章別会話
ナレーション†
<ワールドマップ>
ピネル砦を巡る攻防は
一連の戦いの中でも最大の激戦となった。*
まさに総力戦と言うにふさわしいこの戦いに
辛くも勝利したのはクリミア軍だった。*
その代償は、
決して小さなものではなかったが、*
ガリア軍、そして、デイン王宮に駐屯する
ベグニオン軍からの増援を期待できるため、
クリミア軍にとって致命傷とはならなかった。*
一方、旧クリミア王都防衛における
デイン軍のもう一つの要、
ナドゥス城に配されたデイン兵は少ない。*
日暮れ間近、
遊撃隊として先発したティバーン率いる
タカと獣の混成部隊が本営に引き上げてきた。*
オープニング†
(背景:夕暮れの天幕前、中央左:ティバーン、中央右:アイク)
- [ティバーン]
- よお、おつかれさん。
その様子じゃ、うまくいったようだな?▼
- [アイク]
- なんとかな。
だが、思った以上に兵が多くて苦戦した。▼
- [ティバーン]
- …こっちも、あんまり
いい状態とは言えんな。▼
- [アイク]
- どういうことだ?▼
- [ティバーン]
- 日が暮れてきたんで
とりあえず兵を引き上げたが……▼
さっきから、ぞろぞろ
王都から援軍が送り込まれてきている。▼
- [アイク]
- そうか…▼
- [ティバーン]
- 元々この城を守ってる奴は
たいしたことなさそうだが…▼
途中で参戦して来た1人に
…部隊を1つ潰された。▼
……あいつだけは、
他の奴らとは一線を画す強さだ。▼
- [アイク]
- どんな奴だ?▼
- [ティバーン]
- 全身を黒い鎧で固めた奴だ。
鎧の分もあるだろうが、
たぶん俺よりもでかいな。▼
……俺の勘が確かなら、
あれがおまえたちの言ってた
野郎だと思うぜ。▼
- [アイク]
- …漆黒の騎士が……
あの城にいるのか………!!▼
(暗転)
(戦績表示及び講評)
(拠点メニュー)
【情報】†
<ティアマト ☆☆>†
(背景:天幕内、中央左:ティアマト、中央右:アイク)
- [ティアマト]
- アイク、ちょっといいかしら。▼
- [アイク]
- ティアマト。▼
- [ティアマト]
- あなたに…
大事なお願いがあって来たわ。▼
- [アイク]
- …どうしたんだ? あらたまって。▼
- [ティアマト]
- グレイル団長の最期を…話して欲しいの。
あなたにとって…辛いことなのは……
わかってる。▼
だけど…1度でいいから…
きちんと聞かせて欲しいの。▼
でないと……私は…
あの人の死を…いつまでも……▼
- [アイク]
- ……あんたには、
すまないと思ってた。▼
だが、俺自身…色々と整理がつかなくてな。
ずいぶん待たせてしまった。▼
- [ティアマト]
- 聞かせて…くれるの?▼
- [アイク]
- ああ。やっと向き合えるところまで
もってこられたようだからな。▼
- [ティアマト]
- ………じゃあ、始めて。▼
- [アイク]
- ―――あの夜…
森に向かった経緯は話したよな。▼
俺は親父に、森の入口で
追い払われたが…嫌な予感がして
結局、後を追っていった。▼
森の奥に…開けた場所があって
そこで親父は、漆黒の騎士と対決していた。▼
俺の目には最初、2人は
互角に戦ってるように見えた。▼
何度か攻防があった後……
…途中で親父が吹っ飛ばされた。▼
その時、あいつとなにか
話していたみたいだったが…
離れた位置にいた俺には聞きとれなかった。▼
とにかく、あいつは親父に…
自分の持っている剣を投げ渡し、
それを使って相手をしろと促しているように見えた。▼
- [ティアマト]
- ………▼
- [アイク]
- 親父は…その剣を受け取らなかった。
もう1度、戦斧を握りなおすと…
あいつに襲い掛かった。▼
………………………▼
…………次の勝負は一瞬だった。▼
…俺は自分の目が信じられなかった。
親父と奴は…まるで抱き合ってる
ような状態のまま…動かず……▼
けど、親父の背中には…
あいつの剣の刃が…突き抜けてて……▼
- [ティアマト]
- ………▼
- [アイク]
- …あいつが剣を抜いた衝撃で、
親父はよろめいて後退り…▼
それを俺が受け止めようとして…
受け止めきれずに…2人して地面に倒れこんだ。▼
親父の受けた傷は深かった。
けど、その時はまだ…生きていた。▼
- [ティアマト]
- ……▼
- [アイク]
- あいつが近寄ってきて、
『あれを渡せ』と言った。▼
あの時は、わからなかったが…
今なら…もう、わかる。▼
あいつは…デイン王のために
