章別会話


ナレーション

(背景:クリミア王城のモノクロ映像)
クリミア王都メリオル。
かぐわしき花々と麗しき鳥のさえずり、
涼やかな水のせせらぎに彩られし王宮。*
時がめぐり、新たな主を得、
その懐で幾多の修羅場が繰り返されようと*
雅な風情は
何一つ損なわれることなく、
優美で豪奢な趣は変わらない。*
しかし、建物を取り巻く空気は
冷たく張り詰め
荘厳な静寂に包まれている。*
(画面左半分にアシュナードの画像)
その奥に、追い求めた
仇敵アシュナードはいる。*
(画面右半分にアイク、画面左下にエリンシアの画像)
クリミア軍総大将アイク、
そしてクリミア王女エリンシア*
彼ら率いる軍勢は、
ほとんどの準備を終え、
静かに下される命を待っていた。*
一年にわたったこの戦乱の
【終わりの始まり】が
今、むかえられようとしていた。*

情報

<仲間 ☆>

(背景:天幕内、左端:アイク、中央右:ナーシル、右端:イナ)

[アイク]
ナーシル、連れてきたぞ。▼

(中央左にミスト登場)

[ミスト]
……▼
[ナーシル]
…………
すまなかった、ミスト……▼
[ミスト]
ナーシルさん……▼
[ナーシル]
君がどれだけ、あのメダリオンを
大切にしているか…知っていながら……
私はそれを…盗み取った。▼
どれだけ言葉を尽くして謝っても……
許されないことをしてしまった……▼
君とアイクの信頼を利用し……裏切り……
こうしてまた、おめおめと姿をさらしたこと……
…………本当に、すまない……▼
[ミスト]
…………▼
戻ってきてくれてありがとう、ナーシルさん。
わたし、またナーシルさんに会えて……
すごく、うれしい。▼
[ナーシル]
…………ミスト……▼
[イナ]
……ミストさん、
私からも謝罪させてください。
本当に悪いのは…私なんです。▼
ナーシルは……私のために……▼
[ミスト]
なにか大変な事情があったんでしょう?▼
そして、たぶん……
その事情は…まだ解決してない。▼
本当は、すごく気になるけど…
力になりたいけど……でも、
きっと無理なんですよね。▼
だから…待ってます。▼
ナーシルさんとイナさんが
話してくれるまで、待つって決めたから。
だから、もう…気にしないでください。▼
[ナーシル]
…………ありがとう……ミスト。▼
[イナ]
……ありがとうございます・・・・・・▼
[アイク]
…………▼

<仲間 ☆>

(背景:夜の天幕前、左端:ヤナフ、中央:ウルキ)

[ヤナフ]
う~… いよいよ明日は
王都に乗り込むか。▼
どんな絶望的な戦いだったとしても、
決戦前夜ってのは、なんかこう
興奮しちまわねえか?▼
[ウルキ]
何を不謹慎な、とは…言えんな。
私も……落ち着かない気分だ。▼
[ヤナフ]
勝てるかねぇ、あのデイン王に。▼
[ウルキ]
………どうだろうな?▼

(右端にアイク登場)

[アイク]
2人とも、見張りか?▼
[ヤナフ]
おっと、あんたか。▼

(ウルキ中央左に移動し、アイクの方を振り返る)

[ウルキ]
王たちに用だろうか?▼
[アイク]
ああ。呼んでくれるか?▼
[ウルキ]
少し、待ってくれ。▼

(ヤナフ・ウルキ消える)

[アイク]
…………▼

(左端にリュシオン、中央左にティバーン登場)

[ティバーン]
よお、いよいよ明朝だな。
作戦の最終確認に来たってとこか?▼
[アイク]
そんなところだ。▼
あんたたちには、王都を囲む外壁から
敵の飛行系が逃げ出さないように
守備してもらう。間違いないか?▼
[ティバーン]
王都をぐるりと囲むってのは、
いい案だと思うぜ。▼
西の守りと、対空戦はまかせておけ。
フェニキス・キルヴァスの連合部隊で
完全に押さえてやるよ。▼
[アイク]
キルヴァスも手を貸してくれるのか?▼
[リュシオン]
当然だ。▼
[ティバーン]
グリトネアの地下を見た後じゃ、
さすがにデイン王を野放しにはできんと…
めずらしく意見が一致してな。▼
リュシオンとリアーネの説得もあって、
しぶしぶだったが、承知したぜ。▼
ただまあ、裏切りはあいつら
カラスの民の特性みたいなもんだからな。
最悪、タカだけになってもなんとかするぜ。▼
[アイク]
あんたのことだ。
信頼してる。▼
[ティバーン]
まあ、本音を言えば、
俺だけでも…アシュナードを
ぶっ潰す隊に加わりたかったが。▼
[アイク]
すまん。
漆黒の騎士の時もだが、
譲らせてばかりだな。▼
[ティバーン]
構わんさ。
ただし手におえないと思ったら、
すぐに知らせろよ。▼
[アイク]
わかった。▼
[ティバーン]
それから、リュシオン。
もういい加減
聞きたくもないだろうが…▼
[リュシオン]
わかっています。▼
何があっても…私は死にません。
父上とリアーネを残して
死ぬわけにはいきません……▼

(暗転)

(背景:夜の天幕前、中央右:ネサラ、右端:ニアルチ)

[ニアルチ]
ぼっちゃま。
どうやら、明日の戦いの
打ち合わせをしておるようですぞ。▼
ぼっちゃまは、
参加しなくてよろしいので?▼
[ネサラ]
…いいんだよ。▼
どうせティバーンのことだ、
キルヴァスの参戦なんか、
本気であてにはしてないだろうよ。▼
[ニアルチ]
タカの王はどうであれ…▼
リュシオン様は、また
ぼっちゃまに裏切られたと
思われるでしょうな……▼
[ネサラ]
なっ…!?▼
[ニアルチ]
リアーネお嬢様も…
ぼっちゃまが敵前逃亡なさったら
お嘆きになるに違いない。▼
はぁぁ…
おかわいそうに……
はぁぁぁ… ……▼

