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会話集/章別会話/邪竜の章 王たちの戦い
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[[会話集/章別会話]]
*邪竜の章 王たちの戦い [#ydc88147]
#contents
*オープニング [#va9caa79]
:[マロン]|
キミはただ一人のために動き、謀り、策略し、~
その者の幸せを願い戦うだろうか。~
:[モーヴ]|
あなたは愛する者を慈しみ、抱擁し、信じ、~
自分だけのものにすることを望むだろうか。~
:[マロン]|
岩に覆われた国の王は砕けた。~
:[モーヴ]|
花に囲まれた国の王は散った。~
:[マロン]|
さりとて、彼の者は知っている。~
この世界に憐憫はない。~
ボクの渇望は、ここには無い。~
----
(回想)
:[???]|
エル、エル…!▼~
見てください。~
アネモネの花が咲きましたよ。▼~
:[エル]|
なんて美しい。~
戦の中でも、心が洗われるようです。▼~
:[???]|
皆にも見せてあげましょう。~
あの青いのと、赤いのを摘んで…▼~
:[エル]|
摘んでしまっては可哀想です、神竜様。~
花を摘むのではなく、皆をここに呼びませんか。▼~
:[???]|
確かに、その方が良いですね。~
ありがとうございます。▼~
エルは、優しいですね。▼~
:[エル]|
神竜様…▼~
…ふふ。▼~
----
:[エル]|
…………▼~
…夢ですか。▼~
懐かしい…~
我ながら感傷的な…▼~
…………▼~
こんなもの、見なければよかった。▼~
----
:[イル]|
ううー!~
イルシオン王国はやっぱり寒いなあ。▼~
:[リュール]|
ブロディア王国と違って、すんなり入れましたね。~
なんだか拍子抜けです。▼~
:[グレゴリー]|
すんなりどころじゃなかったぜ。~
関所がほぼ無人だなんて明らかにおかしいだろ。▼~
恐ろしいぜ…~
何か嫌な予感がする。▼~
:[イル]|
随分守りが手薄だったけど、何かあったのかな。~
どう思う、姉さん。▼~
:[エル]|
…………▼~
:[リュール]|
エル、大丈夫ですか?~
あまり眠れていないようですが。▼~
それに、昨日は遅くまで姿が見えませんでしたし…▼~
:[エル]|
あなたには関係のないことです。~
戦に支障はありません。▼~
:[リュール]|
そうですか。▼~
:[イル]|
寝不足で機嫌悪いみたい。~
そっとしとこう、神竜様。▼~
どこに行ってたのかは僕も気になるけどね。~
危ないことしてないといいけど。▼~
:[グレゴリー]|
イルシオンの偵察任務に就いてる~
マデリーンと落ち合うのは、あの辺りだったな。▼~
先行したセレスティアと合流できてるなら、~
そろそろ姿が見えても良い頃だが…▼~
:[イル]|
あ!~
いたいた!▼~
:[マデリーン]|
長旅お疲れ様でございます、エル様、イル様。~
グレゴリーも無事でよかった。▼~
それで…セレスティアから聞いたのですが、~
その御方が?▼~
:[イル]|
そう、異世界の神竜様だよ。▼~
:[マデリーン]|
驚きました。~
本当に生きて戻られたように錯覚してしまって…▼~
言葉が出てきません。~
このマデリーン、感無量です。▼~
:[セレスティア]|
わかるわ、マデリーン。~
私も初めてお会いしたときはないてしまったもの。▼~
おお、よしよし。▼~
:[マデリーン]|
ギリギリ泣いてはいません、セレスティア。~
子ども扱いはやめていただきたい。▼~
:[セレスティア]|
あら、ごめんね。▼~
:[マデリーン]|
神竜様。改めまして、ワタシはマデリーン。~
四翼の一員です。▼~
いちばんの若輩者ではありますが、~
実力では負けていないつもりです。▼~
アナタ様のことは、必ずやお守りいたしますので。▼~
:[リュール]|
頼もしいですね。~
よろしくお願いします、マデリーン。▼~
:[マデリーン]|
はっ!▼~
:[グレゴリー]|
最初は鼻水垂らしたガキだったのに、~
立派になったもんだぜ。▼~
お前を拾ってきたモーヴも鼻が高いだろう。▼~
:[マデリーン]|
鼻水など垂らしていません!▼~
ま、まあ、モーヴが誇らしく思ってくれるのなら、~
ワタシとしても嬉しいですけれど。▼~
:[リュール]|
モーヴ?▼~
:[セレスティア]|
モーヴは四翼の最後の一人にして、副官です。~
熟練の戦士といった風格の人物で…▼~
元々はソンブル側の騎士だったのですが、~
主君を喪い、こちら側に。▼~
:[リュール]|
主君を…それって、~
エルとイルのきょうだいでしょうか。▼~
:[イル]|
うん。~
名前を聞いたけど、会ったことはない子だった。▼~
まさか騎士をつけてる御子がいたなんて、~
よくソンブルが許したよね。▼~
:[エル]|
その経歴ゆえ、モーヴのことは当初、~
ソンブル側の密偵かと疑っていました。▼~
ソンブルの元を去った私たちのことを~
追ってきたのかもしれない、とも。▼~
しかし身辺を調べても潔白そのもの。~
生前の神竜様も、彼のことを心から信頼していました。▼~
:[セレスティア]|
早く紹介したいですわ。~
四翼結成の切っ掛けも彼なのですよ。▼~
本当なら頭領はモーヴが相応しいのですが、~
何が理由なのか、どうしても私にと。▼~
:[グレゴリー]|
年功序列ってやつだろ。▼~
:[セレスティア]|
なんですって!?▼~
:[エル]|
マデリーン、偵察の結果は。▼~
:[マデリーン]|
はっ。イルシオン城内は先日より、~
少数の兵のみを残し王族不在となっています。▼~
国王と近衛兵はハサード大教会内に籠りきりで、~
一心不乱に儀式を執り行っているのを確認しました。▼~
:[リュール]|
儀式とは、何の?~
まさか…▼~
:[エル]|
ソンブルの復活、ですか。▼~
:[マデリーン]|
その推測で間違いないかと。▼~
:[イル]|
イルシオンは邪竜信仰の国。~
その可能性は考えていたけどね…▼~
僕たちも異世界から神竜様を喚び出してるし、~
あっちもこっちも元に戻るってこと?▼~
:[エル]|
我々は遺体を起こしたわけではありません。▼~
:[イル]|
まあ、そうだね。~
向こうは異世界から喚ぶ術は持たないし。▼~
でも複雑だなあ…~
また父上と顔を合わせたら…▼~
:[エル]|
そういえば、リトスを発って以来、~
敵側の動きが無いのが奇妙ですね。▼~
もしかして、儀式に手を貸しているのでしょうか。▼~
:[セレスティア]|
! 皆様、警戒を。~
騎兵が一騎、こちらに接近しています!▼~
:[リュール]|
イルシオン兵ですか!?▼~
:[マデリーン]|
いえ、なにか見覚えが…▼~
え。~
ええっ、あれは、モーヴ!?▼~
----
:[モーヴ]|
マデリーン、無事でよかった。~
ここはまだ安全のようだな。▼~
:[イル]|
噂をすれば、というには早すぎない?~
どうしてここに?▼~
