[広告]
会話集/支援会話/ヒルダ(セイロス聖教会)
をテンプレートにして作成
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
[[会話集/支援会話]]
*ヒルダの支援会話 [#d45449e0]
#contents
**セテス [#o831e506]
***支援C [#ld8a8d9e]
:[ヒルダ]|あ、セテスさま。~
こんにちはー! では、さようならー……。▼~
:[セテス]|待て、ヒルダ。~
……どうだ。体の調子は。▼~
:[ヒルダ]|え? ……ああ、はい。おかげさまでー。▼~
:[セテス]|そうか。体調不良を理由に、掃除当番を~
代わってもらっていたと聞いたのでな。▼~
:[ヒルダ]|あはは……流石はセテスさま、~
何でもご存知なんですねー。▼~
:[セテス]|その前は、食事の配膳を頼んでいたな。~
……手首を痛めたとか。大事ないか?▼~
:[ヒルダ]|ええ、おかげさまで……。そーんな、~
どうでもいい話までご存知なんですねー。▼~
:[セテス]|模擬戦への参加を交代してもらったことも~
あった気がするな。頭痛がするとかで……▼~
:[ヒルダ]|あたし、ほんと体が弱くて……コホコホ。~
みんなにはお世話になりっぱなしですー。▼~
:[セテス]|うむ。嫌な顔せず頼みを聞く。最高の友だ。~
大切にするように。そして恩は返せよ。▼~
:[ヒルダ]|は、はあい……。それじゃ、失礼……▼~
:[セテス]|ヒルダ。▼~
:[ヒルダ]|……ひっ。~
ま、まだ何かご用でしょうか……?▼~
:[セテス]|今日の祈りを捧げに、礼拝堂に行くのだが、~
君も一緒にどうだ?▼~
:[ヒルダ]|い、いえ。遠慮させていただきますわ。~
今日のお祈りは済ませましたので……。▼~
:[セテス]|それは重畳。~
これからも主への感謝を忘れぬようにな。▼~
日々、主に祈りを捧げ、己を省み、~
主に恥じぬ行いを心掛けることが肝要だ。▼~
……主は、~
すべてお見通しであられるのだからな。▼~
:[ヒルダ]|……っ!▼~
:[セテス]|では、これで。▼~
:[ヒルダ]|は、はあい。ご機嫌よう……。▼~
''(セテスが立ち去る)''
:[ヒルダ]|こ、怖すぎるうー!~
あれ、絶対わかって言ってるわ。▼~
セテスさま流の「怠けてんじゃねーよ」ね。~
いっそ普通に叱ってくれないかなあ……。▼~
だからセテスさまには~
あんまり近づきたくないのよね……。▼~
***支援B [#zd5793d7]
:[ヒルダ]|うっ! セテスさまだわ。~
機を見て、逃げ……▼~
:[セテス]|ほう、本を読んでいるのか。~
君は本が好きなのか?▼~
:[ヒルダ]|え、ええ。読書、好きですのえ。オホホ。~
もう読み終わりましたので、失礼しま……▼~
:[セテス]|ほう、それは好都合だ。▼~
:[ヒルダ]|え、あのー、好都合、とは……?▼~
:[セテス]|少し付き合ってくれ。これから短い話を~
読むから、聞いていてほしいのだ。▼~
:(暗転)|
:[セテス]|……むかしむかし、ある寒い地方の山奥に~
怠け者のキツネと働き者のリスがいました。▼~
忙しなく働くリスの横で、怠け者のキツネは~
いつも遊んでばかりいました。▼~
秋、リスが冬に備えてドングリを集めている~
間も、やっぱりキツネは遊んでいました。▼~
やがて長い冬が訪れました。山は深い雪に~
覆われ、食べ物を隠してしまいました。▼~
空腹のキツネは、リスの家を訪ねましたが、~
リスは家の扉を固く閉ざして冬眠中。▼~
たまに目を覚ましても、ドングリをかじって~
すぐにまた眠ってしまいます。▼~
キツネは仕方なく、寒い森の中で~
食べ物を探すしかありませんでした。▼~
哀れ、キツネは空腹を抱えたまま、~
春が来るまで森をさまよい続けました。▼~
今でもキツネが冬眠できないのは、~
そういう訳だったのです……。▼~
:(暗転)|
:[ヒルダ]|へえ、そういう訳だったんですねー。~
……って、うふふ。あたしも小さい頃は、~
そういう寓話をよく読んでもらったなー。▼~
でも、怠け者のキツネと働き者のリスの~
話なんて、初めて聞きましたよー。▼~
:[セテス]|そうだろうな。~
何せこれは、私の自作なのだから。▼~
:[ヒルダ]|……え!?~
これ、セテスさまが作ったんですかー!?▼~
:[セテス]|ああ。フレンも幼い頃、寓話を聞くのが~
好きでな。よく読み聞かせていたのだ。▼~
今のは新作だ。修道院にいる子供たちの~
ために、久々に書いてみたのだよ。▼~
