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会話集/支援会話/セテス(セイロス聖教会)
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[[会話集/支援会話]]
*セテスの支援会話 [#pa15537d]
#contents
**フレン [#e7d7d172]
***支援C [#q7d6b155]
:[セテス]|フレン、ここにいたのか。~
姿が見えないから捜したぞ。▼~
:[フレン]|大げさですわ、お兄様。▼~
:[セテス]|大げさなものか。以前お前がさらわれた時は~
心配のあまり私が倒れるところだったのだ。▼~
:[フレン]|でも、おかげで先生の学級に入れましたわ。~
悪いことばかりではありませんでしょう?▼~
:[セテス]|そんな、のん気なことを……。~
もっと危機感を持ってくれ、我が妹よ。▼~
私がお前の編入を容認したのは、ひとえに~
お前の身……お前の命を守るためなのだぞ!▼~
:[フレン]|わ、わかっていますわ。~
それで、何かご用ですの?▼~
:[セテス]|ああ、そうだ。お前は純真無垢で、汚れを~
知らず、そして優し過ぎる……!▼~
そんなお前だからこそ、皆との付き合い方で~
何か悩みを抱えていることだろう。▼~
《第一部》
:[セテス]|しかも今年の生徒は曲者揃い……~
悩める妹の相談に乗るのも兄の務めだ。▼~
《第二部》
:[セテス]|しかも我が軍の若者たちは曲者揃い……~
悩める妹の相談に乗るのも兄の務めだ。▼~
《共通》
:[フレン]|いえ、その……先生にも学友の皆さんにも、~
とても良くしていただいていますわ。▼~
:[セテス]|だとしても悩みの一つや二つあるはずだ。~
兄の前では正直に話して構わないのだぞ?▼~
:[フレン]|まあ……お兄様ったら、心配し過ぎですわ。~
つらいことなんて、何一つありませんもの。▼~
:[セテス]|本当か? 本当だろうな? 私は妹が苦難に~
耐えているのではと、心配で心配で……▼~
:[フレン]|めっ、ですわ、お兄様。~
大丈夫だと申し上げてますでしょ?▼~
……ですが、~
悩みを1つ、思い出しましたわ。▼~
:[セテス]|おお!? 何だ?~
早速、兄に相談してみなさい。▼~
:[フレン]|わたくしが学友の皆さんと仲良くするのを~
邪魔する方がいらっしゃるようですの。▼~
:[セテス]|なにっ? そんな不埒な者がいるのか。~
私に任せておけ! どこの誰だ?▼~
:[フレン]|お兄様ですわ。~
……わたくし、もう行きますから。▼~
:[セテス]|………………。▼~
……はっ!? 何やらフレンと話していた~
気がするが……確か、悩みを聞いたのだな。▼~
何も案ずることはないぞ、フレン。~
この兄に、すべて任せておくのだ……!▼~
***支援B [#gda6871b]
:[フレン]|お兄様!▼~
:[セテス]|ああ、フレンか。~
どうした?▼~
:[フレン]|わたくしが皆さんと仲良くする邪魔を~
しないでとお願いしましたわよね?▼~
:[セテス]|お願い……? 何のことやらわからぬが、~
お前の邪魔をするはずがなかろう。▼~
:[フレン]|……わたくしのことをどのように思うか、~
聞いて回ったそうですわね。それも全員に!▼~
:[セテス]|ああ、大変だったが気にすることはない。~
妹のため手間を惜しまないのが、この兄だ。▼~
おかげで、お前が仲間と良好な関係を~
築いていることが確認できた。安心したよ。▼~
:[フレン]|わたくし、それを知って恥ずかしくて……~
皆さんにもご迷惑をかけてしまいましたわ。▼~
食堂でお兄様に捕まり、命を落としかけたと~
仰る方までいらっしゃいましたのよ?▼~
:[セテス]|食堂……? ああ、彼のことか。~
お前を見る目が普通ではなかったのでな。▼~
私は一目で、フレンに気があると察したよ。~
故に兄として、彼の覚悟を問うたのだ。▼~
我が最愛の妹フレンのために、~
君はその命を懸けられるのか、と……。▼~
:[フレン]|か、彼はただの学友ですわ! これ以上、~
わたくしのお友達に関わらないでくださる?▼~
:[セテス]|お前に友人ができるのは喜ばしいことだが、~
誰を友人にするかは慎重に検討すべきだ。▼~
:[フレン]|どなたとお友達になるかを、お兄様に~
決められる筋合いなんてありませんわ!▼~
お兄様のような方を何と言うか、~
お分かりになる? 過干渉、過保護ですわ!▼~
わたくしはもう子供ではありませんのに、~
なぜもっと信頼してくださらないんですの?▼~
:[セテス]|お前を信頼していないはずがないだろう。~
だが、兄として果たすべき務めが……。▼~
:[フレン]|兄として……ですの?▼~
:[セテス]|フレン……?▼~
:[フレン]|……何でもありません。わたくし、~
用事を思い出したので失礼いたしますわ。▼~
:[セテス]|………………。▼~
***支援A [#q03ea093]
:[セテス]|フレン……。▼~
:[フレン]|お兄様……。また、わたくしに~
文句を仰りにいらっしゃったんですの?▼~
:[セテス]|いや。お前こそ、私に文句が~
あるのではないのか?▼~
:[フレン]|いいえ。だって、わたくしが何をしても~
お兄様はわたくしを心配なさるでしょう?▼~
:[セテス]|……そうだな。確かに私は、お前がどこで~
何をしていても、お前を心配するだろう。▼~
だが、私はあくまで兄として、~
妹のお前を大切に思っているだけなんだ。▼~
お前を苦しめたい訳ではない。~
それだけはわかってほしい。▼~
:[フレン]|もちろん、わかっていますわ。▼~
大切に思ってくださるのは嬉しいですし、~
感謝もしていますわ。▼~
それに、お兄様が過保護になったのは、~
幼かったわたくしのせいなのですから……▼~
わたくしがお兄様を責められるはずが~
ございませんもの。▼~
:[セテス]|フレン。お前は悪くない。~
悪いのは私だ。▼~
かの会戦で、幼いお前に負担をかけすぎた。~
戦力の不足など、何の言い訳にもならん。▼~
その上、お前の不調に気づかず、我が妻……~
お前の母までも危機に晒し、そして失った。▼~
戦後、たびたび休眠を取らなければ~
生きていけない体になったお前を見て……▼~
私は誓ったんだ。残りの生のすべてを~
懸けて、お前を守り抜くと。▼~
:[フレン]|確かに、この体になってから、~
眠るのがとても恐ろしくなりましたわ。▼~
けれど……それでもわたくしは、~
寂しく暮らすほうが嫌なんですの。▼~
今だけでも、他の皆さんと同じ、~
普通の女の子として暮らしたいんですのよ。▼~
皆さんと一緒に生きて、一緒に戦った……~
お父様とお母様がいた、あの頃のように。▼~
:[セテス]|……そうか。そう、だな。~
いつかお前は、私の元を離れていくのだ。▼~
どれほどの時代を越えて生きようとも、~
これだけは変わらない……。▼~
:[フレン]|お父様……。▼~
:[セテス]|フレン、その呼び方は……▼~
:[フレン]|誰も聞いてはいません。~
今だけは、お父様と……。▼~
……わたくしは、お父様と二人で静かに~
生きた日々が嫌いなわけではありません。▼~
けれども、きっと……わたくしはもう~
子供ではないのです。▼~
お父様がお母様と出会って、わたくしが~
生まれたように……わたくしもまた……▼~
:[セテス]|ああ……わかっている。~
だが、それ以上は言わないでくれ、フレン。▼~
お前の成長は、父としてとても嬉しいよ。~
何が起ころうと私とお前を繋ぐ絆はある。▼~
だが……せめてこの戦いが終わるまでは、~
お前を心配することを許してくれ。▼~
父として、お前を失いたくない。~
かけがえのないお前を……。▼~
:[フレン]|ふふ、わかりましたわ。~
仕方がありませんね。▼~
お父様には、お父様とお母様の二人分、~
心配することを許してあげますわ。▼~
2倍までですからね、キッホルお父様。▼~
:[セテス]|……ああ。~
ありがとう、セスリーン。▼~
**ハンネマン [#h23d0f89]
***支援C [#d0030006]
:[セテス]|……そこにいるのはわかっていますよ、~
ハンネマンさん。▼~
:[ハンネマン]|上手く気配を消せたと思っていたのだがね。~
おや、その書物は紋章の……▼~
セテス君! さては、遂に我輩の研究に~
付き合ってくれる気になったのだな!▼~
《第一部》
:[セテス]|……違いますよ。16年も断り続けて~
いるのに、なぜ勘違いできるのですか。▼~
《第二部》
:[セテス]|……違いますよ。21年も断り続けて~
いるのに、なぜ勘違いできるのですか。▼~
《共通》
:[セテス]|これは私に付き纏わないという条件で~
貴方に貸そうと見つけてきた書物です。▼~
:[ハンネマン]|ううむ、それも捨てがたいが、我輩には君が~
協力してくれるほうが遥かに価値がある。▼~
君の持つキッホルの大紋章……▼~
我輩の知る限り、君以外にその紋章を~
持っている者は現在、確認されていない。▼~
故に我輩は知る必要があるのだ。~
君の紋章がどこから来たのか、その由来を!▼~
:[セテス]|その問いは幾度となく聞きましたし、~
答えましたよ。私にもわからない、と。▼~
私は紋章とは無縁の、ごく普通の平民の出。~
家系の記録さえ残っていません。▼~
:[ハンネマン]|ふふ、そのような言い訳で我輩が諦めると?~
我輩が納得するまで永遠に追及すると……▼~
:[セテス]|……時間の無駄です。~
貴方の求めるものに、私は応えられない。▼~
仮に私がキッホルの大紋章を持つ理由が~
