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会話集/支援会話/ドロテア(セイロス聖教会)
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[[会話集/支援会話]]
*ドロテアの支援会話 [#te879fe9]
#contents
**ハンネマン [#r3e172c3]
***支援C [#y29d0e0e]
:[ハンネマン]|……ふう。~
これで一段落ついたか。▼~
:[ドロテア]|ハンネマン先生、~
ちょっと話してもいいです?▼~
:[ハンネマン]|おお、ドロテア君か。~
いいとも、何かね?▼~
:[ドロテア]|ハンネマン先生が元貴族だって話を聞いて、~
興味を持ったんです。ふふっ。▼~
:[ハンネマン]|我輩に興味、か。~
確かにかつては貴族だったが、それが何か?▼~
:[ドロテア]|いえ……ハンネマン先生って普段の言動は~
まさに貴族って感じでしょう?▼~
身なりをきちんと整え、礼節を弁え、~
喋り方も格式高く、誇りを持って行動する。▼~
それなのに、貴族という身分を捨ててる~
なんて、面白いなあと思って。▼~
:[ハンネマン]|なるほど……それはつまり、~
我輩の心はまだ貴族ということだな。▼~
:[ドロテア]|心が?▼~
:[ハンネマン]|うむ。そもそも貴族とは本来、~
「知る者」を意味する。▼~
多くを知り、新たな識を得て、~
人々を導き守る者……それが貴族なのだ。▼~
平民との間に太い境界線を引いて、~
身分として区別するようなものではない。▼~
我輩は紋章学を志し、本来の貴族としての~
務めを果たさんとしている。▼~
つまり、帝国での身分は捨てたが、~
貴族であるという心は失ってはおらん。▼~
:[ドロテア]|知る者……確かにそういう意味では、~
ハンネマン先生は貴族なんですね。▼~
地位にこだわらず、立派な志だけを持つ、~
貴族……それってすごく、素敵じゃない?▼~
:[ハンネマン]|む、何か言ったかね?▼~
:[ドロテア]|ふふふっ、何でもありません。~
貴方の言葉に、じんときてただけです。▼~
:[ハンネマン]|そうか。うむ、そう言ってもらえると、~
我輩としても嬉しいぞ。▼~
***支援B [#bee7972f]
:[ドロテア]|あら、ハンネマン先生、~
こんなところで奇遇ですねえ。▼~
:[ハンネマン]|おお、ドロテア君。ちょうど良かった。~
実は聞きたいことがあったのだ。▼~
:[ドロテア]|聞きたいことですか?~
珍しいですね。▼~
:[ハンネマン]|ああ、少し噂を耳に挟んでね。~
君が貴族を毛嫌いしている、というものだ。▼~
以前、君は我輩に話を聞きに来たな?~
我輩が元貴族だという話だ。▼~
貴族嫌いの君が、わざわざそんな話を~
聞きに来た、その意図が気になってな。▼~
:[ドロテア]|私が嫌っているのは、貴族の地位にばかり~
こだわっているような人たちです。▼~
そういう貴族とは違うハンネマン先生が、~
とっても新鮮だったってだけですよ。▼~
:[ハンネマン]|なるほどな。しかし貴族の地位に~
こだわる者が嫌いだというのは……▼~
過去に何か、嫌な思いでもしたのかね?~
ああいや、無理に話さなくとも構わんが。▼~
:[ドロテア]|先生にならいいですよ? 私が、歌劇団で~
歌姫と持て囃されたのは知ってますよね。▼~
歌姫になる前は浮浪の孤児で……~
更にその前は、貴族の侍女の娘でした。▼~
:[ハンネマン]|ふむ、歌姫に孤児に侍女の娘か……。~
実に波乱に満ちた半生だな。▼~
:[ドロテア]|といっても、昔のことは~
ほとんど覚えてないですけどね。▼~
父は初めからおらず、母は物心つく前に~
貴族の家から追い出され、やがて病で……▼~
