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会話集/支援会話/ローレンツ(セイロス聖教会)
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[[会話集/支援会話]]
*ローレンツの支援会話 [#e5b3bea4]
#contents
**マヌエラ [#kaa309bb]
***支援C [#v4f2d04a]
:[マヌエラ]|ローレンツ。~
ちょっといいかしら。▼~
:[ローレンツ]|……これはマヌエラ先生。~
ごきげんよう。▼~
:[マヌエラ]|ごきげんよう。~
ローレンツはいつも紳士ね。▼~
:[ローレンツ]|恐縮です。~
で、僕に何かご用でも?▼~
:[マヌエラ]|あら、用がなければ~
声をかけてはいけなかったかしら?▼~
:[ローレンツ]|いいえ。あなたのような美しい人に~
声を掛けていただけるなんて光栄です。▼~
ちょうど紅茶を淹れたところです。~
よろしければ、一杯いかがですか?▼~
:[マヌエラ]|ふふっ、嬉しいわ……。そういえば、~
あなたに聞きたいことがあったのよ。▼~
この詩の意味……~
あたくしに教えてもらえないかしら。▼~
''(本が表示される)''
:[マヌエラ]|誰にも気づかれぬ焦燥を~
生ぬるい翠雨が冷ましてゆく▼~
この手で枷を外せぬ弱さに~
失望で時が淀みゆく▼~
そして疼く思いを抱えたまま~
角弓の風が夏の終わりを告げる……▼~
:[ローレンツ]|そ、それはっ……!~
……な、ない! 僕の詩集が……!▼~
:[マヌエラ]|やっぱり、あなたが書いたものだったのね?~
皆の筆跡を随分調べたのよ、あたくし。▼~
それにしても、少し寂しい……、~
孤独で、敗北感のある詩よね。▼~
どうしてこんな詩を?~
とっても興味があるわ、あたくし。▼~
:[ローレンツ]|いや……それは……。~
なぜ読んでしまったのですか。▼~
:[マヌエラ]|こんなの拾ったら読みたくなるじゃない。~
そういうものよ、人間って。▼~
:[ローレンツ]|返してくださいっ!~
人のものを勝手に読むなど、無作法な!▼~
:[マヌエラ]|あらあら、ひったくるなんて乱暴なのね。~
取り乱すなんて、あなたらしくもないわ。▼~
:[ローレンツ]|い、今見たものは、すべて忘れてください!~
あなたは何も見なかった。いいですね!?▼~
:[マヌエラ]|忘れてと言われても、忘れられないわ。~
そういうものよ、人間って。▼~
:[ローレンツ]|なら、誰にも言わないと約束してください!▼~
:[マヌエラ]|そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。~
素敵な詩だと思ったのよ? あたくし。▼~
普段のあなたからは想像できないけど……~
ままならぬ焦燥感を抱く時期もあるわよね。▼~
:[ローレンツ]|そういうのは結構ですので!~
では失敬!!▼~
:[マヌエラ]|あらー……。照れ屋さんねえ。~
詩のこと、もっと聞きたかったのに……。▼~
***支援B [#hbe057ef]
:[ローレンツ]|……歌声?~
あれは……、マヌエラ先生。▼~
流石、かつてミッテルフランク歌劇団の~
頂点を極めた歌姫。甘美で切ない歌声だ。▼~
あの酒癖の悪さと品のなさがなければ、~
社交界でも通用する淑女に……ん?▼~
:[マヌエラ]|そして疼く思いを抱えたまま……♪~
角弓の風が夏の終わりを告げる……♪▼~
:[ローレンツ]|う、わあああああああっ!▼~
:[マヌエラ]|あら、ローレンツ。~
大きな声を出してどうしたのかしら?▼~
:[ローレンツ]|詩! 詩のことは! 忘れてくださいと!~
お願いしたではありませんかっ!▼~
:[マヌエラ]|ええ、そうね。そうお願いされて、~
忘れられないって答えたわよね、あたくし。▼~
:[ローレンツ]|それはそうですが、勝手に曲まで付けて!~
しかも、こんなところで歌うなんて!▼~
:[マヌエラ]|うふふ、素敵な歌になったでしょう?▼~
あたくし今、孤独なの。密かに想っていた~
殿方が、遠いところへ行ってしまって……▼~
そうしたら、あなたの詩が自然と歌になって~
頭の中に降りてきたのよ。不思議よねえ?▼~
:[ローレンツ]|誰に振られたのか知りませんが、~
そんな思いを綴った詩ではありません。▼~
