものであった。▼
:[アイク](上段)|
…親父だ。~
剣の扱いは親父に習った。▼
:[タウロニオ](下段)|
……そうか。~
そなたガウェインの子か……▼
:[アイク](上段)|
! あんたは~
親父の知り合いなのか?▼
:[タウロニオ](下段)|
…古い友だ。~
奴は、どうしておる?▼
:[アイク](上段)|
…………▼~
親父は…もういない。~
デインの将に敗れて…~
……死んだ……▼
:[タウロニオ](下段)|
まさか…!?~
あのガウェインを破るとは…~
そのような使い手が…▼
:[アイク](上段)|
……全身に…~
黒い鎧をまとった騎士だった……▼
:[タウロニオ](下段)|
漆黒の騎士…か……~
あの男の力……~
…まさか…それほどとは……▼
:[アイク](上段)|
……………▼
:[タウロニオ](下段)|
…そなた、他に兄弟は?▼
:[アイク](上段)|
妹が1人…▼
:[タウロニオ](下段)|
ならば、そなたとは戦えんな。▼~
その剣技…失われるには~
あまりに惜しいものだ。▼~
―――わしは投降する。~
投獄なり処刑なり…~
好きにするがいい。▼
:[アイク](上段)|
正気か!?▼
:[タウロニオ](下段)|
……いたって。~
どの道、この戦を~
死に場所と定めておったのだ。▼~
わしは先代の王の御世より長く~
この国に仕えてきた。▼~
だが恐怖で民を縛り…~
ただ戦を繰り返すばかりの~
現王には……もはや従えぬ。▼
:[アイク](上段)|
……死ぬぐらいなら、~
俺たちの仲間になってくれ。~
あんたの力こそ、惜しい。▼
:[タウロニオ](下段)|
デインの将であった者を~
使うというのか……?▼~
それはできぬ。~
クリミアの者たちが~
到底、納得すまい。▼
:[アイク](上段)|
そんな綺麗事を言ってられるほど、~
俺たちの軍に余裕はない。▼~
……頼む。力を貸してくれ。▼
:[タウロニオ](下段)|
………承知した。▼~
1度は捨てた命だ。~
そなたが拾うというなら~
好きに使うがいい。▼
*** アイクが玉座の間の入り口に到達した時 [#yf4d408d]
:[アイク](下段)|
アシュナード……~
どこだ!?▼
:[イナ](上段)|
…………▼
:[アイク](下段)|
!!~
……ゴルドアの…~
竜鱗族………!?▼
:[イナ](上段)|
……お待ちしていました。~
あなたが~
アイク将軍ですね?▼
:[アイク](下段)|
!~
……おまえは?▼
:[イナ](上段)|
…イナと申します。~
王に命じられ、この王都を守る者……▼
:[アイク](下段)|
…退け。~
無駄な戦いをする気はない。▼
:[イナ](上段)|
残念ながら、ここに王はいません。▼
:[アイク](下段)|
!?▼
:[イナ](上段)|
王とデイン軍は、~
クリミア王都を陥落させた後、~
そのまま、そこに留まられています。▼
:[アイク](下段)|
なんだと…!?~
王都を放棄してか?▼
:[イナ](上段)|
………………▼~
戦いの終結を望む気持ちは…~
こちらも同じこと……▼~
ならば、あなたが王を討つため~
クリミアへ向かうよりも▼~
私がここであなたを討ち、~
クリミア軍を撃破するほうが~
ずっと早いと思いますが?▼
:[アイク](下段)|
…確かに、それも一理ある。▼~
かといってクリミアを~
おまえたちの好きにさせたままにはできん!▼
:[イナ](上段)|
…両方を立てることはできません。~
互いの利を主張すればこそ~
戦いがおきる……▼~
どちらも退けないのであれば…~
強者が生き残るまで。▼~
私は私の利を持って…~
あなたを倒します。▼
:[アイク](下段)|
!▼
*** イナ初戦時 [#w11efd3d]
:[イナ](上段)|
その短い命を~
少しでも長らえたいのであれば……▼~
あなたは私に、~
近づくべきではありませんでした。▼
*** アイクvsイナ [#g916b716]
:[アイク](上段)|
どうして、竜鱗族のあんたが……~
デイン王に仕えているんだ!?▼
:[イナ](下段)|
……私は……~
愛する人の…~
お傍にいたいだけです……▼~
…あの方は…私の全て……▼~
だから…あなたを倒さなければ……~
………私は…私は……▼
*** ミストvsイナ [#l8abe82b]
:[ミスト](上段)|
