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会話集/支援会話/主人公(女性)(ファーガス神聖王国)
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[[会話集/支援会話]]
*主人公(女性)の支援会話 [#f186f0cd]
#contents
**ディミトリ [#s32307ac]
***支援C [#v3754bbb]
:[ディミトリ]|……ああ先生、ちょうどいいところに。~
後で、少し付き合ってもらえないか。▼~
《選択》~
-どうして?~
《共通》~
:[ディミトリ]|いや、少し剣の稽古に……~
と言っても、俺の稽古ではないんだが……。▼~
実は、少し前から大修道院で保護している~
孤児たちに、剣を教えてやっていて、な。▼~
《選択》~
-意外だ~
-どういう風の吹き回し?~
--「意外だ」を選択
:[ディミトリ]|……自分でもそう思う。正直、子供の相手は~
あまり得意なほうではないんだが……。▼~
《共通》~
:[ディミトリ]|先日、騎士団の方と打ち合っているところを~
見ていた少年たちがいてな。▼~
戦い方を教えてくれ、と熱心に~
頼み込んでくるものだから、つい。▼~
もっと見てやりたいのは山々なんだが、~
俺にも俺のやることがあるわけで……▼~
……先生なら、剣の腕も確かだ。~
すまないが、少し手を貸してくれないか。▼~
《選択》~
-任せて~
-仕方ない……~
《共通》~
:[ディミトリ]|ありがとう、恩に着る。~
この礼は、いつか必ずしよう。▼~
……彼らは皆、戦争や病、それぞれの事情で~
家族や家を失った者たちばかりだ。▼~
こんなことを言うのは傲慢だと思うが~
……支えになってやりたいんだ。▼~
俺の親もすでに亡くなっているから、~
何となく、他人とは思えなくて。▼~
……ダスカーで父と継母を亡くした後、~
王城に、俺の味方はほとんどいなかった。▼~
ドゥドゥーだけ、と言っても~
過言ではなかったかもしれないな。▼~
《選択》~
-他の家族は?~
-信頼の置ける人は?~
--「他の家族は?」を選択~
:[ディミトリ]|母は俺を産んですぐに病で亡くなったし、~
伯父とは……仲が、良くなかったから。▼~
--「信頼の置ける人は?」を選択~
:[ディミトリ]|かつては気を許せる者たちもいた。~
家族、武芸の師、友人、王城の兵士たち……▼~
……だが、そういったものたちは皆、~
4年前を境にいなくなってしまったからな。▼~
《共通》~
:[ディミトリ]|ああ、もちろん城の外には、そういう~
相手もいたんだ。例えば、ロドリグとか……▼
《選択》~
-ロドリグ?~
~
《共通》~
:[ディミトリ]|フラルダリウス公……と言えばいいかな。~
父の友人で、フェリクスの父親にあたる。▼~
あいつが王都を訪れるたび、~
狩りに、遠乗りに、散々連れ回した。▼~
ドゥドゥーを兄弟のようなものとするなら、~
もう一人の父親のような存在だな。▼~
その真似事ではないが……~
俺もああいう人になりたい、と思うんだ。▼~
誰かの支えになれるような人に……~
誰かの心を救ってやれるような人に。▼~
……俺の身の上話なんて聞いたところで~
面白いものでもなかったな。すまない。▼~
それよりも先生、約束、忘れないでくれよ。~
頼りにしているからな。▼~
***支援B [#g217bd12]
:[ディミトリ]|先生、この間は助かった。~
是非今度、食事でもおごらせてくれ。▼~
《選択》
-たいしたことでは……
-楽しみにしている
--「たいしたことでは……」を選択
:[ディミトリ]|いや、お前の指導は素晴らしかったと思う。~
流石は教師だな。▼~
--「楽しみにしている」を選択
:[ディミトリ]|ああ、食べたいものを考えておいてほしい。▼~
……しかし、お前の指導は流石だったな。▼~
《共通》
:[ディミトリ]|俺も長く件を学んではきたが、~
お前の傭兵らしい剣は、俺にも新鮮だった。▼~
……なあ、先生。~
ずっとお前に、尋ねたいと思っていたんだ。▼~
先生は、初めて戦場に身を投じた時から~
平気だったのか? ……敵を殺すことが。▼~
《選択》
-何かを思う余裕はなかった
-平気ではなかった
--「何かを思う余裕はなかった」「平気ではなかった」を選択
:[ディミトリ]|……そうか。▼~
《選択》
-ディミトリは?
--「ディミトリは?」を選択
:[ディミトリ]|……もちろん、平気ではなかった。~
何年経とうともそれは変わらない。▼~
俺が初めて将として戦場に立ったのは、~
西方で起きた反乱の鎮圧に赴いた時だ。▼~
そう厳しい戦いではなかったし……~
敵の訓練も十分ではなく、士気も低かった。▼~
軽く槍を振るえば敵兵が倒れ、剣を振るえば~
道が開けた。……そういう戦いだった。▼~
《選択》
-活躍したのか
-反乱?
--「活躍したのか」を選択
:[ディミトリ]|……まあ、そうも取れるかもしれない。▼~
~
--「反乱?」を選択
:[ディミトリ]|ある地方貴族が、父上の亡くなった~
隙をついて、王権の奪取を図ったんだ。▼~
《共通》
:[ディミトリ]|反乱軍の首魁を討ち、反乱は鎮圧された。~
……あれは、戦後処理の最中だったか。▼~
ある兵士の死体が握り込んでいた~
首飾りの中に、女の髪束が入っていた。▼~
娘か妻か恋人か、はたまた~
母親のものだったかは、わからない……。▼~
だがその瞬間に、俺たちが敵と見なして~
躊躇なく斬り捨ててきた相手が……▼~
俺たちと同じように生きている~
人間なのだと、思い知らされた。▼~
もちろん、無闇な狼藉を働く者たちを~
放置しておくわけにもいかないんだが……▼~
俺たちは自分の正義を振りかざして、~
誰かの家族や仲間を奪っている。▼~
割り切ってはいるが、それでも時々、~
自分の行いの罪深さに足が竦む……。▼~
《選択》
-それが普通の人間だ
-そう感じることもある
--「それが普通の人間だ」を選択
:[ディミトリ]|……そうかな。~
そうであってほしい、な。▼~
--「そう感じることもある」を選択
:[ディミトリ]|……安心した。~
先生も、そうなんだな。▼~
《共通》
:[ディミトリ]|ええと、その……先生。~
正直なことを言わせてくれ。▼~
初めて会った時のお前は、敵を殺すことに~
何の感慨も抱いていないように見えた。▼~
……人を殺して眉一つ動かさない人間を、~
俺は、心の底から信用することはできない。▼~
だが、こうして言葉を交わすうち、~
お前はそういう人間ではないとわかった。▼~
今は、お前を心の底から信頼している。~
……これからも、よろしく頼む。▼~
''(主人公が頷く)''
***支援A [#md58472a]
:[ディミトリ]|………………。▼~
《選択》
-何をしていた?
-訓練帰り?
--「何をしていた?」を選択
:[ディミトリ]|眠れなくて、少し訓練を……。~
だがもう、切り上げることにした。▼~
--「訓練帰り?」を選択
:[ディミトリ]|ああ。だが、今晩は~
早めに切り上げることにした。▼~
《共通》
:[ディミトリ]|あまり天気も良くないからか、~
もう塞がったはずの傷が痛んで……。▼~
《選択》
-傷?
--「傷?」を選択
:[ディミトリ]|……ああ。グロンダーズでの戦いの後、~
あの少女に刺された時の傷だ。▼~
彼女の目は……復讐者の目だった。~
……かつての俺と、同じ目をしていた。▼~
《選択》
-結局、誰だったのだろう……
--「結局、誰だったのだろう……」を選択
:[ディミトリ]|……さあな。~
だが、おおかた想像はつく。▼~
………………。▼~
……ああ、そうだ。~
あの話、まだ先生にはしていなかったか。▼~
《選択》
-何の話?
--「何の話?」を選択
:[ディミトリ]|先日、修道院の中で斬りかかられてな。~
……ちょっとした騒ぎになった。▼~
斬りかかってきたのは……いつか、~
俺たちが剣を教えてやった少年だった。▼~
《選択》
-大丈夫だったの?
-なぜ彼らが?
--「大丈夫だったの?」を選択
:[ディミトリ]|ああ。あの程度なら、たとえ~
目を閉じていようとも取り押さえられる。▼~
--「なぜ彼らが?」を選択(共通へ)
《共通》
:[ディミトリ]|……彼らは、5年前に俺たちが討伐した~
盗賊団で育てられていたんだそうだ。▼~
子供に罪はないからと、~
レア様が引き取ったのだと聞いた。▼~
……これまで俺は、多くの人の命を~
奪ってきた。憎しみの赴くまま、次々と。▼~
特にあの5年間は、獣と大差ないような~
生活を送ってきたから……。▼~
あの少女の兄も、どこかで俺が……。▼~
……だから、いつか俺がその報いを~
受けるのは、当然のことだと思っていた。▼~
俺が憎み、俺が奪い、~
そして……俺が殺したのだからな。▼~
だがあの子供たちは、違う。俺たちが、~
良かれと思って抜いた剣で傷ついた。▼~
流石に少し……堪えるものがある。▼~
《選択》
-割り切るしかない
-同感だ
--「割り切るしかない」「同感だ」を選択
:[ディミトリ]|……ああ。▼~
だが、俺たちは息絶えるその時まで、~
戦いを選んだ人間の責務として……▼~
この苦悶と……戦争という行為の本質と、~
向き合い続けなければいけないのだろうな。▼~
《選択》
-それは自分もだ
-一緒に向き合えばいい
--「それは自分もだ」を選択
:[ディミトリ]|……そうかもしれないな。▼~
--「一緒に向き合えばいい」を選択
:[ディミトリ]|……ありがとう。▼~
《共通》
:[ディミトリ]|なあ……先生。今頃になって、~
ようやく気づけたことがある。▼~
自分の隣に誰かがいてくれるというのは、~
こんなにも……心強いものだったんだな。▼~
***支援S [#c8c1c0f1]
''(女神の塔)''
:[ディミトリ]|先生。いい加減、夜更かしはやめておけ。~
明日は早いのだから。▼~
……なんて、言っても仕方ないか。~
眠れないんだろ。……俺もだ。▼~
しかし……悪いな、帝都での戦いの傷も~
癒えないうち、あれこれと働かせて。▼~
《選択》
-それはこちらの台詞
-まったくだ
--「それはこちらの台詞」を選択
:[ディミトリ]|心配するな。……肩の傷も癒えた。~
手に痺れは残るが、公務に支障はない。▼~
--「まったくだ」を選択
:[ディミトリ]|……反省している。~
くれぐれも、無理だけはしないでくれ。▼~
ただ、これからはもっと忙しくなる。~
お前も、覚悟だけは決めておくことだな。▼~
《共通》
:[ディミトリ]|………………。▼~
……なあ、良い夜だな、先生。▼~
悪夢のためでなく、未来への期待のために~
眠れないのは、何年ぶりになるだろう……。▼~
《選択》
-悪夢?
--「悪夢?」を選択
:[ディミトリ]|9年前からずっと続く、長い悪夢だ。~
死んでいった者たちに苛まされ続ける夢……。▼~
なぜ仇を討ってくれないのか、~
なぜお前だけが生きているのか、と……。▼~
……彼らのためにといくら屍を積み上げても~
結局、その声は大きくなるばかりだった。▼~
俺を恨む声、俺を呼ぶ声。~
耳にこびりついて離れない断末魔……▼~
今でも、ずっと聞こえ続けている。~
きっと死ぬまで聞こえ続けるのだろう。▼~
耳を塞ぎはしない。彼らの声を戒めとして、~
俺は……これからも生きてゆこうと思う。▼~
王として、殺戮者として、~
民衆が心安らかに生きてゆける国家を築く。▼~
「彼女」は馬鹿な話だと嘲笑うだろうが……~
俺は俺のやり方で、この世界を変えたい。▼~
''(ベレスが頷く)''
:[ディミトリ]|さて、これから忙しくなるぞ、大司教猊下。~
明日の戴冠式が、俺たちの初仕事になる。▼~
……教師と生徒が、気づけば~
大司教と国王か。……遠くまで来たものだ。▼~
《選択》
-何も変わらない
-肩書きが変わっただけ
--「何も変わらない」「肩書きが変わっただけ」を選択
:[ディミトリ]|そうだな。俺にとってのお前は恩師であり、~
戦友であり、かけがえのない……▼~
かけがえの、ない……。~
………………。▼~
《選択》
-?
--「?」を選択
:[ディミトリ]|先生、戴冠式の前に渡しておくものがある。~
……手を出してくれ。▼~
''(ディミトリが指輪を出す)''
《選択》
-………………
--「………………」を選択
:[ディミトリ]|その……頼む、何か言ってくれないか。~
どうして、そこで固まる……。▼~
……嫌なら、嫌だと言ってくれ。~
その時は、素直にあきらめよう。▼~
《選択》
-嫌というわけでは……
--「嫌というわけでは……」を選択
''(ベレスが指輪を出す)''
:[ディミトリ]|………………。~
……その、これは?▼~
《選択》
-結婚しよう
-先を越されたから……
--「結婚しよう」「先を越されたから……」を選択
:[ディミトリ]|………………。▼~
そうか……ああ、そうか。~
……よし。なら、交換といこうか、先生。▼~
お前の手……こうして側で見ると、~
思っていたより、ずっと小さかったんだな。▼~
……この手に、何度も救われた。~
ありがとう、先生。▼~
……お前の手は、いつも温かいな。▼~
**ドゥドゥー [#l9917bec]
***支援C [#i4af1e65]
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|……何か用か。▼~
《選択》
-花を見に
-用はない
--「花を見に」「用はない」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうか。▼~
……先生。~
暇を持て余しているなら、手伝ってくれ。▼~
……温室の花に、水をやらねばならん。▼~
''(主人公が頷く)''
:[ドゥドゥー]|……助かる。▼~
1つだけ……~
そこの一角には、水をやらないでくれ。▼~
《選択》
-わかった
-何の花?
--「わかった」「何の花?」を選択
:[ドゥドゥー]|……それはダスカー産の花で、乾燥を好む。~
水をやりすぎると、根が腐ることもある。▼~
《選択》
-綺麗な花だ
-詳しいのか
-世話が難しそうだ
--「綺麗な花だ」を選択
:[ドゥドゥー]|……俺も、そう思っている。▼~
--「詳しいのか」を選択
:[ドゥドゥー]|……それなりにはな。▼~
--「世話が難しそうだ」を選択
:[ドゥドゥー]|……そこがいい。▼~
《共通》~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
《選択》
-………………。
--「………………。」を選択
:[ドゥドゥー]|……お前には、改めて礼を言わせてほしい。▼~
士官学校に入学した直後の課外活動でも、~
これまでの戦いでも……▼~
お前は、何度も殿下を救ってくれた。~
……感謝している。▼~
《選択》
-当然のことだ
-おおげさだ
--「当然のことだ」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうか。▼~
--「おおげさだ」を選択
:[ドゥドゥー]|……おれにとっては、そうではない。▼~
《共通》~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
《選択》
-………………。
--「………………。」を選択
:[ドゥドゥー]|……まだ、何か話か。▼~
《選択》
-水を汲んでこよう……
-話は終わった
--「水を汲んでこよう……」を選択
--「話は終わった」を選択
《共通》~
:[ドゥドゥー]|……では、おれはあちらに水を撒いてくる。▼~
:[ベレス]|(話が弾まない……)▼~
***支援B [#f07b511b]
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|……また来たのか。▼~
《選択》
-花を見に
-用はない
--「花を見に」「用はない」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうか。▼~
……そう言えばちょうど、いつかお前に~
水をやってもらった花が咲いている。▼~
……気が向いたなら、見ていけばいい。▼~
《選択》
-その花が好きなのか
--「その花が好きなのか」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうだな。▼~
この花は……~
妹が、好きだった花だ。▼~
《選択》
-妹がいるのか
-初めて聞いた
--「妹がいるのか」を選択
:[ドゥドゥー]|もう、死んだがな。▼~
--「初めて聞いた」を選択
:[ドゥドゥー]|話すほどの話でもなかったからな。▼~
《共通》
:[ドゥドゥー]|ダスカーは滅びた。遠い昔に妹と訪れた~
花畑も、軍靴に踏みにじられた。▼~
……この花を見るたびに、遠い記憶が蘇る。▼~
………………。▼~
……こんなつまらん話を、お前にするとは。▼~
《選択》
-もっと聞きたい
-珍しく多弁だ
--「もっと聞きたい」を選択
:[ドゥドゥー]|……面白い話をしてやれる気はしないな。▼~
--「珍しく多弁だ」を選択
:[ドゥドゥー]|……自分でも不思議だ。▼~
《共通》
:[ドゥドゥー]|お前もフォドラの民ならば、~
ダスカー人の末路は知っているはずだ。▼~
友好関係にあったファーガスを裏切り、~
国王殺しの制裁を受けた民族……▼~
……今でも、~
ダスカー人は疎まれ続けている。▼~
……先生。いくらお前とは言え、~
必要以上におれに近寄るのは勧めない。▼~
《選択》
-ディミトリはいいのに?
-周囲など気にしていない
-断る
--「ディミトリはいいのに?」を選択
:[ドゥドゥー]|殿下は……別だ。▼~
--「周囲など気にしていない」「断る」を選択
:[ドゥドゥー]|……お前が何と言おうと、~
周囲は気にするものだ。▼~
《共通》
:[ドゥドゥー]|………………。~
だが、本音を言えば……。▼~
おれは、嬉しい。~
……こうして、先生と言葉を交わせるのが。▼~
嫌でなければ……気が向いた時にでも、~
温室に顔を出してほしい。▼~
***支援A [#db6770f5]
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|……また、花を見に来たのか。▼~
《選択》
-そうだ
-違う
--「そうだ」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうか。▼~
--「違う」を選択
:[ドゥドゥー]|……折角来たんだ。見ていけばいい。▼~
《共通》
:[ベレス]|………………。
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
……お前には、~
二つほど言いたいことがある。▼~
一つは、礼だ。おれが不在の間、~
殿下を支え続けてくれたこと……▼~
もう一つは、不満だ。~
お前は自分の命を軽く見ている節がある。▼~
先日の戦いの時も、これまでも……お前は~
常に、体を張っておれたちを守ってくれた。▼~
……感謝はしているが、~
お前は自分の命の価値を考え直すべきだ。▼~
殿下がどれだけお前を頼りにしているか。~
そして、おれがどれだけ……いや。▼~
《選択》
-心配はいらない
-理解はしている
--「心配はいらない」「理解はしている」を選択
:[ドゥドゥー]|……ならば、行動で示してくれ。▼~
お前はこの軍にとって、欠かせない存在だ。~
失うわけにはいかない。▼~
それに……▼~
《選択》
-それに?
--「それに?」を選択
:[ドゥドゥー]|……お前が死ねば、~
この温室を訪れる者が減るからな。▼~
あの花も……おれのほかに見る者もなく、~
花を落とすのは、哀れだろう。▼~
………………。▼~
……お前には、いつかこの花が~
一面に咲き誇る景色を見せてやりたい。▼~
《選択》
-ダスカーのことか
--「ダスカーのことか」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうだ。この戦乱が終わり、殿下が~
王位に就いた暁には、きっと見せてやれる。▼~
だから……それまで、死ぬな。~
わかったな。▼~
《選択》
-わかった
-そちらこそ
--「わかった」を選択(共通へ)
--「そちらこそ」を選択
:[ドゥドゥー]|………………。~
……そうだな。▼~
《共通》
:[ドゥドゥー]|……これまでおれは、自分の命など~
どうなってもいいと思っていた。▼~
殿下のためならば、躊躇いなく捨てる……~
今も、その思いが変わったわけではない。▼~
だが今おれは……この戦乱の終わりを、~
生きて見届けたいとも思っている。▼~
お前にダスカーの花畑を見せるその時まで、~
おれは……生き続けたい。▼~
***支援S [#r5d1b18b]
''(女神の塔)''
:[ドゥドゥー]|……ここにいたか。▼~
……良い夜だな。~
いつかと同じように、星が近く見える。▼~
《選択》
-どうしてここに……
-王都にいるはずでは
--「どうしてここに……」「王都にいるはずでは」を選択
:[ドゥドゥー]|……お前に用があった。▼~
《選択》
-用?
--「用?」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうだ。▼~
……王都を発つに当たり、~
陛下のお側を離れると伝えてきた。▼~
:[ベレス]|………………!?▼~
:[ドゥドゥー]|陛下は、笑って頷いてくださったが……~
……実のところおれ自身、まだ、自分の~
決断を受け止め切れていないのかもしれん。▼~
《選択》
-信じられない
-何のために?
--「信じられない」「何のために?」を選択
:[ドゥドゥー]|……それもこれも、~
すべてはお前にこれを渡すためだ。▼~
''(ドゥドゥーが指輪を出す)''
:[ドゥドゥー]|……おれは、お前に結婚を申し込みに来た。▼~
無論……お前は教団の新しい大司教になる。~
そう簡単に、結婚とはいかないだろう。▼~
……だが、断れるにしても~
言わずにいるべきではないと思ってな。▼~
……答えを聞こう。▼~
《選択》
-申し出を受けよう
--「申し出を受けよう」を選択
:[ドゥドゥー]|………………。~
……それは、了承、ということか。▼~
''(ベレスが頷く)''
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれはこのとおり、つまらん男だ。~
それでもいいのか、本当に?▼~
《選択》
-もちろん
-そこがいい
--「もちろん」を選択
:[ドゥドゥー]|……ははっ。そうか。▼~
--「そこがいい」を選択
:[ドゥドゥー]|……ははっ。物好きだな。▼~
《共通》
:[ドゥドゥー]|……どうした、そんな顔をして。~
おれが笑うのは……それほどおかしいか?▼~
《選択》
-良い笑顔だ
-おかしくない
--「良い笑顔だ」「おかしくない」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうか。~
それは……何よりだ。▼~
……先生。ついでにもう一つ、頼みがある。~
急で悪いが、旅の支度をしてほしい。▼~
《選択》
-旅?
-突然すぎる
--「旅?」「突然すぎる」を選択
:[ドゥドゥー]|いつか、言っただろう。~
お前にダスカーの花畑を見せてやる、と。▼~
立場上、お前がそう長いこと大修道院を~
空けられないのは理解しているが……▼~
《選択》
-楽しみだ
--「楽しみだ」を選択
:[ドゥドゥー]|……ああ。おれも今から楽しみで仕方ない。~
お前に、おれの故郷を見せられることも……▼~
これからの世界を、~
お前と共に生きてゆけることも、な。▼~
……ああ。~
本当に……良い夜だ。▼~
**フェリクス [#gdc7a323]
***支援C [#j8d5b317]
:[フェリクス]|……誰かと思えば。~
何だ、訓練でもしに来たのか。▼~
《選択》
-そうだ
-様子を見に
--「そうだ」「様子を見に」を選択
:[フェリクス]|……そうか。~
ならば少し付き合え。▼~
一人で剣を振るだけでは、~
物足りんと思っていたところだった。▼~
お前となら退屈しないだろう。~
……そういった相手はほんの一握りだ。▼~
斬り甲斐のない相手と戦って~
得られるものなど何もないからな。▼~
《選択》
-いいだろう
-自分でいいのか
--「いいだろう」を選択
:[フェリクス]|お前の剣の腕……~
興味深いと思っていた。▼~
--「自分でいいのか」を選択
:[フェリクス]|わからんのか。~
お前がいい、と言った。▼~
お前の剣の腕……~
興味深いと思っていた。▼~
《共通》~
:[フェリクス]|元騎士団長から教えを受け、傭兵として~
フォドラ各地を転戦していたのだろう?▼~
《EP.4 終了以降》
:[フェリクス]|おまけに英雄の遺産まで使いこなす。~
それも伝説にのみ語られる“天帝の剣”を。▼~
《共通》
:[フェリクス]|
これだけ斬り甲斐のある相手は、~
そうそういるものではない。▼~
俺はお前を下し、お前を超える。~
その技を盗み、高みを目指す。▼~
《選択》~
-なぜそうしてまで強くなりたい?
