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会話集/支援会話/リシテア(セイロス聖教会)
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[[会話集/支援会話]]
*リシテアの支援会話 [#wa05ea23]
#contents
**ハンネマン [#j0bfa6ec]
***支援C [#kdd41810]
:[リシテア]|ふぅ……今日の訓練はこれで終了。~
気が散ってしょうがないわ。▼~
:[ハンネマン]|………………。▼~
:[リシテア]|……ハンネマン先生、そこから~
見られていると気が散るのですが。▼~
:[ハンネマン]|おう、そうかね。邪魔してはいけないと~
こうして柱の陰から見ていたのだが。▼~
:[リシテア]|堂々と見てるのと、こそこそ隠れてるのと、~
半々なところが気持ち悪いです。▼~
:[ハンネマン]|それはすまなかった。~
今度からは、堂々と見学させてもらおう。▼~
:[リシテア]|気持ち悪さが解消しても、~
居心地の悪さは増しそうですけど。▼~
:[ハンネマン]|それは困った。我輩としては~
君の邪魔をすることは本意ではない。▼~
だが紋章学者として、君が格別な~
研究対象であることも揺るぎのない事実。▼~
研究とはまず観察から始まるものだ。~
理解して協力してもらえると助かる。▼~
:[リシテア]|ええ、最低限の協力はします。~
その代わり……▼~
《紅花の章以外》
:[ハンネマン]|無論、秘密は守る。君が2つの紋章を~
宿していることは教団にも明かしておらん。▼~
それを知られれば、教団に対する~
裏切りだと責められるかもしれんが……▼~
そのようなことは些事だ。~
紋章学の未来の前ではな!▼~
《紅花の章》
:[ハンネマン]|無論、秘密は守る。君が2つの紋章を~
宿していることは誰にも明かしておらん!▼~
《共通》
:[リシテア]|しーっ! しいーっ! 声が大きすぎます!~
秘密にしてくれる気はあるんですか!▼~
:[ハンネマン]|とにかく君のような人材に出会えた幸運を、~
逃すわけにはいかんのだよ。▼~
:[リシテア]|こんな紋章……先生にとっては幸運でも、~
わたしにとっては不幸でしかありません。▼~
:[ハンネマン]|その不幸な経緯とやらも、いずれ詳しく~
聞かせてほしい。重要な真実が……▼~
:[リシテア]|なんて、無神経な……。▼~
あなたには一生、わたしの気持ちなんて~
わからないのでしょうね。▼~
不愉快ですので、失礼します。▼~
:[ハンネマン]|これは、失敗した。紋章のことになると、~
つい夢中になっていまう……。▼~
彼女を傷つけたくはないのだが……。▼~
***支援B [#i4672c69]
:[リシテア]|ハンネマン先生、この本はこちらに~
置けばいいでしょうか?▼~
:[ハンネマン]|すまないね、リシテア君。~
雑用を頼んでしまって。▼~
:[リシテア]|お気遣いなく。年長者を助けるのは~
若者の務めですから。▼~
:[ハンネマン]|そうか。それで、どうだね?~
最近、体調に何か気になる変化はないかね。▼~
:[リシテア]|今のところ特に変わりはありません。▼~
:[ハンネマン]|そうか、そうか。うむ、君は人格面でも~
健康面でも順当以上に成熟しているようだ。▼~
これも2つの紋章が互いに影響しあい、~
良い効果を生んでいる証左であろう。▼~
:[リシテア]|良い効果ですって?~
……先生の研究も、いい加減なものですね。▼~
:[ハンネマン]|なに、聞き捨てならんな。~
何をもっていい加減と断ずるのかね?▼~
君の能力は、同年代の者たちと比べて、~
多くの面で格別に優れている。▼~
君が持つ2つの紋章の効果を上乗せしても、~
余りあるほどにな。▼~
:[リシテア]|その「余りある」部分が、~
すべて紋章の力だとお考えなら、心外です。▼~
それが、これまでにわたしが積み上げてきた~
努力の成果だとは考えてくれないんですか。▼~
:[ハンネマン]|無論、君の努力の程は承知しているが……▼~
:[リシテア]|わたしは自分が早く成長できるようにと、~
誰よりも努力を重ねてきたんです。▼~
:[ハンネマン]|だが、人一倍努力できるというのも、~
また才能……▼~
:[リシテア]|才能じゃありません。~
これは覚悟の問題です。▼~
人並みの生活を犠牲にしても成長したい、~
その覚悟が、わたしにはあるんです。▼~
:[ハンネマン]|なるほど……しかし、それが事実だとして、~
なぜ君はそんなに生き急ぐのだ。▼~
:[リシテア]|やり遂げたいことがあるのに、~
わたしには、時間がないんです。▼~
:[ハンネマン]|……時間がないとは、どういうことかね?▼~
:[リシテア]|わたしをこんな体にした者たちから、~
わたしは短命を宣告されています。▼~
:[ハンネマン]|……!?▼~
:[リシテア]|摂理に反して紋章を2つ宿したことが、~
体に何らかの負担を与えるのでしょう。▼~
おかげでわたしは……、~
仲間と未来を語ることすらできない。▼~
それでも先生は、2つの紋章が~
良い効果を生んでいると言えますか。▼~
:[ハンネマン]|そ、それは……。▼~
:[リシテア]|……すみません。~
今日はこれで失礼します。▼~
:[ハンネマン]|リシテア君、それで君は……。~
だが、しかし……。▼~
***支援A [#wf7570d5]
:[リシテア]|ハンネマン先生、お呼びでしょうか。▼~
:[ハンネマン]|よく来てくれたね、リシテア君。~
……まずは謝罪させてくれ。▼~