(ニアルチ消える)

[ネサラ]
…くそ爺め。▼
あの2人を持ち出したら
俺が言いなりになるとでも……
………くそっ!▼

<仲間 ☆>

(背景:夜の天幕前、左端:アイク、中央右:ライ)

[ライ]
さて、1年の長きに渡った戦いも…
早ければ明日中に決着がつくか。
どうだ、アイク。勝てると思うか?▼
[アイク]
勝つ。▼
[ライ]
……慣れたよ。うん。
おまえのその反応。▼
……でもま、今夜は
そのふてぶてしさが頼もしいけどな。▼

(右端にジフカ登場)

[ジフカ]
…むしろ、それくらいでなければ
デイン王に立ち向かうことはできんだろう。▼

(ライ中央左に移動し、ジフカの方を振り向く)

[ライ]
ジフカ様! どうしてここに?▼
[ジフカ]
おまえたちだけでは心もとない。
王の名代として参った。▼
[ライ]
じゃあ、いっしょに
戦ってくれるんですか!?▼
[ジフカ]
そのために来た。
…が、アイク殿の了承を得てからだ。▼
[アイク]
もちろんだ。▼
数の多いガリア軍には、
王都の正面と東側にある2つの門を
押さえてもらう手はずになっている。▼
ガリア軍の総指揮を、あんたにお願いしたい。▼
[ジフカ]
謹んでお請けしよう。▼
[ライ]
なんだよ。
オレじゃ役不足だったってことか?▼
そりゃ、ジフカ様とじゃ
比べ物にもならなけどさ。▼

(注:原文ママ。“ならないけどさ”の脱字と思われる)

[アイク]
ライは、俺の部隊に戻ってくれ。
いいだろう?▼
[ライ]
そういうことか。それなら結構。
本隊に混ぜてもらえるのは
光栄の極みだからな。▼

(暗転)

(背景:夜の天幕前、左端:ジフカ、中央右:モゥディ)

[モゥディ]
ジフカ様!▼

(右端にレテ登場)

[レテ]
お久しぶりです。
王にお変わりは…?▼
[ジフカ]
ご健勝だ。王から…
おまえたちに言葉を預かっておる。▼
[レテ]
言葉、ですか?
命令ではなく?▼
[ジフカ]
そうだ。
必ず生きて戻るようにと。▼
それから…
おまえたちのこの1年の働きに、
心から満足し感謝していると。▼
[レテ]
……それは…光栄です!▼
[モゥディ]
モゥディたちは、頑張った。
ダけど…辛くはなかった。▼
アイクたちは、イい奴だったカラ…
イっしょに戦えて嬉しかった。▼
[ジフカ]
そうか…▼

進撃前

*ユリシーズ&ジョフレ&ルキノ生存時

[ユリシーズ]
姫!
そろそろ出発のお時間ですぞ。▼
[エリンシア]
……すぐそこに…王宮が見えます……▼
お父様、お母様、叔父様…
エリンシアは、戻ってきました……▼
[ルキノ]
兵士達はみな整列し、
エリンシア様のお言葉をお待ちしています。▼
最後の戦いに向け、
お言葉をたまわれますでしょうか?▼
[エリンシア]
え!?
わ、私が…ですか?▼
[ジョフレ]
そうです。敵将たるアシュナードを討ち、
祖国を取り戻すための戦いです。▼
どうか、兵士達に勇気をお与え下さい。▼
[エリンシア]
……うまくできるか
わかりませんが…やってみます。▼

*ユリシーズ&ジョフレ&ルキノ死亡時

[ティアマト](右端)
エリンシア姫!
間もなく、出発ですよ。▼
[エリンシア](右)
……すぐそこに…王宮が見えます……▼
お父様、お母様、叔父様…
エリンシアは、戻ってきました……▼

(クリミア兵現れる)

[クリミア兵](左)
エリンシア様! 兵士達はみな整列し、
姫のお言葉をお待ちしております。▼ 最後の戦いに向け、
お言葉をたまわれますでしょうか?▼
[エリンシア]
え!?
わ、私が…ですか?▼
[ティアマト]
敵将たるアシュナードを討ち、
祖国を取り戻すための戦いです。▼
…兵士達に勇気を与えるのも、
姫の役目だと思いますわ。▼
[エリンシア]
……うまくできるか
わかりませんが…やってみます。▼

**************************

[エリンシア]
……あの!▼
…………▼
クリミアの勇敢なる兵士たち…
ガリア、フェニキス、キルヴァスの
雄々しきラグズの方々……▼
そして…この戦いのはじめから
私を助け共にいてくれた……
グレイル傭兵団のみなさん!▼
あなたがたの力強い手が、
私を今日まで生かしてくれました。
心から感謝しています。▼
この戦いが終わったら……
ここにいてくださる方、1人1人に…
お礼を言わせていただきたいです。▼
だけど、その前に……
最後にもう1度だけ…
私にみなさんの手を貸してください!▼
デイン王アシュナードを討ち果たし、
クリミアを取り戻すために……!!▼
お願いしますっ!▼

(歓声が上がる)

(暗転)

[ライ]
堂々としたもんだ。
強くなったな、あのお姫様も。▼
[アイク]
…人は与えられた器に応じて
大きくなるらしいからな。▼
エリンシアも、立派な女王になるだろう。▼
[ライ]
…………▼
[アイク]
…って、ナーシルが以前
言ってたんだよ。▼
そんな信じられないものを
見るような目をするな。▼
[ライ]
あ、ああ…!
よかった。安心したぜ!▼
[アイク]
……この野郎。▼

