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章別会話/ダルレカの攻防
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**ナレーション [#b2e46eff]
(ワールドマップ)
大陸の北部に位置するデイン王国。*~
王国そのものの位置と、~
隣接する北の海の冷たい流れ、~
そして、冷気を海から運ぶ風によって、*~
冬のデインは、苛烈なまでの~
寒さと雪にみまわれる。*~
その中を、アイク将軍率いるクリミア軍は~
前へ前へと進む。*~
当初、兵を貸し与える事を決した~
ベグニオン元老院でさえ~
彼らの勝利を疑問視していたが、*~
予想に反し、クリミア軍は~
敗退することなく~
進軍しつづけた*~
主エリンシアの祖国解放の想い~
そして両親の残した切なる想いを抱え~
アイクはただ黙々と戦い続ける。*~
**オープニング [#g68ae759]
***消えたメダリオン [#jb857d98]
(背景:天幕内、左端:セネリオ、中央右:アイク)~
:[セネリオ]|
……など、やはり~
こちらの行動は敵軍に筒抜けとみて~
間違いないでしょう。▼~
軍の中に怪しい者がいないか、~
僕のほうで調べさせていますが…~
……アイク?▼
:[アイク]|
…………▼
:[セネリオ]|
…アイク?~
だいじょうぶですか?▼
:[アイク]|
ん? あ、あぁ…~
悪い、なんだ?▼
:[セネリオ]|
……いつもの報告です。~
後にしたほうがいいですか?▼
:[アイク]|
いや、すまんが~
もう1度、最初から頼む。▼
:[セネリオ]|
…わかりました。▼
~(右端にティアマト登場)
:[ティアマト]|
おはよう、2人とも。▼~
アイク、どうしたの?~
眠そうな顔をして……▼
:[アイク]|
……色々、考えてたら…~
朝になってた…▼
:[ティアマト]|
あら、めずらしいわね。~
アイクが寝ないで考えごとなんて…~
天気は大丈夫かしら?▼
:[アイク]|
あのな、ティアマト…~
俺だって…▼
~(中央左にミスト登場)
:[ミスト]|
お、お兄ちゃんっ!~
お兄ちゃんっ!!▼
:[アイク]|
…なんだ、ミスト?▼
:[ミスト]|
どうしよう、お兄ちゃん!~
メダリオンがなくなってる!!▼
:[アイク]|
!!~
なんだってっ!?▼
:[ティアマト]|
!!▼
:[ミスト]|
どうしよう…~
お母さんの形見なのに……▼
:[アイク]|
…落としたとか、~
どこかに置き忘れたとか、~
そんなことはないんだな?▼
:[ミスト]|
わたし、いつも身に着けてて~
なくしたりしないもん!▼~
夜、寝る前にはあったから…~
眠っている間に、なくなって……~
うっ…ぇ…▼
:[アイク]|
…泣くな。~
おまえのせいじゃないから。▼
:[ミスト]|
だって… だ…って…▼
:[アイク]|
……泣くなって。~
俺が捜してやるから、な。▼
:[ミスト]|
う…うん……▼
:[セネリオ]|
…………▼
(暗転)~
***シハラムの苦悩 [#t6d82805]
(背景:降雪中の山地、左端:プラハ、中央右:シハラム)~
:[シハラム]|
……本気ですか!?▼
:[プラハ]|
今すぐ取り掛かりな。▼
:[シハラム]|
し、しかし、プラハ殿!~
そんなことをすれば、~
デイン側にも被害が……▼
:[プラハ]|
国のためなんだ。~
領地の1つぐらいで~
ぐだぐだお言いでないよ。▼
:[シハラム]|
お言葉だが…▼~
クリミア軍の足止めが目的であれば~
何もそこまでせずとも、~
我が部隊の力をもってして…▼
:[プラハ]|
……その台詞は聞き飽きた。~
いいかい?▼~
おまえたちのような、よそ者部隊が、~
勢いにのった今のクリミア軍を~
潰せるなんて期待はしちゃいない。▼~
確実に足止めさえしてくれれば~
それでいいんだ。▼
:[シハラム]|
プラハ殿!~
あなたはそこまで、~
我らを軽んじられるか!?▼~
確かに…我らの生まれ育った国は~
ベグニオンであって、デインではない。▼~
しかし…我が竜騎士隊が~
ベグニオンよりデイン配下に~
移ってからの18年…▼~
私も部下たちも、デインの国風に馴染むべく~
最大限、努力を惜しまなかったつもりだ。▼~
それを未だ、よそ者呼ばわりをなさるとは…▼
:[プラハ]|
年数なんか聞いちゃいないよ。▼~
生まれ? 育ち? ~
ハッ そんなもの~
この国じゃ、どうだっていいんだ。▼~
デイン王の要望に応えられる者こそが~
デイン国民なのさ。▼
:[シハラム]|
私たちが、無能だと…~
そうおっしゃるのか?▼
:[プラハ]|
さてねぇ。▼~
とりあえず、王都の警備として~
召し上げられたはずのあんたの部隊が、~
どうしてこんな辺境の配属になったのか…▼~
答えは明白だと思うが。どうだい?▼
:[シハラム]|
………っ!▼
:[プラハ]|
悔しかったら、ここで見事~
クリミア軍を仕留めてみせるんだね。▼~
おまえたちが上手く立ち回れば~
被害を最小限に食い止めることが~
できるんじゃないかい?▼
:[シハラム]|
…………▼
:[プラハ]|
フフン いい顔だ。~
結果を楽しみにしてるよ。▼
~(プラハ消え、右端にデイン兵登場)
:[デイン兵]|
…シ、シハラム様……~
ほ、本当に、やらねばならないのでしょうか?~
こんな恐ろしいことを…▼~
やっと…この土地の領民たちとの間に~
信頼関係が築かれつつあったというのに…▼
:[シハラム]|
……従うより他、我らに選択肢はない。▼~
…あの女の言うとおりだ。~
我らにできることは……~
一刻も早く、クリミア軍を倒すことだけなのだ…▼
:[デイン兵]|
………将軍…▼
:[シハラム]|
…全ての水門を開けろ。~
今すぐにだ!▼
(暗転)
(背景:降雪中の天幕前、中央左:セネリオ、中央右:アイク)
:[セネリオ]|
…アイク、あともう少し…~
先の戦いでの報告だけ~
聞いていただけますか?▼
:[アイク]|
あ、ああ。頼む。▼
:[セネリオ]|
では…▼
~(戦績表示及び講評)
~(拠点メニュー)
**【情報】 [#ta71dc59]
***<謎の女性 ☆☆☆> [#rb01340f]
(背景:降雪中の天幕前、中央左:アイク、中央右:カリル)~
:[カリル]|
あ、ちょいと! そこのボク。~
この軍の将軍さんに用があるんだけどさ、~
きみが、取り次いでくれない?▼
:[アイク]|
誰だ、あんた?▼
:[カリル]|
あんたってのは、ご挨拶だね。~
あたしはカリル。一流の魔道使いさ。▼
:[アイク]|
その一流が、この軍になんの用だ?▼
:[カリル]|
なに、あんた?
