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会話集/支援会話/ローレンツ(レスター諸侯同盟)
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[[会話集/支援会話]]
*ローレンツの支援会話 [#ze341311]
#contents
**クロード [#gd398cde]
[[クロードのページへ>../クロード(レスター諸侯同盟)#t2a800...
**ラファエル [#q99883c9]
***支援C [#z5a3a755]
:[ラファエル]|はぐっ、むぐっ……。やっぱ肉だな!~
野菜も魚も美味いけど、結局は肉だよな!▼~
:[ローレンツ]|隣、失礼する。▼~
(暗転)
:[ラファエル]|おう、ローレンツくんも飯か。~
……って、量少ねえな! 足りんのか?▼~
:[ローレンツ]|君が食べる量と比べないでくれたまえ。~
僕にはこの程度で十分だ。▼~
:[ラファエル]|それしか食わねえから体が細いんだ。~
オデの妹だって、もっと食うぞ?▼~
ほれ、オデの肉を分けてやるから、~
もっと食えって。▼~
:[ローレンツ]|なっ……! 食べかけを人に差し出すとは~
無作法にも程があるぞ!▼~
まったく、品位に欠ける……。~
たとえ君が貴族でも友人にはなれないな。▼~
:[ラファエル]|そうやって、すぐカリカリすんのも、~
たぶん、腹が減ってるからだぞ。▼~
:[ローレンツ]|もう、僕に構わないでくれないか。~
折角の料理が不味くなる……。▼~
:[ラファエル]|不味い?~
好きなもん残ってなかったのか?▼~
よし、待ってろ! オデが厨房に行って、~
腹に溜まるもん貰ってきてやるよ!▼~
:[ローレンツ]|なっ……! 余計なお世話だ。~
独りで静かに食事をさせてくれたまえ。▼~
:[ラファエル]|わかってねえなあ、ローレンツくん。~
飯はな、みんなで食うから美味えんだ。▼~
それにお前、盟主になりてえんだろ?~
それなら飯は誰かと食ったほうがいいって。▼~
:[ローレンツ]|……?~
盟主と食事は関係ないだろう。▼~
:[ラファエル]|だって盟主ってのは、いろんな奴と~
仲良くやってくのが仕事なんだろ?▼~
誰かと仲良くなるには、一緒に飯を食うのが~
一番手っ取り早えってもんだぞ。▼~
:[ローレンツ]|今、こうして君と食事をしていても、~
とても仲良くなれる気がしないが……。▼~
:[ラファエル]|それに、好きなもんとか嫌えなもんとか、~
相手のことがよくわかるだろ?▼~
何より、誰かと一緒だといろいろ食える!~
たくさん食って大きくなれよ! がはは!▼~
なーんて喋ってるうちにまた腹減ってきた。~
おかわり、貰ってこ~ようっと!▼~
:[ローレンツ]|はあ、お節介な男だ……。▼~
とはいえ……食事を共にして人物を知る、~
というのは一理ある、か。▼~
***支援B [#md996d72]
:[ラファエル]|ああ……腹減ったあ……。~
何か食いもん……んぉ!?▼~
:[ローレンツ]|君はまた腹を空かせているのか。~
これでも食べて静かにしていてくれ。▼~
:[ラファエル]|それ、オデにくれんのか!?~
でも……お前も訓練続きで腹減ってんだろ?▼~
:[ローレンツ]|空腹のせいで肝心な時に君の馬鹿力が~
役に立たないようでは、皆が困るのだよ。▼~
それに僕は貴族だからね。目の前に空腹の~
平民がいるなら、食糧を分け与えて当然だ。▼~
:[ラファエル]|じゃ、じゃあ遠慮なく貰うぞ?~
うっほほー! いっただっきまーす!!▼~
:[ローレンツ]|食べながら聞きたまえ。君はもう少し~
貴族を敬う姿勢を学んだほうがいいぞ。▼~
貴族は平民を守り、平民は貴族を敬う。~
それがこの世界の秩序というものなのだ。▼~
無論、学友である以上、身分の隔てなく~
僕と付き合いたい気持ちもわかるが……▼~
:[ラファエル]|はぐっ、むぐっ、もぐもぐ。~
ごくっ、ごくっ。は~、ごちそうさま!▼~
:[ローレンツ]|君……。~
僕の話を聞いているのか?▼~
:[ラファエル]|あ、前に貰った高そうなお菓子、~
妹に送ったら早速、手紙が来たんだ。▼~
すげえ美味かったから礼を言っとけってよ。~
ありがとな!▼~
:[ローレンツ]|それは重畳。~
自分の好む菓子で喜ばれると気分がいい。▼~
が、礼には及ばないぞ。~
あれは君への感謝の気持ちで贈ったものだ。▼~
君の話を聞いて以来、~
食事に対する考え方を改めてね。▼~
確かに人を知るために食事は有効だったよ。~
盟主になるために利用しない手はない。▼~
:[ラファエル]|だから言ったろ?~
飯でみんなで食ったほうが美味えって!▼~
:[ローレンツ]|……少しずれている気もするが。~
まあいい。それで、君の腹は膨れたのか?▼~
:[ラファエル]|まったく足りねえけど、~
どうにか訓練は続けられそうだ。▼~
よし、オデもっと強くなって、~
ローレンツくんを守ってやるからな!▼~
:[ローレンツ]|……やはり僕の話を~
聞いていなかったようだな。▼~
なぜ貴族たる僕が平民に守られねばならん。~
秩序に反した行いだ。慎みたまえ。▼~
:[ラファエル]|でも、オデ食いモン貰わなかったら、~
訓練できずに戦場で死んでたかもしれねえ。▼~
オデが死んじまって養えなくなったら、~
故郷にいる妹も飢えて死んじまうだろ?▼~
だから、ローレンツくんは、オデの妹も~
守ってくれたってことになるわけだ!▼~
:[ローレンツ]|食べ物を少し分けただけだ。~
そこまで恩義を感じてくれずとも……。▼~
:[ラファエル]|ローレンツくんは立派な貴族として、~
妹やみんなを守ってくれてる。▼~
なら、もっと強えオデがお前を守れば、~
みーんな幸せだ! だろ?▼~
:[ローレンツ]|……フッ。その理屈はよくわからないが、~
君が強いのは事実だ。勝手にしたらいい。▼~
食事を共にして人物を知る……か。~
君のことも少し理解できてきた気がするよ。▼~
大食いでお節介なだけじゃない、~
守り、守られるに足る男だってことがね。▼~
**イグナーツ [#k8214b55]
***支援C [#w75d9f0f]
:[ローレンツ]|イグナーツ君、少し休憩にしよう。~
紅茶を淹れるから茶器を選んでくれたまえ。▼~
:[イグナーツ]|え?~
ボクが、ですか?▼~
:[ローレンツ]|君以外に誰がいるというんだ。~
ほら、休憩時間がなくなってしまうぞ。▼~
茶器はその棚だ。~
君の目利きに任せる。▼~
:[イグナーツ]|は、はあ……。▼~
(暗転)
:[イグナーツ]|これで、どうでしょうか。▼~
:[ローレンツ]|ほう、飾り気のない茶器を選んだな。~
なぜこれにしたのだ?▼~
:[イグナーツ]|ローレンツくんが用意しているのは、~
渋みの少ない茶葉ですよね?▼~
その茶葉は何も加えず頂くのが美味しい。~
なら紅茶の水色が映える茶器が良いかなと。▼~
器に絵付けされているのは季節の花です。~
良い天気だけど、散策する余裕はないから。▼~
:[ローレンツ]|なるほど……。~
実にいい審美眼をしている。▼~
流石は我がグロスタール家が、~
長年用達にする商家の生まれだ。▼~
《第一部》
:[ローレンツ]|ここを卒業して、君が本格的に商いを~
始めたら、僕が父に引き合わせよう。▼~
《第二部》
:[ローレンツ]|戦いが終わり、君が本格的に商いを~
始めたら、僕が父に引き合わせよう。▼~
《共通》
:[イグナーツ]|あー……。嬉しいですけど、~
ボクは騎士になるよう言われているので。▼~
:[ローレンツ]|ん? ……そうか、君は次男だったな。~
その目利きは才能だと思うが……。▼~
まあいい、それなら騎士となって、~
僕に仕えることを許そう。▼~
:[イグナーツ]|え、あ、あの……。▼~
:[ローレンツ]|何だ? 不満か?▼~
:[イグナーツ]|い、いえ……。~
考えときますね!▼~
:[ローレンツ]|芸術のことなら迷いがないのに、~
他のこととなると優柔不断なのだな……。▼~
***支援B [#t16e5d10]
:[イグナーツ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|……何をしている?▼~
:[イグナーツ]|うわあああああ!~
び、びっくりしたあ……。▼~
:[ローレンツ]|驚きすぎだ。~
……絵を描いているのか?▼~
:[イグナーツ]|みんなの動きを絵に残しておいて、~
後で練習しようかな、と……。▼~
人目があると、~
あまり訓練に集中できませんから……。▼~
:[ローレンツ]|ほう、それにしても見事な絵だな。~
躍動感があって、今にも動き出しそうだ。▼~
:[イグナーツ]|そ、そうですか?~
……実はボク、画家になりたくて。▼~
:[ローレンツ]|ほう……確かに、君ほどの腕があれば、~
絵で生計も立てられそうだな。▼~
何より、絵を描いている時の君は、~
普段の君と違って実に堂々としていた。▼~
そうだ! 将来は僕のお抱え画家に……。~
いや? 前に聞いた話と違うな。▼~
君は騎士として僕に仕える予定じゃ~
なかったのか?▼~
:[イグナーツ]|ボクを騎士にするのが父の希望なので……~
画家にはなれないんです。▼~
:[ローレンツ]|ああ……そんなことを言っていたな。~
ならば、絵も描ける騎士になればいい。▼~
:[イグナーツ]|え、絵も描ける、騎士……?▼~
:[ローレンツ]|君の絵描きとしての腕はこの僕が保証する。~
世に埋もれさせておくには惜しい才能だ。▼~
絵の腕も一流という稀有な騎士なら、~
是非、僕も雇いたいのだがね。▼~
:[イグナーツ]|え、あ、あははは……。~
その発想はありませんでした。▼~
でも、どうしてそんなに、~
ボクを買ってくれるんですか?▼~
:[ローレンツ]|戦いの技術が騎士のすべてではない。~
礼儀、気遣い、そして芸術的な感性。▼~
審美眼も絵の腕も優秀な人材など、~
貴族の値打ちを上げる逸材じゃないか。▼~
:[イグナーツ]|……ふふふ。ローレンツくんって、~
意外と突飛な発想するんですね。▼~
ありがとうございます。~
少し自信がつきました。▼~
:[ローレンツ]|礼などいい。~
迷える民を導くのも貴族の責務だからな!▼~
**リシテア [#hb236626]
***支援C [#g0a05467]
:[ローレンツ]|リシテア君、話がある。▼~
:[リシテア]|あんた、あちこちで女の子に声かけてるって~
聞きましたけど、わたしにまで……▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章》
:[ローレンツ]|まさか。同盟の未来について語りたいのだ。~
忌憚のない意見を交わそうじゃないか。▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章以外》
:[ローレンツ]|まさか。フォドラの未来について、~
君と語り合いたいと思っていてね。▼~
《共通》
:[リシテア]|まさかってどういう意味かしら……。~
わたし忙しいので、これで失礼します。▼~
:[ローレンツ]|待ちたまえ! コーデリア家のその閉鎖的な~
態度は、直ちに改めてもらいたい。▼~
:[リシテア]|今のはわたしの話でしょう?~
どうして家のことになるんですか。▼~
《第一部》
:[ローレンツ]|今の同盟に諸侯同士の絆など存在しない。~
このままでは近い将来、瓦解するだろう。▼~
《第二部》
:[ローレンツ]|この破滅的な世界情勢の中で、レスターの~
諸侯に何ができるのか考えたことはあるか?▼~
《共通》
:[リシテア]|わたし、そういう話には~
興味ないんですけど。▼~
:[ローレンツ]|コーデリア家の国力は確かに豊かではないが~
小国だからこそ、しがらみも少ないだろう。▼~
積極的に外交を仕掛けて上手く立ち回れば、~
周辺諸侯に結束を促すことも可能だ。▼~
働きが諸侯に認められれば、コーデリア家の~
発展にも寄与することになろう。▼~
そのためにも、グロスタール家を継ぐ僕と~
親交を温めておいて損はないと……▼~
:[リシテア]|はいはい。その日が来たら、是非。~
でもわたし、今は忙しいのでまたの機会に。▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章》
