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会話集/支援会話/フェリクス(ファーガス神聖王国)
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[[会話集/支援会話]]
*フェリクスの支援会話 [#s419ed33]
#contents
**ディミトリ [#bf1d50a0]
[[ディミトリのページへ>../ディミトリ(ファーガス神聖王国)#...
**ドゥドゥー [#i17dfac3]
[[ドゥドゥーのページへ>../ドゥドゥー(ファーガス神聖王国)#...
**アッシュ [#tbf057ac]
***支援C [#m57cb6cb]
:[アッシュ]|ええっと……。~
確か、書庫の机に置きっぱなしに……▼~
……あれ、フェリクス?▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[アッシュ]|珍しいですね。~
フェリクスが読書だなんて。▼~
もし気に入ったなら、貸しますよ。~
僕はもう、読み終わったので。▼~
:[フェリクス]|……要らん。~
誰のものか、確かめたかっただけだ。▼~
:[アッシュ]|なら、是非読んでみてくださいよ。~
きっと気に入ると思います。▼~
騎士道物語の王道からはちょっと外れた~
筋書きなんですけけど、これがまた良くて……▼~
やっぱり、フェリクスも~
こういう騎士道物語が好きなんですか?▼~
:[フェリクス]|読まん。▼~
:[アッシュ]|食わず嫌いはもったいないですよ。~
騎士道物語、面白いと思いますけど……。▼~
:[フェリクス]|……そんなものの、何が面白いというんだ。▼~
:[アッシュ]|何がって……やっぱり、物語に出てくる~
騎士は、みんなかっこいいですよね。▼~
友情と忠義を重んじ、正義を貫く……~
僕もああなりたい、って憧れます。▼~
:[フェリクス]|……くだらんな。▼~
そんな作り話にのぼせ上がるような~
人間ほど、無駄死にする。▼~
友情、忠義、正義……そんなもののために~
命を捨てる愚者を、英雄と囃し立てる。▼~
思想を統制するという意味では、~
暴君よりもよほど性質が悪いな。▼~
:[アッシュ]|そ、そこまで言わなくたって~
いいじゃないですか。僕は、ただ……。▼~
:[フェリクス]|お前が何を好もうが、一向に構わん。▼~
だが、理想に熱を上げるのは~
ほどほどにしておくことだ。▼~
:[アッシュ]|フェリクス……。~
君って人は、本当に……。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[アッシュ]|本当に……~
この物語の主人公そっくりですね!▼~
:[フェリクス]|………………。~
……は?▼~
:[アッシュ]|口が悪くて、近寄りがたくて……~
だけど実は仲間思いで、すごく優しい。▼~
この物語は、そんな孤高の騎士が、~
仲間と共に英雄になっていく話なんですよ。▼~
:[フェリクス]|……チッ、気色悪い。~
そう目を輝かせて俺を見るな。▼~
:[アッシュ]|うん、そういう言い方も、~
やっぱりこの主人公そのものです!▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[アッシュ]|あ、そうだ、フェリクス。~
やっぱりこの本は、君に貸しますね。▼~
騙されたと思って読んでみてください。~
読んだら、感想聞かせてくださいね。▼~
:[フェリクス]|おい、待て……~
……チッ、どうしてこうなる。▼~
***支援B [#sdee41c7]
:[アッシュ]|ロナート様……。▼~
……あっ、フェリクス。▼~
:[フェリクス]|ロナート卿のことを祈っていたようだな。~
まだ整理はついていないのか。▼~
:[アッシュ]|いえ、そういうわけじゃ……ただ、~
ちょっと、自分の駄目さに嫌気が差して。▼~
ロナート様が何も仰ってくれなかったのは~
きっと、僕を気遣ってのことで……▼~
僕は結局、そういうロナート様の気持ちを~
全然理解できていなかったんだって思って。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[アッシュ]|前に君は言いましたよね、フェリクス。~
理想に熱を上げるのはほどほどにしろって。▼~
……ロナート様は、僕にとってずっと、~
物語の中の、理想の騎士そのものでした。▼~
僕は理想ばかり見て、目の前のロナート様の~
悲しみや憎しみから目を背けていた……。▼~
ほんと……こんなんじゃ、~
一人前の騎士にはまだまだ遠いですね。▼~
:[フェリクス]|……そうだろうか。▼~
相手のすべてを知っていたところで、~
その悲しみを消してやれるわけじゃない。▼~
……それが肉親や、~
親しかった友だったとしてもだ。▼~
人の悲しみや憎しみ……現実から~
目を逸らすのは、愚者の行いだ。▼~
だが、理想を求めて走ることは~
決して価値を失わない。俺はそう思う。▼~
:[アッシュ]|え?~
だけど、君は前に……▼~
:[フェリクス]|……俺はほどほどにしろと言ったんだ。~
理想を捨てろとまで言った覚えはない。▼~
お前はお前のままでいればいい。~
生き方を曲げることはない。▼~
:[アッシュ]|フェリクス……。▼~
:[フェリクス]|……ああ、忘れていた。~
お前にこれを返さねばと思っていた。▼~
:[アッシュ]|僕が前に貸した本……~
もう読み終わったんですか?▼~
でも、それにしては早すぎる気も……。~
……やっぱり、面白くなかったですか?▼~
:[フェリクス]|もともと、物語の筋書きは知っていた。▼~
フラルダリウスの家に同じ本があった。~
……兄がよく読んでいたのを、覚えている。▼~
:[アッシュ]|そうだったんですね。~
……懐かしかった、ですか?▼~
:[フェリクス]|……さあな。▼~
:[アッシュ]|……ははっ、その物言い。やっぱり、~
君はこの本の主人公そっくりです。▼~
もちろん、物言いだけじゃなくて、~
心の在り方も……ですけど。▼~
:[フェリクス]|……フン。ならお前は、~
その物語に出てくる小姓だろう。▼~
小生意気で馴れ馴れしい。~
騎士としては半人前のくせにな。▼~
フン……せいぜい励むことだ。~
半人前止まりで終わらんようにな。▼~
:[アッシュ]|……ええ、もちろんですよ。▼~
僕は、僕だけがなれる~
立派な騎士になってみせますから!▼~
**シルヴァン [#f7cce919]
***支援C [#e9e11df6]
:[シルヴァン]|ようフェリクス、暇か? 暇だよなあ。~
今日も仲良く女の子でも口説きに行こうぜ。▼~
:[フェリクス]|チッ……訓練の邪魔だ。~
お前一人で行け。▼~
:[シルヴァン]|そんなこと言わずにさあ。~
ほらほら、長い付き合いだろ、俺たち。▼~
:[フェリクス]|確かに付き合いは長いが、それだけだ。▼~
そも、俺が望んだわけじゃない。~
互いの親の意向に過ぎん。▼~
:[シルヴァン]|要は腐れ縁だって? いやいやフェリクス、~
その割に、昔は俺にべったりだったろ。▼~
兄貴に勝てないだの、殿下と喧嘩しただの、~
何かあるたび俺に泣きついてきたもんだ。▼~
あの頃のお前は素直で純真だったなあ。~
弟みたいに可愛がってやったのに……▼~
:[フェリクス]|……にしろ。▼~
:[シルヴァン]|へ? どうしろって?▼~
:[フェリクス]|……いい加減にしろ、と言った。~
貴様の耳は節穴か。▼~
:[シルヴァン]|はは、何だよフェリクス、怒ってんのか?~
こんなのいつものやり取りだろ。▼~
:[フェリクス]|お前は昔から、~
人の神経を逆撫でしてばかり……▼~
いいか。これまで言わずにいたが、~
お前には言いたいことが山ほどある。▼~
私生活でも戦場でさえも軽佻浮薄、~
何かあればすぐに女の話ばかり……▼~
:[シルヴァン]|む、何だよ、悪いかよ。可愛い女の子を見て~
放っておくほうが失礼ってもん……▼~
:[フェリクス]|それにも限度があるだろう、この色情魔。▼~
それで剣の腕が確かならば認めてもいい。~
だが、お前は訓練も手を抜いてばかり……▼~
他人の感情を害し、足を引っ張ることに~
何の負い目も感じていないのか、お前は。▼~
:[シルヴァン]|そ、そういうつもりはないんだがなあ……。~
俺だってそれなりには……▼~
……けどま、嫌な思いをさせてたなら謝る。~
迷惑かけないように努力するさ。▼~
:[フェリクス]|……フン。▼~
***支援B [#e4763dac]
:[フェリクス]|……悪かったな、この間は。▼~
:[シルヴァン]|何の話だ、フェリクス? お前が謝るなんて~
空から槍でも降ってくるかな……。▼~
:[フェリクス]|……色情魔だのなんだのと言った時の話だ。▼~
:[シルヴァン]|ああ、はいはい、あの時な。いやあ、~
あの時はそれなりに傷ついたけど……。▼~
別に、お前にああいうことを~
言われるのって、初めてでもなかったし。▼~
ほら、物心つく頃からの~
付き合いじゃないか、俺たち。▼~
罵り合いの一度や二度くらいで~
仲違いしてたら、きりがないっつーか。▼~
:[フェリクス]|……それは、そうだな。▼~
:[シルヴァン]|なんつーか昔から、俺が馬鹿をやって、~
お前が突っかかってきて……▼~
:[フェリクス]|二人まとめてイングリットに説教される。~
……毎度巻き込まれる俺の身にもなれ。▼~
《通常》
:[シルヴァン]|そうそう、そうだった。何年経っても~
俺たちの関係は変わらねえもんだ。▼~
《イングリットがいない場合》
:[シルヴァン]|そうそう、そうだった。変わんねえもんだ。~
……一人、欠けちまったけどな。▼~
《共通》
:[シルヴァン]|けど、お前は変わったなあ、フェリクス。~
ガキの頃はあんなに可愛かったのに……▼~
それが、今じゃすっかりひねくれちまって。~
何でこんなふうに育っちまったか……。▼~
:[フェリクス]|チッ……お前のほうは、~
今も昔も変わらずろくでなしだな。▼~
:[シルヴァン]|あっははは、何だよ、それ。~
今も昔も俺の側にいる奴の台詞かよ?▼~
今だってほら、この間のことを謝るつもりで~
わざわざ俺のところに来たわけだろ?▼~
:[フェリクス]|訓練場への道すがら、見かけただけだ。▼~
:[シルヴァン]|まったまたー。……って、お前、~
まーた訓練場に行くのか? 頑張るなあ。▼~
:[フェリクス]|お前が怠惰なだけだ。▼~
:[シルヴァン]|ちょっと怠惰なくらいがちょうどいいだろ。~
あんまり気張ってると疲れちまうぜ。▼~
あ、そうだ、飯でもおごってやるからさ、~
一緒に街に出ようぜ、フェリクス。▼~
:[フェリクス]|断る。▼~
:[シルヴァン]|俺と一緒に街へ行くのと訓練と、~
どっちが大事なんだよー。▼~
:[フェリクス]|訓練だ。じゃあな。▼~
:[シルヴァン]|あー待て待て、フェリクス!~