あたしのこと信用してないって顔だね。~
ま、無理もないか。▼~
この美貌に、知力を兼ね備えてるなんて~
ふつうじゃ思わないだろうしねぇ。~
けどさ、これが本当なんだよ。▼
:[アイク]|
……魔道使いか…~
何人いても助かるかもな…▼
:[カリル]|
おまけに、あたしってば~
ナイフの扱いなんかも上手いんだよ。▼~
女神は2物も3物も~
1人の人間に与えちゃって!▼~
贔屓もいいとこだよねぇ~?~
……って、聞いてんのかい?▼
:[アイク]|
ああ。要はあんた、~
クリミア軍に志願したいんだろ?~
自分をいくらで売り込むつもりだ?▼
:[カリル]|
しっかりした子だねぇ。~
そうだね…最初はタダでいいよ。▼
:[アイク]|
どうしてだ?▼
:[カリル]|
報酬をいくらにするかは、~
あたしの戦いぶりを見てから~
決めておくれ。▼~
その金額次第で、あたしの方も~
この軍に世話になるかどうか決めるからさ。▼
:[アイク]|
…自信があるってことか。▼
:[カリル]|
そんなの当然。~
最初から言ってるじゃないか。~
一流の魔道使いだってね。▼
:[アイク]|
………▼
選択肢 『仲間にする』~
『仲間にしない』~
*『仲間にする』を選択の場合~
:[アイク]|
わかった。採用しよう。▼
:[カリル]|
え? 下っ端が~
勝手に決めちゃっていいのかい?▼
:[アイク]|
俺がこの軍の将だ。▼
:[カリル]|
えええええ?▼
****************~
*『仲間にしない』を選択の場合~
:[アイク]|
…残念だが、今回はあきらめてくれ。~
この軍は、魔道使いが足りているからな。▼
:[カリル]|
えー? 下っ端が~
勝手に決めちゃっていいのかい?▼~
後で、将軍さんに怒られるんじゃないかい?▼
:[アイク]|
俺がこの軍の将だ。▼
:[カリル]|
えええええ?▼
***<リュシオン ☆> [#v32eb492]
(背景:降雪中の天幕前、中央左:アイク)
:[アイク]|
………リュシオン!~
降りてきてくれ。▼
:[リュシオン]|
…なんだ?▼
:[アイク]|
……あんたに、~
聞きたいことがあるんだが……▼
:[リュシオン]|
私に答えられることなら、~
なんでも。▼
:[アイク]|
…あんたは…~
あんたの祖先の……~
… ………▼~
………………………~
………いや…~
やっぱりやめておく。▼
:[リュシオン]|
? どうかしたのか?▼
:[アイク]|
…悪いが、忘れてくれ。▼
:[リュシオン]|
……なにか、大変なことが~
あったようだな。~
言いたくないなら構わないが…▼~
ここが戦場でなければ、~
私に隠し事などできないから~
今後は、気をつけることだ。▼
:[アイク]|
どうしてだ?▼
:[リュシオン]|
私たちサギの民は…~
その気になれば~
相手の心を読むことができる。▼
:[アイク]|
!▼
:[リュシオン]|
だが、それは…~
清浄な気の流れる場所でのみ~
発揮される能力だ。▼~
こんな…極端な~
【負】の気に満ちた場所では…~
…………何も分からない。▼~
全ての気が…捻じ曲がっている。▼
:[アイク]|
………今、気づいたが…~
リュシオン、あんた~
もしかして体調、悪いのか?▼
:[リュシオン]|
……▼
:[アイク]|
いつも白いから判別しにくいが…~
今のあんたの顔色は、いやに青白い。▼
:[リュシオン]|
………気にしないでくれ。~
私はまだ…大丈夫だ。▼
:[アイク]|
無理をするな。~
しばらくの間、戦闘からはずれて…▼
:[リュシオン]|
アイク!~
本当に、大丈夫だ。~
…私を…特別扱いしないでくれ。▼
:[アイク]|
あのな…~
あんたが特別なのは仕方ないだろう?▼~
フェニキス王とも、~
無理をさせないと約束した。▼~
あんたにもしものことがあったら…~
俺は、デインだけじゃなく~
鳥翼族まで相手にまわすことになる。▼
:[リュシオン]|
………わかった。▼~
恩を返すつもりが…~
それがかえって迷惑となるのは、~
私も本意ではない。▼
:[アイク]|
ちょっと待て。~
誰が迷惑だと言った?▼
:[リュシオン]|
戦えない私が戦場にいるのは、~
邪魔になるのだろう?▼
:[アイク]|
…違う。その反対だ。~
あんたの能力が、どれだけ~
軍の役に立ってると思うんだ。▼~
他の誰も、代わりになれない。~
戦力として欠かせない存在だ。▼~
だから…体調が悪いのを無理させて~
いざって時に抜けられると困る。▼
:[リュシオン]|
……私は、役に立っているのか?▼
:[アイク]|
さっきからそう言っている。~
頼りにしてるから、~
体調は万全にしておいてほしい。▼
:[リュシオン]|
そういうことなら…~
ほんの少しだけ休ませてもらう。▼~
だが、いつでも呼んでくれ。~
すぐに飛んでくるからな。▼
:[アイク]|
わかった。▼
~(リュシオン消える)
:[アイク]|
……………▼
**進撃前 [#abeec07b]
(背景:降雪中の雪原、中央左:エリンシア、中央右:アイク)~
:[エリンシア]|
…それでは、~
メダリオンは結局~
見つからなかったのですね?▼
:[アイク]|
ああ。~
恐らくデインに奪われたんだろう。▼
:[エリンシア]|
!? デイン軍がメダリオンを奪ったと……~
そう言われるのですか?▼
:[アイク]|
…程度は分からないが、~
デインが関わっているのは間違いない。▼
:[エリンシア]|
あれは…特別なものなのですか?▼
:[アイク]|
……ああ……▼
:[エリンシア]|
……~
すみません。▼
:[アイク]|
え?▼
:[エリンシア]|
私…立ち入ったことを~
聞いてしまったみたいで……▼
:[アイク]|
あ、いや…~
姫だから話さないんじゃない。▼~
仲間にも…誰にも話していない。~
これは、俺の問題だからな…▼
:[エリンシア]|
……そうですか……▼
------------------------------------------~
*リュシオンが仲間にいる場合のみ~
(エリンシア消え、左端にウルキ登場)~
:[ウルキ]|
……アイク殿。▼
:[アイク]|
どうした、ウルキ?▼
:[ウルキ]|
……先の方で、~
大きな水音が聞こえる……▼
:[アイク]|
水音?▼
~(右端にセネリオ登場)
:[セネリオ]|
地図で見ると、確かに大きな~
河があるようです。▼
:[アイク]|
その音じゃないのか?▼
:[ウルキ]|
不自然に歪められた音だ…~
…普通の河の音ではない……▼
------------------------------------------~
(ウルキ・セネリオ消え、中央左にベグニオン兵登場)~
:[ベグニオン兵]|
エリンシア姫!~
アイク将軍!!大変です!~
この先の道が、水でふさがれています!▼
~(右端にエリンシア登場)
:[エリンシア]|
!? どういうことですか?▼
:[ベグニオン兵]|
近くの河が氾濫したものか…▼~
この付近一帯が、~
水びたしになっています!!▼
:[アイク]|
完全に道がふさがれているのか?▼
:[ベグニオン兵]|
いえ、進めなくはないのですが…~
水のせいで土が泥と化しています。▼~
その上をなお激しい勢いで~
水が流れ続けておりますので……~
進軍の速度は著しく落ちるかと思われます。▼
~(ベグニオン兵消え、中央左にセネリオ登場)
:[セネリオ]~|
……敵の仕業ですね。~
われわれの行軍をさまたげ、~
時間をかせぐ作戦でしょう…▼~
…やられましたね。▼
~(左端にティアマト登場)
:[ティアマト]|
打てる手はないの?▼
:[セネリオ]|
……▼~
われわれの進撃にあわせて~
水を氾濫させたのなら~
どこかに水門があるはずです。▼
:[アイク]|
それを閉じれば、少なくとも~
水の流れは止められる…か。▼~
わかった。~
斥候に水門を探らせよう。▼
----------------------------------------------~
*リュシオンが仲間にいる場合のみ~
(ティアマト・セネリオ消え、中央左にヤナフ登場)~
:[ヤナフ]|
なんだ、探し物ならまかせとけよ。~
タカ王の“目”を~
せっかく連れてんだからさ。▼
:[アイク]|
どういう意味だ?▼
:[ヤナフ]|
おれの目は、千里先を~
見渡せるって便利な代物だ。~
それを使わない手はないぜ?▼
:[アイク]|
それも、ラグズの力か?▼
:[ヤナフ]|
ベオクの知恵に代わるものだな。~
サギの民のような種族的な能力じゃなく、~
あくまで個人特技なんだが。▼~
おれの相棒ウルキは、千里先の音まで~
聞き分ける耳を持ってるぜ。▼
:[アイク]|
なるほどな。~
じゃあ、さっそく頼もうか。~
水門の位置がわかるか?▼
:[ヤナフ]|
……ようは水の噴出してる~
ところを見つければいいんだろ?~
まかせときなって。▼
~(暗転)
------------------------------------~
【ダルレカ水門】~
(マップ画面:デイン軍陣営)~
:[シハラム](上段)|
来たか…クリミア軍!▼~
全軍、戦闘配備につけ!~
この戦は長引かせてはならん!▼~
なんとしても、短時間にて~
勝負を決めるのだ!~
行け!!▼
~(マップ画面:全体を写す)
:[アイク](上段)|
あれが水門か……▼
:[セネリオ](下段)|
制圧して、門を閉められれば…~
半日もしないうちに~
水は完全に引くでしょう。▼
:[アイク](上段)|
よし、行くぞ!▼
(出撃開始)~
**進撃後 [#m0eb0f4d]
***1ターン目開始前、ジルを出撃させている場合 [#k72b068a]
:[ジル](上段)|
………▼
:[アイク](下段)|
大丈夫か?~
顔色が悪いぞ。▼
:[ジル](上段)|
! アイク将軍…~
実は、私は……▼
:[アイク](下段)|
知っている。~
敵の将軍は、あんたの~
親父さんなんだろう?▼
:[ジル](上段)|
どうして、それを…!?▼
:[アイク](下段)|
この間、あんたが~
眼帯の男と話してるのを~
聞いていた。すまん。▼
:[ジル](上段)|
…そうですか。▼
:[アイク](下段)|
もし、決心が鈍ったんなら~
今からでも誰かと交代するか?▼
:[ジル](上段)|
いえ…大丈夫。~
…だと、思います。▼
:[アイク](下段)|
無理して前線に~
でなくてもいいからな。▼
~(消える)
:[ジル](上段)|
ありがとうございます…~
………▼
----------------------------------------------------~
*ジルを出撃させ、19章のジルの情報を見ないで、ミストと...
:[ジル](左上)|
………▼~
:[アイク](右下)|
大丈夫か?~
顔色が悪いぞ。▼~
:[ジル]|
! アイク将軍…▼~
:[アイク]|
どうした?~
何か心配ごとがあるなら~
聞くが?▼~
:[ジル]|
…いいえ。~
なんでもありません…▼~
:[アイク]|
だったらいいが。▼~
:[ジル]|
はい。▼~
:[アイク]|
もし、辛いようなら~
前線にでなくてもいいからな。▼~
:[ジル]|
え?▼~
:[アイク]|
デインの竜騎士隊は…~
あんたにとって~
かつての仲間じゃないのか?▼~
:[ジル]|
は、はい…~
お心遣い、感謝します…▼~
:[アイク]|
無理はするな。▼~
(アイク消える)~
:[ジル]|
………~
……父上……▼~
(ジル目を瞑る)~
------------------------------------------------~
*ジルを出撃させ、19章の情報を見ないで、ミストと支援A...