--「なぜそうしてまで強くなりたい?」を選択
:[フェリクス]|……理由か?~
考えたこともない。▼~
俺は筆よりも先に剣を手にして育ち、~
物心ついた頃にはすでに剣を振るっていた。▼~
無論、それは俺だけではない。~
あの国に生まれれば皆、そう育てられる。▼~
たとえ強力な紋章の力を持とうとも、~
剣を振るえぬ者は戦で役に立たんからな。▼~
俺にとっては好ましい環境だった。~
……くだらん道徳観を抜きにすれば、な。▼~
生きるため強くなる。~
強くなるために生きる。……それだけだ。▼~
《選択》
-つまり目的はない?
-自分と似ている
--「つまり目的はない?」を選択
:[フェリクス]|強さの先にあるものなど、~
考える価値もないだろう。▼~
--「自分と似ているを選択
:[フェリクス]|ほう……少し興味が湧いたな。~
お前の剣だけでなく、お前という人間にも。▼~
《共通》~
:[フェリクス]|さあ、くだらん問答は終いだ。~
剣を抜け。▼~
お前が相手ならば、~
すべてを忘れて楽しめそうだ……!▼~
***支援B [#uf578c21]
:[フェリクス]|……そう易々と~
勝ちを奪わせてはもらえんか。▼~
お前の剣は、騎士ではなく、傭兵の剣だ。~
泥臭く勝利を掴みにゆく貪欲さがある。▼~
お前自身は意識していないかもしれんが、~
実際に受けた俺にはそう見えた。▼~
《選択》
-褒めている……?
-貶している……?
--「褒めている……?」を選択
:[フェリクス]|そうだ。▼~
--「貶している……?」を選択
:[フェリクス]|違う。▼~
《共通》
:[フェリクス]|騎士どもの剣には、貪欲さが足りん。~
俺は常々そう思っていた。▼~
奴らはまず剣で戦うことを考える。~
剣を失って初めて、拳や足を使う。▼~
だが本来、戦士とはそうあるべきではない。~
得物にこだわるなど愚かしいにも程がある。▼~
勝つためならば初めから手段を問わない、~
それが正しい姿だと、俺は思う。▼~
お前の剣には、それに近しいものがある。~
俺には好ましく映った。▼~
《選択》
-褒められている感じがしない……
--「褒められている感じがしない……」を選択
:[フェリクス]|知るか。~
受け取りたいように受け取れ。▼~
……俺とお前の差は何なのか、と考えた。~
それは貪欲さだろうと、俺は踏んだ。▼~
では、その貪欲さはどこから来る?~
騎士の剣と、傭兵の剣の差か?▼~
そう思い、初めから勝ちを狙って動いた。~
だが、それでも俺は勝てなかった。▼~
……そうして、思い至った。~
お前が以前言っていたことだ。▼~
《選択》
-強くなる理由?
-目的の有無?
--「強くなる理由?」「目的の有無?」を選択
:[フェリクス]|そうだ。▼~
強さを求める理由や目的があるからこそ、~
本当の意味で貪欲になれるのではないかと。▼~
答えろ。~
お前はなぜ強くなろうとしている。▼~
《選択》
-生き残るため
-皆を守るため
-この戦乱を止めるため(第二部のみ選択可)
--「生き残るため」を選択
:[フェリクス]|……それもまた傭兵らしい、と言うべきか。▼~
--「皆を守るため」「この戦乱を止めるため」を選択
:[フェリクス]|ハッ……~
騎士どものような口ぶりだな。▼~
《共通》
:[フェリクス]|だがその思いの有無が、~
お前の貪欲さの根源であるならば……▼~
俺も、その理由とやらを~
探さねばならないのかもしれんな。▼~
《選択》
-手伝おう
-一緒に探そう
--「手伝おう」「一緒に探そう」を選択
:[フェリクス]|……馴れ合いたいなら他を当たれ。~
今後も訓練に付き合ってくれれば十分だ。▼~
剣を振るううち、~
何かが掴めるかもしれんからな。▼~
***支援A [#q8fc9178]
:[フェリクス]|……ようやく、お前から一本取ったな。▼~
《選択》
-完敗だ
-紙一重だった
--「完敗だ」を選択
:[フェリクス]|……そうでもなかった。▼~
--「紙一重だった」を選択
:[フェリクス]|……ああ、そうだな。▼~
《共通》
:[フェリクス]|……お前と剣を交え、負かされ続けるうちに~
一つ、思い出したことがある。▼~
《選択》
-聞いても?
--「聞いても?」を選択
:[フェリクス]|……兄と剣を交わした日々のことだ。▼~
俺は、兄に勝ったことがなかった。~
兄が死ぬまで、ただの一度もな。▼~
……超えたかった。~
初めて剣を握ったその時から、ずっと。▼~
それが、俺にとっての強さを求める理由……~
そう言えるのかもしれん。▼~
しかし……我ながら、滑稽な話だな。▼~
……俺は、とっくに死んだ相手を好敵手と~
定め、剣を振るい続けていたわけだ。▼~
《選択》
-滑稽ではない
-答えが見つかって良かった
--「滑稽ではない」を選択
:[フェリクス]|……そうだろうか。▼~
--「答えが見つかって良かった」を選択
:[フェリクス]|……そうだな。▼~
《共通》
:[フェリクス]|死者を超えることなど決してできん。~
墓から蘇りでもしない限りな。▼~
だが、どういうわけか……目標を失っても、~
俺の、強さを求める心はまだ生きている。▼~
……新しい好敵手を見つけたからだろうな。▼~
《選択》
-それは……
--「それは……」を選択
:[フェリクス]|言わずともわかるだろう。~
お前だ。他に誰がいる。▼~
今回は俺が勝ったとはいえ、~
再度剣を交えればどうなるかわからん。▼~
紙一重の戦いだった。~
とても完勝とは言えん。▼~
……俺はお前よりも強くなる。~
お前を超え、更なる高みを目指す。▼~
《選択》
-その後は?
-負けていられない
--「その後は?」を選択
:[フェリクス]|その後、か。……この戦が終われば~
剣を振るう機会も減るだろう。▼~
その時のことは……~
俺には、想像がつかんな。▼~
--「負けていられない」を選択
:[フェリクス]|……ふ。~
それでこそ、俺の見込んだ相手だな。▼~
《共通》
:[フェリクス]|とりあえずは……礼を言っておく。~
お前が、俺に答えをくれたのだから。▼~
***支援S [#q1d3572c]
''(訓練場)''
:[フェリクス]|……ようやく来たか。▼~
ここは変わらんな。~
戦争が始まっても、終わっても。▼~
……それから、お前も変わらんな。▼~
《選択》
-そんなことはない
-そちらも変わらない
--「そんなことはない」を選択
:[フェリクス]|フン……変わったとすれば、~
多忙のために剣が鈍ったくらいだろう。▼~
--「そちらも変わらない」を選択
《蒼月の章》
:[フェリクス]|……ああ。公爵などという仰々しい肩書きを~
あの猪に押しつけられたくらいだな。▼~
《蒼月の章以外》
:[フェリクス]|……そうだな。▼~
《共通》
:[フェリクス]|……皆、平和と安寧のために戦っていた。~
だが、平和というのも……退屈だな。▼~
戦場で剣を振るう機会もなく、~
命を懸けた戦いも遠のいてゆく。▼~
良いことだというのはわかっているが、~
こればかりは戦士の性だ。▼~
……剣が鈍るのを、~
素直に喜べん俺がいる。▼~
《選択》
-不謹慎だ
-実は自分も
--「不謹慎だ」を選択
:[フェリクス]|……そうだな。~
まったく、自分自身に呆れてしまう。▼~
--「実は自分も」を選択
:[フェリクス]|……お前もか、安心した。~
同類だな、俺たちは。▼~
《共通》
:[フェリクス]|まあ、そこで、だ。~
……お前を呼んだのは、他でもない。▼~
受け取れ。▼~
''(指輪の絵)''
《選択》
-……!?
--「……!?」を選択
:[フェリクス]|お前という好敵手が傍らにいなければ、~
俺の剣は鈍るどころか錆びつきかねん。▼~
だから今後もお前と共にいられる~
術を考えた。出した結論がこれだ。▼~
……それに。▼~
《選択》
-それに……?
--「それに……?」を選択
:[フェリクス]|……察しの悪い。言わずとも、~
指輪の意味など理解できるだろう。▼~
《選択》
-わからない
-その口から聞きたい
--「わからない」「その口から聞きたい」を選択
:[フェリクス]|貴様……それ以上ふざけるならば……!▼~
……クソッ、ならば言ってやる。~
よく聞け、一言たりとも聞き逃すな。▼~
俺はお前を伴侶にすると決めた。~
異論は許さん、死ぬまで側にいろ。▼~
俺は、お前を愛している。▼~
………………。▼~
……以上だ。▼~
《選択》
-待て待て待て
--「待て待て待て」を選択
:[フェリクス]|何だ!~
まだ何か文句があるのかお前はッ!▼~
《選択》
-ありがとう
--「ありがとう」を選択
:[フェリクス]|………………。~
……ああ。▼~
未来のことは……~
これから、考えるとしよう。▼~
お前と共に、な。▼~
**アッシュ [#y714c11a]
***支援C [#u9a9878f]
:[アッシュ]|買い物、遅くまでかかっちゃいましたね。~
先生に付き合ってもらえて、助かりました。▼~
頼まれていたものも買えましたし、~
後は修道院に戻るだけですね!▼~
騎士団の方が渡してくれたお金、ちょっと~
少ないかなって思ってましたけど……▼~
えへへ、何とか足りましたね。~
まけてもらえて良かったです。▼~
≪選択≫
-値切りが効いた
-買い物上手だ
--「値切りが効いた」「買い物上手だ」を選択(共通)
≪共通≫
:[アッシュ]|あはは、買い物は数少ない特技なんです。~
僕、街での暮らしが長かったから。▼~
僕、ずっと下町で暮らしてたんですよ。~
貴族の方に養子に取ってもらうまでは。▼~
……そういえば先生は、元々傭兵として~
フォドラ各地を転戦していたんですよね?▼~
やっぱり、街に住む普通の人と傭兵じゃ、~
暮らしも全然違うんだろうなあ……。▼~
≪選択≫
-同じようなものだ
-違うと思う
--「同じようなものだ」を選択
:[アッシュ]|そうなんですか?うーん、~
僕には全然違うように見えますけど……。▼~
--「違うと思う」を選択
:[アッシュ]|そうですよね。いろいろなところを、戦い~
ながら旅しなきゃいけないわけですし……。▼~
≪共通≫
:[アッシュ]|傭兵は、人と戦うのがお仕事なんですよね。~
……大変だよなあって思っちゃいます。▼~
≪選択≫
-大変だった
-大変ではなかった
--「大変だった」を選択
:[アッシュ]|そうですよね……。▼~
--「大変ではなかった」を選択
:[アッシュ]|そういうものなんですね。~
……すごいなあ、先生は。▼~
≪共通≫
:[アッシュ]|……あ!▼~
''(暗転)''~
:[アッシュ]|この本、こんなところでも売ってたんだ。~
うわあ、懐かしいなあ……▼~
≪選択≫
-その本は?
--「その本は?」を選択
:[アッシュ]|『ルーグと風の乙女』。~
ファーガスでは有名な、騎士道物語ですよ。▼~
″青き獅子王″ルーグ様を主人公にした、~
冒険物なんですけど……▼~
僕ら昔からこの本が大好きで! 読み書きを~
覚えたのも、この本を読むためで……▼~
''(暴漢が現れる)''~
:[暴漢]|その本、寄越しなッ!▼~
:[アンナ]|な、何、あなた!▼~
ど、泥棒! 泥棒よー!~
誰か、あの人を捕まえてー!▼~
:[アッシュ]|お、お姉さん、落ち着いてください。▼~
:[アンナ]|あの本を盗られたら大損なのよ!~
すっごく高いんだから、あれ!▼~
:[アッシュ]|
あの、もしよければ……~
代金は、僕が払いますよ。▼~
≪選択≫
-いいのか?
--「いいのか?」を選択
:[アンナ]|え? あなた、それでいいの?~
私は助かっちゃうけど。▼~
:[アッシュ]|あ、お構いなく! あの人を捕まえたら、~
ちゃんとお金を払ってもらいますから。▼~
先生、僕はひとっ走りしてきます!~
先に修道院に戻っててください!▼~
''(アッシュ走り去る)''~
:[ベレス]|………………。▼~
***支援B [#df4d3254]
:[アッシュ]|あ、先生。ちょうどよかった。~
いつかの泥棒さんの話、しましたっけ?▼~
≪選択≫
-泥棒さん?
-聞いていない
--「泥棒さん?」を選択
:[アッシュ]|
ほら、街で出くわしたじゃないですか。~
露店から本を盗んでいった、あの人です。▼~
--「聞いていない」を選択(共通へ)
≪共通≫
:[アッシュ]|あの後、僕は泥棒さんを追いかけて、~
無事に捕まえたんですけど……。▼~
≪選択≫
-逃げられた?
-お金を払ってもらえなかった?
--「逃げられた?」を選択
:[アッシュ]|あっ、ちゃんと捕まえましたよ。~
僕、足の速さには自信がありますからね!▼~
……だけど、~
お金はもらわないことにしました。▼~
--「お金を払ってもらえなかった?」を選択
:[アッシュ]|……はい。払ってもらわなかったって~
言った方が、正しいかもしれませんね。▼~
≪共通≫
:[アッシュ]|
あはは、だから実を言うとあの後しばらく、~
お金がなくて大変だったんですよ。▼~
……僕、あの人を捕まえて、~
どうして本を盗んだのか尋ねたんです。▼~
高く売れそうだったから、って……~
まとまったお金が欲しかったみたいです。▼~
子供が病気になったみたいで、~
その薬代にしようと思ったらしくて。▼~
≪選択≫
-騙されている
-子供がいる年齢には見えなかったが
--「騙されている」「子供がいる年齢には見えなかったが」を...
:[アッシュ]|そ、それはそうかもしれませんけど……。▼~
もし本当に病気の子供がいたのなら、~
取り返しのつかないことになっちゃうから。▼~
人の命に比べたら、安いものですよ。~
……それに。▼~
実を言うと、僕も昔、~
あの人と同じことをしていたので。▼~
≪選択≫
-泥棒?
--「泥棒?」を選択
:[アッシュ]|はい。……と言っても、~
もう何年も前の話ですけどね。▼~
僕の親は病気で死んで、だけど弟や妹を~
食べさせてやらなきゃいけなくて……。▼~
頑張って頑張って働いたんですけど、~
稼げるお金なんてほんのちょっとだけで。▼~
それで……盗んだんです。~
街を歩く人から、兵士から、お店から。▼~
弟たちの喜ぶ顔を見たら、僕も嬉しくて。~
何度も何度も繰り返して……。▼~
≪選択≫
-想像できない
-良いことではない
--「想像できない」「良いことではない」を選択(共通)
:[アッシュ]|本当に後悔してます。~
今考えたら、本当に馬鹿だったなあって。▼~
で……僕が9つになった頃だったかな。~
領主様の屋敷に、盗みに入ったんですよ。▼~
貴重そうなものはたくさんあったけど、~
目についたのは高そうな装丁の本でした。▼~
それが『ルーグと風の乙女』です。挿絵の~
騎士がかっこよくて、目が離せなくて……。▼~
≪選択≫
-かっこいいから盗んだ?
-なるほど
--「かっこいいから盗んだ?」を選択
:[アッシュ]|あはは、もちろんそれもありますけど……~
本って、すごく高価なものですから。▼~
--「なるほど」を選択(共通へ)
≪共通≫
:[アッシュ]|……で、本を盗んだ僕は、~
案の定その領主様に捕まっちゃって。▼~
その領主様っていうのが……~
ロナート様でした。▼~
けど、ロナート様ったらすごいんですよ。~
何も聞かず、僕に本とお金をくれたんです。▼~
字が読めないって言ったら、弟たちごと僕を~
屋敷に招き入れて、読み方を教えてくれた。▼~
その真似事じゃないですけど……~
僕は、あの方みたいになりたいんです。▼~
……僕が悪事を働いてきた分、~
たくさん良いことをして埋め合わせたい。▼~
だから、出費はちょっと痛かったけど、~
あの泥棒さんのことは後悔してなくって……▼~
≪選択≫
-本当にそれで良かった?
-それは自己満足では?
--「本当にそれで良かった?」「それは自己満足では?」を選...
:[アッシュ]|先生……。~
もちろん僕だって、わかってるんです。▼~
僕が少しお金を払ってあげたくらいで、~
あの人たちの暮らしが楽になる訳じゃない。▼~
世界中の貧しい人たち全員を助けられるほど~
お金があるわけもないし……。▼~
だからって、何もしないでいるなんて……~
やっぱり、僕にはできません。▼~
先生、僕は……僕は、~
どうすれば良かったんでしょうか?▼~
***支援A [#c0234b0e]
:[アッシュ]|……あっ、先生!~
こんにちは!▼~
《選択》
-嬉しそうだ
-何かあった?
--「嬉しそうだ」「何かあった?」を選択
:[アッシュ]|実はさっき、買い物の最中に~
いつかの泥棒さんに会ったんですよ。▼~
《選択》
-泥棒……?
--「泥棒……?」を選択
:[アッシュ]|先生は覚えてないかもしれませんね。~
もう、結構前の話ですし……▼~
ほら、露店で本を盗んでいったあの人です。~
子どもと二人で歩いてました。▼~
二人とも、すごく感謝してくれて……~
喜ぶ顔が見られて、嬉しかったなあ。▼~
《選択》
-何はともあれ良かった
--「何はともあれ良かった」を選択
:[アッシュ]|……やっぱり、生活は厳しいみたいで。~
先生の言うとおりでしたね。▼~
これじゃ、根本的な解決にはならない……~
困ってる人すべてを助ける方法なんてない。▼~
お金や力があれば違うかもしれないですけど……~
今の僕は、無力すぎますから。▼~
《選択》
-焦らなくていい
--「焦らなくていい」を選択
:[アッシュ]|………………。~
昔、ロナート様に同じことを言われました。▼~
あれは確か、一人で馬の世話をしようとして~
大失敗しちゃったときの話だったかな。▼~
焦って身の丈に合わないことをする必要は~
ないんだ、って、ロナート様が。▼~
……僕のやり方じゃ、すぐにみんなを~
助けてあげるのは難しいかもしれない。▼~
だけど目の前で困っている人を助けることは~
無駄じゃない。きっと意味があるんだって。▼~
僕は……そう信じたいです。▼~
《選択》
-それでいい
-アッシュらしい
--「それでいい」「アッシュらしい」を選択
:[アッシュ]|えへへ……ありがとうございます。~
何だか、気持ちが軽くなった気がします。▼~
……あっ、そうだ、先生!~
何か困ったことはないですか?▼~
仕事が溜まってるとか、~
馬の世話を代わってほしい、とか。▼~
《選択》
-特にない
-何でまた?
--「特にない」を選択
:[アッシュ]|そんなあ、そう言わないでくださいよ。~
小さなことでもいい、何かないんですか?▼~
--「何でまた?」を選択(共通へ)
《共通》
:[アッシュ]|多分、僕……誰かの役に立つこととか、~
人の喜ぶ顔とか……本当に好きなんです。▼~
大好きな先生の喜ぶ顔が見られたら~
僕、もっと嬉しくなれるかなーって。▼~
《選択》
-大好き……?
-優しいね
--「大好き……?」を選択
:[アッシュ] |あ、え、いや、そういうつもりじゃなくて。~
僕らの先生として、好きってことですよ!▼~
--「優しいね」を選択
:[アッシュ]| そ、そうでしょうか。~
僕は当然のことをしているだけですよ!▼~
《共通》
:[アッシュ]|ほら、先生、何でも言ってください!~
僕がお手伝いしますから!▼~
《選択》
-雑談に付き合って
-料理当番を手伝って
--「雑談に付き合って」を選択
:[アッシュ]|雑談……。~
……はい、僕でよければ喜んで!▼~
--「料理当番を手伝って」を選択
:[アッシュ]|……はい、喜んで! 先生と一緒に~
料理ができるなんて、嬉しいなあ!▼~
***支援S [#b1ffbb3f]
''(女神の塔)''
:[アッシュ]|あ、先生!~
こんなところにいたんですね。▼~
最近、働きづめじゃないですか。~
もっと僕を頼ってくれていいんですよ。▼~
《選択》
-もう頼りにしている
-心配いらない
--「もう頼りにしている」を選択
:[アッシュ]|じゃあ、もっともっと頼ってください。~
先生の役に立ちたいです、僕。▼~
--「心配いらない」を選択
:[アッシュ]|心配しますよ! だって、~
顔に書いてありますもん、「疲れた」って。▼~
《共通》
:[アッシュ]|きっとこれから、もっと忙しくなりますよ。~
今のうちに、休めるだけ休んどかないと。▼~
……僕でさえ、正直疲れちゃいましたもん。~
本当に、長い長い戦いでしたから。▼~
《選択》
-確かに長かった
-あっという間だった
--「確かに長かった」を選択
:[アッシュ]|……そうですよね。▼~
--「あっという間だった」を選択
:[アッシュ]|そうでしょうか? 僕はあの戦争が~
ずっと続くみたいに思えちゃって……。▼~
《共通》
:[アッシュ]|戦争で討ち死にした人も、巻き込まれて~
命を落とした人たちもたくさんいる……▼~
大変なのは、残された人たちですよね。~
国もすっかり荒れちゃったから……。▼~
……僕はそういう人たちを助けてあげたい。~
ロナート様が僕を助けてくださったように。▼~
騎士になった今なら、きっと昔よりも~
やれることも増えたでしょうから!▼~
《選択》
-一緒に頑張ろう
-気長にやろう
--「一緒に頑張ろう」「気長にやろう」を選択
:[アッシュ]|……はい!~
先生と一緒なら、頑張れる気がします!▼~
……それでですね、先生。~
実は、渡したいものがあるんです。▼~
''(指輪の絵)''
《選択》
-これは……
--「これは……」を選択
:[アッシュ]|僕は……ずっと先生と一緒にいたい。~
これからも……ずっと、ずっとです。▼~
僕は、先生の一番でありたい。~
先生の喜ぶ顔を、側で見ていたい。▼~
僕は、他のみんなとは違って~
元々はただの平民です。▼~
血に宿す紋章もなければ、立派な家もない。~
……悪いことも、たくさんしてきたし。▼~
だけどもし、そんな僕でも嫌じゃなければ~
……僕を、側に置いてくれませんか?▼~
《選択》
-それは、つまり……
--「それは、つまり……」を選択
:[アッシュ]|……は、はい!~
え、ええと、何て言えば良いんでしたっけ。▼~
ちゃ、ちゃんと練習してきたんですよ。~
何て言おうか、ずっと考えてて……!▼~
で、でも、全部飛んでいっちゃって……~
要するに、僕が言いたかったのは……。▼~
僕は先生と結婚したいんです。~
……今日は、それを伝えたくて。▼~
《選択》
-自分も同じ気持ちだ
--「自分も同じ気持ちだ」を選択
:[アッシュ]|えっ……先生も指輪を? あははは、~
すみません、ちょっとびっくりしました!▼~
そっか。~
先生も、同じ気持ちでいてくれたんですね。▼~
……嬉しいです、先生。~
本当に、夢を見てるみたいだ。▼~
街の隅っこで盗みを働いていた僕に、~
こんなに素敵なお嫁さんが来るなんて……▼~
……あ、あの、罰とか当たりませんよね。~
ちょっと怖くなってきたんですけど……。▼~
《選択》
-当たるかも
-気にするな
--「当たるかも」を選択
:[アッシュ]|だとしても、先生さえ隣にいてくれれば、~
どんな苦境にも立ち向かえると思います。▼~
--「気にするな」を選択
:[アッシュ]|……確かに、そうですね。~
気にしたって、仕方のないことですもん。▼~
《共通》
:[アッシュ]|先生……それじゃこれからも、~
末永くよろしくお願いします!▼~
ちょっと頼りないかもしれませんけど、~
僕、精一杯頑張りますから!▼~
**シルヴァン [#s588dd0a]
***支援C [#qccdf771]
:[シルヴァン]|……浮気だって?~
いやいや、面白いことを言うもんだ。▼~
これまでもこれからも、俺には君だけさ。~
その気持ちに、誓って嘘はないぜ。▼~
けど、君がどうしても、俺なんかに~
付き合ってられないって言うなら仕方ない。▼~
……ああ、そうだ。もし良かったら、~
紋章持ちの男とか、紹介しようか。▼~
:[町娘]|そんな言い方……!▼~
:[シルヴァン]|いやいや、これは純粋に、~
ただただ君を想って言ってるんだ。▼~
俺、泣き顔を見るのは趣味じゃなくてなあ。~
君には早く笑顔になってほしいのさ。▼~
だから……▼~
………………。▼~
……なあ、先生。~
こんなところを覗いて、楽しいんです?▼~
なーんかもの言いたげな顔してるけど、~
一応聞いておきましょうか。▼~
《選択》~
-酷すぎる~
-女の敵だ~
--「酷すぎる」を選択
:[シルヴァン]|いやあ、そこまで言わなくても……。~
俺とあの子の問題なんだからさあ。▼~
--「女の敵だ」を選択
:[シルヴァン]|俺はいつだって女の子の味方さ。~
もちろん、先生の味方でもあるんですよ?▼~
《共通》~
:[シルヴァン]|だいたい、振った振られたなんて、~
よくある話じゃないですか。▼~
あの子も、他に女がいたからって~
あそこまで怒ることないだろうに……。▼~
はあ……可愛い女の子の~
つらそうな顔を見るのは、堪えるなあ。▼~
《選択》~
-そうは見えない~
-本当に?~
《共通》~
:[シルヴァン]|つらいに決まってるじゃあないですか。~
……先生、慰めてくれてもいいんですよ。▼~
いやあ、この間、良い茶葉をもらって!~
どうです、俺の部屋で……▼~
……冗談、冗談ですって。~
まったく、つれない人だなあ、あんた……。▼~
***支援B [#l1e98560]
:[シルヴァン]|………………。▼~
《選択》
-どうかした?