:[リシテア]|さ、同盟のために魔道の研究をするので~
邪魔しないでください。▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章以外》
:[リシテア]|さ、フォドラの未来のために、魔道の~
研究をするので邪魔しないでください。▼~
《共通》
:[ローレンツ]|む、そうか。それは失礼した。~
ならば僕は、退散させていただく。▼~
あ、僕にできることがあれば、~
なんなりと言ってくれたまえよ?▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章》
:[ローレンツ]|何せ僕は、同盟の未来を背負って立つ~
男だからね。はーはっはっは。▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章以外》
:[ローレンツ]|何せ僕は、フォドラの未来を背負って立つ~
男だからね。はーはっはっは。▼~
《共通》
:[リシテア]|……何が未来よ。ほんっと迷惑。▼~
未来、なんて……。▼~
***支援B [#ba46c0a0]
:[リシテア]|ああ、失敗した……。おかしいな。~
理論は間違ってないはずなのに……。▼~
:[ローレンツ]|リシテア君。良い茶葉が手に入ったんだ。~
お茶でもどうかな?▼~
:[リシテア]|……忙しいので。▼~
:[ローレンツ]|寝食を忘れて研究に勤しむ姿勢は立派だが、~
適度な休息も必要だろう。▼~
:[リシテア]|そこまで夢中になるほど、~
子供じゃありません!▼~
:[ローレンツ]|とにかく少し休みたまえ。~
ほら、紅茶に合う菓子も用意してきた。▼~
:[リシテア]|わ、美味しそ……こほん、仕方ありません。~
少しだけ付き合ってあげます。▼~
(暗転)
:[ローレンツ]|どうだい? 当家御用達の菓子は。~
僕は幼い頃からこれが大好きでね。▼~
:[リシテア]|はああ……美味しい……~
ほっぺが落ちちゃいそう……。▼~
:[ローレンツ]|好きなだけ食べたらいい。~
君と親交を温められるなら安いものだ。▼~
良ければ、君の話を聞かせてくれないか。~
魔道の師は? 幼い頃はどんな……。▼~
:[リシテア]|……お菓子くらいでほだされませんから。~
自分のことを話すの好きじゃないんです。▼~
:[ローレンツ]|外交の第一歩は自分をさらけ出すことだぞ。~
社交界に出る年になれば考えも変わろうが。▼~
:[リシテア]|いちいち子供扱いしないでくれます?~
だいたい、年齢で人を評価するなんて……。▼~
:[ローレンツ]|君が悪いのではない。誰しも年相応の~
経験を積んで成長していくものだ。▼~
:[リシテア]|……それが、~
子供扱いしてるっていうんですよ。▼~
:[ローレンツ]|それに、君の実力は認めているさ。~
君ほど魔道の才に優れた者はそうはいまい。▼~
だからこそ、その力をより多くの人々の~
未来を守るために使ってほしいのだがね。▼~
:[リシテア]|しつこいですね。言ったでしょう。~
わたし、政治に興味はないんです。▼~
:[ローレンツ]|君も強情だな。なぜその素晴らしい才能を~
フォドラの未来のために使おうとしない?▼~
:[リシテア]|強情なのはローレンツでしょう?~
二言目には未来のため未来のためって。▼~
もちろん、そういうことを考えるのは~
立派なことかもしれないけれど……▼~
わたしに未来なんて遠すぎる。~
今を生きるだけで、精一杯ですから。▼~
……お茶、ご馳走様でした。▼~
:[ローレンツ]|リシテア……?▼~
***支援B+ [#w02cb4f4]
:[リシテア]|……あんたでも野花を積むんですね。~
手入れされた花しか興味ないと思ってた。▼~
:[ローレンツ]|花は自らの力で咲き誇る姿が一番美しい。~
リシテア君、君にも1本……。▼~
:[リシテア]|……やめて!▼~
あ……ごめんなさい。その、棘が危ないし。~
命を摘み取るのは、好きではなくて……。▼~
:[ローレンツ]|……君は、優しいんだな。~
名も無き野の花にも情けをかけるとは。▼~
次期当主が慈愛のある人物なら民も安らぐ。~
周辺諸侯の信頼も容易に得られるだろう。▼~
:[リシテア]|また政治の話ですか……。▼~
:[ローレンツ]|昔からレスターの諸侯は利己的に過ぎた。~
他者を利用することしか考えてこなかった。▼~
だが、君のように他者の痛みがわかる者が~
現れれば、状況を変えられるかもしれない。▼~
:[リシテア]|……その期待には応えられません。~
コーデリア家は、父の代で終わるから。▼~
:[ローレンツ]|そんな……! 政治に興味がないとはいえ、~
300年の歴史を持つ名家を潰すつもりか?▼~
これは、君だけの問題ではないぞ。~
貴族の家が滅べばどうなる?▼~
領民は混乱し、路頭に迷う者も出よう。~
何より諸侯間の勢力均衡も崩れることに……▼~
:[リシテア]|わたしは長生きできない体なんです。~
兄弟もいないし、わたしが死ねば終わり。▼~
:[ローレンツ]|え……そ、そう、なのか?▼~
:[リシテア]|それに……親もわたしも、貴族に生まれた~
ことで、とても苦しんできたんです。▼~
帝国の内乱に巻き込まれ、責任を負わされ、~
口では言えないほどの酷い仕打ちを受けた。▼~
だから……父と母には、~
せめて穏やかな余生を送らせてあげたい。▼~
領民が困らないよう、わたしが死ぬまでに~
できるだけの手は打つつもりでいます。▼~
この先の世界がどうなるのか、~
心配はしていたけど……▼~
あんたのように真剣に未来を考えている人が~
いるのなら、きっと大丈夫。そうでしょう?▼~
:[ローレンツ]|……君は、自分の不幸を嘆くこともなく、~
この世界の未来までも案じてくれるのか。▼~
……すまない、リシテア君。~
僕は君のことを何も理解していなかった。▼~
今に至る数々の非礼、詫びさせてほしい。▼~
:[リシテア]|気にしてないけど、どうしてもというなら~
お菓子とお茶で手を打ちます。……でも。▼~
未来を語るなら、あんたの隣を共に歩ける、~
元気で逞しい人にしてあげてくださいね。▼~
:[ローレンツ]|リシテア君……。~
わかった。また共にお茶を楽しもう。▼~
***支援A [#q2dfa95c]
:[ローレンツ]|リシテア君。~
あまり日差しの強い場所にいてはいけない。▼~
急に涼やかな風が吹くこともある。~
外にいる時は上着を用意するべきだ。▼~
:[リシテア]|………………。▼~
:[ローレンツ]|それに最近は多忙で疲れているだろう。~
今日はほどほどにして休みたまえ。▼~
:[リシテア]|……ああああ! んもう!~
わかったから、ついてこないで!▼~
:[ローレンツ]|ぼ、僕は君の体調を気遣ってだな……!▼~
:[リシテア]|今は別に、体調は悪くありません。~
それに、自分のことは自分で管理できます!▼~
わたしには休んでる暇なんてないんです。~
みんなより生きられる時間が短いから……。▼~
早く一人前になって、領内を落ち着かせて、~
父と母を安心させてあげたいんです。▼~
:[ローレンツ]|焦る必要などない! 君が短命だなんて……~
誰の診断か知らないが、僕は信じない。▼~
現に今の君は元気じゃないか。健康にさえ~
気遣えば、きっと人並みに生きられる。▼~
:[リシテア]|だからって……お茶請けが薬草入りの~
焼き菓子になったのは不満なんですけど。▼~
:[ローレンツ]|医は食に通じ、食は医に通ずる。~
健やかな体を作るには、まず食からだ。▼~
:[リシテア]|それはそうかもしれませんけど、~
普通のお菓子のほうが美味しいし……。▼~
:[ローレンツ]|フォドラ中から薬草入り菓子を取り寄せて、~
なるべく甘いものを厳選していたのだが。▼~
:[リシテア]|……それは気づいてました。~
ごめんなさい、いつもありがとう。▼~
だけど、程々にしてください。~
太って不健康になったら意味ないでしょう?▼~
……わたしだって、あんたと1日でも長く~
お茶会したいんですからね。▼~
:[ローレンツ]|リシテア君……そうか!~
そう思ってくれるか! 僕も同じ気持ちだ!▼~
いつか理想の未来を掴んでも、そこに君が~
いなければ、幸福など感じないだろう。▼~
君と話すほどに君の魅力に引き込まれ、~
いつしかそう思うようになってしまった。▼~
君と歩む未来……それが!~
僕が目指すべき未来なのだ!!▼~
:[リシテア]|あ、う……そういう恥ずかしいことを、~
大きな声で言うのは……▼~
:[ローレンツ]|恥ずかしい? 何を恥じることがある!~
僕は君といつまでも……▼~
:[リシテア]|わかった! わかりました!~
だからもう落ち着いてくださいってば。▼~
:[ローレンツ]|君は何も案じることはないぞ。~
すべて僕に任せておきたまえ!▼~
なにせ僕は、フォドラの未来を背負って立つ~
男だからね。はーっはっはっは。▼~
:[リシテア]|ふふ……わたしも自分を諦めないから。~
ずっと見守っていてね、ローレンツ。▼~
**マリアンヌ [#h3c88f51]
***支援C [#r6e1585b]
:[ローレンツ]|やあ、マリアンヌさん。~
ご機嫌いかがかな?▼~
:[マリアンヌ]|……はい、ローレンツさん。~
私は、元気です……。▼~
:[ローレンツ]|……機嫌が良さそうにも、~
元気そうにも見えないが。▼~
:[マリアンヌ]|そうでしょうか……。~
いつもと同じです……。▼~
:[ローレンツ]|ふむ……。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
:[マリアンヌ]|あ、あの……。~
何でしょうか……。▼~
:[ローレンツ]|おっと、失礼。僕としたことが、~
女性をジロジロと見てしまうとは。▼~
:[マリアンヌ]|私、何かおかしいですか……?▼~
:[ローレンツ]|いや、お父上のことを思い出していたのだ。~
君との共通点はあるのだろうか、と。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|君のお父上、エドマンド辺境伯は、~
辣腕の論客だ。同盟でも屈指の、な。▼~
彼の言葉は、戦果以上の利益を生み、~
敗戦の傷も小さくしてしまう。▼~
父が「敵に回したくない」と言う、~
数少ない人物だよ。無論、僕も同意見さ。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|彼はいつも多弁で自信に満ちている。~
それに比べて君は、無口で俯きがち……▼~
おっと、気を悪くしたらすまない。~
ただ、あまりにも対照的なのが不思議でね。▼~
:[マリアンヌ]|私は……義父とは違いますので……。▼~
:[ローレンツ]|しかし、お父上は君に何かを期待して、~
ガルグ=マクに寄越したのだろう?▼~
君にも何か、~
人を惹きつけるような魅力が……▼~
……っ!▼~
:[マリアンヌ]|義父のことは……わかりません……。~
私は、もう行きますね……。▼~
:[ローレンツ]|あ、ああ。それでは気をつけて……。▼~
……なるほど。~
彼女の魅力は静謐の美、か……。▼~
これは、磨けば光るかもしれないな。▼~
***支援C+ [#w9d6286b]
:[ローレンツ]|マリアンヌさん。~
君は、花は好きかな?▼~
:[マリアンヌ]|……はあ。~
嫌いではありませんが……。▼~
:[ローレンツ]|美しい花が咲く場所を見つけたのだ。~
君にも見せたいと思ってね。▼~
:[マリアンヌ]|遠慮します……。~
私に関わらないでください……。▼~
:[ローレンツ]|ならば、その花を摘んでくるから、~
君に贈らせてくれないか。▼~
その花束を抱えた君の姿は、~
きっと女神も恥じらう美しさだろうな。▼~
:[マリアンヌ]|女神様は、恥じらったりしません……。▼~
:[ローレンツ]|……手強いな。まあいい。~
ん? 君、素敵なハンカチを持っているな。▼~
ハンカチは持つ者の感性を象徴するものだ。~
君の感性は実に洗練されているようだな。▼~
君が本気で着飾れば、きっと……▼~
:[マリアンヌ]|ハンカチ、気に入ったのなら~
差し上げます……。▼~
:[ローレンツ]|いや、欲しいわけでは……。▼~
:[マリアンヌ]|それは、義父が持たせてくれたものです。~