:[モーヴ]|
イル様。エル様も。~
お会いできてよかった。▼~
:[エル]|
モーヴ。~
あなたにはソルムの偵察を命じていた筈ですが。▼~
:[モーヴ]|
すみません。異常事態が発生しまして。▼~
ソルム王の動向を追っていたら、~
ここに来てしまったのです。▼~
:[エル]|
ソルム王が? 何故。▼~
:[モーヴ]|
動向を掴めなかった俺の失態です。~
まさか突然、城を発つとは。▼~
ミスティラ王は腕輪を持ち、~
兵を伴いイルシオンに入りました。▼~
事実上の、ソルムによるイルシオン侵攻です。▼~
:[エル]|
!▼~
それは…~
イルシオン王の儀式が関係を?▼~
邪竜復活を恐れたソルム軍が、儀式を阻止するために~
ハサード大教会に向かっているのでは。▼~
:[モーヴ]|
両軍の激突は確認しておりません。~
ですが、時間の問題かと。▼~
:[エル]|
戦端が開かれてからでは厄介です。~
大教会に急ぎますよ。▼~
:[マデリーン]|
案内はワタシが!▼~
:[リュール]|
あの、出立前に挨拶だけでも。~
私は…▼~
:[モーヴ]|
異世界よりお越しくださった神竜様。~
それで相違ないでしょうか。▼~
:[リュール]|
は、はい。▼~
:[モーヴ]|
俺は四翼の副官、モーヴです。~
以後、お見知りおきを。▼~
:[リュール]|
事情は承知していたのですね。~
誰かが伝えておいてくれたのでしょうか。▼~
----
:[マデリーン]|
これは…!~
ハサード大教会前にて、両軍が激突しています!▼~
:[リュール]|
一足遅かったようですね。▼~
:[エル]|
ですが、好機ともいえます。~
我々の戦力では真っ向勝負となっては不利。▼~
イルシオンとソルムが互いに気を取られている隙に~
将を落とし、腕輪を手中に収めましょう。▼~
:[モーヴ]|
イルシオン軍の将はアイビー王。~
攻め入るソルム軍を率いる将はミスティラ王。▼~
両名は『蒼の参謀の腕輪』、~
そして『暗き妖艶の腕輪』を所持しています。▼~
:[イル]|
とにかく彼女たちを狙えば、~
僕たちの目的は達成されるってとこかな。▼~
:[エル]|
できますか。神竜。▼~
:[リュール]|
勿論です。▼~
:[モーヴ]|
俺は大教会内に。~
もし儀式を執り行う者がいれば、阻止します。▼~
:[エル]|
頼みましたよ、モーヴ。▼~
:[モーヴ]|
はい。▼~
:[イル]|
じゃあ、僕たちも行こう!▼~
*ステージ開始時 [#ld4e7bfa]
このマップでは敵同士の戦闘が多く発生するため
環境設定の『戦闘アニメ』と『杖、踊るアニメ』を
「味方ユニット」に設定します
この設定は環境設定からいつでも変更できます。
:[エル]|
イルシオン、ソルム両軍はまさに戦闘中です。~
兵たちに紛れ、どちらかの将を先に落としましょう。▼~
*戦闘 [#yf0c9e53]
**2ターン目ソルム軍フェイズ終了時 [#m842d51f]
:[異界のアイビー]|
南方に、見慣れない軍がいるわね?~
とっておきの援軍で殲滅してあげるわ。▼~
**3ターン目ソルム軍フェイズ終了時 [#mb7eb2b5]
:[異界のミスティラ]|
アイビー王に動きが?~
ならば此方も仕掛けましょう!▼~
**4ターン目ソルム軍フェイズ終了時 [#k3f8a53f]
:[異界のアイビー]|
さあ、出番よ?~
私の可愛い異形飛竜たち…!▼~
**vs 異界のアイビー [#ee74dee2]
:[異界のアイビー]|
貴方たちも、儀式を止めに来たの…?~
美しき国王である私が、直々に成敗してあげるわ。~
***主人公 vs 異界のアイビー [#sfb6b208]
:[異界のアイビー]|
貴方は、神竜…!? どういうこと。~
リトスでは神竜復活の儀が完遂されたというの。▼~
:[リュール]|
違うんです…と言っても説明が難しいですね。~
まずはあなたを倒し、話を聞いて貰いましょう!▼~
:[異界のアイビー]|
ずるい…ずるいわ。~
神竜は蘇って、ソンブル様は…!?▼~
そんなこと、邪竜信仰の民たちが許すはずない。~
王たるもの、国を、民を悦ばせなきゃ。▼~
早くこの場を収めて儀式に戻らねば。~
誰よりも、強く、美しく、崇高な邪なる竜を…▼~
…私がこの手で蘇らせてみせるの。▼~
***アイビー vs 異界のアイビー [#m6237b24]
:[異界のアイビー]|
まあ、私自身が戦場に…?~
ソルムの蜃気楼を模した術かしら。▼~
美しい私が二人もいるだなんて素敵。~
ああ…その髪も肌も上気した頬も、我ながら完璧だわ…▼~
:[アイビー]|
妙な目で見ないで頂戴。~
こちらの私は随分と恥知らずのようね。▼~
貴方はお父様と同じ過ちを犯そうとしているわ…~
悪いけど、目を覚ましてもらうわよ。▼~
:[異界のアイビー]|
お父様…?~
ああ、あの愚かな前国王のこと?▼~
儀式を止めようとするから、贄として捧げたのだけれど…~
大した効果はなかったわね。▼~
:[アイビー]|
まさか、貴方、お父様をその手で…!?▼~
そんなことをして王となって、~
貴方は何を守るつもりなの…▼~
***カゲツ vs 異界のアイビー [#w852b1e4]
:[カゲツ]|
あっ! アイビー様ー! 会えて嬉しいぞ!~
うんうん、こっちのアイビー様もかっこいいのう!▼~
:[異界のアイビー]|
貴方、偽物ね。カゲツ。▼~
:[カゲツ]|
な、なんと!? 開口一番に見破るとは!~
この世界の余はそんなに余と違うのか?▼~
:[異界のアイビー]|
貴方は私が嫌いだったもの。私がどんなに着飾っても、~
甘い声を使っても、微笑むことすらなかった。▼~
どれだけ好きだと言っても応じてくれなかったわ。~
それでも、最期は私のために死んでくれた…▼~
嫌いな人のために命を投げ打つなんて理解できないわ。~
ねえ偽物さん…姿の似た貴方になら、わかるのかしら?▼~
:[カゲツ]|
それは…たぶんこの世界の余は、本当は…~
アイビー様が好きだったのではないか?▼~
***ゼルコバ vs 異界のアイビー [#bbce7aaa]
:[異界のアイビー]|
ゼルコバ…! ああ、まさか‥~
夢なら覚めないで、幻術なら解けないで頂戴…▼~
大好きな臣下である貴方に、また会えるなんて。~
ほら、美しい私を…あの日のように愛でていいのよ…?▼~
:[ゼルコバ]|
何だ…? 「アイビー様」が俺のことを「好き」だと?~
眩暈がするほど「甘美」な「関係」だったようだが…▼~
俺は「元の世界」のアイビー様の「命令」で動く。~
あんたの「お願い」はきけませんね。▼~
:[異界のアイビー]|
…あら、愛の言葉をくれないの? ゼルコバ…~
欲しい言葉をくれないのなら…貴方も要らない。▼~
綺麗だって、毎日言ってくれた貴方じゃなきゃ…~
私のために死んでくれた貴方じゃなきゃ愛せない…!▼~
:[ゼルコバ]|
アイビー様は、そんな「おべっか」嫌いなんですがね。~
ここまで「違う」と、やりやすくて「助かり」ます。▼~
悪く思うなよ、「アイビー王」…~