私はずっと独りで、帝都の裏通りをねぐらに~
明日をも知れない生活を送ってきたんです。▼~
:[ハンネマン]|……そうだったか。▼~
:[ドロテア]|あ、でも、その後、歌姫になってから、~
父かもしれない人と再会したんですよ。▼~
:[ハンネマン]|ほう?▼~
:[ドロテア]|手を出した侍女に子供を産ませたけど、~
その子が紋章持ちではなかったから……▼~
母娘まとめて捨てたって、言ってました。~
まあ本当に父かは知りません。▼~
私の正体に気づかず、口説いてきた時には、~
憎さを通り越して唖然としたというか。▼~
まあ、私に群がる貴族なんて、多かれ~
少なかれ、皆さんこんな感じの屑でしたが。▼~
:[ハンネマン]|……思っていた以上に、いたたまれない~
話であったな。▼~
だが、貴族にそういう者が多いというのは~
紛れもない事実であろう。▼~
我輩も……▼~
:[ドロテア]|……先生?▼~
:[ハンネマン]|いや、申し訳ない。~
少し昔を思い出してしまってね。▼~
この世界が、少しでも君に優しくなるよう、~
我輩も努力させてもらうよ。▼~
:[ドロテア]|……ありがとうございます。▼~
***支援A [#gb45c1d6]
:[ハンネマン]|ドロテア君。~
戦い続きで疲れてないかね?▼~
:[ドロテア]|ハンネマン先生、ありがとう。~
大丈夫です。▼~
:[ハンネマン]|ううむ、あまり顔色が優れないようだが……~
無理は禁物であるぞ。▼~
つらい時は、仲間を頼るのだ。~
我輩のように、君を支えたい者もいる。▼~
:[ドロテア]|え? その……嬉しいです。~
でもほんとに大丈夫ですから。▼~
ハンネマン先生はいつも、私のこと、~
気にかけてくれますね。▼~
:[ハンネマン]|無論だとも。~
君は我輩にとって、格別で……▼~
:[ドロテア]|格別で……何です?▼~
:[ハンネマン]|あ、いや……仲間としても大事だし、~
何より君自身のこれからに興味がある。▼~
戦争が終わってからの君が、~
幸せな日々を送れるように……▼~
:[ドロテア]|ええっ?~
やっぱり、それって……▼~
あの、でも、先生、戦争もまだ終わって~
ないですし、ちょっと気が早いような……▼~
:[ハンネマン]|気が早い?~
何のことだね?▼~
:[ドロテア]|違うんですか? その……何かを~
私に贈りたいのかなって。▼~
丸くて、小さい、輪っかの形をした……▼~
:[ハンネマン]|……?~
………………。▼~
……まさか、指輪か!?▼~
:[ドロテア]|そう、指輪です。~
……でも反応からして違うみたいですね。▼~
恥ずかしい……勘違いしちゃった……。▼~
:[ハンネマン]|あああ!~
そ、そういうことであったか!▼~
これはとんだ誤解をさせてしまったな!~
確かに、我輩の言い方が悪かった……!▼~
本当に他意はなかったのだ。~
このとおり、申し訳ない。許してくれ。▼~
:[ドロテア]|……責任取って、求婚し直してくれるなら、~
許してあげます。▼~
私、期待しちゃったんですから。▼~
:[ハンネマン]|いや、だが、そのような……▼~
:[ドロテア]|ふふふふっ、ただの冗談です。~
そんな困らないでください。▼~
:[ハンネマン]|冗談か……それはそれで寂しくはあるな。▼~
:[ドロテア]|今は、ハンネマン先生が私のことを大事に~
思ってくれてるってだけで十分ですから。▼~
未来のことは、未来に考えましょ?▼~
:[ハンネマン]|ああ、そうだな。~
そうするとしよう。▼~
**マヌエラ [#d2de30af]
***支援C [#b6da1f04]
:[ドロテア]|マヌエラ先輩、こうやって二人で~
じっくり話すのも久々ですねえ。▼~
:[マヌエラ]|そうね、なかなか時間が取れなくて。~
ふふっ、懐かしいわ、ドロテア。▼~
それにしても、ますます美しさに磨きが~
