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*書庫 [#xe35cb91]
#contents
**概要 [#w812d111]
//暫定的にページ切り替えで▼を入れています。
**セイロスの書 [#y049ca79]
***第一章 啓示録 [#yd373946]
女神は天であり、女神は大地である。~
今にあり、昔にあり、やがて来るときにある。~
かの目はすべてを見通し、かの耳はすべてを~
聞き、かの手はすべてを受け止める。▼~
女神の証を受け取りし者、~
言葉を預かりし者、すなわちセイロス。~
天の、大地の御使いとして、~
セイロスは恵みと平安をあなた方に届ける。▼~
女神よりの全能を以て。~
セイロスは、女神の剣として邪を除け、~
セイロスは、女神の子として王を封ず。~
セイロスは、女神の翼として人を導き、~
セイロスは、女神の声として愛を説く。▼~
その剣に、あなたの剣を委ね、~
その王を、あなたの上に戴き、~
その翼で、あなたの生を助け、~
その声が、あなたの心を赦す。~
あなた方に女神の加護あらんと。▼~
***第二章 創世記 [#jb7713d8]
曇りなき大海に、まずフォドラがあった。~
遙かなる旅を終えし女神は、~
フォドラを見出し、降り立たれた。~
女神は生きとし生けるものを創りたもうた。▼~
女神は草木を創り、鳥獣を創り、~
そして最後に、人を創りたもうた。~
人は力を欲し、女神はそれに応えられた。~
天の恵み、大地の恵み、そして魔の恵み。~
人は魔道を得、力を増した。~
力が邪を呼び寄せるとも知らずに。▼~
女神の加護のもと、人は生きた。~
より多くを成し、より富み栄え、~
いつしかフォドラで最も力ある存在となった。~
しかし、北より、邪なる存在が訪れる。~
大地を蝕み、天を穢す、邪。~
フォドラに混迷が、訪れる。▼~
邪なる侵略に対するため、~
女神は力を創りたもうた。~
超常の武具と、そを使うための血。~
人はその力を手にし、邪と戦った。~
邪を討ち破り、北へと追いやった人々。~
彼らは英雄と呼ばれた。▼~
英雄らは数百年を生きたが、やがて~
その命も尽き、後には血と力のみが残る。~
英雄の血に宿りし力を“紋章”と呼び、~
英雄の振るいし力を“英雄の遺産”と呼ぶ。~
かくして、新しき時の縁は、紡がれていった。▼~
英雄の子孫たちは、血を求め、力を求めた。~
やがて彼らはすべてを巡って争い始める。~
紋章を、遺産を、土地を、富を。~
邪なる存在を打ち果たすための女神の力は、~
人の欲によって争いの道具となった。~
女神はそれを嘆き、天に姿を隠す……▼~
***第三章 (散逸?) [#ae928829]
***第四章 (散逸?) [#ad519db4]
***第五章 主の五戒 [#i4f04de6]
一、あなたは主の存在と、主の力を~
疑ってはなりません。~
一、あなたの神、主の名をみだりに~
唱えてはなりません。▼~
一、あなたは父と母と、主に連なる者を~
敬わねばなりません。~
一、あなたは主より与えられた力を~
正しく使わねばなりません。~
一、あなたはみだりに人を殺め、傷つけ、~
嘘をつき、盗みを働いてはいけません。▼~
主はすべての美しきものを是とします。~
主は、愛、絆、喜び、平和、信心、親切、~
自律、謙虚さ、我慢強さ、これらのものを~
否定することはありません。~
主の導きに従えば、自ずと主の五戒は~
守られるのです。▼~
**諸遊紀行 [#o9ca8b61]
***諸遊紀行1 [#l84e9a97]
主にフォドラの外の世界について書かれた記録。~
著者は不明だが、実際に各地を旅した者が~
書いているようだ。▼~
パルミラ~
フォドラの東にある大国。険峻な山岳地帯~
"フォドラの喉元"を領界として、レスター~
諸侯同盟領と接する。騎馬民族の血を引く~
者たちであり、戦いを好む。広大な国土は~
肥沃な大草原、砂漠、大連峰など地形に富む。▼~
アルビネ~
フォドラの北西にある大地。寒冷な気候で、~
貴重な動植物が数多く生息しているものの、~
厳寒と穀物の育ちにくい凍土のため、暮らす~
人々の数は少ない。▼~
モルフィス~
フォドラの南東にある魔道の都の名であり、~
その都市を中央に置く広大な砂漠の名でも~
