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会話集/支援会話/ヒューベルト(アドラステア帝国)
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[[会話集/支援会話]]
*ヒューベルトの支援会話 [#g8773a1b]
#contents
**エーデルガルト [#u3e64a6e]
[[エーデルガルトのページへ>../エーデルガルト(アドラステア...
**フェルディナント [#a971d8f1]
***支援C [#m1a471f6]
:[フェルディナント]|ふむ……この考えを披露すれば、~
エーデルガルトを出し抜けるかも……▼~
:[ヒューベルト]|フェルディナント殿は、またそれですか。▼~
:[フェルディナント]|おおう!? ……ヒューベルトか。~
気配を消して話しかけないでくれたまえ。▼~
:[ヒューベルト]|くくく……良からぬことを企んでいるから、~
私に気づけないのではないですか?▼~
:[フェルディナント]|良からぬことなど、とんでもない。~
私には、重要なことだ。▼~
:[ヒューベルト]|ほう?
エーデルガルト様をやり込めるのが?▼~
それはまた随分とくだらない、~
重大事ですな。▼~
いくらでも他にすることがあるというのに、~
貴族の中の貴族が聞いて呆れますよ。▼~
:[フェルディナント]|……フン。~
君のような貴族よりは健全さ。▼~
口を開けばいつも「エーデルガルト様」。~
君には主体性というものがないのか?▼~
ただ主に尻尾を振り、主に異を唱えず、~
主の後をついて回り、主に心を砕くばかり。▼~
私を非難する前に、己の生き方を~
どうにかすべきではないかね。▼~
:[ヒューベルト]|ほう……ただのたわ言も貴殿が口にすると、~
いつもの何倍も耳障りになりますな。▼~
《白雲の章》
:[ヒューベルト]|何度も言いますが、我が主は皇女殿下で、~
貴殿は宰相の子息に過ぎない。▼~
《紅花の章》
:[ヒューベルト]|何度も言いますが、我が主は皇帝陛下で、~
貴殿はただの臣下に過ぎない。▼~
《共通》
:[フェルディナント]|わかっているとも。しかし、上の者を諫...
道を正さんとするのは、下の者の務めだ!▼~
私はいつだって、その心構えでいるし……▼~
そのために、彼女よりも優れた考え、~
優れた方法を探しているのだ。▼~
その行いをくだらないと断ずるとは、~
君の従者としての器も底が知れるな。▼~
:[ヒューベルト]|ふっ、貴殿の舌は、まるで水車のように~
ぺらぺらと回りますな。▼~
そしてただ上から下へ流れていく。~
上っ面の権化のような男ですよ。▼~
これ以上の話は無意味だ。~
私は引き上げさせてもらいましょう。▼~
:[フェルディナント]|こちらこそ、君と話すことは何もない。~
さっさと行ってくれ。▼~
***支援B [#r328162a]
:[ヒューベルト]|この手紙を見せて、脅すように。~
さあ、頼みましたよ。▼~
:[帝国兵]|はっ! ▼~
~
(帝国兵が去る)~
:[フェルディナント]|ヒューベルト!?~
今の手紙は……まさか。▼
:[ヒューベルト]|おや、貴殿に見つかってしまいましたか。~
たいしたものではありませんよ。▼~
:[フェルディナント]|いや、だが、あれは、~
エーデルガルトが……▼~
:[ヒューベルト]|ええ、エーデルガルト様が『出すな』と~
命じられた手紙です。▼~
:[フェルディナント]|やはり……!~
なぜ主の命に従わないのだ?▼~
ヒューベルト、君は彼女の、~
忠臣ではなかったのか!▼~
:[ヒューベルト]|忠臣ですとも。~
主のことを真に思っての行動ですが。▼~
貴殿も似たようなことを、~
言っていたではありませんか。▼~
上の者が間違えた道を正すのは、~
下の者の役目だと。違いますか?▼~
:[フェルディナント]|だが、黙って行うなどあり得ない。▼~
忠言、諌言は、あくまで面と向かって~
主に物申すから意味が……▼~
:[ヒューベルト]|意味など、変わりません。~
我が主は忠言を受け入れてくれます。▼~
であれば、勝手に物事を進めた後で、~
報告すればいいだけではありませんか。▼~
:[フェルディナント]|いいや、そんなことはない!▼~
私は彼女が間違っていると思った時も、~
真摯に話し合い……▼~
結果として私のほうが間違いたったと~
わからされることもある。▼~
そういった過程もなしに、~
勝手に行動するなど……▼~
:[ヒューベルト]|従者としての器の底が知れますかな?▼~
:[フェルディナント]|なっ!?▼~
:[ヒューベルト]|まったく。主の意のままに動けば、~
生き方をどうにかしろという。▼~
主の意から外れて動けば、~
それも間違いだという。▼~
流石は貴殿だ。~
言うことが違いますな、くくくく……。▼~
:[フェルディナント]|ええい、屁理屈を並べ立てるのは~
もうたくさんだ。▼~
君の手腕や従者としての器量を、ようやく~
認めてやる気になっていたというのに!▼~
***支援A [#ya203b07]
:[ヒューベルト]|こうして我々が向かい合って静かに茶を~
飲んでいるというのも、妙な気分ですな。▼~
:[フェルディナント]|私は紅茶だが、君は紅茶ではないだろう。~
その香り、テフではないのか?▼~
確か、ダグザの特産だったか……~
私はあまり好きではないのだ。▼~
:[ヒューベルト]|よく知っておりますな。~
流石は貴殿といったところでしょうか。▼~
貴殿はあらゆる面でエーデルガルト様に~
負けているよに見受けられますが……▼~
その真摯さだけは、貴殿のほうが~
勝っているやもしれません。▼~
:[フェルディナント]|む……どういう意味だ?▼~
:[ヒューベルト]|ある意味、愚直さとも言えますが、~
貴殿のその前向きなところは……▼~
誰に負けることのない、~
立派な長所でありましょう。▼~
:[フェルディナント]|なに?▼~
:[ヒューベルト]|貴族として、常に貪欲に成長を望み、~
知識を入れ、壁を乗り越えんと切磋する。▼~
普通なら回り道したり、諦めたりする~
場面でも、貴殿は止まらない。▼~
なかなか真似できることでは、~
ありませんよ。▼~
:[フェルディナント]|ヒューベルト?~
ど、どうしたというのだ?▼~
風邪か?いや、もしや危篤か!?~
私は君の遺言など聞きたく……▼~
:[ヒューベルト]|チッ。ただ褒めただけで、気持ち悪い~
うろたえ方をしないでもらいたいですな。▼~
:[フェルディナント]|き、気持ち悪い?▼~
:[ヒューベルト]|私は、自分の判断に感情を挟まない。~
それだけのことですよ。▼~
たとえ貴殿を苦々しく思っていても、~
それと貴殿の評価とは別の話ですから。▼~
:[フェルディナント]|……すべて理性的に判断するからこその、~
絶対の忠義、絶対の自信というわけか。▼~
君への認識を……~
また、改めねばならないようだ。▼~
:[ヒューベルト]|くくくく……。~
わかってもらえましたかな。▼~
:[フェルディナント]|だが、やはり貴殿に褒められると、~
鳥肌が立つのは抑えられそうにない。▼~
せめて手紙にしたためてくれ。▼~
:[ヒューベルト]|……いいでしょう。億が一にも次があれば、~
その時はそうしますよ。▼~
***支援A+ [#w9add080]
:[ヒューベルト]|おや、フェルディナント殿……む?~
この香りは……▼~
:[フェルディナント]|ほう、流石に鼻が利くな、ヒューベルト。~
君の好むテフの豆だよ。▼~
:[ヒューベルト]|なぜ貴殿がテフを?~
苦手だと前に言っていませんでしたかな。▼~
:[フェルディナント]|そのとおりだ。黒いし、苦いし、泥のよ...
感じるし、飲むと妙に目が冴える気もする。▼~
:[ヒューベルト]|散々な言いようですな。~
その貴殿が、なぜテフを持って?▼~
:[フェルディナント]|それはな……ん?それより君が持っている~
ものは、まさか……東方の着香茶か!?▼~
:[ヒューベルト]|くくく……目ざといですな。~
貴殿こそ、流石ですよ。▼~
:[フェルディナント]|くっ、これ見よがしに私の大好物を……~
貴殿は紅茶を飲まなかったはず。▼~
いったい何のために持ち歩いているのだ?~
エーデルガルトのためか?▼~
:[ヒューベルト]|さて、どうでしょうかな。むしろ、貴殿が~
テフを持っている理由を聞きたいですが……▼~
:[フェルディナント]|わ、私は……▼~
:[ヒューベルト]|おや、意中の女性への贈り物か何かで?▼~
:[フェルディナント]|そう、贈り物だ。~
……君へのな。▼~
:[ヒューベルト]|やはり贈り物でしたか。~
私への……私への!?▼~
聞き間違いでなければ、貴殿は私に、~
このテフ豆を贈ると言いましたか?▼~
:[フェルディナント]|言った。~
貴族に二言などない。受け取ってくれ。▼~
:[ヒューベルト]|……断ります。▼~
:[フェルディナント]|そうか……。▼~
:[ヒューベルト]|貴殿からただ物を贈られるなど、~
この身が総毛立ってしまいます。▼~
ですので、この紅茶を貴殿に……~
私から貴殿への贈り物です。▼~
:[フェルディナント]|これを……私に?良いのか?~
そのせいで誰か他の者が困るのなら……▼~
:[ヒューベルト]|元々、貴殿のために用意したものです。~
何も問題ありませんとも。▼~
:[フェルディナント]|そうか。ならありがたく……ええ!?▼~
聞き間違いでなければ、君は私のために~
この着香茶を用意したと言ったか?▼~
:[ヒューベルト]|ええ、言いましたよ。▼~
:[フェルディナント]|そうか……。~
ふっふっふ……ふはは……はっはっはっは!▼~
:[ヒューベルト]|くく……くくく……くはははは!▼~
:[フェルディナント]|そういうことなら、早速だが、~
二人で茶の時間といこうではないか。▼~
:[ヒューベルト]|構いませんよ。~
私は茶ではありませんが。▼~
:[フェルディナント]|もちろんだ。~
私が君のためにテフを淹れるとも。▼~
:[ヒューベルト]|では、私は貴殿のために紅茶を~
淹れることにしましょう。▼~
**リンハルト [#xeb8bb3b]
***支援C [#uaebd8fe]
:[リンハルト]|ふむふむ……、なるほど。~
この図形が型になって……▼~
:[ヒューベルト]|やれやれ、またここにいましたか、~
リンハルト殿。▼~
:[リンハルト]|ヒューベルト、今、良いところなんだ。~
少し待ってよ。▼~
二重線が螺旋になって、弧を……~
いや、そうじゃないな……▼~
:[ヒューベルト]|リンハルト殿。~
残念ながら時間です。▼~
《白雲の章》
:[ヒューベルト]|講義が始まりますから、~
早く来てください。▼~
《紅花の章》
