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会話集/章別会話/煤闇の章/EP.1 第四の学級
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[[会話集/章別会話]]
*1章 第四の学級 [#z161cb29]
#contents
*オープニング [#l4f9dcea]
**ナレーション [#y15460c7]
帝国歴185年、ガルグ=マク大修道院が落成。~
聖セイロスはこれを記念して~
四使徒と称される聖人に秘儀を示し、~
静謐なる場所において“宝杯の儀”が執り行われた。~
主より授かりし“始原の宝杯”と、~
四使徒の聖なる力をもって、~
主の再臨が叶うはずだったが、儀式は失敗に終わる。~
四使徒は儀式に失敗した責めを負い、~
ガルグ=マク大修道院を去ると、~
歴史の表舞台から姿を消した。~
一つは森へ、アドラステアの緑深き山麓に。~
一つは海へ、フォドラの牙にその身を穿つ。~
一つは山へ、喉元の険しい峰々に体を埋め。~
一つは街へ、陽の当たらぬ場所で影となる。~
かくして伝承は残された。~
ナバテアの杯の下に、四使徒の印を捧げし刻、~
喪われた魂が呼び戻されん――~
**宝杯の儀 [#r8d9b3ef]
''(執務室 昼)''
:[アロイス]|……失礼いたします!▼~
いや、ご公務中に大変申し訳ありません!~
例の件について、ご報告がございまして。▼~
:[レア]|構いませんよ、アロイス。~
今はちょうど手が空いたところですから。▼~
:[アロイス]|おお、それならば良かった!~
……むっ その、お手元の書物は……?▼~
:[レア]|これは年代記です。ガルグ=マク大修道院の~
創建以来995年の歴史が記されています。▼~
:[アロイス]|ふうむ……年代記とは。~
興味深いですな。▼~
:[レア]|ここに記録を残すことも、歴代の大司教に~
受け継がれてきた務めの一つ……。▼~
かつて聖者セイロスは、英雄戦争の終結後~
大修道院の造営に着手したといいますが……▼~
当時の資料は、この年代記を除けば~
ほとんどが散逸してしまっているのですよ。▼~
:[アロイス]|ああ……21年前の大火の折にも、数多くの~
書物が失われてしまいましたからなあ……。▼~
:[レア]|ええ。ですから今となっては、この年代記の~
中にしか記されていないことも多いのです。▼~
例えば、大修道院の落成式典の様子……。▼~
:[アロイス]|おお! 私も落成時期は知っておりますが、~
それ以上のことは存じ上げておりませんな。▼~
:[レア]|それも当然のことでしょう。そもそも、~
はっきりとした記録が残っていないのです。▼~
記録によると、式典では女神復活を記念する~
“宝杯の儀”が執り行われたそうですよ。▼~
:[アロイス]|宝杯の儀……ですか。~
むむむ、初めて聞きましたぞ。▼~
:[レア]|ええ……宝杯の儀について記した書物も~
かつては存在していたはずなのですが……▼~
今となっては、残された断片的な記録から~
その様子を想像する事しかできません。▼~
読み取れるのは、~
かつて聖者セイロスが主の再臨を願い……▼~
ノア、シュヴァリエ、ティモテ、オーバン。~
4人の使徒と共に儀式を執り行ったこと。▼~
そして、その儀式は実を結ばず、主は~
戻られなかった……ということだけです。▼~
:[アロイス]|む……4人の使徒というのは初耳ですな。~
四聖人とはまた違うようですが。▼~
:[レア]|ええ、彼ら四使徒についての記録もまた、~
大修道院にはほとんど残っていません。▼~
それぞれの紋章に名を残すのみでしたが、~
紋章を継ぐ血統が失われる中で……▼~
四使徒の名前すらも、歴史の表舞台からは~
姿を消してしまいました。▼~
:[アロイス]|ううむ……意味深な言い方をなさいますな。~
ともすれば、歴史の裏側にはいる、と?▼~
:[レア]|ええ、誰も知らないところで血脈を繋ぎ、~
思いもしない者に現れる可能性も……。▼~
……つい、~
長く雑談に興じてしまいましたね。▼~
報告を聞かせてもらえますか、アロイス。~
例の件とは、やはり地下のことでしょう。▼~
:[アロイス]|おおっと、そうでしたな!~
仰るとおり、近頃ガルグ=マクの地下で……▼~
**真夜中の大修道院 [#y7091a78]
''(大修道院の某所 夜)''
:[ディミトリ]|それで……その怪しい人影とやらは~
本当にここへ逃げ込んできたのか?▼~
確かに、抜け穴のように~
見えないこともないが……。▼~
:[クロード]|間違いないね。~
俺が寝ぼけてたんじゃなければ、だが。▼~
:[エーデルガルト]|……ありえない話ではなさそうね。▼~
ガルグ=マクの地下には、無数の通路が~
張り巡らされていると聞いたことがあるわ。▼~
:[ディミトリ]|この入り口もその一つということか。どこへ~
繋がっているかは見当もつかないが……▼~
:[クロード]|ああ、中がどうなっているかもわからないし、~
恐ろしい危険が潜んでるかもしれない。▼~
そういうわけだから、皇女様と王子様は~
ここで待っていてもらえるか。▼~
俺と先生で、賊らしき男の後を追うよ。~
戻ってこなかったら騎士団を呼んでくれよ?▼~
:[エーデルガルト]|待ちなさい。~
そんな勝手が許されるはずもないでしょう?▼~
二人では危険よ。私たちも行くわ。~
ディミトリも、それで構わないかしら?▼~
:[ディミトリ]|ああ、もちろん。賊かもしれない相手を、~
黙って見過ごすというわけにもいくまい。▼~
何より前節、女神再誕の儀の折にも~