俺も訓練場行くからさ、待てってばー!▼~
***支援A [#t1f0dd2d]
:[フェリクス]|……食べろ、シルヴァン。▼~
:[シルヴァン]|食べろって……何だこの包み。菓子か?▼~
:[フェリクス]|街の女に押しつけられた。~
だが俺は好かん。お前にやる。▼~
:[シルヴァン]|そういやお前、甘いもん苦手だったなあ。~
じゃ、ありがたく。後で食べるよ。▼~
……で、俺に何してほしいんだ?~
あ、女の子との仲を取り持ってほしいとか?▼~
:[フェリクス]|お前の頭には砂糖でも詰まっているのか?~
この間の戦闘での礼を言いに来ただけだ。▼~
……お前が伏兵に気づいていなければ、~
俺は今頃死んでいただろうからな。▼~
:[シルヴァン]|ああ、そうだったっけなあ……けど、~
そんなの特別なことでも何でもないだろ?▼~
戦場じゃあ、持ちつ持たれつ。~
仲間ってのは助け合うもんさ。だろ?▼~
:[フェリクス]|……変わらんな、お前は。▼~
:[シルヴァン]|おうさ、俺は何にも変わらないぜ。▼~
:[フェリクス]|お前は、そうやっていつも……▼~
:[シルヴァン]|え? いつも、何だって?▼~
:[フェリクス]|……何でもない。▼~
:[シルヴァン]|何だよ、フェリクスらしくねえの。~
言いたいことがあるならはっきり言えよ。▼~
:[フェリクス]|……気が向いたらな。▼~
:[シルヴァン]|はいはい、それじゃ、お前の気が向くのを~
飯でも食べつつ待ってるとしますかねえ。▼~
ほら、フェリクス、街で飯でも食べようぜ。~
何かおごってやるよ。肉とかさ。▼~
:[フェリクス]|……そうだな。お前には恩がある。~
今日ばかりは付き合ってやってもいい。▼~
:[シルヴァン]|腹を満たしたら、~
その後は女の子を口説きに……▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[シルヴァン]|冗談だって、ほんっと気が短い奴だなあ。~
ほら、一緒に行くぞ、フェリクス!▼~
***支援A+ [#pf1459fe]
:[フェリクス]|……シルヴァン!▼~
:[シルヴァン]|ああ……フェリクスか。~
お前が無事で……良かった。▼~
:[フェリクス]|お前、俺を庇って……無茶をするな。~
弱いくせにいつもいつも……!▼~
:[シルヴァン]|いいんだよ、お前が無事ならさ……。~
お前が生きてりゃ、俺は……▼~
:[フェリクス]|馬鹿野郎ッ、ふざけるなよ。~
万一死のうものなら、許さんからな……!▼~
:[シルヴァン]|……っはははは!~
なーんつって。勝手に俺を殺すなよなー。▼~
これくらいで死ぬか。つーか死ぬくらいの~
怪我なら、自分の部屋になんかいるかよ。▼~
こんな傷くらい魔法でどうとでもなる。~
しばらく安静にしてれば痛みも引く。▼~
:[フェリクス]|……シルヴァン。▼~
:[シルヴァン]|いやー、お前が珍しく慌ててたから、~
面白くてつい、からかっちまっただけさ。▼~
:[フェリクス]|………………。お前は、馬鹿か?~
正真正銘、フォドラ一の馬鹿なのか?▼~
おかしいとは思っていた。~
あの程度の傷で死ぬはずがない、とな。▼~
だが、お前は不真面目で素行が悪い。~
その天罰が下ったのかもしれん、と……▼~
:[シルヴァン]|おい、さらっと酷いこと言ったなあ!~
もうちょっと感謝してくれたっていいだろ。▼~
:[フェリクス]|……感謝は、している。~
お前は子供の頃から、いつもこうだ。▼~
普段は頼りないくせに、大事な時には~
いつも体を張って俺たちを助けてくれた。▼~
……その度に平気な顔をして笑うお前に、~
少しの憧れを抱いていたのは、否定すまい。▼~
:[シルヴァン]|お、おう……。……お前、そんな台詞を吐く~
奴だったか? 変なもんでも食べたか?▼~
:[フェリクス]|チッ……もう二度と言うものか、阿呆が!~
無事だとわかった以上、俺はもう帰る。▼~
:[シルヴァン]|……なあフェリクス。俺たちはさあ、~
ずっと一緒に育ってきたわけだろ。▼~
:[フェリクス]|……そうだな。▼~
:[シルヴァン]|覚えてるか? ガキの頃に約束したよな。~
死ぬ時は一緒だって。▼~
:[フェリクス]|……覚えて、いる。▼~
:[シルヴァン]|だからさあ、俺がお前を置いて~
先に死んじまうわけがないんだよ。▼~
:[フェリクス]|……まあ、それもそうだな。▼~
だが、もう~
こうして肝を冷やすのは懲り懲りだ。▼~
お前、日頃から遊んでばかりいないで、~
少しは真面目に訓練でもしろ。▼~
……お前がうっかり命を落とそうものなら、~
一緒に死んでやることもできんからな。▼~
:[シルヴァン]|そうだな。怪我が治ったら、~
ちょっとは真面目に励むとするさ。▼~
:[フェリクス]|……フン。~
せいぜい養生しろ。▼~
……シルヴァン。~
……ありがとう。▼~
:[シルヴァン]|……おう。気にすんなって。▼~
**メルセデス [#vb3cbc61]
***支援C [#xea21a68]
:[メルセデス]|フェリクス。~
はい、お茶よ~。▼~
:[フェリクス]|……ああ。▼~
:[メルセデス]|あら、お茶請けがなかったわね~。~
何か作ってこようかしら~?▼~
:[フェリクス]|……要らん。▼~
:[メルセデス]|あらあら、服が汚れてるわよ~?~
今、拭いてあげるわね。▼~
:[フェリクス]|……メルセデス。何の真似だ。▼~
:[メルセデス]|何のって、お茶を出していただけだけど? ~
いけなかったかしら~。▼~
:[フェリクス]|お前の俺の何だ、母親か何かか。~
構うな、鬱陶しい。▼~
:[メルセデス]|あ……ご、ごめんなさい。~
そうよね。流石に失礼だったわよね。▼~
あなたって、私の弟に~
何となく似てるから、つい……。▼~
《外伝 隠された素顔 未プレイ時》
:[フェリクス]|……お前の弟、だと?▼~
:[メルセデス]|そうよ~、エミールって言うんだけど。~
父親は違うけれど、同じお家で育ったわ~。▼~
8つか9つの頃までは一緒だったのだけど、~
それからは会えていなくって……。▼~
《外伝 隠された素顔 終了後》
:[フェリクス]|お前の弟というのはイエリッツァ先生の……~
いや、死神騎士のことか。▼~
:[メルセデス]|死神騎士やイエリッツァ先生って言うより、~
私の弟のエミールに似ているの。▼~
:[フェリクス]|……どれも同じ人間だろうが。▼~
《共通》
:[フェリクス]|悪いが、俺は「エミール」ではない。~
当然ながら、お前の弟でもない。▼~
チッ……うんざりだ。~
他の誰かと重ねられるのは。▼~
:[メルセデス]|その……ごめんなさい。~
……私、もう行くわね~。▼~
……あ、お茶のお代わりはここにあるわ~。~
よかったら、飲んでちょうだい。▼~
……それじゃあね。▼~
:[フェリクス]|……俺は、俺だ。~
誰に何を言われようと、他の誰でもない。▼~
……なあ、そうだろう。~
……兄上。▼~
***支援B [#d62cb163]
:[フェリクス]|
……ここにいたか。▼~
:[メルセデス]|
……! あ、あら、フェリクス~。~
私に何か用かしら~?▼~
:[フェリクス]|
先の戦いで傷を負っていただろう。~
具合は……?▼~
:[メルセデス]|
ええ、もう大丈夫よ~。~
心配してくれてどうもありがとう。▼~
:[フェリクス]|
……まったくだ。~
世話の焼ける女だな。▼~
:[メルセデス]|
ごめんなさい。戦場で、万一にもあなたの~
邪魔をしちゃいけないって思って~……。▼~
だけどやっぱり気になっちゃって、~
つかず離れずで見ているうちに……▼~
:[フェリクス]|
チッ、本当に……~
お前は、何をするために戦場に出ている?▼~
気を取られて部隊を危機に陥らせた挙句、~
怪我を負うなど……馬鹿のすることだ。▼~
:[メルセデス]|
本当に、そのとおりね。~
返す言葉もないわ~……。▼~
:[フェリクス]|
……下手を打つなら、最初から側にいろ。~
そのほうがまだいい。▼~
:[メルセデス]|
いいの? ……私また、あなたの~
世話を焼いちゃうかもしれないわよ?▼~
:[フェリクス]|
……別に構わん。▼~
:[メルセデス]|
……えっ?▼~
:[フェリクス]|
俺をお前の弟と重ねようと構わんと言った。~
こんな目に遭うよりは……まだいい。▼~
:[メルセデス]|
でも……あなたはやっぱり嫌なんでしょう?~
うんざりだ、って言ってたじゃない。▼~
:[フェリクス]|
ああ、うんざりだな。この数年間、俺は常に~
死者の「代わり」を強いられてきた。▼~
俺には優秀な兄がいてな。敬愛に値する、~
立派な騎士だった。……もう死んだがな。▼~
兄の死後、兄の存在は、~
影のように俺について回った。▼~
:[メルセデス]|
……そう。~
お兄さんが、いたのね。▼~
:[フェリクス]|
フン……だが、そんなくだらん私情など、~
戦に挟んで良いものではないからな。▼~
……しかし、そこまで似ているのか、俺は。▼~
:[メルセデス]|
外見が似ているってわけじゃないけれど、~
何となく雰囲気が近いのよね~。▼~
だからつい、側で見ていてあげなきゃ、~
守ってあげなきゃ、と思ってしまうのよ~。▼~
あっ、でも、誤解しないで? あなたが~
頼りないとか、そういうことじゃないわ~。▼~
今回も、窮地に陥った私を助けてくれたのは~
あなただった。……本当に頼りにしてるの。▼~
:[フェリクス]|
……とにかく、もう少し周囲に気を配れ。~
お前のやることは危なっかしすぎる。▼~
あれでは、命がいくつあっても足りん。~
助けに入る俺の命も、だ。▼~
:[メルセデス]|
……ええ、そうね。気を付けるわ~。~
ふふっ、フェリクスは優しいのね。▼~
:[フェリクス]|
……チッ、何とでも言えばいい。▼~
***支援A [#y3f96110]
:[フェリクス]|
………………。▼~
:[メルセデス]|
………………。▼~
:[フェリクス]|
おい……何か用でもあるのか。~
あるなら、さっさと用件を言え。▼~
:[メルセデス]|
あら? 用なんてないわよ~。私はただ、~
フェリクスとお話がしたいだけで~。▼~
:[フェリクス]|
……確かに、側にいても構わんとは言った。~
だが、それは戦場での話だ。▼~
だからそ、べたべたとついてくるな。~
俺と弟を重ねるにしても限度がある。▼~
:[メルセデス]|
別に、私はあなたと弟を重ねて~
一緒にいたいんじゃないわよ~。▼~
やっぱり、~
あなたが嫌がることはしたくないもの。▼~
それに何より、あなたのことを知るにつれて~
やっぱり違う人だなあ、って思ったの。▼~
:[フェリクス]|
……お前の考えは、よくわからんが。▼~
とにかく、そうとわかったのならば~
わざわざ俺の近くにいる必要もあるまい。▼~
:[メルセデス]|
ううん。今の私は、「エミール」じゃなく、~
「フェリクス」の側にいたいのよ。▼~
:[フェリクス]|
……は?
