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会話集/支援会話/レオニー(セイロス聖教会)
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[[会話集/支援会話]]
*レオニーの支援会話 [#nae67093]
#contents
**セテス [#ub1caaf7]
***支援C [#x5052c48]
:[レオニー]|……あれ? セテスさん?▼~
:[セテス]|おや、レオニーか。~
気も釣りをしに来たのか?▼~
:[レオニー]|はい、ここはよく釣れますからね。~
セテスさん、釣りは得意なんですか?▼~
:[セテス]|長いこと嗜んではいるが、上手い下手で~
言えば初心者にも劣るだろうな。▼~
:[レオニー]|確かに……全然、釣れてませんねえ。▼~
:[セテス]|ああ。~
なにしろ餌が付いていないからな。▼~
:[レオニー]|えー!? 釣る気なしですか?~
じゃあ、何のために……?▼~
:[セテス]|頭を冷やすためだよ。釣り糸を垂らし、~
水面を眺めていると落ち着くのでね。▼~
日々、多忙を極めていると、こういう~
静かな時の過ごし方が貴重になってくる。▼~
:[レオニー]|へえー。でも折角、釣り糸を垂らすなら~
餌を付ければいいのに……。▼~
:[セテス]|それはそうなのだが……恥ずかしながら、~
何が餌になるのかも知らないんだよ。▼~
釣りは妻に付き合って覚えたのだが、~
餌を付けるのは妻に任せていてね。▼~
私は竿を渡され、糸を垂らすだけ。~
餌のことなど気にしたこともなかった。▼~
:[レオニー]|あの……セテスさんの奥さんはもう……?▼~
:[セテス]|ああ、随分前に亡くしたよ。それで、~
独りで釣りをするようになったんだ。▼~
まあ、私は餌がなくとも事足りるからな。~
……君は、何のために釣りをするんだ?▼~
:[レオニー]|え? 何のためって、魚を獲るために~
決まってるじゃないですか。▼~
魚を獲って食べる。そのための釣りです。~
釣れれば、飯が一品増えますからね。▼~
魚を獲って食べる。動物を狩って食べる。~
わたしはそうやって暮らしてきたんです。▼~
今は飯に困ってませんけど、あの頃は~
獲れなきゃ飯抜きですから、切実でしたよ。▼~
:[セテス]|飯抜き、か。それは確かに切実だな。▼~
だが、そうした緊張感をもって釣りに~
臨んだほうが、釣った喜びも大きかろう。▼~
:[レオニー]|そりゃそうでしょうね。~
切実ですから。釣り甲斐が違います。▼~
……セテスさん、餌はお分けしますから、~
たまには本気で釣ってみません?▼~
釣れたら、美味い魚料理をご馳走しますよ。~
それなら少しは釣り甲斐があるでしょ。▼~
:[セテス]|君、料理は得意なのか?▼~
:[レオニー]|凝った料理はできませんけど、~
美味いと言わせる自信はありますなあ。▼~
:[セテス]|ほう、それはいい。~
俄然やる気が出るな。▼~
:[レオニー]|じゃあ、始めましょう!▼~
***支援B [#cee4e7e5]
:[レオニー]|セテスさん、こんにちは。~
……あ、今日は籠にいっぱい入ってますね!▼~
:[セテス]|ああ、君のおかげで、~
餌を付けられるなったのでな。▼~
:[レオニー]|それにしたって、こんなに釣れます?▼~
:[セテス]|私なりに釣り方を工夫した成果だな。~
少し、欲が出てしまってね。▼~
:[レオニー]|欲、ですか?▼~
:[セテス]|実際に魚が釣れるようになると、~
何匹釣ったのかを意識するだろう。▼~
魚の数が増えていく、という単純なことが、~
案外と意欲となるらしい。▼~
そして、これをまたレオニーに調理して~
もらったら……と思うと、楽しくてな。▼~
年甲斐もなく、夢中になってしまったよ。▼~
:[レオニー]|確かに、何匹釣ったってわかると、~
もっと釣ってやる!ってやる気出ますよね。▼~
:[セテス]|おかげで釣りの新しい楽しみ方を得た。~
レオニーのおかげだな。▼~
:[レオニー]|大げさですよ。~
それを言うなら、わたしだってそうです。▼~
:[セテス]|ほう?▼~
:[レオニー]|わたし、魚を食べたいって時しか~
釣りなんてしなかったんですけど。▼~
最近は、頭や体を休める目的で~
釣りをするようにもなったんですよ。▼~
ここじゃ飯は切実じゃありませんからね。~
……まあ、釣った魚は食べますけど。▼~
:[セテス]|ほう、ではお互いに~
釣りの新しい目的を得たわけだな。▼~
それで、今日はどっちなんだ?~
食べたいのか? 休みたいのか?▼~
:[レオニー]|息抜きのつもりでしたが、セテスさんが~
釣った魚を見てたら、食欲が……。▼~
:[セテス]|ははは、後で君のところに持っていこうと~
思っていた魚だ。好きなだけ食べてくれ。▼~
:[レオニー]|やったあ! じゃあ、一緒に食べましょう。~
料理はわたしに任せてくださいね!▼~
***支援A [#v0e85137]
:[レオニー]|しっかし、今日はよく釣れましたね!▼~
:[セテス]|そうだな。~
だが釣果では君に負けてしまった。▼~
:[レオニー]|あなたのほうが大きい魚、釣ってますよ。~
この珍しい魚を釣ったのもあなたですし。▼~
:[セテス]|この魚は、背びれ胸びれが羽のようだ。~
光沢も虹のように輝いていて、美しい……。▼~
……こういう魚は、~
味は良くないのではなかったか?▼~
:[レオニー]|不味くはないですが、味が淡泊な魚ですね。~
塩焼きより油で揚げたほうが美味しいです。▼~
小骨が多いので、食べる時に~
気を遣いますけど……。▼~
:[セテス]|流石、詳しいなレオニー。~
また料理してもらえるか?▼~
:[レオニー]|喜んで。戦争が終わって暇になったら、~
もっと手の込んだ魚料理もご馳走しますよ。▼~
ま、奥さんが作った料理には~
負けると思いますけどね?▼~
:[セテス]|いや、君の料理は妻が作っていたのとは~
だいぶ趣が違うからな。とても楽しみだよ。▼~
君の手の込んだ魚料理を食べるためにも、~
この戦争、早く終わらせねばならんな。▼~
:[レオニー]|ははは、光栄ですけど、戦う動機が、~
そんなささやかなことでいいんですか?▼~
:[セテス]|いいのだよ。~
民のためと高尚なことを並べるより……▼~