かかっちゃって……素敵よ。▼~
:[ドロテア]|ありがとうございます!~
先輩だって、まだまだ魅惑の美貌ですよ!▼~
:[マヌエラ]|いいえ、あたくしはもうダメよ。~
あなたはこうならないよう頑張って。▼~
:[ドロテア]|またまたー。もちろん頑張りますけど、~
先輩も一緒ですよ?▼~
:[マヌエラ]|そう願いたいわね……。▼~
《第一部》
:[マヌエラ]|ドロテア、そういえば一つ気になって~
いたのだけど、どうやって入学したの?▼~
《第二部》
:[マヌエラ]|ドロテア、そういえば気になったまま~
忘れていたこと、聞いてもいいかしら。▼~
士官学校にはどうやって入ったの?~
もう随分前の話だけど……▼~
《共通》
:[マヌエラ]|あなたは身寄りもないし、後ろ盾を得るのは~
とても大変だったのじゃなくて?▼~
:[ドロテア]|ふふふっ、まあそうなんですけど、~
貴族の方を少し操って、ですね。▼~
でも、入学のための知識や教養は自力で身に~
着けなくちゃいけなくて、苦労しましたよ。▼~
歌劇団とも両立してましたからねえ。~
自分でもよくやれたなって思います。▼~
:[マヌエラ]|まあ、そうだったのね。~
……ほんと、立派になったわ。▼~
あなたはいつも独りで……~
もう少し誰かを頼ってもいいのに……。▼~
けど、そこまでしてガルグ=マクに~
来たのはなぜなのかしら。▼~
:[ドロテア]|ええっ? 先輩が聞くんですか、それ。~
マヌエラ先輩がいたから、ですよ?▼~
私にとって、マヌエラ先輩の引退、~
雷に打たれたみたいな衝撃でした。▼~
あんなに舞台上で光り輝ける人が、若くして~
舞台を降りて別の人生を歩むなんて。▼~
私は何ができるか、将来どうしたいのか、~
それを考えるために入学を決意したんです。▼~
:[マヌエラ]|あら……あたくしが理由だったのね……。▼~
《第一部》
:[ドロテア]|それに、今年は皇女と王子と次期盟主が~
揃って入学するって噂でしたから……▼~
《第二部》
:[ドロテア]|それに、あの年は皇女と王子と次期盟主が~
揃って入学するって噂でしたから……▼~
《共通》
:[ドロテア]|そんな異例の年なら、逸材……良い男が~
集まるかなって。ふふっ。▼~
:[マヌエラ]|それで、入学した甲斐はあった?~
夢や、将来や……良い男は見つかった?▼~
《ドロテアと支援Aがいない場合》
:[ドロテア]|良い人も、将来も、まだ……。▼~
《ドロテアと支援Aがいる場合》
:[ドロテア]|良い人はいましたねえ。~
でも将来は、まだ……。▼~
《共通》
:[ドロテア]|でも先輩とまた一緒にいられるだけで、~
十分楽しいですよ、今は。▼~
***支援B [#t693565c]
:[マヌエラ]|ううう……頭が割れそう……。~
割れそうだわ、あたくし……。▼~
:[ドロテア]|先輩?~
あ、あら、大変そうですね。▼~
起きなくていいですよ。~
今、お水持ってきますから。▼~
枕は少し高くしたほうが楽になるかと。~
はい、一応これ持ってくださいねえ。▼~
:(暗転)|
:[マヌエラ]|はあ……。~
駄目ねえ、あたくし。▼~
:[ドロテア]|……?▼~
:[マヌエラ]|あたくしね、あなたがガルグ=マクに来た~
理由を聞いて、誇らしかったの。▼~
歌劇団の後輩がね、あたくしの生き方に~
影響されて、将来を考えてくれる。▼~
だからせめて先輩としてみっともない面は~
見せないようにって思ってたのだけれど……▼~
二日酔いで死んでる姿を見られるなんて、~
最悪だわ……。幻滅したわよね……?▼~
:[ドロテア]|ええええ? 今更ですか!?~
というか、隠してるつもりだった……?▼~
:[マヌエラ]|あれっ? 気づいていた……?▼~
:[ドロテア]|当たり前じゃないですか。~
マヌエラ先輩、有名なんですよ?▼~