:[メルセデス]|
ふふっ、私ったら恥ずかしいわ。~
何だかちょっと、告白みたいじゃない~。▼~
……それともやっぱり、~
私が近くにいると、嫌?▼~
:[フェリクス]|
ああ、いや……そういうわけではない、が。▼~
:[メルセデス]|
そう、良かったわ~。それじゃ、~
これからも一緒にいさせてもらうわね~。▼~
:[フェリクス]|
………………。~
……本当に、理解できん生き物だな。▼~
:[メルセデス]|
あら~? 何か言ったかしら~?▼~
それより、これからお茶でもどうかしら?~
美味しいお店を知っているのよ~。▼~
:[フェリクス]|
……仕方ない、付き合ってやってもいい。~
断る理由も見つからんからな。▼~
**アネット [#gc6c88b3]
***支援C [#m2558fad]
:(画面が真っ暗な状態で支援会話開始)|
:[アネット]|今日のご飯は~、煮込んだお肉~♪~
食後にお菓子も、どこどこど~ん♪▼~
川の向こうから~、次々やってくる~♪~
お菓子と~、お肉の群れ……▼~
:(画面が明るくなり、温室内でアネットが1人で歌っていた((余...
:[フェリクス]|……邪魔をしたな。▼~
:[アネット]|ふぇ、フェリクス……え、あの、聞いてた?~
もしかして、あたしの歌、聞いてたの?▼~
:[フェリクス]|……お前が腹を空かせているのはわかった。▼~
:[アネット]|え、あ……じゃあ……嘘、えっ、~
もしかして、踊ってたのも見て……?▼~
:[フェリクス]|良い足さばきだったな。▼~
とっとと食堂に行ったらどうだ。~
水やりぐらい代わってやる。▼~
:[アネット]|………………。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[アネット]|……いやーーーーっ!~
フェリクスの馬鹿! 馬鹿! 馬鹿ーっ!!▼~
:[フェリクス]|チッ。何だお前、いきなり大声を……!▼~
:[アネット]|黙って見てないで声かけるとか!~
何かあったでしょ! 何か!▼~
:[フェリクス]|入る時に声をかけた!~
気づかんお前が悪いっ。▼~
:[アネット]|ちゃんと気づくように声をかけてよお!~
もうやだ、恥ずかしい……!▼~
せめて別の歌にしておけばよかった!~
熊狩りの歌とか! 沼の怪物の歌とかっ!▼~
:[フェリクス]|熊狩り……沼の怪物……?~
それもそれでどうかと思うがな……。▼~
いや、先程の歌詞も、~
相当なものだったが……。▼~
:[アネット]|はあ……もう、ほんっと最悪!~
あたし、もうお嫁に行けないーー!▼~
:(温室からアネットが立ち去る)|
:[フェリクス]|……いや、何だったんだ、今のは。▼~
……水やりくらいは、~
終わらせておいてやるか。▼~
***支援B [#ybc9ff21]
:[アネット]|あ、フェリクス。~
確か、温室の掃除の当番だったよね?▼~
:[フェリクス]|そうだが。▼~
:[アネット]|あたしが終わらせておいたから。~
あと、倉庫の片づけもあたしが先に……▼~
:[フェリクス]|……何の真似だ。▼~
:[アネット]|えっと……あのね。~
忘れてほしいの。▼~
:[フェリクス]|何を。▼~
:[アネット]|くううっ……!~
それをあたしに言わせるの……!?▼~
前に! 温室で!~
見たものを忘れてって言ってるの!▼~
忘れてくれるなら、厩舎の当番も代わるし、~
苦手だって言ってた理学も解説して……▼~
:[フェリクス]|余計なお世話だ。▼~
:[アネット]|う、うう……。~
でもでも、忘れてもらわなきゃ困る……!▼~
:[フェリクス]|無理だな。~
頭にこびりついて離れん。▼~
川から肉が流れてくるのか?~
菓子と一緒にか? 群れを成してか?▼~
お前の言っていた、熊狩りと沼の怪物の~
歌も気になるところだが……▼~
どこどこど~ん、に合わせて回転する動きは~
どことなく剣術の足さばきにも似た……▼~
:[アネット]|も、もうやめてよー!~
フェリクスって、ほんっと最低!!▼~
:[フェリクス]|何がだ……。▼~
:[アネット]|そうやって! 人の歌とか踊りを、~
いちいち真顔で解説してくるところとかー!▼~
もう……こうなれば仕方ないか。~
いいお肉おごったげるから、それで忘れて!▼~
ほら、フェリクス、お肉好きでしょ!~
いっつも食堂でがっついてるじゃない!▼~
:[フェリクス]|肉だなんだという問題ではない。~
俺はただ……▼~
:[アネット]|もう、わかった! 好きに言いふらせば!~
あたしは一生白い目で見られ続けるから!▼~
みんなから、食べ物を粗末にする~
駄目な子って言われるんだーー!▼~
フェリクスの馬鹿ーー! 意地悪ーー!~
一生恨んでやるんだからーー!!▼~
:(アネットが走り去る)|
:[フェリクス]|いや、俺はただ賛辞を……。▼~
というか……そも、食べ物を粗末にするとは~
何の話だ……? 例の歌詞の話か……?▼~
……本当に、よくわからん女だな。▼~
***支援A [#se667591]
:[アネット]|
書庫のお掃除、楽しいなあ~♪~
魔法で一発、どかんと一発~♪▼~
どかんと更地に~♪▼~
:(背後からフェリクスが現れる)|
:[フェリクス]|
……書庫を更地にして、どうする。▼~
:[アネット]|
どかん、と……。~
な……何でフェリクスがここにいるの!?▼~
:[フェリクス]|
能天気な歌が聞こえたからだ。▼~
:[アネット]|
……もしかして、また見てた?▼~
:[フェリクス]|
踏み台の上では踊るなよ。~
落ちるぞ。▼~
:[アネット]|
はあ……もう、何なのー、今日に限って!~
せめて別の歌にしておくんだった……▼~
:[フェリクス]|
別の歌というのは。▼~
:[アネット]|
な、何でもいいでしょ!~
ほら、木箱の歌とか! 地下牢の歌とか!▼~
:[フェリクス]|
木箱……地下牢……?~
それはそれで、やはり気になるが。▼~
:[アネット]|
ふ、普通の歌だもん! ……まあいいや。~
とりあえずお掃除、手伝ってくれる?▼~
あっちの書棚の本を下ろしたいんだけど、~
あたしじゃ手が届かないから。▼~
:[フェリクス]|
わかった、任せておけ。▼~
それで、もう歌わんのか?▼~
:[アネット]|
歌わないよ!~
恥ずかしいし! 完成してないし!▼~
:[フェリクス]|
俺は更地になった書庫がどうなったのか、~
気になって仕方ないんだが。▼~
:[アネット]|
そんな顔されても……わ、わかったよ。~
じゃあ、ちょっとだけだからね……。▼~
書庫のお掃除、楽しいなあ~♪~
魔法で一発、どかんと一発~♪▼~
:[フェリクス]|
………………。▼~
:[アネット]|
どかんと更地に、お仕事終わって~♪~
今日も一日、よく働いた~♪▼~
:[フェリクス]|
……結局、更地は更地のまま終わったのか。~
いや、まさかこの続きで新しい書庫が……?▼~
:[アネット]|
うう、恥ずかしすぎるう……。▼~
***支援A+ [#cbec7296]
:[アネット]|
ふう……。~
はい、これでお花のお手入れもおしまい!▼~
……って。~
フェリクス、何で隠れてるの。▼~
:(フェリクスが現れる)|
:[フェリクス]|
……気づかれるとはな。▼~
:[アネット]|
何しに来たのよっ!~
フェリクス、ここに用なんてないでしょ!?▼~
:[フェリクス]|
ないな。▼~
:[アネット]|
じゃあ、何で……▼~
:[フェリクス]|
お前に会いに来た。▼~
:[アネット]|
は!?~
え、あの、それはどういう!?▼~
:[フェリクス]|
お前の歌を、聞きに来た。▼~
寝ている時も戦場でもお前の歌が離れない。~
……俺はお前の歌の虜なのかもしれん。▼~
:[アネット]|
虜……って、な、何言ってるの!~
そんなの……ちょ、恥ずかしいよ!▼~
:[フェリクス]|
……し、仕方がないだろうがッ。~
俺も何と言ったものかわからないんだ!▼~
:[アネット]|
ちょ、ちょっと……。~
何でフェリクスまで赤くなってるの?▼~
:[フェリクス]|
……知るか。▼~
:[アネット]|
………………。▼~
:[フェリクス]|
………………。▼~
:[アネット]|
……よくわからないけどっ。あなたが~
そこまで言うなら、また歌ってもいいよ。▼~
:[フェリクス]|
……そうか。▼~
………………。~
……俺はもう行く。▼~
:[アネット]|
ちょ、えっ、来たばかりじゃない!~
あたしの歌を聞くの、聞かないの、どっち!▼~
:[フェリクス]|
ああ……そう、だったな。~
そうだ……今、来たばかりだった。▼~
:[アネット]|
じゃあ、何の歌が聞きたい?~
