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会話集/支援会話/アネット(セイロス聖教会)
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[[会話集/支援会話]]
*アネットの支援会話 [#f2e1b6f1]
#contents
**ハンネマン [#c31183b3]
***支援C [#q97dc30a]
:[ハンネマン]|……というわけだ。~
理解したかね、アネット君?▼~
:[アネット]|はい! ありがとうございました!~
あと、ここもちょっと疑問なんですけど……▼~
:[ハンネマン]|ほう、この記述に疑問を抱くとは~
君の理解力はなかなかに進んでいるようだ。▼~
ではアネット君、そこに座りたまえ。~
板書するから書記しておくように。▼~
:[アネット]|はい、ハンネマン先生!~
よろしくお願いします!▼~
:(暗転)|
:[ハンネマン]|……というわけだ。~
こちらも問題ないかね、アネット君?▼~
:[アネット]|はい! ありがとうございました!~
あー、何だかすっきりしました!▼~
ハンネマン先生、わざわざ時間を~
割いていただいて、申し訳ありません。▼~
:[ハンネマン]|気にすることはない。~
君の知的好奇心は、格別に素晴らしい。▼~
その上、君には十分な素質もある。~
このまま努めれば必ず栄達するであろう。▼~
《第一部》
:[ハンネマン]|君の成長する姿を間近で見ることができ、~
教師冥利に尽きるというものだよ。▼~
《共通》
:[アネット]|本当ですか?~
ありがとうございます、頑張ります!▼~
あたしもハンネマン先生に~
教えていただけて光栄です!▼~
:[ハンネマン]|うむ。他の諸兄らも君を見習って~
励んでほしいものだが……。▼~
まずは君という優秀な弟子を~
得られたことを主に感謝しよう。▼~
これからも疑問が生じた時には、~
遠慮なく相談に来たまえ、アネット君。▼~
:[アネット]|はいっ、ハンネマン先生!~
それでは、失礼します!▼~
:[ハンネマン]|待ちたまえ。~
そのまま進むと、3歩後につまづくぞ?▼~
:[アネット]|! あ、あはははは……すみません。~
ありがとうございます、先生。▼~
***支援B [#hfdedd7c]
:[ハンネマン]|すまないな、アネット君。~
この部屋の掃除まで買って出てもらって。▼~
:[アネット]|いえいえ、気にしないでください。~
いつもいろいろ教えていただいてますし……▼~
これくらいの恩返し、当然のことですっ。~
いえ、むしろ是非させてください!▼~
:[ハンネマン]|そうかね。ではお言葉に甘えよう。~
では、書棚を掃除してくれたまえ。▼~
:[アネット]|この棚……ですか?~
埃一つないように見えるんですけど……。▼~
:[ハンネマン]|汚れは見えないところにこそあるものだよ、~
アネット君。では取りかかるのだ。▼~
:[アネット]|は、はい! 任せてください!▼~
:(暗転)|
:[アネット]|よいしょっと……~
うわあ、珍しい書物ばかりですね!▼~
:[ハンネマン]|こ、これ、アネット君。踏み台の上で~
そのように飛び跳ねては……。▼~
:[アネット]|えっ? あ、わわわわ……~
きゃーーーーっ!!!!▼~
:[ハンネマン]|大丈夫か、アネット君!?~
ほら、立てるかね?▼~
:[アネット]|は、はい……。大丈夫です……。~
す、すみません……。▼~
:(暗転)|
:[ハンネマン]|ふう……幸い、君も書物も無事なようだ。~
それでは散らばった物を戻すとしよう。▼~
さて……む!?~
本棚の内側が汚れているな……▼~
:[アネット]|汚れは見えないところにこそある、~
ハンネマン先生の言ったとおりでしたね。▼~
:[ハンネマン]|君が本をすべてぶちまけたおかげだ。~
災い転じて福となす、か。▼~
:[アネット]|……ハンネマン先生。~
あたし、この汚れ、すごく気になります!▼~
:[ハンネマン]|同感だ、アネット君。ここは二人で協力し、~
この汚れを根絶やしにしようではないか。▼~
:[アネット]|はいっ!~
今度こそ、あたしに任せてください!▼~
:[ハンネマン]|こ、これ、アネット君。~
その勢いでまた飛びはねてはいかんぞ?▼~
***支援B+ [#r6d05b66]
:[アネット]|あれ? あんなところに埃が積もってる……~
誰も掃除してなかったのかな。▼~