ある。"幻の都"とも称された時代も~
あったが、細々と繋がる行商の道を通して、~
偉大にして摩訶不思議な魔道の噂が伝わる。▼~
ダグザ~
フォドラの南西にある大地。遥か遠方であり、~
その地は焦熱の密林であるとか、冷涼な~
大高原であるとか、噂を挙げれば枚挙に~
暇がない。そしてそれらは半ば事実であり、~
南北に長い大地に様々な地形を有している。▼~
***諸遊紀行2 [#h632bfe0]
主にフォドラの外の世界について書かれた記録。~
著者は不明だが、実際に各地を旅した者が~
書いているようだ。▼~
ブリギット~
フォドラとダグザの間に位置する島々。~
穏やかな海と豊かな緑に覆われた大自然の~
結晶とも呼ぶべき地であり、フォドラと~
ダグザの間で支配権が争われてきた。▼~
スレン~
フォドラの北にある巨大な半島の名だったが、~
今は北半分をスレン地方と呼び、南半分は~
ファーガス神聖王国の領土となっている。~
荒涼とした大地には好戦的な民族が住まう。~
岩砂漠が広がっている一帯もある。▼~
ダスカー~
フォドラの北、スレンの西側にある半島。~
かつて暮らしていたダスカーの民は滅び、~
ファーガス神聖王国の領土となっている。~
取り立てて何もない土地だが、珍重な鉱物が~
見つかるという噂もある。▼~
オグマ山脈~
フォドラの中央からやや南に広がる大山脈。~
西は帝国と王国の境界となり、ガルグ=マクを~
囲いながら帝国を縦断するように伸びる。~
他では見られない動植物も多く、また豊富な~
鉱物を有する。▼~
**フォドラの歴史 [#hf4c93e8]
***フォドラの歴史1 [#h84344b5]
長きにわたり、世は乱れ民は苦しんでいた。~
”解放王”を僭称する邪なる者ネメシスは、~
争乱を喜び、流血を讃うる。~
フォドラの氏族たちは、糾合されることなく~
ただ奪い合い、殺し合っていた。~
帝国歴 前41年~
聖セイロスの出現~
聖者セイロス、アンヴァルの地に現る。~
セイロスは多くの奇跡をもたらし、~
人心をよく集め、集いた人々は~
セイロス聖教会を組織す。~
帝国歴 元年~
アドラステア帝国の建国~
国の名は神託を以て定む。~
アンヴァルを都としてフォドラの南を治め、~
聖者セイロスもこれに力を与う。~
帝国歴 32年~
英雄戦争の起こり~
初代アドラステア皇帝、~
ヴィルヘルム=パウル=フレスベルグ。~
フォドラの統一のため兵馬を挙げ、~
力をほしいままにする各地の氏族を討滅す。~
帝国歴 46年~
グロンダーズの会戦~
ネメシスに味方する氏族の連合軍と、~
アドラステア帝国軍が平原で激突す。~
帝国軍が大勝を収むる。~
帝国歴 91年~
タルティーンの会戦~
ネメシスに味方する氏族の連合軍と、~
帝国軍が再び激突す。邪なる者ネメシスは~
ここに死して、帝国は勝勢を定むる。~
帝国歴 98年~
英雄戦争の終結~
皇帝ヴィルヘルム1世の後を継いだ~
リュカイオン1世が急病にて崩御す。~
フォドラの大半を支配するに至っていた~
帝国は、これを機に戦いに幕を下ろす。~
***フォドラの歴史2 [#h10f6322]
帝国歴 721年~
第一次ミアハ戦役~
海を越えてダグザ軍が襲来す。~
帝国軍はこれを撃退するものの、~
ミアハ地方は少なからず被害を受ける。~
帝国歴 728年~
ブリギット侵攻~
帝国軍、ダグザに協調していた~
ブリギット諸島に侵攻す。~
勝利し、ブリギットの民を従属させる。~
帝国歴 731年~
ダグザ侵攻~
帝国軍、ブリギットを足掛かりに~
ダグザに大規模な侵攻をかけるも、~
武運つたなく敗退す。~
帝国歴 747年~
ファーガスの乱~
かつて帝国と争った氏族の子孫、ルーグが~
帝国からの独立を求めて挙兵す。~
ファーガス地方を巻き込んだ争乱となる。~
この一連の争乱を”鷲獅子戦争”とも呼ぶ。~
帝国歴 751年~
タルティーンの戦い~
ルーグら独立軍が帝国軍に大勝。~
セイロス聖教会が二者を仲裁し、ファーガス~
地方はファーガス神聖王国として独立す。~
帝国歴 801年~
レスター大乱~
帝国のレスター地方で内乱が勃発す。~
帝国軍は鎮圧に失敗。神聖王国がこれに~
乗じてレスター地方を制圧し、領土とす。~
帝国歴 861年~
ファーガス神聖王国分裂~