もう夜も深いですから、お休みください。~
僕はこれで失礼します。▼~
:[マヌエラ]|あなたも、あたくしから離れていくのね。~
男はみんな若い娘がいいの? そうなの?▼~
:[ローレンツ]|はあ……そんなことは言っていません。~
年上好みの男なんて、いくらでもいますよ。▼~
:[マヌエラ]|いいのよ、慰めてくれなくても……。~
いつもこう。みんな、そう。▼~
歌姫の名声は虚像を作る。周りはみんな~
本当のあたくしを見てくれず、時だけ経つ。▼~
焦燥感、孤独感を抱きながら、虚像という~
枷を外せない……。あなたの詩と同じよ。▼~
:[ローレンツ]|……一緒にしないでいただきたい。~
僕が描くのは、理想の貴族の姿だ。▼~
いつか必ず自分のものにしてみせる。~
貴女のように、諦めたりしない。▼~
:[マヌエラ]|……ローレンツ。▼~
あたくし、あの詩は弱い自分を~
ただ嘆いているのだと思っていたの。▼~
でも違うのね。前へ進むために足掻く者の~
焦燥を描いているのね。▼~
:[ローレンツ]|高い理想を持つほど道は険しく、~
自分の不甲斐なさを悲観したくなる……。▼~
でも、それは試練のようなもので、~
乗り越えなければ、前には進めません。▼~
だから貴女も、前を向いてください。~
その歌声があれば、きっと大丈夫ですから。▼~
:[マヌエラ]|……ねえ、ローレンツ。~
この歌、いつか人前で歌わせてくれる?▼~
理想と現実の間で戦う人に歌を届けたい。~
きっと、あたくしにしかできないもの。▼~
:[ローレンツ]|……わかりました。いいでしょう。~
ただし僕の名前を出さないことが条件です。▼~
今日のところはお休みを。~
夜更かしは肌に悪い。▼~
僕の詩を歌うなら、最高の貴女で~
舞台に上がっていただかなくては。▼~
***支援A [#cf1100dd]
:[マヌエラ]|そして疼く思いを抱えたまま……♪~
角弓の風が夏の終わりを告げる……♪▼~
:(暗転、喝采)|
:[マヌエラ]|ローレンツ、聴いてくれた?~
どうだったかしら?▼~
:[ローレンツ]|……素晴らしかったです。~
歌の女神もかくやというほどでした。▼~
切なく、もどかしいだけでない、~
包み込むような歌声で……。▼~
人生経験に裏打ちされた深い感情が、~
歌に込められていた気がしました。▼~
:[マヌエラ]|あら、人生経験が長くて悪かったわねえ。~
あたくしのこと、おばさん扱いして。▼~
:[ローレンツ]|そ、そういうわけではなく!~
ただ、貴女らしい解釈をされたなと。▼~
:[マヌエラ]|うふふ、解釈だなんて。~
何も考えずに歌っているのよ、あたくし。▼~
詩に心を委ねると、~
自然と感情が乗っていくの。▼~
:[ローレンツ]|それが才能というものなのでしょうね。~
貴女の歌声は聴く者の心を揺り動かす。▼~
また聴かせてくれませんか。~
次は、もっと近くで聴いてみたい。▼~
:[マヌエラ]|いいわ、次は二人っきりで、~
あなたのためだけに歌ってあ・げ・る。▼~
:[ローレンツ]|……!~
か、からかわないでいただきたい。▼~
:[マヌエラ]|うふふ、からかってなんて。~
……ねえ、また詩集を見せてくれる?▼~
:[ローレンツ]|僕の詩集を? どうして……▼~
:[マヌエラ]|新しい曲を作りたいの。~
出来たら一番にあなたに聴かせるから。▼~
:[ローレンツ]|いえ、それは……。~
そもそも僕の詩など、趣味の域を出ず……。▼~
:[マヌエラ]|それがいいのよ。~
飾らない言葉、正直な感情……▼~
とっても心を打たれたのよ、あたくし。~
等身大のあなたの詩に。▼~
:[ローレンツ]|……無様に悩み苦しむ姿が、~
人の心を掴むこともあるのですね……。▼~
……わかりました。こちらをどうぞ。~
書き溜めたものから気に入った詩があれば。▼~
:[マヌエラ]|うふふ、良かった。早速、拝見……。▼~
……あら? これは……~
この前の詩の続き、なのかしら?▼~
:[ローレンツ]|それは、その……。貴女の歌を聞いて、~
つい書きつけたものです。▼~
歌声に背中を押してもらえた気がして……、~
僕も諦めず前へ進もうと、思えたんです。▼~
不出来で、お恥ずかしいですが……。▼~
:[マヌエラ]|不出来だなんて、とんでもないわ。~
……ありがとう、ローレンツ。▼~
あたくしの歌声にそんな力があるのなら、~
