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会話集/支援会話/主人公(女性)(アップデート/DLC)
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[[会話集/支援会話]]
*主人公(女性)の支援会話 [#g5b3273e]
#contents
**イエリッツァ [#d90c01ea]
***支援C [#kc31b9d8]
:[イエリッツァ]|………………。▼~
:(主人公が現れる)|
:[イエリッツァ]|どうした……。~
飯を、食わないのか……。▼~
《選択》
-それよりも……
--「それよりも……」を選択
:[イエリッツァ]|菓子を食っていただけだ……。~
何か、言いたいことがあるのか……。▼~
《選択》
-意外だ
-甘いものが好きなのか?
--「意外だ」を選択(共通へ)
--「甘いものが好きなのか?」を選択
:[イエリッツァ]|ああ……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|……私も、人だ。~
食事の好みくらい、ある……。▼~
用があるなら、早く言え……。~
菓子が溶ける……。▼~
《選択》
-特に用はない
-訓練の誘いを
--「特に用はない」を選択
:[イエリッツァ]|それならば、なぜ立ち去らん……。▼~
--「訓練の誘いを」を選択
:[イエリッツァ]|そうか……~
食事が済んだら、な……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|………………。
《選択》
-……本当に死神騎士?
--「……本当に死神騎士?」を選択
:[イエリッツァ]|……そうであって、そうではない。▼~
今の私は、~
イエリッツァ=フォン=フリュム……。▼~
皇帝も、軍の者も……~
私を“死神”と呼ぶが……▼~
あれは、私の中に棲む魔物だ……。~
私であって、私ではない……。▼~
奴にとっては、血と戦いこそが~
食事のようなもの……。▼~
こうして人間らしい~
食事をしている間だけは……▼~
私は、私でいてもいいだろう……。▼~
………………。▼~
《選択》
-………………。
--「………………。」を選択
:[イエリッツァ]|そうじろじろと見られていては、~
食うに食えん……。▼~
他に話すようなことはない……。~
行ってくれ……。▼~
:(主人公がうなずく)|
:[ベレス]|(氷菓子が好きなのか……)▼~
***支援B [#ja53c04a]
:[帝国兵]|……イエリッツァ殿ですか?~
元は士官学校の教師だったんですよね。▼~
確か、アランデル公の推薦で~
剣術師範に就任したと聞いていますが……▼~
:(暗転)|
:[帝国兵]|しかし……死神殿の兜の中身、~
不気味なほどに静かな男だな……。▼~
これはあくまでも噂だが、あの男はかつて~
陛下が直々に見出して臣下に迎えたとか……▼~
フリュム家の後継ぎだそうだが、遠縁からの~
養子だとも聞く。……得体の知れん奴よ。▼~
:(暗転)|
:[イエリッツァ]|……私を探っているそうだな。▼~
《選択》
-探っている
-探っていない
--「探っている」「探っていない」を選択
:[イエリッツァ]|……どちらでも構わん。~
お前は……私の過去を、知りたいのか。▼~
《選択》
-知りたい
-知りたくない
--「知りたい」を選択
:[イエリッツァ]|なぜ、知ろうとする……。▼~
--「知りたくない」を選択
:[イエリッツァ]|ならば、なぜ探る……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|私が敵か、味方か……~
見極めたいのだろう……?▼~
今、言えることは一つ……。~
私を知りたいのならば、死合うことだ……。▼~
私がどんな人間かは……~
この剣が、何よりも雄弁に語るだろう……。▼~
《選択》
-死合うとは……
-殺し合いは嫌だ
--「死合うとは……」を選択
:[イエリッツァ]|ただの手合わせだ……~
殺すような真似はせん……。▼~
--「殺し合いは嫌だ」を選択(共通へ)
《共通》
:[イエリッツァ]|お前は……まだ、斬れん……。~
“死神”も、それは理解しているはずだ。▼~
戦いが終わるまでは、~
決して斬るなと言われている……。▼~
《選択》
-誰に?
-どういうこと?
--「誰に?」を選択
:[イエリッツァ]|皇帝に、だ……。▼~
--「どういうこと?」を選択
:[イエリッツァ]|かつて私は皇帝と取引をし……~
その時、皇帝の命に従うことを約束した……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|私は……幼かった皇帝に見出された。~
当時は、まだ皇女の身だったが……▼~
私の過去を抹消し、没落しかけた家の~
嫡子に据えたのは彼女だ……。▼~
《選択》
-過去?
-エーデルガルトが……
--「過去?」を選択
:[イエリッツァ]|つまらん男と、その親族を殺した罪だ……。▼~
--「エーデルガルトが……」を選択(共通へ)
《共通》
:[イエリッツァ]|“死神”は……殺さねば、生きられん。~
放っておけば、道行く人を殺す……。▼~
皇帝は、奴に狩り場を与えてくれた……。~
ゆえに……こうして、従っている。▼~
まだ……狩り場を失うわけにはいかん。~
お前と戦うわけにも……。▼~
無論、この軛さえなければ……~
奴はすぐにでも、お前に剣を向けよう……。▼~
そして、私も……~
……いや。▼~
死合う気がないのなら、行ってくれ……。▼~
奴のせいか……~
お前を見ていると、妙な気分になる……。▼~
***支援A [#q02d5c7b]
:[イエリッツァ]|……その剣の冴え、その剣の閃き。~
いつ見ても、見事だな……。▼~
その剣ならば……~
この命にも届くか……?▼~
《選択》
-仲間は斬らない
-死にたいのか?
--「仲間は斬らない」を選択
:[イエリッツァ]|甘いな……。~
その甘さ、いずれ死を招くぞ……。▼~
--「死にたいのか?」を選択
:[イエリッツァ]|さあ、な……~
そうなのかもしれん……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|かつて……~
お前と聖廟で見えた時、直感した。▼~
私を殺すのは、お前のほかにはいないと……~
お前の剣ならば、私を斬れると……。▼~
今思えば……お前との出会いは、~
必然だったのかもしれん……。▼~
あの時から……~
ずっと、そう思っていた……。▼~
《選択》
-なぜ自分?
-もっと強い者がいたのでは?
--「なぜ自分?」を選択
:[イエリッツァ]|初めは、私もそう思っていた……~
なぜ、“死神”がお前に執着するのか……▼~
--「もっと強い者がいたのでは?」を選択
:[イエリッツァ]|それは、そうかもしれん……▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|だが、あの時……確かに“死神”は~
天帝の剣を振るうお前に、魅せられた……▼~
そして私も今……お前と共に戦ううち~
その剣に、魅せられている。▼~
お前と死合えんのが……~
本当に、惜しい……。▼~
《選択》
-今ここで斬り合おうか
-戦いが終わるまでは……
--「今ここで斬り合おうか」を選択
:[イエリッツァ]|いや……~
今は、やめておこう。▼~
--「戦いが終わるまでは……」を選択
:[イエリッツァ]|そうだな……くだらん戦いなど、~
早々に決着をつけてしまうのがいい……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|フォドラの統一も……教団の打倒も……~
私にとっては何もかもが些事……。▼~
私に必要なのは、~
お前をおいてほかにない……。▼~
《選択》
-口説かれている気分だ
-楽しみにしている
--「口説かれている気分だ」を選択
:[イエリッツァ]|そうだな……~
ある意味では、そうかもしれん……。▼~
--「楽しみにしている」を選択
:[イエリッツァ]|ああ……。~
剣の腕に、磨きをかけておけ……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|
つまらん相手に、斬られるな……▼~
剣を交わし、私とお前のどちらが死ぬか……~
それを、確かめねばならん……。▼~
今は……その瞬間に~
思いを馳せるだけに留めよう……。▼~
私の剣を、すんでにかわし……~
お前の剣が、私を貫く……▼~
私は崩れ落ち、息絶える……~
あるいは、私の剣がお前を……▼~
《選択》
-……まだ続く?
--「……まだ続く?」を選択
:[イエリッツァ]|……いや……これくらいにしておこう。~
お前を斬りたくて、堪らなくなる……。▼~
逸楽を得るその日を待つ間は……~
お前と肩を並べて戦うのも、悪くない……。▼~
《選択》
-頼りにしている
-よろしく頼む
--「頼りにしている」「よろしく頼む」を選択
:[イエリッツァ]|ふ……そうだな。▼~
お前の運命は、私と共にある。~
地獄の果てまで、逃がしはせん……。▼~
***支援S [#of28b761]
:[イエリッツァ]|……はっ!▼~
:[アガルタ兵]|ぎゃああああっ!▼~
:[イエリッツァ]|つまらん……~
どれだけ斬ろうと、雑魚ばかり……▼~
ベレス……~
片づいたなら、先へ行くぞ……▼~
しかし……戦いが終わったというのに……~
地虫どもを斬る戦いは、終わらぬか……。▼~
……お前を斬るのは、~
まだ先になりそうだ。だが……▼~
《共通》
-決着は必ず
-斬られはしない
--「決着は必ず」を選択
:[イエリッツァ]|ああ……ああ。~
それだけが、私の生きる意味だ。▼~
--「斬られはしない」を選択
:[イエリッツァ]|ああ……その意志をぶつけ合い、命を削る~
戦いこそが、私の生きる糧となる……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|しかし……おかしなものだ……~
殺し合うために、背中を預けて戦うとは……▼~
《選択》
-笑うとは珍しい
-おかしい?
--「笑うとは珍しい」を選択
:[イエリッツァ]|不思議なものだとは思うが……▼~
私は今、どうしようもなく満ち足りている。~
お前という存在を、得られたからか……。▼~
--「おかしい?」を選択
:[イエリッツァ]|いいや……私は、嬉しいのだろう。~
私は今、どうしようもなく満ち足りている。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|お前に惹かれていたのは、私ではなく~
“死神”のはずだったのだが……▼~
共に戦ううち……気づけば、私にとっても~
お前が唯一の存在になっていたのだろう……▼~
地下に潜む鼠共を根絶やしにし、~
すべての因縁に決着がついたならば……▼~
その時は……すべてを忘れて、~
お前と二人、逸楽に耽るとしよう。▼~
《選択》
-楽しみにしている
-それまで死なないで
--「楽しみにしている」「それまで死なないで」を選択
:[イエリッツァ]|……ああ。▼~
本当の名も、本当の生まれも、~
何もかもを捨てた私にとって……▼~
お前との勝負だけが……~
私に生きる意味を与えてくれる……。▼~
お前だけが……私の中の~
“死神”を斬ってくれる……。▼~
……今、私の胸の内にある想いを、~
きっと……愛と呼ぶのだろう。▼~
《選択》
-そうかもしれない
-きっと自分の想いも同じだ
--「そうかもしれない」「きっと自分の想いも同じだ」を選択
:[イエリッツァ]|……ああ。▼~
行くとしよう、ベレス。~
この闇の彼方へ……▼~
地獄の底まで、共に堕ちよう……。▼~
**ユーリス [#ae07ccda]
***支援C [#ke4238c2]
:[ユーリス]|………………。▼~
《選択》
-こんな夜中にどこへ?
--「こんな夜中にどこへ?」を選択
:[ユーリス]|……ああ、あんたか。▼~
いやなに、ちょっと野暮用。~
あんたに迷惑はかけねえよ、見逃してくれ。▼~
《選択》
-仕方ない
-夜間外出は良くない
--「仕方ない」を選択
:[ユーリス]|はは、目が笑ってねえぞ。~
逃がすつもりはねえって顔だ。▼~
--「夜間外出は良くない」を選択
:[ユーリス]|ははっ、あんたも~
教師らしいこと言うじゃねえの。▼~
《共通》
:[ユーリス]|ああ、それとも何だ?~
俺を心配してくれてるとか?▼~
《選択》
-心配はしていない
-心配している
--「心配はしていない」を選択
:[ユーリス]|……まあ、あんたは~
俺の素性を知ってるんだもんな。▼~
夜の街を歩き慣れてることくらい、~
わかってて当然か。▼~
--「心配している」を選択
:[ユーリス]|はは、本当かよ? だとしたらあんたの~
人を見る目ってやつを疑いたくなるね。▼~
……ま、からかっただけだ。~
そんなことはどうだっていい。▼~
《共通》
:[ユーリス]|あんたが俺を引き留めようが、今夜ばかりは~
聞けねえ。外せない予定があってね。▼~
《選択》
-予定?
--「予定?」を選択
:[ユーリス]|話す必要も義理もねえはずだが……~
話すまで解放しねえつもりだな、あんた。▼~
はあ……うん、どう説明したもんか。~
抗争? いや……裏切り者の粛清、か?▼~
《選択》
-抗争?
-粛清?
--「抗争?」「粛清?」を選択
:[ユーリス]|……仕方ねえ、順を追って説明してやる。~
俺の部下に、一派を裏切った奴がいてな。▼~
奴は頭領……つまり、俺の財産やら何やらを~
持ち逃げして、ある盗賊団に寝返ったのさ。▼~
蠍の刺青、って言っても伝わらねえだろうが~
まあ、とにかくでけえ組織だ。▼~
たとえ相手が大組織だろうと、因縁を~
つけられて黙ってるわけにもいかねえだろ?▼~
だから向こうにお邪魔して、頭と話を~
つけてくるのさ。日陰者なりの流儀で、な?▼~
《選択》
-危険だ
-なるほど
--「危険だ」を選択
:[ユーリス]|それがわからねえ俺だと思ってるのか?~
これはまた、安く見られたもんだ。▼~
--「なるほど」を選択(ユーリスの好感度アップ)
:[ユーリス]|流石は元傭兵。~
俺たちのやり方もよく知ってると見た。~
《共通》
:[ユーリス]|ま、俺は望みのない賭けはしない主義でね。~
勝算がなけりゃ、のこのこ出ていかねえさ。▼~
《選択》
-手伝おう
-楽しそうだ
-不安だ
--「手伝おう」を選択
:[ユーリス]|冗談上手いなあ、あんた。~
致命的に面白くねえぞ。▼~
--「楽しそうだ」を選択
:[ユーリス]|楽しかねえよ。~
下手すりゃ死人も出るんだぞ。▼~
--「不安だ」を選択(ユーリスの好感度アップ)
:[ユーリス]|俺だってそうさ。賊の頭領なんかやってて、~
不安じゃなかったことなんて一度もねえよ。▼~
けど不安がって、怯えてるだけじゃ~
物事は何も進んでいかねえのさ。▼~
《共通》
:[ユーリス]|……ってことで、俺は行く。~
街の外で仲間を待たせてるからな。▼~
《選択》
-同行しよう
--「同行しよう」を選択
:[ユーリス]|………………。▼~
……あんた、狙いは何だ? 金か? 俺か?~
それとも、誰でもいいから殺したい、とか?▼~
《選択》
-これも教師の務め
-興味がある
--「これも教師の務め」「興味がある」を選択
:[ユーリス]|……そこまで言うなら構わねえけど。~
いざって時の戦力には数えられそうだしな。▼~
俺は、あんたを信用してる。~
だが信頼していいのかは、まだわからねえ。▼~
部下に何かしたら、その場で喉を捌く。~
礼を欠いて悪いが、そのつもりで頼む。▼~
***支援B [#e697f100]
:[ユーリス]|………………。▼~
''(ベレスが現れる)''
:[ユーリス]|……よう、先生。~
この間は助かった、礼を言っとく。▼~
あんたのおかげで命を拾った奴もいる。~
信頼……とまではいかないが、恩は返すよ。▼~
《選択》
-気にしなくていい
-報酬はいずれ
--「気にしなくていい」を選択
:[ユーリス]|……そういうの、正直気持ち悪いんだよな。~
借りっぱなしってのはどうも落ち着かねえ。▼~
まあ、そのうち勝手に礼はさせてもらうぜ。▼~
--「報酬はいずれ」を選択(ユーリスの好感度アップ)
:[ユーリス]|ははっ、さて、何を要求されるんだか。~
言っとくが、不当な取引は容赦なく断るぜ。▼~
《共通》
《選択》
-何か見ていたようだったが
-こんなところで何を……
--「何か見ていたようだったが」「こんなところで何を……」を...
:[ユーリス]|ああ……この間、盗賊団から取り返した~
品の中に、懐かしいもんを見つけて、つい。▼~
《選択》
-帳面……?