歌劇団時代も、ガルグ=マクに来てからも、~
男運のなさと酒癖の悪さと部屋の汚さで……▼~
:[マヌエラ]|待って。待ってちょうだい、ドロテア。▼~
たとえすべて事実でも、可愛い後輩に~
面と向かって言われるのは刺さり過ぎるわ。▼~
それに、後輩に良い格好しようとしてたのが~
全部知られていたなんて……▼~
北の冷たい海の波に、~
さらわれてしまいたい……。▼~
:[ドロテア]|そんなこと言わないでください、先輩。~
私、それでも先輩を尊敬してるんですよ。▼~
確かにちょっと残念なとこもありますけど、~
私にとっては、偉大な先輩なんです。▼~
私に厳しくも優しく指導してくれた、~
歌劇団で一番の歌姫。私の目標なんです。▼~
だから……その、好きです、先輩。▼~
:[マヌエラ]|ふふふ、ありがとう、ドロテア。~
あたくしもよ。▼~
***支援A [#b5295d77]
:[マヌエラ]|ドロテア、何かあったの?~
こんなところで遠くを見つめて。▼~
:[ドロテア]|マヌエラ先輩。~
そうですねえ、格好つけて言うなら……▼~
未来に思いを馳せていたんです。~
戦争が終わったその先に……。▼~
:[マヌエラ]|うふふふ、素敵ね。~
それで、未来はどうだった?▼~
:[ドロテア]|それが……まっさらってわけでも~
ないですけど、迷っちゃって。▼~
学校で、戦争で、いろんな人の~
いろんな生き方を見て……▼~
自分にもいろんなことが~
できるのかなって、思うんです。▼~
特に、いろんなものに縛られてる人たちを~
見てると、私って自由なのかなって。▼~
:[マヌエラ]|そうねえ。~
きっとそのとおりだわ。▼~
あたくしは歌劇団を辞めて、~
ガルグ=マクの士官学校の教師になった。▼~
今は、こうして戦争に身を投じ……~
終わりを、平和を願っている。▼~
どう転ぶかなんてわからないものよ。~
……結婚はできてないけど。▼~
:[ドロテア]|ふふ。そうですねえ。~
でも、どんな形でも一つだけ叶えたいなあ。▼~
:[マヌエラ]|あら、夢ができたのね?▼~
:[ドロテア]|いいえ、元々あった夢ですよ。~
マヌエラ先輩と同じ場所に立ちたいって。▼~
:[マヌエラ]|あたくしと同じ場所に?▼~
:[ドロテア]|ええ。~
歌劇団では叶いませんでしたから。▼~
私が歌姫として舞台の真ん中に立つのと~
入れ替わりで、先輩、辞めちゃったでしょ?▼~
私、先輩と一緒に舞台に~
立ちたかったんですよ?▼~
:[マヌエラ]|そう……それは、ごめんなさいね。▼~
あたくしは、あなたが歌姫として舞台に~
立てたら辞めようと思っていたの。▼~
本当はもっと早く引退する予定だったけど、~
あなたと出会ったから……▼~
光を浴びて煌めくあなたを見てから、~
歌劇団を去ることにした。▼~
でも……一度くらいは、隣に立って~
舞台に出ても良かったのかもしれないわね。▼~
:[ドロテア]|いいんです。~
今は隣にいられますから。▼~
……先輩が結婚できなかったら、~
いいのになあ。▼~
:[マヌエラ]|ちょっと、ドロテア。~
何でこの流れでそんな話になるの?▼~
:[ドロテア]|私とずっと一緒にいられますよね。~
そしたら私も男は作りませんし。▼~
先輩と二人、好きなことをして生きていく。~
そういうのも素敵に思えて。▼~
:[マヌエラ]|そういうこと。~
……案外、良いかもしれないわねえ。▼~
そしたら、あなたの未来はあたくしの未来。~
一緒に思いを馳せようかしら。▼~
:[ドロテア]|いいですよ。~
二人なら、きっと輝いてますね、未来。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#b0e3fa58]
- マヌエラとの支援Cは第二部差分あり。 -- &new{2019-10-25...