国王クラウス1世の崩御に伴い、~
3人の王子がそれぞれ大公となり、~
王国を三分割して統治す。~
帝国歴 881年~
三日月戦争~
王国のレスター地方を治むる大公が病没す。~
レスター地方の諸侯は、次の大公を立てず、~
諸侯の共同体となることを画策す。~
帝国歴 901年~
レスター諸侯同盟領の成立~
諸侯同盟に反目する諸侯を討伐し、~
ファーガス地方からの干渉も排除した~
リーガン公を中心に、同盟領が成立す。~
帝国歴 961年~
パルミラ襲来~
東の大国パルミラ、フォドラの喉元を~
越えて同盟領に侵攻す。~
帝国軍らも派兵され、からくも撃退す。~
帝国歴 1101年~
フォドラの首飾り築造~
パルミラの襲来を防ぐべく、~
同盟・王国・帝国が一丸となり、~
フォドラの喉元に要塞を築造す。~
**帝国貴族名鑑 [#sb7ead53]
***帝国貴族名鑑1 [#p9d4248c]
アドラステア帝国の主要な貴族の名鑑。~
教団の資料のため、持ち出し及び~
生徒の閲覧を禁ずる。~
1179年版。~
フレスベルグ家~
大帝ヴィルヘルムを祖とする帝国の大貴族。~
1100年以上にわたって帝国を治める。~
その系譜は聖セイロスの血統をも有し、~
代々の皇帝はその身にセイロスの紋章を~
宿していたという。~
帝都アンヴァルとその周辺一帯を領地とし、~
帝国の内外で絶大な権力を誇ったが、~
1171年の七貴族の変により、貴族らに~
権能を剥奪される。また近年、立て続けに~
一族の者に不幸が起こっており、その支配~
体制には暗雲が垂れ込めている。~
エーギル家~
帝国でフレスベルグ家に次ぐ力を持つ公爵。~
当主がいつしか宰相の地位を歴任するように~
なり、今では実質的に世襲宰相の地位を~
有する。七貴族の変を主導し、帝国の統治に~
おける実権を握っている。~
ベストラ家~
フレスベルグ家の影であり、領地を持たない~
特殊な侯爵。帝国の暗部を牛耳っているほか、~
皇帝の補助、儀礼典礼、後宮、近衛などを~
含めた皇帝周辺の政務を担っていた。~
七貴族の変ではエーギル家に味方する。~
ヘヴリング家~
帝国の内務卿を世襲するようになった伯爵。~
主に政務、財務、法務などを担当し、その~
領分を巡って頻繁に軍務卿と対立している。~
領地の大半がオグマ山脈に属し、鉱業が~
盛んである。~
ベルグリーズ家~
帝国の軍務卿を世襲するようになった伯爵。~
皇帝直属軍以外の帝国すべての軍事を~
管轄とし、戦時には当主が大将軍として~
全軍を率いる。フォドラいちの穀倉地帯、~
グロンダーズ平原の大半を領地とする。~
ヴァーリ家~
帝国の教務卿を世襲するようになった伯爵。~
教務卿は主にセイロス聖教会との渉外が~
領分だったが、近年は教団と帝国が疎遠に~
なっているため、法務などにも干渉しては、~
内務卿との政争を起こしている。~
***帝国貴族名鑑2 [#z8b0fb15]
アドラステア帝国の主要な貴族の名鑑。~
教団の資料のため、持ち出し及び~
生徒の閲覧を禁ずる。~
1179年版。~
ゲルズ家~
帝国の外務卿を世襲するようになった公爵。~
外交や他国との交渉、中央と地方の紐帯を~
任とし、ダグザ・ブリギット戦役においても~
停戦協定の締結に尽力した。七貴族の変に~
加担してはいるが、他家とは一線を画す。~
アランデル家~
元は帝国の小貴族だったが、現当主である~
フォルクハルトの妹が皇帝イオニアス9世の~
室となってから急伸し、アランデル大公の~
位を贈られる。エーギル家に協力し、七貴~
族の変を起こした主犯格の一人と目される。~
フリュム家~
帝国の子爵。皇帝イオニアス9世の中央集権~
政策に反発し、帝国からの独立と同盟への~
参画を目論むも、帝国軍の介入にあって~
失敗する。後始末として本家は断絶、現在~
では養子を当主として迎え入れている。~
ヌーヴェル家~
帝国の子爵。帝国西端に領地を構え、家名に~
由来する港湾都市ヌーヴェルを中心にダグザ、~
アルビネ、ブリギットなどとの交易で栄える。~
だが、1175年に攻め寄せたダグザ・ブリ~
ギット連合軍の上陸を許し、没落した。~
オックス家~
帝国の男爵。帝国西部”フォドラの牙”と~
呼ばれる半島の北半分を領地とする。~
ダグザ・ブリギット戦役で当主を失った。~
バルテルス家~