あんな事件があったばかりだからな。▼~
:[クロード]|わかったよ。ただし、どんな災難に遭っても~
お互い文句の言いっこはなしだぜ?▼~
:[エーデルガルト]|お互いにね。それじゃ、行きましょう。~
それとも、他にも誰か誘うべきかしら。▼~
《選択》
-4人で行こう
-起きている生徒に声をかけよう
-騎士団に応援を頼むべきでは
--「4人で行こう」を選択
:[クロード]|そうだな。~
ここで時間を食うのももったいない。▼~
--「起きている生徒に声をかけよう」を選択
:[ディミトリ]|ああ、それがいいな。この時間であれば、~
まだ起きている者も少なくないだろう。▼~
--「騎士団に応援を頼むべきでは」を選択
:[エーデルガルト]|構わないけれど……、伝えに行って~
準備しているうちに賊も逃げてしまうわよ。▼~
:[ディミトリ]|それに何より、騎士団の主戦力は西方教会の~
査問のために出払ってしまっているしな。▼~
《共通》
:[ヒルダ]|あっれれー?~
先生……と、級長さん勢揃い?▼~
:[アッシュ]|なんだか、珍しい組み合わせですね。~
こんな時間に、いったいどうしたんですか?▼~
:[リンハルト]|面倒事みたいですね。~
それじゃ、ボクはおやすみな……▼~
:[エーデルガルト]|リンハルト、そうはいかないわ。~
通りがかった不運を嘆きなさい。▼~
:[クロード]|こっそり後退したって駄目だぜ、ヒルダ?~
ちょっと手を貸してくれ。▼~
:[ディミトリ]|ああ。アッシュも頼む。~
事情は道中、説明させてほしい。▼~
:[アッシュ]|はい、もちろんです! 僕たちもちょうど、~
時間を持て余していたところだったので。▼~
:[ディミトリ]|すまないな。では、この7人で~
抜け穴に入ろう。構わないな、先生。▼~
:[クロード]|ま、賑やかなのも悪くない、か。~
さーて、どうなるやら。▼~
**地下に広がる世界 [#n60d94e5]
''(教室・アビス 夜)''
:[???]|……なあ、ユーリス。おれたちがここで~
欠伸を噛み殺してる意味はあんのかね?▼~
:[???]|噛み殺せてねえぞ。ったく、そんなに暇なら~
俺が一勝負、付き合ってやっても良いが……▼~
:[???]|あー……やめとく。近頃は寒々としててな。~
お前に巻き上げられるのは懲り懲りだ。▼~
:[???]|何言ってんだか。暖かかったら~
喜んでバラ撒くじゃん、バルト。▼~
:[???]|おーっほっほっほ! 手持無沙汰なら~
頭を働かせていれば良いのですわ!▼~
ま、働かせる頭のない者は~
退屈かもしれませんけど!▼~
:[???]|ま、働かせる頭はハピもないし、~
ユリーとコニーに任せて……▼~
:[ごろつき]|……お頭!▼~
:[ユーリス]|どうした、随分早く戻ってきたな。~
何か地上で動きでもあったか?▼~
:[ごろつき]|ああ……お頭の指示どおり~
枢機卿の会合を探ってきたんだが……。▼~
……それが、その。見つかっちまって。~
おかしな連中に追いかけられてるんだ。▼~
:[ユーリス]|おかしな連中……? 騎士団か?▼~
:[ごろつき]|詳しいことはわからねえ……。~
数は7、8人だったと思うが、武装してる。▼~
:[ユーリス]|その人数じゃ、地下を制圧しようって~
腹でもなさそうだな。▼~
:[バルタザール]|大方、お前を悪党だと思って~
捕らえに追ってきたんだろ。▼~
よおし、返り討ちにしてやらあ!~
腕が鳴り過ぎて轟いてきたぜえ!▼~
:[コンスタンツェ]|お待ちなさい、バルタザール!~
貴方はどうしていつもそう短慮で……▼~
:[ハピ]|そういうコニーだって、どーせ戦うじゃん?~
新しい魔法を試したいとか言ってたし。▼~
:[ユーリス]|ま、ここは地上の法が及ばねえ場所だ。~
多少遊んでやったって罪には問われねえさ。▼~
……何より、相手は教団の息のかかった~
連中だ。騎士団じゃないにしろな。▼~
:[コンスタンツェ]|あ、貴方たちっ……! ちょっと!~
お待ちなさい! 私も、私も行きますわ!▼~
:(暗転)|
''(通路・アビス 夜)''
:[エーデルガルト]|ここは……ただの通路ではなさそうね。人の~
痕跡も多いし、住居のようにも見えるわ。▼~
:[ヒルダ]|ガルグ=マクの地下……そういえば昔、~
兄さんから聞いたことがあったっけ。▼~
:[クロード]|ん? ああ、ホルストさんも~
士官学校の卒業生だったか。▼~
:[ヒルダ]|うん。兄さんが生徒だった頃に、ガルグ=~
マクの地下にまつわる噂があってね。▼~
街の地下には無数の通路や区画が広がって~
いて、後ろ暗い人たちが住んでるって。▼~
その名も……“アビス”?▼~
:[バルタザール]|そのとおり!~
ここはガルグ=マクの地の底“アビス”だ!▼~
:[ディミトリ]|! 誰だ……!▼~
それは……制服か?~
俺たちのものに似ているが……。▼~
:[バルタザール]|ようこそ、士官学校の生徒さんよ!~
華々しい方々が、こんな場所に何の用だ?▼~
:[クロード]|いや、俺たちは大修道院をうろついていた~
怪しい人影を追ってきただけでね。▼~
:[エーデルガルト]|貴方たちに用はないわ。~
そこを通してもらえないかしら?▼~
:[コンスタンツェ]|おーっほっほっほっほっほっほっ!~
それは無理な相談ですわよ!▼~
そこの暴れん坊は騙せても、~
私の目は誤魔化せませんわ……!▼~
貴方たちの真の目的、このコンスタンツェ=~
フォン=ヌーヴェルが当ててあげましょう!▼~
アビス住民の排除を目論む教団の指示で、~
介入の口実を探しに来たのですわね!▼~
《選択》
-排除……?
-介入……?