無神経な言葉で、君の心を傷つけた。~
学者として以前に、人として未熟だった。▼~
:[リシテア]|……いえ、わたしこそ。~
無礼なことを言ってすみませんでした。▼~
今後も最低限の協力はしますから、~
安心してください。それでは……▼~
:[ハンネマン]|リシテア君、待ちたまえ。~
本題はこれからだ。▼~
……以前、我輩は、君が紋章学上の~
格別な研究対象だと言ったと思う。▼~
それは何故か。どれだけ文献を漁っても、~
紋章を2つ宿した者の記録などないからだ。▼~
:[リシテア]|はい、理解しています。▼~
:[ハンネマン]|君の体は前例がない。~
すべてにおいて未知の領域だ。▼~
故に、君が短命を克服できないと、~
結論づけることもできない。違うかね?▼~
:[リシテア]|……? 何を仰りたいのか、~
よくわからないんですけど。▼~
:[ハンネマン]|リシテア君。~
我輩が研究しているのは、何だ?▼~
:[リシテア]|紋章学、ですよね。▼~
:[ハンネマン]|左様、そして紋章学とは紋章の謎を残らず~
明らかにしようとする学問だ。▼~
その先に、我輩は望む者誰もが紋章を宿せる~
方法を見つけたいと考えている。▼~
:[リシテア]|……ハンネマン先生は、~
なぜそんな方法を見つけたいと?▼~
:[ハンネマン]|紋章の有無が人の価値を決める、~
そんな世界に嫌気が差しているからだよ。▼~
:[リシテア]|え……。▼~
:[ハンネマン]|しかし、新たな紋章を宿すことで体に~
甚大な負荷がかかるならば使い物にならん。▼~
故に、紋章が人体に及ぼす負荷の軽減は、~
我輩の目的に合致する研究と言える。▼~
更に、紋章を宿す仕組みが解明されれば、~
紋章を消す手段も、わかるかもしれん。▼~
:[リシテア]|紋章を消すことができれば、~
体への負荷もなくなる……?▼~
:[ハンネマン]|つまり、我輩が言いたいのは……~
君が短命を克服できるか否かは、常に、~
我輩の研究の延長線上にあるということだ。▼~
:[リシテア]|……克服、できると思いますか?▼~
:[ハンネマン]|何とも言えんな。だが可能性がある限り、~
我輩は研究を続けるだろう。▼~
リシテア君、改めてお願いする。~
我輩の研究に、協力してはくれんかね。▼~
:[リシテア]|……お願いするのは、わたしのほうです。~
ハンネマン先生、力を貸してください。▼~
それにわたしも、紋章の有無で人の価値が~
決まる世界なんて、うんざりですから。▼~
:[ハンネマン]|おお、そうか! ならば我々は同志だな。~
何なら本格的に紋章学を修めてみないかね?▼~
君ならば我輩の後継者として申し分ない。~
研究に人生を捧げるのも悪くないぞ?▼~
:[リシテア]|うーん……短命を克服させてくれたら、~
考えてみてもいいですけど。▼~
:[ハンネマン]|その言葉、忘れないでいてくれたまえ。~
我々の未来は明るいぞ! はっははは。▼~
**カトリーヌ [#def26b2e]
***支援C [#ua5467d0]
:[カトリーヌ]|朝はあんなに晴れてたのに、~
一気に土砂降りだねえ……。▼~
:[リシテア]|あ、雷まで鳴り出しましたね……。~
濡れる前に洗濯物を取り込めて幸いでした。▼~
カトリーヌ様~
手伝ってもらってしまって、すみません。▼~
:[カトリーヌ]|気にすんなって。~
たまたま近くにいたから手伝っただけさ。▼~
洗濯物が濡れた時の虚しさは、~
アタシも経験があるからね。▼~
:[リシテア]|………………。▼~
:[カトリーヌ]|どうした?~
洗濯物が無事で良かったじゃないか。▼~
:[リシテア]|……わたしが洗濯当番の時に雨が降るの、~
異様に多い気がするんですよね。▼~
そんなの偶然だって、頭でわかってるのに、~
何だか自分のせいみたいに思えて……。▼~
:[カトリーヌ]|なるほど。~
……確かにリシテアのせいかもしれんね。▼~
:[リシテア]|え!?~
カ、カトリーヌ様まで、そんなこと……!▼~
:[カトリーヌ]|アンタ、カロンの紋章を宿してるだろ?▼~
:[リシテア]|は、はい。そうですけど……。~
よくご存じでしたね。▼~
:[カトリーヌ]|いや、何となくわかるんだよ。~
アタシもカロンの紋章持ちさ。▼~
で、大事な場面では、~
たいてい雨に降られちまうんだ。▼~
こいつはもしかしたら、~
カロンの紋章の影響かもしれないってね?▼~
:[リシテア]|それって、大発見じゃないですか!?~
紋章が、天候を左右するだなんて……!▼~
:[カトリーヌ]|はっはっは!~
ほんとかどうかなんて知らないよ!▼~
だいたい、アタシとアンタしか例がないのに~
調べようもないだろ。▼~
:[リシテア]|まあそうですが、仮説が立てられた以上は~
検証しなければなりません。▼~
試しに、晴れ女か晴れ男を捜して、~
洗濯当番を一緒にやってもらいます!▼~
:[カトリーヌ]|そりゃいい、それでも雨が降りゃあ、~
カロンの紋章の勝ちってわけだ。▼~
***支援B [#i6703e41]
:[カトリーヌ]|リシテア、少しいいかい?▼~
:[リシテア]|は、はい。カトリーヌ様。~
何でしょうか?▼~
:[カトリーヌ]|前に、紋章が天候を左右するかも、~
みたいな話をしたよな?▼~
:[リシテア]|はい、晴れ男と晴れ女が見つからなくて、~
まだ検証中の段階ですけど。▼~
:[カトリーヌ]|それはそれとして、紋章ごとに何らかの~
特徴があるのは知られてる話だ。▼~
アタシは王国だったり、騎士団だったりに~
身を置く中で、多くの紋章持ちを見てきた。▼~
中には、カロンの紋章持ちもいたし……~
グロスタールの紋章持ちもいたよ。▼~