私が選んだわけではありません……。▼~
私には洗練された感性なんて……。~
義父とは、すべてが対照的ですから……。▼~
……失礼します。▼~
:[ローレンツ]|なぜだ、なぜなのだ……。~
あれだけの美しさを持ちながら……。▼~
磨けば光るはずなのだ。~
後は本人の心持ち次第だというのに……。▼~
必ず彼女の美を目覚めさせてやる。~
絶対だ!▼~
ローレンツ=ヘルマン=グロスタールに~
不可能などないのだからな!▼~
***支援B [#f45bcc93]
:[ローレンツ]|………………。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
:[マリアンヌ]|あ、あの……。▼~
:[ローレンツ]|……うん? 何だね、マリアンヌさん。▼~
:[マリアンヌ]|最近、私の近くで食事しているようですが、~
なぜですか……?▼~
私といても、食事がつまらないでしょう?~
その……話も弾みませんし……。▼~
……私、人と会話するのが苦手で。~
何を言われても上手く返せませんし……。▼~
:[ローレンツ]|賑やかな食事を好む者もいるが、~
僕は静かにゆっくりと楽しみたいほうでね。▼~
君の側だと、落ち着いて食べられる。~
これほど安らぐことはない。▼~
:[マリアンヌ]|そ、そうですか……。▼~
:[ローレンツ]|それに、君の所作はとても品がある。~
食器の扱い方が美しい者は大変好ましい。▼~
長い間、君を見ていて、~
僕は、ようやく気づいたのだよ。▼~
君の美しさの本質は、心根の優しさ……~
すなわち、内なる美なのだとね。▼~
着飾ったり繕ったりする上辺の美より~
その人本来の、人間としての美だ。▼~
僕は君が、磨けば光る原石なのだと~
思っていたが、それは間違いだった。▼~
君はそのままでいい。~
今のままで、十分美しいのだからね。▼~
:[マリアンヌ]|このままの私で……いい……?▼~
:[ローレンツ]|ああ、そうだ。~
君に上辺の美など蛇足の極みだよ。▼~
:[マリアンヌ]|そ、そんなことを言われたのは、~
初めてです……。▼~
:[ローレンツ]|ならば他の者に見る目がないのだ。~
この僕の目利きに敵う者はいないのだから。▼~
だが同時に……このまま君の美しさが~
世に出なければいいとも思ってしまう。▼~
君の真価は、このローレンツ=ヘルマン=~
グロスタールだけが知っていればいいのだ!▼~
それでは、お先に失礼するよ。~
はーっはっはははは……!▼~
:[マリアンヌ]|へ、変な人……。~
でも……このままでいい、か……。▼~
……ふふ、嬉しい。▼~
***支援A [#x92b2f66]
:[ローレンツ]|やあ、マリアンヌさん。~
先日君に借りた書物は、実に面白かった。▼~
興味深い書物に巡り合わせてくれたお礼に、~
是非お茶をご馳走したいのだが……。▼~
:[マリアンヌ]|え、あ、あの……。~
少し用があるので、夕方でも……。▼~
:[ローレンツ]|夕方だね、承知した。~
楽しみに待っているよ。▼~
:(暗転)|
:[マリアンヌ]|本日は、お招きいただき、~
ありがとうございます……。▼~
:[ローレンツ]|来てくれて嬉しいよ。~
そうかしこまらないでくれたまえ。▼~
:[マリアンヌ]|あ、あの、お茶、とても美味しいです。▼~
:[ローレンツ]|そうか! 僕の好きな銘柄だが、~
気に入ってもらえて嬉しいよ。▼~
こちらも口に合うだろうか?~
実家のほうの焼き菓子だが……。▼~
:[マリアンヌ]|はい。甘くて……~
渋めのこのお茶によく合います……。▼~
:[ローレンツ]|それは良かった! 君とは味の好みも合う。~
是非また、お茶の相手をしてくれたまえ。▼~
:[マリアンヌ]|私で、良いのでしょうか……。▼~
:[ローレンツ]|何を言う! 僕は君が良いのだよ。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
私、実は……~
あなたに言わなければいけないことが……▼~
:[ローレンツ]|……ん? 何だね?▼~
:[マリアンヌ]|ずっと、隠してきたことがあるんです。~
実は……あの……私には……▼~
忌まわしい……紋章が……▼~
:[ローレンツ]|もういい!~
やめたまえ、マリアンヌさん!▼~
:[マリアンヌ]|……!▼~
:[ローレンツ]|震えているじゃないか。そうまでして~
僕に何かを打ち明ける必要などない!▼~
:[マリアンヌ]|で、でも……。▼~
:[ローレンツ]|僕が見たいのは、そんな君じゃない。~
笑顔の君が見たいんだ。▼~
きっと、今、君が言いかけた言葉の先に、~
君の魅力の秘密が隠されているのだろう。▼~
それでも、君が笑顔で話せる日が来るまで、~
僕は聞きたいとは思わない。▼~
僕はね、相手のすべてを知りたいなどという~
貪欲で下品な男とは違うのだよ。▼~
謎めいた君のままで、十分素敵だ。いや、~
むしろ謎めいているからこそ魅力的……▼~
:[マリアンヌ]|……ふ、ふふふふ。▼~
ローレンツさんって、面白い。~
面白くて……それに、優しいんですね。▼~
:[ローレンツ]|おお、良い笑顔だ。~
静謐な美も良いが、晴れやかな美も良い。▼~
:[マリアンヌ]|笑ったの、久しぶりです。~
あなたなら、私を変えてくれそう……▼~
:[ローレンツ]|ははは。そのままでいいと言っているのに、~
君は変わりたいと言うのか?▼~
ならば、その手伝いくらいはできるだろう。~
僕と一緒に、殻を破ってみるかい?▼~
:[マリアンヌ]|はい……!~
私、頑張ってみます……。▼~
**ヒルダ [#n01d5994]
***支援C [#g656a726]
:[ヒルダ]|あー、ローレンツくん。~
また訓練? 頑張るわねー。▼~
:[ローレンツ]|やあ、ヒルダさん。~
まさか君も訓練か? 見直したぞ!▼~
名家の令嬢にして美貌も備えている君に、~
確かな実力までも備われば完璧だからな。▼~
:[ヒルダ]|ううん、忘れ物を取りに来ただけー。~
あなたみたいに頑張れないよー。▼~
ローレンツくんは、いつも偉いよねー。~
自分を甘やかさないっていうかー。▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章》
:[ローレンツ]|同盟の未来が僕の双肩にかかっていると~
思えば、この程度の努力など苦ではない。▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章以外》
:[ローレンツ]|フォドラの未来が僕の双肩にかかっていると~
思えば、この程度の努力など苦ではない。▼~
《共通》
:[ローレンツ]|それに、僕のような多才な名士が、~
弛まぬ努力をする姿は、後進の刺激になる。▼~
:[ヒルダ]|そうだねー。~
でも、そっか……。それじゃ忙しいよねー。▼~
:[ローレンツ]|……何か困りごとでもあるのかい?~
僕に解決できないことはない。話したまえ。▼~
:[ヒルダ]|そう? 実はあたし、戦うのが苦手で……~
訓練でも怖くて足が震えちゃうくらいなの。▼~
士官学校に入ったのだって、~
兄さんに無理やり入れられたからで……。▼~
:[ローレンツ]|ふむ、確かに君のような令嬢に、~
戦いは酷だろうな……。▼~
《第一部》
:[ヒルダ]|そうなのー。だから……次の実践訓練では、~
あたしの分まで戦ってくれないかな?▼~
《第二部》
:[ヒルダ]|そうなのー。だから……次の戦場では、~
あたしの分まで戦ってくれないかな?▼~
《共通》
:[ヒルダ]|あたしは戦ってる雰囲気だけ出すからー、~
なんて……流石にダメだよねー?▼~
:[ローレンツ]|……わかった。荒事は任せてくれたまえ。~
君を危険な目には遭わせられん。▼~
:[ヒルダ]|ほんとー? 嬉しいー!~
あたしも一生懸命、戦ってるふりするよー!▼~
ローレンツくん、優しいねー。~
流石だよー、完璧な貴族は違うなー。▼~
:[ローレンツ]|なに、君の分まで敵を倒せば、~
自ずと僕の腕も上がるというもの。▼~
すべて僕に任せておきたまえ。~
はーはっはっは……。▼~
:[ヒルダ]|さっすが、ローレンツくん!~
頼み事するのも簡単で助かるわー。▼~
さ、お菓子でも食べに行こうっと。▼~
***支援C+ [#gb9feb4b]
:[ヒルダ]|ローレンツくん。~
大活躍だったわねー。助かっちゃったー。▼~
:[ローレンツ]|なに、僕にかかればどうということもない。~
危ない場面もあったが……それも経験だ。▼~
:[ヒルダ]|頼もしいなー。ローレンツくんみたいな人が~
味方にいるだけで、すごく安心できるよー。▼~
:[ローレンツ]|まあ、そうだろうね。いくら腕力に優れても~
将としての資質がなければ活躍はできない。▼~
判断力に優れ、臨機応変に立ち回れる、~
僕のような者がいなければな。▼~
:[ヒルダ]|うんうん。本当にそう思うよー。~
じゃあさ……。▼~
:[ローレンツ]|む、何だ?▼~
:[ヒルダ]|弱っちいあたしは後ろで応援してるから、~
次も、あたしの分まで頑張ってねー!▼~
:[ローレンツ]|なっ、いや、それは……。▼~
流石に毎回だと体力的に……。▼~
:[ヒルダ]|そうだ! ローレンツくんの活躍、~
実家に送る手紙のネタにしちゃおうかなー。▼~
:[ローレンツ]|なに!?~
それは父上と兄上に送るものか!?▼~
:[ヒルダ]|そうだよー。たくさん手紙を書かないと、~
兄さんに怒られるからー。▼~
でも、そんなに書くこともないしー。~
次も何を書こうか困ってたのよねー。▼~
あーでも、迷惑だよねー?~
勝手に手紙に書かれたりしたら……。▼~
:[ローレンツ]|いや、迷惑なものか!~
君の兄上は同盟屈指の勇将じゃないか!▼~
その兄上に、僕の名を覚えてもらえるなら、~
こんなに光栄なことはない。▼~
:[ヒルダ]|じゃあ、次に活躍してくれたら書くねー。~
活躍できなくても書いてもいいけど……。▼~
:[ローレンツ]|この僕に心配など無用。~
最高の活躍を見せようじゃないか!▼~
ついでに、手紙に書くときは、~
ローレンツくんではなく……▼~
ローレンツ=ヘルマン=グロスタールくんと~
書いてくれたまえ!▼~
グロスタール家の評判を上げる~
またとない機会だからね。はっはっは……。▼~
:[ヒルダ]|……ローレンツくんって、面白いなー。▼~
***支援B [#l8ac9eba]
:[ローレンツ]|ふむ、なるほど。こういう手もあるか……。▼~
:[ヒルダ]|……ローレンツくん?~
何してんのー?▼~
:[ローレンツ]|ああ、ヒルダさん。~
駒を兵に見立てて、戦術の研究をね。▼~
:[ヒルダ]|ふーん、すごいねー。~
でもそれって、楽しいのー?▼~
:[ローレンツ]|興味深いものだよ。~
兵種を変えるだけでも、定石が覆る。▼~
同じ兵種でも、別の人間だと思うと、~
また違う戦術が……。▼~
:[ヒルダ]|へー、なるほどねー。~
あたしには全然わかんないけど。▼~
:[ローレンツ]|このところ、君の頼みごとを聞いて、~
いつもと違う戦い方をしていただろう?▼~
その経験を経てからというもの、~
戦術を練ることの重要性を再認識したのだ。▼~
置かれた状況に正しく対処できれば、~
損害を確実に減らすことができる。▼~
有事に当たっては、この経験を活かして、~
どんな状況にも対応して見せよう。▼~
:[ヒルダ]|………………。▼~
あ、すごすぎて言葉を失っちゃった。~
ほんと、お世辞じゃなく尊敬しちゃうよ。▼~
:[ローレンツ]|もしかして、君は僕を成長させるために、~
あえて無茶な頼み事をしたんじゃないのか?▼~
ありがとう、ヒルダさん。~
君の心遣いに、心から感謝を。▼~
:[ヒルダ]|あー、えーと……。~
どういたしまして……あはは。▼~
:[ローレンツ]|じゃあ、次は僕から君への頼み事がある。~
聞いてくれるかい?▼~
:[ヒルダ]|うーん、面倒なのは嫌だけど……。~
特別に聞いてあげちゃおっかなー?▼~
:[ローレンツ]|君が本気で戦う姿を見せてくれないか。~
できれば、僕の側で。いいだろう?▼~
:[ヒルダ]|う……仕方ないか。でも、危なくなったら~
ちゃーんと助けてよねー?▼~
***支援A [#c7fc3e76]
:[ヒルダ]|ローレンツくーん。~
ね、見て見てー。▼~
:[ローレンツ]|どうしたんだい、ヒルダさん。~