帝国の男爵。野心高く、多くの紋章の血統を~
その家系に加えている。1176年、当主を~
含む一族の多くが不審死。嫡男エミールの~
犯行とされたが、エミールは行方不明になり、~
現在は遠縁の者が当主となっている。~
**同盟貴族名鑑 [#c86ff45b]
レスター諸侯同盟領の主要な貴族の名鑑。~
教団の資料のため、持ち出し及び~
生徒の閲覧を禁ずる。~
1179年版。~
リーガン家~
十傑の血統で、レスター諸侯同盟の盟主格。~
881年の三日月戦争を経て、王国からの~
独立と諸侯による共和制の樹立を主導した。~
以来、円卓会議の主催者の役を担っている。~
公爵の位は同盟成立以前に王国より叙された~
爵位を根拠とする。なお、現リーガン公の~
嫡男ゴドフロアは公務中の事故により他界。~
ほかに女子もいたが現在は消息不明である。~
ゴネリル家~
十傑の血統。レスター地方東部に領地を有し、~
パルミラ軍との攻防において中心的役割を~
担ってきた武門の家柄。殊に次期当主である~
ホルスト卿は同盟随一の勇将として知られる。~
コーデリア家~
レスター地方南東部に領地を有する伯爵家。~
1167年、帝国貴族フリュム家の内乱に~
関与したことを契機に、帝国より内政干渉を~
受け続け、急激に国力が低下した。~
グロスタール家~
十傑の血統。レスター地方東部の伯爵家。~
現当主は渉外に長けた野心家で、円卓会議で~
議決権を有する五大諸侯の中では、盟主格の~
リーガン家に次ぐ発言力を有している。~
エドマンド家~
レスター地方北部に領地を有する辺境伯家。~
良港を活かした交易重視の政策で国力を貯え、~
五大諸侯に名を連ねるまでに成長した。~
現当主は能弁家としても知られている。~
ダフネル家~
十傑の血統。かつては同盟の五大諸侯に名を~
連ねていたが、家中の分裂により勢いを失い、~
ここ何代かは紋章持ちの当主も現れていない。~
名家としての存在感は現在も保ち続けている。~
**王国貴族名鑑 [#k8e9ce78]
ファーガス神聖王国の主要な貴族の名鑑。~
教団の資料のため、持ち出し及び~
生徒の閲覧を禁ずる。~
1179年版。~
ブレーダッド家~
十傑の一人、ブレーダッドを祖とする一門。~
751年、鷲獅子戦争で勝利を収めた~
”獅子王”ルーグが、教団より戴冠を受け~
アドラステア帝国からの独立を果たして以来~
400年以上にわたり王国を統治してきた。~
王都フェルディアとその周辺を領土とし、~
フォドラ北部の諸侯を数多く従属下に置く。~
国王ランベールが1176年に没した後は~
その実兄にあたるイーハ大公リュファスが~
若年の王子に代わり領内の政を担っているが~
各地で争乱が続き、体制は揺らぎつつある。~
フラルダリウス家~
十傑の一人、フラルダリウスを祖とする一門。~
王国諸侯の中でも歴史の長い家の一つであり、~
”獅子王”ルーグの盟友であるキーフォンも~
英雄フラルダリウスに連なる者であるという。~
公爵の位に叙されている。~
ゴーティエ家~
十傑の一人、ゴーティエを祖とする一門。~
王国の最北に領土を持ち、二百余年にわたり~
”北方の民”スレン族による侵攻から国土を~
守護してきた。辺境伯の位に叙されている。~
カロン家~
十傑の一人、カロンを祖とする一門。~
鷲獅子戦争の時代に独立軍と聖教会の折衝を~
担ったことから、今も国内での典礼の場には~
カロン家の当主が立ち会う伝統が残っている。~
伯爵の位に叙されている。~
ガラテア家~
レスター諸侯同盟の一角を成すダフネル家が~
家督争乱により二分された際、ファーガスに~
帰順した一派が家を興し、後に伯爵の位に~
叙された。領地の大部分が寒冷な荒野であり、~
1170年代の初頭には大飢饉が起こっている。~
ローベ家~
もとは帝国北西部に領地を持つ貴族であったが~
領内に城塞都市アリアンロッドが築かれた際、~
帝国に反旗を翻し、アリアンロッドを含む~
所領ごと、ファーガス神聖王国に帰順した。~
その功を以て、王家より伯爵位に叙される。~
クレイマン家~
元来、王国西部の一城主に過ぎなかったが、~
1176年に行われたダスカー半島の征伐で~
大功を立て、王家より子爵の位に叙された。~
封土としてダスカー半島を与えられている。~
*コメント [#oa1d62b7]