うう、気になってしょうがないっ……。~
……しょうがない、やるかー!▼~
:(暗転)|
:[アネット]|よいしょっと……ふんぬっ……。▼~
く……微妙に……手が、届かない……。~
もうちょっと、で、届く、のに……。▼~
うう、あたしの背が……もっと……、~
高……かったら、なあ……あっ……。▼~
:[ハンネマン]|アネット君、その姿勢を続けると、~
あと数秒で書棚が倒れるぞ。▼~
:[アネット]|ハ、ハンネマン先生……!▼~
:(暗転)|
:[アネット]|ふ、ふう……助かりました!~
実は、この上に埃が溜まってて……。▼~
:[ハンネマン]|わかっている。先程、我輩も気づいて、~
布巾を取りに行ってきたところだ。▼~
ここは我輩に任せたまえ。▼~
:[アネット]|はい、ありがとうございます!~
助かります!▼~
:[ハンネマン]|礼には及ばない。それより君、~
あの埃に気づくとは良い目をしている。▼~
:[アネット]|あはは……ああいう掃除のやり残しって~
気になって気になってしょうがなくて。▼~
:[ハンネマン]|同感だ。我輩もあの手の汚れを~
放置できる者の気が知れんのだよ。▼~
:[アネット]|先生も……あたしたち、同志ですね!~
あ、先生に同志は失礼でしょうか……?▼~
:[ハンネマン]|なに、構わんよ。早速だが……~
アネット君、同志から君に提案がある。▼~
:[アネット]|はい、何でしょう?▼~
:[ハンネマン]|今度から、高所にある汚れを発見した場合、~
直ちに吾輩を呼びたまえ。▼~
:[アネット]|それは助かりますけど……その程度のことで~
忙しい先生をお呼びするわけには。▼~
:[ハンネマン]|いや、我輩はもう見たくないのだ。~
書物が君と共に宙に舞う、あの惨劇を……!▼~
:[アネット]|あ、あの時はすみません……。じゃあ、~
今度からは遠慮なく呼ばせていただきます。▼~
:[ハンネマン]|うむ。くれぐれも無茶はせんようにな。~
君に万一のことがあっては困る。▼~
:[アネット]|は、はい。ありがとうございます!~
気をつけます!▼~
***支援A [#i4b6a9c9]
:[アネット]|ハンネマン先生、事あるごとに~
お時間を取らせてしまって、すみません。▼~
:[ハンネマン]|いつでも相談に来るように言ったのは~
我輩だ。遠慮は要らない。▼~
……ところで、アネット君。~
他にも疑問があるのではないかね?▼~
:[アネット]|えっ?~
そ、そんなことは、ありませんが……。▼~
:[ハンネマン]|学問の範疇からは外れるだろうが、~
君を悩ませていることがあるはずだ。▼~
:[アネット]|ハンネマン先生は、お見通しなんですね。~
……なら、お言葉に甘えさせてもらいます!▼~
実は……この戦争に決着がついたら、~
あたし、何をして生きていこうかなって。▼~
《蒼月の章》
:[ハンネマン]|ふむ。君の父親であるギルベルト殿は、~
長年王家に仕えてきた騎士だったし……▼~
《共通》
:[ハンネマン]|君は魔道学院の優秀な卒業生であり、~
士官学校の成績も格別だった……▼~
君の前には多くの未来が広がっていよう。~
いや、だからこそ迷っているのだね?▼~
:[アネット]|……そうなんです。~
いろいろやりたくて、迷っちゃって。▼~
:[ハンネマン]|迷い、か。我輩には単に踏ん切りが~
ついていないだけに見えるぞ。▼~
:[アネット]|踏ん切りが、ついていない……?▼~
:[ハンネマン]|ならば、先に述べるとしよう。~
戦争後に我輩がどうしたいか、を。▼~
我輩は、ガルグ=マクを出るのも~
良いのではと思っている。▼~
帝国、そして大修道院で、~
紋章の研究を続けてきた我輩だが……▼~
フォドラは広い。~
他にも見るべき、学ぶべき場所はある。▼~
:[アネット]|……大修道院を出るんですか?~
それなら、どこへ……?▼~
:[ハンネマン]|そうだな……例えば、~
フェルディアの魔道学院はどうだろうか。▼~
紋章学とはまた違った物の見方があるし、~
思わぬ発見があるかもしれない。▼~
しかし、慣れぬ場所ではあるし……~
卒業生の弟子でもいれば文句がないのだが。▼~
好奇心旺盛で、魔道に優れ、~
綺麗好きの同志である弟子が、な。▼~
:[アネット]|それって、まさか……▼~
:[ハンネマン]|そういった道もある、という話だ。~
すべては君の意思次第であろう。▼~
:[アネット]|……あたし、ハンネマン先生みたいな~