目の前の小さな幸せを勝ち取るためと~
思ったほうが、活力になることもある。▼~
:[レオニー]|……ふふふ。真面目なセテスさんが~
そんなことを言うなんて意外ですけど。▼~
でもまあ、わたしもセテスさんと~
釣りをする時間を大切にしたいですし。▼~
戦乱に身を置く中で、~
いい息抜きになっているのは確かです。▼~
:[セテス]|いつか君と、心行くまで~
釣りに興じられるような日が来るといいな。▼~
:[レオニー]|そういう日を、わたしたちの手で~
作り上げるんでしょう?▼~
:[セテス]|うむ、そのとおりだ。しかし、~
そんな日が来たら君の手は休まらんぞ。▼~
毎日、私に魚料理を馳走しなければ~
ならなくなるからな!▼~
:[レオニー]|ええ、望むところですよ。とはいえ……~
まずは今日釣った魚を片づけますかね。▼~
:[セテス]|ああ、腹が減ってきた。~
私も手伝おう。▼~
**アロイス [#eb2c668e]
***支援C [#j066d75a]
:[レオニー]|アロイスさん、また師匠の話、~
聞かせてくださいよ。▼~
:[アロイス]|またジェラルト殿の話を?~
レオニー殿はよっぽど好きなのだな。▼~
:[レオニー]|どうせ今日はもう、~
仕事も終わって暇なんでしょ。▼~
そういえば、師匠とアロイスさん、~
どうやって知り合ったんでしたっけ?▼~
:[アロイス]|また随分、昔のことを……。~
あれは団長が王国を訪ねてきた時……。▼~
:[レオニー]|うん、うん。▼~
:[アロイス]|団長が従者にしていた少年が、~
流行り病で死んでしまってな。▼~
その時、偶然、目に止まった私を~
見初めて従者にしたというわけだ。▼~
:[レオニー]|へえ。アロイスさん、そのころから騎士に~
相応しい武勇の才能があったんですね。▼~
:[アロイス]|いや、私は両親を失い修道院にいたから、~
その時は武勇なんてからきしだったよ。▼~
:[レオニー]|え? アロイスさんの武勇の才を~
見抜いたから従者にしたんじゃないの?▼~
じゃあ何で師匠はアロイスさんを~
従者にしたんですか?▼~
:[アロイス]|ああ、それは、亡くなった少年と~
私の顔が似ていたから、だそうだ。▼~
:[レオニー]|え?~
……それだけ?▼~
:[アロイス]|ああ。~
私も団長に聞いたのだが、それだけだ、と。▼~
:[レオニー]|何それー!~
相変わらず、大雑把だなぁ、師匠は!▼~
:[アロイス]|そうだな。私も最初は、この人、~
本当に大丈夫なのかと思ったものだ。▼~
その後、戦っている姿を見て、~
納得いったがな。▼~
……ところで、レオニー殿。~
先生に呼ばれていたのは、いいのか?▼~
:[レオニー]|あ、そっかー、忘れてたー!~
じゃあアロイスさん、また今度ねー!▼~
***支援B [#r304fd8f]
:[レオニー]|ねぇ、アロイスさん。~
また師匠の面白い話、聞かせてください。▼~
:[アロイス]|もう随分と話したからなあ。~
面白い話なんて、そうそうあるわけ……。▼~
そういえば、私は一度、ジェラルト殿に~
殺されそうになったことがあるな。▼~
:[レオニー]|え!?~
アロイスさん、何をしちゃったの?▼~
:[アロイス]|私に何か落ち度があったわけじゃない。~
そんな話、面白くあるまい?▼~
酒場で騒いでいたら、周りの客どもが~
団長がいることに気づいてな。▼~
余興に何か素晴らしい武芸を~
見せてくれとねだったわけだ。▼~
:[レオニー]|あー、なるほど。武芸の達人は酔ってても~
狙いを外さない、みたいな?▼~
:[アロイス]|おお、よくわかったな。ちょうど手斧が~
あったから、これで的を当てようと。▼~
:[レオニー]|え? 手斧? 短剣とかじゃなく?▼~
:[アロイス]|ああ。それで団長が私に言うわけだ。~
リンゴを頭に乗せて、そこに立てと。▼~
:[レオニー]|えー、それじゃあ、アロイスさんの頭上を~
目がけて手斧を投げようって話に?▼~
:[アロイス]|そのはずだったんだが、実際は頭どころか~
体のど真ん中に飛んできてな。▼~
本気で避けなければ、~
私はあそこで死んでいたな。▼~
:[レオニー]|あははは、やっぱりね!~
師匠って不器用なところ、あったから!▼~
:[アロイス]|ジェラルト殿は、歴戦による古傷で、~
やや器用さを欠くこともあったからな。▼~
:[レオニー]|ああ、それでだったんですね。細かい作業は~
苦手だって話はよく聞いてましたよ。▼~
:[アロイス]|それでも剣の技量になれば、~
私程度ではまったく及ばなかったがね。▼~
いや、そういえば手斧も……~
戦場で外したところは見たことがないな。▼~
:[レオニー]|え? そうなんですか?~
それって何だかおかしいような……。▼~
:[アロイス]|うむ、私も自分で言っていて気付いた。~
私に投げた時も、本当はもっと上手に……。▼~
:[レオニー]|アロイスさん、本当は師匠に~
嫌われていたんじゃないの?▼~
:[アロイス]|そ、そんなことはない、と思うが……。~
まさか本当に私を殺そうと……?▼~
:[レオニー]|あはははは、冗談、冗談! アロイスさんが~
避けられるのわかっててやったんですよ。▼~
そうやって楽しく飲んで、戦場に出たら~
本気を出す。師匠らしくないですか?▼~
:[アロイス]|ああ、そうだな。確かに普段の団長は、~
緊張感などまるでない人だからな。▼~
それにしても、レオニー殿の大雑把さ、~
団長に似てきたような……。▼~
***支援A [#od18cf93]
:[レオニー]|つまり、結論として、わたしは~
師匠みたいな傭兵になりたいんです!▼~
:[アロイス]|……途中を大幅にすっ飛ばしての結論、~
ジェラルト殿を見ているようだ。▼~
:[レオニー]|でしょ、でしょ?~
この感じ、師匠を真似してみたんです。▼~
:[アロイス]|そんなところばかり真似されても……。~
結局のところは戦いの技量次第だと思うが。▼~
だが、私はレオニー殿が~
そう言ってくれるのは、嬉しい。▼~
:[レオニー]|え? 何でですか?▼~
:[アロイス]|私もジェラルト殿のような騎士にならんと、~
これまで懸命に励んできた。▼~
だが、この年になり、私ではジェラルト殿に~
及ばないことがわかってしまった。▼~
:[レオニー]|そ、そんなことはないと~