で、どうだろう? 感想を聞きたいのだが。▼~
:[ヒルダ]|可愛いですー!▼~
:[セテス]|……かわ、いい?▼~
:[ヒルダ]|小さな妹のために、寓話を作るセテスさま。~
想像すると、すっごく可愛いですよー!▼~
いかつくて、見透かされてるみたいで、~
ちょっと怖いセテスさまも……▼~
可愛いところがおありなんですねー。~
ちょっと見る目変わりましたー!▼~
:[セテス]|いや……そういうことを~
聞きたかったのではないのだが……。▼~
***支援A [#p0730c06]
:[セテス]|ヒルダ。▼~
:[ヒルダ]|あ、セテスさま。~
こんにちはー。▼~
:[セテス]|……ほう?▼~
:[ヒルダ]|な、何ですか?▼~
:[セテス]|私に声をかけられても、~
逃げ腰にならなくなったな。▼~
:[ヒルダ]|あ、あはははー。~
気づかれてましたか。▼~
セテスさまにじーっとみられると、~
心の中まで覗かれてる気分になるんですよ。▼~
:[セテス]|ほう、それが苦にならないということは、~
後ろめたいことがなくなったのか?▼~
:[ヒルダ]|いえ、慣れただけですー。セテスさまが~
怖いだけの人じゃないってわかったしー。▼~
:[セテス]|後ろめたいことはあるのか……?~
いつまでも怠け者では困るな。▼~
:[ヒルダ]|そうですねー、あたしだって冬眠できない~
キツネさんにはなりたくないですしー。▼~
:[セテス]|そうか。寓話に込めた教訓が~
正しく伝わっているようで何よりだ。▼~
:[ヒルダ]|でもあの話、ちょっとリスさんが~
冷たすぎませんかー?▼~
自分だけ良ければ、友達が困ってても~
関係なーい、みたいな。▼~
:[セテス]|む……確かに。子供がそのような考えを~
持ってしまうと困るな。▼~
リスは貯えたドングリを少し分けてあげて、~
それでキツネはどうにか春まで耐えた……▼~
……とでもすれば、どうだろう?▼~
:[ヒルダ]|それなら子供たちも、優しいリスさんに~
なりたーい!って思ってくれそうですー。▼~
:[セテス]|うむ、そうか。~
君に聞いてもらって正解だったな。▼~
……そうだ。フレンのために作った寓話は~
まだまだあるんだ。聞いてくれないか?▼~
:[ヒルダ]|いっそ、ちゃんと本にしたらどうですか?~
あたしだけが聞くのももったいないですし。▼~
:[セテス]|ほほう、それは妙案だな!~
よし、早速準備に取り掛かろう。▼~
君、絵は得意かな?~
挿絵を描いてほしいのだが。▼~
《イグナーツが自軍にいる時》
:[ヒルダ]|絵ならイグナーツくんのほうが……。▼~
《共通》
:[ヒルダ]|……まあ、子供向け絵本の挿絵くらいなら~
適当にちゃちゃっと描けそうな気も……。▼~
:[セテス]|ついでに、内容についても意見が欲しい。~
手伝ってくれるか?▼~
:[ヒルダ]|えー、ちょっと面倒くさい……けど、~
乗りかかった舟ですし……わかりましたー。▼~
:[セテス]|そうか! 私もやる気が出てきたぞ!~
これは子供たちの未来のための大事業だ!▼~
''(セテスが退室)''
:[ヒルダ]|こんなに嬉しそうにはしゃがれると~
面倒事も引き受けちゃうわね……。▼~
***支援A+ [#d5fc1750]
:[セテス]|ヒルダ、街に出ていたのか?▼~
:[ヒルダ]|はい、絵の道具を買い足しにー。▼~
:[セテス]|……それは、絵本の挿絵に使う物か?~
なら、私が代金を……。▼~
:[ヒルダ]|いえいえ、いいんですよー。~
趣味の装飾品づくりにも使ってますから。▼~
それよりセテスさまの寓話、大人気ですよ。~
街の教会に子供たちが集まってました。▼~
:[セテス]|ほう、そうか。~
あそこに置いて正解だったな。▼~
:[ヒルダ]|「怠けてるとキツネになっちゃうよ」なんて~
子供を叱る親までいたんですよー。▼~
あたしは、リスさんが助けてくれるなら、~
キツネさんでもいいですけどねー。▼~
:[セテス]|む……子供にまで、そう思われては困るな。~
やはり元の話に戻すか……。▼~
:[ヒルダ]|でもまあ……これでセテスさま、~
戦争が終わってもやることできましたね。▼~
元々フレンちゃんのためのものだけど、~
今は、多くの人が必要としている……▼~
子供たち、新作を楽しみにしてるんです。~
これはもう、やめられませんよー?▼~
:[セテス]|しかし世界が大きく変わる過渡期に、~
のんびり寓話ばかり書いているのもな……。▼~
:[ヒルダ]|そんな時代だからこそ、子供たちのために~
何かしてあげるべきじゃないですかー?▼~