(暗転)

[アイク]
さあ、出発だ!
今日で戦いにけりをつけよう。▼
[ティアマト]
準備、完了してるわ!▼
[セネリオ]
…不備はありません。▼
[アイク]
よし、じゃあ行く…▼
[ティアマト]
ねえ、アイク!▼
最後なんだもの、たまには
あなたも号令以外の…
激励の言葉とかをかけてみたら?▼
[アイク]
さっきエリンシアがやったので
十分だろう?▼
[ミスト]
お兄ちゃんのも聞きたいな。
お父さんだって、
いつもやってたことでしょ?▼
[アイク]
…親父みたいに、か……▼
[ミスト]
うん!▼

《やってみる》
《やめる》

*《やってみる》を選択した場合

[アイク]
最後の戦いの前に、
俺がみんなに言っておきたいのは
これだけだ。 …誰も死ぬな!▼
俺の親父の受け売りだが、
今だからこそ…
親父が言ったことの意味がわかる。▼
ここまで来たんだ。▼
最後まで油断せず、
もてる力の全てをだしきって…
この長い戦いに終止符を打とう!▼
家族を悲しませたくなければ
生き延びろ!▼
クリミアという国を再興し、
自分の仲間を家族を
デインの恐怖支配から解放してやろう!▼
さあ、みんな行くぞ!▼

(暗転)

(静止映像:段上のアイクが腕を上に突き上げ、大勢の兵士たちも武器を持った手を天に突き上げ、歓声を上げる)

(暗転)

**************************

*《やめる》を選択した場合

[アイク]
…やっぱりガラじゃない。
やめておこう。▼
[ミスト]
えー!
つまんなーい!!▼
[アイク]
つまんなくて結構だ。
ほら、もういくぞ。▼
[ティアマト]
仕方ないわね。
…アイクらしいけど。▼
さ、私たちも行きましょう。▼
[ミスト]
ちぇ~▼

(暗転)

アシュナードとブライス

(背景:クリミア城内、玉座の間、左:アシュナード)

[???]
敵襲っ!敵襲っっ!!▼

(デイン兵が画面右端に現れる)

[デイン兵]
城門、破られましたっ!
クリミア軍、止まりませんっ!!▼

(デイン兵が消え代わりにブライスが右端に現れる)

[ブライス]
……ここまでのようですな。
王よ、どうか裏門より脱出を。
ここは我らが…▼
[アシュナード]
我は退かぬぞ。▼
[ブライス]
し、しかし…
王を失うようなこととなれば、
デイン王家の血が絶えることに…▼
[アシュナード]
この我が負ける…と、
そう言いたいのか?▼
[ブライス]
…とんでもございません!▼
しかしながら、
我が軍の旗色が悪いのは事実。
万が一ということもございます。▼
デイン王家の存続を、
第一にお考えいただき、
なにとぞ…ご英断を……▼
[アシュナード]
たかだか13代のデイン王家の血に
たいした価値はない。▼
我が滅びるならば、デインもまた
ともに滅びればよい。▼
[ブライス]
お、王よ…そのような!▼
[アシュナード]
臆病風に吹かれた臣下はいらん…
足手まといだ。
どこへなりと消えろ。▼
[ブライス]
…王………▼
[アシュナード]
我が望むは、力による支配。
弱者は滅び強者が生き残る…
これが自然の摂理というものだ。▼
この世界を作り出した女神の
望みということではないか?▼
[ブライス]
……どうやら、お話ししても
時間の無駄のようですな。▼
王が望まれなくとも、 我らはあなたをお守りします。▼
デインという国の歴史を…
ここで終わらせるわけには
いきませんから……▼
[アシュナード]
ブライスよ。
おまえは、父上の忠臣であったな。▼
[ブライス]
……15の年より…
ご崩御なされるまでの20年の間…
心よりお仕えしました。▼
[アシュナード]
父上に死をもたらしたのは…
病魔ではなく、我だ。▼
[ブライス]
!?▼
[アシュナード]
それだけではない。
義母上、正当な後継者たる兄上たち…▼
我が玉座に就くために邪魔な者は
すべて、我が始末した。▼
[ブライス]
…………▼
[アシュナード]
…それでも、我を守るか?▼
[ブライス]
…………
…お守りしましょう……▼
それでも貴方は…先代の血を…
デイン王家の血を継承される
ただ1人のお方ですから……▼
……失礼。▼

(ブライス消える)

[アシュナード]
死人にまで忠義を尽くすか……▼
騎士などというものは、 滑稽なことこの上ないぞ。▼

(暗転)

狂王の挑戦状

【クリミア王城】

(マップ画面、雄叫びをあげるラジャイオンに乗ったアシュナードが城の中庭を越えて、アイクたちの前まで飛来する。)

[アイク](下段)
! なんだ…!?▼

(消える)

[エリンシア](下段)
あれは…まさか……▼

(マップ画面:エリンシア、アシュナードの面前まで進む)

[エリンシア](中段)
……………▼
[アイク](下段)
どうした!?
下がれ、エリンシア!!▼
[エリンシア](中段)
……アシュナード…▼
[アイク](下段)
なんだとっ!?
こいつがデイン王か…っ!▼

(消える)

[アシュナード](上段)
くくくくく…
久しぶりだな、クリミア王女よ。▼
[エリンシア](中段)
………▼
[アシュナード](上段)
その姿、見違えたぞ。▼
あの時…クリミア国王夫妻を
我が手にかけた時…▼
我を見上げて震えていた
小娘とは、とても思えぬな。▼
[エリンシア](中段)
…お、おまえを……
おまえを倒すために…
戻りました。▼
これ以上、我がクリミアを
好きにはさせません!▼
[アシュナード](上段)
くっくっくっ
それは勇ましいことだ。▼
だが、我の相手は…
そなたではない。▼