:[ヒューベルト]|エーデルガルト様が呼んでいますから、~
すぐに執務室に来てください。▼~
《共通》
:[リンハルト]|ええー?~
そんなことよりこの本が……▼~
:[ヒューベルト]|リンハルト殿……貴殿のその熱意は~
買いますが、今はこちらが優先です。▼~
趣味の研究は、やるべきことをやってからに~
してもらいたいですな、まったく。▼~
:[リンハルト]|趣味って、酷いなあ。~
これでも何かの役に立つよ、きっと。▼~
:[ヒューベルト]|何か、では困ります。帝国の……~
我が主の、役に立ってもらいませんと。▼~
稀に見せる集中力や、事物への理解力、~
常識に囚われない発想の豊かさなど……▼~
貴殿の才覚には目を見張るものがあります。▼~
:[リンハルト]|あれ、珍しいね。~
君が僕を手放しで褒めるなんて。▼~
:[ヒューベルト]|……しかし、その才能の向けられる先が、~
微塵も評価できません。▼~
気まぐれで、成果が出ないまま目的を~
変えることもしばしば▼~
そこさえ改善すれば、学者として~
大成する未来もあったでしょうな。▼~
:[リンハルト]|あ、そう……。~
はあ……放っといてくれないかなあ。▼~
僕は、僕の好きなことだけをやって~
生きていたいんだよ。▼~
:[ヒューベルト]|たとえ貴族でも、そのような生き方は~
許されないのですよ。▼~
《白雲の章》
:[ヒューベルト]|まもなく帝位を継がれる我が主は……~
貴族の特権にも切り込もうとしています。▼~
《紅花の章》
:[ヒューベルト]|平穏な時代は終わり、~
今や戦争の真っただ中なのですから。▼~
:[リンハルト]|戦争、か……~
はあ……。▼~
《共通》
:[リンハルト]|……ま、理は君にあるよ。~
それはわかってる。▼~
でも僕にはできないんだよ。~
誰かのために自分が働く、とかね。▼~
《紅花の章》
:[リンハルト]|こうして協力して、従軍してるだけでも、~
物凄い進歩だと思うんだけど。▼~
《共通》
:[ヒューベルト]|……情けない話です。~
とりあえず行きますよ、リンハルト殿。▼~
***支援B [#t90fa373]
:[ヒューベルト]|……どうやら無理が祟りましたな。~
主に顔向けできません。▼~
:[リンハルト]|そうだよ、ほんとに。~
ヒューベルトは働き過ぎなんだって。▼~
僕みたいに、よく寝てよく休めば、~
こうして倒れたりもしないのにさ。▼~
:[ヒューベルト]|貴殿に言われるのは癪ですが、~
今はただ受け止めるしかありませんな。▼~
私が倒れたのは事実ですし……何より、~
貴殿に手厚く看病されてしまうとは。▼~
実に複雑な心中です。~
ひとまず感謝はしておきましょう。▼~
:[リンハルト]|どういたしまして。~
僕だって人が倒れてたら、手くらい貸すよ。▼~
:[ヒューベルト]|いや、それはどうですかな。~
恐らく人が出払っていたからでは?▼~
:[リンハルト]|何だ、わかってるじゃない。~
そのとおりさ。▼~
他に押しつけられる人がいたら、~
看病なんて面倒、するわけないよね……。▼~
放置して問題になったら困るから、~
仕方なくこうしてるんだよ。▼~
:[ヒューベルト]|そこで見捨てるような男であれば、~
元々仲間とは思っていませんからな。▼~
:[リンハルト]|はは、僕も仲間じゃなきゃ~
見捨ててるかもしれないね。▼~
:[ヒューベルト]|しかし……本当に惜しい。~
貴殿の先程の処置は見事でした。▼~
私を気遣いながら、怪我の有無を確認し、~
楽な姿勢を作ってここまで運ぶ。▼~
普段からこれだけ精力的に働き、~
その知恵を活用してくれれば……▼~
どれほど私たちに、我が主にとって、~
役立つ人材になれるかと……。▼~
:[リンハルト]|また「我が主」か。~
いいじゃない、僕みたいなのがいても。▼~
ほら、アリの巣の中でも、~
2割ほどのアリがいつも働かずに寝てる。▼~
その2割を巣から取り除くと、残りのアリの~
2割が今度は働かなくなっちゃう。▼~
そんなアリだって、他のアリがみんな疲れ~
果てた、ここぞって時はちゃんと働くんだ。▼~
人の営みだって、そんなもんだよ。~
僕は、普段は働かないアリ。▼~
:[ヒューベルト]|たとえ貴殿の理論が正しかったとしても、~
自信が働かないことを正当化されては……▼~
まったく説得力がありません。~
はあ……。▼~
:[リンハルト]|それじゃ、僕は行くから。~
しっかり休みなよ。▼~
僕からすれば、君たち主従は~
働き過ぎなんだ。ほんとに。▼~
二人揃って倒れたりされたら、~
これ以上ないくらい面倒だから……▼~
適度に休んでよ。~
僕ほど、とは言わないからさ。▼~
:[ヒューベルト]|……今日だけは、貴殿に理がありますな。~
その言葉に甘えることにしますよ。くくく。▼~
**カスパル [#z52a4e9b]
***支援C [#gd602924]
:[カスパル]|でやああああっ!~
うらあああああっ!▼~
はあ……はあ……~
まただ! まだいけるぜ!▼~
うおりゃああああ!~
オレはカスパルだああああっ!▼~
(暗転)
:[ヒューベルト]|………………。▼~
:[カスパル]|何だよ、ヒューベルト。~
こんなとこに呼び出してさ。▼~
:[ヒューベルト]|今日の訓練の様子を見たのですが、~
酷いものでしたな。▼~
:[カスパル]|はあ? 何がだよ。▼~
:[ヒューベルト]|……貴殿は攻撃の合間にしきりに~
叫ぶのが癖になっているようですが……。▼~
:[カスパル]|ああ、そのほうが勢いがつくからな。~
それがどうかしたか?▼~
:[ヒューベルト]|命が惜しければやめることですな。~
危険極まりない。▼~
:[カスパル]|何が危ねえんだよ。~
言いたいことがあんならはっきり言えって。▼~
:[ヒューベルト]|わかりました。~
ならば、言わせてもらいます。▼~
貴殿一人が犬死にするだけなら、~
ここまで強く言うことはないでしょうが……▼~
貴殿の行いは、貴殿自身だけでなく、~
味方をも危険に晒すのですから。▼~
:[カスパル]|だから、前置きが長えんだよ。▼~
:[ヒューベルト]|……仮に戦場で同じように~
声を出したとしましょう。▼~
それを聞いて次の行動を読む敵が~
現れる可能性は高いですし……▼~
突然の大声に驚いた味方が、~
武器の扱いを間違えたらどうしますかな。▼~
隠密行動の時に思わず声を出してしまい、~
敵に察知されることさえ起こり得る。▼~
:[カスパル]|いや、流石にオレだって~
そんな真似はしねえよ!▼~
出す時は出す! 出さない時は出さない!~
切り替えるっての。▼~
:[ヒューベルト]|カスパル殿……実戦では~
訓練以上のことはできません。▼~
いざ戦いとなれば、皆必死になります。~
自然と声も出てしまうのですよ。▼~
:[カスパル]|うるせえなあ!~
できるったらできるぜ! 見てろよ?▼~
***支援B [#d703f7cc]
:[ヒューベルト]|カスパル殿、先程の戦いでは~
随分と静かでしたな。▼~
いないのかと思ったほどでしたよ。~
鬨の声も、雄叫びも、掛け声もなかった。▼~
:[カスパル]|何が言いたいんだよ。~
いいじゃねえか、お前も前に言ってたろ?▼~
大声なんか戦いの邪魔だって。~
それとも違うのか?▼~
:[ヒューベルト]|単に理由が気になっただけですよ。~
私の助言は無視された気がしていたのでね。▼~
:[カスパル]|……ちょっと前に失敗しちまっただけだ。~
大声出してな。▼~
つい叫んだら、待ち伏せてた敵に~
気づかれて、襲われちまったんだよ。▼~
そん時は何とかなったけど、~
運が悪きゃ仲間が死んでた。▼~
だから、反省して、あんま声を~
出さないようにしようと……▼~
:[ヒューベルト]|くくくく……くはは!~
反省とは、貴殿らしくもない。▼~
それに貴殿は大声を出すべきですな。~
静かにされると、かえって危険極まりない。▼~
:[カスパル]|はっあああ!?~
前と言ってることが逆じゃねえか!▼~
:[ヒューベルト]|これは認めざるを得ない事実なのですが、~
貴殿の大声は、皆に必要とされています。▼~
:[カスパル]|そ、そうなのか?~
何でだ?▼~
:[ヒューベルト]|大声に慣れてしまった、~
と言うべきかもしれませんが……▼~
貴殿が声を声を上げると、皆の士気は高まる。~
戦場が混乱しようと、貴殿の指示は届く。▼~
特に貴殿が率いる兵たちは……もはや~
貴殿の大声なしでは使い物になりません。▼~
:[カスパル]|使い物にならないって、~
その言い方はねえだろ、おい!▼~
:[ヒューベルト]|それだけ貴殿が皆を奮い立たせている、~
ということですよ。▼~
そのようなわけで、利点と欠点を~
比較した結果……大声を許容しようかと。▼~
:[カスパル]|………………。▼~
:[ヒューベルト]|どうかしましたか、カスパル殿。▼~
:[カスパル]|よっっっしゃあああ!~
オレ、完全復活!▼~
もう恐れるもんは何もねえな!~
大声出したほうが、強えんだもんな!▼~
やっぱ何も考えないほうがいいよな、~
オレは!▼~
ヒューベルトもようやくオレの良さを~
わかってきたか!▼~
:[ヒューベルト]|はあ……調子に乗ると、~
また待ち伏せに遭いますよ。▼~
:[カスパル]|そしたら、もっと大声出して、~
突破してやるぜええ! うおおおおっ!▼~
:[ヒューベルト]|……これは、薬の付け方を間違えましたな。▼~
くくく……。馬鹿に付ける薬はないとは、~
よく言ったものです。▼~
仕方がありません。~
私がしっかりと手綱を引いてやりますか。▼~
**ベルナデッタ [#p0a5cfd6]
***支援C [#qa16d297]
:[ベルナデッタ]|外に出てるのは疲れるなあ。~
明日はずっと引き籠ろうっと。▼~
:[ヒューベルト]|………………。▼~
:[ベルナデッタ]|あれ……何か、寒気が……。~
な、なに……!?▼~
:[ヒューベルト]|……今日は随分と遅かったですな。▼~
:[ベルナデッタ]|出たあああああああっ!~
昇天! 昇天してください! 安らかに……▼~
:[ヒューベルト]|ほう、それは私に死ねと?▼~
:[ベルナデッタ]|あんぎゃああああっ!?~
ひゅひゅひゅヒューベルトさん!?▼~
:[ヒューベルト]|ええ、ヒューベルトです。~
貴殿に聞きたいことがありましてね。▼~
:[ベルナデッタ]|な、何のことでしょう……?~
ベ、ベルはやましいことなんて何も……▼~
:[ヒューベルト]|最近、夜中に鋭利な突起物を持って~
歩き回る者が目撃されています。▼~
:[ベルナデッタ]|ぎくっ……▼~
:[ヒューベルト]|奇妙な笑い声、月夜に煌めく針、~
そして開け閉めされる貴殿の部屋の扉……▼~
:[ベルナデッタ]|そ、それは……刺繍をしてて……~
つい……そのまま……▼~
:[ヒューベルト]|やはり貴殿だったようですね。~