:[リシテア]|……!~
そ、それが何か……。▼~
:[カトリーヌ]|アタシは紋章学者じゃないから、紋章ごとの~
特徴とかほんとのとこはわからんけどさ。▼~
そいつがどんな紋章を持っているのか、~
雰囲気で言い当てるのが得意なんだ。▼~
:[リシテア]|………………。▼~
:[カトリーヌ]|間違ってたら許せ。~
アンタ、紋章を2つ宿しているだろ?▼~
:[リシテア]|そ、それは……。▼~
:[カトリーヌ]|あー、いや、答えなくていいさ。~
そんなの普通じゃあり得ない話だ。▼~
もしあり得るとすりゃ……、それは何か~
ただ事じゃない事情が裏にあるってこと。▼~
:[リシテア]|……お察しください。▼~
:[カトリーヌ]|いいよ、誰にだって隠したい事情の~
一つや二つあるもんさ。▼~
アタシだって、カトリーヌなんて偽名で、~
本当は某国のお尋ね者かもしれん。▼~
:[リシテア]|ええっ!?~
さらっと何を……!▼~
:[カトリーヌ]|ははっ、良い反応だな。ただの仮の話だよ。~
……どう受け取ってもいいけどな。▼~
ま、裏で抱えてる事情が何であれ、~
アタシはアタシで、アンタはアンタだ。▼~
ただ、ちょっと心配でね……。~
普段のアンタは誰よりも気丈に見える。▼~
気を張り続けるってのは大変だ。~
たまには抜くことも覚えような。▼~
:[リシテア]|抜く……。でも、気の抜き方なんて、~
わたしにはわかりません。▼~
:[カトリーヌ]|簡単さ。誰かと馬鹿みたいな話をすりゃ、~
それだけで少しは気が抜ける。▼~
アタシで良けりゃ、いつでも馬鹿話の~
相手になってやるからさ。▼~
:[リシテア]|……ありがとうございます。~
でも、どうしてそんなに親切に……?▼~
:[カトリーヌ]|親近感って奴か?~
同じカロンの紋章を持つ者同士……▼~
それに、人にはとても言えないような~
重たーい事情を持つ者同士のな。▼~
:[リシテア]|ふふっ、そういうことなら、~
喜んでカトリーヌ様の親切、お受けします。▼~
:[カトリーヌ]|ああ、遠慮はなしだよ。~
同じ紋章がありゃ、姉妹みたいなもんさ。▼~
:[リシテア]|嬉しい! カトリーヌ様がお姉様だったら、~
こんなに頼もしいことはありません。▼~
:[カトリーヌ]|おや、可愛いこと言うじゃんか。~
流石は我が妹だな。はっはははは!▼~
**ツィリル [#zabddfce]
***支援C [#oc90d222]
:[ツィリル]|これがいいかな……。▼~
:[リシテア]|……ツィリル? 何してるんですか?▼~
:[ツィリル]|薪にする木を何本か選んで、運ぶんだ。▼~
:[リシテア]|そんな長い丸太を一人で何本も?~
……わたしが1本、運んであげます。▼~
:[ツィリル]|やめといたほうがいいよ。~
ボク一人でも運べるから。▼~
:[リシテア]|遠慮しないでください。~
わたしはあんたよりお姉さんなんだから。▼~
:(暗転)|
:[ツィリル]|ねえ、リシテア……~
フラフラしてるけど大丈夫?▼~
:[リシテア]|だ、大丈夫です。~
ちょっと持ちづらいだけ……きゃあ!?▼~
:(暗転)|
:[リシテア]|ごめんなさい。邪魔してしまって……。~
丸太を運ぶのって難しいんですね。▼~
あんなに真っ直ぐ歩けなくなるなんて~
思わなかった……。▼~
:[ツィリル]|やめたほうがいいって言ったでしょ。~
慣れてない人には難しいから。▼~
:[リシテア]|……わたし、何も知らなかったんですね。~
手伝うなんて言って、この体たらく……。▼~
:[ツィリル]|これに懲りたら、もうボクに構わないで。~
じゃ、残りの丸太運んじゃうから、行くね。▼~
:[リシテア]|え……少しくらい休んだら?▼~
:[ツィリル]|運んだら、薪割りもしないと。~
日が沈む前に終わらせたいんだ。▼~
:[リシテア]|じゃあ、割った薪を運ぶのは手伝います!~
それくらいなら、わたしにだって……!▼~
:[ツィリル]|……薪って、ささくれ立ってるの知ってる?~
そんな柔らかい手で触ったら棘が刺さるよ。▼~
:[リシテア]|えっ……!▼~
:[ツィリル]|リシテアの手は向いてないって言ってるの。~
お姫様の手だもの。▼~
それに丸太運びや薪割りが得意になっても、~
そんなのこの先、役に立たないだろうし。▼~
……ボクとは住む世界が違うんだから。~
余計なお節介はしなくていいよ。▼~
:[リシテア]|で、でも! 今は一緒にいます!~
だから、困った時は頼ってくれても……。▼~
:[ツィリル]|確かに、今は一緒にいるけど、~
ずっと一緒にいるわけじゃないでしょ。▼~
それこそ、アナタの弟にでもならない限り、~
絶対にあり得ない。▼~
***支援B [#k87a59b6]
:(騎士の話を聞いてツィリルがうなずき、暗転)|
:[ツィリル]|………………。▼~
:[リシテア]|ツィリル?~
……ぼーっとして何してるのかしら。▼~
……ああ、そういうことね。▼~
何を見ているんですか、ツィリル。~
面白いもの? わたしにも見せて。▼~
「リンゴ3個と膏薬2袋と石墨1個」?~
興味深いですね、何かの暗号でしょうか。▼~
:[ツィリル]|……ううん、ここに書いてある物を~
買ってくるように言われて。▼~
:[リシテア]|ふうん、それだけですか。~
それなら邪魔したら悪いですね。▼~
あんたに構うと、また迷惑をかけて~
怒られてしまいそうだし、これで……▼~
:[ツィリル]|……ありがとう、リシテア。~
アナタが読んでくれて助かったよ。▼~
みんなには隠してるから、~
誰にも言わないでほしいんだけど……▼~
ボク、字が読めないんだ。~
だから、困ってて。▼~