--「帳面……?」を選択
:[ユーリス]|大事にしまってあったんだが、そのせいで~
逆に、価値のある品だと思われたのかも。▼~
これはガキの頃、恩人から貰ったもんでね。~
……こいつを盗まれるとは、俺も落ちたな。▼~
《選択》
-恩人とは?
-子供の頃?
--「恩人とは?」「子供の頃?」を選択
:[ユーリス]|ああ……まあ、あんたになら~
昔話の一つや二つ、してやってもいいか。▼~
幾つの頃だったかは忘れたが、母さんが~
街でよぼよぼの爺さんを拾ってきてさ……▼~
歩くのも覚束ねえって感じだったから、~
しばらくうちで面倒を見てやったのさ。▼~
爺さんは代わりに、と、簡単な読み書きを~
教えてくれた。この帳面もその時のものだ。▼~
……で、まあ、それからしばらくして~
俺が流行病を貰っちまってね。▼~
医者にかかろうにも金がねえ。母さんも~
方々を当たってはくれたが、無駄だった。▼~
そんな時、何をどうやったかは知らねえが~
件の爺さんが俺を助けてくれたのさ。▼~
《選択》
-老人は医者だった?
-その老人は今?
--「老人は医者だった?」を選択
:[ユーリス]|そうだったのかもしれねえし、魔道士や~
学者の類いだったのかもしれねえが……▼~
今は、もうわからねえ。俺を治した後、~
すぐに寿命でくたばっちまったからな。▼~
--「その老人は今?」を選択
:[ユーリス]|とっくに死んだよ。寿命だったんだろ。~
俺が快復して少しした頃だったかな。▼~
《共通》
:[ユーリス]|だがまあ当然、俺の周りには、同じ病の前で~
何もできずに死んだ奴のほうが多かった。▼~
その中で、運良く命を繋いだ俺の~
するべきことは何だろうって考えて……▼~
それは街のみんなを助けてやることだって~
考えたのさ、ガキの頃の俺は。▼~
《選択》
-助ける?
--「助ける?」を選択
:[ユーリス]|ああ。つっても、貧民を残らず大金持ちに~
してやるだとか、そういうことじゃねえ。▼~
今日の飯に困るガキの数だとか、安価な薬で~
治るはずの病で死ぬ貧乏人だとかの数が……▼~
今日より一人でも減ればいい、みたいな。~
……はは、言葉にすると小せえ話だよな。▼~
けど、そんな小せえ願いを叶えるってのが~
俺が……俺たちが抱いてきた野望なのさ。▼~
部下を率いて、貧民窟で縄張り争いなんて~
続けてんのも、すべてはそのためだ。▼~
《選択》
-立派な志だ
-途方もない話だ
-どこまでが真実?
--「立派な志だ」を選択(ユーリスの好感度アップ)
:[ユーリス]|お褒めに与り光栄……けど、相手は~
あくまで賊の頭領だってことを忘れんなよ?▼~
--「途方もない話だ」を選択(共通へ)
--「どこまでが真実?」を選択
:[ユーリス]|さあ? ただ、恩のある相手に嘘をつくのは~
なけなしの良心が咎める、とだけ言っとく。▼~
《共通》
:[ユーリス]|俺はさ、手段さえ選ばなければ~
大抵のことはやれるもんだと思ってる。▼~
たとえばそう、俺が女神様から貰ったのは~
命と、それからこの顔くらいのもんだが……▼~
好き者の貴族たちに取り入って、都合良く~
利用するには十分過ぎるくらいだった。▼~
《選択》
-貴族に取り入る?
-貴族を利用する?
--「貴族に取り入る?」を選択
:[ユーリス]|ああ。まあ、取り入る方法は~
相手によって、適当に変えてはいたがな。▼~
--「貴族を利用する?」を選択
:[ユーリス]|禁制品の密造や密売を見逃してもらうとか、~
まあ、そういう感じにな。▼~
《共通》
:[ユーリス]|帝国ふうの名前を名乗って、さる貴族の家で~
当主の側仕えをやっていたこともあれば……▼~
王国ふうの名前を騙って、貴族の養子として~
士官学校に入学した、なんてこともある。▼~
そうやって地位を築いて、財を作って、~
守れる奴の数を一つずつ増やしてきたんだ。▼~
《選択》
-では今の名前も偽名……?
-つまり今の立場も偽物……?
--「では今の名前も偽名……?」「つまり今の立場も偽物……?」...
:[ユーリス]|ははっ、さあな。あんたはどう思う?~
……なーんてな。▼~
***支援A [#r566017c]
:[ユーリス]|……よし。これで全員か。▼~
《選択》
-邪魔だった?
-何をしていた?
--「邪魔だった?」を選択
:[ユーリス]|いや、ちょうど今、作業が終わったところ。~
何か用があるなら聞くけど。▼~
--「何をしていた?」を選択
:[ユーリス]|ちょっとした作業をな。~
けど、もう終わった。▼~
《選択》
-作業というのは……
--「作業というのは……」を選択
:[ユーリス]|ああ……これか?▼~
習慣でね。部下や仲間が死んだときには、~
そいつの名前を書き残すようにしてるのさ。▼~
前の戦いで、たくさん死んだからな。昔から~
ついてきてくれた奴も、そうでない奴も。▼~
《選択》
-なぜ名前を?
-以前の帳面の中身は……
--「なぜ名前を?」を選択(共通へ)
--「以前の帳面の中身は……」を選択
:[ユーリス]|ああ、あれも同じさ。最初は爺さんに習った~
字をつらつら書いてただけだったんだが……▼~
《共通》
:[ユーリス]|いつからか仲間の名を記すようになってた。~
俺が守ってやれなかった奴らの名前をな。▼~
死んじまった奴には何もしてやれねえ。~
死んだ後のことなんて何もわからねえ。▼~
あくまでこれは、俺の自己満足なんだ。~
誰かのためにやってるとかじゃねえ。▼~
それでも、あいつらの名前を……あいつらが~
生きた証を、残しておいてやりたい。▼~
たとえ一瞬でも、同じ夢を見てくれた奴を~
頭の俺が忘れちまうわけにはいかないだろ。▼~
《選択》
-仲間想いだ
-理解はできる
--「仲間想いだ」を選択(ユーリスの好感度アップ)
:[ユーリス]|……はっ。変な奴だな、あんた。俺みたいな~
悪党に、仲間想いも何もあるかっての。▼~
--「理解はできる」を選択
:[ユーリス]|ははっ、そうかよ、そりゃどうも。▼~
《共通》
:[ユーリス]|まあ、あんたが何を思おうが勝手だが、~
この帳面はそういうものなんだよ。▼~
もしあんたが死んだ時には、~
俺があんたの名前を残しておいてやるさ。▼~
《選択》
-自分の名前も?
-部下ではないのに……
--「自分の名前も?」を選択
:[ユーリス]|ああ、そうさ。確かにあんたの命まで~
背負ってやったつもりはねえが……▼~
--「部下ではないのに……」を選択
:[ユーリス]|確かに、部下でもねえあんたの命まで~
背負ってやったわけじゃあねえが……▼~
《共通》
:[ユーリス]|何て言えばいいんだろうな。~
今は……あんたを信頼してる、というか。▼~
あんたと一緒に進んでいけば、俺の求めた~
未来が手に入ると……今は、そう思ってる。▼~
だから、半端な場所で死んじまうなんてのは~
勘弁してくれよ、先生?▼~
《選択》
-心配無用
-そちらこそ
--「心配無用」を選択
:[ユーリス]|ははっ、頼もしいこった。▼~
--「そちらこそ」を選択
:[ユーリス]|俺はちょっとやそっとじゃ死なねえよ。~
そういう星の下に生まれついてるからな。▼~
《共通》
:[ユーリス]|……ん、何だ、先生。~
何か言いたそうな顔してるけど。▼~
《選択》
-当の本人は偽名?
--「当の本人は偽名?」を選択
:[ユーリス]|俺の……名前? ああ……~
前にそんな話もしたっけ。▼~
そりゃまあ、今の名前も偽物だよな。▼~
ローベ家の養子として、~
士官学校へ入るために使った名前だよ。▼~
しかし本当の名前なんて、母親以外には~
もう長いこと呼ばれた記憶がねえなあ。▼~
……うん。けど、あんたにならいつか、~
教えてやらねえこともねえ。▼~
あんたが、~
俺と同じ夢を見てくれるんだったら、な。▼~
***支援S [#p72dc7fc]
''(女神の塔)''
:[ユーリス]|……わざわざ呼び出しに応じたってことは、~
今から俺が何を言うか、想像ついてるよな。▼~
《選択》
-ついてない
-さて……
--「ついてない」を選択
:[ユーリス]|本当かよ……あんたの場合、本気で鈍いのか~
どうなのかわからねえから腹が立つな。▼~
--「さて……」を選択
:[ユーリス]|しらばっくれるなよ……あんたって~
昔からそういうところ、あるよなあ……。▼~
《共通》
:[ユーリス]|……いや、いいか。そんなことは。▼~
《紅花の章》
:[ユーリス]|今のあんたは女帝の寵愛を受けた臣下。~
もっと偉そうにしてたって良い立場。▼~
《蒼月の章》
:[ユーリス]|今のあんたはセイロス聖教会の大司教。~
つまり雲の上より高いところの人。▼~
《翠風の章・銀雪の章》
:[ユーリス]|今のあんたはフォドラの王様。~
つまり世界で一番偉い奴。▼~
《共通》
:[ユーリス]|そんな相手と比べたら、~
俺は、何も持ってないも同然だ。▼~
野望と、部下と、ちょっとの金と、~
それからこの顔くらいかな。▼~
……聞かせてくれ、先生。あんたには、~
そんな男を、己の懐に入れる覚悟はあるか?▼~
《選択》
-もちろん
-聞くだけ野暮だ
--「もちろん」「聞くだけ野暮だ」を選択
:[ユーリス]|……ははっ、まあ、そうか。~
あんたはそういう奴だったよな。▼~
ほら、じゃあこいつを受け取れ。~
口実としてはまあ、いつかの礼ってことで。▼~
:(ユーリスが指輪を出す)|
《選択》
-いつの礼……?
-これは……
--「いつの礼……?」を選択
:[ユーリス]|覚えてねえか?~
まあ、もう5年も前の話だもんな。▼~
--「これは……」を選択(共通へ)
《共通》
:[ユーリス]|あんたを、俺たちの縄張り争いに~
巻き込んじまった時の礼だよ。▼~
《選択》
-礼は要らない
-忘れていた……
--「礼は要らない」を選択
:[ユーリス]|受けた恩はきっちり返す。~
それが俺の信条だ。▼~
だが、どうしても要らねえって言うなら、~
こっちにも考えがある。▼~
--「忘れていた……」を選択
:[ユーリス]|はは、あんたらしいな……じゃあもう、~
礼って名目じゃなくてもいいや。▼~
《共通》
:[ユーリス]|取引だ。~
この指輪を対価に、あんたが欲しい。▼~
《選択》
-それはつまり……
-取引……?
--「それはつまり……」を選択
:[ユーリス]|……馬鹿かあんたは。~
それを言わせるんじゃねえ。▼~
言われたことは何度もあるが、いざ自分で~
言うとなると結構恥ずかしいんだよ。▼~
--「取引……?」を選択
:[ユーリス]|いくら鈍いあんたでも、~
流石にわかるだろ、こいつの意味くらい。▼~
《共通》
《選択》
-なぜ今?
-なぜ自分?
--「なぜ今?」「なぜ自分?」を選択
:[ユーリス]|……俺はさ、手の届くところにいる奴を、~
一人でも救えればそれで十分だと思ってた。▼~
けど今は、貧しさとかくだらねえ理由で~
命を落とす奴のいなくなった未来を……▼~
見届けたくなったんだ。そんな大層な~
夢が叶うとは思ってもみなかったくせにさ。▼~
……あんたは不思議な人だよ。俺を、~
夢の先に連れて行ってくれる気がする。▼~
だが、贅沢を言おうってわけじゃない。~
流石の俺様も、人間だ。死ぬ時は死ぬ。▼~
そうなれば、誰かが組織の頭を継ぐはずだ。~
そのための準備も調えてある。▼~
そいつらがしぶとく生き続けている限り、~
俺の夢も、終わることはないはずさ。▼~
俺の名は消えて、組織と、夢だけが残る。~
それでいいはずだったんだ、最初は……。▼~
けど……いつか俺が死んだ時、~
俺の名前を記してくれる人がいてほしい。▼~
そしてそれは他でもない、あんたがいい。~
そう思っちまったんだよ。▼~
……な、何だよ。~
何か妙なことでも言ったかよ。▼~
《選択》
-気が早すぎる
-今から死んだ後の話?
--「気が早すぎる」「今から死んだ後の話?」を選択
:[ユーリス]|だからそれはもしもの時の話で……~
……はあ、まあ、いいや。▼~
確かに、あんたが欲しいと言ったその口で~
死んだ後の話をするなんて、失礼だったな。▼~
……で?~
受け取ってくれるんだろ?▼~
《選択》
-その前に……
--「その前に……」を選択
:[ユーリス]|ああ? まだ文句あんのかよ。▼~
《選択》
-本当の名前は?
--「本当の名前は?」を選択
:[ユーリス]|ああ……そっか。~
まだ教えてやってなかったな、俺の名前。▼~
悪い、勿体つけてたわけじゃないんだが、~
立場上むやみに吹聴できなかったっつーか。▼~
覚えててくれ、ベレス。~
俺の、本当の名前は――▼~
**バルタザール [#w8e1a76b]
***支援C [#j180cf37]
:[バルタザール]|おっと、ちょうどいい。~
少し頼みがあってねえ。▼~
《選択》
-何?
-嫌な予感が……
--「何?」
:[バルタザール]|たいした話じゃねえ。~
ちっとばかし、金を貸してくれねえか?▼~
--「嫌な予感が……」を選択
:[バルタザール]|良い勘してるじゃねえか。~
悪いが、少し金を無心してくれねえか?▼~
《共通》
《選択》
-今節もカツカツだ
-断る
--「今節もカツカツだ」(バルタザールの好感度アップ)/「...
:[バルタザール]|そうかい。~
ま、しゃあねえな。▼~
取り立てにガルグ=マクまでご足労かけた~
あのおっさんが、手ぶらで帰るだけだ。▼~
おれとしても何とかしてやりてえが、~
先立つもんがなけりゃ、どうしようもねえ。▼~
《選択》
-働こう
--「働こう」を選択
:[バルタザール]|いやあ、実は教団にも借金があってね。~
働くそばから吸い上げられてくんだよ。▼~
もうフォドラから出ちまうくらいしか、~
おれが自由になる方法はないんかねえ……。▼~
《選択》
-去ったら寂しい
-気をつけて
--「去ったら寂しい」を選択
:[バルタザール]|おっと……言わせたみたいで悪いな。~
ただの軽口だ、わかってんだろ?▼~
--「気をつけて」を選択
:[バルタザール]|冷てえこと言ってくれんなよ。~
ただの軽口だ、わかってんだろ?▼~
《共通》
:[バルタザール]|てめえの居場所は、てめえで決める。~
懐事情なんかに左右されてたまるかい。▼~
だいたい、金が欲しかったら、~
男爵家の当主の地位を投げ出してねえって。▼~
《選択》
-当主だったとは
-貴族に見えない
--「当主だったとは」を選択
:[バルタザール]|ま、小さい家さ。~
レスターの東のほうにある。▼~
--「貴族に見えない」を選択
:[バルタザール]|よく言われるが……これでもレスターの~
東のほう、小さい家の当主だったのさ。▼~
《共通》
:[バルタザール]|辞めたと言えば聞こえはいいが、~
当主の資質なしってんで……▼~
半分くらいは、優秀な弟に~
追い出されたようなもんだ。▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[バルタザール]|なに、気にしちゃいねえよ。~
実際おれは当主には向いてねえんだ。▼~
家を継ぐ際もいろいろとあったしなあ。~
今の生き方が性に合ってるよ。▼~
……お前はどうなんだ?▼~
《選択》
-どう、とは?