となれば私が行うべきことは1つ。▼~
:[ベルナデッタ]|ひいいいいいいっ!?▼~
や、やられますうううう!?~
まだベルには見たい景色があああああ!▼~
~
(ベルナデッタ逃げる)~
:[ヒューベルト]|む、逃がしませんよ。▼~
~
(暗転)~
:[ベルナデッタ]|はあ……はあ……ぜえ……~
も、もう……だめえ……走れ……ない……▼~
:[ヒューベルト]|瞬発力はなかなかでしたが、やはり~
引き籠っていると持久力がつきませんな。▼~
それでは務めを果たさせてもらいましょう。▼~
:[ベルナデッタ]|ひぐうっ!?~
あ、あたし、処されちゃうんでしょうか?▼~
せめて、遺言を……辞世の詩を……▼~
梁に吊るされ……針に泣く女……~
はらりと涙を……▼~
:[ヒューベルト]|ベルナデッタ殿。~
私は注意しに来ただけです。▼~
針を持ったまま出歩いて、転んだり、~
人にぶつかったりしたらどうします。▼~
そのような危険な真似は、~
絶対にやめて……▼~
~
(立ったまま気絶するベルナデッタ)~
:[ベルナデッタ]|………………。▼~
:[ヒューベルト]|まさか、気を失っているのですか?~
……立ったまま?▼~
はあ……。~
放っておくわけにもいきませんか……。▼~
***支援C+ [#t799064f]
:[ベルナデッタ]|あ、あの……ヒューベルトさん。▼~
:[ヒューベルト]|何か?▼~
:[ベルナデッタ]|その、ええと、あたし、~
お、お礼を言いたくてですね……。▼~
前に話してて気を失っちゃった時、ベルを~
部屋まで運んで寝かしてくれましたよね。▼~
:[ヒューベルト]|ええ、まあ。~
気にすることはありませんよ。▼~
放置して風邪でも引かれたら、~
面倒ですからな。▼~
:[ベルナデッタ]|そ、そうですね。~
ようやく言えました。それじゃ……▼~
:[ヒューベルト]|……それだけのために、ずっと私の周りを~
うろちょろしていたのですか?▼~
:[ベルナデッタ]|うえっ、うろちょろって……~
まあそうですけど……。▼~
:[ヒューベルト]|その割には、私が近づくと、~
逃げていきませんでしたか?▼~
話しかけられないように、~
避けることも多かった気がしますが。▼~
:[ベルナデッタ]|それは……▼~
:[ヒューベルト]|皆まで言わずともわかりますよ。~
私が怖いというのでしょう。▼~
よく言われますからな。~
くくく……。▼~
:[ベルナデッタ]|ひいいっ!~
その笑い方も怖いです!▼~
:[ヒューベルト]|これは失礼しました。~
貴殿の前では笑わないようにしましょう。▼~
:[ベルナデッタ]|それはそれで怖いです!~
あっ、でも笑顔も怖い! 全部怖いです!▼~
:[ヒューベルト]|……左様ですか。▼~
:[ベルナデッタ]|お、怒ってます!~
絶対怒ってますよね!▼~
:[ヒューベルト]|怒ってなどいませんよ。~
むしろ怖がらせて申し訳ないと……▼~
:[ベルナデッタ]|そんなはずありません!~
油断させて、ベルを、ベルをおおおおお!▼~
もう耐えられませんよおおおおお!▼~
~
(ベルナデッタ逃げる)~
:[ヒューベルト]|くくくく……~
手の打ちようがありませんな、まったく。▼~
***支援B [#k63c1aee]
:[ベルナデッタ]|こ、こんにちはっ。▼~
今日は良い天気ですね。~
その、うーんと……良い天気ですね。▼~
:[ヒューベルト]|確かに良い天気です。~
それで何か用でも?▼~
:[ベルナデッタ]|え? あ、いや……ええと……~
……ごめんなさい。▼~
:[ヒューベルト]|はあ……訳もなく謝られても、~
受け入れられませんがね。▼~
:[ベルナデッタ]|確かにそうかもですね……。▼~
……ヒューベルトさんを、~
怖いって言った件です。▼~
:[ヒューベルト]|それが何か?~
言われ慣れていますし、謝罪は不要です。▼~
:[ベルナデッタ]|でも!~
ベルのこと避けてるじゃないですか!▼~
会話も最低限ですし!~
怖い笑顔もないですもん!▼~
:[ヒューベルト]|そのほうが貴殿も怖がらなくて~
済むでしょうから。何か問題でも?▼~
:[ベルナデッタ]|問題ありありです!~
確かにヒューベルトさんは、怖いですけど!▼~
あたしなんかのために、話したり、~
笑ったりを我慢するなんて……▼~
そんなのダメです!~
あたしが怖いのを克服してみせます!▼~
:[ヒューベルト]|なるほど……。▼~
:[ベルナデッタ]|はい、だ、だから……▼~
:[ヒューベルト]|くくく……くく……くはははは!▼~
:[ベルナデッタ]|ひええええっ!?~
な、何? 何ですか?▼~
:[ヒューベルト]|笑うのを我慢するなと言うので、~
思い切り笑ったまでですよ。▼~
やはり怖いでしょうな。~
克服などできそうもない……▼~
:[ベルナデッタ]|で、できますもん!~
あ、でも、まだ今はちょっと……!▼~
心の準備が、できてませえええん!▼~
***支援A [#o642960d]
:[ヒューベルト]|貴殿から呼び出しとは、~
まったく珍しいこともあるものですな。▼~
:[ベルナデッタ]|今日はですね、その、~
渡したいものがあるんです!▼~
:[ヒューベルト]|渡したいもの……?▼~
:[ベルナデッタ]|こ、これまでの非礼の数々のお詫びに……~
どうか納めさせていただければと……!▼~
そうすれば……きっと、積もり積もった~
恨みで始末されることもなくなりますよね?▼~
:[ヒューベルト]|……積もり積もった恨みなどありませんが、~
まあ受け取っても構いませんよ。▼~
:[ベルナデッタ]|う、受け取ってくれるんですね!~
良かった……これです!▼~
:[ヒューベルト]|これは……刺繍で作った飾りですな。~
花の形をした。▼~
……ふむ。随分と可愛らしいものですが、~
なぜこれを私に?▼~
それこそ、仲間の女性か意中の相手にでも~
贈れば良さそうな品ですが……。▼~
:[ベルナデッタ]|えっと、か、可愛らしいですよね?~
だからです!▼~
この飾りを胸にでもつければ、きっと~
ヒューベルトさんも怖くなくなると……▼~
:[ヒューベルト]|ほう。~
私にこの花の飾りをつけろと。▼~
:[ベルナデッタ]|ああっ!? 今、目が怒りました!~
いいい嫌でしたよね!? 許してええ……▼~
:[ヒューベルト]|まあいいでしょう。~
こうですか。▼~
ふむ、実に可憐な飾りです。~
やはり私には似合いもしない……▼~
:[ベルナデッタ]|似合います! 可愛いです!~
その……ふふふふっ……あはははっ!▼~
:[ヒューベルト]|………………。▼~
:[ベルナデッタ]|ご、ごめんなさいいいいい!▼~
:[ヒューベルト]|……仕方がありませんな。▼~
貴殿に笑われるのも癪ですが、~
逃げ出されるよりはいいでしょう。▼~
貴殿の前では、この飾りを~
つけておくことにします。▼~
:[ベルナデッタ]|えええっ!? ほんとですか!?▼~
ベルは嬉しいですけど、~
ほんとにほんとにいいんですか!?▼~
:[ヒューベルト]|疑うようであれば、つけるのをやめますが。▼~
:[ベルナデッタ]|信じます! 信じますから!~
お願いします!▼~
ふふふふ……何だかヒューベルトさんが~
怖くなくなってきた気がしますね。▼~
:[ヒューベルト]|それは重畳です。~
ではいつもどおり厳しくいくとしますか。▼~
:[ベルナデッタ]|あ、でも、まだ今は、ちょっと、~
心の準備が……!▼~
:[ヒューベルト]|またそれですか……。▼~
**ドロテア [#c912ccb5]
***支援C [#wb215694]
:[ヒューベルト]|まったく……我が主も相変わらず~
無茶がお好きだ。私がこうして……▼~
:[ドロテア]|あら、ヒューくん?~
こんなとこで何してるんですか?▼~
:[ヒューベルト]|……気にするほどのことはありませんよ。~
ただの雑務です。▼~
:[ドロテア]|雑務、ねえ。~
どうせエーデルちゃん絡みでしょ?▼~
:[ヒューベルト]|無論です。~
それが何か?▼~
:[ドロテア]|貴方って、本当にエーデルちゃんのこと~
ばっかり考えてるのねえ。▼~
いくら好かれるためでも、やりすぎると~
嫌われちゃうんじゃないかしら。▼~
:[ヒューベルト]|……好かれるためではありませんよ。~
私はエーデルガルト様の従者。▼~
主のためを考えて行動しているだけで、~
好悪になど関心はありません。▼~
:[ドロテア]|ふーん、本当かしらねえ。~
そんなふうには見えませんけど。▼~
エーデルちゃんに好いてもらえるなら、~
どんな命令でも聞いちゃうんじゃない?▼~
:[ヒューベルト]|どんな命令でも?~
くくく……とんでもありませんな。▼~
我が主の命であろうと、主自身の利に~
ならないと判断すれば背きますとも。▼~
:[ドロテア]|本当かしらねえ?~
ふふっ、じゃあ例えば……▼~
誰か適当な女と結婚しろって命令されたら、~
どうするんです?▼~
:[ヒューベルト]|それがエーデルガルト様にとって~
利となるならば、結婚するでしょうな。▼~
:[ドロテア]|信じられないわ。そんなこと言って、~
いざとなったらできないんでしょ。▼~
:[ヒューベルト]|信じてもらう必要などありませんよ。▼~
我が望みは主が待望を果たされること。~
他のすべては些事に過ぎません。▼~
:[ドロテア]|ふうん、まるで歌劇の台詞みたい。~
私には理解できなさそうね。▼~
:[ヒューベルト]|理解してもらうもまた、ありません。~
私は主に命すら捧げられるのです。▼~
すべてを投げ打ってでも支えたい……~
そう思える主は、貴方にはいないかと。▼~
:[ドロテア]|今はいないけど……いつかは~
できるかもしれませんよ?▼~
:[ヒューベルト]|では、その出会いを待つとしますか。~
それまでは我々は理解し合えぬでしょう。▼~
私は仕事がありますので、これで。▼~
:[ドロテア]|……そんなこと言われると、~
意地でも理解してみたくなるんですけど。▼~
***支援B [#id78c3d3]
:[ドロテア]|ねえ、ヒューくん。~
前から気になってたんだけど……▼~
貴方、本当にエーデルちゃんのこと、~
好きじゃないの?▼~
:[ヒューベルト]|はあ……好きか嫌いかで言えば好きですが。~
それが何か?▼~
:[ドロテア]|なんだ、やっぱり好きなんじゃない。~
それで頑張っているんですね。▼~
主に一途な想いを抱く従者……~
それならまだわかるわ、貴方のこと。▼~
:[ヒューベルト]|くくくく……~
貴殿はやはり勘違いしておられますな。▼~
一途な想い? 私がそんなもので~
動くような人間に見えると?▼~
:[ドロテア]|もう……じゃあ、何だって言うわけ?~
私にはさっぱりわかりませんけど!▼~
:[ヒューベルト]|簡単な話です。~
道、ですよ。▼~
:[ドロテア]|道……?▼~