:[リシテア]|あら、そうだったんですか。~
……何で隠しているの?▼~
:[ツィリル]|字が読めない者には仕事を任せられない……~
ってことになったら、嫌だから。▼~
:[リシテア]|ふうん……じゃ、また困ることがあったら、~
わたしを頼ってくれてもいいですよ?▼~
:[ツィリル]|……うん、そうする。▼~
:[リシテア]|ちゃんと「わたし」を頼るんですよ?~
遠慮はいりませんから、いいですね?▼~
:[ツィリル]|え、あ、うん……。▼~
:[リシテア]|よろしい。じゃあ遅くならないうちに~
買い出しに行ってらっしゃい。▼~
……買う物、覚えていますか?~
もう一度、読んであげましょうか?▼~
:[ツィリル]|じゃ、じゃあお願いしようかな……。▼~
:[リシテア]|これが最後ですよ!~
ちゃんと覚えてくださいね?▼~
:(暗転)|
:[ツィリル]|リシテアって、嘘が下手だな……。~
ボクが困ってるのわかってたくせに。▼~
あ、お姉さんぶりたいってことなのかな。~
ほんと、変な人。▼~
でも……ボクに何か教える時の、~
あの嬉しそうな顔、また見てみたいな……。▼~
***支援A [#hdd16491]
:[ツィリル]|ねえ、リシテア。▼~
:[リシテア]|……あら、ツィリル。~
どうしました?▼~
:[ツィリル]|これ、また読んでくれる?▼~
:[リシテア]|この紙、また買い物を頼まれたんですね。~
ふふ、わかりました。いいですよ。▼~
……あら、これは。~
ねえ、ツィリル。これに目を通しました?▼~
:[ツィリル]|ううん。~
どうせ読めないから。▼~
:[リシテア]|……そうですか。ちょっとここを見て。~
この字の並びに見覚えは?▼~
:[ツィリル]|え……あ、もしかして、リンゴ?~
……リンゴ、を、3個?▼~
:[リシテア]|そうです! 読めましたね!~
ちゃんと覚えていたじゃないですか!▼~
:[ツィリル]|ほんとだ!~
もしかして、他のところも読めるのかな……▼~
:[リシテア]|あんたは記憶力がいいんだから、~
何度か復習すればすぐ字も覚えますよ。▼~
そうやって身に着けた教養は~
失うことはないんです。▼~
……いつまでも、わたしが~
教えてあげることもできないんですから。▼~
:[ツィリル]|……リシテア?▼~
:[リシテア]|い、いえ。何でもないです。~
ところでツィリル、勉強は嫌いなんですか?▼~
文字を覚える気がないように見えますけど。~
忙しくて、そんな時間もない?▼~
:[ツィリル]|今までは、覚え方がわからなくて。~
隠してたから誰かに相談もできなかったし。▼~
だけど今は……~
もう少しの間、このままでもいいかなって。▼~
:[リシテア]|何でですか。~
困ってたんだから覚えたらいいのに。▼~
:[ツィリル]|自分で字を覚えるよりも、~
リシテアに読んでもらうほうがいいから。▼~
:[リシテア]|……は? わた、し?▼~
:[ツィリル]|うん。……読んでって頼むと、~
リシテア嬉しそうに笑うでしょ。▼~
とっても可愛いんだもん。~
みんなにも言われるでしょ?▼~
:[リシテア]|そそそそそ、そんなこと言われません!~
と、年上をからかって……!▼~
:[ツィリル]|あの顔はボクしか見たことないのかな。~
だったら、ちょっと嬉しいけど。▼~
:[リシテア]|な、何言ってるんですか!~
この子はあーっ!▼~
:[ツィリル]|ふふっ!~
じゃ、ボク先生の用事済ませてくるね。▼~
:[リシテア]|も、もう、読んであげないんだから!~
……気をつけていってらっしゃい!!▼~
***支援A+ [#e65642e8]
:[ツィリル]|……読めた! 最後まで読めたぞ!▼~
よーし、今度は……▼~
:(暗転)|
:[リシテア]|……ん? 手紙?~
誰からかな。差出人名が書いてない……▼~
まるで子供が書いたみたいな下手な字……。~
………………。▼~
『リシテアへ~
あなたからかりたほん、よみました』▼~
……もしかして、この手紙ツィリルが?~
すごい、ちゃんと文章書けてる……!▼~
『ほんをよむと、しらないことが~
わかって、おもしろいです』▼~
うんうん、そうよね。▼~
『よんだり、かいたりを、~
おしえてくれて、ありがとう』▼~
いえいえ、どういたしまして。▼~
『くちでいうのが、はずかしいことも~
もじでかくと、いいやすいですね』▼~
そうそう、そうなのよね。▼~
『もっとべんきょうして、もっとちゃんと~
かけるようになりたいです』▼~
もう書けてるわ。~
ちゃんと気持ちが伝わってくるもの。▼~
『ぼく、あなたとともだちになれて、~
とてもとても、しわあせです』▼~
………………!▼~
:[ツィリル]|……あ、リシテア。~
昨日の夜、借りた本を全部、読めたんだ。▼~
早く教えたかったけど、時間が遅かったから~
手紙を書いてみたんだけど……リシテア?▼~
:[リシテア]|ツィリル! ああもう……~
ああもう、ツィリル!!▼~
:[ツィリル]|ど、どうしたのリシテア?~
何が言いたいのかわからないよ……。▼~
:[リシテア]|人には、文字にできない想いもあるんです!~
わからないだろうけど、わかって!▼~
:[ツィリル]|……ごめんリシテア。~
ボク、本当にわからない……。▼~
:[リシテア]|だから、わたしも「しわあせ」ってこと!▼~
:[ツィリル]|……し、わ??▼~
:[リシテア]|これからも、一緒に勉強しましょうね!▼~
:[ツィリル]|あ、やっとわかったよ。~
本当にありがとう、リシテア。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#vde877d3]