--「どうかした?」を選択
:[シルヴァン]|……ああ、何だ、先生か。~
はは、すみません、全然気づかなかった。▼~
最近よく会いますねえ。~
あ、もしかして、俺に気がある?▼~
……なーんて、嘘です、冗談冗談。~
露骨に嫌そうな顔しないでくださいよ。▼~
……で、何の用です?▼~
《選択》
-今の女性は?
-また痴話喧嘩?
--「今の女性は?」を選択
:[シルヴァン]|あの子はその辺で引っ掛けたんですよ。~
ちょっと楽しく遊んで別れようぜー、って。▼~
そしたらあの子、意外と俺に~
入れ込んでたみたいで、いやあ困った。▼~
--「また痴話喧嘩?」を選択
:[シルヴァン]|ま、そんなところですかねえ。▼~
あの子はその辺で引っ掛けたんですよ。~
ちょっと楽しく遊んで別れようぜー、って。▼~
そしたらあの子、意外と俺に~
入れ込んでたみたいで、いやあ困った。▼~
《選択》
-理解に苦しむ
-軽薄すぎる
--「理解に苦しむ」「軽薄すぎる」を選択
:[シルヴァン]|何言ってるんです、先生。~
このくらいの遊びが、一番気楽でいい。▼~
……ま、先生がどう思おうと、~
態度を改めるつもりはないんですけどね。▼~
ほら俺、こんなろくでなしでも~
一応、紋章持ちの貴族なわけですし……▼~
重たい遊びはしないようにしてるんです。~
厄介ごとを呼び込んでくるだけですから。▼~
いずれは、黙ってたって適当な相手と~
結婚させられて、落ち着く予定ですしね。▼~
……そう言えば先生は、自分が紋章を~
持ってるって知らなかったんですよね?▼~
《選択》
-調べたことがなかった
-父は教えてくれなかった
--「調べたことがなかった」「父は教えてくれなかった」を選択
:[シルヴァン]|……なるほど。ま、傭兵だったわけだし、~
わざわざ調べるってこともないか。▼~
《選択》
-貴族はどうなの?
--「貴族はどうなの?」を選択
:[シルヴァン]|貴族の家に生まれた子供は大抵、~
紋章を宿しているかすぐに調べられますね。▼~
俺たち十傑の末裔ってのは、基本的には~
紋章を持ってないと家を継げないんですよ。▼~
どうしても紋章持ちが産まれなければ~
その代ばかりは諦めますけど……▼~
基本的には紋章持ちが産まれるまで、~
当主は子供を産ませ続ける。▼~
で、そうして産まれた紋章持ちが、~
次の当主になって同じことを繰り返す。▼~
わかります? 平民の女の子たちにとって、~
俺みたいなのは格好の獲物なんですよ。▼~
《選択》
-貴族に成り上がるために?
-そんな言い方……
--「貴族に成り上がるために?」を選択
:[シルヴァン]|そ、ご明察。▼~
--「そんな言い方……」を選択
:[シルヴァン]|そう言われてもなあ……貴族に成り上がる~
いい足掛かり、とでも言えばいいんですか?▼~
《共通》~
:[シルヴァン]|紋章を持った子供を産めれば、そいつが~
次の当主になれるかもしれませんからね。▼~
《EP.5 終了後》
:[シルヴァン]|ま、血も薄まった今じゃ、産まれるのは~
兄上みたいな奴ばかりでしょうけど……。▼
《共通》
:[シルヴァン]|……昔から紋章持ちってのは、人から~
妬まれると同時に、求められるもんです。▼~
俺は俺の血の価値を、俺なりに理解してる。~
……嫌になるほどに。▼~
自由な生き方なんてとっくに諦めた。~
妬まれるのにも求められるのにも慣れた。▼~
俺たちには自由に生きる権利なんてない。~
……そう思ってました。▼~
《選択》
-今は違う?
--「今は違う?」を選択
:[シルヴァン]|……あはは、そうですねえ。▼~
傭兵として、紋章を持ちながら紋章と~
無縁に生きてきたあんたを見てると……▼~
……妬ましくて、憎らしくて、~
殺してやりたいとさえ思いますけどね。▼~
……なーんて。そういう陰のある男とか、~
女の子に受けると思いませんか、先生!▼~
***支援A [#u4cb9681]
:[シルヴァン]|ああ、クソッ、いってえ……。▼~
……先生。あはは、わざわざ見舞いに~
来てくれるなんて、優しいんですねえ!▼~
《選択》
-怪我の具合は……
-自分を庇って……
--「怪我の具合は……」「自分を庇って……」を選択
:[シルヴァン]|や、たいした怪我じゃないですよ。明日には~
戦線にも復帰できるって言われましたしね。▼~
それにほら、あんたのために受けた傷だし?~
勲章みたいなもんでしょう。▼~
《選択》
-殺したいのではなかったのか
-自分を庇って良かったのか
--「殺したいのではなかったのか」を選択
:[シルヴァン]|……まあ、あの時は本気で~
ああ言ったつもりでしたけど。▼~
--「自分を庇って良かったのか」を選択(共通へ)
《共通》
:[シルヴァン]|……本当にあんたが殺されちまうと思ったら~
体が勝手に動いたって言うかさ。▼~
だけど正直な話、あんたが羨ましいって~
気持ちは、今でも変わってませんよ。▼~
あんたを見てると、~
憧れずにはいられないんです、俺は。▼~
家を出奔する度胸があれば、あんたみたいな~
紋章と無縁の生き方もできたのかな、って。▼~
《選択》
-度胸がなかった?
--「度胸がなかった?」を選択
:[シルヴァン]|……そうさ。~
逃げ出そうと思えば、逃げ出せたんですよ。▼~
ゴーティエの家からも、~
紋章を持つ貴族の運命ってやつからも。▼~
……うちの実家は、王国の最北にある。~
山のすぐ向こうは異民族の住む土地でして。▼~
《紅花以外》
:[シルヴァン]|昔はファーガスの従属下にありましたけど、~
王国が倒れた今、いつ戦いになるか……。▼~
《紅花の章》
:[シルヴァン]|今でこそファーガスの従属下にありますけど~
奴らとの関係は、とても良好とは言い難い。▼~
《共通》
:[シルヴァン]|何しろもう何百年も争ってきたわけで。~
その間うちの家はずっと、防衛の要だった。▼~
あ、いや、うちの兵士や将がっていうよりも~
ゴーティエ家の遺産“破裂の槍”がね。▼~
《選択》
-盗まれていたけど……
-5年前の……
--「盗まれていたけど……」「5年前の……」を選択
:[シルヴァン]|……あの時は、割と危なかったんですよ。~
一歩間違えれば教団に槍を没収されていた。▼~
父上は槍を教団に取り上げられるのを恐れて~
修道院にいる俺に槍を渡し……▼~
万一のことがあったら、俺を領地に~
呼び戻すつもりだったんでしょうね。▼~
ま、そんな事情もあるからか、~
うちの家は特別紋章を大事にするんです。▼~
紋章を持ってる俺は、両親から~
それはそれは大事に育てられてきた。▼~
けど、紋章を持たない兄上だとかは、~
俺が生まれたのを契機に一気に冷遇された。▼~
……兄上には井戸に突き落とされたことも、~
真冬の山に置いていかれたこともあります。▼~
《選択》
-酷い
-やり返さなかったのか
--「酷い」「やり返さなかったのか」を選択
:[シルヴァン]|ガキなりに理解してたんですよ。~
俺は兄上からすべてを奪っちまったって。▼~
紋章が欲しくても手に入らなかった奴の前で~
つらいだなんて言えるかよ、って話です。▼~
だから、女たちの粘つく視線も、~
俺を値踏みする令嬢たちの視線も……▼~
笑って、受け入れなきゃならなかった。~
……俺には紋章がありましたからね。▼~
《選択》
-本当は女性が……
-それは違う
--「本当は女性が……」を選択
:[シルヴァン]|……憎いのかもしれませんね。俺の血を、~
道具のように利用しようとする女たちがさ。▼~
まあ、けど、俺自身……本当のところ、~
よくわからないってのが本音です。▼~
--「それは違う」を選択
:[シルヴァン]|ああ、もう遅いけど、わかってますよ。~
……一言、嫌だって言えば良かったんだ。▼~
《共通》
:[シルヴァン]|とにかくあんたを恨むのは筋違いだった。~
……本当に、すみませんでした。▼~
……それから、ありがとう、先生。▼~
《選択》
-?
--「?」を選択
:[シルヴァン]|あんたと出会ってなかったら、俺は一生~
他の生き方ってのを知らないままだった。▼~
……今は、本当に、心の底から~
先生に会えて良かったと思ってますよ。▼~
***支援S [#y12b06f0]
''(女神の塔)''
:[シルヴァン]|先生……あんたを待ってましたよ。~
白んでいく空やら雲やらをぼけっと眺めて。▼~
《選択》
-ごめん
-来るのが早すぎでは
--「ごめん」を選択
:[シルヴァン]|ああ、いや……別にいいんです。~
俺が早すぎたってだけですから……。▼~
--「来るのが早すぎでは」を選択
:[シルヴァン]|……目が覚めちまって、眠れなくて。~
まあ、たまにはこういう朝も良い。▼~
《共通》
:[シルヴァン]|しかし、感慨深いですね。~
この5年、戦って、戦って……▼~
ようやく、苦しい時代が終わりを告げた。~
これからは新しい時代が始まるんです。▼~
……なのでいい加減、俺も俺の運命に~
けじめをつけようか、と思いまして。▼~
《選択》
-運命?
-けじめ?
--「運命?」「けじめ?」を選択
:[シルヴァン]|そう。俺の運命は、紋章なんかじゃなく~
俺が決める。……これは、その一歩目です。▼~
俺の紋章を利用しようとする女じゃなく、~
誰かが決めた相手や、遊び相手でもなく……▼~
''(指輪の絵)''
:[シルヴァン]|俺は、本当に好きな女と結婚したい。~
……駄目ですかね。そういうのは。▼~
《選択》
-………………。
-本気?
--「………………。」「本気?」を選択
:[シルヴァン]|や、やっぱり俺、信用できないかー……!~
まあ、そりゃあそうですよねえ……。▼~
……だったら、信じてもらえるまで~
何度だって求婚するだけです。▼~
先生。俺と結婚してほしい。~
あんたのためなら、何だってやる。▼~
……信じてほしい。~
もう俺は、俺の心に嘘をつくつもりはない。▼~
《選択》
-……浮気しないなら
-……仕方ない
--「……浮気しないなら」「……仕方ない」を選択
:[シルヴァン]|………………!▼~
ああ、あんたと一緒にいられるなら、~
それだけで一生外に出なくたっていい!▼~
あんたが他の女を見るなって言うなら~
この目を失ったって構わない!▼~
《選択》
-それは流石に
--「それは流石に」を選択
:[シルヴァン]|え、大げさでしたか?~
それは……その、すみません。▼~
今まで薄っぺらい言葉ばっかり吐いてきた~
もんだから、加減ってのがわからなくて……▼~
……けど、ああ、本当に良かった。~
安心して、力抜けちまいましたよ。▼~
これから、あんたが隣にいてくれる。~
新しい時代を、一緒に歩いて行ける。▼~
それだけで俺は、本当に……~
心の底から幸せなんですよ、先生。▼~
……おっと、しまった。~
俺ばっか幸せになっても、仕方ないよな。▼~
誓うよ。~
俺は一生を懸けて、あんたを幸せにする。~
……絶対に、だ。▼~
**メルセデス [#acf78880]
***支援C [#r9da4902]
:[メルセデス]|あらあら、こんばんは、先生。~
もしかして、お仕事の帰りかしら~?▼~
《選択》~
-そうだ~
-まだ仕事中だ~
--「そうだ」を選択
:[メルセデス]|こんなに遅くまで、お疲れ様です。~
先生のおかげで、私、毎日充実してるわ~。▼~
--「まだ仕事中だ」を選択
:[メルセデス]|まあ! そうだったの~?~
こんなに遅くまで、大変なのね~……。▼~
《共通》~
:[メルセデス]|あんまり頑張って、体を壊しちゃ駄目よ~?~
先生ったら無理してそうで、心配だわ。▼~
たまには私や、他のみんなを頼ったって~
女神様は罰なんて当てたりしないのよ~。▼~
《選択》~
-そうは言っても……~
《共通》~
:[メルセデス]|……あのね、先生? ちょっと嫌なことを~
言っちゃうかもしれないけれど~……。▼~
実を言うと、先生に初めて会った時、~
私、ちょっと不安だったのよ~?▼~
《選択》~
-心外だ~
-なぜ?~
--「心外だ」を選択
:[メルセデス]|ごめんなさい、やっぱり気を悪くしちゃったか...
《共通》~
:[メルセデス]|だってあなたって、先生にしては~
ちょっと若すぎるくらいでしょう?▼~
だけど、そうとは思えないくらい~
あなたってしっかりしてるし~……▼~
強くて、格好よくて、私たちのことも~
ちゃんと面倒見てくれてるじゃない。▼~
だけどね、だからこそ、どこかで~
無理でもしてるんじゃないかなあって~。▼~
《選択》~
-無理はしていない~
-多少の無理は仕方ない~
《共通》~
:[メルセデス]|先生がそう言うならいいけれど……。~
やっぱり、たまにはお休みも必要よ~。▼~
疲れていると、~
つまらない失敗もしちゃうし~。▼~
まあ私なんかは、疲れていなくても~
失敗ばっかりだけどね~?▼~
《選択》~
-どんな失敗?~
《共通》~
:[メルセデス]|う~ん、訓練の日にちを間違えたり、~
物を失くすなんてしょっちゅうね~。▼~
この間なんて、制服を着るのを忘れたまま~
訓練に出ようとして……▼~
あの時は本当に恥ずかしかったわ~。~
私ったら本当にうっかりしてて~……▼~
……と、とにかく。~
私は、無茶は駄目よって言いたかったの~。▼~
たとえ体を壊すくらい無茶をしたって、~
なるようにしからならないんだから……。▼~
……あ、そうだ! 先生、~
何か、困ってることはないかしら~?▼~
私で良ければ、~
なんでも手伝うわよ~。▼~
《選択》~
-助かる~
-ちょっと怖い~
--「助かる」を選択
:[メルセデス]|ふふ、何でも頼んでいいのよ~。▼~
--「ちょっと怖い」を選択
:[メルセデス]|大丈夫よ~。私、おっちょこちょいだけど、~
きっと何とかなると思うわ~!▼~
《共通》~
:[メルセデス]|困ったことがあったら、~
いつでも、何でも言ってちょうだいね~。▼~
***支援B [#y59943a3]
:[修道士]|もし、そこの方……~
老いぼれの話を聞いてはくれんかね。▼~
わしは生まれてこの方、~
ずっとこの街で暮らしてきたんだが……▼~
帝国で暮らしている娘が手紙を寄越して、~
日々の礼拝は怠っていないかと……▼~
:[ベレス]|………………。▼~
''(メルセデスが現れる)''
:[メルセデス]|あら~、こんにちは、先生。~
この方は、お知り合い?▼~
《選択》
-違う
--「違う」を選択
:[メルセデス]|あら、そうだったの~?~
てっきり知り合いかと~。▼~
おじいさま、どうなさったんですか?▼~
:[修道士]|おや、まあ、綺麗な娘さんだ。いやあ、~
実はちょっと話を聞いてもらっていてなあ。▼~
:[メルセデス]|お話?~
あっ、もしかして何か困り事でも~?▼~
:[修道士]|日課の礼拝に行こうと思ったんだが、~
足を悪くしてしまって歩けんのだよ。▼~
:[メルセデス]|まあ、それは大変!~
良かったら、お手伝いしましょうか~?▼~
街の礼拝堂までで良ければ、~
肩をお貸ししますよ~。▼~
:[修道士]|おお、ありがたい……! お嬢さんを~
遣わしてくれた女神様に感謝せんとなあ。▼~
:[メルセデス]|ほらほら~、先生も手伝ってください。~
私はこっちの肩を貸しますから~。▼~
''(主人公が頷く)''
''(暗転)''
:[メルセデス]|はい、先生、お疲れ様でした~。~
おじいさまもとっても喜んでいたわね~。▼~
《選択》
-良かった
-自分も助かった
--「良かった」を選択(共通へ)
--「自分も助かった」を選択
:[メルセデス]|たいしたことはしていないわ~?~
あなたの役に立てたなら何よりよ~。▼~
それに、あのおじいさまも~
本当に嬉しそうにしていたじゃない~。▼~
《共通》
:[メルセデス]|ふふ、誰かの喜ぶ顔を見てると、~
疲れも苦労も吹っ飛んじゃうわよね~。▼~
それより先生、~
ずっと不思議そうな顔してるけど……?▼~
《選択》
-なぜ老人が困っているとわかった?
--「なぜ老人が困っているとわかった?」を選択
:[メルセデス]|う~ん……。~
何て言ったらいいのかしら~。▼~
そうねえ、慣れている……~
としか、言いようがないわ~。▼~
《選択》
-慣れている?
--「慣れている?」を選択
:[メルセデス]|そうなのよ~。困ってる人たちの顔って、~
見ていると、すぐにわかるのよね~。▼~
さっきは、先生もあのおじいさまも、~
二人して困った顔をしていたから。▼~
教会暮らしが長かったから、何となく~
わかるようになったのかもしれないわ~。▼~
《選択》
-教会暮らし?
-初めて聞いた
--「教会暮らし?」「初めて聞いた」を選択
:[メルセデス]|あら、先生にはまだ、~
話していなかったかしら~?▼~
私ね、10年近く、~
ファーガスの教会で暮らしていたのよ~。▼~
教会には、困り事を抱えた人が~
駆け込んでくることも多くって。▼~
私も、おんなじように教会に駆け込んで、~
司祭様に助けてもらったことがあるのよ~。▼~
……ねえ先生。~
私ね、夢があるの。▼~
《選択》
-どんな夢?
--「どんな夢?」を選択
:[メルセデス]|私、将来は教会で働きたいのよね~。~
司祭様みたいな人になりたいの。▼~
だけど……う~ん。~
なかなか上手くいかないものよね~。▼~
もし私が紋章を持たない平凡な人だったら、~
叶った夢、だったのかしら~……。▼~
ちょっと悲しいけれど……やっぱり、~
なるようにしかならないのよね~。▼~
だって、私の運命は私じゃなく、~
すべて女神様が定めるものなんだから……。▼~
***支援A [#ve73d54c]
:[メルセデス]|先生、相談があるのだけど~。~
ちょっといいかしら~?……▼~
''(主人公が頷く)''
:[メルセデス]|助かるわ~。相談っていうのはね、~
これなんだけど~……。▼~
養父からの手紙なの~。~
ついこの間届いたのよ。▼~
《選択》
-養父?
--「養父?」を選択
:[メルセデス]|あらやだ、まだ話していなかったかしら~。~
私を士官学校に入れた人なんだけど……。▼~
……言ってしまえば、私の紋章を利用する~
ために、私を教会から引き取った人ね~。▼~
《選択》
-利用するため?
--「利用するため?」を選択
:[メルセデス]|そうそう。断絶した家の紋章を持った私を~
利用して、貴族に成り上りたいみたい。▼~
今は王都に居を構えているけれど~、私を~
引き取る前は各地を巡る商人だったそうよ。▼~
とにかく欲の深い人で~……この手紙は、~
有力貴族との縁談があるっていう話でね~?▼~
はあ……本当に……戦争が始まったって~
言うのに、のん気なものよねえ。▼~
《選択》
-そのとおりだ
-戦争が始まったからでは?
--「そのとおりだ」を選択(共通へ)
--「戦争が始まったからでは?」を選択
:[メルセデス]|……まあ、そうなのかもしれないわね~。~
生き残るために焦っているのかしら~。▼~
《共通》
:[メルセデス]|それでね、この縁談なんだけど~……。~
何て返事をしたらいいかと思って。▼~
《選択》
-結婚するの?
--「結婚するの?」を選択
:[メルセデス]|……う~ん、そうね。~
それも仕方ない、とは思うわ~。▼~
だけど、もし、ここで流されてしまったら~
絶対に……いつか後悔すると思うのよね。▼~
断ろう、って、心は決まっているのだけど、~
なかなか踏ん切りがつかなくって~……。▼~
《選択》
-心は決まっている?
--「心は決まっている?」を選択
:[メルセデス]|……前にも話したかもしれないけれど~、~
私、教会で働きたいのよね。▼~
教会じゃなくても構わないわ。人の役に立つ~
仕事なら、教師でもお医者さまでも……。▼~
だけど、貴族のお嫁さんになってしまったら~
そういうのって、少し難しいと思うのね。▼~
《選択》
-なぜ踏ん切りがつかない?
--「なぜ踏ん切りがつかない?」を選択
:[メルセデス]|……私、これまでずっと、~
誰かの意思に流されるまま生きてきたわ~。▼~
すべては女神様の思し召しなのだと、~
そう自分に言い聞かせて、誤魔化して……。▼~
養父が私を教会から引き取った時も、~
士官学校に入れられた時も、そうだったわ。▼~
……初めて自分で自分の道を選んだのは、~
この戦争に身を投じた時だったわね~。▼~
もちろん養父には反対されたけれど、~
何とか丸め込んで、ここへ来られたわ。▼~
……だけど、決別まではできなかった。~
まだ手紙が来るのが、その証拠ね~。▼~
私……養父が怖いわけじゃないのよ。~
それよりも、もっと怖いものがあるの。▼~
《選択》
-決断すること?