--「排除……?」「介入……?」を選択
:[エーデルガルト]|ヌーヴェル……?▼~
:[バルタザール]|戦う理由がありさえすりゃ、~
中身は何だって関係ねえだろ。▼~
やんのか?~
やらねえのか?▼~
:[ディミトリ]|……見るに、なかなかの手練れのようだ。~
いちいち相手をするのは得策ではないな。▼~
:[クロード]|ああ、そいつは俺も同感だ。~
今日のところは引き揚げるか……▼~
:[ユーリス]|この期に及んで帰るだなんて、~
そう寂しいこと言ってくれるなよ。なあ?▼~
ここの連中はみんな娯楽に飢えててね。~
戦争ごっこがしたくて堪らねえのさ。▼~
:[クロード]|ほほう……鮮やかな挟撃の手並み、~
やっぱりただのごろつきじゃなさそうだ。▼~
:[ディミトリ]|おい、クロード。感心している場合か。~
ここは俺たちで突破口を開かねば……▼~
:[バルタザール]|待て……クロード?~
リーガン公爵家の、新しい嫡子か?▼~
:[クロード]|いや、人違いだろ? クロードなんて~
フォドラじゃ珍しくもない名前だ。▼~
それこそ、適当に偽名で使う奴も~
いるくらいな。▼~
:[バルタザール]|だが、今年の士官学校の生徒に~
クロードって名の男は一人だけだろ?▼~
:[クロード]|おいおい、何でまた~
そんなことまで知ってるんだよ……▼~
:[バルタザール]|はっはあ!~
こいつはとんだ僥倖だぜ!▼~
ようしお前ら、ぶん殴られてケツ並べるか、~
おとなしくふん縛られるか選びな!▼~
:[クロード]|悪いな、みんな。心当たりはないんだが……~
どうやら俺のせいで遺憾にも戦闘に突入だ。▼~
東方の隠者いわく、石を投げつけられたら、~
石の雨を降らせて返してやれ、だとさ。▼~
:[バルタザール]|ようやくやる気になったかよ。~
“レスターの格闘王”の拳、味わってけ!▼~
:[ヒルダ]|うーん……あの男の人、なーんか~
どこかで見たことあるような……。▼~
*戦闘マップ [#y0b5c011]
**戦闘開始時 [#ac14bc35]
:[ディミトリ]|……結局、お前たちは何者なんだ? それが~
わからないまま、刃を交えるというのも……▼~
:[ハピ]|生真面目すぎて肩こりそ。~
でも……ま、教えてあげるよ、バルトが。▼~
:[バルタザール]|おれかよ!?~
まあいい……おれたちは&ruby(ヴォルフクラッセ){灰狼の学級};...
地上に居場所を失った生徒の行きつく場所。~
アビスで秘密裏に開かれた、第四の学級さ!▼~
**1ターン目開始時 [#zdc49e3c]
:[エーデルガルト]|第四の学級……~
いえ、今は戦いに集中しなければ。▼~
:[リンハルト]|暗いし入り組んでるし、戦いにくそうだね。~
でも寝るには適してるかも……。▼~
:[アッシュ]|あの扉、特殊な鍵かかかってるみたいです。~
僕でも開けられなそう……何か仕掛けが?▼~
**仕掛け解除 [#n3c16aee]
:[クロード]|……何も起こらないな。~
動かし方を間違ったか?▼~
:[ユーリス]|あっはは、闇雲に動かしたって無駄だぜ。~
俺たちにしかわからねえ仕掛けがあるのさ。▼~
**下部通路侵入時 [#l1650b04]
:[ハピ]|よく考えたら、ハピ戦う必要なくない?~
……はああ。▼~
:[リンハルト]|今のは……!?
いや、魔物の転移なんて、そんなはず……▼~
**通路更に侵攻時 [#j48e2aeb]
:[コンスタンツェ]|おーっほっほっほっほ!~
背後に注意を払ったほうがよろしくてよ!▼~
:[アッシュ]|しまった!~
何か変だなと思ってたのに……!▼~
**vs バルタザール [#dbf0d040]
:[バルタザール]|さあ、かかってこい!~
互いに手加減なしだ。▼~
地下に籠もりがちで溜まった鬱憤、~
この拳に乗せて吹き飛ばさせてもらうぜ!▼~
***クロード vs バルタザール [#qd0a4728]
:[クロード]|なあ、あんた。~
どっかで俺と会ったことでもあるのか?▼~
:[バルタザール]|いや、初対面だろうな。~
それとも口説いてんのか、おれを。▼~
:[クロード]|冗談は喧嘩だけにしといてくれよ。~
そうだよな、初対面だよなあ……。▼~
:[バルタザール]|口より手を動かせ!~
それがおれの流儀……女神様の教えでね!▼~
***ヒルダ vs バルタザール [#a3851059]
:[ヒルダ]|あなた、あたしの知り合いに~
似てる気がするんだよね。▼~
誰だか思い出せないんだけど……~
それに免じて許してくれないかなー?▼~
:[バルタザール]|おう、構わないぜ。~
その代わり、おれに付き合っちゃくれ……▼~
い、いや、この女は口説いちゃいけねえ。~
おれの中の何かが危険を囁いてる……。▼~
***バルタザール撃破 [#kbeac7a2]
:[バルタザール]|なかなか骨のある連中だなあ。~
面白え!▼~
**vs ハピ [#ld9244cb]
:[ハピ]|ここまで来てなんだけど、~
ハピ、戦うの嫌いなんだよね。▼~
痛いし、めんどくさいし。~
……仕方ないか。▼~
***ハピ撃破 [#s95d17d1]
:[ハピ]|飽きてきた……。~
ハピ、もう帰るね。▼~
**vs コンスタンツェ [#h9a9f4b0]
:[コンスタンツェ]|地下の女などと見くびっていると、~
痛い目に遭いますわよ!▼~
私の魔道に恐れ慄きなさい!~
おーっほっほっほっほっほ!▼~
***エーデルガルト vs コンスタンツェ [#p4f2cd5f]
:[コンスタンツェ]|おーっほっほっほっほ!~
貴方、貴族の出でしょう? 名乗りなさい!▼~
:[エーデルガルト]|構わないけれど……。~
エーデルガルトよ、姓はわかるわよね?▼~
:[コンスタンツェ]|あら、帝国の皇女殿下と同じ名前ですのね!~
良い名ですけれど、少し不遜ではなくて!?▼~