それは……手紙? もしや兄上からか?▼~
:[ヒルダ]|うん。それが、なぜだかあたしのこと~
褒めてくれてるんだー。▼~
ほら、「戦うことの意味がわかったヒルダは~
一つ成長したね」って!▼~
いつもは、お前が心配だ心配だ心配だって~
それしか書いてこないのにー。▼~
:[ローレンツ]|そうか、君の兄上が褒めるなら、本物だ。~
一緒に戦った僕も誇らしく思うよ。▼~
:[ヒルダ]|でも、戦ったことを書くのは初めてじゃ~
ないのに……何で褒めてくれたのかな。▼~
:[ローレンツ]|君が、前回の戦いで常よりも懸命に~
戦ったことが伝わったからだろう。▼~
兄上ほどの武人ならば、行間からそれを~
察することができたとしても不思議はない。▼~
:[ヒルダ]|だとしたらローレンツくんのおかげだねー。~
あなたがいたから一生懸命になれたんだよ。▼~
でもー、あたしが戦えると思われて、~
変な期待かけられたら嫌だなー……。▼~
:[ローレンツ]|なぜ期待されるのを嫌がるんだい?~
君には素晴らしい才能があるというのに。~
君が言うわがままも、怠け癖も、~
僕にしてみれば可愛いものだ。▼~
:[ヒルダ]|可愛い? えへへ、そうかな……。▼~
:[ローレンツ]|それよりも、重要なことを思い出したぞ。~
約束は守ってくれたんだろうね?▼~
その……僕のことを手紙に書くという……。▼~
:[ヒルダ]|ちゃんと書いたわよー。~
兄さんたらローレンツくんの話聞いて……。▼~
《翠風の章》
:[ヒルダ]|「人を導き、力を引き出すことは難しい。~
彼はきっと同盟の要となるだろう」ってー。▼~
《蒼月・銀雪の章》
:[ヒルダ]|「人を導き、力を引き出すことは難しい。~
彼は新しい時代の要となるだろう」ってー。▼~
《共通》
:[ヒルダ]|自分の弟に欲しいくらいだ、なんて~
書いてきたんだからー。▼~
:[ローレンツ]|そうか! 彼ほどの勇将の弟になれるなら、~
こちらこそ願ったり叶ったりだ!▼~
:[ヒルダ]|……兄さんが言う『弟に欲しい』って~
言葉の意味、ちゃんとわかってるー?▼~
:[ローレンツ]|……わかっているとも。~
実は、僕もそのことを考えていたところだ。▼~
だが、すまない……。~
今はまだその時ではない。▼~
この戦いに終止符を打ち、~
世の安寧を勝ち取るまではな。▼~
:[ヒルダ]|……勝ち取ったら? どうするの?~
ちゃんと言ってほしいなー。▼~
:[ローレンツ]|君の頼み事でも、それは聞けないな。~
これはお互いの人生に関わる重要な話だ。▼~
僕たちに相応しい場所で、相応しい贈り物と~
共に、相応しい言葉で伝えねばなるまい?▼~
なんせ、僕はローレンツ=ヘルマン=~
グロスタールだからね! はっはっは……▼~
:[ヒルダ]|……あの人でいいのかな、あたし。▼~
**レオニー [#h969371a]
***支援C [#rabeaac3]
:[レオニー]|ローレンツ。ちょっといい?▼~
:[ローレンツ]|……これは、レオニーさん。~
ご機嫌いかがかな?▼~
:[レオニー]|ご機嫌だよ。倉庫から古い武具が~
たくさん出てきたんだ。▼~
:[ローレンツ]|古い武具か。~
名剣の類いならば是非、見たいものだが。▼~
:[レオニー]|たぶん訓練用だが手入れすればまだ使える。~
ほら、油を持っていって。▼~
:[ローレンツ]|……なぜ僕に油を渡すんだ?▼~
:[レオニー]|だから、手入れすれば使えそうだって。~
さっき言ったよな? 話を聞いてた?▼~
:[ローレンツ]|だから、なぜ僕に油を渡すんだ?▼~
:[レオニー]|武器の手入れもしたことがないのか?~
要るだろ、油が。磨く時にさ。▼~
:[ローレンツ]|違う。訓練用の古い武具の手入れなど、~
貴族の僕に相応しくないと言っているんだ。▼~
僕のような名士に相応しい、~
見事な来歴を持つ剣であれば別だが。▼~
:[レオニー]|それなら、手入れがてら鑑定すればいい。~
掘り出し物の名剣もあるかもしれないぞ。▼~
:[ローレンツ]|レオニーさん……常々思っていたが、~
良い機会なのではっきりと言おう。▼~
僕は貴族だ。平民を守り助ける責務がある。~
寄り道をする暇も、足を止める時間もない。▼~
なのに君は、すぐに僕を顎でこき使う。~
その態度、少し改めてもらえないかね。▼~
:[レオニー]|……顎で使ってるつもりはないし、~
わたしは貴族に頼んでるわけじゃない。▼~
わたしの仲間の、~
ローレンツに頼んでるつもりなんだけど?▼~
:[ローレンツ]|僕は、君の仲間であると同時に貴族なのだ。~
どちらか一方ではない。▼~
:[レオニー]|じゃあ、貴族であると同時に仲間なんだろ?~
仲間のためにさっさと働けっての。▼~
:[ローレンツ]|ぬ、ぬぬ……。▼~
***支援B [#i7531a2e]
:[ローレンツ]|……やあ、レオニーさん。~
今日も忙しそうだね。▼~
:[レオニー]|やることがたくさんあるんでね。~
優雅な貴族様と違って。▼~
忙しそうって思うなら、どいてくれない?~
この荷物、見えないわけじゃないよね。▼~
:[ローレンツ]|生憎と、その頼みは聞けないな。▼~
:[レオニー]|貴族だから平民の頼みは聞けないって?~
あんた、わたしを馬鹿にするのも……。▼~
:[ローレンツ]|君は足を怪我しているだろう。~
歩き方を見て、すぐにわかったよ。▼~
:[レオニー]|……っ!▼~
:[ローレンツ]|そんな足で重い荷物を運べば悪化するぞ。~
ほら、僕に見せてみたまえ。▼~
:[レオニー]|おい、やめろって。平民に対して、~
そんなに頭を下げていいのか?▼~
:[ローレンツ]|頭を下げているのではない。~
怪我を見ているのだ。▼~
:[レオニー]|周りから見たら、そうは見えないだろ。~
いいからやめろってば……。▼~
:[ローレンツ]|平民の苦しみを取り除くのは、貴族として~
当然の責務。少し黙っていたまえ。▼~
:[レオニー]|よく言うよ。貴族様がいったい、~
平民に何をしてくれるっていうのさ。▼~
わたしの村じゃ、搾取されるばかりで、~
恩恵を受けたことなんて……痛っ!!▼~
:[ローレンツ]|だいぶ腫れているな。熱も持っている。~
膏薬の持ち合わせが良かったよ。▼~
:[レオニー]|……何で膏薬なんか持ち歩いてるんだ?▼~
:[ローレンツ]|困っている平民がいたら、すぐに~
助けられるよう、普段から持ち歩いている。▼~
:[レオニー]|はあ? あんたの行動って、~
つくづく理解できな……▼~
:[ローレンツ]|……おっと僕としたことが包帯を忘れたか。~
仕方ない、このハンカチで我慢したまえ。▼~
:[レオニー]|わっ、それ高価なものなんじゃないか?~
こんなことに使うのはもったいないだろ。▼~
それに、わたしは貴族のお情けでなんか~
助けられたくないんだよ。▼~
:[ローレンツ]|貴族の助けが気に入らないなら、~
仲間として受ければいいだろう。▼~
僕は貴族であると同時に、~
君の仲間なのだから。▼~
:[レオニー]|また、わけのわからない理屈を……。▼~
:[ローレンツ]|さあ、これで少しは痛みも和らぐはずだ。~
荷物は僕が運んでおく。では失礼。▼~
:[レオニー]|ほんっと、あいつ意味がわかんな……▼~
……あっ!~
礼を言いそびれたな……。▼~
***支援A [#uc7aea18]
:[レオニー]|ローレンツ、ちょっといい?▼~
:[ローレンツ]|レオニーさんか。~
また古い武具を手入れさせに来たのか?▼~
:[レオニー]|違う! ……このハンカチを返しに来た。~
いつぞやから借りっぱなしで悪かった。▼~
:[ローレンツ]|……?▼~
:[レオニー]|借りていただろう? 忘れたのか?~
わたし、割と気にしてたんだけど。▼~
:[ローレンツ]|いや、貸したつもりではなかったので~
少し驚いただけだ。▼~
レオニーさん。貴族とは与える者なのだ。~
平民が返すのは、敬意だけでいい。▼~
:[レオニー]|また綺麗ごとを……。~
平民が生産したものを奪うのが貴族だろ?▼~
:[ローレンツ]|違うな。貴族は、平民から敬意の証として~
生産物を贈られるのだ。奪ってはいない。▼~
君は知らないだろうが、サウィン村の長老は~
そういう気持ちで納めてくれている。▼~
:[レオニー]|!? ……わたしがサウィン村の出身だって~
知ってたのかい。▼~
:[ローレンツ]|まあな。あの村には狩猟の独占権を与え、~
よそ者が狩りをすることを禁じている。▼~
村からの訴えを受け、密猟を取り締まる~
ために傭兵を派遣したこともあったはずだ。▼~
:[レオニー]|傭兵を……? じゃあ、師匠が村に~
密猟者退治に来たのって……▼~
:[ローレンツ]|どうした?▼~
:[レオニー]|……だとしても、このハンカチは返すよ。~
これは仲間に借りたものだからね。▼~
:[ローレンツ]|ふむ……いいだろう。~
仲間として受け取ろう。▼~
:[レオニー]|ついでに言うけど、貴族は助ける側、~
平民は助けられる側って決めつけないでね。▼~
仲間ってのは、助け合ってこそだろ。~
そこに身分の違いは関係ないはずだよ?▼~
:[ローレンツ]|……そうだな、仲間からの助けであれば、~
喜んで受けることにしよう。▼~
ただし、仲間だけだ。一般の平民からの~
助ならば、断固拒否させてもらう。▼~
それでは貴族の立つ瀬がないからな。~
はっはっは……。▼~
:[レオニー]|あいつ、嫌みなだけの野郎だと思ってたが、~
そうでもなかったか……。▼~
自分が思い描く、立派な貴族であろうと~
してるだけなんだろうな……。▼~
……あっ! しまった!~
ハンカチ、返してない……。▼~
***支援A+ [#z7e4b3b5]
:[ローレンツ]|レオニーさん、たいした怪我ではない。~
少し切っただけだ。▼~
:[レオニー]|その油断が、戦場では命とりだ。~
切ったのは利き手だろ? ……止血する。▼~
:[ローレンツ]|すまない。迷惑を……。▼~
:[レオニー]|そこは「ありがとう」だ。~
仲間の手当てをすることが迷惑なもんか。▼~
あ……。▼~
:[ローレンツ]|どうした?▼~
:[レオニー]|止血するための布がない。……これしか。▼~
:[ローレンツ]|これは……この前のハンカチ?~
そういえば受け取りそびれていたな。▼~
:[レオニー]|いつか返そうと思って持ってたんだ。~
これ使うけど、いいよな?▼~
:[ローレンツ]|ふ……君を助けた道具に助けられるとは。~
こういうこともあるのだな。▼~
:[レオニー]|わたしも、こんなふうに返すなんて、~
思ってなかったよ。▼~
それに……素直に受けてもらって嬉しいね。~
以前のあんたなら拒んだだろ?▼~
:[ローレンツ]|そうだな。貴族たるもの、平民に助けられる~
ことなどあってはならない、と。▼~
:[レオニー]|前はそのこだわりが理解できなかったけど、~
今は何となく、理解できるかも。▼~
貴族がみんな、あんたみたいなら、~
世の中もっと良くなるかもしれないな。▼~
:[ローレンツ]|……だが、助け合う仲間というのも良い。~
多くのことを成せる。▼~
君のような力ある仲間とは、特にね。▼~
:[レオニー]|わたし?▼~
:[ローレンツ]|面と向かって伝えるのは初めてか?~
レオニーさんの優秀さは承知していたよ。▼~
だが身分の違いを言い訳に、~
君には随分な失礼を働いたこともあった。▼~
すまない。そして、これからも仲間として~
支え合っていくことを誓わせてくれ。▼~
:[レオニー]|改めて誓わなくても、~
わたしはそのつもりだったよ。▼~
貴族じゃなきゃできないこともあるし、~
平民だからこそできることもある。▼~
そういうのをひっくるめて、~
助け合えれば、それが一番良いよな。▼~
:[ローレンツ]|そうだな。そして、そんな大切なことを~
気づかせてくれたレオニーさんは……▼~
仲間から、更に一歩踏み込んだ関係に~
なってもいいのかもしれない……。▼~
:[レオニー]|え? 何か言ったか?▼~
:[ローレンツ]|ああ、いや、これからもよろしく頼むと、~
そう言ったんだ。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#oef4d3cb]
- ヒルダとの支援B・A、金鹿以外でも内容同じなんでしょうか...
- リシテアとの支援C、「同盟のために魔道の~」とある文面が...