--「決断すること?」を選択
:[メルセデス]|ふふっ……すごいわ。~
やっぱり先生は何でもお見通しなのね~。▼~
で、相談って言うのはね? 先生に、~
一言、背中を押してもらいたかったの。▼~
手紙の返事を書こうとしたけれど……養父に~
決別を伝える勇気が、出なくって……。▼~
《選択》
-返事しなくていいのでは?
-夢を諦めていいの?
--「返事しなくていいのでは?」を選択
:[メルセデス]|そ、それはまずいわよ~!~
勝手に話を進められたら困っちゃうし……。▼~
だけど……それくらいの気持ちでいないと、~
決別なんてとてもできないわよね~。▼~
--「夢を諦めていいの?」を選択
:[メルセデス]|……そうね。~
人生は、たった一度きりなんだもの。▼~
《共通》
:[メルセデス]|なんだか今なら、~
返事が書けそうな気がしてきたわ~。▼~
……私には心に決めた生き方があるので、~
その縁談はなかったことに、って。▼~
ふふっ、ついでに、心に決めた人も~
いるって書いちゃおうかしら~。▼~
《選択》
-心に決めた人?
-誰のこと?
--「心に決めた人?」「誰のこと?」を選択
:[メルセデス]|あら? もちろん、あなたのことよ~。~
嫌だった~?▼~
《選択》
-!?
-嫌ではないが……
--「!?」「嫌ではないが……」を選択
:[メルセデス]|……ふふっ、な~んちゃって。冗談よ。▼~
……私、勇気を出してみるわ。あなたの~
おかげで、一歩踏み出せそうな気がするの。▼~
***支援S [#q6246efb]
''(女神の塔)''
:[メルセデス]|まあ、先生。急な呼び出しだったのに、~
来てくれて嬉しいわ~。▼~
あなたはフォドラの英雄だもの~。~
今は忙しいでしょう。▼~
《選択》
-忙しい
-そうでもない
--「忙しい」を選択
:[メルセデス]|……そう。なら、ちょっと大変な~
お願いをすることになっちゃうわね~。▼~
--「そうでもない」を選択
:[メルセデス]|まあ、良かった! ちょうど、~
ちょっと時間のかかるお願いがあって~。▼~
《共通》
:[メルセデス]|あのね……聞いてくれるかしら?▼~
《選択》
-聞くだけ聞こう
-メルセデスの頼みなら
--「聞くだけ聞こう」「メルセデスの頼みなら」を選択
:[メルセデス]|ふふ、ありがとう。~
お願いって言うのはね……▼~
《共通》
:[メルセデス]|一緒にフェルディアに行きましょう。~
養父に会いに行くのよ~。▼~
《選択》
-何の用?
-会う必要がある?
--「何の用?」を選択
:[メルセデス]|う~ん、そうねえ……。~
私なりの、けじめをつけに行くのよ。▼~
--「会う必要がある?」を選択
:[メルセデス]|ちゃんとけじめをつけたいのよ~。~
あの人に、直接決別を伝えなきゃ。▼~
《共通》
:[メルセデス]|養父に何て言ってやるかは、~
もうちゃんと決めてあるわ~。▼~
私は私の選んだ道を生きてゆきますから、~
あなたはあなたの人生を送ってください。▼~
私の運命は、あなたでも、他の誰でもない、~
私が決めるものなんですから、って。▼~
ふふっ……~
ず~っとそう言ってやりたかったのよね~。▼~
《選択》
-なぜ自分に同行を……?
--「なぜ自分に同行を……?」を選択
:[メルセデス]|う~ん、そうねえ。~
どこから話せば良いのかしら~……。▼~
前、心に決めた人がいるって言ったわよね?~
前は冗談だって言ったけれど。▼~
……私は、ずっと本気だったわよ~?~
あなたと、結婚したいの。▼~
その……もしかして、嫌だったかしら?▼~
《選択》
-そういうわけではなくて
--「そういうわけではなくて」を選択
''(指輪の絵)''
:[メルセデス]|……あらあらあら、まあ!▼~
《選択》
-結婚しよう
--「結婚しよう」を選択
:[メルセデス]|ええ、ええ! 私、すごく嬉しいわ~。~
生きてきた中で、一番かもしれない。▼~
……ちゃんと伝えられて良かった。~
これからはあなたと一緒に生きていける……▼~
他でもない私が、私の意思で選んだ道を、~
あなたと一緒に歩いていける。▼~
……ふふっ。私、とんだ幸せ者ね。▼~
だけど、先生……人生はたった一度きりよ?~
私と結婚して、後悔しない?▼~
私は、たくさんわがままを言うと思うわ。~
だって、私には夢があるんですもの。▼~
誰かの力になってあげられる人になる……~
その願いは、絶対に諦められないわ。▼~
《選択》
-応援しよう
--「応援しよう」を選択
:[メルセデス]|……ふふっ、そうだったわね。~
先生は、そういう人だったわね~。▼~
そういうあなただからこそ、~
私、あなたのことを好きになったのよ。▼~
それじゃあ、早速、旅支度をしましょうか。~
フェルディアは遠いわよ~。▼~
''(主人公が頷く)''
:[メルセデス]|……あのね、先生。▼~
《選択》
-?
--「?」を選択
''(一枚絵)''
:[メルセデス]|私、おっちょこちょいで、うっかりしてて、~
たくさん迷惑をかけるかもしれないわ~。▼~
それでも、あなたが困った時には、精一杯~
あなたの支えになれるよう頑張るから……▼~
だから……どうか、~
これからもよろしくね、先生。▼~
**アネット [#g4837c2f]
***支援C [#g4d42a21]
:[アネット]|あっ、先生、こんばんはー!~
今、ちょっと時間良いですか?▼~
《選択》~
-もちろん~
-何の用事?~
《共通》~
:[アネット]|これ、セイロス騎士団の人からお借りした~
戦術の教本なんですけど……▼~
ちょっとわからないところがあるんです。~
先生、教えてもらえませんか?
《選択》~
-任せてほしい~
-自信がない~
--「任せてほしい」を選択
:[アネット]|やったー! ありがとうございます!~
えっと、この状況図なんですけど……▼~
--「自信がない」を選択
:[アネット]|うーん……じゃあせめて、一緒に考えて~
くれませんか? この図なんですけど……▼~
《共通》
:[アネット]|この騎兵部隊は、どうして~
あえて不利な森の中に布陣して……▼~
''(暗転)''
:[アネット]|なるほど! おかげですっきりました。~
流石、先生は教え方が上手いんですね!▼~
《選択》~
-役に立てて嬉しい~
-勉強熱心だ~
--「役に立てて嬉しい」を選択
:[アネット]|やっぱり、先生に聞いて正解でした!▼~
--「勉強熱心だ」を選択
:[アネット]|そ、そんなことないですよー!▼~
《共通》~
:[アネット]|えへへ……あたし、勉強というか……~
新しいことを学ぶのが、大好きなんです。▼~
だから、この士官学校に来て、魔法に、~
戦術に、武術に、いろいろ学べて……▼~
今まで生きてきた中で、~
一番に充実してるんです!▼~
あ、実はこの後も、書庫で調べ物をして、~
魔法の練習をしてー、それから剣術の……▼~
《選択》~
-疲れそうだ~
《共通》~
:[アネット]|うーん……そう言われても……。~
じっとしてるほうが、疲れちゃいませんか?▼~
あたし、昔から何もしないでいるのが~
あんまり得意じゃなくって……。▼~
そう、例えば、お休みの日の朝には~
お掃除しないと落ち着かない、みたいな!▼~
《選択》~
-よくわからない~
-気持ちはわかる~
--「よくわからない」を選択
:[アネット]|だって、何もしないで夜になっちゃったら~
折角のお休みが無駄じゃないですか!▼~
--「気持ちはわかる」を選択
:[アネット]|良かったあ、わかってもらえて!~
あんまり、わかってくれる人がいなくて。▼~
《メルセデスが自学級の時》
//↑アネット他学級、メルセデス自学級で出たとのコメントあり
:[アネット]|メーチェなんて、お休みの日は部屋から~
一歩も出たくない~、なんて言うんですよ?▼~
《共通》~
:[アネット]|それでそれで……~
……あっ! 大変!▼~
あたし、今日、料理当番の日だったの~
すっかり忘れてた……!▼~
先生、それじゃ、あたし行きますね!~
いろいろありがとうございましたー!▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[アネット]|きゃーーーーっ!~
何でこんなとこに樽がーー!!▼~
:[ベレス]|………………。▼~
***支援B [#pef0fd70]
:[アネット]|ご、ごめんなさいっ、先生。~
訓練に寝坊しちゃうなんて……。▼~
みんなにも、先生にも迷惑をかけて……。▼~
《第一部》
:[アネット]|課題に取り組む日だったら、こんなことじゃ~
済みませんでしたよね……。▼~
《第二部》
:[アネット]|本当の戦いだったら、こんなことじゃ~
済みませんでしたよね……。▼~
《共通・選択》
-訓練で良かった
-寝不足は良くない
--「訓練で良かった」「寝不足は良くない」を選択
:[アネット]|本当に、ごめんなさい。~
戦術の勉強に熱中しちゃって、つい……。▼~
はあ……実を言うとあたし、~
昔からいつもこんな感じで。▼~
あたし、士官学校に入る前は、~
王都の魔道学院で勉強してたんです。▼~
その頃から、~
試験の前に何日も徹夜するとか、ざらで。▼~
……徹夜してる最中は、~
全然苦痛じゃないのが厄介なんですよね。▼~
先生、確か前に言いましたよね。~
あたし、新しいことを覚えるのが好きって。▼~
最初にそう感じたのは、~
あたしがまだ、4つか5つの頃です。▼~
初めて魔法を使ったあたしを見て、~
父さんがすっごく喜んじゃって……▼~
その時、何でかあたしまで嬉しくって……~
もっと頑張りたいな、って思ったんです。▼~
……最初は、そうだったんです、けど。▼~
《選択》
-けど?
--「けど?」を選択
:[アネット]|あたしが13歳の時、~
父さんは家を出ていっちゃって……。▼~
敬虔な信者だった父さんが出ていくとしたら~
大修道院かもしれない……って思って。▼~
ガルグ=マクの士官学校に入るために、~
まずは王都の魔道学院に行って……▼~
勉強して、勉強して、魔法の練習をして……~
やっと士官学校への推薦をもらって……。▼~
必死で頑張るうちに、休み方が~
よく……わからなくなっちゃって……。▼~
……もしかしてあたし、その頃から~
ちょっと空回ってたのかもしれません。▼~
《選択》
-無理しなくていい
-頑張らなくても優秀だ
--「無理しなくていい」を選択
:[アネット]|……そうですよね。今回みたいに、~
みんなの足を引っ張ったら元も子もないし。
--「頑張らなくても優秀だ」を選択
:[アネット]|そ、そんなことはないですよっ!~
あたしなんか、まだまだで……。▼~
でも、あたしが無理したせいで、みんなの~
足を引っ張ったら本末転倒ですよね。▼~
《共通》
:[アネット]|……よし。先生、あたし決めました。~
あたし、頑張らないように頑張ります!▼~
《選択》
-応援している
-頑張るのか頑張らないのか……
--「応援している」を選択
:[アネット]|はいっ! 先生がそう言ってくれたら、~
あたし、頑張れる気がします。▼~
--「頑張るのか頑張らないのか……」を選択
:[アネット]|あ、あはは……す、すみません。~
無茶は控えます、って言いたかったんです。▼~
《共通》
:[アネット]|先生、あたしが頑張り過ぎてたら、~
止めてくださいね。▼~
***支援A [#p83169b9]
:[アネット]|はあ……。▼~
あ、先生……こんにちは。▼~
《選択》
-元気がない
-何かあった?
--「元気がない」「何かあった?」を選択
:[アネット]|……前に、先生に言いましたよね。~
頑張らないように頑張る、って。▼~
だけど、最近は何だかんだで忙しくって、~
気がつくとつい頑張っちゃってばかりで……▼~
昨日も訓練だ、お仕事だ、って忙しくて、~
流石にもう駄目だーってなって。▼~
だから、今日だけは思い切って~
一日休もうって決めたんです。でも……▼~
……いざ休もうとしてみると、~
何をしていいのかわからなくって。▼~
……先生、助けてくださいっ。~
あたし、何をしたらいいんですか!▼~
《選択》
-何もしない
-昼寝
--「何もしない」を選択
:[アネット]|それが落ち着かないんですよお!~
はあ……向いてないのかなあ。▼~
--「昼寝」を選択
:[アネット]|お昼寝も試してはみたんです。~
でも、眠気がちっともやってこなくって。▼~
《共通》
:[アネット]|先生……あたし、もしかすると~
頑張らないのって、向いてないみたいです。▼~
……! あ、そうだ!▼~
先生なら、頑張らない方法……力を抜いて~
過ごす方法、知ってるんじゃないですか?▼~
あの、もし知っているなら、~
是非、教えを乞いたいんですが!▼~
あたし、もう~
どうしていいのかわからなくって……!▼~
《選択》
-お茶でも飲もう
-お菓子でも食べよう
--「お茶でも飲もう」「お菓子でも食べよう」を選択
:[アネット]|は、はい! やってみます!▼~
''(暗転後、お茶会をする主人公とアネット)''
:[アネット]|先生、このお菓子、甘くて美味しいです!~
温かいお茶によく合いますね。▼~
''(主人公が頷く)''
''(お茶の絵)''
:[アネット]|それにしても、このお茶……。~
先生、お茶を淹れるの上手なんですね!▼~
あたしも、これくらい上手く~
淹れられたらいいんだけど……。▼~
……あっ、そうだ、先生!~
今度、お茶の淹れ方を教えてください!▼~
頑張って覚えて、先生に~
美味しいお茶を飲ませてあげたいんです!▼~
《選択》
-また「頑張る」か
--「また「頑張る」か」を選択
:[アネット]|あ……す、すみません。~
つい、またそういう話に……。▼~
……先生。「頑張らない」って、~
どうしてこんなに難しいんでしょうか。▼~
頑張らないように頑張っても、~
どんどんもやもやしていって……▼~
《選択》
-自然体が一番
--「自然体が一番」を選択
:[アネット]|先生……。▼~
……そうですよね。頑張らないでいるなんて~
あたしらしくないですよね!▼~
先生がそう言ってくれるなら、あたしは~
あたしらしく、毎日頑張っちゃいますから!▼~
《選択》
-その意気だ
--「その意気だ」を選択
:[アネット]|よーし! じゃあ早速、先生の~
お茶の淹れ方を伝授してもらわなきゃっ!▼~
よろしくお願いしますね!~
あと、それから……ありがとうございます。▼~
あたしの悩みなんかに、~
ちゃんと向き合って、付き合ってくれて。▼~
……えへへ。何でか、先生にはどんなことも~
素直に相談できちゃうんですよね。▼~
こうやって先生とお茶を飲んでる時間が、~
ずーっと続けばいいのになあ……。▼~
**イングリット [#d0e01eaa]
***支援C [#k641bd4b]
:[イングリット]|……はあ。~
もう、今節3回目か……。▼~
''(紙を破る音)''
:[イングリット]|よし、これで終わり。~
お父様も、よく飽きないものね……。▼~
……!~
せ、先生、何かご用でしょうか?▼~
《選択》
-何か隠した?
-何をしていた?
--「何か隠した?」「何をしていた?」を選択
:[イングリット]|あ、いえ、その、ちょっと不要品の処分を。~
部屋は清潔に保たねばなりませんから。▼~
先生も、肝に銘じてくださいね。~
部屋の乱れは心の乱れ、と言います。▼~
不要なものを処分することこそが、~
倹約の第一歩なのです。▼~
《選択》
-自分の部屋も掃除してほしい
-倹約家なのか
--「自分の部屋も掃除してほしい」を選択
:[イングリット]|もちろん、構いませんよ。~
先生の頼みとあらば、今すぐにでも。▼~
--「倹約家なのか」を選択
:[イングリット]|……貴族の令嬢らしくない、と笑いますか?▼~
《共通》~
:[イングリット]|……私の実家は貴族と言えど、~
そこまで裕福ではありませんでした。▼~
そのため、倹約を心がけよ、と~
父に言い聞かされて育ったのです。▼~
吝嗇家と言えばそれまでですが。~
まめに掃除をするように言ったのも父で……▼~
《選択》
-良い父親だ
-見習いたい
--「良い父親だ」を選択
:[イングリット]|……はい。~
自慢の父……です。▼~
領地の経営が苦しくとも、私には貧しい~
思いをさせぬように育ててくれました。▼~
--「見習いたい」を選択
:[イングリット]|先生にそう言ってもらえるなら、~
きっと父も喜ぶと思います。▼~
《選択》
-ところで、不要品とは?
--「ところで、不要品とは?」を選択
:[イングリット]|……ええと、そうですね。~
ただの紙切れです。▼~
文字が書いてあるので書き物にも使えず、~
掃除や武具の手入れにも役立ちません。▼~
ならばこの機に処分してしまおうと~
思い立った次第でして。▼~
……ああ、ところで先生。~
私に何かご用でしたか?▼~
《イングリット、シルヴァン、フェリクスが3人とも自学級の...
:[イングリット]|まさか、またシルヴァンやフェリクスが~
問題でも起こしたのでは……!▼~
《共通・選択》
-特に用はない
-イングリットと話したかった
--「特に用はない」「イングリットと話したかった」を選択
:[イングリット]|そ、そうでしたか。~
……では、私はそろそろ戻ります。▼~
掃除の続きがありますので。~
先生、それではまた。▼~
***支援B [#i811816b]
''(紙を破る音)''
《白雲・蒼月の章》
:[イングリット]|お父様もしつこいわね……!~
こんな手紙ばかり送ってきて……▼~
《紅花・銀雪・翠風の章》
:[イングリット]|……この手紙も、~
もう来ないと思うと寂しいものね。▼~
《共通》~
''(ベレスが現れる)''
:[イングリット]|……ああ、先生!~
申し訳ありません、気づきませんでした。▼~
《選択》
-捨てていたのは手紙……?
--「捨てていたのは手紙……?」を選択
:[イングリット]|……あ、ええと。~
これは、その……そうですね。▼~
……父からの、手紙です。▼~
《選択》
-捨てていいの?
-大切なものでは?
--「捨てていいの?」「大切なものでは?」を選択
:[イングリット]|……はい。~
けれど、私には不要ですから。▼~
それに、たいした内容も~
書いてありませんし、ね。▼~
読みたいですか、先生?~
……読みたいと言うのなら、どうぞ。▼~
:[ガラテア伯]|わが娘、イングリット……▼~
元気でやっているだろうか。~
周囲に迷惑などかけてはいないか。▼~
私のほうは順調だ。子爵令息との縁談も、~
そろそろまとまるだろう。▼~
だが、ガルグ=マク大修道院には~
より条件の良い相手が数多く……▼~
……我が家の存続は、~
お前の結婚に懸かっている。▼~
お前は我々の希望なのだ。~
それを決して忘れぬように。▼~
《選択》
-これは……
-……縁談?
--「これは……」「……縁談?」を選択~
《第一部》
:[イングリット]|はい。~
……笑いの種くらいにはなったでしょうか。▼~
《第二部》
:[イングリット]|はい。~
……士官学校時代に届いた手紙ですが。▼~
《共通》
:[イングリット]|以前、先生には少しお話ししましたね。~
私の家は裕福ではなかった、と。▼~
私の実家……ガラテア家は、同盟領の~
ダフネル家から分裂して生まれた家です。▼~
新参ながら王家よりご恩を賜り、~
他の名家に劣らぬ待遇を得ましたが……▼~
領地は貧しく、不作続き。いつしか血も~
薄まり、父にも兄弟にも紋章は現れず……▼~
だからこそ紋章を……家を継ぐ資格を持つ~
私は、父から「希望」と呼ばれていました。▼~
紋章を欲する貴族は多い。大貴族との婚姻で~
援助が得られれば、財政も楽になる……▼~
《選択》
-道具扱いなんて……
-許せない
--「道具扱いなんて……」「許せない」を選択
:[イングリット]|……ありがとうございます、先生。~
その言葉だけで、私は救われます。▼~
《白雲・蒼月の章》
:[イングリット]|……けれど父も、私が憎くてそんなことを~
言っているわけではないのでしょう。▼~
《紅花・銀雪・翠風の章》
:[イングリット]|……けれど父も、私が憎くてそんなことを~
言っていたわけではないのでしょう。▼~
《共通》~
:[イングリット]|それがわかるからこそ、私は……▼~
……すみません、先生。~
今日はこれで、失礼します。▼~
***支援A [#jc274720]
:[イングリット]|……夜分遅く、申し訳ありません。~
どうしても、相談したいことがあって。▼~
《選択》
-もちろん
-仕方ない
--「もちろん」「仕方ない」を選択
:[イングリット]|……ありがとうございます。~
その、私、自分の将来について悩んでいて。▼~
こんな戦争のただ中に、そんなことで~
悩むのも馬鹿らしいかもしれませんが……▼~
《選択》
-馬鹿らしくない
-聞くだけ聞こう
--「馬鹿らしくない」「聞くだけ聞こう」を選択
:[イングリット]|先生にそう言ってもらえると、救われます。~
……他の人には相談しにくかったのです。▼~
みんな心を決めて戦っているのに、~
私だけがうじうじと迷い続けているようで。▼~
……私は、子供の頃から~
ずっと騎士に憧れてきました。▼~
城主としての騎士というよりも、~
貴人に直接お仕えする騎士のほうですね。▼~
ですが、父はガラテア家の存続のため、~
私の結婚を望みました。▼~
《選択》
-従わなければよかった
--「従わなければよかった」を選択
:[イングリット]|……それは、できませんでした。~
父の苦悩をずっと側で見てきましたから。▼~
父は、私なんかよりも、もっと多くの~
苦労を背負い込み続けてきたんです。▼~
私が肉や魚を口にしている時、~
父はいつも味のしない汁を啜っていました。▼~
あんな量ではとても足りないでしょうに、~
不満一つ漏らさなかった……。▼~
そんな父の姿を見ていたら、騎士になりたい~
などと……言えるはずがなかったのです。▼~
《蒼月の章》
:[イングリット]|……戦争が始まって、父は私に、~
祖国のため戦うことを許してくれました。▼~
《蒼月の章以外》
:[イングリット]|結局、今となってはそんな父を~
裏切ることになってしまったのですが……▼~
父と決別した今、~
私の夢を阻むものはありません。▼~
《共通》
:[イングリット]|ですが、この先、騎士になれたとしても、~
私の心の奥には……▼~
ずっと何かがつかえたままになるような、~
そんな気がして。▼~
騎士ではなく貴族に生まれた者として、~
果たせる役目があったのではないか、と……。 ▼~
《選択》
-答えの出ない問いもある
-両立する方法を探しては
-過ぎたことを考えても仕方ない(蒼月の章以外で選択可)
--「答えの出ない問いもある」を選択
:[イングリット]|……そう、ですよね。~
私も、この苦しみを受け入れなくては。▼~
--「両立する方法を探しては」を選択
:[イングリット]|両立……難しいことを言いますね、先生は。~
それでも……模索する価値はありそうです。▼~
--「過ぎたことを考えても仕方ない」を選択
:[イングリット]|……そうですね。振り返ったところで、~
もう過去には戻れないのですから。▼~
《共通》
:[イングリット]|……ふふ、士官学校を出ても、~
やっぱり先生は、先生なのですね。▼~
私たちの悩みを受け止めて、~
こうやって、背中を押してくれる。▼~
本当に……感謝しています、先生。▼~
どうかこれからも私たちの……~
いえ、私の人生の、先生であってください。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#gd646e2f]
- シルヴァンA、コルネリア撃破前後で変わりそうな気がします...