熊狩り? 沼の怪物? 木箱? 地下牢?▼~
:[フェリクス]|
……時間が許すなら、すべて。~
それから、書庫の続きもだ。▼~
……歌ってくれるか、アネット。▼~
:[アネット]|
も、もう、仕方ないなあ。~
……特別だからね。▼~
**イングリット [#v02420b2]
***支援C [#ydf5f925]
:[イングリット]|フェリクス、探したのよ。▼~
《第一部》
:[イングリット]|次は戦術の講義の時間でしょう。~
ちゃんと出てもらうわよ。▼~
:[フェリクス]|……チッ、くだらん。~
あんなものは時間の無駄だ。▼~
《第二部》
:[イングリット]|そろそろ軍議が始まるの。~
あなたも出てちょうだい。▼~
:[フェリクス]|……チッ。~
俺は剣のこと以外はわからん。▼~
《共通》
:[イングリット]|はあ……わかってないわね。~
そういうあなただからこそ出てほしいの。▼~
:[フェリクス]|……何を言っている。▼~
:[イングリット]|あなた、この前はちゃんと出てたでしょ。▼~
《第一部》
:[イングリット]|それで、その時は~
講義を思い切り荒らしていった。▼~
《第二部》
:[イングリット]|それで、その時は~
軍議を思い切り荒らしていった。▼~
《共通》
:[イングリット]|安全な進軍路が確保できないなら、~
森や山を切り拓いて進軍路を作れとか。▼~
敵の本拠地を奇襲して、~
すべての軍馬を奪ってしまえ、とか。▼~
とにかく何かと突っかかっては、~
とんでもないことを次々と……。▼~
:[フェリクス]|率直に意見を述べたまでだ。▼~
:[イングリット]|結局、あなたは「馬鹿らしい」って途中で~
出て行った。……あの後どうなったと思う?▼~
:[フェリクス]|知らん。
:[イングリット]|議論は大いに盛り上がったのよ。▼~
そういう無茶な作戦を決行するのには、~
問題もいろいろとあるけれど……▼~
歴史を振り返ってみれば、~
そんな発想が戦局を覆すこともあったわ。▼~
:[フェリクス]|……そう大げさに言うがな。▼~
想定外の事態に対応できなければ、負ける。~
剣も戦いも、そもそもそういうものだ。▼~
:[イングリット]|だけど戦闘の経験が浅ければ、予想外の~
状況を想定する力もつかないでしょ。▼~
あなたのような人材がいてこそ、~
軍が回るってこと。▼~
:[フェリクス]|……屁理屈をこねるな。▼~
:[イングリット]|あ。そうは言ってるけど、~
その顔、反論できないって顔よね?▼~
ほら、わかったら一緒に来て。~
みんなあなたを待ってるんだから。▼~
:[フェリクス]|チッ……。▼~
***支援B [#wa15337b]
:[イングリット]|…………………。▼~
:(背後からフェリクスが現れる)|
:[フェリクス]|……おい。▼~
:[イングリット]|……あ、ごめんなさい。~
本に夢中で気づかなかったわ。▼~
:[フェリクス]|またくだらん物語か。▼~
:[イングリット]|私だって別に、毎日毎日、~
物語ばっかり読んでるわけじゃないわ。▼~
これは、想定外の事態が起きた時の行動に~
ついてまとめた……まあ、一種の問答集よ。▼~
あなたが話し合いでみんなを沸かせて以来、~
ちょっと興味が湧いて。ほら、例えば……▼~
『主君の命を遂行中、自らの領地が危機に~
陥った場合、どちらを優先すべきか。』▼~
:[フェリクス]|……くだらんな。▼~
あの時、俺はあくまで戦術の話をしたんだ。~
くだらん倫理の話をしたわけではない。▼~
:[イングリット]|……でも、通じる点はあると思うわ。▼~
まだ先を読んではいないけど、この問いの~
答えは、きっと主君の命なんでしょうね。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[イングリット]|それが騎士の職務であり、誇りなのだから。~
……義務に私情を挟むのは許されないわ。▼~
でも……私がそんな状況に直面したら、~
人としてそんなことはできないと思うし……▼~
もし誰かが君命を優先しようとしていたら、~
私は、きっと止めずにはいられない……。▼~
:[フェリクス]|………………。~
……お前は、騎士などには向かんな。▼~
そろそろ真剣に~
結婚相手でも捜したらどうだ。▼~
:[イングリット]|……何、それ。▼~
:[フェリクス]|言葉のとおりだ。▼~
:[イングリット]|……あなたが騎士道とか、騎士の誇りとか、~
そういうものを嫌ってるのはわかるわ。▼~
《白雲・蒼月の章》
:[イングリット]|だからと言って、家の跡取りという~
自分の義務から逃げ続けているあなたに……▼~
《紅花・翠風・銀雪の章》
:[イングリット]|だからと言って、家の跡取りという、自分の~
義務から逃げてばかりだったあなたに……▼~
《共通》
:[イングリット]|そんな偉そうなことを~
言われる筋合いはないわ。▼~
:[フェリクス]|そうかもしれんな。▼~
だが少なくとも、俺は、戦場で自分が~
何を優先すべきかは知っているつもりだ。▼~
……兄上が、そうだったようにな。▼~
:[イングリット]|グレンのことは……▼~
:[フェリクス]|……まあいい。~
せいぜい、いつまでも迷っていろ。▼~
***支援A [#te24c0eb]
:[イングリット]|
どうしたの、フェリクス。~
食堂の掃除を代わってくれるだなんて。~
:[フェリクス]|
……とろくさくて見ていられん。~
けが人は引っ込んでいろ、邪魔だ。▼~
:[イングリット]|
ああ、私の怪我のこと、~
もしかしてまだ気にしてたの?▼~
大丈夫よ、大事には至らなかったし。~
あなたも無事に済んだしね。▼~
:[フェリクス]|
……あの程度の敵、俺一人で防げた。▼~
:[イングリット]|
はいはい、余計なお世話だったかもね。~
だけど、万が一ってこともあるでしょ。▼~
あのね、フェリクス。~
私、ずっと考えてたの。▼~
やっぱり私、迷いを捨てるなんてできない。~
……騎士になんてきっと向いていない。▼~
騎士になれないとしたら、~
私が戦いでできることって何なのか……。▼~
悩んで、やっと答えが見つかったの。~
……私は、もう誰も失いたくない。▼~
自分の手で、~
大切な人を守れる人間になれればいい。▼~
:[フェリクス]|
そんな理由で、俺を庇ったのか。~
……とんだ阿呆だな、お前は。▼~
:[イングリット]|
阿呆で結構よ。~
たとえ死んだって、後悔はしないわ。▼~
……あ、そうだ。~
いつかの本の話、覚えてる?▼~
『主君の命を遂行中、自らの領地が危機に~
陥った場合、どちらを優先すべきか。』▼~
:[フェリクス]|
……まだ読んでいたのか、あのくだらん本。▼~
:[イングリット]|
少なくともあの本の編者は、~
主命を優先すべきとは残していなかったわ。▼~
主君ではなく、己の心に従えと。~
それが、騎士の……人の在るべき姿だと。▼~
:[フェリクス]|
……それは編者の思想だろう。▼~
:[イングリット]|
そうね。~
でも何だか、妙に腑に落ちたの。▼~
きっとグレンも、国や王家ではなくて、~
自分の心に従って死んだんだって。▼~
私は……私も、私の心を信じて戦う。~
どんな状況でも、私は私を信じるわ。▼~
:[フェリクス]|
……フン。~
お前は……何もわかっていない。▼~
:[イングリット]|
……じゃあ、あなたは?~
あなたは何を信じて戦うの?▼~
:[フェリクス]|
……自分の、信念だ。▼~
:[イングリット]|
なんだ……私と一緒じゃない。▼~
:[フェリクス]|
一緒にするな。俺が何のために、~
誰よりも強くなりたいと……▼~
:[イングリット]|
誰より強くなってみんなを守れば、~
きっと、もう大切な人を失わずに済む。▼~
あなたの信念って、そういうことでしょ。▼~
:[フェリクス]|
………………。~
……もう何とでも言え。▼~
だが、今回のようなことはもうやめろ。~
……お前に死なれては後味が悪い。▼~
:[イングリット]|
なら、そもそも危険な状況に陥らないよう、~
一日も早く誰よりも強くなることね。▼~
……その時には、私を守ってちょうだい。▼~
:[フェリクス]|
フッ……仕方のない女だな、お前は。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#ye7ff418]
- フェリクスとアッシュ支援Bは、アッシュ外伝をクリアしな...
- フェリクスとシルヴァンの支援B「一人欠けちまったけど」で...
- ↑黒鷲の場合、ディミトリのことを指している可能性はないで...
- ↑2 イングリット非スカウトであれば「欠けちまった」が死...