:[ヒューベルト]|人には無数の道……生き方があります。~
貴殿にも、私にも、エーデルガルト様にも。▼~
我が主は私に、道を示してくれた。~
主と共に歩む覇道を。▼~
誰にも屈せず、何をも譲らず、~
ただひたすらに邁進する戦いの道を。▼~
:[ドロテア]|つまり……将来の夢が同じってこと?▼~
:[ヒューベルト]|くくく……ははは!~
有り体に言えば、そうですな。▼~
無論、ただ夢が同じというだけでは~
ありません。▼~
感謝、尊敬、畏怖、共感、信頼、期待……~
あらゆる思いを、私は主に抱いている。▼~
:[ドロテア]|うーん……わかるような、~
わからないような……。▼~
けど、少しだけ羨ましいわ。~
貴方のことも、エーデルちゃんのことも。▼~
互いに並々ならぬ感情を抱き合って、~
同じ道を歩んでいける。▼~
そんなこと、~
私には一生できそうにありませんし。▼~
:[ヒューベルト]|なぜできないと、決めつけるのですかな。▼~
:[ドロテア]|私が良い相手を探してるのも、~
結局は自分が幸せになりたいから。▼~
相手を愛そうと思うのも、~
自分を愛してほしいから。▼~
貴方たちとは、違うわ、きっと。▼~
***支援A [#ce6277a1]
:[ドロテア]|ねえ、ヒューくん。~
私、思うんだけどね……▼~
:[ヒューベルト]|何ですかな、藪から棒に。~
まあ、話くらいは聞いても構いませんが。▼~
:[ドロテア]|私、やっぱり道っていうのは、~
よくわからないわ。▼~
:[ヒューベルト]|……?~
エーデルガルト様の覇道のことですかな?▼~
:[ドロテア]|ええ、そう。~
私は自分のことばかりというか。▼~
貴方とか、エーデルちゃんとか、先生とか、~
みんなが理想のために戦ってる。▼~
それを否定するつもりはないけど……~
私には一人を想うので手一杯みたいなの。▼~
:[ヒューベルト]|一人を想う、ですか。~
それで十分な気もしますがね。▼~
:[ドロテア]|……そうねえ、そう思うことにするわ。▼~
:[ヒューベルト]|ドロテア殿、何か言いたいことでも?▼~
その奥歯に物が挟まったような言い方、~
貴殿らしくもありませんが。▼~
:[ドロテア]|ふふふっ、そうね。~
ごめんなさい、ヒューくん。▼~
最近、よく思うの。▼~
エーデルちゃんが貴方に、私と~
結婚するよう命じてくれないかなあって。▼~
:[ヒューベルト]|……は?▼~
:[ドロテア]|エーデルちゃんが貴方に……▼~
:[ヒューベルト]|いえ、繰り返さないで結構。~
聞こえていますとも。▼~
:[ドロテア]|私、一人を想うのが手一杯って~
言ったでしょ。▼~
でも、もし貴方を想えば……~
貴方と一緒に貴方の望む未来を目指せる。▼~
貴方の選んだ道を、~
私も理解できるんじゃないかと思って。▼~
:[ヒューベルト]|……理解するために結婚を言い出すとは、~
正直、私のほうが理解できませんな。▼~
それに、私が結婚する利も……▼~
:[ドロテア]|利ならあるわ。▼~
:[ヒューベルト]|ほう……?▼~
:[ドロテア]|エーデルちゃんの覇道を共に歩む同志が、~
一人増えるじゃない。▼~
それだけじゃ不足かしら?▼~
:[ヒューベルト]|不足です……と断ずるほどの根拠は、~
ありませんか。そうですな。▼~
貴殿は我々の重要な仲間の一人で、~
戦力としても申し分ない。▼~
借りに貴殿が私のように動けるようになると~
あらば……それば素晴らしいことです。▼~
:[ドロテア]|それじゃ、検討してみてくれる?~
元はと言えば、貴方のせいなのよ。▼~
眩しいくらいに主しか見ていない貴方を、~
理解したいと思っちゃったんだから。▼~
:[ヒューベルト]|くくく……~
考えておきましょう、ドロテア殿。▼~
**ペトラ [#oe575020]
***支援C [#c988f18f]
:[ヒューベルト]|おや、ペトラ殿ですか。~
常ながら、精が出ますな。▼~
:[ペトラ]|ヒューベルト、ですか。~
はい、わたし、精、出します。▼~
わたし、立場、良くない、ありません。~
努力、必要ですから。▼~
:[ヒューベルト]|いえいえ、それを考慮しても余りある~
努力を、貴殿はしていますよ。▼~
まったく、面倒臭がりな誰かに、~
貴殿の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい……▼~
:[ペトラ]|爪の垢、飲ませる……飲ませますか?~
羞恥、厳しい、避ける、望みます。▼~
:[ヒューベルト]|……比喩です。~
本気ではありませんよ。もちろん。▼~
それにしても……貴殿がここまでフォドラに~
慣れるとは、思ってもみませんでした。▼~
何しろ、初めて会った時の貴殿は、~
言葉を欠片も理解できませんでしたから。▼~
それどころか、周囲を恐れ、威嚇し、~
まるで獣の娘かと……。▼~
:[ペトラ]|わたし、幼い、でした。~
……恐ろしい、体験、する、します。▼~
祖父、突然、わたし、命じました。~
フォドラ、行け、と。▼~
覚悟なく、見知らぬ土地、見知らぬ人の中、~
放り出され、珍獣の扱い、受けました。▼~
:[ヒューベルト]|そうでしょうな。~
客人とは言っても、実のところは人質。▼~
ブリギット諸島が再びダグザと手を組んで、~
帝国に攻めてくることがないようにと……▼~
ブリギットの王たる貴殿の祖父を脅して、~
貴殿を帝都に連れてこさせたのですから。▼~
:[ペトラ]|わたし、故郷、離れる、悲しみました。~
しかし、帝国、来る、喜び、ありました。▼~
外の世界、知る、多く、学びます。~
経験、こそ、今のわたし、形作ります。▼~
加えて、エーデルガルト様やあなた……~
出会い、貴重、ありました。▼~
:[ヒューベルト]|逆境に打ち克つその心意気、~
私も見習わなければなりませんな。▼~
くくく……私たちもまた大いなる逆境に、~
立ち向かっていくのですから……。▼~
***支援B [#s418f0e4]
:[ヒューベルト]|西……ブリギットの方角を、~
見ているのですかな、ペトラ殿。▼~
:[ペトラ]|はい、そうです。~
わたし、時折、懐郷の想い、浮かびます。▼~
まだ、戻る予定、ありません。~
しかし、ブリギット、遠く、感じる、です。▼~
:[ヒューベルト]|確かに、かなりの距離がありますからな。~
海を越えねばなりませんし。▼~
それ以上に、軽々しく帰れない状況が、~
故郷を遠くに感じさせるのやもしれません。▼~
:[ペトラ]|それ、ある、思います。~
わたし、まだ、帰れません。▼~
わたし、ブリギット、戻る……その時、~
新たな王、なり、治めるため、です。▼~
帝国との関係、良くし、~
ブリギット、属国、脱する、望みます。▼~
:[ヒューベルト]|貴殿なら、必ずや実現できるでしょう。~
エーデルガルト様ほどではありませんが……▼~
貴殿も立派な王になるだけの才覚を、~
持っていると思いますよ。▼~
それを邪慳にするエーデルガルト様では~
ないですから。▼~
:[ペトラ]|わたし、『エーデルガルト様ほどでは』、~
ない、ありませんか。▼~
:[ヒューベルト]|もちろんですとも。~
貴殿の優秀さはまったく否定しません。▼~
が、それでも我が主には届きませんよ。▼~
仮に、帰国した貴殿が帝国に対して~
再び叛旗を翻したとしても……▼~
我が主なら完膚なきまでに叩き潰せること、~
疑うべくもありませんからな。▼~
:[ペトラ]|それ、才覚の差、違います。~
国力の差、わたし、思います、が。▼~
:[ヒューベルト]|もし同等の条件で戦っても、~
我が主が勝ちますよ。▼~
:[ペトラ]|歴史、もし、ありません。~
わたしとエーデルガルト様の差、歴然です。▼~
しかし、わたし、負けませんから。▼~
:[ヒューベルト]|くくく……面白いですな。~
それが大言壮語でないことを願いましょう。▼~
***支援A [#ta582e37]
:[ペトラ]|ヒューベルト、願い、あります。▼~
:[ヒューベルト]|なんでしょうか、ペトラ殿。~
改まって珍しいですな。▼~
:[ペトラ]|あなた、わたしとエーデルガルト様、~
比較する、常、です。▼~
わたし、ヒューベルト、見ていました。~
他の人、ほとんど、比較しません。▼~
なぜ、わたし、いつも、比べる、ですか?~
比べられる、好き、違います、わたし。▼~
:[ヒューベルト]|ふむ……言われてみると、~
そんな気もします。▼~
が、それも貴殿の優秀さゆえなのでは?▼~
帝国の皇帝と、ブリギットの次期王という、~
似た立場なのも影響しているかと。▼~
:[ペトラ]|わたし、納得できる、できません。▼~
今の、わたし、軍中の立場、~
あなたと、同じ、一将、過ぎません。▼~
エーデルガルト様、皇帝、~
すなわち、全軍の長、です。▼~
わたし、ヒューベルト、共、一軍の長。~
つまり、わたしたち、戦友、です。▼~
:[ヒューベルト]|戦友、ですか……▼~
:[ペトラ]|あなた、わたし、見る時、~
エーデルガルト様、通してのみ、見ます。▼~
わたし、ただの、わたし、見る、望みます。▼~
他国の王族、違う、あなたの横、立つ~
戦友のわたし、です。▼~
:[ヒューベルト]|……そうですな。~
貴殿には、とんだ失礼をしました。▼~
私にとって貴殿は重要な仲間の一人で~
あるはずなのに、知らず知らずのうちに……▼~
エーデルガルト様と比べ、~
その影を追う者としてのみ接していた。▼~
帝国とブリギットが争う……そんな未来は~
もう来ないのだと確信しながらも。▼~
:[ペトラ]|やめる……できますか?あなたの中、~
エーデルガルト様、存在、大きいですから。▼~
:[ヒューベルト]|……わかりません。貴殿を見ると、~
どうしても我が主を思い出してしまう。▼~
苦難に満ちた生い立ちも、諦めを知らない~
ひたむきさも、並外れた優秀さも。▼~
私には、比べないと誓うことは~
とてもできそうにありませんよ。▼~
:[ペトラ]|………………。▼~
わかりました。今、いいです。~
しかし、わたし、諦めません。▼~
いつか、たとえ、比べる、しても、~
わたし、勝つ、実現してみせます。▼~
:[ヒューベルト]|くくく……貴殿が勝つというのも、~
面白いかもしれませんな。▼~
我が主の悔しがる顔が、~
目に浮かぶようです。くくくく……。▼~
:[ペトラ]|そして、彼女より、わたし、選び、~
ついてくる、もらいます。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#m55e2fb0]
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*ヒューベルトの支援会話 [#g8773a1b]
#contents
**エーデルガルト [#u3e64a6e]
[[エーデルガルトのページへ>../エーデルガルト(アドラステア...