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*リシテアの支援会話 [#wa05ea23]
#contents
**ハンネマン [#j0bfa6ec]
***支援C [#kdd41810]
:[リシテア]|ふぅ……今日の訓練はこれで終了。~
気が散ってしょうがないわ。▼~
:[ハンネマン]|………………。▼~
:[リシテア]|……ハンネマン先生、そこから~
見られていると気が散るのですが。▼~
:[ハンネマン]|おう、そうかね。邪魔してはいけないと~
こうして柱の陰から見ていたのだが。▼~
:[リシテア]|堂々と見てるのと、こそこそ隠れてるのと、~
半々なところが気持ち悪いです。▼~
:[ハンネマン]|それはすまなかった。~
今度からは、堂々と見学させてもらおう。▼~
:[リシテア]|気持ち悪さが解消しても、~
居心地の悪さは増しそうですけど。▼~
:[ハンネマン]|それは困った。我輩としては~
君の邪魔をすることは本意ではない。▼~
だが紋章学者として、君が格別な~
研究対象であることも揺るぎのない事実。▼~
研究とはまず観察から始まるものだ。~
理解して協力してもらえると助かる。▼~
:[リシテア]|ええ、最低限の協力はします。~
その代わり……▼~
《紅花の章以外》
:[ハンネマン]|無論、秘密は守る。君が2つの紋章を~
宿していることは教団にも明かしておらん。▼~
それを知られれば、教団に対する~
裏切りだと責められるかもしれんが……▼~
そのようなことは些事だ。~
紋章学の未来の前ではな!▼~
《紅花の章》
:[ハンネマン]|無論、秘密は守る。君が2つの紋章を~
宿していることは誰にも明かしておらん!▼~
《共通》
:[リシテア]|しーっ! しいーっ! 声が大きすぎます!~
秘密にしてくれる気はあるんですか!▼~
:[ハンネマン]|とにかく君のような人材に出会えた幸運を、~
逃すわけにはいかんのだよ。▼~
:[リシテア]|こんな紋章……先生にとっては幸運でも、~
わたしにとっては不幸でしかありません。▼~
:[ハンネマン]|その不幸な経緯とやらも、いずれ詳しく~
聞かせてほしい。重要な真実が……▼~
:[リシテア]|なんて、無神経な……。▼~
あなたには一生、わたしの気持ちなんて~
わからないのでしょうね。▼~
不愉快ですので、失礼します。▼~
:[ハンネマン]|これは、失敗した。紋章のことになると、~
つい夢中になっていまう……。▼~
彼女を傷つけたくはないのだが……。▼~
***支援B [#i4672c69]
:[リシテア]|ハンネマン先生、この本はこちらに~
置けばいいでしょうか?▼~
:[ハンネマン]|すまないね、リシテア君。~
雑用を頼んでしまって。▼~
:[リシテア]|お気遣いなく。年長者を助けるのは~
若者の務めですから。▼~
:[ハンネマン]|そうか。それで、どうだね?~
最近、体調に何か気になる変化はないかね。▼~
:[リシテア]|今のところ特に変わりはありません。▼~
:[ハンネマン]|そうか、そうか。うむ、君は人格面でも~
健康面でも順当以上に成熟しているようだ。▼~
これも2つの紋章が互いに影響しあい、~
良い効果を生んでいる証左であろう。▼~
:[リシテア]|良い効果ですって?~
……先生の研究も、いい加減なものですね。▼~
:[ハンネマン]|なに、聞き捨てならんな。~
何をもっていい加減と断ずるのかね?▼~
君の能力は、同年代の者たちと比べて、~
多くの面で格別に優れている。▼~
君が持つ2つの紋章の効果を上乗せしても、~
余りあるほどにな。▼~
:[リシテア]|その「余りある」部分が、~
すべて紋章の力だとお考えなら、心外です。▼~
それが、これまでにわたしが積み上げてきた~
努力の成果だとは考えてくれないんですか。▼~
:[ハンネマン]|無論、君の努力の程は承知しているが……▼~
:[リシテア]|わたしは自分が早く成長できるようにと、~
誰よりも努力を重ねてきたんです。▼~
:[ハンネマン]|だが、人一倍努力できるというのも、~
また才能……▼~
:[リシテア]|才能じゃありません。~
これは覚悟の問題です。▼~
人並みの生活を犠牲にしても成長したい、~
その覚悟が、わたしにはあるんです。▼~
:[ハンネマン]|なるほど……しかし、それが事実だとして、~
なぜ君はそんなに生き急ぐのだ。▼~
:[リシテア]|やり遂げたいことがあるのに、~
わたしには、時間がないんです。▼~
:[ハンネマン]|……時間がないとは、どういうことかね?▼~
:[リシテア]|わたしをこんな体にした者たちから、~
わたしは短命を宣告されています。▼~
:[ハンネマン]|……!?▼~
:[リシテア]|摂理に反して紋章を2つ宿したことが、~
体に何らかの負担を与えるのでしょう。▼~
おかげでわたしは……、~
仲間と未来を語ることすらできない。▼~
それでも先生は、2つの紋章が~
良い効果を生んでいると言えますか。▼~
:[ハンネマン]|そ、それは……。▼~
:[リシテア]|……すみません。~
今日はこれで失礼します。▼~
:[ハンネマン]|リシテア君、それで君は……。~
だが、しかし……。▼~
***支援A [#wf7570d5]
:[リシテア]|ハンネマン先生、お呼びでしょうか。▼~
:[ハンネマン]|よく来てくれたね、リシテア君。~
……まずは謝罪させてくれ。▼~
無神経な言葉で、君の心を傷つけた。~
学者として以前に、人として未熟だった。▼~
:[リシテア]|……いえ、わたしこそ。~