思いますけど……。▼~
:[アロイス]|いや、いいのだ。私の技量は~
私自身が一番よく知っている。▼~
だが、レオニー殿にはまだ若さがある。~
若さは何にも勝る武器であり、可能性だ。▼~
ジェラルト殿を目指した者同士、~
私の夢はレオニー殿に託したい。▼~
:[レオニー]|あ、アロイスさん……。急にそんな~
かっこいいこと言われても、わたし……。▼~
:[アロイス]|泣くことはない。むしろ清々しい気分だ。~
私の夢をレオニー殿に託すことができて。▼~
ジェラルト殿は良き弟子を遺された。~
ジェラルト殿の遺産、引き継いでくれるな?▼~
:[レオニー]|アロイスさん……。わかりました。~
わたしが引き継いでみせます!▼~
:[アロイス]|レオニー殿……。▼~
さて、では早速だが、先日、話した~
酒場の話は覚えておるな?▼~
:[レオニー]|ああ、あの手斧の話の?~
もちろん覚えてますけど、それが何か?▼~
:[アロイス]|あの酒場にはジェラルト殿の大量のツケが~
残っていてな。今でも払いを請求される。▼~
レオニー殿はさっき、ジェラルト殿の~
遺産を受け継ぐと明言してくれたな。▼~
そういうわけで、支払いは頼んだぞ。▼~
:[レオニー]|な、何それ!?~
わたし、何も飲んでないのに!?▼~
:[アロイス]|私も下戸だ。飲んだのはジェラルト殿だ。~
なのに今までコツコツと返してきたのだ。▼~
その店だけじゃない。ジェラルト殿は任務で~
他の街を訪れる度にツケを作ってきた。▼~
故にどこかの酒場へ行く度に、~
支払いを催促される。もう限界なのだよ!▼~
今後払うのはレオニー殿だと伝えておく!~
若いレオニー殿なら大丈夫だ! 頼んだぞ!▼~
:[レオニー]|ちょ、ちょっと待ってよ、アロイスさん!~
冗談でしょ? 何だ、これー!▼~
わたしの感動を返せー!~
ついでにお金も払えー!▼~
**カトリーヌ [#yb6bc748]
***支援C [#h157f66f]
:[レオニー]|はあっ、はぁっ、はぁっ……。▼~
:[カトリーヌ]|……今日はここまでにしようか。~
これ以上は無駄だろ。▼~
:[レオニー]|はあっ、はあっ……。~
ありがとう、ございました……。▼~
:(暗転)|
:[カトリーヌ]|……痛むところはないか、レオニー。▼~
:[レオニー]|あ……。カトリーヌさん。~
大丈夫です、すみません。▼~
:[カトリーヌ]|それならいいけど……何で謝るんだ?▼~
:[レオニー]|いえ……まったく太刀打ちができない上に~
怪我の気遣いまでさせてしまって。▼~
……不甲斐ないな、と。▼~
:[カトリーヌ]|………………。▼~
アタシが「これ以上は無駄」って~
言った意味、わかるか?▼~
:[レオニー]|え? ……わたしがもう戦える状態では~
ないから……ではないんですか?▼~
:[カトリーヌ]|違うね。体の問題じゃない。~
心の問題……戦意がなかったからさ。▼~
:[レオニー]|戦意……。▼~
:[カトリーヌ]|もう何をやっても勝てない。~
アンタ、そう思ったろ?▼~
:[レオニー]|………………。
:[カトリーヌ]|勝てないと思ってたら一生勝てないよ。~
それがわからないアンタじゃないよな?▼~
:[レオニー]|……そのとおりです。▼~
:[カトリーヌ]|勝負を決めつけるな。~
絶対に勝てると高をくくるのも駄目だ。▼~
いついかなる時も、刹那の判断に集中しろ。~
戦場じゃ、そこを見誤ったら次はない。▼~
:[レオニー]|ですが……紋章も遺産も持たないわたしが~
カトリーヌさんに勝てるとは……▼~
:[カトリーヌ]|……はあ。それならアタシは素手で、~
紋章の力も使わないでやるよ。▼~
……勝てると思ったら、かかってきな。▼~
:(暗転)|
:[カトリーヌ]|……やれやれ。~
ちょっとやり過ぎたかな。▼~
けど、期待する奴には、~
優しくできないんだよねえ。▼~
ま、レオニーならすぐ立ち上がって、~
向かってこられんだろ。▼~
***支援B [#ge345399]
:[カトリーヌ]|らあっ! はああっ! せやああっ!▼~
:[レオニー]|……ん? カトリーヌさん……。~
あんなに強い人も鍛錬を欠かさないんだな。▼~
:(暗転)|
:[カトリーヌ]|ふっ! だあっ! うらああっ!▼~
:[レオニー]|カトリーヌさん、また鍛錬か……~
も、もしかしてあれからずっと……!?▼~
:[カトリーヌ]|……偵察か?~
やるなら、もうちょい気配を消しとけよ。▼~
:[レオニー]|あ、い、いえ……!~
通りかかっただけなんですが、その……~
ずっとここで、鍛錬をしていたんですか?▼~
:[カトリーヌ]|ああ、今日は長時間の乱戦を想定してね。~
長く戦ってると心に来るからな。▼~
訓練でもできないようじゃ、~
実戦じゃとても耐えられないだろ。▼~
:[レオニー]|でも、この時間までずっとというのは~
すごい集中力と体力ですね……。▼~
:[カトリーヌ]|あんた、傭兵を目指してるんだろ?~
なら少しは戦場を想像してみな。▼~
野戦での激突、どちらも退却を命じない~
泥沼の戦い……そういうこともある。▼~
どうすりゃ生き延びられるか……~
全部、刹那の判断にかかってるんだ。▼~
:[レオニー]|そうやって、戦い抜いてきたんですね。▼~
:[カトリーヌ]|諦めなきゃ、何とでもなるもんさ。▼~
勝てない、死ぬ、なんて決めつけず、~
勝つ道を、生き延びる手段を求め続ける。▼~
:[レオニー]|……そうですね、カトリーヌさん。~
わたしは決めつけていました。▼~
紋章を持たず、遺産も使えないことを~
理由に、勝てない、力がない、って。▼~
まだまだ、きっとできることはある……。~
努力を怠らないようにします!▼~
まずは素手のカトリーヌさんに、~
勝てるようにならないと!▼~
:[カトリーヌ]|そうだよ、レオニー。その意気だ。~
アタシだって負けるつもりはないけどね!▼~
:[レオニー]|よしっ!~
わたしも負けずに鍛錬しよっと!▼~
:[カトリーヌ]|……アンタを見てると、~
昔の自分を思い出すよ。▼~
懐かしいねえ。自分の弱さに苛立って、~
自暴自棄になりかけたこともあったっけ……▼~
……って、あれ?~
あの子、どこ行った?▼~
:[レオニー]|カトリーヌさん!~
早速明日から、手合わせお願いしますよ!▼~
