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会話集/支援会話/ドゥドゥー(ファーガス神聖王国)
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[[会話集/支援会話]]
*ドゥドゥーの支援会話 [#t350d4f7]
#contents
**ディミトリ [#aacd8d6e]
[[ディミトリのページへ>../ディミトリ(ファーガス神聖王国)#...
**フェリクス [#r71d6da8]
***支援C [#c35c7bd9]
《共通》~
''(食堂にて)''~
:[フェリクス]|待て、犬。▼~
:[ドゥドゥー]|……誰のことだ。▼~
:[フェリクス]|お前以外に誰がいる?~
あの猪の忠犬だろう、お前は。▼~
:[ドゥドゥー]|……フェリクス。~
貴様、殿下を愚弄するか。▼~
:[フェリクス]|ふ、その物言い、まさしく犬だな。▼~
なぜ、それほどまでに奴に従う。~
あの男はそれに値するだけの人間か。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれの故郷は、~
ファーガスによって滅びた。▼~
同胞たちは皆、慈悲もなく殺され~
街は何もかもが焼き払われた。▼~
:[フェリクス]|……ダスカー人への制裁、か。▼~
:[ドゥドゥー]|父も母も、兄弟も、皆殺された。~
誰も助けてはくれなかった。▼~
人としての尊厳も、民族の矜持も奪われて~
……だが、殿下だけは違った。▼~
あの方だけは……ただ一人、~
おれたちを人間だと認めてくれた。▼~
命を懸けてまで、おれを救ってくれた。~
一度死んだおれに生きる目的をくれた……。▼~
:[フェリクス]|……それを、世間では妄信と言うのだがな。▼~
ではお前は、~
奴に命を捨てろと言われたら捨てるのか。▼~
:[ドゥドゥー]|捨てる。▼~
:[フェリクス]|無用な虐殺を命じられたら。▼~
:[ドゥドゥー]|殺す。▼~
:[フェリクス]|相手が無力な幼子や老人であっても……~
たとえかつての同胞であってもか。▼~
:[ドゥドゥー]|無論だ。▼~
……フェリクス、~
お前は何か思い違いをしているようだな。▼~
おれは殿下の剣であり盾。~
武器に意思など必要ない。▼~
:[フェリクス]|……チッ、どいつもこいつも。▼~
そうだな、俺は誤解をしていた。~
お前を犬などと呼ぶべきではなかったな。▼~
犬は犬でも、お前は狂犬だ。~
あの猪には似合いだな。▼~
:[ドゥドゥー]|……言ったはずだ。~
殿下を愚弄するな、と。▼~
殿下と付き合いの長いお前だからこそ~
許容してきたが、これ以上の暴言は……!▼~
:[フェリクス]|聞きたいことは聞けた。~
さっさと飼い主のところへ帰れ。▼~
***支援B [#m62a221b]
《蒼月の章限定》~
''(食堂にて)''~
:[フェリクス]|……おい、待て。▼~
:[ドゥドゥー]|……何だ?▼~
:[フェリクス]|先程の戦闘で俺を庇ったな。なぜだ?▼~
:[ドゥドゥー]|戦力の低下は、~
殿下の望むところではないからだ。▼~
フェリクス、お前は強い。~
失えば大きな損害だ。▼~
:[フェリクス]|お前……本物の馬鹿なのか?~
一つ間違えば、死んでいたのはお前だ。▼~
たとえ俺を助けられたとしても、~
お前の死をあの男は喜ぶか?▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。~
死んでも許してはくださらないだろう。▼~
:[フェリクス]|それがわかっていて、なぜ俺を庇った。~
お前は、意思のない武器ではなかったのか。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前の兄の話を聞いた。▼~
あの日、ダスカーで~
殿下を守って死んだのだろう。▼~
:[フェリクス]|そうだ、だがそれが何だ。~
その恩を返すためとでも言うつもりか。▼~
……お前も、親父殿のように~
兄上の死を賛するつもりなのか。▼~
:[ドゥドゥー]|賛美はしないが、否定もしない。ただ、~
おれがお前の兄でも同じことをする。▼~
……命に代えても戦友を守りたいと思うのは~
それほど不自然なことか。▼~
:[フェリクス]|! お前のような狂犬に、~
戦友などと呼ばれる理由は……▼~
:[ドゥドゥー]|……お前が何かとおれを罵るのは、おれの~
在り方を正そうとしているからだろう。▼~
お前は、おれの命を案じてくれた。~
ダスカー人であるおれの命を。▼~
:[フェリクス]|……心配しているわけじゃない。~
気に食わないだけだ。▼~
:[ドゥドゥー]|……たとえそうだったとしても、~
おれにとっては、それで十分だ。▼~
:[フェリクス]|……何なんだ、お前は。~
その程度、当然の……クソッ。▼~
いいか、助けたいのなら好きにしろ。~
だがもし死ぬような真似をしたら俺が殺す。▼~
:[ドゥドゥー]|……死んだら、殺せないのではないか?▼~
:[フェリクス]|……だから、そういうことだ。▼~
**アッシュ [#sca4be76]
***支援C [#j31d66c0]
《共通》~
''(食堂にて)''
:[ドゥドゥー]|……この時期の魚は脂が乗っている。~
塩焼きにするだけでも十分に美味い。▼~
だが、香草で風味をつけて、~
蒸し焼きにするのも美味い。▼~
:[アッシュ]|へえ……やっぱり詳しいんだね。~
すごく参考になるよ、ドゥドゥー。▼~
もしかして君って、フェルディアの~
お城で料理とかもやってたの?▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。▼~
:[アッシュ]|あ、それとも、君の家族が~
酒場や食堂を開いていたとか。▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。~
親の料理を、妹と一緒に手伝ったくらいだ。▼~
:[アッシュ]|僕も料理にはそれなりに自信があったけど、~
君の前だと、なんにも言えないよ。▼~
あ、そうだ、ドゥドゥー。~
今度は魚だけじゃなく、肉料理も……▼~
:[ドゥドゥー]|……アッシュ。▼~
:[アッシュ]|何?▼~
:[ドゥドゥー]|なぜ、そうもおれに構う。▼~
:[アッシュ]|え?~
だって仲間でしょ、僕たち。▼~
構うも何も、仲間のことをもっと~
知りたいって思うのは……そんなに変かな。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれはダスカーの民だ。▼~
:[アッシュ]|そんなこと言ったら、僕だって平民だよ。~
それもかなり貧しい部類の。▼~
運良く修道院に来られて、~
みんなと一緒に勉強できたけれど……▼~
僕なんて場違いなんじゃないかって、~
今になっても、ずっと考えている。▼~
:[ドゥドゥー]|……貧民とダスカーの民とは違う。▼~
:[アッシュ]|それは……知ってるよ。~
それでも、僕は君と仲良くなりたいな。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。~
……おかしな奴だな。▼~
:[アッシュ]|あはは、昔からよく言われるよ。▼~
***支援B [#p9842aac]
《共通》~
''(食堂にて)''
:[アッシュ]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[アッシュ]|……あのさ。ドゥドゥーって、~
あんまり喋るほうじゃないよね。▼~
:[ドゥドゥー]|……他人との会話は、苦手だ。▼~
:[アッシュ]|そうなんだ。~
……それって、何か理由があるから?▼~
:[ドゥドゥー]|……理由、か。▼~
殿下が望まれたからこそ、~
おれはこの大修道院にいるが……▼~
ここには、おれを恐れる者や、~
拒絶し、嫌悪する者も少なくはない。▼~
……そういうものに、疲れただけだ。▼~
:[アッシュ]|確かに……やっぱりまだ、~
君たちが嫌いだって人も多いよね……。▼~
怖い、とか、憎い、とかならまだしも……~
人をさらって食べる、なんて言う人もいる。▼~
:[ドゥドゥー]|人をさらって食べる、か。▼~
……ふ、化け物でもあるまいし。▼~
:[アッシュ]|そういうので笑うのは良くないよ!~
むしろ怒んなきゃ駄目だっ。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだろうか。▼~
:[アッシュ]|でも、そう言う人でも……君と喋ってみれば~
きっと見方が変わると思うんだけどな……。▼~
僕だって、入学した後、初めて~
君と会ったときには、びっくりしたよ。▼~
本当に話しかけていいのかわからなくて、~
少し尻込みしちゃったけど……▼~
今は全然怖くない。前にも言ったとおり、~
僕はただ、君のことを知りたいんだ。▼~
:[ドゥドゥー]|……面白い話は、できん。▼~
:[アッシュ]|じゃあ、ダスカーの話とか、聞かせてよ。~
君の故郷の話だ。▼~
:[ドゥドゥー]|……王国より森が深く、~
おれたちには、暮らしやすい土地だった。▼~
鍛冶と漁が盛んで……~
一つ一つの街は小さいが、商業は……▼~
……いや、そういうことは~
本でも読んだほうが早いだろう。▼~
:[アッシュ]|あはは、まあ、それもそうかも……。~
……じゃあ、僕から一つ、質問させてよ。▼~
君は料理が上手だけど、ダスカーの料理は~
あんまり作らないよね。……どうして?▼~
:[ドゥドゥー]|言ったとおり、~
ここにはおれを快く思わない者も多い。▼~
料理や食材に罪はなくとも、~
騒動の種は蒔かんほうがいい。▼~
:[アッシュ]|……そうだったんだ。▼~
だけど僕は、もっと食べたいな。~
君の作るダスカー料理、美味しいからさ!▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。~
そう言ってもらえるのは、嬉しいものだな。▼~
***支援A [#y3af4a5b]
《蒼月の章限定》~
''(食堂にて)''~
:[ドゥドゥー]|アッシュ、帰りが遅かったな。▼~
:[アッシュ]|……実は、偵察任務が上手くいかなくて。~
おかげで食事を取る余裕もなくてさ……。▼~
:[ドゥドゥー]|ギルベルト殿が憔悴していたからな。~
そんなことだろうと思った。▼~
無事に帰還できたようで、安心した。~
……お前のぶんの飯を作っておいた。食え。▼~
:[アッシュ]|ありがとう、ドゥドゥー。~
僕、今ほんとにお腹減ってて……助かるよ。▼~
----
''(アッシュが食卓に着きながら)''
:[アッシュ]|……ああ、やっぱり、~
ドゥドゥーの料理って美味しいな。▼~
この塩の効いた味つけ。~
これぞダスカーの料理って感じがする!▼~
もしかして、もっと食べたいって言ったこと~
ちゃんと覚えててくれたの?▼~
:[ドゥドゥー]|……まあな。~
……美味いか。▼~
:[アッシュ]|うん! やっぱり料理の腕では~
君にかないそうにないや。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前の料理も、十分美味いが。▼~
:[アッシュ]|あはは、本当に?~
……ありがとう。僕の父さんも喜ぶと思う。▼~
:[ドゥドゥー]|……料理は、父親に教わったのか。▼~
:[アッシュ]|というか、父さんの店の手伝いを~
するうちに覚えたみたいなものかな。▼~
そう言うドゥドゥーは? 妹さんと一緒に~