俺なら何の情も移さず、あんたを倒せる…!▼~
***オルテンシア vs 異界のアイビー [#m172bf97]
:[異界のアイビー]|
…どうしてお前がここにいるのよ。~
愚鈍で役立たずの醜い第二王女。▼~
:[オルテンシア]|
お、お姉様…!? 今なんて…▼~
:[異界のアイビー]|
下賤の混血たるお前を妹とは認めない。~
言い聞かせたのに何度も私の前に現れるのね。▼~
ソルムと手を組んで私を消そうとしているのなら、~
受けて立ってあげるわ。喜びなさい。▼~
:[オルテンシア]|
そう…この世界のお姉様は、~
あたしのことが嫌いなのね。▼~
その言葉、この世界のオルテンシアが聞いたら辛いから、~
聞くのがあたしで良かったって思うわ!▼~
***リンデン vs 異界のアイビー [#kaf5a2b5]
:[異界のアイビー]|
リンデン…!?~
これもソルムの術だというの?▼~
ああ、惜しいわ。貴方が今も生きていたならきっと…~
邪竜復活の儀は成されていたでしょうに。▼~
:[リンデン]|
アイビー様。この世界のわしが何を思って死んだのかは、~
もはや知ることはできませぬ。だがしかし…▼~
今のあなた様を見れば、きっと止めたいと思った筈です。~
このリンデンの刃を向けること、お許しくだされ。▼~
***異界のアイビー撃破 [#ife707bf]
:[異界のアイビー]|
私の顔に傷をつけたわね…~
この事は、忘れないから……~
**vs 異界のミスティラ [#o29130a9]
:[異界のミスティラ]|
邪竜復活の儀は阻止せねばなりません。~
なぜ我が国の邪魔をするのです!?~
***主人公 vs 異界のミスティラ [#t2bc25bc]
:[異界のミスティラ]|
そんな。イルシオンは神竜様を…~
復活させたというのですか!?▼~
神竜様。これより我がソルム軍にお味方ください。~
今ならば邪竜復活は成されていません。▼~
さあ、以前のように、力を合わせましょう!▼~
:[リュール]|
ごめんなさい。私はどちらの軍の味方もできません。~
その腕輪を、渡してください。~
:[異界のミスティラ]|
神竜様!? あ、ああ…~
あなた様のお言葉とは信じられません!▼~
悪しき儀式の所為で、神竜様の気高き精神が穢された!~
隣国の手勢に成り下がってしまわれた!▼~
せめてこの手で、綺麗なうちに…再びお眠りください。~
一撃で、痛みもなくお送り致しましょう。▼~
***ミスティラ vs 異界のミスティラ [#y44d7736]
:[ミスティラ]|
チャオ!~
初めまして、この世界のあたし!~
:[異界のミスティラ]|
私自身を見せて惑わせますか。▼~
イルシオンの、邪竜由来の秘術は…~
感心こそすれど好きにはなれません。~
:[ミスティラ]|
まあ、戦場に自分自身がいればそう考えるよね。~
それにしても…▼~
こっちのあたしは、何だか凛としてるなあ。~
王たるものそれが正解なのかもしれないけど。▼~
あまり気を張りすぎても疲れちゃうよ!~
ほら、あたしと戦って肩の力抜こっか!▼~
:[異界のミスティラ]|
返り討ちにします!▼~
***メリン vs 異界のミスティラ [#e3b22a07]
:[メリン]|
やあ、我が姫。あまり会わない方がいいかとは~
思ったんだけど…戦は残酷だね。▼~
:[異界のミスティラ]|
メリン!? あなたもイルシオンの儀式で~
復活させられたというのですか?▼~
ごめんなさい。私の騎士となったばかりに、~
その命を散らせたうえ、異形の兵となり果てるなど。▼~
なんて…なんて惨い。気高きソルムの騎士を、~
こんな寒い場所で、無理矢理に…!▼~
:[メリン]|
悲しまないでください、我が姫。~
この世界の僕はきっと安らかに眠っているから。▼~
そう、きっとモフモフウサギの冬眠のように。~
動物好きの僕には本望ですよ。▼~
:[異界のミスティラ]|
死んで尚、そんな冗談を言うなんて。~
メリン…▼~
あなたは大の動物嫌いだったではないですか。▼~
***パネトネ vs 異界のミスティラ [#n3c232b3]
:[パネトネ]|
ああ、会ってしまいましたですね。~
ミスティラ姐さん。▼~
:[異界のミスティラ]|
パネトネ…! いないで欲しいと願ったのに…~
やはりイルシオンの儀式で、蘇っていましたか。▼~
:[パネトネ]|
そんな悲しそうな顔をしないでください。~
とても戦えなくなってしまいますですわ。▼~
こんな時は…そうだ。双方の気持ちを鼓舞するために、~
姐さんの好きなお肉の歌でも歌いましょうか。▼~
:[異界のミスティラ]|
…ふふ、パネトネ。肉も歌も、私は好みませんよ。~
いじわるしているのなら、堪えますね。▼~
あなたをこの手で倒すのは辛いですが、~
すぐに、ソルムの日差しの元に送ってあげます。▼~
こんな暗くて寒い墓地…~
人一倍怖がりだった、あなたには辛いでしょう。▼~
***フォガート vs 異界のミスティラ [#mb0f261e]
:[異界のミスティラ]|
ここは死者の匂いが濃いですね。~
その所為で…家族の幻影を見てしまいます。▼~
駆け寄って縋りたくなってしまう。~
私はソルム王だというのに。▼~
なんと弱くて、情けない…▼~
:[フォガート]|
情けない、なんてことはないんじゃないかな。~
王様だって泣きたい時ぐらいあるよ。▼~
今泣くなら、せめて終わるまでは待ってあげるけど、~
どうする?▼~
:[異界のミスティラ]|
不要です。涙も、優しい言葉も。▼~
もしあなたが私に何かしたいと思っているのなら、~
目の前から消えてください。▼~
:[フォガート]|
まあ、そうだよね…▼~
***異界のミスティラ撃破 [#c7018e3c]
:[異界のミスティラ]|
あなた方も…邪竜の復活を…~
望むのですか……~
*クリア後の会話 [#xdc38d03]
:[異界のミスティラ]|
くっ…!▼~
:[エル]|
戦は決しました。~
腕輪をこちらに。▼~
:[異界のアイビー]|
エル、貴方…~
何故こんなことをするの。▼~
私は味方よ? 死んでしまった貴方のお父様を、~
再び蘇らせてあげるのに!▼~
:[エル]|
そのようなこと、望んでいません。▼~
:[モーヴ]|
エル様。~
ハサード大教会内には、儀式の痕跡が。▼~
司祭には投稿させ、~
祭壇は崩しておきました。▼~
:[エル]|
ご苦労でした、モーヴ。▼~
:[異界のアイビー]|
ああ、なんてことを…!!~
わがイルシオンの希望が…!!▼~
許さないわ、エル!~
例え貴方が、ソンブル様の血族でも!▼~
兵よ! 動ける者はこの女を殺しなさい!!▼~
:[エル]|
…あまり長引かせては、~
態勢を立て直す可能性がありますね。▼~
最後通告です。~
腕輪を渡してください。▼~
:[異界のアイビー]|
いや、嫌よ…!▼~
:[異界のミスティラ]|
腕輪は渡しません。~
例え刺し違えてでも。▼~
:[エル]|
そうですか、残念です。~
この手は使いたくなかったのですが。▼~
:[リュール]|
エル、何を?