教師になれたらなあって思ってたんです。▼~
でも、おっちょこちょいだし、~
失敗ばかりで、自信がなくて……。▼~
:[ハンネマン]|そのようなこと、~
君の素晴らしさの前では些細な問題だ。▼~
アネット君は学問に対して真摯だし、~
人柄も良い。我輩よりよほど向いている。▼~
:[アネット]|……本当ですか? ……そっか。~
あたしには、そういう道もあるんだ。▼~
:[ハンネマン]|うむ、こうして話していると、~
かなり現実味を帯びてきたな。▼~
君と共に魔道学院に行く、か。~
格別の選択に思えてきたよ。▼~
:[アネット]|ハンネマン先生と一緒なら、~
きっとどこでも頑張れると思います。▼~
:[ハンネマン]|しかし、まずは戦争を終わらせることだ。~
勝利と生存なくして進むべき道は拓けん。▼~
:[アネット]|はいっ。~
あたし、これからも頑張りますから!▼~
:[ハンネマン]|うむ。期待しているよ、アネット君。~
これからもよろしく頼む。▼~
**ギルベルト [#v306c94b]
***支援C [#h4e55a06]
:[アネット]|……父さん。ねえ、父さん!~
どうして知らないふりするの……!?▼~
:[ギルベルト]|……アネット。▼~
:[アネット]|本当に……本当に探したんだから……!~
もう他人みたいに接するのはやめてよ!▼~
:[ギルベルト]|………………。▼~
:[アネット]|ま、待ってよ、父さん!~
またあたしのこと、そうやって避けるの!?▼~
:[ギルベルト]|……私には、お前たちと~
顔を合わせる資格がない。▼~
:[アネット]|資格とか、そんなの関係ないよ。~
だって親子でしょ、あたしたち。▼~
:[ギルベルト]|親子、か。……そうだな、お前は私の娘だ。~
そして私は妻と娘を見捨てた、愚かな男だ。▼~
:[アネット]|……あたしや母さんを捨てたこと、~
本当に、愚かだと思ってるの?▼~
:[ギルベルト]|……無論だ。▼~
:[アネット]|だったら……だったらせめて、謝ってよ。~
あたしにはいいから、母さんに謝って!▼~
《第一部》
:[アネット]|魔道学院も出て、士官学校にも入れて、~
あたしは毎日、とっても充実してるよ。▼~
《第二部》
:[アネット]|魔道学院も出て、士官学校も出て、~
あたしは毎日とっても充実してるよ。
《共通》
:[アネット]|でも母さんは……あの伯父さんの家で、~
ずっと父さんの帰りを待ってるんだよ。▼~
:[ギルベルト]|……すまない。▼~
:[アネット]|だから、謝るならあたしじゃなくて~
母さんに謝って。直接、顔を合わせて!▼~
:[ギルベルト]|……それは、できない。~
私には、あれに合わせる顔などない。▼~
アネット。お前が望むなら、~
私はもうお前の前に姿を見せない。▼~
……では、私は職務に戻る。▼~
:[アネット]|……何なのよ、父さん。~
こんなの、酷いよ。▼~
***支援B [#o711f63f]
:[アネット]|……どうしたの、父さん?~
父さんがあたしを呼び出すなんて……。▼~
:[ギルベルト]|……気紛れに彫ったものだ。~
受け取れ、アネット。▼~
:[アネット]|あ……この木彫りの人形……。~
よく、父さんが作ってくれたやつだよね。▼~
:[ギルベルト]|……そうだな。~
今でも、気が向けば彫っている。▼~
:[アネット]|えへへ、かわい……って、違う違うっ。~
……ふーん。それで? あたしに何を?▼~
:[ギルベルト]|……何を、ということはない。~
ただ、彫るうちにお前を思い出しただけだ。▼~
幼い頃のお前は、~
これを渡すと喜んでいたものだった、と。▼~
:[アネット]|……確かに、そうだったかもね。~
でも、あたしだって子供じゃないんだよ。▼~
今更、こんなものを貰ったって遅いもの。~
……もう、喜んだりできないよ。▼~
:[ギルベルト]|……アネット。▼~
:[アネット]|あたし……父さんがいなくなって、~
ずっとずっと、寂しかった。▼~
でも、どこにいるかもわからなくて。~
誰に聞けばいいのかもわからなくて。▼~
だから、父さんのくれた人形を見て、~
父さんを思い出して、泣くしかなかったの!▼~
:[ギルベルト]|……お前が要らないと言うのならば、~
それは、捨てても構わない。▼~
すまなかったな、アネット。~
……私ももう少し、考えるべきだった。▼~
:[アネット]|あ、待ってよ、父さん……!▼~
父さん! ……ううん、駄目駄目。~
こんな人形、捨てちゃったほうがいいよね!▼~