未来のフォドラを作るのは、~
今の子供たちなんですよー?▼~
:[セテス]|確かにそうだな! しかし、続けるとなると~
君にも付き合ってもらわねばならんぞ。▼~
:[ヒルダ]|えー? こんなに有名になったのに、~
いつまで素人の絵を使うんですかー?▼~
:[セテス]|寓話の意図を正しく理解し、子供の心に~
響く絵を描ける者でなければ務まらん。▼~
君のやや脱力した感のある絵が最適なのだ。~
腹をくくってもらわねば困る。▼~
:[ヒルダ]|脱力って……褒めてませんよ、それー。▼~
:[セテス]|君もまだ描きたいという意志があるから、~
絵の道具を買い足しに行っていたんだろう?▼~
:[ヒルダ]|それは、そうですけどー。~
戦争が終わるまでは付き合おうかなーって。▼~
:[セテス]|煮え切らん娘だな……まあ、いい。~
戦争が終わった後のことはまた考えよう。▼~
:[ヒルダ]|うーん……キツネさんでいたかったけど、~
リスさんに転職するのも悪くないかなー。▼~
セテスさまが一生懸命に寓話を書く姿、~
ずっと見ていたい気もするし……。▼~
:[セテス]|ん? 何か言ったか?▼~
:[ヒルダ]|いいえ、何でもないですよー。~
じゃ、新作に取り掛かりますかー!▼~
**ツィリル [#t2ebbca9]
***支援C [#l9269b46]
:[ヒルダ]|あ、ツィリルくん。~
どうしたの? お仕事?▼~
:[ツィリル]|ヒルダ、邪魔。どいて。▼~
:[ヒルダ]|ひっどーい! まだ何も言ってないのにー。▼~
:[ツィリル]|どうせ怠けに来たんでしょ。▼~
:[ヒルダ]|違うわよー。~
馬に飼い葉をやってきてって言われたのー。▼~
:[ツィリル]|その割には、飼い葉を持ってないけど?▼~
:[ヒルダ]|飼い葉のある場所わかんなくてー。~
誰かに手伝ってもらおうと思ったのー。▼~
:[ツィリル]|……ボクがやっとくよ。~
掃除のついでに。▼~
:[ヒルダ]|ありがとー! ツィリルくんなら、~
完璧にやってくれるから、心配ないわねー。▼~
:[ツィリル]|……自分の仕事は、ちゃんとやりたいから。▼~
:[ヒルダ]|ほんと、ため息が出るほど真面目ねー。~
何か、パルミラ人だってこと忘れちゃう。▼~
パルミラの人って、乱暴で適当で~
ひねくれた人ばっかりだと思ってたけど……▼~
ツィリルくんみたいな~
普通の子もいるんだねー。▼~
:[ツィリル]|乱暴で適当でひねくれた人……。▼~
:[ヒルダ]|ほら、うちの実家はパルミラ人と~
ちょくちょく戦ってるでしょ?▼~
父さんも兄さんも、あんまり戦場のことは~
あたしには話してくれなかったんだけど。▼~
理由もなしに気分で攻めてきて、~
約定は簡単に破るし、嘘しか言わないし……▼~
そんな適当な乱暴者ばーっかりだって、~
周りの人はみーんな言ってたのよ。▼~
:[ツィリル]|ふーん。▼~
:[ヒルダ]|……何よ。興味ないって顔ね。~
自分たちのこと言われてるのよ?▼~
:[ツィリル]|ボクのことじゃないし。▼~
:[ヒルダ]|……じゃあ、パルミラ人から見てどうなの?~
フォドラの人ってどんな感じ?▼~
:[ツィリル]|………………。▼~
:[ヒルダ]|な、何よ……。▼~
:[ツィリル]|……別に。~
特にどんな人たちって印象はないよ。▼~
:[ヒルダ]|えー!? 何よそれー?▼~
:[ツィリル]|いろんな人がいる。~
一くくりにこうとは言えないってこと。▼~
それは、フォドラもパルミラも一緒だよ。▼~
偉い人が弱い人に対して威張ってるのも~
弱い人が何もできないのもね。▼~
《第一部限定》
:[ツィリル]|……レアさまがいるかいないか。~
ボクにとってはそれだけの違いだ。▼~
***支援B [#v1692d30]
:[ヒルダ]|あ、ツィリルくん。~
また掃除してるのねー。▼~
:[ツィリル]|……。ヒルダ、邪魔。どいて。▼~
:[ヒルダ]|馬の水を補充してほしいって言われたの。~
でも水桶の場所がわかんないんだー。▼~
いつものところにあるから、としか~
言ってくれないんだもんー。▼~
:[ツィリル]|ヒルダが、いっつも怠けてるから~
わからないんでしょ……。▼~
:[ヒルダ]|ツィリルくん、掃除のついでに水も……▼~
:[ツィリル]|水桶のある場所を教えてあげる。~
井戸の側だから、今回だけ手伝うよ。▼~
:[ヒルダ]|……はーい。▼~
:(暗転)|
:[ヒルダ]|手伝ってくれてありがとうー!~
ツィリルくん、結構力あるんだねー。▼~
でも疲れたでしょー?~