**フェルディナント [#a971d8f1]
***支援C [#m1a471f6]
:[フェルディナント]|ふむ……この考えを披露すれば、~
エーデルガルトを出し抜けるかも……▼~
:[ヒューベルト]|フェルディナント殿は、またそれですか。▼~
:[フェルディナント]|おおう!? ……ヒューベルトか。~
気配を消して話しかけないでくれたまえ。▼~
:[ヒューベルト]|くくく……良からぬことを企んでいるから、~
私に気づけないのではないですか?▼~
:[フェルディナント]|良からぬことなど、とんでもない。~
私には、重要なことだ。▼~
:[ヒューベルト]|ほう?
エーデルガルト様をやり込めるのが?▼~
それはまた随分とくだらない、~
重大事ですな。▼~
いくらでも他にすることがあるというのに、~
貴族の中の貴族が聞いて呆れますよ。▼~
:[フェルディナント]|……フン。~
君のような貴族よりは健全さ。▼~
口を開けばいつも「エーデルガルト様」。~
君には主体性というものがないのか?▼~
ただ主に尻尾を振り、主に異を唱えず、~
主の後をついて回り、主に心を砕くばかり。▼~
私を非難する前に、己の生き方を~
どうにかすべきではないかね。▼~
:[ヒューベルト]|ほう……ただのたわ言も貴殿が口にすると、~
いつもの何倍も耳障りになりますな。▼~
《白雲の章》
:[ヒューベルト]|何度も言いますが、我が主は皇女殿下で、~
貴殿は宰相の子息に過ぎない。▼~
《紅花の章》
:[ヒューベルト]|何度も言いますが、我が主は皇帝陛下で、~
貴殿はただの臣下に過ぎない。▼~
《共通》
:[フェルディナント]|わかっているとも。しかし、上の者を諫...
道を正さんとするのは、下の者の務めだ!▼~
私はいつだって、その心構えでいるし……▼~
そのために、彼女よりも優れた考え、~
優れた方法を探しているのだ。▼~
その行いをくだらないと断ずるとは、~
君の従者としての器も底が知れるな。▼~
:[ヒューベルト]|ふっ、貴殿の舌は、まるで水車のように~
ぺらぺらと回りますな。▼~
そしてただ上から下へ流れていく。~
上っ面の権化のような男ですよ。▼~
これ以上の話は無意味だ。~
私は引き上げさせてもらいましょう。▼~
:[フェルディナント]|こちらこそ、君と話すことは何もない。~
さっさと行ってくれ。▼~
***支援B [#r328162a]
:[ヒューベルト]|この手紙を見せて、脅すように。~
さあ、頼みましたよ。▼~
:[帝国兵]|はっ! ▼~
~
(帝国兵が去る)~
:[フェルディナント]|ヒューベルト!?~
今の手紙は……まさか。▼
:[ヒューベルト]|おや、貴殿に見つかってしまいましたか。~
たいしたものではありませんよ。▼~
:[フェルディナント]|いや、だが、あれは、~
エーデルガルトが……▼~
:[ヒューベルト]|ええ、エーデルガルト様が『出すな』と~
命じられた手紙です。▼~
:[フェルディナント]|やはり……!~
なぜ主の命に従わないのだ?▼~
ヒューベルト、君は彼女の、~
忠臣ではなかったのか!▼~
:[ヒューベルト]|忠臣ですとも。~
主のことを真に思っての行動ですが。▼~
貴殿も似たようなことを、~
言っていたではありませんか。▼~
上の者が間違えた道を正すのは、~
下の者の役目だと。違いますか?▼~
:[フェルディナント]|だが、黙って行うなどあり得ない。▼~
忠言、諌言は、あくまで面と向かって~
主に物申すから意味が……▼~
:[ヒューベルト]|意味など、変わりません。~
我が主は忠言を受け入れてくれます。▼~
であれば、勝手に物事を進めた後で、~
報告すればいいだけではありませんか。▼~
:[フェルディナント]|いいや、そんなことはない!▼~
私は彼女が間違っていると思った時も、~
真摯に話し合い……▼~
結果として私のほうが間違いたったと~
わからされることもある。▼~
そういった過程もなしに、~
勝手に行動するなど……▼~
:[ヒューベルト]|従者としての器の底が知れますかな?▼~
:[フェルディナント]|なっ!?▼~
:[ヒューベルト]|まったく。主の意のままに動けば、~
生き方をどうにかしろという。▼~
主の意から外れて動けば、~
それも間違いだという。▼~
流石は貴殿だ。~
言うことが違いますな、くくくく……。▼~
:[フェルディナント]|ええい、屁理屈を並べ立てるのは~
もうたくさんだ。▼~
君の手腕や従者としての器量を、ようやく~
認めてやる気になっていたというのに!▼~
***支援A [#ya203b07]
:[ヒューベルト]|こうして我々が向かい合って静かに茶を~
飲んでいるというのも、妙な気分ですな。▼~
:[フェルディナント]|私は紅茶だが、君は紅茶ではないだろう。~
その香り、テフではないのか?▼~
確か、ダグザの特産だったか……~
私はあまり好きではないのだ。▼~
:[ヒューベルト]|よく知っておりますな。~
流石は貴殿といったところでしょうか。▼~
貴殿はあらゆる面でエーデルガルト様に~
負けているよに見受けられますが……▼~
その真摯さだけは、貴殿のほうが~
勝っているやもしれません。▼~
:[フェルディナント]|む……どういう意味だ?▼~
:[ヒューベルト]|ある意味、愚直さとも言えますが、~
貴殿のその前向きなところは……▼~
誰に負けることのない、~
立派な長所でありましょう。▼~
:[フェルディナント]|なに?▼~
:[ヒューベルト]|貴族として、常に貪欲に成長を望み、~
知識を入れ、壁を乗り越えんと切磋する。▼~
普通なら回り道したり、諦めたりする~
場面でも、貴殿は止まらない。▼~
なかなか真似できることでは、~
ありませんよ。▼~
:[フェルディナント]|ヒューベルト?~
ど、どうしたというのだ?▼~
風邪か?いや、もしや危篤か!?~
私は君の遺言など聞きたく……▼~
:[ヒューベルト]|チッ。ただ褒めただけで、気持ち悪い~
うろたえ方をしないでもらいたいですな。▼~
:[フェルディナント]|き、気持ち悪い?▼~
:[ヒューベルト]|私は、自分の判断に感情を挟まない。~
それだけのことですよ。▼~
たとえ貴殿を苦々しく思っていても、~
それと貴殿の評価とは別の話ですから。▼~
:[フェルディナント]|……すべて理性的に判断するからこその、~
絶対の忠義、絶対の自信というわけか。▼~
君への認識を……~
また、改めねばならないようだ。▼~
:[ヒューベルト]|くくくく……。~
わかってもらえましたかな。▼~
:[フェルディナント]|だが、やはり貴殿に褒められると、~
鳥肌が立つのは抑えられそうにない。▼~
せめて手紙にしたためてくれ。▼~
:[ヒューベルト]|……いいでしょう。億が一にも次があれば、~
その時はそうしますよ。▼~
***支援A+ [#w9add080]
:[ヒューベルト]|おや、フェルディナント殿……む?~
この香りは……▼~
:[フェルディナント]|ほう、流石に鼻が利くな、ヒューベルト。~
君の好むテフの豆だよ。▼~
:[ヒューベルト]|なぜ貴殿がテフを?~
苦手だと前に言っていませんでしたかな。▼~
:[フェルディナント]|そのとおりだ。黒いし、苦いし、泥のよ...
感じるし、飲むと妙に目が冴える気もする。▼~
:[ヒューベルト]|散々な言いようですな。~
その貴殿が、なぜテフを持って?▼~
:[フェルディナント]|それはな……ん?それより君が持っている~
ものは、まさか……東方の着香茶か!?▼~
:[ヒューベルト]|くくく……目ざといですな。~
貴殿こそ、流石ですよ。▼~
:[フェルディナント]|くっ、これ見よがしに私の大好物を……~
貴殿は紅茶を飲まなかったはず。▼~
いったい何のために持ち歩いているのだ?~
エーデルガルトのためか?▼~
:[ヒューベルト]|さて、どうでしょうかな。むしろ、貴殿が~
テフを持っている理由を聞きたいですが……▼~
:[フェルディナント]|わ、私は……▼~
:[ヒューベルト]|おや、意中の女性への贈り物か何かで?▼~
:[フェルディナント]|そう、贈り物だ。~
……君へのな。▼~
:[ヒューベルト]|やはり贈り物でしたか。~
私への……私への!?▼~
聞き間違いでなければ、貴殿は私に、~
このテフ豆を贈ると言いましたか?▼~
:[フェルディナント]|言った。~
貴族に二言などない。受け取ってくれ。▼~
:[ヒューベルト]|……断ります。▼~
:[フェルディナント]|そうか……。▼~
:[ヒューベルト]|貴殿からただ物を贈られるなど、~
この身が総毛立ってしまいます。▼~
ですので、この紅茶を貴殿に……~
私から貴殿への贈り物です。▼~
:[フェルディナント]|これを……私に?良いのか?~
そのせいで誰か他の者が困るのなら……▼~
:[ヒューベルト]|元々、貴殿のために用意したものです。~
何も問題ありませんとも。▼~
:[フェルディナント]|そうか。ならありがたく……ええ!?▼~
聞き間違いでなければ、君は私のために~
この着香茶を用意したと言ったか?▼~
:[ヒューベルト]|ええ、言いましたよ。▼~
:[フェルディナント]|そうか……。~
ふっふっふ……ふはは……はっはっはっは!▼~
:[ヒューベルト]|くく……くくく……くはははは!▼~
:[フェルディナント]|そういうことなら、早速だが、~
二人で茶の時間といこうではないか。▼~
:[ヒューベルト]|構いませんよ。~
私は茶ではありませんが。▼~
:[フェルディナント]|もちろんだ。~
私が君のためにテフを淹れるとも。▼~
:[ヒューベルト]|では、私は貴殿のために紅茶を~
淹れることにしましょう。▼~
**リンハルト [#xeb8bb3b]
***支援C [#uaebd8fe]
:[リンハルト]|ふむふむ……、なるほど。~
この図形が型になって……▼~
:[ヒューベルト]|やれやれ、またここにいましたか、~
リンハルト殿。▼~
:[リンハルト]|ヒューベルト、今、良いところなんだ。~
少し待ってよ。▼~
二重線が螺旋になって、弧を……~
いや、そうじゃないな……▼~
:[ヒューベルト]|リンハルト殿。~
残念ながら時間です。▼~
《白雲の章》
:[ヒューベルト]|講義が始まりますから、~
早く来てください。▼~
《紅花の章》
:[ヒューベルト]|エーデルガルト様が呼んでいますから、~
すぐに執務室に来てください。▼~
《共通》
:[リンハルト]|ええー?~
そんなことよりこの本が……▼~
:[ヒューベルト]|リンハルト殿……貴殿のその熱意は~
買いますが、今はこちらが優先です。▼~
趣味の研究は、やるべきことをやってからに~