:[エル]|
目を塞ぎなさい、神竜。~
見たあとで文句を言っても知りませんよ。▼~
:[リュール]|
え…!?▼~
(竜化)
:[エル]|
グオオオオオオッ!!▼~
:[異界のアイビー]|
きゃああああああっ!!!!!▼~
:[異界のミスティラ]|
エル、貴様…! ついに本性を…▼~
うわああああああっ!!▼~
:[エル]|
これで、腕輪は手に入りました。▼~
:[リュール]|
なんて…ことを…!▼~
エル!~
自分が何をしたか、わかっているのですか!▼~
:[エル]|
だから、目を塞ぎなさいと言ったでしょう。▼~
行きますよ。~
ここにはもう、用はありません。▼~
:[リュール]|
エル…!!▼~
----
:[エル]|
おやすみなさい。~
紋章士セネリオ、紋章士カミラ。▼~
:[セネリオ]|
元より…この世界になど…~
興味はありません……▼~
ですが…望まぬ戦からの…解放は……~
好ましく…思います……▼~
:[カミラ]|
あら…もうお別れなの……?~
私はもっと…闘っても良かったのだけれど……▼~
次は…どこかで……~
もっとお喋りしたいわね……▼~
:[エル]|
紋章士は眠りに就きました。~
これで、残る腕輪は一つです。▼~
:[リュール]|
…エル。~
目的のためとは理解しています。でも…▼~
なぜ二人を殺したんですか!~
命まで奪うことはありませんでした!▼~
彼らは一国の王たちですよ!?~
残された国は…民はどうなるんです!▼~
:[エル]|
命まで奪うことはない?~
既に無い命を、どうやって奪うのです。▼~
:[リュール]|
どういうことですか。▼~
:[エル]|
あの者たちは、人間ではありません。~
精巧な異形兵です。▼~
:[リュール]|
!!▼~
:[エル]|
これまで戦ったフィレネ、ブロディアの王族も。~
そして、その王城兵たちも全て。▼~
:[リュール]|
そんな。では、皆もう…~
既に死んでいたということですか。▼~
:[グレゴリー]|
オイオイ…俺たち以外に、~
生きてる人間って…もういないのか…?▼~
:[セレスティア]|
偵察の際に話をした民たちも、~
異形兵だったかもしれないということ?▼~
:[マデリーン]|
ワタシたちは、もうとっくの昔に、~
勝てる見込みのない盤面にいたようですね。▼~
:[モーヴ]|
…イル様は、ご存じで?▼~
:[イル]|
疑わしいと思うことはあったよ。~
でも、確証がなかった。▼~
だってあまりにも…前のままで。~
一体だれが、こんなこと…▼~
:[エル]|
彼らがいつの間に死んでいたのか、~
いつ異形兵にされたのかはわかりません。▼~
ただ、その言動を見るに、自分が異形兵だとは…~
彼ら自身も、もう気づいていないでしょうね。▼~
:[リュール]|
なぜ、言ってくれなかったのですか。▼~
:[エル]|
知らなくて良いと判断したからです。▼~
:[リュール]|
あなたはいつも一人で完結させますね。~
せめてイルや四翼には言うべきだったのでは?▼~
:[エル]|
確かに、その点は反省すべきでしょう。▼~
ですが、あなたは別の世界の存在。~
戦が終われば元の世界に戻るのです。▼~
何より…~
嫌でしょう。見知った人の死体を見るのは。▼~
彼らを、その手で殺すのは。▼~
:[リュール]|
…それは。▼~
:[エル]|
イルにも、四翼にも、告げることは考えました。~
何度も考えた。▼~
でも…そうしたら、きっとあなたも知ることになる。~
仲間を殺す役目を負うことになる。▼~
あなたは、この世界の神竜様にそっくりです。~
ならば、仲間のことも…大切に思っているはず。▼~
私は知っていたんです。神竜様とその仲間が、~
どれだけ強い絆で結ばれていたかを。▼~
:[リュール]|
エル。~
もしかして、私の心を案じて?▼~
:[エル]|
そうかもしれませんね。▼~
黙っていたことは謝ります。~
すみませんでした。▼~
:[リュール]|
いえ…~
私こそ、怒鳴ってしまってごめんなさい。▼~
エルたちにとっては…~
共に戦った本当の仲間の死だったのに。▼~
仲間が死んでいたのに、悲しくない筈がない。~
ましてや、それを自らの手で…なんて。▼~
自分の方がずっと辛いのに、~
気遣ってくれてありがとうございます。▼~
…エルは、優しいですね。▼~
(回想)
:[エル]|
!!▼~
その言葉…~
……っ。▼~
:[リュール]|
エル?~
どうしたんです?▼~
:[エル]|
触らないで!!▼~
:[リュール]|
エル…~
そこまで、私が嫌いですか?▼~
:[エル]|
…………▼~
…ええ、嫌いです。▼~
私はあなたなんかに会いたくなかった。~
違う者が来てくれたなら、どれだけよかったか!▼~
:[イル]|
姉さん!~
それは、さすがに…▼~
:[セレスティア]|
…イル様。▼~
:[エル]|
この世界のあなたは優しかったです。~
私の知る誰よりも。▼~
邪竜の子である私たちを受け入れ、~
心配してくれて、共に戦ってくれた…▼~
美しい花を見て、笑い合って、~
沢山お互いの話をしたんです。▼~
毎日だって会えるのに、お別れがさみしくて、~
次に会える時が楽しみでそれだけで生きていられた。▼~
あの日だって、帰ってくるって言ったじゃないですか。~
私は、戻ってきたら話したいことがあったのに…!▼~
:[リュール]|
話したいこと…?▼~
:[エル]|
どうして死んでしまったんですか!~
私はーー▼~
あなたの事が、好きだったのに。▼~
:[リュール]|
……!▼~
:[エル]|
約束してくれたんです。~
必ず無事で帰るって。▼~
ゆびきりをした手は温かかったのに…~
戻ってきたあなたの手は、あんなにも……▼~
つらいのに、思い出してしまうんです。~
あなたの姿が、言葉が、あの時のままで…!▼~
:[リュール]|
エル。私は、ここにいるだけで…~
あなたを傷つけましたね。▼~
:[エル]|
あなたの所為ではありません。~
そんなことぐらいわかってます。▼~
でも、このまま接していたら、~
きっと同じ想いを抱いてしまう。▼~
別人だと知りながら…~
そんなこと、赦されません。▼~
:[イル]|
姉さん。それで、わざと…神竜様に冷たくしていたの?▼~
:[エル]|
…………▼~
少し、頭を冷やしてきます。▼~
:[セレスティア]|
あ、エル様!!▼~
:[イル]|
一人では危険だ。~
四翼は姉さんを追って!▼~
ここは安全だから、~
僕は待機しているよ。▼~
:[セレスティア]|
承知しました!▼~
:[リュール]|
…………▼~
----
:[イル]|
あーあ。姉さんたら、~
紋章士の腕輪も放り出して行ってる。▼~
しょうがないなあ…▼~
:[リュール]|
…………▼~
:[イル]|
神竜様は、追わなくてよかったの?▼~
:[リュール]|
行かない方がいいと思います、私は。▼~
:[イル]|
それもそうか。▼~
姉さん、戻って来づらいだろうなあ。~
ただでさえ弱みを見せるのが苦手なのに…▼~
人前で告白までしちゃったからね。~
今頃、絶賛一人反省会中なんじゃないかな。▼~
四翼のみんな、~
姉さんのお守りご苦労様~って感じ。▼~
:[リュール]|
イルはエルのこと、~
何でもお見通しなんですね。▼~
:[イル]|
双子の弟だからね。~
姉さんのことは、結構わかるつもり。▼~
好きな食べ物とか、趣味とか、口癖、戦い方、~
意外と心が脆い所とか。▼~
