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会話集/支援会話/ディミトリ(セイロス聖教会)
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[[会話集/支援会話]]
*ディミトリの支援会話 [#a61ded03]
#contents
**主人公 [#o3505909]
-[[主人公(男性)のページへ>../主人公(男性)(ファーガス神聖...
-[[主人公(女性)のページへ>../主人公(女性)(ファーガス神聖...
**フレン [#fd3ab101]
***支援C [#xce2595a]
《共通》~
''(食堂にて)''~
:[ディミトリ]|ああ……今日の料理当番はフレンか?~
珍しいこともある。▼~
:[フレン]|はい。張り切ってお料理を~
作った……のですけれど……。▼~
わたくしが当番だと聞くや否や、~
なぜか皆さん急用を思い出すみたいですの。▼~
結局、誰も口をつけてくれなくって。~
困り果てていたところでしたのよ。▼~
お兄様も、今日は困った顔で~
そそくさと食堂を後にしてしまわれて……。▼~
:[ディミトリ]|ちょうど稽古の後で腹が減っているんだ。~
俺で良ければ食べるが。▼~
:[フレン]|ま、本当ですの?▼~
少し失敗してしまいましたけれど……~
味のほうは、そう悪くないはずですわ。▼~
:[ディミトリ]|そうか。~
なら、ありがたくいただこう。▼~
''(画面暗転、ディミトリがフレンの料理を食べる)''~
'''カリッ'''~
''(画面が明るくなり、食卓に着いているディミトリ)''~
:[ディミトリ]|何か硬い物が混じっている気もするが、~
まあ……普通にいけるな。▼~
:[フレン]|そう言ってくださったのは、~
ディミトリさんだけですわ。▼~
はあ……このまま誰も召し上がらなければ、~
せっかくのお料理も無駄になってしまいます。▼~
わたくし、~
昔からお料理はとっても苦手で……。▼~
:[ディミトリ]|そうだったのか。~
……なあ、フレン、もう一杯貰えないか。▼~
:[フレン]|あら! 召し上がっていただけますの?▼~
:[ディミトリ]|ああ。折角作った食事を~
捨ててしまうなど、もったいないだろう?▼~
この程度の失敗、誰にでもある。~
気に病むこともない。それに……▼~
皆に美味しく食べてもらいたい、という~
気持ちのこもった、上等な料理だった。▼~
:[フレン]|……んもう。~
ディミトリさんったら、お上手ですのね!▼~
お兄様でさえ、美味しいかと尋ねると、~
ちょっと困った顔をなさるだけなのに……。▼~
:[ディミトリ]|いや、本音を言ったまでだ。~
美味かった。また作ってくれ。▼~
……その時には是非、~
皆のぶんを作らず、俺だけに。▼~
:[フレン]|ふふっ、考えておきますわ。~
ささ、たくさん召し上がって!▼~
***支援B [#m2eeb542]
《共通》~
''(夜の大聖堂にて)''~
''(ディミトリが居るところに、フレンが現れる)''~
:[フレン]|どうなさったの、ディミトリさん。~
こんな真夜中に。▼~
''(ディミトリがフレンの方に振り向く)''~
:[ディミトリ]|……! ああ……フレンか。~
そちらこそ、こんな時間にどうした?▼~
:[フレン]|わたくし?~
……少し、考え事をしていましたのよ。▼~
:[ディミトリ]|……なら、俺と同じだな。▼~
:[フレン]|まあ、あなたもでしたのね。~
……あら?▼~
お顔の色がすぐれないようですが、~
どうかなさいまして?▼~
:[ディミトリ]|……いや。~
少し頭痛がするだけだ。▼~
:[フレン]|ま! それは大変ですわね。~
けれど、心配なさらないで。▼~
わたくし、治癒の魔法は得意なんですのよ。~
治して差し上げられるかもしれませんわ。▼~
:[ディミトリ]|……いや、いい。~
気持ちはありがたいが、遠慮しておく。▼~
:[フレン]|なぜですの? どうしても嫌だと仰るのなら、~
理由を聞かせていただける?▼~
:[ディミトリ]|………………。▼~
頭が痛むのは、父や仲間の死を~
目の当たりにした、あの日からだ。▼~
……あの日を忘れるわけにはいかない。~
彼らの死をなかったことにしてはならない。▼~
戒めなんだ。守れなかった人々を……~
殺めてきた人々を、忘れないための。▼~
:[フレン]|まあ……そういうことでしたの。~
けれど、あなたに共感はできかねますわね。▼~
もしもわたくしが、亡くなられた~
あなたのお父様やお友達だったら……▼~
いっそ、あなたに忘れられてしまったほうが~
いいと思うに違いありませんわ。▼~
自分のために、大切な人が苦しむなんて、~
わたくしは嫌ですもの。▼~
:[ディミトリ]|……そんなことは、~
死者に聞いてみない限りわからない。▼~
:[フレン]|そうですわね。でも生前の彼らが、どう~
考えたか、想像はできるんじゃなくって?▼~
わたくしがあなたの記憶に残るとしたら、~
幸せな思い出と一緒に残りたい。▼~
思い出してつらくなるような思い出ではなく~
思わず笑顔になるような思い出と一緒に。▼~
こう考えるのは、わたくしだけ?~
皆さん、そうなんじゃなくって?▼~
:[ディミトリ]|………………。▼~
:[フレン]|……すみません。~
ついつい、喋り過ぎてしまいましたわね。▼~
わたくし、今日は退散いたします。~
あまり夜更かしはなさらないでくださいね。▼~
:[ディミトリ]|ああ。~
……ありがとう、フレン。▼~
***支援A [#oe6dc948]
《蒼月の章限定》~
''(夜の訓練場にて)''~
:[フレン]|あら? こんな真夜中まで、~
槍のお稽古をなさっていたの?▼~
:[ディミトリ]|お前こそ、こんな夜中にいったい……~
また考え事か?▼~
早く部屋に戻ったほうがいい。~
風邪を引くぞ。▼~
:[フレン]|………………。▼~
:[ディミトリ]|……何だ、悪い夢でも見たのか?▼~
:[フレン]|ええ、ちょっと……。▼~
ねえディミトリさん、もし良かったら、~
少し、お話に付き合ってくださいません?▼~
:[ディミトリ]|ああ、もちろん。▼~
:[フレン]|ありがとうございます。~
では、お隣に。▼~
''(画面暗転、フレンがディミトリの隣に移動)''~
''(画面が再び明るくなる)''~
:[フレン]|ディミトリさん……わたくし、~
あなたに謝らなくてはと思っていたのです。▼~
以前、夜の大聖堂でお会いした時、つい~
偉そうなことを申し上げてしまって……。▼~
:[ディミトリ]|あの時のお前の言葉は、胸に響いた。~
……思い切り殴られたような気がしたよ。▼~
……ああ、そうだ、フレン。俺のほうこそ、~
お前に謝らねばならないことがある。▼~
お前には……嘘をついた。▼~
:[フレン]|嘘、ですの?▼~
:[ディミトリ]|以前、お前の作った食事を口にして~
美味いと言ったことがあるだろう。▼~
本当は、何を食べてもほとんど味を~
感じないんだ。……9年前から、ずっと。▼~
:[フレン]|やっぱり、そうでしたの……。~
ずっとおかしいとは思ってましたのよ。▼~
:[ディミトリ]|……悪かったな。美味いとか何だとか、~
いろいろと、適当なことを言って。▼~
:[フレン]|ま、謝る必要なんてございませんのに。~
気を遣ってくださったのではなくって?▼~
:[ディミトリ]|……お前のためにはならなかったな、と。▼~
:[フレン]|それはそうかもしれませんけれど……~
わたくしは、嬉しかったんですのよ。▼~
あ、そうですわ!~
わたくし、良いことを思いつきましたわ。▼~
例えば、とっても匂いの強いお料理なら、~
あなたも何となく味がわかるのではなくて?▼~
もしくは、~
とっても辛いお料理なら……▼~
:[ディミトリ]|フレン。▼~
:[フレン]|……何ですの?▼~
:[ディミトリ]|お前の料理は、好きだよ。~
例え味がわからなくても、十分に美味い。▼~
:[フレン]|……ディミトリさんたら。~
相変わらずお上手なのですね。▼~
けれど、いつかお料理の味が~
わかるようになったら……▼~
その時には、本心からの美味しい、を~
聞かせていただきたいですわね。▼~
***支援A+ [#x3d521ee]
:[フレン]|……はあ。▼~
:[ディミトリ]|……どうした、フレン。~
今日も考え事か?▼~
ここは冷える。~
早く部屋に戻って床に就け。▼~
:[フレン]|ディミトリさん……。▼~
わたくしね、実は……~
眠るのが怖いんですの。▼~
:[ディミトリ]|……どういうことだ?▼~
:[フレン]|目を閉じるたび、想像をしてしまいますの。~
このままずっと眠ってしまうのでは、と。▼~
何年も、何十年も、~
目を覚ますことができずに眠り続けて……▼~
次に目を開けた時には、~
誰もいなくなっているんじゃないかと……。▼~
そんなことばかり考えてしまうせいで、~
少しだけ、眠るのが怖いんですの。▼~
