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会話集/支援会話/ブシュロン
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[[会話集/支援会話]]
*ブシュロンの支援会話 [#qab29e2b]
#contents
**フラン [#ff30dea5]
[[フランのページへ>../フラン#z5f67606]]
**アルフレッド [#b06fbfb0]
[[アルフレッドのページへ>../アルフレッド#v665872a]]
**エーティエ [#q20436c0]
[[エーティエのページへ>../エーティエ#da40b712]]
**スタルーク [#faea9859]
***支援C [#gc47cbbb]
:[スタルーク]|ブシュロン、折り入ってお話があります…▼~
:[ブシュロン]|なんでしょうか。~
スタルーク王子。▼~
:[スタルーク]|ぼ…僕を弟子にしてください!▼~
:[ブシュロン]|えっ!? 弟子!?▼~
:[スタルーク]|や、やっぱり嫌ですよね…~
僕みたいな奴が弟子なんて…▼~
:[ブシュロン]|い、いえ、そういうことではないのです!~
弟子とは一体、何の弟子ですか?▼~
:[スタルーク]|僕は…~
あなたのような体格がほしいんです…!▼~
:[ブシュロン]|体格…?▼~
:[スタルーク]|僕は自分に自信が持てないんです…~
ならば筋肉があれば変われるのではないかと、~
そう思い至った次第でして…▼~
:[ブシュロン]|仰ることはわかりました。~
つまりは、体を鍛えて自信をつけたいと言うことですね。▼~
そういうことでしたら~
喜んで鍛錬にお付き合いしますよ。▼~
:[スタルーク]|ありがとうございます…!~
ブシュロンは素晴らしい人です…!▼~
僕みたいなどうしようもない奴を~
こころよく受け入れてくれて…▼~
はぁ…それに比べて僕なんか…▼~
:[ブシュロン]|そ、そんなことないですよ!~
しっかりしてください!▼~
:[スタルーク]|大丈夫です、気を遣ってくださらなくても…~
身も心も貧相なのは事実ですので…▼~
:[ブシュロン]|うーん…引き受けたものの…~
ちょっと心配だな…▼~
***支援B [#edd0a9c4]
:(スタルークが腕立て伏せをしている)|
:[ブシュロン]|7! 8! 9!▼~
:[スタルーク]|も、もうダメだぁ…!~
はぁ…はぁ…!▼~
:[ブシュロン]|王子、どうしたんですか?~
腕立て伏せ、まだ9回ですよ?▼~
あと91回やるんですよ!▼~
:[スタルーク]|はぁ…ぜい…~
ひい…ふう…▼~
:[ブシュロン]|それとも目標を100回じゃなくて~
10回に変えたほうがいいのか…?▼~
:[スタルーク]|ダメですよ、そんなの!~
ゼロが一つ無くなってるじゃないですか…!▼~
僕なんかのためにゼロを一つ減らすなんて…~
ゼロに申し訳ないです…▼~
:[ブシュロン]|では、腕立てはいったん保留にして、~
腹筋の鍛錬をしましょう。▼~
:[スタルーク]|わ、わかりました。~
腹筋は…何回ですか…?▼~
:[ブシュロン]|100回です。▼~
:[スタルーク]|100回!?▼~
いや、弱気になっちゃダメだ!~
僕は筋肉をつけて、自分に自信を持つんだ!▼~
:[ブシュロン]|その意気です!~
では、行きますよ!▼~
1! 2! 3!▼~
:[スタルーク]|4! あーっ! もうダメです!~
わき腹が攣りましたーっ!▼~
:[ブシュロン]|王子…あと96回もありますよ…▼~
:[スタルーク]|気持ち的には100回まで行くつもりなんです...
体がついていかなくて…▼~
:[ブシュロン]|うーん。~
困りましたね…▼~
では、少し休みましょうか。~
わき腹が治ったらまた仰ってください。▼~
:[スタルーク]|わ、わかりました…~
ぜえ、はあ、つらい…▼~
***支援A [#c3783f53]
:[ブシュロン]|98! 99! 100!▼~
:[スタルーク]|やったああああ!▼~
:[ブシュロン]|やりましたね、スタルーク王子!~
無事に100回到達です!▼~
:[スタルーク]|はい…! 信じられないです…!~
ものすごく嬉しいです!▼~
:[ブシュロン]|俺はできると信じてましたよ。~
で、筋肉はどうですか? ついた実感はありますか?▼~
:[スタルーク]|ええ、ほんのちょっと…~
こことか、力を入れると固くなるんですよ…▼~
:[ブシュロン]|素晴らしい。~
では、自信のほうはどうですか?▼~
:[スタルーク]|それが自信のほうは相変わらずで…▼~
:[ブシュロン]|そうですか…▼~
:[スタルーク]|ごめんなさい。▼~
僕ごときダメ人間のために、~
貴重な時間を割いて付き合ってもらったのに…▼~
:[ブシュロン]|そんなこと仰らないでください。▼~
:[スタルーク]|兄は素晴らしいのに弟は…▼~
:[ブシュロン]|え?▼~
:[スタルーク]|僕は幼い頃からずっと、~
そんな風に言われてきたんです。▼~
:[ブシュロン]|…なるほど。そんなことを言われて育ったら、~
自信を持てなくもなりますね。▼~
ですが、王子。~
俺だって自分に自信があるわけではないんです。▼~
:[スタルーク]|そんな恵まれた体を持っているのに…~
ですか?▼~
:[ブシュロン]|立派なのは体躯だけで、~
中身は泣き虫で方向音痴です。▼~
泣き虫マッチョ。方向音痴の大徘徊筋肉…~
それが俺の、昔のあだ名です。▼~
:[スタルーク]|なんという…▼~
:[ブシュロン]|ですので、自分に自信なんてありません。~
それでもこうして生きています。▼~
自分に自信を持って生きている人なんて~
ほとんどいないのではないでしょうか。▼~
きっとディアマンド王子だって、~
そうだと思いますよ。▼~
:[スタルーク]|兄上も…▼~
ふふ、そうですね。あなたはいい人です…~
僕みたいな奴に、こんなに優しくしてくれて…▼~
:[ブシュロン]|当たり前じゃないですか。~
王子は大事な俺の弟子なんですから。▼~
:[スタルーク]|あはは、そうでした。▼~
:[ブシュロン]|また鍛錬しましょう。~
いつでもお付き合いさせていただきます。▼~
:[スタルーク]|はい、ありがとうございます…~
師匠。▼~
:[ブシュロン]|光栄です、スタルーク王子。▼~
**ラピス [#z920f35c]
***支援C [#ua1da805]
:[ラピス]|あなた、ブシュロンね。~
卿から食事の配膳係になったラピスよ。▼~
:[ブシュロン]|同じく、配膳係のブシュロンだ。~
よろしくな。▼~
手早く配膳を済ませてしまおう。~
みんなお腹を空かせて待っているからな。▼~
よいしょっと。~
牛乳はこれでいいな。▼~
:[ラピス]|…え?▼~
ちょっと待って。~
牛乳が多すぎるわ。▼~
:[ブシュロン]|多すぎる?~
ちょうど人数分のはずだぞ。▼~
:[ラピス]|あなたの目は節穴なの?▼~
こんなにあったら、あと十日は飲めるわ。▼~
:[ブシュロン]|いやいやいや。~
今回の食事で全部なくなるぞ。▼~
:[ラピス]|そんなわけないわ。~
だって、まずコップに牛乳を注ぐでしょう?▼~
そこに水を足して十倍に薄めて…▼~
:[ブシュロン]|ちょ、ちょっと待った!~
なんで水で薄めるんだ? しかも十倍?▼~
:[ラピス]|牛乳って水で薄めて飲まないの?~
ストレートは体に悪いって聞いたけど…▼~
:[ブシュロン]|いや、そんな話は聞いたことないが…▼~
:[ラピス]|…………▼~
本気?~
冗談とかじゃなくて、大真面目に言ってるの?▼~
:[ブシュロン]|ああ、大真面目だ。▼~
:[ラピス]|…………▼~
そう。なら、ごめんね。~
あたしの勘違いだったみたい。▼~
:[ブシュロン]|どんな勘違いだ…▼~
***支援B [#g8138d70]
:[ラピス]|今日も配膳係はあなたとあたしね。▼~
:[ブシュロン]|そのようだな。▼~
おお!~
今日の食事はステーキじゃないか!▼~
:[ラピス]|わあ…おいしそう…!▼~
さあ、皆さん! お集まりください!~
ライスを持って並んでくださいな!▼~
:[ブシュロン]|おい。~
なんでみんなを集めるんだよ?▼~
:[ラピス]|えっ?~
だって、匂いで一杯が作法でしょ?▼~
:[ブシュロン]|匂いで一杯? なんの話だ?▼~
:[ラピス]|ステーキの話よ。▼~
ステーキを焼く匂いをおかずにライスを頬張る。~
それでお腹いっぱいにするのが作法でしょ?▼~
:[ブシュロン]|…は?▼~
:[ラピス]|もう、ブシュロン。しっかりして。~
そんなことも知らないと、大人として恥ずかしいわよ。▼~
:[ブシュロン]|…それはブロディアの風習なのか?▼~
:[ラピス]|いいえ? 全世界の話よ?▼~
:[ブシュロン]|誰がそんなこと言った?▼~
:[ラピス]|故郷の家族とか…~
村のみんなとか…▼~
:[ブシュロン]|…………▼~
ラピス。~
世界にはそんな風習はないと思う。▼~
:[ラピス]|あはは。またまたー!~
騙されないわよ。▼~
:[ブシュロン]|いや、騙してない。本気で言ってるんだ。▼~
:[ラピス]|…え?▼~
からかってるとかじゃなくて、~
真剣に言ってるの?▼~
:[ブシュロン]|ああ、真剣そのものだ。▼~
:[ラピス]|…………▼~
そ、そう。~
なら、あたしの勘違い…なのかも。▼~
:[ブシュロン]|ラピス…大丈夫か?▼~
***支援A [#s3e12101]
:[ブシュロン]|ふう…午後のお茶にしよう。▼~
:[ラピス]|ブシュロン。たくさんおやつを作ったわよ。~
お茶と一緒にどう?▼~
:[ブシュロン]|それは嬉しい…って、なんだそれは?▼~
:[ラピス]|おやつだけど?▼~
:[ブシュロン]|お、おやつって…この草が?▼~
:[ラピス]|ええ。~
そうよ。▼~
草むしりをしたあとは、抜いた雑草を甘く料理して、~
おやつとしてご近所に振る舞うでしょう?▼~
:[ブシュロン]|…………▼~
:[ラピス]|えっ? あれっ?~
もしかして、こういう風習も…▼~
:[ブシュロン]|ない。▼~
:[ラピス]|…………▼~
:[ブシュロン]|単刀直入に聞く。~
ラピスは貧しい村の出身なのか?▼~
:[ラピス]|ぶっ!?▼~
ど、どどど、どうしてそれを!?▼~
:[ブシュロン]|どうしてって…~
話を聞いていれば気づくぞ…普通。▼~