親の料理を手伝った、って言ってたっけ。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだな。~
おれもお前と同じように、母を見て覚えた。▼~
……ダスカーには、もう何もない。~
文化も、記憶も、街と共に焼けてしまった。▼~
母も妹も、もういない。▼~
だが、調理場に立つ母や妹の手元は、~
不思議と……鮮明に覚えている。▼~
:[アッシュ]|……そっか。じゃあ、この料理には、~
君の、家族との思い出が詰まってるんだね。▼~
:[ドゥドゥー]|……そう、かもしれんな。▼~
……家族も、故郷も、~
まだ、おれの中に生きているのか。▼~
:[アッシュ]|………………。ねえ、ドゥドゥー。~
僕、そういう考え方、好きだよ。▼~
その……こういうことを言うと、~
教団の人に怒られるかもしれないけど……▼~
フォドラでは、人は死んでしまったら、~
天上の、女神様のところに行くでしょ?▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだな。▼~
:[アッシュ]|僕は……死んだ人が遠くに行っちゃうより、~
生きている人の中に残るほうが、好きだな。▼~
……僕の両親や、ロナート様や義兄さんも、~
僕の中に、いるのかな。▼~
:[ドゥドゥー]|……きっと、皆、お前の中にいるのだろう。~
お前がそこにいると思う限りは。▼~
:[アッシュ]|………………。~
ねえ、ドゥドゥー。▼~
君の料理、本当に美味しいよ。~
本当に、さ……。▼~
:[ドゥドゥー]|……塩辛くなってしまうぞ。▼~
:[アッシュ]|ううん……美味しいから、いいんだ。~
……ありがとう、ドゥドゥー。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。~
今は腹いっぱい、食えばいい。▼~
**シルヴァン [#d951e180]
***支援C [#g3951348]
《共通》~
''(大聖堂にて)''~
:[シルヴァン]|ようドゥドゥー、今日も相変わらず~
何考えてんのかわかんねえ顔してるなあ!▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだろうか。▼~
:[シルヴァン]|あ、そういえば昨日の料理当番って、~
お前だったろ? 美味かった、ありがとな。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。▼~
:[シルヴァン]|あ、そうだ、今度俺にも教えてくれよ。~
料理ができる男って、頼り甲斐あるだろ?▼~
そうなれりゃ、女の子の人気を集めること~
間違いなしだからな! それから……▼~
:[ドゥドゥー]|……シルヴァン。▼~
:[シルヴァン]|ん、何だい?▼~
:[ドゥドゥー]|……お前もファーガスの人間ならば、~
ダスカー人の境遇は理解しているだろう。▼~
あまりおれに近寄るな。~
つまらん誤解を招く。▼~
:[シルヴァン]|……誤解、ねえ。~
気にする奴も、まあ……当然いるか。▼~
けど俺は、全ッ然気にしてないぜ。~
お前らダスカー人は潔白だと思ってるし。▼~
:[ドゥドゥー]|……どういうことだ?▼~
:[シルヴァン]|そもそも、ダスカーとファーガスは~
昔から仲良くやってた間柄だろ。▼~
あんな制裁を受ける危険を冒してまで、~
ファーガスの王を殺す理由がない。▼~
王国に対して敵意を抱く一派がいた、~
くらいならまだあり得る話だが……▼~
そいつらに、精鋭揃いの国王陛下ご一行を~
皆殺しにするような真似ができると思うか?▼~
:[ドゥドゥー]|……難しいだろう。~
練度も頭数も違いすぎる。▼~
:[シルヴァン]|だろ? せいぜい一部のダスカー人が、~
国の転覆を狙う誰かさんと共謀したか……▼~
そいつらに罪を擦りつけられたか、だと~
思ってる。体のいい身代わりだな。▼~
……まあ、事の真偽はどうあれ、~
ダスカー人である前に、お前はお前なんだ。▼~
そう卑屈になる必要もないと思うぜ、~
ドゥドゥー。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
''(ドゥドゥー、驚いた顔)''~
:[シルヴァン]|ん、おいおい、どうした?~
そんなおかしな顔をして。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれはお前を誤解していたらしい。~
女のことばかり考えているだけの男だと。▼~
:[シルヴァン]|ははは、なら、解けたようで何より。~
……けど、この程度誰だって考える話だろ?▼~
王都にもそういう奴らはいただろうに。~
殿下だってその一人のはずだ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ、そのとおりだ。▼~
だがいまだ、おれたちは憎まれている。~
姑息な手で王を殺した罪深い民だとな。▼~
:[シルヴァン]|……誤解ってのはさ、明白な証拠でも~
突きつけてやらない限り解けないもんだ。▼~
で、仮に証拠を突きつけて誤解を解いても~
人の感情までは簡単に変えられない。▼~
そいつを変えられるのは時間と努力だけ。~
……空しいもんだよな。▼~
:[ドゥドゥー]|時間と努力、か。~
……そのとおりだな。▼~
:[シルヴァン]|ま、そんな辛気臭い話は置いといて、だ。~
料理を教えてくれる約束、忘れんなよな!▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ、わかった。▼~
***支援B [#l3f7b054]
《共通》~
''(食堂にて)''~
:[シルヴァン]|いやあ、飯、美味かったなあ!~
とても俺が作ったとは思えない出来映えだ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。~
お前はなかなかに筋がいい。▼~
………………。▼~
:[シルヴァン]|……おい、どうした?~
俺の顔、何かついてるか?~
:[ドゥドゥー]|いや……シルヴァン。~
最近、お前の噂をよく耳にする。▼~
:[シルヴァン]|え、俺の噂?~
……思い当たることがありすぎるなあ。▼~
どうせ、俺に近寄る女の子は不幸になるとか~
あいつは女を食い物にしているとか……▼~
とにかく、俺はとんでもない悪人だから~
絶対に近寄るな、みたいな話だろ?▼~
:[ドゥドゥー]|……自覚は、あったのだな。▼~
:[シルヴァン]|何だよ、ドゥドゥー。~
まさか気にしてくれてたのか?▼~
:[ドゥドゥー]|噂に語られるお前は、擁護のしようも~
ないほどのろくでなしだった。▼~
:[シルヴァン]|ろくでなし……。~
酷い言われようだなあ、俺。▼~
:[ドゥドゥー]|……確かに女好きのろくでなしではあるが、~
悪いところばかりではないと、おれは思う。▼~
:[ドゥドゥー]|一応、多少の訂正はしておいた。~
……信じてもらえたかはわからんがな。▼~
:[シルヴァン]|……そう無理しなくてもよかったんだぜ?~
いやまあ、気持ちはありがたいんだけどさ。▼~
前にも言ったろ。誤解はそう簡単には~
解けないし、人の感情は変わらない。▼~
何より、俺の素行が悪いのは事実だし、~
多少の誤解は仕方ないって思ってるさ。▼~
:[ドゥドゥー]|……だが、黙っていられなかった。▼~
お前は、ダスカー人としてではなく~
一人の人間として、おれを見てくれた。▼~
……だからおれも、何もかもを差し引いて、~
お前という人間に対したいと思った。▼~
:[シルヴァン]|……なあ、ドゥドゥー。お前、~
ほんっとうに底抜けのお人好しだよなあ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ、そうかもしれんな。▼~
:[シルヴァン]|しかし……何もかもを差し引いて、か。~
はは、そういうの好きだぜ、俺。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。~
……気が合いそうだな。▼~
**メルセデス [#k3b21a67]
***支援C [#lacfa405]
《共通》~
''(大聖堂にて)''~
''(メルセデス、祈りを捧げながら)''~
:[メルセデス]|……女神様。~
どうか我らをお守りください。▼~
''(ドゥドゥーが現れる)''~
:[ドゥドゥー]|メルセデス。▼~
''(メルセデス、祈るのを止めてドゥドゥーの方に向く)''~
:[メルセデス]|……あら、ドゥドゥー。~
何か用かしら~?▼~
:[ドゥドゥー]|……殿下が捜しておられた。▼~
:[メルセデス]|わかったわ~、すぐに行く。~
ちょうどお祈りも終わったところだし~。▼~
:[ドゥドゥー]|……祈っていたのか。▼~
:[メルセデス]|そうよ~、みんなが元気で~
過ごせますように、って。それから~……▼~
《白雲の章》
:[メルセデス]|美味しいお菓子が食べられますようにとか、~
次の試験が上手くいきますようにとか……▼~
《蒼月の章》
:[メルセデス]|美味しいお菓子が食べられますようにとか、~
温室のお花が綺麗に咲きますようにとか……▼~
《共通》
:[ドゥドゥー]|……フォドラの女神には~
どんな願いをかけようと自由なのだな。▼~
:[メルセデス]|ふふっ、そうね~。~
私は、そう思っているけれど~。▼~
えっと、そういえばドゥドゥーって~、~
ダスカーの生まれ……よね?▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだが。▼~
:[メルセデス]|ダスカーでも、~
女神様にお祈りするものなのかしら~?▼~
:[ドゥドゥー]|……神に祈るという文化はあった。~
だが……フォドラとは、まったく別物だ。▼~
:[メルセデス]|………………?▼~
:[ドゥドゥー]|ダスカーには、多くの神がいる。~
天には天の神が、地には地の神が。▼~
戦勝を祈念して、戦の神に贄を捧げ。~
海が荒れれば、海の神を祀って宴を催す。▼~
:[メルセデス]|要は~……ダスカーには神様がたくさんいて~
助けてほしい神様にお祈りするってこと?▼~
:[ドゥドゥー]|……そんなところだ。▼~
:[メルセデス]|へえ……やっぱりフォドラとは違うのね~。~
ふふっ、何だか興味が湧いてきたわ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ダスカーはすでに滅びた。▼~
:[メルセデス]|ダスカーは滅びたかもしれないけれど~、~
ダスカーで生まれたあなたはここにいるわ。▼~
そうだ、良ければ今度、ダスカーのことを~
いろいろ教えてもらえないかしら~?▼~
:[ドゥドゥー]|………………。~
構わんが……。▼~
:[メルセデス]|本当? 嬉しいわ~。~
楽しみにしているわね~。▼~
さ、じゃあ、行きましょうか~。▼~
''(メルセデス、先に立ち去る)''~
:[ドゥドゥー]|………………。~
ダスカーは滅びても、おれがいる、か。▼~
***支援B [#z69176cf]
《共通》~
''(食堂にて)''~
:[メルセデス]|……ふうん、なるほど~。~
それじゃ、空の神様と土の神様とが喧嘩して~
生まれたのが、ダスカーの地なのね~?▼~
:[ドゥドゥー]|喧嘩……と言うのも……~
……まあ、そういうことだな。▼~
:[メルセデス]|……ふふっ、~
何だか不思議だわ~。▼~
ダスカーとは山を隔ててるだけなのに、~
全然違う世界の話みたいで~。▼~
本当に、すっごく面白かったわ。~
初めて聞くお話ばかりだったし~。▼~
:[ドゥドゥー]|それは……ダスカーの神話を語り継ぐ者など~