メダリオンを取り返しに来たんだ。▼
親父はメダリオンを捨てたと言ったが、
あいつがそれを信じるわけがなかった。▼
今度は、俺の命を餌に…
親父に口を割らせようとした。▼
頭に血の上った俺は、
あいつに襲い掛かったが…無駄だった。▼
それでも、諦めきれず
もうどうなってもいいと…奴に向かっていった。▼
- [ティアマト]
- なんて無茶なことを…▼
- [アイク]
- ガリア王の助けがなければ、
俺はあの場で死んでいただろう。▼
- [ティアマト]
- ………………▼
- [アイク]
- あいつが姿を消した後は…
ただもう…親父を……
死なせたくない一心で歩いた。▼
親父は…生きていた。
だから…城にたどり着きさえすれば
救えるんだって……▼
……ありもしない考えにすがって…
城の明かりを目指して…歩いた…
……………………▼
- [ティアマト]
- ……………ありがとうアイク。
1人で…辛かったわね。▼
- [アイク]
- ティアマト…▼
- [ティアマト]
- グレイル団長は、
あなたの背で亡くなった。▼
想像していたより……
……ずっと幸せな最期だったわ。▼
…ありがとう……
………これで…やっと…
あの人の死の哀しみから…解放された………▼
- [アイク]
- ………ティアマト。▼
- [ティアマト]
- なに?▼
- [アイク]
- 俺は、まだ…
あんたに話してないことがある。▼
- [ティアマト]
- ………▼
- [アイク]
- …俺は、もうあいつと……
漆黒の騎士と再会した。▼
- [ティアマト]
- !!▼
- [アイク]
- …戦い、剣もかわした。▼
- [ティアマト]
- ……それでよく…生きて………▼
- [アイク]
- 俺だって、あの夜とは
比べ物にならんほど自分を鍛えたつもりだ。▼
だが…それでも
あいつには通用しなかった。▼
- [ティアマト]
- 仕方ないわ。
グレイル団長ですらかなわない相手だもの…
あなたにはまだ……▼
- [アイク]
- そうじゃない。
俺の剣技自体が、あいつに
通用しなかったわけじゃない。▼
- [ティアマト]
- ? …それは、どういう意味?▼
- [アイク]
- ティアマト、あいつの鎧は…
一切の攻撃を受け付けない。▼
- [ティアマト]
- まさか…そんな……▼
- [アイク]
- 女神に祝福された鎧だと言っていた。
そして…それにダメージを与えられるのは
同じく女神に祝福された武器だけだと。▼
- [ティアマト]
- だけど、そんなもの……
どこで手に入れるっていうの?▼
- [アイク]
- ここにある。▼
- [ティアマト]
- !!
アイク…!
この剣を、どこで!?▼
- [アイク]
- 親父が死んだ次の夜……
1人でまた、あの場所に戻ったんだ。▼
なにか…あの騎士を追うための
手がかりが残ってないかと思ってな。▼
剣はそこにあった。
俺はそれを城に持ち帰り…
これまでずっと隠し持っていた。▼
使おうと思っていたわけじゃない。
この剣を持っていれば、
あいつに再びあえると信じていた。▼
――そしてその通りになった。▼
- [ティアマト]
- この剣なら…
あいつに通用するのね?▼
- [アイク]
- そのはずだ。
神剣ラグネル…あいつの持っている剣と
対になっている。▼
- [ティアマト]
- ……少しでも勝てる気はする?▼
- [アイク]
- ………勝つ。▼
- [ティアマト]
- じゃあ、私は止めない。
その剣で…グレイル団長の仇を討って。▼
だけど、アイク……
1つだけ約束して欲しいの。▼
- [アイク]
- なんだ?▼
- [ティアマト]
- やつと対峙して…剣を交わして…
少しでも勝てないと思ったら
迷わず逃げなさい。▼
時には逃げることだって…
負けにならないことがあるわ。▼
- [アイク]
- ティアマトは、
俺が信じられないのか?▼
- [ティアマト]
- 信じてるわ。
あなたなら…いつか必ず、
漆黒の騎士に勝ってくれるって。▼
だからこそ…
1度の戦いで…命を失わないで欲しい。▼
いざ、その時が来たら…
私は絶対…
あなたたちの勝負の邪魔はしない。▼
もちろん、他の誰にも
邪魔はさせないつもりよ。▼
1対1であいつに向かって…
そして…自分の目で冷静に判断して。▼
時には逃げることが
後の勝利を生むことがある。
それを忘れないでいて。▼
- [アイク]
- …………わかった。▼
オープニング-2†
(背景:夕暮れの天幕前、中央左:アイク、右端:ユリシーズ)
- [ユリシーズ]
- アイク将軍!