:[ラピス]|そんな…そんなの困るわ…~
知られたくないの! 特にあの方には…▼~
:[ブシュロン]|あの方?▼~
:[ラピス]|いやいやいや、なんでもないの! 忘れて!~
お願いだから、誰にも言わないで!▼~
:[ブシュロン]|ラピス、落ち着いてくれ。~
俺は貧しさをバカにするつもりはない。▼~
むしろ工夫することを学べて、~
素晴らしいことだと思っている。▼~
:[ラピス]|嘘よ!~
素晴らしいなんて思うはずがない!▼~
:[ブシュロン]|本当だ。~
水で薄めた牛乳も、匂いで一杯も試してみた。▼~
:[ラピス]|えっ?▼~
そ、それで?▼~
:[ブシュロン]|悪くなかった。~
新しい世界の扉が開いた感じがした。▼~
:[ラピス]|ほんとに!?▼~
:[ブシュロン]|ああ!~
このおやつも、いただくぞ!▼~
うん、うまい!~
なんなんだこの素敵な味は!▼~
なんで俺はこれを知らずに生きてきたんだ!▼~
:[ラピス]|ブシュロン…▼~
あなた、いい人ね…▼~
:[ブシュロン]|そうか?~
ただ体がでかいだけの世間知らずだ。▼~
:[ラピス]|村で教わったことはまだたくさんあるの。~
よかったら教えてあげるわ。▼~
:[ブシュロン]|ああ。ぜひ教えてくれ。▼~
いや、その前にこのおやつを~
みんなにもわけてあげないとな!▼~
みんな、きてくれ!~
おやつの時間だ! さぁ、並んだ並んだ!▼~
:[ラピス]|…………▼~
ありがとう、ブシュロン。~
本当に嬉しいわ。▼~
**カゲツ [#sb302c05]
***支援C [#n1e15e29]
:[カゲツ]|そなた、フィレネ王国のブシュロンじゃな。~
かなりの腕の持ち主と見た。▼~
余はイルシオン王国のカゲツ。~
ぜひ手合わせを願いたい!▼~
:[ブシュロン]|…いい目をしているな。~
いいだろう。受けて立とう。▼~
:[カゲツ]|感謝いたす。~
では…いざ、真剣勝負!▼~
たぁ! せいっ!▼~
:[ブシュロン]|ふふ、やるな。~
だが軽い!▼~
:(暗転、剣を打ち合う音)|
:[カゲツ]|ふぅ…力戦奮闘じゃった。~
今日のところは、この辺でお開きじゃ。▼~
余は嬉しいぞ。~
見込んだ通りの腕じゃった。▼~
いい体をしてるだけあって…~
一撃が重く、防御も固い。▼~
:[ブシュロン]|あんたもよかったよ。~
独特な動きで、防ぐのに苦労した。▼~
:[カゲツ]|独特な動き?~
ああ、きっとそれは余の故郷の影響じゃろう。▼~
:[ブシュロン]|故郷?▼~
:[カゲツ]|いかにも。~
余は独自の文化を持つ地域の出でな。▼~
:[ブシュロン]|そうだったのか…~
それは興味深いな。▼~
:[カゲツ]|知りたければ、もっと余をうならせてくれ。~
未熟者には何も教えてやらぬぞ。▼~
:[ブシュロン]|なるほど、そうくるわけか…~
いいだろう。乗った。▼~
:[カゲツ]|ではぜひ、また近いうちに手合わせを。▼~
:[ブシュロン]|ああ。ぜひ頼む。▼~
***支援B [#f16545e0]
:[カゲツ]|おお、親友。~
待たせて悪かったのう!▼~
:[ブシュロン]|親友?~
一度、手合わせしただけだろう?▼~
:[カゲツ]|何を言っておる。~
一度、手合わせしたら親友じゃ!▼~
:[ブシュロン]|あんたの故郷ではそうなのか?▼~
:[カゲツ]|当然至極。~
それとも、そなたの国では違うと言うのか?▼~
:[ブシュロン]|まあな…▼~
:[カゲツ]|そうか…では、何をしたら親友になる?~
もしかして、きっすか?▼~
:[ブシュロン]|きっす? きっすって何だ?▼~
:[カゲツ]|よく、親しき者たちが~
口と口を合わせているじゃろう。▼~
ほれ、はよしてこい。~
そなたなら、してよいぞ。▼~
:[ブシュロン]|きっす…~
親しい者たちが口と口を合わせる…▼~
キスのことか?▼~
:[カゲツ]|そうそう、それじゃ。~
ほれ、はよしてこい。▼~
:[ブシュロン]|いや、するわけないだろう。~
キスは恋人とかがするやつで、親友とはしないんだ。▼~
:[カゲツ]|そうなのか?~
他国の文化は、難しいものじゃ。▼~
ま、冗談はさておき、~
そろそろ今日の手合わせをしよう。▼~
:[ブシュロン]|冗談だったのか…▼~
:[カゲツ]|笑止千万。~
親友はきっすしないなんてこと、誰でも知っておる。▼~
:[ブシュロン]|くっ…~
からかうなよ…▼~
:[カゲツ]|ふふ。~
悔しかったら、余を降参させてみよ。▼~
:[ブシュロン]|いいだろう。~
手加減はしないぞ。▼~
:[カゲツ]|いい目つきじゃ。いざ!▼~
***支援A [#ic5909d9]
:[カゲツ]|はぁ…はぁ…心満意足…~
今日もいい手合わせじゃった。▼~
:[ブシュロン]|ああ。~
あんたとの手合わせは、どんな鍛錬にも勝る。▼~
:[カゲツ]|同感じゃ。▼~
余は、そなたと親友になりたいと思っておる。~
しかし、そなたは少し違うようじゃ…▼~
だから、手合わせ仲間ぐらいのところで我慢してやろう。~
それだけでも感慨無量じゃからな。▼~
:[ブシュロン]|そうでもない。~
俺だってあんたの親友になりたいと思ってるさ。▼~
でも…▼~
:[カゲツ]|でも?▼~
:[ブシュロン]|あんた、故郷のこといつ話してくれるんだ?▼~
人はそういう話をしていくうちに、~
少しずつ親友になるものなんだぞ。▼~
:[カゲツ]|ふむ。~
わかった。よかろう。▼~
…余の故郷は、和という名の雰囲気を有しておる。~
人々はみんな穏やかで、米と魚が本当にうまい。▼~
:[ブシュロン]|家族は?▼~
:[カゲツ]|父は王族の親戚で剣の名手、~
母は不思議な力を持つ巫女じゃった。▼~
:[ブシュロン]|なるほど。~
あんたの腕は親父さん譲りってわけだ。▼~
:[カゲツ]|かもしれぬのう。▼~
:[ブシュロン]|家族とはよく会っているのか?▼~
:[カゲツ]|いや…~
余は故郷を捨てた身だからな。▼~
外の世界への憧れが捨てきれなかった…~
簡単に言えばそういうことじゃ。▼~
:[ブシュロン]|家族に会いたいか?▼~
:[カゲツ]|もちろんじゃが…~
今更、半端には帰れぬ。▼~
衣錦還郷…~
こっちでがんばって、故郷に錦を飾らねば…▼~
:[ブシュロン]|うっ…▼~
:[カゲツ]|どうしたのじゃ?~
泣いておるのか?▼~
:[ブシュロン]|手合わせしていて思ったんだ…▼~
あんたは飄々としているけど、~
いろんなものを背負ってるんだろうなって…▼~
:[カゲツ]|うっ…やめるのじゃ…~
余まで泣けてくるではないか…▼~
さあ、きっすじゃ!~
責任を取って早くきっすするのじゃ!▼~
:[ブシュロン]|えっ?▼~
:[カゲツ]|余の故郷では、人前で泣いたらきっすしなくてはな...
早くするのじゃ!▼~
:[ブシュロン]|ええっ!?▼~
:[カゲツ]|あはは、冗談じゃよ。~
そなたをからかうと本当におもしろいのう。▼~
:[ブシュロン]|はあ…いい加減にしろよ…▼~
:[カゲツ]|また手合わせするか?~
余が降参したら、余のことをもっと話してやろう。▼~
:[ブシュロン]|いいだろう。~
では俺が降参したら、俺のことを話す。▼~
:[カゲツ]|それは楽しみじゃ!~
では、いざ!▼~
**ゼルコバ [#k3b96a81]
***支援C [#kf0ff0d0]
:[ブシュロン]|はぁ…~
どうしようか…▼~
:[ゼルコバ]|…おい。~
「ため息」なんかついて、どうした?▼~
:[ブシュロン]|これを見てくれ。招待状だ。~
差出人は、森の仙人…▼~
:[ゼルコバ]|「森の仙人」?~
「誰」だ? 聞いたことがないが…▼~
:[ブシュロン]|俺もだよ。~
で、その仙人から山小屋に招待されたんだ。▼~
:[ゼルコバ]|なんだと?▼~
:[ブシュロン]|そこに山の地図が描かれているだろう?▼~
山小屋までくれば、~
方向音痴を治す秘薬をくれるらしい。▼~
それを飲むだけで、方向音痴が~
たちどころに改善されてしまうそうだ。▼~
:[ゼルコバ]|「方向音痴」を治す「薬」…~
そんなものが、この「世」にあるのか…▼~
:[ブシュロン]|あると信じたい。~
というのも、俺はかなりの方向音痴でな…▼~
この間なんて、方位磁針を持って歩いても~
道に迷ってしまったぐらいだ…
:[ゼルコバ]|それは「重症」だな…~
で、「どう」する?▼~
:[ブシュロン]|行くしかないだろう。▼~
方向音痴のせいで仲間たちに迷惑をかけてきた。~
薬を飲んで解決するなら願ってもない話だ。▼~
:[ゼルコバ]|…わかった。「気をつけて」な。~
「応援」しているぞ。▼~
:[ブシュロン]|ありがとう。では行ってくるよ。▼~
***支援B [#dd336158]
:[ゼルコバ]|ブシュロン。~
「森の仙人」の件はどうなった?▼~
:[ブシュロン]|ああ、行ってきたよ。~
でも、途中で道に迷ってしまった。▼~
:[ゼルコバ]|「そう」だったのか…▼~
:[ブシュロン]|だが、妙なんだ。▼~
俺は安全そうな洞窟で仮眠をとったんだ。~
すると、目覚めたら「森の仙人」から置き手紙があった。▼~
:[ゼルコバ]|えっ?▼~
:[ブシュロン]|手紙には「もう少しだ」「がんばれ」~
「あきらめるな」と書かれていた。▼~
:[ゼルコバ]|どういうことだ?▼~
:[ブシュロン]|それだけではない。俺がどこでどういう風に~
道を間違ったから迷子になったのかとか…▼~
迷った理由と改善点までしっかり書かれていた。
:[ゼルコバ]|ほう…確かに「妙」だな。~
「森の仙人」は「何」がしたいんだ?▼~
「本当に」秘薬を渡したいなら、~
「置き手紙」などせずに、「すぐ」に渡せばいいはずだ。▼~
:[ブシュロン]|きっと彼の中では、~
俺が山小屋まで行くというのが絶対条件なんだろう。▼~
:[ゼルコバ]|なるほど…~
「変わった」仙人だな…▼~
:[ブシュロン]|ああ。でも俺に迷いはない。~
意地でも山小屋まで行ってやる。▼~
:[ゼルコバ]|素晴らしい「意気込み」だ。~
「応援」しているぞ。▼~
:[ブシュロン]|ありがとう。~
次こそは朗報を。▼~
***支援A [#ucf95d84]
:[ブシュロン]|よし…やっと山小屋までこられた。~
今日こそ森の仙人に会ってやるぞ…!▼~
:[ゼルコバ]|…「待って」いたぞ。~
「俺」が招待状の「送り主」…「森の仙人」だ。▼~
:[ブシュロン]|…えっ? あんたは…~
ゼルコバ!?▼~
い、意味がわからない。~
どういうことだ?▼~