もう、ほとんどいないだろうからな。▼~
:[メルセデス]|あら、そうなの~?~
それは駄目なことだと思うわ、私。▼~
あのね、人が死ぬ時や、家が途絶える時も~
同じだと思うんだけど~……▼~
本当に国が滅びるのは、その国が、人に~
忘れ去られちゃった時だと思うのよね~。▼~
だから、あなたはもっといろんな人に~
故郷の話をしてあげるべきだと思うの~。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前は変わり者だな。▼~
:[メルセデス]|あら?~
そうかしら~?▼~
:[ドゥドゥー]|……ダスカーの民は王国の敵だ。~
そういう扱いを受け続けてきた。▼~
ダスカーの文化や歴史の話を、~
好んで聞くような者などいない。▼~
:[メルセデス]|でも私、別に、あなたたちに~
近しい人を殺されたわけでもないし~。▼~
恨みなんて、~
最初から1つもないんだもの。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[メルセデス]|ねえねえ、それよりドゥドゥー?~
これってダスカーのお料理かしら?▼~
:[ドゥドゥー]|……口に合わなかったか。~
:[メルセデス]|ううん、そんなことないわ~!~
すっごく美味しくて、びっくりしてたの~。▼~
今度、私にも作り方を教えてくれないかしら~?▼~
:[ドゥドゥー]|……構わないが。~
……何かと、教えてばかりだな。▼~
:[メルセデス]|あ、そうね、それは良くないわね~……。~
……ああ、そうだわ~!▼~
お母様が教えてくれたお茶菓子……~
あれの作り方で良ければ、教えられるわ~。▼~
マルトリッツ家当主が何代もかけて考えた、~
秘密のお菓子なのよ~。▼~
:[ドゥドゥー]|マルトリッツ家と言えば、~
すでに断絶した、帝国の……▼~
:[メルセデス]|ええ、私の父のお家なの~。~
私は最後の生き残りというやつね~。▼~
:[ドゥドゥー]|……ならば思い出も深いだろう。~
そんな大事なものをおれに教えていいのか。▼~
:[メルセデス]|ええ。だって、あのお家がなくなった今、~
もし万が一、私に何かあったら……▼~
そのお菓子はフォドラから失われてしまう。~
人の記憶から、忘れ去られてしまうもの~。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。~
……そういうものか。▼~
……では、楽しみにしていよう。▼~
***支援A [#xf021910]
:[メルセデス]|あら? 珍しいわね~、ドゥドゥーが~
フォドラの女神様にお祈りをするだなんて。▼~
ダスカーの神様は、他の神様にお祈りしても~
怒ったり、悲しんだりしないの~?▼~
:[ドゥドゥー]|……フォドラの女神は、~
ダスカーでも信仰されていた。▼~
異郷の神というよりは、遠い地を~
守護する神の一柱と言うべきか。▼~
昔は、ダスカーを出て戦う時などに~
祈りを捧げることもあったそうだ。▼~
:[メルセデス]|女神様が、神の一柱……~
そんな捉え方をする人たちがいるのね~。▼~
それで、ドゥドゥーはフォドラの女神様に、~
いったいどんなお祈りをしていたの~?▼~
:[ドゥドゥー]|……1日も早く、~
この戦いが終わるように、と。▼~
:[メルセデス]|まあ、素敵! ふふっ、実は私もね~、~
同じことをお祈りするつもりだったの。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。▼~
:[メルセデス]|ねえ、この戦争が終わったら、~
ドゥドゥーは何をするつもり?▼~
:[ドゥドゥー]|……おれは、死ぬまで殿下のお側にいる。▼~
:[メルセデス]|ふふっ、やっぱり想像どおり。~
そう言うと思ったわ~。▼~
:[ドゥドゥー]|……メルセデスは。▼~
:[メルセデス]|私? そうねえ、私は……一度くらい、~
ダスカーに旅でもしてみようかしら~。▼~
:[ドゥドゥー]|……ダスカーに? 今、ダスカーを~
訪れたところで、面白いものなど何も……▼~
:[メルセデス]|でも、あなたの生まれた土地でしょう?▼~
あの美味しいお料理が生まれた土地。~
あの不思議な神話が生まれた土地。▼~
それだけでも、~
私には、行ってみたい場所だわ~。▼~
:[ドゥドゥー]|メルセデス……。▼~
……良ければおれも、旅に同行させてくれ。~
殿下も、きっと許してくださるだろう。▼~
:[メルセデス]|まあ、本当? それじゃあやっぱり、~
早く戦争を終わらせなきゃいけないわね~。▼~
:[ドゥドゥー]|そのとおりだな。▼~
:[メルセデス]|なら、精一杯心を込めて~
お祈りしなくちゃいけないわよね~。▼~
戦争を終わらせられるように頑張りますから~
どうか見守っていてください~、って。▼~
それから……戦争が終わった時には~。~
あなたと一緒に旅ができますように、って。▼~
:[ドゥドゥー]|……それもなかなか、面白そうだな。▼~
ならば、おれは……~
ダスカーの神にも、祈ることにしよう。▼~
:[メルセデス]|まあ! それも素敵ね~。~
とってもいい考えだと思うわ~。▼~
あっ、でも……ねえ、このお祈りって、~
ダスカーなら、どの神様にするべきなの~?▼~
:[ドゥドゥー]|戦勝祈念と考えれば、戦の神か。~
いや、それとも……。▼~
:[メルセデス]|それとも?▼~
:[ドゥドゥー]|………………。~
……忘れてくれ。▼~
:[メルセデス]|えええ~!~
そ、そんなのってないわよ~!▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[メルセデス]|あ、わかったわ~。~
旅の神様でしょう、旅の~!▼~
:[ドゥドゥー]|………………。~
……そういうことにしておく。▼~
:[メルセデス]|あっ、もしかして正解だった~?~
ふふっ、じゃあ、それぞれ祈りましょうか。▼~
''(二人で祈り始める)''
:[メルセデス]|戦いが終わったら、ドゥドゥーと二人で、~
一緒にダスカーへの旅ができますように。▼~
**アネット [#l26c85f2]
***支援C [#m6a80708]
:[アネット]|きゃーーーーっ!!▼~
あいたたたた……。~
うう、まさかお鍋が爆発するなんてえ……。▼~
:[ドゥドゥー]|……今の音は、何だ。▼~
:[アネット]|あ、ドゥドゥー……見てのとおりだよ……。~
ちょっと、お鍋が爆発しちゃって……。▼~
:[ドゥドゥー]|……何をどう間違えば、鍋が爆発する。▼~
:[アネット]|ちょっと目を離した隙に、揚げ物のお鍋が~
ばーん! どかーん! って……。▼~
うう……火事にならなくてよかったけど、~
調理場が大変なことに……。▼~
:[ドゥドゥー]|……怪我は。▼~
:[アネット]|え? あ、ちょっとびっくりして~
転んじゃったけど、あたしはそれだけ。▼~
あはは、でも、~
ほんと運が良かったよねえ……▼~
:[ドゥドゥー]|そのとおりだ。▼~
……次からは決して目を離すな。~
命にも関わる。▼~
:[アネット]|あ……ご、ごめんなさい。~
あたし、もう失敗しないから……。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。~
……手伝おう。▼~
:[アネット]|……えっ?▼~
:[ドゥドゥー]|お前一人で片づけられるのか。▼~
:[アネット]|む、無理だね……。~
けど悪いよ、それは!▼~
:[ドゥドゥー]|……ちょうど暇をしていた。▼~
それに、皆が食堂に集まるまでに、~
駄目になった食事を作り直さなければ……▼~
:[アネット]|ええっと、それはつまり……片づけの後に、~
お料理まで手伝ってくれるってこと?▼~
:[ドゥドゥー]|不服か。▼~
:[アネット]|……ううん!~
迷惑かけてごめんね、ドゥドゥー。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
***支援B [#h2cb89bd]
:[アネット]|ドゥドゥー、この間はどうもありがとう。~
おかげで助かったよ!▼~
食事の時間にもちゃんと間に合ったし、~
美味しいってみんなからも評判だったし。▼~
:[ドゥドゥー]|……少し手伝っただけだ。▼~
:[アネット]|ううん! あり合わせの材料だけで、あんな~
豪華な献立をぱーっと思いつくなんて……▼~
すごいよ、あたしには絶対できないな!~
尊敬する!▼~
:[ドゥドゥー]|……おれはまだまだ未熟だ。▼~
……本当に美味い料理は、~
食べたものを笑顔にするという。▼~
おれは殿下の笑った顔を見たい。~
……そのためならば、努力は惜しまない。▼~
:[アネット]|うーん……あたしには、ニコニコしながら~
食べてるみたいに見えるけどなあ、殿下も。▼~
でも、あの出来で満足しないなんて、~
すごい向上心だね。▼~
あたしもドゥドゥーを見習って、~
これからたくさんお料理の勉強を……▼~
:[ドゥドゥー]|誤解するな。お前の腕は、決して悪くない。~
……つまらん失敗をするというだけで。▼~
:[アネット]|……そう言われても、~
どうしたらいいのかわかんないよ。▼~
あたし、おっちょこちょいで、何をしても~
信じられないような失敗ばっかりするから。▼~
料理をすればお鍋が爆発するし、お財布を~
忘れて買い物に行くなんて日常茶飯事。▼~
この間も、左右別々の靴を履いたまま~
訓練に参加して笑われちゃったし。▼~
そういえば伯父さんも、あたしを見て、~
信じられないって溜息ばかりついてたっけ。▼~
:[ドゥドゥー]|お前は周囲が見えていないだけだ。▼~
火にかかったままの鍋はないか、~
刃物はきちんとしまってあるかを見ろ。▼~
出かける前には持ち物を確かめ、~
一度鏡の前に立て。▼~
そこまでしてもできないものは、仕方ない。~
……失敗は誰にでもある。▼~
:[アネット]|……うん、ありがとう。~
えへへ、ドゥドゥーって優しいんだね。▼~
最初は顔が怖くって、ちょっと~
近寄りがたいなって思ってたけど……▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。~
やはり、おれの顔は怖いのか。▼~
:[アネット]|うーん……もう少し笑ってみたらどうかな?~
口の端っこを上げて、こんな感じで!▼~
:[ドゥドゥー]|……わかった。~
努力は……してみよう。▼~
***支援B+ [#red3defd]
:[ドゥドゥー]|……すまん、アネット。▼~
:[アネット]|あはは、気にしないでよ。~
悪いけど、正直ちょっと面白かったし。▼~
:[ドゥドゥー]|あの馬……~
俺が近寄った途端に暴れ出すとは……▼~
:[アネット]|おまけに二人揃って、~
飼い葉を頭から被ることになるなんてね。▼~
:[ドゥドゥー]|昔から動物には嫌われる……。~
……俺の顔のせいだろうか。▼~
……修行が足りなかったようだ。~
お前にも迷惑をかけてしまった。▼~
:[アネット]|もう、そんなに落ち込まないでよ!~
あたしは全然気にしてないんだから。▼~
誰にだって失敗はある、~
そう言ってくれたのはドゥドゥーじゃない。▼~
:[ドゥドゥー]|……アネット。▼~
:[アネット]|でも、まあ……片付けには、~
ちょっと時間がかかりそうだね。▼~
……でも大丈夫! 一緒にやれば、~
きっとあっという間に終わるだろうし!▼~
:[ドゥドゥー]|すまないな……。▼~
:[アネット]|そうだ、ドゥドゥーが厩舎の当番の日は、~