ね、少し休憩していこうよー。▼~
:[ツィリル]|次の仕事まで、まだ時間があるから……。~
……じゃあ、少しだけ。▼~
:[ヒルダ]|………………。▼~
:[ツィリル]|………………。▼~
:[ヒルダ]|ねー、何か話題を頂戴。~
沈黙が苦手なのよねー、あたし。▼~
:[ツィリル]|話題ならアナタのほうが持ってるでしょ。~
ボクは、黙ってても平気だし。▼~
:[ヒルダ]|違う違うー。兄さんへの返事の手紙に~
書く話題がないのよー。▼~
:[ツィリル]|兄さん? ヒルダの兄さんって~
そんなに筆まめなの?▼~
:[ヒルダ]|筆まめっていうより、暇人ね!~
しかも、お前が心配だ心配だってばかり。▼~
すぐに返事を書かないと、~
さらにまた心配されちゃうしさー……。▼~
:[ツィリル]|別に、普段のことを書けばいいじゃない。~
今日も怠けて掃除の邪魔をしました、とか。▼~
いまだに馬の水桶の置いてある場所も~
わかりません、とか。▼~
:[ヒルダ]|意地悪ううう。ツィリルくん、あたしのこと~
どういうふうに見てるわけー?▼~
:[ツィリル]|怠け者で他人任せ。堂に入った無精者。~
こんな人、パルミラじゃ見たことないよ。▼~
:[ヒルダ]|え? ほんと? レアさま以外にも~
パルミラとフォドラの違いあった?▼~
:[ツィリル]|アナタがレアさまと並ぶなんて、本当に~
おこがましいけど……そのとおりだね。▼~
しかも、不思議とみんな、そんな君の世話を~
焼くことは嫌じゃない。ボクだって……。▼~
:[ヒルダ]|……ん? どうしたの?▼~
:[ツィリル]|……何でもない。~
ボク、そろそろ次の仕事があるから行くね。▼~
:[ヒルダ]|ほんと、真面目で働き者ねえ。~
あの子こそ、フォドラじゃ珍しい子だわ。▼~
……あー!~
手紙に何書くか結局決まってない!▼~
うー、仕方ないわね。~
ツィリルくんのことでも書こうかな……。▼~
***支援A [#a7740f09]
:[ヒルダ]|あ、ツィリルくん。~
今からお掃除? ご苦労様ー。▼~
:[ツィリル]|……ヒルダ。▼~
:[ヒルダ]|水と飼い葉運んで、疲れちゃったのよー。~
少しここで休ませてー。▼~
:[ツィリル]|……あ! ヒルダがちゃんと~
一人で仕事してる……。▼~
:[ヒルダ]|手伝ってくれるツィリルくんがいないから~
一人で頑張っちゃったわよー。▼~
:[ツィリル]|……別にボクじゃなくても、~
助けてくれる人はいるだろう?▼~
:[ヒルダ]|ツィリルくんを待ってたんだよ。~
だって、ほら!▼~
:[ツィリル]|……手紙?▼~
:[ヒルダ]|前に兄さんと手紙のやり取りをしてる話、~
したでしょう?▼~
それで、ツィリルくんのことも~
何度か書いたのよねー。▼~
:[ツィリル]|人のことを勝手に書くなんて……。~
君って本当に……▼~
:[ヒルダ]|別に悪く書いてないわよー。~
それどころか、ほら……読んであげるね。▼~
『パルミラ人であっても、品行方正で~
慈悲の心を持つ者ならば尊敬すべきだ。▼~
人間として立派な者は重んじなさい。~
国の事情など大事の前には無に等しい』▼~
:[ツィリル]|……へえ。すごいね、かっこいいや。~
パルミラと戦う貴族の言葉とは思えない。▼~
:[ヒルダ]|でしょ? あんな兄さんだけど~
あたしも見直しちゃったんだー。▼~
:[ツィリル]|嬉しいな。こっちじゃ、パルミラ人って~
だけで、悪い印象を持つ人も多いから。▼~
ボクを、一人の人間として~
認めてもらえたような気がして……。▼~
:[ヒルダ]|えー? 何よう。~
あたしもずっと認めてるわよー?▼~
ツィリルくんにお願いしたら、~
何だって完璧にお手伝いしてくれるもの!▼~
:[ツィリル]|それは認めてるんじゃなくて、~
頼ってるんでしょ。▼~
ヒルダはまず、兄さんから~
心配されないような大人になりなよ。▼~
:[ヒルダ]|あたしだって成長してるわよー!~
水やりも飼い葉もちゃんとできたんだから!▼~
:[ツィリル]|だとしてもボク、ヒルダに認められても~
全然嬉しくないなあ。▼~
……頼られるのは、とても嬉しいけどね。▼~
:[ヒルダ]|……じゃあ、もっと頼ってやるんだから。~
まずは……▼~
:[ツィリル]|さてと、ボクここの掃除始めるからー。▼~
:[ヒルダ]|ちょっと、待ちなさいよー!▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#m9af6f2f]
- セテスとの支援Aでイグナーツが言及されるのは自軍で生存時...