どうか、あちらに集まって下さい。▼
明日の進軍について
至急、軍議をおこないますので。▼
(暗転)
*ユリシーズ死亡時
(背景:夕暮れの天幕前、中央左:アイク、右端:クリミア兵)
- [クリミア兵]
- アイク将軍!
どうか、あちらの天幕にお越し下さい。▼
明日の進軍について
軍議がおこなわれるとのことです。▼
(暗転)
(背景:王女の天幕内、中央右:アイク、右端:ティアマト)
- [ティアマト]
- あの城に…
漆黒の騎士がいるというのね?▼
- [アイク]
- 多分、間違いないだろう。▼
(中央左にライ登場)
- [ライ]
- ……そいつはやっかいだな。
あいつ、化身したオレの一撃でも
ほとんどダメージを与えられなかったぞ。▼
- [アイク]
- ……あいつの鎧は
女神の祝福を受けているらしい。
普通の攻撃はきかない。▼
- [ライ]
- じゃあ、どうやって倒すんだ?▼
- [アイク]
- …俺にまかせてくれ。
俺は、あいつの鎧に有効な剣を
持っている……▼
(左端にティバーン登場)
- [ティバーン]
- ……不本意だが、仕方ねえか。
俺たちには武器とやらは使えん。
武器も防具もベオクのものだからな。▼
(ティアマト消え、右端にユリシーズ登場)
- [ユリシーズ]
- では、件の騎士が現れた場合は、
アイク将軍におまかせするとして…▼
城内に突入する部隊の選出を……▼
*ユリシーズ死亡時
(ティバーン、ライ、アイク、ティアマトの順に並ぶ)
- [ライ]
- じゃあ、あの騎士を倒す
主役はアイクにゆずるってことで。▼
あとは城内に突入する部隊を……▼
(ティバーン・ライ消え、中央左にミスト登場)
- [ミスト]
- お兄ちゃん…
ちょっといいかな?▼
- [アイク]
- ミスト?
今はだめだ。
軍議の最中なんだぞ。▼
- [ミスト]
- わかってる。
だけど、お願い!
ほんのちょっとでいいから…▼
- [アイク]
- ミスト…
後で必ず時間をつくる。▼
だからおとなしく待って…▼
(左端にエリンシア登場)
- [エリンシア]
- ……あ、あの…っ!▼
(ミスト・アイク消える)
- [ユリシーズ]
- どうされましたかな?
麗しの我が君。▼
- [エリンシア]
- 少し…めまいがします。
半刻ほど、休んでもいいでしょうか?▼
- [ユリシーズ]
- ああ! なんたることだ。▼
我輩ともあろうものが、
報告に逸るあまり
姫君のご様子に気付かないなどと…▼
平にご容赦下さいませ。▼
(ユリシーズ、中央左に移動)
- [ユリシーズ]
- ささ、お手をどうぞ。
よいですな、諸君。▼
*ユリシーズ死亡時
(左端にエリンシア登場)
- [エリンシア]
- ……あ、あの…っ!▼
少し…めまいがします。
半刻ほど、休んでもいいでしょうか?▼
(ティアマト消え、右端にライ登場)
- [ライ]
- ああ!そりゃ大変だ!