**シャミア [#d1fae7cb]
***支援C [#rc315b4f]
:[レオニー]|はぁ、今日は調子、悪かったなー。~
昨日はそうでもなかったのに。▼~
何でこう、上手く的に当たる日と~
当たらない日があるんだろう……。▼~
:[シャミア]|心、技、体が定まっていないからだ。~
体や心の調子に、技が合わせられていない。▼~
つまり、未熟なんだ。~
繰り返し訓練を続ければ、改善する。▼~
:[レオニー]|うう……そう言えば、シャミアさんが~
訓練してるのなんて見たことないような。▼~
シャミアさんはいつ、訓練してるんですか?~
シャミアさんほどの名手は訓練卒業?▼~
:[シャミア]|訓練に終わりはない。~
常にやっている。例えば、これだ。▼~
:[レオニー]|え? 短剣?~
それで?▼~
:[シャミア]|見てろ。▼~
:[レオニー]|おー、流石!~
あんな遠くの柱に命中した!▼~
……でも、これが訓練、ですか?▼~
:[シャミア]|短剣を見てみろ。▼~
:[レオニー]|はい……ひっ!? む、ムカデえええ!?▼~
ムカデを貫いちゃってます!!▼~
:[シャミア]|鍛えるんだ。~
目を。狙いをつける速さを。正確さを。▼~
空を飛ぶ鳥を見る。風を感じる。~
物との距離を自然に把握する。▼~
武器を持たずともできる訓練もある。~
日常すべてを、訓練にできる。▼~
:[レオニー]|なるほど……日常すべてを、訓練に、か。▼~
金言、ありがとうございました!~
わたしも、もっと励むぞー!▼~
:[シャミア]|その意気だ。~
ただし、やり過ぎには注意しろ。▼~
***支援B [#rd1b3619]
:[シャミア]|レオニー、聞いたぞ。~
やらかしたな。▼~
:[レオニー]|うげ……シャミアさん。~
聞いたって……何のことでしょうねえ?▼~
:[シャミア]|中庭を通る連中に、弓で狙いをつける~
阿呆な訓練をしただろ?▼~
やり過ぎには注意しろといったはずだ。▼~
:[レオニー]|反省はしてますけど……、~
阿呆な訓練って酷いなあ……。▼~
:[シャミア]|狙いをつけて、どうするんだ。~
射るのか? 射ないだろ。▼~
それじゃ訓練にならん。~
ちゃんと射られる的でやれ。▼~
:[レオニー]|反省してますよ……。~
みんなにも散々、怒られたし。▼~
:[シャミア]|矢じりを向けられて喜ぶ奴はいない。~
……きっと。▼~
:[レオニー]|師匠も前に、似たようなこと、~
やってたんだけどなあ……。▼~
:[シャミア]|師匠? ジェラルトのことか?▼~
よく知らんが、~
本当に似たようなことだったのか?▼~
:[レオニー]|そうですよ。~
まあ、酔っ払ってる時だけでしたけど。▼~
:[シャミア]|そういう悪癖は参考にするな。▼~
とにかく、これからは私のように、~
虫でも狙うんだな。▼~
:[レオニー]|だ、だって……。~
虫、嫌いなんだもん……。▼~
:[シャミア]|君が? 虫が苦手?~
似合わんな。▼~
:[レオニー]|似合う、似合わないの問題ですか?~
駄目なんですよ、特に足の多い奴は!▼~
:[シャミア]|……それじゃ、クモの絵でも描いて~
あちこち貼っておいたらどうだ。▼~
絵を見る度に狙え。~
虫嫌いも克服できて、一石二鳥だ。▼~
:[レオニー]|えー、クモの絵を描くんですか?~
やだなー。▼~
だいたい、そんなことで~
ほんとに虫嫌いを克服できるんですか?▼~
:[シャミア]|その点は実績がある。~
私がそうだ。▼~
:[レオニー]|え? シャミアさんも~
虫嫌いだったんですか?▼~
:[シャミア]|ああ、クモが苦手だった。~
慣れた今では、何とも思わんが。▼~
:[レオニー]|そ、そうかあ……。~
わかりました! やってみます!▼~
:[シャミア]|……言うまでもないが、~
人の通るとこに絵を貼るなよ?▼~
:[レオニー]|わ、わかってますよー。~
やだなー、もう、あはははは……。▼~
:[シャミア]|……信じよう。▼~
***支援A [#de987ae7]
:[レオニー]|ふう、こんなところかな。▼~
:[シャミア]|調子が良さそうだな。~
日常に訓練を取り入れた成果か?▼~
:[レオニー]|ああ、あれですか。~
やってはいるんですけど……。▼~
:[シャミア]|何か問題が?▼~
:[レオニー]|弓の腕は上がってるんですけど、~
虫嫌いは変わらず、かなと。▼~
やっぱり今でも、実物のクモは~
苦手なんですよねー。▼~
:[シャミア]|本当にクモを描いて狙っているか?~
絵を見せてみろ。▼~
:[レオニー]|いいですよー。どうぞ。▼~
:[シャミア]|……これは、何だ。▼~
:[レオニー]|どう見てもクモですよね。~
我ながら上手く描けたかなーと。▼~
:[シャミア]|そう……か……フフ。~
ふふっふっふっふ、ふひーっひっひっひ!▼~
:[レオニー]|笑った!? シャミアさんが笑った!?~
しかも、おかしな引き笑い……!?▼~
:[シャミア]|はあああ……ふうう。私も未熟だ。~
あまりな出来とはいえ、心が乱された。▼~
:[レオニー]|あまりな出来って、酷いなあ!~
だいたいこんな感じじゃないですか?▼~
:[シャミア]|クモの足の数を知っているか?~
体の形は?▼~
:[レオニー]|えー、知らないですよ。~
嫌いなんだから。▼~
:[シャミア]|……大雑把さは師匠譲りか。▼~
まあ、これを狙っていても、~
実物には慣れんだろうな。▼~
笑った詫びだ。~
私が描いたクモをやろう。▼~
:[レオニー]|ひゃー!? な、何これ!~
本物のクモみたい!▼~
:[シャミア]|こうして細かく描けば、弱点もわかる。~
後は狙って射るだけだ。▼~
:[レオニー]|うう……丁寧に描き過ぎですよ。~
凝視できない……。▼~
:[シャミア]|虫嫌いを治すには、これだ。~
弓の腕もついでに上がる。▼~
:[レオニー]|なんだか、弓の腕がついでになって~
きたような……。▼~
:[シャミア]|君は一流の傭兵になるんだろ?~
虫嫌いでは野営もできんぞ。▼~
:[レオニー]|そう言われると、頑張らなきゃ駄目か。~
シャミアさん、わたし、やりますよ!▼~
絵のクモに慣れたら、本物のクモだって~
片っ端から退治してやりますから!▼~
:[シャミア]|その意気だ。~
……よし、これでクモが減るな。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#j1a35d76]