:[ジル](左上)|
………▼~
:[アイク](右下)|
大丈夫か?~
顔色が悪いぞ。▼~
:[ジル]|
! アイク将軍…▼~
:[アイク]|
どうした?~
ミストが、あんたの元気がないと~
心配していたぞ。▼~
:[ジル]|
…実は……~
敵軍の将シハラムは…~
私の父です。▼~
:[アイク]|
!…あんた~
親と戦う気なのか!?▼~
:[ジル]|
私は、私の信念をもって~
この軍にいると決めた。▼~
だから、まっすぐ顔を上げて~
父と向かい合おうと思う。▼~
:[アイク]|
そうか…だが、~
もし、決心が鈍るようなら…▼~
無理して前線に~
でなくてもいいからな。▼~
:[ジル]|
ありがとうございます…~
………▼~
(ジル目を瞑る)~
------------------------------------------
***1ターン目自軍フェーズ終了後 [#p97c09dc]
(背景:降雪中の山地、中央左:シハラム、中央右:デイン兵)~
:[デイン兵]|
しょ、将軍っ!~
いつまで水門を解放するつもりですか?▼
:[シハラム]|
……クリミア軍を打ち破るまでだ。▼
:[デイン兵]|
戦いが終わるまで待っていては、~
近隣の畑がすべて水没してしまいます!▼~
今も、領民たちが~
抗議を申し立ててきているのですよ!?▼
:[シハラム]|
………▼
:[デイン兵]|
将軍っ!▼
(右端にハール登場)
:[ハール]|
おい、おまえ。▼~
ここでわめいてるヒマがあるなら~
戦場に出てって1人でも多く~
クリミア兵を潰してこい。▼
:[デイン兵]|
…ハール隊長!~
あなたは…耐えられるのですか!?~
こんな人道にはずれる行為を…!▼~
戦に勝利するためとはいえ、~
こんなこと…すべきではない!!▼
:[ハール]|
だが、それがデインのやり方だ。~
国王に逆らって死ぬ覚悟が~
おまえにはあるのか?▼
:[デイン兵]|
民を犠牲にするぐらいなら…▼
:[ハール]|
…逆臣として処刑されれば~
おまえの親兄弟もただじゃすまんぞ。~
それでもか?▼
:[デイン兵]|
…!!▼
:[ハール]|
わかったら、行け。▼
:[デイン兵]|
……っ!▼
~(デイン兵消える)
:[シハラム]|
…国王の信を得るには~
非情冷酷であらねばならん。▼~
我らがこの国で与えられた任務は…~
ラグズの乱獲、駆逐…▼~
そして…よりによって領民の暮らす~
この土地を水没させることか……▼
:[ハール]|
シハラム殿…~
この国で『ラグズ』なんて言葉を使うと~
たちまち逆賊としてひったてられますよ。▼
:[シハラム]|
…フッ そうだな。~
極端な反ラグズ思想を持つ~
この国で暮らすため…▼~
これまでの知識を封印し、~
我が子には徹底的に“半獣”を~
憎むよう教育を施した。▼~
ただ、この国で生き延びるために…▼
:[ハール]|
アシュナードのせいで、~
この国がこうなってしまったことは~
大誤算でしたが…▼~
それでも、俺は…~
元老院の汚職への加担を厭い…▼~
ベグニオンを捨てた~
あなたの志を…支持しますよ。▼
:[シハラム]|
………~
ジルは…クリミア軍を~
離れただろうか?▼
:[ハール]|
…一応、忠告はしておきました。▼
:[シハラム]|
…娘と戦うことだけは……避けたい。▼
:[ハール]|
戦場に現れないことを~
祈るばかりです。▼~
…彼女の気性からすれば、~
あなたと話をすれば…~
苦しみも増すに違いない。▼
:[シハラム]|
…1つだけ、頼まれてくれるか。▼
:[ハール]|
なんなりと。▼
:[シハラム]|
おまえは、戦いに参加するな。▼
:[ハール]|
!?▼
:[シハラム]|
勝負がついたのち…~
我が隊が敗れたなら……~
生き残った者と…その家族たちを頼む…▼
:[ハール]|
……はっ!~
……シハラム隊長。▼
:[シハラム]|
隊長か…おまえにそう~
呼ばれたのは…何年ぶりだろうな。▼
:[ハール]|
ご武運を。▼~
そして…長い間……~
お世話になりました…!▼
:[シハラム]|
……うむ…▼
~(マップ画面、ハール飛び去る)
***建物訪問(左上) [#i05e7928]
(背景:建物前、中央左:おばあさん、右端:訪問者)
:[おばあさん]|
な、なんじゃ~
おまえたちは! 人の家にズカズカと!▼~
忠告しておくがの~
われわれの村を襲っても~
金目のものは出てきやせんぞ。▼~
若い男たちは~
みんな戦に引っ張り出された…~
年寄りと…女子供だけで細々と暮らしとるんじゃ。▼~
…金目のものがほしいのなら~
その土間にある書でも持っていくがいい。▼~
拾ったものじゃから、~
値打ちなどないかもしれんがの。▼~
<ぶちかましの書を手に入れた>
***建物訪問(右下) [#p8e4d3d1]
(背景:建物前、中央左:おじいさん、右端:訪問者)
:[おじいさん]|
き、貴様らはクリミアの!▼~
帰れ! 帰ってくれ!~
このあばら家に、~
貴様らを喜ばせるものは何もない!▼~
:[訪問者]|
……▼
:[おじいさん]|
なんじゃ、何か手にするまでは~
出て行かんという態度か…~
…なら、この古い杖をくれてやる!▼~
だから帰ってくれ。~
これ以上、わしらから奪わんでくれ!▼~
先の戦でわしの息子、~
たった1人の息子の命まで奪ったんじゃ。~
もう、十分じゃろう…▼
~<レスキューを手に入れた>
***ジル vs デイン兵(竜騎士) [#wc4a77fa]
:[デイン兵]|
ジルお嬢様!?~
あなたがなぜクリミア軍に!?▼
:[ジル]|
…すまない。~
私は、自分の信じる道を選ぶ。▼
:[デイン兵]|
く…~
父上を裏切られるとは…!▼
:[ジル]|
………▼
***(はがねの槍を持つLv.16のドラゴンナイトにジルで攻撃した...
:[デイン兵](左上)|
ジルお嬢様……~
どうしてこのような……▼
***(下の民家の真上にいる、ショートスピア持ちのLv.18のドラ...
:[デイン兵](左上)|
この…裏切者め!▼
:[ジル](左上)|
………▼
***シハラム初戦時 [#s6e082c8]
:[シハラム](上段)|
お互い、長々とした戦は望むまい。~
全力にてかかってこい!▼
***シハラムvs鳥翼族 [#y0540eaf]
:[シハラム](左上)|
フェニキスの鳥翼族…~
空を制するのはどちらか……~
………勝負だ。▼
***シハラムvs獣牙族 [#dd89dc0e]
:[シハラム](左上)|
……獣牙族よ…… ▼~
………わしは、いつでも…~
主君に恵まれたおまえたちが…~
……羨ましかった…▼
***シハラムvsリュシオン [#o507cf51]
:[シハラム](左上)|
セリノスの…王族か?~
…まさか、生き残りがいたとは…… ▼
だが…わしの前に現れた以上…~
見逃すことはできん……~
………………許せ……▼
***シハラム vs アイク [#b60e039d]
:[アイク]|
あんたが、敵将だな?▼
:[シハラム]|
……!▼
:[アイク]|
俺はクリミア軍を~
指揮しているアイクだ。~
いきなりだが…停戦しないか?▼
:[シハラム]|
なに…!?▼
:[アイク]|
今すぐ水門を閉めてくれ。~
俺たちの戦いに~
周囲を巻き込む必要はないだろう。▼
:[シハラム]|
…………~
…悪いが、それはできん。~
わしかおまえか…~
どちらかが倒れぬかぎり、~
水は止められんのだ。▼
:[アイク]|
………そうか…~
なら、仕方ない…~
…覚悟をきめてくれ。▼
~(アイクの画面消える)
:[シハラム]|
フッ 敵将は…~
あのような男か……~
…あれなら娘も…心配いらぬ…。▼
***シハラム vs ジル [#z27940e3]
:[ジル]|
父上……▼
:[シハラム]|
……敵として相対したからには~
もはや語る言葉はもたん――~
武器を構えるがいい、~
クリミア兵よ!▼
:[ジル]|
……父上、私は―▼
:[シハラム]|
…来ぬか。~
ならば、こちらから行くまで!!▼
***シハラム vs タニス [#g3d17370]
:[シハラム]|
聖天馬騎士か……~
かつては共に…~
国を守ったこともある。▼
:[タニス]|
…では、あなたが~
デインに亡命したフィザット卿か。~
噂に聞いていたものと現実は…~
大きく違ったようだな。▼
:[シハラム]|
…噂?▼
:[タニス]|
先代神使様、御崩御の後…~
汚職に塗れる元老院の体制を厭い、~
理想郷を求め、旅立ったという――~
若き竜騎士たちの英雄譚だ。▼
:[シハラム]|
フ、それはまた…~
買い被られたものだ。▼
:[タニス]|
私は貴殿にまみえるのを~
楽しみにしていた。~
それが…~
敵の侵攻を妨げるためとはいえ、~
民を犠牲にするような~
愚策を用いる男だったとは…。▼
:[シハラム]|
……。▼
:[タニス]|
ベグニオン聖竜騎士団の名を~
地に落とす前に…~
始末をつけさせていただこうか!▼