あたしも手伝いに来るよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……いいのか?▼~
:[アネット]|うん。その代わり、あたしが料理当番の日は~
ドゥドゥーに手伝ってもらえたらな、って。▼~
:[ドゥドゥー]|それは……もちろんだ。▼~
:[アネット]|……あたしね、ドゥドゥーに言われたこと~
いろいろ試してみたの。▼~
相変わらず間抜けなままだけど、~
おかげで、前よりは失敗が減ったかも。▼~
でも、やっぱり一人じゃ、まだどんな~
信じられない失敗をするかわからないし……▼~
だから、ドゥドゥーに手伝ってもらえたら~
心強いなあ、って思って!▼~
:[ドゥドゥー]|……お前は変わったな、アネット。▼~
:[アネット]|えっ?▼~
:[ドゥドゥー]|これからも何かあれば、~
気兼ねなくおれを頼れ。▼~
……おれも、何か起こった時には~
お前を頼りにする。▼~
***支援A [#l93e213f]
:[アネット]|きゃーーーーっ!~
ごめん、ごめんなさーい!!▼~
:[ドゥドゥー]|……どうした、アネット。▼~
:[アネット]|はあ、はあ……りょ、料理当番の日だったの~
すっかり忘れててー……!▼~
……あれ? もしかしてドゥドゥー、~
先にお料理の準備しておいてくれてた?▼~
:[ドゥドゥー]|……何の話だ。~
今日はおれの当番の日だが。▼~
:[アネット]|あれ……? なら、あたしは……~
あっ……もしかして、日にち間違えた……?▼~
:[ドゥドゥー]|お前の当番は明日だ。▼~
:[アネット]|あっ……あははは、ごめん……。~
あたし、うっかりしてた……。▼~
:[ドゥドゥー]|……気にするな。そういうこともある。▼~
:[アネット]|……えへへ。▼~
:[ドゥドゥー]|……なぜ笑う、アネット。~
冗談を言ったつもりはないが。▼~
:[アネット]|ううん、ただ、ちょっと嬉しかっただけ。▼~
あのね……あたしの伯父さんって、~
すっごく厳しい人なの。▼~
料理も勉強も、掃除も洗濯も、一人で何でも~
完璧にやりなさいって、いつも言ってた。▼~
……そうじゃないと、騎士の娘なんて~
紋章目当ての貴族に買われて終わりだって。▼~
失敗するたび、すごい剣幕で怒られて……。~
溜息をつかれて、失望されて。▼~
:[ドゥドゥー]|……酷い話だな。▼~
:[アネット]|あたしを大切に思ってくれてるのは~
わかるんだけど……ちょっと、怖かったな。▼~
だけど、ドゥドゥーは全然怒らなくって、~
それでもいい、って手を貸してくれた。▼~
あたし、それが本当に嬉しかったんだ。~
……ありがとう。▼~
:[ドゥドゥー]|いや。その程度、当然のことだ。▼~
:[アネット]|何だかドゥドゥーって、~
あたしの父さんに似てるかも。▼~
普段は怖い顔なんだけど、本当は~
すっごく優しいところとか、そっくり!▼~
:[ドゥドゥー]|そうか。……そうか。▼~
:[アネット]|……あっ、そうだ!~
折角だし、良かったら何か手伝わせてよ。▼~
ねえ、今日は何を作るの?~
あたしで役に立てればいいんだけど。▼~
:[ドゥドゥー]|ファーガスの、肉料理だが……。~
………………。▼~
:[アネット]|その……やっぱりあたし、まだまだ~
間抜けだし……邪魔になっちゃうかな?▼~
:[ドゥドゥー]|そうではない。▼~
……ただ、俺の料理を食ったお前の~
笑った顔が見たかっただけだ。▼~
:[アネット]|えっと、それは、つまり……。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[アネット]|……えへへ、それじゃやっぱり、今日は~
食事の時間を楽しみに、待ってようかな!▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。そうしてくれ、アネット。▼~
**イングリット [#u849a751]
***支援C [#af1f7597]
:[ドゥドゥー]|……怪我はないか。▼~
:[イングリット]|……はい。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。ならいい。▼~
:[イングリット]|………………。▼~
……あなたに助けられずとも、~
私だけで切り抜けられました。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。悪かったな。▼~
:[イングリット]|………………。~
……いえ。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[イングリット]|その……すみません、ドゥドゥー。~
あなたが憎いというわけではないのです。▼~
殿下もあなたに信を置いている。~
私にとっても、大切な仲間……です。▼~
……それでも、私は。~
私は、あなたたちダスカーの民を……▼~
:[ドゥドゥー]|受け入れられんのも、仕方のない話だ。▼~
おれは王都で、数え切れぬほど~
お前のような者を見てきた。▼~
罵倒され、唾を吐かれ、石を投げられたのも~
一度や二度の話ではない。▼~
だが、その怒りは当然のものだ。~
否定するつもりはない。▼~
:[イングリット]|……そう、ですか。▼~
:[ドゥドゥー]|無理をして、おれと接する必要はない。~
おれもお前には近寄らん。▼~
……だが、戦いの間だけは許容してほしい。~
お前が死ねば、殿下は悲しむ。▼~
:[イングリット]|……そうですね。~
ではお互い、そういうことで。▼~
:[ドゥドゥー]|……了解だ。▼~
***支援B [#k97cd954]
:[ドゥドゥー]|……怪我はないか。▼~
:[イングリット]|……ドゥドゥー。~
また、あなたに助けられるとは。▼~
:[ドゥドゥー]|……悪かったな。▼~
:[イングリット]|……いいえ。その……~
私こそ、あなたに謝らねばなりません。▼~
あなたは、~
私の命を何度も救ってくれた……。▼~
これ以上の無礼を重ねるのは、~
流石に……恩知らずもいいところです。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれは、気にしていない。▼~
:[イングリット]|ですが……▼~
:[ドゥドゥー]|慣れている。▼~
:[イングリット]|………………。~
……ごめんなさい。▼~
:[ドゥドゥー]|なぜ謝る。▼~
:[イングリット]|私は……あなたに何度となく、~
酷い言葉を投げつけてきました。▼~
……私は、ダスカーで大切な人を失った。▼~
ダスカー人への制裁が決まった時も……~
彼らが虐殺されたと聞いた時も……▼~
何もかも、当然の報いだと思っていました。~
彼らは血も涙もない獣なのだから、と。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[イングリット]|けれど……あなたの姿は、~
そんなものには見えなかった。▼~
……ドゥドゥー。~
なぜ、あなたは何も語らないのです。▼~
不当な偏見だ、と……~
お前に恨まれる筋合いはないのだと……▼~
あなたがそう言い返してくれさえすれば、~
私は、あなたを……▼~
:[ドゥドゥー]|……おれが何も語らんのは、~
おれが、あの悲劇の真実を知らんからだ。▼~
あの惨劇は、ダスカー人の仕業ではない……~
殿下はそう仰るが……▼~
……ダスカー人にも、いろいろな者がいた。~
善良な者も、そうでない者も。▼~
その中に、悪行に加担した者がいたとしても~
おかしな話ではない。▼~
おれたちは、ただの犠牲者かもしれん。~
だが、国王殺しの大罪人なのかもしれん。▼~
:[イングリット]|ですが……たとえ、そうだったとしても。~
それはあなた自身の咎ではないでしょう。▼~
私が憎いのは、あの惨劇を起こした者。~
……あなたを恨んでも、仕方がない。▼~
:[ドゥドゥー]|……イングリット。▼~
:[イングリット]|あなたは……~
こんな私を、何度も救ってくれた。▼~
……すみませんでした、本当に。▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。お前が、おれを仲間だと~
思ってくれるなら、おれは……それでいい。▼~
……それだけで、十分だ。▼~
***支援A [#eaec3145]
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
''(イングリットが現れる)''
:[イングリット]|どうしたのです、ドゥドゥー。~
この往来で立ち尽くして。▼~
:[ドゥドゥー]|……イングリット。▼~
……おれの顔は、やはり、恐ろしいか。▼~
:[イングリット]|顔? ……そうですね。~
確かに強面なほうではあると思います。▼~
ですが、気に病むほどではありませんよ。~
なにか、心無いことを言われたのですか?▼~
:[ドゥドゥー]|いや……街の子供に泣かれてな。▼~
:[イングリット]|ああ……なるほど。▼~
もしやあなた、自分の顔が怖いと思って、~
笑顔で近づいたのではありませんか……?▼~
:[ドゥドゥー]|……なぜわかった、イングリット。▼~
:[イングリット]|ふ、あなたの考えも、だんだんと~
理解できるようになってきましたから。▼~
ドゥドゥー、無理に笑おうとするから、~
引きつって、怖い顔になってしまうのです。▼~
:[ドゥドゥー]|……なるほどな。~
肝に銘じておこう。▼~
:[イングリット]|その、ですね……正直な話をします。~
最初は、私も、あなたが怖かった。▼~
何を考えているかわからないし……~
ほとんど喋らないし……笑わないし。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[イングリット]|けれどそれは、私があなたという人間を~
知ろうとしていなかっただけです。▼~
……あなたが、ダスカー人だったから。▼~
あなたの人となりを知って……~
自分の愚かさを突き付けられました。▼~
:[ドゥドゥー]|……人となり?▼~
:[イングリット]|ええ。怖い顔をしているけれど、本当は、~
優しく、誠実で、高潔で……素敵な人です。▼~
ある意味で、私の目指した騎士の姿に~
最も近い人、なのかもしれませんね。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[イングリット]|どうしました、ドゥドゥー?▼~
:[ドゥドゥー]|いや、素敵な人、などと。▼~
そんなふうに言われたのは、初めてだ。~
……少し、こそばゆいな。▼~
:[イングリット]|……そ、そう言われると、私まで~
恥ずかしくなってくるではありませんか。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[イングリット]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|……何はともあれ。~
今後も頼むぞ、イングリット。▼~
:[イングリット]|……え、ええ。~
こちらこそ、ドゥドゥー。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#d26b3b4e]
- ドゥドゥーとアネットの支援B、差分見つけました。5年後大...
- ドゥドゥー・シルヴァンの支援Cは蒼月EP.21(ゴーティエ辺...
- ドゥドゥー・アネットの支援A、「何だかドゥドゥーって、 ...
- ↑「似てるかも。」と「普段は」の間に挿入されていました。...
- ↑「似てるかも。」と「普段は」の間に挿入されていました。...