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*ドロテアの支援会話 [#te879fe9]
#contents
**ハンネマン [#r3e172c3]
***支援C [#y29d0e0e]
:[ハンネマン]|……ふう。~
これで一段落ついたか。▼~
:[ドロテア]|ハンネマン先生、~
ちょっと話してもいいです?▼~
:[ハンネマン]|おお、ドロテア君か。~
いいとも、何かね?▼~
:[ドロテア]|ハンネマン先生が元貴族だって話を聞いて、~
興味を持ったんです。ふふっ。▼~
:[ハンネマン]|我輩に興味、か。~
確かにかつては貴族だったが、それが何か?▼~
:[ドロテア]|いえ……ハンネマン先生って普段の言動は~
まさに貴族って感じでしょう?▼~
身なりをきちんと整え、礼節を弁え、~
喋り方も格式高く、誇りを持って行動する。▼~
それなのに、貴族という身分を捨ててる~
なんて、面白いなあと思って。▼~
:[ハンネマン]|なるほど……それはつまり、~
我輩の心はまだ貴族ということだな。▼~
:[ドロテア]|心が?▼~
:[ハンネマン]|うむ。そもそも貴族とは本来、~
「知る者」を意味する。▼~
多くを知り、新たな識を得て、~
人々を導き守る者……それが貴族なのだ。▼~
平民との間に太い境界線を引いて、~
身分として区別するようなものではない。▼~
我輩は紋章学を志し、本来の貴族としての~
務めを果たさんとしている。▼~
つまり、帝国での身分は捨てたが、~
貴族であるという心は失ってはおらん。▼~
:[ドロテア]|知る者……確かにそういう意味では、~
ハンネマン先生は貴族なんですね。▼~
地位にこだわらず、立派な志だけを持つ、~
貴族……それってすごく、素敵じゃない?▼~
:[ハンネマン]|む、何か言ったかね?▼~
:[ドロテア]|ふふふっ、何でもありません。~
貴方の言葉に、じんときてただけです。▼~
:[ハンネマン]|そうか。うむ、そう言ってもらえると、~
我輩としても嬉しいぞ。▼~
***支援B [#bee7972f]
:[ドロテア]|あら、ハンネマン先生、~
こんなところで奇遇ですねえ。▼~
:[ハンネマン]|おお、ドロテア君。ちょうど良かった。~
実は聞きたいことがあったのだ。▼~
:[ドロテア]|聞きたいことですか?~
珍しいですね。▼~
:[ハンネマン]|ああ、少し噂を耳に挟んでね。~
君が貴族を毛嫌いしている、というものだ。▼~
以前、君は我輩に話を聞きに来たな?~
我輩が元貴族だという話だ。▼~
貴族嫌いの君が、わざわざそんな話を~
聞きに来た、その意図が気になってな。▼~
:[ドロテア]|私が嫌っているのは、貴族の地位にばかり~
こだわっているような人たちです。▼~
そういう貴族とは違うハンネマン先生が、~
とっても新鮮だったってだけですよ。▼~
:[ハンネマン]|なるほどな。しかし貴族の地位に~
こだわる者が嫌いだというのは……▼~
過去に何か、嫌な思いでもしたのかね?~
ああいや、無理に話さなくとも構わんが。▼~
:[ドロテア]|先生にならいいですよ? 私が、歌劇団で~
歌姫と持て囃されたのは知ってますよね。▼~
歌姫になる前は浮浪の孤児で……~
更にその前は、貴族の侍女の娘でした。▼~
:[ハンネマン]|ふむ、歌姫に孤児に侍女の娘か……。~
実に波乱に満ちた半生だな。▼~
:[ドロテア]|といっても、昔のことは~
ほとんど覚えてないですけどね。▼~
父は初めからおらず、母は物心つく前に~
貴族の家から追い出され、やがて病で……▼~
私はずっと独りで、帝都の裏通りをねぐらに~
明日をも知れない生活を送ってきたんです。▼~
:[ハンネマン]|……そうだったか。▼~
:[ドロテア]|あ、でも、その後、歌姫になってから、~