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*主人公(女性)の支援会話 [#f186f0cd]
#contents
**ディミトリ [#s32307ac]
***支援C [#v3754bbb]
:[ディミトリ]|……ああ先生、ちょうどいいところに。~
後で、少し付き合ってもらえないか。▼~
《選択》~
-どうして?~
《共通》~
:[ディミトリ]|いや、少し剣の稽古に……~
と言っても、俺の稽古ではないんだが……。▼~
実は、少し前から大修道院で保護している~
孤児たちに、剣を教えてやっていて、な。▼~
《選択》~
-意外だ~
-どういう風の吹き回し?~
--「意外だ」を選択
:[ディミトリ]|……自分でもそう思う。正直、子供の相手は~
あまり得意なほうではないんだが……。▼~
《共通》~
:[ディミトリ]|先日、騎士団の方と打ち合っているところを~
見ていた少年たちがいてな。▼~
戦い方を教えてくれ、と熱心に~
頼み込んでくるものだから、つい。▼~
もっと見てやりたいのは山々なんだが、~
俺にも俺のやることがあるわけで……▼~
……先生なら、剣の腕も確かだ。~
すまないが、少し手を貸してくれないか。▼~
《選択》~
-任せて~
-仕方ない……~
《共通》~
:[ディミトリ]|ありがとう、恩に着る。~
この礼は、いつか必ずしよう。▼~
……彼らは皆、戦争や病、それぞれの事情で~
家族や家を失った者たちばかりだ。▼~
こんなことを言うのは傲慢だと思うが~
……支えになってやりたいんだ。▼~
俺の親もすでに亡くなっているから、~
何となく、他人とは思えなくて。▼~
……ダスカーで父と継母を亡くした後、~
王城に、俺の味方はほとんどいなかった。▼~
ドゥドゥーだけ、と言っても~
過言ではなかったかもしれないな。▼~
《選択》~
-他の家族は?~
-信頼の置ける人は?~
--「他の家族は?」を選択~
:[ディミトリ]|母は俺を産んですぐに病で亡くなったし、~
伯父とは……仲が、良くなかったから。▼~
--「信頼の置ける人は?」を選択~
:[ディミトリ]|かつては気を許せる者たちもいた。~
家族、武芸の師、友人、王城の兵士たち……▼~
……だが、そういったものたちは皆、~
4年前を境にいなくなってしまったからな。▼~
《共通》~
:[ディミトリ]|ああ、もちろん城の外には、そういう~
相手もいたんだ。例えば、ロドリグとか……▼
《選択》~
-ロドリグ?~
~
《共通》~
:[ディミトリ]|フラルダリウス公……と言えばいいかな。~
父の友人で、フェリクスの父親にあたる。▼~
あいつが王都を訪れるたび、~
狩りに、遠乗りに、散々連れ回した。▼~
ドゥドゥーを兄弟のようなものとするなら、~
もう一人の父親のような存在だな。▼~
その真似事ではないが……~
俺もああいう人になりたい、と思うんだ。▼~
誰かの支えになれるような人に……~
誰かの心を救ってやれるような人に。▼~
……俺の身の上話なんて聞いたところで~
面白いものでもなかったな。すまない。▼~
それよりも先生、約束、忘れないでくれよ。~
頼りにしているからな。▼~
***支援B [#g217bd12]
:[ディミトリ]|先生、この間は助かった。~
是非今度、食事でもおごらせてくれ。▼~
《選択》
-たいしたことでは……
-楽しみにしている
--「たいしたことでは……」を選択
:[ディミトリ]|いや、お前の指導は素晴らしかったと思う。~
流石は教師だな。▼~
--「楽しみにしている」を選択
:[ディミトリ]|ああ、食べたいものを考えておいてほしい。▼~
……しかし、お前の指導は流石だったな。▼~
《共通》
:[ディミトリ]|俺も長く件を学んではきたが、~
お前の傭兵らしい剣は、俺にも新鮮だった。▼~
……なあ、先生。~
ずっとお前に、尋ねたいと思っていたんだ。▼~
先生は、初めて戦場に身を投じた時から~
平気だったのか? ……敵を殺すことが。▼~
《選択》
-何かを思う余裕はなかった
-平気ではなかった
--「何かを思う余裕はなかった」「平気ではなかった」を選択
:[ディミトリ]|……そうか。▼~
《選択》
-ディミトリは?
--「ディミトリは?」を選択
:[ディミトリ]|……もちろん、平気ではなかった。~
何年経とうともそれは変わらない。▼~
俺が初めて将として戦場に立ったのは、~
西方で起きた反乱の鎮圧に赴いた時だ。▼~
そう厳しい戦いではなかったし……~
敵の訓練も十分ではなく、士気も低かった。▼~
軽く槍を振るえば敵兵が倒れ、剣を振るえば~
道が開けた。……そういう戦いだった。▼~
《選択》
-活躍したのか
-反乱?
--「活躍したのか」を選択
:[ディミトリ]|……まあ、そうも取れるかもしれない。▼~
~
--「反乱?」を選択
:[ディミトリ]|ある地方貴族が、父上の亡くなった~
隙をついて、王権の奪取を図ったんだ。▼~
《共通》
:[ディミトリ]|反乱軍の首魁を討ち、反乱は鎮圧された。~
……あれは、戦後処理の最中だったか。▼~
ある兵士の死体が握り込んでいた~
首飾りの中に、女の髪束が入っていた。▼~
娘か妻か恋人か、はたまた~
母親のものだったかは、わからない……。▼~
だがその瞬間に、俺たちが敵と見なして~
躊躇なく斬り捨ててきた相手が……▼~
俺たちと同じように生きている~
人間なのだと、思い知らされた。▼~
もちろん、無闇な狼藉を働く者たちを~
放置しておくわけにもいかないんだが……▼~
俺たちは自分の正義を振りかざして、~
誰かの家族や仲間を奪っている。▼~
割り切ってはいるが、それでも時々、~
自分の行いの罪深さに足が竦む……。▼~
《選択》
-それが普通の人間だ
-そう感じることもある
--「それが普通の人間だ」を選択
:[ディミトリ]|……そうかな。~
そうであってほしい、な。▼~
--「そう感じることもある」を選択
:[ディミトリ]|……安心した。~
先生も、そうなんだな。▼~
《共通》
:[ディミトリ]|ええと、その……先生。~
正直なことを言わせてくれ。▼~
初めて会った時のお前は、敵を殺すことに~
何の感慨も抱いていないように見えた。▼~
……人を殺して眉一つ動かさない人間を、~
俺は、心の底から信用することはできない。▼~
だが、こうして言葉を交わすうち、~
お前はそういう人間ではないとわかった。▼~
今は、お前を心の底から信頼している。~
……これからも、よろしく頼む。▼~
''(主人公が頷く)''
***支援A [#md58472a]
:[ディミトリ]|………………。▼~
《選択》
-何をしていた?
-訓練帰り?
--「何をしていた?」を選択
:[ディミトリ]|眠れなくて、少し訓練を……。~
だがもう、切り上げることにした。▼~
--「訓練帰り?」を選択
:[ディミトリ]|ああ。だが、今晩は~
早めに切り上げることにした。▼~
《共通》
:[ディミトリ]|あまり天気も良くないからか、~
もう塞がったはずの傷が痛んで……。▼~
《選択》
-傷?
--「傷?」を選択
:[ディミトリ]|……ああ。グロンダーズでの戦いの後、~
あの少女に刺された時の傷だ。▼~
彼女の目は……復讐者の目だった。~
……かつての俺と、同じ目をしていた。▼~
《選択》
-結局、誰だったのだろう……
--「結局、誰だったのだろう……」を選択
:[ディミトリ]|……さあな。~
だが、おおかた想像はつく。▼~
………………。▼~
……ああ、そうだ。~
あの話、まだ先生にはしていなかったか。▼~
《選択》
-何の話?
--「何の話?」を選択
:[ディミトリ]|先日、修道院の中で斬りかかられてな。~
……ちょっとした騒ぎになった。▼~
斬りかかってきたのは……いつか、~
俺たちが剣を教えてやった少年だった。▼~
《選択》
-大丈夫だったの?
-なぜ彼らが?
--「大丈夫だったの?」を選択
:[ディミトリ]|ああ。あの程度なら、たとえ~
目を閉じていようとも取り押さえられる。▼~
--「なぜ彼らが?」を選択(共通へ)
《共通》
:[ディミトリ]|……彼らは、5年前に俺たちが討伐した~
盗賊団で育てられていたんだそうだ。▼~
子供に罪はないからと、~
レア様が引き取ったのだと聞いた。▼~
……これまで俺は、多くの人の命を~
奪ってきた。憎しみの赴くまま、次々と。▼~
特にあの5年間は、獣と大差ないような~
生活を送ってきたから……。▼~
あの少女の兄も、どこかで俺が……。▼~
……だから、いつか俺がその報いを~
受けるのは、当然のことだと思っていた。▼~
俺が憎み、俺が奪い、~
そして……俺が殺したのだからな。▼~
だがあの子供たちは、違う。俺たちが、~
良かれと思って抜いた剣で傷ついた。▼~
流石に少し……堪えるものがある。▼~
《選択》
-割り切るしかない
-同感だ
--「割り切るしかない」「同感だ」を選択
:[ディミトリ]|……ああ。▼~
だが、俺たちは息絶えるその時まで、~
戦いを選んだ人間の責務として……▼~
この苦悶と……戦争という行為の本質と、~
向き合い続けなければいけないのだろうな。▼~
《選択》
-それは自分もだ
-一緒に向き合えばいい
--「それは自分もだ」を選択
:[ディミトリ]|……そうかもしれないな。▼~
--「一緒に向き合えばいい」を選択
:[ディミトリ]|……ありがとう。▼~
《共通》
:[ディミトリ]|なあ……先生。今頃になって、~
ようやく気づけたことがある。▼~
自分の隣に誰かがいてくれるというのは、~
こんなにも……心強いものだったんだな。▼~
***支援S [#c8c1c0f1]
''(女神の塔)''
:[ディミトリ]|先生。いい加減、夜更かしはやめておけ。~
明日は早いのだから。▼~
……なんて、言っても仕方ないか。~
眠れないんだろ。……俺もだ。▼~
しかし……悪いな、帝都での戦いの傷も~
癒えないうち、あれこれと働かせて。▼~
《選択》
-それはこちらの台詞
-まったくだ
--「それはこちらの台詞」を選択
:[ディミトリ]|心配するな。……肩の傷も癒えた。~
手に痺れは残るが、公務に支障はない。▼~
--「まったくだ」を選択
:[ディミトリ]|……反省している。~
くれぐれも、無理だけはしないでくれ。▼~
ただ、これからはもっと忙しくなる。~
お前も、覚悟だけは決めておくことだな。▼~
《共通》
:[ディミトリ]|………………。▼~
……なあ、良い夜だな、先生。▼~
悪夢のためでなく、未来への期待のために~
眠れないのは、何年ぶりになるだろう……。▼~
《選択》
-悪夢?
--「悪夢?」を選択
:[ディミトリ]|9年前からずっと続く、長い悪夢だ。~
死んでいった者たちに苛まされ続ける夢……。▼~
なぜ仇を討ってくれないのか、~
なぜお前だけが生きているのか、と……。▼~
……彼らのためにといくら屍を積み上げても~
結局、その声は大きくなるばかりだった。▼~
俺を恨む声、俺を呼ぶ声。~
耳にこびりついて離れない断末魔……▼~
今でも、ずっと聞こえ続けている。~
きっと死ぬまで聞こえ続けるのだろう。▼~
耳を塞ぎはしない。彼らの声を戒めとして、~
俺は……これからも生きてゆこうと思う。▼~
王として、殺戮者として、~
民衆が心安らかに生きてゆける国家を築く。▼~
「彼女」は馬鹿な話だと嘲笑うだろうが……~
俺は俺のやり方で、この世界を変えたい。▼~
''(ベレスが頷く)''
:[ディミトリ]|さて、これから忙しくなるぞ、大司教猊下。~
明日の戴冠式が、俺たちの初仕事になる。▼~
……教師と生徒が、気づけば~
大司教と国王か。……遠くまで来たものだ。▼~
《選択》
-何も変わらない
-肩書きが変わっただけ
--「何も変わらない」「肩書きが変わっただけ」を選択
:[ディミトリ]|そうだな。俺にとってのお前は恩師であり、~
戦友であり、かけがえのない……▼~
かけがえの、ない……。~
………………。▼~
《選択》
-?
--「?」を選択
:[ディミトリ]|先生、戴冠式の前に渡しておくものがある。~
……手を出してくれ。▼~
''(ディミトリが指輪を出す)''
《選択》
-………………
--「………………」を選択
:[ディミトリ]|その……頼む、何か言ってくれないか。~
どうして、そこで固まる……。▼~
……嫌なら、嫌だと言ってくれ。~
その時は、素直にあきらめよう。▼~
《選択》
-嫌というわけでは……
--「嫌というわけでは……」を選択
''(ベレスが指輪を出す)''
:[ディミトリ]|………………。~
……その、これは?▼~
《選択》
-結婚しよう
-先を越されたから……
--「結婚しよう」「先を越されたから……」を選択
:[ディミトリ]|………………。▼~
そうか……ああ、そうか。~
……よし。なら、交換といこうか、先生。▼~
お前の手……こうして側で見ると、~
思っていたより、ずっと小さかったんだな。▼~
……この手に、何度も救われた。~
ありがとう、先生。▼~
……お前の手は、いつも温かいな。▼~
**ドゥドゥー [#l9917bec]
***支援C [#i4af1e65]
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|……何か用か。▼~
《選択》
-花を見に
-用はない
--「花を見に」「用はない」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうか。▼~
……先生。~
暇を持て余しているなら、手伝ってくれ。▼~
……温室の花に、水をやらねばならん。▼~
''(主人公が頷く)''
:[ドゥドゥー]|……助かる。▼~
1つだけ……~
そこの一角には、水をやらないでくれ。▼~
《選択》
-わかった
-何の花?
--「わかった」「何の花?」を選択
:[ドゥドゥー]|……それはダスカー産の花で、乾燥を好む。~
水をやりすぎると、根が腐ることもある。▼~
《選択》
-綺麗な花だ
-詳しいのか
-世話が難しそうだ
--「綺麗な花だ」を選択
:[ドゥドゥー]|……俺も、そう思っている。▼~
--「詳しいのか」を選択
:[ドゥドゥー]|……それなりにはな。▼~
--「世話が難しそうだ」を選択
:[ドゥドゥー]|……そこがいい。▼~
《共通》~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
《選択》
-………………。
--「………………。」を選択
:[ドゥドゥー]|……お前には、改めて礼を言わせてほしい。▼~
士官学校に入学した直後の課外活動でも、~
これまでの戦いでも……▼~
お前は、何度も殿下を救ってくれた。~
……感謝している。▼~
《選択》
-当然のことだ
-おおげさだ
--「当然のことだ」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうか。▼~
--「おおげさだ」を選択
:[ドゥドゥー]|……おれにとっては、そうではない。▼~
《共通》~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
《選択》
-………………。
--「………………。」を選択
:[ドゥドゥー]|……まだ、何か話か。▼~
《選択》
-水を汲んでこよう……
-話は終わった
--「水を汲んでこよう……」を選択
--「話は終わった」を選択
《共通》~
:[ドゥドゥー]|……では、おれはあちらに水を撒いてくる。▼~
:[ベレス]|(話が弾まない……)▼~
***支援B [#f07b511b]
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|……また来たのか。▼~
《選択》
-花を見に
-用はない
--「花を見に」「用はない」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうか。▼~
……そう言えばちょうど、いつかお前に~
水をやってもらった花が咲いている。▼~
……気が向いたなら、見ていけばいい。▼~
《選択》
-その花が好きなのか
--「その花が好きなのか」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうだな。▼~
この花は……~
妹が、好きだった花だ。▼~
《選択》
-妹がいるのか
-初めて聞いた
--「妹がいるのか」を選択
:[ドゥドゥー]|もう、死んだがな。▼~
--「初めて聞いた」を選択
:[ドゥドゥー]|話すほどの話でもなかったからな。▼~
《共通》
:[ドゥドゥー]|ダスカーは滅びた。遠い昔に妹と訪れた~
花畑も、軍靴に踏みにじられた。▼~
……この花を見るたびに、遠い記憶が蘇る。▼~
………………。▼~
……こんなつまらん話を、お前にするとは。▼~
《選択》
-もっと聞きたい
-珍しく多弁だ
--「もっと聞きたい」を選択
:[ドゥドゥー]|……面白い話をしてやれる気はしないな。▼~
--「珍しく多弁だ」を選択
:[ドゥドゥー]|……自分でも不思議だ。▼~
《共通》
:[ドゥドゥー]|お前もフォドラの民ならば、~
ダスカー人の末路は知っているはずだ。▼~
友好関係にあったファーガスを裏切り、~
国王殺しの制裁を受けた民族……▼~
……今でも、~
ダスカー人は疎まれ続けている。▼~
……先生。いくらお前とは言え、~
必要以上におれに近寄るのは勧めない。▼~
《選択》
-ディミトリはいいのに?
-周囲など気にしていない
-断る
--「ディミトリはいいのに?」を選択
:[ドゥドゥー]|殿下は……別だ。▼~
--「周囲など気にしていない」「断る」を選択
:[ドゥドゥー]|……お前が何と言おうと、~
周囲は気にするものだ。▼~
《共通》
:[ドゥドゥー]|………………。~
だが、本音を言えば……。▼~
おれは、嬉しい。~
……こうして、先生と言葉を交わせるのが。▼~
嫌でなければ……気が向いた時にでも、~
温室に顔を出してほしい。▼~
***支援A [#db6770f5]
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|……また、花を見に来たのか。▼~
《選択》
-そうだ
-違う
--「そうだ」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうか。▼~
--「違う」を選択
:[ドゥドゥー]|……折角来たんだ。見ていけばいい。▼~
《共通》
:[ベレス]|………………。
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
……お前には、~
二つほど言いたいことがある。▼~
一つは、礼だ。おれが不在の間、~
殿下を支え続けてくれたこと……▼~
もう一つは、不満だ。~
お前は自分の命を軽く見ている節がある。▼~
先日の戦いの時も、これまでも……お前は~
常に、体を張っておれたちを守ってくれた。▼~
……感謝はしているが、~
お前は自分の命の価値を考え直すべきだ。▼~
殿下がどれだけお前を頼りにしているか。~
そして、おれがどれだけ……いや。▼~
《選択》
-心配はいらない
-理解はしている
--「心配はいらない」「理解はしている」を選択
:[ドゥドゥー]|……ならば、行動で示してくれ。▼~
お前はこの軍にとって、欠かせない存在だ。~
失うわけにはいかない。▼~
それに……▼~
《選択》
-それに?
--「それに?」を選択
:[ドゥドゥー]|……お前が死ねば、~
この温室を訪れる者が減るからな。▼~
あの花も……おれのほかに見る者もなく、~
花を落とすのは、哀れだろう。▼~
………………。▼~
……お前には、いつかこの花が~
一面に咲き誇る景色を見せてやりたい。▼~
《選択》
-ダスカーのことか
--「ダスカーのことか」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうだ。この戦乱が終わり、殿下が~
王位に就いた暁には、きっと見せてやれる。▼~
だから……それまで、死ぬな。~
わかったな。▼~
《選択》
-わかった
-そちらこそ
--「わかった」を選択(共通へ)
--「そちらこそ」を選択
:[ドゥドゥー]|………………。~
……そうだな。▼~
《共通》
:[ドゥドゥー]|……これまでおれは、自分の命など~
どうなってもいいと思っていた。▼~
殿下のためならば、躊躇いなく捨てる……~
今も、その思いが変わったわけではない。▼~
だが今おれは……この戦乱の終わりを、~
生きて見届けたいとも思っている。▼~
お前にダスカーの花畑を見せるその時まで、~
おれは……生き続けたい。▼~
***支援S [#r5d1b18b]
''(女神の塔)''
:[ドゥドゥー]|……ここにいたか。▼~
……良い夜だな。~
いつかと同じように、星が近く見える。▼~
《選択》
-どうしてここに……
-王都にいるはずでは
--「どうしてここに……」「王都にいるはずでは」を選択
:[ドゥドゥー]|……お前に用があった。▼~
《選択》
-用?
--「用?」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうだ。▼~
……王都を発つに当たり、~
陛下のお側を離れると伝えてきた。▼~
:[ベレス]|………………!?▼~
:[ドゥドゥー]|陛下は、笑って頷いてくださったが……~
……実のところおれ自身、まだ、自分の~
決断を受け止め切れていないのかもしれん。▼~
《選択》
-信じられない
-何のために?
--「信じられない」「何のために?」を選択
:[ドゥドゥー]|……それもこれも、~
すべてはお前にこれを渡すためだ。▼~
''(ドゥドゥーが指輪を出す)''
:[ドゥドゥー]|……おれは、お前に結婚を申し込みに来た。▼~
無論……お前は教団の新しい大司教になる。~
そう簡単に、結婚とはいかないだろう。▼~
……だが、断れるにしても~
言わずにいるべきではないと思ってな。▼~
……答えを聞こう。▼~
《選択》
-申し出を受けよう
--「申し出を受けよう」を選択
:[ドゥドゥー]|………………。~
……それは、了承、ということか。▼~
''(ベレスが頷く)''
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれはこのとおり、つまらん男だ。~
それでもいいのか、本当に?▼~
《選択》
-もちろん
-そこがいい
--「もちろん」を選択
:[ドゥドゥー]|……ははっ。そうか。▼~
--「そこがいい」を選択
:[ドゥドゥー]|……ははっ。物好きだな。▼~
《共通》
:[ドゥドゥー]|……どうした、そんな顔をして。~
おれが笑うのは……それほどおかしいか?▼~
《選択》
-良い笑顔だ
-おかしくない
--「良い笑顔だ」「おかしくない」を選択
:[ドゥドゥー]|……そうか。~
それは……何よりだ。▼~
……先生。ついでにもう一つ、頼みがある。~
急で悪いが、旅の支度をしてほしい。▼~
《選択》
-旅?
-突然すぎる
--「旅?」「突然すぎる」を選択
:[ドゥドゥー]|いつか、言っただろう。~
お前にダスカーの花畑を見せてやる、と。▼~
立場上、お前がそう長いこと大修道院を~
空けられないのは理解しているが……▼~
《選択》
-楽しみだ
--「楽しみだ」を選択
:[ドゥドゥー]|……ああ。おれも今から楽しみで仕方ない。~
お前に、おれの故郷を見せられることも……▼~
これからの世界を、~
お前と共に生きてゆけることも、な。▼~
……ああ。~
本当に……良い夜だ。▼~
**フェリクス [#gdc7a323]
***支援C [#j8d5b317]
:[フェリクス]|……誰かと思えば。~
何だ、訓練でもしに来たのか。▼~
《選択》
-そうだ
-様子を見に
--「そうだ」「様子を見に」を選択
:[フェリクス]|……そうか。~
ならば少し付き合え。▼~
一人で剣を振るだけでは、~
物足りんと思っていたところだった。▼~
お前となら退屈しないだろう。~
……そういった相手はほんの一握りだ。▼~
斬り甲斐のない相手と戦って~
得られるものなど何もないからな。▼~
《選択》
-いいだろう
-自分でいいのか
--「いいだろう」を選択
:[フェリクス]|お前の剣の腕……~
興味深いと思っていた。▼~
--「自分でいいのか」を選択
:[フェリクス]|わからんのか。~
お前がいい、と言った。▼~
お前の剣の腕……~
興味深いと思っていた。▼~
《共通》~
:[フェリクス]|元騎士団長から教えを受け、傭兵として~
フォドラ各地を転戦していたのだろう?▼~
《EP.4 終了以降》
:[フェリクス]|おまけに英雄の遺産まで使いこなす。~
それも伝説にのみ語られる“天帝の剣”を。▼~
《共通》
:[フェリクス]|
これだけ斬り甲斐のある相手は、~
そうそういるものではない。▼~
俺はお前を下し、お前を超える。~
その技を盗み、高みを目指す。▼~
《選択》~
-なぜそうしてまで強くなりたい?