:[ゼルコバ]|さあ、褒美の「秘薬」だ。~
これを「口」に入れてみろ。▼~
:[ブシュロン]|わ、わかった。▼~
…………▼~
甘い。~
ただの飴玉に思えるが…▼~
:[ゼルコバ]|ご名答。それは「ただ」の飴玉だ。~
「舐めた」ところで、方向音痴は「改善」しない。▼~
だが、こんな「複雑な山小屋」まで~
「辿り着く」ことが「できた」ということは「つまり」…▼~
お前の「方向音痴」は…?▼~
:[ブシュロン]|なるほど…!~
知らず知らずのうちに、改善されていると!▼~
:[ゼルコバ]|「その」通り。▼~
お前が「かなりの」方向音痴という「噂」は聞いていた。~
そんな「お前」の方向音痴を「治して」やりたい…▼~
そう思った「俺」はこのような「策」を練り、~
森の仙人を「名乗って」招待状を送ったんだ。▼~
:[ブシュロン]|な、なんて手の込んだことを。▼~
:[ゼルコバ]|すまない。~
俺は「凝り性」でな…▼~
最初は「普通に」お前の方向音痴を治す~
「手伝い」をしようと思ったのだが…▼~
策を「こねくり回して」いるうちに今の「形」になった。~
「楽しんで」もらえたなら本望だ。▼~
:[ブシュロン]|もちろんだ。~
俺のために、ここまでしてくれてありがとう。▼~
:[ゼルコバ]|お前は噂通りの「紳士」だな…~
「こんなこと」をされても怒らずに「礼」を言えるなど。▼~
:[ブシュロン]|怒る?~
馬鹿を言うな。▼~
俺は森の仙人に感謝していて、~
友だちになりたいと思っていたぐらいだ。▼~
:[ゼルコバ]|…「なぜ」だ?▼~
:[ブシュロン]|寝ている間に彼がくれる優しい置き手紙や、~
知らぬ間にかけられている暖かい毛布▼~
あらゆるところに気遣いを感じて、~
素晴らしい人物なのだろうなと思っていたんだ。▼~
:[ゼルコバ]|…そうか。▼~
:[ブシュロン]|ただ、一つだけ言わせてくれ。~
多分まだ、俺の方向音痴は治っていないぞ。▼~
:[ゼルコバ]|えっ?▼~
:[ブシュロン]|今までにも、何人もの人たちが俺の方向音痴を~
治そうとして、いろんな訓練をしてくれた。▼~
だが全てが無意味だった。~
だからこそ俺は秘薬に賭けた。▼~
でも、その秘薬が飴玉だったということは…▼~
:[ゼルコバ]|…………▼~
:[ブシュロン]|ゼルコバ? 大丈夫か?~
すまない。がっかりしたよな?▼~
:[ゼルコバ]|いや、その「反対」だ。▼~
次はどういう「手」を打とうか考えて~
「ワクワク」している。▼~
:[ブシュロン]|次って…またやるのか…▼~
:[ゼルコバ]|数日内に、今度は「海の仙人」から招待状が届く。~
そのときは「また」参加してみてくれ…▼~
:[ブシュロン]|ははは、わかったよ。~
ゼルコバ仙人様。▼~
**ゴルドマリー [#n06eeae3]
***支援C [#wd18584c]
:[ゴルドマリー]|ブシュロンさん、突然で申し訳ありませんが…~
お弁当を作ってきました…▼~
:[ブシュロン]|え、弁当?~
俺のために?▼~
:[ゴルドマリー]|はい。ご覧ください…~
これが鶏の揚げ物で、隣がお野菜の和え物。▼~
あとは卵焼きに、軽く焼いたパン。~
疲労回復効果のある果物もあります…▼~
:[ブシュロン]|すごいな。~
色鮮やかな上に、体のことまで考えられている。▼~
:[ゴルドマリー]|ええ…すみません…可愛い上に~
完璧なお弁当を作れてしまって、すみません…▼~
お口に合うかどうかわかりませんが、~
よかったら召し上がってください…▼~
:[ブシュロン]|ありがとう。~
では、さっそくいただこう。▼~
…………▼~
うん、これはうまい。~
こんなにうまい弁当は食べたことがないぞ。▼~
:[ゴルドマリー]|あ、恐縮ですが…~
もっと大きな声でお願いします…▼~
:[ブシュロン]|なんだって?▼~
:[ゴルドマリー]|申し上げにくいのですが、もっと大きな声で、~
もっとたくさん褒めてください…▼~
:[ブシュロン]|もっと褒めるって、例えば?▼~
:[ゴルドマリー]|例えば…と言いましたか?▼~
すみません…~
そんなアホな質問には答えられません。▼~
:[ブシュロン]|なんか急に辛辣になったぞ。▼~
:[ゴルドマリー]|褒め方ぐらい、すぐに浮かぶと思います。~
こんな完璧なお弁当を食べているのですから…▼~
さ、どうぞ。~
たくさん褒めてください…▼~
:[ブシュロン]|うぅ…もしかして、あんた…~
めんどくさい人なのか…!▼~
***支援B [#pb4c1723]
:[ゴルドマリー]|この間はお弁当を完食していただいた上、~
感想をたくさんくださってありがとうございました…▼~
:[ブシュロン]|いや…~
言えと言われたから言っただけだ。▼~
:[ゴルドマリー]|ブシュロンさんの感想に感激して、~
また今日もお弁当を作ってきました…▼~
:[ブシュロン]|今日は大丈夫だ。~
自作のサンドイッチがあるからな。▼~
:[ゴルドマリー]|そんなこと言わずに、~
ご覧ください。これが今日のお弁当です…▼~
:[ブシュロン]|う、うわぁ…!▼~
:[ゴルドマリー]|お魚を軽く炒めて、卵を絡めたものです…~
隣はお野菜を牛肉で巻いたものと、果物の盛り合わせ。▼~
月並みのお弁当で大変恐縮ですが、~
世界で一番愛情を込めて作りました…▼~
:[ブシュロン]|ゴクリ…▼~
い…いや…けっこうだ。~
俺にはサンドイッチがある!▼~
:[ゴルドマリー]|失礼ですが、それだけでよろしいのですか?~
そんな粗食で満足できますか? できませんよね…▼~
:[ブシュロン]|うぅっ…▼~
:[ゴルドマリー]|さ、遠慮なく…~
食べないなら捨ててしまいますよ…▼~
:[ブシュロン]|そ、それは勿体ない。~
いただきます…!▼~
…………▼~
くっ…! うまい…!~
食べた瞬間に、心も体もよろこびの声を上げる!▼~
:[ゴルドマリー]|第一声としては悪くないです…~
でも、それだけではありませんよね?▼~
:[ブシュロン]|えっ?▼~
:[ゴルドマリー]|恐縮ですが、今日は前よりも~
みっちり褒めてください…▼~
:[ブシュロン]|前よりも、みっちりだと!?▼~
:[ゴルドマリー]|まず個々の料理を褒めると同時に、お弁当箱...
それを選んだわたしの感性を褒めてください…▼~
それから、これを作ったわたしのどういうところが~
可愛いかというところまで…▼~
心苦しいですが、そこまでお約束いただかないと、~
これ以上は食べさせません…▼~
:[ブシュロン]|うぅ、めんどくさい! しかし…!~
こうなるってわかっていたのに食べてしまった!▼~
:[ゴルドマリー]|どうしたのです…?~
お約束できないのですか?▼~
できないと言うなら、口から手を突っ込んで、~
今まで食べた分を引きずり出しますよ…▼~
:[ブシュロン]|え…わかった…褒めるから待って。~
心行くまで褒めるよ…▼~
***支援A [#t3ed3a7c]
:[ゴルドマリー]|はぁ…▼~
:[ブシュロン]|ゴルドマリー? どうした?~
そんな暗がりに座り込んで…▼~
:[ゴルドマリー]|ブシュロンさん…▼~
他の皆さんにもお弁当を作って差し上げたのですが…~
感想を言わされるのが大変って言われちゃって…▼~
ガーンとなって…ズーンと…~
落ち込んじゃいました…▼~
:[ブシュロン]|かわいそうに。~
みんな、まだまだだな…▼~
:[ゴルドマリー]|えっ?▼~
:[ブシュロン]|確かにあんたはめんどくさい。~
めんどくささの世界王者も夢ではないだろう。▼~
でも少しずつ慣れていって、~
今ではまあ、かわいらしく思う。▼~
:[ゴルドマリー]|ブシュロンさん…▼~
:[ブシュロン]|あんたのめんどくささは、~
俺にとっては魅力の一つだ。▼~
…なんて思う奴もいるから、気にしないことだ。▼~
:[ゴルドマリー]|ありがとうございます。~
今のお言葉で、元気になってきました…ニコッ…▼~
1000万ゴールドの笑顔が戻ってきたところで、~
お料理してきますね…▼~
:[ブシュロン]|料理?▼~
:[ゴルドマリー]|ええ。ブシュロンさんに、~
またお弁当を作って差し上げます…▼~
:[ブシュロン]|今からか?▼~
:[ゴルドマリー]|また長々と感想を言わされると思いましたね?~
でもご心配なく。もう言わなくて大丈夫です。▼~
ブシュロンさんはもう充分に褒めてくれました。~
一生分と言えるほどに…▼~
だから何も気にせず、~
普通にお弁当を味わってください…▼~
:[ブシュロン]|またたくさん褒めるさ。~
あんたがもっと笑顔になれるまでな。▼~
:[ゴルドマリー]|…ほんとですか?~
うっ…うぅっ…▼~
:[ブシュロン]|どうした?▼~
:[ゴルドマリー]|あなたの優しさが嬉しくて、~
今日は涙風味の塩辛い味付けになるかも…▼~
:[ブシュロン]|涙風味…▼~
ううっ…!~
涙と聞いただけでもらい泣きが…!▼~
:[ゴルドマリー]|感受性が豊かすぎませんか…▼~
でも、それもブシュロンさんの魅力の一つ…~
わたしだってわかっているんですよ…▼~
ではお褒めの言葉を楽しみにしつつ、~
すぐに作りますね…▼~
:[ブシュロン]|俺も楽しみにしつつ、~
褒める準備をしておこう。▼~
**リンデン [#w959dede]
***支援C [#l143e2ce]
:[ブシュロン]|うっ…ぐっ…▼~
:[リンデン]|おやおや。~
大の男が涙を流して、どうしたのじゃ?▼~
:[ブシュロン]|あ、実は本を拾いまして…▼~
中身を読んでみたら、~
これがとても感動的で、涙が止まらないんです。▼~
:[リンデン]|ほう。~
どんな本じゃ?▼~
:[ブシュロン]|『L』という名の偉大な賢者の物語です。▼~
:[リンデン]|ふむ…どんなものか、~
話してくれんかの?▼~
:[ブシュロン]|話はLの少年時代から始まります。~
彼はイルシオン国内の学園を首席で卒業しました。▼~
その後、Lは王城兵に取り立てられ、~
一時は王子の臣下も務めました。▼~
:[リンデン]|ふむふむ…▼~
:[ブシュロン]|その王子は有力な国王候補だったのですが、~
後継に選ばれたのは別の者で…▼~
王子は失意のうちに城を去ることになり、~
Lはそれを呆然と見送るのです▼~
とりあえず、ここまで読みました…~
うぅっ…▼~
:[リンデン]|ほら、これで涙を拭け。▼~
:[ブシュロン]|ありがとうございます…▼~
俺は感動しやすい体質なんですが、~
それだけではなく…▼~