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*レオニーの支援会話 [#nae67093]
#contents
**セテス [#ub1caaf7]
***支援C [#x5052c48]
:[レオニー]|……あれ? セテスさん?▼~
:[セテス]|おや、レオニーか。~
気も釣りをしに来たのか?▼~
:[レオニー]|はい、ここはよく釣れますからね。~
セテスさん、釣りは得意なんですか?▼~
:[セテス]|長いこと嗜んではいるが、上手い下手で~
言えば初心者にも劣るだろうな。▼~
:[レオニー]|確かに……全然、釣れてませんねえ。▼~
:[セテス]|ああ。~
なにしろ餌が付いていないからな。▼~
:[レオニー]|えー!? 釣る気なしですか?~
じゃあ、何のために……?▼~
:[セテス]|頭を冷やすためだよ。釣り糸を垂らし、~
水面を眺めていると落ち着くのでね。▼~
日々、多忙を極めていると、こういう~
静かな時の過ごし方が貴重になってくる。▼~
:[レオニー]|へえー。でも折角、釣り糸を垂らすなら~
餌を付ければいいのに……。▼~
:[セテス]|それはそうなのだが……恥ずかしながら、~
何が餌になるのかも知らないんだよ。▼~
釣りは妻に付き合って覚えたのだが、~
餌を付けるのは妻に任せていてね。▼~
私は竿を渡され、糸を垂らすだけ。~
餌のことなど気にしたこともなかった。▼~
:[レオニー]|あの……セテスさんの奥さんはもう……?▼~
:[セテス]|ああ、随分前に亡くしたよ。それで、~
独りで釣りをするようになったんだ。▼~
まあ、私は餌がなくとも事足りるからな。~
……君は、何のために釣りをするんだ?▼~
:[レオニー]|え? 何のためって、魚を獲るために~
決まってるじゃないですか。▼~
魚を獲って食べる。そのための釣りです。~
釣れれば、飯が一品増えますからね。▼~
魚を獲って食べる。動物を狩って食べる。~
わたしはそうやって暮らしてきたんです。▼~
今は飯に困ってませんけど、あの頃は~
獲れなきゃ飯抜きですから、切実でしたよ。▼~
:[セテス]|飯抜き、か。それは確かに切実だな。▼~
だが、そうした緊張感をもって釣りに~
臨んだほうが、釣った喜びも大きかろう。▼~
:[レオニー]|そりゃそうでしょうね。~
切実ですから。釣り甲斐が違います。▼~
……セテスさん、餌はお分けしますから、~
たまには本気で釣ってみません?▼~
釣れたら、美味い魚料理をご馳走しますよ。~
それなら少しは釣り甲斐があるでしょ。▼~
:[セテス]|君、料理は得意なのか?▼~
:[レオニー]|凝った料理はできませんけど、~
美味いと言わせる自信はありますなあ。▼~
:[セテス]|ほう、それはいい。~
俄然やる気が出るな。▼~
:[レオニー]|じゃあ、始めましょう!▼~
***支援B [#cee4e7e5]
:[レオニー]|セテスさん、こんにちは。~
……あ、今日は籠にいっぱい入ってますね!▼~
:[セテス]|ああ、君のおかげで、~
餌を付けられるなったのでな。▼~
:[レオニー]|それにしたって、こんなに釣れます?▼~
:[セテス]|私なりに釣り方を工夫した成果だな。~
少し、欲が出てしまってね。▼~
:[レオニー]|欲、ですか?▼~
:[セテス]|実際に魚が釣れるようになると、~
何匹釣ったのかを意識するだろう。▼~
魚の数が増えていく、という単純なことが、~
案外と意欲となるらしい。▼~
そして、これをまたレオニーに調理して~
もらったら……と思うと、楽しくてな。▼~
年甲斐もなく、夢中になってしまったよ。▼~
:[レオニー]|確かに、何匹釣ったってわかると、~
もっと釣ってやる!ってやる気出ますよね。▼~
:[セテス]|おかげで釣りの新しい楽しみ方を得た。~
レオニーのおかげだな。▼~
:[レオニー]|大げさですよ。~
それを言うなら、わたしだってそうです。▼~
:[セテス]|ほう?▼~
:[レオニー]|わたし、魚を食べたいって時しか~
釣りなんてしなかったんですけど。▼~
最近は、頭や体を休める目的で~
釣りをするようにもなったんですよ。▼~
ここじゃ飯は切実じゃありませんからね。~
……まあ、釣った魚は食べますけど。▼~
:[セテス]|ほう、ではお互いに~
釣りの新しい目的を得たわけだな。▼~
それで、今日はどっちなんだ?~
食べたいのか? 休みたいのか?▼~
:[レオニー]|息抜きのつもりでしたが、セテスさんが~
釣った魚を見てたら、食欲が……。▼~
:[セテス]|ははは、後で君のところに持っていこうと~
思っていた魚だ。好きなだけ食べてくれ。▼~
:[レオニー]|やったあ! じゃあ、一緒に食べましょう。~
料理はわたしに任せてくださいね!▼~
***支援A [#v0e85137]
:[レオニー]|しっかし、今日はよく釣れましたね!▼~
:[セテス]|そうだな。~
だが釣果では君に負けてしまった。▼~
:[レオニー]|あなたのほうが大きい魚、釣ってますよ。~
この珍しい魚を釣ったのもあなたですし。▼~
:[セテス]|この魚は、背びれ胸びれが羽のようだ。~
光沢も虹のように輝いていて、美しい……。▼~
……こういう魚は、~
味は良くないのではなかったか?▼~
:[レオニー]|不味くはないですが、味が淡泊な魚ですね。~
塩焼きより油で揚げたほうが美味しいです。▼~
小骨が多いので、食べる時に~
気を遣いますけど……。▼~
:[セテス]|流石、詳しいなレオニー。~
また料理してもらえるか?▼~
:[レオニー]|喜んで。戦争が終わって暇になったら、~
もっと手の込んだ魚料理もご馳走しますよ。▼~
ま、奥さんが作った料理には~
負けると思いますけどね?▼~
:[セテス]|いや、君の料理は妻が作っていたのとは~
だいぶ趣が違うからな。とても楽しみだよ。▼~
君の手の込んだ魚料理を食べるためにも、~
この戦争、早く終わらせねばならんな。▼~
:[レオニー]|ははは、光栄ですけど、戦う動機が、~
そんなささやかなことでいいんですか?▼~
:[セテス]|いいのだよ。~
民のためと高尚なことを並べるより……▼~
目の前の小さな幸せを勝ち取るためと~
思ったほうが、活力になることもある。▼~
:[レオニー]|……ふふふ。真面目なセテスさんが~