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*ドゥドゥーの支援会話 [#t350d4f7]
#contents
**ディミトリ [#aacd8d6e]
[[ディミトリのページへ>../ディミトリ(ファーガス神聖王国)#...
**フェリクス [#r71d6da8]
***支援C [#c35c7bd9]
《共通》~
''(食堂にて)''~
:[フェリクス]|待て、犬。▼~
:[ドゥドゥー]|……誰のことだ。▼~
:[フェリクス]|お前以外に誰がいる?~
あの猪の忠犬だろう、お前は。▼~
:[ドゥドゥー]|……フェリクス。~
貴様、殿下を愚弄するか。▼~
:[フェリクス]|ふ、その物言い、まさしく犬だな。▼~
なぜ、それほどまでに奴に従う。~
あの男はそれに値するだけの人間か。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれの故郷は、~
ファーガスによって滅びた。▼~
同胞たちは皆、慈悲もなく殺され~
街は何もかもが焼き払われた。▼~
:[フェリクス]|……ダスカー人への制裁、か。▼~
:[ドゥドゥー]|父も母も、兄弟も、皆殺された。~
誰も助けてはくれなかった。▼~
人としての尊厳も、民族の矜持も奪われて~
……だが、殿下だけは違った。▼~
あの方だけは……ただ一人、~
おれたちを人間だと認めてくれた。▼~
命を懸けてまで、おれを救ってくれた。~
一度死んだおれに生きる目的をくれた……。▼~
:[フェリクス]|……それを、世間では妄信と言うのだがな。▼~
ではお前は、~
奴に命を捨てろと言われたら捨てるのか。▼~
:[ドゥドゥー]|捨てる。▼~
:[フェリクス]|無用な虐殺を命じられたら。▼~
:[ドゥドゥー]|殺す。▼~
:[フェリクス]|相手が無力な幼子や老人であっても……~
たとえかつての同胞であってもか。▼~
:[ドゥドゥー]|無論だ。▼~
……フェリクス、~
お前は何か思い違いをしているようだな。▼~
おれは殿下の剣であり盾。~
武器に意思など必要ない。▼~
:[フェリクス]|……チッ、どいつもこいつも。▼~
そうだな、俺は誤解をしていた。~
お前を犬などと呼ぶべきではなかったな。▼~
犬は犬でも、お前は狂犬だ。~
あの猪には似合いだな。▼~
:[ドゥドゥー]|……言ったはずだ。~
殿下を愚弄するな、と。▼~
殿下と付き合いの長いお前だからこそ~
許容してきたが、これ以上の暴言は……!▼~
:[フェリクス]|聞きたいことは聞けた。~
さっさと飼い主のところへ帰れ。▼~
***支援B [#m62a221b]
《蒼月の章限定》~
''(食堂にて)''~
:[フェリクス]|……おい、待て。▼~
:[ドゥドゥー]|……何だ?▼~
:[フェリクス]|先程の戦闘で俺を庇ったな。なぜだ?▼~
:[ドゥドゥー]|戦力の低下は、~
殿下の望むところではないからだ。▼~
フェリクス、お前は強い。~
失えば大きな損害だ。▼~
:[フェリクス]|お前……本物の馬鹿なのか?~
一つ間違えば、死んでいたのはお前だ。▼~
たとえ俺を助けられたとしても、~
お前の死をあの男は喜ぶか?▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。~
死んでも許してはくださらないだろう。▼~
:[フェリクス]|それがわかっていて、なぜ俺を庇った。~
お前は、意思のない武器ではなかったのか。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前の兄の話を聞いた。▼~
あの日、ダスカーで~
殿下を守って死んだのだろう。▼~
:[フェリクス]|そうだ、だがそれが何だ。~
その恩を返すためとでも言うつもりか。▼~
……お前も、親父殿のように~
兄上の死を賛するつもりなのか。▼~
:[ドゥドゥー]|賛美はしないが、否定もしない。ただ、~
おれがお前の兄でも同じことをする。▼~
……命に代えても戦友を守りたいと思うのは~
それほど不自然なことか。▼~
:[フェリクス]|! お前のような狂犬に、~
戦友などと呼ばれる理由は……▼~
:[ドゥドゥー]|……お前が何かとおれを罵るのは、おれの~
在り方を正そうとしているからだろう。▼~
お前は、おれの命を案じてくれた。~
ダスカー人であるおれの命を。▼~
:[フェリクス]|……心配しているわけじゃない。~
気に食わないだけだ。▼~
:[ドゥドゥー]|……たとえそうだったとしても、~
おれにとっては、それで十分だ。▼~
:[フェリクス]|……何なんだ、お前は。~
その程度、当然の……クソッ。▼~
いいか、助けたいのなら好きにしろ。~
だがもし死ぬような真似をしたら俺が殺す。▼~
:[ドゥドゥー]|……死んだら、殺せないのではないか?▼~
:[フェリクス]|……だから、そういうことだ。▼~
**アッシュ [#sca4be76]
***支援C [#j31d66c0]
《共通》~
''(食堂にて)''
:[ドゥドゥー]|……この時期の魚は脂が乗っている。~
塩焼きにするだけでも十分に美味い。▼~
だが、香草で風味をつけて、~
蒸し焼きにするのも美味い。▼~
:[アッシュ]|へえ……やっぱり詳しいんだね。~
すごく参考になるよ、ドゥドゥー。▼~
もしかして君って、フェルディアの~
お城で料理とかもやってたの?▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。▼~
:[アッシュ]|あ、それとも、君の家族が~
酒場や食堂を開いていたとか。▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。~
親の料理を、妹と一緒に手伝ったくらいだ。▼~
:[アッシュ]|僕も料理にはそれなりに自信があったけど、~
君の前だと、なんにも言えないよ。▼~
あ、そうだ、ドゥドゥー。~
今度は魚だけじゃなく、肉料理も……▼~
:[ドゥドゥー]|……アッシュ。▼~
:[アッシュ]|何?▼~
:[ドゥドゥー]|なぜ、そうもおれに構う。▼~
:[アッシュ]|え?~
だって仲間でしょ、僕たち。▼~
構うも何も、仲間のことをもっと~
知りたいって思うのは……そんなに変かな。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれはダスカーの民だ。▼~
:[アッシュ]|そんなこと言ったら、僕だって平民だよ。~
それもかなり貧しい部類の。▼~
運良く修道院に来られて、~
みんなと一緒に勉強できたけれど……▼~
僕なんて場違いなんじゃないかって、~
今になっても、ずっと考えている。▼~
:[ドゥドゥー]|……貧民とダスカーの民とは違う。▼~
:[アッシュ]|それは……知ってるよ。~
それでも、僕は君と仲良くなりたいな。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。~
……おかしな奴だな。▼~
:[アッシュ]|あはは、昔からよく言われるよ。▼~
***支援B [#p9842aac]
《共通》~
''(食堂にて)''
:[アッシュ]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[アッシュ]|……あのさ。ドゥドゥーって、~
あんまり喋るほうじゃないよね。▼~
:[ドゥドゥー]|……他人との会話は、苦手だ。▼~
:[アッシュ]|そうなんだ。~
……それって、何か理由があるから?▼~
:[ドゥドゥー]|……理由、か。▼~
殿下が望まれたからこそ、~
おれはこの大修道院にいるが……▼~
ここには、おれを恐れる者や、~
拒絶し、嫌悪する者も少なくはない。▼~
……そういうものに、疲れただけだ。▼~
:[アッシュ]|確かに……やっぱりまだ、~
君たちが嫌いだって人も多いよね……。▼~
怖い、とか、憎い、とかならまだしも……~
人をさらって食べる、なんて言う人もいる。▼~
:[ドゥドゥー]|人をさらって食べる、か。▼~
……ふ、化け物でもあるまいし。▼~
:[アッシュ]|そういうので笑うのは良くないよ!~
むしろ怒んなきゃ駄目だっ。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだろうか。▼~
:[アッシュ]|でも、そう言う人でも……君と喋ってみれば~
きっと見方が変わると思うんだけどな……。▼~
僕だって、入学した後、初めて~
君と会ったときには、びっくりしたよ。▼~
本当に話しかけていいのかわからなくて、~
少し尻込みしちゃったけど……▼~
今は全然怖くない。前にも言ったとおり、~
僕はただ、君のことを知りたいんだ。▼~
:[ドゥドゥー]|……面白い話は、できん。▼~
:[アッシュ]|じゃあ、ダスカーの話とか、聞かせてよ。~
君の故郷の話だ。▼~
:[ドゥドゥー]|……王国より森が深く、~
おれたちには、暮らしやすい土地だった。▼~
鍛冶と漁が盛んで……~
一つ一つの街は小さいが、商業は……▼~
……いや、そういうことは~
本でも読んだほうが早いだろう。▼~
:[アッシュ]|あはは、まあ、それもそうかも……。~
……じゃあ、僕から一つ、質問させてよ。▼~
君は料理が上手だけど、ダスカーの料理は~
あんまり作らないよね。……どうして?▼~
:[ドゥドゥー]|言ったとおり、~
ここにはおれを快く思わない者も多い。▼~
料理や食材に罪はなくとも、~
騒動の種は蒔かんほうがいい。▼~
:[アッシュ]|……そうだったんだ。▼~
だけど僕は、もっと食べたいな。~
君の作るダスカー料理、美味しいからさ!▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。~
そう言ってもらえるのは、嬉しいものだな。▼~
***支援A [#y3af4a5b]
《蒼月の章限定》~
''(食堂にて)''~
:[ドゥドゥー]|アッシュ、帰りが遅かったな。▼~
:[アッシュ]|……実は、偵察任務が上手くいかなくて。~
おかげで食事を取る余裕もなくてさ……。▼~
:[ドゥドゥー]|ギルベルト殿が憔悴していたからな。~
そんなことだろうと思った。▼~
無事に帰還できたようで、安心した。~
……お前のぶんの飯を作っておいた。食え。▼~
:[アッシュ]|ありがとう、ドゥドゥー。~
僕、今ほんとにお腹減ってて……助かるよ。▼~
----
''(アッシュが食卓に着きながら)''
:[アッシュ]|……ああ、やっぱり、~
ドゥドゥーの料理って美味しいな。▼~
この塩の効いた味つけ。~
これぞダスカーの料理って感じがする!▼~
もしかして、もっと食べたいって言ったこと~
ちゃんと覚えててくれたの?▼~
:[ドゥドゥー]|……まあな。~
……美味いか。▼~
:[アッシュ]|うん! やっぱり料理の腕では~
君にかないそうにないや。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前の料理も、十分美味いが。▼~
:[アッシュ]|あはは、本当に?~
……ありがとう。僕の父さんも喜ぶと思う。▼~
:[ドゥドゥー]|……料理は、父親に教わったのか。▼~
:[アッシュ]|というか、父さんの店の手伝いを~
するうちに覚えたみたいなものかな。▼~