してもらいたいですな、まったく。▼~
:[リンハルト]|趣味って、酷いなあ。~
これでも何かの役に立つよ、きっと。▼~
:[ヒューベルト]|何か、では困ります。帝国の……~
我が主の、役に立ってもらいませんと。▼~
稀に見せる集中力や、事物への理解力、~
常識に囚われない発想の豊かさなど……▼~
貴殿の才覚には目を見張るものがあります。▼~
:[リンハルト]|あれ、珍しいね。~
君が僕を手放しで褒めるなんて。▼~
:[ヒューベルト]|……しかし、その才能の向けられる先が、~
微塵も評価できません。▼~
気まぐれで、成果が出ないまま目的を~
変えることもしばしば▼~
そこさえ改善すれば、学者として~
大成する未来もあったでしょうな。▼~
:[リンハルト]|あ、そう……。~
はあ……放っといてくれないかなあ。▼~
僕は、僕の好きなことだけをやって~
生きていたいんだよ。▼~
:[ヒューベルト]|たとえ貴族でも、そのような生き方は~
許されないのですよ。▼~
《白雲の章》
:[ヒューベルト]|まもなく帝位を継がれる我が主は……~
貴族の特権にも切り込もうとしています。▼~
《紅花の章》
:[ヒューベルト]|平穏な時代は終わり、~
今や戦争の真っただ中なのですから。▼~
:[リンハルト]|戦争、か……~
はあ……。▼~
《共通》
:[リンハルト]|……ま、理は君にあるよ。~
それはわかってる。▼~
でも僕にはできないんだよ。~
誰かのために自分が働く、とかね。▼~
《紅花の章》
:[リンハルト]|こうして協力して、従軍してるだけでも、~
物凄い進歩だと思うんだけど。▼~
《共通》
:[ヒューベルト]|……情けない話です。~
とりあえず行きますよ、リンハルト殿。▼~
***支援B [#t90fa373]
:[ヒューベルト]|……どうやら無理が祟りましたな。~
主に顔向けできません。▼~
:[リンハルト]|そうだよ、ほんとに。~
ヒューベルトは働き過ぎなんだって。▼~
僕みたいに、よく寝てよく休めば、~
こうして倒れたりもしないのにさ。▼~
:[ヒューベルト]|貴殿に言われるのは癪ですが、~
今はただ受け止めるしかありませんな。▼~
私が倒れたのは事実ですし……何より、~
貴殿に手厚く看病されてしまうとは。▼~
実に複雑な心中です。~
ひとまず感謝はしておきましょう。▼~
:[リンハルト]|どういたしまして。~
僕だって人が倒れてたら、手くらい貸すよ。▼~
:[ヒューベルト]|いや、それはどうですかな。~
恐らく人が出払っていたからでは?▼~
:[リンハルト]|何だ、わかってるじゃない。~
そのとおりさ。▼~
他に押しつけられる人がいたら、~
看病なんて面倒、するわけないよね……。▼~
放置して問題になったら困るから、~
仕方なくこうしてるんだよ。▼~
:[ヒューベルト]|そこで見捨てるような男であれば、~
元々仲間とは思っていませんからな。▼~
:[リンハルト]|はは、僕も仲間じゃなきゃ~
見捨ててるかもしれないね。▼~
:[ヒューベルト]|しかし……本当に惜しい。~
貴殿の先程の処置は見事でした。▼~
私を気遣いながら、怪我の有無を確認し、~
楽な姿勢を作ってここまで運ぶ。▼~
普段からこれだけ精力的に働き、~
その知恵を活用してくれれば……▼~
どれほど私たちに、我が主にとって、~
役立つ人材になれるかと……。▼~
:[リンハルト]|また「我が主」か。~
いいじゃない、僕みたいなのがいても。▼~
ほら、アリの巣の中でも、~
2割ほどのアリがいつも働かずに寝てる。▼~
その2割を巣から取り除くと、残りのアリの~
2割が今度は働かなくなっちゃう。▼~
そんなアリだって、他のアリがみんな疲れ~
果てた、ここぞって時はちゃんと働くんだ。▼~
人の営みだって、そんなもんだよ。~
僕は、普段は働かないアリ。▼~
:[ヒューベルト]|たとえ貴殿の理論が正しかったとしても、~
自信が働かないことを正当化されては……▼~
まったく説得力がありません。~
はあ……。▼~
:[リンハルト]|それじゃ、僕は行くから。~
しっかり休みなよ。▼~
僕からすれば、君たち主従は~
働き過ぎなんだ。ほんとに。▼~
二人揃って倒れたりされたら、~
これ以上ないくらい面倒だから……▼~
適度に休んでよ。~
僕ほど、とは言わないからさ。▼~
:[ヒューベルト]|……今日だけは、貴殿に理がありますな。~
その言葉に甘えることにしますよ。くくく。▼~
**カスパル [#z52a4e9b]
***支援C [#gd602924]
:[カスパル]|でやああああっ!~
うらあああああっ!▼~
はあ……はあ……~
まただ! まだいけるぜ!▼~
うおりゃああああ!~
オレはカスパルだああああっ!▼~
(暗転)
:[ヒューベルト]|………………。▼~
:[カスパル]|何だよ、ヒューベルト。~
こんなとこに呼び出してさ。▼~
:[ヒューベルト]|今日の訓練の様子を見たのですが、~
酷いものでしたな。▼~
:[カスパル]|はあ? 何がだよ。▼~
:[ヒューベルト]|……貴殿は攻撃の合間にしきりに~
叫ぶのが癖になっているようですが……。▼~
:[カスパル]|ああ、そのほうが勢いがつくからな。~
それがどうかしたか?▼~
:[ヒューベルト]|命が惜しければやめることですな。~
危険極まりない。▼~
:[カスパル]|何が危ねえんだよ。~
言いたいことがあんならはっきり言えって。▼~
:[ヒューベルト]|わかりました。~
ならば、言わせてもらいます。▼~
貴殿一人が犬死にするだけなら、~
ここまで強く言うことはないでしょうが……▼~
貴殿の行いは、貴殿自身だけでなく、~
味方をも危険に晒すのですから。▼~
:[カスパル]|だから、前置きが長えんだよ。▼~
:[ヒューベルト]|……仮に戦場で同じように~
声を出したとしましょう。▼~
それを聞いて次の行動を読む敵が~
現れる可能性は高いですし……▼~
突然の大声に驚いた味方が、~
武器の扱いを間違えたらどうしますかな。▼~
隠密行動の時に思わず声を出してしまい、~
敵に察知されることさえ起こり得る。▼~
:[カスパル]|いや、流石にオレだって~
そんな真似はしねえよ!▼~
出す時は出す! 出さない時は出さない!~
切り替えるっての。▼~
:[ヒューベルト]|カスパル殿……実戦では~
訓練以上のことはできません。▼~
いざ戦いとなれば、皆必死になります。~
自然と声も出てしまうのですよ。▼~
:[カスパル]|うるせえなあ!~
できるったらできるぜ! 見てろよ?▼~
***支援B [#d703f7cc]
:[ヒューベルト]|カスパル殿、先程の戦いでは~
随分と静かでしたな。▼~
いないのかと思ったほどでしたよ。~
鬨の声も、雄叫びも、掛け声もなかった。▼~
:[カスパル]|何が言いたいんだよ。~
いいじゃねえか、お前も前に言ってたろ?▼~
大声なんか戦いの邪魔だって。~
それとも違うのか?▼~
:[ヒューベルト]|単に理由が気になっただけですよ。~
私の助言は無視された気がしていたのでね。▼~
:[カスパル]|……ちょっと前に失敗しちまっただけだ。~
大声出してな。▼~
つい叫んだら、待ち伏せてた敵に~
気づかれて、襲われちまったんだよ。▼~
そん時は何とかなったけど、~
運が悪きゃ仲間が死んでた。▼~
だから、反省して、あんま声を~
出さないようにしようと……▼~
:[ヒューベルト]|くくくく……くはは!~
反省とは、貴殿らしくもない。▼~
それに貴殿は大声を出すべきですな。~
静かにされると、かえって危険極まりない。▼~
:[カスパル]|はっあああ!?~
前と言ってることが逆じゃねえか!▼~
:[ヒューベルト]|これは認めざるを得ない事実なのですが、~
貴殿の大声は、皆に必要とされています。▼~
:[カスパル]|そ、そうなのか?~
何でだ?▼~
:[ヒューベルト]|大声に慣れてしまった、~
と言うべきかもしれませんが……▼~
貴殿が声を声を上げると、皆の士気は高まる。~
戦場が混乱しようと、貴殿の指示は届く。▼~
特に貴殿が率いる兵たちは……もはや~
貴殿の大声なしでは使い物になりません。▼~
:[カスパル]|使い物にならないって、~
その言い方はねえだろ、おい!▼~
:[ヒューベルト]|それだけ貴殿が皆を奮い立たせている、~
ということですよ。▼~
そのようなわけで、利点と欠点を~
比較した結果……大声を許容しようかと。▼~
:[カスパル]|………………。▼~
:[ヒューベルト]|どうかしましたか、カスパル殿。▼~
:[カスパル]|よっっっしゃあああ!~
オレ、完全復活!▼~
もう恐れるもんは何もねえな!~
大声出したほうが、強えんだもんな!▼~
やっぱ何も考えないほうがいいよな、~
オレは!▼~
ヒューベルトもようやくオレの良さを~
わかってきたか!▼~
:[ヒューベルト]|はあ……調子に乗ると、~
また待ち伏せに遭いますよ。▼~
:[カスパル]|そしたら、もっと大声出して、~
突破してやるぜええ! うおおおおっ!▼~
:[ヒューベルト]|……これは、薬の付け方を間違えましたな。▼~
くくく……。馬鹿に付ける薬はないとは、~
よく言ったものです。▼~
仕方がありません。~
私がしっかりと手綱を引いてやりますか。▼~
**ベルナデッタ [#p0a5cfd6]
***支援C [#qa16d297]
:[ベルナデッタ]|外に出てるのは疲れるなあ。~
明日はずっと引き籠ろうっと。▼~
:[ヒューベルト]|………………。▼~
:[ベルナデッタ]|あれ……何か、寒気が……。~
な、なに……!?▼~
:[ヒューベルト]|……今日は随分と遅かったですな。▼~
:[ベルナデッタ]|出たあああああああっ!~
昇天! 昇天してください! 安らかに……▼~
:[ヒューベルト]|ほう、それは私に死ねと?▼~
:[ベルナデッタ]|あんぎゃああああっ!?~
ひゅひゅひゅヒューベルトさん!?▼~
:[ヒューベルト]|ええ、ヒューベルトです。~
貴殿に聞きたいことがありましてね。▼~
:[ベルナデッタ]|な、何のことでしょう……?~
ベ、ベルはやましいことなんて何も……▼~
:[ヒューベルト]|最近、夜中に鋭利な突起物を持って~
歩き回る者が目撃されています。▼~
:[ベルナデッタ]|ぎくっ……▼~
:[ヒューベルト]|奇妙な笑い声、月夜に煌めく針、~
そして開け閉めされる貴殿の部屋の扉……▼~
:[ベルナデッタ]|そ、それは……刺繍をしてて……~
つい……そのまま……▼~
:[ヒューベルト]|やはり貴殿だったようですね。~
となれば私が行うべきことは1つ。▼~
:[ベルナデッタ]|ひいいいいいいっ!?▼~
や、やられますうううう!?~