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*ヒルダの支援会話 [#d45449e0]
#contents
**セテス [#o831e506]
***支援C [#ld8a8d9e]
:[ヒルダ]|あ、セテスさま。~
こんにちはー! では、さようならー……。▼~
:[セテス]|待て、ヒルダ。~
……どうだ。体の調子は。▼~
:[ヒルダ]|え? ……ああ、はい。おかげさまでー。▼~
:[セテス]|そうか。体調不良を理由に、掃除当番を~
代わってもらっていたと聞いたのでな。▼~
:[ヒルダ]|あはは……流石はセテスさま、~
何でもご存知なんですねー。▼~
:[セテス]|その前は、食事の配膳を頼んでいたな。~
……手首を痛めたとか。大事ないか?▼~
:[ヒルダ]|ええ、おかげさまで……。そーんな、~
どうでもいい話までご存知なんですねー。▼~
:[セテス]|模擬戦への参加を交代してもらったことも~
あった気がするな。頭痛がするとかで……▼~
:[ヒルダ]|あたし、ほんと体が弱くて……コホコホ。~
みんなにはお世話になりっぱなしですー。▼~
:[セテス]|うむ。嫌な顔せず頼みを聞く。最高の友だ。~
大切にするように。そして恩は返せよ。▼~
:[ヒルダ]|は、はあい……。それじゃ、失礼……▼~
:[セテス]|ヒルダ。▼~
:[ヒルダ]|……ひっ。~
ま、まだ何かご用でしょうか……?▼~
:[セテス]|今日の祈りを捧げに、礼拝堂に行くのだが、~
君も一緒にどうだ?▼~
:[ヒルダ]|い、いえ。遠慮させていただきますわ。~
今日のお祈りは済ませましたので……。▼~
:[セテス]|それは重畳。~
これからも主への感謝を忘れぬようにな。▼~
日々、主に祈りを捧げ、己を省み、~
主に恥じぬ行いを心掛けることが肝要だ。▼~
……主は、~
すべてお見通しであられるのだからな。▼~
:[ヒルダ]|……っ!▼~
:[セテス]|では、これで。▼~
:[ヒルダ]|は、はあい。ご機嫌よう……。▼~
''(セテスが立ち去る)''
:[ヒルダ]|こ、怖すぎるうー!~
あれ、絶対わかって言ってるわ。▼~
セテスさま流の「怠けてんじゃねーよ」ね。~
いっそ普通に叱ってくれないかなあ……。▼~
だからセテスさまには~
あんまり近づきたくないのよね……。▼~
***支援B [#zd5793d7]
:[ヒルダ]|うっ! セテスさまだわ。~
機を見て、逃げ……▼~
:[セテス]|ほう、本を読んでいるのか。~
君は本が好きなのか?▼~
:[ヒルダ]|え、ええ。読書、好きですのえ。オホホ。~
もう読み終わりましたので、失礼しま……▼~
:[セテス]|ほう、それは好都合だ。▼~
:[ヒルダ]|え、あのー、好都合、とは……?▼~
:[セテス]|少し付き合ってくれ。これから短い話を~
読むから、聞いていてほしいのだ。▼~
:(暗転)|
:[セテス]|……むかしむかし、ある寒い地方の山奥に~
怠け者のキツネと働き者のリスがいました。▼~
忙しなく働くリスの横で、怠け者のキツネは~
いつも遊んでばかりいました。▼~
秋、リスが冬に備えてドングリを集めている~
間も、やっぱりキツネは遊んでいました。▼~
やがて長い冬が訪れました。山は深い雪に~
覆われ、食べ物を隠してしまいました。▼~
空腹のキツネは、リスの家を訪ねましたが、~
リスは家の扉を固く閉ざして冬眠中。▼~
たまに目を覚ましても、ドングリをかじって~
すぐにまた眠ってしまいます。▼~
キツネは仕方なく、寒い森の中で~
食べ物を探すしかありませんでした。▼~
哀れ、キツネは空腹を抱えたまま、~
春が来るまで森をさまよい続けました。▼~
今でもキツネが冬眠できないのは、~
そういう訳だったのです……。▼~
:(暗転)|
:[ヒルダ]|へえ、そういう訳だったんですねー。~
……って、うふふ。あたしも小さい頃は、~
そういう寓話をよく読んでもらったなー。▼~
でも、怠け者のキツネと働き者のリスの~
話なんて、初めて聞きましたよー。▼~
:[セテス]|そうだろうな。~
何せこれは、私の自作なのだから。▼~
:[ヒルダ]|……え!?~
これ、セテスさまが作ったんですかー!?▼~
:[セテス]|ああ。フレンも幼い頃、寓話を聞くのが~
好きでな。よく読み聞かせていたのだ。▼~
今のは新作だ。修道院にいる子供たちの~
ために、久々に書いてみたのだよ。▼~
で、どうだろう? 感想を聞きたいのだが。▼~
:[ヒルダ]|可愛いですー!▼~
:[セテス]|……かわ、いい?▼~