でも、わからないことがあるんだ。~
例えば大切な人をさ…▼~
…もう一度喪ったらどんな顔するだろう。▼~
:[リュール]|
え…?▼~
:[イル]|
気になるなあ、知りたいなあ。~
だから…▼~
いいよね、今のうちにやっちゃっても。▼~
:[リュール]|
何のことですか…▼~
:[イル]|
神竜様、あっち見て。▼~
:[リュール]|
紋章士チキ!?~
どうして…!▼~
:[イル]|
僕が起こしたんだ。▼~
あはは、びっくりした?~
だから追わなくていいか聞いたのに。▼~
…残念だけど、ここでサヨナラだ。~
神竜。▼~
ーーもう一度死ね。▼~
----
(回想)
:[イル]|
できた…!!▼~
信じられない…~
腕輪から、紋章士を起こすことができた!▼~
これで僕は、何の力も持たない御子じゃない!~
やっと…やっとみんなの役に立てるんだ!▼~
早くこの事を、姉さんに、~
一番に伝えないと…!▼~
:[ソンブル]|
その力は隠せ。▼~
:[イル]|
! 父…上…!?▼~
:[ソンブル]|
弱者を演じろ。~
力を隠し、出し抜き、殺せ。▼~
:[イル]|
で、でも。▼~
:[ソンブル]|
お前にはできるはずだ。▼~
我は…~
お前こそが後継に相応しいと思っている。▼~
出来の良い、双子の姉よりもな。▼~
:[イル]|
…………▼~
----
マップ開始時に変更した
『戦闘アニメ』と『杖、踊るアニメ』の設定を
元に戻します
*コメント [#od69876a]
#comment
終了行:
[[会話集/章別会話]]
*邪竜の章 王たちの戦い [#ydc88147]
#contents
*オープニング [#va9caa79]
:[マロン]|
キミはただ一人のために動き、謀り、策略し、~
その者の幸せを願い戦うだろうか。~
:[モーヴ]|
あなたは愛する者を慈しみ、抱擁し、信じ、~
自分だけのものにすることを望むだろうか。~
:[マロン]|
岩に覆われた国の王は砕けた。~
:[モーヴ]|
花に囲まれた国の王は散った。~
:[マロン]|
さりとて、彼の者は知っている。~
この世界に憐憫はない。~
ボクの渇望は、ここには無い。~
----
(回想)
:[???]|
エル、エル…!▼~
見てください。~
アネモネの花が咲きましたよ。▼~
:[エル]|
なんて美しい。~
戦の中でも、心が洗われるようです。▼~
:[???]|
皆にも見せてあげましょう。~
あの青いのと、赤いのを摘んで…▼~
:[エル]|
摘んでしまっては可哀想です、神竜様。~
花を摘むのではなく、皆をここに呼びませんか。▼~
:[???]|
確かに、その方が良いですね。~
ありがとうございます。▼~
エルは、優しいですね。▼~
:[エル]|
神竜様…▼~
…ふふ。▼~
----
:[エル]|
…………▼~
…夢ですか。▼~
懐かしい…~
我ながら感傷的な…▼~
…………▼~
こんなもの、見なければよかった。▼~
----
:[イル]|
ううー!~
イルシオン王国はやっぱり寒いなあ。▼~
:[リュール]|
ブロディア王国と違って、すんなり入れましたね。~
なんだか拍子抜けです。▼~
:[グレゴリー]|
すんなりどころじゃなかったぜ。~
関所がほぼ無人だなんて明らかにおかしいだろ。▼~
恐ろしいぜ…~
何か嫌な予感がする。▼~
:[イル]|
随分守りが手薄だったけど、何かあったのかな。~
どう思う、姉さん。▼~
:[エル]|
…………▼~
:[リュール]|
エル、大丈夫ですか?~
あまり眠れていないようですが。▼~
それに、昨日は遅くまで姿が見えませんでしたし…▼~
:[エル]|
あなたには関係のないことです。~
戦に支障はありません。▼~
:[リュール]|
そうですか。▼~
:[イル]|
寝不足で機嫌悪いみたい。~
そっとしとこう、神竜様。▼~
どこに行ってたのかは僕も気になるけどね。~
危ないことしてないといいけど。▼~
:[グレゴリー]|
イルシオンの偵察任務に就いてる~
マデリーンと落ち合うのは、あの辺りだったな。▼~
先行したセレスティアと合流できてるなら、~
そろそろ姿が見えても良い頃だが…▼~
:[イル]|
あ!~
いたいた!▼~
:[マデリーン]|
長旅お疲れ様でございます、エル様、イル様。~
グレゴリーも無事でよかった。▼~
それで…セレスティアから聞いたのですが、~
その御方が?▼~
:[イル]|
そう、異世界の神竜様だよ。▼~
:[マデリーン]|
驚きました。~
本当に生きて戻られたように錯覚してしまって…▼~
言葉が出てきません。~
このマデリーン、感無量です。▼~
:[セレスティア]|
わかるわ、マデリーン。~
私も初めてお会いしたときはないてしまったもの。▼~
おお、よしよし。▼~
:[マデリーン]|
ギリギリ泣いてはいません、セレスティア。~
子ども扱いはやめていただきたい。▼~
:[セレスティア]|
あら、ごめんね。▼~
:[マデリーン]|
神竜様。改めまして、ワタシはマデリーン。~
四翼の一員です。▼~
いちばんの若輩者ではありますが、~
実力では負けていないつもりです。▼~
アナタ様のことは、必ずやお守りいたしますので。▼~
:[リュール]|
頼もしいですね。~
よろしくお願いします、マデリーン。▼~
:[マデリーン]|
はっ!▼~
:[グレゴリー]|
最初は鼻水垂らしたガキだったのに、~
立派になったもんだぜ。▼~
お前を拾ってきたモーヴも鼻が高いだろう。▼~
:[マデリーン]|
鼻水など垂らしていません!▼~
ま、まあ、モーヴが誇らしく思ってくれるのなら、~
ワタシとしても嬉しいですけれど。▼~
:[リュール]|
モーヴ?▼~
:[セレスティア]|
モーヴは四翼の最後の一人にして、副官です。~
熟練の戦士といった風格の人物で…▼~
元々はソンブル側の騎士だったのですが、~
主君を喪い、こちら側に。▼~
:[リュール]|
主君を…それって、~
エルとイルのきょうだいでしょうか。▼~
:[イル]|
うん。~
名前を聞いたけど、会ったことはない子だった。▼~
まさか騎士をつけてる御子がいたなんて、~
よくソンブルが許したよね。▼~
:[エル]|
その経歴ゆえ、モーヴのことは当初、~
ソンブル側の密偵かと疑っていました。▼~
ソンブルの元を去った私たちのことを~
追ってきたのかもしれない、とも。▼~
しかし身辺を調べても潔白そのもの。~
生前の神竜様も、彼のことを心から信頼していました。▼~
:[セレスティア]|
早く紹介したいですわ。~
四翼結成の切っ掛けも彼なのですよ。▼~
本当なら頭領はモーヴが相応しいのですが、~
何が理由なのか、どうしても私にと。▼~
:[グレゴリー]|
年功序列ってやつだろ。▼~
:[セレスティア]|
なんですって!?▼~
:[エル]|
マデリーン、偵察の結果は。▼~
:[マデリーン]|
はっ。イルシオン城内は先日より、~
少数の兵のみを残し王族不在となっています。▼~
国王と近衛兵はハサード大教会内に籠りきりで、~
一心不乱に儀式を執り行っているのを確認しました。▼~
:[リュール]|
儀式とは、何の?~
まさか…▼~
:[エル]|
ソンブルの復活、ですか。▼~
:[マデリーン]|
その推測で間違いないかと。▼~
:[イル]|
イルシオンは邪竜信仰の国。~
その可能性は考えていたけどね…▼~
僕たちも異世界から神竜様を喚び出してるし、~
あっちもこっちも元に戻るってこと?▼~
:[エル]|