***シハラム敗北時 [#h262f4c7]
:[シハラム]|
………ハール……~
後は…任せた…ぞ………~
…………ジ…ル……▼
***会話(ジル→シハラム) [#baf58528]
:[ジル](下段)|
父上!▼
:[シハラム](上段)|
おまえ…ジルか!?▼
:[ジル](下段)|
……どうして…?~
どうしてこんな愚かなことを…▼~
今すぐ、水門を閉じてください!~
畑はもうだめでも…家屋だけなら、~
まだ救えるかもしれません!▼
:[シハラム](上段)|
………できぬ。▼
:[ジル](下段)|
父上…っ!?▼
:[シハラム](上段)|
…水を止めたくば、~
この場で父を仕留めよ。~
……他に、方法はない……▼
:[ジル](下段)|
何か…理由があるのですね!?~
こんなこと…父上が望んでなさるわけがない。▼
:[シハラム](上段)|
…………~
ジル…退いてくれ…頼む!~
それができぬなら、父を倒せ!▼~
もう、時間がないのだ…!!▼
(注:以下の会話はジルの支援次第で変わります)~
*********************~
*ジルの支援がAでない場合~
:[ジル](下段)|
………………▼~
……なら!~
私も父上とともに戦います。▼
:[シハラム](上段)|
なんだとっ!?▼
:[ジル](下段)|
…デイン配下ではなく、~
父上の部隊の一員として……~
私は戦います。▼
:[シハラム](上段)|
ジル・・・ 冷静になるのだ。~
一時の感情に流され……道を誤るな。▼
:[ジル](下段)|
クリミア軍に参加して…▼~
私は、初めて…~
自分が戦う意味というものを~
考えるようになりました。▼~
それまでは、ただ教えられるまま…~
誇りと名誉のことばかりで……▼~
でも、やっとわかったんです。~
私は…私が護りたい人のために戦う。~
………父上、あなたのために。▼
:[シハラム](上段)|
……後悔するぞ?▼
:[ジル](下段)|
はい。覚悟の上です。▼~
……ジル・フィザット、~
今この時より~
シハラム将軍配下に戻ります。▼~
どうか、ご命令を!▼
~(ジル、敵軍になる)
*ジルの支援がAの場合~
:[ジル](下段)|
………………▼~
クリミア軍に参加して…▼~
私は、初めて…自分が戦う意味というものを~
考えるようになりました。▼~
それまでは、ただ教えられるまま…~
誇りと名誉のことばかりで……▼~
でも、やっとわかったんです。~
私は…私が護りたい人のために戦う。~
………申し訳…ありません。▼
:[シハラム](上段)|
そうか…クリミア軍に~
信頼できる相手を見つけたか……~
ならば、もう…心配することはないな。▼
:[ジル](下段)|
はい。こうして敵となろうとも…~
……私は…あなたの娘として~
誇りを持って生きていきます。▼
:[シハラム](上段)|
では、行け。~
……ジル・フィザット!~
己の信ずるがまま、進むがよい!▼
********************~
***(最終ターン終了後) [#cfa8d435]
:[セネリオ](右下)|
アイク!!~
だめです…!~
もう水がそこまで……!! ▼
:[アイク](左上)|
俺は…~
間に合わなかったのか…?~
くそ…っ!! ▼
:[ティアマト](右下)|
…アイク……~
残念だけど…~
…私たちの負けだわ… ▼
:[アイク](左上)|
そんな…~
親父…すまない…… ▼ (この行で目を瞑ります)
~(画面が暗転)
~Game Over
**クリア後 [#zb5844da]
***戦の傷痕 [#f6c43106]
(背景:降雪中の山地、左端:ベグニオン兵、中央右:アイク)
:[ベグニオン兵]|
報告します!~
水門をふさぎました!▼
~(ベグニオン兵消える)
:[アイク]|
……セネリオ、付近の被害状況はどうだ?▼
~(中央左にセネリオ登場)
:[セネリオ]|
…ひどい有様です。~
畑だけではなく…家屋にまで被害が及んでいます。▼
:[アイク]|
……そうか…▼
~(左端にティアマト登場)
:[ティアマト]|
…………相手の将軍も…~
望んでやったことではなさそうだった…~
どうして…こんなことに……?▼
~(右端にエリンシア登場)
:[エリンシア]|
この寒空の下…家を失くした人々は……~
どうなるのでしょう?~
私たちに…できることはないのでしょうか?▼
:[セネリオ]|
…敵国の民を哀れむ?~
この軍に、そんな余裕はありませんよ。▼
:[アイク]|
セネリオ。~
兵糧の一部を、村人たちに配るぞ。▼
:[セネリオ]|
…! 本気ですか!?▼
:[アイク]|
俺たちの戦ってる相手は…~
デイン軍だ。民間人じゃない。▼
:[セネリオ]|
ですが…▼
:[アイク]|
綺麗事なのは…百も承知だ。~
だが、何もしないで~
素通りできるほど…冷徹にはなれん。▼
~(アイク消える)
:[ティアマト]|
…そうね。思いついたなら…~
やらない後悔より、やってからの後悔のほうが~
ずっといいわ。▼
~(ティアマト消える)
:[エリンシア]|
私も…お手伝いします。~
怪我をした人の治療なら…できます。▼
~(エリンシア消える)
:[セネリオ]|
………………▼
~(暗転)
******************~
*ジルが離反しない場合、以下の会話が挿入されます。~
(背景:降雪中の山地、中央:ジル)
:[ジル]|
……父……上……▼
~(右端にアイク登場)
:[アイク]|
………ジル…~
…どんな理由があったにしても…~
あんたから親父さんを奪ったのは、俺だ。▼~
戦だからとか…~
そんな言い訳をするつもりはない。▼
:[ジル]|
…………▼
:[アイク]|
俺を親の仇として、憎めばいい。~
その権利が…あんたにはある。▼
:[ジル]|
…………▼
:[アイク]|
…あんたの気持ちに~
整理がついたらでいいが……~
これからどうしたいか、教えてくれ。▼~
俺は…あんたがこのまま~
仲間でいてくれればいいと思うが…~
……好きにしてくれ。▼~
それだけだ……▼
:[ジル]|
……っ▼~
…っ うっ……▼
~(暗転)
********************~
(以下共通会話)
(背景:降雪中の森、中央左:ハール、右端:デイン兵)
:[ハール]|
1、2、3… しめて5人か。~
よく生き残ったほうだ。▼
:[デイン兵]|
ハール隊長…~
私たちは、どうすれば…▼~
シハラム将軍を失い…~
住む家を失い…家族をどうすれば……▼
:[ハール]|
おまえたちは、これからどうしたい?~
この土地に…俺たちの居場所はなくなっちまった。~
ベグニオンに戻るか、クリミアの仲間になるか…▼
:[デイン兵]|
将軍に手を下した…~
クリミアの軍門に降ることだけは…~
…どうしても……▼
:[ハール]|
…じゃあ、ベグニオンに戻るしかないか…▼~
歓迎はされんだろうが…~
聖天馬騎士団に古い知り合いがいる。~
そいつを頼るとするか。▼
:[デイン兵]|
うっ…うっ…~
わたしたちの18年の生活は…~
…なんだったのでしょうね……▼
:[ハール]|
……言うな。~
…それでも、俺にとって~
あの人の部下だったことは誇りだ。▼
:[デイン兵]|
…私も… 私も……▼
~(暗転)
***【デイン王城】 [#d0dc35d1]
(背景:城内、中央左:プラハ、中央右:イナ)
:[プラハ]|
……というわけだ。~
河を氾濫させて時間を稼いでいるが、~
そう長くはもたない。▼~
決戦は王都で、ということになるかねぇ。▼
:[イナ]|
準備はできています。~
…プラハ将軍が指示しやすいよう、~
副官にはブライアン殿をたてました。▼~
作戦の詳細については、~
彼の方から直接聞いていただければ……▼
:[プラハ]|
悪いがね、イナ。~
王都で指揮をとるのは、~
あたしじゃないんだよ。▼
:[イナ]|
……漆黒の騎士殿ですか?~
では、少し策に手を加えなくては。~
副官も別の人間の方が……▼
:[プラハ]|
違うよ。陛下はおまえを~
ご指名なんだよ、イナ。▼
:[イナ]|
……私が?~
軍の指揮をとるのですか?▼
:[プラハ]|
そうさ。~
大出世ってやつさ、イナ将軍。▼
:[イナ]|
私は…そんな大役を……▼~
……王に確認を……▼
:[プラハ]|
へえ、珍しいじゃないか。~
おまえが取り乱すなんて。▼~
だけどね、陛下にお目にかかりたいなら~
任務をまっとうするしかないんだよ。▼~
それまでは連絡も絶つようにとの~
お達しなんだ。▼
:[イナ]|
…………▼
~(右端に漆黒の騎士登場)
:[漆黒の騎士]|
少し、遅れたか。▼
:[プラハ]|
これはこれは漆黒の騎士殿。~
えらく久しぶりじゃないか。▼~
あんたはいつでも大忙しだねぇ。~
毎日あちらこちらへ…~
どこで暗躍していらっしゃるのやら……▼
:[漆黒の騎士]|
それだけ、王の信任が~
厚いということさ。▼~
イナ、東の間に行ってくれ。~
例の男が現れた。▼