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*ローレンツの支援会話 [#ze341311]
#contents
**クロード [#gd398cde]
[[クロードのページへ>../クロード(レスター諸侯同盟)#t2a800...
**ラファエル [#q99883c9]
***支援C [#z5a3a755]
:[ラファエル]|はぐっ、むぐっ……。やっぱ肉だな!~
野菜も魚も美味いけど、結局は肉だよな!▼~
:[ローレンツ]|隣、失礼する。▼~
(暗転)
:[ラファエル]|おう、ローレンツくんも飯か。~
……って、量少ねえな! 足りんのか?▼~
:[ローレンツ]|君が食べる量と比べないでくれたまえ。~
僕にはこの程度で十分だ。▼~
:[ラファエル]|それしか食わねえから体が細いんだ。~
オデの妹だって、もっと食うぞ?▼~
ほれ、オデの肉を分けてやるから、~
もっと食えって。▼~
:[ローレンツ]|なっ……! 食べかけを人に差し出すとは~
無作法にも程があるぞ!▼~
まったく、品位に欠ける……。~
たとえ君が貴族でも友人にはなれないな。▼~
:[ラファエル]|そうやって、すぐカリカリすんのも、~
たぶん、腹が減ってるからだぞ。▼~
:[ローレンツ]|もう、僕に構わないでくれないか。~
折角の料理が不味くなる……。▼~
:[ラファエル]|不味い?~
好きなもん残ってなかったのか?▼~
よし、待ってろ! オデが厨房に行って、~
腹に溜まるもん貰ってきてやるよ!▼~
:[ローレンツ]|なっ……! 余計なお世話だ。~
独りで静かに食事をさせてくれたまえ。▼~
:[ラファエル]|わかってねえなあ、ローレンツくん。~
飯はな、みんなで食うから美味えんだ。▼~
それにお前、盟主になりてえんだろ?~
それなら飯は誰かと食ったほうがいいって。▼~
:[ローレンツ]|……?~
盟主と食事は関係ないだろう。▼~
:[ラファエル]|だって盟主ってのは、いろんな奴と~
仲良くやってくのが仕事なんだろ?▼~
誰かと仲良くなるには、一緒に飯を食うのが~
一番手っ取り早えってもんだぞ。▼~
:[ローレンツ]|今、こうして君と食事をしていても、~
とても仲良くなれる気がしないが……。▼~
:[ラファエル]|それに、好きなもんとか嫌えなもんとか、~
相手のことがよくわかるだろ?▼~
何より、誰かと一緒だといろいろ食える!~
たくさん食って大きくなれよ! がはは!▼~
なーんて喋ってるうちにまた腹減ってきた。~
おかわり、貰ってこ~ようっと!▼~
:[ローレンツ]|はあ、お節介な男だ……。▼~
とはいえ……食事を共にして人物を知る、~
というのは一理ある、か。▼~
***支援B [#md996d72]
:[ラファエル]|ああ……腹減ったあ……。~
何か食いもん……んぉ!?▼~
:[ローレンツ]|君はまた腹を空かせているのか。~
これでも食べて静かにしていてくれ。▼~
:[ラファエル]|それ、オデにくれんのか!?~
でも……お前も訓練続きで腹減ってんだろ?▼~
:[ローレンツ]|空腹のせいで肝心な時に君の馬鹿力が~
役に立たないようでは、皆が困るのだよ。▼~
それに僕は貴族だからね。目の前に空腹の~
平民がいるなら、食糧を分け与えて当然だ。▼~
:[ラファエル]|じゃ、じゃあ遠慮なく貰うぞ?~
うっほほー! いっただっきまーす!!▼~
:[ローレンツ]|食べながら聞きたまえ。君はもう少し~
貴族を敬う姿勢を学んだほうがいいぞ。▼~
貴族は平民を守り、平民は貴族を敬う。~
それがこの世界の秩序というものなのだ。▼~
無論、学友である以上、身分の隔てなく~
僕と付き合いたい気持ちもわかるが……▼~
:[ラファエル]|はぐっ、むぐっ、もぐもぐ。~
ごくっ、ごくっ。は~、ごちそうさま!▼~
:[ローレンツ]|君……。~
僕の話を聞いているのか?▼~
:[ラファエル]|あ、前に貰った高そうなお菓子、~
妹に送ったら早速、手紙が来たんだ。▼~
すげえ美味かったから礼を言っとけってよ。~
ありがとな!▼~
:[ローレンツ]|それは重畳。~
自分の好む菓子で喜ばれると気分がいい。▼~
が、礼には及ばないぞ。~
あれは君への感謝の気持ちで贈ったものだ。▼~
君の話を聞いて以来、~
食事に対する考え方を改めてね。▼~
確かに人を知るために食事は有効だったよ。~
盟主になるために利用しない手はない。▼~
:[ラファエル]|だから言ったろ?~
飯でみんなで食ったほうが美味えって!▼~
:[ローレンツ]|……少しずれている気もするが。~
まあいい。それで、君の腹は膨れたのか?▼~
:[ラファエル]|まったく足りねえけど、~
どうにか訓練は続けられそうだ。▼~
よし、オデもっと強くなって、~
ローレンツくんを守ってやるからな!▼~
:[ローレンツ]|……やはり僕の話を~
聞いていなかったようだな。▼~
なぜ貴族たる僕が平民に守られねばならん。~
秩序に反した行いだ。慎みたまえ。▼~
:[ラファエル]|でも、オデ食いモン貰わなかったら、~
訓練できずに戦場で死んでたかもしれねえ。▼~
オデが死んじまって養えなくなったら、~
故郷にいる妹も飢えて死んじまうだろ?▼~
だから、ローレンツくんは、オデの妹も~
守ってくれたってことになるわけだ!▼~
:[ローレンツ]|食べ物を少し分けただけだ。~
そこまで恩義を感じてくれずとも……。▼~
:[ラファエル]|ローレンツくんは立派な貴族として、~
妹やみんなを守ってくれてる。▼~
なら、もっと強えオデがお前を守れば、~
みーんな幸せだ! だろ?▼~
:[ローレンツ]|……フッ。その理屈はよくわからないが、~
君が強いのは事実だ。勝手にしたらいい。▼~
食事を共にして人物を知る……か。~
君のことも少し理解できてきた気がするよ。▼~
大食いでお節介なだけじゃない、~
守り、守られるに足る男だってことがね。▼~
**イグナーツ [#k8214b55]
***支援C [#w75d9f0f]
:[ローレンツ]|イグナーツ君、少し休憩にしよう。~
紅茶を淹れるから茶器を選んでくれたまえ。▼~
:[イグナーツ]|え?~
ボクが、ですか?▼~
:[ローレンツ]|君以外に誰がいるというんだ。~
ほら、休憩時間がなくなってしまうぞ。▼~
茶器はその棚だ。~
君の目利きに任せる。▼~
:[イグナーツ]|は、はあ……。▼~
(暗転)
:[イグナーツ]|これで、どうでしょうか。▼~
:[ローレンツ]|ほう、飾り気のない茶器を選んだな。~
なぜこれにしたのだ?▼~
:[イグナーツ]|ローレンツくんが用意しているのは、~
渋みの少ない茶葉ですよね?▼~
その茶葉は何も加えず頂くのが美味しい。~
なら紅茶の水色が映える茶器が良いかなと。▼~
器に絵付けされているのは季節の花です。~
良い天気だけど、散策する余裕はないから。▼~
:[ローレンツ]|なるほど……。~
実にいい審美眼をしている。▼~
流石は我がグロスタール家が、~
長年用達にする商家の生まれだ。▼~
《第一部》
:[ローレンツ]|ここを卒業して、君が本格的に商いを~
始めたら、僕が父に引き合わせよう。▼~
《第二部》
:[ローレンツ]|戦いが終わり、君が本格的に商いを~
始めたら、僕が父に引き合わせよう。▼~
《共通》
:[イグナーツ]|あー……。嬉しいですけど、~
ボクは騎士になるよう言われているので。▼~
:[ローレンツ]|ん? ……そうか、君は次男だったな。~
その目利きは才能だと思うが……。▼~
まあいい、それなら騎士となって、~
僕に仕えることを許そう。▼~
:[イグナーツ]|え、あ、あの……。▼~
:[ローレンツ]|何だ? 不満か?▼~
:[イグナーツ]|い、いえ……。~
考えときますね!▼~
:[ローレンツ]|芸術のことなら迷いがないのに、~
他のこととなると優柔不断なのだな……。▼~
***支援B [#t16e5d10]
:[イグナーツ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|……何をしている?▼~
:[イグナーツ]|うわあああああ!~
び、びっくりしたあ……。▼~
:[ローレンツ]|驚きすぎだ。~
……絵を描いているのか?▼~
:[イグナーツ]|みんなの動きを絵に残しておいて、~
後で練習しようかな、と……。▼~
人目があると、~
あまり訓練に集中できませんから……。▼~
:[ローレンツ]|ほう、それにしても見事な絵だな。~
躍動感があって、今にも動き出しそうだ。▼~
:[イグナーツ]|そ、そうですか?~
……実はボク、画家になりたくて。▼~
:[ローレンツ]|ほう……確かに、君ほどの腕があれば、~
絵で生計も立てられそうだな。▼~
何より、絵を描いている時の君は、~
普段の君と違って実に堂々としていた。▼~
そうだ! 将来は僕のお抱え画家に……。~
いや? 前に聞いた話と違うな。▼~
君は騎士として僕に仕える予定じゃ~
なかったのか?▼~
:[イグナーツ]|ボクを騎士にするのが父の希望なので……~
画家にはなれないんです。▼~
:[ローレンツ]|ああ……そんなことを言っていたな。~
ならば、絵も描ける騎士になればいい。▼~
:[イグナーツ]|え、絵も描ける、騎士……?▼~
:[ローレンツ]|君の絵描きとしての腕はこの僕が保証する。~
世に埋もれさせておくには惜しい才能だ。▼~
絵の腕も一流という稀有な騎士なら、~
是非、僕も雇いたいのだがね。▼~
:[イグナーツ]|え、あ、あははは……。~
その発想はありませんでした。▼~
でも、どうしてそんなに、~
ボクを買ってくれるんですか?▼~
:[ローレンツ]|戦いの技術が騎士のすべてではない。~
礼儀、気遣い、そして芸術的な感性。▼~
審美眼も絵の腕も優秀な人材など、~
貴族の値打ちを上げる逸材じゃないか。▼~
:[イグナーツ]|……ふふふ。ローレンツくんって、~
意外と突飛な発想するんですね。▼~
ありがとうございます。~
少し自信がつきました。▼~
:[ローレンツ]|礼などいい。~
迷える民を導くのも貴族の責務だからな!▼~
**リシテア [#hb236626]
***支援C [#g0a05467]
:[ローレンツ]|リシテア君、話がある。▼~
:[リシテア]|あんた、あちこちで女の子に声かけてるって~
聞きましたけど、わたしにまで……▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章》
:[ローレンツ]|まさか。同盟の未来について語りたいのだ。~
忌憚のない意見を交わそうじゃないか。▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章以外》
:[ローレンツ]|まさか。フォドラの未来について、~
君と語り合いたいと思っていてね。▼~
《共通》
:[リシテア]|まさかってどういう意味かしら……。~
わたし忙しいので、これで失礼します。▼~
:[ローレンツ]|待ちたまえ! コーデリア家のその閉鎖的な~
態度は、直ちに改めてもらいたい。▼~
:[リシテア]|今のはわたしの話でしょう?~
どうして家のことになるんですか。▼~
《第一部》
:[ローレンツ]|今の同盟に諸侯同士の絆など存在しない。~
このままでは近い将来、瓦解するだろう。▼~
《第二部》
:[ローレンツ]|この破滅的な世界情勢の中で、レスターの~
諸侯に何ができるのか考えたことはあるか?▼~
《共通》
:[リシテア]|わたし、そういう話には~
興味ないんですけど。▼~
:[ローレンツ]|コーデリア家の国力は確かに豊かではないが~
小国だからこそ、しがらみも少ないだろう。▼~
積極的に外交を仕掛けて上手く立ち回れば、~
周辺諸侯に結束を促すことも可能だ。▼~
働きが諸侯に認められれば、コーデリア家の~
発展にも寄与することになろう。▼~
そのためにも、グロスタール家を継ぐ僕と~
親交を温めておいて損はないと……▼~
:[リシテア]|はいはい。その日が来たら、是非。~
でもわたし、今は忙しいのでまたの機会に。▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章》
:[リシテア]|さ、同盟のために魔道の研究をするので~