………………。▼~
……ずるいよ、父さん。~
捨てるなんて、できないよ……。▼~
***支援A [#g418ae70]
:[アネット]|……父さん、お祈り?▼~
:[ギルベルト]|……そうだ。~
私には、こうして祈ることしかできない。▼~
あの忌まわしきダスカーの地で、~
多くの者が命を落とした……私のせいで。▼~
:[アネット]|……父さんのせいって言うけどさ。~
あたしは、そうじゃないと思う。▼~
殿下は、父さんを恨んでない。~
ランベール様も、きっとそうだと思う。▼~
でも……たぶん、父さんにとっては~
そういう問題じゃないんだよね。▼~
:[ギルベルト]|……私には、王族を守護する使命があった。~
命に代えても、守らねばならなかったのだ。▼~
たとえ殿下が私を許しても、~
騎士の誓いと矜持とが、私を許さない……▼~
……騎士とは、そういう生き物だ。▼~
:[アネット]|それは……父さんを見てれば、わかるよ。~
母さんだって、わかってたと思う。▼~
だけど国を逃げ出す前に、一度でいいから、~
家族のことを思い出してほしかったな。▼~
誰が父さんを責めても、あたしたちだけは~
父さんの味方でいるつもりだったのに……。▼~
:[ギルベルト]|……すまなかったな。▼~
:[アネット]|む……いつかも言ったと思うけど。~
別に、謝ってほしいわけじゃないもの。▼~
:[ギルベルト]|……アネット。▼~
:[アネット]|……何?▼~
:[ギルベルト]|……これを。▼~
:[アネット]|手紙の束……?~
こんなにたくさん……。▼~
:[ギルベルト]|……中を見てもらえればわかる。~
気に障ったなら、捨ててくれればいい。▼~
:[アネット]|も、もう、父さん! また勝手な……!~
……あれ。これってまさか。▼~
……やっぱり、あたしと母さんへの手紙。~
こんなにたくさん、どうして……?▼~
……読んでみないと。▼~
***支援A+ [#kf1d496b]
:[アネット]|……ねえ、父さん。今、いいかな。▼~
:[ギルベルト]|……アネット。▼~
:[アネット]|あのね。手紙は全部、読んだよ。~
……ずっと、書いてくれてたんだよね。▼~
:[ギルベルト]|………………。▼~
:[アネット]|あたしの誕生日。母さんの誕生日。~
節目節目で、いつもいつも……。▼~
:[ギルベルト]|……ああ。▼~
:[アネット]|ねえ、どうして出してくれなかったの?~
一通でも送ってくれれば……!▼~
:[ギルベルト]|……出そうとしては、思い留まった。~
自分を甘やかしているような気がしたのだ。▼~
そうして時が過ぎていくうちに、~
お前たちへの罪悪感も増していった。▼~
手紙を書いてみても、~
どうしても……出せなかった。▼~
:[アネット]|母さんといつも話してたんだよ。~
せめて手紙の一通でもくれたらなって。▼~
ずっと……待ってたんだから。▼~
:[ギルベルト]|……すまない。▼~
:[アネット]|……それは聞き飽きたから、もういい。~
謝られたって、仕方ないし。▼~
それより、父さん。あの手紙、~
母さんに出してあげてよ。絶対喜ぶよ。▼~
:[ギルベルト]|……それは。▼~
:[アネット]|……じゃあ、あたしから母さんに送る。~
それはいいよね? ね?▼~
:[ギルベルト]|……あの手紙の処分は、~
お前に任せると言った。▼~
:[アネット]|じゃ、送っちゃお。~
後で何か言っても、知らないからね。▼~
……あのね、父さん。~
あたし、嬉しかったよ。▼~
:[ギルベルト]|……嬉しかった?▼~
:[アネット]|父さん、ずっとあたしたちのことを~
考えてくれてたんだ、って。▼~
あたしも母さんも、ずっと心配してた。~
口には、出さなかったけど……▼~
父さんはあたしたちのことを嫌いになって、~
忘れちゃいたくなったんじゃないかって……▼~
:[ギルベルト]|……それだけは、あり得ない。~
亡き陛下に、故国に誓ってもいい。▼~
:[アネット]|……そっか。~
じゃ、約束してよ。▼~
いつか……ううん、この戦いが終わったら、~
あたしたちのところに帰ってきて。▼~
:[ギルベルト]|………………。~
……わかった。必ず帰ろう。▼~
:[アネット]|……絶対だよ? 約束だからね?~
破ったら、もう口きいてあげないからね?▼~
:[ギルベルト]|……ああ、約束だ。▼~
:[アネット]|……うん! えへへ……嬉しいな。~
また、父さんと一緒に暮らせるなんて!▼~