#comment
終了行:
[[会話集]]
*書庫 [#xe35cb91]
#contents
**概要 [#w812d111]
//暫定的にページ切り替えで▼を入れています。
**セイロスの書 [#y049ca79]
***第一章 啓示録 [#yd373946]
女神は天であり、女神は大地である。~
今にあり、昔にあり、やがて来るときにある。~
かの目はすべてを見通し、かの耳はすべてを~
聞き、かの手はすべてを受け止める。▼~
女神の証を受け取りし者、~
言葉を預かりし者、すなわちセイロス。~
天の、大地の御使いとして、~
セイロスは恵みと平安をあなた方に届ける。▼~
女神よりの全能を以て。~
セイロスは、女神の剣として邪を除け、~
セイロスは、女神の子として王を封ず。~
セイロスは、女神の翼として人を導き、~
セイロスは、女神の声として愛を説く。▼~
その剣に、あなたの剣を委ね、~
その王を、あなたの上に戴き、~
その翼で、あなたの生を助け、~
その声が、あなたの心を赦す。~
あなた方に女神の加護あらんと。▼~
***第二章 創世記 [#jb7713d8]
曇りなき大海に、まずフォドラがあった。~
遙かなる旅を終えし女神は、~
フォドラを見出し、降り立たれた。~
女神は生きとし生けるものを創りたもうた。▼~
女神は草木を創り、鳥獣を創り、~
そして最後に、人を創りたもうた。~
人は力を欲し、女神はそれに応えられた。~
天の恵み、大地の恵み、そして魔の恵み。~
人は魔道を得、力を増した。~
力が邪を呼び寄せるとも知らずに。▼~
女神の加護のもと、人は生きた。~
より多くを成し、より富み栄え、~
いつしかフォドラで最も力ある存在となった。~
しかし、北より、邪なる存在が訪れる。~
大地を蝕み、天を穢す、邪。~
フォドラに混迷が、訪れる。▼~
邪なる侵略に対するため、~
女神は力を創りたもうた。~
超常の武具と、そを使うための血。~
人はその力を手にし、邪と戦った。~
邪を討ち破り、北へと追いやった人々。~
彼らは英雄と呼ばれた。▼~
英雄らは数百年を生きたが、やがて~
その命も尽き、後には血と力のみが残る。~
英雄の血に宿りし力を“紋章”と呼び、~
英雄の振るいし力を“英雄の遺産”と呼ぶ。~
かくして、新しき時の縁は、紡がれていった。▼~
英雄の子孫たちは、血を求め、力を求めた。~
やがて彼らはすべてを巡って争い始める。~
紋章を、遺産を、土地を、富を。~
邪なる存在を打ち果たすための女神の力は、~
人の欲によって争いの道具となった。~
女神はそれを嘆き、天に姿を隠す……▼~
***第三章 (散逸?) [#ae928829]
***第四章 (散逸?) [#ad519db4]
***第五章 主の五戒 [#i4f04de6]
一、あなたは主の存在と、主の力を~
疑ってはなりません。~
一、あなたの神、主の名をみだりに~
唱えてはなりません。▼~
一、あなたは父と母と、主に連なる者を~
敬わねばなりません。~
一、あなたは主より与えられた力を~
正しく使わねばなりません。~
一、あなたはみだりに人を殺め、傷つけ、~
嘘をつき、盗みを働いてはいけません。▼~
主はすべての美しきものを是とします。~
主は、愛、絆、喜び、平和、信心、親切、~
自律、謙虚さ、我慢強さ、これらのものを~
否定することはありません。~
主の導きに従えば、自ずと主の五戒は~
守られるのです。▼~
**諸遊紀行 [#o9ca8b61]
***諸遊紀行1 [#l84e9a97]
主にフォドラの外の世界について書かれた記録。~
著者は不明だが、実際に各地を旅した者が~
書いているようだ。▼~
パルミラ~
フォドラの東にある大国。険峻な山岳地帯~
"フォドラの喉元"を領界として、レスター~
諸侯同盟領と接する。騎馬民族の血を引く~
者たちであり、戦いを好む。広大な国土は~
肥沃な大草原、砂漠、大連峰など地形に富む。▼~
アルビネ~
フォドラの北西にある大地。寒冷な気候で、~
貴重な動植物が数多く生息しているものの、~
厳寒と穀物の育ちにくい凍土のため、暮らす~
人々の数は少ない。▼~
モルフィス~
フォドラの南東にある魔道の都の名であり、~
その都市を中央に置く広大な砂漠の名でも~
ある。"幻の都"とも称された時代も~