:[エーデルガルト]|………………。▼~
***コンスタンツェ撃破 [#l3c51b83]
:[コンスタンツェ]|い、今のは私が勝手に滑って転びそうに~
なったのですわ! 負けてなど……!▼~
**vs ユーリス [#n765d513]
:[ユーリス]|アビスに足を踏み入れたのも何かの縁、~
ちょっとばかり俺たちに付き合ってくれよ。▼~
折角こうして出会えたんだ、~
お互い、楽しまなきゃ損だろう?▼~
***アッシュ vs ユーリス [#lee79d13]
:[ユーリス]|んー……? あっ、お前、あれか。~
ロナート卿の養子になったっていう……。▼~
:[アッシュ]|僕も……君の顔には覚えがあります。~
確か、ローベ伯の養子だったはずじゃ……?▼~
そんな人が、どうしてこんなところに?~
何か事情があるなら、僕も力に……▼~
:[ユーリス]|冗談、あんな家に戻る気なんてねえよ。~
それより……よそ見してたら死んじまうぜ?▼~
**戦闘勝利後 [#mdb237d0]
:[クロード]|俺たちの勝ちってことでいいか?~
えーと……バルト、だったか。▼~
:[バルタザール]|バルタザールだ。結果にケチつけるほど、~
おれは落ちぶれちゃいねえよ。▼~
:[ヒルダ]|バルタザール……、バルタザール……~
バル……ああああああ!▼~
バル兄!?~
アダルブレヒト家の……!▼~
:[バルタザール]|なに? おれの知り合いか?~
いや待て、その髪、その呼び方……▼~
……ヒルダか!~
ホルストの妹の!!▼~
*クリア後 [#l1f42b99]
**灰狼の学級 [#h4605bf7]
''(通路・アビス 夜)''
:[バルタザール]|はっはっは! ヒルダか! いやまったく、~
早く言ってくれりゃあいいじゃねえか。▼~
:[ヒルダ]|バル兄、ほんっとのん気すぎー。~
これ、兄さんが知ったら何て言うかなー?▼~
:[バルタザール]|……あっ。▼~
:[ヒルダ]|………………。▼~
:[バルタザール]|すまん……ホルストには黙っといてくれえ!~
ヒルダに手ぇ上げたなんて知れたら、死だ!▼~
:[ヒルダ]|死で済めばいいくらいよねー。~
仕方ない、今回は黙っといてあげますか。▼~
:[クロード]|なあ、ところで俺を見つけて僥倖ってのは~
いったい何だったんだ?▼~
:[バルタザール]|いやあ、おれが借金をしてる相手の一人に、~
グロスタール伯爵ってのがいてだな……▼~
借金棒引きの代わりに、お前の周囲を探れ~
っつう依頼があったのを思い出したんだ。▼~
:[クロード]|ははあ、だいたいの事情は察したが……~
それなら殴り合う必要はないだろ?▼~
:[バルタザール]|何言ってやがる。相手のことを知りたきゃ、~
まず拳で語り合う……普通だろうが。▼~
《選択》
-確かに
-それはない
--「確かに」を選択
:[ハピ]|……キミ、本気?~
バルトみたいな人が他にもいたなんて。▼~
《主人公が女性の時》
:[ハピ]|しかもこんな美人のおねーさんがね。~
信じがたい……。▼~
--「それはない」を選択
:[ユーリス]|……だよなあ。あんたが~
真っ当な感性の持ち主で何よりだよ。▼~
《共通》
:[バルタザール]|ま、そちらさんが教団の意図とは~
無関係ってことは理解できた。▼~
けど……そいつはつまり、また「奴ら」が~
襲ってくる可能性があるってことだ。▼~
《選択》
-奴ら……?
-襲ってくる?
--「奴ら……?」「襲ってくる?」を選択
:[バルタザール]|このアビスは、誰かに狙われててな。近頃、~
何度も傭兵どもに踏み荒らされてるんだ。▼~
:[ユーリス]|……その雇い主が誰なのか、~
わかってねえのが歯痒いところなんだがな。▼~
教団には、汚え地下街なんて浄化しちまえと~
言ってる連中も多いらしくてね。▼~
あんたらがここへ来たのも、その関係かと~
思っちまったのさ。悪かったな。▼~
:[ヒルダ]|だから、他所者は殺すー!みたいな感じで~
あたしたちを襲ってきたってことねー。▼~
:[ハピ]|ごめんね。~
ハピたちも結構、気が立っててさ。▼~
:[コンスタンツェ]|まさか、ただの好奇心でアビスに降りる人が~
いるだなんて想定外にも程がありますわ。▼~
《選択》
-アビスとは結局、何……?
--「アビスとは結局、何……?」を選択
:[バルタザール]|地下通路の由来は知られてねえ。大修道院と~
一緒に造られたのか、もっと昔のものか。▼~
:[コンスタンツェ]|その正体を正しく知る者などいませんわ。~
ただし、これだけは言えますの。▼~
アビスとは、日の光の下で暮らせぬ者たちの~
居場所。煤に塗れたガルグ=マクの闇。▼~
:[ハピ]|教団は、ずっと黙認してきたんだってさ。~
ガルグ=マクの繁栄には必要だろうって。▼~
:[ユーリス]|地上のゴタゴタには干渉しねえ、地上からの~
干渉も受けねえ……それが取り決めだった。▼~
:[コンスタンツェ]|……し・か・し! どうしたことか、~
このところ地上の者が襲ってくるのです。▼~
こんな地下でしか暮らせない者たちを~
更に虐げようだなんて……許せませんわ!▼~
かくいう私たちも、大変不本意ですけれど、~
深い理由があって地上では暮らせませんの。▼~
さるお方のお慈悲で、このアビスに~
暮らすことを許されているのですが……。▼~
:[ヒルダ]|えー、じゃあバル兄も何か~
すっごい事情があったりするわけ?▼~
:[バルタザール]|ああ、おれがここにいるのには~
賞金稼ぎから逃げるという大変な事情が……▼~
:[ヒルダ]|へえー。それは大変。▼~
:[ユーリス]|……さて、もう世間話は十分だよな?~
地上の皆さんはそろそろお帰りの時間だろ。▼~
:[コンスタンツェ]|え? 帰してしまうんですの?~
この方たちに頼めばよいではありませんか。▼~
《選択》
-頼み?