- 外伝 隠された素顔 終了後差分のメルセデスとの会話、会...
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*フェリクスの支援会話 [#s419ed33]
#contents
**ディミトリ [#bf1d50a0]
[[ディミトリのページへ>../ディミトリ(ファーガス神聖王国)#...
**ドゥドゥー [#i17dfac3]
[[ドゥドゥーのページへ>../ドゥドゥー(ファーガス神聖王国)#...
**アッシュ [#tbf057ac]
***支援C [#m57cb6cb]
:[アッシュ]|ええっと……。~
確か、書庫の机に置きっぱなしに……▼~
……あれ、フェリクス?▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[アッシュ]|珍しいですね。~
フェリクスが読書だなんて。▼~
もし気に入ったなら、貸しますよ。~
僕はもう、読み終わったので。▼~
:[フェリクス]|……要らん。~
誰のものか、確かめたかっただけだ。▼~
:[アッシュ]|なら、是非読んでみてくださいよ。~
きっと気に入ると思います。▼~
騎士道物語の王道からはちょっと外れた~
筋書きなんですけけど、これがまた良くて……▼~
やっぱり、フェリクスも~
こういう騎士道物語が好きなんですか?▼~
:[フェリクス]|読まん。▼~
:[アッシュ]|食わず嫌いはもったいないですよ。~
騎士道物語、面白いと思いますけど……。▼~
:[フェリクス]|……そんなものの、何が面白いというんだ。▼~
:[アッシュ]|何がって……やっぱり、物語に出てくる~
騎士は、みんなかっこいいですよね。▼~
友情と忠義を重んじ、正義を貫く……~
僕もああなりたい、って憧れます。▼~
:[フェリクス]|……くだらんな。▼~
そんな作り話にのぼせ上がるような~
人間ほど、無駄死にする。▼~
友情、忠義、正義……そんなもののために~
命を捨てる愚者を、英雄と囃し立てる。▼~
思想を統制するという意味では、~
暴君よりもよほど性質が悪いな。▼~
:[アッシュ]|そ、そこまで言わなくたって~
いいじゃないですか。僕は、ただ……。▼~
:[フェリクス]|お前が何を好もうが、一向に構わん。▼~
だが、理想に熱を上げるのは~
ほどほどにしておくことだ。▼~
:[アッシュ]|フェリクス……。~
君って人は、本当に……。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[アッシュ]|本当に……~
この物語の主人公そっくりですね!▼~
:[フェリクス]|………………。~
……は?▼~
:[アッシュ]|口が悪くて、近寄りがたくて……~
だけど実は仲間思いで、すごく優しい。▼~
この物語は、そんな孤高の騎士が、~
仲間と共に英雄になっていく話なんですよ。▼~
:[フェリクス]|……チッ、気色悪い。~
そう目を輝かせて俺を見るな。▼~
:[アッシュ]|うん、そういう言い方も、~
やっぱりこの主人公そのものです!▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[アッシュ]|あ、そうだ、フェリクス。~
やっぱりこの本は、君に貸しますね。▼~
騙されたと思って読んでみてください。~
読んだら、感想聞かせてくださいね。▼~
:[フェリクス]|おい、待て……~
……チッ、どうしてこうなる。▼~
***支援B [#sdee41c7]
:[アッシュ]|ロナート様……。▼~
……あっ、フェリクス。▼~
:[フェリクス]|ロナート卿のことを祈っていたようだな。~
まだ整理はついていないのか。▼~
:[アッシュ]|いえ、そういうわけじゃ……ただ、~
ちょっと、自分の駄目さに嫌気が差して。▼~
ロナート様が何も仰ってくれなかったのは~
きっと、僕を気遣ってのことで……▼~
僕は結局、そういうロナート様の気持ちを~
全然理解できていなかったんだって思って。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[アッシュ]|前に君は言いましたよね、フェリクス。~
理想に熱を上げるのはほどほどにしろって。▼~
……ロナート様は、僕にとってずっと、~
物語の中の、理想の騎士そのものでした。▼~
僕は理想ばかり見て、目の前のロナート様の~
悲しみや憎しみから目を背けていた……。▼~
ほんと……こんなんじゃ、~
一人前の騎士にはまだまだ遠いですね。▼~
:[フェリクス]|……そうだろうか。▼~
相手のすべてを知っていたところで、~
その悲しみを消してやれるわけじゃない。▼~
……それが肉親や、~
親しかった友だったとしてもだ。▼~
人の悲しみや憎しみ……現実から~
目を逸らすのは、愚者の行いだ。▼~
だが、理想を求めて走ることは~
決して価値を失わない。俺はそう思う。▼~
:[アッシュ]|え?~
だけど、君は前に……▼~
:[フェリクス]|……俺はほどほどにしろと言ったんだ。~
理想を捨てろとまで言った覚えはない。▼~
お前はお前のままでいればいい。~
生き方を曲げることはない。▼~
:[アッシュ]|フェリクス……。▼~
:[フェリクス]|……ああ、忘れていた。~
お前にこれを返さねばと思っていた。▼~
:[アッシュ]|僕が前に貸した本……~
もう読み終わったんですか?▼~
でも、それにしては早すぎる気も……。~
……やっぱり、面白くなかったですか?▼~
:[フェリクス]|もともと、物語の筋書きは知っていた。▼~
フラルダリウスの家に同じ本があった。~
……兄がよく読んでいたのを、覚えている。▼~
:[アッシュ]|そうだったんですね。~
……懐かしかった、ですか?▼~
:[フェリクス]|……さあな。▼~
:[アッシュ]|……ははっ、その物言い。やっぱり、~
君はこの本の主人公そっくりです。▼~
もちろん、物言いだけじゃなくて、~
心の在り方も……ですけど。▼~
:[フェリクス]|……フン。ならお前は、~
その物語に出てくる小姓だろう。▼~
小生意気で馴れ馴れしい。~
騎士としては半人前のくせにな。▼~
フン……せいぜい励むことだ。~
半人前止まりで終わらんようにな。▼~
:[アッシュ]|……ええ、もちろんですよ。▼~
僕は、僕だけがなれる~
立派な騎士になってみせますから!▼~
**シルヴァン [#f7cce919]
***支援C [#e9e11df6]
:[シルヴァン]|ようフェリクス、暇か? 暇だよなあ。~
今日も仲良く女の子でも口説きに行こうぜ。▼~
:[フェリクス]|チッ……訓練の邪魔だ。~
お前一人で行け。▼~
:[シルヴァン]|そんなこと言わずにさあ。~
ほらほら、長い付き合いだろ、俺たち。▼~
:[フェリクス]|確かに付き合いは長いが、それだけだ。▼~
そも、俺が望んだわけじゃない。~
互いの親の意向に過ぎん。▼~
:[シルヴァン]|要は腐れ縁だって? いやいやフェリクス、~
その割に、昔は俺にべったりだったろ。▼~
兄貴に勝てないだの、殿下と喧嘩しただの、~
何かあるたび俺に泣きついてきたもんだ。▼~
あの頃のお前は素直で純真だったなあ。~
弟みたいに可愛がってやったのに……▼~
:[フェリクス]|……にしろ。▼~
:[シルヴァン]|へ? どうしろって?▼~
:[フェリクス]|……いい加減にしろ、と言った。~
貴様の耳は節穴か。▼~
:[シルヴァン]|はは、何だよフェリクス、怒ってんのか?~
こんなのいつものやり取りだろ。▼~
:[フェリクス]|お前は昔から、~
人の神経を逆撫でしてばかり……▼~
いいか。これまで言わずにいたが、~
お前には言いたいことが山ほどある。▼~
私生活でも戦場でさえも軽佻浮薄、~
何かあればすぐに女の話ばかり……▼~
:[シルヴァン]|む、何だよ、悪いかよ。可愛い女の子を見て~
放っておくほうが失礼ってもん……▼~
:[フェリクス]|それにも限度があるだろう、この色情魔。▼~
それで剣の腕が確かならば認めてもいい。~
だが、お前は訓練も手を抜いてばかり……▼~
他人の感情を害し、足を引っ張ることに~
何の負い目も感じていないのか、お前は。▼~
:[シルヴァン]|そ、そういうつもりはないんだがなあ……。~
俺だってそれなりには……▼~
……けどま、嫌な思いをさせてたなら謝る。~
迷惑かけないように努力するさ。▼~
:[フェリクス]|……フン。▼~
***支援B [#e4763dac]
:[フェリクス]|……悪かったな、この間は。▼~
:[シルヴァン]|何の話だ、フェリクス? お前が謝るなんて~
空から槍でも降ってくるかな……。▼~
:[フェリクス]|……色情魔だのなんだのと言った時の話だ。▼~
:[シルヴァン]|ああ、はいはい、あの時な。いやあ、~
あの時はそれなりに傷ついたけど……。▼~
別に、お前にああいうことを~
言われるのって、初めてでもなかったし。▼~
ほら、物心つく頃からの~
付き合いじゃないか、俺たち。▼~
罵り合いの一度や二度くらいで~
仲違いしてたら、きりがないっつーか。▼~
:[フェリクス]|……それは、そうだな。▼~
:[シルヴァン]|なんつーか昔から、俺が馬鹿をやって、~
お前が突っかかってきて……▼~
:[フェリクス]|二人まとめてイングリットに説教される。~
……毎度巻き込まれる俺の身にもなれ。▼~
《通常》
:[シルヴァン]|そうそう、そうだった。何年経っても~
俺たちの関係は変わらねえもんだ。▼~
《イングリットがいない場合》
:[シルヴァン]|そうそう、そうだった。変わんねえもんだ。~
……一人、欠けちまったけどな。▼~
《共通》
:[シルヴァン]|けど、お前は変わったなあ、フェリクス。~
ガキの頃はあんなに可愛かったのに……▼~
それが、今じゃすっかりひねくれちまって。~
何でこんなふうに育っちまったか……。▼~
:[フェリクス]|チッ……お前のほうは、~
今も昔も変わらずろくでなしだな。▼~
:[シルヴァン]|あっははは、何だよ、それ。~
今も昔も俺の側にいる奴の台詞かよ?▼~
今だってほら、この間のことを謝るつもりで~
わざわざ俺のところに来たわけだろ?▼~
:[フェリクス]|訓練場への道すがら、見かけただけだ。▼~
:[シルヴァン]|まったまたー。……って、お前、~
まーた訓練場に行くのか? 頑張るなあ。▼~
:[フェリクス]|お前が怠惰なだけだ。▼~
:[シルヴァン]|ちょっと怠惰なくらいがちょうどいいだろ。~
あんまり気張ってると疲れちまうぜ。▼~
あ、そうだ、飯でもおごってやるからさ、~
一緒に街に出ようぜ、フェリクス。▼~
:[フェリクス]|断る。▼~
:[シルヴァン]|俺と一緒に街へ行くのと訓練と、~
どっちが大事なんだよー。▼~
:[フェリクス]|訓練だ。じゃあな。▼~
:[シルヴァン]|あー待て待て、フェリクス!~
俺も訓練場行くからさ、待てってばー!▼~