城を出て行く王子の無念さや、~
見送るLの気持ちを考えると、もう泣けてきて…▼~
:[リンデン]|…その本に興味が出てきた。~
また読み進めることがあったら、内容を教えておくれ。▼~
:[ブシュロン]|はい、もちろんです。~
ちーん!▼~
:[リンデン]|わしのハンカチが…▼~
***支援B [#q6971378]
:[リンデン]|ブシュロン、また本の続きを話してくれ。▼~
と言いたいところじゃが、~
その前のこれを渡しておこう。▼~
:[ブシュロン]|おいしそうな焼き菓子ですね。▼~
:[リンデン]|わしが焼いたんじゃ。~
中にはリンゴが入っておる。▼~
:[ブシュロン]|リンデン殿、料理をなさるんですか?▼~
:[リンデン]|サンダーの魔法で、じっくり焼いたのじゃ。~
さ、食べてみておくれ。▼~
:[ブシュロン]|いただきます…▼~
:(ブシュロンが焼き菓子を食べる)|
:[ブシュロン]|あっ、おいしい!~
サンダーでこんなにおいしい焼き菓子が作れるなんて!▼~
:[リンデン]|びっくりじゃろう?~
では、本の続きを聞かせてくれ。▼~
:[ブシュロン]|Lが仕えた王子は国王に選ばれず、~
城を出ていってしまったのですが…▼~
その後、Lは王城兵の女性と出会い~
彼女の優しさに癒されます。▼~
Lは彼女と結婚し、~
平凡ながら幸せな生活が始まります。▼~
…今回はここまでです。▼~
:[リンデン]|なるほど。同じく王城兵だったわしには、~
身近な話のように思えて興味深いのう。▼~
それにしても、今日は泣かないんじゃの。▼~
:[ブシュロン]|本当は号泣したいんです。~
Lの奥さんの献身的な姿が実に感動的で…▼~
でも、泣いてばかりいるのも、~
お恥ずかしいですし…▼~
:[リンデン]|なんだ。我慢していたのか。▼~
だったら気にせんで、思い切り泣けばいい。▼~
:[ブシュロン]|そ、そうですか?~
ではお言葉に甘えて…▼~
うううっ!!▼~
:[リンデン]|鼻水が噴出しておる。~
ほら、これで拭くのじゃ。▼~
:[ブシュロン]|何度もありがとうございます…!~
ちーん!▼~
***支援A [#ec3ac5d9]
:[リンデン]|ブシュロン、今日はクッキーを焼いてきたぞ。~
いつものサンダーでな。ほら、お食べ。▼~
:[ブシュロン]|いつもすみません。いただきます。~
干しブドウが入っていておいしいです…▼~
:[リンデン]|今度はどこまで読んだんじゃ?▼~
:[ブシュロン]|ついに最後まで読んでしまいました…▼~
:[リンデン]|そうか。~
では話してくれ。▼~
:[ブシュロン]|…はい。~
結婚後、Lは平凡ながら幸せな日々を過ごしました。▼~
夫婦は互いに手を取り合い、困難を乗り越え、~
子どもたちの成長を見守りました。▼~
しかし、子どもたちが独立して、これから夫婦二人きりの~
時間だというとき…妻が死去します。▼~
妻の好物である焼き菓子を~
Lがサンダーで焼いているときに…▼~
…………▼~
うっ…▼~
:[リンデン]|泣くな、ブシュロン…と言いつつ…~
おかしいのぅ、今日はわしも涙もろいようじゃ…▼~
:[ブシュロン]|ここまで読んでわかりました。~
これは、リンデン殿のお話だったのですね。▼~
:[リンデン]|そうじゃ…~
『L』はリンデンのLじゃったんじゃよ…▼~
:[ブシュロン]|でも、どうして?▼~
:[リンデン]|わしは遠くない将来、死んで妻の元へと旅立つ。~
そうなる前に、半生を書き記しておこうと思ってのう。▼~
ところが、それをうっかり落としてしまったのだ。▼~
:[ブシュロン]|ではこの物語は、リンデン殿が!?~
すみません、勝手に読んでしまって。▼~
:[リンデン]|いや、あんたに拾ってもらえてよかった。~
本当にそう思う。▼~
:[ブシュロン]|よく書かれた、素晴らしい物語でした。▼~
:[リンデン]|これからも仲良くしておくれ。~
わしの人生の最後の一頁まで…▼~
:[ブシュロン]|もちろんです。▼~
:[リンデン]|さて。~
今日は気分がいいからもう一品、作ろうかの。▼~
サンダーの料理は時間がかかるから、~
若き友人の半生でも聞かせてもらおうか。▼~
:[ブシュロン]|ええ、喜んで。~
では、まずは俺の両親のことから…▼~
**パネトネ [#w3fe1600]
***支援C [#q5662386]
:[パネトネ]|ブシュロンさん。~
今、お時間よろしいでございますですか?▼~
:[ブシュロン]|ああ、大丈夫だ。▼~
:[パネトネ]|つかぬことをお聞きいたしますですが…▼~
ブシュロンさんは、フィレネ王国の伯爵家のお方で~
いらっしゃいますですか?▼~
:[ブシュロン]|そうだ。▼~
:[パネトネ]|素晴らしい…!~
貴族であるあなたに、ぜひお願いがございますの。▼~
:[ブシュロン]|お願い…?▼~
:[パネトネ]|ご存じのとおり、わたくしはソルム王国の~
第一王女に仕える身…▼~
王族に失礼のないよう、常に御礼儀作法には~
気をつけておりますですわ。ですが…▼~
まだまだ不安な部分が~
たくさんあるのでございますです。▼~
そこで、ブシュロンさんにフィレネ王国の~
御礼儀作法について教えてほしいでございますですの!▼~
:[ブシュロン]|礼儀作法?~
ああ、別にいいが。▼~
:[パネトネ]|ありがとうございます!▼~
:[ブシュロン]|俺もソルムの礼儀作法には興味がある。▼~
ともに王族に仕える者として、~
互いの国ことを教え合えたら楽しそうだ。(原文ママ/音声では...
:[パネトネ]|それは名案でございますですわね。▼~
ブシュロンさんに相談して~
よかったでございますです。▼~
これからよろしくお願いいたしますですわ。▼~
:[ブシュロン]|ああ、こちらこそ!▼~
***支援B [#n0f842d4]
:[ブシュロン]|ナイフやフォークは料理ごとに、~
外側から順番に使うんだ。▼~
:[パネトネ]|わかったでございますです。▼~
:(テーブルマナーに悪戦苦闘するパネトネ)|
:[パネトネ]|あれ…あれ…~
上手く御料理が掴めないでございますです…▼~
:[ブシュロン]|一口が大きいんだな。もう少し小さく切ろう。~
その方が上品にも見えるからな。▼~
:[パネトネ]|一口を小さく…~
うう…難しいでございますです…▼~
:[ブシュロン]|不安があるとは言っていたが、~
この段階だとは思わなかったな。▼~
:[パネトネ]|と、とりあえず、~
お水を飲んで落ち着くでございますです。▼~
んぐっ…んぐっ…▼~
:[ブシュロン]|ああっ、違うぞパネトネ!~
その器の水は手を洗うのに使うんだ!▼~
:[パネトネ]|ええっ!? 紛らわしいですます!▼~
:(暗転)|
:[ブシュロン]|ソルム王家ではどうやって食事をしていたんだ...
:[パネトネ]|いつもは他の人を真似して、~
付け焼刃で乗り切ってたでございますですわ。▼~
:[ブシュロン]|…ある意味すごいな。▼~
:[パネトネ]|やっぱりわたくしには…~
御礼儀作法など無理なのでしょうか。▼~
:[ブシュロン]|そんなことはない。~
誰だって最初はできないものだ。▼~
:[パネトネ]|…実はわたくし、~
家庭環境のあまりよくない家で育ちましたです。▼~
そんな人間が御礼儀作法を学ぶなんて~
おこがましかったのでしょうか。▼~
:[ブシュロン]|生まれは関係ないさ。~
上達したいんだったら、諦めずに頑張ろう。▼~
出来ないからって見放したりしない。~
いくらでも付き合うさ。▼~
:[パネトネ]|ブシュロンさん…▼~
:[ブシュロン]|さぁ、繰り返しやってみよう。~
そうすればきっとできるはずだから。▼~
:[パネトネ]|ありがとうございます。~
わたくしが間違っていたでございますですわ。▼~
応援してくださるブシュロンさんのためにも、~
諦めずに努力するでございますです!▼~
***支援A [#e2d0277c]
:[パネトネ]|食事の前は姿勢を正しくして、~
神様にお祈りをするのですわ。▼~
…………▼~
フィレネ王国は博愛主義国家。~
この後は食材にも感謝の気持ちを伝えますです。▼~
生きとし生けるものに感謝する。~
素晴らしいことでございますですわ。▼~
:[ブシュロン]|以前教えた礼儀作法の復習か?▼~
:[パネトネ]|はい。せっかくですから、~
ブシュロンさんも見ていてください。▼~
この料理をナイフとフォークを使って~
食べてみせるでございますです。▼~
外側から…食器を取って…~
一口は小さく…▼~
…できたでございますです!▼~
:[ブシュロン]|おめでとう、パネトネ。~
まだ少しぎこちないが一歩前進だな。▼~
:(暗転)|
:[パネトネ]|ありがとうございます、ブシュロンさん。▼~
わたくしは過去から抜け出したくて御礼儀作法を~
学ぼうとしていたのだと思いますです。▼~
ブシュロンさんに教えていただいて、~
初めて楽しく御勉強できました。▼~
成功したのは全部、~
あなたのおかげでございますですわ。▼~
:[ブシュロン]|パネトネの努力の成果でもあるぞ。~
よくやったな。▼~
それじゃあ、今度はソルム王国の~
礼儀作法を教えてもらう番だな。▼~
:[パネトネ]|ソルムの?▼~
:[ブシュロン]|忘れたとは言わせないぞ。~
お互いに礼儀作法を教え合うという約束だったろう?▼~
:[パネトネ]|ええ、そうでしたですね。▼~
…ソルム王国は自由な国でございますです。~
あまり形式ばった作法はなく、▼~
基本的には歌って踊って楽しく過ごすのが~
礼儀でございますですわ。▼~
もちろん場合にもよりますけれど。▼~
:[ブシュロン]|へえ、面白いな。▼~
国によって礼儀作法はぜんぜん違うものだ。~
だが、強いて共通点を上げるとすれば…▼~
:[パネトネ]|相手を思いやる気持ちが大切、ですわね?▼~
:[ブシュロン]|ああ。きっと礼儀作法に一番大切なのは~
他者への思いやりだ。▼~
その点においてはパネトネは満点だな。▼~
:[パネトネ]|ブシュロンさんもでございますですの。▼~
:[ブシュロン]|俺も初めて気づいたよ。~
ありがとな、パネトネ。▼~
:[パネトネ]|理想の淑女に、少しずつ近づけているような~
気がいたしますですわ。▼~
:[ブシュロン]|ソルムの礼儀作法、他にもあるんだろう?~
もっと教えてくれ。▼~
:[パネトネ]|ええ。これからも二人で一緒に、~
思いやりの気持ちを学ぶでございますです。▼~