あたくし、これからも歌い続けるわ。▼~
:[ローレンツ]|ええ、僕もそれを願っています、心から。▼~
**カトリーヌ [#w2742994]
***支援C [#tb023c99]
:[ローレンツ]|カトリーヌさん。~
少々時間をいただけますか?▼~
:[カトリーヌ]|なんだ、ローレンツか。~
アタシに何か用?▼~
:[ローレンツ]|その腰に帯びている剣……。~
貴女はどこで手に入れたのですか。▼~
:[カトリーヌ]|……気に入らない物言いだね。~
アタシがどっかでくすねたとでも?▼~
:[ローレンツ]|いえ……ですが、英雄の遺産は十傑の嫡流に~
代々受け継がれるべきもののはず。▼~
カトリーヌさん、貴女は何者なのです。~
もしや名門貴族のご出身なのでは?▼~
:[カトリーヌ]|何でそんなことを気にするのさ。~
アタシがどこの出だろうと関係ないだろう。▼~
:[ローレンツ]|ですが……。▼~
:[カトリーヌ]|アタシがどこぞの馬の骨だったとして、~
紋章も遺産もなくても、アタシはアタシだ。▼~
生まれや経歴に意味がないとは言わないが、~
大切なのは意志と生き様だと思うね。▼~
それとも何? アタシが名家の生まれなら、~
アンタの対応は変わるのか?▼~
:[ローレンツ]|……見る目は変わります。~
名家の貴族であれば、しかるべき応対を。▼~
:[カトリーヌ]|器が小さいねえ、アンタ。~
いろんなもんに縛られてばっかりじゃん。▼~
:[ローレンツ]|ですが、貴族と平民は同じではない。~
選ばれた者にこそできることがあります。▼~
:[カトリーヌ]|それは本当に貴族にしかできないのか?~
平民にも優れた人間はいるだろ。▼~
:[ローレンツ]|そういうことを言っているのでは……。▼~
:[カトリーヌ]|アンタは身分や家柄にこだわるあまり、~
人そのものが見えていないようだ。▼~
もしアタシが名家の出だとしても、~
アンタとはまず付き合わないよ。▼~
:[ローレンツ]|くっ……。▼~
***支援B [#ne091a7e]
:[ローレンツ]|いつ見ても、見惚れるほどの剣さばきだ。~
流麗でいて隙がない。▼~
:[カトリーヌ]|おや、ローレンツ。~
盗み見とは、貴族らしくないんじゃないの?▼~
:[ローレンツ]|これは大変な失礼を。見入ってしまい、~
なかなか声をかけられなかったのです。▼~
それだけの剣技を会得しているというのは、~
やはり名のある貴族のご出身なのでは?▼~
:[カトリーヌ]|アンタもしつこいね。~
確かに我流じゃないが、それがどうした。▼~
剣の腕は家柄じゃなく、どこを目指して~
どれだけ努力したかで決まるんだよ。▼~
:[ローレンツ]|本人の才能や努力に家柄は無関係ですが、~
剣技を磨く環境は貴族のほうが有利です。▼~
貴族は平民より環境に恵まれている分、~
未来のために取れる選択肢が多い。▼~
そうして成長した貴族が、貴族の責務を~
果たせば、平民も安寧を得られるのでは?▼~
:[カトリーヌ]|ほう、じゃあ聞かせてもらえるか。~
貴族の責務、って何なんだ?▼~
:[ローレンツ]|例えば……貴族は簡単に戦争を起こせます。~
これは平民が持つことのできない力です。▼~
紋章を持つ貴族ならばなおのこと……~
一つの決断で周囲に多大な影響が及ぶ。▼~
だからこそ力を正しく行使する必要がある。~
これは、貴族の責務の一つです。▼~
:[カトリーヌ]|その理屈だと、平民は反乱を起こしても~
いいように聞こえるが?▼~
:[ローレンツ]|平民が反乱を起こす主な理由は、~
為政者……つまり貴族への不満です。▼~
平民が幸せに暮らしていれば、~
そもそも反乱など起きるはずがない。▼~
つまり平民の反乱もまた、貴族が責務を~
負うべきものではないでしょうか。▼~
:[カトリーヌ]|ふうん……。~
ま、及第点だ。▼~
アンタになら、アタシの出自を~
教えてやってもいいかな。▼~
……確かにアタシはファーガスの貴族、~
カロン家の出だ。▼~
カロン家のカサンドラ……と言ったら、~
アンタも聞いたことくらいはあるだろ?▼~
:[ローレンツ]|カロン家……まさか、あの……~
罪を犯して国を追われた……▼~
:[カトリーヌ]|ま、世間ではそう言われてるが、~
アタシは間違ったことはしてないよ。▼~
それで、アンタはどう思うんだ?~
貴族だが、王国では((ボイスでは「王国での」))お尋ね者のア...