あったが、細々と繋がる行商の道を通して、~
偉大にして摩訶不思議な魔道の噂が伝わる。▼~
ダグザ~
フォドラの南西にある大地。遥か遠方であり、~
その地は焦熱の密林であるとか、冷涼な~
大高原であるとか、噂を挙げれば枚挙に~
暇がない。そしてそれらは半ば事実であり、~
南北に長い大地に様々な地形を有している。▼~
***諸遊紀行2 [#h632bfe0]
主にフォドラの外の世界について書かれた記録。~
著者は不明だが、実際に各地を旅した者が~
書いているようだ。▼~
ブリギット~
フォドラとダグザの間に位置する島々。~
穏やかな海と豊かな緑に覆われた大自然の~
結晶とも呼ぶべき地であり、フォドラと~
ダグザの間で支配権が争われてきた。▼~
スレン~
フォドラの北にある巨大な半島の名だったが、~
今は北半分をスレン地方と呼び、南半分は~
ファーガス神聖王国の領土となっている。~
荒涼とした大地には好戦的な民族が住まう。~
岩砂漠が広がっている一帯もある。▼~
ダスカー~
フォドラの北、スレンの西側にある半島。~
かつて暮らしていたダスカーの民は滅び、~
ファーガス神聖王国の領土となっている。~
取り立てて何もない土地だが、珍重な鉱物が~
見つかるという噂もある。▼~
オグマ山脈~
フォドラの中央からやや南に広がる大山脈。~
西は帝国と王国の境界となり、ガルグ=マクを~
囲いながら帝国を縦断するように伸びる。~
他では見られない動植物も多く、また豊富な~
鉱物を有する。▼~
**フォドラの歴史 [#hf4c93e8]
***フォドラの歴史1 [#h84344b5]
長きにわたり、世は乱れ民は苦しんでいた。~
”解放王”を僭称する邪なる者ネメシスは、~
争乱を喜び、流血を讃うる。~
フォドラの氏族たちは、糾合されることなく~
ただ奪い合い、殺し合っていた。~
帝国歴 前41年~
聖セイロスの出現~
聖者セイロス、アンヴァルの地に現る。~
セイロスは多くの奇跡をもたらし、~
人心をよく集め、集いた人々は~
セイロス聖教会を組織す。~
帝国歴 元年~
アドラステア帝国の建国~
国の名は神託を以て定む。~
アンヴァルを都としてフォドラの南を治め、~
聖者セイロスもこれに力を与う。~
帝国歴 32年~
英雄戦争の起こり~
初代アドラステア皇帝、~
ヴィルヘルム=パウル=フレスベルグ。~
フォドラの統一のため兵馬を挙げ、~
力をほしいままにする各地の氏族を討滅す。~
帝国歴 46年~
グロンダーズの会戦~
ネメシスに味方する氏族の連合軍と、~
アドラステア帝国軍が平原で激突す。~
帝国軍が大勝を収むる。~
帝国歴 91年~
タルティーンの会戦~
ネメシスに味方する氏族の連合軍と、~
帝国軍が再び激突す。邪なる者ネメシスは~
ここに死して、帝国は勝勢を定むる。~
帝国歴 98年~
英雄戦争の終結~
皇帝ヴィルヘルム1世の後を継いだ~
リュカイオン1世が急病にて崩御す。~
フォドラの大半を支配するに至っていた~
帝国は、これを機に戦いに幕を下ろす。~
***フォドラの歴史2 [#h10f6322]
帝国歴 721年~
第一次ミアハ戦役~
海を越えてダグザ軍が襲来す。~
帝国軍はこれを撃退するものの、~
ミアハ地方は少なからず被害を受ける。~
帝国歴 728年~
ブリギット侵攻~
帝国軍、ダグザに協調していた~
ブリギット諸島に侵攻す。~
勝利し、ブリギットの民を従属させる。~
帝国歴 731年~
ダグザ侵攻~
帝国軍、ブリギットを足掛かりに~
ダグザに大規模な侵攻をかけるも、~
武運つたなく敗退す。~
帝国歴 747年~
ファーガスの乱~
かつて帝国と争った氏族の子孫、ルーグが~
帝国からの独立を求めて挙兵す。~
ファーガス地方を巻き込んだ争乱となる。~
この一連の争乱を”鷲獅子戦争”とも呼ぶ。~
帝国歴 751年~
タルティーンの戦い~
ルーグら独立軍が帝国軍に大勝。~
セイロス聖教会が二者を仲裁し、ファーガス~
地方はファーガス神聖王国として独立す。~
帝国歴 801年~
レスター大乱~
帝国のレスター地方で内乱が勃発す。~
帝国軍は鎮圧に失敗。神聖王国がこれに~
乗じてレスター地方を制圧し、領土とす。~
帝国歴 861年~
ファーガス神聖王国分裂~
国王クラウス1世の崩御に伴い、~
3人の王子がそれぞれ大公となり、~