-断る
--「頼み?」を選択(共通へ)
--「断る」を選択
:[バルタザール]|おいおいおい、まだ頼んでもいねえだろ。~
話くらい聞いてけよ。▼~
《共通》
:[バルタザール]|さっきも言ったがここには頻繁に傭兵……~
ほとんど賊だな、が攻めてくる。▼~
けど、ここに住んでる連中の大半は、~
戦いを避けてきた弱者だ。▼~
家も仕事もねえ老人に、親を失ったガキ。▼~
捨てられた女や、貴族にはめられた商人。▼~
:[コンスタンツェ]|身を守る術を持たぬ者たちを救うため、~
私たちの居場所を守るため……▼~
貴方たちの力を貸してほしいんですの。▼~
:[ディミトリ]|……だがお前たちからしてみれば、俺たちも~
同じ地上の人間だ。信用できるのか?▼~
:[ユーリス]|できるかできないかで言えば、できるね。~
教団の指示では動いてなさそうだし……▼~
ただの貴族のお子様どもじゃあねえ。~
戦いぶりや、今の言動を見れば十分だ。▼~
だからこそ、こんな危ない話には~
巻き込めねえと思ったんだが……▼~
:[ハピ]|もう話しちゃったんだからいいじゃん。~
ま、答えは今すぐじゃなくていいし。▼~
:[コンスタンツェ]|そうですわね。アビスを見て回って、~
現状を知れば自ずと答えは定まりますわ。▼~
:[バルタザール]|そういうこった。~
とりあえずは「客人」として、歓迎するぜ?▼~
*コメント [#mcc578bf]
#comment
終了行:
[[会話集/章別会話]]
*1章 第四の学級 [#z161cb29]
#contents
*オープニング [#l4f9dcea]
**ナレーション [#y15460c7]
帝国歴185年、ガルグ=マク大修道院が落成。~
聖セイロスはこれを記念して~
四使徒と称される聖人に秘儀を示し、~
静謐なる場所において“宝杯の儀”が執り行われた。~
主より授かりし“始原の宝杯”と、~
四使徒の聖なる力をもって、~
主の再臨が叶うはずだったが、儀式は失敗に終わる。~
四使徒は儀式に失敗した責めを負い、~
ガルグ=マク大修道院を去ると、~
歴史の表舞台から姿を消した。~
一つは森へ、アドラステアの緑深き山麓に。~
一つは海へ、フォドラの牙にその身を穿つ。~
一つは山へ、喉元の険しい峰々に体を埋め。~
一つは街へ、陽の当たらぬ場所で影となる。~
かくして伝承は残された。~
ナバテアの杯の下に、四使徒の印を捧げし刻、~
喪われた魂が呼び戻されん――~
**宝杯の儀 [#r8d9b3ef]
''(執務室 昼)''
:[アロイス]|……失礼いたします!▼~
いや、ご公務中に大変申し訳ありません!~
例の件について、ご報告がございまして。▼~
:[レア]|構いませんよ、アロイス。~
今はちょうど手が空いたところですから。▼~
:[アロイス]|おお、それならば良かった!~
……むっ その、お手元の書物は……?▼~
:[レア]|これは年代記です。ガルグ=マク大修道院の~
創建以来995年の歴史が記されています。▼~
:[アロイス]|ふうむ……年代記とは。~
興味深いですな。▼~
:[レア]|ここに記録を残すことも、歴代の大司教に~
受け継がれてきた務めの一つ……。▼~
かつて聖者セイロスは、英雄戦争の終結後~
大修道院の造営に着手したといいますが……▼~
当時の資料は、この年代記を除けば~
ほとんどが散逸してしまっているのですよ。▼~
:[アロイス]|ああ……21年前の大火の折にも、数多くの~
書物が失われてしまいましたからなあ……。▼~
:[レア]|ええ。ですから今となっては、この年代記の~
中にしか記されていないことも多いのです。▼~
例えば、大修道院の落成式典の様子……。▼~
:[アロイス]|おお! 私も落成時期は知っておりますが、~
それ以上のことは存じ上げておりませんな。▼~
:[レア]|それも当然のことでしょう。そもそも、~
はっきりとした記録が残っていないのです。▼~
記録によると、式典では女神復活を記念する~
“宝杯の儀”が執り行われたそうですよ。▼~
:[アロイス]|宝杯の儀……ですか。~
むむむ、初めて聞きましたぞ。▼~
:[レア]|ええ……宝杯の儀について記した書物も~
かつては存在していたはずなのですが……▼~
今となっては、残された断片的な記録から~
その様子を想像する事しかできません。▼~
読み取れるのは、~
かつて聖者セイロスが主の再臨を願い……▼~
ノア、シュヴァリエ、ティモテ、オーバン。~
4人の使徒と共に儀式を執り行ったこと。▼~
そして、その儀式は実を結ばず、主は~
戻られなかった……ということだけです。▼~
:[アロイス]|む……4人の使徒というのは初耳ですな。~
四聖人とはまた違うようですが。▼~
:[レア]|ええ、彼ら四使徒についての記録もまた、~
大修道院にはほとんど残っていません。▼~
それぞれの紋章に名を残すのみでしたが、~
紋章を継ぐ血統が失われる中で……▼~
四使徒の名前すらも、歴史の表舞台からは~
姿を消してしまいました。▼~
:[アロイス]|ううむ……意味深な言い方をなさいますな。~
ともすれば、歴史の裏側にはいる、と?▼~
:[レア]|ええ、誰も知らないところで血脈を繋ぎ、~
思いもしない者に現れる可能性も……。▼~
……つい、~
長く雑談に興じてしまいましたね。▼~
報告を聞かせてもらえますか、アロイス。~
例の件とは、やはり地下のことでしょう。▼~
:[アロイス]|おおっと、そうでしたな!~
仰るとおり、近頃ガルグ=マクの地下で……▼~
**真夜中の大修道院 [#y7091a78]
''(大修道院の某所 夜)''
:[ディミトリ]|それで……その怪しい人影とやらは~
本当にここへ逃げ込んできたのか?▼~
確かに、抜け穴のように~
見えないこともないが……。▼~
:[クロード]|間違いないね。~
俺が寝ぼけてたんじゃなければ、だが。▼~
:[エーデルガルト]|……ありえない話ではなさそうね。▼~
ガルグ=マクの地下には、無数の通路が~
張り巡らされていると聞いたことがあるわ。▼~
:[ディミトリ]|この入り口もその一つということか。どこへ~
繋がっているかは見当もつかないが……▼~
:[クロード]|ああ、中がどうなっているかもわからないし、~