わかっても、貴方は納得しないでしょう。▼~
:[ハンネマン]|それは我輩が判断することだ。~
そして、君の言うとおりだったとしても……▼~
「君の言うとおりだった」ことがわかる。~
研究とはそういうものだ。違うかね?▼~
:[セテス]|私は研究者ではないので、~
わかりかねますな……。▼~
それでは、この書物は不要ということで~
処分してしまって構いませんか。▼~
:[ハンネマン]|そ、そうは言っておらん。~
いささか性急に過ぎるぞ、セテス君。▼~
今回のところは、素直に退散しておこう。~
代わりに、その書物は借り受けるぞ。▼~
その書物の研究が片づいたら、~
今度こそ君の番だからな、セテス君。▼~
:[セテス]|今度も何もありません。~
私の番はそれこそ永遠に来ないでしょう。▼~
:[ハンネマン]|はあ……君のその頑なさも、キッホルの~
大紋章を持つがゆえかもしれん。▼~
いずれ研究を本格化する前に、君の人格に~
ついても分析する必要がありそうだな。▼~
***支援B [#y2a58fdd]
:[ハンネマン]|ごきげんよう、セテス君。▼~
:[セテス]|懲りないですね、貴方も。~
紋章の件であれば……▼~
:[ハンネマン]|いや、そのことで来たのではない。~
たまには君と雑談でもしたいと思ってね。▼~
:[セテス]|……まさか。▼~
:[ハンネマン]|意外かね、セテス君。~
こう見えて我輩は話好きなのだよ。▼~
だからそう警戒せずに、~
我が小さな悩みを聞いてくれたまえ。▼~
:[セテス]|はあ……。▼~
:[ハンネマン]|我輩も年を取ったのか、~
近頃、腰の痛みに悩まされていてな。▼~
何か腰痛を治す、良い方法はないかと~
考えているところなのだよ。▼~
《マヌエラ在籍時》
:[セテス]|そういったことなら、私ではなく~
マヌエラのほうが適任かと。▼~
《ハンネマン×マヌエラB以下?》
:[ハンネマン]|マヌエラ君を頼るのは不安ではないかね。~
まあ痛みについてはそれでもいいが……▼~
《ハンネマン×マヌエラA以上?》
:[ハンネマン]|おお、マヌエラ君がいたな。確かに~
痛みについては彼女に頼ればいいが……▼~
《共通》
:[セテス]|……何を言いたいのですか?▼~
:[ハンネマン]|いやはや、我輩も年々老いてきたものだと~
嘆いているのだ。▼~
しかし、君はほとんど変わらないな。~
我輩と同じだけ時を過ごしたはずなのに。▼~
:[セテス]|見た目に出にくいだけですよ。~
私も年を取ったと感じることはあります。▼~
:[ハンネマン]|ふむ……そうだろうか?~
妹君のこともある。▼~
:[セテス]|!▼~
:[ハンネマン]|君の妹だというフレン君は、我輩が帝国から~
大修道院に来た頃に生まれたらしいな。▼~
しかし我輩は、君が妹に会ったり、文を~
したためたりするのを見たことがないぞ。▼~
だというのに、君と彼女はとても仲が良い。~
長年一緒だった家族のように、な。▼~
それは、こういうことなのではないか?~
彼女も、君と同じように……▼~
:[セテス]|フレンについての詮索は、~
やめていただきたい!▼~
あの子が今までどこにいて何をしてきたか、~
もしあの子を問い詰めることがあれば……▼~
私は絶対に貴方を許さないでしょう。~
絶対に、です。▼~
私のことはいくらでも調べてください。~
必要なら協力も辞しません。ですが……▼~
:[ハンネマン]|落ち着きたまえ。フレン君に近づこう~
などとは欠片も思っていない。▼~
:[セテス]|誓えますか?▼~
:[ハンネマン]|もちろんだとも。妹君の名を利用したことに~
ついては謝罪させてもらおう。▼~
:[セテス]|利用とはいったい……あっ!?▼~
:[ハンネマン]|君は「必要なら協力も辞さない」と~
確かに言ったな?▼~
その一言さえ聞ければ、我輩は満足だ。~
誓って妹君には近づかんよ。▼~
:[セテス]|まったくいい年をした大人が……~
仕方ありませんね。▼~
:[ハンネマン]|せめて年寄りの知恵と~
言ってはくれないかね。▼~
:[セテス]|まあ、私が協力したところで、貴方が~
真実に辿り着けるとは限りませんが。▼~
:[ハンネマン]|我輩は必ず真実に辿り着く。~
そのためにここにいるのだから。▼~
:[セテス]|では、いつかその日が来ることを……~
楽しみに待っていますよ。▼~
**マヌエラ [#d8d91e1f]
***支援C [#g97829b2]
:[セテス]|マヌエラ……少しいいか?▼~
:[マヌエラ]|あっ……~
あらあら、セテスさん。▼~
あたくし、今はちょっと忙しくって。~
お話なら、またの機会に……。▼~
:[セテス]|はあ……貴女に急ぎの用はないことは~
確認済みだ。話を聞かせてもらうぞ。▼~
:[マヌエラ]|話って……何のことかしら。~
さっぱり心当たりがないわ、あたくし。▼~
:(暗転)|
:[セテス]|では、聞こうか。~
昨夜はどこで何をしていた?▼~
:[マヌエラ]|あら、大変! 眉間に皺が。~
折角の凛々しいお顔がだ・い・な・し。▼~
:[セテス]|こちらは真面目な話をしているんだ。~
さあ、答えてもらおうか。▼~
:[マヌエラ]|もう……無意味な質問だわ。~
セテスさんは知っているんでしょう?▼~
ちょっと楽しくお酒を飲んだだけじゃない。~
そんなに怒るなんて、大げさだわ。▼~
:[セテス]|……ああ。酒を飲むのは結構だ。~
私にそれを止める権利はない。▼~
だが、貴女は若者を導く立場にある大人だ。~
逆に迷惑をかけるなど、あってはなるまい。▼~
若者の前で醜態を晒し、あまつさえ後始末の~
重労働まで課すなど、いくらなんでも……▼~
:[マヌエラ]|重労働って、そんな言い方酷いわ。~
部屋まで送ってもらっただけじゃない。▼~
:[セテス]|送ってもらった? 自分では歩けなくなり、~
部屋まで運ばせたと聞いているが。▼~
:[マヌエラ]|そうだったかしら……。だとしても、~
そんなに重くなくってよ? あたくし。▼~
だいたい、セテスさんは堅物すぎるわ。~
そんなことくらいで目くじら立てて。▼~
あたくしの素行が心配なら、たまには~
お酒に付き合ってくれたらいいじゃない。▼~
誰もいないから、あたくしは独りで~
寂しい酒を飲むことになるのよ……。▼~
:[セテス]|ふむ……それで貴女の素行が改まるのなら、~
これから飲みに行っても構わない。▼~
:[マヌエラ]|あら、本当?~
嬉しいわ、それなら……▼~
:[セテス]|このまま夜まで私の説教を聞き、~
その間は杯に口をつけてはならない。▼~
その条件で構わないなら、だが。~
もちろん私は飲む。酔わないからな。▼~
:[マヌエラ]|……そういうの、何て言うか知っている?~
拷問っていうのよ。▼~
あなたとお酒が飲めるのかと思って、~
少し期待したのに……はーあ。▼~
:[セテス]|やれやれ……。~
溜め息をつきたいのはこちらだ……。▼~
***支援B [#b6f37d2c]
:[マヌエラ]|………………。▼~
:[セテス]|先客か。~
……マヌエラ?▼~
:[マヌエラ]|あら、セテスさん。~
……こんにちは。▼~
:[セテス]|驚いたな。貴女が、~
礼拝の時間でもないのにここにいるなんて。▼~
:[マヌエラ]|休んでいただけよ。医務室にいると、~
仕事をしないわけにはいかないから。▼~
:[セテス]|隠す必要はない。先程の貴女の姿を見れば、~
真摯に祈りを捧げていたことくらいわかる。▼~
:[マヌエラ]|ふふ、祈っていたわけじゃないわ。~
ただ思い出に浸っていただけ。▼~
子供の頃……両親に連れられて、初めて~
ここを訪れた時のことを思い出していたの。▼~
この小聖堂に迷い込んだあたくしの耳に……~
あの時、どこからか歌声が聞こえてきたわ。▼~
それを聞いて、あたくしは無意識のうちに~
歌い出していた。ふふ、歌姫誕生の瞬間ね。▼~
:[セテス]|それは初耳だな。君が子供の頃というと、~
私はまだガルグ=マクにはいなかったか。▼~
何にせよ、その歌声が君の人生の一助と~
なったのであれば素晴らしい出来事だ。▼~
:[マヌエラ]|ええ、だからあたくしの歌声は、~
主から授かったものだと思っているの。▼~
歌劇団を辞めた後、ここへ来られたのも、~
きっと主の思し召しなんだと思うわ。▼~
:[セテス]|ふむ……そうして主について語る貴女は、~
いつもとは別人のようだな。▼~
普段からそういう態度でいてくれれば、~
また印象も違うだろうに……。▼~
:[マヌエラ]|あら、そんなことを言ってくれるなんて~
嬉しいわね、セテスさん。▼~
あなたは、そんなふうに敬虔で信心深い~
女性がお好みなのかしら?▼~
:[セテス]|……少し褒めると、すぐこれだ。~
マヌエラ、貴女という人は……▼~
:[マヌエラ]|冗談よ、冗談。~
堅苦しい話は苦手なのよ。▼~
でも、あなたの好みは本当に知りたいわ。~
どんな女性に惹かれるのかしら?▼~
:[セテス]|……貴女の話を聞かせてもらった返礼に、~
特別にその質問に答えよう。▼~
私の好みの女性は、物静かで優しく、~
裏表のない清楚な人だ。▼~
:[マヌエラ]|もう……あたくしと真逆じゃない。~
セテスさんのい・じ・わ・る!▼~
***支援A [#j1dfd07b]
:[セテス]|………………。▼~
:[マヌエラ]|セテスさん……?▼~
:[セテス]|マヌエラか。~
そんな驚いた顔をしてどうした?▼~
:[マヌエラ]|いえ、この前のあなたじゃないけれど、~
あたくしも意外だったのよ。▼~
あなたがそんなふうに真剣に~
祈りを捧げているのがね。▼~
:[セテス]|意外だろうか。まあ、私は人がいない頃を~