*コメント [#z7d30306]
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*ブシュロンの支援会話 [#qab29e2b]
#contents
**フラン [#ff30dea5]
[[フランのページへ>../フラン#z5f67606]]
**アルフレッド [#b06fbfb0]
[[アルフレッドのページへ>../アルフレッド#v665872a]]
**エーティエ [#q20436c0]
[[エーティエのページへ>../エーティエ#da40b712]]
**スタルーク [#faea9859]
***支援C [#gc47cbbb]
:[スタルーク]|ブシュロン、折り入ってお話があります…▼~
:[ブシュロン]|なんでしょうか。~
スタルーク王子。▼~
:[スタルーク]|ぼ…僕を弟子にしてください!▼~
:[ブシュロン]|えっ!? 弟子!?▼~
:[スタルーク]|や、やっぱり嫌ですよね…~
僕みたいな奴が弟子なんて…▼~
:[ブシュロン]|い、いえ、そういうことではないのです!~
弟子とは一体、何の弟子ですか?▼~
:[スタルーク]|僕は…~
あなたのような体格がほしいんです…!▼~
:[ブシュロン]|体格…?▼~
:[スタルーク]|僕は自分に自信が持てないんです…~
ならば筋肉があれば変われるのではないかと、~
そう思い至った次第でして…▼~
:[ブシュロン]|仰ることはわかりました。~
つまりは、体を鍛えて自信をつけたいと言うことですね。▼~
そういうことでしたら~
喜んで鍛錬にお付き合いしますよ。▼~
:[スタルーク]|ありがとうございます…!~
ブシュロンは素晴らしい人です…!▼~
僕みたいなどうしようもない奴を~
こころよく受け入れてくれて…▼~
はぁ…それに比べて僕なんか…▼~
:[ブシュロン]|そ、そんなことないですよ!~
しっかりしてください!▼~
:[スタルーク]|大丈夫です、気を遣ってくださらなくても…~
身も心も貧相なのは事実ですので…▼~
:[ブシュロン]|うーん…引き受けたものの…~
ちょっと心配だな…▼~
***支援B [#edd0a9c4]
:(スタルークが腕立て伏せをしている)|
:[ブシュロン]|7! 8! 9!▼~
:[スタルーク]|も、もうダメだぁ…!~
はぁ…はぁ…!▼~
:[ブシュロン]|王子、どうしたんですか?~
腕立て伏せ、まだ9回ですよ?▼~
あと91回やるんですよ!▼~
:[スタルーク]|はぁ…ぜい…~
ひい…ふう…▼~
:[ブシュロン]|それとも目標を100回じゃなくて~
10回に変えたほうがいいのか…?▼~
:[スタルーク]|ダメですよ、そんなの!~
ゼロが一つ無くなってるじゃないですか…!▼~
僕なんかのためにゼロを一つ減らすなんて…~
ゼロに申し訳ないです…▼~
:[ブシュロン]|では、腕立てはいったん保留にして、~
腹筋の鍛錬をしましょう。▼~
:[スタルーク]|わ、わかりました。~
腹筋は…何回ですか…?▼~
:[ブシュロン]|100回です。▼~
:[スタルーク]|100回!?▼~
いや、弱気になっちゃダメだ!~
僕は筋肉をつけて、自分に自信を持つんだ!▼~
:[ブシュロン]|その意気です!~
では、行きますよ!▼~
1! 2! 3!▼~
:[スタルーク]|4! あーっ! もうダメです!~
わき腹が攣りましたーっ!▼~
:[ブシュロン]|王子…あと96回もありますよ…▼~
:[スタルーク]|気持ち的には100回まで行くつもりなんです...
体がついていかなくて…▼~
:[ブシュロン]|うーん。~
困りましたね…▼~
では、少し休みましょうか。~
わき腹が治ったらまた仰ってください。▼~
:[スタルーク]|わ、わかりました…~
ぜえ、はあ、つらい…▼~
***支援A [#c3783f53]
:[ブシュロン]|98! 99! 100!▼~
:[スタルーク]|やったああああ!▼~
:[ブシュロン]|やりましたね、スタルーク王子!~
無事に100回到達です!▼~
:[スタルーク]|はい…! 信じられないです…!~
ものすごく嬉しいです!▼~
:[ブシュロン]|俺はできると信じてましたよ。~
で、筋肉はどうですか? ついた実感はありますか?▼~
:[スタルーク]|ええ、ほんのちょっと…~
こことか、力を入れると固くなるんですよ…▼~
:[ブシュロン]|素晴らしい。~
では、自信のほうはどうですか?▼~
:[スタルーク]|それが自信のほうは相変わらずで…▼~
:[ブシュロン]|そうですか…▼~
:[スタルーク]|ごめんなさい。▼~
僕ごときダメ人間のために、~
貴重な時間を割いて付き合ってもらったのに…▼~
:[ブシュロン]|そんなこと仰らないでください。▼~
:[スタルーク]|兄は素晴らしいのに弟は…▼~
:[ブシュロン]|え?▼~
:[スタルーク]|僕は幼い頃からずっと、~
そんな風に言われてきたんです。▼~
:[ブシュロン]|…なるほど。そんなことを言われて育ったら、~
自信を持てなくもなりますね。▼~
ですが、王子。~
俺だって自分に自信があるわけではないんです。▼~
:[スタルーク]|そんな恵まれた体を持っているのに…~
ですか?▼~
:[ブシュロン]|立派なのは体躯だけで、~
中身は泣き虫で方向音痴です。▼~
泣き虫マッチョ。方向音痴の大徘徊筋肉…~
それが俺の、昔のあだ名です。▼~
:[スタルーク]|なんという…▼~
:[ブシュロン]|ですので、自分に自信なんてありません。~
それでもこうして生きています。▼~
自分に自信を持って生きている人なんて~
ほとんどいないのではないでしょうか。▼~
きっとディアマンド王子だって、~
そうだと思いますよ。▼~
:[スタルーク]|兄上も…▼~
ふふ、そうですね。あなたはいい人です…~
僕みたいな奴に、こんなに優しくしてくれて…▼~
:[ブシュロン]|当たり前じゃないですか。~
王子は大事な俺の弟子なんですから。▼~
:[スタルーク]|あはは、そうでした。▼~
:[ブシュロン]|また鍛錬しましょう。~
いつでもお付き合いさせていただきます。▼~
:[スタルーク]|はい、ありがとうございます…~
師匠。▼~
:[ブシュロン]|光栄です、スタルーク王子。▼~
**ラピス [#z920f35c]
***支援C [#ua1da805]
:[ラピス]|あなた、ブシュロンね。~
卿から食事の配膳係になったラピスよ。▼~
:[ブシュロン]|同じく、配膳係のブシュロンだ。~
よろしくな。▼~
手早く配膳を済ませてしまおう。~
みんなお腹を空かせて待っているからな。▼~
よいしょっと。~
牛乳はこれでいいな。▼~
:[ラピス]|…え?▼~
ちょっと待って。~
牛乳が多すぎるわ。▼~
:[ブシュロン]|多すぎる?~
ちょうど人数分のはずだぞ。▼~
:[ラピス]|あなたの目は節穴なの?▼~
こんなにあったら、あと十日は飲めるわ。▼~
:[ブシュロン]|いやいやいや。~
今回の食事で全部なくなるぞ。▼~
:[ラピス]|そんなわけないわ。~
だって、まずコップに牛乳を注ぐでしょう?▼~
そこに水を足して十倍に薄めて…▼~
:[ブシュロン]|ちょ、ちょっと待った!~
なんで水で薄めるんだ? しかも十倍?▼~
:[ラピス]|牛乳って水で薄めて飲まないの?~
ストレートは体に悪いって聞いたけど…▼~
:[ブシュロン]|いや、そんな話は聞いたことないが…▼~
:[ラピス]|…………▼~
本気?~
冗談とかじゃなくて、大真面目に言ってるの?▼~
:[ブシュロン]|ああ、大真面目だ。▼~
:[ラピス]|…………▼~
そう。なら、ごめんね。~
あたしの勘違いだったみたい。▼~
:[ブシュロン]|どんな勘違いだ…▼~
***支援B [#g8138d70]
:[ラピス]|今日も配膳係はあなたとあたしね。▼~
:[ブシュロン]|そのようだな。▼~
おお!~
今日の食事はステーキじゃないか!▼~
:[ラピス]|わあ…おいしそう…!▼~
さあ、皆さん! お集まりください!~
ライスを持って並んでくださいな!▼~
:[ブシュロン]|おい。~
なんでみんなを集めるんだよ?▼~
:[ラピス]|えっ?~
だって、匂いで一杯が作法でしょ?▼~
:[ブシュロン]|匂いで一杯? なんの話だ?▼~
:[ラピス]|ステーキの話よ。▼~
ステーキを焼く匂いをおかずにライスを頬張る。~
それでお腹いっぱいにするのが作法でしょ?▼~
:[ブシュロン]|…は?▼~
:[ラピス]|もう、ブシュロン。しっかりして。~
そんなことも知らないと、大人として恥ずかしいわよ。▼~
:[ブシュロン]|…それはブロディアの風習なのか?▼~
:[ラピス]|いいえ? 全世界の話よ?▼~
:[ブシュロン]|誰がそんなこと言った?▼~
:[ラピス]|故郷の家族とか…~
村のみんなとか…▼~
:[ブシュロン]|…………▼~
ラピス。~
世界にはそんな風習はないと思う。▼~
:[ラピス]|あはは。またまたー!~
騙されないわよ。▼~
:[ブシュロン]|いや、騙してない。本気で言ってるんだ。▼~
:[ラピス]|…え?▼~
からかってるとかじゃなくて、~
真剣に言ってるの?▼~
:[ブシュロン]|ああ、真剣そのものだ。▼~
:[ラピス]|…………▼~
そ、そう。~
なら、あたしの勘違い…なのかも。▼~
:[ブシュロン]|ラピス…大丈夫か?▼~
***支援A [#s3e12101]
:[ブシュロン]|ふう…午後のお茶にしよう。▼~
:[ラピス]|ブシュロン。たくさんおやつを作ったわよ。~
お茶と一緒にどう?▼~
:[ブシュロン]|それは嬉しい…って、なんだそれは?▼~
:[ラピス]|おやつだけど?▼~
:[ブシュロン]|お、おやつって…この草が?▼~
:[ラピス]|ええ。~
そうよ。▼~
草むしりをしたあとは、抜いた雑草を甘く料理して、~
おやつとしてご近所に振る舞うでしょう?▼~
:[ブシュロン]|…………▼~
:[ラピス]|えっ? あれっ?~
もしかして、こういう風習も…▼~
:[ブシュロン]|ない。▼~
:[ラピス]|…………▼~
:[ブシュロン]|単刀直入に聞く。~
ラピスは貧しい村の出身なのか?▼~
:[ラピス]|ぶっ!?▼~
ど、どどど、どうしてそれを!?▼~
:[ブシュロン]|どうしてって…~
話を聞いていれば気づくぞ…普通。▼~
:[ラピス]|そんな…そんなの困るわ…~
知られたくないの! 特にあの方には…▼~
:[ブシュロン]|あの方?▼~