恐ろしい危険が潜んでるかもしれない。▼~
そういうわけだから、皇女様と王子様は~
ここで待っていてもらえるか。▼~
俺と先生で、賊らしき男の後を追うよ。~
戻ってこなかったら騎士団を呼んでくれよ?▼~
:[エーデルガルト]|待ちなさい。~
そんな勝手が許されるはずもないでしょう?▼~
二人では危険よ。私たちも行くわ。~
ディミトリも、それで構わないかしら?▼~
:[ディミトリ]|ああ、もちろん。賊かもしれない相手を、~
黙って見過ごすというわけにもいくまい。▼~
何より前節、女神再誕の儀の折にも~
あんな事件があったばかりだからな。▼~
:[クロード]|わかったよ。ただし、どんな災難に遭っても~
お互い文句の言いっこはなしだぜ?▼~
:[エーデルガルト]|お互いにね。それじゃ、行きましょう。~
それとも、他にも誰か誘うべきかしら。▼~
《選択》
-4人で行こう
-起きている生徒に声をかけよう
-騎士団に応援を頼むべきでは
--「4人で行こう」を選択
:[クロード]|そうだな。~
ここで時間を食うのももったいない。▼~
--「起きている生徒に声をかけよう」を選択
:[ディミトリ]|ああ、それがいいな。この時間であれば、~
まだ起きている者も少なくないだろう。▼~
--「騎士団に応援を頼むべきでは」を選択
:[エーデルガルト]|構わないけれど……、伝えに行って~
準備しているうちに賊も逃げてしまうわよ。▼~
:[ディミトリ]|それに何より、騎士団の主戦力は西方教会の~
査問のために出払ってしまっているしな。▼~
《共通》
:[ヒルダ]|あっれれー?~
先生……と、級長さん勢揃い?▼~
:[アッシュ]|なんだか、珍しい組み合わせですね。~
こんな時間に、いったいどうしたんですか?▼~
:[リンハルト]|面倒事みたいですね。~
それじゃ、ボクはおやすみな……▼~
:[エーデルガルト]|リンハルト、そうはいかないわ。~
通りがかった不運を嘆きなさい。▼~
:[クロード]|こっそり後退したって駄目だぜ、ヒルダ?~
ちょっと手を貸してくれ。▼~
:[ディミトリ]|ああ。アッシュも頼む。~
事情は道中、説明させてほしい。▼~
:[アッシュ]|はい、もちろんです! 僕たちもちょうど、~
時間を持て余していたところだったので。▼~
:[ディミトリ]|すまないな。では、この7人で~
抜け穴に入ろう。構わないな、先生。▼~
:[クロード]|ま、賑やかなのも悪くない、か。~
さーて、どうなるやら。▼~
**地下に広がる世界 [#n60d94e5]
''(教室・アビス 夜)''
:[???]|……なあ、ユーリス。おれたちがここで~
欠伸を噛み殺してる意味はあんのかね?▼~
:[???]|噛み殺せてねえぞ。ったく、そんなに暇なら~
俺が一勝負、付き合ってやっても良いが……▼~
:[???]|あー……やめとく。近頃は寒々としててな。~
お前に巻き上げられるのは懲り懲りだ。▼~
:[???]|何言ってんだか。暖かかったら~
喜んでバラ撒くじゃん、バルト。▼~
:[???]|おーっほっほっほ! 手持無沙汰なら~
頭を働かせていれば良いのですわ!▼~
ま、働かせる頭のない者は~
退屈かもしれませんけど!▼~
:[???]|ま、働かせる頭はハピもないし、~
ユリーとコニーに任せて……▼~
:[ごろつき]|……お頭!▼~
:[ユーリス]|どうした、随分早く戻ってきたな。~
何か地上で動きでもあったか?▼~
:[ごろつき]|ああ……お頭の指示どおり~
枢機卿の会合を探ってきたんだが……。▼~
……それが、その。見つかっちまって。~
おかしな連中に追いかけられてるんだ。▼~
:[ユーリス]|おかしな連中……? 騎士団か?▼~
:[ごろつき]|詳しいことはわからねえ……。~
数は7、8人だったと思うが、武装してる。▼~
:[ユーリス]|その人数じゃ、地下を制圧しようって~
腹でもなさそうだな。▼~
:[バルタザール]|大方、お前を悪党だと思って~
捕らえに追ってきたんだろ。▼~
よおし、返り討ちにしてやらあ!~
腕が鳴り過ぎて轟いてきたぜえ!▼~
:[コンスタンツェ]|お待ちなさい、バルタザール!~
貴方はどうしていつもそう短慮で……▼~
:[ハピ]|そういうコニーだって、どーせ戦うじゃん?~
新しい魔法を試したいとか言ってたし。▼~
:[ユーリス]|ま、ここは地上の法が及ばねえ場所だ。~
多少遊んでやったって罪には問われねえさ。▼~
……何より、相手は教団の息のかかった~
連中だ。騎士団じゃないにしろな。▼~
:[コンスタンツェ]|あ、貴方たちっ……! ちょっと!~
お待ちなさい! 私も、私も行きますわ!▼~
:(暗転)|
''(通路・アビス 夜)''
:[エーデルガルト]|ここは……ただの通路ではなさそうね。人の~
痕跡も多いし、住居のようにも見えるわ。▼~
:[ヒルダ]|ガルグ=マクの地下……そういえば昔、~
兄さんから聞いたことがあったっけ。▼~
:[クロード]|ん? ああ、ホルストさんも~
士官学校の卒業生だったか。▼~
:[ヒルダ]|うん。兄さんが生徒だった頃に、ガルグ=~
マクの地下にまつわる噂があってね。▼~
街の地下には無数の通路や区画が広がって~
いて、後ろ暗い人たちが住んでるって。▼~
その名も……“アビス”?▼~
:[バルタザール]|そのとおり!~
ここはガルグ=マクの地の底“アビス”だ!▼~
:[ディミトリ]|! 誰だ……!▼~
それは……制服か?~
俺たちのものに似ているが……。▼~
:[バルタザール]|ようこそ、士官学校の生徒さんよ!~
華々しい方々が、こんな場所に何の用だ?▼~
:[クロード]|いや、俺たちは大修道院をうろついていた~
怪しい人影を追ってきただけでね。▼~
:[エーデルガルト]|貴方たちに用はないわ。~
そこを通してもらえないかしら?▼~
:[コンスタンツェ]|おーっほっほっほっほっほっほっ!~
それは無理な相談ですわよ!▼~
そこの暴れん坊は騙せても、~
私の目は誤魔化せませんわ……!▼~
貴方たちの真の目的、このコンスタンツェ=~
フォン=ヌーヴェルが当ててあげましょう!▼~
アビス住民の排除を目論む教団の指示で、~
介入の口実を探しに来たのですわね!▼~
《選択》
-排除……?
-介入……?