--「どう、とは?」を選択
:[バルタザール]|ガルグ=マクに来たのも、~
偶然に偶然が重なったせいなんだろ?▼~
親父さんは名うての傭兵団の長だった。~
ゆくゆくはそれを受け継ぐ……▼~
なんて生き方も、~
お前にはあったんじゃねえか?▼~
《選択》
-わからない
-あったと思う
-考えたことがない
--「わからない」「考えたことがない」を選択
:[バルタザール]|だったら、考えてみちゃどうだい。~
それが生きるってことだろ。▼~
--「あったと思う」を選択
:[バルタザール]|なら、改めて選んでみちゃどうだい。~
それが生きるってことだろ。▼~
《共通》
:[バルタザール]|さて、おれは行くぜ。~
どっかに金でも転がってないかねえ。▼~
***支援B [#df286820]
:[バルタザール]|しつこいねえ……!~
お寝んねしてな!!▼~
よっと……こんなもんか。▼~
お前らみてえな連中が、~
ガルグ=マクに入り込んだら困るんでな。▼~
……うおおおっと!? ……お前か。~
音もなく近寄らんでくれ。▼~
いや、それより何でお前がここに?~
まさかおれの後を追ってきたのか?▼~
《選択》
-そのとおりだ
-秘密だ
--「そのとおりだ」「秘密だ」を選択
:[バルタザール]|その剣……お前にも世話をかけたか。~
あれは、おれへの追っ手だ。▼~
当主に返り咲く気なんざ、~
欠片もねえってのに……▼~
しつこく送り込んできやがる。~
おれの継母はよ。▼~
《選択》
-継母?
--「継母?」を選択
:[バルタザール]|ああ、前に言ったろ?~
アダルブレヒト家はおれの弟が継いでる。▼~
弟とは異母兄弟でね。弟の母親は……~
息子のためなら何だってやるような女だ。▼~
だが、弟は紋章を持ってねえからな。~
希少な紋章持ちのおれが家に戻れば……▼~
強引に当主に返り咲くこともできる。~
あの女は、そんな妄想に憑かれてんのさ。▼~
《選択》
-何か手を打とう
-分かり合えない?
--「何か手を打とう」を選択
:[バルタザール]|いや、このままがいいんだよ。~
継母がおれだけを目の敵にしてるほうがな。▼~
--「分かり合えない?」を選択
:[バルタザール]|できるならやってるさ。~
少なくとも、おれはこれ以上譲る気はねえ。▼~
それに、このままがいいんだよ。~
継母がおれだけを目の敵にしてるほうがな。▼~
《共通》
:[バルタザール]|おれがいなくなったら、次に狙われるのは~
親父かもしれねえ。家を出た母かもしれん。▼~
あるいは、弟自身が執心の対象に~
なっちまうことも……それは困る。▼~
《選択》
-なるほど……
--「なるほど……」を選択
:[バルタザール]|ま、そんなわけだからな。~
おれとは距離を保って付き合ってくれ。▼~
飛んできた凶刃がお前に当たるような~
ことがありゃ、皆に申し訳が立たねえだろ。▼~
《選択》
-自分の身もバルタザールも一緒に守る
--「自分の身もバルタザールも一緒に守る」を選択
:[バルタザール]|……こいつは大きく出たな。~
おれのことも守ってくれる、か。▼~
“レスターの格闘王”を捕まえて、~
そんな言葉を吐く奴がいるとはねえ。▼~
それじゃ、本当に守ってくれんのか、~
お前のそばで好きに過ごさせてもらうぜ。
***支援A [#q7863b9d]
''(バルタザールが男と話している)''
:[バルタザール]|……そうか。~
戦争が終わる前に何としてもってわけだ。▼~
おれのほうは大丈夫だ。お前は母と、~
クパーラを念のため見ていてくれ。▼~
''(男が立ち去る)''
:[バルタザール]|………………。▼~
''(ベレスが現れる)''
:[バルタザール]|……お前、またつけてきたのか。~
おれを守るって言葉、本気だったんだなあ。▼~
《選択》
-今の男は?
-クパーラとは?
--「今の男は?」を選択
:[バルタザール]|おれの使っている密偵だ。万が一を考えて~
継母を監視させているのさ。▼~
おれの母と、母の生まれ育ったクパーラを~
守るためにな。▼~
--「クパーラとは?」を選択
:[バルタザール]|おれの母が生まれ育った場所だ。~
密偵を使って、監視させているのさ。▼~
万が一にも、継母がおれの母に~
手を出さないようにな。▼~
《共通》~
《選択》
-まだ継母が……?
--「まだ継母が……?」を選択
:[バルタザール]|ああ、妄想にも磨きがかかってきたようだ。~
おれがお前らと共に戦ってるせいもある。▼~
戦争で名を上げて、アダルブレヒト家に~
戻ろうと画策しているんだとさ、おれは。▼~
まあ、母に手を出す利点は皆無なはずだが、~
何をしでかすかわからんから、念のためだ。▼~
《選択》
-お母さんは何を?
--「お母さんは何を?」を選択
:[バルタザール]|そういやあ話したことはなかったか。~
親父と別れて故郷に戻っているのさ。▼~
その故郷ってやつが、ちと特殊な~
場所ではあるんだが……。▼~
お前はレスターの“山の民”について、~
聞いたことはあるか? ……なさそうだな。▼~
パルミラとの国境、険しい山奥に棲む小さな~
勢力……それが“山の民”クパーラさ。▼~
《選択》
-そんな人々が……
--「そんな人々が……」を選択
:[バルタザール]|ああ、レスターの諸侯との交流がまったく~
ないってわけじゃあないんだが……▼~
とにかく閉鎖的な連中でな。最低限の~
交易以上に外と関わろうとしねえんだ。▼~
諸侯からしても、わざわざ奪い取る価値の~
ない土地だ。それでいいんだろ。▼~
おれの母は、そんなクパーラの奴らの~
中じゃ、例外中の例外ってわけだ。▼~
山の外に出て、おれの親父に助けられ、~
愛を育んじまうくらいだからな。▼~
《選択》
-運命的だ
-周囲に受け入れられた?
--「運命的だ」を選択
:[バルタザール]|だとしたら女神様ってやつは、~
なかなか意地悪な運命をくれたもんだ。▼~
--「周囲に受け入れられた?」を選択
:[バルタザール]|そこだよなあ……。親父は貴族だ。~
受け入れられるはずがなかったさ。▼~
《共通》
:[バルタザール]|おれを産んだはいいものの、~
アダルブレヒト家に母の居場所はねえ。▼~
親父は他に貴族の娘を娶らされ、~
家を継がせるべき子を作る羽目になった。▼~
そんなところにずっといたくねえだろ?~
母はクパーラに戻ったってわけさ。▼~
《選択》
-そんなことが……
--「そんなことが……」を選択
:[バルタザール]|潮目が変わったのは、おれがガルグ=マクの~
士官学校に入学してからだった。▼~
入学時の調査で、おれがシュヴァリエの~
大紋章を持つと判明したせいで……▼~
親父は周囲の反対を押し切って、~
卒業と同時におれを当主の座に就かせた。▼~
だが、おれの紋章は特別だったらしく、~
公表を控えるように教団から釘を刺された。▼~
親父はそれを周囲に言えず、おれは当主を~
辞退するほかなくなっちまったのさ。▼~
《選択》
-教団の命令?
-なぜ言えなかった?
--「教団の命令?」「なぜ言えなかった?」を選択
:[バルタザール]|おれの予想じゃ、この紋章は~
“山の民”が受け継いできたものだ。▼~
それが明らかになった時に、クパーラで~
何が起こるか、お前にもわかるだろ。▼~
《選択》
-紋章を継ぐ者の奪い合いが……?
--「紋章を継ぐ者の奪い合いが……?」を選択
:[バルタザール]|ああ。教団は、この紋章のせいでフォドラの~
秩序が乱れるのを避けたかったんだろうさ。▼~
とはいえ……おれは、てめえが犠牲に~
なったなんて思っちゃいねえし……▼~
今の生き方を気に入ってる。家の事情が~
なくても、同じように生きるだろう。▼~
だがよ……母やクパーラの連中がフォドラの~
秩序のために犠牲にされるのは避けてえさ。▼~
やっぱ戦争で名を上げて、守ってやれる~
くらいの権力をおれが握るしかねえか……?▼~
***支援S [#y023f2fc]
''(女神の塔)''
:[バルタザール]|おい、ベレス!▼~
《選択》
-どうした?
--「どうした?」を選択
:[バルタザール]|やってくれるじゃねえか。~
おれに一言もなしとはなあ。▼~
《翠風の章》
:[バルタザール]|お前がクロードと話をつけたんだろ?~
“山の民”の保護を。▼~
フォドラとパルミラが国交を結ぶんなら、~
あの土地の価値は急激に高まるからな。▼~
《紅花の章》
:[バルタザール]|お前が皇帝陛下に進言したんだろ?~
“山の民”の保護を。▼~
パルミラとの国境一帯を丸ごと、~
自治領として帝国に組み込むみてえだな。▼
《蒼月の章》
:[バルタザール]|お前が国王陛下に進言したんだろ?~
“山の民”の保護を。▼~
《銀雪の章》
:[バルタザール]|お前が教団に命じたんだろ?~
“山の民”の保護を。▼~
東方教会を立て直して、パルミラとの~
国境一帯を教会領にしちまうみてえだな。▼~
《選択》
-聞いたのか
-勝手に進めてすまない
--「聞いたのか」を選択
:[バルタザール]|ああ、聞いたよ。▼~
あれは、おれがやるべきことだった。▼~
--「勝手に進めてすまない」を選択
:[バルタザール]|まったくだぜ。~
あれは、おれがやるべきことだった。▼~
《共通》
:[バルタザール]|戦争が片づいた今こそ、おれが……って~
まあ、勝手に意気込んでただけなんだがよ。▼~
呆気にとられたっつうか、~
拍子抜けしたっつうか……。▼~
……まあ、なんだ。~
ありがとう。礼を言わせてくれ。▼~
まだまだ課題は多いが……~
それでも大きな一歩を踏み出せた。▼~
《選択》
-どういたしまして
--「どういたしまして」を選択
:[バルタザール]|……あともう一言、言わせてくれ。▼~
《選択》
-何?
--「何?」を選択
:[バルタザール]|……締まらねえな。~
本当はまだ言うつもりはなかった。▼~
クパーラの問題を片づけて、~
それからのはずだったんだ。▼~
けど、お前に先を越されちまったんじゃ~
しょうがねえ。おれも腹をくくる。▼~
:(バルタザールが指輪を出す)|
:[ベレス]|………………?▼~
:[バルタザール]|おれの妻になってくれ。▼~
:(ベレスが目を見開く)|
:[バルタザール]|お前の立場が軽くねえことはわかる。~
おれが相手じゃあ、釣り合わねえだろう。▼~
だから、勝手気ままなおれじゃねえ、~
お前を支えられる男に、おれはなる。▼~
性に合った生き方なんざ、クソ食らえだ。~
お前のそばにいたい。▼~
今じゃ駄目だってんなら、一年くらい~
鍛え直してくる。だから……▼~
《選択》
-今がいい
-なら一年くらい……
--「今がいい」を選択
:[バルタザール]|そうか! 言質は取ったぜ?~
なら、さっさと結婚しちまうとしよう。▼~
《選択》
-わかった
--「わかった」を選択(共通へ)
--「なら一年くらい……」を選択
:[バルタザール]|待て待て待て待て!~
ちーっと待てや。待ってくれ。▼~
今のは言葉の綾というか何というか……~
一年後でいいなら、今でもいいじゃねえか!▼~
《選択》
-まあ今でもいい
--「まあ今でもいい」を選択
:[バルタザール]|ふいー……助かった。~
言い方は引っかかるが、言質は取ったぜ?▼~
おれは今がいい。~
さっさと結婚しちまおう。▼~
《選択》
-わかった
--「わかった」を選択(共通へ)
《共通》
:[バルタザール]|それじゃ、盛大に宴といこうか。~
いろいろ忙しくなりそうだな。▼~
金の稼ぎ方も今までと同じってわけには~
いかねえし、おれたちの家も必要だ。▼~
《蒼月・銀雪の章》
:[バルタザール]|……まさか、おれも一緒に~
大聖堂に住むなんて言わねえよな?▼~
:[ベレス]|………………。▼~
《共通》
:[バルタザール]|……ま、細けえ話はまだいいか!~
とりあえずは、この喜びを噛みしめようぜ。▼~
……昔、お前がおれを守るって~
言ったことがあったよなあ。▼~
実はあん時、おれはお前なんかに~
守られてたまるかよ、と思っていたのさ。▼~
逆にお前のことを守ってやって、~
おれの強さを示してやろうってな。▼~
《選択》
-守ってくれた
--「守ってくれた」を選択
:[バルタザール]|はっはっは!~
おれもお前に守られることはあったがな。▼~
けど、守り守られ、力を合わせて~
生きていくのが夫婦ってもんだろ?▼~
おれたちがこうなるのも当然の定め……~
っつたら言い過ぎかね。▼~
まあいい。これからも、片時も離れず~
守り守られていこうじゃねえか!▼~
**コンスタンツェ [#w62b7dd1]
***支援C [#e06b771a]
:[コンスタンツェ]|おや、貴方。何ですの?~
私は貴方に用などありませんけれど。▼~
《選択》
-見ていただけ
-こちらもない
--「見ていただけ」を選択
:[コンスタンツェ]|だけと言うには、見過ぎではなくて?~
随分とじっくりでしたわよ。▼~
--「こちらもない」を選択
:[コンスタンツェ]|それにしては随分と、じっくり~
見ていましたわね……。▼~
《共通》
:[コンスタンツェ]|はっ……私に見とれていたのですね?~
おーっほっほっほっほっほ!▼~
これほどの美貌を持つ私ですもの、~
仕方のないことですわ。▼~
《選択》
-違う……
--「違う……」を選択
:[コンスタンツェ]|それはそれとして、貴方、~
このところ調子に乗っているのではなくて?▼~
まるで私の師であるかのように振る舞い、~
指導してこられますけれど……▼~
傭兵の身で私を教え導こうなど、~
片腹痛いですわ! おーっほっほっほ!▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[コンスタンツェ]|何ですの、その目は。~
私も同じ平民だとでも仰りたいのかしら?▼~
……そうですわね。~
今は、確かにそうですわ。▼~
ですが、雌伏の時を経て、~
やがて雄飛する飛竜がごとく!▼~
私は貴族の地位を取り戻すのです!~
ヌーヴェル家を、再興するのですわ!!▼~
《選択》
-頑張って
-期待しないでいる
--「頑張って」を選択
:[コンスタンツェ]|貴方に言われるまでもありませんのよ。~
私は必ずやるのですから。▼~
--「期待しないでいる」を選択
:[コンスタンツェ]|まあ、その言い方。~
後で悔やんでも知りませんわよ!▼~
《共通》
:[コンスタンツェ]|私が貴族に戻った暁には、~
貴方を薄給でこき使ってあげますわ!!▼~
《選択》
-必要ない
-面白そう
--「必要ない」を選択
:[コンスタンツェ]|必要ない!? 私の従僕となる栄誉を、~
そんな軽々と撥ね退けるというの!?▼~
--「面白そう」を選択
:[コンスタンツェ]|面白そう!? 私の従僕となる栄誉を、~
言うに事欠いて面白そうと!?▼~
《共通》
:[コンスタンツェ]|……ふっ。貴方が何を考え何を仰っても~
所詮、すべては取るに足らない些事。▼~
私には、どうでもいいことでしたわ。~
おーっほっほっほ!▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[コンスタンツェ]|何ですの、貴方。~
先程から、視線が物言いたげですわよ。▼~
そんなに私に指図したいのでしたら、~
まずは教師としての力をお示しになって。▼~
資質のみならず、知識、技術、気概……~
そして人の上に立つ器をお見せなさい。▼~
……そうです!!~
今、私に雷がごとき閃きが走りましたわ!▼~
貴方、私の研究を手伝いなさいな。▼~
そうすれば、私の素晴らしさを~
貴方が理解できる良い機会になりますし……▼~
同時に貴方の器のほどを、~
私が見極められる時間も持てますわ。▼~
ふふふ、流石は私ですわ。貴方もこれには~
同意せざるを得ないのではなくて?▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[コンスタンツェ]|おーっほっほっほっほっほっほ!▼~
***支援B [#h5fd3acd]
:[コンスタンツェ]|ふんふん、これは良い薬草ですわ。~
後は……魔法水晶が足りませんわね。▼~
武器の錬成にも使うから、数がない……?~
そういうことなら仕方ありませんわ。▼~
《選択》
-これで揃った?