***支援A [#t1f0dd2d]
:[フェリクス]|……食べろ、シルヴァン。▼~
:[シルヴァン]|食べろって……何だこの包み。菓子か?▼~
:[フェリクス]|街の女に押しつけられた。~
だが俺は好かん。お前にやる。▼~
:[シルヴァン]|そういやお前、甘いもん苦手だったなあ。~
じゃ、ありがたく。後で食べるよ。▼~
……で、俺に何してほしいんだ?~
あ、女の子との仲を取り持ってほしいとか?▼~
:[フェリクス]|お前の頭には砂糖でも詰まっているのか?~
この間の戦闘での礼を言いに来ただけだ。▼~
……お前が伏兵に気づいていなければ、~
俺は今頃死んでいただろうからな。▼~
:[シルヴァン]|ああ、そうだったっけなあ……けど、~
そんなの特別なことでも何でもないだろ?▼~
戦場じゃあ、持ちつ持たれつ。~
仲間ってのは助け合うもんさ。だろ?▼~
:[フェリクス]|……変わらんな、お前は。▼~
:[シルヴァン]|おうさ、俺は何にも変わらないぜ。▼~
:[フェリクス]|お前は、そうやっていつも……▼~
:[シルヴァン]|え? いつも、何だって?▼~
:[フェリクス]|……何でもない。▼~
:[シルヴァン]|何だよ、フェリクスらしくねえの。~
言いたいことがあるならはっきり言えよ。▼~
:[フェリクス]|……気が向いたらな。▼~
:[シルヴァン]|はいはい、それじゃ、お前の気が向くのを~
飯でも食べつつ待ってるとしますかねえ。▼~
ほら、フェリクス、街で飯でも食べようぜ。~
何かおごってやるよ。肉とかさ。▼~
:[フェリクス]|……そうだな。お前には恩がある。~
今日ばかりは付き合ってやってもいい。▼~
:[シルヴァン]|腹を満たしたら、~
その後は女の子を口説きに……▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[シルヴァン]|冗談だって、ほんっと気が短い奴だなあ。~
ほら、一緒に行くぞ、フェリクス!▼~
***支援A+ [#pf1459fe]
:[フェリクス]|……シルヴァン!▼~
:[シルヴァン]|ああ……フェリクスか。~
お前が無事で……良かった。▼~
:[フェリクス]|お前、俺を庇って……無茶をするな。~
弱いくせにいつもいつも……!▼~
:[シルヴァン]|いいんだよ、お前が無事ならさ……。~
お前が生きてりゃ、俺は……▼~
:[フェリクス]|馬鹿野郎ッ、ふざけるなよ。~
万一死のうものなら、許さんからな……!▼~
:[シルヴァン]|……っはははは!~
なーんつって。勝手に俺を殺すなよなー。▼~
これくらいで死ぬか。つーか死ぬくらいの~
怪我なら、自分の部屋になんかいるかよ。▼~
こんな傷くらい魔法でどうとでもなる。~
しばらく安静にしてれば痛みも引く。▼~
:[フェリクス]|……シルヴァン。▼~
:[シルヴァン]|いやー、お前が珍しく慌ててたから、~
面白くてつい、からかっちまっただけさ。▼~
:[フェリクス]|………………。お前は、馬鹿か?~
正真正銘、フォドラ一の馬鹿なのか?▼~
おかしいとは思っていた。~
あの程度の傷で死ぬはずがない、とな。▼~
だが、お前は不真面目で素行が悪い。~
その天罰が下ったのかもしれん、と……▼~
:[シルヴァン]|おい、さらっと酷いこと言ったなあ!~
もうちょっと感謝してくれたっていいだろ。▼~
:[フェリクス]|……感謝は、している。~
お前は子供の頃から、いつもこうだ。▼~
普段は頼りないくせに、大事な時には~
いつも体を張って俺たちを助けてくれた。▼~
……その度に平気な顔をして笑うお前に、~
少しの憧れを抱いていたのは、否定すまい。▼~
:[シルヴァン]|お、おう……。……お前、そんな台詞を吐く~
奴だったか? 変なもんでも食べたか?▼~
:[フェリクス]|チッ……もう二度と言うものか、阿呆が!~
無事だとわかった以上、俺はもう帰る。▼~
:[シルヴァン]|……なあフェリクス。俺たちはさあ、~
ずっと一緒に育ってきたわけだろ。▼~
:[フェリクス]|……そうだな。▼~
:[シルヴァン]|覚えてるか? ガキの頃に約束したよな。~
死ぬ時は一緒だって。▼~
:[フェリクス]|……覚えて、いる。▼~
:[シルヴァン]|だからさあ、俺がお前を置いて~
先に死んじまうわけがないんだよ。▼~
:[フェリクス]|……まあ、それもそうだな。▼~
だが、もう~
こうして肝を冷やすのは懲り懲りだ。▼~
お前、日頃から遊んでばかりいないで、~
少しは真面目に訓練でもしろ。▼~
……お前がうっかり命を落とそうものなら、~
一緒に死んでやることもできんからな。▼~
:[シルヴァン]|そうだな。怪我が治ったら、~
ちょっとは真面目に励むとするさ。▼~
:[フェリクス]|……フン。~
せいぜい養生しろ。▼~
……シルヴァン。~
……ありがとう。▼~
:[シルヴァン]|……おう。気にすんなって。▼~
**メルセデス [#vb3cbc61]
***支援C [#xea21a68]
:[メルセデス]|フェリクス。~
はい、お茶よ~。▼~
:[フェリクス]|……ああ。▼~
:[メルセデス]|あら、お茶請けがなかったわね~。~
何か作ってこようかしら~?▼~
:[フェリクス]|……要らん。▼~
:[メルセデス]|あらあら、服が汚れてるわよ~?~
今、拭いてあげるわね。▼~
:[フェリクス]|……メルセデス。何の真似だ。▼~
:[メルセデス]|何のって、お茶を出していただけだけど? ~
いけなかったかしら~。▼~
:[フェリクス]|お前の俺の何だ、母親か何かか。~
構うな、鬱陶しい。▼~
:[メルセデス]|あ……ご、ごめんなさい。~
そうよね。流石に失礼だったわよね。▼~
あなたって、私の弟に~
何となく似てるから、つい……。▼~
《外伝 隠された素顔 未プレイ時》
:[フェリクス]|……お前の弟、だと?▼~
:[メルセデス]|そうよ~、エミールって言うんだけど。~
父親は違うけれど、同じお家で育ったわ~。▼~
8つか9つの頃までは一緒だったのだけど、~
それからは会えていなくって……。▼~
《外伝 隠された素顔 終了後》
:[フェリクス]|お前の弟というのはイエリッツァ先生の……~
いや、死神騎士のことか。▼~
:[メルセデス]|死神騎士やイエリッツァ先生って言うより、~
私の弟のエミールに似ているの。▼~
:[フェリクス]|……どれも同じ人間だろうが。▼~
《共通》
:[フェリクス]|悪いが、俺は「エミール」ではない。~
当然ながら、お前の弟でもない。▼~
チッ……うんざりだ。~
他の誰かと重ねられるのは。▼~
:[メルセデス]|その……ごめんなさい。~
……私、もう行くわね~。▼~
……あ、お茶のお代わりはここにあるわ~。~
よかったら、飲んでちょうだい。▼~
……それじゃあね。▼~
:[フェリクス]|……俺は、俺だ。~
誰に何を言われようと、他の誰でもない。▼~
……なあ、そうだろう。~
……兄上。▼~
***支援B [#d62cb163]
:[フェリクス]|
……ここにいたか。▼~
:[メルセデス]|
……! あ、あら、フェリクス~。~
私に何か用かしら~?▼~
:[フェリクス]|
先の戦いで傷を負っていただろう。~
具合は……?▼~
:[メルセデス]|
ええ、もう大丈夫よ~。~
心配してくれてどうもありがとう。▼~
:[フェリクス]|
……まったくだ。~
世話の焼ける女だな。▼~
:[メルセデス]|
ごめんなさい。戦場で、万一にもあなたの~
邪魔をしちゃいけないって思って~……。▼~
だけどやっぱり気になっちゃって、~
つかず離れずで見ているうちに……▼~
:[フェリクス]|
チッ、本当に……~
お前は、何をするために戦場に出ている?▼~
気を取られて部隊を危機に陥らせた挙句、~
怪我を負うなど……馬鹿のすることだ。▼~
:[メルセデス]|
本当に、そのとおりね。~
返す言葉もないわ~……。▼~
:[フェリクス]|
……下手を打つなら、最初から側にいろ。~
そのほうがまだいい。▼~
:[メルセデス]|
いいの? ……私また、あなたの~
世話を焼いちゃうかもしれないわよ?▼~
:[フェリクス]|
……別に構わん。▼~
:[メルセデス]|
……えっ?▼~
:[フェリクス]|
俺をお前の弟と重ねようと構わんと言った。~
こんな目に遭うよりは……まだいい。▼~
:[メルセデス]|
でも……あなたはやっぱり嫌なんでしょう?~
うんざりだ、って言ってたじゃない。▼~
:[フェリクス]|
ああ、うんざりだな。この数年間、俺は常に~
死者の「代わり」を強いられてきた。▼~
俺には優秀な兄がいてな。敬愛に値する、~
立派な騎士だった。……もう死んだがな。▼~
兄の死後、兄の存在は、~
影のように俺について回った。▼~
:[メルセデス]|
……そう。~
お兄さんが、いたのね。▼~
:[フェリクス]|
フン……だが、そんなくだらん私情など、~
戦に挟んで良いものではないからな。▼~
……しかし、そこまで似ているのか、俺は。▼~
:[メルセデス]|
外見が似ているってわけじゃないけれど、~
何となく雰囲気が近いのよね~。▼~
だからつい、側で見ていてあげなきゃ、~
守ってあげなきゃ、と思ってしまうのよ~。▼~
あっ、でも、誤解しないで? あなたが~
頼りないとか、そういうことじゃないわ~。▼~
今回も、窮地に陥った私を助けてくれたのは~
あなただった。……本当に頼りにしてるの。▼~
:[フェリクス]|
……とにかく、もう少し周囲に気を配れ。~
お前のやることは危なっかしすぎる。▼~
あれでは、命がいくつあっても足りん。~
助けに入る俺の命も、だ。▼~
:[メルセデス]|
……ええ、そうね。気を付けるわ~。~
ふふっ、フェリクスは優しいのね。▼~
:[フェリクス]|
……チッ、何とでも言えばいい。▼~
***支援A [#y3f96110]
:[フェリクス]|
………………。▼~
:[メルセデス]|
………………。▼~
:[フェリクス]|
おい……何か用でもあるのか。~
あるなら、さっさと用件を言え。▼~
:[メルセデス]|
あら? 用なんてないわよ~。私はただ、~
フェリクスとお話がしたいだけで~。▼~
:[フェリクス]|
……確かに、側にいても構わんとは言った。~
だが、それは戦場での話だ。▼~
だからそ、べたべたとついてくるな。~
俺と弟を重ねるにしても限度がある。▼~
:[メルセデス]|
別に、私はあなたと弟を重ねて~
一緒にいたいんじゃないわよ~。▼~
やっぱり、~
あなたが嫌がることはしたくないもの。▼~
それに何より、あなたのことを知るにつれて~
やっぱり違う人だなあ、って思ったの。▼~
:[フェリクス]|
……お前の考えは、よくわからんが。▼~
とにかく、そうとわかったのならば~
わざわざ俺の近くにいる必要もあるまい。▼~
:[メルセデス]|
ううん。今の私は、「エミール」じゃなく、~
「フェリクス」の側にいたいのよ。▼~
:[フェリクス]|
……は?