見計らって、ここに来ているからな。▼~
信徒には、私に気を遣う者も多い。~
皆の祈りを、邪魔したくはないのでね。▼~
それに……今、私がここにいたのは、~
主に祈っていたわけではないのだ。▼~
:[マヌエラ]|あら、そうなの。~
じゃあ何を……?▼~
:[セテス]|……私は、誓っていたのだ。~
この聖セスリーン像に。▼~
私にとって聖セスリーンは特別な存在だ。~
この像に誓いを立てるのが私の日課でね。▼~
彼女は誰よりも平和な世界を望む。~
それに応えるのが私の役目だと考えている。▼~
:[マヌエラ]|そう……あなたにも、そんな秘めた想いが~
あったのね、セテスさん。▼~
確かに、伝説に語られる聖セスリーンは、~
優しくて裏表のない、清楚な女性……。▼~
おまけに彼女、とっても物静かだし……。~
あなたがご執心なのも仕方ないわ。▼~
:[セテス]|待て、マヌエラ。~
貴女は途方もない勘違いをしていないか?▼~
:[マヌエラ]|それでも、やっぱり想う相手が、~
遠い過去の人だなんて……寂しすぎるわ。▼~
:[セテス]|違うんだ、マヌエラ。特別な存在とは~
言ったが、そういう意味では……▼~
:[マヌエラ]|隠さなくてもいいのよ、セテスさん。~
あたくし、こう見えて口は堅いから。▼~
でも、言わせて。過去の人は今はいないの。~
どんなに想っても、応えてはくれないわ。▼~
あたくしなら、あなたの想いに、~
この生身の体で応えてあげられるけれど……▼~
:[セテス]|違う、違うんだ……。▼~
***支援A+ [#u9962d11]
:[セテス]|マヌエラ、先日話した……その……~
聖セスリーンの件だが……。▼~
もしまだ誤解しているようなら、~
きちんと訂正しておきたくてね。▼~
:[マヌエラ]|あら、心配しなくても、あなたの想いを、~
白日の下に晒したりなんてしないわ。▼~
:[セテス]|はあ……。そうではないのだ。~
どうしたらわかって……▼~
……仕方がない。~
少し昔話をしよう。▼~
:[マヌエラ]|あら、どんな話?~
セテスさんの過去、興味があるわ。▼~
:[セテス]|もうずっと昔のことだが、私には妻がいた。~
もう亡くなって久しいのだが……。▼~
:[マヌエラ]|……!▼~
:[セテス]|聡明で心優しく、いつも賑やかで、~
それは素晴らしい女性だったよ。▼~
そして彼女と結ばれて間もなく、~
私と彼女との間には、娘が一人生まれた。▼~
:[マヌエラ]|セテスさんに、奥さんと娘さんが……?~
そんな話、誰もしてなかったわよ?▼~
:[セテス]|知る者は少ない。娘を守るため、~
あまり他人には話してこなかったのだ。▼~
妻を亡くして以来、私は娘を守ることを~
第一に考えて生きてきた。▼~
聖セスリーン像に似た雰囲気のある娘でね。~
だからこの像に誓いを……▼~
:[マヌエラ]|……あら? ちょっとおかしいわね。~
あたくし、引っかかるわ。あたくし。▼~
:[セテス]|ん? 何がだ?▼~
:[マヌエラ]|前に聞いたセテスさんの好みの女性像は、~
聖セスリーンそのものだったはず。▼~
先ほど聞いた奥様よりも、娘さんのほうが~
セテスさんの好みに合致しているのかしら?▼~
:[セテス]|娘も、聖セスリーン像に雰囲気が似ている~
だけで、清楚で物静かというわけではない。▼~
それに、好みの女性と、結ばれる女性が~
同じとは限らない。これは世の真理だ。▼~
:[マヌエラ]|うふ……うふふふ、そんな真面目な顔で、~
『世の真理だ』なんて言わないで。▼~
あなたって、いつも堅苦しいのに~
たまに本気で笑わせてくるんだから。▼~
:[セテス]|そこまで笑うことか?~
はあ……君はまるで妻と同じことを言うな。▼~
:[マヌエラ]|あなたの、亡くなった奥様と?~
もしかして似ているのかしら、あたくし。▼~
:[セテス]|似ていない。~
いや……? いやいや、似ていない。▼~
:[マヌエラ]|うふふ、その言い方、少しは似てるのね。~
あらあら、光栄だわ。▼~
……ねえ、セテスさん。~
あなたは誰かと再婚する気はないの?▼~
:[セテス]|再婚? 考えたこともなかったな。~
娘のことで、それどころでは……。▼~
:[マヌエラ]|奥様が亡くなられて随分経つんでしょ?~
少しは考えてもいいんじゃないかしら。▼~
案外、身近にいるんじゃないかしら?~
お似合いの人が。例えば、目の前にも……▼~
:[セテス]|ん? どうしたマヌエラ、~
何をもごもごと……。▼~
しかし、再婚か……。貴女に言われるまで、~
そんな選択肢があることに気づかなかった。▼~
娘も私から離れたいようだし、そろそろ~
考えてみてもいいのかもしれないな……。▼~
:[マヌエラ]|あたくしで良ければ、相談に乗るわ。~
今夜あたりどう? お酒でも飲みながら……▼~
:[セテス]|また、貴女という人は……。▼~
……ほどほどにしてもらうぞ。~
酔った貴女を運ぶのは遠慮したいのでな。▼~
**カトリーヌ [#x528459e]
***支援C [#ge3a7f7d]
:[セテス]|カトリーヌ、調子はどうだ?~
見たところ問題なさそうではあるが。▼~
:[カトリーヌ]|ん? ああ、問題ないね。~
見てのとおり、ピンピンしてるよ。▼~
:[セテス]|そのようだな。貴女は慎重さに欠けるから、~
つい気になってしまうのだ。▼~
肝が据わっているのは君の長所でもあるが、~
それが蛮勇にならぬよう気をつけてくれ。▼~
どれだけ腕が立つ者であれ、戦場では~
少しの油断が大怪我に繋がるのだからな。▼~
:[カトリーヌ]|心配性だな。アタシの戦いっぷりを見たら、~
怪我のほうから逃げていくさ。▼~
:[セテス]|その豪胆な戦い方が不安だと言うのだ。~
実際、大怪我をしたことがあっただろう?▼~
:[カトリーヌ]|アタシが大怪我?~
そんなこと、あったか?▼~
:[セテス]|忘れたのか? あれは貴女がまだ~
士官学校の生徒だった頃だ。▼~
その節の課題は、魔物討伐だった。~
貴女は他の生徒を置き去りにして突出し……▼~
魔物に包囲されて死にかけたではないか。~
……本当に覚えていないのか?▼~
:[カトリーヌ]|そうだったか? 斬りに斬りまくって~
包囲を突破した記憶しかないぞ。▼~
:[セテス]|命からがら突破したはいいが、~
瀕死の重傷を負っていたのだよ。▼~
あの時は大司教もひどく心配して、~
自ら手当てを……▼~
:[カトリーヌ]|ああ! あれは、その時か!~
そうか、ようやく記憶が繋がったぞ!▼~
レア様に手当してもらったことは、~
そりゃ、よく覚えてるよ!▼~
あれは、アタシが初めてレア様に~
声をかけていただいた日でもあるんだ。▼~
泥まみれでぶっ倒れてたアタシを、~
優しく抱き起して、頭まで撫でてくれて……▼~
アタシ、感激しちゃってさ……感激しすぎて~
その前の記憶が全部ぶっ飛んでたんだ。▼~
そうか、あれは魔物討伐の時だったのか。~
1つ謎が解けたよ。ありがとう、セテス。▼~
:[セテス]|いや、私が伝えたかったのはだな……▼~
:[カトリーヌ]|……そういや、あれ以来、レア様に~
手当したもらったことはないんだよな。▼~
《第一部》
:[カトリーヌ]|また大怪我でもすれば、案外……なんてな。~
あっはっはっは。▼~
:[セテス]|まったく……~
どれだけ大司教が好きなのだ。▼~
《第二部》
:[カトリーヌ]|必ずレア様を見つけ出し、また……。▼
***支援B [#he90dbe2]
:[カトリーヌ]|前から聞いてみたかったんだが、~
セテスはレア様とどういう関係なんだ?▼~
:[セテス]|……唐突な質問だな。▼~
:[カトリーヌ]|いや、さ。アンタは教団の中で~
誰よりもレア様に近い位置にいるだろ。▼~
アンタが真っ当な男ってのはわかってるが、~
どうも、それだけじゃないように思えてな。▼~
:[セテス]|大司教を補佐するのが私の仕事だが、~
個人的には同志のような気持ちでいる。▼~
:[カトリーヌ]|同志?▼~
:[セテス]|ああ。志を同じくして共に歩む関係だ。~
私と大司教の関係を表すには一番合う。▼~
:[カトリーヌ]|ふーん、同志ねえ。同志。~
なるほど、言われてみればしっくりくる。▼~
にしても、レア様を同志と言えるなんて、~
まったく羨ましい限りだよ。▼~
:[セテス]|大司教が私をどう思っているかは~
わからないがな。▼~
:[カトリーヌ]|おいおい、そこは同じ思いを抱いてると~
信じるとこだろ。▼~
:[セテス]|その必要はない。どう思われていようと、~
私がやるべきことは変わらないのだから。▼~
……同志と言えば、~
私は貴女もその一人だと思っているが。▼~
:[カトリーヌ]|そいつは、レア様のために戦う同志、~
ってことか?▼~
:[セテス]|ああ、その点において、~
私たちの志は同じはずだ。違うか?▼~
:[カトリーヌ]|いいや、違わないね。そういう意味じゃ、~
確かにアタシとアンタは同志だろうな。▼~
:[セテス]|はは。片思いじゃなくて安心したよ。▼~
何しろ、私は貴女を~
誰よりも頼りにしているのだからな。▼~
:[カトリーヌ]|おいおい、急になんだよ。~
おだてたって何も出ないからな。▼~
:[セテス]|いいや、本心さ。だから、貴女には~
無茶な戦いを控えてほしいとも思っている。▼~
同志としての、たっての願いだ。▼~
:[カトリーヌ]|ん? 結局、いつもの小言か。~
まあ、うん、心掛けるよ。▼~
同志として善処させてもらうさ。~
あんまり期待するなよ。あっはっは。▼~
***支援A [#keac774b]
:[カトリーヌ]|おらああああッ!~
どきやがれ、てめえらああッ!▼~