まだベルには見たい景色があああああ!▼~
~
(ベルナデッタ逃げる)~
:[ヒューベルト]|む、逃がしませんよ。▼~
~
(暗転)~
:[ベルナデッタ]|はあ……はあ……ぜえ……~
も、もう……だめえ……走れ……ない……▼~
:[ヒューベルト]|瞬発力はなかなかでしたが、やはり~
引き籠っていると持久力がつきませんな。▼~
それでは務めを果たさせてもらいましょう。▼~
:[ベルナデッタ]|ひぐうっ!?~
あ、あたし、処されちゃうんでしょうか?▼~
せめて、遺言を……辞世の詩を……▼~
梁に吊るされ……針に泣く女……~
はらりと涙を……▼~
:[ヒューベルト]|ベルナデッタ殿。~
私は注意しに来ただけです。▼~
針を持ったまま出歩いて、転んだり、~
人にぶつかったりしたらどうします。▼~
そのような危険な真似は、~
絶対にやめて……▼~
~
(立ったまま気絶するベルナデッタ)~
:[ベルナデッタ]|………………。▼~
:[ヒューベルト]|まさか、気を失っているのですか?~
……立ったまま?▼~
はあ……。~
放っておくわけにもいきませんか……。▼~
***支援C+ [#t799064f]
:[ベルナデッタ]|あ、あの……ヒューベルトさん。▼~
:[ヒューベルト]|何か?▼~
:[ベルナデッタ]|その、ええと、あたし、~
お、お礼を言いたくてですね……。▼~
前に話してて気を失っちゃった時、ベルを~
部屋まで運んで寝かしてくれましたよね。▼~
:[ヒューベルト]|ええ、まあ。~
気にすることはありませんよ。▼~
放置して風邪でも引かれたら、~
面倒ですからな。▼~
:[ベルナデッタ]|そ、そうですね。~
ようやく言えました。それじゃ……▼~
:[ヒューベルト]|……それだけのために、ずっと私の周りを~
うろちょろしていたのですか?▼~
:[ベルナデッタ]|うえっ、うろちょろって……~
まあそうですけど……。▼~
:[ヒューベルト]|その割には、私が近づくと、~
逃げていきませんでしたか?▼~
話しかけられないように、~
避けることも多かった気がしますが。▼~
:[ベルナデッタ]|それは……▼~
:[ヒューベルト]|皆まで言わずともわかりますよ。~
私が怖いというのでしょう。▼~
よく言われますからな。~
くくく……。▼~
:[ベルナデッタ]|ひいいっ!~
その笑い方も怖いです!▼~
:[ヒューベルト]|これは失礼しました。~
貴殿の前では笑わないようにしましょう。▼~
:[ベルナデッタ]|それはそれで怖いです!~
あっ、でも笑顔も怖い! 全部怖いです!▼~
:[ヒューベルト]|……左様ですか。▼~
:[ベルナデッタ]|お、怒ってます!~
絶対怒ってますよね!▼~
:[ヒューベルト]|怒ってなどいませんよ。~
むしろ怖がらせて申し訳ないと……▼~
:[ベルナデッタ]|そんなはずありません!~
油断させて、ベルを、ベルをおおおおお!▼~
もう耐えられませんよおおおおお!▼~
~
(ベルナデッタ逃げる)~
:[ヒューベルト]|くくくく……~
手の打ちようがありませんな、まったく。▼~
***支援B [#k63c1aee]
:[ベルナデッタ]|こ、こんにちはっ。▼~
今日は良い天気ですね。~
その、うーんと……良い天気ですね。▼~
:[ヒューベルト]|確かに良い天気です。~
それで何か用でも?▼~
:[ベルナデッタ]|え? あ、いや……ええと……~
……ごめんなさい。▼~
:[ヒューベルト]|はあ……訳もなく謝られても、~
受け入れられませんがね。▼~
:[ベルナデッタ]|確かにそうかもですね……。▼~
……ヒューベルトさんを、~
怖いって言った件です。▼~
:[ヒューベルト]|それが何か?~
言われ慣れていますし、謝罪は不要です。▼~
:[ベルナデッタ]|でも!~
ベルのこと避けてるじゃないですか!▼~
会話も最低限ですし!~
怖い笑顔もないですもん!▼~
:[ヒューベルト]|そのほうが貴殿も怖がらなくて~
済むでしょうから。何か問題でも?▼~
:[ベルナデッタ]|問題ありありです!~
確かにヒューベルトさんは、怖いですけど!▼~
あたしなんかのために、話したり、~
笑ったりを我慢するなんて……▼~
そんなのダメです!~
あたしが怖いのを克服してみせます!▼~
:[ヒューベルト]|なるほど……。▼~
:[ベルナデッタ]|はい、だ、だから……▼~
:[ヒューベルト]|くくく……くく……くはははは!▼~
:[ベルナデッタ]|ひええええっ!?~
な、何? 何ですか?▼~
:[ヒューベルト]|笑うのを我慢するなと言うので、~
思い切り笑ったまでですよ。▼~
やはり怖いでしょうな。~
克服などできそうもない……▼~
:[ベルナデッタ]|で、できますもん!~
あ、でも、まだ今はちょっと……!▼~
心の準備が、できてませえええん!▼~
***支援A [#o642960d]
:[ヒューベルト]|貴殿から呼び出しとは、~
まったく珍しいこともあるものですな。▼~
:[ベルナデッタ]|今日はですね、その、~
渡したいものがあるんです!▼~
:[ヒューベルト]|渡したいもの……?▼~
:[ベルナデッタ]|こ、これまでの非礼の数々のお詫びに……~
どうか納めさせていただければと……!▼~
そうすれば……きっと、積もり積もった~
恨みで始末されることもなくなりますよね?▼~
:[ヒューベルト]|……積もり積もった恨みなどありませんが、~
まあ受け取っても構いませんよ。▼~
:[ベルナデッタ]|う、受け取ってくれるんですね!~
良かった……これです!▼~
:[ヒューベルト]|これは……刺繍で作った飾りですな。~
花の形をした。▼~
……ふむ。随分と可愛らしいものですが、~
なぜこれを私に?▼~
それこそ、仲間の女性か意中の相手にでも~
贈れば良さそうな品ですが……。▼~
:[ベルナデッタ]|えっと、か、可愛らしいですよね?~
だからです!▼~
この飾りを胸にでもつければ、きっと~
ヒューベルトさんも怖くなくなると……▼~
:[ヒューベルト]|ほう。~
私にこの花の飾りをつけろと。▼~
:[ベルナデッタ]|ああっ!? 今、目が怒りました!~
いいい嫌でしたよね!? 許してええ……▼~
:[ヒューベルト]|まあいいでしょう。~
こうですか。▼~
ふむ、実に可憐な飾りです。~
やはり私には似合いもしない……▼~
:[ベルナデッタ]|似合います! 可愛いです!~
その……ふふふふっ……あはははっ!▼~
:[ヒューベルト]|………………。▼~
:[ベルナデッタ]|ご、ごめんなさいいいいい!▼~
:[ヒューベルト]|……仕方がありませんな。▼~
貴殿に笑われるのも癪ですが、~
逃げ出されるよりはいいでしょう。▼~
貴殿の前では、この飾りを~
つけておくことにします。▼~
:[ベルナデッタ]|えええっ!? ほんとですか!?▼~
ベルは嬉しいですけど、~
ほんとにほんとにいいんですか!?▼~
:[ヒューベルト]|疑うようであれば、つけるのをやめますが。▼~
:[ベルナデッタ]|信じます! 信じますから!~
お願いします!▼~
ふふふふ……何だかヒューベルトさんが~
怖くなくなってきた気がしますね。▼~
:[ヒューベルト]|それは重畳です。~
ではいつもどおり厳しくいくとしますか。▼~
:[ベルナデッタ]|あ、でも、まだ今は、ちょっと、~
心の準備が……!▼~
:[ヒューベルト]|またそれですか……。▼~
**ドロテア [#c912ccb5]
***支援C [#wb215694]
:[ヒューベルト]|まったく……我が主も相変わらず~
無茶がお好きだ。私がこうして……▼~
:[ドロテア]|あら、ヒューくん?~
こんなとこで何してるんですか?▼~
:[ヒューベルト]|……気にするほどのことはありませんよ。~
ただの雑務です。▼~
:[ドロテア]|雑務、ねえ。~
どうせエーデルちゃん絡みでしょ?▼~
:[ヒューベルト]|無論です。~
それが何か?▼~
:[ドロテア]|貴方って、本当にエーデルちゃんのこと~
ばっかり考えてるのねえ。▼~
いくら好かれるためでも、やりすぎると~
嫌われちゃうんじゃないかしら。▼~
:[ヒューベルト]|……好かれるためではありませんよ。~
私はエーデルガルト様の従者。▼~
主のためを考えて行動しているだけで、~
好悪になど関心はありません。▼~
:[ドロテア]|ふーん、本当かしらねえ。~
そんなふうには見えませんけど。▼~
エーデルちゃんに好いてもらえるなら、~
どんな命令でも聞いちゃうんじゃない?▼~
:[ヒューベルト]|どんな命令でも?~
くくく……とんでもありませんな。▼~
我が主の命であろうと、主自身の利に~
ならないと判断すれば背きますとも。▼~
:[ドロテア]|本当かしらねえ?~
ふふっ、じゃあ例えば……▼~
誰か適当な女と結婚しろって命令されたら、~
どうするんです?▼~
:[ヒューベルト]|それがエーデルガルト様にとって~
利となるならば、結婚するでしょうな。▼~
:[ドロテア]|信じられないわ。そんなこと言って、~
いざとなったらできないんでしょ。▼~
:[ヒューベルト]|信じてもらう必要などありませんよ。▼~
我が望みは主が待望を果たされること。~
他のすべては些事に過ぎません。▼~
:[ドロテア]|ふうん、まるで歌劇の台詞みたい。~
私には理解できなさそうね。▼~
:[ヒューベルト]|理解してもらうもまた、ありません。~
私は主に命すら捧げられるのです。▼~
すべてを投げ打ってでも支えたい……~
そう思える主は、貴方にはいないかと。▼~
:[ドロテア]|今はいないけど……いつかは~
できるかもしれませんよ?▼~
:[ヒューベルト]|では、その出会いを待つとしますか。~
それまでは我々は理解し合えぬでしょう。▼~
私は仕事がありますので、これで。▼~
:[ドロテア]|……そんなこと言われると、~
意地でも理解してみたくなるんですけど。▼~
***支援B [#id78c3d3]
:[ドロテア]|ねえ、ヒューくん。~
前から気になってたんだけど……▼~
貴方、本当にエーデルちゃんのこと、~
好きじゃないの?▼~
:[ヒューベルト]|はあ……好きか嫌いかで言えば好きですが。~
それが何か?▼~
:[ドロテア]|なんだ、やっぱり好きなんじゃない。~
それで頑張っているんですね。▼~
主に一途な想いを抱く従者……~
それならまだわかるわ、貴方のこと。▼~
:[ヒューベルト]|くくくく……~
貴殿はやはり勘違いしておられますな。▼~
一途な想い? 私がそんなもので~
動くような人間に見えると?▼~
:[ドロテア]|もう……じゃあ、何だって言うわけ?~
私にはさっぱりわかりませんけど!▼~