姫に万一のことがあったら
戦どころの話じゃなくなる。▼
ここは一息いれるってことで
どうですか?▼
(ライ消える)
(右端にジョフレ登場)
- [ジョフレ]
- もちろんだ。
姫、どうかごゆっくりお休み下さい。
我々は個々の準備を進めておきますから。▼
- [エリンシア]
- は…はい……
ごめんなさい……▼
(暗転)
(背景:夕暮れの天幕前、中央左:ミスト、中央右:アイク)
- [アイク]
- ……どうした?▼
- [ミスト]
- ………▼
- [アイク]
- せっかく、姫が
作ってくれた時間だ。
わかってるだろう?▼
- [ミスト]
- ……あの…ね。
後でもいいかなって
思ったけど……▼
やっぱり早く言っておきたくて。▼
- [アイク]
- ……俺もずっと、
おまえと話をしたかった。▼
あの時以来、ほとんど
口をきかなかっただろ、おまえ。▼
- [ミスト]
- ……えっと…
ご、ごめんね……▼
聞かされたことに…
…すごく驚いたから……
それで……▼
- [アイク]
- 母さんが死んだ原因が……
…親父だったってことか?▼
- [ミスト]
- う、うん……▼
- [アイク]
- …仕方ないさ。▼
それで、話す気になったってことは
何か答えが出たのか?▼
- [ミスト]
- わたし、最初は
全然信じられなくて…▼
メダリオンのこととか、
邪神の復活とかは、なんていうか…
わたしにはあんまり…ぴんとこなくて……▼
……それより全然、
お父さんたちの話で…いっぱいで……▼
ずっとずーっと……
考えてたけど…でも…▼
頭が考えること、
すごく嫌がってて……▼
どうしていいかわかんなくて……
……ずっと眠れなかった。▼
- [アイク]
- …ああ、俺もそうだった。▼
- [ミスト]
- 体力の…限界だったのかな。
昨日の晩、やっと眠れて…▼
今朝、目が覚めたら……
……なんか、ぽかんと
色々抜け落ちちゃってて……▼
心の中には、1個しか気持ち…
残ってなかった。▼
- [アイク]
- 気持ち? どんな?▼
- [ミスト]
- 可哀想…かな。▼
- [アイク]
- …母さんが、か?▼
- [ミスト]
- ううん。
お父さんがね、1番、可哀想……▼
お父さんとお母さんは
愛し合ってたんでしょ?▼
それなのに、お父さんは
メダリオンのせいで……▼
意識がその…暴走?…
しちゃって……▼
気がついたら、
お母さんを……▼
わたし、お父さんが死んだ時、
もう世界が終わっちゃうってくらい…
本当に…辛かった……▼
だからお父さんも…▼
ちがう…お父さんは……
きっと……もっと…………▼
- [アイク]
- そうだな…親父は
全部1人で抱え込んでたんだ。▼
母さんのことも、メダリオンのことも、
……追っ手のことも。▼
俺たちには何も知らせず、
1人で戦ってたんだ。▼
- [ミスト]
- ……お父さんの仇って、
あの港町トハで見かけた…
真っ黒な鎧の騎士…なんだよね?▼
- [アイク]
- ああ。▼
- [ミスト]
- …お兄ちゃんは、
あの人と戦うんでしょう?
お父さんのために……▼
- [アイク]
- そうだな。
あいつのことだけは…
誰にも譲る気はない。▼
- [ミスト]
- ………止めてもムダだよね。▼
わたしが男だったら…
もっとちゃんと、剣が使えるなら…
同じこと考えるもん……▼
- [アイク]
- ミスト……▼
- [ミスト]
- でも…約束は守ってよ。▼
お兄ちゃんは、お父さんのかわりに
傭兵団と…それから
わたしを守るって言ったんだから。▼
……勝手に死んだりしたら、
許さないんだから……▼
- [アイク]
- わかってる…
…俺は絶対に負けない。▼
- [ミスト]
- …………うん!▼
(暗転)
*ユリシーズ生存時のみ追加
(背景:王女の天幕内、中央左:ユリシーズ、中央右:エリンシア)
- [ユリシーズ]
- お加減はいかがですかな、
姫……▼
- [エリンシア]
- ……嘘です。
本当は気分なんて悪くありません。
だまして…ごめんなさい。▼
- [ユリシーズ]
- わかっております。
あの兄妹のため、でしょう?▼
我が君は、ことのほか
あの者たちが大切なご様子。▼
- [エリンシア]
- ……お父様とお母様を
目の前で亡くし……▼
次々に兵が倒れてゆき…
ジョフレたちとも…はぐれて……▼
そんな時に、助けてくれたのが
アイク様たちでした。▼
あの人たちがいてくれなかったら、
私は…とっくに死んでいたでしょう。▼
アイク様も、ミストちゃんも
私と同じ痛みを持っていました。
戦いによって親を失ったという……▼
そのせいかもしれません……
2人とも、さりげなく
だけどとても暖かく、私に接して…▼
心の支えとなって下さいました。▼
ミストちゃんとは、いつも
励ましあっていたように思います。▼
ですから……▼