父かもしれない人と再会したんですよ。▼~
:[ハンネマン]|ほう?▼~
:[ドロテア]|手を出した侍女に子供を産ませたけど、~
その子が紋章持ちではなかったから……▼~
母娘まとめて捨てたって、言ってました。~
まあ本当に父かは知りません。▼~
私の正体に気づかず、口説いてきた時には、~
憎さを通り越して唖然としたというか。▼~
まあ、私に群がる貴族なんて、多かれ~
少なかれ、皆さんこんな感じの屑でしたが。▼~
:[ハンネマン]|……思っていた以上に、いたたまれない~
話であったな。▼~
だが、貴族にそういう者が多いというのは~
紛れもない事実であろう。▼~
我輩も……▼~
:[ドロテア]|……先生?▼~
:[ハンネマン]|いや、申し訳ない。~
少し昔を思い出してしまってね。▼~
この世界が、少しでも君に優しくなるよう、~
我輩も努力させてもらうよ。▼~
:[ドロテア]|……ありがとうございます。▼~
***支援A [#gb45c1d6]
:[ハンネマン]|ドロテア君。~
戦い続きで疲れてないかね?▼~
:[ドロテア]|ハンネマン先生、ありがとう。~
大丈夫です。▼~
:[ハンネマン]|ううむ、あまり顔色が優れないようだが……~
無理は禁物であるぞ。▼~
つらい時は、仲間を頼るのだ。~
我輩のように、君を支えたい者もいる。▼~
:[ドロテア]|え? その……嬉しいです。~
でもほんとに大丈夫ですから。▼~
ハンネマン先生はいつも、私のこと、~
気にかけてくれますね。▼~
:[ハンネマン]|無論だとも。~
君は我輩にとって、格別で……▼~
:[ドロテア]|格別で……何です?▼~
:[ハンネマン]|あ、いや……仲間としても大事だし、~
何より君自身のこれからに興味がある。▼~
戦争が終わってからの君が、~
幸せな日々を送れるように……▼~
:[ドロテア]|ええっ?~
やっぱり、それって……▼~
あの、でも、先生、戦争もまだ終わって~
ないですし、ちょっと気が早いような……▼~
:[ハンネマン]|気が早い?~
何のことだね?▼~
:[ドロテア]|違うんですか? その……何かを~
私に贈りたいのかなって。▼~
丸くて、小さい、輪っかの形をした……▼~
:[ハンネマン]|……?~
………………。▼~
……まさか、指輪か!?▼~
:[ドロテア]|そう、指輪です。~
……でも反応からして違うみたいですね。▼~
恥ずかしい……勘違いしちゃった……。▼~
:[ハンネマン]|あああ!~
そ、そういうことであったか!▼~
これはとんだ誤解をさせてしまったな!~
確かに、我輩の言い方が悪かった……!▼~
本当に他意はなかったのだ。~
このとおり、申し訳ない。許してくれ。▼~
:[ドロテア]|……責任取って、求婚し直してくれるなら、~
許してあげます。▼~
私、期待しちゃったんですから。▼~
:[ハンネマン]|いや、だが、そのような……▼~
:[ドロテア]|ふふふふっ、ただの冗談です。~
そんな困らないでください。▼~
:[ハンネマン]|冗談か……それはそれで寂しくはあるな。▼~
:[ドロテア]|今は、ハンネマン先生が私のことを大事に~
思ってくれてるってだけで十分ですから。▼~
未来のことは、未来に考えましょ?▼~
:[ハンネマン]|ああ、そうだな。~
そうするとしよう。▼~
**マヌエラ [#d2de30af]
***支援C [#b6da1f04]
:[ドロテア]|マヌエラ先輩、こうやって二人で~
じっくり話すのも久々ですねえ。▼~
:[マヌエラ]|そうね、なかなか時間が取れなくて。~
ふふっ、懐かしいわ、ドロテア。▼~
それにしても、ますます美しさに磨きが~
かかっちゃって……素敵よ。▼~
:[ドロテア]|ありがとうございます!~
先輩だって、まだまだ魅惑の美貌ですよ!▼~