:[ラピス]|いやいやいや、なんでもないの! 忘れて!~
お願いだから、誰にも言わないで!▼~
:[ブシュロン]|ラピス、落ち着いてくれ。~
俺は貧しさをバカにするつもりはない。▼~
むしろ工夫することを学べて、~
素晴らしいことだと思っている。▼~
:[ラピス]|嘘よ!~
素晴らしいなんて思うはずがない!▼~
:[ブシュロン]|本当だ。~
水で薄めた牛乳も、匂いで一杯も試してみた。▼~
:[ラピス]|えっ?▼~
そ、それで?▼~
:[ブシュロン]|悪くなかった。~
新しい世界の扉が開いた感じがした。▼~
:[ラピス]|ほんとに!?▼~
:[ブシュロン]|ああ!~
このおやつも、いただくぞ!▼~
うん、うまい!~
なんなんだこの素敵な味は!▼~
なんで俺はこれを知らずに生きてきたんだ!▼~
:[ラピス]|ブシュロン…▼~
あなた、いい人ね…▼~
:[ブシュロン]|そうか?~
ただ体がでかいだけの世間知らずだ。▼~
:[ラピス]|村で教わったことはまだたくさんあるの。~
よかったら教えてあげるわ。▼~
:[ブシュロン]|ああ。ぜひ教えてくれ。▼~
いや、その前にこのおやつを~
みんなにもわけてあげないとな!▼~
みんな、きてくれ!~
おやつの時間だ! さぁ、並んだ並んだ!▼~
:[ラピス]|…………▼~
ありがとう、ブシュロン。~
本当に嬉しいわ。▼~
**カゲツ [#sb302c05]
***支援C [#n1e15e29]
:[カゲツ]|そなた、フィレネ王国のブシュロンじゃな。~
かなりの腕の持ち主と見た。▼~
余はイルシオン王国のカゲツ。~
ぜひ手合わせを願いたい!▼~
:[ブシュロン]|…いい目をしているな。~
いいだろう。受けて立とう。▼~
:[カゲツ]|感謝いたす。~
では…いざ、真剣勝負!▼~
たぁ! せいっ!▼~
:[ブシュロン]|ふふ、やるな。~
だが軽い!▼~
:(暗転、剣を打ち合う音)|
:[カゲツ]|ふぅ…力戦奮闘じゃった。~
今日のところは、この辺でお開きじゃ。▼~
余は嬉しいぞ。~
見込んだ通りの腕じゃった。▼~
いい体をしてるだけあって…~
一撃が重く、防御も固い。▼~
:[ブシュロン]|あんたもよかったよ。~
独特な動きで、防ぐのに苦労した。▼~
:[カゲツ]|独特な動き?~
ああ、きっとそれは余の故郷の影響じゃろう。▼~
:[ブシュロン]|故郷?▼~
:[カゲツ]|いかにも。~
余は独自の文化を持つ地域の出でな。▼~
:[ブシュロン]|そうだったのか…~
それは興味深いな。▼~
:[カゲツ]|知りたければ、もっと余をうならせてくれ。~
未熟者には何も教えてやらぬぞ。▼~
:[ブシュロン]|なるほど、そうくるわけか…~
いいだろう。乗った。▼~
:[カゲツ]|ではぜひ、また近いうちに手合わせを。▼~
:[ブシュロン]|ああ。ぜひ頼む。▼~
***支援B [#f16545e0]
:[カゲツ]|おお、親友。~
待たせて悪かったのう!▼~
:[ブシュロン]|親友?~
一度、手合わせしただけだろう?▼~
:[カゲツ]|何を言っておる。~
一度、手合わせしたら親友じゃ!▼~
:[ブシュロン]|あんたの故郷ではそうなのか?▼~
:[カゲツ]|当然至極。~
それとも、そなたの国では違うと言うのか?▼~
:[ブシュロン]|まあな…▼~
:[カゲツ]|そうか…では、何をしたら親友になる?~
もしかして、きっすか?▼~
:[ブシュロン]|きっす? きっすって何だ?▼~
:[カゲツ]|よく、親しき者たちが~
口と口を合わせているじゃろう。▼~
ほれ、はよしてこい。~
そなたなら、してよいぞ。▼~
:[ブシュロン]|きっす…~
親しい者たちが口と口を合わせる…▼~
キスのことか?▼~
:[カゲツ]|そうそう、それじゃ。~
ほれ、はよしてこい。▼~
:[ブシュロン]|いや、するわけないだろう。~
キスは恋人とかがするやつで、親友とはしないんだ。▼~
:[カゲツ]|そうなのか?~
他国の文化は、難しいものじゃ。▼~
ま、冗談はさておき、~
そろそろ今日の手合わせをしよう。▼~
:[ブシュロン]|冗談だったのか…▼~
:[カゲツ]|笑止千万。~
親友はきっすしないなんてこと、誰でも知っておる。▼~
:[ブシュロン]|くっ…~
からかうなよ…▼~
:[カゲツ]|ふふ。~
悔しかったら、余を降参させてみよ。▼~
:[ブシュロン]|いいだろう。~
手加減はしないぞ。▼~
:[カゲツ]|いい目つきじゃ。いざ!▼~
***支援A [#ic5909d9]
:[カゲツ]|はぁ…はぁ…心満意足…~
今日もいい手合わせじゃった。▼~
:[ブシュロン]|ああ。~
あんたとの手合わせは、どんな鍛錬にも勝る。▼~
:[カゲツ]|同感じゃ。▼~
余は、そなたと親友になりたいと思っておる。~
しかし、そなたは少し違うようじゃ…▼~
だから、手合わせ仲間ぐらいのところで我慢してやろう。~
それだけでも感慨無量じゃからな。▼~
:[ブシュロン]|そうでもない。~
俺だってあんたの親友になりたいと思ってるさ。▼~
でも…▼~
:[カゲツ]|でも?▼~
:[ブシュロン]|あんた、故郷のこといつ話してくれるんだ?▼~
人はそういう話をしていくうちに、~
少しずつ親友になるものなんだぞ。▼~
:[カゲツ]|ふむ。~
わかった。よかろう。▼~
…余の故郷は、和という名の雰囲気を有しておる。~
人々はみんな穏やかで、米と魚が本当にうまい。▼~
:[ブシュロン]|家族は?▼~
:[カゲツ]|父は王族の親戚で剣の名手、~
母は不思議な力を持つ巫女じゃった。▼~
:[ブシュロン]|なるほど。~
あんたの腕は親父さん譲りってわけだ。▼~
:[カゲツ]|かもしれぬのう。▼~
:[ブシュロン]|家族とはよく会っているのか?▼~
:[カゲツ]|いや…~
余は故郷を捨てた身だからな。▼~
外の世界への憧れが捨てきれなかった…~
簡単に言えばそういうことじゃ。▼~
:[ブシュロン]|家族に会いたいか?▼~
:[カゲツ]|もちろんじゃが…~
今更、半端には帰れぬ。▼~
衣錦還郷…~
こっちでがんばって、故郷に錦を飾らねば…▼~
:[ブシュロン]|うっ…▼~
:[カゲツ]|どうしたのじゃ?~
泣いておるのか?▼~
:[ブシュロン]|手合わせしていて思ったんだ…▼~
あんたは飄々としているけど、~
いろんなものを背負ってるんだろうなって…▼~
:[カゲツ]|うっ…やめるのじゃ…~
余まで泣けてくるではないか…▼~
さあ、きっすじゃ!~
責任を取って早くきっすするのじゃ!▼~
:[ブシュロン]|えっ?▼~
:[カゲツ]|余の故郷では、人前で泣いたらきっすしなくてはな...
早くするのじゃ!▼~
:[ブシュロン]|ええっ!?▼~
:[カゲツ]|あはは、冗談じゃよ。~
そなたをからかうと本当におもしろいのう。▼~
:[ブシュロン]|はあ…いい加減にしろよ…▼~
:[カゲツ]|また手合わせするか?~
余が降参したら、余のことをもっと話してやろう。▼~
:[ブシュロン]|いいだろう。~
では俺が降参したら、俺のことを話す。▼~
:[カゲツ]|それは楽しみじゃ!~
では、いざ!▼~
**ゼルコバ [#k3b96a81]
***支援C [#kf0ff0d0]
:[ブシュロン]|はぁ…~
どうしようか…▼~
:[ゼルコバ]|…おい。~
「ため息」なんかついて、どうした?▼~
:[ブシュロン]|これを見てくれ。招待状だ。~
差出人は、森の仙人…▼~
:[ゼルコバ]|「森の仙人」?~
「誰」だ? 聞いたことがないが…▼~
:[ブシュロン]|俺もだよ。~
で、その仙人から山小屋に招待されたんだ。▼~
:[ゼルコバ]|なんだと?▼~
:[ブシュロン]|そこに山の地図が描かれているだろう?▼~
山小屋までくれば、~
方向音痴を治す秘薬をくれるらしい。▼~
それを飲むだけで、方向音痴が~
たちどころに改善されてしまうそうだ。▼~
:[ゼルコバ]|「方向音痴」を治す「薬」…~
そんなものが、この「世」にあるのか…▼~
:[ブシュロン]|あると信じたい。~
というのも、俺はかなりの方向音痴でな…▼~
この間なんて、方位磁針を持って歩いても~
道に迷ってしまったぐらいだ…
:[ゼルコバ]|それは「重症」だな…~
で、「どう」する?▼~
:[ブシュロン]|行くしかないだろう。▼~
方向音痴のせいで仲間たちに迷惑をかけてきた。~
薬を飲んで解決するなら願ってもない話だ。▼~
:[ゼルコバ]|…わかった。「気をつけて」な。~
「応援」しているぞ。▼~
:[ブシュロン]|ありがとう。では行ってくるよ。▼~
***支援B [#dd336158]
:[ゼルコバ]|ブシュロン。~
「森の仙人」の件はどうなった?▼~
:[ブシュロン]|ああ、行ってきたよ。~
でも、途中で道に迷ってしまった。▼~
:[ゼルコバ]|「そう」だったのか…▼~
:[ブシュロン]|だが、妙なんだ。▼~
俺は安全そうな洞窟で仮眠をとったんだ。~
すると、目覚めたら「森の仙人」から置き手紙があった。▼~
:[ゼルコバ]|えっ?▼~
:[ブシュロン]|手紙には「もう少しだ」「がんばれ」~
「あきらめるな」と書かれていた。▼~
:[ゼルコバ]|どういうことだ?▼~
:[ブシュロン]|それだけではない。俺がどこでどういう風に~
道を間違ったから迷子になったのかとか…▼~
迷った理由と改善点までしっかり書かれていた。
:[ゼルコバ]|ほう…確かに「妙」だな。~
「森の仙人」は「何」がしたいんだ?▼~
「本当に」秘薬を渡したいなら、~
「置き手紙」などせずに、「すぐ」に渡せばいいはずだ。▼~
:[ブシュロン]|きっと彼の中では、~
俺が山小屋まで行くというのが絶対条件なんだろう。▼~
:[ゼルコバ]|なるほど…~
「変わった」仙人だな…▼~
:[ブシュロン]|ああ。でも俺に迷いはない。~
意地でも山小屋まで行ってやる。▼~
:[ゼルコバ]|素晴らしい「意気込み」だ。~
「応援」しているぞ。▼~
:[ブシュロン]|ありがとう。~
次こそは朗報を。▼~
***支援A [#ucf95d84]
:[ブシュロン]|よし…やっと山小屋までこられた。~
今日こそ森の仙人に会ってやるぞ…!▼~
:[ゼルコバ]|…「待って」いたぞ。~
「俺」が招待状の「送り主」…「森の仙人」だ。▼~
:[ブシュロン]|…えっ? あんたは…~
ゼルコバ!?▼~
い、意味がわからない。~
どういうことだ?▼~
:[ゼルコバ]|さあ、褒美の「秘薬」だ。~
これを「口」に入れてみろ。▼~
:[ブシュロン]|わ、わかった。▼~
…………▼~