我々は遺体を起こしたわけではありません。▼~
:[イル]|
まあ、そうだね。~
向こうは異世界から喚ぶ術は持たないし。▼~
でも複雑だなあ…~
また父上と顔を合わせたら…▼~
:[エル]|
そういえば、リトスを発って以来、~
敵側の動きが無いのが奇妙ですね。▼~
もしかして、儀式に手を貸しているのでしょうか。▼~
:[セレスティア]|
! 皆様、警戒を。~
騎兵が一騎、こちらに接近しています!▼~
:[リュール]|
イルシオン兵ですか!?▼~
:[マデリーン]|
いえ、なにか見覚えが…▼~
え。~
ええっ、あれは、モーヴ!?▼~
----
:[モーヴ]|
マデリーン、無事でよかった。~
ここはまだ安全のようだな。▼~
:[イル]|
噂をすれば、というには早すぎない?~
どうしてここに?▼~
:[モーヴ]|
イル様。エル様も。~
お会いできてよかった。▼~
:[エル]|
モーヴ。~
あなたにはソルムの偵察を命じていた筈ですが。▼~
:[モーヴ]|
すみません。異常事態が発生しまして。▼~
ソルム王の動向を追っていたら、~
ここに来てしまったのです。▼~
:[エル]|
ソルム王が? 何故。▼~
:[モーヴ]|
動向を掴めなかった俺の失態です。~
まさか突然、城を発つとは。▼~
ミスティラ王は腕輪を持ち、~
兵を伴いイルシオンに入りました。▼~
事実上の、ソルムによるイルシオン侵攻です。▼~
:[エル]|
!▼~
それは…~
イルシオン王の儀式が関係を?▼~
邪竜復活を恐れたソルム軍が、儀式を阻止するために~
ハサード大教会に向かっているのでは。▼~
:[モーヴ]|
両軍の激突は確認しておりません。~
ですが、時間の問題かと。▼~
:[エル]|
戦端が開かれてからでは厄介です。~
大教会に急ぎますよ。▼~
:[マデリーン]|
案内はワタシが!▼~
:[リュール]|
あの、出立前に挨拶だけでも。~
私は…▼~
:[モーヴ]|
異世界よりお越しくださった神竜様。~
それで相違ないでしょうか。▼~
:[リュール]|
は、はい。▼~
:[モーヴ]|
俺は四翼の副官、モーヴです。~
以後、お見知りおきを。▼~
:[リュール]|
事情は承知していたのですね。~
誰かが伝えておいてくれたのでしょうか。▼~
----
:[マデリーン]|
これは…!~
ハサード大教会前にて、両軍が激突しています!▼~
:[リュール]|
一足遅かったようですね。▼~
:[エル]|
ですが、好機ともいえます。~
我々の戦力では真っ向勝負となっては不利。▼~
イルシオンとソルムが互いに気を取られている隙に~
将を落とし、腕輪を手中に収めましょう。▼~
:[モーヴ]|
イルシオン軍の将はアイビー王。~
攻め入るソルム軍を率いる将はミスティラ王。▼~
両名は『蒼の参謀の腕輪』、~
そして『暗き妖艶の腕輪』を所持しています。▼~
:[イル]|
とにかく彼女たちを狙えば、~
僕たちの目的は達成されるってとこかな。▼~
:[エル]|
できますか。神竜。▼~
:[リュール]|
勿論です。▼~
:[モーヴ]|
俺は大教会内に。~
もし儀式を執り行う者がいれば、阻止します。▼~
:[エル]|
頼みましたよ、モーヴ。▼~
:[モーヴ]|
はい。▼~
:[イル]|
じゃあ、僕たちも行こう!▼~
*ステージ開始時 [#ld4e7bfa]
このマップでは敵同士の戦闘が多く発生するため
環境設定の『戦闘アニメ』と『杖、踊るアニメ』を
「味方ユニット」に設定します
この設定は環境設定からいつでも変更できます。
:[エル]|
イルシオン、ソルム両軍はまさに戦闘中です。~
兵たちに紛れ、どちらかの将を先に落としましょう。▼~
*戦闘 [#yf0c9e53]
**2ターン目ソルム軍フェイズ終了時 [#m842d51f]
:[異界のアイビー]|
南方に、見慣れない軍がいるわね?~
とっておきの援軍で殲滅してあげるわ。▼~
**3ターン目ソルム軍フェイズ終了時 [#mb7eb2b5]
:[異界のミスティラ]|
アイビー王に動きが?~
ならば此方も仕掛けましょう!▼~
**4ターン目ソルム軍フェイズ終了時 [#k3f8a53f]
:[異界のアイビー]|
さあ、出番よ?~
私の可愛い異形飛竜たち…!▼~
**vs 異界のアイビー [#ee74dee2]
:[異界のアイビー]|
貴方たちも、儀式を止めに来たの…?~
美しき国王である私が、直々に成敗してあげるわ。~
***主人公 vs 異界のアイビー [#sfb6b208]
:[異界のアイビー]|
貴方は、神竜…!? どういうこと。~
リトスでは神竜復活の儀が完遂されたというの。▼~
:[リュール]|
違うんです…と言っても説明が難しいですね。~
まずはあなたを倒し、話を聞いて貰いましょう!▼~
:[異界のアイビー]|
ずるい…ずるいわ。~
神竜は蘇って、ソンブル様は…!?▼~
そんなこと、邪竜信仰の民たちが許すはずない。~
王たるもの、国を、民を悦ばせなきゃ。▼~
早くこの場を収めて儀式に戻らねば。~
誰よりも、強く、美しく、崇高な邪なる竜を…▼~
…私がこの手で蘇らせてみせるの。▼~
***アイビー vs 異界のアイビー [#m6237b24]
:[異界のアイビー]|
まあ、私自身が戦場に…?~
ソルムの蜃気楼を模した術かしら。▼~
美しい私が二人もいるだなんて素敵。~
ああ…その髪も肌も上気した頬も、我ながら完璧だわ…▼~
:[アイビー]|
妙な目で見ないで頂戴。~
こちらの私は随分と恥知らずのようね。▼~
貴方はお父様と同じ過ちを犯そうとしているわ…~
悪いけど、目を覚ましてもらうわよ。▼~
:[異界のアイビー]|
お父様…?~
ああ、あの愚かな前国王のこと?▼~
儀式を止めようとするから、贄として捧げたのだけれど…~
大した効果はなかったわね。▼~
:[アイビー]|
まさか、貴方、お父様をその手で…!?▼~
そんなことをして王となって、~
貴方は何を守るつもりなの…▼~
***カゲツ vs 異界のアイビー [#w852b1e4]
:[カゲツ]|
あっ! アイビー様ー! 会えて嬉しいぞ!~
うんうん、こっちのアイビー様もかっこいいのう!▼~
:[異界のアイビー]|
貴方、偽物ね。カゲツ。▼~
:[カゲツ]|
な、なんと!? 開口一番に見破るとは!~
この世界の余はそんなに余と違うのか?▼~
:[異界のアイビー]|
貴方は私が嫌いだったもの。私がどんなに着飾っても、~
甘い声を使っても、微笑むことすらなかった。▼~
どれだけ好きだと言っても応じてくれなかったわ。~
それでも、最期は私のために死んでくれた…▼~
嫌いな人のために命を投げ打つなんて理解できないわ。~
ねえ偽物さん…姿の似た貴方になら、わかるのかしら?▼~
:[カゲツ]|
それは…たぶんこの世界の余は、本当は…~
アイビー様が好きだったのではないか?▼~
***ゼルコバ vs 異界のアイビー [#bbce7aaa]
:[異界のアイビー]|
ゼルコバ…! ああ、まさか‥~
夢なら覚めないで、幻術なら解けないで頂戴…▼~
大好きな臣下である貴方に、また会えるなんて。~
ほら、美しい私を…あの日のように愛でていいのよ…?▼~
:[ゼルコバ]|
何だ…? 「アイビー様」が俺のことを「好き」だと?~
眩暈がするほど「甘美」な「関係」だったようだが…▼~
俺は「元の世界」のアイビー様の「命令」で動く。~
あんたの「お願い」はきけませんね。▼~
:[異界のアイビー]|
…あら、愛の言葉をくれないの? ゼルコバ…~