--「なぜそうしてまで強くなりたい?」を選択
:[フェリクス]|……理由か?~
考えたこともない。▼~
俺は筆よりも先に剣を手にして育ち、~
物心ついた頃にはすでに剣を振るっていた。▼~
無論、それは俺だけではない。~
あの国に生まれれば皆、そう育てられる。▼~
たとえ強力な紋章の力を持とうとも、~
剣を振るえぬ者は戦で役に立たんからな。▼~
俺にとっては好ましい環境だった。~
……くだらん道徳観を抜きにすれば、な。▼~
生きるため強くなる。~
強くなるために生きる。……それだけだ。▼~
《選択》
-つまり目的はない?
-自分と似ている
--「つまり目的はない?」を選択
:[フェリクス]|強さの先にあるものなど、~
考える価値もないだろう。▼~
--「自分と似ているを選択
:[フェリクス]|ほう……少し興味が湧いたな。~
お前の剣だけでなく、お前という人間にも。▼~
《共通》~
:[フェリクス]|さあ、くだらん問答は終いだ。~
剣を抜け。▼~
お前が相手ならば、~
すべてを忘れて楽しめそうだ……!▼~
***支援B [#uf578c21]
:[フェリクス]|……そう易々と~
勝ちを奪わせてはもらえんか。▼~
お前の剣は、騎士ではなく、傭兵の剣だ。~
泥臭く勝利を掴みにゆく貪欲さがある。▼~
お前自身は意識していないかもしれんが、~
実際に受けた俺にはそう見えた。▼~
《選択》
-褒めている……?
-貶している……?
--「褒めている……?」を選択
:[フェリクス]|そうだ。▼~
--「貶している……?」を選択
:[フェリクス]|違う。▼~
《共通》
:[フェリクス]|騎士どもの剣には、貪欲さが足りん。~
俺は常々そう思っていた。▼~
奴らはまず剣で戦うことを考える。~
剣を失って初めて、拳や足を使う。▼~
だが本来、戦士とはそうあるべきではない。~
得物にこだわるなど愚かしいにも程がある。▼~
勝つためならば初めから手段を問わない、~
それが正しい姿だと、俺は思う。▼~
お前の剣には、それに近しいものがある。~
俺には好ましく映った。▼~
《選択》
-褒められている感じがしない……
--「褒められている感じがしない……」を選択
:[フェリクス]|知るか。~
受け取りたいように受け取れ。▼~
……俺とお前の差は何なのか、と考えた。~
それは貪欲さだろうと、俺は踏んだ。▼~
では、その貪欲さはどこから来る?~
騎士の剣と、傭兵の剣の差か?▼~
そう思い、初めから勝ちを狙って動いた。~
だが、それでも俺は勝てなかった。▼~
……そうして、思い至った。~
お前が以前言っていたことだ。▼~
《選択》
-強くなる理由?
-目的の有無?
--「強くなる理由?」「目的の有無?」を選択
:[フェリクス]|そうだ。▼~
強さを求める理由や目的があるからこそ、~
本当の意味で貪欲になれるのではないかと。▼~
答えろ。~
お前はなぜ強くなろうとしている。▼~
《選択》
-生き残るため
-皆を守るため
-この戦乱を止めるため(第二部のみ選択可)
--「生き残るため」を選択
:[フェリクス]|……それもまた傭兵らしい、と言うべきか。▼~
--「皆を守るため」「この戦乱を止めるため」を選択
:[フェリクス]|ハッ……~
騎士どものような口ぶりだな。▼~
《共通》
:[フェリクス]|だがその思いの有無が、~
お前の貪欲さの根源であるならば……▼~
俺も、その理由とやらを~
探さねばならないのかもしれんな。▼~
《選択》
-手伝おう
-一緒に探そう
--「手伝おう」「一緒に探そう」を選択
:[フェリクス]|……馴れ合いたいなら他を当たれ。~
今後も訓練に付き合ってくれれば十分だ。▼~
剣を振るううち、~
何かが掴めるかもしれんからな。▼~
***支援A [#q8fc9178]
:[フェリクス]|……ようやく、お前から一本取ったな。▼~
《選択》
-完敗だ
-紙一重だった
--「完敗だ」を選択
:[フェリクス]|……そうでもなかった。▼~
--「紙一重だった」を選択
:[フェリクス]|……ああ、そうだな。▼~
《共通》
:[フェリクス]|……お前と剣を交え、負かされ続けるうちに~
一つ、思い出したことがある。▼~
《選択》
-聞いても?
--「聞いても?」を選択
:[フェリクス]|……兄と剣を交わした日々のことだ。▼~
俺は、兄に勝ったことがなかった。~
兄が死ぬまで、ただの一度もな。▼~
……超えたかった。~
初めて剣を握ったその時から、ずっと。▼~
それが、俺にとっての強さを求める理由……~
そう言えるのかもしれん。▼~
しかし……我ながら、滑稽な話だな。▼~
……俺は、とっくに死んだ相手を好敵手と~
定め、剣を振るい続けていたわけだ。▼~
《選択》
-滑稽ではない
-答えが見つかって良かった
--「滑稽ではない」を選択
:[フェリクス]|……そうだろうか。▼~
--「答えが見つかって良かった」を選択
:[フェリクス]|……そうだな。▼~
《共通》
:[フェリクス]|死者を超えることなど決してできん。~
墓から蘇りでもしない限りな。▼~
だが、どういうわけか……目標を失っても、~
俺の、強さを求める心はまだ生きている。▼~
……新しい好敵手を見つけたからだろうな。▼~
《選択》
-それは……
--「それは……」を選択
:[フェリクス]|言わずともわかるだろう。~
お前だ。他に誰がいる。▼~
今回は俺が勝ったとはいえ、~
再度剣を交えればどうなるかわからん。▼~
紙一重の戦いだった。~
とても完勝とは言えん。▼~
……俺はお前よりも強くなる。~
お前を超え、更なる高みを目指す。▼~
《選択》
-その後は?
-負けていられない
--「その後は?」を選択
:[フェリクス]|その後、か。……この戦が終われば~
剣を振るう機会も減るだろう。▼~
その時のことは……~
俺には、想像がつかんな。▼~
--「負けていられない」を選択
:[フェリクス]|……ふ。~
それでこそ、俺の見込んだ相手だな。▼~
《共通》
:[フェリクス]|とりあえずは……礼を言っておく。~
お前が、俺に答えをくれたのだから。▼~
***支援S [#q1d3572c]
''(訓練場)''
:[フェリクス]|……ようやく来たか。▼~
ここは変わらんな。~
戦争が始まっても、終わっても。▼~
……それから、お前も変わらんな。▼~
《選択》
-そんなことはない
-そちらも変わらない
--「そんなことはない」を選択
:[フェリクス]|フン……変わったとすれば、~
多忙のために剣が鈍ったくらいだろう。▼~
--「そちらも変わらない」を選択
《蒼月の章》
:[フェリクス]|……ああ。公爵などという仰々しい肩書きを~
あの猪に押しつけられたくらいだな。▼~
《蒼月の章以外》
:[フェリクス]|……そうだな。▼~
《共通》
:[フェリクス]|……皆、平和と安寧のために戦っていた。~
だが、平和というのも……退屈だな。▼~
戦場で剣を振るう機会もなく、~
命を懸けた戦いも遠のいてゆく。▼~
良いことだというのはわかっているが、~
こればかりは戦士の性だ。▼~
……剣が鈍るのを、~
素直に喜べん俺がいる。▼~
《選択》
-不謹慎だ
-実は自分も
--「不謹慎だ」を選択
:[フェリクス]|……そうだな。~
まったく、自分自身に呆れてしまう。▼~
--「実は自分も」を選択
:[フェリクス]|……お前もか、安心した。~
同類だな、俺たちは。▼~
《共通》
:[フェリクス]|まあ、そこで、だ。~
……お前を呼んだのは、他でもない。▼~
受け取れ。▼~
''(指輪の絵)''
《選択》
-……!?
--「……!?」を選択
:[フェリクス]|お前という好敵手が傍らにいなければ、~
俺の剣は鈍るどころか錆びつきかねん。▼~
だから今後もお前と共にいられる~
術を考えた。出した結論がこれだ。▼~
……それに。▼~
《選択》
-それに……?
--「それに……?」を選択
:[フェリクス]|……察しの悪い。言わずとも、~
指輪の意味など理解できるだろう。▼~
《選択》
-わからない
-その口から聞きたい
--「わからない」「その口から聞きたい」を選択
:[フェリクス]|貴様……それ以上ふざけるならば……!▼~
……クソッ、ならば言ってやる。~
よく聞け、一言たりとも聞き逃すな。▼~
俺はお前を伴侶にすると決めた。~
異論は許さん、死ぬまで側にいろ。▼~
俺は、お前を愛している。▼~
………………。▼~
……以上だ。▼~
《選択》
-待て待て待て
--「待て待て待て」を選択
:[フェリクス]|何だ!~
まだ何か文句があるのかお前はッ!▼~
《選択》
-ありがとう
--「ありがとう」を選択
:[フェリクス]|………………。~
……ああ。▼~
未来のことは……~
これから、考えるとしよう。▼~
お前と共に、な。▼~
**アッシュ [#y714c11a]
***支援C [#u9a9878f]
:[アッシュ]|買い物、遅くまでかかっちゃいましたね。~
先生に付き合ってもらえて、助かりました。▼~
頼まれていたものも買えましたし、~
後は修道院に戻るだけですね!▼~
騎士団の方が渡してくれたお金、ちょっと~
少ないかなって思ってましたけど……▼~
えへへ、何とか足りましたね。~
まけてもらえて良かったです。▼~
≪選択≫
-値切りが効いた
-買い物上手だ
--「値切りが効いた」「買い物上手だ」を選択(共通)
≪共通≫
:[アッシュ]|あはは、買い物は数少ない特技なんです。~
僕、街での暮らしが長かったから。▼~
僕、ずっと下町で暮らしてたんですよ。~
貴族の方に養子に取ってもらうまでは。▼~
……そういえば先生は、元々傭兵として~
フォドラ各地を転戦していたんですよね?▼~
やっぱり、街に住む普通の人と傭兵じゃ、~
暮らしも全然違うんだろうなあ……。▼~
≪選択≫
-同じようなものだ
-違うと思う
--「同じようなものだ」を選択
:[アッシュ]|そうなんですか?うーん、~
僕には全然違うように見えますけど……。▼~
--「違うと思う」を選択
:[アッシュ]|そうですよね。いろいろなところを、戦い~
ながら旅しなきゃいけないわけですし……。▼~
≪共通≫
:[アッシュ]|傭兵は、人と戦うのがお仕事なんですよね。~
……大変だよなあって思っちゃいます。▼~
≪選択≫
-大変だった
-大変ではなかった
--「大変だった」を選択
:[アッシュ]|そうですよね……。▼~
--「大変ではなかった」を選択
:[アッシュ]|そういうものなんですね。~
……すごいなあ、先生は。▼~
≪共通≫
:[アッシュ]|……あ!▼~
''(暗転)''~
:[アッシュ]|この本、こんなところでも売ってたんだ。~
うわあ、懐かしいなあ……▼~
≪選択≫
-その本は?
--「その本は?」を選択
:[アッシュ]|『ルーグと風の乙女』。~
ファーガスでは有名な、騎士道物語ですよ。▼~
″青き獅子王″ルーグ様を主人公にした、~
冒険物なんですけど……▼~
僕ら昔からこの本が大好きで! 読み書きを~
覚えたのも、この本を読むためで……▼~
''(暴漢が現れる)''~
:[暴漢]|その本、寄越しなッ!▼~
:[アンナ]|な、何、あなた!▼~
ど、泥棒! 泥棒よー!~
誰か、あの人を捕まえてー!▼~
:[アッシュ]|お、お姉さん、落ち着いてください。▼~
:[アンナ]|あの本を盗られたら大損なのよ!~
すっごく高いんだから、あれ!▼~
:[アッシュ]|
あの、もしよければ……~
代金は、僕が払いますよ。▼~
≪選択≫
-いいのか?
--「いいのか?」を選択
:[アンナ]|え? あなた、それでいいの?~
私は助かっちゃうけど。▼~
:[アッシュ]|あ、お構いなく! あの人を捕まえたら、~
ちゃんとお金を払ってもらいますから。▼~
先生、僕はひとっ走りしてきます!~
先に修道院に戻っててください!▼~
''(アッシュ走り去る)''~
:[ベレス]|………………。▼~
***支援B [#df4d3254]
:[アッシュ]|あ、先生。ちょうどよかった。~
いつかの泥棒さんの話、しましたっけ?▼~
≪選択≫
-泥棒さん?
-聞いていない
--「泥棒さん?」を選択
:[アッシュ]|
ほら、街で出くわしたじゃないですか。~
露店から本を盗んでいった、あの人です。▼~
--「聞いていない」を選択(共通へ)
≪共通≫
:[アッシュ]|あの後、僕は泥棒さんを追いかけて、~
無事に捕まえたんですけど……。▼~
≪選択≫
-逃げられた?
-お金を払ってもらえなかった?
--「逃げられた?」を選択
:[アッシュ]|あっ、ちゃんと捕まえましたよ。~
僕、足の速さには自信がありますからね!▼~
……だけど、~
お金はもらわないことにしました。▼~
--「お金を払ってもらえなかった?」を選択
:[アッシュ]|……はい。払ってもらわなかったって~
言った方が、正しいかもしれませんね。▼~
≪共通≫
:[アッシュ]|
あはは、だから実を言うとあの後しばらく、~
お金がなくて大変だったんですよ。▼~
……僕、あの人を捕まえて、~
どうして本を盗んだのか尋ねたんです。▼~
高く売れそうだったから、って……~
まとまったお金が欲しかったみたいです。▼~
子供が病気になったみたいで、~
その薬代にしようと思ったらしくて。▼~
≪選択≫
-騙されている
-子供がいる年齢には見えなかったが
--「騙されている」「子供がいる年齢には見えなかったが」を...
:[アッシュ]|そ、それはそうかもしれませんけど……。▼~
もし本当に病気の子供がいたのなら、~
取り返しのつかないことになっちゃうから。▼~
人の命に比べたら、安いものですよ。~
……それに。▼~
実を言うと、僕も昔、~
あの人と同じことをしていたので。▼~
≪選択≫
-泥棒?
--「泥棒?」を選択
:[アッシュ]|はい。……と言っても、~
もう何年も前の話ですけどね。▼~
僕の親は病気で死んで、だけど弟や妹を~
食べさせてやらなきゃいけなくて……。▼~
頑張って頑張って働いたんですけど、~
稼げるお金なんてほんのちょっとだけで。▼~
それで……盗んだんです。~
街を歩く人から、兵士から、お店から。▼~
弟たちの喜ぶ顔を見たら、僕も嬉しくて。~
何度も何度も繰り返して……。▼~
≪選択≫
-想像できない
-良いことではない
--「想像できない」「良いことではない」を選択(共通)
:[アッシュ]|本当に後悔してます。~
今考えたら、本当に馬鹿だったなあって。▼~
で……僕が9つになった頃だったかな。~
領主様の屋敷に、盗みに入ったんですよ。▼~
貴重そうなものはたくさんあったけど、~
目についたのは高そうな装丁の本でした。▼~
それが『ルーグと風の乙女』です。挿絵の~
騎士がかっこよくて、目が離せなくて……。▼~
≪選択≫
-かっこいいから盗んだ?
-なるほど
--「かっこいいから盗んだ?」を選択
:[アッシュ]|あはは、もちろんそれもありますけど……~
本って、すごく高価なものですから。▼~
--「なるほど」を選択(共通へ)
≪共通≫
:[アッシュ]|……で、本を盗んだ僕は、~
案の定その領主様に捕まっちゃって。▼~
その領主様っていうのが……~
ロナート様でした。▼~
けど、ロナート様ったらすごいんですよ。~
何も聞かず、僕に本とお金をくれたんです。▼~
字が読めないって言ったら、弟たちごと僕を~
屋敷に招き入れて、読み方を教えてくれた。▼~
その真似事じゃないですけど……~
僕は、あの方みたいになりたいんです。▼~
……僕が悪事を働いてきた分、~
たくさん良いことをして埋め合わせたい。▼~
だから、出費はちょっと痛かったけど、~
あの泥棒さんのことは後悔してなくって……▼~
≪選択≫
-本当にそれで良かった?
-それは自己満足では?
--「本当にそれで良かった?」「それは自己満足では?」を選...
:[アッシュ]|先生……。~
もちろん僕だって、わかってるんです。▼~
僕が少しお金を払ってあげたくらいで、~
あの人たちの暮らしが楽になる訳じゃない。▼~
世界中の貧しい人たち全員を助けられるほど~
お金があるわけもないし……。▼~
だからって、何もしないでいるなんて……~
やっぱり、僕にはできません。▼~
先生、僕は……僕は、~
どうすれば良かったんでしょうか?▼~
***支援A [#c0234b0e]
:[アッシュ]|……あっ、先生!~
こんにちは!▼~
《選択》
-嬉しそうだ
-何かあった?
--「嬉しそうだ」「何かあった?」を選択
:[アッシュ]|実はさっき、買い物の最中に~
いつかの泥棒さんに会ったんですよ。▼~
《選択》
-泥棒……?
--「泥棒……?」を選択
:[アッシュ]|先生は覚えてないかもしれませんね。~
もう、結構前の話ですし……▼~
ほら、露店で本を盗んでいったあの人です。~
子どもと二人で歩いてました。▼~
二人とも、すごく感謝してくれて……~
喜ぶ顔が見られて、嬉しかったなあ。▼~
《選択》
-何はともあれ良かった
--「何はともあれ良かった」を選択
:[アッシュ]|……やっぱり、生活は厳しいみたいで。~
先生の言うとおりでしたね。▼~
これじゃ、根本的な解決にはならない……~
困ってる人すべてを助ける方法なんてない。▼~
お金や力があれば違うかもしれないですけど……~
今の僕は、無力すぎますから。▼~
《選択》
-焦らなくていい
--「焦らなくていい」を選択
:[アッシュ]|………………。~
昔、ロナート様に同じことを言われました。▼~
あれは確か、一人で馬の世話をしようとして~
大失敗しちゃったときの話だったかな。▼~
焦って身の丈に合わないことをする必要は~
ないんだ、って、ロナート様が。▼~
……僕のやり方じゃ、すぐにみんなを~
助けてあげるのは難しいかもしれない。▼~
だけど目の前で困っている人を助けることは~
無駄じゃない。きっと意味があるんだって。▼~
僕は……そう信じたいです。▼~
《選択》
-それでいい
-アッシュらしい
--「それでいい」「アッシュらしい」を選択
:[アッシュ]|えへへ……ありがとうございます。~
何だか、気持ちが軽くなった気がします。▼~
……あっ、そうだ、先生!~
何か困ったことはないですか?▼~
仕事が溜まってるとか、~
馬の世話を代わってほしい、とか。▼~
《選択》
-特にない
-何でまた?
--「特にない」を選択
:[アッシュ]|そんなあ、そう言わないでくださいよ。~
小さなことでもいい、何かないんですか?▼~
--「何でまた?」を選択(共通へ)
《共通》
:[アッシュ]|多分、僕……誰かの役に立つこととか、~
人の喜ぶ顔とか……本当に好きなんです。▼~
大好きな先生の喜ぶ顔が見られたら~
僕、もっと嬉しくなれるかなーって。▼~
《選択》
-大好き……?
-優しいね
--「大好き……?」を選択
:[アッシュ] |あ、え、いや、そういうつもりじゃなくて。~
僕らの先生として、好きってことですよ!▼~
--「優しいね」を選択
:[アッシュ]| そ、そうでしょうか。~
僕は当然のことをしているだけですよ!▼~
《共通》
:[アッシュ]|ほら、先生、何でも言ってください!~
僕がお手伝いしますから!▼~
《選択》
-雑談に付き合って
-料理当番を手伝って
--「雑談に付き合って」を選択
:[アッシュ]|雑談……。~
……はい、僕でよければ喜んで!▼~
--「料理当番を手伝って」を選択
:[アッシュ]|……はい、喜んで! 先生と一緒に~
料理ができるなんて、嬉しいなあ!▼~
***支援S [#b1ffbb3f]
''(女神の塔)''
:[アッシュ]|あ、先生!~
こんなところにいたんですね。▼~
最近、働きづめじゃないですか。~
もっと僕を頼ってくれていいんですよ。▼~
《選択》
-もう頼りにしている
-心配いらない
--「もう頼りにしている」を選択
:[アッシュ]|じゃあ、もっともっと頼ってください。~
先生の役に立ちたいです、僕。▼~
--「心配いらない」を選択
:[アッシュ]|心配しますよ! だって、~
顔に書いてありますもん、「疲れた」って。▼~
《共通》
:[アッシュ]|きっとこれから、もっと忙しくなりますよ。~
今のうちに、休めるだけ休んどかないと。▼~
……僕でさえ、正直疲れちゃいましたもん。~
本当に、長い長い戦いでしたから。▼~
《選択》
-確かに長かった
-あっという間だった
--「確かに長かった」を選択
:[アッシュ]|……そうですよね。▼~
--「あっという間だった」を選択
:[アッシュ]|そうでしょうか? 僕はあの戦争が~
ずっと続くみたいに思えちゃって……。▼~
《共通》
:[アッシュ]|戦争で討ち死にした人も、巻き込まれて~
命を落とした人たちもたくさんいる……▼~
大変なのは、残された人たちですよね。~
国もすっかり荒れちゃったから……。▼~
……僕はそういう人たちを助けてあげたい。~
ロナート様が僕を助けてくださったように。▼~
騎士になった今なら、きっと昔よりも~
やれることも増えたでしょうから!▼~
《選択》
-一緒に頑張ろう
-気長にやろう
--「一緒に頑張ろう」「気長にやろう」を選択
:[アッシュ]|……はい!~
先生と一緒なら、頑張れる気がします!▼~
……それでですね、先生。~
実は、渡したいものがあるんです。▼~
''(指輪の絵)''
《選択》
-これは……
--「これは……」を選択
:[アッシュ]|僕は……ずっと先生と一緒にいたい。~
これからも……ずっと、ずっとです。▼~
僕は、先生の一番でありたい。~
先生の喜ぶ顔を、側で見ていたい。▼~
僕は、他のみんなとは違って~
元々はただの平民です。▼~
血に宿す紋章もなければ、立派な家もない。~
……悪いことも、たくさんしてきたし。▼~
だけどもし、そんな僕でも嫌じゃなければ~
……僕を、側に置いてくれませんか?▼~
《選択》
-それは、つまり……
--「それは、つまり……」を選択
:[アッシュ]|……は、はい!~
え、ええと、何て言えば良いんでしたっけ。▼~
ちゃ、ちゃんと練習してきたんですよ。~
何て言おうか、ずっと考えてて……!▼~
で、でも、全部飛んでいっちゃって……~
要するに、僕が言いたかったのは……。▼~
僕は先生と結婚したいんです。~
……今日は、それを伝えたくて。▼~
《選択》
-自分も同じ気持ちだ
--「自分も同じ気持ちだ」を選択
:[アッシュ]|えっ……先生も指輪を? あははは、~
すみません、ちょっとびっくりしました!▼~
そっか。~
先生も、同じ気持ちでいてくれたんですね。▼~
……嬉しいです、先生。~
本当に、夢を見てるみたいだ。▼~
街の隅っこで盗みを働いていた僕に、~
こんなに素敵なお嫁さんが来るなんて……▼~
……あ、あの、罰とか当たりませんよね。~
ちょっと怖くなってきたんですけど……。▼~
《選択》
-当たるかも
-気にするな
--「当たるかも」を選択
:[アッシュ]|だとしても、先生さえ隣にいてくれれば、~
どんな苦境にも立ち向かえると思います。▼~
--「気にするな」を選択
:[アッシュ]|……確かに、そうですね。~
気にしたって、仕方のないことですもん。▼~
《共通》
:[アッシュ]|先生……それじゃこれからも、~
末永くよろしくお願いします!▼~
ちょっと頼りないかもしれませんけど、~
僕、精一杯頑張りますから!▼~
**シルヴァン [#s588dd0a]
***支援C [#qccdf771]
:[シルヴァン]|……浮気だって?~
いやいや、面白いことを言うもんだ。▼~
これまでもこれからも、俺には君だけさ。~
その気持ちに、誓って嘘はないぜ。▼~
けど、君がどうしても、俺なんかに~
付き合ってられないって言うなら仕方ない。▼~
……ああ、そうだ。もし良かったら、~
紋章持ちの男とか、紹介しようか。▼~
:[町娘]|そんな言い方……!▼~
:[シルヴァン]|いやいや、これは純粋に、~
ただただ君を想って言ってるんだ。▼~
俺、泣き顔を見るのは趣味じゃなくてなあ。~
君には早く笑顔になってほしいのさ。▼~
だから……▼~
………………。▼~
……なあ、先生。~
こんなところを覗いて、楽しいんです?▼~
なーんかもの言いたげな顔してるけど、~
一応聞いておきましょうか。▼~
《選択》~
-酷すぎる~
-女の敵だ~
--「酷すぎる」を選択
:[シルヴァン]|いやあ、そこまで言わなくても……。~
俺とあの子の問題なんだからさあ。▼~
--「女の敵だ」を選択
:[シルヴァン]|俺はいつだって女の子の味方さ。~
もちろん、先生の味方でもあるんですよ?▼~
《共通》~
:[シルヴァン]|だいたい、振った振られたなんて、~
よくある話じゃないですか。▼~
あの子も、他に女がいたからって~
あそこまで怒ることないだろうに……。▼~
はあ……可愛い女の子の~
つらそうな顔を見るのは、堪えるなあ。▼~
《選択》~
-そうは見えない~
-本当に?~
《共通》~
:[シルヴァン]|つらいに決まってるじゃあないですか。~
……先生、慰めてくれてもいいんですよ。▼~
いやあ、この間、良い茶葉をもらって!~
どうです、俺の部屋で……▼~
……冗談、冗談ですって。~
まったく、つれない人だなあ、あんた……。▼~
***支援B [#l1e98560]
:[シルヴァン]|………………。▼~
《選択》
-どうかした?