邪魔しないでください。▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章以外》
:[リシテア]|さ、フォドラの未来のために、魔道の~
研究をするので邪魔しないでください。▼~
《共通》
:[ローレンツ]|む、そうか。それは失礼した。~
ならば僕は、退散させていただく。▼~
あ、僕にできることがあれば、~
なんなりと言ってくれたまえよ?▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章》
:[ローレンツ]|何せ僕は、同盟の未来を背負って立つ~
男だからね。はーはっはっは。▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章以外》
:[ローレンツ]|何せ僕は、フォドラの未来を背負って立つ~
男だからね。はーはっはっは。▼~
《共通》
:[リシテア]|……何が未来よ。ほんっと迷惑。▼~
未来、なんて……。▼~
***支援B [#ba46c0a0]
:[リシテア]|ああ、失敗した……。おかしいな。~
理論は間違ってないはずなのに……。▼~
:[ローレンツ]|リシテア君。良い茶葉が手に入ったんだ。~
お茶でもどうかな?▼~
:[リシテア]|……忙しいので。▼~
:[ローレンツ]|寝食を忘れて研究に勤しむ姿勢は立派だが、~
適度な休息も必要だろう。▼~
:[リシテア]|そこまで夢中になるほど、~
子供じゃありません!▼~
:[ローレンツ]|とにかく少し休みたまえ。~
ほら、紅茶に合う菓子も用意してきた。▼~
:[リシテア]|わ、美味しそ……こほん、仕方ありません。~
少しだけ付き合ってあげます。▼~
(暗転)
:[ローレンツ]|どうだい? 当家御用達の菓子は。~
僕は幼い頃からこれが大好きでね。▼~
:[リシテア]|はああ……美味しい……~
ほっぺが落ちちゃいそう……。▼~
:[ローレンツ]|好きなだけ食べたらいい。~
君と親交を温められるなら安いものだ。▼~
良ければ、君の話を聞かせてくれないか。~
魔道の師は? 幼い頃はどんな……。▼~
:[リシテア]|……お菓子くらいでほだされませんから。~
自分のことを話すの好きじゃないんです。▼~
:[ローレンツ]|外交の第一歩は自分をさらけ出すことだぞ。~
社交界に出る年になれば考えも変わろうが。▼~
:[リシテア]|いちいち子供扱いしないでくれます?~
だいたい、年齢で人を評価するなんて……。▼~
:[ローレンツ]|君が悪いのではない。誰しも年相応の~
経験を積んで成長していくものだ。▼~
:[リシテア]|……それが、~
子供扱いしてるっていうんですよ。▼~
:[ローレンツ]|それに、君の実力は認めているさ。~
君ほど魔道の才に優れた者はそうはいまい。▼~
だからこそ、その力をより多くの人々の~
未来を守るために使ってほしいのだがね。▼~
:[リシテア]|しつこいですね。言ったでしょう。~
わたし、政治に興味はないんです。▼~
:[ローレンツ]|君も強情だな。なぜその素晴らしい才能を~
フォドラの未来のために使おうとしない?▼~
:[リシテア]|強情なのはローレンツでしょう?~
二言目には未来のため未来のためって。▼~
もちろん、そういうことを考えるのは~
立派なことかもしれないけれど……▼~
わたしに未来なんて遠すぎる。~
今を生きるだけで、精一杯ですから。▼~
……お茶、ご馳走様でした。▼~
:[ローレンツ]|リシテア……?▼~
***支援B+ [#w02cb4f4]
:[リシテア]|……あんたでも野花を積むんですね。~
手入れされた花しか興味ないと思ってた。▼~
:[ローレンツ]|花は自らの力で咲き誇る姿が一番美しい。~
リシテア君、君にも1本……。▼~
:[リシテア]|……やめて!▼~
あ……ごめんなさい。その、棘が危ないし。~
命を摘み取るのは、好きではなくて……。▼~
:[ローレンツ]|……君は、優しいんだな。~
名も無き野の花にも情けをかけるとは。▼~
次期当主が慈愛のある人物なら民も安らぐ。~
周辺諸侯の信頼も容易に得られるだろう。▼~
:[リシテア]|また政治の話ですか……。▼~
:[ローレンツ]|昔からレスターの諸侯は利己的に過ぎた。~
他者を利用することしか考えてこなかった。▼~
だが、君のように他者の痛みがわかる者が~
現れれば、状況を変えられるかもしれない。▼~
:[リシテア]|……その期待には応えられません。~
コーデリア家は、父の代で終わるから。▼~
:[ローレンツ]|そんな……! 政治に興味がないとはいえ、~
300年の歴史を持つ名家を潰すつもりか?▼~
これは、君だけの問題ではないぞ。~
貴族の家が滅べばどうなる?▼~
領民は混乱し、路頭に迷う者も出よう。~
何より諸侯間の勢力均衡も崩れることに……▼~
:[リシテア]|わたしは長生きできない体なんです。~
兄弟もいないし、わたしが死ねば終わり。▼~
:[ローレンツ]|え……そ、そう、なのか?▼~
:[リシテア]|それに……親もわたしも、貴族に生まれた~
ことで、とても苦しんできたんです。▼~
帝国の内乱に巻き込まれ、責任を負わされ、~
口では言えないほどの酷い仕打ちを受けた。▼~
だから……父と母には、~
せめて穏やかな余生を送らせてあげたい。▼~
領民が困らないよう、わたしが死ぬまでに~
できるだけの手は打つつもりでいます。▼~
この先の世界がどうなるのか、~
心配はしていたけど……▼~
あんたのように真剣に未来を考えている人が~
いるのなら、きっと大丈夫。そうでしょう?▼~
:[ローレンツ]|……君は、自分の不幸を嘆くこともなく、~
この世界の未来までも案じてくれるのか。▼~
……すまない、リシテア君。~
僕は君のことを何も理解していなかった。▼~
今に至る数々の非礼、詫びさせてほしい。▼~
:[リシテア]|気にしてないけど、どうしてもというなら~
お菓子とお茶で手を打ちます。……でも。▼~
未来を語るなら、あんたの隣を共に歩ける、~
元気で逞しい人にしてあげてくださいね。▼~
:[ローレンツ]|リシテア君……。~
わかった。また共にお茶を楽しもう。▼~
***支援A [#q2dfa95c]
:[ローレンツ]|リシテア君。~
あまり日差しの強い場所にいてはいけない。▼~
急に涼やかな風が吹くこともある。~
外にいる時は上着を用意するべきだ。▼~
:[リシテア]|………………。▼~
:[ローレンツ]|それに最近は多忙で疲れているだろう。~
今日はほどほどにして休みたまえ。▼~
:[リシテア]|……ああああ! んもう!~
わかったから、ついてこないで!▼~
:[ローレンツ]|ぼ、僕は君の体調を気遣ってだな……!▼~
:[リシテア]|今は別に、体調は悪くありません。~
それに、自分のことは自分で管理できます!▼~
わたしには休んでる暇なんてないんです。~
みんなより生きられる時間が短いから……。▼~
早く一人前になって、領内を落ち着かせて、~
父と母を安心させてあげたいんです。▼~
:[ローレンツ]|焦る必要などない! 君が短命だなんて……~
誰の診断か知らないが、僕は信じない。▼~
現に今の君は元気じゃないか。健康にさえ~
気遣えば、きっと人並みに生きられる。▼~
:[リシテア]|だからって……お茶請けが薬草入りの~
焼き菓子になったのは不満なんですけど。▼~
:[ローレンツ]|医は食に通じ、食は医に通ずる。~
健やかな体を作るには、まず食からだ。▼~
:[リシテア]|それはそうかもしれませんけど、~
普通のお菓子のほうが美味しいし……。▼~
:[ローレンツ]|フォドラ中から薬草入り菓子を取り寄せて、~
なるべく甘いものを厳選していたのだが。▼~
:[リシテア]|……それは気づいてました。~
ごめんなさい、いつもありがとう。▼~
だけど、程々にしてください。~
太って不健康になったら意味ないでしょう?▼~
……わたしだって、あんたと1日でも長く~
お茶会したいんですからね。▼~
:[ローレンツ]|リシテア君……そうか!~
そう思ってくれるか! 僕も同じ気持ちだ!▼~
いつか理想の未来を掴んでも、そこに君が~
いなければ、幸福など感じないだろう。▼~
君と話すほどに君の魅力に引き込まれ、~
いつしかそう思うようになってしまった。▼~
君と歩む未来……それが!~
僕が目指すべき未来なのだ!!▼~
:[リシテア]|あ、う……そういう恥ずかしいことを、~
大きな声で言うのは……▼~
:[ローレンツ]|恥ずかしい? 何を恥じることがある!~
僕は君といつまでも……▼~
:[リシテア]|わかった! わかりました!~
だからもう落ち着いてくださいってば。▼~
:[ローレンツ]|君は何も案じることはないぞ。~
すべて僕に任せておきたまえ!▼~
なにせ僕は、フォドラの未来を背負って立つ~
男だからね。はーっはっはっは。▼~
:[リシテア]|ふふ……わたしも自分を諦めないから。~
ずっと見守っていてね、ローレンツ。▼~
**マリアンヌ [#h3c88f51]
***支援C [#r6e1585b]
:[ローレンツ]|やあ、マリアンヌさん。~
ご機嫌いかがかな?▼~
:[マリアンヌ]|……はい、ローレンツさん。~
私は、元気です……。▼~
:[ローレンツ]|……機嫌が良さそうにも、~
元気そうにも見えないが。▼~
:[マリアンヌ]|そうでしょうか……。~
いつもと同じです……。▼~
:[ローレンツ]|ふむ……。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
:[マリアンヌ]|あ、あの……。~
何でしょうか……。▼~
:[ローレンツ]|おっと、失礼。僕としたことが、~
女性をジロジロと見てしまうとは。▼~
:[マリアンヌ]|私、何かおかしいですか……?▼~
:[ローレンツ]|いや、お父上のことを思い出していたのだ。~
君との共通点はあるのだろうか、と。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|君のお父上、エドマンド辺境伯は、~
辣腕の論客だ。同盟でも屈指の、な。▼~
彼の言葉は、戦果以上の利益を生み、~
敗戦の傷も小さくしてしまう。▼~
父が「敵に回したくない」と言う、~
数少ない人物だよ。無論、僕も同意見さ。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|彼はいつも多弁で自信に満ちている。~
それに比べて君は、無口で俯きがち……▼~
おっと、気を悪くしたらすまない。~
ただ、あまりにも対照的なのが不思議でね。▼~
:[マリアンヌ]|私は……義父とは違いますので……。▼~
:[ローレンツ]|しかし、お父上は君に何かを期待して、~
ガルグ=マクに寄越したのだろう?▼~
君にも何か、~
人を惹きつけるような魅力が……▼~
……っ!▼~
:[マリアンヌ]|義父のことは……わかりません……。~
私は、もう行きますね……。▼~
:[ローレンツ]|あ、ああ。それでは気をつけて……。▼~
……なるほど。~
彼女の魅力は静謐の美、か……。▼~
これは、磨けば光るかもしれないな。▼~
***支援C+ [#w9d6286b]
:[ローレンツ]|マリアンヌさん。~
君は、花は好きかな?▼~
:[マリアンヌ]|……はあ。~
嫌いではありませんが……。▼~
:[ローレンツ]|美しい花が咲く場所を見つけたのだ。~
君にも見せたいと思ってね。▼~
:[マリアンヌ]|遠慮します……。~
私に関わらないでください……。▼~
:[ローレンツ]|ならば、その花を摘んでくるから、~
君に贈らせてくれないか。▼~
その花束を抱えた君の姿は、~
きっと女神も恥じらう美しさだろうな。▼~
:[マリアンヌ]|女神様は、恥じらったりしません……。▼~
:[ローレンツ]|……手強いな。まあいい。~
ん? 君、素敵なハンカチを持っているな。▼~
ハンカチは持つ者の感性を象徴するものだ。~
君の感性は実に洗練されているようだな。▼~
君が本気で着飾れば、きっと……▼~
:[マリアンヌ]|ハンカチ、気に入ったのなら~
差し上げます……。▼~
:[ローレンツ]|いや、欲しいわけでは……。▼~
:[マリアンヌ]|それは、義父が持たせてくれたものです。~
私が選んだわけではありません……。▼~
私には洗練された感性なんて……。~