:[ヒルダ]|小さな妹のために、寓話を作るセテスさま。~
想像すると、すっごく可愛いですよー!▼~
いかつくて、見透かされてるみたいで、~
ちょっと怖いセテスさまも……▼~
可愛いところがおありなんですねー。~
ちょっと見る目変わりましたー!▼~
:[セテス]|いや……そういうことを~
聞きたかったのではないのだが……。▼~
***支援A [#p0730c06]
:[セテス]|ヒルダ。▼~
:[ヒルダ]|あ、セテスさま。~
こんにちはー。▼~
:[セテス]|……ほう?▼~
:[ヒルダ]|な、何ですか?▼~
:[セテス]|私に声をかけられても、~
逃げ腰にならなくなったな。▼~
:[ヒルダ]|あ、あはははー。~
気づかれてましたか。▼~
セテスさまにじーっとみられると、~
心の中まで覗かれてる気分になるんですよ。▼~
:[セテス]|ほう、それが苦にならないということは、~
後ろめたいことがなくなったのか?▼~
:[ヒルダ]|いえ、慣れただけですー。セテスさまが~
怖いだけの人じゃないってわかったしー。▼~
:[セテス]|後ろめたいことはあるのか……?~
いつまでも怠け者では困るな。▼~
:[ヒルダ]|そうですねー、あたしだって冬眠できない~
キツネさんにはなりたくないですしー。▼~
:[セテス]|そうか。寓話に込めた教訓が~
正しく伝わっているようで何よりだ。▼~
:[ヒルダ]|でもあの話、ちょっとリスさんが~
冷たすぎませんかー?▼~
自分だけ良ければ、友達が困ってても~
関係なーい、みたいな。▼~
:[セテス]|む……確かに。子供がそのような考えを~
持ってしまうと困るな。▼~
リスは貯えたドングリを少し分けてあげて、~
それでキツネはどうにか春まで耐えた……▼~
……とでもすれば、どうだろう?▼~
:[ヒルダ]|それなら子供たちも、優しいリスさんに~
なりたーい!って思ってくれそうですー。▼~
:[セテス]|うむ、そうか。~
君に聞いてもらって正解だったな。▼~
……そうだ。フレンのために作った寓話は~
まだまだあるんだ。聞いてくれないか?▼~
:[ヒルダ]|いっそ、ちゃんと本にしたらどうですか?~
あたしだけが聞くのももったいないですし。▼~
:[セテス]|ほほう、それは妙案だな!~
よし、早速準備に取り掛かろう。▼~
君、絵は得意かな?~
挿絵を描いてほしいのだが。▼~
《イグナーツが自軍にいる時》
:[ヒルダ]|絵ならイグナーツくんのほうが……。▼~
《共通》
:[ヒルダ]|……まあ、子供向け絵本の挿絵くらいなら~
適当にちゃちゃっと描けそうな気も……。▼~
:[セテス]|ついでに、内容についても意見が欲しい。~
手伝ってくれるか?▼~
:[ヒルダ]|えー、ちょっと面倒くさい……けど、~
乗りかかった舟ですし……わかりましたー。▼~
:[セテス]|そうか! 私もやる気が出てきたぞ!~
これは子供たちの未来のための大事業だ!▼~
''(セテスが退室)''
:[ヒルダ]|こんなに嬉しそうにはしゃがれると~
面倒事も引き受けちゃうわね……。▼~
***支援A+ [#d5fc1750]
:[セテス]|ヒルダ、街に出ていたのか?▼~
:[ヒルダ]|はい、絵の道具を買い足しにー。▼~
:[セテス]|……それは、絵本の挿絵に使う物か?~
なら、私が代金を……。▼~
:[ヒルダ]|いえいえ、いいんですよー。~
趣味の装飾品づくりにも使ってますから。▼~
それよりセテスさまの寓話、大人気ですよ。~
街の教会に子供たちが集まってました。▼~
:[セテス]|ほう、そうか。~
あそこに置いて正解だったな。▼~
:[ヒルダ]|「怠けてるとキツネになっちゃうよ」なんて~
子供を叱る親までいたんですよー。▼~
あたしは、リスさんが助けてくれるなら、~
キツネさんでもいいですけどねー。▼~
:[セテス]|む……子供にまで、そう思われては困るな。~
やはり元の話に戻すか……。▼~
:[ヒルダ]|でもまあ……これでセテスさま、~
戦争が終わってもやることできましたね。▼~
元々フレンちゃんのためのものだけど、~
今は、多くの人が必要としている……▼~
子供たち、新作を楽しみにしてるんです。~
これはもう、やめられませんよー?▼~
:[セテス]|しかし世界が大きく変わる過渡期に、~
のんびり寓話ばかり書いているのもな……。▼~
:[ヒルダ]|そんな時代だからこそ、子供たちのために~
何かしてあげるべきじゃないですかー?▼~
未来のフォドラを作るのは、~
今の子供たちなんですよー?▼~