--「どうかした?」を選択
:[シルヴァン]|……ああ、何だ、先生か。~
はは、すみません、全然気づかなかった。▼~
最近よく会いますねえ。~
あ、もしかして、俺に気がある?▼~
……なーんて、嘘です、冗談冗談。~
露骨に嫌そうな顔しないでくださいよ。▼~
……で、何の用です?▼~
《選択》
-今の女性は?
-また痴話喧嘩?
--「今の女性は?」を選択
:[シルヴァン]|あの子はその辺で引っ掛けたんですよ。~
ちょっと楽しく遊んで別れようぜー、って。▼~
そしたらあの子、意外と俺に~
入れ込んでたみたいで、いやあ困った。▼~
--「また痴話喧嘩?」を選択
:[シルヴァン]|ま、そんなところですかねえ。▼~
あの子はその辺で引っ掛けたんですよ。~
ちょっと楽しく遊んで別れようぜー、って。▼~
そしたらあの子、意外と俺に~
入れ込んでたみたいで、いやあ困った。▼~
《選択》
-理解に苦しむ
-軽薄すぎる
--「理解に苦しむ」「軽薄すぎる」を選択
:[シルヴァン]|何言ってるんです、先生。~
このくらいの遊びが、一番気楽でいい。▼~
……ま、先生がどう思おうと、~
態度を改めるつもりはないんですけどね。▼~
ほら俺、こんなろくでなしでも~
一応、紋章持ちの貴族なわけですし……▼~
重たい遊びはしないようにしてるんです。~
厄介ごとを呼び込んでくるだけですから。▼~
いずれは、黙ってたって適当な相手と~
結婚させられて、落ち着く予定ですしね。▼~
……そう言えば先生は、自分が紋章を~
持ってるって知らなかったんですよね?▼~
《選択》
-調べたことがなかった
-父は教えてくれなかった
--「調べたことがなかった」「父は教えてくれなかった」を選択
:[シルヴァン]|……なるほど。ま、傭兵だったわけだし、~
わざわざ調べるってこともないか。▼~
《選択》
-貴族はどうなの?
--「貴族はどうなの?」を選択
:[シルヴァン]|貴族の家に生まれた子供は大抵、~
紋章を宿しているかすぐに調べられますね。▼~
俺たち十傑の末裔ってのは、基本的には~
紋章を持ってないと家を継げないんですよ。▼~
どうしても紋章持ちが産まれなければ~
その代ばかりは諦めますけど……▼~
基本的には紋章持ちが産まれるまで、~
当主は子供を産ませ続ける。▼~
で、そうして産まれた紋章持ちが、~
次の当主になって同じことを繰り返す。▼~
わかります? 平民の女の子たちにとって、~
俺みたいなのは格好の獲物なんですよ。▼~
《選択》
-貴族に成り上がるために?
-そんな言い方……
--「貴族に成り上がるために?」を選択
:[シルヴァン]|そ、ご明察。▼~
--「そんな言い方……」を選択
:[シルヴァン]|そう言われてもなあ……貴族に成り上がる~
いい足掛かり、とでも言えばいいんですか?▼~
《共通》~
:[シルヴァン]|紋章を持った子供を産めれば、そいつが~
次の当主になれるかもしれませんからね。▼~
《EP.5 終了後》
:[シルヴァン]|ま、血も薄まった今じゃ、産まれるのは~
兄上みたいな奴ばかりでしょうけど……。▼
《共通》
:[シルヴァン]|……昔から紋章持ちってのは、人から~
妬まれると同時に、求められるもんです。▼~
俺は俺の血の価値を、俺なりに理解してる。~
……嫌になるほどに。▼~
自由な生き方なんてとっくに諦めた。~
妬まれるのにも求められるのにも慣れた。▼~
俺たちには自由に生きる権利なんてない。~
……そう思ってました。▼~
《選択》
-今は違う?
--「今は違う?」を選択
:[シルヴァン]|……あはは、そうですねえ。▼~
傭兵として、紋章を持ちながら紋章と~
無縁に生きてきたあんたを見てると……▼~
……妬ましくて、憎らしくて、~
殺してやりたいとさえ思いますけどね。▼~
……なーんて。そういう陰のある男とか、~
女の子に受けると思いませんか、先生!▼~
***支援A [#u4cb9681]
:[シルヴァン]|ああ、クソッ、いってえ……。▼~
……先生。あはは、わざわざ見舞いに~
来てくれるなんて、優しいんですねえ!▼~
《選択》
-怪我の具合は……
-自分を庇って……
--「怪我の具合は……」「自分を庇って……」を選択
:[シルヴァン]|や、たいした怪我じゃないですよ。明日には~
戦線にも復帰できるって言われましたしね。▼~
それにほら、あんたのために受けた傷だし?~
勲章みたいなもんでしょう。▼~
《選択》
-殺したいのではなかったのか
-自分を庇って良かったのか
--「殺したいのではなかったのか」を選択
:[シルヴァン]|……まあ、あの時は本気で~
ああ言ったつもりでしたけど。▼~
--「自分を庇って良かったのか」を選択(共通へ)
《共通》
:[シルヴァン]|……本当にあんたが殺されちまうと思ったら~
体が勝手に動いたって言うかさ。▼~
だけど正直な話、あんたが羨ましいって~
気持ちは、今でも変わってませんよ。▼~
あんたを見てると、~
憧れずにはいられないんです、俺は。▼~
家を出奔する度胸があれば、あんたみたいな~
紋章と無縁の生き方もできたのかな、って。▼~
《選択》
-度胸がなかった?
--「度胸がなかった?」を選択
:[シルヴァン]|……そうさ。~
逃げ出そうと思えば、逃げ出せたんですよ。▼~
ゴーティエの家からも、~
紋章を持つ貴族の運命ってやつからも。▼~
……うちの実家は、王国の最北にある。~
山のすぐ向こうは異民族の住む土地でして。▼~
《紅花以外》
:[シルヴァン]|昔はファーガスの従属下にありましたけど、~
王国が倒れた今、いつ戦いになるか……。▼~
《紅花の章》
:[シルヴァン]|今でこそファーガスの従属下にありますけど~
奴らとの関係は、とても良好とは言い難い。▼~
《共通》
:[シルヴァン]|何しろもう何百年も争ってきたわけで。~
その間うちの家はずっと、防衛の要だった。▼~
あ、いや、うちの兵士や将がっていうよりも~
ゴーティエ家の遺産“破裂の槍”がね。▼~
《選択》
-盗まれていたけど……
-5年前の……
--「盗まれていたけど……」「5年前の……」を選択
:[シルヴァン]|……あの時は、割と危なかったんですよ。~
一歩間違えれば教団に槍を没収されていた。▼~
父上は槍を教団に取り上げられるのを恐れて~
修道院にいる俺に槍を渡し……▼~
万一のことがあったら、俺を領地に~
呼び戻すつもりだったんでしょうね。▼~
ま、そんな事情もあるからか、~
うちの家は特別紋章を大事にするんです。▼~
紋章を持ってる俺は、両親から~
それはそれは大事に育てられてきた。▼~
けど、紋章を持たない兄上だとかは、~
俺が生まれたのを契機に一気に冷遇された。▼~
……兄上には井戸に突き落とされたことも、~
真冬の山に置いていかれたこともあります。▼~
《選択》
-酷い
-やり返さなかったのか
--「酷い」「やり返さなかったのか」を選択
:[シルヴァン]|ガキなりに理解してたんですよ。~
俺は兄上からすべてを奪っちまったって。▼~
紋章が欲しくても手に入らなかった奴の前で~
つらいだなんて言えるかよ、って話です。▼~
だから、女たちの粘つく視線も、~
俺を値踏みする令嬢たちの視線も……▼~
笑って、受け入れなきゃならなかった。~
……俺には紋章がありましたからね。▼~
《選択》
-本当は女性が……
-それは違う
--「本当は女性が……」を選択
:[シルヴァン]|……憎いのかもしれませんね。俺の血を、~
道具のように利用しようとする女たちがさ。▼~
まあ、けど、俺自身……本当のところ、~
よくわからないってのが本音です。▼~
--「それは違う」を選択
:[シルヴァン]|ああ、もう遅いけど、わかってますよ。~
……一言、嫌だって言えば良かったんだ。▼~
《共通》
:[シルヴァン]|とにかくあんたを恨むのは筋違いだった。~
……本当に、すみませんでした。▼~
……それから、ありがとう、先生。▼~
《選択》
-?
--「?」を選択
:[シルヴァン]|あんたと出会ってなかったら、俺は一生~
他の生き方ってのを知らないままだった。▼~
……今は、本当に、心の底から~
先生に会えて良かったと思ってますよ。▼~
***支援S [#y12b06f0]
''(女神の塔)''
:[シルヴァン]|先生……あんたを待ってましたよ。~
白んでいく空やら雲やらをぼけっと眺めて。▼~
《選択》
-ごめん
-来るのが早すぎでは
--「ごめん」を選択
:[シルヴァン]|ああ、いや……別にいいんです。~
俺が早すぎたってだけですから……。▼~
--「来るのが早すぎでは」を選択
:[シルヴァン]|……目が覚めちまって、眠れなくて。~
まあ、たまにはこういう朝も良い。▼~
《共通》
:[シルヴァン]|しかし、感慨深いですね。~
この5年、戦って、戦って……▼~
ようやく、苦しい時代が終わりを告げた。~
これからは新しい時代が始まるんです。▼~
……なのでいい加減、俺も俺の運命に~
けじめをつけようか、と思いまして。▼~
《選択》
-運命?
-けじめ?
--「運命?」「けじめ?」を選択
:[シルヴァン]|そう。俺の運命は、紋章なんかじゃなく~
俺が決める。……これは、その一歩目です。▼~
俺の紋章を利用しようとする女じゃなく、~
誰かが決めた相手や、遊び相手でもなく……▼~
''(指輪の絵)''
:[シルヴァン]|俺は、本当に好きな女と結婚したい。~
……駄目ですかね。そういうのは。▼~
《選択》
-………………。
-本気?
--「………………。」「本気?」を選択
:[シルヴァン]|や、やっぱり俺、信用できないかー……!~
まあ、そりゃあそうですよねえ……。▼~
……だったら、信じてもらえるまで~
何度だって求婚するだけです。▼~
先生。俺と結婚してほしい。~
あんたのためなら、何だってやる。▼~
……信じてほしい。~
もう俺は、俺の心に嘘をつくつもりはない。▼~
《選択》
-……浮気しないなら
-……仕方ない
--「……浮気しないなら」「……仕方ない」を選択
:[シルヴァン]|………………!▼~
ああ、あんたと一緒にいられるなら、~
それだけで一生外に出なくたっていい!▼~
あんたが他の女を見るなって言うなら~
この目を失ったって構わない!▼~
《選択》
-それは流石に
--「それは流石に」を選択
:[シルヴァン]|え、大げさでしたか?~
それは……その、すみません。▼~
今まで薄っぺらい言葉ばっかり吐いてきた~
もんだから、加減ってのがわからなくて……▼~
……けど、ああ、本当に良かった。~
安心して、力抜けちまいましたよ。▼~
これから、あんたが隣にいてくれる。~
新しい時代を、一緒に歩いて行ける。▼~
それだけで俺は、本当に……~
心の底から幸せなんですよ、先生。▼~
……おっと、しまった。~
俺ばっか幸せになっても、仕方ないよな。▼~
誓うよ。~
俺は一生を懸けて、あんたを幸せにする。~
……絶対に、だ。▼~
**メルセデス [#acf78880]
***支援C [#r9da4902]
:[メルセデス]|あらあら、こんばんは、先生。~
もしかして、お仕事の帰りかしら~?▼~
《選択》~
-そうだ~
-まだ仕事中だ~
--「そうだ」を選択
:[メルセデス]|こんなに遅くまで、お疲れ様です。~
先生のおかげで、私、毎日充実してるわ~。▼~
--「まだ仕事中だ」を選択
:[メルセデス]|まあ! そうだったの~?~
こんなに遅くまで、大変なのね~……。▼~
《共通》~
:[メルセデス]|あんまり頑張って、体を壊しちゃ駄目よ~?~
先生ったら無理してそうで、心配だわ。▼~
たまには私や、他のみんなを頼ったって~
女神様は罰なんて当てたりしないのよ~。▼~
《選択》~
-そうは言っても……~
《共通》~
:[メルセデス]|……あのね、先生? ちょっと嫌なことを~
言っちゃうかもしれないけれど~……。▼~
実を言うと、先生に初めて会った時、~
私、ちょっと不安だったのよ~?▼~
《選択》~
-心外だ~
-なぜ?~
--「心外だ」を選択
:[メルセデス]|ごめんなさい、やっぱり気を悪くしちゃったか...
《共通》~
:[メルセデス]|だってあなたって、先生にしては~
ちょっと若すぎるくらいでしょう?▼~
だけど、そうとは思えないくらい~
あなたってしっかりしてるし~……▼~
強くて、格好よくて、私たちのことも~
ちゃんと面倒見てくれてるじゃない。▼~
だけどね、だからこそ、どこかで~
無理でもしてるんじゃないかなあって~。▼~
《選択》~
-無理はしていない~
-多少の無理は仕方ない~
《共通》~
:[メルセデス]|先生がそう言うならいいけれど……。~
やっぱり、たまにはお休みも必要よ~。▼~
疲れていると、~
つまらない失敗もしちゃうし~。▼~
まあ私なんかは、疲れていなくても~
失敗ばっかりだけどね~?▼~
《選択》~
-どんな失敗?~
《共通》~
:[メルセデス]|う~ん、訓練の日にちを間違えたり、~
物を失くすなんてしょっちゅうね~。▼~
この間なんて、制服を着るのを忘れたまま~
訓練に出ようとして……▼~
あの時は本当に恥ずかしかったわ~。~
私ったら本当にうっかりしてて~……▼~
……と、とにかく。~
私は、無茶は駄目よって言いたかったの~。▼~
たとえ体を壊すくらい無茶をしたって、~
なるようにしからならないんだから……。▼~
……あ、そうだ! 先生、~
何か、困ってることはないかしら~?▼~
私で良ければ、~
なんでも手伝うわよ~。▼~
《選択》~
-助かる~
-ちょっと怖い~
--「助かる」を選択
:[メルセデス]|ふふ、何でも頼んでいいのよ~。▼~
--「ちょっと怖い」を選択
:[メルセデス]|大丈夫よ~。私、おっちょこちょいだけど、~
きっと何とかなると思うわ~!▼~
《共通》~
:[メルセデス]|困ったことがあったら、~
いつでも、何でも言ってちょうだいね~。▼~
***支援B [#y59943a3]
:[修道士]|もし、そこの方……~
老いぼれの話を聞いてはくれんかね。▼~
わしは生まれてこの方、~
ずっとこの街で暮らしてきたんだが……▼~
帝国で暮らしている娘が手紙を寄越して、~
日々の礼拝は怠っていないかと……▼~
:[ベレス]|………………。▼~
''(メルセデスが現れる)''
:[メルセデス]|あら~、こんにちは、先生。~
この方は、お知り合い?▼~
《選択》
-違う
--「違う」を選択
:[メルセデス]|あら、そうだったの~?~
てっきり知り合いかと~。▼~
おじいさま、どうなさったんですか?▼~
:[修道士]|おや、まあ、綺麗な娘さんだ。いやあ、~
実はちょっと話を聞いてもらっていてなあ。▼~
:[メルセデス]|お話?~
あっ、もしかして何か困り事でも~?▼~
:[修道士]|日課の礼拝に行こうと思ったんだが、~
足を悪くしてしまって歩けんのだよ。▼~
:[メルセデス]|まあ、それは大変!~
良かったら、お手伝いしましょうか~?▼~
街の礼拝堂までで良ければ、~
肩をお貸ししますよ~。▼~
:[修道士]|おお、ありがたい……! お嬢さんを~
遣わしてくれた女神様に感謝せんとなあ。▼~
:[メルセデス]|ほらほら~、先生も手伝ってください。~
私はこっちの肩を貸しますから~。▼~
''(主人公が頷く)''
''(暗転)''
:[メルセデス]|はい、先生、お疲れ様でした~。~
おじいさまもとっても喜んでいたわね~。▼~
《選択》
-良かった
-自分も助かった
--「良かった」を選択(共通へ)
--「自分も助かった」を選択
:[メルセデス]|たいしたことはしていないわ~?~
あなたの役に立てたなら何よりよ~。▼~
それに、あのおじいさまも~
本当に嬉しそうにしていたじゃない~。▼~
《共通》
:[メルセデス]|ふふ、誰かの喜ぶ顔を見てると、~
疲れも苦労も吹っ飛んじゃうわよね~。▼~
それより先生、~
ずっと不思議そうな顔してるけど……?▼~
《選択》
-なぜ老人が困っているとわかった?
--「なぜ老人が困っているとわかった?」を選択
:[メルセデス]|う~ん……。~
何て言ったらいいのかしら~。▼~
そうねえ、慣れている……~
としか、言いようがないわ~。▼~
《選択》
-慣れている?
--「慣れている?」を選択
:[メルセデス]|そうなのよ~。困ってる人たちの顔って、~
見ていると、すぐにわかるのよね~。▼~
さっきは、先生もあのおじいさまも、~
二人して困った顔をしていたから。▼~
教会暮らしが長かったから、何となく~
わかるようになったのかもしれないわ~。▼~
《選択》
-教会暮らし?
-初めて聞いた
--「教会暮らし?」「初めて聞いた」を選択
:[メルセデス]|あら、先生にはまだ、~
話していなかったかしら~?▼~
私ね、10年近く、~
ファーガスの教会で暮らしていたのよ~。▼~
教会には、困り事を抱えた人が~
駆け込んでくることも多くって。▼~
私も、おんなじように教会に駆け込んで、~
司祭様に助けてもらったことがあるのよ~。▼~
……ねえ先生。~
私ね、夢があるの。▼~
《選択》
-どんな夢?
--「どんな夢?」を選択
:[メルセデス]|私、将来は教会で働きたいのよね~。~
司祭様みたいな人になりたいの。▼~
だけど……う~ん。~
なかなか上手くいかないものよね~。▼~
もし私が紋章を持たない平凡な人だったら、~
叶った夢、だったのかしら~……。▼~
ちょっと悲しいけれど……やっぱり、~
なるようにしかならないのよね~。▼~
だって、私の運命は私じゃなく、~
すべて女神様が定めるものなんだから……。▼~
***支援A [#ve73d54c]
:[メルセデス]|先生、相談があるのだけど~。~
ちょっといいかしら~?……▼~
''(主人公が頷く)''
:[メルセデス]|助かるわ~。相談っていうのはね、~
これなんだけど~……。▼~
養父からの手紙なの~。~
ついこの間届いたのよ。▼~
《選択》
-養父?
--「養父?」を選択
:[メルセデス]|あらやだ、まだ話していなかったかしら~。~
私を士官学校に入れた人なんだけど……。▼~
……言ってしまえば、私の紋章を利用する~
ために、私を教会から引き取った人ね~。▼~
《選択》
-利用するため?
--「利用するため?」を選択
:[メルセデス]|そうそう。断絶した家の紋章を持った私を~
利用して、貴族に成り上りたいみたい。▼~
今は王都に居を構えているけれど~、私を~
引き取る前は各地を巡る商人だったそうよ。▼~
とにかく欲の深い人で~……この手紙は、~
有力貴族との縁談があるっていう話でね~?▼~
はあ……本当に……戦争が始まったって~
言うのに、のん気なものよねえ。▼~
《選択》
-そのとおりだ
-戦争が始まったからでは?
--「そのとおりだ」を選択(共通へ)
--「戦争が始まったからでは?」を選択
:[メルセデス]|……まあ、そうなのかもしれないわね~。~
生き残るために焦っているのかしら~。▼~
《共通》
:[メルセデス]|それでね、この縁談なんだけど~……。~
何て返事をしたらいいかと思って。▼~
《選択》
-結婚するの?
--「結婚するの?」を選択
:[メルセデス]|……う~ん、そうね。~
それも仕方ない、とは思うわ~。▼~
だけど、もし、ここで流されてしまったら~
絶対に……いつか後悔すると思うのよね。▼~
断ろう、って、心は決まっているのだけど、~
なかなか踏ん切りがつかなくって~……。▼~
《選択》
-心は決まっている?
--「心は決まっている?」を選択
:[メルセデス]|……前にも話したかもしれないけれど~、~
私、教会で働きたいのよね。▼~
教会じゃなくても構わないわ。人の役に立つ~
仕事なら、教師でもお医者さまでも……。▼~
だけど、貴族のお嫁さんになってしまったら~
そういうのって、少し難しいと思うのね。▼~
《選択》
-なぜ踏ん切りがつかない?
--「なぜ踏ん切りがつかない?」を選択
:[メルセデス]|……私、これまでずっと、~
誰かの意思に流されるまま生きてきたわ~。▼~
すべては女神様の思し召しなのだと、~
そう自分に言い聞かせて、誤魔化して……。▼~
養父が私を教会から引き取った時も、~
士官学校に入れられた時も、そうだったわ。▼~
……初めて自分で自分の道を選んだのは、~
この戦争に身を投じた時だったわね~。▼~
もちろん養父には反対されたけれど、~
何とか丸め込んで、ここへ来られたわ。▼~
……だけど、決別まではできなかった。~
まだ手紙が来るのが、その証拠ね~。▼~
私……養父が怖いわけじゃないのよ。~
それよりも、もっと怖いものがあるの。▼~
《選択》
-決断すること?