王国を三分割して統治す。~
帝国歴 881年~
三日月戦争~
王国のレスター地方を治むる大公が病没す。~
レスター地方の諸侯は、次の大公を立てず、~
諸侯の共同体となることを画策す。~
帝国歴 901年~
レスター諸侯同盟領の成立~
諸侯同盟に反目する諸侯を討伐し、~
ファーガス地方からの干渉も排除した~
リーガン公を中心に、同盟領が成立す。~
帝国歴 961年~
パルミラ襲来~
東の大国パルミラ、フォドラの喉元を~
越えて同盟領に侵攻す。~
帝国軍らも派兵され、からくも撃退す。~
帝国歴 1101年~
フォドラの首飾り築造~
パルミラの襲来を防ぐべく、~
同盟・王国・帝国が一丸となり、~
フォドラの喉元に要塞を築造す。~
**帝国貴族名鑑 [#sb7ead53]
***帝国貴族名鑑1 [#p9d4248c]
アドラステア帝国の主要な貴族の名鑑。~
教団の資料のため、持ち出し及び~
生徒の閲覧を禁ずる。~
1179年版。~
フレスベルグ家~
大帝ヴィルヘルムを祖とする帝国の大貴族。~
1100年以上にわたって帝国を治める。~
その系譜は聖セイロスの血統をも有し、~
代々の皇帝はその身にセイロスの紋章を~
宿していたという。~
帝都アンヴァルとその周辺一帯を領地とし、~
帝国の内外で絶大な権力を誇ったが、~
1171年の七貴族の変により、貴族らに~
権能を剥奪される。また近年、立て続けに~
一族の者に不幸が起こっており、その支配~
体制には暗雲が垂れ込めている。~
エーギル家~
帝国でフレスベルグ家に次ぐ力を持つ公爵。~
当主がいつしか宰相の地位を歴任するように~
なり、今では実質的に世襲宰相の地位を~
有する。七貴族の変を主導し、帝国の統治に~
おける実権を握っている。~
ベストラ家~
フレスベルグ家の影であり、領地を持たない~
特殊な侯爵。帝国の暗部を牛耳っているほか、~
皇帝の補助、儀礼典礼、後宮、近衛などを~
含めた皇帝周辺の政務を担っていた。~
七貴族の変ではエーギル家に味方する。~
ヘヴリング家~
帝国の内務卿を世襲するようになった伯爵。~
主に政務、財務、法務などを担当し、その~
領分を巡って頻繁に軍務卿と対立している。~
領地の大半がオグマ山脈に属し、鉱業が~
盛んである。~
ベルグリーズ家~
帝国の軍務卿を世襲するようになった伯爵。~
皇帝直属軍以外の帝国すべての軍事を~
管轄とし、戦時には当主が大将軍として~
全軍を率いる。フォドラいちの穀倉地帯、~
グロンダーズ平原の大半を領地とする。~
ヴァーリ家~
帝国の教務卿を世襲するようになった伯爵。~
教務卿は主にセイロス聖教会との渉外が~
領分だったが、近年は教団と帝国が疎遠に~
なっているため、法務などにも干渉しては、~
内務卿との政争を起こしている。~
***帝国貴族名鑑2 [#z8b0fb15]
アドラステア帝国の主要な貴族の名鑑。~
教団の資料のため、持ち出し及び~
生徒の閲覧を禁ずる。~
1179年版。~
ゲルズ家~
帝国の外務卿を世襲するようになった公爵。~
外交や他国との交渉、中央と地方の紐帯を~
任とし、ダグザ・ブリギット戦役においても~
停戦協定の締結に尽力した。七貴族の変に~
加担してはいるが、他家とは一線を画す。~
アランデル家~
元は帝国の小貴族だったが、現当主である~
フォルクハルトの妹が皇帝イオニアス9世の~
室となってから急伸し、アランデル大公の~
位を贈られる。エーギル家に協力し、七貴~
族の変を起こした主犯格の一人と目される。~
フリュム家~
帝国の子爵。皇帝イオニアス9世の中央集権~
政策に反発し、帝国からの独立と同盟への~
参画を目論むも、帝国軍の介入にあって~
失敗する。後始末として本家は断絶、現在~
では養子を当主として迎え入れている。~
ヌーヴェル家~
帝国の子爵。帝国西端に領地を構え、家名に~
由来する港湾都市ヌーヴェルを中心にダグザ、~
アルビネ、ブリギットなどとの交易で栄える。~
だが、1175年に攻め寄せたダグザ・ブリ~
ギット連合軍の上陸を許し、没落した。~
オックス家~
帝国の男爵。帝国西部”フォドラの牙”と~
呼ばれる半島の北半分を領地とする。~
ダグザ・ブリギット戦役で当主を失った。~
バルテルス家~
帝国の男爵。野心高く、多くの紋章の血統を~
その家系に加えている。1176年、当主を~