:[ギルベルト]|……ああ。私もだ。▼~
*コメント(情報投稿・誤字脱字の報告) [#d0bdf7a2]
#comment
終了行:
[[会話集/支援会話]]
*アネットの支援会話 [#f2e1b6f1]
#contents
**ハンネマン [#c31183b3]
***支援C [#q97dc30a]
:[ハンネマン]|……というわけだ。~
理解したかね、アネット君?▼~
:[アネット]|はい! ありがとうございました!~
あと、ここもちょっと疑問なんですけど……▼~
:[ハンネマン]|ほう、この記述に疑問を抱くとは~
君の理解力はなかなかに進んでいるようだ。▼~
ではアネット君、そこに座りたまえ。~
板書するから書記しておくように。▼~
:[アネット]|はい、ハンネマン先生!~
よろしくお願いします!▼~
:(暗転)|
:[ハンネマン]|……というわけだ。~
こちらも問題ないかね、アネット君?▼~
:[アネット]|はい! ありがとうございました!~
あー、何だかすっきりしました!▼~
ハンネマン先生、わざわざ時間を~
割いていただいて、申し訳ありません。▼~
:[ハンネマン]|気にすることはない。~
君の知的好奇心は、格別に素晴らしい。▼~
その上、君には十分な素質もある。~
このまま努めれば必ず栄達するであろう。▼~
《第一部》
:[ハンネマン]|君の成長する姿を間近で見ることができ、~
教師冥利に尽きるというものだよ。▼~
《共通》
:[アネット]|本当ですか?~
ありがとうございます、頑張ります!▼~
あたしもハンネマン先生に~
教えていただけて光栄です!▼~
:[ハンネマン]|うむ。他の諸兄らも君を見習って~
励んでほしいものだが……。▼~
まずは君という優秀な弟子を~
得られたことを主に感謝しよう。▼~
これからも疑問が生じた時には、~
遠慮なく相談に来たまえ、アネット君。▼~
:[アネット]|はいっ、ハンネマン先生!~
それでは、失礼します!▼~
:[ハンネマン]|待ちたまえ。~
そのまま進むと、3歩後につまづくぞ?▼~
:[アネット]|! あ、あはははは……すみません。~
ありがとうございます、先生。▼~
***支援B [#hfdedd7c]
:[ハンネマン]|すまないな、アネット君。~
この部屋の掃除まで買って出てもらって。▼~
:[アネット]|いえいえ、気にしないでください。~
いつもいろいろ教えていただいてますし……▼~
これくらいの恩返し、当然のことですっ。~
いえ、むしろ是非させてください!▼~
:[ハンネマン]|そうかね。ではお言葉に甘えよう。~
では、書棚を掃除してくれたまえ。▼~
:[アネット]|この棚……ですか?~
埃一つないように見えるんですけど……。▼~
:[ハンネマン]|汚れは見えないところにこそあるものだよ、~
アネット君。では取りかかるのだ。▼~
:[アネット]|は、はい! 任せてください!▼~
:(暗転)|
:[アネット]|よいしょっと……~
うわあ、珍しい書物ばかりですね!▼~
:[ハンネマン]|こ、これ、アネット君。踏み台の上で~
そのように飛び跳ねては……。▼~
:[アネット]|えっ? あ、わわわわ……~
きゃーーーーっ!!!!▼~
:[ハンネマン]|大丈夫か、アネット君!?~
ほら、立てるかね?▼~
:[アネット]|は、はい……。大丈夫です……。~
す、すみません……。▼~
:(暗転)|
:[ハンネマン]|ふう……幸い、君も書物も無事なようだ。~
それでは散らばった物を戻すとしよう。▼~
さて……む!?~
本棚の内側が汚れているな……▼~
:[アネット]|汚れは見えないところにこそある、~
ハンネマン先生の言ったとおりでしたね。▼~
:[ハンネマン]|君が本をすべてぶちまけたおかげだ。~
災い転じて福となす、か。▼~
:[アネット]|……ハンネマン先生。~
あたし、この汚れ、すごく気になります!▼~
:[ハンネマン]|同感だ、アネット君。ここは二人で協力し、~
この汚れを根絶やしにしようではないか。▼~
:[アネット]|はいっ!~
今度こそ、あたしに任せてください!▼~
:[ハンネマン]|こ、これ、アネット君。~
その勢いでまた飛びはねてはいかんぞ?▼~
***支援B+ [#r6d05b66]
:[アネット]|あれ? あんなところに埃が積もってる……~
誰も掃除してなかったのかな。▼~
うう、気になってしょうがないっ……。~
……しょうがない、やるかー!▼~
:(暗転)|
:[アネット]|よいしょっと……ふんぬっ……。▼~