:[セテス]|あれは……カトリーヌ!~
あいつ、また無茶な戦い方をして……!▼~
突出しすぎだ。~
このままではあの時の……ええい!▼~
:(暗転)|
:[セテス]|くっ……。~
カトリーヌ、無事か……?▼~
:[カトリーヌ]|それはこっちの台詞だよ!~
あんな無茶な戦い方しやがって!▼~
いつもアタシに説教垂れてたくせに、~
自分が怪我してりゃ世話ないぞ!▼~
こんな戦局に関係ないような小競り合いで、~
命を落としたらどうするんだよ?▼~
:[セテス]|返す言葉もないが……私も何とか無事だ。~
心配をかけてすまない。▼~
:[カトリーヌ]|……で、いったい今日はどうしたんだよ。▼~
:[セテス]|どう、とは?▼~
:[カトリーヌ]|あそこは、アタシの持ち場だったろ。~
何でアンタがいたんだ?▼~
:[セテス]|たまたま、通りかかったのだ。▼~
:[カトリーヌ]|ハッ、街で偶然ばったりってな話じゃない。~
戦場で、たまたま通りかかるはずないだろ。▼~
:[セテス]|……貴女を守るためだ。▼~
:[カトリーヌ]|はあ!?~
アタシを守る!?▼~
:[セテス]|今日の戦い、貴女はかなり突出していた。~
あのままでは命の危険すらあった。▼~
そう思ったら、居ても立っても居られず、~
気づけば、貴女の盾になっていた。▼~
:[カトリーヌ]|それで怪我したのかよ。~
まったく、いや、何と言うべきか……▼~
セテス。アンタが、そこまでアタシを~
心配してるとは思わなかったよ。▼~
悪かったな、それとありがとう。~
はは。流石は同志というわけか。▼~
:[セテス]|いや、それは違う。▼~
同志だからではない。貴女だからだ。~
私は、貴女を失いたくなかったのだと思う。▼~
:[カトリーヌ]|な……!▼~
:[セテス]|カトリーヌ。私は貴女を守るためなら~
小言も言うし、無茶もしてしまう。▼~
だから頼む、カトリーヌ。~
どうか、もう少し自分の身を顧みてほしい。▼~
:[カトリーヌ]|ああ……アンタの気持ちはよくわかった。~
そう言われたら、顧みるしかないじゃんか。▼~
その、心配ばかりかけてすまなかったな。~
今後は気をつけるよ……アンタのために。▼~
:[セテス]|そうしてくれ。~
貴女自身のためにもな。▼~
**ツィリル [#w2d90a20]
***支援C [#d7f943de]
:[ツィリル]|セテスさん、お届け物です。▼~
:[セテス]|ありがとう、ツィリル。~
確認するから、少し待ってもらえるか。▼~
:[ツィリル]|はい。▼~
:[セテス]|……よし、すべて揃っているな。~
ありがとう、ツィリル。▼~
君に頼んでいるような細かい仕事は~
なかなか手が回らなくてね。▼~
君がいてくれて、本当に助かっている。~
もし待遇について不満があれば善処するが?▼~
:[ツィリル]|いえ、不満なんて。~
レアさまのために働けるだけで、幸せです。▼~
ここに来る前と比べたら、贅沢なくらいの~
暮らしをさせてもらってますし。▼~
:[セテス]|贅沢、か。君ほど質素な生活をしている者も~
そういないと思うが。▼~
大修道院に来るまでに君が苦労したことは~
おおよそ把握しているが、もう過去の事だ。▼~
君はまだ若い。過去に引きずられて、~
今を犠牲にする必要などないんだぞ?▼~
何か欲しい物や、やりたい事はないのか?▼~
我々にできることであれば支援しよう。▼~
:[ツィリル]|本当に、何も。~
ただ……▼~
:[セテス]|ただ?▼~
:[ツィリル]|ずっとここにいさせてほしいんです。~
ボクには帰るべき場所がありません。▼~
レアさまが与えてくれた、この場所しか、~
ボクの居場所はないんです。▼~
:[セテス]|……そうか。心に留めておこう。▼~
:[ツィリル]|それでは……~
仕事が残っているので、失礼します。▼~
:[セテス]|ああ、引き留めてすまなかったな。▼~
***支援B [#p08f6c93]
:[セテス]|ツィリル、休憩中か?▼~
:[ツィリル]|はい、何か急ぎのご用があるなら……▼~
:[セテス]|いや、そうじゃないんだ。~
少し話をしようと思って来たのだ。▼~
:[ツィリル]|話、ですか?▼~
:[セテス]|ああ。君は大司教のために働けるのなら~
それだけで幸せだと言ったな。▼~
本当にそうだろうか。君にとっての幸せが~
他にあると考えたことはないのか?▼~
:[ツィリル]|いえ。レアさまへの恩返ししか、~
ボクがやりたいことはないから。▼~
《第二部限定》
:[ツィリル]|レアさまは今、ここにいませんけど……~
ボクの仕事は全部、レアさまのためです。▼~
《共通》
:[セテス]|なるほど。~
だが、恩返しが終わったらどうするんだ?▼~
:[ツィリル]|……終わらないです。ずっと。▼~
:[セテス]|ふむ……徹底しているな。君のその生き方は~
今の世に欠けている美徳とも言えるだろう。▼~
私も大司教には大恩があり、その恩に~
報いることが、ここにいる理由の一つだ。▼~
:[ツィリル]|一つ……?▼~
:[セテス]|そう。あくまで一つ、だ。~
私にとって、それがすべてではない。▼~
私には私の目的がある。こことは別の場所で~
その目的が叶うなら、私はここにいない。▼~
:[ツィリル]|目的のため……▼~
:[セテス]|私は大司教と目的を共有することができた。~
だからこそ、私はここに留まっているのだ。▼~
……恩返し自体は素晴らしいことだが、~
それに終始すべきではないと、私は思う。▼~
恩返しとは過去の清算に過ぎない。~
君は未来への貯えをもっと考えるべきだ。▼~
君が望む未来はどんな世界だ?~
そのために今、君にやれることはないのか?▼~
君の未来を豊かにするために、~
いま一度、考えてみてほしい。▼~
:[ツィリル]|……セテスさんの話は、難しくて~
ボクにはよくわかりません。▼~
ボクは、レアさまが見つけてくれたことで、~
初めて自分の生きる意味を持ったんです。▼~
他にって言われても……▼~
………………。▼~
:[セテス]|はは、悩ませてすまない。~
ただ、君を見ているともどかしいのだ。▼~
あらゆる可能性から~
目を背けているようにすら見えてな。▼~
心に留めてくれれば、それでいい。~
焦る必要は何もないのだから。▼~
:[ツィリル]|……はい、セテスさん。▼~
***支援A [#d022faa8]
:[セテス]|ツィリル。▼~
:[ツィリル]|セテスさん……。▼~
:[セテス]|その様子だと、この前に私が言ったことを~
少しは考えてくれているようだね。▼~
:[ツィリル]|はい。~
……でも、だんだん怖くなってきて。▼~
:[セテス]|怖い?▼~
:[ツィリル]|だって、ボクが恩返し以外の目標を見つけて~
そっちに一生懸命になったら……▼~
やっぱりそれは、レアさまへの~
裏切りになってしまわないでしょうか。▼~
:[セテス]|裏切り? 意外なことを考えるものだな。▼~
:[ツィリル]|レアさまのおかげで、今のボクがいるのに、~
レアさまのことをほったらかしにしたら……▼~
それって「恩知らず」って言うんでしょう?▼~
:[セテス]|レアがそれを裏切りだと感じるならば、~
君は恩知らずということになるな。▼~
だが、ツィリルが自分の目標を見つけて、~
自分のために生きる選択をしたとして……▼~
それをレアは裏切りと思うだろうか?~
きっと、君の成長を喜んでくれるはずだ。▼~
:[ツィリル]|そう、でしょうか……。▼~
《レア救出前》
:[セテス]|当然だろう。いずれレアが戻ってきたら、~
本人に聞いてみるといい。すぐにわかる。▼~
《レア救出後》
:[セテス]|逆に、君がいつまでも恩返しに固執すれば、~
それはむしろレアを心配させることになる。▼~
《共通》
:[セテス]|君は、レアを心配させるよりも、~
喜ばせたいのだろう?▼~
:[ツィリル]|それは、もちろん。▼~
:[セテス]|ならば迷うことはない。~
自由な発想で、自らの目標を見つけたまえ。▼~
:[ツィリル]|はい! ……ところで、セテスさん。~
一つ気になることが……。▼~
:[セテス]|何だ?▼~
:[ツィリル]|セテスさん、レアさまのことを~
前は「大司教」って呼んでましたよね。▼~
今は……レアって……▼~
:[セテス]|ああ、レアを呼び捨てにしていたのが~
気に障ったか?▼~
:[ツィリル]|いえ、ただ……何でかなって。▼~
:[セテス]|かつての私は、レアに仕える者として~
立場を弁えた言動を取る必要があった。▼~
だが本来、レアと私は同志……~
いや、家族のような間柄なのだよ。▼~
だから……いつか君がレアの元を離れる日が~
来ても、レアのことは心配なくていい。▼~
私は私の志に従い、これからもずっと、~
レアを支えていくつもりだからな。▼~
:[ツィリル]|はい。~
……ありがとうございます、セテスさん。▼~
《レア救出前》
:[セテス]|とはいえ、まずはレアを救い出すのが先だ。~
引き続き力を貸してもらうぞ、ツィリル。▼~
:[ツィリル]|もちろんです!▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#v7040e89]
- フレンとの支援C、ハンネマンとの支援Cは第2部差分あり。 ...
- ツィリル支援Aは、翠風でレア様を助け出してから見ると差分があり...
- カトリーヌとのC支援に第二部差分あり(蒼月で確認) 「手当...
//- カトリーヌとの支援Cに第二部差分あり(蒼月で確認) -- &...
//- 二重投稿になっていた 申し訳なし -- &new{2020-06-03 ...