(マップ画面:アシュナード、エリンシアを弾き飛ばす)

[エリンシア](下段)
きゃあっ!!▼

(消える)

[アイク](下段)
エリンシア!▼

(マップ画面:アイク、アシュナードとエリンシアの間に立つ)

[アシュナード](上段)
ガウェインの息子というのは、
おまえのことか?▼
[アイク](下段)
デイン王アシュナード!
貴様の野望は、俺の手で止める!!▼
[アシュナード](上段)
くくくくく
おまえの手にある剣…▼
それは、神剣だな?
我が鎧に唯一傷を与えうる武器だ。▼
だがしかし、どんな名剣とて、
持ち主にそれを使う才がなくば
ただのなまくら同然だ。▼
[アイク](下段)
なまくらかどうか…
その身で確かめるがいい!!▼
[アシュナード](上段)
…期待しているぞ、
ガウェインの息子。▼
ここにいるのは…
我が手塩にかけて育て上げた
精鋭ばかりだ。▼
おまえたちが、どのように戦うか…
しばらくは見物させてもらおう。
我を、存分に楽しませてみせよ!▼
[アイク](下段)
待て…!▼

(マップ画面:アシュナード飛び去る)

(マップ画面:城の中庭内各所を映し出す)

[アイク](下段)
腕に覚えのある者は名乗りを上げろ!!
最後の…決戦だ!▼

(出撃開始)

**************************

進撃後

[エリンシア]
…………▼
[アイク]
…緊張しているのか?▼
[エリンシア]
はい。…アイク様は…?▼
[アイク]
……どうだろうな。
変に落ち着いた気分だ…▼
ここまで来たら…
もう、デイン王を倒すこと以外…
どうでもよくなった。▼
[エリンシア]
勝てるでしょうか…?
……私たちは………▼
[アイク]
俺は、勝つ気で戦う。
あんたも…ここまで来れた、
自分の力を信じろ。▼
[エリンシア]
…………はい!▼
[エリンシア]
では、アイク様…私は別部隊として市街にいる
デイン兵を倒して参ります…
後でまた…お目に掛かれますよね?▼
[アイク]
ああ。デイン王の事は、俺に任せておけ▼
[エリンシア]
………はい…!▼
[エリンシア](上段)
で、では… 参ります!
トライアングルアターック!!▼
[マーシャ](上段)
ええと…
マーシャ、いっきまーす!
トライアングルアターック!!▼
[タニス](上段)
いざ、参る!
トライアングルアターック!!▼

ノーマル

*ナーシルを仲間にしている場合

[ナーシル]
………アイク!
このままでは味方の被害が拡大してしまう!▼
他の部隊にまわっている
強靭な戦い手を…
ここに呼び寄せるんだ!▼

*イナを仲間にしている場合

[イナ]
…………アイクさん!
このままでは味方の被害が
増大しそうです…▼
他の部隊にまわっている
強靭な戦い手を…
ここに呼び寄せてはどうでしょうか?▼

《ティバーン》
《ネサラ》
《ジフカ》
《呼ばない》

[ティバーン](下)
よぉ、待たせたな。▼
…まぁ、俺が来たからには
安心するがいい。▼
この手で必ず
デイン王を仕留めてやろう。▼
[ネサラ](下)
…来たぜ。
まあ、なんだ。俺はあくまで助っ人だからな。
あんまり無理はさせるなよ?▼
[ジフカ](下)
…待たせたな。
デイン王国軍精鋭の力…
やはり侮れぬか…▼

*ナーシルを仲間にしている場合

[ナーシル](下)
………そうか。
では、君の判断を信じよう。▼
ただ…この後の戦いでも
くれぐれも油断しないよう…
どうか気をつけてくれ。▼

*イナを仲間にしている場合

[イナ](下)
………そうですか。
では、あなたの判断を信じます。▼
ただ…この後の戦いでも
くれぐれも油断のないように…
どうかお気をつけ下さい。▼
[アシュナード]
くくくくく。
よくぞここまで力をつけたな。▼
これでようやく…
我が剣を揮うに値する敵と
成り得たわけだ。▼
よかろう。
我の力… そなたたちも
存分に堪能するがよい▼

ハード以上

[アシュナード]
やはり来ぬか…では、我が自ら出向いてみせようぞ▼
[アシュナード]
……我が敗れる、か。▼
く…
くくくくくくくく▼
だが、まだだ。
まだ、おまえの力、見尽くしてはおらぬ。▼
[アイク]
……何をする気だ?▼
[アシュナード]
今こそ、これを使う時ぞ……▼
[アイク]
まさか……▼

(画面が激しく揺れ、アシュナードのメダリオンが光りだし、アシュナードが変化する)

[アイク]
逃げろっ!
逃げるんだ、みんな!!▼
[アシュナード]
…ふしゅぅぅぅうううう…
……………………
………よい心地だ………▼
[アイク]
メダリオンを手にして…
まだ、正気を……?▼
[アシュナード]
くくくくくくく
……………参る……▼

*ナーシルを仲間にしている場合

[ナーシル](下段)
……アイク!
このままでは勝てない。▼
他の部隊にまわっている
強靭な戦い手を…
ここに呼び寄せるんだ!▼

*イナを仲間にしている場合

[イナ](下段)
…………アイクさん!
このままでは勝てません…▼
他の部隊にまわっている
強靭な戦い手を…
ここに呼び寄せてください!▼

《ティバーン》
《ネサラ》
《ジフカ》
《呼ばない》

[ティバーン]
…よぉ、待たせたな。▼
……こいつがデイン王か?
とんだ化け物になっちまったな。
全身から負の気が… 溢れ出てやがるぜ。▼
まぁ、まかせておけよ。
俺が必ず…
こいつを仕留めてやる!▼
[ネサラ]
…来たぜ。▼
!!▼
……まさか…
こいつが…デイン王か!?
すっかり化物になっちまって……▼
なぁ…これと戦えって?
本気で?▼
…勘弁願いたいぜ……
………ったく!▼
[ジフカ]
…待たせたな。▼
……これは…
自らにメダリオンを使ったか……
…………愚かな………▼