:[ディミトリ]|何の話かは、よくわからないが……▼~
……約束する。俺は、何十年経とうと、~
絶対にお前のことを忘れはしない。▼~
:[フレン]|ありがとうございます。けれど、~
わたくしにはわかるのです。いつかは……▼~
:[ディミトリ]|聞け、フレン。~
お前に伝えたかったことがある。▼~
:[フレン]|伝えたいこと、ですの?~
何かしら。▼~
:[ディミトリ]|先日、お前が作った料理……~
あれは、舌が痺れるほど甘かったな。▼~
:[フレン]|……えっ?▼~
:[ディミトリ]|まあ……味がわかったのはその一口だけで、~
俺の気のせいだったのかもしれない。▼~
だが、それでも……~
……それでも、俺は嬉しかった。▼~
そういう瞬間を、思い出して笑顔になる~
幸せな思い出……と言うのだろう、フレン。▼~
……俺は、忘れない。絶対にだ。▼~
:[フレン]|ディミトリさん……。▼~
:[ディミトリ]|それに、俺たちは共に戦ってきた仲間だ。~
皆もきっと、同じように言うと思う。▼~
:[フレン]|………………。▼~
:[ディミトリ]|……む、どうした?▼~
:[フレン]|あなた、鈍感だとか、女心がわからない、~
とか、言われませんこと?▼~
:[ディミトリ]|鈍感……?▼~
:[フレン]|……ふふ。ま、よろしくてよ。~
そこがあなたの良いところですもの。▼~
ディミトリさんが隣にいてくださるのなら、~
わたくしも安心して眠れますわね……。▼~
ふあ……。▼~
:[ディミトリ]|いや……おい。~
よりによってここで寝るな。▼~
:[フレン]|……いつか……美味しいって……むにゃ。▼~
:[ディミトリ]|フレン……。~
……まったく、仕方のない奴だな。▼~
**ギルベルト [#j3d9b904]
***支援C [#a4dbbb91]
《第一部》
:[ディミトリ]|……ここにいたのですね、ギルベルト殿。~
祈りは、もう済んだのですか。▼~
:[ギルベルト]|……!~
こ、これは……その。▼~
:[ディミトリ]|ああ……ここにはあなたと俺しかいない。~
ギルベルト殿などと呼ぶのはやめましょう。▼~
……久しいな、ギュスタヴ。~
3年ぶりになるか。▼~
《第二部》
:[ディミトリ]|……ギュスタヴ。~
この名を呼ぶのは8年ぶりになるか。▼~
《共通》
:[ギルベルト]|……殿下。許可なく国を離れたこと、~
お詫びいたします。私は……。▼~
:[ディミトリ]|いい。理由ならわかっている。~
……「ダスカーの悲劇」だろう。▼~
あの事件に責を感じたお前は、女神に縋り~
名も地位も捨てて国を去った。……違うか?▼~
:[ギルベルト]|……弁解のしようもありません。~
私のような者には、こうすることしか……。▼~
:[ディミトリ]|敬虔な信徒だったお前のことだ。逃げ出す~
先があるなら、ここしかないと思っていた。▼~
……お前は変わったな。~
いささか、腑抜けた顔になった。▼~
:[ギルベルト]|は……殿下も、あの日から~
お変わりになられました。▼~
:[ディミトリ]|………………。▼~
:[ギルベルト]|陛下をお守りするのが、私の務めでした。~
無論、パトリシア様や殿下の御身も。▼~
:[ディミトリ]|……父上も継母上も、もう死んだ。~
後悔を口にしたところで、戻ってはこない。▼~
:[ギルベルト]|ですが、私がもっと早く、~
ダスカーへと参じていれば……。▼~
:[ディミトリ]|お前はダスカーで俺を救ってくれた。~
感謝こそすれ、恨む道理はない。▼~
《第一部》
:[ディミトリ]|……王国に戻れ、ギュスタヴ。▼~
腐り果てたファーガスを立て直すには、~
お前の力が必要だ。▼~
《第二部》
:[ディミトリ]|……この戦いが終わっても、~
王国に残ってくれ、ギュスタヴ。▼~
荒れ果てたファーガスを立て直すには、~
お前の力が必要だ。▼~
《共通》
:[ギルベルト]|……いいえ。あの国に、私の戻るべき場所は~
ございません。どうかご容赦を。▼~
:[ディミトリ]|……その頑固さだけは、昔のままだな。▼~
別に、お前を困らせたかったわけじゃない。~
戻る気がないのなら、それでもいい。▼~
だがな、せめて故郷に顔を出してやれ。~
お前の家族が哀れでならない。▼~
:[ギルベルト]|……はい。~
お心遣いに、感謝いたします。▼~
***支援B [#ofd1ee0f]
:[ギルベルト]|……殿下。あなたにはいま一度、兵法の~
何たるかを指南しなければなりませんね。▼~
良いですか。大将自ら前線で槍を振るうなど~
言語同断です。今後は慎まれるように。▼~
:[ディミトリ]|……お前が俺に説教とは、懐かしい。~
俺を避けているのではなかったのか。▼~
:[ギルベルト]|……それとこれとは、話が別です。~
あなたはもっと自らの命を大切にすべきだ。▼~
:[ディミトリ]|……お前の言葉はもっともだな。~
俺も、今回ばかりは軽率だったと思う。▼~
だがな、元より俺は戦にしか能のない男だ。~
俺が、将として仲間のためにできるのは……▼~
この槍で、戦場に道を切り開くこと。~
それが勝利につながると、俺は信じている。▼~
……何だ、その顔は。~
それほど気に食わないか、ギュスタヴ。▼~
:[ギルベルト]|……いえ。10年以上もの昔、北征の折に~
陛下も同じように仰っていた、と。▼~
言動も、容姿も……年を重ねるごとに、~
殿下は陛下の生き写しのようになってゆく。▼~
あなたを見ていると、~
己の無力と罪咎とを思い知らされるのです。▼~
:[ディミトリ]|……その話はもういい、聞きたくない。俺は~
お前を恨んではいない。そう言ったはずだ。▼~
:[ギルベルト]|そうだとしても……あの惨劇の日から、~
殿下は変わられた。変わってしまわれた。▼~
まるで、本音も激情も、何もかもをも心の内に~
押し込んでしまったような……。▼~
:[ディミトリ]|俺の本音が聞きたいのか、ギュスタヴ。~
……そうか。なら、1つだけ言ってやる。▼~
なぜお前はあの日、俺を助けた。なぜ俺を、~
彼らと諸共に死なせてくれなかった。▼~
ギュスタヴ。どうあっても~
己の罪をあがないたいと言うのならば……▼~
俺を、殺せ。今、ここでだ。▼~
:[ギルベルト]|……! それは……それは、~
たとえ殿下の命と言えども、できません。▼~
あなたは死んでいった者たちが守り抜いた~
ファーガスの未来そのものです。▼~
殿下をお救いできたことこそが~
私にとっても、ただ一つの救いだった……!▼~
……殿下。先ほども申し上げましたが、~
あなたはもっと自らの命を大切にすべきだ。▼~
それでもなお命など惜しくないと仰るなら、~
私が……私がこれからも、お守りします。▼~
:[ディミトリ]|……………………。ふ、そうか。~
これからも、と言ったな?▼~
なら、俺が正式に王国を継いだ暁には、~
お前にも王国で働いてもらおうか。▼~
:[ギルベルト]|なッ……! お待ちください、~
私は、まだ……殿下?▼~
:[ディミトリ]|きっと父上も喜ばれる。その時にはまた、~
槍と兵法の指南でも頼もうかな。▼~
:(ディミトリ立ち去る)|
:[ギルベルト]|本当に……嘘と演技の下手な方だ。~
私に見抜けぬと、お思いなのだろうか。▼~
……己の罪をあがないたいのならば、~
殺せ、か。陛下……私は……。▼~
***支援A [#q5544528]
:[ディミトリ]|……こんな夜更けに何の用だ。~
剣など手にして、礼拝には物騒すぎる。▼~
:[ギルベルト]|祈りを捧げに来たのではありません。~
私は……己の罪をあがないに来ました。▼~
:[ディミトリ]|……そうか。▼~
:[ギルベルト]|あなたは、陛下によく似ておられる。~
演技や嘘が下手なところも、本当に……。▼~
自分を殺せと凄んだあなたは、本気だった。~
……どう誤魔化そうと、私にはわかります。▼~
:[ディミトリ]|……流石だな。~
何でもお見通しというわけか、お前は。▼~
:[ギルベルト]|当然です。殿下がお生まれになった時から、~
私はずっとあなたを見守ってきた……。▼~
だからこそ、残念でなりません。まるで、~
我が子を手に掛けるような心持ちです。▼~
:[ディミトリ]|……すまないな。そして、礼を言う。~
さあ、一思いにやってくれ。▼~
:[ギルベルト]|……はい。▼~
はあッ……!▼~
(暗転、斬撃の軌道が画面を走る)
:[ディミトリ]|本当に……~
厳しい奴だな、お前は。▼~
:[ギルベルト]|死ねば楽になるとお思いですか。~
……それは、ただの逃避に過ぎません。▼~
生きることがどれほどつらく、苦しくとも、~
あなたは生きて戦い続けねばならない。▼~
:[ディミトリ]|死んでいった、殺してきた者たちが、~
俺の死を望んだとしても、か。▼~
:[ギルベルト]|たとえ誰が殿下の死を望もうとも、~
殿下を必要とする者もまた、いるのです。▼~
ファーガスに。大修道院に。我が軍に。~
……それからここにも、一人。▼~
あなたにお仕えし、その苦悩を共に背負う。~