:[セテス]|確かにそうだな! しかし、続けるとなると~
君にも付き合ってもらわねばならんぞ。▼~
:[ヒルダ]|えー? こんなに有名になったのに、~
いつまで素人の絵を使うんですかー?▼~
:[セテス]|寓話の意図を正しく理解し、子供の心に~
響く絵を描ける者でなければ務まらん。▼~
君のやや脱力した感のある絵が最適なのだ。~
腹をくくってもらわねば困る。▼~
:[ヒルダ]|脱力って……褒めてませんよ、それー。▼~
:[セテス]|君もまだ描きたいという意志があるから、~
絵の道具を買い足しに行っていたんだろう?▼~
:[ヒルダ]|それは、そうですけどー。~
戦争が終わるまでは付き合おうかなーって。▼~
:[セテス]|煮え切らん娘だな……まあ、いい。~
戦争が終わった後のことはまた考えよう。▼~
:[ヒルダ]|うーん……キツネさんでいたかったけど、~
リスさんに転職するのも悪くないかなー。▼~
セテスさまが一生懸命に寓話を書く姿、~
ずっと見ていたい気もするし……。▼~
:[セテス]|ん? 何か言ったか?▼~
:[ヒルダ]|いいえ、何でもないですよー。~
じゃ、新作に取り掛かりますかー!▼~
**ツィリル [#t2ebbca9]
***支援C [#l9269b46]
:[ヒルダ]|あ、ツィリルくん。~
どうしたの? お仕事?▼~
:[ツィリル]|ヒルダ、邪魔。どいて。▼~
:[ヒルダ]|ひっどーい! まだ何も言ってないのにー。▼~
:[ツィリル]|どうせ怠けに来たんでしょ。▼~
:[ヒルダ]|違うわよー。~
馬に飼い葉をやってきてって言われたのー。▼~
:[ツィリル]|その割には、飼い葉を持ってないけど?▼~
:[ヒルダ]|飼い葉のある場所わかんなくてー。~
誰かに手伝ってもらおうと思ったのー。▼~
:[ツィリル]|……ボクがやっとくよ。~
掃除のついでに。▼~
:[ヒルダ]|ありがとー! ツィリルくんなら、~
完璧にやってくれるから、心配ないわねー。▼~
:[ツィリル]|……自分の仕事は、ちゃんとやりたいから。▼~
:[ヒルダ]|ほんと、ため息が出るほど真面目ねー。~
何か、パルミラ人だってこと忘れちゃう。▼~
パルミラの人って、乱暴で適当で~
ひねくれた人ばっかりだと思ってたけど……▼~
ツィリルくんみたいな~
普通の子もいるんだねー。▼~
:[ツィリル]|乱暴で適当でひねくれた人……。▼~
:[ヒルダ]|ほら、うちの実家はパルミラ人と~
ちょくちょく戦ってるでしょ?▼~
父さんも兄さんも、あんまり戦場のことは~
あたしには話してくれなかったんだけど。▼~
理由もなしに気分で攻めてきて、~
約定は簡単に破るし、嘘しか言わないし……▼~
そんな適当な乱暴者ばーっかりだって、~
周りの人はみーんな言ってたのよ。▼~
:[ツィリル]|ふーん。▼~
:[ヒルダ]|……何よ。興味ないって顔ね。~
自分たちのこと言われてるのよ?▼~
:[ツィリル]|ボクのことじゃないし。▼~
:[ヒルダ]|……じゃあ、パルミラ人から見てどうなの?~
フォドラの人ってどんな感じ?▼~
:[ツィリル]|………………。▼~
:[ヒルダ]|な、何よ……。▼~
:[ツィリル]|……別に。~
特にどんな人たちって印象はないよ。▼~
:[ヒルダ]|えー!? 何よそれー?▼~
:[ツィリル]|いろんな人がいる。~
一くくりにこうとは言えないってこと。▼~
それは、フォドラもパルミラも一緒だよ。▼~
偉い人が弱い人に対して威張ってるのも~
弱い人が何もできないのもね。▼~
《第一部限定》
:[ツィリル]|……レアさまがいるかいないか。~
ボクにとってはそれだけの違いだ。▼~
***支援B [#v1692d30]
:[ヒルダ]|あ、ツィリルくん。~
また掃除してるのねー。▼~
:[ツィリル]|……。ヒルダ、邪魔。どいて。▼~
:[ヒルダ]|馬の水を補充してほしいって言われたの。~
でも水桶の場所がわかんないんだー。▼~
いつものところにあるから、としか~
言ってくれないんだもんー。▼~
:[ツィリル]|ヒルダが、いっつも怠けてるから~
わからないんでしょ……。▼~
:[ヒルダ]|ツィリルくん、掃除のついでに水も……▼~
:[ツィリル]|水桶のある場所を教えてあげる。~
井戸の側だから、今回だけ手伝うよ。▼~
:[ヒルダ]|……はーい。▼~
:(暗転)|
:[ヒルダ]|手伝ってくれてありがとうー!~
ツィリルくん、結構力あるんだねー。▼~
でも疲れたでしょー?~
ね、少し休憩していこうよー。▼~
:[ツィリル]|次の仕事まで、まだ時間があるから……。~