*ナーシルを仲間にしている場合

[ナーシル](下段)
……本気かい?
……………………
………わかったよ。▼
それが君の選んだ道なら…
私は何も言わない。▼
…………君を信じる。▼

*イナを仲間にしている場合

[イナ](下段)
……本気ですか?
……………………
………わかりました。▼
それがあなたの
選んだ道であるなら…
私は何も言いません。▼

戦闘会話

ブライス初戦時

[ブライス]
我が名はブライス…
デイン王国の将なり!▼

ブライスVSアイク初戦時

[ブライス]
おまえが、敵将か。
……想像以上に若い。▼
[アイク]
ここは、何がなんでも勝たせてもらう。▼
[ブライス]
こちらも、負けるわけにはいかん。▼
……名を聞いておこうか。
わしはブライスだ。▼
[アイク]
グレイル傭兵団のアイクだ。▼
…行くぞっ!▼

ブライスVSタウロニオ初戦時

[ブライス]
タウロニオ…▼
…そなたもまた……
進む先を見つけたか……▼
我らが友、ガウェインと同じように……▼
[タウロニオ]
ブライスよ……
アシュナードの築く屍の先に…
どんな王国が見えるというのだ?▼
[ブライス]
………何も見えぬ。
深い闇の他には…何も…▼
[タウロニオ]
ならば、何故……?▼
[ブライス]
…変われる者と変われぬ者……▼
わしは後者であった……
ただそれだけのことだ。▼

ブライスVSイナ初戦時

[ブライス]
イナか……
そなたもまた、王によって
運命を歪められし者………▼
………せめて最期は
やすらかであるよう……祈るがいい。▼

ブライス撃破

[ブライス]
……我が力…及ばず……▼
祖国デイン…を…
守ること…かなわ……ず……▼
…………無念……▼

アイクでブライス撃破

[アイク]
ブライス将軍だったな。
あんたの戦い…見事だった。▼
[ブライス]
……ア…イク、といったな。▼
おまえの…その剣は……
誰に教わったものだ?▼
[アイク]
グレイル。
俺の…親父だ。▼
[ブライス]
! …そ、そうか……
ガウェインの……▼
…なる…ほど…………
…よく……似て………▼
[アイク]
…………▼

アシュナード初戦時

[アシュナード]
一撃だ。
貴様ごとき雑兵…
一撃あれば十分だ。▼

アシュナードVSアイク初戦時

[アイク]
………▼
[アシュナード]
くくく その構え…
よく覚えておるぞ……▼
父親の剣技を継いだか。
実に良いぞ……▼
[アイク]
狂王アシュナード!
この剣で…おまえを倒し…
戦いを終わらせる。▼
[アシュナード]
おまえが我を…
力持って制するというなら、
望むところだ……▼
それこそが我の理想とする
世界の在りかたというものだからな。▼
[アイク]
…なんだと?▼

アシュナードVSミスト初戦時

[ミスト]
…あなたがいる限り、
戦いは終わらない。▼
あなた1人のために…
いったい何人の命が
奪われたと思っているのっ!▼
[アシュナード]
……小娘か、くだらん。
我が剣を振るう価値も無い……▼
[ミスト]
メダリオンを渡しなさい!
それは…あなたが
持つべきものじゃないわ!!▼
[アシュナード]
…おまえ…もしや……
ガウェインの子か?▼
[ミスト]
そうよ。
お父さんとお母さんが…
かつてそうしたように……▼
わたしも…
あなたの手から
この世界を…守ってみせるっ!▼
[アシュナード]
くく……▼
ふはははははっ!
奴らの子だというなら、話は別だ。
さあ…力を見せてみよ!▼

アシュナードVSエリンシア初戦時

[エリンシア]
アシュナード…!▼
[アシュナード]
なんだ?
まだいたか、クリミア王女よ。▼
我の相手は…おまえなどではないと
言ったはずだが…▼
[エリンシア]
そちらになくても…
私には…おまえを倒すという……
目的が……あります………▼
父の、母の、叔父の…▼
そして我がクリミアの民の命を
奪ったおまえを……
……私は、決して許しません!▼
[アシュナード]
我の創る世界では…
力を持たぬ者は生きる資格がない。
早々に滅するがいい。弱き者よ。▼

アシュナードVSジフカ初戦時

[アシュナード](上)
貴様が…
噂に聞く獅子王の影か……▼
影が実体を離れてどうする?
獅子王は、我が恐ろしくて
姿を現せんとでもいうつもりか?▼
[ジフカ](下)
……デイン王の力…
侮れぬからこそ、私が来たのだ。▼
ここで止められなくば、
次におまえと戦うことになるのは――
ガリアにおわす、我が王だ……▼
まずは、この偽者で
おまえの戦力…測らせてもらうぞ!▼
[アシュナード](上)
ふっ
獅子王のため捨石となる覚悟か。▼
獣の分際で…
小賢しい策を弄しおるわ!▼

アシュナードVSティバーン初戦時

[アシュナード](上段)
タカ王か!
ここで貴様に会えるとはな……▼
実に!
実に嬉しいぞ!▼
[ティバーン](下段)
ああ……俺もだぜ。▼
てめえを潰してえ衝動を
これ以上は抑えられねえからな。▼
[アシュナード](上段)
ふはははははははは
それでいい!
それでこそ戦だ!▼
[ティバーン](下段)
さあ、
とっとと始めようぜ?▼