:[イナ]|
……はい……▼
~(イナ消える)
:[プラハ]|
【虫】だね?~
アレはもってきていたかい!?▼
:[漆黒の騎士]|
そのようだな。~
だが、イナに直接手渡したいそうだ。▼
:[プラハ]|
フン、手に入れば~
どうだって構わないさ。▼
:[漆黒の騎士]|
イナが戻ったら…~
君の手で確実に陛下の元に届けてくれ。▼~
くれぐれも、途中で~
包みを解くことがないよう注意してな。▼
:[プラハ]|
……言われなくてもわかってるよ!▼~
それより、あんたはこの後~
どうするんだい?▼
:[漆黒の騎士]|
私か? 私は……▼
~(暗転)
~(背景:東の間、中央:イナ)
:[???](声のみ)|
イナ…~
無事だったか!▼
:[イナ]|
…メダリオンは?▼
:[???](声のみ)|
ここにある。~
受け取ってくれ。▼
:[イナ]|
……何重もの包みごしに~
触れても、重い気を感じる。▼~
………これが、~
邪神の…負の力……▼
:[???](声のみ)|
これで、おまえは~
デイン王の元へ戻れるな?▼
:[イナ]|
……いいえ。~
だめになったの。▼
:[???](声のみ)|
どういうことだ!?▼
:[イナ]|
王都の守備を任されたわ。~
……私、クリミア軍と~
戦わなくてはならない。▼
:[???](声のみ)|
!!▼
:[イナ]|
…ありがとう。~
私のために、ここまでしてくれて……▼~
でも、もう…これで十分。~
貴方は……どうか自由になって。▼~
これ以上、デインの言いなりにならないで。▼
:[???](声のみ)|
まさか……死ぬつもりか?▼
:[イナ]|
いいえ…~
私も退くわけにはいかない。▼~
……たとえクリミア軍を~
全滅させてでも…私は……~
あの方の元へ…………▼
:[???](声のみ)|
…だが、相手は~
おまえのことなど……▼
:[イナ]|
…それでも構わない。~
私のいる場所は、あの方の~
お側しか考えられないのだから…▼~
貴方とは、もう会えないでしょうけど……~
ずっと幸せを祈っているわ。▼
~(イナ消える)
:[???](声のみ)|
イナ!~
待つんだ!!▼
~(右端にイナ登場)
:[イナ]|
私のことは忘れて。~
これが最後のわがままです。~
……さよなら、ナーシル。▼
~(イナ消える)
~(左端にナーシル登場)
:[ナーシル]|
……イナ………▼
*コメント [#n0f05fe3]
#comment
終了行:
[[章別会話]]
#contents
----
**ナレーション [#b2e46eff]
(ワールドマップ)
大陸の北部に位置するデイン王国。*~
王国そのものの位置と、~
隣接する北の海の冷たい流れ、~
そして、冷気を海から運ぶ風によって、*~
冬のデインは、苛烈なまでの~
寒さと雪にみまわれる。*~
その中を、アイク将軍率いるクリミア軍は~
前へ前へと進む。*~
当初、兵を貸し与える事を決した~
ベグニオン元老院でさえ~
彼らの勝利を疑問視していたが、*~
予想に反し、クリミア軍は~
敗退することなく~
進軍しつづけた*~
主エリンシアの祖国解放の想い~
そして両親の残した切なる想いを抱え~
アイクはただ黙々と戦い続ける。*~
**オープニング [#g68ae759]
***消えたメダリオン [#jb857d98]
(背景:天幕内、左端:セネリオ、中央右:アイク)~
:[セネリオ]|
……など、やはり~
こちらの行動は敵軍に筒抜けとみて~
間違いないでしょう。▼~
軍の中に怪しい者がいないか、~
僕のほうで調べさせていますが…~
……アイク?▼
:[アイク]|
…………▼
:[セネリオ]|
…アイク?~
だいじょうぶですか?▼
:[アイク]|
ん? あ、あぁ…~
悪い、なんだ?▼
:[セネリオ]|
……いつもの報告です。~
後にしたほうがいいですか?▼
:[アイク]|
いや、すまんが~
もう1度、最初から頼む。▼
:[セネリオ]|
…わかりました。▼
~(右端にティアマト登場)
:[ティアマト]|
おはよう、2人とも。▼~
アイク、どうしたの?~
眠そうな顔をして……▼
:[アイク]|
……色々、考えてたら…~
朝になってた…▼
:[ティアマト]|
あら、めずらしいわね。~
アイクが寝ないで考えごとなんて…~
天気は大丈夫かしら?▼
:[アイク]|
あのな、ティアマト…~
俺だって…▼
~(中央左にミスト登場)
:[ミスト]|
お、お兄ちゃんっ!~
お兄ちゃんっ!!▼
:[アイク]|
…なんだ、ミスト?▼
:[ミスト]|
どうしよう、お兄ちゃん!~
メダリオンがなくなってる!!▼
:[アイク]|
!!~
なんだってっ!?▼
:[ティアマト]|
!!▼
:[ミスト]|
どうしよう…~
お母さんの形見なのに……▼
:[アイク]|
…落としたとか、~
どこかに置き忘れたとか、~
そんなことはないんだな?▼
:[ミスト]|
わたし、いつも身に着けてて~
なくしたりしないもん!▼~
夜、寝る前にはあったから…~
眠っている間に、なくなって……~
うっ…ぇ…▼
:[アイク]|
…泣くな。~
おまえのせいじゃないから。▼
:[ミスト]|
だって… だ…って…▼
:[アイク]|
……泣くなって。~
俺が捜してやるから、な。▼
:[ミスト]|
う…うん……▼
:[セネリオ]|
…………▼
(暗転)~
***シハラムの苦悩 [#t6d82805]
(背景:降雪中の山地、左端:プラハ、中央右:シハラム)~
:[シハラム]|
……本気ですか!?▼
:[プラハ]|
今すぐ取り掛かりな。▼
:[シハラム]|
し、しかし、プラハ殿!~
そんなことをすれば、~
デイン側にも被害が……▼
:[プラハ]|
国のためなんだ。~
領地の1つぐらいで~
ぐだぐだお言いでないよ。▼
:[シハラム]|
お言葉だが…▼~
クリミア軍の足止めが目的であれば~
何もそこまでせずとも、~
我が部隊の力をもってして…▼
:[プラハ]|
……その台詞は聞き飽きた。~
いいかい?▼~
おまえたちのような、よそ者部隊が、~
勢いにのった今のクリミア軍を~
潰せるなんて期待はしちゃいない。▼~
確実に足止めさえしてくれれば~
それでいいんだ。▼
:[シハラム]|
プラハ殿!~
あなたはそこまで、~
我らを軽んじられるか!?▼~
確かに…我らの生まれ育った国は~
ベグニオンであって、デインではない。▼~
しかし…我が竜騎士隊が~
ベグニオンよりデイン配下に~
移ってからの18年…▼~
私も部下たちも、デインの国風に馴染むべく~
最大限、努力を惜しまなかったつもりだ。▼~
それを未だ、よそ者呼ばわりをなさるとは…▼
:[プラハ]|
年数なんか聞いちゃいないよ。▼~
生まれ? 育ち? ~
ハッ そんなもの~
この国じゃ、どうだっていいんだ。▼~
デイン王の要望に応えられる者こそが~
デイン国民なのさ。▼
:[シハラム]|
私たちが、無能だと…~
そうおっしゃるのか?▼
:[プラハ]|
さてねぇ。▼~
とりあえず、王都の警備として~
召し上げられたはずのあんたの部隊が、~
どうしてこんな辺境の配属になったのか…▼~
答えは明白だと思うが。どうだい?▼
:[シハラム]|
………っ!▼
:[プラハ]|
悔しかったら、ここで見事~
クリミア軍を仕留めてみせるんだね。▼~
おまえたちが上手く立ち回れば~
被害を最小限に食い止めることが~
できるんじゃないかい?▼
:[シハラム]|
…………▼
:[プラハ]|
フフン いい顔だ。~
結果を楽しみにしてるよ。▼
~(プラハ消え、右端にデイン兵登場)
:[デイン兵]|
…シ、シハラム様……~
ほ、本当に、やらねばならないのでしょうか?~
こんな恐ろしいことを…▼~
やっと…この土地の領民たちとの間に~
信頼関係が築かれつつあったというのに…▼
:[シハラム]|
……従うより他、我らに選択肢はない。▼~
…あの女の言うとおりだ。~
我らにできることは……~
一刻も早く、クリミア軍を倒すことだけなのだ…▼
:[デイン兵]|
………将軍…▼
:[シハラム]|
…全ての水門を開けろ。~
今すぐにだ!▼
(暗転)
(背景:降雪中の天幕前、中央左:セネリオ、中央右:アイク)
:[セネリオ]|
…アイク、あともう少し…~
先の戦いでの報告だけ~
聞いていただけますか?▼
:[アイク]|
あ、ああ。頼む。▼
:[セネリオ]|
では…▼
~(戦績表示及び講評)
~(拠点メニュー)
**【情報】 [#ta71dc59]
***<謎の女性 ☆☆☆> [#rb01340f]
(背景:降雪中の天幕前、中央左:アイク、中央右:カリル)~
:[カリル]|
あ、ちょいと! そこのボク。~
この軍の将軍さんに用があるんだけどさ、~
きみが、取り次いでくれない?▼
:[アイク]|
誰だ、あんた?▼
:[カリル]|
あんたってのは、ご挨拶だね。~
あたしはカリル。一流の魔道使いさ。▼
:[アイク]|
その一流が、この軍になんの用だ?▼
:[カリル]|
なに、あんた?