無礼なことを言ってすみませんでした。▼~
今後も最低限の協力はしますから、~
安心してください。それでは……▼~
:[ハンネマン]|リシテア君、待ちたまえ。~
本題はこれからだ。▼~
……以前、我輩は、君が紋章学上の~
格別な研究対象だと言ったと思う。▼~
それは何故か。どれだけ文献を漁っても、~
紋章を2つ宿した者の記録などないからだ。▼~
:[リシテア]|はい、理解しています。▼~
:[ハンネマン]|君の体は前例がない。~
すべてにおいて未知の領域だ。▼~
故に、君が短命を克服できないと、~
結論づけることもできない。違うかね?▼~
:[リシテア]|……? 何を仰りたいのか、~
よくわからないんですけど。▼~
:[ハンネマン]|リシテア君。~
我輩が研究しているのは、何だ?▼~
:[リシテア]|紋章学、ですよね。▼~
:[ハンネマン]|左様、そして紋章学とは紋章の謎を残らず~
明らかにしようとする学問だ。▼~
その先に、我輩は望む者誰もが紋章を宿せる~
方法を見つけたいと考えている。▼~
:[リシテア]|……ハンネマン先生は、~
なぜそんな方法を見つけたいと?▼~
:[ハンネマン]|紋章の有無が人の価値を決める、~
そんな世界に嫌気が差しているからだよ。▼~
:[リシテア]|え……。▼~
:[ハンネマン]|しかし、新たな紋章を宿すことで体に~
甚大な負荷がかかるならば使い物にならん。▼~
故に、紋章が人体に及ぼす負荷の軽減は、~
我輩の目的に合致する研究と言える。▼~
更に、紋章を宿す仕組みが解明されれば、~
紋章を消す手段も、わかるかもしれん。▼~
:[リシテア]|紋章を消すことができれば、~
体への負荷もなくなる……?▼~
:[ハンネマン]|つまり、我輩が言いたいのは……~
君が短命を克服できるか否かは、常に、~
我輩の研究の延長線上にあるということだ。▼~
:[リシテア]|……克服、できると思いますか?▼~
:[ハンネマン]|何とも言えんな。だが可能性がある限り、~
我輩は研究を続けるだろう。▼~
リシテア君、改めてお願いする。~
我輩の研究に、協力してはくれんかね。▼~
:[リシテア]|……お願いするのは、わたしのほうです。~
ハンネマン先生、力を貸してください。▼~
それにわたしも、紋章の有無で人の価値が~
決まる世界なんて、うんざりですから。▼~
:[ハンネマン]|おお、そうか! ならば我々は同志だな。~
何なら本格的に紋章学を修めてみないかね?▼~
君ならば我輩の後継者として申し分ない。~
研究に人生を捧げるのも悪くないぞ?▼~
:[リシテア]|うーん……短命を克服させてくれたら、~
考えてみてもいいですけど。▼~
:[ハンネマン]|その言葉、忘れないでいてくれたまえ。~
我々の未来は明るいぞ! はっははは。▼~
**カトリーヌ [#def26b2e]
***支援C [#ua5467d0]
:[カトリーヌ]|朝はあんなに晴れてたのに、~
一気に土砂降りだねえ……。▼~
:[リシテア]|あ、雷まで鳴り出しましたね……。~
濡れる前に洗濯物を取り込めて幸いでした。▼~
カトリーヌ様~
手伝ってもらってしまって、すみません。▼~
:[カトリーヌ]|気にすんなって。~
たまたま近くにいたから手伝っただけさ。▼~
洗濯物が濡れた時の虚しさは、~
アタシも経験があるからね。▼~
:[リシテア]|………………。▼~
:[カトリーヌ]|どうした?~
洗濯物が無事で良かったじゃないか。▼~
:[リシテア]|……わたしが洗濯当番の時に雨が降るの、~
異様に多い気がするんですよね。▼~
そんなの偶然だって、頭でわかってるのに、~
何だか自分のせいみたいに思えて……。▼~
:[カトリーヌ]|なるほど。~
……確かにリシテアのせいかもしれんね。▼~
:[リシテア]|え!?~
カ、カトリーヌ様まで、そんなこと……!▼~
:[カトリーヌ]|アンタ、カロンの紋章を宿してるだろ?▼~
:[リシテア]|は、はい。そうですけど……。~
よくご存じでしたね。▼~
:[カトリーヌ]|いや、何となくわかるんだよ。~
アタシもカロンの紋章持ちさ。▼~
で、大事な場面では、~
たいてい雨に降られちまうんだ。▼~
こいつはもしかしたら、~
カロンの紋章の影響かもしれないってね?▼~
:[リシテア]|それって、大発見じゃないですか!?~
紋章が、天候を左右するだなんて……!▼~
:[カトリーヌ]|はっはっは!~
ほんとかどうかなんて知らないよ!▼~
だいたい、アタシとアンタしか例がないのに~
調べようもないだろ。▼~
:[リシテア]|まあそうですが、仮説が立てられた以上は~
検証しなければなりません。▼~
試しに、晴れ女か晴れ男を捜して、~
洗濯当番を一緒にやってもらいます!▼~
:[カトリーヌ]|そりゃいい、それでも雨が降りゃあ、~
カロンの紋章の勝ちってわけだ。▼~
***支援B [#i6703e41]
:[カトリーヌ]|リシテア、少しいいかい?▼~
:[リシテア]|は、はい。カトリーヌ様。~
何でしょうか?▼~
:[カトリーヌ]|前に、紋章が天候を左右するかも、~
みたいな話をしたよな?▼~
:[リシテア]|はい、晴れ男と晴れ女が見つからなくて、~
まだ検証中の段階ですけど。▼~
:[カトリーヌ]|それはそれとして、紋章ごとに何らかの~
特徴があるのは知られてる話だ。▼~
アタシは王国だったり、騎士団だったりに~
身を置く中で、多くの紋章持ちを見てきた。▼~
中には、カロンの紋章持ちもいたし……~
グロスタールの紋章持ちもいたよ。▼~
:[リシテア]|……!~
そ、それが何か……。▼~
:[カトリーヌ]|アタシは紋章学者じゃないから、紋章ごとの~