……それが、私にとっての贖罪です。▼~
:[ディミトリ]|………………。~
……なあ、俺の手を見てみろ。▼~
:[ギルベルト]|……震えていらっしゃいます。▼~
:[ディミトリ]|俺は、お前の剣を目の前にして~
初めて、死にたくないと思った。▼~
死ぬわけにはいかないと思ったことはある。~
……が、死を恐怖したのは、初めてだ。▼~
なあ、ギュスタヴ……~
俺は本当に、生きていてもいいのか。▼~
:[ギルベルト]|……生きて、ください。~
生きて……。▼~
:[ディミトリ]|……ありがとう。▼~
**アロイス [#la0a8ce3]
***支援C [#ib6bef07]
:[アロイス]|おや、ディミトリ殿。~
珍しい、今日は稽古に出ないのか?▼~
:[ディミトリ]|そのつもりでしたが、この猛雨では。~
降りやむ様子もないようですし……。▼~
:[アロイス]|む、確かに今日の雨は随分と強いな。~
これでは外出もままならん。▼~
猛雨だけに、もう動けない~、などと。~
はっはっは!▼~
:[ディミトリ]|……は、はあ。そうですね……。▼~
:[アロイス]|ああいや、すまんすまん。~
この天気ゆえ、冗談の冴えも悪くてな!▼~
:[ディミトリ]|いや、天気と冗談に何の関係が……~
……それで、私に何かご用でしょうか。▼~
:[アロイス]|うむ、もし良ければ、~
武器庫の整理を手伝ってもらいたいのだ。▼~
あなたならば武器への造詣も深いだろうし、~
何より、力仕事が得意だと聞いたからな。▼~
:[ディミトリ]|そうでしたか。ならば、すぐにでも。~
ちょうど時間を持て余していましたので。▼~
:[アロイス]|それはありがたい。いやあ、私一人では~
とても終わらんと思っていたのだ!▼~
しかし、ディミトリ殿は気さくなのだな。~
貴族には気難しい者も少なくないのに……▼~
王族とは思えんほどの気安さ、~
まさしく、おお、俗っぽい……▼~
:[ディミトリ]|………………。▼~
:[アロイス]|………………。▼~
(うっ、これは流石に~
礼を失し過ぎていたか……?)▼~
(というか切り捨ててくれれば良いものを、~
なぜ黙り込んでしまうのだ……!)▼~
……そのだな、ディミトリ殿。~
先程の冗談は……▼~
:[ディミトリ]|……ふっ。~
く、くく、はははは!▼~
:[アロイス]|えっ。▼~
:[ディミトリ]|ふっ、くく……~
も、申し訳ありません、アロイス殿。▼~
:[アロイス]|い、いや待て、今の冗談が……~
本当に面白かったのか?▼~
:[ディミトリ]|あ、いえ。▼~
:[アロイス]|ぐぬっ……。▼~
:[ディミトリ]|ですが、そこまでの域に達すると~
逆に笑えてくるというものです。▼~
:[アロイス]|む……いや、私は本気で笑いを~
取りに行ったつもりなのだが……。▼~
だがしかし、ディミトリ殿が~
これほど声を上げて笑うなど、珍しい。▼~
:[ディミトリ]|……事実、あまり得意ではありませんので。~
こうして声を上げて笑うのは久しぶりです。▼~
アロイス殿、やはりあなたはこちらの芸に~
磨きをかけるべきではありませんか。▼~
:[アロイス]|こちらの芸、とは……いやいや、要は私の~
冗談がつまらんと言っているだけでは……。▼~
:[ディミトリ]|……ええと、すみません。~
冗談そのものへの言及は……控えます。▼~
:[アロイス]|ぐぬっ……よし、ディミトリ殿、次こそは~
必ずあなたに面白いと言わせてやるぞ!▼~
そうと決まれば戻って話の種を考えねば!~
はーっはっは!!▼~
:[ディミトリ]|いやあの、アロイス殿、武器庫の整理は……~
……行ってしまわれた。▼~
***支援B [#n0061630]
:[アロイス]|くっ、我々としたことが迂闊だったな。~
魔物風情にこうも追い詰められるとは。▼~
:[ディミトリ]|申し訳ありません、アロイス殿。~
……私がもう少し気を払っていれば。▼~
:[アロイス]|いや、いいのだ。~
今は過ぎたことを悔やむより……▼~
:[王国兵]|……うう、いてえよ。~
まだ死にたくねえよ……。▼~
:[王国将]|クソ、どうしてこんな……。▼~
:[ディミトリ]|……ええ、これだけ士気が下がっていては、~
修道院まで戻るのも危ういでしょうね。▼~
:[アロイス]|如何せん想定外の襲撃であったからな。~
皆、狼狽えるのも無理はあるまいよ。▼~
しかし……そうも言っていられまい。▼~
皆、聞け! 我々はこれより、~
修道院への退路を切り開く!▼~
:[王国兵]|………………。▼~
:[アロイス]|だがその前に……出立の支度を整えながら、~
少しばかり、私の話に耳を傾けよ!▼~
:[ディミトリ]|……アロイス殿?~
いったい何を……▼~
:[アロイス]|んー、コホン。昔、私がジェラルト殿の~
従者として盗賊討伐の任に就いた時の話だ。▼~
悪さを働く賊どもを討ち果たした後、~
ジェラルト殿は、私にこう言ったのだ!▼~
「お前、あんな悪漢になってはあっかんぞ」▼~
:[王国将]|………………。▼~
:[王国兵]|………………。▼~
:[アロイス]|その後、賊に悩まされていた村の長が~
進み出て、金の入った袋を差し出した!▼~
「どうかこの銅貨をお受け取りください」▼~
:[王国兵]|あのー、アロイス様、そこまでに……。▼~
:[ディミトリ]|………………。~
……は、ははははは!▼~
:[アロイス]|むっ……ディミトリ殿?▼~
:[ディミトリ]|……アロイス殿、何なんです、その冗談。~
おかしくてたまりませんよ。▼~
:[アロイス]|そ……そうか!? そ、そうだろう!~
やはりな、はーっはっはっは!▼~
:[ディミトリ]|はは、ははははは!!▼~
:[王国兵]|……な、何だ、この状況。~
どうすりゃいいんだ?▼~
:[王国将]|いやあ……と、とりあえず~
笑っとけばいいんじゃないか……?▼~
***支援B+ [#zed4fafb]
:[アロイス]|おお、ディミトリ殿、ちょうどよかった!~
以前の礼をしなければと思っていたのだ。▼~
:[ディミトリ]|……以前の礼?~
何の話でしょう。▼~
:[アロイス]|おや、忘れたのか? いつぞや、~
我々が魔物の襲撃を受けた時の話だ。▼~
:[ディミトリ]|……ああ、アロイス殿の冗談が、~
たいへん冴え渡っていた日のことですね。▼~
:[アロイス]|む。その切り返し、ディミトリ殿のほうが~
よほど冗談が上手いのではないか?▼~
……流石に、私にもわかる。~
あの日の冗談は酷いものだった、と。▼~
消沈した兵士たちを勇気づけねばと、~
その場で捻り出したものだったゆえな。▼~
:[ディミトリ]|いえ、我々は十分勇気づけられました。~
おかげで、修道院にも帰還できましたし。▼~
……私は口が達者なほうではありません。~
とても、あのような行動はとれなかった。▼~
:[アロイス]|いやいや、すべてはあなたの機転ゆえだ。~
私のくだらん冗談にああも笑って……▼~
:[ディミトリ]|確かにあの冗談自体は……~
いやまあ、その、ですね……。▼~
……ですが、それで良いのだと思います。~
そんなあなただからこそ、皆に慕われる。▼~
:[アロイス]|そうなのだろうか?~
うむ、特別意識したことはなかったが……▼~
あなたがそう言うのなら、~
それは、そうなのかもしれんな! ははは!▼~
:[ディミトリ]|私も、兵を率いる将の一人として~
アロイス殿を見習わねばなりません。▼~
兵や仲間にも、お前は堅物すぎると~
呆れられてばかりですから。▼~
アロイス殿、良ければ私に冗談を~
指南してはいただけませんか?▼~
:[アロイス]|よかろう! と言いたいところだが……~
……私よりも適任な者がいるのではないか?▼~
:[ディミトリ]|いえ……アロイス殿、~
私は、あなたが良いのです。▼~
:[アロイス]|……そうか、そう言われては仕方がないな!▼~
ならばこのアロイス、~
全力で冗談の極意を伝授しようではないか!▼~
:[ディミトリ]|はい。~
よろしくお願いいたします、アロイス殿。▼~
:[アロイス]|うむうむ、極意を得んとする心意気、~
すっごく良い、ぞ!▼~
**カトリーヌ [#o81fd867]
***支援C [#hcbf8d39]
《共通》~
''(訓練場にて)''
:[カトリーヌ]|よう、今日も訓練かい?~
アンタとは毎日顔を合わせてる気がするな。▼~
:[ディミトリ]|日課ですから。~
武器を握っていないほうが落ち着きません。▼~
:[カトリーヌ]|はは、昔もそんなことを言ってたっけ。▼~
:[ディミトリ]|……そうでしたね。▼~
あなたには、いずれきちんと~
挨拶をしなければと思っていました。▼~
:[カトリーヌ]|そりゃこっちの台詞だ。王都で~
最後に会ったのは、10年くらい前か?▼~
ははっ、あんな小さかったガキが、~
まあよくでかくなったな。▼~
《白雲の章》
:[ディミトリ]|いや、そこまで昔でなかった気も……~
……まあ、いいか。▼((カトリーヌの数の感覚が大雑把であること...