あたしのこと信用してないって顔だね。~
ま、無理もないか。▼~
この美貌に、知力を兼ね備えてるなんて~
ふつうじゃ思わないだろうしねぇ。~
けどさ、これが本当なんだよ。▼
:[アイク]|
……魔道使いか…~
何人いても助かるかもな…▼
:[カリル]|
おまけに、あたしってば~
ナイフの扱いなんかも上手いんだよ。▼~
女神は2物も3物も~
1人の人間に与えちゃって!▼~
贔屓もいいとこだよねぇ~?~
……って、聞いてんのかい?▼
:[アイク]|
ああ。要はあんた、~
クリミア軍に志願したいんだろ?~
自分をいくらで売り込むつもりだ?▼
:[カリル]|
しっかりした子だねぇ。~
そうだね…最初はタダでいいよ。▼
:[アイク]|
どうしてだ?▼
:[カリル]|
報酬をいくらにするかは、~
あたしの戦いぶりを見てから~
決めておくれ。▼~
その金額次第で、あたしの方も~
この軍に世話になるかどうか決めるからさ。▼
:[アイク]|
…自信があるってことか。▼
:[カリル]|
そんなの当然。~
最初から言ってるじゃないか。~
一流の魔道使いだってね。▼
:[アイク]|
………▼
選択肢 『仲間にする』~
『仲間にしない』~
*『仲間にする』を選択の場合~
:[アイク]|
わかった。採用しよう。▼
:[カリル]|
え? 下っ端が~
勝手に決めちゃっていいのかい?▼
:[アイク]|
俺がこの軍の将だ。▼
:[カリル]|
えええええ?▼
****************~
*『仲間にしない』を選択の場合~
:[アイク]|
…残念だが、今回はあきらめてくれ。~
この軍は、魔道使いが足りているからな。▼
:[カリル]|
えー? 下っ端が~
勝手に決めちゃっていいのかい?▼~
後で、将軍さんに怒られるんじゃないかい?▼
:[アイク]|
俺がこの軍の将だ。▼
:[カリル]|
えええええ?▼
***<リュシオン ☆> [#v32eb492]
(背景:降雪中の天幕前、中央左:アイク)
:[アイク]|
………リュシオン!~
降りてきてくれ。▼
:[リュシオン]|
…なんだ?▼
:[アイク]|
……あんたに、~
聞きたいことがあるんだが……▼
:[リュシオン]|
私に答えられることなら、~
なんでも。▼
:[アイク]|
…あんたは…~
あんたの祖先の……~
… ………▼~
………………………~
………いや…~
やっぱりやめておく。▼
:[リュシオン]|
? どうかしたのか?▼
:[アイク]|
…悪いが、忘れてくれ。▼
:[リュシオン]|
……なにか、大変なことが~
あったようだな。~
言いたくないなら構わないが…▼~
ここが戦場でなければ、~
私に隠し事などできないから~
今後は、気をつけることだ。▼
:[アイク]|
どうしてだ?▼
:[リュシオン]|
私たちサギの民は…~
その気になれば~
相手の心を読むことができる。▼
:[アイク]|
!▼
:[リュシオン]|
だが、それは…~
清浄な気の流れる場所でのみ~
発揮される能力だ。▼~
こんな…極端な~
【負】の気に満ちた場所では…~
…………何も分からない。▼~
全ての気が…捻じ曲がっている。▼
:[アイク]|
………今、気づいたが…~
リュシオン、あんた~
もしかして体調、悪いのか?▼
:[リュシオン]|
……▼
:[アイク]|
いつも白いから判別しにくいが…~
今のあんたの顔色は、いやに青白い。▼
:[リュシオン]|
………気にしないでくれ。~
私はまだ…大丈夫だ。▼
:[アイク]|
無理をするな。~
しばらくの間、戦闘からはずれて…▼
:[リュシオン]|
アイク!~
本当に、大丈夫だ。~
…私を…特別扱いしないでくれ。▼
:[アイク]|
あのな…~
あんたが特別なのは仕方ないだろう?▼~
フェニキス王とも、~
無理をさせないと約束した。▼~
あんたにもしものことがあったら…~
俺は、デインだけじゃなく~
鳥翼族まで相手にまわすことになる。▼
:[リュシオン]|
………わかった。▼~
恩を返すつもりが…~
それがかえって迷惑となるのは、~
私も本意ではない。▼
:[アイク]|
ちょっと待て。~
誰が迷惑だと言った?▼
:[リュシオン]|
戦えない私が戦場にいるのは、~
邪魔になるのだろう?▼
:[アイク]|
…違う。その反対だ。~
あんたの能力が、どれだけ~
軍の役に立ってると思うんだ。▼~
他の誰も、代わりになれない。~
戦力として欠かせない存在だ。▼~
だから…体調が悪いのを無理させて~
いざって時に抜けられると困る。▼
:[リュシオン]|
……私は、役に立っているのか?▼
:[アイク]|
さっきからそう言っている。~
頼りにしてるから、~
体調は万全にしておいてほしい。▼
:[リュシオン]|
そういうことなら…~
ほんの少しだけ休ませてもらう。▼~
だが、いつでも呼んでくれ。~
すぐに飛んでくるからな。▼
:[アイク]|
わかった。▼
~(リュシオン消える)
:[アイク]|
……………▼
**進撃前 [#abeec07b]
(背景:降雪中の雪原、中央左:エリンシア、中央右:アイク)~
:[エリンシア]|
…それでは、~
メダリオンは結局~
見つからなかったのですね?▼
:[アイク]|
ああ。~
恐らくデインに奪われたんだろう。▼
:[エリンシア]|
!? デイン軍がメダリオンを奪ったと……~
そう言われるのですか?▼
:[アイク]|
…程度は分からないが、~
デインが関わっているのは間違いない。▼
:[エリンシア]|
あれは…特別なものなのですか?▼
:[アイク]|
……ああ……▼
:[エリンシア]|
……~
すみません。▼
:[アイク]|
え?▼
:[エリンシア]|
私…立ち入ったことを~
聞いてしまったみたいで……▼
:[アイク]|
あ、いや…~
姫だから話さないんじゃない。▼~
仲間にも…誰にも話していない。~
これは、俺の問題だからな…▼
:[エリンシア]|
……そうですか……▼
------------------------------------------~
*リュシオンが仲間にいる場合のみ~
(エリンシア消え、左端にウルキ登場)~
:[ウルキ]|
……アイク殿。▼
:[アイク]|
どうした、ウルキ?▼
:[ウルキ]|
……先の方で、~
大きな水音が聞こえる……▼
:[アイク]|
水音?▼
~(右端にセネリオ登場)
:[セネリオ]|
地図で見ると、確かに大きな~
河があるようです。▼
:[アイク]|
その音じゃないのか?▼
:[ウルキ]|
不自然に歪められた音だ…~
…普通の河の音ではない……▼
------------------------------------------~
(ウルキ・セネリオ消え、中央左にベグニオン兵登場)~
:[ベグニオン兵]|
エリンシア姫!~
アイク将軍!!大変です!~
この先の道が、水でふさがれています!▼
~(右端にエリンシア登場)
:[エリンシア]|
!? どういうことですか?▼
:[ベグニオン兵]|
近くの河が氾濫したものか…▼~
この付近一帯が、~
水びたしになっています!!▼
:[アイク]|
完全に道がふさがれているのか?▼
:[ベグニオン兵]|
いえ、進めなくはないのですが…~
水のせいで土が泥と化しています。▼~
その上をなお激しい勢いで~
水が流れ続けておりますので……~
進軍の速度は著しく落ちるかと思われます。▼
~(ベグニオン兵消え、中央左にセネリオ登場)
:[セネリオ]~|
……敵の仕業ですね。~
われわれの行軍をさまたげ、~
時間をかせぐ作戦でしょう…▼~
…やられましたね。▼
~(左端にティアマト登場)
:[ティアマト]|
打てる手はないの?▼
:[セネリオ]|
……▼~
われわれの進撃にあわせて~
水を氾濫させたのなら~
どこかに水門があるはずです。▼
:[アイク]|
それを閉じれば、少なくとも~
水の流れは止められる…か。▼~
わかった。~
斥候に水門を探らせよう。▼
----------------------------------------------~
*リュシオンが仲間にいる場合のみ~
(ティアマト・セネリオ消え、中央左にヤナフ登場)~
:[ヤナフ]|
なんだ、探し物ならまかせとけよ。~
タカ王の“目”を~
せっかく連れてんだからさ。▼
:[アイク]|
どういう意味だ?▼
:[ヤナフ]|
おれの目は、千里先を~
見渡せるって便利な代物だ。~
それを使わない手はないぜ?▼
:[アイク]|
それも、ラグズの力か?▼
:[ヤナフ]|
ベオクの知恵に代わるものだな。~
サギの民のような種族的な能力じゃなく、~
あくまで個人特技なんだが。▼~
おれの相棒ウルキは、千里先の音まで~
聞き分ける耳を持ってるぜ。▼
:[アイク]|
なるほどな。~
じゃあ、さっそく頼もうか。~
水門の位置がわかるか?▼
:[ヤナフ]|
……ようは水の噴出してる~
ところを見つければいいんだろ?~
まかせときなって。▼
~(暗転)
------------------------------------~
【ダルレカ水門】~
(マップ画面:デイン軍陣営)~
:[シハラム](上段)|
来たか…クリミア軍!▼~
全軍、戦闘配備につけ!~
この戦は長引かせてはならん!▼~
なんとしても、短時間にて~
勝負を決めるのだ!~
行け!!▼
~(マップ画面:全体を写す)
:[アイク](上段)|
あれが水門か……▼
:[セネリオ](下段)|
制圧して、門を閉められれば…~
半日もしないうちに~
水は完全に引くでしょう。▼
:[アイク](上段)|
よし、行くぞ!▼
(出撃開始)~
**進撃後 [#m0eb0f4d]
***1ターン目開始前、ジルを出撃させている場合 [#k72b068a]
:[ジル](上段)|
………▼
:[アイク](下段)|
大丈夫か?~
顔色が悪いぞ。▼
:[ジル](上段)|
! アイク将軍…~
実は、私は……▼
:[アイク](下段)|
知っている。~
敵の将軍は、あんたの~
親父さんなんだろう?▼
:[ジル](上段)|
どうして、それを…!?▼
:[アイク](下段)|
この間、あんたが~
眼帯の男と話してるのを~
聞いていた。すまん。▼
:[ジル](上段)|
…そうですか。▼
:[アイク](下段)|
もし、決心が鈍ったんなら~
今からでも誰かと交代するか?▼
:[ジル](上段)|
いえ…大丈夫。~
…だと、思います。▼
:[アイク](下段)|
無理して前線に~
でなくてもいいからな。▼
~(消える)
:[ジル](上段)|
ありがとうございます…~
………▼
----------------------------------------------------~
*ジルを出撃させ、19章のジルの情報を見ないで、ミストと...
:[ジル](左上)|
………▼~
:[アイク](右下)|
大丈夫か?~
顔色が悪いぞ。▼~
:[ジル]|
! アイク将軍…▼~
:[アイク]|
どうした?~
何か心配ごとがあるなら~
聞くが?▼~
:[ジル]|
…いいえ。~
なんでもありません…▼~
:[アイク]|
だったらいいが。▼~
:[ジル]|
はい。▼~
:[アイク]|
もし、辛いようなら~
前線にでなくてもいいからな。▼~
:[ジル]|
え?▼~
:[アイク]|
デインの竜騎士隊は…~
あんたにとって~
かつての仲間じゃないのか?▼~
:[ジル]|
は、はい…~
お心遣い、感謝します…▼~
:[アイク]|
無理はするな。▼~
(アイク消える)~
:[ジル]|
………~
……父上……▼~
(ジル目を瞑る)~
------------------------------------------------~
*ジルを出撃させ、19章の情報を見ないで、ミストと支援A...