:[ローレンツ]|………………。▼~
……今度、僕と手合わせを~
してもらえませんか。▼~
:[カトリーヌ]|剣の中でアタシを見極めると?~
いいだろう、相手してやるよ。▼~
***支援A [#ibd4de56]
:[ローレンツ]|はあ、はあ、はあ……。▼~
:[カトリーヌ]|勝負はお預けだね、ローレンツ。~
それが不満ならアンタの勝ちでもいいよ。▼~
:[ローレンツ]|いえ……お預けで結構です。~
それに、貴女は“雷霆”も使っていない。▼~
:[カトリーヌ]|アンタが普通の剣なのに、遺産なんて~
使ったら勝負にならないだろ。▼~
けど、思ったよりアンタは強かったよ。~
軍中で見てた印象よりは、ずっとね。▼~
:[ローレンツ]|いつもの僕なら負けていたでしょう。~
ですが……僕は、貴女を見極めたかった。▼~
道を踏み外し、お尋ね者になった貴族……。~
剣に曇りがあれば、勝たねばならないと。▼~
:[カトリーヌ]|その使命感が、アンタの実力を~
高めるに至ったとでも言うのか?▼~
:[ローレンツ]|いえ、貴女と剣を交える中で、~
僕は貴女の強さに嫉妬を覚えたのです。▼~
その剣筋の気高さ……そこに、僕が思い描く~
理想的な貴族の姿が垣間見えました。▼~
だからこそ負けたくなかった。それゆえに~
いつも以上に力を出せたのかもしれません。▼~
:[カトリーヌ]|ははっ。~
たいそうな物言いをするね。▼~
:[ローレンツ]|同時に確信しました。貴女は罪人などでは~
決してない。ただ信念に生きている人だと。▼~
:[カトリーヌ]|まあ、自分にも主にも恥じることは、~
一切してないつもりだよ、アタシは。▼~
:[ローレンツ]|ならば、貴族の責務も忘れてはいないはず。~
これで僕たちは、本当の同志になれる。▼~
:[カトリーヌ]|悪いがアタシはもう貴族とは言えない。~
貴族の同志が欲しいなら他を当たりな。▼~
:[ローレンツ]|いいえ、今の身分がどうあれ、その力を~
正しく使おうとする姿勢はまさに貴族。▼~
ご自身で否定しようとも、僕から見れば~
貴女は気高き貴族なんです。▼~
:[カトリーヌ]|やれやれ……アタシは貴族なんていう~
窮屈なもんに縛られたくないんだって。▼~
……まあ、アタシを口説きたいってんなら~
話は別だけど。▼~
:[ローレンツ]|えっ!?~
な、何を突然……。▼~
:[カトリーヌ]|アンタ、貴族の女をよく口説いてるだろ?▼~
アタシに「理想的な貴族」の姿を見たんなら~
当然、アタシも口説く対象になるよな?▼~
:[ローレンツ]|いや、いくら僕でも、口説けと言われて~
口説いたことはないので……困ったな。▼~
:[カトリーヌ]|はっははは、冗談さ、冗談。~
アタシを口説くには……少し早いよ。▼~
:[ローレンツ]|少し早い……?~
僕に何が足りないと……。▼~
:[カトリーヌ]|少しは融通が利くなったけど、~
アンタはまだ身分や血筋に縛られてる。▼~
そんなもん軽く超えてく、でかい器が~
なけりゃ、アタシの相手は務まらんさ。▼~
アンタだって、わかりかけてるだろ。~
大切なのは意志と生き様だって。▼~
それが本当にわかったなら、~
そん時は喜んで口説かれてやるよ。▼~
:[ローレンツ]|……いいでしょう。僕がその資格を得る~
その日まで、待っていてください。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#u821511c]
- ローレンツ×カトリーヌ支援Cは第二部に入ると機会を逃すよ...
- ローレンツ×カトリーヌの支援Bも同じく第一部が期限のよう...