そんなことを言うなんて意外ですけど。▼~
でもまあ、わたしもセテスさんと~
釣りをする時間を大切にしたいですし。▼~
戦乱に身を置く中で、~
いい息抜きになっているのは確かです。▼~
:[セテス]|いつか君と、心行くまで~
釣りに興じられるような日が来るといいな。▼~
:[レオニー]|そういう日を、わたしたちの手で~
作り上げるんでしょう?▼~
:[セテス]|うむ、そのとおりだ。しかし、~
そんな日が来たら君の手は休まらんぞ。▼~
毎日、私に魚料理を馳走しなければ~
ならなくなるからな!▼~
:[レオニー]|ええ、望むところですよ。とはいえ……~
まずは今日釣った魚を片づけますかね。▼~
:[セテス]|ああ、腹が減ってきた。~
私も手伝おう。▼~
**アロイス [#eb2c668e]
***支援C [#j066d75a]
:[レオニー]|アロイスさん、また師匠の話、~
聞かせてくださいよ。▼~
:[アロイス]|またジェラルト殿の話を?~
レオニー殿はよっぽど好きなのだな。▼~
:[レオニー]|どうせ今日はもう、~
仕事も終わって暇なんでしょ。▼~
そういえば、師匠とアロイスさん、~
どうやって知り合ったんでしたっけ?▼~
:[アロイス]|また随分、昔のことを……。~
あれは団長が王国を訪ねてきた時……。▼~
:[レオニー]|うん、うん。▼~
:[アロイス]|団長が従者にしていた少年が、~
流行り病で死んでしまってな。▼~
その時、偶然、目に止まった私を~
見初めて従者にしたというわけだ。▼~
:[レオニー]|へえ。アロイスさん、そのころから騎士に~
相応しい武勇の才能があったんですね。▼~
:[アロイス]|いや、私は両親を失い修道院にいたから、~
その時は武勇なんてからきしだったよ。▼~
:[レオニー]|え? アロイスさんの武勇の才を~
見抜いたから従者にしたんじゃないの?▼~
じゃあ何で師匠はアロイスさんを~
従者にしたんですか?▼~
:[アロイス]|ああ、それは、亡くなった少年と~
私の顔が似ていたから、だそうだ。▼~
:[レオニー]|え?~
……それだけ?▼~
:[アロイス]|ああ。~
私も団長に聞いたのだが、それだけだ、と。▼~
:[レオニー]|何それー!~
相変わらず、大雑把だなぁ、師匠は!▼~
:[アロイス]|そうだな。私も最初は、この人、~
本当に大丈夫なのかと思ったものだ。▼~
その後、戦っている姿を見て、~
納得いったがな。▼~
……ところで、レオニー殿。~
先生に呼ばれていたのは、いいのか?▼~
:[レオニー]|あ、そっかー、忘れてたー!~
じゃあアロイスさん、また今度ねー!▼~
***支援B [#r304fd8f]
:[レオニー]|ねぇ、アロイスさん。~
また師匠の面白い話、聞かせてください。▼~
:[アロイス]|もう随分と話したからなあ。~
面白い話なんて、そうそうあるわけ……。▼~
そういえば、私は一度、ジェラルト殿に~
殺されそうになったことがあるな。▼~
:[レオニー]|え!?~
アロイスさん、何をしちゃったの?▼~
:[アロイス]|私に何か落ち度があったわけじゃない。~
そんな話、面白くあるまい?▼~
酒場で騒いでいたら、周りの客どもが~
団長がいることに気づいてな。▼~
余興に何か素晴らしい武芸を~
見せてくれとねだったわけだ。▼~
:[レオニー]|あー、なるほど。武芸の達人は酔ってても~
狙いを外さない、みたいな?▼~
:[アロイス]|おお、よくわかったな。ちょうど手斧が~
あったから、これで的を当てようと。▼~
:[レオニー]|え? 手斧? 短剣とかじゃなく?▼~
:[アロイス]|ああ。それで団長が私に言うわけだ。~
リンゴを頭に乗せて、そこに立てと。▼~
:[レオニー]|えー、それじゃあ、アロイスさんの頭上を~
目がけて手斧を投げようって話に?▼~
:[アロイス]|そのはずだったんだが、実際は頭どころか~
体のど真ん中に飛んできてな。▼~
本気で避けなければ、~
私はあそこで死んでいたな。▼~
:[レオニー]|あははは、やっぱりね!~
師匠って不器用なところ、あったから!▼~
:[アロイス]|ジェラルト殿は、歴戦による古傷で、~
やや器用さを欠くこともあったからな。▼~
:[レオニー]|ああ、それでだったんですね。細かい作業は~
苦手だって話はよく聞いてましたよ。▼~
:[アロイス]|それでも剣の技量になれば、~
私程度ではまったく及ばなかったがね。▼~
いや、そういえば手斧も……~
戦場で外したところは見たことがないな。▼~
:[レオニー]|え? そうなんですか?~
それって何だかおかしいような……。▼~
:[アロイス]|うむ、私も自分で言っていて気付いた。~
私に投げた時も、本当はもっと上手に……。▼~
:[レオニー]|アロイスさん、本当は師匠に~
嫌われていたんじゃないの?▼~
:[アロイス]|そ、そんなことはない、と思うが……。~
まさか本当に私を殺そうと……?▼~
:[レオニー]|あはははは、冗談、冗談! アロイスさんが~
避けられるのわかっててやったんですよ。▼~
そうやって楽しく飲んで、戦場に出たら~
本気を出す。師匠らしくないですか?▼~
:[アロイス]|ああ、そうだな。確かに普段の団長は、~
緊張感などまるでない人だからな。▼~
それにしても、レオニー殿の大雑把さ、~
団長に似てきたような……。▼~
***支援A [#od18cf93]
:[レオニー]|つまり、結論として、わたしは~
師匠みたいな傭兵になりたいんです!▼~
:[アロイス]|……途中を大幅にすっ飛ばしての結論、~
ジェラルト殿を見ているようだ。▼~
:[レオニー]|でしょ、でしょ?~
この感じ、師匠を真似してみたんです。▼~
:[アロイス]|そんなところばかり真似されても……。~
結局のところは戦いの技量次第だと思うが。▼~
だが、私はレオニー殿が~
そう言ってくれるのは、嬉しい。▼~
:[レオニー]|え? 何でですか?▼~
:[アロイス]|私もジェラルト殿のような騎士にならんと、~
これまで懸命に励んできた。▼~
だが、この年になり、私ではジェラルト殿に~
及ばないことがわかってしまった。▼~
:[レオニー]|そ、そんなことはないと~
思いますけど……。▼~
:[アロイス]|いや、いいのだ。私の技量は~
私自身が一番よく知っている。▼~
だが、レオニー殿にはまだ若さがある。~