義父とは、すべてが対照的ですから……。▼~
……失礼します。▼~
:[ローレンツ]|なぜだ、なぜなのだ……。~
あれだけの美しさを持ちながら……。▼~
磨けば光るはずなのだ。~
後は本人の心持ち次第だというのに……。▼~
必ず彼女の美を目覚めさせてやる。~
絶対だ!▼~
ローレンツ=ヘルマン=グロスタールに~
不可能などないのだからな!▼~
***支援B [#f45bcc93]
:[ローレンツ]|………………。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
:[ローレンツ]|………………。▼~
:[マリアンヌ]|あ、あの……。▼~
:[ローレンツ]|……うん? 何だね、マリアンヌさん。▼~
:[マリアンヌ]|最近、私の近くで食事しているようですが、~
なぜですか……?▼~
私といても、食事がつまらないでしょう?~
その……話も弾みませんし……。▼~
……私、人と会話するのが苦手で。~
何を言われても上手く返せませんし……。▼~
:[ローレンツ]|賑やかな食事を好む者もいるが、~
僕は静かにゆっくりと楽しみたいほうでね。▼~
君の側だと、落ち着いて食べられる。~
これほど安らぐことはない。▼~
:[マリアンヌ]|そ、そうですか……。▼~
:[ローレンツ]|それに、君の所作はとても品がある。~
食器の扱い方が美しい者は大変好ましい。▼~
長い間、君を見ていて、~
僕は、ようやく気づいたのだよ。▼~
君の美しさの本質は、心根の優しさ……~
すなわち、内なる美なのだとね。▼~
着飾ったり繕ったりする上辺の美より~
その人本来の、人間としての美だ。▼~
僕は君が、磨けば光る原石なのだと~
思っていたが、それは間違いだった。▼~
君はそのままでいい。~
今のままで、十分美しいのだからね。▼~
:[マリアンヌ]|このままの私で……いい……?▼~
:[ローレンツ]|ああ、そうだ。~
君に上辺の美など蛇足の極みだよ。▼~
:[マリアンヌ]|そ、そんなことを言われたのは、~
初めてです……。▼~
:[ローレンツ]|ならば他の者に見る目がないのだ。~
この僕の目利きに敵う者はいないのだから。▼~
だが同時に……このまま君の美しさが~
世に出なければいいとも思ってしまう。▼~
君の真価は、このローレンツ=ヘルマン=~
グロスタールだけが知っていればいいのだ!▼~
それでは、お先に失礼するよ。~
はーっはっはははは……!▼~
:[マリアンヌ]|へ、変な人……。~
でも……このままでいい、か……。▼~
……ふふ、嬉しい。▼~
***支援A [#x92b2f66]
:[ローレンツ]|やあ、マリアンヌさん。~
先日君に借りた書物は、実に面白かった。▼~
興味深い書物に巡り合わせてくれたお礼に、~
是非お茶をご馳走したいのだが……。▼~
:[マリアンヌ]|え、あ、あの……。~
少し用があるので、夕方でも……。▼~
:[ローレンツ]|夕方だね、承知した。~
楽しみに待っているよ。▼~
:(暗転)|
:[マリアンヌ]|本日は、お招きいただき、~
ありがとうございます……。▼~
:[ローレンツ]|来てくれて嬉しいよ。~
そうかしこまらないでくれたまえ。▼~
:[マリアンヌ]|あ、あの、お茶、とても美味しいです。▼~
:[ローレンツ]|そうか! 僕の好きな銘柄だが、~
気に入ってもらえて嬉しいよ。▼~
こちらも口に合うだろうか?~
実家のほうの焼き菓子だが……。▼~
:[マリアンヌ]|はい。甘くて……~
渋めのこのお茶によく合います……。▼~
:[ローレンツ]|それは良かった! 君とは味の好みも合う。~
是非また、お茶の相手をしてくれたまえ。▼~
:[マリアンヌ]|私で、良いのでしょうか……。▼~
:[ローレンツ]|何を言う! 僕は君が良いのだよ。▼~
:[マリアンヌ]|………………。▼~
私、実は……~
あなたに言わなければいけないことが……▼~
:[ローレンツ]|……ん? 何だね?▼~
:[マリアンヌ]|ずっと、隠してきたことがあるんです。~
実は……あの……私には……▼~
忌まわしい……紋章が……▼~
:[ローレンツ]|もういい!~
やめたまえ、マリアンヌさん!▼~
:[マリアンヌ]|……!▼~
:[ローレンツ]|震えているじゃないか。そうまでして~
僕に何かを打ち明ける必要などない!▼~
:[マリアンヌ]|で、でも……。▼~
:[ローレンツ]|僕が見たいのは、そんな君じゃない。~
笑顔の君が見たいんだ。▼~
きっと、今、君が言いかけた言葉の先に、~
君の魅力の秘密が隠されているのだろう。▼~
それでも、君が笑顔で話せる日が来るまで、~
僕は聞きたいとは思わない。▼~
僕はね、相手のすべてを知りたいなどという~
貪欲で下品な男とは違うのだよ。▼~
謎めいた君のままで、十分素敵だ。いや、~
むしろ謎めいているからこそ魅力的……▼~
:[マリアンヌ]|……ふ、ふふふふ。▼~
ローレンツさんって、面白い。~
面白くて……それに、優しいんですね。▼~
:[ローレンツ]|おお、良い笑顔だ。~
静謐な美も良いが、晴れやかな美も良い。▼~
:[マリアンヌ]|笑ったの、久しぶりです。~
あなたなら、私を変えてくれそう……▼~
:[ローレンツ]|ははは。そのままでいいと言っているのに、~
君は変わりたいと言うのか?▼~
ならば、その手伝いくらいはできるだろう。~
僕と一緒に、殻を破ってみるかい?▼~
:[マリアンヌ]|はい……!~
私、頑張ってみます……。▼~
**ヒルダ [#n01d5994]
***支援C [#g656a726]
:[ヒルダ]|あー、ローレンツくん。~
また訓練? 頑張るわねー。▼~
:[ローレンツ]|やあ、ヒルダさん。~
まさか君も訓練か? 見直したぞ!▼~
名家の令嬢にして美貌も備えている君に、~
確かな実力までも備われば完璧だからな。▼~
:[ヒルダ]|ううん、忘れ物を取りに来ただけー。~
あなたみたいに頑張れないよー。▼~
ローレンツくんは、いつも偉いよねー。~
自分を甘やかさないっていうかー。▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章》
:[ローレンツ]|同盟の未来が僕の双肩にかかっていると~
思えば、この程度の努力など苦ではない。▼~
《白雲の章(金鹿)・翠風の章以外》
:[ローレンツ]|フォドラの未来が僕の双肩にかかっていると~
思えば、この程度の努力など苦ではない。▼~
《共通》
:[ローレンツ]|それに、僕のような多才な名士が、~
弛まぬ努力をする姿は、後進の刺激になる。▼~
:[ヒルダ]|そうだねー。~
でも、そっか……。それじゃ忙しいよねー。▼~
:[ローレンツ]|……何か困りごとでもあるのかい?~
僕に解決できないことはない。話したまえ。▼~
:[ヒルダ]|そう? 実はあたし、戦うのが苦手で……~
訓練でも怖くて足が震えちゃうくらいなの。▼~
士官学校に入ったのだって、~
兄さんに無理やり入れられたからで……。▼~
:[ローレンツ]|ふむ、確かに君のような令嬢に、~
戦いは酷だろうな……。▼~
《第一部》
:[ヒルダ]|そうなのー。だから……次の実践訓練では、~
あたしの分まで戦ってくれないかな?▼~
《第二部》
:[ヒルダ]|そうなのー。だから……次の戦場では、~
あたしの分まで戦ってくれないかな?▼~
《共通》
:[ヒルダ]|あたしは戦ってる雰囲気だけ出すからー、~
なんて……流石にダメだよねー?▼~
:[ローレンツ]|……わかった。荒事は任せてくれたまえ。~
君を危険な目には遭わせられん。▼~
:[ヒルダ]|ほんとー? 嬉しいー!~
あたしも一生懸命、戦ってるふりするよー!▼~
ローレンツくん、優しいねー。~
流石だよー、完璧な貴族は違うなー。▼~
:[ローレンツ]|なに、君の分まで敵を倒せば、~
自ずと僕の腕も上がるというもの。▼~
すべて僕に任せておきたまえ。~
はーはっはっは……。▼~
:[ヒルダ]|さっすが、ローレンツくん!~
頼み事するのも簡単で助かるわー。▼~
さ、お菓子でも食べに行こうっと。▼~
***支援C+ [#gb9feb4b]
:[ヒルダ]|ローレンツくん。~
大活躍だったわねー。助かっちゃったー。▼~
:[ローレンツ]|なに、僕にかかればどうということもない。~
危ない場面もあったが……それも経験だ。▼~
:[ヒルダ]|頼もしいなー。ローレンツくんみたいな人が~
味方にいるだけで、すごく安心できるよー。▼~
:[ローレンツ]|まあ、そうだろうね。いくら腕力に優れても~
将としての資質がなければ活躍はできない。▼~
判断力に優れ、臨機応変に立ち回れる、~
僕のような者がいなければな。▼~
:[ヒルダ]|うんうん。本当にそう思うよー。~
じゃあさ……。▼~
:[ローレンツ]|む、何だ?▼~
:[ヒルダ]|弱っちいあたしは後ろで応援してるから、~
次も、あたしの分まで頑張ってねー!▼~
:[ローレンツ]|なっ、いや、それは……。▼~
流石に毎回だと体力的に……。▼~
:[ヒルダ]|そうだ! ローレンツくんの活躍、~
実家に送る手紙のネタにしちゃおうかなー。▼~
:[ローレンツ]|なに!?~
それは父上と兄上に送るものか!?▼~
:[ヒルダ]|そうだよー。たくさん手紙を書かないと、~
兄さんに怒られるからー。▼~
でも、そんなに書くこともないしー。~
次も何を書こうか困ってたのよねー。▼~
あーでも、迷惑だよねー?~
勝手に手紙に書かれたりしたら……。▼~
:[ローレンツ]|いや、迷惑なものか!~
君の兄上は同盟屈指の勇将じゃないか!▼~
その兄上に、僕の名を覚えてもらえるなら、~
こんなに光栄なことはない。▼~
:[ヒルダ]|じゃあ、次に活躍してくれたら書くねー。~
活躍できなくても書いてもいいけど……。▼~
:[ローレンツ]|この僕に心配など無用。~
最高の活躍を見せようじゃないか!▼~
ついでに、手紙に書くときは、~
ローレンツくんではなく……▼~
ローレンツ=ヘルマン=グロスタールくんと~
書いてくれたまえ!▼~
グロスタール家の評判を上げる~
またとない機会だからね。はっはっは……。▼~
:[ヒルダ]|……ローレンツくんって、面白いなー。▼~
***支援B [#l8ac9eba]
:[ローレンツ]|ふむ、なるほど。こういう手もあるか……。▼~
:[ヒルダ]|……ローレンツくん?~
何してんのー?▼~
:[ローレンツ]|ああ、ヒルダさん。~
駒を兵に見立てて、戦術の研究をね。▼~
:[ヒルダ]|ふーん、すごいねー。~
でもそれって、楽しいのー?▼~
:[ローレンツ]|興味深いものだよ。~
兵種を変えるだけでも、定石が覆る。▼~
同じ兵種でも、別の人間だと思うと、~
また違う戦術が……。▼~
:[ヒルダ]|へー、なるほどねー。~
あたしには全然わかんないけど。▼~
:[ローレンツ]|このところ、君の頼みごとを聞いて、~
いつもと違う戦い方をしていただろう?▼~
その経験を経てからというもの、~
戦術を練ることの重要性を再認識したのだ。▼~
置かれた状況に正しく対処できれば、~
損害を確実に減らすことができる。▼~
有事に当たっては、この経験を活かして、~
どんな状況にも対応して見せよう。▼~
:[ヒルダ]|………………。▼~
あ、すごすぎて言葉を失っちゃった。~
ほんと、お世辞じゃなく尊敬しちゃうよ。▼~
:[ローレンツ]|もしかして、君は僕を成長させるために、~
あえて無茶な頼み事をしたんじゃないのか?▼~
ありがとう、ヒルダさん。~
君の心遣いに、心から感謝を。▼~
:[ヒルダ]|あー、えーと……。~
どういたしまして……あはは。▼~
:[ローレンツ]|じゃあ、次は僕から君への頼み事がある。~
聞いてくれるかい?▼~
:[ヒルダ]|うーん、面倒なのは嫌だけど……。~
特別に聞いてあげちゃおっかなー?▼~
:[ローレンツ]|君が本気で戦う姿を見せてくれないか。~
できれば、僕の側で。いいだろう?▼~
:[ヒルダ]|う……仕方ないか。でも、危なくなったら~
ちゃーんと助けてよねー?▼~
***支援A [#c7fc3e76]
:[ヒルダ]|ローレンツくーん。~
ね、見て見てー。▼~
:[ローレンツ]|どうしたんだい、ヒルダさん。~
それは……手紙? もしや兄上からか?▼~
:[ヒルダ]|うん。それが、なぜだかあたしのこと~