--「排除……?」「介入……?」を選択
:[エーデルガルト]|ヌーヴェル……?▼~
:[バルタザール]|戦う理由がありさえすりゃ、~
中身は何だって関係ねえだろ。▼~
やんのか?~
やらねえのか?▼~
:[ディミトリ]|……見るに、なかなかの手練れのようだ。~
いちいち相手をするのは得策ではないな。▼~
:[クロード]|ああ、そいつは俺も同感だ。~
今日のところは引き揚げるか……▼~
:[ユーリス]|この期に及んで帰るだなんて、~
そう寂しいこと言ってくれるなよ。なあ?▼~
ここの連中はみんな娯楽に飢えててね。~
戦争ごっこがしたくて堪らねえのさ。▼~
:[クロード]|ほほう……鮮やかな挟撃の手並み、~
やっぱりただのごろつきじゃなさそうだ。▼~
:[ディミトリ]|おい、クロード。感心している場合か。~
ここは俺たちで突破口を開かねば……▼~
:[バルタザール]|待て……クロード?~
リーガン公爵家の、新しい嫡子か?▼~
:[クロード]|いや、人違いだろ? クロードなんて~
フォドラじゃ珍しくもない名前だ。▼~
それこそ、適当に偽名で使う奴も~
いるくらいな。▼~
:[バルタザール]|だが、今年の士官学校の生徒に~
クロードって名の男は一人だけだろ?▼~
:[クロード]|おいおい、何でまた~
そんなことまで知ってるんだよ……▼~
:[バルタザール]|はっはあ!~
こいつはとんだ僥倖だぜ!▼~
ようしお前ら、ぶん殴られてケツ並べるか、~
おとなしくふん縛られるか選びな!▼~
:[クロード]|悪いな、みんな。心当たりはないんだが……~
どうやら俺のせいで遺憾にも戦闘に突入だ。▼~
東方の隠者いわく、石を投げつけられたら、~
石の雨を降らせて返してやれ、だとさ。▼~
:[バルタザール]|ようやくやる気になったかよ。~
“レスターの格闘王”の拳、味わってけ!▼~
:[ヒルダ]|うーん……あの男の人、なーんか~
どこかで見たことあるような……。▼~
*戦闘マップ [#y0b5c011]
**戦闘開始時 [#ac14bc35]
:[ディミトリ]|……結局、お前たちは何者なんだ? それが~
わからないまま、刃を交えるというのも……▼~
:[ハピ]|生真面目すぎて肩こりそ。~
でも……ま、教えてあげるよ、バルトが。▼~
:[バルタザール]|おれかよ!?~
まあいい……おれたちは&ruby(ヴォルフクラッセ){灰狼の学級};...
地上に居場所を失った生徒の行きつく場所。~
アビスで秘密裏に開かれた、第四の学級さ!▼~
**1ターン目開始時 [#zdc49e3c]
:[エーデルガルト]|第四の学級……~
いえ、今は戦いに集中しなければ。▼~
:[リンハルト]|暗いし入り組んでるし、戦いにくそうだね。~
でも寝るには適してるかも……。▼~
:[アッシュ]|あの扉、特殊な鍵かかかってるみたいです。~
僕でも開けられなそう……何か仕掛けが?▼~
**仕掛け解除 [#n3c16aee]
:[クロード]|……何も起こらないな。~
動かし方を間違ったか?▼~
:[ユーリス]|あっはは、闇雲に動かしたって無駄だぜ。~
俺たちにしかわからねえ仕掛けがあるのさ。▼~
**下部通路侵入時 [#l1650b04]
:[ハピ]|よく考えたら、ハピ戦う必要なくない?~
……はああ。▼~
:[リンハルト]|今のは……!?
いや、魔物の転移なんて、そんなはず……▼~
**通路更に侵攻時 [#j48e2aeb]
:[コンスタンツェ]|おーっほっほっほっほ!~
背後に注意を払ったほうがよろしくてよ!▼~
:[アッシュ]|しまった!~
何か変だなと思ってたのに……!▼~
**vs バルタザール [#dbf0d040]
:[バルタザール]|さあ、かかってこい!~
互いに手加減なしだ。▼~
地下に籠もりがちで溜まった鬱憤、~
この拳に乗せて吹き飛ばさせてもらうぜ!▼~
***クロード vs バルタザール [#qd0a4728]
:[クロード]|なあ、あんた。~
どっかで俺と会ったことでもあるのか?▼~
:[バルタザール]|いや、初対面だろうな。~
それとも口説いてんのか、おれを。▼~
:[クロード]|冗談は喧嘩だけにしといてくれよ。~
そうだよな、初対面だよなあ……。▼~
:[バルタザール]|口より手を動かせ!~
それがおれの流儀……女神様の教えでね!▼~
***ヒルダ vs バルタザール [#a3851059]
:[ヒルダ]|あなた、あたしの知り合いに~
似てる気がするんだよね。▼~
誰だか思い出せないんだけど……~
それに免じて許してくれないかなー?▼~
:[バルタザール]|おう、構わないぜ。~
その代わり、おれに付き合っちゃくれ……▼~
い、いや、この女は口説いちゃいけねえ。~
おれの中の何かが危険を囁いてる……。▼~
***バルタザール撃破 [#kbeac7a2]
:[バルタザール]|なかなか骨のある連中だなあ。~
面白え!▼~
**vs ハピ [#ld9244cb]
:[ハピ]|ここまで来てなんだけど、~
ハピ、戦うの嫌いなんだよね。▼~
痛いし、めんどくさいし。~
……仕方ないか。▼~
***ハピ撃破 [#s95d17d1]
:[ハピ]|飽きてきた……。~
ハピ、もう帰るね。▼~
**vs コンスタンツェ [#h9a9f4b0]
:[コンスタンツェ]|地下の女などと見くびっていると、~
痛い目に遭いますわよ!▼~
私の魔道に恐れ慄きなさい!~
おーっほっほっほっほっほ!▼~
***エーデルガルト vs コンスタンツェ [#p4f2cd5f]
:[コンスタンツェ]|おーっほっほっほっほ!~
貴方、貴族の出でしょう? 名乗りなさい!▼~
:[エーデルガルト]|構わないけれど……。~
エーデルガルトよ、姓はわかるわよね?▼~
:[コンスタンツェ]|あら、帝国の皇女殿下と同じ名前ですのね!~
良い名ですけれど、少し不遜ではなくて!?▼~
:[エーデルガルト]|………………。▼~
***コンスタンツェ撃破 [#l3c51b83]
:[コンスタンツェ]|い、今のは私が勝手に滑って転びそうに~
なったのですわ! 負けてなど……!▼~
**vs ユーリス [#n765d513]
:[ユーリス]|アビスに足を踏み入れたのも何かの縁、~
ちょっとばかり俺たちに付き合ってくれよ。▼~
折角こうして出会えたんだ、~
お互い、楽しまなきゃ損だろう?▼~
***アッシュ vs ユーリス [#lee79d13]
:[ユーリス]|んー……? あっ、お前、あれか。~
ロナート卿の養子になったっていう……。▼~
:[アッシュ]|僕も……君の顔には覚えがあります。~
確か、ローベ伯の養子だったはずじゃ……?▼~