《共通》
:[ディミトリ]|……懐かしいですね。あなたに初めて~
掛けられた言葉は、今でも覚えています。▼~
『その年頃のお嬢さんが、そんなに~
でかい槍を振り回すなんて、面白いな。』▼~
:[カトリーヌ]|そんな恨めしそうな顔で見るなよ。~
あんな可愛い髪型だったアンタが悪い。▼~
:[ディミトリ]|いえ、別に本気で責めているわけでは。~
もちろん少しは気にしましたが……。▼~
:[カトリーヌ]|父様からも、王子相手に無礼を働いたって、~
みっちり説教されたよ。▼~
けどあの後は、顔を合わせて~
アンタに謝る機会もなかったからね。▼~
ゴタゴタ続きだったろ、あの頃は。~
……ダスカーでの事件とかさ。▼~
:[ディミトリ]|……その件なのですが。▼~
カロン家に戻りたいと思うことは~
ありますか? ……カサンドラさん。▼~
:[カトリーヌ]|いいや、ないね。~
アタシは今の生活に満足してる。▼~
アンタには悪いが、アタシは国や王ではなく、~
レア様のために戦いたいんだ。▼~
:[ディミトリ]|……良いのですか。~
罪人の汚名を被ったままで。▼~
:[カトリーヌ]|アタシが王国でお尋ね者になってるのを~
気に病んでんのか?▼~
無用な心配だ。~
アタシは自分の意思でここにいるんだから。▼~
貴族のご令嬢なんかに納まってるよりも、~
ずっと性に合ってるのさ。▼~
:[ディミトリ]|……そうでしたか。~
:[カトリーヌ]|そう言うアンタこそ、自分の立場を~
窮屈に思ったりしないのか?▼~
統治者としてじゃなく、一人の戦士として~
生きていきたいと願ったりは?▼~
:[ディミトリ]|ない、とは言いませんが……~
私は王の息子ですから。▼~
自分の欲望を優先できるような~
立場にはありません。▼~
:[カトリーヌ]|アンタは生真面目だな。~
……相当、肩が凝ってそうだ。▼~
:[ディミトリ]|日頃から鍛練を積んでいますので、~
そういったものとは無縁です。▼~
:[カトリーヌ]|ま、冗談を言えるくらいの余裕があれば、~
いいけどな。▼~
***支援B [#nd2c89fe]
《共通》~
''(訓練場にて)''~
:[カトリーヌ]|よう、今日も今日とて訓練かい?~
精が出るね。▼~
しかも今日の得物は剣か。~
……確か、昔は剣が苦手だったんだろ?▼~
:[ディミトリ]|カトリーヌさん……。~
それは誰から聞いたんです。▼~
:[カトリーヌ]|前に、ロドリグ卿からね。~
力任せに剣を振り回してへし折ったとか。▼~
:[ディミトリ]|それは昔の話ですから……。あれから私も、~
それなりに努力してきましたので。▼~
今では、剣も得意な武器の1つです。~
試してみますか?▼~
:[カトリーヌ]|まあ、口で言うより戦うのが早いか。~
それじゃ……かかってきな!▼~
''(画面暗転、剣の斬撃の軌道が走る)''~
''(画面が明るくなる)''~
:[カトリーヌ]|……はは、こいつは驚いた!~
想像よりもずっとやるね、アンタ!▼~
:[ディミトリ]|いえ、カトリーヌさんこそ……。~
私など、まだまだ未熟者です。▼~
:[カトリーヌ]|今は戦士どうし、仕合ってるんだ。~
謙遜は要らん。▼~
型通りの動きとはいえ、力があるし……~
何より、かなり戦い慣れしてるな。▼~
ただ、少し欲がね。勝ちを狙いにいくのは良いが、~
あまりに逸ると足をすくわれるぞ。▼~
:[ディミトリ]|欲、ですか……なるほど、肝に銘じます。~
ご指導、ありがとうございます。▼~
''(ディミトリ、一礼しながら)''
:[カトリーヌ]|……そう言う堅苦しいところが~
肩凝りそうで見てらんないんだよなあ。▼~
よし、決めた、街に出るぞ。~
飯でも食いながら腹割って喋りゃ……▼~
:[ディミトリ]|その……誘いはありがたいのですが、~
今晩は何かと雑務が立て込んでいまして。▼~
:[カトリーヌ]|雑務、ねえ。~
そんなもん、ほっぽり出しときゃいいのに。▼~
:[ディミトリ]|流石にそれは……。~
私も、責任ある立場ですから。▼~
:[カトリーヌ]|そうかい、ま、無理強いはしないよ。~
日を改めてまた誘うさ。▼~
アンタのことは結構気に入っててね。~
もっと気楽にいろいろ話したいんだ。▼~
:[ディミトリ]|それは……光栄です。~
……昔、あなたが剣を振るう姿を見た時から~
ずっとあなたの背を追ってきました。▼~
こうしてあなたと並び立ち、~
剣を交わせるのは、本当に……▼~
:[カトリーヌ]|おいおい何だよ、いきなり。~
こっ恥ずかしいこと言い出して。▼~
ほら、休憩はここまでだ。~
今度は剣じゃなく、槍でかかってきな。▼~
アンタの本気の技、見せてみろ。~
アタシも本気で迎え撃つよ。▼~
:[ディミトリ]|……はい。~
では、遠慮なく。▼~
***支援A [#ffeec9f8]
:[カトリーヌ]|いやあ、美味い飯だったねえ。~
すっかり腹も満たされたよ。▼~
訓練の後の飯以上に美味い飯はない。~
アンタもそう思うだろ?▼~
:[ディミトリ]|………………。▼~
:[カトリーヌ]|……おい、どうした?~
何か考え事か、ぼけっとして。▼~
:[ディミトリ]|あ、いえ……その、カトリーヌさん。~
やはりファーガスに戻る気はないのですか。▼~
:[カトリーヌ]|悪いけど、できない相談だ。~
アタシには忠義を尽くす相手がいる。▼~
:[ディミトリ]|その忠義の理由……~
お聞きしても構いませんか?▼~
:[カトリーヌ]|理由、ねえ。~
アタシはただ、レア様が好きなのさ。▼~
レア様は優しい、けど、それだけじゃない。~
強くて、勇気があって……▼~
とにかく、最高に格好いいお人なんだ。~
この世のどんな奴よりもね。▼~
:[ディミトリ]|……これは敵わなさそうです。▼~
:[カトリーヌ]|はは、そうしょげるな。別にアンタが~
駄目だから、国に戻らないんじゃない。▼~
レア様と出会ったから、~
戻る選択肢がなくなったんだよ。▼~
:[ディミトリ]|しかし……本当に惜しい。~
あなたはこれからの王国に必要な人だ。▼~
カロン家は、フラルダリウスや~
ゴーティエに次ぐ大貴族。▼~
その当主の座にあなたが就いてくれれば、~
これほど心強いことはない、と……▼~
:[カトリーヌ]|……そうか。▼~
:[ディミトリ]|どうかされましたか。▼~
:[カトリーヌ]|アンタに必要なのは、~
貴族としてのアタシなのか。▼~
いや……いや、そうか。まあ、そうだよな。~
アンタは生真面目な堅物だもんな。▼~
:[ディミトリ]|………………?▼~
:[カトリーヌ]|……いや。ま、そう惜しがることはないよ。~
アタシの父様はまだまだ現役だからね。▼~
兄弟だって皆、できる奴だよ。~
家を継ぐには十分な器だと思ってる。▼~
……アタシは、レア様の騎士であり続ける。~
で、アンタは王都で国をまとめる。▼~
互いに互いの場所で努力すりゃいい。~
……そうだろ?▼~
:[ディミトリ]|いえ、私は……▼~
:[カトリーヌ]|……さ、明日も早いんだ。夜更かしせずに、~
とっとと部屋に戻りな。▼~
***支援A+ [#ad551d2c]
:[カトリーヌ]|……おい、どうした、ディミトリ。~
いつもの剣の冴えはどこ行った?▼~
:[ディミトリ]|……すみません。▼~
:[カトリーヌ]|腹でも減ってんならおごってやるけど、~
そういう様子にも見えないし……▼~
困るね、アンタの腕が鈍れば~
アタシの楽しみが減るだろ。▼~
:[ディミトリ]|……ご心配なく。~
調子はすぐに戻します。▼~
:[カトリーヌ]|どうせ、何か悩みがあんだよな?~
言ってみろって。▼~
:[ディミトリ]|……この戦争が終われば、私は王都に戻り、~
あなたはセイロス騎士としてここに残る。▼~
:[カトリーヌ]|そうなるな。~
ま、万事が上手く運べば、だけど。▼~
:[ディミトリ]|そうなると、あなたと剣を合わせる機会も~
頻繁には持てなくなるでしょう。▼~
:[カトリーヌ]|だろうね、何せガルグ=マクから~
フェルディアはかなりの距離がある。▼~
:[ディミトリ]|私にとっても、あなたと剣を交わすのは~
何ものにも代えがたい楽しみで……▼~
:[カトリーヌ]|……それで?~
ああ、まどろっこしい!▼~
アンタはアタシにどうしてほしいんだ?~
率直に頼む。▼~
:[ディミトリ]|王都に来てください。▼~
:[カトリーヌ]|いや……待て待て。~
何の説明もなく、それじゃわからんだろ。▼~
:[ディミトリ]|いや、率直に頼むと言ったのは~
そちらのほうでは……▼~
:[カトリーヌ]|前にも言ったけど、レア様の騎士を~
辞めるなんて考えてもないんだよ。▼~
というか、カロン家に戻れ、ならまだしも~
何でまた、王都にまで呼びつけるんだ?▼~
:[ディミトリ]|あなたに側にいてほしいと思ったからです。▼~
:[カトリーヌ]|口説き文句ならアタシじゃなくて、~
好きな女にかけてやりなよ。▼~
:[ディミトリ]|希望を正直に述べただけですが。▼~
:[カトリーヌ]|……困ったな、あの時のお嬢さんが、~
まさかこんなことを言いだすとは。▼~
:[ディミトリ]|俺が、まだ「お嬢さん」に見えますか。▼~
:[カトリーヌ]|……アンタ本人は馬鹿真面目で無欲な割に、~
剣技のほうは欲深いといつも思ってた。▼~
剣には人柄が出るって言うからね。~
……やっぱり、そっちが本性か。▼~
王都に来いって話、~
まあ、考えとくよ。……前向きにね。▼~
けど、その前に、アンタには~
果たすべきことがある。そうだろ?▼~
:[ディミトリ]|……はい。▼~
:[カトリーヌ]|なら今は余計なことは考えず、~
引き続き気張ってくれ。▼~
そして、戦争が終わった後に~
ゆっくりアタシを口説くんだな。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#bdfffb31]
- ギルベルトとの支援、小さい「っ」がカタカナなのは、画面...