:[メルセデス]|
ふふっ、私ったら恥ずかしいわ。~
何だかちょっと、告白みたいじゃない~。▼~
……それともやっぱり、~
私が近くにいると、嫌?▼~
:[フェリクス]|
ああ、いや……そういうわけではない、が。▼~
:[メルセデス]|
そう、良かったわ~。それじゃ、~
これからも一緒にいさせてもらうわね~。▼~
:[フェリクス]|
………………。~
……本当に、理解できん生き物だな。▼~
:[メルセデス]|
あら~? 何か言ったかしら~?▼~
それより、これからお茶でもどうかしら?~
美味しいお店を知っているのよ~。▼~
:[フェリクス]|
……仕方ない、付き合ってやってもいい。~
断る理由も見つからんからな。▼~
**アネット [#gc6c88b3]
***支援C [#m2558fad]
:(画面が真っ暗な状態で支援会話開始)|
:[アネット]|今日のご飯は~、煮込んだお肉~♪~
食後にお菓子も、どこどこど~ん♪▼~
川の向こうから~、次々やってくる~♪~
お菓子と~、お肉の群れ……▼~
:(画面が明るくなり、温室内でアネットが1人で歌っていた((余...
:[フェリクス]|……邪魔をしたな。▼~
:[アネット]|ふぇ、フェリクス……え、あの、聞いてた?~
もしかして、あたしの歌、聞いてたの?▼~
:[フェリクス]|……お前が腹を空かせているのはわかった。▼~
:[アネット]|え、あ……じゃあ……嘘、えっ、~
もしかして、踊ってたのも見て……?▼~
:[フェリクス]|良い足さばきだったな。▼~
とっとと食堂に行ったらどうだ。~
水やりぐらい代わってやる。▼~
:[アネット]|………………。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[アネット]|……いやーーーーっ!~
フェリクスの馬鹿! 馬鹿! 馬鹿ーっ!!▼~
:[フェリクス]|チッ。何だお前、いきなり大声を……!▼~
:[アネット]|黙って見てないで声かけるとか!~
何かあったでしょ! 何か!▼~
:[フェリクス]|入る時に声をかけた!~
気づかんお前が悪いっ。▼~
:[アネット]|ちゃんと気づくように声をかけてよお!~
もうやだ、恥ずかしい……!▼~
せめて別の歌にしておけばよかった!~
熊狩りの歌とか! 沼の怪物の歌とかっ!▼~
:[フェリクス]|熊狩り……沼の怪物……?~
それもそれでどうかと思うがな……。▼~
いや、先程の歌詞も、~
相当なものだったが……。▼~
:[アネット]|はあ……もう、ほんっと最悪!~
あたし、もうお嫁に行けないーー!▼~
:(温室からアネットが立ち去る)|
:[フェリクス]|……いや、何だったんだ、今のは。▼~
……水やりくらいは、~
終わらせておいてやるか。▼~
***支援B [#ybc9ff21]
:[アネット]|あ、フェリクス。~
確か、温室の掃除の当番だったよね?▼~
:[フェリクス]|そうだが。▼~
:[アネット]|あたしが終わらせておいたから。~
あと、倉庫の片づけもあたしが先に……▼~
:[フェリクス]|……何の真似だ。▼~
:[アネット]|えっと……あのね。~
忘れてほしいの。▼~
:[フェリクス]|何を。▼~
:[アネット]|くううっ……!~
それをあたしに言わせるの……!?▼~
前に! 温室で!~
見たものを忘れてって言ってるの!▼~
忘れてくれるなら、厩舎の当番も代わるし、~
苦手だって言ってた理学も解説して……▼~
:[フェリクス]|余計なお世話だ。▼~
:[アネット]|う、うう……。~
でもでも、忘れてもらわなきゃ困る……!▼~
:[フェリクス]|無理だな。~
頭にこびりついて離れん。▼~
川から肉が流れてくるのか?~
菓子と一緒にか? 群れを成してか?▼~
お前の言っていた、熊狩りと沼の怪物の~
歌も気になるところだが……▼~
どこどこど~ん、に合わせて回転する動きは~
どことなく剣術の足さばきにも似た……▼~
:[アネット]|も、もうやめてよー!~
フェリクスって、ほんっと最低!!▼~
:[フェリクス]|何がだ……。▼~
:[アネット]|そうやって! 人の歌とか踊りを、~
いちいち真顔で解説してくるところとかー!▼~
もう……こうなれば仕方ないか。~
いいお肉おごったげるから、それで忘れて!▼~
ほら、フェリクス、お肉好きでしょ!~
いっつも食堂でがっついてるじゃない!▼~
:[フェリクス]|肉だなんだという問題ではない。~
俺はただ……▼~
:[アネット]|もう、わかった! 好きに言いふらせば!~
あたしは一生白い目で見られ続けるから!▼~
みんなから、食べ物を粗末にする~
駄目な子って言われるんだーー!▼~
フェリクスの馬鹿ーー! 意地悪ーー!~
一生恨んでやるんだからーー!!▼~
:(アネットが走り去る)|
:[フェリクス]|いや、俺はただ賛辞を……。▼~
というか……そも、食べ物を粗末にするとは~
何の話だ……? 例の歌詞の話か……?▼~
……本当に、よくわからん女だな。▼~
***支援A [#se667591]
:[アネット]|
書庫のお掃除、楽しいなあ~♪~
魔法で一発、どかんと一発~♪▼~
どかんと更地に~♪▼~
:(背後からフェリクスが現れる)|
:[フェリクス]|
……書庫を更地にして、どうする。▼~
:[アネット]|
どかん、と……。~
な……何でフェリクスがここにいるの!?▼~
:[フェリクス]|
能天気な歌が聞こえたからだ。▼~
:[アネット]|
……もしかして、また見てた?▼~
:[フェリクス]|
踏み台の上では踊るなよ。~
落ちるぞ。▼~
:[アネット]|
はあ……もう、何なのー、今日に限って!~
せめて別の歌にしておくんだった……▼~
:[フェリクス]|
別の歌というのは。▼~
:[アネット]|
な、何でもいいでしょ!~
ほら、木箱の歌とか! 地下牢の歌とか!▼~
:[フェリクス]|
木箱……地下牢……?~
それはそれで、やはり気になるが。▼~
:[アネット]|
ふ、普通の歌だもん! ……まあいいや。~
とりあえずお掃除、手伝ってくれる?▼~
あっちの書棚の本を下ろしたいんだけど、~
あたしじゃ手が届かないから。▼~
:[フェリクス]|
わかった、任せておけ。▼~
それで、もう歌わんのか?▼~
:[アネット]|
歌わないよ!~
恥ずかしいし! 完成してないし!▼~
:[フェリクス]|
俺は更地になった書庫がどうなったのか、~
気になって仕方ないんだが。▼~
:[アネット]|
そんな顔されても……わ、わかったよ。~
じゃあ、ちょっとだけだからね……。▼~
書庫のお掃除、楽しいなあ~♪~
魔法で一発、どかんと一発~♪▼~
:[フェリクス]|
………………。▼~
:[アネット]|
どかんと更地に、お仕事終わって~♪~
今日も一日、よく働いた~♪▼~
:[フェリクス]|
……結局、更地は更地のまま終わったのか。~
いや、まさかこの続きで新しい書庫が……?▼~
:[アネット]|
うう、恥ずかしすぎるう……。▼~
***支援A+ [#cbec7296]
:[アネット]|
ふう……。~
はい、これでお花のお手入れもおしまい!▼~
……って。~
フェリクス、何で隠れてるの。▼~
:(フェリクスが現れる)|
:[フェリクス]|
……気づかれるとはな。▼~
:[アネット]|
何しに来たのよっ!~
フェリクス、ここに用なんてないでしょ!?▼~
:[フェリクス]|
ないな。▼~
:[アネット]|
じゃあ、何で……▼~
:[フェリクス]|
お前に会いに来た。▼~
:[アネット]|
は!?~
え、あの、それはどういう!?▼~
:[フェリクス]|
お前の歌を、聞きに来た。▼~
寝ている時も戦場でもお前の歌が離れない。~
……俺はお前の歌の虜なのかもしれん。▼~
:[アネット]|
虜……って、な、何言ってるの!~
そんなの……ちょ、恥ずかしいよ!▼~
:[フェリクス]|
……し、仕方がないだろうがッ。~
俺も何と言ったものかわからないんだ!▼~
:[アネット]|
ちょ、ちょっと……。~
何でフェリクスまで赤くなってるの?▼~
:[フェリクス]|
……知るか。▼~
:[アネット]|
………………。▼~
:[フェリクス]|
………………。▼~
:[アネット]|
……よくわからないけどっ。あなたが~
そこまで言うなら、また歌ってもいいよ。▼~
:[フェリクス]|
……そうか。▼~
………………。~
……俺はもう行く。▼~
:[アネット]|
ちょ、えっ、来たばかりじゃない!~
あたしの歌を聞くの、聞かないの、どっち!▼~
:[フェリクス]|
ああ……そう、だったな。~
そうだ……今、来たばかりだった。▼~
:[アネット]|
じゃあ、何の歌が聞きたい?~
熊狩り? 沼の怪物? 木箱? 地下牢?▼~
:[フェリクス]|
……時間が許すなら、すべて。~