そう言うドゥドゥーは? 妹さんと一緒に~
親の料理を手伝った、って言ってたっけ。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだな。~
おれもお前と同じように、母を見て覚えた。▼~
……ダスカーには、もう何もない。~
文化も、記憶も、街と共に焼けてしまった。▼~
母も妹も、もういない。▼~
だが、調理場に立つ母や妹の手元は、~
不思議と……鮮明に覚えている。▼~
:[アッシュ]|……そっか。じゃあ、この料理には、~
君の、家族との思い出が詰まってるんだね。▼~
:[ドゥドゥー]|……そう、かもしれんな。▼~
……家族も、故郷も、~
まだ、おれの中に生きているのか。▼~
:[アッシュ]|………………。ねえ、ドゥドゥー。~
僕、そういう考え方、好きだよ。▼~
その……こういうことを言うと、~
教団の人に怒られるかもしれないけど……▼~
フォドラでは、人は死んでしまったら、~
天上の、女神様のところに行くでしょ?▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだな。▼~
:[アッシュ]|僕は……死んだ人が遠くに行っちゃうより、~
生きている人の中に残るほうが、好きだな。▼~
……僕の両親や、ロナート様や義兄さんも、~
僕の中に、いるのかな。▼~
:[ドゥドゥー]|……きっと、皆、お前の中にいるのだろう。~
お前がそこにいると思う限りは。▼~
:[アッシュ]|………………。~
ねえ、ドゥドゥー。▼~
君の料理、本当に美味しいよ。~
本当に、さ……。▼~
:[ドゥドゥー]|……塩辛くなってしまうぞ。▼~
:[アッシュ]|ううん……美味しいから、いいんだ。~
……ありがとう、ドゥドゥー。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。~
今は腹いっぱい、食えばいい。▼~
**シルヴァン [#d951e180]
***支援C [#g3951348]
《共通》~
''(大聖堂にて)''~
:[シルヴァン]|ようドゥドゥー、今日も相変わらず~
何考えてんのかわかんねえ顔してるなあ!▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだろうか。▼~
:[シルヴァン]|あ、そういえば昨日の料理当番って、~
お前だったろ? 美味かった、ありがとな。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。▼~
:[シルヴァン]|あ、そうだ、今度俺にも教えてくれよ。~
料理ができる男って、頼り甲斐あるだろ?▼~
そうなれりゃ、女の子の人気を集めること~
間違いなしだからな! それから……▼~
:[ドゥドゥー]|……シルヴァン。▼~
:[シルヴァン]|ん、何だい?▼~
:[ドゥドゥー]|……お前もファーガスの人間ならば、~
ダスカー人の境遇は理解しているだろう。▼~
あまりおれに近寄るな。~
つまらん誤解を招く。▼~
:[シルヴァン]|……誤解、ねえ。~
気にする奴も、まあ……当然いるか。▼~
けど俺は、全ッ然気にしてないぜ。~
お前らダスカー人は潔白だと思ってるし。▼~
:[ドゥドゥー]|……どういうことだ?▼~
:[シルヴァン]|そもそも、ダスカーとファーガスは~
昔から仲良くやってた間柄だろ。▼~
あんな制裁を受ける危険を冒してまで、~
ファーガスの王を殺す理由がない。▼~
王国に対して敵意を抱く一派がいた、~
くらいならまだあり得る話だが……▼~
そいつらに、精鋭揃いの国王陛下ご一行を~
皆殺しにするような真似ができると思うか?▼~
:[ドゥドゥー]|……難しいだろう。~
練度も頭数も違いすぎる。▼~
:[シルヴァン]|だろ? せいぜい一部のダスカー人が、~
国の転覆を狙う誰かさんと共謀したか……▼~
そいつらに罪を擦りつけられたか、だと~
思ってる。体のいい身代わりだな。▼~
……まあ、事の真偽はどうあれ、~
ダスカー人である前に、お前はお前なんだ。▼~
そう卑屈になる必要もないと思うぜ、~
ドゥドゥー。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
''(ドゥドゥー、驚いた顔)''~
:[シルヴァン]|ん、おいおい、どうした?~
そんなおかしな顔をして。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれはお前を誤解していたらしい。~
女のことばかり考えているだけの男だと。▼~
:[シルヴァン]|ははは、なら、解けたようで何より。~
……けど、この程度誰だって考える話だろ?▼~
王都にもそういう奴らはいただろうに。~
殿下だってその一人のはずだ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ、そのとおりだ。▼~
だがいまだ、おれたちは憎まれている。~
姑息な手で王を殺した罪深い民だとな。▼~
:[シルヴァン]|……誤解ってのはさ、明白な証拠でも~
突きつけてやらない限り解けないもんだ。▼~
で、仮に証拠を突きつけて誤解を解いても~
人の感情までは簡単に変えられない。▼~
そいつを変えられるのは時間と努力だけ。~
……空しいもんだよな。▼~
:[ドゥドゥー]|時間と努力、か。~
……そのとおりだな。▼~
:[シルヴァン]|ま、そんな辛気臭い話は置いといて、だ。~
料理を教えてくれる約束、忘れんなよな!▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ、わかった。▼~
***支援B [#l3f7b054]
《共通》~
''(食堂にて)''~
:[シルヴァン]|いやあ、飯、美味かったなあ!~
とても俺が作ったとは思えない出来映えだ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。~
お前はなかなかに筋がいい。▼~
………………。▼~
:[シルヴァン]|……おい、どうした?~
俺の顔、何かついてるか?~
:[ドゥドゥー]|いや……シルヴァン。~
最近、お前の噂をよく耳にする。▼~
:[シルヴァン]|え、俺の噂?~
……思い当たることがありすぎるなあ。▼~
どうせ、俺に近寄る女の子は不幸になるとか~
あいつは女を食い物にしているとか……▼~
とにかく、俺はとんでもない悪人だから~
絶対に近寄るな、みたいな話だろ?▼~
:[ドゥドゥー]|……自覚は、あったのだな。▼~
:[シルヴァン]|何だよ、ドゥドゥー。~
まさか気にしてくれてたのか?▼~
:[ドゥドゥー]|噂に語られるお前は、擁護のしようも~
ないほどのろくでなしだった。▼~
:[シルヴァン]|ろくでなし……。~
酷い言われようだなあ、俺。▼~
:[ドゥドゥー]|……確かに女好きのろくでなしではあるが、~
悪いところばかりではないと、おれは思う。▼~
:[ドゥドゥー]|一応、多少の訂正はしておいた。~
……信じてもらえたかはわからんがな。▼~
:[シルヴァン]|……そう無理しなくてもよかったんだぜ?~
いやまあ、気持ちはありがたいんだけどさ。▼~
前にも言ったろ。誤解はそう簡単には~
解けないし、人の感情は変わらない。▼~
何より、俺の素行が悪いのは事実だし、~
多少の誤解は仕方ないって思ってるさ。▼~
:[ドゥドゥー]|……だが、黙っていられなかった。▼~
お前は、ダスカー人としてではなく~
一人の人間として、おれを見てくれた。▼~
……だからおれも、何もかもを差し引いて、~
お前という人間に対したいと思った。▼~
:[シルヴァン]|……なあ、ドゥドゥー。お前、~
ほんっとうに底抜けのお人好しだよなあ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ、そうかもしれんな。▼~
:[シルヴァン]|しかし……何もかもを差し引いて、か。~
はは、そういうの好きだぜ、俺。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。~
……気が合いそうだな。▼~
**メルセデス [#k3b21a67]
***支援C [#lacfa405]
《共通》~
''(大聖堂にて)''~
''(メルセデス、祈りを捧げながら)''~
:[メルセデス]|……女神様。~
どうか我らをお守りください。▼~
''(ドゥドゥーが現れる)''~
:[ドゥドゥー]|メルセデス。▼~
''(メルセデス、祈るのを止めてドゥドゥーの方に向く)''~
:[メルセデス]|……あら、ドゥドゥー。~
何か用かしら~?▼~
:[ドゥドゥー]|……殿下が捜しておられた。▼~
:[メルセデス]|わかったわ~、すぐに行く。~
ちょうどお祈りも終わったところだし~。▼~
:[ドゥドゥー]|……祈っていたのか。▼~
:[メルセデス]|そうよ~、みんなが元気で~
過ごせますように、って。それから~……▼~
《白雲の章》
:[メルセデス]|美味しいお菓子が食べられますようにとか、~
次の試験が上手くいきますようにとか……▼~
《蒼月の章》
:[メルセデス]|美味しいお菓子が食べられますようにとか、~
温室のお花が綺麗に咲きますようにとか……▼~
《共通》
:[ドゥドゥー]|……フォドラの女神には~
どんな願いをかけようと自由なのだな。▼~
:[メルセデス]|ふふっ、そうね~。~
私は、そう思っているけれど~。▼~
えっと、そういえばドゥドゥーって~、~
ダスカーの生まれ……よね?▼~
:[ドゥドゥー]|……そうだが。▼~
:[メルセデス]|ダスカーでも、~
女神様にお祈りするものなのかしら~?▼~
:[ドゥドゥー]|……神に祈るという文化はあった。~
だが……フォドラとは、まったく別物だ。▼~
:[メルセデス]|………………?▼~
:[ドゥドゥー]|ダスカーには、多くの神がいる。~
天には天の神が、地には地の神が。▼~
戦勝を祈念して、戦の神に贄を捧げ。~
海が荒れれば、海の神を祀って宴を催す。▼~
:[メルセデス]|要は~……ダスカーには神様がたくさんいて~
助けてほしい神様にお祈りするってこと?▼~
:[ドゥドゥー]|……そんなところだ。▼~
:[メルセデス]|へえ……やっぱりフォドラとは違うのね~。~
ふふっ、何だか興味が湧いてきたわ。▼~
:[ドゥドゥー]|……ダスカーはすでに滅びた。▼~
:[メルセデス]|ダスカーは滅びたかもしれないけれど~、~
ダスカーで生まれたあなたはここにいるわ。▼~
そうだ、良ければ今度、ダスカーのことを~
いろいろ教えてもらえないかしら~?▼~
:[ドゥドゥー]|………………。~
構わんが……。▼~
:[メルセデス]|本当? 嬉しいわ~。~
楽しみにしているわね~。▼~
さ、じゃあ、行きましょうか~。▼~
''(メルセデス、先に立ち去る)''~
:[ドゥドゥー]|………………。~
ダスカーは滅びても、おれがいる、か。▼~
***支援B [#z69176cf]
《共通》~
''(食堂にて)''~
:[メルセデス]|……ふうん、なるほど~。~
それじゃ、空の神様と土の神様とが喧嘩して~
生まれたのが、ダスカーの地なのね~?▼~
:[ドゥドゥー]|喧嘩……と言うのも……~
……まあ、そういうことだな。▼~
:[メルセデス]|……ふふっ、~