- 翠風ではカトリーヌBは第二部でも可能でした(Cは未確認)...
- ローレンツとカトリーヌの支援Bの「王国ではお尋ね者の〜」の...
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[[会話集/支援会話]]
*ローレンツの支援会話 [#e5b3bea4]
#contents
**マヌエラ [#kaa309bb]
***支援C [#v4f2d04a]
:[マヌエラ]|ローレンツ。~
ちょっといいかしら。▼~
:[ローレンツ]|……これはマヌエラ先生。~
ごきげんよう。▼~
:[マヌエラ]|ごきげんよう。~
ローレンツはいつも紳士ね。▼~
:[ローレンツ]|恐縮です。~
で、僕に何かご用でも?▼~
:[マヌエラ]|あら、用がなければ~
声をかけてはいけなかったかしら?▼~
:[ローレンツ]|いいえ。あなたのような美しい人に~
声を掛けていただけるなんて光栄です。▼~
ちょうど紅茶を淹れたところです。~
よろしければ、一杯いかがですか?▼~
:[マヌエラ]|ふふっ、嬉しいわ……。そういえば、~
あなたに聞きたいことがあったのよ。▼~
この詩の意味……~
あたくしに教えてもらえないかしら。▼~
''(本が表示される)''
:[マヌエラ]|誰にも気づかれぬ焦燥を~
生ぬるい翠雨が冷ましてゆく▼~
この手で枷を外せぬ弱さに~
失望で時が淀みゆく▼~
そして疼く思いを抱えたまま~
角弓の風が夏の終わりを告げる……▼~
:[ローレンツ]|そ、それはっ……!~
……な、ない! 僕の詩集が……!▼~
:[マヌエラ]|やっぱり、あなたが書いたものだったのね?~
皆の筆跡を随分調べたのよ、あたくし。▼~
それにしても、少し寂しい……、~
孤独で、敗北感のある詩よね。▼~
どうしてこんな詩を?~
とっても興味があるわ、あたくし。▼~
:[ローレンツ]|いや……それは……。~
なぜ読んでしまったのですか。▼~
:[マヌエラ]|こんなの拾ったら読みたくなるじゃない。~
そういうものよ、人間って。▼~
:[ローレンツ]|返してくださいっ!~
人のものを勝手に読むなど、無作法な!▼~
:[マヌエラ]|あらあら、ひったくるなんて乱暴なのね。~
取り乱すなんて、あなたらしくもないわ。▼~
:[ローレンツ]|い、今見たものは、すべて忘れてください!~
あなたは何も見なかった。いいですね!?▼~
:[マヌエラ]|忘れてと言われても、忘れられないわ。~
そういうものよ、人間って。▼~
:[ローレンツ]|なら、誰にも言わないと約束してください!▼~
:[マヌエラ]|そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。~
素敵な詩だと思ったのよ? あたくし。▼~
普段のあなたからは想像できないけど……~
ままならぬ焦燥感を抱く時期もあるわよね。▼~
:[ローレンツ]|そういうのは結構ですので!~
では失敬!!▼~
:[マヌエラ]|あらー……。照れ屋さんねえ。~
詩のこと、もっと聞きたかったのに……。▼~
***支援B [#hbe057ef]
:[ローレンツ]|……歌声?~
あれは……、マヌエラ先生。▼~
流石、かつてミッテルフランク歌劇団の~
頂点を極めた歌姫。甘美で切ない歌声だ。▼~
あの酒癖の悪さと品のなさがなければ、~
社交界でも通用する淑女に……ん?▼~
:[マヌエラ]|そして疼く思いを抱えたまま……♪~
角弓の風が夏の終わりを告げる……♪▼~
:[ローレンツ]|う、わあああああああっ!▼~
:[マヌエラ]|あら、ローレンツ。~
大きな声を出してどうしたのかしら?▼~
:[ローレンツ]|詩! 詩のことは! 忘れてくださいと!~
お願いしたではありませんかっ!▼~
:[マヌエラ]|ええ、そうね。そうお願いされて、~
忘れられないって答えたわよね、あたくし。▼~
:[ローレンツ]|それはそうですが、勝手に曲まで付けて!~
しかも、こんなところで歌うなんて!▼~
:[マヌエラ]|うふふ、素敵な歌になったでしょう?▼~
あたくし今、孤独なの。密かに想っていた~
殿方が、遠いところへ行ってしまって……▼~
そうしたら、あなたの詩が自然と歌になって~
頭の中に降りてきたのよ。不思議よねえ?▼~
:[ローレンツ]|誰に振られたのか知りませんが、~
そんな思いを綴った詩ではありません。▼~