それから、書庫の続きもだ。▼~
……歌ってくれるか、アネット。▼~
:[アネット]|
も、もう、仕方ないなあ。~
……特別だからね。▼~
**イングリット [#v02420b2]
***支援C [#ydf5f925]
:[イングリット]|フェリクス、探したのよ。▼~
《第一部》
:[イングリット]|次は戦術の講義の時間でしょう。~
ちゃんと出てもらうわよ。▼~
:[フェリクス]|……チッ、くだらん。~
あんなものは時間の無駄だ。▼~
《第二部》
:[イングリット]|そろそろ軍議が始まるの。~
あなたも出てちょうだい。▼~
:[フェリクス]|……チッ。~
俺は剣のこと以外はわからん。▼~
《共通》
:[イングリット]|はあ……わかってないわね。~
そういうあなただからこそ出てほしいの。▼~
:[フェリクス]|……何を言っている。▼~
:[イングリット]|あなた、この前はちゃんと出てたでしょ。▼~
《第一部》
:[イングリット]|それで、その時は~
講義を思い切り荒らしていった。▼~
《第二部》
:[イングリット]|それで、その時は~
軍議を思い切り荒らしていった。▼~
《共通》
:[イングリット]|安全な進軍路が確保できないなら、~
森や山を切り拓いて進軍路を作れとか。▼~
敵の本拠地を奇襲して、~
すべての軍馬を奪ってしまえ、とか。▼~
とにかく何かと突っかかっては、~
とんでもないことを次々と……。▼~
:[フェリクス]|率直に意見を述べたまでだ。▼~
:[イングリット]|結局、あなたは「馬鹿らしい」って途中で~
出て行った。……あの後どうなったと思う?▼~
:[フェリクス]|知らん。
:[イングリット]|議論は大いに盛り上がったのよ。▼~
そういう無茶な作戦を決行するのには、~
問題もいろいろとあるけれど……▼~
歴史を振り返ってみれば、~
そんな発想が戦局を覆すこともあったわ。▼~
:[フェリクス]|……そう大げさに言うがな。▼~
想定外の事態に対応できなければ、負ける。~
剣も戦いも、そもそもそういうものだ。▼~
:[イングリット]|だけど戦闘の経験が浅ければ、予想外の~
状況を想定する力もつかないでしょ。▼~
あなたのような人材がいてこそ、~
軍が回るってこと。▼~
:[フェリクス]|……屁理屈をこねるな。▼~
:[イングリット]|あ。そうは言ってるけど、~
その顔、反論できないって顔よね?▼~
ほら、わかったら一緒に来て。~
みんなあなたを待ってるんだから。▼~
:[フェリクス]|チッ……。▼~
***支援B [#wa15337b]
:[イングリット]|…………………。▼~
:(背後からフェリクスが現れる)|
:[フェリクス]|……おい。▼~
:[イングリット]|……あ、ごめんなさい。~
本に夢中で気づかなかったわ。▼~
:[フェリクス]|またくだらん物語か。▼~
:[イングリット]|私だって別に、毎日毎日、~
物語ばっかり読んでるわけじゃないわ。▼~
これは、想定外の事態が起きた時の行動に~
ついてまとめた……まあ、一種の問答集よ。▼~
あなたが話し合いでみんなを沸かせて以来、~
ちょっと興味が湧いて。ほら、例えば……▼~
『主君の命を遂行中、自らの領地が危機に~
陥った場合、どちらを優先すべきか。』▼~
:[フェリクス]|……くだらんな。▼~
あの時、俺はあくまで戦術の話をしたんだ。~
くだらん倫理の話をしたわけではない。▼~
:[イングリット]|……でも、通じる点はあると思うわ。▼~
まだ先を読んではいないけど、この問いの~
答えは、きっと主君の命なんでしょうね。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[イングリット]|それが騎士の職務であり、誇りなのだから。~
……義務に私情を挟むのは許されないわ。▼~
でも……私がそんな状況に直面したら、~
人としてそんなことはできないと思うし……▼~
もし誰かが君命を優先しようとしていたら、~
私は、きっと止めずにはいられない……。▼~
:[フェリクス]|………………。~
……お前は、騎士などには向かんな。▼~
そろそろ真剣に~
結婚相手でも捜したらどうだ。▼~
:[イングリット]|……何、それ。▼~
:[フェリクス]|言葉のとおりだ。▼~
:[イングリット]|……あなたが騎士道とか、騎士の誇りとか、~
そういうものを嫌ってるのはわかるわ。▼~
《白雲・蒼月の章》
:[イングリット]|だからと言って、家の跡取りという~
自分の義務から逃げ続けているあなたに……▼~
《紅花・翠風・銀雪の章》
:[イングリット]|だからと言って、家の跡取りという、自分の~
義務から逃げてばかりだったあなたに……▼~
《共通》
:[イングリット]|そんな偉そうなことを~
言われる筋合いはないわ。▼~
:[フェリクス]|そうかもしれんな。▼~
だが少なくとも、俺は、戦場で自分が~
何を優先すべきかは知っているつもりだ。▼~
……兄上が、そうだったようにな。▼~
:[イングリット]|グレンのことは……▼~
:[フェリクス]|……まあいい。~
せいぜい、いつまでも迷っていろ。▼~
***支援A [#te24c0eb]
:[イングリット]|
どうしたの、フェリクス。~
食堂の掃除を代わってくれるだなんて。~
:[フェリクス]|
……とろくさくて見ていられん。~
けが人は引っ込んでいろ、邪魔だ。▼~
:[イングリット]|
ああ、私の怪我のこと、~
もしかしてまだ気にしてたの?▼~
大丈夫よ、大事には至らなかったし。~
あなたも無事に済んだしね。▼~
:[フェリクス]|
……あの程度の敵、俺一人で防げた。▼~
:[イングリット]|
はいはい、余計なお世話だったかもね。~
だけど、万が一ってこともあるでしょ。▼~
あのね、フェリクス。~
私、ずっと考えてたの。▼~
やっぱり私、迷いを捨てるなんてできない。~
……騎士になんてきっと向いていない。▼~
騎士になれないとしたら、~
私が戦いでできることって何なのか……。▼~
悩んで、やっと答えが見つかったの。~
……私は、もう誰も失いたくない。▼~
自分の手で、~
大切な人を守れる人間になれればいい。▼~
:[フェリクス]|
そんな理由で、俺を庇ったのか。~
……とんだ阿呆だな、お前は。▼~
:[イングリット]|
阿呆で結構よ。~
たとえ死んだって、後悔はしないわ。▼~
……あ、そうだ。~
いつかの本の話、覚えてる?▼~
『主君の命を遂行中、自らの領地が危機に~
陥った場合、どちらを優先すべきか。』▼~
:[フェリクス]|
……まだ読んでいたのか、あのくだらん本。▼~
:[イングリット]|
少なくともあの本の編者は、~
主命を優先すべきとは残していなかったわ。▼~
主君ではなく、己の心に従えと。~
それが、騎士の……人の在るべき姿だと。▼~
:[フェリクス]|
……それは編者の思想だろう。▼~
:[イングリット]|
そうね。~
でも何だか、妙に腑に落ちたの。▼~
きっとグレンも、国や王家ではなくて、~
自分の心に従って死んだんだって。▼~
私は……私も、私の心を信じて戦う。~
どんな状況でも、私は私を信じるわ。▼~
:[フェリクス]|
……フン。~
お前は……何もわかっていない。▼~
:[イングリット]|
……じゃあ、あなたは?~
あなたは何を信じて戦うの?▼~
:[フェリクス]|
……自分の、信念だ。▼~
:[イングリット]|
なんだ……私と一緒じゃない。▼~
:[フェリクス]|
一緒にするな。俺が何のために、~
誰よりも強くなりたいと……▼~
:[イングリット]|
誰より強くなってみんなを守れば、~
きっと、もう大切な人を失わずに済む。▼~
あなたの信念って、そういうことでしょ。▼~
:[フェリクス]|
………………。~
……もう何とでも言え。▼~
だが、今回のようなことはもうやめろ。~
……お前に死なれては後味が悪い。▼~
:[イングリット]|
なら、そもそも危険な状況に陥らないよう、~
一日も早く誰よりも強くなることね。▼~
……その時には、私を守ってちょうだい。▼~
:[フェリクス]|
フッ……仕方のない女だな、お前は。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#ye7ff418]
- フェリクスとアッシュ支援Bは、アッシュ外伝をクリアしな...
- フェリクスとシルヴァンの支援B「一人欠けちまったけど」で...
- ↑黒鷲の場合、ディミトリのことを指している可能性はないで...
- ↑2 イングリット非スカウトであれば「欠けちまった」が死...
- 外伝 隠された素顔 終了後差分のメルセデスとの会話、会...
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