何だか不思議だわ~。▼~
ダスカーとは山を隔ててるだけなのに、~
全然違う世界の話みたいで~。▼~
本当に、すっごく面白かったわ。~
初めて聞くお話ばかりだったし~。▼~
:[ドゥドゥー]|それは……ダスカーの神話を語り継ぐ者など~
もう、ほとんどいないだろうからな。▼~
:[メルセデス]|あら、そうなの~?~
それは駄目なことだと思うわ、私。▼~
あのね、人が死ぬ時や、家が途絶える時も~
同じだと思うんだけど~……▼~
本当に国が滅びるのは、その国が、人に~
忘れ去られちゃった時だと思うのよね~。▼~
だから、あなたはもっといろんな人に~
故郷の話をしてあげるべきだと思うの~。▼~
:[ドゥドゥー]|……お前は変わり者だな。▼~
:[メルセデス]|あら?~
そうかしら~?▼~
:[ドゥドゥー]|……ダスカーの民は王国の敵だ。~
そういう扱いを受け続けてきた。▼~
ダスカーの文化や歴史の話を、~
好んで聞くような者などいない。▼~
:[メルセデス]|でも私、別に、あなたたちに~
近しい人を殺されたわけでもないし~。▼~
恨みなんて、~
最初から1つもないんだもの。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[メルセデス]|ねえねえ、それよりドゥドゥー?~
これってダスカーのお料理かしら?▼~
:[ドゥドゥー]|……口に合わなかったか。~
:[メルセデス]|ううん、そんなことないわ~!~
すっごく美味しくて、びっくりしてたの~。▼~
今度、私にも作り方を教えてくれないかしら~?▼~
:[ドゥドゥー]|……構わないが。~
……何かと、教えてばかりだな。▼~
:[メルセデス]|あ、そうね、それは良くないわね~……。~
……ああ、そうだわ~!▼~
お母様が教えてくれたお茶菓子……~
あれの作り方で良ければ、教えられるわ~。▼~
マルトリッツ家当主が何代もかけて考えた、~
秘密のお菓子なのよ~。▼~
:[ドゥドゥー]|マルトリッツ家と言えば、~
すでに断絶した、帝国の……▼~
:[メルセデス]|ええ、私の父のお家なの~。~
私は最後の生き残りというやつね~。▼~
:[ドゥドゥー]|……ならば思い出も深いだろう。~
そんな大事なものをおれに教えていいのか。▼~
:[メルセデス]|ええ。だって、あのお家がなくなった今、~
もし万が一、私に何かあったら……▼~
そのお菓子はフォドラから失われてしまう。~
人の記憶から、忘れ去られてしまうもの~。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。~
……そういうものか。▼~
……では、楽しみにしていよう。▼~
***支援A [#xf021910]
:[メルセデス]|あら? 珍しいわね~、ドゥドゥーが~
フォドラの女神様にお祈りをするだなんて。▼~
ダスカーの神様は、他の神様にお祈りしても~
怒ったり、悲しんだりしないの~?▼~
:[ドゥドゥー]|……フォドラの女神は、~
ダスカーでも信仰されていた。▼~
異郷の神というよりは、遠い地を~
守護する神の一柱と言うべきか。▼~
昔は、ダスカーを出て戦う時などに~
祈りを捧げることもあったそうだ。▼~
:[メルセデス]|女神様が、神の一柱……~
そんな捉え方をする人たちがいるのね~。▼~
それで、ドゥドゥーはフォドラの女神様に、~
いったいどんなお祈りをしていたの~?▼~
:[ドゥドゥー]|……1日も早く、~
この戦いが終わるように、と。▼~
:[メルセデス]|まあ、素敵! ふふっ、実は私もね~、~
同じことをお祈りするつもりだったの。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。▼~
:[メルセデス]|ねえ、この戦争が終わったら、~
ドゥドゥーは何をするつもり?▼~
:[ドゥドゥー]|……おれは、死ぬまで殿下のお側にいる。▼~
:[メルセデス]|ふふっ、やっぱり想像どおり。~
そう言うと思ったわ~。▼~
:[ドゥドゥー]|……メルセデスは。▼~
:[メルセデス]|私? そうねえ、私は……一度くらい、~
ダスカーに旅でもしてみようかしら~。▼~
:[ドゥドゥー]|……ダスカーに? 今、ダスカーを~
訪れたところで、面白いものなど何も……▼~
:[メルセデス]|でも、あなたの生まれた土地でしょう?▼~
あの美味しいお料理が生まれた土地。~
あの不思議な神話が生まれた土地。▼~
それだけでも、~
私には、行ってみたい場所だわ~。▼~
:[ドゥドゥー]|メルセデス……。▼~
……良ければおれも、旅に同行させてくれ。~
殿下も、きっと許してくださるだろう。▼~
:[メルセデス]|まあ、本当? それじゃあやっぱり、~
早く戦争を終わらせなきゃいけないわね~。▼~
:[ドゥドゥー]|そのとおりだな。▼~
:[メルセデス]|なら、精一杯心を込めて~
お祈りしなくちゃいけないわよね~。▼~
戦争を終わらせられるように頑張りますから~
どうか見守っていてください~、って。▼~
それから……戦争が終わった時には~。~
あなたと一緒に旅ができますように、って。▼~
:[ドゥドゥー]|……それもなかなか、面白そうだな。▼~
ならば、おれは……~
ダスカーの神にも、祈ることにしよう。▼~
:[メルセデス]|まあ! それも素敵ね~。~
とってもいい考えだと思うわ~。▼~
あっ、でも……ねえ、このお祈りって、~
ダスカーなら、どの神様にするべきなの~?▼~
:[ドゥドゥー]|戦勝祈念と考えれば、戦の神か。~
いや、それとも……。▼~
:[メルセデス]|それとも?▼~
:[ドゥドゥー]|………………。~
……忘れてくれ。▼~
:[メルセデス]|えええ~!~
そ、そんなのってないわよ~!▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[メルセデス]|あ、わかったわ~。~
旅の神様でしょう、旅の~!▼~
:[ドゥドゥー]|………………。~
……そういうことにしておく。▼~
:[メルセデス]|あっ、もしかして正解だった~?~
ふふっ、じゃあ、それぞれ祈りましょうか。▼~
''(二人で祈り始める)''
:[メルセデス]|戦いが終わったら、ドゥドゥーと二人で、~
一緒にダスカーへの旅ができますように。▼~
**アネット [#l26c85f2]
***支援C [#m6a80708]
:[アネット]|きゃーーーーっ!!▼~
あいたたたた……。~
うう、まさかお鍋が爆発するなんてえ……。▼~
:[ドゥドゥー]|……今の音は、何だ。▼~
:[アネット]|あ、ドゥドゥー……見てのとおりだよ……。~
ちょっと、お鍋が爆発しちゃって……。▼~
:[ドゥドゥー]|……何をどう間違えば、鍋が爆発する。▼~
:[アネット]|ちょっと目を離した隙に、揚げ物のお鍋が~
ばーん! どかーん! って……。▼~
うう……火事にならなくてよかったけど、~
調理場が大変なことに……。▼~
:[ドゥドゥー]|……怪我は。▼~
:[アネット]|え? あ、ちょっとびっくりして~
転んじゃったけど、あたしはそれだけ。▼~
あはは、でも、~
ほんと運が良かったよねえ……▼~
:[ドゥドゥー]|そのとおりだ。▼~
……次からは決して目を離すな。~
命にも関わる。▼~
:[アネット]|あ……ご、ごめんなさい。~
あたし、もう失敗しないから……。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。~
……手伝おう。▼~
:[アネット]|……えっ?▼~
:[ドゥドゥー]|お前一人で片づけられるのか。▼~
:[アネット]|む、無理だね……。~
けど悪いよ、それは!▼~
:[ドゥドゥー]|……ちょうど暇をしていた。▼~
それに、皆が食堂に集まるまでに、~
駄目になった食事を作り直さなければ……▼~
:[アネット]|ええっと、それはつまり……片づけの後に、~
お料理まで手伝ってくれるってこと?▼~
:[ドゥドゥー]|不服か。▼~
:[アネット]|……ううん!~
迷惑かけてごめんね、ドゥドゥー。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
***支援B [#h2cb89bd]
:[アネット]|ドゥドゥー、この間はどうもありがとう。~
おかげで助かったよ!▼~
食事の時間にもちゃんと間に合ったし、~
美味しいってみんなからも評判だったし。▼~
:[ドゥドゥー]|……少し手伝っただけだ。▼~
:[アネット]|ううん! あり合わせの材料だけで、あんな~
豪華な献立をぱーっと思いつくなんて……▼~
すごいよ、あたしには絶対できないな!~
尊敬する!▼~
:[ドゥドゥー]|……おれはまだまだ未熟だ。▼~
……本当に美味い料理は、~
食べたものを笑顔にするという。▼~
おれは殿下の笑った顔を見たい。~
……そのためならば、努力は惜しまない。▼~
:[アネット]|うーん……あたしには、ニコニコしながら~
食べてるみたいに見えるけどなあ、殿下も。▼~
でも、あの出来で満足しないなんて、~
すごい向上心だね。▼~
あたしもドゥドゥーを見習って、~
これからたくさんお料理の勉強を……▼~
:[ドゥドゥー]|誤解するな。お前の腕は、決して悪くない。~
……つまらん失敗をするというだけで。▼~
:[アネット]|……そう言われても、~
どうしたらいいのかわかんないよ。▼~
あたし、おっちょこちょいで、何をしても~
信じられないような失敗ばっかりするから。▼~
料理をすればお鍋が爆発するし、お財布を~
忘れて買い物に行くなんて日常茶飯事。▼~
この間も、左右別々の靴を履いたまま~
訓練に参加して笑われちゃったし。▼~
そういえば伯父さんも、あたしを見て、~
信じられないって溜息ばかりついてたっけ。▼~
:[ドゥドゥー]|お前は周囲が見えていないだけだ。▼~
火にかかったままの鍋はないか、~
刃物はきちんとしまってあるかを見ろ。▼~
出かける前には持ち物を確かめ、~
一度鏡の前に立て。▼~
そこまでしてもできないものは、仕方ない。~
……失敗は誰にでもある。▼~
:[アネット]|……うん、ありがとう。~
えへへ、ドゥドゥーって優しいんだね。▼~
最初は顔が怖くって、ちょっと~
近寄りがたいなって思ってたけど……▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。~
やはり、おれの顔は怖いのか。▼~
:[アネット]|うーん……もう少し笑ってみたらどうかな?~
口の端っこを上げて、こんな感じで!▼~
:[ドゥドゥー]|……わかった。~
努力は……してみよう。▼~
***支援B+ [#red3defd]
:[ドゥドゥー]|……すまん、アネット。▼~
:[アネット]|あはは、気にしないでよ。~
悪いけど、正直ちょっと面白かったし。▼~
:[ドゥドゥー]|あの馬……~
俺が近寄った途端に暴れ出すとは……▼~
:[アネット]|おまけに二人揃って、~
飼い葉を頭から被ることになるなんてね。▼~
:[ドゥドゥー]|昔から動物には嫌われる……。~
……俺の顔のせいだろうか。▼~
……修行が足りなかったようだ。~
お前にも迷惑をかけてしまった。▼~
:[アネット]|もう、そんなに落ち込まないでよ!~
あたしは全然気にしてないんだから。▼~