- ギルベルトとの支援C、カトリーヌとの支援C、Aに5年後差分...
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*ディミトリの支援会話 [#a61ded03]
#contents
**主人公 [#o3505909]
-[[主人公(男性)のページへ>../主人公(男性)(ファーガス神聖...
-[[主人公(女性)のページへ>../主人公(女性)(ファーガス神聖...
**フレン [#fd3ab101]
***支援C [#xce2595a]
《共通》~
''(食堂にて)''~
:[ディミトリ]|ああ……今日の料理当番はフレンか?~
珍しいこともある。▼~
:[フレン]|はい。張り切ってお料理を~
作った……のですけれど……。▼~
わたくしが当番だと聞くや否や、~
なぜか皆さん急用を思い出すみたいですの。▼~
結局、誰も口をつけてくれなくって。~
困り果てていたところでしたのよ。▼~
お兄様も、今日は困った顔で~
そそくさと食堂を後にしてしまわれて……。▼~
:[ディミトリ]|ちょうど稽古の後で腹が減っているんだ。~
俺で良ければ食べるが。▼~
:[フレン]|ま、本当ですの?▼~
少し失敗してしまいましたけれど……~
味のほうは、そう悪くないはずですわ。▼~
:[ディミトリ]|そうか。~
なら、ありがたくいただこう。▼~
''(画面暗転、ディミトリがフレンの料理を食べる)''~
'''カリッ'''~
''(画面が明るくなり、食卓に着いているディミトリ)''~
:[ディミトリ]|何か硬い物が混じっている気もするが、~
まあ……普通にいけるな。▼~
:[フレン]|そう言ってくださったのは、~
ディミトリさんだけですわ。▼~
はあ……このまま誰も召し上がらなければ、~
せっかくのお料理も無駄になってしまいます。▼~
わたくし、~
昔からお料理はとっても苦手で……。▼~
:[ディミトリ]|そうだったのか。~
……なあ、フレン、もう一杯貰えないか。▼~
:[フレン]|あら! 召し上がっていただけますの?▼~
:[ディミトリ]|ああ。折角作った食事を~
捨ててしまうなど、もったいないだろう?▼~
この程度の失敗、誰にでもある。~
気に病むこともない。それに……▼~
皆に美味しく食べてもらいたい、という~
気持ちのこもった、上等な料理だった。▼~
:[フレン]|……んもう。~
ディミトリさんったら、お上手ですのね!▼~
お兄様でさえ、美味しいかと尋ねると、~
ちょっと困った顔をなさるだけなのに……。▼~
:[ディミトリ]|いや、本音を言ったまでだ。~
美味かった。また作ってくれ。▼~
……その時には是非、~
皆のぶんを作らず、俺だけに。▼~
:[フレン]|ふふっ、考えておきますわ。~
ささ、たくさん召し上がって!▼~
***支援B [#m2eeb542]
《共通》~
''(夜の大聖堂にて)''~
''(ディミトリが居るところに、フレンが現れる)''~
:[フレン]|どうなさったの、ディミトリさん。~
こんな真夜中に。▼~
''(ディミトリがフレンの方に振り向く)''~
:[ディミトリ]|……! ああ……フレンか。~
そちらこそ、こんな時間にどうした?▼~
:[フレン]|わたくし?~
……少し、考え事をしていましたのよ。▼~
:[ディミトリ]|……なら、俺と同じだな。▼~
:[フレン]|まあ、あなたもでしたのね。~
……あら?▼~
お顔の色がすぐれないようですが、~
どうかなさいまして?▼~
:[ディミトリ]|……いや。~
少し頭痛がするだけだ。▼~
:[フレン]|ま! それは大変ですわね。~
けれど、心配なさらないで。▼~
わたくし、治癒の魔法は得意なんですのよ。~
治して差し上げられるかもしれませんわ。▼~
:[ディミトリ]|……いや、いい。~
気持ちはありがたいが、遠慮しておく。▼~
:[フレン]|なぜですの? どうしても嫌だと仰るのなら、~
理由を聞かせていただける?▼~
:[ディミトリ]|………………。▼~
頭が痛むのは、父や仲間の死を~
目の当たりにした、あの日からだ。▼~
……あの日を忘れるわけにはいかない。~
彼らの死をなかったことにしてはならない。▼~
戒めなんだ。守れなかった人々を……~
殺めてきた人々を、忘れないための。▼~
:[フレン]|まあ……そういうことでしたの。~
けれど、あなたに共感はできかねますわね。▼~
もしもわたくしが、亡くなられた~
あなたのお父様やお友達だったら……▼~
いっそ、あなたに忘れられてしまったほうが~
いいと思うに違いありませんわ。▼~
自分のために、大切な人が苦しむなんて、~
わたくしは嫌ですもの。▼~
:[ディミトリ]|……そんなことは、~
死者に聞いてみない限りわからない。▼~
:[フレン]|そうですわね。でも生前の彼らが、どう~
考えたか、想像はできるんじゃなくって?▼~
わたくしがあなたの記憶に残るとしたら、~
幸せな思い出と一緒に残りたい。▼~
思い出してつらくなるような思い出ではなく~
思わず笑顔になるような思い出と一緒に。▼~
こう考えるのは、わたくしだけ?~
皆さん、そうなんじゃなくって?▼~
:[ディミトリ]|………………。▼~
:[フレン]|……すみません。~
ついつい、喋り過ぎてしまいましたわね。▼~
わたくし、今日は退散いたします。~
あまり夜更かしはなさらないでくださいね。▼~
:[ディミトリ]|ああ。~
……ありがとう、フレン。▼~
***支援A [#oe6dc948]
《蒼月の章限定》~
''(夜の訓練場にて)''~
:[フレン]|あら? こんな真夜中まで、~
槍のお稽古をなさっていたの?▼~
:[ディミトリ]|お前こそ、こんな夜中にいったい……~
また考え事か?▼~
早く部屋に戻ったほうがいい。~
風邪を引くぞ。▼~
:[フレン]|………………。▼~
:[ディミトリ]|……何だ、悪い夢でも見たのか?▼~
:[フレン]|ええ、ちょっと……。▼~
ねえディミトリさん、もし良かったら、~
少し、お話に付き合ってくださいません?▼~
:[ディミトリ]|ああ、もちろん。▼~
:[フレン]|ありがとうございます。~
では、お隣に。▼~
''(画面暗転、フレンがディミトリの隣に移動)''~
''(画面が再び明るくなる)''~
:[フレン]|ディミトリさん……わたくし、~
あなたに謝らなくてはと思っていたのです。▼~
以前、夜の大聖堂でお会いした時、つい~
偉そうなことを申し上げてしまって……。▼~
:[ディミトリ]|あの時のお前の言葉は、胸に響いた。~
……思い切り殴られたような気がしたよ。▼~
……ああ、そうだ、フレン。俺のほうこそ、~
お前に謝らねばならないことがある。▼~
お前には……嘘をついた。▼~
:[フレン]|嘘、ですの?▼~
:[ディミトリ]|以前、お前の作った食事を口にして~
美味いと言ったことがあるだろう。▼~
本当は、何を食べてもほとんど味を~
感じないんだ。……9年前から、ずっと。▼~
:[フレン]|やっぱり、そうでしたの……。~
ずっとおかしいとは思ってましたのよ。▼~
:[ディミトリ]|……悪かったな。美味いとか何だとか、~
いろいろと、適当なことを言って。▼~
:[フレン]|ま、謝る必要なんてございませんのに。~
気を遣ってくださったのではなくって?▼~
:[ディミトリ]|……お前のためにはならなかったな、と。▼~
:[フレン]|それはそうかもしれませんけれど……~
わたくしは、嬉しかったんですのよ。▼~
あ、そうですわ!~
わたくし、良いことを思いつきましたわ。▼~
例えば、とっても匂いの強いお料理なら、~
あなたも何となく味がわかるのではなくて?▼~
もしくは、~
とっても辛いお料理なら……▼~
:[ディミトリ]|フレン。▼~
:[フレン]|……何ですの?▼~
:[ディミトリ]|お前の料理は、好きだよ。~
例え味がわからなくても、十分に美味い。▼~
:[フレン]|……ディミトリさんたら。~
相変わらずお上手なのですね。▼~
けれど、いつかお料理の味が~
わかるようになったら……▼~
その時には、本心からの美味しい、を~
聞かせていただきたいですわね。▼~
***支援A+ [#x3d521ee]
:[フレン]|……はあ。▼~
:[ディミトリ]|……どうした、フレン。~
今日も考え事か?▼~
ここは冷える。~
早く部屋に戻って床に就け。▼~
:[フレン]|ディミトリさん……。▼~
わたくしね、実は……~
眠るのが怖いんですの。▼~
:[ディミトリ]|……どういうことだ?▼~
:[フレン]|目を閉じるたび、想像をしてしまいますの。~
このままずっと眠ってしまうのでは、と。▼~
何年も、何十年も、~
目を覚ますことができずに眠り続けて……▼~
次に目を開けた時には、~
誰もいなくなっているんじゃないかと……。▼~
そんなことばかり考えてしまうせいで、~
少しだけ、眠るのが怖いんですの。▼~
:[ディミトリ]|何の話かは、よくわからないが……▼~