:[ヒューベルト]|簡単な話です。~
道、ですよ。▼~
:[ドロテア]|道……?▼~
:[ヒューベルト]|人には無数の道……生き方があります。~
貴殿にも、私にも、エーデルガルト様にも。▼~
我が主は私に、道を示してくれた。~
主と共に歩む覇道を。▼~
誰にも屈せず、何をも譲らず、~
ただひたすらに邁進する戦いの道を。▼~
:[ドロテア]|つまり……将来の夢が同じってこと?▼~
:[ヒューベルト]|くくく……ははは!~
有り体に言えば、そうですな。▼~
無論、ただ夢が同じというだけでは~
ありません。▼~
感謝、尊敬、畏怖、共感、信頼、期待……~
あらゆる思いを、私は主に抱いている。▼~
:[ドロテア]|うーん……わかるような、~
わからないような……。▼~
けど、少しだけ羨ましいわ。~
貴方のことも、エーデルちゃんのことも。▼~
互いに並々ならぬ感情を抱き合って、~
同じ道を歩んでいける。▼~
そんなこと、~
私には一生できそうにありませんし。▼~
:[ヒューベルト]|なぜできないと、決めつけるのですかな。▼~
:[ドロテア]|私が良い相手を探してるのも、~
結局は自分が幸せになりたいから。▼~
相手を愛そうと思うのも、~
自分を愛してほしいから。▼~
貴方たちとは、違うわ、きっと。▼~
***支援A [#ce6277a1]
:[ドロテア]|ねえ、ヒューくん。~
私、思うんだけどね……▼~
:[ヒューベルト]|何ですかな、藪から棒に。~
まあ、話くらいは聞いても構いませんが。▼~
:[ドロテア]|私、やっぱり道っていうのは、~
よくわからないわ。▼~
:[ヒューベルト]|……?~
エーデルガルト様の覇道のことですかな?▼~
:[ドロテア]|ええ、そう。~
私は自分のことばかりというか。▼~
貴方とか、エーデルちゃんとか、先生とか、~
みんなが理想のために戦ってる。▼~
それを否定するつもりはないけど……~
私には一人を想うので手一杯みたいなの。▼~
:[ヒューベルト]|一人を想う、ですか。~
それで十分な気もしますがね。▼~
:[ドロテア]|……そうねえ、そう思うことにするわ。▼~
:[ヒューベルト]|ドロテア殿、何か言いたいことでも?▼~
その奥歯に物が挟まったような言い方、~
貴殿らしくもありませんが。▼~
:[ドロテア]|ふふふっ、そうね。~
ごめんなさい、ヒューくん。▼~
最近、よく思うの。▼~
エーデルちゃんが貴方に、私と~
結婚するよう命じてくれないかなあって。▼~
:[ヒューベルト]|……は?▼~
:[ドロテア]|エーデルちゃんが貴方に……▼~
:[ヒューベルト]|いえ、繰り返さないで結構。~
聞こえていますとも。▼~
:[ドロテア]|私、一人を想うのが手一杯って~
言ったでしょ。▼~
でも、もし貴方を想えば……~
貴方と一緒に貴方の望む未来を目指せる。▼~
貴方の選んだ道を、~
私も理解できるんじゃないかと思って。▼~
:[ヒューベルト]|……理解するために結婚を言い出すとは、~
正直、私のほうが理解できませんな。▼~
それに、私が結婚する利も……▼~
:[ドロテア]|利ならあるわ。▼~
:[ヒューベルト]|ほう……?▼~
:[ドロテア]|エーデルちゃんの覇道を共に歩む同志が、~
一人増えるじゃない。▼~
それだけじゃ不足かしら?▼~
:[ヒューベルト]|不足です……と断ずるほどの根拠は、~
ありませんか。そうですな。▼~
貴殿は我々の重要な仲間の一人で、~
戦力としても申し分ない。▼~
借りに貴殿が私のように動けるようになると~
あらば……それば素晴らしいことです。▼~
:[ドロテア]|それじゃ、検討してみてくれる?~
元はと言えば、貴方のせいなのよ。▼~
眩しいくらいに主しか見ていない貴方を、~
理解したいと思っちゃったんだから。▼~
:[ヒューベルト]|くくく……~
考えておきましょう、ドロテア殿。▼~
**ペトラ [#oe575020]
***支援C [#c988f18f]
:[ヒューベルト]|おや、ペトラ殿ですか。~
常ながら、精が出ますな。▼~
:[ペトラ]|ヒューベルト、ですか。~
はい、わたし、精、出します。▼~
わたし、立場、良くない、ありません。~
努力、必要ですから。▼~
:[ヒューベルト]|いえいえ、それを考慮しても余りある~
努力を、貴殿はしていますよ。▼~
まったく、面倒臭がりな誰かに、~
貴殿の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい……▼~
:[ペトラ]|爪の垢、飲ませる……飲ませますか?~
羞恥、厳しい、避ける、望みます。▼~
:[ヒューベルト]|……比喩です。~
本気ではありませんよ。もちろん。▼~
それにしても……貴殿がここまでフォドラに~
慣れるとは、思ってもみませんでした。▼~
何しろ、初めて会った時の貴殿は、~
言葉を欠片も理解できませんでしたから。▼~
それどころか、周囲を恐れ、威嚇し、~
まるで獣の娘かと……。▼~
:[ペトラ]|わたし、幼い、でした。~
……恐ろしい、体験、する、します。▼~
祖父、突然、わたし、命じました。~
フォドラ、行け、と。▼~
覚悟なく、見知らぬ土地、見知らぬ人の中、~
放り出され、珍獣の扱い、受けました。▼~
:[ヒューベルト]|そうでしょうな。~
客人とは言っても、実のところは人質。▼~
ブリギット諸島が再びダグザと手を組んで、~
帝国に攻めてくることがないようにと……▼~
ブリギットの王たる貴殿の祖父を脅して、~
貴殿を帝都に連れてこさせたのですから。▼~
:[ペトラ]|わたし、故郷、離れる、悲しみました。~
しかし、帝国、来る、喜び、ありました。▼~
外の世界、知る、多く、学びます。~
経験、こそ、今のわたし、形作ります。▼~
加えて、エーデルガルト様やあなた……~
出会い、貴重、ありました。▼~
:[ヒューベルト]|逆境に打ち克つその心意気、~
私も見習わなければなりませんな。▼~
くくく……私たちもまた大いなる逆境に、~
立ち向かっていくのですから……。▼~
***支援B [#s418f0e4]
:[ヒューベルト]|西……ブリギットの方角を、~
見ているのですかな、ペトラ殿。▼~
:[ペトラ]|はい、そうです。~
わたし、時折、懐郷の想い、浮かびます。▼~
まだ、戻る予定、ありません。~
しかし、ブリギット、遠く、感じる、です。▼~
:[ヒューベルト]|確かに、かなりの距離がありますからな。~
海を越えねばなりませんし。▼~
それ以上に、軽々しく帰れない状況が、~
故郷を遠くに感じさせるのやもしれません。▼~
:[ペトラ]|それ、ある、思います。~
わたし、まだ、帰れません。▼~
わたし、ブリギット、戻る……その時、~
新たな王、なり、治めるため、です。▼~
帝国との関係、良くし、~
ブリギット、属国、脱する、望みます。▼~
:[ヒューベルト]|貴殿なら、必ずや実現できるでしょう。~
エーデルガルト様ほどではありませんが……▼~
貴殿も立派な王になるだけの才覚を、~
持っていると思いますよ。▼~
それを邪慳にするエーデルガルト様では~
ないですから。▼~
:[ペトラ]|わたし、『エーデルガルト様ほどでは』、~
ない、ありませんか。▼~
:[ヒューベルト]|もちろんですとも。~
貴殿の優秀さはまったく否定しません。▼~
が、それでも我が主には届きませんよ。▼~
仮に、帰国した貴殿が帝国に対して~
再び叛旗を翻したとしても……▼~
我が主なら完膚なきまでに叩き潰せること、~
疑うべくもありませんからな。▼~
:[ペトラ]|それ、才覚の差、違います。~
国力の差、わたし、思います、が。▼~
:[ヒューベルト]|もし同等の条件で戦っても、~
我が主が勝ちますよ。▼~
:[ペトラ]|歴史、もし、ありません。~
わたしとエーデルガルト様の差、歴然です。▼~
しかし、わたし、負けませんから。▼~
:[ヒューベルト]|くくく……面白いですな。~
それが大言壮語でないことを願いましょう。▼~
***支援A [#ta582e37]
:[ペトラ]|ヒューベルト、願い、あります。▼~
:[ヒューベルト]|なんでしょうか、ペトラ殿。~
改まって珍しいですな。▼~
:[ペトラ]|あなた、わたしとエーデルガルト様、~
比較する、常、です。▼~
わたし、ヒューベルト、見ていました。~
他の人、ほとんど、比較しません。▼~
なぜ、わたし、いつも、比べる、ですか?~
比べられる、好き、違います、わたし。▼~
:[ヒューベルト]|ふむ……言われてみると、~
そんな気もします。▼~
が、それも貴殿の優秀さゆえなのでは?▼~
帝国の皇帝と、ブリギットの次期王という、~
似た立場なのも影響しているかと。▼~
:[ペトラ]|わたし、納得できる、できません。▼~
今の、わたし、軍中の立場、~
あなたと、同じ、一将、過ぎません。▼~
エーデルガルト様、皇帝、~
すなわち、全軍の長、です。▼~
わたし、ヒューベルト、共、一軍の長。~
つまり、わたしたち、戦友、です。▼~
:[ヒューベルト]|戦友、ですか……▼~
:[ペトラ]|あなた、わたし、見る時、~
エーデルガルト様、通してのみ、見ます。▼~
わたし、ただの、わたし、見る、望みます。▼~
他国の王族、違う、あなたの横、立つ~
戦友のわたし、です。▼~
:[ヒューベルト]|……そうですな。~
貴殿には、とんだ失礼をしました。▼~
私にとって貴殿は重要な仲間の一人で~
あるはずなのに、知らず知らずのうちに……▼~
エーデルガルト様と比べ、~
その影を追う者としてのみ接していた。▼~
帝国とブリギットが争う……そんな未来は~
もう来ないのだと確信しながらも。▼~
:[ペトラ]|やめる……できますか?あなたの中、~
エーデルガルト様、存在、大きいですから。▼~
:[ヒューベルト]|……わかりません。貴殿を見ると、~
どうしても我が主を思い出してしまう。▼~
苦難に満ちた生い立ちも、諦めを知らない~
ひたむきさも、並外れた優秀さも。▼~
私には、比べないと誓うことは~
とてもできそうにありませんよ。▼~
:[ペトラ]|………………。▼~
わかりました。今、いいです。~
しかし、わたし、諦めません。▼~
いつか、たとえ、比べる、しても、~
わたし、勝つ、実現してみせます。▼~
:[ヒューベルト]|くくく……貴殿が勝つというのも、~
面白いかもしれませんな。▼~
我が主の悔しがる顔が、~
目に浮かぶようです。くくくく……。▼~
:[ペトラ]|そして、彼女より、わたし、選び、~
ついてくる、もらいます。▼~
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