あ、あなたは…~
竜鱗族の方ですよね?▼~
わたしたち…~
南の海で困っている時に、~
竜の王子さまに助けてもらったんです。▼~
……だから…あなたとは~
戦いたくないんだけど……~
………やっぱり…ダメですか?▼
:[イナ](下段)|
……クルトナーガ様に~
お会いになられたのですね。▼~
私も…クルト様が~
助けられた者の命を……~
この手で奪いたくはありません……▼
:[ミスト](上段)|
じゃあ…!▼
:[イナ](下段)|
………ごめんなさい…~
…それでも…やはり……~
戦いをやめることはできない……▼
*** 獣牙族vsイナ [#s594a6fa]
:[イナ](上段)|
獣牙族……~
あなた方に1度だけ忠告します。~
化身を解いて逃げてください。▼~
何者も…竜に勝つことはできません。▼
*** 鳥翼族vsイナ [#s0f46895]
:[イナ](上段)|
フェニキスの鳥翼族ですか……▼~
あなた方は、我々~
竜鱗族の力を知りながら……~
あえて、向かってくるというのですね?▼
*** リュシオンをイナの攻撃対象にさせた場合 [#u303afad]
:[イナ](上段)|
…セリノスの王子……~
そのように不用意に姿をさらして……~
………死にたいのですか?▼
*** イナ撃破時 [#z28ac569]
:[イナ](上段)|
…………▼
** クリア後 [#f3145561]
(背景:玉座前、中央左:イナ)
:[イナ]|
……強い、ですね。~
私の負けです。▼
~(中央右にアイク登場)
:[アイク]|
おとなしく降伏しろ。~
命まではとらない。▼
:[イナ]|
…それは…………できません。▼
:[アイク]|
なに!?▼
:[イナ]|
私は…~
あの方の元へ戻らなくては……▼
~(イナ消える)
:[アイク]|
! 待てっ!▼
~(マップ画面:イナが玉座の間の入り口に走り出すと、イナの...
:[アイク](上段)|
ナーシル!~
よかった、そいつを捕まえてくれ。▼
:[ナーシル](下段)|
………▼
~(マップ画面:ナーシル、イナをかわしてアイクの方を見る)
:[ナーシル](下段)|
……すまない。▼
:[アイク](上段)|
ナーシル!?▼
~(マップ画面:アイク、ナーシルの面前まで進むとナーシルに...
:[アイク](上段)|
くっ……!▼
~(マップ画面:ティアマトとセネリオがアイクに近寄る)
:[セネリオ](下段)|
アイク!▼
:[ティアマト](中段)|
ナーシル!~
あなた、何を…!?▼
~(ナーシル、イナの方を振り返る)
:[ナーシル](下段)|
早く逃げろ…▼
:[イナ](上段)|
…………▼
~(マップ画面:イナ逃げる)
~(暗転)
~(背景:玉座前、中央左:ナーシル、中央右:アイク)
:[アイク]|
……あんたが~
裏切り者だったのか?▼
:[ナーシル]|
…………▼
:[アイク]|
敵に情報を漏らしていたのは…~
あんただっていうのか?~
…まさか…ミストのメダリオンも…?▼
:[ナーシル]|
…………▼
:[アイク]|
……どうして黙っている!?▼~
あんたは、元々、~
デイン王の配下だったっていうのか?~
ラグズのあんたが…どうして?▼
:[ナーシル]|
…………▼
:[アイク]|
くそっ…!▼
:[ナーシル]|
…………▼
:[アイク]|
…疑いが晴れるまで、~
あんたの身柄を拘束する。▼~
(左端にベグニオン兵登場)~
尋問はしない…~
自分から話したくなったら~
…俺を呼べ。▼
:[ナーシル]|
……▼
~(ナーシル・ベグニオン兵消える)
:[アイク]|
………▼
~(暗転)
~(背景:マップ画面)
:[ナーシル](上段)|
……バルメニー神殿を~
調べてくれ…▼
:[アイク](上段)|
…なんだって!?▼
:[ナーシル](下段)|
…………▼
:[アイク](上段)|
…………▼
~(暗転)
【クリミア王城】
(背景:玉座前、中央左:アシュナード、右端:プラハ)
:[アシュナード]|
王都がおちたか…~
くく、なんとも無様なものだ。▼~
どんなに強固に育てた軍とても、~
戦がなくばすぐに鈍る。▼~
戦という餌のない~
兵の存在とはなんだろうな?▼
:[プラハ]|
お、お言葉ながら陛下…~
デイン軍の主力は~
ほぼこちらに移っておりますので……▼
:[アシュナード]|
兵力は十分に残した。~