……約束する。俺は、何十年経とうと、~
絶対にお前のことを忘れはしない。▼~
:[フレン]|ありがとうございます。けれど、~
わたくしにはわかるのです。いつかは……▼~
:[ディミトリ]|聞け、フレン。~
お前に伝えたかったことがある。▼~
:[フレン]|伝えたいこと、ですの?~
何かしら。▼~
:[ディミトリ]|先日、お前が作った料理……~
あれは、舌が痺れるほど甘かったな。▼~
:[フレン]|……えっ?▼~
:[ディミトリ]|まあ……味がわかったのはその一口だけで、~
俺の気のせいだったのかもしれない。▼~
だが、それでも……~
……それでも、俺は嬉しかった。▼~
そういう瞬間を、思い出して笑顔になる~
幸せな思い出……と言うのだろう、フレン。▼~
……俺は、忘れない。絶対にだ。▼~
:[フレン]|ディミトリさん……。▼~
:[ディミトリ]|それに、俺たちは共に戦ってきた仲間だ。~
皆もきっと、同じように言うと思う。▼~
:[フレン]|………………。▼~
:[ディミトリ]|……む、どうした?▼~
:[フレン]|あなた、鈍感だとか、女心がわからない、~
とか、言われませんこと?▼~
:[ディミトリ]|鈍感……?▼~
:[フレン]|……ふふ。ま、よろしくてよ。~
そこがあなたの良いところですもの。▼~
ディミトリさんが隣にいてくださるのなら、~
わたくしも安心して眠れますわね……。▼~
ふあ……。▼~
:[ディミトリ]|いや……おい。~
よりによってここで寝るな。▼~
:[フレン]|……いつか……美味しいって……むにゃ。▼~
:[ディミトリ]|フレン……。~
……まったく、仕方のない奴だな。▼~
**ギルベルト [#j3d9b904]
***支援C [#a4dbbb91]
《第一部》
:[ディミトリ]|……ここにいたのですね、ギルベルト殿。~
祈りは、もう済んだのですか。▼~
:[ギルベルト]|……!~
こ、これは……その。▼~
:[ディミトリ]|ああ……ここにはあなたと俺しかいない。~
ギルベルト殿などと呼ぶのはやめましょう。▼~
……久しいな、ギュスタヴ。~
3年ぶりになるか。▼~
《第二部》
:[ディミトリ]|……ギュスタヴ。~
この名を呼ぶのは8年ぶりになるか。▼~
《共通》
:[ギルベルト]|……殿下。許可なく国を離れたこと、~
お詫びいたします。私は……。▼~
:[ディミトリ]|いい。理由ならわかっている。~
……「ダスカーの悲劇」だろう。▼~
あの事件に責を感じたお前は、女神に縋り~
名も地位も捨てて国を去った。……違うか?▼~
:[ギルベルト]|……弁解のしようもありません。~
私のような者には、こうすることしか……。▼~
:[ディミトリ]|敬虔な信徒だったお前のことだ。逃げ出す~
先があるなら、ここしかないと思っていた。▼~
……お前は変わったな。~
いささか、腑抜けた顔になった。▼~
:[ギルベルト]|は……殿下も、あの日から~
お変わりになられました。▼~
:[ディミトリ]|………………。▼~
:[ギルベルト]|陛下をお守りするのが、私の務めでした。~
無論、パトリシア様や殿下の御身も。▼~
:[ディミトリ]|……父上も継母上も、もう死んだ。~
後悔を口にしたところで、戻ってはこない。▼~
:[ギルベルト]|ですが、私がもっと早く、~
ダスカーへと参じていれば……。▼~
:[ディミトリ]|お前はダスカーで俺を救ってくれた。~
感謝こそすれ、恨む道理はない。▼~
《第一部》
:[ディミトリ]|……王国に戻れ、ギュスタヴ。▼~
腐り果てたファーガスを立て直すには、~
お前の力が必要だ。▼~
《第二部》
:[ディミトリ]|……この戦いが終わっても、~
王国に残ってくれ、ギュスタヴ。▼~
荒れ果てたファーガスを立て直すには、~
お前の力が必要だ。▼~
《共通》
:[ギルベルト]|……いいえ。あの国に、私の戻るべき場所は~
ございません。どうかご容赦を。▼~
:[ディミトリ]|……その頑固さだけは、昔のままだな。▼~
別に、お前を困らせたかったわけじゃない。~
戻る気がないのなら、それでもいい。▼~
だがな、せめて故郷に顔を出してやれ。~
お前の家族が哀れでならない。▼~
:[ギルベルト]|……はい。~
お心遣いに、感謝いたします。▼~
***支援B [#ofd1ee0f]
:[ギルベルト]|……殿下。あなたにはいま一度、兵法の~
何たるかを指南しなければなりませんね。▼~
良いですか。大将自ら前線で槍を振るうなど~
言語同断です。今後は慎まれるように。▼~
:[ディミトリ]|……お前が俺に説教とは、懐かしい。~
俺を避けているのではなかったのか。▼~
:[ギルベルト]|……それとこれとは、話が別です。~
あなたはもっと自らの命を大切にすべきだ。▼~
:[ディミトリ]|……お前の言葉はもっともだな。~
俺も、今回ばかりは軽率だったと思う。▼~
だがな、元より俺は戦にしか能のない男だ。~
俺が、将として仲間のためにできるのは……▼~
この槍で、戦場に道を切り開くこと。~
それが勝利につながると、俺は信じている。▼~
……何だ、その顔は。~
それほど気に食わないか、ギュスタヴ。▼~
:[ギルベルト]|……いえ。10年以上もの昔、北征の折に~
陛下も同じように仰っていた、と。▼~
言動も、容姿も……年を重ねるごとに、~
殿下は陛下の生き写しのようになってゆく。▼~
あなたを見ていると、~
己の無力と罪咎とを思い知らされるのです。▼~
:[ディミトリ]|……その話はもういい、聞きたくない。俺は~
お前を恨んではいない。そう言ったはずだ。▼~
:[ギルベルト]|そうだとしても……あの惨劇の日から、~
殿下は変わられた。変わってしまわれた。▼~
まるで、本音も激情も、何もかもをも心の内に~
押し込んでしまったような……。▼~
:[ディミトリ]|俺の本音が聞きたいのか、ギュスタヴ。~
……そうか。なら、1つだけ言ってやる。▼~
なぜお前はあの日、俺を助けた。なぜ俺を、~
彼らと諸共に死なせてくれなかった。▼~
ギュスタヴ。どうあっても~
己の罪をあがないたいと言うのならば……▼~
俺を、殺せ。今、ここでだ。▼~
:[ギルベルト]|……! それは……それは、~
たとえ殿下の命と言えども、できません。▼~
あなたは死んでいった者たちが守り抜いた~
ファーガスの未来そのものです。▼~
殿下をお救いできたことこそが~
私にとっても、ただ一つの救いだった……!▼~
……殿下。先ほども申し上げましたが、~
あなたはもっと自らの命を大切にすべきだ。▼~
それでもなお命など惜しくないと仰るなら、~
私が……私がこれからも、お守りします。▼~
:[ディミトリ]|……………………。ふ、そうか。~
これからも、と言ったな?▼~
なら、俺が正式に王国を継いだ暁には、~
お前にも王国で働いてもらおうか。▼~
:[ギルベルト]|なッ……! お待ちください、~
私は、まだ……殿下?▼~
:[ディミトリ]|きっと父上も喜ばれる。その時にはまた、~
槍と兵法の指南でも頼もうかな。▼~
:(ディミトリ立ち去る)|
:[ギルベルト]|本当に……嘘と演技の下手な方だ。~
私に見抜けぬと、お思いなのだろうか。▼~
……己の罪をあがないたいのならば、~
殺せ、か。陛下……私は……。▼~
***支援A [#q5544528]
:[ディミトリ]|……こんな夜更けに何の用だ。~
剣など手にして、礼拝には物騒すぎる。▼~
:[ギルベルト]|祈りを捧げに来たのではありません。~
私は……己の罪をあがないに来ました。▼~
:[ディミトリ]|……そうか。▼~
:[ギルベルト]|あなたは、陛下によく似ておられる。~
演技や嘘が下手なところも、本当に……。▼~
自分を殺せと凄んだあなたは、本気だった。~
……どう誤魔化そうと、私にはわかります。▼~
:[ディミトリ]|……流石だな。~
何でもお見通しというわけか、お前は。▼~
:[ギルベルト]|当然です。殿下がお生まれになった時から、~
私はずっとあなたを見守ってきた……。▼~
だからこそ、残念でなりません。まるで、~
我が子を手に掛けるような心持ちです。▼~
:[ディミトリ]|……すまないな。そして、礼を言う。~
さあ、一思いにやってくれ。▼~
:[ギルベルト]|……はい。▼~
はあッ……!▼~
(暗転、斬撃の軌道が画面を走る)
:[ディミトリ]|本当に……~
厳しい奴だな、お前は。▼~
:[ギルベルト]|死ねば楽になるとお思いですか。~
……それは、ただの逃避に過ぎません。▼~
生きることがどれほどつらく、苦しくとも、~
あなたは生きて戦い続けねばならない。▼~
:[ディミトリ]|死んでいった、殺してきた者たちが、~
俺の死を望んだとしても、か。▼~
:[ギルベルト]|たとえ誰が殿下の死を望もうとも、~
殿下を必要とする者もまた、いるのです。▼~
ファーガスに。大修道院に。我が軍に。~
……それからここにも、一人。▼~
あなたにお仕えし、その苦悩を共に背負う。~
……それが、私にとっての贖罪です。▼~