- [ユリシーズ]
- 姫を救ってくれた恩人です。▼
兵の中には、アイク将軍に嫉妬して
彼の身分についてとやかく
言うものもいるようですが……▼
些細なことです。▼
我らクリミア臣下は、
あの将軍を好いておりますよ。▼
- [エリンシア]
- ……ユリシーズ。▼
- [ユリシーズ]
- さて、では、
そろそろ戻りましょうか。▼
- [エリンシア]
- はい。▼
(暗転)
進撃前†
【ナドゥス城】
(マップ画面:左方向から1人の兵士が現れ画面上側の漆黒の騎士の前まで進む)
- [ハフェド](下段)
- 騎士殿。
まもなく、クリミア軍が
再攻撃を仕掛けて参りますぞ……▼
編成は先日の半獣混成部隊とは異なり、
あのベウフォレス将軍を討った
クリミア軍の主力である模様……▼
容易ならざる相手と言えましょうな……▼
- [漆黒の騎士](上段)
- ……そうか。▼
フッ ここが
決着の場となるか……▼
- [ハフェド](下段)
- 騎士殿……?▼
- [漆黒の騎士](上段)
- ハフェド、おまえが指揮をとれ。
城の守りはおまえに任せよう。▼
私は奥でイナ将軍に用がある。▼
- [ハフェド](下段)
- 承知致しました……▼
(漆黒の騎士扉の奥に消える)
(マップ画面:城内を映し出す)
- [アイク](上段)
- 全員、用意はいいな?▼
城内の兵力はデイン王都からの
援軍でさらに増強されているらしい。▼
これ以上、敵が増えないうちに
一刻も早くこの城を落とす。▼
もし【漆黒の騎士】が現れたら……
無理に手を出すな。俺に任せてくれ。▼
奴は、俺が倒す!▼
(出撃開始)
ハフェド初戦時†
- [ハフェド](上段)
- ……陛下の気まぐれがなければ
貴殿らと、こうして相対することはなかった。▼
……武人にとって、強敵を得ることこそ
最上の喜びなれば……
陛下には御礼申し上げねばならぬ。▼
では……つつしんで
御相手いたしましょう。▼
アイクで攻撃時†
- [アイク](上段)
- …漆黒の騎士はこの奥だな?▼
- [ハフェド](下段)
- 左様…▼
- [アイク](上段)
- ……そこをどいてもらおうか。
俺はあいつに用がある。▼
- [ハフェド](下段)
- ほう…貴殿と騎士殿には
なにやら因縁がある様子。
興味の尽きぬところではありますが……▼
騎士殿の前に
私を倒さねばならぬこと……
お忘れなきよう!▼
タウロニオで攻撃時†
- [ハフェド](上段)
- デインを離れ、▼
クリミア側につかれたとか……
軍人とて人間……
それもまたよろしいでしょう。▼
ですがその報いは……
受けていただかねばなりませんな。▼
鳥翼族(タカ)で攻撃時†
- [ハフェド](上段)
- タカ型の鳥……
すなわち、フェニキスの御仁か。▼
……昨日は、貴殿らの王によって
沢山の兵を失いましたぞ。▼
さて…その配下の力は如何ほどか…
……お手柔らかに願いたいところだ。▼
獣牙族で攻撃時†
- [ハフェド](上段)
- 獣牙族……
いささか荷が重い相手ですな。▼
とはいえ、私も負けるわけには
いかぬ身…… いざ!▼
リュシオンとの対戦会話†
- [ハフェド](上段)
- ほう、貴殿が噂に聞く
セリノスの王族ですな……▼
戦でさえなければ、
その歌をお聞かせ願いたい
ところですが…残念ですな…▼
ハフェド撃破時†
- [ハフェド](上段)
- これまでの……ようですな……
私は…己が分を…わきまえている……▼
クリア後†
- [アイク](上段)
- この奥に、あいつがいる…
誰も来るな!
俺が1人で行く!!▼
(マップ画面:アイク、扉の向こうに行く)
(背景:マップ画面、中央右:セネリオ)
- [セネリオ]
- アイク!!
待ってください!
僕もいっしょに…!▼
(右端にティアマト登場)
- [ティアマト]
- だめよ、セネリオ!
アイク1人で行かせるの。▼
漆黒の騎士は、彼の標的…▼
あいつを倒すということは、▼
グレイル団長の死を
本当に乗り越えるために
必要な儀式なのよ。▼
(セネリオ中央左に移動し、ティアマトの方を振り返る)
- [セネリオ]
- …また、そんな綺麗事を!!▼
アイクに、
もしものことがあったら…!▼
- [ティアマト]
- …今のアイクなら……
自分の力でかなう相手かどうかは、
冷静に見極められるはず……▼
もし、それができないようなら……
彼はそこまでの器だったということ。
……あきらめるしかないわ。▼
でも…私はアイクを信じている。
彼の命はもう…彼1人のものじゃない。▼
…仲間を…みんな残して……
無謀な戦いでの死を選ぶなんて…
そんな無責任なことはしないわ。きっと。▼
セネリオだって、そう思うでしょう?▼
- [セネリオ]
- …………▼
- [ティアマト]
- グレイル団長……
あなたの息子をお守りください…▼
(暗転)