- フェリクスは? -- [[あえrがだfv]] &new{2025-03-14 (...
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*セテスの支援会話 [#pa15537d]
#contents
**フレン [#e7d7d172]
***支援C [#q7d6b155]
:[セテス]|フレン、ここにいたのか。~
姿が見えないから捜したぞ。▼~
:[フレン]|大げさですわ、お兄様。▼~
:[セテス]|大げさなものか。以前お前がさらわれた時は~
心配のあまり私が倒れるところだったのだ。▼~
:[フレン]|でも、おかげで先生の学級に入れましたわ。~
悪いことばかりではありませんでしょう?▼~
:[セテス]|そんな、のん気なことを……。~
もっと危機感を持ってくれ、我が妹よ。▼~
私がお前の編入を容認したのは、ひとえに~
お前の身……お前の命を守るためなのだぞ!▼~
:[フレン]|わ、わかっていますわ。~
それで、何かご用ですの?▼~
:[セテス]|ああ、そうだ。お前は純真無垢で、汚れを~
知らず、そして優し過ぎる……!▼~
そんなお前だからこそ、皆との付き合い方で~
何か悩みを抱えていることだろう。▼~
《第一部》
:[セテス]|しかも今年の生徒は曲者揃い……~
悩める妹の相談に乗るのも兄の務めだ。▼~
《第二部》
:[セテス]|しかも我が軍の若者たちは曲者揃い……~
悩める妹の相談に乗るのも兄の務めだ。▼~
《共通》
:[フレン]|いえ、その……先生にも学友の皆さんにも、~
とても良くしていただいていますわ。▼~
:[セテス]|だとしても悩みの一つや二つあるはずだ。~
兄の前では正直に話して構わないのだぞ?▼~
:[フレン]|まあ……お兄様ったら、心配し過ぎですわ。~
つらいことなんて、何一つありませんもの。▼~
:[セテス]|本当か? 本当だろうな? 私は妹が苦難に~
耐えているのではと、心配で心配で……▼~
:[フレン]|めっ、ですわ、お兄様。~
大丈夫だと申し上げてますでしょ?▼~
……ですが、~
悩みを1つ、思い出しましたわ。▼~
:[セテス]|おお!? 何だ?~
早速、兄に相談してみなさい。▼~
:[フレン]|わたくしが学友の皆さんと仲良くするのを~
邪魔する方がいらっしゃるようですの。▼~
:[セテス]|なにっ? そんな不埒な者がいるのか。~
私に任せておけ! どこの誰だ?▼~
:[フレン]|お兄様ですわ。~
……わたくし、もう行きますから。▼~
:[セテス]|………………。▼~
……はっ!? 何やらフレンと話していた~
気がするが……確か、悩みを聞いたのだな。▼~
何も案ずることはないぞ、フレン。~
この兄に、すべて任せておくのだ……!▼~
***支援B [#gda6871b]
:[フレン]|お兄様!▼~
:[セテス]|ああ、フレンか。~
どうした?▼~
:[フレン]|わたくしが皆さんと仲良くする邪魔を~
しないでとお願いしましたわよね?▼~
:[セテス]|お願い……? 何のことやらわからぬが、~
お前の邪魔をするはずがなかろう。▼~
:[フレン]|……わたくしのことをどのように思うか、~
聞いて回ったそうですわね。それも全員に!▼~
:[セテス]|ああ、大変だったが気にすることはない。~
妹のため手間を惜しまないのが、この兄だ。▼~
おかげで、お前が仲間と良好な関係を~
築いていることが確認できた。安心したよ。▼~
:[フレン]|わたくし、それを知って恥ずかしくて……~
皆さんにもご迷惑をかけてしまいましたわ。▼~
食堂でお兄様に捕まり、命を落としかけたと~
仰る方までいらっしゃいましたのよ?▼~
:[セテス]|食堂……? ああ、彼のことか。~
お前を見る目が普通ではなかったのでな。▼~
私は一目で、フレンに気があると察したよ。~
故に兄として、彼の覚悟を問うたのだ。▼~
我が最愛の妹フレンのために、~
君はその命を懸けられるのか、と……。▼~
:[フレン]|か、彼はただの学友ですわ! これ以上、~
わたくしのお友達に関わらないでくださる?▼~
:[セテス]|お前に友人ができるのは喜ばしいことだが、~
誰を友人にするかは慎重に検討すべきだ。▼~
:[フレン]|どなたとお友達になるかを、お兄様に~
決められる筋合いなんてありませんわ!▼~
お兄様のような方を何と言うか、~
お分かりになる? 過干渉、過保護ですわ!▼~
わたくしはもう子供ではありませんのに、~
なぜもっと信頼してくださらないんですの?▼~
:[セテス]|お前を信頼していないはずがないだろう。~
だが、兄として果たすべき務めが……。▼~
:[フレン]|兄として……ですの?▼~
:[セテス]|フレン……?▼~
:[フレン]|……何でもありません。わたくし、~
用事を思い出したので失礼いたしますわ。▼~
:[セテス]|………………。▼~
***支援A [#q03ea093]
:[セテス]|フレン……。▼~
:[フレン]|お兄様……。また、わたくしに~
文句を仰りにいらっしゃったんですの?▼~
:[セテス]|いや。お前こそ、私に文句が~
あるのではないのか?▼~
:[フレン]|いいえ。だって、わたくしが何をしても~
お兄様はわたくしを心配なさるでしょう?▼~
:[セテス]|……そうだな。確かに私は、お前がどこで~
何をしていても、お前を心配するだろう。▼~
だが、私はあくまで兄として、~
妹のお前を大切に思っているだけなんだ。▼~
お前を苦しめたい訳ではない。~
それだけはわかってほしい。▼~
:[フレン]|もちろん、わかっていますわ。▼~
大切に思ってくださるのは嬉しいですし、~
感謝もしていますわ。▼~
それに、お兄様が過保護になったのは、~
幼かったわたくしのせいなのですから……▼~
わたくしがお兄様を責められるはずが~
ございませんもの。▼~
:[セテス]|フレン。お前は悪くない。~
悪いのは私だ。▼~
かの会戦で、幼いお前に負担をかけすぎた。~
戦力の不足など、何の言い訳にもならん。▼~
その上、お前の不調に気づかず、我が妻……~
お前の母までも危機に晒し、そして失った。▼~
戦後、たびたび休眠を取らなければ~
生きていけない体になったお前を見て……▼~
私は誓ったんだ。残りの生のすべてを~
懸けて、お前を守り抜くと。▼~
:[フレン]|確かに、この体になってから、~
眠るのがとても恐ろしくなりましたわ。▼~
けれど……それでもわたくしは、~
寂しく暮らすほうが嫌なんですの。▼~
今だけでも、他の皆さんと同じ、~
普通の女の子として暮らしたいんですのよ。▼~
皆さんと一緒に生きて、一緒に戦った……~
お父様とお母様がいた、あの頃のように。▼~
:[セテス]|……そうか。そう、だな。~
いつかお前は、私の元を離れていくのだ。▼~
どれほどの時代を越えて生きようとも、~
これだけは変わらない……。▼~
:[フレン]|お父様……。▼~
:[セテス]|フレン、その呼び方は……▼~
:[フレン]|誰も聞いてはいません。~
今だけは、お父様と……。▼~
……わたくしは、お父様と二人で静かに~
生きた日々が嫌いなわけではありません。▼~
けれども、きっと……わたくしはもう~
子供ではないのです。▼~
お父様がお母様と出会って、わたくしが~
生まれたように……わたくしもまた……▼~
:[セテス]|ああ……わかっている。~
だが、それ以上は言わないでくれ、フレン。▼~
お前の成長は、父としてとても嬉しいよ。~
何が起ころうと私とお前を繋ぐ絆はある。▼~
だが……せめてこの戦いが終わるまでは、~
お前を心配することを許してくれ。▼~
父として、お前を失いたくない。~
かけがえのないお前を……。▼~
:[フレン]|ふふ、わかりましたわ。~
仕方がありませんね。▼~
お父様には、お父様とお母様の二人分、~
心配することを許してあげますわ。▼~
2倍までですからね、キッホルお父様。▼~
:[セテス]|……ああ。~
ありがとう、セスリーン。▼~
**ハンネマン [#h23d0f89]
***支援C [#d0030006]
:[セテス]|……そこにいるのはわかっていますよ、~
ハンネマンさん。▼~
:[ハンネマン]|上手く気配を消せたと思っていたのだがね。~
おや、その書物は紋章の……▼~
セテス君! さては、遂に我輩の研究に~
付き合ってくれる気になったのだな!▼~
《第一部》
:[セテス]|……違いますよ。16年も断り続けて~
いるのに、なぜ勘違いできるのですか。▼~
《第二部》
:[セテス]|……違いますよ。21年も断り続けて~
いるのに、なぜ勘違いできるのですか。▼~
《共通》
:[セテス]|これは私に付き纏わないという条件で~
貴方に貸そうと見つけてきた書物です。▼~
:[ハンネマン]|ううむ、それも捨てがたいが、我輩には君が~
協力してくれるほうが遥かに価値がある。▼~
君の持つキッホルの大紋章……▼~
我輩の知る限り、君以外にその紋章を~
持っている者は現在、確認されていない。▼~
故に我輩は知る必要があるのだ。~
君の紋章がどこから来たのか、その由来を!▼~
:[セテス]|その問いは幾度となく聞きましたし、~
答えましたよ。私にもわからない、と。▼~
私は紋章とは無縁の、ごく普通の平民の出。~
家系の記録さえ残っていません。▼~
:[ハンネマン]|ふふ、そのような言い訳で我輩が諦めると?~
我輩が納得するまで永遠に追及すると……▼~
:[セテス]|……時間の無駄です。~
貴方の求めるものに、私は応えられない。▼~
仮に私がキッホルの大紋章を持つ理由が~
わかっても、貴方は納得しないでしょう。▼~
:[ハンネマン]|それは我輩が判断することだ。~