:[ディミトリ]|………………。~
……なあ、俺の手を見てみろ。▼~
:[ギルベルト]|……震えていらっしゃいます。▼~
:[ディミトリ]|俺は、お前の剣を目の前にして~
初めて、死にたくないと思った。▼~
死ぬわけにはいかないと思ったことはある。~
……が、死を恐怖したのは、初めてだ。▼~
なあ、ギュスタヴ……~
俺は本当に、生きていてもいいのか。▼~
:[ギルベルト]|……生きて、ください。~
生きて……。▼~
:[ディミトリ]|……ありがとう。▼~
**アロイス [#la0a8ce3]
***支援C [#ib6bef07]
:[アロイス]|おや、ディミトリ殿。~
珍しい、今日は稽古に出ないのか?▼~
:[ディミトリ]|そのつもりでしたが、この猛雨では。~
降りやむ様子もないようですし……。▼~
:[アロイス]|む、確かに今日の雨は随分と強いな。~
これでは外出もままならん。▼~
猛雨だけに、もう動けない~、などと。~
はっはっは!▼~
:[ディミトリ]|……は、はあ。そうですね……。▼~
:[アロイス]|ああいや、すまんすまん。~
この天気ゆえ、冗談の冴えも悪くてな!▼~
:[ディミトリ]|いや、天気と冗談に何の関係が……~
……それで、私に何かご用でしょうか。▼~
:[アロイス]|うむ、もし良ければ、~
武器庫の整理を手伝ってもらいたいのだ。▼~
あなたならば武器への造詣も深いだろうし、~
何より、力仕事が得意だと聞いたからな。▼~
:[ディミトリ]|そうでしたか。ならば、すぐにでも。~
ちょうど時間を持て余していましたので。▼~
:[アロイス]|それはありがたい。いやあ、私一人では~
とても終わらんと思っていたのだ!▼~
しかし、ディミトリ殿は気さくなのだな。~
貴族には気難しい者も少なくないのに……▼~
王族とは思えんほどの気安さ、~
まさしく、おお、俗っぽい……▼~
:[ディミトリ]|………………。▼~
:[アロイス]|………………。▼~
(うっ、これは流石に~
礼を失し過ぎていたか……?)▼~
(というか切り捨ててくれれば良いものを、~
なぜ黙り込んでしまうのだ……!)▼~
……そのだな、ディミトリ殿。~
先程の冗談は……▼~
:[ディミトリ]|……ふっ。~
く、くく、はははは!▼~
:[アロイス]|えっ。▼~
:[ディミトリ]|ふっ、くく……~
も、申し訳ありません、アロイス殿。▼~
:[アロイス]|い、いや待て、今の冗談が……~
本当に面白かったのか?▼~
:[ディミトリ]|あ、いえ。▼~
:[アロイス]|ぐぬっ……。▼~
:[ディミトリ]|ですが、そこまでの域に達すると~
逆に笑えてくるというものです。▼~
:[アロイス]|む……いや、私は本気で笑いを~
取りに行ったつもりなのだが……。▼~
だがしかし、ディミトリ殿が~
これほど声を上げて笑うなど、珍しい。▼~
:[ディミトリ]|……事実、あまり得意ではありませんので。~
こうして声を上げて笑うのは久しぶりです。▼~
アロイス殿、やはりあなたはこちらの芸に~
磨きをかけるべきではありませんか。▼~
:[アロイス]|こちらの芸、とは……いやいや、要は私の~
冗談がつまらんと言っているだけでは……。▼~
:[ディミトリ]|……ええと、すみません。~
冗談そのものへの言及は……控えます。▼~
:[アロイス]|ぐぬっ……よし、ディミトリ殿、次こそは~
必ずあなたに面白いと言わせてやるぞ!▼~
そうと決まれば戻って話の種を考えねば!~
はーっはっは!!▼~
:[ディミトリ]|いやあの、アロイス殿、武器庫の整理は……~
……行ってしまわれた。▼~
***支援B [#n0061630]
:[アロイス]|くっ、我々としたことが迂闊だったな。~
魔物風情にこうも追い詰められるとは。▼~
:[ディミトリ]|申し訳ありません、アロイス殿。~
……私がもう少し気を払っていれば。▼~
:[アロイス]|いや、いいのだ。~
今は過ぎたことを悔やむより……▼~
:[王国兵]|……うう、いてえよ。~
まだ死にたくねえよ……。▼~
:[王国将]|クソ、どうしてこんな……。▼~
:[ディミトリ]|……ええ、これだけ士気が下がっていては、~
修道院まで戻るのも危ういでしょうね。▼~
:[アロイス]|如何せん想定外の襲撃であったからな。~
皆、狼狽えるのも無理はあるまいよ。▼~
しかし……そうも言っていられまい。▼~
皆、聞け! 我々はこれより、~
修道院への退路を切り開く!▼~
:[王国兵]|………………。▼~
:[アロイス]|だがその前に……出立の支度を整えながら、~
少しばかり、私の話に耳を傾けよ!▼~
:[ディミトリ]|……アロイス殿?~
いったい何を……▼~
:[アロイス]|んー、コホン。昔、私がジェラルト殿の~
従者として盗賊討伐の任に就いた時の話だ。▼~
悪さを働く賊どもを討ち果たした後、~
ジェラルト殿は、私にこう言ったのだ!▼~
「お前、あんな悪漢になってはあっかんぞ」▼~
:[王国将]|………………。▼~
:[王国兵]|………………。▼~
:[アロイス]|その後、賊に悩まされていた村の長が~
進み出て、金の入った袋を差し出した!▼~
「どうかこの銅貨をお受け取りください」▼~
:[王国兵]|あのー、アロイス様、そこまでに……。▼~
:[ディミトリ]|………………。~
……は、ははははは!▼~
:[アロイス]|むっ……ディミトリ殿?▼~
:[ディミトリ]|……アロイス殿、何なんです、その冗談。~
おかしくてたまりませんよ。▼~
:[アロイス]|そ……そうか!? そ、そうだろう!~
やはりな、はーっはっはっは!▼~
:[ディミトリ]|はは、ははははは!!▼~
:[王国兵]|……な、何だ、この状況。~
どうすりゃいいんだ?▼~
:[王国将]|いやあ……と、とりあえず~
笑っとけばいいんじゃないか……?▼~
***支援B+ [#zed4fafb]
:[アロイス]|おお、ディミトリ殿、ちょうどよかった!~
以前の礼をしなければと思っていたのだ。▼~
:[ディミトリ]|……以前の礼?~
何の話でしょう。▼~
:[アロイス]|おや、忘れたのか? いつぞや、~
我々が魔物の襲撃を受けた時の話だ。▼~
:[ディミトリ]|……ああ、アロイス殿の冗談が、~
たいへん冴え渡っていた日のことですね。▼~
:[アロイス]|む。その切り返し、ディミトリ殿のほうが~
よほど冗談が上手いのではないか?▼~
……流石に、私にもわかる。~
あの日の冗談は酷いものだった、と。▼~
消沈した兵士たちを勇気づけねばと、~
その場で捻り出したものだったゆえな。▼~
:[ディミトリ]|いえ、我々は十分勇気づけられました。~
おかげで、修道院にも帰還できましたし。▼~
……私は口が達者なほうではありません。~
とても、あのような行動はとれなかった。▼~
:[アロイス]|いやいや、すべてはあなたの機転ゆえだ。~
私のくだらん冗談にああも笑って……▼~
:[ディミトリ]|確かにあの冗談自体は……~
いやまあ、その、ですね……。▼~
……ですが、それで良いのだと思います。~
そんなあなただからこそ、皆に慕われる。▼~
:[アロイス]|そうなのだろうか?~
うむ、特別意識したことはなかったが……▼~
あなたがそう言うのなら、~
それは、そうなのかもしれんな! ははは!▼~
:[ディミトリ]|私も、兵を率いる将の一人として~
アロイス殿を見習わねばなりません。▼~
兵や仲間にも、お前は堅物すぎると~
呆れられてばかりですから。▼~
アロイス殿、良ければ私に冗談を~
指南してはいただけませんか?▼~
:[アロイス]|よかろう! と言いたいところだが……~
……私よりも適任な者がいるのではないか?▼~
:[ディミトリ]|いえ……アロイス殿、~
私は、あなたが良いのです。▼~
:[アロイス]|……そうか、そう言われては仕方がないな!▼~
ならばこのアロイス、~
全力で冗談の極意を伝授しようではないか!▼~
:[ディミトリ]|はい。~
よろしくお願いいたします、アロイス殿。▼~
:[アロイス]|うむうむ、極意を得んとする心意気、~
すっごく良い、ぞ!▼~
**カトリーヌ [#o81fd867]
***支援C [#hcbf8d39]
《共通》~
''(訓練場にて)''
:[カトリーヌ]|よう、今日も訓練かい?~
アンタとは毎日顔を合わせてる気がするな。▼~
:[ディミトリ]|日課ですから。~
武器を握っていないほうが落ち着きません。▼~
:[カトリーヌ]|はは、昔もそんなことを言ってたっけ。▼~
:[ディミトリ]|……そうでしたね。▼~
あなたには、いずれきちんと~
挨拶をしなければと思っていました。▼~
:[カトリーヌ]|そりゃこっちの台詞だ。王都で~
最後に会ったのは、10年くらい前か?▼~
ははっ、あんな小さかったガキが、~
まあよくでかくなったな。▼~
《白雲の章》
:[ディミトリ]|いや、そこまで昔でなかった気も……~
……まあ、いいか。▼((カトリーヌの数の感覚が大雑把であること...