含む一族の多くが不審死。嫡男エミールの~
犯行とされたが、エミールは行方不明になり、~
現在は遠縁の者が当主となっている。~
**同盟貴族名鑑 [#c86ff45b]
レスター諸侯同盟領の主要な貴族の名鑑。~
教団の資料のため、持ち出し及び~
生徒の閲覧を禁ずる。~
1179年版。~
リーガン家~
十傑の血統で、レスター諸侯同盟の盟主格。~
881年の三日月戦争を経て、王国からの~
独立と諸侯による共和制の樹立を主導した。~
以来、円卓会議の主催者の役を担っている。~
公爵の位は同盟成立以前に王国より叙された~
爵位を根拠とする。なお、現リーガン公の~
嫡男ゴドフロアは公務中の事故により他界。~
ほかに女子もいたが現在は消息不明である。~
ゴネリル家~
十傑の血統。レスター地方東部に領地を有し、~
パルミラ軍との攻防において中心的役割を~
担ってきた武門の家柄。殊に次期当主である~
ホルスト卿は同盟随一の勇将として知られる。~
コーデリア家~
レスター地方南東部に領地を有する伯爵家。~
1167年、帝国貴族フリュム家の内乱に~
関与したことを契機に、帝国より内政干渉を~
受け続け、急激に国力が低下した。~
グロスタール家~
十傑の血統。レスター地方東部の伯爵家。~
現当主は渉外に長けた野心家で、円卓会議で~
議決権を有する五大諸侯の中では、盟主格の~
リーガン家に次ぐ発言力を有している。~
エドマンド家~
レスター地方北部に領地を有する辺境伯家。~
良港を活かした交易重視の政策で国力を貯え、~
五大諸侯に名を連ねるまでに成長した。~
現当主は能弁家としても知られている。~
ダフネル家~
十傑の血統。かつては同盟の五大諸侯に名を~
連ねていたが、家中の分裂により勢いを失い、~
ここ何代かは紋章持ちの当主も現れていない。~
名家としての存在感は現在も保ち続けている。~
**王国貴族名鑑 [#k8e9ce78]
ファーガス神聖王国の主要な貴族の名鑑。~
教団の資料のため、持ち出し及び~
生徒の閲覧を禁ずる。~
1179年版。~
ブレーダッド家~
十傑の一人、ブレーダッドを祖とする一門。~
751年、鷲獅子戦争で勝利を収めた~
”獅子王”ルーグが、教団より戴冠を受け~
アドラステア帝国からの独立を果たして以来~
400年以上にわたり王国を統治してきた。~
王都フェルディアとその周辺を領土とし、~
フォドラ北部の諸侯を数多く従属下に置く。~
国王ランベールが1176年に没した後は~
その実兄にあたるイーハ大公リュファスが~
若年の王子に代わり領内の政を担っているが~
各地で争乱が続き、体制は揺らぎつつある。~
フラルダリウス家~
十傑の一人、フラルダリウスを祖とする一門。~
王国諸侯の中でも歴史の長い家の一つであり、~
”獅子王”ルーグの盟友であるキーフォンも~
英雄フラルダリウスに連なる者であるという。~
公爵の位に叙されている。~
ゴーティエ家~
十傑の一人、ゴーティエを祖とする一門。~
王国の最北に領土を持ち、二百余年にわたり~
”北方の民”スレン族による侵攻から国土を~
守護してきた。辺境伯の位に叙されている。~
カロン家~
十傑の一人、カロンを祖とする一門。~
鷲獅子戦争の時代に独立軍と聖教会の折衝を~
担ったことから、今も国内での典礼の場には~
カロン家の当主が立ち会う伝統が残っている。~
伯爵の位に叙されている。~
ガラテア家~
レスター諸侯同盟の一角を成すダフネル家が~
家督争乱により二分された際、ファーガスに~
帰順した一派が家を興し、後に伯爵の位に~
叙された。領地の大部分が寒冷な荒野であり、~
1170年代の初頭には大飢饉が起こっている。~
ローベ家~
もとは帝国北西部に領地を持つ貴族であったが~
領内に城塞都市アリアンロッドが築かれた際、~
帝国に反旗を翻し、アリアンロッドを含む~
所領ごと、ファーガス神聖王国に帰順した。~
その功を以て、王家より伯爵位に叙される。~
クレイマン家~
元来、王国西部の一城主に過ぎなかったが、~
1176年に行われたダスカー半島の征伐で~
大功を立て、王家より子爵の位に叙された。~
封土としてダスカー半島を与えられている。~
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