--「決断すること?」を選択
:[メルセデス]|ふふっ……すごいわ。~
やっぱり先生は何でもお見通しなのね~。▼~
で、相談って言うのはね? 先生に、~
一言、背中を押してもらいたかったの。▼~
手紙の返事を書こうとしたけれど……養父に~
決別を伝える勇気が、出なくって……。▼~
《選択》
-返事しなくていいのでは?
-夢を諦めていいの?
--「返事しなくていいのでは?」を選択
:[メルセデス]|そ、それはまずいわよ~!~
勝手に話を進められたら困っちゃうし……。▼~
だけど……それくらいの気持ちでいないと、~
決別なんてとてもできないわよね~。▼~
--「夢を諦めていいの?」を選択
:[メルセデス]|……そうね。~
人生は、たった一度きりなんだもの。▼~
《共通》
:[メルセデス]|なんだか今なら、~
返事が書けそうな気がしてきたわ~。▼~
……私には心に決めた生き方があるので、~
その縁談はなかったことに、って。▼~
ふふっ、ついでに、心に決めた人も~
いるって書いちゃおうかしら~。▼~
《選択》
-心に決めた人?
-誰のこと?
--「心に決めた人?」「誰のこと?」を選択
:[メルセデス]|あら? もちろん、あなたのことよ~。~
嫌だった~?▼~
《選択》
-!?
-嫌ではないが……
--「!?」「嫌ではないが……」を選択
:[メルセデス]|……ふふっ、な~んちゃって。冗談よ。▼~
……私、勇気を出してみるわ。あなたの~
おかげで、一歩踏み出せそうな気がするの。▼~
***支援S [#q6246efb]
''(女神の塔)''
:[メルセデス]|まあ、先生。急な呼び出しだったのに、~
来てくれて嬉しいわ~。▼~
あなたはフォドラの英雄だもの~。~
今は忙しいでしょう。▼~
《選択》
-忙しい
-そうでもない
--「忙しい」を選択
:[メルセデス]|……そう。なら、ちょっと大変な~
お願いをすることになっちゃうわね~。▼~
--「そうでもない」を選択
:[メルセデス]|まあ、良かった! ちょうど、~
ちょっと時間のかかるお願いがあって~。▼~
《共通》
:[メルセデス]|あのね……聞いてくれるかしら?▼~
《選択》
-聞くだけ聞こう
-メルセデスの頼みなら
--「聞くだけ聞こう」「メルセデスの頼みなら」を選択
:[メルセデス]|ふふ、ありがとう。~
お願いって言うのはね……▼~
《共通》
:[メルセデス]|一緒にフェルディアに行きましょう。~
養父に会いに行くのよ~。▼~
《選択》
-何の用?
-会う必要がある?
--「何の用?」を選択
:[メルセデス]|う~ん、そうねえ……。~
私なりの、けじめをつけに行くのよ。▼~
--「会う必要がある?」を選択
:[メルセデス]|ちゃんとけじめをつけたいのよ~。~
あの人に、直接決別を伝えなきゃ。▼~
《共通》
:[メルセデス]|養父に何て言ってやるかは、~
もうちゃんと決めてあるわ~。▼~
私は私の選んだ道を生きてゆきますから、~
あなたはあなたの人生を送ってください。▼~
私の運命は、あなたでも、他の誰でもない、~
私が決めるものなんですから、って。▼~
ふふっ……~
ず~っとそう言ってやりたかったのよね~。▼~
《選択》
-なぜ自分に同行を……?
--「なぜ自分に同行を……?」を選択
:[メルセデス]|う~ん、そうねえ。~
どこから話せば良いのかしら~……。▼~
前、心に決めた人がいるって言ったわよね?~
前は冗談だって言ったけれど。▼~
……私は、ずっと本気だったわよ~?~
あなたと、結婚したいの。▼~
その……もしかして、嫌だったかしら?▼~
《選択》
-そういうわけではなくて
--「そういうわけではなくて」を選択
''(指輪の絵)''
:[メルセデス]|……あらあらあら、まあ!▼~
《選択》
-結婚しよう
--「結婚しよう」を選択
:[メルセデス]|ええ、ええ! 私、すごく嬉しいわ~。~
生きてきた中で、一番かもしれない。▼~
……ちゃんと伝えられて良かった。~
これからはあなたと一緒に生きていける……▼~
他でもない私が、私の意思で選んだ道を、~
あなたと一緒に歩いていける。▼~
……ふふっ。私、とんだ幸せ者ね。▼~
だけど、先生……人生はたった一度きりよ?~
私と結婚して、後悔しない?▼~
私は、たくさんわがままを言うと思うわ。~
だって、私には夢があるんですもの。▼~
誰かの力になってあげられる人になる……~
その願いは、絶対に諦められないわ。▼~
《選択》
-応援しよう
--「応援しよう」を選択
:[メルセデス]|……ふふっ、そうだったわね。~
先生は、そういう人だったわね~。▼~
そういうあなただからこそ、~
私、あなたのことを好きになったのよ。▼~
それじゃあ、早速、旅支度をしましょうか。~
フェルディアは遠いわよ~。▼~
''(主人公が頷く)''
:[メルセデス]|……あのね、先生。▼~
《選択》
-?
--「?」を選択
''(一枚絵)''
:[メルセデス]|私、おっちょこちょいで、うっかりしてて、~
たくさん迷惑をかけるかもしれないわ~。▼~
それでも、あなたが困った時には、精一杯~
あなたの支えになれるよう頑張るから……▼~
だから……どうか、~
これからもよろしくね、先生。▼~
**アネット [#g4837c2f]
***支援C [#g4d42a21]
:[アネット]|あっ、先生、こんばんはー!~
今、ちょっと時間良いですか?▼~
《選択》~
-もちろん~
-何の用事?~
《共通》~
:[アネット]|これ、セイロス騎士団の人からお借りした~
戦術の教本なんですけど……▼~
ちょっとわからないところがあるんです。~
先生、教えてもらえませんか?
《選択》~
-任せてほしい~
-自信がない~
--「任せてほしい」を選択
:[アネット]|やったー! ありがとうございます!~
えっと、この状況図なんですけど……▼~
--「自信がない」を選択
:[アネット]|うーん……じゃあせめて、一緒に考えて~
くれませんか? この図なんですけど……▼~
《共通》
:[アネット]|この騎兵部隊は、どうして~
あえて不利な森の中に布陣して……▼~
''(暗転)''
:[アネット]|なるほど! おかげですっきりました。~
流石、先生は教え方が上手いんですね!▼~
《選択》~
-役に立てて嬉しい~
-勉強熱心だ~
--「役に立てて嬉しい」を選択
:[アネット]|やっぱり、先生に聞いて正解でした!▼~
--「勉強熱心だ」を選択
:[アネット]|そ、そんなことないですよー!▼~
《共通》~
:[アネット]|えへへ……あたし、勉強というか……~
新しいことを学ぶのが、大好きなんです。▼~
だから、この士官学校に来て、魔法に、~
戦術に、武術に、いろいろ学べて……▼~
今まで生きてきた中で、~
一番に充実してるんです!▼~
あ、実はこの後も、書庫で調べ物をして、~
魔法の練習をしてー、それから剣術の……▼~
《選択》~
-疲れそうだ~
《共通》~
:[アネット]|うーん……そう言われても……。~
じっとしてるほうが、疲れちゃいませんか?▼~
あたし、昔から何もしないでいるのが~
あんまり得意じゃなくって……。▼~
そう、例えば、お休みの日の朝には~
お掃除しないと落ち着かない、みたいな!▼~
《選択》~
-よくわからない~
-気持ちはわかる~
--「よくわからない」を選択
:[アネット]|だって、何もしないで夜になっちゃったら~
折角のお休みが無駄じゃないですか!▼~
--「気持ちはわかる」を選択
:[アネット]|良かったあ、わかってもらえて!~
あんまり、わかってくれる人がいなくて。▼~
《メルセデスが自学級の時》
//↑アネット他学級、メルセデス自学級で出たとのコメントあり
:[アネット]|メーチェなんて、お休みの日は部屋から~
一歩も出たくない~、なんて言うんですよ?▼~
《共通》~
:[アネット]|それでそれで……~
……あっ! 大変!▼~
あたし、今日、料理当番の日だったの~
すっかり忘れてた……!▼~
先生、それじゃ、あたし行きますね!~
いろいろありがとうございましたー!▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[アネット]|きゃーーーーっ!~
何でこんなとこに樽がーー!!▼~
:[ベレス]|………………。▼~
***支援B [#pef0fd70]
:[アネット]|ご、ごめんなさいっ、先生。~
訓練に寝坊しちゃうなんて……。▼~
みんなにも、先生にも迷惑をかけて……。▼~
《第一部》
:[アネット]|課題に取り組む日だったら、こんなことじゃ~
済みませんでしたよね……。▼~
《第二部》
:[アネット]|本当の戦いだったら、こんなことじゃ~
済みませんでしたよね……。▼~
《共通・選択》
-訓練で良かった
-寝不足は良くない
--「訓練で良かった」「寝不足は良くない」を選択
:[アネット]|本当に、ごめんなさい。~
戦術の勉強に熱中しちゃって、つい……。▼~
はあ……実を言うとあたし、~
昔からいつもこんな感じで。▼~
あたし、士官学校に入る前は、~
王都の魔道学院で勉強してたんです。▼~
その頃から、~
試験の前に何日も徹夜するとか、ざらで。▼~
……徹夜してる最中は、~
全然苦痛じゃないのが厄介なんですよね。▼~
先生、確か前に言いましたよね。~
あたし、新しいことを覚えるのが好きって。▼~
最初にそう感じたのは、~
あたしがまだ、4つか5つの頃です。▼~
初めて魔法を使ったあたしを見て、~
父さんがすっごく喜んじゃって……▼~
その時、何でかあたしまで嬉しくって……~
もっと頑張りたいな、って思ったんです。▼~
……最初は、そうだったんです、けど。▼~
《選択》
-けど?
--「けど?」を選択
:[アネット]|あたしが13歳の時、~
父さんは家を出ていっちゃって……。▼~
敬虔な信者だった父さんが出ていくとしたら~
大修道院かもしれない……って思って。▼~
ガルグ=マクの士官学校に入るために、~
まずは王都の魔道学院に行って……▼~
勉強して、勉強して、魔法の練習をして……~
やっと士官学校への推薦をもらって……。▼~
必死で頑張るうちに、休み方が~
よく……わからなくなっちゃって……。▼~
……もしかしてあたし、その頃から~
ちょっと空回ってたのかもしれません。▼~
《選択》
-無理しなくていい
-頑張らなくても優秀だ
--「無理しなくていい」を選択
:[アネット]|……そうですよね。今回みたいに、~
みんなの足を引っ張ったら元も子もないし。
--「頑張らなくても優秀だ」を選択
:[アネット]|そ、そんなことはないですよっ!~
あたしなんか、まだまだで……。▼~
でも、あたしが無理したせいで、みんなの~
足を引っ張ったら本末転倒ですよね。▼~
《共通》
:[アネット]|……よし。先生、あたし決めました。~
あたし、頑張らないように頑張ります!▼~
《選択》
-応援している
-頑張るのか頑張らないのか……
--「応援している」を選択
:[アネット]|はいっ! 先生がそう言ってくれたら、~
あたし、頑張れる気がします。▼~
--「頑張るのか頑張らないのか……」を選択
:[アネット]|あ、あはは……す、すみません。~
無茶は控えます、って言いたかったんです。▼~
《共通》
:[アネット]|先生、あたしが頑張り過ぎてたら、~
止めてくださいね。▼~
***支援A [#p83169b9]
:[アネット]|はあ……。▼~
あ、先生……こんにちは。▼~
《選択》
-元気がない
-何かあった?
--「元気がない」「何かあった?」を選択
:[アネット]|……前に、先生に言いましたよね。~
頑張らないように頑張る、って。▼~
だけど、最近は何だかんだで忙しくって、~
気がつくとつい頑張っちゃってばかりで……▼~
昨日も訓練だ、お仕事だ、って忙しくて、~
流石にもう駄目だーってなって。▼~
だから、今日だけは思い切って~
一日休もうって決めたんです。でも……▼~
……いざ休もうとしてみると、~
何をしていいのかわからなくって。▼~
……先生、助けてくださいっ。~
あたし、何をしたらいいんですか!▼~
《選択》
-何もしない
-昼寝
--「何もしない」を選択
:[アネット]|それが落ち着かないんですよお!~
はあ……向いてないのかなあ。▼~
--「昼寝」を選択
:[アネット]|お昼寝も試してはみたんです。~
でも、眠気がちっともやってこなくって。▼~
《共通》
:[アネット]|先生……あたし、もしかすると~
頑張らないのって、向いてないみたいです。▼~
……! あ、そうだ!▼~
先生なら、頑張らない方法……力を抜いて~
過ごす方法、知ってるんじゃないですか?▼~
あの、もし知っているなら、~
是非、教えを乞いたいんですが!▼~
あたし、もう~
どうしていいのかわからなくって……!▼~
《選択》
-お茶でも飲もう
-お菓子でも食べよう
--「お茶でも飲もう」「お菓子でも食べよう」を選択
:[アネット]|は、はい! やってみます!▼~
''(暗転後、お茶会をする主人公とアネット)''
:[アネット]|先生、このお菓子、甘くて美味しいです!~
温かいお茶によく合いますね。▼~
''(主人公が頷く)''
''(お茶の絵)''
:[アネット]|それにしても、このお茶……。~
先生、お茶を淹れるの上手なんですね!▼~
あたしも、これくらい上手く~
淹れられたらいいんだけど……。▼~
……あっ、そうだ、先生!~
今度、お茶の淹れ方を教えてください!▼~
頑張って覚えて、先生に~
美味しいお茶を飲ませてあげたいんです!▼~
《選択》
-また「頑張る」か
--「また「頑張る」か」を選択
:[アネット]|あ……す、すみません。~
つい、またそういう話に……。▼~
……先生。「頑張らない」って、~
どうしてこんなに難しいんでしょうか。▼~
頑張らないように頑張っても、~
どんどんもやもやしていって……▼~
《選択》
-自然体が一番
--「自然体が一番」を選択
:[アネット]|先生……。▼~
……そうですよね。頑張らないでいるなんて~
あたしらしくないですよね!▼~
先生がそう言ってくれるなら、あたしは~
あたしらしく、毎日頑張っちゃいますから!▼~
《選択》
-その意気だ
--「その意気だ」を選択
:[アネット]|よーし! じゃあ早速、先生の~
お茶の淹れ方を伝授してもらわなきゃっ!▼~
よろしくお願いしますね!~
あと、それから……ありがとうございます。▼~
あたしの悩みなんかに、~
ちゃんと向き合って、付き合ってくれて。▼~
……えへへ。何でか、先生にはどんなことも~
素直に相談できちゃうんですよね。▼~
こうやって先生とお茶を飲んでる時間が、~
ずーっと続けばいいのになあ……。▼~
**イングリット [#d0e01eaa]
***支援C [#k641bd4b]
:[イングリット]|……はあ。~
もう、今節3回目か……。▼~
''(紙を破る音)''
:[イングリット]|よし、これで終わり。~
お父様も、よく飽きないものね……。▼~
……!~
せ、先生、何かご用でしょうか?▼~
《選択》
-何か隠した?
-何をしていた?
--「何か隠した?」「何をしていた?」を選択
:[イングリット]|あ、いえ、その、ちょっと不要品の処分を。~
部屋は清潔に保たねばなりませんから。▼~
先生も、肝に銘じてくださいね。~
部屋の乱れは心の乱れ、と言います。▼~
不要なものを処分することこそが、~
倹約の第一歩なのです。▼~
《選択》
-自分の部屋も掃除してほしい
-倹約家なのか
--「自分の部屋も掃除してほしい」を選択
:[イングリット]|もちろん、構いませんよ。~
先生の頼みとあらば、今すぐにでも。▼~
--「倹約家なのか」を選択
:[イングリット]|……貴族の令嬢らしくない、と笑いますか?▼~
《共通》~
:[イングリット]|……私の実家は貴族と言えど、~
そこまで裕福ではありませんでした。▼~
そのため、倹約を心がけよ、と~
父に言い聞かされて育ったのです。▼~
吝嗇家と言えばそれまでですが。~
まめに掃除をするように言ったのも父で……▼~
《選択》
-良い父親だ
-見習いたい
--「良い父親だ」を選択
:[イングリット]|……はい。~
自慢の父……です。▼~
領地の経営が苦しくとも、私には貧しい~
思いをさせぬように育ててくれました。▼~
--「見習いたい」を選択
:[イングリット]|先生にそう言ってもらえるなら、~
きっと父も喜ぶと思います。▼~
《選択》
-ところで、不要品とは?
--「ところで、不要品とは?」を選択
:[イングリット]|……ええと、そうですね。~
ただの紙切れです。▼~
文字が書いてあるので書き物にも使えず、~
掃除や武具の手入れにも役立ちません。▼~
ならばこの機に処分してしまおうと~
思い立った次第でして。▼~
……ああ、ところで先生。~
私に何かご用でしたか?▼~
《イングリット、シルヴァン、フェリクスが3人とも自学級の...
:[イングリット]|まさか、またシルヴァンやフェリクスが~
問題でも起こしたのでは……!▼~
《共通・選択》
-特に用はない
-イングリットと話したかった
--「特に用はない」「イングリットと話したかった」を選択
:[イングリット]|そ、そうでしたか。~
……では、私はそろそろ戻ります。▼~
掃除の続きがありますので。~
先生、それではまた。▼~
***支援B [#i811816b]
''(紙を破る音)''
《白雲・蒼月の章》
:[イングリット]|お父様もしつこいわね……!~
こんな手紙ばかり送ってきて……▼~
《紅花・銀雪・翠風の章》
:[イングリット]|……この手紙も、~
もう来ないと思うと寂しいものね。▼~
《共通》~
''(ベレスが現れる)''
:[イングリット]|……ああ、先生!~
申し訳ありません、気づきませんでした。▼~
《選択》
-捨てていたのは手紙……?
--「捨てていたのは手紙……?」を選択
:[イングリット]|……あ、ええと。~
これは、その……そうですね。▼~
……父からの、手紙です。▼~
《選択》
-捨てていいの?
-大切なものでは?
--「捨てていいの?」「大切なものでは?」を選択
:[イングリット]|……はい。~
けれど、私には不要ですから。▼~
それに、たいした内容も~
書いてありませんし、ね。▼~
読みたいですか、先生?~
……読みたいと言うのなら、どうぞ。▼~
:[ガラテア伯]|わが娘、イングリット……▼~
元気でやっているだろうか。~
周囲に迷惑などかけてはいないか。▼~
私のほうは順調だ。子爵令息との縁談も、~
そろそろまとまるだろう。▼~
だが、ガルグ=マク大修道院には~
より条件の良い相手が数多く……▼~
……我が家の存続は、~
お前の結婚に懸かっている。▼~
お前は我々の希望なのだ。~
それを決して忘れぬように。▼~
《選択》
-これは……
-……縁談?
--「これは……」「……縁談?」を選択~
《第一部》
:[イングリット]|はい。~
……笑いの種くらいにはなったでしょうか。▼~
《第二部》
:[イングリット]|はい。~
……士官学校時代に届いた手紙ですが。▼~
《共通》
:[イングリット]|以前、先生には少しお話ししましたね。~
私の家は裕福ではなかった、と。▼~
私の実家……ガラテア家は、同盟領の~
ダフネル家から分裂して生まれた家です。▼~
新参ながら王家よりご恩を賜り、~
他の名家に劣らぬ待遇を得ましたが……▼~
領地は貧しく、不作続き。いつしか血も~
薄まり、父にも兄弟にも紋章は現れず……▼~
だからこそ紋章を……家を継ぐ資格を持つ~
私は、父から「希望」と呼ばれていました。▼~
紋章を欲する貴族は多い。大貴族との婚姻で~
援助が得られれば、財政も楽になる……▼~
《選択》
-道具扱いなんて……
-許せない
--「道具扱いなんて……」「許せない」を選択
:[イングリット]|……ありがとうございます、先生。~
その言葉だけで、私は救われます。▼~
《白雲・蒼月の章》
:[イングリット]|……けれど父も、私が憎くてそんなことを~
言っているわけではないのでしょう。▼~
《紅花・銀雪・翠風の章》
:[イングリット]|……けれど父も、私が憎くてそんなことを~
言っていたわけではないのでしょう。▼~
《共通》~
:[イングリット]|それがわかるからこそ、私は……▼~
……すみません、先生。~
今日はこれで、失礼します。▼~
***支援A [#jc274720]
:[イングリット]|……夜分遅く、申し訳ありません。~
どうしても、相談したいことがあって。▼~
《選択》
-もちろん
-仕方ない
--「もちろん」「仕方ない」を選択
:[イングリット]|……ありがとうございます。~
その、私、自分の将来について悩んでいて。▼~
こんな戦争のただ中に、そんなことで~
悩むのも馬鹿らしいかもしれませんが……▼~
《選択》
-馬鹿らしくない
-聞くだけ聞こう
--「馬鹿らしくない」「聞くだけ聞こう」を選択
:[イングリット]|先生にそう言ってもらえると、救われます。~
……他の人には相談しにくかったのです。▼~
みんな心を決めて戦っているのに、~
私だけがうじうじと迷い続けているようで。▼~
……私は、子供の頃から~
ずっと騎士に憧れてきました。▼~
城主としての騎士というよりも、~
貴人に直接お仕えする騎士のほうですね。▼~
ですが、父はガラテア家の存続のため、~
私の結婚を望みました。▼~
《選択》
-従わなければよかった
--「従わなければよかった」を選択
:[イングリット]|……それは、できませんでした。~
父の苦悩をずっと側で見てきましたから。▼~
父は、私なんかよりも、もっと多くの~
苦労を背負い込み続けてきたんです。▼~
私が肉や魚を口にしている時、~
父はいつも味のしない汁を啜っていました。▼~
あんな量ではとても足りないでしょうに、~
不満一つ漏らさなかった……。▼~
そんな父の姿を見ていたら、騎士になりたい~
などと……言えるはずがなかったのです。▼~
《蒼月の章》
:[イングリット]|……戦争が始まって、父は私に、~
祖国のため戦うことを許してくれました。▼~
《蒼月の章以外》
:[イングリット]|結局、今となってはそんな父を~
裏切ることになってしまったのですが……▼~
父と決別した今、~
私の夢を阻むものはありません。▼~
《共通》
:[イングリット]|ですが、この先、騎士になれたとしても、~
私の心の奥には……▼~
ずっと何かがつかえたままになるような、~
そんな気がして。▼~
騎士ではなく貴族に生まれた者として、~
果たせる役目があったのではないか、と……。 ▼~
《選択》
-答えの出ない問いもある
-両立する方法を探しては
-過ぎたことを考えても仕方ない(蒼月の章以外で選択可)
--「答えの出ない問いもある」を選択
:[イングリット]|……そう、ですよね。~
私も、この苦しみを受け入れなくては。▼~
--「両立する方法を探しては」を選択
:[イングリット]|両立……難しいことを言いますね、先生は。~
それでも……模索する価値はありそうです。▼~
--「過ぎたことを考えても仕方ない」を選択
:[イングリット]|……そうですね。振り返ったところで、~
もう過去には戻れないのですから。▼~
《共通》
:[イングリット]|……ふふ、士官学校を出ても、~
やっぱり先生は、先生なのですね。▼~
私たちの悩みを受け止めて、~
こうやって、背中を押してくれる。▼~
本当に……感謝しています、先生。▼~
どうかこれからも私たちの……~
いえ、私の人生の、先生であってください。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#gd646e2f]
- シルヴァンA、コルネリア撃破前後で変わりそうな気がします...
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