《共通》
:[ディミトリ]|……懐かしいですね。あなたに初めて~
掛けられた言葉は、今でも覚えています。▼~
『その年頃のお嬢さんが、そんなに~
でかい槍を振り回すなんて、面白いな。』▼~
:[カトリーヌ]|そんな恨めしそうな顔で見るなよ。~
あんな可愛い髪型だったアンタが悪い。▼~
:[ディミトリ]|いえ、別に本気で責めているわけでは。~
もちろん少しは気にしましたが……。▼~
:[カトリーヌ]|父様からも、王子相手に無礼を働いたって、~
みっちり説教されたよ。▼~
けどあの後は、顔を合わせて~
アンタに謝る機会もなかったからね。▼~
ゴタゴタ続きだったろ、あの頃は。~
……ダスカーでの事件とかさ。▼~
:[ディミトリ]|……その件なのですが。▼~
カロン家に戻りたいと思うことは~
ありますか? ……カサンドラさん。▼~
:[カトリーヌ]|いいや、ないね。~
アタシは今の生活に満足してる。▼~
アンタには悪いが、アタシは国や王ではなく、~
レア様のために戦いたいんだ。▼~
:[ディミトリ]|……良いのですか。~
罪人の汚名を被ったままで。▼~
:[カトリーヌ]|アタシが王国でお尋ね者になってるのを~
気に病んでんのか?▼~
無用な心配だ。~
アタシは自分の意思でここにいるんだから。▼~
貴族のご令嬢なんかに納まってるよりも、~
ずっと性に合ってるのさ。▼~
:[ディミトリ]|……そうでしたか。~
:[カトリーヌ]|そう言うアンタこそ、自分の立場を~
窮屈に思ったりしないのか?▼~
統治者としてじゃなく、一人の戦士として~
生きていきたいと願ったりは?▼~
:[ディミトリ]|ない、とは言いませんが……~
私は王の息子ですから。▼~
自分の欲望を優先できるような~
立場にはありません。▼~
:[カトリーヌ]|アンタは生真面目だな。~
……相当、肩が凝ってそうだ。▼~
:[ディミトリ]|日頃から鍛練を積んでいますので、~
そういったものとは無縁です。▼~
:[カトリーヌ]|ま、冗談を言えるくらいの余裕があれば、~
いいけどな。▼~
***支援B [#nd2c89fe]
《共通》~
''(訓練場にて)''~
:[カトリーヌ]|よう、今日も今日とて訓練かい?~
精が出るね。▼~
しかも今日の得物は剣か。~
……確か、昔は剣が苦手だったんだろ?▼~
:[ディミトリ]|カトリーヌさん……。~
それは誰から聞いたんです。▼~
:[カトリーヌ]|前に、ロドリグ卿からね。~
力任せに剣を振り回してへし折ったとか。▼~
:[ディミトリ]|それは昔の話ですから……。あれから私も、~
それなりに努力してきましたので。▼~
今では、剣も得意な武器の1つです。~
試してみますか?▼~
:[カトリーヌ]|まあ、口で言うより戦うのが早いか。~
それじゃ……かかってきな!▼~
''(画面暗転、剣の斬撃の軌道が走る)''~
''(画面が明るくなる)''~
:[カトリーヌ]|……はは、こいつは驚いた!~
想像よりもずっとやるね、アンタ!▼~
:[ディミトリ]|いえ、カトリーヌさんこそ……。~
私など、まだまだ未熟者です。▼~
:[カトリーヌ]|今は戦士どうし、仕合ってるんだ。~
謙遜は要らん。▼~
型通りの動きとはいえ、力があるし……~
何より、かなり戦い慣れしてるな。▼~
ただ、少し欲がね。勝ちを狙いにいくのは良いが、~
あまりに逸ると足をすくわれるぞ。▼~
:[ディミトリ]|欲、ですか……なるほど、肝に銘じます。~
ご指導、ありがとうございます。▼~
''(ディミトリ、一礼しながら)''
:[カトリーヌ]|……そう言う堅苦しいところが~
肩凝りそうで見てらんないんだよなあ。▼~
よし、決めた、街に出るぞ。~
飯でも食いながら腹割って喋りゃ……▼~
:[ディミトリ]|その……誘いはありがたいのですが、~
今晩は何かと雑務が立て込んでいまして。▼~
:[カトリーヌ]|雑務、ねえ。~
そんなもん、ほっぽり出しときゃいいのに。▼~
:[ディミトリ]|流石にそれは……。~
私も、責任ある立場ですから。▼~
:[カトリーヌ]|そうかい、ま、無理強いはしないよ。~
日を改めてまた誘うさ。▼~
アンタのことは結構気に入っててね。~
もっと気楽にいろいろ話したいんだ。▼~
:[ディミトリ]|それは……光栄です。~
……昔、あなたが剣を振るう姿を見た時から~
ずっとあなたの背を追ってきました。▼~
こうしてあなたと並び立ち、~
剣を交わせるのは、本当に……▼~
:[カトリーヌ]|おいおい何だよ、いきなり。~
こっ恥ずかしいこと言い出して。▼~
ほら、休憩はここまでだ。~
今度は剣じゃなく、槍でかかってきな。▼~
アンタの本気の技、見せてみろ。~
アタシも本気で迎え撃つよ。▼~
:[ディミトリ]|……はい。~
では、遠慮なく。▼~
***支援A [#ffeec9f8]
:[カトリーヌ]|いやあ、美味い飯だったねえ。~
すっかり腹も満たされたよ。▼~
訓練の後の飯以上に美味い飯はない。~
アンタもそう思うだろ?▼~
:[ディミトリ]|………………。▼~
:[カトリーヌ]|……おい、どうした?~
何か考え事か、ぼけっとして。▼~
:[ディミトリ]|あ、いえ……その、カトリーヌさん。~
やはりファーガスに戻る気はないのですか。▼~
:[カトリーヌ]|悪いけど、できない相談だ。~
アタシには忠義を尽くす相手がいる。▼~
:[ディミトリ]|その忠義の理由……~
お聞きしても構いませんか?▼~
:[カトリーヌ]|理由、ねえ。~
アタシはただ、レア様が好きなのさ。▼~
レア様は優しい、けど、それだけじゃない。~
強くて、勇気があって……▼~
とにかく、最高に格好いいお人なんだ。~
この世のどんな奴よりもね。▼~
:[ディミトリ]|……これは敵わなさそうです。▼~
:[カトリーヌ]|はは、そうしょげるな。別にアンタが~
駄目だから、国に戻らないんじゃない。▼~
レア様と出会ったから、~
戻る選択肢がなくなったんだよ。▼~
:[ディミトリ]|しかし……本当に惜しい。~
あなたはこれからの王国に必要な人だ。▼~
カロン家は、フラルダリウスや~
ゴーティエに次ぐ大貴族。▼~
その当主の座にあなたが就いてくれれば、~
これほど心強いことはない、と……▼~
:[カトリーヌ]|……そうか。▼~
:[ディミトリ]|どうかされましたか。▼~
:[カトリーヌ]|アンタに必要なのは、~
貴族としてのアタシなのか。▼~
いや……いや、そうか。まあ、そうだよな。~
アンタは生真面目な堅物だもんな。▼~
:[ディミトリ]|………………?▼~
:[カトリーヌ]|……いや。ま、そう惜しがることはないよ。~
アタシの父様はまだまだ現役だからね。▼~
兄弟だって皆、できる奴だよ。~
家を継ぐには十分な器だと思ってる。▼~
……アタシは、レア様の騎士であり続ける。~
で、アンタは王都で国をまとめる。▼~
互いに互いの場所で努力すりゃいい。~
……そうだろ?▼~
:[ディミトリ]|いえ、私は……▼~
:[カトリーヌ]|……さ、明日も早いんだ。夜更かしせずに、~
とっとと部屋に戻りな。▼~
***支援A+ [#ad551d2c]
:[カトリーヌ]|……おい、どうした、ディミトリ。~
いつもの剣の冴えはどこ行った?▼~
:[ディミトリ]|……すみません。▼~
:[カトリーヌ]|腹でも減ってんならおごってやるけど、~
そういう様子にも見えないし……▼~
困るね、アンタの腕が鈍れば~
アタシの楽しみが減るだろ。▼~
:[ディミトリ]|……ご心配なく。~
調子はすぐに戻します。▼~
:[カトリーヌ]|どうせ、何か悩みがあんだよな?~
言ってみろって。▼~
:[ディミトリ]|……この戦争が終われば、私は王都に戻り、~
あなたはセイロス騎士としてここに残る。▼~
:[カトリーヌ]|そうなるな。~
ま、万事が上手く運べば、だけど。▼~
:[ディミトリ]|そうなると、あなたと剣を合わせる機会も~
頻繁には持てなくなるでしょう。▼~
:[カトリーヌ]|だろうね、何せガルグ=マクから~
フェルディアはかなりの距離がある。▼~
:[ディミトリ]|私にとっても、あなたと剣を交わすのは~
何ものにも代えがたい楽しみで……▼~
:[カトリーヌ]|……それで?~
ああ、まどろっこしい!▼~
アンタはアタシにどうしてほしいんだ?~
率直に頼む。▼~
:[ディミトリ]|王都に来てください。▼~
:[カトリーヌ]|いや……待て待て。~
何の説明もなく、それじゃわからんだろ。▼~
:[ディミトリ]|いや、率直に頼むと言ったのは~
そちらのほうでは……▼~
:[カトリーヌ]|前にも言ったけど、レア様の騎士を~
辞めるなんて考えてもないんだよ。▼~
というか、カロン家に戻れ、ならまだしも~
何でまた、王都にまで呼びつけるんだ?▼~
:[ディミトリ]|あなたに側にいてほしいと思ったからです。▼~
:[カトリーヌ]|口説き文句ならアタシじゃなくて、~
好きな女にかけてやりなよ。▼~
:[ディミトリ]|希望を正直に述べただけですが。▼~
:[カトリーヌ]|……困ったな、あの時のお嬢さんが、~
まさかこんなことを言いだすとは。▼~
:[ディミトリ]|俺が、まだ「お嬢さん」に見えますか。▼~
:[カトリーヌ]|……アンタ本人は馬鹿真面目で無欲な割に、~
剣技のほうは欲深いといつも思ってた。▼~
剣には人柄が出るって言うからね。~
……やっぱり、そっちが本性か。▼~
王都に来いって話、~
まあ、考えとくよ。……前向きにね。▼~
けど、その前に、アンタには~
果たすべきことがある。そうだろ?▼~
:[ディミトリ]|……はい。▼~
:[カトリーヌ]|なら今は余計なことは考えず、~
引き続き気張ってくれ。▼~
そして、戦争が終わった後に~
ゆっくりアタシを口説くんだな。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#bdfffb31]
- ギルベルトとの支援、小さい「っ」がカタカナなのは、画面...
- ギルベルトとの支援C、カトリーヌとの支援C、Aに5年後差分...
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