誰にだって失敗はある、~
そう言ってくれたのはドゥドゥーじゃない。▼~
:[ドゥドゥー]|……アネット。▼~
:[アネット]|でも、まあ……片付けには、~
ちょっと時間がかかりそうだね。▼~
……でも大丈夫! 一緒にやれば、~
きっとあっという間に終わるだろうし!▼~
:[ドゥドゥー]|すまないな……。▼~
:[アネット]|そうだ、ドゥドゥーが厩舎の当番の日は、~
あたしも手伝いに来るよ。▼~
:[ドゥドゥー]|……いいのか?▼~
:[アネット]|うん。その代わり、あたしが料理当番の日は~
ドゥドゥーに手伝ってもらえたらな、って。▼~
:[ドゥドゥー]|それは……もちろんだ。▼~
:[アネット]|……あたしね、ドゥドゥーに言われたこと~
いろいろ試してみたの。▼~
相変わらず間抜けなままだけど、~
おかげで、前よりは失敗が減ったかも。▼~
でも、やっぱり一人じゃ、まだどんな~
信じられない失敗をするかわからないし……▼~
だから、ドゥドゥーに手伝ってもらえたら~
心強いなあ、って思って!▼~
:[ドゥドゥー]|……お前は変わったな、アネット。▼~
:[アネット]|えっ?▼~
:[ドゥドゥー]|これからも何かあれば、~
気兼ねなくおれを頼れ。▼~
……おれも、何か起こった時には~
お前を頼りにする。▼~
***支援A [#l93e213f]
:[アネット]|きゃーーーーっ!~
ごめん、ごめんなさーい!!▼~
:[ドゥドゥー]|……どうした、アネット。▼~
:[アネット]|はあ、はあ……りょ、料理当番の日だったの~
すっかり忘れててー……!▼~
……あれ? もしかしてドゥドゥー、~
先にお料理の準備しておいてくれてた?▼~
:[ドゥドゥー]|……何の話だ。~
今日はおれの当番の日だが。▼~
:[アネット]|あれ……? なら、あたしは……~
あっ……もしかして、日にち間違えた……?▼~
:[ドゥドゥー]|お前の当番は明日だ。▼~
:[アネット]|あっ……あははは、ごめん……。~
あたし、うっかりしてた……。▼~
:[ドゥドゥー]|……気にするな。そういうこともある。▼~
:[アネット]|……えへへ。▼~
:[ドゥドゥー]|……なぜ笑う、アネット。~
冗談を言ったつもりはないが。▼~
:[アネット]|ううん、ただ、ちょっと嬉しかっただけ。▼~
あのね……あたしの伯父さんって、~
すっごく厳しい人なの。▼~
料理も勉強も、掃除も洗濯も、一人で何でも~
完璧にやりなさいって、いつも言ってた。▼~
……そうじゃないと、騎士の娘なんて~
紋章目当ての貴族に買われて終わりだって。▼~
失敗するたび、すごい剣幕で怒られて……。~
溜息をつかれて、失望されて。▼~
:[ドゥドゥー]|……酷い話だな。▼~
:[アネット]|あたしを大切に思ってくれてるのは~
わかるんだけど……ちょっと、怖かったな。▼~
だけど、ドゥドゥーは全然怒らなくって、~
それでもいい、って手を貸してくれた。▼~
あたし、それが本当に嬉しかったんだ。~
……ありがとう。▼~
:[ドゥドゥー]|いや。その程度、当然のことだ。▼~
:[アネット]|何だかドゥドゥーって、~
あたしの父さんに似てるかも。▼~
普段は怖い顔なんだけど、本当は~
すっごく優しいところとか、そっくり!▼~
:[ドゥドゥー]|そうか。……そうか。▼~
:[アネット]|……あっ、そうだ!~
折角だし、良かったら何か手伝わせてよ。▼~
ねえ、今日は何を作るの?~
あたしで役に立てればいいんだけど。▼~
:[ドゥドゥー]|ファーガスの、肉料理だが……。~
………………。▼~
:[アネット]|その……やっぱりあたし、まだまだ~
間抜けだし……邪魔になっちゃうかな?▼~
:[ドゥドゥー]|そうではない。▼~
……ただ、俺の料理を食ったお前の~
笑った顔が見たかっただけだ。▼~
:[アネット]|えっと、それは、つまり……。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[アネット]|……えへへ、それじゃやっぱり、今日は~
食事の時間を楽しみに、待ってようかな!▼~
:[ドゥドゥー]|……ああ。そうしてくれ、アネット。▼~
**イングリット [#u849a751]
***支援C [#af1f7597]
:[ドゥドゥー]|……怪我はないか。▼~
:[イングリット]|……はい。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。ならいい。▼~
:[イングリット]|………………。▼~
……あなたに助けられずとも、~
私だけで切り抜けられました。▼~
:[ドゥドゥー]|……そうか。悪かったな。▼~
:[イングリット]|………………。~
……いえ。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[イングリット]|その……すみません、ドゥドゥー。~
あなたが憎いというわけではないのです。▼~
殿下もあなたに信を置いている。~
私にとっても、大切な仲間……です。▼~
……それでも、私は。~
私は、あなたたちダスカーの民を……▼~
:[ドゥドゥー]|受け入れられんのも、仕方のない話だ。▼~
おれは王都で、数え切れぬほど~
お前のような者を見てきた。▼~
罵倒され、唾を吐かれ、石を投げられたのも~
一度や二度の話ではない。▼~
だが、その怒りは当然のものだ。~
否定するつもりはない。▼~
:[イングリット]|……そう、ですか。▼~
:[ドゥドゥー]|無理をして、おれと接する必要はない。~
おれもお前には近寄らん。▼~
……だが、戦いの間だけは許容してほしい。~
お前が死ねば、殿下は悲しむ。▼~
:[イングリット]|……そうですね。~
ではお互い、そういうことで。▼~
:[ドゥドゥー]|……了解だ。▼~
***支援B [#k97cd954]
:[ドゥドゥー]|……怪我はないか。▼~
:[イングリット]|……ドゥドゥー。~
また、あなたに助けられるとは。▼~
:[ドゥドゥー]|……悪かったな。▼~
:[イングリット]|……いいえ。その……~
私こそ、あなたに謝らねばなりません。▼~
あなたは、~
私の命を何度も救ってくれた……。▼~
これ以上の無礼を重ねるのは、~
流石に……恩知らずもいいところです。▼~
:[ドゥドゥー]|……おれは、気にしていない。▼~
:[イングリット]|ですが……▼~
:[ドゥドゥー]|慣れている。▼~
:[イングリット]|………………。~
……ごめんなさい。▼~
:[ドゥドゥー]|なぜ謝る。▼~
:[イングリット]|私は……あなたに何度となく、~
酷い言葉を投げつけてきました。▼~
……私は、ダスカーで大切な人を失った。▼~
ダスカー人への制裁が決まった時も……~
彼らが虐殺されたと聞いた時も……▼~
何もかも、当然の報いだと思っていました。~
彼らは血も涙もない獣なのだから、と。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[イングリット]|けれど……あなたの姿は、~
そんなものには見えなかった。▼~
……ドゥドゥー。~
なぜ、あなたは何も語らないのです。▼~
不当な偏見だ、と……~
お前に恨まれる筋合いはないのだと……▼~
あなたがそう言い返してくれさえすれば、~
私は、あなたを……▼~
:[ドゥドゥー]|……おれが何も語らんのは、~
おれが、あの悲劇の真実を知らんからだ。▼~
あの惨劇は、ダスカー人の仕業ではない……~
殿下はそう仰るが……▼~
……ダスカー人にも、いろいろな者がいた。~
善良な者も、そうでない者も。▼~
その中に、悪行に加担した者がいたとしても~
おかしな話ではない。▼~
おれたちは、ただの犠牲者かもしれん。~
だが、国王殺しの大罪人なのかもしれん。▼~
:[イングリット]|ですが……たとえ、そうだったとしても。~
それはあなた自身の咎ではないでしょう。▼~
私が憎いのは、あの惨劇を起こした者。~
……あなたを恨んでも、仕方がない。▼~
:[ドゥドゥー]|……イングリット。▼~
:[イングリット]|あなたは……~
こんな私を、何度も救ってくれた。▼~
……すみませんでした、本当に。▼~
:[ドゥドゥー]|……いや。お前が、おれを仲間だと~
思ってくれるなら、おれは……それでいい。▼~
……それだけで、十分だ。▼~
***支援A [#eaec3145]
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
''(イングリットが現れる)''
:[イングリット]|どうしたのです、ドゥドゥー。~
この往来で立ち尽くして。▼~
:[ドゥドゥー]|……イングリット。▼~
……おれの顔は、やはり、恐ろしいか。▼~
:[イングリット]|顔? ……そうですね。~
確かに強面なほうではあると思います。▼~
ですが、気に病むほどではありませんよ。~
なにか、心無いことを言われたのですか?▼~
:[ドゥドゥー]|いや……街の子供に泣かれてな。▼~
:[イングリット]|ああ……なるほど。▼~
もしやあなた、自分の顔が怖いと思って、~
笑顔で近づいたのではありませんか……?▼~
:[ドゥドゥー]|……なぜわかった、イングリット。▼~
:[イングリット]|ふ、あなたの考えも、だんだんと~
理解できるようになってきましたから。▼~
ドゥドゥー、無理に笑おうとするから、~
引きつって、怖い顔になってしまうのです。▼~
:[ドゥドゥー]|……なるほどな。~
肝に銘じておこう。▼~
:[イングリット]|その、ですね……正直な話をします。~
最初は、私も、あなたが怖かった。▼~
何を考えているかわからないし……~
ほとんど喋らないし……笑わないし。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[イングリット]|けれどそれは、私があなたという人間を~
知ろうとしていなかっただけです。▼~
……あなたが、ダスカー人だったから。▼~
あなたの人となりを知って……~
自分の愚かさを突き付けられました。▼~
:[ドゥドゥー]|……人となり?▼~
:[イングリット]|ええ。怖い顔をしているけれど、本当は、~
優しく、誠実で、高潔で……素敵な人です。▼~
ある意味で、私の目指した騎士の姿に~
最も近い人、なのかもしれませんね。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[イングリット]|どうしました、ドゥドゥー?▼~
:[ドゥドゥー]|いや、素敵な人、などと。▼~
そんなふうに言われたのは、初めてだ。~
……少し、こそばゆいな。▼~
:[イングリット]|……そ、そう言われると、私まで~
恥ずかしくなってくるではありませんか。▼~
:[ドゥドゥー]|………………。▼~
:[イングリット]|………………。▼~
:[ドゥドゥー]|……何はともあれ。~
今後も頼むぞ、イングリット。▼~
:[イングリット]|……え、ええ。~
こちらこそ、ドゥドゥー。▼~
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- ↑「似てるかも。」と「普段は」の間に挿入されていました。...
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