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会話集/支援会話/フェリクス(セイロス聖教会)
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[[会話集/支援会話]]
*フェリクスの支援会話 [#oca64940]
#contents
**セテス [#ufa31a20]
***支援C [#jd13a234]
:[フェリクス]|……何かご用ですか、セテス殿。▼~
:[セテス]|ほう、気づいていたか。~
この時間まで訓練とは、と感心してね。▼~
:[フェリクス]|……私の剣に注文でも?▼~
:[セテス]|いや、武芸に関しては気にしていない。~
気になるのは、君の他者との距離感だ。▼~
:[フェリクス]|……距離感?▼~
:[セテス]|君は他の者たちと距離を置こうとしている~
ように見えるのでね。しかも過剰に。▼~
:[フェリクス]|……フン、よく見ておられる。▼~
彼らとは、価値観が合わないものですから。▼~
:[セテス]|だから皆と馴れ合う気にもならず、~
こうして単身、鍛錬している、と?▼~
:[フェリクス]|何かご不満でも。~
それとも、仲間との絆が勝利に繋がるなどと~
薄ら寒いことを仰るつもりですか。▼~
:[セテス]|君には薄ら寒くとも、大切なことだぞ。~
戦場では味方との連携が必須なのだ。▼~
交流の深い者と浅い者、連携しやすいのが~
どちらかくらい、君にもわかるだろう?▼~
一個の武のみで成せることは限界がある。~
仲間と支え合わねば大事は成せぬぞ。▼~
:[フェリクス]|……私の父のようなことを仰る。~
要は、仲間と仲良くしろ、と?▼~
:[セテス]|平たく言えばそうなる。~
私としては羨ましい限りだがね。▼~
私には……仲間と呼べる者など~
あまりいないからな。▼~
:[フェリクス]|フン……意外ですね。あなたには~
信奉者も多いと認識していましたが。▼~
:[セテス]|同じ目線で語り合える仲間のことを~
言っているのだ。▼~
君には同じ学び舎で過ごした多くの~
仲間がいる。大切にしたほうがいい。▼~
:[フェリクス]|あなたの忠告は心に留めておきますが。~
私は私の考えを変える気はありません。▼~
:[セテス]|ふふ、若いな。~
結構なことだ。▼~
***支援B [#we0223bd]
:[セテス]|フェリクス、~
相変わらず独りで訓練か?▼~
:[フェリクス]|あなたも相変わらず私の監視ですか。~
……暇なことだ。▼~
:[セテス]|監視しているつもりはない。~
むしろ君を案じているのだよ。▼~
君が仲間と距離を置くのは、仲間個々人が~
気に入らないからではあるまい。▼~
君が気に入らないのは……彼らが考えている~
騎士の在り方、そのものではないのか?▼~
:[フェリクス]|……フン。~
本当に、セテス殿はよく見ておられる。▼~
そのとおりです。騎士どもの~
考えというものだけはまるで理解できない。▼~
……そんな理想を奉じる連中と、~
仲良くできるわけがないでしょう。▼~
:[セテス]|……その考えは、君が兄を亡くした~
「ダスカーの悲劇」から来ているのか?▼~
話だけは聞いている。王家の騎士だった~
君の兄は、王子を守って命を落としたと。▼~
:[フェリクス]|兄は職責を果たしたまで。……問題は父だ。~
城に戻った兄の武具を見て奴はこう言った。▼~
『それでこそ騎士の最期だ』……と。▼~
……冗談ではない。~
死を美化し讃えるのが、騎士道だ。▼~
……どうです、セテス殿。~
こんな私を破門にでもしますか?▼~
:[セテス]|まさか。言っておくが私は騎士ではない。~
故に君に騎士道を説くつもりなどない。▼~
何を是とし何を非とするかは個々の自由だ。~