アシュナードVSネサラ初戦時

[ネサラ](上)
その状態のあんたとってだけで
やる気が失せる話だな……▼
たいした報酬があるわけじゃなし……
なあ、俺を雇わないか?▼
[アシュナード](下)
ほう… 再びデインに寝返ると?▼
[ネサラ](上)
たんまり
はずんでくれるんなら、な。▼
[アシュナード](下)
今さら戯言はよせ、カラス。
貴様の目は今も
我の隙を狙っておるではないか?▼
[ネサラ](上)
……参ったね。
じゃ 小細工なしでやるとするか。▼
逝けよ、狂王。
あんたを生かしといても…
ろくなことにはならない。▼

アシュナードVSイナ初戦時

[アシュナード]
くく…くくくく……
生きておったのか。▼
[イナ]
…………▼
[アシュナード]
よいのか?
おまえに…我が倒せるか?▼
[イナ]
……私が…間違っていました。
あなたはもう…正気じゃない……▼
……それでも……
お傍にいたかった……
お傍にいられれば…それでよかった……▼
[アシュナード]
我がそれを許すと思うか?▼
[イナ]
……デイン王アシュナード。
…私の手でお逝きなさい!▼

アシュナードVSナーシル初戦時

*ナーシル化身前

[アシュナード](上)
……?
おまえ、人ではないな。▼
………この気配……
獣でも鳥でもない………
………ならば、竜か!▼

*ナーシル化身後

[アシュナード](上)
白竜か!
ここでまみえられるとは… くくく
我にとっては、この上ない喜びぞ。▼

*以下共通

[ナーシル] (下)
………デイン王…
私は…どうしても、
おまえに会わねばならなかった。▼
[アシュナード] (上)
なんだ?▼
[ナーシル] (下)
…歪められたラグズを…
元に戻す方法を…教えてもらおう……▼
それを作りださせた、おまえなら…
………知っているはずだ。▼
[アシュナード] (上)
くだらぬことを聞くな…
そのようなものは、初めからない。▼
[ナーシル] (下)
…………
なんということを…してくれた……▼
……もはや…
取り返しがつかない……▼
[アシュナード] (上)
竜よ…
おまえ、もしや…【虫】か?▼
くくくくくく
そうか、おまえの目的は…
ゴルドアの参戦を止めることか……▼
………くっくっく▼
[ナーシル] (下)
……我が血族の怒り……
おまえの穢れた血ごときで
贖えると思うな…!▼
[アシュナード] (上)
我を憎め!▼
そしてその強大な力をもってして
我にかかってくるがいい!!
竜の力…まだまだ堪能しておらぬぞ!▼

アシュナードVSリュシオン初戦時

[アシュナード]
【呪歌揺い】よ。
我に所有されるため、
わざわざ姿を現したのか?▼
[リュシオン]
……聞きたいことがある。▼
20年前―――
エルランのメダリオンと…
我が姉リーリアを…▼
セリノスより奪い去ったのは……
…………お前の仕業か!?▼
[アシュナード]
お前はもう知っているのだろう?▼
既に知ることを、わざわざ
問うのはなぜだ?
我が否定するのを望んでおるのか?▼
[リュシオン]
邪神が目覚めれば……▼
再び大洪水が起き…
今度こそ、この大陸は
海に沈んでしまうかもしれない。▼
そうなれば、おまえだって
生きていられないだろう……▼
………なのに……
…それを望むというのか?▼
[アシュナード]
望む。▼
確かに…邪神復活によって、
この世界は滅ぶやもしれん。
だが、滅びぬ可能性もある。▼
我は…今の世界の成り立ちに
疑問を抱いておるのだ。▼
どのように力をもって生まれようと…
出自が悪ければ生涯それに
振り回されねばならぬのが現実。▼
生まれでる先は、選べぬ。▼
なのに、生まれに恵まれなかった者は、
それを呪いながら生きてゆくしか
道はないというのか?▼
違うだろう。
他の者より力があるなら、
それを行使するべきなのだ。▼
だから我は、力によって
この世界を創り変える。▼
身分など問わぬ…
人間か半獣かさえも問わぬ。▼
力あるものが、全てを得る。
それが真の公平というものだろうが。▼
[リュシオン]
だったら…力を持たず生まれた者に
生きる価値はないというのか?▼
[アシュナード]
それが自然の摂理というもの。
弱き者が生き延びるには
強き者にすがる他ないのだ。▼
さあ、長話は終わりだ。
戦う術を持たぬ、脆弱なるサギよ。▼
貴様はどちらを選ぶ。
服従か? それとも死か?▼
[リュシオン]
…………
おまえに与えられる生など…
私は、絶対に受け入れない!▼
[アシュナード]
では、望み通りにしてやろう。▼

アシュナードVS獣牙族初戦時

[アシュナード](上)
それが全力ではあるまい
……獣牙族?▼
その体内に宿る…
強大な力を眠らせたまま
死んでゆくことは許さぬぞ…▼
もっと怒れ!
もっと憎め!
もっと猛り狂ってみせるのだ!▼

アシュナードVS鳥翼族・鷹の民初戦時

[アシュナード](上)
フェニキスのタカどもか!
ベグニオンを恐れさせる
貴様らはどれほど強い?▼
当然、期待しても良いのだろうな?▼

アシュナードVSジル初戦時

[アシュナード]
うるさい羽虫め。
我が進路を妨げるではないわ。▼
[ジル]
…私の父は……
王のせいで…死んだ。▼
デインの民になろうと…
懸命に…努力されたのに……▼
王は…ただ1度も…
それを評価して下さらなかった…▼
[アシュナード]
恨み言か? 後にせよ。▼
[ジル]
お願いです! 答えて下さい。
父は… シハラム将軍は……▼
なぜ、死ななければ
ならなかったんです!?▼
[アシュナード]
…誰だ、それは?
我がデインの将か?▼
[ジル]
!!▼
[アシュナード]
くだらぬ…
とっとと目の前から失せよ。▼
[ジル]
……………▼
アシュナードっ!!
アシュナード!!
アシュナード!!▼
私は…決しておまえを許さないっ!
許さないからなっ!!!▼