欲しい言葉をくれないのなら…貴方も要らない。▼~
綺麗だって、毎日言ってくれた貴方じゃなきゃ…~
私のために死んでくれた貴方じゃなきゃ愛せない…!▼~
:[ゼルコバ]|
アイビー様は、そんな「おべっか」嫌いなんですがね。~
ここまで「違う」と、やりやすくて「助かり」ます。▼~
悪く思うなよ、「アイビー王」…~
俺なら何の情も移さず、あんたを倒せる…!▼~
***オルテンシア vs 異界のアイビー [#m172bf97]
:[異界のアイビー]|
…どうしてお前がここにいるのよ。~
愚鈍で役立たずの醜い第二王女。▼~
:[オルテンシア]|
お、お姉様…!? 今なんて…▼~
:[異界のアイビー]|
下賤の混血たるお前を妹とは認めない。~
言い聞かせたのに何度も私の前に現れるのね。▼~
ソルムと手を組んで私を消そうとしているのなら、~
受けて立ってあげるわ。喜びなさい。▼~
:[オルテンシア]|
そう…この世界のお姉様は、~
あたしのことが嫌いなのね。▼~
その言葉、この世界のオルテンシアが聞いたら辛いから、~
聞くのがあたしで良かったって思うわ!▼~
***リンデン vs 異界のアイビー [#kaf5a2b5]
:[異界のアイビー]|
リンデン…!?~
これもソルムの術だというの?▼~
ああ、惜しいわ。貴方が今も生きていたならきっと…~
邪竜復活の儀は成されていたでしょうに。▼~
:[リンデン]|
アイビー様。この世界のわしが何を思って死んだのかは、~
もはや知ることはできませぬ。だがしかし…▼~
今のあなた様を見れば、きっと止めたいと思った筈です。~
このリンデンの刃を向けること、お許しくだされ。▼~
***異界のアイビー撃破 [#ife707bf]
:[異界のアイビー]|
私の顔に傷をつけたわね…~
この事は、忘れないから……~
**vs 異界のミスティラ [#o29130a9]
:[異界のミスティラ]|
邪竜復活の儀は阻止せねばなりません。~
なぜ我が国の邪魔をするのです!?~
***主人公 vs 異界のミスティラ [#t2bc25bc]
:[異界のミスティラ]|
そんな。イルシオンは神竜様を…~
復活させたというのですか!?▼~
神竜様。これより我がソルム軍にお味方ください。~
今ならば邪竜復活は成されていません。▼~
さあ、以前のように、力を合わせましょう!▼~
:[リュール]|
ごめんなさい。私はどちらの軍の味方もできません。~
その腕輪を、渡してください。~
:[異界のミスティラ]|
神竜様!? あ、ああ…~
あなた様のお言葉とは信じられません!▼~
悪しき儀式の所為で、神竜様の気高き精神が穢された!~
隣国の手勢に成り下がってしまわれた!▼~
せめてこの手で、綺麗なうちに…再びお眠りください。~
一撃で、痛みもなくお送り致しましょう。▼~
***ミスティラ vs 異界のミスティラ [#y44d7736]
:[ミスティラ]|
チャオ!~
初めまして、この世界のあたし!~
:[異界のミスティラ]|
私自身を見せて惑わせますか。▼~
イルシオンの、邪竜由来の秘術は…~
感心こそすれど好きにはなれません。~
:[ミスティラ]|
まあ、戦場に自分自身がいればそう考えるよね。~
それにしても…▼~
こっちのあたしは、何だか凛としてるなあ。~
王たるものそれが正解なのかもしれないけど。▼~
あまり気を張りすぎても疲れちゃうよ!~
ほら、あたしと戦って肩の力抜こっか!▼~
:[異界のミスティラ]|
返り討ちにします!▼~
***メリン vs 異界のミスティラ [#e3b22a07]
:[メリン]|
やあ、我が姫。あまり会わない方がいいかとは~
思ったんだけど…戦は残酷だね。▼~
:[異界のミスティラ]|
メリン!? あなたもイルシオンの儀式で~
復活させられたというのですか?▼~
ごめんなさい。私の騎士となったばかりに、~
その命を散らせたうえ、異形の兵となり果てるなど。▼~
なんて…なんて惨い。気高きソルムの騎士を、~
こんな寒い場所で、無理矢理に…!▼~
:[メリン]|
悲しまないでください、我が姫。~
この世界の僕はきっと安らかに眠っているから。▼~
そう、きっとモフモフウサギの冬眠のように。~
動物好きの僕には本望ですよ。▼~
:[異界のミスティラ]|
死んで尚、そんな冗談を言うなんて。~
メリン…▼~
あなたは大の動物嫌いだったではないですか。▼~
***パネトネ vs 異界のミスティラ [#n3c232b3]
:[パネトネ]|
ああ、会ってしまいましたですね。~
ミスティラ姐さん。▼~
:[異界のミスティラ]|
パネトネ…! いないで欲しいと願ったのに…~
やはりイルシオンの儀式で、蘇っていましたか。▼~
:[パネトネ]|
そんな悲しそうな顔をしないでください。~
とても戦えなくなってしまいますですわ。▼~
こんな時は…そうだ。双方の気持ちを鼓舞するために、~
姐さんの好きなお肉の歌でも歌いましょうか。▼~
:[異界のミスティラ]|
…ふふ、パネトネ。肉も歌も、私は好みませんよ。~
いじわるしているのなら、堪えますね。▼~
あなたをこの手で倒すのは辛いですが、~
すぐに、ソルムの日差しの元に送ってあげます。▼~
こんな暗くて寒い墓地…~
人一倍怖がりだった、あなたには辛いでしょう。▼~
***フォガート vs 異界のミスティラ [#mb0f261e]
:[異界のミスティラ]|
ここは死者の匂いが濃いですね。~
その所為で…家族の幻影を見てしまいます。▼~
駆け寄って縋りたくなってしまう。~
私はソルム王だというのに。▼~
なんと弱くて、情けない…▼~
:[フォガート]|
情けない、なんてことはないんじゃないかな。~
王様だって泣きたい時ぐらいあるよ。▼~
今泣くなら、せめて終わるまでは待ってあげるけど、~
どうする?▼~
:[異界のミスティラ]|
不要です。涙も、優しい言葉も。▼~
もしあなたが私に何かしたいと思っているのなら、~
目の前から消えてください。▼~
:[フォガート]|
まあ、そうだよね…▼~
***異界のミスティラ撃破 [#c7018e3c]
:[異界のミスティラ]|
あなた方も…邪竜の復活を…~
望むのですか……~
*クリア後の会話 [#xdc38d03]
:[異界のミスティラ]|
くっ…!▼~
:[エル]|
戦は決しました。~
腕輪をこちらに。▼~
:[異界のアイビー]|
エル、貴方…~
何故こんなことをするの。▼~
私は味方よ? 死んでしまった貴方のお父様を、~
再び蘇らせてあげるのに!▼~
:[エル]|
そのようなこと、望んでいません。▼~
:[モーヴ]|
エル様。~
ハサード大教会内には、儀式の痕跡が。▼~
司祭には投稿させ、~
祭壇は崩しておきました。▼~
:[エル]|
ご苦労でした、モーヴ。▼~
:[異界のアイビー]|
ああ、なんてことを…!!~
わがイルシオンの希望が…!!▼~
許さないわ、エル!~
例え貴方が、ソンブル様の血族でも!▼~
兵よ! 動ける者はこの女を殺しなさい!!▼~
:[エル]|
…あまり長引かせては、~
態勢を立て直す可能性がありますね。▼~
最後通告です。~
腕輪を渡してください。▼~
:[異界のアイビー]|
いや、嫌よ…!▼~
:[異界のミスティラ]|
腕輪は渡しません。~
例え刺し違えてでも。▼~
:[エル]|
そうですか、残念です。~
この手は使いたくなかったのですが。▼~
:[リュール]|
エル、何を?