……じゃあ、少しだけ。▼~
:[ヒルダ]|………………。▼~
:[ツィリル]|………………。▼~
:[ヒルダ]|ねー、何か話題を頂戴。~
沈黙が苦手なのよねー、あたし。▼~
:[ツィリル]|話題ならアナタのほうが持ってるでしょ。~
ボクは、黙ってても平気だし。▼~
:[ヒルダ]|違う違うー。兄さんへの返事の手紙に~
書く話題がないのよー。▼~
:[ツィリル]|兄さん? ヒルダの兄さんって~
そんなに筆まめなの?▼~
:[ヒルダ]|筆まめっていうより、暇人ね!~
しかも、お前が心配だ心配だってばかり。▼~
すぐに返事を書かないと、~
さらにまた心配されちゃうしさー……。▼~
:[ツィリル]|別に、普段のことを書けばいいじゃない。~
今日も怠けて掃除の邪魔をしました、とか。▼~
いまだに馬の水桶の置いてある場所も~
わかりません、とか。▼~
:[ヒルダ]|意地悪ううう。ツィリルくん、あたしのこと~
どういうふうに見てるわけー?▼~
:[ツィリル]|怠け者で他人任せ。堂に入った無精者。~
こんな人、パルミラじゃ見たことないよ。▼~
:[ヒルダ]|え? ほんと? レアさま以外にも~
パルミラとフォドラの違いあった?▼~
:[ツィリル]|アナタがレアさまと並ぶなんて、本当に~
おこがましいけど……そのとおりだね。▼~
しかも、不思議とみんな、そんな君の世話を~
焼くことは嫌じゃない。ボクだって……。▼~
:[ヒルダ]|……ん? どうしたの?▼~
:[ツィリル]|……何でもない。~
ボク、そろそろ次の仕事があるから行くね。▼~
:[ヒルダ]|ほんと、真面目で働き者ねえ。~
あの子こそ、フォドラじゃ珍しい子だわ。▼~
……あー!~
手紙に何書くか結局決まってない!▼~
うー、仕方ないわね。~
ツィリルくんのことでも書こうかな……。▼~
***支援A [#a7740f09]
:[ヒルダ]|あ、ツィリルくん。~
今からお掃除? ご苦労様ー。▼~
:[ツィリル]|……ヒルダ。▼~
:[ヒルダ]|水と飼い葉運んで、疲れちゃったのよー。~
少しここで休ませてー。▼~
:[ツィリル]|……あ! ヒルダがちゃんと~
一人で仕事してる……。▼~
:[ヒルダ]|手伝ってくれるツィリルくんがいないから~
一人で頑張っちゃったわよー。▼~
:[ツィリル]|……別にボクじゃなくても、~
助けてくれる人はいるだろう?▼~
:[ヒルダ]|ツィリルくんを待ってたんだよ。~
だって、ほら!▼~
:[ツィリル]|……手紙?▼~
:[ヒルダ]|前に兄さんと手紙のやり取りをしてる話、~
したでしょう?▼~
それで、ツィリルくんのことも~
何度か書いたのよねー。▼~
:[ツィリル]|人のことを勝手に書くなんて……。~
君って本当に……▼~
:[ヒルダ]|別に悪く書いてないわよー。~
それどころか、ほら……読んであげるね。▼~
『パルミラ人であっても、品行方正で~
慈悲の心を持つ者ならば尊敬すべきだ。▼~
人間として立派な者は重んじなさい。~
国の事情など大事の前には無に等しい』▼~
:[ツィリル]|……へえ。すごいね、かっこいいや。~
パルミラと戦う貴族の言葉とは思えない。▼~
:[ヒルダ]|でしょ? あんな兄さんだけど~
あたしも見直しちゃったんだー。▼~
:[ツィリル]|嬉しいな。こっちじゃ、パルミラ人って~
だけで、悪い印象を持つ人も多いから。▼~
ボクを、一人の人間として~
認めてもらえたような気がして……。▼~
:[ヒルダ]|えー? 何よう。~
あたしもずっと認めてるわよー?▼~
ツィリルくんにお願いしたら、~
何だって完璧にお手伝いしてくれるもの!▼~
:[ツィリル]|それは認めてるんじゃなくて、~
頼ってるんでしょ。▼~
ヒルダはまず、兄さんから~
心配されないような大人になりなよ。▼~
:[ヒルダ]|あたしだって成長してるわよー!~
水やりも飼い葉もちゃんとできたんだから!▼~
:[ツィリル]|だとしてもボク、ヒルダに認められても~
全然嬉しくないなあ。▼~
……頼られるのは、とても嬉しいけどね。▼~
:[ヒルダ]|……じゃあ、もっと頼ってやるんだから。~
まずは……▼~
:[ツィリル]|さてと、ボクここの掃除始めるからー。▼~
:[ヒルダ]|ちょっと、待ちなさいよー!▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#m9af6f2f]
- セテスとの支援Aでイグナーツが言及されるのは自軍で生存時...
#comment
ページ名:
[広告]
Amazon.co.jp