特徴とかほんとのとこはわからんけどさ。▼~
そいつがどんな紋章を持っているのか、~
雰囲気で言い当てるのが得意なんだ。▼~
:[リシテア]|………………。▼~
:[カトリーヌ]|間違ってたら許せ。~
アンタ、紋章を2つ宿しているだろ?▼~
:[リシテア]|そ、それは……。▼~
:[カトリーヌ]|あー、いや、答えなくていいさ。~
そんなの普通じゃあり得ない話だ。▼~
もしあり得るとすりゃ……、それは何か~
ただ事じゃない事情が裏にあるってこと。▼~
:[リシテア]|……お察しください。▼~
:[カトリーヌ]|いいよ、誰にだって隠したい事情の~
一つや二つあるもんさ。▼~
アタシだって、カトリーヌなんて偽名で、~
本当は某国のお尋ね者かもしれん。▼~
:[リシテア]|ええっ!?~
さらっと何を……!▼~
:[カトリーヌ]|ははっ、良い反応だな。ただの仮の話だよ。~
……どう受け取ってもいいけどな。▼~
ま、裏で抱えてる事情が何であれ、~
アタシはアタシで、アンタはアンタだ。▼~
ただ、ちょっと心配でね……。~
普段のアンタは誰よりも気丈に見える。▼~
気を張り続けるってのは大変だ。~
たまには抜くことも覚えような。▼~
:[リシテア]|抜く……。でも、気の抜き方なんて、~
わたしにはわかりません。▼~
:[カトリーヌ]|簡単さ。誰かと馬鹿みたいな話をすりゃ、~
それだけで少しは気が抜ける。▼~
アタシで良けりゃ、いつでも馬鹿話の~
相手になってやるからさ。▼~
:[リシテア]|……ありがとうございます。~
でも、どうしてそんなに親切に……?▼~
:[カトリーヌ]|親近感って奴か?~
同じカロンの紋章を持つ者同士……▼~
それに、人にはとても言えないような~
重たーい事情を持つ者同士のな。▼~
:[リシテア]|ふふっ、そういうことなら、~
喜んでカトリーヌ様の親切、お受けします。▼~
:[カトリーヌ]|ああ、遠慮はなしだよ。~
同じ紋章がありゃ、姉妹みたいなもんさ。▼~
:[リシテア]|嬉しい! カトリーヌ様がお姉様だったら、~
こんなに頼もしいことはありません。▼~
:[カトリーヌ]|おや、可愛いこと言うじゃんか。~
流石は我が妹だな。はっはははは!▼~
**ツィリル [#zabddfce]
***支援C [#oc90d222]
:[ツィリル]|これがいいかな……。▼~
:[リシテア]|……ツィリル? 何してるんですか?▼~
:[ツィリル]|薪にする木を何本か選んで、運ぶんだ。▼~
:[リシテア]|そんな長い丸太を一人で何本も?~
……わたしが1本、運んであげます。▼~
:[ツィリル]|やめといたほうがいいよ。~
ボク一人でも運べるから。▼~
:[リシテア]|遠慮しないでください。~
わたしはあんたよりお姉さんなんだから。▼~
:(暗転)|
:[ツィリル]|ねえ、リシテア……~
フラフラしてるけど大丈夫?▼~
:[リシテア]|だ、大丈夫です。~
ちょっと持ちづらいだけ……きゃあ!?▼~
:(暗転)|
:[リシテア]|ごめんなさい。邪魔してしまって……。~
丸太を運ぶのって難しいんですね。▼~
あんなに真っ直ぐ歩けなくなるなんて~
思わなかった……。▼~
:[ツィリル]|やめたほうがいいって言ったでしょ。~
慣れてない人には難しいから。▼~
:[リシテア]|……わたし、何も知らなかったんですね。~
手伝うなんて言って、この体たらく……。▼~
:[ツィリル]|これに懲りたら、もうボクに構わないで。~
じゃ、残りの丸太運んじゃうから、行くね。▼~
:[リシテア]|え……少しくらい休んだら?▼~
:[ツィリル]|運んだら、薪割りもしないと。~
日が沈む前に終わらせたいんだ。▼~
:[リシテア]|じゃあ、割った薪を運ぶのは手伝います!~
それくらいなら、わたしにだって……!▼~
:[ツィリル]|……薪って、ささくれ立ってるの知ってる?~
そんな柔らかい手で触ったら棘が刺さるよ。▼~
:[リシテア]|えっ……!▼~
:[ツィリル]|リシテアの手は向いてないって言ってるの。~
お姫様の手だもの。▼~
それに丸太運びや薪割りが得意になっても、~
そんなのこの先、役に立たないだろうし。▼~
……ボクとは住む世界が違うんだから。~
余計なお節介はしなくていいよ。▼~
:[リシテア]|で、でも! 今は一緒にいます!~
だから、困った時は頼ってくれても……。▼~
:[ツィリル]|確かに、今は一緒にいるけど、~
ずっと一緒にいるわけじゃないでしょ。▼~
それこそ、アナタの弟にでもならない限り、~
絶対にあり得ない。▼~
***支援B [#k87a59b6]
:(騎士の話を聞いてツィリルがうなずき、暗転)|
:[ツィリル]|………………。▼~
:[リシテア]|ツィリル?~
……ぼーっとして何してるのかしら。▼~
……ああ、そういうことね。▼~
何を見ているんですか、ツィリル。~
面白いもの? わたしにも見せて。▼~
「リンゴ3個と膏薬2袋と石墨1個」?~
興味深いですね、何かの暗号でしょうか。▼~
:[ツィリル]|……ううん、ここに書いてある物を~
買ってくるように言われて。▼~
:[リシテア]|ふうん、それだけですか。~
それなら邪魔したら悪いですね。▼~
あんたに構うと、また迷惑をかけて~
怒られてしまいそうだし、これで……▼~
:[ツィリル]|……ありがとう、リシテア。~
アナタが読んでくれて助かったよ。▼~
みんなには隠してるから、~
誰にも言わないでほしいんだけど……▼~
ボク、字が読めないんだ。~
だから、困ってて。▼~
:[リシテア]|あら、そうだったんですか。~
……何で隠しているの?▼~
:[ツィリル]|字が読めない者には仕事を任せられない……~