甘い。~
ただの飴玉に思えるが…▼~
:[ゼルコバ]|ご名答。それは「ただ」の飴玉だ。~
「舐めた」ところで、方向音痴は「改善」しない。▼~
だが、こんな「複雑な山小屋」まで~
「辿り着く」ことが「できた」ということは「つまり」…▼~
お前の「方向音痴」は…?▼~
:[ブシュロン]|なるほど…!~
知らず知らずのうちに、改善されていると!▼~
:[ゼルコバ]|「その」通り。▼~
お前が「かなりの」方向音痴という「噂」は聞いていた。~
そんな「お前」の方向音痴を「治して」やりたい…▼~
そう思った「俺」はこのような「策」を練り、~
森の仙人を「名乗って」招待状を送ったんだ。▼~
:[ブシュロン]|な、なんて手の込んだことを。▼~
:[ゼルコバ]|すまない。~
俺は「凝り性」でな…▼~
最初は「普通に」お前の方向音痴を治す~
「手伝い」をしようと思ったのだが…▼~
策を「こねくり回して」いるうちに今の「形」になった。~
「楽しんで」もらえたなら本望だ。▼~
:[ブシュロン]|もちろんだ。~
俺のために、ここまでしてくれてありがとう。▼~
:[ゼルコバ]|お前は噂通りの「紳士」だな…~
「こんなこと」をされても怒らずに「礼」を言えるなど。▼~
:[ブシュロン]|怒る?~
馬鹿を言うな。▼~
俺は森の仙人に感謝していて、~
友だちになりたいと思っていたぐらいだ。▼~
:[ゼルコバ]|…「なぜ」だ?▼~
:[ブシュロン]|寝ている間に彼がくれる優しい置き手紙や、~
知らぬ間にかけられている暖かい毛布▼~
あらゆるところに気遣いを感じて、~
素晴らしい人物なのだろうなと思っていたんだ。▼~
:[ゼルコバ]|…そうか。▼~
:[ブシュロン]|ただ、一つだけ言わせてくれ。~
多分まだ、俺の方向音痴は治っていないぞ。▼~
:[ゼルコバ]|えっ?▼~
:[ブシュロン]|今までにも、何人もの人たちが俺の方向音痴を~
治そうとして、いろんな訓練をしてくれた。▼~
だが全てが無意味だった。~
だからこそ俺は秘薬に賭けた。▼~
でも、その秘薬が飴玉だったということは…▼~
:[ゼルコバ]|…………▼~
:[ブシュロン]|ゼルコバ? 大丈夫か?~
すまない。がっかりしたよな?▼~
:[ゼルコバ]|いや、その「反対」だ。▼~
次はどういう「手」を打とうか考えて~
「ワクワク」している。▼~
:[ブシュロン]|次って…またやるのか…▼~
:[ゼルコバ]|数日内に、今度は「海の仙人」から招待状が届く。~
そのときは「また」参加してみてくれ…▼~
:[ブシュロン]|ははは、わかったよ。~
ゼルコバ仙人様。▼~
**ゴルドマリー [#n06eeae3]
***支援C [#wd18584c]
:[ゴルドマリー]|ブシュロンさん、突然で申し訳ありませんが…~
お弁当を作ってきました…▼~
:[ブシュロン]|え、弁当?~
俺のために?▼~
:[ゴルドマリー]|はい。ご覧ください…~
これが鶏の揚げ物で、隣がお野菜の和え物。▼~
あとは卵焼きに、軽く焼いたパン。~
疲労回復効果のある果物もあります…▼~
:[ブシュロン]|すごいな。~
色鮮やかな上に、体のことまで考えられている。▼~
:[ゴルドマリー]|ええ…すみません…可愛い上に~
完璧なお弁当を作れてしまって、すみません…▼~
お口に合うかどうかわかりませんが、~
よかったら召し上がってください…▼~
:[ブシュロン]|ありがとう。~
では、さっそくいただこう。▼~
…………▼~
うん、これはうまい。~
こんなにうまい弁当は食べたことがないぞ。▼~
:[ゴルドマリー]|あ、恐縮ですが…~
もっと大きな声でお願いします…▼~
:[ブシュロン]|なんだって?▼~
:[ゴルドマリー]|申し上げにくいのですが、もっと大きな声で、~
もっとたくさん褒めてください…▼~
:[ブシュロン]|もっと褒めるって、例えば?▼~
:[ゴルドマリー]|例えば…と言いましたか?▼~
すみません…~
そんなアホな質問には答えられません。▼~
:[ブシュロン]|なんか急に辛辣になったぞ。▼~
:[ゴルドマリー]|褒め方ぐらい、すぐに浮かぶと思います。~
こんな完璧なお弁当を食べているのですから…▼~
さ、どうぞ。~
たくさん褒めてください…▼~
:[ブシュロン]|うぅ…もしかして、あんた…~
めんどくさい人なのか…!▼~
***支援B [#pb4c1723]
:[ゴルドマリー]|この間はお弁当を完食していただいた上、~
感想をたくさんくださってありがとうございました…▼~
:[ブシュロン]|いや…~
言えと言われたから言っただけだ。▼~
:[ゴルドマリー]|ブシュロンさんの感想に感激して、~
また今日もお弁当を作ってきました…▼~
:[ブシュロン]|今日は大丈夫だ。~
自作のサンドイッチがあるからな。▼~
:[ゴルドマリー]|そんなこと言わずに、~
ご覧ください。これが今日のお弁当です…▼~
:[ブシュロン]|う、うわぁ…!▼~
:[ゴルドマリー]|お魚を軽く炒めて、卵を絡めたものです…~
隣はお野菜を牛肉で巻いたものと、果物の盛り合わせ。▼~
月並みのお弁当で大変恐縮ですが、~
世界で一番愛情を込めて作りました…▼~
:[ブシュロン]|ゴクリ…▼~
い…いや…けっこうだ。~
俺にはサンドイッチがある!▼~
:[ゴルドマリー]|失礼ですが、それだけでよろしいのですか?~
そんな粗食で満足できますか? できませんよね…▼~
:[ブシュロン]|うぅっ…▼~
:[ゴルドマリー]|さ、遠慮なく…~
食べないなら捨ててしまいますよ…▼~
:[ブシュロン]|そ、それは勿体ない。~
いただきます…!▼~
…………▼~
くっ…! うまい…!~
食べた瞬間に、心も体もよろこびの声を上げる!▼~
:[ゴルドマリー]|第一声としては悪くないです…~
でも、それだけではありませんよね?▼~
:[ブシュロン]|えっ?▼~
:[ゴルドマリー]|恐縮ですが、今日は前よりも~
みっちり褒めてください…▼~
:[ブシュロン]|前よりも、みっちりだと!?▼~
:[ゴルドマリー]|まず個々の料理を褒めると同時に、お弁当箱...
それを選んだわたしの感性を褒めてください…▼~
それから、これを作ったわたしのどういうところが~
可愛いかというところまで…▼~
心苦しいですが、そこまでお約束いただかないと、~
これ以上は食べさせません…▼~
:[ブシュロン]|うぅ、めんどくさい! しかし…!~
こうなるってわかっていたのに食べてしまった!▼~
:[ゴルドマリー]|どうしたのです…?~
お約束できないのですか?▼~
できないと言うなら、口から手を突っ込んで、~
今まで食べた分を引きずり出しますよ…▼~
:[ブシュロン]|え…わかった…褒めるから待って。~
心行くまで褒めるよ…▼~
***支援A [#t3ed3a7c]
:[ゴルドマリー]|はぁ…▼~
:[ブシュロン]|ゴルドマリー? どうした?~
そんな暗がりに座り込んで…▼~
:[ゴルドマリー]|ブシュロンさん…▼~
他の皆さんにもお弁当を作って差し上げたのですが…~
感想を言わされるのが大変って言われちゃって…▼~
ガーンとなって…ズーンと…~
落ち込んじゃいました…▼~
:[ブシュロン]|かわいそうに。~
みんな、まだまだだな…▼~
:[ゴルドマリー]|えっ?▼~
:[ブシュロン]|確かにあんたはめんどくさい。~
めんどくささの世界王者も夢ではないだろう。▼~
でも少しずつ慣れていって、~
今ではまあ、かわいらしく思う。▼~
:[ゴルドマリー]|ブシュロンさん…▼~
:[ブシュロン]|あんたのめんどくささは、~
俺にとっては魅力の一つだ。▼~
…なんて思う奴もいるから、気にしないことだ。▼~
:[ゴルドマリー]|ありがとうございます。~
今のお言葉で、元気になってきました…ニコッ…▼~
1000万ゴールドの笑顔が戻ってきたところで、~
お料理してきますね…▼~
:[ブシュロン]|料理?▼~
:[ゴルドマリー]|ええ。ブシュロンさんに、~
またお弁当を作って差し上げます…▼~
:[ブシュロン]|今からか?▼~
:[ゴルドマリー]|また長々と感想を言わされると思いましたね?~
でもご心配なく。もう言わなくて大丈夫です。▼~
ブシュロンさんはもう充分に褒めてくれました。~
一生分と言えるほどに…▼~
だから何も気にせず、~
普通にお弁当を味わってください…▼~
:[ブシュロン]|またたくさん褒めるさ。~
あんたがもっと笑顔になれるまでな。▼~
:[ゴルドマリー]|…ほんとですか?~
うっ…うぅっ…▼~
:[ブシュロン]|どうした?▼~
:[ゴルドマリー]|あなたの優しさが嬉しくて、~
今日は涙風味の塩辛い味付けになるかも…▼~
:[ブシュロン]|涙風味…▼~
ううっ…!~
涙と聞いただけでもらい泣きが…!▼~
:[ゴルドマリー]|感受性が豊かすぎませんか…▼~
でも、それもブシュロンさんの魅力の一つ…~
わたしだってわかっているんですよ…▼~
ではお褒めの言葉を楽しみにしつつ、~
すぐに作りますね…▼~
:[ブシュロン]|俺も楽しみにしつつ、~
褒める準備をしておこう。▼~
**リンデン [#w959dede]
***支援C [#l143e2ce]
:[ブシュロン]|うっ…ぐっ…▼~
:[リンデン]|おやおや。~
大の男が涙を流して、どうしたのじゃ?▼~
:[ブシュロン]|あ、実は本を拾いまして…▼~
中身を読んでみたら、~
これがとても感動的で、涙が止まらないんです。▼~
:[リンデン]|ほう。~
どんな本じゃ?▼~
:[ブシュロン]|『L』という名の偉大な賢者の物語です。▼~
:[リンデン]|ふむ…どんなものか、~
話してくれんかの?▼~
:[ブシュロン]|話はLの少年時代から始まります。~
彼はイルシオン国内の学園を首席で卒業しました。▼~
その後、Lは王城兵に取り立てられ、~
一時は王子の臣下も務めました。▼~
:[リンデン]|ふむふむ…▼~
:[ブシュロン]|その王子は有力な国王候補だったのですが、~
後継に選ばれたのは別の者で…▼~
王子は失意のうちに城を去ることになり、~
Lはそれを呆然と見送るのです▼~
とりあえず、ここまで読みました…~
うぅっ…▼~
:[リンデン]|ほら、これで涙を拭け。▼~
:[ブシュロン]|ありがとうございます…▼~
俺は感動しやすい体質なんですが、~
それだけではなく…▼~
城を出て行く王子の無念さや、~
見送るLの気持ちを考えると、もう泣けてきて…▼~
:[リンデン]|…その本に興味が出てきた。~