:[ジル](左上)|
………▼~
:[アイク](右下)|
大丈夫か?~
顔色が悪いぞ。▼~
:[ジル]|
! アイク将軍…▼~
:[アイク]|
どうした?~
ミストが、あんたの元気がないと~
心配していたぞ。▼~
:[ジル]|
…実は……~
敵軍の将シハラムは…~
私の父です。▼~
:[アイク]|
!…あんた~
親と戦う気なのか!?▼~
:[ジル]|
私は、私の信念をもって~
この軍にいると決めた。▼~
だから、まっすぐ顔を上げて~
父と向かい合おうと思う。▼~
:[アイク]|
そうか…だが、~
もし、決心が鈍るようなら…▼~
無理して前線に~
でなくてもいいからな。▼~
:[ジル]|
ありがとうございます…~
………▼~
(ジル目を瞑る)~
------------------------------------------
***1ターン目自軍フェーズ終了後 [#p97c09dc]
(背景:降雪中の山地、中央左:シハラム、中央右:デイン兵)~
:[デイン兵]|
しょ、将軍っ!~
いつまで水門を解放するつもりですか?▼
:[シハラム]|
……クリミア軍を打ち破るまでだ。▼
:[デイン兵]|
戦いが終わるまで待っていては、~
近隣の畑がすべて水没してしまいます!▼~
今も、領民たちが~
抗議を申し立ててきているのですよ!?▼
:[シハラム]|
………▼
:[デイン兵]|
将軍っ!▼
(右端にハール登場)
:[ハール]|
おい、おまえ。▼~
ここでわめいてるヒマがあるなら~
戦場に出てって1人でも多く~
クリミア兵を潰してこい。▼
:[デイン兵]|
…ハール隊長!~
あなたは…耐えられるのですか!?~
こんな人道にはずれる行為を…!▼~
戦に勝利するためとはいえ、~
こんなこと…すべきではない!!▼
:[ハール]|
だが、それがデインのやり方だ。~
国王に逆らって死ぬ覚悟が~
おまえにはあるのか?▼
:[デイン兵]|
民を犠牲にするぐらいなら…▼
:[ハール]|
…逆臣として処刑されれば~
おまえの親兄弟もただじゃすまんぞ。~
それでもか?▼
:[デイン兵]|
…!!▼
:[ハール]|
わかったら、行け。▼
:[デイン兵]|
……っ!▼
~(デイン兵消える)
:[シハラム]|
…国王の信を得るには~
非情冷酷であらねばならん。▼~
我らがこの国で与えられた任務は…~
ラグズの乱獲、駆逐…▼~
そして…よりによって領民の暮らす~
この土地を水没させることか……▼
:[ハール]|
シハラム殿…~
この国で『ラグズ』なんて言葉を使うと~
たちまち逆賊としてひったてられますよ。▼
:[シハラム]|
…フッ そうだな。~
極端な反ラグズ思想を持つ~
この国で暮らすため…▼~
これまでの知識を封印し、~
我が子には徹底的に“半獣”を~
憎むよう教育を施した。▼~
ただ、この国で生き延びるために…▼
:[ハール]|
アシュナードのせいで、~
この国がこうなってしまったことは~
大誤算でしたが…▼~
それでも、俺は…~
元老院の汚職への加担を厭い…▼~
ベグニオンを捨てた~
あなたの志を…支持しますよ。▼
:[シハラム]|
………~
ジルは…クリミア軍を~
離れただろうか?▼
:[ハール]|
…一応、忠告はしておきました。▼
:[シハラム]|
…娘と戦うことだけは……避けたい。▼
:[ハール]|
戦場に現れないことを~
祈るばかりです。▼~
…彼女の気性からすれば、~
あなたと話をすれば…~
苦しみも増すに違いない。▼
:[シハラム]|
…1つだけ、頼まれてくれるか。▼
:[ハール]|
なんなりと。▼
:[シハラム]|
おまえは、戦いに参加するな。▼
:[ハール]|
!?▼
:[シハラム]|
勝負がついたのち…~
我が隊が敗れたなら……~
生き残った者と…その家族たちを頼む…▼
:[ハール]|
……はっ!~
……シハラム隊長。▼
:[シハラム]|
隊長か…おまえにそう~
呼ばれたのは…何年ぶりだろうな。▼
:[ハール]|
ご武運を。▼~
そして…長い間……~
お世話になりました…!▼
:[シハラム]|
……うむ…▼
~(マップ画面、ハール飛び去る)
***建物訪問(左上) [#i05e7928]
(背景:建物前、中央左:おばあさん、右端:訪問者)
:[おばあさん]|
な、なんじゃ~
おまえたちは! 人の家にズカズカと!▼~
忠告しておくがの~
われわれの村を襲っても~
金目のものは出てきやせんぞ。▼~
若い男たちは~
みんな戦に引っ張り出された…~
年寄りと…女子供だけで細々と暮らしとるんじゃ。▼~
…金目のものがほしいのなら~
その土間にある書でも持っていくがいい。▼~
拾ったものじゃから、~
値打ちなどないかもしれんがの。▼~
<ぶちかましの書を手に入れた>
***建物訪問(右下) [#p8e4d3d1]
(背景:建物前、中央左:おじいさん、右端:訪問者)
:[おじいさん]|
き、貴様らはクリミアの!▼~
帰れ! 帰ってくれ!~
このあばら家に、~
貴様らを喜ばせるものは何もない!▼~
:[訪問者]|
……▼
:[おじいさん]|
なんじゃ、何か手にするまでは~
出て行かんという態度か…~
…なら、この古い杖をくれてやる!▼~
だから帰ってくれ。~
これ以上、わしらから奪わんでくれ!▼~
先の戦でわしの息子、~
たった1人の息子の命まで奪ったんじゃ。~
もう、十分じゃろう…▼
~<レスキューを手に入れた>
***ジル vs デイン兵(竜騎士) [#wc4a77fa]
:[デイン兵]|
ジルお嬢様!?~
あなたがなぜクリミア軍に!?▼
:[ジル]|
…すまない。~
私は、自分の信じる道を選ぶ。▼
:[デイン兵]|
く…~
父上を裏切られるとは…!▼
:[ジル]|
………▼
***(はがねの槍を持つLv.16のドラゴンナイトにジルで攻撃した...
:[デイン兵](左上)|
ジルお嬢様……~
どうしてこのような……▼
***(下の民家の真上にいる、ショートスピア持ちのLv.18のドラ...
:[デイン兵](左上)|
この…裏切者め!▼
:[ジル](左上)|
………▼
***シハラム初戦時 [#s6e082c8]
:[シハラム](上段)|
お互い、長々とした戦は望むまい。~
全力にてかかってこい!▼
***シハラムvs鳥翼族 [#y0540eaf]
:[シハラム](左上)|
フェニキスの鳥翼族…~
空を制するのはどちらか……~
………勝負だ。▼
***シハラムvs獣牙族 [#dd89dc0e]
:[シハラム](左上)|
……獣牙族よ…… ▼~
………わしは、いつでも…~
主君に恵まれたおまえたちが…~
……羨ましかった…▼
***シハラムvsリュシオン [#o507cf51]
:[シハラム](左上)|
セリノスの…王族か?~
…まさか、生き残りがいたとは…… ▼
だが…わしの前に現れた以上…~
見逃すことはできん……~
………………許せ……▼
***シハラム vs アイク [#b60e039d]
:[アイク]|
あんたが、敵将だな?▼
:[シハラム]|
……!▼
:[アイク]|
俺はクリミア軍を~
指揮しているアイクだ。~
いきなりだが…停戦しないか?▼
:[シハラム]|
なに…!?▼
:[アイク]|
今すぐ水門を閉めてくれ。~
俺たちの戦いに~
周囲を巻き込む必要はないだろう。▼
:[シハラム]|
…………~
…悪いが、それはできん。~
わしかおまえか…~
どちらかが倒れぬかぎり、~
水は止められんのだ。▼
:[アイク]|
………そうか…~
なら、仕方ない…~
…覚悟をきめてくれ。▼
~(アイクの画面消える)
:[シハラム]|
フッ 敵将は…~
あのような男か……~
…あれなら娘も…心配いらぬ…。▼
***シハラム vs ジル [#z27940e3]
:[ジル]|
父上……▼
:[シハラム]|
……敵として相対したからには~
もはや語る言葉はもたん――~
武器を構えるがいい、~
クリミア兵よ!▼
:[ジル]|
……父上、私は―▼
:[シハラム]|
…来ぬか。~
ならば、こちらから行くまで!!▼
***シハラム vs タニス [#g3d17370]
:[シハラム]|
聖天馬騎士か……~
かつては共に…~
国を守ったこともある。▼
:[タニス]|
…では、あなたが~
デインに亡命したフィザット卿か。~
噂に聞いていたものと現実は…~
大きく違ったようだな。▼
:[シハラム]|
…噂?▼
:[タニス]|
先代神使様、御崩御の後…~
汚職に塗れる元老院の体制を厭い、~
理想郷を求め、旅立ったという――~
若き竜騎士たちの英雄譚だ。▼
:[シハラム]|
フ、それはまた…~
買い被られたものだ。▼
:[タニス]|
私は貴殿にまみえるのを~
楽しみにしていた。~
それが…~
敵の侵攻を妨げるためとはいえ、~
民を犠牲にするような~
愚策を用いる男だったとは…。▼
:[シハラム]|
……。▼
:[タニス]|
ベグニオン聖竜騎士団の名を~
地に落とす前に…~
始末をつけさせていただこうか!▼
***シハラム敗北時 [#h262f4c7]
:[シハラム]|
………ハール……~
後は…任せた…ぞ………~
…………ジ…ル……▼
***会話(ジル→シハラム) [#baf58528]
:[ジル](下段)|
父上!▼
:[シハラム](上段)|
おまえ…ジルか!?▼
:[ジル](下段)|
……どうして…?~
どうしてこんな愚かなことを…▼~
今すぐ、水門を閉じてください!~
畑はもうだめでも…家屋だけなら、~
まだ救えるかもしれません!▼
:[シハラム](上段)|
………できぬ。▼
:[ジル](下段)|
父上…っ!?▼
:[シハラム](上段)|
…水を止めたくば、~
この場で父を仕留めよ。~
……他に、方法はない……▼
:[ジル](下段)|
何か…理由があるのですね!?~
こんなこと…父上が望んでなさるわけがない。▼
:[シハラム](上段)|
…………~
ジル…退いてくれ…頼む!~
それができぬなら、父を倒せ!▼~
もう、時間がないのだ…!!▼
(注:以下の会話はジルの支援次第で変わります)~
*********************~
*ジルの支援がAでない場合~
:[ジル](下段)|
………………▼~
……なら!~
私も父上とともに戦います。▼