若さは何にも勝る武器であり、可能性だ。▼~
ジェラルト殿を目指した者同士、~
私の夢はレオニー殿に託したい。▼~
:[レオニー]|あ、アロイスさん……。急にそんな~
かっこいいこと言われても、わたし……。▼~
:[アロイス]|泣くことはない。むしろ清々しい気分だ。~
私の夢をレオニー殿に託すことができて。▼~
ジェラルト殿は良き弟子を遺された。~
ジェラルト殿の遺産、引き継いでくれるな?▼~
:[レオニー]|アロイスさん……。わかりました。~
わたしが引き継いでみせます!▼~
:[アロイス]|レオニー殿……。▼~
さて、では早速だが、先日、話した~
酒場の話は覚えておるな?▼~
:[レオニー]|ああ、あの手斧の話の?~
もちろん覚えてますけど、それが何か?▼~
:[アロイス]|あの酒場にはジェラルト殿の大量のツケが~
残っていてな。今でも払いを請求される。▼~
レオニー殿はさっき、ジェラルト殿の~
遺産を受け継ぐと明言してくれたな。▼~
そういうわけで、支払いは頼んだぞ。▼~
:[レオニー]|な、何それ!?~
わたし、何も飲んでないのに!?▼~
:[アロイス]|私も下戸だ。飲んだのはジェラルト殿だ。~
なのに今までコツコツと返してきたのだ。▼~
その店だけじゃない。ジェラルト殿は任務で~
他の街を訪れる度にツケを作ってきた。▼~
故にどこかの酒場へ行く度に、~
支払いを催促される。もう限界なのだよ!▼~
今後払うのはレオニー殿だと伝えておく!~
若いレオニー殿なら大丈夫だ! 頼んだぞ!▼~
:[レオニー]|ちょ、ちょっと待ってよ、アロイスさん!~
冗談でしょ? 何だ、これー!▼~
わたしの感動を返せー!~
ついでにお金も払えー!▼~
**カトリーヌ [#yb6bc748]
***支援C [#h157f66f]
:[レオニー]|はあっ、はぁっ、はぁっ……。▼~
:[カトリーヌ]|……今日はここまでにしようか。~
これ以上は無駄だろ。▼~
:[レオニー]|はあっ、はあっ……。~
ありがとう、ございました……。▼~
:(暗転)|
:[カトリーヌ]|……痛むところはないか、レオニー。▼~
:[レオニー]|あ……。カトリーヌさん。~
大丈夫です、すみません。▼~
:[カトリーヌ]|それならいいけど……何で謝るんだ?▼~
:[レオニー]|いえ……まったく太刀打ちができない上に~
怪我の気遣いまでさせてしまって。▼~
……不甲斐ないな、と。▼~
:[カトリーヌ]|………………。▼~
アタシが「これ以上は無駄」って~
言った意味、わかるか?▼~
:[レオニー]|え? ……わたしがもう戦える状態では~
ないから……ではないんですか?▼~
:[カトリーヌ]|違うね。体の問題じゃない。~
心の問題……戦意がなかったからさ。▼~
:[レオニー]|戦意……。▼~
:[カトリーヌ]|もう何をやっても勝てない。~
アンタ、そう思ったろ?▼~
:[レオニー]|………………。
:[カトリーヌ]|勝てないと思ってたら一生勝てないよ。~
それがわからないアンタじゃないよな?▼~
:[レオニー]|……そのとおりです。▼~
:[カトリーヌ]|勝負を決めつけるな。~
絶対に勝てると高をくくるのも駄目だ。▼~
いついかなる時も、刹那の判断に集中しろ。~
戦場じゃ、そこを見誤ったら次はない。▼~
:[レオニー]|ですが……紋章も遺産も持たないわたしが~
カトリーヌさんに勝てるとは……▼~
:[カトリーヌ]|……はあ。それならアタシは素手で、~
紋章の力も使わないでやるよ。▼~
……勝てると思ったら、かかってきな。▼~
:(暗転)|
:[カトリーヌ]|……やれやれ。~
ちょっとやり過ぎたかな。▼~
けど、期待する奴には、~
優しくできないんだよねえ。▼~
ま、レオニーならすぐ立ち上がって、~
向かってこられんだろ。▼~
***支援B [#ge345399]
:[カトリーヌ]|らあっ! はああっ! せやああっ!▼~
:[レオニー]|……ん? カトリーヌさん……。~
あんなに強い人も鍛錬を欠かさないんだな。▼~
:(暗転)|
:[カトリーヌ]|ふっ! だあっ! うらああっ!▼~
:[レオニー]|カトリーヌさん、また鍛錬か……~
も、もしかしてあれからずっと……!?▼~
:[カトリーヌ]|……偵察か?~
やるなら、もうちょい気配を消しとけよ。▼~
:[レオニー]|あ、い、いえ……!~
通りかかっただけなんですが、その……~
ずっとここで、鍛錬をしていたんですか?▼~
:[カトリーヌ]|ああ、今日は長時間の乱戦を想定してね。~
長く戦ってると心に来るからな。▼~
訓練でもできないようじゃ、~
実戦じゃとても耐えられないだろ。▼~
:[レオニー]|でも、この時間までずっとというのは~
すごい集中力と体力ですね……。▼~
:[カトリーヌ]|あんた、傭兵を目指してるんだろ?~
なら少しは戦場を想像してみな。▼~
野戦での激突、どちらも退却を命じない~
泥沼の戦い……そういうこともある。▼~
どうすりゃ生き延びられるか……~
全部、刹那の判断にかかってるんだ。▼~
:[レオニー]|そうやって、戦い抜いてきたんですね。▼~
:[カトリーヌ]|諦めなきゃ、何とでもなるもんさ。▼~
勝てない、死ぬ、なんて決めつけず、~
勝つ道を、生き延びる手段を求め続ける。▼~
:[レオニー]|……そうですね、カトリーヌさん。~
わたしは決めつけていました。▼~
紋章を持たず、遺産も使えないことを~
理由に、勝てない、力がない、って。▼~
まだまだ、きっとできることはある……。~
努力を怠らないようにします!▼~
まずは素手のカトリーヌさんに、~
勝てるようにならないと!▼~
:[カトリーヌ]|そうだよ、レオニー。その意気だ。~
アタシだって負けるつもりはないけどね!▼~
:[レオニー]|よしっ!~
わたしも負けずに鍛錬しよっと!▼~
:[カトリーヌ]|……アンタを見てると、~
昔の自分を思い出すよ。▼~
懐かしいねえ。自分の弱さに苛立って、~
自暴自棄になりかけたこともあったっけ……▼~
……って、あれ?~
あの子、どこ行った?▼~
:[レオニー]|カトリーヌさん!~
早速明日から、手合わせお願いしますよ!▼~
**シャミア [#d1fae7cb]
***支援C [#rc315b4f]
:[レオニー]|はぁ、今日は調子、悪かったなー。~
昨日はそうでもなかったのに。▼~
何でこう、上手く的に当たる日と~