教義の範囲内であればな。▼~
:[フェリクス]|ならば、私が連中と馴れ合わんことも~
許容していただきたいものですが。▼~
:[セテス]|許容するしないの話はしていない。~
これは、若い君への年長者からの忠告だ。▼~
君が揺るがぬ信念を持っているように、~
他の者も皆、それぞれに信念を持っている。▼~
異なる信念を抱く者を忌み嫌うだけでは、~
人の世は成り立たん。そうは思わないか?▼~
まったく同じ信念を持つ者など、~
そうはいないのだからな。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[セテス]|君に信念を曲げろとは言わん。~
だが、己と違う者を受け入れる度量を持て。▼~
私からの忠告は、以上だ。▼~
:[フェリクス]|……セテス殿。~
1つお伺いしますが。▼~
なぜ私に、わざわざそのような話を?~
私など、放っておけば良いでしょうに。▼~
:[セテス]|私は君を頼みにしているからだよ。~
先ほどの話を聞いて、尚更ね。▼~
私もなかなかどうして変わり者だからね。~
君とは馬が合うと思っていた。▼~
:[フェリクス]|……そうですか。▼~
……まあ、あなたがそこまで仰るならば~
多少の努力はしてみるとしましょう。▼~
:[セテス]|うむ。君がいい意味で私の予想を~
裏切ってくれることを期待しているよ。▼~
**フレン [#ee7bbce0]
***支援C [#w9aff11d]
:(暗転)|
:[フェリクス]|……ふっ! はあッ!▼~
:(暗転解除。背後からフレンが現れる)|
:[フレン]|お見事ですわ、フェリクスさん。▼~
:[フェリクス]|……何だ、お前は。邪魔をするな。▼~
:[フレン]|あら、ごめんなさい。~
とってもお見事でしたから、つい。▼~
ねえ、フェリクスさんの剣なら、~
何でも切れるんじゃありませんこと?▼~
:[フェリクス]|……大抵のものはな。▼~
:[フレン]|まあ!~
では、ちょっとお願いがございますのよ。▼~
:[フェリクス]|……この薪を?▼~
:[フレン]|はい。わたくしが投げますから、~
フェリクスさんはそれを切ってくださいな。▼~
:[フェリクス]|チッ……。~
俺に薪割りでもさせるつもりか……。▼~
:[フレン]|騎士の方がやってらしたんですの。~
あなたもおできになるんじゃなくて?▼~
それとも、さすがのフェリクスさんでも、~
薪を切るのは難しいのかしら……。▼~
:[フェリクス]|何……?~
……その程度、できないわけがない。▼~
:[フレン]|ま! 是非、拝見したいですわ。~
では、投げますわよ? そー……▼~
:[フェリクス]|フン……一つ一つ投げ渡すなど面倒だ。~
一気に何本かまとめて放り投げろ。▼~
:[フレン]|一気にまとめて、ですの……?~
ええ、よろしくてよ。……そーれ!▼~
:(暗転。剣を振るSE)|
:[フレン]|ま! すごい、すごいですわ!▼~
:[フェリクス]|……この程度、造作もない。▼~
:[フレン]|こんな素敵な薪割り、~
わたくし初めて拝見しましたわ!▼~
さあさあ、次は、~
投げる薪の数をもっと増やしますわね。▼~
:[フェリクス]|……チッ。~
俺は何をやらされているんだ……。▼~
***支援B [#u045c061]
:[フェリクス]|……おい、フレン。~
隠し持っているのは何だ。▼~
:[フレン]|あら、もうお気づきになったの?~
今日は薪のほかに、果物とお野菜を……▼~
:[フェリクス]|チッ……もうやらんからな。▼~
俺の剣は、断じて、~
薪や果物を切るためのものではない。▼~
:[フレン]|……では、何を切るんですの?▼~
:[フェリクス]|決まっている。敵だ。▼~
:[フレン]|敵?~
それはつまり、人のことを仰ってるの?▼~