ってことになったら、嫌だから。▼~
:[リシテア]|ふうん……じゃ、また困ることがあったら、~
わたしを頼ってくれてもいいですよ?▼~
:[ツィリル]|……うん、そうする。▼~
:[リシテア]|ちゃんと「わたし」を頼るんですよ?~
遠慮はいりませんから、いいですね?▼~
:[ツィリル]|え、あ、うん……。▼~
:[リシテア]|よろしい。じゃあ遅くならないうちに~
買い出しに行ってらっしゃい。▼~
……買う物、覚えていますか?~
もう一度、読んであげましょうか?▼~
:[ツィリル]|じゃ、じゃあお願いしようかな……。▼~
:[リシテア]|これが最後ですよ!~
ちゃんと覚えてくださいね?▼~
:(暗転)|
:[ツィリル]|リシテアって、嘘が下手だな……。~
ボクが困ってるのわかってたくせに。▼~
あ、お姉さんぶりたいってことなのかな。~
ほんと、変な人。▼~
でも……ボクに何か教える時の、~
あの嬉しそうな顔、また見てみたいな……。▼~
***支援A [#hdd16491]
:[ツィリル]|ねえ、リシテア。▼~
:[リシテア]|……あら、ツィリル。~
どうしました?▼~
:[ツィリル]|これ、また読んでくれる?▼~
:[リシテア]|この紙、また買い物を頼まれたんですね。~
ふふ、わかりました。いいですよ。▼~
……あら、これは。~
ねえ、ツィリル。これに目を通しました?▼~
:[ツィリル]|ううん。~
どうせ読めないから。▼~
:[リシテア]|……そうですか。ちょっとここを見て。~
この字の並びに見覚えは?▼~
:[ツィリル]|え……あ、もしかして、リンゴ?~
……リンゴ、を、3個?▼~
:[リシテア]|そうです! 読めましたね!~
ちゃんと覚えていたじゃないですか!▼~
:[ツィリル]|ほんとだ!~
もしかして、他のところも読めるのかな……▼~
:[リシテア]|あんたは記憶力がいいんだから、~
何度か復習すればすぐ字も覚えますよ。▼~
そうやって身に着けた教養は~
失うことはないんです。▼~
……いつまでも、わたしが~
教えてあげることもできないんですから。▼~
:[ツィリル]|……リシテア?▼~
:[リシテア]|い、いえ。何でもないです。~
ところでツィリル、勉強は嫌いなんですか?▼~
文字を覚える気がないように見えますけど。~
忙しくて、そんな時間もない?▼~
:[ツィリル]|今までは、覚え方がわからなくて。~
隠してたから誰かに相談もできなかったし。▼~
だけど今は……~
もう少しの間、このままでもいいかなって。▼~
:[リシテア]|何でですか。~
困ってたんだから覚えたらいいのに。▼~
:[ツィリル]|自分で字を覚えるよりも、~
リシテアに読んでもらうほうがいいから。▼~
:[リシテア]|……は? わた、し?▼~
:[ツィリル]|うん。……読んでって頼むと、~
リシテア嬉しそうに笑うでしょ。▼~
とっても可愛いんだもん。~
みんなにも言われるでしょ?▼~
:[リシテア]|そそそそそ、そんなこと言われません!~
と、年上をからかって……!▼~
:[ツィリル]|あの顔はボクしか見たことないのかな。~
だったら、ちょっと嬉しいけど。▼~
:[リシテア]|な、何言ってるんですか!~
この子はあーっ!▼~
:[ツィリル]|ふふっ!~
じゃ、ボク先生の用事済ませてくるね。▼~
:[リシテア]|も、もう、読んであげないんだから!~
……気をつけていってらっしゃい!!▼~
***支援A+ [#e65642e8]
:[ツィリル]|……読めた! 最後まで読めたぞ!▼~
よーし、今度は……▼~
:(暗転)|
:[リシテア]|……ん? 手紙?~
誰からかな。差出人名が書いてない……▼~
まるで子供が書いたみたいな下手な字……。~
………………。▼~
『リシテアへ~
あなたからかりたほん、よみました』▼~
……もしかして、この手紙ツィリルが?~
すごい、ちゃんと文章書けてる……!▼~
『ほんをよむと、しらないことが~
わかって、おもしろいです』▼~
うんうん、そうよね。▼~
『よんだり、かいたりを、~
おしえてくれて、ありがとう』▼~
いえいえ、どういたしまして。▼~
『くちでいうのが、はずかしいことも~
もじでかくと、いいやすいですね』▼~
そうそう、そうなのよね。▼~
『もっとべんきょうして、もっとちゃんと~
かけるようになりたいです』▼~
もう書けてるわ。~
ちゃんと気持ちが伝わってくるもの。▼~
『ぼく、あなたとともだちになれて、~
とてもとても、しわあせです』▼~
………………!▼~
:[ツィリル]|……あ、リシテア。~
昨日の夜、借りた本を全部、読めたんだ。▼~
早く教えたかったけど、時間が遅かったから~
手紙を書いてみたんだけど……リシテア?▼~
:[リシテア]|ツィリル! ああもう……~
ああもう、ツィリル!!▼~
:[ツィリル]|ど、どうしたのリシテア?~
何が言いたいのかわからないよ……。▼~
:[リシテア]|人には、文字にできない想いもあるんです!~
わからないだろうけど、わかって!▼~
:[ツィリル]|……ごめんリシテア。~
ボク、本当にわからない……。▼~
:[リシテア]|だから、わたしも「しわあせ」ってこと!▼~
:[ツィリル]|……し、わ??▼~
:[リシテア]|これからも、一緒に勉強しましょうね!▼~
:[ツィリル]|あ、やっとわかったよ。~
本当にありがとう、リシテア。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#vde877d3]
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