そして、君の言うとおりだったとしても……▼~
「君の言うとおりだった」ことがわかる。~
研究とはそういうものだ。違うかね?▼~
:[セテス]|私は研究者ではないので、~
わかりかねますな……。▼~
それでは、この書物は不要ということで~
処分してしまって構いませんか。▼~
:[ハンネマン]|そ、そうは言っておらん。~
いささか性急に過ぎるぞ、セテス君。▼~
今回のところは、素直に退散しておこう。~
代わりに、その書物は借り受けるぞ。▼~
その書物の研究が片づいたら、~
今度こそ君の番だからな、セテス君。▼~
:[セテス]|今度も何もありません。~
私の番はそれこそ永遠に来ないでしょう。▼~
:[ハンネマン]|はあ……君のその頑なさも、キッホルの~
大紋章を持つがゆえかもしれん。▼~
いずれ研究を本格化する前に、君の人格に~
ついても分析する必要がありそうだな。▼~
***支援B [#y2a58fdd]
:[ハンネマン]|ごきげんよう、セテス君。▼~
:[セテス]|懲りないですね、貴方も。~
紋章の件であれば……▼~
:[ハンネマン]|いや、そのことで来たのではない。~
たまには君と雑談でもしたいと思ってね。▼~
:[セテス]|……まさか。▼~
:[ハンネマン]|意外かね、セテス君。~
こう見えて我輩は話好きなのだよ。▼~
だからそう警戒せずに、~
我が小さな悩みを聞いてくれたまえ。▼~
:[セテス]|はあ……。▼~
:[ハンネマン]|我輩も年を取ったのか、~
近頃、腰の痛みに悩まされていてな。▼~
何か腰痛を治す、良い方法はないかと~
考えているところなのだよ。▼~
《マヌエラ在籍時》
:[セテス]|そういったことなら、私ではなく~
マヌエラのほうが適任かと。▼~
《ハンネマン×マヌエラB以下?》
:[ハンネマン]|マヌエラ君を頼るのは不安ではないかね。~
まあ痛みについてはそれでもいいが……▼~
《ハンネマン×マヌエラA以上?》
:[ハンネマン]|おお、マヌエラ君がいたな。確かに~
痛みについては彼女に頼ればいいが……▼~
《共通》
:[セテス]|……何を言いたいのですか?▼~
:[ハンネマン]|いやはや、我輩も年々老いてきたものだと~
嘆いているのだ。▼~
しかし、君はほとんど変わらないな。~
我輩と同じだけ時を過ごしたはずなのに。▼~
:[セテス]|見た目に出にくいだけですよ。~
私も年を取ったと感じることはあります。▼~
:[ハンネマン]|ふむ……そうだろうか?~
妹君のこともある。▼~
:[セテス]|!▼~
:[ハンネマン]|君の妹だというフレン君は、我輩が帝国から~
大修道院に来た頃に生まれたらしいな。▼~
しかし我輩は、君が妹に会ったり、文を~
したためたりするのを見たことがないぞ。▼~
だというのに、君と彼女はとても仲が良い。~
長年一緒だった家族のように、な。▼~
それは、こういうことなのではないか?~
彼女も、君と同じように……▼~
:[セテス]|フレンについての詮索は、~
やめていただきたい!▼~
あの子が今までどこにいて何をしてきたか、~
もしあの子を問い詰めることがあれば……▼~
私は絶対に貴方を許さないでしょう。~
絶対に、です。▼~
私のことはいくらでも調べてください。~
必要なら協力も辞しません。ですが……▼~
:[ハンネマン]|落ち着きたまえ。フレン君に近づこう~
などとは欠片も思っていない。▼~
:[セテス]|誓えますか?▼~
:[ハンネマン]|もちろんだとも。妹君の名を利用したことに~
ついては謝罪させてもらおう。▼~
:[セテス]|利用とはいったい……あっ!?▼~
:[ハンネマン]|君は「必要なら協力も辞さない」と~
確かに言ったな?▼~
その一言さえ聞ければ、我輩は満足だ。~
誓って妹君には近づかんよ。▼~
:[セテス]|まったくいい年をした大人が……~
仕方ありませんね。▼~
:[ハンネマン]|せめて年寄りの知恵と~
言ってはくれないかね。▼~
:[セテス]|まあ、私が協力したところで、貴方が~
真実に辿り着けるとは限りませんが。▼~
:[ハンネマン]|我輩は必ず真実に辿り着く。~
そのためにここにいるのだから。▼~
:[セテス]|では、いつかその日が来ることを……~
楽しみに待っていますよ。▼~
**マヌエラ [#d8d91e1f]
***支援C [#g97829b2]
:[セテス]|マヌエラ……少しいいか?▼~
:[マヌエラ]|あっ……~
あらあら、セテスさん。▼~
あたくし、今はちょっと忙しくって。~
お話なら、またの機会に……。▼~
:[セテス]|はあ……貴女に急ぎの用はないことは~
確認済みだ。話を聞かせてもらうぞ。▼~
:[マヌエラ]|話って……何のことかしら。~
さっぱり心当たりがないわ、あたくし。▼~
:(暗転)|
:[セテス]|では、聞こうか。~
昨夜はどこで何をしていた?▼~
:[マヌエラ]|あら、大変! 眉間に皺が。~
折角の凛々しいお顔がだ・い・な・し。▼~
:[セテス]|こちらは真面目な話をしているんだ。~
さあ、答えてもらおうか。▼~
:[マヌエラ]|もう……無意味な質問だわ。~
セテスさんは知っているんでしょう?▼~
ちょっと楽しくお酒を飲んだだけじゃない。~
そんなに怒るなんて、大げさだわ。▼~
:[セテス]|……ああ。酒を飲むのは結構だ。~
私にそれを止める権利はない。▼~
だが、貴女は若者を導く立場にある大人だ。~
逆に迷惑をかけるなど、あってはなるまい。▼~
若者の前で醜態を晒し、あまつさえ後始末の~
重労働まで課すなど、いくらなんでも……▼~
:[マヌエラ]|重労働って、そんな言い方酷いわ。~
部屋まで送ってもらっただけじゃない。▼~
:[セテス]|送ってもらった? 自分では歩けなくなり、~
部屋まで運ばせたと聞いているが。▼~
:[マヌエラ]|そうだったかしら……。だとしても、~
そんなに重くなくってよ? あたくし。▼~
だいたい、セテスさんは堅物すぎるわ。~
そんなことくらいで目くじら立てて。▼~
あたくしの素行が心配なら、たまには~
お酒に付き合ってくれたらいいじゃない。▼~
誰もいないから、あたくしは独りで~
寂しい酒を飲むことになるのよ……。▼~
:[セテス]|ふむ……それで貴女の素行が改まるのなら、~
これから飲みに行っても構わない。▼~
:[マヌエラ]|あら、本当?~
嬉しいわ、それなら……▼~
:[セテス]|このまま夜まで私の説教を聞き、~
その間は杯に口をつけてはならない。▼~
その条件で構わないなら、だが。~
もちろん私は飲む。酔わないからな。▼~
:[マヌエラ]|……そういうの、何て言うか知っている?~
拷問っていうのよ。▼~
あなたとお酒が飲めるのかと思って、~
少し期待したのに……はーあ。▼~
:[セテス]|やれやれ……。~
溜め息をつきたいのはこちらだ……。▼~
***支援B [#b6f37d2c]
:[マヌエラ]|………………。▼~
:[セテス]|先客か。~
……マヌエラ?▼~
:[マヌエラ]|あら、セテスさん。~
……こんにちは。▼~
:[セテス]|驚いたな。貴女が、~
礼拝の時間でもないのにここにいるなんて。▼~
:[マヌエラ]|休んでいただけよ。医務室にいると、~
仕事をしないわけにはいかないから。▼~
:[セテス]|隠す必要はない。先程の貴女の姿を見れば、~
真摯に祈りを捧げていたことくらいわかる。▼~
:[マヌエラ]|ふふ、祈っていたわけじゃないわ。~
ただ思い出に浸っていただけ。▼~
子供の頃……両親に連れられて、初めて~
ここを訪れた時のことを思い出していたの。▼~
この小聖堂に迷い込んだあたくしの耳に……~
あの時、どこからか歌声が聞こえてきたわ。▼~
それを聞いて、あたくしは無意識のうちに~
歌い出していた。ふふ、歌姫誕生の瞬間ね。▼~
:[セテス]|それは初耳だな。君が子供の頃というと、~
私はまだガルグ=マクにはいなかったか。▼~
何にせよ、その歌声が君の人生の一助と~
なったのであれば素晴らしい出来事だ。▼~
:[マヌエラ]|ええ、だからあたくしの歌声は、~
主から授かったものだと思っているの。▼~
歌劇団を辞めた後、ここへ来られたのも、~
きっと主の思し召しなんだと思うわ。▼~
:[セテス]|ふむ……そうして主について語る貴女は、~
いつもとは別人のようだな。▼~
普段からそういう態度でいてくれれば、~
また印象も違うだろうに……。▼~
:[マヌエラ]|あら、そんなことを言ってくれるなんて~
嬉しいわね、セテスさん。▼~
あなたは、そんなふうに敬虔で信心深い~
女性がお好みなのかしら?▼~
:[セテス]|……少し褒めると、すぐこれだ。~
マヌエラ、貴女という人は……▼~
:[マヌエラ]|冗談よ、冗談。~
堅苦しい話は苦手なのよ。▼~
でも、あなたの好みは本当に知りたいわ。~
どんな女性に惹かれるのかしら?▼~
:[セテス]|……貴女の話を聞かせてもらった返礼に、~
特別にその質問に答えよう。▼~
私の好みの女性は、物静かで優しく、~
裏表のない清楚な人だ。▼~
:[マヌエラ]|もう……あたくしと真逆じゃない。~
セテスさんのい・じ・わ・る!▼~
***支援A [#j1dfd07b]
:[セテス]|………………。▼~
:[マヌエラ]|セテスさん……?▼~
:[セテス]|マヌエラか。~
そんな驚いた顔をしてどうした?▼~
:[マヌエラ]|いえ、この前のあなたじゃないけれど、~
あたくしも意外だったのよ。▼~
あなたがそんなふうに真剣に~
祈りを捧げているのがね。▼~
:[セテス]|意外だろうか。まあ、私は人がいない頃を~
見計らって、ここに来ているからな。▼~
信徒には、私に気を遣う者も多い。~
皆の祈りを、邪魔したくはないのでね。▼~