く……微妙に……手が、届かない……。~
もうちょっと、で、届く、のに……。▼~
うう、あたしの背が……もっと……、~
高……かったら、なあ……あっ……。▼~
:[ハンネマン]|アネット君、その姿勢を続けると、~
あと数秒で書棚が倒れるぞ。▼~
:[アネット]|ハ、ハンネマン先生……!▼~
:(暗転)|
:[アネット]|ふ、ふう……助かりました!~
実は、この上に埃が溜まってて……。▼~
:[ハンネマン]|わかっている。先程、我輩も気づいて、~
布巾を取りに行ってきたところだ。▼~
ここは我輩に任せたまえ。▼~
:[アネット]|はい、ありがとうございます!~
助かります!▼~
:[ハンネマン]|礼には及ばない。それより君、~
あの埃に気づくとは良い目をしている。▼~
:[アネット]|あはは……ああいう掃除のやり残しって~
気になって気になってしょうがなくて。▼~
:[ハンネマン]|同感だ。我輩もあの手の汚れを~
放置できる者の気が知れんのだよ。▼~
:[アネット]|先生も……あたしたち、同志ですね!~
あ、先生に同志は失礼でしょうか……?▼~
:[ハンネマン]|なに、構わんよ。早速だが……~
アネット君、同志から君に提案がある。▼~
:[アネット]|はい、何でしょう?▼~
:[ハンネマン]|今度から、高所にある汚れを発見した場合、~
直ちに吾輩を呼びたまえ。▼~
:[アネット]|それは助かりますけど……その程度のことで~
忙しい先生をお呼びするわけには。▼~
:[ハンネマン]|いや、我輩はもう見たくないのだ。~
書物が君と共に宙に舞う、あの惨劇を……!▼~
:[アネット]|あ、あの時はすみません……。じゃあ、~
今度からは遠慮なく呼ばせていただきます。▼~
:[ハンネマン]|うむ。くれぐれも無茶はせんようにな。~
君に万一のことがあっては困る。▼~
:[アネット]|は、はい。ありがとうございます!~
気をつけます!▼~
***支援A [#i4b6a9c9]
:[アネット]|ハンネマン先生、事あるごとに~
お時間を取らせてしまって、すみません。▼~
:[ハンネマン]|いつでも相談に来るように言ったのは~
我輩だ。遠慮は要らない。▼~
……ところで、アネット君。~
他にも疑問があるのではないかね?▼~
:[アネット]|えっ?~
そ、そんなことは、ありませんが……。▼~
:[ハンネマン]|学問の範疇からは外れるだろうが、~
君を悩ませていることがあるはずだ。▼~
:[アネット]|ハンネマン先生は、お見通しなんですね。~
……なら、お言葉に甘えさせてもらいます!▼~
実は……この戦争に決着がついたら、~
あたし、何をして生きていこうかなって。▼~
《蒼月の章》
:[ハンネマン]|ふむ。君の父親であるギルベルト殿は、~
長年王家に仕えてきた騎士だったし……▼~
《共通》
:[ハンネマン]|君は魔道学院の優秀な卒業生であり、~
士官学校の成績も格別だった……▼~
君の前には多くの未来が広がっていよう。~
いや、だからこそ迷っているのだね?▼~
:[アネット]|……そうなんです。~
いろいろやりたくて、迷っちゃって。▼~
:[ハンネマン]|迷い、か。我輩には単に踏ん切りが~
ついていないだけに見えるぞ。▼~
:[アネット]|踏ん切りが、ついていない……?▼~
:[ハンネマン]|ならば、先に述べるとしよう。~
戦争後に我輩がどうしたいか、を。▼~
我輩は、ガルグ=マクを出るのも~
良いのではと思っている。▼~
帝国、そして大修道院で、~
紋章の研究を続けてきた我輩だが……▼~
フォドラは広い。~
他にも見るべき、学ぶべき場所はある。▼~
:[アネット]|……大修道院を出るんですか?~
それなら、どこへ……?▼~
:[ハンネマン]|そうだな……例えば、~
フェルディアの魔道学院はどうだろうか。▼~
紋章学とはまた違った物の見方があるし、~
思わぬ発見があるかもしれない。▼~
しかし、慣れぬ場所ではあるし……~
卒業生の弟子でもいれば文句がないのだが。▼~
好奇心旺盛で、魔道に優れ、~
綺麗好きの同志である弟子が、な。▼~
:[アネット]|それって、まさか……▼~
:[ハンネマン]|そういった道もある、という話だ。~
すべては君の意思次第であろう。▼~
:[アネット]|……あたし、ハンネマン先生みたいな~
教師になれたらなあって思ってたんです。▼~
でも、おっちょこちょいだし、~
失敗ばかりで、自信がなくて……。▼~
:[ハンネマン]|そのようなこと、~