:[シハラム](上段)|
なんだとっ!?▼
:[ジル](下段)|
…デイン配下ではなく、~
父上の部隊の一員として……~
私は戦います。▼
:[シハラム](上段)|
ジル・・・ 冷静になるのだ。~
一時の感情に流され……道を誤るな。▼
:[ジル](下段)|
クリミア軍に参加して…▼~
私は、初めて…~
自分が戦う意味というものを~
考えるようになりました。▼~
それまでは、ただ教えられるまま…~
誇りと名誉のことばかりで……▼~
でも、やっとわかったんです。~
私は…私が護りたい人のために戦う。~
………父上、あなたのために。▼
:[シハラム](上段)|
……後悔するぞ?▼
:[ジル](下段)|
はい。覚悟の上です。▼~
……ジル・フィザット、~
今この時より~
シハラム将軍配下に戻ります。▼~
どうか、ご命令を!▼
~(ジル、敵軍になる)
*ジルの支援がAの場合~
:[ジル](下段)|
………………▼~
クリミア軍に参加して…▼~
私は、初めて…自分が戦う意味というものを~
考えるようになりました。▼~
それまでは、ただ教えられるまま…~
誇りと名誉のことばかりで……▼~
でも、やっとわかったんです。~
私は…私が護りたい人のために戦う。~
………申し訳…ありません。▼
:[シハラム](上段)|
そうか…クリミア軍に~
信頼できる相手を見つけたか……~
ならば、もう…心配することはないな。▼
:[ジル](下段)|
はい。こうして敵となろうとも…~
……私は…あなたの娘として~
誇りを持って生きていきます。▼
:[シハラム](上段)|
では、行け。~
……ジル・フィザット!~
己の信ずるがまま、進むがよい!▼
********************~
***(最終ターン終了後) [#cfa8d435]
:[セネリオ](右下)|
アイク!!~
だめです…!~
もう水がそこまで……!! ▼
:[アイク](左上)|
俺は…~
間に合わなかったのか…?~
くそ…っ!! ▼
:[ティアマト](右下)|
…アイク……~
残念だけど…~
…私たちの負けだわ… ▼
:[アイク](左上)|
そんな…~
親父…すまない…… ▼ (この行で目を瞑ります)
~(画面が暗転)
~Game Over
**クリア後 [#zb5844da]
***戦の傷痕 [#f6c43106]
(背景:降雪中の山地、左端:ベグニオン兵、中央右:アイク)
:[ベグニオン兵]|
報告します!~
水門をふさぎました!▼
~(ベグニオン兵消える)
:[アイク]|
……セネリオ、付近の被害状況はどうだ?▼
~(中央左にセネリオ登場)
:[セネリオ]|
…ひどい有様です。~
畑だけではなく…家屋にまで被害が及んでいます。▼
:[アイク]|
……そうか…▼
~(左端にティアマト登場)
:[ティアマト]|
…………相手の将軍も…~
望んでやったことではなさそうだった…~
どうして…こんなことに……?▼
~(右端にエリンシア登場)
:[エリンシア]|
この寒空の下…家を失くした人々は……~
どうなるのでしょう?~
私たちに…できることはないのでしょうか?▼
:[セネリオ]|
…敵国の民を哀れむ?~
この軍に、そんな余裕はありませんよ。▼
:[アイク]|
セネリオ。~
兵糧の一部を、村人たちに配るぞ。▼
:[セネリオ]|
…! 本気ですか!?▼
:[アイク]|
俺たちの戦ってる相手は…~
デイン軍だ。民間人じゃない。▼
:[セネリオ]|
ですが…▼
:[アイク]|
綺麗事なのは…百も承知だ。~
だが、何もしないで~
素通りできるほど…冷徹にはなれん。▼
~(アイク消える)
:[ティアマト]|
…そうね。思いついたなら…~
やらない後悔より、やってからの後悔のほうが~
ずっといいわ。▼
~(ティアマト消える)
:[エリンシア]|
私も…お手伝いします。~
怪我をした人の治療なら…できます。▼
~(エリンシア消える)
:[セネリオ]|
………………▼
~(暗転)
******************~
*ジルが離反しない場合、以下の会話が挿入されます。~
(背景:降雪中の山地、中央:ジル)
:[ジル]|
……父……上……▼
~(右端にアイク登場)
:[アイク]|
………ジル…~
…どんな理由があったにしても…~
あんたから親父さんを奪ったのは、俺だ。▼~
戦だからとか…~
そんな言い訳をするつもりはない。▼
:[ジル]|
…………▼
:[アイク]|
俺を親の仇として、憎めばいい。~
その権利が…あんたにはある。▼
:[ジル]|
…………▼
:[アイク]|
…あんたの気持ちに~
整理がついたらでいいが……~
これからどうしたいか、教えてくれ。▼~
俺は…あんたがこのまま~
仲間でいてくれればいいと思うが…~
……好きにしてくれ。▼~
それだけだ……▼
:[ジル]|
……っ▼~
…っ うっ……▼
~(暗転)
********************~
(以下共通会話)
(背景:降雪中の森、中央左:ハール、右端:デイン兵)
:[ハール]|
1、2、3… しめて5人か。~
よく生き残ったほうだ。▼
:[デイン兵]|
ハール隊長…~
私たちは、どうすれば…▼~
シハラム将軍を失い…~
住む家を失い…家族をどうすれば……▼
:[ハール]|
おまえたちは、これからどうしたい?~
この土地に…俺たちの居場所はなくなっちまった。~
ベグニオンに戻るか、クリミアの仲間になるか…▼
:[デイン兵]|
将軍に手を下した…~
クリミアの軍門に降ることだけは…~
…どうしても……▼
:[ハール]|
…じゃあ、ベグニオンに戻るしかないか…▼~
歓迎はされんだろうが…~
聖天馬騎士団に古い知り合いがいる。~
そいつを頼るとするか。▼
:[デイン兵]|
うっ…うっ…~
わたしたちの18年の生活は…~
…なんだったのでしょうね……▼
:[ハール]|
……言うな。~
…それでも、俺にとって~
あの人の部下だったことは誇りだ。▼
:[デイン兵]|
…私も… 私も……▼
~(暗転)
***【デイン王城】 [#d0dc35d1]
(背景:城内、中央左:プラハ、中央右:イナ)
:[プラハ]|
……というわけだ。~
河を氾濫させて時間を稼いでいるが、~
そう長くはもたない。▼~
決戦は王都で、ということになるかねぇ。▼
:[イナ]|
準備はできています。~
…プラハ将軍が指示しやすいよう、~
副官にはブライアン殿をたてました。▼~
作戦の詳細については、~
彼の方から直接聞いていただければ……▼
:[プラハ]|
悪いがね、イナ。~
王都で指揮をとるのは、~
あたしじゃないんだよ。▼
:[イナ]|
……漆黒の騎士殿ですか?~
では、少し策に手を加えなくては。~
副官も別の人間の方が……▼
:[プラハ]|
違うよ。陛下はおまえを~
ご指名なんだよ、イナ。▼
:[イナ]|
……私が?~
軍の指揮をとるのですか?▼
:[プラハ]|
そうさ。~
大出世ってやつさ、イナ将軍。▼
:[イナ]|
私は…そんな大役を……▼~
……王に確認を……▼
:[プラハ]|
へえ、珍しいじゃないか。~
おまえが取り乱すなんて。▼~
だけどね、陛下にお目にかかりたいなら~
任務をまっとうするしかないんだよ。▼~
それまでは連絡も絶つようにとの~
お達しなんだ。▼
:[イナ]|
…………▼
~(右端に漆黒の騎士登場)
:[漆黒の騎士]|
少し、遅れたか。▼
:[プラハ]|
これはこれは漆黒の騎士殿。~
えらく久しぶりじゃないか。▼~
あんたはいつでも大忙しだねぇ。~
毎日あちらこちらへ…~
どこで暗躍していらっしゃるのやら……▼
:[漆黒の騎士]|
それだけ、王の信任が~
厚いということさ。▼~
イナ、東の間に行ってくれ。~
例の男が現れた。▼
:[イナ]|
……はい……▼
~(イナ消える)
:[プラハ]|
【虫】だね?~
アレはもってきていたかい!?▼
:[漆黒の騎士]|
そのようだな。~
だが、イナに直接手渡したいそうだ。▼
:[プラハ]|
フン、手に入れば~
どうだって構わないさ。▼
:[漆黒の騎士]|
イナが戻ったら…~
君の手で確実に陛下の元に届けてくれ。▼~
くれぐれも、途中で~
包みを解くことがないよう注意してな。▼
:[プラハ]|
……言われなくてもわかってるよ!▼~
それより、あんたはこの後~
どうするんだい?▼
:[漆黒の騎士]|
私か? 私は……▼
~(暗転)
~(背景:東の間、中央:イナ)
:[???](声のみ)|
イナ…~
無事だったか!▼
:[イナ]|
…メダリオンは?▼
:[???](声のみ)|
ここにある。~
受け取ってくれ。▼
:[イナ]|
……何重もの包みごしに~
触れても、重い気を感じる。▼~
………これが、~
邪神の…負の力……▼
:[???](声のみ)|
これで、おまえは~
デイン王の元へ戻れるな?▼
:[イナ]|
……いいえ。~
だめになったの。▼
:[???](声のみ)|
どういうことだ!?▼
:[イナ]|
王都の守備を任されたわ。~
……私、クリミア軍と~
戦わなくてはならない。▼
:[???](声のみ)|
!!▼
:[イナ]|
…ありがとう。~
私のために、ここまでしてくれて……▼~
でも、もう…これで十分。~
貴方は……どうか自由になって。▼~
これ以上、デインの言いなりにならないで。▼
:[???](声のみ)|
まさか……死ぬつもりか?▼
:[イナ]|
いいえ…~
私も退くわけにはいかない。▼~
……たとえクリミア軍を~
全滅させてでも…私は……~
あの方の元へ…………▼
:[???](声のみ)|
…だが、相手は~
おまえのことなど……▼
:[イナ]|
…それでも構わない。~
私のいる場所は、あの方の~
お側しか考えられないのだから…▼~
貴方とは、もう会えないでしょうけど……~
ずっと幸せを祈っているわ。▼
~(イナ消える)
:[???](声のみ)|
イナ!~
待つんだ!!▼
~(右端にイナ登場)
:[イナ]|
私のことは忘れて。~
これが最後のわがままです。~
……さよなら、ナーシル。▼
~(イナ消える)
~(左端にナーシル登場)
:[ナーシル]|
……イナ………▼
*コメント [#n0f05fe3]
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