そんな人が、どうしてこんなところに?~
何か事情があるなら、僕も力に……▼~
:[ユーリス]|冗談、あんな家に戻る気なんてねえよ。~
それより……よそ見してたら死んじまうぜ?▼~
**戦闘勝利後 [#mdb237d0]
:[クロード]|俺たちの勝ちってことでいいか?~
えーと……バルト、だったか。▼~
:[バルタザール]|バルタザールだ。結果にケチつけるほど、~
おれは落ちぶれちゃいねえよ。▼~
:[ヒルダ]|バルタザール……、バルタザール……~
バル……ああああああ!▼~
バル兄!?~
アダルブレヒト家の……!▼~
:[バルタザール]|なに? おれの知り合いか?~
いや待て、その髪、その呼び方……▼~
……ヒルダか!~
ホルストの妹の!!▼~
*クリア後 [#l1f42b99]
**灰狼の学級 [#h4605bf7]
''(通路・アビス 夜)''
:[バルタザール]|はっはっは! ヒルダか! いやまったく、~
早く言ってくれりゃあいいじゃねえか。▼~
:[ヒルダ]|バル兄、ほんっとのん気すぎー。~
これ、兄さんが知ったら何て言うかなー?▼~
:[バルタザール]|……あっ。▼~
:[ヒルダ]|………………。▼~
:[バルタザール]|すまん……ホルストには黙っといてくれえ!~
ヒルダに手ぇ上げたなんて知れたら、死だ!▼~
:[ヒルダ]|死で済めばいいくらいよねー。~
仕方ない、今回は黙っといてあげますか。▼~
:[クロード]|なあ、ところで俺を見つけて僥倖ってのは~
いったい何だったんだ?▼~
:[バルタザール]|いやあ、おれが借金をしてる相手の一人に、~
グロスタール伯爵ってのがいてだな……▼~
借金棒引きの代わりに、お前の周囲を探れ~
っつう依頼があったのを思い出したんだ。▼~
:[クロード]|ははあ、だいたいの事情は察したが……~
それなら殴り合う必要はないだろ?▼~
:[バルタザール]|何言ってやがる。相手のことを知りたきゃ、~
まず拳で語り合う……普通だろうが。▼~
《選択》
-確かに
-それはない
--「確かに」を選択
:[ハピ]|……キミ、本気?~
バルトみたいな人が他にもいたなんて。▼~
《主人公が女性の時》
:[ハピ]|しかもこんな美人のおねーさんがね。~
信じがたい……。▼~
--「それはない」を選択
:[ユーリス]|……だよなあ。あんたが~
真っ当な感性の持ち主で何よりだよ。▼~
《共通》
:[バルタザール]|ま、そちらさんが教団の意図とは~
無関係ってことは理解できた。▼~
けど……そいつはつまり、また「奴ら」が~
襲ってくる可能性があるってことだ。▼~
《選択》
-奴ら……?
-襲ってくる?
--「奴ら……?」「襲ってくる?」を選択
:[バルタザール]|このアビスは、誰かに狙われててな。近頃、~
何度も傭兵どもに踏み荒らされてるんだ。▼~
:[ユーリス]|……その雇い主が誰なのか、~
わかってねえのが歯痒いところなんだがな。▼~
教団には、汚え地下街なんて浄化しちまえと~
言ってる連中も多いらしくてね。▼~
あんたらがここへ来たのも、その関係かと~
思っちまったのさ。悪かったな。▼~
:[ヒルダ]|だから、他所者は殺すー!みたいな感じで~
あたしたちを襲ってきたってことねー。▼~
:[ハピ]|ごめんね。~
ハピたちも結構、気が立っててさ。▼~
:[コンスタンツェ]|まさか、ただの好奇心でアビスに降りる人が~
いるだなんて想定外にも程がありますわ。▼~
《選択》
-アビスとは結局、何……?
--「アビスとは結局、何……?」を選択
:[バルタザール]|地下通路の由来は知られてねえ。大修道院と~
一緒に造られたのか、もっと昔のものか。▼~
:[コンスタンツェ]|その正体を正しく知る者などいませんわ。~
ただし、これだけは言えますの。▼~
アビスとは、日の光の下で暮らせぬ者たちの~
居場所。煤に塗れたガルグ=マクの闇。▼~
:[ハピ]|教団は、ずっと黙認してきたんだってさ。~
ガルグ=マクの繁栄には必要だろうって。▼~
:[ユーリス]|地上のゴタゴタには干渉しねえ、地上からの~
干渉も受けねえ……それが取り決めだった。▼~
:[コンスタンツェ]|……し・か・し! どうしたことか、~
このところ地上の者が襲ってくるのです。▼~
こんな地下でしか暮らせない者たちを~
更に虐げようだなんて……許せませんわ!▼~
かくいう私たちも、大変不本意ですけれど、~
深い理由があって地上では暮らせませんの。▼~
さるお方のお慈悲で、このアビスに~
暮らすことを許されているのですが……。▼~
:[ヒルダ]|えー、じゃあバル兄も何か~
すっごい事情があったりするわけ?▼~
:[バルタザール]|ああ、おれがここにいるのには~
賞金稼ぎから逃げるという大変な事情が……▼~
:[ヒルダ]|へえー。それは大変。▼~
:[ユーリス]|……さて、もう世間話は十分だよな?~
地上の皆さんはそろそろお帰りの時間だろ。▼~
:[コンスタンツェ]|え? 帰してしまうんですの?~
この方たちに頼めばよいではありませんか。▼~
《選択》
-頼み?
-断る
--「頼み?」を選択(共通へ)
--「断る」を選択
:[バルタザール]|おいおいおい、まだ頼んでもいねえだろ。~
話くらい聞いてけよ。▼~
《共通》
:[バルタザール]|さっきも言ったがここには頻繁に傭兵……~
ほとんど賊だな、が攻めてくる。▼~
けど、ここに住んでる連中の大半は、~
戦いを避けてきた弱者だ。▼~
家も仕事もねえ老人に、親を失ったガキ。▼~
捨てられた女や、貴族にはめられた商人。▼~
:[コンスタンツェ]|身を守る術を持たぬ者たちを救うため、~
私たちの居場所を守るため……▼~
貴方たちの力を貸してほしいんですの。▼~
:[ディミトリ]|……だがお前たちからしてみれば、俺たちも~
同じ地上の人間だ。信用できるのか?▼~
:[ユーリス]|できるかできないかで言えば、できるね。~
教団の指示では動いてなさそうだし……▼~
ただの貴族のお子様どもじゃあねえ。~
戦いぶりや、今の言動を見れば十分だ。▼~
だからこそ、こんな危ない話には~
巻き込めねえと思ったんだが……▼~
:[ハピ]|もう話しちゃったんだからいいじゃん。~
ま、答えは今すぐじゃなくていいし。▼~
:[コンスタンツェ]|そうですわね。アビスを見て回って、~
現状を知れば自ずと答えは定まりますわ。▼~
:[バルタザール]|そういうこった。~
とりあえずは「客人」として、歓迎するぜ?▼~
*コメント [#mcc578bf]
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