当たらない日があるんだろう……。▼~
:[シャミア]|心、技、体が定まっていないからだ。~
体や心の調子に、技が合わせられていない。▼~
つまり、未熟なんだ。~
繰り返し訓練を続ければ、改善する。▼~
:[レオニー]|うう……そう言えば、シャミアさんが~
訓練してるのなんて見たことないような。▼~
シャミアさんはいつ、訓練してるんですか?~
シャミアさんほどの名手は訓練卒業?▼~
:[シャミア]|訓練に終わりはない。~
常にやっている。例えば、これだ。▼~
:[レオニー]|え? 短剣?~
それで?▼~
:[シャミア]|見てろ。▼~
:[レオニー]|おー、流石!~
あんな遠くの柱に命中した!▼~
……でも、これが訓練、ですか?▼~
:[シャミア]|短剣を見てみろ。▼~
:[レオニー]|はい……ひっ!? む、ムカデえええ!?▼~
ムカデを貫いちゃってます!!▼~
:[シャミア]|鍛えるんだ。~
目を。狙いをつける速さを。正確さを。▼~
空を飛ぶ鳥を見る。風を感じる。~
物との距離を自然に把握する。▼~
武器を持たずともできる訓練もある。~
日常すべてを、訓練にできる。▼~
:[レオニー]|なるほど……日常すべてを、訓練に、か。▼~
金言、ありがとうございました!~
わたしも、もっと励むぞー!▼~
:[シャミア]|その意気だ。~
ただし、やり過ぎには注意しろ。▼~
***支援B [#rd1b3619]
:[シャミア]|レオニー、聞いたぞ。~
やらかしたな。▼~
:[レオニー]|うげ……シャミアさん。~
聞いたって……何のことでしょうねえ?▼~
:[シャミア]|中庭を通る連中に、弓で狙いをつける~
阿呆な訓練をしただろ?▼~
やり過ぎには注意しろといったはずだ。▼~
:[レオニー]|反省はしてますけど……、~
阿呆な訓練って酷いなあ……。▼~
:[シャミア]|狙いをつけて、どうするんだ。~
射るのか? 射ないだろ。▼~
それじゃ訓練にならん。~
ちゃんと射られる的でやれ。▼~
:[レオニー]|反省してますよ……。~
みんなにも散々、怒られたし。▼~
:[シャミア]|矢じりを向けられて喜ぶ奴はいない。~
……きっと。▼~
:[レオニー]|師匠も前に、似たようなこと、~
やってたんだけどなあ……。▼~
:[シャミア]|師匠? ジェラルトのことか?▼~
よく知らんが、~
本当に似たようなことだったのか?▼~
:[レオニー]|そうですよ。~
まあ、酔っ払ってる時だけでしたけど。▼~
:[シャミア]|そういう悪癖は参考にするな。▼~
とにかく、これからは私のように、~
虫でも狙うんだな。▼~
:[レオニー]|だ、だって……。~
虫、嫌いなんだもん……。▼~
:[シャミア]|君が? 虫が苦手?~
似合わんな。▼~
:[レオニー]|似合う、似合わないの問題ですか?~
駄目なんですよ、特に足の多い奴は!▼~
:[シャミア]|……それじゃ、クモの絵でも描いて~
あちこち貼っておいたらどうだ。▼~
絵を見る度に狙え。~
虫嫌いも克服できて、一石二鳥だ。▼~
:[レオニー]|えー、クモの絵を描くんですか?~
やだなー。▼~
だいたい、そんなことで~
ほんとに虫嫌いを克服できるんですか?▼~
:[シャミア]|その点は実績がある。~
私がそうだ。▼~
:[レオニー]|え? シャミアさんも~
虫嫌いだったんですか?▼~
:[シャミア]|ああ、クモが苦手だった。~
慣れた今では、何とも思わんが。▼~
:[レオニー]|そ、そうかあ……。~
わかりました! やってみます!▼~
:[シャミア]|……言うまでもないが、~
人の通るとこに絵を貼るなよ?▼~
:[レオニー]|わ、わかってますよー。~
やだなー、もう、あはははは……。▼~
:[シャミア]|……信じよう。▼~
***支援A [#de987ae7]
:[レオニー]|ふう、こんなところかな。▼~
:[シャミア]|調子が良さそうだな。~
日常に訓練を取り入れた成果か?▼~
:[レオニー]|ああ、あれですか。~
やってはいるんですけど……。▼~
:[シャミア]|何か問題が?▼~
:[レオニー]|弓の腕は上がってるんですけど、~
虫嫌いは変わらず、かなと。▼~
やっぱり今でも、実物のクモは~
苦手なんですよねー。▼~
:[シャミア]|本当にクモを描いて狙っているか?~
絵を見せてみろ。▼~
:[レオニー]|いいですよー。どうぞ。▼~
:[シャミア]|……これは、何だ。▼~
:[レオニー]|どう見てもクモですよね。~
我ながら上手く描けたかなーと。▼~
:[シャミア]|そう……か……フフ。~
ふふっふっふっふ、ふひーっひっひっひ!▼~
:[レオニー]|笑った!? シャミアさんが笑った!?~
しかも、おかしな引き笑い……!?▼~
:[シャミア]|はあああ……ふうう。私も未熟だ。~
あまりな出来とはいえ、心が乱された。▼~
:[レオニー]|あまりな出来って、酷いなあ!~
だいたいこんな感じじゃないですか?▼~
:[シャミア]|クモの足の数を知っているか?~
体の形は?▼~
:[レオニー]|えー、知らないですよ。~
嫌いなんだから。▼~
:[シャミア]|……大雑把さは師匠譲りか。▼~
まあ、これを狙っていても、~
実物には慣れんだろうな。▼~
笑った詫びだ。~
私が描いたクモをやろう。▼~
:[レオニー]|ひゃー!? な、何これ!~
本物のクモみたい!▼~
:[シャミア]|こうして細かく描けば、弱点もわかる。~
後は狙って射るだけだ。▼~
:[レオニー]|うう……丁寧に描き過ぎですよ。~
凝視できない……。▼~
:[シャミア]|虫嫌いを治すには、これだ。~
弓の腕もついでに上がる。▼~
:[レオニー]|なんだか、弓の腕がついでになって~
きたような……。▼~
:[シャミア]|君は一流の傭兵になるんだろ?~
虫嫌いでは野営もできんぞ。▼~
:[レオニー]|そう言われると、頑張らなきゃ駄目か。~
シャミアさん、わたし、やりますよ!▼~
絵のクモに慣れたら、本物のクモだって~
片っ端から退治してやりますから!▼~
:[シャミア]|その意気だ。~
……よし、これでクモが減るな。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#j1a35d76]
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