アシュナードVSハール初戦時

[アシュナード]
なんだ、貴様は…?▼
[ハール]
あんたが名も覚えていないような…
軍の末端にいた男だ。▼
[アシュナード]
クリミア軍に寝返った
我が軍の雑兵か?
興味はない。散れ。▼
[ハール]
もちろん…早々に退散するさ。
あんたの首、もらえたらなあっ!!▼

アシュナードVSタウロニオ初戦時

[アシュナード](上)
貴様か、タウロニオ。
やはり…裏切りおったな?▼
[タウロニオ](下)
………………▼
[アシュナード](上)
我が父の代…▼
【不動の四駿】と言われた男が、
近年ろくな戦功をあげず
自ら前線を退いた。▼
それが何を意味するか――
分からぬ我ではないぞ。▼
[タウロニオ](下)
…王よ。▼
デイン王国の歴史において…
あなたほど、類まれなる
才を有した王はいなかっただろう。▼
だが、同時に…
あなたほど、愚かなる道を
選んだ王もいなかったはずだ。▼
[アシュナード](上)
くくくくく
我の行動が…後世に
善として残るか、悪として残るか…▼
それは、全て…
終わってみなければ分からぬ。▼
[タウロニオ](下)
…………
あなたと対峙し…言葉をかわした今…
やっと決心がついた。▼
デイン王国が将タウロニオ――
主君殺しの汚名…
あえてこの身に受けましょうぞ!▼

アシュナード撃破

[アシュナード](上)
くく……良い……
良いぞ、実に良い!▼
もっと……もっとだ……!
この至上の時は、
まだ……まだ……▼

クリア後

ナーシル加入の場合

(背景:真上から映したマップ画面)

[アイク](上段)
……これで本当に終わりだ。▼

(暗転)

(静止画像:クリミア城壁)

(マップ画面:クリミア城中庭、地面に倒れているラジャイオンにイナが近寄ろうとする)

[アイク](下段)
イナ、近寄るな。
騎竜の方は、まだ生きて…▼
[イナ](上段)
……▼

(マップ画面:イナがラジャイオンの側に駆け寄り、ラジャイオンが首をもたげたが、地面に首を落とす)

[アイク](下段)
やめろ!▼

(マップ画面:ラジャイオンが起き上がろうと、声を上げる)

(画面黒一色)

[アイク](下段)
イナっ!!▼
[エリンシア](中段)
いやぁっ!▼

(背景:一枚絵、ラジャイオンの首に寄り添うイナ)

[アイク](声のみ)
!?
…騎竜が、おとなしく…?▼
[ナーシル](声のみ)
……アイク、
…どうか、そのままに……▼
[アイク](声のみ)
ナーシル、どういうことなんだ?▼
[ナーシル](声のみ)
…あれは、あの娘のつがい。
……死の間際に…
正気を取り戻したようだ……▼
[アイク](声のみ)
デイン王の騎竜が、
イナの…つがい?▼

(画面:イナとラジャイオンの一枚絵を段階的に大写しの後、イナのアップ、イナが目を開いた後再び目を閉じる)

(背景:一枚絵、イナのアップ)

[イナ](声のみ)
…ラジャイオン……▼

(画面:ラジャイオンのアップ、ラジャイオン目を閉じる)

(背景:クリミア城壁面)

[リアーネ](上段)
(ネエ、ニイサマ。)▼
[リュシオン](下段)
リアーネ?
どうしたんだ。▼
[リアーネ](上段)
(アノ ハネノオオキナ ドラゴンサン…
ラグズジャナイカナ…?)▼
[リュシオン](下段)
まさか…▼
[リアーネ](上段)
(ハッキリシナイケド、 ソンナキガスルノ。)▼
[リュシオン](下段)
(モシ、アノ ドラゴンガ ラグズナラ…
ガルドルデ トランスフォームガ
トケルカモ シレナイナ。)▼
[リアーネ](上段)
(ジャ、ウタイマショ。)▼

(消える)

[アイク](上段)
リュシオン、リアーネ?
どうしたんだ。▼
[リュシオン](下段)
少しだけ…待ってくれ。
試してみたいことがある。▼

(消える)

[アイク](上段)
……?▼
[ナーシル](下段)
……▼

(画面:一枚絵、イナとラジャイオンより画面手前にリュシオンとリアーネが立ち、呪歌を謡う)

(背景:夕暮れのクリミア城壁面)

[ラジャイオン](上段)
…………………▼
[アイク](中段)
…リュシオン
あれは……▼
[リュシオン](下段)
…リアーネが、あの騎竜は
真実の姿を歪められていると言った。
だから【再生】の呪歌を聞かせた……▼

(全員消える)

[イナ](中段)
ラ…
…ラジャイ…オン……?▼
[ラジャイオン](上段)
……く…っ…▼
[イナ](中段)
…ラジャイオン……
私が、わかりますか…?▼
[ラジャイオン](上段)
…イ…イナ……?▼
[イナ](中段)
はい…
……やっと……
お目にかかれました……▼
[ラジャイオン](上段)
…おまえには……
苦労を…かけたな…
……すまない……▼
[イナ](中段)
あなたのためなら…
私の苦労など……▼
[ラジャイオン](上段)
……イナ……
…ゴルドアへ帰ろう…
ふたりで……ともに……▼
[イナ](中段)
はい…
私は、どこまでも
あなたといっしょに……▼
[ラジャイオン](上段)
イナ…これから……
……ず…っと………▼
………………▼