-まだ何か頼みがある?
--「これで揃った?」を選択
:[コンスタンツェ]|ええ、揃いましたわ。~
次は魔法の実験台になってくださいます?▼~
--「まだ何か頼みがある?」を選択
:[コンスタンツェ]|ええ、素材が揃いましたので、~
次は魔法の実験台になってくださいます?▼~
《共通》
《選択》
-実験台……?
--「実験台……?」を選択
:[コンスタンツェ]|これも研究の手伝いの一環ですわ。~
すなわち、貴方の役目ですのよ。▼~
さあ、そこに横になって……▼~
《選択》
-もう遅いので、明日に
--「もう遅いので、明日に」を選択
:[コンスタンツェ]|……確かに、夜も更けてきましたわね。~
少々熱が入り過ぎてしまったようですわ。▼~
今日はここまでに致しましょう。~
明日もよろしくお願いしますわね。▼~
《選択》
-仕方がない……
-実験台は嫌だ……
--「仕方がない……」「実験台は嫌だ……」を選択
:[コンスタンツェ]|明日こそ、成功させてみせますわ。~
休む暇などありませんとも。▼~
この魔法が現実となれば、~
私の名はフォドラ中に轟き……▼~
《選択》
-なぜそこまで熱心に……?
--「なぜそこまで熱心に……?」を選択
:[コンスタンツェ]|なぜと言われましても、取り潰しとなった~
我が家を再興するためですけれど……▼~
諦めない理由を問うていますの?~
むしろなぜ、諦められるとお思いですの!?▼~
先祖より大切なものを脈々と~
受け継いできた誇り高きヌーヴェル家!▼~
それが私の代で絶えるなど、~
あってはならないことなのですわ……!▼~
《選択》
-なぜ取り潰しに?
--「なぜ取り潰しに?」を選択
:[コンスタンツェ]|そうですわね。~
貴方も私の研究を手伝う身なのですから……▼~
少しくらいは知っておいたほうが~
良いかもしれませんわ!▼~
ヌーヴェル家はアドラステア帝国が成立して~
間もない頃に爵位を得た由緒ある家ですの。▼~
代々の当主は皆、魔道への造詣深く、~
皇帝に重用された時代も長かった……。▼~
けれど、七貴族の変で皇帝に与したのを機に~
権力の中枢から外れてしまったのですわ。▼~
そして、帝国に上陸したダグザ・ブリギット~
連合軍を防ぐための捨て石にされ……▼~
我が父母や兄を含む一族の大半は戦死。~
ヌーヴェルの街は廃墟と化したのです。▼~
六大貴族はヌーヴェル家の取り潰しを決め、~
今やかつての領地にその名を残すのみ。▼~
私には、受け継ぐ爵位も、家も、民も、~
土地も……何もありませんのよ!!▼~
《選択》
-なるほど……
--「なるほど……」を選択
《白雲・紅花の章》
:[コンスタンツェ]|ですから、エーデルガルト様に私が偉業を~
成し遂げたと認めていただき……▼~
《銀雪・蒼月・翠風の章》
:[コンスタンツェ]|ですから、戦争が終わり次第、次の為政者に~
私が偉業を成し遂げたと認めさせ……▼~
《共通》
:[コンスタンツェ]|ヌーヴェル家の再興を果たすのです。~
この研究は、そのためなのですわ。▼~
《選択》
-わかった
--「わかった」を選択
:[コンスタンツェ]|これで貴方も、私に協力することの意義、~
そして栄誉を理解できたことでしょう。▼~
それでは、おやすみなさい。~
明日も頼みましたわよ?▼~
***支援A [#vedce745]
:[コンスタンツェ]|ゲホゲホっ……ゴホっ……!!~
し、失敗ですわ!▼~
なぜですの!? 私の理論のどこに~
間違いがあったというんですの!!▼~
あの素材は、一回限りのもの……。~
次はいつ手に入るかわかりませんのに!▼~
《選択》
-残念だ……
--「残念だ……」を選択
:[コンスタンツェ]|貴方が申し訳なさそうな顔をすることは~
ありませんわ。▼~
貴方は私の指示に従っただけですもの。~
失敗の責は、すべて私にありますのよ。▼~
しかし……偉業は遠のきましたわね。~
ヌーヴェル家の未来に暗い影が……▼~
《選択》
-落ち込むのはらしくない
-諦めず頑張ろう
--「落ち込むのはらしくない」「諦めず頑張ろう」を選択
:[コンスタンツェ]|………………。▼~
……そうですわね!~
この程度でへこたれてはいられませんもの!▼~
私としたことが、焦っておりましたわ。~
もう5年以上、と……されど、たかが5年。▼~
ヌーヴェル家が重ねてきた歴史に比べれば、~
大河の中の一筋のようなものですわ!
《選択》
-その意気だ
--「その意気だ」を選択
:[コンスタンツェ]|貴方に励まされてしまうなんて、~
私としたことが不覚を取りましたわね。▼~
ですが、感謝はしますわ。貴方のおかげで、~
私は諦めずにおれますもの。▼~
私のために研究を手伝ってくれて、~
こうして応援してくれる。▼~
私にとって、貴方という存在は、~
まさに……▼~
《選択》
-まさに……?
--「まさに……?」を選択
:[コンスタンツェ]|最高の従者、従僕ですわ!!~
貴方の従僕っぷりは、このフォドラ一!!▼~
やはりヌーヴェル家を再興した暁には、~
貴方をどうしても雇い入れませんと!▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[コンスタンツェ]|……よく考えると、今の貴方の立場では~
到底無理な話かもしれませんわね。▼~
……ですが、私は諦めませんわ!▼~
家の再興だって、貴方のことだって、~
何だって必ず実現してみせますわ!▼~
ご覚悟はよろしくて?~
おーっほっほっほっほっほっほ!▼~
《選択》
-元気が出て良かった
--「元気が出て良かった」を選択
:[コンスタンツェ]|まあ!~
その話を蒸し返すなんて失礼ですわ!▼~
私にだって落ち込むことはありますのよ。~
そうなったら貴方が励ませばよいのです!▼~
《選択》
-わかった
-任せてくれ
-もちろんだ
--「わかった」「任せてくれ」「もちろんだ」を選択
:[コンスタンツェ]|……仕方なく口にしたような微妙な~
印象がありますが、まあいいですわ。▼~
これからも私のために、~
しっかり働いていただきますわよ!▼~
おーっほっほっほっほっほっほっほっほ!▼~
**ハピ [#bb88c746]
***支援C [#n656ba05]
:[ハピ]|あ、先生じゃん。~
どう? 教師も慣れてきた?
《選択》
-慣れてきた
-あまり慣れない
--「慣れてきた」を選択
:[ハピ]|慣れてきちゃったかー。~
でもキミってそんな顔してるもんね。▼~
--「あまり慣れない」を選択
:[ハピ]|ホント?~
ハピからはそう見えないけどね。▼~
《共通》
:[ハピ]|どんな場所でも生きていけるってゆーか、~
何でも平気だって顔。してるよ?▼~
《選択》
-ありがとう
--「ありがとう」を選択
:[ハピ]|別に褒めてないし。~
ていうか、セイロス教徒じゃないのに……▼~
すっかり教団の一員って感じで、~
ハピけっこーイヤかも。▼~
《選択》
-悪かった
--「悪かった」を選択
:[ハピ]|謝らないでいいって。~
こっちが勝手にイヤなだけなんだし。▼~
ハピはさ、教団に裏切られたってゆーか、~
扱いが酷かったってゆーか。▼~
教団にイイ思い出ないんだよねー。~
あ、他の人には言わないでよ、これ。▼~
《選択》
-扱いが酷い?
-裏切られた?
--「扱いが酷い?」を選択
:[ハピ]|ハピって小さい頃、怪しい連中に~
連れ去られて、ずっと捕まっててさ。▼~
いちおー騎士団の人たちに助けられたんだ。~
けど、その後は地下送りでしょ。▼~
扱い酷くない?~
捕まってた時と、ゼンゼン変わんないし。▼~
--「裏切られた?」を選択
:[ハピ]|ハピって小さい頃、怪しい連中に~
連れ去られて、ずっと捕まっててさ。▼~
いちおー騎士団の人たちに助けられたんだ。~
けど、その後は地下送りでしょ。▼~
保護するとか言っといて、裏切りじゃん?~
捕まってた時と、ゼンゼン変わんないし。▼~
《共通》
:[ハピ]|信徒の安全がどーとか、より多くの人を~
助けるのがどーとか、そんなんばっか。▼~
ハピのことなんか、~
だーれも気にしてくれないわけ。▼~
あ、でもアロイスさんって人だけは~
ちょっと優しかったかもね。面白いし。▼~
《選択》
-確かに
-……面白い?
--「確かに」を選択
:[ハピ]|あれ? ハピの冗談、通じてない?▼~
--「……面白い?」を選択
:[ハピ]|冗談だって。わかってよ。▼~
《共通》
:[ハピ]|ま、いっか。~
そんなわけで、ハピは教団がキライ。▼~
キミが教師になったのだって、~
急な抜擢だったんでしょ?▼~
逆に不要になったら、~
すぐポイってされちゃかもね。▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[ハピ]|ごめんごめん、脅かしたいんじゃないし。~
ただあの人たちの理屈ってさ……~
教義とか、教会の決まりとか、~
そういうのに縛られがちじゃん。▼~
ハピはそういうの、苦手ってゆーか、~
縛られることから逃げてきたってゆーか……▼~
《選択》
-逃げてきた?
--「逃げてきた?」を選択
:[ハピ]|そ。でも、逃げた先でまたほかのものに~
縛られて、また逃げて……▼~
ハピが望むものなんて、~
この世界にないのかもね。▼~
《選択》
-………………。
-そんなことは……
--「………………。」「そんなことは……」を選択
:[ハピ]|あっちゃー、また暗い話しちった。~
まあ忘れてよ。▼~
キミの未来は、ハピと違って明るそうだし、~
そういうの期待してもいいんじゃない?▼~
でもその拠り所に、セイロス聖教会は~
おすすめできないじゃんってこと。▼~
じゃ、ハピもう行くし。▼~
***支援B [#q6dc5df4]
:[ハピ]|あれ、先生じゃん。~
この部屋使う? ハピ行こうか。▼~
《選択》
-なぜ行く?
-いて問題ない
--「なぜ行く?」を選択
:[ハピ]|なぜって……ハピが一緒だと~
気が休まらないでしょ。▼~
--「いて問題ない」を選択
:[ハピ]|えー、~
ハピが一緒だと気が休まらないでしょ。▼~
《選択》
-そんなことはない
--「そんなことはない」を選択
:[ハピ]|そう? ならいいけど。~
キミって変わってんね。▼~
さっきハピがこの部屋来た時なんか、~
何か言う前にさーってみんな出てったよ。▼~
流石のハピも、ポカーンってなったし。▼~
《選択》
-それはひどい
-何で出ていった?
--「それはひどい」を選択
:[ハピ]|仕方なくない? ハピの体質の話、~
けっこー広まっちゃったし。▼~
--「何で出ていった?」を選択(ハピの好感度ダウン)
:[ハピ]|それ聞く? キミって意外と意地悪だね。~
ハピの体質の話が広まったからでしょ。▼~
《共通》
:[ハピ]|ほら、ハピが魔物とかを引き寄せやすいって~
やつ。ため息つけば魔獣が飛んでくるって。▼~
……ま、ハピ、独りでいるの~
キライじゃないし、別にいいけどさ。▼~
《選択》
-……体質の話は本当?
--「……体質の話は本当?」を選択
:[ハピ]|あれっ、キミ、知らなかったっけ。~
ホントだよ。▼~
そのせいで、教団の人たちに~
地下に入れられたんじゃん。▼~
何か起こっても、まだマシだからって。▼~
《選択》
-そうだったのか……
--「そうだったのか……」を選択
:[ハピ]|わかったら、ほら、キミも出てっていいよ。~
それともハピが出てく?▼~
ハピって危ない女だからさ。▼~
ちょっとイライラしてる時なんか、~
思わずため息出ちゃ……ふあ……▼~
:[ベレス]|……!▼~
:[ハピ]|……あああ。~
ねむ……。▼~
《選択》
-あくびだったか……
--「あくびだったか……」を選択
:[ハピ]|あ、ごめんね。~
ハピ、あんまりあくびしないんだけど。▼~
このところ、眠りが浅いのかな……。▼~
噂がすごい広まってて、自分で思ってるより~
気にしちゃってるのかも。▼~
《選択》
-心配だ
--「心配だ」を選択
:[ハピ]|いいよ、「人の噂も主が起きるまで」って~
言うじゃん。すぐ何ともなくなるって。▼~
《選択》
-それでも……
--「それでも……」を選択
:[ハピ]|じゃ、収まらなかったらキミを頼るから。~
それでいい?▼~
《選択》
-こちらでも対策を考えておく
--「こちらでも対策を考えておく」を選択
:(ハピが去る)|
***支援A [#g879003f]
:[ハピ]|あ、ちょっと。~
キミに言いたいことあるんだけど。▼~
《選択》
-何?
--「何?」を選択
:[ハピ]|最近、またハピの体質の噂、~
流れかけたけどさ。▼~
すぐに掻き消えたじゃん。~
キミがやったんでしょ。▼~
《選択》
-実は……
--「実は……」を選択
:[ハピ]|やっぱり?~
ありがとね。でもさ……▼~
「5年間、一度もため息をつかなかった女」~
って何!? 変なあだ名つけないでくれる?▼~
だいたいキミ、5年間いなかったじゃん。~
知らないのにテキトー言ったわけ?▼~
《選択》
-聞き込みをした
-適当ですまない
--「聞き込みをした」を選択
:[ハピ]|聞き込みって何したの!?~
キミのせいでため息つきそうなんだけど。▼~
--「適当ですまない」を選択
:[ハピ]|ほんとにテキトーなの!?▼~
ちょっとビックリしすぎて~
変なため息出そうだったんだけど……!▼~
《選択》
-すまない……
--「すまない……」を選択
:[ハピ]|それに間違ってるじゃん。~
ハピ、5年の間にもため息ついてるし。▼~
もータイヘンだったんだよ。~
旧市街の辺りで魔獣が好きに暴れちゃって。▼~
地下のみんなのおかげで~
どーにかなったけど……▼~
キミがいたらもっと楽だったかもね。▼~
《選択》
-そう?
--「そう?」を選択
:[ハピ]|そりゃそうじゃん。~
天帝の剣、持ってるしね。▼~
《選択》
-……それだけ?
--「……それだけ?」を選択
:[ハピ]|いやーもちろん、みんなを指揮、指導する~
力とか、よく見て心配りする力とか?▼~
そういうのにキミは長けてると思うけど。~
ハピも助けられたしね。▼~
《選択》
-ありがとう
--「ありがとう」を選択
:[ハピ]|……だから、~
キミのそばは安心できんだよね。▼~
ため息ついても、つかなくても、~
そんなこと気にしないでいられるとゆーか。▼~
けっこー悲しかったんだよ?~
キミがいなくなって。▼~
ガルグ=マク出てっても良かったんだけど、~
キミが生きてたらって思うとさ。▼~
落ちたキミのこと捜して、~
何度も谷に下りたりもしたし……。▼~
《選択》
-そんなことまで……
-嬉しい
--「そんなことまで……」「嬉しい」を選択
:[ハピ]|あ、今のなし!~
つい喋っちゃったじゃん!▼~
こんなこと言うつもりなかったのに……~
あーあ、恥ずいなあ。▼~
《選択》
-恥ずかしくない
--「恥ずかしくない」を選択
:[ハピ]|そりゃキミは恥ずかしくないでしょ。~
ハピは違うの!▼~
………………。▼~
……ま、いっか。~
そんなわけで、今後ともよろしくー。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#fff06c00]
- バルタザールに「今節もカツカツだ」の返答で好感度上がりま...
- バルタザールの支援Sのルート差分、まだ空なんですね -- ...