:[マヌエラ]|いいえ、あたくしはもうダメよ。~
あなたはこうならないよう頑張って。▼~
:[ドロテア]|またまたー。もちろん頑張りますけど、~
先輩も一緒ですよ?▼~
:[マヌエラ]|そう願いたいわね……。▼~
《第一部》
:[マヌエラ]|ドロテア、そういえば一つ気になって~
いたのだけど、どうやって入学したの?▼~
《第二部》
:[マヌエラ]|ドロテア、そういえば気になったまま~
忘れていたこと、聞いてもいいかしら。▼~
士官学校にはどうやって入ったの?~
もう随分前の話だけど……▼~
《共通》
:[マヌエラ]|あなたは身寄りもないし、後ろ盾を得るのは~
とても大変だったのじゃなくて?▼~
:[ドロテア]|ふふふっ、まあそうなんですけど、~
貴族の方を少し操って、ですね。▼~
でも、入学のための知識や教養は自力で身に~
着けなくちゃいけなくて、苦労しましたよ。▼~
歌劇団とも両立してましたからねえ。~
自分でもよくやれたなって思います。▼~
:[マヌエラ]|まあ、そうだったのね。~
……ほんと、立派になったわ。▼~
あなたはいつも独りで……~
もう少し誰かを頼ってもいいのに……。▼~
けど、そこまでしてガルグ=マクに~
来たのはなぜなのかしら。▼~
:[ドロテア]|ええっ? 先輩が聞くんですか、それ。~
マヌエラ先輩がいたから、ですよ?▼~
私にとって、マヌエラ先輩の引退、~
雷に打たれたみたいな衝撃でした。▼~
あんなに舞台上で光り輝ける人が、若くして~
舞台を降りて別の人生を歩むなんて。▼~
私は何ができるか、将来どうしたいのか、~
それを考えるために入学を決意したんです。▼~
:[マヌエラ]|あら……あたくしが理由だったのね……。▼~
《第一部》
:[ドロテア]|それに、今年は皇女と王子と次期盟主が~
揃って入学するって噂でしたから……▼~
《第二部》
:[ドロテア]|それに、あの年は皇女と王子と次期盟主が~
揃って入学するって噂でしたから……▼~
《共通》
:[ドロテア]|そんな異例の年なら、逸材……良い男が~
集まるかなって。ふふっ。▼~
:[マヌエラ]|それで、入学した甲斐はあった?~
夢や、将来や……良い男は見つかった?▼~
《ドロテアと支援Aがいない場合》
:[ドロテア]|良い人も、将来も、まだ……。▼~
《ドロテアと支援Aがいる場合》
:[ドロテア]|良い人はいましたねえ。~
でも将来は、まだ……。▼~
《共通》
:[ドロテア]|でも先輩とまた一緒にいられるだけで、~
十分楽しいですよ、今は。▼~
***支援B [#t693565c]
:[マヌエラ]|ううう……頭が割れそう……。~
割れそうだわ、あたくし……。▼~
:[ドロテア]|先輩?~
あ、あら、大変そうですね。▼~
起きなくていいですよ。~
今、お水持ってきますから。▼~
枕は少し高くしたほうが楽になるかと。~
はい、一応これ持ってくださいねえ。▼~
:(暗転)|
:[マヌエラ]|はあ……。~
駄目ねえ、あたくし。▼~
:[ドロテア]|……?▼~
:[マヌエラ]|あたくしね、あなたがガルグ=マクに来た~
理由を聞いて、誇らしかったの。▼~
歌劇団の後輩がね、あたくしの生き方に~
影響されて、将来を考えてくれる。▼~
だからせめて先輩としてみっともない面は~
見せないようにって思ってたのだけれど……▼~
二日酔いで死んでる姿を見られるなんて、~
最悪だわ……。幻滅したわよね……?▼~
:[ドロテア]|ええええ? 今更ですか!?~
というか、隠してるつもりだった……?▼~
:[マヌエラ]|あれっ? 気づいていた……?▼~
:[ドロテア]|当たり前じゃないですか。~
マヌエラ先輩、有名なんですよ?▼~
歌劇団時代も、ガルグ=マクに来てからも、~
男運のなさと酒癖の悪さと部屋の汚さで……▼~