また読み進めることがあったら、内容を教えておくれ。▼~
:[ブシュロン]|はい、もちろんです。~
ちーん!▼~
:[リンデン]|わしのハンカチが…▼~
***支援B [#q6971378]
:[リンデン]|ブシュロン、また本の続きを話してくれ。▼~
と言いたいところじゃが、~
その前のこれを渡しておこう。▼~
:[ブシュロン]|おいしそうな焼き菓子ですね。▼~
:[リンデン]|わしが焼いたんじゃ。~
中にはリンゴが入っておる。▼~
:[ブシュロン]|リンデン殿、料理をなさるんですか?▼~
:[リンデン]|サンダーの魔法で、じっくり焼いたのじゃ。~
さ、食べてみておくれ。▼~
:[ブシュロン]|いただきます…▼~
:(ブシュロンが焼き菓子を食べる)|
:[ブシュロン]|あっ、おいしい!~
サンダーでこんなにおいしい焼き菓子が作れるなんて!▼~
:[リンデン]|びっくりじゃろう?~
では、本の続きを聞かせてくれ。▼~
:[ブシュロン]|Lが仕えた王子は国王に選ばれず、~
城を出ていってしまったのですが…▼~
その後、Lは王城兵の女性と出会い~
彼女の優しさに癒されます。▼~
Lは彼女と結婚し、~
平凡ながら幸せな生活が始まります。▼~
…今回はここまでです。▼~
:[リンデン]|なるほど。同じく王城兵だったわしには、~
身近な話のように思えて興味深いのう。▼~
それにしても、今日は泣かないんじゃの。▼~
:[ブシュロン]|本当は号泣したいんです。~
Lの奥さんの献身的な姿が実に感動的で…▼~
でも、泣いてばかりいるのも、~
お恥ずかしいですし…▼~
:[リンデン]|なんだ。我慢していたのか。▼~
だったら気にせんで、思い切り泣けばいい。▼~
:[ブシュロン]|そ、そうですか?~
ではお言葉に甘えて…▼~
うううっ!!▼~
:[リンデン]|鼻水が噴出しておる。~
ほら、これで拭くのじゃ。▼~
:[ブシュロン]|何度もありがとうございます…!~
ちーん!▼~
***支援A [#ec3ac5d9]
:[リンデン]|ブシュロン、今日はクッキーを焼いてきたぞ。~
いつものサンダーでな。ほら、お食べ。▼~
:[ブシュロン]|いつもすみません。いただきます。~
干しブドウが入っていておいしいです…▼~
:[リンデン]|今度はどこまで読んだんじゃ?▼~
:[ブシュロン]|ついに最後まで読んでしまいました…▼~
:[リンデン]|そうか。~
では話してくれ。▼~
:[ブシュロン]|…はい。~
結婚後、Lは平凡ながら幸せな日々を過ごしました。▼~
夫婦は互いに手を取り合い、困難を乗り越え、~
子どもたちの成長を見守りました。▼~
しかし、子どもたちが独立して、これから夫婦二人きりの~
時間だというとき…妻が死去します。▼~
妻の好物である焼き菓子を~
Lがサンダーで焼いているときに…▼~
…………▼~
うっ…▼~
:[リンデン]|泣くな、ブシュロン…と言いつつ…~
おかしいのぅ、今日はわしも涙もろいようじゃ…▼~
:[ブシュロン]|ここまで読んでわかりました。~
これは、リンデン殿のお話だったのですね。▼~
:[リンデン]|そうじゃ…~
『L』はリンデンのLじゃったんじゃよ…▼~
:[ブシュロン]|でも、どうして?▼~
:[リンデン]|わしは遠くない将来、死んで妻の元へと旅立つ。~
そうなる前に、半生を書き記しておこうと思ってのう。▼~
ところが、それをうっかり落としてしまったのだ。▼~
:[ブシュロン]|ではこの物語は、リンデン殿が!?~
すみません、勝手に読んでしまって。▼~
:[リンデン]|いや、あんたに拾ってもらえてよかった。~
本当にそう思う。▼~
:[ブシュロン]|よく書かれた、素晴らしい物語でした。▼~
:[リンデン]|これからも仲良くしておくれ。~
わしの人生の最後の一頁まで…▼~
:[ブシュロン]|もちろんです。▼~
:[リンデン]|さて。~
今日は気分がいいからもう一品、作ろうかの。▼~
サンダーの料理は時間がかかるから、~
若き友人の半生でも聞かせてもらおうか。▼~
:[ブシュロン]|ええ、喜んで。~
では、まずは俺の両親のことから…▼~
**パネトネ [#w3fe1600]
***支援C [#q5662386]
:[パネトネ]|ブシュロンさん。~
今、お時間よろしいでございますですか?▼~
:[ブシュロン]|ああ、大丈夫だ。▼~
:[パネトネ]|つかぬことをお聞きいたしますですが…▼~
ブシュロンさんは、フィレネ王国の伯爵家のお方で~
いらっしゃいますですか?▼~
:[ブシュロン]|そうだ。▼~
:[パネトネ]|素晴らしい…!~
貴族であるあなたに、ぜひお願いがございますの。▼~
:[ブシュロン]|お願い…?▼~
:[パネトネ]|ご存じのとおり、わたくしはソルム王国の~
第一王女に仕える身…▼~
王族に失礼のないよう、常に御礼儀作法には~
気をつけておりますですわ。ですが…▼~
まだまだ不安な部分が~
たくさんあるのでございますです。▼~
そこで、ブシュロンさんにフィレネ王国の~
御礼儀作法について教えてほしいでございますですの!▼~
:[ブシュロン]|礼儀作法?~
ああ、別にいいが。▼~
:[パネトネ]|ありがとうございます!▼~
:[ブシュロン]|俺もソルムの礼儀作法には興味がある。▼~
ともに王族に仕える者として、~
互いの国ことを教え合えたら楽しそうだ。(原文ママ/音声では...
:[パネトネ]|それは名案でございますですわね。▼~
ブシュロンさんに相談して~
よかったでございますです。▼~
これからよろしくお願いいたしますですわ。▼~
:[ブシュロン]|ああ、こちらこそ!▼~
***支援B [#n0f842d4]
:[ブシュロン]|ナイフやフォークは料理ごとに、~
外側から順番に使うんだ。▼~
:[パネトネ]|わかったでございますです。▼~
:(テーブルマナーに悪戦苦闘するパネトネ)|
:[パネトネ]|あれ…あれ…~
上手く御料理が掴めないでございますです…▼~
:[ブシュロン]|一口が大きいんだな。もう少し小さく切ろう。~
その方が上品にも見えるからな。▼~
:[パネトネ]|一口を小さく…~
うう…難しいでございますです…▼~
:[ブシュロン]|不安があるとは言っていたが、~
この段階だとは思わなかったな。▼~
:[パネトネ]|と、とりあえず、~
お水を飲んで落ち着くでございますです。▼~
んぐっ…んぐっ…▼~
:[ブシュロン]|ああっ、違うぞパネトネ!~
その器の水は手を洗うのに使うんだ!▼~
:[パネトネ]|ええっ!? 紛らわしいですます!▼~
:(暗転)|
:[ブシュロン]|ソルム王家ではどうやって食事をしていたんだ...
:[パネトネ]|いつもは他の人を真似して、~
付け焼刃で乗り切ってたでございますですわ。▼~
:[ブシュロン]|…ある意味すごいな。▼~
:[パネトネ]|やっぱりわたくしには…~
御礼儀作法など無理なのでしょうか。▼~
:[ブシュロン]|そんなことはない。~
誰だって最初はできないものだ。▼~
:[パネトネ]|…実はわたくし、~
家庭環境のあまりよくない家で育ちましたです。▼~
そんな人間が御礼儀作法を学ぶなんて~
おこがましかったのでしょうか。▼~
:[ブシュロン]|生まれは関係ないさ。~
上達したいんだったら、諦めずに頑張ろう。▼~
出来ないからって見放したりしない。~
いくらでも付き合うさ。▼~
:[パネトネ]|ブシュロンさん…▼~
:[ブシュロン]|さぁ、繰り返しやってみよう。~
そうすればきっとできるはずだから。▼~
:[パネトネ]|ありがとうございます。~
わたくしが間違っていたでございますですわ。▼~
応援してくださるブシュロンさんのためにも、~
諦めずに努力するでございますです!▼~
***支援A [#e2d0277c]
:[パネトネ]|食事の前は姿勢を正しくして、~
神様にお祈りをするのですわ。▼~
…………▼~
フィレネ王国は博愛主義国家。~
この後は食材にも感謝の気持ちを伝えますです。▼~
生きとし生けるものに感謝する。~
素晴らしいことでございますですわ。▼~
:[ブシュロン]|以前教えた礼儀作法の復習か?▼~
:[パネトネ]|はい。せっかくですから、~
ブシュロンさんも見ていてください。▼~
この料理をナイフとフォークを使って~
食べてみせるでございますです。▼~
外側から…食器を取って…~
一口は小さく…▼~
…できたでございますです!▼~
:[ブシュロン]|おめでとう、パネトネ。~
まだ少しぎこちないが一歩前進だな。▼~
:(暗転)|
:[パネトネ]|ありがとうございます、ブシュロンさん。▼~
わたくしは過去から抜け出したくて御礼儀作法を~
学ぼうとしていたのだと思いますです。▼~
ブシュロンさんに教えていただいて、~
初めて楽しく御勉強できました。▼~
成功したのは全部、~
あなたのおかげでございますですわ。▼~
:[ブシュロン]|パネトネの努力の成果でもあるぞ。~
よくやったな。▼~
それじゃあ、今度はソルム王国の~
礼儀作法を教えてもらう番だな。▼~
:[パネトネ]|ソルムの?▼~
:[ブシュロン]|忘れたとは言わせないぞ。~
お互いに礼儀作法を教え合うという約束だったろう?▼~
:[パネトネ]|ええ、そうでしたですね。▼~
…ソルム王国は自由な国でございますです。~
あまり形式ばった作法はなく、▼~
基本的には歌って踊って楽しく過ごすのが~
礼儀でございますですわ。▼~
もちろん場合にもよりますけれど。▼~
:[ブシュロン]|へえ、面白いな。▼~
国によって礼儀作法はぜんぜん違うものだ。~
だが、強いて共通点を上げるとすれば…▼~
:[パネトネ]|相手を思いやる気持ちが大切、ですわね?▼~
:[ブシュロン]|ああ。きっと礼儀作法に一番大切なのは~
他者への思いやりだ。▼~
その点においてはパネトネは満点だな。▼~
:[パネトネ]|ブシュロンさんもでございますですの。▼~
:[ブシュロン]|俺も初めて気づいたよ。~
ありがとな、パネトネ。▼~
:[パネトネ]|理想の淑女に、少しずつ近づけているような~
気がいたしますですわ。▼~
:[ブシュロン]|ソルムの礼儀作法、他にもあるんだろう?~
もっと教えてくれ。▼~
:[パネトネ]|ええ。これからも二人で一緒に、~
思いやりの気持ちを学ぶでございますです。▼~
*コメント [#z7d30306]
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