フェリクスさんは、薪を切るより、~
人を斬るほうが好きなんですの?▼~
:[フェリクス]|……そういう問題ではない。~
剣は、人を斬るための武器だ。▼~
薪は鉈で割ればいい。~
果物や野菜は包丁で切ればいい。▼~
:[フレン]|けれど、剣で薪や果物を切ってはいけない、~
という決まりもございませんでしょう?▼~
わたくしは、人を斬るための剣よりも~
薪や果物を切る剣のほうが好きですわ。▼~
:[フェリクス]|……おめでたい考えだな。▼~
人を斬る剣なくして、~
勝ちは得られん。▼~
弱い者は、何も得られずに死ぬ。~
生き残るのは常に勝者であり、強者だ。▼~
お前が人死にを厭うのはわかった。~
だが、その意味をいま一度考えたらどうだ。▼~
:[フレン]|人を斬る意味を……?▼~
:[フェリクス]|話は終わりだ。~
お前とこんな問答をする気はない。▼~
……俺はこれからも剣を振るい、人を斬る。▼~
:[フレン]|頑な、ですわね……。▼~
***支援A [#oba47480]
:[フレン]|フェリクスさん。▼~
:[フェリクス]|またお前か。~
……今度は何だ。▼~
:[フレン]|薪割りを頼んだりはしませんわ。~
今日はあなたとお話をしに来たんですの。▼~
フェリクスさんは、生きるために~
人を斬らなくてはいけないんですわよね?▼~
:[フェリクス]|チッ……その話か。~
そのとおりだが、何か異論でも。▼~
:[フレン]|いえ、異論などございませんわ。わたくしも~
あなたには生きていてほしいですもの。▼~
:[フェリクス]|そうか。~
ならば話は終わりだ。俺は稽古に戻る。▼~
:[フレン]|お待ちになって。~
わたくしの話はまだ終わっておりませんわ。▼~
今の戦乱の時代では、フェリクスさんは~
生きるために剣を振るわねばなりません。▼~
でしたらわたくしは、そんな戦乱の時代を~
早く終わらせたいと思っているんですの。▼~
:[フェリクス]|……そのためには、人を斬らねばならん。▼~
:[フレン]|それは……確かに、そうかもしれませんわ。▼~
けれどその先には、フェリクスさんが人を~
斬らずに済む未来もあるのではなくって?▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
……そんな未来を夢見るのは結構だが、~
そこに俺の居場所はない。▼~
何しろ生まれてこの方、剣ばかり~
振るって育ったようなものだからな。▼~
……難儀な生き物だ。剣士というものは。▼~
平和のために戦っておきながら、いざ~
平和な世界が訪れれば、生き甲斐を失う。▼~
:[フレン]|……ふふっ、そんなことでしたら、~
心配ご無用ですわよ?▼~
そんな時代が来ても、大丈夫。~
またわたくしが薪割りをお願いしますもの。▼~
:[フェリクス]|……薪割りだと?▼~
:[フレン]|薪だけでは物足りないと仰るなら、果物でも~
お野菜でも、何だってご用意しますわよ。▼~
ね、フェリクスさん。居場所も生き甲斐も、~
新しく見つければよろしいんじゃなくって?▼~
失うことを恐れるなんて、~
あなたらしくもありませんわ。▼~
:[フェリクス]|………………。~
……ふっ。本当に、お前という奴は。▼~
ああ……考えたこともなかった。~
そういう生き方も、あるのかもしれんな。▼~
……興が湧いた。▼~
お前の夢見る未来とやらのために、~
剣を振るってみるのも悪くないかもしれん。▼~
:[フレン]|ふふっ、嬉しいですわ、フェリクスさん。~
これからも一緒に頑張りましょうね。▼~
人ではなく、薪や、お野菜を切って~
暮らしていけるような……▼~
そんな平和な世界で、あなたと一緒に~
過ごせる日を、楽しみにしていますわね。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#cdba1b52]