君の素晴らしさの前では些細な問題だ。▼~
アネット君は学問に対して真摯だし、~
人柄も良い。我輩よりよほど向いている。▼~
:[アネット]|……本当ですか? ……そっか。~
あたしには、そういう道もあるんだ。▼~
:[ハンネマン]|うむ、こうして話していると、~
かなり現実味を帯びてきたな。▼~
君と共に魔道学院に行く、か。~
格別の選択に思えてきたよ。▼~
:[アネット]|ハンネマン先生と一緒なら、~
きっとどこでも頑張れると思います。▼~
:[ハンネマン]|しかし、まずは戦争を終わらせることだ。~
勝利と生存なくして進むべき道は拓けん。▼~
:[アネット]|はいっ。~
あたし、これからも頑張りますから!▼~
:[ハンネマン]|うむ。期待しているよ、アネット君。~
これからもよろしく頼む。▼~
**ギルベルト [#v306c94b]
***支援C [#h4e55a06]
:[アネット]|……父さん。ねえ、父さん!~
どうして知らないふりするの……!?▼~
:[ギルベルト]|……アネット。▼~
:[アネット]|本当に……本当に探したんだから……!~
もう他人みたいに接するのはやめてよ!▼~
:[ギルベルト]|………………。▼~
:[アネット]|ま、待ってよ、父さん!~
またあたしのこと、そうやって避けるの!?▼~
:[ギルベルト]|……私には、お前たちと~
顔を合わせる資格がない。▼~
:[アネット]|資格とか、そんなの関係ないよ。~
だって親子でしょ、あたしたち。▼~
:[ギルベルト]|親子、か。……そうだな、お前は私の娘だ。~
そして私は妻と娘を見捨てた、愚かな男だ。▼~
:[アネット]|……あたしや母さんを捨てたこと、~
本当に、愚かだと思ってるの?▼~
:[ギルベルト]|……無論だ。▼~
:[アネット]|だったら……だったらせめて、謝ってよ。~
あたしにはいいから、母さんに謝って!▼~
《第一部》
:[アネット]|魔道学院も出て、士官学校にも入れて、~
あたしは毎日、とっても充実してるよ。▼~
《第二部》
:[アネット]|魔道学院も出て、士官学校も出て、~
あたしは毎日とっても充実してるよ。
《共通》
:[アネット]|でも母さんは……あの伯父さんの家で、~
ずっと父さんの帰りを待ってるんだよ。▼~
:[ギルベルト]|……すまない。▼~
:[アネット]|だから、謝るならあたしじゃなくて~
母さんに謝って。直接、顔を合わせて!▼~
:[ギルベルト]|……それは、できない。~
私には、あれに合わせる顔などない。▼~
アネット。お前が望むなら、~
私はもうお前の前に姿を見せない。▼~
……では、私は職務に戻る。▼~
:[アネット]|……何なのよ、父さん。~
こんなの、酷いよ。▼~
***支援B [#o711f63f]
:[アネット]|……どうしたの、父さん?~
父さんがあたしを呼び出すなんて……。▼~
:[ギルベルト]|……気紛れに彫ったものだ。~
受け取れ、アネット。▼~
:[アネット]|あ……この木彫りの人形……。~
よく、父さんが作ってくれたやつだよね。▼~
:[ギルベルト]|……そうだな。~
今でも、気が向けば彫っている。▼~
:[アネット]|えへへ、かわい……って、違う違うっ。~
……ふーん。それで? あたしに何を?▼~
:[ギルベルト]|……何を、ということはない。~
ただ、彫るうちにお前を思い出しただけだ。▼~
幼い頃のお前は、~
これを渡すと喜んでいたものだった、と。▼~
:[アネット]|……確かに、そうだったかもね。~
でも、あたしだって子供じゃないんだよ。▼~
今更、こんなものを貰ったって遅いもの。~
……もう、喜んだりできないよ。▼~
:[ギルベルト]|……アネット。▼~
:[アネット]|あたし……父さんがいなくなって、~
ずっとずっと、寂しかった。▼~
でも、どこにいるかもわからなくて。~
誰に聞けばいいのかもわからなくて。▼~
だから、父さんのくれた人形を見て、~
父さんを思い出して、泣くしかなかったの!▼~
:[ギルベルト]|……お前が要らないと言うのならば、~
それは、捨てても構わない。▼~
すまなかったな、アネット。~
……私ももう少し、考えるべきだった。▼~
:[アネット]|あ、待ってよ、父さん……!▼~
父さん! ……ううん、駄目駄目。~
こんな人形、捨てちゃったほうがいいよね!▼~
………………。▼~
……ずるいよ、父さん。~
捨てるなんて、できないよ……。▼~
***支援A [#g418ae70]
:[アネット]|……父さん、お祈り?▼~