もう夜も深いですから、お休みください。~
僕はこれで失礼します。▼~
:[マヌエラ]|あなたも、あたくしから離れていくのね。~
男はみんな若い娘がいいの? そうなの?▼~
:[ローレンツ]|はあ……そんなことは言っていません。~
年上好みの男なんて、いくらでもいますよ。▼~
:[マヌエラ]|いいのよ、慰めてくれなくても……。~
いつもこう。みんな、そう。▼~
歌姫の名声は虚像を作る。周りはみんな~
本当のあたくしを見てくれず、時だけ経つ。▼~
焦燥感、孤独感を抱きながら、虚像という~
枷を外せない……。あなたの詩と同じよ。▼~
:[ローレンツ]|……一緒にしないでいただきたい。~
僕が描くのは、理想の貴族の姿だ。▼~
いつか必ず自分のものにしてみせる。~
貴女のように、諦めたりしない。▼~
:[マヌエラ]|……ローレンツ。▼~
あたくし、あの詩は弱い自分を~
ただ嘆いているのだと思っていたの。▼~
でも違うのね。前へ進むために足掻く者の~
焦燥を描いているのね。▼~
:[ローレンツ]|高い理想を持つほど道は険しく、~
自分の不甲斐なさを悲観したくなる……。▼~
でも、それは試練のようなもので、~
乗り越えなければ、前には進めません。▼~
だから貴女も、前を向いてください。~
その歌声があれば、きっと大丈夫ですから。▼~
:[マヌエラ]|……ねえ、ローレンツ。~
この歌、いつか人前で歌わせてくれる?▼~
理想と現実の間で戦う人に歌を届けたい。~
きっと、あたくしにしかできないもの。▼~
:[ローレンツ]|……わかりました。いいでしょう。~
ただし僕の名前を出さないことが条件です。▼~
今日のところはお休みを。~
夜更かしは肌に悪い。▼~
僕の詩を歌うなら、最高の貴女で~
舞台に上がっていただかなくては。▼~
***支援A [#cf1100dd]
:[マヌエラ]|そして疼く思いを抱えたまま……♪~
角弓の風が夏の終わりを告げる……♪▼~
:(暗転、喝采)|
:[マヌエラ]|ローレンツ、聴いてくれた?~
どうだったかしら?▼~
:[ローレンツ]|……素晴らしかったです。~
歌の女神もかくやというほどでした。▼~
切なく、もどかしいだけでない、~
包み込むような歌声で……。▼~
人生経験に裏打ちされた深い感情が、~
歌に込められていた気がしました。▼~
:[マヌエラ]|あら、人生経験が長くて悪かったわねえ。~
あたくしのこと、おばさん扱いして。▼~
:[ローレンツ]|そ、そういうわけではなく!~
ただ、貴女らしい解釈をされたなと。▼~
:[マヌエラ]|うふふ、解釈だなんて。~
何も考えずに歌っているのよ、あたくし。▼~
詩に心を委ねると、~
自然と感情が乗っていくの。▼~
:[ローレンツ]|それが才能というものなのでしょうね。~
貴女の歌声は聴く者の心を揺り動かす。▼~
また聴かせてくれませんか。~
次は、もっと近くで聴いてみたい。▼~
:[マヌエラ]|いいわ、次は二人っきりで、~
あなたのためだけに歌ってあ・げ・る。▼~
:[ローレンツ]|……!~
か、からかわないでいただきたい。▼~
:[マヌエラ]|うふふ、からかってなんて。~
……ねえ、また詩集を見せてくれる?▼~
:[ローレンツ]|僕の詩集を? どうして……▼~
:[マヌエラ]|新しい曲を作りたいの。~
出来たら一番にあなたに聴かせるから。▼~
:[ローレンツ]|いえ、それは……。~
そもそも僕の詩など、趣味の域を出ず……。▼~
:[マヌエラ]|それがいいのよ。~
飾らない言葉、正直な感情……▼~
とっても心を打たれたのよ、あたくし。~
等身大のあなたの詩に。▼~
:[ローレンツ]|……無様に悩み苦しむ姿が、~
人の心を掴むこともあるのですね……。▼~
……わかりました。こちらをどうぞ。~
書き溜めたものから気に入った詩があれば。▼~
:[マヌエラ]|うふふ、良かった。早速、拝見……。▼~
……あら? これは……~
この前の詩の続き、なのかしら?▼~
:[ローレンツ]|それは、その……。貴女の歌を聞いて、~
つい書きつけたものです。▼~
歌声に背中を押してもらえた気がして……、~
僕も諦めず前へ進もうと、思えたんです。▼~
不出来で、お恥ずかしいですが……。▼~
:[マヌエラ]|不出来だなんて、とんでもないわ。~
……ありがとう、ローレンツ。▼~
あたくしの歌声にそんな力があるのなら、~
あたくし、これからも歌い続けるわ。▼~