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*主人公(女性)の支援会話 [#g5b3273e]
#contents
**イエリッツァ [#d90c01ea]
***支援C [#kc31b9d8]
:[イエリッツァ]|………………。▼~
:(主人公が現れる)|
:[イエリッツァ]|どうした……。~
飯を、食わないのか……。▼~
《選択》
-それよりも……
--「それよりも……」を選択
:[イエリッツァ]|菓子を食っていただけだ……。~
何か、言いたいことがあるのか……。▼~
《選択》
-意外だ
-甘いものが好きなのか?
--「意外だ」を選択(共通へ)
--「甘いものが好きなのか?」を選択
:[イエリッツァ]|ああ……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|……私も、人だ。~
食事の好みくらい、ある……。▼~
用があるなら、早く言え……。~
菓子が溶ける……。▼~
《選択》
-特に用はない
-訓練の誘いを
--「特に用はない」を選択
:[イエリッツァ]|それならば、なぜ立ち去らん……。▼~
--「訓練の誘いを」を選択
:[イエリッツァ]|そうか……~
食事が済んだら、な……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|………………。
《選択》
-……本当に死神騎士?
--「……本当に死神騎士?」を選択
:[イエリッツァ]|……そうであって、そうではない。▼~
今の私は、~
イエリッツァ=フォン=フリュム……。▼~
皇帝も、軍の者も……~
私を“死神”と呼ぶが……▼~
あれは、私の中に棲む魔物だ……。~
私であって、私ではない……。▼~
奴にとっては、血と戦いこそが~
食事のようなもの……。▼~
こうして人間らしい~
食事をしている間だけは……▼~
私は、私でいてもいいだろう……。▼~
………………。▼~
《選択》
-………………。
--「………………。」を選択
:[イエリッツァ]|そうじろじろと見られていては、~
食うに食えん……。▼~
他に話すようなことはない……。~
行ってくれ……。▼~
:(主人公がうなずく)|
:[ベレス]|(氷菓子が好きなのか……)▼~
***支援B [#ja53c04a]
:[帝国兵]|……イエリッツァ殿ですか?~
元は士官学校の教師だったんですよね。▼~
確か、アランデル公の推薦で~
剣術師範に就任したと聞いていますが……▼~
:(暗転)|
:[帝国兵]|しかし……死神殿の兜の中身、~
不気味なほどに静かな男だな……。▼~
これはあくまでも噂だが、あの男はかつて~
陛下が直々に見出して臣下に迎えたとか……▼~
フリュム家の後継ぎだそうだが、遠縁からの~
養子だとも聞く。……得体の知れん奴よ。▼~
:(暗転)|
:[イエリッツァ]|……私を探っているそうだな。▼~
《選択》
-探っている
-探っていない
--「探っている」「探っていない」を選択
:[イエリッツァ]|……どちらでも構わん。~
お前は……私の過去を、知りたいのか。▼~
《選択》
-知りたい
-知りたくない
--「知りたい」を選択
:[イエリッツァ]|なぜ、知ろうとする……。▼~
--「知りたくない」を選択
:[イエリッツァ]|ならば、なぜ探る……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|私が敵か、味方か……~
見極めたいのだろう……?▼~
今、言えることは一つ……。~
私を知りたいのならば、死合うことだ……。▼~
私がどんな人間かは……~
この剣が、何よりも雄弁に語るだろう……。▼~
《選択》
-死合うとは……
-殺し合いは嫌だ
--「死合うとは……」を選択
:[イエリッツァ]|ただの手合わせだ……~
殺すような真似はせん……。▼~
--「殺し合いは嫌だ」を選択(共通へ)
《共通》
:[イエリッツァ]|お前は……まだ、斬れん……。~
“死神”も、それは理解しているはずだ。▼~
戦いが終わるまでは、~
決して斬るなと言われている……。▼~
《選択》
-誰に?
-どういうこと?
--「誰に?」を選択
:[イエリッツァ]|皇帝に、だ……。▼~
--「どういうこと?」を選択
:[イエリッツァ]|かつて私は皇帝と取引をし……~
その時、皇帝の命に従うことを約束した……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|私は……幼かった皇帝に見出された。~
当時は、まだ皇女の身だったが……▼~
私の過去を抹消し、没落しかけた家の~
嫡子に据えたのは彼女だ……。▼~
《選択》
-過去?
-エーデルガルトが……
--「過去?」を選択
:[イエリッツァ]|つまらん男と、その親族を殺した罪だ……。▼~
--「エーデルガルトが……」を選択(共通へ)
《共通》
:[イエリッツァ]|“死神”は……殺さねば、生きられん。~
放っておけば、道行く人を殺す……。▼~
皇帝は、奴に狩り場を与えてくれた……。~
ゆえに……こうして、従っている。▼~
まだ……狩り場を失うわけにはいかん。~
お前と戦うわけにも……。▼~
無論、この軛さえなければ……~
奴はすぐにでも、お前に剣を向けよう……。▼~
そして、私も……~
……いや。▼~
死合う気がないのなら、行ってくれ……。▼~
奴のせいか……~
お前を見ていると、妙な気分になる……。▼~
***支援A [#q02d5c7b]
:[イエリッツァ]|……その剣の冴え、その剣の閃き。~
いつ見ても、見事だな……。▼~
その剣ならば……~
この命にも届くか……?▼~
《選択》
-仲間は斬らない
-死にたいのか?
--「仲間は斬らない」を選択
:[イエリッツァ]|甘いな……。~
その甘さ、いずれ死を招くぞ……。▼~
--「死にたいのか?」を選択
:[イエリッツァ]|さあ、な……~
そうなのかもしれん……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|かつて……~
お前と聖廟で見えた時、直感した。▼~
私を殺すのは、お前のほかにはいないと……~
お前の剣ならば、私を斬れると……。▼~
今思えば……お前との出会いは、~
必然だったのかもしれん……。▼~
あの時から……~
ずっと、そう思っていた……。▼~
《選択》
-なぜ自分?
-もっと強い者がいたのでは?
--「なぜ自分?」を選択
:[イエリッツァ]|初めは、私もそう思っていた……~
なぜ、“死神”がお前に執着するのか……▼~
--「もっと強い者がいたのでは?」を選択
:[イエリッツァ]|それは、そうかもしれん……▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|だが、あの時……確かに“死神”は~
天帝の剣を振るうお前に、魅せられた……▼~
そして私も今……お前と共に戦ううち~
その剣に、魅せられている。▼~
お前と死合えんのが……~
本当に、惜しい……。▼~
《選択》
-今ここで斬り合おうか
-戦いが終わるまでは……
--「今ここで斬り合おうか」を選択
:[イエリッツァ]|いや……~
今は、やめておこう。▼~
--「戦いが終わるまでは……」を選択
:[イエリッツァ]|そうだな……くだらん戦いなど、~
早々に決着をつけてしまうのがいい……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|フォドラの統一も……教団の打倒も……~
私にとっては何もかもが些事……。▼~
私に必要なのは、~
お前をおいてほかにない……。▼~
《選択》
-口説かれている気分だ
-楽しみにしている
--「口説かれている気分だ」を選択
:[イエリッツァ]|そうだな……~
ある意味では、そうかもしれん……。▼~
--「楽しみにしている」を選択
:[イエリッツァ]|ああ……。~
剣の腕に、磨きをかけておけ……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|
つまらん相手に、斬られるな……▼~
剣を交わし、私とお前のどちらが死ぬか……~
それを、確かめねばならん……。▼~
今は……その瞬間に~
思いを馳せるだけに留めよう……。▼~
私の剣を、すんでにかわし……~
お前の剣が、私を貫く……▼~
私は崩れ落ち、息絶える……~
あるいは、私の剣がお前を……▼~
《選択》
-……まだ続く?
--「……まだ続く?」を選択
:[イエリッツァ]|……いや……これくらいにしておこう。~
お前を斬りたくて、堪らなくなる……。▼~
逸楽を得るその日を待つ間は……~
お前と肩を並べて戦うのも、悪くない……。▼~
《選択》
-頼りにしている
-よろしく頼む
--「頼りにしている」「よろしく頼む」を選択
:[イエリッツァ]|ふ……そうだな。▼~
お前の運命は、私と共にある。~
地獄の果てまで、逃がしはせん……。▼~
***支援S [#of28b761]
:[イエリッツァ]|……はっ!▼~
:[アガルタ兵]|ぎゃああああっ!▼~
:[イエリッツァ]|つまらん……~
どれだけ斬ろうと、雑魚ばかり……▼~
ベレス……~
片づいたなら、先へ行くぞ……▼~
しかし……戦いが終わったというのに……~
地虫どもを斬る戦いは、終わらぬか……。▼~
……お前を斬るのは、~
まだ先になりそうだ。だが……▼~
《共通》
-決着は必ず
-斬られはしない
--「決着は必ず」を選択
:[イエリッツァ]|ああ……ああ。~
それだけが、私の生きる意味だ。▼~
--「斬られはしない」を選択
:[イエリッツァ]|ああ……その意志をぶつけ合い、命を削る~
戦いこそが、私の生きる糧となる……。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|しかし……おかしなものだ……~
殺し合うために、背中を預けて戦うとは……▼~
《選択》
-笑うとは珍しい
-おかしい?
--「笑うとは珍しい」を選択
:[イエリッツァ]|不思議なものだとは思うが……▼~
私は今、どうしようもなく満ち足りている。~
お前という存在を、得られたからか……。▼~
--「おかしい?」を選択
:[イエリッツァ]|いいや……私は、嬉しいのだろう。~
私は今、どうしようもなく満ち足りている。▼~
《共通》
:[イエリッツァ]|お前に惹かれていたのは、私ではなく~
“死神”のはずだったのだが……▼~
共に戦ううち……気づけば、私にとっても~
お前が唯一の存在になっていたのだろう……▼~
地下に潜む鼠共を根絶やしにし、~
すべての因縁に決着がついたならば……▼~
その時は……すべてを忘れて、~
お前と二人、逸楽に耽るとしよう。▼~
《選択》
-楽しみにしている
-それまで死なないで
--「楽しみにしている」「それまで死なないで」を選択
:[イエリッツァ]|……ああ。▼~
本当の名も、本当の生まれも、~
何もかもを捨てた私にとって……▼~
お前との勝負だけが……~
私に生きる意味を与えてくれる……。▼~
お前だけが……私の中の~
“死神”を斬ってくれる……。▼~
……今、私の胸の内にある想いを、~
きっと……愛と呼ぶのだろう。▼~
《選択》
-そうかもしれない
-きっと自分の想いも同じだ
--「そうかもしれない」「きっと自分の想いも同じだ」を選択
:[イエリッツァ]|……ああ。▼~
行くとしよう、ベレス。~
この闇の彼方へ……▼~
地獄の底まで、共に堕ちよう……。▼~
**ユーリス [#ae07ccda]
***支援C [#ke4238c2]
:[ユーリス]|………………。▼~
《選択》
-こんな夜中にどこへ?
--「こんな夜中にどこへ?」を選択
:[ユーリス]|……ああ、あんたか。▼~
いやなに、ちょっと野暮用。~
あんたに迷惑はかけねえよ、見逃してくれ。▼~
《選択》
-仕方ない
-夜間外出は良くない
--「仕方ない」を選択
:[ユーリス]|はは、目が笑ってねえぞ。~
逃がすつもりはねえって顔だ。▼~
--「夜間外出は良くない」を選択
:[ユーリス]|ははっ、あんたも~
教師らしいこと言うじゃねえの。▼~
《共通》
:[ユーリス]|ああ、それとも何だ?~
俺を心配してくれてるとか?▼~
《選択》
-心配はしていない
-心配している
--「心配はしていない」を選択
:[ユーリス]|……まあ、あんたは~
俺の素性を知ってるんだもんな。▼~
夜の街を歩き慣れてることくらい、~
わかってて当然か。▼~
--「心配している」を選択
:[ユーリス]|はは、本当かよ? だとしたらあんたの~
人を見る目ってやつを疑いたくなるね。▼~
……ま、からかっただけだ。~
そんなことはどうだっていい。▼~
《共通》
:[ユーリス]|あんたが俺を引き留めようが、今夜ばかりは~
聞けねえ。外せない予定があってね。▼~
《選択》
-予定?
--「予定?」を選択
:[ユーリス]|話す必要も義理もねえはずだが……~
話すまで解放しねえつもりだな、あんた。▼~
はあ……うん、どう説明したもんか。~
抗争? いや……裏切り者の粛清、か?▼~
《選択》
-抗争?
-粛清?
--「抗争?」「粛清?」を選択
:[ユーリス]|……仕方ねえ、順を追って説明してやる。~
俺の部下に、一派を裏切った奴がいてな。▼~
奴は頭領……つまり、俺の財産やら何やらを~
持ち逃げして、ある盗賊団に寝返ったのさ。▼~
蠍の刺青、って言っても伝わらねえだろうが~
まあ、とにかくでけえ組織だ。▼~
たとえ相手が大組織だろうと、因縁を~
つけられて黙ってるわけにもいかねえだろ?▼~
だから向こうにお邪魔して、頭と話を~
つけてくるのさ。日陰者なりの流儀で、な?▼~
《選択》
-危険だ
-なるほど
--「危険だ」を選択
:[ユーリス]|それがわからねえ俺だと思ってるのか?~
これはまた、安く見られたもんだ。▼~
--「なるほど」を選択(ユーリスの好感度アップ)
:[ユーリス]|流石は元傭兵。~
俺たちのやり方もよく知ってると見た。~
《共通》
:[ユーリス]|ま、俺は望みのない賭けはしない主義でね。~
勝算がなけりゃ、のこのこ出ていかねえさ。▼~
《選択》
-手伝おう
-楽しそうだ
-不安だ
--「手伝おう」を選択
:[ユーリス]|冗談上手いなあ、あんた。~
致命的に面白くねえぞ。▼~
--「楽しそうだ」を選択
:[ユーリス]|楽しかねえよ。~
下手すりゃ死人も出るんだぞ。▼~
--「不安だ」を選択(ユーリスの好感度アップ)
:[ユーリス]|俺だってそうさ。賊の頭領なんかやってて、~
不安じゃなかったことなんて一度もねえよ。▼~
けど不安がって、怯えてるだけじゃ~
物事は何も進んでいかねえのさ。▼~
《共通》
:[ユーリス]|……ってことで、俺は行く。~
街の外で仲間を待たせてるからな。▼~
《選択》
-同行しよう
--「同行しよう」を選択
:[ユーリス]|………………。▼~
……あんた、狙いは何だ? 金か? 俺か?~
それとも、誰でもいいから殺したい、とか?▼~
《選択》
-これも教師の務め
-興味がある
--「これも教師の務め」「興味がある」を選択
:[ユーリス]|……そこまで言うなら構わねえけど。~
いざって時の戦力には数えられそうだしな。▼~
俺は、あんたを信用してる。~
だが信頼していいのかは、まだわからねえ。▼~
部下に何かしたら、その場で喉を捌く。~
礼を欠いて悪いが、そのつもりで頼む。▼~
***支援B [#e697f100]
:[ユーリス]|………………。▼~
''(ベレスが現れる)''
:[ユーリス]|……よう、先生。~
この間は助かった、礼を言っとく。▼~
あんたのおかげで命を拾った奴もいる。~
信頼……とまではいかないが、恩は返すよ。▼~
《選択》
-気にしなくていい
-報酬はいずれ
--「気にしなくていい」を選択
:[ユーリス]|……そういうの、正直気持ち悪いんだよな。~
借りっぱなしってのはどうも落ち着かねえ。▼~
まあ、そのうち勝手に礼はさせてもらうぜ。▼~
--「報酬はいずれ」を選択(ユーリスの好感度アップ)
:[ユーリス]|ははっ、さて、何を要求されるんだか。~
言っとくが、不当な取引は容赦なく断るぜ。▼~
《共通》
《選択》
-何か見ていたようだったが
-こんなところで何を……
--「何か見ていたようだったが」「こんなところで何を……」を...
:[ユーリス]|ああ……この間、盗賊団から取り返した~
品の中に、懐かしいもんを見つけて、つい。▼~
《選択》
-帳面……?