:[ギルベルト]|……そうだ。~
私には、こうして祈ることしかできない。▼~
あの忌まわしきダスカーの地で、~
多くの者が命を落とした……私のせいで。▼~
:[アネット]|……父さんのせいって言うけどさ。~
あたしは、そうじゃないと思う。▼~
殿下は、父さんを恨んでない。~
ランベール様も、きっとそうだと思う。▼~
でも……たぶん、父さんにとっては~
そういう問題じゃないんだよね。▼~
:[ギルベルト]|……私には、王族を守護する使命があった。~
命に代えても、守らねばならなかったのだ。▼~
たとえ殿下が私を許しても、~
騎士の誓いと矜持とが、私を許さない……▼~
……騎士とは、そういう生き物だ。▼~
:[アネット]|それは……父さんを見てれば、わかるよ。~
母さんだって、わかってたと思う。▼~
だけど国を逃げ出す前に、一度でいいから、~
家族のことを思い出してほしかったな。▼~
誰が父さんを責めても、あたしたちだけは~
父さんの味方でいるつもりだったのに……。▼~
:[ギルベルト]|……すまなかったな。▼~
:[アネット]|む……いつかも言ったと思うけど。~
別に、謝ってほしいわけじゃないもの。▼~
:[ギルベルト]|……アネット。▼~
:[アネット]|……何?▼~
:[ギルベルト]|……これを。▼~
:[アネット]|手紙の束……?~
こんなにたくさん……。▼~
:[ギルベルト]|……中を見てもらえればわかる。~
気に障ったなら、捨ててくれればいい。▼~
:[アネット]|も、もう、父さん! また勝手な……!~
……あれ。これってまさか。▼~
……やっぱり、あたしと母さんへの手紙。~
こんなにたくさん、どうして……?▼~
……読んでみないと。▼~
***支援A+ [#kf1d496b]
:[アネット]|……ねえ、父さん。今、いいかな。▼~
:[ギルベルト]|……アネット。▼~
:[アネット]|あのね。手紙は全部、読んだよ。~
……ずっと、書いてくれてたんだよね。▼~
:[ギルベルト]|………………。▼~
:[アネット]|あたしの誕生日。母さんの誕生日。~
節目節目で、いつもいつも……。▼~
:[ギルベルト]|……ああ。▼~
:[アネット]|ねえ、どうして出してくれなかったの?~
一通でも送ってくれれば……!▼~
:[ギルベルト]|……出そうとしては、思い留まった。~
自分を甘やかしているような気がしたのだ。▼~
そうして時が過ぎていくうちに、~
お前たちへの罪悪感も増していった。▼~
手紙を書いてみても、~
どうしても……出せなかった。▼~
:[アネット]|母さんといつも話してたんだよ。~
せめて手紙の一通でもくれたらなって。▼~
ずっと……待ってたんだから。▼~
:[ギルベルト]|……すまない。▼~
:[アネット]|……それは聞き飽きたから、もういい。~
謝られたって、仕方ないし。▼~
それより、父さん。あの手紙、~
母さんに出してあげてよ。絶対喜ぶよ。▼~
:[ギルベルト]|……それは。▼~
:[アネット]|……じゃあ、あたしから母さんに送る。~
それはいいよね? ね?▼~
:[ギルベルト]|……あの手紙の処分は、~
お前に任せると言った。▼~
:[アネット]|じゃ、送っちゃお。~
後で何か言っても、知らないからね。▼~
……あのね、父さん。~
あたし、嬉しかったよ。▼~
:[ギルベルト]|……嬉しかった?▼~
:[アネット]|父さん、ずっとあたしたちのことを~
考えてくれてたんだ、って。▼~
あたしも母さんも、ずっと心配してた。~
口には、出さなかったけど……▼~
父さんはあたしたちのことを嫌いになって、~
忘れちゃいたくなったんじゃないかって……▼~
:[ギルベルト]|……それだけは、あり得ない。~
亡き陛下に、故国に誓ってもいい。▼~
:[アネット]|……そっか。~
じゃ、約束してよ。▼~
いつか……ううん、この戦いが終わったら、~
あたしたちのところに帰ってきて。▼~
:[ギルベルト]|………………。~
……わかった。必ず帰ろう。▼~
:[アネット]|……絶対だよ? 約束だからね?~
破ったら、もう口きいてあげないからね?▼~
:[ギルベルト]|……ああ、約束だ。▼~
:[アネット]|……うん! えへへ……嬉しいな。~
また、父さんと一緒に暮らせるなんて!▼~
:[ギルベルト]|……ああ。私もだ。▼~
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