:[ローレンツ]|ええ、僕もそれを願っています、心から。▼~
**カトリーヌ [#w2742994]
***支援C [#tb023c99]
:[ローレンツ]|カトリーヌさん。~
少々時間をいただけますか?▼~
:[カトリーヌ]|なんだ、ローレンツか。~
アタシに何か用?▼~
:[ローレンツ]|その腰に帯びている剣……。~
貴女はどこで手に入れたのですか。▼~
:[カトリーヌ]|……気に入らない物言いだね。~
アタシがどっかでくすねたとでも?▼~
:[ローレンツ]|いえ……ですが、英雄の遺産は十傑の嫡流に~
代々受け継がれるべきもののはず。▼~
カトリーヌさん、貴女は何者なのです。~
もしや名門貴族のご出身なのでは?▼~
:[カトリーヌ]|何でそんなことを気にするのさ。~
アタシがどこの出だろうと関係ないだろう。▼~
:[ローレンツ]|ですが……。▼~
:[カトリーヌ]|アタシがどこぞの馬の骨だったとして、~
紋章も遺産もなくても、アタシはアタシだ。▼~
生まれや経歴に意味がないとは言わないが、~
大切なのは意志と生き様だと思うね。▼~
それとも何? アタシが名家の生まれなら、~
アンタの対応は変わるのか?▼~
:[ローレンツ]|……見る目は変わります。~
名家の貴族であれば、しかるべき応対を。▼~
:[カトリーヌ]|器が小さいねえ、アンタ。~
いろんなもんに縛られてばっかりじゃん。▼~
:[ローレンツ]|ですが、貴族と平民は同じではない。~
選ばれた者にこそできることがあります。▼~
:[カトリーヌ]|それは本当に貴族にしかできないのか?~
平民にも優れた人間はいるだろ。▼~
:[ローレンツ]|そういうことを言っているのでは……。▼~
:[カトリーヌ]|アンタは身分や家柄にこだわるあまり、~
人そのものが見えていないようだ。▼~
もしアタシが名家の出だとしても、~
アンタとはまず付き合わないよ。▼~
:[ローレンツ]|くっ……。▼~
***支援B [#ne091a7e]
:[ローレンツ]|いつ見ても、見惚れるほどの剣さばきだ。~
流麗でいて隙がない。▼~
:[カトリーヌ]|おや、ローレンツ。~
盗み見とは、貴族らしくないんじゃないの?▼~
:[ローレンツ]|これは大変な失礼を。見入ってしまい、~
なかなか声をかけられなかったのです。▼~
それだけの剣技を会得しているというのは、~
やはり名のある貴族のご出身なのでは?▼~
:[カトリーヌ]|アンタもしつこいね。~
確かに我流じゃないが、それがどうした。▼~
剣の腕は家柄じゃなく、どこを目指して~
どれだけ努力したかで決まるんだよ。▼~
:[ローレンツ]|本人の才能や努力に家柄は無関係ですが、~
剣技を磨く環境は貴族のほうが有利です。▼~
貴族は平民より環境に恵まれている分、~
未来のために取れる選択肢が多い。▼~
そうして成長した貴族が、貴族の責務を~
果たせば、平民も安寧を得られるのでは?▼~
:[カトリーヌ]|ほう、じゃあ聞かせてもらえるか。~
貴族の責務、って何なんだ?▼~
:[ローレンツ]|例えば……貴族は簡単に戦争を起こせます。~
これは平民が持つことのできない力です。▼~
紋章を持つ貴族ならばなおのこと……~
一つの決断で周囲に多大な影響が及ぶ。▼~
だからこそ力を正しく行使する必要がある。~
これは、貴族の責務の一つです。▼~
:[カトリーヌ]|その理屈だと、平民は反乱を起こしても~
いいように聞こえるが?▼~
:[ローレンツ]|平民が反乱を起こす主な理由は、~
為政者……つまり貴族への不満です。▼~
平民が幸せに暮らしていれば、~
そもそも反乱など起きるはずがない。▼~
つまり平民の反乱もまた、貴族が責務を~
負うべきものではないでしょうか。▼~
:[カトリーヌ]|ふうん……。~
ま、及第点だ。▼~
アンタになら、アタシの出自を~
教えてやってもいいかな。▼~
……確かにアタシはファーガスの貴族、~
カロン家の出だ。▼~
カロン家のカサンドラ……と言ったら、~
アンタも聞いたことくらいはあるだろ?▼~
:[ローレンツ]|カロン家……まさか、あの……~
罪を犯して国を追われた……▼~
:[カトリーヌ]|ま、世間ではそう言われてるが、~
アタシは間違ったことはしてないよ。▼~
それで、アンタはどう思うんだ?~
貴族だが、王国では((ボイスでは「王国での」))お尋ね者のア...