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[[会話集/支援会話]]
*フェリクスの支援会話 [#oca64940]
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**セテス [#ufa31a20]
***支援C [#jd13a234]
:[フェリクス]|……何かご用ですか、セテス殿。▼~
:[セテス]|ほう、気づいていたか。~
この時間まで訓練とは、と感心してね。▼~
:[フェリクス]|……私の剣に注文でも?▼~
:[セテス]|いや、武芸に関しては気にしていない。~
気になるのは、君の他者との距離感だ。▼~
:[フェリクス]|……距離感?▼~
:[セテス]|君は他の者たちと距離を置こうとしている~
ように見えるのでね。しかも過剰に。▼~
:[フェリクス]|……フン、よく見ておられる。▼~
彼らとは、価値観が合わないものですから。▼~
:[セテス]|だから皆と馴れ合う気にもならず、~
こうして単身、鍛錬している、と?▼~
:[フェリクス]|何かご不満でも。~
それとも、仲間との絆が勝利に繋がるなどと~
薄ら寒いことを仰るつもりですか。▼~
:[セテス]|君には薄ら寒くとも、大切なことだぞ。~
戦場では味方との連携が必須なのだ。▼~
交流の深い者と浅い者、連携しやすいのが~
どちらかくらい、君にもわかるだろう?▼~
一個の武のみで成せることは限界がある。~
仲間と支え合わねば大事は成せぬぞ。▼~
:[フェリクス]|……私の父のようなことを仰る。~
要は、仲間と仲良くしろ、と?▼~
:[セテス]|平たく言えばそうなる。~
私としては羨ましい限りだがね。▼~
私には……仲間と呼べる者など~
あまりいないからな。▼~
:[フェリクス]|フン……意外ですね。あなたには~
信奉者も多いと認識していましたが。▼~
:[セテス]|同じ目線で語り合える仲間のことを~
言っているのだ。▼~
君には同じ学び舎で過ごした多くの~
仲間がいる。大切にしたほうがいい。▼~
:[フェリクス]|あなたの忠告は心に留めておきますが。~
私は私の考えを変える気はありません。▼~
:[セテス]|ふふ、若いな。~
結構なことだ。▼~
***支援B [#we0223bd]
:[セテス]|フェリクス、~
相変わらず独りで訓練か?▼~
:[フェリクス]|あなたも相変わらず私の監視ですか。~
……暇なことだ。▼~
:[セテス]|監視しているつもりはない。~
むしろ君を案じているのだよ。▼~
君が仲間と距離を置くのは、仲間個々人が~
気に入らないからではあるまい。▼~
君が気に入らないのは……彼らが考えている~
騎士の在り方、そのものではないのか?▼~
:[フェリクス]|……フン。~
本当に、セテス殿はよく見ておられる。▼~
そのとおりです。騎士どもの~
考えというものだけはまるで理解できない。▼~
……そんな理想を奉じる連中と、~
仲良くできるわけがないでしょう。▼~
:[セテス]|……その考えは、君が兄を亡くした~
「ダスカーの悲劇」から来ているのか?▼~
話だけは聞いている。王家の騎士だった~
君の兄は、王子を守って命を落としたと。▼~
:[フェリクス]|兄は職責を果たしたまで。……問題は父だ。~
城に戻った兄の武具を見て奴はこう言った。▼~
『それでこそ騎士の最期だ』……と。▼~
……冗談ではない。~
死を美化し讃えるのが、騎士道だ。▼~
……どうです、セテス殿。~
こんな私を破門にでもしますか?▼~
:[セテス]|まさか。言っておくが私は騎士ではない。~
故に君に騎士道を説くつもりなどない。▼~
何を是とし何を非とするかは個々の自由だ。~