それに……今、私がここにいたのは、~
主に祈っていたわけではないのだ。▼~
:[マヌエラ]|あら、そうなの。~
じゃあ何を……?▼~
:[セテス]|……私は、誓っていたのだ。~
この聖セスリーン像に。▼~
私にとって聖セスリーンは特別な存在だ。~
この像に誓いを立てるのが私の日課でね。▼~
彼女は誰よりも平和な世界を望む。~
それに応えるのが私の役目だと考えている。▼~
:[マヌエラ]|そう……あなたにも、そんな秘めた想いが~
あったのね、セテスさん。▼~
確かに、伝説に語られる聖セスリーンは、~
優しくて裏表のない、清楚な女性……。▼~
おまけに彼女、とっても物静かだし……。~
あなたがご執心なのも仕方ないわ。▼~
:[セテス]|待て、マヌエラ。~
貴女は途方もない勘違いをしていないか?▼~
:[マヌエラ]|それでも、やっぱり想う相手が、~
遠い過去の人だなんて……寂しすぎるわ。▼~
:[セテス]|違うんだ、マヌエラ。特別な存在とは~
言ったが、そういう意味では……▼~
:[マヌエラ]|隠さなくてもいいのよ、セテスさん。~
あたくし、こう見えて口は堅いから。▼~
でも、言わせて。過去の人は今はいないの。~
どんなに想っても、応えてはくれないわ。▼~
あたくしなら、あなたの想いに、~
この生身の体で応えてあげられるけれど……▼~
:[セテス]|違う、違うんだ……。▼~
***支援A+ [#u9962d11]
:[セテス]|マヌエラ、先日話した……その……~
聖セスリーンの件だが……。▼~
もしまだ誤解しているようなら、~
きちんと訂正しておきたくてね。▼~
:[マヌエラ]|あら、心配しなくても、あなたの想いを、~
白日の下に晒したりなんてしないわ。▼~
:[セテス]|はあ……。そうではないのだ。~
どうしたらわかって……▼~
……仕方がない。~
少し昔話をしよう。▼~
:[マヌエラ]|あら、どんな話?~
セテスさんの過去、興味があるわ。▼~
:[セテス]|もうずっと昔のことだが、私には妻がいた。~
もう亡くなって久しいのだが……。▼~
:[マヌエラ]|……!▼~
:[セテス]|聡明で心優しく、いつも賑やかで、~
それは素晴らしい女性だったよ。▼~
そして彼女と結ばれて間もなく、~
私と彼女との間には、娘が一人生まれた。▼~
:[マヌエラ]|セテスさんに、奥さんと娘さんが……?~
そんな話、誰もしてなかったわよ?▼~
:[セテス]|知る者は少ない。娘を守るため、~
あまり他人には話してこなかったのだ。▼~
妻を亡くして以来、私は娘を守ることを~
第一に考えて生きてきた。▼~
聖セスリーン像に似た雰囲気のある娘でね。~
だからこの像に誓いを……▼~
:[マヌエラ]|……あら? ちょっとおかしいわね。~
あたくし、引っかかるわ。あたくし。▼~
:[セテス]|ん? 何がだ?▼~
:[マヌエラ]|前に聞いたセテスさんの好みの女性像は、~
聖セスリーンそのものだったはず。▼~
先ほど聞いた奥様よりも、娘さんのほうが~
セテスさんの好みに合致しているのかしら?▼~
:[セテス]|娘も、聖セスリーン像に雰囲気が似ている~
だけで、清楚で物静かというわけではない。▼~
それに、好みの女性と、結ばれる女性が~
同じとは限らない。これは世の真理だ。▼~
:[マヌエラ]|うふ……うふふふ、そんな真面目な顔で、~
『世の真理だ』なんて言わないで。▼~
あなたって、いつも堅苦しいのに~
たまに本気で笑わせてくるんだから。▼~
:[セテス]|そこまで笑うことか?~
はあ……君はまるで妻と同じことを言うな。▼~
:[マヌエラ]|あなたの、亡くなった奥様と?~
もしかして似ているのかしら、あたくし。▼~
:[セテス]|似ていない。~
いや……? いやいや、似ていない。▼~
:[マヌエラ]|うふふ、その言い方、少しは似てるのね。~
あらあら、光栄だわ。▼~
……ねえ、セテスさん。~
あなたは誰かと再婚する気はないの?▼~
:[セテス]|再婚? 考えたこともなかったな。~
娘のことで、それどころでは……。▼~
:[マヌエラ]|奥様が亡くなられて随分経つんでしょ?~
少しは考えてもいいんじゃないかしら。▼~
案外、身近にいるんじゃないかしら?~
お似合いの人が。例えば、目の前にも……▼~
:[セテス]|ん? どうしたマヌエラ、~
何をもごもごと……。▼~
しかし、再婚か……。貴女に言われるまで、~
そんな選択肢があることに気づかなかった。▼~
娘も私から離れたいようだし、そろそろ~
考えてみてもいいのかもしれないな……。▼~
:[マヌエラ]|あたくしで良ければ、相談に乗るわ。~
今夜あたりどう? お酒でも飲みながら……▼~
:[セテス]|また、貴女という人は……。▼~
……ほどほどにしてもらうぞ。~
酔った貴女を運ぶのは遠慮したいのでな。▼~
**カトリーヌ [#x528459e]
***支援C [#ge3a7f7d]
:[セテス]|カトリーヌ、調子はどうだ?~
見たところ問題なさそうではあるが。▼~
:[カトリーヌ]|ん? ああ、問題ないね。~
見てのとおり、ピンピンしてるよ。▼~
:[セテス]|そのようだな。貴女は慎重さに欠けるから、~
つい気になってしまうのだ。▼~
肝が据わっているのは君の長所でもあるが、~
それが蛮勇にならぬよう気をつけてくれ。▼~
どれだけ腕が立つ者であれ、戦場では~
少しの油断が大怪我に繋がるのだからな。▼~
:[カトリーヌ]|心配性だな。アタシの戦いっぷりを見たら、~
怪我のほうから逃げていくさ。▼~
:[セテス]|その豪胆な戦い方が不安だと言うのだ。~
実際、大怪我をしたことがあっただろう?▼~
:[カトリーヌ]|アタシが大怪我?~
そんなこと、あったか?▼~
:[セテス]|忘れたのか? あれは貴女がまだ~
士官学校の生徒だった頃だ。▼~
その節の課題は、魔物討伐だった。~
貴女は他の生徒を置き去りにして突出し……▼~
魔物に包囲されて死にかけたではないか。~
……本当に覚えていないのか?▼~
:[カトリーヌ]|そうだったか? 斬りに斬りまくって~
包囲を突破した記憶しかないぞ。▼~
:[セテス]|命からがら突破したはいいが、~
瀕死の重傷を負っていたのだよ。▼~
あの時は大司教もひどく心配して、~
自ら手当てを……▼~
:[カトリーヌ]|ああ! あれは、その時か!~
そうか、ようやく記憶が繋がったぞ!▼~
レア様に手当してもらったことは、~
そりゃ、よく覚えてるよ!▼~
あれは、アタシが初めてレア様に~
声をかけていただいた日でもあるんだ。▼~
泥まみれでぶっ倒れてたアタシを、~
優しく抱き起して、頭まで撫でてくれて……▼~
アタシ、感激しちゃってさ……感激しすぎて~
その前の記憶が全部ぶっ飛んでたんだ。▼~
そうか、あれは魔物討伐の時だったのか。~
1つ謎が解けたよ。ありがとう、セテス。▼~
:[セテス]|いや、私が伝えたかったのはだな……▼~
:[カトリーヌ]|……そういや、あれ以来、レア様に~
手当したもらったことはないんだよな。▼~
《第一部》
:[カトリーヌ]|また大怪我でもすれば、案外……なんてな。~
あっはっはっは。▼~
:[セテス]|まったく……~
どれだけ大司教が好きなのだ。▼~
《第二部》
:[カトリーヌ]|必ずレア様を見つけ出し、また……。▼
***支援B [#he90dbe2]
:[カトリーヌ]|前から聞いてみたかったんだが、~
セテスはレア様とどういう関係なんだ?▼~
:[セテス]|……唐突な質問だな。▼~
:[カトリーヌ]|いや、さ。アンタは教団の中で~
誰よりもレア様に近い位置にいるだろ。▼~
アンタが真っ当な男ってのはわかってるが、~
どうも、それだけじゃないように思えてな。▼~
:[セテス]|大司教を補佐するのが私の仕事だが、~
個人的には同志のような気持ちでいる。▼~
:[カトリーヌ]|同志?▼~
:[セテス]|ああ。志を同じくして共に歩む関係だ。~
私と大司教の関係を表すには一番合う。▼~
:[カトリーヌ]|ふーん、同志ねえ。同志。~
なるほど、言われてみればしっくりくる。▼~
にしても、レア様を同志と言えるなんて、~
まったく羨ましい限りだよ。▼~
:[セテス]|大司教が私をどう思っているかは~
わからないがな。▼~
:[カトリーヌ]|おいおい、そこは同じ思いを抱いてると~
信じるとこだろ。▼~
:[セテス]|その必要はない。どう思われていようと、~
私がやるべきことは変わらないのだから。▼~
……同志と言えば、~
私は貴女もその一人だと思っているが。▼~
:[カトリーヌ]|そいつは、レア様のために戦う同志、~
ってことか?▼~
:[セテス]|ああ、その点において、~
私たちの志は同じはずだ。違うか?▼~
:[カトリーヌ]|いいや、違わないね。そういう意味じゃ、~
確かにアタシとアンタは同志だろうな。▼~
:[セテス]|はは。片思いじゃなくて安心したよ。▼~
何しろ、私は貴女を~
誰よりも頼りにしているのだからな。▼~
:[カトリーヌ]|おいおい、急になんだよ。~
おだてたって何も出ないからな。▼~
:[セテス]|いいや、本心さ。だから、貴女には~
無茶な戦いを控えてほしいとも思っている。▼~
同志としての、たっての願いだ。▼~
:[カトリーヌ]|ん? 結局、いつもの小言か。~
まあ、うん、心掛けるよ。▼~
同志として善処させてもらうさ。~
あんまり期待するなよ。あっはっは。▼~
***支援A [#keac774b]
:[カトリーヌ]|おらああああッ!~
どきやがれ、てめえらああッ!▼~
:[セテス]|あれは……カトリーヌ!~
あいつ、また無茶な戦い方をして……!▼~
突出しすぎだ。~
このままではあの時の……ええい!▼~
:(暗転)|