--「帳面……?」を選択
:[ユーリス]|大事にしまってあったんだが、そのせいで~
逆に、価値のある品だと思われたのかも。▼~
これはガキの頃、恩人から貰ったもんでね。~
……こいつを盗まれるとは、俺も落ちたな。▼~
《選択》
-恩人とは?
-子供の頃?
--「恩人とは?」「子供の頃?」を選択
:[ユーリス]|ああ……まあ、あんたになら~
昔話の一つや二つ、してやってもいいか。▼~
幾つの頃だったかは忘れたが、母さんが~
街でよぼよぼの爺さんを拾ってきてさ……▼~
歩くのも覚束ねえって感じだったから、~
しばらくうちで面倒を見てやったのさ。▼~
爺さんは代わりに、と、簡単な読み書きを~
教えてくれた。この帳面もその時のものだ。▼~
……で、まあ、それからしばらくして~
俺が流行病を貰っちまってね。▼~
医者にかかろうにも金がねえ。母さんも~
方々を当たってはくれたが、無駄だった。▼~
そんな時、何をどうやったかは知らねえが~
件の爺さんが俺を助けてくれたのさ。▼~
《選択》
-老人は医者だった?
-その老人は今?
--「老人は医者だった?」を選択
:[ユーリス]|そうだったのかもしれねえし、魔道士や~
学者の類いだったのかもしれねえが……▼~
今は、もうわからねえ。俺を治した後、~
すぐに寿命でくたばっちまったからな。▼~
--「その老人は今?」を選択
:[ユーリス]|とっくに死んだよ。寿命だったんだろ。~
俺が快復して少しした頃だったかな。▼~
《共通》
:[ユーリス]|だがまあ当然、俺の周りには、同じ病の前で~
何もできずに死んだ奴のほうが多かった。▼~
その中で、運良く命を繋いだ俺の~
するべきことは何だろうって考えて……▼~
それは街のみんなを助けてやることだって~
考えたのさ、ガキの頃の俺は。▼~
《選択》
-助ける?
--「助ける?」を選択
:[ユーリス]|ああ。つっても、貧民を残らず大金持ちに~
してやるだとか、そういうことじゃねえ。▼~
今日の飯に困るガキの数だとか、安価な薬で~
治るはずの病で死ぬ貧乏人だとかの数が……▼~
今日より一人でも減ればいい、みたいな。~
……はは、言葉にすると小せえ話だよな。▼~
けど、そんな小せえ願いを叶えるってのが~
俺が……俺たちが抱いてきた野望なのさ。▼~
部下を率いて、貧民窟で縄張り争いなんて~
続けてんのも、すべてはそのためだ。▼~
《選択》
-立派な志だ
-途方もない話だ
-どこまでが真実?
--「立派な志だ」を選択(ユーリスの好感度アップ)
:[ユーリス]|お褒めに与り光栄……けど、相手は~
あくまで賊の頭領だってことを忘れんなよ?▼~
--「途方もない話だ」を選択(共通へ)
--「どこまでが真実?」を選択
:[ユーリス]|さあ? ただ、恩のある相手に嘘をつくのは~
なけなしの良心が咎める、とだけ言っとく。▼~
《共通》
:[ユーリス]|俺はさ、手段さえ選ばなければ~
大抵のことはやれるもんだと思ってる。▼~
たとえばそう、俺が女神様から貰ったのは~
命と、それからこの顔くらいのもんだが……▼~
好き者の貴族たちに取り入って、都合良く~
利用するには十分過ぎるくらいだった。▼~
《選択》
-貴族に取り入る?
-貴族を利用する?
--「貴族に取り入る?」を選択
:[ユーリス]|ああ。まあ、取り入る方法は~
相手によって、適当に変えてはいたがな。▼~
--「貴族を利用する?」を選択
:[ユーリス]|禁制品の密造や密売を見逃してもらうとか、~
まあ、そういう感じにな。▼~
《共通》
:[ユーリス]|帝国ふうの名前を名乗って、さる貴族の家で~
当主の側仕えをやっていたこともあれば……▼~
王国ふうの名前を騙って、貴族の養子として~
士官学校に入学した、なんてこともある。▼~
そうやって地位を築いて、財を作って、~
守れる奴の数を一つずつ増やしてきたんだ。▼~
《選択》
-では今の名前も偽名……?
-つまり今の立場も偽物……?
--「では今の名前も偽名……?」「つまり今の立場も偽物……?」...
:[ユーリス]|ははっ、さあな。あんたはどう思う?~
……なーんてな。▼~
***支援A [#r566017c]
:[ユーリス]|……よし。これで全員か。▼~
《選択》
-邪魔だった?
-何をしていた?
--「邪魔だった?」を選択
:[ユーリス]|いや、ちょうど今、作業が終わったところ。~
何か用があるなら聞くけど。▼~
--「何をしていた?」を選択
:[ユーリス]|ちょっとした作業をな。~
けど、もう終わった。▼~
《選択》
-作業というのは……
--「作業というのは……」を選択
:[ユーリス]|ああ……これか?▼~
習慣でね。部下や仲間が死んだときには、~
そいつの名前を書き残すようにしてるのさ。▼~
前の戦いで、たくさん死んだからな。昔から~
ついてきてくれた奴も、そうでない奴も。▼~
《選択》
-なぜ名前を?
-以前の帳面の中身は……
--「なぜ名前を?」を選択(共通へ)
--「以前の帳面の中身は……」を選択
:[ユーリス]|ああ、あれも同じさ。最初は爺さんに習った~
字をつらつら書いてただけだったんだが……▼~
《共通》
:[ユーリス]|いつからか仲間の名を記すようになってた。~
俺が守ってやれなかった奴らの名前をな。▼~
死んじまった奴には何もしてやれねえ。~
死んだ後のことなんて何もわからねえ。▼~
あくまでこれは、俺の自己満足なんだ。~
誰かのためにやってるとかじゃねえ。▼~
それでも、あいつらの名前を……あいつらが~
生きた証を、残しておいてやりたい。▼~
たとえ一瞬でも、同じ夢を見てくれた奴を~
頭の俺が忘れちまうわけにはいかないだろ。▼~
《選択》
-仲間想いだ
-理解はできる
--「仲間想いだ」を選択(ユーリスの好感度アップ)
:[ユーリス]|……はっ。変な奴だな、あんた。俺みたいな~
悪党に、仲間想いも何もあるかっての。▼~
--「理解はできる」を選択
:[ユーリス]|ははっ、そうかよ、そりゃどうも。▼~
《共通》
:[ユーリス]|まあ、あんたが何を思おうが勝手だが、~
この帳面はそういうものなんだよ。▼~
もしあんたが死んだ時には、~
俺があんたの名前を残しておいてやるさ。▼~
《選択》
-自分の名前も?
-部下ではないのに……
--「自分の名前も?」を選択
:[ユーリス]|ああ、そうさ。確かにあんたの命まで~
背負ってやったつもりはねえが……▼~
--「部下ではないのに……」を選択
:[ユーリス]|確かに、部下でもねえあんたの命まで~
背負ってやったわけじゃあねえが……▼~
《共通》
:[ユーリス]|何て言えばいいんだろうな。~
今は……あんたを信頼してる、というか。▼~
あんたと一緒に進んでいけば、俺の求めた~
未来が手に入ると……今は、そう思ってる。▼~
だから、半端な場所で死んじまうなんてのは~
勘弁してくれよ、先生?▼~
《選択》
-心配無用
-そちらこそ
--「心配無用」を選択
:[ユーリス]|ははっ、頼もしいこった。▼~
--「そちらこそ」を選択
:[ユーリス]|俺はちょっとやそっとじゃ死なねえよ。~
そういう星の下に生まれついてるからな。▼~
《共通》
:[ユーリス]|……ん、何だ、先生。~
何か言いたそうな顔してるけど。▼~
《選択》
-当の本人は偽名?
--「当の本人は偽名?」を選択
:[ユーリス]|俺の……名前? ああ……~
前にそんな話もしたっけ。▼~
そりゃまあ、今の名前も偽物だよな。▼~
ローベ家の養子として、~
士官学校へ入るために使った名前だよ。▼~
しかし本当の名前なんて、母親以外には~
もう長いこと呼ばれた記憶がねえなあ。▼~
……うん。けど、あんたにならいつか、~
教えてやらねえこともねえ。▼~
あんたが、~
俺と同じ夢を見てくれるんだったら、な。▼~
***支援S [#p72dc7fc]
''(女神の塔)''
:[ユーリス]|……わざわざ呼び出しに応じたってことは、~
今から俺が何を言うか、想像ついてるよな。▼~
《選択》
-ついてない
-さて……
--「ついてない」を選択
:[ユーリス]|本当かよ……あんたの場合、本気で鈍いのか~
どうなのかわからねえから腹が立つな。▼~
--「さて……」を選択
:[ユーリス]|しらばっくれるなよ……あんたって~
昔からそういうところ、あるよなあ……。▼~
《共通》
:[ユーリス]|……いや、いいか。そんなことは。▼~
《紅花の章》
:[ユーリス]|今のあんたは女帝の寵愛を受けた臣下。~
もっと偉そうにしてたって良い立場。▼~
《蒼月の章》
:[ユーリス]|今のあんたはセイロス聖教会の大司教。~
つまり雲の上より高いところの人。▼~
《翠風の章・銀雪の章》
:[ユーリス]|今のあんたはフォドラの王様。~
つまり世界で一番偉い奴。▼~
《共通》
:[ユーリス]|そんな相手と比べたら、~
俺は、何も持ってないも同然だ。▼~
野望と、部下と、ちょっとの金と、~
それからこの顔くらいかな。▼~
……聞かせてくれ、先生。あんたには、~
そんな男を、己の懐に入れる覚悟はあるか?▼~
《選択》
-もちろん
-聞くだけ野暮だ
--「もちろん」「聞くだけ野暮だ」を選択
:[ユーリス]|……ははっ、まあ、そうか。~
あんたはそういう奴だったよな。▼~
ほら、じゃあこいつを受け取れ。~
口実としてはまあ、いつかの礼ってことで。▼~
:(ユーリスが指輪を出す)|
《選択》
-いつの礼……?
-これは……
--「いつの礼……?」を選択
:[ユーリス]|覚えてねえか?~
まあ、もう5年も前の話だもんな。▼~
--「これは……」を選択(共通へ)
《共通》
:[ユーリス]|あんたを、俺たちの縄張り争いに~
巻き込んじまった時の礼だよ。▼~
《選択》
-礼は要らない
-忘れていた……
--「礼は要らない」を選択
:[ユーリス]|受けた恩はきっちり返す。~
それが俺の信条だ。▼~
だが、どうしても要らねえって言うなら、~
こっちにも考えがある。▼~
--「忘れていた……」を選択
:[ユーリス]|はは、あんたらしいな……じゃあもう、~
礼って名目じゃなくてもいいや。▼~
《共通》
:[ユーリス]|取引だ。~
この指輪を対価に、あんたが欲しい。▼~
《選択》
-それはつまり……
-取引……?
--「それはつまり……」を選択
:[ユーリス]|……馬鹿かあんたは。~
それを言わせるんじゃねえ。▼~
言われたことは何度もあるが、いざ自分で~
言うとなると結構恥ずかしいんだよ。▼~
--「取引……?」を選択
:[ユーリス]|いくら鈍いあんたでも、~
流石にわかるだろ、こいつの意味くらい。▼~
《共通》
《選択》
-なぜ今?
-なぜ自分?
--「なぜ今?」「なぜ自分?」を選択
:[ユーリス]|……俺はさ、手の届くところにいる奴を、~
一人でも救えればそれで十分だと思ってた。▼~
けど今は、貧しさとかくだらねえ理由で~
命を落とす奴のいなくなった未来を……▼~
見届けたくなったんだ。そんな大層な~
夢が叶うとは思ってもみなかったくせにさ。▼~
……あんたは不思議な人だよ。俺を、~
夢の先に連れて行ってくれる気がする。▼~
だが、贅沢を言おうってわけじゃない。~
流石の俺様も、人間だ。死ぬ時は死ぬ。▼~
そうなれば、誰かが組織の頭を継ぐはずだ。~
そのための準備も調えてある。▼~
そいつらがしぶとく生き続けている限り、~
俺の夢も、終わることはないはずさ。▼~
俺の名は消えて、組織と、夢だけが残る。~
それでいいはずだったんだ、最初は……。▼~
けど……いつか俺が死んだ時、~
俺の名前を記してくれる人がいてほしい。▼~
そしてそれは他でもない、あんたがいい。~
そう思っちまったんだよ。▼~
……な、何だよ。~
何か妙なことでも言ったかよ。▼~
《選択》
-気が早すぎる
-今から死んだ後の話?
--「気が早すぎる」「今から死んだ後の話?」を選択
:[ユーリス]|だからそれはもしもの時の話で……~
……はあ、まあ、いいや。▼~
確かに、あんたが欲しいと言ったその口で~
死んだ後の話をするなんて、失礼だったな。▼~
……で?~
受け取ってくれるんだろ?▼~
《選択》
-その前に……
--「その前に……」を選択
:[ユーリス]|ああ? まだ文句あんのかよ。▼~
《選択》
-本当の名前は?
--「本当の名前は?」を選択
:[ユーリス]|ああ……そっか。~
まだ教えてやってなかったな、俺の名前。▼~
悪い、勿体つけてたわけじゃないんだが、~
立場上むやみに吹聴できなかったっつーか。▼~
覚えててくれ、ベレス。~
俺の、本当の名前は――▼~
**バルタザール [#w8e1a76b]
***支援C [#j180cf37]
:[バルタザール]|おっと、ちょうどいい。~
少し頼みがあってねえ。▼~
《選択》
-何?
-嫌な予感が……
--「何?」
:[バルタザール]|たいした話じゃねえ。~
ちっとばかし、金を貸してくれねえか?▼~
--「嫌な予感が……」を選択
:[バルタザール]|良い勘してるじゃねえか。~
悪いが、少し金を無心してくれねえか?▼~
《共通》
《選択》
-今節もカツカツだ
-断る
--「今節もカツカツだ」(バルタザールの好感度アップ)/「...
:[バルタザール]|そうかい。~
ま、しゃあねえな。▼~
取り立てにガルグ=マクまでご足労かけた~
あのおっさんが、手ぶらで帰るだけだ。▼~
おれとしても何とかしてやりてえが、~
先立つもんがなけりゃ、どうしようもねえ。▼~
《選択》
-働こう
--「働こう」を選択
:[バルタザール]|いやあ、実は教団にも借金があってね。~
働くそばから吸い上げられてくんだよ。▼~
もうフォドラから出ちまうくらいしか、~
おれが自由になる方法はないんかねえ……。▼~
《選択》
-去ったら寂しい
-気をつけて
--「去ったら寂しい」を選択
:[バルタザール]|おっと……言わせたみたいで悪いな。~
ただの軽口だ、わかってんだろ?▼~
--「気をつけて」を選択
:[バルタザール]|冷てえこと言ってくれんなよ。~
ただの軽口だ、わかってんだろ?▼~
《共通》
:[バルタザール]|てめえの居場所は、てめえで決める。~
懐事情なんかに左右されてたまるかい。▼~
だいたい、金が欲しかったら、~
男爵家の当主の地位を投げ出してねえって。▼~
《選択》
-当主だったとは
-貴族に見えない
--「当主だったとは」を選択
:[バルタザール]|ま、小さい家さ。~
レスターの東のほうにある。▼~
--「貴族に見えない」を選択
:[バルタザール]|よく言われるが……これでもレスターの~
東のほう、小さい家の当主だったのさ。▼~
《共通》
:[バルタザール]|辞めたと言えば聞こえはいいが、~
当主の資質なしってんで……▼~
半分くらいは、優秀な弟に~
追い出されたようなもんだ。▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[バルタザール]|なに、気にしちゃいねえよ。~
実際おれは当主には向いてねえんだ。▼~
家を継ぐ際もいろいろとあったしなあ。~
今の生き方が性に合ってるよ。▼~
……お前はどうなんだ?▼~
《選択》
-どう、とは?