教義の範囲内であればな。▼~
:[フェリクス]|ならば、私が連中と馴れ合わんことも~
許容していただきたいものですが。▼~
:[セテス]|許容するしないの話はしていない。~
これは、若い君への年長者からの忠告だ。▼~
君が揺るがぬ信念を持っているように、~
他の者も皆、それぞれに信念を持っている。▼~
異なる信念を抱く者を忌み嫌うだけでは、~
人の世は成り立たん。そうは思わないか?▼~
まったく同じ信念を持つ者など、~
そうはいないのだからな。▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
:[セテス]|君に信念を曲げろとは言わん。~
だが、己と違う者を受け入れる度量を持て。▼~
私からの忠告は、以上だ。▼~
:[フェリクス]|……セテス殿。~
1つお伺いしますが。▼~
なぜ私に、わざわざそのような話を?~
私など、放っておけば良いでしょうに。▼~
:[セテス]|私は君を頼みにしているからだよ。~
先ほどの話を聞いて、尚更ね。▼~
私もなかなかどうして変わり者だからね。~
君とは馬が合うと思っていた。▼~
:[フェリクス]|……そうですか。▼~
……まあ、あなたがそこまで仰るならば~
多少の努力はしてみるとしましょう。▼~
:[セテス]|うむ。君がいい意味で私の予想を~
裏切ってくれることを期待しているよ。▼~
**フレン [#ee7bbce0]
***支援C [#w9aff11d]
:(暗転)|
:[フェリクス]|……ふっ! はあッ!▼~
:(暗転解除。背後からフレンが現れる)|
:[フレン]|お見事ですわ、フェリクスさん。▼~
:[フェリクス]|……何だ、お前は。邪魔をするな。▼~
:[フレン]|あら、ごめんなさい。~
とってもお見事でしたから、つい。▼~
ねえ、フェリクスさんの剣なら、~
何でも切れるんじゃありませんこと?▼~
:[フェリクス]|……大抵のものはな。▼~
:[フレン]|まあ!~
では、ちょっとお願いがございますのよ。▼~
:[フェリクス]|……この薪を?▼~
:[フレン]|はい。わたくしが投げますから、~
フェリクスさんはそれを切ってくださいな。▼~
:[フェリクス]|チッ……。~
俺に薪割りでもさせるつもりか……。▼~
:[フレン]|騎士の方がやってらしたんですの。~
あなたもおできになるんじゃなくて?▼~
それとも、さすがのフェリクスさんでも、~
薪を切るのは難しいのかしら……。▼~
:[フェリクス]|何……?~
……その程度、できないわけがない。▼~
:[フレン]|ま! 是非、拝見したいですわ。~
では、投げますわよ? そー……▼~
:[フェリクス]|フン……一つ一つ投げ渡すなど面倒だ。~
一気に何本かまとめて放り投げろ。▼~
:[フレン]|一気にまとめて、ですの……?~
ええ、よろしくてよ。……そーれ!▼~
:(暗転。剣を振るSE)|
:[フレン]|ま! すごい、すごいですわ!▼~
:[フェリクス]|……この程度、造作もない。▼~
:[フレン]|こんな素敵な薪割り、~
わたくし初めて拝見しましたわ!▼~
さあさあ、次は、~
投げる薪の数をもっと増やしますわね。▼~
:[フェリクス]|……チッ。~
俺は何をやらされているんだ……。▼~
***支援B [#u045c061]
:[フェリクス]|……おい、フレン。~
隠し持っているのは何だ。▼~
:[フレン]|あら、もうお気づきになったの?~
今日は薪のほかに、果物とお野菜を……▼~
:[フェリクス]|チッ……もうやらんからな。▼~
俺の剣は、断じて、~
薪や果物を切るためのものではない。▼~
:[フレン]|……では、何を切るんですの?▼~
:[フェリクス]|決まっている。敵だ。▼~
:[フレン]|敵?~
それはつまり、人のことを仰ってるの?▼~