:[セテス]|くっ……。~
カトリーヌ、無事か……?▼~
:[カトリーヌ]|それはこっちの台詞だよ!~
あんな無茶な戦い方しやがって!▼~
いつもアタシに説教垂れてたくせに、~
自分が怪我してりゃ世話ないぞ!▼~
こんな戦局に関係ないような小競り合いで、~
命を落としたらどうするんだよ?▼~
:[セテス]|返す言葉もないが……私も何とか無事だ。~
心配をかけてすまない。▼~
:[カトリーヌ]|……で、いったい今日はどうしたんだよ。▼~
:[セテス]|どう、とは?▼~
:[カトリーヌ]|あそこは、アタシの持ち場だったろ。~
何でアンタがいたんだ?▼~
:[セテス]|たまたま、通りかかったのだ。▼~
:[カトリーヌ]|ハッ、街で偶然ばったりってな話じゃない。~
戦場で、たまたま通りかかるはずないだろ。▼~
:[セテス]|……貴女を守るためだ。▼~
:[カトリーヌ]|はあ!?~
アタシを守る!?▼~
:[セテス]|今日の戦い、貴女はかなり突出していた。~
あのままでは命の危険すらあった。▼~
そう思ったら、居ても立っても居られず、~
気づけば、貴女の盾になっていた。▼~
:[カトリーヌ]|それで怪我したのかよ。~
まったく、いや、何と言うべきか……▼~
セテス。アンタが、そこまでアタシを~
心配してるとは思わなかったよ。▼~
悪かったな、それとありがとう。~
はは。流石は同志というわけか。▼~
:[セテス]|いや、それは違う。▼~
同志だからではない。貴女だからだ。~
私は、貴女を失いたくなかったのだと思う。▼~
:[カトリーヌ]|な……!▼~
:[セテス]|カトリーヌ。私は貴女を守るためなら~
小言も言うし、無茶もしてしまう。▼~
だから頼む、カトリーヌ。~
どうか、もう少し自分の身を顧みてほしい。▼~
:[カトリーヌ]|ああ……アンタの気持ちはよくわかった。~
そう言われたら、顧みるしかないじゃんか。▼~
その、心配ばかりかけてすまなかったな。~
今後は気をつけるよ……アンタのために。▼~
:[セテス]|そうしてくれ。~
貴女自身のためにもな。▼~
**ツィリル [#w2d90a20]
***支援C [#d7f943de]
:[ツィリル]|セテスさん、お届け物です。▼~
:[セテス]|ありがとう、ツィリル。~
確認するから、少し待ってもらえるか。▼~
:[ツィリル]|はい。▼~
:[セテス]|……よし、すべて揃っているな。~
ありがとう、ツィリル。▼~
君に頼んでいるような細かい仕事は~
なかなか手が回らなくてね。▼~
君がいてくれて、本当に助かっている。~
もし待遇について不満があれば善処するが?▼~
:[ツィリル]|いえ、不満なんて。~
レアさまのために働けるだけで、幸せです。▼~
ここに来る前と比べたら、贅沢なくらいの~
暮らしをさせてもらってますし。▼~
:[セテス]|贅沢、か。君ほど質素な生活をしている者も~
そういないと思うが。▼~
大修道院に来るまでに君が苦労したことは~
おおよそ把握しているが、もう過去の事だ。▼~
君はまだ若い。過去に引きずられて、~
今を犠牲にする必要などないんだぞ?▼~
何か欲しい物や、やりたい事はないのか?▼~
我々にできることであれば支援しよう。▼~
:[ツィリル]|本当に、何も。~
ただ……▼~
:[セテス]|ただ?▼~
:[ツィリル]|ずっとここにいさせてほしいんです。~
ボクには帰るべき場所がありません。▼~
レアさまが与えてくれた、この場所しか、~
ボクの居場所はないんです。▼~
:[セテス]|……そうか。心に留めておこう。▼~
:[ツィリル]|それでは……~
仕事が残っているので、失礼します。▼~
:[セテス]|ああ、引き留めてすまなかったな。▼~
***支援B [#p08f6c93]
:[セテス]|ツィリル、休憩中か?▼~
:[ツィリル]|はい、何か急ぎのご用があるなら……▼~
:[セテス]|いや、そうじゃないんだ。~
少し話をしようと思って来たのだ。▼~
:[ツィリル]|話、ですか?▼~
:[セテス]|ああ。君は大司教のために働けるのなら~
それだけで幸せだと言ったな。▼~
本当にそうだろうか。君にとっての幸せが~
他にあると考えたことはないのか?▼~
:[ツィリル]|いえ。レアさまへの恩返ししか、~
ボクがやりたいことはないから。▼~
《第二部限定》
:[ツィリル]|レアさまは今、ここにいませんけど……~
ボクの仕事は全部、レアさまのためです。▼~
《共通》
:[セテス]|なるほど。~
だが、恩返しが終わったらどうするんだ?▼~
:[ツィリル]|……終わらないです。ずっと。▼~
:[セテス]|ふむ……徹底しているな。君のその生き方は~
今の世に欠けている美徳とも言えるだろう。▼~
私も大司教には大恩があり、その恩に~
報いることが、ここにいる理由の一つだ。▼~
:[ツィリル]|一つ……?▼~
:[セテス]|そう。あくまで一つ、だ。~
私にとって、それがすべてではない。▼~
私には私の目的がある。こことは別の場所で~
その目的が叶うなら、私はここにいない。▼~
:[ツィリル]|目的のため……▼~
:[セテス]|私は大司教と目的を共有することができた。~
だからこそ、私はここに留まっているのだ。▼~
……恩返し自体は素晴らしいことだが、~
それに終始すべきではないと、私は思う。▼~
恩返しとは過去の清算に過ぎない。~
君は未来への貯えをもっと考えるべきだ。▼~
君が望む未来はどんな世界だ?~
そのために今、君にやれることはないのか?▼~
君の未来を豊かにするために、~
いま一度、考えてみてほしい。▼~
:[ツィリル]|……セテスさんの話は、難しくて~
ボクにはよくわかりません。▼~
ボクは、レアさまが見つけてくれたことで、~
初めて自分の生きる意味を持ったんです。▼~
他にって言われても……▼~
………………。▼~
:[セテス]|はは、悩ませてすまない。~
ただ、君を見ているともどかしいのだ。▼~
あらゆる可能性から~
目を背けているようにすら見えてな。▼~
心に留めてくれれば、それでいい。~
焦る必要は何もないのだから。▼~
:[ツィリル]|……はい、セテスさん。▼~
***支援A [#d022faa8]
:[セテス]|ツィリル。▼~
:[ツィリル]|セテスさん……。▼~
:[セテス]|その様子だと、この前に私が言ったことを~
少しは考えてくれているようだね。▼~
:[ツィリル]|はい。~
……でも、だんだん怖くなってきて。▼~
:[セテス]|怖い?▼~
:[ツィリル]|だって、ボクが恩返し以外の目標を見つけて~
そっちに一生懸命になったら……▼~
やっぱりそれは、レアさまへの~
裏切りになってしまわないでしょうか。▼~
:[セテス]|裏切り? 意外なことを考えるものだな。▼~
:[ツィリル]|レアさまのおかげで、今のボクがいるのに、~
レアさまのことをほったらかしにしたら……▼~
それって「恩知らず」って言うんでしょう?▼~
:[セテス]|レアがそれを裏切りだと感じるならば、~
君は恩知らずということになるな。▼~
だが、ツィリルが自分の目標を見つけて、~
自分のために生きる選択をしたとして……▼~
それをレアは裏切りと思うだろうか?~
きっと、君の成長を喜んでくれるはずだ。▼~
:[ツィリル]|そう、でしょうか……。▼~
《レア救出前》
:[セテス]|当然だろう。いずれレアが戻ってきたら、~
本人に聞いてみるといい。すぐにわかる。▼~
《レア救出後》
:[セテス]|逆に、君がいつまでも恩返しに固執すれば、~
それはむしろレアを心配させることになる。▼~
《共通》
:[セテス]|君は、レアを心配させるよりも、~
喜ばせたいのだろう?▼~
:[ツィリル]|それは、もちろん。▼~
:[セテス]|ならば迷うことはない。~
自由な発想で、自らの目標を見つけたまえ。▼~
:[ツィリル]|はい! ……ところで、セテスさん。~
一つ気になることが……。▼~
:[セテス]|何だ?▼~
:[ツィリル]|セテスさん、レアさまのことを~
前は「大司教」って呼んでましたよね。▼~
今は……レアって……▼~
:[セテス]|ああ、レアを呼び捨てにしていたのが~
気に障ったか?▼~
:[ツィリル]|いえ、ただ……何でかなって。▼~
:[セテス]|かつての私は、レアに仕える者として~
立場を弁えた言動を取る必要があった。▼~
だが本来、レアと私は同志……~
いや、家族のような間柄なのだよ。▼~
だから……いつか君がレアの元を離れる日が~
来ても、レアのことは心配なくていい。▼~
私は私の志に従い、これからもずっと、~
レアを支えていくつもりだからな。▼~
:[ツィリル]|はい。~
……ありがとうございます、セテスさん。▼~
《レア救出前》
:[セテス]|とはいえ、まずはレアを救い出すのが先だ。~
引き続き力を貸してもらうぞ、ツィリル。▼~
:[ツィリル]|もちろんです!▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#v7040e89]
- フレンとの支援C、ハンネマンとの支援Cは第2部差分あり。 ...
- ツィリル支援Aは、翠風でレア様を助け出してから見ると差分があり...
- カトリーヌとのC支援に第二部差分あり(蒼月で確認) 「手当...
//- カトリーヌとの支援Cに第二部差分あり(蒼月で確認) -- &...
//- 二重投稿になっていた 申し訳なし -- &new{2020-06-03 ...
- フェリクスは? -- [[あえrがだfv]] &new{2025-03-14 (...
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