--「どう、とは?」を選択
:[バルタザール]|ガルグ=マクに来たのも、~
偶然に偶然が重なったせいなんだろ?▼~
親父さんは名うての傭兵団の長だった。~
ゆくゆくはそれを受け継ぐ……▼~
なんて生き方も、~
お前にはあったんじゃねえか?▼~
《選択》
-わからない
-あったと思う
-考えたことがない
--「わからない」「考えたことがない」を選択
:[バルタザール]|だったら、考えてみちゃどうだい。~
それが生きるってことだろ。▼~
--「あったと思う」を選択
:[バルタザール]|なら、改めて選んでみちゃどうだい。~
それが生きるってことだろ。▼~
《共通》
:[バルタザール]|さて、おれは行くぜ。~
どっかに金でも転がってないかねえ。▼~
***支援B [#df286820]
:[バルタザール]|しつこいねえ……!~
お寝んねしてな!!▼~
よっと……こんなもんか。▼~
お前らみてえな連中が、~
ガルグ=マクに入り込んだら困るんでな。▼~
……うおおおっと!? ……お前か。~
音もなく近寄らんでくれ。▼~
いや、それより何でお前がここに?~
まさかおれの後を追ってきたのか?▼~
《選択》
-そのとおりだ
-秘密だ
--「そのとおりだ」「秘密だ」を選択
:[バルタザール]|その剣……お前にも世話をかけたか。~
あれは、おれへの追っ手だ。▼~
当主に返り咲く気なんざ、~
欠片もねえってのに……▼~
しつこく送り込んできやがる。~
おれの継母はよ。▼~
《選択》
-継母?
--「継母?」を選択
:[バルタザール]|ああ、前に言ったろ?~
アダルブレヒト家はおれの弟が継いでる。▼~
弟とは異母兄弟でね。弟の母親は……~
息子のためなら何だってやるような女だ。▼~
だが、弟は紋章を持ってねえからな。~
希少な紋章持ちのおれが家に戻れば……▼~
強引に当主に返り咲くこともできる。~
あの女は、そんな妄想に憑かれてんのさ。▼~
《選択》
-何か手を打とう
-分かり合えない?
--「何か手を打とう」を選択
:[バルタザール]|いや、このままがいいんだよ。~
継母がおれだけを目の敵にしてるほうがな。▼~
--「分かり合えない?」を選択
:[バルタザール]|できるならやってるさ。~
少なくとも、おれはこれ以上譲る気はねえ。▼~
それに、このままがいいんだよ。~
継母がおれだけを目の敵にしてるほうがな。▼~
《共通》
:[バルタザール]|おれがいなくなったら、次に狙われるのは~
親父かもしれねえ。家を出た母かもしれん。▼~
あるいは、弟自身が執心の対象に~
なっちまうことも……それは困る。▼~
《選択》
-なるほど……
--「なるほど……」を選択
:[バルタザール]|ま、そんなわけだからな。~
おれとは距離を保って付き合ってくれ。▼~
飛んできた凶刃がお前に当たるような~
ことがありゃ、皆に申し訳が立たねえだろ。▼~
《選択》
-自分の身もバルタザールも一緒に守る
--「自分の身もバルタザールも一緒に守る」を選択
:[バルタザール]|……こいつは大きく出たな。~
おれのことも守ってくれる、か。▼~
“レスターの格闘王”を捕まえて、~
そんな言葉を吐く奴がいるとはねえ。▼~
それじゃ、本当に守ってくれんのか、~
お前のそばで好きに過ごさせてもらうぜ。
***支援A [#q7863b9d]
''(バルタザールが男と話している)''
:[バルタザール]|……そうか。~
戦争が終わる前に何としてもってわけだ。▼~
おれのほうは大丈夫だ。お前は母と、~
クパーラを念のため見ていてくれ。▼~
''(男が立ち去る)''
:[バルタザール]|………………。▼~
''(ベレスが現れる)''
:[バルタザール]|……お前、またつけてきたのか。~
おれを守るって言葉、本気だったんだなあ。▼~
《選択》
-今の男は?
-クパーラとは?
--「今の男は?」を選択
:[バルタザール]|おれの使っている密偵だ。万が一を考えて~
継母を監視させているのさ。▼~
おれの母と、母の生まれ育ったクパーラを~
守るためにな。▼~
--「クパーラとは?」を選択
:[バルタザール]|おれの母が生まれ育った場所だ。~
密偵を使って、監視させているのさ。▼~
万が一にも、継母がおれの母に~
手を出さないようにな。▼~
《共通》~
《選択》
-まだ継母が……?
--「まだ継母が……?」を選択
:[バルタザール]|ああ、妄想にも磨きがかかってきたようだ。~
おれがお前らと共に戦ってるせいもある。▼~
戦争で名を上げて、アダルブレヒト家に~
戻ろうと画策しているんだとさ、おれは。▼~
まあ、母に手を出す利点は皆無なはずだが、~
何をしでかすかわからんから、念のためだ。▼~
《選択》
-お母さんは何を?
--「お母さんは何を?」を選択
:[バルタザール]|そういやあ話したことはなかったか。~
親父と別れて故郷に戻っているのさ。▼~
その故郷ってやつが、ちと特殊な~
場所ではあるんだが……。▼~
お前はレスターの“山の民”について、~
聞いたことはあるか? ……なさそうだな。▼~
パルミラとの国境、険しい山奥に棲む小さな~
勢力……それが“山の民”クパーラさ。▼~
《選択》
-そんな人々が……
--「そんな人々が……」を選択
:[バルタザール]|ああ、レスターの諸侯との交流がまったく~
ないってわけじゃあないんだが……▼~
とにかく閉鎖的な連中でな。最低限の~
交易以上に外と関わろうとしねえんだ。▼~
諸侯からしても、わざわざ奪い取る価値の~
ない土地だ。それでいいんだろ。▼~
おれの母は、そんなクパーラの奴らの~
中じゃ、例外中の例外ってわけだ。▼~
山の外に出て、おれの親父に助けられ、~
愛を育んじまうくらいだからな。▼~
《選択》
-運命的だ
-周囲に受け入れられた?
--「運命的だ」を選択
:[バルタザール]|だとしたら女神様ってやつは、~
なかなか意地悪な運命をくれたもんだ。▼~
--「周囲に受け入れられた?」を選択
:[バルタザール]|そこだよなあ……。親父は貴族だ。~
受け入れられるはずがなかったさ。▼~
《共通》
:[バルタザール]|おれを産んだはいいものの、~
アダルブレヒト家に母の居場所はねえ。▼~
親父は他に貴族の娘を娶らされ、~
家を継がせるべき子を作る羽目になった。▼~
そんなところにずっといたくねえだろ?~
母はクパーラに戻ったってわけさ。▼~
《選択》
-そんなことが……
--「そんなことが……」を選択
:[バルタザール]|潮目が変わったのは、おれがガルグ=マクの~
士官学校に入学してからだった。▼~
入学時の調査で、おれがシュヴァリエの~
大紋章を持つと判明したせいで……▼~
親父は周囲の反対を押し切って、~
卒業と同時におれを当主の座に就かせた。▼~
だが、おれの紋章は特別だったらしく、~
公表を控えるように教団から釘を刺された。▼~
親父はそれを周囲に言えず、おれは当主を~
辞退するほかなくなっちまったのさ。▼~
《選択》
-教団の命令?
-なぜ言えなかった?
--「教団の命令?」「なぜ言えなかった?」を選択
:[バルタザール]|おれの予想じゃ、この紋章は~
“山の民”が受け継いできたものだ。▼~
それが明らかになった時に、クパーラで~
何が起こるか、お前にもわかるだろ。▼~
《選択》
-紋章を継ぐ者の奪い合いが……?
--「紋章を継ぐ者の奪い合いが……?」を選択
:[バルタザール]|ああ。教団は、この紋章のせいでフォドラの~
秩序が乱れるのを避けたかったんだろうさ。▼~
とはいえ……おれは、てめえが犠牲に~
なったなんて思っちゃいねえし……▼~
今の生き方を気に入ってる。家の事情が~
なくても、同じように生きるだろう。▼~
だがよ……母やクパーラの連中がフォドラの~
秩序のために犠牲にされるのは避けてえさ。▼~
やっぱ戦争で名を上げて、守ってやれる~
くらいの権力をおれが握るしかねえか……?▼~
***支援S [#y023f2fc]
''(女神の塔)''
:[バルタザール]|おい、ベレス!▼~
《選択》
-どうした?
--「どうした?」を選択
:[バルタザール]|やってくれるじゃねえか。~
おれに一言もなしとはなあ。▼~
《翠風の章》
:[バルタザール]|お前がクロードと話をつけたんだろ?~
“山の民”の保護を。▼~
フォドラとパルミラが国交を結ぶんなら、~
あの土地の価値は急激に高まるからな。▼~
《紅花の章》
:[バルタザール]|お前が皇帝陛下に進言したんだろ?~
“山の民”の保護を。▼~
パルミラとの国境一帯を丸ごと、~
自治領として帝国に組み込むみてえだな。▼
《蒼月の章》
:[バルタザール]|お前が国王陛下に進言したんだろ?~
“山の民”の保護を。▼~
《銀雪の章》
:[バルタザール]|お前が教団に命じたんだろ?~
“山の民”の保護を。▼~
東方教会を立て直して、パルミラとの~
国境一帯を教会領にしちまうみてえだな。▼~
《選択》
-聞いたのか
-勝手に進めてすまない
--「聞いたのか」を選択
:[バルタザール]|ああ、聞いたよ。▼~
あれは、おれがやるべきことだった。▼~
--「勝手に進めてすまない」を選択
:[バルタザール]|まったくだぜ。~
あれは、おれがやるべきことだった。▼~
《共通》
:[バルタザール]|戦争が片づいた今こそ、おれが……って~
まあ、勝手に意気込んでただけなんだがよ。▼~
呆気にとられたっつうか、~
拍子抜けしたっつうか……。▼~
……まあ、なんだ。~
ありがとう。礼を言わせてくれ。▼~
まだまだ課題は多いが……~
それでも大きな一歩を踏み出せた。▼~
《選択》
-どういたしまして
--「どういたしまして」を選択
:[バルタザール]|……あともう一言、言わせてくれ。▼~
《選択》
-何?
--「何?」を選択
:[バルタザール]|……締まらねえな。~
本当はまだ言うつもりはなかった。▼~
クパーラの問題を片づけて、~
それからのはずだったんだ。▼~
けど、お前に先を越されちまったんじゃ~
しょうがねえ。おれも腹をくくる。▼~
:(バルタザールが指輪を出す)|
:[ベレス]|………………?▼~
:[バルタザール]|おれの妻になってくれ。▼~
:(ベレスが目を見開く)|
:[バルタザール]|お前の立場が軽くねえことはわかる。~
おれが相手じゃあ、釣り合わねえだろう。▼~
だから、勝手気ままなおれじゃねえ、~
お前を支えられる男に、おれはなる。▼~
性に合った生き方なんざ、クソ食らえだ。~
お前のそばにいたい。▼~
今じゃ駄目だってんなら、一年くらい~
鍛え直してくる。だから……▼~
《選択》
-今がいい
-なら一年くらい……
--「今がいい」を選択
:[バルタザール]|そうか! 言質は取ったぜ?~
なら、さっさと結婚しちまうとしよう。▼~
《選択》
-わかった
--「わかった」を選択(共通へ)
--「なら一年くらい……」を選択
:[バルタザール]|待て待て待て待て!~
ちーっと待てや。待ってくれ。▼~
今のは言葉の綾というか何というか……~
一年後でいいなら、今でもいいじゃねえか!▼~
《選択》
-まあ今でもいい
--「まあ今でもいい」を選択
:[バルタザール]|ふいー……助かった。~
言い方は引っかかるが、言質は取ったぜ?▼~
おれは今がいい。~
さっさと結婚しちまおう。▼~
《選択》
-わかった
--「わかった」を選択(共通へ)
《共通》
:[バルタザール]|それじゃ、盛大に宴といこうか。~
いろいろ忙しくなりそうだな。▼~
金の稼ぎ方も今までと同じってわけには~
いかねえし、おれたちの家も必要だ。▼~
《蒼月・銀雪の章》
:[バルタザール]|……まさか、おれも一緒に~
大聖堂に住むなんて言わねえよな?▼~
:[ベレス]|………………。▼~
《共通》
:[バルタザール]|……ま、細けえ話はまだいいか!~
とりあえずは、この喜びを噛みしめようぜ。▼~
……昔、お前がおれを守るって~
言ったことがあったよなあ。▼~
実はあん時、おれはお前なんかに~
守られてたまるかよ、と思っていたのさ。▼~
逆にお前のことを守ってやって、~
おれの強さを示してやろうってな。▼~
《選択》
-守ってくれた
--「守ってくれた」を選択
:[バルタザール]|はっはっは!~
おれもお前に守られることはあったがな。▼~
けど、守り守られ、力を合わせて~
生きていくのが夫婦ってもんだろ?▼~
おれたちがこうなるのも当然の定め……~
っつたら言い過ぎかね。▼~
まあいい。これからも、片時も離れず~
守り守られていこうじゃねえか!▼~
**コンスタンツェ [#w62b7dd1]
***支援C [#e06b771a]
:[コンスタンツェ]|おや、貴方。何ですの?~
私は貴方に用などありませんけれど。▼~
《選択》
-見ていただけ
-こちらもない
--「見ていただけ」を選択
:[コンスタンツェ]|だけと言うには、見過ぎではなくて?~
随分とじっくりでしたわよ。▼~
--「こちらもない」を選択
:[コンスタンツェ]|それにしては随分と、じっくり~
見ていましたわね……。▼~
《共通》
:[コンスタンツェ]|はっ……私に見とれていたのですね?~
おーっほっほっほっほっほ!▼~
これほどの美貌を持つ私ですもの、~
仕方のないことですわ。▼~
《選択》
-違う……
--「違う……」を選択
:[コンスタンツェ]|それはそれとして、貴方、~
このところ調子に乗っているのではなくて?▼~
まるで私の師であるかのように振る舞い、~
指導してこられますけれど……▼~
傭兵の身で私を教え導こうなど、~
片腹痛いですわ! おーっほっほっほ!▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[コンスタンツェ]|何ですの、その目は。~
私も同じ平民だとでも仰りたいのかしら?▼~
……そうですわね。~
今は、確かにそうですわ。▼~
ですが、雌伏の時を経て、~
やがて雄飛する飛竜がごとく!▼~
私は貴族の地位を取り戻すのです!~
ヌーヴェル家を、再興するのですわ!!▼~
《選択》
-頑張って
-期待しないでいる
--「頑張って」を選択
:[コンスタンツェ]|貴方に言われるまでもありませんのよ。~
私は必ずやるのですから。▼~
--「期待しないでいる」を選択
:[コンスタンツェ]|まあ、その言い方。~
後で悔やんでも知りませんわよ!▼~
《共通》
:[コンスタンツェ]|私が貴族に戻った暁には、~
貴方を薄給でこき使ってあげますわ!!▼~
《選択》
-必要ない
-面白そう
--「必要ない」を選択
:[コンスタンツェ]|必要ない!? 私の従僕となる栄誉を、~
そんな軽々と撥ね退けるというの!?▼~
--「面白そう」を選択
:[コンスタンツェ]|面白そう!? 私の従僕となる栄誉を、~
言うに事欠いて面白そうと!?▼~
《共通》
:[コンスタンツェ]|……ふっ。貴方が何を考え何を仰っても~
所詮、すべては取るに足らない些事。▼~
私には、どうでもいいことでしたわ。~
おーっほっほっほ!▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[コンスタンツェ]|何ですの、貴方。~
先程から、視線が物言いたげですわよ。▼~
そんなに私に指図したいのでしたら、~
まずは教師としての力をお示しになって。▼~
資質のみならず、知識、技術、気概……~
そして人の上に立つ器をお見せなさい。▼~
……そうです!!~
今、私に雷がごとき閃きが走りましたわ!▼~
貴方、私の研究を手伝いなさいな。▼~
そうすれば、私の素晴らしさを~
貴方が理解できる良い機会になりますし……▼~
同時に貴方の器のほどを、~
私が見極められる時間も持てますわ。▼~
ふふふ、流石は私ですわ。貴方もこれには~
同意せざるを得ないのではなくて?▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[コンスタンツェ]|おーっほっほっほっほっほっほ!▼~
***支援B [#h5fd3acd]
:[コンスタンツェ]|ふんふん、これは良い薬草ですわ。~
後は……魔法水晶が足りませんわね。▼~
武器の錬成にも使うから、数がない……?~
そういうことなら仕方ありませんわ。▼~
《選択》
-これで揃った?