褒めてくれてるんだー。▼~
ほら、「戦うことの意味がわかったヒルダは~
一つ成長したね」って!▼~
いつもは、お前が心配だ心配だ心配だって~
それしか書いてこないのにー。▼~
:[ローレンツ]|そうか、君の兄上が褒めるなら、本物だ。~
一緒に戦った僕も誇らしく思うよ。▼~
:[ヒルダ]|でも、戦ったことを書くのは初めてじゃ~
ないのに……何で褒めてくれたのかな。▼~
:[ローレンツ]|君が、前回の戦いで常よりも懸命に~
戦ったことが伝わったからだろう。▼~
兄上ほどの武人ならば、行間からそれを~
察することができたとしても不思議はない。▼~
:[ヒルダ]|だとしたらローレンツくんのおかげだねー。~
あなたがいたから一生懸命になれたんだよ。▼~
でもー、あたしが戦えると思われて、~
変な期待かけられたら嫌だなー……。▼~
:[ローレンツ]|なぜ期待されるのを嫌がるんだい?~
君には素晴らしい才能があるというのに。~
君が言うわがままも、怠け癖も、~
僕にしてみれば可愛いものだ。▼~
:[ヒルダ]|可愛い? えへへ、そうかな……。▼~
:[ローレンツ]|それよりも、重要なことを思い出したぞ。~
約束は守ってくれたんだろうね?▼~
その……僕のことを手紙に書くという……。▼~
:[ヒルダ]|ちゃんと書いたわよー。~
兄さんたらローレンツくんの話聞いて……。▼~
《翠風の章》
:[ヒルダ]|「人を導き、力を引き出すことは難しい。~
彼はきっと同盟の要となるだろう」ってー。▼~
《蒼月・銀雪の章》
:[ヒルダ]|「人を導き、力を引き出すことは難しい。~
彼は新しい時代の要となるだろう」ってー。▼~
《共通》
:[ヒルダ]|自分の弟に欲しいくらいだ、なんて~
書いてきたんだからー。▼~
:[ローレンツ]|そうか! 彼ほどの勇将の弟になれるなら、~
こちらこそ願ったり叶ったりだ!▼~
:[ヒルダ]|……兄さんが言う『弟に欲しい』って~
言葉の意味、ちゃんとわかってるー?▼~
:[ローレンツ]|……わかっているとも。~
実は、僕もそのことを考えていたところだ。▼~
だが、すまない……。~
今はまだその時ではない。▼~
この戦いに終止符を打ち、~
世の安寧を勝ち取るまではな。▼~
:[ヒルダ]|……勝ち取ったら? どうするの?~
ちゃんと言ってほしいなー。▼~
:[ローレンツ]|君の頼み事でも、それは聞けないな。~
これはお互いの人生に関わる重要な話だ。▼~
僕たちに相応しい場所で、相応しい贈り物と~
共に、相応しい言葉で伝えねばなるまい?▼~
なんせ、僕はローレンツ=ヘルマン=~
グロスタールだからね! はっはっは……▼~
:[ヒルダ]|……あの人でいいのかな、あたし。▼~
**レオニー [#h969371a]
***支援C [#rabeaac3]
:[レオニー]|ローレンツ。ちょっといい?▼~
:[ローレンツ]|……これは、レオニーさん。~
ご機嫌いかがかな?▼~
:[レオニー]|ご機嫌だよ。倉庫から古い武具が~
たくさん出てきたんだ。▼~
:[ローレンツ]|古い武具か。~
名剣の類いならば是非、見たいものだが。▼~
:[レオニー]|たぶん訓練用だが手入れすればまだ使える。~
ほら、油を持っていって。▼~
:[ローレンツ]|……なぜ僕に油を渡すんだ?▼~
:[レオニー]|だから、手入れすれば使えそうだって。~
さっき言ったよな? 話を聞いてた?▼~
:[ローレンツ]|だから、なぜ僕に油を渡すんだ?▼~
:[レオニー]|武器の手入れもしたことがないのか?~
要るだろ、油が。磨く時にさ。▼~
:[ローレンツ]|違う。訓練用の古い武具の手入れなど、~
貴族の僕に相応しくないと言っているんだ。▼~
僕のような名士に相応しい、~
見事な来歴を持つ剣であれば別だが。▼~
:[レオニー]|それなら、手入れがてら鑑定すればいい。~
掘り出し物の名剣もあるかもしれないぞ。▼~
:[ローレンツ]|レオニーさん……常々思っていたが、~
良い機会なのではっきりと言おう。▼~
僕は貴族だ。平民を守り助ける責務がある。~
寄り道をする暇も、足を止める時間もない。▼~
なのに君は、すぐに僕を顎でこき使う。~
その態度、少し改めてもらえないかね。▼~
:[レオニー]|……顎で使ってるつもりはないし、~
わたしは貴族に頼んでるわけじゃない。▼~
わたしの仲間の、~
ローレンツに頼んでるつもりなんだけど?▼~
:[ローレンツ]|僕は、君の仲間であると同時に貴族なのだ。~
どちらか一方ではない。▼~
:[レオニー]|じゃあ、貴族であると同時に仲間なんだろ?~
仲間のためにさっさと働けっての。▼~
:[ローレンツ]|ぬ、ぬぬ……。▼~
***支援B [#i7531a2e]
:[ローレンツ]|……やあ、レオニーさん。~
今日も忙しそうだね。▼~
:[レオニー]|やることがたくさんあるんでね。~
優雅な貴族様と違って。▼~
忙しそうって思うなら、どいてくれない?~
この荷物、見えないわけじゃないよね。▼~
:[ローレンツ]|生憎と、その頼みは聞けないな。▼~
:[レオニー]|貴族だから平民の頼みは聞けないって?~
あんた、わたしを馬鹿にするのも……。▼~
:[ローレンツ]|君は足を怪我しているだろう。~
歩き方を見て、すぐにわかったよ。▼~
:[レオニー]|……っ!▼~
:[ローレンツ]|そんな足で重い荷物を運べば悪化するぞ。~
ほら、僕に見せてみたまえ。▼~
:[レオニー]|おい、やめろって。平民に対して、~
そんなに頭を下げていいのか?▼~
:[ローレンツ]|頭を下げているのではない。~
怪我を見ているのだ。▼~
:[レオニー]|周りから見たら、そうは見えないだろ。~
いいからやめろってば……。▼~
:[ローレンツ]|平民の苦しみを取り除くのは、貴族として~
当然の責務。少し黙っていたまえ。▼~
:[レオニー]|よく言うよ。貴族様がいったい、~
平民に何をしてくれるっていうのさ。▼~
わたしの村じゃ、搾取されるばかりで、~
恩恵を受けたことなんて……痛っ!!▼~
:[ローレンツ]|だいぶ腫れているな。熱も持っている。~
膏薬の持ち合わせが良かったよ。▼~
:[レオニー]|……何で膏薬なんか持ち歩いてるんだ?▼~
:[ローレンツ]|困っている平民がいたら、すぐに~
助けられるよう、普段から持ち歩いている。▼~
:[レオニー]|はあ? あんたの行動って、~
つくづく理解できな……▼~
:[ローレンツ]|……おっと僕としたことが包帯を忘れたか。~
仕方ない、このハンカチで我慢したまえ。▼~
:[レオニー]|わっ、それ高価なものなんじゃないか?~
こんなことに使うのはもったいないだろ。▼~
それに、わたしは貴族のお情けでなんか~
助けられたくないんだよ。▼~
:[ローレンツ]|貴族の助けが気に入らないなら、~
仲間として受ければいいだろう。▼~
僕は貴族であると同時に、~
君の仲間なのだから。▼~
:[レオニー]|また、わけのわからない理屈を……。▼~
:[ローレンツ]|さあ、これで少しは痛みも和らぐはずだ。~
荷物は僕が運んでおく。では失礼。▼~
:[レオニー]|ほんっと、あいつ意味がわかんな……▼~
……あっ!~
礼を言いそびれたな……。▼~
***支援A [#uc7aea18]
:[レオニー]|ローレンツ、ちょっといい?▼~
:[ローレンツ]|レオニーさんか。~
また古い武具を手入れさせに来たのか?▼~
:[レオニー]|違う! ……このハンカチを返しに来た。~
いつぞやから借りっぱなしで悪かった。▼~
:[ローレンツ]|……?▼~
:[レオニー]|借りていただろう? 忘れたのか?~
わたし、割と気にしてたんだけど。▼~
:[ローレンツ]|いや、貸したつもりではなかったので~
少し驚いただけだ。▼~
レオニーさん。貴族とは与える者なのだ。~
平民が返すのは、敬意だけでいい。▼~
:[レオニー]|また綺麗ごとを……。~
平民が生産したものを奪うのが貴族だろ?▼~
:[ローレンツ]|違うな。貴族は、平民から敬意の証として~
生産物を贈られるのだ。奪ってはいない。▼~
君は知らないだろうが、サウィン村の長老は~
そういう気持ちで納めてくれている。▼~
:[レオニー]|!? ……わたしがサウィン村の出身だって~
知ってたのかい。▼~
:[ローレンツ]|まあな。あの村には狩猟の独占権を与え、~
よそ者が狩りをすることを禁じている。▼~
村からの訴えを受け、密猟を取り締まる~
ために傭兵を派遣したこともあったはずだ。▼~
:[レオニー]|傭兵を……? じゃあ、師匠が村に~
密猟者退治に来たのって……▼~
:[ローレンツ]|どうした?▼~
:[レオニー]|……だとしても、このハンカチは返すよ。~
これは仲間に借りたものだからね。▼~
:[ローレンツ]|ふむ……いいだろう。~
仲間として受け取ろう。▼~
:[レオニー]|ついでに言うけど、貴族は助ける側、~
平民は助けられる側って決めつけないでね。▼~
仲間ってのは、助け合ってこそだろ。~
そこに身分の違いは関係ないはずだよ?▼~
:[ローレンツ]|……そうだな、仲間からの助けであれば、~
喜んで受けることにしよう。▼~
ただし、仲間だけだ。一般の平民からの~
助ならば、断固拒否させてもらう。▼~
それでは貴族の立つ瀬がないからな。~
はっはっは……。▼~
:[レオニー]|あいつ、嫌みなだけの野郎だと思ってたが、~
そうでもなかったか……。▼~
自分が思い描く、立派な貴族であろうと~
してるだけなんだろうな……。▼~
……あっ! しまった!~
ハンカチ、返してない……。▼~
***支援A+ [#z7e4b3b5]
:[ローレンツ]|レオニーさん、たいした怪我ではない。~
少し切っただけだ。▼~
:[レオニー]|その油断が、戦場では命とりだ。~
切ったのは利き手だろ? ……止血する。▼~
:[ローレンツ]|すまない。迷惑を……。▼~
:[レオニー]|そこは「ありがとう」だ。~
仲間の手当てをすることが迷惑なもんか。▼~
あ……。▼~
:[ローレンツ]|どうした?▼~
:[レオニー]|止血するための布がない。……これしか。▼~
:[ローレンツ]|これは……この前のハンカチ?~
そういえば受け取りそびれていたな。▼~
:[レオニー]|いつか返そうと思って持ってたんだ。~
これ使うけど、いいよな?▼~
:[ローレンツ]|ふ……君を助けた道具に助けられるとは。~
こういうこともあるのだな。▼~
:[レオニー]|わたしも、こんなふうに返すなんて、~
思ってなかったよ。▼~
それに……素直に受けてもらって嬉しいね。~
以前のあんたなら拒んだだろ?▼~
:[ローレンツ]|そうだな。貴族たるもの、平民に助けられる~
ことなどあってはならない、と。▼~
:[レオニー]|前はそのこだわりが理解できなかったけど、~
今は何となく、理解できるかも。▼~
貴族がみんな、あんたみたいなら、~
世の中もっと良くなるかもしれないな。▼~
:[ローレンツ]|……だが、助け合う仲間というのも良い。~
多くのことを成せる。▼~
君のような力ある仲間とは、特にね。▼~
:[レオニー]|わたし?▼~
:[ローレンツ]|面と向かって伝えるのは初めてか?~
レオニーさんの優秀さは承知していたよ。▼~
だが身分の違いを言い訳に、~
君には随分な失礼を働いたこともあった。▼~
すまない。そして、これからも仲間として~
支え合っていくことを誓わせてくれ。▼~
:[レオニー]|改めて誓わなくても、~
わたしはそのつもりだったよ。▼~
貴族じゃなきゃできないこともあるし、~
平民だからこそできることもある。▼~
そういうのをひっくるめて、~
助け合えれば、それが一番良いよな。▼~
:[ローレンツ]|そうだな。そして、そんな大切なことを~
気づかせてくれたレオニーさんは……▼~
仲間から、更に一歩踏み込んだ関係に~
なってもいいのかもしれない……。▼~
:[レオニー]|え? 何か言ったか?▼~
:[ローレンツ]|ああ、いや、これからもよろしく頼むと、~
そう言ったんだ。▼~
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- リシテアとの支援C、「同盟のために魔道の~」とある文面が...
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