:[ローレンツ]|………………。▼~
……今度、僕と手合わせを~
してもらえませんか。▼~
:[カトリーヌ]|剣の中でアタシを見極めると?~
いいだろう、相手してやるよ。▼~
***支援A [#ibd4de56]
:[ローレンツ]|はあ、はあ、はあ……。▼~
:[カトリーヌ]|勝負はお預けだね、ローレンツ。~
それが不満ならアンタの勝ちでもいいよ。▼~
:[ローレンツ]|いえ……お預けで結構です。~
それに、貴女は“雷霆”も使っていない。▼~
:[カトリーヌ]|アンタが普通の剣なのに、遺産なんて~
使ったら勝負にならないだろ。▼~
けど、思ったよりアンタは強かったよ。~
軍中で見てた印象よりは、ずっとね。▼~
:[ローレンツ]|いつもの僕なら負けていたでしょう。~
ですが……僕は、貴女を見極めたかった。▼~
道を踏み外し、お尋ね者になった貴族……。~
剣に曇りがあれば、勝たねばならないと。▼~
:[カトリーヌ]|その使命感が、アンタの実力を~
高めるに至ったとでも言うのか?▼~
:[ローレンツ]|いえ、貴女と剣を交える中で、~
僕は貴女の強さに嫉妬を覚えたのです。▼~
その剣筋の気高さ……そこに、僕が思い描く~
理想的な貴族の姿が垣間見えました。▼~
だからこそ負けたくなかった。それゆえに~
いつも以上に力を出せたのかもしれません。▼~
:[カトリーヌ]|ははっ。~
たいそうな物言いをするね。▼~
:[ローレンツ]|同時に確信しました。貴女は罪人などでは~
決してない。ただ信念に生きている人だと。▼~
:[カトリーヌ]|まあ、自分にも主にも恥じることは、~
一切してないつもりだよ、アタシは。▼~
:[ローレンツ]|ならば、貴族の責務も忘れてはいないはず。~
これで僕たちは、本当の同志になれる。▼~
:[カトリーヌ]|悪いがアタシはもう貴族とは言えない。~
貴族の同志が欲しいなら他を当たりな。▼~
:[ローレンツ]|いいえ、今の身分がどうあれ、その力を~
正しく使おうとする姿勢はまさに貴族。▼~
ご自身で否定しようとも、僕から見れば~
貴女は気高き貴族なんです。▼~
:[カトリーヌ]|やれやれ……アタシは貴族なんていう~
窮屈なもんに縛られたくないんだって。▼~
……まあ、アタシを口説きたいってんなら~
話は別だけど。▼~
:[ローレンツ]|えっ!?~
な、何を突然……。▼~
:[カトリーヌ]|アンタ、貴族の女をよく口説いてるだろ?▼~
アタシに「理想的な貴族」の姿を見たんなら~
当然、アタシも口説く対象になるよな?▼~
:[ローレンツ]|いや、いくら僕でも、口説けと言われて~
口説いたことはないので……困ったな。▼~
:[カトリーヌ]|はっははは、冗談さ、冗談。~
アタシを口説くには……少し早いよ。▼~
:[ローレンツ]|少し早い……?~
僕に何が足りないと……。▼~
:[カトリーヌ]|少しは融通が利くなったけど、~
アンタはまだ身分や血筋に縛られてる。▼~
そんなもん軽く超えてく、でかい器が~
なけりゃ、アタシの相手は務まらんさ。▼~
アンタだって、わかりかけてるだろ。~
大切なのは意志と生き様だって。▼~
それが本当にわかったなら、~
そん時は喜んで口説かれてやるよ。▼~
:[ローレンツ]|……いいでしょう。僕がその資格を得る~
その日まで、待っていてください。▼~
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