-まだ何か頼みがある?
--「これで揃った?」を選択
:[コンスタンツェ]|ええ、揃いましたわ。~
次は魔法の実験台になってくださいます?▼~
--「まだ何か頼みがある?」を選択
:[コンスタンツェ]|ええ、素材が揃いましたので、~
次は魔法の実験台になってくださいます?▼~
《共通》
《選択》
-実験台……?
--「実験台……?」を選択
:[コンスタンツェ]|これも研究の手伝いの一環ですわ。~
すなわち、貴方の役目ですのよ。▼~
さあ、そこに横になって……▼~
《選択》
-もう遅いので、明日に
--「もう遅いので、明日に」を選択
:[コンスタンツェ]|……確かに、夜も更けてきましたわね。~
少々熱が入り過ぎてしまったようですわ。▼~
今日はここまでに致しましょう。~
明日もよろしくお願いしますわね。▼~
《選択》
-仕方がない……
-実験台は嫌だ……
--「仕方がない……」「実験台は嫌だ……」を選択
:[コンスタンツェ]|明日こそ、成功させてみせますわ。~
休む暇などありませんとも。▼~
この魔法が現実となれば、~
私の名はフォドラ中に轟き……▼~
《選択》
-なぜそこまで熱心に……?
--「なぜそこまで熱心に……?」を選択
:[コンスタンツェ]|なぜと言われましても、取り潰しとなった~
我が家を再興するためですけれど……▼~
諦めない理由を問うていますの?~
むしろなぜ、諦められるとお思いですの!?▼~
先祖より大切なものを脈々と~
受け継いできた誇り高きヌーヴェル家!▼~
それが私の代で絶えるなど、~
あってはならないことなのですわ……!▼~
《選択》
-なぜ取り潰しに?
--「なぜ取り潰しに?」を選択
:[コンスタンツェ]|そうですわね。~
貴方も私の研究を手伝う身なのですから……▼~
少しくらいは知っておいたほうが~
良いかもしれませんわ!▼~
ヌーヴェル家はアドラステア帝国が成立して~
間もない頃に爵位を得た由緒ある家ですの。▼~
代々の当主は皆、魔道への造詣深く、~
皇帝に重用された時代も長かった……。▼~
けれど、七貴族の変で皇帝に与したのを機に~
権力の中枢から外れてしまったのですわ。▼~
そして、帝国に上陸したダグザ・ブリギット~
連合軍を防ぐための捨て石にされ……▼~
我が父母や兄を含む一族の大半は戦死。~
ヌーヴェルの街は廃墟と化したのです。▼~
六大貴族はヌーヴェル家の取り潰しを決め、~
今やかつての領地にその名を残すのみ。▼~
私には、受け継ぐ爵位も、家も、民も、~
土地も……何もありませんのよ!!▼~
《選択》
-なるほど……
--「なるほど……」を選択
《白雲・紅花の章》
:[コンスタンツェ]|ですから、エーデルガルト様に私が偉業を~
成し遂げたと認めていただき……▼~
《銀雪・蒼月・翠風の章》
:[コンスタンツェ]|ですから、戦争が終わり次第、次の為政者に~
私が偉業を成し遂げたと認めさせ……▼~
《共通》
:[コンスタンツェ]|ヌーヴェル家の再興を果たすのです。~
この研究は、そのためなのですわ。▼~
《選択》
-わかった
--「わかった」を選択
:[コンスタンツェ]|これで貴方も、私に協力することの意義、~
そして栄誉を理解できたことでしょう。▼~
それでは、おやすみなさい。~
明日も頼みましたわよ?▼~
***支援A [#vedce745]
:[コンスタンツェ]|ゲホゲホっ……ゴホっ……!!~
し、失敗ですわ!▼~
なぜですの!? 私の理論のどこに~
間違いがあったというんですの!!▼~
あの素材は、一回限りのもの……。~
次はいつ手に入るかわかりませんのに!▼~
《選択》
-残念だ……
--「残念だ……」を選択
:[コンスタンツェ]|貴方が申し訳なさそうな顔をすることは~
ありませんわ。▼~
貴方は私の指示に従っただけですもの。~
失敗の責は、すべて私にありますのよ。▼~
しかし……偉業は遠のきましたわね。~
ヌーヴェル家の未来に暗い影が……▼~
《選択》
-落ち込むのはらしくない
-諦めず頑張ろう
--「落ち込むのはらしくない」「諦めず頑張ろう」を選択
:[コンスタンツェ]|………………。▼~
……そうですわね!~
この程度でへこたれてはいられませんもの!▼~
私としたことが、焦っておりましたわ。~
もう5年以上、と……されど、たかが5年。▼~
ヌーヴェル家が重ねてきた歴史に比べれば、~
大河の中の一筋のようなものですわ!
《選択》
-その意気だ
--「その意気だ」を選択
:[コンスタンツェ]|貴方に励まされてしまうなんて、~
私としたことが不覚を取りましたわね。▼~
ですが、感謝はしますわ。貴方のおかげで、~
私は諦めずにおれますもの。▼~
私のために研究を手伝ってくれて、~
こうして応援してくれる。▼~
私にとって、貴方という存在は、~
まさに……▼~
《選択》
-まさに……?
--「まさに……?」を選択
:[コンスタンツェ]|最高の従者、従僕ですわ!!~
貴方の従僕っぷりは、このフォドラ一!!▼~
やはりヌーヴェル家を再興した暁には、~
貴方をどうしても雇い入れませんと!▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[コンスタンツェ]|……よく考えると、今の貴方の立場では~
到底無理な話かもしれませんわね。▼~
……ですが、私は諦めませんわ!▼~
家の再興だって、貴方のことだって、~
何だって必ず実現してみせますわ!▼~
ご覚悟はよろしくて?~
おーっほっほっほっほっほっほ!▼~
《選択》
-元気が出て良かった
--「元気が出て良かった」を選択
:[コンスタンツェ]|まあ!~
その話を蒸し返すなんて失礼ですわ!▼~
私にだって落ち込むことはありますのよ。~
そうなったら貴方が励ませばよいのです!▼~
《選択》
-わかった
-任せてくれ
-もちろんだ
--「わかった」「任せてくれ」「もちろんだ」を選択
:[コンスタンツェ]|……仕方なく口にしたような微妙な~
印象がありますが、まあいいですわ。▼~
これからも私のために、~
しっかり働いていただきますわよ!▼~
おーっほっほっほっほっほっほっほっほ!▼~
**ハピ [#bb88c746]
***支援C [#n656ba05]
:[ハピ]|あ、先生じゃん。~
どう? 教師も慣れてきた?
《選択》
-慣れてきた
-あまり慣れない
--「慣れてきた」を選択
:[ハピ]|慣れてきちゃったかー。~
でもキミってそんな顔してるもんね。▼~
--「あまり慣れない」を選択
:[ハピ]|ホント?~
ハピからはそう見えないけどね。▼~
《共通》
:[ハピ]|どんな場所でも生きていけるってゆーか、~
何でも平気だって顔。してるよ?▼~
《選択》
-ありがとう
--「ありがとう」を選択
:[ハピ]|別に褒めてないし。~
ていうか、セイロス教徒じゃないのに……▼~
すっかり教団の一員って感じで、~
ハピけっこーイヤかも。▼~
《選択》
-悪かった
--「悪かった」を選択
:[ハピ]|謝らないでいいって。~
こっちが勝手にイヤなだけなんだし。▼~
ハピはさ、教団に裏切られたってゆーか、~
扱いが酷かったってゆーか。▼~
教団にイイ思い出ないんだよねー。~
あ、他の人には言わないでよ、これ。▼~
《選択》
-扱いが酷い?
-裏切られた?
--「扱いが酷い?」を選択
:[ハピ]|ハピって小さい頃、怪しい連中に~
連れ去られて、ずっと捕まっててさ。▼~
いちおー騎士団の人たちに助けられたんだ。~
けど、その後は地下送りでしょ。▼~
扱い酷くない?~
捕まってた時と、ゼンゼン変わんないし。▼~
--「裏切られた?」を選択
:[ハピ]|ハピって小さい頃、怪しい連中に~
連れ去られて、ずっと捕まっててさ。▼~
いちおー騎士団の人たちに助けられたんだ。~
けど、その後は地下送りでしょ。▼~
保護するとか言っといて、裏切りじゃん?~
捕まってた時と、ゼンゼン変わんないし。▼~
《共通》
:[ハピ]|信徒の安全がどーとか、より多くの人を~
助けるのがどーとか、そんなんばっか。▼~
ハピのことなんか、~
だーれも気にしてくれないわけ。▼~
あ、でもアロイスさんって人だけは~
ちょっと優しかったかもね。面白いし。▼~
《選択》
-確かに
-……面白い?
--「確かに」を選択
:[ハピ]|あれ? ハピの冗談、通じてない?▼~
--「……面白い?」を選択
:[ハピ]|冗談だって。わかってよ。▼~
《共通》
:[ハピ]|ま、いっか。~
そんなわけで、ハピは教団がキライ。▼~
キミが教師になったのだって、~
急な抜擢だったんでしょ?▼~
逆に不要になったら、~
すぐポイってされちゃかもね。▼~
:[ベレス]|………………。▼~
:[ハピ]|ごめんごめん、脅かしたいんじゃないし。~
ただあの人たちの理屈ってさ……~
教義とか、教会の決まりとか、~
そういうのに縛られがちじゃん。▼~
ハピはそういうの、苦手ってゆーか、~
縛られることから逃げてきたってゆーか……▼~
《選択》
-逃げてきた?
--「逃げてきた?」を選択
:[ハピ]|そ。でも、逃げた先でまたほかのものに~
縛られて、また逃げて……▼~
ハピが望むものなんて、~
この世界にないのかもね。▼~
《選択》
-………………。
-そんなことは……
--「………………。」「そんなことは……」を選択
:[ハピ]|あっちゃー、また暗い話しちった。~
まあ忘れてよ。▼~
キミの未来は、ハピと違って明るそうだし、~
そういうの期待してもいいんじゃない?▼~
でもその拠り所に、セイロス聖教会は~
おすすめできないじゃんってこと。▼~
じゃ、ハピもう行くし。▼~
***支援B [#q6dc5df4]
:[ハピ]|あれ、先生じゃん。~
この部屋使う? ハピ行こうか。▼~
《選択》
-なぜ行く?
-いて問題ない
--「なぜ行く?」を選択
:[ハピ]|なぜって……ハピが一緒だと~
気が休まらないでしょ。▼~
--「いて問題ない」を選択
:[ハピ]|えー、~
ハピが一緒だと気が休まらないでしょ。▼~
《選択》
-そんなことはない
--「そんなことはない」を選択
:[ハピ]|そう? ならいいけど。~
キミって変わってんね。▼~
さっきハピがこの部屋来た時なんか、~
何か言う前にさーってみんな出てったよ。▼~
流石のハピも、ポカーンってなったし。▼~
《選択》
-それはひどい
-何で出ていった?
--「それはひどい」を選択
:[ハピ]|仕方なくない? ハピの体質の話、~
けっこー広まっちゃったし。▼~
--「何で出ていった?」を選択(ハピの好感度ダウン)
:[ハピ]|それ聞く? キミって意外と意地悪だね。~
ハピの体質の話が広まったからでしょ。▼~
《共通》
:[ハピ]|ほら、ハピが魔物とかを引き寄せやすいって~
やつ。ため息つけば魔獣が飛んでくるって。▼~
……ま、ハピ、独りでいるの~
キライじゃないし、別にいいけどさ。▼~
《選択》
-……体質の話は本当?
--「……体質の話は本当?」を選択
:[ハピ]|あれっ、キミ、知らなかったっけ。~
ホントだよ。▼~
そのせいで、教団の人たちに~
地下に入れられたんじゃん。▼~
何か起こっても、まだマシだからって。▼~
《選択》
-そうだったのか……
--「そうだったのか……」を選択
:[ハピ]|わかったら、ほら、キミも出てっていいよ。~
それともハピが出てく?▼~
ハピって危ない女だからさ。▼~
ちょっとイライラしてる時なんか、~
思わずため息出ちゃ……ふあ……▼~
:[ベレス]|……!▼~
:[ハピ]|……あああ。~
ねむ……。▼~
《選択》
-あくびだったか……
--「あくびだったか……」を選択
:[ハピ]|あ、ごめんね。~
ハピ、あんまりあくびしないんだけど。▼~
このところ、眠りが浅いのかな……。▼~
噂がすごい広まってて、自分で思ってるより~
気にしちゃってるのかも。▼~
《選択》
-心配だ
--「心配だ」を選択
:[ハピ]|いいよ、「人の噂も主が起きるまで」って~
言うじゃん。すぐ何ともなくなるって。▼~
《選択》
-それでも……
--「それでも……」を選択
:[ハピ]|じゃ、収まらなかったらキミを頼るから。~
それでいい?▼~
《選択》
-こちらでも対策を考えておく
--「こちらでも対策を考えておく」を選択
:(ハピが去る)|
***支援A [#g879003f]
:[ハピ]|あ、ちょっと。~
キミに言いたいことあるんだけど。▼~
《選択》
-何?
--「何?」を選択
:[ハピ]|最近、またハピの体質の噂、~
流れかけたけどさ。▼~
すぐに掻き消えたじゃん。~
キミがやったんでしょ。▼~
《選択》
-実は……
--「実は……」を選択
:[ハピ]|やっぱり?~
ありがとね。でもさ……▼~
「5年間、一度もため息をつかなかった女」~
って何!? 変なあだ名つけないでくれる?▼~
だいたいキミ、5年間いなかったじゃん。~
知らないのにテキトー言ったわけ?▼~
《選択》
-聞き込みをした
-適当ですまない
--「聞き込みをした」を選択
:[ハピ]|聞き込みって何したの!?~
キミのせいでため息つきそうなんだけど。▼~
--「適当ですまない」を選択
:[ハピ]|ほんとにテキトーなの!?▼~
ちょっとビックリしすぎて~
変なため息出そうだったんだけど……!▼~
《選択》
-すまない……
--「すまない……」を選択
:[ハピ]|それに間違ってるじゃん。~
ハピ、5年の間にもため息ついてるし。▼~
もータイヘンだったんだよ。~
旧市街の辺りで魔獣が好きに暴れちゃって。▼~
地下のみんなのおかげで~
どーにかなったけど……▼~
キミがいたらもっと楽だったかもね。▼~
《選択》
-そう?
--「そう?」を選択
:[ハピ]|そりゃそうじゃん。~
天帝の剣、持ってるしね。▼~
《選択》
-……それだけ?
--「……それだけ?」を選択
:[ハピ]|いやーもちろん、みんなを指揮、指導する~
力とか、よく見て心配りする力とか?▼~
そういうのにキミは長けてると思うけど。~
ハピも助けられたしね。▼~
《選択》
-ありがとう
--「ありがとう」を選択
:[ハピ]|……だから、~
キミのそばは安心できんだよね。▼~
ため息ついても、つかなくても、~
そんなこと気にしないでいられるとゆーか。▼~
けっこー悲しかったんだよ?~
キミがいなくなって。▼~
ガルグ=マク出てっても良かったんだけど、~
キミが生きてたらって思うとさ。▼~
落ちたキミのこと捜して、~
何度も谷に下りたりもしたし……。▼~
《選択》
-そんなことまで……
-嬉しい
--「そんなことまで……」「嬉しい」を選択
:[ハピ]|あ、今のなし!~
つい喋っちゃったじゃん!▼~
こんなこと言うつもりなかったのに……~
あーあ、恥ずいなあ。▼~
《選択》
-恥ずかしくない
--「恥ずかしくない」を選択
:[ハピ]|そりゃキミは恥ずかしくないでしょ。~
ハピは違うの!▼~
………………。▼~
……ま、いっか。~
そんなわけで、今後ともよろしくー。▼~
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- バルタザールに「今節もカツカツだ」の返答で好感度上がりま...
- バルタザールの支援Sのルート差分、まだ空なんですね -- ...
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