それでしのげぬとは…~
イナには期待しすぎたかもしれんな。▼~
竜鱗族といっても、~
しょせんその程度ということか。▼
:[プラハ]|
は……▼
:[アシュナード]|
それよりも、漆黒の騎士…~
あやつはどうした。~
王都で会ったのだろう?▼
:[プラハ]|
はっ。~
陛下に、これをと……▼
:[アシュナード]|
とうとう我が手に戻ったか。~
包みを解いて、中を見せろ。▼
:[プラハ]|
は…はい……▼
:[アシュナード]|
くく…直接触れぬよう、~
注意するのだぞ。▼
:[プラハ]|
……こちらに……▼
:[アシュナード]|
これは…見事なものだ。~
我の起こした戦いの気に~
よく反応しておる。▼
:[プラハ]|
……こ、これが、~
エルランのメダリオン……▼
:[アシュナード]|
そうだ。~
かつて、世界に~
大洪水をおこし…▼~
テリウス以外の大陸を全て~
水の底に沈めた邪神が封じられている。▼
:[プラハ]|
……この蒼白い光は…▼
:[アシュナード]|
この王宮…そして我自身やそなた…~
もろもろが放つ、負の気によるものだ。~
邪神はすなわち負そのもの。▼~
互いに呼応してこのような光を発するのだ。▼~
それゆえ、『炎の紋章』なる~
俗称で呼ぶ学者もいると聞くな。▼
:[プラハ]|
…………▼
:[アシュナード]|
くくく 震えておるのか?~
確かに、この光は人を魅了する。▼~
…負の衝動のまま、~
全ての生物を斬り殺すとは……~
どのような心地がするものかと。▼~
まるで誘っているようではないか。▼
:[プラハ]|
…そ、その……~
報告が…まだ残っておりますが……▼
:[アシュナード]|
おい!▼
~(左端にデイン兵登場)
:[デイン兵]|
はっ!▼
:[アシュナード]|
メダリオンを包みに戻し、~
宝物庫に入れておくのだ。▼
:[デイン兵]|
はっ!▼
~(デイン兵消える)
:[アシュナード]|
…続けろ。▼
:[プラハ]|
はっ……!▼~
…漆黒の騎士は、陛下のご要望通り、~
セリノスの王女を手に入れるべく~
動いております。▼~
フェニキスに向かうと申しておりました。▼
:[アシュナード]|
ほぅ、~
王子ではなく王女をと、決めたか。~
…理由を聞いたか?▼
:[プラハ]|
はい。学者に調べさせたところ、▼~
20年もの間、世俗より断たれていた~
王女の方が、より効果の高い呪歌謡い~
であろうという見解でしたので。▼
:[アシュナード]|
しかし…~
フェニキスのタカ王を出し抜いて、~
王女をさらうことができるのか?▼
:[プラハ]|
……タカ王とて、常に~
王女の側にいるわけではありません。▼~
ご存知の通り、漆黒の騎士は~
怪しげな“転移の粉”を持っています。▼~
あれほどの使い手が、神出鬼没なれば…~
この世界に敵う者がおりましょうか……▼~
もちろん…我が陛下という例外を~
除いての話でございますが。▼
:[アシュナード]|
クククク あやつとは1度、~
やりあわねばならん。▼~
しかし、それはまだ先の話だ。~
あれほどの手駒は、そうは手に入らぬからな。▼
:[プラハ]|
確かに……▼
:[アシュナード]|
…して、プラハよ。~
このところ失策続きのおまえは~
自分の価値をどう示す?▼~
我の手駒でい続けるには、~
それなりの成果を上げてもらわねばな。▼~
…おまえも、このラジャイオンの~
餌になりたいか?▼
~(ガオーという獣の声)
:[プラハ]|
……め、滅相もありません。▼
:[アシュナード]|
くくく~
我はどちらでも構わん。~
せいぜいあがいてみせよ。▼
:[プラハ]|
はっ……~
で、では、これにて……▼
:[アシュナード]|
……1つ聞き忘れたな。~
王都陥落の後、イナはどうした。▼
:[プラハ]|
使いの者の話では、~
敵の手をからくも逃れ…~
行方知れずということです。▼~
ですが……~
あの者のことです、~
必ず陛下の元へ戻るのでは…▼
:[アシュナード]|
始末しろ。▼
:[プラハ]|
!?▼
:[アシュナード]|
あやつは用済みだ。~
おまえの手に余るようなら~
だまして捕まえるだけでもよい。▼
:[プラハ]|
ぎ…御意……▼
*コメント [#e4ad795e]
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