(消える)

[イナ](中段)
…………
う……▼
……う…うぅ…
………………▼

(消える)

[ナーシル](下段)
………▼
[アイク](中段)
……竜鱗族だったのか…▼
[ナーシル](下段)
…そう……
イナの婚約者だった……▼
それが…
デイン王の手によって狂わされ…
姿を変えられたんだ……▼
[アイク](中段)
…………そうか……▼

(暗転)

**************************

イナ加入の場合

(背景:真上から映したマップ画面)

[アイク](上段)
……これで本当に終わりだ。▼

(暗転)

(静止画像:クリミア城壁)

(マップ画面:クリミア城中庭、地面に倒れているラジャイオンにイナが近寄ろうとする)

[アイク](下段)
イナ、近寄るな。
騎竜の方は、まだ生きて…▼
[イナ](上段)
……▼

(マップ画面:イナがラジャイオンの側に駆け寄り、ラジャイオンが首をもたげたが、地面に首を落とす)

[アイク](下段)
やめろ!▼

(マップ画面:ラジャイオンが起き上がろうと、声を上げる)

(画面黒一色)

[アイク](下段)
イナっ!!▼
[エリンシア](中段)
いやぁっ!▼

(背景:一枚絵、ラジャイオンの首に寄り添うイナ)

[アイク](声のみ)
!?▼

(画面:イナとラジャイオンの一枚絵を段階的に大写しの後、イナのアップ、イナが目を開いた後再び目を閉じる)

(背景:一枚絵、イナのアップ)

[イナ](声のみ)
…ラジャイオン……▼

(画面:ラジャイオンのアップ、ラジャイオン目を閉じる)

(背景:クリミア城壁面)

[リアーネ](上段)
(ネエ、ニイサマ。)▼
[リュシオン](下段)
リアーネ?
どうしたんだ。▼
[リアーネ](上段)
(アノ ハネノオオキナ ドラゴンサン…
ラグズジャナイカナ…?)▼
[リュシオン](下段)
まさか…▼
[リアーネ](上段)
(ハッキリシナイケド、 ソンナキガスルノ。)▼
[リュシオン](下段)
(モシ、アノ ドラゴンガ ラグズナラ…
ガルドルデ トランスフォームガ
トケルカモ シレナイナ。)▼
[リアーネ](上段)
(ジャ、ウタイマショ。)▼

(消える)

[アイク](上段)
リュシオン、リアーネ?
どうしたんだ。▼
[リュシオン](下段)
少しだけ…待ってくれ。
試してみたいことがある。▼

(消える)

[アイク](上段)
……?▼

(画面:一枚絵、イナとラジャイオンより画面手前にリュシオンとリアーネが立ち、呪歌を謡う)

(背景:夕暮れのクリミア城壁面)

[ラジャイオン](上段)
…………………▼
[アイク](中段)
…リュシオン
あれは……▼
[リュシオン](下段)
…リアーネが、あの騎竜は
真実の姿を歪められていると言った。
だから【再生】の呪歌を聞かせた……▼

(全員消える)

[イナ](中段)
ラ…
…ラジャイ…オン……?▼
[ラジャイオン](上段)
……く…っ…▼
[イナ](中段)
…ラジャイオン……
私が、わかりますか…?▼
[ラジャイオン](上段)
…イ…イナ……?▼
[イナ](中段)
はい…
……やっと……
お目にかかれました……▼
[ラジャイオン](上段)
…おまえには……
苦労を…かけたな…
……すまない……▼
[イナ](中段)
あなたのためなら…
私の苦労など……▼
[ラジャイオン](上段)
……イナ……
…ゴルドアへ帰ろう…
ふたりで……ともに……▼
[イナ](中段)
はい…
私は、どこまでも
あなたといっしょに……▼
[ラジャイオン](上段)
イナ…これから……
……ず…っと………▼
………………▼

(消える)

[イナ](中段)
…………
う……▼
……う…うぅ…
………………▼

(消える)

[アイク](中段)
……竜鱗族だったのか…▼
[リュシオン](下段)
ああ……▼
[リアーネ](中段)

(暗転)

***********************

(以下共通会話)

(背景:夕暮れのクリミア城壁面)

[ミスト](上段左)
…………▼

(消える)

[ミスト](中段右)
…………▼

(消える)

[ミスト](中段左)
…………▼

(消える)

[ミスト](下段右)
…………▼
…あ…
あった……!▼
[アイク](上段)
どうした、ミスト。
何があったんだ?▼
[ミスト](下段)
…メダリオン。
……やっと
取り戻せた………▼
[アイク](上段)
ミスト、それは…▼
[ミスト](下段)
うん…
わかってるよ。▼

(二人とも消える)

[ミスト](上段)
リュシオンさん!
リアーネさん!▼
[リアーネ](中段)
(!?)▼
[リュシオン](下段)
なんだ?▼
[ミスト](上段)
はい。▼
[リュシオン](下段)
……!▼
[リアーネ](中段)
(メダリオン)▼
[ミスト](上段)
――メダリオンは
  セリノスに――――▼
リーリアさんから…
わたしのお母さんが
託されたもの……です。▼
[リュシオン](下段)
…………
…リアーネ、おまえが。▼
[リアーネ](中段)
(はい。)▼

(消える)

[ミスト](上段)
…………▼
[アイク](中段)
………▼
[リュシオン](下段)
ありがとう、エルナの子らよ。▼
亡き姉の想い………
確かに…受け取った。▼

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Last-modified: 2022-01-10 (月) 01:50:53