:[マヌエラ]|待って。待ってちょうだい、ドロテア。▼~
たとえすべて事実でも、可愛い後輩に~
面と向かって言われるのは刺さり過ぎるわ。▼~
それに、後輩に良い格好しようとしてたのが~
全部知られていたなんて……▼~
北の冷たい海の波に、~
さらわれてしまいたい……。▼~
:[ドロテア]|そんなこと言わないでください、先輩。~
私、それでも先輩を尊敬してるんですよ。▼~
確かにちょっと残念なとこもありますけど、~
私にとっては、偉大な先輩なんです。▼~
私に厳しくも優しく指導してくれた、~
歌劇団で一番の歌姫。私の目標なんです。▼~
だから……その、好きです、先輩。▼~
:[マヌエラ]|ふふふ、ありがとう、ドロテア。~
あたくしもよ。▼~
***支援A [#b5295d77]
:[マヌエラ]|ドロテア、何かあったの?~
こんなところで遠くを見つめて。▼~
:[ドロテア]|マヌエラ先輩。~
そうですねえ、格好つけて言うなら……▼~
未来に思いを馳せていたんです。~
戦争が終わったその先に……。▼~
:[マヌエラ]|うふふふ、素敵ね。~
それで、未来はどうだった?▼~
:[ドロテア]|それが……まっさらってわけでも~
ないですけど、迷っちゃって。▼~
学校で、戦争で、いろんな人の~
いろんな生き方を見て……▼~
自分にもいろんなことが~
できるのかなって、思うんです。▼~
特に、いろんなものに縛られてる人たちを~
見てると、私って自由なのかなって。▼~
:[マヌエラ]|そうねえ。~
きっとそのとおりだわ。▼~
あたくしは歌劇団を辞めて、~
ガルグ=マクの士官学校の教師になった。▼~
今は、こうして戦争に身を投じ……~
終わりを、平和を願っている。▼~
どう転ぶかなんてわからないものよ。~
……結婚はできてないけど。▼~
:[ドロテア]|ふふ。そうですねえ。~
でも、どんな形でも一つだけ叶えたいなあ。▼~
:[マヌエラ]|あら、夢ができたのね?▼~
:[ドロテア]|いいえ、元々あった夢ですよ。~
マヌエラ先輩と同じ場所に立ちたいって。▼~
:[マヌエラ]|あたくしと同じ場所に?▼~
:[ドロテア]|ええ。~
歌劇団では叶いませんでしたから。▼~
私が歌姫として舞台の真ん中に立つのと~
入れ替わりで、先輩、辞めちゃったでしょ?▼~
私、先輩と一緒に舞台に~
立ちたかったんですよ?▼~
:[マヌエラ]|そう……それは、ごめんなさいね。▼~
あたくしは、あなたが歌姫として舞台に~
立てたら辞めようと思っていたの。▼~
本当はもっと早く引退する予定だったけど、~
あなたと出会ったから……▼~
光を浴びて煌めくあなたを見てから、~
歌劇団を去ることにした。▼~
でも……一度くらいは、隣に立って~
舞台に出ても良かったのかもしれないわね。▼~
:[ドロテア]|いいんです。~
今は隣にいられますから。▼~
……先輩が結婚できなかったら、~
いいのになあ。▼~
:[マヌエラ]|ちょっと、ドロテア。~
何でこの流れでそんな話になるの?▼~
:[ドロテア]|私とずっと一緒にいられますよね。~
そしたら私も男は作りませんし。▼~
先輩と二人、好きなことをして生きていく。~
そういうのも素敵に思えて。▼~
:[マヌエラ]|そういうこと。~
……案外、良いかもしれないわねえ。▼~
そしたら、あなたの未来はあたくしの未来。~
一緒に思いを馳せようかしら。▼~
:[ドロテア]|いいですよ。~
二人なら、きっと輝いてますね、未来。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#b0e3fa58]
- マヌエラとの支援Cは第二部差分あり。 -- &new{2019-10-25...
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