フェリクスさんは、薪を切るより、~
人を斬るほうが好きなんですの?▼~
:[フェリクス]|……そういう問題ではない。~
剣は、人を斬るための武器だ。▼~
薪は鉈で割ればいい。~
果物や野菜は包丁で切ればいい。▼~
:[フレン]|けれど、剣で薪や果物を切ってはいけない、~
という決まりもございませんでしょう?▼~
わたくしは、人を斬るための剣よりも~
薪や果物を切る剣のほうが好きですわ。▼~
:[フェリクス]|……おめでたい考えだな。▼~
人を斬る剣なくして、~
勝ちは得られん。▼~
弱い者は、何も得られずに死ぬ。~
生き残るのは常に勝者であり、強者だ。▼~
お前が人死にを厭うのはわかった。~
だが、その意味をいま一度考えたらどうだ。▼~
:[フレン]|人を斬る意味を……?▼~
:[フェリクス]|話は終わりだ。~
お前とこんな問答をする気はない。▼~
……俺はこれからも剣を振るい、人を斬る。▼~
:[フレン]|頑な、ですわね……。▼~
***支援A [#oba47480]
:[フレン]|フェリクスさん。▼~
:[フェリクス]|またお前か。~
……今度は何だ。▼~
:[フレン]|薪割りを頼んだりはしませんわ。~
今日はあなたとお話をしに来たんですの。▼~
フェリクスさんは、生きるために~
人を斬らなくてはいけないんですわよね?▼~
:[フェリクス]|チッ……その話か。~
そのとおりだが、何か異論でも。▼~
:[フレン]|いえ、異論などございませんわ。わたくしも~
あなたには生きていてほしいですもの。▼~
:[フェリクス]|そうか。~
ならば話は終わりだ。俺は稽古に戻る。▼~
:[フレン]|お待ちになって。~
わたくしの話はまだ終わっておりませんわ。▼~
今の戦乱の時代では、フェリクスさんは~
生きるために剣を振るわねばなりません。▼~
でしたらわたくしは、そんな戦乱の時代を~
早く終わらせたいと思っているんですの。▼~
:[フェリクス]|……そのためには、人を斬らねばならん。▼~
:[フレン]|それは……確かに、そうかもしれませんわ。▼~
けれどその先には、フェリクスさんが人を~
斬らずに済む未来もあるのではなくって?▼~
:[フェリクス]|………………。▼~
……そんな未来を夢見るのは結構だが、~
そこに俺の居場所はない。▼~
何しろ生まれてこの方、剣ばかり~
振るって育ったようなものだからな。▼~
……難儀な生き物だ。剣士というものは。▼~
平和のために戦っておきながら、いざ~
平和な世界が訪れれば、生き甲斐を失う。▼~
:[フレン]|……ふふっ、そんなことでしたら、~
心配ご無用ですわよ?▼~
そんな時代が来ても、大丈夫。~
またわたくしが薪割りをお願いしますもの。▼~
:[フェリクス]|……薪割りだと?▼~
:[フレン]|薪だけでは物足りないと仰るなら、果物でも~
お野菜でも、何だってご用意しますわよ。▼~
ね、フェリクスさん。居場所も生き甲斐も、~
新しく見つければよろしいんじゃなくって?▼~
失うことを恐れるなんて、~
あなたらしくもありませんわ。▼~
:[フェリクス]|………………。~
……ふっ。本当に、お前という奴は。▼~
ああ……考えたこともなかった。~
そういう生き方も、あるのかもしれんな。▼~
……興が湧いた。▼~
お前の夢見る未来とやらのために、~
剣を振るってみるのも悪くないかもしれん。▼~
:[フレン]|ふふっ、嬉しいですわ、フェリクスさん。~
これからも一緒に頑張りましょうね。▼~
人ではなく、薪や、お野菜を切って~
暮らしていけるような……▼~
そんな平和な世界で、あなたと一緒に~
過ごせる日を、楽しみにしていますわね。▼~
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