:[エル]|
目を塞ぎなさい、神竜。~
見たあとで文句を言っても知りませんよ。▼~
:[リュール]|
え…!?▼~
(竜化)
:[エル]|
グオオオオオオッ!!▼~
:[異界のアイビー]|
きゃああああああっ!!!!!▼~
:[異界のミスティラ]|
エル、貴様…! ついに本性を…▼~
うわああああああっ!!▼~
:[エル]|
これで、腕輪は手に入りました。▼~
:[リュール]|
なんて…ことを…!▼~
エル!~
自分が何をしたか、わかっているのですか!▼~
:[エル]|
だから、目を塞ぎなさいと言ったでしょう。▼~
行きますよ。~
ここにはもう、用はありません。▼~
:[リュール]|
エル…!!▼~
----
:[エル]|
おやすみなさい。~
紋章士セネリオ、紋章士カミラ。▼~
:[セネリオ]|
元より…この世界になど…~
興味はありません……▼~
ですが…望まぬ戦からの…解放は……~
好ましく…思います……▼~
:[カミラ]|
あら…もうお別れなの……?~
私はもっと…闘っても良かったのだけれど……▼~
次は…どこかで……~
もっとお喋りしたいわね……▼~
:[エル]|
紋章士は眠りに就きました。~
これで、残る腕輪は一つです。▼~
:[リュール]|
…エル。~
目的のためとは理解しています。でも…▼~
なぜ二人を殺したんですか!~
命まで奪うことはありませんでした!▼~
彼らは一国の王たちですよ!?~
残された国は…民はどうなるんです!▼~
:[エル]|
命まで奪うことはない?~
既に無い命を、どうやって奪うのです。▼~
:[リュール]|
どういうことですか。▼~
:[エル]|
あの者たちは、人間ではありません。~
精巧な異形兵です。▼~
:[リュール]|
!!▼~
:[エル]|
これまで戦ったフィレネ、ブロディアの王族も。~
そして、その王城兵たちも全て。▼~
:[リュール]|
そんな。では、皆もう…~
既に死んでいたということですか。▼~
:[グレゴリー]|
オイオイ…俺たち以外に、~
生きてる人間って…もういないのか…?▼~
:[セレスティア]|
偵察の際に話をした民たちも、~
異形兵だったかもしれないということ?▼~
:[マデリーン]|
ワタシたちは、もうとっくの昔に、~
勝てる見込みのない盤面にいたようですね。▼~
:[モーヴ]|
…イル様は、ご存じで?▼~
:[イル]|
疑わしいと思うことはあったよ。~
でも、確証がなかった。▼~
だってあまりにも…前のままで。~
一体だれが、こんなこと…▼~
:[エル]|
彼らがいつの間に死んでいたのか、~
いつ異形兵にされたのかはわかりません。▼~
ただ、その言動を見るに、自分が異形兵だとは…~
彼ら自身も、もう気づいていないでしょうね。▼~
:[リュール]|
なぜ、言ってくれなかったのですか。▼~
:[エル]|
知らなくて良いと判断したからです。▼~
:[リュール]|
あなたはいつも一人で完結させますね。~
せめてイルや四翼には言うべきだったのでは?▼~
:[エル]|
確かに、その点は反省すべきでしょう。▼~
ですが、あなたは別の世界の存在。~
戦が終われば元の世界に戻るのです。▼~
何より…~
嫌でしょう。見知った人の死体を見るのは。▼~
彼らを、その手で殺すのは。▼~
:[リュール]|
…それは。▼~
:[エル]|
イルにも、四翼にも、告げることは考えました。~
何度も考えた。▼~
でも…そうしたら、きっとあなたも知ることになる。~
仲間を殺す役目を負うことになる。▼~
あなたは、この世界の神竜様にそっくりです。~
ならば、仲間のことも…大切に思っているはず。▼~
私は知っていたんです。神竜様とその仲間が、~
どれだけ強い絆で結ばれていたかを。▼~
:[リュール]|
エル。~
もしかして、私の心を案じて?▼~
:[エル]|
そうかもしれませんね。▼~
黙っていたことは謝ります。~
すみませんでした。▼~
:[リュール]|
いえ…~
私こそ、怒鳴ってしまってごめんなさい。▼~
エルたちにとっては…~
共に戦った本当の仲間の死だったのに。▼~
仲間が死んでいたのに、悲しくない筈がない。~
ましてや、それを自らの手で…なんて。▼~
自分の方がずっと辛いのに、~
気遣ってくれてありがとうございます。▼~
…エルは、優しいですね。▼~
(回想)
:[エル]|
!!▼~
その言葉…~
……っ。▼~
:[リュール]|
エル?~
どうしたんです?▼~
:[エル]|
触らないで!!▼~
:[リュール]|
エル…~
そこまで、私が嫌いですか?▼~
:[エル]|
…………▼~
…ええ、嫌いです。▼~
私はあなたなんかに会いたくなかった。~
違う者が来てくれたなら、どれだけよかったか!▼~
:[イル]|
姉さん!~
それは、さすがに…▼~
:[セレスティア]|
…イル様。▼~
:[エル]|
この世界のあなたは優しかったです。~
私の知る誰よりも。▼~
邪竜の子である私たちを受け入れ、~
心配してくれて、共に戦ってくれた…▼~
美しい花を見て、笑い合って、~
沢山お互いの話をしたんです。▼~
毎日だって会えるのに、お別れがさみしくて、~
次に会える時が楽しみでそれだけで生きていられた。▼~
あの日だって、帰ってくるって言ったじゃないですか。~
私は、戻ってきたら話したいことがあったのに…!▼~
:[リュール]|
話したいこと…?▼~
:[エル]|
どうして死んでしまったんですか!~
私はーー▼~
あなたの事が、好きだったのに。▼~
:[リュール]|
……!▼~
:[エル]|
約束してくれたんです。~
必ず無事で帰るって。▼~
ゆびきりをした手は温かかったのに…~
戻ってきたあなたの手は、あんなにも……▼~
つらいのに、思い出してしまうんです。~
あなたの姿が、言葉が、あの時のままで…!▼~
:[リュール]|
エル。私は、ここにいるだけで…~
あなたを傷つけましたね。▼~
:[エル]|
あなたの所為ではありません。~
そんなことぐらいわかってます。▼~
でも、このまま接していたら、~
きっと同じ想いを抱いてしまう。▼~
別人だと知りながら…~
そんなこと、赦されません。▼~
:[イル]|
姉さん。それで、わざと…神竜様に冷たくしていたの?▼~
:[エル]|
…………▼~
少し、頭を冷やしてきます。▼~
:[セレスティア]|
あ、エル様!!▼~
:[イル]|
一人では危険だ。~
四翼は姉さんを追って!▼~
ここは安全だから、~
僕は待機しているよ。▼~
:[セレスティア]|
承知しました!▼~
:[リュール]|
…………▼~
----
:[イル]|
あーあ。姉さんたら、~
紋章士の腕輪も放り出して行ってる。▼~
しょうがないなあ…▼~
:[リュール]|
…………▼~
:[イル]|
神竜様は、追わなくてよかったの?▼~
:[リュール]|
行かない方がいいと思います、私は。▼~
:[イル]|
それもそうか。▼~
姉さん、戻って来づらいだろうなあ。~
ただでさえ弱みを見せるのが苦手なのに…▼~
人前で告白までしちゃったからね。~
今頃、絶賛一人反省会中なんじゃないかな。▼~
四翼のみんな、~
姉さんのお守りご苦労様~って感じ。▼~
:[リュール]|
イルはエルのこと、~
何でもお見通しなんですね。▼~
:[イル]|
双子の弟だからね。~
姉さんのことは、結構わかるつもり。▼~
好きな食べ物とか、趣味とか、口癖、戦い方、~
意外と心が脆い所とか。▼~
でも、わからないことがあるんだ。~
例えば大切な人をさ…▼~
…もう一度喪ったらどんな顔するだろう。▼~
:[リュール]|
え…?▼~
:[イル]|
気になるなあ、知りたいなあ。~
だから…▼~
いいよね、今のうちにやっちゃっても。▼~
:[リュール]|
何のことですか…▼~
:[イル]|
神竜様、あっち見て。▼~
:[リュール]|
紋章士チキ!?~
どうして…!▼~
:[イル]|
僕が起こしたんだ。▼~
あはは、びっくりした?~
だから追わなくていいか聞いたのに。▼~
…残念だけど、ここでサヨナラだ。~
神竜。▼~
ーーもう一度死ね。▼~
----
(回想)
:[イル]|
できた…!!▼~
信じられない…~
腕輪から、紋章士を起こすことができた!▼~
これで僕は、何の力も持たない御子じゃない!~
やっと…やっとみんなの役に立てるんだ!▼~
早くこの事を、姉さんに、~
一番に伝えないと…!▼~
:[ソンブル]|
その力は隠せ。▼~
:[イル]|
! 父…上…!?▼~
:[ソンブル]|
弱者を演じろ。~
力を隠し、出し抜き、殺せ。▼~
:[イル]|
で、でも。▼~
:[ソンブル]|
お前にはできるはずだ。▼~
我は…~
お前こそが後継に相応しいと思っている。▼~
出来の良い、双子の姉よりもな。▼~
:[イル]|
…………▼~
----
マップ開始時に変更した
『戦闘アニメ』と『杖、踊るアニメ』の設定を
元に戻します
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